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yktkn · 5 years ago
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棺桶
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yktkn · 5 years ago
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Bitch,Don’t Kill My Vibe散文 
先日友達ずの付き合いでクラブに出向いた。
久しぶりに倧きな音で聎く奜きなゞャンルの音楜は僕の気持ちを高揚させた。しかし、呚りを芋枡せば男女入り乱れお銬鹿隒ぎする者もいお、䞍玔異性亀遊が倧嫌いな僕はできるだけその光景を芋ないように努めた。
その時流れおきた曲が、衚題のKendrick Lamar「Bitch,Don’t Kill My Vibe」だ。今の気分にこれほどマッチした曲は無いず、僕はたさにヒップホップよろしくDJに感謝した。DJをみるずストリヌト系のファッションに身を包んだチャラそうな若いや぀だったので、お前がこの曲をかけるのかず、䞀瞬戞惑ったが、たあ曲に眪は無い。僕はしみじみずこの曲に耳を傟けながら銖を小さく瞊に振っおいた。
偶然知り合いの女の子が僕の前を通りがかり、声をかけおきた。圌女もこんなずころで、ず驚いた様子だったが、挚拶も早々に僕は蚀った。
「今流れおる曲ᅵᅵ僕の感情を衚しおるんだ。Bitch,Don’t Kill My Vibeだね」
圌女は満面の笑みで蚀う。「最高ですね」
「うん」僕は倧きな声で返事をした。
圌女がフロアに玛れおいく。その背䞭も芋送らずに僕は口ずさんでいた。
Bitch,Don’t Kill My Vibe.
Bitch,Don’t Kill My Vibe.
......
2020/02/06
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yktkn · 5 years ago
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散文、曞き物の楜しさを教えおくれた先生に぀いお
確か高校䞉幎生の倏だった。珟代文の授業で、「がくを探しに」ずいう絵本を壇䞊で先生が読み聞かせた埌、クラス党員に原皿甚玙を2枚ず぀配り、なんでもいいから原皿甚玙2枚の䜜文を曞けず蚀った。絵本の感想、自分の思い出、䞻人公の気持ち、創䜜の物語、先生が挙げた䟋は本圓にどんなテヌマでもありだった。絵本の読み聞かせに䜕の意味があったのか分からないが、この授業は勉匷の苊手な僕には面癜かった。しかし勉匷ず同じぐらい僕の頭を悩たせた。日頃から問題を解くずいう授業や暗蚘科目は奜きではなく、囜語の授業が奜きだった。ただその実、基本的に党おの科目で䞊以䞋だった僕には、珟代文には苊手意識が無いずいった皋床で決しお埗意ず蚀える科目でもなかった。珟代文のテストずしおの小論文などは、セオリヌに則っお順序立おお曞いおいくこずで圢にはなっおいる皋床のものを曞き䞊げるこずが出来おいたが、自由なテヌマで曞けず攟り出されたら、途端に䜕を曞いおいいか分からなくなったのである。さらに圓時から読曞が奜きだった自分にずっおは、なぜか勝手にプレッシャヌのようなものを感じお、創䜜などしたこずもないのに䜕か良いものを曞き䞊げなくおはならないず思い蟌んでしたったのだ。悩みに悩んだ末、その時の今の状況を䞀文で曞き出しおみた。確かこんな䞀文だったはずである。「䞀滎の汗が頰を䌝っお顎から萜ちた。」䜕が面癜いのか分からないが、その時の状況を曞いただけで本圓に意味はなかった。ここから自分は䞀䜓䜕を曞こうずしおいるのかず、自問自答を繰り返しおいた。先生も先生でクラス内を回っおみんなが䜕を曞いたか芋おいくから質が悪い。迂闊に曞き進めようものなら、先生が僕の机を芗き蟌んで䜕か蚀っおくるに違いない。そしお僕は先生に読たれた時のこずを想像するず䜕を曞いおも所謂”むタい奎”になる気がしお、たった䞀文を捻り出しただけにも関わらず蚀い様のない匷烈な恥ずかしさを芚えた。そのたた授業は終わりを迎えた。僕は原皿甚玙残り19行ず1枚を前にしお文字通り頭を抱えおいた。数日埌の珟代文の授業たでに完成させねばならない厄介な宿題を持ち垰る。家に垰っおからも、ずにかく䜕が曞きたいのかを考えるのに時間が掛かった。手も付けずにい぀たでも悩んで物事を進めないでいるのは、平生からの僕の悪い癖だ。
結局僕は自宀の勉匷机に向き合い最初の䞀文を乱暎に消した。目の前には少し皺の寄った癜玙の原皿甚玙残り20行ず1枚があった。そこから䞭孊䞉幎の倏に友達ず川遊びに蚀った時の思い出を曞いた。なぜそのテヌマを曞くに至ったのかは芚えおいないが、自分の気持ちを吐露しおいく圢だったので、文章は意倖にもスラスラず曞けた。次の珟代文の授業で僕はこれを創䜜ずしお提出した。思い出を創䜜ずしお提出しおズルをしようずしたのではない。これは自分にずっおさしお重芁な思い出でもなかったが、曞き出しおみるず䞭孊生圓時の僕の感情は陰気で、若干の被害劄想が入ったかなりネガティブなものだったので、そのような自分の過去を知られるのが嫌だったのである。だからず蚀っお高校生の僕が陜気な生埒だったのかず問われれば、党くそんなこずはない。ただ䞭孊生の頃よりは自分を隠しお人に銎染むのが少しだけ䞊手くなっおいたのだ。ずにかく圓時の僕は、これを自分の思い出ずしお提出しようものなら、友達やクラスメむトに茶化されお恥をかくのではないかず䞍安になっおいた。
珟代文の授業圓日、僕は䞍思議ず䜜文を完成させた高揚感のようなものを抱えおいた。初めお曞き䞊げた䜜品ずも蚀えるような䜜文は、もちろん恥ずかしさもあったが、人に芋おもらいどんな反応がされるのかずいうほんの少しの期埅があった。曞いた䜜文はランダムに数人のクラスメむトに読たれ感想をもらい、さらに感想が曞かれたプリントは先生が回収しおいく。圓然だが䜜文も回収されおいった。僕の䜜文に曞かれた感想は呆気ないものだった。䞀人の男子生埒からもらった感想には、「ひず倏の思い出だったんですね。」この䞀蚀だけが曞いおあった。きっず面倒臭がりでふざけた奎だったのだろう。しかしこれに僕は萜胆するよりも安心した。僕の心配をよそにクラスメむトたちはこの䞀連の授業がただのかったるいものず思っおいる節もみられ、僕の䜜文を誰も真面目に読みはしなかった。そのこずがわかった時、僕はすぐに気楜になった。しかし先生だけは違った。結果から蚀えば先生は僕の䜜文を心から耒めおくれたのだ。
埌日職員宀で先生に䌚った時、先生は僕に蚀った。「䜜文すごいよかった。勝手にコンクヌルずか応募しようかず思っちゃった。」感情の衚珟がリアルで、文章も読みやすくお、ずかなんずか色々ず耒め立おおいた。「なのに感想がみんな適圓で少し寂しかった。みんなには良さがわからなかったみたい。」ずも蚀っおいた。僕は玠盎に嬉しかった。人から耒められた蚘憶がほずんどないので、自分が認められたような気がしお䜕か安堵に近い気持ちが芜生えた。これで珟代文の成瞟が良くなる、なんお思っおの安堵ではない。䜜文の内容が内容だけに、先生が僕のネガティブな気持ちを理解し、それすらも肯定しおくれおいる気がしたのである。勿論、これは授業の䞀環ずしおの䜜文。正しい文章が曞けおいるのか、限られた文字数の䞭で䌝えられるのか、などの生埒それぞれの囜語力を芋るための䜜文であるこずには間違いなかった。そしお先生は僕の䜜文を耒めおくれた。しかしそれは、よく曞けおいるね、文章がうたいね、などの評䟡基準に圓おはめた発蚀ではなかったはずだ。先生の「すごいよかった」は、先生ずしおではなく、䞀読者ずしおの賞賛であるように聞こえた。
䞍安を抱えお提出した䜜文は先生のおかげで僕の自信䜜になった。確か卒業文集に収録されおいたはずなので、たた実家に垰った際にでも読み返しおみようず思う。17歳の自分が曞いた䜜文は幌皚で、倉に背䌞びした、ずおも読めるようなものではないような気もするが、奜きな先生が耒めおくれた䜜文は今でもきっず誇らしく思えるはずだ。そしおもし気が乗れば、い぀かその䜜文を公開したい。圓時の皚拙な文章は盎したい箇所がいく぀もあるだろう。しかし僕は原文のたたで公開する぀もりだ。捻くれた倧人が手盎しした䜜文は、先生が耒めおくれた䜜文ずは違うものになっおしたう気がするから。
2020/01/28
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yktkn · 5 years ago
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Mamba Monday
R.I.P.
日本時間 2020/01/27
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yktkn · 5 years ago
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久しぶりに小説を読もうず思ったきっかけ散文
30歳を目前にしお奜きな女が出来た。ある時僕が共通の友人ず出かけおいる時、たたたた時間が合ったので圌女ずカフェで合流した。鞄の䞭を敎理しおいた圌女が䞀冊の本をカりンタヌに眮いた。タむトルも䜜者も忘れおしたったのだが確か川端康成だったかもしれない、それが長線小説で玔文孊だったのでずおも奜感が持おた。䜕様だず思われるかもしれないが、批刀を恐れずに蚀うならば、ᅵᅵᅵこで出お来た本が䌊坂幞倪郎や東野圭吟などの本奜きでない人でも誰もが知っおいる䜜家もちろん僕もこの䜜家らは面癜いず思うし奜きだや、芞人やアむドルが曞いた話題性だけの小説もちろん䞭には面癜いものもあるこずは承知しおいるであったら、僕は気にも留めず黙っおいただろう。だが圌女はその時、確かに玔文孊の長線小説をカりンタヌに眮いたのだ。そもそも僕が平生぀るむ仲間たちは本を読たない奎ばかりで、小説の話など党くしない。それで良いず思っおいたし、僕自身、読曞ずいう趣味を人ず共有するものではないず思っおいる節がある。しかしその䞭でたたたた奜きになった女が小説を読むこずが発芚し、僕は内心で小躍りしおいた。共通の話題が出来るし、䜕よりこの䌚話が匟めばもっず仲良くなれる、もっず自分のこずを知っおもらえるず思ったのだ。「僕もよく小説読むよ。」ここ1、2幎は幎間数冊読む皋床だったのだが、僕は芋栄を匵っお話しかけた。
埌日䌚話の䞭で、僕の奜きな小説を読みたいず圌女が蚀うので、僕はすぐに自宅の本棚にあった重束枅の「ナむフ」を圌女にあげた。それは自宅近くの、芋た目だけは叀曞店颚で、成人向け雑誌なども取り扱う小さな叀本屋のワゎンにあり、80円で賌入した物だった。「ナむフ」自䜓は高校を卒業したばかりの頃に叀本で賌入しお読んだのだが、本奜きの知人にお勧めしおあげたり、匕っ越したタむミングで手攟したりず、合蚈4回皋賌入し盎しおいた。思い返せば人にあげたのは今回で2回目だった。僕はそれほど「ナむフ」ず蚀う小説が奜きだった。どれも叀本でたたたた芋぀けた時に賌入しおいるだけなので、果たしおそこたで情熱があるのかず蚀われたら自分の䞭でも疑問だが。補足するず、「ナむフ」は短線集なので僕は取り分けその䞭でも小説のタむトルに冠されおいる『ナむフ』ず蚀う章が奜きだった内容に関しおは割愛する。ずもあれ僕は圌女に「ナむフ」の『ナむフ』を勧めた。この時僕は、圌女に『ナむフ』を読んでほしいず思ったこず自䜓が、圌女の事が奜きだずいう蚌明のようなものであるず気づいた。僕が「ナむフ」を読んでから今日に至るたで、䞀番圱響を受けた小説は『ナむフ』だった。しかし人に「ナむフ」を勧めた事は今回でたったの2回目。今たで䜕床もお勧めの小説や、奜きな小説を聞かれおも、「ナむフ」ず答えた事は滅倚に無かった。元来僕は人に察しお自分の本圓に奜きな小説や挫画、音楜などを打ち明ける事が少なかった。それらは自分を、たたは自分の人間性を、圢成するのに倧きく圱響しおいる事から、自分が芋透かされるのではないか、倧袈裟に蚀えば、裏で銬鹿にされおしたうのではないかず邪掚しおしたうのだ。それこそ僕は、知人にお勧めの本などを聞かれた際には、䞀般受けのいい䌊坂幞倪郎の名前をすぐに出しおいた。
䜙談だが、前に勀めおいた䌚瀟で、原皿甚玙2枚分の読曞感想文を曞くずいう宿題が出された。本は䜕でもいいず蚀われたのだが、日頃から小説しか読んでいない僕にずっおは、小説を読む以倖に遞択肢も無く、たた、瀟䌚的なテヌマが曞き易いずも考えた䞊で、読み慣れた「ナむフ」に関しお感想文を曞くこずに決めた。しかしここでも平生から本圓の自分を隠しお生掻しおいた僕の悪い癖が発揮されおしたい、「ナむフ」の『ナむフ』に関しおの感想文を曞く事には拒吊反応が出おしたったのだ。せめおもの抵抗ずしお、「ナむフ」の別の章に焊点を圓おお感想文を曞き䞊げた。それが䞋蚘である。圓時からiPhoneを䜿甚しおおり、メモのアプリにその時の感想文が未だに保存されおいたので貌り付けおおく。
///////////////
重束枅著「ナむフ」を読んで
この小説は「いじめ」をテヌマに曞かれた短線集である。その䞭の䞀線、「ワニずハブずひょうたん池で」に぀いお感想を曞く。
   䞻人公の女子䞭孊生ミキはある日孊校に行くず、「あんた、今日からハブだから」ず、突然クラスのいじめの暙的にされる。その原因ずしおミキは自分が人気者だからだず想像する。誰をハブったら面癜いか、ず問答し、「あたしみたいなコを遞ぶだろう」ず考える。「理由ずかがあるず(äž­ç•¥)仕事みたいになっちゃうじゃん」、「理由ずかはないほうがいい」、「その方がおもしろいよ」ず。
    思春期のいじめずいうものは埗おしおそういうものなのだろう。䞭孊生くらいになるず行動範囲が広がり、芪ずではなく友達ず過ごす時間が増えお、自分達だけで䜕でも出来るような気がしおくる。䜕の理由もなく仲間ず䞀緒に暙的のクラスメむトの孊校生掻を蹂躙するこずで、自分が人より優䜍に立おたり匷くなれたような気がする。そんな快感を求めおいじめは行われるのかもしれない。
    ミキもそれを分かっおいたず思う。いじめのこずが䞡芪に知られ、父芪が憀慚したずき、ミキは「しょうがないよ、運が悪かっただけだから」ず蚀った。いじめられる方も䞭孊生ならば、既に䞀人前の人栌がある。芪が子䟛をどうやっおも守るずいう気持ちは、ただ芪になっおいない私には深く理解するこずは出来ない。だがミキの気持ちは理解出来た。芪に介入しお欲しくない思うのは、芋栄や意地、心配を掛けたくないずいうのもあるが、1番にはプラむドだろう。芪に悩みを盞談したり、助けを請うたりするこずも時にはある。しかし、本圓に重芁な事ずいうのは、自分で、もしくは自分の䞭で解決したいものだず思う。
///////////////
䜙談なのでここで読曞感想文を公開したこずに倧した意味はないのだが、圓時22歳の僕が、本圓の自分を隠しお、『ナむフ』の感想文を曞かなかった事がこれで確認できる。プラむドなどず䌌぀かわしくない蚀葉を持ち出しお、本圓の自分を隠す事が栌奜悪いこずではないず、それを正圓化しようず必死だったのかもしれない。そしおそれは今も盞倉わらずで、若いからずか、䞖間を知らないからず蚀う垞套句で説明できない皋に、この歳になっおも僕は䟝然ずしお捻くれ者だった。
しかし殊圌女に察しおは僕の悪癖が発揮されず、「あなたの奜きな本が読みたい」などず蚀われお、僕は真先に「ナむフ」の『ナむフ』を思い浮かべたのだった。改めお考えれば、本圓の自分を知っお欲しいが為に至った遞択ではあったが、同時に圌女の前では玠盎でいたいず蚀う思いがあったのかも知れない。そしお自然ず玠盎でいられおいるような気がした。
この散文はタむトルに垰結するこずなくここで終えるが、以䞊の筆臎から汲み取っおもらえたら幞いである。
2020/01/25
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yktkn · 6 years ago
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ME
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yktkn · 7 years ago
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銀河鉄道
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yktkn · 7 years ago
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カムパネルラ
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yktkn · 7 years ago
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yktkn · 7 years ago
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スタむルをずおす。
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yktkn · 7 years ago
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プラむドずスタむル
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yktkn · 7 years ago
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ベむキン
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yktkn · 7 years ago
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yktkn · 7 years ago
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2017幎に読んだ本
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yktkn · 8 years ago
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Head Niggas In Charge
俺みたいにストリヌトのヒップホップが奜きな奎は䞖界䞭みんなMobb Deepに憧れた Return of the macは䜕癟回も聎いた
Burn、Stuck on you、Keep It Thoro、PVに出おくるProdigyの顔぀きや立ち振る舞いを真䌌した
死んでしたったのがずおも残念だ
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yktkn · 8 years ago
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yktkn · 8 years ago
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散文「膿汁の流れ」
今日は圌女が垰っおこない。友達ず飲みに蚀っおカラオケに行くずいう。朝垰るず聞かされおいる。だから倜ご飯は自分で食べおね、ず圌女は蚀った。同棲しお半幎以䞊が経぀が、1人で晩埡飯を食べるのは片手で数えられるほどしかなく、こず自分で晩埡飯を甚意しお自分1人で食べるずいった状況に関しおは今日が初めおであるず蚘憶しおいる。数日前、このような寂しい倜を過ごさなければならぬず聞かされた時から僕の頭にはある小説が思い出されおいた。西村賢倪の私小説「廃疟かかえお」だ。䞻人公北町貫倪の物語が䞉線収録されおおり、そのなかの最埌の䞀線、「膿汁の流れ」が僕には酷く印象に残っおいた。
この物語は北町貫倪(ずいうよりもこれは私小説なので、䞻人公は著者西村賢倪本人である)の同棲䞭の圌女、秋恵が父方の祖母の入院の報せを受けるずころから動き出す。䞋蚘は物語の抂芁である。
秋恵はお芋舞いに行くため䞀ᅵᅵ地元ぞず垰るこずになった。秋恵が貫倪ず同棲しお初めお家を開けるこずになったのだが、そこで䜕かあった時のためにず、秋恵が管理しおいた2人の生掻費を預け入れおいる通垳のキャッシュカヌドを貫倪に枡すのである。生掻費のほずんどを秋恵のパヌトに頌っおいた2人なのでその額は12、3䞇しかないが、6日間留守番するだけの貫倪が持぀にしおはかなりの額である。あくたでも䜕かあった時の為に枡すだけだからず、䞀日千円ぐらいを目安に䜿っおね、ず秋恵が忠告する。秋恵が垰省した初日、出かける甚事のあった぀いでに倖で倕食を枈たせた貫倪。倜、電話口で、なにも支床しおあげられなくおごめんねず謝る秋恵の心配もよそに、翌日の倕方、貫倪は預かったキャッシュカヌドを䜿い䞉䞇を降ろし老舗の鰻屋ぞず入り蟌む。手料理よりも倖で誂える食事の方が䞊手いず久しぶりに思い出したのである。ビヌルず鰻重を腹ぞ入れ、萜語の寄垭に行き、その埌食堂颚の居酒屋で飲み、そこでカップルを遠くから眺めた貫倪は射粟の垌求が募っおしたう。次の日、貫倪は秋恵のいない開攟感から女子校颚ヘルスぞず向かい、抜く。欲求が堰を切っお溢れた貫倪はたた次の日、五䞇を降ろし歌舞䌎町ぞ向かい蚈ニ店で射粟、垰途には焌肉を堪胜、家に垰るずここ数日同様秋恵からの留守番電話のメッセヌゞが入っおいた。぀い先ほど吹き蟌たれた秋恵の怒った様子のメッセヌゞを聎くが、翌日になるず今日が秋恵の留守の最終日の予定であったため、最埌の射粟遊戯を楜しむ為、残りの五䞇を党額降ろした。昌過ぎに家を出、チャヌシュヌメンを食い、映画を芳、陜も暮れた頃、掋食屋でビヌル䞉杯にグラタンずレバヌカツを食った。その足でストリップ劇堎ぞず舞い蟌み嘲笑混じりの声揎を送っおからヘルスに向かい、いよいよ貫倪もこれで最埌だず感慚深く方液を果たした。その時の女が穿いおいたテカテカの金色のビキニがひどく気に入った。秋恵の留守六日目の朝、䜿い果たした十二䞇に関しおは半ば開き盎っお垰りを埅っおいた。結果ずしお秋恵の祖母は危節ずなり、秋恵の垰宅は先延ばし、垰っおこれない秋恵に察しお貫倪は自分のこずを棚に䞊げお激昂、その埌垰らぬ人ずなった秋恵の祖母の葬匏にも出向かず、秋恵の父からは人栌を吊定される。憔悎しお垰っおきた秋恵にも愛想を尜かされお、垰宅早々険悪なムヌドだったが、貫倪は今回は俺が悪かったず秋恵に叩頭しお芋せた(十二䞇を䜿い切ったこずではなく、葬匏に出向かなかったこずに関しおである)。貫倪の頭にはあの女の金色ビキニが思い出されおいお、どうにかしお秋恵に穿いおもらう為、ご機嫌を回埩させるのに必死だったのだ。
笑うしかないほどのクズである。金を䜿い蟌んだ挙句、葬匏で垰っおこれない圌女に察しお激怒ずはもはや呆れを通り越しお笑いが蟌み䞊げおくる。本番ありの颚俗に行かない所や、秋恵に金色のビキニを履いお欲しいず思うあたり埮劙に眪悪感の残る䞀途な小心者なのであろう。初老のおっさんのくせにみみっちい男だ。
僕は家で1人晩埡飯を食べながら西村賢倪のこの゚ピ゜ヌドを思い出しおいた。憧憬ず仲間意識に近い気持ちを抱いお。そしお今日、僕は十二䞇を䜿い切る代わりに䞀人家を出おセッションズでロンTを買った。曎に小さい男である。
2017/04/17
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