Tumgik
#野川公園_彼岸花
elle-p · 3 months
Text
All voice actor comments from the P3 Movies blu-ray
石田 彰 (結城理 役)
「ペルソナ3」が劇場版になって主人公に結城理という名前がついたことで、自分の中で主人公というキャラクターがより具体性を増してきました。
劇場公開当時、各地で舞台挨拶をさせていただいたときにも「今回、ようやく結城理という名前がつきました」という発言はしたのですが、会場に詰め掛けて下さったゲーム版からのファンの皆さんには、今一つピンと来ていないようでした。ここら辺はプレイヤーキャラクターであることの限界かと思っています。
他のキャラクターについては、皆さんおなじみのあのキャラクターが、スクリーン上を縦横無尽に駆け回り、見覚えのあるあのシーン、このシーンが繰り広げられることで「待ってました!」「これが見たかったんだよ~」というある種の達成感というか満足感があるのでしょう。
だから、主人公というキャラクターに対して、やっと結城理という肉付けができたという満足感が得られるのは、主人公を演じ続けてきた僕の特権といえるでしょう。今回、パッケージに結城理とクレジットされていることに日本で一番喜んでいるのが僕です。
豊口めぐみ (岳羽ゆかり 役)
完成した劇場版アニメを見て、まるで誰かがプレイしているゲームを見ているかのような気分になりました。それくらい原作ゲームを大事にされているなぁと思ったのです。
ゆかりの声を初めて収録した日、ゲーム冒頭のチュートリアルシーンもあったかと思いますが、なんだかとにかく凄い量のセリフを、プレイヤーさんにご理解いただけるようにするのに格闘した記憶があります。
あれから数年の時を経ての劇場化。
今回は時間との闘いでした。
年齢との (笑) ということもありますけど、単純に数年前に戻るだけではなく、関係性も0へ戻す。今は知ってしまっていることを、いかに知らないように演じるか。
しかし、ペルソナ3のメンバーは凄いです。
みんなの声を聞いて、あっという間に昔に戻った気がしました。またこの方たちと物語を紡げること、本当に嬉しく思います。
初めて見る方も、ゲームをプレイしてくださった方にも楽しんでいただける作品になっております! いろんなとこにニヤリなものが散りばめられているようです。
劇場で見つけられなかったもの、見つけてみてくださいね。
鳥海浩輔 (伊織順平 役)
祝・劇場版・アニメ化! このお話を最初に聞いた時は本当にうれしかったですね。ゲームの収録からは、もう片手じゃ足りない年月がたっていましたし、ドラマCDやゲームの続編なんかは収録してましたけど、アニメ化はもうP4がやっちゃってたし (笑)。流石にないだろと思っていた、いや、そんな事も思わなくなっていた時に、ですから。この作品は個人的に非常に思い入れのある作品です。もちろん伊織順平というキャラクターも。そんな作品がアニメ化、しかも劇場版ということですからね。「やっちゃうよー俺!」ってなカンジで収録前からワクワクしてました、珍しく。実際の収録も皆さんが一言セリフを言う度に、「ああ、そうそう」みたいな。
なんかとても楽しかったなあ。うれしい事に、劇場版も一本で終わりではないので、観てくださる方達にもたっぷり楽しんで頂けるのではと思います。我々も力一杯演じていきます! まずは、この第1章を堪能して下さいませ。
能登麻美子 (山岸風花 役)
元々ペルソナの世界観にとても魅力を感じていました。ストーリー、映像、作品全体に漂う雰囲気、作品を包む空気感。ありそうでない。ペルソナという作品だけが持つ独特の “何か”⋯。うまく言葉では表現出来ませんが、人を惹きつける力を強く持っている作品だと思いました。
そして、それらの全ては劇場版でも素晴らしい形で表現されていて、初めて映像を見た時、心がとても震えたのを今でも強く覚えています。キャラクターを再び演じることが出来たのも大きな喜びでした。ゲームと同じように、この劇場版も皆様に永く愛されることを願っています。
田中理恵 (桐条美鶴 役)
第3章の公開を目前に控え、第2章のパッケージが発売ですね。勿論、第1章も劇場で見て Blu-ray/DVDでも何度も見ましたが今回の第2章はなんと言っても美鶴のペルソナ召喚ですね。
劇場でも見て、ゲームでプレイして美鶴のペルソナ召喚の時以来の感動でした。第3章の劇場公開を見に行く前にぜひ! また第1章 第2章を何度も見て貰えたらなと思っています。
学園生活をまた主人公と共にもう一度 「ペルソナ3」の世界でやり直す気持ちで演じています。アルカナ・女帝に負けじと今後も第3章でも頑張って参ります。
劇場で見られずに今回から初めて見られるかたも、劇場で見てくださってもう1度、何度も見てくださるかたに感謝の気持ちと今後とも「ペルソナ3」をよろしく! という気持ちと、愛を込めて⋯!
緑川 光 (真田明彦 役)
Blu-ray/DVDお買い上げありがとうございます。
やはり、ゲームから引き続き応援して下さってる方が多いのでしょうか? 長い事この作品を愛して下さって本当にありがとうございます。
正直、「ペルソナ3」 のアニメ化は諦めていたのですが、まさかの劇場映画化と言うことで、めちゃめちゃ驚きましたよ (笑)。
テレビアニメ化だとクオリティが微妙な場合もありますが、劇場アニメなら高水準のクオリティは約束されたも同然ですからね (笑)。
しかも、毎回監督さんが変わるシステムという事で、その都度、見せ方が異なっているのは、とても面白く感じます♪
この辺は劇場で1回見ただけじゃわからないでしょうから、シリーズ通して、Blu-ray/DVDで繰り返し何度も見て頂けると幸いです (^-^)
緒方恵美 (天田乾 役)
「ペルソナ3」 劇場アニメ化を喜びつつ、第1章は映画館でお客さんとして観ていたので、やっと来たか! と嬉しかったです (笑)。
映画の天田はゲームより素直に描かれていて⋯だからこそテストでは逆にスルッと演れてしまったんですが、そんな自分自身にココロのどこかに潜んでいた「天田のカケラ」が違和感を唱え (笑)。
監督や音響監督と相談し、少しだけゲームの雰囲気に近づけることになりました。結果、素直だけどちょっぴり大人びた、思慮深さのある少年になれた気がします。魅力的な原作の中から、時間の関係でエピソードを絞られてしまったのは残念ですが (スタッフの皆様も苦渋の決断かと⋯!)、その中でも必要な静寂や、逆にたたみかけるような部分、更にコミカル・シリアスも絶妙なバランスで配置されていて、変な言い方ですが本当に「映画的」な、素晴らしい作品に。
田口監督以下、皆様のお力で⋯参加させて頂けたことを本当に嬉しく思います。
連作の途中ではありますが、渾身の1本。愉しんで頂けたら幸いです。
中井和哉 (荒垣真次郎 役)
荒垣君とはゲームの収録で出会いました。よもやこんな長い付き合いになるとは思わずに。もちろんそこでも彼は物語の半ばで散っていく訳ですが、別に寂しさはありませんでした。
なにぶんその日に出会って、別れたものですが1回限りのキャラクターとの関係って大体そんなものです。
ところがその後、私は数々のドラマCDで再び彼と出会い、彼の色々な面を知ることになります。今にして思うとそれはまさに劇場版「ペルソナ3」第2章、夏休みのワチャワチャとした雰囲気に似て、多少羽目を外しても許される空間。こういう企画に多くはゲーム本編のムードから外れたお遊びで、楽しくはあっても意味などないのが常なんですが、私と彼にとっては重要な時期になったようです。
やがて絶対に訪れる別れをどこかで意識しつつも、楽しい日々を過ごしていました。
そして時は流れ、ブランクがあって。彼を心の奥にしまっていたところへの劇場版。そのシビアな舞台で決定的な別れを経験した今、私は今度こそ、心底寂しいと思っています。
神奈延年 (タカヤ 役)
「タカヤ」というキャラクターに出会って、もう何年たったのか? 基本は悪役なのでしょうが、彼の生き方は大まかなところでなぜか共感できるところもあるのです。この物語で「終わり」に対しての向き合い方、全てを受け入れ、今を生きる。しかし⋯その生き方に、光ある明日を見出していないところが、この物語での彼の役割たる所以でしょうね。僕はやっぱりこの状況なら、理たちのように抗うとおもいます! タカヤを演じる上に於いて、気をつけたところは、彼の風貌を損なわないように、柔らかく話すようにし、その中に刹那的な思考、そこから生ずる恐ろしさも混ぜてみました。
沢城みゆき (エリザベス / チドリ 役)
この「ペルソナ3」という作品では、私はエリザベスとチドリという二役を演じさせていただいてきました。前者は「発言されているわけではありませんが)いわゆる “永遠の命”、後者は “刹那の時を生きた命”、という対照的な印象があります。この第3章は正にチドリの命の花がパッと咲いた大切な映画となりました。⋯彼女がむかえたエンディングを思うと、散った、と言うべきかもしれませんが側にいた私には不思議と、美しくきらきらとした温かい花を抱いたままの体感が残っています。皆様にも優しく見届けていただけたら幸いです。⋯さて、第4章ではエリザベスさんの⋯いつもとは少し違った? 面が見られるかも?? お楽しみに!
小野坂昌也 (ジン 役)
ジンはおわかり頂けるように大阪弁のキャラクターなのですが、他作品などで演じさせて頂く大阪弁のキャラクターは、だいたいツッコミ役だったりおちゃらけているパターンが多いので、そういった意味で言うと、ジンはなんとなく大人しいキャラクターで珍しいな、と思いました。ただ、大人しいとは言えキャラクター性を出さなければいけないので、性格を作りつつ、他のキャラクターとのバランスをとるのが難しかったです。特にジンは無口というか、あまり話さないキャラクターなので性格が掴みづらかったというのもありました。ゲーム収録時は基本的にキャラクター作りは任されていて自分主導でキャラを作っていけるのですが、アニメとなると全員のポジションとのつり合いをとらなければいけないので、音響監督と微修正を重ねていったのを覚えています。
石田 彰 (結城 理 役)
劇場版「ペルソナ3」にまつわる妄想
結城理にとって劇場版「ペルソナ3」の全4章はデスを���の身に封印され、心が虚ろになってしまった彼が、特別課外活動部の仲間達とのふれあいを経て、その中身を満たし直していくまで の過程をたどる物語でした。
理の記憶の甦りという物語構成の妙として、時間軸とそれが公開されるタイミングがズラされていたりしたので、ゲーム版に触れたことがない観客の皆さんは初登場時の理の立ち位置に一種の不気味さを感じたのではないかと思います。そのうえ各章で起こる事件は、例えばゆかりの父親に対する誤解や順平とチドリの一件、荒垣先輩と天田くんの関係など暗くて重いものが多い印象です。しかしそういった明るくてハッピーなものばかりではない、人が内側に抱え込んでいる傷の部分をきちんと描いたからこそ、彼らに出会ってそれを見つめることになる理も、章が進むにつれて、本来、人として持っているべき大切なものを、欠けることなく獲得していけたのだと思います。
劇場版 「ペルソナ3」の全4章が観客の皆さんに受け入れて頂けたのも、ゲームで体験したストーリーを映像で見てみたいという興味の他に、そんな理の見る景色に影響され同調することで、その先の展開が気になったからという部分もあったのではないでしょうか。このように人の心を構成する様々な経験の起伏を描いた劇場版「ペルソナ3」ですが、そもそもペルソナという単語は僕の理解では心理学周辺で出てくるものですよね。
一番初めのゲーム収録でこのタイトルと内容を知ったときに、バトルをするための自分の化身をペルソナと呼ぶなんて、何でシャ レてるんだと思ったものでした。人が対外的に自分を表すためにかぶる仮面。それが敵、自分に向かってくるモノと戦うための武器になる。これは日常のコミュニケーションそのものに見えます。だから、そういうペルソナを本来の意味を考えると、理だけが一つのペルソナの進化という形ではなく、初めから複数のベルソナを使い分けられるというところにも自分なりに納得のいく理屈をつけることができそうです。心の中が空っぽの理には端から対外的にどう見られたいという願望がありません。そんなことは彼にとってはそれこそ「どうでもいい」ことであって、どう見られても構わないからこそ、かぶる仮面を一つに限定する理由がないのです。どうでしょう。自分としてはこの理由付けの仕方、なかなか気に入っています。理が空の器であったと捉えることで、映画の登場人物として物語を展開させていく大きな必然性を持たせることにもなるのです。結城 理の物語はゲームの枠にとどまらず、映画化という展開にも充分耐えうるポテンシャルを持っていた、だから映画化されるのは必然だったというのはちょっと暴走し過ぎでしょうか。暴走ついでに、第4章『Winter of Rebirth』のクライマックスシーン。これまでの経験を経て、一度無くした人間性を取り戻し、中身を満たすことができた理は、かつて母親が自分にしてくれたように、仲間を生かすために自分の命を投げ出すという境地にまで達します。そこには第1章『Spring of Birth』の頃の己の死の恐怖に対するどうでもよさから来る蛮勇はありません。自分たちが存在した証を守り残すという全員の目標を果たすために、理は自分を満たしてくれた、自分を再構成するためのエレメンツをくれた仲間と彼らが生きていく世界を、今度は自分が数おうとしました。そしてそれが自己犠牲的発想に基づく行動だったのは皆さんも感じられた通りです。そのために数多くのペルソナという仮面をかぶることができる理が、ことごとくそのペルソナを打ち砕かれ、最後はその仮面をかぶらずに先へ進む。これはなかなか象徴的なシーンだとは思いませんか。
「生きろ」と自分に伝えてくれた母親と同じ言葉を仲間に託していく。母親が我が子を思う母性愛が、究極、無上のものであるならば、仲間たちとの間にその無償の愛情を注げるまでの絆を楽いた理の内面は、完全に人間としての形を取り戻したと言えるでしょう。それに加えて、ペルソナという仮面をかぶらない形でしか最後のステージに上がれないという仕掛けが用意されているわけです。これはニュクスという究極の敵、環境、世間に立ち向かえる力を宿す場所はその人の本質的な部分にしかない、虚飾の仮面を被った姿では無理なんだというメッセージにも見えるわけです。また、敵を倒すときにはペルソナという仮面をまとい、大切な人を守るときには自分の素の姿をさらけ出すことが必要だったという構図も暗示釣です。自分なんかはとてもじゃないけれど素の自分をさらけ出したところで強さに結びつくとは到意思えないと言いたいところですが、一度リセットされ、新たに経験を積み直した理は、人より先に一つ上のステージ、命の答えに到達しているのです。もはや凡人ではありません。フィクションとはいえ、影時間でシャドウと戦う使命を与えられたのが理達で良かったとつくづく思います。もしも僕だったとしたら、命の答えにたどり着くのはまだまだ先のことでしょうから、世界は予定通り1月31日に終わっていたでしょうし、そうなったらこの妄想が世に出ることもなかったでしょう。そう考えるとそれもアリだったかもしれませんけどね。
坂本真綾 (アイギス 役)
アイギスというキャラクターに出会ったのは、もう10年も前のこと。まさかこんなに長い年月を一緒に過ごすことになるとは、当初は思っていませんでした。多くのペルソナファンの皆さんに愛されて、このたび映画という形でもう一度みなさんに再会することができました。大きなスクリーンでアイギスや、大好きなキャラクターたちが活き活きと動きまわる姿を見ることができ、とても嬉しかったです。彼らが絆を築き上げていく過程、真正面からお互いにぶつかっていこうとする姿勢に何度も胸打たれました。
アフレコの度に感じたことですが、この作品に関わっているスタッフさんや、キャストの皆さん、本当に作品への愛情が深くて、とても喜びに満ちた表情で収録に臨んでいらっしゃいました。その雰囲気は、完成したフィルムにもきっと滲み出ているのではないかと思います。
ついに完結となり、寂しさもありますが、達成感のほうが大きいです。アイギスと出会えたことに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
8 notes · View notes
ari0921 · 6 months
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)3月15日(金曜日)弐
   通巻第8176号
 明日(3月16日)、北陸新幹線が金沢から敦賀へ延長
  福井県は観光と経済活性化の期待に湧いている
*************************
 北陸新幹線は日本海沿岸の糸魚川(新潟)から富山、金沢を通り、若狭と越前の境にある港町・敦賀まで延長される。『古志の国』の再現だ。
敦賀駅は新幹線駅で最高位の三階建て、駅前は商店街が整備され、あちこちに歴史的な遺物やら銅像、記念館がならんで観光客を待ち受けている。気比神宮から金ケ崎城跡は後醍醐天皇の御代の激戦地、信長潰走のおりは明智光秀が鉄砲隊を組織してみごと殿軍を務めた。
松原海岸から南へ歩くと、水戸藩の武田耕雲斎以下の天狗党を祀る松原神社、このあたりに渤海使をむかえた迎賓館があった。敦賀は観光資源に恵まれているのである。
 筆者、古代史最大のミステリーのひとつである応神天皇、そして継体天皇の取材を数年つづけているため何回も訪れてはいるが、訪れるたびごとに新しい発見がある。
記紀では応神天皇が武内宿弥に連れられて禊ぎに気比神社へ赴き、地元の神と名前を取り替えた。なぜ? 
気比神社は仲哀天皇、神功皇后、応神天皇を祀るが、猿田彦と竹内宿彌もちゃんと祀られている。敦賀の応神を祀る神社のほぼすべてで、武内宿彌を祀っている。その謎を解明するために現地の稗史を調べているのです。
 継体天皇は三国に育ち、坂井市にある『天皇宮』に大和朝廷からの使者、大伴金村と物部荒鹿火を迎えた。その近くには執務した高向宮跡がある。また謡曲「花かたみ」の舞台と想定されるのが越前市の「花かたみ公園」と味真野神社。そこから奥へぐんと這入り込むと五星(ごおう)神社がある。応神から継体までの五代をまつる神社だ。このあたりが「文室」(ふむろ)とよばれるのは継体天皇の学問所があったとされるからだ。
 脱線すると能の『花かたみ』は各地の能舞台で演じられるが、ことしは3月17日に長野で催される。残念ながら筆者、先約とかさなって鑑賞に行けない。越前郊外の味真野神社境内には、この能を再現する継体天皇と越前妻とが並ぶふたりの銅像が建立されており、王冠は金で輝いていた(それにしても駅から遠いです)。
脱線すると雇ったタクシーは日産EV。『タクシーの電気自動車は初めて』というと運転手は「寒いから暖房を入れると電池の消耗がものすごい」と愚痴をこぼした。
 新幹線のはなしに戻すと福井駅前には「ふくみち」として商店街が整備され、武生駅は従来線駅よりかなり遠い田圃の真ん中に「越前たけふ」駅が新装されていた���
 沿線にはカメラマンがズラーリ、最後の従来線の車両と新幹線の一番列車を撮影しようと全国から鉄道ファンがあつまって壮観だった。彼らには応神、継体天皇に興味はない。
 さて糸魚川、富山(射水)、伏木、倶利伽羅峠、加賀の小松、そして坂井市の称念寺、敦賀気比神宮と、それぞれに芭蕉の句碑が建立されている。『奥のほそみち』は『古志のほそ道』であったというのが筆者の持論である。(拙著『葬られた古代王朝・高志国と継体天皇』、宝島社新書を参照。古志は「高志」、または「越」とも書きます)。
  ▼
((( 演目事典より )))
越前国味真野(現在の福井県越前市味真野町周辺)に、応神天皇の子孫である大迹部(おおあとべ)皇子(男大迹皇子、男大迹邉皇子とも表記)が住んでいました。皇子は武烈天皇より皇位を譲られ、継体天皇(450~531)となり都へ旅立ちました。帝は味真野にて寵愛していた照日の前に使者を送り、手紙と愛用した花筐(はながたみ:花籠のこと)を届けます。出先で使者を迎えた照日の前は、天皇の即位を喜びながらも、突然の別れに、寂しく悲しい気持ちを抑えられず、手紙と花籠を抱いて、自分の里に帰りました。
大和国玉穂の都(現在の奈良県桜井市池之内周辺)に遷都した継体天皇は、ある秋の日、警護に当たる官人らを引き連れて、紅葉見物にお出かけになりました。そこに照日の前と花籠を持った侍女が現れます。彼女は天皇への恋情が募るあまり、狂女となって故郷を飛び出し、都を目指して旅をしてきたのでした。狂女・照日の前が、帝の行列の前の方に飛びだすと、官人が狂女を押し止め、侍女の持つ花籠をはたき落します。照日の前はこれをとがめ、帝の愛用された花籠を打ち落とす者こそ狂っていると言い、帝に逢えない我が身の辛さに泣き伏してしまいます。
 官人は帝の命令を受けて、照日の前に対し、帝の行列の前で狂い舞うように促します。照日の前は喜びの舞を舞った後、漢の武帝と李夫人との悲しい恋の顛末を物語りつつ、それとなく我が身に引き寄せて、帝への恋心を訴えます。
帝は、照日の前から花籠を受け取ってご覧になり、確かに自分が愛用した品だと確認し、狂気を離れれば、再び以前のように一緒になろうと伝えます。照日の前は、帝の深い情愛に感激し、正気に戻ります。この花筐以降、「かたみ」という言葉は、愛しい人の愛用の品という意味を持つようになったと伝えられています。かくして二人は、玉穂の都へ一緒に帰っていくのでした。
 (( 以上ご参考までに )))
5 notes · View notes
myonbl · 2 years
Text
2023年3月19日(日)
Tumblr media
各地から桜の開花情報が届いている。それならと、拙宅から徒歩10分の<梅小路公園>へとやって来た。とくにイベントが行われているわけではないが、好天のもと芝生広場には大勢の人がシートを拡げている。ソメイヨシノはまだ開いたばかりだが、広場東端の枝垂れ桜は満開に近い。暑さ寒さも彼岸まで、どうかこのまま暖かくなってほしいものだ。
Tumblr media
6時起床。
Tumblr media
今朝の朝食は、届いたばかりの奥川ファームのパンを頂く。
日誌書く。
洗濯1回。
高校野球が始まる前に、録画番組視聴。新・にっぽんの芸能から、
Tumblr media
文楽「道行初音旅」〜音楽としての魅力を堪能する〜
初回放送日: 2023年3月17日
文楽屈指の名曲、その魅力を掘り下げる▽ゲストはいとうせいこう(作家・クリエーター)と桜井秀俊(真心ブラザーズ)▽錣太夫・宗助が実演家の立場から音楽的な魅力を語る
いやぁ、ゲストのやり取りが大変面白い。
選抜高校野球2日目、テレビで流しっぱなし。
Tumblr media
ランチ、息子たちには炒飯、ツレアイには野菜タップリ辛ラーメン。
録画番組視聴。今度は大分以前撮ったまま見ていなかった映画から
Tumblr media
テルマエ・ロマエ
劇場公開日:2012年4月28日
「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの同名コミックを阿部寛主演で実写映画化。古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディドラマ。生真面目な性格で古き良きローマの風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。そこで出会った漫画家志望の真実ら「平たい顔族(=日本人)」の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を寄せられるようになるのだが……。映画オリジナルのヒロイン・真実を上戸彩が演じる。監督は「のだめカンタービレ」の武内英樹。興行収入59.8億円で2012年第2位の大ヒットを記録。阿部寛が第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。
いやぁ、大笑い。
Tumblr media
梅小路公園までウォーキング、37分/3.4km。
Tumblr media
早めの夕飯、豚肉とキャベツのクタクタ煮/フライドポテト/半熟酢卵。
明日の夕飯用に、無水地鶏カレーを仕込む。
入浴、体重は500g減、よし。
Tumblr media
ちち歩数は届かなかった、水分は1,940ml。
4 notes · View notes
kachoushi · 1 year
Text
各地句会報
花鳥誌 令和5年6月号
Tumblr media
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年2月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
厨女も慣れたる手付き雪掻す 由季子 闇夜中裏声しきり猫の恋 喜代子 節分や内なる鬼にひそむ角 さとみ 如月の雨に煙りし寺の塔 都 風花やこの晴天の何処より 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
山焼きの煙り静かに天昇る 喜代子 盛り上がる土ものの芽の兆しあり 由季子 古雛や女三代つゝましく 都 青き踏む館の跡や武者の影 同 日輪の底まで光り水温む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子 パイプオルガン天上の春連れませり 順子 指を向け宙に阿弥陀の春の夢 いづみ 春の川大東京を揺蕩ひぬ 美紀 聖路加の窓ごとにある春愁 眞理子 雛菊もナースキャップも真白くて 順子 聖ルカを標としたる鳥帰る 三郎 印度へと屋根とんがりて鳥雲に 佑天 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 学僧は余寒の隅に立つてをり きみよ
岡田順子選 特選句
春陽に沈められたる石の寺 美紀 春空に放られしごと十字架も 同 春潮の嫋やかな水脈聖ルカへ 三郎 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 涅槃西風吹きだまりては魚市場 いづみ 聖路加の鐘鳴る東風の天使へと 俊樹 皆春日眩しみ堂を出で来たり 千種 桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春愁の揺れてをるなりだらり帯 愛 立子忌や飯とおさいにネモフィラ猪口 勝利 春眠し指に転がす砂時計 かおり ゆらめいて見えぬ心と蜃気楼 孝子 春潮のかをり朱碗の貝ひらく 朝子 ファシズムの国とも知らず鳥帰る たかし 立子忌の卓に煙草と眼��かな 睦子 毛糸玉ころがりゆけば妣の影 同 わが名にもひとつTあり立子忌よ たかし 波の綺羅とほく眺めて立子の忌 かおり 灯を消してふと命惜し雛の闇 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月6日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
この空のどの方向も春日燦 和子 思ひ出はいろいろ雛の女どち 同 うららかや卒寿に恋の話など 清女 鳥帽子の小紐手をやく京雛 希 耳よりの話聞きゐる春の猫 啓子 地虫出づ空の青さに誘はれて 雪 意地を張ることもなくなり涅槃西風 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
裏路地の古屋に見ゆる雛祭 実加 子等笑ふお国訛りの雛の客 登美子 彼岸会の約束交はし帰る僧 あけみ 筆に乗り春の子が画く富士の山 登美子 うららかな帰り道なり合唱歌 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
春夕焼浜の民宿染めてをり すみ子 青粲粲空と湖面と犬ふぐり 都 水車朽ちながらも春の水音して 和子 朝東風や徒人の笛は海渡る 益恵 枝垂梅御幣の揺れの連鎖して 宇太郎 春の婚オルガン春の風踏んで 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
啓蟄やボール蹴る子は声がはり 恭子 海近き山の椿の傾きて 和代 啓蟄の光を帯びし雲流る ゆう子 鳥鳴いて辛夷の甘き香降る 白陶 一人言増えたる夕べ落椿 恭子 小気味よき剪定の音小半日 多美女 一端の鋏響かせ剪定す 百合子 ふる里の椿巡りや島日和 多美女 剪定や句碑古りて景甦る 文英 剪定や高枝仰ぐ褪せデニム ゆう子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄の解かれて睡り覚む 世詩明 家康公腰掛け松や地虫出づ ただし 捨鉢な女草矢を放ちけり 昭子 屋号の名一字継ぎし子入学す みす枝 花冷や耳のうしろといふ白さ 昭子 坐りゐて炬燵の膝のつつましく 世詩明 対座したき時もあるらん内裏雛 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
摘草のさそひ届きぬ山の友 ことこ 蒼天に光の礫初燕 三無 陽炎のけんけんぱあの子をつつむ あき子 朝戸風見上げる軒に初つばめ 同 摘み草や孫を忘れるひとしきり 和魚 かぎろへる海原円く足湯かな 聰 陽炎や古里に建つ祖母の家 ことこ 我家選り叉来てくれし初つばめ あき子 陽炎ひて後続ランナー足乱る のりこ 新聞を足してつみ草ひろげたり あき子 つみ草や遠くの鉄橋渡る音 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月14日 萩花鳥会
熔岩の島生き長らへし藪椿 祐子 寝静まり雛の酒盛り夢の間に 健雄 田楽や子らの顔にも味噌のあと 恒雄 雑草も私も元気春日向 俊文 猫抱いてぬくぬく温し春炬燵 ゆかり 子自慢の如く語るや苗売よ 明子 雲梯を進む子揺らす春の風 美惠子
………………………………………………………………
令和5年3月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雪吊りのほどけて古木悠然と 笑子 落椿きのふの雨を零しけり 希子 夜半の軒忍び歩きの猫の恋 同 立雛の袴の折り目正しくて 昭子 桃の花雛たちにそと添はせたく 同 口笛を吹いて北窓開きけり 泰俊 手のひらを少し溢るる雛あられ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄のゆるみに遊ぶ風 雪 奥津城の踏まねば行けぬ落椿 同 まんさくに一乗川の瀬音かな 同 よき言葉探し続ける蜷の道 すみ枝 春眠の赤児そのまま掌から手へ 同 足裏に土のぬくもり鍬を打つ 真喜栄 強東風の結界石や光照寺 ただし 裸木に降りかかる雨黒かりし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月17日 さきたま花鳥句会
春雨に黙し古刹の花頭窓 月惑 震災の地に鎮魂の東風よ吹け 一馬 春昼や女房のうつす生あくび 八草 ととのへし畝に足跡朝雲雀 裕章 路地裏の暗きにありて花ミモザ ふゆ子 薄氷や経過観察てふ不安 とし江 拾ひよむ碑文のかすれ桜東風 ふじ穂 水温む雑魚の水輪の目まぐるし 孝江 薄氷の息づき一縷の水流る 康子 二月尽パンダ見送る人の波 恵美子 ほろ苦き野草の多き春の膳 みのり 梅園に苔むし読めぬ虚子の句碑 彩香 強東風老いてペダルの重くなり 静子 鉛筆はBがほどよき春半ば 良江
………………………………………………………………
令和5年3月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
一族の閼伽桶さげて彼岸寺 芙佐子 隠沼に蝌蚪のかたまり蠢きぬ 幸風 セスナ機の音高くして地虫出づ 月惑 この山の確と菫の一処 炳子 石仏に散華あまねく藪椿 要 年尾とはやはらかき音すみれ草 圭魚 茎立の一隅暗き室の墓 千種 春塵の襞嫋やかに観世音 三無
栗林圭魚選 特選句
ビル影の遠く退く桜東風 秋尚 古巣かけメタセコイアの歪みなし 千種 寄せ墓の天明亨保花あけび 同 色を詰め葉の艶重ね紅椿 秋尚 ひとつづつよぢれ戻して芽吹きけり 同 信号の変り目走る木の芽風 眞理子 助六の弁当買うて花人に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
元三大師夢のお告げの二日灸 雪 新しき雪夜の恋に雪女 同 恋てふも一夜限りを雪女 同 懐手もつともらしく頷けり 昭子 石庭に音立て椿落ちにけり 同 雛簞笥何を隠すや鍵かけて 同 貸杖の竹の軽さや涅槃西風 ただし 石どれも仏に見えて草陽炎 同 泰澄の霊山楚々と入彼岸 一涓 制服も夢も大なり入学児 すみ枝 露天湯に女三人木の葉髪 世詩明 歩きつつ散る現世の花吹雪 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
門出祝ぐ花の雨とてももいろに はるか 花色の着物纏ひて卒業す 慶月 街の雨花の愁ひの透き通り 千種 蹄の音木霊となりて散る桜 政江 フランス語のやうにうなじへ花の雨 緋路 大屋根をすべりて花の雨となる 要 花屑へまた一片の加はりぬ 緋路 永き日のながき雨垂れ見て眠し 光子 宮裏は桜の老いてゆくところ 要
岡田順子選 特選句
金色の錠花冷えのライオン舎 緋路 漆黒の幹より出��る花白し 俊樹 白々と老桜濡るる車寄せ 要 花揺らし雨のつらぬく九段坂 はるか 漆黒の合羽のなかに桜守 光子 花の夜へ琴並べある神楽殿 はるか 春雨や無色無音の神の池 月惑
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
今昔の小川にしのぶ蜆かな 成子 薔薇の芽の赤きは女王の予兆 ひとみ 潮こぼしながら蜆の量らるる 朝子 餌もらふ鯉をやつかみ亀の鳴く 勝利 突きあげし拳の中も春の土 かおり 持つ傘をささぬ少年花菜雨 ひとみ 涅槃西風母も真砂女も西方へ 孝子 亀の鳴く湖畔のふたり不貞だと 勝利 口紅は使はれぬまま蝶の昼 喜和 長靴の子はまつすぐに春泥へ ひとみ パグ犬と内緒のはなし菫草 愛 息詰めて桜吹雪を抜けにけり 孝子 ふと涙こぼれてきたる桜かな 光子 健やかな地球の匂ひ春の草 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
0 notes
amiens2014 · 2 years
Text
木星(ウッディ)/高知県佐川町【ランチ】ヒガンバナが美しい龍王公園に隣接する喫茶店〜岩佐神社
木星(ウッディ)とは 木星(ウッディ)は、高知県高岡郡佐川町中組(こうちけんたかおかぐんさかわちょうなかぐみ)にある喫茶店だ。 龍王公園の隣にある。 龍王公園(タコ公園)の彼岸花【ウォーキング】高知県佐川町 佐川町斗賀野の龍王公園(愛称:タコ公園)の近くにある30年以上続く喫茶店。店内の大きな柱がひときわ目を引く。日替わりランチはきれいに盛り付けられていて、見た目も味も文句なし。コーヒータイムにはケーキセットもおススメ。 喫茶 木星 | グルメ | 一般社団法人 仁淀ブルー観光協議会 から引用 木星(ウッディ) 高知県高岡郡佐川町中組1833−4 0889-22-2921 (more…)
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
spst-haru · 3 years
Photo
Tumblr media
[ 木漏れ日と赤花 ] . . . 初秋、木漏れ日心地よい公園に、 鮮やかな赤色の花の絨毯広がる。 . . . ==================== 📸 2021.09 Nogawa Park, Chofu, Tokyo . Nikon D5300 🥀🍃🥀🍃🥀🍃🥀🍃🥀 ==================== . . . #japan #tokyo #nogawapark #nogawapark_natureobservationgarden #nogawapark_higanbana #nogawapark_manjushage #nogawapark_redspiderlily #nogawapark_clusteramaryllis #higanbana #manjushage #nogawapark_komorebi #komorebi #東京  #野川公園 #野川公園_自然観察園 #野川公園_彼岸花 #野川公園_曼珠沙華  #彼岸花 #野川公園_木漏れ日 #彼岸の赤花 #red_flower_of_higan #花色大地 #flower_colored_ground #木漏れ日の園 #komorebi_garden #adobephotoshoplightroom #nikond5300 #instagram #photo #photography (野川公園) https://www.instagram.com/p/CV2_twpJpuk/?utm_medium=tumblr
4 notes · View notes
kenzizi · 2 years
Photo
Tumblr media
紅く染まっているよ。#彼岸花 #野川公園 (都立野川公園 自然観察園) https://www.instagram.com/p/Ci7FmTBPQ52/?igshid=NGJjMDIxMWI=
25 notes · View notes
warenashi · 2 years
Text
Tumblr media
0 notes
sciurus29 · 5 years
Photo
Tumblr media
見頃を迎えた。 陽射し強すぎ。 #dahon #metro #minivelo #折り畳み自転車 #野川 #野川公園 #曼珠沙華 #彼岸花 (野川公園自然観察センター) https://www.instagram.com/p/B28IXpdg5Yi/?igshid=7inlhs7ve8n0
0 notes
trinityt2j · 4 years
Quote
ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかなら��か。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達���少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そし���今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty/gurafty.html
17 notes · View notes
kuribayashisachi · 3 years
Text
金壎我『在日朝鮮人女性文学論』作品社からメモ
Tumblr media
編集工房けいこう舎マガジン(note)で、文藝評論家の林浩治さんにお頼みしてはじまった「在日朝鮮人文学者列伝」。 https://note.com/torabuta/n/n40f4533bec2b?magazine_key=med1124e7f5a4
はじめに林さんに、とりあげるべき在日作家を9人(+番外編2 )あげていただいた。 9人目の李良枝以外、みんな男性。 (柳美里さんは番外編に入っています!)
柳美里さん、李良枝さんが出るまで、在日朝鮮人の女性作家はいなかったのかしら???
と、とっても大事なことにふと気づき、図書館のリストをあさって、こんな本を手にしました。
金壎我(キム・フナ)『在日朝鮮人女性文学論』 作品社、2004年。
この本で紹介されていた女性文学者たちを ざっとメモしておきます。
《 》は引用
●在日朝鮮人女性は、まず、二世の息子たちから、ひたすら「耐える」「支える」母親の姿として、小説に描かれた。 (一世作家は、家族、個人、女性たちに眼を向けることが、あまりなかった)
だが彼女たちは、「主人公」ではなくて、主人公である青年たちの苦難(外で差別を受けて、怒りを家族に向ける横暴な父親との葛藤)の背景として描かれる。
二世作家、金鶴永・李恢成の作中の母親の姿から見ても、彼女たちが自らの苦しみの人生を「書く」機会には遠かったことが予想される。
●在日朝鮮人女性の作品でいちばん早いのは、 安本末子『にあんちゃん』。映画化もされ長い人気を保っている。 しかし、小学生の日記なので、女性作家の作品と分類するのは無理がある。
●在日の女性作家が注目を浴びるようになったのは、1982年に『ナビ・タリョン』を発表した李良枝から。
●《現在確認できる初期の女性作家の作品としては》p17
・朴寿南(パク・スナム) 『罪と死と愛と──獄窓に真実の瞳をみつめて』 三一書房、1963年 (小松川高校女子生徒殺害事件の犯人として処刑された李珍宇(イ・チヌ)との往復��簡)
・宗秋月(チョン・チュウォル) 『宗秋月詩集』 編集工房ノア、1971年
・成律子(ソン・ユルジャ) 『異国の青春』 蟠竜社、1976年 『異国への旅』 創樹社、1979年 『朝鮮史の女たち』 筑摩書房、1986年 『オモニの海峡』 彩流社、1992年 その後は、 政治性の高い 『白いあんずの花のように』(金日成の生母、金貞淑の伝記)彩流社などをてがける。 《在日朝鮮人文学が圧倒的に「男性社会」であった時代に数えるほどの女性作家の一人であった。》p254
・李明淑(イ・ミョンスク) 詩集『オモニ』 銀河書房、1979年
 →だいたい1970年代。「在日朝鮮人文学」が、日本の文壇の中でひとつのジャンルとして語られるようになった時期。
● 1970年代、高度成長とウーマンリブを背景に、 《自分の苦悩を文章で表現しようとする意志を持ち、またそれを可能にする教育を受けた在日二世の女性たちの出現》p29
《民族的なアイデンティティーを獲得するための苦悩や、在日として、また女性としての生き方の模索とその過程の苦しみ、もしくは苦難を抱えながらも「在日を生き」ようとする意思を綴ったエッセーの類いがほとんどであった。》p30
●宗秋月 『宗秋月詩集』編集工房ノア 『猪飼野・女・愛・うた』ブレーンセンター、1984年 (『宗秋月詩集』の収録詩は、すべて『猪飼野・女・愛・うた』に入っている) →エッセイ+短篇小説  『猪飼野タリョン』 思想の科学社、1986年  『サランヘ・愛しています』 影書房、1987年 →短篇小説  「猪飼野のんき眼鏡」(『民濤』影書房、1987年11月)  「華火」(『民濤』影書房、1990年3月)
●李正子(イ・チョンジャ)歌人(短歌で朝鮮人であることを歌う)  『鳳仙花のうた』 雁書館、1984年  『ナグネタリョン──永遠の旅人』 河出書房新社、1991年  『葉桜』 河出書房新社、1997年
●(参考)猪飼野の成立・発展史  ・金賛汀『異邦人は君が代丸に乗って──朝鮮人街猪飼野の形成史』   岩波新書、1985年  ・杉原達『越境の民──近代大阪の朝鮮人史研究』新幹社、1998年
●在日文学第三世代のはじまり  ・李良枝(イ・ヤンジ)1955年生まれ。   1982年、デビュー作『ナビ・タリョン』で芥川賞受賞   韓国に渡り、日本と祖国を描く
 ・深沢夏衣(ふかざわ・かい)1943年生まれ。   同人誌で小説を書き続ける。   1992年、「夜の子供」で新日本文学賞受賞。     在日朝鮮人の帰化問題をテーマにしている。  「在日の問題を越え、人間普遍の問題を描き出した」と評価される。
●李良枝の文学 《これまでの在日作家の作品では、「《かくあろう》とする自分の願望」、つまり祖国朝鮮を選び取ることを目指したり、その過程の苦しみが描かれた。彼らが描いた「ぶれ」は、大体が帰着点に届くまでの通過儀礼であり、李良枝のような「ぶれ」そのものの中に生きる姿を書くことはなかったのである。》 《この危うさこそが、新しい在日文学の幅と深さを広げる可能性だったのである。》 p135
●「第三世代」登場以降の女性作家  ・金真須美   1961年生まれ   1995年、「贋ダイヤを弔う」で大阪女性文芸賞受賞   同年、 「メソッド」で文藝新人賞受賞
 ・柳美里   1968年生まれ   「東京キッドブラザーズ」を経て、19歳で劇団「青春五月党」を結成   1993年「魚の祭」で岸田国士戯曲賞受賞、以後、小説へ
●女性文学の新しさ
 ・《彼女たちが自己の在日性を個別的かつ私的な場の中で見据えたこと》 p241  ・《彼女たちが男性作家に比べ、イデオロギー的な民族性や政治性から離れた場所に立っていたこと》   《これは彼女たち自身の選択というより、家父長的な在日社会の保守性が、女性を排除したことよるものであろう。》   この排除が、《観念的な思想に囚われ、身動きの取りにくい男性に比べ、女性により自由かつ融通の利く思考の可能性を与え》た。    p242  ・在日としていかに日本で生きるか、ということについて、意識の多様化がみられる(世代的なもの?)
●成美子(ソン・ミジャ)……《在日朝鮮人文学者の唯一の女性評論家》p244(2004年当時)  『同胞(ドンホ)たちの風景』亜紀書房、1986年
●金蓮花(きんれんか) コバルトノベル大賞でデビュー 朝鮮を題材にした「銀葉亭」シリーズ
【巻末「在日女性文学者紹介」より】
●香山末子(1922年、韓国生まれ)  22歳の時、ハンセン病のため、二児と別れ、草津粟生楽泉園に入所。肢体障害、失明ののち、49歳で日本語詩を書き始める。 『草津アリラン』梨花書房、1983年
『鶯の啼く地獄谷』皓星社、1991年
『青いめがね』皓星社、1995年 『エプロンのうた』皓星社、2002年 《大岡信は 「異国語(日本語)で口述する彼女の詩が、どれほど豊かな情感に支えられているか、読者は驚きをもって確かめうるだろう」と評した。》 p254
うーん。また読みたい作家が沢山できてしまった。
2 notes · View notes
elle-p · 6 months
Text
Famitsu 916 Persona 3 part pictures and transcription.
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
期待の新作特搜隊
期待の新作TOP30にランクインしたソフトの最新情報を特捜隊が徹底調查!
2006年も半分を過ぎようとしている今日このごろ。我らが特捜隊は、今週も読者が期待を寄せるビッグタイトルを総力取材!厳選された新作情報を見逃したら、話題に乗り遅れちゃうぞ!!
今週のラインアップ 期待の新作TOP30は44ページ
ペルソナ3 254ページ
うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 258ページ
メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット 260ページ
ファイナルファンタジーⅢ 262ページ
その他の期待作 266ページ
本作の概要はここでCHECK!
人気RPG、『ペルソナ』シリーズの最新作。これまでのシリーズとは異なる世界設定、異なる登場人物による、新たな物語が描かれるのだ。主人公を始めとした"ペルソナ"を召喚する能力を持つ仲間たちが、人間の精神を喰らう"シャドウ"と戦うことになるぞ。こうしたシャドウとの戦いは、午前0時になると訪れる"影時間"に行われる。一般の人間には、その存在を認識することすらできない闇の時間が、人類の存亡を懸けた戦いの舞台となる!!
主人公
私立月光館学園に転入してきた17歳の少年。学園寮への入寮当日にシャドウ襲撃事件に巻き込まれ、その際にペルソナ召喚能力を覚醒。シャドウ討伐部隊、"特別課外活動部"のリーダーとなる。メンバーの中で唯一、複数のぺルソナを自由につけ替える力を持っている。
初期ペルソナ
オルフェウス
P3
Persona3
ペルソナ3
またもや新たな登場人物が判明!でも、なんか怪しい感じ⋯⋯?
ケ��タイで購入
プレイステーション2
PS2
DVD-ROM
アトラス 7月13日発売予定 7140円[税込]
ドラマ RPG 要67キロバイト
ディレクター:橋野桂、キャラクターデザイン&アートディレクション:副島成記
期待の新作TOP30 ランキングデータ
今週の順位
3位
初登場4月7日号
15位
最高順位6月30日増刊号
1位
"影時間"に行動する者が⋯⋯!?
主人公ら、ペルソナ召喚能力を持つ者たちは、影時間に自由に行動することができる。それ以外の人間は、影時間に迷い込むとシャドウに精神を喰われてしまうのだ。しかし、そんな影時間に行動する、主人公たち以外の人間がいることが判明したぞ!彼らは3人組。いったい何者なのだろうか⋯⋯!?
↑影時間に入り込んでも精神を喰われないのは、主人公たちだけではなかった。彼らはシャドウに襲われないのだろうか⋯⋯?
仲間になることが判明しているペルソナ使い
たけ ば
岳羽ゆかり
声:豊口めぐみ
主人公のクラスメイトで、同じ寮に住んでいる女の子。性格は勝ち気で、明るく前向き。ぺルソナ召喚能力には覚醒したばかりだ。月光館学園に入学したのは、ある事情によるらしいが?
初期ペルソナ イオ
い おり じゅん ぺい
伊織順北
声:鳥海浩輔
主人公のクラスメイト。転校生である主人公にまっさきに話しかけてきた、明るくお調子者の少年だ。主人公の転校直後に影時間への適性=ペルソナ召喚能力を見出され、仲間に加わる。
初期ペルソナ ヘルメス
はみだし情報
シリーズのクロスレビューは何点?
PS 女神岡聞録 ペルソナ
9887
謎の3人組⋯⋯彼らの目的とは!?
ネットで話題になっている、復讐代行サイト。そこに依頼を書き込むと、復讐がなされるという噂が流れている。この復讐代行屋の正体は、シャドウに精神を喰われることもなく平然と影時間を闊歩する3人組だった。どうやら、影時間に復讐を行っているらしい。彼らがこんなことをしているのは、なぜなのだろうか?
不気味な気配⋯⋯
タカヤ
声:神奈延年
グループのリーダーらしき男。この界隈では有名な、"不気味"で、"イッている"集団をまとめている。ほかのふたりと比べて、不気味さは際立っている。その言動から、何か狂信的な思想を持っているようにも感じられるが、詳細は不明だ。
←↑荒垣と話す3人組。特別課外活動部のことを気にしているようだ。荒垣と彼らの関係性が気になるが、詳細はいまのところ不明。
荒垣と知り合い?
←復讐の代行屋⋯⋯。いかにも危なそうなヤツらだ。
ジン
声:小野坂昌也
タカヤのそばに、いつもつき添っている関西弁の男。情報収集や分析を行う、リーダーのサポート役的な立場らしい。その手に持っているのは手榴弾なのだろうか⋯⋯?何にしろ、危ない人物であることは確か。
チドリ
声:沢城みゆき
タカヤが率いる集団に、つねについて歩いている女の子。不気味な集団の中で、どのような役割を果たしているのかは不明。また、なぜ集団に身を置くのかも謎に包まれている。ゴスロリテイストの服装に、行動とのギャップを感じる。
主人公にとって彼らは敵か味方か⋯⋯?
きり じょう み つる
桐条美鶴
声:田中理恵
月光館学園の経営母体でもある大企業、桐条グループの令嬢で、局等部の生徒会長。幼少時のある事故を契機に、ペルソナ召喚能力に目覚めた。主人公を特別課外活動部に勧誘した張本人。
初期ペルソナ
ペンテシレア
さな だ あき ひこ
真田明彦
声:緑川 光
月光館学園高等部3年生で、ボクシング部主将。ストイックな性格で、シャドウとの戦いも強くなるためのトレーニング的な感覚で行っている。明彦が力を求めるようになった理由とは?
初期ペルソナ
ポリデュークス
さまざまなシステムが一挙に判明!!
ダンジョン探索や戦闘に関するシステムについて、これまで明らかにされていなかった部分が一挙に判明!さっそく、これの要素について紹介していこう。どうやら探索、戦闘の両面で計画性を持った行動が求められるようだ。事前に戦略をしっかり立てよう!
パーティーを編成して突入!
ダンジョン"タルタロス"の探索に入るまえに、パーティーメンバーを編成する。探索に挑めるのは、主人公を含め最大4人。出現する敵の属性や、仲間が持っているスキルなどをよく考えて編成しよう。
会話して
編成に加えるかを選択
誰を連れて行く?
←攻撃、回復という区別だけではなく、所持ペルソナの属性も考慮したパーティー編成を心がけよう。
ダンジョンを手分けして探索
ダンジョン内で"散開"コマンドを選択すると、パーティーが個別行動に移る。主人公以外の仲間は、自動で探索を行ってくれるぞ。ダンジョンの全体像を把握したり、宝箱を捜す際に便利なコマンドだ。
ダンジョン内部を各自単独で探索!
"散開"を指示
宝箱も見つけてくれる
←宝箱を発見したら、各自回収してくれるぞ。散開をうまく使えば探索が楽に!
散開中でも戦闘はアリ!
↑→散開中の戦闘は、それぞれ単独で戦うことになるぞ。強敵に注意すること!
探索を終えたら"集合"!
←↑"集合"を指示すれば、散開中の仲間が主人公のもとに戻ってくる。
やま ぎし ふう か
山岸風花
声:能登麻美子
引っ込み思案で、自分を卑下してしまう傾向がある女の子。戦いには参加せず、情報支援に特化した立場で特別課外活動部に参加する。機械いじりが得意だが、料理にも興味があるようだ。
初期ペルソナ
ルキア
あま だ けん
天田 乾
声:緒方恵美
月光館学園初等科所属。2年まえに事故で母親を失い、親戚からの学費援助のみで寮住まいをしている。初等科5年生という若さながらペルソナ召喚能力を持ち、特別課外活動部に加わる。
初期ペルソナ ネメシス
ピンチのときは"救護要請"
破間中に戦闘になることもある。この場合、当然ながら主人公はひとりで敵と戦うことになるわけだ。もし苦戦を強いられそうなら、迷わず"救援要請"を指示しよう。歌会していた仲間が、続々と駆けつけてくれるぞ。ひとりで無理せず、緊急時には仲間の助けを求めるのも勇気だ。
→危ないと思ったら、迷わず放後要請を出すべき。あとは仲間がやってくるまで、なんとか持ちこたえろ!
仲間が続々と集まってくる
↑←頼れる仲間が集結したら、いざ反撃。目にモノ見せてくれる!
パーティーが全員集合!!
ペルソナが成長していく!
主人公たちだけではなく、ベルソナも敵との戦いで経験値を積み、レベルアップしていく。レベルが上がるとパラメーターが上昇するほか、新たなスキルも覚えるのだ。覚えるスキルの上限まで育てるのもあり。ぺルソナ合体・育成ともに自由度高し!!
これが合図
→こうして地道にペルソナを強化していけば、ペルソナ合体の際に、より強力なぺルソナが生み出せるぞ。
ペルソナのレベルアップ!!
新たなスキルを覚えることも!
←↑新しいスキルを修得!さっそく戦闘で使い、効果のほどを確認してみよう。
所持ペルソナの組み合わせによって発動する"ミックスレイド"
主人公は、複数のペルソナを所持できる。このとき、特定の組み合わせのペルソナがいれば"ミックスレイド"が発動。強力な魔法で戦況を有利にしてくれるのだ!
ミックスレイド発動!
↑ジャックフロストとジャックランタンで発動。ほかにはどんな組み合わせが?
なんだかスゴそう!
→一転して迫力溢れる演出に!ジャックブラザーズが本気になった!?
組み合わせごとに異なる演出が入る
←"ジャックブラザーズ"という組み合わせらしい。漫才コンビのような演出で心も癒される。
そして主人公がスキルをくり出す!その威力は⋯⋯!?
コロマル
声: ? ? ?
以前は神社の神主に飼われていたが、主人を事故で失って以来野良犬として暮らしていた。ペルソナ召喚能力を覚醒させてからは、特別課外活動部の一員としてともに戦うことになる。
初期ペルソナ
ケルベロス
アイギス
声:坂本真綾
シャドウ制圧用として開発された兵器。ペルソナ召喚能力を実装するため、"自我”を与えられている。従順実直で、命令には忠実に従う。戦術面以外の知識は、あまり持ち合わせていない。
初期
ペルソナ
パラディオン
6 notes · View notes
eidolon1087 · 4 years
Text
伽藍 01
伽藍         がらん
          宮古藍的屏風之下,一只金魚缽放置於檜木紋的櫃檯。
  簷廊,彼岸花綻放著,凜冽的鮮紅倒映於三途川的水紋粼粼,錦鯉悠游在水中,和室的琉璃光院,窗櫺懸掛著一只鳥籠,神的使者,八咫烏鴉在籠中啞鳴。
  這裡,是「伽藍」,梵語為saṃghārāma,靈魂修習神道的清淨居所。
 「今天入住了128個靈魂,出走了56個靈魂。」
 低沉嗓音輕聲說,一手托著臉,了無興致的登記於宿泊者名簿。
  深藍色髮絲飛舞於風中,俊俏白皙的容顏抬起,幽深的玄黑色眼眸望著入口處,他穿著昭和時代的黑色排釦立領襯衫,一只軍帽斜戴於髮絲之間,斗篷翻飛。
  宇智波佐助閉眸,煩悶的嘆了口氣。
  此岸與彼岸之間,往生的純淨靈魂會來到伽藍,修行神道,作為「神器」的備選。
  「今天也很努力的贖罪呢,佐助。」
 一名黑髮的男人微笑著,以雙手揉握著米飯,製作飯糰。
  俊秀白皙的容顏映照著晨曦,柔和的黑眸斂下目光,黑長髮於肩膀紮成了一束,他穿著火扇的立領上衣、圍裙,一道「鼬」字的小篆文體刺青,銘刻於頸項之間。
  宇智波鼬站在廚房,以飯匙在竹筒掬起了另一斛米飯,回眸,笑彎了眼。
  伽藍,因為是靈魂暫住修行的清淨居所,被稱為是「彼岸的酒店」。
  大正浪漫時代的木造建築物坐落於石磚街道,紙燈籠搖曳著,燈火照亮了藤屋,男女、老少的靈魂完成了今日的修行,享受著銀山溫泉,一起浸泡於露天風呂。
  「啊、好想回到高天原。」
 一名黑捲髮的男人打著哈欠,拿起了清掃用具,刷洗著公共澡堂。
  俊朗白皙的容顏一臉無奈,英氣的眉宇之間,黑瞳抬起,微捲的黑髮飛舞於風中,他從和室取下了鳥籠,手背,是一道「水」字的小篆文體刺青,作為神明的契約。
  宇智波止水打開了鳥籠,以神饌的果物餵食著八咫烏鴉。
  伽藍神(がらんじん),是伽藍的守護神,八百萬神明之末,被稱為「酒店經理」。
  「這樣的日子不知道還要多久呢。」
 止水一手托著臉,似乎是想捉弄佐助,閉眸,故作無奈的嘆了口氣。
 「因陀羅的轉世神明,宇智波佐助,觸犯了天條,被貶謫到伽藍作為守護神……
我們這些神器也要跟著一起受罪,擔任酒店經理的侍者。」
  他吐了吐舌,眨眼,開朗的漾笑,鼬在一旁也忍不住笑了出聲。
  ……….。
佐助沉默著,有些心虛的低下頭,兩位���哥看著他的背影不自覺掩面偷笑。
    *
    海霧之彼方,低沉的雷鳴隱沒於天空,灰暗厚重的雲靄掩去了陽光,山雨欲來。
  煤氣街燈之下,北野町的洋房���染了異國的風情,摩耶山的纜車搭載著觀光客,神戶港的觀景鐵塔坐落於岸邊,明石海峽大橋下的船隻揚起了風帆,駛入碼頭。
  這裡,是明治時代知名的港灣,神戶市。
  一名粉緋色髮少女回眸,以雙手提著書包,聽見了隱約的雷鳴。
  絕美白皙的容顏抬起,澄澈的翠綠色眼眸望著天空,細雨霏霏,濡濕了鳥囀鶯鳴,她穿著粉色系的高中制服,繫上了格子紋的領結,裙瓣飛舞著,走出三宮車站。
  春野櫻旋身,臨風佇立於石階上,雨水碎落於石磚地,暈開了濕潤的痕。
  ......下雨了?
  她以雙手舉起了書包,慌亂的躲進一間神社,雨水濺濕於鞋襪。
  明明是晴朗的天氣呀,怎麼會突然......
  此時,莊嚴的太鼓聲響錯落於耳畔,似遠似近,神秘、儼然,繚繞於霧隱之森。
  「那是......?」
 櫻不自覺止步,澄澈的翠綠色眼眸看著神社的鳥居之下,模糊的影子逐漸靠近。
  狐狸娶親(狐の嫁入り)。
 依據《古事記》的記載,如果晴朗的天氣下雨,就是狐狸舉行婚禮儀式的日子,下雨是為了提醒人類迎親隊伍即將出發,請別任意打擾,也有另一個說法是為了不讓人類看見狐狸新娘的面貌。
  紙傘下,一名穿著白無垢的女性走入神社,純潔、典雅,雪白的綿帽掩去了臉龐。
  神前式的隊伍演奏著雅樂,另一名穿著紋付羽織袴的男性與新娘並肩,接受祝福,紙燈籠的幽光搖曳著,穿著和服的孩子們走入神社,以雙手捧著一束栀子花。
  櫻屏息著,穿著白無垢的新娘抬眸,長睫之下,細長的黑瞳與她對視。
  ……那不是人類的眼睛。
  「唔......」
 櫻不自覺掩口失聲,踉蹌著,手中的書包掉落,雙腳癱軟,失去了意識。
  宿泊者名簿自動翻閱到最後一頁,“春野サクラ”的名字浮動於半空中。
  「人類……?」
 佐助低聲說,看著浮動於空中的名字化作墨水,浸入紙張中,綻放了光芒。
 「……為什麼人類會出現在這裡?」
  宿泊者名簿的備註欄位下方,寫著“人類”。
  伽藍的入口,一道朱紅色鳥居佇立於碧藍的海洋之中,刻畫了潮汐的痕跡。
  彼岸的酒店於大海延伸了水紋粼粼的倒影,燈影泅沉著,好似永無止盡的迴廊,滿潮,赤紅的朱砂鳥居倒映於水中,退潮,海水退去的岩岸沖蝕了生苔的石階。
  一名粉緋色髮的少女閉眸,沉睡著,側躺在海上鳥居的圓柱旁,濕髮散落於水中。
   「應該是神隱,誤入了彼岸吧。」
 止水俐落的躍上了枝梢,眺望於伽藍的入口,思忖著,環抱雙臂。
 「人類在神域是撐不過七天的,必須要趕快送小女孩回去才行,否則她在此岸的緣分會逐漸消失,最後就沒辦法回到此岸了。」
  神隱,在日語中的意義是“被神明、妖怪隱藏起來”。
  「此岸與彼岸的入口,七天才會再次開啟。」
 佐助煩悶的咬牙,一手拋開了宿泊者名簿,走出和室。
 「……真的很煩人。」
  「這名人類女孩的年紀似乎和佐助相近呢。」
 鼬看著佐助的背影,嘴角,是一抹好看的輕哂。
    *
    夕染暮色的天空之下,穿著和服的孩子們牽起了手,圍繞一圈,唱著童謠。
  「籠の中の鳥は(籠中的鳥兒)
いついつ出やる(什麼時候能出來?)
夜明けの晩に(黎明將至的夜晚)
後ろの正面だあれ?(背後的那個人是誰呢?)」
  栀子花搖曳著,小男孩、小女孩牽著手,人影錯落,圍繞的圓圈中央,沒有人。
  「背後的那個人,是誰呢?」
 孩子們回眸,白狐的側臉映照了夕陽的微光,細長的黑瞳半掩,咧嘴笑了。
  櫻不自覺瑟縮著身體,驚醒,冷汗濡濕了髮絲,喘息著,以指尖緊抓於床褥。
  「……妳醒了?」
 低沉嗓音輕聲說,佐助坐在和室的一隅,幽深的玄黑色眼眸抬起,與她對視。
  「這裡是……?」
 櫻抬眸,看著和室的琉璃光院,在床緣坐起,雪白側顏映照了柔和的微光。
  「伽藍,是一個靈魂暫住的地方。」
 佐助閉眸,一手摘下軍帽,以指尖輕撥了深藍色髮絲,淡然的開口。
 「神明與靈魂簽訂契約,以靈魂作為“神器”,伽藍就是靈魂修行神道的居所,靈魂完成修行之後,神明就會來挑選與自己契合的神器,靈魂就會離開……」
  「佐助,你這樣解釋,人類的女孩聽不懂吧?」
 鼬忍不住掩嘴,失笑,穿著立領上衣的背影坐在榻榻米的圓墊,砌了一壺茶。
  「伽藍,就是彼岸的酒店哦。」
 止水坐在簷廊,回眸,開朗的笑了,肩膀上的八咫烏鴉,鳴叫了幾聲。
 「各種設施都有,客房、餐廳、健身房,還有風呂,像是人類的五星級飯店一樣,以前是神明的招待所,現在是靈魂實習如何好好當一個神器的地方。」
  「你說,彼岸……?」
 櫻輕聲說,一臉困惑的以雙手抱著枕頭,看著和室、以及三名陌生的男人。
 「還有神明,靈魂,神器?」
  「妳的名字是櫻吧?宿泊者名簿是這樣寫的。」
 鼬輕聲說,將茶壺放上火缽,柔和的微笑著,散發了成熟的風雅氣質。
 「妳失去意識之前的事情,還記得嗎?」
  「我記得是放學後,一開始是晴朗的天氣,卻下起了雨。」
 櫻回憶著,澄澈的翠綠色眼眸斂下目光,幾綹粉髮滑落於白皙的側臉。
 「為了躲雨,我跑進了一間神社,然後聽見奇怪的太鼓聲響,濃霧中,看到一名穿著白無垢的新娘,我不自覺和新娘對上了視線,發現不是人類的臉,是狐狸……」
  「啊啊,稻荷神,那傢伙……」
 止水忍不住出聲抱怨,似乎是恍然大悟、又惱怒的拍了一下額頭。
 「每次都這麼任性,竟然看到想捉弄的人類就丟到這裡來!」
  「誒?」
 櫻抬眸,長睫之下,清澈的碧綠眼瞳好似花間彌生的湖影,粼粼而動。
  「……聽起來,似乎是稻荷神讓妳神隱了呢。」
 鼬取下火缽的茶壺,一手斟壺注入茶水,無奈的笑了。
  「妳看到了狐狸娶親,是不祥之事。」
 佐助輕聲說,反手戴上了軍帽,幽深的玄黑色眼眸與她對視,嘆了口氣。
 「稻荷神那傢伙,似乎是覺得妳很有趣,就丟到這裡來了。」
  「……誒誒誒誒誒?」
 櫻不自覺往後跌落於床邊,以雙手緊抓著枕頭。有、有趣?
    *
    「佐助是一個神明哦。」
 止水佇立於湖畔,以手上下拋擲著一個石頭,似乎在瞄準著最佳的角度。
 「伽藍是彼岸靈魂修行的清淨居所,佐助做了一些事情讓其他的神明不太高興,所以呢,就被流放到這裡來了,守護著伽藍的神明,被稱為“伽藍神”。」
  鳶尾花綻放著,龍鳳錦鯉泅泳於水紋粼粼之中,柔和的擺尾、悠游,湖光瀲灩。
  「那麼,止水哥和鼬哥哥也是神明嗎?」
 櫻坐在和室的簷廊,玻璃風鈴旋轉著,清脆的鈴音迴盪於紫藤花飄落的庭園。
  「不,我和鼬都是佐助的神器。」
 嘿、止水俐落的反手,以準確的20度夾角拋擲出石頭。
 「……神器嘛,以人類的語言來說,就是神明的武器吧?」
  打水漂的石頭在水面彈跳了一次、兩次、三次、四次、五次,接著,沉入水中。
  「伽藍神的工作是登記入住、退房的靈魂。」
 止水回眸,一臉開朗的笑了。
 「因為工作的內容就像是管理著彼岸酒店的經理一樣,所以又被稱為酒店經理。」
  紙拉門被推開,一名黑髮男子探首,俊秀白皙的容顏映照了湖水的微光。
  「啊、小櫻,妳在這裡。」
 鼬微笑著,拿著親手做的三色丸子,招了招手,示意她過來。
 「……我幫妳做了點心,還有一些東西要給妳。」
  和室,三色丸子吃完的竹籤擱置於瓷盤中,火缽的茶壺飄散了縈迴繚繞的煙縷。
  「……這件穿起來合身嗎?」
 鼬欠身,在收納箱翻找著,一手拿起了小紋和服、浴衣。
 「如果要在這裡留宿的話,還是要有替換的衣服比較好呢,可以掩蓋人類的氣息……所以,我在倉庫找到了一些女性的衣物,妳試試看哪一件合身,就換上吧。」
  鏡中,花樣年華的少女,從紙拉門半掩的另一間和室走了出來。
  粉緋色髮絲之下,絕美白皙的容顏抬起,澄澈的翠綠色眼眸望著全身鏡中的自己,她穿著撫子色的振袖和服,華麗的繪羽圖案垂墜於袖口,繫以立矢結的腰帶。
  櫻回眸,旋身、原地轉了幾圈,和服的振袖好似吹雪般散落的花舞,如夢似幻。
  「看起來很適合妳呢。」
 鼬笑了,俊秀白皙的容顏勾起了一綹柔和的弧度,面色溫煦的為她整理衣袖。
  「哇啊,好可愛呢。」
 止水從廚房拿著另一盤三色丸子,走入和室,回眸,笑彎了眼。
 「吶,佐助,你覺得小櫻穿這件好看嗎?」
  ……….。
 佐助不語,軍帽之下,俊俏白皙的容顏沉著臉,環抱著雙臂,煩悶的嘆了口氣。
  櫻抬眸,與鏡中的佐助對視,可愛白皙的容顏渲染了淡淡的紅暈,一臉羞怯。
  唔……
 兩人驚覺對上了視線,羞紅著臉,神色慌亂的別開了目光。
  簷廊,八咫烏鴉於鳥籠中啞鳴了幾聲,不安的騷動著,曜黑的羽翎散落。
  「......啊啊,今天又出現了呢。」
 鼬回眸,俊秀白皙的容顏輕哂,黑瞳望著天空,似乎感受了某種不祥的氣息。
  「誒,是什麼出現了嗎?」
 櫻看著鼬的側臉,澄澈的翠綠色眼眸倒映了好看的輪廓。
  「哼。」
 佐助走出和室,俊俏白皙的容顏斂起了神色,幽深的玄黑色眼眸抬起,目光一凜。
 「……人類的氣息會吸引妖怪。」
  伽藍的入口,一只蜇伏的魔物蠢動著,蛇妖般的身體纏繞於海上鳥居。
  妖異舞魅的魔物泅沉於海水中,面色猙獰的咧開了大口,百目鬼的眼睛轉動著,牠嗅聞著人類的氣味,一臉癲狂、嗤笑的以頭部衝撞於神域鳥居所劃下的結界。
  「時化了嗎?」
 鼬輕聲說,俐落的躍上了瓦簷,黑髮紮起的馬尾飛舞於風中。
  棲息於人類的死角之中,那就是……妖。
 妖魔身負怨念和詛咒,大小、姿態不一,但是全都沒有生命,是彼岸的謎樣存在,此岸的人類是看不見妖魔的,可以看見它們的是動物與孩童,以人類為食。
  「看來是晚了一步,已經時化了。」
 佐助望著妖魔身旁的黑暗氣息,一臉淡漠。
  妖魔相當喜歡陰鬱的氣氛,斬殺牠們的神明,將之稱為“時化”。
  「那麼,只能斬開它了?」
 止水輕咬著三色丸子的竹籤,伸了伸懶腰,回眸,自信的一笑。
 「但是這種大小的妖怪,佐助應該兩三下就解決了吧。」
  「那個是……」
 櫻走出了和室,澄澈的翠綠色眼眸望著妖魔,顫然的低語著。
  「妳待在這裡。」
 佐助旋身,修長指尖握緊了櫻的手,幽深的玄黑色眼眸與她對視,神色凜然。
 「那東西是為了妳才出現的,不要靠近它。」
  櫻屏息著,絕美白皙的容顏羞紅了臉,感受著指尖的溫度,一時語塞。
  「佐助,發動一次讓小櫻看看吧。」
 止水微笑著,看著佐助的眼神,像是一名對於後輩感到驕傲的兄長。
 「你可是因陀羅,雷電暴風之武神,別忘了,伽藍神只是暫時的職稱而已。」
  佐助以指尖解開了頸項之間的鈕扣,黑色斗篷彷彿脫籠之鳥,飄然的飛落風中。
  逆光之中,伽藍神的服裝似是流沙般的消散,一瞬幻化為白練色的立領和服。
  神器(しんき),就是得到神許可的武器。
 往生的靈魂徘徊於彼岸之時,被神召喚,而與神明簽訂契約,賦予其容身之所,從此長久留在該名神明身邊,平時是人類的姿態,主人呼喚時會變化為某種武器,侍奉不同的主人則作為武器的型態也會不同。
 神明擁有賜名的權力,賜名會以漢字的形式銘刻在身體上,名為訓讀,器為音讀。
  掌管雷電與戰事的武神、軍神,宇智波佐助的目光一凜,深藍色髮絲飛舞於風中。
  「獲持諱名,止於此地。」他閉眼,抬起手。「假名已稱,為吾僕眾。」
 低沉嗓音在嘴邊輕喃未知的咒文,白練色和服繫著注連繩的腰帶,穿戴了長靴,修長指尖的前端燃起了靛藍色光芒,俐落、傲然的以指尖於風中劃開光之軌跡。
 「從此尊名,其皿以音,謹聽吾命,化吾神器。」
  佐助睜開了雙眼,以指尖在面前結成刀印。「鼬器、水器。」
  此時,銘刻於兩名黑髮男子頸項與手背的漢文「鼬」、「水」二字,綻放了光芒,止水與鼬對視著,微笑,神之契約,具像化的小篆字體躍然的浮動於半空中。
  柔和的白色光芒包覆了止水與鼬的身體,化作光箭直抵於佐助的手心。
  深藍色髮少年俐落的揮袖,一只火紋的草薙劍於風中閃動著凜然的鋒芒。
  「神明、因陀羅……」
 櫻不自覺低喃著,澄澈的翠綠色眼眸望著佐助的背影,無聲顫動。
          _待續
5 notes · View notes
vixenwolcott · 4 years
Text
Marine snow
  以都心的標準來說,都營大江戶線就是相對地挖得很深很深。在淺寐的清明夢當中,我挨著西新宿站內ㄧ路直下的電扶梯扶手潛入地底,將那無論乘客有否都毫不間斷地乘坐叮囑聲置於身後,經過一個短暫的轉角,再次搭上繼續向底端月台延伸的電扶梯,強烈的站內循環冷氣像是激流那般,膨大且迅速地招呼過顯露於衣著與口罩外的肌膚,隱隱約約地讓毛細孔緊繃了起來。
  蝶蝶--在電扶梯下方更接近月台的前幾階,我注意到她那一頭染成金色的中長捲背影。然而不曉得她有無察覺,出聲呼喚的想法隨即打消。正巧在不自覺地自然眨眼之間,她的身子以泡沫的形式分解後溜出我的眼簾,不過卻又早一步地在端末的月台那重新凝聚。此時,下個班次的電車即將進站的站內播音開始放送,顧不得多餘的思忖,提起雙腿倉惶地向著月台奔馳。我想要確認--那個重新聚合的蝶蝶,究竟是同一個人嗎,又或者到底只是有著同樣外殼的個體呢?
  踏著混亂的步伐趕抵月台--啪唰地是車門開啟,啪唰地也是車門閉合。蝶蝶已乘上那班電車,發車移動的透明壓克力車窗,恰巧反射著站內的照明,儘管蝶蝶面向我,但卻讓人無法辨識她的臉孔。月台上僅我零落一人,目視該電車急遽地消隱在隧道彼端。莫名地,我隱約察覺下個班次的電車,是不會再有的了。
  就在我回頭準備折返時,身後原先的電扶梯已不見蹤影,取代而之的是每階段都有著三個成人高度的藍色石階,向著原途徑堆疊竄升直至消失在視野的邊際。仰望,但只得一片漆黑的深邃空洞。既無法攀爬更無從離開,除了自己以外空無一人的地底月台,電子看板重複登載班次延遲的顯眼紅字,頂上行列有序的白色 LED 照明在此刻格外地予人壓迫。本應是低熱能的燈光在封閉的空間裡卻宛若鹵素燈泡不斷放出灼傷般的焦躁感--好比碰觸到火與電的瞬間抽手的反射動作,那淺層睡眠的夢境在我彈起驚坐時戛然而止。
  握住置於床頭邊小几桌面的保溫瓶瓶身,將倒扣在上的水杯翻正,替自己斟了莫約五分滿的溫水慢慢喝完,試圖緩和情緒以及暖胃。接著挪動雙腳,前後踩進左右兩邊都有著貓耳裝飾的發熱鞋裡。準備盥洗前,先將全遮光窗簾撥開一道間隙,望向公寓窗外--
  年末最後一個花金的晨光,熹微。
  記憶追溯回十一月初,因公事漏接的那通電話轉成了語音留言:
「以前想去的那家旅館,請你也來吧。」
  語音信箱的列表上,聯絡人抬頭的姓名,唯獨署名蝶蝶的訊息我不怎麼定期清除。也因那句邀約,回撥給蝶蝶向她確認日程後,在工作日將很久沒用過的有給休暇申請送出去。
  於是,時間來到這早朝。梳理整裝完畢,確認家電的關閉與否,在玄關換上革靴,帶上門鎖後乘電梯向下。在這給休的年末最後工作日,慣例地到對角的 FamilyMart 買好能量飲料與早餐,之後原路折回公寓旁側的立體停車場取車。駛離位於小石川町的 Princess Isle 後樂園居所,十來分鐘後順著首都高速道路 5 號池袋線的號誌經竹橋 JCT 接入都心環狀線 C1,馳騁--即刻與東京拉開距離。
  腦中偶爾會閃過、憶起蝶蝶行動力總在計畫前的直率,那種出人意表所帶來的憧憬,就像是連日陰雨後的突然放晴、上班日的早晨共睹體液暈染的被褥,我認為能這樣子灑脫的蝶蝶,早已不用外在的推力支持,而是憑藉自己的直觀,爽快地將能力所及的物事都承攬在肩上。或許更該說,是蝶蝶十足地暸解她與我之間的距離感,因此才得以那麼寬宥有餘。
  而我需要為自己的性向對自己提出申辯嗎?就好比在《Merry Christmas, Mr. Lawrence》當中,大衛・鮑伊擁吻坂本龍一後,對坂本所飾演的世野一角與其他「當時的」日本人所爆發的人文衝擊那樣。蝶蝶是未婚妻,不過與我關係距離更貼近的是大江茜這名同性的摯友,蝶蝶與我互通有無,但我無法割離對茜的愛。像我這樣的人,在完全做好最後的決定前本來就不該妄圖任何的愛憎,交際更是難以維持在同溫層的保護傘下,一時半刻都無法說服自己了,怎麼還能強要蝶蝶又或是茜兩方圓融呢。我並不想撕裂任何一方,畢竟只要有一人崩解肯定是三方一同陷溺。雖說這樣有些情緒化,不過歡欣的過往還是佔據多數,但人性就是最大的感性公約數,那些短暫如一瞬流星的快樂能被無限上綱,對於藏匿在後的那些相對犧牲與齟齬往往渾然未知。在精心佈置的冬陽午後陽台小憩,茶几上放著剛煲好的紅茶,蝶蝶在旁邊的躺椅上哼著山下達郎的 Love Space;在清早的下灘無人車站,與茜並肩齊眺瀨戶內海,放著青春 18 的車票不管任憑久久一班的予讚線電車通過。到底是人都無法界定出歡愉的巴別塔能增設到多麼高聳,那是媲美天堂的偉業呢可不是嗎?
  通過廣島東 IC 地點的出口後,順利地沿著府中往廣島車站方向的出口下了高速道路。把握九鐘頭半的方向盤後的午後四時,我抵達了廣島市內、蝶蝶預約好的旅館。
  「午安妳好,我是有預約的北小路--」
  向右側拉開旅館的門扉,我在玄關朝著出來招呼的女將簡單地告知身分。
  「您的太太在松之間,這就讓我為您領路。」
  其實還沒有去登記呢--我在心中對於蝶蝶這樣權宜的舉動輕做嘖舌。旅館的佔地並不算寬廣,進入玄關換上室內鞋踏足木造廊道後,馬上就能看見口字型的中庭水池以及天井,透過女將介紹得知那池養著十數隻錦鯉的水潭是女將父親過去的主意。午後傾斜的日照穿透天井的半透光隔板,灑落在粼粼池面。館內一樓的房間由於考量天花板上二樓的聲響因素後,原則已不做營業用途,隨著女將前往二樓的階梯時,扶手上的幾何結構也獨具巧思。來到松之間外門前方,待女將打開外門輕敲內門的幾秒內,我短暫詳視了外門門柵上的松葉型的簍空雕飾與客室入口地面上也堆砌成松葉樣子的浮雕,暗自感佩這樣子的堅持。隔著內門,裏頭的應門語調是我熟悉的方式,下一秒便聽見門錠打開的聲音--蝶蝶隨即在內門後方出現。
  等我向女將道謝並目送其離開後蝶蝶便將我拉入房內,她早我兩天先行搭乘新幹線來到廣島。上次見面是在十一月中旬,間隔一個半月又九個多鐘頭後的她,舉手投足以及那挾雜在香水裡涼菸的淡薄尼古丁香,仍然都是我熟悉的那個模樣。向她詢問頭兩天的空檔裡,去做了什麼又或者去哪些地方踩踏,她在腦中整理後約略地托出:
  「散步、爆睡、書寫、抽煙、『買花』,即使是我也有各種要煩惱的事嘛。」
  「還是在抽 VIRGINIA S.DUO 嗎?」
  館內禁菸,我想蝶蝶十有八九是趁著散步時去到街頭的公共吸菸區解癮了吧,注意到房內的桌几上不見菸盒擱置,閃掉『買花』的個人私德,便把話題轉移到她慣用的香菸上。
  「沒帶到留在代代木那邊了,過來的路上就買同品牌的 Noire 撐著……」
  圓窗旁蝶蝶上身趴伏,下巴倚在桌几上她自己帶來的肉骨抱枕,盯著手機的螢幕手指上下來回滑動,如有所失地發著哀怨聲。
  「辛苦你了,那真是不得了呢。」
  我發出「欸--」拉長音的語氣,從行李拿出個人衛浴的小包裝以及替換衣物時,視線卻被她那鴨子坐坐姿而朝向外側--從青靛袴裙末端顯露的,米白色薄光蕾絲花邊隱形襪包覆的足裏,以及在其布料內側正巧細微騷動起伏的腳趾形跡所吸引,然而長距離、高耗時的奔波後想先沖個澡讓筋骨舒緩的生理催促則令我只好進入浴室內。
  旅館是在戰後五年,也就是昭和 25 年時落成的。在廣島被爆的損害下,市內的遊郭花街也在當時同成為歷史的灰燼,而當旅館則在五年後新築落成,至直 33 年政府完全落實、實施賣春防治法--令公娼制度廢止,迎來赤線時代的落幕為止,當旅館在這先前,仍是被列冊的多數男女幽會的「特殊飲食店」;到了 35 年時,旅館裡外雖保留遊郭外觀與格局,不過卻已改建轉型完成,只留下「遊郭」的外殼,徹底地成為一般的旅宿,就這經過了七十年的風雨。因此無論是我現在泡澡的石作浴池,又或是客室內的古典圓窗以及相關的擺設,幾乎都保持與六、七十年前如出一轍的模樣。
  「喲--沖完澡後完全沒聲音,我還在想你是不是在浴室睡著了?」
  浴室的拉門突然被拉開,盤好頭髮的蝶蝶纏著白色的大浴巾自顧自地踏入浴室,拉過浴椅扭開浴池旁獨立的出水口後坐下,順手地就拿著我的衛浴小包裝擠出沫浴乳,從雙腳開始搓揉泡沫。這樣子山賊般的行為,看在想要補眠的我眼裡,說起來有點--可愛?沖洗的淅瀝水聲消停,蝶蝶起身移動到浴池前作勢要爬進來,指了個方位要我讓開出空間的手勢。
  「話說我還這裡面欸,你也進來泡的話就太擠了……」
  「不讓我進來會著涼的是我欸,就不知道是誰啊--說想要跑遊郭跡巡禮的?」
  忽視我抗議的蝶蝶,提起膝蓋、橫過大腿爬進浴池裡匍匐到另一個邊上,背對我出聲拆掉我話語中的台階。我繼續倚著浴池邊上平坦的置物空間,枕著手臂小寐,並沒有搭理她。
  「補眠可以再等等吧?真的在浴室熱水裡睡著也太危險了。」
  划動池水的翻騰捲滾聲響傳入耳蝸,抬起沉甸甸的眼皮,蝶蝶從池裡起身移動,雙手向後扶著池邊支撐上半身,底蘊含蓄的乳房、平坦腹部的腹白線,美裸地胴體就半坐在我正前方。水中,她擺盪右腿,以右腳的腳趾前端從我充血的陰囊下方將其托起,祟動的五趾隔著表層皺折來回逗弄裡頭兩側睪丸,有些搔癢不過卻帶來不少的快感;隨後蝶蝶改變了攻擊的位置,將腳掌貼上已經勃起的陰莖,開始輕微地施力搓踩--期間她索性地把左腿向旁張開,將雙腿間倒三角形地帶的外陰部揭顯在我眼前,也染成金色且修剪整齊的陰毛、微微律動張合的縫隙,都相當地奪人目光,連睡意都能徹底地驅逐。
  蝶蝶起了玩興,將擱置在旁的浴巾朝我扔來遮斷我的視野,右腳則暫時從陰莖離開,以腳趾尖左右來回磨蹭、扒刮過我盤腿踞坐的大腿兩股內緣數次,惹得陰囊與根部開始抽蓄,旋即又貼回陰莖--將龜頭盡力地挾箝在拇趾與食趾的縫隙,用趾腹的柔軟肌膚反覆撥弄著冠狀溝下緣,有規律地妥善分配滑嫩足裏的力道,讓陰莖陷溺在射精衝動的莫比烏斯帶裡無法掙脫。
  「看不到不是更刺激嗎?你自己動手吧我想看你自慰。」
  突然,她先是停下腳部的動作,然後將右腳從陰莖抬伸到我胸前踩踏,使得我得向後仰躺--接著她向我下達自慰的命令。雖然中斷的錯愕帶來幾秒短暫的沉默,不過我還是伸手握住那依然挺立在水下的陰莖,遵從她的意志開始自慰;人聲的靜默持續,矇在浴巾裡再度闔上眼,聽覺的感官範圍在失去視覺能力後大幅地擴張,握住陰莖鬆緊有韻的手掌力道,與手指彎曲伸張相互協調,上下套動,又或以手掌像是握住排檔桿頂部那樣,包覆起龜頭前後左右地循環畫圓;輕淺地划水聲在腦海中放大如潮汐激流,忽明忽滅勾的勒出蝶蝶日常穿鞋,在鞋尖後方露出腳趾縫隙的尾端,以及脫下鞋子時,從後方窺視那踮起的腳跟與足裏的連線,肌肉群拉張收束成曲弓形的模樣--嗚呼,好似在她的身軀體膚上,看見西方中世時那些米色大理石凝膏塑像的再誕--體感我套弄陰莖抵達五分鐘時,嘴巴周圍的浴巾被蝶蝶用腳趾夾開--
  「未帆,你舔啊!」
  蝶蝶叫喚我的名字打破寧靜,把腳趾放在我的嘴唇邊游離試探;我張開嘴蝶蝶把腳趾塞進我的嘴中,小心翼翼地試著不讓牙齒嚙咬傷人,並用舌頭一道一道地清潔她的腳趾縫隙,自然分泌的鹼鹹與些許滲入皮下的沫浴乳合成果香,以及用磨砂膏養護好的木質調芬芳--在味蕾上奔竄流轉。或許是等不及看到--要求看我自慰、舔她腳趾與足裏的蝶蝶,現在是什麼表情,手掌握住陰莖上下套動的速度便比平常加速許多,想快點射精、想快點再看見她的臉--
  「欸你不要在水裡自慰到射精喔!這池還要換我用呢。」
  查覺到我意圖的蝶蝶,把左腳伸過來踩停我手部的上下往復,再度地將射精的節奏打亂,然後將右腳從我的嘴中退出,用同樣的方式將遮蓋我視線的浴巾卸除。 
  「不是因為我的裸體,而是用我的腳弄到完全勃起,你是變態嗎?」
  面對蝶蝶的責備,我不作聲地從浴池中起身站立,讓她戲弄後充血紫腫的龜頭膨脹地幾乎比核桃還大上些許,周圍,甚至到陰莖根部,都有前列腺的分泌液塗抹後的輕微黏稠。發散著熱氣的尿道口更是滴落幾滴在蝶蝶交疊的腿上,在上閃著略帶混濁的水光。腦海被射精的念頭佔據大半的思考迴路,一時找不出可以辯駁的說詞,只好稱讚她起來--
  「--你開發有方嘛……」
  「看來只好取消去宮島看鎮火祭了呢--」
  蝶蝶抬手將盤好的頭髮放開,聽似遺憾的但至多也只是嘴上的遺憾,我明白她的居心便讓她由背後推著從浴室離開……
  是從什麼時候開始習慣於,在冬季時室內的性愛的呢?明明與窗外身著寒服冬衣行走、背膀像是貓咪捲曲起來那樣緊縮的行道人群僅有二樓一牆之隔,我們卻是以裸身的方式弄得汗潮淋漓,甚至連有著窗簾阻隔的玻璃窗內面,都因兩人體溫升高使得四疊半大小的室內更加暖活地驟起熱氣,而與外頭的冷空氣蒸凝出一層薄露。像這樣的情愫,我並不認為是什麼隱晦淫穢的事。
  蝶蝶的腰窩凹陷內仍有局部殘存、沒有滾落到被褥上的,早前一刻的精液積聚流淌的痕跡,在天井燈光的下方顯得清晰可見,本想替她擦拭不過她卻先說出再做一回,順應她的意思在沒有變換體位的背後環抱姿勢下,挪動手掌經由她的鼠蹊,微速地先向著下腹--子宮的位置,伴隨著她悄聲地低鳴輕輕地按摩;這之後那因緊密接觸而持續發熱的掌心,朝著上半身撫過撩動,指甲早已修剪磨平的食指像是繞著漩渦般,從乳暈的環狀帶由外向內的不停迴旋--直到觸及勃起的乳頭時,手掌完全地張開並將部分的乳房緊握、捻揉;蝶蝶的嗚咽隨著動作的加強又開始高漲起來,為了避免呻吟的音量過分明顯,我將揉捏擠壓她胸部的手掌換了個位置,一轉受容強硬地要求她張開嘴巴,將方才服侍過她身軀的食指塞進她的嘴中--
  「舔吧!」
  我靠近她的耳際,在旁發下命令後,食指便感受到她以濕熱黏滑的唾液包覆著吸吮,舌頭也由最初自然抗拒的反射條件逐漸的轉化為非定速的不規律纏繞。陰莖在這段期間以半勃起的情況擱置輕貼在蝶蝶的外陰,龜頭碰到被單時連帶因她的雙腿根部的捕夾、咬肉,或許在此時賀爾蒙分泌就轉化成了清楚可聞的體香,又讓我浮現尋求在她身上那些性癖的部位射精的肉慾……在我要她停下嘴中的動作,好讓我稍微抽身去拿一旁桌几上的保險套時,「啵」地一聲,食指、髮絲以及唾液,混合著蝶蝶的喘息由她的口腔退出--
  而蝶蝶也確實流露出急躁的樣態--那管不住的雙腿在我拿取保險套時,雖然上半身保持不動,卻伸腳過來以足裏及腳趾對陰囊向著陰莖撥撩催促幾番;隨即重新挺進蝶蝶的體內後,我箝制住、抓緊了蝶蝶的兩肩,令陰莖又得以更深入享受她濕潤陰道裡的擠壓,混合著她腰背上那些多少乾涸的精液染痕的視覺刺激,即使與陰道壁內的層層皺褶有一層阻隔,也讓勃起時連帶陰囊上升的受器體感更進一步的放大,帶來好像隨時都能將保險套撐破並在體內射精的快感--不過蝶蝶暫時還沒有打算讓我這麼做的計畫;經過十數分鐘那像是打樁模樣,有規律的在慢速高速間調節的上下動作,由自己腳部蔓延上至骶髓的輕微酥麻感,讓我繃緊大腿的肌肉在她的陰道裡使勁地頂上一下後,暫時將陰莖從陰道拔出--尚未射精,不帶儲精囊的保險套則令前列腺液與體液以及空氣混合成白沫的狀態,將保險套包覆的肉桿局部浸染白濁。
  現在我又把手指塞進她的嘴中,用著十數秒攪和那些唾液弄得整個手掌滿黏潤,退出後她那在嘴角牽成絲狀的迷離側臉與向後垂視的眼珠十足地奢靡。在她恥邱覆蓋上那沾滿她體液的手掌,愛撫著充血勃起的陰蒂周圍之際,兩指併合後更是遞進她的陰道內來回出入刺激皺褶下的神經梢點,蝶蝶忍不住地令呻吟聲加大了些。
  「這可是你的口水呢!用自產的方式讓人替你弄得更溼你不也挺痴狂的嗎?」
  「像這樣恍神迷亂的表情,就算是在代代木那邊跟你做的時候也沒見過呢,你能用這種扭曲的臉孔出現在鄰居前或是職場裡嗎?還是說這是只有去『買花』時才特有的浪蕩啊--!」
  移開手掌後,我俯身到她的耳邊發出斥責的穢語,陰莖尚未沾染白濁的中段至根部的青筋仍舊可見浮現,鼓譟著那亟欲射精的醜態,我伸手調整陰莖的位置,在蝶蝶的下陰處外部,以龜頭的冠狀溝摩擦幾番後,向上移到雙臀的間隙,貼緊那道溝渠,像是畫圓那樣來回擺動。在她迷茫浮沉的氣音途中,提起自己的腰身--然後毫無預警地再次插入--
  蝶蝶像是觸電那樣哀叫了一聲,這次左右手掌交疊把握住她了兩掌,手指縫間密緻地合貼在一塊,共同將被單緊緊抓牢。從上俯視蝶蝶背部的曲線、鼻腔內浸潤混合雌雄體液的腥羶、交合時披散亂墜的金髮,還有她那弄溼枕頭的嘴邊垂涎--鬆開其中一側的壓制,將她的頭部按壓在床單上,讓她身子移動的方向配合著陰莖在她體內進出的前後往復,不給她有機會撐起上半身;之後我徹底無視蝶蝶嘴裡含糊不清的話語詞句,便又抓起她的雙臂,沒有停下陰莖在她體內的鑽突便直接將她往我的方向像是蝦子那樣仰翻,抽蓄收縮的陰道內,多層次的紋路與顆粒的蠕動就像是章魚吸盤糾纏緊繞上來絞榨,陰囊內想突破尿道括約肌壓力馬上在蝶蝶體內洩精的強烈性刺激,就好像深淵之底那種虛邪的呢喃在腦中催化誘使--
  「我也不是完全要討你歡心才跟你做的--你有煩惱我也有想短暫擺脫一切束縛的時候啊搞清楚!順著你的意思想讓我怎麼做就怎麼做的戀人遊戲的戲言就全留在東京那啊東京!現在在這裡跟我媾和的你就只是我的--」
  在半跪的後入姿即將衝抵那射精的紅線前幾秒,陰莖猛烈地從蝶蝶的陰部拔出,接著迅速地摘掉前端的保險套,要蝶蝶將雙足併攏朝上折起,接著抓住那合併成對的透紅腳底,用她的腳掌劇烈地套弄陰莖,而陰囊內那像是天地翻攪的滾動,令我的腳趾由捲曲至緊閉,在前列腺收縮將那酥麻的快感完全釋放,直接竄上腦門達到高潮時伴隨著低吼,精液像潮水暴漲後洩洪那樣--激烈地濺射向她的足裏--
  “但即使兩人的私生活再怎麼官能耽溺,無論性別與性向,最後在射精時都會成為野獸。”
  「那些話才是你真正的樣子嘛……」
  「氣勢上來太衝動了,抱歉喔--」
  順勢地讓脈動起伏的陰莖貼抵著蝶蝶的足裏射精後,以前茜在完事時講過的那段話將理智扯了回來;此時我的手指,在那沾上淌落精液的腳趾縫間游走勾纏,弄得蝶蝶發癢抽蓄,待稍微冷靜下來後,我回到她的身邊,以沒有沾上精液的另隻手抱住她的腰側,將半張臉埋入她的金色中短髮裡,畢竟完事前突然想到茜的事,對蝶蝶射精後便升起些許的自我嫌惡,可是蝶蝶那顯得潮紅並略為喘氣的側臉與髮香,又令陰莖開始躁動,讓我不得不調整過度密合的姿勢。蝶蝶見狀只是笑意摻雜的用問句的方式要我不要多事去打斷她的餘韻,至此我只得在心中幽幽地對自己下了審判:
「真是人渣--」
  渾然不覺斜陽密匿,再醒來時街燈已著,胡亂地摸索擱置在桌几面上的手機,瞥過螢幕上的 19:37,大約補眠了一個半鐘頭,完事後也沒有關閉的白色基調燈光,有點弄痛剛張開的眼睛,雖然模模糊糊地尋不著蝶蝶的身影,不過浴室裡傳來的沖洗交織的水聲讓人安心下來。翻過身背對浴室方式,盯著螢幕左右滑動,確認輸入在行事曆裡的行程。
  如果用海洋深度的色彩來做歸納,蝶蝶、茜,還有我,都在那藍色的光譜上。只是蝶蝶的色調與茜的色調或許是在光譜的兩個極端。紺青色的蝶蝶釋放著凌人地威勢,但卻無法隱藏住其中的落寞,而瓶覗色的茜則是透著清涼,寧靜之中蘊藏著相對掀起駭浪的力量。關於我--群青那般在 2°C 的斜溫層之底、深水層之頂的夾層邊際起伏不安,困惑自己是需要朝著海床飄零,還是順著湧升流再次朝向透光帶發進?摸索有關三人距離時,捲曲在白色照明下的我顯得薄弱,浴室的水聲逐漸趨小,記憶都被沖刷。
  「起來啦!大晦日哪有人在睡覺的,晚點不是還要去搭渡輪去嚴島初詣嗎?」
  走出浴室盥洗完畢的蝶蝶一腳踩在我的背後,開始提點更晚的行程。我坐起來,拿過早前本來是沖澡後要換上,但卻遇事延宕未使用的衣物,準備再次進入浴室,途中向她詢問她怎麼處理完事後腳部的汙濁。
  「踮腳,然後踮腳,跳進浴室洗掉。」
  「好險明天才有別組客人要來,女將講我們的關係太好了--」
  帶上浴門時,她就像影劇中的反派讓計畫得逞那樣她賊賊地笑著。
  由於事前已經知道旅館沒有供餐的服務,因此再盥洗後立刻打理一陣,偕著早已穿戴整齊的蝶蝶準備��發,晚餐或許是在藥研堀,也可能是抵達宮島才處理。將客室外門的掛鎖鎖上,下到一樓與女將再次打過照面,交代明日才會返回的事項後從玄關離開。
  「那個緊急出口,以前唸做『裏樓梯』喔,給男女完事後遁走的呢--」
  掩上正門出入口門扉,走離旅館有段距離後,蝶蝶講起二樓往逃生方向的階梯,伸手捏了我的臀部時裝得若無其事地樣子提起。
  20:44,我們在八丁堀搭上往宮島口的廣島路面電車 2 號線。因為有一個鐘頭的車程,車內也無法連續交談,為了方便溝通我便拿出手機開始敲擊虛擬鍵盤,把今早出發前的夢境用文字的方式傳送給她。明明並肩鄰座,卻以這樣子的形式交流,不免顯得突兀。
  『只有一個人的旅行難過嗎?』,讀完我描述的夢境細節,她丟訊息過來。
  「--那倒未必喔。」,我將訊息回傳。
  『跟我一起旅行,苦澀嗎?』
  「--不見得。」
  『做愛時覺得寂寞嗎?』
  「--嗯。」
  「嗯」很明顯地令人受傷,蝶蝶把手機收起後交代了句抵達時要叫醒她,隨即閉眼休眠。我也無意打斷她的假寐;在那夢中,我僅僅目送他向那個不知曉的目的地出發,將對她的依賴減縮到幾乎不復記憶,因此才表示即使做愛也感到寂寞。但是到底,性愛一事長久看來僅佔據生活裡短暫的現在過去���與亂數的未來。即使加��精神上的共享,肉體的關係仍是相對多數,只要情感還存於人世的一日,那麼任誰都得擁抱不安吧,這份不安當然可理解為精神上的潔癖,抑或未能克服的懦弱--各種說法。因此,在肉體媾和當中,我甚少找到自身企及的寧靜。但也因為這份不安,從旁看去,蝶蝶與我的連繫就像在獨木上做作用力形式的來回拉鋸,待到切斷這根獨木時,連繫終究傾頹,雙方永遠靜滯。所以,那道「嗯」的訊息,便是我的不安,以及我們關係在目前還得以存在的象徵。
  抵達時我喚醒蝶蝶,跟她在街上找到公共的吸菸區時,她遞了隻菸過來。她知道除了公事外,我沒有碰菸的習慣,於是我解讀為這是那道「嗯」之後的報復。上午奔馳在高速道路時,思考著關於由藏匿起的犧牲與齟齬所建立的巴別塔,僅僅在幾個鐘頭後,便從模擬的想像中,承受著來自現實的侵蝕。燃燒後的薄荷醇化合物香氣,我用吸管喝水那樣的方式,吸了一整口填滿肺葉,隨後再緩緩地讓煙霧從嘴巴吐出--即使有過抽菸經驗,不過老實說一直沒有習慣Noire,或者其它菸品那種突然湧現的冷涼,弄得氣管隱約緊繃起來,抗拒似地在吐出煙霧的途中嗆咳不止。
  「還剩四支我們就均分掉吧,抽完才去買渡輪船票喔。」
  蝶蝶看了看菸盒,又用指節敲了敲反射吸煙區頂上淺蔥色螢光的手錶鏡面,滴答滴答--
  我們總算搭上往嚴島渡航的渡輪時,已經是 22:40。上層甲板的船尾角落,她挽著我的手臂,在望著漆黑海面,對向的返回船程時,說了句「來接吻吧」,突然地便吻了上來,並將舌頭伸進我的口腔中,索求著什麼那樣。周圍一部分人群的注意力在我們的身上飄移,她發現卻也無意隱藏,直到滿足後她才收回舌頭的纏繞。鞭子與糖果、毒與蜜,她的眼裡共存著兩種情愫--審視與魅惑,我則像是在明知不可繼續前行的深淵邊際,讓她拉著手向著淵底齊墮。
與其說是蝶蝶還在生著悶氣,倒不如說是她在搶回主導權,積極而且愈發狠心。
  下船後從港町出發的那小段路幾乎是摸黑前行,不見鹿群只有稀稀落落的隻影暗中向人群張望。然而有參訪人群的地方,屋臺自是少不了的,折過一轉角--接入此刻島上最是熙攘的參道商店街的堤防通路,也不知道蝶蝶的興致怎麼來的,早先在八丁堀時已用過晚餐,現在還特意地買好兩份廣島風的什錦燒後,拉著我坐到堤防邊上大快朵頤起來。海水正逢退潮,堤防上的探照燈餘光亮度勉強可以看見後退的海岸線,我一向吃得沒蝶蝶快,就在我瞭望著海岸線以及沉浸在海潮的迴響裡時,沒留意到背後一隻循香氣而來的落單成鹿,突然咬住服裝背後,讓我怪叫一聲,蝶蝶見狀噗哧地一聲別過頭去。
  「我不是有意的,但有時你就該被這麼刺激一次--」
  蝶蝶將嘴擦拭乾淨後,兩手手肘抵著左右膝上,雙掌捧著下巴轉過頭來向我說著。我本來想說些什麼的,但為了不重蹈覆轍那個「嗯」的失言,吞下最後一口什錦燒後覺得還是算了。處理掉完食器皿後,蝶蝶握住我加入朝著神社行進的行列--在中途推進到可以將大鳥居盡收眼底的彎道附近時,鯽魚般簇擁的人群實在是太擠了,按捺不住的蝶蝶又拉著我從隊伍裡掙脫,一時地欲往沙灘退避。
  「成為大人後,無論男女,人總要有些雅俗、癖好才能繼續面對人生。或許,以後我會為新的生命改掉這些癖好,不過我希望還能在你的身上懷念曾經的自己,才好分清楚你我各自的司職。」
  握住她小心地走下通向沙灘的階梯,讓她依然摟著我的腰,方便穩穩地走在泥濘的地面。與大鳥居取出一個適當的距離後,我請附近的遊客替我們拍了幾張與大鳥居的合照--畫面上的她,難得地收斂起平時的奔放,自然地露齒微笑著。滑動過照片幾回後,她伸手再次摟住我的腰際時,我不多作表示地接受她那像是替自己找個聊表歉意的說詞。
  「意思是得有癖好才能活得像人呢--那為什麼在年末來到廣島呢?」
  「在你夢裡,我不是前往一個未知的地方嗎?我覺得這點,你我姑且是相同的--都有著想逃離到另個遙遠地方的靈魂;北方太冷,南國更遠,所以才起意選了廣島。」
  消退的潮水與我們佇足的沙灘有段距離,大鳥居甚至都露出滿潮時浸潤在海中的根部,從沙灘向岸上望去--雜沓、等待參道底端的入口開放,臨近年始的列隊人龍不見末尾。不超過 4°C 的冬季海風中,蝶蝶摟著我腰際的手,又摟得緊了些。
  師走,年末嚴島 23:45。
  「你能愛我嗎?」
  「--」
  發出聲音的嘴型,是她想聽的答案。
  潮時去來,海淵沉潛,東雲茜時,泡沫心中。
2 notes · View notes
spst-haru · 3 years
Photo
Tumblr media
[ 彼岸ノ黒蝶 ] . . . 鮮やかな赤花の上を、 ひらりひらりと舞う漆黒の蝶。 . . . ==================== 📸 2021.09 Nogawa Park, Chofu, Tokyo . Nikon D5300 🥀🍃🥀🍃🥀🍃🥀🍃🥀 ==================== . . . #japan #tokyo #nogawapark #nogawapark_natureobservationgarden #nogawapark_higanbana #nogawapark_manjushage #nogawapark_redspiderlily #nogawapark_clusteramaryllis #higanbana #nogawapark_butterfly #東京 #調布 #野川公園 #野川公園_自然観察園 #野川公園_彼岸花 #野川公園_曼珠沙華 #曼珠沙華 #彼岸花 #野川公園_蝶 #彼岸の赤花 #red_flower_of_higan #花色大地 #flower_colored_ground #花に舞う蝶々 #fluttering_butterfly_around_flowers #adobephotoshoplightroom #nikond5300 #instagram #photo #photography (野川公園) https://www.instagram.com/p/CWGCIk_lIE4/?utm_medium=tumblr
0 notes
kenzizi · 3 years
Photo
Tumblr media
秋が深まるとお別れだね。#彼岸花 #野川公園 #igersjapan #ig_nihon #icu_japan #ig_japan #ig_cameras_united #loves_ #jp_views #kenzizi #ptk_japan #worldmastershotz_nature #jp_gallery #icu_global #good_jobshot #great_myshotz #flowerstalking #123Flowerscolors #my_daily_flower #quintaflower #ptk_flowers #igscflowers #garden_explorers #9vaga9 #wt_florals #loves_flowers_ #inspiring_shot #destaque_natural #great_myflower (野川公園) https://www.instagram.com/p/CUP3seIPuYK/?utm_medium=tumblr
5 notes · View notes