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#地球が灰皿
korokkeyasan · 11 months
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バイト
変なバイトたくさんしてきたから裏話を交えながらお話ししちゃうよ内緒だよ🤭
居酒屋ホール
一旦ね あんま言うことないし
ギャルが働いてること多いから黒髪ツインテで働くと何しても許されるよ
時給が高いほど当たり前に求められる接客のレベルも高い
五反田で時給1500円の時は月一ミーティング、月一テスト、季節ものメニューの暗記、日本酒の説明丸暗記など様々
稲田堤時給1080円はスマホいじれるし酒も飲めるし客とダベれる
バーテン(アシスタント)
私が働いてたのはエンジョイ系のバーで、ダーツとかカラオケとかポーカー台とかあるとこ
でも銀座だったからかなり大変!1発目から銀座で働く人がそもそもいなかったからハードルも上がってた(他の夜の街から出世で銀座に上がるのが普通)
ギャラ飲みに巻き込まれたり3時にラーメン食べに行かされたりマジック覚えさせられたりしたけど、基本氷削って在庫管理してた
私はカラオケでかなりの人気を博し、歌い込まれたももクロとT.M.Revolutionを銀座中に響かせる日々を送っていました
同期にEXPGでコーチもしているプロのダンサーがいて、その人はよくチューチュートレインを踊らされていた
もう1人いる同期は空手のオリンピック強化選手で、よく脱がされてた
筋肉自慢の浅黒い銀座おじさんと白い歯を光らせながらよく酒を飲んでいた 山賊
一回だけ六本木の姉妹店行かされた時に犯罪レベルのセクハラに遭って辞めた
ビールの売り子
疲れる〜〜神宮だったから段差の高さバラバラでガチ大変だった
売り子は飲料メーカーごとの採用で、私はサッポロだったからヱビスと黒ラベルを担当してたよ
同じメーカーの女の子をよく見ると、顔が似てるから採用した人の好みがわかりやすい!ぜひ見てみてくださいな
ヱビスが1番泡が立ちやすかったから移動すればするほど泡になって、売れるビールが減ってよく怒られた(酷い)
もちろん給料は噂通りの歩合制
基本給+歩合給!
売り子だけで生計を立てる人は球場の掛け持ちをしてるベテランばかりなのも特徴!
巫女
高校時代の年末年始に!
お金の話を絶対にしてはいけないのでその辺大変だった〜
初穂料って言うのダルくてはっほりょーって言ってたわ全然
年末年始は交通安全お守りが1番売れる!なぜなら会社の社用車全台につける人が多いから!商売繁盛は一つでいいからね〜
あとあの薄っぺらい和服で極寒を過ごせるわけがなく、半分死んだ状態で接客をすることになる
お笑いライブスタッフ
まぁ一応ね、これもね、
まずリハ!まじで短い!演者が来次第きっかけ聞いてそのままリハの繰り返し
グループLINEとかないからカンで道具終わったかな〜と思いながら明転する
あとスタッフ少ないから全然同時仕事とかある
バティオスで受付音照スライドを一人でやった時、できるんだって思ってしまった
あとは撮影!
なるべく邪魔にならないように〜と思いながら撮る
私はスタッフ歴よりお笑いファン歴の方が長いのでファンが欲しい写真は全把握🫴してるからこの辺は楽勝
普通にライブ写真って撮影の中でもかなり難易度が高いのでめっちゃ大変!舞台の光しかないから全然写真撮れないんだよね〜でもお金をもらってるのでしっかり撮りましょう…(はい…)
ウグイス嬢
これね!選挙カーのウグイス嬢ですわ
知り合いが選挙出るから声出るしやってや、とのことで声をかけられまして、やることに
私は一度も思ったことないけどよく声を褒められる事が多い うれしい☺️
他の候補者とすれ違う時に音量を徐々に下げて黙る→候補者が応援挨拶をする→こちらも応援挨拶をする→お互いの声が被らない辺りでまた喋る とか
住宅地では静かにとか、公園の近くではフレンドリーにとか、いろいろありますわ
かなりレアなんだけど、党車にも乗りまして…
この党車ってのは、各党の代表車なんすね
今回私は自民党車に乗って、財務省副大臣とウグイスかましたのマジアツかった!!!!!!!!
ほいで自民党車だから候補者の話はあまりしちゃいけないとかいろいろある
なんかその後国会インターン誘われたりした!行けばよかったな普通に
あとお手伝いした候補者は無事2位で当選!おめでと〜
ガルバ内勤
調布のガルバで内勤してました!バーテンアシスタントの経験がかなり生きて、特に苦はなかった!場末のガルバともなるとかなりビジュアル面は不安定で、バライティに富んだメンツが揃っていました!!
41歳のベテランガルバ嬢!3XLを着こなすガルバ嬢!湘南から通うガルバ嬢!などなど…
41歳は本当に28にしか見えなくてすごかった!!!あとベテランってだけあって本当に酒に強かった!!!!!!
とはいえ華金には女の子が足りない事が多くて、バタバタと倒れた女の子の代わりに内勤が接客する事が多々あり、それは大変だった(ドリンク代はしっかりもらえた)
月に一回来店するおじいちゃんがいるんだけど、この人がすごい!!!!!!!!!
まず金持ち!そして優しい!ほんで清潔感がある!世のおじいちゃん全員この人にしてほしい!
まじで店全員が好きな客だった!
一晩で最低40万使ってくれるし、その場にいる全員にドリンク入れてくれる!この客が来ると店のグループLINEは大騒ぎで、この客に会うためだけに出勤する女の子も多数
たまーに神客がいるけど基本どうやって普段生きてるかわからないゴミみたいな人しか来ません
金持ちアピールしといてドリンク一杯すら出さない人もいるし、45分間一言も喋らないってこっちの反応を楽しむ人もいるし、勝ち確の口喧嘩をするために来る人もいる
日本は終わりです
パチンコ屋ホール
これ今本腰のやつですわいね
死ぬほどキツいけどその分高時給なので許します
普通に賭け事だから頭おかしい人多いね!まず!
浮浪者とか来るし 金も盗むし トイレットペーパーも盗む
最近はホース盗まれたからわざわざホースを袋に入れてから物置に入れて、使う時に設置するという手間までつくってくれる
毎日40個ぐらい灰皿洗わなきゃいけないのもヤバい 極寒の野外で!!!!!
あとパチ屋も年増ギャルが多いから私みたいな地味黒髪女は珍しがられる
パチスロについて何も知らないからいまだに仕事について行けていないが、パチンコのエラーなら大体直せるようになってきた!!
パチ屋誤解あるあるを解いていくわ↓
台制御しません!!!できないし!!当たってるからこの辺で止めさせよ〜とかない!!!みんなでインカムですごいねいいねって言ってます
客を見てコソコソインカムで話してません!!!まじで当たってるのうらやましいだけ!!!
リモコンで操作なんぞしてない!!!!非稼働時間を見てるだけです!!!!そんなに怒んないでよ!!!!
このくらいしかなかった
【共通して言える事】
女子大生が接客業をすると避けては通れないこと、それが無料キャバクラ化なのですが
本当にずっと無給で汚いおじさんと喋らされて最悪でしかない!!!!汚いし臭いし金払わないもんだって!!!!!!!!
たまーーにおじさんじゃないから内心嬉しいだろと言わんばかりで話しかけてくる20代男も普通にキモいのでやめてほしい
これ言うと、接客含めての時給だろ!と言われますが他のバイトは全く話しかけられなくて私だけが搾取されてる状態なのに???と思う
まぁこれを利用してわざとギャルが多い界隈で黒髪接客をして許されを被ろうとしてるので私も私で悪いっす そう言う事でいいっす
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dryflower-forest · 1 year
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2023年5月4日
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 麦わら帽子を被って、最近買った青色アロハを着て、短パンにブーツで玉川上水沿いの林道を少し散歩。温かさを通り越して暑いくらいの陽射し。風も、五月の風も時折吹いていて、その度に飛んでいきそうな麦わら帽子を手で抑えた。飛ばされてしまえばよかっただろうか。どこへ?もちろんゴッホの夏へ。「君に握手を贈る」毎回決まって締めくくりにそう書かれていた彼の手紙。林道は木々の草々の、青空へと太陽へと伸ばされた夥しい緑の握手に覆われ仄かに薄暗く涼しく、地面へと落ちた木漏れ日を横ぎる揚羽蝶や紋白蝶の黒い影。ちょうど去年の今頃はドイツ人の作家シュナックが書いた「蝶の生活」という本を読み始めた頃で、様々な蝶の成虫幼虫の挿絵入りでその生態が博���学的に生物学的に紹介されているだけでなく、それぞれの蝶との彼の出会いや蝶を巡る幻想的な小説の章まである、蝶という生き物に対する虫網を持って野原を駆け巡るかつての少年そのままの純粋な愛と憧れと詩情に溢れたその本を鞄に入れて仕事の行き帰りや今日のような散歩の途中、時間を見つけては僕も蝶の影を追っていた、まるでシュナックの魂が乗り移ったかのように。
 ところで、「ゴッホの手紙」の中にも蝶が登場する。蝶ではなく蛾なのだけど、それは「死人の顔という蛾」で、
昨日は、死人の顔という珍しい大蛾を写生してみた。その色彩は、黒、灰色、陰影のある白や反射光のある洋紅色、かすかだがオリーブ緑色に転じた色で、たいそう大きい。  それを描くため殺してしまわなければならなかった。それ程蛾は美しかったので惜しかった。ーー硲 伊之助 訳「ゴッホの手紙 下」よりーー
背中に人間の髑髏の模様があるその大きな蛾の彼の素描を見たとき、これはたぶん半ばゴッホの想像或いは幻想で描かれた蛾の絵なのだと思っていたのだけど、その同じ蛾をシュナックの「蝶の生活」の後半の蛾の章で発見して僕は驚愕した。「死人の顔という蛾」は実在していたのだ。それは髑髏面型雀蛾(ドクロメンガタスズメ)という。
この蛾は埋没してしまった古代の夜の世界の最後の目撃者である。その恐ろしい紋章によってこの蛾は人間たちに死を、今なお存在する黄泉の国を思い起こさせる。ーー岡田朝雄 訳 シュナック「蝶の生活」よりーー
 煙草を吸う。照明は天井に二つ埋め込まれている小さな電球色のLEDだけで薄暗い、小さな動物や昆虫をペットショップで買ったときに小さな動物や昆虫が入れられる二つの小さな空気穴が空いているだけの小箱のように薄暗い喫煙所で煙草を吸う。ぼんやりと浮かぶ闇の壁にもたれ掛かって煙草を吸う人の顔、その唇の先から指の煙草の先から流れる揺らめく煙は千変万化の軌道を描き、天井へ、まるであの天井の二つの円いLEDの光から出ていくように、地獄の底から見上げた高く高く厚い厚い天井に空いている小さな二つの出口、ここの住人には決して手の届かない小さな二つの出口、窓、裂け目、地上への出口へと流れていく煙かのように、煙を糸のように吐いて、その糸が吸い込まれていく、決してわたしを引き上げてはくれない、わたしが吐いた蜘蛛の糸の流れの先を見上げるわたしはきっと今ルドンの気球の眼をしている、重力を、わたしが重力に縛られた存在なのだと、私は重いのだと、つまりは地獄の底に居るのだと気が付かせてくれる、そんな喫煙所、でもね、地獄の底にも光るものがあって、それは二つの光源のちょうど真下に二つ置かれている灰皿、銀色に鈍く光る灰皿、水の張られた皿を円く囲って覆う銀の蓋が鈍く光っている、大概は捨てられた煙草と煙草の灰の山に埋まっているその二つの目玉と瞳、だけど、たまに掃除の人が来ることがあって、そのときは捨てられた煙草も煙草の灰も綺麗に除けられて、だから銀色の眼球の真ん中に張られた水が二つの瞳のように浮かぶ、でも、その二つのお皿は煙草の脂や錆で焦げ茶や黒茶や赤茶や朽ち葉色に染まっているから、その二つの瞳は冬の池の底、その秋に散ったたくさんの落ち葉が静かに安らかに沈み込んでいる冬の池のようで、電球色のLEDに照らされて琥珀色に輝き微かに揺らめくその瞳は穏やかな午後の陽が射し込む冬の池の底のようで、髑髏面型雀蛾の羽根、身体の色合いはちょうどそんな色をしている。わたしの部屋が、今も少しだけ置かれているけど、百花繚乱のドライフラワーに埋め尽くされたら、きっと真夜中に窓を叩いて飛んで来るだろう、髑髏面型雀蛾。しかしそのとき彼が背中に乗せて持って来るのはいったい誰の骸骨だろう?それはきっとわたし自身の骸骨だ。ゴッホはあの蛾の背中に彼自身の骸骨を見たのだ。もう彼は居なかった。それからしばらくして彼は死んだ。でも、もう既に彼は居なかった。最後の方に描かれている彼の絵はまるで煙で描かれているようだった。彼は死んで、煙になってその煙が彼自身の最期、骸骨を見ていた。わたしもその蛾を見たときにはもう居ないのだろう。真夜中に窓を叩く風。わたしの居ないドライフラワーが咲き乱れたわたしの部屋の中を気ままに優雅に不思議そうに舞う髑髏面型雀蛾。
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わたしは わたしの居ない わたしの部屋で暮らしたい かつてそうだったように わたしは わたしの居ない わたしの世界を見てみたい かつてそうだったように
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startingline99 · 9 days
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𝘼 𝟭𝟵𝟳𝟯 𝙅𝙖𝙥𝙖𝙣𝙚𝙨𝙚 𝙛𝙞𝙡𝙢
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<スタッフ> 原作:新岡勲/監督:小谷承靖/脚本:剣持亘/撮影:金宇満司/音楽:渡辺岳夫 <キャスト> 渡哲也、加賀まりこ、神山繁、地井武男、苅谷俊介
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A
ゴキブリ刑事、ザ・ゴキブリ 鳴神涼(渡哲也)は、安アパート「利根荘」に住んでいたが、部屋に帰ってくるなり裸電球💡を点けて胡座をかいてタバコを吸い始める。部屋にあるのは灰皿だけだ。また、インスタントコーヒーを飲もうと、やかんをコンロにかけようとするがコンロの火がつかない。 ガスが通っていない事を知った鳴神は、コップにインスタントコースーの粉を入れると、水道の水で溶き、歯ブラシの柄で混ぜて飲み干す 印象ニ残るシーン。 あまり意味の分からない迫力に欠ける映画だが、大都会の大門そのもの。
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ゴキブリ(暴力団)狩りを自認する人呼んで“ゴキブリ刑事”と呼ばれる刑事の妥協を許さない非情な捜査を描く。 劇場公開日:1973年6月9日 83分
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遺骨、酸初、初夏、夏至、我博、臨床、先客、那波区、東海、雲海、雲水、初楽、飼養、規律、滅法、頑丈、撃破化、内板、飼養、機咲州、分癖、蛾妙、頌栄、丼爆発、濃彩、恋欠、名瀬、徒歩機、歌詞役、素市、癌滅、元凶、願文、文座、同發、長門、至極、極美、呵責、端午、併合、奈落、底癖、幕府、某尺、尊式、検疫、未除、路側、柑橘、脂溶、瑛人、冠水、豪材、剤枠、土岐、駄泊、検尺、漏洩、破裂無言、任期、崩説、全滅、壊滅、開幕、統帥、頭数、水湿、冠水、抹消、網滅、馬脚、財冠水、風隙、来妙、勤学、餞別、名判、名盤、観客、衆院、才覚、無能、果餓死、損初、波脈、釋迦、損失、片脚、那古、可物、筋層、真骨、存廃、破格、名湯、今季、写楽、苦況、罪責、孫覇、全滅、今父、奈落、旋盤、秒読、読破、名物、貨客、泉質、随想、滅却、監理、素質、遡行、文滅、菜根、無端、庄屋、破壊、客率、合併、豪式、続発、泣塔、透析、頑迷、場脈、野張、船室、乾物、吐瀉分裂、戒行、噛砕、爾、晩別、海苔、西明、縁月、花月、独歩の大蛇、再発、納言、遺言、残債、背角、破壊、忠膵癌、統帥、馬車、下劣、火災、乱尺、毒妙、縫製、貨坂城、歳発、富低落、菜初、命式、山賊、海剤、激武者、瓦礫、破水、分裂、賀露、屠畜、能月、見激、破壊、破戒、採石、屈託、門別、皆来、家来、千四、我楽、夏楽、無慈悲、壊滅、破棄、損勤学、外鰓、長水、瑛人、永久、旋律、斑紋、財年、場滅、甘露、舐めけり、真靭、察作、論祭、乾裂、薩長、泣塔、室見、川縁、岩石、言後、荷火災、防爆、鋒鋩、体制、貨車、顎脚、刺客、坐楽、損益、脳系、文才、分合、合壁、啓発、萌姫、島内、監修、真木、合理、独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺��、循環、奈良、菜道、���脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、麺期、演説、合邦、放射、雑律、貨客、選別、燕順、考慮、試薬初、財源、富、符号、井原、若榴、清涼、無數、才覚、絶望、奈落、奔放、有識、台東、詮索、懸念、病状、設楽、宴客、怠慢、時期、同部、弁解、冊立、立案、前略、妄動、侮蔑、廃絶、間髪、図解、経略、発泡、者発、立案、滅鬼、自利、論酒、桜蘭、五月雨、垓年、処理、短髪、散乱、絶滅、命日、庵客、実庵、龍翔、派閥、同盟、連峰、焼殺、勝中、割裂、残虐、故事、量発、敗残、花夢里、面月、原氏、雑考、推理、焼殺、膵癌、導風、千脚、砂漠、漁師、活滅、放射、洋蘭、舞妓、邪武、涅槃、毛髪、白藍、他式、民会、参謀、廃車、逆発、峻峰、桜蘭、殺戮、銘客、随分、刺死、脳犯、我版、論旨、無垢、血潮、風泊、益城、拝観、舘察、懺悔、空隙、髭白、模試、散乱、投射、破滅、壊滅、下痢、他殺、改札、寿司、葉式、魔雑、渾身、等式、命日、安泰、白藍、良志久、中須、掻敷、北方、監視、血式、血流、詐欺、加刷、販社、壊滅、坐楽、白那、苫小牧、欄物、演説、開脚、摩擦、欠史、宰相、掻敷、飾西、近隣、可能、刺自虐、崑崙、独歩、良案、隔絶、菜作、妄動、犬歯、核別、概要、立案、破格、殺戮、良案、快絶、防止、那古、風別、焼安泰、独庵、囲炉裏、壊滅、外傷、刃角、視覚、耳鼻、下顎骨、子孫、剥奪、憂鬱、優越、液状、先端、焼子孫、兵法、那波、安楽、最短、数式、絶句、庵杭、雅樂、動乱、者妙、垓年、独初、前報、奈落、数道、弓道、拝観、俯瞰、散乱、男爵、害面、炎上、抹殺、破棄、分別、額欄、学雑、宴客、体面、村落、柿区、害初、告発、欄式、体罰、侮蔑、浄光、情動、差額、君子、何発、兵式、童子、飾西、各滅、我札、審議、半旗、普遍、動脈、外傷、無償、木別、別格、名皿部、京脚、破棄、試薬、絶滅、学札、清涼、爆発、組織、壊滅、ここに、名もなき詩を、記す。風水、万別、他国、先式、続発、非力、産別、嘉門、神興、撃易、弊社、紋別、座泊、画狂、式典、胞子、画力、座敷、学舎、論別、閉域、爆風、万歩、博識、残忍、非道、望岳、死骸、残骸、符合、壊滅、匍匐、弄舌癖、死者、分別、砂漠、白藍、模写、服役、奈落、忖度、符尾、同盟、田式、左派、具癖、退役、蛇路、素白、昆北、北摂、写経、文武、択液、図解、挫折、根塊、道厳、視野別、奈落、鳥羽、グリシャ・イェーガー、粗利、惨殺、学癖、優遇、陶器、場作、土壌、粉砕、餓鬼、草履、羅列、門泊、戸癖、山系、学閥、座枠、忠膵癌、視野別、脳族、監視、佐伯、釋迦、敏捷、遇歴、佐渡、名張、紀伊市、名刺、干瓢、夏至、楽節、蘇遇、列挙、間髪、風脚、滅法、呪水、遇説、死骸、爆発、山荘、塀楽、茗荷、谷底、愚者、妄動、還魂、色別、最座、雑載、論客、名足、死期、近隣、名張、迷鳥、呑水、飛脚、晩別、獄卒、殺傷、視覚、乱脈、鉱毒、財閥、漢詩、死語、諸富、能生、那波、合理、血中、根菜、明初、鹿楽、宮札、度劇、臥風、粋玄、我馬、洞察、今季、爾脈、羅猿、激園、葉激、風車、風格、道明、激案、合祀、坐楽、土地油、力別、焼殺、年配、念波、郭式、遊戯、富部区、奈脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、懐石、討滅、報復、船室、壊滅、回族、先負、嗚咽、暁闇の、立ち居所、餞別、乾式、財閥、独居、乱立、差脈、桜蘭、龍風、抹殺、虐案、某尺、無銭、漏洩、北方領土、白山、脱却、幻滅、御身、私利私欲、支離滅裂、分解、体壁、脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、土脈、桜蘭、郎乱、乱立、派閥、別癖、恩給、泣き所、弁別、達者、異口同音、残骸、紛争、薔薇、下界、雑石、雑草、破戒、今滅、梵論、乱発、人脈、壊滅、孤独、格律、戦法、破戒、残席、独居、毒僕、媒概念、突破、山乱発、合癖、塹壕、場技、極楽、動脈、破裂、残債、防壁、額道央、奈良市の独歩、下界残滓、泣き顎脚、朗唱、草庵、場滅、乖離、鋭利、破戒、幕府、網羅、乱脈、千部、土場、契合、月夕、東美、番號、虎破戒、在留、恥辱、嗚咽、完封、摩擦、何百、操船、無限、開発、同尺、金蔵寺、誤字、脱却、老廃、滅法、涅槃、脱却、鯉散乱、立哨、安保、発足、撃退、学別、憎悪、破裂無痕、磁石、咀嚼、郎名、簿記、道具雨、壊滅、下落、吐瀉、文別、銘文、安胎、譲歩、剛性、剣率、社販、薙刀、喝滅、解釈、村風、罵詈雑言、旋風、末脚、模索、村立、開村、撃退、激癖、元祖、明智用、到来、孟冬、藻石、端午の贅室、癌客、到来、未知道具雨、寒風、最壁、豪族、現代、開脚、諸富、下火、海日、殺傷、摩擦、喃楽、続落、解脱、無毒、名毒、戒脈、心脈、低層、破棄、罵詈、深海、琴別府、誠、生楽、養生、制裁、完封、排泄、虐殺、南京、妄撮、豚平、八食、豪鬼、実積、回避、答弁、弁論、徘徊、妄説、怒気、波言後、節楽、未開、投射、体者、破滅、損保、名水、諸味、透析、灰毛、界外、土偶、忌避、遺品、万別、噛砕、剣率、戒行、一脚、快哉、提訴、復刻、現世、来世、混成、吐瀉、場滅、経絡、身洋蘭、舞踏、近発、遊戯、男爵、最上、最適、破裂、改名、痕跡、戸杓、分髪、笠木、路地、戳脚、快晴、野会、対岸、彼岸、眞田、有事、紀伊路、八朔、減殺、盗撮、無札、無賃、無宿、龍梅、塩梅、海抜、田式、土産、端的、発端、背側、陣営、戒脈、母子、摩擦、錯覚、展開、星屑、砂鉄、鋼鉄、破滅、懐石、桟橋、古事記、戸杓、媒概、豚鶏、墓椎名、顎舌骨筋、豚海、砂漠、放射、解説、海月、蜜月、満期、万橋、反響、雑摺、油脂、巧妙、
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しかし、不思議だよなぁ、だってさ、地球は、丸くて、宇宙空間に、ポッカリ、浮いてんだぜ😂でさ、科学が、これだけ、進化したにも、関わらず、幽霊や、宇宙人👽たちの、ことが、未だに、明かされてないんだぜ😂それってさ、実は、よくよく、考えたら、むちゃくちゃ、怖いことなんだよ😂だってさ、動物たちが、呑気にしてるのは、勿論、人間ほどの、知能指数、持っていないから、そもそも、その、不安というのが、どういう、感情なのか、わかんないんだよ😂それでいて、動物たちは、霊的能力、みんな、持ってんだよ😂でさ、その、俺が言う、恐怖というのはさ、つまり、人間は、これだけ、知能指数、高いのにさ、😂その、今の、地球が、これから、どうなっていくかも、不安なのにも、関わらず、その、打つ手を、霊界の住人から、共有されてないんだよ😂それに、その、未開拓な、宇宙人や、幽霊たちとの、関係性も、不安で、しょうがないんだよ😂つまり、人間の、知能指数が、これだけ、高いと、余計な、不安を、現状、背負わされてるわけなんだよなぁ😂そう、霊界の、住人たちによって😂でさ、もっと言うなら、😂それでいてさ、人間が、唯一、未来を、予想できてることはさ、😂未来、100%、自分が死ぬ、という、未来だけ、唯一、予想ができるように、設定されてんだよ😂でさ、それってさ、こんだけ、知能指数、与えられてて、自分が、いずれ、確実に、死ぬという、現実を、知らされてるんだよ😂人類は😂つまり、自分が、いずれ、死ぬという、未来予想だけは、唯一、能力として、与えられてんだよ😂勿論、霊界の、住人にだよ😂これさ、もう、完全に、霊界の住人の、嫌がらせなんだよ😂そう、人類たちへのな😂つまり、動物たちは、自分が死ぬことなんか、これポチも、不安じゃないんだから😂その、不安という、概念をさ、😂想像すること、できないように、霊界の住人にさ、😂つまり、設定されてんだよ😂動物たちは😂つまりさ、霊界の住人は、動物より、人間が、嫌いだから、こんなに、苦しいめに、人類は、立たせ、られてんだよ😂で、これ、考えれば、考えるほど、ゾッとするんだよ😂だって、霊能力ある、得体のしれない、霊界の住人の、嫌がらせ、させられてんだから😂人類は、今、まさに😂つまり、人間の知能指数こんだけ、あげさせられてるってことは、😂そういうことなんだよ😂つまり、自分の、死の恐怖と、死後、自分たちが、どうなるのか?という、二つの不安を、抱えさせられてんだよ😂人類は、今、まさに😂そう、霊界の、住人にだよ😂もし、霊界の住人が、人間、好きなら、こんなに、自分の死ぬことをさ、恐れる感情も、湧かないように、設定されてるはずだし、😂死後、自分が、これから、どうなるのか?という、不安を、感じることなく、生きてるはずなんだよ😂そう、霊界の、住人が、人間、好きなら、そんなこと、おちゃのこさいさい、😂なんだよなぁ😂つまり、動物たち同様、なんの、不安も抱くことなく、毎日、生活できてる、はずなんだよなぁ😂人類たちは😂
でさ、あと、も一つ、俺、不気味に、思えたのはさ、😂そもそもさ、こ��地球上に、なんで、人間だけ、生きてるわけじゃなくてさ、😂つまり、人類の先祖と言われている、猿や、魚類とかが、絶滅することなく、😂人間と、共に、この地球に、未だに、暮らしているのか?ってことなんだよ。😂だってさ、進化論で、言えばさ、😂つまり、オーソドックスな、猿で、例えるとさ、😂そう、猿は、人類の先祖なんだからさ、😂すでに、絶滅してて、いいはず、なんだよ😂そう、恐竜や、マンモスみたいに、猿も、絶滅していて、いいはずなのにさ、😂なんで、これだけ、年月が、経って、これだけ、人類の知能指数が、高くなるまで、時間が、経っているのにも、関わらずさ、😂未だに、猿が、人間と、地球に、共生しているのか?って、😂考えたことない?😂だって、不思議じゃん😂普通に、考えてもさ😂
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joeohuchi · 4 months
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昔のガソリンスタンド灰皿交換してくれたな~ Gas stations in the olden days cleaned out the ashtrays.
猫と錨って似てません?
プロのピアニストに私のピアノ批判されてもな~ ピアニストじゃないし Even if a professional pianist criticizes my piano, I'm not a pianist.
スルメ食べてたらタバコと間違って火つけちゃった I was eating dried squid when I mistakenly lit it as a cigarette.
地球の一番はげた場所って 野球グラウンドだと思うんですよね
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僕と君がすわってたのは 地球の一番はげた場所 体育館のような台所に ”君があの朝いけたバラ”
風が走りぬけたのは 地球の一番はげた場所 ”遊んでいたのは風の子供達” やじるしの帽子をかぶっていた
石油ストーブで旅をしたのは 地球の一番はげた場所 ”僕等は古新聞を指揮棒にして 冬の星座にうたわせた”
うぐいすの声をきいたのは 地球の一番はげた場所 君のバスケットボールのゴールの中に "僕は春の花を差し込んだ"
見知らぬ男のことを知ったのは 地球の一番はげた場所 君は顔から影になり ”僕を夕闇の中に置き去りにした”
僕が今でも思うのは 地球の一番はげた場所 体育館のような台所に”君があの朝いけたバラ”
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夏が来て僕等 アイスクリーム食べて笑った 木に登り僕等 何回目の夏か数えた
うばわれた声に耳を澄まし 自転車で知らない街まで 終わりなき午後の冒険者は 夏に疲れるなんてそれは とても罪なこと
夏が来て僕等 高校野球なんて見ないで 夏草にのびた 給水塔の影を見ていた
裸足ならもっとよかったけど 宿題は机でまってる 誰かがピアノを弾いているよ みんな誰もが秘密をもつ 汗ばんだ季節だ
八時半広場に集まろう 花火ならたくさん持ってる スリルあるやつやきれいなやつ 今夜部屋から抜け出してさ 森を見に行こう
夏が来て僕等 成長のドアを足であけた
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嵐の中で抱きあって これが”最後じゃないのか”と いつもそんなせつなさで ぎりぎりの”キスをしよう”
錨を上げて帆をはって 冷たい雨にうたれても ”夢”がついに破れても ”この旅は終わらないよ”
だからもう”涙をふいて” だからもう”怖がらないで”
よくみてみればわかる "たいしたことでもねぇ"
消えてゆくのは”まぼろし”か なにかとても”大切な” ”忘れ物”をしたような この気持ち”くすぶってる”
どこにも”落ち着かないで” どこにもたどり着かない 風のオートバイに乗って 虹の彼方までさぁ
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hicky-no-mates · 8 months
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midnight whisper
まぁまぁそんなに構えるなよ。リラックスして、とりあえずそっち座って、俺はこっち。ビールでいいやんな?じゃあ生2つ。あと灰皿下さい。まぁほんまのこと言うたらコーラがええねんけどな。まぁせっかくやしな。今日はビールにしとくわ。っす~、とりあえずヤニ吸いたいっすね。うす。すんまへん。っすぅ~、はぁ〜、ふぅ。え?いや別に酒辞めたとかないっすよ(笑)そういう噂ってほんま一人歩きしていくっすね~あ、いや、だから別に酒辞めてないっすよ?それで言うとビールとコーラやったらシンプルにコーラの方が美味いやん?って話っすね。あとお酒はしんどいねんな次の日。寝起きとか最悪やん。まずその日の最初に「昨日あんなに飲まへんかったらよかった」って思うとこから始まる1日なんか過ごしたくないやん。やからまぁコーラの方がいいっすね。ほんまは。まぁでも今日はせっかくなんで、一杯くらいはね。飲んどきますわ。ふぅ。いやぁ~、さてさて、最近どんな感じっすか?てかめっちゃ久々じゃない?最後に会ったのは多分コロナ禍くらいかな?元気してた?え?あ、まぁ俺は相変わらずっすよ。その、前のバンドが急に解散しちゃって、やっぱ自分がライブしなくなったら、ライブハウスはなかなか行かなくなっちゃうっすねぇ~。どんな顔して行っていいか分からんっていうのもあったんですけど、いや、まぁ今思えば何様やねんって感じなんすけど(笑)でも自分にとってライブハウスは他人のライブを見に行く場所っていうよりも、やっぱ自分がライブする場所なんすよね。だから自分がライブ出来ない状態でライブハウスに行くのって、自分にとってはストレスになることの方が多いというか、そういうのは前のバンドが調子良く、上手く行ってた時も思ってたことなんで、だからやってたバンドが解散しちゃったら、尚更「ライブハウス行こう」とかは思わないっすよね~でも、それも今となっては自分自身ももっとフラットなマインドで「ライブハウス」っていう場所を遊び場として捉えられていたらなって思うっすね。今になってって感じですけど。デカい音を出して〜、酒飲んで、タバコ吸って、遊べる場所、っていう。そうそう視野が狭いんでね、俺。すぐ型ハマっちゃうから(笑)お笑い用語で言うと「かかっちゃってる」から(笑)あ、でも、そもそもの話で言うと俺はそういう場所、苦手やから(笑)やっぱ根が隠キャやからな「ウェ〜イ⤴︎⤴︎」みたいな陽キャノリ?ヤリラフィー?そういうのはほんま萎縮しますね(笑)まぁ当然、学校に友達なんかおらんから10代、高校生なってからはよく分からんまんま一人でとにかくライブハウス行ったりして、つまらんな~みたいな感じで壁にもたれてmixiするみたいな(笑)好きな関東のメロコアバンドとか来てた時は、それはもうオタク魂全開で、ハコ行って本人に勇気出して話しかけるけど、十中八九引かれるみたいな(笑)だからなんつうか、愛が歪んでるんですよね。ドクター・ストレンジラブって分かります?スタンリー・キューブリック監督の、あ、でもその話するんやったらフルメタルジャケットっすね。断トツで。時計じかけもええっすけど、ああそうオレンジ。2001年、宇宙の旅もいいっすよ?でも、あれが一番おもろいっすね。うんフルメタルジャケット。え、てかビールまだっすかね?あ、ていうか話逸れたんすけど、だから結局のとこ、どうして私の愛があなたに伝わらないの?ってなっちゃうんですよね。あれっすね、メンヘラっていうんですかね?カッコ良く言うと狂気みたいな?まぁだいぶカッコ良く言ったけど、とにかく、そういうのんとお酒の相性ったら、ないで?もうそりゃお互いがお互いの足を引っ張り合うみたいな。まさに日本の現代社会の縮図みたいな?そうそう最悪ってこと。俺は酒飲んでも楽しくなるっていうか怒り?アングリー?な部分の感情がめっちゃ増幅されやすくなっちゃうんすよね~なんか酔っ払ってよくモメる人とかいるじゃないっすか?あ、いや、自分はそんなんしないっすけどね(笑)でも、そうなっちゃう気持ちも全然分かるし、お酒入ると、自分もそのスイッチが入りやすくなっちゃうんすよね。ハッピースイッチがお酒じゃ入りにくいってことっす。たぶん相性が悪いんでしょうね。だからお酒で楽しくなれる人は羨ましいっすよね。え?いやいや今日はそんなことならんから安心して(笑)もう俺も大人やし(笑)まぁまぁ今は楽しく飲めますよ。ええ、はい、まぁ、あ、でもやっぱビールってなったら焼肉と餃子っすよね~お酒飲まんけど、飲むってなるんやったら、まぁそのどっちかがいいっすね~焼肉か餃子、でも焼き鳥もええっすね。焼き鳥あ、ありがとうございます〜あす、あす。いや、ビール、くるの結構、時間掛かったくないすか?いやいやいやいや大丈夫大丈夫、聞こえてへんって。いや、ってか、ってか聞こえてる方がいい。その方が絶対にいい。いや、だって、ビール、持ってくるの、さすがに時間掛かりすぎ。いやいや、だって注いで持ってくるだけやん?いやまぁ、忙しかったんかな。ま、しゃあないっすね。うす。ま、やし?タバコ吸えるから、全然ええんすけどね。何でもええんすよ。タバコさえ吸えたら。ほんで、何や言うても今、既に目の前にあるからな。ビール。ナウで。はい。あ、ほなほな、おすおす、じゃあ、とりあえず、お疲れっした~乾杯~。
そして、それぞれがこれでもかとかちんかちんに冷やされたジョッキの持ち手を握り、天に掲げ、怒号のような掛け声の合図をきっかけに、まるで時は戦国、血に飢えた侍の刀と刀が鍔迫り合いするかのように、あるいは過ぎたことは水に流し、希望に満ちた新しい日々の始まりを祝う除夜の鐘を鳴らすかのように、ましてや一週間前にはまことしやかに囁かれていた地球に隕石がぶつかるという噂は真実で、今まさに人類が滅亡するきっかけとなる惑星と惑星が衝突するかのように、ジョッキとジョッキがカチンと音を鳴らしては、その祝福の音の余韻に浸るような仕草はひとつも見せず、一目散にそれを自分の口元まで勢いよく運ぶと、その満たされることのない己の欲望に当てつけるかのように、パンパンにジョッキの中を満たした黄金の輝きを放つ液体を、いっさい躊躇うことなく、抗うことなく、己の五臓六腑めがけ、その勢いのままに流し込んだ。前戯をすっ飛ばし、すぐに挿入するような、下品で、粗雑で、乱暴な素振りで。恥知らずとはまさにこのことである。がしかし、この様な行動に至ったのは、いたしかたないことなのである。なぜなら待ちに待ってやっと訪れたこの瞬間に、行儀よくなんてしてられるわけがない。目の前に山があって登らない理由が見つからない。目の前の裸の女を無視できるわけがない。砂漠のように乾いていた口、荒んだ心は一瞬で潤わされ、その直後、そよ風のように、優しく、ふわりと麦芽が香り「これがホップってやつか」などと足りない頭で分かったフリをしつつ、自然の偉大さを知り、いやでも工場生産か、などとオカルトと科学はいつも紙一重だと自分の哲学に一種の閃きを持たせ、一時の優越感に浸りつつ、それと同時に自分はなんて愚かなんだと哀れみ、自己啓発面したその実自傷系マスターベーションさしずめ単身SMプレイのような精神世界まで意識は経由してしまっている。ビールを飲んだだけで。ここまでくれば、むしろ「ホップが違えばそりゃビールの味は変わるよ」くらいの違いの分かる自分を演出して、そんな自分にすら酔いたいところではあるが、そんなのは可愛いものだ。いくら気持ちは10代の頃から変わってないとはいえ、私たち、いつだってエバーグリーン、ドントトラストオーバーサーティーと真顔で言い続けるには、さすがに無理があるというのは言うまでもなく避け難いのが現実だし、その現実を避けて通さないのが社会だ。簡単に許しちゃくれない。ホップの違いがビールの味の違い、それが背伸びなんて言うのはそれこそお前幾つなんだ?と眉間に皺を寄せて迫ってくるハードルの高い「普通」という概念。そんな、ただでさえ肩身の狭い思いを全身で受け止めながら、中学生の頃から精神年齢は一向に成長する予兆を見せることなく、それなれば当然、社会には上手く溶け込めず、相変わらずそんな状態で今日を迎え、これはむしろワンチャン退化してるんじゃないか?��どと苦笑いでその場の空気を濁しつつ、事実として実際に30代半ば、ある程度使い込んできたこの身体は実に正直であり、わがままだ。まさに乳飲み子が乳を求めるかの如く、無意識に、ただ目の前にある美味すぎる飲み物を一滴でも多く、身体に摂取したいと、そんな醜悪で下劣な欲望丸出しの感情を一切隠そうともせず、手にしたジョッキに口づけするその瞬間ばかりは、もはやこの奥底から沸き立つ己のおぞましい欲求を抑制するなど到底できないことなのである。そもそも、それが出来ていれば今だってこんな惨めな思いはしていないのだ。どうせこの苦しみは長く続く。それなら今日の苦しみは明日に先送りだ。明日、今日先送りにした分、苦しいとしても今、明日の快楽もまとめて摂取してしまいたいのだ。なぜならこの瞬間はチャンスであり、またとないベストタイミングだからだ。何も無い明日に「逃した魚は大きかった」と後悔などもうしたくないのだ。好奇心に勝るものはない。そうとなればあとは猿だ。馬鹿になってしまうのだ。その快楽に、欲求に、ただ素直になるのだ。材料は揃ってるのだから。馬鹿になると決め、躊躇わずゴクっ、ゴクっと喜びの音色を喉から2回鳴らす。下向いてばかりの人生だが、この瞬間ばかりはさらに顔をグッと上にあげ、その液体が身体に流れ込んでくる速度をさらに加速させる。その直後、喉元に染み渡る炭酸の刺激、そして脳天に突き刺さるような、いや脳天を貫くような圧倒的爽快感、その瞬間に体内で精製され放出される報酬系ドーパミンのおかげで瞳孔は完全に開ききる。そのまま3回目のゴクっ、を迎える頃に一度目をつむり、飲み込むリズムと心臓が脈を打つタイミングが同じだとか、海辺に打ち寄せる波の数は1分間におよそ18回、18を2倍にすると36、これは人間の体温、36の2倍は72でこれは人間の脈拍数であり、赤ちゃんがお腹にいる日数と同じ、そう。全ては繋がっているのだ。などともはや手軽に禅体験さえ「ついで」で済ませてしまうような、その礼儀知らずさというか、末っ子気質というか、悪い癖というか、醜さや腹黒さ、浅はかさ、そういった人間の不完全ささえも、引っくるめて俺たち人間という生命体はこの地球という星で、それぞれの宇宙を背負い、地に足を着けて生きているんだ。ただ、それだけのことだ。公園の砂場の蟻の群れと何も変わらない。ビールがあって俺がいる。生きるってことは美味いものを喰うってことなんす。吸血鬼が生き血を啜りたいって思うのと同じってことっす。じゃないとわざわざ「生」ビールとか言わないっしょ。ははは何て思ってたら、その頃には既に身体中を駆け巡る快感を越える安心感に身と心を委ね、普段の生活で抱えているストレスとともにジョッキを机に叩きつける。そして、そのジョッキを机に叩きつける音が響き渡るのと同時刻、自分にまとわりついてくる全ての面倒な物事・事象が本当に自分には一切、無関係だと、心の底から一切、全く関係がない、とどうでもよくなる頃、その思いは大きな溜め息一つに集約され、その空間に吐き出される。さっき火を着けたはずの煙草は灰皿の上で燃え尽き、灰と化した。
※この物語はフィクションです。
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akikoomura · 1 year
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「二十億光年の孤独」
月を見ていたら
地上には、谷川俊太郎さんの詩「二十億光年の孤独」が溢れている、そんな事を思い
秋の夜長、静けさに虫の鳴き声が心地よく
疲れた身体に、cheruちゃんの歌声やクラッシックのピアノ曲が静かに沁み渡り癒してくれます
-深夜 地球が灰皿になる-
「アン・ダグリッパの結婚」の文末、吉行エイスケのパンクな謎が未だ解けず、そこがまた格好いいなぁ〜と思う十月がはじまりました
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zootwo · 1 year
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花言葉は「呪文」、ざあざあぶりのハンドソープ、力任せなオーロラが空と地面を灰色につなぎ、そのまま、釘を打つように雨は内核まで打ち込まれていく。地球が内側から冷えていき、遅延した怒りのように地殻を押し上げるとその冷気は竜巻になり、竜巻の上で島々は曲芸のように踊った。皿回しをエクステにしたような風貌の地球は太陽の光が塗り残した宇宙の傍へ顔を背け、その呪文を唱えた者を自らの中に発見しようと死に物狂いだった。
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chabatayuka · 1 year
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「たき火会」(後編)
たき火会場所:  奈良山園(2023年4月16日) たき火会展示: 茅スタジオ(2023年4月14日〜17日) 料理: 旅する料理人・三上奈緒 写真: 中村紋子 企画/書手: 茶畑ゆか
告知ページ: https://www.boustudio.com/takibi
「たき火会」イベントレポート前編はこちら。
徐々に料理ができあがってくるにつれて、火のまわりに人が増えてきました。(ぜんぜん料理に構わず竹切りに没頭している子もいますが、それもまたよしです)
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鹿肉もいい感じに焼けてきました。
その脇で、せっせと副菜づくりをすすめます。
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そして、ついに、パエリア完成ー!!
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最後の仕上げに、裏で摘んできた木の芽をぱらぱらかけます。
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みんなで作ったパエリア、手作りマヨネーズといろいろ果物のマリネ。 どれもほんっとうにおいしそうです。
今回使わせてもらった野菜はすべて、奈良山園をはじめとした東久留米の志あふれる農園の野菜たち。
野菜や鹿に対する感謝の気持ち、その野菜を作ってくれた人たちや鹿肉をきちんと処理してくれた人たちに対する感謝の気持ち、ごはんを作ってくれたこと、竹を切ってお皿をつくってくれてありがとうの気持ちをこめて「いただきます」をみんなで言おうねと、旅する料理人の三上奈緒さんが話してくれます。今日のごはんは正真正銘「みんなで作った食卓」だし、こどもたちが一番のはたらきものでした。
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いただきます!と元気に言って、さあ、待ちに待ったごはんタイムです。
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3時間かけてたき火でじっくり焼いた鹿肉はすごくパワフルで、みんなで作ったパエリアは最高においしくて、畑の果物でつくった塩とお酢だけのマリネも絶品、手づくりマヨネーズも最高!「おいしー!」とそこかしこで聞こえてきます。たき火を囲みながらおいしいご飯をもりもり食べました。
普段は野菜をほとんど食べないというお子さんももりもり野菜を食べていて驚いたと感想をくださった親御さんが何人かいらっしゃったのですが、よい土で元気に育った野菜のおいしさを感じていたのかもしれません。
おもしろいことにもつまらないことにもとっても正直なこどもたちが、筍掘りから竹細工づくり、たき火料理に食事会と、飽きている時間が一瞬もなかったように感じます。大人たちにいっぱい質問してひっぱり回し、そしてこども達同士で仲良くなって遊びまわっている風景がとてもよかったです。
暮らしの中に当たりまえにあったはずの「火」。その火を囲む��とで自然と生まれる交流。そして火から遠ざかる都会で暮らすわたしたち。火がわたしたち人間の始まりにあり、火をかこむことで仲間となり文化が生まれてきたのではないか、という三上さんの問いかけは胸に迫るものがあります。
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4月16日、旅する料理人・三上奈緒(みかみ なお)さんと一緒に、茅スタジオにほど近い東久留米の奈良山園でたき火をしてきました。
発端は、なぜこんなにも私たちの暮らしは火から遠ざかっているのだろうという疑問から。東京に住んでいると火がとても遠い存在に感じられます。IHも増え、日々の暮らしに火はほとんど必要ないかのよう。でも火はかつて人々の生活の中心にあったはずです。
わたしたちの求める豊かさとは何なのか、どういう風景が豊かだと感じるのかを捉え直したいと思いながら様々な企画をしていますが、その中でも今回は「豊かな食のあり方とは何なのか」ということに焦点をあて、企画していました。栄養たっぷりなものを食べていれば「豊か」なのか、地域と繋がっていれば「豊か」なのか、コンポストがあってヴィーガンで地球環境に気をつかっていれば「豊か」なのか。
そこで見え隠れしてくるキーワードは、スローフード運動で主題となっていた「顔の見える関係性」なのかもしれません。しかしコミュニティが解体され尽くしてきた日本、得に東京においてそれを再構築するとしたら何から始めればよいのだろうと考えると、火を共に囲むことがまず必要なのではないかと感じました。なので、まずはここ、東京の西で火を囲むことから。
だれもが食事が出てくるのを待つだけの「お客様」ではなく、こどもも大人もみんなが自分にできる仕事をし、みんなで食卓をつくりながら共に火を囲む。そんな三上さんの提唱するAround the fireの精神に共鳴し、奈良山園の畑に春が訪れる中、たき火を囲んできました。
たき火会は、その後もとっても面白いです。 参加していただいた皆様から絶え間なく届く熱い感想たち。もっと深く考えてみたいと哲学対話に参加してくださる奈良山園のスタッフさん達や参加者の方々。じつはとっても参加したかったのだけど行けなかったとお話してくださる方々。後から知ったけど、本当に行きたくて残念だったとお話してくださる方々。たき火会をきっかけとして生まれたご縁がたくさんあり、それは今でも生まれつづけています。
大事に続けていきたい企画です。また冬にやりたいねと三上奈緒さんと奈良山園の野崎林太郎さんとでお話しています。
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▶︎旅する料理人 三上奈緒 https://www.naomikami.com/ 東京農業大学卒。「顔の見える食卓作り」をテーマに、色を通じて全国各地の風土や生産者の魅力を繋ぐ。焚き火を囲み、自然の惠みを料理して、一つの食卓を作る喜びを。食卓から未来を想像する学び場Around the fireを主宰。Edible schoolyard japanのchef teacherをはじめ、子ども達の食教育も行う。目で見て肌で感じたものが全て。全ては自らの足で歩く。が信条。海に山に川に、料理のフィールドはどこへでも。石を組み、木でアーチを組み、焚き火で料理する、プリミティブな野外キッチンを作りあげる。
▶︎たき火会の場所について たき火会の場をかしてくださり、当日のアクティビティでは素晴らしいスタッフさん達の連携プレーでこども達をサポートしてくださった東久留米の奈良山園。実は江戸時代から400年以上続く農園です。奈良山園が目指しているのは循環型農園。どうして「循環型農園」と銘打っているのか、については次回更新予定の対談で詳しく描かれます。
▶︎食べもの飲みものスペシャルサンクス 奈良山園 https://narayama-farm.com/ ココミニトマト 関ファーム @sekifarm.coco ラディッシュ、さつまいも 晴の字農園 @harunojinouen しいたけ、にんじん、かぶ 高橋農園 キウイフルーツ 大島農園 @ohshima_nouen アスパラガス 松本農園 @jizo_yasai お手伝い&アドバイス 柿の木園 @kakinokifarmtokyo クラフトビール「パラダイスビアー」のセレクト ヤギサワバル @yagisawabar_official
パンの差し入れ  マウパン @mau​_pan_higashimurayama プチフール @petit_four_romi
▶︎イベントで出るゴミたち たき火会のあと。 灰はさつまいもの肥料に。野菜くずは堆肥に。竹のお箸やお皿は乾かしてまた燃料に。かまどは庭石。椅子は切り株。道具や食器は持ち寄り。イベントがゴミの製造装置ではいけないよ、という三上さんの教え。イベントのあとはできる限り全てまた自然へ返っていきます。
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告知文
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旅する料理人・三上奈緒(みかみ なお)さんと一緒に、茅スタジオにほど近い東久留米の奈良山園でたき火をします。
発端は、なぜこんなにも私たちの暮らしは火から遠ざかっているのだろうという疑問から。東京に住んでいると火がとても遠い存在に感じられます。IHも増え、日々の暮らしに火はほとんど必要ないかのよう。でも火はかつて人々の生活の中心にあったはずです。
そんなことを考えながら去年の夏に訪れた長野県中川村。そこにはAround the fireという活動を主催する、旅する料理人の三上奈緒さんがいました。三上さんと巡る中川村には、地産地消、自給自足、里山と共に生きること、顔の見える関係性、循環など、様々なキーワードが飛び交う「これから」を見据えた人びとの姿がありました。
私は中川村の人々の背中を見つめながらも、まずはここ、東京の西で火を囲むことから始めたいと思います。だれもが食事が出てくるのを待つだけの「お客様」ではなく、地元の畑で自ら野菜を採り、こどもも大人もそれぞれができる仕事をし、火を囲みながらみんなで食卓をつくっていく。そんなAround the fireの精神に共鳴しながら、奈良山園の畑に春が訪れるなか、たき火をかこみたいと思います。
東京で、共にたき火をしませんか。
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exloyrog · 2 years
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20200601
「呆れた希望」という言い回しが気に入った。『天龍院亜希子の日記』という小説。標記通りなら亜希子が主人公になるところだが、この小説では別の主役がおり、亜希子は一切登場しない。あくまで主役の過去回想で登場する、大した関わりもない地味な女の子でしかない。
彼は彼女の日記(ブログ)に出会うが、その出会いによって人生が大きく変わるわけでもない。たまたま見つけたそのブログをブクマし、彼は何度も読み返す。だが、そこから何かを得るわけでも、共感するわけでもない。ネットの広大な海に独り言を沈める亜希子と、それをただ拾うだけの彼。立場は違えど、孤独で虚無でのんべんだらりとした人生を生きている、生身の人間たちが、ままならないことに折り合いをつけながら人生を歩む。ただそれだけなのに、何故こんなにも心を揺さぶるのだろう。
主役の運動部らしい妙なプライドの高さと、灰皿に押し付ければ一瞬で消えてしまうような正義感の薄さに最初は辟易したが、読み進めるにつれ、「こいつも上手くいかない人間のひとりなんだな」と共感していった。こいつも俺と同じで、やる気があったり、なかったりする毎日を、何となく生き、時々ちょっと図に乗って何かを決断して生きている。等身大の彼のささやかな悩みに、ああ、俺もだなとうなずくばかり。ままならないまま、仕事も婚姻も人間関係も時間に流されていく。
そんな彼に、彼女の父が伝えた言葉が印象的だった。「呆れた希望を持って生きていくんだ」。「呆れた希望」とは、ささやかだけど、これがあればちょっとは生きやすくなるかなと思えるような物事のことだ。言い換えれば、自分にとっての「救い」か。登場人物の中で挙がったのは、ジャニーズとプロ野球。亜希子にとっては誰に届くかもわからない個人ブログ。ああ、俺にとってのハロプロ、特撮、音楽、漫画と同じじゃないか。この「呆れた希望」こそが俺を生かしてくれる。前々からわかっていたことだ。だが改めて「呆れた希望」という言葉をあてはめられたことで、自分が縋っているものにハッキリと輪郭づいた気がした。
趣味だけじゃない。どんなちっぽけなことでもいい。ささやかなことに希望を見出し、日々を生きていく。絶望ばっかしてないで、ベッドに突っ伏してばかりいないで、色んな希望に目を向ければ、頭と体に血が巡り、丁寧で安らかな生を送ることができるんじゃないかと思う。
今日は髪を切り、無味乾燥としたスパイスカレーを作り(味しないのに痛いからさだけある最悪なやつ)、ゆっくりと小説を読み、これまたゆっくりとシャワーからのクレンジング&泥パックを顔面に施した。なかなか丁寧な暮らしができている......が、仕事は全然捗らなかったことは反省してくれ。これから色々押し寄せてくるのが目に見えているんだから、早め早めに手を回そうな。
※2年前の日記。鍵垢で2年間ほどTumblrをやっていて、ようやくログインできたので持って来れそうなものだけ持ってきた。誰にも読まれない場所で書いたくせに、誰かに読まれることを想定しているかのような文章が可笑しい。
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t-u-e-n-3 · 4 years
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スピード
満月を指差し笑ったきらめきは
悲しみの瓶に落ちる一滴
左から右へ視線を移していくと、木々の間から見える青空が夕陽に向かって白んでいくのがこの世界で一番自然なグラデーションだと思いました。
17:00のチャイムがこの小さい街に響き渡り、そのまた小さいショッピングモールに設けられた喫煙スペースで私は文章を紡いでいます。
風は日中に比べると少し丸みを帯びて心地よく、深呼吸をすれば乾きたての布団のような香りが身体の中へ入り込んできました。
少し眠くなってきた目をだらしなく開けて、まだ読み終わっていない本が部屋で2、3冊埃をかぶっていることを思い出しました。
なぜ自分は今、新しく小説を購入してしまったんだと後悔と少しの期待で文教堂の青いビニール袋が揺らめきを一瞥して立ち上がります。
風向を考えて吸い殻を投げると赤い灰皿の淵にコツリと当たり、ちょうどバレーや卓球のネットにあたった玉がそのまま前方に落ちるようなコースで吸い込まれて行きました。
夏が来ていました。
迫ってきた実感も、待っていたわけでもありませんが、いつの間か蝉が鳴いて、空は高く、誰もが半袖を着てそこにいました。
時間は意識の下流で音もなく、結露のように落ちていきます。
いつまでもそんなスピードで、記憶の瓶底に数字を落としていきます。
いつしかその瓶を覗いたとき、悲しくも、苦しくも、生きてきた中での美しさや、素晴らしさにというものを見つけることができるのならば、本当の涙を一滴、その瓶底に流してみたいと思うのです。
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skf14 · 4 years
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間接照明なんて小洒落たものは、この部屋には置いていない。それは私の生活に、そんなオプションにまで気を配るほど金銭的にも精神的にも余裕がないせいでもあったし、そもそもワンルームの狭い部屋でテレビ以上に程よく光を与えてくるものなどないからでもあった。
「そろそろ照明買えよ。」
「なんで。」
「だってお前、セックスする時暗いと何も見えないじゃん。かと言って部屋の電気は付けさせてくれないし。」
「明るいの恥ずかしいから付けない。それに、テレビつけてるじゃん。十分見えるでしょ。」
「そのせいで俺らは深海魚に見守られながらハジメテを迎えたわけだけど。」
「素敵な初夜じゃない。それに、強いて言うなら今日も、ね。」
そう、今日も、私と彼は、狭いシングルベッドの上で、深海のドキュメンタリー映像に見守られながら繋がった。夏の暑い日、地球に鞭打ってクーラーをガンガンに効かせ、程よい室温の中で体温を分け合った。光る四角の中では、ゆらりゆらりと奇抜な形と色をしたクラゲが、波も音も光も何もない水の底を揺蕩っている。まるで私たちみたいだ、とその様子を自嘲すれば、彼は、詩的なことはよくわからない。と眉を下げるんだろうか。
「嫌い?深海魚。」
「いや、嫌いじゃないけどさ。」
「なら良かったじゃんか。何、それともガキ使でダウンタウンに見守られながらしたかった?」
「色々アウトだよバカ。何が悲しくて、おっさんがケツしばかれるとこ見ながらイかなきゃいけないのさ。」
「ふは。」
あいにく私はブルジョアな身分じゃないただの派遣社員だし、いつ切られるか分からない首を皮一枚つなげて、なけなしの賃金は生活に消えていくし、彼は輪郭の曖昧な夢と、どこかにあるはずだと信じて疑わない「自分にしか出来ないこと」を追いかけるだけのフラフラした大人だし、未だにどんな仕事をしているのかすら知らないし、間接照明は大体部屋が沢山ある家に住むちゃんとした大人が所持するものだろう。私の家には、相応しくない。この価値観はいつどこで拾ったものなのか、どう育ったものなのか、最早分からない。
彼が煙草をやめてから、どのくらい経っただろう。気を遣って、彼が初めて家に来る時買っておいた百均の灰皿は、シンク下の扉の中で埃を被っている。別に嗜好品まで支配する気はない、と遠回しに伝えた私に彼は、「でも好きじゃないんでしょ?なら、キスもするし、辞めるよ。」と笑った。あぁ、ダメになる。と思う。私は、いつまでも私のまま、立っていたかった。
「あ、出た、お前の好きなやつ。」
「そろそろ名前覚える気ない?」
「覚えらんないよ。こんな難しい名前。」
「ミシシッピアカミミガメより短いし、簡単でしょ。カイロウドウケツ。」
「ヘチマ乾かしたやつにしか見えねぇ。」
「もうヘチマにしか見えない。」
画面の中で、海綿体の仲間、カイロウドウケツがゆらゆらと海底に生えているのを、大して興味もなさそうに彼が私の身体越しに見ていた。偕老同穴。言葉を先に知っていた私は、己がそれを好きになった皮肉をひしひしと感じていた。いや、別に関係はない。ただ、その二酸化ケイ素、いわゆるガラスで作り上げられた骨格が美しく、惹かれただけだ。
テレビに夢中になっていた私を、彼は抱き寄せて頸にキスをして、好きだと言っていた腰のラインを撫でて、まるで愛用の抱き枕のように優しく扱う。彼にとって心地良い存在になっていることを、微塵も疑わなかった。少なくとも身体に関しては、細く、白く、肌触りが良いように気を付けていたし、それを褒められるのはとても幸せなことだった。少し無骨で私よりも大きな手が私を撫でる時間が、夢のような心地を私に与えた。
私と彼、どちらがエビなのだろう。カイロウドウケツは、網目構造内、胃腔の中にドウケツエビ、というエビを住まわせている。このエビは幼生のうちにカイロウドウケツ内に入り込み、そこで成長して網目の間隙よりも大きくなる。つまりは外に出られない状態となるのである。
寄生、依存、嫌な言葉はいくらでも思い浮かぶ私の脳は、「共存」というたった一言を導くことが出来ない。そう、私た���が、将来的に分化し、雄と雌の番になって一生を過ごすエビ同士だと、どうしても思えないように、私は彼のもの、彼は私のもの、そんな歪んだ物差しで、いつも彼を見つめていた。
カイロウドウケツにとって、ドウケツエビを住まわせるメリットは何もない。知らぬ間に己の中へ勝手に入り込み、出られなくなるほど大きくなり、カイロウドウケツに引っ掛かった有機物や、食べ残しを啜りながら、そのガラスの網目に守られ、身勝手にもオスメスに分裂し、安寧の中で呑気に繁殖する存在だ。これを共存などと呼んでしまえるほど私の神経が図太ければ、よかったのに。
彼は、私がなぜこの生き物を好きなのか、知らない。
「片利共生。」
「ん?何?」
「ううん、何もない。」
「そう。そろそろ寝よう。もう眠いよ俺。」
「うん、明日何時に起きる?」
「予定もないし、起きた時に起きれば良いじゃん。」
「だね。で、パン屋行って昼食にしよう。」
「だな。」
「じゃあ、おやすみ。」
「ん、おやすみ。」
テレビに釘付けな私の背後で、背中を向けた彼は布団を鬱陶しそうに胸元まで押しのけ、眠る体勢へと入った。暖かい体温を背中に感じながら、私の思考はまたカイロウドウケツへと戻ってくる。彼らのような関係を、片利共生、と呼ぶらしい。片方がメリットを享受し、片方にはメリットもデメリットもない。これが仮に、片方に寄生することで害を及ぼす場合、片害共生、と呼び名が変わる。互いに利益を及ぼす場合は、相利共生。
彼と私のような関係は、どれに当てはまるのだろう、と、カイロウドウケツを見る度に思う。勿論、人間関係が、恋愛感情が、メリットデメリットで全て片付くなんて、そんな機械的思考は持ち合わせていない。が、しかし。私は彼のガラスで出来た繊細な檻の中で自堕落に自由を堪能している能無しなのかもしれないし、彼を囲うように己の身体を組み替えて腹の中に収めている傲慢な女郎蜘蛛なのかもしれない。考えは広がり、収集がつかなくなってゆく。彼はとっくに眠りに落ち、すぅすぅと穏やかな寝息が聞こえてくる。寝つきがいいのが自慢だと、小学生のような誇らしげな顔で彼は言っていた。私はそれをBGMにしながら、思考の海を漂うのが好きだった。
揺蕩う思考の中は掌で温めたローションみたいで、冬場にしっかり保湿した私の二の腕の内側みたいで、要するに、柔らかくて気持ちがいい。微睡みにも似ているこの感覚が好きで、私は脳を休ませない。
私が彼を家に誘った時、意を決して彼にのし掛かったら、「我慢出来なくなるからやめてくれ。」なんて泣き言を言われて、柄にもなく興奮した。可愛い、と思った。だから私は、いいよ。と、ただ一言、それだけ言って、身を委ねた。初めての経験だった。苦手だった人肌も体温も、彼のものであれば共有したいと思えた。不思議だ。人間というのは、杓子定規にはいかない。私は、彼と、恋人をした。ありとあらゆる思いつくことをした。させた。付き合わせた。楽しかったのだ。どうしようもなく、まるで初めておもちゃをもらった子供のように、際限なくはしゃいだ。あれは間違いなく、初めての、恋だった。
画面の中、私の目に四角く映る白い画面の中では、名前すら判明していないカニの一種が寄り添い合って、海底に沈んだ鯨の骨を啄んでいた。ふわふわと千切れて漂う頭蓋のふやけた脂肪が、いつか北海道で見た大きな綿雪のようで、私は寒くもないのに布団に潜って、彼の背中に寄る。丸くて、暖かい。生きている人間がこうして、隣にいる。私はダメになりそうになって、ダメになってもいいか、と自分を甘やかして、明日なんて別にどうでもいい、と、心の蟠りを全部捨てて、意識はまた脳内の深海へと戻っていく。
私、貴方に、ずっと言えなかったことがあるの。そう。私、貴方の前ではそれなりにちゃんとしてたけど、本当は全然ちゃんとしてないのよ。仕事から帰ったら服は脱ぎ散らかすし、好き放題開けたピアスは毎日どこか付け忘れてみっともなく穴だけ取り残されてるし、キャッチはすぐ無くすし、しょっちゅう転がってるの踏むの。勿論、貴方から貰ったのは、ちゃんとケースに飾ってあるけど。子供は嫌いだし、マトモな生活だってしないし、ファーストフード大好きだし、お肌はたまに荒れちゃうし、それに、人の愛し方が分からなかったの。
尽くせば気持ちが伝わるって、それはただの自己満足だって、言われたわ。見返りを求めてるように見える、って。そうよね、当たり前だわ。分かってた、私。でも、それ以上の正解が見つからなかった。私に愛されちゃった貴方が可哀想で、申し訳なくって、ごめんなさいって、考える度そんな気分になるわ。謝るのだってきっと、自己満よね。
「愛、って。なんだっけ。」
ぼそり、溢れた言葉を拾う人間はいない。ゆらりゆらりと画面を横切る脳のないクラゲには、そんな芸当させられない。美しいものは、美しいというだけで、もうそれ以上すべきことはない。人間ばかりがどうにも醜いから、世界のアレやコレやをせずにはいられない。愛。愛って、何?義務?オプション?幸運?麻薬?どんな例え方をしても、しっくりこない。ただ、私は貴方を愛だと例えるし、貴方は私を愛だとは例えないだろうってことは、分かる。悲しいわ。私、貴方のことになると、年甲斐もなく悲しくなる。
窓が白んでいるのに気付いて、私はそっとスマホを傾け、時刻がもう朝の4時を迎えようとしていることに気づいた。3:58。偶数は、割り切れるから気持ちがいい。今から眠ればきっと目が覚めるのは11時過ぎで、私よりもゆっくり眠る貴方は私に起こされて、ぐずりながら私を抱き寄せるのね。
テレビを消し、意識しなければ消えていきそうな光を捕まえて、彼の方を向いて見た。相変わらず背中しか見えない。着ているスウェットからは、私の使ったことのない柔軟剤の匂いがして、私の好きな香りじゃないのに、落ち着いてしまうのが妙に悔しかった。貴方が愛されてる匂いだわ、なんて、捻くれた私は胸がチリっと焼ける気分になる。貴方のお母さんが、貴方を思って洗った服。羨ましかった。愛されても愛されても、飢えてしまう病気なのだと、私は彼の憎らしい香りを胸いっぱいに吸い込んで、軋む肋骨を摩った。
普段無駄にある語彙を尽くしても、結局、好きだと、それだけが彼に抱いていた感情だった。馬鹿みたい、そんなはしゃげる歳でもなかったのに。彼よりも歳上で、しっかりしなきゃいけなかったのに。
私は彼の背中をそっとなぞり、そして、息を潜めてぴったりくっついた。
微かに聞こえる鼓動の音。
私と同じ形の、身体。
馬鹿ね、私も貴方も。セックス、なんて、覚えたての中学生みたいに茶化しあって、感覚で快楽を共有して、繋がれるモノも場所もないのに、歪な形を自覚した上で、ここに存在するのが最上の愛だって、信じてやまないの。違和感だらけの世界で、何も考えず貴方を見上げてた刹那が、どうしようもなく、幸せだった。こんな思考なんて今すぐにでも燃えるゴミに出してしまえそうな、堕落を悪だと思わない洗脳にも近い、強烈な幸せ、だった。
うん、幸せだった。私。今更理由が分かったの。きっとあれは、私が、貴方で幸せになってた時間だったんだわ。貴方と幸せになりたかった私の傲慢さが、私にしか見えない世界で、私を道化にしたのね。
貴方がいなくなってからもう、随分と時が経った。のに。未だにベッドに眠る度、私の顔の横へ肘をついてキスに耽る貴方を思い出す。私の好きなぬいぐるみを枕に惰眠を貪る貴方を思い出す。五感に結びついた記憶は厄介だと、貴方が身をもって教えてくれた。
今更、もう一度貴方と共に、なんて、そんなことは思わない。ただ、もう少しだけ、せめて深海に潜る時だけは、貴方を思い出すことを、許して欲しい。
共に幸せになれなかった、懺悔を込めて。
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hitodenashi · 4 years
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28/海に屍と濡羽菊
(SILENTにおける全てのネタバレが存在します)
(2021年7月某日の話)
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 きっとそれが黒い大輪の菊に見えたのは、炎天下で首裏が焼かれる感覚と、足首が波に冷やされる感覚が起こした倒錯のせいなのだ。
 波音にのって、生ぬるい潮風が鼻先を撫でる。七月の海辺、日差しは朝だというのに既に強い。これが浜辺いっぱいにうざったい椰子の群れでもずらりと並んでとかいるのであれば影ができて話が別なのだろうが、本土の海岸でそんな植生は見たことがない。精々がシュロ、或いはマングローブ。それがあるにしても亜熱帯の地域だけ。こんな東海の片田舎の海辺にそんな耐塩制植物の群れが生えているわけもなく、よって首筋は陽に晒された結果じわじわと焼かれている。  七月、朝の日差し。生えかけの入道雲が山並みに沿って起き上がっている。  フィールドワークは私の日課だ。本業と言ってもいい。海洋生物群の調査、兼磯釣り、兼浜辺散策。SILENTからの任務が特にない週、そのうちの数度はフィールドワークに出かける。部屋に閉じこもって研究するのも良い――特にクソみたいに暑い日は――が、自分の分野は実地でのデータを得ないとまずはじまらない。釣りや磯漁りは趣味のようなものだが、得られないものがないわけではない。魚はおいしい。自分で捌いて食べるものはもっと。  だからその日磯に向かったのは偶然であり、運命だった。竿先の糸をのんびり垂らしているのにも飽きて、ぶらぶらと向かった先の潮だまりはすでにぬるくなっていた。岩場いっぱいに磯の匂いがじらじらと立ち上り、鼻の奥に潮を塗り付けてくる。  岩礁を二、三歩海側に跳ねるように歩いたところで、波打ち際になにか黒いものが打ち上げられているのが見えた。大輪の花のような黒い何か。  それはちょうど岩礁に乗り上げたような格好で岩に引っかかっており、波が何度か柔らかくさらって行こうと��を投げかけていたけれど、黒い大きな花弁はふわふわと濁った泡の網の間にゆれるばかりだった。  一抱えもあるそれをぱっと見て、私はそれを海中に落ちた菊のようだと思った。細長く薄い花弁は濃い青の上に艶をもって浮かんでおり、波に揺れてふわふわと佇んでいた。  岩のふちには近づきすぎず、タモ網を伸ばしてそのかたまりを慎重に掬いあげると、確かな肉の重さが手の平に伝わってきて目を見ひらいた。やがてそれが大輪の花などではないことに気が付いた。それは、大きなカラスの亡骸だった。 「……なんで、海なんかに」  水を含んだ体を網から外して、抱きあげた。その拍子に翼がだらりと垂れ下がり、屍はいやに大きく見えた。  死んでしばらく経っているのか、からだは硬直が解けて僅かに柔らかかった。炎天下の潮水に晒されていたせいか微かに肉が生ぬるい。羽は潮水にもまれたのか一部があちこち変な方向にねじれ、痛んでいた。  頭部の形はあまり見慣れないもので、くちばしの形はハシブトガラスやハシボソガラスにしては整っている。在来種でないことは一目で解った。喉の羽毛が逆巻いており、濡れたせいでいっそうオパールのような七色に艶めいていた。彼は、ワタリガラスだろうと思う。北国の鳥であることはたしかで、どうしてこんな真夏の、よりにもよって辺境の海辺なんかに。  私は思わず周辺を見渡した。カラスの群れはどこにもいない。ざあんと波が岩場にうちつける音ばかり轟いている。沖合からミャウミャウとウミネコの声がした。背後を仰げば遠くに鳶の影が見えた。黒い翼は、案の定どこにも飛んではいない。  羽織ったパーカーが濡れるのも構わず、私は反射的にその遺骸を抱いていた。胸元はすでに水を吸い、じっとりと布がよれている。濡れた肌に海風が吹き付けてようやく私は亡骸の冷たさを感じた。翼の形が崩れてしまわないよう、慎重に彼の翼を折りたたんで抱きなおした。  若い個体のようだった。堕ちてしまったにしては外傷はなく、きれいな体をしている。岩礁に打ち上げられたときに擦れてしまったのかくちばしの端だけが少し欠けていた。瞼はぴっちりと閉じられて開かない。潮だまりで水浴びをしようとして、波にさらわれてしまったのだろうか。こんなところで、一羽きり、誰もいないところで。  日はじりじりと首を焼いている。太陽は中天に近づくにつれいよいよ勢いを増していた。ワタリガラスからは、まだ死臭がしなかった。  私は汐で痛んだ体を抱きかかえて車に戻った。急いでトランクからクーラーボックスを取り出すと、黒い遺骸をタオルと防水シートでくるみ、氷の内側に埋めるようにしてから蓋をした。内径90センチのクーラーボックスは彼の尾羽を折らないぎりぎりの大きさだった。それから磯に戻って、バケツの中に入ったイサキ二匹をしぶしぶ海に放流した。銀のうろこがやがて海底に沈んで見えなくなったところで、車のエンジンを掛けに戻る。時刻は九時四十分を指していた。普段家に帰るにしては、あまりにも早すぎる時間だった。
 家に着いてまず行ったことは着替えることでもシャワーを浴びることでもなく、亡骸の洗浄だった。石鹸水を含ませたタオルで綺麗に全体をぬぐう。全身潮びたしなので、羽の隙間や翼の関節、足のつけねまで塩を取り除くように丹念に手入れした。  このとき微かに腐敗が始まったようで、肉の解けるにおいが作業場に籠り始めていた。過剰に冷やした暗室はばかみたいに涼しくて、私の乾いた足には砂がまだまとわりついたままだった。  翼を開いたり閉じたりしながら、写真を撮り、記録を付ける。体長79センチ、翼開長150センチ、オス、年齢不明だが二歳程度、くちばしに微細な欠け。  同定にさほど時間はかからなかった。確かに彼はワタリガラスだった。紙面にCorvus coraxと走り書いて、まじまじと閉じた瞳を覗き込んだ。東海の沿岸部にワタリガラスが飛来したことはもしかしたらどこかを探れば履歴が残っているのかもしれないけれど、私は一例だって知らない。不勉強を嘆くべきなのだろうか、それともこのようなイレギュラーに知識なしで遭遇したことを僥倖と思うべきなのだろうか。  慣れない夏の、冬のそれとはまったく様相の違うぎらつく太陽の下、ふらふらと一羽(ひとり)でこんなところまで翼をはためかせて飛んでいたのであろうことを思うと、私は自分の呼吸が浅くなるのを感じた。唐突に両の肺が痛んだ。  石膏粉をはたくと、まるで埃をかぶったように姿がみすぼらしくなる。水気をとってから一度粉を落とし、今度はまんべんなく駆虫粉をまぶす。潮ざらしになっているからそこまで虫はついていないと思うけれど、野生種はダニなどに食われやすいので丁寧に殺虫をする。毛の流れに逆らって粉をはたくと、時折やわらかな灰色の羽毛がふわりと抜けて私の鼻先をくすぐっていった。  粉をきれいに払ってから、体を台の上で仰向けにする。私はその広い胸にゆっくりとメスを埋めた。正中線に沿う腹と胸をつなぐ場所に羽毛の無い部分がある。肌は柔らかな灰青色をしており、つぷ、と刃先を飲み込んだ。  腹部を切り開いて、こんどは首と両肩に向かって皮を剥いでいく。腹膜と皮下脂肪の間の腱を切るようにしてメスを少しずつ滑らせていく。皮が剥がれた裏側にミョウバンを刷り込みながら、肉の塊と皮を丁寧に分離させる。  かるく私の身長ほどはある両翼は大きく、肩の骨もそれに見あって立派だった。骨を折らないように慎重な手つきで関節を根元から抜く。くちばしの真下まで慎重に切れ目を入れ、頸椎と食道を分離させる。思っている以上に綺麗に骨が抜けたので、骨格標本も作れるかもしれないとふと思い立った。喉の羽毛は切り開かれてもなお逆巻いて、玉虫色の渦のようにきらきらと光っている。ただ、きれいだった。  白い脂肪を掻き出しながら、ゆっくりと背側を剥いていく。首と胸を繋ぐ筋を切り落とし、服を脱がせるようにして皮を裏返した。私は彼を暴いている。  内側の肉たちは思っているより静かだった。腹膜の内側でころりところげるのに時折どきっとするけれど、それらは存外おとなしく、じっと皮が分離していくのを見つめていた。腐敗のせいで肉は少しだけ酸っぱいにおいがした。夏は足がはやい。もう少しはやく見つけてあげればよかった。それでも潮溜まりより、ずっと腹膜は冷たかった。  私は無言で皮を剥ぐ。やがて油脂腺の油でメスがどろどろになった。尾羽の付け根を切る。綺麗な濡羽色をしている。一つだったからだと内臓が分離していく。  弾力のある腹膜ごと内臓を左手でそっと支えると、指の腹が肉に埋もれて脂肪で濡れた。人の肉もこれくらい柔いのだろうか? 無心で皮を剥ぐ。やがて直腸を総排泄孔の手前で切断する。鉗子で先端を抑え、静かに抜け殻から肉を引き抜く。アルミトレイの上に乗せられた体内は、羊膜が破れていないままの胎児にも似ていた。腹膜を透かして素嚢が見えている。胸でようやく抱きかかえられるほどの大きさだから、人間の嬰児よりは少し大きかった。  まだ翼と脚と頭の肉が残っている。肩口から皮を裏返しながら肉を削ぎ、慎重に骨を抜いてはホウ酸の粉をはたく。代わりに針金の骨を入れて翼を固定する。  学術用の剥製にしたほうが楽なことは解っているが、立派な体なのだから本剥製にしたかった。腿の肉を掻き出して骨を抜く。上体に再度手をのばす。キジやサギにくらべ、首が短いカラスは頭骨を剥ぐのがやりやすい。首を裏返す。賢い頭蓋が剥き出しになり、隙間から脳が見えた。  眼窩にピンセットを差し込んで視神経ごとちいさな丸い眼球をずるりと抜き出す。黒曜石のような、小さくて綺麗な黒い色だった。あらかた顔まわりの筋肉を削ぎ終えたら、最後に脳を掻き出す。針に通した糸でまんべんなく、こそげとるようにさらう。  剥製を作るとき、頭骨だけは皮の内側に遺しておくことになる。余った肉を削いでいく。ミョウバンとホウ酸粉を丹念に塗りつけて、脂肪を慎重に削いで、最後に骨を拭って除肉は終わる。  抜いた骨たちは別のトレイに置き、皮を乾かしながら一度休憩をとった。午前中から作成を始めたのに、すでに日暮れに近い時間になっている。集中が切れたせいか唐突に異様なほど空腹を感じた。台所にいくと、妹が作りっぱなしのサンドイッチが冷蔵庫に放置されていたので勝手にいただく。クリームチーズが塗ったくられていることだけはとりあえずわかった。やはり不味い。おそらくあいつは料理の才能がないのだろうと結論をつけて、胃にパンを落とすことだけを考え、口元をぬぐった。皿を洗ってから作業部屋に戻る。  皮が変に縮まないうちに形を整えなければならなかった。翼などの一部を除いて内容物をあらいざらい引き抜かれたからだは二次元のように平らだ。骨の代わりに針金を、脂肪の代わりにわたを、臓器と筋肉の代わりに綿(めん)を入れ、生前の容貌を再現していく。そこに魂が宿らないことは知っていても、還ってこないことはわかっていても、可能な限り精巧なすがたを作り上げたかった。生きていたということを遺したかった。  そんなこと誰に頼まれたわけでもないのに。  そうやって作業に没頭し続けて数時間、すでにとっぷりと日が暮れ切った夜半にようやく剥製の全体が整った。切り開いた場所を簡単に縫合して、形が崩れないようにガラス棚の中へ保管しておく。  そこで初めて息をついて、ガラスの向こうに閉じ込められた濡羽色のきれいなからだを眺めた。死体とは思えないほど美しいそれは、しかしどうしたって死んでいた。からっぽのからだ。からっぽののうみそ。動かないつばさ。欠けたくちばし。  飛んでいるときの姿を知らない私にとって、その翼がどうやって風を切るのか、瞳はどう海を映したのか、止まり木をどうしならせるのか、梢と尾羽の擦れあう音がどんな高さなのか、それらのうち一つきりさえわかることはなかった。  私は彼を知らない。死体はもう鳴き声の一つも上げない。  恐る恐る手を伸ばして、くちばしの先から根元までをそっと撫でた。なめらかなくちばしは、しかし欠けた部分だけがざらついていた。あごの付け根を軽くさすって、そっと手を離した。ガラス戸を閉める静かな音が濃い潮の匂いに染まる部屋のなかに響いて消えた。私はアルミトレーの上に放り込まれた骨々を溶液に漬け込んで、部屋の電気を消す。
 彼の剥製を教授に譲ることにしたのは、研究室で暇を持てあましてパソコンを抱えながら遠心分離機とにらめっこしていたときに教授が構われたがりそうに話しかけてきたことが発端だった。会話の中で駿河湾の話になって、不意にこの間ワタリガラスが飛来していたことを思い出したのでそれをいうと、彼はひどく興味津々にその話題に首をつっこんできた。 「飛来、って言っても、拾ったのは死骸ですよ」 「どちらにしても珍しいことには変わりないよ。剥製にできるほど状態がよかったということでもあるし」 「トキやらなんやらだったら生息域のマーキングに使えますけど、ワタリガラスですよ。北海道にでも行けば冬場死ぬほどいる」 「はは、謙遜するなあ。そういう珍しいものを珍しいと理解して、適切に判断、処理できることを褒めているんだから、素直に受け取れば良いのに。とても珍しいことだよ、私も直に見たかった」  謙遜なんていわれても、私はみつけただけであってここまで飛んできたのは彼自身である。僅かな空しさを感じて私は返答に困り、「はあ」とだけ零してまた遠心分離機の液晶パネルを見た。残り時間はまだ二分もある。この後もう一回遠心分離をかけないといけない。パソコンの画面と液晶パネルを無産的に交互に見てから、ぼんやり口を開いた。 「差し上げましょうか、剥製。気になるのなら」 「え、良いのかい」 「別に……。それに作ったのはいいですけど、家にあったって、管理しきれないですし。本剥製に仕立てちゃいましたけどそれでいいのなら」  どうします。と聞くまでもなく、彼の返答は「勿論」だった。研究室に飾ってくれるのであれば、虫に食われることも、腐敗してカビだらけになることも懸念しなくていい。四角いガラスケースの中で、作り物の止まり木に掴まってはばたく直前の格好をしながら、朽ちるまで永遠の沈黙を貫いていることができる彼のことを想像すると、安堵の隙間にどこか血の匂いのする溜め息が滲んだ。  教授は別れ際に、私に向かってこう言った。「そもそも、君がしっかり作り上げる本剥製自体珍しいから、それがよほどきれいな個体だったのだろうなと気になったのは否定しないよ」と。
 その日家に帰ってから瞳に埋め込むための石を取り寄せることにした。実のところ、本剥製はまだ完成させていなかった。けれど他人に渡すのであれば面倒臭くとも仕上げをしなければならない。私は剥製職人ではないが時間をかければそれなりのものは作製できる。性格ゆえに、作りきる根気が滅多に出ないだけであって。  やることを整理する。まずパーツが届く間に、ポーズを整えて、縫合をしっかりして、毛並みをもう一度整えて。そうやって手を尽くして、ガラス越しに見る誰の目にも君が凜々しく見えるように。  だからこそ二も三もなく、彼の眼窩にぴったりな黒い瞳を探すつもりだったのだけれど、どうしてかふいに私の無意識が抵抗して、勝手に動作の主導権を握った。腕は勝手に、月色の丸い石のページを表示させていた。  数秒、その画面を見て固まる。まぶたの閉じないくぼみに嵌められた良く晴れた夜半の空のようなそれを脳裏で一瞬再生してしまい、引き攣るように笑って無理に頭を振った。濡羽に金の目。その文字列が、文字列以外のイメージに行きつかないよう強制的に思考の根をシャットアウトして、私はページを反射的に閉じる。その後は余計なことを何も考えず、黒曜石を選択してカートに入れるだけだった。だって、黒いワタリガラスに金色の目を持つ個体なんていない。 「きれいっつったって、そう見えてるのは多分、見てんのが自分だからですよ、教授」  誰に聞かせるわけでもない独白は部屋の中に溶かして、チェアをリクライニングぎりぎりまで傾ぐ。背もたれはギィ、と音をたてて軋む。LEDの柔らかな白色が、いたいくらいに眩しくて顔を覆った。エアコンの風が虫の声のように静かに空気をふるわせている。  夜の窓辺に、青白いシルエットのワタリガラスの骨格標本が静かに佇んでいる。肉と皮の一切を剥奪され、頭部さえもすっかり喪われたそれは、もはや私に何も語りかける言葉もなく、ただじっともう二度と手が届かない空を、ガラス窓越しに見上げるばかりだった。
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nansei · 4 years
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「その他」のおもな回答内容は次のとおりです。 ・犬猫の水容器(25~29歳、男性ほか複数) ・灰皿(40~44歳、女性ほか複数) ・子どものままごと用のおもちゃに(50~54歳、女性) ・貯金箱(25~29歳、女性) ・生コンをこねる入れ物として(40~44歳、男性) ・穴を開けて電球のカサにしている(40~44歳、男性) ・地蔵さまの線香立て(35~39歳、男性) ・粉砕して小砂利に転用し自宅の外構に撒いた(45~49歳、男性) ・スマホを入れて即席スピーカーにしている(35~39歳、女性) ・塩入れ(45~49歳、男性) ・木炭を入れて消臭剤置き(45~49歳、男性) 「峠の釜めし」の購入目的が釜か中身か、という質問では、「中身と釜の両方」51.0%、「中身」45.8%、「釜」0.9%、「その他」2.3%でした。
「峠の釜めし」の釜どう使う? 「捨てずに再利用」と答えた人に聞いた使い道とは | 乗りものニュース- (2)
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inertiaoz · 5 years
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こんにちは。いつもお世話になっております。
もう冬ですね。寒いですよね。日頃よく分からない日記を見ていただいている皆さまに感謝を込めて、冬を乗り切るための素敵アイテムをご紹介したいと思います。けして宣伝ではないです。っていうとより胡散臭いですね。お勧め順に書いていきます。
一つ目。ダメ着4g(¥12,477)。
ただのフリースではありません。まずツナギゆえの保温性。足まで完全カバーできてモコモコしてないから動きやすい。暖房要らずで電気代も節約できます。そしてお尻のところにジッパーを付けただけの「着たままトイレシステム」。天才的な発想ですよね。ツインテホールには外からヘッドホンを入れられます。寝る時に着てると冬の朝の「布団から出れない」がなくなります。布団がなくても温かいですから。ゲーマー用じゃないバージョンもアマゾンで2000円ぐらいで売ってます。昨日久しぶりに出してみたら元カノの匂いがしました。
二つ目。スモークレス灰皿(¥4,290)。
始めて日が浅いですが、Tumblrはどうも喫煙者の多いSNSのように感じております。寒い中わざわざ外に出てタバコ吸うの嫌ですよね。そんな方にこちら。部屋の中の臭いと副流煙の有害成分をだいぶ抑えてくれます。電子ライター機能も地味に便利です。ちなみに私は最近「xx君の家ってタバコ臭さがラブホっぽいよね」とありがたいお言葉を頂戴しました。
三つ目。デニスコロンのストール(¥75,391)。
急に手の出しづらい価格のものになりましたが、手織りのヒマラヤンカシミアで作ったストールです。近年カシミアのお値段上がる一方ですが、良いものは良いです。保温性、吸湿性、手触り、やっぱりカシミアです。手織りならではなのが、巻いた時のふんわりとしたボリューム。冬場はもちろん、春秋でも使えちゃいます。プロパーで買うと13万ぐらいするので通販で買いましょう。
四つ目。Ten-Cのコート(¥137,884)。取扱店増えてきてます。
イタリア陸軍で採用されている日本製のゴワゴワな化学繊維が風を全部防いでくれます。中に別売りのダウンが付けられますがこれはユニクロのダウンで大丈夫です。買ったばかりの時は自立するぐらい硬いですが、着てるうちに柔らかくなって表面がレザーのようにエイジングしていくのも楽しいです。こういうアウトドア的な見た目のものって本来趣味ではないんですが、これは暖かすぎて3年迷った挙句に買いました。真冬の「洒落たウールのコート着てる場合じゃねー」という時に是非。
以上、おすすめ商品でした。皆さまが大事な方と良い冬を過ごせますように。
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m2matume · 3 years
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#路上喫煙禁止区域 #地球が灰皿 これはないよね、そのまま地球を灰皿にして喫煙中 路上喫煙禁止の場所ですがね (Nhk Nagoya) https://www.instagram.com/p/CPml_FbNc1E/?utm_medium=tumblr
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