#php文庫
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findareading · 1 year ago
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そのあと、丸いテーブルをはさんで向かいあい、少女とわたしはひとしきり会話をかわした。猫のユーモアのセンスについて書かれているのは何という小説で、誰が書いたものか、など。 ロバート・ハインラインという人だと答えると、たしかその人はSF作家ではないのか、たぶんそのはずだと答えるとSFが好きなのか、そういうわけではなく題名がロマンチックなのと猫の表紙がかわいかったので手にとっただけ、面白かったか、とても、猫を飼ったことがあるのか、いいえ、それはどうしてか──
— 松尾由美著『モーリスのいた夏』(2017年4月Kindle版、PHP文芸文庫)
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namazu9p-memo · 9 months ago
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leomacgivena · 8 months ago
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Xユーザーのタロン@ひとりっぽエンジニアさん:「著者略歴で尊敬語使ってるの初めて見た。皇族はすごい 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)」
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nomiya38 · 1 year ago
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【お知らせ】PHP文芸文庫様より3月6日発売、結来月ひろはさん/著「京都東山ネイルサロン彩日堂」の装画を担当しました。カバーデザインは岡本歌織さんです。よろしくお願いします。 URL:https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90383-5
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shiroyayoi · 2 years ago
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株式会社PHP研究所様
『無情の琵琶 戯作者喜三郎覚え書』著者:三好 昌子 先生/PHP文芸文庫より 装画
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moderndays · 8 months ago
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Recommended Books 【京都・Kyoto】
&Premium特別編集 まだまだ知らない京都、街歩きガイド。 (MAGAZINE HOUSE MOOK) 雑誌 – 2024/8/6
マガジンハウス (編集)
雑誌「&Premium」発、人気の京都ガイド第5弾! 混雑する観光地から離れて、暮らす人だからこそ薦めたい15のエリアと8つのテーマ、全316軒を紹介します。 ■大和まこの京都さんぽ部 暮らすように歩く、京の街
【紹介エリア・テーマ】 静かに過ごす時間/七条通/四条南/御所南再訪/自分みやげ/叡電/現地系中華/老舗の味/賀茂川/河原町松原/栗の菓子/鹿ヶ谷通/アペロの時間/二条城南/東大路通/冷泉通/吉田&聖護院/壬生/整える/北野天満宮界隈/栗の菓子2/御所西再訪/京丹後
女人京都 ペーパーバック – 2022/9/28
酒井 順子 (著)
京都に通い続けるエッセイスト・酒井順子による、全く新しい視点から切り取った京都エッセイ&ガイド。 女性の生き方、古典、旅、文学など幅広く執筆活動を行う著者が、小野小町、紫式部、清少納言、日野富子、淀君、大田垣蓮月、上村松園など歴史上の女性たち43人の足跡をたどる旅に出た。
「京都の中でも、京都らしさを最も濃厚に抱いている存在は、名所旧跡でも食べ物でもなく、京都の『人』なのではないかと私は思います。(中略)京都の都会人の中には、今も、平安以来続く都会人らしさのしずくが、滴り続けているのです。」(「はじめに」より)
京都に暮らした女性たちの生き様を知ることは、現代の京都の人々、そして京都の街を知ること。 この本を片手に歩いてみると、平安時代の遺構がそのまま残っているところもあれば、貴族の屋敷が今は児童公園になっていたりすることにも気づく。京都の通りを上ル下ルし、西へ東へと歩き回り、時代を行ったり来たりして、新たな旅の提案を教えてくれる。 この本を読むと京都の歴史や文学がぐっと身近になること間違いなし。
京都散策に便利な地図付きです。
お茶の味 京都寺町 一保堂茶舖 (新潮文庫) 文庫 – 2020/5/28
渡辺 都 (著)
ゆったりと流れる時間、その時々で変化する風味、茶葉が持つ本来の美味しさ──お湯を沸かし、急須で淹れてこそ感じられるお茶の味わいがあります。江戸時代半ばから京都に店を構える老舗茶舗「一保堂」に嫁いで知った、���々が受け継ぎ伝えてきた知恵と経験、家族のこと、お店のいまと未来、出会いと発見に満ちた京都生活。お茶とともにある豊かな暮らしを綴った、心あたたまるエッセイ。
京都、パリ ―この美しくもイケズな街 単行本 – 2018/9/27
鹿島 茂 (著), 井上 章一 (著)
◎26万部『京都ぎらい』の井上章一氏、フランス文学界の重鎮である鹿島茂氏が、知られざる京都とパリの「表と裏の顔」を語り尽くす。たとえば、 ・日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない ・日本のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている ・パリの娼館は、スパイの温床だった ・日仏では、女性のどこに魅力を感じるか ・洛中の人にとっての「京都」はどこ? ・パリの人にとっての「パリ」はどこ? ・パリと京都の「汚れ」に対する意識の違い など、知っているようで知らなかった「京都とパリ」の秘密がわかる。
京都のおねだん (講談社現代新書 2419) 新書 – 2017/3/15
大野 裕之 (著)
お地蔵さんの貸出料は3000円、発売第一号の抹茶パフェは1080円、では舞妓さんとのお茶屋遊びは? 京都では値段が前もって知らされないことも多く、往々にして不思議な「おねだん」設定に出くわす。京都を京都たらしめているゆえんともいえる、京都の 「おねだん」。それを知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。京都歴二十余年、サントリー学芸賞受賞の気鋭の研究者が解読する、京都の秘密。
なぜこれがこんな高いのか、あんな安いのか、なんで無料なのか、そもそもあんなものになんでおねだんがつくのか―― 大学進学以来、京都住まい二十余年。往々にしてそんな局面に出くわした著者が、そんな「京都のおねだん」の秘密に迫る。 そもそも「おねだん」の表示がされていない料理屋さん、おねだん「上限なし」という貸しビデオ屋、お地蔵さんに生ずる「借用料」。 そして究極の謎、花街遊びにはいくらかかる?
京都人が何にどれだけ支払うのかという価値基準は、もしかしたら京都を京都たらしめているゆえんかもしれない。 京都の「おねだん」を知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。 2015年サントリー学芸賞芸術・文学部門を受賞、気鋭のチャップリン研究者にして「京都人見習い」を自称する著者による、初エッセイ。
京都 ものがたりの道 単行本 – 2016/10/28
彬子女王 (著)
「京都という街は、タイムカプセルのようだ」と著者は言う。オフィス街の���ん中に聖徳太子創建と伝えられるお寺があったり、京都きっての繁華街に、坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された地の石碑がひっそりと立っていたり。そこには人々の日常があり、みなが変わりない暮らしを続けている。そんな石碑になど目を留めない人もたくさんいるはずだ。 それでも著者は、そんな場所に出会う度に、タイムカプセルを開けたような気持ちになるのだという。幕末の争乱期の京都へ、平安遷都する以前の京都へ、近代化が急速に進んだ明治・大正時代の京都へ……。さまざまな時代の“時"のカケラが、街のそこかしこに埋まっている。この場所で徳川慶喜は何を思ったのだろう。平家全盛のころの六波羅は、どんな景色だったのだろう。安倍晴明はここで何を見たのだろう。その“時"のカケラは、一瞬の時間旅行へと誘ってくれる。 日本美術研究者として活動する著者が、京都の通り界隈にまつわる逸話から、神社仏閣の歴史、地元の人々の季節折々の暮らし、街歩きでの目のつけどころや楽しみどころ、京都人の気質までを生活者の視点から紹介する。さらに、自身のご家族のこと、京都府警と側衛の方たちとのやり取りなどの日常生活の一端を、親しみやすい文体でつづる。6年以上、著者が京都に暮らす中で感じ、経験した京都の魅力が存分に語られており、「京都」という街の奥深さと、「京都」の楽しみ方を知る手がかりとなる。 新聞連載の24作品に、書き下ろし3作品を加えて刊行。京都の街歩きに役立つ「ちょっと寄り道」情報や地図も掲載。
京都はんなり暮し〈新装版〉 (徳間文庫) 文庫 – 2015/9/4
澤田瞳子 (著)
京都の和菓子と一口で言っても、お餅屋・お菓子屋の違い、ご存知ですか? 京都生まれ京都育ち、気鋭の歴史時代作家がこっそり教える京都の姿。『枕草子』『平家物語』などの著名な書や、『鈴鹿家記』『古今名物御前菓子秘伝抄』などの貴重な資料を繙き、過去から現代における京都の奥深さを教えます。誰もが知る名所や祭事の他、地元に馴染む商店に根付く歴史は読んで愉しく、ためになる!
京の花街「輪違屋」物語 (PHP新書 477) 新書 – 2007/8/11
高橋 利樹 (著)
京都・島原といえば、かつて興隆をきわめた、日本でい��ばん古い廓(ルビ:くるわ)。幕末の時代、新選組が闊歩したことでも有名である。その地でたった一軒、現在でも営業を続けるお茶屋が、輪違屋(ルビ:わち��いや)である。芸・教養・容姿のすべてにおいて極上の妓女(ルビ:ぎじよ)、太夫(ルビ:たゆう)を抱え、室町の公家文化に始まる三百年の伝統を脈々と受け継いできた。 古色なたたずまいを残す輪違屋の暖簾をくぐれば、古(ルビ:いにしえ)の美しい女たちの息づかいが聞こえてくる。太夫のくりひろげる絢爛な宴は、多くの客人たちを魅了し続けている。 本書では、輪違屋十代目当主が、幼き日々の思い出、太夫の歴史と文化、お座敷の話、跡継ぎとしての日常と想いを、京ことばを交えてつづる。あでやかでみやびな粋と艶の世界----これまでは語られることのなかった古都の姿が、ここにある。
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kennak · 2 years ago
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「徳洲���」という名前を聞いたことあるだろうか。日本No.1の病院グループである。が、多くの人にとって知名度は高くはないと思うので数字を見るのが1番かもしれない。https://catr.jp/settlements/11ce8/271558直近の業績だが、凄まじい。事業収益: 4,523億円当期純利益: 459億円もし上場していれば数千億円〜兆円クラスの企業体かつ、2位以下の医療法人と収益規模で数倍の差がある圧倒的市場リーダーである。(医療法人なので通常の株式会社とそのまま比較できるわけではないが)徳洲会は、高度経済成長・都市化のひずみによって生まれた病院の数と医療ニーズにギャップのある”医療空白地帯”を中心に拡大してきた。そんな巨大病院グループをたった一代で築き上げた創業者が今回取り上げる「徳田虎雄」だが、とても"強烈"な人物である。「人命救助のためなら、人殺し以外は何でもやれ」徳田虎雄 - Wikipedia医療のためには手段を選んでいられないという考えから赤信号を守らないなど規範意識が薄く 、部下の運転手が赤信号で停止するたびに缶で頭部を殴打するなど 、グループ内では暴君として恐れられた。徳田虎雄 - Wikipedia事実彼の歩みを見ると、時にはお金の力、時には政治の力など清濁併せ呑んで病院グループを拡大してきた連続だった。言葉を選ばず言うと、こんなヤバい人がどのように圧倒的規模の病院グループを作り上げたのか、どういった考えの持ち主なのか興味が湧いた。医療法人とはいえ、この規模の事業体をつくったという意味では傑物な起業家のはずである。 ゴッドドクター 徳田虎雄 (小学館文庫) www.amazon.co.jp 803円 (2023年07月17日 20:46時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 目次 初期病院の開業徳洲会の発足医師会との攻防成長の原動力政治への進出難病ALSを患う海外進出とプロジェクトファイナンス徳田王国崩壊と晩年番外編・徳洲会が伸びたマーケットの背景 すべて表示 初期徳洲会の「年中無休・二四時間オープン」という画期的コンセプトの1つや、医療空白地域を中心に拡大してきた原動力となったのは、徳田の幼少期の体験からだった。徳田が小3の頃、三歳の弟が激しい嘔吐と下痢に苦しんでおり、山道を走って医者を探し回ったが、やっと見つけた医者は診てくれず、弟の容態は悪化していった。夜明けに別の医者を呼びにいくが、ようやく到着したのは昼を過ぎた頃で、すでに手遅れとなった弟は亡くなってしまった。こうして医者に診療を拒絶され続けた結果として、弟が死んだという原体験、見殺しにされた怒りが「どんな患者でも診る」方向に徳田を突き動かし、「生命だけは平等だ」という理念を形成した。しかし、清い志だけの人ではない。大学時代に親族の美容院経営に肩入れし、チェーン展開させるなど商売っ気もある上に、のちに徳洲会を拡大するために総理を目指すほど野心的な人間だ。「代議士になれば、もっと病院をつくれる。総理大臣の椅子に座ろう」病院の開業https://www.tokushukai.or.jp/media/newspaper/1115/article-1.php徳田は医師として働きながら、病院を開業するために土地を探して見つけるが、土地と建物、医療機器すべて含めて1億6,000万円が開業にかかることがわかる。銀行に頼ろうにもなかなか貸してくれるところが見つからない。何件も銀行を回って、興味を持ってくれるところが見つかって面談するも、「担保物件と保証人が必要です」と断られてしまう。しかしそこで徳田は考えた。生命保険を自らに掛け、その受取人を銀行にすることで、生命保険を担保にお金を借りようとしたのだ。実際にこう掛け合う。「着工して病院を開くまで一年ぐらいかかります。もしも返済できないとなれば、病院の屋上から頭を下にして飛び降ります」すると銀行はOKと応じた。文字通り”命をかけて”病院開業資金を借りて、1年後に「徳田病院」がオープンした。徳洲会の発足1つ目の病院経営を安定させると、次の病院建設にとりかかる。医療過疎地の大東市に新病院建設の話を持ち込ませたが、市が購入した用地を競争入札で、しかも割高で購入しなくてはならなかった。だが、やらない選択肢はない。徳田は生命保険の掛け金を8億円に引き上げ、さらにお金を借り入れてベッド数200床と、1つ目の病院から3倍規模の病院立ち上げを実行した。こうして病院が増えたところで、医療法人「徳洲会」を発足させる。これを機にコンセプトが固まり、年中無休・二四時間オープン患者さまからの贈り物は一切受け取らない健康保険の三割負担金も困っている人には猶予する生活資金の立替・供与をすると掲げた。いずれも医療界の常識を覆す、画期的な声明だった。また徳田は、早くから「医療と運営の分離」を志向した。医師が診療しながら、薬や医療機器の購入、経理、人事、土地の入手まで管理・実行するのは難しい。全国展開のチェーン病院には、中央集権的な運営部門が必須であると考えた。病院の医療は院長に任せ、自分の手足となって動く運営部門を編成しようと徳田は人材をかき集め組織成長を図っていく。医師会との攻防順調に拡大していた徳洲会は、次の病院を建設するためいくつか土地も確保していたが、それぞれの地元医師会が敵として立ちはだかる。彼らは「徳洲会は儲け主義」と反発する。ある種当然ではある。徳洲会が拡大するのは医療過疎地とはいえ、患者は無限にいるわけではなく、パイの決まってるマーケットを取り合っているからだ。進出阻止をしたい医師会は、市に対して徳洲会の進出を認めるのなら、学校の校医をボイコット、予防接種を拒否する、と圧力をかける。ほかの地域の医師会も、徳洲会が病院建設用地を入手すると、徳洲会のメインバンクである第一勧業銀に取引停止を通告。医師会員の預金を全額引き出し、重圧をかける作戦をとる。しかし、結果は医師会の敗北だった。学校医のボイコットは子どもを人質にとってるように映り逆効果に、そして何よりも病院を欲しがる「民意」の追い風によって病院建設にこぎつけた。成長の原動力ゴッドドクター 徳田虎雄ここまで数年であちこちに病院を立て急成長する徳洲会の要因は、徳田の医療界とかけ離れた経営にあった。第一は、徹底的な「低コスト主義」。同時期に開院した埼玉県の市立病院と比べると違いが明らかだ。市立病院はベッド数300床で、建設費に69.7億円をかけている。それに対して徳洲会の病院は、同じベッド数300床だが、建設費は16.5億円で、ベッド一床あたり4分の1のコストで建てている。そのカラクリを徳田はこう語る。��僕に言わせれば、市民病院は市民のためのものではなくて、働く職員のためということです。デラックスで広々とした院長室、副院長室、総婦長室、外科医長室……これらはことごとく、患者にとっては無縁の設備ですよ。これに比べて、僕たちは患者のために病院をつくるわけですから、副院長室、総婦長室なんてものは、最初からつくってないわけです。理事長室なんてものもありませんよ。僕が病院に行ったら、絶えず会議室にいるわけです。」この低コスト主義は、薬剤や医療機器の仕入れと管理にも適用された。徳田は、製薬会社が個々の医師に接触して薬剤を売り込むのを止めさせて、グループ全体の薬剤の仕入れを一元管理して値を抑えるようにした。というのも、医療機関は国が定めた基準価格より安く薬剤を仕入れ、患者に使った後に基準どおりの価格で保険請求をする形だが、そもそも医薬品の値段が曖昧で、巨額の差益を生んでいたからだ。徳田はこの隠れた収益源である薬剤に目をつけた。各病院の要望を本部がとりまとめ、何が最適の薬かを見極め、一括で仕入れて配分するシステムを作った。メーカーとの価格交渉も、グループを代表して本部が行う。病院が増え、薬の使用量が膨らむと、さらなる値引き交渉が行われ、莫大な差益が生まれるスケールメリットも発生した。第二に「実力主義での人材登用」だ。医療界は閉鎖的で、教授をトップにしたヒエラルキーの元、教授の意向で、配下の医師の勤務先や序列が決まってしまうという、忠誠心が試される構造にあった。そうした構造の中、アメリカで腕を磨いた医師の多くが、帰国後は不遇な扱いを受けていた。ヒエラルキーの医局から飛び出た者は、いくら技術を高めても、忠誠心が低いと見なされて、帰国後もなかなか良いポストを与えられなかったのだ。そこに徳田は目をつけ、「アメリカ帰り」の医師を積極的にスカウトしていった。アメリカで身につけた能力が正当に評価されなかったところに、徳洲会病院の院長というポストが差し出されると、彼らは日本育ちの医師の二倍、三倍働いた。彼らは患者のために働くのは当たり前であり、「年中無休・二四時間診療」と言われても驚かず、アメリカなら当然、と受け入れる。病院を経営の観点から見れば、収益を上げられるかどうかは医師の良し悪しにかかっており、医師の質と量が経営を決定づける。そう考えると、徳洲会の成長基盤は、アメリカ帰りの医師たちがつくったといえる。政治への進出https://www.fnn.jp/articles/-/26017徳田が政治に強い関心を抱いたのは、最初の病院を建てた頃に応援した候補が市長に当選してからで、その時に医療と政治の距離の近さを実感した。政治権力を持てば、医師会という病院進出の抵抗勢力もねじ伏せられる。近い将来、制約がなかった病院の開設にも制限が課せられると予想されている中で、政治力を持てば、病院開設の許認可権を握る行政に強く当たれる。とにかく病院を沢山作るために”政治力”が必要だと思うようになった。そこで衆議院選挙に出馬することになるが、死闘の末2回も落選してしまう。3度目の正直で挑んだ衆議院選挙、対抗候補とお金で票を買収し合う凄まじい戦いになる。金で票を買うのを媒介する統括者は、買収のポイントを知る年配の熟練者で、徳田に「ここで10億打てるかどうかで、勝負が決まる。勝つか、負けるか、あんたが決めろ。諦めるのなら諦めてもいい」と迫った。徳田は、東京本部の部下に連絡し、「やれ。カネを送れ」と命じた。 それから毎日、部下は徳田が出馬している地域宛に現金を一億円、二億円と送った。投票までの一週間でちょうど10億円、選挙期間中を通して30億円のカネが投じられた。この30億円というお金は徳洲会が医療機器を仕入れる時に、関連会社を経由したり、代理店からのキックバックで作った裏金によって賄った。あらゆる手段を尽くした結果、ついに当選し政界に進出する。初当選でまだ政治家として力ないにもかかわらず、周囲への発言から尽きない野心がうかがえる。「でも彼の言い方はですね、2期目は厚生大臣、3期目は総理大臣、4期目は世界大統領だと平気で言うわけですね。」https://www.fnn.jp/articles/-/26017「自由連合」という政党まで立ち上げ、徳洲会の資金力を目当てに政治家も複数人集まり、石原慎太郎の都知事選のスポンサーもする等、精力的に政治活動に勤しんでいく。難病ALSを患うしかし60代になると、難病・ALSが発症し病魔が徳田を襲う。ALSは筋肉を動かすための神経が障害を受け、「手足を動かせ」といった命令が伝わらなくなっていき、筋肉が衰えていく。口も動かせないので会話もできなくなり、最終的には呼吸の筋肉も動かず呼吸不全に陥ってしまう病気だ。一度罹ったら治らない難病である。海外進出とプロジェクトファイナンスそれでも執念で経営を続け、徳田の野望は「世界」に向けられていた。「世界中に二〇〇の病院を建設する。『生命だけは平等だ』の哲学で、人間主義の人道追求型病院経営を世界で展開し、世界平和に貢献したい」と徳田は大きく宣言した。しかし、資金を安定的に調達しなくては、病院を増やすのは難しい。そこで浮上したのが「プロジェクトファイナンス」だった。これは、土地ではなく、特定の事業が生みだすキャッシュフローを返済の原資にした融資であり、長期的な安定収入を���込んだ方法である。その債権を証券化して第三者に売って資金を調達したりもする。 徳洲会は、日本の医療機関ではいち早く、この新しい資金調達を取り入れた。徳洲会の主なキャッシュフローである診療報酬はかなり魅力的で、プロジェクトファイナンスにぴったりだった。なぜなら、金融機関からすると「診療報酬債権」の報酬を支払うのは公的機関であり、焦げつく怖れはない回収確実で安定的な資産と捉えられるからだ。ゆえに極めて格付けの高い債権となる。診療報酬債権の価値に目覚めた徳田は、診療報酬債権を証券に変えて機関投資家に売り、8病院は市場から年間約280億円を調達した。日本の医療界では初めての試みとなった。しかし当時、徳洲会の負債は1,300億円を超えていて、8病院の証券化でも効果は限定的だった。性急な拡大路線で稼働率の低い病院が生まれていたり、徳田の政治活動資金への荒すぎるカネ遣いが原因だった。一度は銀行に経営を乗っ取られたこともあったくらいである。そこでさらなる資金調達を模索していた時、新たに外銀・RBSが度肝を抜く提案をしてきた。徳洲会の医療法人だけでなく、関連会社を合わせた全事業をまるごと証券化し、それを担保に2,000億円を融資するというプランだ。全事業対象の証券化は前代未聞の荒業で、2年後に孫正義もボーダフォンを買収する際にこの手法を使ったことで有名だ。徳田は、ビジネス界よりも早く、事業証券化に注目した。そして一度は合意に至り全事業を証券化しようとするが、様々な制約によって見通しが立たず、つなぎ融資が財務を圧迫する。最���的に徳田は大胆な方針転換を命じ、RBSとは契約解消、他行への借り換えをすることを決定した。この判断は功を奏した。病院の建設も急ピッチで進んでいき徳洲会は絶頂を迎える。徳田王国崩壊と晩年そんな絶頂の中、徳田のALSの症状は進行し、2006年には声を出して会話できないまでになり、文字盤を目で指して意図を伝えていた。その状態でも海外展開を推し進め、事業欲が旺盛だったのが末恐ろしい。https://www.youtube.com/watch?v=CJzc5LH230oただ、体調は悪くなる一方なため、その少し前から政治活動は次男・毅に任せ、徳洲会の後継も長男・哲に移行し始めていた。ところが、徳洲会を哲へ継承しようとするのを他のファミリーが阻む。これまで徳田が一族を徳洲会には近づけないようにしていたのに、ALSが進行し身体が不自由になっていくと、一人では生きていけないため、一族は心配して近づくとともに「創業家の利得」にありつこうと徳洲会に踏み込んでくるようになってきた。こうして徳田と徳田の右腕・��宗 vs 徳田ファミリーという構図で火種がくすぶるようになる。そしてついに、徳田が過去立ち上げた政党「自由連合」への徳洲会からの巨額の貸付といった爆弾処理を巡って緊張が一気に高まることに。能宗は返済スキームを考案するが、ファミリーはバックデートで文書を作ったり等に抵抗を感じ、脱税を推進してるとして裏切り者に仕立て上げた。ファミリーは徳田にも「能宗は裏切り者」と迫る。これまで固い絆で結ばれ「大事なことは能宗に聞け」と全幅の信頼を置いていたが、この爆弾をうやむやにしたい徳田は能宗を切ることにし、解雇した。こうなれば能宗も闘うしかない。これまで右腕として握り潰してきた「選挙違反」や「政治とカネ」にまつわる数々の徳洲会の爆弾を世間に知らしめた。結果、能宗にもファミリーにも検察の捜査が入り、両者逮捕に至る泥沼に。この一連の事件で、職員は大量に辞め、徳田一族も能宗も去り、徳田本人も要職から外され、徳田王国は崩壊した。徳洲会そのものも「社会医療法人」の認定が取り消され、解体されるかどうかという瀬戸際に立った。だが、厚労省は取り消さなかった。徳洲会が地域の医療に果たす役割があまりにも大きかったからだ。徳洲会の病院が閉鎖すれば、地域の医療は破綻し、厚労省にも責任が及ぶ。王国は崩壊したが、徳田が立ち上げた現場の医療は残り、徳洲会は徳田ファミリーとは決別し今なお繁栄を続けることができている。番外編・徳洲会が伸びたマーケットの背景ここからは番外編で、徳洲会がなぜ伸びたかだ。ひとことで言えば、高度経済成長による人口動態の急速な変化が生んだ”ひずみ”を解消したことが大きい。当時、一次産業が廃れ、若くて「安い労働力」が商工業の雇用を求めて地方から都市へと急速に人口が移動した。その結果、人口急増地域は医療機関が全然足りず、医療砂漠が生まれる。一方で労働者を送りだした地方は人口が減って高齢が進み、こちらは医師が消えていく。また見通しの甘い都市・国土計画と、自由開業制による病院開設で皆が好き勝手に病院を立てたために、医療過疎や医師偏在が発生した。高度経済成長&国の制度設計の不備で生まれた需給にギャップのある空白地域をターゲットに病院を開設する戦略で、徳洲会は「住民のニーズ」を掲げて埋めていった。そこに徳洲会が成長した歴史的な必然性があった。徳田虎雄の知恵優秀な人材と仕事する「僕は自分より能力のある人間と仕事をする」「医師の場合、学閥、教室閥、年功序列にこだわることなく、実力主義で採用してます。他の病院だと、院長は大学教授の古手の天下りが多いけれど、徳洲会病院の場合は、実力とリーダーシップさえ��れば、三十代、四十代の若さで院長になってもらっています」任せる力徳田は「できる」と見込んだ部下には仕事を全面的に任せた。人使いの妙がここにある。田中が猛勉強をして無影灯のメーカーを絞ると、徳田はさらに要求する。 「岸和田は三五〇床や、大型病院で徳洲会の顔になる。医療機器も最新鋭のものをそろえないとだめだ。人工透析センターも稼働させる。血管造影のCAD、バイタルサインモニタ、透析機器……、野崎にないものもぜーんぶ、交渉して決めろ」  徳洲会に入って一年経つかどうかの田中に億単位の商談が委ねられたのだった。ゴッドドクター 徳田虎雄人間ウジ虫論徳田は、使えると見込んだ人間がカネを欲しがればカネを、ポストを求めればポスト、色を欲すれば色、理想を求めるのなら理想を、瞬時に見分けて与えた。人間の欲望を掌握する勘は並外れていた。与えられた側は、自己実現の悦びにひたれる。徳田は自己実現の機会をおびただしく創出した。そうして人心を掌握し、徳洲会を拡大させた。  徳洲会を支える医師の前で、徳田はしばしば「人間ウジ虫論」を説いた。「人間なんてな、ウジ虫みたいにそこらを這いずりまわりながら、何をするかわからん生きものや。てんでんバラバラ、好き勝手をしよる。国会議員なんか見てみい、もっともひどいヤツらや。おれやおまえらもウジ虫。全然、まとまらへん。けどな、ウジ虫みたいな連中を、ガサガサ好きにさせてると、ときどき、すごい仕事をしてくれる。ウジ虫やからできる、でかい仕事がある。そこがおもしろい。徳洲会は、いろんなウジ虫がおってええんや」ゴッドドクター 徳田虎雄徳洲会の朝礼「徳洲会の理念、生命を安心して預けられる病院、健康と生活を守る病院、理念の実行方法、一、年中無休・二四時間オープン 二、入院保証金、総室の室料差額、冷暖房費等一切無料 三、健康保険の三割負担金も困っている人には猶予する 四、生活資金を立て替え・供与する 五、患者からの贈り物は一切受け取らない……」 と、声を張り上げるのに合わせて全職員が一斉に唱和していた。内容は極めて事務的だ。「これで世のなかは動いているのか。こんなに簡単なプロパガンダで職員の意識づけができているとは!」と盛岡は仰天した。 インテリは理屈ばかりこねたがるが、世間はまったく違う回路で動いている。それにしても、もう少し、言葉に潤いというか、大脳に響く装いがあってもよさそうだが、飾りはゼロだ。 徳田は、徹頭徹尾、即物的だった。ゴッドドクター 徳田虎雄正しい情報だけをもってこい徳田の職員に対する口癖は「正しい情報だけを持ってこい。間違った情報で判断を誤れば、時間の無駄だ。おれの一分、一秒は、おまえの一時間よりも尊い」だった。ゴッドドクター 徳田虎雄目標はホラでいい「私のモットーは『有言実行』だ。口にしたことは必ず実行する。公言することでそれを実行せざるを得ないように自分を追い込んでいく。みなさんも命がけの迫力をもってほしい。目標はホラでいい。ホラを吹く。 生半可 なホラではダメだ。大欲は無欲に似たり。大欲で死ぬまで全力投球しよう」敵は己自身ゴッドドクター 徳田虎雄出典:https://www.fnn.jp/articles/-/26017ゴッドドクター 徳田虎雄 
4,500億円の病院グループ - 徳洲会 創業者「病院王・徳田虎雄」|Yuya Murakami / East Ventures
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junsho-ji · 7 days ago
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生命の誕生そのものが奇跡なのだ。
ぼくらはみんな奇跡の人なのである。
人生は喜怒哀楽、喜びもあれば、悲しみもある。
その喜怒哀楽の経験を次の世代に伝え、生命をつないでいくのだ。
ーやなせたかし 著『やなせたかし 明日をひらく言葉』(PHP文庫)よりー
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yuiohara · 1 month ago
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2025年5月刊行 『尊氏と正成 ともに見た夢』 著;天津佳之 装画:yoco PHP文芸文庫
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ishiiruka0421 · 5 months ago
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atsushi-sunafkin · 6 months ago
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マギーシロー(^^)
実は、「求めること、捜すこと、戸を叩くこと」、もたいせつですが、「それに応えて与えられるものを謙虚にいただく心」の方がよりたいせつなの 激しく求めただけに、その求めたものが与えられなかった時の落胆、捜したそのものを見つけられなかった時の失望には、計り知れないものがあります。でも、そういう切なさ、辛さこそが、実は人間が成長してゆく上で「本当にたいせつなもの」「必要なもの」だったのだと、いつか必ず気づく日がある。 それが実は、「心の中の言い表せない願いが叶う」ということではないでしょうか。 人間が人間になってゆくには多くの挫折、悲しみ、苦しみを重ね、のりこえてゆかないといけないのです。 渡辺和子『愛することは許されること』(PHP文庫)より J.ロジャー ルーシー神父の詩|山田スイッチ ホセムヒカさん 日本人には、黒い瞳と黒い髪の毛がある なぜ、広告の写真に、日本人の美しいモデ…
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findareading · 1 year ago
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「眠れる分度器」は山田詠美さんの『ぼくは勉強ができない』(新潮文庫)という連作短編集に番外編として収録されていました。最初は、過去問に掲載されていた一節に続くストーリーはどうなっているんだろう? という素朴な興味から番外編のみを読みました。「小説を読み始めた」という意識がものの一分ほどで消え、あっという間に小説世界に没入しました。そして、収録されたその他の短編を次々に読んでいきました。
— 北田博充編著『本屋のミライとカタチ 新たな読者を創るために』(2024年2月、PHP研究所)
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pulipuli · 7 months ago
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看看網頁版全文 ⇨ 為什麼我放在Docker Hub的映像檔不能用了? / Why My Docker Image on Docker Hub Cannot Be Used? https://blog.pulipuli.info/2024/11/why-my-docker-image-on-docker-hub-cannot-be-used.html 我們現在能開心地使用各種Docker環境,都是多虧了Docker Hub保存了這些Docker映像檔。 Docker Hub也可以稱得上是賽博菩薩了吧?但這免費資源可不是讓你毫無限制的使用喔!。 We can now happily use various Docker environments thanks to Docker Hub saving all these Docker images. You could say Docker Hub is like a Cyber Bodhisattva, right? However, this free resource is not for you to use without limit!。 ---- # 用Docker架設網站 / Setting Up a Website Using Docker。 https://medium.com/@habibridho/how-to-easily-setup-wordpress-using-docker-a798081dc577。 現在的軟體工程偏好採用虛擬化的環境來開發,以此確保各種元件都能在合適的版本、設定裡正常運作。 舉例來說,如果我們要在已經安裝好Docker環境的電腦上運作WordPress部落格系統的話,我們只要執行以下指令:。 [Code...] 然後就能打開瀏覽器,用 http://localhost:8080 來啟用WordPress了。 是不是很簡單呢?。 但你有沒有想過,這個WordPress系統到底是怎麽來的呢?以前學習架設WordPress的時候,不是還要安裝Apache跟PHP才能運作嗎?為什麼現在用一行指令就能安裝了呢?雖然嚴格來說,WordPress還要接上資料庫才能正式運作,不過從這裡就能看到Docker容器虛擬化的強大之處。 # Docker映像檔 / Docker Image。 我們之所以能夠輕易架設WordPress,這一切複雜的架構都以容器虛擬化的形式保存在Docker映像檔裡面。 在執行這個單純的指令時,Docker會檢查本機是否有Docker映像檔。 如果沒有,則會嘗試去下載網路上的Docker映像檔。 部分開發者也可能會選擇用編譯的方式來產生Docker映像檔,不過那脫離了本篇要講的範圍了。 ---- 繼續閱讀 ⇨ 為什麼我放在Docker Hub的映像檔不能用了? / Why My Docker Image on Docker Hub Cannot Be Used? https://blog.pulipuli.info/2024/11/why-my-docker-image-on-docker-hub-cannot-be-used.html
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nancy-sy · 9 months ago
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周辺人物もとても興味深いです
周辺人物もとても興味深いです #大河ドラマ #蔦屋重三郎と田沼時代の謎 #東洲斎写楽 #大田南畝 #角川ソフィア文庫
今年の大河ドラマは紫式部の物語なので、藤原氏や源氏物語、さらにはもう少し視野を広げて平安時代に関する本が非常に多く出版されています。まあ、これは毎年のことなので驚くほどのことではありません。むしろ風物詩と言えるかもしれません そして、その大河ドラマもあと三か月ほど、いよいよ佳境に入ってきましたので、そろそろ来年の大河ドラマ、蔦屋重三郎に関する書籍の出版が目に付くようになってきました。そんな中で手に取ってみたのがPHP新書の『蔦屋重三郎と田沼時代の謎』です。 蔦屋重三郎に焦点を当てつつも、彼が生きた江戸時代の状況にも言及した一冊です。蔦屋重三郎と言えば、山東京伝や東洲斎写楽など当時の芸術家たちの作品を多数世に送り出したことで有名です。そういう人たちも本書には数多く登場します。もちろん田沼意次や松平定信など時の政治家も扱われています。 重三郎以外でも皆非常に興味深い人物が多いのですが、中でも…
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ya77 · 1 year ago
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BOOKS
空は、
空は、心の鏡 自分の思いを空に見る 空は、「今」という一瞬 空の景色は毎日変わる 空は想像力の扉 雲の天使が舞い踊る
平凡で見慣れた風景でも、空の光と流れる雲のおかげで 2度と出会えない素晴らしい風景になる 「そんな風景に出会った時はいつも慌ててシャッターを切る 空が主役の写真だけを集めた最新写真集 26、5㎝×22㎝ 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥2,400+税  2018年11月発売
あなたに、会えてよかった
「大切な人に贈りたい、空の写真詩集」
詩人の中島未月さんと約2年の時間をかけて作り上げたコラボレーション。 6年前に作った「だから優しく、と空が言う」に続く第二弾です。 お互いが自分の意見を主張し合って、完成度の高いものを目指しました。 人と人が出会うことの奇跡を、もっと大切にしたい。 中島さんの言葉は心にしみます。 四六版 96ページ PHPエディターズグループ刊 ¥1,300+税  2016年3月発売 電子版も販売中
みんな空の下
「みんな空の下、今日も空の下、いつも空の下」
僕は写真をはじめてからいつも「あっ!」と思った瞬間にシャッッターを押してきました。 そんな空だけに限らない「あっ!」を集めてみました。 空は繋がっているのだから、みんな同じ空のしたにいる。 朝焼けの空も、青空も、夕焼けも、星空も、じつはみんな繋がっている。 そして過去も未来も繋がっている。 そしてその空の下で「あっ!」と思ったすべての瞬間が人生の宝物なのだと思う。 A4版変形 106ページ パイ・インターナショナル刊 ¥1,900+税  2015年3月発売
空は僕を誰とも比べない
「急がなくていい、無理しなくていい、ゆっくりでいい」
写真と言葉を組み合わせた写真詩集はいつのまにか僕の作風になっていました。 「雲の言葉」以来何冊作っただろう。 自分の原点が写真詩集だけに、言葉はいい加減には書けません。 空はいつの時代も、悩む自分の理解者だと思う。 「今日が土砂降りの雨でも、厚い雲が垂れ込めていても、 明日は青い空が広がっている、そう信じて生きていく」 46版 96ページ PHPエディターズ・グループ刊 ¥1、300+税  2014年8月発売 電子版も販売中
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空を巡る旅
「遠くへ、遠くへ行きたい、はじめて出会う空を見て、僕は何を思うんだろう」
旅に出て写真を撮る事にしています。 日常を離れて、初めて見えてくる事がたくさんあるからです。 偶然であった空に、思わず「わー!」と声が出るて、その気持ちを写真に封じ込める。 それが面白くて東に行ったり、西に行ったり。カメラを抱えて 、空を見上げながら、僕は今日も世界をさまよう。 A4版変形 106ページ パイ・インターナショナル刊 ¥1,600+税  2013年10月発売
空を見上げよう
「この空は物語、この空は愛、この空は希望」
パイインターナショナルの写真詩集シリーズ第3弾。 この本はとにかく空、空、空。 空を見てなにを思うか。空が伝えてくれるイメージや思いや感情や希望。 空の表情の豊かさを存分に味わってほしいです。 15㎝×18㎝ 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥1,280+税  2011年11月発売
空へ続く道
「旅は自由 空に夢 道には希望」
僕は車で旅しながら、気に入った雲を探し、 見つけたら周辺の何かと組み合わせて写真を撮ります。 だから空と道ばかり見ている。結果、一番多く空と組み合わせる被写体が道になりました。 美しい道、かっこいい道、想像力をかき立ててくれる道、いつかの記憶と結びついた道。 そんな道を見ると写真に撮りたくなります。 A4版変形 126ページ パイ・インターナショナル刊 ¥2、400+税  2010年3月発売
誰の上にも青空はある
「準備が整うと ラッキーが降ってくる」
未来に希望を持てない今の若者たちに、夢を持ってほしいと書いた一冊。 自分がなかなか写真家として成功できなかった頃、 悩んだ事や、夢をあきらめなかった事をベースに 「考え方ひとつで自分や世の中は変わる」そんな事を伝えたくて書きました。 文章が先で写真後で添えました。講談社で文庫化もされたロングセラーです。 13㎝×19㎝ 96ページ ヴィレッジブックス刊 ¥1200+税  2008年7月発売
海は空を映す
「海と空の真ん中で ぼくらは今日も生きている」
子供の頃から「海」という言葉は「夏休み=自由」の象徴でした。 そんな海をテーマにした写真集。 青空を映す海。夕焼けを映す海。飛び交うカモメ。水辺の人々。 HABU独自の世界観で海を表��しました。 25㎝×23㎝ ハードカバー 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥2、800+税  2008年2月発売
自分の物語
「本当の自分を捜す旅 綴るのは自分 演じるのも自分 いつか笑って読み返す」
「夢に向かって」と同時発売された、写真詩集第2弾。 4ヶ月後に迫る写真展のプレッシャーを抱えての2ヶ月の旅でした。 なかなか思う様な写真が撮れず、悩み落ち込む日々。 そんな時にひらめいた「今のままの自分で撮るしかない」という思い。 目の前に延びる道を見て「自分への道」というタイトルが浮かびました。 悩み苦しんだ先にたどり着いた希望ということがテーマ。2011年に新装版発売。 15㎝×18㎝ 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥1,280+税  2006年10月発売
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夢に向かって
「夢を思い出せ 夢を忘れるな 夢をあきらめるな」
写真詩集という言葉を造語として作って発表した第一弾。 写真家になろうという夢を抱えて放浪していた頃の、 様々な思いを言葉として当時撮影した写真に添えました。 全体の流れでひとつの長い詩になるよう構成を考えました。 テント暮らしでオーストラリアを縦断した日々がよみがえります。 15㎝×18㎝ 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥1,280+税  2006年10月発売
空の模様
「空はこんなに美しい 空はこんなにかっこいい  空はこんなに懐かしい 空を見たのはいつですか」
「空の色」という写真集に対して、 雲の形をテーマにした写真集をずっと作りたいと思っていました。 「空模様」という言葉からヒントを得てまとめることができました。 この頃取材が多かったためオーストラリアのみならず、 ギリシャ、イタリア、インドネシアなど各国の雲も登場します。 もちろん日本の空も捨てたもんじゃない。 28㎝×22㎝ 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥2,400+税  2006年8月発売
雲を追いかけて
「雲を追いかけて 風のように あてもなく どこまでも そんな旅をしてみたかった」
長い心の旅の末、自分が撮りたいのは「空や雲」だと分かった。 以来、僕は毎年雲を追いかけるたびに出ます。 そんな様々な旅の途中で、自分の心に響いた雲の数々。 オーストラリアをメインにモロッコ、ギリシャにて撮影しました。 28㎝×22㎝ 152ページ パイ・インターナショナル刊 ¥2,800+税  2004年11月発売
あの夏
「風が吹き 夏がはじまる」
32歳の時にサラリーマンを辞めて、 人生の夏休みだと自分に言い聞かせてオーストラリアに渡りました。 ぽんこつの車を買って写真を撮るために「あの夏」をさまよいました。 あんな旅は一生に一度だと思います。 その当時撮影した写真に、それぞれ短い文章をつけました。 A4版変形 96ページ ヴィレッジブックス刊 ¥2、400+税  2003年4月発売
空の色
「忘れられない 空の歌がここにある」
はじめて作った本格的写真集。 色をテーマに、オーストラリア、バリ島、日本で撮影した作品をまとめました。 構成を考えるために、すべて六つ切りのプリントを作り、 友人のデザイナーとともに悩んで悩んで作りました。まさにHABUの原点。 28㎝×22㎝ 96ページ パイ・インターナショナル刊 ¥2,400+税  2000年11月発売
Kindle版(電子版)もこちらから
絶版写真集
雲の回廊
「頭を空っぽにして、流れていく雲を見る��� 地球に生きるものたちの、ふつうのスピードを思い出す」
2012年富山県高岡市の写真専門美術館「ミュゼふくおかカメラ館」での写真展の図録を兼ねて制作しました。 今まで発表したすべての中から150点を選び、一冊にまとめました。 タイトルの「雲の回廊」は回遊型の会場のイメージ。 コンパクトな一冊ながら、HABUのすべてがぎっしりと詰まった一冊。自選ベスト150。 18㎝×15㎝ 160ページ PHP研究所刊 ¥1,400+税  2012年5月発売 電子版は継続販売中
たったひとつのもの
「空を見上げて 明日へ進もう」
平原綾香さんの名曲Jupiterの作詞家、吉元由美さんとの合作。 吉元さんが僕の写真を見てイメージした思いを文章にしてくれました。 読み込んでほしい一冊です。 46版 64ページ 経済界刊 ¥1、100+税  2012年4月発売
KLICK
空の鼓動
「VIBES 心が共鳴する、空の鼓動」
心が折れそうな時は、空に抱きしめてもらうといい。 空の鼓動に耳をすまし、自分が自然の一部だという事を思い出そう。 言葉にはしにくいけれど、心が共鳴するイメージを集めた一冊。 想像力を解き放ち、自由にイメージを膨らませてください。  A4版変形 112ページ 武田ランダムハウスジャパン ¥2,400+税 2010年6月発売
だから優しく、と空が言う
「海と空の 交わるところ 心でしか ふれられない 場所があり」
僕の写真に五行歌人の中島未月さんが言葉を添えました。 心に染み渡る様な言葉が読む人を励まし、元気づけます。 「明日、新しい空が生まれる。歩き続けなくてはならない理由。」 プレゼントにも最適なロングセラーです。 四六版 110ページ PHP研究所刊 ¥1,300+税 2009年12月発売 電子版は継続販売中
空へ
「海は空の色を映す 空は人の思いを映す」
HABUの写真集、第2弾。 26㎝×25㎝ 96ページ ピエブックス刊 ¥2,800+税  2002年3月発売
空の力
「ふと見上げた空に心が共鳴した」
フォトカードブック第2弾 ピエブックス刊 ¥1,280+税  2003年5月発売
雲の言葉
「ちょっと立ち止まって、空を見上げてごらん」
HABU初のフォトカードブック ピエブックス刊 ¥1,280+税  1999年7月発売
その他
空のとびら
「空、海、風、夢 とびらを開けよう 旅がはじまる」
空の写真家HABUとして初の書き下ろしフォトエッセイ。 四六版 152ページ PHP研究所刊 ¥1,300+税  2009年8月発売
知られざるイタリアへ
ロバート・ハリスの終わりなき旅路イタリア編/写真HABU
14㎝×21㎝ 234ページ 東京書籍刊 ¥1,800+税  2008年7月発売
モロッコ オン ザ ロード
ロバート・ハリスの終わりなき旅路モロッコ編/写真HABU
14㎝×21㎝ 288ページ 東京書籍刊 ¥1,600+税  2005年8月発売
幻の島を求めて
ロバート・ハリスの終わりなき旅路ギリシャ編/写真HABU
12㎝×18㎝ 272ページ 東京書籍刊 ¥1,400+税  2003年4月発売
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nonstopunchiku · 1 year ago
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職務に必要なスキルを低コストで身につけられる教育機会がすべての人に与えられるようにしなければならないのです---。これが、アメリカのリベラルな知識人の中でも、もっとも優秀で誠実な一人であることは間違いないトーマス・フリードマンの回答です。(略)最初に私の感想を言いましょう。「バカげている」(P.225) 知能やスキルが教育=環境によって向上させられないとすると、それが遺伝によって決まることを認めるほかないからです。(P.227) 人生100年時代には、原理的に、好きなこと、得意なことをマネタイズして生きていくほかありません。��ちろん、すべての人がこのようなことができるわけではありません。だから私は、これを「残酷な世界」と呼んでいます。(P.232) テクノロジーによって生活がどんどん快適になるにつれて、すべての不愉快なものは人間関係からやってくるようになったのです。(P.268-269) ネットワークのハブになってひととひとをつなぐことは、「負けのないギャンブル」のようなものなのです。(P.288) (デジタル)ミニマリズムの背景にあるのは、大衆消費文化(モノ)やデジタル化(情報)によって脳の報酬系をハックされているという恐怖感でしょう。(略)テクノロジーの最先端を行くシリコンバレーで、ミニマリズムと並んでストア哲学やマインドフルネス(仏教)が流行しているのは、自分の脳が日常的にハックされていることに気付いている(あるいは自ら開発している)からでしょう。(P.328) ---橘玲「不条理な会社人生から自由になる方法」(2022年 PHP文庫/2019年 単行本)
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