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#小径車のある風景
foucault · 10 months
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今日は店は休みです。久しぶりに奈良に来ています。本籍を奈良に置く身としては、故郷へ戻る嬉しさです。仕事があるとはいえ、合間に興福寺で八部衆の御顔でも拝めるとなおなお嬉しいところですが。
そういえば、本日2023年12月12日はちょうど小津生誕120年、没後60年。小津で奈良、といえば『麦秋』の最後、ふっと差し込まれる麦畑の中をゆく嫁入り風景のシーンですが、あれ、どこなんでしょうか。後ろに耳成山のような山が見えるので、橿原のどこかかな。
ついでの話。このごろ書きものの仕事が多くて、頼まれもの以外の文章なぞつらつら書いている場合ではないのですが、小津についてふと気になってしまったことがあり、書いておかないと本来の仕事ができなさそうなので、合間合間に記していた雑文をここに置いておきます。長いですし、結論はないし、ほとんどの方が興味のない内容かと思いますが…。
ちょっとした調べものがあって雑誌『みすず』2001年12月号を読んでいたら、木村伊兵衛が小津安二郎を撮影した写真と文章「上海で小津安二郎氏をうつす」が掲載されていた。時期は1938年1月なので第二次上海事変の翌年。小津は1937年9月に出征して中国に渡り、事変の直後12月から上海にいたようで、その時に偶然木村と出会っている(その後小津は南京・漢口と転戦する)。写っている小津が携えているカメラは、木村の稿に続いて掲載されている田中眞澄氏の文章「ライカという”近代”」によればライカA型。小津関係の文章を読むと、小津は「ご愛用のライカ」をいつも手にしていたと多くの人が書いているので(同文によると山中貞雄はコンタックスだったらしい)さもありなんと思うのだけれど、田中氏の文章を読んでいくなかで、ちょっとしたことが気になるようになった。
小津は1942年から軍の依頼で記録映画撮影のためにシンガポールに滞在し、ただまあ映画製作などできる状況でもないため、自国内では上映が禁止されていたアメリカ映画をひたすら見続け、敗戦を当地で迎えている。そしてそのまま捕虜となり、抑留生活を終え1946年1月に帰国する際に小津はライカを手放しており、「彼が再びライカを所有するのは一九五四年のことである」とある。買った件の典拠はどこにあるんだっけ、と思いつつ近所の図書館に置いてある『全日記 小津安二郎』を紐解くと、なるほど1954年3月22日の項に、
> 「出京 サンにてライカを買ふ 135.000 アメリカン フアマシー 明治屋(燻製)によつて帰る」
とある。と、ここで急に話は脇道に逸れるのだが、ちなみに隣のページ、同年4月8日の項には、
> 「駒場の東大教養学部 民芸館 青山の花屋 それから 車にて銀座に出て なごやかに夕餐を喫す 野田夫妻と江原氏同道」
と日本民藝館に行った旨の記載がある。他にも、1951年11月10日に
> 「宿酔 森昌子さん達と 陶哉 たくみに寄って大船に帰る」
や、1955年5月17日には
> 「駅にて野田氏と待合せ 上野松坂屋の民芸展にゆく」
とも。ほか、パッと目を通しただけでも1952年4月8日、同年6月15日、1953年2月9日、1961年2月2日に銀座たくみに行った記載があるし、志賀直哉や里見弴についての言及は多すぎるので略す。こういうものを読むとつくづく民藝誌において特集「小津と工藝」を組みたいなと思う。白樺派との関係や小津の映画における「巧藝品考撰」について取り上げる特集。『秋日和』で原節子の後ろにかかっている暖簾は芹沢銈介だろうか、『秋刀魚の味』で中村伸郎の後ろに置かれたやちむん?はたくみで求めたものなのだろうか、やちむんであれば誰の仕事だろうか。佐田啓二と吉田輝雄がとんかつ屋で食事をするシーンには確かに芹沢カレンダーが掛かってるな、などといつも気になるので。松竹から写真借りるといくらぐらいかかるかな…。
それはさておき。この時購入したライカが、前掲日記の1961年3月23日の項に「夕方会社帰りの秀行くる ライカ借(貸)してやる」とある通り、のちに小津の甥が譲り受け、現在は茅野駅前「小津安二郎・野田高梧コーナー」に寄贈展示されているライカIIIfとズマリット5cmF1.5なのだろう。と、ここまで長々と記して、まだ前提です。
そこでふと思い出したのが厚田雄春・蓮實重彦著『小津安二郎物語』(筑摩書房・リュミエール叢書)の冒頭。ここには小津が『東京物語』と『早春』のロケハンをしている写真が2葉掲載されているのだけれど、どちらにおいても小津はバルナック型のカメラを携え、光学ファインダーをのぞいたりしている。沈胴レンズにフードをつけている様子から、あれはライカなんだろう、レンズは厚田雄春が『父ありき』において75mmを一場面で使った以外はすべて50mmだったと言っているぐらいだから同径のエルマーやズマール、ズミタールとかかな、などとうっかり思い過ごしていた。むろん『早春』については、製作年やロケハンの写真に記載されている「1955.7.20」という日付からするとまったく問題はない。しかし『東京物語』は1953年製作公開だから「再びライカを所有した」1954年では間に合わない。そう気がついて見直すと、小津が構えているカメラは、ライカIII型に似ているがファインダーの位置が違うし、そもそも1954年にあわせて手に入れたと思しきズマリットは沈胴レンズではない。
妙なことに気がついてしまったと思いつつも、ひとまずは日記記載の「サン」を手始めに調べてみようとしたが、何の会社かわからない。名取洋之助が企画編集した「週刊サンニュース」と関係はあるのだろうか。対外宣伝誌の専門家であり、銀座に店を構える森岡さんに聞いたらわかるだろうか。いずれにせよ1949年以降の小津の日記に「サン」が登場するのは、「1951年1月17日・3月21日・4月24日・11月10日、1952年4月17日、1953年6月16日、1954年3月22日(前述のライカを買った日)・10月14日、1955年4月6日、1960年7月14日、1961年2月2日(”たくみ サンに寄って三越”)」。1953年6月16日は、ちょうど『東京物語』ロケの最中だったことが気に掛かる。ほか、関係しそうな記載としては1953年3月30日に「アサヒカメラ座談会」、1954年11月5日の「シュミットに寄ってから」(当時ライカの総代理店だったシュミット商会か)、1955年2月15日「昼寝をしてゐると小尾がくる ニッコールの85m(ママ)のレンズを頼む 四万五千円を預ける」、同年3月11日「小尾に会ひ105mmのレンズを見る」、同年6月27日「小尾から電話ライカピッド(ママ。入手したライカがIIIfであれば、ライカビット SYOOMか)を頼む」ぐらいか。この「小尾」という人は何者なんだろう。
次に小津が構えているカメラの形状から何かわからないかと思い、あらためて細部を見れば、写っているカメラは戦後キヤノンが作っていたコピーライカであることがわかる。決め手はファインダーの位置。同時期の国産コピーライカであるニッカやレオタックスはライカそっくりに作っているのだが、キヤノンは誠実と言っていいのか「打倒ライカとコンタックス」の心意気の現れか、多少スタイルが違う。なお、小津が用いている機種については、この時期のレンジファインダー機は輸出用に作っていたせいか勢いがあり、すぐ新型が出るうえに、外観がどれも似すぎていて小さな写真では区別がつかない。時期を考えれば、1946年発売のSIIから1952年のIVSbの間のいずれかで、III型以降のように見受けられる。レンズもやはり形状から判断するとズマールに似ているので、1949年発売開始のキヤノン Serenar 50mmF1.9か。そう気づいて改めて調べると、「カメラ毎日」1954年6月号に掲載されている座談会「カラーは天どん 白黒はお茶漬の味」ではカメラの話がもっぱらで、その時に手にしているのはキヤノンである。このキヤノンのカメラとレンズ、そして外付けのファインダー、この時期どういう経緯で小津は使っていたのだろう。いずれにせよ、1953年の『早春』はともかく、なぜ1955年に「ご愛用のライカ」ではなく、キヤノンを用いているのか。
ついでに言うと、小津が鏡の前でカメラを向けて撮っているセルフポートレートに用いているカメラはコンタックス。日記をざっと読んだ限りではわからないけれど、これもいつ手に入れたのだろう。レンズはゾナーの5cmF1.5。明るいレンズがお好みと見える。こちらは姪が譲り受けたとのことで、今は先のライカと同じく茅野駅前にある。
長々と書いてきましたが、つまりはこれらが今回生じた疑問です。小津に詳しい人、どうか教えてください。
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年2月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
厨女も慣れたる手付き雪掻す 由季子 闇夜中裏声しきり猫の恋 喜代子 節分や内なる鬼にひそむ角 さとみ 如月の雨に煙りし寺の塔 都 風花やこの晴天の何処より 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
暗闇坂のチャペルの春は明日あたり きみよ 長すぎるエスカレーター早春へ 久 立春の市の算盤振つてみる 要 冬帝と暗闇坂にすれ違ふ きみよ 伊達者のくさめ名残りや南部坂 眞理子 慶應の先生眠る山笑ふ いづみ 豆源の窓より立春の煙 和子 供華白く女優へ二月礼者かな 小鳥 古雛の見てゐる骨董市の空 順子 古雛のあの子の部屋へ貰はれし 久
岡田順子選 特選句
暗闇坂のチャペルの春は明日あたり きみよ 冬帝と暗闇坂にすれ違ふ 同 大銀杏八百回の立春へ 俊樹 豆源の春の売子が忽と消え 同 コート脱ぐ八咫鏡に参る美女 きみよ おはん来よ暗闇坂の春を舞ひ 俊樹 雲逝くや芽ばり柳を繰りながら 光子 立春の蓬髪となる大銀杏 俊樹 立春の皺の手に売るくわりんたう 同 公孫樹寒まだ去らずとのたまへり 軽象
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
敬􄼲な信徒にあらず寒椿 美穂 梅ふふむ野面積む端に摩天楼 睦子 黄泉比良坂毬唄とほく谺して 同 下萌や大志ふくらむ黒鞄 朝子 觔斗雲睦月の空に呼ばれたる 美穂 鼻歌に二つ目を割り寒卵 かおり 三􄼹路のマネキン春を手招きて 同 黄金の国ジパングの寒卵 愛 潮流の狂ひや鯨吼ゆる夜は 睦子 お多福の上目づかひや春の空 成子 心底の鬼知りつつの追儺かな 勝利
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月6日・7日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
潮騒を春呼ぶ音と聞いてをり かづを 水仙の香り背負うて海女帰る 同 海荒るるとも水仙の香の高し 同 坪庭の十尺灯篭日脚伸ぶ 清女 春光の中神島も丹の橋も 同 待春の心深雪に埋もりて 和子 扁額の文字読めずして春の宿 同 砂浜に貝を拾ふや雪のひま 千加江 村の春小舟ふはりと揺れてをり 同 白息に朝の公園横切れり 匠 風花や何を告げんと頰に触る 笑子 枝川やさざ波に陽の冴返る 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月8日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
雪を踏む音を友とし道一人 あけみ 蠟梅の咲き鈍色の雲去りぬ みえこ 除雪車を見守る警備真夜の笛 同 雪掻きの我にエールや鳥の声 紀子 握り飯ぱりりと海苔の香を立て 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
東風に振る竿は灯台より高く 美智子 月冴ゆる其処此処軋む母の家 都 幽やかな烏鷺の石音冴ゆる夜 宇太郎 老いの手に音立て笑ふ浅蜊かな 悦子 鎧着る母のコートを着る度に 佐代子 老いし身や明日なき如く雪を掻く すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
朝光や寺苑に生るる蕗の薹 幸風 大屋根の雪解雫のリズム良き 秋尚 春菊の箱で積まれて旬となる 恭子 今朝晴れて丹沢颪の雪解風 亜栄子 眩しさを散らし公魚宙を舞ふ 幸子 流れゆくおもひで重く雪解川 ゆう子 年尾句碑句帳に挟む雪解音 三無 クロッカス影を短く咲き揃ふ 秋尚 あちらにも野焼く漢の影法師 白陶 公魚や釣り糸細く夜蒼し ゆう子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
犬ふぐり大地に笑みをこぼしけり 三無 春浅しワンマン列車軋む音 のりこ 蝋梅の香りに溺れ車椅子 三無 寒の海夕赤々漁終る ことこ 陽が風を連れ耀ける春の宮 貴薫 青空へ枝混み合へる濃紅梅 秋尚 土塊に春日からめて庭手入 三無 夕東風や友の消息届きけり 迪子 ひと雨のひと粒ごとに余寒あり 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
浅春の眠りのうつつ出湯泊り 時江 老いたれば屈託もあり毛糸編む 昭子 落としたる画鋲を探す寒灯下 ミチ子 春の雪相聞歌碑の黙続く 時江 顔剃りて少し別嬪初詣 さよ子 日脚伸ぶ下校チャイムののんびりと みす枝 雪解急竹はね返る音響く 同 寒さにも噂にも耐へこれ衆生 さよ子 蕗の薹刻めば厨野の香り みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月14日 萩花鳥会
水甕の薄氷やぶり野草の芽 祐子 わが身共老いたる鬼をなほ追儺 健雄 嗚呼自由冬晴れ青く空広く 俊文 春の園散り散り走る孫四人 ゆかり 集まりて薄氷つつき子ら遊ぶ 恒雄 山々の眠り起こせし野焼きかな 明子 鬼やらひじやんけんで勝つ福の面 美惠子
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令和5年2月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
吹雪く日の杣道隠す道標 世詩明 恋猫の闇もろともに戦かな 千加江 鷺一羽曲線残し飛び立てり 同 はたと止む今日の吹雪の潔し 昭子 アルバムに中子師の笑み冬の蝶 淳子 寒鯉の橋下にゆらり緋を流す 笑子 雪景色途切れて暗し三国線 和子 はよしねまがつこにおくれる冬の朝 隆司 耳目塗り潰せし如く冬籠 雪 卍字ケ辻に迷ひはせぬか雪女 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
指先に一つ剥ぎたる蜜柑の香 雪 大寒に入りたる水を諾ひぬ 同 金色の南無観世音大冬木 同 産土に響くかしは手春寒し かづを 春の雷森羅万象𠮟咤して 同 玻璃越しに九頭竜よりの隙間風 同 気まぐれな風花降つてすぐ止みて やす香 寒紅や見目安らかに不帰の人 嘉和 波音が好きで飛沫好き崖水仙 みす枝 音待てるポストに寒の戻りかな 清女 女正月昔藪入り嫁の里 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月17日 さきたま花鳥会 坊城俊樹選 特選句
奥つ城に冬の遺書めく斑雪 月惑 顔隠す一夜限りの雪女郎 八草 民衆の叫びに似たる辛夷の芽 ふじほ 猫の恋昼は静かに睨み合ひ みのり 薄氷に餓鬼大将の指の穴 月惑 無人駅青女の俘虜とされしまま 良江 怒号上げ村に討ち入る雪解川 とし江 凍土を突く走り根の筋張りて 紀花 焼藷屋鎮守の森の定位置に 八草 爺の膝捨てて疾駆の恋の猫 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
古玻璃の奥に設ふ古雛 久 笏も扇も失せし雛の澄まし顔 眞理子 日矢さして金縷梅の縒りほどけさう 芙佐子 梅東風やあやつり人形眠る箱 千種 春風に槻は空へ細くほそく ます江 山茱萸の花透く雲の疾さかな 要 貝殻の雛の片目閉ぢてをり 久 古雛髪のほつれも雅なる 三無 ぽつねんと裸電球雛調度 要
栗林圭魚選 特選句
紅梅の枝垂れ白髪乱さるる 炳子 梅園の幹玄々と下萌ゆる 要 濃紅梅妖しきばかりかの子の忌 眞理子 貝殻の雛の片目閉ぢてをり 久 古雛髪のほつれも雅なる 三無 老梅忌枝ぶり確と臥龍梅 眞理子 山茱萸の空の広さにほどけゆく 月惑 八橋に水恋うてをり猫柳 芙佐子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
師を背負ひ走りし人も雪籠 雪 裏庭開く枝折戸冬桜 同 天帝の性こもごもの二月かな 同 適当に返事してゐる日向ぼこ 一涓 継体の慈愛の御ん目雪の果 同 風花のはげしく風に遊ぶ日よ 洋子 薄氷を踏めば大空割れにけり みす枝 春一番古色の帽子飛ばしけり 昭上嶋子 鉤穴の古墳の型の凍てゆるむ 世詩明 人の来て障子の内に隠しけり 同 春炬燵素足の人に触れざりし 同 女正月集ふ妻らを嫁と呼ぶ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
能舞台昏きに満ちて花を待つ 光子 バス停にシスターとゐてあたたかし 要 空に雲なくて白梅すきとほる 和子 忘れられさうな径の梅紅し 順子 靖国の残る寒さを踏む長靴 和子 孕み猫ゆつくり進む憲兵碑 幸風 石鹸玉ゆく靖国の青き空 緋路 蒼天へ春のぼりゆく大鳥居 はるか
岡田順子選 特選句
能舞台昏きに満ちて春を待つ 光子 直立の衛士へ梅が香及びけり 同 さへづりや鉄のひかりの十字架へ 同 春の日を溜め人を待つベンチかな 秋尚 春風や鳥居の中の鳥居へと 月惑 料峭や薄刃も入らぬ城の門 昌文 梅香る昼三日月のあえかなり 眞理子 春陽とは街の色して乙女らへ 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
ポケットの余寒に指を揉んでをり 勝利 黒真珠肌にふれたる余寒かな 美穂 角のなき石にかくれて猫の恋 朝子 恋仲を知らん顔して猫柳 勝利 杖の手に地球の鼓動下萌ゆる 朝子 シャラシャラとタンバリン佐保姫の衣ずれ ひとみ 蛇穴を出て今生の闇を知る 喜和 鷗外のラテン語冴ゆる自伝かな 睦古賀子 砲二門転がる砦凍返る 勝利 小突かれて鳥と屋や に採りし日寒卵 志津子 春一番歳時記の序を捲らしむ 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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chibiutsubo · 2 years
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#おでかけ #土蔵群蔵回廊
まずは城端をぶらりと散策してみることにしました。いい感じの雰囲気の小径がある、とのことなので探していたら、住宅地の中に急にこんな風景が現れてびっくりしました。確かにいい感じの小径だわ。
これは呉服商、銀行の設立などに関わった旧野村家の土蔵だそうです。建てられたのは明治36年。
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四角い窓は確かに蔵っぽいつくりですが、下の方にレンガがあるのが明治っぽい(あくまで私のイメージ)というか。
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南砺市のマンホール。
旧城端町のデザインのようです。一番端が城端神明宮の春祭礼時に行われる曳山の車輪のデザイン、町の木である彼岸桜、そして中央には町の花のミズバショウがデザインされています。
細かい柄がいっぱいでなんとなく賑やかな感じ。
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ap20co · 1 year
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5/27。就職の面接を終えた、手応えはある。最後まで粘って良かった。最近は日記を書けていなかったから、その間にあった忘れたくないことを書く。
・PTさんが看護師になっても人の心を忘れないでください、と伝えてきたこと、「せっかくだし、ドライブを」と山頂まで連れて行ってくれて、一緒に景色を見たこと、階段を下る広い背中をみたこと、この小径の先に患者さんの家があったと教えてもらったこと、高級老人ホームに入った後の話をしてもらったこと、車の運転のうまさ、好きだった人に似ていたこと、ふわふわした話し方の奥に底知れない人柄があるように感じたこと、あんな風に患者さんと笑い合いながら関わりたいと思ったこと
・孤独に侵され死にそうだと訴える患者さんを傾聴することで助けた看護師さんに心から感動して憧れたこと、この看護師さんのようになりたいと思ったこと、手をとって娘のように思ってもらったこと
・患者さんの家族に「看護師さんになってくれる人がいるだけでも本当にありがたいです」と言われ、涙が出そうになったこと
・四肢麻痺の方に出会ったこと、目が大きくて綺麗だったこと、奥さんが太陽のようだったこと
・患者さんみんなが穏やかできれいな目をしていたこと、伸びた眉毛をチャームポイントにしていたこと、ストーマをつけた人は想像していたよりも普通にいること、またその人たちが悲観的にストーマを見ていなかったこと、のびのびと暮らしていたこと、地獄で仏だと言われたこと。
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toridaikanbun · 1 year
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今日の漢文(2023/4/1)
今日紹介する漢文は、陶淵明の『帰去来辞』です。
陶淵明は、東晋から南朝の宋の時代に活躍した、六朝文化を代表する詩人です。陶潜とも呼ばれています。41歳の時に官を辞し、故郷で隠遁生活を送りました。日常生活や農村といった身近なテーマを扱っていることが特徴的で、中でも酒を詠った詩は多くみられます。『帰去来辞』や『桃花源記』は有名な作品です。
原文
歸去來兮,田園將蕪胡不歸?
既自以心為形役,奚惆悵而獨悲?
悟已往之不諫,知來者之可追。
實迷途其未遠,覺今是而昨非。
舟遙遙以輕颺,風飄飄而吹衣。
問征夫以前路,恨晨光之熹微。
乃瞻衡宇,載欣載奔。
僮僕歡迎,稚子候門。
三徑就荒,松菊猶存。
攜幼入室,有酒盈罇。
引壺觴以自酌,眄庭柯以怡顏。
倚南窗以寄傲,審容膝之易安。
園日涉以成趣,門雖設而常關。
策扶老以流憩,時矯首而遐觀。
雲無心以出岫,鳥倦飛而知還。
景翳翳以將入,撫孤松而盤桓。
歸去來兮,請息交以絕遊。
世與我而相違,復駕言兮焉求?
悅親戚之情話,樂琴書以消憂。
農人告余以春及,將有事于西疇。
或命巾車,或棹孤舟。
既窈窕以尋壑,亦崎嶇而經丘。
木欣欣以向榮,泉涓涓而始流。
善萬物之得時,感吾生之行休。
已矣乎!寓形宇內復幾時?
曷不委心任去留?
胡為乎遑遑欲何之?
富貴非吾願,帝鄉不可期。
懷良辰以孤往,或植杖而耘耔。
登東皋以舒嘯,臨清流而賦詩。
聊乘化以歸盡,樂乎天命復奚疑?
引用元:ウィキソース「 歸去來辭並序 」(https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AD%B8%E5%8E%BB%E4%BE%86%E8%BE%AD%E4%B8%A6%E5%BA%8F)
書き下し文
帰りなんいざ
田園将に蕪(あ)れんとす 胡ぞ帰らざる
既に自ら心を以て形の役と為す
奚(なん)ぞ惆悵(ちゅうちょう)として独り悲しまん
已往(いおう)の諫(いさ)められざるを悟り
来者の追う可(べ)きを知る
実に途(みち)に迷うこと其れ未だ遠からず
今の是(ぜ)にして昨(さく)の非(ひ)なるを覚(さと)る
舟は遥遥(ようよう)として以て軽く颺(あ)がり
風は飄飄(ひょうひょう)として衣(ころも)を吹く
征夫(せいふ)に問うに前路を以てし
晨光(しんこう)の熹微(きび)なるを恨む
乃(すなわ)ち衡宇(こうう)を瞻(み)
載(すなわ)ち欣(よろこ)び載ち奔(はし)る
僮僕(どうぼく) 歓(よろこ)び迎え
稚子(ちし) 門に候(ま)つ
三径(さんけい) 荒(こう)に就くも
松菊(しょうきく) 猶ほ存す
幼(よう)を携えて室(しつ)に入(い)れば
酒有りて罇(たる)に盈(み)つ
壺觴(こしょう)を引きて以て自(みずか)ら酌(く)み
庭柯(ていか)を眄(み)て以て顔を怡(よろこ)ばす
南窓(なんそう)に倚(よ)りて以て傲(ごう)を寄せ
膝を容(い)るるの安(やす)んじ易(やす)きを審(つまび)らかにす
園(えん)は日びに渉(わた)りて以て趣(おもむき)を成し
門は設くと雖(いえど)も常に関(とざ)せり
策(つえ)もて老いを扶(たす)けて以て流憩(りゅうけい)し
時に首(こうべ)を矯(あ)げて遐観(かかん)す
雲は無心にして以て岫(しゅう)を出で
鳥は飛ぶに倦(う)みて還(かえ)るを知る
景(ひかり)は翳翳(えいえい)として以て将(まさ)に入らんとし
孤松(こしょう)を撫(ぶ)して盤桓(ばんかん)す
帰りなんいざ
請(こ)う 交わりを息(や)めて以て游を絶たん
世と我と相(あい)遺(わ)する
復(ま)た駕(が)して言(ここ)に焉(なに)をか求めん
親戚の情話を悦(よろこ)び
琴書(きんしょ)を楽しみて以て憂いを消さん
農人(のうじん) 余(われ)に告ぐるに春の及べるを以てし
将(まさ)に西疇(せいちゅう)に事(こと)有らんとす
或(ある)いは巾車(きんしゃ)を命じ
或いは孤舟(こしゅう)に棹(さお)さす
既(すで)に窈窕(ようちょう)として以て壑(たに)を尋(たず)ね
亦(ま)た崎嶇(きく)として丘を経(ふ)
木は欣欣(きんきん)として以て栄(えい)に向かい
泉は涓涓(けんけん)として始めて流る
万物の時を得たるを善(よ)みし
吾(わ)が生の行〻(ゆくゆく)休するを感ず
已(や)んぬるかな
形(かたち)を宇内(うだい)に寓すること復(ま)た幾時(いくとき)ぞ
曷(なん)ぞ心に委(ゆだ)ねて去留(きょりゅう)を任せざる
胡為(なんす)れぞ遑遑(こうこう)として何(いず)くにか之(ゆ)かんと欲する
富貴(ふうき)は吾(わ)が願いに非ず
帝郷(ていきょう)は期(き)す可(べ)からず
良辰(りょうしん)を懐(おも)いて以て孤(ひと)り往き
或(ある)いは杖(つえ)を植(た)てて耘耔(うんし)す
東皋(とうこう)に登りて以て舒嘯(じょしょう)し
清流に臨みて詩を賦(ふ)す
聊(いささ)か化(か)に乗じて以て尽くるに帰し
夫(か)の天命を楽しみて復(ま)た奚(なん)ぞ疑わん
引用元:Web漢文大系『 帰去来兮辞(陶潜) 』(https://kanbun.info/syubu/kikyorainoji.html)
単語の意味
帰去來兮:さあ、帰ろう。
形:からだ。肉体。
役:使う。働かせる。使われる。
惆悵:嘆き悲しむ。
已往:以前。過去。
来者:今から後にくる事。将来の事。
是:ただしい。よい。
遥遥:ゆれ動くさま。
飄飄:風が吹くさま。
征夫:旅人。
前路:これから行く道
晨光:朝日の光。
熹微:光がかすかなこと。
恨:残念に思う。
乃:そこではじめて。やっと。
衡宇:木を横たえた軒。転じて、粗末な家。
瞻:見上げる。あおぎ見る。
僮僕:召し使い。
稚子:幼い子ども。幼児。
三径:隠者の住まいの庭園をいう。漢の蒋詡が庭に三径(三つの小道)を作り、松・菊・竹を植えた故事に基づく。
壺觴:酒壺とさかずき。
庭柯:庭の木の枝。転じて、にわき。
倚:もたれる。よりかかる。
寄傲:気ままにのびのびとくつろぐこと。
流憩:あちらこちら歩き回ったり、立ち止まったりして休息したりすること。
遐観:はるかにながめる。遠く見渡す。
岫:山のほら穴。
倦:疲れる。くたびれる。
翳翳:日がかげって薄暗いさま。
盤桓:さまようさま。ぐずぐずしていて進まないさま。
駕:馬・馬車などに乗る。また、牛馬・馬車などを扱う。転じて、役人になる。
情話:まごこころからの話。愛情のこもった話。
琴書:琴と書物。琴を演奏することと読書すること。
西疇:西方の畑
或:あるときは
巾車:ほろをかけた車。ほろ馬車。
孤舟:ただ一つの舟。つれのない舟。
棹: 棹をかいで船を進める。
窈窕:奥深いさま。
崎嶇:山路のけわしいさま。
経:通る。めぐる。
欣欣:草木の生き生きしているさま。
涓涓:水がちょろちょろ流れるさま。
善:心にかなう。喜ぶ。好む。
已矣乎:もうだめだ。これまでだ。絶望のことば。
形:肉体
宇内:天地の下。天下。世界。
寓:身をよせる。仮住まいをする。
幾時:どれほどか。疑問・反語。
去留:去ることと、とどまること。死ぬことと生きること。
胡為:どうして~しないのか、いや、~しない。
遑遑:あわただしいさま。
富貴:家が富んでいて身分が高いこと。
帝郷:仙人のいるところ。
期:あてにする。希望する。まつ。
良辰:おだやかで気持ちの良い日。
耘耔:田畑の雑草を取ること。草の根元に土をかけること。
東皋:東方の丘。また、東方の田畑。
舒嘯:ゆるやかにうそぶく。静かに口ずさむ。
聊:かりそめ。しばらく。
尽:死ぬ。命がつきる。
参考文献:大修館書店『新漢語林 第二版』、尚文出版『必携 新明説漢文』
現代語訳
さあ帰ろう、
田園は荒れ果てようとしているのにどうして帰らないのか。
自分から精神を肉体のしもべにしてしまったのだ、
どうしてそれをひとり嘆き悲しんでいてよいだろうか。
過去は訂正できないと悟り、
未来を追い求めるべきだと知った。
まことに道には迷ったがそれほど遠くへは行っていない、
(引き返してみて)今が正しく昨日までが間違っていたことに気づいた。
舟ははるばるとした水面をかろやかに船首を上げて進み、
風はひらひらと我が衣を吹く。
旅人にこれから先の道のりを聞いてみる。
朝の光がうっすらとおぼろなのが恨めしい。
やっと粗末な我が家が見えて、
喜んで走り出した。
子どもや下男がうれしそうに出迎えてくれ、
幼い子は門の所で待っている。
庭の三本の小道は荒れ始めていたが、
松と菊はまだ元気に残っている。
幼子の手を引いて部屋に入ると、
酒が樽にいっぱい用意してある。
徳利と杯を引き寄せてひとりで飲み、
庭の木の枝ぶりをながめて顔をほころばせる。
南の窓辺に寄りかかって何にも縛られない気持ちを託し、
やっと膝が入る狭い空間の居心地のよさをじっくりと味わった。
庭は毎日歩いていると自然と味わいもでてきて、
門はこしらえてはあるがいつも閉じたままである。
扶老という藤で作った杖をついてしばらく休憩し、
時に顔を上げて遠くをながめやると、
雲は無心に山の峰から出て行き、
鳥は飛ぶのに疲れてねぐらに帰るのを心得ている。
日はほの暗く西の山に沈もうとする、
わたしは一本松をなでて立ち去りがたくたたずむ。
さあ帰ろう、
世間との交遊をきっぱり断ち切ろう。
俗世とわたしとは互いにそむき合っているのに、
もう一度仕官していったい何を求めようか。
親戚の者たちの心のこもったことばにうれしくなり、琴と書物を楽しんで憂いを消そう。
春がやってきたと農夫がわたしに知らせてくれた、
西の田畑でいよいよ仕事が始まる。
幌車を命じてそれで行くこともあれば、
一そうの小舟に棹さして行くこともある。
舟では奥深い谷川をたどりゆき、
車では険しい丘を通った。
木はうれしそうに生き生きと花をさかせようとし、
泉はちょろちょろと流れ始めている。
万物が春のよき時節を得たのを喜び、
(それにひきかえ)自分の生命が死に近づきつつあるのに心を痛ませる。
どうしようもないことである。
肉体を宇宙の間に寄せるのがどれくらい長いというのか、
どうして心を預けて自然の運命に任せないのか。
どうして慌ただしくどこへ行こうとするのか。
富と高い地位は私の願うところではない、
仙人の世界も当てにはできない。
おだやかな良い日を待ってひとりで出かけて、
杖を立て草を刈ったり苗に土を掛けたりする。
東の丘に登ってゆるやかに口笛を吹き、
清らかな流れを見下ろし詩を作る。
まあまあ大自然の変化に任せて死へと帰ろう。
あの天命なるものを楽しんでもう何をも疑わない。
引用元:釜谷武志「ビギナース・クラシックス 中国の古典 陶淵明」 角川文庫
参考文献:世界史の窓「陶潜/陶淵明」(https://www.y-history.net/appendix/wh0301-073.html)
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rane213 · 1 year
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EZイーゼット BRAND:PANASONIC(パナソニック) カスタム内容:スポーティカスタム・MXハンドル・フラットコンフォートブラックサドル・後輪サークル錠 本日のカスタム自転車はパナソニックの電動アシスト自転車『EZ』。BMXデザインの電動アシストで小さいタイヤでもかっこ良く乗りたいって方にお勧めの1台です。 シンプルな外観を目指し、フロントキャリア・リアキャリアは取り外しました。キャリアを外すと一気にスポーティ感が増し、BMXデザインの車体がより引き立ちます。ハンドルには幅広で乗車姿勢も高く楽になるMXハンドルを採用。外見がカッコよくなり乗車も楽になる一石二鳥のカスタムです。サドルにはスポーティな外見ですがクッション性に優れるフラットコンフォートを採用。後輪サークル錠を搭載し、日常使いの利便性も忘れていません。シンプルでありながら拘りある素敵な仕上がりになっております。 こんな個性的な自転車に乗っていたら、いつもよりも気持ちよく街を走れると思いますよ。更に自分だけの自転車ってすぐに分かるので、見つけやすくまた盗難にも会いません。いいことばかりです(笑) 自転車で生活に彩りを🚲 私たちがご提供する自転車で、生活が少しでも明るくなれば嬉しいですっ❗️ それでは良い自転車日和になりますように🚲 #電動自転車 #電動アシスト自転車 #カスタム自転車 #自転車 #EZ #panasonicez #panasonicezカスタム #パナソニック #panasonic #bmx #etbmx #ハクセン #サイクルスタジオハクセン #自転車日和 #電動自転車#電動アシスト自転車 #小径車 #ミニベロ #電動自転車デビュー #電動自転車カスタム #bikelife #bike #biking #cycle #cycling #cyclinglife #自転車のある風景 #自転車好きな人と繋がりたい #自転車好き #自転車のある暮らし#ビームス #BEAMS (Taito-ku, Tokyo, Japan) https://www.instagram.com/p/CqVBxPTP8u9/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tsuntsun1221ts · 2 years
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2022.12 高千穂峰
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山頂には日本神話に所縁のある天逆鉾
九州の百名山ハントの旅の中で、この高千穂峰だけ百名山ではないが日本神話に所縁のある山で、特に山頂に刺さっている天逆鉾(坂本龍馬が新婚旅行の際に抜いたとか)が有名な山。また一千年以上も前の霧島神宮の社殿跡があったりと、とにかく歴史がすごい山なので登ってみた。
高千穂河原へ向かうバスはホテルの目の前に停車する。まずバスはえびの高原へ向かい、その後折り返して高千穂河原へ向かう。最初から最後まで乗っていると(ずっと座れて楽ではあるが)余計にお金がかかってしまうので、途中のバス停で一旦下車し、バスが戻ってきたら再び乗る。
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高千穂河原は駐車場は割と広い。平日の火曜日なのでガラガラ。風がびゅうびゅう吹く音が聞こえて上の方は風強そう。
【コースタイム】高千穂河原(0935)→御鉢(1015)→脊門丘(1030)→高千穂峰(1050-1130)→脊門丘(1145)→御鉢(1155)→高千穂河原(1225)
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まずは高千穂河原から10分もしないところにある2代目霧島神宮の社殿跡へ。940-950年にこの場所に造られ、1234-1235年の噴火で消失するまであったとのこと。しめ縄に囲まれた中に松の苗木が植えられている。
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2代目神宮跡のすぐ近くに登山道がある。
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始めは緩やかな傾斜。
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その先が森林限界となるが、傾斜がややキツく、溶岩だと思うが赤茶けたゴツゴツとした道が見えてくる。これはお鉢の方までずっと続く。
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溶岩の道のようで、赤いボコボコした岩が無数にある。このあたりから山頂までの間はずっと冷たい風が非常に強く吹く。雪は積もっていないものの、雪山のようなハードシェルなどの装備がないとかなり寒い。
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登山開始から約40分で御鉢に到着。御鉢の大きさは直径550m、深さ200mとのことで韓国岳の半分らしいが、それでも実際見るとかなり巨大。
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御鉢は時計周りのみ登山道が設置されている。反時計の方は通過できるかわからないが、韓国岳ほど断崖絶壁ではないし、万が一なにかあってもまぁ助かりはするだろう。御鉢からは高千穂峰の山頂が頭をのぞかせている。結構遠くに見えるようで、意外とそんなに距離はない。
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お鉢を反対側まで回りきると少し下って鞍部(脊門丘)に着く。その後山頂まで最後の登り。
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脊門丘には1代目霧島神宮の社殿跡がある。造られたのが540年と言われ、なんと今から約1500年も前のこと。そして788年の噴火で消失し、最初に見てきた2代目の場���に移転したとのこと。歴史とかあまり興味がない人間だけど、こうして大昔の歴史の片鱗を目の当たりにするとさすがに感動する。
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そこから山頂まではザレた急な登りとなっている。特に下山時は滑りやすかった。
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登山口から1時間半で山頂に到着。有名な天逆鉾が鎮座している。
この高千穂峰は日本神話における伝説の山で、天照大御神の孫である瓊々杵命(ニニギノミコト)が天孫降臨の際に降りてきた場所とされる。その際に所持してきたというのがこの天逆鉾である(もちろん伝説なので本物とは限らない)。由来は不明だが一説によると奈良時代にはすでに存在していたらしく、現在鎮座しているのは見えている部分は噴火の影響で折れてしまいレプリカであるが、地中に埋まっている柄の部分は当時の本物のままらしい。
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山頂は広いが自分以外に2人だけ。ちょうと同じくらいの目線の高さに雲が浮いている。
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先程通過してきたお鉢。手前には霧島温泉郷、奥には国分などの街が見える。
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韓国岳方面は山頂にガスがかかっており、晴れているのはこの高千穂峰のみ。また新燃岳の火口は高千穂峰からは見ることができず、ウサギの耳(双耳峰みたいな岩)だけが見える。
景色は素晴らしくずっと見て居られる。この日の山頂は5℃くらいで風が強いが日差しもあって、風をしのげればむしろ暖かいくらい。
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こちらは高千穂河原とは反対側の別の登山口からのルート(天孫降臨ルート?)。聞いた話によると、こちらは標高差が900mくらいとのことで、九州本土の山のあらゆるルートの中で最も高低差がある・・・らしい。山頂で会った方はトレーニングのためこちらのルートをよく使っているとのこと(74歳)。6年後の80歳のときは剱岳登るつもりと言っていた。
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個人が設置した避難小屋だが、現在は管理する人がおらず無人となっている。
40分休憩し下山する。景色もいいしもっと長くいたかったが、下山して昼食食べてバスに乗ることを考えるとそろそろ下山したほうがよい時間。
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1代目社殿跡の脊門丘まで。ザレて滑りいやすく危ない。この時間くらいになると他の登山者が続々と登ってきた。今日は天気良く、韓国岳登る予定だった人も山頂ガスっているからこっちに流れてきたのだろうか。絶好の高千穂峰登山日和。
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お鉢を通過中。登るときは気が付かなかったが、赤茶と黒の2色のクレヨンで描いたような目立つ地層が見える。
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いやーすごい良かった。さよなら高千穂峰。
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ゴツゴツした溶岩の道はガッチリ固い部分を歩けば問題ないが、そうでないとザレているので滑りやすい。ここでほら貝吹きながら登ってくる人とすれ違ったが、話によると月に2回くらい出没するらしい。錫杖みたいなのも持っていた。有名な人?
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山頂から1時間で駐車場に到着。朝よりかは車が増えているがそれでも4割くらいか。
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駐車場のとこにある茶屋で長崎牛そば(1000円)。注文してから打ち始めるので注文してから15分くらいかかる。待っている間隣のビジターセンターの映像見てこいとのことで、ブラブラしてきた。初めて調理機(ノンフライヤー?)で焼いた焼き芋の味見をまかされたが、皮はパリパリ中はホクホクですごく甘くて上手に焼けていた。とても温かい女将さんで、バスに乗って帰るとき店先から手振ってたし。
翌日は開聞岳に登るために指宿(いぶすき)へ向かう。開聞周辺は宿はほとんどなく、その手前で一番栄えているのが指宿だった。ちなみに難読すぎてしばらく覚えられなかった。バスに乗って霧島いわさきホテルで下車、そこで国分行きのバスに乗り換え。国分駅から指宿まで列車で約2時間。なお指宿駅はICカード使えず、遅いと駅員もいなくなってしまうので注意。
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指宿の民宿「千成荘」はちゃんとした夕食つきで一泊7000円という破格。指宿周辺で採れたと思われるきびなごの天ぷらや魚の刺し身、から揚げ2種と、豚しゃぶと、ほんとにこの値段でいいのか!?小さいが一応温泉もある。塩化物泉ということだがしょっぱく、成分は海水のようなものと思われる。
高千穂峰は霧島連山に属しており二百名山であるが、道中・山頂からの景色は韓国岳に全く劣らず、歴史も非常に深い。一方、韓国岳は百名山だがおそらく標高が高いからという理由だと思うが、個人的には高千穂峰の方も十分に百名山に値する。高千穂河原からだと往復にもそんなに時間はかからないから手頃でもあるし、最高の山だな。新燃岳が噴火する前までは韓国岳~新燃岳~高千穂峰という縦走もできたらしいが、とても惜しい。
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roadbikejp · 4 years
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朝の自転車時間 秋の朝陽って、ゴールド感が強めで御来光みたいな、誰か出てくるんじゃないか?って、ワクワクしますね。 朝陽を身体全身に受けて、この浄められた感が気持ちいい朝、好きです。 自転車楽しいです。 #小径車 #小径車のある風景 #自転車のある .. #ロードバイクJP
朝の自転車時間 秋の朝陽って、ゴールド感が強めで御来光みたいな、誰か出てくるんじゃないか?って、ワクワクしますね。 朝陽を身体全身に受けて、この浄められた感が気持ちいい朝、好きです。 自転車楽しいです。 #小径車 #小径車のある風景 #自転車のある .. #ロードバイクJP
@chariypeace この投稿をInstagramで見る 朝の自転車時間 秋の朝陽って、ゴールド感が強めで御来光みたいな、誰か出てくるんじゃないか?って、ワクワクしますね。 朝陽を身体全身に受けて、この浄められた感が気持ちいい朝、好きです。 自転車楽しいです。 #小径車 #小径車のある風景 #自転車のある風景 #ミニベロのある風景 #ミニベロのある生活 #自転車日和 #ミニベロ #ミニベロロード #ポタリング #ポタリング日和 #ポタリングエクササイズ #ternbicycles #turnbicycle #tern_crest #terncrest #自転車練中 #ロードバイクJP #roadbike_jp ちゃりぴーす(@chariypeace)がシェアした投稿 –…
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和5年1月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和4年10月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
草花のひかりの中へ列車ゆく きみよ 玉電の秋日に錆びし蛙色 要 雁渡るご墓所の天の筒抜けて 順子 神在す胙として木の実独楽 三郎 大老の供華には黒き曼珠沙華 いづみ 木の実降る正室と側室の墓 同 おしろいや世田谷線の音に住む 千種 どんぐりに一打を食らふ力石 みち代 踏切を渡りカンナの遠くなる 順子 茎だけになりて寄り添ふ曼殊沙華 小鳥 直弼へ短きこゑの昼の虫 光子 金色の弥勒に薄き昼の虫 順子
岡田順子選 ���選句
草花のひかりの中へ列車ゆく きみよ 黄のカンナ町会掲示板に訃報 光子 井伊の墓所秋の大黒蝶舞へり 慶月 大老の供華には黒き曼珠沙華 いづみ おしろいや世田谷線の音に住む 千種 十月の路面電車の小さき旅 美紀 秋の声世田谷線のちんちんと はるか 現し世のどんぐり星霜の墓碑へ 瑠璃 直弼の供華の白菊とて無言 俊樹 直弼へ短きこゑの昼の虫 光子 秋声や多情を匿すまねき猫 瑠璃 累々の江戸よりの墓所穴まどひ 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
点と点結ぶ旅して尉鶲 愛 振り向かぬままの別れや秋日傘 久美子 月光や洞の育む白茸 成子 木の実落つ長き抱擁解きをれば 美穂 折々に浮かぶ人あり虫の声 孝子 ひぐらしの果てたる幹へ掌 かおり 国境も先の異国も花野なる 睦子 虫の音が消え君の音靴の音 勝利 流れ星消えたるあたり曾良の墓 かおり
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月3日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
天高き天守の磴や男坂 千加 秋高し景色静に広がりて 同 汽水湖に影を新たに小鳥来る 泰俊 朗々と舟歌流れ天高し 同 落城の業火の名残り曼珠沙華 雪 秋立つとほのかに見せて来し楓 かづお 天の川磯部の句碑になだれをり 匠 天高し白馬峰雲ありてなほ 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月6日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
夫のこし逝く女静か秋彼岸 由季子 赤い羽根遺品の襟にさびついて さとみ 学童の帽子が踊る刈田路 吉田都 雨音を独り静かに温め酒 同 紫に沈む山里秋の暮 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蛇穴に若きは鋼の身を細め 鍜治屋都 芋の露朝日に散らし列車ゆく 美智子 神木の二本の銀杏落ちる朝 益恵 破蓮の静寂に焦れて亀の浮く 宇太郎 新種ぶだう女神のやうな名をもらひ 悦子 鱗雲成らねばただの雲一つ 佐代子 色褪せず残る菊とは夢幻能 悦子 ばつた跳ぶ天金の書を捲るごと 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
ますかたは吟行日和年尾の忌 百合子 奔放にコスモス咲かせ埋れ住む 同 椋鳥の藪騒続く夕間暮 美枝子 子等摑む新米の贅塩むすび ゆう子 名園を忘れ難くて鴨来る 幸子 ぱつくりと割れて無花果木に残り 和代 初鴨の水の飛沫の薄暮かな ゆう子 猪垣や鉄柵曲がり獣の香 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
木の実落つ藩邸跡を結界に 時江 コスモスの花街道は過疎の村 久子 産声の高し満月耿耿と みす枝 ひとしきり子に諭されて敬老日 上嶋昭子 曼珠沙華供花としもゆる六地蔵 一枝 鰯雲その一匹のへしこ持て 時江 雨の日の菊人形の香りなし ただし あせりたる話の接穂ソーダ水 上嶋昭子 倒立の子に秋天の果てしなき 同 秋風にたちて句作に目をとぢて 久子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
川は日に芒は風に耀うて 三無 風向きに芒の穂波獣めく 怜 雨止みて爽やかに風流れ出し せつこ ゆつたりと多摩川眺め秋高し 同 秋雨の手鏡ほどの潦 三無 患ひて安寝焦がるる長夜かな エイ子 藩校あと今剣道場新松子 あき子 秋蝶や喜び交はす雨上り せつこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月11日 萩花鳥会
大阿蘇の銀波見渡す花芒 祐子 観る客と朝まで風の秋祭り 健雄 秋祭り露店の饅頭蒸気船 恒雄 秋吉台芒波打ち野は光る 俊文 花芒古希の体は軋みおり ゆかり まず友へ文したゝめて秋投句 陽子 青き目に器映すや秋日和 吉之 夕日影黄金カルスト芒原 美惠子
………………………………………………………………
令和4年10月16日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
金継ぎの碗によそふや今年米 登美子 そぞろ行く袖に花触れ萩の寺 紀子 子の写真電車と橋と秋夕焼 裕子 秋の灯に深くうなづく真砂女の句 登美子 花野行く少女に戻りたい母と 同 被写体は白さ際立つ蕎麦の花 紀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
御神燈淋しく点り秋祭り 雪 天馬空駈けるが如き秋の雲 同 自ら猫じゃらしてふ名に揺るる 同 秋潮に柏翠偲ぶ日本海 かづを 真青なる海と対峙の鰯雲 同 鶏頭のいよいよ赤く親鸞忌 ただし 桃太郎香り豊に菊人形 同 鬼灯の中へ秘めごと仕舞ひたし 和子 雲の峰だんだん母に似てゐたり 富子 振り返へるたびに暮れゆく芒道 真喜栄 坊跡に皇女が詠みし烏瓜 やす香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
おほかたは裏をさらして朴落葉 要 秋深し紙垂の失せたる縄一本 千種 合掌のかたちに稲を掛け連ね 久子 豊穣に早稲と晩稲の隣り合ふ 炳子 耕運機突っ込まれたる赤のまま 圭魚 鏤める谷戸の深山の烏瓜 亜栄子 稔り田を守るかに巖尖りけり 炳子 晩秋の黃蝶小さく濃く舞へり 慶月 雨しづくとどめ末枯はじまりぬ 千種 穭田に残され赤き耕運機 圭魚
栗林圭魚選 特選句
溝蕎麦や角のとれたる水の音 三無 ひと掴みづつ稲を刈る音乾き 秋尚 稲雀追うて男の猫車 炳子 叢雲や遠くの風に花芒 斉 泥のまま置かるる農具草の花 眞理子 稲刈や鎌先光り露飛ばす 三無 耕運機傾き錆びて赤のまま 要 けふあたり色づきさうなからすうり 千種 晩秋の黃蝶小さく濃く舞へり 慶月 雨しづくとどめ末枯はじまりぬ 千種 隠沼にぷくんと気泡秋深し 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
渡り鳥日本海を北に置く 世詩明 コスモスや川辺はなべて清酒倉 同 朝倉の興亡跡や曼珠沙華 千代子 案山子見てゐるか案山子に見らるるか 雪 赤とんぼ空に合戦ある如し 同 ゆれ止まぬコスモスと人想ふ吾と 昭子 色鳥の水面をよぎる水煙 希子 点在の村をコスモス繋ぐ野辺 同 小次郎の里に群れ飛ぶ赤蜻蛉 笑子 鳥渡る列の歪みはそのままに 泰俊 鳥渡る夕日の中へ紛れつつ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月21日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
俳人の揃ふ本棚秋灯 一涓 大法螺を吹き松茸を山ほどと 同 那智黒をひととき握りゐて秋思 同 漂へる雲の厚さよ神の旅 たけし 稲孫田のところどころに出水跡 同 美術展出て鈴掛けの枯葉踏む 雪 院食の栗飯小さく刻みをり 中山昭子 秋晴や僧の買物竹箒 洋子 末枯れて野径の幅の広さかな みす枝 短日のレントゲン技師素つ気なし 上嶋昭子 栗拾ふ巫女の襟足見てしまふ 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月21日 さきたま花鳥句会 岡田順子選 特選句
竜神の抉りし谷を秋茜 裕章 コスモスの続く車窓を開きけり かおり 段々の刈田に迫る日の名残り 月惑 残菊の縋る墓石に日の欠片 同 草野ゆく飛蝗光と四方に跳ぶ 裕章 夕空を背負ひ稲刈る父母の見ゆ 良江 二つ三つむかご転がり米を研ぐ 紀花 黄葉散るギターケースに銀貨投ぐ とし江 秋びより鴟尾に流離の雲一つ 月惑 弾く手なき床の琴へも菊飾り 康子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月23日 月例会 坊城俊樹選 特選句
ケサランパサラン白い山茶花咲いたから 順子 草の実の数ほど武運祈られて いづみ 盛大に残りの菊を並べけり 佑天 誇らしげなる白の立つ菊花展 秋尚 白帝の置きし十字架翳りなく かおり 魂のせるほどの小さき秋の蝶 順子 晴着色の鯉の寄り来る七五三 慶月
岡田順子選 特選句
初鴨の静けさ恋ひて北の丸 圭魚 色鳥の色を禁裏の松越しに はるか 草の実の数ほど武運祈られて いづみ 菊月の母は女の匂ひかな 和子 白大輪赤子のごとく菊師撫で 慶月 ふるさとの名の献酒ある紅葉かな ゆう子 大鳥居秋の家族を切り取れる 要 菊花展菊の御門を踏み入れば 俊樹 亡き者のかえる処の水澄めり いづみ 秋興や一男二女の横座り 昌文
栗林圭魚選 特選句
菊花展菊の御門を踏み入れば 俊樹 鉢すゑる江戸の菊師の指遣ひ 順子 玉砂利を踏む行秋を惜しむ音 政江 秋の影深く宿して能舞台 て津子 神池の蓬莱めきし石の秋 炳子 破蓮の揺れ鬩ぎ合ふ濠深き 秋尚 能舞台いつしか生るる新松子 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年10月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
戻りくる波より低き鰯舟 喜和 人波によごれし踵カンナの緋 かおり 考へる葦に生れにし秋思かな 吉田睦子 北斎の波へ秋思のひとかけら 美穂 一燈に組みたる指の秋思かな 同 石蹴りの石の滑りて秋落暉 ひとみ 砂糖壺秋思の翳は映らずに かおり ゆふぐれの顔して鹿の近づきぬ 美穂 城垣の石のあはひにある秋思 成子 おむすびの丸に三角天高し 千代 梟に縄文の火と夜の密度 古賀睦子 黒電話秋思の声のきれぎれに 同 恋人よ首より老いて冬眠す 美穂 顔伏せてゆく秋思らの曲り角 かおり
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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yujiunyu · 4 years
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🚲 🚲 フル自走#嵐山 ライド . #竹林の小径 前と違うとこで撮ったけど、よく見たら片方竹じゃないやん笑 . #アシンメトリー . それにしてもドロが乾燥して汚いな🤣 . . #ロードバイク #roadbike #strava #relive #自転車のある風景 #ロードバイクのある風景 #チャリスタグラム #京都 (竹林の小径 (Arashiyama Bamboo Grove)) https://www.instagram.com/p/CFk4zzCg7AB/?igshid=10d120ieuvhzq
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chibiutsubo · 2 years
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#おでかけ #めい想の森
ぼんやりダム湖を眺めていたら、どんどん青空が雲で覆われてしまったので慌てて駐車場まで戻ってきました。行きはよいよい(略)の山道だったので、言わずもがな汗だくです。
どうやら、私たちは駐車場から山の中の「小径」へと分け入ってしまったので、ワインディングけもの道を進むことになったのですが、単純に横にあるプロムナードを進んでいけば普通に公園ぽい風景が広がっていたのでした。
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整然と並ぶメタセコイヤ並木。清々しくて良い風景です。秋の紅葉もきっと綺麗だろうなぁ。
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藤棚の藤の花はほとんど終わりかけでした。
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kazumichi-komastu · 3 years
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Harmony of Distant Thunder
小松千倫 「遠雷のハーモニー」 Kazumichi Komatsu “Distant of Thunder”
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映像撮影・編集:播本和宜
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写真撮影:細倉真弓 タイトル:「Endless Summer」(2021) メディア:流木、麻紐、ロープ、16chオーディオ 作品設置会場:ホテルニューアカオ内メインダイニング錦 展覧会:「Standing Ovation  四肢の向かう先」 協力:高木遊、高橋銑、Oasis2、堀池ゆめぁ、砂原光、Ψυχή、AK、セーラーかんな子、whatman、三好優夏、細倉真弓、播本和宜、青野路緯 再生音源 Endress Summer Mix
「Endless Summer」制作プロセス: 2021年9月末から11月中旬まで熱海市内大型宿泊施設、旧ホテルニューアカオにレジデンスし、熱海、伊豆エリアのリサーチと滞在制作を行った。 このレジデンスで発見したのは流木という素材である。伊豆半島は200万年前〜60万年前ごろまでに起こった地殻変動により、海中火山の堆積物が陸地化し、フィリピン海プレートの北上によって本州にぶつかることで形成されたという説が現在まで有力である。伊豆では海が山にそのままぶつかる場所が多く、浜辺は珍しく、小さいか人工的に作られている。その浜辺や海中に、山から流木が大量に流れ出て漂着する。伊豆は流木の名産地である。海底は火成岩で覆われており、岩場に流木が引っかかって、海に突き刺さっていたりする。
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本作の制作を行ったホテルニューアカオ(1973年建立)も、海に突き刺さっているように建てられている。
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海に突き刺さっているホテルの鉄骨の基礎と流木は、伊豆という土地の体験を縮約するものであった。その体験は海と山との境界の不明瞭さと不安定さである。それは伸び縮みし、折れ曲り、人工的に一時的に作り変えられ、壊れる。この海と山の間という大きく遠いものを作るために、流木を使うことにした。
素材としての流木の特徴はその軽さにある。海水を含んだ木が乾くことで内部の水分が短時間で抜かれ、繊維がのこる。しなりは損なうが、加工がしやすく丈夫で軽量である。私は流木で、屋外サイネージディスプレイのフレーム構造を作ることにした。
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流木で3.5M径の円形フレームを作成し、蜘蛛の巣のように麻紐を張りめぐらせていわゆる「ドリームキャッチャー」を作った。なぜドリームキャッチャーなのかというと、外部のフレームに対して柔軟に内部構造を作り出せることと、屋外に設置するにあたり、風圧の影響を最低限にとどめることができるからである。
内部にはLEDライトを直列で繋いで作成したサイネージディスプレイを、ドリームキャッチャーの形状に合わせて分解した発光装置を取り付けた。バラバラのドリームキャッチャーディスプレイには、熱海で撮影した海中、遠雷、花火などの映像を出力した。
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このようにして制作したディスプレイをホテルニューアカオ内、2階部分に位置する「メインダイニング錦」(78年オープン)の大ガラス窓の外部に吊り下げて設置した。|メインダイニング錦は奥行き約50メートルに及ぶ巨大レストランホールである。2020年の閉館まで、42年間にわたりこの空間では様々なイベントが催されてきた。私はこのホール内の反響そのものを記録するために、現地で声楽家の三好優夏の歌声の収録、複数の音楽家とDJを招聘したレイヴパーティー「Faded Ya h Man 2」企画と録音を行った。 収録された反響する歌と、熱海で採集した雷の音をミックスし「Endless Summer Mix」という楽曲を制作、この音源を「メインダイニング錦」内に設置されている16個のスピーカーで再生することにした。
概要 1.上記に掲載した映像、写真、オーディオ資料は、熱海市内の宿泊施設である旧ホテルニューアカオ(閉館)にて2021年12月12日まで開催中のグループ展覧会「Standing Ovation  四肢の向かう先」内で公開中のインスタレーション作品「Endless SUmmer」および、同会場で2021年11月14日に開催されたレイヴパーティ「Faded Yah Man 2」の模様を記録したアーカイブ資料である。 展覧会概要:https://standingovation.site/artists.html 2.本作は、京都市東九条の廃倉庫「旧村田組倉庫」内部で2021年12月6日に限定的に公開される博士資料展示作品「遠雷のハーモニー Distant of Thunder」を離れた場所でその一部を構成する装置として24時間駆動中であ る。
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「遠雷のハーモニー Distant of Thunder」(旧村田組倉庫)の様子。 廃倉庫中央部分に熱海の海中や浜辺で採集した流木を連結し、吊り下げている。流木全体に野外サイネージで使用されるLEDライトが直列配線で取り付けられており、熱海で収録した雷の光や花火の映像のシークエンスが流れている。それらのLEDライト1球1球にファイバーケーブルを複数取り付け、LEDの光をさらに細かく分解し、流木を貫通して表面に突出させた、風変わりなクリスマスツリーのようなものになっている。空間全体では2chでサウンドをループ再生している。
再生音源:https://soundcloud.com/madegg/3sooko/s-3XtHJCVYOcS?si=8ad96c9194534022b04bb36f33fbd923 3.また、現在京都市南区のHOTEL ANTEROOM KYOTOで2021年1月30日まで開催中のグループ展覧会「デジタル・オーガニック」内ではインスタレーション「Distant of Thunder (Room211)」が公開中である。 展覧会概要:https://www.uds-hotels.com/anteroom/kyoto/news/11538/
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「Distant of Thunder (Room211) (HOTEL ANTEROOM KYOTO、客室211号室)の様子。なお、本作ではHOTEL ANTEROOM KYOTOおよびその半径100メートルにサウンドのFM放送を行っており、HOTEL ANTEROOM KYOTO内の客室211号室内に設置されたラジオがその電波を拾って再生している。
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同じグループ展覧会「デジタル・オーガニック」内で設置中の「Gesture (good iuck)」(2021)。一般家庭用LEDロープ型イルミネーションライトにファイバーケーブルを取り付け、段ボールの内部から外部にLEDの光を伝達するファイバーケーブルを突出させている。ファイーバーケーブルを突き出すための「穴」は、熱海・伊豆の様々な場所で太陽光を透かしながらその位置を決め、少しずつ開けている。 
4. これら3つの異なる空間で再生される音は、ホテルニューアカオにレジデンス中であった11月、伊豆大島上空の雷のフィールドレコーディング音源と、それぞれの空間に合わせて収録、編集を行った複数の歌によって構成されており、空間内に合わせて調音・音響設計されたものである。それぞれ、熱海のニューアカオではシンガーソングライターの堀池ゆめぁ、声楽家の三 優夏の歌声、旧村田組倉庫では研究者、音楽家の土井樹と小松の歌声、HOTEL ANTEROOM KYOTOでは小松の歌声が再生される。 
5.3つの離れた場所では、再生される音とLEDライトとそれをさらに分解する発光装置がセットで設置されている。それぞれの空間で再生される音の長さは、熱海:18分  HOTEL ANTEROOM KYOTO:12分45秒 旧村田組倉庫:18分 LED発光シークエンスの長さは、 熱海:60秒 HOTEL ANTEROOM KYOTO:0.5秒 旧村田組倉庫:60秒 となっている。
 6.それぞれ離れた場所にある3つの装置が「遠雷のハーモニー」を構成しているが、全てを体験せずとも各々の場所で固有の「遠雷のハーモニー」が体感できることを目的として設置している。ハーモニーとは、いくつかのループシークエンスの異なり(ズレ)合いのことを指している。ズレはいくつかのシークエンスの繰り返しが、折り重なることによって体感可能になる。この折り重なりは、各空間の中に閉じているわけではない。空間に向かう間に通過する電車やバスや車の窓から見える風景、街のネオン、サイネージ、夜景、クリスマスイルミネーション、星々との折り重なりがある。繰り返しが生み出すこのようなハーモニーを貫くものとして、その発光のきっかけとして熱海沖の遠雷を使用している。 
小松千倫 2021
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proebike · 5 years
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Elf-W: Mid Motor Torque Sense Carbon Fibre Foldable eBike 20inch Available in Poland @$1388/set Email: [email protected] for detail. Model Elf-W  Size 20"  Color Black-orange, Black-green,Grey-orange  Net Weight 16.9KG  Height Range 155-175CM  Frame ALCOTT 20"carbon folding frame  Fork ALCOTT, Carbon front fork, disc brake  Headset GH-518P flat cover 8MM 1-1/8" 28.6*41.8/52/*39.8,anodized black  Handlebar SM-AL-110 560*25.4*6°. SAndblast BK  Stem Folding stem,double sections, KSL-07, forward 12°, 250MM  Seat post SM-AL-9901, Water drop type 600mm,W/laser tick mark, BK  Handlebar grip XH-120BL, TPR, Black-grey, with black ring.  Saddle SR, 1209URN/3814#  Crankset PROWHEEL OUNCE, 48T*170mm, 9S, CNC,Alloy, BK  Chain KMC X9e GY/BR/116L/PPO  Shifter SHIMANO,SORA, SL-R3000, 9S,Right side  Rear Derailleur SHIMANO, SORA,RD-R3000-GS 9-SPEED  Brake SHIMANO ALTUS BL-MT200 ,Hydraulic disc brake, F/R900, R/L1700  Pedals Folding Pedals, LP-586  Cassette sprocket CS-M2009 11-32T Nickelage  Rim Alloy, WF-30 20"*24H*14G  Front hub Two Bearings 14G*24H*100*108 BK W/QR, Without logo  Rear hub Four Bearings,14G*24H*135*145, W/QR,Witout logo  Tire CST C1576 BK 20*1.75  Kickstand Steel,20" rear stand kickstand, BK  e-Bike System  Motor System YUEBO T400,Center Motor, 36V 200W , Torque sense  Controller Lishui Controller,current-limiting15A±0.5A, undervoltage 31.5±0.5V  Display CURTIS KD21C, 5 models,w/waterproof socket  Battery Built-in, Samsung battery cell, 36V, 8.7AH, w/charger  Distance per Charge 70-90KM #自転車 #小径車 #ミニベロ #折りたたみ自転車 #ポタリング #自転車のある風景 #チャリでブー #スマホ越しの私の世界 #bicycle #minivelo#pottering #foldingbike #ternbicycles#tern #ternverge #ternvergen8 #electricbikelife #carbonfiberbike https://www.instagram.com/p/B0XruVzASwy/?igshid=hx7p94vqmows
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shubonbon · 4 years
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晴れた空から降ってくる
ブラック企業に勤めていたころ、よくポスティングをしていた(ポスティングとは、チラシを勝手にポストに入れて歩くこと)。大量のチラシを持って歩くので、重いし、夏は暑いし、ノルマはあるし、たまに管理人さんに怒られるし、そんなにいいもの��もないけど、わたしはポスティングがきらいじゃなかった。
きらいじゃなかった理由は主にふたつある。ひとつめは音楽を聴きながらできること。もうひとつはチラシ配りといえどほとんど「散歩」ということだ。わたしはもとより散歩が好きなので、ポスティングの才能はあるほうだったと思う。
死ぬほどポスティングしていたので、死ぬほど町を歩いた。遠くまで行くわけじゃなくて、同じところをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる歩くのだ。だから勤務地の半径1km圏内に知らない道はたぶんない。それくらい歩いた。
それくらい歩いていると、ふだんちょっと通るだけでは気がつかないようなアパートを見つけたり、あやしいマンションに立ち入ったりすることもある。
わたしはおそらく小金持ちと貧乏人が混在する町で働いていた。大通りには新築の一軒家がボンボン建っていたが、ちょっと裏手に回るとやってるのかやってないのかわからないような場末のスナックや風俗、そして町の外れにはボロボロの公営住宅や団地が立ち並んでいるような町だった。団地にはポストが多いのでポスティングが捗る。管理人さんがいないので怒られることもないし、もちろんオートロックでもない。部外者がチラシを配っていたところで誰も気に留めない。だからわたしはよく団地に行っていた。
寂れた団地には独特の雰囲気がある。ひび割れた外壁、埃まみれの廊下、駐輪場の錆びた自転車、かびくさい空気。お世辞にも住みたいとは思えないようなところだった。でも、そこにはたしかに「生活」がある感じがしていた。当時、生きるか死ぬかの瀬戸際で限界労働していたわたしは、そういう生活の匂い、みたいなものが染み付いた場所に居ると、すこしだけ安心することができた。
ポストを見るだけでも暮らしがわかる。テプラの絵文字に囲まれた名前、毛筆で直に書かれた名前、わたしには読めない言語で書かれた名前、長いカタカナの名前、何枚も貼られた「チラシお断り」のシール、やたら頑丈な南京錠、名字と同じ会社名、放置されたチラシが地層のように溜まっているポスト。
ここにひとりひとりが生きているのだと思うと時々ぞっとした。
団地の中庭にあるベンチですこし休む。見上げると、いちばん上の階の洗濯物がきらきらと揺れていた。気持ちよさそうに風を受けている。わたしはそれをしばらく眺めた。
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美しい生活だと思った。
イヤホンからはPeople in the boxの「旧市街」が流れていた。ポスティングしながらよく聞いていたので、Family Recordは、わたしのなかでこういう風景と結びついている。
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rane213 · 2 years
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E-TOOL(イーツール) BRAND:Bruno(ブルーノ) カスタム内容:ポートランドフロントキャリア・純正泥除け・ブラックレザーグリップ・TXBコンテナリアバスケット 本日のカスタム車はスイスブランド”BRUNOブルーノ”のe-bike!!ツーリングに、キャンプに、そして子供とも一緒に乗ることができ(子供乗せ対応)、重量も電動アシストより10kg以上も軽く、最大110km走行可能なんです。スポーティな小径自転車タイプの電動アシスト自転車。外装7段変速も搭載し街を効率よく小気味よく走れる自転車です。 今回は車体カラー:ブラックをベースにお客様が作り上げた1台。フロントにマットブラックで美しい仕上がりのポートランドフロントキャリアを搭載。コンテナを載せたり色々と活用できるフロントキャリアです。荷物を沢山搭載されるとの事で、後ろにもTXBコンテナを搭載しています。グリップにはブラックのクッション性ン高いレザーブラックを採用しました。純正泥除けも搭載し普段使いに大活躍する仕様になっています。

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tsuntsun1221ts · 2 years
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2022.12 韓国岳
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韓国岳(からくにだけ)火口の断崖絶壁と、奥には新燃岳・高千穂峰
鹿児島中央駅から列車で国分駅、国分駅から霧島方面へのバスに乗る。平日の月曜日だがバスは10人ぐらい並んだ。大浪池登山口へ向かうのにバスの乗換えが1回あるが、途中の丸尾で乗り換えても、終点の霧島いわさきホテルで乗り換えても、どちらも同じバスに乗り換えることになるので到着時刻は変わらない。
大浪池登山口バス停で下車、近くにトイレあり。また十数台ほど停められる駐車スペースもあった。
【コースタイム】大浪池登山口(0855)→大浪池(0925)→避難小屋(1000-1005)→韓国岳(1045-1125)→韓国岳登山口(1225)
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最初は舗装された道で登りやすい。
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30分ほど登ると大浪池に到着。昔の火山活動でできた大きな火口湖である。西回りか東回りかで分かれるが特に理由なく西回りで向かうことに。奥に見えるのがこれから向かう韓国岳。山体は浅間山と非常に似ており、冠雪したら浅間山と同じくガトーショコラとでも呼ばれるのだろうか?
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西廻りで池の淵を進むが、樹林帯なので常に池が見えるわけではない。ハイキングのようなほぼ平坦な道。
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途中で展望の良い場所あり。奥に噴煙を上げる桜島が見えるし、この日は天気すごくいいな。昨日の祖母山とは打って変わって期待大。
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30分ほどで池の周りをぐるっと回り、反対側にある東廻りと合流した。近くに避難小屋あり、ここでちょっとだけ休憩。
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あとは山頂までひたすら昇るのだが・・・。
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ここから山頂まで木の階段が設置されておりとても親切なのだが・・・段差が大きい部分もあったりしてまぁまぁ体力は使い、決して登りやすいとは限らない。
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しばらく登ると景色が良くなり、下の方には先ほどを回ってきた大浪池が見える。こうして見ると、今回通ってきた西廻り(右側)よりも東廻りのほうがピークが高いんだな。対して変わらないと思うけど西廻りの方が体力の消費を抑えられそう。
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山頂近くになると急な階段が終わり、今度は岩がゴロゴロした急な道となる。浮き石が非常に多く、特に下りで使用する場合は結構注意しながら降るべし。
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またこの辺りから東の方向を見ると、数年前に大きな噴火を起こし今も蒸気をあげ���いる新燃岳と、その先には高千穂峰が頭をのぞかせている。新燃岳の山頂ってあんな平になっているんだ。あの火口全体や山腹の一部から今も噴煙が上がっている。
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登山口から約2時間で山頂に到着。今まで遮られていた冷たい風が強く吹きかけて結構寒い。またゴツゴツした岩が多く火山ならではの荒々しさだが。
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とにかく圧巻なのが、とても巨大な火口。深さ300mもあるらしく、火口の淵に立つと断崖絶壁で足がすくむ。また直径は900mもあるとのことで、お鉢一周するのに単純計算で約3km、歩くと1時間以上するのか。スケールが大きすぎて遠近感がおかしくなる。なお一周できるルートがあるのかは不明。
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南の方角には大波池と桜島。よく見たら桜島の先にとても薄く開聞岳(2日後に登る)のシルエットが見える。鹿児島空港も多分写ってる。
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東の方角には新燃岳・高千穂峰。獅子戸岳(新燃岳手前のコブの部分)まで足を伸ばせば新燃岳火口を最も近くで見ることができる。韓国岳山頂から自分の足でも往復2時間以上かかるとみられ、今回は韓国岳単体でどれだけ体力を消費するかわからなかったので見送ったけど、次回来たときは韓国岳とセットで是非寄ってみよう。今も噴煙を上げるあの火口をもっと間近で見てみたい。
天気も景色も良く30分ほど休憩し、下山。
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下山はえびの高原方面へ。こちらのルートは大浪池ルートのように階段は一切設置されておらず、ずっと岩や礫が転がったゴツゴツとした自然の道で、むしろ登りやすいのはこっちだったか。
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そのうち見えてくるのが硫黄岳の蒸気。遠くからでもゴーっと音を出しているのが聞こえてくる。
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途中できれいな休憩所。あくまで休憩所であり避難小屋ではないので、噴火時の非常用の道具などは置かれていない。
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4合目には硫黄岳が見やすい展望台が設置されている。おそらくここが最も近くで見えるところ。それでも上から覗き込むような感じではなく、10m近くに成長しているという火口丘を見ることはできなかった。
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山頂から約1時間でえびの高原の登山口に到着。なお左へは硫黄岳へ通じる道であるが、現在活発に活動しているので侵入禁止となっている。
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えびの高原に到着したら、とりあえずお茶屋さんで昼食の「宮崎牛そば」を頼んだ。
バスの時間までまだ3時間くらいある。本当は昼食後すぐにバス乗れたんだけど、かなり遠回りのルートを通るバスで乗車時間や運賃が高くなってしまうので見送った。えびの高原は足湯、日帰り温泉、池巡りコースなど様々あるので、3時間ぐらいは全然時間をつぶすことはできる。まぁこんなことなら獅子戸岳へ寄っていればよかったなと思ったが。
とりあえず池を巡って2時間ほど潰す。
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標高差はそんなにないのですぐ終わるが、池巡りと言っても一応は登山である。白鳥山に登ったあと、池を2つ巡ってえびの高原に戻った。これらの池も全て火口湖で、霧島にはいくつも火山活動の名残を見ることができる。
帰りのバスまでの残り1時間は足湯でゆっくりすることに。近くにコンビニもあるし、お酒やおつまみ買ってのんびりくつろごうと思った。ところが足湯の温度がとてもぬるくてあまり体が温まらなかった。地殻変動の影響だろうか?12月だしさすがに気温も低いので返って寒くなるという。
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そこで観光客の方が、昔来たとき自然の川の中に足湯があったということで、その場所を教えてもらい行ってみた。ところが天候や硫黄岳の活動によるものなのか、川はどこにも流れていなかった。残念だったが収穫もあり、道路を破壊して蒸気が噴いているのを見れた(なお立ち入り禁止の場所なのでバレたら怒られる)。近づくと鼻がピリピリしてくるがおそらく有害ガスの二酸化硫黄など。見えている煙は水蒸気が冷えて凝縮した水で、気体の有毒ガスは目に見えないし比重も空気と異なるので、目に見えている煙だけに気を取られていると危険である。
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翌日はすぐ近くの高千穂峰に登る予定なので、本日の宿もこの霧島温泉街の中にある霧島国際ホテル。一泊2万円以上というかなりの奮発。今回の九州の旅はずっとビジネスホテルみたいなところだったので、一泊ぐらいは贅沢しようと思い。本館の温泉がとても素晴らしいのだが、離れたところにある別館の露天風呂もとてもいい。人がほとんど来ず貸切状態で穴場だった。
夕食はビュッフェスタイルなのだが、どれも美味しすぎて普段の2倍ぐらい食べてるんじゃないだろうか。翌日は朝風呂にも行って朝食食べて遅めのスタートと、こんなにいいホテルに泊まったので全て堪能する。
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