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#ドス黒い夢
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消えてえよ
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Kagamine_Neko said she wanted to take a hand at subtitling this. At first I was confused, but now it's incredible to see her commitment in making a video of english lyrics that match up with Utsu-P's original video. Please give a round of applause for her creativity!
Lyrics:
綺麗な空気を吸い育ち 没個性化した子供に 意識はある 感情もある ただ 一つ 未成熟 Children who grow up in this unpolluted atmosphere become conformists But they’re still conscious, they even have emotions The only problem: they are premature
小さな世界のヒエラルキー 大人は見て見ぬふり 狂気を孕む純粋さで 人を頬張る The adults pretend not to see the hierarchical system of this small community It devours people innocently, yet insanely
壊されてく 何もかもが ドス黒い闇よりも 怖き白で Everything, everything is being destroyed With white that is more terrifying than the pitch-black darkness
こんなに傷だらけでも 誰も僕を見てない 刺し痕は自然に付いた 過度に戯(じゃ)れ合って Although I am covered in scars, no one sees me The stab wounds developed naturally when we took the jokes too far
殺されてく 僕の意志が 見るも無様な笑顔 目に焼き付く My thoughts are being murdered while the hideous smiles are etched into my eyes
御免なさい ごめんなさい 逢魔が時に響く 絶望の鐘 I’m sorry, I am so sorry The bells of despair ring at witching hour
浅キ夢見シ 屍ヒトリ 恐怖ノ底デ 咲イタ花ビラ Here lies a corpse with a shallow dream At the bottom of its horror, a flower bloomed
貴殿ハ鼠 殺シテ候 元気ニナッタカ? 恍惚ヲ得マシタカ? Thou art a rat. I shalt grant thou death. Do you feel better now? Have you brought about great rapture?
壊してくれ ひと思いに ドス黒い闇よりも 怖き白で Please destroy it all in one go with white that is more terrifying than the pitch-black darkness
救われない この世界で 瞼を閉じて今も 歩いている In this hopeless world, I continue to walk with my eyes shut
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azure358 · 28 days
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--深海人形-- 地獄に楽園の祭典を
…先陣を切るしかない。…此のフロンティアに……(※某名言パロディ)。
※クロスオーバーネタ注意コーナーあり
※人間家具ネタあり
※雑多にネタをぶち込み
※キャラ崩壊注意
…。
ローアは、ノアの方舟と言うより、エジプト神話の『太陽の船』がモデルだと思ってる。
…どうも、マホロアには、魔術師と言うより、錬金術師のイメージある(※科学にも滅茶苦茶詳しいしナ)。
…。
…男達の強さ議論、最強議論癖を嘲笑う非モテの腐った雌豚が、カップリング論争と学級会をして居る。…其れは其うと、『人の振り見て我が振り直せ』って言葉があった様な?
…。
--マホロアとローアが 出会った あの日、
彼に対し、ローアは 何かを感じた。
楽園へ いざなうはずが、クラウンだっかんの
手先となった ローアは だれかに止めて
もらいたく、本来の力を かくして いたという。
--星のカービィ Wii デラックス より引用
クラウン『強奪』じゃなくて、クラウン『奪還』表記なんだよね。何故、『強奪』では無く、『奪還』表記なんだろうか。
そして、楽園にいざなう事とマスタークラウンには何か相関関係があるのだろうか?
…。
ようつべでNen ImpactのPV見てたら「何これ?世界観が明る過ぎる。HxHの格ゲーはアンダーナイトインヴァースみたいな雰囲気が似合う」と言う意見を見て「ほんそれ」と思った。明らかに、HxHって格ゲーで言ったらUNI(前述のアンダーナイトインヴァース)とかヴァンパイアセイヴァーとか堕落天使みたいな暗さなんだよな。
今回の奴は、(※本当はドス黒真っ黒な世界観で所々話の根幹が気持ち悪い)ガンダムとかカービィみたいに広く浅く大衆に売れる様に、にわか、大衆向けに、無理矢理、明るくした感じがして嫌い、本当に嫌いです。…何故、此んな物を発売しようとした(憤怒)?。
…聖人君子みたいな信者でも許せないよ、あんなの(※…まぁ、HxH界隈には、最早、聖人君子と言うべき類のは残っていないと言って良い気がしますが笑)。…然し、何と言う事でしょう、ガンダムEXAより酷い物が……(※あからさまな挑発行為)。
…。
個人的にも気になる事一覧
・エフィリス、エフィリンの様な存在は、あの宇宙では、割と、ありふれて居るのか?(※エフィリスに、ID-F86、エフィリンにID-F87と言う研究コードネームがついて居ると言う事は、其れ以前に、85体の研究対象が居たと言う事である)。
・ディメンションミラーは、古代ハルカンドラ人或いはナイトメアの作ったものか?
・ナイトメアとダークマターの関係
・ナイトメアとダークマターは、もしかして、所属する派閥が違うだけで同族憎悪で敵対し合う同じ存在なのか?
・ラパ、ルパ、ロパ、ローパー属等アナザーディメンションの住人���は、矢張り、ハルカンドラの民の成れ果てなのか?
・手狭な世界を捨て、宇宙に旅立った新世界の民は、本当にハルカンドラの祖なのか?
・ハルカンドラが滅んだのは、マスタークラウンの所為では無いのか?
・ハルカンドラは何故、約束の地と呼ばれているのか?大昔に約束を交わした存在がいたのか?
・ハルカンドラには科学と魔術の両方に長ける存在はいたのか?そこの科学派と魔術派の仲を取り持つ存在はいたのか?
・本当に、カービィはダークマターから生まれた存在なのか?
・ダークマターにグーイと言う一族が居る様にナイトメアにも一族は居るのか?
・マルク、マホロア、ハイネス、ハルトマン父子達は新世界、ハルカンドラ民の(魔術派、科学派)末裔では無いのか?
・ローアが誘おうとしている『楽園』とは、一体何処の事か?
・エフィリス或いはレオンガルフが言及する夢の大地とは、結局、『=(古代の)ハルカンドラ』であるのか?
・歴代ソウルボス達の共通点は何処から、何由来で来るのか、ソウル化の条件は何か?バルフレイナイトや蝶々はソウルボス達に関係あるのか?
・バルフレイナイトと黄泉の蝶々は、マスタークラウン及び、ダークマター、ナイトメア、ラスボス達のソウル化、ニル、ハルカンドラと関係が何かあるのか?
カービィシリーズ謎多過ぎる(※結論)。
…。
…ディスカバリーのバルフレイナイト戦BGMを聞くと、スパストIIXの豪鬼を思い出す(※サイコパワーの使い手を、ボコボコに、噛ませ犬にして倒してから乱入して来る、…と言うシチュエーションも似てるので、尚更)。
…アナザーディメンションとソウル散る忘失の絶島では『明かされた禁足の様で禁足で無い秘境』、レッドガル禁足地は『明かされた知ってはならない秘儀秘教』、…と言う感じがして好き(※カービィBGMの話)。
…。
RXQ-01〜04のイメージはどう考えても、
「連邦」の次期主力戦闘機として開発、ウェイン兄弟の最高傑作にして最後の兵器製造--ガレッガシリーズを投影してる、矢っ張り、あれ等を"未だに"モデルに使ってるんだろうねぇ……と思って居る方へ、…そうだよ(頷き)!!!!
だけど、其れだと、本来なら、ガトーがRXQ-01に、一握りの天才が-04に、設定年齢35歳さんが-03になるべきだったんだよな(※彼がRXQ-02で、彼女がRXQ-04なのは0083準拠なんで ※遠い目)。
…で、…RXQ-01が誰かって?…ほら、彼奴です、彼奴……!…金髪碧眼の赤い……(※…いや、金髪碧眼で赤いヤツと言えども、…偽物の方かな……?)。
…。
…平気で、『ガトーとジョニーのティターンズ堕ちww(※正に悪夢)』、『先程の二人とシロッコとかの心を破壊して機械に直結して使う生体パーツ、生体兵器にする(※前者よりもっと酷い)』みたいな展開やるワイには、EXAを批判する権利は無い(※遠い目)。
…。
コウ「…ガトーは、僕んちの家具として最適な男だったのになぁ……(※ドS)。」
キース「…椅子としてか?…机としてか?(※一応親友に合わせてやる)。」
コウ「…矢っ張り、椅子かなぁ……、…で、キースもガトーを家具にどう?(※親切)。」
キース「…俺は遠慮しとくよ……(※人の心あった)。」
…。
…異端拷問官 ウラキ、悪のジオン星人を異端として拷問しちゃうぞ⭐︎(※頭ティターンズかよ)。
異端拷問官「…ほらほらぁ、ガトーも此う言うの好きなんだろぉ…………?…天然牛肉のバーベキューだぞぉ〜〜〜〜、…だけど、全身鎖で縛られてるから食べられないねぇ?(※可哀想ぉ♡)。」
ガトー「…天然の肉…………ウッ………天然の肉!!!!!!!(※然も霜降り高級牛肉…………!!!!!)。」
何故か其の場に居るジェリド「…うわっ、何て惨たらしい拷問なんだ……(※スペースノイドは上流階級ですら天然の肉なんて、一生に一度食えるか食えないからしいからな……)。」
※…因みに、ジェリドは昔から週一ペースで天然牛肉のバーベキューを食える立場にある(※実質特権階級)。
※…以下、クロスオーバーネタ注意
…、
…大概、ハルカンドラ行くと、大量にドゥビアが出て来る(※拙作の特徴)。…原作のハルカンドラでも出て来るんですけど、普通に、ギガントエッジと同じ位敵キャラとして使い易いからと言うのもあるね、此奴が結構数出て来るのは(※酷い扱い)。
…。
昔Chat-GPT4にぷく天のハムスターズとジェリドの対局を麻雀シミュレーション(半荘戦)させた事があったんですけど、最終的に、ジェリドが三位だった(※汚名挽回不可避)。だけど、鼠畜生に負けるなんて、『(宇宙世紀)人類の恥』では?(※言い過ぎ)。…同じ事を他の面子(※ヒト)にさせたら、大体余裕で一位取るのに(※遠い目)。…ヒトなのに、鼠畜生に麻雀で負けたジェリドが、余りにも、可哀想過ぎて、思わず、GPT4に、一位取ったver書いてと頼んだ位だった(※…兎にも角にも、ヒトが、知恵で畜生に負けるのは、恥だと思う)。
…ヒトの身分で畜生相手に派手に負けた人類ってワイがシミュレートさせた限りではジェリド(若しくは他伝統ボドゲのシミュレーションでナマケモノに負けたハサウェイ)しか居ない。…やっぱ人類の恥じゃん(※辞めろ)。
…。
…『星羅征く彼方からの客人〜The Best Friends.』の後書きで、『団長=ヒトの体に受肉したダークマター一族説(※一応暗黒大陸出身説はある)』出したけど、某赤い彗星と其の妹と其の父ちゃんも、人間の体に受肉したダークマター一族なんじゃねぇの?……とは思う(※或いはニルか……)。
…で、…ヒトの体に受肉するって、随分、"欲情"を彷彿とさせる表現ですよね(※オタク特有の早口)。
…。
…『深海人形 重力のある夢の大地』で、コウとシロッコは、未知のテクノロジー目当てで(…と同じく地獄の様な宇宙世紀を忘れたいと言う思いもあって)、"楽園"に行きたがってたし、目指した(※宇宙世紀は地獄だってはっきり分かんだね)。
…だが、一方、旅団と言うか、…クロロは『異宇宙から来た虚言の旅人〜The Best Friends.』で、"楽園"には興味が無く、「…『ハルカンドラ』?…オレ達は行く気無ぇよ。テメェだけで行きな。」…と言った(※…まぁ、旅団は地元大好きマイルドヤンキーの集団 ※但し、地元に仇なした連中に復讐する為なら死も厭わない極悪最凶盗賊の集まり だしな)。
…皆様、本当に強いメンタリティを持つ人間は、当たり前ですが、後者なのですよ(※宇宙世紀に地元愛の感情を持つあの次元の人間なんて、最早、人では無い気がするが……)。
…其れから、…シロッコ(※辺り)は、幻影旅団の地元愛を、「…田舎者故の視野狭窄現象(※…所詮、旅団は自分達の地元しか見えて無い俗人の集まりでしか無い)。」…みたいに、鼻で笑いそうではある(※…でも、木星迄行ったアンタが言うなら……)。
…。
…後、…『星羅から〜』と『異宇宙から来た〜』では、露骨に、マホロア(等辺)は(※クロロ達の地元愛も含めて)彼奴等を見下してたね()。
…。
ガンダムは…、ガンダムは…、ガンダムは…!!
一体いつから……自分達が見せ物で金儲けの道具で無いと錯覚していた?
御前達は、初代の時点で、見せ物小屋で、金儲けの道具だったよ。今迄其うで無かった事なんて一度も無い。ガンダムを神聖視する人達は、一体何を自惚れているのかな?
比類無き『金を稼ぐ道具』だから、此処迄人気になれたんだよ。
一つの文化でも神聖でも高尚でも何でも無い。只の低俗だ。
…。
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harima-ria · 5 months
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★2023年に面白かった映画まとめ
   こちらは題名通り、2023年に観ておもしろかった映画の感想まとめです。  ぼーっとしてると永久に家に閉じこもってしまうので少しでも外に出るきっかけを作るべく、新作映画を観に行くようになってからほぼ2年。ちょっとは映画を観るのに慣れてきた気がするので、備忘録も兼ねてすこし感想を書いてみます。一応ネタバレは回避気味、オチとか核心にはあんま触れてないつもり。
★個人的新作ベストランキング
①ベネデッタ  (2021、仏・蘭、監督:ポール・ヴァーホーベン)
 ヴァーホーベンの待ちに待った新作……だったらしいですが自分は彼に全然親しんでなくて、なんかヘンそうな映画だなーと思って観に行きました。結果、めちゃくちゃ面白かった。旧作含め、2023年に観た映画のベストです。  中世末期のフランスの修道院を舞台にしたお話……などと言うと非常に取っつきづらそうですがさにあらず。神を見ることができると主張する“聖女”ベネデッタの存在が周囲の人々に無数の波紋を投げかけていき、最終的にはどったんばったん大騒ぎにまで発展する、宗教と信仰と社会にまつわる物語。聖と俗のあいだを行ったり来たりする振り子の振れ具合が超秀逸。エロとバイオレンスと黒いユーモアがふんだんに投入されたパワフルな映画でとてもよかったです。この物語をどう見るかっつう糸口はいろいろ用意されてるんだけど、その間隙をうまーく縫ってくような絵図の描き方が自分は好きだなー。素朴な解釈をやんわり嘲笑するような強靱さとでも言いましょうか。  ちなみにこのあとヴァーホーベンの映画を3つくらい観てみましたが、観れば観るほどこの人の人間観は最高……! という気持ちになりつつあります。画面は一見粗野だけどその実かなり繊細な人なのではという印象。
②スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース  (2023、米、監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・トンプソン)
 2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編。個人的に前作は、すさまじいアニメーションの快楽だなーと思いつつもあの手の王道ヒーロー譚がそこまで好みじゃないので、いい映画だけどウームとなるところもありました(でもマイルスが初めて“自分”でスイングするシーンの静かなカタルシスとか最高だったなー)。その点こちらは前作の裏にまわってメッタメタに展開していくところがずっと好みでありました。映像的にもさらにパワーアップしているようで、もはや何が起きてるかよく分からないレベルのイメージ洪水アニメなんだけど勢いのままに楽しんでしまったなー。あとから冷静に考えると内容も若干詰め込みすぎな気はする、しかし観てるあいだはそういうことを考えるイトマもなかった。  結果的になのでしょうが、糸を吐いて摩天楼を縦横無尽に飛びまわる“スパイダーマン”というキャラクターのアクション上のポテンシャルがこのアニメーションによって十二分に引き出されてるのかなーという印象です(全編を埋め尽くす超高速戦闘描写から、ふたりのスパイダーマンが糸の力で高楼に逆さに座るようなちょっとしたアイデアシーンまで)。  超いいところで終わっちゃうので続きが観たくてしょうがないですが、自分としては労働���題が解決してからゆっくり作ってほしいという気持ち……。
③VORTEX ヴォルテックス  (2021、仏・ベルギー・モナコ、監督:ギャスパー・ノエ)
 ギャスパー・ノエはこれが初見。ごくありふれた老夫婦の“晩年”を、画面の真ん中でまっぷたつに分割されたスクリーンに淡々と映していく老境映画。つまり基本的には夫婦ふたりが左右の別々の画面のなかで別々の行動を取っていくわけです。わりと古典的なスプリット・スクリーンという技法にすべてを賭けた映画とも言えるんだけど、結果的にすばらしく沈鬱でどうしようもないほど無情な効果を上げてるなーと自分は思いました……。ここまで身も蓋もなく直接的に「老い」とか「病い」を描いてるとちょっと嬉しくなってしまう。この画面分割にはいろんな効果があるのでしょうが、とりあえずこれによってごく平凡な老夫婦の生活が劇化されてて、自分は全然飽きなかった。終盤が圧巻。全然楽しくない映画だったけど自分は好きだなこういうの。  ちなみに分割された画面の片方で比較的重要なエピソードが描かれてるとき、もう片方の老人は大抵ウロウロしているだけの様子がただ映されてる感じなんだけど、実はその点が一番のキモだったりするのかも、と思いました。
④イニシェリン島の精霊  (2022、アイルランド・英・米、監督:マーティン・マクドナー)
 舞台は1923年、内戦中のアイルランドにある離れ小島。そこに暮らすふたりの男が繰り広げる、みみっちくも壮絶な大人同士のケンカを描いた作品。こういうへんな人間ドラマが自分は観たかったんだなーと思わされる作品でした。演技もあいまって人物描写がすごい巧みで、ストーリーもなんでこんなんなっちゃうんだろうという感じ。あと自分はこの映画のロバと犬が好き……。まだ観れてない『スリー・ビルボード』もちゃんと観ます。  ただ強いていうと、自分的には演技にもロケーションにもかなりリアル寄りの厚みを感じる映画で、そのぶんところどころに差し挟まれる軽くて黒いギャグ調のシーンにはちょっと違和感というか落差を感じたりはしました。たしかにちゃんと俯瞰的にみれば悲惨ながらもバカバカしいストーリーではあるので、次観るときは笑って観られる気もするけど。でもそれを踏まえても大変おもしろい映画でした。
⑤Pearl パール  (2022、米、監督:タイ・ウェスト)
 2022年公開のホラー映画『X』の続編。前作に登場した史上最高齢の殺人鬼パールの誕生秘話、ってな具合です。  時は1918年。アメリカの片田舎に暮らすパールは映画が好きで、自分もいつかは晴れ舞台に立つことを夢見ながらも自分の性癖と抜き差しならない現状に押しつぶされそうになっていた……。  これはすばらしきミア・ゴス劇場。堂々たる彼女のひとり舞台でしたね。自分は正直ホラー映画があんまり得意じゃないのですが(理由①は「怖いから」、理由②は「正直ハズレが多そうだから」)、こういうどうしようもない物語を一方的な血の惨劇として描けるのはエンタメ・ホラーの最高の部分ではないかと。淀川長治じゃないけど「いや~、ホラーって、ほんとにいいものですね~」と呟きながら家に帰った記憶があります。  ちなみに観終えた直後はこの世界観および人物描写ののっぺりした感じが気になったんだけど、これはおそらくパールの認識している世界像という表現でもあるのかなと思ってわりと納得しました。  正直『X』は微妙でしたが、こうなると3作目の『MaXXXine』も楽しみになってきました。内容的には前2作でも再三触れられていた、映画あるいは映像というもののあり方的な部分にメスを入れて来るのかなーという予想。
(追記。「○○って、ほんとにいいものですね」は淀川長治じゃなくて水野晴郎でした。すみません。不明を恥じてそのままにしておきます)
⑥マッドゴッド  (2021、米、監督:フィル・ティペット)  監督・製作フィル・ティペットのストップモーション・アニメ。この方はいろんな映画の特殊効果を手がけてきたその道の巨匠だそうです。自分に一番なじみのあるものでは『スター・ウォーズep5 帝国の逆襲』の冒頭、氷の惑星ホスに登場するトーン・トーン(ルークとハン・ソロが乗ってるピョンピョン跳ねるかわいいやつ。しかし寒さで死んでしまう)やATーAT(四足歩行の全地形対応攻略兵器。象みたいなやつ。転ばされると無様ですな)。  舞台は遠未来の地球。なんらかの使命を帯びて地底世界へと降りていく工作員の目に映る、狂った世界の様相を描いた地獄めぐりストーリー。  いい意味でのディテールの汚らしさと世界観のおぞましさがすごくよかったです。イメージ・アイデアが無限に投入されてる感じも楽しい。何より、映ってるものがどんだけ酷くても全体的なミニチュア感にちょっとカワイゲを感じてしまうところがいいかなと。  ちなみにストーリーは途中からぶっ飛んでよく分からなくなりましたが、あまり違和感がなかったので別にいいかな~と思いました。ラストもどんな感じだったか忘れちゃったけどそれもまた良し。デヴィッド・リンチのアレとかスタンリー・キューブリックのアレとかいろんなも���をオマージュしたようなシーンがいっぱい出てきて理路が爆発してた記憶が。  自分が一番好きなシーンはネックレスやお金がいっぱい出てくるところ。意味わからんけどいいシーンだった……。
⑦窓ぎわのトットちゃん  (2023、日本、監督:八鍬新之介)
 言わずと知れた黒柳徹子の大ベストセラーのアニメ映画化! 自分ももちろん知ってるけどまぁ読んでません……。  すごい評判がよかったのでへぇーと思って観に行ったのですが、確かにこれはすごかった。全編通して、一番肝心なことを声高に語らず静かに示していく抑制された演出がすげえ効いてるーと思いました。ここぞというところで空想的なイメージを放り込んでくる呼吸も自分は好ましかった。  事前のイメージに反してかなりしぶーい演出のアニメ映画という印象でした。描かれてる時代そのものはいろんなところで触れてるので全然知らないものではないんだけど、この演出にはちょっと胸を突かれるところがあったなー。どの世代の人が観てもいい映画だと思う。
★その他の新作
 個人的な好みでいえばもう一歩……! と感じるところもあったけど、いろんな意味で心揺さぶられた作品としては、
○鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎  (2023、日本、監督:古賀豪) ○ザ・キラー  (2023、ネトフリ、監督:デビッド・フィンチャー) ○私がやりました  (2023、仏、監督:フランソワ・オゾン) ○BLUE GIANT  (2023、日本、監督:立川譲) ○ザ・ホエール  (2022、米、監督:ダーレン・アロノフスキー) ○オオカミの家  (2018、チリ、監督:クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ)  などもありました。こちらもおすすめ。
★家で観た旧作  ついでに旧作も。面白いのはけっこうあったけど、書いても際限ないので10作だけ。感想はごく短めに。
●ピアニスト  (2001、仏・墺、監督:ミヒャエル・ハネケ)  過保護な母親とふたりで暮らしているピアニストの中年女性が、若い男との出会いをきっかけに自分を開いていくが……というお話。これも全然楽しくはないんだけどかなり面白かった。主演のイザベル・ユペールが“ふつう”に演じてるおかげでこの主人公の存在にちゃんと説得力が生まれている、気がする。あとはぶっちゃけ自分もこの人と大差ないよなーとは思ったり。
●しとやかな獣  (1962、日本、監督:川島雄三)  マンションの一室を舞台に繰り広げられる欲望まみれのブラックコメディ映画。ここまで煮ても焼いても食えない人間しか出てこないといっそ清々しいくらい。日本の戦後復興から高度経済成長へという一連の流れに投げつけられた黒ーい陰画。こういう巧妙な呪詛を観るとつい心が喜んでしまう。オチも秀逸。
●秋津温泉  (1962、日本、監督:吉田喜重)  終戦間際にさまざまな絶望によって死を覚悟していた青年周作(長門裕之)が、温泉宿で出会った女中の新子(岡田茉莉子)によって希望を取り戻し、戦後の日本で生きていこうとするが……。「待つ女」と「煮え切らない男」という伝統的な構図に則ったメロドラマで、ジリジリしながら観たのですが最終的には見事な構成の作品だなーと思いました。いつのまにかこういうグダグダ恋愛ものとか、日本の敗戦映画とかがすっかり好きになってしまった。あとはヒロイン役の岡田茉莉子が「うなじで語る」シーンが多くて強烈なフェチズムを感じます。
●大砂塵  (1954、米、監督:ニコラス・レイ)  あらゆる点で異色の西部劇という感じの映画。『天井桟敷の人々』みたいな気の利きすぎたセリフの応酬がまず最高。感情のもつれが発火点となって起こる出来事を理詰めで描いていく展開がおもしろくて、これがここまで行き着くの……という驚きもありました。ヒロイン役のジョーン・クロフォードの存在感が圧倒的。個人的には『続・夕陽のガンマン』に次いで好きな西部劇になりました。
●ある戦慄  (1967、米、監督:ラリー・ピアース)  舞台は深夜の電車の一車両。ふたりの酔っ払ったチンピラによって「心理的」に支配されてしまった人々の悪夢の一夜を描いた群像劇です。登場人物が出揃ってからの片時も目が離せないスリラー感がほんとにすごくて、とても面白かった。全体的に演技合戦映画なんだけど、特にチンピラふたりの演技がうまくて、ほんとに何をしでかすか分かんない感じがするのよねー。これを他人事して見られる人はまぁいないだろうからそういう点でも強い映画。
●哀しみのトリスターナ  (1970、伊・仏・西、監督:ルイス・ブニュエル)  母親が死に、身寄りのなくなった若きトリスターナ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は初老の男性ドン・ロペに引き取られ、彼の庇護のもとで新たな生活を始める。しかし男はその実、紳士然としたスケベ爺いだった……。ままならない運命に人生を狂わされるひとりの女性の半生を描いた作品。ドン・ロペという男がとにかく酷くて、色々タガのはずれたどうしようもない人間。しかしそんな最低な男を単なる舞台装置にはせず、その浅ましさをこれでもかと描きつつもちゃんと1人の生きた人間として立ち上がらせるところがさすがブニュエル……と思わされました。そしてそんな彼との関係によっていろいろな面を見せていくカトリーヌ・ドヌーヴの表情の変化もいやはやーという感じ……。  完成度では『昼顔』のほうがいいかなーとは思うんだけど、このどうしようもない「人生観」みたいなものには強く惹かれてしまうなー。同監督では『忘れられた人々』もひたすら描写が徹底的で大変よかったです。
●ペトラ・フォン・カントの苦い涙  (1972、独、監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)  登場人物が全員女性の会話劇かつ密室劇。ペトラという服飾デザイナーの女性が主人公で、いろんな人物に対する彼女の振る舞いを通してそのキャラクターを掘り下げていくというのがストーリーかな。前半がちょっと退屈だったけど後半の強度がすごかったので全部チャラになりました。こういう丹念な構成の人間ドラマが結局一番好き。ペトラに同情はしないけどまぁ分からなくもないよなーという気持ちにはなってしまう。これを観てファスビンダーの面白さみたいなものがちょっと分かった気がしました。
●子連れ狼 三途の川の乳母車  (1972、日本、監督:三隅研次)  三隅研次はすげえらしいので自分もすげえのを観てみたいと思って。こちらは劇場版『子連れ狼』シリーズの2作目。ストーリー説明は前作に丸投げ、セルジオ・レオーネばりの眼のアップの連続で緊張感を高めたあとは、猛烈な血しぶきと残酷な切り株描写のつるべ打ち! ストーリーもほぼないので見終えたあとの「何も残らなさ」は前作を遙かに凌駕していましたが、そのへんも含めて快作でした。しかしこれはもうバイオレンスというよりスプラッターのレベルかも。劇場版の残り4作も早めに観るつもり。
●暖流  (1957、日本、監督:増村保造)  いっときTwitterで話題になってた作品。経営難に陥っている病院を舞台に、金と恋、嫉妬と欲望が渦巻く、しかし軽やかなコメディ・メロドラマですごくよかった。いい面でもわるい面でも人間のバイタリティーの強さを垣間見させてくれる作品。題材は超ドロドロなのにこの爽やかさは最高としか言いようがなかったですね。
●絞殺魔  (1968、米、監督:リチャード・フライシャー)  『ヴォルテックス』からの画面分割繋がりで年末に観て、こいつはすごいと思った作品。ボストンを騒がせた実在の女性連続絞殺事件をモデルにした映画。正直自分は題名から、ドキドキ!わくわく!ぶっ飛び猟奇殺人映画!かと思ってあまり期待せず観たのですがとんでもない。ぜんぜん別の面白さを内蔵した衝撃作でした。ストーリー構成も巧みなんだけど「映像の構成」も非常にうまく感じて、これはちょっとすごいなーと。黒沢清がオールタイムベスト1に選んでるのもなんとなく分かる気がしちゃう。
 以上、長々と書いてきましたが自分の2023年はこんな感じでした。特にポール・ヴァーホーベンとルイス・ブニュエルという、作家単位でかなり好きそうな監督をふたりも見つけられたことが一番の収穫だったかなーと。  あとは自分はどちらかというとじっくり見せるタイプのドラマ主体の映画が好きらしいことが分かったので、2024年はアクション映画も意識して観ていきたい所存。  ごく個人的な感想記事ですが何かの参考になれば幸いです。ではまた。
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pureegrosburst04 · 8 months
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富豪05「ああ、最高の味だ。一服すると落ち着くな」防聖孤島「なんでタバコじゃなくて、じゃがりこ咥えてるんですか?」富豪05「だって健康に悪いじゃん。昔の時代に吸ってた人に罪は無えけど今の時代では馬鹿にされるべき事だぜ。紳士DIO様のようにその辺はしっかり弁えてる」
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防聖孤島「なんでそんな奴に様なんて付ける」富豪05「知りたいか?今記憶を送った」表主人公二人「…‼️ 成る程」
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富豪05「説明して補足する。それはあらゆる全ての意味に置いて”””””DIO様がヘラクレスオオカブトムシ”””””で”””霧島04がクロゴキブリ”””だからだ。暗黒卿が多く持つ絶対上位。これは負けイベを押し付ける厄介な性質でな、自分よりドス黒い本質で劣る人間に発動するワンマン処刑」超電波油「納得した。あいつに敵うジョジョの悪役は知っている中では一体だけしかいない。母親の為に涙を流す、改心するスピンオフ、仲間の死を感じて復讐する、天国を作ろうとした神父、国の為に尽くした正義、みんな絶対悪のレッテルを背負わされても強く生きた尊い生命の輝いた人間だった。
ただ一存在の例外”””””クシャガラ(裏ストダークボス)”””””を除いて」
御茶ヶ滝「誰にもわかってもらえない、争いの悪いところだね」
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防聖孤島「この並行世界だったら、きっと”””””ディオ・ブランドー”””””の涙に戻れたといえる王の器だったら、トゥルーグランドの頂点の一人だっただろうな(黄金の真実)」
富豪05「他にも調べたぞ、戦闘力を数値化するお決まりのSFネットワークだとこんな感じ👇」
「トゥルーグランドor裏主人公➡︎99999」
「ラオウ様(真主人公)➡︎80000」
「麒麟丸様(大妖怪)➡︎76000」
「B(バグ)の家族達➡︎2pz▲5n0、?⬛︎uo9p」
「川端強君➡︎6000」
「F(フェア)の秀才方(ヴァストローデ)➡︎3000」
「霧島04(裏ストボス)➡︎1500」
「防聖孤島or鮙〆香氣➡︎400〜1500」
「高級ゴールドキング/バラバズー500F➡︎500)」
「高級ゴールドデューク/バズー➡︎200」
「F(フェア)の秀才方(メノスグランデ)➡︎85」
富豪05「数値で誤解しないで欲しいんだが事実上北斗のメインを務める“”””ラオウ様(真主人公)””””は格落ちなんてしない、””””川端強君””””以上にな。考えてみろ、原作世界で練り上げた莫大な力を失う道を選んでまでヒロインを生かして自分が倒される事を望みながら唯一の救世主と闘うラスボスがどこにいる?? 」 御茶ヶ滝「最終盤で主人公に追いつく風変わりな展開。金色のファルコさんと北斗次男トキ様を例に出しても子供の頃に後者を救って自分が立派になった時からは男としての意味で立ててあげてばかりだったよね。あれは暴力なんかじゃ片付けられない生き様を描いた芸術なんだよ 山のフドウさんを敵にした時だって己で敗北条件を敷いて勝っテに負けを認めた(これ両者とも勝ってるじゃん)。どんな裏スト⬛︎⬛︎⬛︎ボスでも手に入れられない愛を育てた最強だ(黄金の真実)」
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防聖孤島「ここからケンシロウさんに追いつく憤怒の衝撃がくるんだから何が起こるかわからないd(^_^o) 負けていたのは俺だったかも知れないとモヤモヤ言わせて……敵だった癖に雪辱ばっかりしやがって、本当に負けないんだな(赤き真実)」
超電波油「噛ませになるのはあり得ない最高の議論だったな、👍」御茶ヶ滝「誰も勝てない、ラオウには😁。ちょっと休憩しようか」富豪05「なんかあっちの方うるさいな」
知球GrassShining1 チー牛「ここは[[[[リーンボックスとか無制限刺激莫有宇宙みたいな人生の初心者向け拠点]]]]じゃありません。ゴキブリが6つの部屋の内一匹は床から出てくるロシアンルーレットを満喫するのが[ここ複製電脳軍要塞…自家製以外不味いものばかり、害虫がどこかに必ずいる、非モテ、キモオタ、ネトゲ廃人でも性的コンテンツだけはSF以上にソロで楽しめる人生の上級者向け拠点]の楽しみ方ですよ。外には表世界では模型だけど裏世界では……的なサソリとかタランチュラがいます」 ベール「テントで蚊帳を作ってるのはそういう事ですの?(><)」 
ひょこ⭐️ 御茶ヶ滝「薬は豊富にあるけどマラリア蚊も出るよ、そんな時に備えて蚊取りはたいとこう😎」
ネプテューヌ「私こんな所住めないよーー😱」超電チャブル「我が儘言ってんじゃねえ‼️💢‼️甘ったれた守護女神はゲイムギョウ界に帰りやがれ😡👆」御茶ヶ滝「そうだそうだー😜」ベール「まあ、そんな突き放し方をしたら殿方の秘密をバラしてしまいますわ」
御茶ヶ滝ウォーターワールド「いいよ🎵、証拠でもあるんだろうね?相棒は下がってて、格付けしてくるよ😆」ベール「ズバリ、アイエフさんが大好きで夜も眠れないのでしょう?」
御茶ヶ滝「なんでそんな事言うのかなあ?……」ベール「………」御茶ヶ滝「俺は純粋硬派柱の五本指だよ?∩^ω^∩ 」ベール「………」御茶ヶ滝「まさか貴女がそんな人だなんて今まで思わなかったけどな〜〜w😌 現実を教えてあげるよ、
世界は俺を中心に回っている訳じゃない。俺が偶々世界の中心に居ただけだ🤌」
ベール「……(^^)………どいつもこいつも、エッチですけべな女///。いつも澄ました顔しやがって無理矢理赤ちゃん作ってあげるからね///💚」御茶ヶ滝「😨」ベール「女の!、アイエフさんの膨らみかけのおっぱい。女の身体…気持ちい///、うああ💖」
御茶ヶ滝「🛜うわあああああ🪡あああああ☠️🟦」
ベール「黙っててあげますわ💚でもその代わりお友達の分も最高の衛生環境を提供して欲しいですわね😏」御茶ヶ滝「夢じゃなかったサーイエッサー🥶」
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香氣04「ニヤついてるエロ女さんをなんとかして‼️‼️来世俺の画像欄にこんな恐ろしい扇状💖の罠を貼るとは。(´;Д;`)<<金が建前と言える程の経験豊富なビッチは大好きだけどだから困るんだ😢(黄金の真実) 、守護女神ブラックハート様じゃなきゃ名前詐欺になって泣いちゃう。゚(゚´Д`゚)゚。」
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よくよく考えたら、地下アイドル(中級女性)の100分の1の人気もない虫ケラAVがゴキブリなんて生命力の強さ的に失礼だったかなぁwww 自⚪︎率の高い貧弱さで下等な行為しかできないんだから、笑える 
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↑優れものだと自慢したいだけで、虫ケラAVにあげるなんて一言も言ってないよ^^ ブラックハート様(チャンピオンアイドル)と違って何の功績も貰えずどんどん無価値になっていくゴミクズなんだから…ブログ主様に迷惑のかからないよう頼りないカメムシまいの力だけで頑張っ^^
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thyele · 1 year
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2023年6月7日
ZONO:ZIGUEZOY:PANSYさん「私事ですが実は先月、Temple of Loveのリリース日に結婚しました🦇 ってことで友人のVJ AZVSAがパーティー企画してくれました!来月新宿にて! 飲みに来るついでに祝って下さい🥂🍾 地元名古屋編も近いうちやる! 6/24(sat) ”in the Temple of Love“ op/st 20:00-25:00 Entrance FREE :1 Drink Order https://t.co/i9LISj2RtM」https://twitter.com/pansy_romantics/status/1658065507864702976
藤原ナオヒロ / NO-GATEさん「沢山聴いて頂き有難う御座います! 絶賛配信中ですので、まだの方は是非聴いて下さい🙇‍♂️ #dtm #作詞 #オリジナル曲 https://t.co/N0v9XZeyH9」https://twitter.com/naohiro_fuji/status/1666616446674432000
RAN / 最上夜さん「加入に至った経緯とかも書いてあったり、、 ぜひに見て下さいな」https://twitter.com/Ran__MogamiYoru/status/1666395222161649664
RAN 嘘さん「語らせてもらいました。 よかったら読んでみて」https://twitter.com/Ran___Uso/status/1666389463872987136
ジグソウ マルさん「結構ボリューミーなインタビューが公開されました! ぜひ読んでくださいまし!!」https://twitter.com/Maru_jigsaw/status/1666386388571537415
JROCK'N'ROLLさん「Please check out our INTERVIEW WITH RAN 日本語&ENGLISH https://t.co/wrpC3qPT4k @RAN_offi @Ran__taichi @Ran__meiliang @Ran___Uso @Ran__MogamiYoru @Ran__shion 宜しくお願い致します! @Blooml_official https://t.co/mdc7teabNB」https://twitter.com/JROCKNROLL_/status/1666384515814547456
JROCK'N'ROLLさん「Check out our new interview with ジグソウ (JIGSAW) 日本語&ENGLISH https://t.co/EgVTIeZX0k @jigsaw_offi @Bukimi_jigsaw @Maru_jigsaw @Ema_jigsaw @Shiki_jigsaw 宜しくお願い致します! @Blooml_official https://t.co/I8s7r8nY39」https://twitter.com/JROCKNROLL_/status/1666384508764008448
吐き溜めさん「匿名希望の感情、誹謗中傷の連鎖、織り重なる憎悪 【吐き出した君のソレから僕達は生まれました】 …君に渦巻くドス黒いソレが僕達を更に黒く大きなものにする Vo.厭(@hkdm_vo_en) We were born out of your hatred... https://t.co/xRiMJ0MR1G」https://twitter.com/hakidame_info/status/1664255487544639491
馨🌻KAORUさん「[カラオケ懇談交流会] 6/18(日)14:15〜22:15(出入り自由) ¥2500-フリーD フリーおつまみ(多分カレー有) 歌舞伎町BAR.FLARE 私は17:00頃〜います🎤 DM予約(女子¥2000-)」https://twitter.com/KAORU_MamMalian/status/1666498125010464769
Michal 😈 ANCIENT MYTHさん「Twitter、Instagram、YouTube、Facebookにそれぞれ広告を出して感じた事。 Twitter→今の日本で、何かを広めるのに1番適したプラットフォーム。… https://t.co/hLF3nX1wsU」https://twitter.com/michal666jp/status/1666694382135963660
TOBIRA カッキーさん「本日のTOBIRAはこちら💁🏼‍♂️ 住所: 大阪市中央区西心斎橋1-8-16 中西ビル602号」https://twitter.com/tobira_kacky/status/1666566852867420160
Petit Brabanconさん「Petit Brabancon 1st EP『Automata』誤配送のお詫び https://t.co/CJbmxkZOpf」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666709142847750145
桐 heidi.さん「よく対バンさせてもらってた頃はもう10年以上前 その後もメンバーの皆さんとお会いする機会は何度もありましたがお知らせを聞いて驚きましたがとても嬉しいですね。Sadie復活おめでとうございます!」https://twitter.com/heidi_kiri/status/1666650126478376965
ぶいにゃす😺🎀🍓さん「おはにゃ〜🍓 本日はTERUさんのお誕生日にゃんでGLAY「彼女の“Modern…”」弾いてみたをアップするにゃん🎉 おめでとうございますにゃん🎊㊗️ GLAYの音源聴いて過ごすかにゃ〜🎧 #TERU #HappyBirthday 🍓11月26日(日)池袋BlackHole🍓 🍓ぶいにゃすイベント開催決定🍓 https://t.co/upufqMVQD0」https://twitter.com/buinyasu/status/1666631189078360064
Guitarist 剣さん「良い夢見れますよに。 おやすみなさい☺️ #Sadie #RAZOR https://t.co/eaGIm2dgbu」https://twitter.com/tsurugi_brain/status/1666473292532965376
真緒さん「無事復活発表させていただきました!善徳さんのアドバイス力になりました!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666475368239472640
真緒さん「お互いなんとも近い復活やな。戦友同士気合い入れていきましょ!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666475980440088576
真緒さん「店長そして直系の後輩よ、ありがとう笑。」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666478504731643906
宮脇 渉さん「バンドの初期衝動や成り立ちは"こいつらとバンドやりたい"なので再びそう思えるなら大人になりすぎた頭を一旦リセットしてやった方がよい。 一周��ったのかとてもシンプルな時代になってきたと思います! サディー復活おめでとう㊗️」https://twitter.com/wataru_12012/status/1666449390918156298
鋲さん「真緒兄ぃに逢いてー☆」https://twitter.com/khryst_byo/status/1666516157745213441
真緒さん「ありがとう、剣ちゃん!今日は幸せな一日やった!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666518822151688192
ぶいにゃす😺🎀🍓さん「Sadie復活にゃ〜😺🎉㊗️ #Sadie #陽炎 https://t.co/tRSPd6qupc」https://twitter.com/buinyasu/status/1666455475859193858
AKI(亜季)さん「長い間待たせてごめん 約束の場所はなくなってしまったけど、5人で選んだPITとHatchで待ってるよ 改めて真緒お誕生日おめでとう! #Sadie」https://twitter.com/AKI_official_jp/status/1666432776571330561
真緒さん「#Sadie https://t.co/iRuKSnmdeN」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666434949006888960
景さん「今日はありがとう‼️ そして8年間も待っててくれて、 ほんとうにありがとう❗️ ただいまぁ〜😊 8年間いただいた愛❤️ メンバーそれぞれの道も頑張りつつ、この5人で出来る限り倍返ししたいと思います‼️ 改めて宜しくです✨ そして真緒君お誕生日おめでとう🎂 ハニー達、スーパーサランヘヨ❤️ #Sadie https://t.co/lGU3bg1hEk」https://twitter.com/Kei_Sadie_/status/1666438173126193155
猟牙【RAZOR】ワンマンツアー野郎さん「激しい曲を作ってる。 でも煮詰まるとツイートする癖がある。 今日は凄いツイート発作が起きてしまった。 テンションは高いけど煮詰まってるんです。 畜生、畜生。 この壁を突破したい。 そろそろほんとにほんとになんか食べます。 ザ、ヨーグルト~!(あの猫型ロボットのテンションで!)」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1666438282916274181
真緒さん「Sadie復活します。ただいまを届けさせてください。待っててくれたファンの皆、ありがとう。これからも、真緒、剣、美月、亜季、景のSadieを宜しく!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666443868538019843
常田大希 - Daiki Tsunetaさん「俺らとか関係なく、バンドが続いていくって事は奇跡だ。人々がずっと同じ方向を向いて歩いていくなんて簡単な事じゃ無い。奇跡だ。だから俺はバンドが好きだ。一人で生きるなんて楽しくないぜ。ありがとうマイファミリー。 @KingGnu_JP https://t.co/MRWWlOK3f7」https://twitter.com/DaikiTsuneta/status/1666442503048900611
DaizyStripper 夕霧さん「風呂前にこれだけは言わせてくれ! Sadieさん復活おめでとうございます!! いつかまたご一緒出来た時は迷彩をやらせてください! めでてぇー!うおー!」https://twitter.com/yugiri_Daizy/status/1666427328656994306
Guitarist 剣さん「この度、Sadie活動再開することになりました!本当にお待たせしたね。 今で8年?の活休かな。お前たちとの再会は19周年一日手前になります。 皆の中で生きてる楽曲も、これから生まれる楽曲も、活休中にメンバーそれぞれが得た沢山の経験でより一層のものを届けれると思う。 楽しみに待っててくれ。」https://twitter.com/tsurugi_brain/status/1666417334972719104
猟牙【RAZOR】ワンマンツアー野郎さん「ツイートしてねえで飯食えって話なんだよね。 でも長時間食べて無さすぎて食欲が行方不明。 なめこ汁食いてぇぇとかほざいてたけどわからない。 今僕は何を食べたいのか何をしたいのかどうしたいのかなんなのかわからない。 サーフィンがしたいかも。 でも日焼けしたら肌が老化するって。 困る。」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1666421604946169857
猟牙【RAZOR】ワンマンツアー野郎さん「んなことより。 Sadie復活おめでとうございます。 なめこ汁とかきゅうりとか薬物は置いといて、俺はこれが伝えたかった。 迷彩とかIce Romancerも良いけども obstasle progress、M.F.P、Recallとか凄い聴きたい。 Sadieの剣を観れるのも楽しみだよね。 また金髪の剣が観れんのか? 期待。」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1666413862839787520
mitsuru matsuokaさん「復活FC【Eternal】初のイベント <Eternal presents Dear SOPHIAns>の模様を一部YouTubeにてライブ配信! 本ライブ配信はEternal会員以外の方にもご視聴いただけます。 https://t.co/QT6ZgZuB0l 【配信日時】 6月13日(火) 19:00以降を予定 ※ライブ配信は本YouTubeチャンネルのみの配信となります https://t.co/sWwIzFWk5O」https://twitter.com/mitsurumatsuoka/status/1666390701268176896
DEZERT_OFFICIALさん「– 𝙁𝙤𝙘𝙪𝙨 𝙤𝙛 𝘿𝙀𝙕𝙀𝙍𝙏 – おやすみ -Acoustic live Performance- (千秋 x Sacchan) YouTubeにて公開 🔗https://t.co/PFGXw9Et5k NEXT▷▷06.09 20:00 Ghost (Acoustic live Performance) #DEZERT #FocusofDEZERT https://t.co/oGNwJhNspH」https://twitter.com/DEZERT_OFFICIAL/status/1666399613656485889
LIPHLICH(リフリッチ) 久我新悟さん「暇さえあればひたすら曲作っています いまのところダメな曲がないぜ まだまだアイデアがある」https://twitter.com/LIPHLICH_KUGA/status/1666395934463512576
The Brow Beat Officialさん「【TV】 BARKUP TV テレビ東京/TVQ九州放送 2023年6月オープニングテーマ The Brow Beat 5th Anniversary NEW SINGLE 「ラブレター」 が6月オープニングテーマ決定になりました。 毎週金曜日、第一回放送は、 6月9日(金)26:28より放映いたします。 【LIVE配信】 The Brow Beat Live Tour 2023 "The… https://t.co/WQ9DCHNAIu」https://twitter.com/The_Brow_Beat/status/1666383548922867712
PENICILLIN officialさん「PENICILLIN 30th anniversary tour real final 渋谷公会堂 2023年7月17日(月祝) LINE CUBE SHIBUYA イープラス・プレオーダー受付&ローソンチケット・プレリクエスト受付開始🚩 ■イープラス・プレオーダー受付 6/8(木)12:00~6/13(火)23:59 https://t.co/MuYzZ3iNw6… https://t.co/x0OQ0WuB3G」https://twitter.com/PENICILLIN_info/status/1666360179125014528
millennium paradeさん「AppleMusic(@AppleMusicJapan)のラジオ番組「J-Pop Now Radio」にて 「2◯45」をご紹介頂いています! ぜひチェックしてみてください! https://t.co/L94zOhQtUM #JPopNowRadio #AppleMusic」https://twitter.com/mllnnmprd/status/1666351882460340224
Petit Brabanconさん「新EP発売・全国ツアー開催記念 🐶野犬増殖キャンペーン 第1️⃣弾🐶 このツイートをRTして 野犬を増やせ・・・! from #PetitBrabancon 🔻「Automata」予約受付中 https://t.co/9lv9EdyeA4 🔻全国ツアー🎫発売中 https://t.co/ODgQ8YhhUn 🐶このツイートをRT 🐶300RTごとにEP楽曲ティザー先行公開 https://t.co/GkRldpB8qM」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666369414504255488
常田大希 - Daiki Tsunetaさん「エモシーン多過ぎたので 思い出Insta祭り二日目はじめますぅ https://t.co/Vgdnt8RfYq ㅤ #KingGnuスタジアムツアー2023 https://t.co/0KIjpugajc」https://twitter.com/DaikiTsuneta/status/1666369403083198464
KIRITO OFFICIALさん「KIRITO CHANNEL Vol.17決定 https://t.co/uzSOvJl7oU」https://twitter.com/kirito_0fficial/status/1666354446190936066
The Street Sliders 40th Anniversaryさん「#TheStreetSliders #スライダーズ / collabTシャツ RUDE GALLERY上條 淳士・ハリー Tシャツ \ は6/16(金)より販売致します。 詳細はRUDE GALLERYのサイトをご覧ください。」https://twitter.com/tss40th/status/1666309257673973761
The Brow Beat Officialさん「【TV出演】 The Brow Beat テレビ朝日系列全国24局放送「BREAK OUT」 マンスリーコーナー 「FREAK SCENE」で 本日より"The Brow Beat"が特集されますので、是非、ご視聴ください。 ▼日時 6月7日(水) 25:32〜(予定) 6月14日(水) 25:26〜(予定) 6月21日(水) 25:26〜(予定) 6月28日(水) 25:26〜(予定)… https://t.co/DYR1Wh22vs」https://twitter.com/The_Brow_Beat/status/1666301589504790528
Petit Brabanconさん「6/14(水)発売「Automata」 💿一般流通盤 📸サンプル写真公開📸 MAVERICK STORE GALAXY BROAD SHOP さらに TOWER RECORDS(店舗/ONLINE) ヴィレッジヴァンガード(店舗/ONLINE) Amazonでも購入可能🐶 https://t.co/9lv9EdxGKw https://t.co/5XcPRK973V」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666279059095973890
Petit Brabanconさん「6/14(水)発売「Automata」 💿完全限定盤 👕完全限定盤購入者限定オリジナルTシャツ 📸サンプル写真公開📸 完全限定盤のみオリジナルTシャツの 購入サイト アクセスコードが封入💡 購入はMAVERICK STORE またはGALAXY BROAD SHOP で🐶 ⚠️数量限定 ご予約はお早めに⚠️ https://t.co/9lv9EdxGKw https://t.co/RhqR3x4q0w」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1666278819882205189
佐藤 流司STAFFさん「【本日の出演情報】 テレビ朝日📺 「BREAKOUT」 「FREAK SCENE」のコーナーに TheBrowBeat が出演させていただきます 今夜 6月7日(水)25:32~予定(関東地区)です! 是非、ご覧ください!」https://twitter.com/satoryujiST/status/1666239103564922882
Charaさん「#新曲出たよhttps://t.co/qeI6Meu9bC あなたを丸ごと愛してくれる人 あの 私の可愛い人 感じるままに生きて Chara https://t.co/LkfBl20lXy」https://twitter.com/Chara_xxx_/status/1666100957518913537
EX-FIVEさん「ちなみに、某ニューロティカさんは、リンダリンダを聞いて『リンダより一回でも女の名前多く言おうぜ!』ということで、『ナンシー』は『リンダ』より歌詞に多く出てくるとか出てこないとか。検証求む。 【参考音源】 『夏・NANCY・16才』 https://t.co/McD5U9eomN #今日の一曲番外編」https://twitter.com/EXFIVE_official/status/1666233930037723136
真緒さん「ありがとうございます、てかなんちゅう写真やねん笑。これからも宜しく相棒!」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1666223667347599360
Takさん「そして、久々再会のNightingeiLのスーパーギタリストのカイエ氏と🎸そんなに会う機会がないけれど会うと嬉しくなる方です☆ ベーシスト零くんとはなんと10数年振り?の再会‼️ 知らない方が殆どとは思いますが、昔ちょろっと一緒に演ってたのでこの再会も嬉しすぎた♪ 奇跡は繰り返すGATE OF CHAOS‼️ https://t.co/vbtK0MdvLl」https://twitter.com/Tak_prs_metal/status/1666110669215899652
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junhonda · 3 years
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どうしてそんな夢を見てしまったのかと 思うほどの悪夢で目が覚めて 抑えきることが難しいほどの ドス黒い感情に蝕まれています。 . そんなにやりたくないこと、嫌な環境は 全て壊してやり直したっていいんじゃない。 . いやいや、辛く苦しい時期を頑張り続けるからこそ 深い信頼や関係を作り、唯一無二の存在になれるんじゃない。 . どっちも正しく、またどちらの道にも屍は数多転がっている。 人生って、難しいね。 . . . sweets: repos by Pâtisserie ease camera: Sony α7riii lense: SIGMA 70mm F2.8 . (Patisserie ease) https://www.instagram.com/p/CVosCBcvCdt/?utm_medium=tumblr
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地獄
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trinityt2j · 3 years
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、���6人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読み��くる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価され��、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめ��。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty/gurafty.html
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crydayz · 4 years
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200712 OVERLAP
嘘つきが大好きだ。
その人間が嘘をつくに至ったバックストーリーが知りたい。そこにドラマがあるんだろう? 聞かせてくれ、さあ、素敵な言い訳を。
嘘の上塗りをしてもらっても構わない。
それは極上の「弱さ」アピール。
ありきたりでつまらない欲望に基づいたものでも構わない。
毒親の影響、親友の裏切り、社会構造の問題etc...
どれも理解できる。共感できる。
嘘をつく事によって「利」を得て、それを非難される事なく今まで生きてこれたという事実に「優越」を感じているし、嘘の取り扱いへの「自信と誇り」ってものがあるんだよな。何よりも、人を喜ばせてきた、と。最後の最後は裏切るけれど、十分夢は観させたし利益も与えたでしょう? と。
ああ、素晴らしい。その「傲慢さと愚かさの開き直り」。
醜い・・・ 麗しの醜さだ。ドス黒く輝いているよ。ふつうに。
よくある感じの、ドス黒さ。普遍的クズさ。ああ、いいね、そう、普通だよ!
なんて普通なんだ、あなたは。
世の中が暗に要求するロールをしっかりと演じてくれている。
沢山いるのだ、あなたのような人間は。あなた程に自身を特別だと思い込みたい人間がそんなにも「普通」である事を、僕は哀れに思うよ。
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mayumiura · 4 years
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読書家デヴィッド・ボウイが最も影響を受けた100冊 ボウイが生前に発表したリストには古典から小説、歴史、社会科学、コミックまで、さまざまな本が並ぶ(以下、年代順)。 『イリアス』ホメロス(紀元前8世紀) 『神曲』ダンテ(1307?~1321年) 『ザノーニ』エドワード・ブルワリットン(1842年) 『高等魔術の教理と祭儀』エリファス・レビ(1854年) 『ボバリー夫人』ギュスターブ・フローベール(1856年) 『マルドロールの歌』ロートレアモン伯爵(1868年) 『死の谷――マクティーグ』フランク・ノリス(1899年) 『Blast(ブラスト)』雑誌、ウィンダム・ルイス編集(1914~15年)『荒地』T・S・エリオット(1922年) 『グレート・ギャツビー』F・スコット・フィッツジェラルド(1925年) 『チャタレイ夫人の恋人』D・H・ローレンス(1928年) 『白い黒人』ネラ・ラーセン(1929年) 『べルリン アレクサンダー広場』アルフレート・デーブリーン(1929年) 『北緯四十二度線』ジョン・ドス・パソス(1930年) 『死の床に横たわりて』ウィリアム・フォークナー(1930年) 『橋』ハート・クレイン(1930年) 『卑しい肉体』イブリン・ウォー(1930年) 『Infants of the Spring(春の子たち)』ウォレス・サーマン(1932年) 『イングランド紀行』J・B・プリーストリー(1934年) 『ノリス氏の処世術』クリストファー・イシャウッド(1935年) 『ビーノ』コミック誌(1938年~) 『いなごの日』ナサニエル・ウエスト(1939年) 『真昼の暗黒』アーサー・ケストラー(1940年) 『鯨の腹の中で――オーウェル評論集』ジョージ・オーウェル(1940年) 『異邦人』アルべール・カミュ(1942年) 『ブラック・ボーイ――ある幼少期の記録』リチャード・ライト(1945年) 『街路』アン・ぺトリー(1946年) 『一九八四年』ジョージ・オーウェル(1949年) 『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ(1955年) 『A Grave for a Dolphin(いるかの墓)』アルべルト・ディピラーニョ(1956年) 『アウトサイダー』コリン・ウィルソン(1956年) 『かくれた説得者』バンス・パッカード(1957年) 『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアック(1957年) 『年上の女』ジョン・ブレイン(1957年) 『山猫』トマージ・ディ・ランペドゥーサ (1958年) 『Writers at Work: The Paris Review Interviews, vol. 1(パリ・レビュー・インタビュー)』マルカム・カウリー編(1958年) 『Billy Liar(うそつきビリー)』キース・ウォーターハウス(1959年) 『北京物語』デービッド・キッド(1960年) 『ひき裂かれた自己』R・D・レイン(1960年) 『心眼を得る』ダグラス・E・ハーディング(1961年) 『ミス・ブロウディの青春』ミュリエル・スパーク(1961年) 『プライベート・アイ』英風刺雑誌(1961年~) 『サイレンス』ジョン・ケージ(1961年) 『世にも不思議な物語』フランク・エドワーズ(1961年) 『時計じかけのオレンジ』アンソニー・バージェス(1962年) 『The American Way of Death(アメリカ式死に方)』ジェシカ・ミットフォード (1963年) 『夜の都会』ジョン・レチー(1963年) 『次は火だ:ボールドウィン評論集』ジェームズ・ボールドウィン(1963年) 『Puckoon(パクーン村)』スパイク・ミリガン(1963年) 『午後の曳航』三島由紀夫(1963年) 『ハーツォグ』ソール・べロー(1964年) 『ブルックリン最終出口』ヒューバート・セルビー Jr.(1964年) 『冷血』トルーマン・カポーティ(1965年) 『巨匠とマルガリータ』ミハイル・ブルガーコフ(1967年) 『明るい夜 暗い昼』エブゲーニヤ・ギンズブルグ(1967年) 『クリスタ・Tの追想』クリスタ・ウォルフ(1968年) 『Awopbopaloobop Alopbamboom(ロック黄金時代)』ニック・コーン(1969年) 『The Sound of the City: The Rise of Rock and Roll(その街で鳴る音――ロック勃興記)』チャーリー・ジレット(1970年) 『青ひげの城にて――文化の再定義への覚書』ジョージ・スタイナー(1971年) 『Octobriana and the Russian Underground(オクトブリアーナとロシアの地下帝国)』ピーター・サデッキー(1971年) 『洪水の前――べルリンの1920年代』オットー・フードリヒ(1972年) 『西洋美術解読事典―��絵画・彫刻における主題と象徴』ジェームズホール(1974年) 『ミステリー・トレイン――ロック音楽にみるアメリカ像』グリール・マーカス(1975年) 『Tales of Beatnik Glory(ビートニク栄光譚)』エド・サンダース(1975年) 『神々の沈黙――意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ(1976年) 『ベッドのなかで』イアン・マキューアン(1978年) 『嫌いなものは嫌い――メトロポリタン・ライフ入門』フラン・レボウィッツ(1978年) 『ナグ・ハマディ写本――初期キリスト教の正統と異端』エレーヌ・ぺイゲルス(1979年) 『Viz(ビズ)』英コミック誌(1979年~) 『A Confederacy of Dunces(愚か者連合)』ジョン・ケネディ・トゥール(1980年) 『Earthly Powers(地球の力)』アンソニー・バージェス(1980年) 『民衆のアメリカ史』ハワード・ジン(1980年) 『Raw』米コミック誌(1980~1991年) 『フロベールの鸚鵡(オウム)』ジュリアン・バーンズ(1984年) 『The Life and Times of Little Richard(リトル・リチャードの人生と時間)』チャールズ・ホワイト(1984年) 『Money(お金)』マーティン・エイミス(1984年) 『夜ごとのサーカス』アンジェラ・カーター(1984年) 『Nowhere to Run: The Story of Soul Music(行き場がない――ソウル音楽の物語)』ジェリー・ハーシー(1984年)『魔の聖堂』ピーター・アクロイド(1985年) 『ホワイト・ノイズ』ドン・デリーロ(1985年) 『スウィート・ソウル・ミュージック――リズム・アンド・ブルースと南部の自由への夢』ピーター・ギュラルニック(1986年) 『肉への慈悲――フランシス・べーコン・インタビュー』デービッド・シルべスター(1987年) 『ソングライン』ブルース・チャトウィン(1987年) 『David Bomberg(デービッド・ボンバーグ)』リチャード・コーク(1988年) 『性のぺルソナ――古代エジプトから19世紀末までの芸術とデカダンス』カミール・パーリア(1990年) 『Beyond the Brillo Box: The Visual Arts in Post-Historical Perspective(ブリロボックスを超えて――ポスト・ヒストリカルの視点におけるビジュアルアート)』アーサー・ダントー(1992年) 『Kafka Was the Rage(カフカは怒りだった)』アナトール・ブロイヤード(1993年) 『バード・アーティスト』ハワード・ノーマン(1994年) 『ウィルソン氏の驚異の陳列室』ローレンス・ウェシュラー(1995年) 『ワンダー・ボーイズ』マイケル・シェイボン(1995年) 『終わりなき闇』ルーパート・トムソン(1996年) 『A People's Tragedy: The Russian Revolution 1891-1924(民衆の悲劇――ロシア革命1891-1924)』オーランド・フィゲス(1996年) 『TADANORI YOKOO』横尾忠則(1997年) 『アメリカの陰謀とヘンリー・キッシンジャー』クリストファー・ヒッチェンズ(2001年) 『コースト・オブ・ユートピア――ユートピアの岸へ』トム・ストッパード(2002年) 『荊(いばら)の城』サラ・ウォーターズ(2002年) 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス(2007年) 『Teenage: The Creation of Youth Culture(ティーンエイジ――若者文化の創造)』ジョン・サべージ(2007年) 『The Age of American Unreason(アメリカの反逆の時代)』スーザン・ジャコビー(2008年) 『Selected Poems(傑作詩集)』フランク・オハラ(2008年)
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daiyuuki24 · 2 years
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「キャラクター」 漫画家として、売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。 高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。 ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。 そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。 事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。 それどころか、自分だけが知っている犯人を基に殺人鬼の主人公“ダガー"を生み出し、サスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始める。 山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。 山城は売れっ子漫画家となり、恋人の夏美(高畑充希)とも結婚。二人は誰が見ても順風満帆の生活を手に入れた。 しかし、まるで漫画「34」で描かれた物語を模したような、4人家族が次々と狙われる事件が続く。 刑事の清田俊介(小栗旬)は、あまりにも漫画の内容と事件が酷似していることを不審に思い、山城に目をつける。共に事件を追う真壁孝太(中村獅童)は、やや暴走しがちな清田を心配しつつも温かく見守るのだった。 そんな中、山城の前に、再びあの男(SEKAINOWRIのFukase)が姿を現す。 「両角って言います。先生が描いたもの、リアルに再現しておきましたから。」 交わってしまった二人。山城を待ち受ける"結末"とは? エンターテイメントと殺人鬼の禁断の共作の、行き着く先は? 緻密に描写する画力はあるけど、強烈な悪を描く闇に欠けた売れない漫画家の山城は、漫画家のアシスタントの仕事で一軒家をスケッチしている時に殺人事件と殺人鬼を目撃したことで、目撃した殺人現場と殺人鬼に触発され強烈な悪の魅力を持つキャラクターとストーリーを生み出すことが出来た。 弱気で善良な性格が、売れっ子になる中で自信満々な性格や殺人鬼に触発され冷たい性格になっていく山城と残忍な殺人鬼・両角のドス黒い闇に引き込み拒み合うせめぎ合いや作家とファンの触発し合う禁断の共犯関係、共犯関係を利用して出し抜き合う駆け引きは面白かった。 力を抜いた気弱さから、次第に狂気を剥き出しにする菅田将暉、サイコさや狂気を秘めた両角を俳優初挑戦ながらナチュラルに演じたSEKAINOOWARIのFukaseの演技合戦、クライマックスの急展開は面白かったサスペンス映画。 #キャラクター https://www.instagram.com/p/CYeJ89YFUrp/?utm_medium=tumblr
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pureegrosburst04 · 1 year
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嘘と真実 心の奥底からの欲望と只の弱さ
下等生物のゴローニャに演技でも涙を流す我々は、全てのジュニアアイドルから見ても魅力的で母性本能をくすぐる程可愛いのだよ🧡(黄金の真実)」 
表版仮想大鉱山フルメンバー「”””ニヤア〜〜〜””惨めなオモチャW(黄金の真実)”””””」
ゴールドガッチャ「オエエエエエ❗️❗️❗️ガッガハ‼️…」ゴールドバラバズー500F「それが君の本音で良かった、あんな方々を継ぐ事などできないのだからね。(トレジャーパワー)を幾ら強化した所で””””シックス様””””の背中に追い付くイメージが……」ゴールドガッチャ「浮かびすらしない、完全に別次元であるな、我等の祖先、”””創造神”””などより遥かに狂っておる。
我々をカリスマの頂きへと導く筈の神々しく気高き精液は””被害者面をするように泣きながらもしっかりと咥え込んで離さない女子中学生の生温かくて卑劣なスレイヴ・おマンコちゃん💛””に締め付けられビュルルルルルッ💛といつもいつも吸い上げられて鈍才に逆戻りさせられてしまうのだ……(笑) 昨日は三人も自殺されてしまった、恐らくきっと我々の足を引っ張るのが嫌になったのだ(黄金の真実)。だからこそ紡ぐのだよ!高貴なペニスとねっとり愛し合った、我々の夢の為に死を選ぶまでのスレイヴ・おマンコちゃん💛の秘密の物語を………(笑)」  
ゴールドバズー「(誰か助けてくれ もうこんな化け物共にはついて行けない…正義の味方もごめんだけどよ、でも全然マシかもな。俺が幸せなら周りの奴等なんかどうだっていい)」
ゴウンゴウンゴウン…ジューー(焼却処理)❗️❗️❗️ 姉妹の抜け殻「あああああああ‼️‼️‼️」五萬レッド/手長No2「はははは!そのままお陀仏しろ産業廃棄物!!!wwww」ジューーー❗️❗️❗️…プスプスプス………
ゴールドバラバズー「ああ、そうそう。君の妹だが…私直々に種付けプレスしてから”””””秘密結社ゲゼルシャフト様”””””に売り飛ばしたら臓器を全部取られて死んでしまったのだ(笑) 」
””高遠夜霧””みたいな最強として産まれたかったよ。だから俺様は犯した女全員に中絶させて悲劇の血統に終止符を打つぜえ!(黄金の真実)!!www」
ゴールドキング「自分をゴミだと自覚しているから死んだのだよ、それが現実だとしてもね(笑) 前向きに考えれば、代謝で何とかなっただろうに」ぺっ
男の中の男の失格の粗チン(笑)に相応しいアラフォー女性(皺くちゃババアw)と年を取り首になったAV女優(特にリストカットをしている傷物…W)等のパートナーを充てがうのだ。さあ新郎新婦のお二人とも、これは結婚なのだよ?
表版仮想大鉱山「(´;ω;`)」
強いアマカジなんていらない(黄金の真実) 慰みものにされないお前なんていらない
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タマコ君、顔の皺くちゃが増えてしまうぞウンコババアWWWWW
レロレロっクチュ🧡 女子中学生「ヒ、ひいいい」 ゴールドガッチャ「おかしい、我等は練りに練ったこの計画を実行にうつしたときには喉もカラカラだったのが…」ゴールドバラバズー「禁断の果実からトロトロの愛液が溢れ出し、我々に潤いの恵みをもたらした🧡」
女子中学生14歳「………」ちゅぱっちゅぱっ💛  ゴールドバズー「お前合唱部だったんだってなぁ?んなくだらねえ事より俺様のリコーダーを美味しそうに咥えて音鳴らす方が一部分AVに乗るこの動画観る負け組同級生のみんなもよっぽど気持ちいぜ!!!」女子中学生14歳「………」ぶびゅっぶびゅびゅびゅ🧡 ゴールドバズー「あークチュクチュお口演奏でスッキリしたぜ♪……おいなんか文句あんのか?賢者タイムの今は冷静闇人格作動中だぞおい」バチンッバキッ 女子中学生14歳「やめて下さい、やめて……」ゴールドバズー「上目遣いには気を付けろよ劣等生物。今の俺は容赦しねーぞ」 〜放送終了〜
ゴールドバラバズー「時に諸君、世の中には食用ポケモンという素晴らしいジャンルがある(ニヤア💛)」ゴールドバズー「こういう劣等生物は料理に惨い加工を施してからドブに捨てる為にあるんだぜwww(黄金の真実)」ゴールドガッチャ「サーモグラフィーでドデカバシに丸呑みにされ溶けていくメスしか居ないアマカジを観ていたら」ゴールドバラバズー「我々の可愛いオチンチンが勃起してしまったのだよ💛」
どう足掻いても[下衆]では届かない{{{恐怖}}}
ゴールドバラバズー「は❗️❓…嘘だ…ウソだ、なんでこんな……リスクばかり…死刑は嫌だ………」
霧島04(10歳)「カッコつけなくて良いんだぜ。お前ら(蜜蜂)は女の子(劣化猿)にいつだって残酷な結果を残せる��じゃない馬鹿なんだからよ(赤き真実)」ゴールドバズー「……あなたは……一体何者なんですか?」霧島04(10歳)「文字通りのプレデリアンだ。俺と言う本当の絶対悪を教えてやろう(赤き真実)」ゴールドガッチャ「それは……やめて下さい………」ゴールドバズー「森永雅樹は悪に堕とされた雑魚で、あなた様は産まれた時から悪として成った神だ」ゴールドバラバズー500「我々は”””””シックス様”””””のように命を賭けてまで何かをするつもりなどありません(黄金の真実)」表版仮想大鉱山三人「今ここで着いて行ったら、我々に待っているのは破滅だ。もう洗脳されるのは嫌だ、マインドコントロールされるのも嫌だ。また…また今理解した、このお方はもう片方だけでも想像の遥か上を行く邪悪なのだ」
ゴールドバラバズー「我々は絶対悪でありながらもう悪事を働くのに疲れた(赤き真実)、だから善へ、楽な方へ一生逃げ続ける。貴様は相良君には無い物を産まれた時から全て持っている(腕力も本質も学力も健康も)。そんな雑魚に憧れたなんて真っ赤な大嘘憑きも水に流す。だから手を出さないでくれたまえ、我々の友人なのだよ 君は幼い少女よりずっと綺麗でどんな下衆よりもクリアにドス黒い。敵う奴なんてどこにもいないのだからね」
霧島04(19歳)「俺の3センチンコを8千人の処女に1秒ずつ挿れました(赤き真実)。これでタイムアタックヤリチンキングとして十分力を誇示できた���な?」高級ゴールドデューク/バズー「???………貴方様は頭が、おかしいです(いつもの事だけど)」G(グランド)下っ端「(勿体ねえ……商品終わっちゃった)」高級ゴールドキング/バラバズー500F「キリシマゼロフォーサイコパスワールドの赤き真実はどうかどうか、フィクションの上に成り立つものであってください」
無印04(10歳)「ある相棒と同化してみて色々な事を学んだ 会社の繋がりこそが家族だ。利益を出しヘマをフォローし合うビジネス、一緒にいて楽しいと思うための友達と🤝同じだろ?豊かな世界で金がなかったらどんな関係でも通じない。使えない奴はあとグサれなく切り捨てる爽やかな絆、それが一番大事で尽くさねえ奴は絶好だって事だ(赤き真実)」
純粋硬派柱SuperPureEgrosburst04 霧島狩魔(裏ストボス)「俺の域には虫けらのび太じゃ未来永劫届かない、ある0点祭りの身障が小学校に上がるまでに寿命切れになった無価値な皺くちゃおばあちゃんもな、死ぬべきだから死んだんだよ 確かに死んだ。これが無価値化を証明してる宇宙の理がそう言ってるんだよ、だって存在がありえない神はゴミだから。死んだ奴もゴミだから(赤き真実)
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いくら泣いても身障が小学校に上がる前に御臨終だよ。あちこちがガタガタで面白いポンコツデブは二度と帰っては来ない、現実の人間とかも騙すのは楽しいぜ。俺は{{{絶対悪だと言ってるのにそうじゃないと自分から騙されてくれるんだから みんなも匙加減には気をつけろよ、対象を尊敬してるとしか思えない選択肢を選ばなきゃならない状況化に自分を追い込めばどう頑張ってもお人好しのゴミが優しい奴だと信頼してくれる餌になるぜ 球磨川禊は青いんだよ、信じてもらう努力じゃなくて信じさせる努力をしなくちゃ大物は釣れねえんだから。その点俺は一石二鳥(赤き真実)}}}」
〜闇金返済裏施設〜
霧島04「羊水の腐ったババア(産業廃棄物)に価値はねえ、チェンジ」アラフォー女性「何でそんな事言われなきゃいけないんですか?」霧島04「責任は表版仮想大鉱山が取るって契約で金を貸したろ。口答えしたからチェーンソージ(処刑掃除)」ブイいイイーン‼️‼️‼️ アラフォー女性「ああああああ❗️❗️❗️(断末魔)」闇金契約で連れて来られた女性達は怯えていた 霧島04「時代が変わっても家電と違って進歩しないゴミだから女性(劣化猿)は若ければ若い程良い(赤き真実)」AV女優「宜しくお願いします♡(内心は完全に震えている)」霧島04「チェンジ」次の風俗嬢「……」霧島04「魔臭気の臭いがプンプンだぞ チェンジチェンジチェンジチェンジチェンジチェンジチェンジチェンジチェンジチェンジもっともっともっともっともっとこんな虫ケラとは格の違う女を」女性達「………」 女子中高生以外の彼女達はブランドの価値がないと霧島狩魔に言われてヤスリで顔を骨が見えるまで削られ切って死んだ(赤き真実)
霧島04(裏ストボス)「35のブスババアよりずっと綺麗なアートだぜ(赤き真実)、かりちゅま?何々の悪役に比べればまだ全然可愛い?そんな嘘で貼られたレッテルは忘れた」
ゴールドバズー「(このお方は女に対して俺達よりずっと冷たい目で見てる。クズ男に堕ちたんじゃねえ本質が違う、このプレッシャーでわかるぜ……)」純粋硬派柱PureEgrosburst04「そうさ、俺は産まれた時から何も変わっていない。AV女優も風俗嬢もアイドルの劣化下位互換で薄汚いゴミだと正統な評価を下すだけさ。男性ではなく神として(赤き真実)」ゴールドバズー「は、はは…御守り持っても心を読めるんですね……ちくしょう役立たずが❕❕」バシッ!(御守りを地面に叩きつける音)
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yuyurigi · 3 years
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平山夢明、変な人の話や怖い話を楽しそうに話すから好き。 『華麗なる微狂いの世界』の好きなエピソード↓
(p.84) がっぷーー平山さんと初めて飲んだ帰り、電車の中でキチガイに会いましたよね。乗り込んだ瞬間、「俺より先に座っている奴、全員コローッス!!」と叫んだサラリーマン。その人、割り込んで座って、「俺はなぜ、会社でこんなに冷遇されているのか。入社してからずっと俺の出世を邪魔する奴がいる。だから俺は、そいつを殺すことにした!」と、公衆の面前で殺人計画を話し出したんです。みんな気まずくなっているのに、平山さんだけがわざわざ隣に座って、「うんうん」って聞いているの。 平山ーー「俺は応援してるぜ」ってことを伝えたかったんだよ。 がっぷーーそれで終わると思ったら、次の駅でゴスロリ系のファットガールが現れて、平山さんの隣に座ったんですよ。おもむろにDSを開いてゲームしだして。そのコ、ひとりで「フフフ……」って笑うたびに痙攣するから、平山さんはふたりに挟まれてピンボール状態。すごい光景でしたね。
(p.102) がっぷーーもっと愛情を注いでいた知り合いを思い出しました。小学2年生ときに、Kくんという子がいたんですけど、彼の特技は、猫を射精させることでした。 平山ーー(笑)よく犬の性器をコスッてるバカがいたよね。グリグリグリ! って。 がっぷーーKくんは猫の上に跨って、小枝を使って「た〜ま〜、たまたまたま〜♪」と歌いながら猫のタマをなぞるんですよ。「ピュッと白いオシッコが出るのが面白いんだよ!」と言っていました。常識的に考えてそんな奴は仲間外れにされちゃうじゃないですか。それでも彼は「俺は猫のオシッコに関しては自信があるんだ」って。それから10年くらい会わなくて、高校3年の春、たまたま路上で会って話したんです。彼も思春期を迎えたんでしょうね、「俺は犬の愛撫には自信がある」ということを言われてですね。 平山ーーそのころは、猫から犬になったんだ(笑)。 がっぷーーそれで、発情期のメス犬を路上ナンパしてきて、犬の局部にテクを施すんですよ、指で。仄暗い春の夜ですよ、これから受験どうしようかと悩んでいる僕の前に、「犬の愛撫には自信がある」という奴が現れ、ものの2分で犬をナンパし、イカせると。そんな状況滅多にないので、珍しいから遠巻きで見ることにしたんです。Kくんが愛撫すると犬はだんだん横になってきて、局部を触りながら徐々に乳首も触るんですよ。 平山ーードス黒い乳首を!(笑) がっぷーーなんかDJのスクラッチのような動きでしたよ。犬は気持ちよさそうな感じになってきて、なぜかKくんも気持ち良くなってきて、僕を忘れて”ワールド”に入ったんです。それで、チンコ出して、自分のシゴキながら犬のもやるんですよ。路上ですよ!? 県道沿いの!? そこで犬ラップですよ! 平山ーーちょ、ちょっとすごいね、それは……!! 完全な変態だよ。 がっぷーー犬は「ハァハァ」していて、Kくんは「もうちょっとでイキそうだ!」とか言いながら。こいつ犬と何やってんだ……と思ったとき、おもむろに犬に顔射しようとしたんです。 平山ーー犬射だ! がっぷーー「一緒にイこう」みたいな感じで犬をイカしながら、顔射しようとチンコを犬の顔に近づけた瞬間、犬が「アウーンッ!」って吠えて、Kくんのチンコを「カプッ」と。勃起したチンコに6個の穴が開いて、そこから水芸のように血しぶきが出ていました。 平山ーーオカリナみたいだね。 がっぷーーKくんが必死で「医者を呼んでくれ!」と訴えてきたので、救急車を呼んであげて、そのときに「狂犬病かもしれない」と伝えたら警察まで来ちゃいました。 平山ーーすごい人だな! 今はどうしているんだろう。 がっぷーーそれが、数年前に自殺しました。 平山ーーまたドス黒いね! がっぷーー荒川の河原からジャリを拾ってきて石屋に売るという、よくわからない事業をやっていまして。それで首吊って死んでしまいました。 平山ーーかなり濃いね、Kくん。 がっぷーーそうだ、その告別式でお母さんに言われたんですよ。「あのときは、がっぷくんにチンコ出せって言われて、犬をけしかけられてやられたって言ってたわよ」って。もう香典払う気ゼロですよ。 平山ーー動物園では象が発情したら、飼育員がモップの柄をケツに突っ込んでグリグリとこねるらしいよ。象は鼻を上下させながら「ムーン」って鳴いて、真っ白な粘土のような精液を出して倒れるんだって。とても大変らしいよ。彼は動物園で働けばよかったよね。 がっぷーーそうですね。でもイカすことしかできないけど。 平山ーー歪んだ愛情だしな。でもいい話だよな。
(p.176) 平山ーーただ、突然ぶん殴られたわけじゃなくて、親の親もやられてたわけだからな。戦争で人を殺していた奴らが親になるわけだから、子どもを叩くなんて天花粉をパタパタしているのと同じ感覚なんだよ。俺の親父は背中に鎌で斬られた痕があるんだけど、「九九」ができないからって爺さんにサクッと斬られたらしいよ。「死ねい!」って。のどかな時代だよな。
(p.178) 平山ーー俺はライブで見てるからね。Kちゃんとは小学校低学年のころまで仲が良くて、一緒に遊んだ帰りにKちゃんの家の側まで行ったら、縁側から見える部屋の中からおばさんがずっと睨んでいたことがあったんだよ。Kちゃんが話しかけてもずっと睨んでる。俺、Kちゃんに何かしたかな、おばさん怖いなって思っていたら、おばさん、首吊ってたんだよ(笑)。あまりにも辛いからって。 がっぷーーなんでそれを笑いながら言うんですか! 平山ーーいやいや、俺は命の恩人なんだよ。Kちゃんはおばさんに駆け寄って泣いて抱きつくから、どんどん首が締まるでしょ。おばさんの顔が、カーッ! って真っ赤になって、ドリフのコントみたいだったなあ。その間に、俺が倒れているイスを直してあげたの。よくあったよね、そういうの。母親に無理やり手を引かれて踏切まで歩いたりの無理心中系もね。よく死ぬんだよ昔は。
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hinagikutsushin · 4 years
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混濁
 青い草が風で靡く。丘の上の桜がヒラヒラと舞う。その花弁を追いかけるように、じゃれつくように走り回る白い狼達。そして木の根元に座る、純白の髪垂らしている異形。頭から生えた耳は狼のようで、両肩から地上に垂れる毛皮はまるで二股に分かれた尾。琥珀色の瞳は優しげに細められ、爪の長い白魚のような手は優しく何かを撫でているのが見えた。
 異形の撫でている幼子。柔らかな栗色の毛。赤茶のつり目。着物の下から見えた、白い尾。
 あれは――私だ。
 すっと瞼が開いた。長いこと固い床の上に寝そべっていたのか、全身が強ばっている上に寒い。頭痛もするし、ざわざわと耳鳴りが絶えずする。気分は最悪だ。
 そのまま起き上がろうとしたが、体制を崩して再び床に叩きつけられた。ふと視線を下にずらすとその理由が嫌でも分かってしまった。縄で縛られた手と足。これでは身動きが取れない。
 ここはどこなのだろう、と辺りを見回してみる。床には薄汚れた畳、壁に窓はなく、灯りは外にある蝋燭だけ。そしてなにより目を引くこの木でできた格子。穴は私の頭より小さい。あれでは外に出られない。
 たん、たん、と階段を下る足音が聞こえ、思わず身構えて格子の外をじっと目を凝らした。
 やがて見えてきたのはヒナギより一回り年上の中年男性。榛色の髪を緩く束ねており、目は糸のように細められている。上等そうな着物を着ているのを見ると、多分、身分のいい人なんだろう。
「お目覚めはいかがかな」
 格子の前まで近づいてくると、彼は床に這う私に成る可く視線を合わせるように立膝をついた。
 なぜだろう、彼が近くに来れば来るほど耳鳴りが酷くなるし、胸はザワつく。気分が悪い。
 彼は何も答えない私にもう一度同じように尋ねてくる。ハッとして恐る恐る頷けば、笑みがより深くなった。
「君は森の中で倒れていたのだよ。覚えているかな?」
 そうだ、ヒナギ。彼は、本当に、
「ヒナギは、緋色の髪を持つ男を見ましたか。どうなったか、知りません、か」
「死んだよ」
 間髪入れず、バッサリと切るように告げる口は笑みを携えたまま。叫びたかった。でも叫べなかったのは、私を襲うなんとも言えない寒気と吐き気がする程の耳鳴りと動悸のせいだ。
「そう、そうあんな緋色の、異形に魂を売ったモノなんてどうでもいいんだよ」
 彼が格子から手を入れ、私の顎を掴み、彼の方へと引き寄せた。  そう、近づいたことでわかった。
「山神になる鍵は、君が持っているんだろう?私に教えてくれないかなぁ?」
 弓なりに曲がった目の奥で、黒く淀んだ白目の中に光る琥珀色を捉えた。これは、いけないものだ。直感で察した。
「しらない」
「おやぁ、そんなはずは無いのだけれど」
 顎に添えられた手が首を絞める。息が、できない。
「君だよ、順当に行けば君が今の山神なのだよ。そしてその左目、金色の目! もう山に見初められたのだろう? そうなのだろう? 早くその力、私に寄越せ、寄越せ寄越せ寄越せぇ!!」
 恐ろしい程の怒声。次第に目の前が遠くなる。耳が遠くなる。遠くなって、遠くなって、そして、
 暗転。
 あの時から幾らか成長した、でも今の私よりは小さい「私」が、あの異形に抱き抱えられている。どうやら「私」は泣いているようで、頬が涙で濡れていた。
「うちの末の子はどうしたのだ、どうして泣いておるのか、母に教えてはくれまいか?」
 男性にしては高く、女性にしては低い、性別を思わせない中性的な声は落ち着いていて、静かに、そして優しく「私」に問いかけた。
「わたし、かかさまたちっ、みたいに、おおかみさまになれないって、なりそこないっだって、」
「そうかそうか。それは悲しいことだなぁ」
 ポンポンとあやす左手、「私」は相変わらずしゃっくりをあげている。
「でも、末の子は人間の心も、私たち妖の心も持った、凄い子だ。なり損ないなのではない、どちらの可能性も秘められた奇跡の子なのだよ」
「なりそこない、じゃない?」
「勿論だとも。お前には、その体に沢山の可能性を秘めておる。それは素晴らしいことなのだ。もし末の子が私達のように妖になりたいと望むのならば妖にもなれるし、人間になりたいのならば、人間にもなれる。その真ん中を取る事だって出来よう。だから、そんなに泣くでないよ。末の子の麿い頬が涙で濡れては、この母も悲しくなってしまう」
 よよよ、と態とらしく目元を袂で拭く仕草をすると、慌てたように「私」は顔をあげた。
「っ! かかさま、ないちゃ、め! ごめんなさい!」
 ワタワタとしていると、何匹かの白い狼が「私」と異形の周りに集まってくる。1匹が申し訳なさそうに鼻先を「私」に押し付けると、「私」はきょとんとしたあと、顔を弛めてその鼻先を指先でこしょこしょと撫でる。
「かかさまから、いいこときいたから、ゆるす!」
 そう言うと、仲直りをして気分を良くしたのか「私」と彼らは大はしゃぎで駆け回り、遊び始めた。  それを異形は優しく見守るのだ。
 突然私を襲う水。驚き目を覚ますと先程とは違う所にいた。相変わらず私の両手両足は拘束されていて身動きが取れない。
 辛うじて動く頭を上にあげると、意識が落ちる前に見たあの男性が桶を片手にニヤニヤとこちらを見つめているのが分かった。
「漸くお目覚めかな? おはよう」
 彼は私の髪を掴み上げ、私の顔を覗き込んだ。おどろおどろしい不気味な瞳が私の双眼を舐めるように見つめては含み笑いをする。異様だ。気持ちが悪い。
「さて、山神になる方法については思い出してくれたかな?」
「しら、ない」
「そんな事ないだろう? 君は知っているはずさぁ」
「しらないと、いっている」
 彼は私の返答が気に入らないのか、突然髪から手を離した。懐から長い革のようなものででできた紐を取り出し、それで徐に私を嬲った。
 あまりの痛みに言葉にならない悲鳴が私の口から漏れる。嬲られた背中がジクジクと熱くなる。
「おやおや、鞭打ち如きで鳴くとはなぁ。 さっさと言ってしまえば楽になれるぞ?」
「だからっ、しらないといって……!」
 瞬間、再び私の背中にそれは容赦なく振り下ろされた。痛みに堪えようとして体が自然と丸まり、奥歯を噛み締める。
「なんだ、言わないのか? 言わねばまた打たれるだけだぞ? そら、早く言ったらどうなんだ?」
 また振り下ろされ、今度は私の皮膚を抉った。反響する悲鳴。地面に跳ねた赤い血。体が勝手にガクガクと震える。
 彼が何か言っているような気がする。痛みに悶えるあまり返答できずにいるとまた鞭が振り下ろされる。何回も、何回も、繰り返し、繰り返し。肉が抉れ、血が飛び、悲鳴は反響する。やがて意識が朦朧とし、どぷりと沈むように堕ちていく。
 満月の夜だ。月明かりの元、木々に覆われた山深くで人を2人と乗せられるような尾が二つに分かれた大きな白い狼が体を丸めている。それを見て、私は直ぐにその狼が「私」から「かかさま」と呼ばれている妖なのだと分かった。
 かかさまは何かを暖めているようだった。その暖めているものを目を凝らして見ればそれは「私」で、熱に魘されているのか、苦しそうに息をし、力なく毛皮に体を沈ませていた。その腕にはあの時ヒナギから生えていたような蕾や植物が生えていた。
 遠くで誰かがとてつもない勢いで走る音がする。それはどんどんとかかさまに近付いていく。私の直ぐ目の前を走り抜けた緋色。その緋は、見覚えがある。
 髪は私の知っている時よりだいぶ短いし右目は隠れてない。だが、あの後ろ姿は――ヒナギだ、間違いない。なにか込み上げるような感覚がして、胸を抑えた。
「……人間が主になる資格を得るのは無いと、そう言ってなかったか」
 ヒナギはかかさまの前に立ち、ドスの効いた低い声で彼女に問うた。すると、かかさまは閉じていた瞳をうっすらと開ける。鋭い金色���彼を射抜いた。彼女はゆっくりと口を開け、そして答える。
「あぁ、言ったとも。だかそうそう無いと、そう言ったのだ。どの動物にも主となる資格がある。人間が、末の子が主にならないと断定することは出来ぬ」
「だけどっ、あなたはヤスヒコを守ると言った! 例えあの子が神域に侵され人ならざるものに近くなったとしても、あちらに引き込まれぬよう守ると! だから俺もキョウカもあなたに任せると、そう決めたのに!」
「お前さんも分かっておろう、神という名は便宜上で、私は神でもなければ山そのものでもない、あくまでもただの管理者だ。尽力はしたが、この山がそう定めたのなら私は従うしかない。……お前達には悪いと思っている」
 泣き崩れるヒナギ。目を伏せるかかさま。下手くそな嗚咽が森の中で反響した。
 ヒナギは1度大きく息を吐くと、未だ震える喉で絞り出すかのように声を上げた。
「俺が、俺がヤスヒコの代わりをする。俺が、この山の主になる」
「ヒナギ、お前さん……何を言っているのか分かっているのか」
「分かってる」
「この山に命を捧げると言っておるのだぞお前は」
「ああ」
「人間を辞めることになるのだぞ、それでも主になりたいのか、お前は」
「父さんも母さんも殺されたし、キョウカも病で死んだ。俺にはもうあの二人しかいないんだ、ヤスヒコとヤスヨリしか。あの二人には生きていて欲しい。少し人から外れてもいい、ただ、生きていて欲しいんだ。
……ヤスヒコがこの山に完全に連れていかれる位なら、命を捧げねばならないのなら、俺が代わりをする」
 激痛で目が覚めた。反射的に痛む所に目を向ければ縛られた手首の先が赤で濡れているのが分かった。剥がれた爪が床に落ち、それがあるべき所からはダラダラと血が流れている。認識することで更に痛みが増し、奥歯を噛み締め耐えるとギリリと変な音が鳴った。
 それを眺める男はいつも通り愉快げに口を歪め、淀んだ眼を弓なりに曲げている。
「やぁ、気分はどうだい?」
「さいあく……」
「おや、まだ目が覚めてないのかな? なら、これで覚めるだろうねぇ?」  バキッという音と同時に指先に走る鋭い痛みに声を上げた。男の持つ、恐らく鉄製の器具の先には、先程まで指先にあったはずの私の爪が挟まれてる。
「さて、目覚めたところでなにか思い出したかい。山神になる方法でも教えてくれたら、直ぐにここから解放してあげるけどねぇ」
「あなたは……あなたはどうしてそうも、山神になりたいの」
「簡単なことさ。妖から人を守るためだ。あの山は太古から妖の領域で、私たち人間が入ることは夏から秋にかけてのたったの数ヶ月。私が山神となれば、山の恩恵をいつでも使えるようになる。この里は更に豊かになり、他のどの国にも脅かされることは無い。妖にだって怯えることもなくなる! 素晴らしいとは思わんかね?」
「……ばかばかしい」
「黙れ」
 重い衝撃が脳を揺らし、視界がぶれる。頬に鈍い痛み。口の中が切れたのか、血の味がした。
 男が先程まで浮かべていた胡散臭いにこやかな笑みは剥がれ落ち、おどろおどろしい血走った目玉がふたつ、私をじっと射抜く。
「大戦の頃、多くの同胞が妖に食われ死んだ。戦が終わり、安寧の時代が訪れても神隠しは終わらない。遂には私の妻も山に連れてかれてしまった。これ以上、襲われるままの人間ではいけないのだよ。……私が山神となり、山から妖を根絶し、人の世を作るのだ。それの何が悪い?」
「だからって、あなたが人から外れてしまっては、ほんまつてんとう、でしょ」
 再び頬をぶたれる。血が壁にはねた。眩暈と頭痛がし、体が下に沈む。騒音に等しい程の耳鳴が頭の中を更にかき混ぜる。思わず腹にあるものを床にぶちまけた。男は冷えた目で、「興が冷めた」とそう一言言うと、座敷牢を後にした。
 くたり、と吐瀉物と血で汚れた床に寝そべる。拘束された手足も、体も、顔も、全てがボロボロで、見るに堪えないな、と他人事のように考えた。
 目の前で何かが光っている。耳元で誰かが囁いている。
 だけどそれが何か分かるほどの思考は既に残されておらず、私はまた瞼を閉じた。
 遠くで声が聞こえる。かかさまとヒナギの声だ。この時既にヒナギの片目は何時しか見たかのように、かかさまと同じ琥珀色に輝いていることに気づき、ドクリと胸が大きく鳴った。
 そんな中小さな「私」は、彼らが話しているのを木の後ろに隠れてこっそりと覗いている。
「それで、俺が山主になったら何をすればいい」
「山主が切り替わる時、恐らくこの山は不安定になるだろう。まず不安定になった山の調整をし、次期山主が生まれるまで山の管理を任せたい。隣人や妖が、帰ってくるのは先になるだろうが、ツグモネも手伝ってくれるはずだ。……快く、はないかもしれないが」
「そりゃそうだ。山の理に反したんだから」
「……よいか、ヒナギ。何度も伝えたが、お前さんは万が一にも死んではならんぞ」
「分かってる。俺はただの代理だから、次の山主が決まらないまま死んでしまうと正当に継承されたヤスヒコが山主になってしまうんだろ。……分かってるさ」
 ふと訪れた沈黙。囀る鳥の声が大きく聞こえた。暫くするとヒナギは腰をあげ、その場を離れようとした。すると、ふと私と……いや、「私」と目が合ったのか、鷹のように鋭い目を、一瞬だけ柔らかく緩めた。「私」は驚き再び木の後ろに隠れるが、またそっと顔を出して、手のひらを2回振る。それに気づいたヒナギが嬉しそうにニカリと笑い、山をおりていった。
 その夢を見てから一体何日がたったのだろうか。  意識を落とせば小さい頃の自分の記憶が流れる。起きれば男による拷問が、気が狂いそうな程繰り返し行われる。
 鞭で打たれ、爪を剥がれ、水に顔を沈められ、火で炙られ……延々とそれが繰り返される。でも傷の治りが異様に速いのか、1日経つと拷問で傷つけられた部分は傷痕は残るものの塞がっていた。
 夢を見る度、自分の記憶を覗く度、喧騒のような幻聴と白昼夢を見るような幻覚を伴うようになり、それが精霊のものであることが分かったのはつい最近だ。
 恐らく、体がどんどんと人から外れた方に傾いている。私の代理だったヒナギが死んだことで、山主になろうと私の体が急速に変容していっているのだろう……と、そんなことをぼんやりと働かない頭で考えながら寝返りをうつ。伸びた前髪が顔を覆って視界を暗くした。
 目の前が歪み、そして回る。誰かが自分を呼んでいるような、そんな気がする。こちらにおいで、帰っておいでと。クスクス、キャラキャラとした笑い声が遠くから聞こえる。気持ち悪さにギュッと目をつむり、自分を守るように体を丸めて浅く息をする。
  気が付けば私は赤い赤い森の中にいて、 恐ろしい程濃密な血の匂いに噎せた。地には白い毛が赤に染まり動かなくなった自分の兄弟が横たわっている。私はほんの少しその場に立ち止まるり、そして兄弟を避けるようにして地をかけ、1点へ向かった。
 やがて到着した見覚えのある泉の前で、かかさまが私に背を向けて立っている。「かかさま!」と大きな声で呼びかければ、彼女は私に振り返り、優しく微笑みかけてくれた。しかし、彼女の2つの黄金の眼は何時もよりもくすんでいて、その笑みは私の不安を掻き立てた。
 私はかかさまに抱きついた。それを受け止めたかかさまは、私をそっと抱きしめて、私に語り掛ける。
「末の子……ヤスヒコよ。お別れをしようか」
「やだ! かかさましなないで!」
「ヤスヒコ、先程の血の海を見たろう……ここに修羅となってしまった人間が来る。それは私を殺すまで止まらないだろう。このままでは��前さんも殺されてしまう。だから遠くにお逃げ」
「や、やだ、わたし、かかさまといっしょにいる! かかさまのとなりに、いる!」
「お願いだ、私の最後の我儘を聞いてくれまいか。私はお前をも失いたくはない」
 かかさまの胸に顔を埋め、毛皮をぎゅっと握る。こくりと頷けば、彼女は私を抱きしめる腕に力を入れた。
「どちらにしろ、新しい山主の誕生と共に滅ぶ身だった。……それがほんの少し、早く来てしまった。それだけの事なのだよ」  かかさまは、抱きしめていた腕を解き、私の顔を見て、泣きそうな顔で笑う。
「ヤスヒコ、お前は人と妖の狭間に存在する者。不安定だからこそ、どちらにもなれる者。可愛い可愛い、私の子供。なのに、どうしても私は、お前が人として生きて欲しいと願ってしまう。 ……だが万が一、お前さんが妖の道を選んだのなら、この山にもう一度帰ってくる事があれば、どうか私の夢である人との共存を、どうか成し遂げておくれ」
 彼女の唇が私の左瞼に触れる。瞬間、酷い目眩が私を襲う。そんな中私の足は私のものでは無いかのように無我夢中に山を下り始める。泥濘に足を滑らせる。枝が肌を切りつける。意識が朦朧とする。何もわからなくなる。そして――……
 「ヤスヒコ、ヤスヒコ、ごめん、ごめんなさい」
 誰かがすすり泣きながら、私に謝っているのが聞こえた。あぁ、また自分は記憶を見ていたのだと、重たい瞼を開ける。
 再び目を覚まして最初に見た顔は、ボロボロで汚い裸同然の私を抱きしめ泣く、顔の右半分が酷く爛れたヤスヨリだった。そして、    赤いスグリの目に映る私の左目は、琥珀色に染まっていた。
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arisaoda · 4 years
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2020年4月14日(火)23:48 3125gの男の子を出産しました。 ちょっと長くなりますが忘れないうちに出産の記録をまとめておきます。
▼4/13(月)38w2d 10:30 検診にて子宮口1.5cm。先生に「今週中くるかもね~」と言われる。内診グリグリで一日中出血してた(生理1日めみたいなドス黒ドロドロ出血)。
▼4/14(火)38w3d 5:30 腹痛で起きる。朝イチのトイレでおりもの量にビビる。
7:00 どうも痛みが規則的なので、陣痛カウント開始。7~8分間隔で1分程下腹部がぎゅーっと痛む。胎動がいつもと違って激しかった。
7:30 破水?尿もれ?生理の時みたいな、何かがチョロっと出る感覚!破水だと怖いので夜用ナプキン&産褥ショーツにチェンジ
8:00 旦那さん起きたので破水かも&前駆陣痛っぽい事を伝える。
9:00 間隔まばらだけど定期的にお腹が痛む。コーンフレークつまむ。
10:00 8~9分間隔。チョロチョロ水が出続けてる。
11:00 病院に電話。診察台上がった瞬間羊水ドバドバ!尿もれじゃなかった!電話してよかった!
11:30 オムツ履かされて即入院。子宮口2cm。
12:00 お昼たべる。お腹は不規則に時々痛くなる。血混じりオシッコ。
13:00 陣痛待機室に移動してNST。張ると羊水めっちゃ出る。痛みは微弱で不規則。
14:00 NST解放。自由にしてて~と言われる(しかしやることない)
15:30 おやつ来たので食べる。まだ痛みは微弱&不規則。余裕。
17:30 再びNST。8~9分間隔で冷や汗かくくらいの1分間の痛みになる。
18:00 夕飯。痛みの間隔に怯えながらちょっとずつ食べたけど8割残した。
19:00 7~8分間隔。痛みがだんだん強くなる。
20:00 抗生物質の点滴。このまま陣痛きそうだから今夜生まれるかな~と宣告。
21:00 NST。5分間隔。子宮口3センチ。まだ点滴のほうが痛い。
22:00 4~3分間隔。子宮口は4センチ。まだスマホでメモ取るぐらいの余裕はあったけど、このへんから点滴の痛みより陣痛の痛みの方が強くなる。背中と腰をぎゅーっと絞られるような痛みの波が来る度に、仰向けでベッドの手すりを掴んで深呼吸するのが一番楽だった。
22:30 痛みが強くなり、スマホで陣痛カウント取る余裕もなくなった。無我夢中でナースコールして陣痛室へ移動。陣痛の合間にめっちゃトイレ行かされる。足はガクガク&助産師さんの服思いっきり掴む。(このまま気を失いたい・・・)ってぐらい耐えられない痛み。体感2~3分間隔。「もう痛いのむりやめる」「かえりたい」ってずっと言ってた。あとこの時ちょうどもう一人同じ状況の妊婦さんがいて、時々消える助産師さんに「ずっと一緒がいいですぅ」ってひたすら弱音吐いてた。「織田さんしっかりしな!お母さんになるんだよ!赤ちゃんは産まれてこようと頑張ってるんだよ!」って助産師さんに言われたけど、赤ちゃんなんて知らねー!私が痛い言うとるんじゃー!って気持ちだった。
23:00 いきみたい感覚!ついに分娩台へ。しかし痛くて上がれない。もう痛すぎて助産師さんのアドバイスもあまり耳に入ってこない。「どうしたらいい?わかんない、わかんないィィイアアア痛いィィイ!!!フゥー!フゥー!(呼吸)」って繰り返し言ってた。朦朧としながら痛みの波に合わせて呼吸を止めていきむのを何回か繰り返す。
23:30 先生と第2の助産師さん登場。なんか周りでめっちゃお産準備進めてるのを見て、あと一息なんだ!頑張ろう!と、やっとここで前向きな気持ちになる。痛みの波に合わせて「んピィィイ!!!(息を止めている)」といきむ。股では毛を剃ったりグリグリしたり切開したりしてたけどもう何が痛いのかわからない。股で何か大きい物が蠢く感覚がした。もうすぐ赤ちゃんが出てくるんだ。もうすぐ終わるんだ。ひたすらいきむ。
23:48 「織田さん目を開けて!こっちみていきんで!」の一言でいきんで・・・ついに出産!!!助産師さんが赤ちゃんの動画めちゃ撮ってくれる。キレイになった赤ちゃんが私の腕に!すぐ旦那さんにビデオ通話。股では胎盤出したり縫ったりしていて地味に痛かった。
24:00 陣痛待機室へ。骨盤がバキバキで動かない寝返りできない。そして股がヒリヒリ痛い。2時間ぐらい仰向けで待機。家族や友達にラインしたりしてた。
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