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#鉄壁の騎士
siim-tv · 3 months
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【コスチューム】大地の地鳴り
目次 ▼【グラクロ】【コスチューム】大地の地鳴りの基本情報 ▼【グラクロ】【コスチューム】大地の地鳴りのステータス ▼【グラクロ】【コスチューム】大地の地鳴りの着用可能キャラ ▼【グラクロ】【コスチューム】大地の地鳴りの評価 【コスチューム】大地の地鳴りの基本情報 部位 武器 レアリティ SSR 入手方法 親密度 価格 ― 【コスチューム】大地の地鳴りのステータス 攻撃力+120 貫通率+2% クリティカルダメージ+3% 【コスチューム】大地の地鳴りの着用可能キャラ 【鉄壁の騎士】グリアモール 【聖戦の騎士】グリアモール 【コスチューム】大地の地鳴りの評価 グリアモールの親密度報酬 聖戦の騎士、グリアモールとの親密度を上げることでゲットできるコスチューム。武器コスチュームなので武器を持てる守護者の称号を持ったグリアモールしか着用できないが、それでも2体が着用可…
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sou-m-007 · 6 months
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☆セiンiチiネiルiハi゙iーiス
ガイドとの相性が存在するので 騎士団みたいな村とは別の組織に所属した際に レフ以外のガイドと接触して気持ち悪くて 反射的にガイドを廃人化 (強いセンチネルにのまれるとガイドは 精神の内側が壊れちゃうので)させちゃったり 物理的に傷付けちゃうとかもあり得るし (センチネルクラズサンハイパーセンチネルコミュ障の極み)
レフも別の人と絡んでおえぇってなっちゃう 「アイツとならただ気持ちよかっただけなのに  なんだよコレ!?」みたいに
■レフ センチネル クラズサンにガイドされて 普段弱いレフが超常的な能力発揮できるて有能になる
レフがセンチネル的な能力使ってる時無防備になるので フィジカル強々クラズサンが護ってくれる 能力使い過ぎて目から耳や血を流して頑張るレフ 血管切れる
「お前がそこまで身体はる必要ないだろ」って  クラズサンにケアされながら
「オレは間違ってねぇよ  大丈夫だと思ったからやっただけだ  お前いるし」ていう
レフがおかしくなってるとこをクラズサンが馬乗りになって 抑え込んだかと思えばキスでもして感覚引きつけて 「やっとこっち見たな」って  そのままおでこくっつけてなだめる
■レフ ガイド 自分の力でクラズサンの能力が 最大限に引き出せること自覚と快感があるので 心身共に奉仕でべったべたにクラズサンの事甘やかしそう
深めにゾーンに入ったクラズサンを 「…オレの声のする方に戻ってこい…――クラズ」って  秒で戻す  他の何も聞こえて無くてもレフの声だけで正気に戻る
錯乱してても傷だらけになってでも押さえ込んで 息の仕方から何からガイディングするレフ
■クラズサン センチネル センチネルだと元の神経質そうなとこがひどくなるから 色々不安定になるけど火力えげつない
普通に暮らすことから 暴走したら自分でどうにもできないとか もうその芯からぐずぐずでレフくんに支えてもらってる感 お前がいないとだめだって明確に依存してそう
野生化した時はもうガチの獣みたいになってて欲しい 前傾姿勢でだらりと構えてるかと思えば一瞬で踏み込んで 壁やら地面に叩き伏せるみたいな 瞳孔も口も開きっぱだけど 何の感情も見えないくらいに表情はなくて あくまで身体能力向上で異形化する訳じゃないと思うけど
もしアニメだったら 暴れ狂ってる時に地表にひびが入るほどに踏み込んだり 殴る時の演出でぼろぼろの黒い羽根が舞ってたりして カラスだから飛ぶってかめっちゃ跳ぶんだろな 消えたと思ったら上空から強襲してくる感じ 元が身体強いので 暴れだしたらガチで手が付けられない扱い
ゾーンも野生化も 訳がわからなくて雑音なのか耳鳴りなのか うるさくてうるさくて気が狂いそうな中で 唯一聞こえた耳心地がいい知ってる声を辿って 秒で戻ってレフくんの元に崩れ落ちるように倒れて 「ねむたい…」なんてのんきなこと言って静まるかも
もうこいつは危険だって力のまま暴れてたとこを レフがすっと抱き寄せて 「もう大丈夫だからな」ってした途端無力化  疲弊して絶え絶えの呼吸と脱力した手で  すがるように委ねる
抑えられなくて レフくんにまで噛みついたり傷つけてしまって 正気に戻ったあとすごく後悔するのかもしれない 自責の念に苛まれながらもすがる手は離せない
■クラズサン ガイド ガイド世界線は結構無敵 全方面安定感 クラズサンは一方通行コミュ不全なとこがまずだと思うんだけど ガイドだったらそれが解決するから 思う存分クーデレスパダリセコムしてるのが想像に容易くて 心身共に一生でろでろに甘やかすし四六時中側にいて 「俺の!」って顔してる
レフのガイドって役割なんて本望も本望なので 絶対折れないし 仮にやばい状況だとしてもクラズサンに害がある状況って 絶対レフにもなにかある状況だから むしろ何が何でも打破してやるって不退転の覚悟決める
鉄パイプ持って壁も敵もぶち破って迎えに行くとか 前の無免許運転でぶっ飛ばすやつとか ガイドなのに無茶苦茶する 血を流してるレフくんのその血を手で拭いながら撫でて 「…頑張ったな、かっこいいよ」って穏やかな表情向けて  ぎゅってしてから当然のように姫抱っこで帰ってく
#AU
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satoshiimamura · 8 months
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神殺しの巡礼 番外「凶星と趨勢」
概要:神殺し誕生の夜、大神官ジュンナトとセリスの神の大粛清と契約について
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 世界が終わる前に願ったのは、なんだったのだろう。もう思い出せないほど昔の、それこそセリス王国が誕生するよりも前に、何か願った気がする。
 そう思いながら、セリスの神は肉を持たない身体のまま、仰向けになって星空を眺めていた。
 少し前まではとても賑やかな神殿だったというのに、今はひっそりとしている。いや、どちらかといえば恐れで誰も笑えないのだ。
 セリスの神を世話する舞姫たちも、セリスの神の言葉を伝える神官たちも、その数をいっきに減らしていた。残ったわずかな人々も、顔は強張っている。
 星空を眺めている今だって、セリスの神の側に誰も近づこうともしない。セリスの神は、そんな状況に飽き飽きとしていた。
「あーあ、せっかくの星見が台無しだ」
 短い手足をバタつかせた彼は、数分もすると大の字になって動きを止めた。
「つまんない」
  ぽつりとこぼした本音が、セリスの神以外いない空間に溶けた。
 未来に関わる予言のためにある星見の部屋は、石と水が床を埋め尽くしており寒々しい。ドーム状の天窓から見える星はあんなにも輝かしいのに、ここには彼1人しかいなかった。
 その時、星見の部屋の扉が無遠慮に開けられた。
 セリスの神は心底嫌だという感情を隠しもせず、やってきた訪問者へ顔を向ける。
「こちらにおりましたか」
  神は本来簡単には視認できないのだが、そんなことは彼女の血筋や立場が些細な問題だと切り捨てる。
「なに?ボクの仕事を邪魔するなんて」
「それは失礼しました」
「白々しいな」
 来客に敵意剥き出しで問うても、相手はどこ吹く風。一切変わらない表情にセリスの神は、神でありながらも怖いと思った。
「ご報告です。陣痛が始まりました」
 相手の淡々とした言葉に、セリスの神は余計苦々しく思う。どうしたらこの女の表情が変わるのか、彼は思いつかない。
「あ、そう」
  適当に応答しても、興味なんて欠片もないと取り繕っても、女はセリスの神を睨んでいた。その冷たい視線は、女が子供の時から変わらない。
「子供が生まれたら、ようやく大粛清も終わり? セルディナン、自分の親だけじゃなくて血筋はお前を除いて全部殺したよね。ようやく、たった1人の世継ぎが生まれた訳だ。さぞ安心しただろな、ジュンナト」
  セリスの神は、女ーーこの国の大神官ジュンナトに皮肉を投げる。
「それとも、もっと心休まないかもな。お前たちのした大粛清で多くの民が血を流した。鉄壁みたいなお前たちの弱点がようやく誕生したんだ。こぞって狙うだろうな」
 いいきみだ!とセリスの神は笑ってジュンナトに言い放つ。
「あなたにとっては、我々の行末などどうでもいいでしょうに」
 それほどまでに大粛清がお気に召さなかったのですか?というジュンナトの問いかけに、セリスの神は舌打ちをした。
「この神殿を血で染め上げて、王宮も似たような惨状。血で血を洗うのをボクの目の前でした無礼さに反吐が出る」
 お前だって、と更にセリスの神の怒鳴り声が続く
「兄を殺し、母を殺し、多くの神官と舞姫を殺した!この神殿にいた殆どの人間が血を流したんだ」
「それだけの人が腐敗に手を染めたのです。愚鈍極まりない政策はご存じでしょう」
「ボクはそれを建前にした、お前個人の復讐を非難しているんだ」
 先王と前大神官の妻との不義の末に生まれ、疎まれ、地下に幽閉されて育ったジュンナトの憎悪を、セリスの神は知っていた。知っていたのをジュンナトも知っていた。
「種違いの兄に慰みものにされたとき、あなたは助けてはくれなかったではないですか」
 冷ややかな声が室内に響く。
「私はあのとき理解しました。この世は間違っている。間違っているから正さねばならない。悪徳の芽は摘み取るべきだ。悪逆の種は掘り起こし、徹底的に砕くべきだ、と」
  そこでジュンナトは深く息を吸い、一息に言い切る。
「ですから大粛清を行ったのです」
 ジュンナトの神などいらないと言わんばかりの態度に、セリスの神は苛立つ。 彼女の言い分も、彼は理解できていた。
 大粛清が行われた後、新王とこの大神官が敷いた法が、確かに多くの民を救ったのだ 。
「血で築いた玉座はいずれ血を呼ぶ。イークトも大粛正をきっかけに動く」
「既に手は打っております。時間稼ぎ程度にしかなりませんが、セリス内部はそれで片がつくでしょう。全面戦争を起こすほど、あちらも余裕はありません」
  サッタラーニが動いています、の言葉にセリスの神は「あの海賊が」と蔑んだ言葉を零す。
「口が過ぎた言い方ですね。とはいえ、我らもイークトを奪われては堪らない。あれは同じ祖を持つ同胞の国。恩は売っておくつもりです」
「ボクを使うのか」
「いいえ、そこまでは。騎士団の派遣で十分です」
「……大粛清の英雄騎士か」
 今なら確かにその名前は十分な威力を持つだろう。
 セルディナン王、ジュンナト大神官、そしてナースラ騎士団長。全員が大粛清に伴いトップに立ち、そして大粛清を引き起こした張本人たちでもある。その中でもナースラ騎士団長は大粛清に多大な貢献をし、英雄騎士とまで呼ばれていた。
「あいつが他国に行けるのなら、セリス国内もほぼ掌握済みか。だから世継ぎを作ったんだな」
「あなたが不貞腐れて、引きこもっている時間が長過ぎたのです。外を見たらどうですか?特に我々はあなたを閉じ込めた覚えはありませんよ」
「うるさい!」
 いーっと顰めっ面を神は大神官に向けた。
「とはいえ、不穏分子はまだいます。完璧には程遠いので、あなたの指摘通り新たな世継ぎへの危害は警戒すべきでしょう。時間稼ぎと言いましたが、むしろこの機会に全てを炙り出し、潰したいのです」
  ですから、と続くジュンナトの懇願にセリスの神は実に面白くない表情を浮かべた。
「ですから、あなたは神としてこの国を救っていただきます。今度は身の内すら焼き尽くす神となって」
 神は国の象徴、民の願望が実体化したもの。己が外部からの侵略には強いが、内部の腐敗には弱いのには自覚していた。
 正直な話、それでも良かったのだ。セリスの神は政には無関心だったから。
「あなたがこの国の腐敗に無関心なのは存じています。あなたが、腐敗の末に神として捧げられた幼子だったのも調べました。他国からの侵略には強大な対抗策となりながら、自国内部へが無関心なのも、それが理由でしょう? あなたはこの国が自壊すれば良いとずっと思っていた」
 それでもこの国を救え、とジュンナトはセリスの神に突きつけるのだ。
 どれほど神にされた過去を憎み、神となるよう画策した王と大神官の血筋を恨んだのか知っていながらも、彼女は救えと願いを口にする。 その傲慢さがセリスの神は嫌いだった。
「そこまで分かっていながら、ボクがお前たちに強力すると思っているのか?」
 胡乱な眼差しを向けてセリスの神が問い掛ければ、大神官は最後の切り札を切った。
「します。それメーヴェの助けになると、あなたは気付いている。この国を正すことで、間接的に彼女が生き延びられると理解している」
 セリスの神にとって、その名前は逆鱗でもあった。
 大切な舞姫メーヴェ。セリスの神に寄り添い、孤独を癒し、奪われた母の代わりとなった女性。ジュンナトの親友であり、彼女の兄の毒牙に掛かった哀れな舞姫。大粛清を逃れた身重の女の行方をセリスの神は知らない。
「わざわざ大粛清の最中でここに引きこもって、あの子の行方を我々に話そうとしませんでしたね、あなたは。どこかで生きているのでしょう? ならば国を整えてやればいい。あの子が生き延びやすいよう、民のための国にしてやればいい。私はそう提案しているのです」
「本当に、ボクはお前たちが嫌いだ」
「どうでもいいですね。我々は民のため血を流した。神であるあなたもいい加減、民のために有り様を変えるべきです」
 あまりの横暴な言い方にセリスの神は、その顔を真っ赤に染める。だが、かろうじて理性の方が上回った。
「わかった、やってやる」
 もう一度、神は言葉を繰り返す。
「やってやる。膿一つ残さず、禍根一つ残さず、お前たちの望むように焼いてやる。このボクが、セリスの神が、くだらない内輪揉めを蹂躙するんだ。いずれこの歪みはやってくる。外に使うべき力を内に使った反動が、この国を襲う。お前たち望んだのは、そう言うものだ。そういう願いだ」
 激情と共に紡がれた言葉は、やはりジュンナトの表情を変えるほどではない。
  悔しい、憎いと思いながらも、セリスの神は大切な存在のために、大神官の手を取った。
 直後、天窓の中を星が走った あまりにも強く輝く火球が通り過ぎたことに、セリスの神だけでなくジュンナトも空を見上げる。
「流星...それもあんなに強く輝いたものが落ちるとは」
 ジュンナトの独り言もセリスに神には届かなかった。今の火球が示す未来が、予言が、彼の元に降りてきたのだ。それまでの怒りもどうでも良くなるほどの、啓示だった。
「は...ははっはははははあはははははははは!!!」
 あまりにも唐突な神の笑いに、大神官はようやく怪訝な表情を��かべる。尚更、セリスの神はおかしくなった。
「そうか、なるほど、今このときか!!ああ、ふさわしい!本当にお前たちの業が変えたんだ!こんな素晴らしいことがあるなんて、ああ、おかしい、笑うしかない!!!」
「何を」
「祝福してやるよ、ジュンナト!今生まれた新しい王子!セルディナンの世継ぎ!そいつは神殺しだ!ボクら神がずっとずっと望んでいた、この魂を縛る鎖を壊す存在。神を深淵の闇に還すための愛し子だ!」
 サッとジュンナトの顔色が青ざめる。
「神を神と思わないお前たちの元に神殺しが生まれた。こんな素晴らしい話があるか! そいつは災禍の中心だ。ああ、殺そうとしても無駄だ。神殺しはボクを含めた神の祝福の象徴。どれだけの災難に見舞われようが、ボクらが消えるまで神殺しを生かし続ける」
 それが運命だ、と神が言った。
「素晴らしいよ、ジュンナト。この国は戦乱の中心になる。神を必要とする国は神殺しを赦しはしない。お前たちがどんなに和平を望もうが、血が血を呼ぶ事態になる」
 大粛清の噂も相まって、ジュンナトたちのセリス王国を信用する国は無くなるのが、この時点で見えていた。
 ジュンナトは苦々しい表情で、セリスの神の胸元を掴む。
「赤子に戦乱を呼び込む力はない。できるとすれば、噂の1人歩きによる疑心暗鬼。この予言を歪ませて、神殺し覚醒の時期を遅らせます」
「それでもいい。いずれ神殺しの覚醒と共に戦乱が起きるのは絶対だ。それまでの間、精々準備を整えろ」
 その時までは大人しくお前たちのいう通りにしてやるさ、と続く神の言葉。ジュンナトは初めて怯えらしき色をその瞳に出したが、何も言わずにセリスの神から手を離すと踵を返して、星見の部屋から出て行こうとした。
「ああ、今の言葉は他言無用で」
  しかし部屋から出る直前に釘を刺す。
「分かってるよ、ジュンナト。でも、もう一度お前が取り乱した顔をみたいな。そうだ、いっそのこと」
 全部忘れておやすみ、そうすればまた明日お前と仲良くできそうだ、と言ったセリスの神に向かって、ジュンナトは舌打ちで返事をしたのだった。
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セリス王国の神さんには「世界が終わる前に」で始まって、「全部忘れておやすみ」で終わる物語を書いて欲しいです。なんだか懐かしい話だと嬉しいです。 #書き出しと終わり #shindanmaker https://shindanmaker.com/828102
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rolaxwest · 3 years
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ファッションチェック「鉄壁の騎士」100点の巻✨
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ファッションチェック「鉄壁の騎士」100点の巻✨
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/5169756/blog/4613111/
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dame-lody · 3 years
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WDLのシーズンパスBLOODLINEの感想
【ゲームシステムの話】  RETURN TO WATCHDOGSと公式がキャッチコピーを付けた通り、エイデンを操作すればそこはシカゴのハードボイルドな空気に、レンチを操作すればサンフランシスコの陽気が戻ってくる。本当に過去作向けのファンの為に作られてる感じがする(カメオ出演も含めて) 。 スキルも2人ならでは!がフルで装備されていて、名称や内容を読んでるだけで笑顔になる。
 Twitterにもつぶやいたんだけど、WDにハマった要素の一つに操作性、攻略性の自由があったので、エイデンを操作していてハッキングから銃撃戦、テイクダウンまでどこからでも攻略出来るようになったのが嬉しい。(WDLのスカウト性も好きなんだが、やっぱり行動制限がかかるのが中々辛い所。途中でメンバーの変更も出来ないので。中々難しい。)そして何より2021年にエイデン・ピアースを操作できる喜び!!シルエットや動作がそのままなのだ。最高。
 レンチはWD2でもっと操作したかった!の夢がかなって嬉しい。あと単純に画が映える。写真いっぱい撮るのも楽しい。貨物ドローンが喋るのもポイント高い。これぞレンチのアイテム。かわいいやつめ。サブミッションでは色んなアクションやらせてもらえるのも楽しかった。(ワルキューレの騎行を口ずさみながら)後半ちょっとロボット相撲みたいになってしまったのはやや残念かな。
 WD2で夢中になってやってた衣装変更が、2人にも出来るようになるのでそこも嬉しいポイントの1つ。やったね!コート以外も着れるよエイデン!
【おおまかなストーリーの話】  エイデンはフィクサー絡みの仕事で事件に発展していくのだろう、とある程度想像が出来てたけど、レンチがどう絡んでくるのかプレイ前はマジで解らんかった。蓋を開けてみれば、レンチの問題にエイデンが急にシカゴから現れたという図になるのが面白い。過去作のキャラをプレイするにはがっつり1本よりこうしたオムニバス形式のDLCが良いなと思っているので、ボリューム的にも満足。WD4ではエイデンとダミアンの出会い編出してくれてもいいんですよ(救われた魂をすぐ闇へ葬ろうとする)
【ジョルディとエイデンの話】  冒頭でジョルディからエイデンへ仕事の電話がかかってくるところから物語はスタート。WDではお互いに銃口を向け、命のやり取りもした2人。
 「クリア後に一度だけ聞ける引継ぎメッセージ」「DLC(BADBLOOD)の熱烈音声ログ」「モブから聞けるエイデンと契約解除後に絶不調になってしまったジョルディ(※個人的な解釈です)」など、機会があれば再契約がありそう…と思わせる要素はたくさんあった。でも続編WD2では、お互いサンフランシスコにいるにも関わらず一切の接点無し。「敵同士になってない?」「2人ともシスコ入りしてるのナンデ?」「再会したの?」「レギオンまで生きてる?」など数年やきもきして過ごしてきたのに、なーーーーに普通に連絡とりあっとんじゃ!!!アドレス帳の待ち受けまで設定してる!!!カーッ!!!公式が不安をよそにスッとレギオン軸の関係性をお出ししてきた。
直接会うシーンは無かったものの ・ジョルディはエイデンが殺し屋まがいの仕事は受けないことを理解した上で、連絡をしてきている。 ・ロンドン入りが出来ない自分の代わりに、エイデンを頼る=未だに腕を買ってる。 ・連絡がつかないことで仕事とエイデン本人の心配もしている。 ・エイデンを開放しないとお前をラッピングして俺の所に届けさせるぞ発言 ・自分は軽口で唯一のダチというくせに、本気でエイデンから感謝されると全く受け流せない。
ふぅ~~~~~~~~~ん!そぉ~~~~~~~なの!2人はシカゴ~サンフランシスコで新しい関係が始まってたかもしれないし、ここからもっと新しい関係が始まるのかもしれない。言われたことに対してどう受け止めるか考えてジョルディ。頼んだぞ。考える時間が必要?一緒に船旅とか出て世界一周とかしなよ。そっから先の想像は任せてくれ。
【エイデンとジャクソンの話】  ジャクソンの役割は「エイデンをロンドンに連れてくるためのキーパーソン」だと思っていたので、彼がエイデンにかける言葉や行動にめちゃめちゃ心を打たれるとは思っていなかった…。ジャクソンに身の危険を知らせようと部屋に勝手に侵入、PCを物色(メッセージを残す、もしくはハッキングして監視しようとした?)。なんかちょっと自分のルーツがジャクソンにも受け継がれてるんじゃない?と嬉しそう。浮かれとる場合か。クッキーを食うな!と思っていたら潜んでいたジャクソンにボコられます。
 「仕方ないとか言って何やってんだ!メールでもなんでも他にも方法あるだろ!普通はそうする!」ごもっともです!
 レンチを始め、敵も味方も「あのエイデン・ピアースだぞ」と言うのに対し、ジャクソンは「自分にとってはただの叔父さん」という態度をとる。エイデン自身にも。裏社会の人間、ではなく周囲にいる一般人と同等に見てる感じ。その辺りから、ヴィジランテでもFOXでもない“彼自身”はジャクソンとニッキーの中にしか存在できないのかも、と思い始める。なんだか悲しくなってきた。
 ミッション中も、もはやジャクソンはプレイヤーの代弁者なのでは????と思うほど、エイデンをずっと見てきた自分(プレイヤー)が思ってたことを全部言ってくれる… ぶつけてくれる。
・ロンドンへ来た理由 エイデン「金払いが良くて二人を養える(罪滅ぼし)と思った」 ジャクソン「自分も母親も自立してるし金銭面で困ってないことも解ってる、自分から渦中に飛び込んでる」
・レンチのこと エイデン「マスクで顔を隠してるが、イカれたパフォーマンスで自分を偽装してる」 ジャクソン「似たような人を知ってるけど?^^」
・レナのこと エイデン「(マーロットで)逃げずに立ち向かうべきだった。お前の気持ちが晴れるなら何でも話す」 ジャクソン「真っ当な生き方をしてたらそもそも問題は起こらなかった。話してあんたの気持ちは晴れるのか(許されたいだけじゃないのか)」
 明らかに言い訳じみた発言も正論パンチが炸裂する。ジャクソンじゃないと言えないしこっちもすんなり受け入れられなかったと思う。他のキャラだと急に出てきてあんたにエイデンの何がわかるの!!となるだろうし、ジョルディはキャラじゃないので(個人の感想です)。エイデンはずっと「事故に対してどうしたらよかったのか、ダミアンと協力すればよかったのか、違う道を走らなければ、郊外に行かなければ…」と色々と悩み続けている中で、ジャクソンは「事故が起きた原因を作ったのがそもそも悪いし、今も同じ過ちを繰返してる、やめようとしない」って主張。解らせる方法はあるのかなあとプレイしてる最中は思ってた。
【エイデンの深層心理の話】  もうね…ボロッボロに泣いたよ…。まさかエイデンの深層に潜り込める日がくるとは思って無かった。エイデンが自分を責め続けてることも、復讐の衝動を抑えれないのも、それが大事な思い出の家で起きてることも、その家の間取りからどこに何があるのか解るのも、全部ひっくるめて感極まって号泣。  WDでマーロットの件はエイデンの中で区切りがつけれただろうけど、レナに関しては無理だろうなと思っていたので。それが前を向くエピソードが追加されて、内容も納得がいくもので、自分の手でプレイできたのが本当に嬉しい。ありがとう…ありがとう…WDスタッフ…。
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 プレイヤーがジャクソンだったのも凄く良かった。ブラッドラインのメインストーリー中にジャクソンから「人助けはFOX以外にもやり方はある、普通の生活に戻ろう」と言われるけど「自分でもわかっているけどやめられない」と返していたように、エイデン自身にはレナの件を解決できなくて。(というか出来たらもうやってるはずだし…。)そんで現実世界で誰から何を言われても拒絶するしはぐらかすんですよ…。何回後で話そういうねん。  そんな頑固なおじいちゃんをどうやって立ち直らせるか。外がダメなら内から。もうねえ…びっくりしちゃったよねえ…。おじいちゃん自分でFOXの象徴捨てられないからさあ…。ジャクソン(プレイヤー)が取ってきて埋めるっていう…。エイデンを救うために、FOXを葬るのをプレイヤーにさせるっていう…。ハー…。中には自分で解決して欲しかった人もいると思うんですよ。克服して欲しいみたいな。でも、もう庭で穴掘ってるエイデン見ちゃったら、自分はあの家に入れさせたくなかった。誰かに救いあげて欲しかった。それがジャクソンで良かったな、とプレイ後の今めっちゃ思ってます。
 普通の生活に戻るには失ったものも誰かから奪ってきたものも多すぎるけど、エイデン自体を開放してあげたいとは常々思ってたし、もうあの家で苦しむことはないと思うと、それだけで今は十分かな…。
【マーカスとレンチとジョルディの話】  人は凄い物を見てしまうとおめでとうしか言えなくなるんだな、とういう一文で終わってしまう。そんな内容だった。  まさかマーカスに続いてレンチがジョルディのお仕事体験をすると思わず。かなりびっくりした。お互いお喋りで破天荒で自由気ままなところがあるので、マーカスより会話が成立しつつも、ジャンルが違うので噛み合わないところもあり。ジョルディが会話を切り上げたがるのが新鮮だった。(ラチェットだの何だの名前をわざと言い間違えるクセに、働きぶりを褒めるときには「レンチ」というのでそういうとこだぞジョルディ。)
 その後にマーカスとレンチのコンビが復活して、めちゃめちゃ楽しそうでスムーズな会話にやっぱコレコレェ!!!となる。場を盛り上げつつも、真面目なトーンで真摯に寄り添ってくれるマーカスがWD2と変わらずいてくれて本当に嬉しい。なんかレンチがマスクを外すのに抵抗がややなくなっているのも、マーカスのおかげなのかもしれない。都合のいい解釈をするのが得意なオタク。というか留守電を無視しまくるレンチ(騒ぎが大きくなりニュースにもなってる)と、どーにかしてコンタクトをとるために、ジョルディにめっちゃ金払って色々下準備したサンフランシスコ在住のマーカスくん…。そりゃお互いに愛してるで会話をしめますよね解ります…。それもラブ…これもラブ…。
 
【わかりにくいファンの感想】 ・PT演出よりも急に現れたアサクリ定番ギミック部屋に笑った ・ビルの停電とシカゴの大停電を同じ基準で語るエイデンおじさん好き ・まさか事故現場に行けるなんてなあ… ・クソほど露出がなかった鉄壁ガードなエイデンおじさんが嘘のようだぜ ・レーンチ♡って声がすごい ・自分の復讐は果たさなかったけど、仲間に危害を加えると言われてブチ切れるレンチは良い奴だよほんと… ・レンチの手のモデリングと走るときの族っぽい感じが最高 ・ところで話題に出てこなかった伝説のハッカーは一体… ・バナナケーキがあったら死んでいたので危なかった
【めんどくさいファンの感想】 ・ジャクソン偽名使ってないんですか???てか音声ログとか残してんのね… ・ニッキーのお家で必死にダミアンの痕跡を探す ・ピアース呼びが恋しい ・ジャクソンも本編で使えたら良かったのにな~ ・ニッキーがなんでエイデンの服装セット持ってたのかちょっと謎(シカゴを急いで出る時にエイデンも一緒だと思って家にあるお泊りセットみたいなん持ってきてしまったんかしら…) ・WDのDLC(BADBLOOD)の独白を聞いてたのですんなりジャクソンのところに行ったのがちょっとモヤモヤ(確かにいかないと始まらんのだが) ・いやでもマスク外し過ぎな気がするんよなレンチ… ・おじさんの復讐の連鎖を断ち切ったあとレンチをいったん止めるもしゃーなしやな協力するってなったのは上手く呑み込めなかった…おっ…おう… ・CVの件まったく告知なかったのはマジで一生怒ってる(ゲームの出来とは別問題、お金払ってる分は怒ります)
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heyheyattamriel · 4 years
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エドワード王 二巻
昔日の王の一代記、二巻
ファーストホールドでの再会
エドワードは赤い空に目を覚ましました。太陽は西の山々に上ったばかりです。彼らは各面が炎に輝く塔のすぐそばに来ていました。ドラゴンは急に方向を変えて近くに飛び、炎の長い息を吐き出しました。彼らが突然高度を下げると、塔の頂上で何度か光が点滅しました。エドワードのお腹はとても変な感じでした。彼はため息をついて身体を動かすと、モラーリンが右手でエドワードを抱けるように体をずらしました。彼は身体を伸ばしてあくびをしました。
「もうすぐだ。クリスタルタワーからファーストホールドまでは馬で数日だが、アカトシュは1時間以内に連れて行ってくれると思う」
「塔には寄らないの?アイリック―」
「軽々しくその名前を使うんじゃない。私にさえもだ。アーチマジスターは向こう何日かは戻らない。ユニコーンは風の兄弟分で、同じぐらい早く旅をする。荷物があってもな。だが、ドラゴンが飛ぶほどじゃない。エルフの故郷がドラゴンの帰還の始まりを迎えているのがわかるだろう。人類の幸運を祈るんだな」
エドワードの視線は深い森の中と、無骨な丘をさまよいました。人のいる印は見えませんでした。「きれいだね」彼は謙虚に言いました。「でもハイロックほどじゃないや」忠誠心からそう付け加えましたし、それは事実でした。「街も、村も農場もないの?」
「ファーストボーンは森の奥深くに住まっている。彼らは大地を引き裂かないし、新しく植えもしない。だがオーリエルが差し出すものは喜んで受け取る…そしてお返しをする。ああ、成長するものの青臭いにおいだ」
確かに、その空気はエドワードが父のカップからすすったことがあるワインと同じような感じがしました…「お腹空いた」
「そうだと思った」少し体を動かし、モラーリンの左手が小さな葉っぱの包みを取り出しました。浅黒い手は大きくて力強く、人にも動物にも見えませんでした。エドワードは嫌悪しながらその手を見つめ、やがてその手に触れないように極めて慎重に包みを取りました。モラーリンが身体を強張らせるのがわかり、エドワードを抱く手が少しその力を弱めました。エドワードは自分の行動を恥ずかしく感じました。この状況で気を悪くさせるのは、親切でも賢明でもありませんでした。モラーリンは簡単に彼を落とすことができるのです。「僕お風呂に入りたいけど、君もだよね」彼はぎこちなく言いました。モラーリンがわざと彼の反応を誤解してくれたことを、エドワードは知っていました。「ああ、私はとても汚れている」エドワードがケーキをかじると、それは見た目よりずっとおいしいことを証明しました。「母さまはそんな風に僕を見ていたよ―少なくとも、そうだった。でも多分、僕はまずお風呂に入るべきだよね?」
「お前はその選択の必要はないと思うが。ああ、やっとだ!」ドラゴンはその翼を広げて空に舞い上がり、巨大な炎の固まりを吐き出すと、広い空き地に降り立ちました。着陸は急角度で、大きな衝撃がありました。エルフたちが急に現れて、彼と、やっと目を覚まして半狂乱でぐるぐる走り回り、エドワードの足元で喘ぐシャグに腕を伸ばしました。
銅の色の炎のような髪をした背の高いエルフが、礼儀正しく彼らに挨拶しました。「ご機嫌麗しゅう、我が王よ。ご婦人がお待ちかねです。エドワード王子、ファーストボーンの地へようこそおいでくださいました。我が民に成り代わり、歓迎申し上げます。ここでのご滞在が心地よく、実りあるものでありますように」
モラーリンは恭しく頷きました。「ありがとう。わが女王は十二分にお待ちになった。すぐにお目にかかろう」エドワードの肩に置いたモラーリンの手が、彼を見たこともないほど大きな木に導きました。その幹は空洞で、中に入ると上に導かれました。開口部にはさらに階段があり、丈夫な枝に橋が架かっています。彼らは大きなひさしがついた、部屋のように椅子とチェストがしつらえられた台に着くまで、それに沿って前に進みました。金色の肌の女性が彼らに微笑みかけ、手招きをして立ち去りました。背が高くほっそりした、蒼白い肌の黒い髪の人間の女性が彼らに歩み寄りました。彼女の眼はエドワードを捉えていました。エドワードだけを。
「どうしていなくなっちゃったの!」その叫び声は彼の深いところから現れ、彼の全身に響き渡りました。その声は彼の数歩手前で彼女を立ち止まらせました。今度は彼女の目がモラーリンを見上げました。彼はエドワードが聞いたことのないような厳しい調子で言いました。「お母様に敬意を持ってお話をなさい、無作法な子だ!」その瞳の一瞥の衝撃で、彼の目に水が溜まりました。
アリエラは素早く彼に近寄り、両手を彼の胸に置きました。「おかえりなさい、旦那様。あなたと息子を無事に私の下に連れてきてくださったノトルゴを称えましょう」
「竜たちの盟主と盗賊さんにも感謝いたしますわ。彼らなしでは私のぼうやをあれ以上きれいに連れてくることはできませんでした。アーチマジスターもうまくことを運んでくださったのね」モラーリンの浅黒い手がそっと優しく彼女の腕に置かれました。彼は落ち着いて幸福そうに笑いました。でも、彼の胸に置かれた両手は、彼を労わるようでもあり、障壁を作っているようでもありました。
「私は本当に恵まれているわ。でも、息子と話すのは久しぶりなのです。二人だけなら、もっと話がしやすいかもしれません」
モラーリンの笑顔がさっと消えました。「3人でいるより2人の方が言葉が見つけやすいと?まあ、そうかもしれないね。時にはね、奥さん」彼は踵を返して去って行きました。橋が揺れて軋みましたが、彼の足は少しも足音を立てませんでした。
アリエラは彼の背中を見ていましたが、彼は振り向きませんでした。エドワードは、また彼の敵に苦痛を与えたことで、好奇心と満足感と後悔が混ざったような気持がしました。「エドワード、私の坊や。ここにきて座ってちょうだい」
エドワードはその場に立っていました。「お母さま、僕は何年も待って、答えを求めて何リーグも旅をしました。僕はもう待ちません。一歩だって動きません」
「何と言われていたの?」
「父が客の名誉を信頼しながら夜眠っている間に、魔法の助力を得て最も卑劣な方法で誘拐されたと」
「お父さまがそう言ったのね。モラーリンは?」
「完全に自分の意思で来たと言いました。あなたの言葉で聞きたいのです」
「私がなぜあなたのお父さまの下を去ったか、どうしてあなたを連れて行かなかったのか、どちらが聞きたいですか」
エドワードは間を置いて考えました。「母上、僕は本当のことが聞きたいんです。ですから、僕は本当のことを知らされなければいけません。あなたが僕を置き去りにしたことを。もう一つの方は、僕は知っていると思います。あなたがそれ以上に、またはほかに話したいと願わない限り、僕はわかっているだろうし、わかると思います」
「真実ですか?真実とは、それを理解している者から独立して存在するたった一つのものではありませんよ。でも、あなたに私の真実を話しましょう。そうすればきっと、あなたは自分の真実にたどり着くでしょう」
アリエラは静かにクッションのおかれた椅子に歩いて戻り、姿勢を正しました。ルビーの色をした小鳥がすぐそばの小枝に停まって、彼女の穏やかな声に伴奏をつけました。
「私の両親が私の結婚を故郷の習慣通りに決めてしまったのです。私はコーサイアを愛していませんでしたが、初めは彼を尊敬していましたし、良い妻でいようと努めました。彼は私を気にかけもしなければ、世話もしてくれませんでした。ですから、彼は私の尊敬を失い、手をかけてもらえない植物が枯れていくように、私は毎日少しずつ死んでいたのです。あなたといる時だけが私の幸福でしたが、コーサイアは私があなたを軟弱にすると考えました。『女みたいに』と彼は言いましたわ。そうして、あなたの3回目の誕生日のあと、私は毎日たった1時間だけ、あなたと過ごすことが許されました。あなたの泣き声を聞きながら、何も考えられずに座って泣いていました。ようやくあなたが泣き止んで私を求めると、私の心は空っぽになりました。私は護衛を一人か二人しか付けずに、長い時間一人で散歩をして、馬に乗るのが癖になりました。そんな時、モラーリンがやってきたのです。彼はロスガー山脈にある黒檀の鉱山を欲しがっていました。彼が使いたがっていた土地は、私の持参金の一部でした。彼は私たちの民に彼の技を喜んで教えてくれましたし、ダークエルフが作った武器を差し出してさえくれました。そのお礼に、私たちの民はゴブリンを遠ざける彼の手助けをして、ハイロックに彼の民の植民地を作ることを許したのです。コーサイアは土地には興味がありませんでしたし、本当に武器をとても必要としていました―最上のものでしたからね―ですから、彼はその申し入れを喜んだのです。話し合い、決めるべきたくさんの細かい事柄があって、その交渉への干渉が私にも降りかかりました。コーサイアはダークエルフを嫌っていましたし、タムリエルで最も優れた戦士として既に名声を得ていたモラーリンに嫉妬していたのです。
「でも、モラーリンは熟練の戦士以上の人でした。彼は読書家で、太陽の下にあるものすべてに興味を持っています。ヤー・フリーとジム・セイから教えを受けたように歌い、演奏することもできました。彼は、私が夢でしか会えないと思っていた、それ以上のお相手でした…誓いますわ。私たちは二人とも外にいるのが好きで、話し合いは乗馬と散歩の間でしたが、いつも彼の部下とコーサイアの部下が一緒でした。すべてが整った時、コーサイアは条約を祝って大きな宴会を開きました。ハイロックのすべての貴族がやってきて、他の地域からもたくさんの人たちが訪れました。最後に、酔っぱらったコーサイアが血でなければ洗い流せないような侮辱の言葉を漏らしました。私は他の貴婦人たちととっくに席を立っていましたから、それが何だったのかは知りません。でも、私はコーサイアがそのような言葉をため込んでいることを知る程度には、個人的に充分聞いてきました。モラーリンは決闘を申し込み、それまでに彼がウィットを取り戻すかもしれないと、コーサイアに昼までの猶予を与えました。
「そしてモラーリンが独りで私の部屋に来て、何が起きたかを話してくれました。『奥様、彼はあなたの弟君を決闘相手に選ぶだろうと思います。いずれにせよ、もう二度と関わることのできない血の河が、私たちの間に流れるでしょう。私はあなたの愛なしで生きていくことはできます。だが、あなたに憎まれることには耐えられない。共に来てください。妻として、あるいは名誉ある客人として、それはあなたの選択です。そして、ご親族の代わりに、あなたは血の代価として貢献なさるでしょう』
「そして、月明かりの下で、恐れおののいて、眠っている貴婦人たちのそばで、私は彼を愛していることを知ったのです。彼なしで生きて行けるかは疑わしかったけれど、それでも、あなたをそれ以上に愛していたの!『息子は』私は囁きました。『置いては―』『奥様、選ばなければなりません。お気の毒ですが』わかるでしょう、エドワード?もし留まれば、私の弟の死が―彼の無垢な若い血が流れるのです。あるいはあなたのお父さまの血が!あるいは、そんなことは起きないと思っていた���れど、私の愛する人の血が流れたかもしれません��モラーリンの戦闘技術はそれだけでも優れていましたし、この類の出来事には、彼は同じくらい優れている魔法の力も借りるでしょう。『連れて行けますわ』でもモラーリンは悲しげに首を振りました。『私にはそんなことはできない。父と子を引き離すことは、私の名誉に反する』
「愛する者を一人ぼ��ちにする、私は義務には慣れていました」アリエラは誇らしげに言いました。「あなたを父親から、あなたの大好きなおじさまから盗んで行けばよかったでしょうか?そして、おそらくコーサイアは生き残り、この件で私を責め、私を遠くにやってしまう言い訳にしたはずです。コーサイアは私がいなくなれば喜ぶだろうと考えました。彼が本当に武器を欲しがっていることは知っていました。あなたと過ごす時間を得るために、それで取引することもできると私は考えました。モラーリンが私を見ずに立って待っている間、すべてが私の中を駆け巡っていました。
「マーラ様、正しい選択をお助け下さいと私は祈りました。『本当に私を妻にしたいのですか?私は―私は厄介ごと以外何ももたらしませんのよ』
『アリエラ、私はあなたを妻に迎える。私が求めているのはあなた自身だけだ』彼はマントを脱ぎ、布団を引き剥がしながら私の体を包みました。
『モラーリン、待って―これは正しいことかしら?私がしようとしていることは?』
『奥様、もし間違いだと考えているなら、私はここに立ってなどいない!あなたに与えられた選択肢の一つは、私には最も正しいことに思えます』彼は私を抱き起して、馬に運んでいきました。そうして、私は彼のマントだけを身に着け、彼の前に座って馬に乗り、あなたのお父さまの家を去ったのです。野蛮な喜びと悲しみが混じって、自分がどう感じているかわかりませんでした。これが、私の真実です」
エドワードは静かに言いました。「でも、彼は結局、僕とお父さまを引き離した」
「本当に渋々だったのです。そして、ドラゴンが、本当には、あなたとお父さまの心は既に離れてしまっていると言ったからです。何リーグかだけのことです。これはあなたの安全を保つ方法なの。モラーリンはここに来ることを決めるのは、あなたの自発的な決断であるべきだと言いました。それと同じに、戻りたい時に戻っていいのですよ」
「モラーリンは僕をただ連れて行こうとした!アイリ―その、アーチマジスターが同意しなきゃいけないって言ったんだ」
「彼は忍耐強い性質ではないのです。そして、彼はコーサイアを傷つけてしまわないか不安でした。彼がその議論をどこかほかの場所で続けられると考えていたことは間違いありません」
「肝っ玉の小さい王だって呼んだんだ。そして笑ったよ。どうして?ダガーフォールの人の肝臓はエボンハートの人のより小さいの?第一、それに何の関係があるの?父さまはとても怒ってた。きっと戦いたかったと思うな。でも、父さまが僕を嫌ってるのは本当だよ。わかってるんだ。でも、わかりたくなかった。だからそうじゃない風にふるまっていたんだ。モラーリンはそうじゃないと思うけど」
「ええ」
「でも、彼は嘘をついた。彼は僕の父親だって言おうとしてた。わかるんだ」
アリエラは頭を後ろにそらせて、鈴を転がすような声で笑いました。彼は遠い記憶からそれを思い出し、背中がぞくぞくしました。「もしあなたにそう思ってもらえたら、きっとものすごく、心からそう言いたかったに違いないわ。彼はいつでもせっかちなの。そして、彼は誓いの下では決して嘘をつかないし、愛するものを傷つける嘘はつかないわ」
「僕のことを愛してなんかいないよ。僕のことを好きでさえないんだ」
「でも、私は愛しているのよ、私の大切な坊や。あなたは―」エドワードは彼女が大きくなった、と言おうとしているのだと思いました。大人たちはいつでも彼の成長を見てそう言うのです。一週間前に会ったばかりでも。奇妙なことに、年のわりに、彼は小さかったので。彼女はその代わり、「私が考えていた通りだわ」と母の深い満足を湛えて言いました。
「彼はあなたのことを愛してる。でも彼は使いっぱしりの小僧じゃないと言った。でも、あなたは彼がそうみたいに下がらせた」
アリエラの顔と首が真っ赤になりました。
「確かに、私は召使いに格下げされたようだね」うず高く食べ物が積まれたお盆を持って、モラーリンが静かに入ってきました。「椅子を取ってくれないか、少年。私が給仕役をやれるなら、お前も給仕役をやれるだろう。お前はお腹が空いているだろうし、妻が私の欠点の残りの部分を話す前に戻った方がいいと思ったのでね。それを挙げ連ねるのにほとんどまる一日かかるから」彼は鎧を脱いで風呂を浴び、細いウエストの周りに銀のサッシュを巻いて、洗い立ての黒いジャーキンとズボンを着ていました。でも黒い剣は、彼の横で揺れていました。
「まあ、なんてこと。小さな軍隊がお腹いっぱいになるほどの食べ物を持っていらしたのね。それに、私は朝食を済ませましたの」アリエラは小さな手でエルフの腕に触れ、愛撫するように下に滑らせて彼の手を握って力を込めると、それをまだほてっている首に持ち上げ、唇でその手をなぞりました。彼女の美しさに向かい合う浅黒い肌に居心地の悪さを感じながら、エドワードは素早く目を逸らしました。
「これは私用と、少しは坊やのためにね。でも、ご相伴してくれると嬉しいよ。君は痩せてきている。私にとっては針みたいだ、本当にね」彼女の黒い巻き毛の束を指に巻き付け、軽く引っ張ってにやりと笑いました。それから、食べ物に移ると、人間がするように指で食べるのではなく、小さな銀色の武器で飢えた狼のように襲い掛かりました。その食べ物は―素晴らしかったのです。エドワードはもう何も入らなくなるまで食べました。
「立ち聞きしていたんだが」彼は思慮深そうにもぐもぐと言いました。彼は食べている間、モラーリンの欠点を口の中でもそもそと挙げ続けていました。そして、もっと早く大きな声で言えばよかったことがわかりました。
「ゼニタールよ、坊や、君たち人間は、個人的な話を木の上全体に聞こえるような大きな声で叫んでも、私が耳に綿を詰めて聞かないでいてあげると期待しているのかね?」彼は大きなとがった耳をとんとんと叩きました。エドワードは急いで何を話したか思い出そうとしました。嘘をついたと言いました。ああ、なんてことでしょう。彼が聞いていませんように。
「それで、私は嘘つきなんだって?坊や」ヴァー・ジル、彼に救いの手を、エドワードは溺れ死ぬような気持がしました。このエルフは心を読めるのかしら?彼はそれが父親が彼に使った侮辱の言葉ではないことを願いました。「僕―僕は、そのことを考えていると思ったって意味で言ったんだ。口ごもったもの」エドワードは喘ぎました。彼はものごとを悪い方に転がしていました。
「たぶん、私は思い出そうとしてたんだよ…」皮肉っぽい響きが戻ってきました。
「僕のことなんか好きでもないくせに!」エドワードが大きな声で言いました。
「だからって、本当の父親がお前に主張するのを止めることになるようには思えないね」
「モラーリン、やめて!」アリエラが遮りましたが、エルフは片手を上げて彼女を黙らせました。
「わからないんだ」エドワードがちらりと見ました。
「どうしてあんなことを言ったんだね?」
「わからない―ロアンが言ってた―ことなんだよ―そして、僕はちっとも父さまに似てないんだ。みんなそう言うよ。そして話をやめてしまうの」
「言ってたこと―とは何だね?言いなさい、坊や!」
「二人が若かったころ、どれほど母さまがおじさまのことを好きだったかって。母さまが連れていかれたあと、彼がどんなに悲しんで怒ったかって。弟じゃなくて恋人みたいだったって彼女は言った。とってもかわいらしくそう言ったけど、何か他の意味があるみたいだった。口に出すのがとても汚らわしい何かだよ。他の時には、あの人は僕がとてもエルフっぽく見えるって。僕が結婚したあととても早く生まれたことも。あの人の一人目の息子みたいじゃなかったって」
モラーリンは跳び上がりました「何だって!戻ってあの女狐の首を絞めてやる!人間は―」彼は悪態をかみ殺しましたが、その赤い瞳は怒りに燃え上がり、筋肉がはちきれるように膨らんで、髪は逆立っていました。「お前はエルフと人間の子供には見えない。私が母上に出会ったのは、お前が母上のおなかに宿ってから4年後だ。どうやらロアンはどちらの嘘を使いたいのか決めかねたのだろうね。だが、近親姦などと!私ができないなら、ケルが代わりに鉄槌を下しますように」背の高いエルフは怒り狂って部屋の中を歩きました。カジートのようにしなやかで、片手は剣の柄を撫でています。その台が揺れて、少し下がりました。
「エドワードに比べれば、彼女は自分の息子たちに大望を持っている。疑問なのは、彼女の話を信じる者がどれほどいるかだ。彼を殺させる計画をしているなら、充分ではないだろう」アリエラのなだらかな眉に小さなしわが寄りました。「あのね、私は彼女を嫌ったことはないのよ。彼女もそう。あの方は私の立場を欲しがっていて、私はエドワードを救うために喜んで譲ったわ」
「僕に王様になってほしいんだね。そうしたら黒檀の鉱山を持てるから」エドワードはパズルを解きました。
「まあ、黒檀なんてどうでもいいの。おそらく彼が手に入れるでしょうし。あなたのお父さまがお亡くなりになったら、ロアンの子供たちと協力するより良いチャンスを持っているの。彼らには感謝する十分な理由がありますし、いい取引よ。そうは言っても、彼らの両親のことを考えると、契約にサインするのに充分なほど、自由に口が利けるかどうかは見込み薄だけれど」
「それじゃ、なぜ?僕のこと好きでもないのに」
「マーラ、お助けを!人を『好き』と思うことは人間の概念だ。ある日、彼らはお前を好む、次の日は好まない。火曜日にはまたお前のことを好んで戻って来る。私の妻は私に対してそうするが、彼女が私を好きじゃない時でも私を愛していると言うよ。彼女がどちらもしない日と、リアナの騎士団に加わる話をする時以外はね。そんな時は、私は彼女が正気に戻るまで狩りに行く」
「大げさね、そんなの一度しかなかったし、よく知っているくせに」
「回復期間は大いに楽しんだのを覚えているよ。もっとあってもいいかもね」二人はお互いににやりと笑いました。
「だけど、どうして僕に王様になってほしいの?」エドワードは食い下がりました。
「言っただろう、それはアカトシュの意思なのだ。それと、アーチマジスターのね。私は遠乗りに付き合っただけさ。彼らに聞いてごらん」
「アーチマジスターに会ったら聞いてみよう」
「素晴らしい考えだ。我々と北に旅立つ前に、お前は2、3週間タワーで過ごすことになるだろう」
「それだけ?」
「お前の母上と私と一緒に冬を過ごす計画がそんなに嬉しくないかね?」
「そんなことは…ないです。でも、アイリックと一緒に行くって言ったんだ」お前じゃなくて、口に出さなかった言葉が、二人の間にありました。
「そうなるだろう、そのうちね。今、そこでの数週間は、魔法の訓練を始めるのにちょうどいいだろう。私はお前に呪文を教えてやれる。だが、お前は強くならなければならない。お前の体が心に追いつかなければいけないんだ。それはアーチマジスターの意思なのだよ」
「戦闘の魔法?僕は他のことを勉強したいな。獣の呼び出し方、癒し方、そして浮き方…」
「それも学ぶだろう、必ずね。それと、お前は戦士は癒せないと思っているのか?それはお前がいちばん最初に学ぶ呪文だ。だが、王は戦い方を知らねばならない」
「得意じゃないんだ」
「ドラゴンの歯だよ、坊や!まさにそれがお前が学ばねばならない理由だ」
「もしできなかったら?」
「お前は勇気があって、澄んだ頭を持っていて、魔法を学ぶ潜在的な力がある。それは大抵の者が持っている以上のものだ。残りの部分は私が教える」
エドワードの頭が、不慣れな賞賛にぐるぐる渦を巻きました。「僕が?本当に?君が?」
「お前はお父上の愚かな王宮の者たちがドラゴンとユニコーンの前に丸腰で向き合って、アーチマジスターとタムリエルの英雄に、彼らの正義を要求すると思うのかね?正義だって!そんなものを前にしたら、彼らはどうにか慈悲を請うのが関の山さ、それだって疑わしいが、口が利けるものならね」
「僕、そんなことした?したのかなあ?」エドワードはすっかり驚いてしまいました。彼は知らなかった、考えたこともなか��たと付け加えたいと思いました。
「ああ、したとも。そして、それはここからモロウィンドに向けて歌われる行いだ。私はそのバラードを作曲しよう―昼寝をしたらすぐにね。ドラゴンの背中の上ではあまりよく眠れないんだ」
「僕とシャグに眠りの魔法をかけたね!」
「そして城の他の者にもだ。友人に手伝ってもらってね」
「うわああ。宙にも浮けるの?見せてくれる?」
「そう急ぐな。私はドラゴンの背中に一晩中とどまっているように、動きを固める魔法を全員にかけていたんだ。休むまではマッチを使わずにろうそくに火を灯すこともできないよ」
「ああ、わかった。それでも僕は、戦士よりもアーチマジスターみたいになりたいな」
「はっ!アーチマジスターが戦えないなんて、そりゃニュースになるな!彼がお前に杖の扱い方を見せる時間があることを願うよ。初期の訓練には最適の武器だ。そして彼以上の講師は望めない。さあ、お前が前に見た四人の中で、誰が一番優れていると思う?」
エドワードは数分の間、慎重に考えました。「僕の判断は本当に粗末だけど、それでもよければ、タムリエルのチャンピオンって称号を使う人が一番優れているはずだと思う。でも、アーチマジスターは君の魔法の先生ではないの?そして武器の扱いもよく訓練されているみたいだ。だから、誰が勝っているか?ドラゴンの炎と爪と歯に太刀打ちできる人間がいるかな?それに、とても足が速くて、尖った角と蹄があること以外、僕はユニコーンのことは何も知らないんだ。とってもおとなしかったし。それで、君が尋ねたその質問には、正しく答えられそうにないんだ」
「いい答えだ、坊や!単体の近接戦闘ならユニコーンは簡単に勝てる。人間も、ドラゴンでさえ、あんなに早く一撃を当てられないし、炎で焼くこともできないし、魔法や属性の力も効かない。その蹄は致命的で、その角は一度触れただけで、どんな敵でも殺してしまう。角自体は燃えてなくなってしまうけれどね。それでも、一番強力なのは、それをすぐに再生できることだ。
「そして、4人のタムリエルの英雄は、互いに戦えばおそらく敗者になるだろうが、その称号は馬鹿げた自慢ではない!モラーリンは一流であることに慣れていない。結果として、私の行儀作法は苦しんでいるかもしれないがね」
「わが王よ、あなたには心から感謝申し上げます。あなたは僕に偉大な栄誉と貢献を与えてくださいました。ご恩返しできることがあれば、致しましょう。僕の乱暴な言葉と不躾をご容赦ください。僕は粗野で粗暴な中で暮らしてまいりました。そして、僕には父がないようです。あなたをそう呼ぶことをお許しいただけない限りは」エルフは少年に手を差し出し、彼はその手に自分の手を置きました。エドワードの味気ない気分はすっかり消え…まるで魔法のように…思考が彼の心を漂います…すると彼は手を離して、モラーリンの腰にしがみつきました。エルフの手は黒い髪を撫で、薄い肩を掴みました。
「ありがとう、奥さん。結婚からたった5年で、君は私に9歳のすばらしい息子を贈ってくれた。非凡で、本当に…魔法のようだ」
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siim-tv · 3 months
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【コスチューム】父子相伝
目次 ▼【グラクロ】【コスチューム】父子相伝の基本情報 ▼【グラクロ】【コスチューム】父子相伝のステータス ▼【グラクロ】【コスチューム】父子相伝の着用可能キャラ ▼【グラクロ】【コスチューム】父子相伝の評価 【コスチューム】父子相伝の基本情報 部位 ビューティー レアリティ SSR 入手方法 親密度 価格 ― 【コスチューム】父子相伝のステータス HP+930 回復率+2% 再生率+1% HP吸収率+1% 【コスチューム】父子相伝の着用可能キャラ 【冒険家】グリアモール 【チャンピオン】グリアモール 【鉄壁の騎士】グリアモール 【聖戦の騎士】グリアモール 【コスチューム】父子相伝の評価 グリアモールの親密度コスチューム 鉄壁の騎士、グリアモールとの親密度をレベル5まで上げるとゲットできるコスチューム。レンジャーと守護者の称号を持ったグリアモールが着用対象…
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chikuri · 6 years
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“欧州と日本で「強い組織的なもの」が生まれた。 ■1.「パリ日本人村の村長」  仕事でパリに来ている。数週間単位で滞在するので、オフィスのある凱旋門から地下鉄で4、5駅離れたところに家具付きのアパートを借りてみた。近くには賑やかな商店街があって、カフェやパン屋、八百屋、肉屋などが並んでいる。  驚いたのは日本食レストランの多いことだ。徒歩5分圏内だけで3軒もある。パソコンで検索してみたら、パリの約1万5千軒のレストランで、「和食」のカテゴリーに入っているのが763軒もあった。  一度、昼食にルーブル美術館近くの日本食レストランに入ったら、フランス人の客だけで満員だった。そこでの一番人気は「越前のおろし蕎麦とソースカツ丼小どんぶりのセット」だという。蕎麦もソースカツ丼も本格的な味だった。  戦前からパリに遊んだ日本の芸術家や文人は多いが、パリでこれほど多くの日本食レストランが繁盛し、しかも越前蕎麦まで食べられる時代が来るとは、誰が予想し得たろう。  そのうちの1人、大正2(1913)年にパリに渡った島崎藤村は、河上肇らが彼を頼ってやってくると、下宿を探してやったりして世話を焼いた。やがて藤村は「パリ日本人村の村長」と呼ばれるようになり、彼らを歌劇や音楽会に連れ出しては、学生街のカルチェ・ラタンで文明論に花を咲かせたという。 ■2.欧州諸国の持つ「強い組織的なもの」  藤村は、上海・香港・シンガポール・コロンボ・スエズ運河を経由して約一ヶ月の船旅でマルセイユに着いたのだが、船中の読書に、幕末に洋行した幕臣、栗本鋤雲(じょうん)の『暁窓追録(ぎょうそうついろく)』を持参していた。栗本鋤雲も同じ航路で横浜からマルセイユに渡ったのだが、この間に興味深いことに気がついた。  それは船が港に入るたびに、現地人の盗みを防ぐために、船の倉庫に鍵をし、船室を閉じ、出入りを厳重にした事である。ただ、横浜とマルセイユでだけは、船員が船を下りてしまい、戸が開けっぱなしになっていても気にも留めない。  なぜ日本とヨーロッパでは盗みがなく、その間の各地の港では厳重に戸締まりをしなければならないのか。藤村はここから考えた内容を、帰国後、『エトランゼエ(異邦人)』との対話」と題したエッセイに書いている。 __________  東洋の方で肝心な港々は大抵今では英吉利(イギリス)のものだね。(中略)最初の欧羅巴(ヨーロッパ)の航海者なんてものは必ずしも他の国を奪るつもりではなかったんだね。唯、奴らは強いものを一緒に持って行ったんだね。実際欧羅巴の方へ行って見ると、強い組織的なものがあるからねえ。 左様(そう)いう強いものが押込んで行くと、組織的でないような弱いものは否でも応でも敗けてしまう。だからケエプ・タウンでも、ダアバンでも、コロンボでも、新嘉堡(シンガポール)でも、結局強いものが支配するようになっちまう。そいつが僕らの国の方まで延びて来たんだね。[1, p126]  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  欧州諸国は何か「強い組織的なもの」を持っていた。そして、それを持っていなかったアジアの国々は次々と植民地にされた。それが日本に延びて来た時にどうなったのか。 ■3.「阿爺(おやじ)の時代の人たちが頑張っていてくれた御陰だ」  この点を藤村は「故国に帰りて」の中で次のように記している。 __________  幸いにしてわが長崎は新嘉堡たることを免れたのだ。それを私は天佑の保全とのみ考えたくない。歴史的の運命の力にのみ帰したくない。その理由を辿って見ると種々なことがあろうけれども、私はその主なるものとしてわが国が封建制度の下にあったことを考えてみたい。実際わが国の今日あるは封建制度の賜物であるとも言いたい。[1, p131]  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  藤村にとって、封建制度とは抽象的な概念ではなかった。藤村の父は木曽馬込の大庄屋の家に生まれ、伊那谷に多い平田派国学の門徒となり、尊皇攘夷運動を経て地方の小神社の神職となった。維新後は、明治天皇に直訴したり、廃仏毀釈の中で郷里の寺院に放火しようとしたりして、ついには座敷牢に幽閉されて、窮死した。 __________  遠い外国の旅に出て来て見ると、子供の時に別れた阿爺(おやじ)のことなぞがしきりと恋しくなる。僕らが今日あるのも、彼様(ああ)して阿爺の時代の人たちが頑張っていてくれた御陰だ、印度あたりのように外来の勢力に敗けてしまわなかった御陰だ、左様思うと僕はあの頑固な可長しい阿爺に感謝するような心持を有って来た。 多少なりとも僕らが近代の精神に触れ得るというのは、あの阿爺たちに強いものがあったからだ。[1, p134]  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  幕末には大名や武士ばかりでなく、地方の庄屋の息子ですら国家の行く末に危機感を抱き、奔走した。「強い組織的なもの」とは、藤村にとって父親の思い出につながる体験的なものだった。 ■4.欧米に広まった日本観  ヨーロッパと日本が並行して封建制を経験し、しかも、この二つの地域で近代化が先行した事から、封建制が近代化の基盤となっているのではないか、という考え方は、藤村以前からあった。  今谷明・都留文科大学学長の『封建制の文明史観』[1]によると、日本社会の封建制を指摘した最初の西洋人は、文政6(1823)年、明治維新の45年前に来日して、ドイツ人ながらオランダ人と偽って長崎・出島のオランダ商館医となったシーボルトだという。  多くの大名が半独立的に各藩を治めている徳川の幕藩体制が、同時代のドイツの諸侯が分立していた状況と良く似ている点を、シーボルトは見てとったのだろう。  医師・植物学者であったシーボルトは、学問的にこの観察を深めはしなかったが、帰国後に出版した大著『日本』により欧州での日本学の祖と見なされるようになり、日本が封建制の国だという認識は、以後、多くの訪日外国人に受け入れられていった。  学問的見地から日本が欧州に比較しうる封建制を備えていたという研究は、日本の経済学の草分けと言われる福田徳三によってなされた。福田は明治31(1898)年にドイツに留学し、ドイツ歴史学派の経済学者ルヨ・ブレンターノに師事した。  ブレンターノは欧州経済史の講義で、後方の席で度の強い眼鏡をかけた福田が微笑しているのを見つけ、授業後、なぜ笑っているのかを問うと、福田は「先生が講義される欧州の経済史が、余りに私の祖国日本の歴史に似ておりますので、ははあ、成程、と納得し、会心の笑みを漏らしたのです」と答えた。 「そんなに日本の経済史が西欧に似ているというなら、君がいっそ、日本経済史を書いてみないか」とブレンターノに勧められ、その助力を得ながら、ドイツ語で日本経済史の本を書き上げた。この本は西欧の学者に広く読まれ、日本が西欧に類似した封建制を持った国であるとの日本観は、欧米人の間でも広まった。 ■5.モンゴル軍がなぜ日本と西洋で勝てなかったのか  なぜ封建制が「強い組織的なもの」を生むのか。封建制は欧州では騎士、日本では武士という「武人」が中心的な役割を果たすから軍事的に強いという説もあるだろうが、シナの各王朝も戦乱の中で軍事力でのし上がり、天下をとった。だから軍事力の存在だけでは説明できない。  日本の武士と、シナの皇帝に事える武人とを考えて見れば、その違いがはっきりするだろう。たとえば、日本の武士は主君から所領を与えられ、そこを子孫のために命を懸けて守る「一所懸命」の精神を持つ。  これがシナ皇帝に雇われている武人ならどうだろうか。別にその王朝が滅んでも、次の王朝に仕えれば、自分の身は安泰である。日本の武士とシナの武人の違いは、自分の事業にすべてをかける中小企業のオーナーと、大企業のサラリーマンの違いと考えれば、分かりやすいだろう。  現実にモンゴルの大帝国はユーラシア大陸の中心部から東は日本、西はヨーロッパにまで攻め込んだ。しかし、日本では鎌倉武士団に敗れ、欧州ではドイツ騎士団に敗れた。  元寇は神風に敗れたというのが一般の先入観だが、史実は異なる。鎌倉武士たちの抵抗によって、元軍は2ヶ月も上陸を阻止され、海上にさまよっている間に、台風に襲われたのである。台風が来なくとも、補給のない元軍は引き揚げるしかなかった。[a] 元寇防塁  西に向かったモンゴル軍はキエフ公国、ポーランド、ハンガリーを蹂躙し、ドイツの諸城に襲いかかった所で、第2代モンゴル帝国皇帝オゴタイの訃報に接して引き揚げたと言われるが、これも史実ではない。モンゴル軍がドイツ軍との戦いから引き揚げたのは、訃報を聞く数ヶ月も前であった。  実際は、城壁都市に立てこもって頑強に抵抗するドイツ騎士団を打ち破れず、諦めて撤退したのである。これもドイツ騎士団の「一所懸命」に敗れたと言える。  一所懸命の精神で、自分の愛する郷土と、ひいては祖国を命をかけて守ろうとする武人と、富のために戦う武人と、どちらが強いかは言うまでもないであろう。 ■6.封建制が法治による近代国民国家の基盤を作った  武人の所領が主君から与えられるということは、こうした強さ以外に、社会の発展を生み出した。それは所領を預かる代わりに、いざという時に生命を掛けて戦う、という相互の信頼に基づいた契約関係を発展させた。  契約である以上、主君が勝手に家来の所領を取り上げる事は許されない。ここから「権利」という概念が生ずる。同時に、家来の方も戦になって命惜しさに逃げ出すなどという事は許されない。これが「義務」の概念を生み出す。この義務をいかに見事に果たすか、という所から、武士道や騎士道が生まれた。 「契約」、「権利」、「義務」などは近代社会を成立させている基本的な概念である。これらの概念を尊重する風潮が統治者にも国民の側にもなければ、近代社会は成り立たない。  一方、皇帝による独裁国家では、皇帝は勝手に家来の財産を取り上げる事ができるし、臣下は危なくなったら、敵方に寝返ったりする。シナ大陸や朝鮮半島で現在でも契約や条約、さらには人権や義務を尊重する気風が薄いのは、封建社会を経験していないからであろう。  さらに封建社会では、隣人との間で境界争いなどが生じた場合は、契約関係をもとに、どちらが正しいかを道理をもって議論することになる。ここから裁判制度が発達する。たとえば鎌倉幕府の第3代執権・北条泰時が中心となって整理し、成文化した『関東御成敗式目』の末尾には、この法体系の基本理念としての「道理」を明白に掲げている。[b] __________  およそ評定の間、理非に於いては親疎あるべからず、好悪あるべからず。ただ道理の推すところ、心中の存知、傍輩を憚(はばか)らず、権門を恐れず、詞(ことば)を出すべきなり。 (裁判の場にあっては決して依怙贔屓(えこひいき)なく、専ら道理に基づいて、傍の目、上なる権力者の意嚮(いこう)を恐れることなく信ずる所を言え)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  これは建前だけでなく、実際の裁判でも、一方が自分の主張のおかしい事に気がついて「これは当方の負けなり」と認めた態度を、泰時が涙ぐみながら褒めた事例も記録されている。物事の道理を「法」として書き表し、争い事も法と道理に照らして、どちらが正しいかを判断する。これが「法治国家」の基盤である。  一方、皇帝による独裁社会では、臣下の争いはどちらが皇帝に好かれるか、という事で決まってしまう。そ��に発達するのは皇帝へのおべっか争いと互いの足の引っ張り合いである。  封建制は法治による自由な社会の基盤を作った。そして国民の自由な活動が、経済的発展を生み出した。こうして近代国民国家という「強い組織的なもの」が生まれた。封建制を経験した西欧と日本が近代国民国家として発展したのは、当然の現象なのである。 ■7.内外からの浸食から、いかに国民国家を守るか  島崎藤村が「強い組織的なもの」と感じとったのは、権利、義務、契約、法を尊重し、それによって国民どうしが互いに助け合う共同体として発展してきた近代国民国家の姿だったのだろう。  しかし、この「強い組織的なもの」が、あたかも自然現象のように勝手に生まれたと考えるべきではない。それは何代にもわたる先人の努力の積み重ねによって発展してきたものである。たとえば、前節に紹介した北条泰時が「道理による政治」を追求した努力がその一例である。  とすれば、先人の遺してくれた「強い組織的なもの」に対して、 藤村のように、「僕らが今日あるのも、彼様(ああ)して阿爺の時代の人たちが頑張っていてくれた御陰だ」と感謝の心をもって、思い起こすべきだろう。  しかし、この「強い組織的なもの」は、現在の我々が努力して守っていかないと風化していってしまう。特に現在は、シナや北朝鮮、韓国など、封建制を経験せず、したがって条約も国際法も人権も理解しない前近代国家が外からの脅威を与えている。  同時に、内からはこれまた法治や近代的自由の概念を持たない左翼勢力が、教育や報道、政治をねじ曲げて、国民国家を浸食しつつある。こうした内外からの浸食から、わが国の法治主義と自由民主主義を守って、我々も子孫から「阿爺の時代の人たちが頑張っていてくれた御陰だ」と言われるよう、頑張らねばならない。 (文責 伊勢雅臣)”
―No(1051) 欧州と日本の封建制が近代社会を作った 国際派日本人養成講座
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azure358 · 4 years
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--深海人形-- 南極の凍てつく海のヒトガタ
※…マダイキテイルノカ…サッサト、ムゲンノホウマツニキエテイケ!…
※…若さと情熱に溢れた私の死は、貴方方への警告である。
※Twitterの自アカウントより引用(※…一部例外として書き下ろしあり。そして、一部修正、大幅加筆改変ところによりもあり)。
※…死にネタ、軽率コラボネタ注意(※何時も通り)。
※…其の女、歴史と戦史学、西洋中華の古典に通じ、幽玄を愛し、イエス・キリストを神とし、天皇を敬仰せり。
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ZONEくん「…人の寿命は、全能の神が決められる事です(キリッ)」インチキ「…駄目だこりゃ……(あきれ)」
…徒手空拳で戦うアリティア王子と言うネタを受信した(※俺の趣味)。
アリティア王子「…こんな物、もう要らない!(竜の牙を鍛えて造る神器の剣を其処等辺に投げ捨てる)」数えるのが面倒臭い群衆のように多い皆「…えっ〜????!!!!??!!!?!!!!!!!(……むしろ、ゴリラグズ向きじゃん!!)」
…ウェイン兄弟は体術苦手だろうね(※…当然の如く捻じ込まれる、ウェイン兄弟ネタ)。
…剣術より、体術フェチの、皆!(※同志求ムモード)
…あきれる程平和ボケしてる風の可愛い顔して、其の根本は、間違い無く、我が目前に立ちはだかる邪魔な敵共は、全て我が手で屠るみたいな修羅なのが良いんですよ(※ピンク玉 ※世紀末)。
…鬼滅は、何処から如何見ても、剣劇漫画だから仕方無いですけど、矢張り、可哀想です猗窩座(※鬼滅は体術派には凄く冷たい漫画 ※そう言う方面でも可哀想と言う)、
…呪術は、体術派に優しい漫画だから(※…武器使い派も、それの兼任も、多いけどな)。
…つーか、…鬼滅は隊側にも鬼側にも素手格闘専門が猗窩座殿と素流道場師範くらいしか全然居ないから、此処迄、絶対零度の冷たさを誇ってるくらい冷遇されてるのでは…猗窩座殿……(※童磨並感)。
…体術とかパラソルとかで戦うけど、純粋な武器系で戦おうとしないピンク玉(※最高に良い)。
…ユギオのは、良い加減、銀英伝と(他芳樹作品 みたいに、どいつも本当に死ねば良い(※…と言いつつ、ちゃんとしっかり拙作で殺すけど笑)。
…そうだね、拙作で殺せば良いの?(タイツマンは殺した 黒咲兄妹も殺した 蟹も殺した カイザーは微妙 まだ増えるよ笑)。
…ワイが拙作を描けば描く(※増産)程、死人が増える(※=キルスコアが伸びて行く)んですよ(※ゲス顔)。
…ジャックとかはしっかり殺し損ねるかもねぇ、ポプラン、ビッテンみたいにはさせねぇよ(謎のやる気満々)。
…今描いてる奴で、コーディーは、…死んでたな(※何気に拙作で殺されてた)。
…描きかけの奴で…コーディー適当に殺されてる(※…しかも、葬式シーン迄ある)……死ぬ必要はあったんですかね……?(※確実にあります)。
…拙作死人多過ぎ(※定期 ※的に殺してる)。
…ワイの死にネタに対するスタンスから感じ取れる、「…ヤン提督が死んだから、逆に、そんなの当たり前!(皇帝やっこさんもオーベルも目星い奴から皆死んでる! 」…と言う無敵の莫迦オーラ(※…余談だけど、鬼滅と呪術もそんな感じ)
…ロクに出番も与えず、活躍もさせず、こいつ様の登場人物キルスコアだけが伸びて行く(※普通に最低 ※頭無惨より酷い ※例外はある)。
…此処迄、酷く、自らの健康を害してしまうとは、思っても見なかったよ。もう終わりも至極近いと感じる、
…たださえ無い頭で複雑に莫迦みたいに考えんじゃねぇ、拍節の良さだけは遵守して、大事な事だけ描いとけ(※上目線アドバイス ※>自分で書いた小説を客観視出来無いオタクへ)。
…「…御前みたいな莫迦は読まなくて良いから(帰れ)。」…って、スタンスで丁度良いと思う(※…物描きとして最底辺の発言)。
…拙作のガレ小説なんて、ガレを汚しただけで終わったよね(※是非殺してください)。
…『死にたい』じゃなくて『死ぬ』だよ。其んな事も分からんのか?莫迦か?(※蟹かタイツマンにドスを刺すつもりで壁打ち ※これぞ本当の鉄砲玉)
…蟹とタイツマンの違いが分からない(相変わらず白痴)。
…ガレとユギオ他を汚す事しか出来無いこいつ様なんて死ねば良いのに(※御安心ください ※有難い事にもう直ぐくたばります ※素直に喜んで欲しい)
…オラ、こいつ様はユギオ大好きなガキ共にとっての長老だぞ敬えや(※海軍根性注入棒で相手が自殺に追い込まれる迄楽しく修正しながら)、
…某氏は、死んでも、IVの事をずっと闇の中で見て居るに違いない(※言わずもがな暗い夜まで)。
#V兄様に国境はいらない n番煎じ(※予言)
…ガレは良いよね…(※ウェイン兄弟を死に追いやりながら)。
…セキュリティ謹製のマーカーだけで無く、無☆職☆王の首輪にもGPS機能付けといたら?彼奴すぐどっか行って迷子になるだろ(※ペット扱い)。
…セキュ霊割と可也の好評じゃんww良かったな作者ww(※凄まじく失礼過ぎる態度)、
…セキュ霊ティの世界観なら、純狐みたいな神霊がベンチに座ってて「…嫦娥〜〜!(※何時もの)」…してても違和感無い(※…強さ的に言っても、公園で五条悟がタピってるのと変わらんし ←※??)。
…某国民的ロールなんとかゲームみたいにオメガとか神竜みたいな神霊級の亡霊がミタマたちの近所に居ても何ら可笑しくないじゃないですか、セキュ霊ティ(※…と言うより、出して ※…今のセキュ霊にはシャケおじさんなど目じゃ無いくらいのカリスマ霊が必要です……作者の精神に直接語り掛けてるつもりです…)。
…蟹とザリガニ(※タイツマン)みたいな霊が欲しい(※ポスト鮭枠で)。…無論、元ネタと同じでカリスマ性があって、有能で莫迦だ(※傍迷惑な外来種)。
…セキュ霊は、カリスマ性があって、信頼か信仰される、『徳高き霊(※神霊)』…って、概念が必要だと思う(※俺の性癖)。
…『徴天(※天人天女版徴兵 だが実質志願兵である)』の為、『不動チーフ』を(※通例通り)『天命通り』死なせて引き抜いた。…そして、文官として(※タイツマンと同じ部所)仕官させた(※久々だよね?天人天女パロ)。
…安心しろ!人生自体が虚無だ!(※IV口調並)
…其処で、中国人が疫病を広げ、感染させると見抜いたワイですよ(←※テメェは死ね)、
…遊星は長生き出来ない。これは確定的である。それは無☆職☆王もだろう。それと、インチキBFデッキ使いが、それかどうかは如何でも良い(※酷い)。
…やっぱり、ワイは洋ゲーのノリ嫌いだ。和ゲーも大概なヤツは多いが、それ等全て含めても、まだ、マシだ。特亜製ならもっとだ。全体的に見ても、まともなゲームは、(※究極的には)『日本人にしか作れない(※他の分野でも言えるのかも?)気がして来た(※ネトウヨ)。
…モーメント機関を開発した不動親子も、其の開発した機関が戦争に使われ、兵器転用されていれば、ガレの某兄弟みたいになっていたかもしれない(…報復の為に殺戮を厭わず、国家を殺さんとする親子)。
…首無き決闘者〜Beheaded Duelists.
ワイ「…何?!納骨堂は英語で言えばRepositoryでは無いのか?!(※勝鬨並 ※ZUNglish)」
…矢張り、漫画にも、カリスマボスが必要ですね(※…シューティング、シミュレーション、格ゲー辺りには幾らでも居ます)。
…ユギオにしろ、FEにしろ、ガレにしろ、鬼滅にしろ、『魂を引き裂くような悲しみ(悲哀)』を描ききったからこそ、『名作』だと思います(※…逆に、それが出来無い作品は、安易に、名作認定してはいけないと考えて居る)。
…ユギオの海外事情について情報取集するだけでも、随分勉強になる(※壇さんのような莫迦共には、決して、出来無いであろう)。
…スマブラDXの没ステージ案に、『アカネイア大陸(※名前だけ)』があったって、つい先日知った(※ワイは詳しく無いぞ)。
…『フジツボ』を『フジキド』と見間違いするくらいには、忍殺にミーム汚染されてる(※…同じようなヤツおりゅ?)。
…女は格好良い男の人よりも、概して、可愛い男の人が好きだってはっきりわかんだね(※迫真)。
…機械最高だぜ(※お前らしいツイートをしろ)。
…セキュ霊面白いぞ(※宣伝)。
…蟹とタイツマンが(※拙作での及び原作での ウェイン兄弟みたいな性格だったら良かったのに(※某アリティア王子か格好良いただのモブみたいな性格)……、
…あんな、ウェイン兄弟みたいな性格から生成されるAIとか、まごう事無く、地球と人類をあっさり滅ぼしちまうな(笑)。
…あの面で「…僕の勝ちだね(爽やかにグリーンリバー並)」…と言われる(※ウェイン兄弟に)と、確かに(※ムカつく)。ウェイン兄弟「…一人十体撃破なら行けるか(※ガレはこう言うゲームです)。」
…ウェイン兄弟は、公式設定の時点で、一人称:僕だから(※…ライジング大神はスゲーよ?)。
…ミタマが、ウェイン兄弟みたいな性格でも良かった気がする(※ワイ恒例)。
…つーか、拙作にしろ、原作にしろ、ウェイン兄弟自体が『ガレと言うゲームの再現(※作品の内容とゲーム性擬人化)』でしか無いからね?(※…ですが、本来は皆一人残らずそうあるべきなんですよ!!)
ウェイン兄弟「…科学者は先ず好奇心!そうだよね?(※…伝説って?)」蟹「…ああ!(※…科学者は先ず好奇心と言う台詞は、地球の静止する日からだな!)」
翔一「…遊作!新しい仲間だ!(※wktkしながら)」ウェイン兄弟「…ショウイチ君には、色々、サイバー科学について、教えて貰ってるんで?(※…それに君と同じ弟の兄なんで??)」タイツマン「…帰れ!(※黙れ!のノリで)」蕎麦(…軒先を取った次に母屋を取る気満々だ… …早く駆除しないと…)
…こんな様のウェイン兄弟、次元侵入罪で射殺して可です(※推奨)。
…基地ガイ「…拙者の青春〜!(※此の歳で青春)。」 元ヤン「…ガイが可笑しくなった(※…つーかアレはパクリじゃ……)」師匠「…いつもの事じゃ(※悟り)。」
…鬼滅原作で、忍鬼を実装して欲しかったのにな(※…鬼いちゃんは、忍っぽいだけで派手柱一家みたいな元専業とは違うし)。
…基地ガイにしろ、決闘者(デュエリスト)にしろ、ああ言う有能な人材を鬼にして行くと、高ランク上弦達みたいに、鬼である事に耐えられずに、最期の最後に、『自決(※謎の自害)』を選ぶかもねぇ…(※…そうなれば、もう、ドプケラのような生物と機械の融合体みたいに、鬼と機械の混合物作るしか無ぇ!)。
…FEのジェネラル(※…日光にも耐える特殊な西洋騎士鎧)みたいな重装騎士鬼が出て来たら、鬼殺隊は如何すんの?(※世界観の飛躍)。
…実力的にも、百年以上は軽く持つ上弦を少しずつ丁寧に『建造(大型艦建造扱い)』して行くより、下弦クラスを大量増産した方が良かったのではないか?(※戦艦大和を建造する余裕があったら、陽炎型駆逐艦をあと20隻作れ!並のアレ)。
Q.頭無惨「…出来るなら、上弦並の鬼を量産したいのだが…(※アメリカ帝国感覚で)、」A.…戦車(タンク)とか潜水艦とか空母みたいな役割を持った、新しい種類の鬼を作ればええんや!(※英国面と言う名の日本面)。
…欧米諸国にとって、艦種の起源を語る上で忌まわしい艦船一覧 若宮(※世界初の水上機母艦かでよく議論)鳳翔(※世界初の設計空母)あきつ丸&神州丸(※両船とも世界初の強襲揚陸艦)
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deadtakaosser · 4 years
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2020年 一発目の旅行は帰島でありました
ファフナー×尾道市。コラボメニューの1ヶ月延長が、旅の計画を立てたか立ったかくらいに決まり、ktkr…!
というわけで6店舗、無事攻略してきたので
写真も添えながらプレイバックしたいとおもいますー
ギリギリ雨が降ってなくてよかった尾道!
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駅に着いたら、海岸の方向いて歩いてみる。コラボ店舗6店舗のうちの2つ、丸九堂さんと喰海さんは隣同士だった…!
手前の丸久堂さんの入口に飾られたコラボメニューのチラシをみてキャッキャキャッキャしていると、消防士の格好をしたイケメンのお兄さんが「島民ですか?」と慣れた口調で話しかけてくださる ありがとうございます!!
着いたのが丁度11時ごろだったのもあり、「ランチタイムで混む前に先に喰海さんのラーメンを食べてきた方が良いですよ」と教えていただく。それもそうだ!ていうかなんて優しい方なんだ…!!
というわけで先に喰海さんへ
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入店すると、ついったランドで見たことのある店長さんのお顔にテンション爆上げのワイ。そして、気さくに話しかけてくださり嬉しい限り。
私は牡蠣大好きマンなので「英雄2人出撃ラーメン」加えて牡蠣の苦手な友人の分ももらってフェストゥムだらけのラーメンをいただく。
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新年ということもあり、🐭カマボコがのっている。かわいい
ネギが予想以上にたくさん入っていることに箸を進めるうちに気付く。うますぎる…。醤油ベースのあっさりがよい。私の地元の有名なラーメンはギットギトで濃いスープなので、(それはそれで食べたくなる時もあるのだけど)とても新鮮
店長は祭壇の隣で餃子を作っておられた。帰り際、袋にたくさん詰められた一騎と総士(モナカね)が目に入ってニヤけた
前日から丁度「せとうちグルメフェス」に出店していた関係で、サイン付きポスターは上野へ行っててお目にかかれず。(それが残念とかは思わなかったけど)店長さんに会えない可能性も危惧していたからお話しできてうれしかったです!
コースターガチャ一発目で最も欲していたマリスさんを引くワイ。
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ラーメンをすする僕を隣で微笑みながら見ていらした。
食べ終わってから再び丸久堂さんへ。
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コラボメニューは3点。悩む。
店員さんのお姉さんに「私、ザインが大好きなんです!!」と興奮気味に話す友人。店員さんは・・「マークザインが?」と新たな価値観を知った顔で聞いてた。w
そんなわけで私は蒼穹ーそらーを、もう1人の友人が空気を読んでニヒトを頼んでくれて3種類揃う。奥のソファーから海が見えるお部屋に案内してもらった。もっと人気で座れないかと思ったけど、優雅に過ごせて本当によかった…。
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光る台座の上に置いて祭壇で写真を撮らせてもらえる。お店側の本気度がすごい…。
またしても欲しかったコースターを一発で引くワイ。同化されるのかな?
このかりんとう、買って帰ったらよかった…。おいしかった!
机の下に新聞を置いてくれてるのを私は見逃さなかった。そう、尾道新聞で紹介されたと噂のあの記事…!手にとって読めてうれしかった〜
あと、島民の方が書いて帰られるというノートを店員さんが持ってきてくださったので3人で書いて帰りました。ちゃっかりペンが生誕祭のペンでした。どこまで凝るねん。知ってるフォロワーさんの名前がチラチラあって興奮しますた
食べ終わってからも丸九堂のお姉さんがこれまたいい人で、千光寺公園のお店は16時までだとか、気の利いたアドバイスをたくさんしてくださりありがたかった…リサーチしてきていたものの、テンションあがりきって営業時間のことなんてすっかり忘れていた私。この時もうろくろの予約をしてしまっていたので、千光寺に登るのは明日にすることに。
喰海さんとお隣なこともあり、あの店長さんとは仲良くしているご様子で、なんならファフナーの円盤も喰海の店長に借りて見たそうです。
ファフナーの第一印象が例の結婚ポスター(w)だったこともあり、一度はその絶望的展開に辛くなり円盤を店長さんに返したというエピソードを聞かせていただいた… …よくそこから「ちゃんと見よう!」と再起してくださったものだ。いや、わりとそういう方が多いアニメなんですけどね。笑 痛みと絶望の向こうへ渡った瞬間こそがファフナーの沼なのである。
お姉さんと1日喋って終わってしまいそうだ…//と思いはじめたころに次のお客さんらしき方が来られたので、丸久堂さんを後に。読み方は「まるきゅうどう」ですよ。
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続いては「島屋いわぎ家」さん。
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ご夫婦で営業されているお店ということで、美人の奥さんとキャッキャキャッキャ。美三香の缶バッチをエプロンに。いいなあ。
店内にはファフナー界では有名なひなげしさんのイラストやこのコラボメニューの紹介が飾られており、思わず奇声を発した。
友人1がお腹いっぱいということで、コーヒーを頼んで友人2とザイニヒを注文。この手作りピカピカプレートが1つずつしかないということを後で聞いたのですが、ちょうどよかったですね。
蓋に9話のテンションのあがるセリフが。(奥様作とのこと)
そしてまたしても狙ったコースターをお迎えするワイ。今年のガチャ運は使い切ったのか。
ザイニヒが運ばれてきて、ウォォーーーーーー!!!??と女3人やかましく叫んでいたら
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後ろからクールな(と思っていた)ご主人がガサッと同化結晶を持ってくれるというサプライズ…!!!!!
9話が大好きというご主人、さすがの再現率です。このモールもかなり選ったそうっす。
ザイニヒ頼んでくれた方に必ずこのモールを…というわけではなくて、テンションが爆上げしてくださっている方に(?)出してくれるそうです。やったぜ。実はちょっと奥手なマスターにキュン。
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私はニヒトを。写真では見にくいけどお皿にとっつけている虚無玉は3つくらいあったけど2つどっかいっちゃったとのことw
9話のお店なだけあって、脳内はずっと「その時、蒼穹へ」が流れておったのは私だけではあるまい。
そのまま商店街へ足を運び、いわぎ家さんで予約した「ろくろ体験」に向かいます。
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https://onomichi-sora-shop.com
そらねこ造りかろくろか選べます。普通の女子ならそらねこを選ぶんですかね。器屋真壁ごっこをするべく、満場一致でろくろを選んだ女3人。
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30分間、イケメンのお兄さんが優しく(初めはスパルタだったけど)教えてくれます。エプロンをしていざ挑戦。ちなみに挑戦中の写真は先生が神速で撮ってくださった。
私はもともと美術や図画工作がクソほど苦手なので、私だけ2回ほど自分の粘土を空中分解させました。
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キツネの手で、ゆっくりそぉ〜っと上へ伸ばす。
それではここでEXODUS7話の一騎さんを見てみたいと思います。問題の「CGろくろ」のシーン。
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…なるほど!╭( ・ㅂ・)و
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確かに喋りながらやってるとこうなります。相当な集中力がいる。
このあと史彦がろくろを回してくれますが、ここの手つきといい音といい、改めて試聴すると体験してきたものそっくりそのままでした。どんだけ凝ってるのファフナーのスタッフ。。。
キツネの手の時点で指と脳が連動せず、パニックになった不器用の極みの私ですが
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どうにかこうにか2点。謎の、そしてなんの変哲もない湯飲みです。湯飲みでマジで精一杯でした…
友人2人はいろいろ工夫を凝らしておりましたが、私は諦めが早い。
あ、でも逆に無印の史彦のような「歪な器」を作る方が難しいという発見もありました。笑
焼き上げは先生がしてくださり、後日家へ宅配してくれます。作った作品は全部送ってもいいし、1点でも良し。とりあえず記念に両方頼んでみました。到着が楽しみです。(両親にあげる予定)
手の泥を洗って、そのまままっすぐ商店街を進んでcafe しましまさんへ。
個人的に去年の夏のイベントの際前を通ったときは 大 行 列 だったトラウマがありましたが…
ここも思ったより空いていて一安心でした。逆にこんな3連休で島に帰らないなんて島民の人たちどれだけ有休ガンガン使ってるのかな…とも思ったり。
ちなみに友人1が初めて尾道行った際に1人でしましまさんを訪ねた際、島民アピールはまっったくしてなかったのに「青空パフェあります!」と店員さんに声をかけられたそうです。 クロッシングすげぇな!!??!
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ロードバイクで来たいカフェ個人的にダントツNo.1なのであります。
サイクルラックがあるカフェって時点でテンション上がりますよね。
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真壁一騎のガトーショコラと春日井甲洋のカフェモカですね。
メニューをよくよく見ると、ガトーショコラは「チョコレートのほろ苦さとラズベリーの甘酸っぱさが現在の一騎の心境を表しています」、カフェモカは「ふわふわの彼の髪の毛をホイップクリームで表現しました」
店 長 を よ べ w
なんたるファフナー愛か。特にふわふわの髪の毛ってところに愛を感じますね。エレメント組のシャンプー事情が知りたい…。一騎はサラサラ甲洋はフワフワ、操もEXOで初登場(すっぽんぽん)の時は風にふらふらさらさらとなびいておりましたが、どんなんなんだろう。
話が逸れましたが…
とにもかくにも美味しかったんです。普通に。コラボメニューとしては優秀すぎるスイーツ。個人的に唯一ファフナー以外に激ハマりしている某アニメのコラボカフェに行った時の料理の不味さとは全然違いました。w 青空パフェも本当は食べたかったんです…
カウンターでお姉さん方がトレードの話をしてるのが楽しそうでした。
そんなこんなで昼前に尾道に到着してからわずか4時間程で一気に4/6のコラボメニューを攻略。全メニューはさすがに無理ですが、そして腹を壊さないかとヒヤヒヤしていましたが、オタクの力ってすげー!へっちゃらぷーでした。
残り2店舗は明日にということで、今回の個人的に1番の楽しみだった「器屋真壁の前のお宿」へ…!!
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「生存者2名を確認!」階段を登って(これは去年撮ったやつ)
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器屋真壁の前で一礼して
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LOGさんへチェックイン。頼めばコンシェルジュさんが坂の下まで荷物を取りに来てくれます…
とにかく綺麗で美しくて斬新で素晴らしいお宿です。百聞は一見にしかず、です。みなさんぜひ泊まってみてください…!!
私もなんなら次もここがいいなってぐらいです。
つたない写真と文章でちょっとだけレビュー
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尾道水道、向島が見えますね。おしゃれな和風のお庭が広々とあって見ているだけで癒されます
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お部屋。壁紙はなんと和紙です。
左右に敷き布団のしかれた畳のスペース(両方に加湿器つき)、奥に進んで右側には美味しいお茶、オシャレな水(瓶)、お庭でとれたハーブで作ったクッキーなどが。これがマジでおいしかったんだわ。
お風呂はシャワーのみ。ガンダム種で出てきそうなシャワーだった。
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ウェルカムドリンクをもらいに「Cafe &Bar Atmosphere」へ。ワインをひっかけます。
ここで友人1が頼んでて1口くれたテリーヌが信じられないほど美味しかったのが忘れられない。次いったら絶対頼む…!
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オシャレなライブラリで永遠写真を撮って遊んでいました。単焦点持ってきたらよかったと何度声に出したことか。
写真を撮って遊んだあとは、予約していた「キッチンすからべ」さんへ
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いやね、ずーーーーーーっとかれこれ5年近く気になってたんですこのお店。
やーーーーっと行けました。Soraのお兄さんが「すからべさんとか予約しておいたほうがいいよ」と教えてくださったおかげです・・・
ここも意外と空いてましたが。
日本酒をキメる。獺祭。お酒の種類が豊富!
ガッツリは食べず、酒とアテを…という予定でしたが思ったよりたくさん食べた。食べるのと飲むのと喋るのに夢中でほとんど写真撮ってなくて家帰って驚いた。とにかく美味しかった(語彙力が無に還った)
帰りに夕焼けプリンをテイクアウトして、LOGへ戻ってまた撮影大会もしたりして
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部屋でEXODUSかるたをして
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熱戦のあとの打ち上げに頂く。なんでこうご当地のプリンってこんなにうまいんだ…
予断ですがすからべって調べたら虫なんすね。
LOG⇄すからべ 鉄板コースになりそうだ。
旅行時は必ず眠れないと話す友人2の隣で私はガッツリ爆睡。昔からお布団変わってもわりと眠れる人間です。眠りの質は良くないけど眠れます。
2日目編を書こうと思って一年すっぽかしてたことに翌年気づきました。
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imitobi-arrst · 4 years
Photo
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●アントニー -Anthony- / ギャロップ♂
■ 冷静な性格 で イタズラが好き ■ 21歳 / 172cm ■ ルミナスメイズの森出身 ■ 僕 / あなた・お前 / アイツ・あの人・あの子
「面倒な客の相手をするのはどの仕事だって同じよ。客も自分も得ができて短い時間で終われる自分に向いた仕事の何が悪いのかしらぁ~?」 「このくらいで嫌いになったりしないよ。だから僕達の復讐を叶えてね」
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変異体:DAIMAX-VIRGIN
×
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Profile
アラベスクタウンに劇場を構える劇団『FAIRY BRID』の一員である女形役者の青年。現在の名前は芸名であり偽名。愛称は「トニー」でリベラックからは「トニ坊」とも呼ばれる。 外見から振る舞いまで女になりきっているオネェで、舞台での公演にしか出演しないため情報が出回っておらず、本気で女だと思われていることも少なくはない。 そんな劇団の実態は行く宛てを失くした『変異体』を保護して社会的地位の確立、ひいては『普通の市民』よりも先を行くことを目指した怪物の巣窟であり、座長のローレイル直々の命で彼の秘書的な立場に立つ。 同じ『変異体』であるはずのリベラックが改造バンドを持っていること、そしてジムチャレンジャーとして大衆の前で活躍していることに強い興味を持って一方的に観察していた。ついには劇団の任務でラテルラタウンの壁画を破壊している最中『SUGAR HIVE』一行に目撃され、“同胞”であるリベラックを歓迎するべくアラベスクタウンの劇団に招く。 まだ幼さを残しているのも相まって華奢で中性的な風貌をしているが、口を開けば図々しく奔放で強気な性格のお手本のようなオネェ。「美しい女」に見えるよう拘りを持って努力を重ねているため、オネェに理解のない者や天性の美人にはやたら当たりが強い。特に性格が卑屈なルルテアや、オカマ呼ばわりするエンヘリアルには終始キレ気味で突っかかっている。 だが彼の本領は役者として「存在しない人物を演じる」こと。ローレイルの障害となる者や『変異体』の社会的秩序を乱す者に、ハニートラップをはじめとする思考誘導や架空の証人を演じた捏造などの重犯罪同然の行為を平然と行う。逆に自分に嘘を吐こうとする者には強烈な敵意を見せる。 ローレイルとはかつてルミナスメイズの森で共に暮らしていた友であり、“もう一人いた”今は亡き少女・アリータの仇を討つために復讐を企てる共犯者。『いやしのねがい』を躊躇いなく使う唯一の相手。 彼曰く森で暮らしていた頃は優しく聡いながらも気が弱く地味な少年だったらしいが、『変異体』になってからは激しい怒りだけが体を突き動かす熾烈な人格に変わってしまい、それらの不安定な情緒を「こんな時アリータだったら」と生前の彼女を模倣することで強制的に統一しており、その結果女になりきって生きるようになった。
Episode
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Battle style
■武器:細剣(近距離) / サイコパワー(遠距離) 一角獣のツノから作られた強靭な黒い刀身の細剣を使用。剣の軽さによって身軽な動きを続けることができる。細く硬く鋭い切っ先で奥深くまで貫き、殺陣の衝撃波からサイコパワーが放たれる。 さらにアントニー自身が持つサイコパワーで周囲の敵や物に超常的な影響を及ぼし、逆に味方には癒しの力を付与して回復させる。 ■ダイマックス:変異体【DAIMAX-VIRGIN】 ダイマックスによって巨大化した馬の怪物。 首から下は人のように二足歩行で直立している。強靭なツノの剣で敵や障害物を貫き、鉄のように硬い巨大な蹄を振り下ろす。地ならしの衝撃で起こしたサイコパワーで周囲を吹き飛ばす。 ■真器:聖剣ローレライ 伝説の��ザシアンが作り出し、精霊の剣王ローレイルから継承した、伝説の武器の一つである不撓の剣。(詳細)
Personal relations
【宿敵】 エンヘリアル / ネギガナイト♂→葱騎士、眉毛野郎 なにかとルルテアが巻き込まれる事件で鉢合わせる聖団の騎士。オカマ呼ばわりしてくることを始め顔を合わせると悪口の応酬になる犬猿の仲。自分が得られないものを持つ正反対な立場にいる彼に嫉妬を覚え、その実生き様が似ていることを知る由もなく、やがて決定的な因縁を持つことになる。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 【喧嘩仲→両片想い】 ルルテア / モスノウ♀→ルルちゃん、メンタルおブス 陰気臭く騙されやすい彼女の性格に「見ていられない」と感じ、やたら強く当たって突っ掛かっている。だがそれは彼女の人の良さの裏返しであり、その無償の慈愛を自分にも向けられたことで、ずっと空洞だった胸の内が彼女の存在によって満たされる。変異体の自分がずっと一緒にいることはできないが、次第に彼女を守ることに固執していく。 【同胞】 リベラック / エースバーン♂→リベちゃん 同じ変異体として「堂々と普通に生きている」彼に興味を持って付け回し一方的に懐いていたが、変異体同士だからこそ考えや行動を理解し合える相手となり、肩を並べて愚痴や軽口を叩ける悪友になる。変異体の本質に彼自身が気づいていないことを慮り、本人がそれを知るまでは彼の認識に合わせた体で接していた。 【継承】 ローレイル / ザシアン→レイ、座長 所属している劇団の座長であり、かつて故郷の森で共に暮らしていた今では唯一の「友達」。共通の友人のための復讐を誓い合ったことでその友情は倒錯的な共依存に変貌している。彼のイルギスに対する愛憎に気づきながらも「復讐を実現してもらうには彼を王として肯定してくれる『理想の友達』が必要だから」と看過して求められるままに慰めている。 【執着】 アリータ / サニゴーン♀→アリータ、お姉ちゃん かつて故郷の森で共に暮らしていた少女。森に逃げてきた彼女を助け、みすぼらしかった自分のツノを「綺麗でかっこいい」「同じくツノを持っている自分との家族の証」と言ってくれたことから姉のように慕っていた。一時離れていた森に戻ってきた時に死亡しており、彼女を追い回していた者達に復讐するため、自分自身がアリータのように生きることで憎悪を燃やし続けている。
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letsgojapan-blog1 · 7 years
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2017日本賞楓看這裡!九州紅葉景點推薦TOP10
日本幅員廣闊,因此從南到北的季節轉變也就有著時間差,前陣子我們已經透過「全日本紅葉最前線」報導跟各位分享了各地的賞楓最佳期間,如果來不及規劃去北日本賞楓的人,其實等著紅葉前線來到九州的時間還相當充裕!快把這一篇的精選景點收進口袋,現在開始規劃出發都還來得及喔!
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圖片來源:
bluet7001
さん/photoAC
▋【福岡】太宰府市──寶滿宮竈門神社、光明禪寺
說到太宰府市,大家也許會先想到赫赫有名的「太宰府天滿宮」,其實在太宰府地區還有2處賞楓名所,分別是「宝満宮竈門神社」以及「光明禪寺」,無論是令人驚豔的滿山紅葉,還是典雅枯山水庭園映襯古寺及紅黃楓樹,都讓遠道而來的旅人們忍不住直按快門,秋季來到太宰府地區別忘了把這2個景點排進行程裡囉!
☞ 延伸閱讀: ・北九州一日遊提案:太宰府天滿宮、表參道商店街周邊散步 ・新年新氣象──漫步參拜福岡各地神社,來去開運、求個好姻緣!
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宝満宮竈門神社 ・地址:福岡県太宰府市 内山883 ・交通方式:搭乘西鐵電車「太宰府」站下車,轉乘市內循環公車「まほろば号」至「内山(竈門神社前)」 ・最佳賞楓期:11月中旬~11月下旬 ・官方網站
光明禅寺 ・地址:福岡県太宰府市 宰府2-16-1 ・拜觀時間: 9:30~16:30 ・交通方式:搭乘西鐵電車「太宰府」站下車,步行約5分鐘(太宰府天滿宮前) ・最佳賞楓期:11月中旬~11月下旬 ・太宰府観光協会
▋【佐賀】御船山楽園 (国登録記念物)
據說昔日神功皇后征戰新羅(現今的朝鮮半島)歸來,行經此地曾將「御船」繫於標高210公尺的山頭上,因而得名「御船山」,是佐賀縣武雄市的知名地標。後來在江戶時代末期,由當時的領主鍋島茂義耗時3年建造了這個佔地廣闊的日式庭園(原稱荻之尾園),以御船山斷崖為背景,打造優美的池泉回遊景觀,並且在園內種植各種花草樹木,四季景色相當多彩多姿,特別是號稱是九州最大的「紅葉祭」夜間點燈,每年總是吸引眾多來自國內外各地的遊客。
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九州 武雄温泉 御船山樂園 ・地址:佐賀県武雄市 武雄町武雄4100 ・營業時間: 8:00~17:30、【紅葉祭】11/3~12/10(夜間點燈:17:30~22:00) ・入園費:大人(國中生以上)600日圓,小學生300日圓(※秋季夜間點燈需分次入園,)【晝夜共通券】大人(國中生以上)900日圓,小學生400日圓 ・交通方式: JR佐世保線「武雄温泉」站下車,轉乘計程車約5分鐘 ・最佳賞楓期: 11月上旬~12月上旬 ・官方網站
▋【佐賀】大興善寺
位於福岡跟佐賀縣的邊界山「契山」山腳下的一間天台宗寺院,是擁有將近1300年歷史的古老寺廟,寺院境內種植許多杜鵑花及楓樹,每年春、秋兩季是賞杜鵑花及賞楓的知名景點,紅葉映襯著古樸的茅草屋頂別有一番風情!
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大興善寺 ・地址:佐賀県三養基郡基山町 園部3628 ・開園時間:8:30~17:00、【紅葉期間】8:30~20:00(夜間點燈11/18~11/26) ・入園費:【一般】大人300日圓、國中小生100日圓【紅葉期間(11~12月)】大人500日圓、國中小生300日圓 ・交通方式: JR鹿兒島本線「基山」站下車,轉乘計程車或接駁公車(※接駁公車僅運行於特定季節,班次有限) ・最佳賞楓期:11月中旬~12月上旬 ・官方網站
▋【長崎】雲仙岳、仁田峠
「雲仙岳」是位在島原半島的中央部,由數個山峰(平成新山、普賢岳等)所組成的火山,是長崎地區知名的賞楓勝地,每到秋季在普賢山、妙見山一帶就如同紅葉的海洋一樣,漫山遍野的楓紅景觀相當迷人,推薦可以從仁田峠搭乘前往妙見山的雲仙纜車,從空中鳥瞰整個「普賢岳紅葉林」的壯觀美景!
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雲仙岳 ・地址:長崎県雲仙市 小浜町雲仙551 ・雲仙纜車營業時間: 4月~10月8:31~17:23,11月~3 月8:31~17:11(夏季末班纜車17:03/冬季末班纜車16:51 ・交通方式: JR長崎本線「諫早」站下車,轉乘島鐵巴士約80分鐘 ・最佳賞楓期: 10月下旬~11月中旬 ・雲仙ロープウェイ(雲仙空中纜車)、雲仙溫泉觀光協會
▋【宮崎】高千穗峽
說到有神話之鄉的宮崎縣,最為知名的景點就是由昔日火山活動所造成的「高千穗峽谷」了!高約80~100公尺的火山熔岩斷崖綿延7公里,推薦租借小船觀賞沿岸的絕壁與紅葉,沿途也會看到被選為日本百大瀑布的「真名井瀑布」,另外在11月22日及23日前往高千穗神社的話,還有機會欣賞到傳統藝能的「高千穗夜神樂」哦!
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高千穗峽 ・地址:宮崎県西臼杵郡高千穂町 三田井御塩井 ・營業時間:高千穂峡出租船8:30~17:00 ・交通方式: JR日豐本線「延岡」站下車,轉乘路線公車約90分鐘 ・最佳賞楓期: 11月中旬~11月下旬 ・高千穂町觀光協會
▋【熊本】球磨川、一勝寺
自九州山地流出的日本三大急流之一「球磨川」,從10月下旬開始沿岸山林就會逐漸轉變顏色,推薦可以騎自行車沿河欣賞,喜歡泛舟的人也可以選擇乘船順流而下,欣賞兩岸色彩繽紛的紅葉景觀,而在河岸旁的「一勝寺」也是欣賞紅葉的好所在。
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球磨川 ・地址:熊本県球磨郡球磨村(渡~神瀬地區) ・交通方式: JR肥薩線「一勝地」站下車,步行約10分鐘可到一勝寺 ・最佳賞楓期: 10月下旬~11月下旬 ・球磨川船運
▋【熊本】舞鶴城公園
原本是津奈木城的遺跡地改建而成的舞鶴城公園,有著這個村落的重要地標「重盤岩」,園内建設有遊園步道及展望廣場、幸福之鐘、木橋、雕刻作品等造景,各種花草樹木也為四季帶來不同的色彩,特別是秋楓景色最為吸引人。從山腳下到山頂可以走遊園步道徐步而上,或是也可以從山下的美術館搭乘單軌電車上山。
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圖片來源:紅葉名所2017(津奈木町役場)
舞鶴城公園 ・地址:熊本県葦北郡津奈木町岩城 ・交通方式:新幹線「八代」站轉乘「肥薩おれんじ鉄道(舊鹿兒島本線)」電車至「津奈木」站下車,步行約15分鐘 ・最佳賞楓期: 11月下旬~12月上旬 ・熊本縣觀光情報網站
▋【大分】金鱗湖
無論是日本國內外都相當受歡迎的九州溫泉鄉──由布院,從車站沿路散步到溫泉街中心,就可以看到被稱為「金鱗湖」的美麗湖泊,據說因為湖水由溫泉與泉水組成所以水溫較高,在天冷的早晨容易看到湖面起霧形成夢幻之景,秋季時湖岸紅黃交錯的楓樹倒映在湖面,也是令人不禁讚嘆的美景!
☞ 延伸閱讀: ・日本OL心中第一名旅遊地──由布院一日定番行程 ・想成為九州溫泉達人嗎?那你一定要知道的九州5大溫泉鄉特輯
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圖片來源:紅葉情報2017(ツーリズム大分)
金鱗湖 ・地址:地址:大分県由布市湯布院町川上 金鱗湖 ・交通方式: JR久大本線「由布院」站下車,步行約20分鐘 ・最佳賞楓期: 11月上旬~11月中旬 ・由布市觀光情報網站
▋【大分】竹田(岡城跡)
位於大分縣竹田市的日本城遺跡,別名「臥牛城」,曾經是是戰國時代擊退島津軍的堅固城堡,但是在明治維新之後被廢城拆毀所有建築僅剩下部分石垣,日本音樂家瀧廉太郎曾登上城跡,有感而發寫下《荒城之月》一曲,每到秋季城內的楓樹轉紅,映襯古城遺跡有著寂寥之美。另外在11月17日~19日也有名為「竹樂」的紅葉祭活動,約2萬盞竹筒燈籠點綴著大街小巷,排列出許多不同趣味的燈光圖形,也是相當特別的一個景觀!
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岡城跡 ・地址:地址:大分県竹田市 竹田 ・開放時間:9:00~17:00 ・入場費:高中生以上300日圓,國中小生150日圓 ・交通方式: JR豊肥本線「豊後竹田」站下車,轉乘計程車約5分鐘 ・最佳賞楓期: 11月上旬~11月下旬 ・官方網站
▋【鹿兒島】曾木瀑布公園(曽木の滝)
位於鹿兒島縣伊佐市,川內川的上游有個被稱為「東洋的尼加拉瓜」的瀑布群──曾木瀑布,寬約210公尺,高約12公尺的河水從千層岩上傾洩而下,激起的白色水花及聲響都相當令人震撼,再加上秋季沿岸樹林轉黃轉紅,就像是一幅色彩繽紛的水彩畫!每年也會在紅葉祭期間舉行夜間點燈,瀑布及紅葉搭配上燈光效果又是另一種不同風情的美景。
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圖片來源:紅葉名所2017(伊佐市役所伊佐PR課)
曾木瀑布公園(曽木の滝) ・地址:鹿児島県伊佐市大口宮人628-41 ・最佳賞楓期: 11月下旬~12月上旬 ・曾木瀑布公園
日本各地的秋季景色都有些不同,有壯觀的大自然美景,也有結合人文建築造景的優雅之美,九州地區幅員廣大,也有著豐富的自然與人文美景,以上推薦給各位不同風情的賞楓景點,大家喜歡哪一種呢?
整理撰文:Nana  責任編輯:Gin
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空は青く澄み渡り、アストラは静かで穏やかだった。絹のように地に薄く張った水面はまぎれもなく天を映しながら、その鏡面にはさらにひとりの、現実にはすでに存在しない人影が、大いなる戦いを終えたフェレスの主らを見守りつつたたずんでいた。ストラーラだった。淡い青みがかった銀髪と左右の均整のとれた美しい姿を持ち、だが今ならば、その身裡にはまったくの未知の力、無秩序の根源である混沌の資質を宿している者なのだとバルナバーシュには分かった。虚無と対をなして七つの資質を少しずつ持ち、そのカオスの不合理をはたらかせて変則と放縦のパターンを織りあげながらも、我々とともにロジックを生みだし、同じ結果にも到達しうる者……。予知を拒み、冷笑的でたわやすく心を開くことのないあやうい背理のなかで、彼女はなにを願い、なぜ円環の終わりに抗いながらフェレスのかけらに力と希望を与えようとしたのか。
バルナバーシュは、おそらく彼女のようなものの力こそが虚無と同様に、私たちヒトにとって最大の宿敵となり、またなくてはならぬ存在にもなるのだろうと漠然と感じとった。
ディオレが混沌の少女の幻影に歩み寄って、数歩離れたところにひざまずき、唇にあてた指を口づけを介した儀式のように水面に触れさせる。すると規則的な波紋が音もなく広がって、うっすらと輝き、水面に映っていたストラーラは反転しながら彼らのいる次元へ実体をともなって顕現した。その場にいる全ての者の視線が向けられたが、彼女は意に介さず、人も無げに口を開いた。
「……私はあなたたちの誰よりも、世界は夜に満ち、いつかはかならず終わるものと思っていた。私はひどく退嬰的な世界に生まれた、血も薄い不具の子だった。まるで滅びゆく時代を模した申し子のように。ゆるやかな絶望が落とす影を感じながら、ただひとりであることや、自然の営みだけに心を安らかにして、ヒトの可能性というものは露ほども信じていなかったし、願いや欲望などは冷笑すべきものだった。ときに不全のからだに苦しみ、ときに御しがたい衝動に振りまわされながら、それでも自分がなぜ世界に生きようとするのかさえ判然とはしない……。そんな私のもとにも、フェレスが目覚め、けれど自分の願いなどなにも分からなかった。〈可能性〉ではなく、〈運命〉のまにまにただ任せてイススィールへと来た。何よりフェレスの力が、私の短かった命を永らえさせてくれたから」
思いに沈んだ目で、長い溜息のように少女は淡々と、己れの来歴を語った。憂鬱に満ち、病的な気風のただようこの振る舞いが、心を取りもどした本来の彼女のありようなのだろうか。差し出した両手のなかがにわかに青白い光であふれると、小さなゼンマイ式のオルゴールがそこに現れる。ストラーラのフェレス――可愛らしい草花の彫りが入った木箱からは、悪夢めいて迷えるものがなしい歌が奏でられ、同じ旋律が切れ目なく続くさまは、彼女にとっての永遠を象徴しているようでもあった。
「私はあるひとりの魔族の男と、島の波止場で出会い、なかば連れられるようにしてリギノの神殿を訪ね、そうして七つのパワースポットをも巡っていった。あなたたちのように、さまざまな人々、さまざまな思い、さまざまな記憶に触れて、一歩一歩、少しずつ、世界の中心へと進みながら……。どうしてかは分からないけど、そんな旅や冒険は楽しかったし、景色は美しく、パートナーは得がたい友だちで、こんな私に命をかけて良くしてくれて、私もやがて、彼を守るためなら危険を冒してもよい思いを強めていった。彼は私と違って楽観的だったけれど、魔族らしく混沌的なところは似ていて、お互いがお互い以外の者には飽いていたから、長く続いたのかもしれない。そしてミュウにもグッドマンにも味方せず、まるで親に楯つく子供みたいに、無邪気に私たちははざまの道を進んでいった。………」
どこか悔いるように、ストラーラはかたく目を閉じる。
「あんなことになるなんて思わなかったの。人間になったアンドロイド、ユキルタスの導きでアストラで戦ったはてに、ミュウとグッドマンはさしちがえ、クレスオールは無念のなかで消滅し、要石であるユテァリーテは砕かれた。ユキルタスは物語は終わると言っていたけれど……それでもヒトに希望がある限り、いつか新しいイススィールは生まれるはずだった。そう、イススィールとエターナルデザイアーの伝説は多くの次元と結びつきながら、女神の意思さえも超越した永遠の円環〝だった〟から。でも私たちは、より大きな、もっとも上位にある絶対的な運命をその時に感じたわ……。『もう二度と、伝説はよみがえらない』のだと。島を形成するイメージはただ薄れて消えるのではなく、みずから燃えあがり、過去から未来へ、時そのものがはてるまで……すべての次元、あらゆる世界と存在のなかへ駆け抜けるようにして、全てが灰と化していった。喪さえ拒む仮借なき滅びによって、この神秘の島を知るわずかな人々に、鮮烈な記憶の痕を、秘密として残しながら。本当の、本当の終わりだったの。火をまえにして、私は――ひどく悲しかった。流したことのない涙さえ流した。でも、何も言えなかった……あまりに突然のことで、信じられなかったから。自分のその嘆きの正体は、今でも分からない。世界はいつか終わるのだと、あんなにも強く思っていたのに……。パートナーも、私とまったく同じ気持ちだった。そして私と彼は、イススィールでの思い出をレリックとしてフェレスに刻みながら、燃えさかる世界のなかであることを願い、また約束を誓った」
バルナバーシュのとなりで、かすかにディオレが息を呑む気配があった。幸星の民を束ねるこの戦士すらも知りえぬ事実が言い連ねられているのだろうか。
「もう一度だけ、かりそめでもかまわない……私のフェレスを要石にしてイススィールのイメージをつなぎとめて、この地を残し、エターナルデザイアーをまだ必要とする者たちを受け入れつづけること。それが、この島で生まれてはじめて生きる希望を抱いた、私の願いだった」 「私たち幸星の民の父祖が約束したというのは、ストラーラ、あなたとだという。パートナーとする魔族の男が、私たちの父祖なのか」 「そうよ、ディオレ。彼はもともと、黒魔次元からのはぐれ者で、次元から次元を海のように間切ってわたる旅人でもあった。名はエイデオン。いつか心を失うはずの私――偽りながらも、繰り返されるストーリーや志半ばで果てたフェレスのかけらを受け入れつづける私に、終わりをもたらす約束を交わした。そうして永い時が流れ、彼と私の物語も忘れられて、あなたたちのなかで掟に変わって残るだけになったけれど」 「父祖はあらゆる次元で落伍者や居場所のないものたちを集めながら、最後にオルトフの次元を見いだし、そこを彼らのためのささやかな住処と定めた。そしてフェレスを持つものが人々のなかから現れはじめると、彼らを鍛え、オルトフの次元からデスァ闇沙漠へつながる隧道を開き、あの場所のイメージをとらえながら進む案内人になることを掟にしたという。だが、父祖も長寿だったが定命の者であり……最期に自身の古い約束を、後世の者たちの手で果たしてほしいと言い残して現世を去っていった。約束ははざまの道の先にあるのだと」
ディオレが継いだその話に、ストラーラはいくらか満足したらしい顔をみせ、「昔話はもうおしまい」と首を小さく振る。
「それにしても彼、私と冒険した思い出や、約束にこめた想いなんかは、きっと誰にも話さなかったのね。おかげでディオレや後世の人達は、私をただの倒すべき敵かなにかのように思っていたようだけれど」
ディオレは言葉を詰まらせたが、ストラーラはそこではじめて、��トとしての笑みを浮かべ、すこし嬉しそうに含み笑いをもらした。そうして視線を、今度はルドへ、さらにバルナバーシュとフェリクスにも向ける。その瞳はいま、あらゆる人々の面影が去り、本来の赤みがかった黒玉の色に艶めいていた。
「最後のパワースポットを開放するわ。私のフェレスの力を、あなたたちに託します」
ストラーラがオルゴールをかざすと、その場に青白い光の泉水が生じ、イススィールの最後の力が滔々とあふれだして輝いた。オルゴールは見る間に朽ち、木箱がほろほろと崩れると、中にあったシリンダーは茶色く錆びてしまっていた。
「きみのフェレスが……!」
ルドは嘆いたが、ストラーラはそれに首を振った。
「私にはもう必要のないものよ。目的はすべて果たされたから。かつて、ユキルタスのフェレス――かなめのビスも同じようになったけれど、そのわけがやっと分かった気がする。彼もきっと、かなめからの決別を最後には望んでいたのかもしれない」
パワースポットの前に、ルド、バルナバーシュ、ディオレ、フェリクスが集い、目と目をかわしあったが、たがいに何も言わなかった。彼らの後ろでは、獣人の娘ナナヤと��犬のマックスが固唾を呑��で背を見つめている。
ルド以外の者がフェレスをかざすと、光は柱のように広がって立ちのぼり、彼らの意識と五感を包みこみながら新たな力を伝えてきた。それはいにしえより脈々たる、〈運命〉を帯びながら世界の定常を守ってきた数多くの英雄たりし者の極めた力と生涯の技、そして記憶――決戦の地アストラに到達しうる戦士だけに継承を許された、偉大なる頂きの光だった。そして四人もまた、継承を経てその伝説にいつか連なっていくのだろう。光の向こうに、かつてまことのイススィールで神秘の旅を経験した冒険者の何千という影が往還している。ある者は夢の化身を晴らし、ある者は魔王の破壊を乗り越え、ある者は女神の支配を砕いた……。鋭く冴えたリズムが鳴りわたり、続いてもうひとつ、またひとつと加わってゆき、イススィールの天と地に複雑で精妙なこだまを響かせた。意志に鍛えられた心身と霊的に研ぎ澄まされたセンス、内外を問わぬあらゆる攻撃をはねかえし、世界を切り分ける言説といかなる脅威にもひるまず目的を完遂しうるモラルの集中、そして調和への約束の歌が過去から未来へ、無限のかなたへと広がっていく。冒険者たち、いにしえの英雄たちの影をも越えて、世界の中心に立つある一人の、甲冑を鎧った者が力強いまなざしを四人に送っていた。その鎧はサークによく似ていたが――空櫃ではない。
「リギナロ!」
ルドが何かをさとって、その名を呼ばわった。リギナロは神殿で決意を示された時と変わらぬ気高さで、ヒトの心の深奥より、この世のすべての冒険者たちを祝福しているように思えた……。光が薄れていく。宇宙と個人がひとつとしてたがいを映し、ふくみあう深遠より浮かび上がり、秘密の回廊を抜け、四人の意識は現次元へ、アストラの地へと戻ってきた。
彼らの帰還を見届けて、ストラーラはもろく微笑んだ。
「約束を果たしてくれてありがとう……そして、さようなら。開眼人、極致にいたり、真理を悟ったひとたち。あなたたちが世界に流れる一筋の希望となることを祈っているわ」
ストラーラが大気に溶け入るように消えると、途端に天はふるえ、大地は荒ぶる巨人の肉体のごとく震撼した。要石の少女がつなぎとめていたイメージが崩れ去り、偽りのイススィールもまた消え行こうとしているのだ。不穏な喧騒に揺らぐ世界で、太陽は脈打ちながら色あせ、空は混沌と暗く濁り、地平は赤と黒の狂おしくうずまく煙と化して、大波をなしながらこちらに押しよせてくるかに思える。一行は地響きにひざをついておののいたが、恐怖を踏みしめどうにか立ち上がった。
「偽りの所産ゆえか、伝説に聞くよりも崩壊の速度が早い。ありあわせのイメージで持ちこたえているだけの脆さだったか……みなで旅の終わりを讃えあう時間も与えてはくれないようだ」
焦った様子のディオレが、目配りしながらみなに脱出をうながす。悲鳴と破壊がふりそそごうとするなか、バルナバーシュははっと思い出して、急いではいたが用心深い足取りで、咆哮する地平に向けてその場から駆け去った。ルドが追おうとしたが、魔術師は目的のものを見つけると立ち止まり、掴みあげる。それはフェリクスとの戦いで斬り飛ばされた、ルドの機械の右腕だった。
「バルナバーシュさん、それは……」
戻ってきたバルナバーシュの持つ己れの腕に、ルドは不安げな声をもらした。
「約束する。この島を出たら、私がかならず君の腕を治してみせる。たとえ長い時がかかったとしても――」
バルナバーシュは使命感から言い切ったが、それはかつてリギノの神殿で交わした「ルドに希望のありかを示す」という約束と同じく、ひどく不確かな未来で、なんの保証も持てぬ思いでもあった。ただ何も考えず、自分自身のするべきことへの直感を、もう知っているものとして今は信じるしかなかった。実現への困難を表したけわしい表情がバルナバーシュをかすめすぎたのをルドは見たが、何も言わなかった。
「フェリクス! あなたも私と一緒にくるんだ」
ディオレの警告が聞こえ、ルドたちもフェリクスのほうを見た。古代人は、いまはもう鉄塊に過ぎぬイブの亡がらに膝をつき、安息の膜のかかった瞳で彼女を見つめながらその場を離れようとしない。その背は頑なであり、見かねて腕を無理やりつかんで立たせようとしたディオレの手は乱暴に、にべもなく振り払われた。バルナバーシュとルドもまた、生存を望んで説得を試みたが、ときに彼の身勝手なまでの意志の強さは二人も知るところであり、そのほとんどが聞き流されているようだった。
「フェリクス。イブはお前がここで終わるのを望むはずがない。お前にはまだ島の外でなすべきことがあるんじゃないのか」 「バルナバーシュ殿、頼むから放っておいてくれないか。私は貴殿らとは逆しまに、これですべてを失ったのだ。夢も現実も、過去も未来も、生きる希望さえも……。鉱山でともに過ごしたあの日、イブは私のすべてだと語ったろう。それは今も変わらぬ。一心同体の者として私がこの時に願うのは、彼女と同じ墓の穴へ葬られることだ」
埃に汚れた眼鏡の奥からバルナバーシュに向けられたルベライトの瞳は、光を失ってはいない。絶望も自棄もなく、心の底から強く望んでいるのだと、宿敵だった相手に打ち明けていた。もはや打つ手なしと嘆息するルドたちのもとに、ひとり近づく者があった。赤毛と尾と肩を剣幕とともにすさまじく怒らせ、憤懣やるかたなく目を吊り上げたナナヤが、ずかずかと、消滅に瀕した大地を大股で横切り――とめだてさせる隙もなくフェリクスの胸倉をつかむや、精魂を握りしめた拳で思いっきりその頬に一発食らわした。唖然とするルドたちの前でフェリクスは口を切って突っ伏し、眼鏡は数歩離れたところに吹っ飛んで片側のレンズに罅が入った。
「この頓馬が、いい加減に目を覚ましやがれ。この機械はあんたの命を守って死んで、そしてあんたはこの機械を愛していたんだろう。だったら、生きるんだよ。それがあんたにふりかかっちまった、どうしようもない運命なんだ――どうしてそれが分からない?」 「ぐうっ……この小娘……ッ」
最後になって運命と戦うのではなく尾を巻いて逃げだそうとした己れの図星をこうもはっきりと指され、怒りをあらわに食いしばった歯の間からフェリクスは罵倒を押し出そうとしたが、荒い呼気とうなりにしかならず、結局なにも言えずによろよろと眼鏡を拾ってかけなおし、ふたたびイブの前にひざまずいた。彼女の頬に手をやり、側頭部から親指ほどの銀色のチップを抜き、それから銀空剣に突き通された胸の中へ、心臓を掴みとらん勢いで腕をねじ込んだ。絡みつく電線や器官から引きちぎるようにして拳大の青い正八面体のコア――永久にエネルギーを生みだすという遺失文明の結晶を取り出すと、チップとともにベルトに下げた鞄に仕舞いこむ。フェリクスと機械種族のルドだけが、そのチップが、イブのこれまでの経験や記憶を、稼働する頭脳とは別にバックアップとして写しておく記録媒体であるのを知っていた。ルドは、自分が銀空剣で致命傷を与えたあとの記憶――〈イムド・エガト〉で戦うフェリクスを地上から見届け、彼の言葉によってイブの願いが叶った瞬間のこと――は、破損し、完全にはその中に残されていないかもしれないと考えた。
「ふたたびお前に会いにいく。かならず」
フェリクスはイブの亡がらにそう言い残し、立ち上がった。ディオレの先導のもと、ルド、バルナバーシュ、ナナヤ、フェリクス、猟犬のマックスは、次元の瓦礫と無をたたえた黒い穴ばかりの――それさえも塵に帰して消えていこうとするアストラの地を急ぎ駆け去っていく。一度だけ振りかえったフェリクスの視線の先では、イブの機体はまだ眠れるように捨ておかれていたが、それも巨大な結晶となって降りそそぐ空の破片の向こうに埋もれ、見えなくなった。
アストラから幅広い階段を下りていくうちに、あたりは発光する色のない濃霧につつまれ、肌や喉に刺すようにまつわり、彼らの向かうべき方角や意志力をも狂わせようとした。たがいの顔を探すのもままならぬなか、「立ち止まれ」とディオレが言い、続くものらはぞっとしながらも従った。霧にまったく覆われた世界では、空を渡る火も大気も、地を流れる水も土も、形をうしない、すべての元素が曖昧になってひとつに溶け合っていくようで、それに巻き込まれかねない危機感、そして異様な悪寒が身裡に走るのを一行は感じていた。ディオレは幻妖として霊的に発達した感覚をめぐらしたが、尋常ならぬ霧はあらゆる観測をしりぞけて、イススィールとこの地にまだ残る者たちを〝どこにも実在せぬもの〟として呑みこみつつあった。このままでは肉体と精神は切れ切れの紐のようにほどかれて分解し、宇宙に遍満するエネルギーのなかに取り込まれて、諸共に自我も跡形もなくなるだろう。いずれ死の果てにそうなるのだとしても、今ここで己れを手放すわけにはいかない。
「ディオレ、進むべき場所のイメージをとらえられないか」
バルナバーシュがディオレの肩と思われるところをつかんで言った。蒼惶と声を張ったが、霧の絶縁力にはばまれて、ディオレにはほとんどささやくようにしか届かなかった。
「やってみてはいる。だがこの霧はあまりに強力だ」
そのとき、近くからナナヤの短い悲鳴――はっきりと聞こえる――があがり、青白い光があたりに差して、見れば彼女の手にはハインから贈られた〈沙漠の星〉が握りこめられているのが分かった。ただただ驚く彼女のまえで、宝石はやわらかな光を輝かせながら球状に、周囲の濃霧を晴らし、またひとすじの細い光線が、ある方向を真っ直ぐにさしながらのびていく。霧のなかに溶け入っていた足元はいつのまにか階段ではなく、新緑色の草地からなる野原に変わっていた。
「その石が足場のイメージをとらえているのか」
精巧な羅針盤の針のようにぴたりと途切れぬ光の先をみとめながら、フェリクスが言った。彼らは思いを同じくしながら、光のさすほうへ進んでいった。ルドとバルナバーシュは、暖かな草土の感触を踏みしめ、灌木の梢が風でこすれあう音を聞き、獣のにおいがかすかに混じる大気をかぎながら、ハインが多く時を過ごしたであろうエイミリーフ広原を思い起こし、またナナヤの持つ〈沙漠の星〉が、新たに生まれし希望――フェレスとしての産声を上げたのかもしれないと考えた。
(お願いだ、ハイン。あたしたちを導いて)
ナナヤがそう祈った直後、光のさきから獣の吠え声がした。
「アセナ?」
聞き覚えのある鳴き声にナナヤが呼びかけると、思ったとおり、応えるように白い雌狼が霧のなかから現れ出た。家族のしるしにマックスと顔を近づけあい、その後を追って、大柄な人物も飛び出てくる。正体にディオレが驚きで声を上げた。
「ああ、グレイスカル!」 「ディオレか!」
節々を覆う灰色の鱗と側頭部からねじ曲がる二本の角、二メートル近い体格を持つ竜族の男だった。瞳は白目の少ない血紅色で、まさに竜のごとく筋骨隆々とし、見るからに屈強な戦士であったが、まとう装甲は血と土埃に汚れ、外套は焦げ落ち、武器であるナックルは籠手ともどもぼこぼこにへこんでしまっている。むき出しになった頬や黒髪の頭部、鱗がはがれた隙間からは流血のあとが見てとれた。ディオレは彼の腕をひしとつかみ、引き寄せて抱きしめ、幸星の民だけにしか分からぬあらんか��りの言葉で喜びをあらわした。察するに、はざまの道を進んでいた時には彼に会えなかったようだ。
「エソルテル砦を守る騎士――クァダスたちにやられそうになったところを、間一髪、アセナが助けてくれたんだ。ハインが仕向けてくれたに違いないが、して、あいつはどこに?」
グレイスカルは同行者だったナナヤをみとめ、顔ぶれのなかにハインを探したが、彼の顛末を伝えると快活な面立ちははや深い悲しみに沈んだ。誇り高い友を襲った死への罵倒、そして生前の彼をほめそやす呟きがこぼれる。
「あのような好漢が先に逝ってしまったのはまこと残念でならん。そして我らの友、イラーシャも。だがこの周囲の有りさま、ついに偽りのイススィールに終わりをもたらしたのだな。俺は砦で負った怪我がひどく、階段を登るのはあきらめていた。ディオレ、それにフェレスの戦士たちよ……よくぞ果たしてくれた。死んでいった者たちの無念も、お前たちの戦いで弔われたならばそれに如くはない……」
グレイスカルとアセナを連れて、彼らはさらに道なき道を進んでいった。〈沙漠の星〉はあらゆる辺境でヒトを導く不動の星であり、現次元と星幽が交錯するただなかにある冒険者たちのため、行くべき道を絶え間なく照らしつづけている。いまこの時の、唯一の希望と変わって。やがて重々しいとどろきが遠くから聞こえ、より耳を澄ますと、それは大海にどよもす海鳴りだと分かった。一行は島の涯、神秘の冒険のはじまりの場所だった海岸に近づきつつあるようだった。
靴底が細かな砂を踏むと、そこで〈沙漠の星〉の光は役目を終えて消えていった。霧は完全に晴れ、砂浜に立つ一行の前には、暗く怒号して荒れる海が果てしなく広がっており、暗灰色の重く垂れこめる雲から打ちつけるのはささやかな糠雨だったが、騒擾としてやみがたい大波と風の群れがこれから臨む航海を厳しいものにするだろう。
「蟷螂の斧だな」
バルナバーシュが浜辺に残されていた一艘の頑丈そうな木製の小舟を見つけると、うねりやまぬ海を横目に船底や櫂をあらため、まだ使えそうなことを確かめた。これに乗るのは四人が限度といったところか。
「諸君、我らはここで別れとしよう」
灰色の竜族、グレイスカルが高らかに告げ、ディオレも肩を並べると感慨深く仲間の顔を見渡した。「君たちはどうするんだ」バルナバーシュが幸星の民らを案じて問い、ディオレがそれに答えた。
「私たちはもどって闇沙漠のイメージを探し、そこからオルトフの次元へ帰ろう。大丈夫だ、あとは自分たちのフェレスが道を拓いてくれる。闇沙漠でも伝えたが、君たちをなかばだますような結果となってしまったこと、まことにすまなく思っている……だが君たちが辿り、乗り越えてきた冒険――思索、探求、そして神秘の数々――は、偽りとはならない。決して。なぜならイススィールは、つねにあらゆる時代、あらゆる人々の心のなかに存在しつづけ、世界が滅びに迷えるとき、天末にあらわれ、はるかなる果てへといたる門を開くのだから。その永遠の営みのなかで、私たちは君たちとの冒険譚とともに、後世に役目を継いでいくとしよう。いつかまた、終わらせるものが必要とされる時のために」 「君たちは何ものなんだ。オルトフ、あの地は現次元ではあるまい」 「時空の流れつく浜、魂の森、あるいは闇沙漠に集う夢のひとつ――そこに住まう者たちとでも言っておこうか。では、さらば! 縁があれば別の次元で会おう」
幻妖と竜族のふたりの戦士は、故郷をさして早足に駆け去っていった。その背を見届け、彼らが砂浜に繁る森のなかへ消えると、ルド、バルナバーシュ、フェリクス、ナナヤの四人は協力して小舟を波打ち際まで運び、そのあとを猟犬のマックスと白狼のアセナが忠実な足取りで付き従った。嵐の海は調和の象徴たる海流が正体を失ってないまざり、遠洋では硫黄めいた未知のガスが蒸気のようにあちこちで噴き出して、寄る辺となる次元や生命のしるしさえも見いだせぬ。いくつもの黒い波の壁がうめきつつ落ちてはまたそそりたち、水飛沫を散らして強く吹きつける潮風にルド以外の目や肌はひりついて痛んだ。水はわずかにねばっこく、塩ではない、いまわしいものの枯れた死骸を思わせるような、悪心をもよおすにおいがした。ルドは身をふるわせ、ナナヤの顔には恐怖が張りついている。
「この海を渡りきれるだろうか」
バルナバーシュがおぼつかなげに海をみやった。フェリクスだけが頓着せず、つねよりも鹿爪らしい面差しで出帆への備えを進めており、バルナバーシュもその片言のほかは何も言わなかった。この砂浜も近く虚無のなかへ消滅し、それまでにイススィール周辺の乱れた自然律や概念の撹拌された海が都合よく鎮まってくれるとは到底思えなかったからだ。小舟を波間に浮かべると、四人は悲壮感をもって乗り込み、二匹の獣もまた船べりを踊りこえて飛び乗った。
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buriedbornes · 7 years
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ショートストーリー「終焉の序曲(2) - 蝕まれたもの」 - Short story “Overture of the end chapter 2 - Falling kingdom”
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人々の心の支えたるべき荘厳な礼拝堂も、近頃は足を運ぶ者も少ない。
「屍者に隣国が蹂躙され、滅びた」という事実は国中に暗い影を落とした。
信仰は、命を保証しない。
祭壇の前には、一人の女がうずくまり、無心に神への祈りを捧げている。
その様子を、背筋を正し長椅子に腰掛けた聖騎士が見守っている。
「王も王妃も、姿をお見せにならない。体調を崩されているそうだが…」
女性は答えない。
その肩は小刻みに震え、何かに怯えるように縮こまっている。
「残された時間は、思っているよりも少ない。何か、手立てを見つけないと…」
「私、怖いんです」
僧侶は、震える声で答えた。
聖騎士は動じない。
言葉を発する前から、僧侶の怖れは伝わってきていた。
とはいえ、どのような言葉をかけたら良いかが、わかるわけでもなかった。
返事を待ち切れず、僧侶は続けた。
「…こんなにも唐突に、世界は終わってしまうのでしょうか」
「そんな事は、私がさせない」
「でも、神が遺された予言と言われているのですよね」
「…そう言われているが、私には信じられない」
「神が残されたものであるなら、その予言を信じるのも信徒の勤めなのでしょうか」
聖騎士は、祭壇を見上げた。
慈愛の笑みを零す女神の尊顔が、あまねく人々を見下ろしている姿が、虹色に煌めくステンドグラスで表現されていた。
しかし、今はその笑顔さえも、どこか不吉で、また無責任にさえ感じられる。
「しかし、本当にそうなのだろうか?『いつか全ての信徒が、神のおわす国へと導かれる』という、教義と矛盾する予言だ」
「私、たとえ神のご意思であっても、死にたくないです…」
その言葉に聖騎士は向き直った。
あれほど気丈だった、信心の厚かった彼女が、もはや見る影もない。
しかし、たしなめる言葉も、背信であると咎める言葉も、励まし支える言葉も、空虚でしかないと感じ、口には出なかった。
代わりに出たものも、所詮は虚勢の言葉だった。
「教義のためなら、私は、いつでも死ぬ覚悟だ…」
「私は軍人じゃない!怖いんです、戦うのも、死ぬのも…」
神など、いない…
異端者に受けた言葉に激昂し、その者をいたぶった苦い過去が脳内に去来した。
今、その言葉が彼女達の背に重くのしかかっている。
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教会や礼拝堂には、古い文献が収められている事が多い。
歴史的な価値や、教義の伝搬、そして単純に学習を提供する役目を担っているためである。
夕日差す図書室の座席に戻ってきた聖騎士は、重い兜を傍らに置き、上半身の甲冑だけを向かいの机上に無造作に放り、また調査に没頭し始めた。
護身のために大剣だけは、手元に立てかけたままにしている。
無数の資料を取り散らかしたまま、手当たり次第に手繰っていく。
ここ数日で、どれほどの資料に目を通したか知れない。
それでも未だに、めぼしい情報のひとつも見つけられず、彼女の中に苛立ちは募るばかりであった。
「"未知の軍勢が、街と言わず城と言わず、全てを飲み込んでいった"…」
報告書に改めて目を通しながら、背筋の凍る感覚を覚える。
明日には、あるいはこの夜にでも、愛すべき故郷たる我が国にも、この軍勢が押し寄せるかもしれないのだ。
死が迫る切迫したこの状況をどうにか打開する方法を見出す事こそが、目下危急の課題である。
聖騎士団の内でも混乱が生じており、どのような対策を講じるべきか、意見が分かれている。
徹底抗戦のために防戦の準備を進める、謎の軍勢の出処を掴む、屍に鎮魂をもたらす術を探る、等…
ただ、問題の軍勢がもはや姿が見えず、亡国に徘徊するのは死した国民のみという状況で、手がかりひとつなく、ただ次の襲撃の可能性に惑い、震えるしかない。
彼女もまた、そうした聖騎士団の中にあって、藻掻き続ける者の一人であった。
しかし、彼女には他の者にない特殊な役割があった。
教会の剣として監視者の任を負ってから、彼女は研究棟と礼拝堂、そして図書室を行き来する日々を送っていた。
魔導師達の動向を監視し、祈りを捧げ、あてのない打開策を求めて様々な文献に目を通す。
だから、他の聖騎士達なら確実に素通りしていたはずの情報に、彼女は資料を手繰る指を止めた。
ここ最近起きた事件、事故、死亡者の目録の中に残された記録。
『鉱山から、古い装いでありながら新鮮な死体が見つかった』
数ヶ月前に見かけた、異様な、そして忘れ去られた事件。
『未知の軍勢』『古い装いの屍体』『犠牲者の屍が蘇った』『最も古い予言』
これらが符合する何かを、確認する術を聖騎士団は持たない。
しかし、古術や古代の記録も取り扱う、禁忌なき研究に携わる者なら、このつながりを紐解けるのではないか?
この屍体を彼らの目に通せば、今回の事件に関して、何かがわかるのではないか?
確証はないが、彼女には見過ごせない、何か胸騒ぎのようなものをこの記録に感じ取った。
そうして、資料もそのままに、鎧を身に着けて再び図書室を後にした。
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まだ明け方近くに、静まり返る街中で一人馬を静かに駆って荷車を動かす者の姿があった。
湖畔に面した港は朝靄に包まれ、朝日は曇り空に隠され、街は月夜のように薄ぼんやりしている。
港近くの塔の麓へと着いた馬は、いななきを上げて停止した。
馬の主は縄も繋がずに荷車から大きな荷物を肩に抱えて、部屋へと駆け込んでいった。
「邪魔するぞ」
人目を忍ぶために覆っていたフードを脱いで、聖騎士は挨拶しながら荷物を部屋の片隅に横たえた。
「…おはよ、今日は早いじゃない」
まだ寝ぼけ眼の魔女の傍らで、無数の猫達が主を起こすために鳴き声を上げている。
「もういいよ」
魔女の一声に、猫達は一斉にその声を止めた。
椅子に座ったまま眠っていたのであろう、彼女は大あくびと伸びとを終えてから姿勢を聖騎士に向け直した。
「…で、何?そのデカい荷物…」
「これが、何かの鍵になるかもしれない」
そう言いながら、聖騎士は荷物をくるんでいた布を丁寧に剥ぎ取った。
布の下から、土気色をした古風な兜と、その屍者の顔が顕になった。
それを目にした瞬間、直前までの気の抜けた魔女の顔に緊張が走り、机に立てかけた杖に手を伸ばし、左手で空を払うと、周囲にいた使い魔達が蜘蛛の子を散らすように部屋からいなくなった。
「…どこでこれを?」
「聖騎士団で保管していたものだ。数ヶ月前に、話題になっただろう。鉱山から、古い装いの屍体が…」
「すぐにこいつを破壊して!!」
次の瞬間、屍体は突然跳ね上がったかと思うと、近くに立っていた聖騎士を左腕で強かに打ち付けた。
ただの拳であったが、鎧はひしゃげ、聖騎士は薬棚に叩きつけられると、引きずられるように床に落ちた。
「な…ッ!?」
「なんてものを持ってきたの!?これは、まだ生きてる… 生ける屍よ!!」
魔女はそう言うと、詠唱を始めた。
布が完全に剥ぎ取られ、古風な兵士の屍体…生ける屍は、倒れもがく聖騎士を尻目に見つつ、魔女に向き直った。
(何故私のトドメを刺しに来ない?魔女を優先した?…理解しているから?)
頭を強く打ち朦朧とする意識の中で、聖騎士はその動く屍体の意図に思いを巡らせた。
生ける屍はその体で退路を遮りつつ、ジリジリと壁際へと追い詰め、やがて魔女の背に上階に向かうはしごが触れた。
逃げ場が完全になくなった事を確認したのか、屍体は跳躍し、両拳を振り上げて魔女へと飛びかかった。
「底が浅いわ!!」
次の瞬間、書物や薬瓶が乱雑に置かれた地面が白く瞬き、爆音と共に稲妻が中空にある屍体を貫いた。
電撃に囚われ、屍体は床に倒れ伏し、置かれていた物が弾け飛ぶ。
その下には、あらかじめ描かれていた魔法陣が姿を現している。
電撃を発した魔法陣は、黒く燻り、光の紋様がやがてただの炭の跡になった。
しかし、屍体は腕をついてもう立ち上がりつつある。
聖騎士はその様子を目の当たりにしながら、腕に深々と刺さったガラス片を抜きながら立ち上がろうとしている。
「悪いけど、せっかくだし資料になってもらうから… バインド<<呪縛鎖>>!!」
詠唱を終えた魔女が杖を高く掲げると、壁にかけられてあった鎖という鎖全てが独りでに動き出し、みるみるうちに屍体を包み込んだ。
屍体は、まるでミイラのように鎖に縛られた鉄の塊になり、身動きが取れない状態になった。
「こいつを、湖底へ!!」
聖騎士は頷くと、猛然と鎖の塊へと駆け出し、そのまま肩からタックルした。
鎖の塊は真横に吹き飛び、木板で閉ざされていた1階の窓にぶち当たり、窓を突き破って港の路地裏、小さな波止場に転がり出た。
突然の爆音や窓を突き破る音に、周囲の通りにざわめきが聞こえ始めている。
聖騎士は破れた窓から飛び出て、横たわった鎖の塊を今度は全力で蹴り込むと、再び屍体は湖面に向けてボールのように吹き飛び、波止場から少し離れたところに水音を立てて落ちた。
しばらくすると、建物の周りには爆音に目を覚まされた近隣住民が集まり、何事かと野次馬の人だかりが出来上がった。
魔女は帽子を脱いで戸口に立つと、作り笑顔で聴衆に応えた。
「ごめんなさい、朝ごはんを作っていたら、散った小麦粉に火がついてしまって…」
人々が部屋の様子を覗き込むと、数々の冒涜的な書物や薬瓶など姿なく、片隅に味気ない調理道具が幾つか転がっているだった。
「なんだい、お嬢ちゃん。気をつけなきゃあ駄目だよ」
「えぇ、聖騎士様がいらしていたので、張り切ってしまって…」
魔女は恥ずかしそうに後ろに目をやる。
その先では埃にまみれた聖騎士が鎧を手で払いながら何気なさそうな顔で割れた窓や木板を拾い集めている。
「そうか、聖騎士様がご一緒か。それなら、安心だ。特に報告もせんが、何かあったら、手伝ってあげるから、おじさん達に声をかけとくれ」
「ありがとうございます、おじ様。また、焼き立てのパイをお持ちしますわ」
そう言って朗らかに微笑み、しゃなりとお辞儀を返すと、まんまと騙された民衆は皆鼻の下を伸ばしながら去っていった。
「…随分周到な手際だな」
民衆が去ったのを確認すると、聖騎士は手に持ちかけた木片を放り出し、壁にもたれて座り込んだ。
折れた肋骨と深々と切った腕の痛みを押し殺して、咄嗟の魔女の演技に乗ったが、痛みやダメージがなかったわけではない。
「私は師匠と違って、実践派なのよ。聖騎士団の手入れに備えて、色々準備しといたのが幸いしたわ」
聖騎士は苦笑いを噛み殺しながら、自らに施す治療魔法の準備を始めた。
どこからか、小物を各々口にくわえた使い魔達が、ゆっくりと集まり戻ってきて、隠していた物を部屋に運び込んできていた。
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その日の夜、山が投げかけるほのかな明かりが映る湖面には、二人が乗る小舟も映っていた。
二人は並んで座り、鎖の塊が沈んだ水面を見下ろしていた。
「アレは、なんだったんだ…?」
「生ける屍… 屍体を術で操って、使役する業よ」
「それなら見たことがある。征伐した異端者どもが使っていたが、だがアレは…」
「そうね、異端の使うそれともまたちょっと違う、アレはただの生ける屍と呼べる以上のものだった」
魔女は指先で毛先をくるくる丸めながら思案している。
「本来の"屍者使役"は、死んで崩壊寸前の屍体、あるいは崩壊済みの骨を使うの。でも、あの屍体は古臭い装備に似合わず瑞々しい屍体だった、しかも屍者使役とは思えない機敏さと思考…」
「そう、それだ。気になっていたのは」
聖騎士は膝をぽんと叩いた。
「あの屍体は、どこかおかしかった。これまで対峙した、どんな屍体とも違った」
「そうね… あの屍体は、どこかとつながっていたのよ」
魔女は船上であぐらをかいて、前後にゆらゆらと揺れ始めた。
これが考え事に没頭している時の仕草である事を聖騎士は知っている。
「"どこか"?」
「まず前提としてね、通常の屍者使役は、空いた器にそれを操縦する使役霊を入れて使うのよ。で、使役霊に命令を与えて、動かしてもらうわけ。魔法人形操作なんかもそう。」
「ふむ」
「でも、アレは違った… 例えるとそうだな、えーと、紐が見えたのよ。どす黒��、縄みたいな、紐なの。それが、命綱みたいにつながっていた… あれはまるで…」
「紐?今は?」
「切れてないわ。水と鎖の外に出せば、多分また動き出すと思う。でも、届いてもいないわ。今は。そうしようと思って、沈めたのよ。水に」
「水に沈めると、止められるのか?」
「そうじゃあないわ、なんて言うのかな… 使い魔!そう、使い魔!私のは、なんだけど、高度な使役術は使役霊に力を借りるんじゃなくて、自分の霊体そのものを直接対象物に入れるの」
「自分自身を!?」
魔女は嬉しそうに頷いた。
「んでね、自分の霊体を切り出して、本体とのつながりを保ったまま、私自身の意識を埋め込んで、自分自身がその子自身になっちゃうの。だから、座ってる私と、飛んでる子と、走ってる子と、荷物整理してる子と… たくさんの私になるの」
「そんな事が、出来るのか…?」
「たくさんの子を一度に使役しようとする時は、この方が効率が良いのよ?使役霊だと一人ひとりのご機嫌を伺わないといけなくて、それがもう超めんどくさくてサ!文句言う子の面倒見てたら他の子が言う事聞かなくなっちゃう事もあるし… その分、自分の霊でやれば、思いのままなの。たくさんでやると集中力要るからお腹減っちゃって、おかげで最近ずっとおやつが増えちゃったんだけど…」
「…あの、すまん。話が逸れてる」
「あ、ごめんね!えーとだから… どこまで話したっけ?えーと… つまりね、そうやって自分の霊を直接のつながりを保ったままで使役するやり方は、"気の隔絶"に弱いのよ。」
「それが、水?」
「うーん、めちゃくちゃ分厚い水の層だとか、密度の高い鉄の箱だとか。使役霊だと一度お願いすればそういう隔絶があっても少しなら大丈夫なんだけど、自分の元の肉体とつながりを保つやり方だとその"つながり"が途絶えるとうまく伝わらなくなっちゃうの。だから、魚の直接使役は難しいって言われてるんだけど」
「…隣国を滅ぼした軍勢が、この水底にいる連中と同じだとしたら?」
「…まさか、でしょ?」
魔女は、しかめた顔を上げた。
「確かに、屍体に霊魂をつなぎ続けてさえいれば、その肉体が崩壊させようとする力… 例えば、風化や腐敗に抗える。だから、いつまででも"死にたて"の肉体が維持できる。でも、その理屈で言ったら、あの古代人が、今の今まで霊体をつながれっぱなしだったって事に…」
自分で話しながら、得心していく。
聖騎士は、既に確信していた。
最も古い予言、屍者の軍勢に滅びた国、霊体をつながれたまま出土した屍体。
判明した全ての事象が、予言されたものの存在を示唆している。
魔女は、呆れたように脱帽して、片手で顔を覆った。
その表情は、辛辣そのものである。
「無茶苦茶よ。無茶苦茶だけど、そう考えるしか、ないって事、よね…」
「現在に至るまで生き永らえる何かが、あの鉱山に隠れて屍者を操っていると考えるのが、妥当という事だな」
「…あの、鉱山…?」
魔女の視線は、水面に向かった。
光が、消えていく。
ぽつり、ぽつりと。
目線を上げると、山の斜面に見える村々の仄かな明かりが、ひとつまたひとつと、消えていく。
その闇の波は徐々に、音もなく広がっていく。
やがて、その波の中に蠢く影がちらほらと見え始める。
続けて、遠くの方に響く、悲鳴や叫び声が、霧烟る小舟へと届いてきた。
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城下の波止場から小舟で乗り付けた聖騎士は、すぐさま城内に兵達に警鐘を鳴らした。
「すぐに城門を閉めさせろ!!」
指示を出しながら、城内を駆け、自身は王の寝所へと向かう。
王や王妃の身辺に、既に危険が及んでいる可能性もある。
螺旋階段を駆け上る途中、塔の窓からは山際から湖畔沿いに侵攻するものと思しき軍勢の影が見えた。
時間がない。
塔の最上階へ駆け込むと、扉を開け放って叫んだ。
「陛下、すぐに船へ…!」
しかし、畏れ多くも駆け込んだ寝所に、王も、王妃の姿もない。
体調が優れず、休んでいたはずでは?
この状況下で、どこへ?
既に何者かが?
二人とも?
一瞬の内に思考が巡る。
そこに、爆音が響く。
音の距離から、湖畔から離れた城下町正面の門に、何かが着弾したものと思われる。
「陛下…!」
踵を返した先、下り階段の前に魔導師が待ち構えていた。
「陛下は、戦場へ向かわれた」
「貴様何を企んでいる!?」
「これは、陛下が望まれた事… 避けられぬ戦を知り、自ら民を守る事を選んだのだ」
言葉の代わりに、剣が走った。
しかし、振り抜いた先に男はいない。
振り向けば、扉の向こう、王の寝台の傍らに、魔導師は佇んでいる。
さらに、背後で再度の爆音。
続く金属音やとめどなく響いてくる破壊音、喚声。
聴こえてくる騒音は、城門近くで戦闘が開始された事を物語っている。
「くっ… お前の戯言に付き合っている暇はない!」
聖騎士は、魔導師を無視して階段を駆け下りていった。
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聖騎士が駆けつけた先は、地獄絵図に成り果てていた。
踏み潰されバラバラにされ燃え盛る屍体があちこちに転がっている。
城門下に面した多くの建物が、まるで子供がおもちゃの山をなぎ倒したかのように雑然と崩れ、粉々に壊されている。
市内で最も大きな老舗宿も、真上から巨大な岩石を落とされたかのように中央にひしゃげ潰れている。
一体どんな生き物であれば、このような破壊を尽くせるのか?
生存者を、そして斃すべき仇を求めて駆ける聖騎士の眼前に、巨大な、蒼白な姿が映った。
天に聳える双頭の巨人が、屍者の群れを、掴み潰し、殴り潰し、あるいは持ち上げて喰らい、蹂躙している。
どこから現れたものなのか、その巨人は、山岳から湖畔を迂回して暗闇を行軍してくる軍勢に立ちふさがり、城門を守って戦っている。
門前で暴れまわる巨人に近づき、見上げた聖騎士は、その顔立ちを見て、その巨人の正体を、理解した。
たとえ大きく膨れ上がり2つに増えようとも、その顔立ちを知らぬ者はこの国にはいない。
間違えようのない、面影。
失われゆく王、失われゆく国。
聖騎士は、つぶやいた。
「陛下…」
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~つづく~
終焉の序曲(3) - "Buriedbornes” (執筆中)
「ショートストーリー」は、Buriedbornesの本編で語られる事のない物語を補完するためのゲーム外コンテンツです。「ショートストーリー」で、よりBuriedbornesの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。
4 notes · View notes
uchu-household-blue · 5 years
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3ターン後に墓地から特殊召喚される、とのことで、面白い...!!眠り姫、になってしまったね。
そして遊戯がミラーフォースで鉄のハンスの攻撃を凌ぎ、破壊したのだけど、
レオンは次のターンには「命の水」というカードの効果で鉄のハンスが蘇り、さらに2体目の鉄の騎士が召喚されてしまった。。 一体目の騎士のATKは下がったのでしょうけど。壁のバランスよすぎ。。
これがレオンのデッキの怖いところよ、
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うぬ。。
遊戯、強欲な壺 で2枚ドローしワタポンを召喚、生贄にしてブラマジを召喚!レオン君も遊戯の使う魔法使いを生で見て感激したみたい。ブラマジも投げキッス?していて?投げキッスの「ッ」って面白いな距離と軽さを感じて。 レオン君には微笑みかけるんだなーーー魂が通ってるなーーー。
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すごい、、、この静かな高揚みたいな、、と思いつつ。レオン君も強欲な壺を引き当て、ドローした、のでした。いいよな、すごいな脚本。陶酔のような。遊戯の鏡になれたような感覚なんだろう。
そして、そのドローで引いたのは、開始前にジークが差し出したカードだった。
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レオン君、見たことないと驚き、 ジークは とても貴重なカードなんだ、と言う。嬉しそうに、そして意気込んで、デッキに加えたのだね
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双六じいちゃんと教授が目を丸くして驚いていて。。。! デュエルディスクにもノイズが走っていたよ、ビリビリッって。
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何か。。気のせいかしら?ということが起こったメインシステム。
そしてシンデレラを召喚したレオン君 う、うわーーっ
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しかし、ドラゴンに装備されてたときは可愛くて面白く、ブラマジは綺麗で新鮮な、おしゃれにさえ思えて。でも油断してられないというか隙のない効果なのだけども。
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