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#ぞうきんがけエプロン
kirbyfigure · 5 months
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Animal crossing New Horizons pngs
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iina-veganfoodcreator · 11 months
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iina's VEGANおせちLESSON 2023
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お待たせいたしました。隔年開催しているおせちレッスン。
お肉やお魚を使わなくてもおいしい。お出汁ももちろん植物性。
今年は五葷抜きのオリエンタルヴィーガンレシピ。
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手数や洗い物をなるべく減らし、簡単に、そして華やかに。
ちょっと変わったiinaテイストのおせちレシピを教えます。
今回は特別レッスンで、作る種類が多いので基本的にデモ形式多めですが皆様にもお手伝いはいただきます。
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じっくりとった昆布出汁で変わり雑煮も。
揚げ出し豆腐のようなジュワッとした旨味。
お重はヴィーガンらしくグリーンのお抹茶カラーをご用意しています。
今年は例年の「お重ごとお持ち帰り」をやめてみました。お重のお代や持って帰る分の食材をカットできたので、物価高騰しておりますが、特別価格での開催となります。(2021年よりなんと5000円引き!)
1人分(とは言っても多いです。お持ち帰りされたい方はタッパーお持ちくださいね)を写真のようにそれぞれお重に盛り付けていただき、試食して終了となります。
今回ご参加の方にレッスン前後に食材を揃えて購入できる、吉祥寺駅周辺の「最新iina'sオーガニック・ヴィーガンマップ」もお送り申し上げます。
そしてiinaがトルコ旅行で皆さんのために買ってきたヴィーガン土産もお配りいたします^^↓↓
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ボリュームたっぷりのおめでたいレッスンで
2024年を迎えましょう。
お久しぶりの皆さまも初めましての皆さまにもお会いできることを楽しみにしております。
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【LESSON内容】
モンブラン茶巾
山椒風味のおつまみ昆布巻き
黒糖シナモン黒豆  
お抹茶ごま豆腐
ピーナッツたたきごぼう
和風ローストビーフ
紅白てまり寿司
柚子酢れんこん
お煮しめ
揚げ餅雑煮
※すごいボリュームですので、時間の都合上、てまり寿司(拙著SUSHI MODOKI参照)と雑煮はレシピはお渡ししますが口頭のみのご説明とさせていただきます。全てご試食はできます。
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LESSON日程
12月
9(土)  満席・キャンセル待ち受付中
10(日) 満席・キャンセル待ち受付中
13(水)  満席・キャンセル待ち受付中
16(土)  残1
17(日)  残1
時間    12:30~16:00
場所    吉祥寺徒歩5分。参加確定された方に詳しいアクセスはお送りします。
レッスン代  16000円 (材料費、おせちレシピブック、試食、お飲み物、消費税、全て込み) 
定員     各日5名まで(基本4名です)
◉申し込みメール受領後、指定日までの先払いをお願いしております。お振込によってお申込完了となります。
持ち物   エプロン、筆記用具、お手拭、お持ち帰りされたい方はタッパー等
→click!   お申し込みはこちら 
●レッスン希望日お書き添えの上、お申込みください。
●PCから受信可能なメールアドレスをご入力ください。(携帯のアドレスはセキュリティで弾かれる可能性が高いです)
●お申し込みを複数名でされる場合は参加者全員のお名前とメールアドレスをお書き添えの上、お支払いをまとめてされるか別々でお支払いをされるか明記してください。
●書籍販売をご希望の方はその旨お申込みの際にご記入ください。
(すでに本をご購入で、お持ちいただければ喜んでサインをいたしますのでご希望あれば、お持ちくださいね)
「MODOKI 菜食レシピ」
「vege&spice」絶版
「SUSHI MODOKI」
 いずれも税込1650円
「ヴィーガンフード、はじめの一歩!」税込1760円
●お子様連れのご参加はご遠慮いただいております。
●メールの着順でお受付いたしますのでキャンセル待ちになってしまうこともございます。ご了承願います。
●システム上、自動返信はありません。
●24時間たっても返信がない場合は再度お問い合わせください。
※ご注意※ よくお読みください
開催1週間前からレッスン料の50%のキャンセル料を設けさせていただいております。
また、開催日から4日前からの参加者都合にてのキャンセルにおきましてはいかなる理由でも100%のキャンセルチャージがかかります。(いずれもキャンセル待ちの方が入られた場合はかかりません)
お申し込みは「お席の確保」です。その間そこに入りたくても入れない方、諦めて予定を入れてしまう方がおられます。「1週間前までに連絡をすれば良い」ということではなく、キャンセルの無いよう、ご予定がご確定の上お申込みくださいますよう、ご協力お願い申し上げます。
みなさまからのお申込を心よりお待ちしております。
iina
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overjazztrio · 9 months
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龍の翼37/2023.12
大学の部活の同期との同窓会を兼ね、有馬記念に行く。
俺は競馬をやらない。変数が多すぎて読みが当たったのか運で当たったのか不明瞭だからである。俺はただただ、競馬をやる人間を観に行くのだ。ゴール前の直線に馬達が入ってくると、ぅゎぁぁあああ……と、歓声が鳴り響く。夢を託して祈る声。嬌声、罵声。血の底から空の果てまで、人々の思いが膨れ上がって消えていく。俺は指揮者のように、少しだけ腕を開いて天を臨む。親友が俺に「今のはどう」と訊く。「最高のサラウンドだ」と俺はうっとりと答える。
友人らは競馬ファンではなく生活費を削って賭けるガチ共なので、陣取る場所は当然ゴールポストの目の前である。一歩も身動きを取れない(比喩でなく)大観衆の中で、ルメールが走る。池添は来なかった。そして全てをかわすように、ドウデュースを駆る武豊がポストに飛び込む。爆発したような中山競馬場で、
今、此処こそが世界の中心だ、と俺は思った。
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俺が乗るのと同型の陸自ヘリが海に墜ち、9ヶ月が過ぎた。
同じ時期から俺はある役職に就いて、身を粉にして働いている。あと2ヶ月程度でそれも終わり、4月には三重に行ってまた半年間お勉強の日々。7月には大尉になり、そして来年1月、高官への第一歩となる試験が始まる。
着実にここまで歩いてきた。同期らは続々と辞めていっている。ウチの組織は時代錯誤である。メインストリームに属する現代の若者ならば、この職は絶対に向かないし、俺も薦めない。そんな中で、俺の生きる場所はここだと定めて今までやってきた。
どこまでも現実的な世界。少しネットを開けば得られるような、めくるめく創作の電子世界とは異なる、ただ茫漠と広がる実務と力の世界。それは外から見れば非現実的な世界である。国防、その2文字、それは一般市民……文民から遠ざかれば遠ざかるほど良いものだ。そんなものを、君らに見てほしくはない。どこか知らない世界の話だと一笑に付してほしい。
でも俺はここで生きる。今、俺が立っている��所。平和とそれ以外との境界。黒でも白でもない、限りなく灰色に近い場所。それをずっと、たぶん、俺は求めていたのだと思う。生きる目的を探していた20歳の俺よ。もうじき30歳になる俺は、居場所を見つけたぞ。
冬の青空の下。飛行場のエプロンに鎮座する機体の前で、
今、此処こそが世界の中心だ、と俺は思った。
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hiraharu · 2 years
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実店舗「わざマート」で 見かけたことのあるお客様もいらっしゃるかもしれません。
わざマートのスタッフ制服として活躍してくれているエプロンが わざわざオンラインストアに届きました!
▼HW apron 備前壱号|ASEEDONCLOUD https://wazawaza.shop-pro.jp/?pid=173361128
色々な職業の人が、思い思いに使用出来るようにという思いで作られたHW apron。「Handwerkerシリーズのスタイリングのベースになるエプロン」とされ、シリーズの定番の1着となっています。
大小さまざまなサイズのポケットがあり機能性に優れた点に加えて、岡山の老舗帆布工場で織られた生地“備前壱号”による、丈夫で風合いのよい生地が特徴です。
わざわざでは、実店舗「わざマート」のスタッフ制服としてHW apronを活用しています。ちょっとした在庫移動の作業程度であれば、エプロンのポケットだけで完結するのが便利ですとスタッフは話しています。
若干数のみのご用意です。どうぞお早めにご覧いただけたら嬉しいです!
・・・・・・・・・・・・・・・
▼わざわざオンラインストア https://waza2.com/
▼わざわざのパン・お菓子 https://kinarino-mall.jp/brand-2482
▼【限定クーポンが届くかも】メルマガ登録はこちら https://wazawaza.shop-pro.jp/secure/?mode=mailmaga&shop_id=PA01189522
#パンと日用品の店わざわざ #わざわざ #ASEEDONCLOUD #handwerker #アシードンクラウド #エプロン #HWapron #備前壱号
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tutai-k · 2 years
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『魔女の選択』試し読み(『山梔の處女たち』収録
2023年1月15日(日)に開催の文学フリマ京都にて刊行予定の書物『山梔の處女たち』の通販予約を開始しました。
BASEよりご注文いただけます。 122ページ/B6版/フルカラーカバー/1300円 BASEのクーポンが12/16~18までご利用いただけます。 クーポンコード「base10xmas」入力で、20%オフになりますので、ぜひご利用ください。
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電子書籍版をご希望の方はこちらへどうぞ。
表紙の写真は、高校時代からの友人мärさんです。
収録作『魔女の選択』の試し読みを掲載します。
   1
 オド魔法女学院は早春、卒業旅行を控えていた。行き先はカリクシュマンテ。オド魔法女学院最初の卒業生にして、はじめて女性で万象にえらばれ司となったマトゥーヤが、卒業試験のおりに学院の裏森と門をつないだ異界である。 「いま、い��がしいってわかってるよね」  教員室の窓からうんざりした顔を出しているのは三年生の担任のウタ。外には、エプロンを身につけたふくよかな女がひとり。野薔薇を一輪、ウタに差し出している。 「知ってる。だからきた。俗世の労働からさらってやろうと思って」  野薔薇は受け取ったものの、ウタの顔は渋い。 「あいにく、わたしはこの賃労働が気に入っているので、理の司にして大魔女マトゥーヤの迎えはおことわりするわ」 「なぜ。手をこんなに荒らして。紙ばかりさわっているからだ」  マトゥーヤと呼ばれた女は丸っこい両手で、野薔薇を受け取ったウタの手を包む。 「わたしのところへおいで、働かなくていい。あなたの大好きな本を好きなだけ読み、詩を書き、寝たいときに寝て、起きたくない朝は起きなくていい。なにもしなくていいんだよ、わたしには司の不労所得がある」 「その言いかた、いちいち癪にさわるわね。詩作は楽しいし、読書は人生の糧だけど、教員の仕事はわたしには大事な生きがいなの。帰ってちょうだい。卒業旅行の用意で忙しいんだから」 「つれないねえ」マトゥーヤはしらじらしくため息をつく。「わたしだって卒業旅行の準備のために呼ばれているっていうのに」 「だったらさっさと学院長室へいきなさいよ」  年に一度、この学院の卒業生たるマトゥーヤは卒業旅行のために招聘される。カリクシュマンテは、マトゥーヤだけが門をひらくことができる異界だった。 「まあ、門ならもう開き終えたんだけどね」 「学院長先生への挨拶は?」 「表敬訪問ならいましている、われらがオド魔法女学院のウタ先生に」 「わたしにしてどうするのよ」 「学院長の話は長くてあくびが出るよ、大昔から」  マトゥーヤは肩をすくめて、ぺろりと舌を出した。マトゥーヤとウタがこの学院の生徒だったころから学院長は変わっておらず、当時もいまも、講話はうんざりするほど長かった。 「マトゥーヤは仕事を終えた。もう帰ってもいいはずだ。あなたを連れて、ね」 「わたしは三年生の担任よ。いなくてどうするの」 「教師がいなくとも、旅行はできる。そう異界を調整しておいた。教師なんていないほうが生徒たちも楽しめるよ」 「もしものことがあるかもしれない。――あなたは忘れているかもしれないけど、十八歳はまだこどもよ」 「使い魔をえらんだんだろう。ならば立派な魔法使いさ。自分のことは自分で決められる。生涯のパートナーを、もうえらんだんだから」  その台詞にウタはさらに顔をしかめた。 オド魔法女学院の卒業試験は、各自で門を開き異界へゆき、使い魔を獲得することが卒業要件だ。使い魔は魔法使いにとっては必要不可欠な存在で、持たずに社会に出ることはできない。  ウタのクラスは、全員が使い魔を獲得し、卒業要件をきっちりと満たしていた。  それなのに、使い魔、とマトゥーヤが発したときにウタが表情をけわしくしたのには理由がある。 「どうしたの?」マトゥーヤは首をかしげたが、ウタが問題の核心を話してしまうまえに、次の台詞を次いだ。「わたしがえらんだ使い魔はオーガだった。ブタがブタをえらんだと担任は笑った」 「あの担任は最悪だったわ」 「あなただけが笑わなかったね」  ほんとうは、ウタは頭を抱えたい。なにもかもぶちまけてしまって、逃げ出したいと思っている。 「生徒がどんな使い魔をえらんでも、笑ったり否定したりしないのが教員の誠実さだ」  マトゥーヤが低く、厳しい声でつぶやいた。  そんなことは、門外漢である理の司に説かれなくても、教師なんだからウタはじゅうぶん、わかっている。わかっていてもなお、ため息をつき、頭を抱え、ときに否定の言葉が口をつきそうになってしまう。毎日毎日、それにたえている。  オド魔法女学院の卒業要件はただひとつ、自力で使い魔を獲得すること。そして、その使い魔がどんなものであったとしても、獲得したのならば、卒業を認めねばならない。もちろん、卒業要件を満たした生徒は、卒業旅行へゆく権利もある。卒業旅行は、みんなが楽しみにしている。――特定の生徒だけを参加させないとか、参加に特別な措置をとる、なんてことは、できないのだ。  それでも。 「ねえ」  古くからの友人――この学び舎でともに魔法を学び、使い魔をえらび、卒業旅行へいった学友に、ウタが重い口を開いて相談事を持ちかけようとする。  マトゥーヤはふっと軽く笑った。揶揄するようにも、悩みを聞くのを拒絶するようにも思われた。 「花が咲いたらまたくるよ」 「こなくていい。会いたくなったらこっちからいくから」  重い相談を口にせずにすんだ安堵と、言えなかったことによる消化不良で、ウタの声は親しさを欠いていた。 「転移術の天才は、ここから理の庭まで瞬時に飛べるものね。夜這いはいつでも歓迎だよ」 「花はありがとう。おなじ卒業旅行にいったものとして、今季の生徒たちの旅行も、つつがなく終わることを祈っておいてちょうだい」 「つれないねえ。もちろん、後輩たちの旅行が楽しい思い出になることは祈っているよ」  マトゥーヤはついと宙に指をすべらせる。 「司とは不便な身分だよ。万象の許可がなければ、第十三階級……最下層の魔法しか使えないんだから」  あらわれた箒に横向きに座ると、空に舞う。エプロンの裾がぱたぱたとはためく。 「ウタ。あなたは魔法を封印されていないんだ。得意の転移術で庭に遊びにきてくれ。――いきたくなったら、と言うばかりで、一度もきてくれたことがないじゃないか。マトゥーヤはさみしいよ。……素敵な卒業旅行を!」  箒に乗ったマトゥーヤの姿が見えなくなるまえに、ウタは窓をぴしゃりと閉める。自席にもどろうとするのを、新任の教員がじっと見ている。 「なに? 本物よ」 「本物って……」  好奇のまなざしに、ウタは答えをやる。 「あの女こそ、世界ではじめて女性で万象にえらばれた大魔女マトゥーヤ」 「どうしてウタ先生にお花をくれるんですか」 「わたしと同級生なの。司なんてみんなご大層に言うけれど理と井戸端談義をしていればいいだけの無職よ。働いてるわたしたちのほうがえらいわ」  ウタは自席に着き、卒業旅行の心得を書き出していく。例年のものを、今年は流用できなかった。 「……そうですか?」  新任の教員はきょとんとしている。彼女もオド魔法女学院の卒業生だ。大先輩たる理の司マトゥーヤには並々ならぬ憧れを育んでいる。  十五年まえの卒業旅行の前夜のことだ。教員たちが開いた異界の門にいたずらをして、マトゥーヤがカリクシュマンテに門をつなぎなおしたのは。たくさん魔法石がほしい、とウタが強く望んだのが原因だ。カリクシュマンテは、だれにも発見されていない異界で、手つかずの魔法石の森があった。そんなところを見つけ出すことのできるマトゥーヤは、当時から規格外の魔法使いだった。 「そうよ」 「それ、ウタ先生だから言えるから、額面通りに受け取っちゃだめよ」と、横から別の教員が口を挟む。「ウタ先生、同級生なのよ。それもずっと仲良しで、大親友」  毎年この時期に同僚たちとするやりとりだ。学生時代から、マトゥーヤと親しくしていたのは事実だが。 「腐れ縁なだけ」 「それにしては熱心なお誘いだったじゃない」 「大魔女マトゥーヤにさらわれたら働かなくていいし、好きにできるし、最高じゃない」  教務だけでなく、事務方の雑務にも日々忙殺されている教員たちはうんうんとうなづきあう。 「わたしは教員が好きなので」  ウタはため息をつく。――と同時にチャイムが鳴った。次の授業は卒業旅行を心待ちにしている生徒たちに、今日はその説明と、予行演習。教室では目をかがやかせた生徒たちが待っている。 「トミューラさんのことだって、投げ出してしまえるのよ」  いつかは出ると思っていたが、その名が話題にのぼるとウタの気持ちも重くなる。 「トミューラは自分の意思で使い魔をえらんだまでです」  なるべく平静を装って跳ねかえすが、教員室の全員がトミューラの名が出た瞬間からこの雑談に耳をそばだてている。 「でも、それがサキュバスだなんて」 「親友のモモさんの使い魔は、ユニコーンなのに。――このふたりを連れて卒業旅行だなんて」  ガタン、とウタは席を立つ。 「教室へいきます。授業開始のチャイム、もう鳴りましたよ」  あわてて次の授業の用意をする同僚たちを横目に、ウタは早足で教室へむかった。
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itocaci · 2 years
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工夫と知恵で広がる装い 〜 YUKI SHIMANE ”Embroidery Lace collar”
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こんばんは。
昨年、あまり話題にならなかったけど、個人的にかなりハマったアニメがある。
「Do It Yourself!! どぅー・いっと・ゆあせるふ」という、高校のDIY部を舞台にした、ほのぼのとした日常系のアニメだ。
オタク界隈では、大豊作と言われた2022年秋クール。
化け物級のアニメがひしめき合う中で、なかなかとエッジの効いたオリジナルアニメとして、毎週楽しみにしていた。
工夫と知恵を重ねて部費や廃材を集め、ツリーハウスを製作する。
簡単に言ってしまうとそんなストーリーなのだが、このアニメには、私たちが生きる上でとても大切な、工夫と知恵というものに触れることができる。
なぜ、いきなりこんな話を持ち出したのか。
先日、読んだ本で面白い話があった。
キューバという国をご存知だろうか。
カリブ海を代表する国でもある。
そんなキューバで起きたキューバ革命。
どんな革命かと問われたら知らないと言う方もいるかもしれない。
それでも「チェ・ゲバラ」の名前くらいは聞いたことがあるのではないだろうか。
「チェ・ゲバラ」によって当時の親米政権が打倒されたキューバ。
アメリカとの国交は断絶された。
キューバは社会主義を選択したものの、その後ソヴィエト連邦の崩壊により、国内は物資が欠乏し混乱に陥ったそうだ。
そんな中、キューバの人は物資不足を補うため、身近に手に入るものを使って、様々なものを作って危機を乗り越えたそうだ。
壊れたものの修理はもちろんだが、金属製の椅子で肉を焼いたり、廃車になった車の底を塞いで船にしたり、自転車に簡易なエンジンとペットボトルのタンクを取り付けバイクにしたり。
そして、1992年には、そんな生活者の知恵と工夫を集めた本「With Our Own Efforts」を軍が出版したそうだ。
(参考:「山で木を切り舟にして海に乗る」ドットアーキテクツ 著)
気になったので、その本が手に入らないものかと探して見たけど、PDFで公開されていた。
約300ページ。しかも、スペイン語。ちょっとこれを読むのはなかなかと時間がかかりそうなので、きちんと見れていないのだけど、めちゃくちゃ面白そうではないか。
軍が公式に、生活者の知恵から生まれた発明を編集して、シェアさせるという試みがユニークすぎる。
物資の欠乏によって生じた混乱。そんな社会をたくましく生き抜くための知恵や工夫。
知恵や工夫が新たな価値を生み出し、国民でシェアをする。
言わば、シェアして乗り切ろうというのが、国が絞り出したアイディアなのかもしれない。
当店もイベントに出る時には、手に入るものや、あるものを使っていかに満足してもらえるのか。
そんなことを毎回考えるけど、ちょっとこのお話はかなり刺激を受けたので紹介させてもらった。
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なぜ、そんな話をしたかというと、当店にも様々な服があるけど、工夫と知恵を出せば、新たな装いを楽しめる。
そんなアイテムがあるからだ。
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例えば、ここ数ヶ月、あの手、この手で色々と試して見たアイテムが"Fumiku"の"Jacuard Aplon Blouse"だ。
エプロンの部分をどのようにアレンジを利かせて装いに取り入れたら面白いのか。
色々と考え、試行錯誤してみた。
既存のアイテムを、どのように活かし、新たな装いの楽しみ方を提案するのか。
正直、これに関してはどのアイテムにも言えるのだけど、1着で何通りもの着こなしを楽しめるアイテムというのは、まさに知恵や工夫の見せ所でもある。
そして、先日新たに、またそんな知恵や工夫次第でいくつも楽しみ方が生まれそうなアイテムが届いた。
それが"YUKI SHIMANE"の"Embroidery Lace Collar"だ。
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YUKI SHIMANE : Embroidery Lace Collar (White) ¥9,900 (tax in)
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YUKI SHIMANE : Embroidery Lace Collear (Black) ¥9,900 (tax in)
つけ襟になるのだが、つけ襟に囚われない自由な使い方が可能になるのがこのアイテムの良さになる。
つまり、工夫と知恵次第で多様な楽しみ方ができてしまう。
そんな面白さに魅了されたのか、当店でつけ襟を扱うのは初めてのことだ。
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いつもの装いに、このアイテムを合わせるだけで、少し華やかに。
そんな力を宿したアイテムになる。
実際に、スタイリングを組んでみると、めちゃくちゃ面白い。
何か物足りない。
ちょっとアクセントが欲しいな。
そんな時、"Embroidery Lace Collar"を合わせてみると、なぜだか装いが華やかになる。
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また、どんなアイテムと合わせるのか。
それで印象もガラッと変わる。
夏になると、暑さゆえに装いもTシャツを取り入れる機会も多くなるのではないだろうか。
でも、いつものTシャツにこのアイテムを合わせるだけで、印象がガラッと変わる。
写真のように白シャツなどに合わせて頂くだけでも良い。
つけ襟として楽しむだけでも、このように様々な組み合わせが存在するのだ。
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また、ちょっと角度を変えたりするだけでも新しい楽しみ方が生まれる。
少しセンターからずらしてアシンメトリーに合わせてみたりするのも素敵ではないだろうか。
こんなの「いいんじゃないかなとか」、「このアイテムにちょっとアレンジして足してみたら可愛いんじゃないかな」とか、ちょっとした遊び心を持って、色々と工夫しているうちに、新しく、素敵な使い方が見つかるのかもしれない。
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そして、このアイテムの面白い点は、つけ襟なのに、襟以外にも活躍の場があるという点だ。
写真のように、ベルトのように使うとウエスト周りの装いのアクセントにもなる。
ちなみに、トップスの裾からチラッと見せるような使い方も良いけど、ワンピースのウエストにベルト代わりに使ってみても良さそうだ。
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また、ブランドさんのルックではヘアアクセサリーとしても用いられている。
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さすがに僕にはこの発想は出なかっただろうなぁ。
半年前にルックを見ていた時は、面白いなぁ程度にしか思っていなかったけど、いざ、店に届いて色々と試していると、なんだか既に色々と試されていて、ちょっと悔しい気持ちになった。笑
ちなみに、ブランドさんからはトートなどのカバンなどに括っても素敵ではなんて提案もされている。
そんな訳で、僕もこれから色々と装いへの素敵な取り入れ方を試してみたいと思っている。
もし良かったら皆さんも共に、新たな装いへの取り入れ方を発見してみてはいかがだろうか。
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でも改めて、こういったアイテムは本当に持っていると便利だと思う。
普段の装いに少しアレンジを加えるだけで、いつもと違った雰囲気の装いになる。
例えば、普段はシンプルなワンピースが多い。
でも、このアイテムを使ったら、二次会などのちょっとしたパーティーなんかにも行けちゃいそう。
新たな服もいいけど、既存のアイテムの新たな可能性を広げてくれるようなアイテムではないだろうか。
見たら誰もが正解が分かってしまうアイテムというのは確かに便利だし楽なのだけど、工夫や知恵次第でいろんな楽しみ方ができてしまうアイテムは正解も人それぞれで、そんなアイテムと向き合うことが大切なんだと思う。
時の流れが早く、次々と情報が更新されていく世界の中で、あえて、ゆっくりと自分の好きな使い方を色々と探ってみる。
そっちの方が、一層アイテムに対する愛着も増すし、自分の装いという気持ちも強く芽生えるのではないだろか。
春は出会いの季節なんてことも言うけど、それこそ、新たな装いに出会える可能性がある。
そして、"YUKI SHIMANE"の"Embroidery Lace Collar"は、きっとそんな新たな出会いをうむアイテムになるだろう。
ぜひ一度、ご覧いただけると嬉しく思う。
なおオンラインショップには、来週くらいに掲載をしようかと思っている。
もし気になる方は、SNSやメールで直接お問い合わせ頂ければ、個別にお答えさせて頂く。
それでは次回もお楽しみに。
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casico · 2 years
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2023 発酵ワークショップ・新春「 お味噌仕込み 」
. 2023年は発酵ワークショップ 「 お味噌仕込み 」 からスタートします! 早いものでカシコでのお味噌仕込みは2023年で11年目となりました。 毎年恒例のお味噌仕込み。いつもご参加の方も、はじめましての方も、一緒に手作りしてみませんか?自分で手づくりしたお味噌はなんとも言えない愛おしさを感じますよ。
お味噌の材料は本当にシンプル「 大豆・米麹・塩 」の3つ。 たったこれだけで出来ている事にいつも感心してしまいます。カシコのお味噌は、150年以上の歴史のある防府市 光浦醸造さんの素晴らしい生麹を使用してつくります。( 香りや風味が他とはぜんぜん違います!)仕込んだ日からじっくりと発酵させておよそ半年後、いい味のお味噌が出来上がります。いりこ出汁でお味噌汁を作れば「ああ、しあわせ…」としみじみ感じてもらえるはず♪もちろん、他の料理やそのままキュウリ等のお野菜につけてポリポリ召し上がって頂いても美味しいお味噌ですよ。 . 今年はいつもの「米味噌」に加えて「麦味噌」も作ります。キリリとしたおいしさの米味噌と、ふわりと甘味とやさしさがある麦味噌。それぞれとってもおいしく作れますよ♪ 私は毎年両方作り、米・麦をブレンドしてお味噌汁にするのがお気に入りです♡ . 米味噌と麦味噌を同時に仕込みたい!と希望する方もいらっしゃると思います。各日程の午後の回にのみ対応致します。ただ、米味噌と麦味噌をそれぞれ仕込みをする為、時間が掛かりますし、それなりに体力も必要です。カシコのお味噌作りに参加した事のある方で気合いでがんばれそうな方のみのご参加にさせていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 . 1年のうち、この頃の寒い時期に仕込むお味噌は「寒仕込み」と言われ、おいしいお味噌が出来上がります。一緒に寒仕込み味噌を作ってみませんか?
下記の詳細をご確認いただきご検討くださいませ。 .
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◉ ワークショップでは、ご自身のお味噌は最初から最後までご自身でお作りいただきます。他の参加者の方と作ったり、道具を共有しながら作業する事はありません。
◉ 過去に参加したことのある方はお家での仕込みにも対応しますのでご相談くださいませ(数量限定)。
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◉ 2022年12月30日(金)〜 2023年1月4日(水)の間のメールでのお申込み、お問い合わせについては、2023年1月5日(木)以降に対応させて頂きます。
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▶︎ 当会は会員制とさせて頂いております。
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【 初めてご参加の方 】
MAILアドレスと ◉ お名前、当フォームの下部の ◉ご連絡先お電話番号・◉ ご住所(郵便番号)を必ずご記載の上、ご希望箇所にマークをしてフォームを送信してください。折り返し、入会金3,300円とワークショップ参加費のお支払い方法などをお知らせさせて頂きますので、期日までにご手配くださいませ。
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▶︎ ご予約(ご注文)の流れ
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◎ 当フォームのお申込時にMAILアドレス・お名前の記載が必須となります。
→ 会員様はお住まいのご住所・電話番号の変更のない限り入力の必要はありません
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◎ 当フォームでお申込み後に回答のコピーが自動返信されてお申込み完了となります。
→ 自動返信メールが届かない場合は、まず迷惑メールフォルダなど他の受信フォルダも確認してみて下さい。自動返信メールが届いていない・見当たらない場合は、お申込みができていない可能性が高いので必ずメール  [email protected] までお問い合わせください。
*SNSなどのDMは使用しておりませんので対応できません。
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◎ 確認後3日以内(土日祝を除く)にこちらより確認メールを送信致します。
→ 確認メールでは、ご予約受付日時と受講料金(参加費)、お支払い方法をご案内します。[email protected] / [email protected] この二つのメールアドレスを登録して、必ず受信可能な状態に設定して下さい。 *キャリアメールアドレスをご利用の方は注意して下さい。
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▶︎ 受講料金・参加費の請求時期
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確認メールでご案内させて頂きます。
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▶︎ お支払い方法
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銀行振込での前金にてお願いしております。
*詳細は確認メールにてご確認ください。
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▶︎ 注意事項
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ご都合により当日の参加ができなくなった場合は、お味噌仕込みキットをヤマト運輸・冷蔵クール便(着払)等によって発送させて頂きます。予めご了承くださいませ。( 初めて参加される方は別途対応致します )
ワークショップ会場内の新型コロナウィルス感染症対策のご理解・ご協力をお願いします。
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. 【 内容・参加費 】 → 当ワークショップでは、自分のお味噌ははじめから最後まで自分お一人で作るスタイルです。
【 A 】米麹味噌( 2kg )仕込みコース 6,600円 . 【 B 】米麹味噌( 4kg )仕込みコース 9,900円 . 【 C 】麦麹味噌( 2kg )仕込みコース 6,600円 . 【 D 】麦麹味噌( 4kg )仕込みコース 9,900円 . 【 E 】米味噌 2 kg + 麦味噌 2 kg 仕込みコース 12,600円 . 【 F 】米味噌 4 kg 以上 仕込みコース(ご相談ください)
. [ 材料一式・仕込み桶(プラ製)・テキスト付き ]
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. 【 日 時 】 . 2023 年 1 月 14 日 土曜日 . ( 1 )10:00〜  満 席 . ( 2 )14:00〜  満 席 . 2023 年 1 月 15 日 日曜日 . ( 3 )10:00〜  満 席 . ( 4 )14:00〜  満 席 . * 各回 90分程度 . . 【 場 所 】 . 広島市中区本川町  ( 広電本川電停より徒歩10分弱ほど )
詳細は、お申込み後にお知らせさせて頂きます。 . . 【 ご持参頂くもの 】
◎ お味噌仕込みに使用する大豆や麹などの材料の全てと仕込み桶(プラ製)はこちらでご用意致します。
・マスク
・エプロン ・ハンドタオル ・帽子* ・筆記用具 ・トートバッグ* など *帽子は頭髪を覆うことが出来れば何でも構いません。  ニット帽子・タオル・手ぬぐいなど
*仕込んだ味噌桶を持ち帰る際に必要と思われる方はご用意くださいませ。
 ( 桶のサイズ:直径 約 24 cm・高さ 約 19 cm )
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【 お申込みフォーム 】 . ★ おかげさまで満席・完売となりましたので受付を終了しました。 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑   こちらよりご予約フォームよりお申込み下さいませ。 . ( 初めてご参加頂く場合には、会員登録の手続きが必要となります )
. . 【 キャンセルポリシー 】 . 仕入・準備の都合上、12月28日以降のキャンセルは受付けておりません。 期日以降にお客様のご都合によりキャンセルされる場合、
材料一式・テキストをヤマト運輸様の冷蔵クール便(着払)等
にてお届けさせて頂く事となります。
( 初めて参加される方には別途対応させて頂きます )
予めご了承くださいませ。 .
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hisoca-kyoto · 2 months
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今週は3日間と少ないオープン日でしたが、暑い時間帯を外しながらお越しいただきありがとうございました。本日20日(土)から定休日を含めて連休をいただきます。次回は24日(水)11時よりオープンいたします。ご迷惑おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
fog linen workさんよりフルエプロンとキッチンクロスが入荷しました。エプロンはお洋服に合わせやすいシックな色合いが4色。胸当て付きで大きなポケットが中央についていて丈も膝下まであります。(ミラーがお嫁入りして、次がなかなか見つからず着画が撮れませんでした)
キッチンクロスは、綺麗な色合いも多めで6種類揃っています。どちらとも洗うと目がつまり一層柔らかくなります。リネンは乾きが早いので湿度が多めの季節にも衛生的で良いです。お礼やご挨拶などのプレゼントにも良くお使い頂いています。買い足しの方もこの機会にぜひ。
それでは、暑い日が続きますが良い週末をお過ごしくださいませ。
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lsoshipt · 2 months
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2024.7.18
 女の細長い指が自らの足を這うのを眺めていた。つややかな黒髪が女の痩せた肩口で溜まって、部屋の灯りを反射して光る。わたしの小作りな足の爪が、女の手で鮮烈に赤く塗られていく。彼女とは同い年なのだけれど、あまりに体の造作が違うものだから、我ながらなにか倒錯的な感じがする。
「塗ってみるとなんか、ちがうかも。」
「そお?」
女は俯けていた顔を上げる。ややするどい、きつめな眼差しがやさしげに細められている。これが彼女の好きな女に向ける表情なのだと毎度のように思う。この手の表情のつくりかたをする女ばかり好きになる。わたしには不相応だと感じる。不相応でもほしいものはほしいわけだから、しかたのないことだ。
「じゃあ塗り直すね。何色がいい?」
彼女はきれいに並べられたマニキュアの瓶を指でなぞる。わたしに似合うと思う色。そう答えると、彼女は悩ましげに首を傾げた。
「なんでも似合うもの。困るなあ、……やっぱり、ピンク?」
「じゃあそれで、お願い。」
彼女はわたしの爪を一本一本ていねいにコットンで拭う。彼女の指先はすこし荒れていて、除光液はしみるだろうに眉ひとつしかめない。痩せぎすの体にふさわしい、ひょろりと長い指をした薄い手だ。わたしの力でも折れてしまいそうだと思う。じっさい彼女は、わたしが彼女を害そうとしてもいっさい抵抗をしないだろう。
 夜更けのココアにはラム酒を入れるのが好きだ。金色の液体がとろとろとマグカップに注がれるさまが良い。やけどするくらい熱くて、どろどろに濃いココアでなくてはいけない。彼女は明日も早いのに、わたしに付き合って同じものを口にする。
「ありがとう。寝たっていいのに。」
「すなちゃんと過ごす時間が一日で一番大事なの。」
彼女の目が愛しそうに、困ったようにわたしを映す。もちろん嬉しいのだけれど、わたしの小さな、薄っぺらな身には余るわけだ。
「わたし、明日は遅いよ。」
彼女の両の手が、大切そうにマグカップを包んでいる。細く乾いた、節の目立つ彼女の手は、わたしのそれよりは大きいわけだけれど、あまりに華奢なものだから、大きさを感じさせない。疲れた頼りなげな手だ。
「知ってる。待ってるね。」
薄い唇が弓なりに引き伸ばされる。彼女の痛ましい笑顔がわたしはすこし苦手だ。下がった眉はやさしげなのにわたしを責めているみたいだと思う。弱さの不用意な露出というのは、一種の攻撃だ。彼女はわたしを相手にしているから見せている弱みなのだろうけれど。こっそりと溜息をついた。
 わたしの傾向として、健気で愛らしくて、むき身で生きていそうな人を好きになるけれど、わたしとおなじくらいにずるくてだめな人でないと疲弊するということを、それなりに昔から自覚している。
 とはいえままならないのが恋である。
 マグカップのなかみを飲み干す彼女の華奢な喉仏がうごくのを眺めていた。あとで首でも絞めてやろうと思った。
 半地下の薄暗いカフェバーがいまのわたしの職場である。店内にはコーヒーと煙草の匂いがしみついて、はいるたびいくつか歳をとったような気分になる。嫌いな匂いというわけではないのだけれど、不特定多数の副流煙を浴びるというのはけっして気持ちのいいことではない。髪をきっちりと括って、制服のエプロンの紐を縛った。そう賑わっているわけでもなく、常通り暇な夜だった。暇な夜はねむたくて、彼女のことを少しだけ考える。
 わたしが仕事を終えて帰るのは4時ごろになるけれど、ちゃんと眠れているだろうか。電気もつけずに暗い部屋で、じいっとその充血した目だけひからせて、ひたすらに佇んでいるのだろうか。2時間ほどの浅い眠りの果てに、音をたてないようにひっそりと部屋を出ていくのだろうか。インスタントコーヒーの湯気に、疲労のにじむ深い溜息を隠すのだろうか。
 なぜだか今すぐ彼女に会いたいと思った。
「このケーキ、もし余ったら持って帰ってもいいですか。」
チェリーパイを指し示して言う。そもそもケーキは夜中にそんなに出るものではないし、消費期限に問題がないからというのと、店の華として昼過ぎから出しっぱなしにされているだけだ。
「ああもちろん、そうしたら、佐弓さんのぶん、もうとっておいていいよ。ほかにほしいのあったらとっていいし。」
店長は柔和なほほえみを浮かべた。これで経営をやっていけるものかと思うほどに、ひとの好さそうに穏やかなひとだ。まなじりのしわが照明をうけてじっさい以上に深くみえる。
「夜にあんまり食べると肥っちゃうので……、一緒に住んでる子のぶんもふたつ、頂いてきます。」
パイのそばに添えられたケーキサーバーをつかんで、二切れをテイクアウト用のプラスティックの容器に載せた。裏の冷蔵庫にはこぶ。彼女の好物が余っていてよかったと思った。わたしが特段好きだというわけではないのだけれど、彼女は一緒にとかおそろいとか、そういったことに特別の意味を見出す性質の女だから、気まぐれにすこしでも喜ばせてやろうと思ったのだ。わたしとしては、この店でいちばん美味いのは一切れですっかり酔っ払えてしまうくらいに甘く重たいサバランだと思っている。そのことは彼女も知っている。
 常通りの退屈な勤務を終えて、エプロンの紐をほどいた。夜道を歩くのは好きだ。人間じゃない、なにかべつのいきものになったような心地がする。地上でそう感じるということは、かつてわたしがそうであったそれとは確実に違うなにかだろう。酔っぱらいの喧騒を聞きながら、踊るような足をそうっと踏み出して静かに歩いた。涼しい風のなかでアスファルトがやわらかい心地すらした。
 鍵穴に鍵をさし入れると、すぐに室内から足音がきこえた。鍵を回す。立て付けの悪いドアは、いつも怒っているのかと思うくらい乱暴な音を立てて開く。暗い玄関に、彼女の白い細面が浮かび上がる。
「おかえり。」
「寝ていていいのに。」
「うん、少し眠っていたみたいで、鍵の音で起きたの。」
よく見れば彼女の唇の端にはわずかに涎のあとがある。髪は無防備に乱れていて、帰って服を脱いだままらしく下着しか身につけていない。骨の構造が一目で窺えるくらいに薄っぺらな胸元があらわだ。
「……ちゃんとベッドで寝てていいのに。」
うん。彼女は童女じみて肯いた。夢の残滓として寝ぼけた口調ながらにうれしそうで、わたしは彼女を少し憐れんだ。こんな女が帰ってきて喜ぶなんて。……いや、好きな相手が自分のもとに帰ってきたら嬉しいし、好きな女の「好きな相手」であることも嬉しいことであるはずだ。
 彼女に抱きしめられて、そして居室にはいる。満ち足りている。狭く薄暗い部屋は、かすかにバニラの匂いがする。好きなはずだ。愛おしいとは、思う。
「ケーキもらってきたよ。食べる?」
ケトルのスイッチをいれながら訊く。首肯する彼女を横目に紅茶の缶を覗くと、茶葉はもう残っていなかった。しかたなしにインスタントコーヒーを取り出す。
「牛乳?」
「すなちゃんと、おなじの。」
マグカップふたつをコーヒーで満たして、そのかたわれを彼女に渡す。容器をあけて、キッチンの抽斗からフォークを二本取り出す。コーヒーも濃いほうが好きだ。たっぷりの砂糖とミルクを入れるのが好きだけれど、今日は甘いものだからブラックでいい。
 プラスティックの容器のままに、二人でチェリーパイをつつく。
「好きなの、覚えててくれたんだ。」
彼女はパイを頬張りながら、嬉しそうに笑みを浮かべる。笑い慣れていないことがよくわかる、いかにも不器用な笑顔である。彼女は一方的にわたしを好いていると思っている節がある。それならば、それでいいけれど。彼女がどう思うかだなんて、わたしにどうすることができるものでもないから、彼女がいいなら、もう、いい。
「もちろん。」
 一緒にシャワーを浴びる。すこし痩せたかと思う。言及はしない。疲れているのはわかりきっている。彼女はねむたげに、しかし優しい手つきでわたしの髪を乾かす。わたしもというと、今日はめずらしく受け入れた。彼女の髪を撫でると、細く乾いたそれがわたしに絡みつくみたいだった。ドライヤーは重たくて好きじゃない。
 床に就く。空が白みはじめるころ、彼女にかたく抱きしめられて目が覚めた。閉じられた瞼の下、彼女の瞳はなにも映さずに、ただ眉根が悲しそうに顰められている。
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text-huruhota · 3 months
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春寒(蛇道初瀬)
※CoCシナリオ「死体は話さない」のネタバレを含みます。
 重量のあるドアを少し力を入れて開くと、からんからんとやや大きめのドアベルが鳴った。いらっしゃいませ、何名さまですか。 「一名で、後からもう一人来ます」  どこでも空いている席にどうぞ。返ってくる声に軽く会釈して店内を見回す。二人掛けのテーブルも空いてはいたが、荷物のことを考えると少し狭いだろう。昼間から集まって盛り上がる近所の老人たちの背後、通路を塞ぎ気味な椅子の背にボストンバッグをぶつけないようやや気を張ってすり抜けて、窓際のボックス席に滑り込んだ。  昼下がりの喫茶店アカツキは、満席でこそないもののそこそこに繁盛している。最初に東海林や蓮実と来たときには少し気遅れしたドアベルの音の大きさに驚くこともなくなって、店内BGMの落ち着いたジャズもすっかり耳慣れたものになった。加えて今日はFRIENDSの作業着でもないから、他の客からじろじろと見られることもない。もっとも作業着を着ていたところで、この店の中で因縁をつけられることはもうないだろうと思うけれど。  天井にぶらさがったランプの光が、テーブルの木目を柔らかく照らしている。そういえばこの席には、最初にあいつらと来店したときにも座った。斜め前に東海林がいて、正面には蓮実がいた。本当はそういえばでなく意識的に選んだのかもしれなかった。  注文を終えて、料理を待つ間、窓の外をぼんやりと眺めていた。
 あれほど深く積もっていた雪はこの数週間ですっかり溶けてしまって、俺はこの道路沿いの歩道のタイルが、レンガのような赤茶色をしていたことを初めて知った。数年前に一部だけ舗装し直したらしく、思ったよりもはっきりした色だ。元々はこれが普通だったのだろうが、雪かきをしてもすぐに薄く白がかかる乙保しか知らない俺にとっては、未だに目が慣れない道なりだった。  人が踏みしめて歩く場所はもうすっかり春の様相だから、街路樹の根本に溶け残る雪を見ると少し安心した。上手く説明はつかないが、俺にとってはそのわずかな氷が、記憶にあるとおりの冬の街と今の接点なのだろう。
 一昨日、菊池が動かなくなった。  その一週間前には俺や黒鉄のことがよくわからなくなって、自分のこともあまり覚えていないような様子だった。そのあとは段々言葉がうまく出てこなくなって、やがて体が動かなくなった。  菊池を見送ったこの数日のことは。もっと言えば、この街に来てからのすべてのことは、全部鮮明に覚えてはいるけれど未だ整理がついていなくて、というより整理を――理屈をつけて飲み込んで何かしらの教訓にしたり、何もなかったように消化して元に戻らないといけないようなことだとするのも嫌で、どうとも形を変えられないまま、ただ現物そのままが頭の中に横たわっている。  岸さんがまだ復帰できないこともあって、株式会社FRIENDSはしばらく休業に入るらしい。小田原さんは宣言通りに菌を処分し、死者を蘇らせることをやめてしまったから、アルバイトの人員はもう必要ない。別にここを出たところで俺には帰る場所も職も宿もないのだが、この市に留まり続ける理由がなくなってしまったから、俺は明日、黒鉄と同じ便で東京へ戻る。まあ、しばらくは小田原さんから貰った金でどうにか生きていけるはずだ。  最寄りのターミナル駅から出る新幹線の便は明日の朝。午後から小田原さんが留守にするので、長らく職場兼宿として世話になっていた会社には先程挨拶を終えて、今夜は二人とも高速バスの駅に近いホテルに泊まることになっている。実質、今日が乙保市で過ごす最終日だっ���。  豪雪の解消により運行を再開した市内の路線バス(それでも数時間に一本)を待つついでに、喫茶店で遅めの昼食を取ろうということになっていたが、黒鉄が出かけ間際に忘れものに気付いたため置いて先に出てきた。別に社内で待っていても良かったのだが、散々別れの挨拶をした後では若干手持ち無沙汰だったのだ。   「たらこスパゲッティです、どうぞ」  明るく、少し張りのある声が左上から降った。聞き覚えを感じてそちらを見る。店主の堂本沙紀さんだった。差し出されたスパゲッティの皿に軽く頭を下げると、彼女は俺の視線に気付いたように軽く付け足した。 「今日が最後なんだってね、お疲れさま」  小田原さんから俺達が帰ることを聞いていたのだろう。堂本さんはにこりと微笑んでカウンターへと戻っていく。その笑顔がやややつれて見えたのは、単に俺の穿ちすぎなのかもしれない。俺は堂本さんと深く話したこともないし、彼女のことをよく知らないから、本当の所で彼女が何を考えているのかはわからなかった。けれど俺は最近、彼女がもう一度母親を亡くしたことは知っている。  堂本さんはカウンターの向こうで、同じ色のエプロンをした店員に何事か声をかけている。少し前にこの喫茶店は数週間ほど休業し、その後からは、あのカウンターで堂本さんに似た老年の女性を見ることはなくなった。店の外側から目に見えてわかる変化といえばそのくらいだ。俺達の方もきっと、何も知らない人間から見たらその程度なんだろう。アルバイトに来ていた、騒がしい若者集団の人数がそういえば何人か減ったかもしれない。ただそれだけ。  お母さんのことも、菊池のことも蓮実のことも。堂本さんや俺にはとっては絶対にそんな小さなことではなくとも。  テーブルを見下ろす。出来立てのたらこスパゲッティはまだ軽く湯気を立てている。近くの席で談笑する老人たちの笑い声が遠く聞こえた。腹は減っているはずなのに、食欲よりも思考ばかりがぐるぐると回って頭の中を散らかしていくようだった。  フォークを入れる。家族が亡くなるというのは、どんな風だろう。スパゲッティを巻きとる。その想像は今の自分にはとても身近に感じられて、そう思ったこと自体に胃の辺りが粘つくような焦燥感があった。 『死体は話さないだろ。生きてくれなきゃ、困るんだよ』  少し固めの麺を口に運んで噛みしめながら、いつかの岸さんが嗚咽する声が頭の中でずっと反響する。俺も、俺だってそう思う。  死んだ人間はもう何も話せないなんて、もう何もできもしないだなんてことは、本当に恐ろしいことだ。
 食べだすと思ったより腹が空いていなかったとか、明日からの宿はどうしようだとか、目の前のことに振り回されて生活を続ける合間でたまに想像してしまう。  もう半年以上行方のわからない弟は、三笠は今どこにいるんだろう。もし姿をくらましたのがあいつ本人の意思ではなくて、今もどこか冷たい場所に転がされていたら、誰かに殴られていたら。弟が悲鳴を上げたり助けを求める所なんて想像ができないけれど、もし万一そんなことになっていたらと思うと、目の前にあることが急に色褪せて、今すぐにでもどこかに向かわなければならないような気がしてくる。  もしも死んでいたら、どうしよう。何を喋ったかもあまり定かでない、適当に打ち捨ててしまったあの瞬間が人生であいつと話せる最後だったら。
 弟と最後に会ったのは、ちょうど一年前くらいだろうか。課題に必要だったとかで、彼が実家まで本を取りに来たときだ。当時の俺は一番酷い時期で、ほとんど毎日自分の部屋に籠りきり、父に怒鳴りつけられた時以外はそこから一歩も出なかった。三笠は多分俺と顔を合わせたくはなかっただろうが、うちの家は子供部屋が共用だから仕方がなかったのだ。  渋々といった様子で部屋をノックしてきた三笠に、あの時の俺はなんと返したんだったか。当時の自分の精神状態からして、絶対にあまり良い言葉ではなかったことは確かだった。情けなくて目は合わせられなかったが、俺に構わずさっさと目当ての本を手にした三笠は多分、呆れ切ったような、冷めた顔をしてこちらを見ていたのだと思う。二言三言だけ何か話して、バタンとドアが閉まった。  じっくり顔を見ることなんてしなかったから、記憶に残っている弟の最後の姿は、振り返らずに部屋を出ていく背中、それからドアノブを握る手だ。  三笠はいつも、ドアをきっちり最後まで手で閉めてから出ていく。  それは昔、俺がたまにドアを半開きにするのを父に叱られていたのを見たからだと聞いたような気がした。    生き物が死んだ後にどこへ行くのか、俺は知らない。この世の誰もきっと知らない。じゃあ蓮実は、菊池は、我先にと井戸に落ちていった動物たちは、どこへ行ってしまったというんだろう。  黒鉄と退散させたあの納骨堂の神様とやらのところなのか、それとも。自分が死んだことも、水槽のなかでぐるぐるとかき回されていたことも、生き返らされたことも、何も覚えていないまま彼らが帰ってきていたのなら、あいつらが一度行って帰ってきてまた向かった先のところには本当は何もなくて、無いんだろうか。『無い』って何だ? もしもそうだとしたら、あいつらはこの先本当に何にもできないってことか。  考えれば考えるほど、取返しのつきそうなことが何もなくて怖かった。でもそれを忘れてしまうのはもっと嫌だった。
「初瀬さん」
 左上から、今度はもっと硬質な男の声が降った。黒いバッグを肩に掛けた黒鉄が、長い体を折り畳むようにして向かいの席に腰掛ける。 「あったか? イヤホン」 「まあ」  菊池先輩に貸してたの忘れてて、そっちの荷物に紛れてました。そう返事が来たところで一瞬言葉が途切れ、黒鉄は何やらもの言いたげな顔で俺の顔と、四分の一程進んだスパゲッティの皿とを交互に見た。 「何だよ」 「……、や、別にいいんですけど、普通こういうときって、飲み物だけ頼んで待ったりしません?」  もう食ってるし、と続けざまに突っ込みが入る。特にそこに考えが及んでいなかったけれど、まだ飲み物を別で頼むほどの金の余裕はないし。どうせ食べる速度は俺より黒鉄の方が速いこともこの二か月弱でわかっていた。別に改めて一緒に食事をしようという場でもないし、先に始めておいた方がバスの時間に焦らなくて済むだろうと思う。 「? 分けるわけでもないし、お前はお前で頼むんだからいいだろ」  メニューを渡すと、「そういうことじゃなくて」と「まあいいか」がほぼ同時に発される。言いたいことがあるならはっきり言え。 「すみません、注文いいですか」  多分こいつは肉だろうな。片手を上げて店員を呼ぶ黒鉄の横顔から、もう一度窓の外に視線を移す。予想通り「石焼ハンバーグで」と頼む声を片耳で聞きながら、俺は東京に戻ってからのことを考えていた。
 帰ったらまず、三笠を探そう。警察が調べてわからないものをどうにかできると思っているわけではないが、何か行動を起こさないとどうにも胸の据わりが悪くて仕方がなかった。そうだ、小田原さんとも話していたけど、菊池の両親と連絡も取らないといけない。連絡先を知っていそうな同級生を探すかどうにかして。何の本当と嘘をどう伝えるべきなのかも整理がついていないが、息子の遺品の一つも手に渡らないのはいくらなんでも酷すぎるから。  遺体は小田原さんが丁重に葬ってくれると言っていたけど、その内乙保市に墓でも建てることになるんだろうか。一時アルバイトで留まるだけのつもりだったこの冬の街から、あいつはもう永遠に離れられなくなってしまった。街路の雪に染みた血痕が脳裏に蘇る。一応は見送ったはずなのに、結局はまた置いていくようで息が苦しい。  でももう、ここも随分と暖かくなってしまった。   「あそこ、あんな風になってたんだ」
 注文を終え窓の外を眺めた黒鉄が、何かに気付いたようにぼそりと呟く。  視線の先にはあのタイルがあった。 「……明るいよな」  反射的に相槌を打つと、反応されるとは思っていなかったのか、黒鉄は意図を汲みかねたような顔でこちらを見た。 「色。思ったより。もっと地味だと思ってた」 「ああ。そうっすね、確かに」  あそこだけ新しいのかも、と黒鉄は言って、歩道の話題はそこで途切れる。喫茶店周辺の歩道の舗装状況なんかはよそ者の俺達には関係がなく、今の数十秒全部が特に意味のない言葉の往復だった。けれど頭の中のスイッチを切り替える拍子にはなったのか、いつのまにか視覚・聴覚の焦点は賑やかな喫茶店の中へと戻っていく。
 隣のテーブルから軽く笑い声が上がる。何をそこまで盛り上がることがあるのか、来店時に見た老人たちは未だ飽きずにお喋りに興じていた。  気が付けばスパゲッティはもう半分冷めていて、俺は同時に、帰ったらまず仕事と部屋も探さなければいけないのだと思い出した。そういえば前に東海林から来た電話で、東京に戻ったとき��連絡しろと言われていたような気が��る。飲み会だったか、飲み会? 俺と? よくよく考えると社交辞令の可能性も若干あったが、もしもそうだったら東海林なら上手く断るだろう。それだったら蜂須賀にも、菊池の件について何か報告しておくべきだろうか。唐突にそれだけ連絡されても返事に困るか? 別に文字だけであれば既読で放置してくれても構わないのだが、俺は蜂須賀のその辺りの温度感がいまいち掴めていない。  まあいい、その辺の塩梅は黒鉄の方に訊こう。どうせ明日の新幹線までは同じところにいるのだから。    お待たせしました、と運ばれてきた石焼きハンバーグの皿から、じゅうじゅうと焦げた匂いが漂ってくる。  湯気の立つその皿にいただきますと行儀よく手を揃えてから、黒鉄はこちらの皿と俺を同時に見やった。 「あの、冷めますよ」  ていうか多分冷めてます。口を挟むタイミングを伺っていたような台詞に、わかってるとだけ返して食事を再開する。  
 すっかり硬くなったスパゲッティはそれでも、最初に咀嚼したときより少しだけ味がした。
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astruct · 4 months
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ASTRUCTは10周年を迎えました。
おかげさまでこうして迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
相変わらず1人でコツコツ手作りしているので、たくさんは作れないのですが、これからも丁寧な物作りを続けて参ります。
また少しずつ新色や新作も準備しております。楽しみにお待ちください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
#astruct #アストラクト #hashirajyu #ハシラジュウ #apron #mensapron #outdoorapron #campapron #bbqapron #エプロン #メンズエプロン #アウトドアエプロン #キャンプエプロン #バーベキューエプロン #ifdesignaward #ifdesign #design #designaward #ifデザイン賞 #デザイン賞
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kachoushi · 7 months
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各地句会報
花鳥誌 令和6年3月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年12月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
氷川丸の円窓いくつ北塞ぐ 昌文 十字架のかたちに燃る蔦紅葉 美紀 倫敦を遠く大使の冬薔薇 佑天 望郷の眠りの中に木の実降る きみよ 女学院に尖塔のかげ冬紅葉 久 冬木立の向かうをつくりものの海 緋路 昏き灯のランプシェードとポインセチア 和子 十字架を解かざる蔦の冬紅葉 光子 凍空や十字架赤き鉄であり 和子 誰も振り返らぬ早過ぎた聖樹 佑天
岡田順子選 特選句
みなと町古物を売りに行く師走 荘吉 窓は冷たく望郷のピアノの音 俊樹 氷川丸の円窓いつく北塞ぐ 昌文 冬館キラキラ星のもれ聞こゆ 美紀 冬日和トーストに染むバタと蜜 季凜 ガンダムを磔にする師走かな 緋路 革命は起こすものかも冬薔薇 緋路 誰も振り返らぬ早過ぎた聖樹 佑天 胼の手の婆キューピーを路地に売る 俊樹 古硝子歪めし冬の空はあを 久
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
神鏡の底まで蒼く冬の月 かおり 右手上げ思索のポーズ漱石忌 修二 綿虫のうすき影負ふ百度石 かおり 戯れにペアのセーターそれは無理 美穂 冬帝の裾に鉄橋灯されて かおり 赴任地は裏鬼門なり漱石忌 美穂 後戻りできぬ吊橋冬枯るる 愛 大枯野則天去私のここに居る 美穂 綿虫のことづてありと君に来る 愛 牝狐の頭に木の葉町娘 成子 憑き物を落とす霰に打たれをり 愛 落葉踏む音を楽しむ童かな 修二
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月3日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
亡き父よもう雪囲ひ始めしか 喜代子 百二才冬空へ帰られし 同 眠る山内で動めく獣達 都 年忘れ新入り下戸でじよう舌なり 同 門松の早や立ち初め禅の寺 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
冬菊を挿して祈りの夙夜かな 宇太郎 布教師の顎鬚白し報恩講 すみ子 投薬のまた一つ増え落葉蹴る 悦子 入隅に猫の目青し冬館 宇太郎 三途から戻りし者の年忘 同 闇一枚まとひてよりの浮寝鳥 都 露座仏の思惟の指さす空は冬 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
冬の朝遠くに今日の始む音 恭子 空青く舞ふ白鳥の透きとほり 幸子 塀の猫すとんと消えて師走かな 三無 冬の雲切れて見下ろす日本海 白陶 枯菊のかをり残して括られる 多美女 路地裏に声の弾みし焼芋屋 美枝子 カリオンの音の明るさや十二月 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
寄せ鍋を囲みし人のまた逝きて 秋尚 まろまろと伊豆の山やま冬景色 怜 乾きたる足音空へ冬山路 三無 子離れの小さき寄鍋溢れをり のりこ 床の間に父の碁盤や白障子 三無 ご奉仕の障子新し寺の庭 和魚 信楽のたぬきと見合ふ障子越し 貴薫 煌めきをところどころに冬の山 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
茶の花やエプロンで無く割烹着 昭子 風花にして降るとも降らぬとも 世詩明 ポインセチア抱けば幸せさうに見ゆ 昭子 武生花鳥必死に守る年の暮 みす枝 彩りも音も無く山眠りけり 英美子 雪まろげ仕上げは母の手の加へ 時江 糶終へて皮ジャンパーの急ぎ足 昭子 着膨れて女は手より立ち上がる 世詩明 古暦パリの街角にて終はる 昭子 街師走吹かるる如く人行き来 みす枝
令和5年12月12日 萩花鳥会
冬の月句友ともども偲ばれて 祐子 五羽が風邪萬羽が処分魔の鶏舎 健雄 冬の空めげず生きると決心す ゆかり 一年の抱負も薄れ年の暮 吉之 首かけし手袋母の匂して 美惠子
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令和5年12月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
この先は冬雲傾れ込む山路 あけみ 白菜を抱きかかへつつ持つ女 令子 こんなにも長年参じ近松忌 同 オリオンの名残惜しみて冬の朝 あけみ 晩秋や娘の云ふを聞き入れる 令子 さきたま花鳥句会(十二月十五日) 初霜や狭山の畑を曳く煙 月惑 頑なに一花残して冬薔薇 八草 終焉の一ト日のたぎり冬紅葉 紀花 枝折り戸の軋む庵や枇杷の花 孝江 今年酒老舗の店や菰飾 ふゆ子 くちやくちやの枯葉纏ひて大欅 ふじ穂 廃校を渋柿たわわ守りをり 康子 三年間無事に埋めよと日記買ふ 恵美子 何をするわけでも無しに師走かな みのり 落葉積む赤き帽子の六地蔵 彩香 嫁ぎ来て冬至南瓜を五十年 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
口重き男に隣り近松忌 雪 九頭竜の黙が寒さを増すばかり かづを 散る紅葉散りゆく黄葉なる古刹 同 枯菊や香りと共に燃え上がる 英美子 手焙に触れれば遠き父の事 同 賀状かく龍天空へ飛躍せり 玲子 父母の眠る故郷恵方道 やす香 山眠るひもじき獣抱き抱へ みす枝 鼻水をすすれば妻もすすりけり 世詩明 熟し柿つつく鴉は夫婦らし 同 人にやや離れて生きて帰り花 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
黒門の枡形山に裘 幸風 冬蝶を労はるやうに母の塔 同 眠る山起こさぬやうに歩き出す 白陶 隠れんぼ使ひ切れざる紅葉山 経彦 冬帝と対峙の富士や猛々し 三無 笹鳴や少し傾く城主墓 芙佐子 山門へ黄落の磴細く掃く 斉 黄落の野仏は皆西へ向き 炳子
栗林圭魚選 特選句
蒼天に山脈低く雪の富士 芙佐子 空を抱くメタセコイアの冬支度 三無 SLに群がる揃ひの冬帽子 経彦 かなしことうすれゆきたり冬霞 幸子 笹鳴の過ぐ内室の小さき墓 慶月 法鼓聴く銀杏落葉の女坂 亜栄子 古寺の法鼓の渡る師走かな 久子 冬帝や明るき供花を陽子墓碑 文英 笹鳴や少し傾く城主墓 芙佐子 枯芝の広場の狭鬼ごつこ 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月19日 福井花鳥会
赤き玉転がしながら毛糸編む 啓子 住み古りて遺木の数多なる落葉 清女 着膨れてストレス無しと云ふは嘘 同 雲たれて空塞ぎをり十二月 笑子 ささやきを交はす綿虫寄り来たり 同 神殿に大絵馬掲げ年用意 同 毒舌も競り合ふ友や年忘 泰俊 それぞれの色を尽して末枯るる 雪 小説を地で生く男近松忌 同 墨をもて仏描きし古扇 同
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令和5年12月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
母と娘の悲喜こもごもや古暦 雪 大いなる一つの鳥居や神の留守 同 近松忌日有り気の一文箱 同 筆に生れ筆に死す恋近松忌 同 初雪や瓦は白く波打てり みす枝 初雪や誰彼となく首縮め 同 さんざめく市井を抜けて見る聖樹 一涓 神々の眠れる山や風の音 ただし 捨て猫のすがる眼や雪催 清女
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月24日 月例会 全選句を掲載いたします。◎が特選句です。 当日の席題は「青」でした。
坊城俊樹選 特選句
 二百万余の英霊よ竜の玉 昌文  暦売る神となりし日遠くして 慶月  極月や足踏みかすか男衛士 音呼 ◎聖マリア棘やはらかき冬薔薇 和子  楽団の喧騒を待つポインセチア 順子  幔幕のうちは見せざり年用意 千種  聖夜待つランプの中の空青し 和子  悴んで十字架を小学生仰ぐ 順子 ◎十字架に鳩の休息クリスマス 要  朱き鯉悴みもせず行者めき 軽象  一枚の青空に垂れ冬薔薇 和子  著ぶくれのままカフェオレを飲むつもり 光子  著ぶくれの犬にユニオンジャックかな 佑天  冬帝のふくらませゆく日章旗 和子 ◎冬深む宿痾なる瘤持つ鯉へ 光子 ◎身じろがぬ寒鯉威してはならぬ 慶月  寒禽の寄り添うてゐる像の肩 政江 ◎擬態して聖夜の街に紛るるか 炳子  旧華族らしき猫背を外套に 順子  二の鳥居辺り冬帝在し険し 慶月  寒鯉の鐚一文も動かざる 千種  凍雲に閂かけよ大鳥居 月惑 ◎大鳥居いくつも潜りクリスマス はるか ◎きらめける虚構を踏みぬ霜柱 妙子  オルガンを踏み込むクリスマスの朝 光子 ◎くちびるの端で笑つて懐手 和子  数へ日の水あをいろに神の池 要  外套のポケットに怒りを握る 和子  冬ざれの鯉の影なき池の底 炳子  上野は勝つてゐるか像の極月 慶月  歳晩や動きさうなるさざれ石 眞理子  聖樹の灯巻き込んでゆくボロネーゼ はるか  冬眠の蛇を諾ふ斎庭なる 光子
岡田順子選 特選句
◎神の鳥冷たき影を像に置く はるか ◎極月や足踏みかすか男衛士 音呼  初対面黄色のマフラーして彼女 政江  花柊零るる坂の神父館 要  未知の先あるかのごとく日記買ふ 妙子  聖マリアと棘やはらかき冬薔薇 和子 ◎枯蓮のいのちの水に眠る朝 佑天  裳裾冷たき暁星のマリア像 俊樹  なかなかに僧には会へぬ師走かな 眞理子  十字架に鳩の休息クリスマス 要  鷗外の全集売れぬ隙間風 俊樹  窓越しに著ぶくれの手が師を招く はるか  朱き鯉悴みもせず行者めき 軽象  一枚の青空に垂れ冬薔薇 和子  著ぶくれの犬にユニオンジャックかな 佑天  霜晴や空ラのリヤカー巡回す 千種 ◎英霊の言の葉の外年詰まる 軽象  寒禽の寄り添うてゐる像の肩 政江  年逝くや素木の鳥居乾くまま 要  擬態して聖夜の街に紛るるか 炳子  数へ日の嵌つてしまふ小津映画 炳子  大鳥居いくつも潜りクリスマス はるか  きらめける虚構を踏みぬ霜柱 妙子  オルガンを踏み込むクリスマスの朝 光子 ◎くちびるの端で笑つて懐手 和子 ◎手つかずの落葉を散らす神の鳥 はるか  数へ日の水あをいろに神の池 要 ◎外套のポケットに怒りを握る 和子  サグラダファミリアみたいな銀杏枯れ 俊樹  風冷た悲しくなけれども涙 政江  二百万余の英霊よ竜の玉 昌文 ◎微動だにせぬ零戦と年忘れ 俊樹
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oasisalley · 7 months
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3月 10日(日) 14:00 〜
『 お味噌作りの会 』開きます!!
お子様との参加も、大歓迎です!!
“MISO” Work Shop 
@ Kumotei  / Mt.Ikoma, in Nara 
on March 10th(sun) from 14:00pm !!! 
Children are also welcome !!! 
(information in English is down below) 
会場: 雲亭(生駒山/奈良)  
(地図・駐車場の情報もこちらから)
 
⚫️
今回は、お手軽な分量で、小豆のお味噌を作ります! 
有機北海道産小豆、国産生米麹、沖縄の自然塩、
自然により近い豊かな材料で、仕込みます。 
できあがる量は、約1kgです。 
小豆でつくるお味噌は、大豆のお味噌とくらべて、 
みじかい熟成期間(1か月ほど)で、食べれる状態になります。 
小豆の甘みのあるお味噌ができあがります。 
お味噌作りは、材料が揃えば容易に仕込めます。 
ご自身で仕込んだお味噌で、
ぜひお味噌汁など作ってみてください ✨ 
 
みんなでパラダイス酵母ジュースを飲んでから
お味噌作りをはじめます! 
時間は、一時間くらいを予定してます。
材料・保存容器・すべてご用意しておりますので 
はじめての方でも、どうぞ、お気軽にご参加くださいませ 🌈  
定員8名(お子様との参加の場合は、
『親御さんとお子様とで1名』で、カウントします。) 
参加費2500yen(できあがり約1kg分の材料費込) 
※ 完全予約制です。 
参加予約は、3/8日(金)迄に、メールにて雲亭まで。
(お子様と参加される方は『こども◯名と参加』と、人数もお伝えください。)  
Mail :  [email protected] 
エプロン・タオルなど、必要な方はご持参くださいませ ◯ 
※ 尚、前日(3/9日)及び当日(3/10日)に
参加をキャンセルされた場合は、
材料の都合上、誠に申しわけございませんが参加費を頂戴し、
10日に仕込んだお味噌を、
受け渡し可能な日にお渡しいたします。  
予め何卒ご了承下さいませ。 
Hi there! 
Oasis Alley is having 
“MISO” Work Shop 
@ Kumotei  / Mt.Ikoma, Nara 
on March 10th(sun) from 14:00pm
(about for an hour or so) !!! 
Children are also welcome !!! 
Kumotei : map & parking here
We will make MISO with organic red beans(azuki) 
from Hokkaido this time. 
Azuki MISO matures quickly and
it’s ready to eat for a month or so at the earliest. 
Up to 8 people can participate. 
Advance reservation required. 
Please make a reservation @ikoma.kumotei by mail. 
Mail :  [email protected] 
Participation fee is 2500yen,
including the material cost of 1kg Miso. 
※ If you cancelled your participation
on the day before 10th & on the day 10th, 
there’ll be a fee (2500yen), but
you’ll get the Azuki MISO which is made on 10th. 
So please come to get the Azuki MISO. 
Please kindly note in advance.
See you soon !!
LOVE
OASIS ALLEY
◯ ‖ ◯
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ichinichi-okure · 8 months
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2024.1.24wed_kyoto
今朝は目覚ましが鳴る前に目が覚めた。 いつもはスヌーズ機能で何度か鳴らしてやっと起きられるけど、今日は絶対寝坊できない日。あと3分したら布団から出よう。 ぼんやりした頭で一日の段取りを考えていると、トントンとノックする音。夫が起こしにきた。自分は休みの日なのに「明日の朝起こしてね」と昨夜お願いしていたのを覚えていてくれた。
遮光カーテンの隙間から差し込む光が鋭い。予報ではお昼頃に雪マークが付いていたけど、もしかして外はもう積もっているかもしれない。布団からはい出て窓をそっと開けた。大丈夫、まだ降っていない。降り出す前に出勤しよう。急いで起き上がった。
朝食は、起こしに来てくれたお礼に夫の好物のサンドイッチにしよう。ベーコン、レタス、卵、のBLEサンド。でも急ぐから時短。卵とベーコンを焼いてレタスはちぎってお皿に並べる。あとはセルフサンドよろしく。コーヒーはドリップして、ささっと朝食を済ます。いつも30分はかかる着替えとメイクも15分で済ます。やればできる。
今朝も相棒の自転車で出勤。早い時間帯は信号待ちが少ない。三文得した気分になって「よし、明日からも早く出勤しよう」と決意するのにだいたいすぐに忘れる。
店に着いたらタイマーしてあったエアコンがちゃんと部屋を温めてくれていた。エプロンを着けたらシャ���ッとする。 今日は月に数回のステンドグラス教���の日。 ちらほら雪が舞う中、参加者の方がみえた。 「こんにちは〜今日めちゃくちゃ寒いですね〜雪大丈夫でした?」第一声、明るく努める。 「ちょうど弱まっているタイミングで来れました」 「雪降っているのに今ちょっと晴れてますね、狸の嫁入りでしたっけ」 「そうそう。狐の嫁入りは晴れてて雨でしたっけ。地域によって表現変わるみたいですね。」
初めましての人とでも天気の話でだいたい会話が成立する。
「あと、たぬきうどんも関東と関西で具が違うんですよね」 「あれ?京都でたぬきはあんかけうどんですよね?関東は何でしたっけ、、」 「関東は天かすみたいです。ちなみに大阪ではハイカラうどんと言うらしいです」
食べ物の話も割といける。
そうこうしているうちに全員集まったので教室開始。制作する作品の案内と全体の流れ、道具の説明をする。そして、まずはガラスカッターでガラスをカットする練習から始まる。みんな初めての体験とあって、恐る恐るの作業となる。 コツなど言葉で説明するのは思いの外むずかしい。普段、無意識で作業していることを言語化して伝えるために、意識すると途端に分からなくなる。なのでまずこちらの作業の様子を見てもらう。それを自分自身で実況中継する。すると言葉が出てきて、たどたどしくても返って伝わりやすいように感じる。
今回は鏡の制作。 鏡はガラスと同じくガラスカッターでカットできる。カットの時、鏡を覗き込む自分自身と目が合う。 「とても視線を感じますね」 「何だか緊張しますね笑」 たわいないやり取りをしながら作業していると、あっという間に時間が過ぎた。
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お昼休憩を挟んで、そんな調子で午後の部も予定していた工程をほぼほぼ終わり、続きは次回に。 教室の後は、2階のかもがわカフェのコーヒー豆でコーヒーを淹れてみんなでほっと一息つく。それぞれに最近はまっている趣味や推し活の事など話題は尽きない。最後は大体大笑いして、誰かが「もうこんな時間!」と我に返ってお開きとなる。 後片付けをしながら外を見るともう真っ暗。また降り出した雪が車のライトに照らされて密度が高いことに気が付く。慌てて帰り支度をする。
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今夜はキンミヤのソーダ割りで打ち上げだ。 レモンもしぼろう。
-プロフィール- 西冨なつき 京都 ステンドグラス制作/Scapeガラスと植物 @scape_glass
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osyamojihan · 9 months
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12月30日 大掃除の日!
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ブラッドさん発案で新年休暇は大掃除からはじまりそう?! お掃除用エプロンを2人分用意してくるブラッドさん絶対可愛い(確信)ちょっぴり📻️
キース後ろからみたらちゃんと拭いてるように見せるため両手は前にしたつもりでしたが心の声と合わせるとchin-iraしていぢってるようにしか見えないぞ?!?!笑(余計なことを書くな)2023年の描き納めがチンイラキースとは!!(一応違うんだけども)通常運転ですね☺️
今日は1日大掃除して、癒されたくてキスブラらくがきをしました。ありがとうキスブラ🙏✨
おうちはパイセンがツンツンしながら褒めてくれるかもくらいにはがんばってお掃除しました😂✨キースの能力と適切な洗剤でこすったら楽に汚れが落ちるのかなあ羨ましい。
今日で徳はガン積みしたと思うので!!!やっぱりガチャでしたねブラッドさん!!!和洋折衷な衣装もいいですね✨ ウィルくんみたいなシャツ襟×着物もモダン?で好きです😊✨ ドキドキですが出るまでまわせば出る!!!(だめなヤツ!だめなヤツだ!!)みんなで幸せになりたい!新年最初は気持ち良くスタートしたい!!私も含め欲しいキスブラ好きの人全員すんなり引けますように!!!🙏🙏✨✨(若干心が狭い←)(正直者なので🙇‍♀️)
それでは!ちょっぴりお酒飲んじゃおうかなあと思います😊 そしてぐっすり寝ます🙆‍♀️ いちゃいちゃマックスなキスブラの夢が見られますように💭💚💜
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kodomo-atelier · 10 months
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12月のアトリエ
12/7(木)
・カレンダーの仕上げ
・クリスマスアレンジの下準備
→時間がなくこちらまで取り掛かることが出来ませんでした。クリスマス会で作りますので、お楽しみに!
場所 集会室
16:15〜18:15 饗庭T
持ち物 ぞうきん、開いた牛乳パック
12/21(木) クリスマス会!
・クリスマスデコレーション
いろいろなお菓子やトッピングでクリスマスデコレーションしましょう!
・クリスマスアレンジのちょこっと工作
・ビンゴ大会
場所 集会室
16:00〜18:30 饗庭T
→15:30〜18:00 ※更新しました。当初の時間で予定を組んでいた人は、それでも大丈夫です。
持ち物 エプロン 三角巾 持ち帰るための大きめのタッパーと壊れないために囲うきれいに洗った牛乳パック(開かなくて大丈夫です) 
各自、水分補給のための水筒やペットボトル
作品やビンゴ景品を持ち帰るための袋
※ 今回は食品を扱いますので、出る時に検温とマスク着用をお願い致します。
※12月は時間が変則的になっています。お気をつけ下さい!
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