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#芝居を見るインプット
sdeet · 1 month
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文楽『女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)』を観た
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 初めて国立文楽劇場に行った。
 文楽・歌舞伎演目を現代翻案した演劇だとか、文楽を題材にした海外の人の作品は何回か観たり知ったりしているんだがそういえば文楽を生で見たことはないんだよなと思って見に行った。「日本の文化」なるものは地域に根差したものなのでその地域に住んでないと観る機会など発生しづらいし興味がないと近くにあっても行かないんだよねというのをしみじみ感じる。
 今回観たのは『女殺油地獄』という演目で、雑に話の筋を言うと、めちゃめちゃ甘やかされて育った油屋の次男坊(弁護しようのないクズ男)が殺人を犯すという話です。
 見せ場はやはり殺人の場で、世話を焼いてくれた女を主人公が殺す場面。女がぶちまけた油でぬるぬるになりながら豪快にズベーーーっとすっ転びつつ相手を追いかけまわして殺す凄惨な場面。文字で書くと改めて変なシーンだな。めっちゃ刺されるし髪振り乱すしで大変殺伐としているのだが登場人物たちが滑って転んでを繰り返すので見てる側としてはすごく感情が乱高下する。真面目な調子で観てしまったが多分この場面スプラッターコメディなのでは? と終わりかけから思い始めました。
 作者の近松門左衛門はたくさん作品を残していますがなにもかも完全創作というわけではなく割と当時の時事ネタを浄瑠璃にしていて、この作品もネタ元になった事件が実際あったようだ、という風にいわれているようです。心中ものの話が多いのも、当時としては演目がそのままゴシップ的なエンタメとして機能していたのかなあなどと想像します。浄瑠璃は今のように古典芸能として見るのではなく、ストレートに同時代の娯楽の類だったのだもんな。
 『女殺油地獄』は歌舞伎でも上演されているけど歌舞伎のほうは未見です。この油ぬるぬる殺人シーンを人間でやるんだ……? たいへんじゃない? なんか機会を探して観よう。
 文楽の話に戻ると、上手側に太夫と三味線の方々がいるのだけど、その席が回転式で、ぐるんと回って出てくるのが面白かった。ここの位置は床、回転機構は盆回しという。
 文楽は舞台上の主体が人形で、太夫さんが三味線と共に独特な節回しでセリフを語る形式なので、見る芸能ではあるけど聞く芝居だなあとも思う。ほぼ音楽だし。
 私は劇場にいくときだいたい一階席の後ろの方の席をとりがちで今回もそうだったんですが(全体を見渡したいため)、文楽はちょい前寄りで席とったほうが人形の機微がもっとわかると思うので次行くときは前の方で観ようと思う。遠目だったけど小物を持つ動作とか細かいな~って思いながら見た。繊細。人形が広げた手紙巻いてしまったり、髪をくしでといたり、蚊帳をかけたり、お茶碗受け取ったりするの。
 自分が行った回では最後尾あたりの席に座っていた恐らく常連さんなんだろう方が、口上から太夫・三味線さん方の紹介などで盛大に拍手をするので「なるほどそういう拍手ポイントがあるんね……」と思いながら追従しました。
 よく財政難やら技芸員の不足やらで話題になりがちな文楽ですが、いろんな試みをされてるんですね。
 今回の上演は期間限定で配信もあるそうです。
 親子劇場の演目も観たかったな。宙乗りがあるらしいし。西遊記かな? だいぶ前に映像で『義経千本桜』を見たことがあるんですが、ぴゃーっと飛ぶのすごいよねあれ。
 ゲームコラボの新作とかも作ってるんですね。へええ。
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 会場に人形の展示があった。
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 上演には字幕もあるし、音声ガイドもあったけど、文楽は自分にとっては事前予習がないとストーリー追うのが厳しい感触だったので、バレエ公演みたいに、いろんな演目の見せ場だけ詰め合わせたガラ公演みたいなやつを詳しい人の解説付きで観たい。休憩込み2、3時間で集中体験的な。どこかの文化センターみたいなので講座とかやってそうではあるな。字幕があると舞台見ずに文字読んじゃうんだよね。話の流れを概ねインプット済みで表現をちゃんと観たい。鑑賞はスポーツなので練習がいる。映像で見る分にはめちゃめちゃ気軽に観るというより眺める感じで楽しめるんだけど、劇場行くのってやっぱ気合入れたいもんですので。
 今回は普通に席のチケットとったけど、お試しでとか好きな一幕だけちょっと観たい人向けに当日劇場のみで格安で販売している幕見席(千円とか二千円とかそのくらい)というのがあるそうなんで、近くに住んでるならそういう通い方もあるんだなあと思った。これは歌舞伎も同じようなシステムですね。幕構成でちゃんと休憩挟むタイプの芸能だとこういうのがやれるんだな。
国立文楽劇場 幕見席のご案内 | 独立行政法人 日本芸術文化振興会 (jac.go.jp)
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tsubasaichijo · 2 years
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【#中秋の名月】 #旧暦における8月15日の夜に見える月 今年(は) #満月 を載せるのは当たり前なので😅 『#仲秋の名月』 「#蓮」 #蒲田 急遽 途中参加させて頂いて楽しい時間と共に "#〆のラーメン" 鶏ガラのコクと同時にサッパリとした醤油味🍜 まぃぅ〜まし!でした!! #芝居を見るインプット #爪痕 https://www.instagram.com/p/CiVMyWYPnKM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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abdulraveman · 4 years
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Oricon Special Interview 29.01.2021
Nishikido Ryo talks about his "current location" after a year and a half of solo work, "I have to move on my own"
source: here
YouTube video of the interview: here
full Japanese interview below
錦戸亮が語る、ソロ活動一年半の”現在地”「自分で動かないと」
錦戸亮が2ndアルバム『Note』をリリースした。2019年10月に自主レーベル「NOMAD RECORDS」を設立し、1stアルバム『NOMAD』を発表。昨年10月には日本武道館でオンラインライブを行うなど、着実に活動を積み重ねてきた。先行配信曲「オモイデドロボー 」「Silence」「キッチン」を含む本作『Note』 は、前作同様、すべての楽曲の作詞・作曲・プロデュースを自ら担当し、アーティストとしての個性をさらに強く描き出しているが、本人は「自分の音楽性なんて、まだまだ恥ずかしくて言えない」と語る。今回のインタビューでは アルバム『Note』の制作を中心に、独立から1年半における心境、環境の変化について語ってもらった。
――2020年は予定していた活動が滞ることも多かったと思いますが、振り返ってみるとどんな1年でした? 錦戸亮「なんやったんやろう?」って思ったりもしますけど、それは僕だけじゃなくて、みんなそうですからね。落ちててもしょうがないし、「“どうしていこうか”というところにシフトチェンジしないとな」って思ってました。生きているといろんなことがあるというか、「しょうがない」の一言に尽きますね。 ――実際、錦戸さんは活動を止めることなく動いてましたからね。 8月にアリーナクラスの会場(東京・大阪)で9公演ものファンミーティングを開催し、10月には日本武道館での無観客2daysライブを開催。1日目は弾き語り、2日目はバンドセットでしたが、手ごたえはどうでした? 錦戸亮出来るだけクオリティを上げようと思ってましたね。目の前に(アーティストが)おって、爆音と光のなかで���るライブと違って、家でリラックスして観てもらうわけで、いつもよりクオリティが高くないとあかんなと。2日間やるってなって、「1日ずつセットリストを変えてみる?」とか、いろいろ決めていって。最終的には自分でやるって決めたわけですから、後はやるしかないですよね。まあ、気が付けば終わってましたけど(笑)。
 ――ニューアルバム『Note』の制作も同時に進行していたと思います。収録曲は、前作『NOMAD』以降に制作した曲が中心ですか? 錦戸亮ほぼそうですね。前に作った曲も2曲(「Tokyoholic」「スケアクロウ」)収録されています。 ――今回も作詞・作曲・プロデュースをすべて錦戸さんが担当。前回との違いは何かありますか? 錦戸亮前作のときは、まず曲を一生懸命作って、それを出す前にツアーをやったんですよ。本番数日前まで出来てなかったんですけど、走り続けないといけなかったので。2枚目に関しては、(コロナ禍の自粛期間中は)在宅で時間があったはずなんですけど、なかなか動けなかった時期もあって。タイムリミットを設けてもらって、それに合わせて何とか間に合ったという感じです。前作との違いは、ないといえばないですね。「今作ったら、こういう歌になりました」というか。
―― 「Tokyoholic」は東京へのストレートな想いがつづられていますが、歌詞にあるようなことを実際に感じたことがあったということですか? 錦戸亮1ミリもなかったらその言葉は選ばないでしょうね。東京で一人暮らしを始めたのが20歳のときだから16年目か。未だに東京に「行く」なのか「帰る」なのか。大阪に「行く」なのか「帰る」なのか。なんかふわふわしていて、僕の本当の拠点を決めるのは僕ではないし、決めたとしても住んでいるのは東京。なにをどこでするか。作った当時ほど思っているかはわかりませんが、根っこの部分にそういう気持ちはありますね。昔は“港区出身”とか言いたかったですけど(笑)。今は大阪出身でよかったなと思っています。
――そのときに感じてることがそのまま曲になっている、と。曲の題材に困ることもない? 錦戸亮いや、めっちゃ困ってます(笑)。一人の人間の生活のなかで音楽を作って、それをアウトプットするのはすごく難しいなって。 ――インプットも心がけてますか? 錦戸亮本を読んだり映画を観たりということもそうですけど、たとえばこういう会話でも何かを感じることもあると思っていて。何気ないところから何を拾えるか、というのが大事なのかなと。 ――なるほど。アルバム『Note』はシンプルなバンドサウンドが中心ですが、アレンジはどうやって決めてるんですか? 錦戸亮曲の作り方としては、まずギターを弾きながら歌って、アレンジを考えてますね。たまにピアノ弾いたりもしますけど、ギターの方が多いかな。
 ――まずはギターと歌で成立させる。 錦戸亮武道館で弾き語りをやったとき、「全曲、弾き語りでやれるようにしたいな」と思ったんですよ。アルバムを作るときもそれは意識してたし、もしかしたら前作との違いはそこかもしれないですね。 ――音楽的なスタイルも固まってきた? 錦戸亮どうなんでしょうね? いろんなジャンル、新しいものも聴きますし、でも、普段聴いてるのはいつもプレイリストだったりもして。流行りものを追いかけてもいいし、好きなことだけをやってもいいし…。ただ、自分の音楽性なんて、まだまだ恥ずかしくて言えないですけどね。まだ(アルバムは)2枚目だし、とりあえずいっぱい作っていこうという感じです。 ――でも、アーティストとしての活動が軸になってるんですよね? 錦戸亮独立してからやってるのは、アーティスト活動だけですからね。あとは「箸休め的にやれたらいいね」というところで、赤西(仁)とYouTubeをはじめたり。タイミングをみてお芝居もやれればなと思っています。
 ――なるほど。『Note』というタイトルについては? 錦戸亮アコギを弾きながら、歌詞を書いてるノートがあるんですよ。その中で全部作ってるという感じもあるし、それ以外にも音程という意味だったり、香水の匂いの変化のことをノートって言ったり、便利な言葉だなと。1枚目が『NOMAD』で2枚目が『Note』なので、次はどの“N”にしようかなって考えてます(笑)。まあ、たまたまですけど。 ――(笑)。アルバムのリリースに先がけて『Note』の全曲紹介ミュージックビデオが公開されましたが、SNSなどを通して反応をチェックしてますか? 錦戸亮あんまり見てないですね(笑)。
――以前から「あまりSNSは見ない」って言ってますよね。 錦戸亮そうですね。ほっとくと全然アップもしないんで……。スタッフと「週1回アップする」って約束してたんですけど、してなかったです(笑)。SNSは便利ですけど、扱い方を間違うと危ないところもありますからね。何を言われても耐えられる精神力があればいいですけど、そういう強さを持ち合わせている自覚もなくて。まあ、ビビりなだけです(笑)。ツールとして使いこなせるのであれば、やればいいと思いますけどね。
――アルバム全体を通してヒットさせるために考えてマーケティングすることが多い中で、アルバムではまずなにがやりたいか、を確立され���いる印象を受けました。 錦戸亮そこまで僕に器用さはないんでしょうね。そういうのは独立したときにいいやって考えたんやと思います。 ――アルバムリリース後にはファンクラブ限定のリリースイベントも予定されています。「ライブをやりたい」という気持ちもありますよね? 錦戸亮もちろん。アルバムを出したら、ツアーをやりたいと思うので。そういう当たり前のことが当たり前じゃないということにも気づきましたからね。 ――『Note』の曲をライブでやるイメージも出来てる? 錦戸亮いや、全然(笑)。曲順を考えたりもしてないし。たぶん、実際にやることになって、締め切りが迫ってくれば考えると思うんだけど、どうなるかもわからないし、あまり考え込んでもしょうがないので。ある程度、流れに身を任せるところもあるだろうし、逆らったことがいいと思えばそうするだろうし。そういう感じですね、今は。
 ――次作の構想についてはどうですか? 錦戸亮いろいろやりたいことはあるし、「こういうの、楽しそうだよね」というアイデアは僕とスタッフで共有してますけど、結局、自分で動かないと。現実的には「出来ることをやりながら」という感じですけど、どう実らせるかについて、工程を練らないといけないと思ってます。やりたいことをだけをやるのは違うと思うけど、自分がおもしろいと思えるものをどんどんやっていきたいですね。それがみなさんに届いたときに「おもしろい」と感じてもらえたら、それ以上幸せなことはないので。見合うようにがんばるだけだし、誰かに喜んでもらえたら、それが支えることにもなると思うんですよ。僕もたくさんの人に支えられてるし。 ――赤西さんもそうですが、一緒にやれる仲間がいらっしゃるのはいいですよね。 錦戸亮仲間ですかね。仕事するとなったらそれこそ、あんなふざけたYouTubeでもやっぱり仕事という意識があるし、2人でダラダラ飲んでたら仲間とも思いますけど、やっているときはそう思わないかもしれないです。 ――活動の幅もさらに広がりそうですね。独立して1年半になろうとしていますが、やりたいことが実現できている手ごたえもありますか? 錦戸亮うーん……。ムズいな、それ。「ある」とも「ない」とも言いたくない(笑)。もちろんやりたいことは出来てますし、やれることをやっているという感じはあるんですけどね。ただ、やりたいことをやるために応援してもらうんじゃなくて、僕がやったことを見て「応援したい」と思ってもらえるのが大事なので。たとえば地上波のドラマに出たとして、そのことで観ている人が達成感を感じたとしたら、僕としてはめちゃくちゃ恥ずかしいんですよ。
 ――出演したことでは喜んでもらうのではなく、作品や演技で評価してほしい、と。音楽も同じですよね。楽曲やライブを観て、どう感じてもらえるかが大事というか。 錦戸亮そうですね。そうじゃないと恥ずかしいじゃないですか。……上手く言えないですけど、自分のなかにはそういう気持ちがありますね。
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tale-macca-blog · 5 years
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【舞台】ハケンアニメ!
今日は久々に一人で新宿!
ハケンアニメ!の舞台を観てきたよ〜。
導入部分が色々な人が錯綜してるところを描きたかったのかな?ちょっと動きがごちゃごちゃしてたから微妙かな〜と思ったんだけど、最後はうるっとしてしまった。面白かった!
チヨダ・コーキの名前にぴくりと反応してしまう辻村ファン笑
黒木さんはもっと若くて細長いイメージだったんだ……今日の黒木さんはきっとパラレルワールドから来たんだ。と思いつつも、黒木さん感はありましたね!
みなるんちゃんもちょっと早口になりがちだったけど、良かったのではないかしら。
有科さんはちょっとイメージ違ったかな……CLAMP絵のイメージが強くってだね。
澤田さんがすっごい面白かったです!最後のほうはちょっとしつこかったけど笑 なんでやろ〜とか見捨てられたんや!とか。わらう笑
小越くん(ここだけ役名じゃなくてキャスト名になるガール)は弱ペダ坂道くんなだけあって、舞台慣れしてるなぁって感じました。王子(苗字だよ!)役似合ってたなぁ。傲慢で生意気で、でも可愛いところもあるじゃん?っていうのがすごく似合ってました。かっこよかった!
てゆーか原作読み返したらコウちゃん出てるじゃん!ね!!!映像化されていたら鼻血物だった……チヨダ・コーキ……誰よ、どのキャスティングならコウちゃんに相応しいというの……
「生きろ。君を絶望させられるのは、世界で君一人だけ」
この台詞が最後に来るのもすごくよかった。私はまだ絶望しない、したくないと思った。
原作の要素と舞台オリジナル要素が違和感なく混じりあっていて良かったです!
拍手してたらすぐに腕がだるくなっちゃったよ〜筋力落ちすぎだよ〜〜笑
今日の舞台を観ていて、私はすごく何か表現がしたいなぁと思いました。でも何を表現したいのか、何で表現したいのかがさっぱりわからない。インプットとアウトプットをサボってきたツケかな。
昔は漫画やイラストがその対象だったけれど、今はそれに限らない。よく褒められるこの声で何かを表現したいとも思う。お芝居や歌に携わってみたいとも思う。
だから私、これからはちょっと意識的にインプットやアウトプットに取り組んでみようと思います。漫画家を志していた、あの頃のように。
だからこのTumblrも今日から始めてみた!長々とした感想書くのなんて久しぶりだから書けるかな……って思ってたけど、なんだ案外書いてみれば書けるじゃんねぇ。もう1000文字オーバーだよ!
もしも私が感受性を誇れるのなら、何かそれを活かして生きていきたいなぁと思います。私にも、何か出来るのならば。
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easthorse-blog1 · 6 years
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療養生活の果て
僕は喉が強い、と人前では言い張っている。大学で役者をしていた中で声を枯らしたことがない、のは嘘かもしれないけれども、そうなったことを覚えていないのである。仮に声が枯れたとして、次の日、早ければ3時間後には治っていたからだ。一時的に喉の水分や油分がなくなったからだと言われるとそのような気もするが、ともかくそうだった。烏龍茶は飲まないけれども龍角散も舐めない。別にそういう人として振る舞うのが苦じゃなくなっていた。
僕は喉が弱い。中高生活の中で何回か、"声が枯れたことに端を発する気管支炎"を患っている。音楽祭や公演で無駄に声を出しすぎたこともあるし、普段喋っているだけで声を使いすぎたこともあった。「普段の喋り方が演技っぽい」と言われたこともあった。丁度何もしていないのに声を枯らした時期だった。これを言ったのは恩師だったかもしれないし、中学の時の同級生だったかもしれない。10年近く前の言霊は残っていても、言霊を誰が発したかは案外覚えていないものである。
久しぶりに喉が弱いことを自覚せざるを得なくなった。経緯は至極単純で、12月下旬の底冷えのする寒さの中一日外にいたからである。風邪を引く絶対条件を満たしたことで、以降2週間、僕は声が出なくなってしまった。
さぁ大変である。あまり声を出そうとしなければすぐに治るという僕の楽観的目論見は見事外れ、正月休みを息だけで過ごさざるを得なくなった。大晦日・元旦の恒例儀式は行えたが、それ以外の外出ができなくなったのだ。幸い三賀日までは娯楽も多く、PC作業も捗るから退屈はしなかった。しかしながら、漠然とした息苦しさと、日を置いても良化しない喉の感触が僕を襲い続けた。
三賀日が終わり、ついに病院に行くことにした。鼻水が喉を刺激したことによるものであろうということで鼻水・咳に関わる薬を貰い、これで安心だと家に帰った。咳止めの薬は中枢神経に作用するため、眠気の他に稀に頭痛や吐き気が襲うことがある。これが翌日襲いかかり、���の日は寝たきりになってしまった。以降体調が乱高下するようになる。昼間は良いのだが朝・夜に体調の悪さを、まるで張りぼての壁が崩れるように感じるようになってしまったのだ。対処方法はただ一つ、家で療養することだけである。こうして僕は1月上旬に至るまで、ほとんどを家で過ごす羽目になってしまった。
引きこもり気質の僕にもこの状況は厳しかった。1日中炬燵に入り、動かない頭で作業をしなければならず、現実逃避して時間潰しにもならない時間潰しをする。1日がどんなに長く感じたことだろう!外に出なければという焦燥感、体を動かせないことによるゆっくりとした自律神経の悪化が僕を蝕み続けた。何よりも、1月上旬に入れていたほぼ全ての予定をキャンセルしなければならなかったことが痛恨であった。
観たい芝居も観れず、楽しみにしていた飲み会の予定を2つも飛ばしてしまった。Twitterに流れてくるのは誰かと会った知り合いの楽しそうな様子。僕ははたと気付いた。外に出て人と会うということがどれだけ自分の生活を彩っていたのか。何かをインプットし、何かをアウトプットする生活が、どれだけ自分を形作っていたのか。自覚してしまったことで、その感情は強く僕を刺激する。僕は今、寂しいのである。
まだ声は、完全には出ていない。
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yukarikousaka · 3 years
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2022.03.01
 冬と春のちょうど真ん中、さわやかに解けていく空気を楽しんでいたこの頃であるというのに、低気圧はいつも突然に現れて容赦をしない。三月一日は短歌の日であるから三十一首連作を詠むなどと意気込んではみたが、結局真冬よりもほんの少しだけ薄くなった布団のなかで面白い本を読んだり面白い芝居を観たりするだけで、大事な何の予定もない一日が弾けとんだ。それも中々悪くないが、とっぷりと暮れた窓の外を見るのはやるせない。
 まずは昨晩一気に読んだ藤原無雨『その午後、巨匠たちは、』を読み返す。注釈小説、円城塔歓喜とまで銘打っておいて異常小説でなければ詐欺であろうと手に取ったが、見事な異常小説であった。注釈形式の小説は先行作品がいくらかあるから驚きはしないとはいえ、その注釈が作品のなかで生き生きと果たす役割を、その恐ろしさにわたしも歓喜した。神話と信仰の物語であり、エンタメとも純文学とも分類し難いその表情が何より好きだ。
 久しぶりに森見登美彦『有頂天家族』を一巻、二巻ともに読み返す。実に見事だ。今日のエッセイがそこはかとなく森見登美彦の文体に寄っているのはこのためである。キャラクターの名前のセンスからエンターテインメントとしての物語の持っていき方、緩急の舵取りまで、一見どこまでも自由でやる気がなさそうにも思える筋書きが、そう思わせるために作りこまれたものだと分かる。面白きことは良きことなり。早く三巻が出ないかなあ。
 漫画は『地縛少年花子くん(17)』『終わりのセラフ 一ノ瀬グレン、十六歳の破滅(1)~(6)』。お芝居は劇団新感線『蒼の乱』を。野田秀樹ほどウェルメイドではないがオタク的好奇心をくすぐる脚本から、堂々たる演技を繰り広げる役者陣から、いのうえひでのりの型をイメージさせつつも自由奔放な演出から、殺陣や踊りまで盛りだくさんの最高エンターテインメント。三月も一日目は儚くも過ぎ去っていくが、悪くないインプット日和であった。
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odkn72 · 4 years
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女優としての機会をいただくようになってからは、現場の先輩たちの背中を見て学んできた。最近共演させていただいた、高橋一生さんと中村倫也さんには素晴らしい影響を受けて。たとえば、一生さんは1カ月前からセリフも流れもすべて頭に入ってるの! 中村さんも、役づくりをしっかりするうえに、私生活まで充実されていて。素敵な先輩たちにこの時期に出会えたことは、私にとって大きかったと思う。だってある程度経験を積んで、主演もやらせてもらえるようになった今、一歩間違えたらそれに慣れて、努力せずにこなしていくようになっていたかもしれないよね。
私生活まで充実してる…。倫也さんって寝てるのかな?って時々思う。インプットもたくさんしてるし、クリエイトもしてる。なんか倫也さんの中でちゃんと色々と循環してて、見たもの聞いたものを昇華させていて、一体どこにそんな時間と体力があるの?って思う。
comment from 中村倫也さん
「まあ〜筆舌に尽くしがたいほど可愛い子ですね。炊きたてのお米のような純白感。やみたての雪解雨のような透明感。猛暑が猛威をふるう中での撮影でしたが、常に笑顔を絶やさずに、疲れた顔ひとつ見せずに撮影に臨んでいて、彼女がいるだけで現場がパッと華やぐ。そんな印象を持ちました。いつまでも笑顔でいてほしいものです」
またもや倫也兄ちゃん発揮。言葉選びが相変わらず上手だな〜ほんと。素敵だよ、倫也さん。
個人的に。
去年初めて経験させてもらった舞台は、目の前ですぐに観客の反応がある。その時に「あ。私、人前でお芝居をしたり表に出るこの仕事、ちゃんと好きなんだな」って、すとんと心に落ちてくるものがあったの。ただシンプルに「目の前のお客さんを楽しませたい、笑顔にしたい」という感情が出てきて。「自分の一生の仕事として向きあわないといけない」と考えるようになった。
自分の一生の仕事として向き合いたいと思える仕事に出会えることが羨ましい。私も早くそんな仕事を見つけたい。
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uchu-household-blue · 5 years
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ーーーー以上が省いていない、紙芝居ふうの画面。ポイントが要所にありそうな予感が私でさえするっ そして勝手にびっくりしてしまったのが、
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冒頭(第2の小説、への?ごと?)に、これって種蒔く人じゃないのよという文章が出てきたこと。冷たい空気がハワーーとなった。納得でした。えへへ たまにえへへと思うね。父殺しとカラマーゾフ万歳で収束、そして種蒔く人で、融和へ。死と再生だ。中間地点だった、というやり方があってももちろん良くて(繋がりだし、こたえなんで世界がもう出してるし。)、続いていくための大地があっていいな。
自分も本質的なことしか考えたくないなと思ったりするし、逸れるなら考えなくてもとは思うわけですけど(それを冷静に出来た試し別になくないか?)、(引き換えに、奥まったものに手放しでワクワクして、ふとぶつかる風に痛風になって首を絞めてる。今のところ繰り返し締めてる。。もう仕方ない気さえする。:仕方ないことを、せめて、せめて手離さないでいいと言えるまま いる。) ワイドで見られたらなと、ふいにであっても思ったりしてきて、こういう偶然にすべてで、教わったりするわけかなとも。繋がってるなー。。
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アリョーシャという主人公の最期はどうなるのだろうという読みにまつわって。13年後とされた舞台に着目すると、ということでしょうけど。イエスとアリョーシャを重ねているとしたら『「悲劇的な死」は免れないのではないかというふうに予測する。』 
 :そういえば、プロとコントラの二本柱or二項対立がパネルで②の回あったまま触れてはいなかったけど、聖職者としてのアリョーシャ(個人的には時にスメルジャコフと、信仰心での重なりとか、繰り返しで押し出されて、意味合いが変わっていくところも言えるかもしれない)を未来への架け橋とする意義で、神格が現れているということなのかしら。本当の感覚は、私にはやっぱり遠いのかなぁ。考えてみられるね
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そういうふうな死に方を想定されていると思うんですね」
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ロシアが将来辿るべきビジョンの実現ということになるのかもしれません。」
ペンの強さも切実さも思ったりしながらただ単に個人のことも思うし。 
インプットとアウトプットで容赦なく切り裂かれてるなって今はハッとして、。答え持ちたがりたくないんだけどなんだろうな、意地なのかな、矛盾だな。
※※※
アリョーシャとスメルジャコフも照らせると思うわけですけど。かつ悲劇的な死であり人知れずというのが、やっぱりアノニマスを思う...。でもきっとシンプルに、戦い合って先が見えないまま、無名の戦士たちの公の犠牲が支えている今がある世の中であったら、密かに犠牲になった戦士のことで大衆が気がつかされ変わって行くということは敵わないからな。本当につながりあっていて、息が詰まる。あるいは、コーリャのなかにはすでに切り裂かれていたものが、ドストエフスキー自身にも帰っていく気がする��。ほんとに、作者自身がキャラクター達それそれとめちゃ話をしたり戦ったりしているな。
※※※
伊「ここがよく分からなかったとか、分からないまま読んでみても 
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勇気ってなんだろうと一旦考えてみてたんだけどね。(ほんと疎いのでね。) 繰り返していいんだ、という気持ちについてなのかなって思ってはみた。
私も、あんまほんとやだなーーと思ったりもするのだけど、自分に対してこんなこと言えたよ、あの時とかこれまで全然、誰に対してでも外に出て行かなかったのにこうやって言えるようになったよ、みたいな気持ちがどこかで大いにはたらいているわけかと今思いを立ててみて。 ひとりの頭の世界がどうしてもどうしてもあることが、自意識が、ただただ苦しいし、それは一生だろうけど、それでも...だからこそどのようにかあればいい、いつどんな形であっても現われられる事が分かりきってるやり方な訳だから、それはずっと続くとしてもいいのだよというか。そう言い張れたりとか?。  読んだり沿ったりして、読みきることはおおよそ出来ない、のは何に対してでもそうだと思う。そのうえ出来たと思わせてもらえない素敵なもの自体だってあるくらいなのだから、(伊集院さんはミーチャに引き込まれてそれでもいいって言ってたのも割と重要でしょうし!)それは 貰える勇気なのだよねって。自分を見つめると他者や物語からはじかれてもいくよね。何のためなのかを持ちながらやることがずっとは出来なかったりもするよね。状況が楽しかろうとも楽しくなかろうとも。それでも内側にあるものを映していく鏡がどんどんあれば、ある意味落ち込みすぎないでもいられるよね。外に自分を持つっていうか(出来ると思えていたとき、出来ないよと塞いだとき、長い一瞬をひた繋ぐだけのとき。そして一生苦手かもしれないし、そうじゃなくなれると言い切れる時や可能性も1%くらいあるけど、その1%がひたむきに眩しいというか)それを抱いて行く途中がそれ自体でよろしいという側面なのかなと、今は思うわけだけど。。自分を映すことでしか何かを得られないことがひどく恐ろしい気持ち、強くなりがちだったり、そこもつまらない傲慢な自分な気はする、でも同時にある。今。それでも繋いでいくべき 万歳とかRejoice!なものが、どこにあるか、言い張っていけたらという受動的な意志、能動的な、念。。 ものにするために繰り返す、でもよろしいのかな。よろしいのかな、っていうニュートラルさで語っておるぞよ。 ただただ切り取られた自分の感情がひたすらに悲しすぎたので、クリスマスがどれだけ優しいか分かった。(現象) なるほどな....。そして大慈悲に触れたみたいで智慧にも触れた。生き延びてしまった気持ちが割り切れないままなのに、優しいを感じ、そして それでもどのように、を見ていくんだ。どうしようもなく。
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あれだけ知性に溢れた人達が それでも味わい尽くせなかった世界。
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ロシアのなかでの話を感じたあとで、こうやって集団とは?とか思うと、、その矢先。次回のスペシャルは、今年後半も繰り返し出てきた「ナショナリズム」なのだそう。日本的なそれにも迫ってくれる感じかな(今しかないッくらいの温度さえあるのか?)
ーーー
『ヴァルキリーズ』では、イワンの考えた大神官の一幕 についてが引用だ���た。神の視点だったと思うんだけど。「あなたが正しいのかもしれません。」「でも、私の愛はそれよりも強いのです」 イワンの潜在意識にはすでに触れてるわけなのだろうし、私のなかでも一連の何かが紐づく感じも少しはあるな。だって(少しはというのは、)何に対していけるのか全然分からないもの。 結びつけてちょっとこじれちゃったりとかもあるのかもだけど。わたしゃ。。フォーカス機能が緩いのじゃ。仕方ないまま 途方も無さに黙りたいバイアスなのじゃ。/燃えあがる~で引用されていた感じもとても納得という気持ち。いろんなことに焦点があって、それぞれ、迷わされないといけないね。
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kanna96jp · 5 years
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梅棒 EXTRA SERIES 『ウチの親父が最強』 博品館劇場公演千穐楽、拝見しました!一言で言うと、マジはんぱねーっす。 同じ公演を何回観に行っとんねんってくらい観てるはずなのに、あまりにも圧倒的なインプット量に対して、出力できるまで自分の中に落とし込めてないというか。ネタバレ云々とかは一切関係なく。 細かい小ネタや芝居に笑ったり、超人的なダンステクやアクロバットに感動したり、繊細な身体表現に心を持っていかれたり、ちゃんと心が動いているのに心の動きとそのトリガーを言葉で表現しきれないというか。なんだろう… 大阪大千穐楽公演までに、うまく言葉にできるようになるだろうか?気づかないうちに、なんだかとてつもない宿題を貰って帰ったみたいだ。 追伸:「推しは尊し、有り難し」「可愛いは正義」 https://www.instagram.com/p/B2b8gWbDX5J/?igshid=i3f4co1t1cuq
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totsugekiclub · 6 years
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やる気。
何者にもなれない。 そんな気がする。 もういい歳のおっさんだしね。
それでもまあ戦い続けるわけで。 生きるってことはそういうことで。 ダメ人間でも少しずつ。 凡人なりに一歩一歩。
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世の中にはおもろい芝居がいっぱいあって。 今年のベストなんてものを観ると そう思う。 その中に なんでコレが ……というのもあるのも事実で。 好き嫌いという好みの問題もあるだろうけど やっぱし発見されているかどうかの差はでかい。 一度評価されただけで 最初から評価の差が出てくる と思う。
もちろん すごく純粋に判断されている人もいるだろう。 けど、 この団体さんだからと最初から評価が高いところもある ……気がする。 ま、その逆に この団体さんなのに ……と厳しめ評価になることもあったりするだろうね。
考え方ひとつ。 観方ひとつ。
ま、それでもね。 ダメ人間でも少しずつ。 凡人なりに一歩一歩。
今はとにかく インプットして自分を磨いて 次に向かっていくしかない。
インプットインプットインプット。 自分がおもろいと信じるものを目指して。
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勉強会も始まり、 リーディングライブの稽古も始まった。
やっぱ楽しいんだよね。 と、同時にイラつき度もハンパない。 大好きだからこそ 楽しさとイライラの幅がでかい。 それがまた自分にとっては すごく充実する時間だったりするんだな。
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ありがたいことに ベストの結果には出ていないけれど ウチの作品を選んで下さっている方もいたりして。 本当にありがたい。
ありがとうございます。
黒幕としては 早く発見されて 参加してくれている人たちも 注目されるようになってほしい というのが正直なところだが、 オレ個人としては 今までウチの愛してくれた人も大事にしつつ 自分が表現したいものを 演劇として表現していきたい。
その上で、勝負。
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負けない。
もっともっと。
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yrkhang · 8 years
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「どちらでも」について
MRの話、あとひとつだけしてしまおうと思う。いちばんめんどくさい話になると思う。
高垣彩陽のMR04は、初日の夜公演だった。
MRは事前に内容がさっぱり予想がつかない。内容もどんなことをやるのか分からないし、歌も分からない。それだけ、その演者自身に任されている部分が大きいのだろうと思う。
高垣さんのMR、会場に入るとステージ上にめくりが置かれていた。
色々と考えた。彼女のこれまでの二度のMRを振り返ると、基本的にはお笑いの要素が何らかの形で織り込まれていた。今年は漫才をやったこともある。めくりという形式で言えば古典芸能という線は大きい。落語かな、とも思ったけれど、これまでの彼女の道筋の中にそれは無い。なんだろう。
それは、日本舞踊だった。
記録として近い映像を置いておく。道成寺は日舞の演目としてはメジャーなもののひとつで、バリエーションがかなり多い。これは高垣さんが踊った 桜道成寺と、後半はまた別の演目である。 https://www.youtube.com/watch?v=4A3eZ3VB8DQ 日舞の中でも桜道成寺は若手の稽古の演目としてメジャーなものなのかもしれない、これに限らず演者はかなり若い方が多いように見受けられた。
驚かなかったと言えば嘘になるけれど、これは予想できなかったものではないだろうと思う。彼女の事務所プロフィールの特技欄の中には、長年「日舞」という項目が置かれていた。置かれたままになっていた。特技であるはずなのに、それを見た人は過去ひとりも居ない。個人的には三年ほど前、彼女が「ひとりごと」の中で「最近ダンスの勉強をしている」という話があったとき、「日舞じゃないんだ」と思ったことが印象的に思い出される。折角特技のひとつとして挙げられているのだから、いつか目に出来ることがあったらいいなあと思っていた。
これに関する彼女の話を置いておく。『私と日本舞踊。』 http://ameblo.jp/takagakiayahi-blog/entry-12233170161.html
この記事の中で、彼女は自身の中に長年「日舞に対するコンプレックス」があったことを記している。日舞は確かに西洋的な舞踊と比べると華やかとは言い難い。当時の彼女の気持ちもちょっと分かる気もする。けれど僕は、長年彼女のダンスの中に、日舞的なものを感じたりもしていた。
日舞の基本要素は、舞い・踊り・振りの三点であるとされる。この中で「舞い」は主に足運び、「踊り」は拍子をとった身振り手振り、そして「振り」は仕草的、演劇的な要素である。この中で彼女の中に色濃くあるのは「踊り」と「振り」であるように思う。ユニットの中においても僕の見る限り、彼女の振り付けは他の三人とは少し異なるような印象があった。その特徴は「静と動」そして「指先まで張り巡らされた精密な動き」である。比較的身長の低い彼女ではあるが、歌の中で踊っている限りにおいて、その低さを感じたことは、僕は無い。それは彼女の動きの中に、手足の先まで伸ばすべきところをきちんと伸ばし、指先まで形をしっかりと形を留めるという日本的な「型」の意識が見られたこと、また同時にこれはソロの中でより色濃かったけれど、振り付けの中にその歌の歌詞に合うような、演劇的要素が常にあったことによっていたと自分なりに分析している。小柄な彼女の動きは、より大きな仲間たちの中でも決してひけを取るものではなかったし、その動きはいつしか指先まで神経を張り巡らせた精密なものとなっていた。
これは紛れもなく、彼女が幼少期に培ってきた日舞の経験によるものだろうと僕は思っていた。日舞は「型」の概念が厳密だ。この踊りのこの場面では、腕はこう、指先はこう、身体の向きはこう、といった細やかな型が全て厳密に定められている。最近の彼女の歌の中の動きを見ていると(観たことのない方は、今週最新の映像がBDとして発売されるので是非ご覧いただきたい)、特に「振り付け」が意識された歌においては、身体全体、伸ばす部分、押さえる部分、半身のどちらを前に出すか、その後のステップがどうなるかといった事まで、精密に計算された動きであることが伺えると思う。それらは、彼女自身が意識していたとは思わないけれど、日舞的だと僕は感じていた。例えば寿さんの見せる格好いいキレのあるダンスとは、それは異なる。日舞はある種静かな演目だ。動と静の境目もコントラストを明確にしない。けれど、そこが日舞の良さでもある。身体の自然な動きの中で、大仰にではなく自然に、けれどはっきりと型をとり、振る舞ってゆく。そういった表現形式は、西洋的なダイナミックな踊りの中には、逆に無いものだと言えるだろう。彼女の動きの中には、そういう要素が多分に含まれている。そんなふうに僕は感じていた。日舞は、若者文化の中において格好良いものだとはみなされていない節がある。けれど、その概念と形式は、少なくとも現代文化の中で生きられないものではないとも思う。決して恥じるようなものではない。彼女がこれまでに見せてきた踊りの中に宿る日舞的な要素は、決して格好悪いものではなかったと思うからだ。彼女が受け継いできたものがそういったものであるならば、この先もそれを活かしていってもらえたらとても嬉しい。
この日の舞の中で、彼女はほぼ表情を変える事無くこの演目を踊って見せた。面食らった人も多いだろう。僕もびっくりした。けれど、そこには、彼女自身が自らのルーツに迫ろうとした気迫みたいなものが感じられた。勿論意識しての事ではないと思うけれど、踊っている彼女とスフィアの中で踊る彼女が重なって見えたように思う。彼女の中に培われてきたものが現在の彼女に息づいていることを僕はとても嬉しく思うし、そのことを肯定的に捉えてくれるようになったことがとても嬉しい。3年前にダンス教室の話を聞いたときも、ちょっと思っていた。「折角学んできた特技として日舞というものがあるのなら、それを活かしてくれたらいいのに」、と。僕自身は日舞について詳しいわけではないけれど、けれど、だから、この日彼女が日舞を踊ってくれたことがとても嬉しかった。
彼女の過去の中に日舞というルーツがあるならば、彼女自身が志してきたルーツは「ミュージカル」であるだろう。西洋的戯曲・舞踊の代名詞。彼女自身、学生時代はミュージカル部として部活動に打ち込んできたという話を過去に何度もしている。彼女自身の大きな夢のひとつでもあるだろう。
そのメッカが、米国ニューヨークのブロードウェイである。日舞の後に始まったのは、彼女の秋のひとりたび、そのレポートであった。
まあ色々ありました。OP映像は彼女の弟さんの手によるものだそうで、ものすごく凝っていて、格好良く、映像の中にはイラスト等もあって(飛行機の尾翼に「AYA」と記載されていたのはどうかと思っています)、大変評判の良いレポートだった。ひとり旅というけれど、誰かがついて行っているのだろうと僕は思っていたのだけれど、随伴なし、正真正銘の「ひとり旅」だったのだそうで、お話の中には度々「危機的エピソード」も盛り込まれていた。馬鹿なんじゃないの!もうちょっと気を付けて欲しいし、事務所の皆様にはああいう人なので本当に油断召されるなと申し上げたい。馬鹿なんじゃないの?彼女が成田に来た日のブログを見て「ああ海外なり遠出をするんだろうな」とは思っていた。でも誰かしら付いて行くんだろうから安心だなあと思っていた。お願いだからこれ以上皆様の胃に穴をあけることはご容赦頂きたい。切実なんです。健康に余生を送りたい。ホント無理。
お芝居がいろいろあったらしくてねえ。色々見てきたという話を上機嫌でしていたのだけど忘れました。お芝居難しい。あ、でも観客も仮面をかぶって体験型アトラクションみたいな形でやる、みたいなお芝居は面白そうだなと思った。他にもスヌーピー博物館に行って、この春のお芝居の資料を色々見たりといったところは本当に彼女の真面目な部分が垣間見えるような気がして嬉しかった。
まあ、なんか楽しそうでした。なので良かったんじゃないでしょうか。今回NYに行くということがはっきりした段階で、芝居に関するインプットを得たいのだろうな、とは少し思っていました。旅行後の彼女のスケジュールを見れば明白です。初のAD-LIVEは発表会を見れば本当に可愛そうになるくらいガチガチだったし、その直後には真逆の演目となる舞台が待っている。「お芝居」を大事にしている彼女にとって、今回のひとり旅が「芝居を見に行く」というものであることは自然であるように思います。全然関係ないけど知らない間にですます調となっていた。結果、いろいろあったけれど、良いお芝居も沢山見られたようだし、危機も諸々ありつつなんとか回避したようなので本当に良かった。今後は誰かしら付いて行ってください胃に穴が空きます。自信満々っぽく言ってたけど瀬戸際外交みたいになってたやんけ…。
演目はここまで。印象的だったのはすごく真面目な横顔で。日舞については彼女が大好きなおばあちゃんに再度ご指導をお願いしたのだそうだからそれはそうだろうと思うのだけど、NY旅行記についても細かにレジュメを用意して進めており、なんというか「ミューレ忘年会があるとしたら、出し物はこんな感じで進むんだろうな」ということを思った。もっと気楽にやって頂いても個人的には一切問題が無いと思う。
歌の方はキャラソンからとなった。ここは、想定できなかった人は居ないだろう。彼女は昨年末にキャラソンの話を少しだけしている。記事を置いておこうか。 http://ameblo.jp/takagakiayahi-blog/entry-12103340448.html
この年はユニットとしてのMRだったけれど、この時の事を憶えていた人は多いだろう。だから、「恋のステルス暗撮者」は来ないはずがなかった。あとの2曲は「神のみ」から五位堂結で「Heart Beatにご用心!」(個人的には「キズナノユクエ」が聴きたかった…)、そして八犬伝から浪川さんとのデュエットソング「始まるかもしれない」。これはちょっとびっくりもした(まさか天の声がいらっしゃるとは思うまい)けれど、想像していなかったことはなくて。というのは過去に彼女はこの歌に��いてブログの中で触れていた事があった。 http://ameblo.jp/takagakiayahi-blog/entry-11705212717.html
「ハーモニーが素敵な歌で」という話でこの巻を買った人は周りにも多かった。今回、「普段はあまり歌えない曲を!」と彼女は言っていて、そういう観点からも、だから八犬伝は来るのだろうなあと想像できたと思う。その中でも敢えて天の声をお願いしてまでデュエット曲を選択したところに、彼女の彼女らしさの側面を垣間見たように思う。想像できる範囲と、その中での意外性と。彼女らしい3曲の選択だなと思った。
その後がまあ問題で。彼女はこの日の前のラジオで「歌ってほしい曲」というものを募集していた。カバー曲で、歌ってほしい曲を、ということだった。
まあ色々考えて。僕も一応送ることにして、色々好き勝手挙げたのだけど、一部は「歌ってほしいというよりは彼女に聴いてほしい曲」を挙げた。ただ、何となく自分の好きな曲ばかりでは座りが悪くて、彼女が元々好きなアーティストの歌も幾つか挙げた。
この日彼女が歌った曲について挙げる。林原めぐみさんの「 Give a reason」、茅原実里さんの「純白サンクチュアリィ」、宮野真守さんの「オルフェ」、そして坂本真綾さんの「約束はいらない」の4曲だ。
はっきり言ってしまうけれど、これは、彼女自身が歌いたかった曲なんじゃねえーの、と僕は思う。彼女自身にとって、それほど重要な歌しかないからだ。
「Give a reason」、おじさんたちの悲鳴が聞こえたし五月蠅かった。うるさくてもいいから静かにしてほしい。高垣さんは子供の頃「スレイヤーズ」を観て声優を志したのだという話は有名だ。彼女にとってこの歌は自ら進む道へのあこがれを抱いたきっかけとなる歌だろう。
「純白サンクチュアリィ」。友人何名かが奇声を発していた。静かにしてほしい。彼女が茅原さんと仲が良いことは多くの人の知るところだ。高垣さんの初の主演作でもたくさんお世話になり、彼女の握る手が高垣さんの勇気となってきたことは過去に何度も語られている。茅原さんがワンマンライブで欠かさず歌ってきたのが彼女のファーストシングルである純白サンクチュアリィである。高垣さん自身もワンマンツアーでは欠かさずファーストシングルを歌ってきた事を思えば、その歌手としての理想は茅原さんのような姿なのかもしれないとも思う。仲が良いからこそ色んな曲が考えられる中で、この曲を選んだことが二人の関係性を示しているだろう。
宮野さんは「オルフェ」。イントロで「ギャアアアアア!!!」という女性の皆様の奇声がこだましたことがとても印象深い。そらせやな。宮野さんと高垣さんは、彼女の初めてのお仕事で共演したところから始まり、この「オルフェ」が主題歌となる歌プリでも再び共演している。宮野さんのソロライブにも彼女は何度か足を運んでいるのだそうで、その中の良さが伺える。「戦友」という感じなのかもしれない。
そして最後、坂本真綾さんの「約束はいらない」。僕が悲鳴を上げる羽目になった。黙ってたけど。
彼女が坂本さんを好きなことは、恐らく、有名な事だろう。けれど、そのルーツは今となっては知る人が少ない。初めは宮野さんと同じく、彼女の初めてのキャスト作品『桜蘭高校ホスト部』から。でも、彼女自身はもっと前から知っていたんですけれどね、とこの日も言葉を紡いだ。
坂本さんのデビュー作は1996年放映の『天空のエスカフローネ』、その主題歌がこの「約束はいらない」だ。ロボットアニメにしてファンタジー、当時としても珍しい意欲的作品で、僕も当時熱心に観ていた事を思い出す。彼女はこの作品のファンらしくて、DVDBOXが出た際に自分へのプレゼントとして買った話が過去にある。またテレビ東京でアニソン特番が組まれた際にスフィアとして出演した際も、「神アニソン」としてこの曲を挙げている。演者としてだけでなく、単純にひとりのファンとして、彼女は坂本さんの事が好きなのだろうと思う。
あんまりあれこれ考えた結果ではないけれど、自分でも好きな歌だし、ということもあって、リクエスト曲の中にこの曲を挙げた。でも、どんな方向になるかって全く想像がつかなかったから、そのぶんとても嬉しかったようにも思う。結果的に今回のカバー曲はリクエストからと言いつつ、彼女自身が好きな歌になったからだ。好きだけど歌えない歌があるのだとしたら、それを歌う何かの後押しになったのだとしたら自分でもうれしいし、勿論僕自身も聴けたらいいなと思っていた。涙が出るところだった。なんとか生き延びることに成功した。「色んな曲をリクエストしていただいて、どこかで歌える機会を作ってゆけたら」といった話を彼女はしていた気がする。期待したいし、次は命がないとも思う。お腹が痛くなるんだよ。
あ、朗読劇の話を書いてない。すごく良かったしこの一年の総括みたいな話でホント脚本考えた人は天才なんじゃないかな。詳しくは誰かが書いていると思うので探してください。この一年の包括みたいな話でした。涙が出た。
もういいかなあ。散々書いたし。この後は新曲「Live & Try」。ほんと素晴らしいので全員買ってください。ダウンロード版とかでもいいです。聴いてほしいなあと思う。夏に少し書いたけれど、彼女にとって「パッヘルベルのカノン」は自らのルーツのひとつであるはずなんですよね。そういう曲に、自身の想いを託してこんな素晴らしい歌にしてみせたこと、本当にすごいと思うし、あれこれ考えずに聴いても「あ。いい歌だ」と思える気がするので、兎に角聴くだけでも聴いてもらえたらと思っている。続いては春のツアーのテーマ曲でもある「Walking On Sunshine」。この曲については散々書いてきたからもういいだろうと思う。彼女にとってはこの一年の歩みを象徴するような歌なんじゃないか、そんな気がする。そして最後は「私の時計」。これについては予感があった。彼女が年初に初めて僕らの前でこの歌を歌った時、イベントの最初だったのだけど、「年末年始っぽいからこの歌を歌いました」という話をしていた。この歌は日々を歩む歌なのだけど、歌詞の中に「来年もよろしく」というくだりがある。あんな煽り口調の「らーいねんも!?」はツアーの中でも見せたことが無い。「よろしく!」と言ってしまったので年明け今年も頑張る羽目になって憂鬱な気持ちでいる。
そんな感じである。僕が見た4公演の中で、唯一「びっくりしなかった」のがこの「高垣彩陽のMR04」であった。僕が知る限り「いつかやるんだろうな」ということ全てが形になっていたのがこの公演だ。「このタイミング?」という驚きはあったにせよ、いつかはやるんだろうなと思っていた事ばかりだったので、全く驚きが無い。代わりにあるのは「そうだろうなあ」という納得みたいな気持ちだ。
彼女にとってこの一年は、自分を認められたように感じられる一年だったのだという。それは11月に彼女自身が口にしていた事だ。それはどういうものなのだろうか、と考えたときに、ひとつは、長年格好わるいと思っていたという日舞であり、ひとつは、学生時代の日々の中でより彼女自身が好きになっていったであろう西洋の芝居であり、そのいずれの中にも、それを見せてくれた彼女のご家族の姿があり、仕事の上で彼女を見つめ続けてきた仲間の姿があり、その上に成り立つ彼女の声のお芝居があり、声優としてキャラクターとしての歌があり、彼女自身も大事にしている、大好きな人たち、大好きな作品たちの歌があり、そうしてこの一年の歩みの中の彼女自身の歌があり、それは年を越えてその先の歌へと続いてゆく。スフィアの四人の話の中で、高垣さんの事を指して「ドラマティック」と表現される場面を時々耳にするけれど、こういったことを追ってゆくと、その理由が分かる気がする。2016年は本当にいろんなことがあった一年だと思うけれど、その締めくくりに、その一年の中のありとあらゆる彼女の周りにあるもの、その全ての帰結を見せてもらったように思う。それは、僕がこれまで見てきた彼女の延長線上にあるもので、だからこそ驚きは無い。ただ思うのは、「この人はそういう人だよなあ」というだけのことである。そう思えることを僕はとても嬉しく思った。
何かに際して驚けるという事は、それだけその相手に対して新たに知ってゆける部分があるという事で、自らが知らないことを自覚する、そういう喜びであるだろう。僕にとってそれはとても大事にしたい事のひとつでもある。けれど一方で、何かに際して驚きが全くないということはどういう事であるだろうか。それは少なくとも、目の前に提示されたことに対して、その全てを納得できる程度には、その相手の事を知っていることだ、と思っても良いのだろうか。僕にはあんまり自信がない。
けれど、もしそうなんだとしたら、ちょっとだけ嬉しいかも知れない。その理由は、ステージを通して、その相手が届けたい事を少しでもより良く理解できているのなら、それは多少なりその人の言葉を自分なりに理解できているのかも知れないということに過ぎないのだけれど。
年末のMRは、ほんとにビックリすることが沢山あった。そのことを僕は嬉しく思う。一方で、ビックリしなかったことがあった事も嬉しく思う。この先どうなるのかなと考える。どうでもいいかなと思う。僕は、僕が好きなひとたちが一生懸命色んなことをやってくれて、それを見られたら、それが分かるにしても分からないにしても嬉しく思うのだろうという事がよく分かったので、もうどちらでも良いのだ。知っていることは知っていることだし、知らないことは学んでゆけばよい。そうして、彼女たちの目指すところに少しでも近づけたらいいけどなあと思っている。
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blog-astronaut · 4 years
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DAY79
【アウトプット大全 読後】 「アウトプットしなければ人生は変わらない!」 ・インプット→脳内 アウトプット→世界 ・①インプット②アウトプット③フィードバック:3つはセット ・YES but 話法 ・接触は内容・長さではない「回数」 ・質問で大事な事は「話者が喜ぶ(まだ話足りない部分等)」 「他の参加者が喜ぶ」「議論が深まる」 ・嫌な仕事は断る(自分時間が出来る、意思の強い人物と思われる) ・「褒める」→強化するべき行動を具体的に示す ・「叱る」→修正するべき行動を具体的に示す ・書くことが上手くなる方法は「出来るだけ多く読み、出来るだけ多く書く」 by スティーブン・キング ・抽象化のアナログ(手書き) 具象化の���ジタル(PC) ・二人芝居企画の企画書 ・チャレンジ、少しの危険領域にゴール設定、目標の細分化 ・日記は「楽しい・ポジティブな事を見つける」作業 ・SNSは毎日更新 ・思いっきり「マニアック」な記事
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thyele · 5 years
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ふなもと健祐さん「次のギグはFOXPILL CULTにて、渋谷チェルシーホテル。 RISのギタリストYuto氏のバースデーイベントです。
ふなもと健祐さん「次のギグはFOXPILL CULTにて、渋谷チェルシーホテル。 RISのギタリストYuto氏のバースデーイベントです。 最近益々仕上がってきているFOXPILL CULTでぶつかろうと思います。 ご予約は以下に。よろしくお願いします! FPC予約フォーム」 https://twitter.com/funamoch1/status/1193799712379260929
辻真梨乃さん「予約受付開始致しました! 各回限定45席です! どうぞお見逃しなく!! 昭和精吾事務所誕生月企画公演 『氾濫原2 -はんらんげん2-』 2019年12月13日(金) 15:00/19:30 於・新宿シアターpoo 公演情報 チケット総合案内」 https://twitter.com/tsujimarino/status/1193737588114198528
【貴族】Mörishige【KIZO-CLIMAX TOGETHER】さん「UTOPIAへようこそ・・・† 最後には罪深いセッションもあるみたいなので、みんなで音出すのが今からワクワクさ! I for Yuto・・・†(この日はやらないYO💦) 11/13(水) 渋谷CHELSEA HOTEL FOXPILL CULT(19:45~) RIS NightRetriever about tess adv¥3000/door¥3500 予約→」 https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1193830986372370433
虚飾集団廻天百眼さん「8月のFOXPILL CULT企画ポトラッチデッドの廻天百眼のステージから、『カゴメカムゲノム』を公開しました! 出演 紅日毬子 桜井咲黒 十三月紅夜 柚木成美 綾野アリス 白永歩美 演奏 西邑卓哲 #百眼 #百眼帝国」 https://twitter.com/kaitenhyakume/status/1193807614305591296
【貴族】Mörishige【KIZO-CLIMAX TOGETHER】さん「BlieAN2019ラスト2デイズ、マンクス・・・†今日はベースの日だったんですってね・・・? 俺の最高のベーシスト兼シンガーであり最低の男、ケンジジョージ!ひどい男ですが残念ながら皆んなに愛される男です。 でもこの人の悪口を言い合う会があったら是非俺も混ぜてね!今年もブライアン楽SEA過ぎたYO」 https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1193894076145209345
倉垣吉宏さん「本日も稽古 #愚者の楽園 自分の稽古も少しずつ増えてきた。今日やった、ぜんさんとのシーンでやっぱり芝居は楽しいな・・・そして難しいな・・・てなり、とっきーと琴音のシーンでもそう思ったのでこれは絶対面白い作品になるので皆んな観に来て下さい」 https://twitter.com/kanivasami_kura/status/1193896007349653506
こもだまり/昭和精吾事務所さん「FOXPILL CULTライブは水曜の夜! Yutoさん生誕祭で西邑さんはRISベースでも参戦。 (上裸の人はもういないはず) あ、チラシ配らなきゃじゃない(;ФωФ;)? 物販大臣 兼 事務所代表、キリッとした感じで行きます! そうだ、#氾濫原2 前売券も持参します。」 https://twitter.com/mari_air/status/1193922630870388736
RIS🦖さん「明後日13日 チェルシーホテル Yuto生誕祭りに向けてRISリハっした!久々の曲もやるよ〜😼 主賓のユートくんソロは19時からRISは21:15〜 というかFOXPILL CULTもabout tessも全部見なきゃなずっと最高な日だよ🤗ユートくんもケビンも2ステージだ🔥 🎫ご予約」 https://twitter.com/r_i_s_u/status/1193856799071297537
石井飛鳥さん「8月のFOXPILL CULT企画ポトラッチデッドの廻天百眼のステージから、『カゴメカムゲノム』を公開しました! 出演 紅日毬子 桜井咲黒 十三月紅夜 柚木成美 綾野アリス 白永歩美 演奏 西邑卓哲 #百眼 #百眼帝国」 https://twitter.com/ishiiasuka/status/1193807005112078336
マリアンヌ東雲さん「🍄大拡散🍄キノコホテルデビュー10周年記念大実演会 【サロン・ド・キノコ〜荒野ノ毒花十年紀】 2020年2月11日(火・祝日)17:00開場/18:00開演 渋谷TSUTAYA O-EAST」 https://twitter.com/marianne_sama/status/1193889532002746369
マリアンヌ東雲さん「ヤマダさんのDJを聴きながら楽屋で身支度する時間が好き。未だにキノコ=昭和歌謡だけだと思ってる貴方、アップデートが必要よ。」 https://twitter.com/marianne_sama/status/1193860419502297094
nAo12xu †13th Moon†さん「12/07(土)はKILLER饅頭と下北沢キラーズによる企画『KILLER』@ 池袋手刀に†13th Moon†で出演します! 我々はこの日でLIVE納め。僕とハマーは誕生月なので良い気に包まれて演奏します♐️ 先着で音源配布もあるので是非!」 https://twitter.com/nAo12xu/status/1194070909104967685
nAo12xu †13th Moon†さん「今週末!†13th Moon†で正さんハピバGIGに出演◎この3マンは燃える🔥 サプライズ有なので観に来てね! 【11月16日 TAD6 birthdayライブ】 Hasegawa Calling #4 2019年11月16日(土) 渋谷CHELSEA HOTEL open 18:00/start 18:30 adv ¥3500/door ¥4000 出演 bulb gibkiy gibkiy gibkiy †13th moon†」 https://twitter.com/nAo12xu/status/1193857360457940992
西邑卓哲 FOXPILL CULT🌐さん「ドラムを叩いています!!!「冥婚ゲシュタルト」で書き下ろした曲。帝国民になると全編映像の視聴ができます。」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1194075269679611904
西邑卓哲 FOXPILL CULT🌐さん「渋谷チェルシーホテルの今月前半のピックアッププレイリストにFOXPILL CULT「PSYCHO FUTURE」も収録して頂いております㊗️!!! 明日11/13にYutoくん生誕祭でチェルシーホテルに出演!! NightRetriever(Yutoソロ)、RIS、about tessも選曲されている上にアプリなしで聞けるのでお気軽に是非。」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1194077850317385733
nAo12xu †13th Moon†さん「これ嬉しい🐯 最近のキノコホテルやマリアンヌさんソロの音楽的進化がハンパなくて、パンク、ニューウェイヴ、ディスコ、サイケ、レゲエ/ダブ、ラテン、歌謡曲etcと、これまでのインプットが全て昇華してカタチに出来てる感が凄い◎ なのでそこを読み取って共通の要素を核に持つ選曲で臨みました✡押忍」 https://twitter.com/nAo12xu/status/1194081838668533760
nAo12xu †13th Moon†さん「だからこそ1/11(土)『POTLACH DEAD』でのFOXPILL CULTとキノコホテルの2マンは絶対見逃せない。 どちらも様々な音楽要素のインプット/アウトプットを繰り返しながら独自の美意識を掲げて進化している。観ていて刺激になるしバンドでもDJでも糧になる。これホントみんな観に来るべし!DJも渾身で挑む!」 https://twitter.com/nAo12xu/status/1194089370002874369
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ichinino-3 · 6 years
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【濃密の3舞台】 『ランダバウト』終了から すっかり放置していたTumblrを久々に★
年末に超駆け込みで 観たい舞台をバンバン観ています。 雑多ですが備忘録を。
◎JACROW『夕闇、山を越える/宵闇、街に登る』 再演になる「夕闇、山を越える」を観劇。 面白かったなー。 自分はこの時代は実体験がないので、 あくまで知識として知っているだけだけど 舞台の魅力というのは 「エネルギーのぶつかり合い」だと思っていて そういう意味では、登場人物が実在というのは メリット・デメリットあると思いますが 演る側も観る側もひとつの拠り所があるというのは 共有感を生みやすいのかもしれません。 もちろん、そこには役者さんの ベースがしっかり必要と思いますが。 岸首相の姿に安倍首相の顔が見えたり 大平首相のあーうーが感じられたりとか 全然関係ないけど、 「あーうー」は、キン肉マンの初期の頃に 大平首相からキン肉マンに電話がかかってきて 呼び鈴が「あー」「うー」だったのが印象的です(笑) 中村さんともご挨拶させていただきました。 『ランダバウト』も観に来てくださって、 面白かったといってくださって。 自分もこんな自力のしっかりした芝居ができるようになりたい。 自分は女々しいのしか作れないので、そっちの方向でも。 新作の方もみたいなー。
年明けには新潟の上演も控えています。 新潟の皆さん、必見ですよ。ぜひ。     ◎serial number 『アトムが来た日』 原子力がテーマで、そこには東海村の話もあり、 気になっていたところで、 タカユキに無理いって観させてもらいました。 前説が親切。 芝居に慣れていない方でも迷子にならない配慮。 まずそれがすごくよかった。 舞台美術も秀逸。 脚本も原子力というとっつきにくい話題を 丁寧に扱っていてわかりやすい。 役者は当然のように達者。 素晴らしい舞台でした。 昨日のJAROWさんに続き、 ある意味で史実を描いている作品。 そして、未来を描くことにより いまをあぶり出す。 構造はオーソドックスながら、綿密な研究と バックボーンを持った作品。すごいです。
『アップデート』という言葉が頭に浮かびました。 原子力を推進してきた過去も、 止めた未来(話中の)も 常に人々はアップデートし続けている。 その意識は、人としていきる上で必須だし 芝居人ならばなおさら。 演者の方々も、自らをアップデートして 新しい舞台をつくっているのであろうし、 その意識は、忘れてはいけないというどころか、 常にシビアにやっていかなきゃならないなと。 そんな戒めにもなりました。     ◎カムカムミニキーナ『偽顔虫47』 下巻を観劇。久々になるみさんの舞台を。 上巻のあらすじがネットにも出ていたので 読んでから向かったのだけど…あらすじ長い(汗) これは正直上巻を見てないと掴みきれないよー。 芝居自体は、先に見た2本と全く趣が違い、 ザ・見世物小屋的な感じで楽しめました。 いい意味で手の届く感が。 なるみさんとごあいさつさせていただきましたが まさかデジャブか?的な役回り(笑) 相変わらず人柄にほっこりしました。 松村さんにもごあいさつさせてくださって(涙) 今度ゆっくり本稽古しましょう!     そんな濃密な、多分今年最後のインプット。 年末最後に面白い舞台が立て続けに観られて これを刺激にしなくてどーすんだという感じです。 そんな道中に、ふとその気になって ノープランで短編を書きはじめてしまいました。 まっったく頭使わないようなもの。 最近こんなの書いてないなーというくらい。 せっかくなので、ラフにできるネタとして ひとつモチベーションにつなげましょう。   全然写真を撮らないできてしまったので 帰りに撮った浅草寺でも。
あと、『アトムが来た日』の舞台がすごかったけど キャストの福本さんが画像を Twitterにあげていらっしゃったので。 杉山至さんすごいです。 とよた演劇祭でも舞台美術やってましたね。 地点の「ミステリヤ・ブッフ」とかも観てたわ。 https://twitter.com/shinkorochan/status/1076397486183346176 (マエシマ) #イチニノ #観劇 #備忘録 #演劇 #舞台 #劇団 #茨城 #募集 #JACROW #serialnumber #カムカムミニキーナ
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team-ginga · 6 years
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劇団・劇団の『大泥棒』、または中野さんと私
 新作『リハーサル』で共演する中野聡さんが出演する劇団・劇団の『大泥棒』(@大阪・HEPホール)を見てきました。
 劇団・劇団というのは面白い名前です。昔私が好きだったバンド、ザ・バンドを思い出します。
 随分人気のある劇団とみえて、平日にもかかわらず満席。私の後ろの席にいた女子高校生は「前の公演で劇団員の○○さんに「いつもきてくれてありがとう」と言われた。顔を覚えてくれたんだ。今度は名前を覚えてもらいたい」と興奮気味に友達に話していましたし、私のとなりにいた男性の一人客は前説に主宰が出てきて話すたびに盛大に拍手をしていました。
 物語は……えーっと、アルフ団という6人組(だっけ?)の盗賊団がいて、彼らを追うインターポールの3人組がいて、アルフ団がインターポールを出し抜いて金庫を開けると、O(アルファベットのO)という別の盗賊が先回りしてお金を奪っていて、Oのあとを追ってアフル団とインターポール3人組がグランドコートという国へ行くところから始まります。
 で、グランドコートには2つ宝があって、一つは古代文明の科学の粋を集めたもので、人間の脳の情報を読み取り、それをアンドロイドにインプットすることで永遠の生命を手にするというもので、2つの宝を合体させると世界が破滅するというので、アルフ団はそれを未然に防ごうとする、彼らを追っていたインターポール3人組も彼らに協力するというお話。
 なんだかテレビゲームみたいだなと思いましたが、ラストもドラクエ11そのままでした(私は息子のゲーム機を借りてドラクエ11を全クリしたのです)。
 中野さんはグランドコートの王に仕える科学者役でした。絶対ラスボスだなと思っていたらその通りで、なかなかいい役です。
 私の知っている中野さんは黒縁の大きめのメガネをかけていて、とても優しい感じがするのですが、メガネをとると急に怖い顔になります。おまけにスキンヘッドですから、ラスボスにはぴったりです。
 中野さんは今はなきカフェギャラリー、ジャン・トゥトゥクーの「番頭」をしていて、我々が『レミゼって呼ばないで』を上演して以来の付き合いです。
 ただ、その少し前から名前だけ知っていました。同僚のH先生から聞いたのです。
 H先生は我々の芝居にいつもきてくださるのですが、あるとき大学の前から西宮北口に行くバスの中で「そういえば私のゼミに昔、中野君という学生がいて大学の劇研に入っていた。今でも芝居をしているらしい」とH先生から聞きました。
 その数日後、ジャン・トゥトゥクーへ行って中野さんと知り合い本当に驚きました。
 人の縁というのは不思議なものです。
 中野さん、共演楽しみにしています。
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 演劇ユニット・チーム銀河×モンゴルズシアターカンパニーは9月23日(日曜)を皮切りに、毎月第4日曜(12月のみ第5日曜)の14時に大阪・四ツ橋のイサオビル2階ホールで新作『リハーサル』をロングラン上演いたします。
 また、それと並行して『改訂版・オズの部屋探し』も毎月第3土曜(8月のみ第4土曜)の18時半に大阪・緑橋の杉浦実業株式会社2階会議室でロングラン上演中。こちらの次回公演は8月25日(土曜)です。
 みなさまのご予約・ご来場をお待ちしております。
 詳しくはFacebookのイベントページをご覧ください。
『リハーサル』https://www.facebook.com/events/849554741880124/
『改訂版・オズの部屋探し』https://www.facebook.com/events/513615029058379/
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feeeed · 7 years
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2017年振り返り
「なんかわからんけど世界はおもろいな!」ってくだらないことで笑ってたい
年末ですね!あんまり振り返りブログとか人生で書いたことないんですが、敬愛するしいたけ占いさんでおひつじ座は今年の自分を振り返って褒めてあげよう!って書いてあったので、そうすることにします。そんでまあ、折角なので公開します。なんか今年は怒涛の展開でした。怒涛すぎて1年が3年分くらいの密度で、逆にこの1年何もできなかったなって感覚があるのですが、高校来の友人とワインバーでほろ酔ってるときに「いや!?そんなことないよ!???」って言われたのです。多分そうなんです。なので振り返ってみましょうね。
私ちょ~~頑張ったので、見て!
◆1月 音楽を浴びる 表現活動的には水面��で動いてたぐらいで何も無かったのですが、初めてLiSAさんのライブに行きました(リスアニin武道館)。このライブは対バンがKalafinaさんで、そちらも歌唱力のすごさに圧倒されたんですが、LiSAちゃんのパフォーマンスにとにかく感動しました。音楽はやっぱライブで浴びるに限る!!!ってなった。今年は当社比で例年より音楽ライブに行ったなあという印象なんですが、多分この年明け一発目のリスアニの影響だと思います。
◆2月 日帰りで京都遠征する 3月に舞台を控えてたので稽古漬けの1ヶ月だったのですが、その間にめちゃめちゃ友人の舞台を見たり、京都に日帰りで遠征してました。この京都遠征も印象深いです。アルカラさん「やってっかTOUR」の/THE BACK HORNさんだったんですが、もう思い入れと寒い京都の2月で情緒がめちゃめちゃになって泣きながら帰宅しました。楽しかった~(ただの感想)!
◆3月 舞台でした トピックスはひさしぶりの舞台出演ですね。これについては別の記事で書いてるので割愛。パワーだったなあ。台詞を沢山覚えました。偉い。
◆4月・5月 制作といろいろ 3月に合間を縫って制作してた作品が公募展に落選したり、私生活がぐちゃぐちゃだったりしたのであまり思い出したくないし、日記帳も書いてないので思い出せないですね、笑。ただ、5月のデザフェスで(この時点で)自己最大のライブペイントをすることになってたので、それまではなんとか生きねばならないという思いでいました。今年で一番しんどかった時期かもしれない。でも周りの人がたくさん遊んだり色んなところに連れてってくれて、 霞ヶ関でグループ展したり、 デザフェスでも沢山の出会いがあり、その他にもいろんなことがあって、ここからまた進んでいった印象があります。ツイッターもこの辺で全部消して再開したんだった気がする。
◆6月 タイに行った 私生活で環境の変化があるなか、5月半ばに捨て身で決めた海外旅行、行き先はタイ。行き先を決めたときは結構捨て身というかそんな感じだったんですが(察してくれ、ひとりで行こうと思ってたしな、なんか人生がなんでもいいから劇的に変化して欲しかった)、ドバイに続き、旅行慣れてる友人といったのもあり、普通に旅行しました。普通に旅行したんですが、なんというか食があわなすぎて、そうめん(めちゃ辛い)とパイナップルしか食べたくないって感じだった… 建物が最高でそれは行ってよかったなって思います。2カ国目ですが海外は暫く行かなくていい。国内を廻ろう。そう決心しました。あ、あと象に乗ったのは楽しかったな。象使いのお兄さんが1歳下で同世代で、象を運転しながらフェイスブックやってるの見てふたりで爆笑してました。仕事しろ。
◆7月 虚無と戦う 夏の病なんですが、虚無と闘ってました。持病なので気にしないでください。情緒がメッチャクチャだったので1回爆発しそうになってから、日記帳に調べたこととか考えたことをとにかく書いて発散しててページが黒いです。そんななかDFGで合同展に参加させてもらいました。色んなところに出かけたり舞台を観たりしててインプットの時期だったんだと思います。
◆8月 アクティブな夏 初めて夏フェス行きました。ひとりで!でも行ってみると案外一人参戦っぽい人多いし、グループで来ててもライブ自体は多分各々の行きたいステージに分散してるぽくて、全然ヘイキだったぞ!笑 ここでなんか自分の中のスイッチみたいなものが切り替わって、少しだけ元気になってきました。そして、8月はなんといっても北海道旅ですよね。レポがあるので読んでね。ここで得たもの、感じたものは大きいです。旅行記いまでも見返してます。多分閲覧数の8割は自分だろうな…
◆9月 燃え尽き症候群 完全に燃え尽きていた。ここでも生活環境が変わり、それに適応するのに結構精一杯でした。そんななか愛知に日帰りフェス遠征に行ったりしました。
◆10月 なぜ絵を描くのか いろいろあって完全に心が折れていた。そんななか、ずっとなんで私は絵を描くのか?私とはなんなのか?を問い続けてた1ヶ月だったみたいですね(他人事?)。なんか全然なにもわっかんね~セカイよ滅びろって感じになっちゃってたんですが、お誘いいただいて川越でひさしぶりにライブペイントしました。悪天候でしたが、得るものは大きかったです。精神を安定させる為にゼンタングル始めたんですが、それを初めて作品として人に見せる試みをしました。もともとここ近年は幾何学的な作品を描いてたのもあってタングルはスッと馴染んだ気がします。ここを読んでくださってるコアな方には言っても問題ないと思うのでさらっと書くんですが、ずっと趣味で漫画を描いていて、それを本格的にもっと頑張りたいと思ったのもこのくらいのタイミングだったと思います。なのでツイッターにも最近イラストを少しずつ載せたりしています。タイミングが来たらしっかりお知らせもしますので、それまではどうかそっと見守って応援してくださると嬉しいです。
◆11月 200年後も絵を描いていくために デザフェスでした~~が、体調を少し崩し1日目にライブペイントが出来なかったこと、また8月の稚内での巨大ライブペイントでの消耗を思うと、絵を描くには体が健康でなければならないと思いました。体の健康は心の健康にも繋がり、いい創作に繋がっていくと思ったのです。命を削って創作すること、大事だし、わたしはそういうのがめっちゃ好き。でも、健康ならもっと無茶できる。強いからだと心でもっと冒険したいって思いました。あとは手帳を買い換えたのを機に、手帳に日記を書くのをやめてスクラップブックを始めました。その日見つけた(部屋やPCメモリから発掘した)楽しいこと、役に立つものをぺたぺた貼ったり、考えたことをメモしたりしています。自分が好きなものだらけのノートは、すごくテンションがあがります。あと日記書き忘れたときの罪悪感はないし、舞台に行ったらチラシとチケットと切抜きとかをべたべた貼って最高ページをつくれば何度見返しても最高です。おしゃれじゃなくていい、小学校の工作の延長でいいと思ったら気が楽ですよ。超おすすめです。
◆まとめ はい。めっちゃいろいろやっとるやないか~~い!って思いました。笑 なんでもやりたいんですよ…わたし。面白いことは。振り返ってみれば今年はそれが顕著でしたね。なんかね、いままで、手を出しすぎて全部が中途半端みたいなことにならないか、誰よりも自分が怯えてたんですよ、でもそれって誰にも言われたことはないかもしれないなって思って。私ってまだ多分、何者でもなくて、いまやっと何者かになれる下準備ができたのかなって思います。心の準備?かな。長かったなあ。来年も既にいくつかやりたいことや企画が決まってて、楽しみです。ツイッターが主なみんなと繋がってる場所になっちゃってて、だから、今年の後半はライブペインターなアートな私でいなきゃみたいな気持ちが強くて、それに振り回されちゃってたんだなと思います。多分いまフォローしてくれてる6割ぐらいが、ライブペイントで私のこと知ってくれた人だと思うので、笑 でも、その前にバンドやってたときとかもっとガッツリ芝居やってたときとか大学でダンスしてたときとかもっと遡ってイラストばっか載せてたときとか、そういうときから知ってくれてるひともいるわけで、そういうのの積み重ねで、今の自分がいることを決して忘れないようにしたい。自分が一番忘れちゃうから…「こうでいなきゃいけない」みたいなのは自分が自分にかけてる洗脳だと思うので、それをちょっとずつ解いていける2018年になるといいな。何者でもない私が、たくさんの過去の自分の記憶を連れて、何かになっていく第一歩を踏み出したいです。やっとスタートに立ったんだよ。ここからなんです。そんな気がします。見てろよ、世界。そんなわけで残り10日ぐらいの2017年ですが最後まで気合入れていくつもりですので、よろしくお願いします。いるかわかんないけど、ここまで読んでくれてありがとうございました!お前が好きだ!
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