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#保護動物カフェねこのす
oka-akina · 10 months
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1207-1211
1207 たくさん洗濯をした。朝から暖かかい日だった。キムチ鍋の残りにごはんと卵と餅を入れておじやっぽいものを食べた。この餅は母が仕事のお客さんからもらったもので(毎年餅つきするらしい)、食べきれないからと毎年わたしのところにもやってくる。わたしも食べきれなくて冷凍していたやつ。いや母はとっくに退職している。これはいつの餅だろう。いつのかわかんないけどふつうに食べられた。スープジャーにこれを入れてお昼にし、入りきらないぶんを朝食べた。
角川ふざけんなとバチぎれた日記を書いた。バチぎれた日記を書くとソワソワしてしまう。わたしはいろんなことをのろのろのろのろ考えているタイプで結論を遅らせがちなんだけど(意図して遅延させている面もある)、この件の差別的な宣伝文に関しては言える人がすぐ言わないとだめだと思った。「伝染する」はひどい。今後いろんな価値観や常識は変わっていく可能性があるけど、いま、この瞬間、「伝染する」にショックを受ける(受けた)人たちがいることを無視しちゃだめだと思った。どのような本も出版を妨げられるべきではないというのはそれはそうなんだろうけど、と同時にNOは言わなきゃと思った。このあいだの日記でも書いたけどわたしにはひどいミサンドリーがあり、自分のあたまで考えたつもりのことはまちがいだらけなんじゃないかと不安でたまらないし、実際しくじりも後悔も多い。でもそれはそれとして「伝染する」はありえねーわ。そう思ったいまのこの気持ちを大事にしたいと思った。
なんかいろいろ終わらなくて観に行きたかった映画を観に行けなかった。しょんぼりしながら帰って寝た。
1208 今日も暖かい。寒さに慣れてきたのもあるかもしれない。デニムのセットアップで出かける。セットアップって好き。太ってからメンズのセットアップをよく着るようになった。 甥の誕生日プレゼントを買う。妹にリクエストをきいたら絵本がいいとのこと。「からすのパンやさん」と「スイミー」が気に入っているからそれ以外のかこさとしかレオ・レオニとの指定。五歳になる。絵本の読み聞かせは書いてある文字をぜんぶ読んであげないと怒るそうで、奥付も音読しているらしい。偕成社、東京都新宿区市ヶ谷砂土原町…とかそういうの。わたしも親向けの解説とかぜんぶ読んでたな。
ブックファーストに行ったら絵本はほぼシュリンクされていて、中身が見られなくてちょっと困った。汚損防止だろうけど表紙しかわかんないんじゃネットで買うより不便だ…。 「どろぼうがっこう」、「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「おんがくねずみジェラルディン」、「さんびきのやぎのがらがらどん」をチョイス。中身がわからないから自分の好きなものになる。ジェラルディンはえものおすすめ。だるまちゃんとてんぐちゃんだけシュリンクされてなかったのでぱらっと読んだ。こんないい話だったっけ…ちょっと泣きそうになった。
だるまちゃんがてんぐちゃんの持ち物をつぎつぎほしがり、お父さんに相談して近しいものを手に入れていく。天狗の下駄とか帽子とか。似ているものを探し、自分用を作り出していくさまがかわいくて面白い。あるときてんぐちゃんの鼻にちょうちょがとまって、だるまちゃんも長い鼻をほしがる。最初お父さんは蝶がとまるなら花だと思って色とりどりのお花を並べてみせるんだけど、ちがうそうじゃないんだ、花じゃなくて鼻なんだ、自分は長い鼻がほしいのだとだるまちゃんは訴える。お父さんはお餅をついて鼻を作ってあげて、だるまちゃんは立派な鼻を手に入れる。鼻の先に小鳥がとまって、てんぐちゃんも一緒によろこんで、めでたしめでたし。 めっちゃいい話だな。こういうのって、他人の所有物や身体の特徴をうらやましがるのはやめましょう、自分のあるがままを愛しましょう的なメッセージにしちゃいがちだけど、ほしいものをなんとかこしらえ手に入れるっていうのがいい。めちゃめちゃいい。飛躍しすぎかもだけどこれFTMの話だなって思った。
お昼はピザ。ドミノピザがブラックフライデーで600円というのをやっていて、ブラックフライデーってもう終わってないか?と思ったんだけど(一応ネットでも調べた、12/3までのキャンペーンと書いてあった)、店の窓には600円ですと書いてあるのでこれまだやってるんですかとたずねたらやっていた。一人で昼間からピザ食べるの浮かれてて面白いな。食べたらとても眠くなりやるべきいろいろが捗らなかった。夕方、通販とか書店さんへの荷物を送った。 夜ごはんはかぶと豚の炊き込みご飯。インターネットで見かけたレシピ。あとじゃがいもの煮物と、ほうれん草を炒めたやつ。ほうれん草はナムルかごまあえにしようかと思っていたけどめんどくさくなって塩胡椒で炒めた。炒めただけなのにやけにおいしくて、なんだか感心してしまった。それで(っていうのも意味わかんないと思うけど)久しぶりにヘミングウェイの『老人と海』を読み返した。
1209 甥の誕生日会。妹と妹の夫の勤めている会社の保養所みたいなところですき焼きを食べた。旅館みたいな畳の個室。甥が卵を割ってかきまぜてくれた。駅から保養所への道で父が転んで血だらけになり、店の人にばんそうこうをもらった。何やってんのと母は呆れ、父はばつの悪そうにしていた。これ以上言ったら機嫌が悪くなるからさっさと手当てして話題を変えようという連携プレーがあった。うちの父はいつも威張っていて口が悪く、その一方で信じられないくらいうっかり者で、離れて暮らしていると困った奴だなーとやや笑えるけど毎日一緒にいると扱いづらくて大変だろうなと思う。ただ母も言動に軽はずみなところがありわたしはしばしばぎょっとするので、まあちょうどいいんだろうなと思う。ちょっと飲みすぎた。瓶ビールを何本か飲んだあと、妹と父とわたしで日本酒の四号瓶をあけた。甥がどんぐりをたくさん拾った。一個ちょうだいと言ったら二個くれた。すべすべした立派などんぐりだった。すごく眠かったけど帰り道だったので新宿アルタ前のスタンディングにちょこっとだけ参加。STANDING DEMO QUEERS FOR PALESTINEっていうやつ。人多かった。帰ってから少し寝て、起きて小説を書いた。夜になっておなかがすいたのでコムタンを食べた。
1210 原稿を提出。ちょっとすっきりした気持ち。日記祭に行く。望月柚花さんと待ち合わせ。新しい下北沢にいまだ慣れないという話。ずっと慣れない気がする。バインミーを食べた。レバーペーストがこってりしていてパンがしっかり固くて、これだよ〜!というバインミーだった。 日記祭、わたしの探し方が悪いのかもなんだけど委託?の本がどこにあるのかよくわからなくていくつか見つけられなかった。売り切れもあった。うろうろ歩きまわって見つけらんない感じにきのうの父を思い出した。似てんのかな。口ばかり達者でうっかり者。でもいい天気であたたかくて、見つからないのもしょうがないなという気持ちになった。外でやるイベントいいな。隙間さんの『うつわ日記』と図Yカニナさんの『沖縄に六日間』を買った。 柚花さんと文章の話とか着物の話とかしながらビールを飲んだ。ミントマイナスマイナスのことを覚えていてくださってうれしかった。そしてしゃべっている途中、ネプリにしているステッカーのPalestinaのつづりがまちがってませんかと糸川さんがDMで教えてくださって、自分はほんとにうっかり者だな…と反省した。父はわたしの名前の漢字をしょっちゅうまちがえるのを思い出す。
ドーナツを買って柚花さんとバイバイし、国会前のデモへ。この日は黒のオールインワン(ツナギ)を着ていて、最近イベントとかスタンディングに行くときよく着てる。どこでも座れるしポケットいっぱいあって便利。日記祭行ってビール飲んでドーナツ持ってデモ行くのどうなんだと思いつつ、そのくらいで参加するおっちょこちょいがいてもいいような気もする。あとやっぱりこういうのにぶらっと行けるのは関東民の特権なんだろうなとは思うので、行けるやつは行っとくほうがいいかなと思っている。そこそこ元気で、子育てや介護やぜったい抜けられない仕事とかもないし。 国会前のデモは年齢層が高くてちょっとびっくりした。ナクバを生き延びたパレスチナ人のお孫さんという方がスピーチしていて、胸が詰まった。警察がすごく多かった。地下鉄の出口を出たところで「イベントに参加の人ですか?」と道案内されかけ、イベントではなくないか…?と思った。
日比谷公園でドーナツを食べ、さっき買った日記を読む。隙間さんの日記、写真(LINEの画面のスクショ)がたくさん袋に入っているもので、公園でこの束をカサカサめくる時間がすごくいいなと思った。内緒話みたいな感じ。futouさんのツイッターから流れてきてなんとなく日記を眺めたことが何度かあって、すっかり忘れていたんだけどちょっと前にツイッターをフォローしてくださってああそういえばと思い出した。日記祭でお話してみたかったんだけどfutouさんから来ましたとか意味わかんないことしか言えなかった。このあいだ角川にバチギレた日記を書いたとき、「毎日書いてる日記だけど、怒っていることについて書くと日記ではなくなるな…。でもこの日これを考えていたという記録だからまあいいかという日記。」というツイートにいいねしてくれてうれしかったの。でもわざわざ言うことでもないなと思った。『沖縄に六日間』は旅日記的なものが読みたくて買った。装丁がすごくいい。国会前の時点でスマホの充電はだいぶ少なかった。電源のあるカフェとかに行けばよかったんだけど天気がよくて思わず公園でぼーっとしてしまった。『ピュウ』を読みすすめた。 体力的にきついかなーと思ったんだけど渋谷ハチ公前のプロテストレイヴをちょっと見に行った。すごくよかった。スピーチがパワフルなのもよかったけど、音楽がすごくよくて…。赤と緑のスモークもよかった。渋谷駅前、スリバチの底に煙と音と声が溜まり、うねっていた。通りすがりに足を止める人も多かったように見えた。これ何やってるんですかと聞かれたのでちょっと説明。ステッカーをあげた。つづりまちがってないほうのやつ。帰って肉を焼いて食べた。
1211 何も捗らない一日だった。きのうおとといと活動的に過ごして疲れているんだと思う。そりゃそうだよなと思う。労働の電話がかかってきたのを無視した。「こわいよお」とか言って布団にもぐった、部屋に一人でいるのにかわいこぶって。メールは返した。春菊とキムチでチヂミを作って夕飯にした。食べながら蘭たんの動画を見た。8番出口のやつ。夜になっても洗濯物はあんまり乾かなかった。今度参加するアンソロの小説を書き進めた。
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ashi-yuri · 1 month
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スイスで見た博物館・美術館 備忘録
栄華で罪深い過去と共に。
いろんなヨーロッパ絵画や歴史的史料を見るなかで、少しだけヨーロッパやスイスのイメージが具体的になってよかったな。
ぜんぶ素人の適当な感想なので、気軽な旅行気分で流し読みしていただければ幸いです。
ラ・ショー・ドゥ・フォン
時計博物館
Lorelei and the Laser Eyesに出てきそうな大きく複雑で謎めいた時計がたくさん見られて楽しかった。歴史的な展示もされていて、最初は日時計・砂時計から始まるのだけれど、最後正確性を求めるうちに、メカメカしい原子時計までいくのが面白かった。
時を、航路を、労働を、計り刻む合理性の象徴としての時計。
写真は複雑なアナログ時計と精密な原子時計。
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ヌーシャテル
美術・歴史博物館
地域のちょっとした歴史資料館見るのが好きなので。トラベルパスという共通観光チケットがあれば無料で見られるのも気軽でよい。(多くの博物館・美術館も同様)
小規模だけれど、全体的にまじめに作られていて好印象。精巧な自動人形が見られたのも楽しかった。緻密な絵を描いてくれる!
建物も立派。スイスは町中に豪華で立派で石造りの重い建物がずっとのこっている。
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「植民地主義者の銅像をどうしますか?私たちは公共の場で何を、どのように覚えておきたいのでしょうか?」
印象的だったのは、地域の名士の銅像をどうすべきかという展示。ヌーシャテル中心部に立っている町の発展に寄与した名士は、実は奴隷貿易や三角貿易で富を得た人物であ��、現代において彼を称える銅像が町にあるのは是か非か、市民はどう考えるのかという展示。地域の歴史紹介や美術家や歴史家など専門家のオピニオンビデオ、市民への公開アンケートなどを用いて多角的に議論の素材を提供する。正解はないけど、とりあえずみんなで過去を踏まえて考えて議論して、今後決めていこうというスタンス。
過去の他地域への搾取とそこから得た富・美を現在どう扱うべきかというテーマは、このちいさな地域の郷土資料館をはじめ、後述するようにほかの美術館当でも見られて、スイスやヨーロッパ全体での時流でもあるのかもしれない。
ベルン
パウル・クレー・センター
クレーの作品は今まで散発的に見たことあるだけでそんなに興味なかったのだけれど、作品をまとめて見られて、なんとなくよさがわかってよかった。作品保護の観点から、展示点数は規模のわりに少なめ。
限られた二次元の色と線という手法でいかに現実を描きうるかという自由で多様な実験みたいな作品が楽しい。絵単体というより、そのいろんな試みが自分には興味深かった。
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晩年の、勢いを増すナチス・ドイツの勢力から逃れて故郷ベルンに戻ったのち、なぜか線と色に迷いが消え、寡黙で内省的で象徴性を増していくなぞめいた作品群が個人的には好みだった。
ローザンヌ
リュミエーヌ宮・自然博物館
たまたま休憩に立ち寄った立派な旧宮殿内に、無料で市民開放されている博物館があったので。
おおきなマンモスの化石があった!ほかにもたくさんの剥製(絶滅種も含む)や鉱物・化石が展示されていて、時間なくてゆっくり見て回れなかったけれど、思いがけず充実した展示があり楽しかった。ここも建物が古くて立派。
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チューリッヒ
チューリッヒ美術館
中世から現代美術までいろいろなヨーロッパの美術作品がたくさん集まっている。自分の精神は近代で止まったままなので、いろいろな近代絵画が間近で見られてうれしかった。ほかの美術館等と違いトラベルパスは対象外で、別途入館料が必要なので要注意。
マグリットやキリコやフランシス・ベーコンの作品が近くで見られる!やった!!
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ムンクのこの絵も、線と色合いの構成がしっかりしたふつうの風景画だけれど、見てるとつらくなってくるような感じがあってよかった。
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現代美術
バングラデシュ・ダッカ出身の非営利コレクティブが作ったインスタレーションがよかった。少しだけダッカという地域と縁があったので。
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急速な経済発展と社会の変化、押し寄せるたくさんの海外資本・商品・文化と市場社会、そのなかで抱える戸惑いや経済発展への期待や先進国への不信感。作品で表された、現地産業であるニットで編まれたキャンベル缶や粗末な屋台に並ぶたくさんの商品≒危険物のなかに、わずかに知っていたバングラデシュに住む彼らの思いを、芸術作品を通して改めて知れたようでよかったと思う。
デモによる政権交代後、みんなどうなるのかな。無事であるといいのだけれど。
ジャコメッティ作品
スイス出身の作家ということで、こちらも今まであまりよくわからなかった人なのだけれど、この機会にまとめて作品を見ることができてすごくよかった。人間性の衰弱と危機のなかでの抗い、というモダニズムなテーマよかったな。フランシス・ベーコンや河原温とかもそうだけど、モダニズムのなかで人体の徹底的な解体と再構成を描こうとする作品が好きなのかもしれない。
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存在だけ再構成されたよろよろしてる犬。かわいいね。
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企画展
チューリッヒ美術館のコレクションに多大な貢献をした武器商人「Sammlung Emil Bührle氏」の所蔵コレクションの今後の在り方について問うもの。
戦争という場を利用し、武器の販売で得た多額の富により築かれたコレクション。ここに飾られる絵画の額のすべてには「Sammlung E.G. Bührle」と刻印がされている。モネのきれいな睡蓮などもこの額に囲われ、周辺情報が気になって作品単体の鑑賞が難しい展示。
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なお、ほんの一部にナチス・ドイツがユダヤ人から押収した作品も含まれており、こちらについては返還手続きを進めており、展示不可となっているとのこと。
だから作品すべての来歴を明らかにし、それはQRコードで開示されている。展示自体がこれらの周辺情報含めて、たくさんの犠牲とそこから得た利益という過去のうえに築かれたコレクションをどう維持し、どういう文脈とともに展示していくか問題提起し、議論するための場となっている。
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非常に難しい問いかけであり、自分にはどういう方向性に進むのがいいのかわからないし、作品鑑賞の場としては周辺情報が多すぎるし、けれど無視できない・そうすべきでない問題なのもわかる。過去からは逃れられないけれど、いつか作品そのものをちゃんと鑑賞できる環境が整えられる日が来るんだろうか。
日本では、国立近代博物館の戦争画展示や藤井光氏の展示などが、自分が知っている中では社会的・歴史的経緯に取りまかれる芸術と展示の問題を取り扱っていて、たまに気になって見に行く。
(チューリッヒ美術館まとめ)
いろんなお金と美術と考えが集まる場所なので、ものすごく駆け足に1時間半で見たら大変でした!
ジュネーブ
ルソーの像・ルソーと文学の家
ルソーの諧謔と矛盾に満ちた「孤独な散歩者の夢想」が好きなので、ルソー詣でをしてきた。
家のほうはふつうに1Fでカフェを営業していたのが意外。テーマごとにおしゃれでコンパクトな展示となっていて、日本語ガイドのレンタルもありで見やすい。「孤独な散歩者の夢想」展示が見られたので満足!
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国際宗教改革博物館
小ぶりな建物ながら、展示はきれいで整理され、非常に充実・意欲的な内容でよかったな。特設Wi-Fiで接続できるホームページから多言語対応されていて、しっかり翻訳された日本語で見やすく展示解説が読めるのも、ちゃんと説明しようというやる気を感じた。
当然プロテスタントの視点からの展示だけれど、あまり宗派に偏らず、比較的フラットに解説されている印象(自分がキリスト教に不明のためわからないだけかもしれないけれど)
聖書がラテン語からドイツ語・フランス語・英語に翻訳されることで、書物が権力関係を変え、そして社会が変わっていったことを、当時の書物を通して少しだけ思いを馳せることができるようでよかった。
写真はラテン語から英語やドイツ語など様々な言語に翻訳された、宗教改革当時の聖書。
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ジュネーブに滞在し、宗教改革で大きな役割を果たしたカルヴァンについては、偶像崇拝を厳しく禁じていたため、彼が使ったといわれてるコップしか遺物が残ってなくて、それが展示されているのがおもしろかった。
宗教改革でよりモダンな形に切り替わったキリスト教が商業主義・物質主義に取り込まれていくこと、女性や疎外された人々がプロテスタントの教義について議論する演劇をもとにした映像作品、そして今日的な「プロテスト」の在り方など、意欲的な展示構成も見ていて楽しかった。時間の都合上、駆け足でしか見られなくて残念。
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ざっくりまとめ
海外でもGoogle翻訳のカメラ機能で展示解説をおおむね読むことができるので本当に助かる。ホームページやガイド端末で日本語含めた多言語対応しているところも意外とあった。
自分が行った場所はどこに行っても古く重い石造りの建物が残っていて、重く逃れられない過去のなかにずっといるようで印象的だった。
小さいけれど、伝えたいことがちゃんとあって、資料の保存や展示の意義を問い続けるような博物館・資料館は、国内外問わず見ごたえあっていいなと思う。大きな美術館や公設の資料館とかもそれぞれ姿勢に違いがあって、いろいろ見られて勉強になった。
最後にいい感じの湖の写真で終わります。湖は最高。
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ari0921 · 1 year
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桜林美佐の「美佐日記」(232)
「捨てないと買えない」自衛隊装備の現実
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、232回目となりま
す。
前回の毎日新聞デビュー経験に対し感想を頂戴しま
した。
「右翼論壇の大物という記事。毎日新聞でも拝見し
ました。まあ、古くからのプロパです。同じ手口で
やり続けることに興味をもちました。読者中心と思
っているのでしょうが、憲法擁護やら何やら、古典
的なやりくちに感心します。自衛隊や防衛大などで
講話をしていることなどで危機感をあおり、自衛隊
と民間との離間をねらっているところなど頭古いで
すね。」
 A様ありがとうございます!
それにしても、6月にコロナにかかり、計画されてい
たアポイントを先延ばしにしたことで、今それらが
一気に入ることになり、慌ただしい今日この頃です。
美容院も今年はなんと1回しか行っていないので、
そろそろマズイ状態になっております。先週は講演
とラジオ出演で1週間のうちに2度も神戸に行きま
したが、いつものように両方ともトンボがえりで、
滞在時間は3時間ほど。
 そういえば、神戸には造船所や関連企業があり、
かなりの回数来たことがありますが、飲み過ぎてグ
タグタの海上自衛官とかの記憶ばかリで、おしゃれ
なカフェなどは行ったことはありません。番組収録
で「神戸の印象」を聞かれ、答えに窮してしまいま
した。
 さて、そんな中、巷では退役した陸上自衛隊の高
機動車が解体されずに海外に流出していたというニ
ュースが話題になっているようです。
 同様の話は昔からありましたよね。それで自衛隊
としては製造企業が廃棄も担う仕組みにしようとし
ているのですが、これも競争入札になっていて、私
はかねてからそんなバカな「お願い」はないと各所
で書いてきました。
 頼まれたメーカーはまさに「ゆりかごから墓場ま
で」のつもりで、そこで生まれた装備品が故郷に帰
って最後を迎えるための秘匿性に十分配慮された設
備を整備することになりますが、いざ受注する段に
なり競争入札となってしまいます。
安値で札を入れてきた他社に渡すわけにもいかず、
結局、投資分など回収できるような金額ではない安
値で引き受けざるを得ません。
そんなことをしていればこの仕組みはうまくいくは
ずはなく、製造メーカーも引き受けられなくなりま
す。
このように競争入札制度で信頼に足らない業者に受
注させる状況がある限り、こうした流出はあっても
当然なのです。
話は飛ぶようですが、2001年9月11日の米同
時多発テロで任務にあたり絵本にもなった「消防艇
ハーヴィ」をご存じでしょうか。
同艇は1931年から1994年まで数々の海上火
災に対処して活躍しました。退役後、廃棄される予
定でしたが、あるレストランの常連たちによって買
い取られることになりました。
鉄くずになるはずだったハーヴィは、ハドソン川沿
いに係留・展示され余生を送ることになります。
しかし、9.11にテロが起こり、再び現場に出る
ことになります。
ハーヴィは何かできることはないかと救助に赴き、
火災消火のために水を汲み上げ続けたのだそうです。
よく自衛隊を応援したいという方々から、クラウド
ファンディングやふるさと納税のような方法で支援
できないのかと尋ねられることがあるのですが、分
かりやすい方法として、自衛隊装備をハーヴィのよ
うな形で保存することはできないのだろうかと感じ
ます。
そもそも用途廃止は「使えなくなったから」という
より、損耗更新してはじめて新たな予算が付く仕組
みになっているがゆえの制度です。「捨てないと買
えない」のです。
中古を輸出すべきという話はかねてよりありますが、
それをすると「使えるなら買う必要はない」とみな
され、新規調達の予算が取れないため、わざわざお
金をかけて壊し、捨てる、ということになります。
今、日本は国難と言っていい時代になっていると私
は思いますので、このような予算制度に縛られた従
来のやり方を抜本的に見直すべき時なのではないで
しょうか。
装備の温存や、政府主導での海外移転など有効活用、
そんなことを考え始める良いタイミングのように思
います。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
今週が皆さまにとって素敵な1週間となりますよう
に!
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tokyomariegold · 10 months
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2023/8/25〜
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8月25日 休み明け一週間の疲れと、通院のせいでめちゃくちゃな気持ちが、もっとずっとだめになってしまったので一回休み!
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8月26日 写真集が届いても一晩玄関の前に置きっぱなしにして昨晩は寝てしまった。
今日の予定を過ごせてよかった。 でも体調の不安(体感は良くないのに数値は向上している相反する状況に対して)が、ただの怠け心のような気がして、そんなことないよ!だけが欲しい貧しさに悲しくなっている。
学芸大前の商店街でカップのおしるこクッションを眺めて、保護猫カフェで猫を眺めて、東京都写真美術館でドアノーと本橋成一の写真を観た。 なるべく1人で家に居ないように、1人で家にいるときはなるべく寝ているようにしていたい。
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昨日頼んだ睡眠漢方が早く届いて欲しい。
帰り道、ストッキングに穴が空いていることと、保護猫カフェに日傘を忘れたことに気がついた。
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8月27日 起きていてもろくなことを考えられないので、なるべく眠っていようとレスタミンコーワを飲んでいたけれど、ちゃんと睡眠導入剤と睡眠の漢方をamazonで注文したのが届いたので試してみる。
あのちゃんのSNSの投稿で、24時間テレビが放送されていることを知ってもう夏休みも終わりなんだね、と思った。
習い事先の先生が今月で異動になってしまうので、今日が最後のレッスンだった。「同年代でミッフィー好きが同じで、お話できて嬉しかったです〜」と言ってくださって、ありがとうございました、とお別れをした。 この数日の、私ごとでしかない落ち込みがなければ、このお別れをもっと悲しんだり寂しがったりできたのに。
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でも夕方になって少し元気を取り戻して、重たい重たい納品した写真集を日時指定でギャラリーへ送ろうと、隣のコンビニまでやっと運んだら、4日間しか保管できないとのとで、手配するのが早過ぎてしまったらしい。店員さんに「重いのに申し訳ないけれど…」と、私が勝手に重い荷物を持ってきたのに、なんだか労って謝られてしまった。
久しぶりに土手にいって、そういえば昼過ぎに土砂降りが降っていたことを思い出させる雲が見えて、地獄だけれど、写真を撮りたくなる風景だった。
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明日からのこと、出勤してちゃんと気持ちを保てるかちょうど産業医の先生との面談があるのでどう何を伝えようか、そろそろニコンの応募のじゅんびをしないといけないこと、そして今はどれもこれもストレスになっているけれど、でもそれでも今日は写真を撮れたからまだましな日だった。
たくさん人目を気にしながら、できる限り逃げて、自分で自分を守ってね。
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lilgurlcollins · 11 months
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旅日記③ in Australia🇦🇺
Sydney編
続いて、Sydneyについて覚えてる限りのことを。
前半は都市について、後半は向こうでの医師の働き方について書きました。めっちゃ長くなった🤦🏻‍♂️
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3日間の滞在で感じたSydneyの魅力
第一の感想、数年住みたい。
ちょうどよく都会。日本でいう表参道のような上品な雰囲気を持ちつつ、道が広くて都会の行き過ぎた喧騒みたいなのがない。夜1人で歩いても明るいから怖くなかった。(夜のお散歩が楽しめるの最高)
気持ちの良い大自然が、電車や車をちょっと走らせると辿り着ける距離にある。最高すぎる。SydneyでもBlue Mountains(写真2枚目)など自然観光はたくさんしたけれど、1番気に入ったのはBondi beach(写真6枚目)。このビーチは何回来ても飽きないだろうな〜って思った。嫌なことあっても穏やかな気持ちになれそうな、そんな素敵なビーチだった🐚(現地の人たちは暇さえあればすぐ海に行ってレジャーシート引いてchillするらしい。)
アジア系多め。おかげさまで、旅行中に自分が外国人だと感じる瞬間もなく、差別を感じることもなく。アジア系が多めだからか、アジア系料理のお店も豊富で、海外旅行あるある「日本食恋しい」がなかった。
ジェラートがめちゃくちゃ美味しい。現地の人曰く、イタリア人が「イタリアンはさすがにイタリアの方がちょびっとだけ美味しいけど、ジェラートはイタリアと差異なく美味しい」と話すらしい。やるやんシドニー…。
ライフスタイルが魅力的。活動は朝早くから、でも夕方にはお休みモード。カフェは朝6時から空いてて、コーヒー買ってからみんな職場へ向かうらしい。飲み会は基本1次会まで、2次会はジェラート食べて終わりなんだとか🍨。深夜までの飲み会は翌日の疲労感が凄まじいので、この文化はますます魅力的。
(物価高いことを考慮しても)給料高め、定時で帰宅、残業少なめ。休日は自分の時間、家族の時間を大切にする国民性。Australiaはビザを取るのが大変なことで有名だけど、医師の資格があれば永住権の獲得も容易いようで、ちょっと働いてみたいかもと思ってしまった。
みんながみんな自由。ド派手な花柄ワンピースきたおばあちゃん、青い髪のお姉さん、靴履かずに裸足で歩くお兄さん。こういう���人への興味関心が薄いところ、居心地良い。狭いコミュニティは少し息苦しくて得意じゃないから、いいな〜って思った。
働く女性に優しい社会。出産はタダ、育休は両親合わせて2年ほど。お母さんがベビーカー連れてクラブでお酒飲んでても安全らしい(?)。電車で赤ちゃんが泣いてると機嫌悪くなるおじさんがいる日本よりは、たぶん優しい。
ざっと思い付くのでこれくらい。
今までは、海外旅行行っても初日に『日本しか勝たんな🇯🇵』と感じるのだけど(実際、ご飯は美味しい人は優しい治安はいい街は綺麗だから当たり前)、Sydneyはそんな日本のいいところもきちんとあったな〜って感じがした。ただ、数日の滞在なので見えてない部分もたくさんあると思う。
英語頑張って勉強して、数年間ここで働いてみたいなって思った。骨を埋めるのは日本がいいけど。
余談
3枚目はBlue Mountainのkissing trees(loves treesとも呼ばれている)🍃。お互いが栄養を受け渡ししあっているおかげで生きている木のことなんだけど、触ったら素敵なご利益があるらしい。めちゃくちゃ触っといた。ガイドのおじさんは触りすぎて効果なかったらしい(何なん)。
続いて向こうでの医師生活を聞いた感想
Australiaに行った目的は、日本人ながら現地でドクターとして働いている知り合いに会いに行くことで、せっかくお話たくさん聞けて刺激を受けたので、そのこともメモしておく📝
🇦🇺と🇯🇵の働き方の違い
🇦🇺は週4.5勤務で残業なし(9時5時)で、残りはゆっくり自分の時間を過ごせる。専門医は週5勤務に対して研修医は週4.5勤務。この差0.5週は、研修医は勉強に時間を使ってねって意図で、0.5週分も給料は出るらしい。(日本でも病院を選べば色々あるんだろうけど、全体的に日本よりも時間にゆとりのある生活を推奨してるんだなっていう印象)
有給は日本は年10日なのに、向こうは年間まるまる5週間。
働き方について色々メモしたけど、それでも日本で医師を週6で残業ありでバイトもしてやってるひとよりかなり年収の差があるらしい。お金が全てではないけど、お金の余裕は心の余裕だよなぁなんて思ったり🤦🏻‍♂️
ビザを取るのってすごい大変らしいけど、医者に関しては国家試験に受かれば2週間で取れるから、永住権獲得の心配は格段と少ないらしい。アメリカは永住権は全然取りにくくて、9年くらい?働いたらアメリカの僻地か、故郷に帰らないといけない決まりらしい。アメリカの僻地ってハワイが含まれるんだけど、だからハワイには日本人の医師が多いんだって。(ワーホリでオーストラリアにきて魅了されたけど、学生ビザとか雇用で何とか引き継いで、在住9年目っていうひとにウルルで会った。いまだ永住権取れずにいるし先が見えないっていって、ビザって大変なんだ〜って思ってたから、医師にとってビザは何とでもなるよっていう話は大きい収穫だった。)ちなみに、医師の他にビザが取りやすい職業は看護師と研究者らしい。
国試はアメリカと違っていついつまでにとかいう制限がないから、何回でもチャレンジできる。先生はいけるいけるって言ってたけど、絶対大変。(まあとりあえずオーストラリアに行ってみて、無理だったら日本帰ろ〜とかいうくらいのマインドでいいんだよって先生が言ってた。失業するわけじゃあるまいし、と。)
日本は1人の患者に1人の医師が担当するところが主流だから、急変とかあると呼び出しがあるけど、オーストラリアでは患者1人をチームで担当するから、呼び出しとかないし、負担もいい意味で分散される。
オーストラリアの医師は、ローカルGP(総合診療医)が70%をしめてて、専門医は残りの30%。ローカルGPは日本の総合診療医よりも何倍も網羅されてて、お産も心疾患も救急や小児や看取りなど全部がめっちゃできる。だからGPトレーナーをやるだけでも、経験をたくさん積んだ医師になれるらしい。
逆に、専門医を取るにはだいたい8年くらい(スムーズに行っても6年)かかる。オーストラリアで専門医をとってから日本に帰っても、日本でその専門医としてすぐなれるわけではないけど、学会発表とか色々やれば、専門医への近道があるみたい。要するにまた日本で1からっていうわけではないということ。
海外での人種差別ってないの?って思って質問したら、オーストラリアでは患者が白人以外の医師に対して差別っぽい言動をした場合、ブラックリストにのるかんじで患者側が病院から追放されるらしい。だから、白人以外もとっても守られてる国だなと感じた。訴訟もないわけじゃないけど、保険がきちんとあるから、それに関しては日本と同じかな。
育休は旦那さんと合わせて2年間くらいもらえるし、ドクターだったら保育園に納めるお金は他の職種より多いらしいけど、子供を保育園に預けるだけでオムツ用意しなきゃとかないらしい。多分、この収める金額によって楽さが選べるのかな?詳しくはわからないけど、とりあえず日本より子育てしやすい社会体制が整っているとのこと。
私はまだ日本で働いたこともないので日本の実態もよく分かってないし、医療体制において向こうがが優っているとも言えないけれど、刺激的でワクワクした☀️
興味持ったらとりあえず手突っ込んで、できるだけ将来の選択肢を狭めないように生きていきたいな、と思えた1週間だった。先生と知り合った時(10年前)は、自分はまだ中学生、先生もまだ大学生で、自分が先生と同じ進路を辿るとも、先生が日本を出るとも思ってなかった😂あとこんなに親しくなるとも思ってなかった。人生の縁に感謝です🌿
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tutai-k · 11 months
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【試し読み】アルバトロスの語りの果てへ
2023年11月11日に東京・流通センターで開催される文学フリマ東京で刊行予定の新刊の試し読みです。 通販の予約はこちらからどうぞ。
★こんなお話★ 作家のノイはある日、同棲しているパートナーで人気の役者のターに、アルバトロスの保護のボランティアに参加しようと誘われる。三年間かけて行われるアルバトロスに精神を憑依させての繁殖支援、役者と作家では、それぞれの仕事を休止せざるを得ない…。ノイは最初は反発するが、ターの「物語から逃げたい」という言葉に参加を決めて…。 物語を作る2人の女が、物語から逃げようとする試みについて。
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「越境しよう」と、ターは言った。  それはまるで、猫カフェへいって、わがままなノイをもみくちゃにしようとしているくらいの声だった。  生物間の越境技術が進み、人間は、他の生物に意識を憑依させ、操作できるようになった。身近なものだと猫や犬、小鳥。動物園へいけば、ゾウやキリン、アリクイにだってなれる。わたしもターも、経験したことがないわけではない。ターは役づくり、わたしは取材にときどき利用しているし……一度、わたしのリクエストで、猫カフェにいき、猫になってターに文字通り猫かわいがりされたことがある。ばかなノイ、と言いながらターは猫のわたしをもみくちゃにし、わたしはターの腕に爪をたて、お尻やひたいをこすりつけた。ターは最後に、いつもベッドをともにするときみたいにわたしの脇のにおいを嗅いだ。猫の脇、というのは腹のような気もするが、わたしはそれを、いつものように、脇だと思った。  そんな口調だったが、、ターがわたしに見せたのは、猫カフェのウェブサイトではなかったし、動物園の体験講座でもなかった。  国際鳥類保護協会が主催する、ボランティアの募集だった。 「これって、役づくりかなにかに必要なの?」  絶滅の危機にある海鳥、アルバトロスに憑依して、繁殖のサポートをする、という内容だった。――それはつまり、陸地がほとんどなくなってしまった浮島の外、海上での活動だ。  ターはこれまでにも何度か、特別な許可を得てめずらしい野生動物への憑依を経験していた。人間以外の動物を演じるため、ターはミツバチにも、センザンコウにも、ボノボにも憑依したことがある。 「ううん。必要ない」  アルバトロスの憑依――そう聞けばだれだって二十年まえの事故を思い出す。かつてレースとして大々的におこなわれていた繁殖補助。そして、憑依したまま帰還しなかったふたりの研究者。  わたしの不安を察したターは、技術は向上しているもののリスクはゼロではないことを、とくにうしろめたくはなさそうに言った。  そりゃそうだ。猫カフェで猫になるのだってリスクはあるし、わたしたちが住むこの浮島に大きな穴が空いて海底に沈んでしまうリスクもゼロではない。 「でも、任期が三年って……」 「仕事はしばらく、休暇を取ったよ。だから、ノイも一緒に――」 「ター、辞めるの?」  その問いは自然だっただろう。 「辞めても生活できるだけのお金は稼いだつもりだけど」  ターは事実を述べた。ターはいまをときめく花形の役者だ。収入はわたしの何十倍もあり、その収入だけで、わたしたちふたりは生活に困ることはない。わたしは、生活費を得る、という意味に限定すれば、働く必要なんてなかった。 「ノイが書いた本の主演をしたから、もう役者は終わり」  ターは、あらかじめ用意されているせりふのようにしゃべった。  実際、用意していたのだ。  ターにはそういうところがある。普段、何気ない話をするときは口下手なほうで、うん、とか、いいね、とかしか言わないし、そのタイミングもずれている。一言で答えられない問いだったら返事にとても時間がかかることだってあるのだ。 「ター?」  だからわたしは、意地悪く名前だけを呼んで問いを隠し、一言で答えられないようにしてやる。  わたしはターが用意していたせりふを気に入らなかったし、こういうふうに、用意して話しをするときのターは、ずるい意味でわたしに甘えているからだ。 「……あのね」  苦しみまぎれの、息継ぎのような言葉が漏れた。答えにくいインタヴューをするりとかわす姿を日々映像で見ているファンたちは、こんなターを知らないだろう。  そして、朴訥で寡黙、サイン会ですら一言も発しない不愛想なエンタメ作家のノイが、こんな風にいじわるくパートナーに接することを、ノイのファンも知らない。  ターは言葉に困っていた。  用意していたせりふは、まるでもうわたしたちの夢が終わった、夢を勝手に終わらせたというような一方的なものだった。  わたしとターは、二十年は一緒にいるが、わたしはターとおなじ夢を見たことがない。  ターの夢はターの夢。わたしが書いた物語の主演をすること。わたしは、わたしの物語をターが演じてくれることは嬉しいと思うが、作家活動の終着点にさだめてはいない。  提示されたボランティアは、三年かかる。アルバトロスに憑依して三年――生物に憑依するということは、そ���間は人間の活動ができないということだ。それを、一緒に参加しようという。  ターはいい。三年のブランクがあっても、この大役者を放っておくようなひとたちはいない。だけど、わたしは――。編集者、出版社、ファンレターをくれるひとたち……だれもが、三年も不在にしている底辺作家を待たないだろう。  お金が、じゅうぶんにあることが、おどしのように迫ってくる。  ターはよく稼ぐひとだった。貯蓄は、わたしたちが仕事を辞めて、先生活していくのも、贅沢をしなければじゅうぶんな額だ。わたしはターの何十分の一というお金しか稼げていない。生活に寄与することはほぼなく、自分の小遣いで使い切ってしまう額。つまり三年後、わたしが職をうしなっても、わたしたちは、物理的な生活という意味ではなんら困りはしないのだ。  わたしはだから、どこまでも意地悪になって沈黙をつらぬいた。 「――わたし、ノイの、……物語を演じたあと、なにがしたいか考えたら、鳥になりたいと思って」  ターはもう、台詞を読んでいなかった。自分の心のなかのおもちゃ箱をひっくりかえして、ひとつひとつ、かたちになるようにブロックを組み立ててわたしに示して見せた。 「ノイ。ねえ、ノイ」  ターがよく演じる役ならば、かたくななパートナーを説得するとき、手を握ったりとか、肩を抱き寄せたりとかをする。だけど、役を抜けたターは、そんなことを決してしない。ただ途方に暮れたようにわたしの名を呼んで、言葉の次を探すのだ。 「鳥になりたいって、……それなら、カフェや動物園へいけばいいじゃない」 「それじゃだめなの」  それだけは、はっきりとターは言い切った。  だが、その後の言葉はすぐにはつづけられないようだった。 「わたしにだって、仕事があるんだよ。全然、お金になってないし、生活なんてターの稼いだお金でしているけど、……これはわたしにとっては大切なことで。それを三年、手放せっていうの」  話のネタになるじゃない、そんなことをターが言うならぶってやって、この関係も終わりにしただろう。だが、ターは長い長い沈黙のあと、追い詰められたように、言った。 「物語から逃げたいの。ねえ、ノイ。わたし、物語から、逃げたいの」
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saintdesire · 3 hours
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この番組でずっと触れずにきたことですが、実は私は占いが趣味……どころか、20歳から35歳くらいまでの月日(の一部)を西洋占星術の勉強に費やしていました。昭和の頃はJSの趣味としてメジャー&カジュアルだったのに、令和の今では人を警戒させてしまう(?)趣味、占い。みなさんはどうでしょうか。占い好きのグイグイくる友人、居たらどうします……? 今回はその「グイグイくる占い好きな友人」であった私の反省回です。しんじつやらかしてた歳月の記録です……。と説明を書きつつも、話し始めは「今回のテーマは、人に言いづらい趣味~」くらいのテンションで始めてる。ここまで話す気はなかった。かもしれない。 ※今回喋りすぎてしまったため、後半=お便りコーナーの編集が間に合いませんでした。第57回のパート2として、次の日曜日(「次の更新日」ではなく)までにアップしたいと思いますので、申し訳ありませんが少々お待ち下さい🙇‍♀️
▽猫カフェの攻略法を見つけた話(0:00〜)
▽今回はお便りからのテーマでした! 占いとの距離感は?(8:01〜)
▽占星術を学ぶことになったきっかけ(18:15〜)
▽出生データクレクレ魔時代(29:20〜)
▽熱が冷めていく過程(41:12〜)
▽現在の距離感と、それでも勉強になったこと(46:51〜)
☆ご参考リンク☆
▼私のこんなヘボ喋りでも、万が一西洋占星術に興味を持った方がいらっしゃったら、まずはこちらの本を読むのがオススメです。衝動的に多額のお金を払うのはNO>< まついなつき『新版 しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本』https://www01.hanmoto.com/bd/isbn/9784046046147
▼広告なしでホロスコープの作成ができるサイト https://kagamiryuji.jp/horoscope/ (鏡リュウジ公式ページ) ☆このラジオで紹介した曲のプレイリスト!https://open.spotify.com/playlist/49rYiWNp71o6BYbJHq3oON ☆ブログ「流れるままのミホ」https://toshimamiho.me/更新は稀ですが一応存在してます…🙇🏻‍♀️
☆BGM:zukisuzukiさんhttps://www.youtube.com/c/zukisuzukiBGM
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番組へのご感想・トーク��ーマのご希望など絶賛募集中!こちらの投稿フォームへお願いします↓https://form.run/@yokubouradio
[▽猫カフェの攻略法を見つけた話(0:00〜)]
猫カフェの攻略法見つけた話を聞いて欲しい
こんにちは、豊島ミホです。収録している今日は9月19日木曜日です。
いや、 ちょっと聞いてほしいことがあるんですけど、私はとうとう猫カフェ攻略法を見つけたんですよね。 ちょっと前の回で動物好きの話をした時に、犬派から猫派に寝返って猫カフェに通ってるっていう話をしたと思うんですけど、そん時に、こうとはいえ全然猫にモテない。 子供の膝に猫は乗ってきたけど、私はもう猫が一切寄ってこなくて、しかもなんでだろうってへこんでたら、子供に「足が臭いからじゃない。」ってそれまでされるっていうことがあったっていう話をしたぐらいだったんですけど、 どっこいですよ。私ね、この夏の間、この夏唯一の収穫、猫カフェ攻略法をね、見つけました。 もうこの私が猫にモテモテ。 すごいすごい。ここでなんか魔法の石とか踏み出しそうな雰囲気ですけど、普通に見つけたんですよ。そのほんとの方法をね。誰にでもできる方法を。
猫じゃらしテクニック
ちょ、すいません。これ今日の本題じゃないんですけど、聞いてもらっていいですか。その、この猫さんのさ、困難なところって、遊びたい猫と人とこう、まったりしたい一応、人が好きな猫がほとんどの場合同一でないっていう ことなんですよね。まったりしたい猫さんは最初からまったりしたいんだけど、かと言ってその猫は、 なんだろう、それこそ、なんか常連さんとか、猫に好かれるオーラを出してる人間をこう感知して、そっちに寄っていくのであって、いくらさ、猫カフェがこう出してるこういうお客さんは猫に好かれないかもみたいなさ、ネットの記事とか読んでさ、その、大声を出すとか、その、急に近寄るとか、上から話しかけるとか、なんかそういうの全部やんないで。あと、サイトの指でご挨拶とか、そういうのも全部やっても、当然その猫に好かれオーラを放ってるものには叶わないし、 ただ座ってたって、猫なんか寄ってこないんですよ。猫なんかって言っちゃった。猫、子猫様はね、寄ってきてくれないんですよ。 でもですよ、かといって、その猫じゃテクニックをつけて、こう、遊びたい猫を見つけて遊んだ。とても、なんか、一通り遊んだ。よしよし、遊べるぞって。なんか、私もさ、そこまでは言ったのよ。猫じゃテクニックまではさ。 でも、その猫と遊んだ後、もういいだろうって、こう、私の都合で、もういいだろう、仲良くしようぜって、こうすって、こう、撫でようとすると、シって無言でシュって去ってくんですよね。 それが猫というものなんですよ。すごい、一瞬で知ったかぶってる。でも、そういう困難をね、猫カフェに行く私みたいな初心者結は抱えてるわけなんですけど、私が見つけた攻略法は、まずその遊びたい猫を誘うんですよ。 猫じゃらしをこう出した時点で出して、ふってふーってやってるとこう。みたいな感じで、こう、遠巻きに寄ってくる猫がいますから、なんかその猫ちゃんをまず 遊ばせる。もうそこで精一杯。すごいさ、猫茶しテクニックを全力で使ってこう。ちなみに猫写しテクニックは、その猫写しをあれですね、すごく不規則に、なんかある程度のリズムは持ちつつも、その有機的な感じを意識して動かすってことです。なんかリズムをこう、一定にしないで、 もうユラユラブラブラとかは1番ダメなやつで、そうじゃなくて、もうチロチロシュみたいな、シュパ シーシーンしゅみたいな、なんかそういう、そういう返し方をしてるとネコちゃんが食いついてくるから、それでまずひとしきり遊ぶ。もうそこで10分、15分と使う。 で、そうしてると、あれなんですよ、一生懸命遊んでると、まったりしたネコちゃんの方が実はね、 寄ってくるんですよ。その他に、猫カでオーラ、客がいなかった場合のみですけどね、その圧倒的なオーラを持つものが来たら、もう絶対そっち行っちゃうんだけど、誰もいなかった場合、 人間になでなでされたい猫が、その人のぬくみが好きな猫がやってきて、隣にこう座るんですよ。座って、遊びには参加せず、じっと隣にいて、なんか尻尾とかくっつけてきたりするんですよ。すごい可愛い。 だからね、遊ぶ猫ちゃんも可愛いんだけどさ、もうそこで可愛さ味わってんだけどさ、どっちかっていうと私はまったりしたい方だからさ。そんでまだしばらく遊びつけ続けて、 なんかふーって感じである時やめて、さあ座るかみたいな感じでソファーに座ると、そう、待ってた猫がすかさずお膝に来てくれるんですよ。 もうね、これに気づくのにすごい時間かかった。去年の冬から。去年じゃない、今年の冬から。だからさ、半年ぐらい。でも、これで大体皆さんバッチリだと思います。
とはいえ猫カフェは反応が芳しい趣味ではない
って言ってもさ、すごい。本当、大半の人は猫カフェに興味がないんだよね。この猫カフェっていうだけでさ、結構、 え。っていう目で見られるというかさ。うん、そういう感じになるの、私は知ってます。なえ。な、そうなの。って思った人もいるかもしれないけどさ、その、やっぱその猫カフェっていうだけで、みんなその猫カフェイコール猫キャバみたいなあれってあるじゃないですか。 猫を遊ばせる、猫と遊んでお金を取ってる、しかも猫の猫に稼がせているみたいなさ。ちが違うんだ、私が言ってるのは保護猫カフェなんだよって。
保護猫カフェ
そうなんですよ、保護猫カフェなんですけども、保護猫カフェみたいな、ちょっと言い訳みたいに聞こえるし、なんかさあ、本当本当、ごく至極真面目な保護猫カフェに行ってんですけど、 真面目な保護猫カフェとそうじゃない保護猫カフェをどうやって見分けをつけるかっていうと、その最後の譲渡の時に、そのお客さんが その猫ちゃんを飼いたいですって申し出た時に、猫の命に対してのお金を取るか取らないかっていうことですね。私の中の基準はね、知らんけど、世の中的にはね。 あと、やっぱりなんだろ、なんか決定的に興味がない人もやっぱいるもんなんですよね。動物が好きじゃないとかじゃなくて、なんかやっぱそういうのに対して、ちょっとあんまり興味ないんだよなっていう、うん人もいっぱいいる。
今日のテーマは人に言いづらい趣味
でも今日はそんな枕でですね、何を話そうとしているかというと、そういうなんか人に言いづらい趣味について話そうと思ってます。 言いづらいっていうか、なんかこう、肯定されない趣味、なんか広くはいいねって言ってもらえない趣味。 そして私にとって、それ色々あるんですけど、asmrとかもそうなんだよね、なんか一生懸命話した会がね、結構最初の方にあるんですけど、そういうのもそうなんだけど、その代表格みたいなものがあるっていう話を今日はしていきたいと思います。それは、じゃあ、オープニングの、なんかオープニングコールの後で 発表しましょうか。ちょっともったいぶどうかな。あと、お便りもあります。いただいたお便りがね、じゃあそれを読んで始めたいと思います。後で。じゃあ第57回聖なる欲望ラジオ
▽今回はお便りからのテーマでした! 占いとの距離感は?(8:01〜)
お便り
では、お便りお読みしたいと思います。山形県30代コブシさんからのお便りです。 これ実はもう5月にいただいてるお便りで、ちょっと保留にしますねっていうことを番組内で1回喋ったんですけど、本当にね、めちゃくちゃ保留にしてしまってすみませんでした。 読みます。
『第51回で趣味を始めるサイクルがあるというお話をされていて、ずっと気になっていたことを思い出し、投稿させていただきます。 正確な記憶ではありませんが、2015年から2017年あたり、当時の豊島さんのブログでの西洋占星術の話題と陰陽煮の話題が印象に残っています。 占い陰陽煮のその後や現在の付き合い方、距離を伺いたいです。』
このさっき呼んだ西洋占星術っていうとこには米印注がついてて、
『もしかして西洋ではなく四柱推命の可能性も。どちらもやってたのかな。引用人の陰陽思想も東洋寄りだし、五行とかも気になっておりました。』
という質問なんですけど、このご質問の後に、
『以下、私はトシマさんに伝えたいものの、ラジオで読み上げていただくには適さない長文になってしまったので、トシマさんの判断でよしなにお願いいたします』
っていう文章の後、こう、コブシさん自身のご事情が書いてるんですね。 もう西洋占星術の話してたけど、それとの付き合い方どうなったの。っていう質問だけだと質問者のスタンスがわかんないから、それについて結構しっかり書いてくださったんですよね。 よしなに。っていうことだったので、ちょっと抜き出して読んでいこうかな。途中省略があるんですけども、読みます。
『ラジオで若い頃占いで調べたら中年以降太るらしかったからという風なことをおっしゃっていたので、
私がですね、
何事にも短期集中でやるべき情報を得た後は卒業して、余計な脳のリソースを割かないスマートスタイルなのだと個人的にお見受けしていました。』
確かにこれ言ったこの中年以降太るって占いで若いこと見たからみたいな話。
『ファッションのお話をしている第14回でヒサノリサさんのイメコンラジオに関しても似た感じの言及があったので、余計トシマさんの今の占いや引用にとの距離感やスタンスに興味を持っておりました。 自分の占いの話になりますが、占星術に関しては自分の中では熱のピークが過ぎ、かつ色々出来事や思うことがあり、あまり生活の中で考えたり人に話すこともなくなり完結しました。』
こっからね、結構コブシさんの事情が続くんですけど、なんで読むかっていうと、もう私が全くこれ同じ流れをね、経験してるからなんです。ちょっとなので聞いてください皆様。
『私はその後、何かの占いにがっつりはまることはありませんでしたが、子供の名前のことを考えて生命判断の知識を思い出したように時々収集したりしていますし、タロットカードを一デッキとその本を持っています。 私は元々占い好き系(とはいえ宗教やスピリチュアルまでふれる胆力もない中途半端な)女児だったので、3つ子の魂で一生うっすら占いとか風水に親和的なんだろうなと思っています。 とはいえ、ホロスコープを通じて何かが懲りたというか完全燃焼してしまい、mbtiなどそれっぽい分類系に対してはそういうのはもういいやという気持ちです。 あと、占い好きというと6割ほどの人には引かれずじ事実は体感として元々分かっていたのですが、当時はそれでも親しい人の出生時間を教えてほしさのあまり結構カミングアウトしてました。』
もうここがね、同じ同じ
『クールダウンしてみると、その過程で引く人の気持ちもフラットにわかったり、シンプルに自分に付きまとう無駄にそんなイメージいらないなと。つき物が落ちたように占いの話を人にしなくなりました。実際に熱がなくなったからが1番ですが、はまったこと自体を後悔してるわけではなく、得られて良かった知見や払われた偏見もあります。』
まあ、じゃあこの辺で。読み上げはここまでにしようかな。 これと一緒に第51回のね、ご丁寧な感想もいただきまして、そちらもね、とってもありがとうございます メールの最後の方には、
『以上は非科学的なものをいぶかしんでの立場からの投稿ではないことを明らかにしたく、長々と書きました。長文になってしまいましたが、さっくりとでも何か教えていただいただければ嬉しいです。』
という風に結ばれてます。
というわけで、私のね、ちょっと私の説明とかってる故に長く引用してしまったんですけども、コブシさん、どうもありがとうございます。
20歳から始めた、進路の視野にも入れた趣味、西洋占星術
私のね、その、人に引かれるし 非常に。実はですね、西洋占星術、せ、そっちですね、東洋じゃなくて西洋の方でしたね。を 20歳で勉強始めて、そのまま、こう、何歳。20、やっぱりその仕事を辞めてからもっと時間を割くようになって、一時期は自分のこの先の進路としてありかな。なしかなって考えるぐらいまではいって
質問者と同じような流れの概要紹介
ね、そのコブシさんがおっしゃってたようにさ、友達に、もうどうしてもね、出生時間が知りたくて、こう、めっちゃ聞いたりとか、人をすごい鑑たりする時期があって、でも結局はどっかで落ち着くタイミングがあって、 そうですね、この人に言わなくなったっていうの、本当そうで、35ぐらいからかな、なんかそれまでは、32、3までは全然まださ、人にめっちゃ私、占い趣味なんでみたいな感じで、すごいめっちゃ言ってたし、もうよかったら占わしてくださいみたいな感じだったけど、それをやめて、そして今に至るけど、 でもやっぱり小さい頃から好きなのはあって、そのまま 今、私、あれですね、スマホアプリに、その、フォーscopeって言って、生まれた時間を入れると、その時の天体の位置をさ、出してくれるソフト。占い師はもう今、多分必ずと言っていいほど使ってるやつですね。その、同じアプリかどうかは知らないけど、天体の計算っていうのを手でやるとすごく大変だから、普通はアプリを使ってんですけど、 それをいまだにスマホからアンインストールはできていないっていう。 ほんと滅多にこう、1番ハマってた時ぐらいに、今の星の動きどうかなとか、今年は、今年は土星が動くけど、こう、何月何日に動くのかなとか、そういうのはもう気にしてないけど、一応残してるみたいな感じ
長い趣味であり番組でも当初から話したい気持ちはあった
ね。うーん、うーんっていう感じですよね。どこから話そうかな。本当は占いの話って、このポッドキャスト 始めた当時からしたい気持ちはあったんですね。ずっと。なんせさ、その42年の人生の中で、 12年ぐらいは結構がっつり割ってるっていうか。私がその趣味をさ、趣味をやっては飽きて、やってはきてっていう話をここですごくしてるけど、唯一、なんていうの。継続が1番長かった趣味とも言えるかな。その仕事にしなかった中で1番長かった趣味って、 占いなんですよね。
しかしビビらせてしまうので躊躇していた
なんだけど、やっぱり今はそれを言うと、すごく、うん、引かれるというか、なんか、 ええ、ちょっと待って、なんか売る気。みたいな、そういう、すごい経済的警戒っていうかさ、その、ええ、何かしてくんのこの人。みたいな、こう、みんな、わ、わわわって、結構、猫カフェ以上にですよね、構えちゃうから、なんかそういう懸念があって、喋ってないんですよね。
やはりきっと話せない趣味でよかったこともあるので探り探り話していこうと思う
でも、自分の好きなものの1つでもあったわけで、あったっていうか。小渕さんが3つ子の魂って書いてるように、私もね、割とやっぱり小さい時からそういうもの に割と興味があって、なんとなく親和性が高い感じで、そのままその勉強が継続してるかどうかく、ともかく、こう生きてる中で、なんか、なんだかんだ切れないものとして占いがあるわけで、その魅力とかさ、そのあと、こぶしさんも書いて出したけど、得られた知見、なんか、その考え方とかで、実際に役立ったなって思ってることとかさ、占いお金するやつじゃんみたいな、そういうのと関係ないさ、ただ本を読んで、なんかもう勉強会とかにも行かないでさ、 ただ、その小学の本へのお金を払って、勉強した範囲内でも、なんかこう、こういう考え方があるんだなって、こう 思ったりとかしたことを喋りたいみたいな気持ちもあるわけで。だからね、なんか基本的には、今回、占いの、うん、そうね、なんか占いで得たものみたいな話もしたいのかなね。でも、とはいえ、そういうさ、 占いの話が、あまり相手にいい印象を ほとんどの人には与えないっていう前提もあって、すごい警戒しながら、こっちもどこまで言っていいのかなみたいなさ感じで、探り探りかもしんないけど、喋ってみたいと思ってます。
▽占星術を学ぶことになったきっかけ(18:15〜)
小さい頃から占いは割と好きだった
なんか、じゃあ、占いを勉強することになったきっかけなんですけど、私がね、本当小さい頃から、占いは割と好きだったんですよね。
カジュアルファッションてしての占いには興味がなかったが
なんていうの、その、小学生の3、4年5、6年ぐらいってさ、私たちの時代は、今どうだか全然わかんないんですけど、占いとか は割とカジュアルなもので、なんかホビーの1つみたいな感じでさ、なんか、女子が割とキャッキャしながら取り組むものとしての占いっていうのがあったんだけど、なんか自分はさ、その、相性がなんちゃらみたいな。今日は、今日はなんか恋愛運がいいかもとか。あと、おまじないだ。おまじない。おまじないとかっていうのはさ、なんか、なんか、ごめん、笑っちゃってごめんなんだけど、 なんか、子供の頃から、おまじないは信じれないみたいな、その一線の私の引き方があってさ、 占いはありだけど、まじいはなしって、子供の時すごい思ってたんですよね。消しゴムのさ、消しゴムに好きな人の名前を書いてとかさ、関連性がねえじゃんみたいな。なんかその、関連性が、姉ちゃんって占い好きな人がさ、冷静に言ってくるのおかしいかもしれないけど、ちょっと、それはちょっと、恋愛において、ちょっと無駄すぎるみたいな気持ちが、すごい子供ながらにあって、 そっちは一切興味なかったんだけど、 占いの方は興味があって、ただ、それがさ、なんか、今日の恋愛運だとか、なんか、なんとかくんとの相性だとか、そういうとこにも、やっぱ興味はなくて、 うん、なんかこの、うちらの世代だとさ、なんか女子が、こう、気だるげに、休み時間めくって、ちょっとな、なんか面白いことないかなってめくってる雑誌に、マイバースデーっていうのがあったんですよね。 なんか占いとかまじないの雑誌で、小学生が読んでるやってたんですけど、なんかそういうのは、私ね、一切触んないできたんですよ。
四元素などの論理を雑誌か何かで知り興味を持っていた
でも、それじゃなくって、 とにかく、別の雑誌でさ、なんかその、占いっていうのは、十二星座っていうのは、4元素があって、その地下風水があって、それで、 なんか相性みたいなのを導き出せるっていう記事を、なんか子供の時に読んだんですよね。そん時に初めて、なんか、おおって思ったんですよ。 なんかそれ、すごい覚えてる。もうなんか細かいことは覚えてないけど、おとめ座はおとなしくて、真面目でとか、みずがめ座は、その、独立心旺盛とか、なんかそういうさ、なんか丸暗記の文章じゃなくって、その、火属性、風属性みたいなのに、ちゃんと、 なんだろう、論理的っていうかさ、なんか法則性があって、割れるみたいな。で、そんで、基本的には同じグループと、あと1つ、飛び 風に対して人、土に対して、水が相性良くて、なんか、火と水とかはそのままさ、水と火だからさ、そんな相性が良くねえみたいな、なんかそういう、ざっくりね、これ、ざっくり、なんかこの、本当、小学生向けの占いレベルの話ですけど、っていうの 読んだ時に、ほーなるほどって思ったんですよ。
高校生の時の占いのシリーズ本を購読し始める→大学に入った時にそのシリーズの西洋占星術入門本を買う
なんかそっから、結構占い面白そうだなって思うようになって、 勉強始めたのは大学1年生の時なんだけど、すごいきっかけをね、思い出せなくって、なんとかこの話するためにね、いろんなことを私、思い出そうとしてたんですよ。 今、そもそもをたどっていくと、 高校1年生の時に、 妙に手に取りやすいさ、ハードカバーなんだけど、1000円くらいで、英語なのかな、英語サイズのさ、なんかぽてっとした可愛い作りの本が、別にデザインが可愛いわけじゃないんだけどさ、作りが、なんかサイズ感とかが可愛い占いの本のシリーズがあって、そん中に 夢占いとかさ、なんかそういうの買って読んだりとかしてて、その流れで大学に入った時に、そのシリーズの西洋先生術入門みたいなのを 買ったんですよ。多分、松村潔さんのやつですね。大家ですよ。
大学一年で本格的な西洋占星術を知る
それで、そっからこう、本当の、本当のってか、今までのさ、いわゆる星占いっていう、自分の太陽の、生まれた時の太陽の位置で見る12ではあったさ、 占いってえど、所詮人間を12種類に分けたやつじゃん。そういう風に、なんか論破されがちな12星座占いじゃなくって、なんかちゃんとした占星術っていうのをそれで知って、 これは面白いなと思ったんですよ。うん、そうやってさ、その、星座占いって、その、論破されがちなやつじゃないですか。今のトーンでさ、人間12種類しかいないわけねえじゃんっていう。うちらが、いわゆる私がみずがめ座とかさ、そういう風に言ってるやつで、妹が蠍だとか言ってるやつって、 本当、生まれた時の太陽の位置だけで喋ってるけど、占星術っていうのはすごい始まったよ。講釈が始まったんですけど、その、 素人の、ちょっとなんだかんだ言って誰にも習ってない素人の講釈なんで、間違ってることもあるかもしれないってことはちょっと念頭に置いて、すいません、前回に引き続きね、また指導と喋りで申し訳ないんですけど、聞いていただければと思います。でも、占星術では太陽だけじゃなくって、生まれた時のその惑星プラス月の位置 見て、そう、生まれた瞬間の 空の地図っていうのかな。そこ、何座の方向に太陽があって、でも次はこっち側にあって、水星はこっちにあって、金星はこっちにあってっていうのを1個ずつ出してって、出してってっていうか、 全部を書いた状態で、なんかその人の、なんていうのか、生まれ持った性質として見るんですよね。だから、理論上は 12星座掛ける10点体なので、1、2の10乗のパターンがあるんですよね。1、2の10乗を単純に計算すると、619億17あ、違う違う。619億1736万4224あってな。ただまあ、その、太陽から 金星と水星があんまり離れないので、こんなにはないパターンとしてのと、 そう、冥王星が1周するのには200何十年ってかかるから、地球上に一斉に生きてる人数としては、その3分の1のパターンしかないっていう風にはあるけど、一応さ、そんな12パターンしかねえじゃんは完全に論破できるやつなんですよね。一応、一応、理論上、地球で1人ずつ違っても おかしくないやつなんですよ。それにさ、1つ、へーってまず思ったんですよ。 で、その便宜的に太陽星座だけを占い、では、その商業的、商業的ってか、その、マスコミに載るような占いでは使ってて、なんでかって言うと、それは誕生日だけでわかるからなんですね。その生まれ年、この何年の何月何日っていうのまで入れないと、他の星は特定はできない。 太陽だけがそう、1年で1周してるから。誕生日と大体の位置はさ、前後2度ぐらいするけど一致するんだけど、他の要素は 年も一緒じゃないと一致しないっていうことですね。
自分の唯一無二のネイタルチャートにしっくりくる
そんでだよ、そんでだよ、そんで、色々自分の生まれた時のやつ。ホロスコープって、一応ネイタルホロスコープって本当は呼ぶんですけど、ホロスコープって簡単にここでは言いますね。ホロスコープを見た時に、 しっくり感みたいのが自分の中ではあったんですよね。 それが多分しっくりいかなかったら、そこがしっくりじゃなかったらさ、そっからその年数を費やしてやるっていうことは多分なかったと思うんですけど、見た時におお。ってなったんですよ。なんか自分の嫌なとことか、めんどくさいとことか、あと、とは言っても、多分人よりラッキーな部分とかさ、なんか色々、 たった20年生きただけでも思い当たるところがそこにね、もう書かれていて、 なんかね、でもそれがさ、それが人から見ると、え。ってなるところなのはわかるんだけど、なんか私は割とそこに、なんか不思議だけどすごいなっていうものを見たんですよね。
占いへの親和性の有無のリトマス試験紙・非科学的なブラックボックスを面白いと思えるか。
なんかさ、 占いがまず好きか好きじゃないかって、そういう不思議を許せるかどうかっていうとこにも関係してくると思うんですよ。 なんか根拠を示せとかって言ってくる人いるじゃないですか。占いに関して私直接言われたことないけど、別に占い師を名乗ってないからさ、占い師じゃないからそういう風に言われることはないけど、なんかよく言ってる人を見るんだよね。確かにさ、その天体がその向きになってんのはさ、こういうあなたが生まれた時、こういうお世話だったんだよっていう 言葉さ、計算で出すのは全然いいんだけど、それと、なんか俺の人生がさ、そのまま俺の性質とかのうしだっていうのはおかしいだろうって。そこ、どういう理屈で、どういう関係性あるんだよって言われたらさ、何にも言えないわけですよ、私は。 そこはなんか、なんていうのかな、そこのブラックボックスを許せるかどうかですよね。本当にそれが嫌だっていう人の気持ちもわかんなくはないんですよ。なんかちょっとそこさ、関係付けられるのもう無理なんだけどって言われたら、 なんかそれ以上、ああ無理無理ですねってなってさ、それ以上押し売りしようという気は全然ないんだけど、なんか自分はそのブラックボックスを割とこう、素敵なものとして見る方の人間だったっていう ことなんですよね。なんか占いは統計学とか言う人もいるけど、私個人のごく個人的なさ、ずっとやなんか勉強してたものの意見としては、私はそうじゃなくて、やっぱ占いは娯楽にとどめたいっていうか、なんていうのかな の。別に関連性を、今のさ、科学でしっかり出せるようなものでは絶対なくって、絶対ないけど、それを楽しむかどうかだなっていう風に 思ってんですよね。うん、だから、なんかそういうのを楽しく感じちゃう方だったっていうことなんじゃないかな。自分は
▽出生データクレクレ魔時代(29:20〜)
断続的に独学を始めるものの、当初は他人や自分を占う気もなかったし深めてもいなかった
そうやって独学で本を買って勉強始めたわけなんですけど、その後すごい占いに、占星術にのめり込んで勉強をしたかっていうとそうでもなくて。 やっぱこう、飛び飛びっていうかさ、 何か目標があるわけでもなくって、あくまで趣味でしかないから、こう、時々思い出したように、こう、がっつり本読んで、そしてまたしばらく別のことやって、みたいな感じだったし。うん、その当時は、やっぱり あれなのかな、占いの方法が、その天体の位置を出す方法が、手計算だった気がするんですよね。 私がその始めた頃、2001年とか、あんまりそのフォードスコープ作成ソフトっていうのが一般的じゃなくて、でも、ウェブで出すことはできたのかな。なんか、とにかく、そんなにたくさん何かを読み込んだりもできないから、 すごく仲いい友達の、本当に1人2人くらいには、その、何時までっていうのを教えてもらって、 こう、データを出したり、読ませてもらったりとかはしたけど、その時に、こう、占い勉強中なんで。みたいなこと、誰かに言ったりとかは、その親しい友達以外に言ったりとかは全然なかったんですよね。うん。そんで、やっぱ独学だからさ、あと、単純に若いから、そんなに勉強も深まんなくって。なんていうのかな、 あの時代って、なんか、新宿の母とか、さそなんとかの母になる しか、なんか占い師の道がないっていうか、そんなに若い人が占いをやらない、商売としてはやらない時代だったと思うんですよね。私の気のせいじゃなければ、どんなに若くても40代とかだったんじゃないのかな。ちゃんと稼いでるって言ったらさ、 なんかあんまり自分がこう、人のことにまで手出して占うっていうことに現実感がなくて、 こう、あくまで本当にただ自分のポスコープを読み込んでいくだけで精一杯だし、その本読んで、基礎的なさ、10天体12星座12ハウスみたいなさ、本当基礎的なことを覚えるのに精一杯で、本当深まんなかったんですよね。 そう、だからさ、自分のなんかこう、本当に今進行中のことに関して、仕事に関してとかを 占いで考えられるほどではなかったし、あと、占ってもらおうとも思わなかった。その、宗教勧誘の話で、30回台かな、この番組でね、 友達と吉祥寺の占い館みたいなところに入った結果、なんか最後にちょっと宗教の宣伝みたいのが入ったみたいな話をしたことがあるんですけど、あれは、占いの勉強始める前のタイミングで、 しかも手相だったし、それは、なんか、う、本当、ただの友達と遊びに行った一環であって、
学生時代〜小説家時代は占いにも大人にも自分の仕事のことを相談しようという発想がなかった
なんかね、うん、本当に真剣に、その時って、もう仕事を始めてるわけなんだけど、大学行きながら、 あんまり占いに回答を求めようとは、全然思ってなかったんですよね。そしてさあ、そのあと、27 ぐらいで、仕事を自分からね、辞めるっていうことをしてしまうわけなんですけど、うん、だから、その辺さ、なんか、その辺のアドバイスみたいなのを占いに求めるっていうことも、全然なかったですね。なかった。 なんか、せめて人に話してればと思わなくもないけど、占い師でもいいからさ、占い師ぐらいにだったら話せたかなっていう気もするけど。でもね、なんか言われるのも嫌だしね。そん時って、なんか こう、自分の仕事に関して、自分よりすごく上の人に話すことに抵抗があって。そうそう、なんか美容院とかでもさ、職業聞かれるのがすごい嫌で、そんな小説を書いてますって、その雑誌とかに書いてお金もらってるってさ、絶対わかってもらえない。なんか、はいはい、自称自称みたいな感じ。すごい流されると思ってたから、すごい怖くて。なんか、自称って言われたりとか、なんか、うん、税理士さんとかも頼めなくてさ、本当、そうやって頼んだ方が絶対良かったのに、 その、自分の仕事について、誰かに知られたりとか、その 上の世代の人に、なんか包み隠さずさ、その、税理士だったら、別にレシートを包み隠さず出すだけだけど、なんかそういうのも見られたりするのとか、すごい嫌で、なんか、そういう状態だから、占ってもらおうとか全然思わなくって、何かこう、相談を人にするってことをしなかったわけなんですけど、
27歳で仕事を辞め時間ができ、チャートを出す環境がよくなり、再び勉強を始める
その、全部辞めちゃった後に、なんか、占いに ハマってくっていうのとも違うな、なんか勉強始めるんですよね。もう一度、なんかもうちょっとやってみようみたいな。 それもわかんないけど。きっかけはさ、単に仕事がなくなって、すごい時間があってたからなのかな。とにかく時間だけはあったから、それでもうノホーズにさ、前からやりたかったことをなんでもかんでもやってみてたわけなんだけど、 その頃には、そのオスコープを読む環境もどんどん整ってきてて、占いの計算ソフトとかもさ、パソコンですごい出しやすくなってたし、 そういう意味でのアクセスも良くなってたんですよね。あれかも、インターネットも発達してきてさ、すごいいろんなことの情報が入手しやすかったのかもしんないですね。2001年とかよりはね。そうだよね。
バースデータ欲しがり時代
そっからちょっと私のさ、ちょっとお恥ずかしい暴走の話が始まるんですけど、 占いやってると、やっぱどうしても、その、自分のデータ以外のデータも見たいし、有名人とかさ、いくら読んでも知らない人じゃないですか。 なんかこれこれ合ってる。って聞けないし、なんか本当、公の顔と絶対内側の顔って違うから、そんなテレビの中の芸能人とか占ってもさ、占いたくなる気持ちもあって、全然占うけど、��んか結局正解がわかんないし、やっぱ知ってる人のデータが欲しいし、それに、と、こう、フィードバックがすごく欲しいんですよね。 なんか、この時期にこういうプレッシャーがかかってて、この時期は結構楽しかったかも、みたいな。そういうことに関しても、こう、答え合わせは簡単なこと とかはもうさ、答えてほしいしさ、あと、なんだろう、性格的なことも、生でその人を知ってれば、たとえフィードバックなくても、なんとなくこう、ホロスコープとの整合性があるかどうかってわかるじゃないですか。 だからさ、暇、暇っていうか、時間があってる時期に、結構、すごいさ、いろんな人に頼んで、出生時間を聞いて、 日にちだけでも結構わかるんですけど、やっぱ時間がないとちょっと厳しいとこもあるんですよね。その、初心者には特にね。プロになってれば、時間聞かなくても、ある程度こう、合わせられたりとか、涙推っていうのかな、推測できたりするけど、もう初心者はもう少しでも読むヒントが欲しいから、時間なんて絶対欲しいんですよね。で、時間のデータとかもらってさ、 結構それで、結構私読めんじゃんみたいな感じになってきちゃったんですよね。うん、それで。でも、よりお金を払うとかはなかったけど ね、そう行けそうだから、ちょっと目指してクはようかなとか、そういうことになんないけど、秋田に住んでるしね、
やっちまったエピソード他
結構あん時って、やっぱやらかしてたなって思いますね。そのなんだろうな、やらかし。具体的なやらかしはさ、ちょっとこれ本当言うの恥ずかしいんですけど、恥を忍んで言うと、 小説家時代のさ、友達とか知り合いでみんなで旅行に行った時に、夜にさ、なんかこう、ワイワイしてきた時にさ、 なんか余興にさ、余興に占いしようとか言ってよ、よ、興。本当、余興にさ、その、そこで、でも、補修占いはしないけど、途中からタロットを持ってたからね、そこも本当、お便りくれたコブさんと一緒なんですよ。一デッキのタロット持ってるわけなんですよ。タロットがあるからさ、なんかそれで、ちょっとな、なんでも見るよとか言ってさ。 押し付けてないけど。でもそれってもう押し付けと一緒だよね。なんかさ、そんな友達がそんなこと言い出してたらさ、そん中に1人 は嫌だって思った人いても断れないし、本当そこはもうちょっと気を付けなきゃいけなかったと思う。まして、その結果の言い方みたいなの、めっちゃ気を付けなきゃいけなかったのに。その時に、ある作家さんにあなたはすごく売れる。 売れるけど、うん、心を失うねって言ってた。そう、失う。心を失うって言っちゃったんですよね。うんうん、それは言っちゃダメなやつだった。なんかその、パロットになんと出ててもさ、なんかもうちょっと、言い方でも、そうねだけじゃなくてもね、なんか全般的に、ほんとそういうさ、それを代表とする数々の、こう、配慮のない行いは、多分私はしてしまったんですよね。それは自分でこう意識して、もうその人がさ、売れてから、失敗だった失敗だったってすごい思ってるわけなんですけど、でも やっぱりそこまで気づかなくても、絶対こう、不快な思いをさせてると思うし、 実際なんかこう、なんとなく、やっぱ連絡が取れなくなった子とかもいてさ、その、高校からの友達とかで、あれ、なんか最近連絡ないなみたいな、飽きられてるような気がするっていうこともあったりして。でも、その時はね、気づかなかったな、なんか、占いも1つの、その、と、いろんなことがやっぱり積み重なって、そうなってる。私、この通り、すごい 空気読まないしさ、なんか、 なんかおかしい感じだし、なんかいろんな不快感を人に与えてると思うんだけど、なんか、でも、その中でも1つの要素では確実にあったと思うから、私がそういうさ、配慮のない言動 でさ、占いにまつわる配慮のない言動っていうのも1つ連絡取れなくなった理由の中にあると思うんですよね。今はね、それですぐやめるっていうわけでもなくてさ、やっぱ気づかないんかな。 結構そのまま32、3ぐらいまで飛ばしてましたね。そのままさ、そのままの勢いでさ、オスコープを読み、読みまくりたいみたいな気持ちもあったし、もうあれだもん、もう自己紹介がさ、アマチュア占い師ですとか言った時はと、もうなんか、その、アマチュア、アマチュアってつければなんでも言っていいんだよって言ってた。アマチュア主人にも、アマチュア小説家も、もう明日から誰でも言っていいんだよって言ってた。ほんと、 マジでやらかしてたね。引くよね、この話ね。
▽冷めていく過程
醒めた理由①子供のホロスコープを見たいけど見たくないという葛藤からの思考停止、停滞
うん。私の場合は、でも、直接なんかそれを誰かに指摘されたりとか、なんか面と向かってはっきりさ、なんかそれやめた方がいいと思うとかって言われたっていうことは1回もなくて。 やめたきっかけっていうのは、だから、 普通に、なんだろうな。子どもができるちょっと前ぐらいから落ち着いてきてたのかな。 子供のそのスコープって、やっぱりちょっと気になるじゃないですか。特に自分が妊娠してからだと、いつ生まれるのかなとかさ、 どんな感じで生まれてくるのかなって思ったりするじゃないですか。そこまで行かなくても、やっぱその、お産って多少満月新月に引っ張られるみたいな話あるから、少なくとも月の満ち欠けぐらいはその予定日の前後で見ておこうとかさ、色々思惑はある。なんだ、ある感じなんだけど、なんか一方で、 それを なんか気にしすぎるのやだなって思ったんですよね。それまでもなんか自分の中で決めてたのが、そのさ、すごいホロスコープ読みたがりの時期も、唯一と一線引いてたのが、子供のホロスコープは読まないってことなんですよね。 やっぱ、よそ様の子供にさ、なんか大人に言っていいのかっていうのもほんとあるんだけど、それは全然あるんだけど、 子供のことを、なんかこういう感じの子で、こういう性質で、こういう才能があるとかって言っちゃうと、すごいさ、それをみんな100パーセント飲み込むわけじゃないけど、多少の親の移動眼鏡みたいなのに、どうしても色眼鏡ってのはね、一般的に言う動眼鏡じゃなくても、何らかのフィルターが若干かかっちゃうと思うから、それすごい怖いなと思って、 それ断ってたんですよね。頼まれた時も、ちょっとこどもうちょっとって言ってたのに、どうしても色眼鏡ってのがね、一般的に言う色眼鏡じゃなくても、何らかのフィルターが若干かかっちゃうと思うから、それすごい怖いなと思って、 それ断ってたんですよね。頼まれた時もちょっと子供はちょっとって言って。なんかそういうので、自分の生まれてくる子供 に対しても、その見たいみたいな気持ちと、いや、見ちゃダメなんじゃねえかなっていう気持ちとか、なんていうのかな、すごい両方がさ、せめぎ合うってほど、こう、ぶつかり、愛もせず、こう、ぼわっと共存してて、その間で思考停止になるみたいな感じがあって。 その辺からなんとなく占星術熱みたいのは冷めていったのかな
醒めた理由②SNSの発達→高レベル占い人が5chからSNS等へ流出源→占術理論実践版のレベルガタ落ち衰退(SNSの交流は苦手なので、良質な情報や同好の士が集まる場がくなった)
あと。正直あれですね、あれだわ、snsが発展してきて、その占星術に関するネットの情報が逆にこう、集合しなくなってたんですよね。ぶっちゃけ。その2ちゃんねるのさ、占術理論実践っていう とこで、その占い、占いのただの構造の十二星座みたいな扱いの占い板っていうのと、本当に占星術とかを、その他の戦術も含めてだけど、 ちゃんと勉強した用の人のたと分かれてんですよね。で、その勉強した方の人の板には、素人もだいぶ含まれてるけど、昔はなんか若干プロっぽい人が混じってて、すごい有益な情報出してくれたりしてたんだけど、そこがやっぱプロの人たちが一掃されてすね。snsの登場によって、 すごい。なんかはっきり言って情報の質がガーって下がったんですよね。そこで なんか、だから、そうだ、同じ趣味の人と集まれなくなったんですよ。それによって、snsの登場によって逆に繋がれなくなった。いやいや、なんか逆に繋がりやすいじゃんっていう人もいるかもしれないですけど、私、そういう界隈みたいなのに入っていくのすごい苦手なんですよね。 テキストコミュ障だし、なんか文字だけのコミュニケーションがめちゃくちゃ苦手で。なんか匿名掲示板では別に喋れるけど 言いっぱなしだしさ、なんかこの人があの人じゃんみたいなこともこっちも考えずに済むから、その場の意見交換だけすればいいからそっちは書きやすいんだけど、なんか固定化されたさ、匿名じゃないとこでテキストで継続的にやり取りするっていうと、なんか人間関係じゃんみたいな感じになっちゃって、私本当ダメなんですよね。 あとなんかその話ばっかしてるアカウント作るみたいなのも苦手なんですよ。今。今日言わない趣味でちょっと事情があって絶対言えないなって思ってるくらいのやつなんですけど、 なんか非常にそういう界隈に入らないとなんか品物が手に入んないみたいな。そういう趣味には片足を突っ込んでですよね。でも、界隈に入れないからさ、界隈に入れないからどうしようもないみたいな。本当それぐらい私、界隈が無理なんですよね。対面の方が全然コミュ障じゃない。テキストは無理。
まとめると「場所なくなる→妊娠で意欲も停滞→冷静になり反省や後悔が湧く」
そういう事情があって、同じ仲間と集まる場所がなくなっちゃったから、そういうの、うん、それ、だいぶありますね。それで、こう、すっと下がっていって、その、妊娠がダメ押しだったのかな。 そんなわけで、その後で、だんだん、こう、後でさ、己の行いを振り返って、うん、ちょっと、あれ、まずかったんじゃないかなって思ったりしてるっていうことなんですよね。
▽現在の距離感とそれでも参考になったこと
退化①芸能人のチャートを見てみることはあるが、日頃から計算していないと見る能力が退化し、占い師としては衰えた。リーディング力はエクセル、筋肉のようなもの。
今はですね、今も、でも、そのアプリをアインストールしてないっていう話をしたんですけど、 今もやっぱなんとなく見ちゃう時はありますね。その、さっきその、芸能人の方、スコープっていう話をしましたけど、よっぽどやっぱ気になった人いたらさ、芸能界隈でさえどういう人か、なんかもうちょっとヒントないかなって思っちゃって。なんか何座、何が何座なんだろうって。その内容だけじゃなくて、 こんな問題起こしちゃったら彗星何座なのかなとか、なんか運勢どうなってんのかなって思っちゃったりとか、やっぱ多少しちゃう ので、たまにそういうのを見たりはするけど、やっぱりその、日常から読んでないから、すごいう読解能力みたいなのが落ちて。って、勘じゃないんですよね。やっぱり。本当読解能力すごい。私。ここで今日絶対喋りたかったのが、 なんか占いの技能ってさ、エクセルみたいな感じなんですよ。 誰か才能がある人ができるわけじゃなくて、向き不向きはかなりあるけど、そこそこ向いてる人が堅実に勉強したら普通にできるようになるわなっていうぐらいの ことだと思ってんですよね。私は。そ、普通にできるようになる罠なぐらいまで行ってないと思うんだけど、そんぐらいになる人も全然珍しくない。 だ、占いっていうのは別に特別な力でもなんでもなくって、本当、エクセル、その何かを処理する能力、読む能力。だから 逆に言うと、そうやってなんつうの、本当に堅実に日頃からやってないと、すぐあって、これなんだっけ。こん時どうすればいいんだっけ。っていうの出なくなっちゃうんですよね。 だからそうやって興味本位で人の報道スコープ、有名人の報道スコープ覗いてみる時あっても、もう読めないし。
退化②ダメ押しに夫の転職の際に適職を当てられなかった
あと、あれですね、最近もうダメだなって思ったのは、やっぱ夫のね、転職があったんですけど、 うん、なんかすごいさ。僕の適職何。ってずっと聞かれてたんですよ。年単位で。その転職っていうのが頭に、夫の頭に、生まれた時からすごいもう1年に1回ぐらいの感じで聞かれてたんですけど、 なんかそれに対して、もちろん妻としてさ、その、日頃から相手を見てる人間として答えるってのが1番ですよ。1番先に来るけど、占い1番じゃないんだけど、なんかそれでも全然納得しないから、占いで見てみようかなっておも、でもダメだったですね。全然当てれなかった。その今やってるのが、夫が結局転職終わって今落ち着いている場所が 適職だったんだっていう。こういうのが良かったのかってもう正直思うんですけど、ハマるべきところにハマったなっていうね。隣で見てる感じは思うけども、それをほどスコープから読めるかって言ったら、私は読めなかったと思って。 うん、だからもう、私の占い人たちの人生は、アマチュア占い人たちの人生は、もう終わってんなと思うんですよね。
やってよかったこと① ダメ押しに夫の転職の際に適職を当てられなかった
でも、ちょっと最後になったんですけど、それでもさ、本当に本当、ここもさ、コブシさんのお便りと被っちゃったんだけど、 占いを勉強したことを後悔してるとか、なんかすごい時間ドブだったぜとかっては全然思わなくて、あと、なんか変な癖がついちゃったなとか思ってなくって。やっぱりなんか考え方として、割とさっきのしっくりくるっていう言い方が、自分の中ではこう、パチっと当てはまるんですけど、 なんかこう、考え方として腑に落ちるみたいなところが色々あって、 うん、その1つが、人間の意識が人間とか言っちゃった、なんかすごいでかい話。やばいよね。この10点体に振り分けられてるっていうのが、占いの基本の基本なんですよね、西洋占星術のね。 なんか、月はさ、1番その見掛けが早いから、単純なさ、肉体的要求とかはって、 高まる感情であるとか、そういうのを表してて、で、彗星が次に後転速度が早いよね。彗星は、なんかこう、ちゃかちゃか動き回る自分の中の実務担当者。あと、言語とかさ、すごい何かをやるために手段として動く部分の担当で。 で、金星が、娯楽とか、喜びと受動的な愛情って言ってたかな、なんかそういうのの担当で。で、太陽がやっと次に来て、その12星座で使ってる太陽がね、 そこがなんか人生の王道というかさ、こう、メインルートみたいな、なんかそういう風に、こう、振られてんですよね、役割が、天体ごとに。なんかその天体ごとに役割が振られてるっていうのが、こう、人を見る時にさ、この人こんな性格なんだって、こう捉える時に、 なんか占いって危険な捉え方って思われるかもしれないけど、少なくとも10層に分けて見ようかなっていう気持ちにはなるっていうのが、私が占いやって割と良かったことだなと思ってんですよね。 たった10層ではあるけど、結構しっかりさ。なんていうのかな、この人は感情的にはすごいせっかちだけど、すごい実務能力とかさ、その、コミュニケーションに関しては意外と堅実な道を取るんだなとかさ。なんかそういう 人は一面じゃない、結構違うものの中に色々持ってるっていうさ。それがtpoとかじゃなくて、本当にその人の 体の中で分かれてるっていうか、場面で分かれてるんじゃなくて、その人の中に層があるみたいなのが、なんかこう、自然と考えちゃうこと。本当にそれが合ってるかどうかはともかく、なんか他人を理解するのに、少し手助けになってるような気はしますね。ね。そんなところかな。
やってよかったこと② サタンリターンを知っていたことで、転機があった時にそういうものとして受け入れられた
得られた知見、サターン、リターンとかは、こう、覚えといて、そんなに損はないかなっていう風に思いましたね。 サタンリターンっていうのは。鳥飼茜さんが最近ね、そういうタイトルの漫画を書いてらっしゃいましたけど、 人の人生の中で、土星がこう生まれた時の位置に帰ってくる時期があって、それが早いと28歳代で、遅ければ30歳代かな。本当、どせって行ったり来たり、ちょっと逆行とかもするから、一律ではないんだけど、299年前後で 1周するんだけど、そこになんかピタッと戻ってくる時に、なんか 人生の1つ目の大きな山があるっていう、そういう現象をサタンリターンって言うんですよね。それ、すごい試練っていう風にさ、最初の頃は認識してて、20歳ぐらいの時、その勉強始めた時に、やっぱサタンにターンのこと知って、超怖え超怖えと思って、先に計算だけしてさ、私のサタンにターン。 あーあ、2011年か、うわーと思って、なんかすごい怖がってたし、何が起こるのかなっていうのを、 全然最初の勉強の時はさ、わかんなかったから、もう見えないからさ、すごいきっと大変なんだなって思ってたけど、そのさ、暴走してる時期に、勉強は多少深まってるから、大体こういう種類のことが起こるんじゃないかなっていうのが見えてきて。ちょっとこれ、私の、あくまでこう、自分のこのスコープの中でのことで、他の人にさ、 当てはまるかわかんないんだけど、私が間違ってるかもしれないんだけど、なんか自分は何かしら今までの家事能力の低さみたいなのを と向き合わなきゃいけない時がやってきて、なんか多分、家を離れて別の場所で暮らすんじゃないかなと思ったんですよね。ちょっと前に。その期間が来るちょっと前に。 正直、なんだろう、もしかして急に彼氏とかできて、同棲とかかな。夫婦。って思ってたんですけど、すごい能天気だなっていう感じなんですけど。 うん、なんか蓋を開けてみたら、結局そのちょっと前の時期に、妹から、その、出産があるので、誰か。て家族で手伝いに来てくれる人募集みたいな連絡が来て、これじゃん。ってなってさ。本当に何の部でもなく、その時期にピタって 当てはまってて。私はその間、妹んちの側で秋田にいたんだけど、東京に出てきて、ワンルームマンション、マンスリーマンションか、マンスリーマンション借りて、そっから 通いのさ、家政婦として働くことになったんですよね。んで、そこでなんとなくこう自信がついて、もう1回東京に電話して親に伝えることになるっていう、割と穏やかな試練だったんですよね。試練でもないよね。試練っちゃ試練だけど、なんか思ったより全然大変じゃなかった。 でもなんかそういうこれからの指針みたいなの決めなきゃいけない、なんか腹をくくんなきゃいけないみたいな感じかな。 そういう時期として覚えておいたのは割と良かったかなって私は思ってますね。
でもサタリタ概念を知っていたから暴走してしまったかも。人を巻き込んだのは心底後悔
でもこのサターンリターンをさ、前に控えてるから、やっぱその時期暴走した説ある 同級生とかにさ、もう君のサタンリターンいついつだわみたいなこと言いまくったわけですよ。それはそれもよくなかった。なんか 本当、うん、もう全部取り返したい。なんか全体的にさ。うん、ちょっと後悔。後悔を勉強したことは後悔してないけど、そうやって人を巻き込んだことにはすごい後悔してます。
やってよかったこと③ 占いにハマらないで済むようになった
ちょっと待って。後悔だけで終わっちゃうとさ、寂しいよね。でも、占いをやって、その得られた知見の他に良かったこととしては、 その1番本当に良かったのは、占いにはまらないっていうことですね。自分がお金を出して占ってもらう占いにはまらないっていうこと。なんかちょっと、何かを人に言われたい時期ってあるじゃないですか。私も全然行ってないわけじゃないんですよね。やっぱり東京に そうやってもう1回出てきてからかな。出てきてから後とか、その直前で、秋田でもう1回言ってるな。 なんかそういう時期に、こう、ぽんぽんと何回か、4、5回、5回も行ってない。4回ぐらいだよね。それもなんかすごくお金払って見てもらったのは1回きりです。すごくしても、ごめんなさい、2万円です。2万円払って見てもらったのが1回で、あとは数千円っていう出費なんですけど、 なんかそういうのを、うん、人に励まされたいとか、なんかちょっと違う角度から心を押してほしいっていう時に、 自分でできるようになった。
やってよかったこと④ 状況は変わるものだと達観できるようになった
なんか、この時期、いつ抜けれるんだろうみたいなこととか、うん、もっと言ったら、もういつかは抜けるだろうって思えるようになった。割と占い以前のとこで止まってるかも。なんか、いや、いつか終わるしなっていう風に、なんかそういうのをできるようになったのがいいところかな。
身近な人間の目線以外からの角度から物事を考えられるようになるのはいいと思う
あと、やっぱ占い自体のいいところとしてさ、そういう、 うんね、お金出して占いに行くことが悪いことではなくって、ちょっとそういう風に言っちゃったかもしれないけど、そういうことを言いたかったわけではなくって。やっぱ必要な時はあると思うんですよね。さっきもその仕事を辞めた時の話で言ったように、なんか人にどうしても 喋ってスッキリするみたいな側面はあって。あと、何か本当に1人で貯めてることを 占い師って結構聞いてくれそうな存在だなって思うことはあるんですよ。でもね、そこで悪い人に当たるとすごいろくでもないことになりそうではあるけど、そこはだからすごい人を見ないといけない。ちゃんとその人のことを調べて、しっかりこう 見て大丈夫な人だなって思ってから言った方がいいとは思うけど。それで、大前提として、なんかそういう時に誰かにこう話して聞いてもらうっていうのはと、いいことなのかなっていう風に思うし。うん、本当。あと、占いの1番いいとこは、根拠がないとこでもあると思うんですよね。 自分をそばで見てる人に、なんかそういう風にさ、夫が私に聞いたみたいに、僕の敵食何。って聞いても、 ある種さ、自分が接してる角度からしか、その妻といえども見てるのは一面であって、脳みそ全体を見てるわけではないから、 意外とこういうとこあるんだとかって知ってるわけでは実はないから、そこになんか違う角度から占いでの回答って多分情報入れてくれて、それが、でも、なんていうのかな、1回入力されたことで、夫の頭の中でいや、それはねえわとか、それは絶対したくねえわとか、それは意外といいかもとか、それはちょっと嫌なとこがあって、ここが嫌だから似てる別の職種の方がいいかもって思ったりとか、なんか違う角度で答えが出るっていうのもいいとこなんじゃないかなっていう風に思ってますね。
終わり
へえ。なんかすごい喋っちゃった。時間長いな。 この後お便りも読みたいんですけど、すごい時間になってるので、ちょっと占星術の話はこの辺にしたいと思いますが。
重ね煮
あれですね、コブシさんの全ての質問に答えてない重ねにがどうなったかっていう話ですね。引用にって書いてましたね。引用にって、皆さん、もちろん大体の人は知らないと思うんですけど、なんか、 お野菜をさ、下からな、なんか、とある順番で重ねて、細かく切って重ねてにいると、植物が持つ気の順番でな、なんか、なんかの法則性によってさ、そういう投葉かどっかの 思想通りに並べてみると、すごい鍋の中で循環が起きて、すげえうまい出汁ができるみたいなさ、なんか、笑っちゃダメなんだけど、なんかそういう調理法で、それ、私が知ったのは、スペースシャワーtvを見てた時にとか、すごい前ですね、 つじあやのさんが、なんかのインタビューで、すごい料理本当に苦手なんだけど、最近重ねにっていうのを覚えて、もう調理法が決まってるから、もう1種類しかないから、それだけは作れるから、それだけ作ってるみたいな 話をしてて、1種類しかないみたいな、なんかそれ、煮るだけか、切って煮るだけか、それはできるかもしれんと思ってやってみたっていう、それだけの話を多分ブログに書いてたんじゃないかなと思うんですけど、なんかそれをやってないですね、今ね、普通になんかそれ、 なんか子供が、その、乳離れ的な時期に 野菜をなかなか食べてくんなくて、なんか重ねにだったら赤ちゃんに食べてもらえますよみたいな、なんかそういう本が出てたから、もう1回買ってさ、ほうほうつって、とんとんとんとんって言って、パーンって美味しいかなって出したけど、一切受け付けなかったので、もうそこでやめてますね。すいません。 そこまで続かなかった。
質問者を労る
そこのお子さんの生命判断っていうことについてコブシさん触れられてたので、もしかしてね、5月からここまでの間で ご出産とか予定されてたのかなと思うんですけども、うん、どうなってますかね。まだ出産されてないにしても、出産後にしろ、いずれにせよこう、自分のお体、本当1番大事にしてくださいね。うん。お便り、どうもありがとうございました。ちょっと長々と、色々引用しながら使わせていただいて恐縮です。
収録できなかった分について
��の回はこのままお便りコーナーに続いていたのですが、 ちょっと本編もお便りも喋りすぎてしまい、私の編集が申し訳ありません。間に合いませんでした。なので、次の日曜日までにはお便り部分も編集してアップロードしようと思っています。申し訳ありませんが、少々お待ちいただければ。はい。
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asoboyo · 1 month
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8月17日「絵本の旅@カフェ」ご案内
今週8/17 (土)の絵本の旅のテーマは「ちっちゃくてもつよい!」です。 本を集めてみると、ゾウさんやブタさんやカバさんなど、なにやらおおきめな動物たちが表紙にいますね…? はたして、どんな「ちっちゃい」なのでしょう? ぜひその目でたしかめてみてください!
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この日は劇場エントランスにて『座の市』も開催。 詳細はInstagramにて。
■「絵本の旅@カフェ」お申込み方法 HP、もしくはお電話(03-3223-7500)にてお申し込みください。 ※「杉並子育て応援券」は、未就学児のお子さまと保護者の方がご利用いただけます。
皆さまのご参加をお待ちしています!
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lunahoshisolar · 6 months
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弦巻マキと私が怪談をする理由
「モカちゃんだよね?帰国子女でイギリス育ちって、マジ?」
転入初日の転校生の私の周りはきっとそういうセリフで溢れかえるのであろう。宮舞モカは、脳内で同じ景色のイメージを繰り返した。「モカ」という、自身の本名で弄られることもあるかもしれないが、その時は、「モカちゃん、モカ好きだったり?」と意地悪く聞かれてもこう答えるつもりだ、「まあ、実は」。
キャラ付けは、唐突な理由であったとしても、やぶさかではないのだ。
宮舞モカはいわゆる「陰キャ」だ。陰気なキャラ、陰の気を纏うキャラ、陰気な雰囲気なキャラ、陰険不粋支離滅裂……自分をそのように定義してきたのはモカ自身であった。
もしモカの守る強い自我が壊れるとするなら、陰を圧する程の陽気を身に纏った「陽キャ」によるものである、とはモカにとっては自明の理であった。陽の気を圧倒する陰の気で武装すればモカの自我は守られる。だから、モカは「陽キャ」に対抗できるだけの陰の気を使い、陰気に陰で人目につかないところで論理を講じれば良いだけだった。
それがモカの考え得る「最適の生存戦略」であった。モカは生き残らねばならなかった。
情報収集のためにモカは引っ越したばかりの土地で一人散策をした。
一人行動が肝で、これは「学校で一人で行動していても猫好きな自分は気質が猫的であるから」と上手く納得してもらうために、考えた設定だった。
母がイギリスで可愛がってた野良の黒猫は、その為に「モカの唯一の親友なのだ」とモカは母にわがままを言い、日本に連れ帰ってきてもらった。モカの唐突な強い自我に驚いて母親はもちろん、快諾した。
しかしもちろん、これは嘘だった。イギリスの話を聞かれたら、猫といたから寂しくなくて、友達が居ないんだとか、居なくても平気とか、自分の話を避けたくて作った設定だったのだ。別に猫が居たから友達を作らなかったんじゃなくて、アニメの話をする友達をネットでだけ作って、引きこもりを家族に心配させないためだけに家にいる趣味を作っていたら、こうなってしまったのである。
音楽を聴くのが好きだったわけじゃあない。黙っている言い訳が欲しかったのだ。ヘッドホンをつけて、下を向いていたい。しかし、そうやって快適に無挙動でいるために世界観を領域的に展開する完璧な選曲のプレイリストは、気付けば独自色が強く、自我を感じずに居られぬ趣味の様相を放ってしまった。ここまで蓄えた知識を、使わない陰キャではない。ネットDJを、始めた。ショート動画を投稿して、猫ミームに乗せた自分のニッチな趣味の、わかる人にはわかる感じがある、そういう音源を加速させたりノイズを入れたりした、ヤバい感じ、普通じゃない感じの音源がコメント欄で、「ヤバい」と賑わうのが、モカは爽快であった。
モカは承認欲求を醸造した。
一挙手一投足がキャラ立てしていなければならなかった。
それでないと全て夢が晴れてモカは現実が見える。嘘は少し真実が入っていて美化されていれば、趣味がいい表現方法になる。もしモカが、ただ単に英語を喋れるアニメオタクとバレてしまってはいけない。それをモカ自身も気づきたくないしモカが気付かなければ突っ込まれることもないだろう、だって陰キャだから。
そうやって、自我の強さを隠せぬまま、モカは新しい町の一角で寂れたカフェに入った。しかし、思ったより中が小綺麗であり、そこに予想外で慄いてから、顔涼しく自我論理を整理して気分を落ち着かせていた。ちなみにもちろん、モカを注文した。
気分が落ち着いてからモカは思い出す。時間差でジワジワ襲ってくる本当の問題はそのカフェモカを持ってきたのが金髪の少女だった事であり、しかも……
「(えっ……同じ制服なんだが……?)」
……モカのこれから通う、学校の制服を着ていた事であったのだ。
宮舞モカは、いわゆるハーフ、ではない。純日本人の「純ジャパ」であるから、「帰国子女」属性だった。
これはこれから通う学校で既に外国情緒枠が埋まっていて、しかもそれを外見で即捕捉出来てしまう「パッシブスキル」としての「外国情緒」枠である。宮舞モカ、彼女のように、「アクティブスキル」として、使う武器として、コマンドを押さないと発射されない「外国情緒」じゃない。ここまで来ると下位互換で呪いに近いのだ。「英語出来るマウント」で、押し通すしかないのだ。
しかしそれにはこのブロンドの少女が、英語ができるのかできないのかを判断しなきゃいけない。この日本で私以外に英語ができる人がそんなにいるわけないから、私が話しかけて判断しなきゃいけない。
ーーハードルが高すぎる……。それじゃあ、外見を。
「パッシブスキル」を盛るしか。それしかないのである。アニメ属性として、「海外育ちはエロくて無意識だ」なんてものがあるのだ。こいつは、使わない手は無いので、日本で「ドM」の象徴のチョーカーとか、日本育ちでは珍しい「谷間の露出」、そういう私が英国でもやってない格好を日本国でやることにした。
幸い髪も切って、インナーカラーを入れて(アニメでも流行ってる)、そうすれば、大人しくて怖く無いけど外国人的でかっこいい「私」が生まれ、金髪の子にも客だったのがバレず済む。今日起こったことは転生モノの小説の、転生前に突然起こるトラックの接触事故だったのだ。金のトラックに私は事故って、今、神の恩寵により理想の自分自身に生まれ変わったのだ。そういう流れで私の事前知識系チート人生が始まる。
……はずだったのだ。その少女は、私のクラスに居た。そして、帰国子女設定を盛り過ぎたせいで、陰キャ隠しのための「大人しいクール系」設定が化学反応を起こして、「日本語が苦手」だと先生に思われてしまった私は、クラスで唯一英語が出来るその少女の隣の席を任命されてしまった。そしてその少女にマシンガントークで英語で話され、私の「一目置かれる黒猫少女」という夢の学園生活は終わりを告げた。
ーー絶対今浮いてんじゃん。
ーー絶対怖がられたな。
もうキャラ変更が容易に出来なくて、脳内の自由が、アイデンティティの可変性が私からは消え去っていったと感じていた。思ってた流れではなく無意識に、「興味のなさそうな生返事をする無気力系無言威圧主人公」に私はなっていたのであった。
「日本語は、どれくらい出来る?今言ってること、わかるかなー?この後の授業とか、先生に相談する?あ、英語で言い直そう!えーっとねー」
「あ、えっと、弦巻、さん……だっけ、私、日本語出来るから……気を遣わないで、ね」
「うっわー!日本語ペラペラじゃーん!やばー!心配したの恥ずかしすぎる!みんな、モカちゃん日本語めっちゃうまい!」
ーー何故……
何故全てが、悪い方向へ行くんだ?「英語めっちゃペラペラ」の想定はしたが、「日本語めっちゃペラペラ」は想定せず、日本語のうまさで弄られるのも想定せずにいた。
「あはは……私、アニメ好きの陰キャですので〜……ははは……」
もうクソ喰らえで私は、自ら白旗を上げ、セルフハンディキャップという完全なる防御技を繰り出すに至った。セルフハンディキャップとは、自分自身の自我を守るために敢えて自分を「最初からできない奴」と定義して、自分や他人からの失望に先制して釘を刺す行為だ。
「マジで!?私、バンドやっててさー!アニソンめっちゃ弾いてるよー!ギュンギュンって、ムスタングでね!エレキギターなんだ!」と弦巻マキは金髪を振り乱して陽キャに語った。早口語りもこいつがやれば可愛く済むようだ。もう脳内にさえ私の居場所は無い。
「そうなんだ……なんか、すごいね、弦巻さん……私なんか、一人でネットでーー」
「あ、弦巻さんじゃなくってマキでいいよマキマキとかマッキーとか」
心が完全にポキリと折れた。三つの選択肢、多すぎる。私には何もわかることができない。
今、自分が猫だったら奇声をあげて飛び上がってそこら中にあるものにぶつかりまくり部屋を出ていた。本当に人間でよかったと思うし、もう黒猫女子なんてクソ喰らえと感じていた。人間万歳だ。
「じゃあ、マキ、さん、は……えと、沢山あるんだねえ、好きなこと……」
嫌味のつもりで言った。早口でうざい、と言うつもりで。弦巻マキは笑顔で頷いて、私は消えたかった。私が昔言われたことは、彼女にとっては褒め言葉に感じるのだ。私はやっぱり普通じゃ無いのだ。やはり私は新しい自我を創り出し、その中で完璧にキャラになり切って生きなきゃいけないのだ。
宮舞モカの肉体とキャラという棺桶に生きるアンデッドだ、私は。スクールカースト外の最下層で、人々に生かしてもらわなきゃいけない、精神的インプレゾンビなんだ。建物の中に生きている血肉の気配と音だけで駆けつけて必死に這い上がる腐乱死体だ。頭の中で一番大きな雑音の「弦巻マキ」に、本能で追い縋るしか私は出来なくなってしまっていた。
そんな風に、私は彼女の父親が営む「喫茶マキ」の常連になっていた。
放課後、隅っこで、店を手伝う弦巻マキの淹れたモカを飲み干し、おかわりを気付いて淹れてくれる弦巻マキとの無言の交流を「特別さ」の演出のために知らぬ顔で用意した。幸い、ノマドにオタク陰キャをさせてくれるだけの物質的優位性を私は確保出来ていて(スマホ、タブレット、ノートパソコン、ファイルのクラウド連携等)、私はずっと殻に篭ることができた。猫が懐く時のように、距離を置きながら空間を共有した。庇護欲に頼りたかったからだ。でも、弦巻マキは私を庇護しなかった。
「モカちゃ〜ん、今日も、閉店まで居てくれたね」
弦巻マキは笑顔で身を乗り出しながら、向かいに座る。これは、毎日の日課になった。彼女は、私が彼女のために閉店間際まで店にいると思っているらしい。そのポジティブな陽キャ思考の恩恵で私はほとんどの文脈を自分で作ること無しに受け身に築かれた、対等なる友情を享受した。
「うん……マキちゃんが居るから……えへへ……迷惑かなぁ……」
迷惑なわけがない。弦巻マキは、思っていたよりも、静かな時間を好むタイプだったからだ。
学校では明るく音楽や友達の話をし、ギターを練習して、時には歌ってから、家に帰る。父親のためと思われた喫茶店での手伝いは、むしろ自分のために行なっているようだった。コーヒーを淹れ、掃除をしながら、完全に「ここにいない」、空想の世界に旅立った虚な目をした弦巻マキを、そのうち地蔵のように意思なく座る宮舞モカに対して頻繁に見せるようになったからである。
そして、毎日毎日閉店後に自分の向かいに座る時、私に対して「何か」確認するような目線を向けることが増えていたのだ。
それが何かわからない。しかし、私にそれに同意する以外やることは無い。私は意思無く、彼女の意味のある目線に同意するように目を合わせ続けた。
……今思えば、猫同士がお互いの存在を確認し合う時にそうするようにだ。
「迷惑なわけないよ、私って……、学校での時が、全部の私じゃないし。それを見てる人がいると、ちょっと救われる、自分は普通じゃなくても居場所がありそうだから……なんちゃって。重いかも!」
どきり、とした、普通じゃない弦巻マキと言われると私もそうだと言われた気がした。
だから、私はそう言い、続けた。先に言って、認めちゃえばいいと思っていた。
「わかるよ。私も普通じゃない部分あるし、シャーロック・ホームズだってさ、普通じゃない……そう言う人が、普通じゃない視点だから普通じゃない事件を任されて」
シャーロック・ホームズが特段好きなわけじゃなかったが、その英国で一番愛された虚構の人物になれば、虚構の中に住む自分が愛せるきっかけになると思った。私は、自分を構成するもの全てが、消費され得る要素に格納されてなければ、安心して生きることは出来なくなった。
そして、シャーロック・ホームズを引用する私を弦巻マキはとても愛していた。引用する度に拡がる瞳孔を私は決して見逃しはしなかったし、それは私を安心させた。
「モカちゃん、詩人だよー!モカちゃんってシャーロック・ホームズ大好きだよね。流石、イギリスの帰国子女って感じ!私と違って、すっごい、頭いい感じする、教養っていうの?かな〜、うんうん」
また私は、安心した。私が持つものが弦巻マキに無い要素ならば、彼女は完全なる存在であるために私を必要とし続けるだろうと考える。
私が彼女を完全にする、ピースでなくてはならない。弦巻マキを構成する欠けたピースは、私が全て推理して突き止めねばならない。そして、それを全て合わせて、答え合わせをするのだ。今この時のように。犯人は、必ず全てを自白しなければならない。弦巻マキの罪は、私が一番知ることになる。
「それでさ、アーサー・コナン・ドイルって、すごいオカルティストだったっていうのもモカちゃん勿論知ってると思うんだけどさあ」
何?
「うん、そうだね、オカルトエンドの話とかあるしね」
心臓が早鐘を打つ。この入り方はなんだ?
「うんうんうん、そうそう!未知を探求して証明する人が、証明出来ない現象に対してこの世界以上の存在を認知して知覚してしまう、その在り方がすっごくいいと思うんだ!私の持論だけど……」
「わかるよ。私も、この世界がなんだよって思うし、さ……この世界の原理なんて、ぶっちゃけ超自然の前ではゴミカスに過ぎないしね、あはは」
「そうだよ!!」
えっ?弦巻マキは興奮している。私はこれが何かわかっていないが、彼女の呼吸、空気感、リズムを体の方が既にわかってしまっていた。
毎日毎日擦り合わされた充満された空気の密室で、私たちは重なり過ぎていた。
だから、口を突いて、彼女の求める事が体全体で勝手に出てきてしまっていた。私は言った。
「なんていうか、目に見えるものなんか全部虚で、全部幻想なんだよね。全部意味なんてないよね」
……弦巻マキの頬が紅潮してゆく。私は弦巻マキの何かのスイッチを押してしまったようだった。
金髪のエメラルドの瞳の、繊細で柔らかいマキ、頬の肉が幼さを感じさせる。
彼女の前で私は、彼女の肺を満たし続ける「空気」で居続けるしかない。彼女は大きく息を吸い言った。
「それって、本当そうだよねー!私も、たまに逃げ出したくなるの、私っていう存在から。でもね、私という存在って本当は儚くて……本当はすぐ消えちゃう、霧に映し出された幻想で、まやかしなんだって思うと救われるの。だから、この社会を生き抜くために私たちは、ぶっちゃけ非日常の真実に向き合い続けねばならない」
弦巻マキの本気の時だけ使うテナーの声が、私の鼓膜を揺らす。平衡感覚がおかしくなりそうであった。もし、私が猫だったなら、よぼよぼと足腰が不確定に揺れたであろう。
「モカちゃんって、猫ちゃんとしか仲良くないじゃん?特に黒猫って、不幸の象徴としてヨーロッパで狩られ続けたけど、私、それってモカちゃんがワトソンくんをすごく可愛がってる理由なんじゃないか?ってずっと思ってたの。自分を重ねるって言うのかな!?そして、それが今わかった、やっぱりそうだったんだ!すごいすごい!モカちゃんやっぱり詩人だ!詩は、オカルティストが暗号を隠す一番愛された手段だから!モカちゃんは、生き方がタロットカードでグノーシス的なのだ!」
金切り声を上げて、マキは大喜びした。マキの唐突なラップバトルに、私は加勢した。
「そうだよ!全ての生きとし生けるものの行為は霊的実現で、生命の樹を上に辿る知恵の道なのだ!」
もう弦巻マキは、ギターさえ必要としていない。ギュエェー!とギター顔負けのリフを喉から搾り出し、弦巻マキはのけぞり膝をついたのだ。ギターのムスタングは、彼女が社会的顔を保つための、彼女の身代わりで、ガワだったのだと思い知った。
もう彼女を止められる人はどこにも居ない。
マキは続けた。止まったらきっと、息が出来なくなって絶命する。
「私静電気すごい起こる体質でさぁ〜!たまに、静電気でビビッて髪の毛逆だっちゃってアンテナみたいになるんだ!妖気、感じてんのかな〜?人間はみんな体に電気が通ってるんだけど、霊もプラズマとか電気的エネルギーだって説があって、実際埃っぽいとこで出やすいらしいんだよね。だからモカちゃんもいつも埃っぽいの?」
「エッ、うんそうだよ当たり前じゃん!やっぱりその方がインスピレーション湧くから!チャンネル合うっていうのかな!すごいよね!」
はあー、と弦巻マキがため息をついた。これは私でも解るが絶対恍惚の吐息である。
「実はさ、モカちゃんといる時の方が静電気酷くなるんだよね」
前情報を元に弦巻マキの頭頂部に目をやると、やはり、毛が二本アンテナのように逆立っている。
嫌な予感がする。私はホラーは大の苦手なのだ。深夜に怖い話やスレを読み漁るのは自傷としてのホラー鑑賞なのに。
「これから毎日、うちで夜まで怖い話しよ!」
私は、完全に諦めた。
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kanglo · 9 months
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マインドフルネスアートセミナー 「魅力あふれる自分を発見する」講師/森夕花(2024年1月27日)in 渋谷
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マインドフルネスアートセミナー 「魅力あふれる自分を発見する」講師/森夕花(2024年1月27日)in 渋谷 チケット:https://peatix.com/event/3794943/view https://www.facebook.com/events/382454744444767
 マインドフルネス(mindfulness)は、「今」という瞬間につねに意識を向け、自分が感じている感覚や感情、思考を冷静に観察している心の状態のことです。今、この瞬間に、評価や判断を手放して、注意を払うことから、わき上がる気づきの状態(アウェアネス)という語義で説明がされています。
 1979年にジョン・カバット・ジンが、臨床的な技法としてMBSR(マインドフルネスストレス緩和プログラム)をマサチューセッツ大学の医療センターで開発しました。  8週間のマインドフルネス瞑想法では、扁桃体の反応が緩やかになり海馬と前頭前野(学習、思いやり、内省など)が活性化し、ストレス軽減・能力アップしたという科学的裏付けがあります。
(Sara Lazar, Ph.D.他 2010University of Massachusetts Medical School)
  最近ではマインドフルネスを取り入れたアートセラピーが欧米でポピュラーになってきています。アートセラピーは、アート表現を通して自己認識を高め、ストレスや精神的な疾患などの症状を緩和するセラピーのひとつで、自分の感情と向き合いアート表現を行うアートセラピーは、マインドフルネス瞑想と共に行うことで相乗効果をもたらすと言われています。
 「マインドフルネスアートセミナー」では、マインドフルネスによって、休眠状態のいろいろな感覚が目覚めさせ、身体のセンサーを使って、自由に描きアート表現を行います。表現をはじめると、私たちの「内側の存在」が手や身体、ひらめきを通して、何を表現したいか、伝えたいかを教えてくれます。
 さらに私たちはこの宇宙を創生した存在(ソース)ともつながっていて、マインドフルネスな状態になると、ソースとつながる扉が開き、創造性が高まるとも言われています。何にもとらわれることのない「純粋な意識」は、高次の存在とつながるための大切な条件となります。 アート表現のプロセスは、まさに「純粋意識(無心)」の状態を経験できる貴重な機会です。
 このセミナーは、23年間に渡り、ヒーリングやカウンセリング、ライフコーチングなどの「心と身体の癒し」に携わってきた森夕花がガイドを務めます。マインドフルネスアートを通して、「本来の自分」と出会い、豊かなクリエーションとイマジネーションの世界を体験していただけたらうれしいです。
☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆
■内容 (状況により変更する場合があります)
 ☆リラックスブリージング&イメージブリージング(誘導瞑想)  ☆心を満たすハートフルネス(誘導瞑想アートワーク)  ☆マンダラート(アートワーク)  ☆過去を旅する(誘導瞑想アートワーク)  ☆2024年のカギ(象徴)を受け取る(誘導瞑想)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■日 程:1月27日(土) ■時 間:13:30ー16:30 ■定 員:8人限定 ■場 所:渋谷区勤労福祉会館 和室(1・2)  ※入口の表記は「サステナ塾」となっています。
■持ち物:筆記用具 ■受講費:通常8,800円のところを 特別期間価格 5,500円 消費税・材料費が含まれます。
※チケットのお申込みとお支払いは「peatix」よりお願いします。  https://peatix.com/event/3794943/view
※正式申込後のキャンセルはご遠慮いただいております ※やむを得ずキャンセルされる場合は、必ずご一報ください
☆セミナー終了後、近くのカフェで懇親会をおこないます。  ぜひ、交流を深めていただけたら嬉しいです!
■講師:森夕花 カングロ株式会社 取締役執行役員/ライフコーチ/マインドフルネスアート研究家
神奈川県横浜生まれ。尚美高等音楽学院卒業。京都芸術大学芸術学部卒業。1993年、ドイツの環境先進都市フライブルクに留学。自然と調和したライフスタイルを学ぶ。2002年より心と身体を癒すヒーリング・カウンセラーとして活動。2015年から企業のライフコーチとして、個人セッション、研修等を行っている。現在、ライフコーチの他、「大人のためのアート思考講座」「Philoarts研究会」「マインドフルネスアートワークショップ」「サステナ塾」「目覚めの瞑想会」など講座、ワークショップを中心に活動を行っている。 趣味は、声楽、読書、人間観察、そば栽培、瞑想。特技、人・動物の心を読む、直観力、探求。好きな言葉は、「自由」「日日是好日」「悠悠閑閑」
■【ダイジェスト版サービス動画】 ★既存の枠の限界ぎりぎりへ一歩踏みだす~アートシンキング スプリングセミナー20230316 https://youtu.be/u-8BgGK5Wpo
★なぜビジネスにアート思考が必要なのか?世界の見方を変えるアート思考/第16回Shock Coherent Innovation Club(SCIC)オープンダイアログ20221209 https://youtu.be/vFnykrdzwt4
★「センスオブワンダーとアート思考/真のウェルビーングを探究する」第5期ショック・コヒーレント基礎講座⑦(2022年12月6日) https://youtu.be/hMHQi2c87eM
■プライバシー保護方針: https://www.kanglo.co.jp/privacy.html
■主催:フィロアーツ研究会/カングロ株式会社 https://www.kanglo.co.jp 協力:SDGs超実践者委員会/イノベーションサロンZ/システムD研究会/ショックコヒーレント・イノベーションクラブ/セブラルメディテーションの会/HOOPS!/ザッポス研究会/サステナ塾
#アート思考 #アートシンキング #デザイン思考 #カングロ #森夕花
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hoshinotanidanchiblog · 11 months
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ホシノタニマーケットvol.9 出店者情報
11/26(日)開催のホシノタニマーケット出店者の方々をご紹介します!
楽しいお店がたくさん出店予定です!この日ならではの、さまざまな出会いをぜひお楽しみください。
出店一覧(順不同)※写真はイメージです。
◇アクティヴ・ママ
(衣類販売)
「子連れで集まれる場所を自分たちで作ろう!」とママたち自身が始めたサークル。子育てサロンの運営など、座間の子育てを支える心強い存在。今回は子ども服やベビーグッズが並びます。
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◇喫茶ランドリーホシノタニ店
(飲食店)
今年10月で4周年を迎えた喫茶ランドリー ホシノタニ団地店。
コインランドリーやミシン、アイロンを備えた”まちの家事室”付き喫茶店のテーマは「どんなひとにも自由なくつろぎ」。エアロプレスで一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒー、紅茶に子どもジュース、手作りのツナメルトトースト、ボリュームたっぷりのナポリタン、人気の手作りスイーツなどをお楽しみください。
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(イベント)
喫茶ランドリーのスタッフがお店のドリンク、フード、スイーツの中からおすすめメニューを提供します!
また、普段はお店の中で販売している可愛いhandmadeの布小物達を店先にて販売します。
ぜひぜひ覗きに来てくださいね!
◇時土器
(食器販売)
厚木市みはる野で小さな陶芸教室を開いている時土器(ときどき)。土のぬくもりや素朴さを残して、日々、器や小物づくりをしています。
今回は見た目にもあたたかい雰囲気の陶器を販売いたします。
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◇ポエム
座間駅前の顔。
数々の賞を受賞し、地元で35年ものあいだ愛されてきたパン・洋菓子店。座間愛あふれる2代目オーナーが作るおなじみのシュークリームやお惣菜パンをご用意します!
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◇株式会社マイファーム
ホシノタニ団地内で、家庭菜園を楽しめるよう、畑の貸出をしています。イベントでは、10時~12時限定で「さつまいもの収穫体験」をしていただけます。
限定8組様までなので、お早めにお声がけください。
畑のご利用はこちらから ⇒ https://hatamusubi.com/land/32
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◇aof-kaban
(雑貨販売)
テーマカラーである青色を中心にシンプルなデザイン、シルエットをコンセプトにハンドメイドの布カバンをつくっています。
今回は小物を中心に販売いたします。
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◇Brilliamo~Burger's & Coffee~
(キッチンカー)
こだわりのオリジナルバンズ&精肉店で部位指定して卸しているビーフ100%パティを使用した老若男女に大人気の絶品ハンバーガーや、コーヒーの世界大会で日本人で初めて世界一に輝いた焙煎士監修のこだわりのコーヒー類、クラフトレモネード&クラフトジンジャーエールが楽しめるフードトラックです♪
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◇CAFE IMPRESSION
(カフェ)
座間駅東口すぐの、スペシャルコーヒー専門店。
今回は、癒しのこだわりコーヒー豆をお届けいたします。
肌寒い季節、おいしいコーヒーをぜひご自宅でも味わってみてはいかがですか。
お店も10時よりオープンしておりますので、ぜひお立ち寄りください。
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◇Den-Pata.
(野菜販売とレザー雑貨販売)
お米や野菜を育てている農家による、自家製新鮮野菜や柑橘類、お米(はるみ米、持つ米喜寿)など、土の恵みを存分お楽しみいただける農産物をお届けします。
今回は、手縫いのレザー雑貨もご用意いたします!
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◇mischievous.m.n.m
(雑貨販売)
お花部門担当と、籠部門担当のふたりでゆったりのんびりをモットーに制作活動をはじめました。
ドライフラワー、アーティフシャルフラワー、プリザーブドフラワーなど、自分たちが可愛い・素敵と思うものを使っています。 バスケットも紙クラフト、ラタンでひとつひとつ心を込めて作っています。
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◇Nightwol Fabrics
(輸入生地・オリジナル雑貨)
輸入生地のハギレとそのハギレ生地で製作したガラスのアクセサリーパーツ等をメイン商品として、カラフルな空間を演出します。
国内ではなかなか手に入りにくい珍しい柄の生地もご用意していますので、ぜひお楽しみください。
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◇Ricorita
(キッチンカー)
新鮮な地野菜がたっぷり食べられる南インド風カリー定食MEALS(ミールス)を日々作っています。1 + 1 が10にも20にもなってしまう魅惑のカリー定食MEALS。お子様にも食べていただけるよう辛くないカレーもご用意しております。どうぞご賞味くださいませ!
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◇with.
(木育ワークショップ)
with.は子育て世帯が楽しめる親子で楽しいワークショップを開催しております。
今回は、木育ワークショップを行います。
お絵描きキーホルダーや、お名前ストラップ、木のくるまなど、ほっこり可愛いモノつくりをぜひ体験してみませんか。
オリジナルの雑貨も販売いたします。
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◇ダイニングバルピース
(座間駅、小田急マルシェ内、階段降りて8歩の店舗ご紹介) 座間駅小田急マルシェ内にR5/7/14新規オープン!
洋食中心のお食事や多彩なアルコールにてご満足頂ける空間です。
ランチ利用OK!、ディナー利用OK!(インスタ必見、フォロー必須、DM歓迎!笑)
ディナーは居酒屋、バル、バーetc...として様々なシーンにご利用頂けます。
(中小団体、貸切予約等のご予算からご相談致します)
株式会社ラヴィエンス ~神奈川県厚木市~ (laviens.club)
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今回は、ホシノタニマーケットに合わせて軒先で「暖かい特製スープ」や
アルコール、ホットドリンクなどをご用意致します。
ぜひお立ち寄りください。
◇座間市くらし安全部クリーンセンター
清掃車「ざまりん号」の乗車体験やゴミの投げ入れなどの楽しいゲームやアート展示。こどもも大人も楽しめる楽しい演出で迎えてくれます。
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◇座間市地域づくり部地域プロモーション課
◇座間市第3子育て支援センターざまりんのおうち「かがやき」 
子どもと遊んだり、親同士やアドバイザーとおしゃべりしたり、自由に過ごすことができる憩いの場です。また、子育て相談もできます。
未就園児とその保護者が予約不要かつ無料で利用できるので、気軽にご利用ください。
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◇座間市観光協会 
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座間市マスコットキャラクター「ざまりん」が登場。記念撮影などをお楽しみいただけます。
◇WOOMS部隊
座間市でのWOOMSの取り組みやゴミの資源化などサーキュラーエコノミーについてご紹介します!
ゴミゼロゲームの体験、イベント会場、街のゴミ拾いにもご協力下さい!
小田急電鉄の子育て応援マスコットキャラクター「もころん」も登場します。
\『ざまにわ』出店者のご紹介/
お子様から大人まで楽しめるような美味しいキッチンカーが3台出店します!
◇fam☆fam
からあげのキッチンカー。
お肉がジューシーな、できたてあつあつをぜひご堪能ください!
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◇アイルグリーン
ぽかぽか温まる豚汁や揚げたこ焼き、さつま揚げ串など。
◇HAPPY YELLOW
チーズハットグ、チーズボール、韓国おでん、
ソトクソトク、チーズソトク、トッポギ、チーズトッポギなど。
韓国で人気の商品をご用意します!
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■注意事項
※駐車場のご用意はありません。公共交通機関等でお越しください。
※ワークショップ受講中のケガ・紛失・その他の事故については自己責任とし、一切の責任を負いませんので予めご了承ください。
※当日は写真撮影及びテレビ取材をさせて頂く可能性があります。撮影した写真や映像は今後WEBや広告などで使用させて頂きますので予めご了承ください。
※イベント内容は予告なく変更になる可能性があります。
※誠に残念ながら、都合により、出店を予定しておりましたOeka-Kids・freemam2020・Takayo Malerei Studio が出店を見合わせることとなりました。
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kachoushi · 11 months
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井上泰至「恋の季題」連載ⅢⅩⅥ
花鳥誌2023年11月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
 川端康成の代表作の一つ『古都』は全九章からなる。「春の花」「尼寺と格子」「きものの町」は春、「北山杉」「祇園祭」は夏、「秋の色」「松のみどり」「秋深い姉妹」は秋、「冬の花」は冬、といった塩梅で、京都の四季を背景に物語が進行する。「冬の花」は最終章に当たる。
 じつに真直ぐな幹の木末に、少し円く残した杉葉を、千重子は「冬の花」と思うと、ほんとうに冬の花である。 たいていの家は、軒端と二階とに、皮をむき、洗いみがきあげた、杉丸太を、一列にならべて、ほしている。その白い丸太を、きちょうめんに、根もとをととのえて、ならべ立てている。それだけでも、美しい。どのような壁よりも、美しいかもしれない。
 杉丸太とは、京都北郊の北山杉のことを指す。そこで働く女性たちは、裾除け・半纏を着て、三幅前掛けを腰に巻き、最後にズボンに当たる「たちかけ」を着る。同じく京都北郊の「大原女」と似ている。虚子が「時雨」とともに詠んでいる。
大原女の紺の袷の赤だすき 虚子 時雨るゝと大原女のうち仰ぎたる 同 時雨つゝ大原女言葉交し行く 同
 地味な労働着で、健気に働く娘の魅力とは、そのイノセントさ故に醸し出されるものだ。シンデレラを思い出してみればいい。灰被りの彼女は、掃除ばかり押し付けられるが、自分の美しさに気付かない。それは心ある男によって見いだされ、磨かれてゆく。昨今のフェミニストから見れば、とんでもないと怒られそうな解説をしてしまったが、共に古都鎌倉に住んだ虚子と川端の女性の嗜好はほぼ同じだと見てよい。
 もはやこのような京女など絶滅種だと思っていたが、そうでもない。最近我が家の三軒隣に、新築マンションが建ち、一階には美味いコーヒーを飲ませるカフェができた。店の女の子の言葉の端に残るイントネーションから、「関西の方ですか?」と聞くと、ひと呼吸あって「ええ」と用心深い線で答えてくる。
 本店は京都で、スタッフも皆京都から。用心深く京都弁を隠しているが、見抜かれたと感じたようだ。そこで安心してくださいと、「いや、こちらも京都出身なんです」と京都訛りで返してみると、救われた表情。その後通い詰めるうち、すっかり常連となり、打ち解けることに。常連故の気遣いを受け、きちんとそれに応えれば、花に水をあげたように笑顔は見違えってよくなる。
 ちょうど我が家は、義母を介護することになり、七時からやっているこのカフェは、しばしの憩いの場となった。そして、彼女たちの働く姿には、東京という別の言葉の世界で、自分の言葉をも押し隠しながら、明日を夢見て健気に早朝から働いていて、その姿そのものが健気で美しいことを知った。大人になった、虚子や川端が、京都の娘たちに心惹かれたのも、このような感じだったのだろう、と思ってみる。
 それにしても、なぜ彼女たちには、「時雨」が似つかわしいのだろう? 時雨は強いものではない。強くては、いくら何でも悲惨だ。しかし、夏の気持ちのいい驟雨でもない。娘たちは、雨の様子を見計らい、仕事の手や、ものを担いで移動する足を急かさなければいけない。そこに、哀れがあり、健気さが生まれる。カフェで言えば、早朝がよかったのだ。まだ眠い朝の表情を残しながら、常連の私には、心を込めてコーヒーを淹れ、朝食を作ってくれる。
 そして、何より雨の小粒は、若さを引き立てる。アイドルの写真集には、必ず雨やシャワーに濡れて、少しはかなげな表情のショットを挟む。肌の保湿力は、水を弾いて若さの光を引きたてるし、元気ではつらつとした表情の合間に見せる憂いの表情こそ、ギャップの魅力だ。ただ、明るいだけでは単調でいけない。塩で引き立ててこその高級菓子の甘さなのである。写真のプロになった知り合いにこの意見をぶつけてみたが、否定はしなかった。
 カフェのスタッフには、「東京の風は強いね、京都は雨も繊細なんだけど」とでも声をかけてみようか。暮れを控えた、彼女たちの帰郷の想いをきっと引き立てることだろう。
___________________________
井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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kininaru-text · 1 year
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フディーズとセックスピストルズ。
というお題で1年ほど前に拙ブログで書いたことがあるが、ついにファッション界のパンク・リバイバルの波が地方の末端ティーンズにまで到達した感のある昨今、本当にフディーズとパンクが合体したとしか言いようのない少年たちが街を歩いているのを見かけるようになった。
革のライダースジャケットの下に黒のパーカー(フードは常時被る)、昨今ではスキニーと呼ばれているらしい(おばはんの時代の用語で“黒のスリム”)細身のジーンズを半ケツが出る高さまでずり下ろしてパンツのゴムを見せながら履き、腰回りにはシルバーの鎖をじゃらじゃら下げつつ、しかし足元はラバーソウルでなく軽快にハイカットのスニーカー。
この21stセンチュリー・パンク・ボーイズを最初に見た時、わたしは爽やかな感動すら覚えた。過去20年ばかり、いにしえのパンクに憧れてそれらしい格好をする若者たちは後を絶たなかったが、これほど70年代から剥離した着こなしは見たことがない。もはや彼らにはヴィヴィアン・ウエストウッドの“クチュール・パンク”は必要ではなく、そこら辺のスーパーで売っているパーカーと半分出した尻がクールのポイントなのである。実にブリリアントだ。リバイバルというのは、このようにある種のダウトと諧謔をもってオリジナルを憧憬しリスペクトするものでなくてはならない。
というわけで個人的に鼠男系パンクたちには弱いので、先日底辺生活者サポート施設の“ボランティア・デイ”でまさにそれ風の若者が隣に座った時にはどぎまぎしたのだったが、そんなことよりも真の問題はこの“ボランティア・デイ”であった。大変に濃厚なイベントであると聞いていたし、ハードコアな無職者が集うらしいので昨年はパスしたのだが、種々のしがらみがあって今年は逃げ切れず、グループディスカッションの時間帯に参加させられることになったのである。
円形に配置された椅子の一つに嫌々ながら腰かけると、右隣りに鼠男系パンク、左隣りにはあろうことかニックが腰かけてきた。この人は70年代のパンク時代にバンド活動をしていた御仁で、周囲がパンクだのバンドだのを卒業して就職したり、結婚して父親になったり、会社で昇進したりして行く中で、いつまでも革のライダースジャケットを着続け、黒のスリムことスキニージーンズを履いて25年間も無職を貫いてきたおっさんだ。
このように、いわばオールドパンクとニューパンクに挟まれて、「なぜ私はボランティアとして働くのか」というテーマでのディスカッションに参加せねばならなくなった我が身の不運を呪っていると、のっけから進行役の女性がわたしに質問をふってきた。
「あなたは、どうしてボランティアとして働いているのですか?」
「保育のコースを受けようと思ったんですが、無給、有給にかかわらず、どこかですでに子供相手に働いている人でないと当該コースを受ける資格はないということが判明したので、とりあえずここでボランティアすることにしました」
みたいな面白くもなんともないことを喋ると、よせばいいのに進行役は同じ質問を隣のニックにふる。
「俺がボランティアとして働くのは」
と言って彼はもったいぶって深いため息をつき、意気揚々と演説を始める。
「俺は25年間ボランティアとして労働してきた。対価を貰って労働している人間が、世界や人間のためになる仕事をしているとは思えないからだ。企業がやっていることを見てみろ。みんな環境を破壊することしかしていない。企業の社会貢献なんてことが騒がれるようになって、どこの企業もプロパガンダとしての社会貢献ゲームをするようになったが、所詮イメージづくりのための貢献は長期的に見れば世界にとってダメージになることばかりだ。営利を目的にした途端に、ビジネスは全て人間のためにならないことになる。だから自分は営利を目的とせず、対価を貰わずに労働するんだ」
英国(特にブライトンのようなリベラルな街)にはこのタイプの長期無職者がけっこうおり、彼らが中心となって運営されているチャリティー団体がある。彼らはLibertarian(自由意志論者)又はアナキストと呼ばれ、集団で畑を所有して無農薬野菜を作り団体の中で流通してそれを食べて生活したり、フェミニズム、同性愛、環境問題、難民問題、動物愛護などの問題に関して極左的立場から流血の抗議運動を繰り広げたり(ということは近年めっきり減り、ラディカル本のライブラリー経営、オーガニック食品の販売などのソフトな方向に活動の軸が変化しているので、旧ヒッピー&旧パンクな高齢メンバーは怒っているようだが)しており、そうした団体で働いている人々は全て無給のボランティアである。ブライトンのロンドン・ロードにカフェを持つ某C・Club(Oxfamと1ポンドショップの間にあると書けばローカルな方々はもうおわかりだろう)などはその格好の例だ。
無職。というと、何もしないでだらだら家にいる人のイメージが強いが、こうした人々の場合はそうではなく、毎日きびきび労働している。が、それが利潤を生み出す企業・団体のための労働ではないので還元される賃金が存在しない。英国にはこの種の無職者がけっこう存在し、彼らは“ミリタリー系”無職者と呼ばれている。何故ミリタリー系なのかというと、軍隊の軍人並みに毎日しゃかしゃか熱心に働いているし、社会や政府を相手に“戦っている”意識が強いからだ。
そんなわけで放っておけば何時間でも熱く喋り続けそうな“ミリタリー系”ニックの話をなんとか終わらせ、進行役は他の人々にも同じ質問をした。
「無職の年数が長過ぎて、働く自信が無くなりました。それを回復するためにボランティアしています」「無職でずっと家にいると他者とのコンタクトに餓えます。それを何とかするためにボランティアを始めました」等のよくある発言が出回った後で、わたしの右隣りに座っている(おそらくグループで最年少の)フディーズ・パンクの番になった。
「あなたは、どうしてここでボランティアしているのですか」
進行係に尋ねられた鼠男系パンクは、ふふん、と不敵な笑いを浮かべ、喋り始めた。
「俺がボランティアをしている理由は、世の中のためではなく、自分のために何かをしたいからだな。実際、無償で働くっつったって、人間は金がなきゃ食っていけないんだ。で、どこからその金が出ているかって言ったら、政府だろ。そこの、ヴィンテージのライダースジャケット着た人も、失業保険貰ってるんだろ?じゃなきゃ、25年もボランティアなんてふざけた生き方、できねえよな」
わたしは左脇のオールドパンクの肉体からどよどよとした気炎がたちのぼるのを感じながら右脇に座っているニューパンクの傲慢な横顔を見ていた。
ああもうほんとにろくでもない場所に座ってしまったなあと思いながら。
「俺は働かないで政府から金もらいながら好きなことやってるんだ。ま、自分の場合、やりたいことって音楽なんだけどね。ボランティアしているって言うと失業保険事務所で係員と喋るときの印象もアップしてすんなり金が貰えるし、将来音楽で生計が立てられなかった場合に、ここでボランティアしている経験が役に立って金を貰える仕事にありつけるかもしれないじゃん。一石二鳥。って感じかな。俺がボランティアしている理由はごくプラクティカル。失業者に思想はいらねえ」
鼠男系パンクがはきはきと吐くその発言に、ニックの顔がぎりりと歪む。
「自分、自分、自分、って。貴様らはいつもそうだ。他人のことはどうでもいいのか! 世界に何が起きているかなんて貴様らは考えてもみないんだろう」
ニックが言うと鼠男系パンクは答えた。
「世の中って、MEの集団だろ。あんただって、自分はあくまでもMEで、社会の一部であるよりもかけがえのないこのMEでありたいと願うから、政府に税金を払わないで、他人の税金を還元してもらって好きなことやって生きてるんだ」
「俺は好きなことをやっているのではない。そういう次元のことではなくて、世の中の役に立つことをやっているんだ」
「リサイクリングや無農薬野菜栽培が?環境問題で世の中が救えると本気で思っているあんたは、とんでもなくナイーヴな人だな」
くすくす、と笑う鼠男系パンクにいよいよぶち切れたらしいニックは、がたんと椅子を後方に倒しながら立ちあがる。
ひいい、頼むから人の頭の上で殴り合いだけはやめてくれ。
と思いながら身をかがめていると、
「貴様のようなガキに何がわかる!パンクってのはなあ、ファッションじゃないんだ、生きざまなんだ。あくまでも世に警鐘を打ち鳴らし、オーソドックスを疑い、否定し、迎合することを忌み嫌う、その絶えることのない不変のアティテュードなんだ」
と大声でニックが怒鳴った。わたしの頬に彼の唾が打ちかかる。
と、その時、「大きな声を出すのはやめてください」と涼しげな声で言いながら近づいてきたのはアニー(レノックス似の底辺託児所責任者)だった。彼女は付設託児所だけでなく、底辺生活者サポート施設全体の責任者の一人でもあるので、このイベントを仕切っているのだ。
「このセンターには、様々な理由でボランティアを行う人々が来ています。そして、当センターのモットーは“寛容”です。自分とは違う認識や考え方を持つ人々を認め、リスペクトするというのが我々の信条の一つなのです。私はこの考え方を5歳以下の子供たちにも教えていますよ。それが大人に徹底されていないのは、悲しいことですね」
鶴の一声。みたいな感じでニックは静かになった。
「議論はたいへんに結構です。が、あくまでも冷静に、他者をリスペクトしながら行ってください」
にっこり。と柔和ながらも凄味のある微笑を浮かべてアニーは去って行く。さすがにこういう人々の扱いに慣れているというか、底辺アダルトの対応もプロである。
「ふん。所詮あいつは学校の先生なんだよ」
アニーの姿が遠ざかってから、ニックが小声で言う。その姿はまさに先生に叱られた子供のようだ。鼠男系パンクのほうは、くすくすくすくすフードの陰でおかしそうに笑っている。
あまりにも分が悪いな、この状況は。と思った。
これではあまりにも新パンクがクールで、旧パンクがアンクールだ。
ニックだって、戦うパンクが格好いい時代にはけっこうクールだったのかもしれず、鼠男の“音楽(または文学、芸術)やりたいけどそれだけじゃ食えないから失業保険もらう”にしたって、何も新しいライフスタイルではなく、UKでは古典的な生き方なのであって、ニックだって若い頃は同じ地点にいたのだ。
鼠男から見れば、ニックみたいなおっさんはどうしようもないルーザーに見えるだろう。音楽をやりたいという“ドリーム”の諦め時、引き際、というものを知らずに、ずるずる失業保険もらって生きていたら、いつの間にか何らの換金可能スキルもない雇用不能な中年男になってしまい、そんな自分を直視するのが辛いので社会が悪いのだと考えることにして、流血の抗議活動などに夢中になっていたら、頼りにしていたアナキスト団体ですら時代の流れと共にソフト化し、“戦うより地球にやさしくなりましょう”ってんで、気がついたら革のライダースジャケットにゴム長はいて畑を耕すじいさんになっていました。などという人生は、希望に燃える若者から見れば、あまりに侘し過ぎる。
が、そんなニックを笑う鼠男だって、現在は自分の好きなことで生きて行こう、駄目だった時には見切りをつけてきちんと社会人になろう、と思っているかもしれないが、25年後はニックになっている可能性だってないとは言えない。思っていることと現実とはいつでも食い違うものだからだ。
失業保険給付はいつの間にか生活保護給付へと切り替わり、その気になってうまく立ち回れば政府から金をもらいながら半永久的に生きていけるこの国で、“ドリーム”に見切りをつけるのがどれだけ大変なのかは、夢に生きている若者にはわからないことだろう。
オールドパンクとニューパンクは親子のようなものなのだ。
同じコインの、思いきり錆びた裏面とぴかぴかの表面のようなもので。
その後も新旧パンクたちの意見の衝突はあったが、アニーが部屋の角から目を光���せていたせいか大事には至らず、ピースフルにディスカッションは終わった。
互いを牽制し合いながら椅子から立って行った2人であったが、某スーパーから寄付された賞味期限本日付のパンが食堂で無料配給されていることを知ると、オールドパンクもニューパンクも我を忘れたようにカウンターの前に駆け寄り、公営団地ジャージ系シングルマザーや、全身から尿とアルコールの匂いを漂わせている天然ドレッドロック系ホームレスなどに混じって食パンやロールパンの配給を受けている。
縦横無尽に生きているはずのパンクもパンが欲しくて並ぶのだ。
まじめに勤労している人々からすれば、しょうもない屁理屈をこねている暇があったら、働いて自分の金で賞味期限の切れてないパンを買え。と一喝したくなるような話だろうが。
ふと窓の外を見下ろせば、付近にあるオフィスビルの窓から、紅茶片手に新聞を読みながら欠伸しているスーツ姿のおっさんと、死んだ鯖のような目をしてぼんやりと空を見上げている若者の姿が見える。
まじめに働いている気配はそこにもあまり無いように感じられたのは、たぶんわたしの気のせいだろう。
時間を売ってパンを買う人と、時間を潰してパンを貰う人。
同じコインの、裏表裏表。
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unicodesign · 1 year
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仙台へ視察遠征
2週間前になりますが、以前このブログで『コーヒーと血圧計』を紹介したネイバーのメンバーで、仙台に視察遠征に行ってきました。
訪ねたのは2つの福祉拠点『あんだんち』と『ライフの学校』。
まずは『あんだんち』へ。
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サービス付き高齢者住宅、かんたき(看護小規模多機能型居宅介護事業所)、障害者就労支援B型事業所、医療介護のよろず相談所、保育園、食堂、駄菓子屋が複合的に集まった場所です。
代表の福井さんに案内していただきました。奥がかんたき、手前がサービス付高齢者住宅。
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『子供、若者、高齢者、医療や介護が必要な人もそうでない人も、誰もが気軽に集まり、自分の枠割りを持ちながら丁寧に暮らす、顔の見える地域の縁側』というコンセプトで、中央の庭を囲むようにそれぞれの機能が配置されています。
左手の就労支援事業所の建物と、右手の建物はデッキでつながっています。右の建物は階に食堂、2階に保育園。
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代表の福井さんのお話の中で、印象に残ったのは、多世代が交流することの、近づきのグラデーションがあるといいということ、そのひとつが、就労事業所の存在。清掃を行ったり、保育園のおもちゃ拭きなどを行ったり、世代交流の中間に彼らがいて、つながりの中心になっているとのこと。ありがとう、という声がけが日常的になり、就労の方々も自己肯定感につながる。これまで就労支援事業所の視察にも行きましたが、高齢者施設との組み合わせは新鮮な印象でした。
サービス付き高齢者住宅の1階入口には、子供達がやってくる駄菓子屋さん、
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その奥、1階の一角に、就労作業スペースがあり、作業をしている方たち。多様な交流が自然と生まれるつくりになっていることや、作業スペースは土間になっていて靴のまま利用できる工夫に合点がいきました。
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素敵な共有リビング、
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食堂スペースと連続して回遊できる動線。
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食事の提供で難しい『揚げたて』と『焼きたて』は、近隣のローカルなお店に食べにいってもらうことも『街に開く』というひとつ、スタッフが事前に下調査をし同行してお店にいく。地域のお店の人たちが、バリアフリーの必要性などに気づくきっかけにもなる。
そして、お庭を挟んだ向かい側の就労作業所。
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お庭の真ん中には2匹のヤギが暮らしています。
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当初、保育園は1階、という考えのもとで、このお庭がなかったそうですが、これを2階にあげたことで、庭ができ、抜けができて良かった、と福井さん。
街に開くというソフトの考え方を支える建築の重要性も改めて感じました。
そして1階の食堂。お昼どき、大変賑わっていました。
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寝かせ玄米の定食、おいしかったです。
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午後からピザを焼くという福井さんの背中にお別れし移動。
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そして『ライフの学校』の荻の風キャンパスへ。40床の特別養護老人ホームと、
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お隣に、29床の地域密着型特別養護老人ホーム。
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お話を伺った理事長の田中さんは、こちらの施設長を経て、『福祉施設を地域に開く』という思いを実現させるべく2020年に『社会福祉法人ライフの学校』を開校。
『いのち』に触れ『生きる』を学ぶ、日々のケアの中にある『学び』を地域に開き、子ども、障害者、高齢者、地域の人たち、みんなが支えあって学び合うという理念のもと、現在、こちらの特養の他に、居宅介護支援センター、訪問ヘルパーステーション、障害を持つ方の就労作業所、グループホームなど、多数の施設が『キャンパス』という名で点在しています。
お話を聞いて印象的だったのは、人の『ライフ』の聞き取りと、街の『ライフ』のリサーチのこと。高齢者の方々は『ライフの先生』となり、住宅地として50年の時間を経た街で高齢化により管理されなくなった庭の植物や古道具は、キャンパスの庭に『嫁入り』してくる。それまで、施設の庭と道路の間にあった高い壁をとっぱらい、『ライフの庭』として開くという施設改修も同時に行なったとのこと。
中から見る『ライフの庭』、道路まで抜けて見えます。
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そしてここにも、駄菓子屋さんが。
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地域からなくなってしまった駄菓子屋さんを復活させたいという地域の方の思いを受けて、今は子供達の居場所として、ロビーの一角にあります。
そして図書館も。様々な人の居場所とのなる要素が集約されています。
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こちらの館内にも、障害を持つ方が作業しているスペースがありました。リネンのお洗濯などをお願いしているそう。
その後、5月に新しくオープンした新しいキャンパスに移動途中立ち寄った畑。ここも就労作業場とのこと。
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そして、新しくオープンした霞目キャンパス。
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素敵なカフェがあらわれました。
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1階には就労継続支援でもあるカフェ、2階にはシェアハウス。外国の方が住まれていて、今後は外国の方も受け入れて���くそう。
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建築はtomito architectureのデザイン。地域をリサーチし、土地を読み解いて形にしていくというアプローチと協働し、先の『ライフの庭』が生まれたそう。
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美味しいチーズケーキとコーヒーをいただきながら、お話を伺いました。
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現在進んでいる新しい六郷キャンパスでは、地域密着型特別養護老人ホーム、看護小規模多機能型居宅介護、保育所や、放課後デイサービス、児童発達支援サービスが来年オープンする予定とのこと。
福祉、介護において、安全と自由は反比例する、それでも『生きる=ライフ』のバトンをつないでいくために、学びあえる学校という形で街に開こうという『ライフの学校』の意味をしっかりと伺うことができました。
道ゆく人が腰掛けることもできるだろう縁側のようなベンチが、四つ角に向かって開く建ち方も、街に開く、という新しいランドマークとなる素敵な建物でした。
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街に開く=様々な人たちが居場所として集まれるということ、そして人にはそれぞれ役割があるということ、『あんだんち』と『ライフの学校』2つの施設には共通点がありながら、それぞれの機能や役割が少しずつ違っていて特徴の違いがありました。
『福祉』と一言でいっても、まず、施設の種類の多さもさることながら、法的なことを含め、色々なことが様々に絡み合っている。難しい。でも、お2方のお話からは、まだ不勉強ながらに、自分たちの将来にいろんな選択肢があるという未来を感じることができました。
この世に生きるすべての人の『ライフ』に必ずでてくる側面。十人十色の住宅があるように、介護を受けるにも様々な選択肢がある、そのための、ハードとしての場の力も改めて感じています。
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ap20co · 1 year
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4/6。朝の7時頃に八重洲に到着した。流���に早すぎるので東京駅を眺めたり皇居に行ったり、近くのベンチで本を読んだり周辺の建築巡りをしたりして時間をつぶした。けれどよくない寒さが続いていたことと、先に疲れてしまっては意味がないとカフェに入ることにした。どこのカフェを覗いてもスーツを着たお客さんばかりで入ることを歓迎されていないようだったから、割と歩いて地下にあるスタバで外国人の観光客と混ざってほうじ茶の紅茶を飲みつつ、ジワジワと心を圧迫していた課題を終わらせた。東京を歩く人々の雰囲気が怖い。何故か私の居場所がこの地にはないことを強烈に感じた。
恵比寿駅で落ち合い、夏以来の友人と再会。東京都写真美術館に行き、深瀬昌久の展示を観た。写真を鑑賞することに慣れておらず、どこか浮ついた気持ちで眺めていたけれど、洋子の写真がどれも魅力的で気づけばじっくり鑑賞していた。家族写真を裸で撮ったりしていて変な家族だったけれど、様になっていた。
恵比寿駅に戻り、中目黒と代官山の蔦屋書店をはしごした。中目黒で「愛するということ」という本をお勧めされて購入。私が今、読まなければいけないと思った。代官山では写真集のコーナーに入り浸った。川内さんの「うたたね」が欲しくなったけれど、金銭的な理由と決定となる購買意欲がなく今回は見送った。マンガも映画も雑誌も絵本も充実していて、流石日本で一番大きな蔦屋書店だなと思った。かっこいい。友人2人目と合流。1人は大学との面談があるため一時帰宅。
電車に乗り渋谷へ。あまり好きではない街だった。とにかく人が多い。ルミナリエや梅田駅とは違う、ただ単に雑多とした人混みが好きではないことに気づいた。お好み焼きとビールを食らう。
下北沢に着き、パチンコを少し打ってから再度友人と合流。古着屋や本屋に寄ったり、たい焼きを食べたりしてから下駄を履いた友人の友人と出会い、みんなでミレーの枕子さんのライブへ行った。
枕子さんに出会った。やはりお顔が綺麗で、すとんとした細身の大人っぽいワンピースにアジア風のパンプスを履いていた。私には似合わない。何故か新芽で涙が出た。元恋人への些細な未練が感じられたからかもしれない。羨ましさと普通にこの曲が好きな気持ちが複雑に混ざる。目を何度か合わせてくれたことも嬉しい。少しだけ話したけれど、私のことは認知していないようで安心した。申し訳ないだなんて思わないけど、私は胸を張っていられる立場でもない。これからもただのファンとして目立たずにいようと思う。
みんなで沖縄料理を食べ、解散。メイクを直し、香水をつけ、電車で以前好きだった人の待つ上野へと向かった。上野についてからもお手洗いの時間をもらって汚いスマホカバーを外したり、髪に香水をつけたりした。他の人にならここまでしないだろう。好きだという感情ではなく、幻滅されるかもしれない要素を少しでもなくしたかったように思う。改札を出ると、木の下の煉瓦の花壇に座っているその人を見つけた。挨拶をした。背が高くて、大きくて、大人びた雰囲気の人だった。表情が読みにくい。
途中のコンビニでビールとアイスを買った。最近はビールが好きだから、サッポロ黒ラベルをお勧めされて買った。その人はお茶割りを買っていた。家に向かいながら開けて乾杯して飲む。何を話していたかは覚えていないけれど、途中に現れたこども図書館が怖くて良かった。
マンションについて家にあがらせてもらった。何度も見たことのある風景だった。想像していたよりもこぢんまりとしているように見えたのは、グランドピアノがあったせいだろう。男性の家にしては綺麗で、でも綺麗すぎないところが良かった。家賃は10万弱。
お酒を楽しみながら色んなことを話した。元恋人が待っていたように感じたこと、その人のことを思い出してネット弁慶なんて言葉を使っていたこと、新芽を最後に歌ったことなんかを報告した。報告してどうなるわけでもないけれど、その人が元恋人に対してどう思っているのか知りたかったのと、そんな話題を出すことで私が自分に対して牽制していたのかもしれない。自分のための目的を持った問いにいやらしさを感じた。聞きたいことは沢山あるんですけど、と言いながら看護学生としての生活はどうですか、と問われた。全然興味ないだろ、と思いつつ厳しいことを色々話す。元恋人も看護師であることを教えてもらった。職業で勝つことができなくて悔しい。音楽の話もした。gateballersを教えてもらった。きっと私は好きになると思う。音楽業界の薬物事情なんかを酒の肴にしていたら盛り上がりすぎてあっという間にお酒を飲み干してしまった。黒霧島と紅茶を割ったお酒を作ってくれた。お香も焚いてくれた。間接照明だけで明るさを保っている部屋だから、不自然な白さはなく、夜の自然な重みを感じる。換気扇の元にあるオレンジの四角いライトが味わい深い。私の目の前にいるのがあの頃すごく好きだった人だということにふと感動した。顔を見る。たしかにその顔だ。万人受けではないその造形ひとつひとつが彫刻のように綺麗だと思った。
ギターを弾いて、歌を歌ってほしいと頼まれたから、その人が作った歌を歌った。コードのノートを見せるとストーカーじゃんと笑われた。コードが色々と違っていることに気づいた彼は、私にボールペンを渡してくれ、上から訂正をかけた。本当のコードを知っているのは私と元恋人くらいだろうか。私のノートをじっくりと読んで楽しそうにしていた。ランダムに開いたページの歌を歌ってもらおう、と言い出し、開いたところは「愛は花、君はその種子」だった。知らね〜と笑うけれど、歌い出したらそれって元々英語の歌だよね?と驚いていた。私の歌を聴きながらベランダに出て煙草を吸っている、時折弾いている私の写真を撮っていた。それが何故かすごく嬉しかった。私が歌っていると一緒に歌ってくれた。いつもより控えめな声で、だけど丁寧にビブラートを響かせていて、この人の歌が一番好きだったことを思い出した。一緒に歌えるなんて、以前自分が密かに抱いていた夢がこうして叶ったことが嬉しい。私たちの声は相性がいい。
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mtantenna · 2 years
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ねこ好き必見!癒しの猫チャンネルを売ります もうこの子たちとやっていけないのでこの猫チャンネルを売ります。しかも猫付き!動画冒頭で出て来るニョロニョロした変な生き物はキジトラではなくアメリカンショートヘアで血統書付き!しかも宇宙から来た猫もいます!挙句には狸も紛れ込んでて草みたいな状況です。 アメショのゼロいつもクネクネして変態です。飼い主に似てます!是非うちのチャンネルを宜しくお願いします!! A must-see for cat lovers! Sell healing cat channel I'm selling this cat channel because I can't deal with these kids anymore. And with a cat! The strange creature that appears at the beginning of the video is not a pheasant, but an American Shorthair with a pedigree! And there are cats from outer space! After all, raccoon dogs are also mixed in and it's like grass. Amesho's Zero is always twisted and perverted. It looks like its owner! Thank you for visiting our channel! ! #猫チャンネル売ります #狸 #アメリカンショートヘア #スコティッシュフォールド #キジトラ #宇宙猫 #野良猫 #保護猫 #猫動画 #面白い #ねこ #ネコ #猫 #ふわもこ部 #ねこ部 #ペコねこ部 #ねこもふ団 #ねこら部 #ねこばか #ねこすたぐらむ #ねこ好き #ねこバカ #ねこさん #ネコ部 #instacat #meow #pet #catstagram #ネコ好き #みけねこ ねこ好き必見!癒しの猫チャンネルを売ります 狸 アメリカンショートヘア スコティッシュフォールド キジトラ 宇宙猫 野良猫 保護猫 猫動画 猫の飼い方 猫カフェ 猫の健康管理 YouTubeチャンネル チャンネル登録者数 YouTube収益化 YouTube広告 https://www.instagram.com/p/CppXPDSP6v7/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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