#ゲームと文学の交差点
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meigenda · 12 days ago
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note記事:https://note.com/traceofecho/n/n516c4c4e596d
音楽:https://suno.com/s/SQiqskRHBxl8kWIa
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monthly-ambigram · 6 months ago
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2025-1月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
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◆今月のお題はフリーです◆
今月は参加者の皆様に毎年恒例、お題フリーでアンビグラムを制作していただいております。作家の皆さんが書き初めに何を書くのか楽しみにご覧下さい。
今号も失礼ながら簡易的なコメントとさせていただいております。皆様のコメントがいただけますと幸いです。
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「今年最初の月ア」 回転重畳型:えむゆ氏
今年最初の月アです。 どの文字も読みやすいです。回転重畳で起こりがちな字画の重なりもなくすように丁寧に作ってありますね。
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「新年一発目」 回転型:あおやゆびぜい氏
新年一発目です。 モザイク処理がはまっていますね。そこに線があると思えば見えるし、ない��思えば見えなくなる効果が引き立っています。
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「克己/巳年」回転共存型:すざく氏
書き初め。 墨のにじみのような処理が効果的ですね。「己/巳」を撥ね方で切り替えているのが筆文字ならではです。
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「恭/ミドシ」 敷詰回転共存型:kawahar氏
今年は巳年です。 自然な字形のままこの対応を見出すのはさすがです。右下がりの「ミドシ」が音階と符合しているのは意図の外でしょうか。
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「賀/乙巳」 共存型:兼吉共心堂氏
今年の干支は「乙巳」。 筆の勢いが文字を読ませているように感じます。「巳」が元気な蛇のようです。
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「抱負」 回転型:.38氏
新年の抱負は。 どちらの文字も大胆な省略がされていますが、文字の特徴が残っているのですぐ読めますね。ステキな作字です。
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「夢/楽」 図地反転回転共存型: いとうさとし氏
楽しい初夢は見られたでしょうか。 この二文字がキレイに対応付けできるのは良い発見ですね。とても読みやすいです。
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「しめ飾り」 回転型:てるだよ氏
正月が終わったら外しましょう。 文字の特徴をとらえつつわかりやすい対応付けで読みやすいですね。良作です。
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「年男」「年女」 回転重畳型:うら紙氏
今年は巳年生まれの方々。 「年男」「年女」それぞれが回転重畳型で作字されています。回転中心の違いも含め、差を見てみるのも面白いです。
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「学知利行」 図地反転鏡像型:繋氏
人としての道を学んで理解し、学んだことの正しさを考えて実��に行うこと。 かなりチャレンジングな文字列ですが、文字の特徴をうまく拾って仕上げていると思います。
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「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」回転型:結七氏
小倉百人一首第九番、小野小町の一首。 結七氏による久しぶりの短歌アンビグラム。一文字:複数文字の対応も多く活用してまっすぐにまとめ上げられていてすごいですね。
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「四半世紀」  交換式旋回型:lszk氏
西暦2000年から四半世紀経ちました。 4つのパーツをうまく組み替えると「四半世紀」の4つの文字になるギミックです。厳密には、同一の敷き詰め方で4種の解釈がとれているわけではないので、複数の旋回型の組み合わせであるところに注意���必要です。
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「心技体」 回転重畳型:ラティエ氏
心、技、体の3つの要素すべてが満たされるのが大事。 0度の向きの「心技体」に120度(240度)回転した「心技体」を排他的論理和で重ねると別の「心技体」になるという不思議な作品です(0度、120度、240度の3つのXORで真っ白になります)。というのが作者の意図でしたが、回転重畳型になります。
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「伊れない病」 鏡像型:超階乗氏
SCP財団がプロトコルへ収容及び保管しているSCP-161-JP。 字形、対応、文字配置ともどことなく不安をあおる作品です。「伊」は読みやすいものの、勢いでは読めない文字列です。
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「予知夢/大予言」 図地反転共存型: いとうさとし氏
初夢が大予言の予知夢だったら。 どちらも「予」を使っていますがその裏の文字が異なっているのが面白いですね。「夢」は大きく字形が変わっても読めるので強い文字だということを再認識しました。
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「横組み斜め鏡像図地」 図地反転鏡像型:つーさま!氏
横組み斜め鏡像図地です。 どの文字も驚くほど読めます。名は体を表すシリーズトップクラスの出来だと思います。
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「竜頭蛇尾」 敷詰図地反転回転型:Jinanbou氏
初めは勢いがよいが、終わりのほうになると振るわなくなること。 正方向の『「竜頭蛇尾の」敷詰』を図地反転すると、180度回転した『「竜頭蛇尾」の敷詰』になります。 文字の大きさに意味が表れていて面白いです。
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「流動」 鏡像型:給食だより氏
移り変わり。 流れるような書体がステキな作品ですね。左右対称の図形として認識できるのと同時に左右対称ではない文字同士の組み合わせだとも認識できるのがこのタイプの面白いところです。
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「陸蓮根」 重畳型:松茸氏
難読漢字の定番。 「蓮」は2文字の組み合わせなのですが、分割線が��えにくいので一文字として認識しやすくなっていますね。解釈の変化が楽しく、何度も見てしまいます。
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「蚤の市」 敷詰回転型:ちくわああ氏
”フリー”マーケット。 単独で回すにはいろいろ壁がありますが敷き詰めるとぴったりでした。ノミのように飛び出した点が敷き詰めたときにうまく収まるのが面白いです。
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「平方数」  回転型:lszk氏
2025=45×45。 「平」の分割処理がよいですね。「攵」の下が平らでもしっかり読めるようになっているのはさすがです。
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「白い惑星まで電波を送った」 回転型:Σ氏
文字列生成で。 とても読みやすいしかっこいいですね。「つ」はほかの文字とほぼ同じ大きさながら字下げにより「っ」に読ませやすくしているのでしょう。
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「はたらく細胞」 敷詰回転型:螺旋氏
実写版の映画が2024年12月13日より公開中。 回転中心4つの敷き詰め。きれいに分解されていますね。格子状に並べるところはまさに細胞のようですね。本家ロゴに似せていて素晴らしです。
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「政治不信/国民反乱」 図地反転回転共存型: いとうさとし氏
政治不信を改善し、国民反乱を抑えるのが喫緊の課題。 こちらも読みやすくてさすがです。図地反転界隈の統治状態は安泰のようです。
 
 
 
 
最後に私の作品を。
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「囍(双喜紋)」 重畳型:igatoxin
作例がありそうでなかった(?)pm型。 本年も喜ばしいことが続きますように。
 
 
お題フリー のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「記憶」です。メモリ、レコード、思い出、追憶、懐古、情報蓄積、受験勉強、面影、免疫記憶 など 参加者が自由に記憶というワードから発想・連想してアンビグラムを作ります。
締切は1/31、発行は2/8の予定です。今年もよろしくお願いいたします。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル} 9月{日本史}     10月{ヒーロー}     11月{ゲーム}         12月{時事}
2024年 1月{フリー}         2月{レトロ}   3月{うた}         4月{アニメ}   5月{遊園地}      6月{中華}          7月{猫}     8月{夢} 9月{くりかえし}    10月{読書}          11月{運}           12月{時事}
2025年 1月{フリー}
※これ以前のindexは��ちら→《index:2017年~》
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ashi-yuri · 1 year ago
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Citizen Sleeperと模範的な宇宙都市
都市に溶けて
現代欧州の都市を一宇宙船へと翻案しサイバーパンクに味付けした模範的SF小説がするっと読めました。良質都市小説でもある。
以下、実験的なテキストゲーム、SF・都市小説についてのとりとめない感想。DLC含めてネタバレ
直前にディッシュの「SFの気恥ずかしさ」を読んでたせいか、SFに期待しすぎてるめんどくさいマニアの感想になっちゃった。
最初の眠りでの自我の語りのシーン、いろんなひとが指摘してるとおりすごくDisco Elusiumオマージュ。テキスト表示欄も意識的に寄せてるはず。
テキストメインの実験的ゲームとして、Disco ElysiumとかKentucky Route Zeroあたりと比較されるのも見るけど、本作はわりと素直な模範的ゲームだと思う。
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ゲームシステムはダイスロールや選択肢によるダイナミックな変化とかはなく、遊びやすく簡素な印象。
硬派めSF小説を読ませるため、ページをめくる代わりにダイス振りと魅力的な立ち絵とクールでシンプルなUIを用意することは、テキストへの感情移入を容易にし���あまり小説読まない人など含めてより広い層へテキストを届ける試みとしてうまくいってるのだと思う。
淡々としたプレイフィールも文章を読むことを阻害せず、端正な読書体験として自分は楽しめた感じ。
基本的に、UIやインタラクティブ性やゲームプレイではなく、テキストそのもので素直に語りたいゲームという印象だった。
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逆に、UIそのものが語りと演出の機能を強くもつ前作“In Other Waters”と比べると、実験性は薄れた代わりにふつうに読みやすく遊びやすくなってるんだと思う。
SF小説・SFゲームとしては自分は前作の方が好きだけれど、Citizen Sleeperはより広い層に向けて訴求するゲームとして進もうとしてるのかもしれない。前作の3倍以上のSteamレビュー数は、この試みがちゃんと目的を達成したことを証明しているのだろう。日本語翻訳もとてもSFとして質が高くてよかったし。
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肝心のテキストについても���素直で模範的なところは物語そのものに結構ダイレクトに出ていて、善人と悪人はかなりはっきりわかるようになってるし、でてくる人たちの9割は模範市民だし、展開も最後まで素直だし、現代欧州都市が持つ労働・移民・環境・政治などの課題はSF的に翻案されつつ現実そのままの手触りで持ち込まれ、SFとしては手堅くオーソドックスな手法で解決される。バイオオルタナ生物としてのきのこの話や自我論とかも出てくるけど、SFとしての奇抜さや飛躍は少なめ。
SFとしてはAIの擬人化などベタに感じる部分もあるけど、生々しいテーマを、フィクションとして丁寧で魅力的なコーティングを行なうことでより広い層に届ける役に立っているのだと思う。
SF小説好きとしては、本作のテキストは手堅く良質だけど、もうちょっと科学とフィクションの力で跳んでくれたら嬉しかったなという印象。一方、その手堅さや淡々とした模範性が本作のいいところかなあと思う。
自分はプレイ始めてから、記憶もなく得体の知れない異邦人である主人公に対して出会う人みんな最初から好意的でやさしすぎるし、やたらと仕事を頼んで頼りにしてくるのがずっと引っかかっていて、人情噺としてはいいけど、資本主義崩壊後の辺境都市としてのリアリティは削がれてると感じる。そのあたりは、Disco Elysiumはじめ都市を描いたゲームや都市小説と比較すると、都合の良いフィクションぽい感じが強い。
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でもそれは物語の都合なのかもしれないし、深読みすれば、登場人物たちはみな傷ついた労働者であり、おなじく傷ついた労働者たる主人公に対する共感・連帯によるものなのかもしれない。
逆に後半は、主人公が「瞳」という都市に対して献身的で、勤勉な労働者であることが実感できてくるので、出会う人みんな親切で頼りにしてくれることに納得感があった。(逆にDLCまで行くと主人公がなんでもできすぎる無双感が出てくる)
「どんな者でも労働による社会参加を通じて、その場所に受け入れられることができる」という感覚が本作にはある。だから真面目に都市の中で働けば、市民として受け入れられ、物語は報いてくれる。そして、労働を放棄した賞金稼ぎや奪うことしかできない傭兵、労働者として団結しえない者は悲しい結末を迎えてしまう。
この作品は資本主義が行きすぎた都市のリアリティより、危うい立ち位置にある現代都市でもこうあってほしいという労働者の模範性を描く。困っている隣人には手を差しのべ、勤勉に働き、労働者みなが都市というコミュニティの健全な存続を願い、行動することの価値を。都市が生み出す不道徳・罪悪を書くことを選ばず、あるべき労働者の姿を描写することを、作品はすでに選んでいる。だから本質的にプレイヤーの選択は不要で、ゲームはほぼ一本道のルートとなる。
欲望と資本主義の最果てを題材とするサイバーパンクにおいて、まっとうさと真面目な労働を真正面からよしと描くことは稀有な試みでもある。プレイヤーの欲望・願望により奉仕的なゲームというメディアでは特に。
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In other watersのようなオリジナルな実験性を勝手に期待してたところがあるので、Citizen Sleeperの真面目で模範的な姿勢にどこか物足りなさを感じつつも、でもやっぱりそういうゲームがしっかり人気を博す位置にいることは大事だなと思う。
その模範的な姿勢は今のゲーム、フィクション、そしてそんなフィクションが描かれる現代の都市に求められているものだとも思うので。
DLCクリア後の追記
労働、対話、寛容こそが私たちの信じる価値
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すごくよかった!
基本的なことは上の印象から大きく変わってはいないけれど、自分たちの住む場所から離れざるを得なかった避難船団の人々、ヨーロッパに押し寄せる難民をモチーフとするであろう彼らの背負うものが多様で切実で魅力的で、ひとつの都市をさまざまな視点から否応なく見させられることで、都市、そしてHomeを描くテキストとしてぐっと厚みが増している。
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故郷を捨てざるをえなかった人、終の住処として残る人、矛盾に縛られながら守る人、しがらみとともに捨てる人、生きるために去る人、過去を見る人、未来を見る人、誰もが物語を持ち、出会いと別れが交錯する、儚く忘れがたい場所としての都市の物語。
価値重視の理想主義的なところ含めて、ヨーロッパの先進都市から生まれるべくして生まれた作品なんだと思う。
最近ちょっと町の持続性とかよその国の都市のこととかいろいろ思うところがあったので、今の自分の気分にもはまってよかったな。
行動範囲が広くなってお散歩気分が増えたことと、限られたターン内にひたすら単調な物資集め・労働ターンを反復するタスク感も、「労働してる」という感じがして好感触。期限内にタスク全部こなせるとやっぱりうれしいね。
Citizen Sleeper2では銀河のはみだしもの・賞金稼ぎ的な世界が描かれるみたいなので、「労働による社会参加」が困難なひとたちのサイドからまたこの宇宙が描かれるのかなあと予想してる。今作で拾えなかったことをしっかり拾っていこうとする、そんなテーマ設定も真面目で模範的だね。
あとがき
いろいろぐだぐだ書いた結果、最初���リアしたときより満足してきたかも。
非常にウェルメイドで気持ちよくプレイできたし、やっぱり一市民として都市に溶けていくようなエンディングはとてもよかったし、きのこになれるのも楽しかった。次回作も楽しみ。
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(おまけ)
Night Call
薄いフィクションの膜で包んだだけの、現代パリを克明に描くビターでずっと薄暗いタクシー会話シミュレータ。都市の包容力と矛盾、都市市民の失望と矜持を表わす80人を超す多様な登場人物のリアルな会話テキストがほんとにいい!すごいテキスト量にもかかわらず、苦闘の末に個人翻訳MOD作っていただいてほんとうに感謝。
バグの多さやゲームシステムのこなれなさなど大きな欠点をいくつも抱えているけれど、現代欧州の一都市を描いたゲームとしてとても好み。
��スクリーンショットは非公式日本語MOD使用
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日本語MODへのリンク
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kennak · 1 year ago
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スレイヤーズのTogetterまとめみてたらしたくなってきたー!ということでしていきますそもそもライトノベルの歴史というものを語る時に、ライトノベルというものが「オタクカルチャーの交差点である」という事実に目を向けなければなりませんライトノベルというのはとかく、他のオタクカルチャー(漫画、アニメ、ゲーム、鉄道、ミリタリー、最近だとVtuberとか)にめちゃくちゃ影響を受けやすいジャンルですこれはそもそも出自が出自で、まず前提としてライトノベルの前身として、「時をかける少女」や「ねらわれた学園」などのSF的なジュブナイル小説があり、「なんて素敵にジャパネスク」を書いた氷室冴子や新井素子の諸作品による現代の口語体を使った文体表現を使った少女小説があり、D&Dが日本に来て、派生のゲーム群であるドラクエやらFFが売れたりしたおかげで、TRPGが流行、それらのリプレイ集も人気になり、さらにアニメで「機動戦士ガンダム」が爆発的なヒットをして、それのノベライズ(監督自身の描きおろし)も人気になり、こういったものを一緒くたにまとめて扱ってたのが、角川スニーカー文庫であり、富士見ファンタジア文庫であり、角川の内紛やらで派生した電撃文庫なのであるつまり、レーベル説的な史観から見ると、その出自自体がオタクカルチャーのカオスの中から生まれたのがライトノベルなのだで、この中で出てきた「スレイヤーズ」がなんだったかというと、これらの要素を一通り取り込んで、かつ、「TVアニメ化」して大ヒットした作品だった、というところである上に書いた通り、ラノベレーベルというのはリプレイ集だったり、ノベライズといういわば「メインのコンテンツの傍流」としての側面があった。なので、オリジナルコンテンツ自体は作っていたにせよ、あくまで、二次的創作としての見方が強かった���のであった。(ロードス島も元はTRPGリプレイの派生であるので)ところが、そこから出た「スレイヤーズ」という作品は主人公のリナの視点の口語体で進行して、ゲームのファンタジーのお約束を茶化すようなメタ的なコメディ雰囲気を持ちつつ、あらいずみるいのアニメ的な表紙があって、そして強敵とバトルでの少年漫画的な要素という属性全部盛りながら、それをうまく調和した作品となっていたさらに、それがアニメ化して夕方に流れて大ヒットしていった。つまり、傍流であったものの中からオリジナルな作品が生まれ、それが本流の方で大ヒットしたという意味で「スレイヤーズ」はライトノベ���における大きな意味があったと言えるで、これが売れたおかげで、何が起こったかというとライトノベルで一攫千金できるやん!というバブルが起きて、90年代後半から00年代のライトノベルオリジナルの作品群の発生につながっていくという流れになるこれは個人的な見解になるが「元祖」というものを考えた時におそらく「ライトノベルの表現の元祖」というものを考える人は多いだろうだが、何度も書くがライトノベルはそもそもその表現手法自体も他オタクカルチャーの影響を大きく受けるのでその起源や由来があまりにも複雑化しているなので、「スレイヤーズ」というものを評価するなら「ライトノベルの元祖」ではなく「ライトノベル文化が醸成していく上での(資金的にも、コンテンツ的な認知度としても)起点となった」という評価がよいかなと思うそれであったとしても、「スレイヤーズ」自体がライトノベルに与えた影響はいささかも揺るがないのだから※2024/02/19 ・少女小説のくだりでタイトルが間違っていたところを修正。すまんやで。・あと富士見ファンタジアの発生の指摘があったからそこも修正。この辺り、角川のごたごたも相まって本当にござるか~?があるので助かる
うおおおお、雑なラノベ語りをしたくなったー!!!
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renachtara0313-blog · 1 year ago
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2024年の抱負(やりたいこと)
既に新年始まって9日なので今更感はある。…が、ネットで文字を書いて形に残すと自分に言い聞かせる効果があると実感している。だからまとめることにした。
転職活動は続ける。後1社くらいは内定取ってみたい。蹴るかもしれないけど。
→自分の人生で勝つ経験が欲しい。社内政治のプロになることは自分の満足とはズレている。現職という狭い箱の中で認められること、それで自分は満足か?と自問自答してしまう。30代は挑戦ができる最初の機会だし、もしかすると最後の機会かもしれない。その機会を何もやらずにドブに捨てたりせず、「私、ちゃんと生きていたな」と振り返って納得できるような経験をしたい。だから、転職活動を続けることにした。既に書類選考で1社落ちているので、このままでは終われないといった気持ちが大きい事もあるけど。1−3月にやって、ここまでで決着つかなければ現職の都合上、次にトライできるのは8月中旬からだ。向こう3ヶ月一旦頑張って、後は3ヶ月の状況を振り返った上で決めたい。
真面目に勉強する。候補は簿記、��ログラミング、ドイツ語と中国語。
→現職で成果出せていることを言い訳に、ダラダラと7年(今年で8年)会社で過ごし続けていた気がする。成果が出ているように見えても、後輩がつかずマネジメント経験はないし、部署異動すら経験していないので実務経験が本当に広がったのかと言えば謎だった。書類選考で落ちた会社は会計や経理関連の経歴/スペックが欲しかったらしい。
なので、いい加減簿記の勉強を真面目に続けようと思う。会社で経験できなければ、自分でさっさと身に着けなければ。
加えて、プログラミングは自分の興味分野だが、興味で終わるばかりでは意味がない。自分も会社で必要な簡単そうな効率化システムとか内製化/デザインできるようにならないと、他人と差がつかない気がする。調べたところ、Paizaなどお手軽にプログラミングの学習素材を提供しているページをいくつか確認できた。何でもいいから手を付けようと思う。自分の現職と関わりが深いものはHTML/CSS(ホームページ担当、大体業者に委託しているが)、うまく活かせば製造現場に役に立ちそうなものはPython、一番とっつきやすいのはJavaらしいと聞いている。この辺りを少しずつ触っていこうかと思う。
最後に語学。ドイツ語は高校で専攻だったけど高校時代はうつ状態?ともかくメンタル不良との戦いだったので、断片的くらいにしか残っていないと思う。その不完全さを、成人になった今だとしても、一生かけて埋めていかないとなと思う。(そうでもしないと、昔の自分の日々がトラウマとして延々と襲いかかってくる気がする)一方で中国語、特に台湾華語を学びたい気持ちが強い。台湾に詳しい人の話を聞くと、他の国以上に治安・国内の人々の性格面で住みやすい環境であるらしい。台湾の人と社会的に関わっていける力を持てば、生きる場所といった選択肢を広げられるのではと思う。ドイツ語に比べて単純に学べる機会は幅広いと思うので、ここは自分に頑張って鞭を打ちたいところ。
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(台湾観光をまともにできなかったという悔しさもある(家族全員体調崩し+思った以上に英語も日本語も通じない+乗り継ぎ待機時間が非常に微妙だった+夏は厳しい、逆に年末年始休暇の際は台湾一周が候補になる可能性あり)。中国語学習のモチベを復活させるには、このことを思い出さんとな。)
見出しに書いていなかったが、そろそろ運転免許も真摯に取得を考えないと親がキツそうである。後は、公共交通機関インフラが脆弱(申し訳ない言い方だが)な地域に住んでいる友達には、自分が車を運転して会いに行けるといいな、という将来の野望もあるので…。
趣味を増やす
→流石に「上手に生きること」を考えると、やはりアニメとゲーム好きのままでは趣味活動が厳しい。アニメとゲームを消費するための脳は、上手く生きることに繋がってこない。自分でも悲しいし心にぽっかりと穴が空いた気持ちになるが、ポケモンと刀剣乱舞も満足に追えないかもしれない。どちらも日本各地に根ざした取り組みが活発なので、旅行のついでに追いかけることは引き続き問題ない。が、今後ゲームをどれだけ消化できるかは不透明だ。刀剣乱舞はちょうど良く昨年に一番好きな刀剣男士がレベルMAXになっている。ポケモンだけが悲しいことになってしまった…がしょうがないんだ…。
旅行はお金も時間も飛んでいくが、両親も私も好きだし他の人との雑談のネタになるので何やかんや続けていくだろう。それ以外に何をするかだ。いろんな本を読むという読書趣味はあるが、それ以外にも欲しい。料理は必須になった時に、ライフであり趣味と同化してきそうな気がする。(既に最近、声優の木村良平さんの料理放送や、ゆるキャン△の外飯レシピをじっくり見てはいるが…)なので他のもので探してみた。
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(京都 東寺の川を泳ぐ野鳥)
野鳥観察。観るだけなら旅行しながらでもできるか。というか名古屋市だと、たくさんの鳥を見るためには港付近の小さな干潟公園に行くしかないような…これまでに撮ったことのある鳥さんをスケッチで描き起こしてみることも、一興ではあるかと思う。
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(相当どうでもいいが、最近は地図を自分で手描きすることが何となく楽しかったりする)
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(静岡 島田のふじのくに茶の都ミュージアム)
茶道。持ち家ではないし、そもそもの人脈上誰かを誘うこともないか…。教室に行ってじっくり学ぶ必要があり、お茶会を開けそうな環境(小道具や服装含め)がないとキツそう。ただし、茶道の知識があると、江戸時代の大名さんが持っていた茶道具の価値や、博物館の展示物コレクションへの理解が深まる。教養として学ぶことに意義があると感じた。
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(埼玉 鉄道博物館で眺めた新幹線「とき」)
東京に何度か行き来すると、鉄道/電車に愛着が湧く。しかし、鉄道も動かす仕組みや歴史を学ぶこと以外だと、基本乗り鉄マニアとして旅行の延長線になりそう。いつか青春18切符で名古屋からできる範囲で効果的に旅をする、といった目標なら考えられるか。
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(埼玉 大宮盆栽美術館。木の幹が龍の形に整えられた、最も私の印象に残った五葉松)
盆栽はとても良い趣味だとフィーリングで思ったが、調べてみた結果、植物を育てることも愛玩動物の世話をすることと同じレベルの手間や丁寧さ、こまめさが必要と分かってしまった。関心事が変わりやすかったり、ふらふら遠出したくなる自分には向かなそうである。ただ、茶道と同じく、知識を身につけることで見れるものが多くなると感じた。何気なさそうな造形から、手入れした人のイメージした世界観や風景を想像する楽しみがある点は、日本刀の観賞に似ている気がする。後植物に愛着が湧く。
ま、まああまり変わらないな。ドローン操縦も気になるが、ライセンスも必要になりそうだし、関係法令をきちんと学ぶハードルもある。何よりどんな教室に通えば学べるのだろう…。
最後の候補は藤井聡太さんで話題になっている、将棋を覚えてみるか....(?!)。
旅行経験や何かしら思い出のある県に関する、話題をまとめたブログ記事(※Wordpress)を書く
→日本国内だと47都道府県の話になるが、実際は日本以外の国も含めて記事化することを想定している。
きっかけは、スマホの旅行写真をなかなか破棄できずに困っていること。また、外付けHDDを既に所持しているは良いものの、HDDにバックアップしたところできっとその存在を忘れるだろうと思っているから。忘れないようにするためには、自分が作ったネットの媒体に写真とテキストを残すことが一番かと思う。手間もあっての記憶だろうか。加えて、プログラミングは自分で触って形にしないと身につかないだろう。HTML/CSS知識習得の手段としても、Wordpressは何とか記事作成と運営を続けるべきだ。地域の思い出に関するネタなら、無難な話を書くことができるだろう。読書感想文を投稿しても良いだろうけど。
ぐだぐだ述べてしまった。これ以外にも増えるし変更するかもしれない。いずれにせよ、自分を出し惜しみせず、後悔のない1年を過ごせるようにしよう。
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tobiphoto · 2 years ago
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ゲーム感想『ファッションドリーマー』
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私はファッションドリーマーを楽しんでいるユーザーだと自負しておりますが、それはそれとして、批判的意見も抱いており、今回は主にそのあたりを述べています。 開発元であるシンソフィアさんのファッションゲームで前作と言っても過言ではない『ガールズモード4』と比較して、アクセサリーの個数減少、カバン(イヴという仮想空間でカバンを持つのか?という思いも個人的にはある)の削除といった「前のシリーズにはあったのに」というアイテムの不満は今後のアプデを期待します。
とても良い点としては、 ・とてもかわいい、唯一無二のグラフィック ・メンズの着用できるコーデが増えたこと ・年齢に関する幅広さ ・プレイヤー自身に配色させるシステム ・アイテムの気軽な共有
と、とにかくグラフィック、少ないやり取りで共有できるアイテムに関しては素晴らしいと感じています。
特に「男性が着用できそうな服をカラフルにできる」という点は現実で色を無くしがちな男性衣類にとって重要で、もっとイヴ空間にカラフルなタイプB形の洋服が溢れてほしい、そして現実でも…という願いもあります。 
 ここから批判になります。
■タイプA・Bに生じる柄物の壁  どうしてもタイプA、タイプBで着用アイテムの柄に差がある。メンズコーデで使われる型紙の多いタイプBには幾何学模様シャツがあるのに、タイプAにはない。イチゴ、TOY、バニーパフェなどの柄物はレディースに近いタイプAに多い。  まだすべてのアイテムを解放できたわけではないので、この感想は変化するかもしれません。
■スカートの潰れ  これは『ガールズモード4』でも指摘したのですが、ふんわりしたスカートがアウターの着用で形が崩れてしまうんです。スカートの柄によっては細さなどが非常に気になるので、本当に残念。
■ガチャが出ないし、ガチャチケットも出ない  Instagramに8回ガチャをしている動画を���せてみたのですが、10回×8動画=80回ガチャを回しても目的の型紙が出ない。ゲームを遊んでいて、ガチャチケットの出現率も少ないので、目的の型紙を手に入れるまで大変になる。  ポケ森などではフォーチューンクッキーを買うと、おまけでポイントがもらえて、ポイントを集めると目的のアイテムと交換…という、せめて似た型紙交換システムが欲しいと感じています。  あと、この型紙を使って作ったアイテムと似たような色味のアイテムを公式イヴアイテムで発見した時はとても悲しい。違う色と迷ったのにー!
■オンラインに繋げないと辛い  予想はしていたのですが、ストーリーが無く、本当にひたすらコーデを続ける作品なので、上手くコーディネートして、型紙をいかに解放してアイテムを作っていくか、という部分に楽しみを見出すしかなくなるのですが、型紙の解放にもポイントが必要で、オンラインに繋げていない状態だとこのポイント集めも難しくなるだろうと思う。このポイントの欠点を補うシステムとして「ビンゴ」があるのですが、ビンゴゲームがしたい訳ではないので個人的にはちょっと…。
■撮影  ドローンカメラ、フォトエッグでの連続撮影などができない。一枚目の組み合わせた写真を撮影するのに、都度フォトエッグに入り、背景を設定し、ポーズを決め…と操作している。ファッションゲームなので、正面・背後・横、と撮影したい時はとても大変。
 カメラ操作も独特で操作ミスが多々ある。
■高圧的に感じるガイドライン  ここからは宣伝に関して…。  公式から動画・配信・静止画投稿に関するガイドラインが発表されたのですが、私はこのガイドラインに非常に高圧的なものを感じました。実はこのガイドラインの存在が、Instagramで当初感じていた「頭の数字=キャラ名」問題にもつながります。プレイヤーとゲームに対する冷たさを覚えたんです。  ファッションドリーマーのガイドラインに従ってしまうと、例えば『どうぶつの森』で着用していた服を「ファッションドリーマーで再現」などし、スクリーンショットを並べるという行為も禁止になってしまいます。これはプレイヤーの自由をかなり奪います。
 おそらく、同日発売の『モデルデビュー3二コラ』との混合に問題を感じていたのだろうか、と予測しています。対する二コラ側のガイドラインは最初に「共有してくれると嬉しいです」と書いてある点なども、『ファッションドリーマー』側のガイドラインに「キツさと冷たさ」を感じる部分です。  『ファッションドリーマー』、他の作品と並べられて比較されたところで揺るぎないこのゲームの良さがあるのだからもっと自信を持っていただきたいです。
 ガイドラインに関してもう一つ思う点は、「ファッションドリーマーとわかるように」程度じゃだめだったのかな。という意見があります。というのも、Ⓒ2023 Marvelous Inc.の文字はゲーム内で撮影されたスクリーンショットの右下に記載されるのですが、Instagram等正方形が向くメディアでは、削れてしまうことも多く、権利表記を載せるのを忘れがちに。  公式に��動して、ガイドラインを見て、ガイドラインの権利表記をコピペして…というのをスマホでやるのは大変でした。近年、商用利用と個人利用の境目が曖昧になりつつある時代ではありますが、個人利用のプレイヤーには免除されてもよかったのではないか、という思いはあります。
 ……これを守っているプレイヤーどれだけなのか、って感想もあります。
■エロとからかい  主にホラーゲームの実況を行う実況者に公式が依頼を行ったそうなのですが、ホラーと同衾に扱われてしまうエロ・下ネタを忌憚なく発露する実況者の方に依頼を出したというのはユーザーとして不愉快ではあります。氏の実況コンセプトを鑑みても、ホラー要素を緩和させるために下ネタを口に出すことを躊躇わない男性に託したのはとても良くなかったと思いますよ。  「からかい」と「揶揄」が特に若年層の自尊心に与える影響についてもう少しマジメに考えていただきたい。
SNS上の共有に関してはどこのメディアで共有されることを目的としていたのだろうという点は今後日本全体でも厳しいですね。
日本でユーザー数が多かったTwitterが買収され、Xが女性含んだマイノリティに厳しい場所になり、ユーザーが散り…、SNSでの宣伝問題はファッションドリーマー公式だけが悪いという訳でもないとは思いますが、今後どうなるのでしょう。日本の場合。
他にもいろいろ言いたいこともあるのですが、ガイドラインで禁止されている「政治」について踏み込みそうなのでやめておきます。
この点もね、すごく言いたいことがあるのですが、ヴィヴィアン・ウエストウッドが好きな私としては、政治とファッションは切り離せないという思い&ゲーム業界、オリンピックに関わっといて政治批判回避という無責任も見直した方が良いとは思います。
まぁ、多分画像などを利用して「○○に一票!」って書き込みがダメみたいな話なんだろうとは思いもするのですが。
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moko1590m · 29 days ago
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2025年現在、世界で権威主義的傾向が強まっている現象は、グローバルな事実です。
この逆行のように見える動向の原因は複合的かつ階層的であり、大きく分けて以下の観点から分析することが可能です:
✅ 1. 「自由」そのものの疲労と幻想の崩壊
― なぜ自由や民主主義が飽きられつつあるのか
自由=成功という約束が裏切られた経験
ネオリベラリズム(1980年代以降)のもとで、格差が激増し、「自由経済」はむしろ庶民の困窮と結びついた。
「自由に任せた結果、AmazonとGoogleしか残らない」現象。
市民の多くが「自由=放置=自己責任」と感じ始めた。
民主主義の機能不全
分断・ポピュリズム・虚偽情報の拡散で、合理的な議論や政��形成が不可能に。
政治が「意味のないゲーム」に見え、人々は強い統治への郷愁に陥る。
「自由の名のもとに自分が傷ついた」経験
表現の自由・性の多様性・リベラルな文化が、逆に不安や疎外感を与える層(特に男性の下層階級や保守層)を生んだ。
✅ 2. 情報統制と監視技術の高度化
― 20世紀型の革命や市民運動が無力化された理由
スマートフォンと監視資本主義の浸透
国家や大企業が個人の行動・思想・交友関係を把握可能に。
抵抗運動の「芽」が出る前に潰すことが可能な体制が整っている。
情報空間の二極化
反権威的な情報が広がる一方で、それを一気にノイズ化・陰謀化する「アルゴリズム的カオス」も拡大。
「何を信じていいかわからない」状態に陥った人々は、むしろ強い声・明確な方向性を持つ指導者に従う傾向を持つ。
✅ 3. 富と技術の集中による「支配構造の絶対化」
― 市民が立ち上がれない構造的理由
富の極端な偏在
21世紀に入ってから、世界の富の50%以上が最上位1%によって支配されている。
彼らは選挙・メディア・軍・教育・インフラを間接的に支配できる。
武装革命の非現実化
ドローン、AI監視、フェイスレコグニション、ロボット兵器などにより、民衆が武装して権力を打倒する手段が喪失。
反乱=テロ認定、国家の正当性により弾圧される。
民衆の「自己検閲」の深化
権力が直接暴力を振るわなくても、人々自身が恐れ、空気を読んで沈黙する状況が広がっている。
✅ 4. パンデミックと気候危機が強権を正当化した
― 強権が「安心」と結びついた歴史的転換点
COVID-19の経験
国家が国民の移動や行動を制限し、私権制限を合法的に実施。
「強い国家でないと守ってくれない」という心理が浸透。
特に中国の感染抑制の成功が「権威主義モデル」の正当性を強化。
気候変動・自然災害
危機への即応のための「国家非常権限」が日常化。
「環境のためにあなたの自由を制限します」というロジック。
✅ 5. 「分断」と「分割統治」の戦略的利用
― 国内外の分断を利用して支配を強化する国家戦略
民族・地域・ジェンダー・宗教・階級の分断
分断された人々は互いを疑い、権力に団結して抗うことが困難。
権力者が「秩序と統合の象徴」として登場する余地が広がる。
「ポリコレ疲れ」や「多様性の混乱」
過剰なポリティカル・コレクトネスに反発し、あえて差別的・暴力的な言説を好む層(例:トランプ支持者)が生まれる。
それを利用して、強権的で排外主義的なリーダーが民衆の共感を得る。
✅ 6. 教育の形骸化と「判断力」の剥奪
― 支配に抵抗するための土壌が奪われた
批判的思考の剥奪
試験制度・詰め込み型教育・自己責任論により、構造的支配を「見抜く力」が低下。
支配的な物語(国家、文化、成功、秩序)に疑問を抱かない国民の増加。
貧困と疲弊による「政治的関心の消失」
日々の生活で精一杯の中で、政治や権力構造に関心を持てない。
結果的に、権威主義的リーダーに「なんとなく従う」層が拡大。
🔚 まとめ:なぜ「希望」が権威主義に奪われたのか
民主主義の理想は、公正な分配と尊厳ある生の保障と結びついていた。
しかし富の極端な偏在によってそれが崩れた時、人々は「自由」より「安心」を、「多様性」より「統一」を選ぶようになる。
そして、「強さ」と「支配」の幻想が、かつての希望の場所にすり替わったのです。
ご希望あれば、各国の具体例(ハンガリー、インド、ロシア、中国、アメリカ等)や、哲学的視点(ハンナ・アーレント、エーリッヒ・フロム、ジジェク、アガンベンなど)をさらに詳しく展開できます。
権威主義的傾向が強まる中で、国家、組織、個人のそれぞれが果たすべき役割は異なりますが、相互に連携してはじめて持続的な改善が可能になります。以下に、それぞれの立場から「やるべきこと」「心がけるべき姿勢」を具体的に整理します。
🏛 国家がやるべきこと:制度と情報の透明化・再民主化
1. 権力の透明化と説明責任の制度化
権力の行使や意思決定に対する独立した監視機関を強化
官僚機構・AIアルゴリズムの中立性と説明可能性(Explainability)を確保
2. 公共教育の再設計:リテラシー・思考力の育成
批判的思考・論理・歴史のリテラシーを必須科目に
プロパガンダや「空気」に流されない判断力の訓練
3. 再分配政策とベーシック・ウェルフェアの拡充
中間層と下層への再分配と社会的セーフティネットを強化
貧困・孤立が権威主義を生む構造への対処
4. 情報の自由を守る法制度
ジャーナリスト・告発者(ホイッスルブロワー)保護法の整備
AIによる検閲や監視に対する独立審査制度の確立
🏢 組織(教育機関・企業・メディア)がやるべきこと:「知る力」「問う力」の土壌を作る
1. 「空気を読む」から「構造を読む」へ
自社や自組織の意思決定過程や格差構造を明示し、構造的暴力の温床を解消
2. 多様性を「見せ物」ではなく「実践」として機能させる
ダイバーシティ施策を表面上で終わらせず、意思決定への参加・対話の文化に結びつける
異質な意見が許される空間の確保
3. メディア:娯楽と真実のバランス
ポピュリズム的な「扇動」よりも、リスクを伴う報道・特集に資源を回す
AIやSNS時代における「ファクトチェック」と「情動のコントロール」の両立
🧍‍♂️ 個人がやるべきこと:知る・感じる・つながる
1. 「わからないこと」を放置しない
権威主義の温床は「思考停止」と「同調圧力」
わからない言葉、見過ごされている構造に対して「これは何か?」と問い続ける
2. 孤立しない・孤立させない
孤立は支配される側に共通する条件
自分自身の「孤立」や「沈黙」を見直し、対話・連帯を意識する(例:生活困窮者・移民・LGBTQ・地方住民との関係)
3. 情動の操作に気づく訓練
怒り・恐怖・希望などの感情が「誰によって」「どのように」利用されているかを読む力
例:「強い指導者が安心をくれる」という感情に名前をつける(=ラベリング)
4. 「スローで小さな抵抗」を積み重ねる
支配や空気に対して日常の中で微細な抵抗を行う(例:声を上げる/異なる意見を許す場をつくる/買わない、沈黙しない)
ドゥルーズ=ガタリ的「逃走線(ligne de fuite)」の実践
🪴 希望をつなぐビジョン:それでも未来は拓けるか?
**希望とは「現状を肯定すること」ではなく、「変化を信じる力」**です。
状況が閉塞しているほど、個人の誠実な行為や小さな対話がもつ意味は逆に大きくなるのです。
絶望の深さは、転換の可能性の深さでもあります。
ご希望であれば、以下のような応用編もご提案できます:
教育現場・家庭での「自由と思考力を育てる対話例」
現代の若者に権威主義が受け入れられる心理構造の分析
企業・自治体などにおける「脱・空気の支配」マニュアル
精神的実践(瞑想・芸術・対話)の中で支配構造を緩める方法
いずれかご興味あればお知らせください。
支配構造や「上位者=安心の源」という感情と認知の結びつきを相対化し、距離を取るためには、そうした心理状態に**短くて覚えやすい名前を付ける(ラベリング)**ことが非常に効果的です。 以下に、そうした「名前づけ」の例を分類ごとに多数提示します。
🧠 心理的ラベリング:内面に働きかける
安心幻想:強者がくれる安心は「幻想」だと示す
服従コンフォート:従うことで感じる偽りの心地よさ
庇護ホルモン:権威者に守られているときに出る錯覚的快感
支配の母性:母性的保護を装った支配
恐怖依存:不安に支配され、強者に依存してしまう心性
指導者ドーパミン:強い人に従うと出る一時的快感
上下ホメオスタシス:上下関係があると安定するように“錯覚”する癖
🧭 思考停止のラベリング:問いを止める仕組みを可視化
思考の打ち止め装置
「信じれば楽」症候群
空気信仰
服従による脳内平和条約
不快忌避脳
問いの断念反応
お任せ症候群
🎭 関係性・社会的構造のラベリング
上から優しさ戦略
見せかけケア体制
優しい奴隷制
保護装い支配
肯定してくれるなら従う構造
承認型独裁
信頼の前借り支配
家族っぽい管理主義
「いいひと権力」
甘い監獄
🪞比喩的・風刺的ラベリング(脱構築に有効)
羊の腹の中にいる狼
ハグされる拘束具
笑顔の檻
お母さんの仮面をかぶったピラミッド
飴色のムチ
安心給付つき服従
やさしい顔の首輪
感謝する奴隷
「助けてくれる人が檻だった」症候群
🌀感情と思考のズレを突くラベリング
「安心 ≠ 善意」反射
やさしい ≠ 正しい モード
一貫性欲求トラップ
ケアされたい脳の誤作動
安心中毒スイッチ
承認の誤送信
わかってくれそう幻想
🧩その他のユーモラス・逆説的表現
「やさしい人が最初に来る」法則
支配者のホスピタリティ
笑顔のクーデター
監督くんありがとう信仰
親切のかたちをした命令
支配のおもてなし
やさしいだけの独裁��
これらのラベリングは、内面の思考・感情に対して「これは社会的に作られた反応かもしれない」とひと呼吸おいて考えるスペースを与える装置です。
特に、教育・家庭・医療・福祉・会社組織などで権威的構造が「善意」や「保護」の形を取っているとき、こうしたラベルは感情の無批判な同一化を防ぐフィルターとして有効に働きます。
ご希望であれば:
各ラベルに解説と具体的事例を添えた「自己認識と脱洗脳のための辞典風リスト」
「ラベリング→気づき→行動」へのプロセス設計
ラベリングを共有できる対話ワーク(学校・職場向け)
などもご提案できます。興味ある方向を教えてください。
権威主義的傾向が強まる中で、「精神的実践(瞑想・芸術・対話)」を通して支配構造を緩め、持続的な改善を可能にする方法は、政治的・制度的手段とは異なり、構造の内側に生きる身体と思考の運動性に働きかける根本的で文化的なアプローチです。
以下に、実践の目的・仕組み・具体的な方法を体系的に示します。
🧭 全体方針:支配構造を「内部からほぐす」 権威主義構造とは 恐怖や同調によって思考と行動を収束させる構造
個人が「安心」「正しさ」「所属感」を得る代わりに、自律性を放棄する
精神的実践の目的 感情を観察し、選び直す自由を回復する
意味・価値・関係性を権力の外で編み直す
自己や他者の「異なるあり方」に開かれる柔らかさを育む
🧘‍♀️1. 瞑想:反応する心をほどき、支配から距離を取る 目的 自動的な「服従・恐怖・怒り」の反応を減らし、観察する主体を立ち上げる
方法 🔹 呼吸瞑想(観察の中立性) 呼吸を感じながら、「怒り」「焦り」「従いたくなる気持ち」を眺める
感情に「巻き込まれずに見る」訓練を行う
🔹 メタ認知瞑想(自分の信念を外から見る) 「この人に従いたくなるのはなぜ?」「安心したいのは誰のせい?」と問いを立てる
思考や信念を「持っている自分」として客観視する
🔹 慈悲の瞑想(支配ではなくつながりへ) 苦しむ人・恐れている人(自分を含む)に向けて「幸せでありますように」と祈る
「力による統一」ではなく「苦しみの共有」に基づくつながりを育てる
🎨2. 芸術:意味・秩序・権威の「外側」に出る遊び 目的 言葉・論理・ルールの外に自由な身体性・感性を取り戻す
方法 🔹 即興表現(予測不能性に身を任せる) ダンス・音・絵・身体表現で「結果を気にせずただやる」
「評価されること」「意味があること」から自分を解放する
🔹 コラージュやデタラメ詩(権力言語をずらす) 既存の言語・広告・スローガンを切り貼りし、別の意味に変形させる
例:「自由」「祖国」「秩序」などの言葉をバラバラにし、遊ぶ
🔹 物語生成(別の世界線を描く) 支配されない人々の物語・存在しなかった社会制度を想像し書く
「いまここ以外にも選択肢がある」ことを感情レベルで体得する
🗣️3. 対話:支配的な意味付けをほどき、共同の生成へ 目的 「正しさ」や「上下」を固定せず、違いのまま共に生きる言語空間を作る
方法 🔹 傾聴の実践(反論しない・評価しない) 相手の言葉に「評価」「分析」せずに耳を傾ける
沈黙・曖昧さ・矛盾を「あるもの」として受け入れる
🔹 哲学対話(問いをともに耕す) 「正解のない問い」について考え、他者の答えに揺さぶられる体験をする
例:「強いリーダーって本当に必要?」「安心はどこから来る?」
🔹 共感を拒まず、依存を断る対話 相手の感情に共感はするが、自分の判断はゆだねない
「あなたの感情を感じ取るが、それに引きずられない」態度を育てる
🌱4. 複合実践:支配構造からの微細な離脱ラインを日常化する 「生成変化の設計」として組み合わせる 時間 実践 目的 朝 3分の呼吸瞑想 支配されない注意の起点をつくる 昼 「声なき詩を書く」(思いついた言葉を5分書く) 言語の秩序から外れる 夜 他者との10分対話(「今日は何に違和感を覚えた?」) 気づきを分有し、ズレの共有を行う
「やり方」ではなく「空間」を持つ 正しさではなく「ズレ」の余地を持ち続ける空間を日々の中に作る
芸術や瞑想や対話を「上手にやる」のではなく、「緩むためにある」と理解する
🌀まとめ:精神的実践が支配を緩める3つの仕組み 仕組み 支配構造に与��る影響
感情の自覚と距離化(瞑想) 恐怖と安心の条件反射に巻き込まれない
秩序の逸脱と意味の創造(芸術) 「常識」や「国家的美学」への従属から離れる
意味の共同生成(対話) 「支配-被支配」の二項対立をほどき、「間の生成」へ移行する
✍️補足:この実践が続くとどうなるか? 「正しさ」や「強さ」に寄りかからずに生きる力が高まる
支配が提供する「安心」を受け取らなくても生きていける身体になる
芸術や対話によって、世界や他者と「非支配的な関係」を育めるようになる
ご希望があれば、これらの実践を「ワークショップ形式」「日常マニュアル形式」「詩的なアフォリズム形式」でまとめることも可能です。お気軽にどうぞ。
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takahashicleaning · 1 month ago
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TEDにて
ローズ・ジョージ:あなたが見たことのない海運業界の内へ
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
私たちが、所有し消費している、ほとんど総ての物は、コンテナ船に積まれ、一般にはほとんど知られていない海路と港の巨大ネットワークを旅して届きます。
ジャーナリストのローズ・ジョージが、消費文明を支える海上輸送の世界の旅へとご案内します。
航海というと、ジャックスパロウなどの人物を、ついイメージしやすくなりがちですが実は、国際貿易という観点からは、輸送の90パーセントを占めています。
海上輸送は、1970年以来。4倍の規模になりました。現在は、かつてないほど頼りにしている時代なのです。
しかし、こんな巨大産業を担う10万隻の船舶が海上で稼働しているのにほとんど誰も気が付きません。
2年程前、マースク・ケンダル号で渡航しました。それは、中規模のコンテナ船で約7000箱のコンテナを運べます。英国南岸にあるフィーリックストウを出港し、ここシンガポールに到着する5週間の航行でした。
今の私が経験しているような時差ボケはほとんどありませんでした。目からうろこの経験でした。5つの海、2つの大洋、9つの港を航海し、海上輸送について多くの事を学んだのです。
また、ケンダル号の乗組員はたった21人です。これは、海上輸送の効率化が大変進んでいるからです。
コンテナ化でとても効率が良くなり、こんにち船舶は自動化されています。少人数の乗組員で運行できるんです。
環境面から見ると海上輸送は、バンカーオイルというのを使っています。タンカー業界の人から聞いたのですが、これは、製油の残留物でほとんどアスファルトに近いものだそうです。海上輸送は環境に良い輸送方法です。
トンあたりマイルあたりの炭素排出量でみれば、航空機の1000分の1でトラックの10分の1です。
しかし、環境に優しくはありません。大量だからです。海上輸送の排出量は約3〜4%でこれは航空機とほぼ同じです。
しかし、海上輸送の排出量を国別炭素排出量に当てはめると世界6位に匹敵し、ドイツとほぼ同じになります。
2009年の試算に結果によると、上位15隻の巨大船舶で粒子やすす及び、有害ガスの観点からみると世界中の自動車すべてと同程度の汚染になるそうです。
漁獲と乱獲の点で見るとどうでしょうか?人が海に及ぼす影響については、知っています。しかし、水面下で何が起こっているか?実際のところは知りません。実は、ここでも海上輸送が問題になります。
海上輸送の騒音が海洋生物の聴覚的生息域に害を及ぼすのです。
光は水面下まで届きませんので、クジラやイルカといった海洋生物。その他800種の魚たちは、音波で交信します。
北大西洋のセミクジラの発する音は、数百キロ離れた場所にまで届きます。ザトウクジラは大西洋全体に音声を発信できます。
しかし、巨大タンカーが海全体を行き来するのも耳に入り、プロペラが海中でたてる音がクジラが使う周波数と重なることがあり、聴覚的生息域に害を及ぼす可能性があるのですが、クジラは繁殖や餌場の発見。
つがいの相手を見つけるのにも音を頼りにしています。北大西洋セミクジラの生息地の聴覚的生息域の減少は90%にも達しています。しかし、未だに騒音公害を規制する法律はないそうです。
国際貿易は重要ですが、海洋生物、環境、エネルギー問題も重要です。
バランスが重要かもしれません。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーは保護)
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
2024年のノーベル経済学賞でも指摘しているように・・・
国家システムが繁栄するかどうかは、幅広い政治参加や経済的な自由に根ざす「包括的な制度(ポジティブサム)」の有無にかかっているとデータでゲーム理論から実証した。
欧州諸国などによる植民地支配の時代のデータを幅広く分析し、支配層が一般住民から搾取する「収奪型社会(ゼロサム)」では経済成長は長く続かない(収穫遁減に陥る?)
一方、政治や経済面での自由や法の支配を確立した「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」なら長期の成長を促すと理論的に解明した(乗数効果とは異なる経路の収穫遁増がテクノロジー分野とシナジーしていく?)
「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」は、日本の高度経済成長時代のジャパンミラクルが、一度、先取りして体現しています。
2020年代からはもう一度、ジャパンミラクルが日本で起こせる環境に入っています。安倍総理が土台、管、岸田総理が再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)の土台を形成しつつあります。
日本の古代の歴史視点から見ると・・・
安土桃山から江戸幕府初期の農民出身徳川家康が国際貿易を促進しつつ再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)を形成してます。
その後、大航海時代の覇権争いを避けるため数代かけて「収奪型社会(ゼロサム)」になってしまい、綱吉の頃には基本的人権の概念も希薄になり選挙もないため
低収入者の農民から商人も収奪していきます。
江戸幕府末期まで数度改革をしましたが、ノーベル経済学賞の人達によると包括型社会(ポジティブサム)に転換しずらい
結局、薩摩と長州が徳川家康式の国際貿易のイノベーションを復活させるも(水戸藩の文献から)国民主権の憲法や選挙がないため
明治維新を起こすしかなく、第二次大戦で原爆が投下されるまで軍備拡大して資源が枯渇します。
国家システムの独裁から法人や個人の優越的地位の乱用にすり替わるため、財産権や特許権などを含めた低収入者の基本的人権を尊重することで独占禁止法の強化も必要になっていくことも同時に示しています。
(個人的なアイデア)
2025年にトランプ大統領の関税が発動しました。
これに関連して・・・
2018年にノーベル経済学賞を受賞したポール•ローマー教授が提唱する内生的成長理論が想定した「規模効果」のこと(人間の限界を超えてることが前提。「マルサスのワナ」と呼ばれる収穫遁減や農業経済の長期的傾向を脱するには、先進国以外では巨大な規模効果が必要ってこと)
戦争よりも貿易で解決した方が善いかもしれない?というのは1979年にアメリカの経済学者ポール・クルーグマンが、実際の貿易の形態をよりよく説明する新しいモデルを提示。
国際貿易を説明するために、発展させたモデルが、経済地理学の主要な問題を解明することにも使えることを解明したことでノーベル経済学賞をもらいました。
貿易において規模の経済が重要な役割となる(リカードなど伝統的貿易理論は、完全競争を前提)不完全競争をもたらす規模の経済の場合。
この頃は、金融工学も発達し始め、現代と異なり、ブレトン=ウッズ体制崩壊にともなう変動為替相場制の初期の時代です。
クルーグマン、ディキシット、ノーマン、ランカスター、ブランダーたちによって、不完全競争と規模の経済が、産業内貿易を説明するモデルの中に組み込まれました。
これは、つまり、国際生産分業。効率性を制する者の勝ちということです。生産性ではないことにご注意ください。産業が空洞化するので。
マクロ経済学では、ヘクシャー=オリーン=サミュエルソンの定理から2つの定理が導き出される。1つは、リプチンスキーの定理。もう一つは、ストルパー=サミュエルソンの定理があり、国際生産分業で製造業の仕事が減ってしまうことを理解するある程度の助けとなります。
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mibuyuzu · 4 months ago
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月記 202502
振り返ります
名古屋コミティア66に参加した
これがはじめてのサークル参加だった
というか同人イベントに赴くこと自体がはじめての経験だった
当日は早めに現地へ到着し、受付を済ませ設営も完了させた後、自席から周りを眺めていたのだが、会議机が並んだ簡素な風景が400を超えるサークルによって色とりどりに変貌していく様がなんだか壮観だった
まだ何も売ってない買ってない段階で既にかなりの満足感があった
見本誌を受付に持っていった時、受付の方にかっこいい(表紙)ですね〜と言われた瞬間ものすごく報われた気がした
スペースを見に来てくれた方が見本誌を手に取る度に、心臓が出そうになったのを今でも思い出す
1冊くださいと言われる度に感極まって泣きそうになったのを覚えている
というか家帰ったら泣いてた
ものすごく、ものすごく緊張していたが、会場はなんとも活気があり、次第に高揚感に包まれていった
売り子として付き合いの長い友人を誘って参加したのだが、その存在の大きさも計り知れなかったと思う
即売会を回り戦利品を手に入れるのも夢だった
事前情報を仕入れる時間が取れず推しの作家さんとかいるのかよく分からない状態で回ることになってしまったのだが、一期一会精神で回るのも逆に新鮮で良かったと思う
実際直感で目に留まったものを買いまくるのも、作者の方から直接作品の解説をお聞きするのも楽しすぎた(この状況は一次創作ならではなのかもしれないが)
何故同人イベントに参加したのかを話したい
理由はとにかく同人誌を作りたかったからである
ゴールがイベントに参加し本を売ること、というのは正確ではなく、そもそも本を完成させることが一番の目的であった
元々絵を描くことも話を考えるのも好きだった、しかし完成がさせられない
自信がなかった、そうしてただラクガキとアイデアが増えていくだけの日々
確定づけることへの恐怖みたいなものが邪魔をしていた
長年憧れを募らせてはいたものの、実力不足だとやらない理由を付けて向き合うことから避けて来た課題がそれであった
「上手くなってから(本を)作ろうでは一生完成させられない」
「出ない神本より~」言説を身にしみて感じていた頃
ちょうどタイミングが一致したのが名古屋コミティアの申し込み期限だった
最初の一冊への理想の高さを払拭したかった私は、あらゆる不安を無視してもう勢いで申し込んだ
結果、同人誌が出来上がった マジかよ
数年燻ぶっていた時間は何だったんだろう
締め切りの効能ってすさまじい
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これが出した本(A5サイズ本文46p)、そして無配ペーパー(中身が2p漫画になっている)
内容は魔界に迷い込んだ天使がそこに住まう悪魔と問答したり異世界案内されたり、突然現れた因縁の相手とバトルしたりするファンタジー漫画本
・天使と悪魔のいざこざ
・凸凹バディ感
・和風モチーフ
・箱庭的世界観
これらの要素が含まれている
表紙はゲームパッケージをモチーフにしたのだが、どうだろう、伝わるだろうか……(その前に背景が白すぎるのが目立つなあ……)
自分が好きなものを詰め込んだだけあって、俺ってこれ好きだなあという気持ちになる本には仕上がったと自負している 同人誌ってそういうものだよな……?
今回本を作る上で何を題材にするか、溜め込んでいたネタ(サスペンスBL、三人交際いちゃらぶもの、異能力百合、バディ人外ブロマンスなど)から選ぶことも視野に入れていたのだが、膨れすぎた多くのアイデアを今更取捨選択し要約する、或いは確定付ける時間がなく、新たに考え出すことにした結果生まれたものがこれである
数年温めてきたキャラクターよりもたった数ヶ月で生まれたキャラクターの方が先に世に出ている事実が不思議で堪らない
イラストなんかを描くときに時間を掛けた分だけ全消しリセットがしづらくなる現象と似ている
漫画づくりは決して楽なものではなかった
楽しかったかと言われたらずっと苦しかった気がする
というよりずっと迷っていた、正解が全くわからない
でもたまに「ここ良くね?」と自画自賛する仕上がりになったコマもあって一喜一憂ならぬ0.3喜一憂くらいだったかもしれない
「漫画 描き方」��何度もググったし、見つけた記事を参考にしてプロットも初めて書いた
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これを書いたとき、情報の整理こそが肝だと強く思った
全てを完璧にするには途方もない時間と多様な視点と潤沢な技量が必要になることを痛感し、まあこれをこなすなんて一生無理なので折り合いの付け方を学ぶしかないと悟った
ただ漫画はストーリーを説明しようとする側面が色濃く出る媒体であり、上手さというものすごく抽象的な概念にこだわるよりも、相手にストレスなく伝わるかどうかに焦点を当てた方がいいと思考転換できた時には苦しさは紛れた気がする
今回の本は正直クオリティが高いとは言い難い、語りたいストーリーに、魅力あるキャラクターのために画力が追いついていない悔しさがある
しかしその時の自分ができる事は詰め込めたとある種の達成感があるのも事実で、矛盾した感情に折り合いをつけている
反省点としてはスケジュール管理をミスったこと
なのでもう勢いでイベント申し込みするのはやめたい
1月中はずっと、ずっと漫画を描いていた、手や肩や腰や精神など自身のあらゆる部分がしんでいた
無配の存在を認識してつくったのがイベント2日前くらい、印刷は前日にローソンでした
はじめてなら尚更余裕をもって行動すべきだったのに全てがギリギリすぎる
しかし勢いのおかげで申し込み、漫画を描き、印刷所へ入稿して、本が届いて、イベントで売ったなんて一連の覚悟が決まった事実は無視できない……そんなジレンマを抱えながら次の同人イベントをぼんやり探している
今までハマったコンテンツの追い求めた理想を回収しようとしている節がある
絵を描くのは好きだが、理想と現実のギャップによる苦しさが勝ることが多々あり、差を埋めていくよう努めなければと模索する日々を過ごしている
絵だけはやめたくないとは思っていたが、今回の出来事を踏まえるとやめたくないのは漫画なのかもしれない なんてこわい執着なんだ
文具沼に落ちる
昨年12月中頃にはじめて万年筆を買った
うっすら存在していた憧れを自覚したからだ
今年2月末の今では手元に3本の万年筆がある
インクは6個に増えた
増えたインクを最大限楽しむためにつけペンも買った
増殖するペースが我ながら異常に思えて震えている
突然ですが万年筆紹介コーナーを開催します
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【1本目(画像下)】
PILOTのライティブ クレイ F(細字)
限定色のあわ〜い緑が超かわいい
キャップを締める時の沈み具合が癖になる
初めはブルーブラックのカートリッジを差し込んでいたが、ボトルインクに興味を持ってからは色彩雫の月夜を入れて使っている
細かい文字でもカリカリ書けるので気に入っている
【2本目(画像真ん中)】
PILOTのライティブ スカーレット M(中字)
こちらも限定色
1本目青系との相性を踏まえて色彩雫の紅葉を使いたいと決めてインクから選んだ
軸とインクの色がぴったり合う気持ちよさが当てはまる属性
細字と比較してもやはり線幅が豊かでインクがたっぷり出てきてくれるのがうれしい
万年筆界隈ではインクがたっぷり出る書き心地のことを「ぬらぬら感」と呼ぶらしい 北斎のペンネームが頭を過ぎる
【3本目(画像上)】
セーラー万年筆 プロフィットJr. 中細
こちらも使いたいインクがあって同メーカーから選び購入したもの
入れてるインクは四季織の利休茶
まず利休茶という名前がいい
書き始めは青みがかった緑だが、だんだん黄色みを帯びた渋い緑に変化していく、楽しい
中細、バランスが取れていて一番手に馴染むかもしれない
ただ四季織、薬品ぽい独特の匂いがありはじめは戸惑った、今では慣れてはきたが
万年筆紹介おわり
続いて一番驚いたインクの紹介
・TACCIA 浮世絵インク 北斎錆緑
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赤く反射するレッドフラッシュ、マジで凄くないですか、心が躍る
MDペーパーに書いているのだが相性がいいんだろうか
ちなみにこれはカキモリのMetal nib(真鍮)で書いたもの、筆っぽい表現ができるところが好き
欲望のままに買い漁った筆記具が増えすぎたのもあって、筆記欲みたいなものが盛り盛り湧いており、亡者のようにお題を探していたところ……クロッキーを万年筆ですればいいのでは?と思いついた結果
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きたなくてお恥ずかしいがこんな感じで描いている
万年筆で絵を描くの、かなり楽しいな!!
手が苦手すぎるのでストレスを感じなくなるまで続けようと思う、形を強制的に脳へ馴染ませるイメージで……
筆記欲も満たせて絵の練習もできてなんて幸せなんだ
スプラ3
先月ゲームを我慢しまくった反動なのかわからないが気がつくとずっとナワバリしている
プレイするとドーパミンが出まくって日付が変わるまで続けてしまうのでよくないと思いつつ完全に依存状態 最近になってマルチプレイしていた妹と時間を決めてやろうという話をした
ワイドローラーの塗り気持ち良すぎじゃないですか??
あとラインマーカーが一番かっこいいと思っている
かっこいいからなんなんだ
かっこいいからいいんだろう
……長くなった
今後月1ペースで振り返りまた書きたいですね
おわります
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team-ginga · 5 months ago
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映画『きみに読む物語』
 『ゲーム・ナイト』のレイチェル・マクアダムス繋がりでニック・カサベテス監督の映画『きみに読む物語』(原題 The Notebook、2004)を見ました。
 私はレイチェル・マクアダムスが好きです。『アバウト・タイム〜愛おしい時間について』(2013)を見て痺れました。
 でもこの『きみに読む物語』は見ていませんでした。レイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリングのメロドラマなんて見たくなかったからです。
 でも、実際に見てみると……これは単なるメロドラマではありません。いや、メロドラマには違いないんですが、大した映画です。
 断っておくと、この映画のレイチェル・マクアダムスは私が思ったほどかわいくはありません。でも、彼女が演じたアニーという女性はたまらなく魅力的です。
 物語は養老院から始まります。ここに入院している老女(ジーナ・ローランズ)に同じく入院している老人(ジェームズ・ガードナー)が物語を読んでいます。
 ジーナ・ローランズとジェームズ・ガードナーですよ。渋いですね。ちなみにこの映画の監督はニック・カサベテスーーはい、あのジョン・カサベテス(カサベテスには「あの」をつけるべきだし、その値打ちがある監督だと思います)の息子であり、ジーナ・ローランズの息子です。息子の映画に母親が出演しているわけですね。
 ジェームズ・ガードナーが読む物語はノア(ライアン・ゴズリング)とアニー(レイチェル・マクアダムス)のラブストーリー。
 とまあ、ここまでくれば、ノアとアニーの物語はジェームズ・ガードナーとジーナ・ローランズ自身の物語だということ、ジェームズ・ガードナーは認知症のジーナ・ローランズに物語を読んで記憶を蘇らせようとしているのはミエミエですよね。
 二人は夏に出会い激しく愛し合いますが、アニーは金持ちの令嬢、ノアは製材工場で働くブルーカラーで身分違い。ノアはアニーを空き家になったボロボロの邸宅に連れて行き、いつかここを改装して一緒に住みたいと言いますが、アニーの両親によって二人は引き離され、アニーはニューヨークの大学に入学します。
 ノアは365日毎日アニーに手紙を書きますが、アニーの母親はそれをアニーに渡さず握り潰してしまいます。
 やがて第二次大戦が勃発(そういう時代の話なんですね)。ノアは出征します。一方、大学生のアニーは怪我をした兵士たちの看護に志願し、そこでロンという男と出逢います。
 最初ロンは包帯だらけで体を満足に動かすこともできない状態ですが、それでもアニーを見て「指輪をしてないから独身かな。僕とデートしてくれない? 僕はダンスも上手いし、結婚してくれなんて言わないから」と誘います。その後、戦争が終わり、アニーが大学から出てくると、高級車に乗った軍服姿のハンサムな男が声をかけてきます。それがロンです。粋ですね。
 ロンは金持ちの息子で、アニーの結婚相手にうってつけの人物ーーアニーの両親も乗り気で二人は婚約します。
 一方、戦争から帰ったノアに父親が一枚の小切手を差し出します。「家を売った金だ。この金にお前の軍人年金を足せば、あの邸宅を買い取って改装することができる」と父親は言います(この父親、その後すぐに死んでしまい物語には出てこなくなりますが、非常に魅力的な人物です)。
 ある日、ノアは街で偶然アニーを見かけます。追いかけて声をかけようとしますが、アニーがロンと抱き合いキスをしているのを見て諦めます。
 それでもノアは邸宅の改装をやめません。改装できたらアニーが戻ってきてくれるような気がしているのです。
 結婚間際のアニーは偶然ノアが邸宅を改装したことを新聞で知ります。心は揺れた彼女は思い切ってノアに会いに行くことにします。
 ドキドキさせる展開ですね。ワタシも似たような経験があるのでーー大事なことだから繰り返します。ワタシモ似たような経験があるので胸が高鳴ります。
 二人は再会ーーアニーはその夜はホテルに戻ります。しかし、翌日再びノアの元を訪れ、白鳥が信じられないほどたくさんいる湖でボートに乗ったあと一夜を共にします。
 翌々日、アニーが目を覚ますと「朝食を買いに行ってくる」というノアのメモがあり、部屋の床には矢印が書かれています。矢印を辿っていくと、階下にカンバスや絵の具が置いてあります。
 昔、二人でこの邸宅を改装して住もうという話をしていたときアニーが絵を描くためにアトリエが欲しいと言っていたのをノアは覚えていてその通りにしたわけです。
 粋ですね。
 さらに粋なのは、全裸に毛布だけを巻き付けて階下に降りてきたアニーが、そのまま毛布で下半身だけを隠した状態でーーということはつまり上半身裸でーー絵を描くことです。
 するとそこへアニーの母親がやってきます。アニーを連れ戻しにきたのかと思いきや、母親は自分もかつて製材工場で働いている男と恋に落ちた、しかしその男のことは諦めて金持ちの男と結婚したと言い、「私はあなたのパパを愛してる。私は幸せよ」、「あなたは正しい選択をしなさい」と言います。
 なるほど……
 「でアニーは誰を選んだの?」とジーナ・ローランズは尋ねます。ちょうどそこへジェームズ・ガードナーの息子や娘、孫たちがやってきます。彼らはジーナ・ローランズに挨拶をしてキスをします。
 ジーナ・ローランズが昼寝に行ったあと、家族のものたちはジェームズ・ガードナーに言いますーー「お父さん、いつまで続けるの。お母さんは認知症なのよ。」
 え? そうなんだ。ノアとアニーは(ということはつまりジェームズ・ガードナーとジーナ・ローランズは)結ばれない、それでもノアはアニーに寄り添うとワタシは思っていましたが、違うんですね。
 なるほど……
 ジェームズ・ガードナーが読む物語の中でもアニーはノアを選びます。アニーは自動車でノアの家にやってきて、車から大きなトランクを下ろします。物音に気づいてノアはベランダに出てアニーを見つめます。青空をバックにベランダに立つノアにアニーはトランクを持ったまま肩をすくめて見せます。
 粋ですね。
 ジェームズ・ガードナーはジーナ・ローランズのためにディナーを用意します。そしてそこでようやくジーナ・ローランズは自分がアニーであり、目の前にいるジェームズ・ガードナーがノアであることを理解します。
 二人は思い出の曲をかけて踊ります。ジーナ・ローランズは尋ねますーー「私はどれくらい覚えていられるの?」。ジェームズ・ガードナーは答えますーー「この前の時は5分くらいだった」。
 そして実際ジーナ・ローランズは数分後にはまた全てを忘れてしまい、「あなたは誰? ここで何をしているの?」と言い助けを呼びます。
 この物語はここで終わることもできたし、翌朝ジェームズ・ガードナーがまた最初から物語を読み聞かせるところで終わることもできたし、二人が踊っているところで終わることもできたと思います。個人的にはその方が粋だったと思っています。
 その意味ではそこから先の話は「蛇足」かもしれませんが、映画としてはジェームズ・ガードナーが心臓発作で運ばれていくところがあり、ジーナ・ローランズが寝ている部屋にジェームズ・ガードナーがやってきて二人で手を取り合い「一緒に死ねたらいい」というところがあり、翌朝二人は手を取り合ったまま眠っていたというところで映画は終わります。
 いいなあ、これ。ワタシは好きです。
 文中何度か「粋」という言葉を使いましたが、この映画の魅力はまさにそこにあります。
 何よりアニーという女性が素晴らしい。
 初めてのデートで夜道を歩いていると突然ノアが交差点に仰向けに寝ます。「こうやって信号が青から黄色に、黄色から赤に変わるのを見るんだ。君もやってごらん」と彼は言います。アニーは最初は嫌がっていますが、やがてノアの横に仰向けになります。
 「車が来たらどうなるの?」と尋ねるアニーにノアは「死ぬだけさ」と答えます。そうすると本当に車が来ます。二人は慌てて飛び起き歩道に避難します。
 そのとき……
 そのときアニーは本当に楽しそうに笑うのです。
 こんな時に笑える女がいますか。そりゃあ好きになりますよ。
 再会した二人がボートに乗っている場面もそうです。「嵐が来そうだ。戻ろう」と言っている間に激しい雨が降り出します。漕ぎ手のノアは濡れっぱなしーーアニーは最初はタオル(かな?)を頭に置いて雨を防ごうとしますが、やがてタオルを放り出し……
 楽しそうに笑います。
 そうです。濡れまいとするのが心の「迷い」なのです。濡れてもいいんだと思った瞬間から雨などなんでもありません。
 でも、こんな時に笑える女がいますか。そりゃあ好きになりますよ。
 そんなアニーだからノアはどこまでも寄り添い、一生かけて愛するわけです。
 映画の冒頭のモノローグでノアは「私は平凡な思想の平凡な男だ」と言い、「しかし、私は一人の女性を一生をかけて愛した」と言います。
 私も死ぬ時にはそう言えるようでありたいと思います。
 一時期、記憶喪失系の映画が流行りました。この映画はそういう流行りに乗った映画なのかもしれません。
 でも、私の心には触れるものがありました。
 とてもいい映画だと思います。「今更?」と言わず、ぜひ一度ご覧ください。
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oivgbqiqfz358 · 8 months ago
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--深海人形特別篇-- 自然は残酷。同じ様に、人間も又、自然の一部なので残酷(※与太SS集)
-- 君と魂の豊かさと傷を見つめ合う物語。
…今は亡きウィンキーソフトによるスパロボの亜種ゲーム『バトルロボット列伝』と『リアルロボット戦線』に出て来る惑星ウルスとデュプリケーターとブランチの設定を知って、「非常に面白い」…と感じたので、ワイも似た様なの考えたのが切っ掛け。
--深海人形-- ※9cm程度では無く25cm程度です(※小人の大きさの話)。リンク →
https://www.tumblr.com/oivgbqiqfz358/753705211513716736/%E6%B7%B1%E6%B5%B7%E4%BA%BA%E5%BD%A2
で書いた謎独自世界観から出来たSS集です。読む人を選ぶ作品ですので、大変御注意下さい(※最悪癖が歪む)。
※閲覧注意
※独自世界観注意。モブキャラとして土着の小人民族や動物達が沢山居るよ。
※オリジナル巨大植物注意
※キャラ崩壊注意
大いなる豊穣〜Rest in nature.
※今話の主要人物:SEEDシリーズのコズミック・イラよりイザーク・ジュール
※P・K・ディック作短編『森の中の笛吹き男』リスペクト
「…本当に、皆、良い林檎だな………。」
彼は、林檎の木の下から眺めながら言う。
…約2.7m位の大きさがある人型の大型ロボットの隣に、其の林檎の木の下に居たのは、25cm程の男の小人----。
…彼の名は、イザーク・ジュール。コズミック・イラに生きて居る人類--コーディネーターと言う、先天的に人間として良くなる様に遺伝子を組み替えられた人類--を元に作られた機動矮人----モビル ミゼット----。
機動矮人----モビルミゼット。機械の場合は、マシンミゼットと呼ばれる。高度な科学技術を持っては居るが細々と素朴に暮らす、多く30cmにも満たない小型人類が生息する此の惑星と世界に適合するサイズながら、こう呼ばれるのは、何方も元の大きさとは大分違う事を、其処の小型人類はよく承知して居る為である。
機械類は、機密文書、映像を始めとした其の世界に纏わる断片的な情報から算出したカタログスペック、設計図データから、生物は、遺伝子情報と其の人間に纏わる逸話(※メタ的に言えばキャラクター設定)を集めそれらを元に作って居る。
イザークは自らが搭乗して居るマシンミゼット、作業用のRGM-79 GMで、林檎を樹から何回も何回ももいで取ってやる。
「…御兄さん、林檎の扱いが繊細だね。…本当に、機械の操縦が上手んだね。」
「…そんな……。褒めて下さるとは……。」
モビルミゼット イザーク・ジュールは軍人でありながら、予備役扱いで、実質休暇中の様な物だった。なので、今は、バイトとして、林檎農家の手伝いをして居る。
仕事の途中、休憩時に林檎農家の人達が、素朴な差し入れを持って来る。
「此処で取れた林檎で作った��ュースだよ。たんまりと飲んでねぇ。」
言われた通りに、少し大きめの瓶に並々と入れられた林檎ジュースを、自分が満足する迄木製のコップに注いで飲む。
「…あぁ、…平和で良いな。」
イザークは溜息を吐く様に、此の平和に感謝した。…そして、此の平和が絶対に何時か終わって終わない様にと、静かに祈る様に平和の余韻に浸る。
……さて、そんなイザークには如何しようもない程の“闇”があった。”闇“を抱えて居た。…もっと言えば、イザーク以外のモビルミゼット達にも。(※…実際は、例外も多いのだが……、)多くのモビルミゼットには、何とも"不可解な"共通点があった。
其れは、自分はそんな経験をした記憶なんて何処にも無いのに、それでも、夢で酷く心身共に傷付く様な、忘れる事の出来ない、忘れられないトラウマでしか無い----特に戦争の、紛争の、抗争の、戦闘の----其の光景を、其の場面を見てしまう。『思い出してしまう』。
彼等は、此れを『魂の傷』と呼んで居た。最早、肉体と精神を超えた『霊魂的な傷』としか思えないからだ。
実の所、時々、イザークも見て居る。…度々見る夢の中で、宇宙戦争の真っ只中に居る自分。敵を次々仕留めて行く自分。”ニコル“の死を受け入れるしか無い自分。自分の機体によって撃墜される民間人の乗った地球への避難シャトル。こうなると、大抵悪夢に魘されながら、目が覚め、起きる。
……戦時とは言えども、余りにも酷い事をしてしまったから。起きて、暫くは、嗚咽と涙が止まらない。…然し、其の夢の続きを見る事がある。とある、高名と言われて居る、遺伝子学者の、良識的な大人に其の罪を不問にして貰える夢。それでも、本当に、あの民間人達を、許されない事を、俺は。
…林檎を収穫する仕事の終わり、その後は、言い様の無い言語化が難しい無垢な好奇心を満たすだけ一択で、イザークは乗り物にも乗らず、生身で深い森の中へ入って行く。奥に入って行けば、入って行く程、其処には、ふかふかの落ち葉とそれが徐々に作り上げて行ったであろう腐葉土があって、とても心落ち着く雰囲気と匂いに満ち満ちて居た。
「…土壌の土って、とっても良い感触だな。…優しい。…こんなにも、暖かかくて、癒される物だったのか……。」
…そうして、柔らかくて心地良い気分の儘、イザークは眠りに付いた。何時か此の“魂の傷”が完全に癒えて欲しい、…と思い耽りながら。
…。
…平和かなぁ……??
ある秋の夜、満天の星空下に、モビルミゼットのディアッカとイザークが居た。イザークは、近くの海で取れた塩、クローブ、シナモンの皮、生姜の皮、干したみかんとリンゴの皮等を袋に入れて、一度煮出してその煮出した汁をも入れ、其れを入浴剤にしたドラム缶風呂式の小型コンテナ風呂に入って居る。其の一方、ディアッカが風呂の火の調整をする。
「…おい、あれから、もう四十分経ってるだろ?そろそろ変われよ。」
「いやいや!未だ未だ浸かる!此の湯は、本当に良い湯過ぎる!!」
(…相変わらずだな…此奴……)。
イザークは何時もの調子とは言え、此の男は何時も横柄だ。日頃から頻繁に見られる全体的な自分に対する態度の悪さもあり、此の時、少し以上、イザークに対して頭に来て居たディアッカ。
----少しちょっかい出すか。
そこで、ディアッカが、何時もの御調子者口調で、意地の悪そうな表情で言う。
「…おーい!未だ気付いてねぇのか?!…今の、お前さぁ、…まるで、生姜とか塩とかの茹で汁で茹でられてる……、…下準備で煮られてる食材みてぇだな!」
「…お、お前ぇえええ!!!冗談じゃない!!!!何て事を言う!!!一気に気分悪くなるだろうが!!!!!!」
だが、今、イザークが居るのは、動けば動く程大火傷の危険性のある、小型コンテナ風呂、其の湯船の中だ。…其れ故、イザークは大きく動こうにも動けず、暴れ様にも暴れられないので、其の場で最小限に動きを抑えて耐えるしか無かった。
…だから、
「…畜生!…後で覚えてろよ……!」
此うして、ある種の捨て台詞を吐くしか無かったのである。
…、
あれから、風呂の火加減を調整する役を交代したイザークとディアッカ。
「おい!良いか!よく聞け!ディアッカ!今のお前はな!少し前の俺と同じ!『下準備で茹でられる食材』だ!!!!」
「ハハッ!何だよ、其りゃ!!…俺には効かねぇなぁ〜!」
然し、其の背後には、二人の事を付け狙うヤマネコが!
…。
ニュータイプと動植物と自然
※今話の主要人物:宇宙世紀よりパプテマス・シロッコとヤザン・ゲーブル、ダンケル・クーパー
※触手ネタ注意(※然し健全 ※ヤってない)。
此の世界に生きるニュータイプは、彼等自身其々の性質に適した生物の心が分かる。しかし、どんなに頑張っても、それ以外の生物のは、中々分からない。
だが、この様な性質は、当のニュータイプ達にとっては、便利で都合が良い。何故なら、宇宙の星の数程にも居る動植物犇く豊かな環境の中、自然の中に居るだけで、ありとあらゆる生物の声を聞いてしまって、頭がパンクする事も無いからだ。
…其う、そして、あの『木星帰り』も……。
…。
其の日、モビルミゼットのヤザンとシロッコが、他愛の無い会話をして居た。
「もしも、植物と会話が出来る様になってしまったら、植物が食えなくなるのだろうか?」
「大丈夫だ。其の時はミノフスキー粒子でも食えば良いじゃねぇか。」
ヤザンは相変わらずだった。…さて、其の時、とある若者が声を掛ける。
「…大尉に大佐。もうすぐ、始業の時間ですよ。」
「今日も今日とて、仕事に出るか。」
「其うだな。」
…。
…資源と薬草を獲る為に、カーキ色で半袖半丈の丈夫な服を着た小人とモビルミゼット(それぞれ身長は30cmにも満たない)の一団が、数台の小人等の大きさに合う大型ジープとマシンミゼット(どれも人型の機械)と共に、今日も、森の中に来た。…如何やら、彼等は、実働バイト要員の様であった。
此処でヤザンが言う。
「兎にも角にも、実入りの良い仕事があって良かったぜ。その上、ダンケルとラムサスも一緒に雇ってくれるなんてよ。」
すると、シロッコがしゃしゃりではじめる。
「…此の高給雇用案件を掴んで来たのは私だ。少し位は、感謝し給え。」
「し無ぇよ。」
「するが良い。さぁ。」
「…でさ、今日、あの女の博士が言ってたぞ。『テンプテーション ツリー』に気を付けろってな。」
其処で、シロッコが無邪気に訊く。
「…其の植物は一体どんな植物なんだ?」
「何処迄も邪悪な食肉植物らしいぜ。」
「ふー?」
「…まぁ、取り敢えず気を付けときな……。」
そして、シロッコ達は何時も通り仕事を初めた。
…。
其んな日常を過ごし、日々仕事をして行く中、シロッコがヤザンに言う。
「最近、頻繁に、女性に誘われる夢を見るんだ。」
…ヤザンは、其れを聞いて只管苦笑する。
「はー?欲求不満か?」
…。
--…ねぇ、今度会いに来て下さいませんか?
「…貴方の様な女性の御願いなら、喜んで聞きます!!!!」
--ふふっ、良かった。歓迎しますわ。
「…嗚呼、何だ夢か……。」
…。
最近、仕事の時も、何かに魅了された様に、シロッコは、何かと恍惚の気持ち(軽度)である事が多くなった。
「…何をシロッコの奴ぼーっとしてんだ?…そう言や、新しい女の噂とかあるか?」
「聞かないですね。」
「如何見ても恋煩いか何かにしか見えねぇがな。訳分かん無ぇ。」
…。
「…嗚呼、あの女性(レディ)が紳士(わたし)を呼んで居る……。」
「…うわぁ……、…未だ、彼奴、色惚けしてんのか……。」
此の日も、ヤザンは、シロッコの異様な色惚け振りに呆れていた。然も、其の色惚振りはまるで本物の恋の様に日の日に増して行く。
…そして、其の日も、彼等は何時もの様に、鉱石資源と薬草採取の仕事をする為に薄暗い森の奥に居た。何時もと同じく、多用な作業をさせる用に、マシンミゼットのジェガンとジムIIIも連れて来てあった。
��うして、何時も通りの仕事が終わり、…やがて、終業の時間になる。…やがて、此処で、空気の質が変わった事に気が付いたヤザンが言う。
「…昨日の今の時間には無かった、熟し過ぎた甘い果物の匂いが強烈にする。こりゃ不吉だな。長居は無用だ。今からでも良いからさっさと帰らねぇとな。……御前等帰るぞ。」
然し、そんなヤザンとは逆に、シロッコは、森の奥へと入って行こうとする。
「…私には、未だ用事がある……。」
思わず、ヤザンはそんなシロッコの肩を掴んで阻止する。
「…シロッコ……。…��い、待てよ……。」
「…大丈夫だ。…私は直ぐに戻る。…君達は先に帰って居て良い。」
…そう言うと、シロッコは、ヤザンを振り切って、森の奥に入って行く。
「…おい!!待てよ!!」
だが、すぐに彼はマシンミゼットのジェガンに乗り込んで、素早く走り去った。…その後、仕事の部下として連れて来たダンケルが訊く。
「…大尉、どうしますか。」
「……そう言や、この森には化けモンがいるんだったな。……持って来といて良かったぜ。火炎放射器。」
…。
あれから、ジェガンと共に、森の奥へと入って行ったシロッコは、『個人的な目的地』に着くと、其のジェガンから降りて、例の女を探しはじめる。
「…何処にいるんだい?」
--此方に来て。花の中に来て欲しいの。
「…花の中?」
彼はそう言われるが儘、大きな植物の幹を超高速でよじ登って、そこに咲き誇る大きな花の中に潜り込む。その中には、沢山の甘い蜜があった。丁度酷く甘い飲み物に飢えていたので、彼は、花の中から分泌されるエキスを、間髪入れずに貪る様に飲む。
「…凄く甘くて美味い。」
--そうでしょう。…貴方の様な雄(おとこ)は、死ぬ程、雌(おんな)から出る分泌液が好きでしょう?もっと飲んで。
…そこで、空腹を満たした彼は、我に帰る。
「…で、…誰だ?」
--何でそんな事を言うの?貴方は、もう、私の花の中に潜り込んでるじゃないの……。
「…まっ、真逆……!!!!」
…動物の雌所か、雌雄異株(しゆういしゅ)で雌の食肉植物……。
流石のシロッコでも、自分の事を呼び、この自分を「甘い蜜があるから」と彼女が咲かせた巨大な花に誘った相手が動物ですら無い生粋の花を咲かす巨大植物(※然も食肉植物)である事に驚いた。それから、何時の間にか、何だかぬとぬととした沢山の蔦に、シロッコは、花の中から出られなくなり、身動き出来ない程に、体の各所を掴まれて居た。余りの、モビルミゼット人生初って以来の、生命の危険に彼は怯える。…そして、恐る恐る、ニュータイプ特有の精神(テレパシー)波を飛ばし『彼女』に訊く
「…あっ、…あ、あの……、…私の事を呼んでいた女性は……?」
--私の事ですよ。…どうしても、動物性の栄養が欲しくて……。
「…えっえええぇぇ……。」
--嗚呼、実際に会う事が出来て良かった。体を触れば触る程に美味しそうな殿方です。…本当に私は僥倖(しあわせ)者ね。
…丁度、花の下には、大きく裂けたウツボカズラの様な袋があった。ここに来て、彼はこの雌(おんな)の食肉植物に捕食される事を、自らの終わりを覚悟した。
「…あっあっあっ、」
…ダメだ、もう私は絞められて食われてしまう。
其の瞬間、首の部分に蔦が絡む。…すると、一気に強い力が加わりはじめる。
…もう、シロッコには、彼女に抗う術なぞ---彼女の咲かせた巨大な花に入って蜜を貪りはじめた時点で----何も無かった。
…けど、最終的には、火炎放射器搭載のジム IIIに乗ったヤザンに助けられたのでした。
…。
…。
其の後、シロッコを捕食して自らの栄養にしようとした食肉植物をジムIIIの火炎放射器での火炎放射で完全消毒したヤザンが、其の彼を、食肉植物の花の中から、助け出した後、嫌味たっぷりに声を掛ける。
「おい、シロッコ。相変わらず無様だな。シロッコだけに(?)、シロップ塗れになりやがって……。」
…だが、先程迄命の危険に晒されて居たと言うのに、其の相手は通常営業だった。
「だが、蜜は美味かったぞ。君も私についた蜜を舐めてみるか?」
……と言い、シロッコは、蜜に濡れた自分の手を差し出す。
…そして、ヤザンは本気で後悔しはじめる。
「あー……、此んな奴、改めて、助けなきゃ良かった……。」
〜〜おわり〜〜
…。
解説
テンプテーション ツリー
※此の植物は実在しません。
大きいもので3m以上にもなる巨大な植物。本植物は作中でも言われている様に、雌雄異株(しゆういしゅ)の食肉植物で、小型〜中型の哺乳類、陸生甲殻類、陸生貝類、虫類、爬虫類等を捕食します。それらを誘き寄せる為に、雌雄共に、花を咲かせ、蜜を分泌しますが、自らの繁殖と生存戦略に役立つ鳥類は捕食しません。生育速度が速く、湿地の中、森林の中、砂漠等の多種多様な環境にも適応でき、更には、植物でありながら、可也高い知覚、或いは、知性を持つ様で、現地の人類からは、危険植物、害草として扱われ、『悪魔の植物』、『邪悪な植物』と恐れられています。
調理法
甘い蜜は花と共に煮詰めてシロップに。高級珍味と(悪)名高い。葉と茎は非常に硬く、地味に臭いので食用には不向き。
テンプテーション ツリー
和名 オオラセツカズラ
科 ヨミカズラ科
準絶滅
驚異の高等植物
…。
没供養
シロッコの、高精度を誇るニュータイプ能力には博士(♀)も驚いて居たが、シロッコ本人の性格と性質がアレなので、正直、博士も距離を置いて居た。
…。
----Tips
元になった本物とは当然サイズが違うので、元の人間とモビルミゼットとしての感覚に齟齬が生じる事が多くあり、時々、致命的な過失、事故が起きたりもする(※イヌ科、ネコ科、イタチ科の動物、虫等に喧嘩を売る、川の長さを短い、水辺の底が浅い…と思い込む等)。
…。
----Special
※クロスオーバー注意
ビルド次元でガンプラ作りまくるモビルミゼット シロッコの話書きたい。モビルドール サラと会わせたりしたい。で、ビルダー達からは、『生体パプティ人形』とか『何処かの生体研究所から逃げ出して来た実験体』みたいに思われてる。そして、ビルド次元は『gundamシリーズ=世界宗教(※みたいな世界)』なので、迂闊に、シロッコ名乗れないから、偽名「マヒロ・フィサリス(サイサリス)」使ってる。……其んな感じ。
…。
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shintani24 · 11 months ago
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2024年7月26日
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8月15日に終わった戦争などない 「平和報道は9月にシフトを」(朝日新聞)
毎年8月にメディアにあふれる風物詩的な戦争・平和報道は、半ば揶揄を込めて「8月ジャーナリズム」とも呼ばれてきた。加害性の視点の欠如や、内容の定型化も指摘されて久しい。そもそも「8月15日=終戦日」という日本の常識自体が内向きの8月ジャーナリズムの産物で、国際的には非常識であり、世界との対話を阻んでいる――。そんな刺激的な議論を世に問うたのが、佐藤卓己・上智大教授(メディア史)だ。それなら本来の終戦日はいつなのか。先の戦争が人々の「記憶」ではなく「歴史」に変わりつつあるいま、私たちはそれをどう論じていけばよいのか。8月ジャーナリズムは乗り越えられるべき過去の遺物なのか。疑問をぶつけた。
「終戦の日」は8月ジャーナリズムの産物
 ――今年も8月を迎えます。8月15日をピークとした日本メディアの戦争・平和報道「8月ジャーナリズム」は、他者の存在と降伏の事実を忘却したものだと指摘し続けてきました。
「1945年8月15日に終わった戦争は存在しないからです。日本が連合国にポツダム宣言受諾を伝えたのは8月14日ですが、15日は、どの前線でも戦闘が続いていました」
「『終戦』は相手国のある外交事項です。米戦艦ミズーリ号で降伏文書に調印した9月2日が国際法上の終戦日であり、翌3日をロシアも中国も対日戦勝日としています。交戦国ではなく、あくまでも『臣民』に向けた昭和天皇による終戦詔書の放送、いわゆる『玉音放送』があったに過ぎない日を節目としていること自体、極めて内向きの論理に基づいています」
「そもそも、千島列島や旧満州は8月15日以降もソ連軍の侵攻を受けており、終戦どころではない。放送局が破壊され物理的に『玉音』体験が困難だった沖縄も同じ。ゲリラ戦を続けていた残存在沖日本軍が降伏文書に調印したのは9月7日で、アジア各地の日本軍が降伏したのも9月2日以降です。『8.15=終戦記念日』は、沖縄や外地の邦人、南方の戦地に取り残された兵士らの記憶を捨象し、周縁化することで成立しているのです」
「8月15日が終戦日と明記されたのは1963年の閣議決定で、その正式名称『戦没者を追悼し平和を祈念する日』が決まったのは、連合国軍総司令部(GHQ)が廃止されてから30年も経った1982年です。今ではそのことを知らない人がほとんどでしょう」
「創られた記憶」に基づくエモい報道
 ――「8.15=終戦の日」という日本人の「記憶」自体、8月ジャーナリズムの産物だとも指摘しています。
「8月ジャーナリズムが確立されたのは戦後すぐではなく、多くの新聞が終戦10年特集を組んだ1955年です。この時の紙面に掲載された、玉音放送を流すラジオの前でうなだれたり泣き崩れたりする国民を写したとする新聞写真は、実は撮影日時や状況が不確かなものや、『やらせ』も含まれていました。宮城(皇居)前でひざまずく人々の姿を伝える1945年8月15日の記事も、見てきたように書かれているものの、多くは予定稿に基づくものでした」
「また日本人の多くは、あの日を『じりじり照りつける太陽の下』の出来事として記憶しています。『暮しの手帖』の花森安治は『あの日は誰でも知っているように日本じゅうがたいへんな晴天で(略)非常に暑かった』と書いています(『一億人の昭和史』第4巻)。ですが、東北は曇りだったし、北海道の一部は雨でした」
「記憶のウソは『8.15』だけではありません。8月6日も、国民的な平和反核運動の起点となるのは戦後すぐではなく、独立回復で原爆報道の統制が解かれた後、1954年の第五福竜丸事件以降です。広島市生まれの私の記憶では、被爆者への差別はかなり後々まで残っており、被爆体験は完全に自由な語りの中にあったわけではなかった。しかし、放射能雨や放射能マグロの恐怖とともに、広島と長崎という地方都市の悲劇が突如、国民的な原水禁運動の『起源』に据えられたのです」
「8月前半に集中する戦争回顧の報道をつぶさに調べてみると、いかに『創られた記憶』が多いかに、驚きます。通常の報道をする際には当たり前の真偽の検証すら不十分という点で、8月ジャーナリズムは『ジャーナリズム』の名にも値しないものが少なくありません。昨今、ネット上の『エモい』記事に対する批判が高まっていますが、伝統芸能化した8月ジャーナリズムの多くも、残念ながらそれに陥ってしまっている」
「戦後長らくメディアが作り上げた『記憶』は、引用や孫引きが繰り返されることで、国民の集合的記憶=体験として歴史化していく。それはもはや『神話』と言えます」
「8月革命論」と「記憶の55年体制」
 ――その「神話」が浸透・定着したのには、戦後の政治・思想空間が大きく作用していたようですね。
「戦後憲法に深く共感した政治学者の丸山真男は、1945年8月15日に日本が国体の呪縛から解放され、人民主権への変革が起きたとする『8月革命論』を唱えました。一方、保守派は天皇の御聖断によって戦争が終結し国体も護持されたという物語を信じてきた。これらは正反対に見えて、左右のイデオロギーが背中合わせにもたれかかる心地よい均衡であり、双方が『降伏』に目を背けることで一致した『記憶の55年体制』とも言うべきものです」
「『8.15』を境に日本に『自由なる主体』が生まれたというのは、明らかに虚妄です。丸山はそれを承知のうえでその虚妄に賭け、8月ジャーナリズム最大のイデオローグとして戦後言論界に君臨しました」
「しかし、戦前と戦後の断絶を設定する『8.15神話』は、両者の連続性を隠蔽する効果をもたらしてきました。その意味で、8月ジャーナリズムは『戦争の記憶』ではなく、『戦後の忘却』の上に存在しているのです」
「戦前」と「戦後」の断絶史観、世界と乖離
 ――世界との対話を阻む障害となっている8月ジャーナリズムではなく「9月ジャーナリズム」を展開すべきだと提唱しています。
「私はメディア論の学者なので、報道や言論の『内容』だけでなく『効果』に関心があります。内容の真偽や善悪を問題にするジャーナリズム論に対し、効果の程度や射程を問題にするのがメディア論です」
「終戦の日に首相や天皇が反省の弁や世界平和を口にしても、靖国神社に閣僚が参拝する報道とともに伝われば、本心では反省していないと世界からは見られます」
「8.15終戦記念日は、周辺国との歴史的対話を困難にしてきました。いくら私たちが戦後の象徴たる平和憲法にコミットする姿勢を示しても、その前提となる内向きの『あしき戦前』と『良き戦後』の断絶史観は外国と共有されていない。外部の他者に開かれていない空間で、いくら自己反省を繰り返しても、対話なきゲームです。『8.15』をリセットタイムとする日本史において、『戦後』は世界史との経路を遮断され、その記憶は自閉化されています」
「本当に世界史への接続を考えるなら、7月7日(盧溝橋事件)や12月8日(真珠湾攻撃)を国家的記念日にしてもよいでしょう。でも、���んな試みはほぼありません。だったら、8月ジャーナリズムを9月にシフトし、世界標準の終戦日である2日、サンフランシスコ講和条約と日米安保条約の調印日である8日、そして満州事変が勃発した18日まで、新学期の教室でも議論できるものにすべきです」
「もっと言うなら、私の提唱する9月ジャーナリズムは、8月29日から始まります。何の日かご存じですか?」
 ――……。
「日韓併合記念日です。この日を国恥日としている朝鮮半島だけでなく、戦後しばらくは日本人もみな覚えていましたが、今やすっかり忘却されています。9月1日の関東大震災後の朝鮮人虐殺も、植民地支配を背景にしたものです。戦争と平和についてさらに広く考えるなら、米同時多発テロが起きた『9.11』や、戦後70年の節目だった安保法制の成立日(9月19日)も射程に入れてもよいでしょう」
戦没者追悼と歴史的対話、記念日の分離を
 ――8月ジャーナリズムは内容的にも、被害や受難の語りに偏重してきたと言われています。
「8月6日や9日、あるいは空襲や引き揚げ、特攻や玉砕の体験は、紛れもなく悲劇の記憶です。それを前提にする限り、報道やドラマの内容が『犠牲』に偏るのは避けられない。侵略や植民地支配の加害性を見つめなくてはいけない、といくら主張しても戦災者には響かないし、この語りの傾向を変えるのは難しいでしょう。お盆の8月15日は、戦前から慰霊と供養の日としても定着していました。宗教的追悼と政治的議論を同時に行うことは、ふつうの人にはなかなかできることではない」
「だから私は、終戦の日を二つに分け、8月15日を『戦没者を追悼する日』、9月2日を『平和を祈念する日』にすべきだと訴えています。8月15日はこれまで通り死者に祈りを捧げ、9月2日は戦争責任や加害の事実に冷静に目を向け、諸外国と歴史的対話をする日にする。政教分離の観点からもそれがよいでしょう。その意味では、9月ジャーナリズムは8月ジャーナリズムの全否定の上にあるわけではなく、その内向きさと情緒性を省みたうえで、理性的で対話的な新たなジャーナリズムを構築する試みです」
歴史対立踏まえ、未来志向のジャーナリズムへ
 ――戦後生まれが人口の85%を超え、戦争の記憶の継承が課題です。「新しい戦前」というきな臭い言葉も飛び交っています。
「今は『記憶の歴史化』の潮目です。平均寿命に近い80年という時間の経過は、生存者の反証を物理的に不可能にします。そのため、『戦争の記憶』は『記憶の戦争』の中で再編されていく。それは、事実関係よりも表現��効果に人々の関心が向けられていく時代に、今後は突入するということです」
「すでに近年、終戦や戦争をめぐる『歴史のポリティクス』は過熱しています。中国は従来、靖国参拝問題などで歴史カードを切れる8月15日を重視してきましたが、日中の経済力が逆転した2010年代以降、改めて9月3日を抗日戦争勝利記念日と明確に定めました。ロシアも昨年、9月3日を『軍国主義日本に対する勝利と第2次大戦終結の日』と名称変更し、ウクライナを支援する日本を強く牽制しました。歴史戦や情報戦という不穏な言葉を使うのは適切ではないでしょうが、私たち自身が内向きな『記憶の55年体制』に閉じこもっている限り、こうした他国の功利的な歴史利用に対峙することはできません」
「情緒的で紋切り型の8月ジャーナリズムがもたらしてきたものは、現代の戦争や安全保障問題に対するイメージの貧困化です。日本人は『豊かで平和な戦後』において、米国の核の傘の下、周辺国との敵対性を無視することができました。しかし、国家利害の対立が深まるなか、現実に目を背けることは、あまりに反政治的です」
「外交とは、敵対性を討議性へと開く技術です。歴史の対立が存在することを前提に、それならどのような対話が可能なのか、私たちは模索し続ける必要がある。戦争の記憶の問題にメディアが果たす役割とは、本来そうした未来志向のものでなければならない。だからこそ、他者と向き合うための9月ジャーナリズムが必要なのです」(聞き手・石川智也)
佐藤卓己 さとう たくみ 1960年生まれ。上智大教授、京大名誉教授。専門はメディア史、大衆文化論。著書に「『キング』の時代」「言論統制」「八月十五日の神話」「輿論と世論」など。
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広島原爆の日の式典、周辺での「平和運動」を締め出しへ 公園一帯で「入場規制」、プラカードやのぼりは禁止(東京新聞)
8月6日の広島市の平和記念式典で、原爆ドーム周辺を含めた平和記念公園の全域に入場規制を広げる市の方針が波紋を広げている。メイン会場から離れたエリアも手荷物検査を受けないと入れず、プラカードやのぼりの持ち込みを禁止。安全対策を理由とするが、法的根拠はなく行きすぎた表現規制との懸念も。背景には近年の平和行政の変質も指摘される。(山田雄之、山田祐一郎)
◆物議を醸した「園内での禁止行為」
広島市は5月、平和記念式典で、入場規制エリアを昨年まで対象外だった原爆ドーム周辺を含む公園全体に広げる「安全対策」を発表した。当日午前5〜9時に入場規制し、6カ所のゲートで手荷物検査を行うとした。
広島市の平和記念公園で、松井一実広島市長(左から5人目)から説明を受けるG7首脳ら=2023年05月
これに加えて物議を醸したのが園内での禁止行為。「式典の運営に支障を来す」としてマイクや拡声器のほか、プラカードや横断幕の持ち込み、はちまきやゼッケンの着用まで禁じ、従わなければ退去を命令することがあるとした。
規制強化の理由としたのは昨年の式典の際、原爆ドーム周辺で市職員に活動家の集団が腕を組んでぶつかるなどした「衝突事案」だ。5人が暴力行為法違反の疑いで逮捕、起訴された。
松井一実市長は記者会見で「参列する市民の安全を最優先に考えての措置」と強調。「原爆ドームや供養塔の周辺で毎年、慰霊に関する行事をしている団体もあると思うが」と問われると、「今までのような集会はできなくなるかと思いますね」と淡々と応じた。
◆「核廃絶の思いを自由に伝えたいと考える人は多い」のに
被爆者たちの受け止めはさまざまだ。広島県原爆被害者団体協議会の箕牧(みまき)智之理事長(82)は「こちら特報部」の取材に「騒動を起こす人がいることも事実。犠牲者を追悼するために厳粛に式典を行いたい。規制は仕方ない」と理解を示す。一方、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(79)は「祈る場所は必要以上に制限されるべきではない。反戦や核廃絶の思いを自由に伝えたいと考える人は多い」と話した。
6月上旬、日本ジャーナリスト会議(JCJ)広島は「ゼッケンなどの着用禁止は表現の自由に抵触する。取り消すべきではないか」と市長あての質問状を出した。JCJ広島幹事の難波健治さん(76)は「そもそも式典を巡る問題は騒音だった。いつのまにか安全の問題にすり替わった」と強調する。
◆「条例は関係なく法的根拠はない」
どういうことか。会場周辺のデモで拡声器が使われたことを受け、市が2019年に参列者に行ったアンケートでは、音が聞こえたという人の約6割が「式典に悪影響がある」と回答。市議会は21年、議員提案された「市民の理解と協力の下に、厳粛の中で行う」と定めた市平和推進基本条例を賛成多数で可決した経緯がある。ただ「厳粛」の具体的な規定はなく、県弁護士会などは「市民の表現を��縮させる」と懸念を示していた。
公園からの退去などを市民に強制できる根拠はあるのか。市の市民活動推進課の担当者は取材に対し、手荷物検査や禁止行為による退去命令について「条例は関係なく法的根拠はない」と断言。「安全な式典にするための必要最小限の規制。表現の自由を制限するとは思わず、あくまでご協力いただくもの」と述べた。プラカードなどを使って平和や核廃絶を訴えたい人については「規制終了後や公園外でしてほしい」と話した。
◆「ここまであからさまな表現の自由の制限は…」
デモの音量に対する「騒音規制」の問題だったはずが、いつの間にか目的が「安全対策」にすり替わったという今回の出来事。広島大の田村和之名誉教授(行政法)は「別の場所から大音量が発せられる可能性があり、騒音問題の解決になるのか疑問だ」と話す。
「式典が安全に行われることに異論はないが、論理の飛躍だ。差し迫った危険の発生が具体的に予見されるわけでないのに、短時間とはいえ拡声器やプラカードといった表現活動を禁止するのは言論の自由や集会の自由の制限に当たる」と憲法違反を指摘する。その上で「ここまであからさまな行政による表現の自由の制限は最近、目にしたことがない」とあきれる。
松井市長は5月の会見で、衝突事故の再発防止のため、式典会場外の区域も式典会場と位置付けて規制する考えを説明した。田村さんは「式典として使用実態がない場所は自由利用が原則であり、市長の説明は詭弁だ」と批判。都市公園法の原則に反し、正当な理由なく住民の公共施設利用を拒んではならないとする地方自治法にも違反するとした上で「屋外の平和公園で式典を行う以上、騒音は避けられない。行政が必要以上に規制すれば、異を唱える人を排除することになる」と危ぶむ。
◆広島の平和行政が変質していないか
2023年度に差し替えられる前の平和教材の「はだしのゲン」のページ
近年、広島の平和行政を巡っては平和団体が懸念を示す問題が相次いできた。広島市教委は、平和学習教材に引用掲載してきた漫画「はだしのゲン」や、1954年にビキニ環礁で米国の水爆実験で被ばくした「第五福竜丸」の記述を2023年度から削除。市民団体が実施したオンライン署名では、約半年間で削除に反対する声が5万9000筆以上寄せられた。
昨年6月には広島市の平和記念公園と、旧日本軍の真珠湾攻撃を伝える米パールハーバー国立記念公園が姉妹協定を締結。同年9月の市議会で市幹部が、米国の原爆投下の責任議論を「現時点では棚上げにする」と答弁し、被爆者団体などから批判を受けた。今年の式典を巡っても、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを招待する方針を表明。ウクライナ侵攻以降、招待していないロシアへの対応との違いを「二重基準」と会見で指摘された松井市長が声を荒らげて否定する場面もあった。
「根拠やプロセスを説明しないという松井市長の政治姿勢が年々、顕著となっている」と指摘するのは広島市立大の湯浅正恵教授(社会学)。「行政は法律や条例の規則に基づいて政策決定をするべきなのに、納得できる説明がない状況が続いている」。7月には突如、来年以降の式典招待国の基準も見直す考えを示した松井市長。湯浅さんは「近年にない特殊な状況」と受け止める。
◆「アメリカのご希望に沿う岸田首相、追従する広島市」
平和記念公園で記念撮影に納まるG7首脳ら=2023年5月
「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」は先進7カ国(G7)広島サミット後の昨年7月、「広島市平和行政の変質を問う声明」を発表し、現状への危機感を訴えた。
共同代表を務める森滝春子さん(85)は「広島市の平和行政の変質は、原爆被害が見えなくなることを望む米国に沿った岸田首相の政策に、市が追従していることによって起きている」と危ぶむ。「G7の広島ビジョンも米国の核の傘の下での核抑止論を肯定する内容。その場所に広島が利用された」と批判する。
今回の入場規制が原爆被害の実相を伝える上での悪影響を及ぼすのではないかと懸念する。「世界や日本から原爆被害者を悼みに来るのに、法的根拠なく入場を厳しく規制すれば、近づかない方がいいという人が出るかもしれない。被爆者が減る中、マイナスの効果しかない。それを止められないのは歯がゆい思いだ」
◆デスクメモ 前に公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑に足を運んだ。日本は米国の原爆の被害者だが、アジアとの関係では加害者でもある。立場の違いも含め原爆の実相を知り、犠牲者を悼み、核なき世界を願う場と思ってきた。戦後79年の夏空に「NO WAR」と掲げられる公園であってほしい。(恭)
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kennak · 7 months ago
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所謂クルド人が多く暮らしておりコミュニティがある、と言われている地域の近くで暮らしている。 ある日の夕方、友人宅に遊びに行った筈の息子が泣きながら家に駆け込んできた。しばらくは泣いてばかりで話にならなかった。 家を出る時には持って出た筈のカバンも無く、持たせていた子ども用のスマホも無かった。 服もどこかで転んだのか汚れている。 何が起きたのかと思い、息子が落ち着くのを待って話を聞いたら、友人宅の帰り、家からそこまで遠くない公園の前を通りがかった際、 いきなり二人組の男に前を塞がれ、訳の分からない言語でまくし立てられたという。 当然息子は彼らが何を言っているのか分からないので、咄嗟にごめんなさい、ごめんなさいと頭を下げて通り過ぎようとしたら 息子は男の一人に体を捕まれ、殴られたという。そしてカバンを没収され中に入れていた財布やスマホを取られた上で二人に公園のトイレに連れ込まれ、 半開きになった個室の中で、息子は一人の男にズボンを脱がそうとしつつ「変な所」を触られたという。 息子は最後まで恥ずかしそうに泣きながら「変な所」としか言わなかったが、恐らく性器の事だろう。息子はまだ小学生なのだから。 男の一人は息子のズボンを下げながら「変な所」を無遠慮にベタベタ触り、もう一人の男は笑いながらその様子をスマホで撮影していたらしい。 その時たまたま、恐らく利用客の人が入ってきたのか、うわっ!と、驚いた様な大きな声を上げたそうだ。 すると二人の男が息子を抑えているのが少しだけ緩んだので、全力で泣き叫びながら男たちを振り切る様に必死で逃げ出したという。 カバン失くしちゃってごめんなさいと謝る息子に、私はただ大丈夫だよ、頑張ったね、助かって良かったね、そんなの(カバン)どうでも良いよ、と言うしか無かった。 連絡を受け急いで仕事を切り上げて帰ってきた夫にも事情を話し、警察に通報した上で、次の日は学校を休ませて急遽両親を呼んで様子を見て貰い 夫と二人で警察に行った。しかし、結果から言うと被害届はその日は提出出来ず、現在も被害届すら受け付けて貰っていない。 息子は「暗数」の被害者になってしまった。 警察は「息子の証言だけでは証拠が少なく、アテにならない」「現場とされる公園にも一応聞き込みには行ったが、特に怪しい人物はいなかった様だ」 「息子さんが混乱したり、何かを隠そうとしている可能性がある(つまり、嘘を吐いているということ)」「不審者情報もそれらしいものは無いのでこちらも調べようが無い」 といった態度だった。警察に行った時、最初は真剣かつ親身になって聞いてくれる態度だったのだが 犯人は「日本人では無く外国人、(息子から聞いた特徴から)恐らくクルド人だろう」と言った途端、対応が変わった様な、困った事になった、という印象を受けた。 息子は犯人の二人の男について「日本の人には見えなかった。肌は少し黒く、でも黒人の人では全然無い。ヒゲは二人とも生えていた」との事なので 前々から聞いていたクルド人関連のトラブルの話を合わせても、クルド人の可能性が高いと考えている。 こちらが素人だから警察も門前払いするのでは無いか、という夫の意見で弁護士にも何人も相談に行ったが、結果は変わらなかった。 言ってしまえば性犯罪としては未遂で、財布や携帯を取られたと言っても、(自分で)落としたかも知れない、と言われれば立件は難しいのでは、と言われた。 電話の時点では一見親身になって聞いてくれたのに 相談のアポを取って加害者は外国人、恐らくクルド人らしいのですが…と言った途端 「あ、利益相反になってしまいますのでお受けできかねます。申し訳ございません」と冷たく断られた事もあった。 一体何が、利益相反か。被害者を守る事がクルド人の利益に反するのか。本気で憤った。 ある弁護士は「絶対に自分から聞いたと口外しないように」と前置きされた上で(なので、弁護士が誰かなどは特定させる情報は一切出さない様にしている) 在日外国人、特に最近だとクルド人のバックには、支援団体というか活動家みたいな人間や、彼らと縁深いシンパの弁護士がおり 彼ら(クルド人及び彼らのグループ)に取って不利な事をしようとすると、出っ張ってきてあらゆる方面から騒いで抗議するという。 抗議されるだけならまだ良い。実際は抗議だけでなく、告発した人や周囲の家族、親類、関係者、そして下手したら対応した警察関係者に至るまで 犯人不明の嫌がらせ(おかしな中傷の噂が出回る、職場に匿名の通報、ネットに怪文書が書かれるなどして名誉毀損される、といったものから、もっと実力行使される事まで)が 発生するので、警察の方も、そして本来は被害者保護に動ける筈の一般弁護士も、対応には困るのだという。 もし万が一、被害届を出せたとしても、恐らく警察はまともに捜査しない、というか出来ない。 何故なら抗議する「支援者」が怖いから、及び腰になっているしさせられている。 おざなりの捜査をされて、犯人不詳のまま終わる可能性が高いのでは?とまで言われた。 当然、その事を話してくれた弁護士も、依頼を引き受けてはくれなかった。 話しぶりや態度を見る限り、仮に我々の為に動き、クルド人及び彼らの背後にいる人々の利益に反する事をしたら、圧力をかけられ仕事が無くなりかねない、という危機感を覚えている様に見えた。 前々から彼らクルド人が起こすトラブルの話は耳に入っていた。 店内の商品を万引きされた、見咎めて注意したら逆に脅されたり殴られそうになった、少年が同年代のクルド人グループに囲まれて金銭やゲーム機を脅し取られた、 女性や少女がクルド人らしき男に後をつけられた、いきなり抱きつかれたり体を触られた、因縁をつけられ集団で取り囲まれ、金を取られたり土下座を強要された、 集団で練り歩き、少しでも目があったら異国の言葉で怒鳴られたり威嚇された、ゴミ出しのルールなど当然守らずゴミ害が起きた、交通事故の相手がクルド人で 相手が悪いにも関わらず親族や仲間を自称する者たちに押しかけられ、非常に不利な条件で泣き寝入りさせられた、などなど。 そんなトラブルの噂が耳に入り、夫と引っ越しを真剣に検討していた所だった。 持ち家だからと引っ越しには躊躇していたが、事件を機に住み慣れた地を離れる事にした。 当然ローンの家計で100万単位で損失があったが、背に腹は変えられなかった。 事件が起きる前にもっと早く引っ越しておけばと、本当に後悔した。 息子は快活な性格だったら、あれ以来、学校以外は誰かと一緒でないと外出出来なくなってしまった。 そして私達と一緒に出かける時は、基本的に頑なに離れようとせず、ずっとそばにいる。 少しでも距離が空いてしまうと、不安そうになって大声で私達を呼び止める様になった。 出先でトイレに行く際は絶対に夫と一緒じゃないと無理で、私と二人の時は「絶対外で見守っていてね、離れないでね!」 と何度も何度も念押しされた。私も二度と同じ様な被害を繰り返したく無いから、監視に必死だった。 最後の一線までは超えない被害だったが、まだ小学生だった息子には、トラウマとなっている様だ。 カウンセリングにも通わせているが、今の所、あまり改善は見られない。 こんなにも被害者となった息子が苦しんでおり、家族である私達も同様に悩み、苦しみ、後悔しているというのに 加害者がクルド人で、被害者が日本人、しかも少年(男)というだけで、「被害者」としてすら扱われない。 マスコミ等にいっそ拡散してやろうかとも思ったが、逆にこちらが差別者のレッテルを貼られて社会的に殺される、と夫に止められた。 実際、財布やスマホも盗られているので、犯人には住所がバレている。いつ「報復」があるのか分からない。 それが例え身勝手極まりない理由でも、「報復」されて命の保証などどこにも無いと。 確かに私もそう思ったし、それに何より被害者である息子本人のプライバシーもある。 変に情報が拡散されて一生の傷にでもなったら、それこそ息子の人生は、今度こそメチャクチャになってしまうとも思った。 人生設計が狂ってでも、子の安全とケアが第一優先だから、住み慣れた家を売って土地を離れ、泣き寝入りするしか無かった。 だけど犯人は一生許さないし、外国人の権利を保護しながら一方で日本人の権利は侵略する綺麗事をほざく連中は、より一層信用出来なくなった。 彼らクルド人を支援している人達からすれば、私達が受けた被害は絶対に嘘だと主張するだろうし、差別者だと叫ぶだろう。 しかし私には、もう二度とクルド人全体を信用出来ないし、日本に住み着く恐怖集団という印象は拭えない。 現在は新たな引っ越し先で暮らしているが、もし仮にこの土地でもクルド人が増えてきたら、引っ越して逃げる他無いだろう。 これを外国人差別主義者というのであれば、私は差別主義者でも構わない。 それでも良いから、大切な息子を守りたかった。 ただ、それだけだったのに。
子どもがクルド人の性被害にあった
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kozuemori · 11 months ago
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関東地方も梅雨が明けました。既に十分暑いですが、いよいよ夏本番です。こんな気候でも我が家のバラはどんどん蕾を増やしていて、メダカの赤ちゃんもグリーンウォーターの中でスイスイ泳いでいますし、親メダカの産卵も活発です。残念なのは暑すぎてその様子をベランダでじっくりと観察できないこと。猛暑すぎるのか、蚊もいつの間にか見かけなくなりました。水分や睡眠を十分に摂りながら、お元気でお過ごしくださいね。
夏学期クラスがすベて終了しました。3ヶ月間たくさんの方々と一緒に学び、お互いの光や笑顔を分かち合い、共に楽しい時間を過ごすことができましたことに、心より感謝いたします。
先日お問合せをいただいたので、秋学期のベーシッククラスについて追記をしたいと思います。秋学期のベーシック前期クラスは土曜日の19時から21時までの開催となり、ベーシック後期クラス(2025年春学期開催)も同じ土曜日の19時から21時までの開催となります。また、ベーシック通信(メール)クラスは1学期(6回の課題)で完結となり、試験に合格した方は次学期よりオールレベルクラスへご進級いただけます。参加する方々のご都合により、適宜Zoomクラスの曜日や時間帯を変更する場合もありますので、曜日や時間のご希望がありましたらご遠慮なくお問い合わせください。
夏学期クラスで行った誘導瞑想の中から『Six Senses』をYouTubeにアップいたしました。中世ヨーロッパの至宝である6枚のタペストリー(大型の織物)の秘密に触れながら、自分自身の6つの感覚に出会ってゆく瞑想で、実在する謎に包まれたタペストリー『貴婦人と一角獣』からヒントを得ました。8月後半に開催するワークショップ『Spirit of Wonder 〜シックスセンスと六大要素〜』の序章ともいえる内容となっていますので、ご興味がある方はぜひ夏休み中にやってみてくださいね!
また、新たに6つの誘導瞑想の音源ファイルを販売中です。夏学期クラスで行った中から選び、一部は長さを調整しています。
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誘導瞑想「ヒーリングプール」 31:00
イルカたちに誘われながら、太平洋の楽園ハワイへ旅します。夏の明るい日差しと澄み切った青い海の輝きに導かれながら到達した美しい島で、森羅万象に宿る絶えることのないエネルギーに触れてみましょう。また、神聖な癒しをもたらす潮溜まりであるヒーリングプールを訪れて自らをその浄化のエネルギーに浸しながら、その清浄さと一体となってください。
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誘導瞑想「ピュタゴリアン」 31:15
この誘導瞑想では地中海に浮かぶ古代ギリシャの島を訪れ、その神域で共同生活を営んでいる輪廻思想を持つ人々『ピュタゴリアン』たちに出会います。霊魂の不滅を信じ、日常生活を通じて魂の浄化と魂の救済を目指し、平和で平等な生活を送る彼らとの出会いを通して、神聖なる数や厳格な食生活を通した霊性開花の学びへのヒントを受け取ってください。
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誘導瞑想「天空の村」 33:30
神秘な光を放ちながら蒼空にそびえる霊峰、ヒマラヤ山脈に見守られながら、手付かずの自然の中に突如現れる幻のような聖地『天空の祈りの村』へと誘われます。古来からの教えに従って熱心に修行に励んでいる人々と共に祈りを捧げながら、その心地の良い平和に満ちた聖音を通して自らの内にある小宇宙と出会い、指導霊のメッセージを受け取ってください。
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誘導瞑想「ドリーミング」 31:30
夢の世界は日常と霊界を結ぶ架け橋のような場所です。古来からさまざまな文化圏で人々は『夢見』を通して聖なるメッセージを受け取ってきました。この誘導瞑想ではシャーマンと出会い、その導きで古代エジプトを旅しながら眠りの寺院を訪れます。そこで催眠療法の語源となった神や世界最初のヒーラーと呼ばれる神と出会い、夢見を通した学びを深めましょう。
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誘導瞑想「アートマンの馬車」 33:50
アートマンの馬車と呼ばれる『ラタ・カルパナ』は肉体と魂の関係性を表しています。古代インドの教典『カタ・ウパニシャッド』によると、本当の自分と呼ばれるアートマンは馬車に乗る人です。どうすればスムーズに思ったように馬車を目的地へ走らせることことができるのか、その制御法を学びながら、より平和で幸せな道へと自らの馬車を進ませてゆきましょう。
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誘導瞑想「見えるもの、その先に」 31:30
この誘導瞑想では光の列車に乗って同乗者である画家と共に北欧の街を訪れます。画家がもたらす聖なるエネルギーに触発され、高次の意識の存在とトランス状態になって交信しながら、人間の内面と外界との関係、信仰と探究心、私たち人間が自分で考えているのとは違うものであり、目に見えない世界や説明できない精神世界への探究を深めてゆきましょう。
全て動画ではなく音声ファイルです。サイトまたは直接ショップからご購入いただけます。
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Spirit of Wonder 〜シックスセンスと六大要素〜
8月24日(土)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
8月26日(月)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
料金:1回 8,000円(アイイス会員・税込)・10,000円(非会員・税込)
どなたでもご参加いただけます
最少催行人数:3名
私たちの周りにある五大要素ともう一つの元素、そしてそれらと自分自身の中にある五感と直感との関連について学びます。あなたの外側と内側にあるエネルギーについて理解を深め、その学びを日常生活において実践し、継続しながら、さらなる霊性開花を目指す6時間ワークショップです。レクチャーやゲーム感覚で楽しめる実習やカルマの法や輪廻思想などの哲学を通した内観を通して、ご自身の中にある光をさらに見出していただきたいと思います。
あなたの中に潜在する能力を探り、知り、育み、五感や直感の中で特化した感覚をさらに伸ばして磨き上げましょう。そして同時に自分の苦手分野を知り、それを伸ばす方法も試してみましょう。
私たち全員が生まれついた時点で履修する、人生においてずっと学び続けることのできる共通のカリキュラムが霊性開花です。それは私たちが永遠の可能性を秘めていること、大いなる存在に近づき、さらに明るい光になること教えてくれます。けれど、霊性開花は1人だけでは学べません。あなたの霊性を導いているスピリットの介在、その指導や協力があってこそ、あなたの魂は磨かれ、輝くことができます。スピリットとのコミュニケーションに欠かせないのが自分の感覚を伸ばし、育むことです。このワークショップでは五感や直感、インスピレーションやアイデアのアンテナをさらに伸ばしながら、霊であり光である本来の自分に出会っていただくお手伝いをしたいと思います。
レクチャー内容
 ・五大要素と最初の元素
 ・シックスセンスと直感
 ・大宇宙と小宇宙
 ・チャクラとオーラ
 ・聖なるマトリックス
 ・ミディアムシップにおける六大要素 
実習
 ・シッティング・イン・ザ・パワー 
 ・六大要素を感じ、活かす
 ・マトリックス内観
 ・直感と指導霊により深く繋がるための各実習
 このワークショップは以下のような方に向いています
 ・六大要素への理解を深めたい
 ・直感の練習、経験をしてみたい
 ・人体とオーラ、チャクラ、元素、世界との関連を知りたい
 ・指導霊との繋がりを深めたい
 ・本当の自分の人生の目的を探りたい
 ・自分自身の可能性や能力を探りたい
 ・霊性開花を通して人の役に立ちたい、社会に貢献したい
このワークショップは、2019年夏イベントで開催した同タイトルのワークショップを一部変更し、内容を加えたりアレンジしてアップデートしています。
詳細・お申し込みはこちらからどうぞ。
ショップからも直接お申し込みいただけます。
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秋学期クラスへのお申し込みを受付中です。クラスの詳細とラインナップはサイトとショップからご覧いただけます。(アイイスのサイトでも告知されています)
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秋学期は春に種を蒔き、夏に大切に育てた果実を収穫する季節です。十分に栄養が行き渡った今年の霊性開花の学びの成果を皆で味わいながら共に分かち合いましょう。皆さまのご参加をお待ちしています!
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アウェアネス・ベーシック前期 Zoomクラス 
土曜日:19:00~21:00 (後期も土曜日・同じ時間に開催) 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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アウェアネス・ベーシック後期 Zoomクラス   
火曜日:10:00~12:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
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アウェアネス・ベーシック通信クラス
開催日程:全6回 お申し込み締め切り:9/15
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アウェアネス・オールレベルZoomクラス
火曜日:19:00~21:00  日程:9/10、9/24、10/8、10/22、11/5
木曜日:10:00〜12:00 日程:9/5、9/19、10/3、10/17、10/31
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アウェアネス・マスターZoom クラス
火曜日:19:00〜21:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
金曜日:19:00〜21:00 日程:9/13、9/27、10/11、10/25、11/8
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サイキックアートZoomクラス
日曜日:17:00~19:00  日程:9/8、9/22、10/6、10/20、11/3 水曜日:16:00~18:00  日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
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インナージャーニー 〜瞑想と内観〜 Zoomクラス  
月曜日:16:00~17:00   日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
土曜日:10:00~11:00 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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マントラ入門 Zoomクラス  
土曜日:13:00~15:00 日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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トランスZoomクラス
水曜日:10:00~12:00  日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
土曜日:19:00~21:00  日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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サンスクリット・般若心経 Zoomクラス 
月曜日:13:00~15:00   日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
水曜日:19:00~21:00    日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
クラスの詳細はサイトのこちらのページをご覧ください。
継続受講の方は直接ショップからお申し込みください。
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サマーフェスティバル&ヒーリングサマーフェスティバル2024
8月11日(日)13:00~16:30
今年のアイイスの夏祭りはタイトルのとおり、「サマーフェスティバル」と「ヒーリングサマーフェスティバル」を同時開催します!皆様は上記2つのフェスティバルに参加でき、この間を行ったり来たりしていただけます。この日は夏の暑い日差しを避けて、アイイスの光の祭典に参加しませんか?私たちが集まると、光の世界の仲間も集まってきます。光は、集まれば集まるほど大きくなり、光の世界も無視できなくなります。私たちの光を大きくして世界中に広げませんか?今、世界は私たちの光を必要としています。アイイスから光を発信しましょう。「サマーフェスティバル」では光の世界から送られる愛と光を受け取り、「ヒーリングサマーフェスティバル」ではたくさんの癒しを受け取り、この夏を乗り切りましょう。ぜひお知り合いやお友達をお誘いの上、ご参加ください。
プログラム、参加ミディアム・ヒーラなどの詳細はこちらから。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
サマーフェスティバル用URL
ヒーリングサマーフェスティバル用URL
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サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
9月29日  担当ミディアム:惠子・森
11月17日 担当ミディアム:松山:森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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ドロップイン・ナイト 
10月17日(木)19:00〜20:00 会員限定・参加費2,500円
指導霊(スピリット・ガイド)のサイキックアート
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。
過去の開催の様子はこちらからご覧ください。
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モーニングワーシップ&コミュニオン(目覚めと祈りと瞑想)
10/27(日)9:00〜10:30  担当ミディアム:開堂・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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mreiyouscience · 1 year ago
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ミクロ経済学トリセツ
 学ぶということは過去の偉人が築き上げた”知”を辿ることを意味します。このことはミクロ経済学にも当てはまるのではないかなと思います。
 さて、社会科学では自然科学に倣って社会現象ではなく、観察可能な社会活動に着目して分析します。よって、社会科学の一分野である経済学では経済活動を観察して、その背後にあるアクター(行為者)の動機とその相互作用を探求します。そして、観察可能な経済活動は生産、消費、分配、交換によって構成されています。この4つの経済行為を円滑に行うための媒介としてお金が必要です。
 ところで、お金とは何でしょうか?お金とは欲望(=効用)満たすための手段の象徴なのです。あなたはあなた自身の嗜好性に基づいて日々ネットショッピングで様々な誘惑(インセンティブ)に駆られているかもしれません。この購買欲を満たすために人は学歴・経歴・コネを最大限活用して労働に従事します。この労働の対価として、企業からお金が支払われます。この際、限界費用曲線によると、あなたの給料はあなたのベストパフォーマンスではなく、あなたの限界まで労働に従事した時の労働生産性の価値が給料として支払われることになります。文字通り”生かさず殺さず”です。それだけではありません。生産関数によると、生産性の名のもとに生産性が高いエースから順に限界費用曲線に基づいてその限界まで労働に従事させられることになります。エースではない社員が疲れを口にするということは組織から見れば”不公平”(≠善)なのです。私自身学生の頃バイト先の店長に「○○君があんなに一生懸命に頑張っているんだぞ!君も頑張れよ!」と言われたものです。このように、まさにマルクスの言うように労働には使用価値と交換価値が併存するのです。次に、消費者、または、労働者に対する企業の行動原理についてお話ししたいと思います。
 企業にとって競合他社からマーケットのシェアを奪って(集団間競争を行って)利益を貪ることは”正義”(≠善)なのです。そして、その結果として残酷ではありますが動物の世界のように”自然淘汰”が起こったとしても企業は無頓着です。なぜなら、企業の論理を例えるならば、映画「ゴッド・ファーザー」のように組織の人間は”ファミリー”(=家族)ですが、競合他社は”エネミー”(=敵)だからなのです。これこそが、経済学に裏付けられた競争戦略論の根底にある価値観なのです。このように消費者が”生産”された商品を”消費”したいという欲求を満たせるよう、お金をやり取りする(=”交換”する)ことで利益を貪り、そして、その後”ファミリー”でその利益を”分配”するためには権力にアクセスし、それを掌握する必要があります。換言すれば、結果(=儲け)にコミットするためには権力は必須なのです。
 つまり、お金の流れを研究する経済学では本質的に善(=厚生)ではなく、人間の欲望とそれを満たすための権力へのアクセスと掌握に関する学問であるということです。そして、このような消費者と企業の欲望の交差点が市場であり、本書のメインテーマである古典経済学における完全競争市場においては”神の見えざる手”に導かれて、パレート最適へと至るという点をあなたは学ぶことになるでしょう。しかし、現実は完全競争市場とは程遠く、富は平等に分配されているとは言い難いのが実情です。むしろ、経済格差が進行し、各国で分断が進行していると言わざるを得ません。この点に関してアダム・スミスは能天気なお人よしであり、カール・マルクスはただの理想主義者であったのです。(保守派は自己欺瞞に陥っており、左派は問題を訴えるだけで実行力に乏しく説得力に欠けます。)
 このような経済学の真実を高校二年生程度の微積分を使って学ぶことを本書は主眼としています。(尚、ゲーム理論はおまけ程度です。)よって、経済学のハートを掴めていれば、それほど難しくはありません。逆に言えば、経済学のハートを掴めていないようであれば、難しく感じるでしょう。そのような人は「クルーグマン ミクロ経済学」を精読するとよいでしょう。
 あなたが現行の経済秩序に対してどのような価値観を持っているにせよ、経済学によって示された真実を知ることが大切なのではないかと思います。この真実こそが”自由の命運”のカギを握るのだから・・・。
〜ミクロ経済学 中級書〜
もし余裕があれば、学部生のうちにMBAテキストを読まれることを強く勧めます。
追記その1~夢の実現方法(PDCAサイクルを実践する)~
1,Plan ;具体的に目標をイメージしてそれをノートに書きとめる。
2,Do ;目標を達成するために努力する
3,Check;現実と目標のギャップを受け入れて何を改善すればいいか考えてノートに書きとめる。
4,Action;Checkでの反省を活かして努力する。
1,Planに戻る。
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moko1590m · 1 month ago
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「古くからあると思われているが、実はここ数世代(戦後以降、特に昭和後期〜平成以降)に始まった慣習や文化」は数多くあります。人々の記憶や教育の中で「ずっと昔からあったように感じられる」だけで、実はメディア・制度・流通・経済・テクノロジー・人口構造などの影響で最近“発明”され、“広まった”だけということは非常に多いです。
🧠 「実は最近始まった」社会慣習・文化一覧
▶️ 日常生活・ファッション・消費
慣習・文化      始まりの時期・背景
腕時計を日常的にする習慣 戦後~高度成長期にかけて。「ビジネスマンのたしなみ」とされたが、実は半世紀ちょっと。携帯で再び消滅傾向。
スーツ+ネクタイが「常識的なビジネス服」 明治以降の輸入文化。実際に全国に浸透したのは戦後。クールビズ等で現在見直され中。
女子が制服でリボンやセーラー服を着る セーラー服は戦前の一部学校→戦後にメディアと共に全国に普及。リボンやスカートの形も昭和後期から。
女子の「化粧習慣」が大学生から 1980年代以降。バブル期のメディア文化の影響で「身だしなみ」意識と共に定着。それ以前は社会人~主婦層中心。
ブランド物を持つ=一人前的な風潮 1980年代の広告文化・CMの力が強い。「憧れの◯◯」が大量消費社会と連動して作られた。
日本女性がブラジャーをつける習慣 戦後、アメリカの輸入下着文化と共に徐々に普及。1960年代にはまだ着けていない女性も多かった。
カップ麺・コンビニ飯が「普通の食事」 1970年代〜80年代に都市部を中心に拡大。昔の「ちゃんとした食事」とは全く異なる思想。
🥂 交際・恋愛・家庭
慣習・文化    始まりの時期・背景
自由恋愛・恋愛結婚が当たり前 戦後民主化以降。実際には1980年代でもお見合い婚が主流。恋愛が「物語として当然」になったのは平成以降。
告白文化(愛の告白をイベント化)少女漫画・ドラマ・恋愛ゲームなどが形成。70年代以降のメディア的演出。戦前には存在しない概念。
クリスマス=カップルで過ごす 1980年代の広告業界によって完全に定着。「恋人と夜景とホテル」などの様式はCM産業による発明。
デート=レストラン・映画・テーマパーク これも1970〜80年代の消費文化とカップル文化の融合産物。それ以前は「遊びに行く」程度。
新婚旅行=海外・観光地1960年代以降の流行。それまでは「お披露目の宴」や実家巡りの方が主流。
💼 仕事・社会制度
慣習・文化    始まりの時期・背景
終身雇用・年功序列 実は戦後の高度経済成長期に「一部の大企業」が構築した例外的モデル。昭和の一時的産物。
朝礼・社訓の唱和 戦後、軍隊的規律を民間企業に応用。実は非効率と批判されつつも慣習化。
飲みニケーション(会社の飲み会文化) 団塊世代以降の急拡大。1970~80年代の高度経済成長期に制度化された「非公式の強制」。
👪 家庭・教育・ライフイベント
慣習・文化   始まりの時期・背景
夫婦で同じ部屋で寝る 戦後の住宅事情と核家族化の影響。それ以前は「夫婦別寝」が一般的。
小学校でランドセル 全国的な標準化は昭和30年代以降。それまでは布かばんや竹籠など地域差あり。
入園式・卒園式の盛大化 1980年代以降のメディアと教育産業の演出。幼稚園も「義務ではない」期間だった。
子どもにプレゼントする「サンタさん文化」 昭和30年代以降、百貨店とテレビの仕掛けで広まった。神道や仏教家庭でも広く普及したのはごく最近。
☠️ 死・宗教・儀式・公共空間
慣習・文化  始まりの時期・背景
葬式で黒いスーツを着る 昭和40年代以降。かつては着物中心。喪服の規範もメディアと礼儀マナー本が形成。
霊柩車が派手な装飾 昭和中期~後期に地方で流行。むしろ短期間の“流行文化”だった。現在は地味化。
初詣で 神社に大行列戦後、鉄道会社・百貨店が「新年の集客」として広めた。鉄道網の発達とセット。
🌀 なぜ「最近の慣習」が「古くからあるように感じられる」のか?
学校教育で教えられるから(=伝統扱いされやすい)
メディアや広告で自然に刷り込まれるから
親世代が「自分が若い頃にやってたこと=伝統」と錯覚する
制度や形式が強化されると“当然”に思えるようになる
🔎 応用的視点:「いま“伝統”と感じてるものも、次世代には消滅するかもしれない」
今「常識」と思っている次のようなものも、消えるか大きく形を変える可能性があります:
結婚式・葬式の形式(リモート化、簡素化)
冠婚葬祭の服装(フォーマルのカジュアル化)
学校教育(集団登校、黒板、通知表など)
通勤(リモート化、オフィスの空洞化)
「所有」の感覚(車・家・書籍など)
必要なら、「次の世代で消える/変わるかもしれない“今の常識”リスト」も作成できます。希望があれば教えてください!
「みんな昔から当たり前にやってた」と思い込まれている慣習・消費・行動のほとんどが、実はたった1〜2世代(=戦後70年ほど)の産物である、ということがわかると、社会の「今っぽさ」「偏り」「人工性」「一時性」が見えてきます。
ここではご希望に応じて、
🔍【“たった1~2世代”で始まり、広まった/消えつつある社会行動・慣習の例】
以下、カテゴリ別に具体例を整理しました。
🚗 自家用車の保有と生活のモータリゼーション
行動/文化  定着時期  補足
家庭に車が1台以上あるのが当たり前 昭和40〜50年代(1960〜70年代)高度成長+マイカーブーム(サニーvsカローラ)
郊外の大型モールに家族で車で行く 平成〜2000年代以降郊外化・ショッピングセンター文化
ドライブデート 昭和後期〜平成「夜景+車=ロマンチック」という広告イメージの定着
「免許は大人の常識」 団塊~バブル世代2020年代には若者の取得率低下・車離れ顕著
🚬 タバコ文化とその退潮
行動/文化  流行のピーク  補足
室内でスパスパ喫煙 昭和30〜50年代職場・家・電車でも普通だった。 
大人になったらタバコ吸うのが当たり前 団塊世代~バブル世代男女とも「一人前」の通過儀礼的側面
「禁煙」の文字が珍しかった 昭和〜平成初期禁煙が例外だった時代
たばこ文化の衰退 2000年代以降急速に健康意識と法規制。現在は若者の喫煙率激減。
🍶 飲酒と飲み会文化
行動/文化  定着期  補足
会社の飲み会が義務的行事 昭和後期〜平成初期上司の酒につき合うのが社会人の“常識”
居酒屋チェーン(◯◯水産、◯◯食堂)がどこにでもある1990年代〜「誰でも酔える空間」のパッケージ化
女性が当たり前に飲酒する バブル以降~それ以前は家での飲酒、または制限的傾向が強かった
若者の「飲酒離れ」 2010年代〜健康志向・節約志向・意識変化などが背景
💕 恋愛・セクシュアリティ・結婚
行動/文化  始まり  補足
自由恋愛が当たり前 戦後〜70年代以降それ以前は「親の決めた相手とお見合い」が多数派
告白→付き合う→記念日→旅行 のテンプレ 1980年代の少女漫画とテレビドラマ「恋愛のフォーマット」の標準化
女性が積極的に恋愛を語る バブル以降それ以前は“控えめであること”が社会的美徳だった
結婚=恋愛のゴール 昭和中期以降のロマン主義昔は「家の都合・労働力・保障」が中心だった
同棲・事実婚 平成以降昭和には「ふしだら」と見なされた
マッチングアプリで出会う 2010年代以降新しい自由恋愛の形態、数年で急速に定着中
👕 ファッション・身だしなみ
行動/文化   定着時期  補足
Tシャツ・ジーンズが日常着戦後アメリカ文化の輸入それ以前は洋装ですら一部の人のみ
「下着を見せないこと」がマナー 昭和〜平成かつては「肌を見せること」はもっと厳格に規制
校則の「髪を染めるな」 1980年代に拡大それ以前は黒髪が当然、染める技術も高価だった
制服が標準化(中高生) 昭和30年代以降それ以前は私服・地域差も大きかった
🏠 家庭・住環境
行動/文化  始まり  補足
夫婦で同室に寝る 戦後〜核家族化以降昔は「夜具は別」「男女別室」が普通 
洗濯機・冷蔵庫・テレビが家庭にある 1950〜60年代の“三種の神器”それ以前は手洗い・氷・ラジオだった
「子どもは勉強して当然」文化 1970年代以降の受験競争戦前の農村部では働き手として期待されていた
家に風呂があるのが当たり前 昭和40〜50年代以降それ以前は銭湯文化、家風呂は富裕層のみ
🎓 教育・子育て
行動/文化   始まり  補足
子どもを塾に行かせるのが普通 1970年代の受験戦争以降私教育市場の拡大
習い事(ピアノ、水泳など) 高度経済成長期以降子育ての「投資化」
学校給食が全国的に普及 戦後のGHQ政策がきっかけ戦前には制度すらなかった地域が多数
🧼 衛生・マナー・規範
行動/文化  始まり  補足
毎日風呂に入る 戦後、家風呂+清潔志向のセット昔は週に1〜2回の入浴が標準
毎日歯を磨く 昭和中期から学校教育で普及戦前は「歯磨き文化」がそもそも薄かった
靴を毎日履き替える 戦後の量産・流通革命以降昔は草履・下駄、靴は貴重品だった
公共マナー(並ぶ、静かにする) 戦後、民主主義教育の影響戦前は「家族単位の動き」が多く、個人規範が薄かった
🧠 まとめ
✔️「ずっと昔からあると思っていたけど、実はたった1~2世代の短命な慣習」がとても多い。
これは次のような視点につながります:
社会の「��の常識」は、かなり人工的な偶然の積み重ね。
多くの「伝統」は、実はメディア・消費・技術・制度による短期の発明。
つまり、今の生き方や悩みも、普遍でも宿命でもない。
もしご希望があれば、
これらの慣習が「なぜ1世代で広まったのか(=拡散装置)」
これから滅びそうな“今の常識”
他国との比較(アメリカ、中国、ヨーロッパなど)
といった切り口でもご紹介できます。ご希望あれば教えてください!
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