Tumgik
#飴屋法水
xinu1941-1966 · 2 years
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M.M.M. SKIN
演繹ぶっく 1989
#東京グランギニョル #東京グランギニョール #嶋田久作 #飴屋法水 #斉藤聡介 #SKIN #M.M.M #Sosuke Saito #norimizu ameya #Qsaku SHIMADA #kyusaku shimada
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jinsei-pika-pika · 1 year
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2-:+ #01 
飴屋法水/ボディ感覚/嶋田久作/SKIN/東京グランギニョル
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ignitiongallery · 27 days
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飴屋法水+角銅真実『地球は、記述されたがっていた』/『たんぱく質』刊行記念セッション
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生と死、獣と人、食べること、殺すこと、めぐりゆく記憶
この地球に生まれ、やがて去っていく、私のすがた、この世のはなし
地球は、記述されたがっていた
「生」の根源を見つめる演劇作家・飴屋法水の集大成的小説『たんぱく質』の刊行を記念して、
飴屋さんの朗読と、音楽を通して根源に触れようとする音楽家・角銅真実さんによるセッションを、twililightで開催します。
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飴屋法水+角銅真実『地球は、記述されたがっていた』/『たんぱく質』刊行記念セッション
日程:2024年5月20日(月)
開場:19時 開演:19時45分
会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F/三軒茶屋駅徒歩5分)
料金:3000円+1ドリンクオーダー
定員:26名さま
主催・企画:twililight、palmbooks
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ありのままの自分の姿を一生知ることのないまま生きる人間は、ある意味では狂っているのだと思いますが、狂っているからこそ、ひとつの価値観だけでなく、矛盾を抱えて、曖昧なまま、揺らぎながら生きていけるのだと思います。
このセッションによって、ありのままの自分の姿を知ることができない人間が、他者をとおして、人間の自然を、垣間見ることができたら。(twililight 熊谷充紘)
別人と、別人が、出会い交わり、混じり合うーー
「たんぱく質」のことばが音になって届けられたときに、なにが見えるのか?海の生物に親しみ、地球を見つめるまなざしを感じるおふたりが奏でる生きものに出会えるのがとてもたのしみです。(palmbooks 加藤木礼)
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*定員に達したのでキャンセル待ちの受付になります!
申し込み:[email protected]
件名を「飴屋法水+角銅真実『地球は、記述されたがっていた』として、お名前(ふりがな)・お電話番号・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
*このメールアドレスが受信できるよう、受信設定のご確認をお願い致します。2日経っても返信がこない場合は、迷惑フォルダなどに入っている可能性がありますので、ご確認ください。
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飴屋法水(あめや・のりみず)
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 photo ©️Lieko Shiga
高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わる。1983年「東京グランギニョル」を旗揚げ。演劇、美術、動物商、文筆をはじめ領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』などがある。
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角銅真実(かくどう・まなみ)
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photo by Ittetsu Matsuoka
音楽家、打楽器奏者。長崎県の山と川に囲まれ育つ。マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉、身の回りのものを用いて、楽曲制作やパフォーマンスなど自由な表現活動を展開している。
2024年1月にソロアルバム『Contact』をリリース。
自身のソロ以外にバンドcero、dip in the pool、滞空時間など様々なアーティストのライブサポート、レコーディングに携わるほか、映画や舞台、ダンスやインスタレーション作品への楽曲提供・音楽制作も行っている。
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wonkodnko · 4 months
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M.M.M SPECIAL Cassette book
Ameya Photo
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hibikore-archives · 4 months
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よしもとかよ 「日々是好日」。vol.126 ( 2024 / 1 /31 + 2 / 7 )
2024   31st january + 7th february  
M1 pieta (よしもとかよ)
  M2 I'm by your side (Edie Brickell & Steve Martin)     M3 remember me (Rickie Lee Jones)
  M4 someone else's life (Joshua Radin)     M5 生まれた地の言葉で (Misia)     M6 make a wish (Secret Garden)     M7 home (Pura Fe)       M8 darling don't cry (Buffy Sainte-Marie)
[好日の素…支援すること]   令和6年能登半島地震の発生から1か月。 未だ被災地では きびしい状況が続いているものの、 ささやかでも よかったと思えるような情報も 聴こえてきて、 現地で力を合わせて 日常を取り戻すために動いていらっしゃる方々や そのサポートを懸命にされている方々には 本当に頭が下がります。ありがとうございます。   そして、一般の わたしたちにできることって 何かないだろうか、と考える人も 多いだろうと思うのです。   比較的すぐにできることと言えば やはり募金でしょうか。 街頭募金もありますし、 個人でお店をされている方が 店頭に募金箱を設置してくださっていたりもします。 じぶんが支援したい団体を選んで 送金する、というスタイルも多く見かけます。 例えばお酒が好きな方なら 被災した酒蔵の方々を支援する窓口、とか… 医療や食品業界など 義援金や支援金の窓口は さまざまなものが開設されています。   また、商品やサービスを購入��、 代金の何%か、もしくは全額を 募金にあてる、というものや、 催し物の全体の売り上げから何%かを 支援金とするものなど、 購入して応援する方法も増えています。 このような状況なので リターンはないかもしれないけれど クラウドファンディングという方法もありますね。   このほか、SNSを拝見していて なるほど、と思ったのは 「わたしたちが健康でいること」。 病気やケガを予防して健康でいることで その分の医療を被災地で役立ててもらう、あるいは 医療従事者が災害派遣に行っていて、 通常の医療現場が手薄になってしまうところに 負担をかけないようにする、という 考え方です。   さらには、北陸のいいところを 知ってもらう取り組みも。 ぜひ訪ねてみたい、と 思ってもらえるような 風景やエピソードを共有することも、 気軽にできる応援のひとつかと思います。   このようなことは もちろん もう起こってほしくないですが、 この機会にあらためて どんなに北陸を好きで 大切に思っているかを 感じることになった、という方も きっといらっしゃるのではないでしょうか。   被害が甚大な分、復興には 大変な労力も時間もかかります。 息の長い支援が必要です。 そして、時が経つにつれて 忘れられてしまうことのないよう 継続してこころを寄せながら ひとつひとつ復旧、復興してゆく姿を 一緒に待つことが 大切だと強く思います。 * * * * * * * * * * * * * *   [日々是食べたい!… 米飴 ]
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  前半を受けて…というわけでも ないですが、せっかくなので しばらくは わたしの思う、北陸のおいしいものを ピックアップしていこうかと。   水・米・麦から作られる 米飴、また麦芽飴は 1000年以上もの昔から 全国各地にあるそうですが、 ここ北陸でも 金沢では「じろあめ」、能登では「松波飴」など 永く愛されています。 今は亡き祖母も、子どものころに 食べるのがたのしみだった、と話していました。   代表的なのは 水あめ状のもの。 他にも固い板状の飴をくだいたものや 飴を薄くのばしてきな粉をかけた「飴せんべい」など 形もさまざま。   水あめ状のものは 瓶に入っているものだけでなく 1回分の分量ごとにパウチになっている商品もあり、 使いやすくていいですね。 噂を聞いてこの頃 気になっているのは バターとあわせた「じろバター」。 数量限定でなかなか手に入らないのだとか! (わたしも食べてみたい…!)   固いタイプは 豆や落花生が入ったものや 梅のフレーバーがついたものなど バリエーションもあり、 選ぶのもたのしい。   飴ですから そのまま食べるのはもちろん、 お料理やお菓子づくりに使っても。 以前いただいた飴屋さんのパンフレットには 蒸しケーキやアイスクリームなどの 作り方が掲載されていました。   お正月で お餅を召し上がることもあったかと思いますが、 やわらかくしたお餅に 米飴ときな粉をかけて食べる飴餅も、 やさしい甘みときな粉の香ばしさが たまらないおいしさです。   どこかほっとする、米飴の 素朴な味わいに 北陸を思い出していただけたらうれしいです。
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oka-akina · 11 months
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0721
 昨日は財布とスマホを忘れて労働に出かけてしまった。気づいたのは電車の中で、あちゃーとは思ったけどまあでもパスモ(クレカと一体型のやつ)があるからべつに平気だなと思ってすぐあきらめた。待ち合わせの予定とかもなかったし。こういうときに限って何か緊急の連絡が…とはちょっと思ったけど、一月に義父が亡くなったばかりだからしばらくそういうことはあるまいと思った。またそういうことがあるかもとはあんまり考えない。こういうのって性格なのかな。誰からも何も来ないに千円と頭の中で賭けた。  つまりわたしは労働に遅刻しないよう、わざわざ引き返さなくたって平気だと自分に言い聞かせているのだろうかとちょっと思った。そんなに遅刻をおそれているのか。ちょっとくらい遅刻したって気にしない感じの方がいいのになと思う。自分も周囲も。わたしは電車とか待ち合わせとか映画の上映開始時間とか、いつもいろんなことがギリギリで、ギリギリまで仕度ができないタイプなんだから大手を振って遅刻しちゃえばいいのに毎度バタバタ走って大汗をかいている。悪あがき。一生こうやって走っているんだろうかとときどき恥ずかしくなる。
 さっき電車に乗り込むとき、ホームと電車のすきまに靴を落としてしまった人がいた。すきまにかかとを引っかけて転んでしまったようで、一瞬迷ったけどわたしも電車を降り、大丈夫ですかと声をかけた。このときはまだ自分が財布とスマホを忘れてきたことに気づいていないのが、なんか昔話の正直者っぽいムーブだな……。人助けってほどのことでもないけど、うっかり者で正直者のなんとか���郎的な。  でもそんなんではないな、昔話の無償の正直さではないな。自分も乗りたい電車に遅れそうでしょっちゅう走っているタイプだから味方したくなったってだけかもしれない。自分ももうずっと前、学生時代、靴をホームのすきまに落としたことがあって、東中野の駅で足を踏み外して体ごと落っこちかけたのを近くにいた人がすぐ引っ張り上げてくれた。そのときは演劇のフライヤーを業者に届けに行く用事でかなり重たい紙袋を持っていた。よく引っ張ってもらえたなと思った。そういう善意の循環……みたいなことを考えるとなんかちょっと気味が悪いような気もする。これはわたしがひねくれているだけかも。  転んだ人は声をかけられてかえって恥ずかしいかもしれないと思って、駅員さんが来るまでなんとなく近くで見守り、駅員さんはすぐ来たので車輌ひとつぶんくらい離れたところに移動した。そして、電車一本くらい見送ったっていいや、多少遅刻してもいいやという判断をした自分に酔っていないか?みたいなことも思った。多少の遅刻は気にならない自分をやりたかったんではないか。なんだか心臓がばくばくし、さっきその人が転んで尻もちをついたとき、プリキュアみたいな絵面と一瞬重なった。スカートが広がった感じと手に握ったままのハンディ扇風機がなんか魔法少女みたいだなと思った。それがうしろめたくて声をかけたのかもしれない……とかも考えた。  なので財布もスマホも忘れてきたと気づいたときちょっとほっとした気持ちもあった。慣れない善意のようなことをしたからそれと釣り合いがとれているような気がした。バチが当たるの逆みたいな。
 そういうことを考えていたら電車はすぐ着いて、財布もスマホも持っていないのに水筒と読みかけの本は持って会社に出かけるのなんか優雅だな…と思った。あとタオルと日傘と飴。リュックの中で水筒の氷がカラカラ鳴って、このごろ水筒には冷たいお茶を入れているから、歩くたび遠足の子どもみたいな音がする。  読みかけの本はレアード・ハント『インディアナ、インディアナ』。柴田元幸訳。柴田元幸だから読んでみるというのは武豊が乗るから買っておくみたいな感じ? わかんない。インディアナ〜は難解な小説ではないと思うんだけど、ゆっくり読まないとすぐなんだかよくわからなくなる小説。もうあと少しで読み終わるんだけど、読み落としているところがたくさんある気がして行きつ戻りつ読んでいて、今はもっかい最初からゆっくり読み直している。 「ヴァージルの死ぬ間際にノアはもう緑の印は見つかったかとヴァージルに訊いて見つかったならどこにあるのか教えてくれと頼んだがヴァージルは長いあいだノアの顔を見てそれから眠りに落ちそれから目ざめてノアの顔を見てそれからまた眠りに落ちた。」だいたいこういう感じ。辛抱強く話を聞くみたいな小説で、いつかこういうの書きたいな、書けたらなあと思う。このそれからが3回続くの、自分だと書くのに勇気がいると思うし、書いたとしても書いたぞってあざとさが出てしまう気がする。
 お昼は会社の横に来ていたフードトラックでタコスを食べた。パスモで支払えた。白いタコスには鶏肉、ピンクの生地には牛肉の赤ワイン煮込み、黒っぽい生地にはサボテン?を何か和えたやつ。三個入り。キウイのサルサが辛くて美味しかった。スマホを持っていたらぜったい写真を撮っていたなと思った。  並んでいるとき、トラックに据えた鉄板の火が消えてしまったようで店の人が五分くらい格闘していた。しばらくチャッカマンをカチカチやっていたけどたぶんチャッカマンも燃料切れのようで、ぜんぜん火がつかない。ライターでやろうとしてなかなかうまくいかず、昼休みの五分くらいってけっこう長く感じるしかなり人も並んでいたんだけど、その人はまるで焦らず黙々とやっていたのですごいなーと思った。焦りが顔に出ないタイプなだけかもしれないけど。べつに誰にも謝らず、普通に注文を受け普通にタコスを包んでとやっていて、そうだよなあと思った。
 労働を終えまっすぐ帰宅したらスマホにはやはり誰からも連絡は来ていなくて、千円勝ったと思った。千円くらい何か食べようと思った。わざわざ夜出かけるのめんどくさいなとは思ったけど、金曜の夜でほんとは寄り道したかったのだ��ら出かけたい気持ちが勝った。  ぶらっと出てみたらいつもより涼しくて、どこまでも散歩できそうな気持ちのいい晩だった。ぶらぶら歩き、なんとなく電車に乗っていた。夜だから上り電車は空いていて、定期圏内の、でもあまり降りる用事がない駅のちょっと歩いたところにある中華料理屋というか定食屋というか、カツカレーが美味しいらしいので前から行ってみたかった。ふだんぜんぜん用事のない、買い物に行くような街でもない、誰も知り合いもいない駅。ここでわたしが何か交通事故とかにあって死んじゃったりしたら、なんであんなところにいたんだろうと家族は不思議に思うんだろうな……とあまり行かない場所に出かけるたび思う。  駅を降りたら書店があったので覗いてみた。雑誌と漫画と学参の棚が大きい、ちょっと広めの店舗の懐かしい感じの書店。気になっている本のリストを頭に浮かべながら物色し、目当てのいくつかは置いていないようだったけど、そういえばしゃしゃさんの本が今日発売日じゃなかったっけと思って探した。『蒼き太陽の詩』。1,2巻は棚に差してあったけど今日発売の3巻はなかった。レジに持って行って、これの3巻もありますかと尋ねたら奥から出してきてくれた。ラスト一冊でしたと教えてくれた。あっ善意と思った。カツカレーを食べながら読んだ。  『蒼き太陽の詩』は、アラビアンファンタジーというのかな、双子の王子が国王の座をめぐって殺し合う……というワクワクハラハラする物語。砂漠の王国が舞台の大長編で、読みやすくてぐいぐい進んだ。『インディアナ、インディアナ』を読んでいたから余計にそう思うのかも。壮麗な織物みたいな物語で、読んでいるとキャラクターたちの声が聞こえてくるし人や周りの風景が目に浮かぶ。生き生きとしている。これアニメになったらいいなーと思った。赤将軍のユングヴィはファイルーズあいさんがいいな……。
 カツカレーの店は、客はわたしだけで、店のおじいさんは座敷でテレビを見ていた。テーブルにハイボールのコップとつまみがいくつか並んでいて、わたしが来たのでおじいさんはちょっと慌てたようすで、でもにこやかに注文をとってくれた。すっかりすり減った畳が赤くなっていて、ちょっと緊張した。あまりきれいでない状態に緊張するのもあるし、よそものが入ってきてすみませんみたいな緊張感もある。テーブルはきれいに拭かれていた。揚げたてのカツが大きくて、油と肉汁がジュワッと溢れてきてすごく美味しかった。カレーは濃くて、柔らかくほぐれた牛肉もけっこう大きいしたくさん入っていた。たしかにうまい。がつがつ食べるうちにだんだん体のこわばりがほどけた。  テレビの音がものすごく大きくて閉口したけど、カツを揚げ終えたおじいさんが汗をぬぐいながら夢中で見ているのがなんかよかった。『チコちゃんに叱られる』というやつ?初めて見た。音が大きいから見てしまう。ボーッと生きてるんじゃねえよってこれかと思った。Vtuberっぽい。おじいさんが何度もはははと笑った。どうしてゴルフボールの表面にでこぼこがあるのかというのをとても真剣に見ているので、ひととおり解説が終わるのを待って会計を頼んだ。
 家に帰ったら板垣さんがツイッターでスペースをやっていたので、洗い物や洗濯物などを片付けながら聞いた。どうやら同じ大学出身だったことがわかって思わず話しかけてしまった。一日いろいろカラフルでなんか気持ちが興奮していたのか、やけにたくさんしゃべってしまって、恥ずかしくなって寝た。文フリの話とか小説の話。  千葉雅也『エレクトリック』、わたしは父親がエロいのがいいと思った。と言ったんだけど、なんていうの、エロいって言い方はちょっとちがう気もするんだけどエロく書くことのすごさがあってそれをそう受け取りたいというか……。これは『サバービアの憂鬱』で読んだんだったかな、「男性は会社(仕事)に嫁ぐ」というのを思い出したの。大場正明『サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程』。うろおぼえだからちょっとちがうかもだけど、男性が会社(仕事)に対して「嫁」になってしまう、みたいな。父親の人妻的な感じ。そういうエロさ。舞台の宇都宮も郊外(サバービア)だなと思った。そしてそういう小説の、文章自体がヘテロでない感じがあって、すごくよかった。多くの小説の文章が意識的にも無意識的にも備えている、当然の「調べ」みたいなものがあんまりない文章だと思った。
 『エレクトリック』の前後で読んでいた、数年前の文藝賞の作品が、なんかこうすごくどヘテロだったのもあってそう思ったんだと思う。ヘテロが悪いわけではもちろんないけどよくもわるくもどヘテロ、ザ・調べという感じで、この作品のどこらへんがわたしは苦手だったのかを語ろうとすると、そこに糸口があるみたいな話。  なんていうの、村上春樹に文句言ってる場合じゃないくらい若い作家の新しい作品がめちゃめちゃ古いジェンダー観で、読んでいて作品の面白さとかすごさはわかるような気はしたんだけど、でもこれをよしとするんだなあ、帯に誰々氏が激賞と書いてあるけどそうなんだ?!みたいな驚きは、やはりあった。ジェンダー観もそうだし、地方や精神障害者への偏見を強化するような感じもあって気になった。「壮大な作品」「圧倒的な熱量」「知識と想像力を駆使し」と帯に書かれていたけど、わたしは読んでいて小ささや狭さの方が目についた。  いやわざとそう書いている、いかにもなステレオタイプをやることに意味がある作品なんだろうとは思った。仕掛けというか。でも意味があるんですよと書くずるさというか……。ステレオタイプをなぞり続けたい、そのようにして書けるものに作家は意味を見出したいし、どうしても興味がある。それってフェチではあるよなあと思うんだけど、ステレオタイプをフェチと指摘されることってあんまりない気がする。  偏見の強化によって生まれる痛み、それを感じない場所に作家は立っていて、痛みを感じる人のこともあまり見えない。いや見えてはいるかもしんないけど、自分の書くこの作品とはさほど関係ないと思っている? それは別の作家、何かそれにふさわしい属性を持った作家がやることであって自分の作品では関係ない。おそらくは無自覚な特権があり、特権って言うと反発したくなると思うけど……みたいなことを思って、うーーんとなった。やつあたりかもしんないけど。作品名出さずに書いてるからなんのこっちゃって感じだと思うけど。  まあ小説ってそんなに読まれないんだろうなと思った。読む人そんなにいないから、これのここってどうなのみたいな話題にのぼることってあんまりない。漫画とはそこがちがう。あとまあわたしが純文学、文芸誌とその賞にそれなりに夢をもっている(もっちゃっている)ふしはあるな…。
 そしてこの作品の直後にC・パム・ジャン『その丘が黄金ならば』を読んであーーーこういうのが好きだ〜〜と思って、なんかそういう不満のようなものはふっとんだ。大きい。大きい小説。こういうのがいい。小さい小説がだめなわけではぜんぜんないけど、大きい話を書こうとしたものが狭苦しく感じられるのはやはりつらい。あと長さもよかった。四六版で384ページ。父親が亡くなり子どもたちが埋葬の旅に出る…という筋書きで、本のけっこう前半で埋葬は済んじゃう。その後が長いのがよかった。純文学系の賞はちょっと短いのかもしれない。「自分の書くこの作品とはさほど関係ない」と書いたけど、まあだって短いもんなー。読む人にも書く人にも。この長さの話はもうちょっと掘り下げたい。日記に書きたいことっていろいろあるな。長くなったのでまた今度。
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kachoushi · 6 days
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各地句会報
花鳥誌 令和6年6月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年3月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
撞かるるを待つ梵鐘にある余寒 美紀 春灯や蔦の絡まる家傾ぐ 和子 料峭やいつか御籤でありし紙 緋路 自転車の主婦涅槃寺も突つ切つて 瑠璃 春塵は仁王の筋肉のかたち 緋路 冴返る仁王は金の歯で怒る 慶月 鳥帰る空はとほくて累塚 小鳥 春北風や大釣鐘に隠れたし 風頭 春陰の暖簾に純白の屋号 緋路 貴婦人の大車輪のみ春光に 慶月
岡田順子選 特選句
料峭やいつか御籤でありし紙 緋路 下萌る輪廻途中に道草を きみよ 中華屋の春塵赤き椅子逆さ 小鳥 喪の列の消ゆ式台の春障子 昌文 窓飾る家族の数の紙雛 はるか 白杖のリュックに揺るる桃の花 眞理子 学僧は霞に昼の鐘をつく きみよ 春禽のつがひ卵塔あたたむる 千種 上人の絵のその上の春の雲 俊樹 父性めく陽春の木の温もりは きみよ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
中空を塞ぐ余寒の廃高炉 かおり 曲水の刻安寧の風美し 朝子 曲水宴美しきあぎとの並びたる たかし 春の闇400Hzの着信音 修二 曲水や配流の無念流れをり 同 バッカスの壁画翳ればアネモネも かおり 中也掌に詩片ふりくる春の雪 睦子 野火走る倭建命の影走る 美穂 北窓を開く復興兆す音 朝子 曲水や女人の盃のちと遅れ 久美子 朧の夜幻想一つ二つ三つ 光子 涅槃図の中へ入りたく近道す 美穂 紅をひき三寒四温横切りて かおり
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春日射し昼寝の猫にやはらかに 喜代子 地の息吹すべての芽より放たれん さとみ 卒業生てかる制服光差す 同 雛見れば乙女心もらんまんに 同 啓蟄や老眼鏡に虫眼鏡 都 マネキンに呼び止められし春の窓 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
弁財天の目力強きご開帳 宇太郎 介護士の赤鬼追うて追儺かな すみ子 春動く大鍋洗ひ伏せてより 都 咲く椿落ちし椿も「太郎冠者」 美智子 無縁塚天の供へし犬ふぐり 都 閏日や何して遊ぶ春寒し 佐代子 観音の視線の先に吾と梅と 宇太郎 春氷􄼺曳く吾を映すのみ 悦子 風海へ菜花すみずみ靡かせて 都 薄氷や踏めばナイフの光持つ 佐代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月9日 枡形句会
語り継ぐ作詞の謂れ春の野辺 百合子 陽子師の墓前満開蕗の薹 教 子 雛祭り白寿の母も祝はれて 百合子 一輪の菫映して句碑閑か 三 無 きめこみ雛偲ばる友を飾りけり 文 英 廃屋に繁るミモザの花明り 多美女 揚げ雲雀寺領に紛れ猫眠る 亜栄子 のんびりと牛横たはる春の野辺 幸風 年尾碑に晴れてまた降る淡き雪 美枝子 雲雀生む高原行けば雲の人 白陶 やはらかな春の野の音辿りゆく 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月11日 なかみち句会
消えさうな跡をつなぎて蜷の道 秋尚 磴百段尾道水道朝かすみ あき子 閉院の看板掠れ三味線草 美貴 日溜まりの数多の道も蜷のもの ます江 夜霞の一隅までも大灯台 聰 魚屋の釣銭濡れて春の雪 美貴 目をつむりぺんぺん草の音を聞く 廸子 極楽は泥の中なり蜷の道 あき子 蜷の道水面流るる光の輪 三無 崖下の流れやさしくになの道 和魚 鐘声のこころ震はす夕霞 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
老犬の矍鑠と追ふ寒鴉 清女 造花にも枯れは来たりぬ春愁ひ 昭子 お水送り達陀炎豪快に みす枝 春一番大手拡げて女子高生 昭子 全身を耳に涅槃の法話聞く みす枝 知らずともよき事知りぬ蜆汁 昭子 春眠の夢逝きし子の影おぼろ 時江 生死未だ仏に供へる桜餅 ただし 亀鳴くや遠くて近き爆撃音 みす枝 肩書を減らし北国の雪に住む 世詩明 鄙の里水滔滔と芋水車 時江 つまづいて梅の香りを逃しけり みす枝 浮御堂にそして巨松に春の雪 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月12日 萩花鳥会
鼓草摩文仁の丘の兄の墓 祐子 風神は火の神鳥に野火揚る 健雄 春の空ここは宇宙のど真ん中 俊文 忘れ雪抗ふ漁師海胆を取る ゆかり 忘れ物鞄の中に山笑ふ 吉之 制服の丈短きや卒業生 明子 沈丁花色付く前より香り立つ 美恵子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
合格の電話の声は春光に みえこ 彼岸会へ母一張羅出してをり あけみ 手作りの雛微笑んで雛祭 実加 啓蟄や亡き友ふえて吾は生きて 令子 うららかや押絵の猫に会釈して 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月15日 さきたま花鳥句会
銀翼のきらめく空や木の芽風 月惑 昴座の星を砕きていぬふぐり 八草 古雛の神輿に残る能登の技 裕章 料峭や客船の無き海広し 紀花 杉玉も軒端に馴染む春日影 孝江 亀鳴くや飛鳥の山はみな蕾 ふゆ子 今晩も味噌田楽とまぜご飯 としゑ 雛客の手みやげ酒や国訛 康子 春しぐれ天皇参賀長き列 彩香 春愁や予期せぬ病電子辞書 恵美子 草の芽の小石動かす力あり みのり 浮世絵を抜け出す遊女万愚節 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
不器用は不器用なりに針供養 雪 我が町を春一番の素通りす 同 ぬるむてふ色を湛へて水温む 同 言の葉を育み春をふくらます 眞喜栄 雛飾り声なき顔に語りかけ 同 子供らの古墳探訪山笑ふ 同 道祖神肩を寄せ合ふ春の雪 同 雛見つめゐれば脳裏に母の顔 同 潮の香と水仙の香の一漁村 同 友の葬蝋燭揺らす涅槃西風 嘉和 風に棘あれど春日の燦々と みす枝 遠浅の水美しく蜆舟 ただし 雄叫びを似て左義長の始まれり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
城山をもみくだくかに春疾風 眞理子 春野歩すダルメシアンの脚線美 亜栄子 蒲公英の丘膨よかに母の塔 斉 石鹸玉母の塔まで追ひかけて 亜栄子 涅槃会や外から一人手を合はせ れい 蓬生の城址や鬨の声遥か 炳子 洗堰磧にとよむ雉の声 幸風 機関車に用心深く初蝶来 幸風 ぽつとりと落ちて華やぐ花椿 れい 春塵を淡く置きたる母の塔 芙佐子 啓蟄の句碑のひらがな揺らめける 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月18日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
胸を張り農を継ぐぞと卒業す かづを 四脚門氷雨の中に凜と建つ 和子 僧逝くや枝垂れ桜を待たずして 千加江 畦の径青きまたたき犬ふぐり 啓子 雛の間をちらと横切る男の子かな 笑子 九頭竜に朱を透かせゆく桜鱒 同 鰤大根男料理の後始末 清女 古里に古里の香の土筆摘む 泰俊 上を向き涙湛へて卒業歌 同 陽炎や人の集まる船溜り 同 春塵の経蔵深く舞ふ飛天 同 水ぬるむ色ある如く無き如く 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雛納め飲まず喰はずの官女かな 世詩明 啓蟄や始発電車の一人旅 笑子 花ミモザ抱へふくらむ恋衣 同 けたたまし派手な身振りの春の鳥 同 啓蟄の土嗅ぐ犬の背の丸さ 希子 つくしんぼどこに隠れてゐるのやら 和子 麗しき新幹線で春来る 隆司 陽炎へる無人駅舎の降車客 泰俊 陽炎の中より来たる笑顔かな 同 啓蟄の啓蟄の顔穴を出づ 雪 懐かしやぬるみ初めたる水の色 同 蟲はただ蟲とし穴を出づるのみ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
凍つるべき所に凍つる蝶一つ 雪 着膨れて弟母似吾は父似 同 ぬるみ来し水に映れる何やかや 同 都恋ふ紫式部像に東風 同 幽霊の飴買ふ話木兎の夜 同 春灯下術後の傷を見る夜中 洋子 婚約のナースの話院の春 同 春ショール黄色く巻いて退院す 同 花柊恋に桎梏あればこそ 昭子 春雪や深田久弥の百名山 ただし 春彼岸死んで句友に逢へるなら やす香 親の恩山より高し卒業す みす枝 拙を守り愚直に生きて目貼剥ぐ 一涓 児を一人傘に拾ひし春時雨 世詩明
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fischiff · 2 months
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たんぱく質
飴屋法水
palmbooks
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bearbench-tokaido · 3 months
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三篇 上 その四
かごかきは、困った様子で、 「しかし、他に方法がないのだし。 これなら、眠くなっても、ふんどしのおかげで、落ちることもない。 いやでも、これで、乗っていきなされ。」 と、気の毒そうに言う。 北八もその言いようにおかしくなってきて、これも話の種と乗って行けば、それをみた弥次郎兵衛が、 「ハハハ、白いふんどしで、かごの胴中をくくったところは、まるで、お侍の屋敷での葬式みたいだ。」 その言いように、北八は、 「ええい、いまいましい。そんなことを言うな。」 弥次郎兵衛は、かまわず、 「いやまてよ、葬式だとかごの中には、仏が乗っていてものを言うはずがねえ。 でも、今は、ペラペラしゃべっているから、こりゃ、さしずめ、世に聞こえた罪人ってとこか。」 それを聞いて、北八は、 「ええい、なおいまいましい。もういい。降りて行こう。」 と、ここでかごをおりて、ここまでの金を払った。
さて、二人は、山道をたどって行くが、雨が激しくなってきたので、坂道を滑る様に歩いて、ようやくに中山の宿場に着いた。
この中山の宿場は、白い餅で水飴を包んだ、子育飴の餅が名物である。 弥次郎兵衛と北八は、酒飲みで甘いものは苦手ときてるから、やっとのことで、一つ二つ食っているうちに、雨がさらに強くなっってきた。
ここもとの 名物ながら われわれは 降りだす雨の もちあましたり
などと、弥次郎兵衛が一首詠む。 さて、他にも、この中山には、伝説の無間山の観音寺の鐘があったのだが、今は、その寺の名だけ残っていてないのだという。
この寺に むげんのかねも つきなくし 借金とりに 嘘をつくのみ
それよりこの坂をくだって、日坂の宿場についたのだが、雨はさらに激しさを増してきて、今はもう一歩も進めない状態になった。 あたりの見分けもつかないほど降る雨に、二人も閉口して、とある旅館の軒下で、雨やどりすることにした。
弥次郎兵衛は、 「まったく、いまいましい。はでにふるもんだ。」 それに答えて、北八、 「花屋が、看板の代わりに植える柳の木じゃあるめえし、いつまでも軒下に立ってもいられない。 しかたがない。 弥次さん、大井川は越したんだし、この宿場に宿を取ろうじゃねえか。」 弥次郎兵衛は、首を振り振り、 「ふざけるない。今何時だと思ってるんだ。まだ昼飯時だろう。 今から泊まってどうするんだ。」 その様子を聞いていた旅館の婆が 「この雨じゃ、身動き取れませんで。お泊りなさい。」 と、声をかけてきた。
北八、その声に振り向いて、 「いや、こりゃ泊りたくなった。弥次さん、見ろ。 この宿には、もう女性客が、大勢泊っているようだ。」 弥次郎兵衛は、眉間にしわを寄せて、北八の言う方をふりむいたが、急に顔をほころばせて、 「おや、確かに大勢いる。」 それに覆いかぶせるようぬに、 「さあさあ、お前さんがた、泊りなさい。」 と、いう婆の声が聞こえる。 「そうだな、この雨だ。そのほうがいい。」 と、弥次郎兵衛は、先ほどとは打って変わって、ニコニコしながら、北八を促すと、さっさとこの宿に入っていった。 この宿で二人は足を洗って、すぐに奥の次の間に通り、弥次郎兵衛が、 「これこれ、女中さん、白湯があれば一杯くんな。」 と、問い掛ける。 「はいはい、ただいま、持ってきましょう。」 と、すぐに白湯を持ってくる。
弥次郎兵衛は、 「よしよし。北八、昨日の薬をだしてくれ。」 と、北八に、 「腹痛が痛いのか。くだらない冗談でも聞かしてやろう。」 と、くだらないことを言っている北八に、弥次郎兵衛は、腹をさすりながら、 「ええい、馬鹿なことをいわないで、早くくれ。」 「そりゃ、ガスが溜まっただけだ。豆でも、食やなおるわ。」 と、なおも洒落ているので、弥次郎兵衛は、いらいらしながら、 「ええい、そんなことはどうでもいい。早く薬を出してくれ。」 「わかった。わかった。さてと、田町の反魂丹はどこだったか。 ああ、あった、ほれ、手を出しな。」 と、北八が、ようやく弥次郎兵衛に渡す。
ところで、この反魂丹とは、下痢、腹痛、暑気あたりなどに効果のある、その当時の家庭常備薬で、その頃の旅人は、たいてい持っていた。
弥次郎兵衛は、北八から引っ手繰るように受け取った。 「どれ、二つも飲めば効くだろう。」 と、クスリをよく確かめもせずにガリガリと口に入れてかみ砕くと、 「なんだ。こりゃ、胡椒だ。ああ、辛い辛い。」 この胡椒も、その当時は健康薬として、旅人が持ち歩いていた。
北八は、笑って、 「ハハハ、それは、胡椒だったか。 どれどれ、えーと、ああ、ここに錦袋円がある。それこれだ。」 弥次郎兵衛は、 「錦袋円か。これならいいだろう。」 と、錦袋円の包紙をあけて、薬を口に放り込む。 この錦袋円も万病に利くという家庭薬で、包のなかにブリキ製の小さな観音が入れてあった。
弥次郎兵衛は、顔をしかめて、 「ガリガリ、ガリガリ、ああまた何か変なものを食わしやがった。ペッペッ。」 北八は、 「どれ見せな。いやこれは観音様だ。」 「ほんとだ。観音様の頭を、かみ砕いてしまった。ハハハ。」 と、弥次郎兵衛は、慌てていたので、観音様まで飲み込もうとしていたのだ。
そこへ、女中がやってきって、言った。 「御膳をあげましょう。」 「五膳。いや、三膳も食べればたくさんだ。」 弥次郎兵衛は、 「また、こいつは、減らず口を叩く。 まったくやかましい男だ。黙ってしゃべれ。」 と言うと、北八は、鼻で笑う。 この間に膳も出て、いろいろ洒落冗談をいいながら、飯を食べはじめた。
弥次郎兵衛は、先ほどから気になってしかたがなかった事を、今、思い出したという風に女中に聞いてみた。 「ちょっと聞くんだが、奥の客人は女ばかりみたいだが、ありゃなんだね。」 女中は、ニコニコしながら答える。 「みんな、巫子でございますよ。」 「巫子ってことは、人の霊魂を呪術や神がかりで呼び出す霊媒ってことか。」 弥次郎兵衛が、さらに聞くと、女中は、肯いている。 それを聞いて、弥次郎兵衛と北八は、顔を見合わせにんまりしている。 女中が、奥の客人は巫子だというのを聞いて、北八は、 「そりゃいい。ぜひ、誰かの霊をだして貰いたいもんだ。」 弥次郎兵衛も興味津々で、 「俺もそうしたいが、もう時間が遅かろう。 四時をまわると、霊が寄り付かないと聞いた事がある。」 と、言うと、女中は、少し首をかしげて言う。 「お客さん、まだ、二時を少しまわったところですよ。」 弥次郎兵衛は、 「そそ、そんなら聞いてみてくんな。 俺の死んだかみさんを呼んでもらおう。」 と、ひざをのりだす。 「おお、『おつぼ』の事か。こりゃ懐かしい。」 北八も、うれしそうに答える。(発端の章、参照)
「それじゃ、今聞いてきましょう。」 と、女中が立っていくと、この間に食事もすみ、帰ってきた女中が、巫子が承知した、というので、弥次郎兵衛と北八の二人は、奥の座敷へ入っていった。 すると、そこにいる巫子は、口寄せ(交霊)の道具の箱を持ち出して、その中から、商売道具の弓矢などを取り出し、姿勢をただしている。 すると万事心得たこの旅館の女中が、水をくんで持ってきた。 弥次郎兵衛は、『おつぼ』と『おふつ』(発端の章、参照)の事を思い出しながら、巫子の言うように、そこにある葉に水をつけて振ると、巫子は、まず神下ろしを始めた。
巫子が何やらしゃべり出した。 「そもそも謹み敬って申し奉るは、上に梵天帝釈、四大天王、下界にいたれば閣魔法王、五道の冥官、我が朝は神国の始め、天神七代、地神五代の御神、伊勢は神明天照皇大神宮、外宮には四十末社、内宮には八十末社、雨の宮風の宮、月読日読の御命、北に別宮鏡の社、天の岩戸大日如来、朝熊岳福智慧円満虚空蔵、そのほか日本六十余州、総じて神の政所、出雲の国の大社、神の数が九万八千七社の御神、仏の数が一万四千三の霊場、冥道を驚かし、ここに請じ奉る。」 「はあ恐れ有りや。 このときに、此の此の方の諸精霊、代々の仏たち、弓と矢のつがいの親、一郎どのより三郎どの、番も変われ、水も変われ、変わらぬ物は五尺の弓、一打ち打てば寺々の仏壇に響く納受。」 何やら難しい呪文ともお経ともつかないものを二人は神妙に聞いている。 「やれやれ、懐かしい。よく水を向けて下さった。 お前の妻が出てくるところだが、娑婆にいたとき精進が嫌いで、肴は骨まで食やった報い、今は牛鬼になって、地獄の門番をしていらるるゆえ暇がない。それでわしが出ましたぞや。」
さて、その代理の霊は誰の霊か、弥次郎兵衛が質問する。 「おめえ誰だ。わからねえ」 それに、巫子に付いた母の霊がこたえる。 「ああ、私は、お前さんの唐の鏡じゃ、子宝どのよ。」 北八それをきいて、 「唐の鏡ってことは、弥次さん、お前のお袋さまじゃねえか。」 弥���郎兵衛も納得して、 「ははん、おふくろか。そなたにゃ用はない。」 と、がっくりきた様子で答える。
つづく。
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trkmynz · 6 months
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某月某日 
仕事から帰宅して、某実況者が雑談配信してたのでリアタイした。体はおしまいだった。内臓が痛い。ベッドで横になりながらスマホいじったりゲームをした。お腹が空いたので、鶏肉とご飯を食べた。洗い物と片付けをした。
某月某日
体調不良。「おかえり、こっち側の集い」というバラエティ番組の録画をみた。オードリー若林さんと水卜アナがMCをしている。こっち側とは、騒ぐことや目立つことが苦手な人たちのことらしい。ゲストの話もめちゃくちゃ面白いが、オープニングの若林さんと水卜アナのトークも面白かった。
テレビをみていない時間は、欲しいもののことや、貯金のことを考えていた。
某月某日
昨夜から今朝、なんか暖かいなーと思ったら20℃以上あったらしい。タオルケット1枚で寝た。今11月やぞ?昼も26℃〜28℃になると知り、少しムカついた。
休日は身支度するのも外へ出るのも面倒くさい。部屋着でだらだらし続けたい。でもやりたいことはたくさんあって、買いたいものもある。ということで、結局出かけた。
100均と本屋に何店舗か行ったが、最後に行った本屋でシールとノートを買った。その後ミスドでコダックドーナツを買った。
家からまあまあ近い駅前の店だったので、かなり雑な身だしなみで出かけたが、都会だったらおしゃれしないと恥ずかしくなってしまう。今住んでいる街が都会じゃなくてよかったと思う。
深夜に某実況者が私の好きなゲームの実況を配信してたらしい。翌日が仕事のため、みないで早く寝た。
某月某日
ひとりで川越へ行き、食べ歩きをした。チーズタルト、チーズケーキ、ポテトアップルパイ、いちご飴。美味しかった。
翌日は雨で、なんとなく引きこもるのがもったいないから晴れている今日は出かけよう、と来てみたものの、食べること以外に特にすることもなく早めに駅へ戻った。本屋で料理の本を買い、ニトリで皿を買った。
帰宅後、19時から23時までずっとフジテレビの番組を観ていた。
某月某日
友達の誕生日だなーと思いながらも連絡できなかった。なんとなく。
精神的に終わりを迎えているような気がした。
メンタルの回復方法を考えた。あらゆる電子機器を充電する、とにかく食べる、とにかく飲む、音楽を聴く。救われたい。
俳優の金澤美穂さんの喋り方が好きだなぁと、録画したテレビ番組を観ながら思った。
やり残した仕事のことを考えてしまってつらいので、これまた録画した「ミラベルと魔法だらけの家」を観た。家族みんな魔法を使えるのに、自分だけが使えない。自分だけが特別じゃないって苦しい。最終的にハッピーエンドでよかった。
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shukiiflog · 8 months
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ある画家の手記if.100 冷泉慧鶴視点 告白
このままでいさせてくれないか このままの俺じゃあだめか 誰かと誰かが関わるとき、譲歩や折衷ではなくて 劇的な変化が必要なら 必然それが訪れるまで 俺は立ち尽くす以外にどうあればいい
普段ならこの時間は部屋のステレオで曲を流してるんだが、病人に余計な音は身体にさわるかと思って控えた。 自分が根っからの低体温でそんなに熱も出さない方だからまったくの手探りだが、少ない実体験や疼痛時の具合の悪さから推し量って、あとは発熱の対処についてググってでもみるか。ネットにふれるのは好きじゃないんだがそうも言ってられん。
とりあえずキッチンではちみつレモンを作ってあっためたのをマグに入れる。トレーの上に解熱剤と普通の水も置いて、解熱剤って食後だったかと思って粥も作って添えて、寝室に持ってく。 今更ながら、トレーから食器類までガラスや透明な素材尽くしで、こころばかりにステンレス素材が混じる程度。もうモノを買うときに透明度でチョイスしちまうのは嗜好やらこだわりというより惰性に近い。 香澄は三つある寝室のうちベッド以外ほぼ何も置いてない部屋に寝かせてる。 「はいよ。粥と白湯と解熱剤とはちみつレモン。粥には余計なもんは一切入れてねえ、味気なくてまずけりゃ適当に残せよ」 苦手なもんやアレルギーがないか先に聞きゃよかったな。 はちみつレモンは前に買って渡したら普通に飲んでたから大丈夫かと思ったが、香澄の場合その辺どうだろうな。 「わぁ…かいじゅうのマグだ…!」 ベッドの上で俺が乗せた毛布に何重にも包まれた香澄が毛布の隙間から目を輝かせてる。 「最近買ったばっかだった。いいタイミングで熱出したな」 笑って言いながら別室からデカくて重たいシェーズロングを運んできて、ベッドの隣に置く。ちょうどリビングから寝室に移動させてたからこいつは破片を受けずに済んだ。 いつまでもマグと見つめあってっから「冷めるぞ」って横からつっこむ。 簪買ってやって以来、なんとなく目につくんで物を買うとき、ついコイツのグッズ買っちまってる。ポップな色合いの恐竜みてえな怪獣、プラントン。似たデザインも多いんで間違えて買わねえように公式の商標まで調べちまった。子供でも使って平気なようにかどれもガラス製品じゃねえから、逆にこの家ではこのマグは浮いてる。 スタンプは香澄に送ったら喜ぶかと思って買ったが、直人には使ってやらねえ。 「…こういうの、俺とかが使っていいんですか…?」 遠慮がちに訊かれた。これは潔癖についてか?公言してあるから遠慮せんでいいんだがな。 「潔癖症じゃねえんだ、厳密には。専門医にかかったわけでもねえし、ただ他人に迷惑かける範囲が似てるから便宜上そう触れ回ってるだけで。まったく平気なもんもタイミングもあるから、気にせず使えよ」 気にせずっつったってまるで気にかけねえわけにもいかねえだろうし、難儀な体質で悪いな。ってだけ言い添える。 どういう線引きかは俺にも分からんが、香澄が使ったあとのモンはよく洗えば捨てずに済みそうではある。 この前さんざん直人を殴った本も捨てずに済んでる。直人が寝てたベッドはマットレスとリネンと枕だけ捨てて買い換えた。 はちみつレモンをちびちび飲んでる香澄に向かって言う。 「俺はなかなか熱出したりしねえから正直対処がわからん。必要なものやして欲しいことがあったらお前から言えよ」 「でも、こうして寝かせてもらえてるだけでも楽だし、…これ以上迷惑かけられないです」 シェーズロングから上半身を起こして香澄と少し体を近づけて向き合う。 「まだお互いによく知らねえ。それでもここで養生させるって言い出した以上、その責任はとらせてくれよ。病人に頼むのも気が咎めるが、俺一人じゃ察しがつかねえことが多いから協力してくれねえか?」 安心させるように笑って言ったら香澄は素直に小さく頷いた。 「マグがよく似合ってんな」 はちみつレモンの入ったプラントン…かいじゅうのマグを手にしてる香澄に素直な感想を述べたら、嬉しそうに笑った。
持ってきたトレーはガラス製だから意識の端に留めながら香澄が食べ終わるのを待つともなしに隣で淡々とノーパソ使って仕事をこなして、食べ終えたタイミングでさっさとキッチンに引く。 「あの、俺自分で引けます」 「寝てろ寝てろ。またガラスにぶつかるぞ?」 洒落にも冗談にもならねえが、迂闊に動かねえようにさせとくのにはこう言うのがいいだろう。 香澄の寝てる寝室��、この家で唯一ガラス製品を一つも置いてない。この部屋に置いてる限り同じ事故は起きねえだろう。 俺に例の疼痛が起きたときはいまだにみっともなくあちこちに体をぶつけてねえと耐えられねえから、その時のための部屋だ。 こんなガラスばりの空間に暮らしてても、俺は自傷行為じみた発想でそうしてるわけじゃあない、…そう思いたい。
この部屋に俺が招き入れた ようやく大事にしたいと思え始めた人間に 歩み寄ろうとして …間違えたのか、俺は …昨日までの自分を綺麗に捨てて一新でもしなけりゃ誰かを大事にすることがかなわねえなんて そいつは逆だろう、変わるためにはそれまで継続した土台が必要だ この部屋からガラスだけ全部叩き出したって  俺は誰かと寄り添うために自分自身の身を削ぐような方法は一切とらない  それが 自己犠牲じみた自傷的な寄り添い方が 否定してやらなきゃいけなかった直人の眩暈を容認して俺や他人への暴力に発展させた、あいつを加害者に仕立てたのは俺だ 笑い話だな 寄り添うなんてことがどういうことか何も分かっちゃいないだろうに この部屋はなんだ ガラスを時に俺は自分でわざと割って 何がしたかった 「………」 俺を最初にガラス細工に喩えたのは中郷稔だ。 直人が似たようなことを言い出したのが奴の影響かどうかは知らねえが、意味合いや向けられた感情は似てるようで違った。 直人はガラス細工の美しさを無邪気に称えてんだろうが、 ”美しいが無色透明な物質の屈折を見てはたして何を美しいと言ってるのか、まざまざと見える屈折そのものかもしれないな” 中郷稔があのうすら笑みで穏やかに述べたのは皮肉だ。一見美しいと持て囃される俺には 屈折しかないと。 反駁は簡単だ、屈折そのものに可視性を与えるのはガラスって物質だろう 屈折してはじめて可視性を得るにしたって、無色透明であっても、存在しないわけじゃあない、屈折する限り誰の目にも明らかなように。 ああ、嫌になってくる、こんな小理屈、言葉遊びにいちいちムキになるほど苛立つことに。
体温計を持って寝室に行ったら香澄はよく眠ってた。 部屋の間接照明の光度を静かに落としておく。 寝返りをうって少し捲れた毛布を整えてやってから、隣のシェーズロングに静かに腰掛ける。 ケータイで直人に簡単に現状と香澄の様子だけ伝えてから、返信を待たずにケータイを閉じた。 正直今回のことであいつにも情にも絶縁されてこれっきりになるかとも思ってたがそうはならなかった。 今日ばかりはリビングに座り込んでるわけにもいかねえな。どうせそんなに睡眠が必要な体質でもねえし、今夜はここで急変がないか見とくか。 いつでも車を出せるように酒類を控えて、いつも通り適当にナッツ類だけ夕飯がわりにつまむ。 レザーも毛皮も好んで着るし牛乳も飲む、ヴィーガンってわけじゃねえけど、豆とかナッツ類ばっか昔から食うから直人に「ハムスターみたい」って言われたな。 生徒からは「吸血鬼なんじゃないか」とか噂されてたのも思い出した。そっちはまあまあ的を得てんのかもな。人前で飲み食いしねえし、日焼けに弱いんで陽は避けて歩く癖がある、夜型で朝に弱いから午前の講義は持たねえようにしてる、この西洋人の血筋まる出しの色素と容姿に痩せきってて青白い肌、極めつけに外出先で不意に鏡にうつるのが嫌いとくりゃあな。鏡に関しちゃ自室でヘアケアするときなんかは気にならねえんだが。 そういうもんを生き辛く感じたのは今よりもっと若い頃だ。 もう開き直ってそれなりに俺は俺の人生を楽しめてると自負してる、勿論。こんな歳になってまで何かのせいにして言いたい不満なんてみっともなくて抱えてられるか。 これで満足だと言えるんだ、
このままでいさせてくれないか
このままの俺で
このままではまともに関われないか?
関わりたいと思えた矢先のこの事故だった
相手が望まないなら俺にはどうしようもないから、なら相手にとって安全な距離感にとどまって そこからできることを尽くそうと
それも、結局は正当化への逃げだった
香澄からもらった飴細工を間接照明越しにじっと眺めながら時間はゆっくり過ぎていった
深夜にさしかかって少し熱が上がってきたのか、苦しげに寝返りを打ちながら顔を顰める香澄の体を少し起こしてやって、意識のはっきりしてない人間にどこまでが危険か正確な判断はつかないものの、水差しで少しずつ水を飲ませながら、解熱剤を与えた。 一応喉に詰まらせずに飲み込めたのを確認してから、濡らしたタオルを香澄の額に当てておく。 もう一枚濡らしてからあっためた方のタオルで、香澄の首回りや顔の汗を拭いてすっきりさせる。 心中で身構えたほどの嫌悪感は香澄の身体への接触には湧かなかったものの、他人に触れて看病する自分ってモンがあまりにこれまでと乖離しすぎてて、その齟齬が…今更滑稽だとせせら笑うように俺の心のどこかを引き攣らせた。 足に疼痛の前兆。「……」 まずいな ガラス製品のない部屋は香澄を寝かせたここしかない 背中に腕を回して抱き上げてた香澄の体をベッドの中に綺麗に寝かせて、毛布をかけ直す。 ちゃんと眠ったのを確かめてから、音を立てないように静かに一人、壁伝いにリビングへ出る。 流石にガラス塗れのここじゃどうにもならねえな 隣の二つ目の寝室に入って床に蹲る 痛む足を抱えこんでさすったり額を擦り付けたりしながら身体を揺らして時間が過ぎるのを待つ 幼い頃からあるこの疼痛は、リウマチに似てるとかなんとか言われたものの結局なんなのか判明してない 何がなぜ痛んでるのかも 効く薬も治療法もなく治りもせず今だ 起きれば過ぎるまで耐えるしかない ストレス性だとかもよく言われたもんだが俺にストレスなんてねえしなぁ 耐えるしかなくても耐えられないほどじゃない もっと耐えられないことはいくらでもある
見通しがよけりゃよかったんだ 何もかも隠れられない 隠せない空間に居さえすれば そんな場所はどこにもないならせめて 自分で自分に用意してやるしかなかった こんな歪な形になっても それでよかったんだ俺は それが 香澄に牙を剥いた 床でのたうってた体がコート掛けを引っかけて倒して
ああ ツケがきたかと 
思う暇もなかった コート掛けがガラスのテーブルの上に倒れて
テーブルが横にあった全身鏡を割って 砕け散った大量の破片が俺の体に降り注いだ
香澄視点 続き
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jinsei-pika-pika · 1 year
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スタジオボイス 
(vol.132/1986.12)
江戸川乱歩ミステリアスフリーク:飴屋法水,甲田益也子,戸川純,中川比佐子,溝口舜亮,高倉美貴,丸尾末広…
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wonkodnko · 4 months
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M.M.M SPECIAL Cassette book (1988) comic LAST IRONY Takeharu Ito
Norimizu AMEYA
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tabisurukami · 11 months
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旅スル紙新作
「新ばし飴 北アルプス × 常念小屋」
松本市にある創業から約170年の飴店「新ばし飴」と北アルプスの「常念小屋」と旅スル紙のコラボレーションです。
北アルプス(常念岳)と常念小屋のデザインに、新ばし飴の「まめ板」が入っています。
常念岳をモチーフにした小箱です。日本アルプス・常念小屋をモチーフにした赤い屋根のロゴマークが入っています。
旅スル紙展 in TOKYOでお披露目となりました。
東京で購入することができるのは、写真企画室 ホトリだけです。
松本では、「手仕事商會 すぐり」、「新ばし飴」でお買い求め頂けます。常念小屋にもヘリコプターで山の上まで運ばれましたので、購入することが可能です。
◆新橋屋飴店(新ばし飴)
新橋屋飴店(新ばし飴)は松本市にある創業から約170年の飴店です。
今も昔ながらの製法を守り、安曇野産もち米と国産大麦麦芽、そして松本のおいしい水だけでつくった飴を販売しています。
◆まめ板
落花生を練り込んだ香ばしい「まめ板」は、新橋屋飴店でも一番人気の商品です。もち米から作った米飴に水飴を加え、薪の火でぐつぐつと煮つめます。この火加減で飴のでき具合がきまります。頃合をみはからって、皮をむいたばかりの落花生をまぜあわせ、火からあげて粉をしいた台の上で、のし棒を使ってうすくのばします。飴が冷めきらないうちにこれを手で割ってできあがり。
米飴のさっぱりした甘みと、落花生の香ばしさ、歯ごたえのよさが辛党男性にも支持されております。

※まめ板は飴を長時間煮詰めることにより甘みが少なくなってしまうので少量の砂糖を加えています。
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◆日本アルプス常念小屋
常念小屋~日本百名山常念岳と横通岳の鞍部に建つ100年の歴史を持つ山小屋です。
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shinoblog-22 · 1 year
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牛乳パンの記録4&5- 信州あずみの ぱんのわ& 小林製菓舗「牛乳パン」
友達と長野駅で待ち合わせて善光寺と美術館へ行くことになったので、せっかくだから長野駅周辺で牛乳パンが買える店がないかなと調べたところ、とても丁寧に牛乳パンが買える店をまとめてくれているステキなページに出会えた。
ステキなページはこちら
たくさんある店の中から、立ち寄りやすい場所にある店をピックアップして牛乳パンを2つ購入。
1個目は 信州あずみの ぱんのわ TOiGO店の牛乳パン。こちらも冷蔵ケースに陳列している生タイプ(?)と、常温で陳列しているものと2種類ある。とりあえず今回は常温タイプを購入。
2個目は小林製菓舗の牛乳パン。MIDORI長野 1Fのキタノフーズに行って見たけど売り切れていたので焦ったけど、近くのながの東急百貨店B1Fの東急フードショーで無事に購入。ステキなページでレジ横の陳列棚にあると教えてくれていたので探さずに購入することができた。買い回りに付き合ってくれた友人に感謝!
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実食は翌日の朝食に。レンタカーの予約時間がありバタバタしていたので、サイズ計測は友人におまかせ。分け合って感想を言い合いながら食べるのは楽しかった。
【信州あずみの ぱんのわ】
さすがパン屋で売っている牛乳パン、生地が美味しい!クリームも美味しかった。バタークリームを使用、と説明があったけど、全くしつこい味はせず美味しかった。こうなると生タイプも気になる。レトロタイプのパッケージに入ったものもあるようなので、また買いに行きたい。
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名称: 牛乳パン 購入店: 信州あずみの ぱんのわ TOiGO店 製造者: (有) buono 製造者住所: 長野県安量野市蓼科高家2287-31 購入日: 2023/4/26 サイズ(外寸)ミリ: W155×H90×D80 重量: 168g 原材料名: 小麦粉(国内製造)、ファットスプレット、砂糖、マーガリン、発酵風味料、イースト、脱脂粉乳,大豆蛋白,食塩/加工澱粉、香料、乳化剤、酸化防止剤(V.E.カテキン)、着色料(カロテン)、増粘剤(加工澱粉)、pH調整剤,(一部に小麦・乳成分・卵を含む) 価格(税抜): 280円 消費期限: 2023.04.27 熱量(1包装あたり): 349kcal たんぱく質:6.7g 脂質:13.9g 炭水化物:49.1g 食塩相当量:0.41g
【小林製菓舗】
生地はぱんのわのものと比べると、ふわふわ感がやや足りないものの、スーパーで流通しているタイプのものより美味しかった。クリームも美味し。こちらのパンは、「※昭和30年から続く製法と配合により、イーストフードは使用しておりません」だと。それでこれだけふわふわしているのなら、何の問題もない。こちらもまた食べたい美味しさでした。
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名称: 牛乳パン 購入店: ながの東急百貨店B1F 東急フードショー 製造者: 有限会社小林製菓舗 製造者住所: 長野県長野市豊野町豊野1083 購入日: 2023/4/26 サイズ(外寸)ミリ: W150×H125×D40 重量: 174g 原材料名: "小麦粉(国内製造)、糖類、全卵、乳類、マーガリン、水飴、澱粉、加糖ミルクペースト、生イースト、食塩/香料、乳化剤、酒精、グリセリンエステル、カゼインNa、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に小麦・乳・卵・大豆を含む) ※昭和30年から続く製法と配合により、イーストフードは使用しておりません" 価格(税抜): 240円 消費期限: 2023.04.28 熱量(1包装あたり): 387kcal たんぱく質: 6.7g 脂質:19.9g 炭水化物:45.2g 食塩相当量:0.5g
今回2つの牛乳パンを食べ、また私の中の新たな牛乳パンスイッチが押された。再開眼。Google Mapのマイマップで牛乳パンマップを作ったので、隙間を縫って買いに行くぞー。
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kachoushi · 4 months
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各地句会報
花鳥誌 令和6年2月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年11月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星の出るいつも見る山鳥渡る 世詩明 人の世や女に生まれて木の葉髪 同 九頭竜の風のひらめき秋桜 ただし 太陽をのせて冬木の眠りけり 同 生死また十一月の風の音 同 朝湯して菊の香に上ぐ正信偈 清女 懸崖の赤き菊花の流れ落つ 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
秋空の深き水色限りなし 喜代子 故里は豊作とやら草紅葉 由季子 菊花展我等夫婦は無口なり 同 しぐれ来る老舗ののれん擦り切れて 都 狛犬の阿吽語らず冬に入る 同 謎々のすつきり解けた小春の日 同 杣山の織火となりぬ紅葉山 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路 逝く秋をくづれゝば積み古書店主 順子 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 太き棘許してをりぬ秋薔薇 和子 弥陀仏の慈顔半眼草の花 昌文 綿虫のうすむらさきや九品仏 小鳥 参道で拾ふ木の実を投げ捨てる 久 綿虫は仏の日溜りにいつも 順子 香煙はとほく菩提樹の実は土に 小鳥
岡田順子選 特選句
腰かける丸太と秋を惜しみけり 光子 九品の印契結ぶや冬近し 眞理子 古に大根洗ひし九品仏 風頭 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 奪衣婆の知る猿酒の在り処 光子 神無月ならば阿弥陀も金ぴかに 俊樹 蚤の市に売る秋風と鳥籠と 和子 下品仏とて金秋の色溢れ 俊樹 綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ありきたりの秋思の襞を畳みをり かおり 秋日入む落剝しるき四郎像 たかし 返り花ままよと棄つる文の束 美穂 凩や客のまばらな湖西線 久美子 凩のやうな漢とすれ違ふ 睦子 小鳥来る小さなことには目をつむり 光子 流れ星キトラの星は朽ちてゆき 修二 凩に雲や斜めにほどかれて かおり 人肌を知らぬ男のぬくめ酒 たかし 老人が老人負うて秋の暮 朝子 冬の日や吾が影長く汝に触れて 同 身に入むや妣の財布の一セント 久美子
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令和5年11月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋思消ゆ「亀山蠟燭」点せば 悦子 この町へ一途に滾り冬夕焼 都 新蕎麦を打つ店主にも代替はり 佐代子 添ふ風に方位はあらず狂ひ花 悦子 HCU記号音満つ夜の長し 宇太郎
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令和5年11月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
トランペット響く多摩川冬に入る 美枝子 竹林の風音乾き神の留守 秋尚 公園の隣りに棲みて落葉掃く 亜栄子 句碑の辺の風弄ぶ式部の実 同 新のりの茶漬に香る酒の締め 同 歩を伸ばす小春日和や夫の癒え 百合子 朔風や見下ろす街の鈍色に 秋尚 ぽつぽつと咲き茶の花の垣低き 同 リハビリの靴新調し落葉ふむ 多美女 濡れそぼつ桜落葉の華やぎぬ 文英 露凝りて句碑に雫の朝かな 幸風 大寺の庭きりもなや木の葉散る 美枝子 山寺の風の落葉を坐して聞き 三無
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令和5年11月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
風除の日だまりちよっと立ち話 和魚 風除の分厚き樹林影高き 秋尚 揚げと煮し切り干やさし里の味 あき子 薄日さす暗闇坂に帰り花 史空 渦状の切干甘き桜島 貴薫 切干や日の甘さ溜め縮みたる 三無 風除けをせねばと今日も一日過ぎ 怜 切干や少し甘めに味継がれ 秋尚
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令和5年11月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
確かむる一点一画秋灯下 昭子 幽玄な美女の小面紅葉映ゆ 時江 釣り糸の浮きは沈みし日向ぼこ 三四郎 六地蔵一体づつにある秋思 英美子 赤い靴なかに団栗二つ三つ 三四郎 着飾りて姉妹三人千歳飴 ただし 正装で背中に眠る七五三 みす枝 雪吊の神の恐れぬ高さまで 世詩明 七五三五人姉妹の薄化粧 ただし トランペット音を休めば息白し 世詩明
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令和5年11月14日 萩花鳥会
夜鴨鳴く門川住居六十年 祐子 捨てられて案山子初めて天を知る 健雄 ゴルフ玉直ぐも曲るも秋日向 俊文 山茶花や現役もまた楽しかり ゆかり 舟一艘ただぼんやりと霧の中 恒雄 献茶式津和野城下や朝時雨 美惠子
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令和5年11月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋の暮百均で買ふ髪飾 令子 虫食ひの跡そのままに紅葉かな 紀子 背の丸き鏡の我やうそ寒し 同 小春日や杖つく母を見んとする 令子
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令和5年11月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
小春日や日々好日と思ひたり 世詩明 禅林を通り来る風秋深し 啓子 何事も無き一日や神の旅 同 炉開きの一花一輪定位置に 泰俊 一本の池に煌めく櫨紅葉 同 三猿を掲ぐ日光冬日濃し 同 立冬こそ自己を晒せと橋の上 数幸 小六月笏谷石は饒舌に 同 如何にせん蟷螂は枯れ僧恙 雪 猫じやらしもて驚かしてみたき人 同 一匹の枯蟷螂に法の庭 同
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令和5年11月17日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
小鳥来る赤き実に又白き実に 雪 幽霊の出るトンネルを抜け花野 同 おばあちやん子で育ちしと生身魂 同 見に入みぬ八卦見くれし一瞥に やす香 時雨るるやのつぺらぼうの石仏 同 近松忌逝きし句友の幾人ぞ 同 季は移り美しき言葉白秋忌 一涓 菅公の一首の如く山紅葉 同 落葉踏み歩幅小さくなる二人 同 冬ざれや真紅の句帳持ちて立つ 昭子 今日の朝寒む寒む小僧来たりけり やすえ
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令和5年11月17日 さきたま花鳥句会
からつぽの空に熟柿は朱を灯し 月惑 白壁の色変へてゆく初時雨 八草 六切の白菜余すひとり鍋 裕章 一切の雲を掃き出し冬立ちぬ 紀花 小春日や草履寄せある躙口 孝江 柿を剥く母似の叔母のうしろ影 ふゆ子 いわし雲よせ来る波の鹿島灘 ふじ穂 鵙たける庵に細き煙たつ 康子 雲切れて稜線きりり冬日和 恵美子 水鳥の羽音に湖の明けにけり 良江
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令和5年11月18日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
紫のさしも衰へ実紫 雪 蟷螂の静かに枯るる法の庭 同 二人居て又一人言時雨の夜 清女 母と子の唄の聞こゆる柚子湯かな みす枝 還りゆく地をねんごろに冬耕す 真栄 帰省子を見送る兄は窓叩く 世詩明 人に無く芒にありし帰り花 同 香水の口よりとどめさす言葉 かづを 時雨をり故山の景を暗めつつ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
浮寝鳥日陰に夢の深からむ 久子 呪術にも使へさうなる冬木かな 久 無敵なる尻振り進む鴨の陣 軽象 冬日和弥生も今も児ら走る 同 冬蝶の古代植物へと消えぬ 慶月 谿の日を薄く集める花八手 斉 冬天へ白樫動かざる晴れ間 慶月 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 旋回す鳶の瞳に冬の海 久 冬の蜂おのが影這ふばかりなり 千種 水かげろうふ木陰に遊ぶ小春かな 斉
栗林圭魚選 特選句
竹藪の一画伐られ烏瓜 千種 遠富士をくっきり嵌めて冬の晴 秋尚 白樫の落葉急かせる風のこゑ 幸風 切り株に鋸の香遺る冬日和 久子 四阿にそそぐ光りや枯れ芙蓉 幸風 白樫の木洩れ日吸ひて石蕗咲けり 三無 小春の日熊鈴つけしリュック負ひ 同 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 寒禽の忙しく鳴ける雑木林 貴薫 草の葉を休み休みの冬の蝶 秋尚 逞しく子等のサッカー石蕗咲けり 亜栄子 甘やかな香放ち桂紅葉散る 貴薫 あづまやの天井揺らぐ池の秋 れい
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令和5年11月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
薄き日を余さず纏ふ花八手 昌文 耳たぶに冬の真珠のあたたかく 和子 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 雪吊をおくるみとして老松は 緋路 冬空を縫ふジェットコースターの弧 月惑 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 上手に嘘つかれてしまふ裘 政江 嘘つつむやうに小さく手に咳を 和子 手袋に言葉のかたち作りけり 順子
岡田順子選 特選句
池一枚裁ち切つてゆく鴨の水尾 緋路 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 自惚の冬の紅葉は水境へ 光子 玄冬の塒を巻きぬジェットコースター 同 光圀の松は過保護に菰巻きぬ 同 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 雪吊を一の松より仕上げをり 佑天 不老水涸れをり茶屋に売る団子 要 遊園地もの食ふ匂ひある時雨 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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