Tumgik
#奥秩父山塊
raccoon-pizza · 9 months
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595:底名無し沼さん:2023/10/18(水) 20:48:19.40 ID:CkOxtLkz
アルプスとかの高山の季節が終わって関東近郊の山行を吟味してたが、上日川峠発で湯の沢避難小屋でテント泊して甲斐大和駅からバスで上日川峠に戻ってくる計画よさげだな。
ただ湯の沢峠のテント場が駐車場である事と水場が心配。夜に到着した高齢者の車に就寝中にテントごと轢かれる恐れと、水が細かったり汚いのが心配。水は重いけど2日分持っていくかな
596:底名無し沼さん:[sage]:2023/10/18(水) 20:54:15.24 ID:jBaAYlw4
>>595
駐車場にテント張るのはやめてくれ
597:底名無し沼さん:[sage]:2023/10/18(水) 21:16:52.06 ID:CkOxtLkz
小屋に泊まれば軽くなるし轢かれる心配ないから小屋どまりにするかな
水場は5月でも1リットル入れる二ノ5分とかいう記録があったから、猛暑の今年のこれからの秋はどうかと
直近の雨だと水枯れはなさそうだが、汚くなる水場らしいし、テントをもっていかない分の重量で水を担いでいくかな
604:底名無し沼さん:2023/10/23(月) 19:08:11.22 ID:Vc+Kasjy
上日川峠~大菩薩~湯の沢避難小屋泊~滝子山~笹子駅行ってきた
2日間天気に恵まれ展望ある頂上ではどこも富士山が見えたが白谷丿丸の展望が圧倒的に良くもっと知名度あって良いのに
空気の透明度が高く道中で真っ白な乗鞍、八、南ア、スカイツリーや東京湾が見えた
紅葉は上日川峠やハマイバ丸の南の道沿いや米背負峠が山行中で一番良し
大谷ヵ丸~滝子山間は落ち葉で道が隠れてて迷いやすいのでガス時に注意
小屋の水場はチョロチョロ
606:底名無し沼さん:[sage]:2023/10/23(月) 22:07:39.80 ID:s1SO8IvR
>>604
白谷ノ丸いいよね
大菩薩側から縦走して視界が開けると毎回感動するわ
いつ行っても全然人いないけど
608:底名無し沼さん:[sage]:2023/10/23(月) 23:24:08.22 ID:in/7wu56
>>606
白谷ノ丸は前景の砂地の坂道と大蔵高丸とハマイバ丸が良いアクセントになってると思う
同じく滝子山も三ツ峠山とかが前景で、前景の後ろに対象のメインの山が聳えてると画になる
609:底名無し沼さん:2023/10/23(月) 23:31:09.28 ID:in/7wu56
湯ノ沢峠の避難小屋は電気が付くから便利
ただ小屋内の張り紙に「火気厳禁」、外の張り紙に「宿泊はご遠慮ください」があるけど守ってる人はいないっぽい
多くの人が泊まってるし小屋ノートにも宿泊したことを書いたうえで小屋を清掃してる人に感謝してる書き込みがいっぱいあるし
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blue-aotan · 1 year
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ハロー(´ー∀ー`)2023.5.6
GWはのんびりとレンタル祭りしてました〜
今回借りたのは9本!そしてレンタルしたその日にU-NEXTで1本だけ視聴しました笑
ということで簡潔に映画の感想です〜
U-NEXTで観たのはこちら
「ヘレディタリー継承」
ジャンルとしてはホラーですね。不気味な女の子が主人公と思いきや…なーんか母親が暴走してるのか母親が元凶なのかと思いきや…女の子のお兄ちゃんの存在が鍵なのかと思いきや…
という思いきやホラーでしたね
(何だそれ
結構グロいのと、私が1番言いたい感想は父親がとっっってもいい旦那さんやないの!ってこと←
おかしくなっていく妻に対しても優しさの塊だし、息子に対しても思い遣りの塊だし。
そんな素敵なお父さんは焼死しちゃったよね←
で、最大のホラーシーンはお母さんが糸鋸で自分の首をゴリゴリ切り落とすシーンです。これはもう…完全なるトラウマホラー認定ですよ。子供は見ちゃダメです。絶対に観ないで下さい。
そして最後まで観て私の一言は
「はい?」
説明をお願いします←
ということで誰かの考察レビュー見ましたよね。
タイトルからして何となく女の子に何かが宿っており、その何かは多分悪魔で、器としてお兄ちゃんの身体を狙っていたカルト教団のおばさんが母親に近づいたってことよね。
母親のお母さんがその信者で、どうやら王妃ってことになってたのでその悪魔の復活をさせる儀式はお母さんの時から続いてたってことよね。
で、その儀式を成功させるために首を落とす必要があったんだとか?その辺がよくわからないよねってこと。
母親はその儀式を成功させたくはなかったんだけど、夢遊病(精神の深い部分で操作されていたのか?)として意識下で儀式を遂行しちゃったということで、最後は悪魔が復活してチャンチャン!
「はい?」
で終わりましたとさ。
「セイント・モード/狂信」
これは観なくていいやつでした←
終末期ケアの看護師さんが主人公なんだけど、その人が神様の声を聞いて頭おかしくなるというか初めから頭おかしかったんだね〜という話です←
最後は浜辺で焼身自殺。それが神様のお声だそうです👼
「バイオレント・ナイト」
お下品なサンタさんが子供を救う為に悪い人達をボッコボコに殺す映画です←
サンタっていうかもう、バイキングだよね。
脳天潰しとかいうハンマー持って次々に悪い人を殺しまくるんだよね。
ホームアローンみたいなシーンもあります。
「ブラックアダム」
DCコミックの映画は一応ジャスティスリーグとかアクアマンとかワンダーウーマンとかバットマンは観たけど、マンオブスティールとかシャザムとかザスーサイドスクワッドとか観てないんだよね…
なので「シャザム」という言葉には何の知識もなかったから何それとはなったけど、楽しめましたよ。
今回はヒーローじゃないのね、、ふむふむ細いロック様が違和感ありすぎるwって感じだったしアダムがいかにして力を得たのかその理由が悲しかったし、一応ちゃんとしたストーリーがありました。
(何様
ブラックアダムめちゃくちゃ強いし、飛び方がスーパーマンだし、ジャスティスソサエティオブアメリカ(JSA)とかいう世界秩序を守るヒーロー組織が突然出てきて誰?ってなったし、男の子のお母さんがアダムとJSAに説教してつえぇ…ってなったし←
だってさ突然骨の兵士みたいなのが現れて「地獄の兵士だわ!やっつけるわよ!」とかなるのよ←
おかしーよね😂一体どこまで予見してて覚悟してるんや←
あっここは現実世界ではなかった←
とはなったけどさ。普通逃げるよね。でもカーンダックの国民達は反骨精神が強くてきっと奴隷時代に受けた屈辱と正義を血に秘めて受け継いできたってことなんだろね…知らんけど。
それでねJSAのメンバーでドクターフェイトっておじさんがいるんだけど、私はその人が好きだったなー。ドクターストレンジがもっと歳取ったらフェイトになるのかなって感じ(違います)
大体私のお気に入りキャラは死んじゃうんだけどね←
ヒーロー対ブラックアダム
って構図が私としては戦う必要ないのに…って思ってしまってもやもやしたけど、映像はすごかったね。
戦う理由がない、ただ邪魔なだけみたいな笑
ヒーロー側からすると、やはりアダムは世界秩序を乱す存在なんだよね。
最後はまとまったけどさ。
終わり方がかっこよかったよねー!ザ・映画!って感じでした。
「ヴェンデッタ」
ブルースウィリスが悪でした。
ギャング?かマフィア?かよくわからないけど、バカ息子の組織入りの儀式みたいなもので誰かを殺したら合格みたいなしきたりがあって。
それで高校生の娘を殺された父親が復讐するみたいな話。
そこまでハラハラ感もなく、別に観なくてもいい映画でした←
警察もそのしきたりを容認してたし、分かってて捕まえないグレーな社会ってよくある話だよね。
私が思ったのは裏社会牛耳ってるようなブルースのアジトのセキュリティが激甘のガバガバでバカなの?って感じでした〜
「ブレット・トレイン」
面白くないだろうなって思いながらレンタルしたけどその通りでした〜
ブラピが観たかっただけ、とそう思うことにしました←
姉に「ブラピのブレットトレイン借りたよ」と言ったら『プラピンはサスペンス系?』(打ち間違い
だってさ!
そんな俳優はおらんのよ←
始まってすぐ木村という日本人役の俳優がめちゃくちゃカタコトな日本語で喋ってて秒で見る気失くしました←
その木村、いつのまにか流暢な英語で会話してた←
建物とか景観とかがやっぱり中国なんだけど、海外からの日本ってこう見えてるの?って思うよね。
GACKTが出てた「BUNRAKU」って映画を思い出しました。海外映画に出てくる日本の舞台って本当違和感しかない…
「ノープ」
序盤は全然面白くなかったけど、UFOが出てきて🛸それでそれで?とはなってきました。
ただそれが乗り物ではなく、それ自体が生き物ってことで「へえ」って感じで←
見た目よくわからないエイリアンってことでいいのかね?
金属と思ってたけど、ビラビラの布みたいな花びら型のでかい食虫植物みたいな?食人エイリアンw
経営困難な牧場を立て直すために兄妹はこのエイリアンを撮影して一儲けするぞ!みたいな話。
途中、人々を襲ったチンパンジーの話があったんだけどこの話がどう繋がっていたのか全くわかりませんでした…
ざっくり言うと兄妹愛が勝つ!みたいな😂
観終わって誰かのレビュー読んだら、色んな映画のオマージュが散りばめられていたらしいんだけど私には何一つ刺さりませんでした←AKIRA知らないしね…
「ラストナイトインソーホー」
怖くないホラーでしたね。
主人公の女の子が霊感があって、デザイナーになる為に服飾科へ通い始めるんだけど同室の女の子がかなり性格ブスで嫌になって部屋を借りるんだけども、そこで霊体験していくといったお話。
かつてそこに住んでいた女の子の過去を追体験していくんだけど、その女の子の正体と物語の真相は少し捻りがありました。
ありましたけど、正体は読めてしまいました。だけど、怖いだけじゃなくてそこには悲しさとか裏切りとか傷があって、結果主人公はその体験によって助けられ成功するみたいな報われ方だったのでよかったなと思いました。
「アンテベラム」
輪廻のストーリーかと思っていたら違いました。
過去の話と現在の話が交互に展開されていると思い込んで見てたけど、主人公は同一人物で発言力のある黒人ということで拉致され奴隷として働かされていたというお話。
この映画には色々な社会問題やら政治的なものも絡んでいるようなお話なのでしょうけれど、私にはとても退屈でしたね…
人種差別はとても酷い行いですが、映画としては私は視聴選択しないかな…
(つまりレンタル失敗←
人種差別問題なら以前観た「グリーンブック」の方がとてもよかったです。
ということで、私のレンタル祭り終了でございます〜👏
ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム発売まで1週間切りましたね!!
今年のゲーム活動はゼルダ一色で終わるだろうと思っていたし、全て配信でプレイする予定だったのに…ネット開通日未定のせいで←←
予定が全て狂いました。
ゼルダを配信でする為に、プレイをネット開通日に合わせてスタートするのか
それとも動画でアップするスタイルにするのか…
まだまだ悩み中です。
ゼルダ解禁を我慢できるのだろうか←
3ヶ月も待たなければならないけど…それはそれでいいのかもとか思ったり。
他にも色々したいゲームは沢山あるんだけど、編集が本当に嫌なんですよね←
この無駄に時間かかる作業がかなり苦痛…😞
かと言ってぐだぐだNo編集のまま上げる訳にもいかず。「あーーー編集しなければーーー」って動画が溜まっていくとゲームをすることすら億劫になってくる始末←
やっぱり配信でぐだぐだのんびりリスナーさんと話しながらプレイするのが1番合ってるよねー。
私はぐだぐだしたいのです!
(知らんがな
ゼルダ寝かせる方向になりそうだね←
というかさ!NU○○光から追加のポケットWi-Fi来たって言ったけど、それもめちゃくちゃ速度遅くてなんなら1台目よりも更に遅いんだけどどういうこと?←
どっちに繋げてもクルクルクルクルなるんだが💢
これ以上イラつかせないでほしい←
結局愚痴って終わるブログです😂😂
※追記※
レンタル9本って言って一つ感想書き忘れてました←
「PIGピッグ」
ニコラスケイジがトリュフブタと山奥で生活してるんだけどある日その豚が盗まれた!!ってことでその豚を取り戻す為に奮闘するお話。
とにかくこの豚さんが可愛いかった!
でもストーリーはへんてこ←
奮闘していくうちにニコラスケイジの過去やらトリュフを売ってあげてる仲介の男性と父親の関係も深掘りされていくんだけど……
なんかただの親子喧嘩に巻き込まれて豚殺されて、世捨て人のニコラスケイジがただただ可哀想な話だったよね?←
メッセージがめちゃくちゃだよね←
せめて生きたまま豚帰ってきて欲しかった🥹またニコラスケイジと生活再開してほしかった🥹🐷
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snbs-rt · 8 years
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20170311 両神山(埼玉県)
最近、山行けてない! という思いから、公共交通機関でのアクセスが良い 日本百名山の両神山へ 天気は良かったが、残雪が残る春を待つ山の登山でした。 木の葉がなく、日差しが気持ち良い山行でした。
8:45 登山口スタート 12:10 山頂 13:10 清滝小屋 14:37 下山 ビール買ってバス待ち。。
平 平面距離   10.4km 沿面距離   10.9km 記録時間    05:52:14 最低高度  634m 最高高度  1,730m 累計高度(+) 1,272m 累計高度(-) 1,265m 平均速度    1.9km/h 最高速度    10km/h
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skf14 · 4 years
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11180143
愛読者が、死んだ。
いや、本当に死んだのかどうかは分からない。が、死んだ、と思うしか、ないのだろう。
そもそも私が小説で脚光を浴びたきっかけは、ある男のルポルタージュを書いたからだった。数多の取材を全て断っていた彼は、なぜか私にだけは心を開いて、全てを話してくれた。だからこそ書けた、そして注目された。
彼は、モラルの欠落した人間だった。善と悪を、その概念から全て捨て去ってしまっていた。人が良いと思うことも、不快に思うことも、彼は理解が出来ず、ただ彼の中のルールを元に生きている、パーソナリティ障害の一種だろうと私は初めて彼に会った時に直感した。
彼は、胸に大きな穴を抱えて、生きていた。無論、それは本当に穴が空いていたわけではないが、彼にとっては本当に穴が空いていて、穴の向こうから人が行き交う景色が見え、空虚、虚無を抱いて生きていた。不思議だ。幻覚、にしては突拍子が無さすぎる。幼い頃にスコンと空いたその穴��成長するごとに広がっていき、穴を埋める為、彼は試行し、画策した。
私が初めて彼に会ったのは、まだ裁判が始まる前のことだった。弁護士すらも遠ざけている、という彼に、私はただ、簡単な挨拶と自己紹介と、そして、「理解しない人間に理解させるため、言葉を紡ぎませんか。」と書き添えて、名刺と共に送付した。
その頃の私は書き殴った小説未満をコンテストに送り付けては、音沙汰のない携帯を握り締め、虚無感溢れる日々をなんとか食い繋いでいた。いわゆる底辺、だ。夢もなく、希望もなく、ただ、人並みの能がこれしかない、と、藁よりも脆い小説に、私は縋っていた。
そんな追い込まれた状況で手を伸ばした先が、極刑は免れないだろう男だったのは、今考えてもなぜなのか、よくわからない。ただ、他の囚人に興味があったわけでもなく、ルポルタージュが書きたかったわけでもなく、ただ、話したい。そう思った。
夏の暑い日のことだった。私の家に届いた茶封筒の中には白無地の紙が一枚入っており、筆圧の無い薄い鉛筆の字で「8月24日に、お待ちしています。」と、ただ一文だけが書き記されていた。
こちらから申し込むのに囚人側から日付を指定してくるなんて、風変わりな男だ。と、私は概要程度しか知らない彼の事件について、一通り知っておこうとパソコンを開いた。
『事件の被疑者、高山一途の家は貧しく、母親は風俗で日銭を稼ぎ、父親は勤めていた会社でトラブルを起こしクビになってからずっと、家で酒を飲んでは暴れる日々だった。怒鳴り声、金切声、過去に高山一家の近所に住んでいた住人は、幾度となく喧嘩の声を聞いていたという。高山は友人のない青春時代を送り、高校を卒業し就職した会社でも活躍することは出来ず、社会から孤立しその精神を捻じ曲げていった。高山は己の不出来を己以外の全てのせいだと責任転嫁し、世間を憎み、全てを恨み、そして凶行に至った。
被害者Aは20xx年8月24日午後11時過ぎ、高山の自宅において後頭部をバールで殴打され殺害。その後、高山により身体をバラバラに解体された後ミンチ状に叩き潰された。発見された段階では、人間だったものとは到底思えず修復不可能なほどだったという。
きっかけは近隣住民からの異臭がするという通報だった。高山は殺害から2週間後、Aさんだった腐肉と室内で戯れている所を発見、逮捕に至る。現場はひどい有り様で、近隣住民の中には体調を崩し救急搬送される者もいた。身体に、腐肉とそこから滲み出る汁を塗りたくっていた高山は抵抗することもなく素直に同行し、Aさん殺害及び死体損壊等の罪を認めた。初公判は※月※日予定。』
いくつも情報を拾っていく中で、私は唐突に、彼の名前の意味について気が付き、二の腕にぞわりと鳥肌が立った。
一途。イット。それ。
あぁ、彼は、ずっと忌み嫌われ、居場所もなくただ産み落とされたという理由で必死に生きてきたんだと、何も知らない私ですら胸が締め付けられる思いがした。私は頭に入れた情報���ら憶測を全て消し、残った彼の人生のカケラを持って、刑務所へと赴いた。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
「失礼します。」
「どうぞ。」
手錠と腰縄を付けて出てきた青年は、私と大して歳の変わらない、人畜無害、悪く言えば何の印象にも残らない、黒髪と、黒曜石のような真っ黒な瞳の持ち主だった。奥深い、どこまでも底のない瞳をつい値踏みするように見てしまって、慌てて促されるままパイプ椅子へと腰掛けた。彼は開口一番、私の書いている小説のことを聞いた。
「何か一つ、話してくれませんか。」
「え、あ、はい、どんな話がお好きですか。」
「貴方が一番好きな話を。」
「分かりました。では、...世界から言葉が消えたなら。」
私の一番気に入っている話、それは、10万字話すと死んでしまう奇病にかかった、愛し合う二人の話。彼は朗読などしたこともない、世に出てすらいない私の拙い小説を、目を細めて静かに聞いていた。最後まで一度も口を挟むことなく聞いているから、読み上げる私も自然と力が入ってしまう。読み終え、余韻と共に顔を上げると、彼はほろほろ、と、目から雫を溢していた。人が泣く姿を、こんなにまじまじと見たのは初めてだった。
「だ、大丈夫ですか、」
「えぇ。ありがとうございます。」
「あの、すみません、どうして私と、会っていただけることになったんでしょうか。」
ふるふる、と犬のように首を振った彼はにこり、と機械的にはにかんで、机に手を置き私を見つめた。かしゃり、と決して軽くない鉄の音が、無機質な部屋に響く。
「僕に大してアクションを起こしてくる人達は皆、同情や好奇心、粗探しと金儲けの匂いがしました。送られてくる手紙は全て下手に出ているようで、僕を品定めするように舐め回してくる文章ばかり。」
「...それは、お察しします。」
「でも、貴方の手紙には、「理解しない人間に理解させるため、言葉を紡ぎませんか。」と書かれていた。面白いな、って思いませんか。」
「何故?」
「だって、貴方、「理解させる」って、僕と同じ目線に立って、物を言ってるでしょう。」
「.........意識、していませんでした。私はただ、憶測が嫌いで、貴方のことを理解したいと、そう思っただけです。」
「また、来てくれますか。」
「勿論。貴方のことを、少しずつでいいので、教えてくれますか。」
「一つ、条件があります。」
「何でしょう。」
「もし本にするなら、僕の言葉じゃなく、貴方の言葉で書いて欲しい。」
そして私は、彼の元へ通うことになった。話を聞けば聞くほど、彼の気持ちが痛いほど分かって、いや、分かっていたのかどうかは分からない。共鳴していただけかもしれない、同情心もあったかもしれない、でも私はただただあくる日も、そのあくる日も、私の言葉で彼を表し続けた。私の記した言葉を聞いて、楽しそうに微笑む彼は、私の言葉を最後まで一度も訂正しなかった。
「貴方はどう思う?僕の、したことについて。」
「...私なら、諦めてしまって、きっと得物を手に取って終わってしまうと思います。最後の最後まで、私が満たされることよりも、世間を気にしてしまう。不幸だと己を憐れんで、見えている答えからは目を背けて、後悔し続けて死ぬことは、きっと貴方の目から見れば不思議に映る、と思います。」
「理性的だけど、道徳的な答えではないね。普通はきっと、「己を満たす為に人を殺すのは躊躇う」って、そう答えるんじゃないかな。」
「でも、乾き続ける己のままで生きることは耐え難い苦痛だった時、己を満たす選択をしたことを、誰が責められるんでしょうか。」
「...貴方に、もう少し早く、出逢いたかった。」
ぽつり、零された言葉と、アクリル板越しに翳された掌。温度が重なることはない。触れ合って、痛みを分かち合うこともない。来園者の真似をする猿のように、彼の手に私の手を合わせて、ただ、じっとその目を見つめた。相変わらず何の感情もない目は、いつもより少しだけ暖かいような、そんな気がした。
彼も、私も、孤独だったのだと、その時初めて気が付いた。世間から隔離され、もしくは自ら距離を置き、人間が信じられず、理解不能な数億もの生き物に囲まれて秩序を保ちながら日々歩かされることに抗えず、翻弄され。きっと彼の胸に空いていた穴は、彼が被害者を殺害し、埋めようと必死に肉塊を塗りたくっていた穴は、彼以外の人間が、もしくは彼が、無意識のうちに彼から抉り取っていった、彼そのものだったのだろう。理解した瞬間止まらなくなった涙を、彼は拭えない。そうだった、最初に私の話で涙した彼の頬を撫でることだって、私には出来なかった。私と彼は、分かり合えたはずなのに、分かり合えない。私の言葉で作り上げた彼は、世間が言う狂人でも可哀想な子でもない、ただ一人の、人間だった。
その数日後、彼が獄中で首を吊ったという報道が流れた時、何となく、そうなるような気がしていて、それでも私は、彼が味わったような、胸に穴が開くような喪失感を抱いた。彼はただ、理解されたかっただけだ。理解のない人間の言葉が、行動が、彼の歩く道を少しずつ曲げていった。
私は書き溜めていた彼の全てを、一冊の本にした。本のタイトルは、「今日も、皮肉なほど空は青い。」。逮捕された彼が手錠をかけられた時、部屋のカーテンの隙間から空が見えた、と言っていた。ぴっちり閉じていたはずなのに、その時だけひらりと翻った暗赤色のカーテンの間から顔を覗かせた青は、目に刺さって痛いほど、青かった、と。
出版社は皆、猟奇的殺人犯のノンフィクションを出版したい、と食い付いた。帯に著名人の寒気がする言葉も書かれた。私の名前も大々的に張り出され、重版が決定し、至る所で賛否両論が巻き起こった。被害者の遺族は怒りを露わにし、会見で私と、彼に対しての呪詛をぶちまけた。
インタビュー、取材、関わってくる人間の全てを私は拒否して、来る日も来る日も、読者から届く手紙、メール、SNS上に散乱する、本の感想を読み漁り続けた。
そこに、私の望むものは何もなかった。
『あなたは犯罪者に対して同情を誘いたいんですか?』
私がいつ、どこに、彼を可哀想だと記したのだろう。
『犯罪者を擁護したいのですか?理解出来ません。彼は人を殺したんですよ。』
彼は許されるべきだとも、悪くない、とも私は書いていない。彼は素直に逮捕され、正式な処罰ではないが、命をもって罪へ対応した。これ以上、何をしろ、と言うのだろう。彼が跪き頭を地面に擦り付け、涙ながらに謝罪する所を見たかったのだろうか。
『とても面白かったです。狂人の世界が何となく理解出来ました。』
何をどう理解したら、この感想が浮かぶのだろう。そもそもこの人は、私の本を読んだのだろうか。
『作者はもしかしたら接していくうちに、高山を愛してしまったのではないか?贔屓目の文章は公平ではなく気持ちが悪い。』
『全てを人のせいにして自分が悪くないと喚く子供に殺された方が哀れでならない。』
『結局人殺しの自己正当化本。それに手を貸した筆者も同罪。裁かれろ。』
『ただただ不快。皆寂しかったり、一人になる瞬間はある。自分だけが苦しい、と言わんばかりの態度に腹が立つ。』
『いくら貰えるんだろうなぁ筆者。羨ましいぜ、人殺しのキチガイの本書いて金貰えるなんて。』
私は、とても愚かだったのだと気付かされた。
皆に理解させよう、などと宣って、彼を、私の言葉で形作ったこと。裏を返せば、その行為は、言葉を尽くせば理解される、と、人間に期待をしていたに他ならない。
私は、彼によって得たわずかな幸福よりも、その後に押し寄せてくる大きな悲しみ、不幸がどうしようもなく耐え難く、心底、己が哀れだった。
胸に穴が空いている、と言う幻覚を見続けた彼は、穴が塞がりそうになるたび、そしてまた���機質な空虚に戻るたび、こんな痛みを感じていたのだろうか。
私は毎日、感想を読み続けた。貰った手紙は、読んだものから燃やしていった。他者に理解される、ということが、どれほど難しいのかを、思い知った。言葉を紡ぐことが怖くなり、彼を理解した私ですら、疑わしく、かといって己と論争するほどの気力はなく、ただ、この世に私以外の、彼の理解者は現れず、唯一の彼の理解者はここにいても、もう彼の話に相槌を打つことは叶わず、陰鬱とする思考の暗闇の中を、堂々巡りしていた。
思考を持つ植物になりたい、と、ずっと思っていた。人間は考える葦である、という言葉が皮肉に聞こえるほど、私はただ、一人で、誰の脳にも引っ掛からず、狭間を生きていた。
孤独、などという言葉で表すのは烏滸がましいほど、私、彼が抱えるソレは哀しく、決して治らない不治の病のようなものだった。私は彼であり、彼は私だった。同じ境遇、というわけではない。赤の他人。彼には守るべき己の秩序があり、私にはそんな誇り高いものすらなく、能動的、怠惰に流されて生きていた。
彼は、目の前にいた人間の頭にバールを振り下ろす瞬間も、身体をミンチにする工程も、全て正気だった。ただ心の中に一つだけ、それをしなければ、生きているのが恐ろしい、今しなければずっと後悔し続ける、胸を掻きむしり大声を上げて暴れたくなるような焦燥感、漠然とした不安感、それらをごちゃ混ぜにした感情、抗えない欲求のようなものが湧き上がってきた、と話していた。上手く呼吸が出来なくなる感覚、と言われて、思わず己の胸を抑えた記憶が懐かしい。
出版から3ヶ月、私は感想を読むのをやめた。人間がもっと憎らしく、恐ろしく、嫌いになった。彼が褒めてくれた、利己的な幸せの話を追い求めよう。そう決めた。私の秩序は、小説を書き続けること。嗚呼と叫ぶ声を、流れた血を、光のない部屋を、全てを飲み込む黒を文字に乗せて、上手く呼吸すること。
出版社は、どこも私の名前を見た瞬間、原稿を送り返し、もしくは廃棄した。『君も人殺したんでしょ?なんだか噂で聞いたよ。』『よくうちで本出せると思ったね、君、自分がしたこと忘れたの?』『無理ですね。会社潰したくないので。』『女ならまだ赤裸々なセックスエッセイでも書かせてやれるけど、男じゃ使えないよ、いらない。』数多の断り文句は見事に各社で違うもので、私は感嘆すると共に、人間がまた嫌いになった。彼が乗せてくれたから、私の言葉が輝いていたのだと痛感した。きっとあの本は、ノンフィクション、ルポルタージュじゃなくても、きっと人の心に突き刺さったはずだと、そう思わずにはいられなかった。
以前に働いていた会社は、ルポの出版の直前に辞表を出した。私がいなくても、普段通り世界は回る。著者の実物を狂ったように探し回っていた人間も、見つからないと分かるや否や他の叩く対象を見つけ、そちらで楽しんでいるようだった。私の書いた彼の本は、悪趣味な三流ルポ、と呼ばれた。貯金は底を尽きた。手当たり次第応募して見つけた仕事で、小銭を稼いだ。家賃と、食事に使えばもう残りは硬貨しか残らない、そんな生活になった。元より、彼の本によって得た利益は、全て燃やしてしまっていた。それが、正しい末路だと思ったからだったが、何故と言われれば説明は出来ない。ただ燃えて、真っ赤になった札が灰白色に色褪せ、風に脆く崩れていく姿を見て、幸せそうだと、そう思った。
名前を伏せ、webサイトで小説を投稿し始めた。アクセス数も、いいね!も、どうでも良かった。私はただ秩序を保つために書き、顎を上げて、夜店の金魚のように、浅い水槽の中で居場所なく肩を縮めながら、ただ、遥か遠くにある空を眺めては、届くはずもない鰭を伸ばした。
ある日、web上のダイレクトメールに一件のメッセージが入った。非難か、批評か、スパムか。開いた画面には文字がつらつらと記されていた。
『貴方の本を、販売当時に読みました。明記はされていませんが、某殺人事件のルポを書かれていた方ですか?文体が、似ていたのでもし勘違いであれば、すみません。』
断言するように言い当てられたのは初めてだったが、画面をスクロールする指はもう今更震えない。
『最新作、読みました。とても...哀しい話でした。ゾンビ、なんてコミカルなテーマなのに、貴方はコメをトラにしてしまう才能があるんでしょうね。悲劇。ただ、二人が次の世界で、二人の望む幸せを得られることを祈りたくなる、そんな話でした。過去作も、全て読みました。目を覆いたくなるリアルな描写も、抽象的なのに五感のどこかに優しく触れるような比喩も、とても素敵です。これからも、書いてください。』
コメとトラ。私が太宰の「人間失格」を好きな事は当然知らないだろうに、不思議と親近感が湧いた。単純だ。と少し笑ってから、私はその奇特な人間に一言、返信した。
『私のルポルタージュを読んで、どう思われましたか。』
無名の人間、それも、ファンタジーやラブコメがランキング上位を占めるwebにおいて、埋もれに埋もれていた私を見つけた人。だからこそ聞きたかった。例えどんな答えが返ってきても構わなかった。もう、罵詈雑言には慣れていた。
数日後、通知音に誘われて開いたDMには、前回よりも短い感想が送られてきていた。
『人を殺めた事実を別にすれば、私は少しだけ、彼の気持ちを理解出来る気がしました。。彼の抱いていた底なしの虚無感が見せた胸の穴も、それを埋めようと無意識のうちに焦がれていたものがやっと現れた時の衝動。共感は微塵も出来ないが、全く理解が出来ない化け物でも狂人でもない、赤色を見て赤色だと思う一人の人間だと思いました。』
何度も読み返していると、もう1通、メッセージが来た。惜しみながらも画面をスクロールする。
『もう一度読み直して、感想を考えました。外野からどうこう言えるほど、彼を軽んじることが出来ませんでした。良い悪いは、彼の起こした行動に対してであれば悪で、それを彼は自死という形で償った。彼の思考について善悪を語れるのは、本人だけ。』
私は、画面の向こうに現れた人間に、頭を下げた。見えるはずもない。自己満足だ。そう知りながらも、下げずにはいられなかった。彼を、私を、理解してくれてありがとう。それが、私が愛読者と出会った瞬間だった。
愛読者は、どうやら私の作風をいたく気に入ったらしかった。あれやこれや、私の言葉で色んな世界を見てみたい、と強請った。その様子はどこか彼にも似ている気がして、私は愛読者の望むまま、数多の世界を創造した。いっそう創作は捗った。愛読者以外の人間は、ろくに寄り付かずたまに冷やかす輩が現れる程度で、私の言葉は、世間には刺さらない。
まるで神にでもなった気分だった。初めて小説を書いた時、私の指先一つで、人が自由に動き、話し、歩き、生きて、死ぬ。理想の愛を作り上げることも、到底現実世界では幸せになれない人を幸せにすることも、なんでも出来た。幸福のシロップが私の脳のタンパク質にじゅわじゅわと染みていって、甘ったるいスポンジになって、溢れ出すのは快楽物質。
そう、私は神になった。上から下界を見下ろし、手に持った無数の糸を引いて切って繋いでダンス。鼻歌まじりに踊るはワルツ。喜悲劇とも呼べるその一人芝居を、私はただ、演じた。
世の偉いベストセラー作家も、私の敬愛する文豪も、ポエムを垂れ流す病んだSNSの住人も、暗闇の中で自慰じみた創作をして死んでいく私も、きっと書く理由なんて、ただ楽しくて気持ちいいから。それに尽きるような気がする。
愛読者は私の思考をよく理解し、ただモラルのない行為にはノーを突きつけ、感想を欠かさずくれた。楽しかった。アクリルの向こうで私の話を聞いていた彼は、感想を口にすることはなかった。核心を突き、時に厳しい指摘をし、それでも全ての登場人物に対して寄り添い、「理解」してくれた。行動の理由を、言動の意味を、目線の行く先を、彼らの見る世界を。
一人で歩いていた暗い世界に、ぽつり、ぽつりと街灯が灯っていく、そんな感覚。じわりじわり暖かくなる肌触りのいい空気が私を包んで、私は初めて、人と共有することの幸せを味わった。不変を自分以外に見出し、脳内を共鳴させることの価値を知った。
幸せは麻薬だ、とかの人が説く。0の状態から1の幸せを得た人間は、気付いた頃にはその1を見失う。10の幸せがないと、幸せを感じなくなる。人間は1の幸せを持っていても、0の時よりも、不幸に感じる。幸福感という魔物に侵され支配されてしまった哀れな脳が見せる、もっと大きな、訪れるはずと信じて疑わない幻影の幸せ。
私はさしずめ、来るはずのプレゼントを玄関先でそわそわと待つ少女のように無垢で、そして、馬鹿だった。無知ゆえの、無垢の信頼ゆえの、馬鹿。救えない。
愛読者は姿を消した。ある日話を更新した私のDMは、いつまで経っても鳴らなかった。震える手で押した愛読者のアカウントは���えていた。私はその時初めて、愛読者の名前も顔も性別も、何もかもを知らないことに気が付いた。遅すぎた、否、知っていたところで何が出来たのだろう。私はただ、愛読者から感想という自己顕示欲を満たせる砂糖を注がれ続けて、その甘さに耽溺していた白痴の蟻だったのに。並ぶ言葉がざらざらと、砂時計の砂の如く崩れて床に散らばっていく幻覚が見えて、私は端末を放り投げ、野良猫を落ち着かせるように布団を被り、何がいけなかったのかをひとしきり考え、そして、やめた。
人間は、皆、勝手だ。何故か。皆、自分が大事だからだ。誰も守ってくれない己を守るため、生きるため、人は必死に崖を這い上がって、その途中で崖にしがみつく他者の手を足場にしていたとしても、気付く術はない。
愛読者は何も悪くない。これは、人間に期待し、信用という目に見えない清らかな物を崇拝し、焦がれ、浅はかにも己の手の中に得られると勘違いし小躍りした、道化師の喜劇だ。
愛読者は今日も、どこかで息をして、空を見上げているのだろうか。彼が亡くなった時と同じ感覚を抱いていた。彼が最後に見た澄んだ空。私が、諦観し絶望しながらも、明日も見るであろう狭い空。人生には不幸も幸せもなく、ただいっさいがすぎていく、そう言った27歳の太宰の言葉が、彼の年に近付いてからやっと分かるようになった。そう、人が生きる、ということに、最初から大して意味はない。今、人間がヒエラルキーの頂点に君臨し、80億弱もひしめき合って睨み合って生きていることにも、意味はない。ただ、そうあったから。
愛読者が消えた意味も、彼が自ら命を絶った理由も、考えるのをやめよう。と思った。呼吸代わりに、ある種の強迫観念に基づいて狂ったように綴っていた世界も、閉じたところで私は死なないし、私は死ぬ。最早私が今こうして生きているのも、植物状態で眠る私の見ている長い長い夢かもしれない。
私は思考を捨て、人でいることをやめた。
途端に、世界が輝きだした。全てが美しく見える。私が今ここにあることが、何よりも楽しく、笑いが止まらない。鉄線入りの窓ガラスが、かの大聖堂のステンドグラスよりも耽美に見える。
太宰先生、貴方はきっと思考を続けたから、あんな話を書いたのよ。私、今、そこかしこに檸檬を置いて回りたいほど愉快。
これがき��と、幸せ。って呼ぶのね。
愛読者は死んだ。もう戻らない。私の世界と共に死んだ、と思っていたが、元から生きても死んでもいなかった。否、生きていて、死んでいた。シュレディンガーの猫だ。
「嗚呼、私、やっぱり、
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kiichilog · 6 years
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甲斐駒ヶ岳と雲海に浮かぶ奥秩父山塊
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yogidempsey · 2 years
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#鶴見川 と#帷子川 の#分水嶺 から、#下末吉台地 へ切り替え、鶴見川と#滝ノ川 の分水嶺へ。西に開けた鶴見川・帷子川分水嶺からは#丹沢 、#富士山 が、北に開けた鶴見川・滝ノ川分水嶺からは#秩父 #奥多摩 山塊が望めました。前者の住民は#大山 ・富士山信仰、後者は#御嶽 #三峯 信仰が発展したのでは?!と、思いました。 https://www.instagram.com/p/ChJvPTMuZBx/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tozzano36 · 2 years
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giu.25-26.2022 真の沢林道
遭難した。
3名で山に入り、岩魚釣りの最中に一名滑落。
6/25 14時くらい。
千丈の滝の下流、滝から距離約300mの真の沢沿い。
林道から釣りのためガレ場を下ったその場所は、1か月前にみんなで釣ったところ。
僕は釣り初めての輩と一緒にいた。
滑落は別行動していた仲間が持っていたトランシーバーからの声で知る。持たせていてよかった。探しに行くとすぐ近くにいた。沢床の水がないところ立っていた。2mほど上から見下ろすかたちだった。歩けないという。
ここから落ちたのかと思われる場所の土が崩れていた。平らなところまでなんとか歩いもらった。
当日は翌朝まで様子を見ることにしたから、登山道に放置したザックまで這い上がり、荷下ろししてタープを張った。
焚き火で炊いたご飯とカレーライスはそこそこ美味しくできた。
1尾だけ釣れたイワナもこんがり焼けて美味しかった。
翌朝、歩けないことが判明してヘリを呼ぶことにした。
5時、救助要請のため谷から這い上がり、千丈の滝の僅かに下流へ向かう。上流に向かったことになる。電波はいつも通り通じてくれた。110に電話すると
>事故ですか?事件ですか?
→事故です。山奥で歩けなくなりました。
>場所はどこですか?
→秩父市大滝です。
>携帯電話の電池の残量は?
→91%です
>モバイルバッテリーは持ってますか?
→持っていません
そんなやりとりが続いた。
救急車を向かわせることを告げられたところで、クルマでは不可能で、歩いても登山道を5時間は歩くと伝えたところでようやく事態を把握してもらえたようだ。初めから、山岳遭難だって伝えればよかったのだ。
その場で連絡を待つように告げられる。
次の電話は秩父警察からだったように記憶している。自分の位置と要救の位置がずれていることを告げる。携帯の電波が届くところに10分くらい歩いて移動していることを電話がかかるたびに伝えた。担当が変わるたびに5回以上、同じ話をした。最後には、何を伝えていないのかわからなくなった。
秩父警察署、秩父消防署、秩父警察署の山岳救助隊、防災航空隊などから何度か電話がかかる。緯度経度などを聞かれる。あらかじめ、ヘリから降りることができそうな場所を確認しておいたから、その広さなどを伝えた。トランシーバー越しに要救の位置も緯度経度でしっかり伝えることができた。携帯のキャリア、地形図アプリの名称なども聞かれた。水と食料の確認など、何度か答えた。水は無尽蔵にあったし、食べ物もセーブすれば2日は保つこと、温かい服もある。要救は平らなところで快適に横になっているなど聞かれたことに応えた。
その時点で警察は10名、消防からは5名が入川渓谷から柳小屋に向かってくれたことを後から知らされる。
最終的には、川越の飛行場から防災航空隊が出動してくれることになったことを知らされる。ヘリは08:15に出発して08:35に現場に着くという。強烈に速い。ヘリが来たらヘッドライトで合図してくれとのこと。7時半頃、8時になるまで携帯の電波が通じるところに待機するよう言われた。8時きっかりに現場に戻り始め、荷物をザックに詰め込む。予定時刻近くにヘリの音が聞こえてきた。しばらく僕らのことを探していたがとうとう真上に来た。その後、しばらく周囲を探索していたようだ。僕らの地位は降りるのが困難だったようだ。とにかく何回目かに上空に来て、機体の窓から手を振ってくれているのが見えた。樹林帯の小さな隙間に向かって2名がウインチで降りてきた。命懸けなんだって思わされた。2人はまだ若い。一名は医療班のようだった。2名は周囲を確認し、僕らに要救を対岸のヘリがアプローチできる場所に連れて行くように指示。とにかく笑顔が爽やかで素敵な2名だった。petzlのヘルメット、nothfaceのスパッツなどなど全てネーム入り。意味があるのだろう。テキパキと要救に色々確認し、吊り上げの準備が終わるとヘリを呼んで要救と医療班の2名が先に上がる。2名が上がるとき、下の一名は介錯。ゆらゆらと揺れるヘリに向かってスムーズに上がっていった。感じたのは、遊びで怪我をしたふざけたヤツを、彼らは命懸けで助けてくれてるってこと。残った一名はヘリが巻き起こす嵐の中を特大のブランコに揺られるように上がっていった。木に引っかかりそうになったけど、ヘリの操縦士との息がぴったりのようだ。ヤバいと思うとヘリも上昇をやめ、吊り上げ可能になると高度を上げた。無事ヘリが去った後、本当にホッとした。その時点で入川渓谷から歩き始めた警察と消防の方々は警察、山岳救助隊の3名を残して帰還したと後から聞いた。残った僕らは指示された通り柳小屋に向かい、秩父警察の山岳救助隊の方々と合流。電話で何度もこたえた個人情報をまた聞かれた。大事を引き起こし、大迷惑をかけたという自覚が当たり前にあったから、全て素直にこたえた。水を飲み食べるように勧められる。指示通りにした。事情聴取が終わると山岳救助隊の3名に連行され入川渓谷に向かった。道すがら色々聞かれたし聞くことができた。僕らのように何度も来ている輩の遭難は少ないということ。体力も食糧も装備も地図もない遭難がほとんどらしい。
3名の山救隊の方々も若かった。体力の塊のような3人だった。道すがら、秩父の美味しいお店の話とかで好みが一致するとなんとも嬉しかった。ココヘリのことも聞いた。警察では使われていないらしい。
今回の反省点は特にない。山でのケガは仕方のないことと思っている。今回のようなケガは防ぎようがない。
どこで電波が通じるのかを知っていること、地図上の位置、緯度経度を伝えることができること、電池に余裕があること、トランシーバーで要救と連絡が取れたことなどは救助を無駄なく迅速にした思う。
何より、防災航空隊、警察山岳救助隊、消防の方々に感謝している。
発着信履歴を見ると以下の通りだった。
秩父警察署 5回 
秩父消防署 2回
防災航空隊 2回
05:05 110 発信 11分
05:24 秩父PD 着信 6分
05:31 秩父FD着信 57秒
05:33 秩父FD 発信 7分 位置確認のため発信
(千丈の滝落ち口に水を飲みに行く。)
06:34 防災航空隊 着信 13分
06:57 秩父PD 着信 20分
07:20 防災航空隊 着信 7分
07:34 秩父PD 着信 5分
10:05 秩父PD 発信 2分 着信通知に折り返し
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benediktine · 5 years
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【東京オリンピックの裏で、ダイナマイトで爆破され続ける「神の山」 二度と戻らない風景がある】 - 現代ビジネス | 講談社 : https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68367 2019.11.17 笹久保 伸ギタリスト
 {{ 図版 1 }}
来年、東京にオリンピックがやってくる。東京から電車で約2時間の埼玉県・秩父に暮らす自分にオリンピックの実感はまださほどないが、都内ではいたるところでオリンピック関連工事が行なわれている。
東京オリンピックと秩父。一見するとあまりにも無関係なように見える2つのワードだが、これらの関係を考えるとき、日本社会のある構造が見えてくる。
私の胸には、ずっと棘のように引っかかっていることがある。幸か不幸か、この胸の引っかかりがなければ、私はふるさとである秩父に留まっていないだろうし、ましてや秩父を題材にアート活動をしようなどとは思ってもみなかっただろう。引っかかりとは秩父・武甲山をめぐる環境破壊問題のことで、この山について語ろうとするとき、深い悲しみと怒りが波のように押し寄せてくる。
■《秩父の人にとって「いつもそこにいる親」》
私は埼玉県秩父郡横瀬町中郷地区に育った。秩父のシンボルと言えるのが、秩父市と横瀬町の境界にある独立峰、武甲山だ。
 {{ 図版 2 : 武甲山〔PHOTO〕笹久保伸 }}
武甲山は奥秩父山塊への入口に位置し、古来から現代まで秩父地域における神の山とされてきた。日本三大曳山(ひきやま)祭り※1に数えられる秩父夜祭(2016年にユネスコ無形文化遺産)も、武甲山信仰が土台にある。   ===≫ ※1 山車を引く日本の三大祭り。他に、京都の祇園祭、飛騨の高山祭がある。 ≪===
武甲山信仰は、秩父に暮らす人々の間に深く根づいている。山岳信仰において、祖先の霊は山に籠ると考えられる。山から里へと流れる水が田畑を潤し、秩父の人々も山を敬いながら暮らしてきた。
春には、武甲山の伏流水が湧き出る今宮神社へ秩父神社の神官がお水(水幣)をもらいに行く水分神事に続き、秩父神社では今年の豊作を祈る御田植祭が行なわれる。秋の収穫が終わると秩父夜祭(秩父神社冬季例大祭)があり、一年の感謝を込めて祈り、龍神(大蛇)を武甲山に返す。この再生・循環の思想が、秩父谷の信仰の源だ。
武甲山は神の山であると同時に、人々にとって非常に身近な存在でもある。「武甲山に雲がかかってきたから雨になるぞ」というのは、いまでも秩父住民の日常会話だ。祖父母の世代までは山麓へ薪を拾いにも行っていた。秩父の人間にとって武甲山はいつもそこにいる親のような存在であり、私たちは武甲山の子供であると言ってもいいだろう。
だが、そんな神の山は、日々ダイナマイトで爆破され続けている。
≫――――――≪
■《「神の山」が爆破されるという日常》
武甲山はセメントの原料である石灰石が採れる鉱山だ。秩父でのセメント産業が始まっておよそ100年になる現在も採掘が行われている。石灰岩採掘が繰り返された山の内部はすっかり穴だらけで、無数の坑道が通る様はまるで蟻の巣のようだ。かつて山頂へと続いていた北斜面の旧登山道は今では使われていないが、ダイナマイトにより発破された巨大な岩が木々などをなぎ倒し破壊されている光景を見ることができる。
 {{ 図版 3 : ダイナマイトで削られた山肌〔PHOTO〕笹久保伸 }} 私が通った横瀬町の学校は武甲山から近く、毎日12:30に聞こえてくる爆破音は、昼休みのチャイム代わりだった。恐ろしいもので、地域のシンボルである神の山が爆破されるという行為さえ、日常になれば何とも思わなくなるのだ。
■《かつての山の姿に、言葉にならない衝撃》
山は確かに身近な存在ではあったが、子供の頃の私にはふるさとの秩父にこれと言って関心などなかったし、田舎なのが嫌で、早く都会に出て行きたいと思っていた。私は高校を卒業すると、子供の頃から好きだった南米音楽を勉強するためにペルーへ渡り、約4年間アンデスの村々を旅しながらギターを弾き、音楽の勉強をした。
「秩父」や「武甲山」を改めて認識したのは帰国後のことだ。地元の図書館で写真家・清水武甲さん(1913-95)撮影の、破壊される前の武甲山の姿を見たときだった。
 {{ 図版 4 : 〔PHOTO〕清水武甲 }}
子供の頃に見た武甲山はすでにボロボロだったが、今ではさらに破壊が進んでいて、私は清水さんの写真に写る昔の武甲山と秩父の風景に、言葉にならない衝撃を感じた。そこにあったのは、自分の住む同じ町の見たことも、そして、これから見ることも決してない、二度と取り戻せない山の姿だった。長年、田舎に感じていた劣等感が一瞬で打ち砕かれるとともに、自分自身の「アイデンティティ」を突きつけられたような気がした。それは絶望にも似た強烈なカルチャーショックだった。
≫――――――≪
その衝撃を受けて以来、私は独自に秩父調査を始めた。自分の足で歩き自分の目で秩父を見て考えること、それが清水武甲という写真家の教えのように思う。
 {{ 図版 5 : 登山道の脇に張られたフェンスの向こうには発破によって飛んできた石が転がる〔PHOTO〕笹久保伸 }}
私は、武甲山に毎日のように通い、武甲山をテーマとしたアートドキュメンタリー映画を製作し「山形国際ドキュメンタリー映画祭」で上映いただいたり、石や写真を使い武甲山の環境問題をテーマとしたアート作品を「瀬戸内国際芸術祭」で発表するなどした。また、最近では、武甲山の写真集を出版し、市原湖畔美術館や金沢21世紀美術館、日本各地のギャラリーで写真と美術作品を展示している。
ただの音楽家だった自分が武甲山のおかげで映画、美術、写真の活動へと繋がったのは自分でも想像できないことだった。あのとき清水武甲という秩父の先人芸術家の作品に出会っていなければ、私はこれほど武甲山や秩父について考えることはなかっただろう。
■《「聖域」も「絶滅危惧種」も爆破された》
武甲山が採掘され始めて、そろそろ約100年になる。山から採れる石灰岩は、戦後東京の高度経済成長を支えてきた。当初、山の西側だった採掘場所は次第に北側へと移り、1964年の東京オリンピックの頃には北斜面の傷が目立つようになっていた。それでも山頂(そこには神社があり遺跡があった)は残るものだと住民は思っていた。
 {{ 図版 6 : 削られた山の岩肌〔PHOTO〕笹久保伸 }}
≫――――――≪
その山頂が爆破されたのは1979年のことだ。町のシンボルである神の山の頂を爆破するというこの行為は「神殺し」であり、その地域を侵略するに等しい行為ではないだろうか。山の上部を破壊したことにより、一時は水位2メートルを誇った武甲山の聖域・大蛇窪(湿地帯)の湧水は枯れた。山の神(=大蛇)が籠ると言われてきた聖域の水はセメント採掘のために失われた。
 {{ 図版 7 : 武甲山の聖域といわれる大蛇窪〔PHOTO〕笹久保伸 }}
その後1980年代に入ると、破壊はますます残虐になっていった。武甲山には非常に貴重な植物群落があった。それら天然記念物に指定されるチチブイワザクラや絶滅危惧種のミヤマスカシユリなどの自生地もことごとく爆破された。私は横瀬町長や秩父市長にも現状を訴えに行ったが、この町には「環境保護」という言葉が存在しないことを改めて痛感させられた。
■《破壊は、「何か大きなもの」の役に立っているのか》
1964年の東京オリンピックから55年、武甲山は今もほぼ毎日爆破されている。12:30のダイナマイトの爆破音も、令和においてもなお、時報のように木霊する。「東京の発展のため」「国の経済のため」と言われ続け、数年前には「福島の復興のため」と言われ、最近はまた「東京オリンピックのため」と言われるようになった。人々はなんとなくそう信じている。武甲山の破壊が「何か大きなものの役に立っている」と思うことで、破壊した神の山への後ろめたさを隠しているつもりだろうか。
 {{ 図版 8 : 〔PHOTO〕笹久保伸 }}
採掘企業の説明によれば、武甲山から採れる石灰岩は、現在も関東の需要の約50%、日本全体の需要の5%を担っているとのこと。秩父ではいまだに「武甲山が東京のビル群を作った」などと誇らしげに言われることがあり、そうした思い違いの誇り意識が、この環境破壊をエスカレートさせた要因の一つではないかと思う。
≫――――――≪
■《破壊の悪循環を断ち切るには》
2億年以上に渡って築かれてきた秩父の自然環境と、秩父住民の文化史、武甲山の歴史は、到底お金に変えられるようなものではない。セメント産業で地域が潤う時代はとっくに過ぎ去った。採掘現場・工場両方の規模が縮小した今、秩父の未来のためにも見直さなくてはいけないが、セメント産業に依存しすぎた秩父市や横瀬町には、自発的に新たな(それを超えるほどの)産業を興そうという意欲はなく活気も能力もないのが実情であり、外からの助けが必要だ。
この地域にとって、セメントは、楽に手に入る金のなる木だった。企業に採掘させておけばお金が入ってくるため、環境を、そして、神の山を破壊するとわかっていてもやめられなかった。地域の本質が破壊されていていることに気がついていながら、この破壊産業をやめれば雇用は失われ、町が衰退してしまうため、こ���悪循環を断ち切ることができないのだ。
 {{ 図版 9 : 〔PHOTO〕笹久保伸 }}
そして、この神殺し作業の実務(労働)を担う人の多くは秩父の人々だ。彼らに罪はない。しかし「職業」として地域の神の山の破壊を選択し、その一端を担ってしまっている社会がここには確かに存在する。神を破壊すれば祟りが起きる。昔から言われてきたことだ。その祟りはおそらく、山の崩落や地滑り、落盤、地域精神や信仰の崩壊といったさまざまな形で今後さらに露呈してくることだろう。
ひどく破壊され、もはやそこに神がいるのかどうかすらもわからない姿になってしまったこの山を秩父の人々は今も拝み、祭りを行っている。それが今、東京オリンピックの裏側で起きている。
≫――――――≪
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raccoon-pizza · 11 months
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552 底名無し沼さん 2023/09/09(土) 20:10:31.64 ID:beV9PpMD
登山デビュー戦に大菩薩嶺選んで大正解だったわ
週末は大賑わいなんだろうけど焦って怪我したくなかったから台風前に有休取った
景色も道もいいし山を好きになれそうだよ
平日だからか老若男女問わずソロ登山楽しんでる感じだったな
ただほとんど車で登り切っての2000メートルはズルしてる背徳感もあり 

554 底名無し沼さん 2023/09/09(土) 20:16:53.19 ID:lpe9Ny1k
大菩薩嶺はルートをアレンジすれば
ロングも楽しめるよ。 

555 底名無し沼さん 2023/09/09(土) 22:12:07.50 ID:rX7bYxw6
どうやったか忘れたけど、早朝大菩薩嶺登って夕方天目山バス停に下りるとかやってる人いるね
まあ色んな山でロングルートあるよね
谷川岳は馬蹄形有名だし 

556 底名無し沼さん 2023/09/09(土) 23:35:15.71 ID:BaYLL1fO
白谷ノ丸からの富士山が好き 

558 底名無し沼さん 2023/09/10(日) 00:24:32.32 ID:UW0ueiTx
落合までバスで行って黒川鶏冠山~丸川荘に宿泊、
翌日は大菩薩嶺~上日川峠~裂石
っていうルートはなかなかよかった
大菩薩嶺の北側は苔が見事なところがいくつかあった 

559 底名無し沼さん 2023/09/12(火) 23:10:13.03 ID:I6XLP95H
そういうルートも良さそうだねー 

560 底名無し沼さん 2023/09/12(火) 23:32:07.80 ID:34u5S0zz
クロマティみたいな名前の山なかったっけ? 

561 底名無し沼さん 2023/09/12(火) 23:37:56.99 ID:CIGzx5gr
大マテイ山? 

562 底名無し沼さん 2023/09/13(水) 02:41:52.69 ID:Wix8mbdh
丹波大菩薩道とか牛ノ寝通り歩く人は少ないのかな 

563 底名無し沼さん 2023/09/13(水) 07:32:23.14 ID:22kt6Jbi
フルコンバも不思議な響き
カタカナだと 

564 底名無し沼さん 2023/09/13(水) 11:25:52.70 ID:fuLF5hkW
奥多摩・奥秩父はそういう響きの地名が多くて俺も好きだわ。
フルコンバは林業の飯場(後に払い下げでフルコンバ小屋)があって
「古飯場」が訛ったらしいが、何故か現地の古看板は「コンパ」になってた。
https://i.imgur.com/jrY5Olu.jpg
565 底名無し沼さん 2023/09/13(水) 12:53:10.45 ID:oOEtQ59V
牛の寝通紅葉のシーズンはすごくいいらしいね
自分は葉の落ちきった12月に行ったけど落ち葉が積もりまくってとにかく歩きづらかったので晩秋以降はオススメできない 

566 底名無し沼さん 2023/09/13(水) 20:52:20.86 ID:IQJFt5fS
>>564
エッチな響き>コンパ
あとノーメダワだよね 

567 底名無し沼さん 2023/09/13(水) 21:13:33.62 ID:CaGgKoT0
>>566
普通はそんな連想しない…… 

568 底名無し沼さん 2023/09/14(木) 07:25:41.13 ID:wYdu/tYR
そういえば、フルコンパから小菅に行く道ってがけ崩れで通行止めだけど、あれって修復してるのかな? 

569 底名無し沼さん 2023/09/14(木) 22:51:28.92 ID:fluXhX2c
>>565
むかし大菩薩から牛の寝通りを自転車で下ったよ
新緑の時期で残雪があって登山道がドロドロだった
いまは自転車の通行は禁止されてるみたいだね
587:底名無し沼さん:2023/10/04(水) 23:33:58.35 ID:8GlooTNt
紅葉にはまだ早いかもだが連休は牛ノ寝通りに行ってこよ
591:底名無し沼さん:[sage]:2023/10/07(土) 14:24:37.64 ID:617AXMw5
俺も雪が積もる前に大菩薩から初狩の縦走行ってこようかな
小金沢山から大蔵高丸の間は何回行っても楽しい
白谷の丸は山高地図には南方の展望が開けるって書かれてるけど
実際には北側以外がよく見えて最高だ
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getsuryoukai · 5 years
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2019.11.2~4奥秩父 金峰山~雲取山
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Lまっさん、kumiko(記)
紅葉シーズンの美しいシーズン! 憧れの金峰山~雲取山縦走へ行ってきました。
来年アイガーへ行こうと計画を立てている私に、訓練山行としてまっさんが声をかけてくれたのは10月上旬。
それから楽しいフリークライミングにばかり時間を費やし、ロクなトレーニングもせずに当日! 色々無謀で、かなり脚を引っ張ることになるであろう…と容易に想像出来る中、始発に揺られて韮崎駅へ。
DAY1
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3連休初日。
バス席の場所取りのため、一本早い電車でまっさんが並んでくれていたおかげで、長蛇の列を横目に無事先頭にて合流。 彼のザックを持ってみると、上手に軽量化しており軽い!私のも同じく軽量化したはずが、何故か重い。初端からやらかした感満載です。
みずがき山荘に到着すると、たくさんの登山者が。いつも平日にしか行かないので、とても新鮮。 まっさんにテント類と鍋を押しつけ、私は定番大量の野菜を担ぎ、ヨロヨロ歩き出す。
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道の途中には、ボルダーがゴロゴロ。登れそうだな~と横目で見ると、みずがきトポを持っているクライマーがおり、やっぱり登れるんだ!と嬉しくなる。
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こんな天気の良い日にここにいるのに、クライミングしないなんてと二人で笑う。
まっさんの奥秩父愛は終始炸裂していて、楽しい話をたくさん聞かせてくれる。
歴史に興味の無い私でも、聞きながら歩くか否かでは全然違う。 美しい撮影場所、美味しい水が有るところ、最高の休憩ポイントなどなど、とにかく知識量が半端無い!もはや、奥秩父一番の専任ガイドだ。
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富士見平小屋で、まっさん顔なじみの主人から楽しい開拓話を聞いた。天才というのはここまで凄いのか。クライミングは手じゃない脚だという言葉にとてつもない重みが宿る。
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美しい小屋の中には美しい写真がたくさん飾られていた。
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8年前雪のある時期に歩いた道も、クライミングにハマった今改めて見るとたくさんの岩が目に入る。登ったら楽しそうなスラブもたくさん!ボルトが打っていないことが不思議なくらいだ。
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「ここが千代の吹き上げですよ」とまっさんが物語と共に教えてくれた。クライミングルートの終了点があるなんて知らなかった。美しい稜線を進んでいく。
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既にまっさんのペースにバテ気味になりつつ、金峰山小屋にもお友達がいるということでそちらへも寄ってみる。談笑タイムに耳を傾けながら休憩。美味しいモノを頂いた。どうやら国師ヶ岳より先は台風の影響でかなり荒れている模様。こちらも美しい小屋で思わず泊まりたくなる。優しいお人柄がかいま見れて、もっとここにいたくなった。
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ごったがえす金峰山頂から、本日のお宿、大弛峠を目指す。 私は金峰山はこれで3回目。まっさんはなんと10回以上! さて楽しい下りと思ったら、登りがあることをすっかり忘れていた。以前歩いたのは夏。気温は違っても、奥秩父のまったり加減と苔の美しさは変わらない。初日ということで?まっさんは出来る限りゆっくりゆっくり歩いてくれた。
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風が抜ける大弛峠。車はたくさん、テントもたくさん。
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この日は初日なのでkumikoのド定番、野菜たっぷり鮭のチャンチャン焼き。のはずが、前日準備していたら味噌を買い忘れる。
で、ハーブ���を持ってきたが味が薄い。しかも、いつも「くみちゃんの食当は量が多すぎる」と言われるので今回は反省を交えて量を減らしたら、なんとまっさんは大食漢であった。何でいつも一緒に山行ってるのに気づかなかったんだろう。まっさんごめん。しかし一応大量の野菜を満足気に食べてくれた。
冷たい風の抜ける大弛峠。そんなこんなで美しい夕焼けと星空を堪能した後、寒さに震えながらテントに入り、19時過ぎには消灯。お互い朝まで一度も起きなかった。
DAY2
3時頃起床。
風が強かったためか、テントはカラカラに乾いていた。起きて寝袋を終おうと思ったら、股関節が痛すぎて身体が動かせず超スローペースで片付ける。
実はまっさんには内緒にしていたが、数日前クライミング課題で股関節を痛めたまま今回やって来た。 UTMBに脚の小指を骨折したまま出場した魅力的な女性のことを何故か出発前に思い出し、私は股関節くらいで騒ぐなんて何だと決行した。どうしてもこの時期にこの縦走を歩きたかったからだ。珍しくストックとサポートタイツ、トレランでたまに使う鍼灸シールまで常備した。
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またしても量の少ないフリーズドライを食べる。今日は長丁場。飲料水1.5L、たどり着かなかった時のためにプラス1Lを炊事用としてお互い担ぐ。やはり水は重い!まっさんにテントやら鍋やら押しつけているのに、何故かやはり私の方が重い。
今日は元々、夜間行動覚悟で「将監峠」まで行くことを目標にしていたが、台風による登山道の状況が分からないこと、夜の寒さを考えてやはり笠取小屋まで歩くことにする。
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国師ヶ岳までは私が先頭。歩き始めなのでゆっくりゆっくり高度を上げる。
途中で「北奥千丈、行きますか?一応奥秩父最高点です。俺は何回も行ってるのでここで待ってます」と言ってくれたので、ザックをデポして真っ暗な中、山頂を目指す。
しかし、たった往復10分なのに一人は怖い。幽霊に、熊、動物と嫌なことを考える。
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歌を歌いながら進み、真っ暗な中山頂の証拠写真を撮り急いでまっさんの元に戻った。
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国師ヶ岳山頂に到着。
まっさんが国師の名前の由来を教えてくれた。恵林寺の名前が出てきてちょっと親近感が沸く。月稜の山行が中止になった時、皆で観光に行った定番の観光名所だ。
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朝焼けに染まる中、富士山に見守られながら進む。
あまりの美しさに、思わずため息が出る。
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ここからは倒木が多いということで、まっさんが先頭。
長い足でヒョイヒョイ倒木を交わし、進んでいく。私は短い足でヨロヨロ乗り越えその度に遅れて彼を追いかける。
一瞬迷いそうになるが、直ぐに復帰する。倒木が多い割には、意外と登山者とすれ違い驚く。
美しい朝焼けの木漏れ日だなぁ…とノホホン歩いていると、このペースではたどり着かないとまっさんがペースを上げる。どんどん遠くなる後ろ姿を必死で追いかける。
まっさんは2~3時間に1度しか休憩を取らない。激しく息が切れて立ち止まりそうになるが、ここで止まってたまるかと食らいつく。
ふと、月稜加藤さんや平岡さんの後ろ姿がちらつく。モンブラントレーニング、そして他の山行でも本当にお世話になった。
まっさんは東梓で待っていてくれた。タイム差は10分だったそうで、まぁ許してやろうという雰囲気だった。
その後もまっさんとkumikoの差は開き続けたまま、ゼイゼイ言いながら追いかけた。 股関節の痛くない角度がやっと分かってきたが、たまにバランス失敗して悶絶する。 離れているので、私の叫び声が彼に聞こえないことが唯一の救いだ。
私があまりに息を切らしていたのか、すれ違った登山者に「頑張ってください!」と声をかけられた。いや、そんな中でも美しい富士山や紅葉とか、笹藪とか、一応めっちゃ見てるんやで。
美しい景色が見える度、まだまだ行ける、ガンバ!と自分を励ます。
昨年登った鶏冠尾根が美しく見える。見える山、尾根の見える角度が変わる度、まっさんは毎回丁寧に説明してくれた。
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どうにか甲武信ヶ岳の山頂にたどり着いた。「山頂よりもこっちの景色の方が好きなんです」というので着いていくと…
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確かに美しい景色が!本当に良く知っているなぁと関心する。
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甲武信小屋の主人ともお友達とのことで、小屋に寄ると美味しいネパール茶と、またしても楽しい話を聞くことが出来た。
後から来た女性がテント泊装備だったので話してみると、なんと同じ笠取小屋を目的地にしていると教えてくれた。テント泊できちんと軽量化しており、しかも健脚。私ののろのろペースをとっとと追い抜き爆走していった。 あれくらいにならなければ。
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甲武信を振り返る。
「これから核心が2つ待ってますよ。あれが雁坂峠、水晶を超えて、更に笠取山です」と尾根を説明してくれる。遙か彼方が私には見えない…まだまだ先は長い!昨年来た木賊山を通過すると、サイの河原がお出迎え。 甲武信がガンバと言ってくれたかは定かではないが、気合いを入れ直す。
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美しい笹の広がる破風山避難小屋からは激登り。
ここでも置いて行かれるが立ち止まらずに頑張る。「コースタイムより少し早いですよ」の一言に、ちょっと嬉しくなる。小屋でまったりしていた時間を差し引いても早いのは以外だった。
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2~3分休憩して雁坂峠を目指す。これが私は一番辛かった。もはや脚がヘロヘロ。股関節をかばっていたため片方の膝が痛くなってきた。雁坂峠で止まったまっさんを見たときが一番嬉しかったかもしれない。
 またしても10分ほど待たせたが、ここまでも立ち止まらずに歩けた自分を褒めたい。相変わらず息が切れるのを整えつつ、ここで10分大休止。
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  休憩の度にゼイゼイと座りこみ、回復に時間がかかる。しかし休むとその後一定期間は足取り軽くまた歩けてしまうのが不思議だ。陸上部時代のタイムトライアルトレーニングを思い出す。
しかし、景色は本当に美しい。歩いてきた尾根が遠くまで見渡せる。思えば遠くへ来たもんだ。 
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時間が読めたということで、先頭は私に変わった。
ノロノロ歩くとあっという間に水晶山に辿り着いた。
まっさんが戦国時代にここでのろしを上げていたと知っており、残っていないかと探すが見つからない。 時間も無いので諦めると言い、古礼山を目指す。巻き道もあるのに…と思ったが、ここからの展望は本当に素晴らしいと教えてくれた。
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行ってみると本当に美しかった!「ここを抜かしてしまう人も多いんですよ。本当にもったいないです。ここでテント張りたいくらいですよ」しばし二人で景色に見とれ、もう少しと仕方なく重い腰を上げた。
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雁峠でまったりした後、
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古くなり使用禁止となっている無人の雁峠山荘をチラ見して(前に来たときはシュラフが干してあったらしい)、笠取小屋のテント場へ。
「綺麗な木道の道だね」とまっさんに伝えると「ここは水道局が道を管理しているんですよ。ハイカーも来やすい場所です」と教えてくれた。
分水嶺の標識もあり、大切に使われていることが伺えた。
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笠取小屋のテント場は大盛況で、人間達の他にも鹿10頭以上おり、夕食パーティーしているくらいの混雑ぶりだった。
担ぎ上げたウィンナーと野菜でスープを作るが、またしても量が足りず、味の薄いモノが出来上がった。小屋でカップラーメンを黙って買ってきたまっさんを見て本当に申し訳なくなる。次は、量はどれくらいあれば足りるのか、多いのか少ないのかもっと相談しよう。そして、次は調味料も忘れないように常備!
19時前にシュラフに入るも、食当の失敗が私の中で尾を引き、考えても仕方のないことを色々考えてしまう。明日も3時起きだ。
DAY3
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朝3時。
股関節の状態は相変わらず痛いが、昨日よりは少しだけ機敏に寝具を片付ける。
またしても少ない朝食を取り、足らないので、担いできた行動食の食パンを提供した。 周りのテント群の明かりがつき始めた頃、昨日と同じく真っ暗な中出発。
この日はゆっくり歩こうということで、田中が先頭。水1Lと野菜が無いおかげで、昨日よりは身体が軽い。初っ端から登りの笠取山を目指す。
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頂上付近は意外と岩稜帯で、驚く。
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唐松尾山までは以外と風が抜けて寒い。シャクナゲの木がたくさん群生しており、良い時期に来たらどんなに美しいだろうと想像する。
ここからは稜線の景色と朝焼けを見ながら進む。
この縦走中、殆どの場所で富士山が私達に微笑んでくれていた。夜間行動をしていたら、この美しい景色は見られなかったと思うと、結果的に良かったのだと私は思う。
将監峠へ行く途中の笹の分岐で、まっさんからこの付近は武田信玄の金塊発掘の場所だったと話を聞く。 連日彼はそのような場所や道をいくつも教えてくれていたが、その度、昔の人はここまで来ていたのか…と思いを巡らせる。
「今、登山道はスポーツとして使われていますけど、昔は人々の生活の道だったんですよ。それを考えながら歩くのが俺は好きなんです」
黒部の話や、昔の人々の食料事情など色々聞くうちに、いつも何気なく歩いている登山道から人々の息づかいが聞こえてくるようで、不思議な感覚になる。
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まるでスキーが出来そうな将監峠へ続く下り道を降りると、綺麗なトイレのある小屋に着いた。
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ここも水道局が管理しているそうで、とにかく美しい。 「まだ疲れてないんで行きましょう」と休憩も早々に歩き出す。ここからはアップダウンの少ない長いトラバース。
「この道も、昔の水道局の人々が作ったんですよ。今も管理してます。重い荷物も運びやすいようにわざと平行に作ってあるんです」とまっさん。
それを聞いてから歩くと、苔の生えた石垣に妙な愛着を感じてしまう。岩には美しい苔の群生していて、時間の経過を感じさせる。その場でずっと人々の営みを見てきたのか… 連休最終日だからか、ここまで誰にも会わなかった。
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そろそろ飽きてきた頃、ハゲ岩の標識が目に入る。スルーしようとすると「ここで休憩しましょう!」と言われノコノコ着いていく。そこにはもの凄い絶景が待っていた!!
歩いてきた稜線が見える。金峰山も見える。ここを知らずにスルーしようとしていたなんて、なんてアホだったんだろう。ここで、雲取山から来たという人々に会う。本日初めての人間達だ。
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大休止の後、飛龍権現へ。「飛龍山山頂へ行きますか?俺はここで待ってますけど」行きたい気持ちはあるが、元々今回、飛龍山は行動予定に入っていない。今度改めて来ようと思い、先へ進む。
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ここからはずっと笹の生い茂った登山道をトラバースしていく。
夏は綺麗に刈り込まれていた気がしたが、秋はやたらと元気に伸びていて以外と歩きづらい。気を抜くと脚を踏み外し笹藪へ転落しそうになる。
途中で間違えて道をロストし、後方のまっさんが気づいてくれた。稜線通しで歩かなければならないのに、踏み跡にまんまと騙され情けなくなる。
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だんだん近くなる雲取山に、まだかまだかと期待が高まる。
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延々歩いて、やっと三条ダルミ!
金峰山方面と雲取では、全く気温が違う。ここに来て、始めてお互いに夏用の日よけ防止を出した。 「あとはもう雲取山だ~!」と最後に登り切ると、見慣れた雲取山の山頂に出た!
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私が来る時はいつも曇っている雲取山は、今回珍しく雲が少なく、大菩薩などの山々がしっかり見えた。
まっさんは今回の道を全て歩いており、雲取はもう何十回も来ているそうだが、繋げて歩けたことはやはり嬉しかったようで、二人でしばし感傷に浸る。
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さてここで、下山場所をどうするか話し合う。計画書は奥多摩駅までと提出していたが、朝は、鴨沢下山にしようかと話ししていたからだ。
お互いにまだ脚は行ける。石尾根は何度も歩いている。3泊4日ではなく、2泊3日だから歩く意味がある。まだ時間に余裕があるのだから、奥多摩駅まで歩こうと意見は一致した。
見慣れた道を歩く安心感に浸りながら、まっさんから雲取山の名前の由来や、森林の話を聞きつつゆっくり下っていく。
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 七ツ石山の山頂から、七ツ石小屋の主人と奥様へまっさんが電話を入れる。
私が先日七ツ石小屋へ寄った際、縦走の計画を伝えたからだ。明るい奥様の笑顔と猫のデン五郎に会えないのは寂しいけれど、目的を果たすべく、先を急ぐ。
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私の奥多摩デビューは、トレランで来た石尾根だった。
それから何度か来ているが、相変わらずの走りやすそうな道は変わらない。15時前になると段々と寒くなってきた。
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鷹ノ巣山避難小屋には一人泊まっているようだ。
お互いの行動食が底を着いてきた。厳しいクライミングでは皆酷い食糧事情だよねと話す。頭の中で食料の算段をする。
ここからは夜間歩行もあるため、ヘッドランプを早めに装着して進んでいく。
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暗くなるとペースが落ちることを考え、私はスピードを上げた。荷物は重いし脚も痛いが、トレランしていた頃の血が騒ぎ小走りに駆け下りる。「転ばないでくださいよ!」とまっさんが追いかけてくれる。
暗くなってきた頃に、登ってくる登山者とすれ違う。随分遅くに上がってきたなと思う。そろそろヘッドランプの明かりがないと厳しくなってきた頃、足元が見えずに躓くようになり、仕方なくスピードを緩めた。
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六ッ石山近くでキラキラと稜線が光ったので、人がいるのかと思ったら、なんと街の明かりが美しく瞬いていた。
真っ暗な中、お互い無言で歩く。まっさんの持ってきたラジオの音に癒される。 限界の脚と空腹を引きずりながらゆっくり下っていくが、真っ暗になり道が良く分からなくなってきた。何度も歩いているはずなのに、核心を持って進めない。
まっさんが現在地を的確に捉え、後ろから指示を出してくれる。何とも情けない気持ちのまま進んでいく。 不老線の明かりがチラチラと見えて、転びそうな土道を越えまだかまだかと思っているとやっと見慣れた神社と道路へ出た。
前はここに大きな百合が咲いていたなと思っていると、ここでまたしても少し道をロストする。情けなし。
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登山道と道路を交互に歩き、当初の計画通りの時間に奥多摩駅へ到着した。
ずっと歩いてみたかった金峰山~雲取山縦走。
この紅葉の美しい時期に最適な気温の中、素晴らしい仲間と歩くことが出来て本当に楽しかった。
久々の縦走は、当然のように体力不足の実感と、様々な登山技術の不足を改めて実感する山行になった。いつもは気にとめていなかった失敗もたくさんした。しかし、アイガートレーニングも、私の山もまだまだ始まったばかり。長くやっていると、だんだん形になってくると信じて、また一から作っていこうと思う。
まっさん、最高の3日間をありがとう!
コースタイム 一日目 みずがき山荘9:59~富士見平小屋10;42~鷹見岩分岐11:36~金峰山小屋13:45~金峰山14:27~16:30頃大弛峠(テント泊)約6時間半 二日目 大弛峠4:17~北奥千丈ヶ岳17:01~国師ヶ岳17:15~甲武信ヶ岳9:35~破風山11:54~雁坂峠13:21~水晶山14:00~古礼山14:23~雁峠15:35~笠取小屋16:00頃(テント泊)約12時間半 三日目 笠取小屋4:26~笠取山5:09~唐松尾山6:02~将監峠7:48~ハゲ岩9:52~三条ダルミ12:30~雲取山13:16~七ッ石山14:38~鷹巣山避難小屋15:56~六ッ石分岐付近17:22~道路合流地点17:05~奥多摩駅19:43  約13時間半
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20190627
茅ヶ岳・金ヶ岳縦走
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韮崎市にある奥秩父山塊の前衛、茅ヶ岳から金ヶ岳を縦走、登拝した。
深田記念公園、茅ヶ岳(1,704m)、金ヶ岳(1,764m)、再び茅ヶ岳、千本桜分岐、市境尾根を下り深田記念公園に戻るコース。最大標高差824m、累積標高差1,101m、歩行距離約8.5km、歩行時間約5時間。
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5時出発、御坂峠からの不二。
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昇仙峡経由で途中金櫻神社に参拝。道路で若いキツネを見かけた。
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太刀岡山(1,295m)。最初茅ヶ岳だと思い、屹立する男根の如き角度を見て覚悟を決めたが勘違いでございました。
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7時半登頂開始。
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深田久弥終焉の地。
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曲岳。
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夢のあとであります。
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神坐すお山、甲斐駒ケ岳。
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昼の月。拡大したらクレーターまで撮れてて感動した。思えば空に浮いてる石なのに、星ってことで当たり前になってるのもなんだか不思議な話だ。
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茅ヶ岳山頂から金ヶ岳の北峰と南峰。
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石門。
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茅ヶ岳北面。
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でえだら坊の影。
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谷を見下ろして眼を凝らすと猛禽がゆっくりと旋回している。クマタカだろうか。
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金ヶ岳山頂。茅ヶ岳より近くで八ヶ岳を見たかったなあ。なんすかね、日頃の行いなんすかね。
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森の青い宝石、ツチハンミョウ。ヒメツチハンミョウのメスではないか。致死量30mgというカンタリジンを含有する。
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再び茅ヶ岳山頂から瑞牆山。
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金峰山。
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ツマグロヒョウモンだろうか。
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茅ヶ岳からの八ヶ岳。
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リョウブの樹皮。
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そういや最近平気で石踏んでんのに痛くねえなと思って足裏触ったら1.25倍くらい分厚くなってて発達した筋肉か脂肪か知らんけどクッションみたいになってた。見た目もなんか心無しかごつくなってきたような。
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一旦林道に出る。初夏に山ん中の道に木漏れ日が落ちてる感じって青春期の地縛霊みたいなもんが潜んでいる気がする。あのカーブを曲がった先に自身のドッペルゲンガーか昔の恋人の亡霊が立ってる。あっち行くと多分私はリンボー界に落ちる。
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All thingsがmust passなのは世の常なのであります。 
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キセルの「旅」というアルバム聴きながら帰る。「振り返る意味は無いさ、行く道は帰る道さ♪」夏が来るのだ。
茅ヶ岳(かやがたけ)は「日本百名山」の父・深田久弥終焉の地であり、宮沢賢治の親友、保阪嘉内の愛した山である(らしい)。1971年(昭和46年)に深田久弥氏が茅ヶ岳山中にて脳出血で倒れた際酸素ボンベを持って駆けつけ最後を看取った医師・保阪庸夫氏は保阪嘉内の次男であったという。
茅ヶ岳と金ヶ岳(かながたけ)は連なる山容が八ヶ岳に似ていることから「ニセ八ツ」と呼ばれる。遠くから見るとなるほど確かに似ている。もしかしたら昔見て八ヶ岳だと思ったことがあるかもしれない。金ヶ岳を含む茅ヶ岳は約20万年前に活動した火山であり、金ヶ岳から引き返すルートとは別の尾根を少し下ると爆裂火口跡があったらしいことを後から知った。
八ヶ岳の後で大分穏やかな山行。こうしてブログを書いているとなんだか山ばっか行ってる気がするが(行ってんだが)6月はこれで2回目の山行である。
新しいカメラのマニュアル本買ったら前の機種といううっかり8Bをかましてしまい1割弱の理解度で臨み、上手く撮れたり撮れなかったりと全然ようわからん。ズームのレンズを「才野茂」単焦点レンズを「漫賀道雄」と、失われし伝説のサーガ「まんが道」から名付けた。ダン・エイクロイドとジョン・ベルーシは次点だ。
頂上で団塊ぐらいの知らん同士の爺さんが話していて、休憩がてら何の気無しに聞き耳を立てていたのだが、百名山の自慢合戦の火蓋が切られる。一人が相手の話の上に一枚かぶせる感じで話してく内に段々エスカレートして妙に殺伐とし出す。マウンテンでマウントを取る。切り株の上で小突き合うカブトムシかあんたらはと思って聞いていた。
丁度朝に駐車場で登山者であろう誰かが捨てたゴミが散乱しているのを地元の女性が犬の散歩しながら登山者たちに軽蔑の表情を向けつつ背負い籠で拾っているのに出くわし、恐らく毎度の事なのだろうといたたまれない気持ちになったばかりだったが、山に登るからといって無条件に人間性や内面、精神が鍛えられる訳ではないし何だってエゴを強化する手段になんだなと我が振りを直したりした。
13時半に無事下山し14時に帰路についた。
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103 Promise
空は青く澄み渡り、アストラは静かで穏やかだった。絹のように地に薄く張った水面はまぎれもなく天を映しながら、その鏡面にはさらにひとりの、現実にはすでに存在しない人影が、大いなる戦いを終えたフェレスの主らを見守りつつたたずんでいた。ストラーラだった。淡い青みがかった銀髪と左右の均整のとれた美しい姿を持ち、だが今ならば、その身裡にはまったくの未知の力、無秩序の根源である混沌の資質を宿している者なのだとバルナバーシュには分かった。虚無と対をなして七つの資質を少しずつ持ち、そのカオスの不合理をはたらかせて変則と放縦のパターンを織りあげながらも、我々とともにロジックを生みだし、同じ結果にも到達しうる者……。予知を拒み、冷笑的でたわやすく心を開くことのないあやうい背理のなかで、彼女はなにを願い、なぜ円環の終わりに抗いながらフェレスのかけらに力と希望を与えようとしたのか。
バルナバーシュは、おそらく彼女のようなものの力こそが虚無と同様に、私たちヒトにとって最大の宿敵となり、またなくてはならぬ存在にもなるのだろうと漠然と感じとった。
ディオレが混沌の少女の幻影に歩み寄って、数歩離れたところにひざまずき、唇にあてた指を口づけを介した儀式のように水面に触れさせる。すると規則的な波紋が音もなく広がって、うっすらと輝き、水面に映っていたストラーラは反転しながら彼らのいる次元へ実体をともなって顕現した。その場にいる全ての者の視線が向けられたが、彼女は意に介さず、人も無げに口を開いた。
「……私はあなたたちの誰よりも、世界は夜に満ち、いつかはかならず終わるものと思っていた。私はひどく退嬰的な世界に生まれた、血も薄い不具の子だった。まるで滅びゆく時代を模した申し子のように。ゆるやかな絶望が落とす影を感じながら、ただひとりであることや、自然の営みだけに心を安らかにして、ヒトの可能性というものは露ほども信じていなかったし、願いや欲望などは冷笑すべきものだった。ときに不全のからだに苦しみ、ときに御しがたい衝動に振りまわされながら、それでも自分がなぜ世界に生きようとするのかさえ判然とはしない……。そんな私のもとにも、フェレスが目覚め、けれど自分の願いなどなにも分からなかった。〈可能性〉ではなく、〈運命〉のまにまにただ任せてイススィールへと来た。何よりフェレスの力が、私の短かった命を永らえさせてくれたから」
思いに沈んだ目で、長い溜息のように少女は淡々と、己れの来歴を語った。憂鬱に満ち、病的な気風のただようこの振る舞いが、心を取りもどした本来の彼女のありようなのだろうか。差し出した両手のなかがにわかに青白い光であふれると、小さなゼンマイ式のオルゴールがそこに現れる。ストラーラのフェレス――可愛らしい草花の彫りが入った木箱からは、悪夢めいて迷えるものがなしい歌が奏でられ、同じ旋律が切れ目なく続くさまは、彼女にとっての永遠を象徴しているようでもあった。
「私はあるひとりの魔族の男と、島の波止場で出会い、なかば連れられるようにしてリギノの神殿を訪ね、そうして七つのパワースポットをも巡っていった。あなたたちのように、さまざまな人々、さまざまな思い、さまざまな記憶に触れて、一歩一歩、少しずつ、世界の中心へと進みながら……。どうしてかは分からないけど、そんな旅や冒険は楽しかったし、景色は美しく、パートナーは得がたい友だちで、こんな私に命をかけて良くしてくれて、私もやがて、彼を守るためなら危険を冒してもよい思いを強めていった。彼は私と違って楽観的だったけれど、魔族らしく混沌的なところは似ていて、お互いがお互い以外の者には飽いていたから、長く続いたのかもしれない。そしてミュウにもグッドマンにも味方せず、まるで親に楯つく子供みたいに、無邪気に私たちははざまの道を進んでいった。………」
どこか悔いるように、ストラーラはかたく目を閉じる。
「あんなことになるなんて思わなかったの。人間になったアンドロイド、ユキルタスの導きでアストラで戦ったはてに、ミュウとグッドマンはさしちがえ、クレスオールは無念のなかで消滅し、要石であるユテァリーテは砕かれた。ユキルタスは物語は終わると言っていたけれど……それでもヒトに希望がある限り、いつか新しいイススィールは生まれるはずだった。そう、イススィールとエターナルデザイアーの伝説は多くの次元と結びつきながら、女神の意思さえも超越した永遠の円環〝だった〟から。でも私たちは、より大きな、もっとも上位にある絶対的な運命をその時に感じたわ……。『もう二度と、伝説はよみがえらない』のだと。島を形成するイメージはただ薄れて消えるのではなく、みずから燃えあがり、過去から未来へ、時そのものがはてるまで……すべての次元、あらゆる世界と存在のなかへ駆け抜けるようにして、全てが灰と化していった。喪さえ拒む仮借なき滅びによって、この神秘の島を知るわずかな人々に、鮮烈な記憶の痕を、秘密として残しながら。本当の、本当の終わりだったの。火をまえにして、私は――ひどく悲しかった。流したことのない涙さえ流した。でも、何も言えなかった……あまりに突然のことで、信じられなかったから。自分のその嘆きの正体は、今でも分からない。世界はいつか終わるのだと、あんなにも強く思っていたのに……。パートナーも、私とまったく同じ気持ちだった。そして私と彼は、イススィールでの思い出をレリックとしてフェレスに刻みながら、燃えさかる世界のなかであることを願い、また約束を誓った」
バルナバーシュのとなりで、かすかにディオレが息を呑む気配があった。幸星の民を束ねるこの戦士すらも知りえぬ事実が言い連ねられているのだろうか。
「もう一度だけ、かりそめでもかまわない……私のフェレスを要石にしてイススィールのイメージをつなぎとめて、この地を残し、エターナルデザイアーをまだ必要とする者たちを受け入れつづけること。それが、この島で生まれてはじめて生きる希望を抱いた、私の願いだった」 「私たち幸星の民の父祖が約束したというのは、ストラーラ、あなたとだという。パートナーとする魔族の男が、私たちの父祖なのか」 「そうよ、ディオレ。彼はもともと、黒魔次元からのはぐれ者で、次元から次元を海のように間切ってわたる旅人でもあった。名はエイデオン。いつか心を失うはずの私――偽りながらも、繰り返されるストーリーや志半ばで果てたフェレスのかけらを受け入れつづける私に、終わりをもたらす約束を交わした。そうして永い時が流れ、彼と私の物語も忘れられて、あなたたちのなかで掟に変わって残るだけになったけれど」 「父祖はあらゆる次元で落伍者や居場所のないものたちを集めながら、最後にオルトフの次元を見いだし、そこを彼らのためのささやかな住処と定めた。そしてフェレスを持つものが人々のなかから現れはじめると、彼らを鍛え、オルトフの次元からデスァ闇沙漠へつながる隧道を開き、あの場所のイメージをとらえながら進む案内人になることを掟にしたという。だが、父祖も長寿だったが定命の者であり……最期に自身の古い約束を、後世の者たちの手で果たしてほしいと言い残して現世を去っていった。約束ははざまの道の先にあるのだと」
ディオレが継いだその話に、ストラーラはいくらか満足したらしい顔をみせ、「昔話はもうおしまい」と首を小さく振る。
「それにしても彼、私と冒険した思い出や、約束にこめた想いなんかは、きっと誰にも話さなかったのね。おかげでディオレや後世の人達は、私をただの倒すべき敵かなにかのように思っていたようだけれど」
ディオレは言葉を詰まらせたが、ストラーラはそこではじめて、ヒトとしての笑みを浮かべ、すこし嬉しそうに含み笑いをもらした。そうして視線を、今度はルドへ、さらにバルナバーシュとフェリクスにも向ける。その瞳はいま、あらゆる人々の面影が去り、本来の赤みがかった黒玉の色に艶めいていた。
「最後のパワースポットを開放するわ。私のフェレスの力を、あなたたちに託します」
ストラーラがオルゴールをかざすと、その場に青白い光の泉水が生じ、イススィールの最後の力が滔々とあふれだして輝いた。オルゴールは見る間に朽ち、木箱がほろほろと崩れると、中にあったシリンダーは茶色く錆びてしまっていた。
「きみのフェレスが……!」
ルドは嘆いたが、ストラーラはそれに首を振った。
「私にはもう必要のないものよ。目的はすべて果たされたから。かつて、ユキルタスのフェレス――かなめのビスも同じようになったけれど、そのわけがやっと分かった気がする。彼もきっと、かなめからの決別を最後には望んでいたのかもしれない」
パワースポットの前に、ルド、バルナバーシュ、ディオレ、フェリクスが集い、目と目をかわしあったが、たがいに何も言わなかった。彼らの後ろでは、獣人の娘ナナヤと猟犬のマックスが固唾を呑んで背を見つめている。
ルド以外の者がフェレスをかざすと、光は柱のように広がって立ちのぼり、彼らの意識と五感を包みこみながら新たな力を伝えてきた。それはいにしえより脈々たる、〈運命〉を帯びながら世界の定常を守ってきた数多くの英雄たりし者の極めた力と生涯の技、そして記憶――決戦の地アストラに到達しうる戦士だけに継承を許された、偉大なる頂きの光だった。そして四人もまた、継承を経てその伝説にいつか連なっていくのだろう。光の向こうに、かつてまことのイススィールで神秘の旅を経験した冒険者の何千という影が往還している。ある者は夢の化身を晴らし、ある者は魔王の破壊を乗り越え、ある者は女神の支配を砕いた……。鋭く冴えたリズムが鳴りわたり、続いてもうひとつ、またひとつと加わってゆき、イススィールの天と地に複雑で精妙なこだまを響かせた。意志に鍛えられた心身と霊的に研ぎ澄まされたセンス、内外を問わぬあらゆる攻撃をはねかえし、世界を切り分ける言説といかなる脅威にもひるまず目的を完遂しうるモラルの集中、そして調和への約束の歌が過去から未来へ、無限のかなたへと広がっていく。冒険者たち、いにしえの英雄たちの影をも越えて、世界の中心に立つある一人の、甲冑を鎧った者が力強いまなざしを四人に送っていた。その鎧はサークによく似ていたが――空櫃ではない。
「リギナロ!」
ルドが何かをさとって、その名を呼ばわった。リギナロは神殿で決意を示された時と変わらぬ気高さで、ヒトの心の深奥より、この世のすべての冒険者たちを祝福しているように思えた……。光が薄れていく。宇宙と個人がひとつとしてたがいを映し、ふくみあう深遠より浮かび上がり、秘密の回廊を抜け、四人の意識は現次元へ、アストラの地へと戻ってきた。
彼らの帰還を見届けて、ストラーラはもろく微笑んだ。
「約束を果たしてくれてありがとう……そして、さようなら。開眼人、極致にいたり、真理を悟ったひとたち。あなたたちが世界に流れる一筋の希望となることを祈っているわ」
ストラーラが大気に溶け入るように消えると、途端に天はふるえ、大地は荒ぶる巨人の肉体のごとく震撼した。要石の少女がつなぎとめていたイメージが崩れ去り、偽りのイススィールもまた消え行こうとしているのだ。不穏な喧騒に揺らぐ世界で、太陽は脈打ちながら色あせ、空は混沌と暗く濁り、地平は赤と黒の狂おしくうずまく煙と化して、大波をなしながらこちらに押しよせてくるかに思える。一行は地響きにひざをついておののいたが、恐怖を踏みしめどうにか立ち上がった。
「偽りの所産ゆえか、伝説に聞くよりも崩壊の速度が早い。ありあわせのイメージで持ちこたえているだけの脆さだったか……みなで旅の終わりを讃えあう時間も与えてはくれないようだ」
焦った様子のディオレが、目配りしながらみなに脱出をうながす。悲鳴と破壊がふりそそごうとするなか、バルナバーシュははっと思い出して、急いではいたが用心深い足取りで、咆哮する地平に向けてその場から駆け去った。ルドが追おうとしたが、魔術師は目的のものを見つけると立ち止まり、掴みあげる。それはフェリクスとの戦いで斬り飛ばされた、ルドの機械の右腕だった。
「バルナバーシュさん、それは……」
戻ってきたバルナバーシュの持つ己れの腕に、ルドは不安げな声をもらした。
「約束する。この島を出たら、私がかならず君の腕を治してみせる。たとえ長い時がかかったとしても――」
バルナバーシュは使命感から言い切ったが、それはかつてリギノの神殿で交わした「ルドに希望のありかを示す」という約束と同じく、ひどく不確かな未来で、なんの保証も持てぬ思いでもあった。ただ何も考えず、自分自身のするべきことへの直感を、もう知っているものとして今は信じるしかなかった。実現への困難を表したけわしい表情がバルナバーシュをかすめすぎたのをルドは見たが、何も言わなかった。
「フェリクス! あなたも私と一緒にくるんだ」
ディオレの警告が聞こえ、ルドたちもフェリクスのほうを見た。古代人は、いまはもう鉄塊に過ぎぬイブの亡がらに膝をつき、安息の膜のかかった瞳で彼女を見つめながらその場を離れようとしない。その背は頑なであり、見かねて腕を無理やりつかんで立たせようとしたディオレの手は乱暴に、にべもなく振り払われた。バルナバーシュとルドもまた、生存を望んで説得を試みたが、ときに彼の身勝手なまでの意志の強さは二人も知るところであり、そのほとんどが聞き流されているようだった。
「フェリクス。イブはお前がここで終わるのを望むはずがない。お前にはまだ島の外でなすべきことがあるんじゃないのか」 「バルナバーシュ殿、頼むから放っておいてくれないか。私は貴殿らとは逆しまに、これですべてを失ったのだ。夢も現実も、過去も未来も、生きる希望さえも……。鉱山でともに過ごしたあの日、イブは私のすべてだと語ったろう。それは今も変わらぬ。一心同体の者として私がこの時に願うのは、彼女と同じ墓の穴へ葬られることだ」
埃に汚れた眼鏡の奥からバルナバーシュに向けられたルベライトの瞳は、光を失ってはいない。絶望も自棄もなく、心の底から強く望んでいるのだと、宿敵だった相手に打ち明けていた。もはや打つ手なしと嘆息するルドたちのもとに、ひとり近づく者があった。赤毛と尾と肩を剣幕とともにすさまじく怒らせ、憤懣やるかたなく目を吊り上げたナナヤが、ずかずかと、消滅に瀕した大地を大股で横切り――とめだてさせる隙もなくフェリクスの胸倉をつかむや、精魂を握りしめた拳で思いっきりその頬に一発食らわした。唖然とするルドたちの前でフェリクスは口を切って突っ伏し、眼鏡は数歩離れたところに吹っ飛んで片側のレンズに罅が入った。
「この頓馬が、いい加減に目を覚ましやがれ。この機械はあんたの命を守って死んで、そしてあんたはこの機械を愛していたんだろう。だったら、生きるんだよ。それがあんたにふりかかっちまった、どうしようもない運命なんだ――どうしてそれが分からない?」 「ぐうっ……この小娘……ッ」
最後になって運命と戦うのではなく尾を巻いて逃げだそうとした己れの図星をこうもはっきりと指され、怒りをあらわに食いしばった歯の間からフェリクスは罵倒を押し出そうとしたが、荒い呼気とうなりにし��ならず、結局なにも言えずによろよろと眼鏡を拾ってかけなおし、ふたたびイブの前にひざまずいた。彼女の頬に手をやり、側頭部から親指ほどの銀色のチップを抜き、それから銀空剣に突き通された胸の中へ、心臓を掴みとらん勢いで腕をねじ込んだ。絡みつく電線や器官から引きちぎるようにして拳大の青い正八面体のコア――永久にエネルギーを生みだすという遺失文明の結晶を取り出すと、チップとともにベルトに下げた鞄に仕舞いこむ。フェリクスと機械種族のルドだけが、そのチップが、イブのこれまでの経験や記憶を、稼働する頭脳とは別にバックアップとして写しておく記録媒体であるのを知っていた。ルドは、自分が銀空剣で致命傷を与えたあとの記憶――〈イムド・エガト〉で戦うフェリクスを地上から見届け、彼の言葉によってイブの願いが叶った瞬間のこと――は、破損し、完全にはその中に残されていないかもしれないと考えた。
「ふたたびお前に会いにいく。かならず」
フェリクスはイブの亡がらにそう言い残し、立ち上がった。ディオレの先導のもと、ルド、バルナバーシュ、ナナヤ、フェリクス、猟犬のマックスは、次元の瓦礫と無をたたえた黒い穴ばかりの――それさえも塵に帰して消えていこうとするアストラの地を急ぎ駆け去っていく。一度だけ振りかえったフェリクスの視線の先では、イブの機体はまだ眠れるように捨ておかれていたが、それも巨大な結晶となって降りそそぐ空の破片の向こうに埋もれ、見えなくなった。
アストラから幅広い階段を下りていくうちに、あたりは発光する色のない濃霧につつまれ、肌や喉に刺すようにまつわり、彼らの向かうべき方角や意志力をも狂わせようとした。たがいの顔を探すのもままならぬなか、「立ち止まれ」とディオレが言い、続くものらはぞっとしながらも従った。霧にまったく覆われた世界では、空を渡る火も大気も、地を流れる水も土も、形をうしない、すべての元素が曖昧になってひとつに溶け合っていくようで、それに巻き込まれかねない危機感、そして異様な悪寒が身裡に走るのを一行は感じていた。ディオレは幻妖として霊的に発達した感覚をめぐらしたが、尋常ならぬ霧はあらゆる観測をしりぞけて、イススィールとこの地にまだ残る者たちを〝どこにも実在せぬもの〟として呑みこみつつあった。このままでは肉体と精神は切れ切れの紐のようにほどかれて分解し、宇宙に遍満するエネルギーのなかに取り込まれて、諸共に自我も跡形もなくなるだろう。いずれ死の果てにそうなるのだとしても、今ここで己れを手放すわけにはいかない。
「ディオレ、進むべき場所のイメージをとらえられないか」
バルナバーシュがディオレの肩と思われるところをつかんで言った。蒼惶と声を張ったが、霧の絶縁力にはばまれて、ディオレにはほとんどささやくようにしか届かなかった。
「やってみてはいる。だがこの霧はあまりに強力だ」
そのとき、近くからナナヤの短い悲鳴――はっきりと聞こえる――があがり、青白い光があたりに差して、見れば彼女の手にはハインから贈られた〈沙漠の星〉が握りこめられているのが分かった。ただただ驚く彼女のまえで、宝石はやわらかな光を輝かせながら球状に、周囲の濃霧を晴らし、またひとすじの細い光線が、ある方向を真っ直ぐにさしながらのびていく。霧のなかに溶け入っていた足元はいつのまにか階段ではなく、新緑色の草地からなる野原に変わっていた。
「その石が足場のイメージをとらえているのか」
精巧な羅針盤の針のようにぴたりと途切れぬ光の先をみとめながら、フェリクスが言った。彼らは思いを同じくしながら、光のさすほうへ進んでいった。ルドとバルナバーシュは、暖かな草土の感触を踏みしめ、灌木の梢が風でこすれあう音を聞き、獣のにおいがかすかに混じる大気をかぎながら、ハインが多く時を過ごしたであろうエイミリーフ広原を思い起こし、またナナヤの持つ〈沙漠の星〉が、新たに生まれし希望――フェレスとしての産声を上げたのかもしれないと考えた。
(お願いだ、ハイン。あたしたちを導いて)
ナナヤがそう祈った直後、光のさきから獣の吠え声がした。
「アセナ?」
聞き覚えのある鳴き声にナナヤが呼びかけると、思ったとおり、応えるように白い雌狼が霧のなかから現れ出た。家族のしるしにマックスと顔を近づけあい、その後を追って、大柄な人物も飛び出てくる。正体にディオレが驚きで声を上げた。
「ああ、グレイスカル!」 「ディオレか!」
節々を覆う灰色の鱗と側頭部からねじ曲がる二本の角、二メートル近い体格を持つ竜族の男だった。瞳は白目の少��い血紅色で、まさに竜のごとく筋骨隆々とし、見るからに屈強な戦士であったが、まとう装甲は血と土埃に汚れ、外套は焦げ落ち、武器であるナックルは籠手ともどもぼこぼこにへこんでしまっている。むき出しになった頬や黒髪の頭部、鱗がはがれた隙間からは流血のあとが見てとれた。ディオレは彼の腕をひしとつかみ、引き寄せて抱きしめ、幸星の民だけにしか分からぬあらんかぎりの言葉で喜びをあらわした。察するに、はざまの道を進んでいた時には彼に会えなかったようだ。
「エソルテル砦を守る騎士――クァダスたちにやられそうになったところを、間一髪、アセナが助けてくれたんだ。ハインが仕向けてくれたに違いないが、して、あいつはどこに?」
グレイスカルは同行者だったナナヤをみとめ、顔ぶれのなかにハインを探したが、彼の顛末を伝えると快活な面立ちははや深い悲しみに沈んだ。誇り高い友を襲った死への罵倒、そして生前の彼をほめそやす呟きがこぼれる。
「あのような好漢が先に逝ってしまったのはまこと残念でならん。そして我らの友、イラーシャも。だがこの周囲の有りさま、ついに偽りのイススィールに終わりをもたらしたのだな。俺は砦で負った怪我がひどく、階段を登るのはあきらめていた。ディオレ、それにフェレスの戦士たちよ……よくぞ果たしてくれた。死んでいった者たちの無念も、お前たちの戦いで弔われたならばそれに如くはない……」
グレイスカルとアセナを連れて、彼らはさらに道なき道を進んでいった。〈沙漠の星〉はあらゆる辺境でヒトを導く不動の星であり、現次元と星幽が交錯するただなかにある冒険者たちのため、行くべき道を絶え間なく照らしつづけている。いまこの時の、唯一の希望と変わって。やがて重々しいとどろきが遠くから聞こえ、より耳を澄ますと、それは大海にどよもす海鳴りだと分かった。一行は島の涯、神秘の冒険のはじまりの場所だった海岸に近づきつつあるようだった。
靴底が細かな砂を踏むと、そこで〈沙漠の星〉の光は役目を終えて消えていった。霧は完全に晴れ、砂浜に立つ一行の前には、暗く怒号して荒れる海が果てしなく広がっており、暗灰色の重く垂れこめる雲から打ちつけるのはささやかな糠雨だったが、騒擾としてやみがたい大波と風の群れがこれから臨む航海を厳しいものにするだろう。
「蟷螂の斧だな」
バルナバーシュが浜辺に残されていた一艘の頑丈そうな木製の小舟を見つけると、うねりやまぬ海を横目に船底や櫂をあらため、まだ使えそうなことを確かめた。これに乗るのは四人が限度といったところか。
「諸君、我らはここで別れとしよう」
灰色の竜族、グレイスカルが高らかに告げ、ディオレも肩を並べると感慨深く仲間の顔を見渡した。「君たちはどうするんだ」バルナバーシュが幸星の民らを案じて問い、ディオレがそれに答えた。
「私たちはもどって闇沙漠のイメージを探し、そこからオルトフの次元へ帰ろう。大丈夫だ、あとは自分たちのフェレスが道を拓いてくれる。闇沙漠でも伝えたが、君たちをなかばだますような結果となってしまったこと、まことにすまなく思っている……だが君たちが辿り、乗り越えてきた冒険――思索、探求、そして神秘の数々――は、偽りとはならない。決して。なぜならイススィールは、つねにあらゆる時代、あらゆる人々の心のなかに存在しつづけ、世界が滅びに迷えるとき、天末にあらわれ、はるかなる果てへといたる門を開くのだから。その永遠の営みのなかで、私たちは君たちとの冒険譚とともに、後世に役目を継いでいくとしよう。いつかまた、終わらせるものが必要とされる時のために」 「君たちは何ものなんだ。オルトフ、あの地は現次元ではあるまい」 「時空の流れつく浜、魂の森、あるいは闇沙漠に集う夢のひとつ――そこに住まう者たちとでも言っておこうか。では、さらば! 縁があれば別の次元で会おう」
幻妖と竜族のふたりの戦士は、故郷をさして早足に駆け去っていった。その背を見届け、彼らが砂浜に繁る森のなかへ消えると、ルド、バルナバーシュ、フェリクス、ナナヤの四人は協力して小舟を波打ち際まで運び、そのあとを猟犬のマックスと白狼のアセナが忠実な足取りで付き従った。嵐の海は調和の象徴たる海流が正体を失ってないまざり、遠洋では硫黄めいた未知のガスが蒸気のようにあちこちで噴き出して、寄る辺となる次元や生命のしるしさえも見いだせぬ。いくつもの黒い波の壁がうめきつつ落ちてはまたそそりたち、水飛沫を散らして強く吹きつける潮風にルド以外の目や肌はひりついて痛んだ。水はわずかにねばっこく、塩ではない、いまわしいものの枯れた死骸を思わせるような、悪心をもよおすにおいがした。ルドは身をふるわせ、ナナヤの顔には恐怖が張りついている。
「この海を渡りきれるだろうか」
バルナバーシュがおぼつかなげに海をみやった。フェリクスだけが頓着せず、つねよりも鹿爪らしい面差しで出帆への備えを進めており、バルナバーシュもその片言のほかは何も言わなかった。この砂浜も近く虚無のなかへ消滅し、それまでにイススィール周辺の乱れた自然律や概念の撹拌された海が都合よく鎮まってくれるとは到底思えなかったからだ。小舟を波間に浮かべると、四人は悲壮感をもって乗り込み、二匹の獣もまた船べりを踊りこえて飛び乗った。
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沢・滝・渓谷!残暑でも涼しげな登山が楽しめる山特集【関東】
アイキャッチ画像出典:PIXTA
涼しさを感じられる場所を求めて
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夏が終わり、ようやく厳しい暑さからようやく解放されると思いきや、「意外と蒸し暑い・・・」と感じさせてくれるのが日本の残暑。 7月、8月の登山シーズンで「もう十分日差しを浴びたよ!!」なんて思っている方も多いのではないでしょうか? 今回はそんな「そろそろ涼しげな登山がしたい!」という人にぴったりな“涼”を感じられる山をご紹介します!
沢登りを体験!棒ノ折山(ぼうのおれやま)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 969m 東京都西多摩郡奥多摩町・埼玉県飯能市 ★★~★★★ ★★~★★★
奥多摩エリアにある棒ノ折山は、変化に富んだコースが魅力的な人気の山。沢登りのような体験もでき、山頂からは奥秩父の山々が見渡せます。 アクセスもよく、登山口のすぐ近くに温泉があるので下山後はリフレッシュして帰ることもできますよ! ■おすすめの登山コース さわらびの湯バス停→白谷橋→岩茸石→棒ノ折山(往復)
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コース距離:約8km
コースタイム:約4時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
▼詳細はこちら
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大迫力の滝を見に行こう!川苔山(かわのりやま)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 1,363m 東京都西多摩郡奥多摩町 ★★~★★★ ★★~★★★
先ほどの棒ノ折山すぐ隣にある川苔山は、奥多摩エリアで1,2位を争うほどの人気の山。新緑の季節から紅葉の時期まで、年間を通じて多くの登山者が訪れます。 特に人気があるのは「百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)」。約40mの落差は迫力満点です!JR青梅線の複数の駅から登山口にアクセスできるので、日帰り登山を楽しむ人が多いです。 ■おすすめの登山コース 川乗橋→百尋ノ滝→川苔山→鳩ノ巣駅
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コース距離:約12km
コースタイム:約5時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
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登山も渓谷ハイクも楽しもう!御岳山(みたけさん)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 929m 東京都青梅市 ★~★★★ ★★
広い奥多摩山塊の東寄りに位置する御岳山。山頂には御岳神社(武蔵御嶽神社)が置かれ、古くから山岳信仰の場として多くの尊崇を集める東京屈指のパワースポット。 山頂付近まではケーブルカーが運行されているので登山初心者にもおすすめ。「ロックガーデン」というハイキングコースには、「七代の滝」をはじめとする静かで心地のよい自然を楽しむことができます。 また、御嶽駅すぐ近くにある「御岳渓谷」も人気のスポットで、秋には清流と紅葉の美しいコントラストが楽しめます。渓谷周辺には散策��もあり、山も川も楽しめるのが御岳エリアの最大の魅力です。 ■おすすめの登山コース 御嶽駅→滝本駅→御岳山駅→御岳山→七代の滝→綾広の滝→御岳山駅→滝本駅→御嶽駅
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コース距離:約8km
コースタイム:約5時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
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西丹沢エリアで静かな登山!檜洞丸(ひのきぼらまる)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 1,601m 神奈川県相模原市・足柄上郡山北町 ★★~★★★ ★★~★★★
西丹沢エリアに位置する檜洞丸。様々な植物が見られることや山頂からの富士山の眺めの良さが魅力の人気の山。特に5月下旬から6月上旬に咲き誇るツツジ美しく、一見の価値あり! おすすめは西丹沢ビジターセンターから伸びる「ツツジ新道」。沢沿いの登山道や森林歩きなど、歩きごたえ十分なコースです。 ■おすすめの登山コース 西丹沢ビジターセンター→ゴーラ沢出合→檜洞丸(往復)
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コース距離:約6km
コースタイム:約2時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
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西丹沢にある檜洞丸は、5月下旬から6月上旬になるとツツジが美しく、登山者に人気の山です。桜の次はぜひツツジを愛でに檜洞丸へ行ってみまし...
奥秩父のパワースポット!三峰山(みつみねさん)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 1,066m 埼玉県秩父市 ★★ ★★
奥秩父山塊にある山の一つ三峯山。関東でも有数のパワースポット「三峯神社」があることで有名です。週末や紅葉シーズン、年始には参拝客が長い行列をつくるほど人気があります。 本来は「妙法が岳(1332m)」「白岩山(1921m)」「雲取山(2017m)」の三山の総称ですが、三峯神社がある頂を「三峰山」としている場合が一般的。 三峯神社へ続く表参道には、沢沿い歩きや森林歩きなど、奥秩父の自然を満喫できる要素が満点です! ■おすすめの登山コース 大輪→三峯神社(往復)
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コース距離:約6km
コースタイム:約4時間
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
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手軽に絶景を楽しめる!宝篋山(ほうきょうさん)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 461m 茨城県つくば市・土浦市 ★~★★ ★~★★
筑波山南東へ延びる筑波連山の最南端にある宝篋山。標高も低く、登山初心者でも手軽に行くことができ、山頂からの景色も抜群! 最も人気のある極楽寺コースは沢に沿った滝の多いコースで、森林浴を楽しみながら登ることができます。 ■おすすめの登山コース 宝篋山小田休憩所→宝篋山頂(往復)
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コース距離:約3km
コースタイム:約3時間
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
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美しいのは稜線だけじゃない!武尊山(ほたかやま)
出典:PIXTA
標高 所在地 体力レベル 難易度レベル 2,158m 群馬県利根郡みなかみ町・川場村・片品村 ★~★★ ★~★★
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日本百名山の一つ武尊山。群馬県の利根川源流域・奥利根に位置し、エリア周辺には「武尊渓谷」や「照葉峡」など、豊かな自然が広がっています。初心者~上級者まで楽しめる多彩な登山コースがあり、多くの登山客で賑わう人気の山です。 「武尊神社」を起点としたコースでは【裏見の滝】や【武尊沢】といった涼を感じられるポイントも多数あります。こちらは鎖場などが登場する中・上級者向けのコースなので要注意。 ■おすすめの登山コース 裏見ノ滝入口→剣ヶ峰山→武尊山山頂→裏見ノ滝入口
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コース距離:約12km
コースタイム:約7時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要 ・地図読み能力が必要
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日本百名山に名を連ねる『武尊山』は、新・花の百名山にも選定されている自然豊かな山。特に春から秋にかけては、レンゲツツジやヒメカイウの群...
“涼”を感じてリフレッシュ!
出典:PIXTA
9月はまだまだ暑さが残ります。紅葉が見ごろを迎え、肌寒くなる前のこの時期だからこそ、滝や沢沿い歩きで気持ちのいい“涼”を感じてみてはいかがでしょうか。 【登山時の注意点】 ・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山してください。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。 ・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。 ・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんでください。
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villa-chitose · 7 years
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艶と硬度を備えた新しいオリジナル ガラスコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」
ガラスコーティング・カーコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」はエンドユーザー様の施工はもちろん取扱店も募集しております。
柔軟性のある最高硬度7h 硬く・しなやかなdurezza massimaガラスコーティング
ディーラーガラスコーティングの硬さが2倍以上!ガラスコーティング膜厚は10倍以上!
通常のガラスコーティングのみの施工ですと有機物汚れや酸性雨による腐食予防には強いですが、ウォータースポットには弱いという弱点がありましたがドゥレッザ ガラスコーティングは柔軟性のある硬く・しなやかなガラスコーティングの他にシリコーンレジンコーティングという無機物汚れやシリケート固着予防がされているので雪国でも強いガラスコーティング剤です。
他社のガラスコーティング店では絶対にマネのできない硬度と撥水力!
下記の動画は絶対に見る価値があります。新しい ガラスコーティングの硬度差テスト、オリジナル ガラスコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」! 「鉛筆硬度9h 大手有名ガラスコーティング ハイ〇〇フィ〇ッシュ」とガラスコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」の比較動画になります。 ドゥレッザ ガラスコーティングがスクラッチ傷に強いのは鉛筆硬度で7hではあるが柔軟性と耐スクラッチとの最適化が可能であり、膜厚化により微細な擦過キズに強いので傷が入りにくい。
「ドゥレッザ ガラスコーティング」の撥水力!撥水角110℃以上は世界ナンバーワン!
youtube
ガラスコーティング・車 コーティングってどれも同じ?
まずは硬さの違いもありますが、ガラスコーティングの厚さが全く違います。 上記画像の左側は通常のディーラーやエシュロン、GZOX(ジーゾックス)などのガラスコーティングの成分であり、右側の画像はドゥレッザ ガラスコーティングになります。 通常のガラスコーティングは硬化させても「でんぷん」の粉のようにしかなりませんが、ドゥレッザ ガラスコーティングは本物のガラスなので上記右側のようにガラスになります。 ガラスコーティングは塗装の保護なので、上記のようなガラスにならないと塗装の保護にはなりません。
Massima durezza rivestimento di vetro ドゥレッザ  ガラスコーティング
新しいガラスコーティング剤: 低分子シラン ドゥレッザ ガラスコーティングとは 従来のガラスコーティングとは違う硬く、しなやかな最強無機質ガラスコーティング ガラスだから硬いのは当たり前、衝撃や湾曲などのストレスによるひび割れが発生しにくい柔軟性を持たせました。 柔軟性が(硬いだけより)耐傷性を高めます。また、酸化劣化しないことと合わせ、将来の剥がれ、ひび割れ等の弊害に対する心配ををゼロにします。 ドゥレッザ  ガラスコーティングは単一成分98%の高密度ガラスコーティングです。限りなく無機質に近いコーティング剤ですが2%のアルコキシドを混合する事により3~4ミクロンの甲膜厚を実現しました。また硬度7hの高度を持ちながら高膜厚のコーティング剤でもあり非常にバランスのとれた撥水角100℃を超えた撥水性ガラスコーティング剤です。
Hard-supple 硬く・しなやか
衝撃や湾曲などのストレスによるひび割れが発生しにくいガラスコーティングでは最高硬度の7h! セラミックガラスコーティングのように9hなど硬さが増すほどクラックが発生しやすくなります。 このため弊社のガラスコーティング剤では、多少の柔軟性を持たせて、あえて鉛筆硬度9Hとはせずに7H前後に調整して、クラックの発生を防いでいます。 ※ペルヒドロポリシラザンは高硬度9hであるが、クラック発生を防ぐため膜厚は薄く、意外にも微細な擦過キズにも弱く、膜厚をあげるために何層にもコーティングを施工すると剥離する。 ディーラーガラスコーティングは殆どがオルガノポリシロキサンを使用しており高分子の為、定着性が粘着テープのような定着性の為、柔軟性はあるが硬度が3h位しかなく耐久性も実際は1年半位。 弊社ガラスコーティングは低分子シランガラスコーティングの為、高硬度7h~8hであるが柔軟性があるためクラックしづらく、また、低分子のため塗装面の微細な凹凸に浸透しやすく、強靭な密着力が違う。  
High hardness flexibility 3D 高硬度柔軟性3Dネットワーク構造被膜
従来の3Dネットワーク構造被膜ですと硬度5hで耐久性は1年半ぐらいでしたが、低分子シランは硬度7h以上で長期耐久を実現しました。
No machine quality moths La scan the membrane 無 機 質 ガ ラ ス 被 膜
無機ガラス主鎖+有機官能基側鎖構造:酸による腐⾷や撥水・低撥水にもかかわらず無機汚れ(ウォータースポット・イオンデポジット)固着し難い。 低分子のため高濃度無溶剤化により高密度化ができる。このため汚れがつきにくく、汚れを落としやすい皮膜を形成できる。 従来のガラスコーティングは塗装色により撥水や親水の選択が必要であったが撥水角も100℃以上でもウォータースポット・イオンデポジットも低減できます。 有機質ヨゴレと結合しにくいので、ピッチ・タールなどの油類、無視やのフン・あか、チリやホコリなどが付着しにくく、水洗いで簡単に落とせる。 耐紫外線性、耐熱性、耐油性、耐水性、耐薬品性が高く塗装面を強靭に期間保護する。
Thickness コーティング剤膜厚
低分子だから実現できる1層塗りでも3μ以上 多層でも20μも可能。 通常のガラスコーティングですと、高分子ペルヒドロポリシラザンですと硬度が9hにはできますが、1μ以下なのでクラックしやすく、オルガノポリシロキサンは硬度も膜厚もない。硬度9hを高膜厚にすると柔軟性がないため劣化します。
Quality クオリティー
ドゥレッザ  ガラスコーティングは外国製原料ではなく、現在世界最高の機能や性能と安定した品質を誇る日本製低分子シランを原料として、自動車塗装や建築内外装向けのガラスコーティング剤として求められる「耐久性・防汚性・施工性・光沢美観・メンテナンス性」を追求。 アルコール系溶媒なので、塗装面・人体・環境に優しい。
Price
今現在のガラスコーティングの相場は硬さに高硬度になればなるほど金額も上がっていきます。 ハイモースコートやセラミックガラスコーティングなどはお店によってことなりますが、15万円以上20万円以上の高額な金額になりますが、弊社は中間コストを省略することで安く提供することに成功しました。 硬度7h以上のガラスコーティングではお求めやすい金額になりました。
ドゥレッザ  ガラスコーティングを塗ったプロテクションフィルムを指で曲げても、ひび割れしません。
通常のガラスコーティングですと、数μでもここまで曲げるとひび割れしますが、ドゥレッザ  ガラスコーティングは低分子の為、膜厚が厚く、そして硬くても衝撃や湾曲などのストレスにも強い。
※今現在、コーティングの硬さは最高硬度で7hが最高です。 7hと言えど完璧ではありません、たまにセラミックガラスコーティングなどの9hガラスコーティングも存在しますが、研究者のなかでは車の湾曲に塗れる9hはないそうです。 例として、メガネのレンズは7hでアイフォン(携帯電話)の表面は9h?なのでしょうか。 この両者を道路などに落とした場合メガネは割れませんが、アイフォンは表面レンズがバキバキに割れ、よく割れたアイフォンをそのまま使用してるのをよく目にします。 なぜ、9hのほうが硬いのに割れるのか? 今現在の技術で劣化しない9hがでればノーベル賞ものだからです。 メガネが割れないのはある程度柔軟性を持たせた7hなので劣化しないのでしょう。
硬度とクラック
硬度が硬いほど良いと言われるガラスコーティング商品やサービスがありますが、ガラスコーティングは化学合成品であるため、被膜の硬さが増すほどに脆く壊れやすくなり、「クラック」と呼ばれる微細なひび割れ損傷が発生しやすくなります。
クラックは硬化の過程や使用中の物理的化学的刺激などより発生し、見た目の「クスミ・濁り」になったり、「被膜が剥がれ落ちやすくなる」ことの弊害の原因になります。
今の技術で作ることができるガラスコーティング(非晶質ガラス)は、鉛筆硬度9H程度が最高硬度となりますが、コップや窓ガラスなどの厚みのあるものと比べて、ミクロン(μm)単位の被膜では硬さゆえの脆さの影響が大きくなります。 クラック発生を回避するためには、少し粘り気を持たせる必要があり、6H~8H程度の硬度が最適であると考えます。
膜厚と硬度
膜厚はある程度厚い方が良いと思います。しかし硬度が同じ場合被膜が厚くなるほどクラックが発生しやすくなりますので、上記のような若干の粘り気のある6H~8H程度のガラスコーティングでは2~4μm前後の膜厚が、微細な傷からの保護という意味でもバランスが良いのではないかと考えます。
硬度が同じ場合は、膜厚が厚くなるほどクラックが発生しやすくなるため、硬度9H程度のガラスコーティングでは0.5μm~1μm程度の薄い膜にしないと、クラックの発生が問題になります。 このように余りにも薄い被膜では、摩耗や微細傷も塗装まで達してしまう可能性が高まります。
ドゥレッザ ガラスコーティング施工例
ガラスコーティング・カーコーティング・ボディーコーティング・カーフィルム ご来店の多いエリア:
関東地方(かんとうちほう)は、日本の地域区分のひとつであり、本州の東部に位置している。その範囲について法律上の明確な定義はないが、一般的には茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の1都6県を指して関東地方と呼ぶ。 首都・東京を擁する関東地方は日本の政治・経済の中心となっており、日本の総人口の3分の1が集中している。 現代の関東地方が「関東」と呼称されるに至った経緯については「関東」を参照 首都圏整備法が定義する「首都圏」には、関東地方に山梨県を加えた1都7県が含まれる。また、「関東地方知事会」には、関東1都7県に加えて、中部圏知事会議にも加わっている静岡県、長野県の両県知事がオブザーバー参加している。 地理 関東地方 位置 日本最大の平野「関東平野」が中央に広がり、北西側は山岳地帯、東南側は太平洋に面する。関東の東部には房総半島(千葉県)、南部には三浦半島(神奈川県)が太平洋に突き出しており、房総半島と三浦半島の間に東京湾、三浦半島と真鶴半島の間に相模湾を形成する。また、地理的な一体性は薄いが旧伊豆国である東京都島嶼部も東京都の管轄下にあるため、行政的には関東地方である。なお関東地方には山梨県を含むケースもあるが、ここでは取り上げない。 最東端:千葉県銚子市 最西端:群馬県吾妻郡嬬恋村 最南端:千葉県南房総市 最北端:栃木県那須塩原市 上記市町村内に「最○端」が存在する。ただし、伊豆諸島や小笠原諸島を加えると、最東端は東京都小笠原村の南鳥島、最西・最南端は同村の沖ノ鳥島。南鳥島は日本の最東端、沖ノ鳥島(無人島)は日本の最南端であるため、関東地方は日本の最東・最南端とも言える。 自然地理 地質的には第四紀の沖積層や洪積層であり、植生は平野部やその周辺の標高約500~900mの低山には常緑広葉樹林が広がり、箱根で約900m、丹沢や高尾で約800m、奥多摩、奥武蔵や奥秩父で約700m、西上州や赤城山、足尾山地や筑波山で約600m、北毛や那須の山地で約500mまで照葉樹が生えることができる。 また、常緑広葉樹林の上にはブナやシラカバ、ミズナラなどの落葉広葉樹林が広がる。しかし、千葉県は標高が低いため成立しない。茨城県には筑波山山頂周辺と、北部の山の一部にしか広がっていない。 また、落葉広葉樹林の上にはシラビソやダケカンバなどの針葉樹林が落葉広葉樹林の下限から約1100m高い標高から広がるが、千葉県はもちろん、茨城県や神奈川県にも標高が低いため成立しない。東京都には雲取山周辺の僅かな面積にしか広がっていない。 北端には帝釈山脈、高原山、那須連山、八溝山、三国山脈、西端には関東山地(奥秩父山塊もこの一部)などの山地がそびえて、各隣接地方へ繋がる。日本最大の平野である関東平野が広がり、塩那丘陵をはさんでその直ぐ北には那須岳山麓に広がる日本最大級の扇状地那須野が原、東側には上総台地を挟んで千葉県の海岸沿いには九十九里平野が広がる。千葉県南部は房総丘陵で、茨城県の霞ヶ浦周辺は常総台地や常陸台地になっている。群馬県や埼玉県秩父地方などは盆地になっている。荒川、江戸川などの各河川は東京湾へ注ぎ、鬼怒川、利根川(「坂東太郎」とも呼ばれた)は犬吠埼で太平洋へ注ぐ。 東京湾は、房総半島と三浦半島に囲まれ、千葉県の西側、東京都の一部と神奈川県の東側に面して、浦賀水道から太平洋に接する。沿岸部は工業地帯になっている。神奈川県の南側は相模湾・相模灘に、茨城県の沿岸は鹿島灘に面する。また、相模湾には、二回の関東地震の震源地となった相模トラフが通っているために、各地で地震対策にも力が入れられている。 最高地点は、栃木県日光市と群馬県片品村との境にある日光白根山(奥白根山)山頂。日本の都道府県の最高地点としては、八番目に高い。また、関東以北(関東・東北・北海道)の最高地点でもある。都道府県の最高地点は埼玉県が三宝山 (2483m)、東京都が雲取山(2017m)、神奈川県が蛭ヶ岳 (1673m)、茨城県が八溝山 (1022m)、千葉県が愛宕山(408m)である。千葉県の愛宕山は、各都道府県の最高峰の中では最も低い。 「首都圏」といわれる地方でありながら、自然環境に恵まれているといえる。自然公園面積の割合は、東京都が全国第二位、埼玉県が第四位、神奈川県が第十位である。 山地:三国山脈、足尾山地、帝釈山脈、大佐飛山地、八溝山地、関東山地、丹沢山地、房総丘陵 山:那須岳、大佐飛山、高原山、男体山、女峰山、日光白根山、榛名山、妙義山、赤城山、谷川岳、八溝山、加波山、筑波山、雲取山、甲武信ヶ岳、三宝山、高尾山、蛭ヶ岳、丹沢山、三原山、神引山、天上山 島:江の島、伊豆諸島、小笠原諸島 川:鬼怒川、小貝川、那珂川、箒川、久慈川、利根川、荒川、中川、多摩川、江戸川、酒匂川、相模川 瀑:湯滝、竜頭滝、華厳滝、袋田滝 湖沼:中禅寺湖、五十里湖、西浦(霞ヶ浦)、北浦(霞ヶ浦)、印旛沼、芦ノ湖 海浜:鹿島灘、九十九里浜、東京湾、相模湾(湘南) 国立公園:日光国立公園、尾瀬国立公園、秩父多摩甲斐国立公園、富士箱根伊豆国立公園、小笠原国立公園 国定公園:水郷筑波国定公園、南房総国定公園 地域 南関東(みなみかんとう):利根川以南の千葉県+東京都+神奈川県+埼玉県の1都3県を指す。埼玉県を除いて1都2県とする場合もある。 衆議院比例代表の南関東ブロック:千葉県+神奈川県+山梨県。 北関東(きたかんとう):茨城県+栃木県+群馬県の3県を指すことが多いが、埼玉県を含めた4県を指しても使われる。 衆議院比例代表の北関東ブロック:茨城県+栃木県+群馬県+埼玉県。 首都圏(しゅとけん):首都圏整備法及び関連法では、「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県を首都圏とする。」と定められている。 東京圏(とうきょうけん):東京の都市圏が拡大しているため、時期により範囲は異なる。総務省の基準では、新宿移転前の東京都庁(東京都千代田区。現在の東京国際フォーラム)から70km圏内を指し、東京都、千葉県、茨城県、埼玉県、神奈川県に及ぶ(2000年国勢調査時)。一般的には、「東京都心からNkm圏」のように用いる。 東京都市圏:東京都区部(旧東京市)の都市雇用圏(10%通勤圏)。東京都、千葉県北西部、茨城県南西部、埼玉県東部・中南部・西南部、神奈川県の大部分を含む。 関東大都市圏:中心地である東京都区部・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市への通勤通学人口が常住人口の1.5%以上である市町村を指す。2005年国勢調査では、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の大部分と、茨城県・栃木県・群馬県の一部、山梨県の上野原市・大月市、静岡県の熱海市。 常総(じょうそう):茨城県+千葉県。狭義では、利根川に近い茨城県南部(旧葛飾県・旧新治県)+千葉県北部(旧葛飾県)の一帯を指す。広義では関東の東半分に当たるので、東関東(ひがしかんとう)ともいう。 常武(じょうぶ):茨城県+千葉県+東京都。城東地区+常総を指す。 東上(とうじょう):東京都+埼玉県+群馬県。 両毛(りょうもう):群馬県南東部+栃木県南西部。 上武(じょうぶ):群馬県+埼玉県。 毛武(もうぶ):群馬県+栃木県+埼玉県。 葛飾(かつしか):東京都城東地区+千葉県西部+埼玉県東部+茨城県西部の一部。 総武(そうぶ):千葉県+東京都(+埼玉県)。(千葉県北部だけを指すときもある。) 多摩(たま):東京都から区部と島嶼部を除いた地域。ただし、明治時代東多摩郡に属していた中野区と杉並区を含む場合もある。 武蔵(むさし):昔は、埼玉県+東京都+神奈川県の一部だったが、現在は埼玉県秩父地方・入間郡+東京都西部の多摩地域。奥武蔵は、秩父地方の奥の旧大滝村などが合併した秩父市辺りのこと 飯能も加わることもある 武相・相武(ぶそう、そうぶ):東京都+神奈川県(+埼玉県)。多摩市・町田市・相模原市・横浜市北部を中心とした地域のみを指す場合もある。 八高(はちこう) :八王子市 - 高崎市の縦断区間。 埼京(さいきょう) :東京23区 - さいたま市の縦断区間。 京成(けいせい) :東京23区 - 成田市の横断区間。 京葉(けいよう) :東京23区 - 千葉市の横断区間。 京浜(けいひん)・東横(とうよこ) :東京23区 - 横浜市の縦断区間。 地域別の特徴 政治 南関東および茨城県南西部:桓武天皇の子孫が多く領地として有した歴史から、桓武平氏諸氏の影響力が強い地域。平氏の支配下の地に河内源氏が鎌倉の領有権を得て以来、鎌倉幕府(源氏)、室町幕府時代の鎌倉府(源氏)、江戸幕府(徳川氏)、明治政府といった政権の本拠地が置かれて来た。第二次大戦後には東京60km圏内はベッドタウン化し、「○○都民」(例:神奈川都民、千葉都民、埼玉都民、茨城都民)と呼ばれる居住地の地方政治に対し積極的なかかわりを持とうとはしない住民が増加している。 北関東:古代には毛野国に代表される地方王国が存在したが、次第に清和源氏諸氏や藤原北家諸氏が領主として土着した。室町幕府の足利尊氏は清和源氏で下野国御家人(足利市)の出身、江戸幕府の徳川家康は清和源氏・新田氏流の末裔という風に、政権を樹立した武将には北関東(毛野国)に縁を持つ者が多い。なお、源頼朝も徳川家康も、宇都宮大明神(宇都宮二荒山神社)を参詣し寄進を行っている。第二次大戦後は、高崎に象徴されるように「自民党王国」として有名であり、衆議院議長や大臣級の政治家を多く輩出している。 経済 南関東および茨城県南西部:政権の所在地(鎌倉、江戸〈明治以後の東京〉)が大消費地として経済の中心地になり、それを中心に経済圏が形成されている。本社の東京一極集中が凄まじく、東京が「プライメイトシティ」と化している。国道16号圏内の私鉄沿線は、鉄道駅周辺に店鋪が集まっており、自家用車の所有率が低い。 北関東:中心市街地における購買力が顕著であり、宇都宮での年間商品販売額は、栃木県全県の約半数に迫る勢いである。モータリゼーションが発達しており、郊外型ロードサイドショップが多く、前橋市の中心市街地衰退は問題となっている。 交通 南関東:大型幹線には東海道新幹線や東名高速道路など。連絡線は国道16号など。 東海地方との境:箱根峠。中央高地との境:相模湖。 北関東:東海道と東山道の東端。大型幹線には東北新幹線や東北自動車道、北関東自動車道など。連絡線は国道50号など。 東北地方との境:勿来関、白河関。長野県・新潟県との境:三国山脈。中央高地との境:碓氷峠、雁坂峠。 東西に分けた場合 東関東(茨城県+千葉県) 常総ともいう。日本屈指の農業地帯。利根川近辺には水郷筑波国定公園が位置しており、水郷や筑波山などの観光地を持つ。 地域間移動は線的で、常磐自動車道、東関東自動車道、国道6号、国道51号といった南北の幹線に沿った地域同士の交流関係が深い。 西関東(茨城県と千葉県を除く関東地方) 西に関東山地が峙える。地域間移動は流動的で、川(利根川、多摩川)を越えた地域同士の交流も目立つ。両毛デルタ地帯や国道16号沿線にはロードサイドショップが多く、埼玉県から多摩地域への移動は、道路では国道16号経由、鉄路では東京経由が主流である。 北西部(毛武)に当たる埼玉県・栃木県・群馬県では、農業が盛んである。しかし、南西部(武相)に当たる東京都と神奈川県では、農業の占める割合が極めて低く、第三次産業の占める割合が極めて高い。これも、交易によって勢力を維持した平氏流諸氏の支配地域と、農業によって勢力を維持した源氏流諸氏の支配地域の特徴がよく表れている現象の一つと言えよう。しかしながら、近年の北西部における農業の衰退は激しく、群馬県の耕作放棄地率は全国3位の高比率である。 経済 経済の全体的傾向 平成19年度の関東のGDPは203兆7486億円である[6]。これはインドやロシアのGDPよりも大きく、巨大な経済圏を形成している[7]。 地域別特徴を見ると、本社の大半は、東京都区部に集中している。一方で、東京都区部を除く地域には、工場や物流拠点が集中しており、特定企業の工場が集まる「企業城下町」や、営業所や小売業が多く立地する都市が多く見られる。 第一次産業 農業 東部の茨城県と千葉県は、全国でも上位の農業粗生産額を誇り、北西部の群馬県と埼玉県と栃木県でも農業生産が多い。特に千葉県は、農業生産額が北海道に次いで第二位であり、野菜の生産額は日本第一位を誇る。だが、近年では住宅や工業地帯の開発、後継者問題により衰退しており、耕作放棄地が増加している。また、南西部の東京都と神奈川県では大きく衰えており、ほぼ自給が不可能な状況だ。 東京周辺では、典型的な都市近郊農業として、野菜や花卉の栽培が多い。 関東地方各市町村における年間農業産出額(2006年)は、多い順に以下の通り。 鉾田市(茨城県)<539億円> 旭市(千葉県)<418億円> 前橋市(群馬県)<387億円> 深谷市(埼玉県)<356億円> 香取市(千葉県)<321億円> 那須塩原市(栃木県)<264億円> 大田原市(栃木県)<247億円> 行方市(茨城県)<235億円> 銚子市(千葉県)<228億円> 筑西市(茨城県)<228億円> 坂東市(茨城県)<219億円> 真岡市(栃木県)<218億円> 宇都宮市(栃木県)<198億円> 小美玉市(茨城県)<197億円> 太田市(群馬県)<190億円> 畜産業 大消費地である東京を控え、茨城県や栃木県、千葉県を中心に養豚、養鶏、酪農が多い。生乳生産量では、北海道に続いて、栃木県が第二位、千葉県が第三位に位置する。 漁業(水産業) 太平洋側を中心に水揚げが多い。特に銚子漁港は、国内有数の水揚げ高を誇る。 成田国際空港は、水産物の輸入金額が日本一であるため、「成田漁港」とも呼ばれる。 第二次産業 鉱業 昭和半ばまで、日立市や足尾など一部の鉱山が操業していたが、1975年頃に閉鎖された。 埼玉県の秩父市、栃木県佐野市(旧葛生町)付近では、セメント原料の石灰岩、ドロマイトの採掘が行われている。 関東地方の地下には日本最大のガス田である南関東ガス田があり、千葉県では天然ガスの採掘が行われている。大半は東京向けに供給される。また、副産物であるかん水からはヨードが精製されており、医薬品向けに日本から輸出される数少ない鉱物資源となっている。南関東ガス田の埋蔵量が多いのに採掘が比較的少ないのは、天然ガス採掘が地盤沈下をもたらすためである。 工業 南部:東京湾沿岸に、大規模な臨海型工場地帯が広がり、それぞれ京浜工業地帯(東京-神奈川)や京葉工業地域(東京-千葉)と称される。なお、京葉工業地域も、京浜工業地帯に含めることがある。 北部:太田や宇都宮、伊勢崎、河内郡上三川などを初めとする地域では、内陸型の北関東工業地域が形成され、輸送機器やゴム製品の生産額が大きい。 東部:茨城県の北部(日立、ひたちなか)や千葉県北西部(我孫子、柏、習志野など)には、日立製作所の関連工場が多い。また、茨城県の鹿行地域(鹿嶋、神栖)には鹿島臨海工業地帯が形成されている。 関東地方における主要工業都市は、各市町村別の年間製造品出荷額(2008年)の多い順に以下のようになっている。 市原市(千葉県)<5.70兆円> 東京特別区(東京都)<4.65兆円> 川崎市(神奈川県)<4.61兆円> 横浜市(神奈川県)<3.90兆円> 太田市(群馬県)<2.19兆円> 宇都宮市(栃木県)<1.69兆円> 相模原市(神奈川県)<1.61兆円> 狭山市(埼玉県)<1.49兆円> 神栖市(茨城県)<1.49兆円> 日立��(茨城県)<1.45兆円> 千葉市(千葉県)<1.36兆円> 袖ヶ浦市(千葉県)<1.35兆円> 藤沢市(神奈川県)<1.34兆円> 平塚市(神奈川県)<1.28兆円> 伊勢崎市(群馬県)<1.23兆円> 君津市(千葉県)<1.02兆円> 鹿嶋市(茨城県)<1.02兆円> ひたちなか市(茨城県)<1.00兆円> 日野市(東京都)<0.94兆円> 河内郡上三川町(栃木県)<0.93兆円> 「大手」「超大手」といわれる製造業の本社(工場とは限らない)は、東京都区部に所在するものが多い。しかし、関東地方に工場を置く企業(親会社)の本社が、必ずしも関東地方に所在するとも限らない。 建設業 多くの大手ゼネコンの本社が、東京都区部に集中している。東京都区部では、大規模なオフィスビルやマンション・道路・鉄道(地下鉄)などの建設が行なわれている。 第三次産業 商業 東京では、新宿・池袋・渋谷・銀座・日本橋・秋葉原・上野を中心に百貨店や専門店、高級ブランド店、大規模商業施設、飲食店などがあり、集積度は高い。 国道16号圏内の鉄道沿線、特に東京と横浜には、鉄道駅の利用者に便利な駅周辺を地盤とする「カメラ系家電量販店」などの駅前ショップが多い。 宇都宮、高崎、水戸では、��ーミナル駅の周辺や中心市街地における購買力が強い。そのためバスの路線は必ず都心を通過するように設定されていることが多いほか、都心では低運賃で利用できる循環バスが設定されている。 両毛デルタ地帯では、バイパスや郊外を地盤とする「北関東系家電量販店」や郊外型ショッピングセンターが多い。 関東地方の主な商業集積地は、各市町村における年間商品販売額(2007年、含卸売業)の多い順に以下のようになっている。 東京特別区(東京都)<175兆円> 横浜市(神奈川県)<9.79兆円> さいたま市(埼玉県)<4.73兆円> 千葉市(千葉県)<3.72兆円> 川崎市(神奈川県)<3.64兆円> 宇都宮市(栃木県)<2.84兆円> 前橋市(群馬県)<2.38兆円> 高崎市(群馬県)<1.75兆円> 水戸市(茨城県)<1.52兆円> 相模原市(神奈川県)<1.31兆円> 船橋市(千葉県)<1.16兆円> 八王子市(東京都)<1.14兆円> 厚木市(神奈川県)<1.12兆円> 川口市(埼玉県)<0.96兆円> 柏市(千葉県)<0.89兆円> 立川市(東京都)<0.88兆円> 町田市(東京都)<0.81兆円> 熊谷市(埼玉県)<0.78兆円> つくば市(茨城県)<0.78兆円> 松戸市(千葉県)<0.77兆円> 金融 東京には中央銀行である日本銀行や多くの都市銀行が本店を置いているほか、各地の地方銀行や主要な海外金融機関も情報収集を兼ねて東京支店を置いている。また、東京証券取引所、各種商品市場も置かれている。 サービス 基本的には東京都区内に集積するものが多い。 IT関係などの集積が多い。 各放送局のキー局(親局)が東京都区内に所在する。東京には各地方局の支社もあり、東京に本社のある企業や出演者などへの営業活動や、一部の番組製作も行われている。 大手通信会社(電気通信事業者)の本社が東京都区内に所在する。 交通 幹線交通網 関東地方の幹線交通網は、東海道ルート、甲州街道ルート、中山道・三国街道ルート、日光街道・奥州街道ルート、水戸街道ルート、常総ルート、房総半島ルートに大きく分けられる。 連絡線としては、例幣使街道ルートなどがある。兵士街道古道鎌倉街道・大山街道や、その他関東各地域中核都市から周辺部に伸びる路線群が整備されている。 東海道ルート:東海道新幹線、東海道本線、京急本線、東名高速道路、国道15号、国道1号、国道246号 甲州街道ルート:中央本線、京王線、西武新宿線、中央自動車道、国道20号 中山道・三国街道ルート:上越新幹線、北陸新幹線、高崎線、上越線、信越本線、関越自動車道、上信越自動車道、国道17号、国道18号、国道254号 日光街道・奥州街道ルート:東北新幹線、宇都宮線、日光線、東武日光線、東北自動車道、日光宇都宮道路、国道4号、国道119号 水戸街道ルート(水戸以北は陸前浜街道):常磐線、つくばエクスプレス、常磐自動車道、国道6号 常総ルート:総武本線、成田線・鹿島線・大洗鹿島線、京葉道路、東関東自動車道、国道14号、国道51号 房総半島ルート:内房線、外房線、東京湾アクアライン、館山自動車道、千葉東金道路、国道127号 鉄道 関東地方の鉄道網は東京から放射状に伸びており、路線相互の接続駅間を結ぶ鉄道路線が高度に整備され、世界最大の輸送力を誇っている。 ※ケーブルカーやロープウェイ、貨物専用路線は割愛。 東京都 新幹線 JR東海東海道新幹線、JR東日本東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線 地下鉄 東京メトロ、都営地下鉄 放射線 京急本線、JR東日本京浜東北線、JR東日本東海道線、JR東日本横須賀線、JR東日本湘南新宿ライン、JR東日本埼京線、東急東横線、東急田園都市線、京王井の頭線、小田急小田原線、京王線、JR東日本中央本線(中央線快速)、西武新宿線、西武池袋線、東武東上線、JR東日本高崎線、JR東日本宇都宮線、つくばエクスプレス、JR東日本常磐線(常磐緩行線・常磐快速線)、京成本線、JR東日本総武本線(中央・総武緩行線・総武快速線)、JR東日本京葉線、東武伊勢崎線、北総線、埼玉高速鉄道線 メトロ東西線、メトロ有楽町線、都営地下鉄新宿線 23区内を結ぶ路線 JR東日本山手線、東急大井町線、東急多摩川線、東急池上線、東急目黒線、東急世田谷線、京急空港線、東京モノレール、東京臨海高速鉄道りんかい線、ゆりかもめ線、都電荒川線、都営日暮里・舎人ライナー、京成押上線、京成金町線、東武亀戸線、東武大師線 メトロ銀座線、メトロ丸ノ内線、メトロ日比谷線、メトロ千代田線、メトロ半蔵門線、メトロ南北線、メトロ副都心線、都営地下鉄浅草線、都営地下鉄三田線、都営地下鉄大江戸線 郊外地区同士を結ぶ路線 JR東日本南武線、JR東日本横浜線、JR東日本武蔵野線、JR東日本八高線、JR東日本青梅線、JR東日本五日市線、西武多摩川線、西武拝島線、西武多摩湖線、西武山口線、多摩都市モノレール線、京王相模原線、小田急多摩線、京王動物園線、京王高尾線 その他 概ね南西(横浜方面)から順に時計回りに列挙する 東京都内にかかるものは除く JR東日本 鶴見線、根岸線、相模線、川越線、信越本線、吾妻線、上越線、両毛線、日光線、烏山線、水戸線、水郡線、成田線、鹿島線、内房線、外房線、久留里線 JR東海 御殿場線、身延線 私鉄・第三セクター 神奈川 京急大師線、京急久里浜線、京急逗子線、東急こどもの国線、横浜高速鉄道みなとみらい線、相鉄本線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄、シーサイドライン、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄線、湘南モノレール線、伊豆箱根鉄道大雄山線、箱根登山鉄道線 埼玉 東武越生線、西武狭山線、西武秩父線、秩父鉄道線、東武野田線、埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)、埼玉高速鉄道線 北関東(茨城・栃木・群馬) ひたちなか海浜鉄道湊線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線、関東鉄道常総線、関東鉄道竜ヶ崎線、東武佐野線、東武日光線、東武宇都宮線、真岡鐵道真岡線、上信線、上毛線、東武桐生線、東武小泉線、わたらせ渓谷鐵道線 千葉 東武野田線、流鉄流山線、新京成線、東葉高速線、京成千葉線、京成千原線、千葉都市モノレール1号線・2号線、銚子電気鉄道線、いすみ鉄道いすみ線、小湊鉄道線 県庁所在地の近郊路線 各県庁所在地(市代表駅)周辺の鉄道路線。東京都は除く。 茨城県:水戸市(水戸駅) JR常磐線、JR水戸線、JR水郡線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 群馬県:前橋市(前橋駅) JR高崎線、JR上越線、JR信越本線、JR両毛線、JR八高線、JR吾妻線、上信電鉄上信線、東武伊勢崎線、東武桐生線、わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線 栃木県:宇都宮市(宇都宮駅) JR宇都宮線、JR日光線、JR烏山線、東武宇都宮線、東武佐野線、東武日光線、東武鬼怒川線 埼玉県:さいたま市(浦和駅) JR埼京線、JR武蔵野線、JR京浜東北線、JR宇都宮線、JR高崎線、JR湘南新宿ライン、JR川越線、東武野田線、東武東上線、東武伊勢崎線、埼玉高速鉄道線、埼玉新都市交通伊奈線 千葉県:千葉市(千葉駅) JR中央・総武線、JR総武快速線、JR総武本線、JR成田線、JR内房線、JR外房線、京成千葉線、京成千原線、千葉都市モノレール1号線・2号線 神奈川県:横浜市(横浜駅) JR東海道本線、JR横須賀線、JR湘南新宿ライン、JR京浜東北線・根岸線、JR横浜線、JR鶴見線、京急本線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線、相鉄本線・相鉄いずみ野線、ブルーライン・グリーンライン、シーサイドライン 道路 江戸時代に五街道が整備されて以後、日本橋を始点にして幹線国道が放射状に整備され、連絡線国道が環状(弧状)に整備されている。高速道路は、首都高都心環状線を中心に、各方面へ放射状に延びている。 また、国道16号沿線や両毛デルタ地帯では、モータリゼーションの進展が著しい。 主な幹線国道と高速道路 国道1号(国道246号)・東名高速道路 国道20号・中央自動車道 国道17号(国道254号)・関越自動車道 国道18号・上信越自動車道 国道119号・日光宇都宮道路 国道4号・東北自動車道 国道6号・常磐自動車道 国道14号・国道51号・東関東自動車道 国道127号・館山自動車道 主な連絡線国道と高速道路 国道16号 国道50号・北関東自動車道 バス 東京都区部や周辺都市に、東北・中部・近畿など各地方からの高速バスが多数発着している。 一方、郊外や中小都市での一般路線バスは、モータリゼーションの進展で経営が苦しくなっている。 航空 空港としては、東京国際空港(羽田、RJTT)や成田国際空港(RJAA)が立地する。いずれも事情により、アジアのハブ空港としての立場が揺らいでいる。 東京と成田の両空港はマルチエアポート対応。 この他、茨城空港(RJAH)・調布飛行場(RJTF)・大島空港(RJTO)・新島空港(RJAN)・神津島空港(RJAZ)・三宅島空港(RJTQ)・八丈島空港(RJTH)が立地し、伊豆諸島ではそれに加えて東京愛らんどシャトルが就航している。 海運 東京湾岸の横浜港、東京港、千葉港を中心に、世界各地を結ぶ貨物船が東京湾に出入りしている。また、日本の大手海運会社である日本郵船や商船三井、川崎汽船が東京に本社を置いている。 東京港・横浜港など - 伊豆諸島間には東海汽船・神新汽船・伊豆七島海運などが、東京港 - 小笠原諸島間には小笠原海運・共勝丸が就航している。 この他、茨城港、鹿島港が工業製品・原材料の輸出入等の拠点となっている。茨城港大洗港区 - 苫小牧港にはカーフェリー (商船三井フェリー)が就航している。 主要都市 政令指定都市 横浜市(3,732,539人)・川崎市(1,486,578人)・さいたま市(1,272,716人)・千葉市(974,335人)・相模原市(722,174人) 中核市 船橋市(625,864人)・八王子市(577,180人)・宇都宮市(519,217人)・横須賀市(405,640人)・柏市(416,383人)・高崎市(370,502人)・川越市(351,283人)・越谷市(339,144人)・前橋市(335,703人) 特例市 川口市(580,302人)・所沢市(336,328人)・水戸市(270,840人)・平塚市(258,206人)・草加市(247,852人)・春日部市(232,000人)・茅ヶ崎市(239,824人)・厚木市(225,398人)・大和市(234,150人)・太田市(220,332人)・つくば市(229,451人)・伊勢崎市(208,911人)・熊谷市(198,605人)・小田原市(193,561人)・甲府市(192,352人) ガラスコーティング茨城県 ガラスコーティング埼玉県 ガラスコーティング千葉県 ガラスコーティング東京都 ガラスコーティング神奈川県 ガラスコーティング栃木県 カーフィルム茨城県 カーフィルム埼玉県 カーフィルム千葉県 カーフィルム東京都 カーフィルム神奈川県 カーフィルム栃木県
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96box · 7 years
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●神話と歴史 最初は無であった。 無の中に混沌が生まれた。混沌の中に「核」が生まれた。 創造神は、その「核」を基に世界を創った。 創造神は海を、大地を、空を創った。 世界の土台を創ったところで、創造神は疲弊してしまった。 そこで、創造神は、自分に似た姿の7人の子供を創った。 そして、彼らに自分の力の一部を与えると、世界を整えるよう命じ、眠りについた。 彼らは、世界に溢れる自然エネルギーを使い、風を、潮を生み出した。世界に「流れ」が生まれた。 秩序、霊魂、言霊、時空、意志、実り、感情を生み出し、また、彼らの間に子を成した。 こうして、最初の者たちは、創造神の創り出した土台を、自然エネルギーを用いて豊かにし、また整えていった。 ……これが、世界で語られる創造神話である。 のちに、最初の七人は「大七柱神」と呼ばれることとなる。 神話の時代の終わりは、混沌の大災害と共に訪れた。神々の力の使役により、エネルギーが暴走し、世界崩壊の危機が訪れたとされる。 しかし、大災害の後、世界は大災害が起こる前とほとんど同じ姿を保っていた。 大災害がどのようにして収まったのか、また、世界はどのようにして大きく変わることなく護られたのか。これらの謎は、未だ解明されていない。 ただ、残された者たちは、自らが「神」であったことを忘却しており、また、大災害以前ほどの力を持ってはいなかった。 世界に影響を与えるほどの力を持ち得なくなった人々のそれは、小さな現象を起こす程度にまで弱まった。 それでも、自然エネルギーを用いて、自在に火や水を起こすことができた。彼らは、それを「魔法」と呼び、一部の者たちは、これの研究・開発を始めた。 人の時代が幕を開けた。そして、伝承に残る旧時代の人々は、神として崇められることとなったのである。 さらに下った時代、ますます人々は神々の力を失っていった。そのような時代の最中、強力な魔法使いが七人誕生した。 彼らは、七賢者と呼ばれた。その魔法は神にこそ劣るものの、この時代には類を見ないほどの力であった。彼らは、その奇跡的な力で、時に民衆を助けていた。 彼らはまた、研究者でもあった。利己的であった彼らは、いかに自分が優れているかを示すため、強力な魔法を生み出すことに尽力した。 また、彼らは、生み出した、研究成果でもある魔法が朽ちてしまわぬよう、魔法をかけた。 これは、素質ある魔法使いに、自らが生み出した魔法が永遠に受け継がれていくというものであった。 かくして、彼らの死後、世界には彼らの魔法を受け継ぐ者が、必ず「7人」現れるようになった。 そして、現代。 七賢者の時代より、更に人々は力を失い、一部の人間は、ほとんど魔法を使えなくなってしまった。 しかし、素質ある魔法使いは、未だ当時と変わらぬ力を持っている。 ●パラディアム小大陸 七賢者が生まれたとされる大陸は、現在、三つの国と無数の集落で構成されている。 全ての国と集落では、大七柱神を信仰しているが、国では、それとは別に、国の守護神として崇める神が存在する。 気候は総じて温暖であり、また、四季のようなものも見られる。 危険な生物はあまり見られないが、山地が多く、山奥には凶暴な熊や猪などが生息している。毒をもつ生き物も見られる。 大きな国・集落は以下のとおり。 ・アルカメイディア聖王国(大陸北西部) ・エリュス王国(大陸北東部) ・オフィーリエ共和国(大陸南部) ・隠れ里トコセ(大陸中央部) 上記以外にも、無数の集落が存在するが、三国家に近い集落は、その国の影響を少なからず受けることが多い。 総じて、三国家での生活に比べると低い水準の生活をしているが、集落の民はそれで満足していることが多い。 アルカメイディア周辺の一部の集落は、深刻な貧困問題を抱えているといわれる。 三国家の法が適用されない地域がほとんどのため、悪いところでは治安が非常に悪い。 身体的特徴は、それぞれに近い国家のものに近い。 大陸中央部では、混血のためなのか、容姿的特徴が多様であることが多い。 ●魔法 魔法は「火」「水」「土」「風」の四属性から成る。 それぞれの属性の魔法は、簡単なものなら魔法適性さえあれば使うことができるが、強力な魔法や複数の属性を複合させた魔法(雷魔法や植物魔法のようなものもこれに含まれる)を使うためには、適性のみならず、類い稀なる才能あるいは不断の努力が必要となる。 また、魔法適性B級程度の場合、四���性にそれぞれ得手・不得手が生まれるが、魔法適性A級の場合はバランスよく使いこなすことができる。 なお、魔法適性を持たなくても、素質があれば訓練により魔法を使うことができるようになることもしばしば見られる。 七賢者の生み出した魔法が使える者たちを、特にアルカメイディア聖王国では「特A級」と呼び、危険視されている。 彼らの使う魔法は総じて強力である。また、七賢者に比べると、現代の魔法使いでは適性が低すぎるため、これらの魔法を使うときに、相応のリスクがある。(七賢者は代償なしでこれらの魔法を行使できた) ・創造魔法:あらゆる物を生み出すことができる。代償として、生命力を削る。 ・霊魂魔法:霊魂を操る。代償は唯一ほとんどないが、他者の魂を代償として捧げる。 ・言霊魔法:言霊によって求める現象を起こす。他者に命令する。代償は三代欲求に飢える。 ・空間魔法:空間を自由に移動できる。代償は異常な眠気。 ・強化魔法:肉体を強化する。代償は身体が疲弊しやすい。 ・火焔魔法:強力な炎を操る。代償は、術者は徐々に身体が灰になる。 ・誘惑魔法:相手を魅了する。また、特定の相手に魅了させる。代償は性的欲求。 ●神格、死生観 ・創造神 世界の基礎を創ったとされる。また、総ての神の親神と呼ばれる。 神(のちの人)を自分の姿に似せて生み出したとされており、今もどこかで眠っているといわれる。 ・大七柱神 最初の七柱の神。世界に「流れ」を創り出し、また、様々な要素を生み出したとされる。 それぞれの要素を司るとされ、崇められている。神々の名は以下のとおり。  秩序の神アロギア  霊魂の神アフェリア  言霊の神アヴィリア  時空の神アスディア  意志の神アコライア  豊穣の神アイフィア  感情の神アルティア また、これらの神々は守護神を持たない集落でも崇められている。 ・魔法の神メイディア アルカメイディアの守護神とされる神。 魔法は神の間では普遍的なものだが、彼女はとりわけ魔法の使い方に長けており、今のアルカメイディア聖王国の領域が豊かな土地であるのは、彼女のおかげとされる。 また、アルカメイディアでは、熱心に信仰する者に対し、優れた魔法の力を与える神であるともされている。 ・騎士神シュヴァリア エリュスの守護神とされる神。 世界に流れが出来始めた頃、不安定なエネルギーの塊により災害が起こり、それから民を護ったのがかの神であるとされている。 また、第七柱神を護る神の一人であったともされる。 ・自由の神リーヴィア オフィーリエの守護神とされる神。 自由を重んじ、あらゆるものに自由を与えた神とされる。 季節の移ろいなど、世界に多様性ができたのは、かの神の力によるものとされている。 ・死生観 生物は魂を持ち、その魂は混沌より生まれ出ずるとされる。 魂は、いわば生き物たちの「核」である。 死者の魂は、霊魂の神の力に導かれ、混沌の果てに眠る神の下に導かれるとされる。 そこで安らかな眠りにつき、いずれ混沌と同化するという。 そして、新たな生命が産まれるとき、再び混沌より新たな魂が生まれ出ずるのである。 時として、うまく混沌に還ることのできない魂がある。それらは亡霊(ゴースト)となり、現世をさまよっていることがある。 通常、うまく導くことができれば自然と還っていくが、混沌の流れの一部たる魂が現世に残っていることは好ましくなく、壊すことで強制的に混沌の流れへ落とすことも可能である。 ●交易等 それぞれの国では、それぞれの通貨が使われている。また、大陸共通通貨アールが存在する。 三国間の交易はないわけではないが、あまり高い頻度では行われない。 エリュスの技術はそれなりに需要があるようで、オフィーリエとエリュスは比較的交易を行なっている。 オフィーリエでは、大陸外との交易も盛んに行われている。そのために港も築かれている。 三国間に明確な国境は存在しない。また、領土は接触しておらず、それぞれの国の周辺には、無数の集落が存在している。 アルカメイディアは選民思想により傲慢で排他的であり、自国の領土、特に都市中心部以外にあまり関心がない。 エリュスは攻めることを良しとせず、力の及ぶ範囲のみを護る。 オフィーリエもまた、領土拡大に興味がないため、国家間に争い事が起こったことも現在のところない。 外部との交通では、稀に飛竜が利用される。 山地の多いパラディアム小大陸の生態系には、飛竜は存在せず、大陸の外の人間が飛竜に乗って訪れることがある。 飛竜に乗る人々を「飛竜使い」と呼び、彼らは主にオフィーリエ共和国に滞在している。 ●暦 人の営みが始まると同時に、暦は作成された。 神々に敬意を示した者たちが、神々への感謝の儀を定期的に取り行うことを決めたことにより、知識人たちが星を詠み、暦を作り上げたのである。最初にできた暦は、古代暦と呼ばれる。 現在、大陸において使われているものは、古代暦を改良して作られた現代暦だが、これは大陸外から持ち込まれ、普及したものである。 一年は『創造日』から始まる。この日から、新たな一年が『創造』されるという意味合いを持つ。また、創造神を祭る日であり、一年の中で最も盛大な祭事が執り行われる。 その翌日から一ノ月が始まるが、一月は暁(ぎょう)・宵(しょう)に分かれており、さらに、それぞれ26日から成る。一年は七月で成る。 (一ノ月暁→一ノ月宵→二ノ月暁→二ノ月宵→……→七ノ月暁→七ノ月宵) 暁の7日にはその月に対応する神が盛大に祭られ、宵の7日には静かに祈りを捧げることが習慣になっている。 なお、対応する神は以下の通り。 一ノ月=感情の神 二ノ月=言霊の神 三ノ月=意志の神 四ノ月=霊魂の神 五ノ月=豊穣の神 六ノ月=時空の神 七ノ月=秩序の神 ●単位 ・時間 日の出から次の日の出までを一日とし、 一日を十四等分したものを1ウルと呼ぶ(Ur/約1.7時間)。 日の出から日没までを特にソルル(Solur)、日没から次の日の出までをルヌル(Lunur)と呼ぶ。 1ウルを100等分した単位を1ミル(mir/約1分)、 更に100等分したものを1リルと呼ぶ(lir/約0.6秒)。 日の出頃の時間が1ソルル(0ミル0リル)、日没頃の時間が1ルヌル(0ミル0リル)である。 ・長さ 基本単位はマニ(mani/約20㎝)である。 これは、成人男性の手長をもとに考案された単位とされる。 ・重さ 基本単位はガル(gar/約10g)である。 これは、穀物100粒の入った袋の重さをもとに考案された単位とされる。 ●氏名 大陸全体として、命名はヨーロッパで見られる名前に似ている。 ただし、オフィーリエでは、外の大陸の言葉も混ざることが多く、 他では見られない、変わった名前をした者も多い。 貴族や騎士、富豪の者たちは、それぞれ固有の苗字を持つが、 多くの場合は初代当主の名前を由来とする場合が多い。 また、大きな家の場合、父親の名を併せて名乗る場合も多く、 その場合、(個人名)・(父親の名前)・(苗字)という形で名乗る。 工業や商業を生業にする者は、その生業にちなんだ苗字を持つことが多い。 稀に貴族等のように当主の名を由来として名乗ることもある。 (個人名)・(苗字/生業に由来)の形が多い。 アルカメイディア聖王国の農業区在住者や周辺集落では、 厳密には苗字を持たないが、個人の特定のため、 (個人名)・(父親の名前)という形で名乗る場合が多い。
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