[限定]武漢の住民:18人の火葬者が病院で3〜5人または60,000人を火傷させた
[2020年2月23日の希望の声](記者Tian Xi記者インタビュー)武漢での肺炎の発生後、武漢が武漢を閉鎖してから1か月が経ち、部外者は人道災害が起こっていることを心配しています。病院で5分間に5つの死体を取り出した市民であるFang Binは、地元の封鎖の厳格な管理のために逮捕されました。武漢のニーさんが昨日(22日)この駅からの電話インタビューを受け入れたとき、彼女は流行が制御不能になった後に再び爆発しました。
中央監視と火葬のために50,000〜60,000人が病院に滞在しました。これは集団隠蔽に相当します
武漢での肺炎の流行は、湖北省で大地震を引き起こしました。2月10日に、湖北省保健委員会の党委員会の長官であるチャン・ジン、および省保健委員会の局長であるLi英子が退任し、2月8日に湖北省の常任委員会のメンバーである王和生によってその役職が再配置されました。2月13日、中国共産党当局者は、上海市長Ying Yongが湖北省党委員会の長官として江朝亮の後任になったことを突然発表しました。済南市党書記王中林は湖北省党委員会の常任委員会メンバーおよび武漢市委員会の書記長として馬国強に取って代わりました。さらに、中央運営グループの副部長であり、中央政治法務委員会の事務局長である習近平は武漢に座っていました。
ニエさんは、役人の交代も同じだと考えています。「今はそうではありません。前の晩に引きずりました!建物の人々は非常に病気です。」
ニーさんの義理の娘は病院で働いています。彼女は、病院には現在50,000から60,000人の人がいることを明らかにし、当局はそれをあえて報告しません。
ニーさん:「何千人もの何万人もの人が、すべての病院でいっぱいです!今、病院には50,000人または60,000人がいます!今、彼らは真実を語りません。あえて言う人がいます! 1階(最上階)がいっぱいです!廊下に(病気の)人がいます!同済病院、方F病院、どの病院でもこのような病院です! "
ニーさんは、中央検査チームが誰かをそこに火葬を見るために送ったと指摘しました、実際、彼らはそれを一緒に隠しました。
彼女は言った:「病院から退院した120人を見て、それはすべて軽微でした!今、人々は彼らがどれほど病気であるかを言いません、そして彼らがどれほど死んだかをあえて言いません!(火葬場)武漢のコミュニティのリーダーである彼も病気です。彼は死にかけようとしており、彼が言ったことを言うでしょう。誰もいません!ベッドはありません!これは20代だけで、現在は60,000人以上です!」
焼却棟の18か所が焼失3 3か所が24時間焼失
記者と話すことからノイズが発生しました。ニーさんは、それが焼却棟の声だと言いました。「それは焼却棟です!毎日何人が焼却され、圧倒されることはできません!毎日何百、何千人も火葬します!18ストーブ、3壊れ、15残り、 1日24時間、15本のストーブが燃えています!これらのストーブは燃えています、何人と言いますか?他の人が撮った写真、黄色い車、1台の車で8台または9台の車を見てください。死んだ!これは初日の1日目と2日目の状況である。ピークは1月15日に始まり、今まで続いている!怖い!ひどい! "
武漢の肺炎による死亡者数は増え続けており、葬儀場は高負荷で運営されています。海外レポート以前の調査によると、現在ある20漢口葬儀隠亡は 1日24時間動作し、他のいくつかの葬儀隠亡が 7に至るまで、18台、10台を持っています。最近、ルーメディアは40の「ゴミと動物の死体処理用の立方体」が援助地域の武漢に派遣されたと報告した。ネチズンは、「何人の人が亡くなったのか?」
ニーさんは、「これはとても簡単ですか。昨日、私たちのコミュニティは1つを引きずり、昨夜亡くなりました。この建物には20世帯以上あり、to航されました。これは6階建ての建物です。いくらですか!これはほんの数日です。全体的な状況を報告することを敢えてしますか?全国の医療関係者が湖北省武漢に来たことがわかります。
ニーさんはついに不満を表明し、次のように述べました。「今や経営陣は非常に乱雑です。今では非常に乱雑です。おっと!彼らはすべて虚偽を報告します!上記の3つの料理は、元は8元で十分でしたが、今では40または50元です!階下のコミュニティの「犬」、警察はあなたの問題を探しています!
牙武漢氏:流行状況の分析において「党」を聞くことができない
武漢の居住者である牙氏はまた、武漢が今や役人をいつものようにビジネスに変えたと語った。患者の状態はすべてニュースWebキャストで伝えられます。この場所の情報は透明ではないため、医師には発言権がありません。彼は、医師は「パーティー」に耳を傾けたいと言っており、私たちは少しのニュースを得る必要があり、論理的な分析と判断に頼るだけだと言いました。
Fang氏は地元の流行状況を分析し、「ビデオで通りかかった人が急に死んでいるのを見ました。武漢の患者は緩和されましたか、それとももっと深刻ですか?マクロデータを把握できません。たとえば、ミクロデータしか知りません。外出したくない場合は、以前にコミュニティを離れることができます。今すぐコミュニティを離れることはできません。家に閉じて出かけることはできません。コミュニティには2つの小さな店があります。小さな店の1つが売り切れました!小さな店もあり、まだ少し売れている、まだ売っている、たくさんの商品はありません。数日前に買いに行きましたが、近所にはもう白砂糖はありませんが、携帯電話でオンラインで買うことができます米、油、野菜はまだ購入できますが、アルコールやタバコは購入できません。しかし、オンラインで購入するために、コミュニティは空売りされました!」
編集長:元明清
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俺は真面目だった。仕方なく片付ける類の仕事ほど精が出るタイプの人間。裏を返せば、一般人がやる気を出してやるような仕事が性にあわない人間だ。
会社に勤めて早5年。大学を出て、大手IT企業に就職出来たのは人生で最高の成功だと思っていた。年収もそこそこ、人脈もそこそこ。ずっとそこそこの人生を送っていくのも悪くなかった。
仕事が終わり、俺はそこそこのアパートに帰る為に黒い革鞄を持って早足で帰った。
特段いつもと変わらない毎日が今日も終わる。
俺は玄関のドアを閉めた。静まり返った俺一人の空間に、溜息が零れた。俺ももう30だ。周りに結婚しただとか彼女が出来たとか、そういう報告をしてくる輩は5年前ぐらいから居た。
おかえり、ただいま。そういうやり取りは家を出たっきりしていない。
その時、ポストに紙の端くれが見えた。手紙の様だ。この季節だ、年賀状でも暑中見舞いでも無いだろうに、それ以外で自分に手紙を書くやつなんて思い浮かばない。
白い封筒をするりと抜き、暗く狭い玄関に靴も脱がずに玄関にしゃがみこんでそれを眺める。
_____ 「 전정국정 님에게 주소 」
( ______様へ [住所 ××× ] )
手紙に記されていた住所は、俺の隣の部屋番号だった。
_____、とは俺の事じゃない、恐らく隣の奴の名前だろう。宅配ミスがあったのだろう、と戻しに行こうとするが、するりと中の紙が落ちてきた。封がされていなかったようだ。俺はそれを拾い、封筒に入れ直そうとする。だが、手が止まった。
中身を見てやりたい、そう思ったのだ。つまらないルーティーンの中に生まれた唯一のノイズ。「他人の手紙」という事が、やけに鮮やかに見える。
俺は震える手で手紙を開いた。
男の字が羅列されているにも関わらず、その内容は異物だった。
「なんで来なくなったんですか?ずっとあなたを待っているのに。返事が来るまで俺は諦めませんよ、好きですから。合鍵まだ持ってますよ、居留守だってわかってます。また来ます」
ストーカー、元カノ、それとも借金取り?
頭に野蛮なワードが浮かぶ中、文字を何度も読み返して、目で追った。明らかに女の字ではない。`好きだから`その文字がやけに震え、感情を乗せて書いている事が伝わってくる。
隣の ゛______゛と言う男は綺麗な男だった。職業は検討がつかないが、こんな至って平凡なアパートに住むにしては、金を持っている様に見える。整った身形からはこんないざこざは想像出来ない。すれ違う度に柔い香水の香りがしていたのを思い出した。……まさか男と?そんな訳ないか、と冷めやらぬ興奮のせいで浅くなる息を抑えながら、その��紙を黒い革鞄の中にしまった。
数日後
至って普通な日曜日の朝が来た。特に予定も無く、顔を洗って歯を磨く。鏡に映る俺の顔は、気力と覇気に掛けていた。そんなもんだ、日曜日くらいいいだろう。
ピンポーン
と間延びした呼び出し音が鳴る。音すら久々に聞いたかもしれない、何か頼んだ覚えはないが、と歯ブラシを咥えたままインターホンを覗いた。
間違いなく隣人の_____だ。目鼻立ちが恐ろしいほど整って綺麗な肌をしている男。目を見張り、その行動を静かに、聞こえるはずもない息を潜めて眺めた。
ピンポーン
もう一度彼の指が伸びては、インターホンを鳴らす。二度目のチャイムで我に返っては、それと同時にあの記憶が蘇る。他人の手紙を読んだ罪悪感、それは意外に大きいもので、彼の夢を何度も鮮明に見た。
__ ちゃんと素直に言おう。
そう思い、今出ますと低くインターホンに声を掛ければ、サンダルをつっかけ、ドアを小さく開けた。
「ソクジンですが、なんか用ですか。」
「ソクジンさんですよね。_____、です。ちょっと聞きたい事があって」
ぶっきらぼうに告げた言葉に覆いかぶさった声がやけに明るい。怒っているふうには見えなかったが、聞きたい事がと言葉を止められればバツが悪そうに後頭部を掻いた。
「ジンさん、今日って暇ですか?」
* * *
非常に居心地が悪い。財布は要りませんと言われ連れてこられた先は街中の高級レストラン。シャンデリアと広過ぎない空間が、偽りのない高級感を醸し出していた。周りにいる客も全員、非現実的な格好をして食事をしている。音を立てる事が、まるで物を盗む様に後ろめたい事のように思えて、思わず動作が小さくなる俺を、目の前の男は子供のような笑みを浮かべて笑った。
「初めてですか?こういう場所。」
「……まあ、会社の絡みで来る事はあってもこういうプライベートは初めてですね。」
「へぇ、そうなんですか。俺、人が初めての事をしている時の反応見るの好きなんですよ、皆子供に返ったみたいにワクワクした目をしてて。」
「……はは、変わってますね。」
俺は口にレアステーキを入れながら、苦笑いをした。初めての反応だなんて少しアレな言葉に、俺は手紙の内容を思い出した。
゛ずっとあなたを待っているのに。返事が来るまで俺は諦めませんよ、好きですから。゛
行為を寄せられる理由は何となく分かる。親しみやすさが尋常では無い。その上素性が知れない所が、他人を尚惹きつけるのだろう。所謂嵌ったら危険な男。
「危険ですよね。」
俺は右手に持っていたナイフをカシャンと音を立てて皿に落とした。ゾクリと背中に氷が滑り込んだような冷たさが走る。適格に俺の考えている事を、簡潔に二文字で図星を着く男に、恐怖が込み上げてくる。一斉に此方を振り返る客達、すみませんと声色を下げながら謝れば、にこにこと人懐こい笑みを浮かべながら首を傾げる彼に、引き攣る笑みを浮かべる。
「…何が危険なんですか?こんな場所で」
そう問えば、ふふふ、と含み笑いをしながら、上品に俺のナイフを拾い上げ、手渡して来る。
「持ち方が危ないなぁ、って。ナイフって人差し指を添えないと、調節が難しいんです。左手首にガツンって言っちゃいそうだなって。」
「あ、嗚呼……すみません。不躾な物で。」
俺は彼に言われた通りにナイフを持ち直せば、内心安堵に駆られていた。タイミングが良過ぎやしないか、ああ驚いた。水をごくごくと喉に通せば、緊張による乾きを潤した。
食事中終始、彼は俺を笑顔で眺めていたので心地が悪かった。
* * *
「さて、次は何処に行きましょうか。」
まだ俺を連れ回す気だろうか。先程のレストランの様な場所に居ずらい理由は、服装にもあった。普段着を部屋着程度しか持たない為、スーツでのプライベート。゛勤務中に油を売っている社員゛と背中に書かれているようで罰が悪い。
「…____さん、俺そろそろ」
「あ、歌って好きですか?歌。」
また彼は被せるように言葉を弾ませた。だが悲しい事に、俺は条件反射で頷いた。歌は好きだった。もっと言えば、音楽が。
中学の頃、音楽科の先生に恋をしていた。三年間ずっと一途に思い続け、確か卒業式の日に告白したんだった。我ながら軽薄な思考だったと思う。
゛……あらあら、だってまだジン君は中学生でしょ?゛
なんて艶っぽい声で困ったように返答されたのを嫌に鮮明に思い出す。そんな呆気ない恋沙汰の中にも、役に立つ事は大いにあった。好かれようと歌う練習をしたり、作曲を学んでみたりピアノを始めてみたり。今じゃパッタリ辞めているが、爪痕は残せた気がしていた。
「それじゃあ決まりですね。余程好きなんですね、さっきはあんなにガチガチに緊張してたのに。」
レストランを背に振り返りながら、ふふと子供のように笑う彼の笑みに、あの先生の面影が見えた気がしてふと目を逸らした。彼の言葉の後に、可愛い、と付け加えられたのは聞かない振りをして。
* * *
カラオケボックスに着くや否や、雰囲気に慣れずソファに背を丸めて座り込んでいる俺に、手馴れた様子で時間制限の紙を発行し、グラスをふたつ持って歩み寄ってきた。
「行きましょう、ジンさん。」
俺は膝の上で組んだ手に額を近付けては、嗚呼、と短く返事をしてゆっくりと立ち上がった。初対面の奴とカラオケ、しかも男同士。緊張と言うより、変な居心地悪さが纏わり着いていた。
個室に入れば、尚更のこと。狭い空間は気まずさの象徴、だが____はそんな事を気にしていない。先に曲入れていいですか?なんて先程注いで来た、意外なチョイスのオレンジジュースを飲みながら俺に聞く。勿論、俺から先なんて有り得ない。そういう様にこく、と短く頷けば、彼は手早く曲を本体に送信した。
知らない曲だ、まあ疎いから仕方ない。そう思いながら前奏を聞き流そうと画面を眺めると、歌手名で目が止まる。
____ (彼の名前)
間違い無かった。同姓同名かも知れない、にしても同じ名前の奴が作った歌なんてよく初っ端から入れれるな、ハードル高いだろうに。そんな風に思いながら足を組みなおす。目の前に置かれたマイクを何となく手に取って眺め、前奏を聞き過ごした。
すう、と浅く吸う呼吸の音で分かる。歌が達者な奴の独特なブレス。俺は少し目を見張り、視線だけを彼に向けた。俺は小さく息を止めた。歌い出しの音に、ビリビリと電流が走った様に衝撃を受ける。上手い。一般人にしては上手すぎる。声量、音程、アクセント、ビブラート、発音、ブレス、ロングトーン、どれを取っても天才的だ。まるでCDを買ってきて、流しているような感覚。俺は唖然とした。
気付けばあっという間に一曲を終え、俺はと言えば終始俺は口を開けて眺めていた。
彼の横顔は、鼻が高くて骨格が男らしい事がよく分かる。それがこちらを見て、目尻をくしゃりとさせて笑うので、俺は思わず視線を逸らした。どうでしたか?なんて無邪気に問う彼に、どうって…と言葉を詰まらせた。
体がじくじくと熱い。まるで一生涯応援していた歌手の生歌を聞いた時のようだ。俺の為だけに奏でられたその音の余韻に、今も尚体が動かない。その声の重みは、明らかに俺には強過ぎた。
「歌手でもやってらっしゃるんですか。すみません、そういうの俺疎くて。」
「ええ、そうなんです。…困ったなあ、巷じゃ結構有名なんですよ。CDも出してます、今月はランキングにも入ったんです。」
俺は巷で話題の歌手とカラオケに来ていたようだ。しかも財布も持たず、ランチまでご馳走になった後に。急に恥ずかしさが込み上げてきて、耳が熱くなるのが分かる。
「……凄いですね、俺全く知らなくて。」
ドギマギしながら上記を告げている最中に、ふと手が持ち上がっては何かが触れた。
見れば、____が頬に俺の手を当てている。熱いですね、と艶のある声で囁かれれば、体の輪郭が歪む様な感覚に少し身を捩る。熱いのかもしれない、俺は此奴の歌で、完璧に魅了された。手紙の事などとうのとっくに忘れて、「有名歌手である男」という肩書きが上書きされた。
* * *
四時間はあっという間だった。俺も結局嫌々歌わされたが、高い音域が出ず、恥をかくという大失態をおかした。だがそれより、久々に刺激のある出来事とスケジュールで、すっかり゛楽しかった゛という感想しか言えなくなっていた。どころか、別れるのすら惜しかった。
「家も隣ですし、また行きましょう。今度ジンさんのオススメのお店も知りたいなあ。」
ふにゃりと柔らかい笑顔を見せる彼に、行きつけのラーメン屋とかになっても文句無しですよ、なんて乾いた笑みを浮かべるまでに成長した俺は、アパートの十三階の廊下で同時に彼と別々の部屋に帰った。
玄関を閉めれば、どっと疲れが増してくる。
明日は月曜で出勤日、それだと言うのに遊び呆けてしまった。一日留守にした家は、蝉の声と湿って熱い空気が充満し、尚更疲れに油を注がれる。
即座にエアコンを付ければ、スーツを脱ぎ、シャツだけになればネクタイを解いてベッドに横になった。本当に楽しかった。鮮明に浮かんでくるのは、____の耳に残る浮遊感のある歌声と、甘い匂いと、それなら頬の温度。ふと目を閉じれば、眠気が押し寄せてくる。
* * *
俺は聞き慣れない音で目が覚めた。まるで錆びたドアが軋む様な高い音。ふう、と息を着きながら音の正体を、寝惚けた夢半分の頭の中で探る。
『あ、あ、っ、ああっ、ん』
俺は飛び起きた。明らかに女の喘ぎ声が、隣の部屋から聞こえてくる。何か悪い事をする時の様に、気持ちに余裕が無くなる。俺の左側に部屋はない。隣は____の部屋だった。間違いない。
俺は息を飲んで、右の部屋と衝立になる壁に耳を着けた。途端、どかんと強い振動が伝わってくる。浅い息をなるべく静めて、壁の向こうの状況を掴もうと。炊飯器の乗った棚と、本棚の間に体を挟み込んだまま、唾を飲み込んだ。
『あっ、_____オッパ…ぁ、っ気持ちいい、』
女性の卑猥な嬌声から汲み取れる言葉を繋ぎ合わせ、言葉の意味を理解する。はっきりとアイツの名前を呼んでいた。その声と重なるように、紛れもなく、綺麗な吐息と低音の混ざる、音が聞こえてくる。間違い無く______の声だった。
こんな時に蘇って来るのは、あの時の_____だ。可愛いと俺に呟いていた彼に、熱いですね、と艶っぽい声で俺の手を頬に宛がっていた彼。それと同時に、俺の手が金具音をカチャカチャと立て、ベルトを外していた。雑に下ろせば、自ら自身を緩く扱き始める。女の大きい喘ぎ声を脳内で排除し、ベッドの軋む音の奥の、彼の低音の甘い喘ぎを、壁に耳を押し当てて必死に拾うように。気付かれては行けない、隣の喘ぎ声を、しかも男の方の喘ぎ声をオカズに、一人でスーツのままこんな風にだらし無く自慰だなんて。は、は、と短い息が漏れ、いつの間にか嫉妬で涙すら滲んでくる。ぼんやりする頭の中で、手紙のことを思い出した。そうか、あの手紙はこの女の書いた物なのだろう。そう勝手に憶測すれば、掌に吐き出した白濁をそのままに、だらんと壁にもたれ掛かった。
好きになっては行けない奴を好きになってしまった、そう理解するのに時間は掛からなかった。いつの間にか静かになった隣、気分も落ち着いて来た頃に、風呂に入って着替えを済ませた。そのまま、倒れ込むように眠りに着いた。
* * *
月曜日の朝は早い。訳の分からない朝礼をする為に、1時間も早く家を出る必要があるからだ。かといって起きるのが苦である訳でもなく、割と幼い頃から得意だった。トーストを焼く間に、髪型を整えて洗顔を済ませようと洗面台に向かう。いつもと家具の配置が違う、そう思うのは恐らく炊飯棚と本棚の間が微妙に広くなっているからだろう。足で押し退けた事など、昨晩は全く気付かなかった。朝になってしまえば、なんであんな事をしたのだろう、と遅めの賢者タイムに差し掛かっており、段々と馬鹿馬鹿しく思えてきた。
予定よりも10分早いが、テレビも朝早くは政治問題かラジオ体操。興味関心をそそる物は一切なく、俺は家を早く出ることを決意した。髪型よし、スーツよし、鞄よし、ハンカチとちり紙よし。と学生の頃から抜けないチェックする癖を何気なく玄関付近にある鏡を見て発動させながら、俺は家を出る。しっかりと鍵を掛ければ、確認してドアノブを何度も捻る。そして視線を伏せながら、エレベーターに向かう。______の部屋の扉を見ないように、無意識に。
なぜ十三回の最上階に住もうと思ったのか、階段など気が遠くなる故に、隣人と居合わせると気まずいエレベーターを毎朝使っている。エレベーターが開けば、いつものお喋りが凄いおばさんが、
今日はいない。良かった、と安堵をして背を背後の鏡に預けた。車の免許は金を貯めてからにしようと、バスの定期券を毎朝持ち歩いている。金を貯めようと決意した年数は、俺の年齢引く23。一向に取る気がないのは、俺の気力がないのと使い道に夢を感じない所だろう。そんな事を考えながらエレベーターでの静かな時間を過ごしていると、6階でエレベーターが止まる。今日はイレギュラーな事が多いな、とぼんやり考える。エレベーターが開けば、鼻に馴染んだ甘い香りを感じた。俺より5cmくらい背の高い、そう、______。
「「 あ 」」
思わず当時に感嘆符を漏らしてしまい、昨日の出来事を思い出す。相手は相も変わらずぽかんとしているが、俺の方は大慌て。寧ろ、_____の方が慌てるべきである状況だろう。知り合った隣人の隣の部屋で女と夜、だなんて罰が悪いにも程があるのではないか。だが______は慌てるとは反対に、また逢いましたね。と笑顔を向けてくる。
「昨日はどうも」
なんて頬を掻き、会釈をした。一日経つということは凄い。人をここまで気まずくさせる事が出来るのだから。そして時間が経っただけではない、俺は昨日の夜、こいつの声で。
「仕事ですか?そっか月曜日だもんな…俺の方も今日は呼ばれてるんです。あ、そのスーツ昨日と違いますよね。ネクタイも」
一人でつらつらと言葉を喋っては、エレベーターの閉ボタンを押して個室に入ってくる。俺は言う事を聞かない鼓動を、咳払いで誤魔化すのに労力を費やしていた。ネクタイも、と彼が俺に手を伸ばす。反射的に、ぐ、とその手を掴んでしまった。止まらない。降下していくエレベーターの中で、自分でも困ったような顔をしながら、昨日女に触れていた手であろう彼の長く骨ばった指の間に、自分の白い指を滑り込ませていた。
「…え、どうしました?手。」
俺はば、っと手を離せば、1階に到着し開いたエレベーターを逃げるように降りた。恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかし過ぎる。止まれなかった。綺麗な顔で、俺に手を伸ばす______が鮮明に頭に焼き付いて、離れない。俺は結局、バス停まで早足で行き、10分所か一本早いバスに乗った。息をつきながら、最後席に座る。本当に朝から災難だ。
「おい、お前。ここの資料、本社比較って文字入れろって言っただろう?これじゃ他者の使ったのかってクレーム来ても文句言えないじゃないか。」
「あ、すみません。作り直してきます。」
とんでもない凡ミス、しかもそれはこの間俺が会議で問題定時した場所だった。課長も嫌味たらしくきちんと理由まで丁寧に説明し、くしゃっと握った後のシワが着いた資料を突き返してきた。
朝の出来事が頭から離れない、ずっと。_____は俺に触れられて嫌だったんだろうか。……いやそりゃそうだろ、一日出かけただけの男に手なんか繋がれたら、誰でも気味悪いか。そう思い肘を着いた先には珈琲があり、課長の机は見事珈琲の香りと色に染まった。
* * *
残業のせいで帰宅時間は夜の十一時。やらかした俺が悪い事は十分理解出来ていたが、何も追加事項を加える事は無いだろうに。課長とギクシャクした日だったな、と疲れた目を解すように眉間を指で揉みながら、自宅の鍵を開けた。相変わらず静かさと暑さを極めている俺の部屋に、音と涼しさを加えようと、エアコンとテレビを付ける。これは飯食べずに風呂に入って寝るパターンか、と月曜の夜から憂鬱な気持ちに苛まれる。
仕方なくシャワーだけ浴びようと、服を脱ぎ捨て洗濯機に詰め込めば、ひんやりとした風呂のタイルの床を避けるように踵を浮かせて、シャワーで床を流す。���に潔癖なのは昔からだった。風呂で髪と体を洗う間も、_____のことがチラついた。昨日の夜の事のおかげでそういう気は起きなかったが、焦がれるような気持ちは収まらない。ふう、と溜息を着けば、日焼けの後など一切無い白い手を眺めた。______と触れた手。頬に当てられた時も、俺から触った時も、確か全部右の手だった。
* * *
疲れた日の風呂は気持ちいい。エアコンの涼しい空気が充満した部屋で、まあ悪くない一日だったのかもしれない、だなんて、涼しさに先程の自分の発言から掌を返しながら考えた。風呂が気持ちいい日は、ビールも気持ちいい。その等式が分からない俺世代の男は居ないだろう。1缶くらい構わないだろう、二日酔いするタイプでも、量でもない。ほろ酔いくらいで寝るのがちょうどいい、そう言い訳しながら俺は冷蔵庫からビールを取り出す。テレビをぼんやり眺めながら、喉を通っていく金色のアルコールに幸せを感じた。
ピンポーン
ドキリと心臓が跳ねた。
ピンポーン
少しも間がないあいだに、もう一度チャイムが鳴る。期待している俺が居た、_____が訪ねてきたのでは無いか。もしかしたら、今日の朝話し足りなくて、とかそういうのだろうか、と。
インターホンを覗けば、宅配便だった。ケチって買ったネットショッピングの水筒だろう。一瞬で夢が冷めると同時に、酔いすら冷めてしまった様な気がした。
無愛想に荷物を受け取れば、箱を開けて水筒を眺める。
゛手紙はちゃんと持ち主の所に届けない癖に、水筒はちゃんと届けるのか。どうせならまた間違えて、___が俺に渡しにでもくれば。゛なんて思考すら芽生えている。俺はふと気付く。これって依存じゃないか、と。あの手紙を書いたやつ、恐らくあの女は____に依存しきっていた。それを見た時、まるで汚い物でも見たかのようにあしらったのを覚えている。依存なんて馬鹿馬鹿しい。結局は体だろう、そんなふうに。今、俺はその状態なのかもしれない。唐突に_____が恐ろしく、それでも尚更愛おしく思えてくる。
俺は薄い布団を被り、目を閉じた。早く寝てしまおう。朝_____に会ったのは今日が初めてだ、明日も明後日も、きっと合わないだろう。今日はイレギュラーだったんだ。そう言い聞かせるようにしながらも、隣で彼が何をしているのか気になり、一、二時間眠れなかった。
* * *
やらかした日も辛いが、やらかした次の日はもっと辛い。上辺上で許していても、心の中ではどうせ憤慨しているんだ。憤怒に血管を浮かせながらも普通を装って対応する課長を想像しては鳥肌が立った。俺はいつも通りの配置に戻った炊飯棚と本棚を通り過ぎ、昨日と同じく髪型から靴までチェックをした。今日も装いだけは一丁前だな、なんて自分を揶揄うような思考で大雨警報付きの火曜日の朝という憂鬱な事実を見ないようにし、今日も家を出た。だが、足を止める。____の部屋のドアの前に、黒い折りたたみ傘が落ちていた。俺も傘を落としたことがある。カバンの側面ポケットに入れると、何かと落としがちなのはよく知っていた。時間に余裕もあるので、それを開いて名前を探した。__(彼の名) 間違いなかった、____の物だ。家の前に落としているとはいえ、保管はしておくべきだろう。それより、他のやつに拾われて届けられるのが癪だった。俺は其れを黒いカバンに入れ、仕事帰りに家に寄ろうと考えた。だが傘の表面から、はらりも布のような物が落ちた。拾って眺めると、直ぐにそれがハンカチである事が分かる。二日前、_____が持っていた黒いハンカチによく似ていた。名前すら書いてはいないが、恐らく彼のものだろう。彼の使っている香水か柔軟剤かの甘い香りをたっぷりと含んでいるそれも、丁寧に畳んで鞄に入れた。一つ気がかりなのは、ハンカチが傘の中にあったという事だ。彼がそんな雑な扱いをする人もは思えないが、預かり物が増えるのは此方としては嬉しく、さほど気になりはしなかった。
* * *
仕事に集中出来るわけもない。鼻について離れないあの甘い匂いを、今すぐもう一度嗅ぎたかった。匂いを感じれば、傍に彼奴がいるような気分になる。隣で歌っている時の感動を、鼓動を、鮮明に思い出せるような。ちょっと御手洗に、と後輩に断りを入れ、鞄から取り出したハンカチを自然にポケットへと忍ばせ、トイレへと向かう。
一人便器の蓋も開けず底に腰を下ろしては、ハンカチを取り出す。その布の表面に鼻を埋めれば、体がぞくぞくとする。熱くなり、同時に満たされる感覚が俺の体を撫でる。あの時の声の音響も、温度も、表情も、鮮明に蘇ってくる。何を魔が差したのか、そのハンカチを片手で鼻に押し付けたまま、中指を自らの後孔にゆっくりと挿し入れていた。挿れたことなんか勿論ない。ただ、自然とそうしたくなった。彼と最高までの仲に上り詰めたなら、多分こうなる。そう眠れない夜に考えた結果、自分の中でこうなのだ。声を抑えながら、これは彼の指だ、と暗示をかける。_____の胸板に顔を埋めて、身を預けて、快感を与えられる。そう思うだけで下腹部が熱くなった。
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