Tumgik
#オレたちの女子力
elle-p · 1 year
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P3 Club Book Aigis short story scan and transcription.
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人の心、アイギスの心
わたしは、人型戦術兵器アイギス。桐条グループ のラボで開発された、対シャドウ決戦兵器であります。現代の軍事技術の最先端であり、長年に渡るシャドウ研究の結晶。機械の身でありながら、人間と同様の精神性をも併せ持ち、世界で最も火力の充実したペルソナ使い。とくに頑強さにおいては定評があり、わたしの名前のもととなったギリシャ神 話---イージスの盾の逸話どおり、まさに不敗、鉄壁、無敵の存在。
そう。無敵のはずでした。
ですが、現在わたしが身を置いている月光館学園、その学生生活において、この優れた兵器としてのスペックはいっかな発揮する場を得られず、ゆかりさんを始めとする性別女性のクラスメイトの方々の口調を借りて言うなら、ちょっとブルー?なんかウツ入ってる?といった感じなのであります。
「······それじゃあ、今日は4日だから······ひの ふのみで、えっとアイギスさんか。このときの “私” の気持ちを要約して言ってちょうだい」
あ、そういえば、いまは授業中なのでありました。鳥海先生がわたしに回答の発言を要求しているであります。先ほどまで思考作業を行なっていたわたしですが、最先端の人型戦術兵器たるわたしの中枢は、並列処理が可能なので質問も聞き逃すことはありません。ありませんが······。
「どうしたの?やっぱ帰国子女には現代文は難しい?そんな深く考えなくていーのよ?」
現在のテキストは、夏目漱石という人物の創作による『こころ』という小説。わたしには、この “こころ” というものに対する理解が、まだまだ足りないようなのです。32秒あまりの沈黙ののち、鳥海先生はわたしに正解への手がかりを与えようというつもりでしょうか、やや演技過剰と認識される様子で話しかけてきます。
「自分が親友Kを差し置いてプロポーズした結果、その友達は何と自殺してしまう······さあ、そんなときアイギスさんなら、どう思う!?」
「わたしなら······友達が自殺してしまったなあと、思うであります」
「······まんまじゃないの。もちょっと捻りなさいよ!捻りなさい!」
「もしや······自殺に見せかけた殺人?」
「なんでよっ!これは漱石なのっ!純文の名作を江戸川乱歩ミステリにしないでっ!」
「動機の面では “お嬢さん” がもっとも疑わしくありますが······現場不在証明を確認する必要が······」
「聞いてよっ!私の話を聞いてっ!!」
いつものように鳥海先生がはじけてしまい、間を置かずに終業のチャイムが鳴りました。これがもし “私” が “お嬢さん” を親友Kから奪うための、要人略取作戦の立案であれば容易なのでありますが······。ペルソナさえ召喚できる精神を持つわたしでも、この “こころ” というものへの理解は、一筋縄ではいかないのであります。
「まあ、オレらは生身の人間だけどさ、それでもなかなか人の気持ちなんてわかんねえもんさ。そこまで悩まなくていいんでないの?」
順平さんの言葉に、わたしの大切なあの方もこくこくとうなずいてくださいました。いまは昼休み、屋上であります。現在、わたしが直面する問題を解決する参考意見を聴取するため、おふたりにご足労願ったのであります。
「しかし······現実問題として、わたしの学園生活には “人間らしさ” は必須のスキルであります。民間人の方々とのコミュニケーションが何らかの原因で阻害されれば、それはすなわち、わたしの任務も阻害されるということであります」
「でもよ、けっこうクラスの連中ともうまくやってるみたいじゃん」
「いえ、いわゆる “ジョシコウセイ” という集団において、わたしはひどく浮いているように思えます。携帯メールによる情報伝達すら、満足に理解できないありさまで······」 「へ?どーゆーこと?」
例えば、とわたしは前置きして携帯を取り出し、先日ゆかりさんから受け取ったメールをおふたりに見せました。そこには「桐条SP に遅くなるって伝えて (^_^)」と書いてあります。
「これが?」
「通常、SPといえば要人の身辺警護を行なう、いわゆるボディガードを指します。ですので、わたしは桐条グループの警備部に、その日のゆかりさんの帰宅が遅くなる旨を伝えました」
「い?そ、そりゃあ······」
「なぜか、変な顔をされたであります」
「だろうな」
「その夜、ゆかりさんからSPとは先輩の略だと聞き、 わたしは大きく落ち込みました。それだけではありません。別のメールで “H/K” という記述があり、それが “話は変わって” の略だと理解するまでに、3日を要しました。もしこれが “H&K” ならば、ドイツの銃器メーカー ヘッケラー&コッホの略だとわかるのですが」
「それこそ一般人にゃわかんねえよ······」
「だいたい、ギャル文字というのも何でありますか。“†ご” で “た” と読ませたり、“(十” で “さ” と読ませたり、1バイトで済む情報量をわざわざ2バイトに増加させるなど、理不尽であります。非効率的であります」
「まあまあまあ。それがジョシコーセーってもんだよ。つか、そんな形にとらわれなくたって、アイちゃん十分人間らし······あ、そーだ」
突然、順平さんが何かを思いついたように立ち上がりました。
「どうなさったのでありますか?」
「とりあえず、そういう相談ならさ、やっぱ本職に教えてもらうのが一番だと思うわけよ」
そう言って、順平さんは嬉しそうに笑顔を見せます。こういう人間らしい笑顔は、人間のジョシコウセイという擬装に必須で、それでいてわたしに足りないもの。こんな笑顔を、私も身につけることができるのでしょうか······?
「という訳で、特別講師の岳羽です」
「じょ、助手の山岸です」
「つかさ、順平。あんた結局さ、アイギスの相談ごとをダシに、自分が遊びたかっただけなんじゃないの?」
状況が理解不能であります。
その後、わたしたちはゆかりさん風花さんと合流し、なぜかポロニアンモールのカラオケマンドラゴラ店内にいるであります。
「ま、ま、ま、細かいことは気にしない!学校帰りに友達とカラオケなんて、女子高生の定番じゃん?やっぱ形から入るのも重要だと思うわけよオレは」
「そうなのでありますか?ジョシコウセイは下校途中にカラオケ······了解であります。あ、ですがそうなると、美鶴さんもお誘いすべきではないでしょうか?」
「き、桐条先輩は一般的女子高生の見本にするには······その、ちょっと違うかな、と」
「······?」
詳細は不明ですが、奥が深いであります。
「よっし、んじゃ早速アイちゃんからな。何歌う?何でもいいぜ」
「歌、でありますか?初めての経験でありますが······奮励努力するであります」
「よっしゃ、頑張れー!」
「想定外の事態でありました」
「ま、まだ頭がクラクラするわよ······」
「私は······鼓膜が破れるかと······」
「ま、まあしゃあねえや、な?」
不幸な事故でありました。わたしが敵おうとマイクのスイッチをオンにした瞬間、すさまじい不協和音が発生したのであります。わたしの駆動機関が発する電磁波とスピーカーとが共鳴を起こす。いわゆるハウリングという現象。それは、音響爆弾もかくやという威力でありました。ドリンクのグラスはすべて破壊され、隣室のカラオケ機器にも影響が出たということであります。
「中枢部の電磁波シールは完璧だったはずでありますが、各関節部の駆動モーターまでは考えが回りませんでした······」
これは、落胆という感情なのでしょうか?やはり兵器であるわたしには、普通のジョシコウセイとしての能力を身につけることは無理なのでしょうか?そんなわたしの思考を断ち切るように、順平さんが相変わらず明るく言います。
「んじゃ、気を取り直して女子校生の定番、その2!プリクラ行ってみようぜ!」
「ぶり······くら······でありますか?」
メモリにない言葉に、わたしは少し警戒心を呼び起こされます。ですが、せっかくの順平さんの立案です。わたしははっきりと肯定しました。
「行ってみる······あります!」
「よっし!んじゃゲームパニックにゴー!」
「で······ぷりくらとは、何でありますか?」
順平さんが盛大に転倒しました。
「これが、ぷりくら······プリント倶楽部でありますか。なるほどなー」
順平さんによると、数人で撮った写真をシール状に加工するための機器ということでありました。これで友人同士で写真を撮り、そのシールを分け合うというのが、ジョシコウセイの基本だとか。その意図はよく理解できませんが、この行動が作戦に必要ならば、わたしは逃げられません。敵前逃亡は銃殺刑でありますから。
「では、行きます」
「よし、ゆかりッチと風花も一緒にな。えっと、背景はコレ······フレームはコレでと······おし、スタートボタン押すぜ」
「ほらアイギス、ポーズとって」
「ポーズ、でありますか?」
「そうそう、笑顔笑顔」
「え、 笑顔······?」
状況を認識する間もなく、バシャというカメラのシャッター音に似た効果音が響き、さほど時間を置かずに下の受け取り口からシールが排出されました。それを見るや、順平さんが。
「う······ちょ、ちょっと笑顔が堅い、かな?」
「つかさ、笑ってないじゃん」
ゆかりさんの言うとおり、シールになったわたしの表情は、いわゆる無表情というものでした。兵器としてのわたしには、感情に応じて表情を変えるという仕様はありません。
「も、もう一度やってみようぜ?」
「その試みは無駄かと思われます。笑顔や泣き顔を表現できないということは、わたしの仕様ですからしょうがないのであります」
と、わたしのその言葉に、皆さんが一様に顔を見合わせたかと思うと、一斉に爆笑されました。
「何ごとでありますか?」
わたしの疑問に答えることもなく。否、答える余裕がないように、皆さんは笑い続けています。
「な、何ごとって······くっくっく······あ、アイちゃん、さすがあの幾月さんにメンテ受けているだけはあるな。ぶふっ」
「く、苦しい······何よ今のダジャレ。“しようだからしょうがない” って。あははっ」
「幾月さんが言うとアレだけど、アイギスが言うと愛嬌があっていいよね」
「あ······」
理解しました。意図したことではありませんが、わたしの発言がいわゆる洒落、似た音の言葉で一連の文章を作る、もじり言葉あるいは掛け言葉といわれるものになっていたようです。少々、困惑してしまいつつも、皆さんが喜んでくださったことは、わたしにとっても喜びであります。
「あれ?できるじゃん、笑顔」
「え?」
突然の順平さんの指摘に、わたしは驚きました。
「笑って、いましたか?」
「うん、私も見たよ」
風花さんも、順平さんに同意します。そうですか、わたしは笑っていましたか。
「そうそう。そこの無愛想な現場リーダーよりも、いい笑顔だったよ」
「······」
ゆかりさんの指摘に、あの方は別にどうでもいい、といった風にそっぽを向きました。そういえば、この方はあまり気持ちを表情には出さない方です。それでも、立派にリーダーとしての役割をこなしていますし、友人の方々ともうまくやっていらっしゃるようです。わたしは、ふと、ひとつのことに思い至り、発言しました。
「わたしは、お役に立てていますか?」
「へ?どうしたんだよ突然」
「わたしは、いわゆるジョシコウセイの方々のように振舞うことができません。カラオケもプリクラもうまくできません。人間の方の、“心” というものが理解できません。それでも、皆さんの仲間として、特別課外活動部所属の一員として、この場所にいてもいいのでしょうか?」
「あ------ったりまえじゃん!!」
順平さんが、大声で答えました。
「何、アイギスそんなこと悩んでたの?」
ゆかりさんも呆れたような口調で言います。それに続いて風花さんも言いました。
「アイギス、不安だったんだね?」
「不安······そう、そうかもしれません」
わたしのなすべきことは、皆さんとともにシャドウを倒すこと。そしてあの方を守ること。ジョシコウセイらしくできないわたしは、その任務に不適格なのではないか、皆さんの期待に応えられていないのではないか?そういう想いが、わたしの処理を不安定にしていたことに、いまようやく自分でも気づいたようでした。
ポロニアンモールからの帰り道、風花さんがわたしのそばに寄ってきて言いました。
「あのね、私思うんだけど、周りの人が自分をどう思ってるかわからなくて不安になる、それって立派に心があるってことじゃないかな?」
「そうなのでしょうか?」
もしそうなら、わたしは嬉しく思います。心を理解できないことで悩んでいたわたしが、理解しがたいことで悩むのが心なのだと、逆説的なことを知って安心しています。
「人の心とは、摩訶不思議でありますね」
「みんな一緒、そう思ってるよ」
みんな一緒······それは何だか嬉しいことであります。わたしはふと、ポケットから携帯を取り出して、そこに貼られた先ほどのプリクラを眺めます。
「おそろいであります」
わたしがそう言ったとき、前を歩いていた順平さんとあの方が、少し驚いた顔をしました。
今度はわたしも自覚していました。こういうときに、人間は笑うのであります。
わたしは人型戦術兵器アイギス。人間の心が理解できずにときどき悩んだりもするけれど、それでも大切にしてくださる人がいる、幸せな对シャドウ決戦兵器なのであります。
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kennak · 9 months
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複数の女性への性的行為疑惑が引き金となり、活動休止という選択をとったダウンタウン・松本人志。レギュラー番組の多くは早くも、彼がいない体制での収録が始まっているという。そんな中、過去の様々な発言がクローズアップされることに。まずは「障害者イジメ告白」だ。 2013年6月、松本は自身Twitterで、次のようにカミングアウトした。〈小学生の時。岡田って奴が居てね。足が悪くてね。片足引きずるように歩くの。オレ何度かイジメた事が有ってね〉〈でも子供って気まぐれで。いちど家に遊びにいったの。友達でもないくせに。。。そろそろ帰ろかなって思ってたら岡田のお母さんがパートから帰ってきてね。。。〉〈なにより��岡田がお母さんの前でオレと親友のふりしたのが切なくて。辛くて。。。オレ心の中で。岡田と。お母さんと。いろんなもんに何度もゴメンなさいって思って。。。〉 イジメた同級生とその母親に懺悔したのだった。 これを告白した当時、「まるで美談のようにしている」などと非難の声が上がったが、「封印していた過去をつまびらかにしたことは、評価できると思います」(放送作家) 2019年、川崎・登戸で通り魔事件が発生し、2名の尊い命が奪われた。当時、松本は「ワイドナショー」(フジテレビ系)の中で犯人について、「僕は人間が生まれてくる中で、どうしても不良品っていうのは何万個に1個(あると思う)…。これは絶対に、僕はしょうがないと思うんですよね。それを何十万個、何百万個にひとつぐらいに減らすことはできるのかな、っていう、みんなの努力で。まぁ正直、こういう人たちはいますから絶対数、もうその人たち同士でやりあってほしいっすけどね」 どんなに善良な人間にも、何かを契機に暗黒世界に落ちる危険性はある。社会に絶望した結果、人をあやめた者を「不良品」という言葉で片付けてしまうことに、賛否はあるだろう。 2017年に神奈川県座間市のアパートの一室で9人の女性を殺害・解体した猟奇犯についても、「ワイドナショー」で同様に言及。「人間を工場でたとえるなら何千、何万個に1個出てくる不良品なんでしょうね。そいつがたまたま座間に住んでいた」
松本人志 過去の発言に注目も|au Webポータル芸能ニュース
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zdlmlq · 10 months
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12.03.2023の日記
あなたの国は小さい子のヌード写真が多すぎるって
どのパーティーでも言われた
裸の女の子の写真があふれていて
電車の中にまで吊ってあるのは絶対おかしいって
でも、まさかその中のひとりがあたしだってことは
誰も気づかなかった
あたしは こういう所に集まるマダムたちは
エメラルドを頭にいっぱいつけすぎて
馬鹿になっちゃたんだと思って育ったの
パパは「この国には肉食の文化がないから、みんな我々のように、乳飲み仔牛から腐りかけ成牛までの、色々な肉の味わいの差だとか、ジビエの血の味の事とかがわからない。だから子供の裸ばかりありがたがるんだ。一種の国家的変態だよ」っていう、お得意の演説で、腐りかけの成牛みたいなママを喜ばせてる。彼女はキャビアを食べている人を見ると鼻をつまむ。小さな卵を食べるのは野蛮人だって
フォクシーひと粒でアダルトヴィデオの女の子みたいになれるって聞いたから、あたしは自分を魔女だって言ってる友達に頼んで、パーティーに持ってきて貰い、最高によく効きますように、そして憧れのトレーシーみたいになれますように、って魔法をかけてもらってから、彼女とキスをして、コアントローで飲み干した。どこかで生きていれば35になるのね。あたしのトレーシー・ローズ
あなたは、あたしが知る限り本当の天才、そして天使
あなたとパパの書斎で出会った日のことは一生忘れないわ
黒革の表紙の本の裏に隠されていた80年代のVHS(ヴェ・アッシュ・エス)
あのヴィデオキャッセをパパから盗んでからあたしの人生は変わった
あれがバイブルになったの
あたしは今、あなたがデビューした年と同い年で、あなたの娘ぐらいの歳だわ。そう思うととっても変な気分。まだフォクシーは全然効いてないみたい。口の中は、熱いチェリーの味ばっかり
生きてれば74歳になるのねあたしのグレース・ケリー、生きてれば15歳になるのねあたしのジョンベネ・ラムジー
あなた方のことを考えると、死ぬほどうっとりして、死ぬほど憂鬱になるの
パパの命令でお医者様にマリリン・モンローそっくりに改造されたり、本当にある国の王女になるなんて絶対間違ってる
でも死ぬほど羨ましい。そして死ぬほど怖い
あたしはこんなに
死ぬほど羨ましくて、死ぬほど怖くて、死ぬほど退屈
Vandome,la sick kaiseki
Vandome,la sick kaiseki
Vandome,la sick kaiseki
Vandome,la sick kaiseki
たくさん血が出たり骨を折っちゃったりするのは僕の時代にはあんまり好まれなかったんです。フェティッシュとか精神分析とか、そういうつまらないものが流行っていて
でも、彼女たちが好きなものは結局、宝石と香水と毛皮だって事は永遠なんですよ
裸に毛皮だけ着せて、香水の瓶を割って、お腹を軽く傷つける。詰まらないプレイですけれども効果はすごいんです。真っ赤な血が、うっとりするような香りで
宝石も勿論たくさん使いました。トパーズ、アメジスト、オパール、こういう物には水晶以上の魔力と、生体化学的な影響力があって、まあ、若返るんだと
こういう話をすると、馬鹿にして嘲けり笑っている連中ほど、瞳孔が開いているのがわかる。後で呼び止められるから絶対
それで、彼女たちの宝石箱から一つ残らず出させてね
身に付けさせるんじゃないですよ。体の中に入れてゆくんです
滑稽といえば滑稽だし、でも芸術的とも言える
お腹を宝石でパンパンにした御婦人が喘いでるんですから
勿論、楽しくも何ともなかった、気持ち良くも何ともなかった、嬉しくも何ともなかった
この国の社交界の一部では、こういったことが何百年も通いてるんだなって思うと、変に敬虔な気持ちにさえなりかけたもんです。日本人だからでしょうね。僕は二十歳過ぎてたんだけど、誰もが15歳ぐらいだと思っていて
最近はちゃんとクラブがあったりするんですよ。卓もサウンドシステムもすごく充実していて、ヴァルスやポルカが終わると、変な、聴いたこともないオーストリア語のハウスみたいなのがかかるんですけど、みんなハイヒールに革靴だし。っていうか、踊りが凄くて、笑うのを我慢するのに苦労しました
嫌な感じの嘲笑しか出来ないから。生まれてからずっとそうなんです
復讐心ですか?どうだろう?今の東京の子供に比べればね
アメリカのポルノ女優に憧れてるっていう日本人の女の子がいて「さっきフォクシー飲んだの」って。この子は全然踊ってなくて、目をトロンとさせて、年寄りばっかり狙ってた
世界中に行ったけど、どこも何も変わらない。「オレみたいになるなよ」って、誰かに思ってた頃もあったんですけど、今はそんな誰かもいない
生まれて初めてです。自分からキスしたいなって思って
でも諦めました。彼女は、���えてた
Vandome,la sick kaiseki
Vandome,la sick kaiseki
Vandome,la sick kaiseki
Vandome,la sick kaiseki
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岩澤瞳のいたスパンクハッピーを知ったのは18の頃で、私はそれをカーテンもソファもない部屋の中で聴きました。退屈、と発音する彼女はその声にすら感情がなくてだからこそその言葉は彼女のためにあるような気がしました。私は自分を退屈だとは思えない。それは彼女のような人にこそ似合う言葉だと思っているから。
この歌詞にこころからうんざりできる人間であれればよかったのにと思います。私は自分が暴力を振るわれる若さと身体を持っている頃から、同じ傷を誰かにつけられるほどの加害性を持っていることを自覚しました。スパンクハッピー、或いはこの音楽を私に教えた人のせいです。傷をつけることがある人間だという自覚はついた傷を責め損ないます。自分がいつだって意図せずそちら側に立つ予感は、傷の痛みや怒りよりもよっぽどおそろしいものでした。私にとって、
ヘドラの目はヴァギナを模していますが性別は割り当てられていません。少なくともその言及はない。私はゴジラ対ヘドラという映画それ自体をとても気に入っていますが、何よりもこの怪獣にとても親近感をおぼえています。
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かわいいですね。
私が自分の体に嫌悪感を持たないのは、似た身体構造をもつ人々と親しくなった際にその体をこのましく思うからで、それが自分のものだから嫌悪するのは何か、通らないのでは、と、不安になってしまうからです。もちろんそれはそれ、これはこれとわけてしまうことはできます──というか、それが正しいのですが──、どうしてもその種の理屈を自分に向けて納得させることができません。私にはそういうことがとても多い。
今日が日曜日だということをうまく感じられません。とてもねむいです、
たくさんねむれるといいなと思います。
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tanakadntt · 1 year
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旧東隊の小説(二次創作)
三輪秀次のマフラーが赤と白の二本である理由
もうすぐ後輩の誕生日だ。後輩とは二宮匡貴が所属する東隊のメンバーである三輪秀次のことだ。彼は、このたび、めでたく十五歳を迎える。
二宮は六穎館高校三年生である。本来ならば、いよいよ大学受験に向けて熱心に勉強すべき時期だが、二宮は違う。既に地元の大学にボーダーによる推薦が決まっていた。
その事実は、将来の展望を大きくボーダーに向けて舵をきることを示していた。高校卒業を機にボーダーから離れていく同輩も多いなか、二宮は三門市に残る選択肢を選んだ。性に合うのだろう。実際、二宮の持つ、突出したトリオン量はボーダーにおいて圧倒的な優位を約束してくれる。
今の部隊にいることも大きな要因だった。
隊長の東春秋の率いるA級東隊の戦闘員は射手二人、狙撃手一人、攻撃手一人で構成される。それまで、攻撃手メインのチームが多かったなか、攻撃の要に射手を据えた実験的な部隊だ。
中距離が主力を担い、長距離と近距離でフォローする東隊の戦術はA級一位になったことで強烈に意識され、これから結成されていく部隊に影響を与えていくだろう。
とは言っても、実は偶然の産物なんだ、と実験者である東は笑う。忍田さんがお前たちをまとめて面倒みろと放り込んでくるから思いついたのさ。
お前たちとは、二宮に加えてシューター加古望とアタッカー三輪秀次のことである。この一年余り、ほぼ毎日顔を合わせていた面子だ。
その実験も終わる。東隊はまもなく解散する。この一年で隊員は大きく成長したし、様々なスタイルの部隊も生まれた。
学年も一緒、大学も一緒である加古はともかく、東と三輪には今までのようには会えなくなるのだろう。彼は感傷を覚える。
そこにきて、三輪の誕生日である。この日は東隊で共有されるささやかな思い出もある
二宮は去年の顛末を思い出す。
去年は結成して日が浅かった。お互いにぎこちなくまだ戦術も安定していなかった頃だ。
いつも、黙って下を向いている三輪の誕生日が十月二日だと判明したのは二宮の十七歳の誕生日が近くなった十月後半のことだ。
二宮は自慢ではないが、モテる。顔もいいが、アイツちょっとかわいいとこあるよねとわかる女子にはわかるのだ。したがって、誕生日にはわりあいプレゼントをもらう。わかる女子から。
加古望もまた六穎館高等学校に在学する女子であったが、残念ながら、わかる女子ではなかった。かわりに、十月に入ってから二宮への誕生日プレゼントを預かってくるようになった。二宮が頑なに受け取ろうとしないからだ。その気もないのに受け取ってめんどくさいことになりたくない。二宮は既に高校生活を彩る恋愛より、戦術の楽しさを選んでいる。
「私に手間をかけさせないで欲しいわ、二宮くん」
加古は、断り切れなかったものだけ作戦室まで持ち込んでくるというが、送料と称して、いつも二宮宛であるプレゼントの菓子を巻き上げていくから、中身を見て選んでいる可能性が大だった。
そこで 、生年月日の話になったのだ。
加古の誕生日は十二月二十五日、クリスマスだという。誕生日ケーキが毎年クリスマスケーキになってしまうパターンだ。
東は一月三日、二宮は十月二十七日。
「東さん、二宮くんの誕生日にお祝いしない? 焼肉屋さんで」
「お前は焼肉食いたいだけだろう」
「いいな」
東は鷹揚に笑った。
「秀次の誕生日も十月だったから、一緒に祝うか」
「え」
二宮と加古の視線が三輪に向かう。作戦テーブルで黙って宿題をしていた彼はぎょっとして、顔をあげた。
「三輪くん、誕生日だったの?」
「ええ、まあ」
「いつだ?」
「ええと、二日です」
最近じゃないか。
「何歳になったんだ?」
「十四です」
計算すればわかる事じゃないの、とは加古も言わなかった。
「あの、別に気にしませんので」
もう、中学生ですし、という三輪の孤独を高校生二人はもう知っていた。
「プレゼント、どうしようかしら」
作戦室を離れて、ロビーで相談である。
「中学生だから、図書カードとかでいいんじゃないか?」
「二宮くんって、発想がおじいちゃんねえ。ウチの学校の女子の気がしれないわ」
「···俺もお前をかわいいという男子の気がしれない」
加古もその整った顔立ちと大人びた仕草で男子を魅了する。
「うーん、お菓子はどうかしら。三輪くん、お菓子好きじゃない」
「そりゃ、まあ、子どもは甘いものが好きだろう」
「二宮くんってホントにおじいちゃんみたい」
「怒るぞ。それより、消えるものより、残るものがいいだろう」
「残るものって、逆に困らない?」
三輪くんってミニマリストっぽいところがあるもの、と加古が付け加える。二宮にはよくわからない。余計なものを買わないだけだろう。
「困らないものを贈ればいいんだ。三輪には買えないけど、あれば嬉しいような」
「あら」
加古は六穎館高校の一部男子生徒ならば顔を赤くするであろう、妖艶な笑みを浮かべた。
「たまにはいいこと言うわね、二宮くん」
「マフラー···」
二宮誕生日祝いと言うことで、焼肉屋に行く前の作戦室である。二宮が代表して渡した箱を開けて、三輪が途方に暮れたような声を出した。
「···三輪?」
思っていなかった反応に二宮は焦る。東を巻き込み、三人でお金を出し合って、けっこうな金額のマフラーを選んだのだ。色は加古と相談して、赤っぽいエンジに落ち着いた。ダメか、ダメだったのか。これは、やはりお菓子の方が良かったのか。
三輪が珍しくオドオドとしている。
「二宮先輩」
「···なんだ」
「···実は、オレ達からも二宮先輩にプレゼントがあって」
「うふふ」
加古がここに来て、たまらず笑い出す。
「まさか」
三輪がテーブルの下からそうっと取り出した箱は先程、二宮が渡した箱と全く一緒だったのだ。慌てて、開けると果たして色違いの同じマフラーが姿をあらわす。
「二人ともおめでとうだな」
黙って見ていた東もとうとう笑い出した。ポンっと二宮と三輪の肩を叩いた。
「こういうの賢者の贈り物?って言うのかしら?」
加古がドヤ顔で言うのを、
「絶対に違う」
と否定した。
結局、クリスマスの加古の誕生日、年が明けて三日の東の誕生日もプレゼントは同じ色違いのマフラーとなった。四人がおそろいのマフラーを持っていることになる。
お金を出し合って買っただけあって、上等なそれは手触りもよく、あたたかで、去年の冬を温めてくれた。あまり感情の起伏を見せない三輪でも、「柔らかいですね」と感動していたのが微笑ましい。寒くなってからは、毎日、巻いていたほどだ。
さて、そこで今年の話だ。一年は誰の上にも同じように巡る。
「秀次」
作戦室である。
「今年の誕生日プレゼントは何がいい?」
昨年と違い、二宮はざっくばらんに後輩に希望を聞くことにした。
三輪も下を向いてばかりの子どもではなくなった。そんな風に水を向けられても動揺しない。
彼は少し考えたあと 、
「マフラーが欲しいです」
と言った。
「あら」
意外な要望にソファで料理本を読んでいた加古が立ち上がって、テーブルまでやってくる。
「三輪くん、去年あげたのなくしちゃった?」
「なくしてない」
心外そうに答える。
「じゃあ 、どうしてまたマフラーなんだ」
「クリーニングに出している間、首が寒かったので」
思い出したように首に手をやる。今はまだ残暑が残る九月の終わりだ。
上質な素材でできているから、定期的にクリーニングに出すよう教えたのは二宮たちだ。
余程、気に入ったのか。
二宮は悪い気はしなかった。
念の為、釘を刺しておく。
「俺の誕生日はもうマフラーはいらないからな」
「え? そうなんですか?」
今年の三輪のマフラーは白になった。
終わり
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somacruising · 2 years
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TALES OF THE RAYS: MIRRAGE PRISON
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CHAPTER 5: THE DARK WOLF THAT SMOLDERS (PART 3+4)
(Part 2) | (Part 5+6)
Hey, it’s been like 3000 years since I uploaded this chapter, hasn’t it? Well, as an apology, I’ll be uploading two parts in this one! I’m not super confident about Cecily’s whole exposition on what the Overray mirrage does, but ah, well.
Part 3 (Milenna’s Base)
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Lloyd: Sorry, guys. Thanks for waiting! わりぃ。待たせたな!
Karol: Leon, Lloyd, welcome! Sit wherever you like. リオン、ロイド、いらっしゃい!好きな所に座って。
Leon: …Hey, is this guy really in charge? He’s just a child. ……おい、本当にあいつが仕切るのか?子供だぞ。
Yuri: Now, now, you should never underestimate our rising star leader. Besides, he’s already been elected, you know? おいおい、オレたち凛々の明星の首領をなめてもらっちゃ困るな。それに今やあいつはカロル室長さまだぜ?
Raven: Yep, that’s right. And by the way, Leon, from ol’ Raven’s point of view, you’re just a cute little kid too. そうそう。あとね、おっさんからすれば、リオンくんだって、いたいけで可愛い、立派なお子様だから。
Leon: ...Tsk. Let’s get on with the meeting already. ……チッ。さっさと始める。
Karol: All right, then! The first meeting of the Karol Investigation Division will now begin! それじゃ、第一回カロル調査室会合を始めます!
Karol: Err…um…what shall we talk about first? えっと、それでまずは……何を調べる?
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Dezel: Hey, is this really how we’re getting started...? おい、そこからなのか……。
Karol: I’m just saying! We’ve got a lot to talk about: Ix, the Voidstorm, Living Dolls...we can’t possibly discuss them all in one meeting, right? だって、イクスのことや、死の砂嵐とかリビングドールとか……。全部いっぺんに調べるのは無理でしょ?
Yuri: Then, why don't we just look at into the information we know for sure? だったら、今確実にわかってる情報を深掘りしてくのが手っ取り早いんじゃねえの?
Karol: All right. Then let’s start with...the special nexuses mentioned in Zelos’s report. The one’s held captive by the Empire: Regal and Johnny. そっか。いま確実にだと……ゼロスの報告書にあった、帝国にいる特異鏡映点かな。確かリーガルとジョニー。
Rose: I get it. So that’s why Yuri rounded up Lloyd and Leon. なるほどね。それでユーリは、ロイドとリオンを呼んだんだ。
Yuri: Sure is. I wanted to hear more about their personalities. Regal especially, since I heard he decided to stay locked up. まずは捕まってるお仲間の人となりを聞きたくてな。特にリーガルってのは、自分の意思で残ったって話だろ?
Karol: Yeah, he did. Regal stayed in prison because he wanted to prevent the revival of someone important to him—I think? It sounds like he wanted to be absolutely certain that didn’t happen. うん。リーガルが残ったのは大事な人を魅らせないために——だよね?絶対に阻止するって言ってたみたいだけど。
Yuri: Sounds like it. Sure, he’s locked up, but that doesn’t mean we can predict what he’ll do. らしいな。捕まってるとはいえ、リーガルがあっちでどんな動きをするのかオレたちじゃ予測がつかねえ。
Yuri: So, Lloyd, what kind of guy is he? で、ロイド。どんな奴なんだ?
Lloyd: Let’s see: Regal is super strong and kind, he’s the president of a big company, he’s really calm, he wears handcuffs all the time— リーガルは、すげえ強くて優しくて、大きい会社の会長で、落ちついてて、手錠してて——
Leon: That’s all meaningless. Can’t you share information that’s useful? なんだその薄っぺらい話は。もっと有益な情報はないのか。
Lloyd: I-I had a lot more I was about to say, okay!? Fine then, tell us about Johnny, Leon. こ、これから色々話そうと思ったんだって!だったら、リオンの仲間だっていうジョニーのこと聞かせてくれないか?
Leon: About Johnny? Very well... Johnny... sings songs. ジョニーか?そうだな……。ジョニーは…………歌を歌う。
Dezel: ...*snort* ………。
Rose: Dezel, why are your shoulders shaking? デゼル、肩震えてるけどどうかした?
Dezel: I-It’s nothing! Leave me be! な、なんでもねえ!放っておけ!
Raven: Leon, ol’ Raven thinks you should share some actually useful information too. あのさあリオンくん、おっさんもーちょっと有益な情報が聞きたいわ。
Leon: I-I know that, but his singing is the first thing that came to mind! わ、わかっている!歌のイメージが強烈すぎるんだ、あいつは!
Leon: Anyway… though his music leaves the strongest impression, that’s only one side of him. He’s strong and a good leader. まあ……能天気に歌っている印象が強いがそれはあの男の一面だ。冷静だし統率力もそれなりにある。
Leon: And…he has a troubled past.  そして……重い過去もな。
Karol: What do you meanby “troubled”? 重いってどんな?
Leon: Johnny was hopelessly in love with a woman named Eleanor, but she was killed by an evil man.  ジョニーにはエレノアという片思いの女性がいた。だが、過去に卑劣な男のせいで命を落としている。
Leon: We met Johnny during a conflict between our respective countries, and we helped him to finally avenge her death… そして、国がらみの争いで僕たちと出会い、結局奴は、その仇を討った。愛する人のために。
Leon: ...That is how I saw it, at least. Stahn may view it differently. ……少なくとも僕はそう思っている。スタンは違う見方をするかもしれないけどな。
Lloyd: I see... Both Johnny and Regal have lost someone important. そうか……。ジョニーもリーガルと一緒で、大事な人を亡くしてたんだな。
Rose: Maybe Johnny and Regal have the same reason for staying. もしかしたら、ジョニーもリーガルと同じかもしれないね。
Rose: Maybe they both want to stopped their loved ones from being used in the Living Doll Project. 愛した人をリビングドール計画に使わせないために、何か考えてるのかも。
Dezel: But both of them have been missing since they were removed from prison, right? だがそいつは、牢から連れ出されて行方知れずって話だろう?
Dezel: We still don't know enough about them. If you’re too trusting, it will only lead to pain. We can’t be sure which side they’re on. 何を考えてるかまだわからねえ。信用しすぎると痛い目をみるぜ。誰がどっちについてるかも曖昧だからな。
Raven: Of course we have to be careful. Sure, there are nexuses working with the Empire, but some of them are willing to help us out. 確かに、慎重に見分けないとね。帝国側についてる鏡映点にも、こっちに協力的なのがいるって話だし。
Lloyd: I'm sure we can trust Shing and Caius. They’re ones who delivered Chester's letter. Rubia was also taken captive by them, too. チェスターの手紙を届けにきたシングとカイウスだろ?確かルビアって子も捕まってるはずだ。
Yuri: …Well, we don’t know why everyone is with the Empire. ……ま、中には目的がわからないままあっちに付いてる奴もいるけどな。
Raven: …Like Flynn? You do gotta wonder why he’d be working as Demetrius' aide. ……フレンちゃんね。デミトリアスの側近やってるっていうけど何か考えてんのかな。
Yuri: Yeah, that’s what I want to figure out. So— ああ、それも確かめなきゃなんねえ。ってことで——、
Yuri: Captain Karol! I request permission to re-infiltrate the empire to gather information! カロル先生!情報収集のため、帝国再潜入の許可を願いまーす!
Karol: Huh! ? I'd like to, but... our other investigations... え!?許可したいけど、潜入しちゃうと他の調査が……。
Yuri: Don’t worry about it. Anyway— 心配ねえよ。その辺は——
Rose: If you use business connections, you can get all kinds of information. Let me show off what the Sparrowfeathers can do! こっちで商売のルートたどって、巷の細かい情報さらうんでしょ。セキレイの羽の本領発揮って感じ?
Yuri: Obviously. Though, it would be a pain in the ass for us if you guys caused trouble for us. ご明察。あんたらが面倒起こして後々商売に支障がでるのは、オレたちにとっても痛手だからな。
Rose: Yeah, I think it would be better for both of us if we split up. I've been in and out of the Commerce and Industry Guild a lot lately, so I'll check out their information networks as well. うん、お互いにその方が良さそう。最近は商エギルドへの出入りも多いしそっちの情報網からもたどってみるわ。
Rose: Oh, right, there's a merchant in the Imperial City that you can trust, so I'll write you a letter of introduction. それと、帝都に信頼できる商人がいるから紹介状書いとくよ。
Rose: Since he works with us, he has some behind-the-scenes knowledge, so I'm sure he'll help you out with whatever you need. あたしたちと通じるくらいだから、それなりに裏はあるんだけどさ。多分色々と便宜を図ってくれると思う。
Yuri: Getting such great service, I’m sure we’ll be bringing back some great news. そんな大サービスされたんじゃ、それなりのネタ掴んで帰らないといけねえな。
Rose: Hehe~, make sure you bring me back a souvenir! へへ~、お土産よろしく!
Karol: Then the first move of the Karol Investigation Division is officially decided! So, so me and Raven will be part of the infiltration team... じゃあカロル調査室の方針はこれで決定!それと、ボクとレイヴンは潜入班でいいとして……。
Karol: Rita—no, she’s too busy with Keele’s Lab, so we can ask Estelle. あとはリタ——は、キール研究室の方で忙しいし、エステルに声かけてくるよ。
Yuri: Wait. If I remember right, she’s still working on helping Ami, isn’t she? 待った。確かあいつ、アミィをどうにかしてやりたいって言って今も張りついてんだろ?
Karol: Oh, right. People who can use healing arts like Mint and Estelle are working together to discuss how to cure Ami. うん。ミントやエステルみたいな治癒術を使う人たちが集まって、アミィを治す方法を相談してた。
Yuri: Then let's leave them to that. The right people should be in the right places. ならあっちを任せようぜ。適材適所ってことで。
Karol: Okay. Then how about we ask someone else! わかった。それじゃ他の誰かを誘ってみる!
Yuri: I’m sure it’s gonna be rough, so let’s avoid recruiting any hotheads, okay? 今回も荒事は避けられねえだろうし、血の気の多そうなのと抑え役、頼むわ。
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Cecily: Oh, is the meeting over? I’m so sorry. I meant to come sooner, but couldn’t make it in time… あれ、会合終わっちゃった?ごめんなさい。誘われてたのに顔を出せなくて……。
Rose: It's all right. We’ve only just figured out what we’re doing. So, what's all that stuff you're carrying? 大丈夫。やることは決まったから。ねえ、そのいっぱい抱えてるのなに?
Cecily: It’s something I made for everyone, but it took a while to make enough. こねね、みんなに渡そうと思ってたら量産に時間がかかっちゃった。
Cecily: This is a new Mirrage, an “Overray mirrage.” I want you to take it with you!  これは新しい魔鏡、【浄玻璃鏡】っていうんだけど是非、みんなに持っていってもらいたいの!
All: …………?
Part 4 (A Quiet Road)
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Laphicet: Oh, I found a bug! Do you know what kind it is, Karol? あ、あの虫、珍しいよ!カロルは名前知ってる?
Karol: B-bug!? I don't really know much about bugs. Why don't you ask Luke? む、虫!?ボクはよくわからないから。ルークに聞いたら?
Luke: No idea. Don’t we have a guy who’s an expert on this kind of thing? 俺もちょっとなー。こういうの得意なヤツっていないか?
Laphicet: Eizen or Dezel might know... I'll bring it home and show it to them. Karol, can I put it in your bag— アイゼンやデゼルだったら知ってるかも……持って帰って見せてみるよ。カロル、カバンに入れてもらっても——
Karol: Wah! No! No, no, no, no! うわーダメダメダメダメダメ!
Laphicet: Karol, are you afraid of bugs? Even though it's so cool...look! カロル、虫嫌いなの?こんなにカッコいいのに……ほら!
Karol: Wah! No, I don’t want it in there!  うわー!こっち持ってきちゃイヤーッ!
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Velvet: Phi, we aren’t here to play. Karol has an important letter he needs to deliver, so don’t make him drop it. フィー、遊びに来てるわけじゃないでしょ。カロルも大事な手紙落とさないように気を付けなさい。
Karol: N-No, it's fine. Rose’s letter is in my bag. See! だ、大丈夫だよ。ロゼにもらった紹介状ならちゃんとカバンに入れてるから。ほら!
Raven: Oh-ho~? Couldn’t you fit the bug in that little space there?  ほほ~う?そのカバンの隙間、この虫くらいなら入るんじゃない?
Luke: You could! You could put it in there and take it back safe and sound. 本当だな!ここなら安全に連れて帰れそうじゃん。
Karol: Raven...! And not you, too, Luke! ちょ、レイヴン、ルークまで!
Velvet: All of you...what did I just say? まったく……、言っても聞きやしないんだから。
Repede: Woof... ワフ~ン……。
Guy: Haha, but lively kids are a good thing, right? ハハッ、けど子供が騒いでるのってなごむじゃないか。
Yuri: Yeah, but we’ve got an old man with us. ああ。おっさんが一人混じってるけどな。
Yuri: Karol said he was asking Guy and Velvet, but somehow we’ve got a couple of tagalongs. ところで、カロルはガイとベルベットに声かけたっつってたけどずいぶんおまけが増えてんのな。
Guy: Luke was whining about a time we snuck through the woods to get to the capital, saying it counted as infiltration experience. He said he wanted to get used to this kind of thing. あいつ、自分は帝都潜入経験者だっていって駄々こねてさ。それになんか、自分も慣れなきゃいけないとかなんとか。
Yuri: …Is he still saying that stuff? I told him this kind of thing isn’t for everyone. ……まだそんなこと考えてんのか、あのお坊ちゃんは。向き不向きがあるって言ってんのに。
Guy: What are you talking about? なんのことだ?
Yuri: Don’t worry about it. It’s your territory. Anyway, what about Phi? いや、なんでもねえよ。こりや多分お前さんの領分だ。んで、フィーは?
Velvet: I told him about the infiltration and this mirrage, and all of a sudden he said he wanted to go with me. I don't know why... 潜入の件とこの魔鏡の話をしたら、突然いっしょに行くって言いだしたのよ。どういうつもりなんだか……。
Yuri: Mirrage...you mean the Overray mirrage that Cecily gave us? 魔鏡ってセシリィにもらった、この【浄玻璃鏡】のことか。
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     [ FLASHBACK ]
Yuri: An overray mirrage...this is for us? 浄玻璃鏡……これを持ってけって?
Cecily: Yes. Some people had abilities in their original worlds that they can’t use here, like Ludger with his chromatus. ええ。ルドガーさんのように、元の世界では備わっていた能力が、この世界では使えないっていう人がいるみたいで……。
Rose: That’s right! Sorey and I haven’t been able to use armatization since we got here. そうそう!あたしもスレイもこの世界に来てからは神依が使えなくてさ。
Cecily: I thought so. やっぱりね。
Cecily: Things like Chromatus and Armatization are easy to understand, but are there other techniques you could use in your original world?  骸殻や神依のようなわかりやすい技じゃなくても、元の世界で使えていた術や技が使えないってことがあるんじゃないかな?
Yuri: Sure are. I thought it was a problem with the mirrage tech at first, but then people from different worlds had the same thing happen. 確かにな。魔導器の問題かとも思ったがオレたちとは違う世界の連中も似たようなことは言ってた。
Cecily: It's only natural, given how encoding works. エンコードの影響を考えれば当然のことなの。
Cecily: Because nexuses are a special entities that don’t naturally exist on Tir Na Nog, there’d be problems if they were exactly like they were in their original worlds. 鏡映点は特殊な存在だから元の世界と全く同じように具現化すると不具合が出てしまう可能性がある。
Cecily: But that’s because the Kaleidoscope’s alignment messed up the exoflection. If you consider each person’s pattern and get used to it, there’s no problem.  でもそれはカレイドスコープの照準が大雑把だったせいなの。一人一人のパターンを考慮して馴染ませれば問題はないわ。
Cecily: This mirrage looks for each nexus’s individual capabilities and finds the catalyst that triggers a release of power. この魔鏡はね、鏡映点の中にある能力の滞留をサーチして、力を解放するきっかけとなる触媒を見つけてくれるの。
Cecily: It reconnects the nexus’s original power from what is encoded in their anima about their past and possible future. そして鏡映点のアニマに刻まれた過去や起こりうる未来から、鏡映点の本来の力をバ、さわしい形に構築してくれる。
Cecily: When it encounters a catalytic event, like with Ludger, it shines forth and creates an Overray state. ルドガーさんの時みたいに触媒となる事象に出会うと、輝きだしてオーバーレイ状態を引き起こすわ。
Cecily: At that time, it’s possible to draw out and release the mirrage’s power, albeit temporarily. その時には、一時的にだけど鏡によって構築された力を引き出して放出することができるの。
Cecily: In other words, if you can find the catalyst for this mirrage, you can use Overray. Even if you're not a mirrist, like Ix. You can regain the powers you had in your original world. 要は、この魔鏡で触媒を見つけられれば鏡士じゃなくてもオーバーレイが使える。元の世界と同じ力を取り戻せる。
Cecily: I think this will be a big help. これって絶対役に立つと思うんだ。
Cecily: So just in case, I want you all to hold onto one and report back if anything changes. Please. だから念のため、みんなに持ってもらって、何か変化があったら報告して欲しいの。お願いね。
     [ END FLASHBACK ]
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Yuri: So, maybe Phi is feeling some kind of power limitation? フィーは何か力の制限を強く感じてるのかもな。
Velvet: Yeah. Maybe things are different for him since he’s a malak... そうね。あの子は聖隷だし、あたしとは違う何かがあるのかも……。
Yuri: …Nah, I think it’s the other way around. ……いや、案外逆かも知れないな。
Velvet: ...Huh? ……え?
Laphicet: Hey, are you talking about mirrage? Velvet, is your mirrage glowing!? ねえ魔鏡の話?もしかしてベルベット、魔鏡が光ったの!?
Velvet: What? What’s got you in a panic? It’s not. 何?そんなに慌てて。違うわよ。
Laphicet: Oh, I'm glad... そう、よかった……。
Velvet: What do you mean, you’re glad? よかったって、何よそれ。
Laphicet: Because! That mirrage will return your old abilities, so…I’m worried you’ll…go back to how you were when you were first exoflected… だってその魔鏡、前と同じ能力が戻るって。もしかしたらベルベットも……その……具現化前みたいに……。
Velvet: —! Did you want to come with me because you were worried about me losing my sense of taste? ——!あんたまさか、あたしの穢れや味覚のことが心配でそれでついてきたの?
Laphicet: …………。
Velvet: ...It's okay. And even if I did, I— ……大丈夫よ。それにもしそうなったとしても、あたしは——
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Karol: —Emil!? Hey, Emil! ——エミル!?おーいエミルーッ!
Yuri: What's wrong, Karol? What about Emil? どうしたカロル。エミルがなんだって?
Karol: I saw Emil. Just around the corner.  エミルがいたんだよ。あの道を曲がってった。
Raven: Emil? Are you sure you saw that right? He couldn’t come with us this time. エミル?見間違いじゃないの?今回のメンバーに入ってないでしょが。
Karol: No, I saw him with my own two eyes. Maybe he wanted to go with us so badly that he followed us without saying a word. ううん、この目でちゃんと見たんだ。どうしてもボクたちと行きたくて黙ってついてきちゃったのかも。
Guy: That’s...kind of hard to picture... そ、それは考えにくいと思うけどな……。
Yuri: Well, let's take a look anyway. Repede, do you remember Emil’s scent? ま、とにかく探してみるか。ラピード、エミルのにおい覚えてるか?
Repede: Woof! ワン!
Yuri: All right, then we’ll leave it to you.  よし、それじゃ頼むぜ。オレたちもその辺見てまわるぞ。
(Part 2) | (Part 5+6)
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retepom · 1 year
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【与えられる人から】No.166【与える人へ】
激アツセンターカラーで血湧き肉躍る本誌の折 皆様如何お過ごしでしょうか。出雲風子が春麗色で戸塚先生そういうとこやぞ。本格的に男女を殴り合わせるのが性癖過ぎることもわかったので満面の笑みになりました。しかしながら先行でツイートしたように今回の個人的なハイライトは……川の字………というわけで本誌感想のお時間となります。
「『誰かを想う変わらない心』」
「オレにもよくわからん」
出雲風子を想う変わらない心ならもう持ってないか…???と考えたのは私だけでしょうか。約束だからって理由だけで二十数年も他人の子をワンオペ子育てできるかよ……????
「出雲風子」
ずっとフルネームで呼ぶのめちゃくちゃ面白いんですよね。ガチ勢の限界オタクか?しかし冷静になってみれば疑う余地もなく出雲風子ガチ勢の限界武闘家でした。すみません。殴らないで!!
「仮にもしコイツが定義する真の強者が」
「“お前がかつて言っていた者”ならば」
「オレには絶対理解できない したくもない」
ここ、出雲風子の三点リーダーがいい味出してるんだよなァ……ファンの言葉をさ 丁寧に受け止めてるんだよ…な………
「だがどうだ」
「馬鹿弟子はあの女と拳を交わす度 みるみる強くなってゆく」
「これは一つの真実だ」
「気にくわん」
「きっと答えがわかりますよ」
出雲風子のこの表情よ〜…私もそうだった、はあらゆる局面での“誰かを想う変わらない心”を見てきたことを表しているけれど、アンディへの色々な想いもあるのかもな……そしてゆっくり話しているファン風からしか得られない新栄養素が今発見されました。論文を書いて学会で発表します。
『この世は弱肉強食だ お前のような弱者が世に出て何になる』
前ループでは“龍”を見つけたファンだったけれど今ループでは本当に才もまだ見られない力のないこどもから育てていったんだよな…ストリート荒みジャリボーイだったシェンが大会でロウさんにお灸を据えられて痛い目見たのに条件付きつけて弟子になってやる!の展開もわりと好きだったんですが……ちゃんと子供らしい喜怒哀楽を出せる環境にしてくれた今ループのファン…
『オレの為って事?』
『オレが強くなったら』
『メイもいじめられたりしないもんね!』
んぇ……………っ!!?!?シェ…………な……
『弱者は死ぬ!!強者は己の力のみを信じればよいのだ!!』
『死なないよ』
『だってファンは強いんだから』
『守ってくれるだろ?』
こころがギュッッッッッとなる 今ループのシェンにとってファンは“守ってくれる大人”だったんだ
[アンタに似て]
[大分気付くのが遅かったけど]
似てる自覚あるのもう親子なのよ シェン なぁ
[誰かの為に強くなる]
[ボクはキミの為 キミはボクの為]
[ムイちゃんだけじゃない 妹は勿論]
[ジジイ アンタもだ]
こんな………………………………こんなんジジイ泣いてまうやろ…………………………………………この川の字が愛でないならなんだってんだよ………………………かけられた布の面積と抱きしめた腕の安心感が愛でないならなんだってんだよォ!!!!!
倫理観終わってる出雲風子狂フィジカルオバケが人間みたいな顔して寝るんじゃねぇ………あやしててそのまま寝落ちしたポーズじゃん……メイちゃんがもってるぬいぐるみ 買ってあげたんか……………??………小籠包パンダ…………???
(ロウさんがファミリー入りしていないのは寂しい限りだが今ループでも何かのキッカケで絡んでくれたら嬉しいなァ……)
シェンムイちゃのダイナミック殴り愛プロポーズからの不真実発動は安心安定の神(クソヤロー)っぷりで反吐が出るぜェー!!!!!やっちまってください出雲の旦那ァッ!!!!!
「まさか…!」
「あの馬鹿ッ」
え……………っ
「シェン 何を考えている!!」
「止まらんか!!行けばお前も…!!」
こんなん……………こんなんはもう…………………
“出雲風子”が介在していないファン自身の感情じゃん…………………………………………
弟子っていうかもう子じゃん………………
“子を想う親”なんだよお前はもうさ……………………
目的のため仕方なく育てた子が愛を知り 愛を教えられる親……………………
そういうヴィランに………………私は……弱い……………………
落下したシェンムイちゃんを救う為に飛び降りるUNIONメンバーも躊躇い無くてヤベェんですが勝算はあったのか!!?!?皆無茶すなよ!!!!がんばって連なってムカデみたいになってるの正直笑っちゃったごめんな……てか一生取れないでお馴染みのビリー様の羽衣取れてんじゃん!!!!??!?演出上不真実対策なのはわかるけれどナイスショルダー!!!!キレてるね!!!!!肩にちっちゃいバーン乗ってんのかいッ!!!!!!
「オレを持ってんのだれ…」
「だ?」
ハイここあざとい ボイド=ボルクスそういうとこあるよ そういうとこ
「ファン!?」
“ファンは強いから守ってくれる”の伏線回収が爆速過ぎて二度見した。6人分(全員バキバキ)(2m超1名)の体重を一切ブレずに片腕で支える腕力 これはもう筋肉島なのよ ファンタジーマッスル 前ループで圧殺されそうだったクリード=デッカードを片腕で引き上げるのとかそりゃ余裕だったね羽のように軽いよね(???????)
「この無様な姿が キサマらの強さか?」
「ハハ!お恥ずかしながら…」
飾らない出雲風子イイヨ〜……イイ……
「ジジイが助けてくれたの!?」
「んなアホな!!」
「離すぞ」
「ゴメンなさい!!」
仲良しかよォッッッッ!!!!!!!ってなってたらファンが知らん間に一句詠んでた(決めようぞ どちらの強さが 最強か)
来週も楽しみすぎて今からアドレナリンがドバドバですよ………火曜日か……遠いなァ!!
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longgoodbye1992 · 1 year
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入院手前
3度目の自殺未遂をした。母が救急車を呼び、大病院に運ばれた。
担当の精神科医の女医が淡々と経緯を聞いてくる。
朝はなんともなかった。安定剤をODしてうつらうつらとなった夢の中に朋香が出てきた。変わらぬ笑顔で俺をいじったり、意地悪なことを言ったりする。
目が覚めてその虚無感が一気にやってきた。
遺書を書いた。親宛、祖父母宛、朋香宛、あいな宛。
親宛ての遺書を親のLINEに送ったのは昼前。
そのあと安定剤と睡眠薬を3錠ずつ飲み、電気コードを首に巻き眠りにつくのを待った。
10分くらいして力が徐々に抜けて首が締まってくる。母からの着信は無視した。
そのあと足音が聞こえる。祖父が歩いてきた音だ。
オレの部屋を開けられる。ぼんやりした意識の中で、祖父が首のコードを外した。
救急車を呼べといって祖母に言う。
救急車が来るまで、祖父は俺の膝や太ももをずっと擦ってくれていた。
救急隊員が4人来た。
自力で歩いて救急車に乗り込む。
近所の人達の視線が痛い。
救急車の中はごちゃごちゃしていて、乗り心地は良くなかった。
あっという間に病院に着いた。
そこで最初の女医との話になる。
会社をクビになったこと。
彼女と別れることになったこと。
自分を好きだという女の子と遊んてしまったこと。
それで彼女を裏切ってしまったこと。
全部伝えた。
淡々とカルテに書かれた後にこう聞かれた。
「今日このままおうちに帰ったらまた死にたいと思いますか?」
悩んでわかりませんと応えた。
結果的に任意入院という形でしばらく入院が決まった。
前職で勉強した単語。
まさか自分がと思うけど、いつこうなるのかはわからない。
と、なるかと思ったら、スマホを使えないと言うを知って、入院を拒否した。
措置入院だったら効かないが、任意入院だったのでよかった。
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oivgbqiqfz358 · 25 days
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--深海人形-- 全人類綜前科者
※天にあるが如く地にも(※知らしめよ。ヒトが生まれ生きる事は完全なる悪である事を)。
※閲覧&キャラ崩壊注意
※ネタも話題も雑多(※闇鍋)。
※本誌バレネタあり。大変御注意を!!!!!!
新田ァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!ワイさ、御前の事信じてたぜ!!!!!!!!!!!!!!!(※推し馬の単勝券が万馬券になった時の顔)。
…。
面倒臭い人達「各種リョナ、クロスオーバー、異世界転生&転移パロ、生存パロ嫌いです(※…と言うか、自分の癪に触る他人と解釈違い自体が嫌いです)。」
ワイ「嫌なら見るな(※金輪際見ないで下さい。此方に来ないで下さい。二度と顔を見せないで下さい。御願いします)。」
〜完〜
※…と言うか、最初から、御前に向けて描いてるんじゃねぇ。何底辺の癖に御客様(※=神様)、特権階級気取ってんの(※貴方、鏡見た事ありますか?)?。
…。
メダル自体には性別無くて、其れでもメダルが其々男っぽく、女っぽくなるのはティンペット由来だってアニメで(※博士が言ってた)。
…。
ゴッドエンペラーの足って階段登れないよね?(※…だけど、他のパーツに換装するから…… ※震え声)。
…。
アニメダが後世に与えた影響はマジで絶大で、後の公式(…と他メカ系ホビーアニメもか?)を支えたと言っても過言では無い。其れ程の功績を残した。間違い無く、凄まじい迄によく出来た傑作アニメ。
…。
ワイの場合、メダは、御友達ロボットじゃなくて完全に奴隷ロボットじゃん(※知ってた)。
…。
女みたいな名前をしたあれ「隕石は良いモンですよねぇ、進路決まってて(※因みに、台風は進路決まって無い派)。
ノースリーブグラサン「末路も決まっているがな(笑)。」
…。
バトルガレッガの七面道中ボスブラハ様mk-2カリスマ性が凄過ぎて何時見ても霊(たましい)が震える(※此方の方が後だけど、エスガル2のセセリン味あるのが良い)。
…。
で、シロッコは、あの儘生存してても、一生、一度も、ウェイン兄弟みたいに自分が作った物、兵器について反省する事は無いと思う(※絶対に)。
…。
多分、Team R-TYPEは、 バイド殲滅の為、粗末、只の駒、道具に、使い捨てに、がむしゃらに、自分達ですら其う扱うのだろう(※其うで無ければ、愛する隙無く下衆過ぎる)。
…。
宇宙世紀とかの拙作では、宇宙空間勤務の女は子宮に避妊具入れて居るか無月経ピル飲んで居ると思って欲しい。男には其れを言わない。知られると、性的な関係を強要して来るから。因みに、知って居る男は平気で力づくの行為をして来る事もある。其う言う男は、知らなくてもするが。
其う考えるとリリー・マークレーンの船内やばそう(こなみかん)。
…。
拙作でのガトーとシロッコ等辺は、ゴキブリか害虫並の生命力とAK-47並の適応性と耐久性を誇ってるからサンドバッグ豚としてとても優秀である(※ドS発言)。
…。
※クロスオーバー?注意
※某えろバレー風パロ注意
※坊やとガトー達の話
※色々と過去捏造注意
ガルマは二度咲く
----「…聞こえていたら、君の生まれの不幸を呪うが良い」
----「何、不幸だと!?」
----謀ったな!僕は、あれだけ君の事を信頼して、掛け代えの無い友として居たのに!!
----「私とて、ザビ家の男だ!無駄死にはしない!……ジオン公国に栄光あれーー!!」
…。
「…何時か又会えると良いな……。…彼奴も……。…イセリナも……。」
…。
さて、ある島の海辺で何やら会話をして居る者達が居る。
「地球に住んでるだけで恵まれてるか成功者ぁ?」
「何度も言うが、私は生粋のスペースノイドだ。故に、此うして、地球に住んで居ると、自分が掛け替えの無い財産を得た成功者か富豪にでもなれた気がして居る。……だが、同胞に其の自慢をする気は無いがな。」
…此のガトーを含む、宇宙世紀のスペースノイド達は、地球に住むアースノイドを特権階級、恵まれた者達と見做して居るが……。
其んなスペースノイド特有のド偏見に呆れたヤザンは、揶揄う様に言う。
「はぁ〜〜、如何しようも無ぇ〜〜、…お前もだけど、…スペースノイドは、皆が皆、地球に家を持って居る、持ってたってだけの奴等を、上流階級、勝ち組、エリートの類扱いして来るよな。…で、其う言う訳で、何故、公国軍が、地球各地の街を執拗に侵略、空襲するかと言うと、其う言う偏見でアースノイドの特権階級振りと恵まれた地位に嫉妬してるからだろ??」
「其う言えば、お前はアースノイド。地球に家があった筈だが。」
「…莫迦か?!??!!地球のスラム街に生まれて住んでた奴の何処がエリートで特権階級なんだよ?!」
「其うだったな。済まない。お前なんぞが、元々からして、其う言う高貴な身分である筈が無い。…然し、今は……、」
「…知らねぇ島に遭難しちまったな。」
「此の島が無人島か如何かも分からん。果たして、我々は、オノゴロ島へ帰る事が出来るだろうか……。」
補足だが、オノゴロ島とは、ガトー達が住んで居る島の名前だ。リゾート施設も其処にある。
「不吉な事言うな!!!!」
此のような無人か如何かも不明な島に流れ付き、難破した船を後にした二名は、島を覆うジャングルの手前で死への恐怖を感じて居た。
「…さて、如何すれば良いものか……。」
以前生きて居た世界では、ほぼ向かう所敵無しのエースパイロットであった二名は、二人して途方に暮れる。
「先刻、難破する前に、遭難信号を出して置けば良かった……。」
其処で、ヤザンは想いに強く耽る。
…此んな時、シロッコ、お前なら如何する……??
其の時、途轍も無く懐かしい感じがヤザンの中に込み上げて来た。
----大尉、此方ですよ〜〜!!!!
「……如何した?急に呆気に取られるとは?」
「……不思議だ。サラ曹長が道筋を教えてくれる気がする。」
「…お前、…ニュータイプだったのか……?」
「確かに、素質には恵まれてるかもな……。」
「されど、僥倖だ!私を逸らせるなよ!」
「だったら、逆にオレが逸れてやる!!」
…小学生男児並の会話。…此れには、サラとシロッコも呆れ笑い。
だが、彼等の助言(※…と言うか、御告げ?)もあって、ヤザンは最速で遭難状態から脱する事が出来た。
…。
其うして、ヤザンが大きくガトーを引き離して辿り着いた先には、兎に角年代モノで古びては居るが、とても、地球の大地に建って居るとは、思えない程に、美しくて、大きな、南国ならではの西洋風屋敷があった。
そして、其処には。
「…何だ。此の島では、見ない顔だね。初めまして。君達は何処から流れ着いたんだい?」
…何処ぞの木星帰りか御兄ちゃん大好き強化人間の様な紫色の後ろ髪を--あのガトーの様に--ポニーテールで纏め、更には大きく黒いレンズのサングラスを掛け、赤いノースリーブアロハシャツを着て木陰でギターを弾いて居る美青年が居た。
「誰だよお前?此処は何処だ?」
…ヤザンが、其う、粗暴にも訊くと、其の青年は此う答えた。
「質問を質問で返して来るのは、育ちが悪いね。実に感心しないが、答えてあげよう。此の島は私の所有物で……、…私は……、」
然し、ヤザンは、其れでも怒り出した。
「……おい!誰の所有かは訊いて無ぇよ!!此の島は何々島で、現在地は何処だって聞いてんだよ。後、お前の事は興味無いから、別に如何でも良いし、誰でも良い。」其の青年は----昔からある癖なのか、自分の髪を、其の彼の神経質な気質を宥める様に----右手で弄りながら、酷く機嫌の悪いヤザンを、後目に、話を優雅に受け流す。
「…嗚呼、噂には聞いて居るよ。…宇宙(そら)から落ちて来た銀髪と金髪の美丈夫が居ると……。…もしかして君は、その片割れの方かい?。」
(やったぜオレ美男子扱いだ!!!!)
自分が、此うして美丈夫扱いされた事で、何時もは顔面偏差値10、ブス扱いされるヤザンが、酷く不機嫌だった先程とは180度変わって、機嫌を大変良くして感動し、其の感動の余りに激しくガッツポーズを取って居ると、
「其の声!其の出立!其の坐作進退!」
後から酷く遅れて来たガトーは、其の美青年を見た途端、急に荒振り出した。
「…如何した、ガトー?」
…ヤザンが、其のガトーの意気揚々さと異様さに反応するが、其んな奴の事は気にせずに、ガトーは、其の青年に恐る恐る畏敬の念を持って話し掛ける。
「あ、貴方が『ガルマ』様ですか……?」
「やぁ、其うだが。」
其の名を聞いたヤザンは思い出す。
……確か、かの国葬演説で自身の兄である公国の総帥に弔われて居た、
「…ガルマと言えば……、…ニューヤークでWB隊との交戦中に戦死したあの有名な大佐本人か……?」
其のヤザンの問い掛けに、『大佐』は気さくに答える。
「其うだが?如何かしたのかい?」
「ガルマ様!…かつて、私は貴方様の御兄弟、ドズル中将麾下だった者です。アナベル・ガトーと申します。最終階級は少佐です。」
其の言を聞いた『大佐』は驚いた様に言う。
「此んな所で、ジオンの軍人に会うとは……。…ところで、アナベル少佐よ。…訊くが、あれから私達は戦争に勝てたのか?」
「…そ、其れは……、」
其うガトーは、ガルマに言われるも、緊張と畏敬の念で思わず口籠る。
すると、代わりにヤザンが名乗りを上げる。
「無理すんな。オレが話す。」
「…おや、君は誰かな?名は?」
「名乗る程の名なんて無ぇよ。」
其処で、ガトーがガルマにボソボソと小声で教える。
「ガルマ様。彼奴はヤザン・ゲーブルと言う元連邦軍人の下卑た輩です。」
「…と言うか、其んなの如何でも良いだろ。…で、良いか。手短にシンプルに話すぞ。はっきり言って、ジオンは戦争に完敗したよ。ドズル将軍は戦死、アンタの父親と他のきょうだい達も 全滅した。…其の後、公国から共和国に……、」
其れから、ガルマは、大きく溜息を吐きながら、此う述懐した。
「…有難う。もう分かったよ。…矢張りか。わざわざ聞く迄も無かったようだ……。あんな戦争、コロニー落としも含めて全部間違っていたのだ。」
「…ガルマ様……。」
「…アナベル少佐よ。貴官もあの戦争の所為で、沢山色々な物を失っただろうし、心にも、決して、浅からぬ傷を負っただろう。…幸いにも、此処に戦争は無い。戦争でボロボロになった魂を癒す為にも、私も、癒しと平和を噛み締めて行きたい所だ。…是非貴官も、其うしてくれると嬉しい。」
「御意!!!!!!!!!!!!」
…『ガルマ様』との宇宙世紀で生きて居た頃では、決して有り得無かった奇跡的で密接な邂逅を経て、感動の域に迄、其のテンションを上げたガトーは、意気揚々と答える。然し、其の一方で、ヤザンは蚊帳の外であった。
「御前等!…オレの事を無視すんな!!!」
…。
※没供養コーナー
其処で、オーナーが何時も通りの口調で言う。
「…『ガルマ様』ね。…あの人は、此の海域界隈では有名だよ。…彼は、民間軍事会社兼海上自警団を作って、不法侵入船やら密漁者やら海賊やらを取り締まって居るんだよ。」
「…流石ガルマ様です……。」
「何だ。…滅茶苦茶偉いじゃねぇか。」
曹長「…可愛いです、パプティマス様人形〜〜!!(※パプティ人形をソロモンの悪夢人形の隣に密着させる様に置く。距離が凄く近い)。」
木星帰り(※凄い悪寒)
野獣「…意外と趣味悪いなサラ曹長(※震え声)。」
…。
交渉人「私は変態紳士だが、お前は只の変態だ(※確信)。」
木星帰り「お前もだろ(※真顔)。」
ドロシー嬢「…貴方達って最低ね(※豚を見る様な目)。」
…。
※引き続きクロスオーバーネタ注意
※メダロットネタ
※夢要素注意
獣王「グォオオオオオオ!!!!」
神帝「リミッターカイジョヲアマクミタナ」
「ワガ マエニ タチフサガルトハオロカナ…」
「グォォォォォオアアアアア!ユ・ル・サ・ン!!」
「ガアアアアア!!ニンゲンメ!イツカ…!」
…、
ガトメダ搭載獣王「鎧袖一触とは此の事だが、心配するな。」
「南無三!!」
シロメダル搭載神帝「落ちろ!カトンボ!」
「私の使命は重力に魂を魅了された人々を解放する事であると思って居る。」
ワイメダロッター「流暢に喋り過ぎだろ。」
…。
ガトメダ非純正獣王「矢張り、スパゲティ(獣王脚部パーツの名前)では上手く歩けん!二脚パーツに換装しろ!」
ワイメダロッター「はいはい〜〜。パーツ転送〜〜。」
※パーツ転送後換装
獣王「此れは二脚では無いだろう?!巫山戯るなぁ!!!!」
脚部戦車なので履帯キュラキュラ。滅茶苦茶遅い。
ワイメダロッター「ハハッ!!ガンタンクみてぇ〜〜!!」
…。
宇宙世紀メダロッターZ&ZZ「我等!宇宙世紀メダロッターZ(ゼータ)!「そしてZZ(ダブルゼータ)!!」
ガトメダ搭載獣王「もう帰って良いか?」
宇宙世紀メダロッターZ&ZZ「我等ロボトルで勝負だ!!」
何時ものおじさん「合意と見て宜しいですね?!」
ワイロッター「宜しく無いです。」
…。
坊やメダル搭載はグレインでも良かったけど、グレインは超攻撃型メダだし、性格的にはプリミティベイビー(※超補助・妨害型)の方が合ってるだろうな?…と(※此処は彼の長兄にすべきだったな……)。
…。
「一人で階段登れるの?」
シロメダ搭載神帝「無理だな。浮遊パーツとかは無いのか?」
ワイメダロッター「此れ付けな。」
ガトメダ搭載獣王「何故だ?!何故、私が付けて欲しいパーツは付け渋って全く関係無いパーツや機体に換装して意地悪するのに、何故!??!」
ワイメダロッター「弄ってて楽しいから。」
…。
PMX型メダロット
PMX-00 メッサーラ N 飛行
PMX-01 パラス・アテネ 女 二脚
PMX-02 ボリノーク・サマーン N 二脚
PMX-03 ジ・オ 男 二脚
PMX-04 MSタイタニア 女 二脚
かつての木星帰りハンドメイドMSを模したメダロットを製作し『(メダロット本来の用途である)御友達ロボット』扱いして悦に浸る姿はメダロット社員の共感を呼……いやドン引きさせた(※本人曰く、自分は、天才だから、凡人は自分に付いて行く事は出来ない。其の為、友人が居ないのは仕方無い事、…なので、此の機械達が私の友達みたいな物、らしい)。
…。
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sou-m-007 · 2 months
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■サカサヨモギ
女王軍本拠地 異国の商会一座が滞在中
その中にいた気さくな男と酒場で一緒になる
村をでてデカいことじゃなくてもいいから 村じゃ出来ない事がしたいんだとか青臭い話ししたら 気に入られ 「コレ見せれば大概の人間は貴方に注目する。  その一瞬でギャラリーを取り込めるか  一瞬一芸で終わるかどうかは、貴方次第ですがね」と  簡単なコインマジックを1つ教えてもらい仲良くなる
その人にもっと人の心掴んで商売に繋げるには どうしたらいいか軽い気持ちで聞くと 胸元から薬袋を1包み取り出して 「逆さヨモギをご存知ですか?  このあたりでは珍しくない野草です。  鋭い棘があるので嫌われがちですが、  燻すととある効能があります。  私の故郷では夜泣きがひどい子供に、  死に際の老人に、怪我をした者に、焚かれました」
燻した煙には判断力を低下させる効果があり 簡単な催眠状態にかけることができる だから子供を寝かしつけたり 暗示で痛みを取り除いたりする為に使われていた …という眉唾物の話をされる そんなに簡単に言う事をきかせられるなら 今頃その草は金より高く取引されてるだろうと疑うレフに
「なんならここで試してみますか?」と  薬袋を一包取り出してみせるーーー
のような感じで この地域には割と生えているらしい植物の 意外な使い方を教えてもらった2人
「目を瞑ってお前はオレ(俺)の声しか聴こえなくなる  手を繋げばもう痛みはなくなる  目を開けて3つ数えたらお前はオレ(俺)がいないと  生きていけなくなる」
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elle-p · 11 months
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P3 Club Book Ken Amada short story scan and transcription.
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天田乾子供化計画
「別にいいじゃないですか!順平さんには関係ないでしょ!?」
ここは月光館学園の施設、綾戸台分寮の1階。カウンターの方角から聞こえてきた大きな声に、ラウンジでくつろいでいた面々が、何ごとかと目を向けた。声の主は、月光館学園初等部の天田乾。そのそばでは順平が、にやにやと意地の悪い笑みを見せている。
「いーや、関係あるね。いいか、天田。まだまだ子供のお前が、大人ぶりたい気持ちはよぉーっくわかる。オレだって覚えがある」
「別に大人ぶってるわけじゃ······!」
「まあ、聞けって。子供時代にちゃんと子供であることを十分に楽しめないと、やっぱ人間ってのは歪んじまうんだよ」
「······順平さんみたいにですか?」
「うぐっ、そ、そういうとこがガキらしくねえってんだよっ!」
どうやら、いつも大人びた天田の態度に対し、これまたいつものごとく順平が何かいちゃもんをつけているらしい。
「そもそも、順平さんの方が子供っぽすぎだと僕は思いますけどね。真田さんや美鶴さんの落ち着きを見習うべきなんじゃないかなあ?」
「オレはいいんだよ、オレは。つーかな、オレはホントに心配なんだよ······」
「心配?」
いつになく真面目な口調の順平に、不機嫌そうに顔を���けていた天田も、ようやく聞く気になったのか口調を和らげた。
「······どういうことです?」
「いや、お前さ、いつも学校終わってから寄り道もしないですぐ帰ってくるし、どこか出かけたと思ったらひとりで神社に行ってるていうじゃんか。フツーお前くらいの年だと、やっぱ友達と遊びまわったりとかするもんだろ?さすがに心配になってくるって」
「それは······」
順平の心配には、天田自身にも心当たりがあった。確かに、いまの彼には我を忘れて級友と遊ぶような、心の余裕はない。それは、亡き母に対して誓った、悲願を現実のものにするためのストイックな覚悟ゆえ。しかし、それを順平に教えるわけにはいかない。だから。
「別に、心配してもらわなくても平気です」
天田は、そう言うしかない。だが、それでも順平は諦めなかった。
「いかん。いかんよ、キミ!」
「な、なんですか」
「まったく、大人ぶってるくせに、そういうところはガキっぽいんだからな~」
かちん。
その言葉が、天田の心の中の何かを刺激する。
「······わかりました。別に子供っぽいと言われたからって訳じゃないですよ。それに、子供らしくないって言われたって平気ですし。それこそ、その程度でムキになるほど子供じゃないですから。でも、そこまで順平さんが言うなら、歳相応に見えるようやってみますよ。で、いったい僕は何をやればいいんですか?」
つい勢いで、順平に啖呵を切る天田。ラウンジの方では、ゆかりが「あーゆうとこ十分子供らしいよね?」と小声で言い、風花を始めとした面々もうんうんと肯定するが、そのやり取りは天田と順平のもとまでは届かない。 そして。
「よっし!よく言った!」
順平はそう大声を張り上げ、すっくと席を立つ。その顔には、しめた、といった感じの表情が浮かんでいた。ぞわり、と不吉な予感が、天田の背筋をかけのぼる。
「ちょ、ちょっと待······」
「男に二言は、ねえよなあ?」
「うぐっ」
引き返すには、やや遅すぎた。そして天田の予感は、最悪の形で的中していたのだ。
「で······何なんですか、これは!」
「くっくっく、よく似合うぜ~」
ラウンジの真ん中で、天田はすっかりさらし者になっていた。子供らしさはまず形から。そう主張する順平に言われるまま、天田は服を着替えさせられていた。真っ白なランニングシャツに、ちょっと古くなったデザインの半ズボン、頭には麦藁帽子という、昔懐かしの田舎の子ファッションである。どういうわけか、虫取り網に膝小僧のバンソウコという、オプションまでもがちゃっかり用意されていた。
「いや、実はこないだちょろっと実家に帰ったときにさ、オレが昔着てた服が大量に掘り出されてな。天田に着せたらどうなるかなー、とか思ってたもんで」
「要は······順平さんの暇つぶしなんですね? はぁ······満足ですか?じゃ、脱ぎますね」
それこそ子供らしくない深い溜め息をついて、天田はもとの服に着替えようと踵を返した。だが、その両腕をぐっと引き止める者がいた。
「しつこいですよ、順平さ······って、ゆかりさん?風花さん?え?」
引き止める手の主は、意外な人物。ゆかりと風花のふたりだった。何かをぐっとガマンしているかのような、やや紅潮した顔で、ふたりは声をハモらせて絶叫に近い声を出した。
「かわいいっ!!」
「え?え、えっ?」
予想外のリアクションに、天田はすっかり言葉を失っている。だが、盛り上がった女子ふたりのテンションは、間断なく上がり続ける。
「次、これ!これ着てみて!ちょっとストリート風のやつ!」
「ううん、こっちが似合うよ、ゆかりちゃん!ほらお坊ちゃんって感じのブレザー!」
「いえ、あのおふたりとも、落ち着」
「いやーん、何このピンクのベスト!順平、子供の頃こんなの着てたの?もったいない!天田くんに着てもらわないとっ!」
「ゆかりちゃん、ほら!黒のハイソックス、ハイソックス!これは外せないよっ!」
「わ、わ!勝手に脱がせないでくだ」
「た、岳羽······この袖が長めのハイネックなども捨てがたいと思うのだが······」
いつの間にか、美鶴までもが参加していた。
「まったく······ 女性というものは、幾つになっても着せ替え人形が好きなんだな」
「え······ええっ!?」
よりによって、憧れの真田にお人形さん扱いされ、天田の心に絶望感が押し寄せる。だが、脱力するにはタイミングが悪かった。抵抗が弱まった天田に、女性陣がこれ幸いにと群がって、あれこれと服を合わせ始めたのだ。
さすがに天田の人格を考慮してか、下まで脱がされることはなかったものの、次から次へと服を着せられ脱がされて、天田の心にもういいやという諦めの感情が芽生えかけたそのとき。
「ちょ、ちょっと待っててね」
風花がそう言うと、もの凄い勢いで上階への階段へ向かって走り去った。思考能力が鈍った天田が、ここで危険を察知し得なかったのは、一世一代の不覚だったと言えよう。やがてさほど時間を空けずに戻ってきた風花は、いくつかの紙袋を抱えていた。
「こ、これ!これ着てみてっ!!」
そこでようやく、鈍りきった天田の頭の歯車がカチリとはまった。
風花は女性→風花が服を持ってきた→持ってる服はおそらく女物→その服を着せられようとしている→自分は立派な男の子☆
神経回路がそれだけの情報を伝達し、最悪の事態を避けるために手足を動かす信号が発されようとしたときは、既に事態は終了していた。
「か、か、かわいいっ!!」
「うわ······めちゃくちゃ似合う······」
「あ、天田······写真を撮ってもいいだろうか?」
ややロリータ風味が入った、薄いブルーのブラウスと、それに色を合わせたフレアスカート。腰の部分には大きなリボンが添えられ、裾や袖などいたるところにフリルがあしらわれた、可愛いとしか形容できないドレスであった。
「ほぉ······」
「うわ、マジかよ?」
「山岸······やるな」
どうやら男性陣にも、かなり受けがいいようだが、それは何ら慰めにはならない。そして、無言でプルプルと震えるばかりの天田に、アイギスのひと言がトドメを刺した。
「大変、お似合いであります」
「うわあああああああああんっ!!」
見事な逃げっぷりだった。残像すら見えるかという勢いで、天田は2階の自室へと逃げ出したのだ。不覚にも、目には涙が浮かんでいた。
「あ······やば」
「ちょっと、調子に乗りすぎたかな?」
天田の慟哭に正気を取り戻したゆかりと風花を始めとして、そこにいる全員がやりすぎたという表情を見合わせるが、それは後の祭りである。たまだ、この事態の元凶である順平ひとりだけが、いまだに腹を抱えて笑っていた。
「ちょっと、順平。そんなに笑っちゃ悪いよ」
「くっくっくっく······。これが笑わずにいられるかっての。あの天田が泣いて逃げ出したんだぜ?いやー、あいつの子供らしいところが見れて、お兄さんちょっと安心したぜ」
「ホント、大人げないヤツ······知らないからね、天田くんに仕返しされても」
「ま、子供の仕返しなんざタカが知れてるから大丈夫だって。むしろ、オレにイタズラ仕掛けるくらいになれば、アイツも歳相応で余計に安心ってことなんじゃねえの?」
「そう······かなあ?」
周囲の心配をよそに、順平はまったく悪びれたそぶりはなく、むしろ善行を施したと信じている様子である。だが、順平は甘く見ていた。母の復響を胸に生きる小学生が、本気になったらどれほど恐ろしいことになるか、彼はまったく知らなかったのである。
「······っんだ、こりゃああああ!?」
翌朝、寮の中に順平の絶叫がこだました。あまりの悲痛な叫びに、すでに朝の準備を終わらせていた寮生たちが、いったい何ごとかと順平の部屋の前に集合する。
「順平?開けるぞ?」
代表してドアを開ける真田。散らかりきった順平の部屋が、彼らの前にあらわになる。そして、そこに皆が見た物はー。
色とりどりのペンで、顔中に落書きをされた順平の情けない姿であった。一瞬にして、全員が昨日の天田の悔しそうな泣き顔を思い出す。
「ぷぷっ!れさっそく仕返しされてんの!」
真っ先にゆかりが噴き出した。
「笑ってんじゃねーよ!これ、洒落になんねえぞ ······アイツ、全部油性で書きやがった」
拭いても拭いても落ちない落書きに、順平は心底弱りきった声を上げる。落書きの内容も、へたれ、根性なし、変質者、禁治産者、 などなど小学生としては高レベルなボキャブラリーを駆使している。トレードマークのアゴひげの部分には、矢印でポイントされた上に「カビ」とか書かれていた。センスもなかなかである。
「くっくっく、子供の仕返しはタカが知れてるんじゃなかったっけ?あんたさ、昨夜ひとりだけ天田くんに謝りに行かなかったでしょ?言わんこっちゃない」
「っくしょ〜!天田!天田はどこだ!」
「もう、 とっくに登校したわよ。あ、そうだ。もういい時間じゃない。アホの順平に構ってるヒマないわ。行こ、風花」
その言葉を合図にしたように、皆はそれぞれ登校するために散っていった。順平ひとりが自室に残り、天田に対する恨み言を呟きながら、ごしごしと必死に顔をこすっている。
「あの野郎······放課後に折檻してやるっ!」
逆恨み風味で、そう宣言する順平であったが、その言葉は実行されることがなかった。そう、本番はそれからだったのだ。
「だ、だいじょぶ順平?何が魂抜けてるよ?」
昼休み---ゆかりの心配そうな言葉どおり、順平はすっかり憔悴しきっていた。朝の騒ぎのあと、天田が仕掛けたさまざまなトラップが、連続で順平に襲い掛かったのだ。
まず、服を着てカバンを持ち上げようとしたら、机に接着剤で固定されていた。寮を出ようと靴を履いたら、靴先にマヨネーズが詰められていた。駅に着いたら、遺失物の掲示板に「パンツ 伊織順平様」と書かれ、道行く女生徒やOLが笑いを噛み殺していた。学校に着いて上靴に履き替えたら、今度はケチャップが詰められており、シャーペンには芯に見せかけた針金がつめられ、消しゴムにはシャーペンの芯が仕込まれ、教科書を開くと中に挟まれたエッチな写真が落ち、体操着はしゃがむと尻が破れるような細工がされていた。トドメについ先ほど、別クラスの顔も知らない女生徒から、「あのさ、こういうキモイ手紙やめてくれる?マジ迷惑なんだけど」と、 まったく出した覚えのなラブレターに関して、クラスメイトの目の前でなじられ、ついに順平は根を上げた。
「もう······オレ駄目······死にてえ」
ちょっとだけ、その子がチドリに似ていたのも、順平の落ち込みに拍車をかけていた。と、そのときだった。
「あの······伊織先輩、いますか?」
教室前方の入り口から、仕掛け人の天田本人が姿を現わしたのだ。
「あ、天田!てめえっ······!」
と順平が立ち上がろうとしたとき、 先手を打って天田がこう言ったのだ。
「い、伊織先輩······ご、ごめんなさい!」
「へ?」
「お、怒らないでくださいっ!ちゃ、ちゃんとパン買ってきました······から······ぐすっ」
「え?え?」
うっすら涙を浮かべる天田。予想外の事態に焦ある順平に、周囲からの視線が突き刺さる。
「え?もしかしてイジメ?」「うそっ、あんな小さい子を?」「伊織くんサイッテー」
どう見ても、 順平が悪人にしか見えない。慌てる順平は、急いで天田のもとに駆け寄り、小声でささやいた。
「わかった!オレが悪かった!もう勘弁してくれ!明日から学校来れねえよぉ······」
折檻してやると言った勢いはどこへやら、情けなく順平は許しを請う。それを見た天田は。
「僕······すごく傷つきました」
「う。わ、わかってるよ。マジ悪かったよ」
「······欲しいゲームソフトがあるんですよ」
「なっ!?てめ、こら、ゆする気かよ!」
「ごめんなさいー!ぶたないでー!」
「わ、こら、やめ、ちょっと、わかったよ!」
すっかり天田に翻弄される順平。
「くっそう······めちゃくちゃマジになりやがって······大人げねえぞ!······あ」
その順平の失言に、してやったりといった表情を浮かべて、天田はにこやかに言った。
「僕、 子供ですから」
その笑顔は、まさしく子供らしく、それゆえにけっこう恐ろしいものであった。
結論---天田は怒らせないほうがいい。
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kennak · 1 year
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今日、出勤したものの、上司と2人でラーメン屋に行く約束が嫌すぎて、冷や汗が止まらず気分が悪くなり即退勤した。人数が少ない部署なので、同僚の人には悪いと思ったけど、あまりにも嫌すぎて、自分がこんなに嫌だと思ってることに驚きつつも休んでしまった。明日はちゃんと行こうと思っている、し、もしも明日ラーメン食べに行こうってなっても行けると思う。今日たまたま体調とかメンタルの調子が良くなかったんだ。 上司は55〜59歳で、自分の部署の一番上の人。5人しかいない部署で、狭い部屋で一緒に仕事をしている。上司と自分は4月に同時に異動してきた。仕事上、頼りになる人だし、自分も特に仕事面で心配なことはない。残業も少なくて、先輩も聞けば教えてくれる理想的な環境。 上司は職場でパワハラセクハラで有名だ。前の部署では2人ほど長期の休みに追い込んで、1人辞めさせている。それでも上司が干されないのは、仕事をこなせるからということと、休む側にも問題があるということからだと思う。まあ、休む側の問題というのも無いとは言えないなって、当時人事担当だった自分は思っていたわけよ。 でも一緒に仕事して3ヶ月で、だいぶしんどさがわかってきた。この人と1年仕事してキッパリ退職した女性の先輩がいるけど、すごい我慢したんだろうなってあらためて思った。 とりあえず、4月から自分ががその都度記録して、記録するたび読み返して憎しみを燃やしたメモを見てくれるかな。 ちなみに自分は25〜30歳の女だ。上司には自分と同い年の息子もいる。この情報も踏まえて読んでくれると、よりキモさをわかってもらえると思う。【4月上旬】・「俺は昔から不良だった」「覚せい剤を手に持ったこともある」「本物のヤクザと知り合いだ」 上記のような内容で自分を強く見せようとしている?事実だとしても別に尊敬できる内容ではない。・一人では飲食店に入れないから一緒に行ってくれと何かにつけて言われる。【4月中旬~5月下旬】・かなりしつこく一緒に自転車に乗ろうと誘ってくる。 体力がないので、日焼けしたくないので、暑い時期はちょっと、と言って断り続けるが、「諦めろ」「腹をくくれ」など。職場の上司と出かけるなんて、よっぽど仲がいいかせめて同性でしょ。・「体力的に難しくて漕げなくなったら背中を押して並走してあげる」触んなクソボケ。・「Aさん(女)もBさん(女)もCさん(女)も俺と出かけた」←めちゃくちゃしつこいから。・「退職したら養ってくれ」キモすぎる。・おいしいラーメン屋や飲食店があるという話があると「今度一緒に行くか」嫌すぎる。【6月後半】・出張に行けないかわりに上司と自分で、昼食を食べに行こうという話になった。断り切れず寿司をおごってもらった。味がしなくて残してしまった。・学校の教師は敵だから、俺たちよりも下だと思ってる、と繰り返し言う。過去に教師に「腐ったミカン」だと言われたらしい。周りの人間をダメにする人間のことを、言い得て妙だと思った。・前の部署時の話になると怒りだしてしまう。病気みたい。人事(自分の古巣だ)はあの時人をくれなかった。予算つけなかった。と責めてくる。(自分が原因で療養している人が複数いることは棚上げなのだろうか?)・前部署の部下Sさん(若手・男性)のことは、折を見て悪く言う。これは上司のお気に入りだったYさん(若手・女性)に対してSさんが言った「心の扉を開けたい」「妻に残業してこいと言われている」などの発言を根に持っているみたい。どう聞いても、Sさんの人柄を鑑みても、冗談で言っているとしか思えない内容だが、こういう隙のある発言をすると、上司は同じ群に自分のメスを誑かそうとするオスがいる!と思って、Sさんを攻撃して、結果Sさんは長期のお休みに入ってしまった。・Aさん(前部署の部下で、上司に詰められてやっぱり休んじゃった・中堅・男性)、Sさんについては100%相手が悪いと思っている。・一方でYさん(上司のオキニ女性)に対しては、良い仕事を回して大変なところだけ他の部員にやらせておいて、美味しいところを手柄にしてあげるというエコ贔屓具合。「Yさんはオレが守ってあげる」と言ったらしい。このYさんはどういう気持ちかわからないけど、上司のことをキモがらない稀有な人材なので、上司の運命の人になってあげてほしいと常々思っている。・上司「前部署時代から朝早く出勤している。俺が雑用をしていると、後から来た下の人が『自分がやります』と言う。自分がやると言うくらいなら俺にやらせないようにしろ。俺より先に気づけ。」←自分本位すぎる。世界が自分中心に回っているのか??頭北極か???マジでいるところにはいるんですこういう人が。・どれだけ自分が仕事をして、どれだけ大変だったか、どれだけ残業したかを繰り返し話す。部分的に、確かに大変だったろうと共感するところもあるが、自分の言動が仕事量を増やしていることに無自覚だったり棚に上げたりするのがはっきりわかるので不快。・健康診断の結果が悪いと、すぐに「俺死ぬから、あとよろしくな」「俺がいなくなってよかったな」と言う。今時「そんなこと言わないでよ~そんなことないよ~」待ちなのか?女子中学生みたいだ。・病院の検査で尿道にカメラを入れられた話してくる。別に聞いてない。話の流れで「偶々~~」といったら「金玉の話してんのかと思った」と言われた。頭金玉か?全身海綿体か??・もうとにかく自分と自転車で一緒に出掛けたいらしい。寿命が短いから生殖本能が活発になってるのかもしれないと思う。【7月】・近所のラーメンに一緒に行こうと誘ってくる。他の部員の人は誘われていない。行きたくない。・飲み会は絶対に飲めと言われる。上司が飲めなくて車を運転するので、飲まない理由が無いだろうという論調。飲み会後の車の中で一番最後に私を残す。位置的な問題もあるだろうけど、個人的にこれがかなり怖い。・「のどが痛い。一回1錠の薬をめんどくさいから2錠飲んでやった」とイキっていた。自傷自慢がとにかくすごい。これ、後から思い返すと、自分が風邪っぽかった飲み会の直後に言い始めたんだ。つまり上司が言いたいのは「風強ぽい部下のコと、飲み会後イイ感じにやることやっちゃって風邪が移っちゃった★」ってことなんじゃないか!?と勘繰ってからマジでキモくてしょうがない。・おしゃべり相手がいないのをあわれに思い、アレクサの購入を促した。・何かと質問に答えると「そういうところ素敵だと思う」と言う。言われても嬉しくない。純粋に気持ち悪いなと思う。口説き文句じゃなくて普通の誉め言葉はないのか?・自分が入院して離婚した時の話で、今後は●さん(自分)に退院するときの荷物取りに来てもらうからな!と言われた。嫌だ…。私はお前の何なんだよ。・元奥さんとの離婚の経緯や自分の恋愛観について二人きりの時にずっと話している。●さんの恋愛観って何?と聞かれる。脳内ピンク色すぎる。どうやったらそんなに恋愛のことを考えていられるのかわからない。再婚するなら俺のありのままを受け入れてくれる人がいいな!とか言っている。やたら再婚の話を振ってくるのでリアクションに困る。・元奥さんと結婚しようと思ったきっかけは、初デートの初ディズニーで駐車場が混んでいて、イライラして「帰ろう」と言った時、元奥さんが「いいよ」と笑って言ってくれたことらしい。そんな人、今後二度と現れない。・部屋に上司と二人になると話しかけられてしまい、仕事が手につかない。・ラーメンを二人で食べに行く約束をさせ���れた。当日涙が出るほど嫌だった。生理的に嫌すぎる。今ココ。以上です。 ねえ、皆さん。このくらいの人、世の中にはいっぱいいるんでしょうね。 そして勘のいい人は読んでて大体わかったと思うけど、この上司は妻と離婚して一人暮らしのおじさんなんだ。もうとにかく毎日寂しくてしょうがないの。でもね、職場の自分の息子と同い年の女性をその捌け口にするのはやめてくれと。勘弁してくれと。お前なんかと食うラーメンはゴメンだよどんなに美味しくても。寿司すら味しなかったんだから。 そしていろんな誘いをハッキリ断れない自分も、きっと批難されるべきなんでしょう。「ラーメン?2人じゃなくて3人なら行きますよ」 これさえ言えればいいので。でもねえ、色々考えるわけよ。例えば自分がそっけない態度をとったとして、きっと上司はしつこく色んなこと聞いてくるし、5人しかいない部署で同僚に気を使わせてしまうのも悪いと思うし。上司には逃げ道もある。「俺はそんなつもりなかったけど、●さんがそう感じたなら悪かったね」。これだけでいいからね。 あ〜ほんと、明日はちゃんと出勤する。同僚に謝って、仕事して、必要とあらば上司とお昼一緒に食べる。味がしなくてもね。そうやってやり過ごせばいつか終わるんだ。 読んでくれてありがとうございます。
上司とラーメンに行きたくなさすぎる。
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ibarario · 7 months
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〇ステーリア  一人称:自分  二人称:貴様  好きな食べ物:あっさりとした焼き魚
ずっーと昔に魔女の隠れ里を捨てたと言われ、人間界に紛れ込んで後にノースノア地方を開拓した人物。 エクシュキュと契約する者。強靭なアルマの持ち主で氷を自由自在に操ることができる。 これは純粋に彼女の生得による力であり、代々受け継がれた魔女の力ではないようだ。 クールそうな見た目であるが、面倒見がいい。たぶんみんなのママ。厳しいことも言うが相手を思ってのこと。 彼女のそばには5歳程の息子が傍にいて、とても大事にしているよきママなのだ。あとスタイルがいい。
〇ゾーイ  一人称:アタシ  二人称:貴方  好きな食べ物:じっくりコトコトに煮詰まったシチュー
魔女の隠れ里に住む、魔女。自分が何と契約しているのかよおくわかってない。 何も考えずに、友であるアンリに連れられて外の世界に飛び出したが 後に色々面倒をみてくれるステーリアがと出会い、大好きになって後ろをひょこひょこついていく。 共にいる折り紙の「鳥ちゃん」。不思議な力で彼女の周りをつかず離れずひらひらと飛んでいる。目はゾーイが描き足した。 キラキラ天然ちゃん。甘え上手。彼女の愛くるしい瞳で見つめられると大抵の人はだいだい断れない。 ただしたまにとんでもなかったり、的確な言葉をついてくるので油断はできない。
〇アンリ  一人称:私  二人称:貴方、お前 好きな食べ物:人間界にあった緑色の…すむぅじぃー
ファラクと契約する者。剣の魔女。 剣の魔女は代々体内のアルマから聖剣ヴァンダーキンドを生成する力をもつがアンリ自身がまだ未熟なため作れたことはない。 生まれてから一度も魔女の隠れ里から出たことがなく、外の世界に憧れていた彼女は里に不満を持っていた。 ある日、外の世界への道があることをオクタヴィノらの会話を盗み聞いて知ってしまい、 友であるゾーイを連れて魔女の里から飛び出した。 ちょっと気だるそうに歯に衣着せぬ物言いをする。隠し事が得意ではないので、 初めてユピテルが描いた自分の絵に対して非道の言葉を浴びせる。(ユピテルは人物画が得意ではない)
〇シリウス  一人称:私  二人称:君、貴様  好きな食べ物:辛いもの
ピグマリオンの有力貴族ディザイア家の当主ではあるが、弟のユピテルと共にお忍びで旅をしている。 普段は柔和で人当たりがよく少々おっとりな心配性のお兄ちゃんではあるが 戦闘においては鬼神の如く、敵には容赦がない。 アンリの絵を描きたいというユピテルに同行してから行動を共にするようになるが、 アンリたちが魔女であることを知ってからは何か思うことがあるようだ。幸薄体質。
〇ユピテル  一人称:オレ  二人称:、名前呼び、君、お前  好きな食べ物:鷹の爪
風景画を描くのが好きな元騎士。シリウスの弟。とある理由で兄と共に流浪している。 一目会った時からアンリに絵のモデルになって!としつこくせまるが何度も断られてもめげていない様子。 茶目っ気があり多々自由な発言がよく見られる。人にサプライズしたり、ちょっとした悪戯もすき。 毎朝自分とシリウスの顔にその時の気分でちょんちょんと絵具を塗る。 彼曰くまじないの一種。かばんはそんな絵具でいっぱい。
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emurim · 7 months
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認知バイアスとは|一覧と具体例をわかりやすく解説
"認知バイアスは、『様々な理由で認識が歪んでしまい、事実を正しく認識できずに不合理な(事実でない)認知をしてしまう傾向』を総称したもので、いくつもの種類があります。
認知バイアス 説明・具体例
正常性バイアス
自分に都合が悪い事実を信じない、現実を見ない
例:連帯保証人になったら友達が音信不通に。でもきっと大丈夫!
確証バイアス
自分の信念を裏付ける情報を探し求め、それ以外を見ない
例:大好きな彼氏はココが良い!ココも素敵!
生存��イアス
現在、生存している事例(成功例)しか見ない
例:成功した起業家を分析して、失敗例を見ない
後知恵バイアス
過去の事象に「それは予測可能だった」と勘違い
例:そのじゃんけん、チョキなら勝てるってわかったよね?
自己奉仕バイアス
自身に好意的な認識を持ちやすい傾向がある
例:成功は自分の能力が高いおかげ。失敗は外部環境のせい
自己中心性バイアス
自分を基準に、他者の心情や認知を推察する
例:自分の価値観を押し付ける、相手目線で考えられない
感情バイアス
感情的な好き嫌いが意思決定に影響を与える
例:性能は悪いが、つい好きなブランド商品を買ってしまう
投影バイアス
自分の好み、感情、価値観を他人に投影して認識する
例:まわりの人も自分と同じ意見、感情だと思い込む
一貫性バイアス
他者の1行動に一貫性があると思い込む
例:さっきナンパしてきた人、絶対いろんな女子に声かけてるよね
保守性バイアス
新しい情報を取り入れて、考え方や行動を変えることに躊躇する
例:革新的な新技術が出ても、使わず、従来のやり方に固執する
バーナム効果
曖昧な特徴でも、自分に強く該当すると思い込む効果
例:占い師「あなたは◯◯な人間ですね」→そうかも!
ハロー効果
ある事象への評価が、他の目立った特徴に引っ張られる効果
例:清潔感がない人は、仕事もできなさそうだし性���も悪そう
ダニングクルーガー効果
能力の��い人ほど自分を高く評価しやすい心理効果
例:もうこのゲームはコツ掴んだな!オレ最強かも!
コンコルド効果
過去の投資を惜しんで、追加投資をやめられない効果
例:UFOキャッチャーを取れるまでやってしまう
バンドワゴン効果
多くの人々が支持する意見や行動に信頼感を抱く効果
例:子どもが、他のみんなと同じオモチャを欲しがる
フレーミング効果
同じ情報でも伝え方によって受け取り方が異なる効果
例:電池残量が「残り50%もある」と「残り50%しかない…」
アンカリング効果
最初に提示した情報が基準となり、その後の認識に影響を与える効果
例:商品の値下げ(大きく下がっているとお得に感じますよね?)
アンダードッグ効果
不利な立場の負け犬を同情・応援したくなる効果
例:バレンタインに縁がなさそうな人にチョコをあげたくなる
クレショフ効果
2枚の関係ない写真に、意味的な繋がりを感じる効果
例:「野菜」「不機嫌な人の顔」→野菜が嫌い?
バックファイア効果
信念に反する情報を提示すると、裏目になる効果
例:大好きな彼氏を批判されると、かえって愛情が増す、守る
真理の錯誤効果
繰り返された情報を真実だと思い込む効果
例:「最高品質」と効果を連呼するTVCMを繰り返しみて信じる
リスキーシフト
集団の中だと、よりリスクの高い意思決定をしやすくなる効果
例:赤信号、みんなで渡れば怖くない
錯誤相関
二つの事柄に、相関関係があると錯誤(思い違い)すること
例:雨男/雨女、アイスの売上と溺死数
根本的な帰属の誤り
他人の行動の場合、外部要因を過小評価してしまう傾向
例:遅刻の原因で、状況要因を考慮しにくい(性格のせいにしがち)
アロンソンの不貞の法則
知らない人からの褒め言葉を、より嬉しく感じる法則
例:家族よりも、他人から認められると嬉しい
代表性ヒューリスティック
ある対象の判断を、既知概念の代表的特性との類似性で判断する
例:「尻尾が丸い動物」→「うさぎかな?」
可用性ヒューリスティック
ある判断をするとき、すぐに思い出せる事例や情報から判断しやすい
例:馴染みのものや、人気ブランド、記憶に浮かぶ商品を選びがち。
選択のパラドックス
選択肢が多ければ多いほど不満を感じやすくなる
例:レストランのメニュー、料金プランの種類など"
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retepom · 1 year
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【こんな時代だぜ】No.161【俺達は止められない】
答え合わせ推しの副流煙で無事過呼吸になったところへ激オモロ本誌展開を浴び こうしちゃいられねぇッッ!!となった次第です。ギュッと圧縮していますが本当に今週面白すぎたので。まだ本誌を読んでいない方は一刻も早く読もうな。
「お前ら帰ってきたばっかでよく食えんな」
ニコ、ジナショの食いっぷりに若さかと言うけれど結局何歳なんですかね。イチコよりちょっと歳上?答え合わせ会話の雰囲気だとクリードの方が更に歳上っぽいけれどそこまで離れてなさそう。20代後半〜30代前半…?しかしそんなクリード=デッカードの前の皿はちゃっかり空です いっぱい食べる推しが好き 食事の痕跡があるだけで満面の笑みになってしまうな……
ファン警戒態勢でも飯は食う出雲風子めちゃくちゃ行儀悪くて笑っちゃった。訝しげなクリード隊長しか得られない栄養素も補給。ありがとうございます。そして今回はしっかりネクタイ締めてる…また好きになっちゃうじゃん……もうダメ(手遅れ)
フィルママやっぱり美人だしフィル君ご飯食べられるの本当に良"か"っ"た"ね"ぇ"ッ"!!となるんだけれどショーン=ダッツの笑顔がUNSEENなのほんともうお前 いいヤツだなお前ほんと…“身を隠したい”ってのが切ないな……ようこそUNIONへは喜ばしい限りなんですけれども。
UMAみたいなもんことファン=クーロンが“20年以上も自分を待っているかもしれない”と思える出雲風子も結構ポジティブ(?)ですよね。普通は20年も姿を現さない相手を想い続けられないよ。
「誰?」
横顔とか身体のシルエットは女子だな…え?チャイナガール??シェンより先にムイちゃん来ちゃうの??
「お手並み 拝見」
ラーヌンッッッ バトルの中で使われちゃったから最後に受け止めて食うみたいなアレは見られなかったですがこういう展開大好きです。もっとやって。風子の新技良いな…となりつつ食うのをやめないジナショの肝が座りすぎ問題。宇宙を経験した10代はちげーな…
「お見逸れしました!!」
「あなたのお力でどうかお助けください!!」
「ファンに土をつけたあなたにしか頼めない!!」
「私ではもう止められないんです!!」
ファンが“出雲風子に負けた”という話を周囲にしているかもしれないという驚愕の事実
「ある武道大会に出て頂きたい…!」
「そこでファンを倒し��めて下さい!!」
「そして兄を…」
アッッッッッ
「シェンお兄ちゃんを 助けてあげて!!」
メイちゃん!!!!!!!!!!
生"き"て"る"ッッ"!!!!!!!!!!!
メイちゃんが生きて…大きくなっている……ループ後のこう…切なさと嬉しさの狭間……メイちゃんの死がシェンを修羅に変え、UNIONに導き、ムイちゃんと出会う、そういうシナリオでは少なくとも無い、ということ……ってことは何?シェンはもう純粋に“天下無双”を目指して師匠とタイマンしようとしているの?ハッ…兄弟子……ロウは!!?ロウは生きていますか!!?!?ロウメイはワンチャンありますか!!?!?!(ドサクサオブ・ザ・イヤー)
[天擂祭][予選当日]
テンポが鬼!!!!!!!
『全世界の“真”武闘ファンの皆様!!お待たせ致しました!!これより…』
『この世界で最強の武闘家を決める』
『天擂祭を開始致します!!』
ウ"オオオオオォーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!!!殺せーッッッッ!!!!!!!!(治安の悪い客)
この頁、初見テンション上がり過ぎて見逃していたんですがちゃんとマント羽織ったUNIONメンバーがいるんだよな最高かよ
『武の頂点!!』
『東西南北…いや 天上天下不敗の男!!』
『ファン=クーロンに挑むのか!!』
「くだらん」
「いまここで」
「全員のしてもいいのだぞ」
も〜!!!!?!?何!!!!?一挙一動が今一番面白い男ォ!!!!!!!!
[つまらん]
[オレが求めるのはただ一人]
それもう恋じゃない???????????
『始めッ』風破連勁!!
太ってる&だらしない煽りでブチ切れマッハの春麗風子最高かよ〜〜〜!!?!!!?ファンの表情 初恋の相手が突然目の前に現れたんか?わかるよ 座ってる場合じゃねえわコレ
『いや…ここだけじゃありません!』
『各ブロックで無双している猛者がいる!!』
ビリー
流派:近 接 戦 闘 ( C Q C )
まままままっっっ ビリー様まっ CQC ハァッア…CQC……確かにブロージャでもしれっと対人やってたけどやっぱりできるんか スネークみたいな動きできるんか すき うっかり高所恐怖症盲目おじさん すき 頑なに上着に袖は通さない!!もうここまでくると大したもんだよ 雲雀恭弥かビリー様ぐらいのもんだよ トンファー使う???
ボイド
流派:ボ ク シ ン グ
上脱いでるけどチャイナ=ボルクスありがとうございます 本当に 笑顔でファンサを忘れないボイド=ボルクス元選手 一生好き 貴方のリングは地球だよ!!!!!!!
友才
流派:月 光 流 抜 刀 術
ヒイィーッ!!!!!余裕の飲酒!!!!!!!抱いて……………………全世界抱いてる貫禄 どんな衣装もよく似合う見目麗しき友才様 刀の錆にして ヌンチャクとか使ってるやついるから抜かなきゃ刀もオッケーということ?この人風圧で木を圧し折るけど大丈夫??
風子
流派:真 八 極
「来たか…出雲風子!!」
「やりすぎちゃった」
可愛い顔して何言ってんの!!?許す
ファン=クーロン大歓喜ってレベルじゃねーぞこれ嬉しくて気絶するんじゃない??しかも別の猛者も来てくれたじゃんこれはもう選り取り見取りでヨダレが止まらない案件だろ 武闘派4名揃い踏みの天擂祭編楽しくない訳がない 俺がスポンサーになる!!!!!!!!!!!
他UNIONメンバーも観戦でチャイナファッション宜しくお願いしまあああああぁすッ!!!!!!!!ジーナちゃんは白チャイナが絶対に絶対に合うからね 賭けても良い イチコさんはスリット深めのドレスをくださ…テラーは隊長応援法被着なきゃいけないからソレどころじゃない??クリード=デッカードは袖が破れました
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psalm80-lilies-iii · 8 months
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さよならさよなら、また あした
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「真面目で無力な人たちの哲学的スラップスティック」である。
「シギサワカヤのマンガっていつもそうじゃないか」と言う人がいるかもしれないが、考えてみると、そうでもないのである。
*
どこから始めようか。『箱舟の行方』所収の「空の記憶」。
――明日のことすら分からない 愚かで不安定なわたしたち、
けれど 不思議ともう 怖いとは思わなかった。
「怖いとは思わなかった」。かつて別のレビューでも引いた箇所なのだけれど、今回このレビューを書こうとして読み返した作品の中で、改めていちばん印象的だった独白だ。「怖いとは思わなかった」んだ、と。で、それに対して『さ(以下略)』(と書くそうだ)。
…目先の小さな「よかった」で 私は十分泣きそうに幸せだ
ここにあるのは、幸せの告白ではなくて、無力感の告白なんじゃないだろうか?
この物語の4人の登場人物が目と鼻の先に直面しているのは、自分たちを圧し潰すためだけに存在している未来なのである。その未来を思って、育も万喜も震えて泣くのである。そして、正嗣も武田君も、彼女たちのそばにただ寄り添うことしかできないのである。
シギサワカヤって、こんなマンガ描く人やったんや?いや、「こんなマンガも描ける」ということなのだろうが。
あるいは、平成23年の日本というのは、シギサワカヤにこんなマンガを描かせる年だったんだ、ということかもしれないが。
*
シギサワカヤのマンガに出てくるカップルはだいたい次の2種類のペアの組み合わせである。
突っ走る役と戸惑いながら引きずられて行く役
あれこれぐちゃぐちゃ悩む役と何も考えない役
 
「何も考えずに突っ走る男とあれこれぐちゃぐちゃ悩みながら引きずられて行く女」という組み合わせがいちばんシンプルなのだろうと思う。そういう風に考えると、たいていの作品がどれかにすっぱり分類できるわけではないことにも気づくが、あえてこのタイプに分類できそうな作品はどれもハッピーエンドで終わっているよな、と思う。『ファムファタル』の1巻に収められている「滅びてやる」、それから上掲「空の記憶」。次に「自分の中にあれこれぐちゃぐちゃ抱えながら突っ走る女と達観でもないが割り切って引きずられて行く男」の組み合わせ。『つめたく、あまい。』所収の「往生際で逢いましょう」と「あなたさえいなければ。」の2作だが、これもハッピーエンドである。
両方が突っ走ったり両方が悩んだりすると作品の様相が不安定になる。両方が突っ走った例は『箱舟の行方』表題作「箱舟の行方」。倉田さんがどう考えても本質的に悩んでない、というところがこのお話のいちばん面白いところなのである。発売以来何年もこの作品を読み返してきて、いま思うのだが、この作品の魅力をひとことで言え、と言われたら、「倉田さんって、どうしようもない女やな。」というのはどうだろうかと。シギサワカヤは最近この作品の周辺で同じ登場人物を使っていくつか描いているけれど、それらが倉田さんの「どうしようもなさ」に対する逆に言い訳みたいなお話になっている気がして、ぼくとしては残念な気がする(笹原さんの言い訳はいいのだ、男は言い訳した時点でダメ認定なのだから。言い訳すればするほどダメ男だというだけのことだから)。
両方悩んだ例というと、やっぱり『ファムファタル』だろう。由佳里さんとハイフンは「両方悩んで両方突っ走る」という役であり、だから作品の様相が不安定になって、2巻で終わるはずが3巻本になったのである。これに比べれば、『溺れるようにできている。』も両方悩む物語だとは思うけれど、佳織ちゃんがもうどうしようもなく哲学者チックに悩むタイプだったのに比べれば、圭がまだ普通の男だったせいで(食べてばっかりだったり変態だったりするのかもしれないけれど)、お話がちゃんとハッピーエンドになるのである。
で、『さ(以下略)』は、4人もいるのに、うち3人が悩んで残り1人も3人はおろか自分の彼女すら引っ張り切れない。
互いに思うところがあって、互いにどちらにも走り出さない、というと、『つめたく、あまい。』所収の「嵐が丘」ってそういう話である。すごおくリアルなお話なので、逆にさらっと読んでしまうのだが、『さ(以下略)』を読んで、4人も雁首そろえておきながら未来を怖れながら待つ物語にしかならないのを見ると、「走り出せない」ことがリアルに見える時代なのかなぁと、「嵐が丘」のあのジリジリするようなラストを思い返すのである。
*
ぼくは『溺れるようにできている。』を指してよく「哲学的」だと言うのだが、別にこのお話が哲学をしていると思っているわけではない。この作品のひとつのクライマックスは単行本のpp.148-149の見開きだと思うのだけれど、その前後含めて4ページにわたる独白を読んで、「恋する女の子の心を告白したポエムなのだろうけれど、なんというか、分析的で、散文的で、『哲学的』だなあ」と思うのである。ここまで自分の心を分析的に記述する態度は、ほかの作品にはないから、あくまで真面目で不器用で引っ込み思案な佳織ちゃんのキャラ造形としてやっていることなのだろうと思うけれど、これがなければこのお話はいたって他愛のないラブコメなので、いたって他愛のないラブコメを「シギサワカヤ風に」しようとしたらこういう「哲学的」な感じになるのかなと思ったりもするのである。
『さ(以下略)』はそうではない。真面目で無力な人たちが、ほんとうに哲学をしているのだ。
…何から 話せばいいのか わからない / 何を言うのが正しいか そんな ことは わからない
何もできないままは嫌 だけど「したいこと」が「していいこと」じゃないとも 解ってる
自分にとって大事なものを失う運命が待っているのだ、という事実の前に、みんなもうあれやこれや考えるのだけれど、結局のところ「で、自分はどうしたらいいのか」、誰もがぴったり答を出すことができずにいる。
で、挙句の果てに。
予想内の未来も 予想外の未来も …怖いけど 一緒に楽しみましょうよ
ここで「怖いけど」と言っているのが武田君なのである。この物語の中で、万喜を「何も考えず引っ張っていく役」であるはずの武田君が、ほかの3人が口に出さない「怖いけど」ということばを口にしているのである。思うのだ、ほかの3人は、「怖い」という言葉を口にする余裕すら、心の中にないのではないだろうか、と。
この、いくら考えても、自分は本当に大事なものとどう向き合っていったらいいのか分からないまま、とにかくあがき続けるしかなくって、そう考えると選択の余地が残されているのはただ「あがき方のスタイル」みたいなものだけなんじゃないか、という結論は(単行本で199ページから最後のページまでに描かれていることってそういうことなんじゃないかとぼくは思うのだが)、いまの日本では相応にリアルなものだと思うし、だから同じようなことをテーマにしているドラマはこのマンガだけでなく小説やテレビドラマや映画にもたくさんあるような気がする。
だから、それはいいのだけれど……。
*
正直に言ってしまうと、クリスチャンをやっているぼくは、さすがにこういうテーマに関する個人的な結論は持っている。自分はなぜ生きてなぜ死ぬのか、という自分の、そう自分の、聖書に書いてある何かとかそういうのじゃなくて自分自身の、人生を貫く一本の糸みたいなものを、クリスチャンとして生きると、見つめるようになるんじゃないかとぼくは思う。ぼく自身はそうだ。運命なんて、絶対にない。あったとしても、変えたければ、神さまにお願いすればいいだけだ。神さまはそれを、必ず変えてくれる。しかし、そう達観したところから、「いや、オレはまずこういうふう以外には生きないだろう」という、自分の姿が見えてくる。これを、どうしたいか、と神さまに聞かれるのだが、変えません、と答えると、それが自分の人生になるのである。自分の人生は100%自分でデザインできるんだ、ということを知るのはものすごい苦しみで(意外かもしれないが、自分の人生を誰のせいにも何のせいにもできないと知るのはそれを知らない人にとっては想像を絶することだ)、その上で自分が自分の人生を変えようとしないということを知ることも、相当の覚悟が要る。
じゃあ、そういうところから『さ(以下略)』を読んだらバカみたいに見えるかというと、それはそういうわけでもない。哲学は明らかに違うから、「あー、ふつうはこんな感じかなー」みたいな「他人事目線」になるのはどうしようもないが、よほど霊的に特別な人でない限り、たとえ信仰を持っていても、人は自分の人生に戻ってきてしまうのである。だから、生き様は、同じなのだ。
そして、そうであればこそ、思ってしまうことがある。「シギサワカヤって、もう『突っ走ってしまう人々』を描くことって、ないのかなぁ?」
生き様だけで言えば、突っ走ってしまう方が、面白いじゃないか。
『さ(以下略)』がダメだって言ってるわけじゃないけど。万喜ちゃん可愛いけど。
でもオレは、やっぱり、「怖いとは思わなかった」と書けるシギサワカヤが、好きなのかもしれない。
シギサワカヤのことを、「怖いとは思わなかった」と書ける人だと、思っているのかもしれない。
*
だから。
「ファム太郎」みたいなのが待っているんだと期待して、カバー取って、あんなことばが書いてあったら、あわてるじゃない?
あのことばは、あのカバー下にある絵のタイトルってことで、いいんだよね?
それ以外の意味だったら、ダメだよ。
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oivgbqiqfz358 · 1 month
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--深海人形-- あーるじみやは対バイド軍やらTeam R何とかではありません
※然し乍らバイドです(※正真正銘のバイド!!!!!!)。
※閲覧注意(※キャラ崩壊についても)。
※ネタも話題も雑多(※闇鍋)。
※所々グロい(※精神的にも)
※メダロットネタ(※←New!)あり
…『恥を知って居るのがデザイン(※某船ゲースタッフ名言)』だってもう『戒め(ほぼ確実な)』…として言われてる(※元は自分達の作ったゲームのUIを丸々と何の捻りも他者、歴史へのリスペクト無く作られた某刀剣ゲームに対して発せられた言葉)。
…。
オリキャラ(一次創作で生産)も嫁推し(二次)も次元戦闘機も自分自身(バイド)も全て使い捨ての様に粗末に扱う、それがあーるじみやだ(※…まるで、22世紀地球の対バイド軍かTeam R何とかの様に……)。
…。
「作者は此方の事を知り得ない欧米人だから()。」…と言ってSWから極々自然にデザインとって来たり業界では頗る名の売れた方なのにZgndmとビゴーの歌をだらしなく彼等の作った音楽を至極無礼にも採用し、あのゴリラ漫画を十何年も継続してつい最近迄アニメ化しといて、自らの権利を叫ぶ(彼等の同胞である筈の高橋監督とレッドショルダーマーチ採用したちゃんとしてる人達とは雲泥の差)。
…矢っ張り、ガソダムよりボトムズ、此れマジね(※…何故か人気で負けて居るが……)。
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ルリルリよりゲキガンガー3(※ある意味当然??)がメダロットになってるのに、驚愕(※タイムリーネタ)。
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火蜂が登場する前は、ブラハ様mk-2とラスボスの烏賊が当時最強と呼ばれてたのは皆様知っますよね??(※知らんがな)。
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自害狂言だいすき!もちずきさん(※ドカ食いは事実上、"緩やかな自害"なのでどうしても其うなる)。
ドカ食い習慣は事実上の自死です(※戒め)。
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今後描くかどうかは?なネタをメモしとく
本物(コウ)による偽物(にせウラキ)へのおしりぺんぺん
ふーけつ、館主様馬で馬の調教と馬術の練習
ガトーで遊ぶコウ
幻影旅団ガンダム(二号機)強奪
陽昇ロボアニメ勢で各自の念能力覚醒ネタ
Effigy(二号機)強奪
Effigy(二号機)売るよ(生体売買)!宇宙世紀で人身(?)売買とか(※頭P.Dかよ)
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あーるじみやに逆らったらエンジェルパックされる……な訳無いじゃん(※ワイはバイドであってTeam R何とかじゃねぇんだぞ ※真顔)。
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Final-2の夏の夕暮れは、矢鱈、敵構成も背景も面構成も豪華だよね(※…其の上、BGMも)。
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神剣ファルシオン
竜の素材(牙)から作られた屠竜剣(※拵えは朽ちても剣の本体は決して朽ち無い程の剣)
各種フォース
バイドを素材に作られた対バイド兵器(※バイドフリーなのは除く)
"⚪︎⚪︎を以て、⚪︎⚪︎を制す"。
何方も製作理念(?)がほぼ同じだしロマンの塊(※確信)。
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HxHに(緋色の眼はコレクションアイテムなので例外)モンハンとかみたいに狩った獣を素材にした武器、道具、全然出て来ないね(※ワイも団長を素材にしたアイテム欲しいんだけど)。
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只管十年近くはんたととがし信者に叩かれて続けて居るHxH映画、然し、実際に見てみると、何方も普通に丁寧な作りの面白くて良い映画でワイ困惑(※此れだからはんたととがし信者嫌い)。
「…はんたの世界観に合わない(全然合わない)。」…と言われてるオモカゲの念能力と怨でさえも第四王子(※強過ぎる効果の念能力)と暗黒大陸(※念能力以上に強い何かが無いと生き残り辛い)の存在があると地味に説明出来るの凄いと思う(※間違い無く、劇場版は、はんたに世界観の多様性を齎した存在だと思う。丁度、Gガンかアナザーみたいな感じ)。
緋色の幻影とラストミッションが駄作だったら、0083はもっと擁護出来ないレベルの駄作ですよ(※超小声)。
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モビルミゼットの話は、Final-2でのウロボロス(自機)vs.ウロボロス(ボス)みたいなノリでやってみたい時もある(※同キャラじゃないけど同キャラ対戦)。
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トマト大嫌い交渉人が、スイカバーならぬヨーグルトバーの所為で潰れたトマトみたいになるとか哀しいなぁ(※鬼畜生)。
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MS・MA→メダロット、パイロット→メダル(※基礎知識?)。
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…シロッコは"タイラント・ソード"と言うのにも居るんですが、全然知られてなくて(※其処では、強化人間実験の為に木星に送られたデザイナーベビー型ニュータイプとして登場する。 結局コーディネーターなんじゃん笑)。
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…自殺する位なら生きて、みたいに言い出したり、パパゲーノ効果を全面肯定したり、其れを他人様にも平気で押し付ける気色悪い人達を、ワイははっきりと変質者か変態と呼んでる(※其れ位価値観がイカれた存在だと思ってる)。
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※以下、某えろバレー風パロ注意
シロッコは如何しても出せない。其れ言ったら、某ノースリーブサングラス野郎もだが(※すぐ戦争の事、現行政権への反乱を考えるしな)。実力がガトー、ヤザンよりも上で、女誑しですぐ裏切る。此んな奴を、入国させてはならない(※…だけど、腹部に、頭にビームサーベル刺さってるSDgndmのララァみたいにスイカバーが刺さった儘、第三のララァとして第二のララァであるサラと一緒に草葉の影から、見守って居る模様)。
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※クロスオーバー?注意
※終始ガトー視点
※モブキャラ注意
※過去捏造注意
Fly to the Leaden / Starry sky
其の日、島にある飛行場で航空機の状態を乗って確かめて欲しいと言う依頼した方がおり、私と彼奴は其れに喜んで参加した。生憎の曇り空だったが、風は無く、飛ぶのには支障は無かった。
「……複葉機ですか。」
「まぁ、超高速ジェット機すら軽々と容易く乗り熟せそうな兄ちゃん達には此の機体は生易し過ぎたな。」
其の仕事(?)を私達に依頼した方は、島にある飛行場を管理するアドマイスターさんで、私が島に来て少し経った後に出会い、彼は私のパイロットとしての素質を見抜き、更に、御好意で、すぐに飛行機操縦の免許を取らせて貰った。
「…複葉機ね。こんな古臭ぇにも程があるプロペラ機なんて良い趣味してんじゃねぇか。」
そして、今日は、彼奴----ヤザンも居る。
「だが、安定性は単葉機よりも上だ。」
私が此う言うと彼奴は此う答える。
「知ってるぜ。」
此んなザマでも彼は操縦の免許を持って居るとの事だが、正直此んな奴は呼ばなくて良いだろう。…等と思って居ると、飛行場のアドマイスターさんが、彼奴に話掛けて来た。
「…お前さんも、ガトー君と同じく、元々はジェット機乗りと聞いたが、…矢張り、はじめはレシプロ機に慣れる訓練から……。」
其のアドマイスターさんの質問に奴は答えた。
「…其うッスね。」
此処で、前に、私は彼奴に、其のアドマイスターさんと似た様な事を訊いた時の場面を思い出す。
…、
「お前も、航空機の操縦は、先ず、レシプロ機からはじめたのか?」
其う訊くと、彼奴は此う答える。
「当然よ。俺も元々は航空機乗りだった。大体MSは、後から出て来たモンだしな。オデッサの戦い前後に出て来たGMには、予め『FTD(飛行訓練装置)』で操作を覚えてから乗せられたぜ。」
「私の場合、航空機訓練は最低限、実戦は0で、四六時中MSで戦って居た。連邦の航空機と有象無象のジム共は腐る程見て来たが、かのエースパイロットが駆る連邦の白い悪魔と其の僚機達だけは見た事が無い。…但し、此の私でも見た事がある連邦の白い悪魔は……、」
ヤザンには、あの試作機三体の事等興味無いだろうが、私は如何しても彼に話して置きたかった。…だが。
「……別に?あれの派生種が如何だのこうだのに興味無ぇな。」
其う言って、彼奴は其の場を後にした。其の彼の胸中と理由は私には分からない。
然し、連邦の人間でありながら、紛れも無い連邦の救世主であるあの白い悪魔と其の派生機が嫌いだとは、きっと何かあったに違い無い事は此の私にも分かった。………何とも、複雑なモノだ。
…。
「ガトー!オレよりも先に乗れよ!」
「早速だが、ガトー君、…ヤザン君より先に此の子に乗って見て欲しい。」
其う言われるが儘に、彼奴よりも早く、私はヘルメットを被り、先にレシプロ機に乗る。此のヘルメットは、自分が昔よく被って居たモノより明らかに製造技術が未熟で質が悪い。……其う思いつつ、発動機を動かす(エンジンスタート)。此の私が飛行を共にする機体は、大きなエンジン音を、唸り--ある種鬨の声、雄叫びの様に--を上げ、滑走路を力強く走り出す。…其うして、空へと飛び立つ。--私の後に此の機体に乗る--生粋のアースノイドである彼奴--も、少し位は私と同じ此の感触を共有するだろうが--。我が飛翔するは鉛色の空。地球ならではのフライト。人生初の飛行体験。コロニーの中に『鉛色の空』は決して無い。
此処で、正直な感想。曇り空にレシプロ機で空を翔けるのは、青い空程の爽快感は無いが、其れでも曇り空を翔ぶならではの趣があった。更には、ジェット戦闘機ともMSともMAとも違う操縦感は私の心の癒しになった。
…。
其の後、私が住み込みで勤務するリゾート施設では、久し振りのナイトパーティが行われた。あれから、曇り空は晴れて居た。さて、前回と同じく、ヤザンの奴は未だ宴会を楽しんで居る様だ。其の他方、私は、暑い夏の夜の冷めやらぬ活気と喧騒に疲れて、一人だけで海辺で星空を見ながら佇んでいた。あの飛行機に乗ってからずっと思う。如何にかして、時を跳びたい。如何か此の地球から飛んで行きたい。快速の宇宙船か飛行機か何かで、あの星の海を渡って行ければ良いのに。何処迄も。光を追い越し、時を跳んで、元居た宇宙に帰り着く迄。
--星の海を渡っていこう、振り向くことなく、光を追い越し、時を翔んで、
いつまでも
どこまでも
--R-TYPE FINAL F-C
…。
※おまけ
「曇り空よりも青空を飛びたいぜ(※正直な感想)。」
…。
「君が先に乗って良かったのに、何故ガトー君に順番を譲ったのかね?」
「オレが先に乗ると、機体を破壊してしまうかもしれませんからね。オレは夜戦も空戦も激しいモンで。昔は今よりヤンチャしてましたよ。其んな感じで、現役時代から結構機体も友軍もド派手に沢山壊して来たので、散々歴代の上官に怒られて来まして。…特に、あの女性の権利に煩いのは……。」
(……もしかして、…此の男、……前はとんでもない悪党だったのかな……??)
…。
「懐かしいソロモンの空だ……。」
「お前の戦ったソロモンとは、違うソロモンだろ!?」
…。
※如何でも良い補足
Fly to Leaden / starry skyの元ネタはバトルガレッガの一面曲で、ライジング・エイティングのゲーム(※魔法大作戦、ガレッガ等を製作)には『1944〜THE LOOP MASTER〜』と言う、19シリーズの版元に依頼されて作ったWW2太平洋南方戦線が舞台のゲームがある(※…少しだけだが、此の話の元ネタになってたりする)。
…。
※クロスオーバー注意
※メダロットネタ
※夢要素注意
シロッコの心を複写して作ったシロッコメダル(※…尚、機体の音声はコピー元本人と同じ物となる)欲しい。其のメダル(※余裕でLVMAXにする)をマイメダのゴッドエンペラーに入れて「…御主人様、大好き!大好きです〜〜!!(※…とっても愛してる〜〜!!!)。」…と言わせて抱き締めさせながら四六時中侍らせたい(※支配欲)。…然も、其れをシロッコ本人の前で見せびらかしながら、PMX型メダロット三体、PMX-01 パラス・アテネ PMX-02 ボリノーク・サマーン PMX-03 ジ・オとロボトルしたい(※…因みに、他の二体はサラメダル搭載パーティクルとガトーメダル搭載非純正ビーストマスター ※稀にヤザンメダル搭載済ブラックメイル ガルマメダル搭載プリミティベイビーの模様) 。
…この様な人格コピーメダルは、レアメダル並にレア(希少)なメダルと言えよう(※…って言うか、メダロット版すーぱーふみな)。
ゴッドエンペラー「勝てると思うな!小僧共!(※何時もの言動)。」
ロボロボ団下僕「此の生意気な感じ、正に本人其の物ロボね(※率直な感想)。」
木星帰り「自分の紛い物を自らの手で討たねばならぬとは!あのゴッドエンペ���ーに攻撃を仕掛けるのは、私が私自身で自分の魂を傷付ける様なモノ!試合に勝っても負けても私に大きな精神的ダメージが残る時点で勝負には負ける!生理的に無理だ!あの女!!(※女性至上主義なのに真逆の拒絶反応)。」
…以下、補足情報
※何故ビーストマスターは非純正仕様かと言うと、純正弱いしな……(※何せ歴代ラスボスで最弱と言われる位の欠陥品)。
※本物よりガトーメダルは非常に賢い(※本物には解けない微分積分も高度難解定理についての問題もスラスラ解ける)。性格も割と良い(※…だけど、元が元なので、すぐ挙動不審に陥る)。
※人格コピーメダルは、其のメダル元となった本人の意志で自由に操れない(※メダル内プログラムが最優先実行される)。
※ロボトルに負けたら負けたでゴッドエンペラー機能停止時に排出されたシロメダを踏み潰して(※本人の前で)、更なる精神的ダメージ与える(※下衆顔)。某女史が此の光景を見たら吐きそう(※本当すみません。相手がシロッコ他だからこそ、此う言う非道い扱いして居るので)。
※…他には、ミーア、コノエ、スレッタメダルとかノイマン、刹那メダルとかも存在すると思いますよ(※登場するか如何かは未定)。
…。
※…以下、おまけ
「此うも足がスパゲティでは上手く歩けん。此の様なイトミミズの束が脚部パーツなどとは!!…巫山戯ているのか??!速急に二足パーツにしろ(※傲慢不遜)。」
「はいはい(※シロメダの方は異形脚部の儘で、二足にしろとか何も言わない……。矢張り『初めから怪物みたいな感覚の野郎(某トライエイジのカードに書かれて居るフレーバーテキストより)か……。…で、さて、ガトメダの方は今度、二足は二足でも女性型に換装して女体化させとくか……)。」
※メダの性自認厄介問題(※故か、原作ではメダル自体には性別 ※性自認も? は無い。性同一性障害を発症されたら困るからだろう)。
…。
Mr.うるち「合意と見て宜しいですね?!!(※御馴染みパターン)。」
シロッコ「あっ、レフェリーの方。何時も御疲れ様です(※御辞儀)。
Mr.うるち「いえいえ此方こそ(※礼)。」
メダロッター(※未成年)「あれが大人の社交辞令って奴か〜〜(※呑気)。」
…。
…盟主王メダル……サルベーション……ウウッ!!アタマガ…!!(※茶番)。
…。
ガトメダはジョニメダゲットしたらウラキにあげるよ(※適当)。
…。
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