Tumgik
#追浜キッズ
punk-cat-punk · 7 years
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あこがれの意味
40代もなかばの馬齢を数える私はいま、シゴトとハードコアパンクバンドの活動以外では女性アイドルのヲタクとしての余生を送っています。
1990年代に夜間に大学に通っていたころ、ブント系と目されるとある小党派のフロントサークルに所属したのが強烈な契機となり、「日帝本国人」(しかも「男」)としてうわべだけで自己否定しまくりながら微力すぎてなにもできない口先だけの「共産主義者」としての素養を獲得しつつ、サークルの先輩に「パンクはプチブル」規定されたのを根にもって(パンクを受容したキッズの大多数はプロレタリアートのガキなんだけど!)悩んだあげくしばらくしてサークルをきっぱりとやめて(やめる時にサークルボックスで先輩活動家たちにツメられ物理的に殴られはしなかったもののガクブルで粗相しそうでした)やっぱりDIYパンクだなーとアナキズムを夢見るボンクラに戻りつつそれでも2000年代はいろいろと無党派の「運動」のすみっこでグダグダしたものの自分も含めて自己欺瞞ばかりでいやになり、撤退して社会的には頓死したも同然の賃労働マシーンに純化してみるとこんどは賃労働の酷烈さに追いつめられ息もたえだえにバンド活動だけで生きのびていたところに再び女性アイドルの存在に出会ったのが2012年(映像だけなら2011年)のことでした。長い。
つまり大震災と福島第一原発の爆発で「東日本壊滅」の危機が叫ばれたあとに、都市生活者としての自らの罪深さにおそれおののきながらバンド仲間が反原発デモでパクられてその救援で東奔西走するなかで息苦しさが倍増していき、その過程と事後で苦しさを清算することができずいよいよもうダメかなと思いはじめたタイミングでアイドルと呼ばれるまばゆい存在を目にすることができた、というわけです。
もうお分かりですよね。アイドルが繰り広げるパフォーマンスの魅力に「救い」もしくは希望を勝手に見出して舞い上がるタイプのアレとなったわけです。最初にパフォーマンスを目の当たりにしたのは女性アイドルでしたが、いまとなっては男性アイドルや「ゲイアイドル」のパフォーマンスも現場で楽しく観るようになっています。
私はいま前田彩里さん(以後、愛称のいろりん)の歌とダンスに魅了されて応援しています。いろりんのライブ最優先で現場に通うようなってからおよそ2年ほどがたちましたが、ずっといろりんのライブに通っている人からしたら「やっと流れてきた」立場にすぎません(いやもちろん応援する立場に新旧の別はないとは思いますが、やはり何年も応援し続けることのすごさを忘れたくはないとも考えているのであえてこう書いておきます)。そうなんです。流れてきたんです。別の演者さんから。
そもそも私はガキの時に同世代のアイドルを軽視していました。それまでのアイドルのパブリックイメージを打破することになった「おニャン子クラブ」が同世代として活躍していくのをテレビで見ても、「遊びでしょこれ」としか思わなかったんです。おニャン子以後のいわゆるアイドル冬の時代において歌主体で活動していた姫乃樹リカさんやCoCoは別格でしたが、やはりおニャン子のありようをメディアから刷り込まれるにつけ、しょせんお遊戯にすぎないとどこかでバカにするような意識を持っていたということです。自分の中にそうした差別的な感情がうずまいていたことを認めざるをえなくなったのは、℃-uteを知った時のことでした。℃-uteはハロープロジェクト(ハロプロ)に所属する女性アイドルグループです。
すでにおぼろげとなっている記憶をたどると、2011年の晩冬にシャ乱Qの「シングルベッド」の映像をYouTubeで視ていた時に、リコメンド欄に℃-uteのメンバーである鈴木愛理さんによるカバーバージョンがリストアップされていて、そちらも視たところ歌うま!とびっくりしてそのまま他の動画も視聴し続けたのが℃-uteにはまったきっかけだったように思います。
いずれにせよYouTubeで映像を確認し、愛理さんの歌のうまさだけでなく年若い女性の5人グループ(当時はすでに5人でした)のパフォーマンスはこんなにすごいのかと驚嘆して、この時に自分はおニャン子的なパブリックイメージ縛られすぎて食わず嫌いでいただけなんだなと自覚させられました。
もともと私が好きになった音楽はハードロックやヘビーメタルでした。それはローティーンの時のことでしたが、洋楽一般を入り口としながらすぐにそれらの極端さを好きになるガキとなったわけです。続いてブルースなども並行して聴くようになったとはいえ、ほどなくしてメタルからハードコアパンクに流れたこともあいまって、基本的には攻撃的で激しい騒音を発するバンド群に没入していきました。いまでパンクやメタルは大好きですが、10代の時にそうしたものを聴くのは思春期にありがちな「他とは違うなにか」に浸かりたいというひねくれた願望にも合っていたのだと思います。いまとなってはパンク・メタルついては違った思いから好きでい続けていますが、ガキの時はとにかく「なんとなくアングラな感じ」や「激しい感じ」に惹かれていました。あるいはのちに自らハードコアパンクのバンドをやるなかで、知らず知らずのうちに尊大な態度が身に付いてしまったのでしょう。「自分は人とは違うことをやっている」という思い上がり。だからこそ女性アイドルに表象されるような「かわいい」ものに対する畏怖の感情を無自覚にであれ持っていたのだと捉え返さざるをえないのです。
そうした愚かな忌避感情をもののみごとに粉砕してくれたのが℃-uteでした。動画をぐるぐると視ていくなかでたどりついたのが2011年9月11日に開催された℃-uteの日のライブ映像です。引きの映像の中でヲタがぴょんぴょん跳びまくっているためステージの様子が分からづらいのですが、それでも歌い踊る5人の演者の姿を捉えることができました。統率のとれた巨大な応援のコールを繰り出すヲタの熱量に「このキモい人たち何なんだ…」と思いながらも、何よりステージの5人は何でこんなに踊りながら歌えるのかなとびっくりしたのです。しかも数曲まとめてノンストップでやってるなんて!!
ライブをこんな風にやれば自分なら倒れるだろうな。身体を動かしながら声を出すことの難しさを多少なりとも知っている身としては、まず運動量のすごさでガツーンとやられました。勝ち負けが問題ではありえないとしても自分はこの子たちに勝てるわけがない。まじこの子ら何なの。アイドルってみんなこんななの……と思ったものの、どうやらそうでもないらしい。すべてのアイドルが生歌でコンサートに臨んでいるわけでもない事情をなんとなく知り、それじゃなおのこと℃-uteが実際どうなのか観に行かないとなあと思いながらも、踏ん切りがつかなくてどうしようか数ヶ月悩みながらついに行ったのが「℃-uteコンサートツアー2012春夏 〜美しくってごめんね〜」の追加公演でした。神奈川・よこすか芸術劇場大ホールの昼公演のみでしたが、いま調べてみたら2012年6月30日に開催されています。記憶がすでにぼやけていてもうちょっと前のことかと思いこんでいたので、これこそ備忘録ですね。
それでは実際の℃-uteのコンサートはどうだったのか。言わずもがなです。ホールコンサートのためステージは遠かったのですが、とにかく視覚・聴覚どちらも圧倒されっぱなし。ごめんなさい。やっぱりあなたたちにはかないません。自分の中にマチズモ(マッチョイズム)が巣食っていた無様さを、あなたたちがその「かわいさ」を武器に切り裂いて明るみに出してくれました。まじめにそう思いながら帰路についたことを覚えています。同時にことここに至れば何度でもライブを体験するしかないと感激した記憶は今でも色褪せることなく脳裏に刻まれています。たとえ女性アイドルのライブ現場で圧倒的多数である男性客がいかに怒号のようなコールを繰り返して「男らしさ」を誇示していたとしても、それを遥かに凌駕するパフォーマンスをもって熱狂の場を制圧していく女性アイドルとはいかに得難い存在なのか……と本気で考えたのです。彼女たちなら自分の薄汚い差別根性を叩き直してくれるのではないか。
その後のアイドル応援の遍歴のことはここでは詳しく書くつもりはありません。ただ大まかに言うと次のようになります。
℃-uteのライブには初の武道館公演2DAYSの2日目(2013年の℃-uteの日、つまり9月10日——当初武道館公演はこの日だけだったはずが急遽前日の9日もセットされたため“初武道館公演の日”ではなくりました)に行ったのを打ち止めにしています。2012年以後に℃-uteのコンサートツアーにはちょくちょく入っていましたが、1年と少しで行かなくなってしまったわけです。
そのころ並行して気になっていた、アップフロント系事務所としては傍流のTNXに所属するポッシボー(現チャオ ベッラ チンクエッティ)のライブにも行くようになり(最初に行ったのは2013年8月11日に開催された横浜Blitzでの単独ライブの昼公演)、そして1年も経たないうちにいまも応援しているいろりんのことを知りました。
最初にいろりんのライブに行ったのは2014年6月17日に開催されたソロ活動2週年記念の単独ライブですが、いろりんのライブにぽつぽつと断続的に参加するようになったのは1年後の2015年6月くらいからです。2015年8月にはあっきゃんこと秋山ゆりかさんがチャオベッラチンクエッティ(6月に改名)を「卒業」し、その現実をうまく受け止めきれずにいろりんのライブを最優先にして通うようになって現在に至る……というのが大まかな自分の動き方の記録です。
ともあれ、私は女性アイドルのパフォーマンスに心をわしづかみにされたままです。そしてそれは自分の中に巣食う差別的な根性を自覚するきっかけを与えてくれるかけがえのない経験であり続けるでしょう。つまり私にとっての女性アイドルへの憧憬とは「男性優位社会における男」としての自己否定を繰り返すための大きな力の源泉にほかならないのです。
利用主義的だなあと自分でも分かっています。ごめんなさい。
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oppapamamaile-blog · 5 years
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昨日は平成最後のオパイルイベント! 【子どものおやつを手作りしよう!】を開催しました☺️ . 野菜たっぷりのカップケーキ作り、野菜が苦手なお子さまにはジップロックにいれてペースト状にするなどの工夫をしながら親子でわいわいクッキングでした☺️ . 栄養士さんとのコラボ企画ということで、座学の時間とあり、質疑応答タイムでは加工食品や冷凍食品を上手く取り入れるには、など忙しいママさんのためのアドバイスもいただきました✨ . ご参加いただいた皆さまからは、『参加してよかった』、『子供達をみていてもらったから、たくさんの方と話すことができた』、『楽しかった!』 などのご感想をいただきました💓 . また、今回会場として使わせていただいた【おっぱまのま】 空き家を使って関東学院大学の学生さんがリノベーションして作った空間です✨ 『おっぱまのまの階段もベビーカーとか手伝ってもらえるなら大丈夫!』『おっぱまのまで大人の会したい!』などのお声もあったので、これからも使わせていただきたいと思います😍 . ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました(^^) また次回のイベントが決まり次第ご案内させていただきますのでご都合あえばぜひご参加ください✨ . 2019/04/15 みうらん . #追浜パパ #追浜ママ #追浜子育て #oppama #追浜ベビー #追浜キッズ #追浜ママ会 #追浜子育て応援隊 #追浜プレママ #オパイル #オッパパママイル #追浜 #横須賀 #子育て #つながり #子育てを楽しみたい #頼れる場所 #自分を好きになる #地域活性 #起業ママ #手作りおやつ #野菜のカップケーキ #おっぱまのま https://www.instagram.com/p/BwRTF1gAS0U/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1a9xqfw88395p
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seya-fitness · 4 years
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キッズクラスが大人気! 連続して体験希望の連絡がありました(^^) 自分で考え、自分で動くボクシングは知育教育に最適です! 是非お子様の『考える力』を向上させるためにボクシングをお選びください(^^) #三ツ境 #希望ヶ丘 #瀬谷 #笹野台 #小学生 #キッズ #ボクシング #教室 #習い事 #横浜 #知育 #二俣川 #二ツ橋 #阿久和 #岡津 #神奈中 #大和市 #若葉台 #東戸塚 #追分市民の森 (Yokohama) https://www.instagram.com/p/CHQVu4oArFC/?igshid=1robuj6g6wogd
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gapjp · 5 years
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【8/24,25開催】Gapのおしごとにチャレンジしよう! キッズ職業体験イベント
毎回大好評のFirst Career Dayイベントを、8/24&25に全国のGapストア13店舗にて開催します。 お客さまへの元気な「こんにちは!」のあいさつからマネキンのコーディネート、ドキドキのレジ打ち、そしてワクワクのストックルーム探検まで、Gapストアのお兄さんやお姉さんたちと一緒に、はじめての貴重なおしごと体験をしてみませんか? 終了後には、修了証や、「初めてのお給料」として当日ストアでご利用いただけるクーポンをプレゼント! さらに今回は、みついショッピングパークキッズクラブの会員様枠も設けております。(GAPメンバーシップ会員登録が必要です)
開催日程: 2019年8月24日(土)、8月25日(日) 両日とも11:00 ~ 12:30 (予定) アーバンドックららぽーと豊洲店/ららぽーと立川立飛店/ららぽーとTOKYO-BAY店/ららぽーと柏の葉店/ららぽーと富士見店/ラゾーナ川崎プラザ店/ららぽーと湘南平塚店/ららぽーと横浜店/ららぽーと海老名店/ららぽーと名古屋みなとアクルス店/ららぽーと和泉店/ららぽーと甲子園店/広島アルパーク店 応募要項: 以下すべてを満たす方
保護者の方がGAPメンバーシップ本会員(未登録の方はLINEで友だち登録の上、トーク画面のメニューから新規会員登録をタップ)
5歳~10歳位までの元気なお友だち
当日、保護者の方の同伴が可能なお友だち
応募期間: GAPメンバーシップ会員応募期間:2019年7月22日(月) 0:00 ~ 7月28日(日) 23:59 みついショッピングパークキッズクラブ会員応募期間:2019年7月29日(月) 0:00 ~ 8月4日(日) 23:59 みついショッピングパークキッズクラブ入会方法:https://mitsui-shopping-park.com/msppoint/kidsclub/join/ (当選連絡:8月上旬) 応募方法: 1. [email protected] に空メール ※携帯電話(フィーチャーフォン)には対応しておりません。PCまたはスマートフォンからアクセスください。 ※gap.co.jpのドメインからメールの受信ができるよう、迷惑メール設定をご確認ください。 2. 応募ページで日程/店舗/その他情報を選択 3. 受付完了メールが届く ※会員未登録の場合は、返信メールにしたがって会員登録を行ってください。 GAPメンバーシップに登録済みのメールアドレスからの応募のみ有効です。 抽選時にメールアドレスが有効かつ、GAPメンバーシップ本会員であることが当選の条件です。 注意事項: ※1回のご当選につき、ご参加いただけるお子様の人数は、2名様までです。 ※厳正なる抽選ののち、当選された方には8月上旬、参加詳細のご案内メールをお送りします。 ※応募完了後の再応募、参加店舗・日程・お子様の参加人数/参加するお子様の追加/変更はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。 ※締切日までに退会された方は抽選対象外となります。 ※みついショッピングパークキッズクラブ会員応募期間にお申込みの上ご当選された方は、当日受付にてみついショッピングパークキッズクラブ アプリメンバーズカードのご提示をお願いいたします。 キッズクラブアプリ会員へのご登録がお済みでない方は、当日までに下記よりご登録をお済ませください。(キッズクラブアプリ会員未登録の方または、紙のキッズクラブメンバーズカード会員の方はご参加できません。 ) https://mitsui-shopping-park.com/msppoint/kidsclub/join/ GAPメンバーシップに関するお問い合わせ ●お電話でのお問い合わせ GAPメンバーシップ コールセンター TEL:0120-02-1969 受付時間:10:00 - 19:00 (年中無休) ●フォームでのお問い合わせ > お問い合わせフォームはこちらから
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kaorinskiee · 2 years
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都民ですけど東京堪能の旅。先ずは正しい寿司を味わいに、銀座すし幸丸ビル店へ。 甘粕家で寿司といえば寿司幸。昔、横浜そごうの中に入ってたのでした。子どもの頃、父は何かと理由をつけては折々で通ってたお店。仕事の接待でもよく利用してたよなあ。 私は回る寿司を18歳まで食べた事がなく、寿司幸で育ったのです。だから子にも味わって欲しかった! 婆さんも久々で日本酒いっぱい飲みました。父のようにお任せコースとは行かずランチを頼んだけど、足りるわけがなく💦 追加で色々と注文。 寿司幸の目玉は椎茸のお寿司。初めて食べたのはまだ9歳くらいの頃。魚じゃないのに美味くて目から鱗でしたの😳 キッズも感動してくれて嬉しい😆 そうしょっちゅう連れてはいけないけれど、正しい寿司とは何かを彼らはしっかりと学んだ事でしょう! 夜ご飯用にバラちらしもお土産に。これは後ほどアップするぜい。 これも懐かしの味。これ以上に美味しいちらし寿司にまだ出会えてないす。 (at 銀座寿司幸 丸ビル35階店) https://www.instagram.com/p/Ch1U6vjvHQToXTPUKYeBkWJcI3W07tXW2E5-eY0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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dempameat · 3 years
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 通所者への虐待や給付費の不正受給などを重ねたとして、川崎市は30日、児童福祉法に基づき、障害児の放課後等デイサービス施設「ジョイ・キッズ・ゴー」(同市川崎区)を指定取り消し、「ジョイ・キッズ」(同)を6カ月間指定停止の行政処分とした。ともにビッグ・フォレスト(横浜市鶴見区)が運営する施設で、市は追徴金を含め計約4370万円の返還を求める。
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ronpe0524 · 3 years
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アカデミー賞のない3月(2021年3月の日記)
■2021/3/1 月曜日。金曜に仕事を休んだので急ぎの対応をしているだけで大変。ぜんぜん時間が足りない。TIFFとフィルメックスの開催期間が発表されたけど去年に続き同時期開催。むむむ。しかし去年と違う点はTIFF側もオンライン上映をやりそうですな。僕は良いと思います。1ヵ月以上ゲームを禁止されていたうちの娘ですが本日より解禁。1日1時間のマインクラフトの楽しそうにやっている。また禁止にされないと良いね。夜、WOWOWオンデマンドで『108 海馬五郎の復讐と冒険』を観る。
■2021/3/2 火曜日。ミーティングの準備で疲れ、ミーティングの発表で疲れ。夜は映画を見ながら寝落ち。たぶん30分ぐらいのところで寝た。
■2021/3/3 水曜日。もうぜんぜん映画観れないので午前半休を取って吉祥寺へ。UPLINK吉祥寺で『春江水暖~しゅんこうすいだん』を観る。観て良かった。せっかくの吉祥寺だがコロッケを買う時間もなくすぐ帰宅。午後からは在宅仕事。どうやら東京の緊急事態宣言はさらに2週間延長になりそう。はー。試合は見れなかったけどヤング東京で挑んだルヴァン杯の初戦は勝ったようだ。夜、Netflixで『星の王子ニューヨークへ行く』を見る。
■2021/3/4 木曜日。かなり集中して仕事した感。シネマシティの『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のスケジュールがやっと出た。初回は7時!早い。しかしこれを観れればなんと午前半休を使わずに映画を観に行ける。娘の朝の支度が最後までできなくなりそうだが、まぁそれはチケットを取ってから考えよう。とゆうわけで今日だけは寝落ちするわけにはいかない。Netflixで『ユ・ヨルの音楽アルバム』を見る。「京浜ネバーランド」を聴いたり、光岡先生がゲストのラジオを聴いたりしながら24時を待つ。日付変更と同時に『エヴァ』のチケ取り。本当は最後列を狙いたかったが取れず。それでも後方通路側が取れたので良かった良かった。映画のチケ取りでこんなに気合を入れたのは久々だ。
■2021/3/5 金曜日。Disney+の『ワンダヴィジョン』E9を見る。ついに完走。いやー毎週楽しかった。夜、鳴瀬聖人監督のClubhouseを聴いていたらいつの間にか寝てしまった。成瀬監督の新作観たい。
■2021/3/6 土曜日。早起きしてNetflix『同級生マイナス』を見る。本日は月一の土曜登校日ってことで娘は学校へ。これは映画鑑賞チャンス。MOVIX昭島で『あのこは貴族』鑑賞。午後はDAZNでFC東京×セレッソの試合を見る。逆転勝利嬉しい。夜はAKIRA君たちがゲスト出演の札幌のラジオを聴く。楽しそう札幌。あと今泉監督がインスタLIVEで『あのこは貴族』について話すというので見る。これが超面白かった。ナイスタイミング。
■2021/3/7 日曜日。娘と実家へ遊びに行く。のんびり。Amazon Prime Videoで『グッド・ストライプス』と『そこにいた男』を見る。夕飯までご馳走になってから帰宅。夜はシネマクティフ東京支部の音声配信を収録。久々にmatsuさん、まるゆさんと3人で。『あのこは貴族』についてがっつり。エヴァの配信イベントで『シン・エヴァ』の冒頭12分を見てから寝る。明日は早起きだ。
■2021/3/8 月曜日。もう4時半ぐらいに起床。いろいろ準備して、娘にもいつもより早い5時に起きてもらい朝の英会話勉強とか朝ごはんとか。ごめんよ。娘の支度も無事終わり6時には家を出て立川シネマシティへ。シネマツーの開場が遅くて焦ったけど『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』aスタ極上爆音上映で鑑賞。いやー集中して観たな。グッズなど見る余裕もなく即帰宅。10時半前には帰ってこれた。休暇を使わずすんで嬉しい。11時にはもうミーティングに出てました。夜はオンライン試写で『サンドラの小さな家』を視聴。24時に宇多田ヒカルのMVがプレミア公開だったがその前に寝てしまった。
■2021/3/9 火曜日。一年前の今の時期は手術のために休職していた。4月で復帰後1年となるので、それを前に産業医の先生とオンラインでミーティング。うちの娘の英検3級、無事に二次(面接)も合格していたとのこと。しかも結果に対しておおよその順位が出るんですけど「東京都内の受験者の上位8%」となっていた。幼稚園から英会話を真面目にやっていると小2でこんな感じでできるんですよね。しかも筆記の方とか知らない単語がたくさんあるんですようちの娘。文脈とかで意味を把握して解けているらしい。英語がんばってるもんな。お父さんは羨ましいよ。大変だろうけど。シネマクティフ東京支部の音声配信『あのこは貴族』のミニMCT回を配信。感想とかいただけて嬉しい。夜はラロッカさんとDiggin' Netflix収録。このラロッカさんと月一でNetflix作品の話をするのはペース的にちょうど良い感じ。
■2021/3/10 水曜日。札幌のAKIRA君から届いたスガラムルディなどを読む。いやー良い活動だ。夜はDAZNでFC東京×神戸戦。負けた。。Netflixで『モキシー ~私たちのムーブメント』を見る。MCTOSお題作品。
■2021/3/11 木曜日。思わず10年前の自分のツイートとかを検索してしまった。まだ高尾に住んでいたころで、電車が動かず会社の先輩に自転車を借りて帰ったのを思い出した。都心で働いていた妻は夜中に帰ってきたんだっけな。まだ子供が生まれてなかった頃だけど、不安だったな。夜はオンライン試写で『水を抱く女』を視聴。
■2021/3/12 金曜日。早起きできたのでU-NEXTで『東京原発』を見る。僕モテメルマガで伯周さんが取り上げていた作品だけど、これもっと注目されて良かったのでは?という映画。『ワンダヴィジョン』のない金曜ではあるが、見るものは山ほどある。夜中に映画パンフは宇宙だ!のClubhouseがあるとのことでいくつかアリ・アスターの短編を見直す。楽しみにClubhouseの開始を待っていたらなかなかはじまらない。まだかなぁと待っていたらいつの間にか寝てしまった。。無念。
■2021/3/13 土曜日。朝から娘を習い事に送り、僕は映画を1本観れるチャンス。UPLINK吉祥寺にて『DAU.ナターシャ』を観る。電車移動中、落雷による信号機故障ってことで中央線が長時間停車。いろいろ買い物とかしたかったんだけどな。娘を迎えに行くのには間に合って良かった。帰りに立川の伊勢丹による。娘にホワイトデーのお返しを買う。バビと『鬼滅の刃』コラボのやつ。本来娘が欲しかった時透無一郎はもうなかったんですけど、不死川実弥で許してくれた。夜、オンライン開催の「ええじゃないかとよはし映画祭2021」のコンペ作を見はじめる。これは見切れないやつだな。
■2021/3/14 日曜日。予定では映画を2本観れる予定でそれはそれは楽しみにしていて、何を観るかもかなり迷って決めていたのですがそれがゼロとなってしまった。いろいろ我慢と努力を重ねて、こういうチャンスを楽しみにしているだけにかなり落胆。本来であれば『夏時間』と『ビバリウム』を観ているはずだったんですがね。あーしんどい。風邪ぎみの娘と家で過ごす。鼻水は出てるけど熱が上がらないのがありがたい。食事ももりもり食べれるようなのしっかり食べさせる。娘と家で二人で過ごすのは楽しい。家から出れなくてかわいそうなので図書館でたくさん本を借りてくる。いっしょにDAZNでJリーグを見たりもできるようになった。引き続きとよはし映画祭のコンペ作を見れるだけ見る。夜、Amazon Prime Videoで『星の王子ニューヨークへ行く2』を見る。鈴木敏夫のClubhouseは『あのこは貴族』回。なかなか面白かったが内容は書けない。まるゆさんがツイートしてた春本雄二郎監督、藤元明緒監督のYouTube番組を見る。なかなか面白い。シネマクティフの名前も挙げていただき恐縮です。
■2021/3/15 月曜日。娘は鼻水が出てるけど発熱がないので学校へ。自分は今日も在宅仕事ですが、メインで使っているアプリケーションの不具合でまぁまぁ仕事にならない。TIFFとフィルメックスについていろいろ発表される。これはどうなるんだろうな。まったくわからない。市山さんは信頼しているけど、矢田部さんのTIFFも好きだったんだよな。そして市山さんが去ったフィルメックスはどうなるのか。そしてメインエリアが日比谷・銀座へ。かつての渋谷から六本木に移り、すっかりTIFFのイメージは六本木になっていた。カレー食べたりおでん食べたりするの楽しかったんだけどなぁ。しかもTOHO日比谷とかピカデリーは使わないのかな。いろいろ変わりますね。夜、娘とひと悶着あり疲弊する。娘を寝かしつけながら矢田部さんが去るTIFFのことを考えていたらじわじわきてしまった。矢田部さんのTIFFコンペ、楽しかったな。感謝の気持ちでいっぱい。
■2021/3/16 火曜日。3月ももう半分か。朝、時間があったのでApple TV+『チェリー』を見る。口ひげありのトム・ホランドはベグビーのときのロバート・カーライルに似ている。夜、入江監督と大川編集長の書評対談をYouTubeで見る。こっそり『ネメシス』情報も話しているから櫻井翔ファンもチェックした方が良い。限定配信されている『僕の帰る場所』を見る。移民申請か。
■2021/3/17 水曜日。朝、時間があったのでWOWOWオンデマンドで『劇場版 おいしい給食 Final Battle』を見る。AKIRA君の2020年ベストだったので気になっていた映画だが面白かった。市原隼人ベスト作品かもしれない。夕飯はピザ。うまいうまいと食べていたらFC東京戦がはじまっていたのに気づかず。18時キックオフだと忘れちゃう。後半だけ見る。逆転勝ちやったぜ。シネマクティフ東京支部のメンバーとグループDMでいろいろ話す。あまり映画を観に行けなくても、できることはいろいろありますね。夜、けんす君と東京支部の音声配信をリモート収録。新企画「Diggin' Amazon Prime Video」だ。収録終わってから近況もちょっと話す。僕も映画はあまり観れていないが、けんす君はもっと観れていないようだ。楽しく話してSkype切って、気分が上がったからこりゃすぐに寝れないかもな、と思いながら横になったら即寝た。
■2021/3/18 木曜日。朝から昨夜収録した音源を編集、配信準備。お昼にはもう配信しちゃう。夜、藤元明緒監督が参加したClubhouseを途中まで聴く。娘が寝てからMCTOS『モキシー』回に参加。僕が今回あまり作品を掘り下げられていなかった(自覚してます)ので他の方の感想を聴いていてなるほど、と。終わって横になったらそのまま寝てしまった。
■2021/3/19 金曜日。あまり仕事の問い合わせがこないので嬉しい。普段時間がなくてできないことがいろいろ進められます。Disney+にて『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』S1E1を見る。『ワンダヴィジョン』が超変化球だったのに対し今度はストレート。この幅。でも時間に余裕がある分、ヒーローのプライベートをじっくり描く。本来であればこっちがドラマの1作目になるはずだったのも納得。オンライン試写にて『騙し絵の牙』視聴。夜、vimeoで『灼熱のドッジボール』視聴。Clubhouseで知人の多い部屋があったので楽しく聴いていたけど、途中から手を挙げてしまい結局まぁまぁ喋ってしまった。Clubhouseは短時間で見たい映画やドラマが増えるから危険。
■2021/3/20 土曜日。久々に映画を観れる時間ができたので渋谷へ。ユーロスペースで『夏時間』鑑賞。観て良かった。食事する時間もなく吉祥寺へ移動。吉祥寺プラザにて『野球少女』鑑賞。吉祥寺プラザに行ったのが久々すぎる。たぶん10年以上ぶりだったはず。WOWOWオンデマンド『リズム・セクション』視聴。春本監督らのゆるっと雑談YouTubeの前半をLIVEで見る。今週も面白い。トークイベントやるのかー。行きたいなぁ。MCTGM『野球少女』回に参加。少人数回だったけど僕以外が野球に詳しい。完全に『野球狂の詩』プレゼン回と化していた。ゆるっと雑談YouTubeの後半を聴きながら寝てしまった。
■2021/3/21 日曜日。娘と実家へ遊びに行く。DAZNでFC東京×仙台戦を見る。本当に1点取られるまで本気にならない今年のFC東京。逆転勝ち。夕飯までご馳走になってから帰宅。うまいキムチをお土産にもらって嬉しい。夜、鈴木敏夫のClubhouseを今週も聴く。さらにシネマクティフ東京支部の3人で音声配信をリモート収録。僕の思いつきでの企画回だったけでmatsuさんもまるゆさんもすぐにのってくれてありがたい。ついにApple TV+にて『ディキンスン』S1E1を見る。ついに。
■2021/3/22 月曜日。ミーティングの連続で忙しい。夜、「プロフェッショナル」の庵野秀明回を録画で見る。面白かった。Apple TV+『ディキンスン』S1E2を見る。前野健太の配信ライブも見たかったけどうっかりClubhouseでしゃべってしまい。。
■2021/3/23 火曜日。朝一で僕モテの情報コーナーを仕上げ、お昼は集中して仕事。午後、娘が下校。転校しちゃう子と最後に公園で遊びから行きたいという。仕事が暇なら送ってやりたいがちょうど自分もしゃべるミーティングがあり家を出れない。キッズ携帯を持たせ行かせたがまぁまぁ不安である。しかも電話してもすぐに出ないし。ハラハラしたがミーティングの途中で帰ってきてくれてホッとする。僕のミーティングもうまくいってさらにホッとする。娘はもうすぐ春休みである。Apple TV+『ディキンスン』S1E3を見る。順調。がしかし娘を寝かしつけながら寝てしまった。映画1本は見ておきたかった。
■2021/3/24 水曜日。早寝したのにいつもの起床時間まで寝てしまった。娘はついに2年生の終業式である。『ブラック・ウィドウ』の公開日が延期。元のスケジュールだと『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』S1最終エピソードの翌週というあがる感じの公開日だったんですけどね。今度のスケジュールは配信も同時(追加料金あり)と発表されてるからもうやるんだろうな。NYなどの映画館も再開しはじめたからもう5月の映画は公開してくれるかと思っていたけどまだダメなのか。『ブラック・ウィドウ』の公開は大きな指針だと思うので、他の(ディズニー以外の)ハリウッド作品公開にも影��あるだろうな。ピクサー作品の劇場公開なし、についてはもうある程度仕方ないと思っている。これは自分が今、あまり映画館に行けない状態からなのかもしれない。最低限これだけは観たい、という映画すらも観に行けない状態だと、はっきり云って配信してもらった方が良いのです。これは環境とか住んでいる場所のよっても違うのでしょうけどね。娘の春休み突入、ということで義母がきてくれた。しばらく泊まってくれるという。昼間、娘の相手をしてくれるのでありがたいです。僕は家にいるんですが仕事なのでずっと娘を見ていられないんすよ。Apple TV+『ディキンスン』S1E4を見る。Disney+『エージェント・オブ・シールド』S7E2を見る。WOWOWオンデマンドにて『サイキッカー 超人大戦』を見る。オンライン試写にて『パーム・スプリングス』視聴。アーカイブにて、前野健太第三回無観客生配信ライブ【歌のぶん回し】を堪能。その配信ライブを見てる途中、ある方から嬉しい報告のメールを受信。めでたい!
■2021/3/25 木曜日。数は少ないが難題な感じの仕事ばかり。どうしよう。家庭でもどうしたらいいのかわからないことがありなかなかに困っている。Apple TV+『ディキンスン』S1E5を見る。Disney+『エージェント・オブ・シールド』S7E3を見る。オンライン試写で『BLUE/ブルー』を見る。TIFF Studioの冒頭だけ見る。矢田部さん、冒頭で自分の退任を発表していた。なかなかにしんどいだろうな。3月末でTIFFの仕事を離れるということで、TIFF Studioはもう1回あるとのこと。最後、どんな配信になるのだろうか。Apple TV+『ディキンスン』S1E5を見る。Disney+『エージェント・オブ・シールド』S7E3を見る。
■2021/3/26 金曜日。午前半休で病院へ。とりあえず9月頃までは月一の通院が続くようだ。病院終わって丸亀製麺でランチ。うまい。午後から会社へ。まともに出勤するのは今年はじめてだ。いやーオフィスで仕事すると集中できるな。なんかいろいろ家のことが心配で早めに帰宅。U24のアルゼンチン戦を見たり、映画『僕の帰る場所』のYouTube LIVEトークを見たり。オンライン試写にて『ブータン 山の教室』を見る。Apple TV+『ディキンスン』S1E6を見る。Disney+『エージェント・オブ・シールド』S7E4を見る。
■2021/3/27 土曜日。朝から娘を習い事へ送る。束の間の自由時間。映画観るぞ。ランチを食べる時間がないので立川の一蘭で朝9時台からラーメンを食べてしまう。シネマシティで『モンスターハンター』を極爆で鑑賞。すぐに移動。TOHO立川立飛にて『ノマドランド』鑑賞。すぐに娘を迎えに行く。Apple TV+『ディキンスン』S1E7を見る。Disney+『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』S1E2を見る。
■2021/3/28 日曜日。朝から家族で立川市役所へ。マイナンバーカードを発行してもらう手続き。めんどくさいですね。立川周辺は桜が綺麗だ。娘と実家へ。お昼はスシローへ。娘は寿司を9皿も食べた。過去最多。むらがあるけどよく食べるようになったなぁ。午後は娘を両親に見ていてもらいキンザザの収録にリモート参加。今まで誰とも話せなかった『シンエヴァ』の話をできて満足です。夜、鈴木敏夫のClubhouse『ミナリ』回、若手国際映画監督たちが21時からゆるっと雑談YouTube、che bunbunさんのClubhouse、と映画話の配信をハシゴ。Netflix『赤い光点』を見る。さらに何か見ようと思ったが眠くて寝てしまった。しまった、『ディキンスン』を見ていない。。
■2021/3/29 月曜日。朝から「キン肉マン」の最新回を読む。マンモスマンの戦う姿をもっと見たかったけど数年ぶりにあの超人が復活しそう。夜、U24のアルゼンチン戦を見たり、根矢涼香さんのラジオを聴いたり。Netflix『バーシティ・ブルース作戦:裏口入学スキャンダル』を見る。Apple TV+『ディキンスン』S1E8とE9を見る。
■2021/3/30 火曜日。午前中は集中して仕事。午後はとある理由で病院へ。いろいろしんどい。夜は久々のW杯予選を見る。WOWOWオンデマンド『国家が破産する日』を見る。『野球少女』のお母さんがここにも出てた。やはり金の心配をしていた。Apple TV+『ディキンスン』S1E10を見る。これでS1完走。すぐにS2を見るぞ。
■2021/3/31 水曜日。もう3月も終わりとは。。夕方、退職する2名の大先輩の送別会をオンラインで。送別会もオンラインとは切ないが、オンライン上でも顔を見れて、声が聞けて良かったと思うことにする。Apple TV+『ディキンスン』S2E1を見る。Amazon Prime Video『タイム』を見る。録画しているTV番組もたまっている気がするが追いつかない。そんなこんなで3月も終わり。
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rr-eita · 7 years
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終わりの始まりってはなし
楽しい 楽しい あーなんて楽しいんだ
人を応援するって なんて楽しいんだ
いや 違うな 人が苦しんでる姿を見て野次るのってなんて楽しいんだ!!!!!
そして これ程にテンションが上がるのは きっと後にしっかりと自分もその苦しさを体感するという事実を理解しているからである きっとそうだ.....
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先週末は怖いもの見たさで行ってみたい でも砂苦手なんで行きたくない な二つの気持ちに最後まで揺れに揺らされ なかなかエントリーを出来なかったレース そう 愛知県 木曽川の河川砂丘を利用した国内随一の砂砂コース 砂に溺れた【東海シクロクロス第8戦ワイルドネイチャープラザ】 通称WNPへの参戦だった
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声援は力にもなるし時に人に無茶をさせる
WNPは2017-2018シクロクロスシーズンを締めくくるに相応しいキツさで 久しぶりにゴールラインを通過後に倒れ込み レースのダメージをしっかりと愉しんだ
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噂に違わない苦しいコース ここに比べれば マイアミ浜なんて公園の砂場みたいなものだし あのお台場をもってしても敵わないだろう 何故ならここには砂の登りが二箇所もあるからだ そして何より強敵なのは一番キツイ登りでの声援(一部は野次だw)が激しくサボりたいのにサボらせて貰えない これはかなりキツイ 声援に乗せられ過ぎない自制心が必要だ ここを頑張りすぎるとその後の下からの長い砂場が全く踏めないからね でも 「サボるなー」とか 「もっと脚上げろー」 とか「帰ってから休めー」とか みんなで野次るのは最高だったな
マーティンゴメンやで(笑)
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写真で見返すと丘なんだけど 実際走ると砂で出来た大きな山に見えるから不思議だ
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砂の空気圧
長く複数ある砂区間に気を取られて空気圧を落としすぎると松林の芝と土の入り混じる区間でバイクの挙動が安定せずスピードを上げれない ただ 今回はゼッケンNOも39番とおそらく先頭争いに加われる気がしなかったのでお試しにめいいっぱい空気圧を下げて砂向けのセッティングにしてみた
結果的には8位だったのでもう少し勝負よりのセッティングにすれば良かったかもしれない
お台場で体感したんだけど 僕はあまりにランが多いと筋肉疲労が大きくてキツイし 砂をいかに乗って疲労を抑えるかというテーマのセッティングをしてみてレース強度でどこまでうまく走れるかの練習をしてみたけれど
狙い通りに砂区間で乗れる時間が長くなって楽になった分他で踏める時間を作れたと思う ただ 砂で離してもその他の区間でジワリと追いつかれる この辺りはセッティングを煮詰める必要がありそう 砂の状態にもよるけど次回よりここからジワリと空気圧を上げていき様子をみていこう
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低圧下でのコントロールしにくくバイクはさながらじゃじゃ馬と化しコーナーリング時の挙動が大きく乱れる ギリギリのところで破綻せず一度も転倒しなかったのはおそらくスルーアクスルと以前よりもコントローラブルになったジオメトリーのおかげなのだろう
空気圧の低いタイヤが路面とホイールに挟まれた強い捻りに耐えかねて突発的な横滑りやハイサドに近い挙動に見舞われた回数はレース中に3度、4度あったが 都度 粘る こけない 踏んでいける これは良かった 絶対に以前だとこけていた場面でこけない サンタクルーズに乗り換えてまだ2戦だけどこの感覚は常に感じていて 操作性がとてもいいバイクなんだと思う
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砂場は轍との付き合い方がキモ
砂区間を走ってるといきなりスピードが気持ちよく上がったり 脚が重かったり ハンドルが取られたりする スッとスピードが上がる時は轍に綺麗に入れた時だ お台場で竹内悠の轍トレース力を間近にみた時にこんな風に俺も走ってやるぞ!!って思ったけどなかなかそういう訳にはいかない そらそうだ(笑)
左右からタイヤを弾いて外に出そうとする轍のいぢわるを身体全体で前後左右にバランスをとってトレースする能力はなかなか身につけれるものでは無く 来シーズンまでの課題の一つだ ゆっくりならそれなりに出来るけどレースのスピードじゃなかなか難しい
逆に使ってはいけない轍もあると思う
トレースや轍の選択が思った通りにうまくいかないなぁと思いながらレースは終わってしまったけれど どんなスポーツでもそう 上手くいかない時は大体目線が近すぎる 多分近くの轍を見すぎて まっすぐ思った方向にバイクを進めて無かったんだろうと今になって気づく 目線大事 スキーでも 波乗りでも一緒だ 目線が足元になると人間はスピーディーにうまく動けない
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はじめての東海シクロクロス
東京シクロよりも さぬきシクロよりも関西シクロに近いと感じたのは関西勢もたくさん参加していたからだろうか? それぞれのエリアで独特な空気感があるけれど東海のそれはとても良くって 勢いがあるというかなんだか明るかった 参加選手が一回り若い感じがしたし 赤ちゃんや子連れで家族でレースを楽しんでいる人が多かったからか? キッズ対象の講習会があったりで なんだか層の厚い感じ
エリアを牽引する素晴らしい人々の存在をひときわ強く感じたし 関クロにも東海シクロからの参加者も結構多くって 近い将来多くのトップライダーが軒並み東海シクロって事もあると思える
WNP以外もタイミングが合えばまた参戦しに行きますね
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来シーズンに向けて
誰かが言った 今シーズンが終わるとどうなるかって? 来シーズンが始まるんだよ って
僕の今シーズンはC1昇格こそならなかったもののC2に昇格する事とC2上位で走るという当初の目標を達成して十分満足 バイクの乗り換えもあり来季への手応えも少しだけある 課題も見つかったので半年間で少しづつクリアしていきたい
二年目のシクロクロス
今年は怪我もなく台風で中止になった りんくう と 波乗りにかまけてエントリーしなかった番外編の くろんど池 以外は全戦参戦+お台場、さぬき善通寺、WNPの遠征込みで14戦を戦った 怪我により途中戦線離脱した去年の6戦と比べると本当によく頑張れたと思う しっかりと身体のメンテナンスをして来シーズンに向けてオフシーズンを過ごしたい あと仕事をだいぶとサボったので取り返さないとなぁ
まぁ トレーニング嫌いなんでサンタクルーズと仲良くなるために遊びまわるだけだと思うけど...
しかし こうやって毎週のようにお楽しみのライドにも行かずにレースに出続けれたのは愉快な仲間やチームのメンバー そしてライバルに恵まれたからなんだなぁとつくづく思う 皆んなありがとうやで
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良かった点
・砂メインの低圧設定でも芝 土 区間をなんとかまとめられた事 いい練習になった
・大きなミスを今回もしなかった事
・来期の東海シクロのシードが多分取れた事(シードの決定方法が変わらなければね)
悪かった点
・後ろスタートだからか?どうも最初2-3周スイッチが入らなかった事 もうちょっとスタートからガッツかないと
・低圧の練習と言いながら空気圧下げすぎた事(もうちょいあげれば良かったかも)
・体力のマネージメントを考えすぎた事 これもなかなか治らないな もっと無理効きそう
さて ここを走ると砂を食べる夢見るでぇ と砂嫌いの僕を脅し 東海のランバラルとして散った先輩はスタート直後に落車 今年も砂を食べる夢を見たのだろうか?
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2017-2108 東海シクロクロス第8戦 ワイルドネイチャープラザ
天気 / 曇り
気温 / 9℃
路面 / 砂 土
空気圧 / F1.1 R1.15 体重68kg
タイヤ / フロント Callenge Baby Limus Tubular Team Edition
リア Challenge Grifo Tubular Team Edition
リザルト / 8位(43) +2:31 18%
Photo by Komartin
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spiwish · 5 years
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お休みの日。
昨日一昨日と外出をして、疲れていたのでたっぷり寝かせてもらいました。
15時半起床、ちょっと寝過ぎかな…。
楽しみにしていたCafe de lipaに行こう計画も残念ながら頓挫しました。
それでもメルカリの荷物だけは出しに行かないといけなかったので、
近所のコンビニまで歩いてきました。
甘いものが欲しかったので、モンブランやエクレアを買いました。
セブンのエクレアが美味しくて大好きです。
金曜日の夕方って、あんなに忙しそうなんですね…店員さん方お疲れ様です…。
めっちゃお客さんいてビビりました。
帰宅して、朝兼昼ご飯を16時半ぐらいに頂き、
そのあと薬を飲んで、夕飯の買い出しに近くのスーパーへ行ったり。
母に土下座をして、貯まっていた500円玉を両替してもらいました。
お財布の小銭入れが何せ小さいため、小銭が多いのはちょっと…ね。
2000円分も両替してもらっちゃいました。
(本当は3000円分あったけど、2000円分でも十分ありがたいっす、ありがとうございました!)
お夕飯は鍋に決まりましたが、何せお昼が遅かったので、
何時に食べられるかはわかりません…まだお腹いっぱいだ。
漫画類を買いました。
と言っても電子版です。
作者様に申し訳ないけど、我が家の近くには本屋が無く…本当に申し訳ない。
LINEマンガで、横槍メンゴ先生の短編集と、地縛少年花子くんを買いました。
完全にアニメの影響の2作。
横槍メンゴ先生はアニメのクズの本懐から、花子くんも今アニメやってますよね。
先に短編集は読破しました。
こんなにアッサリ読み終わってしまうのが勿体無いぐらい、考えさせられる内容というか、
一度は考えてしまうことがとにかく多く、いつも面白いです。
そして女の子が可愛い。素敵すぎる。
花子くんはこれから追いかけます。楽しみです。
しかしマンガ達も高いもので…
こりゃしばらく近場でしか動けないなぁ。
最近大きな買い物をし過ぎました。デパコスとか、モロにね。
少し大人しくしてようと思います。
それこそ花子くん読んだりしながら、ね。
ブログで触れたか覚えていないのですが、
ちゃっかりポケモンをクリアしていまして。
これからクリア後の世界で遊ぶところです。
そんな事をしながら引きこもれたらいいな。
コロナウイルスとかもありますし、お金もない事ですし、ね。(笑)
ゲームといえば、来月の20日からあつ森もできますし!
とても楽しみです。すぐ飽きない事を祈るのみ…。
昨日、触れていなかった話題に一つ、触れてみます。
実は久しぶりにゲームセンターに行って、父にぬいぐるみを取ってあげたのです。
なんと500円ぐらいでアッサリ取れちゃいました。
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ポケモンのゴンベのぬいぐるみです。
とても可愛い…。私が欲しい。
私の部屋はキャパオーバーなので多分父にあげます。
今朝父の反応は窺えなかったのですが、可愛いと言っていたそうです。
会社には連れて行かないのかな?
私のせいで、父の会社というか事務所はポケモンだらけなんです。(笑)
最近行ってないなぁ、遊びに行こうかな。
(本当はセキュリティとか色々あるから気軽に遊びに行ってはならない。)
(でも私は入り方を知っている。)
先日、この後お泊まりの予定があるなんて話をしたじゃないです���…。
アレ、無しになりました。〣( ºΔº��)〣
ショックです。
久しぶりに妹ちゃんに会えるし、舞浜行けるしと思ってたのに。
ディズニーに行く予定はなかったのですが、ディズニーがお休みするということで、
それに伴って各種施設も閉鎖だし、私達の宿泊予定のホテルも休業ということで、
残念ながら無しです。
母もその日に観に行く舞台があったのに延期?で悲しんでおります。
私もお泊まり無くなって悲しい…。
コロナめー。許さんぞ。
これオリンピックとかヤバイですね。大丈夫なのかしら。
Twitterであったけど、お楽しみのイベント事ばかり奪われてそれでも労働をしなくちゃいけないこの現状本当にどうにかして欲しい…。辛すぎる。
小中高もお休みとか…。
親御さんは本当に大変でしょうね。食事考えたりとか…。
私の勤務先もキッズ達が押し寄せないよう祈るばかりです。本当に。頼みます。こないで。
足首と腰の痛みが尋常ではありません。
歩行や生活に支障は来していないのですが、結構ズキズキ痛いです。
今夜は足首は湿布を貼って寝ようかな。
腰は今日寝過ぎたからだと思っています。明日には治っている、と信じている…。
明日はお休みラストです。
多分また寝てしまうんだろうなぁ…。
出来れば起きて、でも引きこもって居たいんだよなぁ。
そろそろ絵とかも描きたいし。お寿司。
今夜は先日貰ったSUQQUのアイクリームを使ってみようかな。
どんなに良いものでも買えない額ですけどね…(・ω・`)
アイクリームは普段は豆乳イソフラボンのものをたまーに気分で使っています。
クマとか目立たない人間なので、あんまり必要性を感じていない…。
涙袋付近のシワの対策でたまに続けて塗るのですが、季節柄目薬をさすタイミングと被ると滑ってしまうので、あまり塗らなくなってしまいました。
今夜は、ちょっとお高めのを、塗ってみよう。
最近のスキンケアは本当にあっさり目で、
クレンジングはあまりメイクしないので省略、洗顔は豆乳イソフラボンの濃い目?のやつで、風呂上がりすぐにハトムギ化粧水をたっぷりシュッシュして、同じくハトムギの保湿ジェルを塗り、部屋に戻ります。
最後に部屋で鏡に向かいながらMarks&Webのハーバルモイスチャーフェイスクリームを塗り込んで完了しています。
それだけしかしてなくて、逆に不安…。
その前にやっていたCLINIQUEは一旦お休みしています。
結構余っているのでまた使うときも来るかもしれません。
今夜はアイクリームも。
ニキビは最近もできていますが鎮静化はしてきている感じがあります。
どれが効いてるんだろう…ハトムギ…???
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クレンジング、昨日買ったオルビスのオフクリーム、使いました。
本当に落ちてるのか?ってぐらい落ちている感覚が無いというか、めっちゃめちゃ保湿されててびっくり。
流し終わった後洗顔をするのがもったいないぐらい…あれってW洗顔必要だよね…?
でもとても使い心地いいので、使い続けようと思います。
あれって1つのボトルで2ヶ月持つんですって。マジか。
ちょうどDHCのオイルを切らしていて、探していたところだから良かったです。
明日もそこそこに生きていきます。
では。
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rapucaluson · 6 years
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ikisuiのpopup開催しております。 まだまだ寒いので、ミニマフラー追加いたしました。 実は、キッズのケープとしてもお使いいただけます。 デザイナーは14,15日と店頭におりますので、是非覗いてください。 ・・・・・・・・・・・・・・・ なにのむ?展 1/7(mon)~1/20(sun) 東京駅構内エキュートイベントペース「粋(イキスイ) open close :月〜土 9:00-22:00 日・祝 9:00-21:30 ・・・・・・・・・・・・・・・ 参加ブランド c.p.koo @cpkoo1825 SAKURAYAMA(@sakurayamaphoto ) iiii (@iiii_knit ) patterie、(@xxxpatteriexxx ) nemunemu、(@nemunemu_accessories ) yukunia。(@yukunia ) どのブランドも個性的なブランドばかりですので、是非お立ち寄りください。 #popupshop#ecute東京#Tokyostation#イキスイ#cpkoo#rapucaluson#sakurayama#iiii#nemunemu#patterie#yukunia#instafashion#instagoods #coordinate #fashion #garment #fabric #wear #clothes #衣服 #yokohama #textile #shop #大倉山 #横浜 #basic #fashionista #style #fashion #coordinate https://www.instagram.com/p/BsZMXSxHgBq/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=dmojoioers2b
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oppapamamaile-blog · 6 years
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オパイルマルシェ たくさんのご来場ありがとうございました✨ . 昨日、オパイル一周年記念【オパイルマルシェ】が無事に終了しました😭✨ 予想を遥かに上回る、約100名の方にご来場いただきました。 . 混雑や、ランチのご案内への不便さなどご不便・ご迷惑もあったかと思います。申し訳ございませんでした。 . それでも、たくさんの方が買い物を楽しんでいたり、親子でワークショップに参加していたり、様々な会話が飛び交っていてとても嬉しい光景でした☺️ . 今年はスタッフ5人中2人が出産予定なのでゆったり、まったり参りたいと思います🙏 . 2年目に突入したオパイルを、引き続きよろしくお願いします!✨ . #追浜パパ #追浜ママ #追浜子育て #oppama #追浜ベビー #追浜キッズ #追浜ママ会 #追浜子育て応援隊 #追浜プレママ #オパイル #オッパパママイル #追浜 #横須賀 #子育て #つながり #子育てを楽しみたい #頼れる場所 #自分を好きになる #地域活性 #起業ママ #オパイルマルシェ #ありがとうございました #一周年記念イベント https://www.instagram.com/p/BvIu2k_gX84/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1ohy429sek2px
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konticamba-blog · 7 years
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馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月
新宿駅の東南口にはダメ人間の吹き溜まりのような喫煙スペースがありましたが、いつの間にか移転していておどろきつつ、新しいダメ人間の隔離空間で一服してのち、これまた初めて歩く地下通路をとおって副都心線に乗り、明治神宮前で降りて5番出口を目指すとアラふしぎ、うっぜー竹下通りや表参道をおおむねスルーして太田記念美術館の間近にワープできちゃうんですねえ。ヤッタネ。原宿に勝利。おしゃれキッズどもザマアミロ!  などと卑屈に忌避すべきものではなく、いまやわが日本の誇るkawaii文化発信地として四海にとどろくHarajukuでございますが、さる6月20日、太田記念美術館で開催の「馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月」なる展覧会を見学してきた次第です。この企画にはあまりkawaii要素はないですが、若い外国のかたもけっこう来てました。まあsamurai特集ではありますな。  滝沢さんの『南総里見八犬伝』と『椿説弓張月』はどちらも背のびして原文で読んでおり、内容はあまりおぼえてませんでした。特に弓張月は崇徳上皇がいわゆる「闇堕ち」して大天狗になる場面の描写が超かっこよかったのと、主人公の為朝という人はたびたび切腹を言い出してハラキリハラキリ詐欺を繰り返すくせに旅の先々でちゃっかり子どもをこしらえるのな! いい商売だな! と思ったことくらいしかおぼえてません。でも絵を見てたらあれこれ思い出せました。「はっちょうつぶてのきへいじ」とかいたなあ。石を投げるのが得意という地味戦闘スキルのおじさんだ。トルネコっぽい存在感だけども、ゆうしゃ為朝はちゃんと彼を馬車待機でなくパーティーに入れてあげてました。  で、展示作品のほうは、当然なのかもしれませんが、役者絵が多かったですね。滝沢さんの小説に取材したというより、歌舞伎の演目としての八犬伝や弓張月というおもむきが強く、あくまでも何代目なにがしが演じる犬塚信乃とかになってしまうことが多かったです。これは残念なことだろうかと考えてみましたが、たとえば「本郷猛のライダーカード」と「本郷猛のかっこうをした藤岡弘、のブロマイド」とを比較したとき、見た目はまったく同じいわけですから、べつだん拘泥する必要はないと結論したものです。いま考え直すとよくわからない理論ですが、当日はなにしろ陽射が強かったので。  今回の展でチェックしたかったのは、どの犬士の絵が多いか、という点です。幕末明治のころには、まだデモクラシーが進んでないので、現在のようにアイドルも超人も猫も杓子も「総選挙」をやりたがる風潮がない。人気のバロメーターは当時のキャラクターグッズの代表格である錦絵でしょう。ただし、pixivなどでアマチュアの「絵師」たちが活動できる現在とちがって、ご本家の絵師たち━━国芳さんや国貞さんたちはプロですので、商業的な活動としてキャラの絵を描いていた。すなわち役者絵であり、けっきょくのところ歌舞伎で頻繁に演じられるような名場面に出ている犬士が、数としては多くなります。これはこれで、まあ人気の高さを測定できるデータとはなるでしょう。
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 圧倒的に多かった場面はやはり、八犬士のリーダー格である犬塚さんと、敵方として登場する犬飼さんが屋根の上で決闘するシーン(上図は国芳)。歌舞伎の舞台をえがいた役者絵も多かったですが、個人的にうれしかったのは、月岡芳年の『芳涼閣両雄動』(下図)が見れたことでした。犬飼現八をやたら大きくかっこよくえがく一方、いちおうメインであるはずの犬塚信乃はコッソリ小さくえがかれ、犬飼さんはむしろ鬼瓦とにらみ合ってるかのような図になっている。修羅場の緊張感と滑稽味が混在しているステキな絵だと思います。
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 次に多かったのは犬坂さんの仇討ち。これは犬坂毛野というキャラクターを象徴する「女装」がともなうので、見た目も華やかだし、いかにも歌舞伎に向いてるかんじですね。滝沢さんといえば、美少年、しかもいまで言うところの「男の娘」に強いこだわりがあるご様子ですが、この手の趣味は現代よりも江戸時代のほうが一般的かつ人気があったのでしょう。kawaiiはないがhentaiはなくもなし、といったところです。  ほかは犬村さんの化け猫退治と、犬山さんと犬川さんが犬塚さんの刀を取り合うやつが目立ちました。犬村大角の見せ場には犬飼さんも参加してるので出演数を余計にかせいでます。犬山道節はこの時点では火属性魔法が使えた(のちに邪法だからと封印しちゃってキャラが薄まる)ので画面が派手でした。  絵の枚数で順位をつけると、犬飼、犬塚、犬坂、犬山、犬村、犬江、犬川、犬田といったかんじでした。犬江くんよりも、叔父の犬田小文吾と大苦労人の犬川荘助が少ないのは納得がゆかない。  そもそも八犬伝を読んでいて不満だったのが犬江親兵衛の特別あつかいです。彼は最後に参加するのですが、神隠しにあったあと、犬士たちの霊的な母親である伏姫の神霊に育てられたということで、サラブレッドな天才少年として、真の主人公登場!といったノリでわりと急に出てきた印象でした。特撮ヒーロー物でテコ入れのために追加された新ヒーローのごとき風格であり、すでに七犬士たちの苦難やブロマンスに熱くなってきた読者としては、いくら作者の趣味とはいえ、いまさらショタなどお呼びでないよと思わざるえなかった。しかも彼単独のエピソードが、関羽の千里行のオマージュなのだけども退屈で長かった。馬琴としては、それで温室育ちの犬江くんに苦労させて株を高めようとがんばったのでしょうが、失敗していたと私は考えます。実際、千里行の絵を見たおぼえはありません。  こころひそかに、犬江くんが最下位でありますようにと願っていたのに、この選挙結果は無念でした。ただ、絵を見てみとめざるをえなかったのは、犬川さんも犬田さんも、キャラ設定上、服装がみすぼらしい。犬田さんは旅籠の息子で一介の町人だし、犬川さんに至っては犬塚さんちの下男である。社会的地位が限りなく「モブキャラ」に近いわけで、こりゃあピンでは描かれにくいわなあと納得したものです。もしpixivがあってもふたりのタ���は最下位をあらそってそうですね。  もうひとつ残念だったのが、八犬伝に妖艶ないろどりを添える悪女たちの影が薄かったことです。さすがに物語の発端を作った玉梓やラスボスの妙椿は数枚ありましたが、たびたび犬士たちを困らせた中ボス級の毒婦・舟虫は双六の1マスにしかえがかれてなかった。彼女がもっと注目されていれば、犬田さんの出番も増えたろう。まだ幕末明治の人びとには「ヤンデレ」の魅力が認知されてなかったと見てよさそうです。  なにはともあれ、Japanese pop cultureの古典に触れた有意義な展覧会でした。八犬伝の原文版は図書館で借りて急ぎ足に読んだので、ちゃんと買ってじっくり読み直したいと思いました。滝沢さんの作品は文章に言葉あそびが盛りだくさんなので、現代語訳は絶対よして背のびしたほうがいいです。  なお太田記念美術館では、7月29日から8月27日まで「月岡芳年 妖怪百物語」と題して芳年のお化け特集がもよおされるもよう。同じ会期で横浜市歴史博物館では「丹波コレクションの世界Ⅱ 歴史×妖×芳年」なる類似企画もなされるとか。この夏は芳年ブームがきてる。できればどちらも観にゆきたい。
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ss-stage · 7 years
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℃-ute 涙と笑顔と愛に溢れた4385日“ありがとう!”―――アイドルシーン全体の分岐点となった夜 100%レポート公開
「Billboard JAPAN」~ ~ ~
2002年6月30日 ハロー!プロジェクトキッズのメンバーになってから15年、そして2005年6月11日 ℃-ute結成から12年。いくつもの苦悩や危機を乗り越えながら、日本中のアイドルから敬愛されるほどの存在となった矢島舞美、中島早貴、鈴木愛理、岡井千聖、萩原舞の5人は、2017年6月12月 夢のさいたまスーパーアリーナでのラストコンサートをもって解散し、それぞれの道へと歩み出した。
<℃-ute 波乱万丈なアイドル人生。長いトンネルを抜けた先に待っていた夢の舞台>
 ℃-uteは、つんく♂も「ハロプロ一のパフォーマンス」と評したほどの実力派グループで、各メンバーの歌やダンスはもちろん、ビジュアル、キャラクター、5人の関係性などは各所で高く評価されている。特に2016年夏の解散発表以降は鈴木愛理も「無敵」と自画自賛するほどの次元まで登り詰め、実際に彼女たちのライブに度肝を抜かれる者たちはこの10か月間後を絶たなかった。しかし、自他共に認める最強のアイドルグループになるまでの道のりは、世間的にはあまり知られていないかもしれないが、ひたすら苦難の日々だった。
言ってしまえば、彼女たちはハロプロキッズより先にデビューしたBerryz工房に選ばれず、Berryz工房のお披露目ライブを観て悔しさのあまり号泣したメンバー達である。その後、8人での℃-uteの活動がスタートし、2007年のメジャーデビューイヤーには【第49回日本レコード大賞】最優秀新人賞を受賞し、紅白への出演まで果たしてみせるものの、その前後にはメンバーの卒業が相次ぐなど波乱万丈なアイドル人生を過ごすことになる。
 
 また、2010年あたりにはメンバー5人中4人が「℃-uteを辞めよう」と考える事態が勃発。鈴木愛理だけがメインボーカルを務めることになったシングル『SHOCK!』の発売前後にグループ内は険悪なムードとなり、心ない者たちが「バックダンサー4人、おつかれさま~」と書いたボードを掲げる事件もあり、鈴木と岡井はマネージャーにこのままでは続けられないと直談判、萩原も求められていないのなら「辞めたい」と真剣に考えるようになる。その後の作品では各位に歌割りが振られたりと元々の形態に戻るものの、鈴木はメンバーに心を閉ざすようになり、6才という若さでアイドルになった萩原は変声期で思うように歌がうたえなくなる事態が重なったりと、なかなか長いトンネルを抜けることが出来ずにいた。そんな状態の℃-uteをリーダーとしてまとめなければいけない矢島舞美も精神的に追い詰められ、初めて「リーダーも℃-uteも辞めたい」と口にするようになる。「5人が上手くいく為に中間管理職になりなさい」と言われていた中島早貴もこの状況に対しては術がなかったことだろう。
 それでも5人は夢を叶えるまでは辞められないと奮起。初の日本武道館や海外公演を実現させていく。そして、2014年、ハロコン名古屋公演の際、岡井が本音でぶつかってきたことをきっかけに鈴木は泣きながら全部を吐き出し、メンバーに心を開くようになる。こうして長いトンネルを抜けてみせた℃-uteは、その間も各々にスキルと個性を磨き続けてきたハロプロ一のパフォーマンスに加え、何でも本音で話し合える強い絆を幾度となく感じさせながら、2015年の結成10周年には横浜アリーナでのワンマンを実現。矢島舞美がハロー!プロジェクトリーダーに就任したこともあり、℃-uteはハロプロのみならずアイドルシーンを牽引していく立場となり、このあたりから彼女たちに注目する人々が一気に増え、多くの著名なアイドルもファンであることを公言するようになっていった。そして2016年、夢のさいたまスーパーアリーナ公演が決まったことを機に5人は解散を決意。それぞれの道へと進んでいくことを選んだ。
<前代未聞のオープニングアクト ℃-uteをぶち上げるアイドル至上最強の6段ブースター>
 そんな5人はもちろん、ハロー!プロジェクトのみならずアイドルシーン全体にとっても象徴的な分岐点と言える【℃-ute ラストコンサート in さいたまスーパーアリーナ~Thank you team℃-ute~】は、後輩であるつばきファクトリー、こぶしファクトリー、カントリー・ガールズ、Juice=Juice、アンジュルム、モーニング娘。'17によるオープニングアクトからスタート。それぞれに℃-uteを全身全霊で送り出すに相応しいキラーチューンを選び、1曲ずつのパフォーマンスにも限らず涙腺崩壊級のパフォーマンスを繰り広げていく。
 つばきファクトリーは「メンバーの浅倉樹々が体調不良���為、8人でのパフォーマンスになりますが、よろしくお願いします。まずはつばきファクトリーがトップバッターとして、この曲で会場を盛り上げたいと思います! 皆さん、ぜひ一緒にサンライズジャンプ跳んでくださーい!」とここにいない仲間の分も眩い輝きを放ちながら「初恋サンライズ」で会場を扇情。続くこぶしファクトリーは、作詞作曲の星部ショウが「解散を発表した℃-uteをイメージしながら書いたものです」と公言している「残心」を想いの限りに歌い上げ、最後に「全て教えてくれた先輩…「本当に今まで」ありがとう」とこの日歌う為に用意されたフレーズとしか思えないメッセージで涙を誘っていく。
 一方、℃-uteと同期である嗣永桃子率いるカントリー・ガールズは、ももちが同じく6月で卒業、その後にハロプロ初の移籍&兼任という不安になって当然な状況でありながらも、結成当初から何があろうと貫いてきた、ニガさを一切感じさせないライブで甘くてキュートな「ピーナッツバタージェリーラブ」をお届け。なお、山木梨沙は翌日のブログ(http://amba.to/2sCGQHr)で「終演後に鈴木愛理さんが「カントリー・ガールズ頑張ってね!」って言ってくださいました。(中略)鈴木さんにとっては何気ないひと言だったかもしれないけど、それでもそのひと言で、改めて頑張ろうって、きっとそれぞれ思ったと思います」と記しており、彼女たちにとっても後に「あの日があったから」と語れるような特別な日になったのではないだろうか。
 この後のJuice=Juiceも凄かった。彼女たちもまた今日のシチュエーションにピッタリな楽曲「Goal~明日はあっちだよ~」をセレクト。ゴールを目指していく上での希望も絶望も全力で歌い上げながら、まだまだストーリーは続いていく者たち=℃-uteの5人へのエールとしても同曲を響かせていくのだが、360度超満員のさいたまスーパーアリーナでドデカいシンガロングまで生んでみせる。オープニングアクトでありながらグランドフィナーレのようなムード。℃-uteが土壌を作ってくれたフランスやメキシコなど海外へのルート、その道を突き進んでいく同じ実力派5人組グループとして申し分ないアクトを繰り広げた。
 また、アンジュルムは新曲「愛さえあればなんにもいらない」を披露。もちろん元々℃-uteをイメージして作られた曲ではないと思うが、この日は「泣けちゃうぐらい大大大スキ」というフレーズや(実際にこのあと和田彩花は℃-uteを前に号泣することになる)「飾らないでぶつかろう」「言葉に出来ない想い 気づいて欲しい」「恐れないで踏み出そう」等々ひとつひとつのフレーズがこれまでとこれからの℃-uteのストーリーとも重なっていく。
 そしてアイドル至上最強の6段ブースター最後の役割を担うモーニング娘。'17は、なんと「愛の軍団」をセレクト。石田亜佑美が「まさにteam℃-uteは愛の軍団!と思って… 「自分を信じて行くしかない」「使命感的な何かが生まれてきたのも事実」 2番の歌詞には、「近くにあるときゃ分からなくて 遠く離れたら気がつく」ともあります。℃-uteさんへ贈る気持ちと、私たち自身に言い聞かせる気持ちも込めました」とブログ(http://amba.to/2sD2b3q)に記していたが、彼女たちも℃-uteを送り出すに相応しい、歌や表情もフォーメーションダンスも振り切れたパフォーマンスを見せつけてみせた。
 本編で矢島舞美が「昔、モーニング娘。さんが「ここでライブが出来る!」ってなって、私達もそこに(オープニングアクトとして)立たせてもらった訳じゃん。で、今日もオープニングアクトで後輩たちが出たけど、そういう風に私達もここに立つことが出来て、後輩もここに立たせてあげることが出来たことが、なんか先輩から受け継いだものをちゃんと受け渡せた気がして「すごくよかった!」って思ってます」と語っていたが、彼女たちがそのタスキを本気で受け取りにいく瞬間に立ち会えたことも嬉しかった。
 「この後は、いよいよ【℃-ute ラストコンサート in さいたまスーパーアリーナ~Thank you team℃-ute~】が始まりまーす!」「さいたまスーパーアリーナの皆さん! ラストコンサート、しっかり目に焼き付けていきましょう!」
<もう止められぬ 明日へのベルが鳴る 夢が舞う 輝くための 幕が今開いた>
 
荘厳なオーケストレーションと共にスクリーンに浮かび上がる5人のメンバー。各々に勇ましい表情でこちらを真っ直ぐに見つめながら歩を進め、つんく♂が℃-uteの為に最後に書き上げた楽曲「The Curtain Rises」によってラストコンサートが開幕!「もう止められぬ 明���へのベルが鳴る 夢が舞う 輝くための 幕が今開いた」まさしくこの瞬間に歌われる為に綴られたフレーズが響き渡り、爆発音と共に叫ばれる岡井の「さいたまスーパーアリーナ! 熱い夜にしようぜぇ!」に大歓声が上がり、5色のサイリウムが会場中で輝きを放つ。夢が舞う、どの瞬間も決して見逃させない、歌もダンスも表情も5人のチームワークもキャリアハイに到達させたパフォーマンス。ステージでも客席でも℃-uteを愛する者たちの心が一気に燃え盛っていく。そんな尋常じゃない熱量の中で畳み掛けられれる楽曲は「Kiss me 愛してる」「The Middle Management~女性中間管理職~」「都会っ子 純情」とのっけから主役級ナンバーのオンパレード。各所で噴出し続けるCO2に、ノンストップで会場中を突き刺し続けるレーザービームと、おそらくハロプロ史上最もド派手で力の入った演出にも煽られながら、ラストコンサートは早くも最初のスパークに到達していた。
 5人それぞれに輝く汗を滲ませながら最初のMC。超満員の会場に大喜びの様子で「ついにこの日がやって来ましたけれども、私たちが想像していた以上にたくさんの方が集まって下さったり……本当に嬉しいです! ありがとうございます。(中島早貴)」「℃-uteのことってこんなにたくさん知っている人がいたんだね。ビックリした! 今日はね、℃-uteの集大成を皆さんひとりひとりに楽しんでいってもらいたいと思います。盛り上がっていきましょう!(岡井千聖)」と語り、そして萩原の「℃-uteの歴史はこの曲から始まりました」という振りから曲は「わっきゃない(Z)」へ。これを皮切りに、トロッコでメインステージとサブステージを行き来しながらアリーナ中の観客と接近しつつ「桃色スパークリング」「大きな愛でもてなして」「心の叫びを歌にしてみた」と、この上なくアイドルらしい楽曲郡をまさしくキュートな歌とダンス、そして永久に目に焼き付けたいと思わせる笑顔と共に届けていく。「せーのぉ!」「愛してる~♪」「愛してる?」「愛してる~♪」トキメキと幸せが溢れ出す時間。
 そして「今回はすっごい衣装チェンジするんです」「過去最高の量です。ビックリしちゃうんだから」と言いながらピンクのドレス姿で現れた5人は、メジャーデビューシングル「桜チラリ」をまだまだ幼かった5人の姿を思い出させる仕草も時折覗かせながら、無邪気に可愛らしくパフォーマンス。そのまま桜の木の下で歌われた「キャンパスライフ~生まれて来てよかった~」では「生まれて来て……ありがとう!」と鈴木が満面の笑みでスキスキスキなみんなへ向けて叫んでこれまた多幸感に包まれたり、続く「君は自転車 私は電車で帰宅」では夕焼けに包まれながら客席を真っ直ぐに見つめて「遠くから手を振る君に 幸せをもらった私」としみじみ歌い上げたり、さらに「Summer Wind」では5者5様に大人びた憂いのある歌声と切なげな表情でこちらの胸を締め付けてくる。この如何様にも振り切れた感情表現が出来てしまう、そして如何様にも我々の心を揺さぶることが出来る℃-uteの凄み。これが5人揃った形でもう見れなくなってしまうのは……と思ってはいけないと分かっていても、正直に言えば惜しい。
<「SHOCK!」の苦しい過去も更新! 全てを良い思い出にして大好きになっていく姿勢>
 そんな℃-uteに魅了されるだけ魅了された前半が終わると、スクリーンには「我武者LIFE」をBGMに彼女たちのドキュメンタリーとも言える映像が。デビュー当時から今日に至るまでの青春の日々がダイジェスト形式で上映され、その流れから担当カラーのドレスを身に纏って現れた5人は、それぞれにセレクトした思い出の5曲を披露していく。
 最初は萩原が選んだ「EVERYDAY YEAH!片想い」。自身にとって初めてのメイン曲を懐かしのサングラス姿で楽しげに届けていく。6歳でこの世界に入り、まいまいの愛称で愛された彼女は当時あまりにも幼くて小さく、でも本人はそれがイヤで牛乳を一生懸命飲んでいたような女の子だった。しかしその甲斐あって(?)℃-uteにはなくてはならない存在となっていき、歌に自信を持ち始めるのだが、変声期をきっかけに思うように歌えなくなってしまう。苦しかったと思う。でも、それでも歌をもっと好きになって活動を締め括りたいと彼女は奮起し、この日のステージでも一切臆することなく誰よりもキュートな歌声を響かせ、同曲では永遠の末っ子まいまいの魅力を余すことなく表現していた。
 続いて、中島がセレクトした1曲は「私立共学」。こちらも自身が初めてメインとなったナンバーだ。なっきぃの愛称で慕われた彼女は、性格がバラバラで自由なメンバーも多いグループにおいてしっかり者として機能することも多く、忘れっぽいメンバー全員のあらゆるパスワードを管理していると聞いたときは驚いたものだが(笑)、これはそれだけ絶大な信頼を得ている証拠でもある。一方、解散直前になって「女優にチャレンジしたい」と打ち明けるまでこの15年間、1度も自分の意思を公にしたことがなかったと云うほどオクテでもある彼女は、歌割りは少なくともダンスであらゆる感情を表現しようと黙々と練習していたタイプだ。そんななっきぃの奥ゆかしさがこの日の「私立共学」にはよく表れており、何とも愛おしかった。
 そして、岡井が選んだナンバーはこちらも自身のメイン曲「僕らの輝き」。冒頭からハスキーでソウルフルな歌声を響かせ「ちさとー!」コールに喜んでいた彼女だが、これほどの個性ある歌唱力を思い存分発揮するまでには長い時間を要した。元々素直すぎる性格ゆえ、鈴木をライバル視するあまり刺々しい態度を取ってしまうこともしばしばあったそうだが、自分らしさを追求することで重要な一角を担えると気付いたり、いざ自分がセンターを獲得したときに鈴木の重圧や凄さに気付いたりする中で、今やアイドルシーン最強とも言えるロックボーカリストとなり、同時に℃-ute内ではもちろん、バラエティ番組を通して日本中から愛される存在となった。そんな彼女が5人肩を並べて幸せそうに「僕らの輝き」を歌う姿は実に感慨深い。
 そんな岡井に限らず多くのアイドルから羨望の眼差しで見られ続けてきたエース・鈴木愛理が選んだ曲は、なんと「SHOCK!」。前述した通り、℃-ute最大の危機を生んだきっかけの曲である。しかしかつては歌いながら居ても立ってもいられなかった同曲を彼女は、真っ直ぐな表情と歌声で迷いなく届けていた。「初めて「SHOCK!」を披露したときの映像も流れていたんですけど、ファンの皆さんもすごく複雑で、すごい観たこともない景色だったんだけどね……だけどそういういろんなことを乗り越えて、今ここでこうやって5人でね、「SHOCK!」をしっかりと歌うことが出来て良かったなって。今日は絶対「SHOCK!」では泣いてはいけぬと思って来たの。歌い切らなければならぬと思って!(そしたら)歌えた!」苦しい過去を嬉しい今で更新してみせた彼女に喝采が送られる。
 そして最後はリーダーがセレクトした楽曲の出番。℃-uteがかつてモーニング娘。のオープニングアクトとしてさいたまスーパーアリーナのステージに立った際の映像が流れ、そこからインディーズデビューシングル「まっさらブルージーンズ」のパフォーマンスへ! 言うならば℃-uteが同所での公演を夢見るきっかけとなったナンバーでもあるし、モーニング娘。以外で初のハロプロリーダーに就任し、つんく♂が総合プロデューサーを離れてもつんく♂イズムは継承していかんとした彼女ならではの選曲とも言えるが、本人は「当時、私、高音がギリギリだったのね。で、落ちサビでひとりで歌うじゃん。そこが来る度に心臓がバクバクしちゃってね、自分の中では悩まされた曲でもあるのね。でもそういうのも含めて全部今は良い思い出になっているというか、だからこそすごく大好きな曲なの!」とコメント。この全てを良い思い出にして大好きになっていこうとする姿勢こそ、℃-ute最大の長所と言えるかもしれない。
 矢島舞美「今、あいりが「SHOCK!」を出してくるってことが凄い感動するの!」  鈴木愛理「昔だったらなかなか「SHOCK!」を出そうとは思わなかったもんね。」  矢島舞美「ツラい経験をした曲でもあるわけじゃん、ある意味」  鈴木愛理「レコーディング、5回ぐらいしたからね。なかなか出来なくって」  矢島舞美「今でこそさ、℃-uteメンバーでもさ、当時のこと笑い話に出来たりしているのが凄い良い雰囲気というか、こういう風に笑って話せるようになって良かった! って」  鈴木愛理「いや、ほんと。今の℃-uteは本当に無敵だと思ってる。」   
<中澤裕子、道重さゆみ、和田彩花のサプライズ登場に℃-ute一同感涙>
 そんな無敵となった℃-uteの為にサプライズゲストが登場。中澤裕子(モーニング娘。及びハロー!プロジェクト初代リーダー)、道重さゆみ(モーニング娘。8代目リーダー及びハロー!プロジェクト4代目リーダー)、和田彩花(アンジュルム及びハロー!プロジェクト現リーダー)の3人が花束を持って現れた。この状況に無敵だったはずの℃-uteメンバーは全員ボロ泣き。
 中澤裕子「℃-uteの皆さん、15年間おつかれさまでした。私がみんなと会ったのは15年前ですけど、本当に……ちっちゃくて、舞ちゃんなんてこんなんで、ちっちゃくてちっちゃくてふわふわプニプニしたやわらかーい女の子たちで、そして真っ直ぐの目線でキラキラしてて、もうとっくの昔に大人になっていた私は、本当にみんなとどう接していいのかが正直分からなかったんですけど、でも今日観てたんですけど……凄いね。本当に大きく立派に、そして美しく、みんなよく美人さんになったねぇ! あの頃に会った可愛い女の子たち、Berryz工房も会わせると私の中ではハロプロキッズなんですけど、その子たちが15年という時を重ねて、こーんな素敵なステージに立って、こーんなに素敵な皆さんに舞台を見て頂くぐらいの大きなグループになってることを、本当に私はひとりの仲間として誇りに思いますし、これから、明日からもみんなの活躍を楽しみにしているので、今日はこの後も目いっぱい……岡井ちゃん、頑張ってよ(笑)。本当に本当に美しく逞しく育ったみんなことを観れたことを嬉しく思います。ありがとう。」
 道重さゆみ「本当に私復帰したばっかりで、こんなにも早くこんなに大きなステージに立つなんて思ってもなかったから、今むちゃくちゃ緊張してて! 結構自分にいっぱいいっぱいで、正直℃-uteのみんなにコメントするどころじゃないんだけど(℃-ute一同爆笑)、でもね℃-uteのみんなにも、ここに来てくれているみんなにも、スタッフさんにも迷惑かけないようにちょっと当たり障りのないことを言ってこの場を凌ぎたいと思います! さっさと進めるね(笑)。自分の思ったことを言わせて頂きます。本当に℃-uteは誰もが認めて、本当にいろんな人に言われてきてることだと思うんですけど、パフォーマンス力がとにかく高くって、私が特に「℃-uteのみんなが凄いな」と思うところは、ハイヒールの高さ。その靴の高さで、よくあのキレキレのダンスが踊れるなって。私だったら絶対に足攣ってるので(笑)、本当に凄いなって尊敬してます。ビジュアルも本当にみんなそれぞれに可愛くて格好良くて、どのアイドルも真似できない……というか、アイドルを超えた……なんだろう? なんだろうなぁ? 私もブランクがあるので良い例えは思いつかないですけど! アイドルを超えた何か途轍もない凄い者達(笑い起きる)っていう感じがして、本当に凄いなって思ってるんですよぉ! 伝わる? 私の気持ち。そんなね、レベルの高い℃-uteは、やっぱりキッズで頑張ってきた時代があって、℃-uteでデビューしてからもみんながお互いを認め合って信じ合って切磋琢磨やってきた結果なんだろうなって、観ていて思ってました。そしてリーダーの矢島ちゃん、私がハロプロリーダーを卒業してからハロプロリーダーということで、私が卒業した後も本当にどんどんどんどん新しいハロプロになっていって、その中でハロプロリーダーって私のときよりも凄いやるべきことが多かったと思うし、私が想像できないぐらい大変なこともたくさんあったと思うんですけど、その矢島ちゃんの努力と、矢島ちゃんしか持ってない優しさ、温かさで引っ張ってってるハロプロが素敵だなと思って観てました。明日から℃-uteの5人それぞれ新しい道に進んでいくということで、今までやってきたことを生かして、これから頑張っていって下さい。本当に15年間おつかれさまでした!」
 和田彩花「(いきなり号泣)…………℃-uteさん、15年間ありがとうございました。私が℃-uteさんを見てて凄いなと思うところは、5人のまとまった姿なんですよ。5人てとっても少人数なのに、その5人から溢れるパワーが本当に凄くて、もう5人だけの世界がステージ上にあって、そうやって出来るのってこれまで15年間、長い時間一緒にやってきたというのはもちろんあると思うんですけど、その中には皆さんの、私の知らない悩みとか苦悩とか……そこに必ず皆さんの努力があって、こういう風に5人の形が出来てるんだろう���って、今日もステージを観ていて思いました。だからこれから私たちハロプロメンバーは、そんな風に努力して「変わっていく」ということを……やっていけたらいいなと思いますし、来年、ハロー!プロジェクトが20周年を迎えるので、℃-uteさんが守って来て下さったものとか、切り拓いて下さったものとかを私たちが受け継いでいけるように、頑張りたいなと思います。……えぇーん……うぅぅ……℃-uteさん、15年間ありがとうございました!」
 中澤裕子「2人の話を聞いていると、本当に℃-uteのみんながハロプロを引っ張って、ここまでやってきてくれたんだなということを実感しています。格好良いね! 本当にね。素晴らしいなと思います。その素晴らしさをこの後もどんどんみんなに見せてくれますか?」
 ℃-ute一同「見せます!」
<キュートな花 散ったとしても 強く育ったその枝には 必ずまた 綺麗な花 咲き乱れるから>
 
約束通り、この後の℃-uteは「格好良い℃-ute、観てください」とエモーションもテクニックも美しさも逞しさも極限まで高めた、間違いなくアイドル史に伝説として刻まれるであろう途轍もなく凄いアクトを展開。まずはハイヒールで妖艶にステップを踏みながら「人生はSTEP!」、大人の魅力を溢れさせていく。そこへ雷が落ちる音と共に突入した「夢幻クライマックス」「Crazy 完全な大人」「FOREVER LOVE」「涙の色」のノンストップパフォーマンスに��ける5人の強烈な一体感���それぞれに歌もダンスも表情も個性を爆発させながらもキメは一寸違わぬという、15年の絆が生み出す瞬間の数々に会場のボルテージも高まるばかり。そこに鈴木のおねだりでさいたまスーパーアリーナを360度埋め尽くしたTeam℃-ute(℃-uteファンの呼称)による特大ウェーブ! 5つの光の群れがうねりを打つ。
 その熱狂のままに曲は「アダムとイブのジレンマ」、そして鈴木と岡井が互いを真っ直ぐに見つめながら全身全霊の歌をぶつけ合う「悲しきヘブン」と、道重が言う通りアイドルの次元を遥かに超えた超攻撃的アクトを展開。燃え盛る炎と情熱的なコールに包まれながら、キッズ時代からライバル視し続けてきた鈴木に向けてアイドル人生の全てを乗せたかのような歌声を叩きつける岡井と、それを全身全霊で受け止めながら真っ直ぐなハイトーンを響かせる絶対的エース・鈴木、その2人の攻防を同じくエモーションの限りを尽くしたダンスで彩る矢島、中島、萩原。5人の絆は馴れ合いではなく、各々に自分が選んだ道をひたすら進み続けた先に生まれた。それぞれがそれぞれに戦い続けたゆえの共鳴によっていつしか完成したもの。そう痛感させるアクトが「嵐を起こすんだ Exciting Fight!」「情熱エクスタシー」とその後も続いていく。
 そんなロックモード全開のブロックを終えると、今度はメンバー同士で満面の笑みを交わしながら圧倒的な歓喜を表現。この瞬間に辿り着けた嬉しさを全面に溢れさせながら「超WONDERFUL!」「Danceでバコーン!」「世界一HAPPYな女の子」「アイアンハート」と超絶ハッピーチューンを連発していく。この触れ幅、ハロプロの得意とするところだが、15年分の喜怒哀楽ストーリーに裏打ちされた5人の表現力はやっぱり無敵。それがカタマリとなって叩きつけられてくるのだから、そりゃみんな帰りにうどん食べに行くし、「駆け抜けろアイアンハート!」と叫ばずにはいられなくなるし、メンバーはありったけの笑顔の瞳に涙を滲ませているし、みんな楽しくて仕方ないのに気付けば涙がボロボロ溢れ出る。もう何なんだよ! なんでこんなに最高で最幸の瞬間を生み出せるグループが解散しちゃうんだよ! そんな押さえ込んでいた気持ちを爆発させずにはいられないほど℃-uteが愛おしくて仕方ない状態になった頃、ふとスクリーンを見上げると「アイアンハート」の最中に撮られた5人の最高の笑顔と「12年間幸せでした。」という言葉。
 そこに「ラストナンバー、行くよ!」と畳み掛けられるのは、やはりこの瞬間の為に生み出された楽曲と断言できる1曲「ファイナルスコール」。時に涙目と涙声になりながらも、強く打ち付ける雨と愛を炸裂させたシンガロング、声を枯らして叫ばれる「フレーフレー」=ファイナルスコールに背中を押されながら美しく逞しく舞い踊り続けた5人は、最後「キュートな花 散ったとしても 強く育ったその枝には 必ずまた 綺麗な花 咲き乱れるから 咲き乱れるから!」とこちらが真っ直ぐ立っていられないほどのエモーションで歌い叫び、そのアイドル人生と同様にドラマティック過ぎるラストコンサート本編の幕を閉じた。
<旅立ちの日に純白のウェディングドレス姿、5人から最後のメッセージ>
 それでも強く強く降り続ける℃-uteコール。その想いに応えるように再びステージに現れた5人は、夢を掴んだ地に相応しい、そして旅立ちの日にお似合い過ぎる純白のウェディングドレス姿。そして曲は同じくこの状況に響き過ぎる「Singing~あの頃のように~」。ただ大好きで歌をうたっていた幼い頃、夢を抱いて駆け抜けた青春、そして決心のもと迎えた今日……歌詞のストーリーがそのまま5人の15年と歌声、そして堪えきれず頬を伝う涙と重っていく。そして彼女たちは「皆さんからの温かい℃-uteコール、ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べ、ひとりずつ今その胸にある想いをみんなへのメッセージとして届けた。
 
萩原舞「私は小学1年生からハロー!プロジェクトに入らせてもらって、つんく♂さんには最初「つんく♂とか来てたのしかった」って言っちゃって、すごい申し訳ないことを言ったんですけど、私を選んでくれてつんく♂さんには本当に感謝しています。ありがとうございます。今まで℃-uteの活動の中ですごいたくさん夢も叶ったし、本当に℃-uteの萩原舞でしか感じられないことを経験させて頂きました。私は芸能界を引退してしまうんですけど、本当にたくさんの方に支えられて「舞ちゃん、頑張ってねー」って言って下さったので、私も皆さんに甘えてばっかじゃいけないと思うので、ちゃんと自立して、いつか「まいまい、格好良くなったなぁ」と思ってもらえるようにちゃんと頑張りたいなって思っています! ℃-uteのメンバー、一緒に15年間、ずっと居てくれて本当にありがとう。ずーっと応援してくれてる皆さんも、ちょっと応援してくれてる皆さんも(笑い起きる)いるかと思いますが、本当に本当にたくさん応援して頂いたので、皆さんのこと本当に大好きでーす! ありがとうございました! 萩原舞でしたぁ!」
 岡井千聖「皆さん、今日は来て頂いて本当にありがとうございます。舞ちゃんも言ってたんですけど、つんく♂さんが私を選んでくれてなかったら、こんな景色を見ることもなく、きっと私は所沢の航空公園にたむろって友達と遊んでたと思います。自分で自分に自信を持てずに……たぶん、人に勇気とかを……皆さんに与えられていたらいいなと思ってるんですけど、私が皆さんにパワーをもらっちゃって、いつも。だから、私は皆さんに返せているか分かんないんですけど、皆さんに出逢えて私もすごく……この15年間、悲しいこととか悔しいこととかいっぱいあったけど、辞めたいなと思ったこともあったけど、「私を応援してくれる人がひとりでもいるなら頑張ろう!」と思って頑張ってこれました。本当にありがとうございます。そして家族には「生んでくれてどうもありがとう」って言いたいし、私はお金持ちだったらもうちょっと早くこの仕事を辞めてたかもしれないので、だから、お父さん、これからも仕事いっしょに頑張ろうね! ありがとうございました、岡井千聖でした!」
 鈴木愛理「私は小さい頃から「自分の歌で人を笑顔にしていきたい」っていうのがずっと夢で、でも「アイドルになりたい」なんて夢は最初はなかったんですけど、℃-uteっていうグループに入ってアイドルをやることで、自分はアイドルで青春をほとんど過ごすことができて「幸せだったなぁ」って思いました。℃-uteの鈴木愛理を認めてたくさん応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました! 私もたくさんメンバーにも甘えてばっかりだったけど(涙を溢れさせながら)これからもTeam℃-uteのみんなと℃-uteメンバーの笑顔がたくさん見れるように! 私もひとりで頑張っていきたいと思いますので、みんなもこれからもずっと笑顔でいて下さい。本当に12年間ありがとうございました! 鈴木愛理でした!」
 
中島早貴「12年間、あたりまえのようにこうやってライブが出来たのは、つんく♂さんと先輩方が作って下さったハロー!プロジェクトっていう大きな存在があったからで、私たち℃-uteだけではさいたまスーパーアリーナまで辿り着くことができなかったと思います。そんな大きな存在があって、たくさんの温かく見守って下さるスタッフさんと家族とメンバーとファンの皆さんがいて、℃-uteの人生、本当に本当に楽しくてあっという間の12年間だったなって思いました! もちろんツラいこともあったけど、それより楽しいことのほうがすごく多くて! もう本当にこんな素敵な景色が見ることが出来て、もう℃-uteの人生に悔いはありません! 本当に本当に皆さん今まで応援してくれてありがとうございました。中島早貴でしたぁ」  
 矢島舞美「まず……なっきぃ、あいり、ちさと、まいまい、今までずっと一緒に走ってきてくれて、どうもありがとう(涙を溢れさせる)。そして、今ここにはいないけど、ここのどこかで観てくれているえりかとめぐとカンナも℃-uteが駆け抜けてきた12年間にはとても必要な存在で、私たちを強くしてくれたと思ってます。本当にどうもありがとう。℃-uteはスタッフさんや、こんなに素敵な曲をたくさんくれたつんく♂さんや、家族、友達、いろんな温かい人に支えられて、こうして幸せな空間を……時間を過ごすことができました。おばあちゃんになっても一生この時間は誇れる時間だと思ってます。本当に12年間、℃-uteの応援をどうもありがとうございました。Team℃-uteが大好きです! 矢島舞美でした!」
 こうして最後のメッセージを届けた彼女たちは、再びトロッコでアリーナ中を駆け巡りながら、タオルを振り回しながら、ボールを客席に投げ入れながら「SHINES」を披露。涙と歓喜で上手く歌えくなるとメンバーもファンも「まいまい!」「なっきぃ!」などゴキゲンなメンバーコールを贈り、会場は眩しいほどの光と笑顔に包まれていく。続いて「5人で歌う最後の曲になります」と矢島が告げると、5人が晴れやかに明日に向かって「行ってきます」する為のポップナンバー「To Tomorrow」が披露されるのだが、気付けば後方にはなんとつばきファクトリー、こぶしファクトリー、カントリー・ガールズ、Juice=Juice、アンジュルム、モーニング娘。'17と後輩たちが登場し、横一列に並んでバックダンサーを担当。そんな大好きなみんなに囲まれて「思い出いっぱい胸ん中 今日まで本当に ありがとう 全部やりきったよ Feel fantastic!!」と笑顔で歌い飛ばす姿は、その言葉に一切の迷いを感じさせない清々しいものであった。そして℃-uteは「ありがとう」と手を振りながら、そして深くお辞儀をしながら、純白の階段を登ってステージの向こう側へと消えていった。
<「幸せだったよぉ!」「みんな、帰りはうどん食べていくんだぞぉー!」>
 再び巻き起こる℃-uteコール。すでに本編開始から約3時間、通常の公演であればこれ以上の延長は望めないところだが、5人は今一度みんなのもとへ。「アンコールありがとう!」と最後の大はしゃぎをする為に無邪気な笑顔を浮かべながら現れ、巨大なステージを所狭しと駆け回りながらファイナル「JUMP」でジャンプ! ジャンプ! ジャンプ! そして「皆さん、一緒に歌ってください!」とセンターステージから5方向へマイクを向けてシンガロング。「この地球(ほし)にルールがあり だからこそ 慈しみ合う 悲しみ 微笑 未来へ語り伝えたい」ここに集った者たちの想いを代弁したかのようなフレーズが響き渡り、℃-uteとTeam℃-uteによる最後のお祭り騒ぎは大団円を迎えた。「みんなの大合唱が一番大好きな歌声だぁ!」「忘れないでぇ!」「幸せすぎて倒れそうです」「幸せだったよぉ!」「みんな、帰りはうどん食べていくんだぞぉー!」
 そしてステージにいつもの等間隔で並んだ5人は「……皆さんにもう少しだけ聴いてもらいたい歌声があります」と、メンバー同士アイコンタクトを取りながらアカペラで「たどり着いた女戦士」を歌い始める。そしてこれが℃-uteとして5人が歌う正真正銘最後の曲となった。
 時には後悔した  嫌で会いたくない時もあったけれど
 でも 月日が私の事  優しく見守って来てくれたし
 寂しすぎた夜も  一緒に泣いた日も  全部 ありがとう
 ここからの景色が  眩しすぎて また泣いちゃうじゃない  目をつぶり 聞こえてくる心強いエールに包まれて
 「皆さん、12年間、℃-uteを愛し、幸せな時間をたくさん下って、本当にどうもありがとうございました! 以上、℃-uteでしたぁ!」
 「Team℃-ute、愛してるよぉー!」
<「pm 9:10」℃-uteがTeam℃-uteに“ありがとう!”という気持ち……>
 すべてを歌い終えた℃-uteがステージを去ると、暗転したステージには「pm 9:09 02」と現在の時刻が表示される。そのまま秒数がTeam℃-uteの声と共にカウントアップしていき「pm 9:10」ちょうどになると、℃-uteの記録がエンドロール代わりに流れ始めた。
 ℃-uteコンサート公演数 357公演  海外公演数 5公演  ナルチカ℃-ute公演数 103公演  アルバムリリース枚数 12枚  シングル枚数 35枚  千聖が泣いた時に下がる口角の角度 20度  千聖の変顔のレパートリー数 85パターン  舞美がネタをばらす可能性 87%  舞美が曲振りを間違えた回数 36回(最終リハで+1回)  メンバーに「舞ちゃんから選んでいいよ」って言ってもらえる確率 100%  早貴がガチでマネージャーさんにキレた回数 3回  千聖が袖でスタンバイする時間 5秒前  早貴がダイビングで潜った水深 15m  舞美がダイビングで潜った水深 30m  舞が足をくじいた回数→ 膨大  愛理がフガフガした回数→ 膨大  舞美がものを壊した回数→ 膨大  千聖が充電器を借りた回数→ 膨大  早貴が大事なところで噛んだ回数→ 膨大  愛理が必ずお腹空く時間 17:30  千聖が変顔講座した回数 3回  早貴が開演前、準備終わって暇してる時間 10分  舞美が朝ごはんに食べるおにぎりの数 3つ  舞がグレてた年数→ 3年  舞美が衣装のヒールを折った回数→ 6回  早貴が終演後1番に着替え終わる確率 100%  愛理が前髪を固めるスプレーの噴霧時間 20秒  ℃-uteみんなで映画を見た回数 1回  ℃-uteみんなでお風呂に入った回数 2回  ライブ中、舞美の汗が他のメンバーにかかる確率 70%  12年間で舞が伸びた身長→ 30cm  千聖と舞が先生を怒らせて本番に出れなかった回数 1回  愛理が朝からテンション高い確率 90%  早貴が朝からテンション高い確率 2%  千聖と舞が舞美のご飯に砂糖をかけた回数 3回  それに舞美が気づいた回数 0回  早貴の唇の太さ 2cm  愛理の太もも回り 42cm  舞のウエスト 56cm  舞美の手の大きさ 18,5cm  千聖の顔の直径「モデルとたいして変わねんじゃね?」by千聖  舞の靴のサイズ 22~23cm  千聖の靴のサイズ 23,5cm  愛理の靴のサイズ 23,5~24cm  舞美の靴のサイズ 25cm  早貴の靴のサイズ 23,5~24cm  矢島舞美が降らせた雨量 ざっくり20000mm  メンバー同士の趣味が伝染する確率 97%  わんこそばの最高記録  愛理 111杯  千聖 100杯  舞 100杯  早貴 75杯  舞美 136杯  愛理のボーリングの最高スコア 58  8x8=の早貴の回答 54  千聖がダイエットで落とした最高体重 11kg  舞美がものを壊して弁償した金額 0円  舞が生まれたときの体重 2306g  愛理が生まれたときの体重 4000g
 ℃-uteがTeam℃-uteとギネスの記録を作った回数 1回  ℃-uteがTeam℃-uteを想っていた日数 4385日
 ℃-uteがTeam℃-uteに“ありがとう!”という気持ち 無限大
取材&テキスト:平賀哲雄
◎ライブ【℃-ute ラストコンサート in さいたまスーパーアリーナ~Thank you team℃-ute~】 2017年06月12日(月)さいたまスーパーアリーナ セットリスト: オープニングアクト: 01.初恋サンライズ(つばきファクトリー) 02.残心(こぶしファクトリー) 03.ピーナッツバタージェリーラブ(カントリー・ガールズ) 04.Goal~明日はあっちだよ~(Juice=Juice) 05.愛さえあればなんにもいらない(アンジュルム) 06.愛の軍団(モーニング娘。'17) 本編(℃-ute): 01.The Curtain Rises 02.Kiss me 愛してる 03.The Middle Management~女性中間管理職~ 04.都会っ子 純情 05.わっきゃない(Z) 06.桃色スパークリング 07.大きな愛でもてなして 08.心の叫びを歌にしてみた 09.桜チラリ 10.キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ 11.君は自転車 私は電車で帰宅 12.Summer Wind VTR.我武者LIFE(BGM) 13.EVERYDAY YEAH!片想い(萩原舞セレクト) 14.私立共学(中島早貴セレクト) 15.僕らの輝き(岡井千聖セレクト) 16.SHOCK!(鈴木愛理セレクト) 17.まっさらブルージーンズ(矢島舞美セレクト) 18.人生はSTEP! 19.夢幻クライマックス 20.Crazy 完全な大人 21.FOREVER LOVE 22.涙の色 23.アダムとイブのジレンマ 24.悲しきヘブン 25.嵐を起こすんだ Exciting Fight! 26.情熱エクスタシー 27.超WONDERFUL! 28.Danceでバコーン! 29.世界一HAPPYな女の子 30.アイアンハート 31.ファイナルスコール En1.Singing~あの頃のように~ En2.SHINES En3.To Tomorrow WEn1.JUMP WEn2.たどり着いた女戦士
◎℃-uteブログでの最後のメッセージ ・矢島舞美「今まで、ありがとう。(舞美)」 https://ameblo.jp/c-ute-official/entry-12283798139.html ・萩原舞「本当にありがとう。°C-ute萩原舞」 https://ameblo.jp/c-ute-official/entry-12283678937.html ・鈴木愛理「ありがとうteam℃-ute(あいり)」 https://ameblo.jp/c-ute-official/entry-12283504896.html ・岡井千聖「2017.6.12 °C-ute岡井千聖」 https://ameblo.jp/c-ute-official/entry-12283440838.html ・中島早貴「中 ありがとう」 https://ameblo.jp/c-ute-official/entry-12283398615.html
出典 http://www.billboard-japan.com/sp/d_news/detail/52285/2   「Billboard JAPAN」
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shinapit · 7 years
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℃-uteラストコンサート🎵
五戸美樹の「生まれ変わったら鈴木愛理さんになりたい」―℃-uteラストコンサート― 2017年 6月 15日    ―℃-uteラストコンサート― HUSTLE PRESSでハロプロ関連のライブレポートを書いております、フリーアナウンサーの五戸美樹(ごのへみき)です。 ℃-uteのラストコンサートが終わってしまいました。なんだかまだ、放心状態です。 ℃-uteは最高で最強のアイドル。推しだからとかではなく、あのパフォーマンスを見てすごいと思わない人はいないでしょう。美しい歌声を響かせ、高いピンヒールで一糸乱れず踊り、ビジュアルも抜群。世間的な知名度で上をいくアイドルはいても、パフォーマンスで右に出る者はいない、アイドルが憧れるアイドル。 もはやアイドルのくくりに入れるのは申し訳ないほど、アイドルであることに甘えずに、歌もダンスも可愛さも、努力に努力を重ねて磨いてきた彼女たち。 ℃-uteはアイドルだから辞めなければならないのだとしたら、℃-uteはもうアイドルじゃありませんと言ってくれて構わないと、ハロプロを卒業してグループとして存続してくれないかと、願っていたところはありましたが、そんな私の考えはとても浅はかで……。 ℃-uteの皆さんは、アイドルであることに、ハロプロであることに誇りを持っていて、「アイドル人生を全うすること」に強い信念を持っていました。だから、みんなが「やりきった」と思うタイミングで、終わらなければならなかった。それが、℃-uteの夢である「さいたまスーパーアリーナ」。だから、私たちteam℃-uteは、それを見届けて、目に焼き付けて、しっかり送り出さなければならなかったんです。 今回は「℃-uteラストコンサートinさいたまスーパーアリーナ〜Thank you team℃-ute〜」のライブレポートです(例によって長くなってしまったので好きなところから読んでください)。     ―開演前から伝説。異例の全グループ登場― 2万席のチケットはソールドアウト。コンサートが全く見えない見切れ席も追加販売になり、全国の映画館と台湾・香港でライブビューイング。そしてBSスカパー!で生中継。物販列は昼前には3,000人を超え、開場時間を早めるという案内が出たりと、開始前から伝説的なライブになりました。 オープニングアクトは異例のハロプロ全グループ総登場。早くも17:25にはじまりました。後々の演出を考えると、遅れられなかったことがわかります。 まずは、「つばきファクトリー」が『初恋サンライズ』。℃-uteと少し境遇の似ている彼女たちがトップバッターを務めるのは意味のあることだと思いました。「こぶしファクトリー」は『残心』。星部ショウさんが℃-uteをイメージして書いた楽曲を、心を込めて歌っていました。 「カントリー・ガールズ」は衝撃発表の後だったので複雑な気持ちでしたが『ピーナッツバタージェリーラブ』はやっぱり可愛い。「Juice=Juice」は『Goal〜明日はあっちだよ〜』。220公演完走を歌った曲が、この日は℃-uteに贈られました。 「アンジュルム」は新曲『愛さえあればなんにもいらない』。「モーニング娘。’17」は意外にも『愛の軍団』。℃-uteのコンサートに何度も帯同した加賀楓ちゃんが今はモーニング娘。としてさいたまで歌っている……。 ℃-uteの皆さんも12年前、モーニング娘。のオープニングアクトとしてさいたまスーパーアリーナのステージに立ちました。ハロプロが当たり前のようにさいたまでライブをしていた時代に活動していたのは、もう℃-uteと嗣永桃子ちゃんだけ。 あの空間を後輩たちに経験させてあげたいというのは、℃-uteメンバーの意思だったようで、もう目頭が熱くなります。     ―12年の集大成始まる―― 18:00ぴったりにオープニング映像がスタート。5人それぞれの姿が、子供の頃と重なり、上を見上げ、扉が開く……。1曲目はもちろん『The Curtain Rises』。つんく♂さんが、ラストコンサートの1曲目をイメージして書いたラストシングル。ジャングルジムのような巨大なセットの上で踊り、セットが動いて5人が一列になってメインステージに並び、激しいダンスへ。並々ならぬ気合を感じました。 中央ステージに移動して『Kiss me 愛してる』。白い煙が立ち上り、会場は「ねえ」の大熱唱。すでにボルテージは最高潮です。 中央ステージの四隅にエッフェル塔のようなタワーが現れ、タワーの上から出るレーザービームがメンバーを照らしながら『The Middle Management〜女性中間管理職〜』。最高難度のテンポの速いダンスを、ラストステージでも約15cmのピンヒールで踊りきる……。もう世界中に「見て!これが℃-uteだよ!」って自慢したくなります。 続けて『都会っ子 純情』。セリフの部分が、矢島舞美ちゃんが歌う「シングルVer.」なのか、5人になってからの「2012神聖なるVer.」なのか気になっていたら、2人でセリフを分け、最後は一緒に言う「ミックスVer.」でした。ラストならではの演出にドキドキします。 メインステージに移動し衣装チェンジ。紫のワンピースです。ここで最初のMC。矢島舞美ちゃんが「℃-uteの集大成をお見せします」と堂々と語ってくれました。     ―とびきりアイドルらしく「可愛い℃-ute」― ここからは可愛い℃-ute!ついさっきまでバキバキに踊っていたのが嘘みたいに、とびきりアイドルらしく『わっきゃない(Z)』。メインステージのアスレチックは消え、���インスクリーンにメンバーカラーがステンドグラスのようにキラキラする映像と「Z!」が重なります。 『桃色スパークリング』でトロッコ登場!今回は1人1台で、手を振りながらアリーナとスタンドの間を移動し、後方ステージへ。後方で5人が合流して『大きな愛でもてなして』。『心の叫びを歌にしてみた』で再びトロッコに乗り、メインステージに戻ります。 近くを通る℃-uteの皆さんは最高の笑顔で、team℃-uteはいつも以上の「L・O・V・E・ラブリー・まいみ!」コール。コールに時差ができるくらいの広い会場ですが、℃-uteにとっては小さいんじゃないかと感じるくらいでした。 ここで再び衣装チェンジ。ピンクのドレスです。鈴木愛理ちゃんが「今日の衣装は過去最高量」と教えてくれました。     ―満開の桜と12年間の卒業式― 桜並木の映像が流れ、メジャーデビュー曲『桜チラリ』。萩原舞ちゃんが「桜チラリー!」と叫び、映像が桜吹雪になると『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』。鈴木愛理ちゃんがラストのサビで「生まれて来て ありがとー!!」と思いの丈をぶつけました。おそろいのピンクのドレスで、桜満開の中、校門のような映像も映っていて、卒業式みたいでした。 映像は夕焼けに切り替わり、『君は自転車 私は電車で帰宅』。再び登場したジャングルジム風セットに登り、遠くを見つめながらしっとりと歌う表現者たち。徐々に夕日が沈んでいきました。 続いての『Summer Wind』はスモークがステージを覆い、幻想的に聴かせる℃-ute。鈴木愛理ちゃんの“フェイク”が響きます。キレイ……見とれちゃう。 一旦全員後ろに下がり、『我武者LIFE』をBGMに、過去のDVDマガジンやイベントなどの動画が映し出されました。スイカを叩き割ったり、メンバーの卒業公演があったり、武道館を達成したり……。12年間の思い出がたくさん。『我武者LIFE』を歌わないのは意外でしたが、だからこそ前日のディナーショーで最後のラララを何度も歌ったのかなと、ふと思いました。     ―5人それぞれの特別な選曲― メンバーカラーのドレスで再登場。ここからは、それぞれのメンバーが選曲した思い出の楽曲になります。 萩原舞ちゃんの目にはサングラスが!舞ちゃんセンターで『EVERYDAY YEAH! 片想い』。バックには舞ちゃんが小学生だった頃の映像が合わさります。ちっちゃくて可愛い!当時はサングラスが嫌だったそうですが、大事な時にかけてくれているのを見ると、しみじみ。 スクリーン映像では絵本が閉じて、今度は青い絵本が開き、中島早貴ちゃんがセンターへ。曲は『私立共学』。こちらも初期の頃の映像とライブ映像が並びで映り、成長が感じられる良い演出でした。 緑の本は映像ではなく実物で出てきて、演出でもいじられる岡井千聖ちゃん。彼女の「勇ましい」歌声から始まる『僕らの輝き』です。岡井ちゃんは面白くてカッコイイ。 鈴木愛理ちゃんの選曲は『SHOCK!』。この曲は、5人になった℃-uteの最初のシングル。なのにほとんど愛理ちゃんのソロ曲。愛理ちゃんが望んでいた5人の形ではなく、悩み、レコーディングで歌えなくなるほど辛い思いをした、その曲を選んだ彼女はとても立派。そしてそれを今5人が堂々と歌ってくれることが実に感慨深いのです。 続いて、12年前同じさいたまスーパーアリーナで挨拶した時の映像が流れ、矢島舞美ちゃんがセンターでインディーズデビュー曲『まっさらブルージーンズ』。まっさらがここで来ました。12年間、ずっと℃-uteを引っ張ってきた舞美ちゃんがこの曲を選ぶ重み。会場の大歓声とともに、赤い本が閉じられました。     ―笑いと涙とサプライズ― ここで再び着替え&MC。矢島舞美ちゃんが「このさいたまで、もう一度『まっさらブルージーンズ』をやりたかったと語れば、鈴木愛理ちゃんが「今の5人は無敵!」と断言して大きな拍手がおこり、かと思えば岡井千聖ちゃんが「それ以上良い話できない」と言って笑わせてくれました。 子供の頃ライバル心をむき出しにしていた岡井千聖ちゃんは、萩原舞ちゃんが楽屋で「大切なの」と歌うのが嫌だったそうですが、舞ちゃんは「歌割り多いと大変だと気付いた」とひょうひょうと……。あおられて岡井ちゃんが「大切なの」をやって、笑いが溢れました。 次の曲のスタンバイができたところでサプライズ!5人とも驚いた表情。中澤裕子さん・道重さゆみさん・和田彩花ちゃんが登場すると、一気に涙が溢れるメンバー。特に中島早貴ちゃんは、ここまでぐっとこらえていたものが堰を切ったようでした。 メンバーカラーの花束を受け取り、中澤さんは「本当にちっちゃくて心配した。美しくたくましく育った」、道重さんは「ハイヒールの高さ、私だったら足をつっている。アイドルを越えた存在」と賛辞を贈り、和田彩花ちゃんは現ハロプロリーダーとして「守ってくれたもの、切り開いてくれたものを、しっかり引き継ぐ」と語ってくれました。     ―ひかえおろう!「カッコイイ℃-ute様」にあらせられるぞ!― 涙を拭いて、ここからはカッコイイ℃-uteの見せ場!『人生はSTEP!』でハイヒールのタップダンスを決め、雷の音とともに『夢幻クライマックス』。舞台はモノクロに演出され、カノンのリズムに合わせたダンスが映えます。この曲を同じように歌って踊れるグループはもう2度と現れないでしょう。 『Crazy 完全な大人』、『FOREVER LOVE』、『涙の色』と続きます。ショートバージョンで畳み掛けるように続くセットリストは、℃-uteのライブに欠かせない曲を全部聴かせようとしてくれているように見えました。 MCではウェーブを行い、その間に衣装がピンクのミニスカート+カーディガンに。曲は『アダムとイブのジレンマ』、そして『悲しきヘブン』。愛理ちゃんと岡井ちゃんの完璧なハモり。声質の違う2人が目を合わせて絶妙なハーモニーを、白いレーザービームとともに響かせます。 さらに『嵐を起こすんだ Exciting Fight!』は中央ステージでスモークに囲まれ、握りこぶしを突き上げ「Hey wake up!」から『情熱エクスタシー』!カッコイイ!「C・U・T・E」のコールに力が入ります。     ―多幸感溢れるラストスパート― ここからラストスパート。観ているだけで幸せになれる曲の連続。カーディガンを脱いで超ミニスカートで『超WONDERFUL!』!「team℃-ute愛してるよー!」と最高に楽しそうな笑顔で、トロッコに乗り、ここできました『Danceでバコーン!』。会場はこれ以上ない盛り上がりで、そのまま『世界一HAPPYな女の子』。 キラキラした笑顔で再びトロッコでメインステージに戻りながら『アイアンハート』。ステージを走り回って、手をつないで、定番の「世界に一枚のフォトグラフ」を歌いながらパチリ!ここでなんと、矢島舞美ちゃんが顔を傾けすぎて、萩原舞ちゃんの顔を隠してしまいました!これにはメンバーも歌いながら爆笑! なんて舞美ちゃんらしい。そしてこれが絶句にならず爆笑になるのは、ここまでが完璧だったからこそ。しかも次の歌詞が「完璧じゃないからこそ 色褪せない」!ここまで含めて完璧! 本編ラストは『ファイナルスコール』でした。大事な日にいつも雨が降る℃-ute、雨女・矢島舞美ちゃんにふさわしく、スクリーンには今まさに雨が降っているよう。5人で円になり、目を合わせながら、鈴木愛理ちゃんは涙で声を少し詰まらせながらも、「寂しさ 掻立てるような ファイナルスコール」。まさに「大好きだよ 離れてても」なんです。 (ラストコンサートは良い天気に恵まれ、最後の最後に晴れたなぁと思ったら、日付の変わる頃から雨が降り出して、本当にファイナルスコールだった……) 本編を終え、時刻は20:27。     ―℃-uteという花嫁を送り出すアンコール― アンコールは『Singing〜あの頃のように〜』。ウエディングドレスのように真っ白な℃-uteが目を真っ赤にして、「出会えて本当幸せよ」と歌います。スクリーンに歌詞が表示され、リリースされた時、実はあまりにどストレートな歌詞に正直ピンときていなかったんですが、ここで効いてきました。ハートに突き刺さるのです。花嫁を送り出す父親のように、きちんと送り出さなければと切に思いました。 挨拶抜粋。 萩原「引退してしまうけれど、自立して、いつか、カッコ良くなったなって思ってもらえるようにがんばる」 岡井「℃-uteに選ばれていなかったら、今頃航空公園でたむろっていた。家がお金持ちだったらもっと早く辞めていたかも。お父さんこれからも一緒にお仕事がんばろう」 鈴木「小さい頃から自分の歌で人を笑顔にしたいと思っていた。アイドルとして青春のほとんどを過ごせて幸せ。これからは1人でがんばっていく」 中島「つんく♂さんや先輩、ハロプロという大きな存在があるおかげで℃-uteはここに立てた。こんな素敵な景色を見ることができ、℃-ute人生に悔いはない」 矢島「舞、なっきぃ、愛理、千聖、今まで一緒に走ってくれてありがとう。今どこかで見てくれている、えりかとめぐと栞菜も、℃-uteの12年間に欠かせない存在。おばあちゃんになっても一生誇れる時間」 そして『SHINES』!ドレスのスカート下半分がとれて、いつものミニスカートの℃-uteでトロッコに乗り、メンバーカラーのボールを客席に投げながら、タオルを振り回す!泣きながらも、笑顔で、手を振ってくれる5人。 最後に『To Tomorrow』。スクリーンにMVと同じような雄大な山が映り、ハロプロ全メンバーがバックダンサーとして登場。「『不安無い』っちゃウソになる それも含めて行ってきます」と歌うと、℃-ute5人で肩を抱き寄せあう……。そしてスクリーンが左右に割れ、中央から真っ白な階段が現れます。「全部やりきったよ Feel fantastic!!」。現ハロプロメンバーに見送られ、℃-uteは階段を上り、スクリーンが扉になって、閉じていきました。 時刻は20:56。我々取材陣に配布されたセットリストに書いてあったのはここまで。     ―本当に最後の曲は……― 再び巻き起こった℃-uteコールが鳴り止まない……。きっとまた出てきてくれる、そう思って見守っていると、Wアンコールのスタート!曲は『JUMP』!会場みんなでジャンプ、ジャンプ!楽しい、いつもの℃-uteのライブ。きっと℃-uteは楽しい曲で締めるんじゃないかと思っていたから、納得です。でもあんまり楽しいから、このさいたま公演がツアーファイナルで、次もまたあるような気がしてしまいます。 鈴木愛理ちゃんが「皆さんにもう少しだけ、聴いてもらいたい」と言うと、5人が目を合わせます。℃-uteが歌う本当に最後の曲、36曲目は、アカペラでの『たどり着いた女戦士』。泣きながら「ここからの景色が 眩しすぎて また泣いちゃうじゃない」。 つんく♂さんが、武道館公演が決まった℃-uteに贈った歌が、さらに広い会場であるさいたまスーパーアリーナに響く……。「目をつぶり 聞こえてくる心強いエールに包まれて」……。team℃-uteの声援が、メンバーの背中を押せていたのかなと感じました。会場にすすり泣く声が漏れます。 そして矢島舞美ちゃんが指を口に当てシーっとすると、5人ともマイクを離し、静まったさいたまに向かって、「team℃-ute愛してるぞ!!」。     ―℃-uteからのサプライズ「9:10」― 大歓声とともに降壇。あぁ終わってしまった、と思ったら、スクリーンに巨大なデジタル時計が現れ、「9:09:10」からカウントが始まりました。会場みんなでカウントダウンをして、時計は「9:10:00」に。9(キュー)10(ト)の時間で終わったのです。完璧すぎて鳥肌が立ちます。だから18時ちょうどに始めないといけなかった……。でもさすがにこんなことは予想していませんでした。 エンドロールでは、数字で℃-uteを振り返り、「コンサート357公演」、「シングル35枚」、そして「舞美がネタバレする確率85%」、「舞がグレてた年数3年」などとメンバーにまつわる面白い数字も紹介され、最後に「℃-uteがteam℃-uteを思っていた日数4385日」、「℃-uteがteam℃-uteにありがとうという気持ち 無限大」。もう、涙が止まりません。 『全部終わった帰り道』が流れ、スクリーンは『アイアンハート』の時の、舞美ちゃんが舞ちゃんの顔を隠してしまった集合写真が映り、会場には涙と笑いと“℃-ute最高コール”がいつまでもいつまでも響きました。     ―所感― ℃-uteは、アイドル人生12年、キッズ時代を含めて15年、完走しました。 カッコイイ℃-uteに、可愛い℃-ute……。どの℃-uteも同じ日本人として誇りですし、いつまでも憧れです。好きになってよかった。感謝しかありません。     オリンピックだったら金メダルです。解散を発表してからの世間の注目度を考えると、日産スタジアムや東京ドームでも埋まったんじゃないかと思えてきます。 ℃-uteは奇跡の5人。例えば今活躍している小学生の子役が5人集まって、15年後に全員可愛くて全員スタイルが良くて全員モチベーションがあるかというと、ちょっとわかりません。3人の脱退はあったけれど、この5人がどれだけすごいか、今改めて世間に知らしめたい気持ちです。 中でも萩原舞ちゃんには、特別な思い入れがあります。キッズオーディションに受かった時、舞ちゃんは6歳の小学1年生。中澤さんじゃありませんが、みんなちっちゃくて心配しましたよね。でもそれからずっと成長を追うことができて、他の誰よ���舞ちゃんには親目線になる方が多いと思います。 自分に自信を持つために語学留学するとのことですが、舞ちゃんは、ご自身が思っているよりずっと才能のある���で、オシャレで可愛くて、年上の人をとりこにする魅力がある方なので、引退後は留学でもなんでも好きなことをしていただいて、もし気が向いたら、いつでも芸能の世界に戻ってきてほしいです。 矢島舞美ちゃんは、仲間由紀恵さんや米倉涼子さんといった大女優と遜色ない方で、今まで普通に握手会をしてくれていたことの方がよっぽど驚きです。主演女優賞をとってレッドカーペッドを歩いて、そしてそこでつまずいて爆笑をとってほしいです。 中島早貴ちゃんは、人見知りだったのが嘘のように一番化けた方だと思います。『SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜』のなっきぃ好きでした。きっと誰より長生きする女優になる。そしてマルチタレントとして旅番組にもぜひ出てほしいです。 岡井千聖ちゃんには何も心配していません。「芸人ドラフト会議」で名前を呼ばれるアイドルは他にいませんよね。今まで通りバラエティに出て、出続けてほしいです。 鈴木愛理ちゃんはソロデビューが待ち遠しいです。やっと世間が鈴木愛理というスーパースターに気付き始めたところ。1人で横浜アリーナを埋める姿は容易に想像できます。 今まで℃-uteだからできたこと、たくさんあると思いますが、℃-uteだからできなかったこと、我慢してきたことも、たくさんあると思います。これからは、それをひとつずつ叶えてほしいです。そして、今までできなかったような恋愛をしたり、結婚をしたり、いずれは子どもを授かったりして、人生を謳歌してほしいです。 そして、もし気が向いたら、また集まってほしいのです。「解散したのになんで?」なんて意義を唱える人は1人もいないと思います。℃-uteが再結成するって言ったらきっと世の中すごいことになる。 再結成を期待するなんて、メンバーには重みになるかもしれないですし、これだけ全うした後に失礼かなとも思います。けれど、その声が大きければ大きいほど、実現の可能性も高まるんじゃないかとも思い、恐れ多くも書かせていただきます。 ℃-uteの再結成を、勝手にずっと、待っています。     ■℃-uteメンバーのInstagramスタート ・鈴木愛理公式 Instagram ・中島早貴公式 Instagram ・岡井千聖公式 Instagram ■ハロプロキッズ出身最後の1人が今月末卒業 「嗣永桃子ラストライブ ♥ありがとう おとももち♥」 6月30日(金)青海野外特設会場(東京) ■リリース ・アンジュルムNewシングル『愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女っ子メグちゃん』6月21日リリース ・嗣永桃子Newアルバム『嗣永桃子アイドル15周年記念アルバム♡ありがとう おとももち♡』6月28日リリース ・つばきファクトリー『就活センセーション/(タイトル未定)/(タイトル未定)』(曲順未定)7月26日リリース     ■2017年6月12日「℃-uteラストコンサートinさいたまスーパーアリーナ〜Thank you team℃-ute〜」 オープニングアクト 『初恋サンライズ』/つばきファクトリー 『残心』/こぶしファクトリー 『ピーナッツバタージェリーラブ』/カントリー・ガールズ 『Goal〜明日はあっちだよ〜』/Juice=Juice 『愛さえあればなんにもいらない』/アンジュルム 『愛の軍団』/モーニング娘。’17 オープニング映像 M1『The Curtain Rises』 M2『Kiss me 愛してる』 M3『The Middle Management〜女性中間管理職〜』 M4『都会っ子 純情』 MC M5『わっきゃない(Z)』 M6『桃色スパークリング』 M7『大きな愛でもてなして』 M8『心の叫びを歌にしてみた』 MC M9『桜チラリ』 M10『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』 M11『君は自転車 私は電車で帰宅』 M12『Summer Wind』 振り返り映像 BGM『我武者LIFE』 M13『EVERYDAY YEAH! 片想い』 M14『私立共学』 M15『僕らの輝き』 M16『SHOCK!』 M17『まっさらブルージーンズ』 MC 中澤裕子・道重さゆみ・和田彩花登場 M18『人生はSTEP!』 M19『夢幻クライマックス』 M20『Crazy 完全な大人』 M21『FOREVER LOVE』 M22『涙の色』 MC M23『アダムとイブのジレンマ』 M24『悲しきヘブン』 M25『嵐を起こすんだ Exciting Fight!』 M26『情熱エクスタシー』 MC M27『超WONDERFUL!』 M28『Danceでバコーン!』 M29『世界一HAPPYな女の子』。 M30『アイアンハート』 M31『ファイナルスコール』 アンコール EN1『Singing〜あの頃のように〜』 MC 1人ずつ挨拶 EN2『SHINES』 MC EN3『To Tomorrow』 ダブルアンコール EN4『JUMP』 EN5『たどり着いた女戦士』(アカペラ) エンドロール チェイサー『全部終わった帰り道』
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as-sirusi · 5 years
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190414
スススⅢ章感想 ツイッターにぽつぽつ書いちゃうと当時何を思って観てたのかわからなくなっちゃうなとおもったのでtumblerに書くことにした。 暇なときにⅠ・Ⅱ章も書けるといいな~
【レオくん編】 ・初っ端から珍しく仁科カヅキがぶっ飛ばしててよかった。女装の過去を薄めたい仁科カヅキかわいすぎる。 イイ感じの説得に見事に流される仁科カヅキだいすきキッズの香賀美タイガおもしろすぎる (今回の章はタイガが緩和剤だったりキーパーソンだったりでよかった) ・フリーダム流れるのおもしろすぎた。心を自由に解き放て!ってそういうことじゃねーから! ・女装回最高!久しぶりの女装でテンション上がった カケルがほ●かの恰好してたのオタク!って感じで良いね~ユキさまはあまりにエロ美しかった 個人的にはユウくんの女装めちゃくちゃかわゆい!!ってなったけどエデロ生からは触れられてもなかったですね ・ふたごおねえさまめんこい。後々レオくんの過去を知ってからはこのお姉さまたちは今まで どういう気持ちで生きてきたんだろう、とかレオくんのお姉さまたちへの気持ちとかいろいろ 考えちゃって涙出た。 ・プリティリズムの世界で直接的に「いじめ」というワードが出てきたのびっくりしちゃった。 公式はここでハンカチ必須!って言ってたのかどうか定かではないけどだとしたら嫌だなと思っちゃった。 ・RLではおとは大大大大大本命キャラだったので、ただただレオくんがおとはに憧れてプリズムショー始めたのがうれしかった ・いままで「かっこよくなりたい」って言ってんのにどう考えてもかわいい衣装選んでたりするから 謎だったんだけど(かっこいいの基準がズレてんのかな~って思ってた)何だかんだ自分に嘘つけない レオくん...あぁ....周りもそういうレオくんを受け入れてくれてんのが...あぁ....かっこいいってそういう ことじゃねーだろ!とかそういう指摘をあえてしないというか...あぁ... ・歌舞伎の所作を教わった次の日のレオくんを見ながらカケルが「タチバナ...」って言ってんのかわいかった ・回想をしながら自分を受け入れてくれている仲間、場所があるということを再認識したレオくんのプリズムショー。 ほんとうにかっこよくてかわいかった。あれこそがレオくんの生き様なんだ。 ・カケルがらぁらちゃんの恰好してたのオタク!って感じでIIZE~
【ユウくん編】 ・曲は俺が作る!→おまえらはいつもいつも俺ひとりに作らせて!怒 っていうのが毎回のデフォなんだろうね つくるって言い始めた瞬間に「あ....。」って空気になってんのわろた 見る限り口出しても文句言われちゃうから誰も何も言えないんだろうけどそれでもタイガが「おめーが最初に~」って 言おうとしたところをカケルとシンくんが止めるの、お兄ちゃんだなと思った。 ・これも後々考えたら愛情の確認というか、ここでみんなの方から「手伝うよ」っていう一言が欲しかったんだろうなと思う ・まさかのここで水着回とは~ やったね! ・洞窟で自撮るタイガとカケルかわいい こいつら食事のときも常に隣でフルーツも一緒に食べてるけどどんだけ仲良しなの!? ・強化合宿のはずだったのに誰も曲の話をせず遊び倒すのはさすがに...だったのでアレだけ怒るのもうなずける ・わざわざ風呂入る体勢(全裸)で入って来たのにジタバタ怒って(全裸で)湯舟に浸からず帰っていくの(全裸で)かわいかった ・タイガの「シケてんな~」一生笑える ・twitterでシゲミがガサガサいってんのペアともでは?って言ってる人いて確かに!となった ボートシーンでもそういう描写あるっぽいので次回は要チェックで行きます ・iPhone \良い壁紙~!/ ・これもみんな言ってるけど家族と電話するときの「ばいば~い」良さみがすごいな ・ハッピーレインやオバレが周りに比べて特に身近な存在だったからこそ"同い年"の仲間にこだわってたんだろうなぁ ・みんなに見つけてもらえた丘のシーン 不安感ももちろんだろうけど、それこそ愛情表現を感じたというか みんなが自分を「見つけようとしてくれた」という行為に泣いたんじゃないかな ・泣き顔がベイビーすぎてほんとにかわいかったですよね... ・そんなユウくんのプリ1 、ユウくんの思うカッコイイが詰まっててよかった~! 差し込みで入るスポットを浴びたユウくんのカットもかっこよくて最高だった 十字架を背負う彼こそが神 ・そしてプリズムライブ~~~~~これほんとにほんとに熱い展開だよね エリートたちはカケルのライブの時点で予測してたっぽい んですが、私はそもそもライブの予測をしてなさすぎて度肝抜かれちゃった そしてこのプリズムライブがハッピーレイン全部盛りで さらに高揚した。 ・雨も虹も超えたさらにその先に 仲間と立っているユウくん こいつは間違いなく神浜コウジを超えるGeniusになる
【アレク編】 力尽きたのでのちほど追記
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cruelice · 6 years
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2018-07-06-SeaAir【旅行記】竜宮城ホテル三日月で8時間耐久プール
 子供の体力がすごいのか、どちらかというと我が子の体力がすごい案件だと思うんですけど3歳児が4時間プールで遊んでおきながらまだ遊ぶまだまだ遊ぶと2日連続泣く話です。
 1年前のグアムの頃から息子はプールが好きなので、今回の旅行はいつもの部屋付き露天をやめて、プール施設の併設された竜宮城ホテル三日月へ行きました。この系列ホテルにはほかにも鴨川ホテル三日月や勝浦ホテル三日月もあるらしい。今回泊まるホテルは地名を冠するのではなくのは竜宮城ホテルという名前がついているけれど場所は木更津です。なんか木更津のホテルはホテルより先にスパ竜宮城ってのができてたから竜宮城ホテル三日月という名前らしい。
 レンタカー借りてアクアラインで海ほたるを無視して千葉入りしたら5分で最初の目的地三井アウトレットパークへ。でも右折入場できないのに時計回りでウロウロしてなかなか入れなかったから15分で入場。妻は娘(6ヶ月)と服を買い、私は炎天下のキッズゾーンで遊ぶ息子(3歳0ヶ月)を見守るのだ。暑っつ。これは「あつっつ」ではなく「あっつ」と読むよ。考えるな感じろ。
 30分ほど遊具類で遊ばせてたら息子が自ら「休憩する」と言ってきたのだけどすっかり両頬が上気していてこれは日射病一歩手前なのだな、今回は彼自ら休憩を打診してきたけど今後は私も気をつけよう、と思うのでした。大好きなりんごジュースで水分補給をさせたあたりで妻と合流しフードコートへ、というのが簡単にはいかないのが 3歳児なのだ。まだ遊ぶんだって。
 最近の息子は親の意見よりもタイマーを重視する。スマートフォンのタイマーがピピピピと鳴ったら嘘みたいに遊びを辞めることが多い。多分、『親の命令に従う』のではなく、『自分で決めたタイマーに従う』というのが彼の自尊心を傷つけないのではなかろうか。今回も2分後のピピピピで遊びを切り上げた息子とともに、先にフードコートの席取りへ向かった妻を追う。
 三井アウトレットパーク木更津のフードコートはなかなかに家族向けになっていて、こあがり席、という靴を脱いで座布団と机という席もあるし、椅子やテーブルが低めのキッズ席もある。すばらしい。あとフードコートって大抵の場合は消去法でメニューを決めることになるのに、ここはどちらかというと人気店が多かったのですごくえらいと思いました。
 私は冷やし担々麺を食べ、妻は中華焼きそばを食べ、息子はうどんを食べ、食後に娘の授乳を経ていよいよ目的地である竜宮城ホテル三日月へ出発。この時点で12時過ぎ。当初の目論見では11時くらいを目指していたので3歳児による遅延行為の恐ろしさが伝わると良いと思います。
 10分かからずホテル三日月へ到着。近。普段は1日に数時間運転せねばならないので、あまり車の運転が好きではない私としてはとてもありがたいですね。11時からチェックインできるのでまずはチェックインだけして、荷物を預けてプールグッズを持って竜宮城スパの方へGo。
 竜宮城スパはなかなかおもしろい構造になっていて、まず更衣室があるんですけど更衣室と温泉が直結なんですね。なんだそりゃ普通じゃん、って思うじゃん?しかしその温泉施設の左奥にプールがあるのだ!だから温泉に入る人は更衣室で全裸になって温泉に入ればいいんですけど、プールに行く人は温泉に行く人と同じルートを通るにも関わらず水着なのだ!なんか変なのだ!全裸のおっさんの横を水着の私が歩くのだ。温泉の中を浮き輪持って歩くのだ。やっぱなんか違和感である。
 しかし��れには当然利点があって、プールで遊び終わったら水着脱いで荷物置いてそのまま温泉に入れるのである。プール→温泉→更衣室→ホテル、という美しい流れ。プールで泳ぎ疲れて髪とかバサバサになったときも、即座に温泉に入れる(もちろん頭や身体も洗える)のである。
 で、水着を着て浮き輪を持ってテントも持ってプールへ。どうだね気付いたかね違和感はあったかね。そう。テントを持っているのである。もちろんテントといってもポップアップテントである。小さいやつ。なんかよくわからないけど竜宮城スパはプール施設の奥側に芝生が広がっていて、いいのか悪いのかわからないけど誰も止めないからいいんだろうけど芝生にテント持ってきてる人がたくさんいるのよね。
 プールの合間の休憩にもいいし、何より子連れというか赤ちゃん連れだとテント張ってバスタオル敷いておけばスヤスヤと寝かせるのに最適なのである。日陰だし風通しは良いし。というか風はちょっと強すぎますね。方向を誤るとテントが風で歪む程度に強かったです。その分、片付けは楽だったけどね。
 さて、ようやくプールに入ります。娘は人生初プール。息子はけっこう久しぶり。グアム旅行に行った1歳11ヶ月の頃は、なんの物怖じもせずにプールに飛び込み(そのあと私が支える)、ウォータースライダーで幾度となく滑りを繰り返していました。今回も楽しんでくれるといいな、と思っていたのですが予想外に彼がビビることビビること。あの1年前の勇姿はいずこ!と言いたくなるほどに、ライフジャケットつけてるのに水位が首くらいまでくるからか恐怖で表情を歪めます。やっぱ1年で知恵がついたんだな、知恵がついたことできちんと水の恐怖を理解したんだなぁと感心。あとウォータースライダーはさすが日本、グアムと違って身長制限があったので今回はNG。
 というわけで最初は足のつかない屋内プールや流れるプールにて家族みんなで浮いてたのですが、息子としてはそれは時折恐怖もありあんまり楽しめなかったらしい。というわけで水深60cmや40cmの浅いプールに移動したところ、息子としては走り回れるし転んでも浮かぶので安心、ということでここからエンジンがかかり始めた感じ。走り回るわ這い回るは飛び込むは水しぶきをあげるはバタ足するわで頻繁に笑っています。すごい。こんな浅いプールで大した遊具もないのにこんなに楽しいんだ!やはり子供って無敵だなぁと思いつつ、そんな息子を見ていると連れてきてよかった楽しんでくれてよかったという思いが湧き上がりますので親もまぁまぁ無敵かもしれません。
 と、思ってたのは最初うちだけでしたね。しばらく遊んだらちょっと休憩入れたいじゃん。でもダメ。遊ぶんだって。「まだ遊ぶの?」「違うよ!まだまだ遊ぶよ!」って言われた。どこで仕入れてくるのそういうトンチみたいなの。娘は流石に疲れて眠そうなので、妻とともにテントへ移動してるんですけど、その状態でしばらく経ったら夫婦で役割を交代しようと思うわけです。娘が寝ているので妻は娘から離れられないし、私は息子から目を離すわけにはいかないので交代できないんですよね。「一旦おかあさんのところへ戻っておやつ食べよう?」とか言っても、タメを効かせて「………、ヤダ。(ニヤリ)」とかやるわけです。
 もちろん引き摺っていったり抱きかかえて戻れば戻れるんですけどね。でも息子がプールを楽しむために遊びに来てるのに、力技に出たら絶対泣くからそれはやりたくないなーって。おやつやお茶で休憩を入れることを提案して粘り強く交渉しつつ、なんとか宥めてやっと休憩。
 その後も特筆する事態のないまま同じような遊びを繰り返し、あとはあれか、プールにも温水スパゾーンっぽいところがあるので柚子湯とか真珠の湯とかのあらゆる○○の湯に出たり入ったりを繰り返し。本人が楽しいらしいからいいけれどね。ちなみに娘は生後6ヶ月なのであまりプールを楽しむという感じではないですが、小さい子用の座れるタイプの浮き輪に浮かべるとときおりニコニコしたり、水に興味を持ったり、浮き輪の飾りに興味を持ったり、自分の水着が水中でヒラヒラするのに傾注したりしていました。
 11時半頃からプールに入って15時前には切り上げて15時半から夕食の17時半までお昼寝だ~とか考えていたのですが、開始もずれ込めば終了もずれ込むわけです。12時半頃からプールに入って、2~3時間で疲れ果てると思っていたのですが16時を過ぎても「まだ遊ぶ!」の連呼。「明日またプール入るから!」と宥めても「明日じゃない!今あそぶ!」とベストを尽くす発言。結局半泣きくらいまで崩れましたが撤収作業を考えると夕食に間に合わなくなるのでね。16時半くらいに撤収して着替えてホテルの部屋に入ってちょっとだけ休憩してから夕食へ。
 さて、ホテルの話なんですがちょっと構造的に微妙な点が多いのよね。例えば、とにかく横に長い施設(1フロアに約30部屋ある)なのに、ホテル中央にエレベータがあって、そして右端に温泉や食事処とかの施設が偏ってるの。さらにその施設は5階の連絡通路を使わないと行けないの。となると、ホテルの端から中央のエレベータまで歩いて下り、再度5階中央から端まで歩かないといけないの。最初に竜宮城スパが完成していて、そのあとにホテル併設になったからこういう作りなのかなぁ。移動距離がちょっと長くなるよね。
 あとスパ施設という夏に活躍する施設なのに、鍵を部屋の特定箇所に指さないと部屋の電気系統が動かないのはどうかと思うの。要するに部屋から出てる間は強制的にエアコンが切れるの。だからチェックインして最初に部屋に入るときもすごく暑かったし、夕食から戻ったときもとても部屋が暑くてげんなりしました。
 ついでに文句を続けておくと、スパ施設が1~4階にあって、食事処が5階にあるからか5階がすごく蒸し暑かったのと、スパと食事施設が同じ建物ということで食事施設も裸足なのもよくなかった。裸足であること自体はまだいいんだけど、バイキング形式だからさ、たまにこぼす人とかいるじゃん。裸足で謎の液体を踏んだときの不快感たるや。食事処だけでもスリッパになりませんかね。あと4階へ続く階段にドアをつけたら蒸し暑さが減ると思いますね私はね。
 そんなことはここに書かずにアンケートに書け。おっしゃる通り!でも残念ながら、子連れのホテルチェックアウト前ってそれどころではないのよね。慌ただしくってさぁ…。子供を着替えさせて、かまってかまってというのを横目に荷物まとめて。というわけでTwitterでエゴサをした竜宮城ホテル三日月関係者の方が奇跡的にSeaAirを発見してこの文章を読むことで改善につなげてくれると信じてこうして書いてるわけ。ごめん嘘。本当に伝えたかったら予約したページから口コミとかで書くべきだよね…。まぁぶっちゃけるとSeaAirって何も考えずに思ったことを書くだけだから。そこに意味はないのだ。意味がないからこんなにたくさん文章が書けるんだよ。
 閑話休題。夕食に関して言うと、100点のものはないけど80点のものがたくさんある、というのがバイキングの印象でした。ステーキは美味しいし、ホタテを焼いてくれるのも嬉しい。寿司にイクラがあったのもすごいなって思うし、カニの食べ放題があるのはなかなか見かけない。その他お惣菜の数も多くて天ぷらも揚げたてで、刺し身はカンパチと甘エビが美味しくて…、そういう意味でラインナップは素晴らしいと思います。ただ、多分わたし、結構いろんなホテル行ってるから…。ちょっと前に北海道のホテルのホタテとかイクラとか、都内の高級ホテルのローストビーフとかをバイキングでモリモリ食べてるわけ。そのあたりを勘案すると軒並み80点ということになります。すごく偉そう!でも大丈夫、ここまでよんでるひとなんて、いないよ(いつものパターン)。
 子連れ外食の典型ですが、子供が早々に満腹になって飽きて早々に撤退を余儀なくされる事が多いのです。が、今回はなんと大方の予想どおり息子の体力が尽きてしまい、夕食の席でうつらうつらと始める次第。妻が、「眠いんなら椅子にもたれて寝たら?」と言うともたれて10秒で半白目で寝始める。体力0で腹も膨れてきたからだろうな。後ろの席に座ってたオッチャンが、「懐かしいねえ!うちの子も食べながらよく寝てたよ!」と声をかけてくれました。やっぱりあるあるなのかしら。
 ということで息子が騒ぐことがなくなり、娘はまぁ抱っこしてたらあまり怒らないので夫婦でゆっくりバイキングを楽しめます。前述のとおりステーキとホタテとカニを何巡かしつつ、竜宮城スパが潮干狩りスポットでもあるだけあってあさりのメニューが多いのかな?地産地食を堪能。デザート類もちゃんとあるけど、コーヒーがなかったのは我ら夫婦としては少し残念でしたね。
 そして部屋に戻る前に、子供向け施設を散策。息子は食後に起きてもらってます。ゲームセンターっぽいところに、アンパンマンとバイキンマンの回転するタイプの乗り物があって、息子は遠慮してなのか特に何も言わなかったらしいんだけど、妻が「お父さんが(トイレから)戻ってきたらアレ乗ろっか」というと目を輝かせたらしい。やりたいことはやりたいとはっきり言うタイプだと思ってるんだけど、たまにこういう黙ってることがあるから、もっと息子自身のやりたいを引き出してあげたいですね。まぁ引き出した結果が体力0になるまでプールだったりするんですけど。そのあたりの押し引きが難しいよねえ。
 その後、屋内プールでレーザーによるショー、屋外プールで噴水によるショーがあるとのことで足を運んだ(着衣でよい)んだけど、プールに行くためには前述の通り温泉横を通るんですよね。着衣で。すごい違和感。そしてショーはあれですね、音響が悪くて何を言ってるんだかよくわからないホテル三日月のテーマソングとともに適度にレーザーや噴水が頑張っていました。こういうショーって結構人が集まるものだけど、十数人でしたのでなるほど納得、と思いましたね。ほら、リピーターが多いらしいからね。みんなもう見てるんだよね。あと日曜夜だったからね。明日平日だしね(謎のフォロー)。
 部屋に戻って支度して温泉施設の大浴場へ。娘は部屋風呂へ入れて寝かしつけ、先に私と息子が、そして妻が交代で大浴場で入浴の予定だったんですけど息子が泣きました。大浴場で。ここで竜宮城スパの大浴場について述べておくと、いわゆる大浴場っぽい広いお風呂のほかに、スパっぽい深さ90cmの歩けるすごく一周すると距離のあるお風呂があるんですね。流れるプールに近いけどお風呂なの。で、途中に流水とか滝とかバブルとか打たせ湯とかあるの。面白いよね。だけど息子は90cmだと額くらいしか出ないので、私が抱っこで歩いてたわけなんだけど、ライフジャケットのない状態で昼間の流れるプールを思い出したらしい。入って5分もしないうちに、怖くなって出る!出る!を繰り返す。じゃぁ他の浅いお風呂へ…と行こうとしたところ、「お母さんのところに戻るの!!」と聞かず、出口方向とは異なる方向へ歩こうとすると泣くのでもう諦めて部屋に戻ることに。
 部屋に戻って妻にまぁそういうわけなのですと伝えると、妻が入浴に向かい私はおとなしく息子と部屋で待つことに。息子はすっかり疲れてるだろうから寝ればいいのに黙々とYoutubeを見ている。なんか寝たら負けって思ってそうなんだよね。寝なかったらもっと遊べる(Youtubeが見られる)のに、寝てたまるか的な。私かよ。とはいえやっぱり疲れているので、妻が大浴場から戻ってくるまでには寝落ち。
 ということで私もその後はひとりでゆっくり大浴場が堪能できるぞやったぁ!って思ってたんですけどこのとき23時で、23時になると露天風呂終了であってサウナも終了なんですよねかなしい…。あと金やらプラチナやらでできた数億円の浴槽もあるんですけどあれも22時で施錠されてしまいます。ちなみにちょっと調べてたらこの浴槽、過去に2回も盗まれた上に犯人捕まってないんだって。すごいね。
 23時を回ったことによりそれこそ貸し切り程度に人がいなくなった大浴場をウロウロしてそれなりに堪能し、風呂上がりにビールとストロングゼロを買って妻とお疲れ様でしたの一杯。そして二杯。最終的に5缶でしたね。めっちゃどうでもいいけどストロングゼロってalc9%なのに自販機にalc8%って書いてあってうわぁ珍しい!と思って購入したのに出てきたのは9%でした。黎明期は8%だったんだろね。この事象に妻は気づかなかったらしいので私は本当に目聡いんだなと思いました。目聡いは褒め言葉だよ。だって聡いんだから。
 そしてその日は夫婦でゆっくり飲んで就寝。息子と私は同じベッドで、妻と娘は同じベッドで。まぁだいぶ酒も入ってるし朝までぐっすり…と思いきや娘が寝返りしてベッドから落ちる、というハプニングもありましたね。そんな高さはないし絨毯だから、抱っこしたらすぐ落ち着いたけどね。そして二度寝。
 起床。ビジネスホテルって割と部屋の暗さが担保されているものだけど、このホテルはけっこう明るかったんだよね。ドア下とか、あと窓もいわゆるロールブラインドだからね。明るさで早々に息子が目覚めたもよう。君22時半くらいまで寝てたのに7時に起きる3歳なのね…。
 支度して朝食へ。朝食もバイキングで、やはりアサリ中心ででした。アサリご飯に、アサリの味噌汁。大きな味噌汁が嬉しいですね。あとは和食と洋食で、どちらかというと和食が多めだったかな?個人的にはわかめが練り込まれたうどんと和風海藻ねばねば系サラダを混ぜて食べたのが美味しかったです。
 10時チェックアウトが混む、というのはそこかしこに書いてあったのだけど、まぁほらこの日は月曜平日じゃん?流石にそこまで待たないっしょ!と思ったらエレベータ10回くらい見送ったね。マジかよ。来るエレベータ来るエレベータ、必ず満員だよ。満員っていうかさ、みんな台車に巨大浮き輪とか載せてるんだよ…キャパのわりにエレベータ数が少ないのもあって、そして私が5階にいるので6階以上の人らがハケるまではこれ降りられないのでは…ということで横にいた同じ境遇のおっさんに話しかけます。
「上…行きましょうか」 「もう仕方ないですよね」
 というわけで見知らぬおっさんと二人で最上階たる10階へ。ちなみに息子と妻はすでに階段でチェックアウト手続きを済ませております。たくさん荷物を載せた私と娘、たくさん荷物を載せたおっさんの3人で10階へ。途中で7階で止まるけど誰も乗れない。そして10階へ。誰もいないのでそのまま1階へ。途中7階で止まると「あっ」と言われる。そして5階でまた止まると「さっきの…」と言われるが知らぬ存ぜぬごめんなさいという一部感情が漏れた顔で通過します。やったぜ。これも戦術ということで。
 もともとは近くの動物園に行くのもいいかなと思ってたんだけどまぁ息子のプール執着心を見るに結局今日もプールですよね。ホテルチェックアウトして10時過ぎには併設プールへ。昨日で手順はわかっているので実に滞りなくプールに到着して10時半には泳ぎ始めてまぁ昨日も泳いでるし息子が飽きてお腹空いたら昼過ぎに出るか。
 と思ったけど14時になっても「かえらなーーーーーーーーい!!!」とお怒りでしたよ彼はね。もう仕方ないので強制的に連れ帰るしか…と思いつつプール内で浮き輪の空気抜いてたら「それやめてよおおおおおおおおお!」とお怒りでした。やはり浮き輪の空気を抜くというのが帰りを示唆しているとお分かりなのでしょうね。浮き輪の空気をすべて抜いて、彼のライフジャケットも巧みに脱がせて、キッズ向けの浅いプールに入った彼から徐々に徐々に15分をかけて遠ざかっていくと息子もようやく仕方なさを受け入れた様子。
 妻と娘のいるテントに戻ると息子はやっぱり帰りたくなさからふてくされますがまぁテキパキ片付けまして、さぁそのまま隣の温泉に入って一息つくぞ!と思ったんだけど許されませんでしたね。
 温泉について息子と私の頭から爪先までを洗い、露天風呂へ行って2,3の○○の湯に浸かったところまではすべてが順調だったんですよ。でもね。「川歩きの冷温泉」みたいなのがダメだった。息子が入った瞬間、「これつめたい!」と喜び、深さ10cmくらいしかない足首までの深さを歩いて暑さを飛ばす、という目的の温泉に座り込んでバシャバシャやりはじめたのです。
 まぁそれだけならいいのよ。でもね、その後ほかの温泉に私が入ろうとするたびに、「これ熱いよ!!!!」「もっと冷たいのさがす!!!」と私が入るのすら許さずあらゆる温泉の温度を確かめてNGを息子が出し続けるのでした。
 そして最後に彼がたどり着いた黄金郷は、サウナの横の水風呂でした。
 「おとうさんいっしょにはいろうよ!!」  「いやだよ寒いよ…」
 というわけでね、息子はその後、幾度となく水風呂に入り、私は近くの温泉にちょくちょく浸かってから温泉を後にするのでした。子供ってほんとに予想外の方向に進むよね。今回のは「まだプールに入りたい欲」があって、冷水でそれを思い出したんだろうけど。
 ということで着替えて妻とロビーで合流したのが15時半。昼食まだです。移動して16時ころに昼食兼夕食ということで、いわゆる浜焼きのできるお店に行きます。もう詳細は端折るけど、活きた魚介をお盆にとって会計し、そのまま網で焼くというお店でした。あと海鮮丼系も。エビとウニと岩牡蠣を焼き、特上ウニ丼に舌鼓を打って帰宅したのでした。千葉のお店なんだけど、通常のウニ丼が外国産のウニで、特上のウニ丼は北海道の、って言っていたのが印象的でしたね(どうでもいい)。
 
 はい。というわけで竜宮城ホテル三日月だったわけでした。移動がラク。息子が楽しそう。とてもいい。プールの準備が大変。プール4時間はさすがに飽きる。ちょっとよくない。でも総合的に見ると、また9月くらいに似たようなタイプのところに行きましょうかね、ということになりましたのでやはり子供らが楽しそうにしているのが何より良いなと思うのでした。旅行記もどんどん変容していくなぁ、と感じている今日このごろなのでした。なんかじっくり書いたら久々にかなり長くなったね。ここまで読んでくださったかた、感謝申し上げます。  
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