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#ブライアン・デ・パルマ
team-ginga · 8 months
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映画『スカーフェイス』
 ブライアン・デ・パルマ監督繋がり(?)でU-Nextで『スカーフェイス』(1983)を見ました。アル・パチーノ主演のギャング映画というかマフィア映画というか、要するに組織犯罪を描いた映画です。
 私はこの手の映画はあまり好きではありません。強者が、あるいは強者になりたいと思う人間が、権力を争う物語だからです。強者や勝利者にも人間的な苦悩はあると言われれば、その通りだと思いますが、そんなもの描かれてもなあ……と思うわけです。
 だから私はコッポラの『ゴッドファーザー』1〜3もスコセッシの『グッドフェローズ』もそれほど好きではありません。「勝者には何もやるな」というのはヘミングウェイの言葉だそうですが、まさにその通りで、映画や演劇や小説で描くべきは敗者であって、勝者をわざわざ描く必要はないと思います(勝利は一時的なものに過ぎず、最終的に敗北するとしても同じことです)。
 『スカーフェイス』はハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』(1932、原題はScarface)のリメイクで、公開当時はあまり評価が高くなかったものの、その後カルトムービーとなった映画だそうですが、結局は同じです。
 アル・パチーノ演じる主人公トニーが亡命キューバ人だというのは『暗黒街の顔役』にはない設定で、ちょっと捻ったなと思いますが、金もなく地位もない一人の男が闇社会でのし上がっていく物語という基本は同じです。
 トニーはフランクという暗黒街のボスに気に入られ、ボリビアの麻薬王に会いに行きコカインの売買と密輸の話をまとめます。トニーはまたボスのフランクの女エルヴィラに懸想しています。
 フランクはトニーがだんだん自分の言うことを聞かなくなってきたためキャバレーにいるトニーに刺客を差し向けます。満員のキャバレーでショーの最中に人を殺すというのは、いくらなんでも無茶だろうと思うのですが、刺客はそうします。しかし、トニーは主人公パワーを使ったのでしょうか助かり、逆にフランクを殺すのですが、夜中にフランクの事務所に銃を持ったまま入り込めるというのも変ですし、フランクがいとも簡単に罪を認め、ひざまずいてトニーの足にすがり命乞いをするのもちょっと変かなと思いました。
 そこからトニーはマイアミの麻薬王にのしあがりますが、脱税で逮捕されてしまいます。保釈で出てきたトニーはボリビアの麻薬王からアメリカ政府の高官に掛け合って脱税の罪をもみ消してやるから、代わりにある男の暗殺に協力しろと言われます。その男はボリビアからアメリカに来て麻薬密輸の現状をマスコミに訴えているのです。
 トニーはボリビア人の殺し屋に協力します。殺し屋はターゲットの男の車に爆弾を仕掛け爆殺するつもりです。ところが決行の日、車にはターゲットの男だけでなく、彼の妻や二人の子どもも乗っています。トニーは殺しは取りやめだと言いますが、殺し屋は聞き入れません。激昂したトニーは殺し屋を射殺します。
 それを知って当然ながらボリビアの麻薬王は激怒し、トニーに刺客を差し向けます。時を同じくしてトニーの妹ジーナが失踪します。ジーナの居所を聞いたトニーはすぐにそこに向かいます。
 家の扉を開いたのは、トニーが最初からずっと行動を共にしてきた親友のマニーです。トニーはもうわけがわからなくなってマニーを射殺します。ジーナが現れ、彼女とマニーは数日前に結婚した、サプライズのためにトニーには内緒にしていたと言います。
 ありゃまあ。
 トニーは妹を連れて自宅に戻ります。妹は錯乱しピストルで兄のトニーを殺そうとします。ちょうどそこへボリビアの麻薬王が差し向けた刺客たち(何人いるんだろう、うじゃうじゃいます)が襲ってきて、ジーナは射殺されてしまいます。
 追い詰められたトニーは自動小銃で刺客をバッタバッタと殺しますが、所詮は多勢に無勢ーー蜂の巣になって玄関のホールにある水盤に落下して死んでしまう、カメラが引くと水盤には地球を模した彫刻があり、The world is yours(世界は君のものだ)と書かれているーーというお話です。
 まあ面白くないわけではありません。でもなあ、上映時間170分は長いし、全部想定の範囲内です。
 ギャング映画を撮るなら通常のギャング映画とは一味も二味も違うものを撮って欲しかったというのは、ないものねだりというか、デ・パルマの作家性に期待しすぎなのでしょうか。
追記:  アル・パチーノはもちろんいい役者だと思いますが、どうしても『ゴッドファーザー』のイメージが強過ぎます。他の役者を使うという選択肢はなかったんですかね。
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chiba-design · 5 months
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悪魔のシスター デジタルリマスター版 ブライアン・デ・パルマ監督作品
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macrosoft98 · 5 months
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キャリー
『キャリー』は、ローレンス・D・コーエンが脚本を書き、ブライアン・デ・パルマが監督した1976年のアメリカの超常現象ホラー映画で、スティーヴン・キングの1974年の同名の書簡体小説を原作としています。 この映画では、シシー・スペイセクが、学校で常に嘲笑され、いじめられている内気な16歳のキャリー・ホワイトを演じています。 この映画には、パイパー・ローリー、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン、ウィリアム・カット、P・J・ソールズ、ベティ・バックリー、ジョン・トラボルタも脇役で出演しています。 キャリーシリーズの最初の映画です。
この映画はキング牧師の最初に出版された小説に基��いています。 デ・パルマはこの物語に興味をそそられ、スタジオに監督を依頼し、スペイセクは夫からオーディションを受けるよう勧められた。 これは、キング牧師の出版された作品を原作、またはそれに基づいた 100 以上の映画やテレビ作品のうちの最初の作品です。
1976年11月3日にユナイテッド・アーティストによって劇場公開された『キャリー』は批評的にも商業的にも成功を収め、180万ドルの予算に対して3,380万ドル以上の興行収入をあげた。 第49回アカデミー賞では主演女優賞(スペイセク)と助演女優賞(ローリー)の2部門にノミネートされた。 批評家も観客も同様に、このキャラクターに基づいた数多くの映画やテレビ番組の中でこの小説の最も優れた改作であると広く挙げており、またキングの出版物に基づいた最高の映画の 1 つであるとも述べています。
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anamon-book · 2 years
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キャリー 提供=日本ユナイテッド・アーチスツ映画会社 編集=松竹株式会社 事業部 監督=ブライアン・デ・パルマ/出演=シシー・スペイセク、パイパー・ローリー ほか
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roomofsdc · 3 years
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SDC映画の部屋「スカーフェイス(1983)」
キューバからの難民トニー・モンタナ(アル・パチーノ)はアメリカの底辺で新生活を始めるが、その荒い気性と傲慢な性格が幸か不幸か裏社会での原動力となり、フロリダの麻薬組織の中でメキメキと頭角を現す。やがて組織のボスを暗殺しトップに立ったトニーは麻薬王としてフロリダの裏社会に君臨するようになるのだが、それは王国の崩壊の始まりでもあった… 「ゴッドファーザー」サーガでマイケル・コルレオーネというイタリアマフィアの帝王を演じたアル・パチーノが、今度はキューバ出身の麻薬王を演じた伝説的なギャング映画。原案をハワード・ホークスの「暗黒街の顔役(1932)」にとり、舞台を1920年代のシカゴから1980年代のマイアミへと移した。脚本は「ミッドナイト・エクスプレス(1978)」でオスカーを獲ったオリバー・ストーン、「プラトーン(1986)」を撮る少し前の話(ちなみに一つ前は「コナン・ザ・グレート」の脚本を書いてい���)。 監督は「殺しのドレス(1980)」で注目されたブライアン・デ・パルマ。血糊と銃弾が満載の撮影現場は、当時サスペンスホラーの旗手として名が高かったデ・パルマ監督の面目躍如といったところなのだと思う。 最初は粗野な移民チンピラだったトニー(カタコトの英語しか話せない)がマイアミの眩い陽光の下で、生き生きと犯罪行為に勤しみ、やがて悪趣味な車と洋服を着こなすギャングへと成長していく前半、犯罪王として世界の絶頂に立ち、やがて没落する後半と、アル・パチーノ自身の変化と、衣装や美術の変化などが170分という長い上映時間の中でネチネチと描かれていく。しかもその過程は大量の血と裏切りとバイオレンスに満ち満ちており、正直心臓の弱い方にはお薦めできないレベルでもある。実際、公開当時は評価も低く、パチーノの失敗作(「ゴッドファーザー」と直接比較されるのだから仕方がない)と言われ続けていたが、後年その振り切れた脚本や演出が再評価されて、いまやギャング映画のカルトとして有名になったのだから面白い。ちなみに本編中で「f☆ck」が196回使われているということで記録が残っているほど、この映画は悪趣味に溢れている。 公開当時に劇場で観終わったときには、あまりの熱量にしばらく席を立てなかった記憶がある。もう一度観ろと言われたら、ちょっと遠慮したいと思うほどだ。そんな中で前半と後半のそれぞれ最後に出てくるキーワード「The World is Yours」は、それまでの銃声や阿鼻叫喚が途絶えた静寂にピタリとはまり深い印象を残した。ユニバーサル・スタジオのロゴを見るたびにアル・パチーノ演じるトニーを思い出すようになったのも「スカーフェイス」効果である。 ちなみにデ・パルマ監督は、さすがにこれでギャング映画を締め括るのはあかんと思ったのだろう、4年後にケビン・コスナー主演でアル・カポネ映画を撮る。カポネ役はロバート・デ・ニーロ。こちらは「ゴッドファーザー」同様にギャング映画の王道として広く世間に受け入れられた。このことがさらに「スカーフェイス」を隠れた名作にしてしまっている一因かもしれない。
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cosmicc-blues · 4 years
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MY映画ベスト100
カラー映画に対するモノクロ映画の圧倒的な優位性を鑑みて、まずモノクロから50作を選び、そのあとにカラーから50作を選んだ。基本的には順不同の立場をとりながら、想い入れの深いタイトルは何だかんだで上の方にきている。同監督作が並び過ぎてしまう都合上、同監督作からはモノクロ・カラーそれぞれ3作までとしている。
モノクロ
米『マルクス兄弟デパート騒動』 チャールズ・F・ライスナー
日『鴛鴦歌合戦』 マキノ雅弘
米『星を持つ男』 ジャック・ターナー
仏『奥様は魔女』 ルネ・クレール
米『周遊する蒸気船』 ジョン・フォード
日『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』 山中貞雄
日『晩春』 小津安二郎
仏『素晴らしき放浪者』 ジャン・ルノワール
米『踊らん哉』 マーク・サンドリッチ
独『街角 桃色の店』 エルンスト・ルビッチ
メ『皆殺しの天使』 ルイス・ブニュエル
日『簪』 清水宏
米『マルクス兄弟オペラは踊る』 サム・ウッド
米『気儘時代』 マーク・サンドリッチ
日『長野紳士録』 小津安二郎
仏『ル・ミリオン』 ルネ・クレール
米『タバコ・ロード』 ジョン・フォード
独『サンライズ』 F・W・ムルナウ
米『空中レヴュー時代』 ソーントン・フリーランド
日『弥次喜多道中』 斎藤寅次郎
仏『犯人は21番街に住む』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
日『有りがたうさん』 清水宏
日『けんかえれじい』 鈴木清順
米『有名になる方法教えます』 ジョージ・キューカー
独『ニノチカ』 エルンスト・ルビッチ
米『マルクスの二挺拳銃』 エドワード・バゼル
日『麦秋』 小津安二郎
米『幌馬車』 ジョン・フォード
米『ロバータ』 ウィリアム・A・サイター
米『マルクス兄弟珍サーカス』 エドワード・バゼル
独『生活の設計』 エルンスト・ルビッチ
ス『ゲスト』 ホセ・ルイス・ゲリン
米『フィラデルフィア物語』 ジョージ・キューカー
米『春の珍事』 ロイド・ベーコン
米『危険な場所で』 ニコラス・レイ
露『戦争のない20日間』 アクセレイ・ゲルマン
仏『情婦マノン』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
仏『どん底』 ジャン・ルノワール
オ『緋色の街』 フリッツ・ラング
米『結婚五年目』 プレストン・スタージェス
デ『ゲアトルーズ』 カール・テオドア・ドライヤー
米『ロイド・ベーコン』 泣き笑いアンパイア
米『街の灯』 チャールズ・チャップリン
米『赤ちゃん教育』 ハワード・ホークス
米『ラスティ・メン / 死のロデオ』 ニコラス・レイ
米『オクラホマ・キッド』 ロイド・ベーコン
米『テキサス』 ジョージ・マーシャル
伊『神の道化師 フランチェスコ』 ロベルト・ロッセリーニ
米『レッドボール作戦』 バッド・ベティカー
仏『幸福の設計』 ジャック・ベッケル
独・仏『忘れじの面影』 マックス・オフュルス
米『有頂天時代』 ジョージ・スティーブンス
オ『窓飾の女』 フリッツ・ラング
仏『巴里祭』 ルネ・クレール
仏『ランジュ氏の犯罪』 ジャン・ルノワール
米『キャット・ピープル』 ジャック・ターナー
日『風の中の子供』 清水宏
米『カブスのエースは言い訳好き』 レイ・エンラント
米『レディ・イブ』 プレストン・スタージェス
グ『歌うつぐみがおりました』 オタール・イオセリアーニ
米『西部を駆ける恋』 ウィリアム・A・サイター
米『牧場の花嫁』 ジョージ・マーシャル
米『愛の弾丸』 ジョージ・スティーブンス
米『アリゾナのバロン』 サミュエル・フラー
米『狩人の夜』 チャールズ・ロートン
独『らせん階段』 ロバート・シオドマク
日『河内山宗俊』 山中貞雄
仏『アタラント号』 ジャン・ヴィゴ
米『モンキー・ビジネス』 ハワード・ホークス
フィ『カラマリ・ユニオン』 アキ・カウリスマキ
仏・独『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』 ストローブ=ユイレ
米『タイムリミット25時』 ハロルド・クルアーマン
米『サリヴァンの旅』 プレストン・スタージェス
伊『ベリッシマ』 ルキノ・ヴィスコンティ
米『孤独な場所で』 ニコラス・レイ
 国別ではアメリカがぶっちぎり。フランス・日本・ドイツがその後を追う。
アメリカ 37
フランス 12
日本 11
ドイツ 7
イタリア 2
メキシコ 1
ロシア 1
スペイン 1
フィンランド 1
 明確に間引いた監督は以下6名、三作に収めるのは辛かった。その他、J・ターナーやJ・マーシャルやJ・スティーブンスやJ・キューカーにもまだ挙げたい作品があったように思う。
小津安二郎
マーク・サンドリッチ
ルネ・クレール
ジョン・フォード
エルンスト・ルビッチ
ジャン・ルノワール
ロイド・ベーコン
 役者別では、アステア&ロジャースと笠智衆が競り、コンビ作以外にも主演のあったロジャースが競り勝った。複数の監督作にまたがって出演している人のみをカウントしたため、杉村春子・三宅邦子の2出演とエドワード・G・ロビンソンの2出演は除いている。
ジンジャー・ロジャース 6
フレッド・アステア 5
笠智衆 5
マルクス兄弟 4
原節子 3
ジョエル・マクリー 3
バーバラ・スタンウィック 2
キャサリン・ヘップバーン 2
ミシェル・シモン 2
   カラー
台『クーリンチェ少年殺人事件』 エドワード・ヤン
ス『シルヴィアのいる街で』 ホセ・ルイス・ゲリン
無『コッポラの胡蝶の夢』 フランシス・フォード・コッポラ
日『東京上空いらっしゃいませ』 相米慎二
中『ヒーロー・ネバー・ダイ』 ジョニー・トー
仏『恋の秋』 エリック・ロメール
中『俠女』 キン・フー
日『紅の豚』 宮崎駿
米『ドノバン珊瑚礁』 ジョン・フォード
日『秋刀魚の味』 小津安二郎
米『グラン・トリノ』 クリント・イーストウッド
伊『夕陽のギャングたち』 セルジオ・レオーネ
リ『ライフ・オブ・ウォーホル』 ジョナス・メカス
ス『マルメロの陽光』 ヴィクトル・エリセ
日『ツィゴイネルワイゼン』 鈴木清順
日『あの夏、いちばん静かな海。』 北野武
米『ビッグフィッシュ』 ティム・バートン
米『トップガン』 トニー・スコット
米『天使にラブソングを2』 ビル・デューク
日『鉄塔 武蔵野線』 長尾直樹
米『フィールド・オブ・ドリームス』 フィル・アルデン・ロビンソン
日『勝手にしやがれ!!黄金計画』 黒沢清
米『ナイト&デイ』 ジェームズ・マンゴールド
米『ゴースト・オブ・マーズ』 ジョン・カーペンター
イ『友だちのうちはどこ?』 アッバス・キアロスタミ
仏『フレンチカンカン』 ジャン・ルノワール
日『浮草』 小津安二郎
伊『ニュー・シネマ・パラダイス』 ジュゼッペ・トルナトーレ
米『ピーウィーの大冒険』 ティム・バートン
米『ダージリン急行』 ウェス・アンダーソン
日『ソナチネ』 北野武
ベ『夏至』 トライ・アン・ユン
伊『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 セルジオ・レオーネ
米『運び屋』 クリント・イーストウッド
日『アカルイミライ』 黒沢清
中『ターンレフト ターンライト』 ジョニー・トー
日『ルパン三世 カリオストロの城』 宮崎駿
日『青空娘』 増村保造
ポ『溶岩の家』 ペドロ・コスタ
台『ヤンヤン 夏の思い出』 エドワード・ヤン
日『夏の庭』 相米慎二
日『菊次郎の夏』 北野武
米『フェイク』 オーソン・ウェルズ
仏『緑の光線』 エリック・ロメール
韓『美術館の隣の動物園』 イ・ジョンヒャン
米『大砂塵』 ニコラス・レイ
米『断絶』 モンテ・ヘルマン
日『接吻』 万田邦敏
米『不滅の物語』 オーソン・ウェルズ
日『魚影の群れ』 相米慎二
仏『レネットとミラベル / 四つの冒険』 エリック・ロメール
日『さゞなみ』 長尾直樹
日『大地の子守歌』 増村保造
中『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』 ジョニー・トー
日『イヌミチ』 万田邦敏
米『エスケープ・フロム・LA』 ジョン・カーペンター
米『ザ・マミー / 呪われた砂漠の女王』 アレックス・カーツマン
米『コンタクト』 ロバート・ゼメキス
米『プリティ・リーグ』 ペニー・マーシャル
日『三鳥羽三代記』 番匠義彰
日『夢ニ』 鈴木清順
日『コックファイター』 モンテ・ヘルマン
日『地獄の警備員』 黒沢清
日『怪異談 生きてゐる小平次』 中川信夫
日『危険旅行』 中村登
中『長江哀歌』 ジャ・ジャンクー
露『不思議惑星キン・ザ・ザ』 オルギー・ダネリア
ポ『コロンブス 永遠の海』 マノエル・ド・オリヴェイラ
ス『影の列車』 ホセ・ルイス・ゲリン
台『冬冬の夏休み』 ホウ・シャオシェン
中『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』 チン・シウトン
米『パーフェクト・ワールド』 クリント・イーストウッド
米『コラテラル』 マイケル・マン
米『アンストッパブル』 トニー・スコット
米『サミュエル・フラー』 最前線物語
米『戦火の馬』 スティーブン・スピルバーグ
ギ『蜂の旅人』 テオ・アンゲロプロス
韓『グエムル 漢江の怪物』 ボン・ジュノ
米『アンブレイカブル』 M・ナイト・シャマラン 
米『ターミナル』 スティーブン・スピルバーグ
米『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン
米『スーパーエイト』 J・J・エイブラムス
米『オブリビオン』 ジョセフ・コシンスキー
南ア『チャッピー』 ニール・ブロムカンプ
米『クラウド・アトラス』 ウォシャウスキー姉妹
仏『ラルジャン』 ロベール・ブレッソン
米『ロン・ハワード』 ウィロー
米『キャリー』 ブライアン・デ・パルマ
米『アニー』 ジョン・ヒューストン
米『フック』 スティーブン・スピルバーグ
日『あん』 河瀬直美
日『犬猫』 井口奈己
日『鏡の女たち』 吉田喜重
台『珈琲時光』 ホウ・シャオシェン
米『緑色の髪の少年』 ジョセフ・ロージー
ス『ミツバチのささやき』 ヴィクトル・エリセ
米『デジャヴ』 トニー・スコット
  アメリカの独走は相変わらずだが、第三勢力の台頭により、占めるパーセンテージが下がっている。第二勢力だったフランス・日本・ドイツのうち、フランスとドイツの本数が激減。ドイツについてはダグラス・サークを温めている。機会がきたら観たい。フランスの半減は、いわゆるヌーベルヴァーグの作品がことごとく外れてしまったからだと思われる。エリック・ロメールが孤軍奮闘。第三勢力では、とくにアジアの台頭が目覚ましい。
アメリカ 38
日本 28
フランス 5
中国 6
台湾 4
イタリア 3
スペイン 4
韓国 2
ロシア 1
ギリシャ 1
ポルトガル 2
イラン 1
ベトナム 1
リトアニア 1
南アフリカ共和国 1
無国籍 1
 明確に間引いた監督は以下8名。小津安二郎、ジョン・フォード、ジャン・ルノワール、ニコラス・レイ、ホセ・ルイス・ゲリン、ルキノ・ヴィスコンティ、サミュエル・フラーの7名がモノクロ・カラーの両者でランクイン。
クリント・イーストウッド
北野武
黒沢清
エリック・ロメール
相米慎二
ジョニー・トー
トニー・スコット
スティーブン・スピルバーグ
 国が分散したせいか、役者はあまり揃わず。ダブル・トムが奮闘。
トム・クルーズ 5
トム・ハンクス 3
 まだまだ全然観られていないなあ、と思い知らされる。とくに50年代半ば~70年代くらいの日本映画がこぞって欠落しているような気がする。それから女性監督作のあまりの少なさに面食らった。ウォシャウスキー姉妹・河瀬直美・井口奈己はそのことに思い至ってあとから付け加えた。
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isheeeeee · 4 years
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Franc Ocean’s favorite movies
スタンリー・キューブリック監督
突撃 (1957年)
スパルタカス (1960年)
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか (1964年)
2001年宇宙の旅(1968年)
時計じかけのオレンジ (1971年)
バリー・リンドン (1975年)
シャイニング(1980年)
フルメタル・ジャケット(1987年)
デヴィッド・リンチ監督
イレイザーヘッド (1976年)
エレファント・マン (1980年)
ブルーベルベット (1986年)
ワイルド・アット・ハート (1990年)
マルホランド・ドライブ (2001年)
クエンティン・タランティーノ監督
レザボア・ドッグス(1991年)
パルプ・フィクション(1994年)
ジャッキー・ブラウン(1997年)
イングロリアス・バスターズ(2009年)
ジャンゴ 繋がれざる者(2012年)
トニー・スコット監督
トゥルー・ロマンス(1993年)
イングマール・ベルイマン監督
第七の封印(1956年)
野いちご(1957年)
仮面/ペルソナ (1967年)
沈黙の島(1969年)
マーティン・スコセッシ監督
ミーン・ストリート (1973年)
タクシードライバー (1976年)
レイジング・ブル (1980年)
キング・オブ・コメディ (1983年)
イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン監督
ブラッド・シンプル(1984年)
ミラーズ・クロッシング (1990年)
ファーゴ (1996年)
ノーカントリー (2007年)
ケネス・アンガー監督
Puce Moment (1949年) ※UPLINK Cloudで配信中
快楽殿の創造 (1954年) ※UPLINK Cloudで配信中
Scorpio Rising(1964年) ※UPLINK Cloudで配信中
黒澤明監督
羅生門 (1950年)
七人の侍(1954年)
蜘蛛巣城 (1957年)
ヴェルナー・ヘルツォーク監督
アギーレ/神の怒り (1972年)
ヴォイツェック(1979年)
フィツカラルド (1982年)
ウォン・カーウァイ監督
恋する惑星 (1994年)
天使の涙 (1995年)
ブエノスアイレス (1997年)
ポール・トーマス・アンダーソン監督
ハードエイト (1996年)
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年)
ザ・マスター (2012年)
F・W・ムルナウ監督
吸血鬼ノスフェラトゥ (1922年)
最後の人 (1924年)
フリッツ・ラング監督
メトロポリス (1926年)
M(1931年)
ルイス・ブニュエル監督
アンダルシアの犬 (1928年)
ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年)
アレハンドロ・ホドロフスキー監督
エル・トポ (1969年)
ホーリー・マウンテン (1973年)
アンドレイ・タルコフスキー監督
惑星ソラリス (1972年)
サクリファイス(1986年)
フランシス・フォード・コッポラ監督
ゴッドファーザー(1972年)
地獄の黙示録 (1979年)
ブライアン・デ・パルマ監督
ファントム・オブ・パラダイス(1974年)
スカーフェイス (1983年)
リドリー・スコット監督
エイリアン(1979年)
ブレードランナー(1982年)
ウェス・アンダーソン監督
天才マックスの世界(1998年)
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001年)
上記以外の監督の作品
戦艦ポチョムキン (1925年)
暗黒街の顔役(1932年)
市民ケーン(1941年)
自転車泥棒 (1948年)
オルフェ(1949年)
波止場 (1954年)
サイコ(1960年)
続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年)
ローズマリーの赤ちゃん (1968年)
悪の神々 (1970年)
暗殺の森 (1970年)
フレンチ・コネクション(1971年)
エディ・コイルの友人たち (1973年)
セルピコ (1973年)
ガルシアの首(1974年)
狼たちの午後 (1975年)
カッコーの巣の上で(1975年)
アニー・ホール(1977年)
ディア・ハンター(1978年)
パリ、テキサス(1984年)
未来世紀ブラジル (1985年)
マルコムX (1992年)
ソナチネ (1993年)
エド・ウッド (1994年)
青いドレスの女(1995年)
バスキア (1996年)
L.A.コンフィデンシャル(1997年)
π(1997年)
アメリカン・ビューティー(1999年)
ファイト・クラブ (1999年)
バトル・ロワイアル(2000年)
メメント (2000年)
オールド・ボーイ(2003年)
ATL (2006年) ※日本未公開
イースタン・プロミス(2007年)
ジェシー・ジェームズの暗殺 (2007年)
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seimeikatsudou · 2 years
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ポップでワンダーな文芸フリーペーパー「たくさんの的」(発行:vvv scheme)vol.4〈テーマ:火〉が発刊されました 紙面のデザインを担当したほか、映画についてのコラムとグラフィックを掲載しています アンドレイ・タルコフスキー、ラース・フォン・トリアー、ブライアン・デ・パルマ、ヴェルナー・ヘルツォーク、エミール・クストリッツァ、ジョナス・メカスらが登場します 全国のセブンイレブンのマルチコピー機(ネットプリント)で発行できます 予約番号:32642649(2022.05.12 23:59:59まで有効) A4・モノクロ・小冊子印刷・右綴じでプリントの上、ぜひご高覧ください ★試し読み号として全頁を公開いたしました(2023.5.5) ★高画質版はこちらより閲覧ください→BOOTH [仕様] 判型:A5(A4二つ折り) 色数:1C(モノクロ) 頁数:8p
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happytime-en · 2 years
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『ガンパウダー・ミルクシェイク』
皆さん こんにちは。
結婚相談所 ハッピータイム桐生相生
婚活アドバイザーの金子です。
ナヴォット・パプシャド監督による
「ガンパウダー・ミルクシェイク」は
過去のアクション映画へのオマージュ
が随所に散りばめられている映画とい
う事前情報があり、アクション映画
ファンとしては見ないわけにはいかな
いな‼ と思い、早速見てきました。
鑑賞後の感想は一言でいうと
(一言ではありませんが)
「レオン」、「ジョン・ウィック」、
「ジョン・ウー監督などのアクション
シーン」、「ブライアン・デ・パルマ
監督やクエンティン・タランティーノ
監督などのバイオレンス描写」、
「マカロニ・ウェスタン」、「ポップ
でカラフルでユーモラス」などの要素
を、ミックスしてシェイクしたハード
ボイルド・コミカル・アクション映画
と言った感じの、とてもユニークな
映画でした。
会社(ファーム)��呼ばれる組織に所
属するバニラ・シェイク大好きな凄腕
の暗殺者サムは、これまでに数々の依
頼された後始末の仕事をこなしてきま
したが、ある仕事でターゲットの娘で
ある8歳と9か月の少女エミリーを救
ったことから組織に追われることに
なってしまいます。
エミリーと共に逃げるサムは、敵の策
略により両腕に筋弛緩剤のような薬物
を打たれ、銃が撃てなくなり絶体絶命
のピンチに陥ってしまいます。
そんなサムを救ったのは、15年前に
行方をくらまし陰でサムを見守ってい
た、伝説の暗殺者であるサムのママ
 スカーレット。
3人が逃げ込んだのはとある図書館。
図書館の司書を務めるマデリン、フロ
ーレンス、アナ・メイの3人はスカー
レットの旧友で元暗殺者。
本の中に隠してある銃を武器に、大挙
して攻め入る組織から送り込まれた刺
客の男達との死闘が繰り広げられます。
虎刺繍のスカジャンを身にまとい、
愛車は防弾装備の赤いポルシェ924の
主役サムを演じたのは「ガーディアン
ズ・オブ・ギャラクシー」のネビュラ
役のカレン・ギラン
もはや貫禄すら感じる、アジア系女性
アクション俳優の草分け的存在
「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」の
ミシェル・ヨーなどが脇を固めます。
ダイナーに銃を持ち込んではいけない! 
などの独特なルールや世界観、赤・青
などのネオンきらめく暗闇を背景にし
たサムのアクションシーンは
「ジョン・ウィック」流。
このシーンではエンニオ・モリコーネ
のマカロニ・ウェスタンの音楽をアレ
ンジしたような曲がバックに流れます。
敵の暗殺者の1人は「レオン」でゲイリ
ー・オールドマンが演じた悪徳刑事
スタンにそっくり。
多用されていたスローモーションの
二丁拳銃による銃撃シーンは
「男たちの挽歌」。
フローレンスが2階から眼下の敵に
アサルトライフルで容赦なく銃撃する
シーンは、「スカーフェイス」でアル
・パチーノ演じるアントニオ・トニー
・モンタナが豪邸の2階から1階の敵
にアサルトライフルで銃弾を浴びせる
シーンを彷彿とさせました。
ガトリングガンはセルジオ・コルブッ
チ監督のマカロニ・ウェスタン
「 続・荒野の用心棒」でしょうか?
その他にも、数々のオマージュが隠され
ていると思われるので興味がある方は、
「ガンパウダー・ミルクシェイク」を
見に行き映画館で探してみてください。
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bushdog · 2 years
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この映画で最も印象的とされるのは「オデッサの階段」といわれる約6分間の場面で、「映画史上最も有名な6分間」といわれる。特に撃たれた母親の手を離れた乳母車が階段を落ちていくシーンは、ブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』などの映画でも引用されている。
戦艦ポチョムキン - Wikipedia
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team-ginga · 8 months
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映画『ボディ・ダブル』
 ヒッチコックの『裏窓』の流れからU-Nextでブライアン・デ・パルマ監督の映画『ボディ・ダブル』(1984)を見ました。『ボディ・ダブル』は『裏窓』、『めまい』に対するオマージュだからです。
 『ボディ・ダブル』も見たような気になっているけれど実際には見ていない映画です。というか、正確に言えば、大昔テレビで見たことがあるのですが、途中で電話がかかってきてそれっきりになっただと思います。
 売れない役者で閉所恐怖症のため映画をおろされたうえ、同棲相手が家に他の男を連れ込んでいるのを発見して絶望しているジェイクにサムという男が金持ちの家の留守番のバイトを持ちかけてきます。
 ハリウッドの高台(ビバリーヒルズですかね)に建つ豪邸です。サムは望遠鏡で遠くの家を覗いてみろと言います。見てみると若い女性が下着姿でセクシーに踊り、さらにはベッドでオナニーらしきことまでしています。
 ジェイクは当然(?)翌日もその家を覗きます。けしからんと言えばその通りですが、男なんてそんなもんですね。『裏窓』のジェームズ・スチュワートも向かいに住む若いダンサーを覗いていましたし(ジェームズ・スチュワートはダンサーだけを覗いていたわけではありませんが、まあ同じです)。
 ジェイクはその際アンテナ(かな?)の修理をしているネイティブ・アメリカン(時代が時代ですから「インディアン」と言っていました)らしい男が同じように女を注視していることに気づきます。
 さらにその翌日、買い物から帰ってきたジェイクはちょうどセクシーなダンスをしていた女が出かけるところに行き合わせます。前日女を注視していたネイティブ・アメリカンらしい男が女をつけていきます。
 ジェイクは二人のあとをつけることにします。女はショッピングモールで買い物をしたあと海辺のホテルのようなところに行きます。ネイティブ・アメリカンらしい男は相変わらず女をつけています。
 ジェイクは思い切って女に声をかけ、怪しい男がつけていることを教えます(自分も怪しい男であることは棚に上げています)。すると突然ネイティブ・インディアンらしい男が女のバッグを奪って逃げていきます。
 ジェイクは追いかけますが、地下通路のようなところで閉所恐怖症の発作(?)が出てしまい倒れ込みます。遅れて女が現れます。女はジェイクを地下通路の外まで連れていき、二人はそこで熱いキスを交わします。
 え?
 どうしてそうなるのか、どうして女は見も知らぬ男とそんなことができるのかわかりませんが、きっとデ・パルマはそうしたかったんでしょうね、硬く抱き合った二人の周りをカメラがぐるぐる回ります。
 しかし女は「ここではダメよ」と言って去っていきます(えーっと、「ここ」ではダメだけれど「よそ」ならいいということですか?)。
 その日の夜もジェイクは女の家を覗きます。女の部屋にネイティブ・インディアンらしい男が忍び込んでいますが、女は気づいていません。ジェイクは女に電話をして危険を知らせます(いつの間に電話番号を知ったのでしょう。わかりませんが知っていたんだから仕方ありません)が間に合わず、ネイティブ・インディアンらしい男が女に襲い掛かります。
 そんな状況なら警察に電話するのが普通でしょうが、ジェイクは家を飛び出し女の家まで走って行きます。しかし、女はすでに殺されています。
 警察が来てジェイクは覗き魔としてさんざんしぼられることになります。
[この辺りからネタバレになります。未見の方はご注意を]
 何もかも嫌になったジェイクはテレビで新作ポルノの紹介をする番組を見ています(全てに絶望した人間がそんな番組を見るものかと思わないでもないですが、見てるんだから仕方ありません)。
 すると見覚えのあるダンス(とオナニー)をしている女優が出てきます。望遠鏡越しに自分が見たのはこのポルノ女優なのではないかと思ったジェイクはポルノ映画の制作会社に連絡し出演男優のオーディションを受けて、問題の女優と共演することになります(まあ売れないとはいえ役者ですから、そういうこともあり得るのでしょう)。
 ジェイクは女優を家に誘い、殺人が起こった家を見せて、「あそこで踊っていたのは君だろう」と問い詰めます。女優はしぶしぶ認めます。
 ちょうどそこへジェイクに留守番の仕事を世話したサムから電話がかかってきます。ジェイクは女優にサムの声を聞かせ、「君にあの家でダンスをしろと言ったのはこの男か?」と尋ねます。女はそうだと答えます。
 ここで事件の全貌が明らかになります。サムは殺された女の夫で、金持ちの妻を殺し財産を手に入れるため、ジェイクを殺人事件の証人に仕立てるという計画を立て、ジェイクに留守番の仕事を与え、女優を金で雇ってダンスとオナニーをさせたのです。
 女優はそんな話は聞きたくないし警察にも行きたくないと言って出て行きます。ジェイクはあとを追いますが、女優はたまたまそこを通りかかったネイティブ・アメリカンのような男の車に乗り込んでしまいます。
 ジェイクは二人の後をつけます。ネイティブ・アメリカンのような男は女優を殴って気絶させ、貯水池に行き、深い穴を掘ります。女優を��してそこに埋めるつもりのようです。
 ジェイクはネイティブ・アメリカンのような男に襲いかかりますが、逆襲され穴の底に落とされてしまいます。穴の底で閉所恐怖症の発作に襲われるジェイクの脳裏に自分が参加した映画撮影の様々な場面が浮かびます。パッと見ただけではどちらが現実でどちらが幻想なのかわかりませんが、デ・パルマはそれがしたかったでしょうね。
 それによってジェイクは閉所恐怖症を克服し穴から這い出します。揉みあううちにネイティブ・アメリカンのような男が顔につけているゴムが剥がれます。下から出てきたのはサムの顔です。
 ネイティブ・アメリカンのような男改めサムは車にいた犬を呼んでジェイクを襲わせようとします。ジェイクは避けようとして再び穴の中に落ちてしまい、攻撃対象を失った犬はサムにぶつかり、サムと犬は貯水池に落ちて行きます。
 展開の読めないハラハラドキドキのサスペンスと言っていいでしょうが、改めて考えてみるといろいろ変です。
 サムはなぜそんな計画を立てたのでしょう。サム自身が妻殺しの実行犯であるわけですから、アリバイ作りにはならないはずです。ジェイクを殺人事件の証人に仕立て上げることは別にサムの利益にはならないはずです。
 考え始めるとアラの多い映画ですが、「細けえことはいいんだよ」の精神で見ると結構楽しめるし、いい意味でも悪い意味でもブライアン・デ・パルマの作家性が十分に発揮された映画、デ・パルマがやりたいことをしている映画と言えるでしょう。
 デ・パルマは後年『アンタッチャブル』(1984)や『ミッション・インポッシブル』(1996)をヒットさせますが、そういう「大衆ウケのする」映画より、多少変でも、賛否両論・毀誉褒貶があっても、こういう映画の方がデ・パルマらしくて私は好きです。
追記:  3月に上演した『オンリーユー、または物語を探す二人の役者』で演出の増田さんが「ここはどういうことなんですか」と尋ねてくるので、「え? 変だった?」、「書き直す方がいいのかな?」と答えると、増田さんは「いいえ、書き直す必要はありません。第三者から見てちょっと変な部分にこそ作家性があるとボクは思っていますから。ただ、演出のために知っておきたいから聞いているだけです」と言いました。  なるほどね。  それと同じことを私は『ボディ・ダブル』に感じたということなのかもしれません。  でも、増田さん、あの台本のどこがそんなに変だった?
 
 
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sensyoeiken · 4 years
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録音のウチダです!先日クランクイン!
最初のシーンから気合入れて小道具も部屋の美術もみんなで選んだりして、頑張りました!お疲れ〜
蝶の小道具の仕組みは僕が考えました!いいカットになってるといいな〜
あとあれだ!監督の無茶ぶりの「デ・パルマ」カット!伝説の巨匠ブライアン・デ・パルマの印象的なカットで、360度ぐるっと回るようなカットなんだよね。『ミッション・インポッシブル』とかのデ・パルマね!
『愛のメモリー』とか『ミッドナイトクロス』みたいに今回は周囲の風景を映し出すパンだったけど、『ボディ・ダブル』とか『スカーフェイス』みたいに被写体を囲むように回るのもやってみたいな〜
本当周りが映り込んだりで大変だったけど、なんかみんなで映画つくってるわって感じでよかったわ。あの足音はバッチリ消すから大丈夫!
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anamon-book · 4 years
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映画秘宝 2006年11月号 ブライアン・デ・パルマ大全集! 石井聰互大全集! 洋泉社 表紙写真=スカーレット・ヨハンソン『ブラック・ダリア』 表紙デザイン=Mike Smith(LOVESMITH)
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c3oyama · 4 years
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9/11公衆電話の日 誕生日/秋篠宮紀子妃 涼風真世 倉持明日香 小籔千豊 矢作兼 木の実ナナ 泉ピン子 矢作兼 今岡誠 ベッケンバウアー 大島麻衣 誕生日 1127年 後白河天皇(皇族) 1524年 ロンサール(詩人) 1862年 オー・ヘンリー(作家) 1885年 D.H.ロレンス(作家・詩人) 1929年 サトウサンペイ(漫画家) 1940年 ブライアン・デ・パルマ(映画監督) 1945年 フランツ・ベッケンバウアー(サッカー) 1946年 木の実ナナ(女優・歌手) 居酒屋 五木ひろし & 木の実ナナ 1997 https://youtu.be/WwNgV4z_lVc https://youtu.be/cnOBTR5yg5w 1947年 泉ピン子(女優) 1958年 亜仁丸レスリー(野球) 1958年 柴田惣一(新聞記者) 1960年 涼風真世(宝塚・女優) 1962年 クリスティ・マクニコル(俳優) 1966年 秋篠宮紀子妃(皇族) 1968年 倉田てつを(俳優) 1968年 田中詠司(PERSONZ・歌手) 1970年 三上朱美(タレント) 1971年 矢作兼(おぎやはぎ・タレント) 1973年 小籔千豊 (喜劇俳優(吉本新喜劇)) 1974年 虻川美穂子 (タレント(北陽)) 1974年 今岡誠 (野球元阪神タイガース) 1976年 中村竜(タレント) 1984年 安田章大(関ジャニ∞・タレント) 1987年 大島麻衣 (タレント(AKB48[脱退])) 1989年 倉持明日香 (タレント(AKB48)) 1997年 森迫永依(女優) 誕生花・誕生石 誕生花は シュウカイドウ、花言葉は“未熟な私” 誕生石は ブルーサファイア(blue-sapphire)、宝石言葉は“慈愛・誠実” 公衆電話の日 1900年の今日、東京の新橋と上野駅前、熊本市内に各1台ずつ公衆電話が設けられた。当時の名称は「自動電話」。交換手を呼び出し、お金を入れて相手につないでもらうもので1通話5分以内で料金は15銭。そばが約2銭、手紙3銭の時代。1925年のダイヤル式電話の登場後、公衆電話と呼ばれるようになった。 警察相談の日 警察庁が1999年に制定。 警察への電話相談番号「#9110」から。 #9110に電話すると警視庁と各道府県警察本部に設置されている総合相談室につながり、この日に限らず1年中、各種事件の困りごとの相談に応じる。 愛国者の日 [アメリカ合衆国] 2002年から実施。 2001年のこの日、ニューヨークの貿易センタービル、ワシントンDCの国防総省にハイジャックした旅客機を激突させる「アメリカ同時多発テロ」が発生した。 藤崎宮大祭(熊本県熊本市) 二百二十日 歴史・出来事 608 小野妹子、留学生・留学僧とともに再び隋へ。唐に改まってからの文化を輸 入し、後の大化改新の原動力に 1862 幕府派遣の留学生、榎本武楊、西周、津田真道らオランダに向け出航 1900 公衆電話初設置 1936 大阪市立美術館開館 1937 後楽園球場開場 1985 ロス疑惑の三浦和義逮捕 2001 米国同時多発テロ事件 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #金銀ドレープ #ケープ #カラーシート #カラーチップ #C³ #色のみかた #顔タイプ #顔タイプ診断 #パーソナルカラー診断 #シーキューブ #毎月 #16日 #色の日 #insta_higashinada #神戸市 #東灘区 #秋篠宮紀子妃 #涼風真世 #倉持明日香 #小籔千豊 #矢作兼 #木の実ナナ #泉ピン子 #矢作兼 #今岡誠 #ベッケンバウアー #大島麻衣 (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/CE-aZ3rgErK/?igshid=1tlx73m46gdw0
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『カリートの道』 1993
監督
ブライアン・デ・パルマ
脚本
デヴィッド・コープ
製作
マーティン・ブレグマン
マーティン・スコット・ブレグマン
ウィル・ベアー
製作総指揮
オートウィン・フレイヤームス
ルイス・A・ストローラー
出演者
アル・パチーノ
ショーン・ペン
音楽
パトリック・ドイル
主題歌
「You Are So Beautiful」
ジョー・コッカー
撮影
スティーヴン・H・ブラム
編集
クリスティナ・ボーデン
ビル・パンコー
配給
アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
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fujimoto-h · 6 years
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2017年の出来事と読んだ本と観た映画と年末と
 2017年もいよいよ終わる。今年は5月25日に母が63で亡くなるなどしたが、それ以前になにが起こったかまったく記憶にない。8時半(たまに11時)から21時やら23時やらまで働いたりしているせいだろうか。どうやら『ベルリン・アレクサンダー広場』のDVDboxや『サイタマノラッパー』ドラマ版のDVDboxを買ったまま一度も観ていないのは憶えている。  『文藝』のアンケート企画に「来たるべき作家」の一人として前の筆名で載っていたことも、春ぐらいのことかと思ったら7月だった。時期の記憶がだんだんいい加減になってくるのであった。  広島旅行やら島根旅行やら、あと『白鴉』30号を出して「アゴアク」という作品を載せ、先日ようやく同人誌評に取り上げられたが、褒められていない、というかそれ以前の問題。まあ、『白鴉』に載せた私の作品がこれまで全作品どこかしらで取り上げられつづけているという記録をまた更新できたのでこれでいいとする。そんなことよりもいま書いている作品が無事に仕上がることを祈る。  「アゴアク」についていただいた感想に、相変わらず主人公はどこまでも僻みっぽい、でもどことなく品位がある、というのがあったのを昨日思い出して、それはたぶん、私の描き出す主人公の、まわりの世界や世間に対するプロテストなのだろうなあ、などと考えたり。  あと、2017年の文学フリマ大阪に参加した『白鴉』では来年1月21日の文学フリマ京都と5月6日の文学フリマ東京へ参加することがすでに決定しております。両方とも言い出したのは私であり、私がいるのは確実です。
 読書関係だと内藤千珠子氏の著書がとても面白かったことや、長年の課題であったベケットがようやく読めるようになってきたこと、詩を読みはじめたことが大きい。ドゥルーズ=ガタリ『千のプラトー』もようやく読みはじめ、なんとか人間へ近づいていっている。来年早々に読んでしまって、長年の課題であるドゥルーズ『意味の論理学』に挑みたい。詩集であるていど稼いだ割に読了冊数73冊というのはどうかと思うが。冊数など関係ないと言われるだろうが、読みの浅い人間がせめて冊数がなければどうすればいいというのか。どうやら一般的に本をよく読むと言われている人物は年間300とか400とか読んでおられるらしいので、100にも満たない人間のベストなど不要だろう。  映画は毎年のことながら前半期になにを観ていたかすっかり忘れる。『アトミック・ブロンド』をもう一回ぐらいは観ておきたかった。これも映画好きを自称している人は年間平均500本は観ているようなので、本数ではなく回数にすることによって数字を稼ぐなどといういじましいことをしてもなお141などという、てんでお話にならない数字を出してしまう私などのベストになんの価値があるだろうか、ということでやらない。
 といったところで、来年もよろしくお願いします。
最近読み終えた本 ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ『千のプラトー──資本主義と分裂症(中)』(河出文庫) 平田俊子編『詩、ってなに?』(小学館SJムック) 勝嶋啓太『今夜はいつもより星が多いみたいだ』(コールサック社) 岡田育=金田淳子=二村ヒトシ『オトコのカラダはキモチいい』(角川文庫) 平田俊子『アトランティスは水くさい!』(書肆山田)
最近観た映画 『すばらしき映画音楽たち』(マット・シュレーダー) 『KUBO──二本の弦の秘密』(トラヴィス・ナイト) 『シンクロナイズドモンスター』(ナチョ・ビガロンド) 『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー)
2017年の本と映画の記録。2016年はこちら。
読了本73冊
松浦寿輝『BB/PP』(講談社) 二村ヒトシ/岡田育/金田淳子『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWAメディアファクトリー) パスカル・キニャール『アマリアの別荘』(青土社) 赤木昭夫『漱石のこころ──その哲学と文学』(岩波新書) 町山智浩『映画と本の意外な関係!』(集英社インターナショナル新書) 津島佑子『半減期を祝って』(講談社) トーマス・ベルンハルト『ある子供』(松籟社) 三宅隆太『スクリプトドクターの脚本教室・中級篇』(新書館) トーマス・ベルンハルト『石灰工場』(早川書房)通算4回。 内藤千珠子『愛国的無関心──「見えない他者」と物語の暴力』(新曜社)
ウ��リアム・シェイクスピア『シンベリン』(ちくま文庫) 山本貴光『文体の科学』(新潮社) 『北の文学2016──北海道新聞文学賞、短歌賞、俳句賞』(北海道新聞社) 『シリーズ言語態(4)記憶と記録』(東京大学出版会) 小平麻衣子=内藤千珠子『21世紀日本文学ガイドブック(7)田村俊子』(ひつじ書房) 杉田敦『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房) 内藤千珠子『小説の恋愛感触』(みすず書房) 内藤千珠子『帝国と暗殺──ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社) アルフレート・デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』(河出書房新社) アルフレート・デブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場──フランツ・ビーバーコプフの物語』(ぷねうま舎)
ガブリエル・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫)2回。通算3回。 橋本陽介『物語論 基礎と応用』(講談社選書メチエ) アルフレート・デーブリーン『たんぽぽ殺し』(河出書房新社) ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』(白水uブックス) カルロ・エミーリオ・ガッダ『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』(水声社) チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』(河出書房新社) トーマス・ベルンハルト『消去──ある崩壊 新装版』(みすず書房)通算5回。 ロクサーヌ・ゲイ『バッド・フェミニスト』(亜紀書房) エルフリーデ・イェリネク『汝、気にすることなかれ』(論創社) 通算2回。 李珍景『不穏なるものたちの存在論──人間ですらないもの、卑しいもの、取るに足らないものたちの価値と意味』(インパクト出版会)
アーサー・ミラー『セールスマンの死』(ハヤカワ演劇文庫) 梁英聖『日本型ヘイトスピーチとは何か』(影書房) 山代巴 編『この世界の片隅で』(岩波新書) 岡本雅享『民族の創出──まつろわぬ人々、隠された多様性』(岩波書店) 岡本雅享 監修・編著『日本の民族差別──人種差別撤廃条約からみた課題』(明石書店) サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』(白水uブックス) 疋田龍乃介『歯車VS丙午』(思潮社) 稲川方人『形式は反動の階級に属している』(書肆子午線) サミュエル・ベケット『モロイ』(白水社) 辺見庸=目取真俊『沖縄と国家』(角川新書)
尹東柱『空と風と星と詩』(岩波文庫) サミュエル・ベケット『マロウンは死ぬ』(白水社) 稲川方人『封印』(思潮社) サミュエル・ベケット『名づけえぬもの』(白水社) サミュエル・ベケット『伴侶』(書肆山田 りぶるどるしおる) サミュエル・ベケット『見ちがい言いちがい』(書肆山田 りぶるどるしおる) サミュエル・ベケット『また終わるために』(書肆山田 りぶるどるしおる) サミュエル・ベケット『いざ最悪の方へ』(書肆山田 りぶるどるしおる) 『白鴉』30号 『星座盤』11号
『babel』創刊号 松浦寿輝『鳥の計画』(思潮社) 『時刻表』創刊号 田原『石の記憶』(思潮社) 田原『夢の蛇』(思潮社) 田原『そうして岸が誕生した』(思潮社) サミュエル・ベケット『蹴り損の棘もうけ』(白水社) 平田俊子『手紙、 のち雨』(思潮社) 高橋康也『サミュエル・ベケット』(白水uブックス) 平田俊子『戯れ言の自由』(思潮社)
ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ『新訳 カフカ──マイナー文学のために』(法政大学出版局) 小野十三郎『冥王星で』(エンプティ) 稲川方人『2000光年のコノテーション』(思潮社) 川田絢音『白夜』(書肆子午線) 平田俊子『詩七日』(思潮社) ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ『千のプラトー──資本主義と分裂症(上)』(河出文庫) 丁章『在日詩集 詩碑』(新幹社) トーマス・ベルンハルト『原因 一つの示唆』(松籟社) ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ『千のプラトー──資本主義と分裂症(中)』(河出文庫) 平田俊子編『詩、ってなに?』(小学館SJムック)
勝嶋啓太『今夜はいつもより星が多いみたいだ』(コールサック社) 岡田育/金田淳子/二村ヒトシ『オトコのカラダはキモチいい』(角川文庫) 平田俊子『アトランティスは水くさい!』(書肆山田) 映画観賞回数141回
『この世界の片隅に』(片渕須直)3回。通算5回。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(ロバート・ゼメキス) 『ベストセラー──編集者パーキンズに捧ぐ』(マイケル・グランデージ) 『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太) 『死闘の伝説』(木下恵介) 『マイマイ新子と千年の魔法』(片渕須直) 『ザ・コンサルタント』(ギャビン・オコナー) 『手紙は憶えている』(アトム・エゴヤン) 『マダム・フローレンス!──夢見るふたり』(スティーブン・フリアーズ) 『戦火の馬』(マリアンヌ・エリオット、トム・モリス)
『破門──ふたりのヤクビョーガミ』(小林聖太郎) 『ドント・ブリーズ』(フェデ・アルバレス) 『ドラゴン×マッハ!』(ソイ・チェン) 『ミス・シェパードをお手本に』(ニコラス・ハイトナー) 『92歳のパリジェンヌ』(パスカル・プザドゥー) 『マイ・ファーザー 死の天使──アウシュヴィッツ収容所人体実験医師』(エジディオ・エローニコ) 『MILES AHEAD──マイルス・デイヴィス 空白の5年間』(ドン・チードル) 『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』(マテイ・ミナーチュ) 『こころに剣士を』(クラウス・ハロ) 『ブルーに生まれついて』(ロバート・バドロー)
『ヒトラーの忘れもの』(マーチン・ピータ・サンフリト) 『MERU メルー』(ジミー・チン、 エリザベス・チャイ・バサヒリイー) 『沈黙 サイレンス』(マーティン・スコセッシ)2回。 『アイ・イン・ザ・スカイ──世界一安全な戦場』(ギャヴィン・フッド) 『クラッシャージョウ』(安彦良和) 『オアシス:スーパーソニック』(マット・ホワイトクロス) 『その街のこども』(井上剛) 『疾風スプリンター』(ダンテ・ラム) 『アリーテ姫』(片渕須直) 『アイヒマンを追え!──ナチスがもっとも畏れた男』(ラース・クラウメ)
『モアナと伝説の海』(ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー) 『AKIRA』(大友克洋) 『SING』(ガース・ジェニングス)2回。 『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(押井守)2回。 『キングコング──髑髏島の巨神』(ジョーダン・ヴォート=ロバーツ) 『ショコラ──君がいて、僕がいる』(ロシュディ・ゼム) 『ドライヴ』(ニコラス・ウィンディング・レフン) 『殺しの烙印』(鈴木清順) 『ゴースト・イン・ザ・シェル』(ルパート・サンダース) 『東京流れ者』(鈴木清順)
『ラ・ラ・ランド』(デミアン・チャゼル) 『未来を花束にして』(サラ・ガブロン) 『牯嶺街少年殺人事件』(エドワード・ヤン) 『マグニフィセント・セブン』(アントワーン・フーク) 『美女と野獣』(ビル・コンドン) 『ナイスガイズ!』(シェーン・ブラック) 『ラビング──愛という名前のふたり』(ジェフ・ニコルズ) 『乱』(黒澤明) 『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(ジャン=マルク・ヴァレ) 『お嬢さん』(パク・チャヌク)
『たかが世界の終わり』(グザヴィエ・ドラン) 『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』(ファイト・ヘルマー) 『哭声』(ナ・ホンジン) 『わたしは、ダニエル・ブレイク』(ケン・ローチ) 『ライオン──25年目のただいま』(ガース・デイヴィス) 『彼らが本気で編むときは、』(荻上直子) 『アシュラ』(キム・ソンス) 『ゆれる』(西川美和) 『花戦さ』(篠原哲雄) 『ディア・ドクター』(西川美和)
『ジャッキー──ファーストレディ最後の使命』(パブロ・ラライン) 『エンディングノート』(砂田麻美) 『ムーンライト』(バリー・ジェンキンス)2回。 『百万円と苦虫女』 (タナダユキ) 『溺れるナイフ』(山戸結希) 『ウルトラミラクルラブストーリー』(横浜聡子) 『はらはらなのか。』(酒井麻衣) 『美しい星』(吉田大八) 『T2 トレインスポッティング』(ダニー・ボイル) 『未来よ、こんにちは』(ミア・ハンセン=ラブ)
『カフェ・ソサエティ』(ウディ・アレン) 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(ケネス・ロナーガン) 『光』(河瀬直美) 『武国』(熊切和嘉) 『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(ガブリエーレ・マイネッティ) 『ハクソー・リッジ』(メル・ギブソン) 『セールスマン』(アスガル・ファルハーディー) 『海辺のリア』(小林政広) 『おとなの恋の測り方』(ローラン・ティラール) 『海辺の生と死』(越川道夫)
『ヒトラーへの285枚の葉書』(ヴァンサン・ペレーズ) 『ダンケルク』(クリストファー・ノーラン) 『ジョン・ウィック:チャプター2』(チャド・スタエルスキー) 『ベイビー・ドライバー』(エドガー・ライト) 『ザ・ドライバー』(ウォルター・ヒル) 『彼女の人生は間違いじゃない』(廣木隆一) 『ファウンダー──ハンバーガー帝国のヒミツ』(ジョン・リー・ハンコック) 『ボブという名の猫──幸せのハイタッチ』(ロジャー・スポティスウッド) 『ライフ』(ダニエル・エスピノーサ) 『ありがとう、トニ・エルドマン』(マーレン・アデ)
『20センチュリーウーマン』(マイク・ミルズ) 『ロックンロール・ハイスクール』(アラン・アーカッシュ) 『少女ファニーと運命の旅』(ローラ・ドワイヨン) 『新感染』(ヨン・サンホ) 『ローマの休日』(ウィリアム・ワイラー) 『あしたは最高のはじまり』(ユーゴ・ジェラン) 『ザ・ウォール』(ダグ・リーマン) 『スペース・レイダース』(ハワード・R・コーエン) 『麗しのサブリナ』(ビリー・ワイルダー) 『アンタッチャブル』(ブライアン・デ・パルマ)
『おしゃれ泥棒』(ウィリアム・ワイラー) 『メッセージ』 (ドゥニ・ヴィルヌーヴ) 『デス・レース2000年』(ポール・バーテル) 『夜明けの祈り』(アンヌ・フォンテーヌ) 『幼な子われらに生まれ』(三島有紀子) 『RE:BORN』(下村勇二) 『エタニティ──永遠の花たち』(トラン・アン・ユン) 『50年後のボクたちは』(ファティ・アキン) 『パターソン』(ジム・ジャームッシュ)3回。 『コーヒー&シガレッツ』(ジム・ジャームッシュ)
『ドリーム』(セオドア・メルフィ) 『ハイドリヒを撃て!──「ナチの野獣」暗殺作戦』(ショーン・エリス) 『ブルーム・オブ・イエスタデイ』(クリス・クラウス) 『スイス・アーミー・マン』(ダニエル・シュナイナート/ダニエル・クワン) 『ロスト・イン・パリ』(ドミニク・アベル/フィオナ・ゴードン) 『リングサイド・ストーリー』(武正晴) 『はじまりのうた』(ジョン・カーニー) 『ELLE』(ポール・バーホーベン) 『散歩する侵略者』(黒沢清) 『アトミック・ブロンド』(デヴィッド・リーチ)
『審判』(オーソン・ウェルズ)通算2回。 『バリー・シール──アメリカをはめた男』(ダグ・リーマン) 『三度目の殺人』(是枝裕和) 『セザンヌと過ごした時間』(ダニエル・トンプソン) 『スモーク』(ウェイン・ワン) 『ゲット・アウト』(ジョーダン・ピール) 『鉱 ARAGANE』(小田香)2回。 『すばらしき映画音楽たち』(マット・シュレーダー) 『KUBO──二本の弦の秘密』(トラヴィス・ナイト) 『シンクロナイズドモンスター』(ナチョ・ビガロンド)
『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー)
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