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#庄司理恵
kuribayashisachi · 1 year
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勉強メモ 野口良平『幕末的思考』 第2部「内戦」 第四章「未成の第二極」1~3 細かいメモ
野口良平『幕末的思考』みすず書房 第2部「内戦」第4章「未成の第二極」1~3 
きのう大まかに書いたことの、さらに書き留めておきたい細かいことどもをメモします。
【目次】
■中江兆民とルソー
■西郷に希望を託した若者たち
■会津藩士たち
■増田栄太郎と福沢諭吉
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■中江兆民とルソー
 中江兆民は、大久保に直談判して(司馬遼太郎『翔ぶが如く』で、中江青年が大久保の馬車を追いかけて、乗せてもらいながら売り込みをするシーン、印象的ですね。なんか、長い小説の中に、二回くらい、この同じシーンが出てきたような)岩倉使節団に随行する留学生としてフランスに学ぶ。
 ルソーの『社会契約論』に目を拓かれ、これを訳して日本に紹介するが……
まず、ルソーの思想とは。
ルソーの最初の著書『人間不平等起源論』では、「すべての人間が本来平等である」という。
我々をつないでいる身分制度の鎖を解き放て! と。
(高校生の時、これを聞いてときめいた。平等だったのか! しらんかった! 生まれつき高級な人と、わたしのようなどうしようもないのがいて、そういうことは運命的に決められているのだと思っていた! 民主主義の時代に生きてる私でさえそう思うのに、身分制度の時代に生まれてそんなことを考えたルソーって天才だ! と。うれしかった。平等なんだ!! わーいと思った)
だけど、どうだろう。どこまでも自由だとしたら、力が強かったり悪知恵が働いて良心のかけらもない人が、気の弱い人や体の弱い人を押しのけて、奴隷にしたり餌食にしたりするのも自由、ってことになる。そしたら弱い者には勝ち目のない地獄になる(今の日本のようですね)。
 この状態を、ホッブスは「自然状態」といって指摘した。
『人間不平等起源論』の七年後、ルソーはこれに答えるべく?『社会契約論』を書く。
強くて悪い者が好き放題する自由は、やっぱ困る。
で、こうまとめたそうだ。p176
《人間は、ルール(鎖)なしには自分を自由にする力を持たない。ルールには、正当化しうるもの(鎖)と、そうでないものとがある。》
その正当化しうる鎖とは、力ではなく約束。(じーん)
《正当化しうるルールの源泉とは、各人が自己保存と自己への顧慮を手放すことなしに、すべての人と利益を共有しうる結社の創設への合意(convention)すなわち「社会契約」である。》
しかし、難問が!
「えー。おれ強くて頭いいいから、好き放題してても困らない。ルールなんか従いたくないんだけど。自由がいい」という横暴な人たち(往々にして世の中の主流になる)を、どうやって約束の席につかせうるか。
ルソーは「立法者」というスーパーマンの存在を考え出して、この人になんとかさせようとしている。
中江も自分で考えた。
やっぱり答えは出ないけど、
徳が高くて強い立法者と、その補佐役がいたらいい!
とこのとき考えたそうだ。
そして、この立法者が西郷さんで、補佐役がオレ!
でも、中江の「フランスすばらしい!」は、航海中のベトナムでかげる。人権に目覚めたはずのフランス人が、ベトナム人に酷いあしらいをしている!
「人権を考え出したのはヨーロッパ人だが、実行するのはアジア人だ!」
しかしさあ、どうやって実現する? (むずい)
■西郷に希望を托した若者たち。
大久保たちの裏技を使ったやり方に敗れ、野に降った西郷。 (私としては、やめんでほしかった)
大久保たちのごり押し近代化(武士の禄を奪い、藩をなくし、誇りだった刀を強制的にやめさせ……)に異議申し立てせんという旧士族たちが、方々で叛乱を起こす。
(江藤新平のことももう少し知りたいなあ)
西郷は、慕ってきた子分たちと共に鹿児島で私学校を開いていた。
西郷自身は、ことを起こすことに対して慎重だったようだけど、 結局、大軍を率いて、東京へ押しかけ政府のやり方をあらためさせようと「挙兵」。
鹿児島を出発。
でも熊本で負けてしまい……。 明治10年9月、よくドラマに出てくる最期をとげる。
この節で、私が胸を衝かれたのは、
中江兆民世代の、ほんとに有望な人(小倉処平、宮崎八郎)、 迷える青年(増田栄太郎)らの戦死だ。
小倉処平は、 日向飫肥藩の仲間たちをひきいて西郷軍に参じた人望ある人。 かつては藩主に留学制度を進言し、選抜した青年たちを率いて長崎に学ぶ。のちロンドンにも留学。《英国仕込みの自由主義者であり、中央政府による急進的な近代化とは異なる、もう一つの近代化の可能性を探っていた人物だった。》p183 (滂沱)
宮崎八郎は、熊本荒尾村の庄屋の次男(実質長男)。 《人民の擁護者を任じる家風の中で育てられた》p179 (中岡慎太郎みたいね)
八郎は、はじめは、列強の理不尽への怒りや、政府の強引さへの不満から、征韓論に熱中し、征台義勇軍を組織するなど、物騒な感じだったが、中江訳『社会契約論』に目を拓かれる。
それがどうして、西郷の武装蜂起に参加?
→「キミの考えは西郷とは違うじゃないか、どうして西郷軍へ?」と聞かれて、 「西郷を助けて政府を倒してから、西郷を倒すんじゃ」 (西郷軍に身を投じた若者には、こういう人が多かったようだ)
けれどもどちらもならぬまま、戦死。
その克明な日記は、預かった人が川の徒渉に失敗して永遠に喪失してしまったと。 ……このシーン、小説のよう。 川の畔に立ち尽くしたような気持ちに。
■会津藩士たち
また、西郷軍を熊本で果敢に防いだ政府軍には、多くの有能な旧会津藩士が加わっていたことも記される。
極寒不毛の斗南藩へ送られたのち、一族を率いて新政府の警視庁に出仕した、元会津藩家老の佐川官兵衛は、阿蘇山麓で戦死。(呆然)
同じく元家老の山川浩は、西郷軍に囲まれた熊本城を後巻きして救出する。
いっぽうで、同じく会津藩士だった長岡久茂は、政府打倒を試みて、獄死していた。
両極に別れたように見える彼ら���行動を 著者は、「同じ動機」によるものと記す。
《彼らが目指していたのは(略)──戊辰戦争が勝者のためだけに戦われたものではなかったことを自力で証明してみせることだった。》p179
■増田栄太郎と福沢諭吉
増田栄太郎は、福沢の又従兄弟にあたるという。
増田は遅れてきた攘夷青年。それだけに、「攘夷に落とし前をつけなくていいのか」という答えを求めていた。 殺してやろうと思っていた福沢から「敵である列強の良いところを学べ」といわれて、一時は慶応大学にはいるが、すぐに退学。郷里で結社を作ったり、新聞を発行したりする。 これらの手当たり次第のような闇雲なガッツは、《内心の葛藤の受け皿を手探りで構想する作業だった。》p186
(個人的には激しく共感;; むしろ出来ブツの小倉処平さんより。ああ、この人、もっと長く生きていればなあ、生き方は見つかったに違いないのに)
そんな「迷走」のさなか、増田栄太郎は、西郷軍が田原坂で敗退してから、わざわざ敗軍の鹿児島勢に加わる。
何を思って?
その死には諸説あるが、曙新聞は「不敵な笑いを浮かべて処刑された」と報じた。 最期に披瀝したといわれる増田の言葉は、「西郷先生バンザーイ」というかんじのもの。 探していた思想はどこへ……。(余計に悲しい)
西郷の死と、救えなかった増田の刑死報道に衝撃を受けた福沢諭吉は、『丁丑公論』を窃かに書く。 西郷の敗北ののち、世論がいっきに「西郷=賊」視したことへの激しい疑問から。
福沢は言う。
政府が専横になることは仕方ないことだが、あまり野放しにするととんでもないことに。これを防ぐためにも抵抗は必要だ。と。
かつて『文明論之概略』で、“難題を抱えていながらそれで乱れない(戦争したりしない)のが文明というものだ”と喝破した福沢だが、この文明論は、何の役にも立たなかった。
西郷の死は、福沢の思想に深みを与えたと、著者は言う。
これまでの『学問のすすめ』『文明論之概略』では、 眠りから覚めている自分が、眠りこけているみんな(愚民)へ呼びかけていた。
『丁丑公論』では、 眠りから覚めるのが「速かった人」と「遅い人」の差があるだけだと、福沢は気付く。
このことに福沢は
《おそらくサイゴンの中江篤介よりも、城山の増田栄太郎よりも、遅れて気づいたのである。》p189
心がどよめいた。
どうしてだろう。
すっきりしたような、著者の福沢評にようやく合点がいった、ような。
いやちがう。 利口者の福沢の真摯な“愕然"が胸を打ってくる。
利口で視野が広いがために、低い苦しみの地平からものがみえなかった。 凡百の利口者なら死ぬまでそれに気づかないだろう。
だがやっぱり福沢は本物だったのだ。
私はまことに直感的に、福沢は信用できなかった。 なんだってこう上から目線なのか。何を持って自分は上から見てるつもりになっているのか。と。
でも、福沢も、その不思議な「特権階級」にあぐらをかくような人ではなかったのだ。
西郷の死と、フラフラしているかに見えた若い増田の問い掛けを、心と頭脳を駆動して受けとめたのだ。
そこを(これまで福沢をすごくひいき?にしてるように見えた)著者にとかれて、
こういう利口者が、真摯にがっくり「膝を折った」音に、心を叩かれたのかもしれない。
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tabilist · 7 hours
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【東京】恵比寿「裏の山の木の子」
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honyakusho · 5 months
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2024年4月25日に発売予定の翻訳書
4月25日(木)には16点の翻訳書が発売予定です。
お母さんは忙しくなるばかり〈新装版〉
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ルース・シュウォーツ・コーワン/著 高橋雄造/訳
法政大学出版局
第三の無意識
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フランコ・ベラルディ(ビフォ)/著 杉村���昭/訳
航思社
〈新装版〉シェリング著作集
Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling/著/文 松山壽一/編集 浅沼光樹/翻訳 後藤正英/翻訳 渋谷理江/翻訳 松倉寿/翻訳
文屋秋栄
後漢書 志[二]
司馬彪/著/文 劉昭/著/文 渡邉義浩/翻訳
早稲田大学出版部
非対称な脱冷戦1990~2020
李制勲/著/文 市村繁和/翻訳
緑風出版
かんがえる国際法
ヴォーン・ロウ/著/文 庄司克宏/監修・翻訳 小坂田裕子/翻訳 国松麻季/翻訳 小島千枝/翻訳 佐藤真紀/翻訳 中坂恵美子/翻訳 望月康恵/翻訳
白水社
ハルビン
キム・フン/著/文 蓮池 薫/翻訳
新潮社
ジャーナリストの条件
ビル・コバッチ/著/文 トム・ローゼンスティール/著/文 澤康臣/翻訳
新潮社
13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば
チャールズ・M・シュルツ/著/文 谷川俊太郎/翻訳 永井玲衣/著/文
世界文化社
ミッドナイト・ホライズン 上
ダニエル・ホセ・オールダー/著/文 稲村広香/翻訳
Gakken
ミッドナイト・ホライズン 下
ダニエル・ホセ・オールダー/著/文 稲村広香/翻訳
Gakken
X・ライブズ・オブ・ウルヴァリン/X・デス・オブ・ウルヴァリン
ベンジャミン・パーシー/著/文 ジョシュア・カッサーラ/イラスト フェデリコ・ビチェンティーニ/イラスト 高木亮/翻訳
小学館集英社プロダクション
ベスト・オブ・デッドプール
ロブ・ライフェルド他/著/文・イラスト 石川 裕人/翻訳
小学館集英社プロダクション
バットマン:フィアー・ステート
ジェームズ・タイノンIV/著/文 ホルヘ・ヒメネス他/イラスト 中沢俊介/翻訳
小学館集英社プロダクション
デッドプール VS. ウルヴァリン
ダニエル・ウェイ他/著/文 スティーブ・ディロン他/イラスト 吉川悠/翻訳
小学館集英社プロダクション
トランスフォーマー クラシックス 7
ボブ・バディアンスキー/著 石川陽介/翻訳
竹書房
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kennak · 6 months
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猫ノ沢事件(ねこのさわじけん)とは、1916年(大正5年)に秋田県河辺郡船岡村船岡字猫ノ沢(現大仙市協和船岡沢内)で発生した事件である。この事件により全国一の密造酒摘発地であった秋田県での密造酒の習慣を大きく変えるきっかけになった事件であった。「猫ノ沢」の地名は資料によっては「猫の沢」と記述される場合も多いが、この記事では前者で統一する。 概要[編集] 沢内白山神社神社の前が猫ノ沢事件の現場となる 1916年(大正5年)6月24日、秋田税務署間税課長ら一行8名は、未明豪雨の中を濁酒検挙のため、河辺郡船岡村船岡字猫ノ沢部落に向っていた。早朝から同部落を調べ、隣接の庄内部落に向かう途中、猫ノ沢部落に向かう夫婦連れに出会う。署員は「どこから来たか」と尋ねたところ、男は「貴様らの如き者に用事はない」と暴言を吐き、突如Kに組み付いて押し倒したので、他の署員が取り押さえて不心得を諭した。ところが、その夫婦は猫ノ沢集落に帰って、「いま税務署属らに不当の暴行をうけ殺されるところだった」と伝えた。部落民は日頃から濁酒検挙で税務署属に悪感情を抱いていたところから憤慨し、その暴行への復讐、および再び濁酒検挙にこないよう打ちこらしてやるべきだと相談がまとまり、税務署属の帰路を襲うべく盤木を鳴らして部落民を小学校前に集め待機した。一方税務属一行は、猫ノ沢部落白山神社付近の沢合いや堰端、田圃など捜索すべく進んでいた。これを知った部落民は盤木を乱打して襲撃を促し、蓑笠を着用し、鎌、鉈その他の凶器をたずさえ、降雨の中を白山神社前に向い税務署属一行と出会うや喚声をあげて襲いかかり、無抵抗の税務署属らを突く、刺す、殴るの乱暴を働き、凄惨な修羅場と化した。税務署属一行は鎌で背部から肺に達する瀕死の重症を負わされた者、鎌で頭部を乱打され骨膜に達する重傷を負った者など5人が重軽傷を負った。この事件は首謀者、実行行為のあった者、あるいは声援して騒いだ一部の部落民が、騒擾、公務執行妨害罪、傷害罪で起訴され、10名を懲役(各6年2名、5年3名、1年5名)、15名を罰金(各30円3名、20円12名)に処する有罪判決が、2名に無罪の判決が言い渡され確定した[1]。 背景[編集] 明治維新以降、酒類に対して一般的に課税することとなったのは、1871年(明治4年)の「清濁酒醤油醸造株鑑札収与税則」[2](明治4年太政官布告第389号、清酒濁酒醤油鑑札収与並ニ収税方法規則)を定めた時からである。この課税制度はもっぱら販売用の酒類を対象として規定されており、自家用のため���造する酒類については「細民農桑ノ辛苦ヲ醫スルカ爲」[3]のものとして課税の対象外としていた。しかしその後、財政規模の拡大とともに酒税負担を漸次増加せしめることとし、また、自家用酒を製造している者には資産家が多く、「細民」はかえって課税された酒類を購入するという齟齬も発生していた。そこで、1880年(明治13年)制定の酒造税則(明治13年太政官布告第40号)は、酒税の増税に伴い、自家用酒製造数量を1石(180L)以下に制限した(同附則)。1882年(明治15年)には、製造数量の制限のほか免許鑑札制度を導入し、免許鑑札料80銭を徴収するとともに、自家用酒として製造した酒類の販売を禁止した。さらに、1894年(明治27年)から翌1895年(明治28年)に行われた日清戦争の歳入不足を補うために、1899年(明治32年)には自家用酒税法を廃止し、同時に自家用酒の製造を全面的に禁止した。しかし、1899年(明治32年)の酒類の製造数量はかえって減少傾向さえ示した。濁酒製造免許者は77%増となったが、その免許を受けるには年間50石(9000L)以上生産することを条件としていた。そのため、部落内の共同出資により団体を結成しその代表者の名義で免許を受け合法的に製造することが考えられていた。しかし、その濁酒を基にしてさらに大量の濁酒を密造する者が続出したため、結局かえって密造を助長する結果となった[4]。 その後、1909年(明治42年)頃から密造取り締まりが厳密に実施され全般的には密造が減少傾向にあったものの、秋田県と岩手県は1916年(大正5年)まで密造激甚地として残っていた[5]。密造禁止の趣旨が徹底せず「自家用酒の製造は本来の悪事ではない」「小さな密造犯を処分するのは法律の目的ではない」「税務官吏の取り締まりは自分の成績を上げるためで、罰金のうち何割かは賞与としてもらうのではないか」という話が流布し、これらが税務官吏に対する怨恨になり、一方犯罪者に対する同情となり、相互庇い合うという傾向すら見られた[4]。 1900年(明治33年)7月3日の秋田魁新報では「酒は蕎麦と同様自家で作るべきものとの慣習は村落民に一つの観念を作り容易に抜けず、自家用酒制限されるや、彼等の不平高まり、税吏をみること疫病神のごとし、時に税吏に対し蛮行を振う愚民もあり、しかも村民一般の感情がかかる蛮行者をみること義民のごとく、犯罪者に対し同情をあたえつつあり、実に笑止千万なり」と報じている。密造酒の摘発には新聞記者も同行して記事を書いているほか、摘発記事などもかなり大きく報じている。税吏に濁酒を押収された家は「ヤマイ神につかれた」としてむしろ同情の眼で見られた。摘発は現品を押さえ、しかも醸造人が明らかでなければ罰金は科せられなかった。そこで、農民たちは知恵をしぼった。期限まで罰金を納められない場合には入獄しなければいけなかったが、この場合は年寄りや女房が夫に代わって労役につくことが多かった[6]。 国は毎年6億円の歳出を必要としていたが、そのうち1億円は酒税によるものであった。当時、秋田県は密造酒による検挙人数はいつも全国一であった。「取締当局としては一罰百戒の見地から厳重な取締による大量検挙以外効果はない」とされ、1916年(大正5年)6月22日に仙台市で開催された東北六県税務署会議に出席して帰庁した千葉税務署長は、23日に濁酒取締について署員をあつめ協議したが、この時に一罰百戒の見本とされたのが猫ノ沢であった。当時の猫ノ沢は「本村より約9km隔たった山間の僻地で戸数約10戸、人の気質は荒く交通不便のため司直の手が延びないことを幸いに、山林の盗伐や賭博など村風も極めて悪かった。濁酒密造も盛んで前年に引き続き、部落で共同して、麹室という大箱4つを設置し、毎月持回り製麹していた」[7]と思われていた。また事件発生直後に猫ノ沢に行った千葉税務署長は部落民にその惨事を問うに「そんな事がありましたか」と言われたり「税務署の人と喧嘩し村の若者も一人殺された」と、とぼけられた[6]。濁酒の常用はまた県民病である脳卒中とも結びついていて、1916年(大正5年)の間に脳出血及び脳軟化症で死亡した者1885人(『県統計書』)で病死者数のうち第一位を占めていることからみてもいかに有害なものかがわかるとされていた[8]。 裁判と事件の影響[編集] 猫ノ沢事件の公判は秋田地方裁判所で行われ、1916年(大正5年)10月19日に判決が言い渡された。判決では無防備の税吏に対して農民多数が共謀して凶器を振るい、暴虐の限りを尽くしたのは全国にその例を見ないとして騒乱罪が適用された。また、公務執行妨害罪と傷害罪も併合されたため、2名に懲役6年、3名に懲役5年、5名に懲役1年、3名に罰金30円、12名に罰金20円という厳しい内容となった(2名に無罪)。しかし、あまりにも厳しい判決の上に「事実誤認が多くあって、判決には納得できない」として、有罪判決を受けた25名のうち15名は弁護人を通じて宮城控訴院に控訴した。翌1917年(大正6年)6月22日に出されたのは控訴を退ける棄却判決であった。さらに、この判決に承服しなかった者は大審院に上告した。上告手続きと弁護にあたったのは、名を広く知られた法学博士の花井卓蔵と鶴田忞であった。花井ら弁護人は擬律錯誤や理由不備の不法があるとして、実例を上げながら駁論した。しかし、大審院は同年11月3日、上告を退ける棄却判決を言い渡し確定した[6][9]。 この事件以前は、税務署の取り締まりが非常に冷酷で税務官吏が横暴であるために事件を誘発したのではないかと非難する論調もあり、秋田県において密造者に対する同情心もあったが、事件後は公判の過程で実情が知らされるにつれ民心も一変し、密造に対して矯正する気分が広がった。従来は税務官吏の臨検を蛇蝎視していた地方も、税務署官を地方の旅舎に宿泊させ、地方有力者が税務官吏の地方巡回を遺憾とし、密造矯正を口にすることを栄誉とする傾向さえ発生した[10][11]。 この事件が起きた後の猫ノ沢では、多数の検挙者を出したのは郷村の不面目として小学校に子どもまで全員が集められた。そして警察署長、税務署属、船岡村長、小学校長から、濁酒がいかに弊害が多いものであるかという講話を聞き、一致して密造皆無を誓ったと新聞報道された[6]。 住民の証言[編集] 摘発隊は午前5時ころから、一戸ごとに立会人をつけて猫ノ沢を調査した。ところが、猫ノ沢では摘発隊が来るという情報を前日すでに掴んでいたのか、現品をきれいに処分していた。また、猫ノ沢のある人が羽後境駅から朝の一番の汽車に乗ろうと家を出ると、電灯を灯した人と出会った。船岡の村役場で休んでいるので酒役人だと考え、走って猫ノ沢に戻ってそのことを伝え、さらに庄内部落にも知らせたとする証言もある。一行はひとまず猫ノ沢を引き上げ300mほど奥にある庄内に向かった[6]。 猫ノ沢部落では1916年(大正5年)当時酒役人が来ると、酒役人はすぐ濁酒を置いている場所に行き、1軒や2軒で濁酒を見つけると後の家は捜索せず直ぐに帰った。人々は密告を疑った。こうした事情で部落では濁酒造りは事件発生時既にかなりなくなっており、金を出して清酒や焼酎を飲むように変わりかけていた[6]。 事件の日、朝4時から税務署の署員らは村人の前日までの田植えで疲れた寝込みを襲い無断で家に入り流し場や戸棚、屋敷に土足のまま上がり家を調べた。酒役人らは挨拶もしないで家を次々に調べたという。9人の酒役人らは猫ノ沢で一件の濁酒も発見できず、続いて庄内の捜索しようと川縁のあぜ道を急いだ[6]。 被告Cの妻の証言は以下の通りである。被告Hの妻と、被告BはBが嫁をもらう以前から仲が良いということが部落では噂になっていた。Hの妻は酒役人が家を探して帰った後に、庄内の方に鎌を持って田を見に行った。その後すぐに、Bが鎌を持って庄内の方にでかけた。Bの妻はそれを見てBがHの妻の後を追ってでかけた考えた。そこでBの妻は後を追い、ヤブの中に体を潜めてBを見ていた。酒役人は雨が降る時にヤブに隠れているBの妻を怪しみ酒を隠しに来たのだろうと問うと、Bの妻は田に水を掛けに行く所だと答える。酒役人はその田に案内しろと詰め寄った。そこに庄内の田を見終わったBが帰ってきた。Bは妻に何をすると9人の酒役人に飛びかかって行くが、返り討ちにあう。草刈りに家を出てそれを見ていたGは、Bが殺されると助けを求めて猫ノ沢を叫んで歩いた。Bは顔や手足が血だらけでひどい姿であった。Bは仕返しを口にするが、周囲の者になだめられて気持ちを落ち着かせ、朝食を取った。そして、大曲営林署の下刈り仕事に行こうと刈払鎌を持って家を出た。猫ノ沢部落の男が鎌を持って白山神社の方に行くと、酒役人が白山神社の周囲を捜索して猫ノ沢の方に向かってきた。それを見たBは腹の虫が収まらず「殺してやる」と酒役人に突進して行った。「またBが殺される」と一緒に走って行った。盤木はIの家に泊まっていた大工が騒ぎを聞いて偶然打ったものだという。証言からは、この時下刈りに一緒に行った者は5,6人で、事件は偶然に発生したとする。取り調べは事件の3日後から始まった。証言では、度胸が無い男と周囲から嫌われている男が目をつけられ、警察から「事件の一切を打ち明けると許してやるから」と言われ次々に村の人々が収監されたとされる。中には病気で歩くのも大変だったEも収監され懲役5年の判決を受けているという。実際には5-6人ほどの人たちしか襲撃に参加していないのにもかかわらず、25人もの人が服役した[6]。 その後、村人は取り調べの様子を話さなかった。そのため野添憲治は、当時かなり厳しい取り調べが行われ、一審の裁判記録が事実と違っていたからこそ、控訴や上告に繋がったのではないかとし、さらに偶然数人で一行を襲った事件なのに、どうして25名が騒擾罪などの重い罪で服役しなければならなかったのか、そこには事実誤認があったのだとしている。残された家族は、男手が無いため田畑を売ったりと生活にかなり苦労した。被告Aと被告Bは出所後、集落の総代や村議会員に推され一応の名誉回復をした[6]。 一番の被害者である税務署員は1917年(大正6年)5月11日に仙台の第二審公判の様子を見ていて、それを日記に残している。Bはほとんど事実を否認あるいは曲弁して、自分一人が税務官らを暴行したと供述した。裁判長から9人の税務官をよくただ一人で追い散らしたのかと問われるが、Bの答弁ははなはだ曖昧であった[4]。 脚注[編集] [脚注の使い方] ^ 『秋田県史 第六巻 大正昭和編』、1977年、p.157 ^ 「租税史料叢書」第四巻 酒税関係史料集Ⅰ~明治時代~ ^ 明治財政史 第5-6巻 221頁 ^ a b c 税務職員の殉難小史 ^ 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、1920年 ^ a b c d e f g h i 野添憲治『猫ノ沢事件 -その虚像と実像-』、たいまつ社、1977年、p.65-135 ^ 秋田県警察史編纂委員会『秋田県警察史. 上巻』、1969年 ^ 秋田県警察史編纂委員会『秋田県警察史. 上巻』、1969年 ^ 判決摘要 - 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、1920年 ^ 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、仙台税務監督局、1920年 ^ 事件の反響 - 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、1920年
猫ノ沢事件 - Wikipedia
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50秒
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昨年参加した「50秒」が恵比寿映像祭にて再上映されます。 東京都写真美術館1階ホールでの上映となります。会期中は毎日上映されますが、日によって上映時間が変わりますのでご注意ください。
『50秒』
参加アーティスト :青木真莉子、青木陵子、青崎伸孝、秋吉風人、麻生晋佑、荒川医、荒木悠、池崎拓也、イッタ・ヨダ、 伊藤存、江口悟、岡田理、片岡純也+岩竹理恵、金村修、KAYA (デボ・アイラース+ケルスティン・ブレチュ)、窪田隆之、COBRA、小松浩子、佐藤純也、 アーロン・ジェント、庄司朝美、髙橋耕平、たちばなひろし、田中和人、玉山拓郎、ナヴィッド・ヌール、 花代+斎藤玲児、甫木元空、 細倉真弓、増本泰斗、サトミ・マツザキ、間部百合、南川史門、森田浩彰
詳細:https://www.yebizo.com/jp/program/2454
____________________ The “50 seconds”  exhibition of video works by a total of 34 artists, which the Kyoto-based artist-run space “soda” around director TANAKA Kazuhito presented in November 2022, is once again repeated at the Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2023.  127 years after the Lumière brothers unveiled their 50-second-long landmark film Workers Leaving the Lumière Factory in 1895, selected contemporary artists show works that are each just as long. The program at large explores new possibilities of the moving image as an art form.  Event produced by: TANAKA Kazuhito (Director, soda) Artists: AOKI Mariko, AOKI Ayako, AOZAKI Nobutaka, AKIYOSHI Futo, ASO Shinsuke, ARAKAWA Ei, ARAKI Yu, IKEZAKI Takuya, Ittah Yoda, ITO Zon, EGUCHI Satoru, OKADA Shizuka, KATAOKA Junya + IWATAKE Rie, KANEMURA Osamu, KAYA (Debo EILERS and Kerstin BRÄTSCH), KUBOTA Takayuki, COBRA, KOMATSU Hiroko, Aron GENT, SHOJI Asami, TAKAHASHI Kohei, TACHIBANA Hiroshi, TANAKA Kazuhito, TAMAYAMA Takuro, Navid NUUR, Hanayo + SAITO Reiji, HOKIMOTO Sora, HOSOKURA Mayumi, MASUMOTO Yasuto, Satomi MATSUZAKI, MANABE Yuri, MINAMIKAWA Shimon, MORITA
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ryonishikawa · 2 years
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こちらのグループ展に参加させて頂きます。⁡
⁡ご期待ください。⁡
"WALD ACRYLIC BOX Exhibition Vol.12⁡"⁡
・2023.4.5(wed)〜4.22(sat)
12:00〜18:00⁡
・休廊日:(sun)(mon)(tue)⁡⁡
・⁡入場無料⁡
・場所:⁡福岡市博多区千代4-12-2⁡
⁡ヴァルトアートスタジオ
Wald Art Studio ⁡
⁡⁡(@waldartstudio )
⁡⁡
総勢51名の30cm×30cmの
作品がズラリと並びます。
じっくりご堪能下さい。
【参加作家】
はこ
わきのもか
銀ソーダ
黒木英雄
重見愛
福田沙千代
浦山邑
サカグチカオリ
奥勝浩
イシマルユキコ
石橋啓子
森本玲子
柴田芳江
廣瀬千恵
石井康博
井上幹彦
Ji-na Mohe
MAMIMAMI
八尋eito恵
古賀千春
古賀英樹
渡辺新太郎
川村知子
扇裕平
Sato Sato
ハタ ユミ
中野陽子
神原節
柄沢初代
依織
新庄良博
川口あこ
浦のり子
稟と陽伝の世界
北島ルリ子
yuko yuko
上戸マリー
山野薫
西川諒
山根久美子
武田憲和
植原恒次
橋本麻由
水口陽子
大雪
鳥巣幸子
重松希
櫻木雅美
一瀬欽司
井本有美
友池理絵
他⁡
⁡ #art #exhibition #展示 #アート #作品展 #博多 #ギャラリー #絵画 #立体作品
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summertokyo · 2 years
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こんにちは。
気づけば2023年ももう一カ月が過ぎました。早いですね〜
今年も全国各地に、器と共に飛び回る予定です。オンラインショップでは、人気の庄司理恵さんや上田隆之さんの新作の器をアップしました。こちらもぜひ、覗いてみてください!
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asianewspickup · 2 years
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イ・ジェミョンの大統領選挙が終わらない -- 司法リスクが高まる中、大統領候補である存在が唯一の希望か?
「政治の存在理由が「ただ民生」であることをもう一度悟らせた時間でした。」 「政治的利益のために国家の安全保障と民生さえも利用します。私の生涯の信念である政治交代、世の交代へのその願望もより一層確固たるようになりました。 「国民だけ、民生だけを心配する国、政治が政治らしい国、政治が真の国民を心配するそのような政治。そのイ・ジェミョンが必ず作ります」昨年3・9大統領選挙が開かれる一日前の3月8日、当時イ・ジェミョンと共に民主党大統領候補の最後の放送演説発言です。現在民主党の首長となったこの代表は「民生」カードで勝負数を再び浮上しました。国民の声を聞くと、現場訪問も怠らない様子です。目視感があります。検察との最後の戦いも相変わらずです。去る大統領選挙とあまり変わらないこの代表の歩みは「大統領選挙がシーズン制か」という疑問をあちこちで聞かせます。
”基本所得・改憲” また取り出したイ・ジェミョン
 韓国の多数派野党、共に民主党の党首であるイ・ジェミョンがユン大統領に敗れた選挙戦の公約をまた引きずり出して全国行脚であちこち飛び回っているそうで。
大統領選挙の際の公約であった「基本所得(ベーシックインカム)」「基本住宅(公営住宅拡充)」「基本金融(低金利融資&高金利貯蓄)」を引っ張りだし、自身の大統領としての資質をアピールしているそうです。
 公約自体は派手で低所得層には魅力的に映る政策ですけど典型的なポピュリズム、ばら撒きで財源どうするんだ?ってことにすぐになるわけです。ムン大統領より強硬な行動的左派ですので大財閥グループの解体や法人税で金持ちの金を再分配するのが基本政策。
ただ、さすがに先鋭的すぎるのとサムスンなど大財閥グループの輸出で喰えている韓国が財閥叩きで解体までいくような政策をとってはたして国が成り立つのか?って不安があったんでしょうね。まだソフトだったムン政権でさえ所得誘導型成長経済って一つの政策で経済をぶっ壊しかねなかったのですから。
野党党首が今、5年後の選挙戦を始めるのか?
 少数与党と大統領を監視し批判し牽制するのが主な目的である野党の党首ですから、大統領の政策に対して厳しい目を向け独自の政策を発表し国民の関心を引くのはとても重要なお仕事だと思います。
が、今やってるアピールははたして現政権への牽制として効果的なのでしょうか?政治経験ゼロの大統領としてはそこそもまともにやってるユン大統領(まぁ、前任者がアレでしたので比較するとそう見えちゃうのかもしれませんが)の政策としては、そこまで独自の基本政策をアピールするほどにコンセプトがおかしいとは思えません。
そのせいか、これまでは親日派だ、どこの国の政府だ…ぐらいの悪口ぐらいしか出てこないんですよね。そんなものは簡単にひねり出せるくらい慣れている韓国ですからね。韓国民はわりと脊髄反射するのでダメージは無視できませんが。
 記事内ではわずか1%未満の得票差で敗れたことをまだ承服できず敗者と認めていないから…とありますが、その論調、突き詰めていくとアメリカのトランプ元大統領やブラジルのボルソナーロ元大統領の支持者が選挙結果を不服として暴動や混乱を画策したとされる件に繋がる危険性があります。
実際にトランプやボルソナーロが暴動を扇動していなかったとしても熱狂的な支持者が暴走することはあり得るわけで、担いでいる神輿が不服を隠そうとせず次期大統領選への選挙戦を継続させていった経緯も似ています。
韓国内で革新というか親ムン派や親イ派と保守・中道との内戦状態になる可能性ないとは思ってません。問題は神輿であるイ・ジェミョン自身が内戦によるクーデターでも起きない限り自身へ向けられた疑惑と捜査の手から逃れられないという切羽詰まった恐怖が現実的になってきていることです。
ユン・ソクヨル検察との連続した工房も大統領選の延長線であることを感じさせる大木です。去る大統領選挙当時最も大きな議論が起きたことの一つは、この代表をめぐる「大蔵洞開発特恵」疑惑でした。問題は今でも捜査は進行中だという点です。
検察は前日、大長洞一党を内部情報を送受信した容疑で追加起訴しました。また、弁護士費代納疑惑の核心人物に選ばれるキム・ソンテ元双滴会長が来る17日、検察調査を受ける予定で知られ、この代表に向けた検察の全方位的捜査が再び予告された状況です。
党内親名(親異在命系)・悲鳴(非異在明界)間説伝も大きな要素として作用します。この代表を取り巻く「司法リスク」は、大統領選挙候補の経選当時から、派閥間の争いの重要な問題でした。親名の「単一大王要求」と悲鳴の「党と分離」の対立は、大統領選挙からまだ別れていない民主党の姿を見せています。
大庄洞開発疑惑、城南FC寄付疑惑、イ・ジェミョンが起訴された裁判の弁護士費用立替疑惑、公職選挙法違反疑惑…等々、イ・ジェミョンが抱えている司法リスクは非常に多く、かつ、その中心人物とされる人物が検察に確保されてきていて具体的な証言も得られている様子。
先日はイ・ジェミョン自身が検察に出頭し事情を聴取されていましたが事前に用意した答弁書を渡して主張を述べるだけで、聴取にまともに答えていなかったようですが。その後の記者会見で「ありもしない疑惑をでっち上げてムン政権と検察が権力で野党と支持者を弾圧する行為だ」とぶち上げてましたけどね。漏れ聞こえてくる様子からすると、果てしなく黒いグレーって感じ。裁判所の判断が出ないうちは。
その上、もともと外様で大統領候補としてのネームバリューを活かして民主党党首になっただけで、民主党内ではムン前大統領とも政策が違って非主流派でしたし党内の抗争も依然として根深い。今はとにかくムン政権と与党攻撃に一致して行動してますが、自身の議席に直結する問題になればイ・ジェミョンを活かすのか殺すのかは微妙なところでしょう。
いよいよとなれば民主党からのサポートも期待できず、検察当局の手が首に伸びてくる状況で、イ・ジェミョンとしては次期大統領候補の期待感と、現状良い目を見られず一発逆転を狙っている左派勢力が他の有力候補者を見つけ出せなければイ・ジェミョンを守って担がなければならない危機感を煽って生き残る道しか残ってないわけです。
多数は野党の党首という、政治家としてアピールできるポジションの言動を捨て大統領候補然とした行動に入り始めたってことは、その危機感がいよいよ現実的にヤバいところに迫ってきた実感がさせているのでしょう。
威勢の良さとは裏腹にそうとう厳しいと言わざるを得ません。
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cm3 · 2 years
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エルピス―希望、あるいは災い― #10 希望あるいは災い
久々の記事投稿。出典はテレビドラマ「エルピス―希望、あるいは災い― #10 希望あるいは災い」最終回。
このドラマは全体を通して素晴らしかったけれど、このラストのやり取りは、少なくとも皆に踏まえてほしいと思える内容だった。SNS上で行われている政治的な言論の半分以上は、この程度の対立構図も踏まえられていない。それは決して恵那側だけではなく正一側に立っても言えることだ。
正一「滝川は君の頭がおかしくなったって言ってた。でも君こそ今日ここにいる誰よりも正気だ。入ってきた瞬間それがわかってぞっとした。今のところ俺の読みは8:2で俺が負ける。それでも俺はやってみるしかない。単刀直入に言う。今夜の君のラインナップから、大門副総理のスキャンダルに関するニュースを外してほしい。」
恵那「できません」
正一「大変なことになる」
恵那「わかってます」
正一「いや君はわかってない。俺は別に君のキャスター生命とか番組や局の将来を心配しているわけじゃない。そんなことは正直どうだっていいい!
俺が案じているのはこの国の行く末だ。つまり君が案じているのと同じ、この国の人々のことだよ。国の副総理大臣が強姦事件を揉み消し被害者が自殺した。君が今夜そのニュースを報じれば望み通り大門は失脚する。しかし事はそれではおわらない。政界全体にもまた最大規模の激震が走る。内閣総辞職どころか政権交代もありうる。今これほど世界情勢が緊迫している状況で、そんな事態に陥ることがどれほど危ういことか、君にも想像がつくはずだ。国政も司法も混乱を免れない。国際的信用は失われ株も暴落するだろう。国家的危機の中で一体何が起こるのか、誰がどんな悲劇に見舞われるのか、誰にも読めない!君にだって読めない!
君にとれる責任なんてせいぜい君自身の進退くらいなんだ。そんな人間が切っていいカードじゃないんだこれは!」
恵那「おっしゃることはわかります。確かに影響は計り知れない。でもどれも紛れもない真実なんです。この国の司法は正しく機能していない。既に危機なんです。病人は自分の病名を知らなければ正しい治療なんてできない。どころか、明らかに病気であるにもかかわらず、明日の仕事に差し支えるからという理由で、その事実を教えてもらえないなら、そんな体は近い将来どうなりますか?知らせるというカードを切ったときの責任は私個人に負いきれるものではないかもしれません。でもじゃあいま知らせないというカードを切っている人は?その人はその責任を負えるつもりで切っているんでしょうか?私にはそうは思えません!
そしてそれが最善のカードだとも思いません!」
正一「最善ではない。確かに最善とはいえない。でも信じてほしい。現時点においては辛うじて君のカードよりはマシなんだ。それからこれは信じてもらえないかもしれない。だけど約束する。時間をくれ。俺にしかるべき力がついた時には、今日君が言ったことに必ず答えてみせる。今日の君のとも、俺のとも違う、より建設的で有効な方法を、必ず見出してみせる!
君もそうだし、俺もまた、この国という体の小さな細胞の1つなんだ。膨大な全体に対して1人が1日でできることは限られてる。1つ1つやっていくしかないんだ。末期がん患者の免疫細胞だって、きっとそう思いながら��日仕事をしていると思う。」
この後、妥協案を恵那が提案して、成立する。
そして後日談。
拓朗によって語られる恵那の台詞「だから正しいことをするのは諦めて、代わりに夢をみることにしようよ。」
エピソード9が「善玉と悪玉」というタイトルで、先ほどのやり取りでも体の中の細胞というメタファーがでてくる。そして善玉も悪玉も無いという話が繰り返し語られる。
「このドラマは実在の複数の事件から着想を得たフィクションです」オープニング後に出るこの一言を見て泣いてしまった。「この世界の片隅に」のクラウドファンディングの名前が連なる画面を見て、ああ、こんなに多くの名もない人々がこの映画のために協力できたのか、と、飛行機で隣の人がヒくほど泣いたのと同じくらいメタな涙。「「想像」の共有」という昔自分が書いたエッセイを思い出していた。周りの人間は、このストーリーがどういう現実の事実や疑いと結びついているのか語ることにより、この抽象化が地に足がつく。実在の事件の扱いは、それで良かったのか? 今年最大の話題作『エルピス』、語られなかった「危うさ」 | 文春オンラインで指摘されている問題点は周りが補うべきコトだと思う。事実から離れることで、個々の細かい論点から離れ、抽象的に問題に向き合う土壌ができる。抽象的に向き合うことで、他の問題への応用が効くようになるし、恵那だけでなく視聴者にとっても『私の物語』として捉えることが可能になる。私は十分にこのように構成する必要性があったと思うし、もし個々の事件をちゃんと語れと批判的に語るならば、そう指摘するその口で語るべきだと思う。参考文献9冊のフルリストは長澤まさみ「エルピス」参考文献、衝撃の9冊 足利事件、北関東誘拐、東電OL、本庄保険金など(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース にあり、見た誰もが思い浮かべた暗黙の参考事件はここで指摘されている→エルピス実在の事件がモデル!元ネタの実話や似てる事件は何?|N's NOTE 共通点もまとめられていて良い記事だ。そして、抽象的な読み解きについての良い解説も既に出ている衝撃的なドラマ『エルピス』話題を呼んだ最終回をめぐる「ある解釈」(岡室 美奈子) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
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utsuwa365 · 6 years
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ただいま『あたたまる器』展、開催中です! 戸越銀座商店街 もくもくいし @mokumokuishi 12月2日までご覧いただけます。 11:00〜19:00(火曜日はおやすみです) だんだんと空気のなかに冬の気配。 あたたかな食卓に並ぶ スープカップやグラタン皿。 ほくほくあたたかな時間を思い浮かべながら 是非お手に取ってご覧くださいませ。 もくもくいしのご近所さんで 私の会社員時代の先輩が営む塩専門店 solco @solcosalt では 米ぬか、玄米、塩を使った捨てないカイロ 『ヌカロン』を展示販売中です! 私も愛用中❤️ 是非お立ち寄りくださいませ。 #Repost @mokumokuishi with @get_repost ・・・ 企画展のご案内  昨日の「あたたまる器」初日には、 たくさんのお客さまにご来店いただきまして 誠にありがとうございました。  午後からは、 石渡磨美さんが駆け付けてくださり、 いつもと使い方の違う 耐熱や耐火のうつわについて、 お客さまに丁寧に説明くださいました。  私も勉強させていただきましたので、 ご不明な点などございましたら お気軽にご質問くださいね。  写真は準備途中の配置確認のために撮ったもの。 (初日は撮り忘れー) 一部在庫がなくなってしまったうつわも ございますが、まだまだたくさんの あたたまる器 が並んでおります。  今日も皆さまのお越しを、心よりお待ちしております☺︎  - - - - - - - - - - - - - - - - あたたまる器  11月14日(水)〜12月2日(日) 11:00-19:00 / 火曜日休み  石渡磨美 (東京) @utsuwa365  engoro (群馬) @utsuwa_engoro  後藤奈々 (新潟) 庄司理恵 (千葉) - - - - - - - - - - - - - - - -  #暮らしを楽しむ #手仕事 #器 #作家 #企画展 #あたたまる器 #石渡磨美 #engoro #後藤奈々 #庄司理恵 #mokumokuishi #もくもくいし #戸越銀座 (くらしの雑貨店もくもくいし) https://www.instagram.com/p/BqPd8cVHiP8/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=40giwpp8ub4q
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hitotsuboshi1 · 5 years
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〈せともの祭 無事に終了しました!〉 暑さヤバかった! 途中でお釣りの計算が出来なくなるくらいやったのに(笑) みなさま一星ブースにお立ち寄りくださり ありがとうございます。。 . 「インスタ見てるよー」とか 「インスタで見つけて来ました!」とか 言ってもらえてうれしかったです . pic2枚目は #庄司理恵 さん(@rie_shoji )の銅鑼鉢 味わいのある色味と肌合いがステキです 意外にも巻き寿司もいい感じにしてくれました いろいろ使ってみたいです♪ . pic3枚目は #村井陽子 さん(@atelierjuca )の なつめ猫さん 親指くらいの大きさで めちゃくちゃかわゆい(ФωФ) . 9/28-10/6は #名古屋市 緑区 #アートスペース創 二人展 「ガラスを紡ぐ」です こちらは涼しいギャラリーさんなので ぜひにー #せともの祭#せとものまつり#瀬戸市#うつわ #器#陶器#吹きガラス#再生ガラス#泡ガラス#猫#ねこ#展示会#glassblower#glassblowing#setomonomatsuri #setocity #tableware#吹きガラス工房一星 #ひとつぼし #山田奈緒子 https://www.instagram.com/p/B2dNzhIFiNW/?igshid=1o1eyqng0ssui
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lvdbbooks · 3 years
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2021年4月29日
【新入荷・新本】
『写真集を編む。(別冊太陽スペシャル)』(平凡社、2021年)
価格:1,540円(税込)
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「写真集」はいかに生み出されるのか? R・フランク『THE AMERICANS』から森山大道『にっぽん劇場写真帖』まで、100冊の名作写真集を通して浮かび上る、新しい写真史。
【目次】 [巻頭特集] ◆福原信三『巴里とセーヌ』――100年前の写真集の世界 寄稿/光田由里、森岡督行 [写真を編むこと。] ◆「森山大道写真集成⑤1960−1982」はいかに編まれたか? ◆のら社――撮ること、編むこと。 ◆子どもたちに向けて「写真絵本」を編む。 ◆〈特別対談〉ホンマタカシ×大貫卓也『東京郊外』、東京の匿名を編む。 ◆〈志賀理江子インタビュー〉写真集が生まれる場所 ページをめくることで時間が生まれる ◆ロバート・フランク『アメリカンズ』再訪 寄稿/倉石信乃 ◆[日本の名作写真集100選] 選・文=鳥原学/畑中章宏 福原信三/堀野正雄/小石清/岡田紅陽/安井仲治/木村伊兵衛/濱谷浩/土門拳/桑原甲子雄/入江泰吉/緑川洋一/植田正治/小島一郎/清宮由美子/渡辺義雄/石元泰博/芳賀日出男/林忠彦/長野重一/早崎治/秋山庄太郎/奈良原一高/川田喜久治/細江英公/東松照明/石黒健治/渡辺眸/桑原史成/沢田教一/土田ヒロミ/江成常夫/比嘉康雄/本橋成一/白川義員/野町和嘉/中平卓馬/高梨豊/荒木経惟/森山大道/須田一政/内藤正敏/深瀬昌久/鈴木清/牛腸茂雄/柳沢信/浅井慎平/沢渡朔/篠山紀信/鋤田正義/北井一夫/石内都/倉田精二/原芳市/雑賀雄二/宮崎学/栗林慧/岩合光昭/中村征夫/星野道夫/今森光彦/藤原新也/山崎博/杉本博司/柴田敏雄/古屋誠一/北島敬三/宮本隆司/橋口譲二/鬼海弘雄/武田花/児玉房子/潮田登久子/今道子/三好和義/石川賢治/都築響一/畠山直哉/尾仲浩二/楢橋朝子/中野正貴/高橋恭司/ホンマタカシ/佐内正史/鈴木理策/松江泰治/金村修/神蔵美子/野口里佳/蜷川実花/長島有里枝/川内倫子/澤田知子/鷹野隆大/本城直季/梅佳代/浅田政志/石川直樹/田附勝/志賀理江子/石川竜一 ◆写真集と出会える場所。 小宮山書店/東塔堂/二手舎/BLIND BOOKS/flotsambook/book obscura/LVDB BOOKS/YOU BOOKS/冬青社/蒼穹舎 ◆エッセイ 藤野可織、内田真美、曽我部恵一 ◆特別企画 「月刊太陽1963-1964」十二冊を読む。インタビュー=藤本やすし(CAP)
https://www.heibonsha.co.jp/
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nukemenukeme · 3 years
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ヌケメ帽 | ヌケメ帽 2
Design: ヌケメ | Nukeme Poem: 辺口芳典 | Yoshinori HENGUCHI Direction / Styling: 庄司洋介 | Yosuke SHOJI Photo: オノツトム | Tsutomu ONO Hair / Make: 山口恵理子 | Eriko YAMAGUCHI Model: 南琴奈 | Kotona MINAMI
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pinball-1973 · 5 years
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 最初に、どうしてアマゾンを告発する気になったのかと私が尋ねると、西川は一気にこう答えた。 「ボクは、アマゾンが自分たちに都合の悪いことは何でも隠し通そうとする姿勢に嫌気がさしたんです。小田原では作業中に亡くなった人を何人も知っています。ボクが、死亡事故の後で、アルバイトの人にもちゃんと説明した方がいいんじゃないですか、と上司に言っても、みんなに話してもたいして意味がないから、といったわけのわからない理屈をつけて、説明を逃げたことがありました」  西川が確実に知っている範囲でも、小田原の物流センターの立ち上げの直後の2013年から2016年にかけて夜勤の男性が3人死亡したという。ほか直近では、私が働く直前の10月上旬にも亡くなった女性アルバイトがいる、と言うのだった。10月10日の午前9時過ぎ、内田里香(仮名)が作業中に倒れ、そのまま亡くなったという。  複数の関係者に話を聞いた結果、内田が亡くなったのは次のような経緯だった。  内田の勤務時間は午前9時から午後6時。事故当日は出勤間もない9時半ごろに、4階の一角に内田が倒れているのが発見されたという。発見したのはピッキング(商品を指示書通りに仕分けする作業)のアルバイトの男性だった。  男性が、そのことを物流センターを仕切る下請けの派遣会社《ワールドインテック》のリーダーに連絡すると、そのリーダーは別のリーダーに引き継いだ。このリーダーは、上司のスーパーバイザーに携帯電話で連絡し、その後、アマゾンの正社員がやってくる。  ようやく救急車が物流センターの1階に到着したのは10時30分過ぎのこと。内田が倒れてから1時間前後がたっている。その後、搬送先の病院で息を引き取った。享年59。死亡届に記入された死因は、くも膜下出血だった。亡くなった朝、内田と言葉を交わした庄司恵子(仮名)は、こう話す。 「始業前に2階で顔を合わせると、おはよう、っていつも通りにあいさつしたんです。今日の作業はどこなのって、内田さんに訊かれたので、2階ですって言うと、私はいつもと変わらず4階だよ、って返事があったんです。じゃあまたお昼にね、って言って別れました。出勤日が同じときは、いつも仲間数人で一緒にお昼を食べていましたから」  庄司が、内田の死亡を知るのは、翌日、出勤してからのことだった。アルバイト仲間が耳打ちするように教えてくれた。庄司はこう語る。 「びっくりしたのはもちろんのことですが、信じられない気持ちの方が大きかったですね。その日の朝、お昼を一緒に食べようね、って話していた人が突然いなくなるなんて……」  私が内田の亡くなった経緯を聞いていて繰り返し思ったのは、なぜもっと早く救急車を呼ばなかったのか、ということである。すぐに救急車を呼んでいれば、もしかしたら内田は助かっていたのかもしれない、との思いが頭から離れなかった。  アマゾンの正社員として首都圏の物流センターで2013年から2016年まで働いた山本英樹(仮名)は、その遅延の理由をこう説明する。 「アマゾン社内では、物流センターでアルバイトの方が倒れたときの連絡系統というのが厳格に決まっているんです。発見者からリーダー、次にはスーパーバイザー、その次は“アマゾニアン(アマゾン社員を指す)”に連絡を上げていかなければなりません。そのうえで、センターのトップであるサイトリーダーなどに報告して、はじめて救急車を呼ぶことができるんです。アルバイトであるリーダーやスーパーバイザーが、アマゾニアンの頭を飛び越して救急車を呼べば必ず叱責の対象となります。アマゾンの承諾なしに救急車を呼べば、派遣会社の責任も問われます」
アマゾン倉庫アルバイト 倒れた直後に救急車呼ばれなかった|NEWSポストセブン
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blue-item · 2 years
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ゲスト◇SPARKLING☆CHERRY
【member】Vo:cherry    Key.Takashi Aoki Special member Dr : 宮崎まさひろ  Ba.吉池千秋
 トータルプロデューサーに音楽ライター金澤寿和を迎え2014年1月デビューアルバム「SPARKLING☆CHERRY」をリリース。2018年約4年ぶりにリリースしたアルバム "Mirage" は、タワーレコード新宿店が選ぶ【新宿アワード2018】CITY POP部門年間ベストに選ばれる。 ファンキーに迫ってもオシャレ感覚を失わずアーバンを気取ったってスピリットは忘れない。 そこからハジケ出るリアリティに満ちたサウンドがバンドの一体感の中から、アロマのように自然に抽出されている。 2019年から新体制となり、宮崎まさひろ(dr.) を迎え、2019年7/24に3rdアルバム"Roxy”をリリース。2021年12/21には濱田金吾プロデュース、約2年ぶりの4thアルバム"Windy”をリリース。ゲスト・ミュージシャンとして松下誠、山川恵津子、竹上良成、木村誠、、外園一馬ら豪華メンバーが参加。2022年からはBassに吉池千秋を迎え、より深みと自由度を増したサウンドで本質を描く。 2014年8月からスタートした、自主イベント”SPARKLING☆NIGHT”では、多数のアーティストと共演(以下) Daisuke,黒住憲五,二村敦志,naminote,MiyuMiyu,マツ&モト(松本良喜×松本圭司) 村田和人,二名敦子,中野督夫(センチメンタル・シティ・ロマンス)鈴木雄大,伊藤銀次,庄野真代, 山川恵津子, 三沢またろう,ナツ・サマー(Natsu Summer),丹波博幸,園山光博,杉真理, 岩沢幸矢(ブレッド&バター),今井優子,竹上良成,木戸やすひろ,濱田金吾,星野みちる MIKKO,宮崎まさひろ and more… 2018年から開催されているLive Light Mellow にハウスバンドとして出演 主な共演者(以下※順不同) 伊藤銀次.杉真理.庄野真代.サーカス.尾崎亜美.南佳孝.大橋純子.ブレッド&バター.ジャンク・フジヤマ.芳野藤丸.paris match 2020年8月~ 濱田金吾×SPARKLING☆CHERRYのYoutubeチャンネルユニット"Kin☆Cherry” をスタート それぞれの楽曲をユニット独自のアレンジで奏でる。80年代AORをkeywordに自由度のある良質なサウンドを奏でる。 公式サイト Twitter Instagram Facebook YouTube
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summertokyo · 4 years
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先日、千葉県柏市で行われた庄司理恵さんの個展に伺いました。コロナ禍でお会いできなかったので、久々にお話できてすごく嬉しかったです。わら灰を二度焼きした新しいマグカップや八角型のお皿などをいただきました。 帰りに桜のきれいな公園に立ち寄り、たまたま通った高校の部活生の形跡に、春の訪れを感じて癒されました🌸 来月16日から、福岡のイムズさんでの出店が始まります。詳細は追ってお知らせしますので、福岡や九州方面の皆さま、お待ちしております〜〜 #庄司理恵 #器  #うつわ #イムズ #福岡 https://www.instagram.com/p/CM3p8jGs5-o/?igshid=1pp7rtdqwao1t
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