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#小葉の紅黄花
misoyo-happy · 1 year
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蓮、河骨
写景盛花様式本位 夏・近景描写
白磁小判水盤
蓮(実、巻葉)、栗の実、女郎花、吾亦紅、ブロンズリーフ
ならぶかたち
白L字型花器2面
夏季特別講習会の展示花です。
河骨、花と葉は別々さんなんだって!黄色い花の葉はもっと丸くて、このとがった葉の花はもっと赤いんだって!
もう栗なのね〜。蓮の実って自然の形状とは思えない造形。ぶつぶつ穴ボコ気持ち悪い(^_^;)
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bsamngodangbralba · 10 months
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小町数人説をめぐって
陽明文庫に中世の小町の絵がある。絹本着色、縦六一・六センチ、横四一・七センチの絵を表装してあるのだが、軸心近くの裏面に「小野小町像 貞治六秊六月廿五日」と、まさしくその頃この筆跡にて記されたものが付加されている。表装そのものもそんなに新しいものでないが、表装するにあたって、この絵に本来ついていた紙をここに付加したものであろうことは、その字がまさしく貞治頃〈一三六二〜一三六七〉この事跡であることが疑いもないからであろう。
ところで、この絵は「小野小町像」となっているが、まさしく「玉造小町子壮衰書」によっている。「容貌ハ憔悴シテ、身体ハ疲痩」、「頭ハ霜フリタル蓬ノ如ク、膚ハ凍リタル梨ニモ似タリ」、「骨ハ辣チテ筋ハ抗クナリ、面ハ黒クシテ歯ハ黄バミタリ」、「裸形ニシテ衣ナク、徒跣ニㇱテ履ナシ」、「左臂ニハ破レタル筐ヲ懸ケ、右手ニハ壊レタル笠ヲ提ツ」、「頸ニハーツノ囊ヲ係ケ、背ニハーツノ袋ヲ負ヘリ」、「肩ノ破レタル衣ハ胸ニ懸カリ、頸ノ壌レタル蓑ハ腰に纏ヘリ」とある「壮衰書」の序文をのものである。ここでもまた小野小町と玉造小町を同人物とする中世の理解が確認されるのである。
先にあげた「無名抄」の文〔五〇頁参照〕の続きに「玉造の小町と小野小町と同人かあらぬ者から、人々おぼつかなきことに申して争ひはべりし時...」とあって別人説もあったことは確かだが、その多くは前述の「玉造小町子壮衰書」の弘法大師著作説を土台にしての疑問であり、中世の大勢は、あくまで両者を同じものと見、「玉造小町子壮衰書」を小野小町の事蹟を語るものと見ていたことは疑いもないのである。
近世に入っても、この傾向は変わらなかった。貞徳の「徒然草慰草」などその顕著な例だが、中期以後の随筆の類を見ても、たとえば天野信景の「塩尻」〈『随筆大成』等〉、志賀忍〈天保十一年、七九歳没〉の「理斉随筆」などは、小野小町と玉造小町を同一人と考えている。
ところが、小町という名は、実は普通名詞であって、〇〇小町と呼ばれる女性はまことに数多くいたのだ、玉造小町と小野小町もとうぜん別人だという、いわば画期的な説が新井白雅の「牛馬問」「〈温知義書〉」に提示され、人々を驚かせたのである。
古代には一国より一人づつ采󠄃女を内裏へ献ぜしこと也。既に仁明帝の前後には、小町とて召されたるもの六十余人ありしとなり。この采󠄃女を后町のうちにをらしめたまふ。故にみなみな小町と呼ばれたるなり。その人々の宮仕へをやめて古郷に帰り身まかりたる墓を、おほか「た小町塚とよびしとなん。さてこそ、国々に小町塚といふもの多し。美濃・尾張の間にさへ二三所あり。
しかるを、なべての小町を一人と思ふよりまぎれたる説多し。たとへば実方朝臣、陸奥へ下向の時、髑髏の目穴より薄の生ひ出て、「秋風の吹くにつけてもあなめ〱」の歌の小町は小野正澄が娘の小野小町なり。文屋康秀が三河掾となりて下りし時、「身をうき草の根をたえて」さそふ水あらば」とよみしは高雄国分が娘の小町なり。「おもひつつぬればや人の見えつらむ」の歌、又業平の「舞の袖」などいひしは出羽郡司小町良実が娘なり。高野大師のあひたまふ、壮なる時憍慢最も甚だし、衰ふる日愁歎猶深しと答へしは常陸の国玉造義景が娘の小町なり。かく一人ならず。故に時代其外異なる事あるのみ。中にも良実が娘の小町は美人にて和歌にもすぐれたれば、独り名高く、すべて一人のやうに伝へ来たるのみ。
まず、小町を采󠄃女をし、采󠄃女のすべてに「町」をつけてよんだといっているが、平安時代の文献にあらわれる采󠄃女は、たとえば「近江の采󠄃女」〈拾遺集〉「明日香の采󠄃女」〈大和物語〉などのごとく、国名を冠して呼ぶのが普通である上に、文献にあらわれる「町」のつく女性は前述のように后町にいる更衣であって采󠄃女ではない。小町采󠄃女説自体が出羽都司良実の娘という伝承をもとにして出来たものであり、出羽国から采󠄃女をさしだすことはなかった〈「続日本紀」「類聚三代格」〉という事実を持ち出すまでもなく、この日雅の説には従えないのである。地方に数多い小町塚の合理的説明としても弱いものである。
ところで、この白雅の説、後半になると、その多数の小町が四人にしぼられて来る。架空の人物である小野正澄とか高雄国分とか玉造義景などの名をどこから持ち出して来たのか不明だが、既に伝説化説話化している小町像のすべてを事実と認定する立場からの合理的整理であって、まったく意味をなさぬものとしか言いようはないのである。
伝承る整理しながら、また新しい伝承を生んでいる感じの「牛馬問」の説であるが、その合理的整理法に人気があったのか。それに賛同して引用している随筆が実ははなはだ多いのである。神沢貞幹の「翁草」〈『随筆大成』第三期所収〉、城戸千楯の「紙魚室雑記」〈『随筆大成』第一期所収〉、石川宣続の「卯花園漫録」〈『新燕石十種』第三所収〉、山本信有の「孝経楼漫筆」〈『随筆大成』第三期所収」、滝沢馬琴・屋代弘賢らの「兎園小説」〈『百家説林』所収〉など、いずれもこれに全面的な賛同を示しているのである。
小町に限らず、伝説的人物は、その伝説化の過程において、事蹟が膨脹し、それを全体的に把握するとなると、そこに新しい矛盾が出てくることが多い。これを予盾なく合理的に統一しようとすると、いわば原生動物の体のように多方面に膨脹したものを分割するほかはなくなる。
たとえば柿本人麿の場合にしても、「万葉集」の記述を信するかぎり人麿は持統朝から文武朝にかけて活躍した歌人であるとするほかはない。だが一方、「万葉集」が引用する「柿本人麿歌集」にはそれよりもかなり後の歌もある。「人麿歌集」に後代の歌が入っているというのは今日の学者の常識だが、人間歌集なのだからすべてが人麿の歌だという立場に立て��、「万葉集」の人麿にして、既に最低二人いたことになる。次に「古今集」の仮名序を見ると、、「おほきみつの位(正三位)柿本人麿」を「ならの御時」の歌人としている。現在では、これを「奈良時代」と解し、しかも人麿が活躍した飛鳥時代は奈良時代に接していたからこのように書いたと説明している。だが、そこに都があった「時代」と解するのはどうか。平安時代において「御時」とは天皇の治世、すなわと御宇のことであり、「ならの御時」は平城の帝の御時の意にほかならないからである。事実、この仮名序に対応する真名序(漢文の序)には「平城天子」とはっきり書かれている。「古今集」より五十年ほど後に出来た「大和物語」にも人麿が平城天皇に仕えていたとある。平城天皇は平安時代第二の天皇だから「万葉集」の人麿とは違う。これ第三の人麿ということになる。ところ、で、「古今集」から百年ほど後の第三の勅撰歌集「拾遺集」を見ると、人麿が渡唐してよんだという歌が二首見える。これ、第四の人麿である。
人麿を一人ではなく四人とすると、その間の矛盾はなくなる。しかし矛盾がなくなったところでどうなるというのだ。私が問題にしたいのはそんなことではない。実在の人麿が、その死後、奈良時代・平安時代にどのように伝説化されていったか、別のことはで言えば、後の人々の心の中に人麿がどのように生き続けて来たか、私はそれを問題にしたいのである。
小町の場合も同じである。江戸時代の学者のように小町を四人にしたり、現代の民俗学系の国文学者のように、小町と称する女が無数にいたとか、小町を名のる遊行婦女・あるき巫女・歌比丘尼のたぐいが諸国をめぐり歩いていたと言い切ることによって事足れりとし、文献に残った小町の文学と伝承について深く考えようともしないのは学問の堕落、ある意味では頽廃という評語が適切でさえある。仮に彼らの言うようなことがあったとしても、せいぜい中世の後期のことであり、「小野小町の歴史」ほ既に平安時代中期以前から始まり、中世、近世と続いていたのである。小町が、その死後も、後代の人々の心の中にどのように生き続け、どのように変容していったか、あるいはまた、時を経て変容しながらその底に変えずに生き続けてゆく、いわゆる小町的なもの、それはいったい何かということの追跡にこそ、私は意味を認めたいのである。世に虚と言い実と言う。しかし、このように見れば、人々の心の中に生き続けていたものはすべてが実だと言うほかはないのである。
以下の章において次第に明らかにしてゆくことであるが、小野小町の説明化は、彼女の死後間もない頃から既に始まっていたのである。そして十世紀の末頃には、我々が知っている小町説話、たとえば(1)雨乞説話(2)好色説話(3)男性を拒否する驕慢説話(4)衰老説話 等、そのおおむねが既に出来るがっていたはずである。だから、そのような流れの中に「玉造小町子壮衰書」を置くならば、「小町老いて後、おとろへさらぼりたりなど云ふめるは、玉造小町の事なるを混じていへるなり」〈本居内遠「小野小町の考」〉というような見方が必ずしもあたらぬことを知るのである。小町衰老落魄の説話が「壮衰書」の影響で出来上がったというよりも、既に世に行なわれていた小町落魄説話の仏教的結実として壮衰書を考えるべきではないか。「玉造」の由来を明らかに出来ぬことは残念であるが、ともかくも「小町」と表題にあるだけで人々が説明を求めないような人物の伝でなければならないこと、しかもそれが「花ノ時ヲ待チテハ玉筆ヲ秉リテ紅桜紫藤ノ和歌ヲ詠ズル」美女の伝でなければならないことなどを併せ考えれば、平安末期から中世にかけての人々の大勢的理解がそうであったように、これをも小野小町のこととするのが、最も素直な、そんなして最も妥当な理解だと思うのだが、いかがであろうか。
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poetohno · 1 year
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第二楽章 緑の饗宴 第一節 森林
「針葉樹」
緑は詠うように色めく 紅に 黄に 緑黄に 橙に 彩りに萌える饗宴
太古から緑は地球にとって肺となり酸素を生み出し 降り注ぐ雨は再び大気に放たれ 真水の調節弁の役割を果たす
北へ南へと進んでいくと木はその身を低くしていく 必要な水分が寒さに凍てつき水として存在できなくなっていく
寒さに耐えるためには身を削るしかない 数十度の気温差が広葉樹と針葉樹を別つ
木は生命にとっての幹であり 木の分布に合わせて動物も適応せざるを得ない
ここは極に最も近い場所 太陽は沈まない―大地を照らし続ける
凍てつく大地では森があったとしても砂漠のよう 生物にとって必要な養分が育まれない 緑はある―しかし命は見当たらない
冬が訪れ雪が降れば雪化粧を施す 白と緑に揺らぐ幻世界
鳥たちは木の実を隠して木と木を渡り歩き 獣たちは寒さに耐え獲物を探す旅路を行く
ありとあらゆる命が待ちわびている 数日で消える夢のような ひと夏の楽園を
「広葉樹」
光を浴びて穏やかに広がる 光を受け止め淡く輝き 豊かな色彩は唄のよう 太陽の恵みは落ち葉となって動植物の肥やしになり 豊かな土壌を育んでいく 木々に張り付き蜜を吸う虫もまた 息絶えれば大地に還る 羽根を広げるように聳え 他の木々から光りを奪い取る 光の争奪戦が静かに繰り広げられている
木々は人々にとっても生活の幹であり それは家となり紙となり 手に取られるあらゆるものに―息づいている
「大森林の光」
陽の射し込む光の道 辿る蝶が舞い 風に葉が囁き 影が揺れる 光と影の海のように 木の葉は漂う
苔生い茂りさらに色深まり 葉と相まって大地を緑に覆う
斜光はまるで天への階段のよう 木が上へと伸びる様は梯子を求めるかのよう 光は遠くの木を淡く滲ませる 佇まいは天に祈る手のよう やがて闇に堕ちて―大地に眠る
「共生」
乱立する大小様々の木々達には 何の動きも見えない 木は静かに眠っているのだろうか
耳を澄ませば鳥の声が聞こえる 栗鼠や子狐が落ち葉を揺らし 猪や鼬(いたち) 熊や虎が通りすぎていく
森が静かなのは眠っているからではなく 住まう獣たちに寄り添うためかもしれない
森は生きている 息づかいはあまりにも静かで 遥か遠いところから響いてくるかのよう
緑は広がり 隣に氷の果てと砂漠の海が広がり 海は凍てつき空気は焼かれ 山脈が奔る
「四季」
雪が溶ける 渡り鳥は蝶のように訪れ 草花は葉が翼を広げる前に咲き乱れ 鳥が花を愛で 唄を口ずさむ 虫達が歌声に誘われる 獣の唸り声がそれを追う 渡り鳥は去り 温かな風を追いかける
背後には冬が囁いている 静けさと共に寒さが降り積もる 動物は生き残るための準備に静かな時を過ごす 虫達は消え―卵に春の訪れを託す 寒さの訪れと共に森の静寂は深くなっていく 生命にとっての冬越えは大自然との命を賭けた戦いであり 春の温もりは 生命への福音
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kachoushi · 2 months
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅷ
花鳥誌2024年8月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
14 道のべに阿波の遍路の墓あはれ
 初出は『ホトトギス』昭和十一年四月号「句日記(昭和十年四月)」。「四月二十二日。風早西ノ下に句碑を見、鹿島に遊ぶ。伊豫松山、黙禅邸。ホトトギス会」と前書き。『五百句』にほぼ同文の注記あり。
 この句の詠まれた事情については、『ホトトギス』昭和十三年十二月号巻頭に虚子自身が書いた「阿波のへんろの墓」の一文がある。虚子が新田宵子夫妻・池内友次郎夫妻・高濱(当時)章子と故郷西ノ下を訪ねた消息を書いたものである。まずは決まって訪れる大師堂の大きな松に佇み、裏手にある「阿波のへんろの墓」を確認したが、なかったのであった。虚子の証言によれば、江戸時代の標準的な書体である御家流で書かれた古いものであったという。
 虚子は碑が無くなっているのを嘆きつつ、恐らく行き倒れの曰くなどがあろうことを想起し、子供時代に目撃した遍路の一行を回想している。二、三歳の頃、遍路の女に抱き上げられ、大師堂まで連れていかれた想い出を語り、おそらくその女は、自分と同じくらいの子供を無くしていたのだろう、と語っている。このエピソードは、その後自分の人生を振り返った『虚子自伝』(昭和二三年刊)でも書き記されており、虚子のふるさとの記憶として刻印されていたことがうかがえる。
 「遍路」は『ホトトギス』雑詠欄によって季題になった。一見古そうに見えて新しい季題である。西村睦子『「正月」のない歳時記』(本阿弥書店)によれば、大正十三年に三句登場して以来、昭和九年までに二六〇句も載る人気の季題となったと指摘されている。虚子が季題を選んだ改造社版『��諧歳時記』春の巻(昭和八年刊)に、虚子の詳しい解説と例句の二七が確認でき、出典はすべて『ホトトギス』からである。虚子編『新歳時記』(昭和九年刊)にも同様に詳しい解説付きで立項され、例句二二を数える。つまり、伊予出身の虚子によって「遍路」は季題になったのであり、この句はその例句として加えられ、そのトドメを打ったのである。
 『俳諧歳時記』の解説につけば、春の、しかも女性の景物としてのこの季題のイメージが確認できる。弘法大師の巡礼にあやかって、四国に散在する八十八か所を順拝する全道程一二〇〇キロ、日数四〇日余りを要する。宗旨・老若男女を問わず、服装は軽いが、三月から四月の季節がよくなる時期に、菜の花・青麦・紫雲英の鮮やかに彩られた道をぞろぞろと通る。この風景との一体化が単なる「巡礼」でなく、季語としての「遍路」の拠って立つところであると特記する。
 特に若い娘たちは華やかなセルの着物に、白木の納札挟みを胸高にかけ、鬱金や浅黄色の手甲脚絆をつけ、同じ色の姉さま冠りの上に真っ白な菅笠をかぶり、緋の腰回しもあらはに裾を端折り、白木の杖をついた姿を虚子は詳細に活写している。高濱年尾の次の句などは、この虚子が特記した美しさの方に拠ったものであろう。
  お遍路の美しければあはれなり
 虚子の句にもどれば、山本健吉『現代俳句』に的確な評がある。まず「遍路の墓」とだけあって無名であることがかえって叙情を増すこと、「阿波」の地名から、浄瑠璃でよく知られた、長年別れた母と出会うもそれと気づかない巡礼お鶴(「傾城阿波之鳴門」)の連想で、子別れの哀話が想像されることを指摘する。
 さらに健吉は重要なことを言っている。「遍路の墓」そのものに、春の季感はない。むしろ春の季語「遍路」が置かれることで、子供時代の春遍路の記憶と現在の春とが結び合わされるのであって、新興俳句の中でも有季定型を守った水原秋櫻子の流れの季感主義を批判している。季語は言葉そのものに意味があるのか、言葉の背後にある季感に意味があるのか? これは有季定型俳句の一大論点である。
 過剰な、「今」「此処」にこだわる季感主義では、この虚子の句などは取り落とされてしまう。言葉が残ることによって、過去の季感を学び、それを想起し、対話する。下手をすると昨今頻出する「昭和の日」俳句の甘い回想句の氾濫のような惰性に堕ちてしまうのだが、言葉の由来や歴史性を無視しては、多くの俳句の財産を無くすことも自覚しておくべきだろう。掲句はその文脈において、今日重要な意義を持っていると言えよう。
15 白酒の紐の如くにつがれけり
 この句の成立は若干の問題を含む。『ホトトギス』昭和二十年六月号の「句日記(昭和十九年三月)」には、「三月四日句謡会。鎌倉要山、香風園」の前書に「白酒の餅の如くに濃かりけり」「瓶のまま白酒供へ雛は粗画」と併記される。
 しかし、『六百句』には、前日の「(昭和十九年)三月三日 家庭俳句会。日比谷公園。丸之内倶楽部別室」と注記され、〈洋服の襟をつかみて春寒し〉と共に掲載される。
 「句日記」では、「洋服の」の句の他、「春草を踏まえて鳩の足あかし」「斯く行けば春風寒し斯くは行く」「その中に大樹芽ぐは物々し」といった吟行句が並び、「白酒」句はない。
 すなわちこの句は当初、雛祭を題詠的に詠んで四日の鎌倉の句会に出したものだったが、後に三日の家庭俳句会での作、ということにしてしまったものなのである。
 虚子の句集における注記は、必ずしも実際に忠実なわけではなかったことが知れるが、これは掲句を三日の発表ということにした方が、効果があると考えたからであろう。なお、家庭俳句会は、婦人俳句会などとともに『ホトトギス』に立ち上げられた、女性中心の句会で名句が多く生まれている(『俳壇』二〇二四年七月号「座談会」(西村和子・井上・堀切克洋)。そのこともこの発表時期の変更という「操作」の理由ではなかったかと思う。
 掲句は、端的にして的確な比喩によって、「白酒」の様態を鷲つかみにした写生句で、間然とするところがなく、名句としてはよく引かれるものの、解説は意外に少ない。
 ポイントは「白酒の」の「の」である。これが「や」では、なぜいけないか?「や」「けり」と切れ字が重なることを嫌ったのは、すぐわかる。
  降る雪や明治は遠くなりにけり 中村 草田男
 この句のように上五とそれ以下の間に「飛躍」があるなら、切れ字が重なっても問題はないが、「白酒」の句は典型的一物仕立てで、「や」では煩い。
 「の」の効果はそれだけではない。「紐の」と「の」を畳みかけることで、「白酒」の様態に焦点を当てることができる。
  鴨の中の一つの鴨を見てゐたり   この庭の遅日の石のいつまでも   蛍火の今宵の闇の美しき   立秋の雲の動きのなつかしき
 以上のような虚子の作例につけば、上五の下に「の」を軽くつけて、以下で「の」を繰り返して、リズムを作り、対象にフォーカスを当てていったことに気づかされる(井上『俳句のマナー、俳句のスタイル』)。
 「白酒」の句の主題は、液体の動きにあるので、「つがれけり」と用言でまとめた。虚子は「眼」の詩人ではあるが、これをことさらに強調せず、さりげなく、品よく提示してみせる。鷲づかみの「写生」にありがちな生々しさを包むデコレートの感覚(井上「品格ある写生」『俳句』二〇一九年四月号)こそ、作家虚子の「写生」を代表するものとして、ここに指摘しておきたい。
*先月号記事に脱落がありました。「紅梅の苔は固し不言」の句は『ホトトギス』九年二月号で『五百句』同様「二月二十二日。臨時句会。発行所。」と前書きされています。記してお詫び申し上げます。(筆者)
『虚子百句』より虚子揮毫
15 白酒の紐の如くにつがれけり
16 紅梅や旅人我になつかしき
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国立国会図書館デジタルコレクションより
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井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生��れ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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bearbench-3bun4 · 2 months
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「虚無への供物」中井英夫 1161
第一章
16薔薇のお告げ(久生の推理) 01
よいよ、久生の推理です。
前項のとおり、亜利夫と同じで誰かが隠れていたと推理していたことは判っていますから、 それ以外に何があるのかですね。 あとは、どこに隠れていたか?
久生は、洗面台の棚の花瓶にあった白いグラジオラスに注目します。 花言葉は“密会”、花の数が“その時刻”だといいます。
まあ、花言葉が密会なのはよしとしましょう。 でも本数で時刻というのはどうなんでしょう? 10本と半分で10時半は、かなり無理があるような気がします。
犯人は、もうすでに死んだと思われている人物だといいます。 久生は、この間に、飛行機で北海道から九州まで駆け回って氷沼家の資料を集めていたといいます。 確かに、このろから、ANAで岩国/福岡線や三沢/札幌などが就航していてお金さえあれば可能だったのかもしれません。
ところで、久生が情報を集めるという表現で、“蒐(あつ)める”という字を使っています。 単に古字だとも言えるのかもしれませんが、辞書によると会意文字だとして、草と鬼(死んだ人)とから成り、死者の血のあとに生えると言い伝えられる草、「あかね」の意を表すとあります。 これがどうして集めることになるんでしょう? 難しい表現ですね。
調べた成果の1つとして家系図が挟まれていますね。
誠太郎 ┬ 光太郎   ┬ 紫司郎 ┬ 蒼司     └ 綾女(妹) │     └ 紅司             ├ 朱美  ー 黄司             ├ 橙二郎 ー 緑司             └ 薫三郎 ー 藍司
こんな感じです。
代々の死人たちの業(ごう)が関係しているとして調べたことを披露します。
まず、 誠太郎の失踪についてです。
高橋是清(たかはそこれきよ)は、 「是清自伝」によると明治元年には神田錦町の森有礼(もろありのり)さんの家で書生としているころ、 橋和吉郎(はしわきちろう)という変名を森につけられたようで、 しかも、 そこに長州の内藤誠太郎(ないとうせいたろう)後に堀誠太郎となって、山口県の農業学校の先生になる人物も登場する。 これは実在する人物何でしょうか?
本編では、北海道でとなっていますが、実際は山口県在だったみたいですね。
アメリカにいたときに色々あって、その後帰国してから住む他北海道でもいろいろあって、 結果失踪となるみたいですね。
これが、氷沼家の第一の業(ごう)だといいますが、だから?って感じです。
で、 第二の業は、大正時代、光太郎の話しです。
誠太郎が失踪した後、奥さんは三歳の光太郎氏と生まれたばかりの妹、綾女(あやじょ)さんとを連れて函館の実家へ帰ります。 で、この綾女さんは、戸塚の老人ホームで生存しているみたいです。
光太郎氏は宝石商を志し、世界を旅してて“日本王室鑑定人”なんて肩書だったといいます。 旅行記作家のジャン・シャルダンやヨーロッパの冒険家のジャン・バプティスト・タヴェルニエが引き合いに出されます。
で、途方もない財産を残すことになるので、そこに、氷沼家の第二の業があっても不思議はないといいます。 しかも、藤木田とは横浜の一土会で知り合っているはずだから何かしらないのかと、 藤木田に水を向けます。
「あの空気抜きの高窓から何者かが小さな毒針でも打ち込んで紅司さんを殺すことだってあり得るわ。」
藤木田は慌てて否定しますが、これは、ちょっとした冗談でしょうね。 毒針なんて現場になかったわけですから。
で残された三男一女というのは、 紫司郎(ししろう)、 朱美(あけみ)、 橙二郎(とうじろう)、 薫三郎(きんざぶろう)です。
そのころは、大阪の与田忠(よだちゅう)、東京の角谷(かくたに)と並んで、七彩堂といえばずいぶん聞こえたものだとなっていますが、 七彩堂は作り物だとしても、 そのころは、大阪の与田忠(よだちゅう)は依田忠のことだと思います。 また、角谷は真珠関連で記事がありましたが、それなんでしょうか?
その後、 光太郎は、昭和九年に故郷の函館の支店が三月の大火でやられて焼け死ぬことになります。 また、洞爺丸の事件で、紫司郎、薫三郎の二人が亡くなります。
と、ここまで説明しておきながらこれは関係ないと否定します。 おいおいです。
で、昭和時代の氷沼家に起こった第三の業です。 紫司郎が植物の研究に没頭して、そこに新しい法則を発見しようとしていたことがどうやらそれらしいです。 この項のタイトルでもあるように“薔薇のお告げ”です。 とはいえ、何のことかまだわかりません。
「薬用植物史」(ドドネウス) 「苔の書誌」(ヨハン・ヤーコプ・ディレニウス) 「ゲネラ・プランタルム」(カール・フォン・リンネ) が例として上がっていますが、読むわけにもいきませんから、 まあ、青いバラは作ることができないってことくらいですか? これが、どう関係しているのか。
でも、 それも、否定されます。
ライラックタイム(マグレディ:英) マジェンタ(コルデス:独) プレリュード(フランシス・メイアン:仏)
それぞれによって青いバラが作られたといいます。 ただ、いずれも、紫やラベンダーに近いみたいですね。 まあ、かなり画期的ではあるのかもしれませんが。
で、これが持つ意味を考えていて、久生は何もかも判ったといいます。 全く赤らないんですが、まあ、次の項でわかるのでしょう。
つづく
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momohajime · 3 months
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蕾だと濃いピンクだったけど、開くとほぼ白の薄いピンクで花弁の先に濃いピンク、小型ハスの小舞妃 蓮
”小舞妃(しょうまいひ)、中国蓮系。 株の高さ70cm、花は12~18cm、葉は35cm前後。 小型の一重咲きで、開花初期には花弁が反り、大きく開く「立体的な」花型。花弁元にわずかに黄色が入り、花弁先には紅がかすれるように入る、爪紅。中国名の音は「シャオウーフェイ」。非常に性質が強く、花上がりもよい。”
小型ハスにあとは名前がないが八重のピンクと白がある。
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yotchan-blog · 4 months
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2024/5/31 17:01:05現在のニュース
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youkaidaimaou · 5 months
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何もしない、花壇の花たち / Flower beds with nothing to do
  引越して来て、9ヶ月、最初は、前住者の好みか、花のない花壇でした。ところが、季節が移るにつれて、色々な花が咲いて、僕を楽しませてくれています。
I moved in, 9 months ago. At first, there were no flowers. However, as the seasons change, various flowers are blooming and delighting me.
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赤みの葉に矢印の特徴がある「ヒメツルソバ」、僕の小指の爪より小さなピンク色の花を、画像左上にある、「カタバミ」と共に花を咲かせ、いつも楽しませてくれています。
Persicaria capitata, which has reddish leaves with distinctive arrowheads and pink flowers smaller than my pinky fingernail, along with the Oxalis in the upper left corner of the image, always delight me.
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春になり、ようやく花をポツリぽつりと咲かせているのが「ツツジ」です。花壇の数少ない低木樹ですが、隣に、名前を知らない紅葉色の葉と一緒に陽を浴びています。
Spring arrives, Azaleas are finally blooming. It is one of the few shrubs in the flower beds, and is basking in the sun with its foliage, the color of autumn leaves, whose name I do not know.
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タンポポに似た、黄色く小さな花と、連凧の様な葉に雨粒を乗せている「ハルノゲシ」。「ヒメツルソバ」達とは違い、目立つの好きで、空高くへと伸びあがっています。
Sonchus oleraceus has small yellow flowers similar to dandelions and kite-like leaves that carry raindrops. Unlike the Oxslis, they likes to stand out, and it is growing high up to the sky.
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数種類の「カタバミ」の葉に囲まれて、幾つもの植物たちの葉たちが「こんにちは」と言いながら、花壇から飛び出そうとしています。 2週間前に花を咲かせた「アミガサユリ」の姿は埋もれ、関心の無い人には雑草の花壇ですが、僕は、そんなありのままの姿の彼らが好きです。だから、今は、何もせず見守っています。
Surrounded by the leaves of several types of oxalis, the leaves of many plants are about to jump out of the flowerbed, saying "hello." Fritillaria verticillata that bloomed two weeks ago have been buried, and to those who are not interested in them, they are just weedy flowerbeds, but I like them as they are. So for now, I'm just watching and doing nothing.
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965-sf · 6 months
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オーダー紅茶作ったよ
代官山THÉSIERさんで私の創作の『てんがいちかく』の概念紅茶を作ってきました!
もともとは六本木店(現在閉店)で行われていたサービス「世界でひとつの紅茶」ですが、代官山でも期間限定で販売を行っているのでそれに行ってきました。
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代官山の実店舗では自分で紅茶の一覧を見て作る形式だったので、初めての自力概念××でした。私の大喜利力が試される。
あと写真の画質が大変悪いです。
以下レポートになります。
■簡単な流れ
店舗で以下の項目が掛かれた茶葉の一覧を渡されます。
①茶葉の名前
②3つくらいの茶葉/花言葉
③茶葉のにおいや味の説明
全部で40種くらい。ハーブ系とフレーバー系で大枠別れていたのかな。
そこから自分のイメージしたものに合わせて5~6種類程度の茶葉を選びます。
お店の人に気になる茶葉を伝えるとそれを見せてくれたり、逆にイメージカラーを伝えるとそれに合わせた茶葉を選んでくれたりして楽しかったです。
選び終えたらお店の人がどういうイメージや香りや味にしたいのかヒアリングしてくださって、それに合わせて茶葉の配合をしてくれます。
調合の待ち時間は15分くらいでした。値段は5500円。
通販の方だとキャラクターシート提出で概念紅茶を作ってもらえます。
通販だと茶葉は3種類。値段は3800円。
解釈部分を他人に任せたい時は通販がおすすめです。その代わり現在だと届くまで3か月程度かかります。
通販の方は過去に自創作の『xoxo A to M』の斑鳩ピースさんで利用したことがあるが、紅茶に造詣が深くないのでなに書けばいいのかわかんなくてお蔵入りしています。
■本編
とりあえず私は紅茶の味が全然わからないので、味は全切りして花言葉と色で選ぶことにしました。
��果
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見て!!!!!!!!!全部ハーブ!!!!!!!!!全部お花!!!!!
綺麗だね。
残念ながら百合の花はなかった。
以下選んだものと説明の転写。口語体の補足はメモ取ってない状態の記憶なので話半分に聞いてください。
①バタフライピー
花言葉「小さな恋」
青系のハーブ/癖がほとんどない優しい香り/幸せな気持ちにフワフワしてるイメージ
幸せな気持ちにフワフワしている小さな恋が良かったので選びました。
これ単体で入れると青くなるらしい。てんがいちかく自体のイメージは朝の青空なのでいいね~。青は食欲減退効果もある。
②ローズ
花言葉「愛」「美」「情熱」
赤系のハーブ/バラの花香が鮮明に香る/美しさや愛情に溢れるイメージ
この世で一番有名な花言葉なんじゃないかと思ったのとこれを入れなきゃ嘘だろ!と思って入れました。
ローズ単体だと赤くなるのですが、酸性なためバタフライピーと混ざると紫っぽくなるらしい。
これを聞いて自分で紅茶を入れる時の配合によって色が変わる紅茶ってめっちゃてんがいちかくじゃーんと思って全部ハーブに切り替えた。
③ラベンダー
花言葉「清潔」「優美」「沈黙」
紫系のハーブ/ラベンダーの花香が華やかに香る/静かで優れて美しいイメージ
「沈黙」が入っていたので採用。あと見た目が小粒でかわいい。
④金木犀
花言葉「謙虚」「謙遜」「真実」
黄色系のハーブ/優しい香りとほんのりとした甘み/生き生きと輝いているイメージ
「真実」が入っていたので採用。
あと私が金木犀好きなので。
⑤マリーゴールド
花言葉「可憐な愛情」「健康」「生命の輝き」
黄色系のハーブ/優しい香りとほんのりとした甘み/生き生きと輝いているイメージ
マリーゴールドってたしか「孤独」とか「絶望」とかの花言葉あったよな~というのとマリーゴールドの名前が聖母マリアから来てたよな~って思って採用
あとから調べたらいろんな神話と紐づいている花なんですね!似合う~。
今回のマリーゴールドは色が黄色だけどどのマリーゴールドなんだろう。
あとマリーゴールドは病気になりやすいイメージがあったので。
⑥サフラワー
花言葉「夢中」「情熱」「装い」
赤系のハーブ/柔らかいフローラル系の香り/熱意のまま突き進むイメージ
「夢中」と「装い」が入っていたので採用。熱意のまま突き進んでいたので良し!
これを入れると黄色になるらしい。見た目が細長くてかわいい。
⑦ヒース
花言葉「孤独」「寂しさ」「私は私らしくありたい」
紫系のハーブ/控えめな花の香/悲壮感が醸し出されるイメージ
花言葉全部採用♡これも小粒でかわいかった。
配合は全部同じくらいにしてもらいました。
店員さんの説明だと自分で入れる時のバタフライピーの量によって青になるか紫になるか変わるので、入れるのがちょっと難しいらしい。へ~!
パックに入れてもらった状態。
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写真のせいで分かりにくいけど見た目かわいい~~!これが青色か紫色になるの想像できないな~どの色になるのか楽しみ!
■入れた結果
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ド緑。
いや、店頭では最初由里タイガ君単体で作る予定で「緑のものはありますか?」と聞いていたレベルだったのでこれはとても嬉しい誤算です。由里タイガ緑だ!
バタフライピー+ローズ=紫
紫+サフラワー(黄色)=緑が配合によって起こるのかな?ちょっとよくわかんないですが嬉しいね!面白いくらいに緑なので飲んでいいのか不安になる。
香りは全部がハーブのおかげかかなり爽やかです。
味は最初の口当たりはかなりスース―と抜ける感じなんですが、何度か飲んでるとほのかに甘みが出てきます。
あと奥の方になにかスパイシーさを感じる。これはなに。
なんか飲むたびに感想が変わって面白いです。これ私の入れ方のせいなんだろうな。
味のことは完全に無視して、色が入れるたびに変わることと全部の茶葉を花にする縛りで作ったのですが、おかげで自分では買わない味になったので楽しかったです。
そして夜の12時前くらいに飲んだのですが、めちゃ爽やかだったので目が冴えてそのあと寝れませんでした。
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muchakucha01 · 8 months
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 【二月のご挨拶】
 新年快楽  万事如意
 二月十日は春節  旧暦のお正月です。  今年は立春の後に春節を迎える事となりましたので、  比較的暖かな春節になるようですね。
 中国の春節について、ご紹介します。  年度が変わる新暦のお正月より、春節の方が  改まる、という感じは強く、  干支は兎から龍に切り替わります。
 大晦日は除夕と言って、家族親族が集まり  賑やかに食卓を囲みます。  水餃子を手作りしてみんなで包んで食べますが、  水餃子には各家庭のこだわりがあり、  皮の厚み、餡の風味がうまく融合して、  つるつるといくつでも食べられるのが美味しい餃子。  たれをつけなくても味が整っているのが  美味しい餃子なのです。
 他にもさまざまなご馳走が並び、  縁起を担いだ立派な魚料理は(魚の発音は余に通じる)  年年余余、いよいよ運気が良くなり  余裕ができますように、と願いから。
 客間には吉に通じる金柑の鉢植えや  香り高い梅の花、水仙を飾ります。  先祖を祀る台は清めて果物や花、香を立てます。  玄関には、縁起の良い言葉を赤地に金で装飾した  細長い紙に書いた春聯を一対で貼ります。  印刷されたものもありますが、  手書きのものは、家族の達筆の人が腕を振るい  気の利いた文言を書きます。  各門戸に貼られたこれらの春聯の  様々な吉祥の言葉を眺めながら、  散歩するのも楽しいものです。
 赤い紙で作った斗方は四角い紙に  縁起の良い文字や絵を書いたもの。  菱形に窓や壁に貼ります。
 新年には来客もあります。  子供だけでなく目下の人には、  紅包という赤い小袋に入れたお年玉を渡します。  来客には、蜜銭といわれる  甘い砂糖漬けのドライフルーツや  棗、落花生など吉祥果をたくさん出して  食事まではお茶を入れて談笑します。
 春節の期間はとにかく、ご馳走を集まって食べる、  という事が一番大切ですから、  女性も男性もかわるがわるキッチンに立ち、  それぞれが得意料理に腕を振います。  誰かが作った料理が卓に置かれたら、  間髪入れずみんなが箸を伸ばして味わい、  その料理を作った人を褒めそやします。
 春節の間は喧嘩や揉め事は御法度。  一年が台無しになるからです。  温かい和やかな春節風景。  最近は気分転換に海外や国内旅行に  行く人も増えていますが、心の奥底には、  昔ながらの春節の温かい光景は  決して消える事はありません。
 十五日間は春節期間。  十五日目は大きな満月が出ます。  この日に食べるのが元宵という白玉団子。  湯気を立てるこのお団子を食べて  お正月行事は終わりとなります。  今年は二月二十四日になります。
 二〇二四年 春節  中国茶会 無茶空茶  黄 安希 拝 http://muchakucha.net
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ichinichi-okure · 8 months
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2024.1.14sun_kanagawa
 昨日はアドレナリンが出ていて、いつもより遅く寝着いたが、いつも通りの6時に目が覚める。でも今日は休みだ、と安心してもう一度寝て、7時に起床。洗面を済ませ、着替えてお砂糖とミルクがたっぷりのインスタントコーヒーを飲む。これは私が子どもの時からのルーティーンだ。SNSやLINEをサッと確認して返信を打つ。ワクワクするお誘いに心浮き立つ。  今日は初めてのWSに参加する予定だ。でも、その前に知り合いのイベントに行ってみよう。まだ布団の中の夫に「いってきます」と告げ、足取り軽く家を出る。車を運転すること30分。鶴川にあるセントラル商店街という何ともノスタルジックな場所に到着。早くも聞こえてくるお囃子の音に自然と駆け足になる。角を曲がると、威勢のいい声と同時に餅をつく人、返す人、手を叩いて笑顔でエールを送る人たちのエネルギーで溢れかえっていた。年始初めて会う知り合いみんなに声をかけ、再会の歓びを分かち合う。人生で初めての豆花をいただいた。ほんのりと甘く、重すぎず、いろんなの食感を味わえるいくちゃん(食堂pocoさん)の豆花。今の身体に最高の食べ物だ!お腹は満たされていたが、あちこちからいい匂いがしてきて、まだ食欲が止まらない。古いストーブの上で温められていたのは豚汁だ。そのすぐ下にはブタの置物。なんてシュールな…この後の予定を考えてやめておいた方がいいと言う私と、いや、身体も温まるしとにかく食べたいと言う私でせめぎ合う。次の瞬間お代の300円をお店の方に手渡していた。椅子に腰掛け、豚汁をいただく。やっぱり大正解だ。豚汁とカレーは、大きな鍋でたくさん作られたものがなぜか美味しい。きっとこれもそうだ。大満足で完食すると、目の前には『うどん』の文字。食べたい気持ちをグッと我慢し、私は席を立った。
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 知り合いに会い、美味しいもので満たされた私は、今日のメインイベントへ。Googleマップを頼りに10分ほど歩くと、茶色いムーミンハウスのようなジブリに出てきそうな窯が見えてきた。そう、今日私は陶芸を教えてもらうのだ。でも、その前にヨガ。アパートの入り口を探して扉を開けると、木と光のぬくもりが溢れるスタジオと慣れ親しんだ顔が目に飛び込んでくる。いつもお店に来てくれる人も、たまたま今日初めての参加だったのだ。驚いて嬉しくなり、初めて会う方々にも紹介し、紹介され、その場が明るい雰囲気で包まれていた。
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 ヨガ講師である美しい笑顔のみちこさんに挨拶をし、急いで着替えを済ませ、ヨガマットの上に座る。はて、私はヨガ何年ぶりだろうか…3年前までピラティスはやっていたが、ヨガは5年ぶりくらいかしら…身体が硬い私は、『家でストレッチしてくればよかったな。急にヨガやって大丈夫かしら…またどこか傷めないかな。』と不安になってきた。それを察してなのか、みちこさんが「私のヨガ教室は、自分の身体に目を向け、自分の呼吸に耳を傾けて、自分自身を感じるためのヨガです。無理に身体を動かしたり、ポーズを極めたりするのではなく、ストレッチとトレーニングを繰り返していきます。筋肉に負荷がかかるトレーニングの後には、その筋肉を緩める動きを入れていきますので、決して無理のない範囲で身体を動かしていきましょう。」と説明してくれた。なんてすごいタイミングと思いながらもホッと胸を撫でおろす。呼吸を整え、先生の出してくれる指示に従いながら身体を動かし始める。先生の声の質感や声量、テンポの心地よさに耳を預け、普段あまり伸ばさないところを心地よく伸ばしていく。動きの指示を優しく出しながら、先生はその反対の動き(左右)をし、ポーズの名前や由来を教えてくれた。時々『あれ?今私合ってるかな?』と不安になり、周りをチラチラと確認しながらも、身体を動かす心地よさを感じながら、私はどんどんヨガの世界に浸り始めていた。しかし、恐れていたことが起きてしまったのだ。仰向けで脚を頭の後ろに持っていくポーズになると、なんだか苦しく、少し気持ちが悪くなってきた。そう、動く前に食べ過ぎたのだ。私はその動きを中断し、仰向けに戻ってしばし休憩。みんなが気持ち良さそうなのを横目に、やはりな…と反省(でも、美味しかったから後悔はないw)。そして、その後の動きから合流し、ヨガの時間1時間半が終了した。  副交感神経が働いているせいなのか、まだ頭がボーッとしている中、みんなでお昼ご飯の準備が始まった。マットを片付け、テーブルを出すと、梅ちゃん先生(陶芸の講師)がいい匂いのする鍋や炊飯器を持ってきてくれた。この香りはカレーだ。ターメリックで黄色く色付いたご飯の横にカレー2種をかけ、それぞれの席に配る。テーブルの上には鮮やかな野菜たちの炒め物やサラダが所狭しと並んでいた。みんなで「いただきます」をしてから食べ始める。カレーをひと口、ふた口と食べ進める���、辛くもないのに、頭皮の毛穴が開き、スースーするような感じがした。スパイスが私の身体の中から作用している。不思議な気持ちになりながらも、どんな風に作ったのか、どこで手に入れた食材なのか、どんな風に出会った料理なのか、それぞれの先生に尋ねたり、日常の話をしたり、みんなとする食事の時間を愉しんでいた。
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 食べ終わるとオラクルカードの時間。年始にひいてみるのが恒例となっているそうだ。私がひいたカードは、鮮やかな緑の上に明るいピンク色がのっていて、そこに白いマーガレットのような花がたくさん描かれているカード『世界を維持する者 ヴァースデーヴァ』というものだった。みちこさんが手渡してくれた解説書を読むと、ふむふむ…リラックスしましょう。休息しましょう。それが次なるエネルギーとなるでしょう。と書いてある。年末年始でこの言葉を聞くのは3回目だ。一つ目はしいたけ占いの水瓶座。二つ目は前日にみてもらったカラーセラピー。そして三つ目がオラクルカード。よほど休んだ方がいいらしい…頭の片隅に置いておこう。  さぁ、今日の愉しみはまだ終わらない。別の部屋に移動して、エプロンをつけ、サンダルに履き替えると、梅ちゃん先生の陶芸教室の始まりだ。陶芸こそ初めてではないが、人生で三度くらいしかやった事のないもの。今回教わるのは手轆轤という器具を使うものだそうだ。あらかじめ用意していた作りたいイメージの器の写真を用意し先生に確認すると、私の分の陶土を用意してくれた。みんなに作業確認や指示を出しながら、先生はそれを捏ねていく。捏ねている土の動きをただただ見続けていた。少ししてから菊練りという段階に入ると、さらに土の動きや模様が美しく、感嘆がもれる。永遠に見続けられると思っていると、あっという間に菊練りは終わってしまった。それを手轆轤に少し乗せ、潰して円を作る。その上に長細くした土を重ね、どんどん高くしていく。そして、そこから好きな形に伸ばしていくそうだ。先生が湯呑ならこのくらい、お茶碗ならこのくらい、煮付けの小鉢ならこのくらい、と言いながら、まるで魔法のように次々に形を変えていく。
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 圧倒されていると、自分の番が回ってきた。手を動かすことは大好きなのだが、いざ始まると、えっと…まず何でしたっけ?という状態。先生に確認しながらまずは土に触ってみる。ヒンヤリと冷たく、粘土よりも少し硬い。水分を含んでいて、少しだけスズリのような香りがした。それを丸めたり伸ばしたりしながら、教えてもらったように形を作っていく。どうしたら繋ぎ目がきれいに無くなるのか、頑丈な器になるのか、厚さが均等になるのか、分からない事は多いがとりあえず手を動かしてみる。参考作品の写真を何度も確認し作り進めるのだが、なかなか思うような形にはならない。夢中になって作り続け、2時間ほどだろうか、やっとなんとか納得できる形になったようなので手を止めた(本当は永遠に形をあれこれ変え続けていたい気持ちだったが…)。集中力が解け周りを見渡すと、様々な形が出来上がっていた。どれもこれもみんな生きているようで何とも愛おしい。次回は『けずり』と言われる作業なのだそうだ。また来月の愉しみが増えたことに心が躍る。先生の淹れてくれた生姜紅茶とみなさんからの旅行土産の差し入れででホッとひと息。ふと我にかえると心地よい疲労感や達成感が押し寄せてきた。  今日を共にできた先生や生徒のみなさんに挨拶をし、アトリエを後にする。車に乗り込み、夕焼けを眺めながらのしばしのドライブ。だんだん暮れて色が変わっていく空の様子を観察しながら、今日のことを思い出し、ひとり笑顔がこぼれる。音楽を聴きながら唄いながら家路についた。なんてキラキラとした時間のつまった一日だったのだろうか。また明日から頑張ろう!
-プロフィール- 野沢ちか 39歳 神奈川県 花綵hanazuna
2023年4月東京都町田市にある簗田寺のかたわらにある白い建物“tem”にてアトリエをオープン。 簗田寺の里山に生きるたおやかな草花を摘み、花生けのお教室やリース作りのWSなど、草花を身近に感じられる暮らしの提案をしています。 Instagram @hanazuna_style hp https://www.hanazuna-style.com/
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notebookonji · 9 months
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2023年 読んだ本
2023年に私が読んだ本のリスト。全50作。
★は私の超おすすめ (私は、簡単な鑑賞メモを手帳につけていて、その際、個人的な好みを5点満点で採点してます。★は5点を付けた作品です)
土井善晴+中島岳志「料理と利他」(ミシマ社) 黒川博行「離れ折紙」(文春文庫) 黒川博行「果鋭」(幻冬舎文庫) 黒川博行「螻蛄」(新潮文庫) 柚月裕子「パレートの誤算」(祥伝社文庫) フリオ・コルタサル「石蹴り遊び」(土岐恒二訳/集英社) 佐藤厚志「荒地の家族」(文藝春秋 2023三月特別号) 井戸川射子「この世の喜びよ」(文藝春秋 2023三月特別号) 上田文世「笑わせて笑わせて桂枝雀」(淡交社) 村上春樹「一人称単数」(文春文庫) 斎藤幸平「ゼロからの『資本論』」(NHK出版新書) 古賀茂明「分断と凋落の日本」(日刊現代/講談社) 塙宣之「言い訳 関東芸人はなぜM1で勝てないのか」(集英社新書) 桂枝雀「らくごDE枝雀」(ちくま文庫) アンドレイ・タルコフスキー「映像のポエジア 刻印された時間」(鴻英良訳/ちくま学芸文庫) 三島由紀夫「鏡子の家」(新潮文庫) 三島由紀夫「真夏の死」(新潮文庫) 三島由紀夫「英霊の聲」(河出文庫) 三島由紀夫・東大全共闘「美と共同体と東大闘争」(角川文庫) 平野啓一郎「三島由紀夫論」(新潮社)★ 山本一力「まとい大名」(文春文庫) 山本一力「峠越え」(PHP文庫) 山本一力「草笛の音次郎」(文春文庫) 山本一力「大川わたり」(祥伝社文庫) 山本一力「深川駕籠 お神酒徳利」(祥伝社文庫) 山本一力「銭売り賽蔵」(集英社文庫) 山本一力「辰巳八景」(新潮文庫) 山本一力「いっぽん桜」(新潮文庫) 山本一力「赤江の桜 損料屋喜八郎始末控え」(新潮文庫) 山本一力「深川黄表紙掛取り帖」(講談社文庫) 市川沙央「ハンチバック」(文藝春秋 2023九月特別号) 加納愛子「イルカも泳ぐわい」(筑摩書房) 町田康「口訳 古事記」(講談社)★ 木村紅美「あなたに安全な人」(河出書房新社) 森永卓郎「ザイム真理教」(三五館シンシャ) 宮部みゆき「この世の春」上中下(新潮文庫) 高田郁「ふるさと銀河線 軌道春秋」(双葉文庫) 高田郁「駅の名は夜明 軌道春秋」(双葉文庫) 桂雀喜+あおきひろえ「ききみみトーマス」(あかね書房) 内田樹「寝ながら学べる構造主義」(文春文庫) 佐伯泰英「柳橋の桜」(一)〜(四)(文春文庫) 佐伯泰英「照降町四季」(一)〜(四)(文春文庫) 佐伯泰英「出絞と花かんざし」(光文社文庫) 佐伯泰英「浮世小路の姉妹」(光文社文庫) 佐伯泰英「竈稲荷の猫」(光文社文庫) 内田樹「最終講義」(文春文庫) シャルル・ペパン「フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者」(永田千奈訳/草思社) シャルル・ペパン「フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書」(永田千奈訳/草思社) 黒川博行「後妻業」(文春文庫) かげはら史帆「ベートーヴェン捏造 名プロヂューサーは嘘をつく」(河出文庫)
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ayakifilm · 10 months
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二千二十三年十一月の短歌
仮の空に暖かく黄緑色に吹く風が噛み合わぬ霜月
下校中の学生の群れから外れた少年に我の面影
珈琲の立つ香りから「私は果物ですよ」と暗褐色の語り
ワイン瓶の窒息する泡に手が止まりシンクに音だけが残る
「白さは雪だけのものではないよ」と山茶花は咲く紅葉の影
アラビアの香りを纏う人の大きな瞳に秘めた歌がある
冷え込むと紅くなるのは木の熱情かもしれない…ふと思う朝
「本当はね、ここには何もないのだよ」と風の思想が教えてくれる
小春日和に飛ぶ蟲たちも夜には冬の星に成ろうとする
何故に月はあれほど輝くのでしょうか 我は無色に溶けゆくか
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kachoushi · 3 months
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅶ
花鳥誌2024年7月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
12 紅梅の莟は固し不言
 初出は『玉藻』昭和八年四月号。続いて『ホトトギス』九年年二月号。「」と前書き。『五百句』には、「昭和八年二月二十二日 臨時句会。発行所」と注記。『喜寿艶』には、「紅梅の莟が固い。恰も女の口を開かぬやうに」と自解している。
 この句については立子の解説を引こう。
 紅梅の赤い莟はまだふくらんでゐるといふほどでなく固く結ばれてをります。その固い紅梅の莟を詠じた句であります。それを美人に譬えて、その美人はにこやかに情がありげに見える、併し固く口をつぐんで一言も云はない。そのさまに似てゐる紅梅の莟であるよ、といったのであります。清楚なそして艶な句であります。
 これに対して、本誌令和五年二月号(「恋の季題」)に、この句についての解釈は提出しておいたので、再記しておく。梅に恋の気分を込めたものである。口が堅いだけ、恋の意志は強く、開花を待っている。開いた時の色香は余計に強いのだ。いざとなれば女性の方が強く、果敢なのだと虚子は言いたげである。「不言」という表記は、まずは漢文風の改まった言い方で、品格を保ったと見える。ただし、取り澄ましただけではない。言葉に出されないからこそ、かえって思いは募ることも匂わせているのだ。
 立子もこういうことは心得ていて、あえて余計な説明までは加えなかったのかも知れない。なお、『喜寿艶』では、掲句の後にはこの句を配している。
  鶯や文字も知らずに歌心 虚子
 無学の女だが、かえって上手に言おうとする野心がなく、イノセントな歌声が届く。聞いている男は、その声に歌の心、即ち恋の心を呼び覚ました。梅に鶯の連想もあり、両句並べて、無言の意志から、恋の囁きへの展開を確認できる。『虚子百句』でも次は鶯の句である。
13 鶯や御幸の輿もゆるめけん
 『ホトトギス』昭和九年四月号に「懐古」と題して初出。『五百句』に「昭和八年四月十二日 中辺路を経て田辺に至る。中辺路懐古」と注記。
 中辺路(なかへち)とは、熊野三山に至る参詣道のうち、田辺から本宮、新宮、那智に至る山岳路のことで、特に平安時代から鎌倉時代に皇族貴族が延べ百回以上も繰り返した「熊野御幸」では、中辺路が公式参詣道、すなわち御幸道となった。
 その当時の旅は、人影の少ない長く険しい山道を越えるだけでなく、たとえ寒い早朝であっても水垢離(水浴び)をして心身を浄めながら、ひたすら熊野の神々や仏の救いを心に念じ熊野三山へと向かうもので、山岳修行の色が極めて濃厚だった。
 虚子は参詣とは逆コースを、楠目黄橙子・松尾いはほ等とたどったようで、近野村の茶店に休んだ折の句である。  虚子の「中辺路」という文章にはこうある。
 中辺路といふ名前がなつかしかつた。―昔後鳥羽上皇などが熊野に御幸になつたのも此中辺路を通られたのであつて、「道成寺」の安珍なども此道を取り、それのみならず蟻の熊野詣りといふ諺があるやうに、此道をぞろぞろと熊野詣の群衆の通つたところでもあつたのであつた。其山路だと思ふと何となくなつかしく――今は淋しい山路で、私達に行違ふ旅人は一人も無い位であつたのである。――私はカラコロカラコロと足駄の音を響かせながら歩いた。
 虚子の脳裏には、謡曲「道成寺」で、美形の僧安珍がこの中辺路を経て、清姫に見初められ、恋の激情の蛇体となって襲われる悲劇となったことや、院政期貴賤群衆の信仰を集めた様が去来していた。
 なお、年尾が解説しているように、秀衡桜という一本があり、句を得たのは、そのあたりのことという。平安時代後期、奥州の豪族、藤原秀衡が滝尻の岩屋に残したわが子の無事を祈念して、そこにあった桜を手折り、別の木にその桜を継いだという伝承がある。
 先にも述べたように、前の句の鶯の連想から、この梅の句を揮毫したことも容易に想像される。となれば前の句は紅梅を美女に比し、恋に文字通り身を焦がした清姫の連想も働いたか。
 さて、そろそろ図版の揮毫の見方についてコメントしておこう。図版に挙げた右の「栞して」の句は、「虚子」の落款(署名)が句の左に配置されている。対する左の「紅梅」の句の落款は、句の真下に位置する。
 それを確認した上で、一句の字配りを確認すると「栞して」の句は全体に筆が左から右に流れ、それと対置する形で、左に「虚子」の署名が置かれているのである。バランスをとっているわけだ。
 対して「紅梅」の句にそれほどの傾きはない。つまり、虚子は「書」の基本である字配りのバランスを常に意識して書いていたことになる。よって、晩年の眼が弱り、力も減じた筆勢とはいえ、中心線はぶれていないことになる。
 次の「紅梅」の句の「紅」の字は、一句全体を統御する強い字となっている。次々号にも「紅梅」の句を掲出する予定だが、そちらは優しい書き方である。
 また、「栞して」の句の「山」の字は、整った字形で西行へのリスペクトも感じられるが、『虚子百句』に「山」の字を使った句は十指に余る頻出ぶりで、一つとして同じ書き方はない。二月号に挙げた「山寺」の「山」の字など、句の内容の滑稽を反映して字も、剽軽な俳諧味のある「山」になっている。「書」には眼目となる字が必ずあるが、虚子は確実にそのあたりを意識して筆を振るっていたようだ。まず、虚子の揮毫は序文に記すように、手習いをしなかったとはいうものの、いい字を見てそれを覚えていた可能性は高く、あとは修練で、晩年には自在の境地を得たようである。
 便利堂がこの企画を持ってきたのも、虚子の字のその辺の高度な在り方を、ある程度意識していたからだと推察できるのである。
『虚子百句』より虚子揮毫
13 鶯や御幸の輿もゆるめけん
14 道のべに阿波の遍路の墓あはれ
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国立国会図書館デジタルコレクションより
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井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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禁忌の羽音と荊棘の冠
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作詞:葉月ゆら  作編曲:甲斐ユウ  Guitar:上月幻夜
黄昏と星 夜の扉 禁断の森 奥深くで 始まり告げる小さな声 こちらへおいでと繰り返す
甘い蜜をあげようか それとも 赤い実あげようか 渇いた喉 潤せば 堕ちていく 曖昧な躰と影
手をとり誘え 風に躰 揺れ 鳴らした指先 銀の糸絡む 背中の痛みから射し込む金の羽 『モドレナクテモイイノ』 終焉の無い世界
騒めく闇夜に 小さな光が 群れを成し紡ぐ荊棘の冠 痛みと引きかえに頭上で輝けば 錆色の雫は 花びらを濡らすでしょう
揺蕩う 想いの迷宮に 砕けた過去の欠片ひとつ 妖しくも美しい夢を 差し出し 後悔、嘲笑う
誰にも触れられぬなら 誰にも愛されないなら 全てを忘れたかった どうか私を獣にして 嗚呼
擦り切れた足と 裂かれたドレスが 私の紅に染まっていくの 羽ばたきしなる度 千切れる金の羽 『モドリタイアノヒニ』と 透明な啼き声
奏でる音色に 悪意の微笑み 祈りも叶わず声も届かない 心と引きかえに赦しを乞うのなら 罪も罰も解らず 只、重ねるばかり
禁じられた宴の中 崩れていくこの躰 魂は花に変わり 真実の姿で生まれるの
永遠に
手をとり誘え 風に躰 揺れ 鳴らした指先 銀の糸絡む 背中の痛みから射し込む金の羽 『モドレナクテモイイノ』 終焉の無い世界
騒めく闇夜に 小さな光が 群れを成し紡ぐ荊棘の冠 痛みと引きかえに頭上で輝けば 統べる獣 ひれ伏し 夜は深まるでしょう
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momohajime · 4 months
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ミスカンサス シネンシス バリエガータ
イネ科で日当たりと水はけ命とのことでエゴノキの下に。ただしに想ったよりも大きく1メートルくらいにはなるらしい。白珊瑚の木も一緒にしとこ。いい感じなので見つけたら買っておく。鉢でも育てたいし。
ミスカンサスはイネ科ススキ属の宿根草のススキ。学名が「ミスカンサス・シネンシス(Miscanthus sinensis)」なことから「ミスカンサス(ミスキャンタスやミスカンタスなど)」と呼ばれるカラーリーフ。
日光にも乾燥にも強い頑健な植物で、日向に植える。
ミスカンサスの仲間
ミスカンサス・シネンシス・ヤクシマドワーフ…草丈が50cm横幅50cmの小型の品種で、葉も細い。水捌けの悪い場所で根腐れを起こす。
ミスカンサス・コスモポリタン…大型で高さ150cm〜200cm、横幅100cmになる。葉っぱの縁に白い斑入りの品種。
ミスカンサス・モーニングライト…高さ1m、横幅1m。葉っぱが細く繊細な印象を受ける。穂が若干ピンク色で人気の品種。
ミスカンサス・シネンシス・ゼブリヌス…大型で高さ150cm〜200cm、横幅60cm〜80cmになる。葉っぱに黄色い縞模様がはいる。ほぼほぼススキ。
ミスカンサス・シネンシス・プルプラセレス…大型で高さ150cm〜200cm、横幅60cm〜80cmになる。秋になると紅葉してオレンジ色になる。
水やり
乾燥にも過湿にも比較的強い植物です。庭植えにした場合は、一旦根づけば、自然の雨だけでほぼ大丈夫。
肥料
庭植えの場合は肥料は不要。鉢植えならば様子を見て、液体肥料を生育時期の春から秋にやるといいです。肥料が多いと生育が逆に悪くなる植物なので、基本的には不要。
植え付け
時期
理想的には地上部が枯れている2月〜3月ですが、それ以降もいつ植えてもあまり変わりはありません。
用土
土質を選びません。市販されている花と野菜の培養土で植えます。鉢植えも可能で、矮性種を鉢植えにすることがありますが、基本的には庭植えにします。
鉢植え
できるだけ大きな鉢に植え付けます。矮性種でも10号鉢が最低限。できれば12号鉢や16号鉢などがよいです。
鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための鉢底石(軽石)を2cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
庭植えの手順
植え付けの1週間前に、深さ30cmを掘り返して、庭土に腐葉土か堆肥を2割〜3割を追加して、用土とします。1週間して馴染んだら、苗を植え付けます。
ミスカンサスの根の土を少しほぐした方が良く馴染みます。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます。斑入り品種は日光が少ないと斑がぼやけてきて、最後は黄色く変色して枯れ混みます。暑さ、寒さには非常に強いです。耐寒温度はマイナス10度くらい。土が凍結しても枯れることはないです。
夏の暑さには非常に強い。
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