#野蛮と洗練そのはざまで
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この貴族がすごい!2020

ベストヘアスタイル部門💗
ローレンツ
右から見た時と左から見た時とで表情を変える変形イレギュラーおかっぱヘア
で後ろ向いたら刈り上げで「うわ~後ろ側も余計な一手間わざわざ加えちゃってるよ」な印象が良い
前から見ても後ろから見ても横から見てもかわいい💕
360度評価にも耐えうる貴族💗
おとなになってもその髪型の非凡さ気高さは健在、いや5年でセンスに磨きがかかったとさえ言える
男らしいような女らしいような半分ショートで半分ロングのような
これは作品の理念でもあろう「グレーな割り切れなさ」「多面性」を表現しているように見えなくもない、と言えなくもなくもない、かなり大胆でドラマチックなスタイリングゆえに並の者には似合わないのは明白だがこれを難なく自分のものにして似合わせてしまうその力量、さすが品行方正💗容姿端麗💗才気煥発にして名家の嫡子💗納得の受賞
ベストエレガンス部門 💗
ローレンツ


これ社交辞令というやつだと思うんだけど
なんかこのしゃらくさい社交辞令でスマートに断ってくる~みたいなところで一気にロレぴ気になってしまったかもしれない何故かはわからない

洗練

え…?洗練が服着て歩いてる…?

お友達のフェルディナントくんからの評価
うわっ…わいの教え子、洗練されすぎ……?

挨拶代わりの美辞麗句、社交辞令を流れるようにそうもすらすらと言ってくるなんて
若いのにちゃんとしてんな~~~~~~~ちゃんとしてらっしゃる~~~お育ちが良すぎる~~~~ソフィスティケイト~~やんことなきご身分、ハイソサエティの方はさすが垢抜けてらっしゃる~~
よ!外務大臣!!!三国一!眉目秀麗、軽妙洒脱にして真の貴族
公家感?おじゃる感?かわいい🤗



そこまで言うならもう「師のクラスに入りたい」って素直にストレートに言えばいいのに…手短かに一言で済むだろうがよ…スッと言えや
とか思うのは素人、典型的に残念な平民の発想と言わざるを得ない
啓蒙が行き届いてない牧歌的にして野蛮な皆々様a.k.a.平民どもにはわかんないかもしれないけど素直に言わないのが上流階級の御方々のお作法ってことなんだよな
露骨で直球すぎる下品な表現を避けての「婉曲」表現こそが洗練の真髄ってもんだからよ
これほどまでに高度に洗練された、お願いされているはずなのに逆に脅されているかのような気分になる、圧迫感のあるクラス替え希望の表明があったろうか?否
巧みな社交手腕。斜め上の表現力。��変わらずの確固たる芸風がここでも冴え渡っている


あーうぜえ
ものを頼む側なのにこの偉そうさ加減…隠しきれないこの高慢…いや高貴さ
意図せずして行動や仕草に余人との「違い」が自然に表れてしまうんだよね~~~高貴なる者はさ~
これぞ真のエレガンスといったところを見せつけていく納得の受賞
ベストポテンシャル部門 💗
ローレンツ
●高慢すぎた件
高慢さが抜けてまともな感じの人になった。言い換えると学生の時のポンコツさゆえのかわいげがなくなって師は寂しくなった…
でもそれは師のエゴ…かわいいから成長しないでほしいだなんて…でも…ロレぴに限らず学生時代がかわいくて好きだから…わいは
●女子生徒から苦情が来てた件


ロレぴや…ナデナデ
●強権的な父のコントロール下から完全に脱したいの件


ロレぴや~~ナデナデ
「魅力」パラメータがそうでもないこの子のカリスマ性・人望が最大化するのはゲーム本編の後なんだよ
戦後にカリスマが目覚めるんだよ~~~~~これ��らこの子の時代が来るんだよだからクロードの「魅力」の数値がすげえーとか気にしなくていいんだよロレぴ♪
本領は戦後の統治なの~~あと一回変身を残してんだよまだ才能開花の余地を残してんだよ~~~そこはもう革命家・戦略家のクロードではなくロレぴの領分なんじゃワレ~~~~~平民どもに愛され必要とされる政治家になる~~~なりたかった自分になる~~これから
真綿のごとき優しさ部門 💗
ローレンツ



真綿のごとき優しさ(笑)ておもっててごめんね
洗練とは高貴さとは品性とはそういうことだよなロレぴ
クロ―ド大好き部門💗
ローレンツ

せやかてクロード

師はロレぴが女子と結婚するように仕向けてたんだけど
なぜかロレぴはクロードとゴールインしに行っちゃうよね。なぜ?なぜそうもクロードを
大本命なのはわかるけどヒルダとかフレンとか強豪を蹴散らしてクロードを奪いに行くそのガッツすごいね
実家の父も師でさえもロレぴ個人の結婚には干渉できないんやなって「趣味:クロード」だからしょうがないなって
幸せになってね存分に監視欲を満たしてね
◆
白すぎるオスカーよろしく多様さに欠ける薔薇色すぎる受賞式となった模様だがこれも今年らしい順当な結果と言える
ロレぴ♪領民だよ♪エーギルとのペアENDくれ
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タカザワケンジ展「郷愁を逃れて」 ステートメント 顔のない写真たち タカザワケンジ
写真の中の顔に魅了されてきた。
私だけではなく、たいていの人がそうだろう。風景の中に人間がいれば、目は人間に吸い寄せられる。風景写真のセオリーは人間を排除することだ。風景に集中させるために。
人間の顔の面白さについてはこんなエピソードがある。生まれたばかりの赤ちゃんに、顔の要素をばらばらにして組み換えた図いくつかと、正しい配置図を見せる実験を行った。赤ちゃんがもっとも頻繁に頭と目を向けたのは顔の���置が正しい図、つまり人間の顔の模式図だったという。
プリンストン大学心理学部教授のアレクサンダー・トドロフは、1975 年のキャロライン・ゴーレンらのこの実験などの例を紹介し、こう述べている。
「新生児が顔を好むという知見は、現在に至るまで時の試練を耐えてきた。新生児は、顔の要素の非常に特定的な構成に注意を引かれる。このことは、霊長類の脳は顔をそれ以外のものから区別する顔の部位に注意を向ける能力を進化的に発達させてきたという仮説を是認しなければ説明がつけにくい。私たちは生まれた瞬間からジャンプスタートできる能力をそなえて生まれてくるのだ。とはいえこの能力も、人生を離陸させる時にしか役立たない。その後私たちを前進させるのは、人生の初期に頻繁に顔にさらされることと、他者に対して興味と依存心を抱くことだ。」(『第一印象の科学』みすず書房、2020)
赤ん坊が人間の顔に反応するのは、大人の加護がなければ生きていけないからだろう。長じて大人になっても、人間の感情に敏感なことは生きるうえで有利に働く。人間の顔色に関心が高い人は人間関係にも敏感なはずだ。うまく立ち回れば快適に生きられる。
したがって、写真を見る時に人間に関心が向くのは当然だ。しかし、写真家にとっては、人間の顔が示す情動表現の豊かさは諸刃の剣である。顔は見るものの関心を引くが、写真家の意図を被写体の表情が裏切ることがある。被写体は表情によって、撮影の主導権を写真家からもぎ取ることもできるのだ。
また、写真は被写体の氏名や属性を剥ぎ取った「人間」を表現することが難しい。写っている人物は実在する個人であり、写真家とは無関係に人生を生きている(それが家族であっても)。画家にとってのモデルとは違い、被写体と個人ががっちりとひも付けされ、その人と同一視されるのだ。そのため、写真家はさまざまなやり方で写真に写った人を「個人」と認識させないように工夫してきた。
19 世紀のピクトリアリズムの写真家たちは、絵画にならってコスチュームや役割を用意して、モデルを物語の登場人物に仕立てた。20 世紀に入るとモデルたちは無表情に徹し、何かを象徴する人物になりきろうとした。そのどちらも、写真にフィクションの要素を加えることで、個人との関係を回避しようとする企てだった。
���代に近いところでは、ドイツの写真家、トーマス・ルフがいる。《「Portrats(ポートレート)」シリーズ》で証明写真のようなポートレートを巨大なプリントに引き伸ばした。ヒューマンスケールを越えることで象徴的な「人間」として意識させようとしたのである。
個人を判別するうえでもっとも大きなものは顔だ。顔を消すことは個人から離れる手っ取り早い方法である。
十文字美信の初期作品に「首なし」という作品がある(英題は「Untitled」)。首から下しか写っていない写真のシリーズであり、その多くは十文字本人だという。顔のない写真は謎めいていて不気味だ。顔がないということは自己同一性が認められないということであり、それが誰であってもおかしくはないということでもある。作品は服装(または肉体)が現代社会の階層や、キャラクターを象徴することを表現しており、普遍性を持たせるために顔は不要だったのだろう。
英国の写真家、アルマ・へーザーは写真の顔の部分を切り出し、紙を折って立体──折り紙──にして、顔の位置に置き再撮影する。顔は変形し、個人の特定は難しくなる。奇妙なかたちに変形した顔は個人から離れるが、かえって顔に意識が集中するという逆説も生んでいる。
澄毅の方法も印象に残る。モデルを使って撮影したポートレートの、顔の部分に小さい穴をいくつも開け、写真の後ろから光をあてて発光させる。その状態で写真を撮影する。顔が発光したように見え、美しい。私が今回、顔を消した方法と表面上は似ているが、澄のほうがイメージをつくることへの意欲が強く、美的に洗練されている。
デジタル写真では、山崎雄策の試みがユニークだ。渋谷でストリートスナップを撮影し、写った人の顔に画像処理を加え、存在しない架空の顔につくりかえる。「(佐藤 愛)」と題されたこの作品は、肖像権の問題をクリアすると同時に、どこにも存在しない顔を持った人物が街を歩くという薄気味悪い画像を私たちに提示する。デジタルが作りだしたゴースト。AI やロボットを連想することもできるだろう。AI やロボットに個人という概念は必要ない。
ここでは5 人の例を挙げるだけにとどめておく。 ポートレートを個人から引き剥がそうとする作品は少なくない。それだけ顔は個人と強く結びついている。写真のように正確な描写をするツールは、その結びつきゆえに社会的な役割を果たしているともいえる。証明写真はその典型だ。
さて、私の今回の作品について少し解説を。
ご覧になっていただければわかるが、ほとんどの写真が顔が見えないようになっている。いずれもその個人を撮影しようと意図したもので、撮影時に���顔立ち、表情への関心や愛着、執着があったものだと思われる。
顔が見えない写真を見て、違和感を覚えたり、もやもやとした感情を持つ方もいるだろう。私が観客でも同じようなことを感じるかもしれない。そのもやもやの理由について考えてもらうのが、この展覧会をやろうと思った理由の一つである。
私たちは顔に引きつけられる。写真になった時、顔は見られるだけの対象になる。品評され、勝手に感情を推理される。見る側にとってはそれが楽しい。しかしそれは少し後ろ暗く、背徳的な喜びである。個人の顔を穴があくほど見て論評するなど、倫理的に正しいとはいえないという負い目がある。
ではその後ろめたさから逃れたらどのような感情がわくのだろうか。
タイトルを「郷愁から逃れて」としたことを、たったいま後悔している。プレスリリースに書いたようにはじめは郷愁の原因を人物の顔に求め、その顔を消すことで郷愁から逃れることを意図したのだが、それは見当違いだったことを認めなければならない。
私が本当にやりたかったのは「顔からの逃走」だったのだ。「Escape from the faces」が正しかったのである。
写真展をやることは、目の前にある写真を構成し、作品につくりあげていくことだ。無意識のうちに撮った写真に潜んでいる、何か──誰かに見せるべきもの──を探すことであり、それらの写真がアカの他人とどのように接点を持つかを見つけることでもある。したがって、展覧会の前に答えが出ているとは限らない。
もちろん、「郷愁から逃れて」というタイトルが示すような、約25 年前と現在とを比較するという意図を捨て去ったわけではない。人物がにこやかに笑っている写真が、郷愁を募らせてしまうことも否定できない。写っている人たちには非礼かもしれないが、その顔は必要なかった。だから、半分はこのタイトルで合っているのかもしれない。
いや、だったらせめて「Escape from Freedom」をもじって、「郷愁からの逃走」とすべきだった。1990 年代といういまよりもずっと野蛮だった時代を、自由な時代だったと都合良く解釈しないために。
タカザワケンジ展「郷愁を逃れて」 2020年9月9日(火)~10月3日(土) 時間:12:00~20:00 休廊:日曜日・月曜日・祝日 IG Photo Gallery https://www.igpg.jp/exhibition/takazawakenji20.html
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エドワード王 二巻
昔日の王の一代記、二巻
ファーストホールドでの再会
エドワードは赤い空に目を覚ましました。太陽は西の山々に上ったばかりです。彼らは各面が炎に輝く塔のすぐそばに来ていました。ドラゴンは急に方向を変えて近くに飛び、炎の長い息を吐き出しました。彼らが突然高度を下げると、塔の頂上で何度か光が点滅しました。エドワードのお腹はとても変な感じでした。彼はため息をついて身体を動かすと、モラーリンが右手でエドワードを抱けるように体をずらしました。彼は身体を伸ばしてあくびをしました。
「もうすぐだ。クリスタルタワーからファーストホールドまでは馬で数日��が、アカトシュは1時間以内に連れて行ってくれると思う」
「塔には寄らないの?アイリック―」
「軽々しくその名前を使うんじゃない。私にさえもだ。アーチマジスターは向こう何日かは戻らない。ユニコーンは風の兄弟分で、同じぐらい早く旅をする。荷物があってもな。だが、ドラゴンが飛ぶほどじゃない。エルフの故郷がドラゴンの帰還の始まりを迎えているのがわかるだろう。人類の幸運を祈るんだな」
エドワードの視線は深い森の中と、無骨な丘をさまよいました。人のいる印は見えませんでした。「きれいだね」彼は謙虚に言いました。「でもハイロックほどじゃないや」忠誠心からそう付け加えましたし、それは事実でした。「街も、村も農場もないの?」
「ファーストボーンは森の奥深くに住まっている。彼らは大地を引き裂かないし、新しく植えもしない。だがオーリエルが差し出すものは喜んで受け取る…そしてお返しをする。ああ、成長するものの青臭いにおいだ」
確かに、その空気はエドワードが父のカップからすすったことがあるワインと同じような感じがしました…「お腹空いた」
「そうだと思った」少し体を動かし、モラーリンの左手が小さな葉っぱの包みを取り出しました。浅黒い手は大きくて力強く、人にも動物にも見えませんでした。エドワードは嫌悪しながらその手を見つめ、やがてその手に触れないように極めて慎重に包みを取りました。モラーリンが身体を強張らせるのがわかり、エドワードを抱く手が少しその力を弱めました。エドワードは自分の行動を恥ずかしく感じました。この状況で気を悪くさせるのは、親切でも賢明でもありませんでした。モラーリンは簡単に彼を落とすことができるのです。「僕お風呂に入りたいけど、君もだよね」彼はぎこちなく言いました。モラーリンがわざと彼の反応を誤解してくれたことを、エドワードは知っていました。「ああ、私はとても汚れている」エドワードがケーキをかじると、それは見た目よりずっとおいしいことを証明しました。「母さまはそんな風に僕を見ていたよ―少なくとも、そうだった。でも多分、僕はまずお風呂に入るべきだよね?」
「お前はその選択の必要はないと思うが。ああ、やっとだ!」ドラゴンはその翼を広げて空に舞い上がり、巨大な炎の固まりを吐き出すと、広い空き地に降り立ちました。着陸は急角度で、大きな衝撃がありました。エルフたちが急に現れて、彼と、やっと目を覚まして半狂乱でぐるぐる走り回り、エドワードの足元で喘ぐシャグに腕を伸ばしました。
銅の色の炎のような髪をした背の高いエルフが、礼儀正しく彼らに挨拶しました。「ご機嫌麗しゅう、我が王よ。ご婦人がお待ち���ねです。エドワード王子、ファーストボーンの地へようこそおいでくださいました。我が民に成り代わり、歓迎申し上げます。ここでのご滞在が心地よく、実りあるものでありますように」
モラーリンは恭しく頷きました。「ありがとう。わが女王は十二分にお待ちになった。すぐにお目にかかろう」エドワードの肩に置いたモラーリンの手が、彼を見たこともないほど大きな木に導きました。その幹は空洞で、中に入ると上に導かれました。開口部にはさらに階段があり、丈夫な枝に橋が架かっています。彼らは大きなひさしがついた、部屋のように椅子とチェストがしつらえられた台に着くまで、それに沿って前に進みました。金色の肌の女性が彼らに微笑みかけ、手招きをして立ち去りました。背が高くほっそりした、蒼白い肌の黒い髪の人間の女性が彼らに歩み寄りました。彼女の眼はエドワードを捉えていました。エドワードだけを。
「どうしていなくなっちゃったの!」その叫び声は彼の深いところから現れ、彼の全身に響き渡りました。その声は彼の数歩手前で彼女を立ち止まらせました。今度は彼女の目がモラーリンを見上げました。彼はエドワードが聞いたことのないような厳しい調子で言いました。「お母様に敬意を持ってお話をなさい、無作法な子だ!」その瞳の一瞥の衝撃で、彼の目に水が溜まりました。
アリエラは素早く彼に近寄り、両手を彼の胸に置きました。「おかえりなさい、旦那様。あなたと息子を無事に私の下に連れてきてくださったノトルゴを称えましょう」
「竜たちの盟主と盗賊さんにも感謝いたしますわ。彼らなしでは私のぼうやをあれ以上きれいに連れてくることはできませんでした。アーチマジスターもうまくことを運んでくださったのね」モラーリンの浅黒い手がそっと優しく彼女の腕に置かれました。彼は落ち着いて幸福そうに笑いました。でも、彼の胸に置かれた両手は、彼を労わるようでもあり、障壁を作っているようでもありました。
「私は本当に恵まれているわ。でも、息子と話すのは久しぶりなのです。二人だけなら、もっと話がしやすいかもしれません」
モラーリンの笑顔がさっと消えました。「3人でいるより2人の方が言葉が見つけやすいと?まあ、そうかもしれないね。時にはね、奥さん」彼は踵を返して去って行きました。橋が揺れて軋みましたが、彼の足は少しも足音を立てませんでした。
アリエラは彼の背中を見ていましたが、彼は振り向きませんでした。エドワードは、また彼の敵に苦痛を与えたことで、好奇心と満足感と後悔が混ざったような気持がしました。「エドワード、私の坊や。ここにきて座ってちょうだい」
エドワードはその場に立っていました。「お母さま、僕は何年も待って、答えを求めて何リーグも旅をしました。僕はもう待ちません。一歩だって動きません」
「何と言われていたの?」
「父が客の名誉を信頼しながら夜眠っている間に、魔法の助力を得て最も卑劣な方法で誘拐されたと」
「お父さまがそう言ったのね。モラーリンは?」
「完全に自分の意思で来たと言いました。あなたの言葉で聞きたいのです」
「私がなぜあなたのお父さまの下を去ったか、どうしてあなたを連れて行かなかったのか、どちらが聞きたいですか」
エドワードは間を置いて考えました。「母上、僕は本当のことが聞きたいんです。ですから、僕は本当のことを知らされなければいけません。あなたが僕を置き去りにしたことを。もう一つの方は、僕は知っていると思います。あなたがそれ以上に、またはほかに話したいと願わない限り、僕はわかっているだろうし、わかると思います」
「真実ですか?真実とは、それを理解している者から独立して存在するたった一つのものではありませんよ。でも、あなたに私の真実を話しましょう。そうすればきっと、あなたは自分の真実にたどり着くでしょう」
アリエラは静かにクッションのおかれた椅子に歩いて戻り、姿勢を正しました。ルビーの色をした小鳥がすぐそばの小枝に停まって、彼女の穏やかな声に伴奏をつけました。
「私の両親が私の結婚を故郷の習慣通りに決めてしまったのです。私はコーサイアを愛していませんでしたが、初めは彼を尊敬していましたし、良い妻でいようと努めました。彼は私を気にかけもしなければ、世話もしてくれませんでした。ですから、彼は私の尊敬を失い、手をかけてもらえない植物が枯れていくように、私は毎日少しずつ死んでいたのです。あなたといる時だけが私の幸福でしたが、コーサイアは私があなたを軟弱にすると考えました。『女みたいに』と彼は言いましたわ。そうして、あなたの3回目の誕生日のあと、私は毎日たった1時間だけ、あなたと過ごすことが許されました。あなたの泣き声を聞きながら、何も考えられずに座って泣いていました。ようやくあなたが泣き止んで私を求めると、私の心は空っぽになりました。私は護衛を一人か二人しか付けずに、長い時間一人で散歩をして、馬に乗るのが癖になりました。そんな時、モラーリンがやってきたのです。彼はロスガー山脈にある黒檀の鉱山を欲しがっていました。彼が使いたがっていた土地は、私の持参金の一部でした。彼は私たちの民に彼の技を喜んで教えてくれましたし、ダークエルフが作った武器を差し出してさえくれました。そのお礼に、私たちの民はゴブリンを遠ざける彼の手助けをして、ハイロックに彼の民の植民地を作ることを許したのです。コーサイアは土地には興味がありませんでしたし、本当に武器をとても必要としていました―最上のものでしたからね―ですから、彼はその申し入れを喜んだのです。話し合い、決めるべきたくさんの細かい事柄があって、その交渉への干渉が私にも降りかかりました。コーサイアはダークエルフを嫌っていましたし、タムリエルで最も優れた戦士として既に名声を得ていたモラーリンに嫉妬していたのです。
「でも、モラーリンは熟練の戦士以上��人でした。彼は読書家で、太陽の下にあるものすべてに興味を持っています。ヤー・フリーとジム・セイから教えを受けたように歌い、演奏することもできました。彼は、私が夢でしか会えないと思っていた、それ以上のお相手でした…誓いますわ。私たちは二人とも外にいるのが好きで、話し合いは乗馬と散歩の間でしたが、いつも彼の部下とコーサイアの部下が一緒でした。すべてが整った時、コーサイアは条約を祝って大きな宴会を開きました。ハイロックのすべての貴族がやってきて、他の地域からもたくさんの人たちが訪れました。最後に、酔っぱらったコーサイアが血でなければ洗い流せないような侮辱の言葉を漏らしました。私は他の貴婦人たちととっくに席を立っていましたから、それが何だったのかは知りません。でも、私はコーサイアがそのような言葉をため込んでいることを知る程度には、個人的に充分聞いてきました。モラーリンは決闘を申し込み、それまでに彼がウィットを取り戻すかもしれないと、コーサイアに昼までの猶予を与えました。
「そしてモラーリンが独りで私の部屋に来て、何が起きたかを話してくれました。『奥様、彼はあなたの弟君を決闘相手に選ぶだろうと思います。いずれにせよ、もう二度と関わることのできない血の河が、私たちの間に流れるでしょう。私はあなたの愛なしで生きていくことはできます。だが、あなたに憎まれることには耐えられない。共に来てください。妻として、あるいは名誉ある客人として、それはあなたの選択です。そして、ご親族の代わりに、あなたは血の代価として貢献なさるでしょう』
「そして、月明かりの下で、恐れおののいて、眠っている貴婦人たちのそばで、私は彼を愛していることを知ったのです。彼なしで生きて行けるかは疑わしかったけれど、それでも、あなたをそれ以上に愛していたの!『息子は』私は囁きました。『置いては―』『奥様、選ばなければなりません。お気の毒ですが』わかるでしょう、エドワード?もし留まれば、私の弟の死が―彼の無垢な若い血が流れるのです。あるいはあなたのお父さまの血が!あるいは、そんなことは起きないと思っていたけれど、私の愛する人の血が流れたかもしれま��ん。モラーリンの戦闘技術はそれだけでも優れていましたし、この類の出来事には、彼は同じくらい優れている魔法の力も借りるでしょう。『連れて行けますわ』でもモラーリンは悲しげに首を振りました。『私にはそんなことはできない。父と子を引き離すことは、私の名誉に反する』
「愛する者を一人ぼっちにする、私は義務には慣れていました」アリエラは誇らしげに言いました。「あなたを父親から、あなたの大好きなおじさまから盗んで行けばよかったでしょうか?そして、おそらくコーサイアは生き残り、この件で私を責め、私を遠くにやってしまう言い訳にしたはずです。コーサイアは私がいなくなれば喜ぶだろうと考えました。彼が本当に武器を欲しがっていることは知っていました。あなたと過ごす時間を得るために、それで取引することもできると私は考えました。モラーリンが私を見ずに立って待っている間、すべてが私の中を駆け巡っていました。
「マーラ様、正しい選択をお助け下さい��私は祈りました。『本当に私を妻にしたいのですか?私は―私は厄介ごと以外何ももたらしませんのよ』
『アリエラ、私はあなたを妻に迎える。私が求めているのはあなた自身だけだ』彼はマントを脱ぎ、布団を引き剥がしながら私の体を包みました。
『モラーリン、待って―これは正しいことかしら?私がしようとしていることは?』
『奥様、もし間違いだと考えているなら、私はここに立ってなどいない!あなたに与えられた選択肢の一つは、私には最も正しいことに思えます』彼は私を抱き起して、馬に運んでいきました。そうして、私は彼のマントだけを身に着け、彼の前に座って馬に乗り、あなたのお父さまの家を去ったのです。野蛮な喜びと悲しみが混じって、自分がどう感じているかわかりませんでした。これが、私の真実です」
エドワードは静かに言いました。「でも、彼は結局、僕とお父さまを引き離した」
「本当に渋々だったのです。そして、ドラゴンが、本当には、あなたとお父さまの心は既に離れてしまっていると言ったからです。何リーグかだけのことです。これはあなたの安全を保つ方法なの。モラーリンはここに来ることを決めるのは、あなたの自発的な決断であるべきだと言いました。それと同じに、戻りたい時に戻っていいのですよ」
「モラーリンは僕をただ連れて行こうとした!アイリ―その、アーチマジスターが同意しなきゃいけないって言ったんだ」
「彼は忍耐強い性質ではないのです。そして、彼はコーサイアを傷つけてしまわないか不安でした。彼がその議論をどこかほかの場所で続けられると考えていたことは間違いありません」
「肝っ玉の小さい王だって呼んだんだ。そして笑ったよ。どうして?ダガーフォールの人の肝臓はエボンハートの人のより小さいの?第一、それに何の関係があるの?父さまはとても怒ってた。きっと戦いたかったと思うな。でも、父さまが僕を嫌ってるのは本当だよ。わかってるんだ。でも、わかりたくなかった。だからそうじゃない風にふるまっていたんだ。モラーリンはそうじゃないと思うけど」
「ええ」
「でも、彼は嘘をついた。彼は僕の父親だって言おうとしてた。わかるんだ」
アリエラは頭を後ろにそらせて、鈴を転がすような声で笑いました。彼は遠い記憶からそれを思い出し、背中がぞくぞくしました。「もしあなたにそう思ってもらえたら、きっとものすごく、心からそう言いたかったに違いないわ。彼はいつでもせっかちなの。そして、彼は誓いの下では決して嘘をつかないし、愛するものを傷つける嘘はつかないわ」
「僕のことを愛してなんかいないよ。僕のことを好きでさえないんだ」
「でも、私は愛しているのよ、私の大切な坊や。あなたは―」エドワードは彼女が大きくなった、と言おうとしているのだと思いました。大人たちはいつでも彼の成長を見てそう言うのです。一週間前に会ったばかりでも。奇妙なことに、年のわりに、彼は小さかったので。彼女はその代わり、「私が考えていた通りだわ」と母の深い満足を湛えて言いました。
「彼はあなたのことを愛してる。でも彼は使いっぱしりの小僧じゃないと言った。でも、あなたは彼がそうみたいに下がらせた」
アリエラの顔と首が真っ赤になりました。
「確かに、私は召使いに格下げされたようだね」うず高く食べ物が積まれたお盆を持って、モラーリンが静かに入ってきました。「椅子を取ってくれ��いか、少年。私が給��役をやれるなら、お前も給仕役をやれるだろう。お前はお腹が空いているだろうし、妻が私の欠点の残りの部分を話す前に戻った方がいいと思ったのでね。それを挙げ連ねるのにほとんどまる一日かかるから」彼は鎧を脱いで風呂を浴び、細いウエストの周りに銀のサッシュを巻いて、洗い立ての黒いジャーキンとズボンを着ていました。でも黒い剣は、彼の横で揺れていました。
「まあ、なんてこと。小さな軍隊がお腹いっぱいになるほどの食べ物を持っていらしたのね。それに、私は朝食を済ませましたの」アリエラは小さな手でエルフの腕に触れ、愛撫するように下に滑らせて彼の手を握って力を込めると、それをまだほてっている首に持ち上げ、唇でその手をなぞりました。彼女の美しさに向かい合う浅黒い肌に居心地の悪さを感じながら、エドワードは素早く目を逸らしました。
「これは私用と、少しは坊やのためにね。でも、ご相伴してくれると嬉しいよ。君は痩せてきている。私にとっては針みたいだ、本当にね」彼女の黒い巻き毛の束を指に巻き付け、軽く引っ張ってにやりと笑いました。それから、食べ物に移ると、人間がするように指で食べるのではなく、小さな銀色の武器で飢えた狼のように襲い掛かりました。その食べ物は―素晴らしかったのです。エドワードはもう何も入らなくなるまで食べました。
「立ち聞きしていたんだが」彼は思慮深そうにもぐもぐと言いました。彼は食べている間、モラーリンの欠点を口の中でもそもそと挙げ続けていました。そして、もっと早く大きな声で言えばよかったことがわかりました。
「ゼニタールよ、坊や、君たち人間は、個人的な話を木の上全体に聞こえるような大きな声で叫んでも、私が耳に綿を詰めて聞かないでいてあげると期待しているのかね?」彼は大きなとがった耳をとんとんと叩きました。エドワードは急いで何を話したか思い出そうとしました。嘘をついたと言いました。ああ、なんてことでしょう。彼が聞いていませんように。
「それで、私は嘘つきなんだって?坊や」ヴァー・ジル、彼に救いの手を、エドワードは溺れ死ぬような気持がしました。このエルフは心を読めるのかしら?彼はそれが父親が彼に使った侮辱の言葉ではないことを願いました。「僕―僕は、そのことを考えていると思ったって意味で言ったんだ。口ごもったもの」エドワードは喘ぎました。彼はものごとを悪い方に転がしていました。
「たぶん、私は思い出そうとしてたんだよ…」皮肉っぽい響きが戻ってきました。
「僕のことなんか好きでもないくせに!」エドワードが大きな声で言いました。
「だからって、本当の父親がお前に主張するのを止めることになるようには思えないね」
「モラーリン、やめて!」アリエラが遮りましたが、エルフは片手を上げて彼女を黙らせました。
「わからないんだ」エドワードがちらりと見ました。
「どうしてあんなことを言ったんだね?」
「わからない―ロアンが言ってた―ことなんだよ―そして、僕はちっとも父さまに似てないんだ。みんなそう言うよ。そして話をやめてしまうの」
「言ってたこと―とは何だね?言いなさい、坊や!」
「二人が若かったころ、どれほど母さまがおじさまのことを好きだったかって。母さまが連れていかれたあと、彼がどんなに悲しんで怒ったかって。弟じゃなくて恋人みたいだったって彼女は言った。とってもかわいらしくそう言ったけど、何か他の意味があるみたいだった。口に出すのがとても汚らわしい何かだよ。他の時には、あの人は僕がとてもエルフっぽく見えるって。僕が結婚したあととても早く生まれたことも。あの人の一人目の息子みたいじゃなかったって」
モラーリンは跳び上がりました「何だって!戻ってあの女狐の首を絞めてやる!人間は―」彼は悪態をかみ殺しましたが、その赤い瞳は怒りに燃え上がり、筋肉がはちきれるように膨らんで、髪は逆立っていました。「お前はエルフと人間の子供には見えない。私が母上に出会ったのは、お前が母上のおなかに宿ってから4年後だ。どうやらロアンはどちらの嘘を使いたいのか決めかねたのだろうね。だが、近親姦などと!私ができないなら、ケルが代わりに鉄槌を下しますように」背の高いエルフは怒り狂って部屋の中を歩きました。カジートのようにしなやかで、片手は剣の柄を撫でています。その台が揺れて、少し下がりました。
「エドワードに比べれば、彼女は自分の息子たちに大望を持っている。疑問なのは、彼女の話を信じる者がどれほどいるかだ。彼を殺させる計画をしているなら、充分ではないだろう」アリエラのなだらかな眉に小さなしわが寄りました。「あのね、私は彼女を嫌ったことはないのよ。彼女もそう。あの方は私の立場を欲しがっていて、私はエドワードを救うために喜んで譲ったわ」
「僕に王様になってほしいんだね。そうしたら黒檀の鉱山を持てるから」エドワードはパズルを解きました。
「まあ、黒檀なんてどうでもいいの。おそらく彼が手に入れるでしょうし。あなたのお父さまがお亡くなりになったら、ロアンの子供たちと協力するより良いチャンスを持っているの。彼らには感謝する十分な理由がありますし、いい取引よ。そうは言っても、彼らの両親のことを考えると、契約にサインするのに充分なほど、自由に口が利けるかどうかは見込み薄だけれど」
「それじゃ、なぜ?僕のこと好きでもないのに」
「マーラ、お助けを!人を『好き』と思うことは人間の概念だ。ある日、彼らはお前を好む、次の日は好まない。火曜日にはまたお前のことを好んで戻って来る。私の妻は私に対してそうするが、彼女が私を好きじゃない時でも私を愛していると言うよ。彼女がどちらもしない日と、リアナの騎士団に加わる話をする時以外はね。そんな時は、私は彼女が正気に戻るまで狩りに行く」
「大げさね、そんなの一度しかなかったし、よく知っているくせに」
「回復期間は大いに楽しんだのを覚えているよ。もっとあってもいいかもね」二人はお互いににやりと笑いました。
「だけど、どうして僕に王様になってほしいの?」エドワードは食い下がりました。
「言っただろう、それはアカトシュの意思なのだ。それと、アーチマジスターのね。私は遠乗りに付き合っただけさ。彼らに聞いてごらん」
「アーチマジスターに会ったら聞いてみよう」
「素晴らしい考えだ。我々と北に旅立つ前に、お前は2、3週間タワーで過ごすことになるだろう」
「それだけ?」
「お前の母上と私と一緒に冬を過ごす計画がそんなに嬉しくないかね?」
「そんなことは…ないです。でも、アイリックと一緒に行くって言ったんだ」お前じゃなくて、口に出さなかった言葉が、二人の間にありました。
「そうなるだろう、そのうちね。今、そこでの数週間は、魔法の訓練を始めるのにちょうどいいだろう。私はお前に呪文を教えてやれる。だが、お前は強くならなければならない。お前の体が心に追いつかなければいけないんだ。それはアーチマジスターの意思なのだよ」
「戦闘の魔法?僕は他のことを勉強したいな。獣の呼び出し方、癒し方、そして浮き方…」
「それも学ぶだろう、必ずね。それと、お前は戦士は癒せないと思っているのか?それはお前がいちばん最初に学ぶ呪文だ。だが、王は戦い方を知らねばならない」
「得意じゃないんだ」
「ドラゴンの歯だよ、坊や!まさにそれがお前が学ばねばならない理由だ」
「もしできなかったら?」
「お前は勇気があって、澄んだ頭を持っていて、魔法を学ぶ潜在的な力がある。それは大抵の者が持っている以上のものだ。残りの部分は私が教える」
エドワードの頭が、不慣れな賞賛にぐるぐる渦を巻きました。「僕が?本当に?君が?」
「お前はお父上の愚かな王宮の者たちがドラゴンとユニコーンの前に丸腰で向き合って、アーチマジスターとタムリ��ルの英雄に、彼らの正義を要求すると思うのかね?正義だって!そんなものを前にしたら、彼らはどうにか慈悲を請うのが関の山さ、それだって疑わしいが、口が利けるものならね」
「僕、そんなことした?したのかなあ?」エドワードはすっかり驚いてしまいました。彼は知らなかった、考えたこともなかったと付け加えたいと思いました。
「ああ、したとも。そして、それはここからモロウィンドに向けて歌われる行いだ。私はそのバラードを作曲しよう―昼寝をしたらすぐにね。ドラゴンの背中の上ではあまりよく眠れないんだ」
「僕とシャグに眠りの魔法をかけたね!」
「そして城の他の者にもだ。友人に手伝ってもらってね」
「うわああ。宙にも浮けるの?見せてくれる?」
「そう急ぐな。私はドラゴンの背中に一晩中とどまっているように、動きを固める魔法を全員にかけていたんだ。休むまではマッチを使わずにろうそくに火を灯すこともできないよ」
「ああ、わかった。それでも僕は、戦士よりもアーチマジスターみたいになりたいな」
「はっ!アーチマジスターが戦えないなんて、そりゃニュースになるな!彼がお前に杖の扱い方を見せる時間があることを願うよ。初期の訓練には最適の武器だ。そして彼以上の講師は望めない。さあ、お前が前に見た四人の中で、誰が一番優れていると思う?」
エドワードは数分の間、慎重に考えました。「僕の判断は本当に粗末だけど、それでもよければ、タムリエルのチャンピオンって称号を使う人が一番優れているはずだと思う。でも、アーチマジスターは君の魔法の先生ではないの?そして武器の扱いもよく訓練されているみたいだ。だから、誰が勝っているか?ドラゴンの炎と爪と歯に太刀打ちできる人間がいるかな?それに、とても足が速くて、尖った角と蹄があること以外、僕はユニコーンのことは何も知らないんだ。とってもおとなしかったし。それで、君が尋ねたその質問には、正しく答えられそうにないんだ」
「いい答えだ、坊や!単体の近接戦闘ならユニコーンは簡単に勝てる。人間も、ドラゴンでさえ、あんなに早く一撃を当てられないし、炎で焼くこともできないし、魔法や属性の力も効かない。その蹄は致命的で、その角は一度触れただけで、どんな敵でも殺してしまう。角自体は燃えてなくなってしまうけれどね。それでも、一番強力なのは、それをすぐに再生できることだ。
「そして、4人のタムリエルの英雄は、互いに戦えばおそらく敗者になるだろうが、その称号は馬鹿げた自慢ではない!モラーリンは一流であることに慣れていない。結果として、私の行儀作法は苦しんでいるかもしれないがね」
「わが王よ、あなたには心から感謝申し上げます。あなたは僕に偉大な栄誉と貢献を与えてくださいました。ご恩返しできることがあれば、致しましょう。僕の乱暴な言葉と不躾をご容赦ください。僕は粗野で粗暴な中で暮らしてまいりました。そして、僕には父がないようです。あなたをそう呼ぶことをお許しいただけない限りは」エルフは少年に手を差し出し、彼はその手に自分の手を置きました。エドワードの味気ない気分はすっかり消え…まるで魔法のように…思考が彼の心を漂います…すると彼は手を離して、モラーリンの腰にしがみつきました。エルフの手は黒い髪を撫で、薄い肩を掴みました。
「ありがとう、奥さん。結婚からたった5年で、君は私に9歳のすばらしい息子を贈ってくれた。非凡で、本当に…魔法のようだ」
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十二年目の少年
ヴィクトルは年末に長谷津の勇利のもとへ帰った。ロシア選手権も全日本選手権も終わり、次はそれぞれヨーロッパ選手権と四大陸選手権が待ち構えていたが、束の間の休息を味わいたかったのだ。 勇利と離れていた期間は一ヶ月にも満たず、再会については何も大騒ぎするほどのことでもないはずだったけれど、空港で彼を見たときヴィクトルは激しい胸のときめかしさに度外れなほど興奮し、思わず抱きしめて無言になってしまった。勇利は笑って「どうしたの?」とヴィクトルの背をかるく叩いた。 「飛行機で疲れちゃった? すぐうちに帰って温泉に入るといいよ。温泉、久しぶりでうれしいでしょ?」 もちろん温泉は魅力的だったけれど、ヴィクトルが求めているのは勇利ただひとりなのだ。それを勇利はちっともわかっていないのだった。 「勇利……」 「なに?」 ヴィクトルは勇利の手を握り、熱心に彼のごく平凡な面立ちをみつめた。本当は勇利は平凡なんかではなく、この世界の誰もかなわないほど彼が輝くことをヴィクトルは知っていた。ヴィクトルは勇利から離れてから、大切な彼が誰かに奪われはしないかと、いつだってつまさきだつ思いだった。 「会いたかったよ」 ヴィクトルが指先に接吻すると、勇利はまっかになってあたりをきょろきょろと見まわした。そのしぐさが幼く、おそろしくかわいらしくて、ヴィクトルは胸が苦しくなった。 「ちょっと、そういうのはふたりだけのときにしてよ……」 「う……」 「ど、どうしたの!」 「大丈夫だ。ただ、めまいと心臓の痛みが……」 「心臓の痛み!? ぜんぜん大丈夫じゃないじゃない!」 「大丈夫なんだ。心臓は勇利しか攻撃してこないんだ」 「ぼくが……!? なんだかかなり野蛮な人間みたいだけど……」 「そういう意味じゃないんだ」 「よくわかんないけど、早く帰ろう。疲れてるんだよ」 ちっとも疲れてはいなかった。勇利と会うために来たのに、疲れるなんていうことがあるだろうか。ヴィクトルは元気いっぱいに年末を過ごし、勇利と愉快に新年を迎え、日本式の正月を体験した。すばらしい日々だった。ロシアへ戻りたくない、と思った。もうヴィクトルの暮らしは勇利がいなければ立ちゆかないのだ。 長谷津にずっと住もうかな、とヴィクトルはぼんやり考えた。しかしそれが最良の選択ではないことを彼は知っていた。ヴィクトル自身にとっては最良だけれど、全体を見ればそうはいくまい。長いあいだロシアのスケート連盟が言うことを無視してきたので、今後はきちんと応じなければならない。自分ひとりのことならまだいいが、勇利にまで何か悪い影響があっては大変だ。 「勇利……」 「ん? どうしたの?」 ヴィクトルは、無邪気な様子で自分をみつめる勇利のあどけないおもてをいとおしそうに見た。ヴィクトルを全面的に信頼し、愛情を寄せている瞳である。この可憐さは絶対に守らなければならない。 「来季のことなんだけど……」 ヴィクトルは胸苦しさをおぼえながら口をひらいた。 勇利は故郷を愛している。わかりやすく、ふるさとが好き! とあけっぱなしの愛を示しているわけではないけれど、確かに愛しているのだ。複雑な、なんとも言いがたい難しい愛ではあるが、だからといって長谷津がどうでもよいということではない。勇利はこの土地で生まれ育ったのだから。そしてここにいる者たちも、勇利のことを愛している。だからヴィクトルは、簡単に勇利を連れ去ることはできなかった。勇利には勇利の世界がある。けれど……。 「俺はここにはいられないんだ」 ヴィクトルはつらい気持ちで打ち明けた。ソファでマッカチンと戯れていた勇利は目をまるくし、それからうなずいて微笑した。 「うん、それはわかってるよ」 「ごめん……」 「いままでが恵まれすぎてたくらいだからね。ぼくの居場所で、ヴィクトルをひとりじめできたんだ。これ以上わがままは言わないよ」 「将来的にはわからないよ。いますぐは無理というだけで、またきっと戻ってこられる。俺は長谷津が大好きだし……」 「うん」 勇利はにこにこ笑っていた。だがヴィクトルは、彼がヴィクトルの言葉を信じていないような気がした。ヴィクトルのことは信頼しているのに夢のある未来は信じない。まるで、期待しすぎたらあとでがっかりするから、とでもいうように。 「本当だよ」 ヴィクトルは熱心に言った。 「本気だよ。俺はまた長谷津に来るよ」 「そっか」 「信じてないだろう」 「そんなことないよ」 ヴィクトルはじれったかった。どうにかして勇利に「うん、また一緒にここで暮らそうね」と言わせたかった。しかしいまのヴィクトルのいちばんの使命は、遠い未来の約束をすることではない。それに勇利だって、口だけでいくら言われたって、よりどころがなければうなずけないだろう。そういうことは、これから時間をかけて教えてやれ���よいのだ。 「こんなふうにお正月とかさ、お盆とかは帰ってきてよ。あ、ロシアってお盆関係ないのかな? 日本はね、お盆は帰省の季節っていう感じで、まあぼくはいままでお盆だからって帰ったことはないけど、というかお正月だって帰らなかったし、ずっとデトロイトでね……」 「勇利、聞いてくれ」 ヴィクトルは勇利の手を握った。勇利はきょとんとして、それからくすっと笑い、「どうしたの?」と優しく尋ねた。 「そんなに一生懸命な顔して……。ヴィクトルでもそういう顔するんだね」 「長谷津ではしばらく無理だ。だから俺はロシアに行く」 「わかってるよ。何度も言わないで。さびしくなるから」 「勇利も連れていきたい」 ヴィクトルが口早に宣言すると、勇利が大きな目をみひらいた。ヴィクトルは、もっと洗練された様子で、完璧にエスコートするみたいに告げるつもりだったのだが、そんな決心はどこかへ吹き飛んでしまった。彼はみっともなく、事態が差し迫ったように何度も言った。 「勇利とロシアで暮らしたい。ぜひ暮らしたい。俺についてきてくれ」 「…………」 勇利が困ったように目を伏せた。ヴィクトルは慌てた。 「かるい気持ちで言ってるわけじゃない。簡単に言ってるわけでも。勇利が長谷津を愛していることは知ってるし、みんなが勇利を必要としていることもわきまえている。よくよく考えた。勇利を連れていくことは、みんなから希望を奪い去ることなんじゃないかってね。でも、わがままでひどいけど、たとえそうだとしても、俺はおまえを連れていきたいんだ。こんなことを言ったら、勇利は俺にがっかりしたりあきれたりするかもしれないけど、でも本心だから言うよ。俺ひとりでは、もうどうあっても生きていけないんだ。ほかの誰でもいけない。勇利がそばにいなければ」 勇利は返事をしない。彼はうつむきがちになり、なにごとか考えこんでいる。 「もちろん二度と帰さないなんて言う気はないよ。こんなふうにお正月にはまた帰省しよう。それから、えっと、なんだっけ、the Buddhist All Soul's Day……?」 ヴィクトルには「お盆」のことがよくわからないのだった。勇利はなんと言っていたっけ? 「the Bon Festival……? オボン! そうそう、オボン! オボンの時期に帰るんだっけ? いいよ、付き添おう。ほかにも勇利が帰りたいときは帰ればいい。俺も付き合う。実家に帰らせていただきますっていうのはだめだけど」 ヴィクトルは、日本にいるあいだに得た知識を披露し、続けて言いつのった。 「でも勇利が帰りたいときに帰っていいんだ���。あとは、そう、アイスショーなんかもあるしね。勇利、呼ばれるだろう? 日本のアイスショーはさかんだ。俺だってきっと招待される。全部了承するよ。一緒に帰ってこよう。つまり、何が言いたいかというと、ロシアから帰さないということじゃなくて、勇利に日本を捨てろということでもなくて、ただ俺のところへ来て欲しいっていうことであって、来季からは俺とロシアで一緒に暮らして欲しいということであって、もしかして俺、何度も同じことを言ってる? 混乱してるんだ、すまない。勇利、なぜ黙っているんだ? 俺の気持ち、伝わってないのか? それとも勇利は……俺と……」 暮らしたくないのか、というひとことは言えなかった。ヴィクトルは口を閉ざ��、恐怖をおぼえながら勇利をみつめた。勇利ほどこころの奥底の見抜けない青年はいない。何を言い出すかわからないのだ。ヴィクトルはもうそれを体験し、身に染みるほど知っている。 「勇利……」 ヴィクトルは不安そうにつぶやいた。勇利は口元に慎ましやかに手を当て、相変わらず思案にくれていた。 「何か言ってくれ……」 「……ヴィクトル」 勇利は目を上げると、まっすぐにヴィクトルを見た。その決意のほどのうかがえるまなざしに、ヴィクトルはどきっとして息をのんだ。 「すこし待って」 「え?」 「ちょっとだけ待ってくれる? 支度があるから」 「し、支度ってなんだ……」 はいかいいえで答えられる質問に、何の支度をするというのだろう。また勇利が変なことを言い出した。ヴィクトルはふるえ上がった。 「明日……、ううん、たくさんあるから三日くらいかかるかな……、三日後、見せたいものがあるんだ」 見せたいもの。ヴィクトルはびくびくした。 「なに……?」 「たいしたものじゃないよ。でもヴィクトルは衝撃を受けるかもしれないもの」 勇利は控えめにほほえんだ。 「返事はそのあと……。そもそも、ヴィクトルが言い分を取り下げるかもしれないし……」 「え? なんのことだ?」 「……すべては三日後」 勇利は優しく言ってヴィクトルの手にふれた。 「今日はその話はもうやめよう」 「勇利、俺、落ち着かないんだけど」 「すこし待って」 勇利はくり返すと指を一本立て、ヴィクトルのくちびるに押し当てた。 「ぼくはもしかしたら、ヴィクトルにふさわしくない人間かもしれないよ。まだ貴方は本当のぼくを知らないんだ」 謎のような言葉を勇利はささやいた。勇利はわからないのだろうか? そんなふうに言われたら、ますますおぼれてしまうというのに。 それから勇利は三日間、時間をみつけては部屋へこもり、何か作業をしているようだった。ヴィクトルが「何をしてるんだい?」と訊いてもかぶりを振り、「約束の日にわかるから」としか答えなかった。ヴィクトルはそわそわした。いっそのこともうさっさと断ってくれ、と思ったけれど、実際に断られたら頭がおかしくなることもよくよくわきまえていた。 長い三日が過ぎ、その夜、勇利はヴィクトルの部屋をおとなった。待ちわびていたヴィクトルは緊張しきり、かしこまってソファに座った。勇利は大きな、ひと抱えもある菓子箱を持っていた。のんきに菓子をつまみながら話そうというのか、勇利は本当に無神経だ、とヴィクトルはあきれた。 「ヴィクトル、これを見て」 勇利が厳粛な顔つきで言った。 「お菓子の箱だね」 ヴィクトルは答えた。 「勇利はまたこぶたちゃんになりたいのかい?」 「中身はお菓子ではありません」 勇利はしかつめらしくかぶりを振った。 「これを読んで、それでもぼくをロシアへ連れていく気があるかどうか……。考えて欲しいんだ」 ヴィクトルは不満をおぼえた。 「勇利……、俺は今日、返事を聞けると思っていたんだよ」 「返事をするとは言ってないよ。そもそも、ヴィクトルにその気がなくなったら、ぼくが何を言ったって意味がないからね。たぶん、これを見終わるころには、ヴィクトルはもういいっていう気持ちになってるはずだよ。あんなことを口にした自分が恥ずかしい、って自分にがっかりして、勇利がこんな子だとは思わなかった、ってぼくにもがっかりするかも」 「勇利、何を言ってるんだ?」 「でも……、」 勇利は溜息をついた。 「コーチではいてもらいたいな……。それだけはあきらめたくない。ヴィクトル、どんなにぼくが薄気味悪くても、コーチはやめないでね」 ヴィクトルは、勇利の言うことがさっぱりわからなかった。勇利のコーチをやめるはずがないし、そんなことはあり得ない。しかし勇利がそれを心配するほどのものがこの箱の中に入っているのかと思うと、好奇心がわき上がってきた。 「ぼくは部屋にいるから……」 勇利はヴィクトルの膝の上に箱を置き、両手を胸に押し当てて言った。 「もしあの提案を取り消したくなっても気にしないでね。仕方のないことだってわかってるから……」 彼は溜息をつくと、「じゃあ」とさびしそうに部屋を出ていった。ヴィクトルは勇利にそんなかなしそうな顔をさせたことがつらく、いますぐ追いかけていって、「ロシアへ連れていくぞ!」と言いたくなった。しかしそれでは意味がないのだ。中身も気になるし、手早く仕事を片づけよう。 ヴィクトルはそっと菓子箱をひらいた。そして目をまるくした。中に入っていたのは、たくさんの手紙だった。いったい何だろう? ヴィクトルに渡したということはヴィクトル宛てだろうか? とりあえず、いちばん上にあった封筒を取った。たどたどしい文字で何か書いてある。しかし日本語なので読めない。たぶんカタカナというやつだ。勇利に教えてもらったことがあるけれど、記憶を頼りに観察してみたところ、自分の名前であるような気がした。やっぱり俺宛てだ、とヴィクトルは納得した。 早速便せんを取り出してひろげた。そこにも幼い日本文字が並んでおり、ヴィクトルにはまったくわからなかったが、よくよく見ると、余白のところになめらかな筆記体が記してあった。これは勇利の字だ。つまり勇利がこの幼子の手紙を英訳したのだろう。三日間、ずっとそうしていたのだろうか? 誰の手紙だろう? ヴィクトルは英語を読み始めた。 親愛なるヴィクトルへ こんにちは。初めまして。ぼくの名前は勝生勇利です。どこにでもいる日本のフィギュアスケート選手で、十二歳です。 今日ぼくは、ヴィクトルがジュニア選手権で世界一になるところを見ました。とても綺麗で、かっこうよくて、どきどきして、これまで知らなかったような気持ちになりました。スケートクラブにあるテレビで見たのですが、もうそれからずーっとヴィクトルのことを考えています。ベッドに入っても眠れなくて、頭の中がヴィクトルでいっぱいです。ものすごく頬が熱くて、ぼくの中はヴィクトルばっかりになってしまいました。それで、いまこの手紙を書いています。 いつかヴィクトルに会いたいです。そして同じ氷の上に立ちたいです。一緒にスケートがしたいです。その日のために、ぼくはがんばります。 ヴィクトル、大好きです。 それではさようなら。 勝生勇利 「…………」 ヴィクトルはしばらく放心していた。これはなんだ、と思った。想像はできたけれど、なかなか理解が及ばなかった。古い手紙。日本の文字はわからないが、子どもらしいつたなさで綴られていることは伝わった。いまの勇利のなめらかな英語と引きくらべる。文字のうつくしさは変わっても、その素朴さ、こめられたこころは……。 これは、勇利がヴィクトルに初めて書いた手紙なのだ。 ヴィクトルは急いで次の手紙を取り、ひらいて視線を走らせた。手紙は何十通もあった。いや、百通以上あるだろう。彼はむさぼるように手紙を読み続けた。 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ぼくは犬を飼い始めました。ちいさなプードルで、ヴィクトルと同じ名前にしました。普段にはヴィっちゃんと呼んでいます。とてもかわいくて、かしこいです。毎日ふたりで寝ています。 ヴィクトルが一緒に暮らしている犬、マッカチンっていうんですね。とってもかわいいです。ぼくもヴィクトルとマッカチンみたいに、ヴィっちゃんと仲よくなりたいです。なれると思います。だってヴィっちゃんはぼくのことが大好きなんです。ぼくもヴィっちゃんが大好きです。 スケートの先生にねだって、ヴィクトルの映像をたくさんもらいました。毎日見ています。かっこいいです。ぼくもヴィクトルみたいにじょうずにすべれるようになりたいです。なります。がんばります。 ヴィっちゃんと一緒に見て、「ヴィっちゃん、ヴィクトルかっこいいね」って言ったら返事をします。ヴィっちゃんもヴィクトルのこと、かっこいいって思ってるのかな? きっとそう。ヴィっちゃんもぼくみたいに、ヴィクトルのこと大好きになると思います。 今日もヴィっちゃんと寝ます。 それではさようなら。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 今日ぼくは、初めてジュニアの大会に出ました。成績はあんまりよくなくて、終わってから悔しくて泣いてしまいました。ものすごく緊張して、普段できることがぜんぜんできなかったです。それに、三回も転びました。先生は、「最初からあれだけできたらたいしたものだよ」って言ってくれたけど、ぼくはぜんぜんそうは思いません。本当に本当に悔しかったです。こんなんじゃヴィクトルと同じ試合になんて出られないです。 明日からまた一生懸命練習したいと思います。早くリンクに行きたい。 ヴィクトルはいつも試合で落ち着いていてかっこいいです。緊張しないのですか? してるのかな? してるけどいつも通りできるんですか? ヴィクトルはすごいです。 今日は自分がみじめで、恥ずかしくて、とてもヴィクトルの映像を見られませんでした。明日からまた見ます。ヴィクトル大好きです。 それではさようなら。 勝生勇利 ヴィクトルへ ヴィクトル! ぼく三位になったよ! トロフィーもらったよ! 年上の選手にも負けなかった! うれしかった! ちょっとはヴィクトルに近づけたかな? もっともっとがんばります! 今日見たヴィクトルの動画、ヴィクトルが四回転で転んでいました。もうちょっとだったのに。ぼくのほうがすごく悔しかったです。ぼくもがんばるので、ヴィクトルもがんばってください。ぼくもいつか四回転が跳べるようになりたいです。 それではさようなら。 勝生勇利 ヴィクトルへ 勝生勇利です! ジュニアで初めていちばんになりました! いちばんだよ、いちばん! ヴィクトルがよく獲るいちばんです! すごくうれしかった! いつもヴィクトルの動画はひとつだけってきめてるのですが、今日は特別にふたつ見ていいことにしました。ご褒美です。 うれしい! 早くヴィクトルと同じ試合に出たいなあ! それではさようなら。 勝生勇利 ヴィクトルへ 勝生勇利です。 ヴィクトル、ぼく試合でぜんぜんだめでした。何もかも上手くいかなくて、めちゃくちゃでした。順位書きたくない。精神面がだめって言われました。ちょっと緊張したら何もできなくなるって。今日はすごく上手い先輩がいっぱいいて、雰囲気がすごくて、ぴりぴりしてて、こわくて、演技のことが考えられませんでした。こんなんじゃ、いつかヴィクトルに会っても同じことになりそうです。 何も考えたくない……。 順位をちゃんと書いておきます。二十一位でした。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは! 勝生勇利です! 今日ぼくは初めてヴィクトルに会いました! ヴィクトルが日本の試合に来たのです! ヴィクトルの演技、見たよ! すごかった! かっこよかったー! 好き! 大好きです! 演技のあと、花を投げ入れました。ヴィクトルね、ぼくのを、ぼくのを拾ってくれたんだよ! 本当! 本当なんだから! ありがとうヴィクトル! ヴィクトルは、ぜんぶ、ぜんぶ最高でした。 大好き! いつか観客席じゃなくて、同じところに立てるようにがんばりますね。 うれしい! 今夜は眠れない! 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ぼくはシニアに上がりました。シニアはすごいのですね。なんだかジュニアとは世界がちがうという感じです。ぎりぎりまでジュニアにいてよかったと思います。ぼくちゃんとやっていけるかなと不安です。試合の結果はよくなかったです。なんだかこわい。 でも、シニアにはヴィクトルがいて、ぼくは、ぼくはやっとヴィクトルと同じところまで……同じじゃないけれど、でも本当に近いところまで来られたのだから、がんばりたいです。がんばります。ヴィクトルと同じ試合に出られますように。でも、同じ試合に出られても、へたくそじゃ恥ずかしいから、もっと練習します。 それではさようなら。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ヴィクトル! ぼくは今日初めて、競技者としてヴィクトルと同じところへ行きました! 公式練習で、遠くからちらっとだけヴィクトルを見て大興奮して、ちょっと泣いてしまいました。それだけで死にそうになって、コーチに叱られました。 でもね、それで終わりじゃないんです! ぼくが廊下でぼーっとしてい���ら、後ろから「ちょっとごめんね」って言われて、ぼく邪魔になってるって思って慌てて道を譲ったら、ヴィクトルが立っていて、「ありがとう」ってにこっと笑ったんです。ぼく、ぼく、舞い上がってしまいました! 近くで見るヴィクトルは、最高で、最高で、最高でした!! 大好きです!! 明日の試合、いい成績がとれるようがんばります。 勝生勇利 追伸 あのとき道をふさいでいてごめんなさい。 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ぼくは最近、日本のエースだとか言われるようになってきました。自分ではまだまだぜんぜんだめだと思うのに、そんなふうにうわさされるようになってこわいです。 ぼくは日本の大会では優勝できるけれど、世界大会ではへたくそです。勝生は内弁慶だと言われます。自分のところでは威張っているけれど、外では意気地なしだと。 ヴィクトルに会いたいです。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ヴィクトル。 ぼく、グランプリファイナルに出られることになりました。初めてのグランプリファイナルです。世界選手権ではヴィクトルに会ったことがあるけれど、グランプリファイナルでは初めてです。ヴィクトルと同じ氷の上で一生懸命戦いたいです。 最近、ヴィっちゃんの調子が思わしくありません。心配です。ヴィクトルのマッカチンは元気ですか? 元気でありますように。ヴィクトルも元気でありますように。 グランプリファイナルで会えることを楽しみにしています。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ソチのホテルです。今日、ファイナルのフリーが終わりました。ぼくはさんざんでした。知っているでしょうが、最下位でした。いや、知らないかな。ヴィクトルは勝生勇利っていう選手のことなんて興味がないだろうから。 試合のあと、帰るとき、ヴィクトルに「記念写真?」と言われました。ヴィクトルは親切のつもりだったと思います。無視してしまいました。ごめんなさい。 これからどうすればいいのかわかりません。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 今日、ヴィクトルがうちに来ました。長谷津に来ました。なんで……? 混乱してさっぱり意味がわかりません。 どうしてヴィクトルがぼくのコーチになってくれるの? なんで? ぼくのことなんて興味なかったんじゃないの? あの動画のせい? わけわかんないよ……。 勝手にヴィクトルの「離れずにそばにいて」をすべってごめんなさい。 でも、あのプログラム、大好きです。 ヴィクトルのことも大好きです。 ぼく、どうしたらいいんだろう。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 今日ヴィクトルと、初めて、……手をつなぎました。 びっくりした……。 ぼくはまっかになってしまいました。気づいていましたか? ヴィクトルは、なんとも思ってないだろうけど……。 意味なんかないんだろうけど……。 ぼくはそういうの、どきどきするから……。 あんまりしないで欲しいな……。 それでは。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です! 今日、ヴィクトルにリンクでキスされました! なに考えてんだ! あとになってめちゃくちゃ笑いました。驚かせたいからキスするって何���んだよ! でもヴィクトルらしいなと思いました。じゅうぶん驚きました。 ぼくの四回転フリップには、キスと同じ威力があったんですね! びっくり! 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ヴィクトル、いまぼくには悩みがあります。 このところ、ずっと変なんです。 ヴィクトルのことを考えると胸が痛くて、涙が出てくるんです。 どうしてこんなにずきずきうずくの? ヴィクトル、教えて……。 教えてください。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 今日、ヴィクトルと目が合っただけで赤くなって、何も言えなくなりました。 そのあと、ヴィクトルがちょっと視線をそらしたら、ぼくは嫌われてるんじゃないかと苦しくなって、せつなくて、泣きたくなりました。 そのあとヴィクトルがぼくの手を握ってにっこりしたので、ぼくはまっかになってもじもじしました。 ぼく、頭がおかしいんじゃないかしら……。 ヴィクトル、どう思いますか? 勝生勇利 ヴィクトルへ 本当に、ずっと変なの。 どうしよう……ヴィクトルがそばにいるとずうっとどきどきする。 勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 空港まで迎えに来てくれてありがとうございます。 うれしかったです。 抱きしめてくれてありがとう。 ぼくはもうすぐ引退するけど、ヴィクトルのことはずっと大好きです。 勝生勇利 ヴィクトルへ ヴィクトル、苦しいよ。 こころをきめたはずなのに、ヴィクトルと別れることを思うとつらいよ。 ひとりになると泣きそうになります。 勇利 ヴィクトルへ ぼくはグランプリファイナルのあと、毎日泣き暮らすんじゃないかと思う。 胸がつぶれそう。 勇利 ヴィクトルへ このところ弱音ばかりで自分がいやになります。 最後なのだからがんばらなければなりません。 ヴィクトルと過ごせる貴重な時間を大切にしたいと思います。 勇利 ヴィクトルへ ヴィクトルとぼくの最後の試合です。 いままで楽しかった。 この八ヶ月間、夢のような時間でした。 ヴィクトル、どうもありがとう。 ぼくをここまで連れてきてくれて、ありがとう……。 貴方を氷の上に返します。 最後に、貴方の首に金メダルをかけたい。 昔から、ずっとずっと、大好きです。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。 勝生勇利です。 ヴィクトル、どうもありがとう。 いつかヴィクトルと同じ氷の上に立ちたいと思ってスケートをしてきたけれど。 同じ氷の上に立ったとき、ぼくはぜんぜんだめで、「記念写真?」なんて言われたけれど。 ぼくは変わりました。 ヴィクトルのおかげで、変われました。 またヴィクトルが同じ氷の上に戻ってくることがうれしいです。 本当にありがとうございます。 ずっとずっと、一緒にスケートをしたい。 もう離れたくありません。 そばにいてくれますか? 大好きです。 勝生勇利 ヴィクトルへ こんにちは。勝生勇利です。 ヴィクトルと踊ったエキシビション、最高でした。 そのあとに続いた夜も、最高でした。 ぼくのこころは貴方のものです。 ヴィクトルと初めて裸で一緒に寝たけど、すごくすてきでした。 次は、最後までしてね。 愛しています。 勝生勇利 百数十通に及ぶその大量の手紙をすべて読み終えたときは、すでに深夜という時刻だった。途中まではつたない日本文字と、勇利が付け足した英文が並んでいたけれど、ある時期からは洗練された英語のみになった。勇利が英語と習得したということだろう。 どの手紙も、勇利の純真さ、きよらかさ、ひたむきさ、純愛が底に流れていて、ヴィクトルは、勇利はあのときこんなことを考えていたのか、こんな気持ちだったのか、勇利はこんな子ども時代を過ごしたのかとさまざまなことを思案した。勇利のことをたくさん想い、彼を感じたかった。ひとつひとつの手紙について話しあいたかった。けれどそれよりも、いますぐにすべきことがあった。 ヴィクトルは丁寧に最後の手紙を箱に戻すと、勢いよく部屋を飛び出した。 「勇利!」 勇利は、夜深けにもかかわらず、きちんとベッドに座ってじっと待っていた。まるで断罪を待つ罪人のように見え��、ヴィクトルはびっくりした。 「勇利、あれ──」 「読んだ?」 勇利がヴィクトルを見上げ、静かに微笑した。 「あれね、ぼくがヴィクトルに出そうと思ってた手紙なんだ。ううん、出すつもりなんてなかったんだけどね。ただ、ヴィクトルに伝えたいこと、ヴィクトルへの気持ちを書き綴ってて……それが習慣になって。ヴィクトルが来てくれてからもずっと続いてたんだよ」 勇利は困ったように眉を下げた。 「十二年だよ」 彼の素朴な言葉がヴィクトルの胸を刺した。 「重いでしょ?」 ヴィクトルは瞬いた。 「気持ち悪いでしょ? あんなにいっぱい、ヴィクトルへの……」 勇利は目を伏せ、どうしたらいいかわからないというように両手を握り合わせた。 「書いてることも、なんだかしつこい感じでひとりよがりだし……。おかしなこともいっぱいあったよね? 恥ずかしいしこわいから、英語のはひとつも読み返さなかったんだ。ひどかったでしょ?」 何を言ってるんだ。ヴィクトルは口をぽかんと開けた。 「ヴィクトル……」 勇利はおずおずと顔を上げ、さびしそうに笑った。 「ぼくはああいうことを考えてる人間なんだよ」 何かをあきらめたように勇利はヴィクトルを見ている。 「あんな……変なことを、ヴィクトルについてずっと考えてたんだ」 「勇利……」 「そんなぼくでも、ヴィクトル、一緒にロシアで暮らせる?」 「…………」 「無理でしょ?」 勇利はすこし首をかたげた。彼は相変わらず控えめな微笑で、何もかもをのみこんだ表情をしている。 「気が変わったでしょ? いいんだよ。本当のことを言って」 「何を……」 「誰だっていやだよ。あんなふうにぐずぐず想われてたら。それも十二年も……」 勇利は何を言っているのだ? ヴィクトルはさっぱり理解できなかった。 「ヴィクトルはぼくがヴィクトルのファンだって知ってただろうけど……、あそこまでとは思ってなかったでしょ?」 勇利は泣き笑いの顔になった。 「いいんだよ。大丈夫。気にしないで。わかってたから」 「…………」 「何も言わずにヴィクトルについていくこともできたけど……、そんなヴィクトルを騙すようなことだめだから……、言わなくちゃって……」 そこで勇利の頬から突然笑いが消え失せた。彼はヴィクトルをすがるようにみつめ、一生懸命に懇願した。 「コーチは続けてくれる?」 「勇利……」 「おねがい……。いまになってこんな気持ち悪いやつだって知らせるなって思ったかもしれないけど……、卑怯だけど……、でもぼく……ぼくは……」 勇利の目からぽろりとおおつぶの涙がこぼれた。 「……ごめんなさい」 「勇利!」 ヴィクトルはびっくりして慌てて勇利を抱きしめた。勇利の身体がびくっとふるえる。 「勇利、何を言ってるんだ!」 「何って……だから……」 「なんで泣く!? 俺が勇利のコーチをやめるわけないだろう!?」 「ほんとに……?」 勇利が涙に濡れたちいさな顔をヴィクトルに向けた。 「これからもコーチでいてくれる……?」 「当たり前じゃないか!」 「…………」 勇利が目を閉じた。 「……よかった……」 彼は洟をすすってぽつんとつぶやいた。 「それだけでじゅうぶんだよ……ありがとう……」 「じゅうぶんなんて言うな!」 ヴィクトルは、勇利は相変わらずわけがわからないし、本当にどうしようもなく手がかかると思った。 「ロシアへだって連れていくぞ! 絶対に連れていく!」 「え?」 勇利がきょとんとした。なんというあどけなさ……。 「あんな手紙を読んだからには、絶対に離さない!」 「え……?」 「もともと手放すつもりなんてなかったけどね! あれでますます決心がかたまった! どこへもやるものか!」 「ヴィクトル……」 「重い? 気持ち悪い? 何を言ってるんだ?」 ヴィクトルは勇利をぎゅうっと抱きしめ、髪に頬を寄せた。 「あんなの、何があっても一生しあわせに��るぞっていう決意をうながすものにしかならないじゃないか!」 「えぇ……?」 「勇利……」 「あ、あの、ぼく……」 「勇利、勇利。顔をよく見せて……」 ヴィクトルが熱心に愛を打ち明けているというのに、勇利のほうは腑に落ちないようで、間の抜けてぽかんとした、きわだってかわいらしい表情でヴィクトルをみつめるばかりだった。 「ヴィクトル……なに言ってるの……?」 「おまえが何を言っているんだ」 「ヴィクトルどこかおかしいんじゃない……?」 「おかしいのはおまえだ!」 「…………」 勇利は口元に手を当て、しばし考えこんだ。思案にくれる彼はかわいい哲学者のようで、ヴィクトルは見ているだけでにこにこしてしまった。やがて勇利は真剣な瞳をヴィクトルに向け、ひとつひとつ確かめた。 「ぼく……、ヴィクトルにどきどきしてもいいの?」 「いいよ」 「ヴィクトルのちょっとしたことでせつなくなってもいいの?」 「いいよ。せつなくなんてさせないけどね」 「ヴィクトルのことばっかり考えていいの?」 「当たり前だ」 「ヴィクトルのこと、好きでいてもいいの?」 「むしろそうしてくれないと暴れる」 「ヴィクトル……」 勇利ははにかんで目を伏せた。 「……最後まで、してくれるの?」 「ああ、勇利!」 ヴィクトルは勇利を抱擁し、とりのぼせた夢のような気持ちで熱愛をこめて叫んだ。 「最後までせずになんて、いられないよ!」 勇利がヴィクトルの胸に顔をうめ、甘えるようにすり寄った。ヴィクトルは彼のつややかな黒髪を優しく撫でながら、俺も勇利に手紙を書こうと���った。たくさん書こう。そして、たくさん語ろう。すぐに不安になり、ちょっとしたことでかなしくなってしまう勇利。かわいい勇利。 「あの手紙のこと、いっぱい話そうね」 「あっ、それは恥ずかしい……」 「どうして? 俺はうれしいのに」 「ばか……」 「勇利。これからも手紙を書いてくれ。なんでも話してくれ。きみのことをもっともっと知りたい。勇利は知れば知るほど謎だよ。あんなにすてきな手紙を書く能力があるなんて知らなかった。書いた手紙は、もうしまいこんだりせず、そのたび俺に渡してくれ。俺も返事を書くよ。それに、俺からも書く」 「ほんと……?」 「でも、これだけはいま、はっきりと言葉で伝えておくよ。勇利……」 ヴィクトルは幸福そうに、目のふちを赤くしてにっこりした。 「俺のこころも、おまえのものだ!」 ヴィクトルはロシアへ戻ったが、勇利に会えないあいだ、彼の手紙はものすごいききめを発揮した。すてきな、ヴィクトルをしあわせにする手紙だった。そして同時に、勇利のせつなさ、さびしさを感じさせる手紙でもあった。 勇利がロシアへ来たら、もう何も考えなくていいくらい、たくさん愛してしあわせにしよう。 ヴィクトルはそうこころぎめをした。 勇利はきっと、このうつくしい情緒的な街並みの中、長谷津にいたときと同じくらい綺麗に、みずみずしく笑うことだろう。
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俺は真面目だった。仕方なく片付ける類の仕事ほど精が出るタイプの人間。裏を返せば、一般人がやる気を出してやるような仕事が性にあわない人間だ。
会社に勤めて早5年。大学を出て、大手IT企業に就職出来たのは人生で最高の成功だと思っていた。年収もそこそこ、人脈もそこそこ。ずっとそこそこの人生を送っていくのも悪くなかった。
仕事が終わり、俺はそこそこのアパートに帰る為に黒い革鞄を持って早足で帰った。
特段いつもと変わらない毎日が今日も終わる。
俺は玄関のドアを閉めた。静まり返った俺一人の空間に、溜息が零れた。俺ももう30だ。周りに結婚しただとか彼女が出来たとか、そういう報告をしてくる輩は5年前ぐらいから居た。
おかえり、ただいま。そういうやり取りは家を出たっきりしていない。
その時、ポストに紙の端くれが見えた。手紙の様だ。この季節だ、年賀状でも暑中見舞いでも無いだろうに、それ以外で自分に手紙を書くやつなんて思い浮かばない。
白い封筒をするりと抜き、暗く狭い玄関に靴も脱がずに玄関にしゃがみこんでそれを眺める。
_____ 「 전정국정 님에게 주소 」
( ______様へ [住所 ××× ] )
手紙に記されていた住所は、俺の隣の部屋番号だった。
_____、とは俺の事じゃない、恐らく隣の奴の名前だろう。宅配ミスがあったのだろう、と戻しに行こうとするが、するりと中の紙が落ちてきた。封がされていなかったようだ。俺はそれを拾い、封筒に入れ直そうとする。だが、手が止まった。

中身を見てやりたい、そう思ったのだ。つまらないルーティーンの中に生まれた唯一のノイズ。「他人の手紙」という事が、やけに鮮やかに見える。
俺は震える手で手紙を開いた。
男の字が羅列されているにも関わらず、その内容は異物だった。
「なんで来なくなったんですか?ずっとあなたを待っているのに。返事が来るまで俺は諦めませんよ、好きですから。合鍵まだ持ってますよ、居留守だってわかってます。また来ます」
ストーカー、元カノ、それとも借金取り?
頭に野蛮なワードが浮かぶ中、文字を何度も読み返して、目で追った。明らかに女の字ではない。`好きだから`その文字がやけに震え、感情を乗せて書いている事が伝わってくる。
隣の ゛______゛と言う男は綺麗な男だった。職業は検討がつかないが、こんな至って平凡なアパートに住むにしては、金を持っている様に見える。整った身形からはこんないざこざは想像出来ない。すれ違う度に柔い香水の香りがしていたのを思い出した。……まさか男と?そんな訳ないか、と冷めやらぬ興奮のせいで浅くなる息を抑えながら、その手紙を黒い革鞄の中にしまった。
数日後
至って普通な日曜日の朝が来た。特に予定も無く、顔を洗って歯を磨く。鏡に映る俺の顔は、気力と覇気に掛けていた。そんなもんだ、日曜日くらいいいだろう。
ピンポーン
と間延びした呼び出し音が鳴る。音すら久々に聞いたかもしれない、何か頼んだ覚えはないが、と歯ブラシを咥えたままインターホンを覗いた。
間違いなく隣人の_____だ。目鼻立ちが恐ろしいほど整って綺麗な肌をしている男。目を見張り、その行動を静かに、聞こえるはずもない息を潜めて眺めた。
ピンポーン
もう一度彼の指が伸びては、インターホンを鳴らす。二度目のチャイムで我に返っては、それと同時にあの記憶が蘇る。他人の手紙を読んだ罪悪感、それは意外に大きいもので、彼の夢を何度も鮮明に見た。
__ ちゃんと素直に言おう。
そう思い、今出ますと低くインターホンに声を掛ければ、サンダルをつっかけ、ドアを小さく開けた。
「ソクジンですが、なんか用ですか。」
「ソクジンさんですよね。_____、です。ちょっと聞きたい事があって」
ぶっきらぼうに告げた言葉に覆いかぶさった声がやけに明るい。怒っているふうには見えなかったが、聞きたい事がと言葉を止められればバツが悪そうに後頭部を掻いた。
「ジンさん、今日って暇ですか?」
* * *
非常に居心地が悪い。財布は要りませんと言われ連れてこられた先は街中の高級レストラン。シャンデリアと広過ぎない空間が、偽りのない高級感を醸し出していた。周りにいる客も全員、非現実的な格好をして食事をしている。音を立てる事が、まるで物を盗む様に後ろめたい事のように思えて、思わず動作が小さくなる俺を、目の前の男は子供のような笑みを浮かべて笑った。

「初めてですか?こういう場所。」
「……まあ、会社の絡みで来る事はあってもこういうプライベートは初めてですね。」
「へぇ、そうなんですか。俺、人が初めての事をしている時の反応見るの好きなんですよ、皆子供に返ったみたいにワクワクした目をしてて。」
「……はは、変わってますね。」
俺は口にレアステーキを入れながら、苦笑いをした。初めての反応だなんて少しアレな言葉に、俺は手紙の内容を思い出した。
゛ずっとあなたを待っているのに。返事が来るまで俺は諦めませんよ、好きですから。゛
行為を寄せられる理由は何となく分かる。親しみやすさが尋常では無い。その上素性が知れない所が、他人を尚惹きつけるのだろう。所謂嵌ったら危険な男。
「危険ですよね。」

俺は右手に持っていたナイフをカシャンと音を立てて皿に落とした。ゾクリと背中に氷が滑り込んだような冷たさが走る。適格に俺の考えている事を、簡潔に二文字で図星を着く男に、恐怖が込み上げてくる。一斉に此方を振り返る客達、すみませんと声色を下げながら謝れば、にこにこと人懐こい笑みを浮かべながら首を傾げる彼に、引き攣る笑みを浮かべる。
「…何が危険なんですか?こんな場所で」
そう問えば、ふふふ、と含み笑いをしながら、上品に俺のナイフを拾い上げ、手渡して来る。
「持ち方が危ないなぁ、って。ナイフって人差し指を添えないと、調節が難しいんです。左手首にガツンって言っちゃいそうだなって。」
「あ、嗚呼……すみません。不躾な物で。」
俺は彼に言われた通りにナイフを持ち直せば、内心安堵に駆られていた。タイミングが良過ぎやしないか、ああ驚いた。水をごくごくと喉に通せば、緊張による乾きを潤した。
食事中終始、彼は俺を笑顔で眺めていたので心地が悪かった。
* * *
「さて、次は何処に行きましょうか。」
まだ俺を連れ回す気だろうか。先程のレストランの様な場所に居ずらい理由は、服装にもあった。普段着を部屋着程度しか持たない為、スーツでのプライベート。゛勤務中に油を売っている社員゛と背中に書かれているようで罰が悪い。
「…____さん、俺そろそろ」
「あ、歌って好きですか?歌。」
また彼は被せるように言葉を弾ませた。だが悲しい事に、俺は条件反射で頷いた。歌は好きだった。もっと言えば、音楽が。
中学の頃、音楽科の先生に恋をしていた。三年間ずっと一途に思い続け、確か卒業式の日に告白したんだった。我ながら軽薄な思考だったと思う。
゛……あらあら、だってまだジン君は中学生でしょ?゛
なんて艶っぽい声で困ったように返答されたのを嫌に鮮明に思い出す。そんな呆気ない恋沙汰の中にも、役に立つ事は大いにあった。好かれようと歌う練習をしたり、作曲を学んでみたりピアノを始めてみたり。今じゃパッタリ辞めているが、爪痕は残せた気がしていた。
「それじゃあ決まりですね。余程好きなんですね、さっきはあんなにガチガチに緊張してたのに。」
レストランを背に振り返りながら、ふふと子供のように笑う彼の笑みに、あの先生の面影が見えた気がしてふと目を逸らした。彼の言葉の後に、可愛い、と付け加えられたのは聞かない振りをして。
* * *
カラオケボックスに着くや否や、雰囲気に慣れずソファに背を丸めて座り込んでいる俺に、手馴れた様子で時間制限の紙を発行し、グラスをふたつ持って歩み寄ってきた。
「行きましょう、ジンさん。」
俺は膝の上で組んだ手に額を近付けては、嗚呼、と短く返事をしてゆっくりと立ち上がった。初対面の奴とカラオケ、しかも男同士。緊張と言うより、変な居心地悪さが纏わり着いていた。
個室に入れば、尚更のこと。狭い空間は気まずさの象徴、だが____はそんな事を気にしていない。先に曲入れていいですか?なんて先程注いで来た、意外なチョイスのオレンジジュースを飲みながら俺に聞く。勿論、俺から先なんて有り得ない。そういう様にこく、と短く頷けば、彼は手早く曲を本体に送信した。
知らない曲だ、まあ疎いから仕方ない。そう思いながら前奏を聞き流そうと画面を眺めると、歌手名で目が止まる。
____ (彼の名前)
間違い無かった。同姓同名かも知れない、にしても同じ名前の奴が作った歌なんてよく初っ端から入れれるな、ハードル高いだろうに。そんな風に思いながら足を組みなおす。目の前に置かれたマイクを何となく手に取って眺め、前奏を聞き過ごした。
すう、と浅く吸う呼吸の音で分かる。歌が達者な奴の独特なブレス。俺は少し目を見張り、視線だけを彼に向けた。俺は小さく息を止めた。歌い出しの音に、ビリビリと電流が走った様に衝撃を受ける。上手い。一般人にしては上手すぎる。声量、音程、アクセント、ビブラート、発音、ブレス、ロングトーン、どれを取っても天才的だ。まるでCDを買ってきて、流しているような感覚。俺は唖然とした。
気付けばあっという間に一曲を終え、俺はと言えば終始俺は口を開けて眺めていた。
彼の横顔は、鼻が高くて骨格が男らしい事がよく分かる。それがこちらを見て、目尻をくしゃりとさせて笑うので、俺は思わず視線を逸らした。どうでしたか?なんて無邪気に問う彼に、どうって…と言葉を詰まらせた。
体がじくじくと熱い。まるで一生涯応援していた歌手の生歌を聞いた時のようだ。俺の為だけに奏でられたその音の余韻に、今も尚体が動かない。その声の重みは、明らかに俺には強過ぎた。
「歌手でもやってらっしゃるんですか。すみません、そういうの俺疎くて。」
「ええ、そうなんです。…困ったなあ、巷じゃ結構有名なんですよ。CDも出してます、今月はランキングにも入ったんです。」
俺は巷で話題の歌手とカラオケに来ていたようだ。しかも財布も持たず、ランチまでご馳走になった後に。急に恥ずかしさが込み上げてきて、耳が熱くなるのが分かる。
「……凄いですね、俺全く知らなくて。」
ドギマギしながら上記を告げている最中に、ふと手が持ち上がっては何かが触れた。
見れば、____が頬に俺の手を当てている。熱いですね、と艶のある声で囁かれれば、体の輪��が歪む様な感覚に少し身を捩る。熱いのかもしれない、俺は此奴の歌で、完璧に魅了された。手紙の事などとうのとっくに忘れて、「有名歌手である男」という肩書きが上書きされた。
* * *
四時間はあっという間だった。俺も結局嫌々歌わされたが、高い音域が出ず、恥をかくという大失態をおかした。だがそれより、久々に刺激のある出来事とスケジュールで、すっかり゛楽しかった゛という感想しか言えなくなっていた。どころか、別れるのすら惜しかった。
「家も隣ですし、また行きましょう。今度ジンさんのオススメのお店も知りたいなあ。」
ふにゃりと柔らかい笑顔を見せる彼に、行きつけのラーメン屋とかになっても文句無しですよ、なんて乾いた笑みを浮かべるまでに成長した俺は、アパートの十三階の廊下で同時に彼と別々の部屋に帰った。
玄関を閉めれば、どっと疲れが増してくる。
明日は月曜で出勤日、それだと言うのに遊び呆けてしまった。一日留守にした家は、蝉の声と湿って熱い空気が充満し、尚更疲れに油を注がれる。
即座にエアコンを付ければ、スーツを脱ぎ、シャツだけになればネクタイを解いてベッドに横になった。本当に楽しかった。鮮明に浮かんでくるのは、____の耳に残る浮遊感のある歌声と、甘い匂いと、それなら頬の温度。ふと目を閉じれば、眠気が押し寄せてくる。
* * *
俺は聞き慣れない音で目が覚めた。まるで錆びたドアが軋む様な高い音。ふう、と息を着きながら音の正体を、寝惚けた夢半分の頭の中で探る。
『あ、あ、っ、ああっ、ん』
俺は飛び起きた。明らかに女の喘ぎ声が、隣の部屋から聞こえてくる。何か悪い事をする時の様に、気持ちに余裕が無くなる。俺の左側に部屋はない。隣は____の部屋だった。間違いない。
俺は息を飲んで、右の部屋と衝立になる壁に耳を着けた。途端、どかんと強い振動が伝わってくる。浅い息をなるべく静めて、壁の向こうの状況を掴もうと。炊飯器の乗った棚と、本棚の間に体を挟み込んだまま、唾を飲み込んだ。
『あっ、_____オッパ…ぁ、っ気持ちいい、』
女性の卑猥な嬌声から汲み取れる言葉を繋ぎ合わせ、言葉の意味を理解する。はっきりとアイツの名前を呼んでいた。その声と重なるように、紛れもなく、綺麗な吐息と低音の混ざる、音が聞こえてくる。間違い無く______の声だった。
こんな時に蘇って来るのは、あの時の_____だ。可愛いと俺に呟いていた彼に、熱いですね、と艶っぽい声で俺の手を頬に宛がっていた彼。それと同時に、俺の手が金具音をカチャカチャと立て、ベルトを外していた。雑に下ろせば、自ら自身を緩く扱き始める。女の大きい喘ぎ声を脳内で排除し、ベッドの軋む音の奥の、彼の低音の甘い喘ぎを、壁に耳を押し当てて必死に拾うように。気付かれては行けない、隣の喘ぎ声を、しかも男の方の喘ぎ声をオカズに、一人でスーツのままこんな風にだらし無く自慰だなんて。は、は、と短い息が漏れ、いつの間にか嫉妬で涙すら滲んでくる。ぼんやりする頭の中で、手紙のことを思い出した。そうか、あの手紙はこの女の書いた物なのだろう。そう勝手に憶測すれば、掌に吐き出した白濁をそのままに、だらんと壁にもたれ掛かった。

好きになっては行けない奴を好きになってしまった、そう理解するのに時間は掛からなかった。いつの間にか静かになった隣、気分も落ち着いて来た頃に、風呂に入って着替えを済ませた。そのまま、倒れ込むように眠りに着いた。
* * *
月曜日の朝は早い。訳の分からない朝礼をする為に、1時間も早く家を出る必要があるからだ。かといって起きるのが苦である訳でもなく、割と幼い頃から得意だった。トーストを焼く間に、髪型を整えて洗顔を済ませようと洗面台に向かう。いつもと家具の配置が違う、そう思うのは恐らく炊飯棚と本棚の間が微妙に広くなっているからだろう。足で押し退けた事など、昨晩は全く気付かなかった。朝になってしまえば、なんであんな事をしたのだろう、と遅めの賢者タイムに差し掛かっており、段々と馬鹿馬鹿しく思えてきた。
予定よりも10分早いが、テレビも朝早くは政治問題かラジオ体操。興味関心をそそる物は一切なく、俺は家を早く出ることを決意した。髪型よし、スーツよし、鞄よし、ハンカチとちり紙よし。と学生の頃から抜けないチェックする癖を何気なく玄関付近にある鏡を見て発動させながら、俺は家を出る。しっかりと鍵を掛ければ、確認してドアノブを何度も捻る。そして視線を伏せながら、エレベーターに向かう。______の部屋の扉を見ないように、無意識に。
なぜ十三回の最上階に住もうと思ったのか、階段など気が遠くなる故に、隣人と居合わせると気まずいエレベーターを毎朝使っている。エレベーターが開けば、いつものお喋りが凄いおばさんが、
今日はいない。良かった、と安堵をして背を背後の鏡に預けた。車の免許は金を貯めてからにしようと、バスの定期券を毎朝持ち歩いている。金を貯めようと決意した年数は、俺の年齢引く23。一向に取る気がないのは、俺の気力がないのと使い道に夢を感じない所だろう。そんな事を考えながらエレベーターでの静かな時間を過ごしていると、6階でエレベーターが止まる。今日はイレギュラーな事が多いな、とぼんやり考える。エレベーターが開けば、鼻に馴染んだ甘い香りを感じた。俺より5cmくらい背の高い、そう、______。
「「 あ 」」

思わず当時に感嘆符を漏らしてしまい、昨日の出来事を思い出す。相手は相も変わらずぽかんとしているが、俺の方は大慌て。寧ろ、_____の方が慌てるべきである状況だろう。知り合った隣人の隣の部屋で女と夜、だなんて罰が悪いにも程があるのではないか。だが______は慌てるとは反対に、また逢いましたね。と笑顔を向けてくる。
「昨日はどうも」
なんて頬を掻き、会釈をした。一日経つということは凄い。人をここまで気まずくさせる事が出来るのだから。そして時間が経っただけではない、俺は昨日の夜、こいつの声で。
「仕事ですか?そっか月曜日だもんな…俺の方も今日は呼ばれてるんです。あ、そのスーツ昨日と違いますよね。ネクタイも」
一人でつらつらと言葉を喋っては、エレベーターの閉ボタンを押して個室に入ってくる。俺は言う事を聞かない鼓動を、咳払いで誤魔化すのに労力を費やしていた。ネクタイも、と彼が俺に手を伸ばす。反射的に、ぐ、とその手を掴んでしまった。止まらない。降下していくエレベーターの中で、自分でも困ったような顔をしながら、昨日女に触れていた手であろう彼の長く骨ばった指の間に、自分の白い指を滑り込ませていた。
「…え、どうしました?手。」
俺はば、っと手を離せば、1階に到着し開いたエレベーターを逃���るように降りた。恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかし過ぎる。止まれなかった。綺麗な顔で、俺に手を伸ばす______が鮮明に頭に焼き付いて、離れない。俺は結局、バス停まで早足で行き、10分所か一本早いバスに乗った。息をつきながら、最後席に座る。本当に朝から災難だ。
「おい、お前。ここの資料、本社比較って文字入れろって言っただろう?これじゃ他者の使ったのかってクレーム来ても文句言えないじゃないか。」
「あ、すみません。作り直してきます。」
とんでもない凡ミス、しかもそれはこの間俺が会議で問題定時した場所だった。課長も嫌味たらしくきちんと理由まで丁寧に説明し、くしゃっと握った後のシワが着いた資料を突き返してきた。
朝の出来事が頭から離れない、ずっと。_____は俺に触れられて嫌だったんだろうか。……いやそりゃそうだろ、一日出かけただけの男に手なんか繋がれたら、誰でも気味悪いか。そう思い肘を着いた先には珈琲があり、課長の机は見事珈琲の香りと色に染まった。
* * *
残業のせいで帰宅時間は夜の十一時。やらかした俺が悪い事は十分理解出来ていたが、何も追加事項を加える事は無いだろうに。課長とギクシャクした日だったな、と疲れた目を解すように眉間を指で揉みながら、自宅の鍵を開けた。相変わらず静かさと暑さを極めている俺の部屋に、音と涼しさを加えようと、エアコンとテレビを付ける。これは飯食べずに風呂に入って寝るパターンか、と月曜の夜から憂鬱な気持ちに苛まれる。
仕方なくシャワーだけ浴びようと、服を脱ぎ捨て洗濯機に詰め込めば、ひんやりとした風呂のタイルの床を避けるように踵を浮かせて、シャワーで床を流す。変に潔癖なのは昔からだった。風呂で髪と体を洗う間も、_____のことがチラついた。昨日の夜の事のおかげでそういう気は起きなかったが、焦がれるような気持ちは収まらない。ふう、と溜息を着けば、日焼けの後など一切無い白い手を眺めた。______と触れた手。頬に当てられた時も、俺から触った時も、確か全部右の手だった。
* * *
疲れた日の風呂は気持ちいい。エアコンの涼しい空気が充満した部屋で、まあ悪くない一日だったのかもしれない、だなんて、涼しさに先程の自分の発言から掌を返しながら考えた。風呂が気持ちいい日は、ビールも気持ちいい。その等式が分からない俺世代の男は居ないだろう。1缶くらい構わないだろう、二日酔いするタイプでも、量でもない。ほろ酔いくらいで寝るのがちょうどいい、そう言い訳しながら俺は冷蔵庫からビールを取り出す。テレビをぼんやり眺めながら、喉を通っていく金色のアルコールに幸せを感じた。
ピンポーン
ドキリと心臓が跳ねた。
��ンポーン
少しも間がないあいだに、もう一度チャイムが鳴る。期待している俺が居た、_____が訪ねてきたのでは無いか。もしかしたら、今日の朝話し足りなくて、とかそういうのだろうか、と。
インターホンを覗けば、宅配便だった。ケチって買ったネットショッピングの水筒だろう。一瞬で夢が冷めると同時に、酔いすら冷めてしまった様な気がした。
無愛想に荷物を受け取れば、箱を開けて水筒を眺める。
゛手紙はちゃんと持ち主の所に届けない癖に、水筒はちゃんと届けるのか。どうせならまた間違えて、___が俺に渡しにでもくれば。゛なんて思考すら芽生えている。俺はふと気付く。これって依存じゃないか、と。あの手紙を書いたやつ、恐らくあの女は____に依存しきっていた。それを見た時、まるで汚い物でも見たかのようにあしらったのを覚えている。依存なんて馬鹿馬鹿しい。結局は体だろう、そんなふうに。今、俺はその状態なのかもしれない。唐突に_____が恐ろしく、それでも尚更愛おしく思えてくる。
俺は薄い布団を被り、目を閉じた。早く寝てしまおう。朝_____に会ったのは今日が初めてだ、明日も明後日も、きっと合わないだろう。今日はイレギュラーだったんだ。そう言い聞かせるようにしながらも、隣で彼が何をしているのか気になり、一、二時間眠れなかった。
* * *
やらかした日も辛いが、やらかした次の日はもっと辛い。上辺上で許していても、心の中ではどうせ憤慨しているんだ。憤怒に血管を浮かせながらも普通を装って対応する課長を想像しては鳥肌が立った。俺はいつも通りの配置に戻った炊飯棚と本棚を通り過ぎ、昨日と同じく髪型から靴までチェックをした。今日も装いだけは一丁前だな、なんて自分を揶揄うような思考で大雨警報付きの火曜日の朝という憂鬱な事実を見ないようにし、今日も家を出た。だが、足を止める。____の部屋のドアの前に、黒い折りたたみ傘が落ちていた。俺も傘を落としたことがある。カバンの側面ポケットに入れると、何かと落としがちなのはよく知っていた。時間に余裕もあるので、それを開いて名前を探した。__(彼の名) 間違いなかった、____の物だ。家の前に落としているとはいえ、保管はしておくべきだろう。それより、他のやつに拾われて届けられるのが癪だった。俺は其れを黒いカバンに入れ、仕事帰りに家に寄ろうと考えた。だが傘の表面から、はらりも布のような物が落ちた。拾って眺めると、直ぐにそれがハンカチである事が分かる。二日前、_____が持っていた黒いハンカチによく似ていた。名前すら書いてはいないが、恐らく彼のものだろう。彼の使っている香水か柔軟剤かの甘い香りをたっぷりと含んでいるそれも、丁寧に畳んで鞄に入れた。一つ気がかりなのは、ハンカチが傘の中にあったという事だ。彼がそんな雑な扱いをする人もは思えないが、預かり物が増えるのは此方としては嬉しく、さほど気になりはしなかった。
* * *
仕事に集中出来るわけもない。鼻について離れないあの甘い匂いを、今すぐもう一度嗅ぎたかった。匂いを感じれば、傍に彼奴がいるような気分になる。隣で歌っている時の感動を、鼓動を、鮮明に思い出せるような。ちょっと御手洗に、と後輩に断りを入れ、鞄から取り出したハンカチを自然にポケットへと忍ばせ、トイレへと向かう。
一人便器の蓋も開けず底に腰を下ろしては、ハンカチを取り出す。その布の表面に鼻を埋めれば、体がぞくぞくとする。熱くなり、同時に満たされる感覚が俺の体を撫でる。あの時の声の音響も、温度も、表情も、鮮明に蘇ってくる。何を魔が差したのか、そのハンカチを片手で鼻に押し付けたまま、中指を自らの後孔にゆっくりと挿し入れていた。挿れたことなんか勿論ない。ただ、自然とそうしたくなった。彼と最高までの仲に上り詰めたなら、多分こうなる。そう眠れない夜に考えた結果、自分の中でこうなのだ。声を抑えながら、これは彼の指だ、と暗示をかける。_____の胸板に顔を埋めて、身を預けて、快感を与えられる。そう思うだけで下腹部が熱くなった。
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太田光「正義は人の数だけあるから、何が正しいなんて誰にも言えないんだよ」 オーストリア大使「我々は中立国であり(略)中立性について知っている。ただ、中立というのは、国際法の侵害に直面して、いかなる立場も取らないということを意味しない。犠牲者と侵略者の明確な区別を支持する」国連安保理 太田光の正義は無数にあるという主張は、ポストトゥルースのデマやフェイクを正当化する理屈であり、歴史を遡れば、弱肉強食の正当化を掲げたナチズムに行き着く危険な権力への意志を肯定したベースとしての価値相対主義であることを、サンデージャポンはいったいどう考えているのか... 太田光の言葉は完全に「権力への意志」なんですよね。 ニーチェ「真理が存在するという見方は誤っている。真理とは、それを信仰する人間に利益を与えるがゆえに、真理なのだ。つまり真理は利益により証明される。問題は真理ではなく、それによって権力を得ることなのだ」(権力への意志) この太田光が主張する権力への意志の言説が、人類にどんなことを齎したかについては下記記事などご一読お勧めです 【インタビュー】超人への志向と弱者の否定、表裏の善悪 https://kanaloco.jp/article/entry-190726.html ちなみにトロツキーのニーチェ批判は真っ当で感心した。スペンサーと同様の適者生存を唱える唾棄すべき寄生的貴族主義者と。この批判はオーウェルの批判と同様なのが面白い トロツキー「略奪者達はニーチェを自らのイデオローグとみなした(略)ニーチェと同じ軽蔑的な姿勢はスペンサーが持つ」 トロツキー「ニーチェを正しく解明する唯一の道は、この複雑な社会的産物を生み出した社会的土壌を分析することである。これがこの種の論文にふさわしい分析である。この土壌は腐っており、悪質で、伝染性がある(略)我々はニーチェの呼びかけには従わない」(東方評論 超人の哲学について) ニーチェ的な思想を嫌っていた西側のヒューマニストではオーウェルとかフォースターとか私は大好きですね。彼らも上記のトロツキーの論文と同じことを述べていた。特にフォースターはLGBTQなのでニーチェの差別的な思想には我慢ならなかった。 フォースターなんかは、ニーチェ的な強さを嫌って、優しさこそが大事だと小説やエッセイで説く。実際の人間同士の魂の触れ合いは優しさに基づくものであり、太田光やニーチェのような、この世は弱肉強食で正義など無数にあり、力だけが全てだとうそぶく残虐非道な人間には、それが分からないのだと フォースター「女性への心遣い、慈善、芸術、こういうものがそれぞれ汗をかき、泥まみれになって、使命を果たしていた。彼らから離れた遠い丘の斜面で、永遠の犬を連れた永遠の人が佇み、世界中が菜食主義者になるまで永遠の羊の番をしていた」(果てしなき旅) ちなみにフォースターは表現の自由を主張した人でも有名。彼は同性愛者でして、英国で同性愛が抑圧されていること、また表現の世界でも性的な事柄が抑圧されていることに反対した。第二次世界大戦中は、ジイドやオーウェルと共にナチスのファシズムに反対し、反ファシズム放送などを行いました 「彼(フォースター)はそこ(1935年国際作家大会)で、セックスや同性愛に対する英国社会の伝統的な偏見を利用して官憲が文学者の作家活動に干渉している嘆かわしい実情を物静かな調子で述べている(略)(戦争にも反対し)作家が(反戦活動する)勇気を持つことが重要だ」(続) 「それが作家の社会的責務なのだと思うと言って彼のスピーチを締めくくっている。アンドレ・ジイドは、ファシズムの脅威から自由を守る為にフォースターのような(大勢の人に敬愛されている作家の)人もきてくれたと喜んだ(略)1939年には「私の信条」というエッセイを書き」(続) 「人類にとって寛容こそが最も重要な価値であることを説いて、心ある人々の共感を呼び起こした。戦争が始まると、このアビンジャー村の『隠者』(フォースター)は、ラジオに出て反ファシズム放送を行ったりした(略)44年に国際ペンクラブの会長になり」(ちくま文庫「インドへの道」解説) フォースターの本もエッセイもどれもお勧めですが、特に一冊選ぶなら、岩波文庫の「フォースター評論集」がお勧めです。特にこれに入っているフォースターが表現の自由を求める文章は素晴らしいので、表現の自由に関心があるお方々にもお勧めです バートランド・ラッセル「倫理的問題とは、同情に関する問題である(略)あるひとびとは拷問を加えることに喜びを見出しているし、またある人々は仏陀のように、どのような生き物が苦しんでいても、それが苦しんでいる限り自分は完全な幸福とはなり得ない、と感じている」(「西洋哲学史」みすず書房) バートランド・ラッセル「キリスト教あるいは仏教がもっているような倫理は、その感情的基礎が普遍的な同情にあるのであって、ニーチェの倫理は同情の完全な欠落ということにある(略)救いは愛(慈愛、同情し愛すること)によってのみ到来しうるのだ、と仏陀はいうであろう」(続) ラッセル「彼(ニーチェ)は次のように叫び立てるであろう(略)貴方はもっと強じんな資質になられんといけませんな。とるに足りないひとびとが苦しむからといって、なぜそうメソメソして回りなさる(略)とるに足りない者どもは、その苦しみもとるに足りないし、偉い人間はその苦しみも偉大」(続) ラッセル「私としては、私の想像したかぎりでの仏陀に賛成する。私がニーチェを嫌う理由は、彼が苦痛について思索することを好むからであり、さらに彼が賛美する人物が征服者であり、彼らが人々の命を奪う巧妙さを栄光としているからである」(続) ラッセル「ニーチェは普遍的な愛を軽蔑する。そして私は、その愛が、世界に関して私が望む全てのことに対する行動力であると感じる。ニーチェ主義者達は、現在までに得点を稼ぎはしたが、我々はそれが、急速に終焉することを希望して良いであろう」 ヒューマニティによる、太田光的ニーチェ主義者批判 ちなみにニーチェが悪いのではなく妹が全て悪い論は明らかに誤りで、私はちくまのニーチェ全集(権力への意志が入ったタイプ)と白水社のニーチェ全集(断章を年代別に編纂した中立タイプの全集)両方読みましたけど、後者でも、差別、優生思想、弱者及び同情への憎悪はてんこもり、どうしようもないですよ 白水社の全集で読むと分かりますが、最初は穏健な学者だったニーチェが(まあ最初からかなりエキセントリックですが)、社会に適応できず不遇になってゆくのと比例して、憎悪が凄い勢いで溢れてゆき、トロツキーが言うように、ニーチェは病跡学的に読み解くべき書物の側面が強い。信奉は止めた方がいい 余談ですが、フォースターの倫理的ベースは、彼がケンブリッジで所属していた使徒会(ムーアとラッセルが指導者の勉強会、会には歴史に名が残る人がずらずらいる)の勉強のベースだったG・E・ムーアの倫理学原理ではないかと言われているのが面白い。英国ケンブリッジにおけるニーチェ批判の潮流ですね >勉強のベースだったG・E・ムーアの倫理学原理 物凄く大雑把に言うと、直観主義です。人が苦しんでいたら助けたい、みたいな気持ちを重視する(超大雑把な説明)。太田光のような、そんな気持ちは人それぞれだから重んじる必要ない的な相対主義者が天敵。ロールズも直観主義を一部採用している ちなみに直観主義→論理実証主義→言語行為論という流れがあって、言葉の問題を越えて、発語媒介行為としても太田光氏や杉村太蔵氏の発言は影響力が圧倒的に大きく極めて問題があると言えると思いますね...。発語媒介行為はテレビにおいてなぜ発言に慎重性が求められるのかを考える上で重要です ニーチェ批判として優れていると思うのは、ハーバーマス「近代の哲学的ディスクルス」。物凄く大雑把に説明すると、ニーチェは近代の基礎であった啓蒙と人道を否定することで、彼自身の���って立つものを失っていく。その中で彼が飛びついたのが、野蛮、野生、原初という反西欧文明的美的神話モデル。 ハーバーマスは権力への意志はニーチェ哲学の最終的必然として表れたと考える。ニーチェが近代の基礎を全て破壊した後に現れる、彼の求める原初神話は、権力と権力が合い争うが、その上に立つ理念的な要素は一切ない世界である。この価値観は武力において世界を服させようとする者達に都合が良かったと ニーチェの後を継いだ、反ヒューマニズム、反近代思想の流れは強くあり、それは政治にも影響を持っていることが今回の戦争で分かった訳で、この辺は、本来は大学の哲学科がきちんと分析しなくてはいけないことなんですよね...残念ながら日本では誰一人やる気ない感じですけど...海外に期待するしか... たぶん、海外ではジジェクさん辺りが、そのうち、ニーチェ亜流の思想が今回の戦争にどのような影響を与えたかの分析の本を出してくれると思います スラヴォイ・ジジェクのウクライナ侵略に関する論考。ジジェクによると、ロシアは、思想家イワン・イリインによる、真実は何もなく、ただ見方だけがあるというポストモダン的に洗練した権力への意志によって動いており、トランプ前大統領支持者等に見られる右派ポピュリズム的な動きと共通であると分析 https://twitter.com/kemohure/status/1504338430142345222 日本の大学の哲学者は今回の戦争に全力で、見ざる聞かざる言わざるを決め込んでいる人々が凄く多い(全部ではないが...)のは、なんというか...悲しくなる感じだね。上がこれじゃあ、下も誰も、今回のことを研究したいですとは言えないし;;
kemofureさんはTwitterを使っています
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なぜ日本の政治家はダサい?
話の前提。印象論として、日本の政治家はダサい。能力が劣っている。対して、国家体制への是非は別として、外国の政治家は洗練されている。有能に思える。このような意識が我々にはあると思う。あるということにしてくれ。
それを踏まえたうえで、ではどうしてか。ひとつには政治家の言動の「表現」の問題があると思う。つまり、我々日本人は日本の政治家の発言を生のまま理解できる一方で、外国人政治家の発言は翻訳に頼らざるを得ない。この翻訳が外国人政治家の発言は洗練されているとの印象を与える、というのが私の考えだ。
外国人政治家の発言がTVで放送されるとき、
1.翻訳文では当然、生の発言から文法のミスや冗長な表現、言いよどみなどを除去される 2.場合によっては1.に加えてプロのナレーターによる読み上げが加わる。当然、そのナレーションは良い声で、聞き取りやすく、堂々としている 3.議会等の場面を放送するのであっても、その表現は「~~だ」といった文語が基調になることが少なくない。そしてへりくだった表現の翻訳はされない
というのが私の認識だ。これにより、外国人政治家は堂々、毅然としていて、洗練されているとの印象が視聴者に与えられる。我々にとって、外国人政治家の発言はフィクションのように伝えられるといってもいい。外国人政治家も、そして日本の政治家も、ドラマや映画のなかではこんな感じに喋る。しかし現実では日本の政治家のみがぎこちなく喋り、一方外国人政治家は(映像や音声において)フィクションのなかと同じようにかっこよく喋っている。映像において、そして我々日本国民にとって、日本の政治家は生身の人間であり、外国人政治家はあたかも全員が映画俳優のようにみえる、みえている、のではないか。
逆にいえば、情報(映像・音声)の供給元は翻訳に際しての言葉の選び方で視聴者に与える印象を操作できる。もちろん現実にどれだけ作為的な翻訳が行われているかはわからない(仮に上記の3つすべてに読者が同意したとして、私は、それは単に慣習のせいだと思っている)。でも、そうしたことはやはり可能だと思った例に私は接したことがある。詳細は忘れてしまったがトランプ大統領の映像で、彼の主語が「俺」と訳されナレーションされていた。それは確かにトランプが大統領になってからの映像だった。
第一義には翻訳の仕方はまったく供給元の自由だろうけども、これは駄目だろうと私は感じた。トランプ大統領に対する意見はいろいろあるだろうけども、明らかにその翻訳は彼を粗雑にみせようとしている。翻訳に、明白な作為がある。公衆の面前での大統領の「 I 」という表現に対する翻訳が「俺」で適切なわけがない。彼の言動がどれだけ野蛮にみえたとしても。
以上は映像や音声に限った話。文章においては「日本の政治家も文語で喋る」。「国民にとって~~は、~~だ。それゆえ~~となる」といった表現をする。無論外国人政治家も。なのだが、以上の私の仮説が正しいとすれば(映像や音声における翻訳の問題がオーディエンスに確かに影響を与えるとすれば)それはひとえに映像や音声といったメディアが与える印象の強烈さという点に尽きる。これは要出典だが、仮に戦後この方ずっと日本のメディアが上記のように外国人政治家の発言を伝えてきたとしたら、いわゆる「皮下注射モデル」を想定しなくてもよい。「外国人政治家は日本人のそれと比べ洗練されている」との印象は長期間かけて形成される。と考えればいい。
以上に加えて我々は教育の過程で自虐史観によって脳を汚染されるので、「やっぱり第二次大戦当時と変わらず日本の政治家は愚鈍で、外国人政治家はのきなみかっこいいではないか」と思ってしまう。政治不信の土壌があるところに政治不信の種が播かれている。
考えを一歩すすめるのであれば(これはまだ大して考えていないが)、その言語に固有の表現を除き、できるだけ映像や音声における翻訳は標準化すべき…ではないだろうか。日本の政治家が「国民のみなさんにおかれましては~~、~~です」といった風に表現するように、外国人政治家の発言を翻訳する。全部、ですます調で訳す。ナレーションをつけるときは言い淀みもナレーションする。外国人政治家は「国民の皆様」みたいなアホな表現はしないのかもしれない。だったら「国民の皆様」は別にいいけど、ですます調ではやっぱり訳すべきだと思う。表現の自由?そうですね、ここでは考えませんでした。
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Conan Outcasts:6:おようふく ほしい
まんま人皮製とはいえ、布の服から脱却した我が輩。まあダルファル人��やら自体がじんにく食の文化宗教持ってるんで、そいつらの服を真似したものである以上、素材も同じになるのは致し方ないのかほんとにおい? ちなみにこういう薄着な感じのヤツは暑さに強いので、もっと防御の高い、かつ、暑さ対策のできる装備手に入るまでは残しておいてもいいかもですね。 ―――収納箱がめっちゃ必要になるけど。 木箱ではとても足りないので、もうちょっと大きな箱作るようにしましたが、そのためには大工台と鍛冶台が必要なため、一手間かかります。 そて、次は分厚い皮がほしいので、冒険に出掛けてみることにしました。 鉄鉱石もがっつり拾ってこないといけないから、行き先は北のほう……たしかあのへんで鉄鉱石とれたはず……とうろ覚え。
昨日見つけたあの像のところに来てみると、
初めて会話してくれる人に出会った!!!! うわあぁぁぁおにーさんみたいなまともな人、ここに来て以来冒頭のおじさん除いたら初めてだよ!! 何度か「会話する」を選ぶと、4つか5つくらい、違うこと教えてくれました。腕輪はずそうとするなよ、みたいなこととか。エモートも教えてもらえたし。……「上品な拍手」を教えてくれるって、この人、元はなんだったんだ……?
おー、鹿……ていうかインパラかな? 近づくと逃げるので弓使ってみましたが、このゲームの弓って、引き絞って一定時間経過すると勝手に放ってしまうので、狙うのがちょっと大変です。でも、PvPがある以上、一方的に攻撃されないためには必要な仕様かも。 インパラからは、手に入るものは普通。
石炭みーっけ( ✧Д✧)! つややのない真っ黒な塊が石炭で、北のほう行くとけっこう普通に見つかりました。
で……なんじゃこりゃ? と思ったら、巨大な蜘蛛の巣らしく、蜘蛛にも遭遇。「キチン」が取れます。スカイリムにもあったなぁ、そんな素材。
ちなみに蜘蛛のいた場所。蜘蛛の巣の近くの卵みたいなのつるはしで掘ると、蜘蛛の糸もいっぱいとれましたけど……蜘蛛の糸ってなんに使うんだろ。
ちなみに鉄鉱石はこのへんにけっこうあったメモ。……いや、だって今回めっちゃ探しまわったから……。
全開ドムは逃げ出した、なんちゃら祭壇を見下ろしてみてます。 強さ比100倍なのをいいことに乗り込んで―――崖から落ちる途中に、崖のほう向いて×押しっぱなしにしてるとしがみつけます―――てきとうにきるきる。奥のほう行ったら、本が落ちてました。なんか料理覚えたらしい……。
更にうろうろしてて辿り着いた、「暑い」と表示されるサバンナっぽいとこ。角がデカくて曲がった、因原の親玉みたいなの……クーガー? とかいうのがいて、角笛ってのが獲れました。これも10本ほしいやつだ! けどあんまり見つからないなぁ。 謎の建物。闘技場がどうのってしゃべる石版あったから、ここがそうなのかな。寄り道してるとおようふく作るの遅くなるから、どっちかと言って我が輩、サバンナっぽいならゾウとかカバとかいるんじゃね? と探索を続行することに。
そして見かけたハイエナのあかちゃん! 成獣は襲ってきますけど、こどもはただうろうろしてるだけみたい。どうせ端肉とかしかとれないだろうし、親とは違うもの手に入ると思えないから、そっとしとこ(´・ω・`) ていうか、捕まえて帰って飼えないのかな……(´ω`*) そして鉄鉱石もいっぱい溜まったので、一度帰還。 せっせと鉄の武器・道具を作って、キチンで新しい防具も作って……再び冒険だ!! 分厚い皮どこ!?
いた!! サイ!! (ちなみに頭装備はキチンが足りませんでした)
黒いのはちょっとデカくて強いうえに、けっこう硬いですな。倒すと分厚い皮が獲れます。さすが分厚いだけあって頑丈な連中でした。 皮剥用のナイフ作ってきたので、ざくっざくっといっぱい皮獲れるよ!!
ゾウだぞう―――ッ!!
とか叫びたくなる程度に、さすが強えぇぇぇ!! 被ダメ10分の1にしててもけっこう喰らいます。こんなのまともに戦えるとしたら、もっといい武器防具手に入れてからかと。それか、オンでみんなで協力して戦うかですね。 気心の知れた人たちと、ヌルめのサーバー設定で、クラン作って楽しむとかならやりたいけど、野良はいいや……めんどい(´・ω・`)
なんかジャングルにも来てみたり。 なんかありそう、と思うと、探検できる遺跡じゃなくて蛮族どもの集落でとりあえず戦闘、みたいなのどうにかなりませんかね? 追放されすぎでしょみんな。
「海賊の入り江」とやらもそう。まあ海賊ですし? 話ができるなんて期待しませんでしたけど? ちなみに、いちいち戦って奥まで進むのはちと面倒だったので、ダッシュで逃亡しておきました。 ふう。 だいぶ遠くまで来たけど、地図はまだまだ広いし、明らかに雪積もってたり、火山帯かなってとこもあるし……。そろそろおうちに帰って装備作ろう。
あ、それからそろそろ奴隷も一人くらいほしいなぁ。 と思って、改心用……てか洗脳用の労働器具作成。回してる人はただの見た目だけの存在です。奴隷入れてなくても回してます。
おうちの近くにあるキャンプから、一人拉致。 あとは苦役の輪とかいうのにごはんとともに放り込んで待てば、時間経過で奴隷に……って、43時間ってなんですぞ……?:( •ᾥ•): わし、間違って必要時間伸ばすような変更してるの?? て見るけど、ちゃんと短くなってるよ……? しかもこの必要時間、リアルタイムでなくプレイ時間なんで、43時間も待っられませんよ……? 入れなおしても無駄だし……設備から作りなおさないとダメかなぁ。鉄とか石とかだからそんなに苦労はしないけど……めんどいな(´・ω・`)
おうちの脇から見える風景でも見て現実逃避。 そうだ。デルケト様の祭壇もそろそろ作らなきゃ。
この祭壇で作れるダガーで、人間から剥ぎ取りすると、なんか専用のアイテム獲れるみたいです。で、信仰関係のアイテム作成にはそれが必要なんだって。へー。
おうちは相変わらず箱……。うーん、窓が小さくてつまんないなぁ。でも形を作る練習用なので、凝った素材使う建物はめんどいし。 あ。頭装備作ったけど、可愛くない上に勝手に黒髪にされました( ತಎತ) 立地はなかなか楽しいから……いっそ川のもう少し深いところにも土台置いて、もう1段高くして、水上テラスみたいな感じで……三角系の土台と組み合わせたら、円形とまではいかなくてもそれっぽい形の足場できそうだなぁ。作りなおすの面倒だから、ここはたぶんこのままだけど。 とりあえずここはビルディング調で3階建てくらいにしつつ、なんかいろいろ実験場なのでぃす!
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数年分のコピペ011
2月 27, 2017 英国では、先述のように7割の人が「36歳を境として女性の妊娠力が急に落ちる」と分かっています。ですから、今まではお金の問題で子どもをつくれなかった人たちが、「お金ができたのなら、早く産もう」となるわけです。しかし、7割の人がそのことを知らない日本では、お金が入っても「このお金でちょっと2人の時間を楽しんでから子どもを持とう」となってしまう。 政府の「女性活躍推進」が「少子化推進」となってしまう理由(下) ──天野馨南子・ニッセイ基礎研究所研究員|シリーズ・日本のアジェンダ 崖っぷち「人口減少日本」の処方箋|ダイヤモンド・オンライン (via otsune)(元記事: diamond.jp (strega-aquariolから))
3月 1, 2017 【解けた戦後教育の洗脳】ここで、日本の戦争に関連してよく誤解されていることを簡単にまとめてみるね。 【1】『日本が戦争をしかけたわけではない(侵略戦争ではない)』 当時アメリカは日本を仮想敵国とする計画(オレンジ計画)があり、初めから先に手を出させるつもりで「ハル・ノート」という脅迫的な最後通牒を送っている。 その内容は“日本がそれまで蓄積してきた 海外権益を放棄せよ”という宣戦布告であり、日本は防衛のために戦わざるを得ず、日本の戦争が正当防衛であり侵略ではないことを戦後アメリカ自身が認めている。 【2】『A級戦犯の“A級”とは犯罪の“ランク”ではない』 中国人や朝鮮人の9割と、日本人の何割かが誤解しているであろうことだが、「最高のAをつけられているんだから、悪いに決まってる���という認識は完全に誤解である。 実際は、『Aとは“種別”』であって『ランクではない』。A級戦犯とは「平和に対する罪」という、戦勝国が自由に日本を裁くために作った罪種別であり、東京裁判が終わった後にそのルールが別の案件で使われたことすらない酷く不公平なものだった。 当然、現在使われている国際刑事裁判所設立条約(ローマ条約)にも「平和に対する罪」などというものは初めから存在しない。 だから“あのヒトラーですら”戦犯ではないのである。戦犯などという「定義が曖昧で、裁く側だけに都合のいいもの」が存在するのは古今東西の世界の法と裁きの中で日本だけなのである。繰り返しになるが、BやCよりAが重罪という認識は完全に間違いである。 当然これらのことは東京裁判の関係諸国もちゃんと認識しているんだよ。 1.マッカーサー元帥 昭和25年10月トルーマン大統領に対して「東京裁判は誤りであった」と告白。さらに昭和26年に米国上院において「日本がおこなった戦争は正当防衛であり侵略戦争ではなかった」と公式に証言。 2.インドのパール判事 日本が戦争にふみきったのは「侵略のためではなく」独断的な政策をとった西洋諸国によって挑発された為であり、「東京裁判は正義の実現ではなく勝利者による復讐」であるとし、「日本は国際法に照らして無罪である」と主張したが、その主張を法廷で述べることを許されなかった。 3.米国のブレークニー弁護士 「日本は原爆に対して報復する権利を持つ」とウエッブ裁判長に抗議。 4.豪州のウエップ裁判長 帰国後「東京裁判は誤りであった」と繰り返し表明。 5.オランダのレーリング判事 裁判終了後に「東京裁判には法的手続きの不備と南京大虐殺のような事実誤認があったが、裁判中は箝口令がひかれていて言えなかった」と発言。 また、「私たちは国際法を擁護するために裁判をしていたはずなのに、連合国が国際法を徹底的に踏み躙ったことを、毎日見せ付けられていたからそれは酷いものだった。もちろん、勝者と敗者を一緒に裁くことは不可能だった。まさに復讐劇だった」と述べた。 6.フランスのベルナール判事 レーリング判事と同様な発言を裁判終了後に公にした。 7.アメリカのキーナン首席検事 日本糾弾の旗頭キーナンですら裁判が終わった後に「東京裁判は公正なものではなかった」と発言。 8.イギリスの国際法の権威ハンキー卿 『戦犯裁判の錯誤』という本の中で「日本無罪論のパール判事の主張は 絶対に正しい」と明言。 9.イギリス法曹界の権威ビール氏 『野蛮への接近』という著書のなかで「東京裁判は勝者が敗者に加えた 野蛮きわまりない復讐行為である」と断言。
裁判中は嘘をついていた人たちも裁判が終わった後に自分の行為を恥じ、法の概念そのものを冒涜した自分たちの判決の正反対の発言したのだ。それほどまでにデタラメな裁判によって日本は犯罪者に仕立てあげられてしまったのである。 ちなみに戦後のアメリカの議事録によれば、アイゼンハワー共和党政権下の副大統領だったニクソンは占領時に憲法制定し日本に押しつけたことを日本の国会で公式に謝罪している。 また、アメリカ共和党の大物下院議員だったハミルトン・フィッシュは著書の中で当時の共和党下院議員の90%が日本との戦争に反対していた事実を明らかにしており、ハルノートを指して 「これによって日本には、自殺するか、 降服するか、さもなくば戦うかの選択しか残されて無く日本を戦争へと追い込んだ」 と強く批判している。 そして中国と韓国だけがそれを忘れたフリをして因縁をつけているのである。
3月 2, 2017 こいつとヨシフが麻原が在日って事実が報道されないように情報をコントロールしてた 【人物】江川紹子氏「安倍首相、批判されると事実も確かめずに感情的に非難しまくるという傾向、なんだかすごく心配になるにゃ」:黒マッチョニュース (via 774rider)(awarenessxxから)
3月 2, 2017 で、それと同時に、じゃあ、中国人、一番どこに行きたいか。当然ですけど、アメリカです。で、今、アメリカは西海岸、あと、カナダもそうですけど西海岸は、ほとんどが中国人の牙城になってます。 で、特にアメリカに行ってる中国人っていうのは、まあ、いい意味で多くはエリートなんです。 で、国費の人もいるし、ま、基本的には太子党と言われている、ま、幹部の、子供たちも多いわけです。 で、パスポートも多くがアメリカやカナダやオーストラリアのパスポートに変わってるわけですが、かつて、アメリカに行った中国人、の職業というのは、不動産業、金融、それから一部分が学者、そして、わりと新しい系の人の理系はIT、そして、今、一番ブームなのは何かというと、政治家になることなんです。 で、現実的に今、西海岸、カリフォルニア州、そこらへんで石を投げれば、市長、副市長、区議、まあ、市議、そういった人は、中国人ばっかりです。 で、サンフランシスコの市長も今、中国人です。 で、正直、全く人気のない人間がなぜか、ま、市長になったわけですが、どう考えても江沢民派のお金が流れたといわれてます。 とすると、赤い、チャイニーズアメリカンです。 そういった人が市長に、隣のオークランド州も、女性のチャイニーズ系です。 そして、アメリカの今の法律で言いますと州知事、までは、移民、一世でもなれます。 とすると、非常にリーダーシップがあり、学歴も高く、非常に英語もネイティブな人間、そういう人たちが、これからアメリカの政治のもっと中枢に上がっていく。 それでなくてもオバマ政権のもとでは、ま、スティーブン・チューさんは科学長官ですが、最初、商務長官になった人、ゲイリー・ロックさん、彼もチャイニーズです。 それからオバマさんの○○○○長官をやっていた人間も、ハーバード時代の同級生のチャイニーズです。 民主党政権というのは、アメリカは実は、チャイニーズをかなり使っているわけです。 で、ヒラリーさん、も、オバマさんと競って大統領に出るか出ないかという時代、そういう中で、選挙資金、どこから流れてきたか。 中国の福建省からです。 これはすでに明らかになってます。 しかも、その時、どこを経由したか。 ニューヨークの福建省系の、チャイナタウンを経由したということもはっきりしています。 これが今のアメリカでもあり、また今の中国でもあるわけです。 要するに、ま、中国人ていうのは、まあ、あの、金儲けっていうのはひとつの大きな道なんですが世界に、もうひとつは支配層になるということが、非常に重要なわけです。 で、今のところ日本では、まあ中国系というと蓮舫さんなのかなぐらいで、まあそんなにいないわけですが、ま、あとヨーロッパもそうですけどそんなにいないわけです。 ある意味で言ったらヨーロッパ社会、レイシストで、まあ、あの、白人至上主義だし、そんな簡単に帰化もできない、簡単に国籍も変えられないってこともあるわけですが、やはりアメリカ、カナダ、オーストラリア、のような、移民立国、になってしまったら、支配層には中国系が上がっていく可能性が非常に高いと。 で、しかも、まだ中国系の人っていうのはアメリカでは、300何十万人ですから、あの、1%、にも満たない…、あ、0.1%、人口の、それしかいないのに、主要なポジションに就きだしているというのが、現実です。 ぼやきくっくり | 支那系合衆国大統領が誕生する日…今やアメリカ西海岸は支那人の牙城!(河添恵子さんの講演より): 2013.08.24 Saturday (via nandato)(元記事: nandato-blog (quote-over100notes-jpから))
3月 2, 2017 外国人講師が福島出身者に「暗いと光る?」と言った話、元ネタは「原潜乗組員は暗いと光るからわかる」というジョークなんだよな。もちろん、それを福島出身者に言うのは、ユダヤ人に「シャワーはお湯がいい?それともガス?」と聞くぐらいとんでもない。 Twitter / ohnuki_tsuyoshi (via whimsy)(元記事: twitter.com (biomega-yoichiから))
2月 23, 2017 時間の使い方は練習によって改善できる。だがたえず努力をしないかぎり、仕事に流される。(ドラッカー)balance-meter:
2月 23, 2017 実際に自殺を止められる言葉は「自殺しないでくれ。自殺したら俺が悲しい」だけです。でも条件がある。この言葉を信じられるような日常的なコミュニケーションの積み重ねがあるかどうかです。それがあれば止められます。要は互いに自分の行為や体験にとって相手の存在が前提であるような関係性を日常的に作れているかどうか。逆にこのことから昨今自殺が増えている原因を推察できます。要は、道徳でなく関係性の問題なのです。 webちくま 藤原和博・宮台真司 司会:��木寛 「子どもに教えたい、新しい道徳」 (via kurousa, proto-jp)2008-01-28(via gkojax-text) (via yaruo) (via rarihoma)
2月 23, 2017 これはあなたの人生です。 自分が好きなことをやりなさい。 そして、たくさんやりなさい。 何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。 今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。 時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。 人生をかけて愛する人を探しているのなら、それもやめなさい。 その人は、あなたが自分の好きなことを始めたときにあらわれます。 考えすぎるのをやめなさい。人生はシンプルです。 すべての感情は美しい。食事を、ひと口ひと口を味わいなさい。 新しい事や人々との出会いに、心を、腕を、そしてハートを開きなさい。 私たちは、それぞれの違いで結びついているのです。 自分のまわりの人々に、何に情熱を傾けているかを聞きなさい。 そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。 たくさん旅をしなさい。 道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。 ときにチャンスは一度だけしか訪れません。しっかりつかみなさい。 人生とは、あなたが出会う人々であり、その人たちとあなたが作り出すもの。 だから、待っていないで何か作ることをはじめなさい。 人生は短い。 情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう。 NYの小さな会社の、心打たれるメッセージ | SIRCUS.TV「サーカス」 (via mcsgsym)(元記事: gkojax (yoshitsuchiから))
2月 16, 2017 ミトロヒン文書によると、『日本人は世界で最も熱心に新聞を読む国民性』とされており、『中央部はセンター日本社会党の機関誌で発表するよりも、主要新聞で発表する方がインパクトが大きいと考えていた』とされている。そのため、日本の大手主要新聞への諜報活動が世論工作に利用された。 冷戦のさなかの1970年代、KGBは日本の大手新聞社内部にも工作員を潜入させていたことが記されている。文書内で少なくとも5人は名前が挙がっている。 朝日新聞の社員、暗号名「BLYUM」 読売新聞の社員、暗号名「SEMYON」 産経新聞の社員、暗号名「KARL(またはKARLOV)」 東京新聞の社員、暗号名「FUDZIE」 日本の主要紙(社名不詳)の政治部の上席記者、暗号名「ODEKI」 中でも朝日新聞社の「BLYUM」については 「日本の最大手の新聞、朝日新聞にはKGBが大きな影響力を持っている」 としるされており、「BLYUM」が同社内で重要なポストにいた人間か、または複数名の同志がいたことをうかがわせる。 ミトロヒン文書 - Wikipedia (via otsune)(元記事: Wikipedia (quote-over100notes-jpから))
2月 16, 2017 awarenessxx:“欧米(白人)の植民地の残虐さ 賢者の説得力 http://kenjya.org/ajia1.html ・ 日本のアジア「侵略」を批判しまくっている欧米諸国。 その日本が「侵略」する前のアジア諸国はどういう状況だったのか? ・ ●アボリジニ殺しは20世紀に入っても続き、ニューサウスウェールズ州立図書館に残された資料には、1927年の日付で「今日の収穫アボリジニ17匹」とある。当時は日曜日にみんなでアボリジニ狩りをしていた。 ... awarenessxx:
欧米(白人)の植民地の残虐さ
賢者の説得力
http://kenjya.org/ajia1.html
・
日本のアジア「侵略」を
批判しまくっている欧米諸国。
その日本が「侵略」する前のアジア諸国は
どういう状況だったのか?
・
●アボリジニ殺しは20世紀に入っても続き、ニューサウスウェールズ州立図書館に残された資料には、1927年の日付で「今日の収穫アボリジニ17匹」とある。当時は日曜日にみんなでアボリジニ狩りをしていた。
《高山正之 正論2008/9月号》
※管理者注…「アボリジニ」とはオーストラリアの原住民のこと。
●インドネシア人は、家畜よりひどい存在として扱われていた。
◇鞭打ち・平手打ちは当たり前だった。
◇粗相をした2人の女性を裸にして、オランダ人農場主がベルトで鞭打ち、さらに裂けた傷口や局部にトウガラシ粉をすりこんで、木の杭に縛りつけて見せしめにした。
◇刑務所で過酷な労役を課せられている囚人が、オランダ人の農場より食べ物がいいからと、出所を拒んだ。
《前野徹 「戦後歴史の真実」》
《高山正之 週刊新潮2006/4/20》
●岡倉天心…「ヨーロッパの繁栄はアジアの屈辱である」 屈辱的に人員を供出させられたり、資源を買いたたかれたりして、欧州の繁栄を下支えしているアジアの現実がある。
《松本健一 「ぼくらの『侵略』戦争」》
●レーニン…「ヨーロッパの近代における繁栄は、植民地における豊富な資源の一方的略奪と、安価な労働力の収奪による」
《石原慎太郎 「亡国の徒に問う」》
●太平洋には2万の島々があったが、原住民は何の防備もせず、海から侵略者が来るなど予想もせず、昔ながらに平和に暮らしていた。
ここに白人海賊たちは鉄砲と十字架を担いでやってきて、片っ端から襲いかかり殺戮と掠奪を繰り返していった。
●無主物先取特権だとばかり、自分たちの土地にしてしまった。「誰も住んでいなかったので、早い者勝ちで自分のものにしたのだ。何が悪いか」という言い分である。先住民が住んでいたはずだが、彼らにしてみれば白人以外は人間ではなく、猿やけだものと等しい存在と見なして平気でいたのである。
《清水馨八郎 「大東亜戦争の正体 それはアメリカの侵略戦争だった」》
●帝国主義や植民地主義には、きちんとした論理が通っている。「お前たちは劣等な民族である。劣等な民族は自ら自分の国を治められない。そのままにしておいたら、殺し合いや伝染病がはびこり、飢餓で死ぬ人も出てくるだろう。だから、劣等な民族のために優等な民族であるイギリス人が統治してあげる」
●1900年の時点のイギリスは、天才も秀才もたくさんいたし、人格者も聖職者もたくさんいたはずである。しかし、論理というものがきちんと通っていれば、後に振り返っていかに非道に思えることでも、なぜか人間はそれを受け入れてしまうのである。
●帝国主義が「本当にいけないこと」として認知されたのは、第二次大戦が終わってからに過ぎない。それでも往生際悪くイギリスやフランスは、第二次大戦後もしばらく、何とか植民地を維持しようと無駄な努力を重ねた。
《藤原正彦 「国家の品格」》
●西欧諸国がつくりあげた「植民地」とは、白人が主人で、ほかの人たちは奴隷に準ずる存在と考えればいいだろう。
《渡部昇一 Voice2007/9月号》
●ベトナムなどは植民地統治の結果、固有の文字がなくなって全部ローマ字になっている。
《三宅久之 「『日本の問題点』をずばり読み解く」》
●オランダのインドネシアに行った植民地政策は、愚民政策・貧民政策だった。そのため貧困にあえぐインドネシア人の平均寿命は、35才にまで低下したといわれる。
《藤岡信勝 「教科書が教えない歴史(2)」》
●インドは昔から木綿産業が盛んだったが、産業革命が起きると、イギリスのマンチェスターから木綿が圧倒的に安い値段で入ってくるようになった。インドで木綿を作って生活している何百万人という人たちが、これにより生活できなくなった。
●普通の独立国だったら、国は農民を保護するために輸入制限をしたり、関税をかけなければならない。しかし、輸入を拒否したくてもできないのが植民地だ。その上、イギリス政府は木綿を作りにくくするために、木綿の作り手たちを何万人も集めて、その手首を切り落とした!インドの木綿工はそのまま仕事がなくなって、餓死してしまった。ベンガルからインド洋まで、何百万人という白骨が並んだと伝えられている。
《福田和也 「魂の昭和史」》
●植民地時代のインドネシア原住民とオランダ人の所得比は、1:13,000 だった。そうやってオランダの隷属下に置かれていた。
《土屋敬之 「ストップ偏向平和祈念館」》
●英国は米国を犯罪者の流刑地にしていたが、その米国が勝手に独立したので、今度はオーストラリアを犯罪者の流刑地にした。
●住んでみると気候がいい、地味もいい。それで普通の市民も移住していった。もっとも市民といっても多くは食い詰め者・厄介者で、これがオーストラリアを1世紀にわたって血まみれの地獄に変えた。600万人いたアボリジニは、今30万人が生き残る。ナチスのホロコーストを凌ぐ大虐殺を行った結果だ。(50万人が住むタスマニア島では、その殆どが崖から突き落とされ、銃で撃たれて殺された)
《高山正之 週刊新潮2005/12/29》
●別の曜日には彼らはアボリジニの女を犯した。そして妊娠すると豪州政府が出てきて母と子を引き離し、子供だけを白人世界に引き取る。いわゆる融離政策というものだ。
《高山正之 週刊新潮2008/9/25》
●植民地時代の、まだ電気による扇風機のない時代のイギリス人は、寝室の天上に取り付けた巨大な団扇を室外から紐を引いて作動させるようにして、原住民の少年に終夜団扇を動かさせたという。
●シンガポールでは、イギリス人の女性は夜になると涼をとるために、人力車を雇い現地人に何時間でも引かせた。
《三浦朱門 「日本の正論」》
●植民地の反乱を宗主国は武力で鎮圧した。フランスは、サイゴンでは容疑者は裁判なしでギロチンにかけた。一方で阿片を売り、10歳以上の子供をホンゲイ炭鉱で働かせて人頭税を徴収した。
《高山正之 「歪曲報道」 他の著書「変見自在マッカーサーは慰安婦がお好き」》
●オランダの植民地支配の残酷さ…
◇蚊に刺されて化膿し、血や膿を全身に流して働く現地人に、薬ひとつ与えなかった。
◇性病が蔓延して、街ゆく男たちの鼻骨が露出しているのは珍しくなかったが、衛生教育ひとつ行わなかった。(オランダ人だけは完璧に衛生的な環境で生活していた)
そのためであろう。日本軍が入ってきたときには、地鳴りがするような歓迎のどよめきが湧き起こったと言う。
《小川義男 正論2005/12月号》
●仏印では、税が払えないと政治犯として監獄に放り込まれた。鎖でつながれた囚人には、老人や子供が多かった。働きの悪い者は処分しちまえというフランス人の思いが覗いて見える。獄死すれば葬式税も取れる。
●だからフランスは都市の数ほど監獄をつくり、それでも足りないからとサイゴン南の島コンダオに4つの監獄と拷問棟「虎の檻」を建てた。ここには屋根がなく、鉄格子越しに生石灰と水を素っ裸の囚人の上に撒いた。囚人はやけどを負い、さらに熱帯の太陽に焙られた。
《週刊新潮2009/1/29》
●欧米列強の間接統治(例えば、イギリスがマレーシアを統治していた時)…
◇イギリス人は一番上にいるエライ人で、みな政府の高官になる。
◇その下にいて威張っているのはインド人で、警官はインド人の仕事だった。
◇インド人の下で商売していたのが中国人。
◇もっと下でグダグダ酔っ払って寝ていたのがマレー人。
…彼らマレー人を取り締まって嫌われるのはインド人、金を儲けて嫌われるのは中国人、その上に立って「まあまあ」と言っていたのがイギリス人、という植民地統治だった。
《日下公人 「アメリカはどれほどひどい国か」》
●オーストラリアの代わりに囚人が送り込まれるようになったタスマニア島は、毎年4千人位、1853年までに6万9千人が送り込まれたという記録がある。これはイギリスから送られた囚人の約半数であるそうだ。
●タスマニアには旧石器時代のような生活を送っていた原住民がいて、ブーメランという唯一の武器(弓や矢を知らない)を使って鳥や獣を捕っていた。
このタスマニアの住民こそ、オーストラリア移民史における最大の「悲劇の民」であった。すなわち、白人の手によって「黒人狩り」が行われ、タスマニア原住民は根絶させられたわけである。
●その状況が『豪洲聯邦』(昭和17年9月刊行 宮田峯一著 紘文社→焚書)に残っている…
◇イギリス移民が大挙して原住民の居所を襲い、放火して付近一帯の土地まで焼き払い、そこに本国から持参した穀類の種子を蒔いたようなことは枚挙に暇がないほどであった。
◇数十名の原住民をカヌーに乗せて、沖の方へ漕ぎ出させた後、海岸から一斉射撃を浴びせて、あたかも鳥獣を殺すようにして殺戮したりした。
◇原住民を使嗾(そそのかして)して仲間同志の闘争を惹き起こさせ、彼らの絶滅を図った。
◇原住民が夜中沐浴している時や、野営の篝火を囲んで楽しく団欒している時、突然襲撃して、全団を皆殺しにするような行為もしばしばあった。
◇負傷者は脳を打ち砕かれ、赤子は火中に投ぜられ、まだぴくぴく動いている肉には銃剣が情け容赦もなく突き込まれ、原住民がその周囲で安眠するために取り囲んでいた篝火は、夜明け前に、彼等を焼く火葬の火となった。 《西尾幹二 「GHQ焚書図書開封」》 …欧米人が日本の「従軍慰安婦」を非難できるのだろうか? レベルが違い過ぎる。(管理者)(元記事: kenjya.org (kazack4から))
2月 16, 2017 その昔、日本は電力関係の技術の一部をフランスから教わっていた。日本人は富岡製糸工場と同じように、ぐんぐん技術を吸収して完璧に発電所を動かした。一年後、フランス人技術者たちは本国に引き揚げていったんだが…… 発電所の制御装置には当初から封印された謎の鉄の箱が接続されていた。そしてフランス人たちは、その箱についてだけは一切教えてくれなかった。立ち去るときにも「その箱は絶対にさわらないこと、こわれたら呼んでね」と言い残していったそうな。 さて日本人たちは言いつけを守ってはいた。気にはなるけど、下手にいじって発電所を停めたらことだ。だが技術者たちはあの手この手で調べて、やがて出した結論は…… この箱、まったく何もしていないんじゃないの? そして技術者たちは会社にかけあった。自分たちの技術力にかけて、これは何もしていない、我々を信用してこれを外させてくれ、と。 さわらぬ神になんとやらという議論もあったが、やっとゴーサインが出た。そしてその当日、万が一にそなえて万全の体勢を整え、みんながかたずをのんで見守る中で、その箱からのびるケーブルが切られた。すると…… 何も起きなかった。 溶接されたその箱を開けてみると、中は空っぽだった。本当に、それはただの箱だったのだ。 一同は安堵のため息をついた。技術者たちは胸をはる一方で、「フランス人め、たばかったな!」といきりたつ人もいた。でも……とぼくにこの話をしてくれた電力エンジニアは言うのだった。その箱をはずしたとき、日本の電力は独立できたんです。そのとき日本はフランスの呪縛から逃れ、電力技術を完全に自分たちのものにしたんです、と。あれはフランス人が日本に置いていってくれた、卒業試験だったんですよ、と。 Magazine ALC コラム 2006/10 (via asa-nebou)(元記事: cruel.org (morisovaから))
2月 16, 2017 ●日本の防共戦については、当時世界に少なからぬ理解者がいた。その中の最も注目すべき1人は、ローマ法王ピオ11世だ。支那事変勃発後3ヵ月経った昭和12年10月、ピオ11世は全世界、特に極東のカトリック教会に対して「(支那事変での)日本の直接の関心は、共産党勢力のアジア浸潤駆逐に他ならない」として… ①日本の文明擁護の意図を支那が諒解する必要のあることを説き、同時に外蒙よりする凶暴なる(共産主義の)影響を駆逐すること。 ②共産主義の危険が存する限り、遠慮することなく日本を支援すべきこと。 ③日本軍当局に対しカトリック教会の立場は、全然日本との協力にあることを徹底せしめること。 …等の具体的な指令を発出した。 ●全世界3億3千万のカトリック教徒に君臨するローマ法王庁の右指令に関して、朝日新聞は「これこそ我が対支政策の根本を諒解するもの、知己の言、百万の援兵にも比すべきであって、英米諸国における認識不足の反日論を相殺して尚余りあるというべきである」と絶賛した。 ●東京裁判は共産主義論争を禁じたが故に、日本が戦争に赴いた原因は遂に解明されず、侵略国家の烙印のみが残された。とまれ、アジアにおいて防共のために戦ったのは、日本をおいて他にはない。《中村粲 正論2005/10月号》
2月 16, 2017 ●大戦中、米国は日本が孤軍奮闘して取り組んでいた防共回廊の意義を理解せず、ソ連よりも日本を敵視し、こともあろうにソ連と手を組んで防共回廊を叩き潰した。 その結果、ソ連の援助を受けた中共が中国大陸を支配し、東トルキスタン、内モンゴル、チベットが植民地化され、さらには北朝鮮と北ベトナムまでもが共産化されてしまった。 ●もし防共回廊が成功していたら、中華人民共和国も朝鮮民主主義人民共和国もベトナム民主共和国も成立することはなかったはずだ。米国は、朝鮮戦争もベトナム戦争も戦う必要はなかったであろう。 第二次世界大戦で戦うべき相手を間違えた米国は、そのために戦後、膨大な人命と莫大な国費を失うはめになった。なんという皮肉であろうか。世紀の愚行といっても過言ではない。 《関岡英之 WiLL2014/2月号 関岡氏著書「帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」」》 共産主義の脅威http://kenjya.org/kyousan.html(via awarenessxx)(元記事: kenjya.org (gpx250r-ninjaから))
2月 17, 2017 「台湾って多民族社会だから、出稼ぎ外国人や東南アジア嫁でも社会に溶け込んでるよね!」と言う日本人がいます��、何を見てそう思ったのでしょう。台湾では一般家庭でも出稼ぎ外国人のベビーシッターや介護ヘルパーを雇うのが普通だから?東南アジア料理屋がいっぱいあるから? 雇用主の外国人労働者への虐待や給料ピンハネ、逆に外国人労働者による赤ん坊やお年寄りへの虐待、新移民の子の言語問題に関してはどう思っているのでしょう。 出稼ぎの彼女たちは家賃5000元くらいの6畳もないような広さの部屋に5人くらいで住んでいるのですよ。お遊びで語学留学しに来た日本人には到底理解できない世界でしょう。 外国人「台湾って差別がなくて好き!」台湾人「君が白人だからでしょ」台湾の原住民・地域・外国人への差別エピソードまとめ | 台湾ZINE―たいわんマガジン― (via deli-hell-me)(元記事: fun-taiwanzine.com (yasaiitameから))
2月 17, 2017 本来、東京開催だったフィギュアスケート世界選手権が震災の影響で開催不能となり、 1ヶ月遅れでロシア開催となった。代替開催国となったロシアは、 わずか1ヶ月という準備期間にも関わらずあらゆる面で日本に多大な配慮をしてくれた。 自国開催を楽しみにしていた日本国民がテレビで中継を楽しめるようにと 日本時間のゴールデンタイムに合わせて開会、開会式では���本と被災地を応援する演出。 そしてフィナーレでは、リンク上に日の丸を描いて 日本選手を中心に、各国の選手が輪になって日本を励ますパフォーマンス。 (ちなみにキムヨナは日本へエールを送るセレモニーには出ませんでした) (p)ttp://blog-imgs-34.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/20110506120405b2f.jpg アモディオ選手は「これは日本の人たちへのささやかな歌のプレゼントだ」と、減点対象となるボーカル入りの曲をあえて使用。 沢山の選手たちが、応援席の観客が、日本への応援をくれた。 エキシビションに祈りを込めた選手たちもいた。 グランドフィナーレではロシアフィギュアスケート連盟から、『日本にささげる詩』という日本へのメッセージが送られた。 ところが独占中継したフジテレビは、このメッセージを放送しなかった。 19時放送開始で最初の1時間以上はひたすら前日の振り返りVTRとキムヨナの特集。 リアルタイムではなく遅らせて放送した上、何故か演技順序を入れ換えて放送。 フィナーレでの各国選手からの応援も、ロシアからのメッセージも放送せず。 安藤美姫選手はロシア語でお礼を述べ、そのあと日本の現状を英語で伝えたがフジでは放送されなかった。 これは時間切れなんかじゃない。インタビューやCG、スタジオの感想など放送する余裕があるのだから 意図的に流さなかったとしか思えない。 完全生中継をした有料放送を見たたくさんの視聴者はTwitterでリアルタイムに情報を流した。 それを見比べるとフジがどれだけ放送をカットし、どれだけの世界からの応援メッセージを伝えなかったかがよくわかる。 「フジテレビは視聴者のニーズに応えてるだけじゃないのかな?」 ニートな2ちゃんねらー日記 (via mcsgsym)(元記事: gkojax (awarenessxxから))
2月 17, 2017 NHKハングル講座元プロデューサー高橋昌廣は夫婦そろってのNHK職員。 三鷹の豪邸に住み、年収は夫婦あわせて4000万円。娘は拘束型心筋症に犯されていた。 そこで高橋は旧姓『上田昌広』を名乗り、娘の渡米手術費のカンパを訴えた。 NHKはこの内実を知りながら『団体職員・上田氏』として全面支援。 視聴者のみなさまにたいして募金協力を訴えた。 結果、目標額に倍する2億円の善意が集まり、 高橋は身銭を切ることも無く、余剰金は闇に消えたのであった(・∀・) NHKハングル講座元プロデューサーが旧姓を名乗り、視聴者に対して募金を集めていた事件|保守速報 (via mashu)(元記事: hoshusokuhou.com (awarenessxxから))
2月 17, 2017 ある在日3世の告白 『あのさ、君達の大嫌いな在日だが俺在日3世だけど別に嫌われようが何されようがこっちはどうでもいいよw 日本という国における「楽して稼げる職業」は全て在日・帰化人が握ってるし(笑)金あるから在日でも日本人女とやりまくりwあと数年で日本の参政権も取得できるし(爆)俺達はもうお前達日本人みたいに毎日毎日仕事とか将来とか金の心配なんかしなくていいんだよw今俺達が考えてるのはもっと大きいこと。いかにしてこの日本という国をボコボコにいじめ抜いてやるかってこと。つまり日本の中に、俺たち朝鮮韓国人の血を増やして在日を増やす。んで日本人を少数派にしてその日本人をいじめたおす。んでこの国を乗っ取る。今はもうその最終段階に入ってるわけ。平和ボケした危機感ゼロのアホ日本人は気づいてないがw例えば韓流ブームやパチンコ産業や消費者金融あれは在日が作ったって知ってる?あれだけ大規模なブームを作れるくらい、もう日本の中で在日の力は最強なんだよ。自分達を地獄に導いてるとも知らずに毎日毎日テレビで韓国やパチンコをヨイショしてくれる。パチンコにはまるアホ日本人のおかげでパチンコ産業は儲り消費者金融会社も潤った。韓流ブームのおかげで韓国へのイメージもよくなったし韓国人や在日の男と結婚する日本人女も多くなった。つまりあと30年もすれば日本は在日主体の社会になるって事だよ。たった100万人の在日に使われる1億の日本人wお前ら糞日本人に一生地獄の生活を見せてやるよ。どう?ムカムカする?(爆)まあすでに我々はパチンコと消費者金融で糞日本人を奴隷にしていじめたおしてるけどなwほんとお前ら糞日本人見てると家畜の豚に見えるよwそうやってこれからも我々の為に尽くしてくたらいいよ(爆)』 岸和田市民掲示板より 『これからは我々在日コリアンの時代』 ∥関西在住の在日三世ですがこの日を待っていましたよ。 ∥我々は日本への帰化など望んでいません。 ∥韓国国民としてのプライドと誇りがありますからね。 ∥民団総連日本の市民団体の方々とともに手を組んで ∥我々寄りの議員をどんどん送り込んでいきますよ。 ∥当然我々寄り議員は我々にメリットの大きい条例や法案を作ってくれるでしょう。 ∥60万在日のパワーを見せつけてやります。 ∥日本人に一泡吹かせるどころか ∥コリアン特区コリアン自治区を日本全国に広げます。 ∥韓流ブームなんてのはそのほんの入り口の更に手前の門扉の前の石ころ程度のものですよ。 ∥日本人は我々が大勢でちょっと大きな声をだしてやるだけですぐに動きますからね。 ∥この条例成立がそれを証明しているでしょ? ∥まずはこの岸和田から。 ∥あとは日本中の在日コリアンコリア系日本人を総動員し ∥日本中の都市街で投票条例を得、最後は参政権を手中に収めます。 ∥必要があれば住民票を移したり引っ越しだってやりますよ。 ∥我々にはそれを実現するだけのパワーがありますから。 ある在日の告白② 『今や創価学会や統一協会など宗教界や年間30兆円のパチンコ業界・消費者金融業界・風俗業界・ラブホテル業界を在日は掌握したよ。全国の駅前も在日が握っている。宗教やパチンコで儲けた金で駅前の一等地を買い制覇するつもり。外国人参政権も達成する為工作しているよ。日教組の上層部は我々在日が制覇して日本人の子供には我々の歴史観を徹底的に教育する。日本海の名前も東海に変える。靖国も徹底的に叩く。日本の永住権取得も緩和させ移民を多く受け入れアホな日本人は30%ぐらいにする。反対するなら差別!差別!と騒ぐ。今の時代は戦争で侵略するような時代じゃないんだよ。我々はあくまで合法的に日本を侵略してるんだ(笑)芸能界もほとんどが在日プロダクションだし新人なんか体売るか創価に入信しないと仕事は与えない。もちろんテレビ局も我々の支配下にある。結局全ては金であり我々はテレビも政界も全て制覇したんだよ。芸能界は今後も在日芸能人をプロデュースしていく。日本は最高だね税金のかからない宗教とパチンコ産業で我々は大儲け!こんなことアホな日本人の多くは知らない。まあ日本人の事はどうでもいいよ。政治や大企業や在日企業を守り日本を乗っ取るのが目的だから。ほとんどのアホ日本人が我々を日本人と思ってる(笑)まあ知った所でお前らにはどうする事もできないけどな(笑)』 ある在日の告白集 (via tora1014)
2月 18, 2017 老子のおっさんが言ってた「手放し難きを手放せば得難きを得る」って本当だったんや Twitter / funfunhouse (via dontrblgme404)(元記事: twitter.com (hallowoから))
2月 18, 2017 この記事自体が体調が悪いときや身内に不幸があったときは、やむを得ず有休を取りますよね。・・・と書き始めていますが、いやそもそもそうじゃないから。 今から70年前に労働基準法なる法律が日本で作られたときに、その担当課長だった寺本廣作氏は、そもそも年次有給休暇というのはまとめて一括取得するのが大原則で、一日ずつとるなどというのは本来あり得ないことだという国際常識を重々承知した上で、しかし敗戦直後で焼け野が原になった日本ではそれをそのまま適用することは難しいというやむにやまれぬ事情の下で1日単位の分割取得というおかしな制度をあえて導入したと明言しています。 年次有給休暇のそもそも: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)(元記事: eulabourlaw.cocolog-nifty.com (minbow3から))
通帳とはんこ 私は積み立て貯蓄をしており、その額は7桁後半。 その通帳を細々した物をパクろうとしたついでに見つけ、印鑑ごと泥したママ友。 銀行で現行犯逮捕され、執行猶予と併せて収監決定。 ご自慢のマイホームとやらは更地に戻り、旦那さんと息子さんは引っ越ししますとの事。 もしお礼参りなどあったら、此方に連絡をして下さいと、連絡先を渡され、最後の挨拶に来られました。 最後まで騙された!詐欺師!と喚いていたので、減刑もなかったんだと。 で、通帳の届け出印と全く違う印鑑を、通帳と一緒に輪ゴムでくくって置くのは何罪になるんだろうかww これは銀行の担当さんに教えて貰いました。 セットで置いてある=通帳の届け出印と言う、思い込みを利用したトラップだそうで・・・ 本人なら、判を間違えてもキャッシュカードや身分証明があるわけだし、取りに帰りますで済む話ですしね。
アメリカ陸軍サバイバル・マニュアル 62 名前:名無しさん@涙目です。(寒川神社)[sage] 投稿日:2011/12/29(木) 22:59:29.35 ID:Vr7y+pER0 アメリカ陸軍サバイバル・マニュアルに記載されていた、 外地でのサバイバルで、未知の動植物を食べられるかどうか判定する方法。 1.煮る、焼く、蒸すなど、対象の動植物を任意の方法で調理して、まずスプーン一杯分を口に含む。 2.そのまま飲み込まずに口に含み、5分間様子を見る。 3.ステップ2の5分間で、口の中に焼けるようなor刺すような、不快な刺激や臭気を感じなかったら、そのまま飲み込む。 4.スプーン一杯分食べたステップ3から、8時間経過して 身体に異常がなければ、次は同じようにして片手一杯分食べる。 5.片手一杯分食べたステップ4から8時間経過して、身体に異常がなければ、その動植物は食用可能である。
高齢独身へのアドバイス 11 :名前は誰も知らない :2006/03/18(土) 22:34:19 ID:1wDGEp/v0 高齢独身の俺からアドバイス。 兄弟姉妹甥姪、つまり血縁者(法定相続人)は大切にする事。 現状、老人ホームや介護サービスは保証人や後見人がいないとどうにもならないこと。 住まいの確保(不動産)は必ずしておくこと。 独身老人は賃貸業界にとっては厄介者だということ。 高齢独身が住む事によって資産価値が下がるらしい事。 老いぼれ身体で一人で何でも出来ると思わないこと。 いま自分が怪我や病気になったらどう対処されるのか認識すること。 兄弟姉妹がいない人は独身は、確実に身寄りがいなくなること。 保証人協会は悪徳が未だ野放しであり絶対当てにしないこと。 成年後見人制度を理解し資金を確保する事。
2月 1, 2017 韓国による竹島侵略が ・日本に自衛隊が無く無防備だった時代の出来事だった事 ・日本人の漁師44人が虐殺され、3929人が拉致され人質とされた事 最低限これくらいは教えとけ
117 :(´・ω・`)(`ハ´ )さん@\(^o^)/:2017/01/28(土) 20:22:33.33 ID:tRG3RMJZ.net 現状だと北朝鮮だけが 日本人を拉致したみたいに思われてるけど、 南朝鮮も日本人拉致・殺害国家 ってことをたたき込めよ。 あと、>>106の人質解放の条件が 日本の刑務所にいる在日の解放と 永住資格の付与だったってことも教えろ。
2月 2, 2017 三十五年前。 五ヶ月の我が娘が誘拐された。 その時、東京新聞が、 芸能人は子供の誕生迄、マスコミに売るゲスな根性だから、誘拐されても仕方がないと、でかでかと記事にした。 まるで誘拐の原因が被害者側にあるような中傷記事は常軌を逸している。 叩けば読者が喜ぶ芸能人と言えども、 有名人の子なら誘拐されても良いとも取れる内容は、公共の使命を忘れ潜在的犯罪者を煽る犯罪奨励行為だ。 幼児誘拐は卑劣な犯罪。この世から根絶すべく報道するのがジャーナリストの責務。 報道の自由と言えども、汚らわしい芸人と言えども、娘が誘拐され命を危うくされて良い道理はない。 誰の子であろうと、 5ヶ月の赤ちゃんに 一切の罪はない。 当たり前の報道の本分を忘れ、読者に媚び、記事を面白くする為のミスリードは、誘拐事件だけにジャーナリストとして恥ずべき行為だと編集長に抗議したが、『世間の思いを代弁しただけ。私は正義を貫いた』と頑なに主張した。 謝まってしまうと首が飛ぶ連中は、決まって『やってない』『知らない』『記憶にない』民主党は『調査しないと判らない』が常套句だが、『正義の代弁』はあざとい詭弁だ。 驚いたのは、その翌日、東京新聞は真由子誘拐事件の特集を組んだ。一頁全て読者欄で構成され、なんと!その90%が『心掛けの醜い芸能人の子供は誘拐されて自業自得』と編集長に迎合する投書内容で埋め尽くされていた。 東京新聞の読者が如何に軽薄と言えども、この賛否は異常だ。 明らかに編集長による読者欄の捏造としか思えない。 識者の心理学者はコメントで『お金やダイヤは金庫にいれて大事にするくせに、娘を他人に預け粗末に扱った』となじった。 『看護婦さんに任せるより、金庫に入れる方が愛情なのか?』と、心理学者に抗議したら、発言は捏造されたと怒っていた。 やはり捏造だ。 かくのごとき卑劣な手法で、正義をでっち上げるのがメディアの正体だと35年前に確信した。 津川雅彦『遊び』ぶろぐ "サンタの隠れ家"
このエピソードは過去の津川氏の発言でも知っていたが、これだけ詳しく書いてあるの��初めて見た。
ひでえな東京新聞。
しかし、こういう事実もネットが無い時代は知る術もなかった事の方が恐ろしい。ネット万歳。津川さん、頑張って下さい。
(via irregular-expression)(via gkojax)(via edieelee)(via redshamy)(via kramerunamazu)
2月 2, 2017 要約: 背水の陣 という言葉は「退路を切って必死に戦う」という意味ではない。実際には「天才は常識を逆手にとることが出来る」というような意味なので、天才でない限り真似をしてはいけない。 背水の陣、という言葉がある。水を背にして戦うことで、退路を無くした兵士に必死に戦わせる、という意味であり、転じて、必死になるために逃げ道を潰すというような意味で一般に使われている。ところでこの言葉は漢王朝創業の功臣であるところの韓信が井X魔ナ趙軍と戦った際に実際に川を背にして戦った故事がもとになっている。 当時の軍学では、川を背にして戦うことは、退路を断つということだから、万が一負けた時に大変なことになるので、これはやってはいけない、とされていた。韓信はその軍学に反する行ないをした訳だが、韓信というのは軍事の天才であって「兵士に必死で戦わせる」などという目的でこういうことをした訳ではない。 ところで当時韓信は川から少し進んだところにある趙の城を奪取することを目的としていた。しかし様々な事情から兵力は少なく、それを行なうことは不可能に近い状態であった。そこで韓信は自身が率いている本隊が趙の大軍を引き付けておく間に別働隊に趙の城を奇襲させるという作戦を立てた。 韓信は別働隊を進発させると、自身の率いる本隊は川を背にして布陣させた。この場合、別働隊が敵城を速やかに落すことが期待されるから、本隊はあまり長時間戦わなくてよい。また本隊は敵軍に比べて兵力に劣るから包囲される危険性が高いが、川を背にすることで少なくとも後ろから攻撃を受けるということはなくなる。川を背にするのは実に合理的な判断だろう。それからついでに兵士は必死に戦うに違いない。さらに「川を背にするなどなんとアホな指揮官であろうか」という風に���軍の指揮官は油断するだろう。 果して韓信の本隊は別働隊が趙の城を落すまで趙軍の攻撃に耐えることが出来た。本城を落された趙軍は潰走してしまった。 この事から分かるように、韓信は「必死になる為」に「退路を切った」訳ではない。その意図も少しはあったであろうが、それがメインであったという訳では、ない。無論別働隊の奇襲が失敗する恐れはあり、その場合は韓信の軍は全滅していたであろうから、賭けではある。しかし、退路を切って必死になればなんとかなる、というような安い賭けではない。 天才は、このように常識を逆手にとり、あるいは常識を自らの理論で上回り、活路を拓くことが出来る。これが本来の「背水の陣」の意味であると思う。自らを天才であると自信をもって宣言出来ない限り、背水の陣を取るべきではないと思う。 tumblelog.ssig33.com: 逃げる為の道を潰してはいけない (via otsune) (元記事: rickkoike (dante35から))
1月 30, 2017 「ヘリコプター」の切れ目が「ヘリコ・プター」であることを知った。「キリマ・ンジャロ」の衝撃は超えないが、「カ・メハメハ」「クアラ・ルンプール」「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」には並びそう。日本語だと「清・少納言」「言語道・断」「間・髪を入れず」「登・竜門」あたりが難しい。 Twitter / Perfect_Insider (via y-kasa)(元記事: twitter.com (yaasitaから))
1月 26, 2017 「転売屋は公式が禁止していて~」 って言うより 「禁止されてる転売を平気でやる奴が金になるであろう個人情報をどうにかしないと思うのか?」 という方が確かに転売屋から買う勢には効きそうな気がするよね。 上手い言い方だよ。こういう人達って自分の不利益にはものすごい敏感だからさ Twitter / beshi_beshin (via 46187)
1月 26, 2017 「無能な働き者は害悪である」 ハンス・フォン・ゼークト 「活動的な馬鹿より恐ろしい物はない」 ゲーテ 「無能な味方よりも 有能な敵の方が役に立つ」 マキャヴェリ 「真に恐れるべきは有能な敵ではなく 無能な味方である」 ナポレオン・ボナパルト 「偽善者は素晴らしい約束をする、守る気が無いからである」 エドモンド・バーク 【政治】 菅首相 「歴史がどう評価するかは後世に委ねるが、持てる力のすべてを挙げて誠心誠意取り組んできた」 (via pyorohiko)(元記事: raicho.2ch.net (shiraimoから))
1月 26, 2017 小飼:米国の個人破産をみると、半分が医療費がらみなんですよ。 松井:病気すると破産する。やっぱり医療は国がやるべきことかなって思いますね。 Business Media 誠:小飼弾×松井博、どこへ行く? 帝国化していく企業(5):壮大な“実験国家”米国から何を学べばいいのか (シ
1月 27, 2017 イギリスはあまりに歴史が畜生なんでそのまま教えて生徒が鬱になったんだよな だからサッチャー時代に教育改革して負の歴史を出来るだけ最小限に教えるように愛国教育に転換したんやで だからイギリスが自分らの歴史棚にあげて、日本を非難できるのは割りと自分らのやってきた事知らないからや 282: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2014/07/06(日) 23:37:18.36 ID:T78qsJva.net ≫256 その話すると黙っちゃう英国人好き 世界史やると嫌いになる国で打線組んだ : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ (via sqiz)(元記事: himasoku.com (tkfrから))
1月 27, 2017 「ヤマハのライバルってどこ?ローランド?」「河合だろ?」「いやスズキだろう」「ヤンマーだよ」「シスコとかNECじゃないかな」「ブリジストンとかダンロップとか…」「ちょっと待てお前ら、何の話をしている」 ふぁぼったー / yagitch (via squarejewel)(元記事: favotter.net (cat1105から))
1月 27, 2017 不思議なことに、戦後書かれた日米戦争に関する歴史書は、内外を問わず、ことごとく真珠湾事件から始まっています。 何故、日本が真珠湾を攻撃しなければならなかったのか、その因果関係についてが触れられていません。 突然日本の軍人が平和に暮らす真珠湾を攻撃した。 だから日本を懲らしめるために、国が立ち上がった、軍隊は暴力装置であり、その装置が暴走して無謀にも圧倒的国力を持つ米国に対して侵略を開始した、というわけです。 しかし、これは理屈に合わないことがすぐにわかります。 ちょっと考えればわかることです。 ねずさんの ひとりごと 日米戦争の原因 (via gkojax)
1月 24, 2017 「日本の行方不明は毎年10万人も発生している―」 よくネット上で語られているが、その実態はどうなのだろうか?
警察庁が毎年発行している『家出の概要資料』(平成21年度版使用)では、 平成21年度中の家出人捜索願を受理した件数は、81,644人である。 10万人には達していないが、10万人という数字は平成13年~15年の3年間が、 近年では10万人を超えていたので、そこからきた数字であると思われる。 (それ以前では昭和59年まで遡り、他の年じゃ8万~9万人台である) これを見る限りでは10万人とはあながち誇張でもないように見えるが、 同資料を読み込むとその意味するものがイメージとは異なること見えてくる。
平成21年度で家出人捜索願が出された人数は81,644人であるが、 同年中で所在が確認された家出人は79,936人にものぼっている。 実に発見率は98%にも達し、この年の未発見者は1,708人しかいない。 この所在確認者は過去に家出した人がこの年に発見された場合も含んでいるが、 人数にして7,881人程であり、毎年ほぼ90%後半の発見率で推移してきているので、 考慮せずともよいといえる。 これは「日本の行方不明者は毎年10万人もいる―」は現実を表している言説ではなく、 「日本で発見されない行方不明者は毎年1000人台程度」 でしかないということになる。 また、家出の動機別で見ると、家族・疾病・異性・事業等の理由が判明している件数を除くと、 動機不詳の家出は11,506人でしかない。しかもこの中で実際に犯罪に巻き込まれるなどして 行方不明になったものは一体どれだけいるだろうか…?殆どは自発的家出ではないかと思われる。。 (※動機の中に犯罪によるものがあり、これには加害者と被害者両方が含まれている)
ただし、この所在確認には死亡した状態で発見された件数も含んでいる。 21年度では4,558人が死亡状態で発見され、そのうち自殺が3,071人、不明が1,487人にのぼる。 不明者や自殺者でも解剖がされないことで他殺誤認があることも、考慮に入れる必要はあるかもしれない。 また、捜索願自体が提出されていない行方不明者が相当数いるであろうことも、 同じく考慮しなければならないとは思うが、 やはり「行方不明者10万人」というのは誇張されすぎたイメージでしかないといえる。
★2014年追記 所在不明の子どもは2014年5月時点で2908人いたが、厚生労働省の追跡調査で2767人の所在が判明し141人に減少。 その内72人が外国人等の子どもで出国した可能性が高く、残り69人が真の所在不明といえる。 「日本の行方不明者は毎年10万人」の真実 - 未解決事件・失踪/行方不明事件・印象に残った事件 (via petapeta) (元記事: seesaawiki.jp (tra249から))
1月 23, 2017 Q. 地球上で最大の二酸化炭素の排出源は? A. 海。(2位落ち葉、3位動物・バクテリア) Q. 人類の排出する二酸化炭素は年6.5ギガトンです。海は何ギガトン? A. 10,000ギガトン(落ち葉1,000ギガトン、動物150ギガトン) Q. 温室効果ガスで大気中に最も多く存在するのは? A. 水蒸気。(約80%。ちなみにCO2は0.037%) Q. 温暖化の原因って二酸化炭素? A. マスコミや偉い人がみんなそう言ってます。間違いありません(笑) ヒロイモノ中毒 温暖化の原因って? (via 13py2) (via ryo-skd) (via toyolina) (via ittm) (via wideangle) (via konishiroku) (via mnky) (via yaruo) (via gkojax) (via yangoku) (via shortcutss) (via yellowblog) (via n2unit) (via len0102)
1月 23, 2017 黄河決壊事件 日中戦争時に 国民党軍がダムを決壊させ 自国民を数十万人水死させた 逃げまどう中国人を 救出したのは日本軍 当時の記事も写真も残る 妄想の南京事件より遥かに悪質 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E6%B2%B3%E6%B1%BA%E5%A3%8A%E4%BA%8B%E4%BB%B6 … ShounanTKさんのツイート https://twitter.com/shounantk/status/658938784587714560(via ashzashwash)
1月 23, 2017 ところが、そんな中でなぜか「叩か���ない旭日旗」がある。1つは朝日新聞だ。 「朝日新聞が叩かれたという話は聞きませんね。なにせ、韓国では『日本の良識的な報道機関』と認識されていますから」(室谷氏) もう1つは、韓国で多くの信者を持つ宗教団体「統一教会」だ。こちらも、ロゴマークなど紛れもなく「旭日旗」にそっくりなのだが……。韓国内でもこうした「矛盾」に悩む人もあるようで、あるブログでは、 「朝日新聞は反日扇動に必要だから放置、統一教会は触れにくいから放置……これが『反日』の実態だ」 と吐き捨てるように記されている。 朝日新聞なぜOK?「韓国起源説」まで… 韓国「旭日旗追放運動」は首尾一貫していない : J-CASTニュース (via yukiminagawa)
1月 23, 2017 1位具に つぶさに 109票 2位論う あげつらう 106票 3位挙って こぞって 98票 4位準える なぞらえる 97票 5位穿る ほじる 86票 6位漸く ようやく 82票 7位弁える わきまえる 81票 8位与する くみする 80票 9位目眩く めくるめく 77票 9位然も さも 77票 9位塗れる まみれる 77票 12位徒ならぬ ただならぬ 74票 13位徐に おもむろに 72票 14位貼付 ちょうふ 71票 15位設える しつらえる 70票 16位直向き ひたむき 68票 17位唆す そそのかす 66票 18位円やか まろやか 63票 19位蔑ろ ないがしろ 57票 19位強ち あながち 57票 21位偶に たまに 56票 22位出色 しゅっしょく 55票 23位続柄 つづきがら 52票 24位黒子 ほくろ 51票 25位所謂 いわゆる 46票 26位捗る はかどる 43票 26位若しも もしも 43票 26位美人局 つつもたせ 43票 29位非ず あらず 39票 29位強か したたか 39票 31位所以 ゆえん 36票 32位災禍 さいか 34票 33位逝去 せいきょ 33票 34位躊躇う ためらう 29票 哲学ニュースnwk (via syuta)
1月 18, 2017 そもそも【東京裁判】は国際法上、有効なマトモな裁判ではない。戦勝国による復讐の儀式に近い。→それでも、日本は【判決】を受け入れた。 そもそも【南京虐殺】はこの【裁判】で出て来た証拠の無い根拠の薄い事件。→それでも、日本は【判決】を受け入れた。 そもそも中華人民共和国も韓国も大東亜戦争後、(太平洋戦争後、第二次世界大戦後)に建国された国。戦中まで韓国、北朝鮮、台湾は日本の一部だったし、日本はシナで後に台湾に逃げた中華民国と戦ってた。 そもそも【A級戦犯】は罪の重さを表さない。【A項戦犯】でも良い単語で、戦後に事後的につくられた【平和に対する罪】だと言う。 事後法は民主主義体制ではけしてやってはいけない事だ。 明日、タバコが禁止になる法律が施行されても、今日、タバコを吸ってる人は罰しないのが人道上、正しい。 【B項戦犯】は【一般の戦争犯罪】だが、戦勝国にも原爆投下、大都市空襲による民間人虐殺の戦争犯罪あり、ソ連は不可侵条約違反して日本に侵略した。 【C項戦犯】はこれも事後法であり、【人道に対する罪】だが、捕虜を航空機から投げ捨てた連合軍にもいるだろう。あ、それは、一般の戦争犯罪、だな。 さて、戦後に社会党(!)などの提案で、全ての【戦犯】は赦免、釈放され名誉回復された。 また、これにはサンフランシスコ講和条約の定めに従い、条約締結国の同意を得ている。 従い、日本にはそもそも国際法上の【戦犯】は居ない。 ニセ裁判である【東京裁判】上の【戦犯】も居ない。 サンフランシスコ講和条約上も【戦犯】は居ない。 そして、【A項戦犯】だけ特別に扱う理由もない。 さて、三木政権下で朝日新聞などが騒いだので天皇陛下の親拝は1976年を最後に途絶えている。 天皇陛下の心情を勝手に忖度して、陛下の御意志だなどと言う事は、戦前から禁止されている。 その二年後に【A項戦犯】か靖国神社に合祀になるが、天皇陛下の親拝の最後から二年後の事であり、陛下の親拝が途絶えた原因ではあり得ない。 実際に世の中に【A項戦犯】の合祀が明らかになったのは1979年だ。 つまり、陛下の心情を勝手に忖度するのは禁止されているが、直接の関連がないのは時系列が示している、 また、占領時の取り決めを被占領国に、いつまでも変えさせないのは、国際法違反であり、まして、全ての【戦犯】の釈放、釈放、名誉回復はサンフランシスコ講和条約締結国の同意を得ている。
結論。ニセ裁判であったとしても日本は【東京裁判】の【判決】は受け入れたが、その後の名誉回復で日本に【戦犯】は居ない。2005年に既に政府は【公式参拝でも違憲では無い】と回答している。 【東京裁判】で唯一の国際法専門家だっなインドのパール判事はこう述べている。 【激動し変転する歴史の流れの中に 道一筋につらなる幾多の人達が 万斛の思いを抱いて 死んでいった しかし 大地深く打ち込まれた 悲願は消えない 抑圧されたアジアの 解放のため その厳粛なる 誓いにいのち捧げた 魂の上に幸あれ ああ 真理よ あなたは我が心の 中に在る その啓示 に従って 我は進む 一九五二年一一月五日 ラダ・ビノード・パール】 (via shinjihi) (bart012から)
1月 18, 2017 比叡山で修行した法然。→浄土宗 「ぶっちゃけ悟って仏になるの、俺ごときでは無理(←このへんが日本人的謙遜) 働いてる一般人なんかもっと無理。今の仏教は金と暇のある金持ちにしか役立つ可能性がない。 でも安心しる。阿弥陀様って偉いお方が、自分が十分にレベルうpしたら おまいらも引っ張り上げてやんよ、ていってる。これはそこに張るしかないっしょ。 はらたいらさんどころじゃないよ。「あみださまに、全部」 さあ何度でもいいつづけよう」 親鸞→浄土真宗 「法然さまはおおむね正しいけど、阿弥陀様なめすぎ。 念仏言った回数で差別するような方じゃねえはずだよ(←このへんが日本人的舶来びいき) 心に思うだけで、修行とか、戒律とか自分をどうにかする必要もないよ。 だから俺なんか結婚だってしちゃうもんね。ただ阿弥陀様に乗ればいいのさ」 おまけ 一遍→時宗 「おまーも阿弥陀様なめすぎ。あの方は信者だろうと何だろうと、一切区別しないの。 つまり俺たちは阿弥陀様のおかげで勝ち組。もう決まってんの。(←日本人的暴走) だから感謝の踊りを踊ろうぜ、let’s dance!」 浄土真宗系の成り立ち:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd (via hisaruki) (via ssbt, yangoku) 2009-01-06 (via gkojay) (via etecoo) (via itokonnyaku) (via mnak)
20170119 ご指摘のあった書籍は、本当の日本の歴史を広く知っていただくことを目的として、弊社グループ代表の元谷外志雄が「藤誠志」のペンネームで月刊誌『Apple Town』に連載している社会時評エッセイを1年分まとめたものに、まえがきとして解説を付して制作したもので、日本語の他に、英語訳も付いています。
本書籍の中の近現代史にかかわる部分については、いわゆる定説と言われるものに囚われず、著者が数多くの資料等を解析し、理論的に導き出した見解に基づいて書かれたものです。国によって歴史認識や歴史教育が異なることは認識していますが、本書籍は特定の国や国民を批判することを目的としたものではなく、あくまで事実に基づいて本当の歴史を知ることを目的としたものです。したがって、異なる立場の方から批判されたことを以って、本書籍を客室から撤去することは考えておりません。日本には言論の自由が保証されており、一方的な圧力によって主張を撤回するようなことは許されてはならないと考えます。なお、末尾に本書籍P6に記載しています、南京大虐殺に関する見解を掲載いたしますので、事実に基づいて本書籍の記載内容の誤りをご指摘いただけるのであれば、参考にさせていただきたいと考えています。
『本当の日本の歴史 理論近現代史学』P6 二、南京三十万人大虐殺
中国は日本軍が南京で三十万人を虐殺したと主張しているが、そもそも当時の南京市の人口は二十万人であり、三十万人を虐殺し、その一ヶ月後には人口が二十五万人に増えていたなどあり得ないことだ。しかも国民党広報宣伝部に雇われていた二人を除いて、欧米人など第三国の人が虐殺を目撃した日記も手紙も写真も、記録したものが一つもないことなど、更には、上海大学の朱学勤教授が「いわゆる南京大虐殺の被害者名簿というものは、ただの一人分も存在していない」と論文で発表したにもかかわらず、辞職もさせられていないことなどから、いわゆる南京虐殺事件が中国側のでっちあげであり、存在しなかったことは明らかである。 そもそも日本軍が南京に侵攻したのは、一九三六年、張学良が蒋介石を西安で拉致監禁した西安事件をきっかけに、コミンテルンの指導で第二次国共合作が成立したことで、国民党政府軍は中国共産党への攻撃をやめ、国民党政府軍に共産党勢力が入り込み、日本軍を挑発して、日本を戦争へ引きずり込んでいったことが背景にある。 一九三七年七月七日、中国盧溝橋付近で北京議定書に基づき合法的に駐留していた日本軍の軍事演習中に、日本軍とその近くにいた国民党政府軍の双方に対して実弾が発射されたことをきっかけに、戦闘状態になった(盧溝橋事件)。この双方への発砲は、後に中国共産党国家主席となった劉少奇(りゅうしょうき)が指示したものであることを、彼自身が告白している。事件不拡大を望んだ日本軍は、その四日後には停戦協定を結んでいる。 しかし、日本を激怒させ国民党政府軍と戦争をさせる為に、同年七月二十九日、中国保安隊によって日本人婦女子を含む二百二十三人が残虐に虐殺された「通州事件」や、同年八月九日に起こった「大山大尉惨殺事件」、更には、同年八月十三日、国民党政府軍に潜入していたコミンテルンのスパイである南京上海防衛隊司令官の張治中(ちょうじちゅう)の謀略によって、上海に合法的に駐留していた日本海軍陸戦隊四千二百人に対して、三万人の国民党政府軍が総攻撃を仕掛けた第二次上海事変を起こすなど、中国は日本に対して次々に挑発を繰り返し、それまで自重し冷静な対応を取っていた日本も、中国との全面戦争を余儀なくされたのであり、不当に日本が中国を侵略したわけではない。 上海事変で勝利した日本軍は、敗走する国民党政府軍を追撃し、国民党政府の首都であった南京を攻略し、同年十二月十三日に南京占領。このとき敗残兵が住民に対して略奪、虐殺を行なった。それらの敗残兵が民間人の衣服を奪って便衣兵(ゲリラ)となったことから、日本軍は便衣兵の掃討作戦を行った。便衣兵(ゲリラ)の殺害は国際法上認められているものであり、一般住民を虐殺したのはこの敗残兵達(督戦隊が撃ち殺したのは、逃亡中国兵であった。)であった。しかし、こうした事実が歪められて、情報謀略戦として、「南京三十万人虐殺説」が流布されたのである。そもそも既に南京を攻略した日本軍にとって、南京で虐殺行為をする理由はない。一方、通州事件や大山大尉惨殺事件、第二次上海事件などでの日本人に対する残虐行為には、日本軍を挑発し、国民党政府軍との戦争に引きずり込むというコミンテルンの明確な意図があったのである。
1月 15, 2017 「人間は誰もみていない時にどれだけ正しい事ができるかが大切なんだ、それが日本人だぞ」 Twitter / rinrin1015s: 第二次世界大戦で (via poochin) (via theemitter)(元記事:(quote-over1000notes-jpから))
1月 8, 2017 うちの祖母が子供を寝かしつけるときに、繰り返し優しく言ってた「寝るより楽はなかりけり」おまじないかなと思いながら聞いて寝た思い出。 最近、調べてみたら江戸時代の狂歌とのこと。しかも続きがあった。 寝るより楽はなかりけり 浮世の馬鹿は起きて働く おばあちゃん!! Twitter / jiro6663 (via y-kasa) (元記事: twitter.com (itumadekanaから))
12月 27, 2016 沖縄県 #翁長知事 は中国 福建省 福州市の名誉市民!娘は上海市政府の習近平人脈の中国エリート共産党員と結婚し帰国を認められなく人質化。だから中国寄りの姿勢をとる完全な #中国の工作員 スパイであるが、日本に #スパイ防止法 なし! Yuちゃんさんのツイート (via ashzashwash)(元記事: twitter.com (onibi-onibiから))
12月 27, 2016 ・泥水の中から咲く蓮の花は、希望の象徴です。 蓮はあらゆる障害を乗り越えて花を咲かせます。 そもそも、蓮にとって濁った泥水は 養分をとるために必要なものなのです。 人間も同じです。 自分にとって都合のいいことばかりに囲まれていては成長は望めません。 濁った水も必要なのです。 by バーナード・グラスマン&リック・フィールズ HINT / 根岸 明広 (via ebook-q)(kunigakuから)
12月 27, 2016 皮肉な事にリベラルと言うのが一番適切に当てはまるのは日本においては自民党しかなくて、野党がどうしょうもない理由の一因に『社会主義思想の強い人間がリベラルを標榜して全体主義的な立法を行い、人治主義的に運用したがる』と言う状態なのに気付けないんじゃ政権は渡せまい Twitter / OBHNousyu (via y-kasa)(元記事: twitter.com (onibi-onibiから))
12月 27, 2016 ハル・ノートを日本に突きつけたフランクリン・ルーズベルトはオランダ出身で「有色人種への差別が格別に強かった」と、ニューヨーク州ハイドパークの大統領私邸で会談した英国のロナルド・キャンベル公使は本国に書き送っている。 キャンベルが、この会談の席上、ルーズベルトから打ち明けられたのが「劣等アジア人種」の品種改良計画だった。 「インド系、あるいはユーラシア系とアジア人種を、さらにはヨーロッパ人とアジア人種を交配させ、それによって立派な文明をこの地に生み出していく。 ただ日本人は除外し、もとの島々に隔離して衰えさせる」 ハル・ノートは、まさにルーズベルトがキャンベルに語った内容そのものである。 日本人を支那大陸から追い払い、「元の島々に封じ込め、衰退させよう」との狙いだった。 白人による、劣等アジア人の改良計画 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/yougo/hinshukairyo_keikaku.html (via awarenessxx)(元記事: geocities.co.jp (mago6から))
12月 27, 2016 自由と民主主義の国には弱点がある。それでも他の体制よりマシだ。他国の利益の為に動いてる可能性もある人間もマスコミや教育機関、大学に入り影響力を行使できる。そして彼らの言論の自由や結社の自由、表現の自由は守られる。 独裁国家から見たらいとも簡単に侵略できる対象だろう。 他国の利益の為に動いてる可能性もある人間もマスコミや教育機関、大学に入り影響力を行使できる。そして彼らの言論の自由や結社の自由、表現の自由は守られる。 独裁国家から見たらいとも簡単に侵略できる対象だろう。 それでも他の体制よりマシだ。 苦しくとも自由と民主主義を守る他に無い。
この貴重な自由と民主主義を守る為にはそれぞれの国民の自覚と参加が不可欠だ。
政治家やマスコミ、教育などは 「誰がやっても構わない。 誰がやっても変わらない。」と考えたら、簡単に侵略されてしまう。
中共が強気なのは軍事力もあるが、そこが自由と民主主義国家の弱点と見えているからだ。
苦しくとも日本国民は周りで起きる事に自覚的に関わり、日本と自由と民主主義を守る必要がある。
これに気づいた日本国民がマスコミに頼らずインターネットなどで発言し始めた。 それが現代の保守運動だ。 それをマスコミや外国勢力に影響を受けた人間がレッテルを貼ったのが「ネトウヨ」なる言葉だった。
しかし、自覚し始めた日本国民は強い。 与党でも野党でもキチンとその役割や仕事をしない怠惰なモノには厳しい目が向けられる。 反体制を気取ればカッコいいという気分、マスコミの無自覚な非難でも国民が同調する時代は終わった。
日本国民の為になるマスコミなのか? 日本国民の為になる教育なのか? 日本国民の為になる行政なのか? 日本国民の為になる政治家なのか? 日本国民の為になる法律なのか?
それを単なる体制への非難でなく、本当に問う。 それが現代の保守運動だ。
これが分からないマスコミが���自覚的か無自覚的か不明だが)野党などを根拠無く応援し、かばうと、批判はマスコミに集まる。
勿論、その保守運動の中心は一般人であるが故に、間違うこともある。 間違うこともあるが、間違いであるというしっかりとした根拠を示されれば、意見はすぐに修正される。
勿論、インターネットでも他国の利益の為に動く人間の表現の自由は守られている。 それが為におかしな方向に誘導される事もある。
それでも、自由と民主主義の為に、そしてより良い日本の為に、日本国民の為に保守運動が必要なのだ。 http://shinjihi.hatenablog.com/entry/2016/11/06/053905 (via shinjihi) (etecooから)
12月 28, 2016 ある消防隊員の至言。 はしご車が1台1億円はくだらないというお話を聞いて 仰天していた私につぶやいたひとこと… 「1人でも助けられればもう元は取れますよ。 でも、廃車まで1回も出番がないことが一番良い。」 公共事業を無駄とか、防災は無駄だとか言ってる奴らに この言葉の重みは分かるまい。 Twitter / SaveJPNfromBKD (via garance510)(元記事: twitter.com (xf-2から))
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このように、民主主義の主体は、すべての内容から除外され、すべての実体的束縛から解放された、純粋な単独制 a pure sigularity である。そしてラカンによれば、この主体をめぐる問題は、新保守主義者たちが見ている場所にはない。問題は、民主主義につきもののこの抽象化がすべての具体的で実体的な束縛を破壊してしまうことではなく、それらを破壊しないかもしれないということである。民主主義の主体は、その空白性そのものの中に、ある種の「病的な」染みがついている。「民主主義的断絶」は、科学をイデオロギー的概念の領域から開放して科学として独立させる「認識論的断絶」と同じように、民主的な主体を構成している豊かな個別的内容をすべて捨て去ることだが、これはかならず残存物を生み出す。ただしこの残存物を、断絶を挫折させる認識的限界と捉えてはならない。そうではなく、この残存物はある先験的な地位を有しており、「民主主義的断絶」のポジティヴな前提条件であり、その支えそのものなのである。まさしく「純粋」で「形式的」であることを主張するかぎり、民主主義は永遠に、積極性の偶然的瞬間に、つまり物質的「内容」に縛りつけられている。この物質的支えを失うと、形式そのものが崩壊してしまうのである。 すべてのポジティヴな内容の除去を可能にする、形式的民主主義がしがみついているこの残存物は、いうまでもなく、「国家」と捉えられている倫理的契機である。民主主義はつねに民族国家という「病的な」事実と結びついている。「世界市民」としての全人類の共同体に根ざした「全惑星的」民主主義を打ち立てようとするあらゆる企ては、瞬く間にその無能力さをさらけ出し、政治的熱狂を掻き立てることができない。ここにあるのはやはり、「すべてではない」というラカン的理論、すなわち普遍的機能は例外の上に成立するという論理の典型例である。すべての社会的差異が解消され、民主主義の主体である市民が生み出されるという理想的な状態は、ある特定の国家的<大義>への忠誠によってのみ実現可能なのである。この<大義>をフロイト的な<物自体 das Ding>、すなわち物質化された享楽と捉えるならば、享楽が社会的分野へと噴出してくる特権的な領域がどうして「ナショナリズム」なのかが明らかになる。国家的<大義>とは、究極的には、ある民族の民が民族的神話を通して集合的享楽を作り上げる、そのやり方である。民族間の緊張においてつねに問題になるのは国家的な<物自体>の所有である。「他者」は(われわれの「暮らし方」を破壊することによって)われわれの享楽を盗もうとしており、かつ/あるいは、なにか密かな倒錯的な享楽を手に入れる。要するに、「他者」に関して、われわれの神経を逆撫でし、苛々させるのは、他者がその享楽を作り上げるその(こちらからみると)奇怪なやり方である(食べ物の臭い、「騒がしい」歌や踊り、風変わりな身振り、仕事に対するおかしな姿勢、等々。人種差別主義者の視点からみると、「他者」は、われわれの仕事を奪う労働中毒か、われわれに働かせて暮らしている怠け者か、そのどちらかにしか見えない)。根本的なパラドックスは、われわれの<物自体>は他者には絶対に手に入れられないはずなのに、それにもかかわらず他者によって脅かされる、ということである。これは去勢と似ている。フロイトによれば、去勢は「実際には絶対に起こらない」ものとして経験されるが、にもかかわらず、去勢されるかもしれないと考えただけでわれわれは震えあがる。 これまで、国家的な<物自体>がその全暴力をふるって噴出してくるたびに、国際的連帯の狂信的指示者たちは仰天した。おそらくその種の最も外傷的な例は、第一次世界大戦が勃発したとき、「愛国主義的」陶酔に直面して、国際的労働運動が総くずれになったという出来事であろう。エドゥアルト・ベルンシュタインからレーニンにいたるまで、社会民主主義のあらゆる潮流の指導者たちにとって、それがいかに外傷的なショックであったか、今日となってはなかなか想像がつかない。(ロシアとセルビアのボルシェヴィキを除いて)すべての国の社会民主主義の政党がすべて、それまで自分たちが「国を越えた」労働者階級の連帯を唱えていたことを忘れ、愛国主義の勃発に屈し、「愛国的」に「自分の」国の政府を後押ししたのである。とはいえ、彼らが「愛国心」の熱狂的噴出をまたく予想していなかったというわけではない。実際に戦争が勃発する何年も前に、社会民主主義は、帝国主義者たちが新たな世界戦争を企んでいるという事実に労働者たちの注意を喚起し、「愛国的」好戦主義に屈しないように警告していた。戦争が勃発したときですら、すなわちサラエヴォでの暗殺事件の後の数日間にも、ドイツ社会民主党は労働者たちに、支配階級はこの暗殺を戦争を始める口実に使うだろうと警告した。さらに、国際インターナショナルは、戦争が勃発した場合にすべての成員は参戦に対して反対の投票をしなければならないという正式な決議を採択した。ところが戦争の勃発と同時に、国際的連帯は空中に霧散してしまった。この突然の転換に、レーニンは驚愕した。新聞で、社会民主党の議員が戦争に賛成投票をしたという記事を読んだとき、レーニンは、その新聞は労働者たちを惑わせるためにドイツの警察が捏造したものだと確信したほどであった。 したがって、「純粋」民主主義は実現不可能であると言うだけでは不十分であって、肝心なのはその不可能性をどこに位置づけるかということである。「純粋」民主主義が不可能だというのは、経験的な怠惰のせいで十分には実現されないが、民主主義がさらに発展していくなかでその怠惰はしだいに克服されていく、ということではない。そうではなく、民主主義はそれ自身の不可能性を土台にしてはじめて可能なのである。民主主義の限界、その還元不可能な「病的な」残存物は、そのポジティヴな存立条件である。あるレベルでは、マルクスはすでにこのことを知っていた(だからこそ、ラカンに言わせれば、症候という概念の起源はマルクスの中に求められるべきなのである)。市長における「形式的民主主義」、すなわり等価交換は、「搾取」、つまり剰余価値の専有を含んでいるが、この不均衡は、等価交換の原理の「不十分な」実現を示しているわけではなく、むしろ、市場における等価交換は、剰余価値の専有、すなわち「搾取」の形式そのものなのである。ここに、剰余享楽である<対象a>と、マルクスのいう剰余価値の概念との関連がある(ラカン自身からして、剰余価値を見本にして剰余享楽という用語を編み出した)。剰余価値は「物質的」残滓、剰余内容であり、資本と労働力との等価交換の形式そのものを通して資本家に専有される。 しかしながら、この不均衡、すなわち形式的平等というブルジョア的原理のパラドックスを最初に発見したのはマルクスではない。マルキ・ド・サドはすでにその問題に直面していたのである。『閨房哲学』に収められた、「フランス国民よ、共和国の民たらんためにはさらなる努力を・・・・・・」という小冊子に述べられているような、「享楽の民主主義」というサドの構想は、民主主義は(シニフィアンの)主体の民主主義でしかありえないという事実に躓く。対象の民主主義は存在しないのである。幻想の領域と象徴的法の領域とは根源的に異質であって比較不能である。ということはつまり、幻想の性質そのもののなかには普遍化に対する抵抗がある。幻想とは、われわれの一人ひとりが外傷的な<物自体>との「不可能な」関係を打ち立てる絶対的に独自のやり方である。幻想は、われわれ各人が、想像のシナリオによって、非整合的な<大他者>、すなわち象徴的秩序の根本的行き詰まりを解消し、かつ/あるいは隠蔽する、そのやり方である。それにたいして、法の領域、すなわち「権利」と「義務」の領域は、その本質からして普遍性の領域に属している。それは等価交換と相互性によってもたらされた普遍的平等化の領域である。したがって、われわれは<対象a>、すなわち剰余享楽を具現化している欲望の対象=原因を、まさしく、普遍的交換のネットワークを擦り抜ける剰余として定義づけることができる。だからこそ、普遍性の次元に還元することのできないものとしての幻想の公式はS◇a、すなわちこの「不可能な」剰余と直面している主体なのである。 サドの構想の「ヒロイズム」は、享楽の(享楽を構造化している幻想の)領域そのものに、普遍的合法性、等価交換、平等の権利と義務の相互性といったブルジョワ的な形式を与えようという、不可能な企ての中にある。フランス革命が宣言した「人権」の一覧表に、サドは「享楽の権利」を加える。この補足はじつに厄介で、権利の普遍的な領域の中に自分の位置を見つけようとしながら、じつはその領域をひそかに転倒する。ここに見出されるものはやはり「すべてではない」という議論である。普遍的「人権」の領域は、ある一つの権利(享楽の権利)の排除の上に成立している。この特殊な権利を含めたとたん、普遍的権利の領域全体が均衡を失う。サドはまず最初に、フランス革命は道半ばにして挫折したと言明する。享楽の領域においては、解放されていない革命以前の父権的な価値観に囚われたままである、と。だが、ラカンがその「サドとともにカントを」において明らかにしたように、「享楽の権利」に、「全体的命令」に合わせた普遍的規範の形式を与えようとするどんな企てもかならず行き詰まる。このようなサド的な規範は次のようなことを宣言す���――誰しも(その性別、年齢、社会的地位などにかかわらず)、自分の欲望を満足させるために、私の身体の一部を自由に、どんなやり方で用いてもよい。ラカンの小説的再構成では、これは次のようになる。「誰でも私に対してこう言うことができる――私にはおまえの身体を享楽する権利がある。そして私はその権利を行使する。いかなる制限によっても妨げられることなく、自分が満足させたいと思うかもしれないような気まぐれの要求のおもむくままに」。ラカンによれば、このような普遍的規範は、カントの絶対的命令の基準を満足させはするが、相互性を排除しているために、自滅的である。究極的に、人はつねに自分が取るよりも多くを与える。つまり誰もが自分のことを犠牲者の立場にあると考えている。だからこそ、享楽の権利を「誰もが自分の個別的な幻想を実現する権利がある」という形で認可することはできないのである。遅かれ早かれ、われわれは一種の自己妨害に絡み取られる。定義からして、いくつもの幻想がなんらかの中立的な媒体の中で平和に共存することはできない。たとえば、性的関係なるものは存在しないから、男の独特な形で倒錯した幻想の枠内に女が入ってきたときには、男は女と継続的な関係をもつことができる。では、クリトリスが切除されたときにはじめて性的関係が可能になるような人間については、一体何が言えるか。さらに、これを受け入れ、自分のクリトリスを切除する苦痛にみちた儀式に耐える権利を要求する女 the woman については何が言えるか。それは彼女の「享楽の権利」の一つなのか。それとも、西洋的価値観の名のもとに、このような「野蛮な」享楽の組織化の仕方から彼女を解放すべきなのか。問題は、打開策はないということである。たとえ、自分の自由意志によってそれをするかぎり、女は自分自身を辱めることになる、と言ったとしても、自分の意志に反して辱められることの中にある幻想の存在を想像することができる。 民主主義の根本的な行き詰まりを直視してしまった以上、どうしたらよいのか。「モダニズム的」方法(マルクスはこの方法と結びついている)は、形式的民主主義の「仮面を剥ぐ」ことによって、つまり民主主義的な形式がつねに内容の不均衡を隠蔽していることを明らかにすることによって、次のように結論するだろう――形式的民主主義そのものは廃棄し、具体的民主主義というより優れた形式に置き換えなければならない、と。反対に「ポストモダニズム的」アプローチは、この民主主義の本質的パラドックスを受け入れるようにとわれわれに要求するだろう。われわれは、たとえ「実際にはそうではない」ことを知っていたとしても、一種の「能動的忘れっぽさ」を発揮して、象徴的な虚構を受け入れねばならない、と。民主主義的な態度はつねにある種の物神崇拝的な分裂にもとづいている――(民主主義的形式が、「病的な」不均衡の染みによって汚れた形式にすぎないことは)よく知っているが、それでもやはり(私は、民主主義が可能であるかのようなふりをする)。この分裂は、民主主義の致命的な欠陥を示しているどころか、民主主義の力の源泉である。民主主義は、民主主義の限界は民主主義そのものの中に、つまりその内部の「反目」の中にある、ということを認める能力をもっている。だからこそ民主主義は「全体主義」の運命を回避することができる。全体主義は自分の失敗を説明するために、たえず外的な「敵」を発明しなければならない。 したがって、フロイトの「コペルニクス的転回」、すなわち自己中心的な人間像の転倒を、啓蒙主義の否定として、つまり自立した主体――外的な権威の束縛から解放された主体――という概念の脱構築として、捉えるべきではない。フロイトの「コペルニクス的転回」の核心は、主体が究極的には、自分では把握できない未知の力(無意識的な欲動など)に操られている人形にすぎないことを証明したことではない。この素朴で自然主義的な無意識の概念を、主体を言語そのものが語る場所にする、つまり脱中心的な意味作用のメカニズムの一審級にする、「<大他者>の言説」としての無意識というより洗練された無意識の概念に置き換えたところで、事態は改善されない。ラカンの命題の中にはこの構造主義的な概念を反映しているものがいくつかあるとはいえ、この種の「脱中心化」ではラカンのいう「フロイトへ帰れ」の目標を捉えることはできない。ラカンによれば、フロイトは、<生の哲学>に見られるような、「非合理な」欲動の犠牲者という人間像を提唱しているのではない。フロイトは、啓蒙主義の根本的な態度、すなわち外的な伝統権威や、主体が自己とのネガティヴな関係の空虚で形式的な点に還元されることを拒否するという態度を、無条件で受け入れている。問題は、この自立した主体は、それ自身を自分の太陽として、「それ自身のまわりを回りながら」、それ自身の中にある、なにか「それ自身以上のもの」と出会う、自分自身のいちばん中心に異物を発見するということである。これこそが、疎遠性 extimite というラカンの造語が指し示しているもの、つまり私の内面世界の真ん中にある異物である。主体は、まさに「それ自身のまわりだけを回り」ながら、「それ自身の中にあってそれ自身以上のもの」、すなわちラカンが das Ding というドイツ語であらわしている外傷的な享楽の核のまわりを回っている。主体とはおそらく、この循環運動の、すなわちもっと近く寄るには「熱すぎる」、この<物事態>との距離の、別名である。この<物自体>があるゆえに、主体は普遍化に抵抗し、象徴的秩序内の場所――たとえ空っぽの場所だとしても――に還元することはできない。この<物自体>のために、ある点までくると、隣人愛は必然的に破壊的な憎悪に変わるのである。それは次のようなラカンのモットーと一致している――私はあなたを愛する。だがあなたの中にはなにかあなた以上のもの、<対象a>がある。だからこそ私はあなたの手足をばらばらに切断する。 『斜めから見る』スラヴォイ・ジジェク 307~315頁 1995年
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剣と魔法少女(その2)
口入屋のロウナはやり手の女で、おれのような腕を持て余した技自慢の者達に仕事を斡旋する傍ら酒場付の宿を経営してそう言った輩を宿泊させている。元騎士や仕事にあぶれた傭兵どもには荒事を、学者や才能に恵まれない魔術師、雇い主を失った元官吏等には頭脳仕事を。それぞれに合った仕事を斡旋しロウナがおれたちに稼がせた金は酒代やら宿賃やらで巡り巡っておれたちの懐からすり抜けてロウナの懐に帰っていくという寸法で、ある意味詐欺じゃないかとも思える。だが、料理はうまいし部屋も粗末ながら心地よいしで誰も不幸になってはいないため、何だかんだで長い付き合いであるしロウナの店は実際繁盛している。おれも彼女の元で仕事を貰いながら、普段は店の用心棒をしてなんとか食いつないでいる。 襤褸を外套代わりに着せたサフィ――名家の令嬢じみた無難な方の服になっている――といつもの何倍も疲れた顔のおれがロウナの宿、金鶏亭へとたどり着いたのは夜近くのことだった。恥ずかしながら道に迷っていたのが一つ。ライヤボードの裏道は場所によっては異界に通じていると噂される位入り組んでいて、実際入ったまま出て来なくなる奴も多い。目立つサフィをどうやって連れて行こうかで右往左往していたのがもう一つ。結局行き倒れから襤褸を入手してサフィに着せた結果、面倒には巻き込まれず宿までは行けたが人目を引いたのは間違いない。サフィはサフィで行き倒れを見てわけがわからぬという顔で怯え、襤褸を剥ぎ取るおれの姿を野蛮人を見るかの如き形相で見つめ、襤褸を着るのもいやがる始末。なだめすかして脅してやっとのこと身に着けてもらったが、それでも布のすえた臭いが気になるのか時折顔をしかめている。相当恵まれた所で生活していたらしい。そういえば魔法少女云々以外の彼女のことについて全く聞いていなかった、そもそも魔法少女という概念すら魔術師の一種ではないかという推測の域を出ていない。レェロの仕事の件もどうしようもなくなってしまったが、まあ、そういった雑事は宿で一息ついてからだ――ロウナが行き場所のない(ように見える)少女(その実魔術師らしきなにか)に優しいといいんだが。
一階の酒場の扉を開けると珍しく客は一人もいなく、黒髪を結い上げた南方風の四十女が奥の椅子に座って帳簿を付けている最中だった。これがロウナ、金鶏亭の女主人でありおれの命綱である。ロウナはおれをちらりと見てから物珍しいものを見るかのようにサフィをじろじろと眺め、話しかけてきた。 「お帰り、ケイウェン……とあらまあ。その小さい連れは何事かい」 「仕事の最中に少々な。後で詳しく話す。悪い子じゃない」 「そうかい。身なりもいいしてっきりあんたが何処からか浚って来たかと思ったが」 「冗談もほどほどにしてくれ」 「ああ、冗談だよ――で、レェロの仕事の方はどうだったんだい」 「無理だ。「手がしっかり握っている」」 ――盗賊ギルドが関わっている、と隠語で伝えた所、ロウナの快活そうな口元がへの字に歪み、眉の間に幾つもの皺が寄った。 「レェロも大概稼いでいたからねえ……とはいえ御愁傷様だ」 ロウナは損をどう埋めようかといった様子、おれの方は「で、今回の仕事は無理だったからしばらく飯代はツケにしておいてくれないか」というのをどうやって切り出そうかと考えはじめ、気まずい沈黙があたりに流れる。そんな沈黙を破ったのはサフィだった。 「やっぱり芋一個なの、ケイウェン」 それはまるでおれを心配するかのようで、言外に「あたしの分はいいから先に食べて」と言いたそうな気配を漂わせていた。わざとであったら大した女優だし、天然だとすれば泣かせる話である。 「芋一個だろうなあ。おれは一日くらい飯が無くても大丈夫だが、サフィ」 サフィに乗っかるようにおれも続ける。サフィはそういう遊びなのね、という風に納得したのかおれの声を遮って、 「ケイウェンが食べないならあたしも我慢するわ。助けてもらったのだもの」 純真そのものの目でこちらを見上げ、素早くウィンクした。意外としたたかな所もあるらしい。はたから見たら健気で世間知らずな少女が胡乱な男にだまされている図にしか見えないのが問題だが――背に腹は代えられず、実際問題背と腹が空腹でくっ付きそうな塩梅なのだ。 客がいないのをいいことにそんなくさい芝居を延々と続けていた結果。 「もう、ケイウェンあんたは……娘っ子を騙して新しい手口を見つけて」 ロウナが折れた。中々無い風景におれは心の中で快哉を叫び、勢い余って腹が鳴った。 「芋にスープをつけとくよ。どうせ客もいないから仕込んだ料理はパアだ。……そっちの嬢ちゃんもこんな男になんで関わってるんだか。身なりもよさそうだし……ケイウェン、まさか本当に浚ったんじゃないだろうね」 立ち上がり炉の方へ向かいながらロウナは真顔で聞く。側にあった椅子に腰かけ、そりゃあ真っ先に疑われるだろうしどう説明したものかと考えあぐねていると、 「ケイウェンに助けられたのよ! 悪い男の人たちに売��れそうになっていた所を抱きかかえて救ってもらったの!」 サフィの助け舟。大きく見れば嘘ではないがそのように説明されるとと違うと言いたくなるこそばゆさがある。 「へえ、ケイウェンがね。こいつが金にならないことをやるなんて初めてだよ。まるで金にならない話は受けない誓いを立てているような男なんだから」 「金にならない依頼を寄越したばっかりのあんたに言われたくない――」 「今回はレェロの説明不足が悪い。こちらも被害者さ」 ああだこうだ言いあってる間に温まったスープの香りが漂ってきた。香草をふんだんに使った南方風のピリッとした味付けで、魚のあらでだしを取った安くて食べ応えのあるロウナ特製のスープであった。酒に大層あうが今日は酒を飲んでいる余裕が懐にはない。しばらくして蒸した芋と共になみなみと盛られたスープが運ばれてきて――。 「おい、ロウナ、どういうことだ」 サフィの方も芋とスープの椀が運ばれてきていたが、それに加えて蜂蜜で漬けた木の実や果物、チーズの入った椀が付いていた。明らかに贔屓である。 「うちの店は新顔には優しくするんだよ」 「こちらに厄介になってからこの方優しくされたことないというのに」 「そりゃああんたはライヤボード生まれの古株で、私よりもこの都市に長くいるだろう」 「おばさん、この木の実美味しいわ」 「そりゃあ秘蔵のレシピだからね。まったくお嬢ちゃん、器量がいいんだから気を付けなよ。ケイウェンが来たからいいものだけど、あんたは売られる寸前だったんだから――それにケイウェンだって下心がないとは限らないだろうに」 酷い言われようであった。 「ありがとうございます。でも、大丈夫。ケイウェンはいい人だし、あたしも魔法少女としてケイウェンを手伝うことに……あいたっ」 余計なことを言うなと机の下でサフィの足を踏む。普通あまり知らない人の前で自分の素性を話したりするか? 「魔法……なんだって?」 疑問符を浮かべた顔でロウナがこちらを向く。実は、で適当な話をでっち上げて切り出す予定が面倒なことになってきた。 「詳しく話すと長い話なんだが」 おれはゆっくりと周囲を見渡してからロウナに囁きかける。 「この嬢ちゃんは魔術師――本人いわく魔法少女――らしい。それも、もしかしたら二つ名持ち並みの「本物」かもしれん。現におれはこいつが魔術を使っている所を二度三度見た。おれのボロ鎧を変え、変身し、よくよく考えれば何重にも防護呪文のかかっているだろう「ギルド」内を遠見でやすやすと覗き見た」 「そんな、この界隈じゃ奇術以上のことが出来る魔術師なんて中々見ないけれどねえ」 サフィを横目で見ながらロウナは考え込んでいる。恐らく彼女の中では得体のしれない少女を養う面倒くささと、腕の良い魔術師がタダで転がり込んでくるメリットが天秤に掛けられてゆらゆらしていることだろう。 「ケイウェン、今日は店じまいだ。片付けが終わったら上からイード先生を呼んでくるよ。詳しい話は私の部屋で続けようじゃないか」 しばらくの後、ロウナの中の天秤が結果を出したようで、そう言い残し去って行った。
イード先生ことイードニクセは三流と二流の間を行ったり来たりしているような腕前の魔術師で、指から火花を出したり物を動かしたり物の色を変えたりといったささやかな術を見世物にしながら暮らしている男だ。それでも魔術の理論やら様々なことについては詳しく、��た鑑定や探知の呪文、錬金術に関してはこんなところでくすぶっているのが嘘のような腕前を見せる。普段は酒場で芸を見せ、路上で芸を見せ、ときおりロウナの手元に転がってくる奇妙な品々に関して鑑定をしたりしている。そして奴はおれの幼馴染であり、夢破れてライヤボードに戻ってきたときにロウナの宿にに口を利いてくれた頭が痛くなるほどのお節介焼きでもある。 ロウナの店じまいを手伝い、時間が過ぎること一刻半。サフィが甲斐甲斐しく皿洗い係を引き受けてくれたおかげでいつものおれの仕事は半分ですんだ。ロウナの部屋は様々な場所から拾ってきたり買い集めてきた一見バラバラな家具や絵画、置物等で溢れており、それらが不思議な調和を生み出している。適当な椅子にもたれかかりなけなしの金で買った酸っぱい葡萄酒をちびりちびりとやって天井の染みをぼう、と数えていると、部屋の外から必要以上に堂々とした鼻歌と足音が聞こえて来た。 「やあやあ、君達。この魔術師イードニクセに何用かな」 扉の方を見れば、大道芸人特有の大げさな身振りと言動が染みつききったインチキ野郎がゆっくりと入ってくる。麦藁色の豊かな髪を腰まで伸ばした涼しげな灰色の目の色男。それっぽい紋様が刺繍されたローブととんがり帽子は芸人仲間から安く買い取ったもので、本物といったら使いこまれた長い木の杖位。おれには意味のわからぬ文字と紋様ともわからぬ意匠が刻み込まれた手製の杖で、本人いわく三度の雷に打たれても生きていた樹から作った逸品だとのことだが、それがどれほど凄いことかはおれにはとんとわからない。イードニクセは目ざとくサフィの姿を見つけると、 「これはこれは、このような安宿には珍しいお客だ。お目にかかれて光栄です、小さなご婦人」 騎士のように跪いてからサフィの片手を取り口付けをする。女とつくものなら牝牛まで丁寧に扱う女好きであり、仰々しいことが大層好きな性質の幼馴染を、おれは思わずいつもの調子でブン殴るところだった。居城を安宿呼ばわりされたロウナはロウナで何ともいえない表情を向けている。イードニクセ本人は他人事のように受け流し、サフィの掌の上に幾つもの花を幻で作りだしていた。サフィは頬を赤らめながらわあ、ともきゃあ、ともつかない声でその幻に驚いている。素人目にも明らかにお前の方が凄いことをやらかしていたんだが、とふと思う。 「イード。こんなちっこいのにまで丁寧なことで」 呆れ声のおれ。 「紳士の嗜みというものだよ、ケイウェン」 「何が紳士だ。この気取り屋の奇術師が」 「小生がこうなのは昔からの付き合いで知ってるだろうに。何故今日はまたそんなに冷たいのかね」 おれの視界の端では、まだサフィが幻の花々と戯れていた。それを見ながら言い返す。 「まともな酒を一滴も飲んでいないのが一つ、仕事にしくじった苛立ちが一つ、そしてあんたに用があるからだ」 「そういえば、マダム・ロウナも用があると言っていたか。確か魔術絡みの話だとかなんとか」 おれはうなずく。 「何度も聞いた話だと思うんだが、改めて聞く。魔術というのは何の準備もなしにぽんと出来るものなのか」 イードニクセは何度も聞かれただろう質問にやれやれといった様子で答えた。 「魔術というのは一定の身振りと呪文、適切な道具を必要とするものなのだよ。普通の人が思っているほど万能ではないし、制限も多い。実際私も常にいくつか道具を持ち歩いている。付き合いの長い君なら小生が杖を側に持っていない時が殆どないのを知ってるだろう」 「ああ。第三の腕だとかなんだとか言っていたな」 「そう、それだ。この世の理に干渉するための霊的な腕が杖だ。意志を集め、燃え盛る炎のように羽ばたかせ、あるべき道を示し……」 熱中しはじめたイードニクセを現実に引き戻すようにおれは声を大きくする。魔術師のふわふわとした詩的な話を聞いているほど今は暇な気分ではなかった。 「話は戻るが、イード。初めて会った奴の心の底の望みを暴いて、それを形に変えることが出来るとしたらどれくらいの腕前が必要だ? もしくは、ちらりと見ただけの奴が何処にいるか遠見で見抜くとか。身振り手振りもなしに豪奢な衣装に一瞬で変身するとか」 イードニクセの気取った表情が真面目なものに変わった。 「何を考えてるか知らないがね、ケイウェン。「魔術の女王」の白い太ももにかけて、そんなことが出来るのは、「二つ名」持ちの魔術師位だし、それでも準備は必要だ。準備なしで出来るのは念視や読心に限れば「鏡眼」のオールーンや「盲目見者」アルビッセ位だろう。最後の変身術は嗜みで学んでいる魔術師も多いが普通は精々服の柄を変えたり意匠を付け加える程度が限界だ。何もなしに物質を変化させたり幻を纏うことは難しいのだよ。お伽噺の仙女や「女王」そのひとならば何でも即興で出来るだろうが――」 おれとイードニクセの間に沈黙が流れる。 「じゃあ、無理なんだな」 出てきた名前は一つを除き全く聞いたことのない物だったが、恐らく引き合いに出す位なのだからその界隈では有名な魔術師なのだろう。 「ああ、小生の知識にある限りかなりの手練れでない限り無理だとも。何ならばここにある一番良い酒をかけても良い」 おれは舌なめずりした。最初に出会った時のサフィの服と大きな蒼玉を思い出す。 「ロウナ! 今の言葉聞いたか! 一番いい酒を用意しておいてくれ。支払はイード大先生にだ!」 「ちょっとどうしたんだい、ケイウェン。さっきからイード先生に変なことを聞いていたと思えば今度は酒だなんて……」 何を言っているんだお前、という表情のイードニクセとロウナを無視しておれは続ける。笑いだしたくなった。サフィの姿が幸運の小妖精像に見える。今すぐ抱きつきキスさえしたいくらいだ。何せ彼女は世界最高の魔術師である不老不死の「魔術の女王」、半神めいたそのひとに匹敵する才能を持つ魔術師かもしれない上に、世間を知らぬ小娘と来た。そして世間を知らぬ小娘の魔術師は、おれの仕事を手伝うと約束してくれた。 人生最大の大当たりだ。 「来いよ、サフィ! おれ達に不思議を見せてくれ!」 花と戯れていたサフィは呼ばれて驚いた顔をする。おれは続ける。 「――魔術だ! めいっぱいの奇跡だ!」 サフィは少しためらった表情になったがおれら三人の顔を順繰りに見て意を決したようにこくりと頷く。立ち上がり首元のチョーカーを握りしめる。 途端にサフィの身体から青く煌めく光が放たれ、それと同時に妙なる音楽が何処からともなく鳴り響く。眩しさで目がくらむ中光と一体化した少女の露わな肢体を目にしてしまいおれは何故かどぎまぎした。しばらくして光が収まるとそこには最初にあった時と同じ、レースと羽根と宝石に包まれた奇妙な衣装に青玉の鳥が付いたロッドを握りしめた、どこかこの世ならざる愛らしさをたたえた格好のサフィがいた。サフィは劇場の踊り子のようにポーズを取る。イードニクセの出した幻の花々が一斉に咲き乱れ、どこからともなく色とりどりの小鳥の群れが現れて歌声を奏でる。そして、初めて会った時と同じように口上を述べた。 「凍える願いに寄り添う青い鳥、魔法少女ウィッシュ・サファイア煌めいて登場!」 おれは自慢げな顔で二人を見る。その口上はやっぱり必要なのかとか、最初にあった時よりも変身が派手だったような気がするとか聞きたいことは沢山あるが、めいっぱいの奇跡を注文した結果、十分に答えてくれたから野暮なことは聞きっこなしにしよう。今は。 「ケイウェン……あの宝石達は本物なのかい……? 盗品じゃないだろうね……」 「知らん。多分あいつのもんだろう」 やっとのことで言葉を口にしたロウナはどこか心配した様子で扉や窓の方をきょろきょろと見ている。 一方イードニクセは今まで知っている術の中でどれがいちばん近いか一人でぶつぶつ考え始めていた。 「変身術は多々あるがまるで衣装を召喚したかのようだ……それとも元々あった服を変成させたのか幻を被せたのか……「三枚外套」の呪文に近いような気もするが派手な演出は「リネスアレトミの早変わり」に近い……しかも詠唱なしで! ケイウェン! 後生だ! あの小さいご婦人を暫く触っても構わんか! 魔力の探知をしたい!」 奴が女と同じ位に呪文が好きだということを忘れていたことに舌打ちをする。 「どさくさに紛れて何を頼もうとしてるんだ、イード! この呪文馬鹿の女好きが――」 「いいわよ、魔法使いのお兄さん」 「サフィ!」 サフィとイードニクセの間におれは割って入った。何故だかわからんがそうしなければいけない義務感に駆られたのだった。別に保護者面したかった訳ではない。 「イードニクセ、この娘っ子はおれのもんだ。おれが駄目だと言ったら駄目だ!」 「貴君の好みが年下だとは知らなかったなあ」 「そうじゃない、仕事上の契約の問題だ」 サフィに聞こえないようにイードニクセに耳打ちする。イードニクセはふむ、契約ねえ、ふむと妙ににやついた顔でこちらを見てきたので文句あるかと睨みつけた。 「いっとくが閨での奉仕とかその類は契約に入ってないからな。おれもそこまで墜ちちゃいないし第一あんたも知ってのとおりこちらは昔から年上好みだ。胸も膨らんでない少女に食指は動かん」 「聞いていないことまでどうもありがとう。気が変わったら教えてくれたまえよ」 笑いをこらえながら返してきた。そりゃあどういたしまして。 「ケイウェン、この子は瓶の中の魔神や妖精じゃないだろうね。私はてっきり魔術師の所から逃げ出してきた筋のいい見習い辺りかと思っていたよ――」 今見た物が信じられないという風にサフィを見つめているロウナ。 「どれでも構わないさ。サフィのことはあまり知らんが魔術を使える。おれはサフィの命の恩人でサフィはおれの仕事を今後手伝って��れると約束したんだ。文句あるか」 「構うも構わないも……全くケイウェン、どうせあんたはこの子にライヤボードでどうやって働いているかなんて教えてないんだろう?」 何故か呆れ声のロウナ。さっきは腕のいい魔術師が手に入ると思っていただろうにこの態度である。おれは人類のの気まぐれな同情心と心配癖を心から呪った。 「こいつと同じくらいの子はライヤボード内でもせっせと働いているじゃないか」 「そうじゃない、そうじゃないんだ。私が言ってるのはあんたの仕事のことだよ」 「大丈夫よおばさん。ケイウェンは説明をしてくれたわ。街の面倒事をどうにかして、平和を守るお仕事。ごろつきを改心させたり、喧嘩している人を仲直りさせたり……」 サフィの説明に、ロウナは苦い顔になった。 「どうやら子供に分かりやすく粉になるまで噛み砕いて教えたようだね――どうせ流血沙汰や何や、この街の面倒くささは言わなかったんだろう」 「なあ、ロウナ。見ただろう。サフィは見た通りの娘っ子じゃなくて魔術師――」 「魔法少女!」 サフィが自信たっぷりに口をはさむ。おれは苦笑いを浮かべた。その称号がやけに気に入っているようだ。もしかしたら知らないだけでそういう二つ名の魔術師なのかもしれない。だとすると失礼なことをしているかもしれない。 「まあ、そういう類の生き物なんだ。ちょっとやそっとのことじゃやられやしないさ」 あのごろつき三兄弟ももしかしたらサフィ一人で蛙の群れにでも変えられていたかもしれない。そう思うと助けたといって恩を売りつけられたのは幸運中の幸運だ。 「そういう問題じゃないよ――そりゃあ身の安全の方も心配しているけどね。私がいってるのは心の問題だよ。幾ら魔術に優れているといったってこの子はまだ十二、三歳くらいじゃないか」 「それ位なら箱入り娘でもそろそろ世の中の厳しさを知るにはいい年頃だろう」 「お黙り、ケイウェン!」 ロウナが声を荒げた。サフィは心配したようにおろおろとおれとロウナの顔を見比べている。そんなサフィにロウナは近づき、 「サフィだったね。私はライヤボートに来てまだ十年少しだがこの街の厳しさはよく知ってるつもりだよ。あんたみたいな純粋そうな女の子がここのごろつきすれすれの剣士に騙されていいようにされるのが見ていられないんだ。例えそれが魔術師であれ「魔法少女」であれ、ね。ライヤボードに来る前の昔の私を見ているようで心配なんだよ」 「ごろつきすれすれだの騙すだのいいようにするだの酷いじゃないか。それにロウナ、あんたにすれていないときがあったなんて初耳だぞ――」 反論しようとするおれを完全に無視してロウナはサフィの肩を掴み、じっと彼女の目をみて言い聞かせている。憮然としているおれの様子を見てイードニクセが笑いをこらえていた。 「ライヤボードでの平和ってのは、盗賊ギルドやその他の面倒事の長い手がこっちに伸びてこないということさ。ケイウェンの言っていた面倒事というのは大体若い嬢ちゃんには見せられない類の事件だし、血が流れないことの方が珍しいくらいだ。分かったかい――」 サフィはロウナの話を真剣な顔で傾聴していたが、ふいに口を開いた。 「でも。あたし、ケイウェンに助けてもらったし。それにこの街に暗いことが多いならばそれを払うくらいに明るい光を灯すのが魔法少女の役目。最初は何でここに来ちゃったのかわからなかったけれど……多分、あたしがこの街に必要だからなんだと思うの。だから、ここに居させて! なんでも手伝うから!」 初めて聞く意志の強い声だった。自分が世界にとって必要だなんて甘い思い込みに幼いころの自分を思い出して苦くなる。曇りのない剣。白馬に乗った騎士の鎧は輝いて――。だがサフィは本気のようで、しっかりとロウナを曇りのない蒼玉のような目で見ている。ロウナはじっとそれを見返していたが、やがてどうしようもないという風にため息を吐いた。どうやら折れたか諦めたか、それとも呆れたのかもしれない。 「それに、帰り方もわからないし……」 「あんた、どこから来たんだい」 何のことかさっぱりだとロウナは聞く。 「前にいた所は「美羽根町」という所だったわ」 「ミハネチョウ。奇妙な響きの場所だね――南生まれだが私はさっぱりだよ。二人とも聞いたことはあるかい」 おれもイードニクセも首を横に振る。 「知らんなあ、西でも東でもなさそうだし」 「ハラドの海を越え極北の地に至るまでそんな名前は聞いたことない、マダム・ロウナ」 ロウナはしばらく考えた後じろじろとサフィの服を見た。 「……まあ、この世のどこかにある場所なんだろうね。ぽんといきなりこの世にあらわれた訳じゃないだろうし。まずはその派手な服をどうにかすることから始めようじゃないか、サフィ嬢ちゃん。そんな蒼玉を持っていたらこのライヤボードじゃあ一日も生きていられないよ」 「でも、この恰好じゃないと大きな魔法は使えない――」 言い返すサフィに有無を言わせぬ調子でロウナは続けた。おれは意外なサフィの弱点に世の中上手い話だらけじゃないと内心苦い顔になった。彼女の言う大きくない魔法がどの程度までにもよるが。 「それじゃあどうにかする方法が見つかるまで「大きな魔法」とやらは無しさね。こっちも「ギルド」や口うるさい警吏どもに目を付けられたくはないんだよ。それにあんたはケイウェン並みに変なことに巻き込まれる相をしているからね。死体になっての再会なんて考えるだけでもぞっとするよ」 「ロウナ、あんた占いまで出来たのか」 「経験だよケイウェン。この仕事をやってれば嫌でもわかるようになるさ」 そういうものなのか、と思う。ロウナから見たらおれがサフィ並みに変なことに巻き込まれる面をしているというのは納得いかなかったが、ライヤボードに来るまでも来てからも色々と辛酸をなめつつしぶとくやって来たであろうロウナの言葉にはある種の説得力があった。 「ロウナさん、あたしは何をすればいいの」 「皿洗いは出来るようだね。料理と掃除は出来るかい、嬢ちゃん」 「手伝う位ならば……教えてちょうだい!」 そこにイードニクセが首を突っ込んで来る。妙に腹立たしいことに奴はいいことを思いついたと言いたげな笑顔を浮かべていた。 「もしよろしければ小さなご婦人、この魔術師イードニクセの手伝いをしてもらえるかな。文字は読めて書けるかい?」 「うん! 書くのはちょっと慣らさないといけないけど文字は普通に読めたから大丈夫」 「よし、素晴らしい。給金は出すし術も少しは教えられる……君の知っていない術があれば、の話だが」 「おい、二人とも。サフィはおれの手伝いをだな……」 サフィを取られそうになっておれは慌てて会話の中に飛び込む。その様子を見たサフィはおれの袖を少し引っ張って囁きかけてきた。 「大丈夫。ケイウェンの手伝いも全部やってみせるわ。だってあたしは魔法少女だもの」 誇らしげなその声。脳味噌花畑な少女の言い分なのにおれはなんだか理由もなく嬉しくなってしまった。とうとう花畑が感染したか。 「それじゃあまずはその服だね」 ぽん、と音がしてサフィの服が令嬢然としたものに戻る。あの派手なふわふわとした衣装とこちらの服のどちらが元の服かだんだんわからなくなっているおれがいた。 「駄目駄目、それじゃまだ目立ちすぎるよ。ふーむ、背は小さいから、私の上着を縫い直して腰で縛ればそこそこ見れる格好になるだろうね。古着屋に頼む余裕はこっちにもないし……ああ、寝る場所も私と一緒だよ。この部屋の奥だ。丁度壊れていないソファがあるからそこで寝な。あの男衆二人と寝かせるのは危ないからね」 「おれは年上趣味だって言ってるだろう」 「失礼だがマダム、小生は花の愛で方を嗜んでいる男のつもりだ」 おれとイードニクセの声が重なった。 「魔がさすということもあるだろう? 下手に手を出したあんたら二人が赤カブにされて転がっているのは見たくないからね」 笑うロウナ。意味がわからぬといった顔のサフィ。全くもって酷い話である。 そんなこんなで夜が更けていき、金鶏亭には新しい住人――幼い看板娘――が増え、おれは人間ひょんなことから幸運が舞い込んでくるもんだと人生の不思議さにしみじみとしていた。最もその幸運はロウナの監視の下でささやかなものになりさがっていたが、そのうちサフィがライヤボードに慣れれば仕事の助手にすることも出来るだろう。派手な衣装の問題もそのうち何か解決策が見つかるさ――おれは何時にもなく楽天的かつ陽気な気分になっていた。 イードニクセに賭けの分の酒を奢ってもらうのを、どたばたの中で忘れていたということに気付いたのは自分の部屋に戻ってからだった。
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昨日、無事に柏木圭さんの回顧展が終了しました。 本当にたくさんの皆さまにお出かけいただき、会いたかった方にお会いできたり、また新たなエピソードを聞かせていただいたり、全く圭さんを知らないという方からも「会ってみたかった!」「お人柄がよく伝わる展示でした」と嬉しいご感想をいただいた、夢のような時間でした。 全国津々浦々より追悼文を寄せていただいた皆さま、またご来場の際にメッセージを残してくださった皆さま、スタンド崖っぷちで献杯してくださった皆さま、追悼のために集まってくれた仲間たち、合同開催のguild中島夫妻、遠方からも優しいメッセージを送ってくださった方… 千繪さん、圭さんの弟さんである柏木弘さんには開催にあたって多大なるご協力をいただきました。 改めまして、皆々様に感謝申し上げます。 ありがとうございました!
回顧と言うよりは圭さんの輪郭がよりはっきりとするような、そんな時間でした。 いつまでも、みんなが笑って泣いて(時には怒って!笑)圭さんの話をするのだろうなぁ。 寂しいけれど、また会う日まで! 私もその日までちゃんと“自分”をやり遂げます。
I want you to stay with me for ever and ever.
ブリッグズ「THE BEAR」は圭さんからもらった私の宝ものです。
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5月26日(月)open 10-17
最も賑やかな松本の五月も終盤です。 週末は皆さまお疲れさまでした。 少々冷んやりの朝、ご自愛くださいませ。 朝の光は新鮮。 今日は10時オープン、早速お客さまが圭さんに会いに来てくださいました。 本日「崖っぷち男」最終日、17時まで。 各地へお帰りになる前に是非お立ち寄りください。
〝猫が住めなくなったら人間もおしまい“ (「ミュージシャンと猫」ブルースインターアクションズより) 圭さんが愛したエンケンさんもやはり猫を愛する人でした。 "自分"をちゃんとやろう! というエンケンさんのメッセージそのままの生き方だったね、圭さん。
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5月25日(日)open 12-18
晴れました! 今日も〈スタンド崖っぷち〉と共にオープンしております。 本日は18時まで皆さまをお待ちしております。
午前中、クラフトフェアまつもと会場(中川より徒歩10分と少し)へ行ってきました。 柏木工房のテント。 あがたの森でまた会えました。 ありがとうございました。
先にあちらへ行かれた先輩方が、会いたい人たちと会わせてくれているような時間を過ごしている五月。
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5月24日(土)open 12-17
雨予報の土曜日、オープンしています。 今日はギャラリー内にて、ひだりてさんが圭さんに捧げる「スタンド崖っぷち」を開いています。 コーヒーやお酒などお飲み物ご用意しておりますので、お楽しみください。
「暮しの手帖 36号」届いています。 リニューアルから2号目。 表紙画がぺーちゃんで嬉しい。 楽しそうなアヒル、『光のあそび』という作品だそうです。 眺めていたら涼やかで穏やかな時間がしばし訪れました。 クラフトフェアが終わったら、じっくり楽しみたいと思います。 そして夏葉社さんからの新入荷と定番の再入荷の本たち。 展示もですが、本もたくさんの方が選びに来てくれて嬉しいです。 どなたにも良い週末でありますように。
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