#おぉこれでいいじゃんまず手始めに今年の夏はこれでいこうと思ってさらにググってみた
Explore tagged Tumblr posts
Text
もはや何時以来の参加かすら思い出せずにいた。
元々は平田クリテリウムと開催され、そして今もクリテリウムとして開催されている、そう平田クリテリウムの話である 精力的活動連盟で名を馳せている「岐阜自転車競技連盟」による主催の定例レース形式練習会と言ったところでしょうか。 ええそうです、平田クリテの、あの平田クリテリウムです。 そろそろゲシュタルト崩壊してませんか、平田クリテリウム。

平田クリテリウム第4戦でした。
その昔、毎月参戦していたもの、シクロクロスに注力しだしてからというもの理由もなくその名の通り脚が遠のいていましたが、昨年のロード成分不足気味のまま参戦したスズカロード5ステージでの成績から、同じ轍は踏まないと奮起し今年は春先からロードバイクにてレースに参加しようと思った次第である。 私事ながら青雲の志である。 そんな時に便利だなぁと思うのが東海圏でのレースの多さだ。

※過去最高メンバーで臨んだ昨年の5ステージ、リザルトも過去最高でしたが自身としてはボロボロの内容だった。
他地域が少ないとか��一切思わないのだが(堺浜クリテや大磯クリテ、今もやって��のかなCSCクリテリウムシリーズ …など)やはり定期戦が地元で3シリーズもやっていることは幸せである。 平田クリテリウムにAACA(何の略だっけ?)そしてリトルワールドサイクルミーティングである。 ことリトルワールドに至っては隔月開催だが、レース中に世界一周が出来てしまうという副次的効果があり、最上級クラスのエキスパートに至っては世界15周も出来てしまうというお得感にあふれている。 言っている意味が分からない方はリトルワールドでググってみてください。 ドイツカーブに気をつけろ。
閑話休題

平田クリテだが過去出走を調べてみると最後の出走は4年ほど前、現NIPPOの中根君がゲスト参加したC1でボコボコにされたのも遠き日の思い出である。 そんな久々な平田クリテに前述の理由で出走しようと思い、月曜21時にPCの前でエントリー峠を越えるべくメールアドレスまで事前にコピーしておいて構える。 が、しかし今のエントリーシステムは事前登録制になっており、選手番号入れるだけで出来てしまうのね、進化してました平田クリテ。 悩みに悩んでキャップカバー不要なスタイリッシュC1へエントリーしたものの、クロスとは走り方も自転車も全く違うので不安しかなくスタート直前までC1で良かったかしら、C2の方が身の丈に合ってるんではなかろうかと不安のまま迎えたレース当日。 さもシクロクロスに行くような足取りで会場に向かうが、クロスに比べて機材が少ないのでスカスカの車内を見渡しては「忘れ物があるのではなかろうか」と不安が募るばかり。

今回から約3年乗り続けたBlockhaus67から2019イヤーモデルのBlockhaus67での初レース。 クリテリウム向きなハイエンドマテリアル”アルミニウム”モデルであるこのバイクでの初陣ですが、基本フレーム構成は変わらずジオメトリーも同じなのでポジションや走り方に対しての不安は一切なし。 ���材に妥協なし、不安は己のフィジカルである。
はてさて会場につけばいつもの雰囲気で「嗚呼、平田ってこんな感じだったな」と思い出すことばかり。 いつの間にかプロにメガ進化していた殺気ぃーことサッキーや、クロスで大躍進の恩ちゃんなど若い選手が会場を埋め尽くしている雰囲気はとてもよかったです。

そして今回自主映画を撮影しているらしく、パープルのスキニーパンツ、チェックのネルシャツの上にピチピチTシャツを着ている役者さんがとても目を引く。 さらにサイクルジャージに着替えたと思いきや懐かしのTモバイル(ウルリッヒモデル)のジャージに競輪選手も真っ青なショート丈のレーパンを召されておりまして、なんともアバンギャルド。 あの服は衣装さんが用意したのだろうか…。 幸いなことに、撮影スタッフがゾンビ化し暴れまわるような「ペダルを止めるな」的な行動がなかったのが残念でした。

そんな中、アップの仕方も忘れる醜態の私に場所を提供いただいたCLTハッチさんのスペースを間借りして準備をする。 C1は相変わらずの満員御礼みたいで、ロードらしいぼんやりとしたスタート後も刹那、ピリッとした空気に代わり場所取り激しくレースは進んでいく。
この平田クリテ初聴の方のために説明すると、河川敷にあるコースはいたってシンプル単純明快、平易かつ簡単明瞭で1周約2kmで長方形型のレイアウト。 故にコーナーはすべて直角という漢卍角度仕様となっており、土手側・川側ストレートからのコーナーは非常に狭く、車両は2台並んではいるのがやっとの幅員しかない。 そこに飛び込む直前のストレートエンドではNASCARばりの並走で3ワイド4ワイドが当たり前という、非常に殺伐としたライン争いも見どころであり一見の価値あり(多分)

実際にレースが始まり噂には聞いていたが、最近のC1は以前にも増して前に前にという動きが強く、参加者レベルの向上をヒシヒシと感じる。 集団内でドラフティングに入っているだけではズルズルと下がってしまい、気が付けば最後尾なんてことばかり。 そう!今自分は試されているのだ。

集団前々で展開しないと前述のコーナーからの立ち上がりでフルガスダンシングインターバルを強要されるので、もぅねそんな練習していない小生には筆舌に尽くしがたい地獄の幕開けですよ。
集団から千切れないようにもがく度にC2で序盤から集団に振り落とされた”こっこ”a.k.a高田氏の悲壮感が頭をよぎる。 イヤだ、あんな風にはなりたくない!
そんな思いを胸に、集団後方で千切れないようにひたすらもがいている自分のおぞましい姿が散見されていたことだろう。 これを見て今回平田に嫁が来ていたらと思うに「過去の栄光にすがった出来損ない!!」と"冷たい段ボール事件"の再現を期待させるのは火を見るより明らか。
さすが集団先頭でドンパチやっている選手たち、俺達の出来ない事を平然とやってのける、そこに痺れる憧れるゥゥゥ!

何周回目かもわからぬままインターバルマシンと化した自分は息も絶え絶えに、どパンチが効いたアタックが無かったため逃げ集団こそ成立しなかったが、そのおかげで集団ゴールとなりました。 えっ、順位ですか?よくわかりませんが平田なので良いんです。
ん?平均速度が44km/h?おぉう、そりゃねぇ…しんどいわな。
ただ集団に居ただけで何もできなかったが、今回のテーマである「集団内での立ち振る舞いを思い出す」と「レース感を取り戻す」は多少達成できたのかなと。 集団での走り方なんかは平田クリテのような場でしか練習出来ないので非常に有意義であり、一緒に走った選手も皆上手く走っていて怖い思いをすることはあまりなかったです。

また来月も都合をつけて平田にAACAに世界15周にと、夏のスズカまでロード慣れをしていこうと思うばかりで。
一緒に走ってくれた選手の皆さん、安定の素晴らしい運営が光る岐阜車連の方々、本当にありがとうございました。
Photo M_Kanegon & M.HATTORI & Tomoya_Saito Thanks to all.
3 notes
·
View notes
Text
0106 股下新年会@名古屋CLUB ROCK'n'ROLL
久しぶりの股下名古屋編は始まりの場所、ロックンロール。 ライブとは関係ないですが、外の看板のカナタさんのお名前が始まる前タケヒコになってて笑ってたんですが、終演後にちゃんとタケヒロになってました。 こんなところでも持ってるなぁと思いました←
時間になると、軽快な音楽が。あれ?大阪のしめやかな感じとは違う…と思ったらまさかのオールナイトニッポンのあの音楽でメンバー登場笑 そして同様に、 「「「「ほぼ股下90cmの男たちによる新年会、名古屋編ーーー」」」」 前日よりはグタッてなかったのでカナタさんもつっこまれず平和に進行。
そして自己紹介へ。 飯「股下最年少、腹黒お兄さんことcinema staffボーカルギターの飯田瑞規です!」 サ「西三河からやってきました、みんなのボーイフレンド、竹内サティフォです!」 よ「股下最年長、kuhのタダヨシフミです!」 カ「多分僕だけ本当に股下90cmあるでしょう、LEGO BIG MORLカナタタケヒロです!」
飯「いやー股下ももう6回目ですね」 よ「ツアー回ってきて…って言っても大阪とここだけだけど笑、今日でファイナルですよ」 飯「昨日は大阪でやってたんですけど、今日もあるからってことで打ち上げ1時に解散しました!おかげで体調バッチリです!」
飯「この音楽BGMだとなんかラジオみたいな感じですね笑」 サ「このメンバーでラジオとか楽しそう」 ぜひやってほしい笑 でも多分ずっと喋ってそう笑
飯「この会はステージもフロアも飲んで楽しんで…ゆるーくいきましょう」 のような話で、カナタさんもフロアについて触れたんだけど(内容失念)フロアのイントネーションが変!と言われて。 フロア↑(アにアクセント)かフロ↑ア↓でもめてたけどどっちだったかな… お風呂と同じ感じやん!って言ってた笑
そして… サ「あとで自分のときに言う?」 と言われたものの、 カ「今日新幹線で新大阪から名古屋まで来たんですけど、僕携帯を新幹線に忘れたんですよ… 今頃東京駅にあると思います… いやでも携帯なくても生きていけるし?!」 と言ったものの カ「楽屋で(メンバーが)携帯触ってんの見てええなーって思った…」との本音も笑 スマホはまさに俺の臓器ー♫(某バンド様より)ですな。
忘れ物がひどいから、カナタさんはメンバーにフォーゲットマン!と言われる始末。笑 そして前日も脳の海馬について触れてたんですが 前日も カ「かいばって何???」ってなってたカナタさん。 サ「昨日も言ったけど海馬ないんじゃない?」 カ「お、おう、かいばな!」 ちなみにどんな字かわかる?と問われ カ「お、おう、わかるで??」みたいになってたけど サ「海の馬でかいばだから」って言われて カ「え?!?!回るって書くと思ってた!海の馬!?」 サ「あとで…あ、東京帰ってからググってね笑」 と言われておりました笑
飯「あまりに喋りすぎてBGM3周目入ってますよ笑」
サ「今回も昨日と同じで出番もう決めてます。よっちで、キンタで、飯田で、俺がトリです」 飯「やっぱり俺だけ飯田なんですね…」 昨日と同じく自分だけ名字なのが寂しいらしい最年少。 カ「みずきやから!みずき!」 と速攻でフォローを入れるカナタさん。なんだこれ。
一番手よっちさん。 「…急に1人になると緊張しますね… 友達が家に来てて、帰って1人になった気分…」 と言ってソロの曲から始まり。(いい加減私はよっちさ��の曲を覚えましょう)
「みなさん昨日来ました? あ、結構いる… …お酒飲んでないからなんかね…」 落ち着かないよっちさん。 飯「テキーラはちゃんと歌ってから!ご褒美!」 テキーラはいつからご褒美になったんだ笑
そのあとのバンド曲、大阪で書くの忘れてたんですが、今までより1音くらい低めな気がした。こんな低かったかな?って。
「帽子昨日よくこうやって(つばを上にあげる)たみたいなんですけど 飯田にはげてるんですか?って言われて笑 どうやら照明の加減でそう見えたみたいで!笑 はげてませんし、それをごまかすために帽子かぶってませんし、それならもっと深くかぶります!笑 …カバーやりまーす笑」 と言ってギュッと帽子を深くかぶるよっちさん笑
The Beach BoysのAlone on Christmas Day。(曲名やっと判明) 大阪の時に、 「Phoenixというバンドがカバーしててそれを聴いてかっこいいって思って原曲を聴いて、そちらもよくてカバーしてみたいなって思った」とおっしゃってたな。
「…(帽子のせいで)全然前見えなかった笑 もう一曲カバーやります。OasisのLittle by Little」 飯「ギャラガー!」 サ「ギャラちゃん!」 ギャラちゃん笑 また帽子を深くかぶる笑
よっちさんの声は喋ってる時は低音優しいお兄さん感がめっちゃ出てるんだけど、歌うと本当に甘い切ない感じになるんだよなー。
「昨日はここから結構喋ったんですけど。 新年の目標、皆さんもう決めましたか? 俺は…昨日も話したんですけど、もっと大人になりたいということで… まず保険に入る! 12/30からさてほと一緒にいて。一緒に年越ししたんですけど」 サ「クラッカーやったねー🎉」 会場から笑い声が笑 「笑うとこじゃないでしょ!笑 誰と年越してもいいじゃん!笑 まぁ4日くらい一緒にいたんですよ。で、喋ることもだんだんなくなってきて… この年齢だし、気になってたから保険の話をしたんですよ笑 皆さんはきっと親が払ってくれてる保険とかきっとあると思うんです、お若いから。でも俺はそれはもうないから笑 でも生命保険は結婚してからでいいかなーとか色々考えたりするんですよね笑 もう一つは、食べない。笑 飲み会とか行くと、ポテトとか唐揚げとかすぐお通しとかに手をつけちゃうんです。だから今年は食べないようにしようと思って」 サ「嘘つけー!昨日すぐ手つけてたぞー!笑」 カ「昨日ポテトサラダ食べてたー!」 飯「寒ブリも食べてたー!」 密告者が笑 「あと、喋らない!高倉健みたいに! あの人お通しとか食べなそうじゃん!笑 お酒飲むとすぐあることないこと喋っちゃうんですよ。大人はそういうこと喋らないと思うんで。喋らないようにしたいと思います笑」
「股下なんですけど、また他のメンバーから今後のこと話あるかもしれないですけど。 ここが始まりの場所なんですよね。 ここから悪夢が始まった…笑 こんな続くと思ってなくて…1,2回で終わるくそイベントだと笑 今回も本当はやるつもりじゃなかったけど、ロックの本田さんに11月くらいに、『やらないの?』って言われて…本田さんが言うなら…ってことで今回やることが決まりました。 みんな帰るときにありがとうございますと言ってください!」 くそイベントだとは思ってませんからね!!!(力一杯否定)
ということで大阪同様、最後にダンスダンスダンスで終了。 よっちさんの安定したギターと歌…良きなぁ。
2番手、カナタさん。 「昨日見た人は改めて、初めて見た人は新鮮に! 新しい気持ちでやります!!!」
ということでlove lightから。 メロの声の伸びが爽やか。いい声だよなぁ…
そしてStrike a Bell。 曲中、背後から誰かが覗いて(多分よっちさん)サビで手を伸ばしてて笑 「俺は気に��ない!」と言ってて、 お客さんにも「集中集中!」って声かけてて笑 途中でもういなくなってたのに、最後の方で思いっきりバッて振り返ってたカナタさん笑 気にしてるんやん!って爆笑した笑😂
「年末は12/30にシネマも出てたイベントに出て。そっから地元帰ってきて。オカンと2人で年越したんですよ。 で、1/2に、あんたも保険入ったら?ってオカンに言われて!笑 偶然ですけど!」 すごいシンクロしている股下メンバー笑 「僕、実は一年禁煙したんですけど」 サ「嘘つけ!」 「ほんまや!笑 で、一年禁煙して地元の友達にご褒美でチャリ買ってもらいました 地元にチャリがなくて。嬉しかったです…赤いママチャリ…」 地元にチャリあるとなんか便利だからその気持ちとてもわかりました。でも赤いママチャリとは思わなんだ笑 赤いママチャリに乗ってるカナタさん想像したら何か癒されました笑
「最近は恒例で、みんな季節の歌をカバーしていて。前夏やった時に僕は森山直太朗さんの夏の終わりをカバーしたんですけど。今回は、さくら(独唱)を。もう暦の上では春ですし!先取りということで」 (先取り感満載) 「沖縄やったら3月くらいなったら桜咲いてるやんな?!卒業式とか……成人式とか思い浮かべて」 急に冬になったぞ?!笑
ということで始まったさくら(独唱)。 最初の「ぼーくらはー♫」で\ヒュー♡/を求め何回も「ぼーくらはー♫」を歌い続けるカナさん。 「日々うぉううぉううぉう……」みたいにめっちゃ過剰な真似をするカナさん。笑 こんだけ笑かしといて、たまに白目になったりしながらも、歌声はめっちゃくちゃいいから、もうほんとこの人何なんだろう、好きだわーってカバーを見ながら思ってました笑(レゴの曲じゃなくてカバーで思うのかよってつっこまないで笑)
そして爆笑させたあと、テキーラグッバイ。カナタさんのテンションは最高潮!(まだ飲んでない) 本当に楽しそうに弾いて、歌って、お客さんも巻き込んで。見てるこっちも楽しい。 そして、恒例の、大サビ前にみんながテキーラ持ってきてカナタさんに飲ませる場面笑 飲み終わって渋い顔をしつつもステージを縦横無尽に歩き弾きするカナタさん笑
そして、RAINBOW。一瞬ギター置きかけたから今日も忘れてはけるのか?!ってヒヤヒヤした笑 RAINBOWだけスタンディングで歌うようで。マイク位置を直してくれるのはローディーと化したよっちさん笑 そしてスタンディングで歌う。カナタさん立つとロックの天井がさらに低く見える。笑 恒例の大サビ前に 「いつもはメンバーがコーラスしてくれてるけど今日はメンバーがいなくて……… 上手いこと言えへんけどレゴの一員になってってことや!」 ということで「あーめあがりー♫」「くーもにのりー♫」をやるんですけど 「名古屋練習いらんやろ! …やっぱ一回練習しとこ!」という無茶振りっぷり(そして一回練習してそのままいっちゃうカナタ氏) 虹を無事にかけて終了。
3番手うぃーださん。 「ステージでテキーラ飲んで吐かないかすごい心配だった…吐かなくてよかった…」 誰が、とは言わないものの、ちゃんと心配するのが可愛いうぃーのひと。 「股下新年会大阪…」 素で間違える笑 \えーーー/ 「大好きな名古屋の皆さん!笑」
孤独のルールへ。 気持ちいいくらいの声の伸び。弾き語りになるとギターと歌だけでシンプルに声が際立つ。
「股下はもともと飲みの延長みたいな感じで。4人で安安っていう安い焼肉食べながら(大阪ではお腹壊した話してた)4人でアコースティックできたらいいねっていうところから始まったんですよ。 このステージが打ち上げみたいな感じだから!笑」
「もう一昨年になるんですけど、一昨年のクリスマスのことを歌った曲です」 からのsomehow。 今回のセトリ、孤独のルールからのsomehowって流れは本当にずるいなって思ってた。大阪も名古屋も、somehow冒頭で泣きそうになってたよ。
「自分は岐阜出身で、年始から実家に帰ってました。岐阜市の〇〇の〇〇です!(覚えてないですがナチュラルに住所を番地までばらす)(やめて) インスタにあげて…昨日大阪でも見せたんですけど…」 と、取り出した伝説のひ宝を見つけに!笑 大阪では、押入れで宝の地図を見つけて、家を抜け出して、宝島までタクシーで、そして海から近いから泳いで行って、第一の関門の大きなもの(トラ)が目を開けたところまでで終わったんですけど、 「今日はもう少し続きを読みますね。(ここからニュアンス)トラは人の言葉がわかるようだった。 『ここを通りたければ、今から出すなぞなぞを答えるのじゃ。正解したら通してやる』 『間違えたらどうなるんですか』 『お前らを食べるのじゃ』(なんかもっと文末のじゃの使い方が違和感あったと思うが思い出せれん) たけしとゆみこはなぞなぞに…これ、なぞなぞの内容は書いていません笑 挑んだが、間違えてしまった。 でも、たけしとゆみこは通りたかったので、ごめんなさいと土下座した。 トラは、しょうがないから そうしてあげた。 …しょうがないから、そうしてあげた」 そこからギターをかき鳴らしてグレスケへ! この入り方2日連続で見ても笑えてしょうがなかった笑 しかも弾き語りのグレスケはギターがバリバリだからなおさら笑
「一番好きなところ読めてよかった笑(しょうがないからそうしてあげた、が一番のお気に入りだった模様) 朗読して歌うのいいね、今度からそうしようかな笑 もう表に出ることないから、続きを要約して読みますね。 第一の関門トラのあとに第二関門でライオンで第三関門で毒ヘビが出てきます。 そして関門を突破して、2人は宝を手にします。 そこで、たけしが『こんなにお金があったら、一生しあわせだよね』と言った。 そこでたけしとゆみこはお母さんに起こされて。 『夢だったのかなぁ』 『私も夢を見ていたわ』 でも2人はガッカリしていなかった。 その夢こそが宝だったから」 みたいな話でした。
「カバー曲やります!DREAMS COME TRUEの雪のクリスマスという曲です」 と言って始めようとするも、 「粒の大きさ増した…」辺りで自分で笑って「ダメだーーー!」とツボに入ってしまって歌えなくなってしまううぃーのひと笑 「ホットレモン飲んで落ち着きますね…」 というも2回目も「街灯が…」で速攻で笑って歌えなくなり笑 3回目もしばらくは歌えていたものの、やはりダメで笑 4回目にしてようやく歌い上げるという。笑 でも本当に良き声。この声で「私が見えているものすべて 大好きなあなたにも見せたい」はいかんと思うんだ(褒めてる)
そしてそこから妄想回路へ。 弾き語りの妄想回路本当に好きで。股下でも最初の頃からやってるんだけど、だんだんルーパーが増えたりしてて。より幻想的になってて。 この日の名古屋の妄想回路は聴きながら、この声に埋もれたいなぁと思ったのでした。
トリ、さてほさん。 大阪と同じく、O・SHOW・GA・TSUよりスタート。 大人のお正月事情を歌った曲だよね、あれ笑
それ以降は大阪とはセトリが変わってて、ボーイフレンドになりたいっ!へ。 股下以降チラチラボーイフレンドになりたいのサビが頭によぎってた…ガワラの曲の力すごい… 「郷に入れば郷に従うっていうので、名古屋弁で… でら好きだがや!」 これ言った後カナタさんが「でら好きやで!」みたいにリピートしてたのおもろかった笑
「ONIGAWARAは今新曲の試聴してまして。ONIGAWARAで検索してもらって、ブログからsoundcloudに飛んでもらったら新曲聴けるんで!股下の余韻とかどうでもいいんで、帰ったら検索してください! 今日はその新曲をやります!」 新曲①の方だったんだけど、この歌詞なかなかに刺さるなって思いながら聴いてた…
「まだタイトルも決まってないんだけど、新曲でした! 写真集シングルからGATTEN承知之助 〜we can do it!!〜」 ということでGATTEN承知之助!この曲振りが気になってたんだけど、終わってからさてほさんがサビのとこのふりを1人踊ってくれてて。めっちゃ可愛かった……
「股下は最近はその季節の曲をカバーするのが恒例になってきてるんですけど。…2人はクリスマスの曲。だいぶ先じゃねぇか、と。(今年のクリスマスを見据えてですかね)1人は春の曲。笑 僕はちゃんと冬の曲を持ってきました!2曲あるんですが、GLAYとジュディマリどっちがいいですか!叫んでください!」 ほぼほぼジュディマリだったので、LOVER SOULへ。 この曲久々に聴いたなぁ…原曲聴きたくなった。ジュディマリの中でもこの曲とイロトリドリノセカイが好きだったりします。マイナーかもしれないけど。
LOVER SOULが終わって、 「昨日GLAYだったんですが歌ってみたらめちゃくちゃしんどかったんで、皆さんがジュディマリ選んでくれたのでよかったです!」 と言ったそばから カ「GLAY!」という人笑 「逢いたいからー♫恋ーしくて♫貴方をー思うほどー♫」ってちゃんと歌ってくれるさてほさん笑 さすがです笑
最後はEじゃん! 後ろからカナタさんが手を伸ばしてEじゃんポーズしてたんですがやっぱなんか違う…笑 親指は使わないよカナさん…笑
アンコールへ。今回も順不同、ニュアンス祭り。
とりあえず乾杯しようってなって 飯「キンタ酒持ってこーい!」 ってなって苦笑 カ「えっ俺?!」 と戸惑うカナタさん。 飯「嘘です、自分が取りに行きます」 と、取りに行ってる間に カ「俺そういうとこあるからな…」 と何度目かのこの発言苦笑 なんかもう既にハイテンションな3人に対して、 サ「このテンションについてけないからトリ嫌だ!」みたいなことを言うさてほさん笑 約1名シラフでもこんな感じの人が…いや何でもないです←
カ「今日の飯田めっちゃよかったよなー」 ってカナタさんが飯田さんを褒めたらすかさず 飯「ちょうだい!ちょうだい!!もっと!ちょうだい!!」 とめちゃくちゃほしがるうぃのひと。笑 可愛いな。笑
飯「バンドの時のきんちゃんってかっこいい感じだよね!2枚目というか…でも普段とかこういう感じで面白くて最高だと思うんだけど!面白いの隠さなくていいと思うよ??」みたいに言われてて。 カ「別に隠してへんねんけどなー??」 どっちの俺が本物?みたいな話にもなり カ「こっちの俺も本物や!笑」
飯「きんちゃん見てて関西人だなぁって思うの、間の取り方が! 俺は自分が喋ってシーンとしたり、間があったりすることが快感だったりして」 カ「えー!俺笑かしてなんぼやと思ってる」 飯「真逆だね…」 サ「ヒロキとかシンタロウとかはあれじゃん、間がある方が好きじゃん」 飯「俺お二人とは好み合うんですよねー」 1人仲間はずれカナさん。あれ。 サ「ほら、飯田はシュールレアリズムだから!」 カ「しゅ…??」(多分理解してない) サ「板尾創路みたいな…」 カ「あー板尾てつじ……板尾てつじって誰や!」
飯「年に2,3回はステージでこんな感じでもいいでしょ!? でも20歳くらいの子がこんなことやってたら『バンドなめんなよ』って言いたくなるかも笑」 10年やってるからこそのこのステージということで笑
カ「あー水飲みたい」 って言った瞬間にうぃのひとが岡山づくりを速攻で差し出してて(他2人は少し遅れて水を差し出してた)それをぐいっと飲んでたけど、カナさんそれ水じゃないよ← そのあとさてほさんから水もらって飲んでたけど。笑
フォーゲットマンのくだりで 飯「この人、お客さんにもらったものも新幹線に忘れたんですよ…」 \えーーー/(ブーイング)(頭を抱えるカナさん) 飯「ちゃんと家に届くように手配したんで大丈夫だと思うんですが!」 …できる末っ子。 そしてアドリブでギターを鳴らしフォーゲットマンのテーマがアドリブで歌われる。笑(ひたすらいい声でフォーゲットマン♫って歌ってるカナタさん。笑) 飯「でもこの人も大概ですよね?!」って言われるさてほさん。 飯「楽屋でいろいろ落ちてません?」と言われ サ「鍵でしょ、携帯でしょ…」 大概やばかった…笑 あとで思い出しましたがこの末っ子も歌詞やら記憶やら物やら忘れてるのでみんなフォーゲットマンだと思ったのでした笑
サ「この人一番まともに見えるけど一番やばいからね?!」 といきなりよっちさんに話が振られる笑 そしてカナタさんちに泊まってた時に被害にあったうぃのひとが某癖による被害を暴露笑(一応伏せときます笑) 股下のサイコパスは伊達ではなかった………
ということでいろいろ暴露されつつ、爆笑しつつ、 よ「ここ(ロックンロール)は大事にしよう?股下はここから始まったし…」 とうまくまとまったのでした。笑 でもなんかちょっとわかる。ロックで見る股下は何でか安心感ある笑
HEROカバーをしようとなったものの、カナタさん携帯がないのでよっちさんに借りることに。 よっちさんステージ上でナチュラルにパスコードを暴露してて笑 この人たちは本当に……苦笑 良き声のHERO。この4人で1つの曲カバーしてくれるのって贅沢だよなぁ…
そして彼らのアンセムA・RA・SHIへ。笑 相変わらずのゆらゆらカナタ。そしてお酒回ってて呂律は回らずラップはグダグダ笑 そしてここ2回、「Step by step」と「Day by day」の直後「パラッラーララ♫」を全力歌いしすぎるカナタさんに爆笑して笑いすぎた😂😂😂
うまくまとまりませんでしたが初笑い2連発のライブが股下でよかったです! また気長に開催をお待ちしています笑
next:0122 ルートサン@JANUS
1 note
·
View note
Photo

MAR 2nd, 2018 Kyoto Japan #今日は今どきのエンジンオイルについてお勉強 === #マグロのトロの脂って人間の舌の熱で溶けるでしょ #冷蔵庫で冷やされてるバターは硬いけど熱いトーストやパンケーキに載せると溶けるよね #バーベキューとか焼肉屋さんでも熱い鉄板の上に牛脂を置くと溶けてさらさらの液体になるでしょ #つまり油は温度が上がるにつれて固体から液体になってドロッとした粘度も落ちていって水みたいなサラサラの液体になった頃にはもう油膜切れといって金属と金属の間を潤滑する役目を果たせなくなる #寒い冬の朝とか真夏の炎天下でオーバーヒート寸前といった温度状況に応じてオイルを選びましょうって話ね === #ホンダZという軽SUVを買った時に初めての軽ターボということでいろいろググってみたら先輩オーナーさん達の間での定番はカストロールのGTX系でDCターボというオイルだった #レースに使うわけじゃないんだしオイルなんて入ってればいいんだよ最低限の粘度があればいいんだからと深く考えず911でもそれを使ってきた #ところがその後ホンダZは東京に戻る東北道でエンジンブロー #911も一昨年は群馬県から長野県への山道でオーバーヒートしたし去年は長野県松本市から飛騨高山に抜ける白骨温泉とかの安房峠でオーバーヒートしたし #それで今年はちょっとマジメに911の油温を見ながら冷却系を考えてみましょうかという話の続きね #911といってもワゴンRのことだけど === #ここからが本題 === #カストロールは大きく3種類 ・GTXシリーズ(鉱物油、安価) ・マグナテック(始動直後のエンジンを特に保護)←アイドリングストップ車に ・エッジ(液状チタン配合でエンジンを強力に保護) #液状チタンを配合したEdgeシリーズというのが数年前に登場したらしい #その後さらに進化したエッジRSというのが登場してエンジンの保護という点ではこれが一番いいらしい === #ただし昔モータースポーツで定番だったカストロールRSとはまったく別もの #昔ながらの厳密な意味での100%化学合成油ではなくても100%化学合成を名乗れるルールに変わっちゃったんだけどそんな現代にあっても胸を張って100%化学合成ですとは宣言できないみたいで全合成という微妙な表現をしてる #その証拠にというかその代わりにAmazon価格4リットル3200円という破格の安さ #おぉこれでいいじゃんまず手始めに今年の夏はこれでいこうと思ってさらにググってみた === #エッジは数種類の粘度から選べるけど最新版のエッジRSだと10W50しかない #ワットじゃなくてダブリュだよジュウダブリュゴジュウと読みます #最新版エッジRSにも青と黄色があって従来の青い旧デザインのエッジRSから成分やら性能やらさらに改良して黄色だかゴールドだか茶色っぽい新デザインのエッジRSに進化したらしい === #欠点としてさすがに10W50だとオイルの粘度が高すぎて燃費が悪くなったというレビューをよく見かけるけどそれは当たり前 #燃費最優先の時代になってエンジンオイルだけでなくオイルポンプやウォーターポンプも少しでも抵抗を減らすためにギリギリまで弱くしてるからそういうクルマやそういうオイルに慣れてて急に10W50を使えばそりゃあびっくりするでしょ #オイルの差とかオイルポンプやウォーターポンプの差で少しぐらい燃費を良くしたところでそれでエンジンを壊したら燃料代の差額どころじゃない金額が飛んでいくのにね #とりあえず特に始動直後の低温時にオイルが硬すぎるってことで例えばエンジンをかけてすぐ暖気運転しないで走り出す人やオイルが温まる前に目的地に着いちゃうような短距離には向かない === #オイル選びも沼みたいなところがあってググり始めるとキリがないんだけど私の使い方での最重要ポイントは山奥で急な登り坂がつづら折りで延々と続くような状況で冷却系が追いつかずオーバーヒートしかけた時に最後まで油膜切れしないでエンジンを守ってくれること #そこに重点を置いて10W50を選んだ上で始動直後とか低温でオイルが硬い時はオイルが硬いなりの乗り方をすればいいでしょ === #それからもう1つの欠点として劣化が速いつまり寿命が短いというレビューもいくつか見かけたけどいずれも油温と油圧の関係からではなく何となくのフィーリングで語ってるだけだから信ぴょう性には疑問 #ちなみにいつもと同じように乗ってていつもと同じ油温なのにいつもより油圧が下がってきたらそれは劣化して粘度が下がってきたということだからオイル交換 #5千km毎とか1万km毎にきちんとオイル交換していれば普通に乗ってる分にはそこまで劣化することはないって考え方から近頃のクルマには油温計も油圧計も付いてないけど === #そんなわけで油温計を取り付けた今年はカストロールのエッジRSというオイルでいってみますわ === #そういえばオイル交換ってシーツ交換に似てるよね #寝てる間の汗を吸ったり髪の毛やフケが付いたり段々と汚れが溜まっていくけどだからと言って今すぐ交換しなければ死んじゃうってわけじゃない #こんな説明で通じるかなぁ #エッジRS#オイル交換#エンジンオイル
#ワットじゃなくてダブリュだよジュウダブリュゴジュウと読みます#今日は今どきのエンジンオイルについてお勉強#バーベキューとか焼肉屋さんでも熱い鉄板の上に牛脂を置くと溶けてさらさらの液体になるでしょ#その証拠にというかその代わりにamazon価格4リットル3200円という破格の安さ#エッジは数種類の粘度から選べるけど最新版のエッジrsだと10w50しかない#ちなみにいつもと同じように乗ってていつもと同じ油温なのにいつもより油圧が下がってきたらそれは劣化して粘度が下がってきたということだからオイル交換#マグロのトロの脂って人間の舌の熱で溶けるでしょ#寒い冬の朝とか真夏の炎天下でオーバーヒート寸前といった温度状況に応じてオイルを選びましょうって話ね#911といってもワゴンrのことだけど#レースに使うわけじゃないんだしオイルなんて入ってればいいんだよ最低限の粘度があればいいんだからと深く考えず911でもそれを使ってきた#それで今年はちょっとマジメに911の油温を見ながら冷却系を考えてみましょうかという話の続きね#そういえばオイル交換ってシーツ交換に似てるよね#冷蔵庫で冷やされてるバターは硬いけど熱いトーストやパンケーキに載せると溶けるよね#オイル交換#欠点としてさすがに10w50だとオイルの粘度が高すぎて燃費が悪くなったというレビューをよく見かけるけどそれは当たり前#そこに重点を置いて10w50を選んだ上で始動直後とか低温でオイルが硬い時はオイルが硬いなりの乗り方をすればいいでしょ#そんなわけで油温計を取り付けた今年はカストロールのエッジrsというオイルでいってみますわ#エンジンオイル#液状チタンを配合したedgeシリーズというのが数年前に登場したらしい#ここからが本題#ところがその後ホンダzは東京に戻る東北道でエンジンブロー#カストロールは大きく3種類#オイルの差とかオイルポンプやウォーターポンプの差で少しぐらい燃費を良くしたところでそれでエンジンを壊したら燃料代の差額どころじゃない金額が飛んでいくのにね#こんな説明で通じるかなぁ#オイル選びも沼みたいなところがあってググり始めるとキリがないんだけど私の使い方での最重要ポイントは山奥で急な登り坂がつづら折りで延々と続くような状況で冷却系が追いつか#ただし昔モータースポーツで定番だったカストロールrsとはまったく別もの#エッジrs#おぉこれでいいじゃんまず手始めに今年の夏はこれでいこうと思ってさらにググってみた#5千km毎とか1万km毎にきちんとオイル交換していれば普通に乗ってる分にはそこまで劣化することはないって考え方から近頃のクルマには油温計も油圧計も付いてないけど
0 notes
Text
林田の世界(初稿版)
第4話 カッコイイラップ
「うわー。これすごいですねー。どういう仕掛けで動いてるんですかぁ? 可愛いぃー。触ってもいいですぅ?」 猫らしきものと並んで立っている林田に俺は能天気な声で聞く。
今の俺は「休日にららぽーと豊洲にやってきたら大きな猫を見かけたので、遠目から写メるだけでは満足できず、直接話しかけにきたフレンドリーな人」という設定だ。 これで38回めのチャレンジ。
俺としてもそろそろゴーサインを出したいところだが、全ては林田の頑張りにかかっている。 頑張れ林田。猫ではない何かのために。 「この巨大猫ロボットNE-Co-NOW(ネーコゥナウ)は我々の団体が開発したスーパーアニマトロニクスという新技術を用いて、5,000年前に地上に存在した猫を再現したものです」 林田は口元にだけ笑みを浮かべ、殆ど息継ぎをせず、音程も変えずに話す。 「え、5,000年前の猫ってこんななんですか?」 俺は若干の警戒心と好奇心を混ぜ合わせた表情で尋ねる。 「我々の団体が明らかにした事実です。アメリカのシンポジウムでも発表されている確かなことなのですが、残念ながら日本では敵対勢力の妨害にあい」 機械音声のような平坦な林田の声が『敵対勢力』の部分で突然テンションが上がった時のジャパネットタカタ社長になる。てぇきったいぃ勢力っ! もちろん、これも俺の指導だ。 「この事実はもみ消されているのです。電通、博報堂、そしてNHKへの」 またしても『電通』、『博報堂』、『そしてNHK』の部分だけジャパネットタカタ社長になる。でぇんつー! はくほうどー! そしてえねっちけー! 「献金を我々の団体が拒否したための陰湿な嫌がらせです。我々の団体はこう言った嫌がらせにも負けず、こうして地道に人々と交流しているのです。巨大猫は5,000年前から存在し、今もどこかに存在し続けている。彼らは超高次元的存在、つまりはいわゆる高次元支配者、ハイルーラー達と交信できる電波塔的存在であるのだと、我々はお伝えしたいのです」 教えた通り、瞬きの数はできる限り抑えるようにしている。 油断するとディカプリオ皺を浮かべる奴の額も今は穏やか。 鼻から上には神経が通っていないと思えと���々注意したのがようやく実った。いい感じだ。眉と目はピクリともしない。 「10」という数字を時計回りに90度回転させたものを、2つ並べたら今の林田の目つきだ。 虚ろだ。実にいい虚ろさ。奴の目の中には無が広がっている。 「もしも世界の真実に興味があればすぐ側で我々の団体が主催するカルチャーセミナーを行っていますので、いかがですか。参加されている皆さん、全員、猫派でございますし。いつもは満席なので一般の方は参加できないのですが、ここでお会いしたのも何かの縁ですからちょっと本部にかけあってみますね。ちょっと待っててください」 「え、今からですか? すいません、今からはちょっと」 林田はスマホを取り出し、電話をかけるふりをする。本番では交通案内に電話するつもりだが、今はまだ練習だからそこはアテフリでいい。 「どうも。青年団豊洲支部班長の森田です。はいはい。そうです。今日のセミナーに飛び込みで1人入れますか?」 「すいません、あの」 俺が抗議の声を上げるふりをする。 林田は抗議の声を無視して話し続ける。そうそう。聞く耳は持たない。それでいい。 「そこを何とか。会場からすぐそばにいるんです。はい。はい。問題ありません。では参加費は私が立て替えておくということで。はい。ありがとうございます! ありがとうございます!」 林田はありがとうございますと大声で叫びながら激しくお辞儀をし、スマホを切るふりをする。 「おめでとうございます。セミナー参加、オッケーです。さぁ、ご一緒しましょう」 「いや、あの、ごめんなさい。結構です!」 「え、なんでですか? すぐ側なんですよ? あなたが参加したいっていうからわざわざ参加費立て替えたのに。なんで行かないとか言うんですか。あなたが行きたいって言ったんですよ」 そうだ。林田。 恩着せがましく。気の弱い人なら「私のせいなのかな?」と思ってしまうくらいの恩着せがましさで攻めて行こう。でも本当についてこられたら困るから、ギリギリの怪しさはキープ。ギリギリで怪しさをキープだ。 「言ってないです! やめてください! 本当に、本当に、そういう、宗教とか結構ですから!」 「宗教じゃないですよ。宗教なんかじゃないですよ。我々の団体はただのカルチャーセミナーです。基本的には無料の宗教法人ですが、この宗教って言うのはあくまでも便宜上でして、実際には素晴らしい思想に触れて、人々とささえあおうじゃないかと、つまりそういう意味での宗教ですから。あくまでも、名目上の問題であって、実際には宗��なんかじゃないんです。お料理教室とか、手芸教室とか、色々なセミナーを定期的に行っているんです。宗教ではないです。そういう団体ではありません。突然大声で宗教だなんだって、あなた失礼な人だ。いいですか、このスーパーアニマトロニクスを始め私たちの団体は様々な技術革新を援助している、画期的な、画期的な、団体なんです。芸能界にも我々の活動に参加してくれている賛同者が沢山いるんですよ。「ジュラシックパーク」に「アバター」、それに「��ローバーフィールド」にも技術提供しているんです。エグザイルの何人かも我々のセミナーにはよく参加してくださっています。もちろん公にするとファンが押し寄せてしまって、本当に参加する資格のある方々が参加できなくなってしまうので、すべてクローズドイベントですが。それにロバート・ダウニーJrやシャロン・ストーン、ジョニー・デップ、スティーブン・スピルバーグ、ベネディクト・カンバーバッジも我々の一員なんですよ。そんな我々が宗教のわけないじゃないですか。我々は完全に健全で、完全に安全な、クリーンなセミナーです。今なら参加した方全員に食パン一斤、セミナー終了後のアンケートに答えてくださった方には暗いところで光るクリスチャン・ラッセンのポストカードをプレゼントしています。宗教ではありませんから。怪しい団体ではないですよ。とても健全なんです。猫好きの集まりです」 「もう結構です! 追いかけてこないでください!」 俺は林田から少し離れ、足踏みをする。 数秒の間、俺たちは無言で見つめあった。 林田は口だけが笑っていて、それ以外のパーツは麻痺しているように見える表情を崩さない。 さっき、ここまで来て表情を変えて不合格になったことを覚えているのだろう。 「……合格だ」 「うわー! やったー!」 「林田ー!」 林田と猫らしきものが揃って両手を天に突き立てるポーズをする。林田はともかくとして、猫らしきものは右前足を舐め舐めからの顔ゴシゴシ、左前足を舐め舐めからの顔ゴシゴシを繰り返していただけで、特に何もしてないんだけど。 「もうこのまま合格できないんじゃないかと……ホッとしたよぉ」 林田は身を前にかがめ、両膝に手をついて大きく息を吐く。 「頑張った甲斐あったよ、林田。『こいつにだけはついていっちゃいけない』『絶対に布団を買わされる』っていう空気がビンビンに伝わってきた。お前、そういう才能あると思う」 「ありがとう! ありがとう! 自分でも驚いてる! 自分の才能に驚いてる!」 林田は猫らしきものと両掌を軽く叩き合わせる、いわゆるセッセッセをしながら言った。仲良し。 「本番でもこの調子で行こう。あとこれ。忘れずに」 俺は電話台に置いておいたA4サイズの紙束−−タウンページくらいの厚み−−を手に取ると、その大体半分くらいを林田に渡した。 林田が俺が作り上げた「よくできた猫のロボットを餌に怪しげなカルチャーセミナーに人々を連れて行こうとする新興宗教の青年団の人・森田くん」の設定を飲み込むのに四苦八苦している間に−−森田くんの生い立ち、人間関係、大学で感じた孤独、幾つもの自己啓発セミナーを経て真理に目覚めた経緯など、設定は隙なく作り込んだ−−奴のパソコンを借りて作り上げた「何らかの新興宗教のチラシ」だ。「電波」「チラシ」「宗教」「やばい」などでググって出て��た画像を元に制作した。 何世代か前のインクジェットで出力したから、小さい文字や写真が絶妙に滲んでいる。それもまた味があっていいんじゃないだろうか。レーザープリンターでは出せない独特の風味だ。 「どうだ?」 林田はまじまじとチラシを見つめ、顔を上げる。満面の笑顔。 「キてると思う!」 俺たちは流川と花道を思わせるハイタッチを決めた。ヤマオーにだって勝てる。 「うぇーい!」と林田こと流川楓。 「うぇいうぇーい!」と俺こと桜木花道。 俺たちはペタンク以外の球技をしたことがない。
俺は「9.11はアメリカの自作自演!」タスキを、林田は「今こそ核兵器の積極的拡散を!」タスキをかける。ドンキホーテで買ってきたパーティ用の無地のタスキに油性マジックで「これだ」と思える文章を書き込んだものだ。『自作自演!』と『核兵器』は赤いマジックを使った。 なかなか際どい球を投げたという自覚はある。 2人ともスーツ。俺の服は林田に借りた。ちょっと袖が足りないし、ウエストがちょっときついけど、まぁ仕方ない。 万が一知り合いに遭遇するという可能性もあるので、俺も林田も髪型はぴっちりした七三分けで、伊達眼鏡装備だ。 「さあ、おまえもこれを付けるんだ」 俺は猫らしきものにもタスキをかける。こっちには「NHKは毒電波を出している!」の文字。 ギリギリの球を投げている自覚はある。 俺たちはお互いの姿を眺め、思わず吹き出す。 「これは、絶対に、絶対に、話しかけたくないな」 ぶほぉ、ぶほぉと吹き出しながら林田が言う。 「借りに「あ、猫のぬいぐるみだー」って近寄ってきたとしても、タスキの文字が見えたらもうそれ以上近づいてこないだろ。俺なら逃げるね」 絶対に、絶対に逃げる。関わりあいになっちゃいけない臭いしかしない。 「仮に近づいてきたとしても、このチラシを渡してセミナーに勧誘すれば絶対に逃げ出すね。間違いないね」 林田が頷く。 「よし。じゃぁ、無事に準備もできたし、そろそろ出かけよう。ここからららぽーとまで行って、そこからぐるーっと海岸周りを歩いて、そんで戻ってこような。まだ陽も明るいし、きっと気持ちいいぞ」 俺、林田、猫らしきものの順で一列に並び、俺たちは「サザエさん」のエンディングの磯野家みたいなノリで玄関へ進む。あれは家に入るけど、俺たちは家から出るんだ。 ドアノブを握った時、俺は振り返って林田と猫らしきものに厳しい声で言った。 「このドアを一歩くぐれば、俺たちは今の俺たちとは違う俺たちだ。俺と林田が考えた架空の宗教団体、宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会(ハイコズミックサイエンス・ハッピネス・リアライゼーション・カムカム)豊洲支部の青年団の団員と、宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会が制作した、「ものすごくよくできた猫のロボット」だ。���かったな! 大宇宙支配者達に栄光あれ!(ヤシュケマーナ・パパラポリシェ)」 俺は両手の親指と人差し指をくっつけて三角形を作り、それを胸の前に掲げる。架空の宗教、宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会の神聖な誓いの動作だ。俺が考えた。 あらゆる邪気を払い、魂を清める動作であると同時に、架空の教祖オールマザー・バステトへの忠誠を示す言葉でもある。架空の教祖オールマザー・バステトは林田が考えた。設定上では去年の今頃に昇天され、ハイルーラー達の御元に導かれたということになっている。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 林田が続く。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 俺が繰り返す。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 林田がまた繰り返す。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 俺が繰り返す。だんだん楽しくなってきた。そういえば最近、何かを大声で叫ぶことってなかったかもしれない。 「林田ーなーう林田林田!」 努力は認めよう。 俺たちは架空の教祖オールマザー・バステトへの忠誠の言葉を徐々に徐々に大きくなる声で叫びながら林田の部屋から飛び出した。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 宇宙への、教祖オールマザー・バステトへの、深宇宙にいるハイルーラーたちへの信仰心が、俺のテンションを上げてゆく。 光り輝く星々と、謎めいたダークマーターが俺たちに力を与えている! この世の真理は大宇宙科学幸福実現協議会に微笑むだろう! 4時間後。 ドアを開けて部屋に戻るなり、俺は浜辺に打ち上げられたクラゲと化して、その場に崩れ落ちた。 右脇腹の奥で肝臓が「やめてください。死んでしまいます」と金切り声をあげ、ふくらはぎは「やめてください。死んでしまいます」と啜り泣いている。耳の後ろに心臓が移動し、鼓動が響くたびに毛穴から汗が流れ出した。 頬に触れるひんやりしたフローリングが気持ちいい。このまま意識を失ってしまいたい。 猫らしきものが部屋に入るのを待ってからドアに鍵とチェーンをかけた林田は、それでもう体力を使い果たしたらしく俺に続いてクラゲになり、壁に背中を預けてズルズルと座り込んだ。 「林田、なうなうなう、なうなう林田なうなうなう」 猫らしきものはどっかで聞いたことのあるリズムでそういうと、林田と視線を合わせるように奴の前に膝をつき、前足の肉球を林田の顔面に押し付け始めた。顔に白粉を叩く女の人みたいな感じでポフポフと。 例のあくびの途中で一時停止したような笑顔を浮かべていたので、おそらくは奴なりに「お散歩楽しかったよ」的感謝を示しているのだろうが、林田は肉球を顔に押し付けられるたびに「おっふ」「おっふ」と苦しげに呻く。やめてやれ。 「なう」 お。やめてあげた。 猫らしきものは俺の方に顔を向け、膝立ちでこっちににじり寄ってくる。やめろ。こっちに来るな。膝で歩くな。 「林田」 人違いです。 立ち上がって奴から距離を取りたいが、もう呼吸するのですら精一杯なのだ。 「林田、なうなうなう、なうなう林田なうなうなう」 猫らしきものは床にくっついてない側の俺の顔を、先ほど林田にしたように肉球で叩き始めた。痛くはない。風船で叩かれている感じだ。痛くはないが、疲れているんだ。やめてくれ。 抗議の声を上げようとするも、その度に肉球が顔を打つので俺も先ほどの林田のように「おっふ」「おっふ」としか口にできない。何回めかの「おっふ」で俺は先ほどから猫らしきものが口遊んでいるのがキャリー・パミュパミュの「ウェイウェイ、ポンポンポン」ってやつだと気がついた。曲名は知らんけど、林田が好きな曲だ。 じゃぁやはり、これは猫らしきものなりの労いなんだろう。飼い主のお気に入りの歌とともに「よくやったじゃないかぁ」と肉球パフパフをしてくれているのかもしれない。 「なう」 「おっふ」 しかしやめていただきたいのだ。 やがて猫らしきものは深々と頷いてからリビングへと消えていった。 奴にしかわからない何かに納得し、奴にしかわからない何かを満足させたのだろう。しばらくするとテレビの音が聞こえてきた。 『エブリディ! エブリバディ! 楽しんじゃおうぜ、コカコーラ!』 俺が知らない間にリモコンまで使えるようになっていたようだ。チャンネルまで変えているのが音でわかる。
猫が去った後、電気もついていない薄暗い玄関廊下に俺と林田の荒れた呼吸音が響く。音だけ聴くとダースベーダーの呼吸音で作ったカノンみたいだ。 目を開けているのも辛くて、俺は目を閉じ、しばし、ダースベーダーカノンを耳で楽しむ。本当は全然楽しくなんかない。ただちょっとでも気を紛らわせないと辛いのだ。主にふくらはぎがパンパンに張っていて辛いのだ。
シュッ、シュッ、シュッー、シューココッ、シューココッ。 シュコーァッ。 シュッ、シュッ、シュッー、シューココッ、シューココッ。 シュコーァッ。 シューコ、シューッコッコッ、シュココッ、シュコーッコーッコッシュココッ、シューココッ、シューココッ。 シュコーァッ。
「お前」 ダースベーダーこと林田が弱々しく呻く。 「ググッとけよ、バカ」 ケツに何かが当たる。多分、林田が靴を投げつけてきたんだろう。やり返す体力も気力もない。そもそも林田の言うとり、今回は俺が悪い。 「実在するなんて思わなかった」 なんであるんだよ。 宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会。 「バカ、バカ、バーカ」 2つめ、3つめの靴が飛んできて、俺の背中や腰に当たる。林田も疲れているので力を込めて投げれないのだろう。痛くはない。 俺は「バーカ、バーカ」と俺を罵り続ける林田の声をBGMに、外で起きたことを回想する。どこで間違えたんだろうと後悔を噛み締めながら。 最初の2時間は計画通りだった。 遠くから写メを撮る人々はいたが、近づいてくる者は皆無。 たまに遠くから「きゃー! なにあれ、凄くなーい?」と若い女の子たちが走ってきたが、必ず途中でグループ内の警戒心の強い誰かがタスキに気がつき「うわっ! まじやばいって! あれやばいって! Uターン! Uターン!」と叫んで、方向転換していった。「東京コエー、東京マジコエー」と鳴く者もいた。 人々は俺たちを避けた。それはもう避けた。 「猫ちゃーん」と寄ってきた子供たちを、親御さんは「それはダメ! 絶対にダメ!」と叫びながら連れ戻した。まるで俺たちを目にしただけで、何らかの病気に感染するかのように。
俺たちは宗教に対する人々の偏見を目の当たりにした。 確かに。 確かに俺たちは猫らしきものをお散歩させるために、ちょっとアレな人たちを装った。 ��が、ちょっとアレだからといって、ここまでの偏見と、嫌悪と、侮蔑の目で見られなければならないのだろうか? 俺はそう思った。 ちょっと普通とは考え方が違うだけで、ここまであからさまに侮蔑するとは何事だろうか。 例えば俺が丸坊主で、数珠を下げ、着���を着ていたとしたら、こんな風に反応しただろうか? あれだって変じゃないか。坊主にするとか、お数珠とか、変じゃないか。そんなことする必要ないのに。 何が違うっていうんだろう? 俺たち宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会は、宇宙は62のハイルーラーによって支配されており、地球の統治を担当しているのは31番めのハイルーラーである巨大な猫であると信じている。 気まぐれな猫である我らがハイルーラーは1999年の夏に姿を消してしまい、以来地球はハイルーラー不在の無法地帯と化してしまった。ハイルーラーが去ってから、地球に「真に新しいもの」は生まれなくなったのだ。 教祖のオールマザー・バステトことローラ・マクガナンがミネソタにある彼女の実家の納屋で天啓を授かったのはちょうどその時。 ハイルーラーの声を聞いた彼女は、気まぐれなハイルーラーの地球への帰還を願い、祈りを捧げる活動を開始。それが宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会の始まりだ。 極めて平和な宗教だ。血塗られた歴史もない。完全にクリーン。ただただ、星々を見上げてはハイルーラーの帰還を待っているだけ。 それなのになぜ、こんな目で見られなければならない! 筋が通らない! 血液型占いや星座占いの方がずっと悪質じゃないか! あれは人格を! 行動を! 運命を縛る! だが我々の宗教はハイルーラーの帰還によって、「真に新しいもの」が生まれなくなったこの世界を解放するという、いわば自由賛歌ではないか! ハイルーラーが全てを解放する! 俺たちの考えや信仰を理解してくれないのは構わないが、信仰の違いによって誰かを排斥したり、侮蔑したりするのは間違っている。そんなことはしてはいけないのだ! レイシスト! そう、こいつらはレイシスト! 理由もなく我々を差別する思想なき者たち! 大衆! 大衆という名の悪魔! 恥を知れ! 貴様らの偏見になど負けるものか! 大宇宙支配者達に栄光あれ! −−今になって冷静に思い返すと、俺は役作りを本格的にやりすぎたのだ。 宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会の教義や歴史は俺と林田で考えたのだが−−大部分は林田のアイディアだ。あいつ「ドクター・フー」大好きだから−−、俺はのめり込んでしまった。度を越してのめり込んだ。 俺は何かの振りをしているうちにどんどん何かっぽくなってしまって、最初から自分が何かであったような気持ちになってしまうところがある。 以前よく行く電気屋で店員に間違えられてオススメの大型テレビを聞かれた時も「俺も客ですよ」の一言が言えずに、予算や部屋のサイズやテレビの使用頻度を聞いた上でビエラをお薦めし、「アマゾンさんの方がお安いんですが、今週の木曜日はポイントアップデーですから20%キャッシュバックになります。だから今日は買わずに木曜日にもう一度いらし��ください。今、担当者をお呼びして、品物を取り置きさせますので」とまで言った。お呼びした担当者は始終微妙な顔をしていた。 俺はごっこ遊びで本気のポテンシャルを発揮するタイプゆえ、ここから先の展開は起こるべくしておきた悲劇と言えなくもない。
俺は「そこまでしなくていいじゃん。結構恥ずかしいんだよ、俺」と渋る林田と、見るもの全てに興味を惹かれていて首をあっちこっちに向けている猫らしきものを連れて、混雑するららぽーと豊洲の中に入った。
そして俺たちは練り歩いた。 混雑するららぽーと豊洲のノースポートエリアを。 センターポートエリアを。 サウスポートエリアを。 シップ1を。 シップ2を。 シップ3を。 シップ4を。 1階を。 2階を。 3階を。 俺たちは肩で風を切って歩いた。 人々は俺たちを避けた。 右へ、左へ、避けた。 俺たちが歩けばそこに道ができた。
俺たちは横一列に広がった。 −−ドワナ・クローズマ・アーィ−−。 俺の脳内でエアロスミスが「アルマゲドン」の歌を歌っていた。 俺の脳内で俺は公開時に散々馬鹿にしていた「アルマゲドン」の、散々バカにしていたブルース・ウィリスになっていた。 オレンジの宇宙服。ガラスのヘルメット。地球を救うために宇宙へと飛び立つ英雄。 −−フンフンフフ、フフフン、フン、フフ、アイ・ミィスィー・ユー、フンフンフフフフフフーン−−。 脳内エアロスミスがぼんやりと歌い続けていた。俺はあの歌をサビしか知らないし、「アルマゲドン」もブルース・ウィリスと仲間たちが横一列になって歩いてくるシーンしか覚えてないのだから仕方ない。 −−ドワナ・クローズマ・アァァァァーィイイィィィ!−−。 歌がサビに差し掛かると、俺の脳内エアロスミスのボーカルは元気になった。 まちがいなく、俺は、俺たちは、俺たち宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会は、偏見という名の巨大隕石に立ち向かう、勇敢な男たちだった。 今思えば、ここはあのラップとギターが格好いいやつの方が場面的にはぴったりだったのかもしれない。曲名は知らない。ギターが格好良くて、ラップが格好いいやつだよ。 ダラララッダラララッタ! キュィーン! ダラララッダラララッタタッ! コ、コ、ニ・カッコイイ・ラップガ・カッコイイ・ラップガ・ハイルンダゼ、マジデ、メェーン! ギュイーン、ギュイーン。 ナンカ・カッコイイ・ラップガ・カッコイイ・ラップガ・ハイルンダゼ・マジデメェーン! 何回か繰り返してからの。 ウォーク・ズィス・ウェーィ! 合いの手! ウォーク・ズィス・ウェーィ! 合いの手! ウォーク・ズィス・ウェーィ! っていう。曲名は知らない。かっこいいやつだよ。エアロスミスの。壁突き破ってくるやつだよ。
とにかくエアロスミスみたいに俺は叫んだ。ABCマートの前で。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 林田も叫んだ。サンマルクカフェの前で。 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」 猫らしきものもの叫んだ。4DXでマッドマックスを再上映中の映画館の前で。 「林田ーなーう林田林田!」 努力は認めた。 俺はそういうの、ちゃんと評価するタイプだから。 警備員の「お客様、困ります」の声は、宗教の自由という言葉を連呼して押しつぶした。 俺はスターをとった後に坂道を滑り降り、道を上ってくるクリボーやノコノコを虐殺するマリオだった。 そういった調子こきマリオがどうなるか、俺は忘れていた。 スターマリオは坂道を下りきったところ��ある崖をジャンプし損ねて、スター状態のまま死ぬのだ。 スターマリオタイムが楽しすぎて、顔を真っ赤にして怒りに震えている7、8人の男女が俺たちを取り囲んでいるのに気がつくのが、少々遅れてしまったのは、そういうわけだ。俺はスターマリオ。彼らは坂道の後の崖。
彼らは本物の宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部であった。 「あなた達は勝手にうちの団体の名前を使って、一体何をやっているんですか! バカにしているんですか!」 リーダーらしき人は確かこんなことを言っていた。お怒りはごもっともだった。 「公安ですよ。こいつら公安の回し者です。俺たちを挑発して、先に手を出させようとしてるんです。その手には乗らないからな! 我々はお前達政府の陰謀には屈しない!」 腹心らしき人は確かこんなことを言っていた。彼はちょっと考えすぎのきらいがあった。 「こいつら、幸福の科学じゃないのか?」 後ろの方にいた誰かがこんなことを言っていた。幸福の科学に思わぬ流れ弾が飛んだ。俺は本当にごめんなさいって思った。 「とにかく、ちょっと一緒に来てもらえますか? 一体誰の差し金で、何の目的で、我々のことをバカにする真似をしたのか、説明してもらいます!」 「なう」 リーダーらしき人が俺の腕を掴もうと伸ばした手を、いつの間にか俺の隣に立っていた猫もどきがはたき落した。 リーダーらしき人は林田が猫ロボットを動かしたと思ったらしく、林田を睨みつけて「スイッチを切りなさい」と言い、もう一度俺に手を伸ばし−−。 「なう」 また叩き落とされた。 「ちょっと」と手を伸ばしては。 「なう」叩き落とされ。 「いい加減に」と手を伸ばしては。 「なう」叩き落とされ。 「しろって」と手を伸ばしては。 「なう」叩き落とされた。 「なう、なう、なう、なう、なう」 猫らしきものはポフンポフンと肉球でもってリーダーらしき人の腕を叩き続けた。 俺と林田は「おい、よせ」「これは俺たちが悪いパターンのやつだ」と奴を宥めようとしたが、奴は「なうなう」と言い続け、リーダーらしき人を叩き続けた。痛くはなさそうだったが、屈辱的だったろう。 林田が「やめろって。こういうのは謝れば済むんだから」とうっかり言ってしまったのが、決定打だったのだ。 今思い返しても、あれは林田の一番悪いところが濃縮された発言だったと思う。 林田はちょっとああいうとこある。 きっと自分の子供が悪いことをした時に「ほーら。他の人たちに怒られちゃうよー」と言って「他の人たち」の神経を逆なでするタイプの親になるだろうと俺は常々思っている。今から矯正可能だろうか。……無理だろうなぁ。アラサーだもんなぁ。そう簡単に性格変えられねぇよな。 リーダーらしき人がなんと叫んだのかは覚えていない。というか聞き取れなかった。不穏な響きではあった。というのも集団の空気が切り替わったからだ。単なる怒りから、攻撃態勢へと。 そういうわけで。 俺たちは走った。 青春映画のワンシーンみたいに。 先頭は猫もどき。続いて林田、ほぼ横並びで俺。 ららぽーとからガスの科学館まで。 そしてガスの科学館から国際展示場まで。 さらにそこからまた別ルートでららぽーとまで。 俺たちは走った。 宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部の人たちに追いかけられながら。
宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部の人たちは本気で怒っていた。 俺たちは本気でビビっていた。 「悪気があったわけじゃない���です」 「本当にすいませんでした」 「本当にすいませんでした」 「本当に、本当に、もうしませんから」 「あなたたちの気持ちは痛いほどよくわかります」 「宗教差別って本当に幼稚です」 「日本人は宗教に寛容だなんて大嘘ですよね」 そんなようなことを時々振り返りながら俺と林田は宗教法人・大宇宙科学幸福実現協議会豊洲支部の人たちに向かって叫んだが、帰ってきたのは罵声だけだった。 俺なりに彼らの辛い状況は理解していたというか、自分的にはむしろ俺は彼ら側だと思っていたので、彼らから 「ちくしょう! 少数派だと思ってバカにしやがって!」 「宗教相手なら何やってもいいと思っているんだろう!」 「大嫌いだ! 大嫌いだー!」 「いじめっ子ー! キリスト教や仏教はバカにしないくせに! 腰抜け!」 「Youtuberかニコ動のクソ実況者かまとめサイトか! どのクソ野郎だ! 新興宗教をからかって遊んでみたら人生オワタとでも書くつもりか! アフィ野郎!」 「面白いか! 俺たちを指差して笑って、それで面白いのか! 自分たちが同じことをされたらどんな気持ちか、考えろ!」 「俺たちも人間だ! 人間なんだ!」 「新興宗教と押し売り犯罪集団を同一視してんじゃねぇ!」 という言葉が投げつけられるたびに心が痛んだ。 言いにくい名前のお婆ちゃん魔女先生に戦いを挑まれたスネイプ先生の気持ちだった。 猫もどきは俺と林田の1メートルくらい前を、俺たちの方を向いて後ろ向きに走っていた。両手はだらっと下げたまま、足だけがミシン針みたいに激しく上下していた。あれっぽかった。アイリッシュダンス? っていうの? 下半身だけで踊るやつ。あれっぽかった。 そして笑顔だった。外で走れるのが楽しくてしょうがない感じだった。奴にとっては最高の散歩になったのだろう。 俺たちは1時間近くあっちこっちと走り回り、なんとか追っ手を巻いて、ようやくここへ戻ってきたのだ。もう当分ららぽーとには行けない。 「もうだめだ。動けない」 林田が呻く。 またしてもしばしのダースベーダー呼吸音のカノン。 それを破ったのは猫らしきものの足音だった。 目を開けると、2リットルサイズのコーラのペットボトルを両手で抱きしめるようにして奴は立っていた。 「なう」 奴は林田の前に歩いて行くと、ペットボトルの開け口を林田に向ける。 「なう」 どうやらキャップを開けて欲しいらしい。飲むんだ。コーラ。猫が。いや、猫じゃないけど。 「今、疲れてるから」 林田はかすれた声でそれだけ言う。猫らしきものの耳が少し倒れる。 猫らしきものはまた俺に顔を向ける。 「林田」 人違いです。 「なう」 猫らしきものは俺の方にもキャップを向ける。 「無理。疲れてんの。後にして」 猫らしきものの耳がまた倒れる。 「なーう」 奴はキャップをその尖った歯で噛み始めた。カッカッカッカッという軽い音が響く。奴は右から、左から、時にはペットボトルを持ち直したりもして、キャップを歯で開けようと試みたが、結局はどれも失敗した。 「林田」 吐き捨てるように猫らしきものは言い、ペットボトルを廊下に投げつけた。イライラすると物に当たるタ��プのようだ。ペットボトルは軽くバウンドして、玄関の方に転がってゆく。衝撃で中身が泡立ったのが見えた。あれじゃぁ開けた時、大惨事になるな。 猫らしきものは俺たちに背中を向け、リビングへと消える。またテレビの音が聞こえる。 『エブリディ! エブリバディ! 楽しんじゃおうぜ、コカコーラ! 疲れた気持ちもスカッとふっとばせ!』 あぁ。あのコーラ、自分用じゃなくて俺たち用だったのか。 なんだ。あいつ、結構、気を使えるタイプなんじゃないか。 「なう」 猫らしきものがまた戻ってきた。 また何かを抱えている。コーラではないけど、大きさはそれくらい。 お醤油だ。お醤油のボトルだ。 猫らしきものは首を右に傾けて、歯でキャップをカッカッカッと弄る。 力を込めて捻らないといけないコーラのボトルとは違い、お醤油のキャップは簡単に開いた。 猫らしきもの、満面のスマイル。 「林田。なーうー」 まさかそれを俺たちに飲ませようとはしてないよな。コーラの代打をお醤油に務めさせようとはしてないよな。似てるのは色だけだぞ。
まさかだった。 猫らしきものは身動きが取れない林田の前まで歩いて行くと、「となりのトトロ」でカンタがサツキに傘を押し付けた時のように−−「ん!」「ん!」ってやるあのシーン−−林田にお醤油を押し付けた。 林田は口を固く閉じ、首を横に振り続けた。 猫らしきものは「全く解せない」というようにお醤油と林田を交互に見た後で、お醤油のボトルを林田の頭の上で、ひっくり返した。 「ちょ、ま、待てよぉ」 木村拓哉の下手くそなモノマネみたいな林田の声は、お醤油の流れ落ちる音で止められた。もし林田が寿司だったらシャリが崩れて箸でつかめなくなるくらい、林田はお醤油でひたひたになった。 ただでさえ疲労困憊しているところに、この仕打ち。 林田は完全に打ちひしがれ、うつろな目で天井を見上げて「もー」とキョンキョンみたいな口調で言った。 お醤油の中身が半分になったところで猫らしきものは、勿論、俺を見た。 「林田」 人違いです。
ちょ、ま、ちょ、ちょ、待てよ。
もー。
前話:次話
0 notes