#歴史修正主義
Explore tagged Tumblr posts
dopingconsomme · 1 month ago
Text
0 notes
misasmemorandum · 5 months ago
Text
『歴史修正主義 ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで』 向井彩佳
著者の後書きによると、「この本が意図し、問いかけた点は三つ」で、
1)「書かれた歴史とは何か、これに対して歴史修正主義とは何かを明らかにすることで、その二つを混同しない議論の基盤を作ること。」
2)「欧米で歴史修正主義が登場してから、その勃興と衰退の一〇〇年を振り返ること」
3)「歴史に関する言説を法で規制することで、社会の歴史認識を『適正』な範囲に保つことは可能なのか、またそうすべきなのかを考えた」
(以上 pp242−243)
「はじめに」では、「歴史を新たな知見で『修正』すること自体は、必ずしも悪いことではない。新資料が発見されれば歴史が大きく書き直されることがあるし、時代が変われば社会の記憶も変化する。」とあり、だから、「歴史は常に書き加えられ書き直され、不断の検証にさらされている。」とある。なるほどと思った。ではあるが、しかし、
歴史を特定の意図で都合の良いように「書き替える」ことと、過去の出来事に違ったから角度から光を当てて歴史を「書き直す」ことの区別は、容易ではない。学術的にも許容される修正と、批判されるべき書き替えの境界は明白ではない。
(以上 ppii)
歴史学は、「過去が全体としてどうであったかを示す学問であり、一点から、一側面からのみ解釈することはしない。また複数の証拠を突き合わせることで判断する。これには専門性と長年の訓練が必要とされる。」
そして、歴史修正主義は、「全体のごく一部しか見えていないにもかかわらず、『赤い建物が見えた。したがってそれは赤い家である』と結論付ける。自身の考えと矛盾する事実は単��に無視することが多い。学術的にな極めて稚拙であるだけでなく、事実にたいして不誠実なのだ。」だそうだ。
(以上 ppiii)
次に陰謀論について。「陰謀論の特徴は、根拠がないことが明らかでも、いったん世に出ると真偽にかかわらず生き続け、完全が消えることがない」そうで、これ、ネットでよく見てる。何故そうなるかというと、 ある主張を展開するにあたり、通常は根拠となる証拠が必要だが、陰謀論では証拠がないこと自体が、陰謀や陰謀集団により「真実」の隠蔽の結果として説明される。つまり、世の中を動かしている権力者や陰謀集団が自分達の悪事をうまく隠しおおせているので、嘘の証拠は見つからないという前提から出発する。
これは無敵。ドラマX-Filesで繰り返し繰り返し出てきたよね。このドラマでアメリカの人々は陰謀論を学んでしまったんだろうな。
そして、「自分の信じる『現実』の姿が先にあり、これを説明するための道筋は立てるが、証拠を示す必要はないため、現実を説明する解釈はいくらでも可能である」そうで、まじ、これ勝手に何でも出来るではないか、だ。
(以上 p22)
さてさて、「近代の国民国家」について、アメリカの政治学者ベネディクト・アンダーソンは、「『想像の共同体』である」という。何の接点も持たない見ず知らずの人々が、「自分たちの歴史に関する『国民の物語』」ーー例えば国家統一などの偉業や戦争などの犠牲ーーをもとにして、同じ国家の国民だと感じるんだそうだ。(p 39)
ホロコースト否定論については、「『私にとっての真実』を全体に拡張(p90)」して、何かがこうである「『可能性』を繰り返すことで、人々の認識の揺らぎを呼び起こし」、「真 [fact] と偽 [fake] のあいだの境界が曖昧になれば、当然視されているあらゆることの土台が緩み、その上にある社会制度が軋み出す。こちらの方がより深刻」なのだそうだ(p 113)
正直、ここらへんまで読んで興味が尽きてしまった。取り敢えず最後まで目は通した、って感じ。以上。
0 notes
gupaooooon · 3 months ago
Text
「素朴な疑問/ただの議論」だのという言葉を用いて、差別を焼き直し煽ること。歴史上ずっと繰り返されてきた差別主義者の手口です。
「女性スペース」「防犯」といったキーワードを用いた上で、特定の属性を持つ人々の存在そのものを「犯罪者」と同一視し排除することも、典型的な差別扇動の手口です。(外国籍/“健常者”と見做されない人/性的マイノリティなどに対し、歴史的に繰り返されてきたこと)
差別に加担しない為にも、↑此方のサイトを見てください。
以下、いろいろな記事を引用してみます。
・虹色ダイバーシティ、トランスジェンダー可視化の日【Transgender day of visibility】
「​「LGBTQ」は、連帯を表す言葉ですが、最近は、そこからTだけ外すような仕草が見られます。これは、トランスジェンダーをスケープゴート(贖罪のヤギ、転じて、集団内の不安や不満をそらすため、罪や責任をかぶせられ迫害される人という意味)にする動きです。スケープゴートとは、集団の「不安」の中で、「恐怖」と「きっかけ」によって起こると言われています。トランスジェンダー嫌悪は、まさに典型的です。先が見えない社会の「不安」の中、人口の1%くらいのトランスジェンダーという、多くの人がよく知らない人たちへの「恐怖」を土台に、SNSや動画サイトでの噂という「きっかけ」を与えられて、燃え広がっています。女性嫌悪と同性愛嫌悪も、間違いなく、その土台になっています。」
・「自称すれば女性��トランスジェンダーへの誤解 マジョリティーは想像で語らないで」(23年7月公開の記事)
https://globe.asahi.com/article/14959616
「性的少数者を表す「LGBTQ」の「T」にあたるトランスジェンダー。統計では人口の1%以下と言われる性的マイノリティーだ。圧倒的多数の人はトランス の人たちのことを「知らない」状態で、様々な偏見が広がっている。2023年6月に国会で成立した「LGBT理解増進法」には「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」という一文が入ったが、この背景には「心が女だと言えば男性が女湯に入れる」「トランスジェンダーの人権が認められると女性の人権が脅かされる」といった差別的な見方をする人がいるためだ。自治体などでトランスジェンダーの人権についての研修を行っている西田彩さんに、トランスジェンダーを 取り巻く問題について聞いた」
・【翻訳】「トランス女性は女性じゃない」論の間違いをすっぱぬく ― ジュリア・セラーノ(翻訳: イチカワユウ、協力: 佐藤まな)
「60年代、70年代においては、多くの異性愛者のフェミニストたちが、女性団体やフェミニズムからレズビアンを排除しようとした時期があった。彼らの正当化の理屈というのは、不気味なほど「トランス女性は女性ではない」論と似ている。」
・LGBT法に思うこと | 日本フェミニストカウンセリング学会(23年7月公開の記事)
「女性の性被害に「女は嘘をつく」と言い放った杉田水脈氏や、ジェンダーバックラッシュの論客で宗教右派の櫻井よしこ氏��が、「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」を立ち上げて動き出し、そこに「女性スペースを守る会」などが合流している。」
(tumblrの検索精度が上がったからか、tumblr上にもトランスヘイター/トランス差別主義者の醜悪な……日本語での差別投稿が、検索したらかなり出てきて、しんどくなりました。改めてtumblrにも投稿します。上記のリンクは全て↓blueskyで既に引用したり、RPしたものです。blueskyには、日本でさまざまな活動をしている方々/記事や書籍を執筆しておられる方々のアカウントがあり、今酷い状態のTwitter/Xよりも見つけやすいです。)
14 notes · View notes
moko1590m · 23 days ago
Text
民主主義国家が権威主義国家に変わると、何が怖いのか?
民主主義は、国民一人ひとりに「政治に参加する権利」がある社会です。選挙でリーダーを選び、自由に意見を言えます。 でも、権威主義国家になると、そうした自由や権利が奪われてしまいます。以下に、その「怖さ」をまとめます。
① 「正しいこと」を言っても、罰を受ける社会
民主主義では、政府のまちがいを指摘する自由があります。 しかし、権威主義では「政府の批判=国家への敵対」とみなされるため、 ・ジャーナリストが逮捕される ・SNSの投稿が検閲され、アカウント停止される ・街頭でデモをしただけで拘束される といったことが起きます。
✅ つまり、「真実を語ること」が犯罪になる可能性があるのです。
② 「国民」ではなく「国家」が主人になる
民主主義では「政治は国民のためにある」という考え方です。 でも、権威主義では、「国のために国民がいる」という逆転が起こります。 たとえば:
国家のために教育内容が改ざんされる(歴史の嘘、プロパガンダ)
国家の名のもとに兵役や奉仕活動が強制される
「国家の敵」とされた人が無実でも処罰される
✅ 国家が絶対になると、人間の尊厳が軽く扱われるのです。
③ 一度壊れた自由は、なかなか取り戻せない
権威主義国家では、
裁判所が独立していない(つまり政府に逆らえない)
メディアが政府の言いなり
選挙が不正操作される
こうなると、国民が声を上げても変化を起こせません。制度の中に「自由を取り戻す道」が閉ざされるからです。
✅ 民主主義の「自己修正機能」がなくなるのが、とても危険です。
④ 権威主義は「最初はゆっくり」やってくる
多くの国で、いきなり独裁になることはありません。 ・まず「メディアが嘘を言っている」と言って政府だけの情報が広まる ・「不安だから強いリーダーが必要だ」として権限が集中する ・「敵を作って団結をあおる」(移民、マイノリティ、外国など)
こうしたプロセスは、表向き「国のため」「安全のため」���言われるため、気づきにくいのが特徴です。
民主主義は、あたりまえのようでいて、とても壊れやすいものです。 それを守るためには、
批判的に考える力(メディアリテラシー)
多様な意見を尊重する態度
「おかしい」と感じたときに声をあげる勇気
が必要です。
もし今あなたが自由に友達と意見を言い合えて、SNSで発信できるなら、それは「守られている状態」です。 でもそれは「当然」ではなく、選ばれた状態なのです。 その選択が、無意識のうちに変えられてしまうことの怖さを、ぜひ覚えていてください。
もっと深く知りたければ、歴史的に民主主義が崩れた例(ナチス政権、ロシア、ベネズエラ、トルコなど)を一緒に見ていきましょう。
5 notes · View notes
kyoto4 · 19 days ago
Text
20250601 ちょっとだけ晴れる。風景をもってかえる。
 今朝の新聞に、西田参議院議員が雑誌「正論」に、沖縄ひめゆりの塔について、あらためて「事実は事実」という主旨の自論を展開し、批判をうけているという記事がのっていた。まったく懲りない愚かものである。  前回の騒動が。米騒動のかげに隠れるようなかたちで目立たなくなり、公認取り消しもまぬがれ、あちこちにポスターが貼られるようになった。ふたたび火に油をそそぐような行動に出たわけだが、最近は選挙のたびに、ほんとうに日本社会の底がぬけているさまを実感させる騒ぎが生じ、すでに麻痺がまわっているかのように思う。  たいへんに悲しい。  とくにご縁があるわけではないが、沖縄の方にお詫びを申し上げたい。このような不適格者、歴史修正主義者を当選させてしまっているのだから、いくばくかの責任を感じる。直接の面識はないが、まったくかかわりがないわけではない。力のおよぶ範囲で、政治生命が絶たれるようにはたらきかけてゆきたい。
 この日は、すこし蒸し暑くなった。8時ちかくまで小雨がのこっていたが、なんとかやんでくれた。自転車の調整もうまくいったので走りは快適だったし、光量もふえて、カメラのうつりもよくなった。また、だいぶ手になじんできた。見えている風景にそんなにかわりはないが、持ち帰ってこれるものがいくぶんふえたかもしれない。
6 notes · View notes
ari0921 · 5 months ago
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和七年(2025年)2月8日(土曜日)
    通巻第8641号 <前日発行>~
USAIDは「歴史上、最大のスキャンダルだ」
   干渉マシーン,狂気の左翼マルクス主義集団を閉鎖へ
*************************
上下両院の共和党指導部は、デジタル資産フレームワークとステーブルコインに関する法案を準備するタスクフォースを設立した。
 2月4日、下院金融サービス委員会のフレンチ・ヒル委員長(アーカンソー州選出)は上下両院が暗号通貨規制の枠組みとステーブルコインに関する法案を進める「両院ベースの作業部会」に参加するとした。これで下院金融サービス委員会、下院農業委員会、上院銀行委員会、上院農業委員会が同部会に加わる。
推進議員にはティム・スコット上院議員、フレンチ・ヒル下院議員、ジョン・ブーズマン上院議員らが参加する。
この作業部会は、トランプ米大統領が1月23日の大統領令で提案した作業部会とは別の部会である。トランプは米国政府による中央銀行デジタル通貨の発行を禁止し、国家による暗号通貨の備蓄制度創設を検討するとした。
下院農業委員会のグレン・トンプソン委員長は、下院が2024年に可決した「21世紀金融イノベーション・テクノロジー法」の完了にあたると示唆した。
ホワイトハウスの「AI&暗号通貨」担当官となったサックスは「行政府の作業部会が「最初に行うことの一つ」は、仮想通貨備蓄の確立の可能性を検討することだ」と発言している。
 市場は動き出している。 
 TMTG(トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ)は、ビットコイン関連の投資戦略を含む同社のトゥルース・ソーシャル・プラットフォームに連動した上場投資信託(ETF)と個別管理口座(SMA)を立ち上げる。
 
 TMTGの会長兼CEOであるデビン・ヌネスは、「このファンドは投資家に、市場の他の部分で見られるとされる「悪質なファンドや銀行の解体問題に代わる競争力のある選択肢を提供するアメリカのエネルギー、製造業、その他の企業」に投資すると述べた。
TMTGは2021年に設立され、ドナルド・トランプ米大統領が過半数を所有している。同社は2024年3月に株式を公開し、現在ナスダックで取引されている。
 共和党が仮想通貨に有利な法案の制定に向けた新たな規制強化を発表した同日、証券取引委員会(SEC)のヘスター・ピアース委員長は「 SEC前委員長のゲーリー・ゲンスラー氏が仮想通貨に関して残した 「混乱」を修復する」と誓った。
ピアースによると、ホワイトハウスが新たに結成した暗号タスクフォースは、SECに対し、前政権によって不当に標的とされた「コインまたはトークンの提供に対して、暫定的かつ遡及的な救済措置を提供する」ことを勧告している。
 ▼USAIDは「歴史上、最大のスキャンダルだ」
イーロン・マスクはUSAIDを「アメリカを憎む極左マルクス主義者の毒蛇の巣窟」と呼んだ。
トランプ大統領はUSAIDを「過激な狂人集団」によって運営されていると述べた。
ロシアからも「国際関係に干渉するマシーン」と名付けられ、世界120ケ国でUSAIDは展開されてきた。
 トランプ米大統領は、USAIDから数十億ドルが盗まれ、民主党を好意的に報道するための資金として使われたという。とくに「ポリティコ」という左翼メディアへの「補助金」を停止した 。
 トランプ政権は、米国国際開発庁(USAID)に大幅な改革を開始し、2023年に約600億ドルの予算を持つ同庁を「アメリカ第一主義」政策に沿わせるために、数十億ドル相当の対外援助をほぼ全面的に凍結するよう命じた。
 2月6日、トランプ大統領はキャロライン・リービット報道官が「納税者のお金がポリティコや他のメディアへの政府購読料補助に使われていた」とした記者会見のあと、トゥルース・ソーシャルに出演し、「史上最大のスキャンダル」が起こりつつあると警告した。
7 notes · View notes
leomacgivena · 2 months ago
Quote
松任谷由実の「ルージュの伝言」をバブル期の楽曲だという歴史修正主義(なんか見た)。「ルージュの伝言」は1975年。高度成長期が終わってオイルショック後の低成長の時代ですよ。
XユーザーのTadashi Nagasawa@Armed_With_Music:_70s'_Rock_Musicさん
3 notes · View notes
boooook · 2 months ago
Text
Tumblr media
「歴史修正主義とサブカルチャー 90年代保守言説のメディア文化」 倉橋耕平  青弓社 読了。
4 notes · View notes
kennak · 3 months ago
Quote
台北(CNN) 1988年1月、台湾で核の開発に取り組んでいた最も高位の技術者のひとりが米国に亡命した。この人物は、台湾の歴史を変えることになる極秘計画についての重要な情報を米国に引き渡していた。 張憲義大佐は、60年代から80年代にかけて厳重に秘匿された台湾の核兵器開発で主導的立場にあった。台湾政府は中国に追随するべく、初めての核爆弾の開発を急いでいた。 張氏は、米中央情報局(CIA)のインフォーマント(情報提供者)でもあった。 張氏は、台湾の秘密の核計画を最も近しい友好国である米国に暴露した。引き渡された機密情報は最終的に、米国が台湾に対して開発計画を停止するよう圧力をかけることにつながった。核拡散の専門家によれば、台湾の核計画はほぼ完了していた。 張氏が祖国を裏切り、中国の侵略を阻止する台湾政府の能力を損なったとの指摘もあるが、現在81歳の張氏はCNNの取材に対し、自身の判断は正しかったと今でも信じていると語った。張氏がインタビューを受けるのはまれ。 張氏は家族とともに定住した米アイダホ州の自宅で「裏切りなどまったくない」と語った。 「CIAに情報提供することを決めた。台湾の人々のためになると考えたからだ。たしかに、中国と台湾の間には政治的な闘争があった。しかし、いかなる種類の致命的な武器を開発することも私にとってはナンセンスだった」 張氏の物語は、イスラエルによる秘密裏の核開発を世界に公表したことで知られるモルデハイ・バヌヌ氏と似ている。しかし、バヌヌ氏がイスラエルの核開発を暴露した一方、張氏の内部告発はひそかに行われ、喧伝(けんでん)されることもなかった。 台湾の核の野望 中国政府は64年、初めて核実験を成功させる。国共内戦が共産党の勝利で終わり、蒋介石の国民党が台湾を統治してからわずか15年後のことだった。核実験の成功を受けて、台湾政府は、いつか台湾に対して核兵器が使用されるのではないかと大いに動揺した。 その後、蒋介石は向こう7年にわたる核開発の技術的基礎を築くための秘密のプロジェクトを立ち上げた。国防部(国防省)傘下の「中山科学研究院」がプロジェクトを運営しており、張氏は陸軍大尉として同研究院で働き始めた。 張氏は高度な核訓練の対象者に選出されたが、これには米国での任務も含まれていた。台湾で物理学と核科学を学んだ後、米テネシー州のオークリッジ国立研究所に通った。 台湾の公式の声明では核の研究は平和利用に限るとしていたが、張氏によれば、米国に派遣された学生は全員、本当の使命を認識していたという。つまり、核兵器のための技術を学習するということだ。 「我々はある種、興奮していて、仕事をやり遂げようとしていた。我々がしたのは、割り当てられた仕事に集中することだけだった。我々はそのために全力を尽くし、可能な限り多くを学ぼうとした」 張氏によれば、オークリッジ国立研究所に在籍していた時点で、CIAは張氏に関心を寄せていたという。 張氏は「69年か70年に電話を受けたのを覚えている」と振り返った。電話をかけてきた男性は、会社勤めをしていて、原子力事業に興味を持っていると話し、昼食に誘ってきたという。 張氏によれば、当時は任務に集中していたため興味がないと答えた。この人物がCIAの職員だったこともわからず、CIAだと知ったのは何年もたってからだったという。 核開発の技術的基礎を築くための秘密計画を立ち上げた蒋介石/Archive Photos/Getty Images 核開発の技術的基礎を築くための秘密計画を立ち上げた蒋介石/Archive Photos/Getty Images 米国の疑惑 張氏は77年、台湾に戻った。1年前にはテネシー大学で原子力工学の博士号を修めていた。張氏は中佐に昇進し、原子能能科技研究院(INER)で核爆発をシミュレーションするためのコンピューターコードの開発を主導した。INERは民間の名目で秘密裏に核兵器の開発を進めていた。 台湾の指導者は微妙な綱渡りに直面していた。米国は世界のどこであれ、新たな核兵器の開発計画には強く反対しており、台湾政府は最も重要な同盟国を遠ざけるわけにはいかなかった。米国は長年にわたり、中国の核弾頭配備に対抗する広範な戦略の一環として、核抑止力に依存してきた。しかし、米国は核不拡散の政策の下で、新たな核兵器開発について、いかなる国であっても反対している。 当時の台湾は現在のような裕福で活気に満ちた民主主義国家ではなかった。台湾は国民党の一党独裁の下で経済が発展していた時代だった。 台湾は、核開発の野望が露見する危険性を最小限に抑えるため、核兵器をいつでも迅速に製造できる能力をひそかに確立することだけを目指し、備蓄については手を出さなかった。 核の専門家で、台湾の核開発計画についての著書もあるデービッド・オルブライト氏は「台湾の作り話は信じられないほど素晴らしかった」と語った。「台湾は常に、研究は民生用に限ると強調していた。(米国の)当局者にはこの作り話をあばく方法がなかった」 しかし、張氏には台湾と中国との核の大災害の危険性が重くのしかかってきていた。 中国の鄧小平は78年に権力を掌握すると、台湾が核兵器を獲得した場合、中国は武力で対抗するだろうと警告した。 張氏は、中国側がかなり真剣だと考えていたと振り返った。 「中国本土とはいかなる形であれ衝突したくなかった。あらゆる種類の致死性の化学兵器や核兵器を使用すること、それは私にとってはナンセンスだ。我々は全員中国人だと信じて��るが、それは意味がない」 そのとき、CIAの工作員が再び張氏に近づいてきた。80年に米国を訪問したときのことで、張氏は話をすることに合意した。 張氏によれば、CIAから自身に興味を持っていると伝えられた。CIAはさらに、張氏が二重スパイではないことを確認するため、うそ発見器による検査を徹底的に実施したという。張氏はいくつかの任務でCIAを支援した後、84年にインフォーマントとなった。 その後の4年間、CIAの担当の「マーク」とだけ身分を明かした人物と数カ月ごとに台北周辺の隠れ家で面会した。 こうした会合ではCIAは張氏に対し、機密情報の裏付けやINERでの最近のプロジェクトに関する情報の共有、機密文書の撮影などを求めた。 86年にチェルノブイリ原発事故が発生して、数十万人が有害な放射線にさらされたことで、台湾の核兵器開発は停止すべきだとの張氏の信念は強まった。 人生の新章 張氏の人生と、さらに妻と3人の子どもの人生は88年1月に大きな転機を迎えることになる。CIAが一家を米国に逃がしたのだ。 当時のレーガン政権はその時までに十分な証拠を集めて、蒋介石の息子である蔣経国が死去した機をとらえ、改革派の後継者である李登輝に協力するよう圧力をかけた。 専門家のオルブライト氏は、台湾の核計画の停止をめぐり、米政府が「武装」するうえで最も重要な情報提供者だったのが張氏だったと指摘した。 オルブライト氏は「米国は台湾と核兵器開発プログラムをめぐり何年にもわたって、いたちごっこを続けていた」と指摘。張氏の存在は、台湾が否定することのできない重要な証拠を米国が握っていることの裏付けとなり、米国は台湾と直接対峙(たいじ)することになった。 張氏の出国から数カ月後、米国は、プルトニウムの分離プラントを解体するための専門家を派遣した。このプラントは核兵器製造のための核物質を抽出するために設計された施設だった。専門家のチームは、重水や照射済燃料の除去も監督した。 張氏は台湾で指名手配を受けた。逮捕状は2000年に失効したが、張氏は台湾に一度も戻っていない。張氏はCNNに対し、自身がどのように受け止められるのか確信が持てていないと語った。 英雄か裏切り者か 張氏がCIAに協力するという決断は現在に至るまで、台湾で物議を醸している。台湾はその後、産業と経済の面で大きな発展を遂げ、1990年代には完全な民主主義国家となった。 しかし、台湾海峡をはさ��で敵対的な関係は続いている。台湾は中国からの軍事的圧力にますますさらされるようになった。中国は今では世界最大規模の軍事力を擁し、台湾に対する領土的主張も強めている。 核開発計画は停止したが、台湾はさまざまな兵器を米国から購入しており、米国は弾薬や訓練、防衛システムの供給元として重要な軍事パートナーだ。 台湾には兵器のほかに、核爆弾よりも効果的な抑止力を持つと一部の人たちが考えるものもある。核開発プログラムが終了した1年後の87年、張忠謀(モリス・チャン)氏によって、半導体メーカーの「台湾積体電路製造(TSMC)」が設立された。TSMCは今では世界のIT企業に向けて、先進的な半導体の推計90%を製造している。 台湾が世界の半導体のサプライチェーン(供給網)で不可欠な役割を果たしていることから、一部の専門家は、こうした「シリコンシールド(シリコンの盾)」によって中国の侵略を阻止することも可能だとの見方を示す。 台湾の核開発について広範な調査を行ったオルブライト氏は、核開発の成功が台湾の利益にはつながらなかった可能性があるとの見方を示す。 オルブライト氏によれば、中国が攻撃を行うという軍事リスクが高まったという。また、オルブライト氏は、米国は、台湾の能力がわかれば、安全保障への関与を減らすか、軍事支援を制限することで対応する可能性もあっただろうと指摘した。 キリスト教徒となり、原子力関連のコンサルタント企業でのパートタイムの仕事以外ではゴルフを楽しむ張氏にとって、40年前に下した決断は正しいものだった。 「それは、台湾の人々にとって良いことかもしれない。少なくとも(我々は)台湾に対する侵略戦争を始めるような形で中国本土を挑発しなかった」「明確に自分の良心とともに行った。そこに裏切りはない、少なくとも自分自身に対しては」
裏切り者か英雄か、CIAの情報提供者が台湾の核兵器開発を止めた内幕とは(1/2) - CNN.co.jp
2 notes · View notes
almondtreekato · 6 months ago
Text
最も重要なのは、自分の間違いを認めて修正する力。なるほどです!
(この方は、クリスチャンではないようです。)
助け主、真理の御霊の働きにより、自分の誤りを認めることができるのは、大きな恵みです。
テモテへの手紙第二
4章3、4節
というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、 真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。
ヨハネの福音書16章7〜13節
しかし、わたし��真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたにとって益なのです。それは、もしわたしが去って行かなければ、助け主があなたがたのところに来ないからです。しかし、もし行けば、わたしは助け主をあなたがたのところに遣わします。
その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。
罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。
また、義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。
さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたからです。
わたしには、あなたがたに話すことがまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐える力がありません。
しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。
3 notes · View notes
elle-p · 2 years ago
Text
Persona 3 Club Book teacher's pages scan and transcription.
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
月光館学園の先生
Teacher in Gekkoukan educational institution
高等部2年生の授業を受け持つ先生たちは、生徒のほとんどが勝手知ったる内部進学生だからか、かなり趣味に走った奔放な授業で有名。個性と独立心を獲得した、港区に誇れる立派な月高生の育成に勤しんでいる。
鳥海先生 Toriumi かに座/AB型 2-F担任、現代文担当、生徒会顧問
2年F組の担任で、現代文の担当。非常にさばけた性格で、真面目に話を聞かない生徒に謝罪を要求したり、サボりの生徒の席を勝手に再分配するなど、裏表のない性格そのままの授業をやっている。はっきりとした目鼻立ちと茶色がかった髪のため、実家のある島根ではお人形さんのようだと近所のオバちゃんたちに評判で、小中高の子供時代もそこそこモテ期をすごしていた。当時から文学少女だったために大学は国文科に進み、「日本文学に精通した可憐な新入生降臨!」くらいのウワサは辞さないとさえ期待していたが、いざ上京してみると、 自分の程度が世間でいかに平凡かに気付かされ、以降はこれといった華やかな出来事にめぐり合うことのないまま、29歳の現在に至る。
趣味で同人作家としての活動も行なっているが、これといった手応えはない。職場である月光館学園でも浮いた話に恵まれず、日本語の在りかたという点で話が合わないため、古文の江古田先生とは犬猿の仲だったり、倫理担当の叶先生からは女として負け犬確定の扱いを受けるなど、くさくさした日常を送っている。
心は可憐な
三十路前
「私が怒られるから静かにして」発言など、よくも悪くも生徒とのあ
知的な顔とやる気のない中身とに非常にギャップがある29歳独身。世間一般の女性の例にもれずケーキ好きで生徒に要求している。
「私が怒られるから静かにして」発言など、よくも悪くも生徒とのあいだに垣根を感じさせない。
鳥海先生のボヤキ
• じゃあ今日は明治の文学ね。教科書の12ページ。···あ、先生、この作家あんまり好きじゃないな。やめ ましょう。(4月21日・授業)
• イジメに関する小論を読んで、感想ってやつね。こんなのサービス問題じやないの。なーんか書きゃ点あげたわよー。“この学校におけるイジメを告発” とかねー?···って、ウソよお。イジメ、無いわよねえ。無い無い。面倒。(5月25日・授業)
• アイギス・・・さん?珍しいお名前ね、生まれは外国なのかしら。他に特記事項は···ん?···人 型···戦術兵器?···なんかの間違いね、この書類。見たもの、聞いたもの全てが、正しいなんて思っちゃ駄目よね。 (9月2日・ホームルーム)
• 世の中は椅子取りゲームなの。みんなも気をつけてね。(11月9日・ホームルーム)
• みんなー、修学旅行はどうだった〜?先生、寺なんか興味ないから参ったわ。火曜からは体験学習ね。面倒な社会科見学だと思えばいいわよ。社会に出るって大変なの。これをキッカケに皆にも分かってもらえそうで嬉しいわー。その間、先生遊べるしね。(11月21日・授業)
確かに、この社会に希望なんて、そうそう転がってないよね。逆に、そこらに転がってるもんで満足すんな!甘えんじゃねーよ!···って、思ったワケよー。···先生、いま良いこと言ったから、期 末にこのまま出すよ?(1月 28日・授業)
江戸川先生 養護教諭 総合学習担当
見るからに健康、清潔とは縁のない養護教諭。カリキュラムが自由なのをいいことに、趣味に走った授業を行なっている。
怪奇!
保健室に巣食う悪魔
無精ひげとよれよれの白衣、脂に汚れた黒ブチ眼鏡、およそ健康的とは言い難い頬と土色をした顔色で、「優しい保健の先生」のイメージとは似ても似つかないうさんくさい風貌の保健室の主。月高赴任前のことを知る人間はおらず、名前すら本名ではないとさえ言われている。元気なときに訪れても追い返されるだけだが、体調が悪いときに保健室の戸を叩くと、先生自ら調合した極めて怪しいクスリを盛られる。運よく効けば具合がよくなることもあるが、当然トドメの一撃になることもなきにしもあらず。
養護教諭として生徒の手当てや保健業務を受け持つほか、「個々の知識を結び付け、総合的にはたらかせる」 総合学習の授業を受け持っている。しかしその実態は、「魔術を利用した人間心理治癒」と称し、前代未聞の魔術理論を紐解く、生粋のオカルトマニア。オタク特有の傾向である、自分の得意分野に関して話が長い特徴がある。夏休みの補習では、ここぞとばかりにさらにディープな講義を展開し、計5日間の日程のうち丸2日を魔術講義に付き合わされることになる。
体調の悪い生徒をじつに嬉しそうに迎える彼。保健室での行ないが本当に手当てなのかも怪しい。
江戸川先生のオカルト講座
• 保健室に何か用かね、ヒヒヒ。でも困るなぁ⋯これから秘密のサ⋯おっと。⋯講習会なんですよ。⋯なんだ、おまえ全くの健康体じゃん。私の目はごまかせませんでございますよ。サボリはお断り。ハイ、出て行った、出て行った。(保健室・体調普通以上)
• ···おやまぁ一、傷かウイルスか呪いか恋か。ずいぶんと調子悪そうですねえ。これは···出番ですね、イヒヒヒヒヒヒヒヒ。さて、取り出しましたるこの秘薬··· ニガヨモギにドクニンジン、ヒヨスにナツメにエトセトラ、エトセトラ··· オロしてコネてウサギの手。白山の杜氏もビックリの大吟醸。たちどころにアナ夕の病気を治してみせますよ。さあ、飲みなさい···飲むんだ!(保健室・体調疲労以下)
• まあ魔術と聞いて、何でもできるようになるイメージを持ってるヤツもいるでしょう。誰かにイタズラしてやろうとか、苦しめてやろうとか··· そんなロクでもないことを真っ先に思いつく人間に魔術の習得はできません。これは、洋の東西を問わずに共通することですね。邪な者は、無力であるか、途中で破滅するか。そのどちらかになるのです。(5月28日・授業)
江古田先生 2-E担任古文担当
今年50歳を迎えたの古文の先生で、風花の在籍する2年E組の担任。古きよき日本を愛する感覚は、現代の若年層とかけ離れているため、教師たちの間でも煙たがられている。「エアコンは体に毒」のスローガンの下、冷房や暖房をしょっちゅう止めてしまうので、「エコだ」と揶揄されている。面白いを「ホワイトテイル」、白ける話を「ホワイト キック」と一生懸命使っているが、90年代に若者文化として知識を仕入れてから時間が止まっているらしく、なんだか哀れ。
江古田先生のエコ文化論
• えー···明日からは修学旅行だなぁ。京都、我が心の故郷だ。他の先生はあろうことか海外を推すからなぁ···毎年反対するのが大変な���だぞ、んん?(11月16日・授業)
●当時の発音には “F” が入るんだぞ。“ひさかたの光のどけき春の日に” は··· “ふいさかたの、ふいかりのどけき···” う〜ん、美しいですねぇ··· (11月16日・授業)
小野先生 歷史担当
熱狂的な戦国マニアの先生であだ名は小野ムネ。政宗がらみにヤマをはればテストで高得点が狙えるが、受験を考えると参考書や塾に頼らざるを得ないため、3年生からは「歴史のハズレのほうの先生」と思われている。金色の細い三日月の前立てが印象的な愛用の兜は言うまでもなく政宗公の戦装束。オーダーして作らせた一品物で、新入生はその格好で行なわれる授業に驚愕するが、ひと月もすると立派になじんで気にも留めなくなり、そうなって初めて月高生としての肝が据わる。42歳。
僕は政宗公に会いに行く!
• えーと今日は貝塚の話か。うーん、貝塚なんて、ただの貝だよね。もういいかなこれは。先生、早く戦国とかに行きたいね。ワクワクしたいね。(4月30日・授業)
• じゃ、今日は政宗公だね!もう先生ワクワクして全然寝てないんだ!じゃ、政宗公の生い立ちから丁寧に紐解いていくからね!時は1567年、米沢城··· (10月1日・授業)
• うっ···ううっ···こうして、9月24日、西南戦争は幕を閉じたのであった··· まつ···ぐすっ まさ、まさに··· 武士の、武士の時代の終わりであったぁ···!!···ここから現代までは飛ばして、また戦国やろうね···ああ、政宗公··· (1月15日・授業)
宮原先生 数学担当
三角定規を片手に数字のかわいらしさを語る数学の先生。ふさふさアフロでおねえ言葉という風采は、変り種の多い月高高等部の教師たちの中でも異彩を放っている。数字や数式への思い入れはかなりのものだが、「解法」を愛するけれど「解答」には興味がないため、最後の繰り上がり計算をいつも忘れてしまうという、「使えない」 先生ナンバーワン。
数字LOVEの心
• ···で、ここが繰り上がるので···答えはX=1ですね。···え、違う?あ、ここが11だから··· すいませんね、X=2か。え、まだ違う??··各自、計算してくださいね。そういうわけで、すごいでしょ。数学って面白いよね。こんなに難しい問題も、解いてみるとX=1··· あれ、2だっけ?まあそんな感じで、簡単になっちゃうでしょ。ブラボーでしょ。(4月27日・授業)
この8、なんかすごく可愛いでしょ。9なんか尻尾がぷりぷりだし。マニアックだけど、2!!2もいいよね〜、ほんと、イイ!数字って可愛いよね。もうたまんない!(9月28日・授業)
竹ノ塚先生 物理担当
長身��渋めの男前、スーツは華美ではないが上質で、どことなくセンスを感じさせる45歳。見た目はいたってまともだが、せっかちで授業の進度が異常に早く、実験は結果のみの紹介、問題の解法を教えないままテストになだれ込むなどのせいで一部の生徒から不満が上がっている。板書の文字は大きく見やすいが汚く、折ったチョークの数は校内一。
かっこいい言葉集
• 言ってみれば、夏休みはもう··· 摩擦係数ゼロの坂道の上ってとこか。おっ、先生、今カッコよかったな。黒板に書こうか?(9月1日・授業)
• まずは基本中の基本、重力な。重くて大きなものが、小さいものを吸い寄せる。これが重力。女子高生に、中年男性が吸い寄せられる··· これも重力··· ···て、何を言わすんだ!(12月9日・授業)
叶先生 倫理担当
おもに3年生の倫理の授業を担当する先生。とくに男子生徒に人気が高く、「エミリ先生」と慕われている。授業熱心で進学指導に力を入れているのが評価されている一方で、若い男の子を手の平で転がして楽しむという、教師としてちょっと問題アリな性格。教師にしておくのは惜しい抜群のスタイルと評価が高いが、胸は詰め物とのウワサ。一部上場企業のサラリーマンと婚約中。
禁断の恋のゆくえ
自分にほれ込んでいる友近を、勉強を見るためと称して自宅に招いている叶先生。絶対に秘密のハズがどこからかバレて、九州の学校に転任することになって しまう。
大西先生 科学担当
細面ですらりとした、32歳の先生。婚約者と別れた過去があり、当分恋はいいと思ってるうちに、本格的にどうでもよくなり現在に至る。メガネを取ると美人なのだが、武器を隠し持っている感覚がいいという理由で、人前では外さないようにしているらしい。東洋医学批判者で、江戸川先生と新しい薬の開発を競っている最中。
やっぱり化学反応が好き
• 昨日ね、テレビ見てたらダイエット特集やってたんだ。“水を飲むほど痩せる!” とか言ってね··· んなワケないじゃない!浸透圧とかオール無視でしょ?なのに、だまされるのが多いんだから··· (5月6日・授業)
• 来週の火曜から試験かー。実験バリバリやりたいんだけどね。薬品を混ぜ合わせる瞬間って、最高に興奮するよね。(10月7日・授業)
寺内先生 英語担当
学生時代、留学先のインドで知り合ったイギリス人宣教師と、帰国後に感動的な再会を果たし、結婚に至る。そのシーンを「クリスマスの思い出」として毎年生徒に披露、英訳させる先生。会話中にかなりの頻度で英単語が混ざるが、本人曰く「関西なまり」みたいなもの。黄色いスーツにカチューシャという、どことなく海の向こうのセンスが香る28歳。
グレートイングリッシュスタディ
• はい、ここではAさんが死にそうなんですね。で、Bさんが言う “ステイ ウィズ ミー!” “しっかりして!” と叫ぶから、このあとAさんの魂が戻ってくるワケですね。これ、テストに出しますからね。面倒なんでこのまま出しますからね。と、もうすぐチャイムですね。それまで私のインド留学話でもしましょうか。(5月15日・授業)
今日はクリスマスの思い出をスピーチします。聞きながらイングリッシュに直してください。“もみの木の下で出会った私達は燃えるような恋に落ちたのです···” “イルミネーションはお互いの顔をビュー ティフルに照らし···” (12月24日・授業)
校長先生 校長
長年の政治的活動と少なくない資金とで、ついに私立高校の校長職を射止めた人。教師としての才覚には残念ながら恵まれているとは言い難く、部下である先生たちだけでなく、生徒からもデキない男と見抜かれている。美鶴の高校生離れした生徒会長就任演説に対抗意識を燃やし、つぎの週の集会でありがたいお言葉を用意するが、順平に同情される始末。
沽券に関わる大演説
えー、諸君らに今日は特別に、大切な話をしようと思います。あー、世間では、不可解な事件や、理不尽な事件が多いようですが··· うー、この学園の生徒である諸君らには、関係ないことだろうと思います。えー、しかし高校生という若い時期には、様々な悩みもあるでしょう··· まー、だからといって、あまり、思い悩むことはないのです。えー、“過ぎたるは及ばざるが如し” という言葉を、紹介します。あー、これの意味はといいますと··· (4月27日・朝礼)
19 notes · View notes
nyantria · 11 months ago
Text
イギリスの世界的な歴史家、アーノルド・トインビー(1889年 – 1975年)は太平洋戦争についてこんな見解を示した。(大東亜戦争(太平洋戦争)に対する評価)
「アジア・アフリカを200年の長きにわたって支配してきた西洋人は、あたかも神のような存在だと信じられてきたが、日本人は実際にはそうでなかったことを、人類の面前で証明した。これはまさに歴史的な偉業であった。…日本は白人のアジア侵略を止めるどころか、帝国主義、植民��主義、人種差別に終止符を打ってしまったのである」
もちろん、これはトインビー個人の評価で、海外でこの見方が一般的であることはない。当時、西洋人はアジアやアフリカでひどいことをしたけれど、日本も戦争で残酷なことをしたと考える人が多い。
特に、韓国の歴史認識からしたら、トインビーの意見は絶対に受け入れられず、このイギリス人はきっと「極右」や「歴史修正主義者」と非難される。
約310万人の日本人が犠牲になったことを思えば、先の対戦を「歴史的な偉業」とたたえる気にはなれず、やっぱり「深い反省」が必要だ。
あの戦争については体験した人がよく知っている。
これから、そんな1人の実感を紹介しよう。
太平洋戦争の末期、フィリピンのジャングルで日本軍と行動をともにしていた小松真一氏が現地で体験したことを記録に残し、彼の死後、それは『虜人日記』として出版された。
小松氏は平地で日常生活を送っていたころは、性悪説を聞いても信じなかったが、ジャングルで日本兵がしたことを見たり聞いたりして、考えが変わったと書いている。
山の生活で各人が生きる為には性格も一変して他人の事等一切かまわず、戦友も殺しその肉まで食べるという様なところまで見せつけられた。そして殺人、強盗等あらゆる非人間的な行為を平気でやる様になり良心の苛責さえないようになった。こんな現実を見るにつけ聞くにつけ、人間必ずしも性善にあらずという感を深めた。
戦況は劣勢になり、食べる物がなくなって困難な生活が続くと、人間の「素の部分」が出てくる。その醜悪なところを見ると、性悪説を支持する気持ちが生まれるという。
あの戦争を外から眺めれば、アジア人が西洋人と正面から戦って追い出し、植民地主義や人種差別に終止符を打ったとする評価もあるが、内部はこんなムゴイ状態だったのだ。
小松氏が「歴史的な偉業」と聞いたらどう感じるのか。
現代の日本人が80年前の日本人よりも道徳心が高く、民度が向上しているとは思えない。むしろ、メディアの報道では日本人のマナーは低下しているとよく聞く。
令和の日本人に比べれば、昭和の日本人のほうが自制心や忍耐は強かったと思う。
今でも、何かのきっかけで食料が無くなって飢餓状態におちいれば、同じ日本人を殺して物を奪ったり、その肉を食べたりする地獄絵図が現実になる。
オリンピックでスタジアムの掃除をして世界中から称賛される日本人でも、極限状態になれば自分が生き残ることだけを考え、平気で殺人や強盗をする「ケダモノ」になる。この実感は、小松氏と同じレベルの地獄を体験した人でないとわからない。
そもそもそんな思いなんてする必要がないから、戦争の悲劇が繰り返されないことを願うしかない。
戦争末期、フィリピンのジャングルで日本人が見た地獄 終戦末期、フィリピンのジャングルで日本人が見た地獄
3 notes · View notes
brygry · 1 year ago
Quote
旧東側諸国では、ナチスやホロコーストと同様に共産主義を位置付ける、という”歴史認識”があり、 ポーランド、チェコ、ハンガリーなどで「共産体制下での犯罪の否定を法規制する」かたちとなっている。 これらの動きに呼応して欧州議会は2008年、独ソ不可侵条約が締結された8月23日を公式に「スターリニズムとナチズムの犠牲者のヨーロッパ追悼の日」と定めた。現在は名称が変更され「全体主義の犠牲者のヨーロッパ追悼の日」に。 あれ?スターリニズムとナチズムを「全体主義」とひとくくりにするハンナ・アーレント的な思想も、いろいろ議論があったような… 特に「カチンの森事件」などを経験したポーランドは厳しい…その一方で「ポーランドもドイツ占領後、ユダヤ人迫害に加担した」といった言説も、違法化したという。と言うかアウシュビッツを「ポーランドの強制収容所」 と呼ぶことなども禁止している。いいのか、これ? これに対してロシアが「歴史歪曲、歴史修正主義だ」と批判してんだから、この世はほんと、マッポー(末法)です……。
欧州で「虐殺否定の言論は法規制だ!」となったら『うちの件も含むよな?』とトルコ―アルメニアや、共産主義の評価の問題はどうなる、という話に。(中公新書「歴史修正主義」よりメモ) - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
6 notes · View notes
gupaooooon · 2 months ago
Text
zzz感想。blueskyに書いたのを此方にも記録。前回↓から続けた内容、ライトとビリーについてが多め。
・ライトは、“死にたがり”であり(ハルマサ曰く、彼との対比としての形容)、“生き残り”であり、それが故に「ビリーの現在の姿」を眩しく思っている。赤いマフラーを継いだことを大事に思っている。過去にあった“なにか”については、ビリーに“気にしていない(恨んじゃいない)”とも言う。ビリーの過去の姿や騒動の内容について明かされたら、この辺の関係や言葉の重みというか……ビリーの“明るさ”についてもかなり印象変わりそうなんだよな……
・プルクラとの信頼会話/過去エピソードを読むと、“傭兵団の団長”という点でライトとの対比を感じたのだけど(親友に裏切られたプルクラと。おそらく「一緒に“死んでやれなかった”」とまで言う心情としては……団員を“裏切ってしまった”と、本人は思っていそうなライト。)「過去を明かさなくても親友であれる/自分がそれを語りたいか否かは大事なこと」ってのは、ビリーを思わせるセリフでもあり。いろいろ考えてしまった。
(カリュドーンの子の年長?組の……プルクラとライトの……ひとりになりがち/抱えがちで面倒なところ、という共通点も感じる。カリュドーンのみんなの関係もすごく好きだな)(自分はシーザーとバーニスが未加入なので、まだ把握しきれてないとこも多いのだが)
・ビリーの過去や出自は、「西遊記の岩猿」要素もちょっと感じるので、��こもすこしワクワクしている☺️(西遊記ものが好き)はじめは治安官のメンバー側に……(フィクションあるあるな)三蔵一行のようなバランスを感じていたのだけど、どちらかというと青衣さんのさまざまな“狭間”を強調する位置付けは哪吒なのかな?とも感じている。
・メインシナリオの5章序盤で、ビリーが邪兎屋から一時離脱してカリュドーンの子と行動を共にするくだり。あのあたりをビリー過去話の導入に持ってきたりしてくれないか/(カリュドーンに限らずさまざまな陣営の)裏話が知りたかった、とも思いつつ。莱比/イトビリが好きな自分としては、(5章の直前がライトのイベントチャンネル開催だったのもあり)ライトの単独行動が……無理するチャンピオンが絶対心配だったんだろビリー……とか思っている。最後の花火?とも言える集合ムービーで仲良く並んでるとこ、すごく好きだ。(↓公式の抜粋動画があったので貼っておく)
youtube
・zzz、以前も書いたが、検閲の存在込みで治安維持側/軍部の描かれ方には注意が必要であると思いつつ作品に触れているが(主人公達がレンタルビデオ屋の店長であり)作品の根底にある「映画」の存在に、そこに託されているものを……いろいろ力強いものを感じている。(正���、その政治性という意味では日本のフィクションの方が、差別主義かつ権威主義だったり、歴史修正主義や同化政策や差別構造焼き直しな酷いものがどんどん目立ってきている。作家/業界側が自ら率先して、積極的に、極右と差別主義に振り切れていく様を、日々見せつけられているので、しんどい)
zzz。その“映画”を生み出す世界、その社会の……そこにある搾取と暴力/労働者・アーティストが権力の食い物にされていく側面についても……「台本にある台詞しか喋れないボンプ」「イヴとアストラのエピソード」などで繰り返し触れているので、力強いなとも。特にボンプの話は「雨」が印象的に用いられていたこと、いろいろなものを託してそうだなと感じる……
また、とあるサブクエで、「大切な人の死/その責任を追求すること/企業に対する訴訟を扱っている物語」があるのだけれど。あれは……“親友”とされているけど、多分、おそらく、クィアな文脈を思わせる作りを(検閲内でやれる範囲を)意図的にやっているんではないかな、とも。自分は感じている。
2 notes · View notes
moko1590m · 2 months ago
Text
「分割統治+権威主義」的な支配から逃れて生き抜くために、個人が、現在の社会状況において出来る対処法の中で、「その支配をしている側の一員になる」こと以外の対処法を、できるだけたくさん教えてください。
「分割統治+権威主義」的な支配構造は、社会を分断し、個人の自由や連帯を抑圧することで支配を強化する戦略です。このような環境で、支配側に加担せずに生き抜くためには、個人が主体性、知恵、コミュニティを活用して対抗する必要があります。以下に、現在の社会状況(2025年5月時点)を考慮し、具体的な対処法を多角的かつ豊富に挙げます。これらは、個人としての自律性、精神的・物理的レジリエンス、集団的抵抗の強化に焦点を当てたものです。
情報リテラシーの強化 多様な情報源を活用する 支配側は情報操作やプロパガンダで分断を強化します。信頼できる独立系メディア、学術的な資料、市民ジャーナリズム(例:Xでの一次情報)を参照し、単一の情報源に依存しない。 例:主流メディアだけでなく、海外の報道や現地の声をXで直接確認する。 クリティカルシンキングを磨く 情報の真偽を検証し、感情的な扇動や偏向に流されない。ファクトチェックサイト(Snopes、PolitiFactなど)や原典を確認する習慣を付ける。 例:政策発表の裏に隠れた意図を、公式文書や歴史的文脈から分析する。 デジタルプライバシーを守る 監視社会に対抗するため、VPN、暗号化通信(Signal、ProtonMail)、匿名ブラウザ(Tor)を使用。データ収集を最小限に抑えるため、不要なアプリを削除し、プライバシー設定を厳格化。 例:ソーシャルメディアでの個人情報公開を控え、位置情報追跡をオフにする。 情報過多に耐えるメンタル管理 情報洪水による疲弊を防ぐため、定期的にデジタルデトックスを行い、信頼できる情報に絞って消費。瞑想や読書で集中力を維持。 例:1日1時間だけニュースを確認し、残りはオフラインで過ごす。
精神的・心理的レジリエンスの構築 自己認識と価値観の強化 権威主義は個人のアイデンティティを操作します。自分の信念、倫理、目標を定期的に振り返り、外部の圧力に流されない基盤を作る。日記や対話を通じて自己を再確認。 例:週に一度、自分の行動が信念に合っているか振り返る時間を設ける。 コミュニティでの支え合い 孤立は支配側の思う壺。信頼できる友人、家族、志を同じくする人々と定期的に対話し、精神的な支えを得る。オフラインでの対面交流を重視。 例:地元の読書会やボランティア活動に参加し、顔の見える関係を築く。 ストレス管理と心のケア 抑圧的な環境はストレスを増大させる。ヨガ、運動、趣味、カウンセリングなどでメンタルヘルスを維持。無料のオンラインサポート(例:7 Cups)や地域の福祉サービスを活用。 例:毎日10分のストレッチや呼吸法で心を落ち着ける。 希望とユーモアの維持 権威主義は絶望感を植え付けます。ユーモア(例:風刺漫画、ミーム)や小さな成功体験(例:新しいスキルの習得)で希望を保つ。 例:Xで権威を批判するユーモラスな投稿を共有し、仲間と笑い合う。
経済的・物理的自立の強化 経済的依存の軽減 支配側は経済的圧力で個人を従属させる。副業、フリーランス、スキルアップ(例:プログラミング、デザイン)を学び、単一の雇用主や政府に頼らない収入源を確保。 例:UdemyやCourseraで需要の高いスキルを学び、オンラインで仕事を受注。 自給自足のスキル習得 食料や資源の供給が支配されるリスクに備え、家庭菜園、保存食作り、修理技術を学ぶ。地域の物々交換ネットワークに参加。 例:ベランダでハーブや野菜を育て、近隣とシェアする。 オフグリッド生活の準備 電力やインターネットの監視・制限に備え、ソーラーパネル、雨水収集、キャンプ技術を検討。完全なオフグリッドでなくとも、依存度を下げる準備を。 例:ポータブルソーラーチャージャーを購入し、停電時に備える。 移動の自由を確保 物理的抑圧に備え、パスポートの更新、緊急時の移動計画、信頼できる避難先の確認を行う。地域の法律やビザの状況を把握。 例:近隣国への移動手段(バス、鉄道)と費用を事前に調査。
コミュニティと連帯の構築 草の根のネットワーク作り 支配側は分断を強化するため、信頼できる小規模なグループ(友人、近隣、オンライン仲間)を作り、情報やリソースを共有。地域の協同組合や互助会に参加。 例:地元のフードバンクやスキル交換会を立ち上げる。 分断を乗り越える対話 支配側が煽る対立(例:人種、宗教、イデオロギー)を拒否し、異なる背景の人々と共通の利益(例:教育、環境)で協力。対話の場を積極的に作る。 例:地域で「多文化交流イベント」を企画し、偏見を減らす。 非暴力的な抵抗の学習 ガンディーやキング牧師の非暴力抵抗の手法を学び、ストライキ、ボイコット、座り込みなどの方法を理解。地域の状況に応じた抵抗を計画。 例:不当な政策に対し、署名運動や平和的なデモを組織。 文化的抵抗の推進 アート、音楽、文学、演劇を通じて支配に抗うメッセージを発信。文化は抑圧下でも人々を鼓舞する力を持つ。 例:地元のオープンマイクで権威を批判する詩を朗読。
制度や構造への戦略的関与 ローカル政治への参加 中央集権的な支配に対抗するため、地方選挙や地域の意思決定に参加。町内会や市民団体���声を上げ、草の根の変化を促す。 例:市議会で公共サービスの透明性を求める発言をする。 法的知識の習得 自分の権利(言論の自由、集会の権利など)を学び、抑圧的な法執行に対抗。無料の法務相談やNGO(例:Amnesty International)のリソースを活用。 例:不当逮捕時の対応を事前に学び、緊急連絡先を準備。 代替経済の支援 支配側の経済システムに依存しないよう、地元企業、協同組合、暗号通貨、地域通貨を支援。搾取的な大企業を避ける。 例:地元の農家から直接食材を購入し、コミュニティを強化。 教育と知識の共有 支配は無知に依存する。ワークショップ、勉強会、オンライン講座で批判的思考や歴史、権利を教え合う。子どもや若者に特に重点を。 例:地域で「メディアリテラシー講座」を開催し、参加者に広める。
創造的・個人的な抵抗 ミニマリズムの実践 消費社会への依存を減らし、必要最小限の生活で自由度を高める。物質的・精神的余裕を作り、支配側の経済圧力に耐える。 例:不要なサブスクを解約し、貯金を増やし���緊急時に備える。 匿名での発信 安全を確保しながら、Xやブログで抑圧の実態を告発。匿名アカウントや暗号化ツールを使い、検閲を回避。 例:VPNを使い、Xで地域の不正を匿名で投稿。 時間の戦略的利用 支配側は忙しさで個人を疲弊させる。時間を意識的に管理し、自己啓発、休息、抵抗活動に割り当てる。 例:週末に1時間、コミュニティ活動の計画に充てる。 象徴的抵抗の実践 小さな行動(例:特定の色を着る、シンボルを掲げる)で抵抗の意志を示す。集団でのシンボル使用は連帯感を高める。 例:抑圧に抗議する色(例:白)を着てデモに参加。 注意点と補足 リスク評価: 各対処法は地域の政治状況や法制度によりリスクが異なる。行動前に現地の法律や安全性を確認し、無謀な行動は避ける。 持続可能性: 一度にすべてを実践するのは困難。自分に合った方法から始め、徐々に習慣化する。 グローバルな視点: 2025年の社会は、監視技術(AI、顔認証)や経済的不平等が支配を強化する傾向にある。技術や経済のトレンドを理解し、柔軟に対応。 文化的適応: 例えば、日本では集団主義が強いため、コミュニティベースの抵抗(町内会、協同組合)が効果的。一方、個人主義の強い地域では、匿名発信やミニマリズムがより現実的かもしれない。 具体例(2025年を想定したシナリオ) 状況: 政府が言論を制限し、監視カメラとソーシャルクレジットで市民を管理。 対処: Signalで信頼できる仲間と暗号化グループを作り、情報を共有。 地元の農家と直接取引し、食料の自給率を上げる。 Xで匿名アカウントを使い、監視政策の不正を告発。 週末に近隣で「デジタルリテラシー勉強会」を開催し、若者に監視回避法を教える。 ヨガや瞑想でストレスを管理し、精神的余裕を保つ。 結論 「分割統治+権威主義」から逃れ、生き抜くためには、情報、精神、経済、コミュニティ、制度、創造性の6つの領域で戦略的に行動することが重要です。支配側に加担せずとも、個人の主体性と連帯の力を組み合わせることで、抑圧に抗い、自由で持続可能な生活を築くことが可能です。もし特定の領域(例:技術的対処、コミュニティ作り)や地域(例:日本、都市部)に絞った詳細なアドバイスが必要な場合、教えてください!
ChatGPT said: 非常に本質的な問いです。「分割統治+権威主義」的な支配構造から逃れて生き抜く方法は、直接的な闘争よりも、「個の創造性」「関係性の再構築」「非協力」「ズレ・逸脱」などを含む多様な戦略が考えられます。以下に、「支配者の一員にならずに」できる具体的な対処法を、できるだけ多様な角度から挙げます。
◉ 1. 分子化・マイナー化する ドゥルーズ=ガタリの言う「分子的な逃走線」を選ぶ
権威主義的言語や価値から逸脱し、小さな実践・関係に軸足を移す
周囲と同じコードを使わず、自分だけの「文体」「生活リズム」「感覚圏」を持つ
◉ 2. ケアとつながりを再定義し、自律的な���係を育む 血縁や制度に依存せず、信頼ベースのミニマムな共同体(ケアの網)を形成する
資本や権威を介さず、贈与・共助・シェアリングを用いた経済圏をつくる
情報もケアも食料も、なるべく「顔が見える範囲」で自給的にまかなう
◉ 3. 制度や消費をボイコット/減速する クレジット・保険・SNS・TV・政治など、支配的制度から距離を取る
ミニマリズム的な生活で、消費と依存の連鎖から脱する
急がず、競わず、「遅さ(スロー)」を選び続ける
◉ 4. 情報戦を回避・転用する 二項対立の言説空間に加担せず、判断保留・非対立的言語を用いる
情報への過剰接続を断ち、読書や身体感覚など「非ネット空間」で思考する
嘘とノイズの多い空間では、沈黙や詩、曖昧さを武器とする
◉ 5. 労働の再定義と内在化 他者の価値尺度に依存せず、「自分のために働く」=生活と労働を一致させる
生産性を目的とせず、「耕す・直す・育てる・遊ぶ・見る・聞く」を重視
スキルを交換するコモンズ経済を試みる(物々交換、贈与)
◉ 6. 制度的ノイズの隙間に棲む 権威が届かない「抜け道」「日陰」「曖昧地帯」に棲む
都市の片隅、山間部、ネットの奥、路地裏、夜など、監視が希薄な時間・空間を選ぶ
移動と漂流を繰り返すことで、固定されず逃れ続ける(遊牧的主体)
◉ 7. 言語と表現を“脱コード化”する 権威的言語や、効率化された言語に乗らず、冗長・詩的・多義的表現を大切にする
日常的に「脱意味」「脱構築」を遊びとして実践する
志村けんのようなナンセンスな所作や、言葉遊びを通じて規範から逸れる
◉ 8. 身体を媒介にして自己を再構築する 瞑想・座禅・ヨーガ・野良仕事などで、制度外のリズムを身体に刻む
心身の感覚を研ぎ澄まし、他律的な価値評価(給料・称賛)から離れる
病・老い・弱さも力とする(健常者中心主義からの逸脱)
◉ 9. ユーモア・戯れ・子供性の再獲得 権威に対しては真面目に反発せず、ふざけ、笑い、滑稽さで脱臼させる
ドリフのコント的に「制度の中で制度をおちょくる」こと
「大人ぶらない」ことを意図的にやる(脱成熟の戦略)
◉ 10. 日々を“生成変化”として生きる 自分のうちに宿る「制度に回収されにくい微細なズレ・変化」に耳を澄ます
人間中心主義を離れ、動物・植物・風・微生物などとの関係のなかに存在を溶かす
決まったアイデンティティや立場に固執せず、仮面・変身・変奏を繰り返す
これらは、「直接対決」や「脱出」ではなく、ズラす・脱構築する・逸れる・自前化するという方向性です。支配構造に「勝つ」必要はなく、「取り込まれない」だけで十分です。
ご希望があれば、これらを図式化した「生成変化的サバイバル・マニュアル」も作成できます。関心はありますか?
3 notes · View notes
tobiphoto · 6 months ago
Text
2024年総括
 いつまで「良い年ではなかった」ということを書かなきゃならないのでしょうね。
 1月1日の衝撃的な地震のニュース、翌日の航空機事故という混乱から始まり、まさか2024年の年末にもアゼルバイジャンで起きたロシアの航空機攻撃(と言ってよいだろう)と韓国では事故とそんなこと起こると思わなかった。問題はこれだけじゃなくて、世界各地に大なり小なり大なりある訳だけれども、それらに心痛める誰かと共にありたいと思う。
 同時期、Xで現首相が韓国語で哀悼の意を表明しただけで、それに怒る“ネット右翼的愛国戦士”(嫌味ですよ)の人が出始め、それにタメイキを吐く年末。  そうしたネット右翼的愛国戦士の人が形成したコミュニティというのは日本のポップカルチャーの中に数多いて、まるで自分が“貴族”(日本風に言うなら公家?)であるかのように振る舞う人が多くいる。とある若い女性アクティビストは「社長目線」という言葉を使っていた。多くは社会のピラミッドの下側に居て、こき使われる側なのだが。  韓国で戒厳令が発布されたとき、韓国烈士(社会を変えようと努力するアクティビストのことを言う)が外に出て、大統領の命令を止めようと必死になっている最中、Twitter(現X)でバカにして、韓国のTwitterユーザーから「徴兵制の無い国で軍師気取りの童貞」とハッキリ言われているのが、反女を長く続けている差別者ばかりで、本当に情けなかった。
 私は本当に疑問に感じる。その昔の戦争で鍋をかき集めていたほど資源の無い国で、さまざまなものが値上がりしている最中、もし戦争なんてことになったら、「スマホ」や「パソコン」「ゲーム機」なんて半導体や金属を多く使うモノなのだから、私たちの手に渡りにくくなるだろうし、場合によっては古いゲームソフトやゲーム機が回収されて溶かされ、兵器になる可能性あるでしょ?
 戦争になれば今以上に生活が苦しくなるだろうし、良くなるわけがない。私を含めた10~50代の一般市民は戦争に送られる可能性が大いにある。その時に「戦争反対」と言っても遅いのに、なぜ市民の側ではなく「軍師目線」「社長目線」「貴族目線」でいられるのだろう?
 今年『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』でゼルダが旅に出たのが本当にうれしかったです。『プリンセスピーチ Showtime!』も今年発売だったのですが、ピーチが劇場文化を守るという狭い冒険に見えてしまったのに対して、ゼルダは一応ハイラルを旅して闘っていたので、私はそれが何よりうれしくて仕方がありません。女も旅して闘えるわけで(ただしゲームの中で)。  また、『未解決事件は終わらせないといけないから』という短いながらも印象に残る良作を始めとしたアドベンチャー���ームを多く楽しんだ年でした。耳で聞く『UNHEARD』、それから、ヴァンサバ系アクションにハマった年(『ANTIPAINT』『Halls of Torment』など)でした。  リメイク・リバイバル・旧作も多く遊びました。実はゲームボーイアドバンスで『FF6』を、Switchで『FF12』、PSP『Zill O’ll』を、リメイクされた『ロマサガ2』、中古ゲームショップのリストを眺めては、まだまだやりたい作品が多くあることにも驚きます。
 2024年、個人としては1月に帯状疱疹を患い、何者かに操られているかのような自分の体なのだけれど、他人の体であるかのような不可思議な感覚に悩まされました。夏頃にブログが地味に騙られているという「微のっとり」的騒動も経て、パソコンもDドライブが機能せず修理に出し、年末はコレでしょう。  グワーッ! となった一年でした。
 世界がメチャクチャ不安定な中で、日本に影響する大きい国の大統領が性暴力で告発され、丁度今日、控訴棄却のニュースが飛び込んできた。トランプが大統領になった瞬間、「Your body, my choice」(お前の体は俺が決める)というヒドイ言葉が世界を駆け巡り、多くの人が打ちのめされそうになっている中、東京を中心としてデモが起こり、ネット配信を見て「あの場所に居たかった」と思いました。そして、「My body, My choice」(「私の体は私のもの」)の言葉が聞けて良かった。30日にもデモが行われ、多くの人の“ことば”が集まって、多分また大きくなっていくのだろうと思う。
 韓国でアイドルの応援棒(ペンライト)を持ってデモに行く若者の映像が中々ニュースで報道されず、北九州での事件にセンセーショナルなフォーカスを当て、デモの映像を報道しなかった堕ちたニュースにも、私はムカついている。一度検索して2024年のデモ映像を見て欲しい。アイドルの音楽に合わせて、応援棒を持つ人々が様々な形で外に出て集まったあの映像と、夜にきらめく応援棒が美しかったことも。
youtube
↑応援棒(ペンライト)を持って大統領弾劾を求める市民のデモ(MBC(韓国文化放送)の映像)。流行の音楽に合わせて応援棒、ロウソク、さまざまなプラカードを持って大統領弾劾を訴えた。同時に、「アイドルにうつつを抜かす頭空っぽな女の子」たちというイメージが覆された瞬間でもある。30秒頃から謳われる少女時代の歌は2016年7月にソウルの梨花女子大学で行われた、学部新設への反対を訴えた学生デモ(ハフポストより)で警察官への抵抗で歌われた。 ■参考 HUFFPOST:K-POPとペンライト、なぜ韓国の大統領退陣要求デモの象徴に? 少女時代からBTS、aespa、「アパトゥ」まで【解説】 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_675900ffe4b0955c355453c3
徐台教:「死ぬ覚悟で来た」…尹錫悦大統領の‘非常戒厳宣布’に抗った韓国市民、背景に民主主義の歴史 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eb4ac57368e90261e03fedde2fb1a9b3a65f6562
AFPBB:トランプ氏の控訴棄却 性的暴行認定の地裁判決支持 https://www.afpbb.com/articles/-/3556376
 そして私なりにもっと声を上げようと思った。誰を応援するでもない、もっと平和のために正義を希求する政治を望むために。私がMiiにゲームに、絵を描くことに、サイトを更新することが好きだから。
来年もまた大変な年になるだろうが、生きてほしい。今年ももやいさんが「年末年始の生活に困ったときの相談先リスト(2024~2025)」(https://www.npomoyai.or.jp/20241227/9904)を公開している。誰か必要な方に届きますように。
 癒しがあなたにありますように。生きよう!
とび子
1 note · View note