Tumgik
#呉羽から世界へ
sarahalainn · 9 months
Text
Tumblr media
初春の笑顔がいっぱいの宝船
にっぽん丸
Tumblr media
3ヶ月ぶりの船旅のはずでしたが、
船の推進制御装置に不具合が認められたため、急遽、安全点検が必要になり運航を見あわせる事となりました。
残念ですが、安全第一!
またいつか共に船旅をできる日まで
予定していたセットリストと流れで、
空想の旅になれば🚢
Today I was meant to board this cruise, but due to technical issues the show and cruise itself were cancelled. Sad but safety first!
The theme was “aboard the treasure boat + smiles”.
Have posted the setlist and tried to portray what it would’ve been like on the musical boat :)
「宝」、「笑顔」 をテーマに✨出発🚢
衣装はキラキラな宝箱のようなサラスタイルを予定していました
Tumblr media
マリリンのピアノアドリブにのって、スキャットしながら時々「春よ来い」のリフを。本編最後に繋がる。
そこからRiverdanceの神秘的な歌のイントロへ。
今回伊勢神宮の近くに行くということで、神様に近い音楽からスタートしたく。マリリンの綺麗なハーモーニでデュエット。こちらはアルバムにも収録していますが、よく聴きなれてる綺麗な3度のハーモーニだけではなく、4度が特徴的な響きなのでこれも神秘的に聞こえる理由の1つ^_^
Riverdance / Drowsy Maggie / Sarah Àlainn
youtube
そして、この曲はヴァイオリンのフィドル的な表現で軽快な世界へ。キラキラ、ニコニコ。宝石のような煌めきを放つアクティブな一曲。
サポーターさんなら、この曲の変拍子できっと手拍子をして下さったはず。色々なアーティスト、バンドのライブで手拍子する曲があるように、私もライブでそんなノリノリの曲があればなと思いましたが、こんな変拍子な曲を選ぶ何てドSとしか思えないですよね。それでも、これで手拍子できる皆さん、最高にカッコ良いです!(とはいえ、今後はもっと楽に楽しめる手拍子曲を作りたいと思ってますー^_^;)
MCなう。サラッと面白い洒落でも言えたかな?🤔
海と宝ということで、ディズニー『リトル・マーメイド』より、アリエルが歌う「Part of Your World」。普段ライブで楽器も色々弾くので、この曲の「あれも!これも!」という場面ではそんな楽器の宝を指しています。
そして、この次のシネマ音楽にも「お宝」が。『The Greatest Showman』より、スターが歌う「Never Enough」。スポットライトを浴びても、星も金も手にしても、全て物足りない。あなたがいないと、物足りない。
私、今年初めて宝くじをやってみました(プレゼントで券?をスタッフさんから頂きました)。1億?あたったらどうするという話で盛り上がる。簡単に使えきる自信もあるけど、結局は本当に欲しいものはお金では中々買えない。因みに600円当たりました。
笑顔で始まる初春だから元気な曲多め。ジャズ出身のマリリンだからこそ、情熱的で踊りたくなる「Spain」へ。去年大阪でDream Caravanに出演させて頂いた時、久しぶりに寺井尚子さんともお会いでき、フルオケ+ジャズバンドをバックに彼女が演奏するSpainは最強でしたね!!とても勉強になり刺激になりました。もっともっとセッションをしてジャズを追求していきたいこの頃。来月2月呉・広島でのバレンタインはクリヤマコトさんを始めとしたジャズカルなので、ワクワク。
Tumblr media
ここで一曲、オリジナルの弾き語り。
元々去年から予定していた楽曲でしたが、年始の心が痛むニュースとも重なる一曲でもあります。
「The Final Time Traveler」。ゲーム『タイムトラベラーズ』からのエンディングテーマは阪神淡路大震災に思いを寄せて作られた一曲です。こちらはゲームが大好きな羽生結弦さんとアイスショーでコラボさせて頂き、彼のサポーターさんをはじめ、ゲームをプレイされない人にも知られるようになった一曲でとても嬉しいです。オリジナルは日本語歌詞でしたが、海外で羽生さんが滑られるとのことで、英語歌詞を書かせて頂きました。
youtube
Tumblr media
高音のサビの部分には本来歌詞を入れて欲しいと言われましたが、あえてAh〜だけにしたいとお願いしました。ヴォカリーズで、楽器のように、言葉では伝えきれない思いを届けられたら。
いつからかこの曲を弾き語りに挑戦するようになりましたが、ピアニスト、ミュージシャンに良く言われるのが、とても弾き語りするような曲ではないですねと。この曲、かなり複雑!伴奏ではなく、オーケストラの部分を演奏するような感覚。なので、毎回ドキドキ緊張する一曲です… ただ唯一、とても揺れる曲なので、それは自分で演奏すると歌と合わせやすい心地よさはあります。
この曲に「秘められたtreasure」という歌詞が出てきます。宝物、大切なものという意味ですが、英語の to treasure = 「大切にする」という動詞になります。
最後も笑顔で締めくくりたい。
第九は日本ではカウントダウンの一曲かもしれませんが、年始でも、どや^ - ^ これは去年のクリスマス・教会・合唱バージョンですが、ピアノとのデュオの時も、RnBからゴスペル、讃美歌からオペラチックな歌い分けが楽しい、人格がなん度も変わるJoyfulな選曲です。
【LIVE】Joyful Joyful/よろこびの歌/ Ode to Joy 第九 |Sarah Àlainn サラ・オレイン
youtube
本編ラストは、初披露のマッシュアップ。
元旦のファミリー向けコンサートで初披露した「NeverEnding Story」 🐲でしたが、『初春』に因んで、こちらを「春よ来い」とマッシュアップ。編曲、ちょっと頑張ったのでこれはお見せできず残念>< 😖今回はキーボードでオリジナルの80年代ディスコサウンドを表現する予定でしたが、マリリンとも話して、少し変えてみて八ヶ岳でチェンバロでやってみても良いかもと思えました。
Tumblr media
そして、アンコールへ。
「Smile」。定番ですね。ただの笑顔の歌ではなく、とても切ないCharlie Chaplinのタイムレスな作品。歌詞と真逆になりますが、悲しい時は無理して笑わなくていい、と言うのが個人的なスタンスではありますが。そんな裏の思いをこの歌詞に乗せて歌う予定でした。
今回のライブはいつも以上にお時間が遅い開始のものであり、美味しい食事とお酒で、船に揺らされてそろそろお眠の時間になって来たかと思います。
そんな簡単には寝かせませんよ。うふ。
youtube
オペラ『ツーランドット』より「Nessun Dorma〜誰も寝てならぬ」。我々ミュージシャンにとっても眠気覚ましになる壮大な一曲です。この後優雅に食事というところでしたが、これから代わりにサラメシを作りに材料を調達しにスーパーに行って参ります。この時間になると嬉しいシールが貼られる頃でしょうw ちりも積もれば山やまとなる。この場合この表現はあってるのだろうか…
(未来に行って来ました。やはり笑顔になるシールが貼られていた)
Tumblr media
ジャンルと楽器も色々登場した、宝箱のようなセトリになったでしょうか?
あなたとの時間をtreasureしています!✨
〜 Sarah
NIPPON MARU
- Treasure Boat Cruise with SARAH ÀLAINN -
2024.1.8
〜マリリン イントロ(「春よ来い」リフ Sarahスキャット〜)
1. Riverdance
2. Part of Your World 『リトル・マーメイド』
3. Never Enough
4. Spain
5. The Final Time Traveler (Sarah 弾き語り)
6. Joyful Joyful ~ 喜びの歌〜第九
7. NeverEnding Story〜春よ来い
Encore
8. Smile
9. Nessun Dorma
次は初の鹿島・佐賀へ🎻
スケジュールはHPよりチェックしてみてね
50 notes · View notes
tutai-k · 2 years
Text
個人的な体験。共有できる体験
週の半ばに、「年越し読書本」にしようと思っていたカズオ・イシグロ『遠い山なみの光』を読み終えてしまう。 とても久しぶりに「小説を読んだ」といえるような体験をした。 「小説を読む」という行為は、「一つの揺るぎない物語」の経験ではなくて、万人に共通して確固とした形を提示できない、ごくごく個人的な現象や心象になってゆく経験だとわたしは思っている。 読後すぐに、「このお話はこういうお話で、これがテーマ・こんなことが語られている」と言語化ができない、「いつかこの物語が人生で立ち上ってくる瞬間がある」もしくは、「過去に通ってきた道筋のことがふっとよみがえってくる」ような確信があるもののこととでも言おうか。 最近の読書だと、八束さんの『光や風にさえ』も、そういう読書だった。 こんな読後感のある書物はとても貴重で、人生を休憩したいとき、立ち止まったほうがいいときに、存在を思い出し、また読み返す、よるべになるものだと思う。
昨日は雪が降ったようだ。地元はまったく積雪なしだったが、労働の街へいくと、あたりが真っ白だった。 労働なんかなければ、雪と鳥の写真だけ撮っているのに…と悔しく思う。 サギたちが餌場にしている職場ちかくの川も土手に雪がつもっていたが、鳥たちは流れにじっと佇立して魚を探していた。すこしだけ、いつもより羽毛を膨らませている。
今日はブックイベントへ。 呉明益『複眼人』を半年ほど前に読んだが、『雨の島』を見つけたので購入する。『ノンバイナリーがわかる本』『布団の中から蜂起せよ』などを扱っている棚作りに、誠実さを感じた。 ほかに、『ヴラド・ドラクラ1』(大窪晶与)『地図集』(菫啓章)、『ロージーのおさんぽ』(バット・ハッチンス)、『手品の随筆集』『手品の雌雄』(いずれも岡村真衣)、『禁じられた青春』(沼正三)を得る。 沼正三は、ヤプーと『異嗜食的作家論』しか読んだことがないので、読むのが楽しみである。進めてくれたひとが澁澤龍彦を知っていたのでうれしく思う。
ブックマルシェのあとはトークショー。 伊勢の外宮近くの『散策舎』さんと、津の『ブックハウスひびうた』さんの店主ふたりによる「書店」についてのお話を聞く。 「本の過去には筆者・編集者、未来には読者、現在には書店がいる」という言葉にはっとさせられる。そして、いま、少数のひとへの冷たさが増してゆく世界だけれど、大勢を扇動できるような大きな声が紙の書物を見限っても、少数のひとたちのそばに紙の書物は最後まで残るだろうという見解に、救われた思いがする。 電子書籍と紙の書籍、この違いは? と問われたら、わたしは「検閲」の差だと答えるだろう。不都合な言葉を抽出するのに電子書籍はたやすく、そしてまた、不都合な言葉を抹消するのにも向いている。電子書籍は、「データを借りている」という面がやはり強く、権力にひどく弱い。権力が隠そうと思えばすぐに削除してしまえる。紙の本は、ひっそりとかくして持っておくことができる。そのときをやり過ごして、生き延びるために声を押し殺しても、そばで、あるいは地下で、お守りになるのはやはり紙の書物なんだろうと思う。 最後まで残ってゆく、最後までそばに、世界がおそろしいほうへと流れてゆこうとも、それに抗し、「なぜ」と問う声のかたわらに寄り添う本を守ってゆかねばと思う。
電車の行き帰りでは、皆川博子の『ペガサスの挽歌』を読む。いつから積んでいるのかわからないが、『遠い山なみの光』を読んだら小説が読みたくなって引っ張り出してきた。 積んでおくこともできる。いつか見つけ出して読むこともできる。そのとき、存在を思い出して「圧」をかけてくれるのも、物理の本のもつ霊力だなあと思った。
6 notes · View notes
bearbench-3bun4 · 2 months
Text
「虚無への供物」中井英夫 1182
第一章
18密室と供物殿(藍ちゃんの推理) 02
で、その日記の中に書かれている“死んだ母への手紙”の部分です。 これも、古めかしい文体の美文調で読みにくいです。
“お母さん、あの愚(おろか)かしい舸(ふね)が汨んで八十余日が経ちました。 それでも矢張り水の底に睡っていらっしゃる貴女(あなた)約束を裏切って私は未だこうして生きています。”
約束の意味がよくわかりませんが、洞爺丸の事故のことだと思います。 事故は、1954年(昭和29年)9月26日に起こっていますから、 八十余日が経ったということは、12月20日頃に書かれたものだとわかります。 舸(ふね)は、大きな船のことを特に指すみたいです。
“もう直(す)ぐ数えで二十六になろうとしています。なんということだろう。 若(も)しお母さんが歿(なくな)りでもしたらそれこそ唯(ただ)の瞬刻でも生きていない 稺(おさな)い昔からいいもし堅く誓ってもいたのだに耻(はじ)知(し)らずの私は、 恬然(てんぜん)と今日も生き残り陋しく物を喰べた飲みもした呼吸をさえしていた”
母親が亡くなると、自分も生きていない。 そこまで母を慕っていたことの強調でしょうか?
“降注(ふりそそ)ぐ罰を覚悟はして居りますあの畸型な神の奴僕が程なく訪れたとしても 遁(のが)れようはないほんとうは私をこそ連れ去るハズだったワツカウシカムイの異形も軈(やがて)ては 眼前に歴々(ありあり)と顕現(あらわ)れることでしょう”
いずれ何らかのバツを受けるということでしょうか? ワツカウシカムイ(水の神)は、アイヌの神のことです。 ここでも、アイヌがわざとらしく出てきます。 これも伏線なんでしょうか? それにしては、特になんにもアイヌに関して何にもおこらないのも変ですけど。
神には、 チセコロカムイ(家の神)、ミンタラコロカムイ(庭を見守る神)、アパチヤウンカムイ(出入り口の神)、ワツカウシカムイ(水の神)がいるのですが、どうして、水の神なんでしょう?
“夫迄(それまで)の短い時間を唯ひとつの試みに腐心して居ります 御存知のように私の軀体(からだ)はもうすっかりやわになっている心臓は固(もと)より駄目 耳迄が此頃(このごろ)は錐(きり)を揉込まれるようにおもえてくる 凩(こがらし)の裡(なか)で私は益々小さく醜い猿めいて縮こまり いっしんに一つの事丈(ことだけ)を考え続けているのです”
自分に死が訪れるだろう。 なぜなら、心臓が弱っている。耳まで具合が悪い。 だから、死のことばかり考えてしまう。 本当に心臓や耳が悪イのでしょうか?簡単にわかりそうなんですけどね。
“誰も試(こころ)みた事のない「死」詰まりは生と死とを別隔(わけへだ)てず自在に往来する方法 夫(そ)れが漸(ようや)く可能に近附いたといえばお母さんはまた仄(ほの)かに微笑(ほほえ)まれる丈でしょうか 霊界との交通という心霊術師擬(まが)いの奇術では固(もと)より無い物理的に可能という あの言葉で評されても滑稽ですが ドイルもフウディニも果しえなかった夫(そ)れをいま漸(ようや)く私が遂げようとしています”
密室トリックを思いついたと言いたいのでしょう。 フウディニは、ハリー・フーディーニのことでしょう。 アメリカ合衆国では「脱出王」の名でしられた奇術師ですね。 ドイルは、言わずもがなですね。 それぞれがなし得なかった密室からの脱出方法。 さあ、楽しみですね。
“その時こそかの書記ヘシラアのように 密室(セルダアブ)と供物殿(くもつでん)との間を人は気儘(きまま)に飛来し往反し得るでしょう そう、完全な密室の中で死を迎えるときにのみ死者は不思議な翼を与えられるのです”
古代エジプト遺跡のピラミッド、密室に供物を収めた方法が、書記によって明らかにされているように 私も、密室トリックを書いてみる。とでも言うところでしょうか? 書記ヘシラアは、よくわかりませんでした。
“此の地上と寸分隙のない容(かたち)で異次元界の存在することは 稺(おさな)い時分から薄々気附いては居りました 神秘宗教やSFに折々語られている其の世界を藉(かり)に黄泉(よみ)の国と置換えれば 現世との境界を軽々と超える事は存外に容易(たや)い 方法は唯死者と正者とが同時に同じ空間を占める他はにはなく 従って私自身があの漆黒(しっこく)の翅(つばさ)を羽撃(はばた)かせる 奇怪な大鴉(おおがらす)に為変(なりかわ)る他はありません”
かなり昔から、このトリックを思いついていたということでしょうか? ただ、死者と正者とが同じ空間を占めるとはどういう意味でしょう。 一人の人間では、死者と正者が同じには絶対なりませんね。 そのへんに何かヒントがあるのでしょうか?
“何を御言いだと何時(いつ)もの困ったような微笑みを見せておいでですね。 でも是丈が確実なそして唯一の貴女を裏切らぬ方法なのです 爺やも大きく肯(うなづ)いて北の国の異教の神などに礙(さまた)げられる怖れはない 夫れよりも早く童子矜羯羅(こんがら)悪童子制吨迦(せいたか)が疾風(はやて)のように天降(あまくだ)って 救って呉(く)れようなどと判ったようなことを申しておりましたが 兎(と)もあれ独りでは適わぬ事とて此の変身の手助けをしてくれる愛人と密(ひそ)かに研究を重ねております。”
なぜ母を裏切らない唯一の方法なんでしょうか? それから、一瞬ですが、爺やが共犯なのかと思わせる記述がありますね。 これは、ミスリードでしょうか? それとも、どうなんでしょう? また、第三者がいることを匂わせていますね。 ただ、いずれにしても、第三者が必要だということなんでしょう。
“愛人、と謂(い)っても世間の慣(ならわ)しには無い人ですがそうお母さんには黙っておりましたが、 そしてお母さんのほうでは,夙(と)うにご存知なのか哀しい眼をしておいででしたが その渠(かれ)が冷たく笑い乍(ながら)私の計画を聴いていて呉れる其の時 漆黒の翼は私の腋窩(えきくわ)から肩胛骨にかけて纔(わづ)かづつ徐々に徐々に育っていうようです”
第三者について書かれていますが、世間の慣わしにない人とはどういう意味でしょう。 深く考えれば、いくつかの答えが出るかもしれません。
“鞭痕や歯型や恣(ほしいまま)な切創から滴(したた)る血も 忽(たちま)ち天鵞絨(びろうど)いろの風切翅(かざきりばね)と変わって 嗚呼、今にも如法(にょほう)暗夜(あんや)の闇を直衝(ひたつ)き この世ならぬ密室と人間とを飛行自在に往反できるかと思へば心の底から楽しくてならないのですよ”
で、結局、密室につて具体的には書かれていません。 残念です。
藍ちゃんの推理は、全部紅司兄さんの一人芝居だったというものです。 紅司は、風呂場に倒れていて、皆が居なくなったら、 自分の計画のために用意していた青年と入れ替わる。 ただ、その青年はリンパ腺炎とかで背中には紅い十字架型のみみず脹れあったので、 仕方なく紅司もわざと苦痛をこらえて同じ十字架型の鞭痕を同じ箇所につけさせたというものです。
藤木田は、ノックスの話を出して、否定します。 いや、今それはないでしょう。 で、久生は、入れ替わる時間が暖かのかどうか疑問を投げかけます。 藍ちゃんは、それについて、共犯者が爺やだから可能なんだといいます。
・風呂場に紅司と爺やしか居ない時間が十分間あった。 ・爺やが洗顔クリームを買いに行ったのが嘘。 ・裏木戸から訪ねてきた例の青年を二人がかりで殺して土間のわきの物置に入れた。 ・紅司は自分で鎌錠をかけて風呂場にうつぶせる。 ・爺やが、目撃者のふりで皆を呼びにいく。 ・物置から死体を持ってきて風呂場に置く。 ・紅司は爺やの部屋かどこかに隠れる。 ・紅いゴム毬は脇の下にはさんで腕を締め付け脈を止めて見せるための小道具。
久生は、物置に南京錠がかかっていたのでは?といいますが、 藍ちゃんは、倒れていた紅司がカギを握っていたといいますが、どうなんでしょうね。
久生が、反論して藍ちゃんの推理もここまでですかね。 まあ、かなり無理がありますからね。
爺やがクリームを買いに行ったかどうかなんて、簡単に調べられると思うし、 もっともいけないのは、爺やが共犯ってところですかね。
で、次の項では、藤木田の推理のようです。
つづく
0 notes
masucaffe · 11 months
Text
Tumblr media
2023.11.10 定休日です。営業準備をしています。
お客様からのご縁で〝国際交流フェスティバルinTOYAMA〟のイベント内で珈琲を飲みながら国際交流できるシーンにて〝マラウィ〟の珈琲をご用意させていただきました。このマラウィ珈琲は〝Warm Heart Coffee Club〟に生豆を無償提供しているアタカ通商より仕入れています。
そしてJICA募集のご案内もいただきました。海外にご興味をお持ちのお客様がいらっしゃるので、この機会に交流や情報の入手はいかがでしょうか。あいにく私は営業日なので伺うことはできませんが、楽しく海外を知れるイベントなのだろうなぁとチラシを見て思っています。
平和に世界の国々との交流ができると良いなぁと願う日々です。
#自家焙煎珈琲#呉羽から世界へ#国際交流フェスティバル#JICA#warmheartscoffeeclub #マラウィ#アタカ通商#toyama
Tumblr media
1 note · View note
shintani22 · 2 years
Text
2022年12月18日
Tumblr media
皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会 4回戦 サンフレッチェ広島レジーナ 1-0 ニッパツ横浜FCシーガルズ@広島広域公園第一球技場 568人/41分 塩田 満彩
Tumblr media
国産万年筆初製造の「セーラー」、原点から羽ばたく 被災超え新工場(朝日新聞)
ペン先をイメージした斬新な外観が目をひく。
広島県呉市発祥の「セーラー万年筆」広島工場(広島県呉市天応西条)の新棟だ。今年10月に完成し本格稼働が始まった。昨年には同工場が登記上の本店所在地となり、東京から69年ぶりに本店が呉に戻された。企業の撤退や縮小が相次ぐ呉にあえて「原点回帰」した訳を知りたくて、12月初旬に新棟を訪ねた。
周辺地域では重機があちこちで動いていた。大きな被害をもたらした2018年の西日本豪雨からの復興作業がいまも続くからだ。
同工場も被災した。「川の氾濫で敷地の4分の3が浸水し、建物が土砂にまみれた。あまりの状況に立ち尽くした」。岡本英士工場長(60)が当時を振り返る。約3週間操業がストップ。炎天下で来る日も来る日も土砂の撤去に追われた。悪臭も立ちこめ、「地獄のような日々だった」。
抜本的な災害対策を求められた同社では、主力の同工場の移転も視野に入った。だが戦時中に呉の中心部にあった工場を空襲で失った苦難なども思い起こし、この地で技術陣らを守っての再出発を決めた。
同社は1911年に呉市で創業した。英国帰りの友人にもらった万年筆に心をときめかせた創業者が小さな工場で初の国産万年筆(14金ペン)の製造に挑んだ。社名のセーラー(水兵)には、海を越えて羽ばたきたいとの強い願いがある。広島工場建設担当の米澤章正取締役(60)は「四苦八苦して事業を進めた『ものづくり』の原点がこの地。世界に知られる『平和の地・広島県』に位置し、技術を発信する意味も大きい」と話す。
新棟への投資は16億8千万円。デザインほど目立たないが、建物を75センチもかさ上げしたことがポイントだ。岡本工場長は「感性を揺さぶる万年筆を作り続けたい」と力を込める。
ペーパーレスが加速する。だが私にも愛用の1本がある。特にこの時期、年賀状やクリスマスカード作りに活躍してくれる。(能登智彦)
Tumblr media
【本日(12/18)の広島県内の感染状況】(広島県)
新型コロナ 3983人感染確認 6人死亡(18日発表)(NHKニュース)
広島県では18日、新たに3983人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、6人が亡くなったと発表されました。
感染が確認されたのは、▼広島市で1642人、▼福山市で899人、▼東広島市で269人、▼廿日市市で228人、▼呉市で211人、▼尾道市で197人、▼三原市で89人、▼府中町で67人、▼三次市で60人、▼府中市で51人、▼熊野町で38人、▼庄原市で33人、▼海田町で30人、▼世羅町で28人、▼竹原市で26人、▼大竹市で25人、▼北広島町で20人、▼江田島市で18人、▼安芸高田市で16人、▼坂町で14人、▼神石高原町で13人、▼安芸太田町で5人、▼大崎上島町で4人のあわせて3983人です。
1週間前の日曜日と比べて626人多くなっていて、これで県内での感染確認はのべ60万3439人となりました。
また、県内では患者6人が亡くなったと発表されました。県内で新型コロナウイルスに感染しその後死亡した人は952人となりました。
新型コロナ 病床使用率63.7%(17日時点)(NHKニュース)
17日の時点で病床の使用率は63.7%(確保病床数801床、入院患者510人)。
このうち重症患者用の病床使用率は18.0%です(確保重症病床50床、重症の入院患者9人)。
軽症の人や症状がない人が入る宿泊療養施設は1228室を確保し、348人が過ごしています(利用率28.3%)。
直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は1056.53人です。
現在、広島県の感染レベルは、1から4の4段階のうち発熱外来を受診する患者が増えるなど、保健医療の体制への負荷が高まり始めていることを示す「レベル2」です。
東京都 新型コロナ 15人死亡 1万3646人感染 前週比1483人増(NHKニュース)
大阪府 新型コロナ 16人死亡 新たに7612人感染確認(NHKニュース)大阪府内の感染者の累計は241万5567人となりました。府内で感染して亡くなった人は合わせて6923人となっています。
北京、コロナで死者急増「40遺体が地面に」 国内死者67万人に?(朝日新聞)
新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がる中国で、コロナ関連死とみられる死者が増えている模様だ。中国政府の発表では2週間「死者ゼロ」が続くが、火葬場からは「パンク状態だ」と悲鳴が上がる。政府の感染症専門家は、中国国内のコロナ関連死が最大で67万人に達するとの見通しを示した。
「いま火葬は引き受けられない。30~40体の遺体が地面に置かれたままだ。病院の霊安室も余裕がないらしい」
18日、北京市中心部にある葬儀社の男性は、朝日新聞の取材にこう答えた。例年であれば火葬のペースは1日あたり1~2体だが、ここ5~6日で状況が一変し、連日10体以上が運ばれているという。コロナによる死者かを聞くと「想像通りだ」と答えた。
北京市郊外の別の葬儀社は「どこも火葬まで1週間はかかるだろう。急ぎであれば本日中に遺体を引き取るが、それには特別な措置が必要だ」と述べ、追加料金を求めていることを認めた。
0 notes
folklifejapan · 5 years
Text
森林鉄道と、ある酒屋の物語 09(日本語&English)
A novel, of memorable liquor store and logging railroad  09
Tumblr media Tumblr media
↑ Japanese wedding items
ちか子さんは、同じ設楽町内の清崎から、ここ三都橋の伊藤家にお嫁に来た。太平洋戦争も後半に差し掛かり、戦局が危うさを増してきたころのことであった。結婚の相手は伊藤忠利さん。ちか子さんの一人目の夫である。
忠利さんは伊藤家の長男で、地元の農蚕学校を卒業後、当時世界屈指の士官学校といわれた江田島兵学校に進んでいた。そして、昭和11年には呉海兵団へ入団、ウースン敵前上陸作戦などの危険な任務にも従事した、いわば、海軍のエリート候補生なのだった。
Ms. Chikako was from Kiyosaki in Shitara town and got married with one of member of Ito family living in Mitsuhashi. It was the latter half term of the world war 2. At that time the war situation gradually had got worse and worse for Japan. Chikako-san's marriage partner was Mr.Tadatoshi Ito, he was her first husband and the only child of Ito family. He graduated local agricultural school and entered   Etajima naval academy that was one of the most excellent naval academy in the world then.  The 11th year of Showa era (1936), he was attached to Kure marine corps and engaged in some dangerous missions such as landing in the face of the enemy. He was a cadet of Japan Navy.
Tumblr media
設楽町の女学生の間では、「三都橋にかっこいい軍人さんがいる」という噂で、早くからもちきりであった。海軍士官の白い制服は、どこにいても嫌でも目に付く。まして、山間部に向かう田口線の中では、いやでも注目の的になる。忠利さんが軍務の合間に帰省すれば、その噂はあっという間に設楽町内に広まった。
He was a famous and fabulous man among the school girls in Shitara town. 'In Mitsuhashi there is a cool soldier'. They used to say. Actually, an white uniform of Japan Navy was very showy. People who happened to see Tadatoshi-san in Taguchi local line talked of his returning. 'He came back to Mitsuhashi on furlough' . And the information was spreaded throughout Shitara town immediately.
その忠利さんと伊藤家が、家の嫁に、我が妻にと、白羽の矢を立てたのが、ちか子さんだった。ちか子さん、二十歳前の白無垢姿であった。
It was Chikako-san whom Tadatoshi-san and Ito family focused on as a bride.  Chikako-san accepted their offer and worn Shiromuku , that is a Japanese traditional bride outfit. At that time she was 20 years old or younger.
つづく to be continued
jump to the table of contents 目次のページへ
previous page 前のページへ
next page次のページへ 
10 notes · View notes
2ttf · 12 years
Text
iFontMaker - Supported Glyphs
Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充���渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
6 notes · View notes
yaasita · 3 years
Text
https://nordot.app/861917205323988992
現金3400万円を残して孤独死した身元不明の女性、一体誰なのか(後編) 身元判明、そして分かったこと 2022/2/21 07:00 (JST)© 株式会社全国新聞ネット
タグ 47リポーターズ 社会 広島 特集ページを見る 地域再生大賞 📷 全国の地方新聞46紙と共同通信社が、地域モデルとなる活動団体を表彰しています
行旅死亡人の女性。遺品のアルバムから 📷 現金3400万円を残して亡くなった高齢女性。警察も探偵も身元を明らかにできなかった「行旅死亡人」だが、遺品の印鑑に刻まれた「沖宗」という珍しい姓を手がかりに、私たちはついに女性の身元を特定した。(共同通信=武田惇志、伊藤亜衣)(前編はこちら)https://nordot.app/861908753767972864?c=39546741839462401▽全国に100人程度しかいない珍しい姓インターネット上の情報では、「沖宗」姓は全国に100人程度しかいないという。沖宗家のルーツをブログで追究する広島県府中市の自営業、沖宗生郎さん(72)にメールで調査への協力を依頼すると、「私の親戚かもしれない人ですしね」と快諾してくれた。まず、電話帳で調べた各地の沖宗さんに取材しつつ、生郎さんが持つ江戸時代からの系図とつなぎ合わせることで、沖宗一族の家系図を作成することにした。その中に、よど号ハイジャック事件(1970年)の際に搭乗していた元客室乗務員の沖宗(旧姓)陽子さん(73)も含まれていた。彼女が保有していた詳細な系図を提供してくれたこともあり、ほぼ全国の沖宗姓の分布を網羅。その結果、系図が判明しないのは広島市内に点在する沖宗姓に絞られた。そこで昨年6月中旬の休日、広島市へ赴き、接触できていない沖宗姓を尋ね歩いた。2日間で計約10軒の沖宗さん宅を訪れ、「周囲で行方が分からない女性はいませんか」と聞いたり、女性の写真を見せたりして回った。しかし「聞いたことありませんね」と言われるばかりで、ほとんど手応えが得られなかった。元広島市議の沖宗正明さん 📷 唯一、気になる話をしたのが元広島市議(自民)の沖宗正明さん(70)だ。玄関先で取材に応対してくれた。事情を説明すると「今春、亡くなった母には妹がいたそうですが、どこにいるのか…。母は何も話したがらず、気になっていました」と明かし、「市役所で戸籍を確認してみます」と言ってくれた。▽興奮した口調で「私の叔母でした」「千津子は私の叔母でした」。週明け、普段の仕事をしていると正明さんから携帯に電話があり、興奮した口ぶりでそう告げられた。戸籍上、千津子さんは正明さんの母である照子(故人)さんの妹で、4人姉妹の次女に当たっていた。姉妹は広島市南区の宇品地区の出身で、病院のカルテにあった「23歳まで広島におり、3人姉妹がいた」との生前の本人証言とも合致する。唯一違ったのは、生年が1933年となっていたこと。45年9月生まれとなっていた年金手帳の記載より12年も古かったことだ。33年と45年9月の間には、第二次世界大戦がある。「なんらかの理由で、生年月日を45年8月6日の原爆の日の後にずらそうとしたのだろうか?」との疑問も浮かんだ。正明さんによると、経緯は分からないが照子さんは被爆者健康手帳を持っていたという。それにしても実年齢と干支(えと)が1回りも違っていたとは衝撃的だった。戸籍謄本と年金関連の書類。生年月日が12年も違っている 📷 相続財産管理人の太田弁護士を通じ、判明した事情を兵庫県警へ連絡したところ、事態は動きだした。警察はDNA鑑定を実施。そして4カ月後、ついに遺体が「沖宗千津子」さん本人と判明した。婚姻歴がなく、自宅の契約名義だった「田中」姓には改姓していなかったことも分かった。正明さんもその後、少しずつ叔母の記憶を思い出していった。「確かに、子どものころ会った覚えがあります。けれど、彼女が30歳前後に広島を離れて関西へ出て以降、疎遠になったままでした。こんな形で再会するとは…人生とは何かを考えさせられる出来事です」残念ながら、千津子さんの姉妹のうち2歳年上の長女の照子さんと、10歳年下の末妹の2人は亡くなっていた。存命の三女も認知症で、詳しい話を聞くことはできない。めいの一人は「母は3姉妹だと聞いていた」と驚いていた。このエピソードも、千津子さんが何らかの事情で身を隠して生きていかざるをえなかった事情を私たちに想起させるものだった。▽「卒業後ぱたっと音信が…」千津子さんが生まれた広島市南区の宇品地区も訪れた。すでに姉妹の生家はなく、新たな住宅が建っており、当時を知る人は見つからなかった。一方、姉妹の母の生まれ故郷で、千津子さんが国民学校と中学時代を過ごした広島県呉市川尻町の小用(こよう)地区には、確かな痕跡が残されていた。広島県呉市川尻町の小用地区の風景 📷 瀬戸内海に面した港町、小用地区は漁業と海運の町として知られており、姉妹の父も船乗りをしていた。父母がどのように出会い、結婚したのかは定かではない。地区は山に沿って小さな民家が所狭しと立ち並んでいるが、一帯は空き家が多い。一歩入ると、車が通れないほど細い道が迷路のように続いていた。沖宗家を知る人を訪ね歩いて1時間。出会ったのが中土井ヒサヱさん(87)で、千津子さんより1学年下だが、同じ中学校に通っていたという。千津子さんの写真を見せると、「これや、千津子さんやな。千津子さんはどこ行っとったんかね。ええような人じゃった」と目を細めた。「千津子さんの親戚が住んどるけん」。教えてもらった住宅に行くと、親族の女性が現れ、千津子さんの実家を案内してくれた。坂の途中に建つ木造の平屋は葉に覆われ、長年空き家となっていた。千津子さんが住んでいた平屋 📷 太平洋戦争末期、広島市で国民学校生徒の疎開が始まったころ、11歳前後だった千津子さんは宇品地区から小用に疎開。終戦後に隣町の安登中学校を卒業している。中学時代の千津子さん(前列右から3番目) 📷 中土井さんの紹介で、国民学校と中学時代の同級生だった川岡シマヱさん(88)とも会うことができた。隣町に続く長い坂道を通って毎日、一緒に登校していたという親友だった。「千津ちゃんは、たいへんおとなしい人なんじゃわ。学校行きよる時、うちが家から出てくるのを遠慮がちに待ちよってねえ」。中学時代の千津子さんとの写真を見ながら「千津ちゃんは髪が癖毛じゃった。歌が上手やった」と懐かしんだ。千津子さんは原爆投下時、疎開で小用にいたことになり、川岡さんも小用からキノコ雲を目撃したという。「中学を卒業して、広島市に戻ったのを最後にぱたっと音信がなくなって。どうしとんじゃろうと、村でも話題になっとったが…」川岡シマヱさん 📷 ▽姉妹でたばこ工場に勤めていたおいの正明さんによると、母の照子さんは日本専売公社の社員だったが、一時期、姉妹で広島市南区の広島工場に通っていた記憶があるという。後身の日本たばこ産業(JT)が運営する「たばこと塩の博物館」(東京都墨田区)に問い合わせると、1956年度の広島工場の名簿が残されており、「巻上課」に「沖宗千津子」の名前があった。元社員数人に問い合わせても彼女を知る人はいなかったものの、唯一、広島市の丹羽和光さん(81)が覚えていた。丹羽さんは59年に専売公社に入社。丹羽さんによると、当時巻上課には約200人の社員がおり、一番人数の多い部署だった。そのうち男性は5分の1程度の女性職場で、千津子さんは機械の操作員だった。名簿に残された氏名=「たばこと塩の博物館」蔵(一部修正しています) 📷 丹羽さんが千津子さんのことを覚えているのはなぜかと問うと「小柄できれいな人だったから」とはにかんだ。67年に新しい機械を導入したころには千津子さんは退職していたと記憶しているらしい。千津子さんは生前、「23歳の時に広島を出た」と話している。実年齢に合わせると当時は35歳だったことになり、1968年ごろだ。高度成長期の真っただ中。大阪は、70年開催の万博へ向かって活気にあふれていた。私たちは再び、原点の尼崎市にあった千津子さんの自宅に戻った。広島からここに移り住んだ彼女はどんな生活をしていたのだろうか。94年に製缶工場で起きた労災事故からさらなる手掛かりを見つけられないかと考えた。製缶工場は99年に看板を畳み、跡地には住宅が建っていた。周辺を訪ね歩いて出会った経営者の親族女性は、あの事故のことを覚えていた。千津子さんが普段より早く昼休みから工場に戻り、業務を再開した直後に事故が起きたという。沖宗千津子さんの年表 📷 60歳を過ぎてから右手指を全て失う事故は、彼女にどのような影を落としただろうか。女性によると、事故後は工場ともめることもなく退職したということだった。「(千津子さんには)旦那さんがいたはず。周囲とあまりコミュニケーションを取らず、誰に対しても心を開いてなさそうだった」と打ち明けてくれた。▽遺骨は届けられ、遺産も解決したが…警察庁によると2019年、全国で行方不明者は約8万7千人。行旅死亡人は年間600~700件ほどが官報に公告される。高齢者の孤独死に関する公的な全国統計はないが、ニッセイ基礎研究所が2011年に発表した推計では年間約2万7千人に上っている。何らかの事情で地縁や血縁から離れた末、人知れず亡くなる人々は万単位で存在するが、千津子さんもその一人だった。遺品には子どもの写真が2枚含まれていた。1枚は姉照子さんの次男、もう1枚は妹の長女と判明した。長い間、連絡を絶っていた姉妹の子どもの写真を大事に持っていたのはなぜなのか。故郷を離れて世間の目から隠れるように暮らしながらも、ずっと家族のことは忘れていなかったのだろう。無縁仏として尼崎市の斎場に納められていた千津子さんの遺骨は、昨年末、おいの正明さんの元に届き、菩提寺に納められた。自称・田中千津子さんが沖宗千津子さんと判明したことで、その相続人も確定し、遺産の件も無事、落着した。千津子さんが育った町を歩き、友人や知人を取材していると、ほとんどが無縁仏となる「行旅死亡人」にもそれぞれの人生があり、生の痕跡が確実にどこかに残されているものだ、ということを強く思った。しかし、それでも彼女がどんな後半生を送ったのか
は分からないまま。尼崎市のアパートを契約した「田中〇〇」という男性がどこの誰かも分かっていない。千津子さんの部屋には「田中〇●(〇〇と漢字が一字異なる)」宛ての大型家電量販店やガス会社からのはがきが残されていた。「田中〇●」の名前で購読していた新聞は2011年に契約を打ち切っていた。沖宗千津子さん(右)と一緒にいた男性 📷 千津子さんはなぜ広島を出たのか。12歳も年齢を偽っていた理由は何だったか。アパートで亡くなるまで身を隠すように暮らしていた日々について、何か新たな手掛かりは見つかるだろうか。「故郷を50年以上も離れ、叔母はどんな人生を送ったのだろう。幸せだったんでしょうか?」。正明さんの言葉が重く切なく響いた。情報提供やご意見は共同通信大阪社会部にお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected]/ツイッター:@kyodonewsosaka
1 note · View note
shakuhachi-kataha · 3 years
Text
中世の文学と尺八☆ 狂言『楽阿弥』
尺八吹きの亡霊のお話!
狂言(きょうげん)とは、猿楽から発展した日本の伝統芸能で、2人以上の人物による、対話と所作を用いた演劇であります。
『楽阿弥』とは、狂言の曲名。舞狂言。 
猿楽と尺八に関してはこちらも参考にして下さい↓
狂言と同様に猿楽から発展した能が、舞踊的要素が強く、抽象的・象徴的表現が目立ち、悲劇的な内容の音楽劇であるのに対し、狂言は、物まね・道化的な要素を持ち、失敗談を中心としたシナリオおよび、様式をふまえた写実的ときには戯画的な人物表現を通じて、普遍的な人間性の本質や弱さをえぐり出すことで笑いをもたらす。(参照wikipedia)
まさに、演劇の元祖がこの、狂言なんですね。私は舞台裏で仕事をしていた時に、狂言を観る機会がありました。セリフは独特な言い回しで昔言葉なので難解なイメージですが、今回の講座のようにじっくり読み解いていくと、面白いです。なんと言っても尺八吹きの亡霊が出てくるんですからね!面白くないわけがない!
と、いうことでまずは本文ご紹介。
Tumblr media
『狂言記』 野村八良 校(国立国会図書館より)
一人の旅僧と尺八吹きの亡霊のお話です。
日本語の古い形態で表現される縦書きの繰り返し記号の「へ」の字によく似た文字が、パソコンでは出せないので「/\」←このように書きました。
登場人物
シテ(楽阿弥)
ワキ(旅僧)
<ワキ次第> 囉斎(ろさい)に出づる門(かど)わきに、/\、犬の伏せるぞ悲しき、
<詞> これは東国方(がた)の者でござる。某(それがし)未だ大神宮へ参らず候間、此度思ひ立ち、伊勢太神宮へと志し候。旅衣尚萎れゆく往来の、/\、臥すまなきぞ悲しき。足に任せて行く程に、/\、これぞ名に負う伊勢の國、別保に早く著(つ)きにけり。
<詞> 急ぎ候ほどに、これは早(はや)別保于の松原に著いてござる。これなる松を見れば、札を打ち、短尺をつけ、尺八の様なるものを、数多(あまた)にかけられて候。如何様いはれの無いことは、ござあるまい。所の人に尋ねばやと存ずる。所の人の渡り候か。<問> 所の者と御尋ねは、如何様なる御用にて候ぞ。
<ワキ> 是なる松を見申せば、札を打ち短尺をつけ、尺八の様なるものを、数多(あまた)かけられて候。いはれの無いことは候まじ 教へて給わり候へ。
<問> されば、其事にて候。あれは古(いにしへ)此所に、楽阿弥と申す尺八吹の、久しく尺八を吹死(ふきじに)に致され候により、所の者共痛(いたわ)しう存じ、土中につき込め、印に植えたる松にて候。御僧も逆縁ながら、弔うて御通(おんとお)りあれかしと存じ候。やあ、見申せば御僧も、尺八を遊ばすやらん。腰にさされて候よ。
<ワキ> いや/\、犬嚇(おどし)までにて候へども、逆縁ながら弔うて通らうずるにて候。
<問> 又御用あらば、重ねて御申し候へ。
<ワキ> 頼みましよ。
<問> 心得ました。
<ワキ 謡> 「扨(さて)は、是なるは、楽阿弥陀仏の舊跡かや。いざや御跡弔はんと」我も持つたる尺八を、懐より取出(とりいだ)し、この尺八を吹きしむる、/\。
<シテ 一声> 尺八のあら面白の音いろやな。お主を見れば双調切なり。
<ワキ> 不思議やな まどろむ枕の上を見れば、大尺八(二尺五寸)、小尺八(一尺二寸)、四笛(してき・一尺八寸)、半笛(上羽調子と云う)、両笛を差し、われ等の笛を面白がるは、如何なる人にてましますぞ。
<シテ詞> これは古(いにしへ)、尺八を吹死にせし、楽阿弥といへる者なるが、御尺八の面白さに、これまで顕(あらわ)れ出でて候。
<ワキ> これは不思議の御事かな。昔語の楽阿弥陀仏に、言葉を交すは不審なり。
<シテ詞> 何をか不審し給うふらん。あの朗安寺の尺八の書にも、「両頭を切断してより此のかた、尺八寸の内、古今に通ず、吹き起す無常心の一曲、三千里外に知音を絶す」と作られたり。
<ワキ> 実(げに)/\。是は理(ことわり)なり。昔語の楽阿弥陀仏に、言葉を交すも尺八故(ゆえ)。
<ワキ> おう。
<シテ> 面白や。面白けれど尺八の。/\、わが吹くは喧(かしま)しゝとて、三千里の外知音は隔つまじ。まづわれは差惜(さしお)くなり。御尺八を吹き給へ。
<ワキ>同じくは連れ尺八。
<シテ> いや/\、それは楽阿弥が、御尺八をよごすなりと、云ふ声の下よりも、大尺八を取出し、とらあろら、りい、りい、とらあろ、とあらろ(らあらろ)、ふう
<シテ> あら昔恋しや。暇申して帰るなり。
<ワキ> あら痛しの御事や。最後の語りをおはしませ。
<シテ> いで/\さらば語らん、/\。もとより楽阿弥は、しゆつつうなる面ざしにて、彼所(かしこ)の旅人、此所の茶屋、あそこの茶屋、あそこの門(かど)にさしよせ/\、機嫌も知らず、尺八を吹き鳴らして、楽阿弥に代り一銭、尺八吹には何も呉れねば、腹だちや/\と、あそここゝにて悪口(��くこう)すれば、尺八吹は図なしなり、不詳なり あてよやとて、朸(おうご)撓め(ため)の三つ伏せに、押し伏せられて。
<シテ> 縄だめ柱だめに、焙(あぶ)つつ、踏んづ、捻ぢつ、引かれつ。その古の尺八竹の、冥土の苦患となるを、助け給へや御僧よ。尚も輪廻の妄執は、この年までも、数奇の下がらぬ。姥竹(うばたけ)の恋しさは、われながらうつつらにくやと、かき消す様にぞ失せにける。
語句解説
【次第】能の囃子事(一曲の中で、囃子が主となる部分)のひとつ。
【囉斎(ろさい)】托鉢行脚
【伏すまのなき】「衾・ふすま(夜具)」と「伏す間」を掛ける
【犬おどし】犬をおどして追い払うためのもの。この場所、尺八を持っているのを謙遜して言ったもの。
【吹きしむる】しめやかに尺八を吹く
【双調切】「ぎり」は竹を適当に切って音を調節するところからいう。双調の調子に合わせて作られた尺八。
【無常心(むじょうごころ)】世の中をはかなく思う心。
【しゆつつうなる(しゆつなる)】出なる。すなわちデモノ。さしでがましいこと。でしゃばること。
【図なし】とてつもない者、途方もない者。
【不詳】不浄、不肖、無生、いろいろ当てられる。
【あてよや】打ちつけろ、叩け
【朸】天秤棒
【苦患】くげん 苦しみ
【数奇】すき 不運、波乱にみちているさま。「数奇」と「過ぎ」を掛けている。
【姥竹】老齢を表すとともに、尺八製造に際しての手本を「姥竹」ということに掛ける。
【うつつら】まことに
旅の僧が、伊勢の国、別保(べつぽう)の松原に着くと、1本の松にお札や短尺、尺八のようなものが数多くかけられているのを見る。土地の者にいわれを尋ねると、昔ここに住んでいた楽阿弥陀仏という薦僧が尺八の吹き死にをしたので、亡骸を土の中に埋めて、心ある人は尺八を手向けるのだと語り、僧にも供養を勧める。そこで、僧は〈我も持たる尺八を、懐より取出し、この尺八を吹きしむる〉と言い奏しはじめると、〈尺八のあら面白の音色やな、おぬしを見れば双調切(そうぢょうぎり)なり〉と謡いながら楽阿弥の幽霊が現れる。大尺八(二尺五寸)、小尺八(一尺二寸)、四笛(一尺八寸)、半笛(上羽調子)、両笛を差している。〈これは不思議だ。昔話の楽阿弥陀仏がしゃべった!信じられない!〉と僧が言うと、楽阿弥が〈何も不思議ではないぞ。あの宇治の朗安寺の尺八の書にも「両頭を切断してより此のかた、尺八寸の内、古今に通ず、吹き起す無常心の一曲、三千里外に知音を絶す」とある〉と尺八の功徳を説く。そして一緒に尺八を吹く。〈ああ、昔恋しや〉と楽阿弥が帰ろうとするので僧が一体何があったのか聞いてみたところ、楽阿弥は〈そこかしこで尺八を吹いていたけれども、人々は乞食には一銭くれるが、尺八吹きとしては何もくれない。私は腹が立ったので、あちこちで悪態をついたら、人々にコイツはとんでもない奴だということで、天秤棒で押し伏せられ、縄で柱に縛り付けられ、焙られ、踏みつけられ、捻られ、引かれたのだ。今尚、死に切れず、尺八への妄執は断ち切れない。姥竹への恋しさは我ながらまことに憎らしい〉と言ったまま、跡かたもなく消えてしまった。
〈おわり〉
僧のセリフ、
「我も持たる尺八を、懐より取出し、この尺八を吹きしむる」
こちらはミニ講座27の『閑吟集』の下記の歌とよく似ています。
「我らも持ちたる尺八を 袖の下より取り出だし 暫しは吹いて松の風 花をや夢と誘ふらん いつまでかこの尺八 吹いて心を慰めん」
『閑吟集』より
一節切は1尺1寸1分という短さなので、袖にいれて持ち歩いていたんですね。吹きたいときにすぐ吹けるし!合理的👍
そしてこちらの文章は、宇治吸江庵に住んでいたとされる朗庵が作者とされています。元は漢詩です↓
両頭を切断してより此のかた、尺八寸の内、古今に通ず、吹き起す無常心の一曲、三千里外に知音を絶す
竹の両端を切った尺八寸の一節切の中には、古今に通じる儚い音色が込められて、三千里より遠くでもその音は届く
朗庵と親交のあった一休宗純(1394-1481)も同じような詩を書いているそうです。雅楽家の豊原統秋( 1450-1524)の記した日本三大楽書のひとつである「体源鈔」内にも見られます。
両頭というのは、普化禅師の唱えた四打の偈「明頭来明頭打、暗頭来暗頭打・・・」の事であるとも。
さて、何故、楽阿弥はこのように無残に殺されなければならなかったのか?
ただ尺八を吹いていただけなのに!
それについては保坂裕興氏が著された「十七世紀における虚無僧の生成」の中で説明されています。
戦国大名は当時の芸能者を一定の保護と規制の下に置いた。尺八を吹く職能を持った人々は、連歌師・田楽師・猿楽師・舞人・座頭など数多く存在したが、薦僧は領国支配政策において、保護と規制の下に置かれるような芸能者とは区別され、放下(大道芸の一種)・猿引と同様、不利益をもたらすものとして位置づけられていた。
この狂言は、楽をすることや人々に迷惑をかけることを戒める、教訓ものではない。ここに描かれたように、薦僧楽阿弥と定住社会の人々の間には、大きな軋轢(あつれき)が存在していた。ひたすらに尺八を吹き、乞食に生活をゆだねる薦僧楽阿弥は、尺八吹奏の内に悟りをひらくという独自の世界観を持っていたが「楽阿弥」という呼称が示すように、定住社会の側から見れば、煩悩にしたがって生きる乞食浮浪者であり、その構成員たりえなかった。猿楽芸能者たちは、人々が楽阿弥の怨霊を封じ込めるべく塚に松を植え、また多くの尺八を下げ、札を打ち、短冊を下げて弔わなければならなかったことを設定したように、独自な世界観を持った薦僧と定住社会の人々との相克を舞台にのせ、定住社会の論理に圧倒されていく彼らの怨念を芸術に高めていった。
【相克(そうこく)】対立するものが互いに相手に勝とうと争うこと。
門付け行為に対して「替わり一銭」つまり相対時毎に「仕切銭」をわたす行為が当たり前に行われていた。定住社会の人々と薦僧との軋轢は、通常、この習俗的経済行為によって回避されていたのである。そしてそれが機能しない場合には、領主権的警察権にゆだねるのではなく、自力による共同制裁に移行したのであった。
以上のように、十五、六世紀の薦僧は<領主ー領民>が構成する枠外に存在した。そして習俗的な場では<仕切銭>によって外部に構造的に位置づけられ、戦国大名の政策では法的排除が指向された。これが『三十二番職人歌合』に名を連ねた薦僧の「卑しき身品」の内容であり<中世非人>の一種と見ることが可能である。
「楽阿弥」という名前の由来がわかりました。辻立ちをしている私には何とも痛いほどわかると言いますか…。
乞食坊主の行為にはお金をくれるが、尺八の演奏に対して人々の反応は鈍い。これが中世の頃からだったとは驚きです。昨今は仏教離れで虚無僧にも関心はなく、ましてや尺八の音色にもほとんどの人は反応しません。
要は生活に必要なものではないとの、烙印を押されてしまった職業なんですね。
もう、名前も「楽阿弥子」に改名しようかしらと思うくらいに、この亡霊さんに親近感です(笑)
楽 阿弥子
楽阿 弥子
どっちにするか、迷うところです。
...
0 notes
ak794itomugi · 7 years
Text
漫画よもやま話3
艦これイベントお疲れさまでした。 磯風が75と浜風が65でパーフェクト敗北です!(挨拶) ですが新規艦娘が浜波とイントレピッドとケッコンして、 タシュケント、ガンビア・ベイ、ジャーヴィスを98にまでしました! 日振型もドンドンレベリングしていこうぜ!
てなわけで今回は、 創作提督な話「水槽少女」と、 その続編である「新月少女」とか、 創作提督に関わる話についてのお話をしていこうと思います。
そしてこの話する時にかこうと思ったんですが、 二期の方針や二期への移行方法を把握いたしましたので、 次の艦これまとめに、(新規艦娘を全てかけたら投稿予定です4月食い込むかもしれないですができれば3月中予定してます) 2月の砲雷撃戦で頒布した「創作提督図鑑」の中身の誤字修正版を収録予定です。 この創作提督図鑑で初出となる提督も存在していますので、なるべくそっちには触れないように話を致しますので、安心してよんでくだし!
水槽少女とか新月少女とか!といったんですが、多分全部読んでる方にはもう一個あるんじゃない?と思うんですが、そうですねありますね! 「雲、さし込む先に。」という秋雲と武蔵の話があります。 これも水槽少女にとてもとても関わり深い話です。
全てまとめの中に入っているように、元々は「まとめを全部読んでくれている物好きな方が、もっと話を楽しめるように」という感じでつけた感じです。 例えるとスマブラやってたらDXとかXでストーリーモードついた感じだと思ってください。創作提督は亜空の使者だったのか……私は好きですよ亜空の使者 めっちゃ未だにやってますよ
皆さんが恐らく名前込みでよく知っているのは「秋光 空」「新枝 一茶」「粟村 色葉」の三名かなと思っているのですが、~少女や~のすゝめというのは、色葉、そして色葉の父親の粟村将幸が話の主軸となっている話の事をさします。雲さしは秋雲と武蔵なのでタイトルが違うって感じですね。
チャートを時系列整理しているまとめも存在してますが、素直に昔のまとめから順番に読めばだいたいは大丈夫なようにはしています。
それを踏まえて、公開している部分からわかるだろう(多分)ざっくりとストーリーを言うと、
この世には近年、二種類の新生物が発生した。その世界で提督として生きる粟村将幸は、日々に疲れを感じていた。前線にいる事で、失う恐ろしさを感じている中、秘書艦に気遣われ、彼は前線から一旦立ち退くこととなった。 彼の後には秋光という若い提督が着任する事となる。 大湊でも彼は仲間の艦娘を失う事を憂いていた。やがて恐ろしさに負け、仲間は沈み、気持ちが沈み、深く深く悲しみに溺れていく。 それに親戚の新枝一茶は気づいた。一茶は大湊の他の提督、切手六花と能津君という幼い提督二人と組み、将幸を観察しつつも、各々別の鎮守府に着任する手続きをすすめていた。 やがて将幸の艦隊の夕張が死亡、一茶の調査は終了するとほぼ同日に将幸は自殺をしてしまった。 一茶は将幸の夕張がデータとしてとっていたものを政府に提出し、呉へと着任。六花は宿毛、君は岩川にへとうつっていった。 将幸の艦娘達は大湊に新設される研究施設にそのまま研究対象として収容される。三日月はその前に自殺する事で、綺麗な状態の死体として遺る事となった。
やがて三日月の死体はキラキラした鉱石と水となった。その水を研究所の人間は、柱島に着任していた、粟村色葉という将幸の娘に注射をした。 色葉は三割三日月となった状態でありながらも、将幸とは別の道をたどる事を決意。艦娘と家族になる事で、分かり合う大切さを感じていく。
って感じのはずです。はず!本当はもっと色々な提督が動いています。ですがこの将幸さん周りとは別の話だったり、ちょっと関わってたりって感じでして、一先ず関わっている提督は文章の中だと思います。能津提督はチラッとしかでてないので、知ってた人はすごいけども。
他、たたかう鳳翔さん(またこれはよもやま話として書こうと思います)や、私が投稿している小説(菊花さんのではないものです)にて、秋光艦隊と将幸艦隊の鎮守府の様子は描かれていて(提督の描写で高校生程度とはっきり言われた若い提督と、酒が飲める提督の描写がある通りです)死亡した夕張や、雲さしにて登場した矢矧など、一部の登場艦娘は詳しく描いています。
粟村さんの死を描いたこのストーリーは、あくまでも「色葉という人間が成長する話」としての軸なので、世界的にみたら大きな話ではないです(病気関連については大きい事ですけども) 私は余裕でキャラをすぐ殺したり人を鬱にするのですが、艦これはユルいゲームの世界観もあるので、あまり暗い話にせず、むしろ自分の中ではとびきりの明るい世界観にするようにしていて、このストーリーも新月少女に繋がる通り、暗い話ではないです。粟村親子の繋がりの救済の話でもあるので。
話についてどう感じたかは読んだ人次第かなと思っているのですが、粟村親子は基本的に自己中心的で自分の事しか考えれないかつ、人に妙に甘いという点は共通させてます。将幸さんの死は2013年に開始した段階からの確定事項なんですが、色葉を登場させるに至っては、色葉の性格作りはかなり迷いました。 というのも、どんなキャラクターでも主人公にして主軸として動かせば、それは主人公となるようなものですが、将幸というキャラクターの娘の色葉という女の子は、将幸が提督になってからの2年は彼女にとっては空白で、それまでの16年間こそが大切な思い出になっているはずなので、当初は 「提督に反抗的」「父親が大好きだが大嫌い」「父親に戻ってきてほしい」という感情的な部分が、彼女にとって空白の2年は読者側からしたら見れる反面、16年間の方が逆にわからないはずです。つまり「まぁまぁ落ち着くんだ」って気持ちに読者がなっちゃうかなとなったので、どうしようかなってなってました。 そこで考えたのが「提督の顔もセリフも出すが、主人公として動かすのはあくまでも色葉だけ」にしようと思いました。 2013年~2015年の上半期までを艦娘中心の話にする事で、裏で何かが動きつつも、一つ一つ独立していて、一つ一つ全て繋がっている話にしようって感じです。 こうする事で新月少女で色葉はこういう子なんじゃないかなって同時に、 「将幸艦隊の艦娘はこう」「色葉艦隊の艦娘はこう」って区別をつける事で、艦隊の雰囲気を味わってもらえば、提督がどういう人なのかわかるかもって感じです。比較対象としてアホまみれの、秋光艦隊もちょこちょこ出していたのはこの通りです。
割と初めての試みかつ、スパンにして3年というド直球にいうと「途中で艦これが終わったら私も中途半端の消化不足になる」という博打をしたのですが、無事完走できてよかったです。 まだまだ描写不足だった部分は否めないので、次何かする時の改善点にしていけたらと思います。
提督のキャラクター設定については、一応現代風って事で、キラキラネームかどうかも含めて、「提督になる為に生まれた人間」ではなくて「人生的に提督になる選択肢をとっただけの人間」として、提督になる前の設定はもちろん、名前もかなり適当につくってます。名前に言葉遊びを結構いれたりする方なんですが、創作提督に限ってはそれは全く行っていません。 ただ太郎とか花子とかだとあれかなーって感じなので、個性的な名前になるようには一応努力してます()
造形についても同様です。左門が青い髪だったりしますが、二次元特有の表現で、彼もそこの世界では青い髪っていうか烏の濡れ羽色的な黒髪の分類に入ります。おっさんだけど。 瞳の色についてはほぼほぼ黒か茶色統一になってます。一部覚前提督などの青い瞳の子がいると思うんですが、彼女らは血筋的に青い瞳の方がいると思ってください。覚前提督は実際にクオーターの設定です。 といっても提督の話は本当に艦娘関係ない部分もあるので、これからも深くは出さないつもりです。あくまでもこういう人間がいる世界で、こういう人間が艦隊のトップやでって感じです。
そんな感じの話です!制作側的な話が割と多いですが、 楽しめる足しになれたらなと思います。
5 notes · View notes
shintani · 4 years
Text
2020年9月1日
ウイカさんが今年の夏やり残していた中二病の話が出来ました #ウイカANN0 (ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0)
ちゃんと更新されていますので、ご安心ください… 先週先々週からお聞きの方は恐縮ですが、��耐強くお聴き頂けたら幸いです… そして来週のSPウィークのオープニングで、事の顛末をお話しする予定です…(ファーストサマーウイカ)
SOS団「ハレ晴レユカイ」のキメポーズで写真に収まる土手団は涼宮ハルヒの憂鬱 エンドレスエイトを3週のオンエアで再現。「中二病の話がしたかった」ことに気づいてループ脱出に成功しました。企画意図はおもしろいけど実際に聞くのはなかなかのもの。Twitterでリアルタイムに状況を確認できるのが令和スタイル。「 #ウイカANN0 デジャブ 」、「#ウイカANN0 同じ」がサジェストで表示されました。
夏ぅ!
縁日イチ推しは「はしまき」
イカ焼きは関西と関東で違う
要らんのに欲しい綿菓子
カタヌキ」は「ときめきメモリアルⅡ」でしかやったことがない
例のプールに土手ボーイ土手ガールを集めてイベントをしたい
テレビ朝日『100時間後に事件が起こります』に霜降り明星粗品と出演
サマーヌード、夏祭り、真夏の夜の夢をエアプレイ
土手ボーイ土手ガールの経験値を考えず、チョメるときのお供「挿入歌」の企画をたてたことへのお詫び
Twitter、Instagram、ブログの文面
8月は記録的「猛暑少雨」 中国5県、各地で降水量最少(中国新聞)
月平均気温、月間日照時間も観測史上で上位に入る地域が相次いだ。気象庁によると、広島県内では、33の観測地点のうち18地点で月間降水量が過去最少となった。呉市の2地点と東広島市志和はいずれも0・0ミリ。広島市中区は2・0ミリで2010年(5・5ミリ)を下回った。
広島県内の月平均気温をみると、神石高原町が24・8度と、10年に並んで過去最高を記録した。広島市中区は29・9度で、10年(30・3度)に次いで過去2番目。気温を観測している県内19地点のうち、中区など12地点が過去2番目の高さだった。県内の月間日照時間は5地点で過去最長となり、最も長かったのは府中市の265・0時間。(松本恭治)
広島サッカー場の建設費負担どうなる(中国新聞)
広島市     44億
広島県     44億
国補助     79億
マツダ寄付   20億
エディオン寄付 30億
個人の寄付    3億
その他     40億
      計260億
以上のような想定が分かりました
【呉】戦艦大和の主砲削った旋盤(中国新聞)
呉市が寄付を受け展示検討。17m 210t。大きいですね。1938年にドイツのメーカーから旧海軍が輸入。世界最大級だった口径46センチの大和の主砲の外側を、削り出したとされます
2013年まで現役。船のクランクシャフトを削るのに使われていたとか。
「流川ココぁ安心応援キャンペーン」のTVCMに、「餃子家 龍 新天地本店」が登場していまーす!(井辻龍介さん)
キリンビール中国支社「流川ココぁ安心応援キャンペーン」9月1日スタート。COCOAをダウンロードして新型コロナ対策をしている店舗にポップやうちわを配布。広島ホームテレビ23時台でスポットCMながれています。
10月からラジオ+αの大海に漕ぎ出します。アー写がパジャマと寝ぐせですいません。まだまだ未熟で不勉強な新米パーソナリティですが、リスナーのみなさんと一緒に楽しみながら世の中のことを学べる #アシタノカレッジ 、楽しみにしていてください!(キニマンス塚本ニキさん)
TBSラジオ 10月期スタート新番組情報!
ACTION終了。荻上さんのSession時間枠移動など。ラジオショッピングとか扱いどうするの?
BBCニュース - 新型コロナウイルス、最近分かった5つの特徴
世界でCOVID-19の感染者が2500万人を超えた。死者は85万人にものぼる。
新型ウイルスは当初の予想より長く空気中にとどまっている(感染は咳の飛沫だけでなくエアロゾルになって空気中にとどまり遠くまで運ばれる)
他人と2mの距離を空ければ安全というわけではない
多くの感染者が無症状か軽症で気づかない(感染者の25%〜80%が無症状)
COVID-19が重症化すると血液の粘度が高まり血栓や臓器へのダメージの原因になる可能性がある
COVID-19は心の健康や体のほかの部分の健康にも深刻な影響を及ぼしている(流行以来イギリスではうつ病患者が倍増した)
「日本語分かっていただけましたか」茂木外務大臣の振る舞いをどう見るか(望月優太さん)
茂木敏充外務大臣が8月28日の記者会見において、英字新聞ジャパンタイムズの記者の方(以下「記者」)からの日本語での質問にあえて英語で聞き返す、また、同じ記者とのやり取りの最後に「お分かりいただけましたか。日本語、分かっていただけましたか。」と相手の日本語能力を貶めるような確認をするという出来事があった。
0 notes
kachoushi · 4 years
Text
各地句会報
花鳥誌 令和2年9月号
Tumblr media
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
令和2年6月4日 うづら三日の月句会
坊城俊樹選 特選句
走り梅雨水たまりにも空があり 英子 網戸より闇を通して隣家の灯 都   厨口丸の一筆夏暖簾 都   さヾれ会(六月五日) 路地の子に路地の遊びや蚊食鳥 雪   蜘蛛の巣の裏側のぞきゐる女 同   万緑に仕上げられたる故山かな かづを 老鴬に誘ひ込まれて故山かな 同   点眼しなほ万緑の溢れをり 希   もどる道忘れ戸惑ふ蟻二匹 笑   夏のれん家紋もしかと杜若 雪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月6日 零の会(投句のみ)
坊城俊樹選 特選句
色街に飼はれ緋鯉の水暗く 美紀 下闇を流るゝ水は星と遭ふ 順子 噴水を昂りながら離れけり 伊豫 水音を石柱に聴く夏館 眞理子 父の恋滲んでをりしサングラス 順子 元帥のポーズ決まりてサングラス 佑天 夏蝶のやはき香りとすれ違ふ 三郎 万緑や石の狐の舌真赤 和子 蛞蝓が引く銀の道辿る子ら 緑   霍乱やあなたのあとを追はうにも 公世 モンスーンにバナナ追熟してをりぬ 光子 梅雨寒やエプロンの紐床に垂れ 和子 抱かれてパナマ帽へと手を伸ばす 久   島の夜は客もボーイも裸足にて 光子 サングラス語彙の乏しき親しさよ ゆう子 眉上げしグレタ・ガルボのサングラス 公世 行列に並ぶサングラスの不満 久  
岡田順子選 特選句
サングラス浜の女になりきつて 秋尚 そうだねと答へてくれる水母かな 小鳥 水上を死してもワルツ水馬 伊豫 男独り仏を彫りて短夜を 炳子 中止かも知れぬ祭の飾りかな 淸流 噴水の風にながれてゆく港 伊豫 掌の水母は沫となりゆけり 伊豫 緑蔭に謎の石組み団子虫 要   サングラスを旅荷の上に眠りけり 光子 尺蠖は雲の高さを測りつつ ゆう子 行列に並ぶサングラスの不満 久   胎の子に夏の沖てふ水遙か 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月8日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
馬鈴薯の花の果てなる夕日かな 上嶋昭子 新茶に酔ひ眠れぬ一夜過ごしけり さよ子 日焼顔八の字眉を太く描く 世詩明 久に来し女が覗く麻暖簾 昭子 この闇を待ちこがれてか初蛍 英美子 水鉄砲母はこのごろ無愛想 上嶋昭子 蒐集の香水全部置いて嫁く 上嶋昭子 田植終へ一村水の都なる みす枝 早苗みな南に伏せる風荒し 清女
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月9日 萩花鳥句会
かたつむり昨日も今日も同じ葉に 小勇 田植すむ水田きらきら水鏡 祐子 手を添へて田植手解き父の顔 美恵子 見えざる手過疎に残りし植田かな 吉之 バスカード遠出叶はぬ木下闇 健雄 安らぎと安堵を呉るる植田かな 陽子 夏木立過ぎ去りし日々いとほしむ ゆかり 手鞠花天日続きてしぼみゆき 明子 五月晴校庭に子の声あふれ 克弘
(順不同) ………………………………………………………………
令和2年6月11日 さくら花鳥会
岡田順子選 特選句
夏の日や馴染の店の解体す 光子 籐椅子の色艶増して定位置に 寿子 青梅雨に身を翻しゆく男の子 登美子 麦青む坂井平野に一両車 令子 待合や堤防はみな葉桜に 同   昼休我等一斉草取女 紀子 紫陽花の色いつかみた淡い夢 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月12日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
海神へ茅花流しは波を繰り 都   投網打ち子らに教へて夏座敷 すみ子 若き日のミシンを踏んで縁の夏 立子 牛蛙点さぬ街へ真言を 都   漸うやつと背中割れつつ羽化の蟬 宇太郎 目が合へば半夏の仏微笑まれ 悦子 アマリリス元気をくれて聞き上手 史子 緑蔭に車座になる仕事師ら 史子 遺跡田に古代米てふ田植ゑかな 益恵 朝まだき森の静寂や白き蟬 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月13日 枡形句会
栗林圭魚選 特選句
張り替への網戸広ごる緑かな 亜栄子 玉葱を切る音小気味良く響き 秋尚 菩提樹の仄かな花の香をくぐる 同   根のするり抜け丈高き草引けり ゆう子 庭の闇深まり網戸よりの風 秋 尚 こぼれ落つ南天の花友の逝く 多美女 レールより外れし網戸雨止まず 白陶 小さき傷膿む予感して梅雨に入る 恭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月16日 鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
迷ひたるとしか思へぬ初蛍 雪   魚板の目魚板の鱗梅雨に入る 同   里いもも大字小字梅雨に入る 一涓 新緑の香を纏ひ来し太公望 信子 ぼうたんの匂ひもとろも崩れけり 同   金魚掬ひ息を合せて息止めて みす枝 何もせぬ事に疲れて梅雨籠 中山昭子 静謚の山河を籠めし梅雨の霧 同   あれぐらゐ事とゆるせる冷奴 上嶋昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月16日 伊藤柏翠俳句記念館俳句会
占師燕巣立ちし軒を借り 雪   花楝今宵は月の師の句碑に 同   消灯し一人窓辺に蛍待つ 文子 初蛍草に生れて水に消ゆ ただし 万緑の故山を包みゐる山気 かづを 火取虫左手払ひ文を書く 清女 梅雨最中相合傘を楽しめり みす枝 毬なさぬ四葩あまたや渕の上 一仁
(順不同) ………………………………………………………………
令和2年6月17日 福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
すたれゆくものの一つに団扇かな 世詩明 三国向く継体帝像風薫る 千代子 眦を上げし少年雲の峰 和子 女童の手首ふくよかさくらんぼ よしのり 野放図の庭蜘蛛の囲の無尽蔵 同   大いなる魚板の鱗梅雨に入る 雪   天地の焦げんばかりの麦の秋 同   知りし悔知らざりし悔髪洗ふ 同  
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月21日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
代を掻くまでは白詰草のもの 淸流 青蔦や電波塔とも火の見とも 炳子 万緑の底濁したりむじな池 千種 合歓ひらく淡き浮雲からめつつ 千種 通し鴨谷戸の天地思ふまま 芙佐子
栗林圭魚選 特選句
頼りなき影揺れ止まぬ植田かな 秋尚 里山を見渡すやうに立葵 貴薫 万緑の底濁したりむじな池 千種 一匹の川蟹子等の宝物 久子 植田風ふはりと谷戸を包み込み 三無 堰溢る水の勢ひの青田かな 炳子 梅雨晴れや女が二人むじな池 佑天 合歓の花目覚めて空の眠さうに 斉   静寂なる谷戸田の隅に余り苗 幸風 広き森定まりてゐる蟻の道 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月 なかみち句会(投句のみ)
栗林圭魚選 特選句
街道に昼を小暗く楝咲く 怜   くつきりと轍ぽとりと柿の花 あき子 紅熟のゆすら輝く狭庭かな エイ子 服濡らし目高掬ひて子らの缶 有有 闘病や寄り添ひ歩く夏木立 美貴 水槽に寄れば忙しく目高散る 有有 赤い靴細いジーパン跳ねる夏 和魚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月 九州花鳥会(投句のみ)
坊城俊樹選 特選句
下闇や崩るるままに石仏 ひとみ 会へぬ日の刻の長さよ梅雨に入る 久美子 瞑りても耳朶へ涼しき鳥語かな 寿美香 貸しボート乗る人もなく寄り添うて 順子 匂ひたる女の齢白日傘 孝子 天界の風ながれきて枇杷熟るる 佐和 啼きながら何処へ真夜の時鳥 由紀子 霊のせて飛べよ折鶴明易し 成子 短夜の空白むまで子守唄 順子 万緑や孵らざるもの影をもつ 寿美香 夏草や百済見据ゑし狼煙山 寿美香 入り口はこちら闇夜に茅の輪立つ 愛   トロ箱にポピー育てて漁師妻 初子 短夜の点滴終のとき刻む 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年6月 札幌花鳥会
坊城俊樹選 特選句
潮風のそよぐ故山の夏の浜 独舟 麦秋を裁ちて一直線の道 美江 麦秋の村を最後の一輌車 同   雨蛙水の匂ひの米どころ 同   人数に勝る牛馬や大夏野 岬月 天空も風も緑をなす十勝 同  
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
0 notes
tsthxh · 4 years
Text
魔女の霊薬 種村季弘
十六世紀ドイツの画家ハンス・バルドゥングス・グリーンに、「魔女たち」と題して、数人の魔女が恍惚状態で飛翔したり、そのための準備をしているらしい場景を描いた一幅の銅板画がある。後方に水平に浮遊している老婆が片方の手に尖の二股状になった杖を持ち、もう一方の手で、なかば浮き上った若い娘の腰を抱えて何処(いずこ)かへ拉し去ろうとしている。前景右手には、片手にもうもうと煙を上げる魔香の器を掲げて今にも地を離れんばかりのエクスタシーに浸っている女がいる。
注目すべきはしかし、それよりさらに前景左手の女である。彼女は左の手に何やら呪文のようなものを記入した紙片を持ち、もう一方の手を股間に押入して(後方にぐつぐつ煮えている釜から取り出したものであろう)塗膏(ぬりあぶら)らしきものを陰部に塗布しているのである。呪文と見えたのは、あるいは塗膏の製法または用法を書きとめた処方箋でもあろうか。仔細に見ると、この銅版画は映画的な連続場面で構成されていて、最前景の塗膏を塗布している魔女が遠景に退くのにつれて、徐々にエクスタシーに陥りながら催眠状態で飛翔する(もしくは飛行感覚に襲われる)過程を刻明に記述していることがわかる。
バルドゥングス・グリーンばかりではない。ゴヤも(「サバトへの道」)、アントワーヌ・ヴィルツもレオノール・フィニーも、古来魔女を描いたほとんどの画家が、箒にまたがって空中を飛行する魔女を描いた。魔女は飛ぶのである。しかも股間にあやしげな塗膏をなすり込むことによって。これこそが悪名高い「魔女の塗膏」であった。
ところで、一体、魔女の塗膏の成分はどんなものだったのだろうか。血やグロテスクな小動物のような、さまざまの呪術的成分を混じてはいるけれども、主成分はおおむね幻覚剤的な薬用植物であったようだ。ゲッチンゲン大学の精神病理学学者H・ロイナー教授は魔女の塗膏の成分を分析して、混合されたアルカロイドの種類をおよそ五種に大別した。
一、      イヌホオズキ属のアトロパ・べラドンナから抽出されるアトロビン。
二、      ヒヨスから抽出したヒヨスキアミン。
三、      トリカブトのアコニチン。
四、      ダトゥラ・ストニモニウムから取ったスコ��ラミン。
五、      オランダぱせりからのアフォディシアクム。
これらの各成分から醸し出される効果はまず深い昏睡状態であり、ついで、しばしば性的に儀式化された夢幻的幻視、飛行体験などである。おそらく媚薬(アフロディシアクム)として常用されたオランダぱせりは性的狂宴効果を高めたであろう。魔女審問の記録(十六、七世紀)には、実際におこなわれたものか、それともたんなる幻覚であったの定めではないか、ソドミー、ぺデラスティー、近親相姦のような倒錯性愛の告白がいたるところに見られる。告白された淫行のなかには悪魔の肛門接吻(アナル・キス)のように入社儀式化されているものもあった。アコニチンによる動悸不全はおそらく飛翔からの失墜感覚を惹起した。またベラドンナによる幻覚は、はげしく舞踊と結びつくと運動性の不安――すなわち飛行感覚を喚起する。睡眠への堕落、性的興奮、飛行感覚は、こうして各成分の作用の時差によって交互に複雑に出没する消長を遂げるものにちがいない。
使用法は、右のアルカロイド抽出物の混合液を煮つめたものに、新生児の血や脂、煤などを加えて軟膏状にこしらえたものを、太腿の内側、肩の窪み、女陰のまわりなどにすり込むのである。さて、細工は流々、はたして所期の効果が得られるであろうか。
現代の学者で魔女の塗膏を実際に当時の処方通りに造って人体実験をしてみた人がいる。自然魔術と汎知論、あるいはパラケルスス研究やシュレジア地方の伝説採集の研究で高名な民俗学者ウィルーエーリッヒ・ポイケルト教授である。一九六〇年、ポイケルトと知人のある法律家は、十七世紀の魔女の塗膏を処方通りに復元して、こころみに自分の額と肩の窪みにすり込んでみた。成分はベラドンナ、ヒヨス、朝鮮朝顔、その他の毒性植物を混合したものであった。まもなく二人はけだるい疲労に襲われ、ついで一種の陶酔状態で朦朧となり、それから深い昏睡状態に陥った。目がさめたのようやく二十四時間後で、かなりの頭痛を覚え、口腔からからに渇き切っていた。二人はそれから、時を移さずにぞれぞれ別個に「体験」を記述した。結果はほとんど口裏を合わせたように一致し、しかも、三百年前、異端審問官の拷問によって無理矢理吐き出させられた魔女たちの告白とおどろくべき一致を示したのである。
「私たちの長時間睡眠のなかで体験されたものは、無限の空間へのファンタスティックな飛翔、顔というよりはいやらしい醜面をぶら下げている、さまざまな生き物囲まれたグロテスクな祭り、原始的な地獄めぐり、深い失墜、悪魔の冒険などであった。」(ポイケルト『部屋のなかの悪魔の亡霊』)
してみると十六、七世紀の魔女たちの証言はかならずしも根も葉もない虚構ではなかったのである。一五二五年に『異端審問書』を書いたバルトロメウス・デ・スピナは、当時の有名な医者ぺルガモのアウグストゥス・デ・トゥレが、その家の女中が部屋のなかで素裸になり意識を失って死んだように床に倒れているのを発見した委細を記録している。翌朝、正気に戻ったところを尋ねてみると、彼女は「旅に出ていた」と答えたという。どうやら塗膏を使用したのである。ルネッサンス・イタリアの自然科学学者ヒエロニムス・カルダーヌス(カルダーノ)も旅の幻覚を伴う塗膏の話を書いている。
「それは、おどろくべき事物の数々を見させる効力と作用を有しているとされ……大部分は快楽の家、縁なす行楽地、素晴らしい大宴会、種々様々のきらびやかな衣装を着飾った美しい若者たち、王侯、貴顕の士、要するに人の心を呪縛し魅するありとあらゆるものを目に見させ、ために人びとはてっきりこれらの気晴らしや快楽を享楽し娯しんでいると錯覚さえする。彼らはしかし、一方では、悪魔、鳥、牢獄、荒野だの、絞首吏や拷問刑吏の醜怪な姿だの、とかをも眼にするのであって……そのため非常に遠い奇妙な国を旅行したような気がするほどである。」
おそらく現代の幻覚剤による「旅(トリップ)」と同じような、未知の空間への旅行が体験されたのであろう。ヒエロニムス・ボッシュの「千年王国」の天国と地獄を一またぎするような、至福と恐怖がこもごも登場するその旅の旅行の体験の内実は、「ビート族のベヨーテ生活」の至福共同体が「ある敷居を境に苦痛の闇へと転落し、そこからヒップスター生活が犯罪の世界へ繋っていく」(ワイリー・サイファー)ところまで、現代の幻覚剤体験そっくりだったようだ。
 幻覚剤文明が現代の特産物ではないように、魔女の塗膏もキリスト教的中世独特の薬物ではなかった。それは古代ローマにも、それ以前の蒼古たる地中海文明的なかにも、明らかに存在していた。ただ、またしてもその意味が違っていたのだ。キリスト教的中世の魔女の塗膏が忌むべき禁止の対象であったのにひきかえ、そこでは同じものが驚異の対象だったからである。
もっとも著名な例は、アプレイウスの『黄金の驢馬』の主人公ルキウスが魔女めいた小婢フォティスの導き屋根裏の小部屋の扉の隙間ごしに覗き見るパンフォレエの変身であろう。ミロオの妻パンフォレエは人眼に隠されて塗膏を身体中に塗り、鳥に変身して夜な夜な恋する男のもとへの飛んでゆく。
「見るとパンフォレエは最初にすっかり着ていた着物を脱いでしまうと、とある筐(はこ)を開いて中からいくつもの小箱を取り出し、その一つの蓋を取り去って、その中に入った塗膏をつまみ取ると、長いこと掌でこねつけておりましたが、そのうち爪先から頭髪のさままでからだじゅうにそれを塗りたくりました。そいでいろいろ何かこそこそ燭台に向ってつぶやいてから、手足を小刻みにぶるぶると震わせるのでした。すると、体のゆるやかに揺れうごくにつれて柔かい軟毛(にこげ)がだんだんと生え出し、しっかりした二つの翼までが延び出て、鼻は曲って硬くなり、爪はみな鉤状に変わって、パンフォレエは木菟(みみずく)になり変わったのです。
そうして低い啼き声を立てると、まず様子を吟味するように少しずつ地面から飛び上がるうち、次第に高く上がってゆくと見るまに、いっぱい羽根をひろげて、外へ飛んでってしまいました。」(呉茂一訳)
この場合にもパンフォレエの羽化登仙的な至福感は事の一面を物語っているにすぎない。同じ塗膏をフォティスから手に入れたルキウスは、同じようにそれを身体中に塗りたくりながら鳥とは似もつかぬ鈍重な驢馬に変身してしまう。それは天上的なものの失墜した果ての、道化た、暗い、醜悪な実相である。以後、彼はヒエロニムス・カルダーヌスのいわゆる「非常に遠い奇妙な国」の間をさまざまの魔物や物の怪に囲まれながらさまよいつづけなくてはならない。天上の飛翔は、一転、暗い冥府の旅に変るのである。
さて、このように両極的な作用を及ぼす『黄金の驢馬』の魔女の塗膏の成分は、一体どのようなものだったのであろうか。フォティスはこれらの驚異が「小さな、つまらない野草のおかげで」成就すると説明している。「茴香(ういきょう)をちょっぴり桂の葉をそえ、泉の水に浸したものを身に浴びるとか、飲むとかするだけ」でよく、また変身の解毒剤には「薔薇の花」を食べればよい。これ以上の説明がないので詳細は不明であるが、塗膏が茴香や桂の葉を含むいくつかの野草から合成されたことだけはたしかである。
ローマ文学史上、アプレイウス(一二三頃~一九〇年?)が登場するのは白銀時代も終焉してからのことであった。すでにこの頃、オリエントの異教はローマに流入して熱病のような猛威をふるっていた。しかし魔女の薬草はこれより早く、すでに黄金時代から重要な文学的トポスとしてしばしば詩文学の上に登場している。さいわい、ゲオルク・ルックという学者が黄金時代の四人の詩人に焦点をしぼって、『ローマ文学における魔女と魔法』について論じているので、これを参照しながらローマにおける魔女の塗膏の繁昌とその源泉をしばらく訪ねてみよう。
アプレイウスのパンフォレエが「恋いこがれた男」のもとに飛んでいくために鳥に変身したように、塗膏の効果の主たる目的の一つは明らかに愛の魔法であった。正確にはむしろ愛の錬金術というべきかもしれない。なぜから塗膏は、別れた男女をふたたび合一させたり、げんに夫婦である男女を分離させてその一方をよこしまにも他の男や女に結びつけようとする、分離と結合のための触媒の役を果たしたからだ。それゆえに塗膏の使い手反しばしばローマの悪場所である売淫の街区スブーラに巣食う百戦錬磨の取り持ち女たちであった。
盛期黄金時代の詩人ウェルギリウス(前七十~十九年)の『牧歌』第八に、ダフニスに恋をして捨てられた女が魔法で男を呼び返そうと逸話が見える。ふつうから職業的な魔女の家を訪うべきところであるが、この女(そもそも『牧歌』第八のこの箇所は、牧人ダモンとアルフェシボエウスが歌くらべをして、アルフェシボエウスが魔法を実演してみせるためにその女にじかになり変わり、彼女の声、言葉、状態を直接に演じているので、女は無名である)は女奴隷のアマリリスを助手に使い、かつて大妖術使いのモエリスから伝授された霊薬の製法を駆使して、みずから愛の魔法を演じてみせる。はじめに彼女はアマリリスを呼び寄せてつぎのように命じる。
「水を持ってきて、そこの祭壇をやわらかい紐でお結び。それから強い野草と匂いのきつい乳香を燃やすのだよ、そうすれば情夫(あのひと)の狂った気持を魔法の供物(くもつ)で惑わしてやれるのだから。足りたいのはあと魔法の呪文だけ。――街から家へ、私の呪文よ、ダフニスを連れ戻しておくれ。」
祭壇に結び紐、野草、呪文といった魔法が早くもあらわれている。「やわらかい紐」はおそらく羊毛の紐で、羊毛の紐には霊的呪縛力があると信じられていた。紐の結び方は、まず不実な相手の肖像画の首のすわりにそれぞれ三色(黒、白、赤)に彩った三本の紐をかけ、この画を祭壇のまわりに三度めぐらせる。「三つの異なる色を三つの結び目でひとつに結ぶかいい、アマリリス、結びつけさえすればいいのだよ、アマリリス、そしてお言い、〈私の愛の絆(きずな)を結ぶ〉と。」
三の数がしきりに重用されるのは、「神は奇数をおよろこびになる」からである。したがって「愛の絆」云々の畳句(ル��ラン)も三x三の九回唱えられる。紐の三色のうち黒は冥府の色で、赤と白は悪を予防する保護色であり、黒を中心にしていわば施術者を庇護してくれる。こうして呪縛――結合(katadesis)が完了し、ダフニスは空間を立ち越えて施術者につながれてしまう。しかし魔法はこれで終わりではない。無気味な呪いの人形の焚刑がこれにつづく。
「粘土が火で固くなるように、蠟が同じ火にあった溶けるように、ダフニスは愛のために私のところにやってくる。供物の碾(ひ)き粉を徹き、もろい月桂樹を瀝青で燃やすがいい。悪いダフニスが私を燃やし、私はこの月桂樹の枝と私のダフニスを燃やす。」
呪いの人形はホスティウスの『諷刺詩篇』第一巻八「魔女とかかし」にも登場するが、ここでは魔女は「毛制と蠟制の二つの像をもっていた」(鈴木一郎訳)とあって、はっきり人体を模している。しかしウェルギリウスでは粘土や蠟をダフニスの姿に似せて捏ねておく必要はなかった。男の名前や不実を意味する符号が粘土や蠟に刻み込まれていたかもしれないが、顔形を模造するまでもなく、施術者の女がこれこれの呪物によってダフニスを意味し、それが相手だと考えればよかったのである。粘土は火のなかで固くなり、蠟は軟らかくなる。ゲオルク・ルックの注解によると、粘土は女の(相手にたいして硬化する)憎悪の固さをあらわし、蠟は彼女にたいしてふたたび軟化するであろう男の気持をあらわしている。異解では、粘土が固くなるのは、彼女から離れて他の情婦に移ったダフニスの気持を憎むべきコイ恋仇にたいして固くさせるの意である。同時に投げ込まれる月桂樹は願いの筋の吉凶を知らせてくれる。月桂樹がバチバチ爆(は)ぜて燃えれば願いはかない、燃えつきが悪ければさらに瀝青を注いで火を熾(おこ)らせるのである。
だが、つぎつぎにおこなわれる魔法にもかかわらず吉兆は一向にあらわれない。そこで女は、ダフニスが「担保」としてのこしていった衣服を閾(しきい)の下に埋めて地下の神々の裁きを乞う。「ダフニスは私にこの担保の借りがあるのだ」と。事態はこれでも好転しないので、女はアマリリスに先程燃えていた火の冷めた灰を河に持っていって投げ捨てるように命じる。その場合、灰を運んだらそれを「頭越しに」河に捨て、そちらの方を見ないで帰ってこなくてはならない。そうしないと悪霊がかえって施術者の側に憑(つ)いてしまうおそれがあるからである。かくて灰は流れに運ばれて「ダフニスを襲うであろう」。
この箇所では、女はダフニスへ呪縛をひとたび放棄して、呪いの灰で彼を襲うためにふたたび相手から分離している。「結合(カタデシス)の後にかりそめの「分離(アポリシス)」がつづくのである。この分離は恒久的なものではない。最後の結合手段として効果甚大な薬草(野草)が控えているのを女は知っている。しかしその力はあまりにも強大で、まかりまちがえば周囲に致命的な影響を及ぼす。そのために、一瞬、女は最後の切札を出すべきかどうかを逡巡する。するとこの瞬間、一度冷たくなった灰がふたたびめらめらと燃え上って祭壇を焦がしはじめる。
「これは吉兆だ!明らかにこれは何事かを意味している。――これを信じるべきなのか。それとも恋する女が魔法の夢にまどわされているのか。止まれ、わが呪文よ、止まれ。ダフニスはすでに都(みやこ)から帰りつつある。」
強烈な薬草を用いるまでもなく愛の魔法は成就する。しかし抜かずに終わった伝家の宝刀を彼女は依然として持ってはいるのである。それほどのようなものか。
「黒海沿岸で採集されたこの薬草と毒草は、モエリスがみずから私にくれたもので――それは黒海地方に多生している、しばしば私は、モエリスがこれを使って狼に変身して森のなかに姿を隠したり、深い墓穴から霊魂を喚び戻したり、穀物をよその土地に移したりするのを見た。」
薬草は単純な野草ではなく、特に「黒海地方に多生する」と明示されている。ホラティウスも初期の『エポーディ』のなかで、「毒薬の国イオルコスとヒべリアからきた毒薬」について語っている。ヒべリアは現代のグルジア共和国で、黒海地方に属する。黒海という地方は当然コルキス生まれの大魔女メデアを連想させるにちがいない。実際、詩人たちが邪悪な薬物の出所として念頭に浮かべているのはメデアその人なのである。メデアの壮大な魔法を活写した『転身物語』のオウィディウスはいうまでもなくティブルスも、「キルケ―か持ち、メデアが持っているあらゆる毒薬、デッサリアの地に生れたあらゆる薬草、欲情にたける雌馬の女陰からしたたる粘液」(『『哀歌』』と列挙する。オウィディウスのメデアは龍に打ちまたがってデッサリアに飛び、そこから薬草を採ってくる。すなわち薬草の特産地として、黒海沿岸とデッサリアといういずれ劣らぬ不気味な地方がいちじるしく強調されるのだが、これが何を意味するかについてはのちに述べたいと思う。
さて、ウェルギスウスの述べているモエリスの薬草の三つの応用例のうち、一は人狼変身、二は死者を喚起する降霊術(ネクロマンシ―)、三は穀物の生殖力の転移にそれぞれ関わる。人狼変身の話は後代(紀元一世紀)の『サテュリコン』の「トリマルキオーの饗宴」にも出てくるが、人狼信仰はおそらく神話時代に遡る起源を有している。ところがで、ロイナー教授は神話学者ランケ・グレイヴスらの説を援用して、オリュムボス神の飲食物たるアルブロジア(神々の食物)やネクタール(神々の美酒)が右のごとき幻覚性の薬物そのものではなかったとしても、そのエッセンス多量に混じていたにちがいないと推定する。ディオニュソス祭儀のメーナードたちの狂乱もこれと無関係ではない。
アルブロジアややネクタールを飲食する権限を独占している神々は、おそらく有史以前の聖なる王や女王たち(その前身はシャーマンであろう)であった。彼らの王朝が没落した後、それは、閉鎖的結社的なエレウシス密議やオルフェウス密議の秘密の要素となり、ディオニュソス祭儀とも結びついだ。密議の参加者たちは密議の席で共食した飲物や食物を絶対に口外してはならなかった。そうすることによって忘れ難い一連のヴィジョンが体験され、その類推的延長の上に超越的世界における不死と永生が約束されたからである。
ディオニュソス祭儀のメーナードたちの狂乱は、内的には飛翔感覚や性的興奮を伴い、外面的にはさながら狼のような凶暴を示したものにちがいない。彼女たちは髪をふり乱しながら国中を進行し、家畜や子供をずたずたに引き裂き、酒や薬物入りのピールに酔って「インドに旅行してきた」ことをひけらかした。してみると、見知らぬ士兵や妖術使いの人狼変身は、密議的な幻覚共同体が崩壊した後、秘密から疎外された個人や小集団が犯罪の形で表出せざるを得なかった聖なる薬物体験であったとおぼしいのである。
メーナードの末裔のように残酷な魔女たちは、先にふれたホラティウスの『エポーディ』にも登場してくる。数人の魔女が良家の子供を誘拐してきて、地面に首だけが出るように生き埋めにし、御馳走が山盛りの血を眼の前において(口元まで皿がきていても手が使えないので食べられないのだ)凄まじい飢えの修羅場をながながとたのしみ、はては生きたままの身体から骨髄と生き肝をちぎりとり、これを煮つめて媚薬をつくる。
「髪に、さてはまた蓬髪乱れる頭に、小さな蝮どもを絡ませながら、カニディアはコルキスの焔のなかにつぎのものを投ぜよと命じた。墓場から引き抜いてきた野生のいちじくの樹、死者の樹なる糸杉の木材、いやらしい蟇の血に塗られた卵、夜鳥ストリックスの羽根、毒草の国イオルコスとヒべリアからきた野草、飢えた牝犬の口からもぎとってきた骨を。」
これに子供の生き巻肝を加えれば魔女の霊薬は完成する。怖ろしい魔女カニディアのつくる媚薬は、ウェルギリウス作品の場合と同様、ある不実な男を呪縛するためである。しかし不思議なことに、カニディアの媚薬は予期したような効果を発揮しない。男の名はヴァールス、「老いぼれの漁色家」である。いましも彼は「私の手がこれ以上完璧には調和することのない塗膏(ポマード)を塗られ」て、魔窟スプーラの犬に吠えつかれ、人びとの物笑いの種になっているはずであるのに、これはどうしたことであろう。彼はこともなげに街をうろついて夜の冒険に出かけている。やがてカニディアは「(自分より)さらに秘密に通じた魔女」が彼の背後にいて、その呪文が自分の塗膏の効果を台なしにしていることをさとる。「もっと強力な薬を、そのもっと強力なやつをお前から取り上げてやる」。こうして毒物と解毒剤が互いにきそいながら老ヴァールスを板はさみにしてしまうわけた。
それはちょうど、十八世紀毒殺魔ド・ブランヴィリエ侯爵夫人が夫の侯爵を亡き者にしようと毒を盛ると、度重なる毒殺の発覚をおそれた相棒のサント・クロアが解毒剤をあたえ、毒と解毒のシーソーゲームのなかで中途半端な廃人となった侯爵が、宙ぶらりんな生かさず殺さずの、世にも恐ろしい余生を送ったのとそっくりであった。
ヴァールスというのが誰をモデルにした人物ではっきりしない。しかしホラティウスの知人であることはたしかで、詩人ははっきりとヴァールスの肩を持ち、かつカニディアを憎んでいる。一方カニディアは、詩人の庇護者マェーケーナスがローマの無縁墓地エスクィリーナエの丘を自分の庭園に造りなおした際、この旧墓地に出没した魔女である。ホラティウスは「汝、マドロスや旅商人どもにあまた愛された女」と侮蔑しているので、前身は港町の娼婦かいかがわしい取り持ち女の類であろう。一説には、本名をグラティディアと称してナポリで美顔用塗膏を商っていた実在の女であるともいう。
ホラティウスは何故かこの女を心底から憎悪していた。開明的なエピキュリアンであったホラティウスはむろん魔法を真に受けていたわけではないが、不倶戴天の敵カニティアの脅威は身をもって知っていたらしい。カニディアは詩人に執拗に呪いをかけた。『エポーディ』前半ではカニディアを揶揄していた詩人も、第十七歌あたりではさすかに音(ね)を上げて魔女に降参してしまう(「やめろ、やめてくれ!私は効き目のある術に降服する!」)カニディアとホラティウスの間には直接の色情的怨恨はないのに、何故こうも執拗に呪詛し憎悪し合うのであろう。目下の論題から離れるので無用の詮索ではあるが、講和主義として敗北してから「黄金の中庸」を看板に韜晦してきたホラティウスの、政敵にたいする潜在的な不安が魔女カニディアの姿に結実したのだとすれば含意は深長である。
ところで、先に私は、老ヴァールスがより秘密に通じた別の魔女から対抗秘薬を調達し、カニディアの塗膏から身を護った経緯を述べたが、正確にはこれは逆である。漁色家ヴァールスは老いかけた精力を挽回するために(別の)魔女に催淫剤を依頼し、そのお蔭で老齢にもかかわらず夜な夜なスプーラに出没することができたのであった。一方、カニディアの塗膏は通常の媚薬とに逆に、この好色な遊び人を性的不能に陥らせる麻痺的な減退剤であったにちがいない。なぜなら「老漁色家がスプーラに犬に吠えつかれ、人びとの物笑いの種になる」効果を狙った薬物は、相手を色街における無用の徒である不能者に仕立てるための、底意地の悪い精力減退の薬にほかならないだろうからである。この不能不毛化させる魔法は、ウェルギリウスのいう「第三の魔法」である穀物の生殖力の転移盗奪の法にも通じている。
ローマ最古の法文書である十二銅表律は、隣人の耕地の収穫物を荒廃させる災いの魔法を重罰をもって禁じている。罰は犯罪を前提としているので、すでに当時から他人の畑の生産力を涸渇させ、(あまつさえ)これを我田引水しておのが腹を肥やす魔法が実践されていたのであった。本来神と自然の摂理のみが按配すべき穀物の作不作が人為の魔法によって操作されるのなら、同じことは人間的自然である肉体の活力の、特に性的エネルギーの増減についても通用するはずである。
ホラティウスがカニディアに蒙ったの呪い魔法は、老ヴァールスのような精力衰弱のそれぞれではなかったが、肉体のすみやかな老化という脅威であった。彼の髪は急速に白くなり、仕事は日々困難になりまさり、一瞬として息を吐くひまもなくなるであろうというのが、カニディアの呪いに籠めた脅迫であった。事実、ホラティウスは年齢より早く白髪が目立ち始めていたが、それがカニディアの魔法のたまものという証拠はなく、むしろ詩人は生来の病身にもかかわらず健康を維持し、日々の仕事も快適に楽しんでいた。彼はカニディアの悪意を感得してはいたが、魔法そのものはそれほど本気で信じていたわけではなかった。
ウェルギリウスやホラティウスの同時代の詩人プロベルティウス(前四十八?~十九年)も魔女の呪いを蒙ったことがある。プロベルティウスの受けた呪いは、まさに彼の男性としての能���の荒廃の脅威であった。敵なる魔女はその名もアカンティスといい、魔法をあやつると同時にやはり男女の仲を斡旋する取り持ち女でもあった。そもそもおらゆる種類の自然と蔑視してその正常な運行を人為的に左右しようとするプロメテウス的瀆神行為である魔法を、とりわけ肉体のの領域において一手に引き受けていたのは、先にも述べたように、当時スブーラに巣食っていた卑賤な薬草売りの魔女やあやしげな取り持ち女だった。ホラティウスの『エポーディ』のいちじるしい影響下にある『哀歌』のなかで、プロペルティウスはほとんどホラティウスをそのまま踏襲しながら唱っている。
「彼女(アカンティス)はつれないヒッポリュトスをアプロディーテーにたいして和ませるすべをすら心得ているのだ、水入らずの愛の絆にたいする最悪の災いの鳥であるこの女性。彼女はベネローベをさえ、その夫の知らせなどおかまいなしに、淫蕩なアンティノースとめあわせることだろう。彼女がその気になれば、磁石はもはや鉄を牽引せず、鳥はその小鳥たちの巣のなかで継母(ままはは)となる。すなわち彼女がポルタ・コリナの野草を掘り出したならば、固く結ばれていたものはすべて流れる水に溶け去るのだ。彼女は大胆にも月に呪文をかけ、月をおのが掟に従わせ、夜な夜なその肉体を狼の姿に隠す。醒めている夫の眼を環形でくらませるために、彼女は処女の雌鳥どもの眼を爪でくり抜く。彼女は魔女たちと結託して私の男性の能力を去勢させようとし、私に害をあたえようものと子持ちの雌馬の欲情の愛液を集めた。」
アカンティスはエロチックな引力(共感)と斥力(反感)の結合(カタデシス)と分離(アポリシス)の両極原理を基盤とする錬金術的性愛術を自在に操るのである。思うがままに貞淑ペネローペを淫蕩なアンティノース靡かせ、冷たいヒッポリュトスにアプロディーテーにたいする熱烈な情欲をかきたてる。彼女は自然の法則を嘲笑し、リビトーの流れをあちらからこちらへと変えたり、涸らしたり、増量させたりすることさえできる。共夫の女をよこしまな道楽者に取り持つように頼まれれば、不運な男の眼を鳥の眼をくり抜くようにくらませ、あまつさえ他人の畑の作物を枯らすようにしてそのリビドーを荒廃させ、不能の夫から強壮薬で男性的魅力をいやが上に引き立たせられた道楽者の方へと女の浮いた心を誘導していく。共感の法則をたくみに使い分けて、愛し合う男女を別れさせたり、嫌われた相手を手元にたぐり寄せたりするのである。
もっとも、このときにこそ魔女アカンティスを憎々しげた呪詛しているプロベルティウスであるが、彼自身、若年の頃は靡かぬ片恋の人「キンティア情(なさけ)を買うために「キタイアの女の魔法の呪文によって星辰や河の軌道を転ずることができ」、「わが主なる女(ひと)の心を変えて、彼女の貌(かんばせ)を私のそれよりも蒼ざめさせる」魔女の性愛術に帰依したことがあったのである。
アカンティスの魔法の中心にあるのも「ボルタ・コリナの野草」である。黒海やコーカサス地方の野草ではなく、市郊外の入手しやすい野草に頼ったのは輸入品が高価だったからであろう。いずれにせよ、この野草を投ずることによって、星の運行、河川の流れ、男女の情愛、磁力や母子愛まで、自然の正常な摂理は突然ばらばらに分解し、崩壊した積木の神殿を魔女の家に組み立てなおすように、別種の構成原理の手に委ねられる。
端的にいえば、この瞬間に世界は昼の側から夜の側に逆転し、世界原理の主宰者が神と宗教から悪魔(もしくは魔霊(デーモン)と魔法に交替する。あるいは天地創造の原活力たる火が神の手からプロメテウスに簒奪される、といってもいい。このように、あらゆる魔法使いは自然の法則を嘲笑するプロメテウスにほかならないのである。
「宗教的人間の態度は、祈る人、懺悔する人の態度であり、魔法使いの態度は主人と支配者の態度である。信仰篤い人間は祈りのなかで彼の神々に自分の優位を感じさせ、呪文によって神々を屈服させる。ある意味で魔法使いは神々の上に立っている。なぜなら彼は、神々がそれに従わなければならないと呼びかけと誓言とを知っており、かつ服従させられた神々の怒りから身を護る予防策に精通しているからである。」(ゲオルタ・ルック)
ローマの詩人たちは宗教詩人というよりはむしろ世故に通じたエピキュリアンであった。彼らは神々の側に立って魔法使いや魔女をきびしく紏弾したわけではない。そうかといって、あまたの魔女の姿を描いたにもせよ、彼らは悪魔崇拝に首までどっぷりと浸って秘教的な暗黒詩を書いたのでもない。
詩人たちが魔法にたいしてあいまいな態度をとりつづけたのは、彼ら自身と魔法使いたちとの間に存在した隠微な抗争のためであった。彼らは宗教の側に立って魔法を攻撃することこそあえてしなかったが、彼らなりに魔法を嘲弄もしくは嫉妬していた。なぜなら魔法が万事を解決してしまえば、彼らの持駒である言葉の救済力という白い魔術の出番がなくなってしまうからである。「歌(カルメーン)の原義は「魔法の歌」、「魔術的呪文」であった。「詩作(ポイエーテス)」もまた言葉の自然状態の組み変えというプロメテウス的行為である。それゆえに詩人もまた「傲慢(ヒュブリス)」の罪によってみずからはコーカサスの山巓にさらされながら地上の人びとに慰藉を授ける。プロベルティウスの言葉の医術についての確信は反語的である。
 私は離ればなれにさせられた恋人たちをふたたび合一させることができ、
主(ぬし)なる女(ひと)の抗う扉を開くことができる。
私は他人(ひと)の生々しい悲哀を癒すことができるが、
私の言葉のなかにはいささかの薬剤もない。
 さてウェルギスウスのモエリスが演じた薬草による三つの魔法のうち、まだ死者降霊術のみが言及されていない。死者召喚の秘法に関しては、すでにホメーロスの『オヂュッセイア』第十一巻に「招魂」の章がある。そこでオヂュッセウスに地下に一キュービット四方の穴を掘り、乳、蜜、酒、水、大麦の粉などを播いてから黒い牧羊の喉を切ってその血を穴に注ぎ、死者たちの魂を喚び戻す。古代人にとって死者は存在から消滅するのではなく、冥府や月世界に移行するのであるから、冥府の主であるハーデスやペルセポネイアに祈願して時間を逆流させることができれば、死者は当然地下世界から地上に還帰するはずなのである。地下的なものの秘密の結実である薬草がこの喚び戻しに重要な役割を駆使するのである。オウィディウスはいう。「彼女は黴び朽ちた墓の底から汝の父祖や祖先を引き出し、大いなる祈りによって大地と岩石とを割る。」
死者召喚が発端と終末、死と生と逆転であるとすれば、死から生への大逆流の一環として若返りの魔法が考えられる。老年から幼年への(自然的に不可逆的な)若返りはいわば死者再臨の模型である。オウィディウスは『転身物語』のなかで大魔女メデアがアエソンに施したおどろくべき若返りの秘法を絢爛たる筆にのせて活写している。
しかもここでメデアの魔法の要となっているのも「魔法の霊薬」である。まずメデアは翼のある龍にの首に牽かれた車を呼び出し、これにのり込んでテッサリアの野に飛び、あまたの薬草を採集する。それから奇怪な薬の調合にかかる。
「かの女は、髪の毛をバックスの巫女のようにふりみだして、炎のもえている祭壇のまわりをぐるぐるまわり、こまかに割った炬火(たいまつ)を溝のなかの黒々として血にひたし、ふたつの祭壇の炎でその炬火に火をつけ、こうして火で三度、さらに硫黄で三度老人(アエソン)のからだを清めた。そのあいだに、火にかけた青銅のなかでは、魔法の霊薬が煮えたぎり、白い泡をたててふきこぼれていた。かの女は、ハエモニア(テッサリアの古名)で刈りとってきた草の根や種子や花や激烈な草汁をそのなかに煮こみ、さらに、極東の国からとりよせた 取り寄せた小石や、オケアヌスの引潮に洗われた砂をまぜ、これに満月の夜にあつめた露、鷲木菟(わしみみずく)の肉といまわしいその翼、おのれを狼のすがたに変えることができるといわれる人狼の臓腑をくわえ、その上にキニュプスの流れに住む水蛇のうすい鱗皮と、九代を生きながらえた鴉の嘴と頭を入れてことをわすれなかった。」(田中秀夫・前田敬作訳)
前代の詩人たちの精読者であったオウィディウスは、ここにウェルギリウスやホラティウスやプロペルティウスの伝えた魔女の秘薬のあらゆる要素を投げ入れ、ほとんど完璧なごった煮を調製しているのである。さて、メデアの最後に橄欖樹の枯枝でこの液体をかきまわすと、老いた枯枝はみるみるうちに縁に返って豊かな薬をつけ、ふきこぼれた液がふれた地面はたちまち若やいだ春の地肌に変り、花が咲き、やわらかい草が萌え出た。メデアはすぐさま剣を抜いて老人の喉に孔をあける。流れる出る古い血の後に薬液を注ぎ込むと、瀕死のアエソンの白い鬚や髪はたちまち真黒になり、老醜の皺は消えて四十年前の姿になり変わった。
メデアが龍にのって薬草を探しにいくデッサリア地方は、都の郊外のように手近ではないが、さりとて彼女の故郷の黒海沿岸(コルキス)やコーカサスのような遠方でもない。しかしこころみに地図を広げてみると、エーゲ海から黒海に入るダーダネルス海峡を通じて、薬草の特産地たる黒海東端のコルキス、ヒべリア、コーカサスは水路から意外にも指呼の間にある。事実、アルタゴナウタエたちはテッサリアのパガサエの港からアルゴ号を仕立ててコルキスの金羊毛皮を探しに出立した。テッサリアと黒海沿岸地方に古くから深い関係が成立していたであろうことは、この一事からも容易推測される。ちなみにロイナー教授の野生幻覚剤分布表によると、魔女の塗膏の歴史的原生地は「中央ヨーロッパ全土」とされている。
おそらく中央ヨーロッパ奥地から地中海沿岸地帯にかけて、かつて強大な母神信仰が栄えていたのであった。この地下的(クトーニッシュ)母神崇拝の宗教はやがて��ポロン的宗教に打倒され、輝かしいギリシア世界の表面からは駆逐された。とはいえ跡形もなく消滅したわけではなく、勝利を占めた若いアポロン信仰は古い地中海宗教の多くの要素を受け入れた。たとえばデルポイの神託を授けるアポロン神殿の巫女ピュッティアは、大地の裂け目の上にすわって地中からくる母の指示を受信する。ピュティアという名称そのものがすでに前ギリシア的宗教における地下的なものの化身たるピュトンの蛇との関連を暗示している。
若い宗教に征服された前代の宗教は、一転、魔法となるのがつねであった。のが常であった。同様に魔女たちは、かつてこの冥府的な大母神信仰の由緒正しい女司祭若巫女だったのであろう。しばしば魔女が引合いに出すテッサリアやコルキスのような土地は、メデアのような大女司祭が君臨していた聖地だったのであろう。したがってローマの詩人たちがその作品のなかに描いたアカンティスやカニディアのような魔女は、没落した大母神崇拝教団の巫女の、いまは往古の栄えある祭儀に参加するすべもなく孤立して巷をさまよい、賤業に口糊する、頽落したなれの果ての身にちがいない。彼女たちが時折り口にした霊薬の甘味は、プルーストにおけるマドレーヌの喚起的美味とひとしく、それが神餞として共食された往時の、栄光ある、だがいまは沈んで久しい世界の天上的な至福の思い出を、一瞬ざまざと想起させてくれたかもしれない。
魔女の塗膏や霊薬は、それ自体としても、むろん後の悪魔礼拝と切っても切れない密接なつながりがある。しかしそれよりも重要なのは、魔女を女司祭に戴いていた前ギリシア的地中海宗教が若い宗教に敗北したとき、そこにアポロン信仰が定位されたことである。いいかえれば、このとき以来、崇拝の対象は女性神(大母神)から男性神アポロンに変ったのだ。
アポロン的宗教の男性神崇拝は、当然のことながらキリストを受け入れる基礎を用意した。ここからキリストの倒錯像サタンの成立まではわずか一歩である。アポロンとキリストが男性でなかったならば、悪魔もまたついに男性ではなかったであろう。若い男性神に打倒された母神へのなつかしい郷愁は、アポロンやキリストへの憎悪の化身である第二の男性神を必然的に招来せしめた。この怨恨と憎悪に黒々と塗り込められた黒い男は、ときにはサタンとして、ときにはロマンティックな悪魔主義者として、ときには超人や天才として、時代とともに変転する自己表現をとげた。 いみじくも聖侯爵の「悪魔主義」について語りながら、「天才は母の国にではなく、魔女の国に棲む」と語ったのはG・R・ホッケである。私が右に述べてきたのもサタンの棲もう風土たる「魔女の国」のくさぐさの追憶であった。
出自《悪魔礼拝》
0 notes
sonezaki13 · 4 years
Text
非売品
 さあ、あの人、友達らしい友達もいなかったですし。でもいつも気前良かったですよ。全然親しくない私にすら奢ってくれました。ただ、ずっと黙ってたら勝手に自慢話をし始めるのはちょっと鬱陶しかったですね。自分がいかに儲かってるか、みたいな。きっとあの人沈黙苦手なんですよ。静かになるとこっちを質問責めにしてくるんです。お前が話せよって感じですよね。そういう人っているじゃないですか。だから私は雑音だと思ってあることないこと答えてましたよ。まぁそれで美味い飯が食える上に金が貰えるんだから安いもんですよ。あの人、鞄から毎回札束出すんですよ。今時金持ちでもそんなことしないでしょ。世間知らずなんですね。きっと。それが面白くて楽しみなのもありましたね。ああいうパフォーマンスでしょ。あれは。皆分かってましたよ。分かってないの本人くらいなんじゃないですかね(笑)
 ピピピピ、と百均のタイマーが鳴って、七十円の激安カップ麺の蓋を開ける。しょうゆ味もシーフード味も根本的に味の違いがないように思える。ただ腹を満たせれば良い。俺にとってこのカップ麺というのはそのための道具でしかない。PBの安いガソリンみたいな味のチューハイと交互に麺をすする。大して食べている訳でもないのに腹はどんどん出てくる。特に見てるわけでもないが付けっぱなしのバラエティ番組の笑い声がする。「実際の映像がこちら」と黒背景に白文字画面が浮かんで画面遷移する瞬間に自分の顔がぼーっと浮かび上がり思わず目をそらした。
 随分と年を取った。いつのまにこんなにジジイになってしまったのか。俺は何日これを繰り返しているのか。ぐるぐるぐるぐる。これの繰り返しの果てに死がある。これで良かったのだろうか。これで。ただこうなってしまったのだから仕方ない。
 縮れ麺をずるずるとすする。薄っぺらい蒲鉾みたいな具がカップの側面にくっついている。割り箸でそいつを剥がそうとしてみる。
 五年機種変更してない骨董品みたいなスマホが鳴った。買った時からそのままの着信音。画面を見るともうしばらく顔も見ていない後輩だった。何度か強めにタップしてようやく電話をとることができた。フリーズばかりして使い物にならない。ネットをする時はこれまた骨董品みたいなパソコンを使う。でも、スマホよりマシだ。
「もしもし」
 くっついた蒲鉾はピンク色で縁取られている。何で出来てるんだろう。こいつは。本物の蒲鉾みたいに魚の練り物なんだろうか。
「あっ、呉羽さんですか」
 ホッとしたよう声が聞こえる。
「それ以外誰がいるんだよ」
「いや、随分経つから番号変わってるかもしれないじゃないですか」
「そんなころころ番号変える奴いないだろ」
 俺の言い草に石端は怒ることなく笑った。こいつはそういう奴だ。怒らない。大抵何でも笑ってやり過ごす。嫌な時は黙ってその場から消える。場を乱さない。良い奴だ。
「あの、めちゃくちゃ言いにくいんですけど」
「突然俺なんか頼ってくる時点でろくでもない用なことくらい分かってる」
「じゃあ話早いですね」
 石端は嬉しそうに言う。良い奴だが、どこかズレている。
「お金貸してくれませんか?」
「いくらだ?」
「五万円 」
「いいぞ」
「わお、即答。理由も訊かないんですね」
 オーバーリアクション。電話口の向こうでコメディアンみたいなポーズをしている石端が目に浮かぶ。あいつはそういう奴だ。
「どこに行けば良い」
「まさか。僕がとりにいきます」
「じゃあ西黒田駅の南改札まで」
「一時間くらいで行けます。すぐ行きますね」
 ジャンパーを羽織って、穴が空いているのが気になった。もう何年着ているだろう。両ポケットに手を突っ込んで外へ出る。
 石端が金を借りたがる理由なんてどうでも良い。理由を訊いて結果が変わる訳じゃあるまい。俺はあいつの人生に何の責任も持てないし持たない。何に使おうがあいつの勝手だ。好きにすれば良い。
 ATMでキャッシュカードを挿入する。五万円、と押下しかけて、もう少し多めにおろしておいた。残高を見る。俺一人が生きるには充分すぎる。俺はもう一度キャッシュカードを挿入する。金がないわけじゃない。「貯金してるんですね。呉羽さんって何のためにお金貯めてるんですか」と無邪気に後輩から言われたことがある。その後ろに隠れている言葉は分かっている。結婚もしないのに。子供もいないのに。親もいないのに。趣味もないのに。何に投資するの。何を守るの。その金はただの飾りなの。何のために誰のためになぜどうしてどこでいつ使うつもりで貯めてるのか意味不明理解不能無駄金守銭奴うるせぇな。俺もお前らと同じように、そのつもりで貯めてきたんだよ。でもいつまでもそんな時は来なかった。今の今まで。きっとこのまま死ぬ。余命宣告されたわけでもないけれど、俺には分かる。俺はこのクソつまらない輪っかに閉じ込められてぐるぐるぐるぐる回って死ぬ。にこやかに、穏やかに、彼らは、刃物を突きつけてくる。その現実を俺の前にぶら下げる。絶望を突きつける。
「呉羽さん」
 石端が息を切らせて現れた。余程切羽詰まっているらしい。顔色も良くない。少しやつれているようにも見えた。
「久しぶりだな」
「久しぶりでこんな用件でごめんなさい」
 頭を下げる。こいつも年を取った。白髪が増えていた。昔のように溌剌とした生気もすっかりなくなっている。ただ萎れ、萎み、萎えている。
「俺もまだだ。一緒に食うか。奢るからさ」
 駅前の鄙びた定食屋を指して言ってみる。石端の顔が輝いた。
「良いんですか! いや、駄目です。さすがに悪いです」
「図々しいんだか謙虚なんだか分からんな。ほら、行くぞ」
 カップ麺の前に五十六円のポテトチップスも食べていたのであまり腹は減っていなかったが、石端の手前、きつねうどん定食を頼む。汁物なら何とかなりそうだ。本当は単品にしたいところだったが、石端に気を遣わせてしまっては元も子もない。
 石端は申し訳なさそうに焼き肉定食を頼んだ。本当に遠慮しないんだな、と少し笑ってしまった。しかし、頼りにされて悪い気はしなかった。
 運ばれてきた焼き肉定食を石端は実に美味そうに食べた。涙すら浮かべているように見えた。本当に切羽詰まってるんだろう。一口一口を噛み締めている。
「わりぃ、ちょっと仕事の電話かかってきたわ」
 俺は立ち上がると店の外に出た。石端はチラリと俺を見上げたが、またすぐに食事へと戻った。
 仕事の電話なんて嘘だ。大した地位もない俺に仕事の電話なんてかかってくるのは年に一回あるかないか程度だ。しばらく外で電話をしている芝居をしたが、石端が食事に集中しているのを確認すると、そのまま自宅へと戻った。そして、石端に電話をかける。
「急用が入って戻れなくなった」
「えっ」
 狼狽えている姿が目に浮かぶほど声色に動揺が出ていた。
「大丈夫だ。俺が座ってた席の下の荷物入れを見ろ」
「は?」
 俺に言われてすぐにのぞき込んだらしい。面食らった声が聞こえた。
「多すぎますよ。呉羽さん」
「大丈夫だって」
「何がですか」
「競馬で当てたんだよ。ギャンブルで当てた金なんて自分で留めてないでとっとと使っちまった方が良いんだ。それ全部お前にやるよ」
 そこですぐに電話を切った。もちろん石端からすぐに電話がかかってくる。でも出ない。あいつは俺の家の最寄り駅は知っていても俺の家は知らないはずだ。訪ねてくることもないだろう。もちろんギャンブルなんてここ数年やっていない。元々誰かの付き合いでしかやったこともなかった。
 別に長生きするつもりもない。明日死んだって構わない。何なら五分後に死んだって構わない。少し寂しく思う奴もいるもしれないが、一ヶ月も経てば忘れるだろう。守るべき人もいない。とりあえず何となく惰性でこの年まで生きているだけ。そんな俺が蓄えているよりも、誰かのために使って、俺の見えているこのちっぽけな世界が少し平和になる方が何百倍、いや、何億倍も価値がある。俺には必要のない物なのだ。俺が持っていても価値がない。
 石端に五十万円を握らせた日から俺は吹っ切れた。ATMでは五十万円までしか下ろせなかったのが残念だった。
 関わりのあった友達に片っ端から連絡をして、飲みに行き、近況を伺った。少しでも苦しそうな奴には特に奮発した。俺は今清算をしているのだ。最初からこのために金を貯めていたような気がした。金がなくなればなくなるほど、すがすがしい気持ちになる自分がいた。徳を積んでいる気がする。金で徳は買える。金を使うための時間をとるために仕事も辞めた。
 回覧板を回しにきたあまり口を利いたことのない近所の住人にも飯を奢って、「釣りはいらない」と札束を握らせたりした。困惑しつつも彼らは嬉しそうな顔をしていた。もっと早くこうするべきだったのだ。これが俺の正しさだったのだ。
 でも徳を積んで俺はどうするんだろう。天国なんて信じていないくせに。いや、徳を積んでいるのではなく、俺はおもりを一つずつ外しているだけだ。ここから上手に消えるためだ。あの世なんかない。死んだら終わり。別に死後の世界になんて期待していない。終わるために俺はこうしている。所謂、「終活」ってやつだ。一文無しになるまで俺はこれを続けて野垂れ死んで、きたねぇ死体になって眉をひそめられるのだ。これは長い自殺なのかもしれない。時間をかけて自殺をしている。迷惑をかけて死ぬのは嫌なので、ほんの少しばかり、恩を押し売りして、偽善者ぶって、なんとなく良い人生だったなぁと幸せぶろうとしているのだ。終わり良ければ全て良しと言うじゃないか。
 ぶるぶると唇が震える。喉の奥が熱い。何も点いていないテレビ画面の闇の中で汚いおっさんがワンルームで泣いている。
 何で泣いてるんだろう。嬉し泣きだろうか。
 ※
 えっ��僕ですか。嫌いですよ。押し付けがましくて。アイツのこと好きな奴なんていないでしょ。あの時だって他に頼る人いなかったんで仕方なくっていうか……。でも金は金ですから。嫌な奴の金でも価値は変わりませんから。一円は一円だし、五十万円は五十万円ですよ。まぁ、良いようにさせてもらってたんで、あんまり悪く言うと僕の人格が疑われちゃいそうですけど(笑) 何? クズって知ってるって? まぁね。だから、しょーむない理由で借金しちゃったわけだしね。だからまぁ、今回も自業自得っていうか。あんなの襲って下さいって言ってるようなもんじゃないですか。っていうか、むしろ強盗が可哀相ですよ。もうなかったんでしょ。襲った価値なしじゃないですか。しかも殺人罪まで負わされて。被害者ですよ。金出せって感じ(笑)
 
0 notes
photoconcerto · 5 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
Celebrating the 40th Anniversary of the Japan-China Cultural Exchange Agreement "Special Exhibition Three Kingdoms Unveiling the Story" / 2019 Heiseikan, Tokyo National Museum  (1) 特別展「三国志」 / 東京国立博物館 2019夏(1)
上野の東京国立博物館平成館で開催されている日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」に出かけてみました。
「三国志」というと、吉川英治の「三国志」(日本での底本;定番本)、NHKの「人形劇 三国志」(1982年〜1984年)、NHK BSでの三国志関連(曹操高陵も含めて)の番組、映画「赤壁」などいろいろあります。三国志に関する名言・格言も数多という感じです。しかし、どうも具体的にイメージし難いというのも、出かけてみた理由の一つです。
Prologue: Legends of the Three Kingdoms Period
歴史書としての「三国志」は西晋の陳寿(西暦3世紀の人)により書かれています。魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国が争った三国時代ですが、日本では卑弥呼の時代に相当します。卑弥呼というと、有名な「魏志倭人伝」を思い出しますが、この「魏」が三国志の魏に相当します。
歴史書の「三国志」やその他の民間伝承や説話を基にして、明代の初め(14世紀)に成立したのが歴史小説としての「三国志演義」だそうです。「漢王朝の血を引く高潔な主人公劉備」と「王朝を支配し専横を振るう曹操」という対立軸を中心とします。ここでは曹操、諸葛亮、関羽が3大主人公ですが、曹操は奸臣・残忍・覇王などの悪役のイメージ(実際には南宋時代12〜13世紀から評価が変わり、2009年曹操高陵の発見も加わり、現在は改革家のイメージが定着)、諸葛亮は悲劇の名軍師(行動を共にする劉備玄徳は正義の人)、関羽は豪傑・軍神のイメージ(その後、関羽信仰を通して金儲け・商売繁盛の神様へ、アヘン戦争で没落するが、華僑により世界へと、イメージが二転三転)です。呉の孫権は脇役のイメージで良く分かりませんが、 正史「三国志」の陳寿よれば、功績を称えるも、「その性格は疑り深く、容赦なく殺戮を行い、晩年に至ってそれが愈々募った」と評したそうです。
展示のポイントは、「「リアル三国志」を合言葉に、漢から三国の時代の文物を最新の成果によってひも解く」だそうです。NHK「人形劇 三国志」の当時の人形が多数展示されていたり、曹操高陵の原寸大墓室が再現されていたり、写真撮影可だったり、普段とはずいぶん違ったイメージでした。時代背景的な説明は、日本ではまだ卑弥呼の時代に、こんなことをやっていたんだ、こんな生活をしていたんだと、興味深い点がいろいろとありました。
ところで、武神として崇拝を集める関羽ですが、この明代(15〜16世紀)の青銅製の関羽像は、そのような神格的表現はとられておらず、数ある関羽像の中でも屈指の「美関羽」像だそうです。今回の展示品の中では最も格好良く迫力のある像で、最初は一瞬これが2〜3世紀のもの?と勘違い(笑)。
Tokyo National Museum,  August 2019,  SONY RX1R  Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0     We can look at the enlarged images clicking the original ones.
0 notes
lion7line · 5 years
Text
030:参加シナリオ備忘録
*参加者敬称略
✾「楽園パラノイア」KP:ぽ PL:東嶺、わをん、るた(PC:海藤彗星、全国優勝、不死川雪華) 僕自身がなんであれ、自分のことを知れてよかった。 またどこかでね。 2018.12.23~2019.1.1
✾「相席居酒屋ナイア」KP: 東嶺 (NPC:海藤彗星) 随分酔いが回るのも早かったし、誰かに甘えたかったのかな。 …僕も結構酔ってたし人の事いえないなあ… (海藤さんにつけられたキスマーク:首筋残り1卓、鎖骨残り3卓痕が残る) 2019.1.6
✾「カクレンボ」PL:とっと、あらた(PC:八月一日枢、辻偲) ただの悪夢かと思ったけど、そうでもなかったみたい。 しばらくあの匂いは忘れられそうにないなあ 2019.1.6
✾「惑いの欠片」KP:わをん(NPC:全国優勝) 普段何気なくできていることが不自由になると結構大変だなあ。 …あんまり、無茶しないでくれるといいな 2019.1.8
✾「喫茶WIND」PL:わをん(PC:全国優勝) まさくにさんが楽しそうでよかった。少しでも役に立ってたらいいんだけどね 誰かのためにすぐ動けるのは才能だよ 2019.1.10
✾「質量21g」KP:cirno(NPC:羊ヶ丘萌絵歌) ただ巻き込んだだけかと思っていた。おもっていたけど、違ったみたいだ。 夜を、星を、夢を愛せる彼女だからこそ。揺り起こしてしまったのかもね 2019.1.15
✾「共有情」KP:わをん(NPC:全国優勝) 少し、僕も弱ってたみたいだ。きっとまさくにさん相手だったから零せた。 踏み出してみるのもいいのかもしれない。それが前か後ろかはわからないけれど 2019.1.17
✾「夜道の屋台」KP:かぷち(NPC:新戸ユーリ) 僕が、声をかけたから、…手を、引いたから。 2019.1.18 POW+1(新戸ユーリさんロスト)
✾「救いに非ず」*改変有 KP:わをん(NPC:全国優勝) またね、まさくにさん 2019.1.19
✾「Share the…」KP:わをん(NPC:全国優勝) 救いが何なのかわからないけれど。 僕が、この人と居たいんだ 2019.1.21
✾「水中密室」PL:わをん(PC:全国優勝) 水は嫌だ、溺れていくのももう嫌だ。 まさくにさんが助けてくれた、…ん、だよね。助けられてばかりだ 2019.1.25
✾「ふたりとも」KP:わをん(NPC:全国優勝) 不思議な出会いだったなあ。 …なんだか僕もまさくにさんに会いたくなったや 2019.1.25
✾「夜華」KP:たべすぃ(NPC:生形唯) 僕にどこか近いものを生形さんには感じた。 この縁の巡り合わせも大事にしたいな 2019.2.3
✾「イヤーカフ」PL:わをん(PC:全国優勝) 伝えたことをまっすぐ受け取ってくれるまさくにさんだから、知っていてほしかったんだ。 嬉しい、はまだこそばゆいけれど 2019.2.3
✾「思考実験室」KP: cirno (NPC:我部リアス) 罪悪感の上書きか単純に放っておけなかったからか。らしくないのかもね もしかしたら彼のいう所のおすそ分け、の気分なのかもしれないね (AF:紫のバングルを我部さんに預けました) 2019.2.4
✾「ティンダロスのわんこ」KP:けしかす(NPC:雨晴虹春) 子どもだなあ、と思えなかったのは彼女自身が悩んでいたから、かな 虹春さんが何かの答えを掴めるよう願ってるよ 2019.2.10
✾「ワンルーム殺人事件」KP:るた(NPC:不死川雪華) 本物か偽物か、なんてなかなか酷なことを強いてくる。 違う話の罪悪感の埋め合わせをしようとするなんて 2019.2.15
✾「うつくしい怪物」KPレス 欲しいと思ってはいけないんだ、そう願うほど苦しめるから。 ………それって、どんなものだっけ。 (後遺症:『愛情』を感じる『心』を失う/残り5卓) 2019.2.20
✾「幸福なコモリ」KPレス 誰かのふしあわせの上に成り立つしあわせなら、僕は手を伸ばせない。 どこか心が苦しくなったのは何故だろう。 (後遺症:『愛情』を感じる『心』を失う/残り4卓) (不定:味覚障害・味が分からなくなる。味覚に関する技能が使用不可。機能障害による恐怖で全技能に-10%/残り3卓) 2019.2.22
✾「何までなら殺せる?」KP:わをん ひとだから、 ひとでいたいから。 身体は満たされてもどこかぼんやりするような、そんな夢を見た。 (後遺症:『愛情』を感じる『心』を失う/残り3卓) (不定:味覚障害・味が分からなくなる。味覚に関する技能が使用不可。機能障害による恐怖で全技能に-10%/残り2卓) 2019.3.1 POW+1
✾「お地蔵さん」KP:わをん(NPC:全国優勝) あんなに穏やかな眠りにつけたのは、生まれて初めてだった。 まさくにさんの夢を見せてくれてありがとう。 (後遺症:『愛情』を感じる『心』を失う/残り2卓) (不定:味覚障害・味が分からなくなる。味覚に関する技能が使用不可。機能障害による恐怖で全技能に-10%/残り1卓) 2019.3.2
✾「R.I.P」KP:わをん(NPC:全国優勝) しばらくはちょっとした同居生活になるのかな。 誰かと、じゃなくてゆうしょうさんと食べるご飯だからあんなにおいしく思えたんだろうね (後遺症:『愛情』を感じる『心』を失う/残り1卓) (7週間のあいだ全国優勝さんと同居) 2019.3.4
 Θ同居中のルール  ・お互いのことは名前で呼ぶこと  ・挨拶をされたら挨拶を返すこと  ・1日1食は対面して食事をすること  ・家事は分担すること  ・週1回はハグすること  ・週1回は一緒に風呂に入ること  ・週1回は本音で語り合うこと  ・週1回はキスすること(どこでもいいよ!) →毎週木曜日にします。忘れないように
✾「君曜日の、あい」PL:わをん(PC:全国優勝) ようやくわかった。これは、喜びであり、愛であり、幸せだ。 教えてくれたのも与えてくれたのも彼なら、僕は何かを返せるんだろうか。 2019.3.5
✾「氷鏡の城」KP:わをん(NPC:全国優勝) 贖罪が独り善がりなら、今までと同じようにするべきなんだろう。 躊躇いを覚えるくらいには近づきすぎてしまったなあ 2019.3.6
✾「White dish」PL:わをん(PC:全国優勝) 夢だよ。 夢だから、忘れていて 2019.3.13
✾「あなたは神を信じますか」KPレス 僕は神を拠り所にはできないよ 2019.3.18
✾「人狼」KPレス 夢だけじゃなく、異世界、という可能性もあったのか。 なにがどれで、どう線引きをして生きて行こうか。 2019.3.18
✾「ゆいいつのひと」KPレス 特別ではなく、唯一を。 誰かに委ねられる日は僕には来ないだろうなあ 2019.3.19
✾「果てにて」PL: cirno (PC:我部リアス) ほんとうじゃなくて、よかった。 全てが嘘なわけでもなくて、よかった。 (AF:紫のバングルを我部さんから返されました) 2019.3.26
✾「この雨が止む前に」PL:わをん(PC:全国優勝) 彼を化け物にさせたくなかった。これは僕のエゴだ。 …約束した日が来なければいいのになあ 2019.4.7
✾「ニュイコシュマールに君の手を引いて」PL:わをん(PC:全国優勝) どれほどの幸せでも夢は夢でしかないから。 手を引いて、迎えに来てくれてありがとう。 2019.4.8
✾「無垢鳥」KPレス いつ終わりがきてもいいように。少しずつ、準備をしよう (後遺症:“白い羽根の幻覚”/視界に白い羽根が降り続ける。目星、図書館、芸術の視覚を使う技能に-5) (後遺症:“無垢の世界への憧憬”/残り3卓 あの純白の世界へ想いを馳せる。発狂時、内容を自殺癖に固定。以前に比べ、何事にも無感動、無関心になる。SAN値は通常通り減少) 2019.4.10
✾「しょうらいのゆめ」KP:わをん(NPC:全国優勝) (誰にも知られずに終われたのなら、それで) (後遺症:“無垢の世界への憧憬”/残り2卓 あの純白の世界へ想いを馳せる。発狂時、内容を自殺癖に固定。以前に比べ、何事にも無感動、無関心になる。SAN値は通常通り減少) 2019.4.12
✾「終わりなき病の処方箋」KP:わをん(NPC:全国優勝) いなくならないでほしいなあ。ゆうしょうさんの傍は心地がいいから 本当は、 終わらせたくなんてないよ (後遺症:“無垢の世界への憧憬”/残り1卓 あの純白の世界へ想いを馳せる。発狂時、内容を自殺癖に固定。以前に比べ、何事にも無感動、無関心になる。SAN値は通常通り減少) 2019.4.13
✾「まばゆいあさ」KP:わをん(NPC:全国優勝) 世界が終わって、ゆうしょうさんと引き換えに世界を救って。 あなたをヒーローにすることができたのかな 2019.4.19
✾「君が世界で生きる意味」KP:わをん(NPC:全国優勝) 見守るより傍に居てほしい。 あなたのいない世界は、どうしたって寂しく思うよ 2019.4.22(全国さんとの同居生活終了)
✾「貴方と共に映す瞳」KP:わをん(NPC:全国優勝) やっぱり、両方が揃っているのがいちばん好きだなあ。 朝の色を持つより見ていたいから。 2019.4.23
✾「2人ぼっちの即興劇」KP:わをん(NPC:全国優勝) お芝居なんてしたことがなかったけれど、僕も熱に当てられていたのかな。 彼と即興劇を演じるのは楽しかった 2019.4.24 SAN1ポイント永久喪失
✾「晩冬の最終列車」PL:わをん(PC:全国優勝) 珍しく街中で会ったと思ったら、どうやら僕の記憶だけが抜け落ちてしまったらしい。 …一時的なものならいいんだけれど。手伝えることがないのがもどかしい。 2019.4.25~2019.5.27
✾「マロウブルーに揺蕩って。」PL:わをん(PC:全国優勝) いつも通りの木曜がなんだか久しぶりみたいだ。 話をきかせてくれてありがとう、ゆうしょうさん。 2019.6.6
✾「わたしのかわいいハーメルン」KP:わをん(NPC:全国優勝) 明確に、自分の意志で他人の命を奪った。それでいいとすら思った。 …すこし息がつけてしまった自分が恐ろしい 2019.6.6~2019.6.11 POW+1
✾「オパールを分割したならば」PL:わをん(PC:全国優勝) 記憶のなかだけのゆうしょうさんがいる。きっとまた助けてもらったんだろう。 約束が、少しだけくすぐったく感じた 2019.6.27
✾「冴ゆ風のどこかで」PL:わをん(PC:全国優勝) 本当は、離れるのも忘れられるのも苦しくて、嫌だった。  迎えに来てくれて ありがとう。 2019.6.30
✾「胡蝶は誰が為に夢を見る」KP:わをん(NPC:全国優勝) 優しくて、穏やかで。もう遠くなってしまった『日常』の夢。 きっともう過ごすことがないからこそ、苦しくなってしまうのかな 2019.7.5
✾「ひとつの心臓」PL:とっと(PC:呉曙日) 弟の世代とあまり関わりがないから少し新鮮だったなあ。 どこかで呉くんが歌っているのを見れたらいいな 2019.7.10
✾「君を好きであるために」PL:わをん(PC:全国優勝) ゆうしょうさんであることに、かわりはないから。 僕にとっての幸は、彼が生きていること。…彼と生きていけること。 2019.7.19
✾「君よ影に候え」KPレス 思ったより随分と、………… 僕が死ぬときになら、渡しても「いつかの誰か」に許してもらえるかな 2019.7.23
✾「白の咲く面会室」PL:cirno(PC:我部リアス) 友人でいたいと思った。距離を測ることの難しさを知った。 また、どこかで。 2019.7.25  ✾「敗者の食卓」KP:わをん(NPC:神野明彦) PL:じゃてむ、106(PC:迷世迷、橘賢明) 彼は、あのあと選び直せたんだろうか。 自分自身から救われていたらいい 2019.8.11
✾「澱み紡ぎ夜」 PL:わをん(PC:全国優勝) 命を分け与えられた、んだろう。きっと。どこか自分ではないような感覚がある。 まだ 僕は、ゆうしょうさんと生きていたいと思った。  ★ステータスの特殊な処理   ラムの処置によって命を分け合った探索者とKPCは、ステータスに一時的な変動が生じる。   それぞれのPOWを合計し、2で割った数を新たなPOWとする。   CONに関しても同様の処理を行う。   これによってSAN値や耐久値の上限が現在値を下回る場合、その分だけ現在値を減少させる。   この変動は一時的なものであり、1ヵ月で元に戻る。   元に戻る際は、SAN値や耐久値は上昇した分だけ回復するものとする。   ラムが片方の命を救うために、片方の命の一部を移植したような状態。   元に戻るまでの間はお互いの波長が似通うようになる。   このため妙に気が合ったり、関係が親密になりやすくなったりするかもしれない。   ただしあくまで一時的なものであるため、それが続くかどうかは探索者とKPC次第である。  【後遺症:命の分け合い】   全国優勝と命を分け合った。   1か月の間CON13・POW15にステータス変動(合計して割った数値)   2019.8.12~2019.9.12 ※元の数値:CON7・POW21
2019.8.12 POW+1 ✾「ある夏の日」KP:かぷち(NPC:新戸ユーリ) 彼を見送れてよかった。誰かを知ることに、遅いなんてことはないと知った。 また、いつか会えるよう。それまでどうか穏やかに。 2019.8.29 ✾「コトワリ」 KP:わをん(NPC:全国優勝) いつかの未来の話。訪れるかもしれない可能性の話。彼にとっては今の話。 人生を縛ってしまいたくない。どうか、いつか、幸せで在って欲しい と心から、思うよ 2019.9.3~2019.9.12 ✾「不可逆的存在の証明」 PL:わをん(PC:全国優勝) 忘れられたいと思ったから、その報いだと思った。それでも、僕は忘れたくなかった。 人の欲の浅ましさを いつかあなたにぶつけてしまうことがありませんように 2019.9.12~2019.9.13 【後遺症:命の分け合い】解除/全国さんと1か月(仮)同居スタート ✾「君だけのハーバリウム」 KP:わをん(NPC:全国優勝)  ごめんね (さよならは、 ) 2019.9.19~2019.9.27 由宗研叶ロスト ✾「箱庭に眠る花冠」 PL:わをん(PC:全国優勝) あなたにおはようと言われると、朝を迎えられたと思えるから。 …迎えにきてくれて、ありがとう  【後遺症:左手首の切傷痕】   横一線に走る傷。時々、何かの拍子に痛みが走ることだろう。   助けるために得た、生きるために負った治ることのない傷痕だ。  【後遺症:欠けた魂】   魂の質量は17g。再構成した際に拾いきれなかった欠片が存在する。   それらはイオドに取り込まれているため、青に手引かれやすくなる。 2019.9.28~2019.10.4 由宗研叶復活 ✾「花に心臓」 KP:わをん 彼と僕との性質に違いなんてなかったのかもしれない。 それでも、僕は、終わりあるこの命で彼と生きていきたいと思う  【後遺症:花に心臓】   心臓(胸)の上の皮膚に、花の形をしたタトゥーのような小さな刻印が残る。   刻印はだんだんと大きくなっていき、4セッション後に心臓の上に刻印の花が咲く。   花が咲いたらCONがマイナス1される。 2019.10.6~2019.10.7 ✾「君の椅子に祝福を」 KP:わをん 本質が同一だからこそ、違えた道の先の想像がついてしまう。 さよなら、どこかの世界の僕。 2019.10.7 ✾「パラノイドたちの密会」 PL:3(PC:橿原円了) 不思議な人だった。少ない言葉で伝わるような、どこか似ているようで遠い人 忘れずにいたいと思った。いつかまた、巡り合わせで会いたいと思った 2019.10.8~2019.10.10
✾「黄金の微睡」 KP:わをん(NPC:全国優勝) 子守歌で眠れたのはいつぶりだろう。どうかあなたも穏やかでありますように (不定:幸せな幻聴・あのとき聞いた子守歌が毎夜聞こえる/残り6卓) 2019.10.13~2019.10.18 ✾「ギフテッド・アイロニー」KP:ありあ PL:わをん、ルナ、四片 (PC:安藤千尋、真柄ここね、紫上昧病) 答えを、聞きたいと思った気がしたんだけれど (事件に関する記憶は残っているが、黒幕・NPCについての記憶は全て失っている) (不定:疑心暗鬼・他人というものがわからなくなり、人と関わりたがらなくなる。全交渉技能と心理学に-10/残り1卓) 2019.11.4~2019.11.7 INT+1 ✾「ラストリゾート」 PL:わをん(PC:全国優勝) (後遺症:喉仏に11日噛み痕が残る��� 2019.10.29~2019.11.24 ✾「一夜の夢」PL:四片(PC:紫上昧病) 2019.12.10 ✾「骨ならべ」 KP:わをん(NPC:全国優勝) 2019.11.29~2019.12.13 ✾「夜半の口寄せ」KP:わをん(NPC:全国優勝) 2019.12.27~2020.2.6 ✾「水底の夢」 KP:わをん PL:けしかす(PC:花笠くらげ) 2020.2.18 ✾「Midnight pool」PL:わをん(PC:全国優勝) 2020.2.6~2020.3.13 ✾「朝日を待つ」KP:わをん 2020.4.7 ✾「宵待ち幻想」PL:わをん(PC:全国優勝) 2020.4.10~2020.7.30 ✾「空箱の見た夢」KP:わをん(NPC:全国優勝) 2020.7.30~2020.9.23 ✾「麗しく死にたい」KPレス/霞の夢1か月前時間軸    2020.10.12 (POW-1) ✾「Good Night,My Love」KP:ぽ 2020.10.31 ✾「見ずの端」PL:わをん(PC:全国優勝) 2020.11.6
0 notes