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#冷たい熱帯魚
sklira · 9 months
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Cold Fish (2010) Dir. Sion Sono
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seymourmusicclub · 1 year
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hangorin · 9 months
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東京五輪から2年 湾岸はいま
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悪夢のようなTOKYO2020大会から2年が経った。 五輪のために姿を変えられたあの場所は、巨額の資金を費やして建てられた会場は、白いフェンスに閉ざされていた公園は、いま一体どうなっているのか。 湾岸エリアを中心に、フィールドワークを行った。
①築地市場
築地本願寺から場外市場に向かう。日曜日。外国人観光客、親子連れ、カップル。賑わいは築地市場があった頃と変わらないように見えた。どの店にも、昼食を目当てに沢山の人が並んでいる。
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立体駐車場の最上階から市場のあった方を見下ろす。縦横に走るターレ、魚の並ぶケース、積み上げられたトロ箱、林立する仲卸の看板――それらが全て消え去り、でこぼこの、剥き出しのコンクリートだけが灼熱の太陽に焼かれていた。その一部は駐車スペースに。数台の自家用車。物悲しくなるぐらいしょぼい。
駐車場のわきに、築地市場の仲卸とおぼしき店名のプレートを付けたターレが放置されていた。よく見ると、ナンバープレートを外した痕がくっきりと残っている。
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石原元都知事が主導した2016年五輪招致当時、築地市場を潰してメディアセンターを作るという話が出ていた。2020東京大会ではそれが「駐車場」にかわり、市場は2018年10月に東京都によって閉鎖された。選手村から競技場への輸送のために新たに作られた環状2号の全面開通は、五輪閉幕から1年以上も過ぎた2022年12月。五輪招致が、都民の台所を打ち出の小づちのように利権を生み出す空虚な「一等地」に変えてしまった。
築地を舞台にしたある連載漫画の中で、目利き一筋の主人公は何故か移転に何の葛藤もないまま「豊洲で頑張っていこう」と仲間に呼びかけていた。築地市場83年の歴史は、急速に「なかったもの」にされようとしている。
②月島
東京では五輪の前から、競技会場と直接関係のない場所でも各地で再開発が起こっていた。晴海にも程近い、湾岸エリアに位置する月島もまたその1つ。もんじゃストリートで有名なこの町は、一本裏道に入ると古い木造家屋が軒を連ねる下町らしさが残っている。私たちが2017年に訪問した際は、月島1丁目西仲通り地区再開発計画のためにもんじゃストリートの店舗が軒並み閉店していた。
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そして今回訪ねてみると、MID TOWER GRANDなる地上32階、高さ121mの超高層マンションが建ち(2020年10月竣工)、その1階にもんじゃ屋などの店舗が入っていた。 月島ではさらに地上48階、高さ178.00mのタワマンを建てる月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業、地上58階、高さ199mのタワマンを建てる月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業が控えている。フィールドワークの後で知ったことだが、この月島三丁目再開発計画には反対運動や行政訴訟も起こっているとのこと。長年暮らしてきた人々の息吹が聞こえるような町並みが、大手開発業者によって姿を変えられようとしていることには胸が痛む。
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③晴海選手村
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カンカン照りの選手村跡地。ここはHARUMI FLAGなる高層マンション群として開発され、完成すれば5,632戸12,000人が暮らす街になるという。未だ工事中で通行できるのはメインストリートの車道のみ。焼けつくような暑さの中、誰もいないコンクリートだらけの空間は殺伐とした雰囲気が漂っていた。
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選手村をめぐっては、東京都が適正価格の10分の1という不当な安さで都有地を三井不動産ら11社のデベロッパーに売却したとして住民訴訟が起きている。五輪という祝賀的なイベントが作り出す例外状態によって、公共財産が民間資本に吸い上げられた象徴的な場所だ。
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街の中心に近づくと、左手には、大会中、大量の食材廃棄が問題となった食堂の跡地が、中央区立の小中学校(2024年度開校予定)として整備されていた。
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右手には三井不動産の商業施設「ららテラス」。その1階には「東京五輪を振り返りスポーツの力を発信する施設」として「TEAM JAPAN 2020 VILLAGE」が設置されるらしい。五輪と三井不動産のどこまでも続く蜜月がうかがえる。
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その先では道路を挟んで左右両方の街区で50階建ての2棟の超高層タワーマンションが目下建設中だった。
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選手村を訪れるとき、2018年、建設工事中に2人の労働者が亡くなったことを思わずにはいられない。その街区は、労働者の死という痛ましい現実を塗り固めるようにSUN VILLAGE(太陽の村)という輝かしい名前で分譲されている。 この街区だけではない。この街全体が、五輪によって引き起こされた問題などまるで何もなかったかのように成り立っている。この街ではとても生きていけない、生きた心地がしない。生気を抜かれたようにその場を後にした。
④潮風公園、お台場海浜公園
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ビーチバレーボールの会場設営のため何年もフェンス封鎖されていた潮風公園。わたしたちは初めて公園内に入った。こんなに広かったのか!無観客のくせに、この公園全体を占拠していたなんて、ほんとうに厚かましい。
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東京湾の対岸の埠頭にはコンテナが並んでいる。海をみてみると、うっ!海水は泥沼のような色。しかし、なぜか匂いはせず、潮の匂いさえもしない。ファブリーズでもしているのか?
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わたしたちは、野宿の人たちが寝ていた場所を探して公園内を歩いた(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織��会による追い出し→https://x.gd/ZJP4d)。木がたくさんあって��かなか住み心地よさそうだと思っていたら、屋根のある排除ベンチにたどり着いた。なんて醜いデザインなのだろう。
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次に「トイレのようなニオイ」と話題になったお台場海浜公園のビーチへ、匂いを確認しに行った。「遊泳禁止」の看板があり、スクリーニングのためと記してあったが、やはり汚染が懸念されているのだろろう。このビーチの海水も濁っていて、潮の匂いさえもしない。怪しい水質だ。
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しかし、暑すぎる。灼熱の日差しの下で、ビーチバレーボールや、トライアスロンをやって、汚い海に飛び込んでいたのか。 知れば知るほど、オリンピック・パラリンピックは地獄だ。
⑤有明
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有明の旧会場エリアへ。グーグルマップで見ると、どうやらこの一帯は「有明オリンピック・パラリンピックパーク」と名付けられたらしい。いまや地に落ちた電通がオリンピックでちゃっかりゲットした、唯一黒字と言われる有明アリーナへ。SNSではステージが見えない席があると不評を買っていたが、「ディズニーオンアイス」をやってるらしく、猛暑の折、駅から会場まで大勢の人だかり。
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有明体操競技場はこの5月に「有明ジメックス」と名を変え、株式会社東京ビックサイトが運営する展示場としてオープンしたらしい。第一印象は「・・・神社?」世界的ウッドショックの最中に木材を山のように使って、10年程度で取り壊される予定とのこと。こんなに立派にする必要あったのか?
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そこからゆりかもめの駅を越えると、フェンスで囲われた草ぼうぼうのワイルドな一角が。有明BMX会場跡地だ。グーグルマップには「有明アーバンスポーツパーク(2024年4月開業)」とあるが、いまのところ影も形もない。スポーツ施設より原っぱ公園の方が需要あるのでは?
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有明テニスの森公園は工事パネルが外されて、開放感に溢れていた。こんな素敵な場所を何年もオリンピックのために囲って、市民を排除してきたかと思うとあらためて腹が立つ。
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真夏の炎天下に火を燃やし続けた聖火台があった夢の大橋にも立ち寄った。観覧車が無くなっていた。東京都はこの夢の大橋を含むシンボルプロムナード公園の一角に、新たに聖火台置き場をつくって飾っている。東京都はいつまでオリパラの亡霊にすがる気か。。
⑥辰巳・東京アクアティクスセンター
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アクアティクスセンター
「威圧」を形にしたような巨大建造物。
建物の周りには木陰がなく、取ってつけたような弱々しい植栽が施されている。
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正面外の、広すぎる階段は、車いす利用者でなくても、大げさすぎてびっくりする。コンクリートが日射で熱い。ゴミ一つ落ちていないのは、人が寄り付かないからだろう。
その下にたたずんで私は、ピラミッド建設のために労働を強いられている人のような気持ちがした。
ここは、公園の一部であった。近くに団地もある。誰でも入って、海からの風を感じながらくつろぎ、出会う場所だったはずだ。
5年前に訪れた時は、工事中で巨大な支柱がそびえたっていた。三内丸山遺跡にインスパイアされたのかと思ったが、出来上がったのは帝国主義の終点のようなしろものだった。
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「お前たちが来るところではない。」という声がどこからか聴こえる気がした。
知ってる。だから入ってみた。静かだ。人っ子一人いない、空調が効いて冷え切っている。だだっ広いロビーの小さな一角に、TOKYO2020オリパラのポスターたちがいまだに展示されていた。
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競争をあおり、序列化し、勝者に過剰な価値を与え、「感動」を動員するスペクタクルがここで続けられるのだ。
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生きていくのに必要な潤いをもたらす公園に、このような醜悪なものが君臨しているのを私は許せない。
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炎天下の湾岸エリアを丸1日かけて回った。TOKYO2020跡地は、廃墟になっていると思いきや、むしろ多くの場所でまだまだ開発が続いていた。開発への飽くなき欲望と「レガシー」への執着、五輪災害は閉幕後も延々と残り続けている。 この日撮影した映像を使って「オリンピックって何?東京からパリ五輪1年前によせて」という動画を作成し、1年後に五輪開幕が迫るパリでの反五輪の闘いに連帯を示すメッセージとした。 From Tokyo To PARIS, NOlympicsAnywhere
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bloodyfairy83 · 2 months
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Cold Fish (冷たい熱帯魚) Sion Sono, 2010
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kennak · 7 months
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[MFDS安全で健康的な旧盆名節のヒント!食薬処がお知らせします 食中毒予防課 2023-09-27 https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47691 (食品、調理器具のみ) 食品医薬品安全処は、国民が安全で健康的に名節を過ごせるよう、連休期間に知っておくと役立つ食医薬安全情報を提供する。 主な内容は、❶名節料理準備のための食品購入要領、❷正しい手洗いおよび調理・保管方法など食中毒予防規則、❸下痢など食中毒症状発生時の行動要領、❹エアフライヤーの安全な使用方法、❺連休期間、多頻度使用医療製品の安全使用情報などである。 ❶ 名節料理の準備のために食材を購入するときは、小麦粉や食用油のような冷蔵が必要ない食品を先に購入し、果物・野菜などの農産物、ハム・かまぼこなど冷蔵が必要な加工食品、肉類、魚介類の順に購入するのが良い。 贈り物用に健康機能食品を購入する場合は、健康機能食品表示またはマークを必ず確認し、贈り物としてやり取りした健康機能食品を中古取引サイトで販売する行為は違法*なので注意する。 * 健康機能食品を販売するには、管轄の市・郡・区役所に健康機能食品一般販売業の届出が必要 ❷ 名節料理を作る前に石鹸など手洗浄剤を利用して30秒以上流水で手をきれいに洗わなければならず、卵、生肉などに触れた後も必ず手を洗い直して調理しなければならない。 ミートボールなどの粉砕肉を調理する際は中まで完全に火を通し、ハム・ソーセージなどは中心温度75℃で1分以上、カキ・貝などの魚介類は85℃で1分以上加熱調理する。 名節の朝と夕方は肌寒いが日中は気温が上昇し、名節料理を常温で2時間以上保管する場合、食中毒菌など細菌増殖の恐れが高く、なるべく早く摂取する必要がある。 ナイフ、まな板など調理道具は交差汚染を防止するために、肉類・魚、野菜・果物など食材別に区分して使用しなければならず、肉類、卵などは調理する前まで冷蔵庫で保管し、調理した食品を保管するときは速やかに冷やしてから冷蔵保管することを勧める。 ❸ 食中毒は通常、汚染された料理を食べた後に症状が現れ、ほとんど下痢、嘔吐と腹痛を伴う。下痢と嘔吐は私たちの体から毒素を出す防御作用なので、むやみに下痢止めを飲むと毒素が出せなくなり症状を悪化させることがある。 下痢のときは水分と電解質の補充が非常に重要だが、砂糖と塩を溶かした水はカロリーと電解質を補充し、普通の水より吸収が早いのでイオン飲料を飲むほうがよい。下痢や激しい腹痛・嘔吐が続いたり、熱が下がらず、血便がみられたら、必ず病院を訪れ医師の診察を受けるようにする。 ❹ 名節料理を調理したり、残った料理を再加熱する際にエアフライヤーや電子レンジを使用する場合は、食品容器に入れて適正な温度と時間を遵守し、焦げた部分は摂取しないようにする。 食薬処の調査結果、エアフライヤーで肉や魚を調理するときには、200℃以下で焦げないように調理すると、ベンゾピレンなどの有害物質の生成量を減らすことができる。また、エアフライヤーに使うペーパーホイルやシリコン素材の食品容器100個を対象に、重金属、ホルムアルデヒド、ビスフェノールAなど有害物質20種に対する暴露量分析の結果、全て安全な水準であることが確認された。 連休中に1人世帯などで多く摂取すると予想される家庭簡便食は、ほとんど容器包装のまま電子レンジで調理できるが、一部電子レンジには使用できないアルミホイルで包装された製品もあり、必ず製品に表示されている調理法または電子レンジで調理可能かどうかを確認する必要がある。 名節を迎え、国民皆が健康的な秋夕連休を過ごすことを願い、食薬処は今後も有用な食医薬安全情報を持続的に提供し、国民が健康的で安全に生活できる環境を作るために最善を尽くす。
2023-10-17 - 食品安全情報blog2
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poetohno · 9 months
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第四楽章 水の旅路
「物語」
地球上の水のほとんどが塩が混ざり あるいは氷に閉ざされている
純粋な水として存在するには空に抱かれ 山に削られ 岩磐(いわいわ)の険しい旅路を行き 大地の洗礼をうけなければならない
地表に流れる水は命の源であり 様々な自然の関わりによって生み出される命の産物
水は天より降り注ぎ 山を下り 河を流れ 海に終着する水が渇き天に抱かれ空を旅する雲となるのなら風とは命の使いとも呼べないか
風は運命を垣間見せる全ての命は風に運ばれている
風の導きによって命の定めも決まるだろうか風が囚われれば世界は地獄と化し風が自由に歌えば生命もまた謳歌する
ふと目にするあの雲もまた空の彼方の海からやってきたのかもしれない雲は風に流れ 果てに行き着くだろうまた別の風は果てしなく巡っていることだろう
―海のように
果てなき海は生命の始まりの大地山は生命の終わりの果て 辿り水は生と死を巡る 水は命そのもの
雪に閉じこめられた命は春の訪れと共に花開き溶ければ寄り集まりながら小さな鼓動のように流れやがて大きなうねりとなり生命が漲る川となる
そこに命があるなら戦いがある戦いに勝利したものは生き延び敗北したものは死に絶え川を下る
その戦記には続きがある彼らの肉体は川の果ての森に続き木々に住まうものたちの糧となる森の果ての川に命を紡ぐ物語がある
「川の調べ」
雨は天より零れし海の唄 海は天を仰ぎ 天は海を抱く山を越え 草原を愛で 森の謳歌を奏で渇いた砂漠に一瞬の楽園を築く 命の交響曲を支える旋律
空が蒼いのは川を抱いているからなのか空に漂う雲は 流れる風は 天に聳える山にとって脅威にもなる水は一度流れを持ってしまえば何者をもってしても止めることはできない時に抗えないように
水は命を蘇らせる力を持つが同時に山を死に至らしめる力を秘めている峰を削り 野山を駆け下り 大地を削り 渓谷へと変貌する深く奥へと 時が覆い隠した地表が現れる時を遡るかのように
「川の宴」
川が在る所に命は宿る獲物求め命を奪う破壊者がいるなら草を求め旅するものたちの大行進がある
命を賭けた戦いが川を彩る沈黙に眠る川も一度戦いが始まれば騒然となる
一瞬のうちに命が散り 火花のように瞬き雷の閃光のように轟く
そこには思想も哲学もない剥き出しの命と真実がある
「湖の謳歌」
湖は海と隔たり生き物たちはその境界を越えることはできないそれは牢獄なのか それとも楽園なのか
湖がもし栄華を極めたとしても湖が干上がれば命は全て消えてしまう
生き残るためには他を上回る戦略によって己の道を切り開くしかない
裏切り 裏切られ 騙し 騙され 命を残すための闘いは熾烈を極める本能と理���の狭間に揺れる闘争
鏡のように澄み切った湖の下には過酷な世界がある
一の美しさをこの目に宿すためには相反する十の醜悪な世界を知らなくてはならない
「川の旅路」
川の旅は続く天空より舞降りる千の雫は木の枝から幹へと遡るように寄り集まり川の流れを描き大地をうねりながら森を横切り平野を走る
大地の鼓動が生命の躍動なら大地の雄叫びは闘いの咆哮である
闘いの先に散っていった者達が川に溺れ 川に沈み川を血の色に濁らせるなら
草茂る水の流れはその汚れを払い水に清流を取り戻す
乾季と雨季に生と死が巡り歓喜と憂き命が交錯する
雨が降ることで大地の様子は一変し世界が変わる
生命の謳歌と眠りが時の巡りに合わせて変化する川は山を削り 破片を海岸まで運んでいく
そして川の旅は終わる
「海の森」
珊瑚礁は海を砂漠から森に変え多種多様な命を呼び起こすオアシス光を受け輝き 波に揺らぐ花のよう海に咲く花を愛でようと多くの命が集まり闇の海に咲く光であり 命の灯のよう海の家 大地にとっての安らぎの木
海に昆布が揺らめく場所は熱帯雨林を思わせる海を浮かびながら漂い 命は溢れ 迸り色は犇めきあいながら 絡まり合い 踊りながら波に歌う絵の具を散りばめたかのような宝石のように輝き始める足を踏み入れたものはその場所に住み着き憩いの場所を築き 新たな旅に出る時を隠れながら待つ
「海の宴」
命を育み 支える命の種命を降らせる恵みの雨植物プランクトンの恩恵を受けるために 命たちで溢れ返る
生き物たちが群れを成して訪れる命求めて海を縦横無尽に旅するものたちが春を待ち続けていた
冬に荒れ狂う波は海をかき混ぜて海に栄養を行き渡らせる命にとっては天と地を別つ温度の壁海にはある嵐は壁を破壊し 天と地を混ぜ合わせる命にとっての心臓の鼓動のよう
夏命を求める旅は続く魚は群れを成して移動を続け鳥たちは巣へと帰り 再び飛び立っていく鯨もまた旅を続けている温暖な場所から極地へと向けて旅は続いている―春を求めて太陽の方角へ
秋が来る時 嵐は再び起こる命にとって堪えなければならない長い時の前の休息と謳歌の時間集まってきていた生き物たちは散り散りになりそれぞれの場所で 冬が終わる時を待っている海さえ嵐を呼び込みながら 海をたゆみ無く巡らせながら 春の時を待っている海の流れが無ければ 命は恵みの時を受けられず翼は折れ 大地に落ちる
「富の海」
光が降り注ぎ 大地は珊瑚礁に彩られ魚が銀色に閃いて通り過ぎる揺れる虹のようなたなびく彩雲のような百花繚乱の森色の豊かさが命の豊かさを示すならこの彩りに富んだ景色が命の豊かさを現している
海の楽園は海全体のどれ程だろうか
エメラルドに光り輝きクリスタルのように透き通り波が青の群れとなり光揺れる世界
生き物に犇めき濁った世界砂漠や極寒の世界に隠された地底奥底の知られざる世界があるかもしれない
豊かさだけを見るなら確かにここは楽園であるが楽園の背後に眠る闇を誰も知らない
命踊り 光輝き それは目下に佇む闇の中に歌う星のよう
「海の彼方の闇」
知られざる宇宙のような場所
天文学者ならば星を探して眼を凝らし新たな光を見ようとし
生物学者ならば命を探して彷徨い歩き新たな生き物を見つけるだろう
深海の闇という宇宙に潜む星を探すように生き物たちは身を潜め闇の中で蠢いている
光は徐々に薄くなっていく辺りは夜のように紺に染まっていく気づけば無音の闇の中光の恩恵はここには存在しないあらゆる時間において闇は光の無い洞窟のように
微かな栄養を頼りに彼らは生きるしかない自らの力によって海を渡り海流という大地にとっての風に乗り漂う
海を浮遊する微細なプランクトンが海の世界を支えている鯨や鮫 鯱や海豚といった華やかな生き物はその表面で閃いているに過ぎない舞台に踊るアクターを支える無数の影の努力者たちのような
触れれば壊れそうなガラス細工のように揺らめき揺れる蝋燭の火は今にも消えそうな陽炎のよう今にも壊れそうな幻想的なあり方をしている
「深海の底」
海は深いだけで圧倒的な力を湛えている大気であれば気圧 全ての命の源 水を水として存在させるための力水圧の力には際限がない 科学の力で武装した鎧すら簡単に破壊する
水温は凍えるほどに冷え込み 空気は高山のように薄く やがて皆無になるこの世界は生命の存在を拒んでいるのだろうか
果てしなく深い限界の場所で生き物は蠢いている恩恵は海の表層から降り注ぐ 雨のようで 雪のような死が舞い降りる生きとし生けるもたちの肉片が塵となって落ちてくる彼らの死によってもたらされるものはこの世界では太陽の光のよう
海底に着く時この世界は月のようだ果てしない無の世界が広がっているしかしこんな所にさえも生き物は生息している
「海底火山」
海底にも火山は存在する海底とは海の底であると同時に大地の果て
大陸と大陸の鬩ぎ合いの狭間に摩擦に散る火花があるように火山が煌々と火を上げている
マグマは地脈のように奔り 地球の中心まで潜り巡り 再び地上へと吹き出す
世界とは外に開かれているのではなく内側に広大に巡っている
マグマが海底の生き物を支えている砂漠にとってのオアシスのように
海底に山脈を築き 延々と続くかのようにいつか大地が隆起し 沈没した時海底に眠る大地は海上に眼を覚ますだろうか
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ophelia333k · 11 months
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2023年06月19日 器官なき身体、あなたがずっと私を忘れませんように
 いよわの「地球の裏」を聴いている。「地球の裏 25グラムの嘘」から始まる、いつも自分がそうであるぐちゃぐちゃの脳みその中みたいなパートが好きで、自分のぐちゃぐちゃの脳みそと、聴いている脳みその(計算された、秩序化された)ぐちゃぐちゃさが同期するのが心地いい。
 今日は初め、Nirvenaを聴いたりゆらゆら帝国「昆虫ロック」、青葉市子を聴いたりしていたものの、何を聴いても今の自分には合わない感じがしてしまっていて、結局、ずっといよわの曲を聴いていた。いよわの曲についてはちゃんと考えたいと思っていて、でも、ボカロ曲の解釈というのは何か、現実的な物語のようなものに還元されてしまいがちな気がしているので、そうではない形の解釈ができたらいいな、と思う。曲そのもの、音そのもの、言葉そのものから生まれてくるその世界そのものを見たい。
 「地球の裏」で言うと、「それでもまだ死ねない 生命体ですにゃあ」のところの「にゃあ」があまりにも空虚で、その空っぽさに親近感を覚えてしまう。
 ***
 丹生谷貴志『死者の挨拶で夜がはじまる』を読み始めた。ドゥルーズの「器官なき身体」の話や、「離人症の光学」と名付けられた文章だったりが載っている。
 p16で、〈「器官なき身体(Corps-sans-organes)」がアニミズム的に了解されてしまっているところがあるけど、実際には器官なき身体はもっと徹底して唯物論的である〉、というような話がある。つまり、日本語で「器官なき身体」と言うとぐにゃぐにゃしていて有機的な身体を想像していしまう可能性があるけれど、そうではなくて、それは身体がある状態であるにもかかわらず、徹底して唯物論的で、極限まで受動的で(ときには苦痛にさえ近い)状態の身体。
 ドゥルーズ/ガタリは『千のプラトー』で「きみ自身の器官なき身体を見つけたまえ」と書いているけれど、私たちの器官なき身体とはいったいどのようなものなのだろう。
 たとえば、薬物中毒の身体、アルコール中毒の身体、マゾヒストの身体。つまり、それは脱自的な状態であり、主体としての「私」が揺らいでいる。そして、そうして主体が揺らいでいることにこそ意味がある。自と他の境界が揺らいでいること。
 アルトーやーシュレーバー、分裂症(統合失調症)者にも特有の器官なき身体がある。器官なき身体は卵に似ていて、それ自体は受動性の極にありながらも、何かを生み出す実験の場となる。広く捉えるのなら、「全体によって統合されない部分の横断的結合」。
 そういえば、少し前に話した人に「あなたの器官なき身体とはどのようなものですか?」と尋ねると、「球体関節人形」と答えていた。「君自身の器官なき身体」の一つに、球体関節人形がある。
 それでは、私自身の器官なき身体とは何なのだろう。自分は一時間前に眠剤を飲んだので、世界はどんどん私という存在は曖昧になってきている。ただ、それ以前からして世界は離人的なのだけど、何にせよ、眠剤によって私は私という主体から遠ざかっていく。でも、それが器官なき身体であるわけではない。ドゥルーズは『千のプラトー』第6セリーで「器官なき身体に人は到達することはない、到達はもともと不可能であり、ただ、いつまでも接近し続けるだけ、それはひとつの極限なのだ」と語っていた。
 思い返せば、幻覚剤が効いているときに、ゆらゆら動く世界の中で、頭の中にある真っ白な部屋に閉じ込められていたら仏様がやって来てあの世へと連れていかれて、「こんなにあっ���なく人生って終わっちゃうんだ」と拍子抜けして、でもそこからすぐにこの世へと戻されて、またあの世へと連れていかれるということを繰り返していた時、あの幻覚と受苦の中で、少しは器官なき身体(CsO)に近づいていたのかもしれない。でも、別の仕方での器官なき身体はもちろんありうる。たとえば貨幣とは資本主義における器官なき身体であり、ある種の組織そのものが器官なき身体へと近づくということもありうる。
 ***
 今日、授業でラトゥールについての発表を聞いていた。面白かったのはサイエンスウォーズの話で、ソーカルが『知の欺瞞』でドゥルーズやデリダやラカン等の現代思想を科学的な観点から批判したことは有名だけど、今にして思えばソーカルは共産党員であるわけで、つまり単なる科学上の論争というよりも、その背景には大まかに共産党vs新左翼という構図を読み取ることができる。
 共産党員である(つまり伝統的な左翼)であるソーカルは進歩主義的に科学の実在を信じざるをえないだろうし、それに対して(どちらかといえば新左翼の側にある)ポストモダン思想家たちは科学に対して、(ソーカルらのような立場に対して相対的には)構築主義的なアプローチを取ることになるのだから。
 ***
 大学では4人くらいで「少女革命ウテナ」の上映会に参加していた。25話から30話まで。いまはウテナが理事長に対する恋心みたいなものに目覚めかけているときで、ここには常に揺らぎがある。ウテナが欲望していたのは「王子様になること」であって、「王子様と結ばれること(つまりお姫様になること)」ではないはずだけど、そこに現実化した「王子様のような何か」を前にして、どうしても揺らいでしまうことになる。あとは、薫幹と薫梢の関係も好きで、幹が永遠にしたい「輝くもの」とは妹である梢との思い出だけど、それは姫宮アンシーの方へと投影されていて、常にすれちがい続けている兄妹。
 上映会のあとには『冷たい熱帯魚』の話をした。冷たい熱帯魚、見たのはずいぶん昔だけど、今にして思えば、家父長制の究極系みたいな人間がいて、「弱い人間」である主人公が極限まで抑圧された結果、逆に主人公が家父長制の人間(強い人間)へと覚醒し、しかし最後に、娘によって反抗されるというところが大事なのかもしれない。
 あと、映画「怪物」を見たいものの、映画のためにお金を払うと今月末のクレジットカードの支払いができないので、ずっと行くのを諦めている。文化になるためにはお金を用意しなくてはいけない
 ***
 千葉雅也の『エレクトリック』が面白いらしいので、新潮をどこかで見つけて読もうかな。『ハンチバック』は読んだので、芥川賞受賞作をすべて読んで、自分なりの予想とかをやってみたい。でも、そんなことをしている場合ではなくて、カフカを読んだ方がいいのかな。保坂和志がそう言っていたような気がするけれど、夢の中での幻覚かもしれない。
 ***
 青色のアトモキセチンカプセル(40mg)を飲むとき、近場に水がないのでとりあえずは前歯で挟んだ状態でそのままにして、水を飲むときに一緒に流し込む、という行動を取ることがあるのだけど、カプセルを歯で挟んでいるとき、いつも脳内で、シンジくんの乗ったエヴァが、アスカ(あるいはトウジ)が乗っているエントリープラグをかみ砕く瞬間のことを考えてしまう。
 眠剤が効いた状態でずっといよわが流れていて身体が重く、すべてが、世界が曖昧になって来たので眠ります。明日、ちゃんと役所に行って必要な書類をもらえますように。おやすみプンプンで田中愛子が書いた短冊「あなたがずっと私を忘れませんように」の願いが叶いますように(この文章をを書いたとき、あの短冊の記憶を思い出したことで、田中愛子が抱いていたであろう救いのない感情がなだれ込んできてしまって、どうしよう、と思う、いよわの「地球の裏」を聞きながら、また眠剤を飲んで眠るしかない)。
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asanagi-kuya · 2 years
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プリズム
バゴプラさんの第二回かぐやSFコンテストに応募した作品です(選外でした)。 テーマは未来の色彩。
 まずはじめにわたしたちのプリズムについておはなしします/  わたしたちにとってプリズムはとても大切なものです/  プリズムを光にかざすと白い光は三角柱のなかでさまざまな色に分かたれてその分かたれた帯はスペクトルと呼ぶとわたしは知っていますがみんなはただ虹と呼んでいます/  わたしたちはみんなひとりにつきひとつのプリズムを持ち人工太陽にそれをかざしてはやっと目に見える光の帯に感謝や願いや祈りをささげます/  人工太陽の光はそのまま見ると目がつぶれてしまうので必ずプリズムを通して見なければならないというのがわたしたちの決まりです/  目がつぶれるのは嫌なのでみんな守ります/  今日の朝時間にも同じ家に暮らすみんなで外の光の差し込む窓辺に集まって祈りました/  昼時間はそれぞれのいる場所で祈り夜時間になると寝台の上で朝時間と昼時間の光に感謝してやっぱりプリズムに祈るのです/  人工太陽の光が見えなくても感謝することは大切です/  プリズムもスペクトルもとてもきれいなのでわたしはお祈りの時間が好きです/  わたしたちはみんなちがう姿形をしているけれどもずっといっしょにいるとスペクトルに分かれる前の人工太陽の光のようにひとまとめになってしまってそれは良くないことなのでわたしたちは五千時間ごとに居住区に住む人の半分が別の居住区へと移動しなければなりません/  その半分が選ばれるのは無作為なので次はわたしなのかもしれないし違うかもしれません/  選んでいるのは機械だとみんな知っています/  なぜなら目覚めたときにみんなそれを習うからです/  だけど人はそれをプリズムの導きと呼んで感謝したり嘆いたりしています/  移動してきた人たちが街にまざるのはまるで豆のスープにミルクをたらしてもらったときにそっくりだとおもいませんか/  豆のスープやミルクは工場区にある食品工場で作られると習いますがわたしはまだ豆のスープを作る人に会ったことはありません/  大きい人たちはたくさんの試験に合格すると工場見学をすることができますが工場のことは誰にもはなさない決まりです/  大きい人たちにはわたしたちよりたくさんの決まりがあります/  前の五千時間にわたしはとても仲良くなった人がいましたがその人は選ばれてわたしは選ばれなかったからわたしはまだここにいてここにいるみんなは同じ人工太陽の下にいるので仲間と呼びます/  同じ人工太陽の下にいるあいだわたしたちはみんな仲間です/  仲間にはやさしくしなければいけません/  わたしは二千時間ほど前に雨を降らせる人になりたいと言ったらなれるわけがないと言って笑った人がいてそれを言われたときわたしの頭はとても熱くなって今にも大声を出して悪い言葉を使いたくなりましたが雨を降らせる人になるために我慢しました/  仲間にやさしくできない人は悪い人なのでそういう人は雨を降らせる人や風を吹かせる人にはなれないのです/  もうずっと前にずいぶんひどい喧嘩をした人たちがいましたがその人たちはすぐにいなくなりました/  そんな悪いことをする人はめったにいません/  ここは良いところです/  今日わたしは川へ行きました/  わたしがよく行く川です/  わたしの好きな川です/  どんな川かというとその川は純水が流れている川なので水しかありません/  居住区の中には草が生えていて魚がいる川が見られるところもあります/  その川はとても小さいです/  純水の川はとても大きいです/  わたしは水がごうごう流れるのをずっと眺めていました/  流れる水は光を反射して光ります/  この川は街の周りをぐるりと流れてそしてきらきらきらきら光って眩しくてそれはプリズムのかわりをするのです/  そうして街は守られています/  これがわたしたちの暮らしです/  こんな風に暮らしていました/  これらは思い出です/  もう終わりました/  これはわたしのプリズムなのでわたしのデータが全て入っているそうです/  もういらないので送ります/  わたしはプリズムが好きなのでいらなくても持っていたいけれど大きい人が送るようにと言うので送ります/  わたしの声は良くきこえましたか/  あなたはわたしの言葉がわかりますか/  あなたはどんな暮らしをしていますか/  あなたのところの光はプリズムにかざすとどんな色が見えますか/  教えてくれると嬉しいです/  さようなら/ ***  ぼくがそれを拾ったのはぼくのうつわの中だった。  水くみ場でぼくのうつわに水をためているときにぽちゃんと中に入ったのだ。  それは触ったことのない形をしていた。  ひんやり冷たくてすべすべつるつるで、だけどすごくとがっている。  匂いはしなかった。  ぼくはそれがクリスタルかもしれないとおもってどきどきした。  クリスタルはめずらしいから集めている人がいて、そういう人は食べ物やほかのめずらしいものとクリスタルを引き換えてくれることがある。  ぼくはぼくが知っている中で一番の物知りのおばあさまのところへそれを持っていった。  お水もちゃんと持っていったよ。  おばあさまにそれを渡すとおばあさまはこれは天上から来たものに違いないと言った。  天上というのは真っ白でヒカリというものがあってこことは何もかもが正反対の世界なのだと言い伝えられている。  遠い昔に天上を目指した人々の物語はここでは誰もが話すことができる。  おばあさまはその天上から来たものを大切にしなさいと言った。  ぼくはクリスタルじゃなくてちょっぴりがっかりしたけど本当に天上から来たものならクリスタルよりももっともっと宝物だからやっぱりうれしくなった。  眠る前にぼくはそれをにぎって形を覚えたり頬に当ててみたりもう一度かいでみたりした。  そうしてうとうとしてきたころ突然それから音がした!  ぼくはびっくりしてとびあがった。  音は小さかったけどぼくのねどこのあなぐらも小さいから音がぼわんぼわんと広がった。  ぼくはまわりのみんなが気づきませんようにとおもいながらそれの上にうつわをかぶせておなかのしたにうずめてなんとか音がもれないようにした。  そうして落ち着いてから音にじっと耳をこらすとそれは小さい人がなにか話しているみたいに聞こえた。  何を言っているのかはわからなかったけど確かに人の話し声みたいだ。  この天上の宝物には小さい人が入っているのかもしれない!  ぼくはあわててそれをおなかのしたのうつわから取り出して誰かいるのってそっときいてみたけれど返事はなかった。  耳にひっつけたけどもう何も聞こえなかった。  ぼくはまた横になって、それをなくさないようにぎゅっとにぎったらちょっと痛かったからふんわりにぎり直してまた眠ることにした。   起きたらまたおばあさま��聞きにいってみよう。 了
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ophelia333k-k-k · 1 year
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2022年12月13日
暗闇 見つめている二重らせん 週刊誌の最後のページ 孵化する 孵化させる 目が覚める からっぽのまま 赤ん坊の手を握る 哲学ニュース 強度 占星術師 と打ったら変換される 性占術師 学生時代 最も力を入れたこと 死は幻想である 愛、あ、あ、あ、名前を教えて なりたいもの わたしが 明るい世界 明るい未来 クビになったドラッグストア 礼拝 お好み焼き チューニングの狂った 歌 聴こえなくなるまで 聴こえなくなるまで featuring あなたのこと 声 死について って誰も知らない経験していない から 駆け込み乗車 禁止 お兄ちゃん お兄ちゃん 扉を開けて 機内モードで延命する アジテーション はやくしたい 遅く 結婚 まん防 イデア的には ずっと一緒がいい よね 今だけ無料 アジテーション テナント募集 の 看板 らすとくりすます とぽろじー 言葉で考えるのをやめる あ、あ、あ、 図式化 ズキズキする 監視されていた 白い部屋 女衒 パッチワーク フランケンシュタイン みたいに 愛と幻想と 愛と幻想と 糸 ほどけていく ことを想像する ジャスミンを銃口に 営業系総合職 死んだ瞬間の聴覚について 死んだ瞬間の聴覚について のように のように さようなら 魔法少女 ハートフィール�� 歌う メヌエット ピーチ姫の テトラポット アストラル界 あなたの 吸い込まれる ダム 死体画像 すぐ会いたい女子が急増中 アカツクシガモ 京都市植物園 振り回す キャリアチェンジ された アルバイト する このサイトにアクセスできません と 声が して振り向く 昨日 のことを覚えていない 迷宮 のようだと うわさのベーコン クルトン コーラ・パール ゾラ ほら、と 初音ミクの額から垂れる汗 花園神社で 迷い込む 見世物小屋よ 一生バイト ポケットモンスター 正解を引き当てるまで やる気が出ないな 英単語帳 ランボーを読んでしまったなら ロックンロールはそう ホテル暮らし 空調の音 Jアラート 星座を結ぶ ロックマンエグゼ lain rain ruin  ビスク・ドール 野良犬 奈良へ向かう列車 アーレント 現実感 人生攻略サイト 灰と は 意図 思考 回路の中を むさぼり食う 吸う 空気 止まった ままの 子宮的な エリア 嘘をついたまま死ぬ のね ルビンの壺 12ポイント stray sheep と 動詞動詞動詞動詞 同時的に 田中角栄 魔人ブウ 犯す 壊す 作る 波打つ わたしは 殺す 生かす 咲く 咲かす ライフハック 死 冷蔵庫 咲かす 飛び立つ やわらかく もやもやと ばたばたと 解毒する 夏休み 向日葵 消滅した 蝉が鳴く なく 無く 咲く さ さ さ 教育する アナイス・ニン 逃げ出す 逃走する 闘争? 領域を広げていく 閉じる 閉じこめる 閉じ込められた 布団の中 宇宙のように 宇宙そのもの 高橋まつり 滅びた 100年後のことを考えて 文章を書く 脳みそから溢れ出した 白い水着 黒いタイツ 道化のように 大天使のように 借りる 回帰する アカツクシガモ 成長すること 天秤のことを考える by  this river ラブ&ポップ 脳破壊 快楽 シャドウ・ワーク 子宮口から この世界の果てまで 共同体 忙しい 忙しさ exclusive みんなのレビュー 連帯 証明するために ランキング もっと欲しい あなたらしい 瞬間に 祈る手 summer 上映する ロングヘアー 偏差値 ピアス 18個  生き延びる ラリる 刺さった 反射した 発射した 家畜人 ホワイトノイズ 空間 依存症 白い 微分不可能な やわらかい その曲線 エゴサーチ バーモント・カレー 姦淫する 階段 聖書 夢の中に出てくる 中島らも 他人の日記 読む 話す 歌う ような気がする そんな感覚が 一時間天気予報 ペヨーテ ぐるぐる回る 永久に 永久的に 結びつけた 途端に壊れる ぱりん、と ふらっと 消えちゃいそうな気がする 意識が高い 高低差 風圧 やさしい言葉 インターネットのグロサイト 巡る 再度 巡る 繰り返していた クリスマス サンタさん 産道 乱視のまま 今日も生きている 息をする あらゆる 虹色の 永久に理解されることのない強度 氷点 貯金やダイエット レポ漫画 面白くなる 国語辞典 解剖する やまい、だれ 芽殖孤虫 ひらひらと 眠る ゴミ出し 擬音一覧 シーシュポス 間違った注文 集める 女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され 細胞膜 ずきずきと 痛む手 うつらうつらと その指で 欺瞞 マッサージ されたまま死ぬ アイライナー いつかは終わる 旅 続いていく 気持ち悪い、 と少女 折りたたみ傘 出会う 解剖学の教科書 ホーリー・マウンテン もやし 食物繊維 的な ひらく 伸びる 匂いがする 恥丘 裏切る 一本の木 待ち続けている 市民会館 明かしえぬ共同体 ムーミンたち ムーミン谷へ 向かっている ヤツメウナギ もし仮にそれが ハッとする 気がつく 失う 海のそばで グランドメニュー 幽霊 ピアスの穴 カッターナイフで切る 舌を 下へと 血が出る 地が出る前に ここからいなくなる 踊る 大雨の中 浴びる 天高く 土砂降り もっと 濡れてしまいたい 溶ける あらゆる種類の動詞 固着した エディプス・コンプレックス 身体を売る 眠りにつく べたべたした くすぐる 太もものうぶ毛 のように 行こうね ずっと一緒に 逆にする 黒板に描かれた 天使と怪物 流れとよどみと 恋と革命 そのままの 君でいてね イデオロギー それとも 触れる 手に 手のひらに その温度を そっと撫でる ように見える 青ざめた 顔 目で 浮き上がる 物流倉庫会社 キスをする どこにも行けない どこにも行けない 憂鬱な夫婦 中絶用の 願いを書く 七夕 永遠に落ち続ける夢 人生ゲーム 青いピン そのように 性行為のやり方 鍵付き完全個室 運動会 発熱 保健室 はつなつ 人生経験 終わりゆく 肉の厚さ 海馬 言語野の 衰退 ダウンロード数 数えていた 新しい生活様式 リズム 物語ること 豊かな 再生回数 氷 覆われる 世界すべて 素数のように 感じる 解体 怒らない? 起こらない、何も 可能性が失われていく 研ぎ澄まされていく 失われていくことで 何者かになった その平らな牧場 忘れてきた お持ち帰り する 立派な 飛び降りて 刻まれた 胎児のように さえぎられる 海岸には小屋があって 喧嘩をする 白鳥 食べられる 汚い 穢れてしまった 純粋なもの 銃を撃つ 一発 チェーホフ、どこへ行ったの? と母親が階段を上がってくる 切符をなくしてしまったままで 生き続けている気がする 少女には 晴れ 絵日記は かすれてしまった とうに 音楽にはならない 寒天培地の上で 有性生殖する していた した方がいい 人生経験 ペットボトル HPVウイルス 頭のない 風邪総合 目をさます 神経系 ポーチの中で 白い粉になった 睡眠薬 遠くの方へ、遠くの方へ 並べられている 全校集会 鳴らされて 走る 望遠鏡を 覗き込む もうすっかり 子宮頸がん 夢中になって 標本にする どうやって? 悟りについて 五億年ボタン 走馬灯 一週間くらい考えてもいい? 愛妻弁当 ぷっちょ の容器でオナニーする カンブリア紀の 海中生物やわらかく モニターの奥 夏の光 ぴったりと 豊かに 遅延しながら 本間ひまわり いま、を指差す指の先 爪の長さ 変わって 一括見積もり ふざけているのではなく 頭痛 左側 ありがとう こんにちは おはようございます それは愛ではなく の ような 夜行バス 棺 出生外傷 の あなたは ロビンソン トリップした 虹色の女 devenir ひだ 開く 一枚一枚 めくっていく 匂いがする 工場の赤ん坊が コンクリート 嘘だった あてのない 意味のない 海 潜り続ける 潜水艦の中で 夢を見ている 象徴的に もっと速く 飛び立つ 自壊したい 鯛 平らな 館内における密を避けるため 破れた 四つん這いになって するだろう 想像 するだろう 未完のままの もはや戦後ではない 未亡人 ぷろ、ぱかんだ 重量と恩寵 根を 肉体が壊れていくのは かもめ 肉塊 台風が来る前の夜 アオカビ もっとたくさんの地獄 天国は通り 過ぎては消えていく スーツの人が通り過ぎていったあとの 匂い 大人の匂い 食器返却口 この席の使用はお控えください アルコール消毒 セーブポイント 豚 のような女 と 猿の ような 男が出会う 死体ごっこ バラバラに 組み合わせる 英単語帳の例文みたいに 死に近い コンクリート 裂け目 洗浄液 メリークリスマスの Yahoo知恵袋 真理があると言われている そこにある 死んだあと魂はどうなるの? と子どもが尋ねる 何グラムの 前世の記憶 当たり前の事 トンネル 潜り抜ける音 夢の中の休憩所 自動販売機 光 光 夜の闇に飲み込まれないように コンビニエンスストアは灯台として 鳴りやまない 崩れていく 昨日 来ない 来ている すでに いま 冬の ま、ふゆ ま 電気ストーブ あたたかく すりつぶす 通勤・通学 するための列車 眠る 折りたたまれたヒダ 予言する 1999年 産まれ た 朝 ねむる ねむる もっとよくなる 地方都市
夢の中では 現実的な 現実的なもの 親ガチャ 100年後の 2000万年後の 想像していてね 空っぽの脳 おばさんが入ってくる大量に 魚 飛び跳ねる 誰も見ていないところで 老人の声はデカい 無が無限に膨らんで 恒星たちは爆発し きっと届かないまま ゲーム実況見ていた 二年間 だった気がする だった気がする この区域で路上喫煙をすると 一千円の過料が科されます と どこかに書いてあった 教科書に落書きをしている間に 終わっていた もっと濡れたい 雨に 幼形成熟 恋と革命のために 太郎 花子 由香 香織 紗耶 話題のツイート 温泉むすめ 逃れてゆけ 逃れてゆけ 自撮りしているふたりを 見つめる 目 目玉 浜辺で 白く 白く 白く 白く 境界線はほどけた もう一度 あまい 糖衣錠 統一的な 像 増殖する お支払い方法 まとめサイト この世界の秘密 ねじれたソーセージ 青い 白い 脆い イオン・モール 迷子になる 歌を歌う 歌っていた 冗談でした あらゆる 情報商材のために すべて ひとつの 自己啓発 は はいいろの ノイズで 
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sklira · 9 months
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Cold Fish (2010) Dir. Sion Sono
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01065 · 6 days
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めちゃくちゃヒステリックに大声で泣き喚いていたいけどそれをやるにも体力が必要だしヒステリック・ロリはまだ許せるけどヒステリック・婆さんはきついし可愛くないから心がしょんぼりした時は冷たい熱帯魚の村田を召喚する
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排水溝のゴミとかまとめてるときによし!これでボデーは透明になった!!な!!?って恋人に確認したり、ゴミ箱にぶち込む時は大きい声で元気でなー!って笑顔でぶち込む。
そんなことやってると今は躁かな?って顔して見られてる。
この世は大地獄って知ってた?
死んだら何処にいくの?
死んでしまったら好きな人達を忘れるのかな?
忘れたくないって夜中、恋人にぼそぼそ静かに話しかけながら泣いてると涙を拭いてくれて大丈夫、忘れないよ。ほら、口開けてごらんって言われてスポーン!って薬を口に投げ込まれるの。笑える。そして毎回私が薬のせいで何話したのか忘れる。それで毎回夜同じ話を繰り返す
昔は好きな人と一緒に死にたかったけど
今は死ぬのが怖いし痛いのも嫌だ。
でもみには会いたいな会えるのかな?
 
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ペットがさ、餌を、食べないときとか、コイツ、使うと、良いよ。テトラ・レプチゾル。飲み水の、なかに、垂らしてもよし、水と、混ぜて、霧吹きで、体に、直接、かけてやっても、栄養は、補給できるから。俺はさ、オウム🦜に、基本、水じゃなくて、カルピス、飲ませてんだよ。で、その、カルピスのなかに、コイツを、数適、気持ち、多めに、垂らして、あげてんだよ。でさ、仔猫にも、コイツあげてんだよ。ミルクのなかに、コイツ、垂らして、あげてんだよ。で、牛乳はさ、おいしい牛乳が、1番、うまいし、栄養成分、他ブランドより、多く、含まれてんだよ。あとさ、金魚とか、熱帯魚、飼ってる人、多いと、思うんだけどさ、水は、一回、ヤカン、もしくは、ティファールで、沸騰させたのを、常温に冷ました水を、使うといいよ。あと、一日、放置した水な。つまり、カルキ抜きな。あと、以外に、雨、降ったときにさ、ベランダに、雨を、ためるための、ビンを、俺、置いてんだよ。なんでかって言うとさ、やっぱ、野生動物は、水道水よりかは、雨水、好むんだよ。自然の雨=水な。
で、カルキ抜きした、水に、熱帯魚、金魚、放り込んで、さらに、市販で、売られてる、カルキ抜きの、中和剤、垂らすんだよ。で、その、カルキぬきした、水に、この、テトラ・レプチゾルを、気持ち、多めに、垂らすんだよ。もう、それだけで、餌を、食べなくなった動物、魚には、効果あるから。つまり、コイツ、万能なんだよ。で、この、テトラ・レプチゾルはさ、人間で言うところの、点滴のような、ものだから。死にかけの人は、もう、食事、採れなくなるんだよ。で、そういう患者には、病院は、点滴で、補うんだよ。つまり、それの役割を、はたしてくれるから。
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zfxuz · 2 months
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耳に響く重低音。決して嫌じゃなくて心地よく身体を侵していくもの。そんな音に合わせるかのように目の前の命はくるくると自分を魅せる。どうせこいつらには音なんて聞こえてないのだろうけど。
いつからか眼前のこいつらと自分を重ねるようになって。同じ場所をぐるぐる回る熱帯魚のように。俺は人間でこいつらは魚で、ただそれだけなのにキャラクターは定義されて華やかさを求められる。楽しくないわけじゃない。ただ何処もどれも同じに見える。見えるモノ全てが同じなんだ。
無意識のうちに足を運ぶようになった水槽の集合体から抜け出して俺は求められる俺になる準備をする。嗚呼、今日も憂鬱だ。
「アンニョンハセヨ~。」 「アンニョン。」 「あれ、もう居たの。」 「お前こそ。」 「スケジュールの関係で早く着いただけ。」 「そ。」
背もたれに頭を預け意味もなく天井を見つめる。特に絡まれるわけでもなく手のひらの画面を操作し始めた彼を横目にいつの間にか俺は思考の海に飛び込んでいた。
辿り着いた先に何があるのか
“お前がそれを言うのか。この位置を望んだお前が”
どこからか声が聞こえた気がして周りを見渡すと“俺”がいた。暗い瞳の俺は言う。
“辿り着いたところで在るのは先だけだ”
そうだよ。だから俺は先を目指すんじゃないか。望まれる形になって、なって…その先��、
“何もない”
何もないことには慣れた。慣れたはずなんだ。だって俺は、
「クプス?」
一気に意識を引き戻され思わず声の主へ顔を向ける。俺の目に映るのは不思議そうな顔をしたお前だけで。
「ジョンハナ…。」 「うん、みんなのハニだよ。」 「何だよそれ。」 「何か見えてたの?」 「え…?」
言われて“俺”が居た場所を見ても何もなくて。
「…何でもない。」 「そっか。」
何かを悟ったように黙るコイツが時折分からなかった。
どこかの俺はきっとこんな筈じゃなかったとか思っていて。何処かの俺はまだ見えない先が望んだものだと信じていて。「頑張れ」とか「応援してます」とか有り触れた言葉が急にこの世のものではないように思えて。何処かの俺はそれを受け取らないよう硝子に閉じこもった。乖離した第三者。全てが額縁の中で。俺はソレを見つめていて。眠りながらも思考は回り続ける。
数年に1度。思考の海にぶん投げられる時期がある。勿論不規則に。要らない省みる時間。その間俺は俺であり何処か冷めた目で自分を見ている感覚になる。夢の中でも同じ様な事象が起こりまるで夢十夜の様だ。俺が見た夢なのかはたまた夢が見た夢なのかそんな事はきっと世界からしたら些細なことなのだろう。お陰で満足に眠れた試しはない。有難いことに昔より忙しくて夢十夜が仕事に響かないようにするだけで精一杯の状態だ。この時だけは仕事が恨めしい。果たして俺は歩いているのか浮いているのか何処にいるのか此処は正解なのか。鏡に向かって踊る自分を見ながら俺は世界を反転させた。
「クプスヤ!」
嗚呼、この声はどちらが見た夢なのだろう。
暗闇だ。真っ黒な世界だ。そんな世界は目を開けば真っ白な世界に色を変えた。何故か身体が重くて動かない。辛うじて動く目で視界を広げていると
「あ、起きた?倒れるからビックリしたよ。」 因みにここは医務室ね。
あぁ、俺は倒れたのか。スケジュールに穴を開けてしまったな。
「お前、スケジュールは?」 「さっきので終わり。」 「あっそ…。」
何かを考えなければまた思考の海に引き戻される。それはどうも今の身体には堪える様で無意識に話題を探そうとすれば
“如何してこの位置に居るの?”
また“俺”が居た。
“この世界が正解?”
そんな事は知らない。知るわけないだろう、正解があったら苦労しないのが人間で人生で、
“知ろうとしないだけ”
如何してお前が、お前がそれを言う…!お前は俺をどうしたいんだ!お前さえ居なければ
「スンチョラ!」
無理やり顔の向きを変えられると視界から溢れるほど彼の顔が映る。
「な、何して、」 「お前はチェ・スンチョル!今日も明日も明後日も俺たちのリーダーエスクプスで、大事なメンバーで、俺の同い年。それはずっと変わらない!」 「っ、」 「いい加減戻ってこい!」 「ってぇ!」
何もトドメに頭突きは無いだろう。何でお前まで痛がってんだよ。そこは石頭ってしとけよ。
「…戻ってきた?」
まだ涙目な目の前をバカを思わず殴る。勿論腹だ。
「…何かすげぇムカつく。」 「あはは、それでいいよ。」 「何だそれ。」
「お帰り。」 「…ん。」
人間にとって自己の定義というものは自己形成に必要なものであって。それが希薄になれば人間というものは人間である何かでしかなくなるのだ。俺はそれを再形成するために思考の海に溺れているのだろうと前に定義していたが再形成が上手くいった試しはなかった。当然のことだろう。自分が定義できなかった自己を自分が再定義するのだ。理論はガバガバだ。本当に必要なのは自分による再定義ではなく他人による再定義。これを目の前のコイツは知ってか知らぬかやってのけた。十中八九知らな���っただろうな。
「はーあ、また明日から仕事かぁ。」 「俺は休みー。」 「は?変われよ。」 「なんで変われると思ったの。」
ぐるぐると回る思考と“俺”は未だ燻ってる。きっとまた海にぶん投げられるだろうしまた俺は水槽の集合体に引き寄せられる。嗚呼なんと面倒なことか。でもまぁ、次はコイツも連れていこう。引き摺ったって連れていく。そして道連れにしてやろう。何だかんだでマトモなコイツを。俺を見つけてくれるコイツを。
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frlbmemo · 2 months
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エンド2
やっとエゴ回収できた
絵0 「色はつけないんですか?」 なんでニシくんこんな意外!って顔なんだろ まだ記憶がちょっとあやふやなのかな
ニシくんが寝る時突然ゴリラの豆知識話し出すから何???になってたけど ヒガシくん特典でぐるぐる考えすぎる、という情報があったので考えすぎて嫌な想像をして眠れないのを見てたからそういう考え込んでも害のない小ネタを常にストックしておいて寝物語に聞かせてたのかなと思った。
このビスのやつほんと何???????????? ニシくんの暴力スチルもだけど2人はギスります!のミスリードスチルなのかな? ラボとしてはビスが落ちるわけないからわざと落とした、ニシくんに何かしら怪我を与えるつもりだったのかな
「何もない」でニシくんとヒガシくんが画面を見てるの、単なる演出かもしれないけどもしかして観察者が見えてるのでは?と思わせる 私は多分これ観察者がいるかガラス張りかで2人はそれを知覚できてないだけだと思っているのですが…… そもそもの話肩車でギリギリ手が届きそう、ってことはベッドにのぼれば届くんですよ それでなくともマットレスを外してフレームだけにして、壁に沿って立ててニシくんを踏み台に上にあがれば届くと思うんですよね。2mはあるはずなんで… それをやらないのは認識をある程度弄られてるんじゃ?と思わせる
お風呂はヒガシくんにとっては飛び上がるくらい熱かったのにニシくんにとってはちょうどいい でもヒガシくんニシくんちでお風呂入ってたよな?と思ったが まあそれだけ水風呂に慣れてたんだろうな ほぼ水シャワーでたまに冷めた残り湯だったんだろう……
悪い腐女子だから俺は2日目にしてガスを使うぜ 6回まではセーフ
もしかして僕と一緒に で表情固まるの お前はなんなんだよ ニシくんの手紙とその性急さと精通事件が上手く噛み合わねえよ 殺されちゃうかもしれないから悔いがないようにしとこ♪ってこと? 割と徹底して凶器になるものが隠されてるからカミソリちょい意外だったんだよな スケッチブックとペンすら回収されるし 今思うと2人はこの刃物を部屋に持ち込むべきでしたね(怨念)
2人の手ってちょっと男性的なほうがヒガシくん(肌の色もちょと濃い)やや女性的な方がニシくんなのエッチだよね 仲間っていいな(ガス) ごめん、悪い腐女子だから……………
指を切った、で剣幕になって傷を確認するニシくん……。 ヒガシくんのNOを無視するニシくん、「ここだ」じゃなくて「ここ」と言葉がちょっと幼児じみてくるヒガシくん ヒガシくん、ニシくんはここまでヒガシくんの事が大事なのに何故試し行為なんてしたんだ そういえばヒガシくんが単独でお風呂に浸かってるスチルないな シャワーとかはあるけど このスチルのニシくんオスみがつよくて好き このお風呂の実験、2人でドアを押さえてたらどうなったんだろう
寝れば治ります(面白いから絶対みちゃう) 淫乱…て言おうとして敏感って言い直したんだろうか ヒガシくんの前では酷い言葉は使わないようにしてたのに ヒガシくんの前以外では使ってたんですか? まじでニシくんのヒガシくんが接してない生活謎すぎる しかしヒガシくんいくらなんでも淫乱過ぎると思うので肉体がかなり使い慣れてるんじゃないだろうかと思うのですが 実験終わったら記憶リセットしてると思ってたけど、特典SSとかが**日後だからよくわかんなくなってきたんだよな…… ニシくんが性欲に負けつつも自分は耐えて舐めてるのいいよね
ヒガシくんは、僕が言わなくてもわかってると思いますよ? ←何? 突然調教みたいな事言い出すの何? というかそうか これ小5の時に既にやったやり取りなんだな!? ニシくん一回やっぱりやだ、で逃げられてんだ 絶対ちんちんを見るという強い意志
男同士でもキスするんですよ、から今日は手で我慢しておきます これの流れでなんでヒガシくんはニシくんはキス嫌だったかも!!!ってなったの!?!?!?!?!?!?!?!?!? セックスしてください!(ガス) というか■でなくなっちゃった これガス使ったら出ない可能性…? エゴ目指します ニシくん昨日今日と理性で耐えて奉仕に徹したの凄いなほんとに
でもこれ何回見てもニシくんが精液の味に思い当たってる感じするんだよな 「もしかしてヒガシくんが自分と同じようなことを?」って思ったのかな
このマッサージ、ニシくんがエッチな風に触ったのか気になるけど 普通に慈愛をもってマッサージしてそう
きっと明日はよく眠られないだろうから(この台詞を聞くと失敗できね〜〜〜というプレッシャーを感じる) エッチなことさせておきますので……(ガスフワァ…) しかし本当に■のやつが出ないので、こちらに興味があると気付かないのかもな
このスチル、ニシくん駄目ですとか言ってるのにガン見してるの笑顔になる でもこのガス、やっぱりこれがないと2人は10日間の間では性行為に到りません、なのかな
ニシくんの夢どうでもいいって言ってるけど妙に気になるんだよな 黒い魚:権力を得られる 気持ち悪い魚:疲労 あと魚が死にかけている、だと変身願望 魚のモチーフは基本幸運とか変化みたいなので お風呂にいて不気味…みたいなのは今から来る不安、変化を望む気持ちと押し込めたい気持ちなのかな〜わかんない 風呂にひしめき合っている、自分と重ねてるのかも ここから出ると死んでしまう不気味な魚 どうしてこんな所(ラボ)にいるんだろう とか?
シーツが汚れていた、の話なんとなくヒガシくんに探ってる感じがするので この時点だとヒガシくんがもしかして…?と思ってたかも でも流石にシーツがびしゃびしゃになるまで…は考えにくいので夢精……にしては?くらい思ってるのかなあ
スキップしたり読んだりしてるけどやっぱり記憶思い出す話はきついな 夏祭りの記憶、ヒガシくんにとって大事な記憶と辛い記憶が混在してる ペット(漫画)みたいにヤマとタニがあったらヒガシくんのヤマは夏祭りの花火でタニがその晩の暴力なのかな〜……と思った ニシくんのヤマが見たい タニは事故だろうかなんだろうか ニシくん、殴られた事は知ってても具体的に何をされたかは聞いてなかったのかな 生米食べてた話もちょっと驚いてたし
あれ!?■でてきた こっち狙ってみようかな
「? ……俺には関係ない」 かわいいね 私は剃毛管理が好きです。ラブラブ同棲ifFDないですか?
ヒガシくん間接的に母親を殺させられてるんだなそういえば 猫…とちょっとかぶる……のでニシくんと彼氏の行動やっぱり意図的にかぶせている? 両方とも支配したいという意味かな アプリ版の11日目以降ニシくんがずっと及び腰なのこういう支配をやめたいという気持ちなのかな〜 なぜ手を離したんです 今日死ぬつもりだったのかと思ったけど だから「一緒に寝られない」かあ でもニシくんが知りたいのはその先だからなあ 予想の1つって感じか
随分、勝手だな!何回読んでもエッチだな
ガス
やめとくわ……流石に……
ヒガシくんの「うん」が好きで ヒガシくん、喋り方からしたら「わかった」とか「ああ」とか言いそうなんだけど受け答えが少し幼いんだよな これがニシくんに対してだけなのかどうか気になる 蘇生実験読み直すかあ 蘇生実験ぶっ続き読み直しコースが欲しい
ア!?ニシくん湯船入る時もタオル巻いてるじゃん!!!!!!!! 巻いてないと思ってた 鉄壁すぎんか?
自画像あけた 多分これエゴに必要だよな
このベッドかなり丈夫だと思うんだよな……マットレスどければ数キロ 鋼鉄製でもせいぜい2,30キロでしょ 二人がかりで動かせば立てられると思うんだけど
ア〜この2人の空気感好き〜↑ 盗撮「出会い」が壊れてる うーん? 内容はアプリ版と同じ 何が壊れてるんだ? このデータ破損気になるんだよな…… もしかしてPC版の続編ってデータ破損が修復されるとか?
ヒガシくんのシャワーに乱入するニシくん好き(語弊) でもシャワーカーテンごしに手をあててるの完全にホラーなんですよね文脈がね
ガス、使いてえ〜〜〜〜 がまん
あけてない絵あるや あけちゃお  本名!? 待って!?!?!?!?!?!本名のおはなし聞かせて!?!?!?!?終わらないで!?!?!?!?!
あ そうだお泊りの時は一緒に風呂入ってないんだ ………………………………………………あの精通事件の後に一緒に風呂に????? このスチル大大大大大大大大大大大大大好き 「忙しかったんでしょうね」 絶対なんかあるなんかあるぞ絶対 中学校ももしかして学区が違ったから行かなかった? 学区が同じだったら行ってたのかな わかんない 教えて 「のぼせてきてませんか?」いつもやたらのぼせてるの気にしてるけどなんでだ ニシくん勃ってる?
■のやつ続きがでない うーん??? 多分エゴエンドいける
ニシくんがこの時ヒガシくんを呼び出したのは確実に殺すためなのもあるよな ここで救急車を呼ばれると胃洗浄から薬物に対して適切な処理をされる可能性が高い うずのしゅげ1輪でそんな死ぬか?と思ってたけどそれを使っただけで他に毒を使ってないとはニシくん言ってないから、使っている可能性がある というか私は使ってると思ってる
死んでる人は生き返らない、だろ? 仲直り、だろ?
「お母さんの携帯にはロックかかってますしね」 こいつ見とるわ 絶対に見てる 友人の母親の携帯を
「僕の死に際のお願いくらい、聞いてくれてもよかったんじゃないですか?」 そんな軽い言葉で言う内容じゃねえだろ
カードだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! アプリは深淵の記憶だったので残った記録あけてたら突然カード落ちてきて発狂してくそびびったんだよな
ここでカード出すんだ 2人がローダンセしてから出したんだと思ってた 人の心、ある? ニシくんは真実を言えませんよね。だから我々が教えてあげますね ってこと?
このヒガシくん、身体は18歳なのに表情が完全に子供で辛い 押し込めていたものが…… △○□ってタバコって出すのNGなの!?PC版なのに!? でも、あの夢は現実だったんだろ これニシくんが薬飲ませてたから「夢」って言ってるのかな 俺は全く愛されてなかったんだ これさ、ニシくん ここで「僕じゃだめですか?」って言えないのかな〜…… ニシくんみたいに母さんに愛されたかった ニシくん愛されていたのかな?小学生が介護してるの異様ですよ。 少なくとも学校には行けと恫喝するのが愛じゃないかな 「やっぱりそうするんですね」 なんで知ってるんだニシくん やっぱり一度このNGワードを踏んでるな? それで薬を飲ませた? 予想にしても舌を噛むとは思わないじゃん ニシくんが舌を噛もうとした時ヒガシくんは口を塞いで助けたんだから ニシくんもそうしてくれ ヒガシくんは憎んでくれてもいいとまで言ったんだぞ…… キスしてくれ…………
自害に勢いがありすぎる
ドサッ ウィーン……
これもまた実験です あっ これ 生き返ってるわけでは ない? 培養したのはあくまで新しい胚であってもしかして今いる2人って散在実験を繰り返したデータが破損してる個体のコピーであって…みたいなこと? わかんないよお
もお〜〜〜〜〜〜〜〜このひとの心がないスチルトップに置くのやめてよ!!!!! トップカエルッておもったらEND10出てくるのまじ ニシくん開放骨折してんだよなあ これねえ ここまで一方的にあの状況で殴れるのほんとにキレてるよ もしかしたらガスみたいに興奮状態にされてたのかもしれないけど イースターエッグのやつにしてたけど逆に心削られてきたから深淵の記憶にしよ 好き このエンド
エゴ回収! のこり5、6、9 END4経由後のカフェオレどゆこと???????? 培養について回答がきますよってこと??????????? う〜〜〜ん????END5かなり難しい? 1つはあの■経由かなって思うんだけどもう1つが全く検討つかない 5はナビでる?(まだ出てない)5に行くつもりで…ということはこっちがトゥルーか? 10は位置デコイ? ローダンセナビでカフェオレ回収します!
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justlikeontheradio · 4 months
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週報20240108-20240114
・AさんとDさんと一緒に写真の展示を見に行った。なんでもないものについて考えて、わたしは自分の好きなものをなんでもないものである、と言いがちだと思った。そう言ってしまうのはわかりやすいからで、映画でも音楽でも文学でも極端にドラマチックに演出されないものが好きという意味で、わたしは決してなんでもない、とは思っていないんだけど。なんかもっと大事なものがある、隠されている大事なものが見えるみたいな。そういう感じをうまく言い表しているものとして、柴崎友香の『ショートカット』の文庫解説の高橋源一郎の文章があるなと思って読み返したけどあんまりピンとこなかった。「微妙すぎて感知できないことを、文学は、読者に感知させることができる。そして、そのことによって、現実は、さらに豊かになるのである」(p.199)とあるが。なんか今となってはこれも過剰な気がしてくる。大辻清治実験室がおもしろかった。そのあとシャルマンでコーヒーフロート飲んだら体が冷え切ってしまった。Dさんの自転車がかわいくてわたしもカゴとかいろいろつけたいと思った。
・あたらしいスニーカーとパンツを一本買った。今年はもう厚い底のスニーカーしか履きたくない。コンバースのオールスターとか、長年履いていたけどなんかもう無理になってきた、寒いし。ニューバランスもほしい。買い物しすぎ。
・ふと思い立って、仕事帰りに昔住んでいた街の銭湯に行った。番台のおばちゃんは寝ていた。相変わらずファンシーな編み物とか造花とかで飾られていて、熱帯魚も泳いでいて、好きな空間だと思った。サウナに氷をガリガリ食べている人がいた。ヒノキのいい匂いがした。
・Eちゃんと、Eちゃんの住んでいる街のお店でごはんを食べた。Eちゃんは、自分の感情や他人との関係に対して真摯ですごいなあと思った。すごいなあっていうか、たぶんわたしはそうはなれないんだけど、そういう人がいるから世界がちゃんと回っている部分もあると思って。わたしは、今年はいろんなことをもう怖がりたくない気がする。
・アトウッド『侍女の物語』を読み終えて、クッツェー『敵あるいはフォー』を読み始めた。
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ophelia333k · 1 year
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2023.03.19 岡崎京子の退屈と、空虚で透明な穴
 昨日は、川で弾き語りをしていたら、やってきた警察官に立ち退かされて名前や電話番号等を控えられた後、家に帰って眠ると、フライされたコオロギを食べて「意外と美味しいよ」と誰かに言う夢を見た。最近、人と話していて、「あなたはもっと自分が、どのようなときにどのような感情を抱いているかについて自覚的になった方がいい」ということを言われたので、半分カウンセリングを受けているような気分でとても楽しく、そして絶望的に会話をしていた。自分にとって一番楽しいことは、楽しくそして絶望的であること、絶望的でありそして楽しいこと。イヤホンからは大森靖子が「アンダーグラウンドから君の指まで 遠くはないのさ iphoneのあかりをのこして」と歌う声が聞こえていて、いまもそれを本気で信じている。アンダーグラウンドという最果てと、今ここにある指先が結びつけられる。
 RADWIMPISの「五月の蠅」を聴いたら、中学一年生の頃の夏のことを思い出した。大して興味もない部活の練習中に、練習をサボって校舎の裏みたいなところで誰かに「五月の蠅」を教えられて、それを聴いていた。「五月の蠅」を聴くと、あのギターのリフを聴くと、中学生の頃の炎天下のグラウンドが思い浮かぶ。数日前、京都市役所前ではデモが行われていた。村上龍の小説の中で猫が喋り始めた。映画、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と『RRR』と、『REVOLUTION+1』を見たいな、給料日まで所持金はゼロだけど。マクドナルドではカップルが向かい合って座っている。大森靖子が「料理長の音楽は豚肉の焼ける音だった」で、「君の好きなことが君にしかできないことだよ」と歌うのをもう、1000回くらいは聴いている。
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〈見るための眼、呼吸するための肺、飲みこむための口、話すための舌、考えるための脳、肛門、喉頭、頭、足を、もはや耐えがたいものと感ずることは、なぜそんなに悲惨で危険なことなのか。なぜ、さか立ちで歩き、骨のくぼみで歌い、皮膚で見、腹で呼吸しないのか〉(ドゥルーズ+ガタリ『千のプラトー 上』、p310)
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 人と話していて、急に現実感がなくなってしまうことがある。会話している自分と会話している相手を外側から眺めていて、その場面が切りとられているような感覚。そうなっても、もちろん自分は会話を続けている。これは現実なのか、現実じゃないのか、と考えながら会話を続けている、自分をずっとどこかから眺めている。こういうとき、急に「すみません、現実感がなくなってきました」。と言っていいのかな。でも、そういう内的な感覚って話し言葉にしてもどうしようもないような、そんな気がする。そんな気がする。自分の感情、自分の思っていることはやっぱりそれほど明確ではない。目の前に「綾鷹」のペットボトルがある、ということよりも、遥かに曖昧なものでしかない。「楽しい」と言葉にしてみれば少しそんな気もするし、「悲しい」と言葉にしてみればそんな気もする。
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 Twitterという場にせよ日記という場にせよ、それを誰かに伝えたい、公開したい、という欲求が薄れている。というか、正確には、SNS的な、リアルタイムで何かを伝える行為への欲求が薄れているのだと思う。長いスパンで何かを伝えたい、という気持ちはずっとある。SNSでも日記でもなく、小説を書くべきなのかもしれない。何日か前に、ひとつ小説が書けたので、そうやって続けていきたい。しばらくは水の中に潜っていたい。そこには熱帯魚が三匹泳いでいる。
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 今日はバイトの休憩中に、ずっと「吉本隆明の183講演」のテキスト版を読んでいた。インターネットで吉本隆明の講演が183本聴けるし、読��るというのはほんとうにありがたくて、いま自分にとっては一番価値のあるサイトかもしれない(サイトそのものは「ほぼ日刊イトイ新聞」)。
 「文学の戦後と現在 ――三島由紀夫から村上春樹、村上龍まで」で、吉本隆明は、村上春樹に対して、「対象の選択力が非常に強い」という表現をする。例に挙げているのは『風の歌を聴け』の、「ひと夏中かけて、ぼくとねずみが、まるで何かにとりつかれたように、25mプール一杯分ばかりのビールを飲み干し、ジェイズ・バーの床いっぱい5センチの厚さに、ピーナッツの殻をまき散らした。」という文章で、このとき、大雑把に、そして強く対象が選択されている。
 村上春樹以前の世代であれば(たとえば大江健三郎)、もっと緻密に描くはずのものを、村上春樹は大雑把に、しかし強い対象の選択力で描く。そして、この対象選択の強力さが、文学として、重たい出来事を「軽く」している。大江健三郎までの文学は明らかに「重い」のに対して、村上春樹は明らかに書かれ方が「軽い」。そして、対象の選択が強力であるということは、ある意味飛躍があるということで、その飛躍は、しかしある種のリズムによって繋がれていく。リアリズムからも、緻密な描写、からも遠い方法。
 ここでふと、この「対象の選択力」の強力さ、そして書かれ方の「軽さ」というのはブコウスキーの『パルプ』を読んだ時にも感じたな、と思った。ブコウスキーも、現実を現実のまま写しとるというよりかは、明らかに大雑把に対象を選択して、ある種のリズムの中でそれを繋いでいた。もちろん、ブコウスキーに限らずポストモダンの小説にはそのような潮流があるのだろうけれど、ブコウスキーが自分にとってはなじみ深いから。
 たとえば、プルーストの『失われた未来を求めて』を読めば分かることとして、そこでは内面の持続というか、心の中で感じたことすべてが緻密に描かれている。すべて、というのは誇張ではなくて、たぶん、内面のすべてを、見たものすべてを描写しようとしている。それがある種の「重さ」だとすれば、ポストモダン文学には、対象選択の強力さと「軽さ」がある。
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 「カール, カッセゴール. 退屈さとの闘争、衝撃へのノスタルジー : W. ベンヤミンと村上龍をめぐって. 京都社会学年報 : KJS 2001」も読んでいた。「退屈」をキーワードとして、ベンヤミンと村上龍、岡崎京子が引用されている。うる星やつら、終わらない日常、核戦争、オウム。限りなく透明に近いブルー、衝撃を人工的に生産すること。退屈さとの戦いの退屈さ。世界の破滅、という反復不可能なイメージでさえ、それが反復されれば退屈になる。  思えば、岡崎京子の漫画にはどれも愛おしいほどの退屈な空気感みたいなものがあって、村上龍『限りなく透明に近いブルー』には、暴力と性が加速し続けた結果としての、過剰な刺激ゆえのどうしようもない慢性的な退屈がある。  岡崎京子の描くあの日常(あるいは非日常)の、性や死を描くときの、その楽観的と言ってもいいくらいのグルーヴ感の中に、ぽっかりとあいた穴のような空虚さを見てしまう。自分の中では『pink』と『チワワちゃん』。というか、岡崎京子がそれを書くときの視線は、透明なもの、その生活に空いた空虚な穴を見ている。村上龍の『限りなく透明に近いブルー』もそうで、村上龍の視線は、過剰に飽和した性と暴力という非日常(が日常化したもの)の反復の、その後ろ側にある空虚な穴を見ている。
 村上龍について言うと(自分の読んだ中だと)、『希望の国のエクソダス』『愛と幻想のファシズム』『半島を出よ』『��分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス 五分後の世界Ⅱ』は外へ外へと向かっていって、乾いた現実をただ描写している印象だけど、『限りなく透明に近いブルー』『共生虫』『MISSING 失われたもの』にはそうではない側面を感じる。ただ、『愛と幻想のファシズム』辺りの作品を読んでいたのは中学生の頃だから、記憶が曖昧で、『愛と幻想のファシズム』を借りた地元の図書館の静かな空気ばかりを思い出してしまう。そこにいたのはたいてい、小さな子供か、老人かのどちらかだった。
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 最近、「意識レベルが低い状態」が幸せだと感じることが多い。睡眠薬で意識レベルが下げられている曖昧な状態が、一番幸せに近い。意識、が鋭敏な状態である限り幸福にはなれないな、と思う。意識レベルの低い曖昧な状態がずっと続いていて欲しい。だから、高校生の頃に読んだ『harmony/』で御冷ミァハが言っていたことの意味、そして意識が存在しない世界のその幸福さがとてもよく分かる。もちろん、そこに人間性は存在しないわけだけれど、人間性なんてはやく手放してしまえばいいのに、とほんとうに思う。でも、それに対して「人間性も必要かもしれない」と思う自分が存在してしまうから、そのコンフリクトと葛藤の中に意識が生じてしまうわけで、意識から逃れることができず、また、曖昧な状態を望むことしかできなくなる。
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