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#アレはずっと聴いてられる
chibiutsubo · 15 days
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#日常
「ラストマイル」観てきました。
元々はMIUの二人組目当てというのが動機でしたが、それ抜きでも観に来て良かった!面白かったです!これ書いたらネタバレになるかな〜〜などと考えてると、感想は「面白かったです!」の一言に落ち着くんですね。ほんと…しみじみ良かった……。
勧善懲悪でスッキリする部分もあり、反面全てがめでたしめでたしで終わるわけではないので(救われないところはほんとに救われない)、彼らの明日を、今後を、かき乱されながらも考えてしまいます。問題提起されている部分がほんとに今この社会でのリアルな課題の部分でもあるので、リアリティがありすぎて現実と物語の境目が曖昧になってくるような感覚。つらい。
でも、観終わって絶望に叩き落されるとかそんな感じではなく、走り抜けた後の気持ちよさみたいなものはあるのです。それなりに気持ちよさを感じた後に、いやでもそういえば?と立ち止まって考えた時に、周囲に暗闇がいくつも口を開けて待っているさまが見えてしまって呆然とする、という感じでしょうか……。例えが下手だな。これだったら海苔弁が唐揚げ弁当に変わる方が上手いってもんよ!
ただまあ、観終わって最初に思ったことが「……明日も頑張るか」だったので、そう思う私はとても単純なんでしょうか。でもそう思わせる力があるってすごいことだよなぁと思うのです。
あとは、纏まらないけど思ったことをちらほらと。初見の感想なので何も煮詰まってないです。思いつくまま箇条書き。
▼すべてはお客様のために、ね……。ほんとにこれ、魔法の言葉でもあり呪いの言葉であるわけで。考えてみれば、私のいるところだってもうひとつの「ラストマイル」ならぬ末端であるわけで、何だかなぁ、そうなんだよなぁ……皆様の尽きぬ欲望の何千億?何兆億分のいくつかを受け止めているんだよなぁ。しかしその欲望なしには何も動かぬこの世界。欲望あっての我々でございます。
何度も出てくるこの「want」、消費者側である私たちに問いかけてきているのでしょうね。What  do you want? あなたの欲しいものは何ですか?
あなたの本当に欲しいものは……?
▼しかし物流センター、この映画の中のシステムがどれだけ現実と一致しているのかは分からないけど、まるでボールコースター(正式名称が分からないけど、レールの上をボールが延々と転がっていくやつ。名古屋市科学館の中にあるのは見たことがある)を見ているような気分。一日でもずっと見ていられそう。
ぐるぐるぐるぐる回って止まらないボールのように、永遠に止まらない物流の世界。それこそ、人が命を絶とうとしても……。
そんな血の通っていないローラーコンベアと、末端の人力とアナログの世界の非情なまでの対比が印象に残りました。
本社側(それこそ米国側)の人々にとって、羊運送やラストマイルのあの佐野運送の親子などの人たちは、きっとローラーコンベアと同じようなものに見えているんだろうなと。
そういえば途中エレナが「FAX〜〜〜〜!!??」と叫ぶシーンがあるんですが、そうなんですよ!!末端はまだろくなシステムが構築されてないのでFAX大活躍の世界線なんですわ(使う側の高齢化もあり)。
「稼働率」の世界とアナログの世界で挟まれるヒツジ急便のヤギさん……なんかもう、わかるぅ……投げ出したくなるよねぇ……と、ある意味あれは涙なしには見れない部分だわ。血と汗と涙的な意味の涙ですが……。
ところでボールコースターの話を出したら、志摩のピタゴラ装置を思い出してしまいました。MIUではあのピタゴラ装置が結構重要な視点になってきていたけれど、それはラストマイルとリンクしているのだろうか……?
▼それにしても、伏線のように思われる箇所が大量に出てきて、1回ではとても推理しきれないところばかりでした。
※※この辺りからかなりネタバレが多くなってくるので、回避される方は薄目でスクロール推奨します※※
・12個の爆弾は全て見つかっている、という理解で間違ってないですよね??サラに向かってエレナが最後に言い放った「爆弾はまだある!」の爆弾は、飛び降り事件の隠蔽?の件や、物流業界での問題がまだ山積していること(またいつ爆発するか分からない)への比喩かなと思ったのですが、本物の爆弾がまだ残っていると考察される方もいて、どっちなんでしょ??
・事務所に泊まっている時にエレナが電話していた相手は恐らくサラだろうなと思うんですが、最後の「私はどっちだと思う?」の意味がまだ掴み切れない……。
考察動画で、メケメケフェレットが出てきた時点でもう私は「すごい……」としか言えなくなったのですが、まさかここでまたメケメケフェレット(伊吹語)を考えることになるとは……!しかし私の知識が非常に不足しているために、このメケメケフェレットの部分は考察し切れない……何故なら私がよく分かっていないから。勉強は何のためにするのか見失っている学生の皆さん、勉強や知識とは、こうやってお話をより深く楽しむために必要なのですよ。知らないということは、表面的なところだけ観て分かったような分からんような気分で悔しがる私みたいになるということだからな!!なんというか、学生時代にもっと名作と呼ばれるものにしっかり触れておけばよかったと、最近とみに反省している私なのでした。
・最初にも書いた「爆弾とは?」と思うものの、エレナがサラに最後言い捨てたシーンはめちゃくちゃスカッとして良かったです。
しかし、何かイレギュラーな事態が起こった時、あれだけ大胆に判断を下していけたらさぞかし気持ち良いだろうなぁ……。ここまで至る間の、アメリカ時代のエレナも見てみたい。
それこそピタゴラ装置じゃないですけど、誰と出会うか、出会わなかったか。五十嵐の下で働いていた山崎が嵌まってしまった袋小路、もしかしたらそれは、3年目のエレナだったかもしれないし、エレナと出会わなかった世界線の孔だったかもしれない。
そこで一つ救われるのは、エレナと出会ったことで、孔の分岐点は変わっただろうなと。この話の中で、それでも変わらない無情というものも描かれる中、明らかに変わっただろうな、と確信できる部分でした。ただ、だからといって孔の未来が光に満ちているかというと全然そうではなく、立場が変わり、その先には更に分岐点がいくつも待っているのでしょうが。
・例のあの暗号なんですが、見たままの意味だけではなくて、まだ何かあるの?か?最後のシーンで五十嵐が血相変えてロッカーを確認するシーンや、孔の最後のロッカーでのシーンがまだ咀嚼しきれておらず。この辺りは自分の中でもっと噛み砕くことができてから文にしたいと思います。一度では到底無理だわ……。
あと、MIUの音楽が流れた瞬間に沸き上がる血よ。これ多分たくさんの方と共有できそうなんですが、あれですあれです。……と書いといて、アレ?流れたのってMIUのテーマだっけ?伊吹のテーマのメロディーラインでしたっけ?特徴的なあのメロディーライン、イーリアンパイプという楽器の音らしいですね。MIUのテーマの方では、そこからバイオリンが入ってくる辺りの上がり方がもうね、大好きです。この曲流れると自動でスイッチ入るんですけど、多分これきっと私だけじゃない。滾るよな……!
数年越しにMIUのサントラ入手するかどうかを本気で考えている本日でございます。
・今回佐野運送の息子役を演じてらした宇野祥平さんという役者さん、私は以前「罪の声」(これも野木さん脚本でとても良かった)を観た時に、そのじんわり沁みるお芝居に良いなぁすごいなぁと思ったのですが、今回ので確信しました。良い……!
日ノ本電機のくだりはとても…とても良かったです。胸を張ってものづくりをしてきた人。会社はなくなっても、良いものを作ったのだという矜持が伝わってきて、じんわりくるシーンでした。
あと毛利刈谷おじさんバディ組も良き。何ででしょう刈谷さん実際に近くにいたらめちゃくちゃ鬱陶しいオッサンだと思うんですが、MIUの世界の中だと何だか憎めないんだなぁ。
▼そして最後に流れる、米津さんの 「がらくた」 。
MIUの「感電」が志摩と伊吹ソングだったし、「Lemon」は中堂さんと亡くなった彼女の歌。となると今回はエレナと孔に焦点が当てられているのかな?と何の根拠もなくそう思っていたのですが、映画鑑賞後は呆然としていてそれどころではなかったので、歌詞まで深く聴くことはできず。そして家に帰ってきて改めて歌詞をじっくり読んでみたのですが……。
これは……エレナと孔のことを歌ったものではなく、もしや…………。
作中で深く描かれることがなかった部分がこれだとしたら。切なさ大爆発で、観てから2日経った今、がらくたをリピート再生してはしょぼくれているところです。これは何というか……遅効性の毒みたいに効いてくるな……。
※※ネタバレ区間おしまい※※
というわけで、2日かけて仕事終わりにちまちまと書きためた初見の呟きです。とりあえず今は、職場で仲良い人たちに「み゛て゛!」と言い回る妖怪みたいになっているところです。み゛て゛!!!!
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higashiyashiki · 11 months
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アルバムをリリースしました
nyan nyan inovation(open)です
Bandcampのアレのサブスク版みたいな感じです
書き下ろしが4曲 BandcampとかサンクラYouTubeのみだった曲がそれ以外の8曲です。
以前からプラズマとかカスの骨は要望が多かったのでサブスクに出せて良かったです。
近況
栃乙女ざくろの編曲のお仕事と並行して私点滅する意識もフューチャリングや作詞の提供などで忙しくしていました。昨年9月のライブと今年の4月のライブもありましたし、色々な方からお声掛け頂くことが増えて恐縮でした。
今後も何卒…って感じです。
以下楽曲セルフレヴュー
1.teokure泣
この曲はかなり最近の僕らの思想が出ていると思っています。正直義務感で曲の尺を3から4分に引き伸ばすことに後ろめたさを感じていて、リリックや楽曲の展開の都合以上の理由がない限り無理矢理長尺にしたくなくなっちゃいました。リリックはほぼ全センテンス元ネタがありますので探してみてください。一つだけつまむと、何もしなくて良くなったら〜はDo it yourselfの結愛せるふさんからの引用。しなくていいことをこれまでもやってきたからね……
2.今夜、すべてのyoutubeliveで
想像よりずっと好評いただいてびっくりした曲
前曲のレヴューの流れで言うと前半だけだと言葉が足りてないし後半のリリックで丁度、それ以上は野暮みたいな感じでする。トラックの参考はモエアンドゴーストの曲で、イメージは有頂天のパーティー特有の個々人の感傷を踏み潰しつつ進んでいく感じ。大きな流れの前にワシらは無力や…ってやるせなさが美味しいと思う。
だいあちゃんのgifをコメント欄で拾ってくれてる人がいて嬉しかった
3.virtual local
ここからは数曲は覚えてる範囲のレヴューになりますねえ(結構前の曲なので) 
当時の僕ら(ひがしやしき、奴隷商人、法務局)は全員がトラックが作れる(トラックメイカーをメンバーに有してる)から持ち回りで一曲ずつマイクリレーを作ろうってことがあって、その中の栃乙女ざくろがトラックを担当した楽曲です。サビのリリックは星間飛行の引用でもあるし、星間飛行を引用したkoedawgの時空を超え 宇宙を超えの引用っていう二重引用です。いまだに現場の空気は苦手です。
4.yunn
友人の三周忌です
5.plasma
今ではなかなかやらない疾走感がある音作りで凄いね…
歌詞は徹頭徹尾ショウバイロックのプラズマジカの話してます。リリックビデオにつかったシアンちゃんのgifは日本有数の可愛さ
過去の記事になんならplasmaのレビューあったしそっちの方が詳しいかも!
6.onion
エレクトライブのみで完結させてます
YouTube版と違って各トラックをパラで録音し直してミックスし直したバージョン。リリックは異世界転生したとしても結局皮を剥いだら自分がいるだけだよーみたいな、大槻ケンヂのなんかの歌詞であったやつだと思う(世界の果てまで逃げても一番嫌いな自分はついてくるぜ)みたいなやつ
7.alligator
もういない人〜をリリースしてマジで頭真っ白だった時期に作った。この曲を作った直後にシロバコを一気見してその流れで劇場版を見に行ったからこの辺の記憶がすっぽり抜け落ちているのです。
8.kasunohone
アリゲーターの次に書いた曲だと思う
この曲はかなり現実逃避的な話をしててここで作った気持ちが!強くノンフィクションなんてもうしまいの歌詞のベースになってると思う。「片付けられた死体より僕はみたいの姉妹百合」とかはかなり肝やね…
9.koucha(嗜み)
ほぼエレクトライブのみで作ってます。最近アシッドハウスに興味津々でミョンミョンしたベースがめっちゃ前に出てる曲をやりたくて作りました。歌詞は可愛いお部屋で可愛いお洋服を着て甘いもの食べたいけど👀や社会性をもとに構成された自分はそれを許さないから家だけで美少女としてすごすんです…って曲です リリックビデオがお気に入り koedawgのフェミ男も参考にした
10.ヘイガイズウィーハブギフトフォーユー
超大作とか感化されそうになるメッセージ性の強いアニメや漫画もいいけど、作者も意図してないギャグ漫画の一コマのセリフとかが意外と生きる指標になったりして、自分も実際そうありたいみたいな歌詞。かなり明るくした呂布カルマみたいなイメージで作ったとおもう。突き放しじゃなくて大きな容認。筆者の意図より作品から何を持って帰るかが全てだと思うからこのタンブラー読んだ後も好きに受け取ってくださいね…
11.let's go 無人島
比喩曲です。野暮いのであまり言いませんが何かを無人島と喩えてるんですねえ。トラックはトロピカルかつノリノリなイメージで、ギターと安っぽいシンセブラスがお気に入り。フェードアウトのアウトロはdo it yourselfの影響
B'zの今宵月が見える丘での「今夜僕は寝ないよ〜♪」ってやつもある
12.鍋アニメ
歌詞は幸せについてです。let's go無人島でも幸せの話をしてたし、自分の幸せについて考える時期なのかもね… 幸せ 楽しい どう違うとかで検索したりした。トラックはこういう進行なかなか自分でやらないな〜って思った c d g g / c d g g RADWIMPSが好き
長年使ってきたcakewalkをbitwigへ移行したところ最近曲作りが楽しくてしょうがないので案外また近いうちに新曲をおきかせできるかもしれません。
アルバムを聴いてくださった方ありがとうございました
ひがしやしき(栃乙女ざくろと点滅する意識)でした
またどこかでお会いしましょう
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superhighkaiser · 2 years
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20代後半に転職することになった時、有給休暇消化で1か月ほど時間ができた。
だけど、それがいけなかった笑
ポン中手前まで荒れた生活になってしまったのだ。
退職金もらえたことが「買い物」に走らせ、時間ができたことで毎日のようにシューティングで寝る時間がどこかにいってしまった笑
異変に気づいたのは相手から手の震えを指摘された時。ドラマや映画で見るあの震えの描写、それがついに自分にもやってきたとやりすぎを自覚した。今になってわかることだけど明らかに睡眠不足だ。
それと汗から排出されるアレや皮脂が毛穴などに詰まって、特に顔に酷いニキビができたり、瞼の脂が詰まってモノモライのようなものができたりして、顔のニキビの一部は跡になってしまった汗 あの頃はデトックスなるものを理解していないまま粗雑な健康管理をしていたことは事実だ。
当時百戦錬磨の相手に、この遊びは自然界にない化学物質を体に取り入れている時点でインパクト強いのだから、「百害あって一利なし」を念頭に体のケアと遊びへの距離を保たないと頭も体もみんながやられちゃうぞと笑われた。
事実この頃の自分は体から完全に抜けきれないままに追加するような荒れた生活だっただけに、ちょっとした言動でも感情がグアーっと上がり攻撃的になったり、泣けるような感動の話では嗚咽するぐらい泣いたりして感情の起伏が激しかった。勘繰りにハマった経験したのもその時だったので、他人がいたら相当オカシイように見えていたかも汗
そういえばアレはカルシウム欠乏を促すから気をつけろと言ったのはどの先輩だろうか?歯がガタガタになるのは水分失って口内菌が増殖して歯茎がダメージ受けるからという人もいて、カルシウム欠乏なら実際に骨粗鬆症になった奴がいるのか知りたいところだ。
さて、その後自分はほどなくして転職先の仕事が始まってからは普通の生活にランディングした。それと同時に気づいた。
お金と時間があった時に「暇」であるのが一番危険だと笑
そういえば自分には音楽や映画、トレーニングの趣味があったよなと思い、とりあえず不摂生した体を立て直すためにジムを再開した。そして好きな音楽を聴きにライブハウスやクラブに行ったり、たまには二丁目に寄って仲間と酒を飲む。そうした「暇」を補う自分なりの楽しめる時間とモチベーションでバランスを取れるようになった。
こうした発想の転換は「百害あって一利なし」から少しは回避できてる感じがしている今日この頃。これからどうなるか知らんけど笑
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colourcode346 · 2 months
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最近、暑い日が続いてなんだかゲンナリとしたので、とっておきのTシャツを買おうと思い立った。
そこで白羽の矢が立ったのが、寿スタジオのTシャツだった。寿スタジオとは江口寿史の事務所のことである。beams×江口寿史×かせきさいだぁのコラボで色んなカラバリ展開をしていたが、最近は新作の発表がないので、ひたすらメルカリとヤフオクに張り付いてようやく手に入れることができた。江口寿史のイラストのTシャツはちょこちょこ巷でも目にするし、なんか銀杏boyz のファンと間違われるのもアレだしちょっと避けていた。そんな中でKOTOBUKI STUDIOと書かれたTシャツはちょうどいいな、と思って探したのだ。無事に手に入れることができたので、大事に着倒そうとワクワクしている。
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そういえばいつ江口寿史の絵が好きになったのだろうと振り返ってみる。
初めて目にしたのは確か小6の頃。当時、祖父が亡くなり空き家となっていた父方の実家を整理しに行くことがしばしばあった。父の部屋は雑誌や雑貨がそのまま置いてあり若い頃のままで時が止まったような状態であった。
そんな父の部屋が妙に居心地が良かったので、たまに1人で自転車を漕いでは休みの日はそこでぼーっとしたり、置いてある雑貨や本を漁って過ごしていた。
そんなある日、古い���ャンプコミックスを発見した。それが江口寿史の代表作、「ストップ!!ひばりくん!」であった。
パラっと読んで、主人公のひばりくんは主要人物の姉弟の中で一番かわいいのに男という設定にやられてしまった。こんな漫画が昔ジャンプで連載されていたなんて、と衝撃が走った。ひばりくん以外の登場人物もみな可愛いしやけにオシャレという点も惹かれた。しかも未完で放棄されているのかよ…と。
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それからというもの、江口寿史の漫画や画集を父が他にも持っていることを知って読み漁った。そして鼻の穴を省かずに描いているのに綺麗で可愛い女性のイラストが描けるなんて…と改めて衝撃を受けた。よく振り返れば少し前に叔父の部屋で見て、なんだか素敵だな、と思っていたperfume のCDのジャケットも江口寿史の作であった、ここで自分の好きなモノとモノが繋がる快感も感じた。
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で、Tシャツの話に戻る。
それなりにハマっていたので、寿スタジオのTシャツがbeamsから出ていたのは知っていたのだけど、江口寿史×かせきさいだぁ×beams のコラボとなっていて、かせきさいだぁって何?と引っかかった自分はしばらくスルーしていた。よく知らないモノに安易に手を出したくないな、とその時は思ったのだ。
それからしばらくして、去年の夏。パンダのオイル交換をしてもらいに主治医のところに行くと、ボルドーで右ハンドルのセレクタがいた。珍しいし程よくしけていて素敵だな、とジロジロ眺めていたら、車内にCDが山のように入っていた。その山の頂上にかせきさいだぁのアルバムがあった。
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かせきさいだぁって歌手なのね、とそこで知った自分は、オイル交換の終わったパンダの中で早速そのアルバムを聴いた。それからというもの、かせきさいだぁにもすっかりハマってしまった。
自分が好きになったモノ同士が繋がるというのはとても気持ちが良いもので、それからたまに寿スタジオのTシャツを探してはいたのだけど、なかなか出てこなかった。その間にひばりくんをまた読み返すと、劇中でひばりくんが同じTシャツを着ていてまた一層欲しくなって、探して、出てこなくて諦めて、、、と繰り返してようやく買うことができた。
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自分が色々調べて納得しないとモノを買わない主義というのは遠回りでめんどくさいなと思いつつ、今度こそ納得した気持ちで入手できてとても嬉しいのです。
今年はいっぱい着るぞ〜
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codesk · 3 months
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ハルカゼ/DaVinci Resolve Fusionのスクショと備忘録/dddd
今回脱アドベを掲げてダヴィンチリゾルブとその中にあるFusionで動画を作成した。その理由は以下である
買い切り〜〜〜"✌️"
歌詞階段作りたくない〜〜〜✊💨
令和にmp4直で書き出せないってなに〜〜〜?😉🌟
という至極真面目な理由から、もうこいつしかいないと思った(すみません)
ちなみに4おはノードベース(FusionやBlenderのアレ)素人ではないです。たくさんのノードと線を見ても吐血しない特殊な訓練を受けています。このソフトの簡単な扱い方は存じている程度
元々は実写素材の色を色々するためのソフトだったのですが、エディット機能や音を編集するFairlight、コンポジット作業を行えるFusionなど様々なソフトが合体して「俺が考えた最強の動画編集ソフト」になりました
買い切りとはいえ5万円ほど、ていうかほぼ無料の超優良ソフトなので気になった方はぜひ。ブラマジだいすき〜
エフェクトも良く、今回仕上げで使用しているエフェクトも標準で付いているアナログダメージなどをを使用しています
一枚絵で歌詞を入れるだけなら字幕機能を使って、デリバー画面で字幕を焼き付けにチェックを入れて書き出して、ついでに字幕のタイムコードも書き出せばちょっと修正が必要(わすれた)でしたがYouTubeに取り込むことも可能でした
以下制作手順です。アニメーションもアニメの撮影もまった苦の素人ですがご理解いただける方、気になった方はぜひ↓
制作手順
最初に環境設定から以下の項目にチェックを入れる
書き出すと色が変問題をある程度解決できます(おこ)Macで作業しています
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1 アニメーションの書き出し
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クリップスタジオで描いたアニメーションをファイル>アニメーションを書き出し>アニメーションセル出力でpngで書き出し。(組み直すことが面倒な場合は連番画像でも良)同時にタイムシート情報も書き出す
2 キーフレームを打つ
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ダヴィンチリゾルブ(以下DR)のFusionのTimeSretcherでタイムシートを元に組み立て。悲しいことにDRの開始フレームが0でクリスタが1だったので数字が1ずれてしょんぼりした
3 色を着ける
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ある程度組めたらルミナンスキーヤーでモノクロで作画した色を分割してそれぞれにグラデーショントーンを乗せる。青色の枠で書いた部分は青を選択すると取れた
なぜ後から色を乗せるのかと言うと作画の段階で色を決められないから。こんな動きの無いシンプルな絵だから良いものの、動き回る配色の多いアニメーションだったらどうする?
できないことはないですが汎用性は低いかも。たったこんだけのアニメーションなのにノードが多いなぁって思いましたから。できないことはないんですけど
4 再生する
タイムラインで再生してチェックしたいけど
重くって…全然動かなくてェ…
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なので右クリックでレンダリングをして置き換えでクリップを一時的にレンダリングする。今回Prores4444で書き出し
ちなみにProres4444XQが最も高画質とされているが当然容量も増えるので好みでもある(けんた食堂)
Fusion内のレンダリングもあるが激重なので放った。強くてかっこいい容量をお持ちの方は良いかもしれない
このレンダリングをして置き換えの良いところは、同じく右クリックをしてオリジナルに分解をすればまた元のFusionデータを触ることができるところ。悪いところはレンダリング中な何もできないのでこうやって公開するかわからない文字を打ったりしてるところ
5 歌詞を入れる
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色味を調整したりテキスト+で歌詞を乗せる。テキスト+一択
右クリック>Fusionで開くから、この中に複数の文字列を配置したり、音を聴きながらアニメーションをつけたり、エフェクトをかけたり、往々に
オレンジ色になっているのは自分で色をつけています。最終的に使わなかった書き出した4444を残しておくのは容量の要領が悪いので、
タイムラインで色付け→色がつかなかったメディアプールのクリップと元データを削除
という地道な方法で後片付けしました
6 書き出す
デリバー🚀タブで書き出し画面に移動する
Youtubeのエンコード設定を参照しなから設定をいじいじ…
DRにYoutubeのプリセットがあるのですが手動で設定をした方が音質が良かった気がします
ニコニコはまた設定が別なので後日確認してエンコードしました
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以下トラブルシューティング
1.Fusionの画面で音声が流れない
新規MediaIn(メディアイン)を追加してオーディオのキャッシュを削除をクリックする
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2.TimeStretcherでコマを設定したノードが赤くエラーになる+黒い画面が表示され書き出しできない
スプライン→アニメーションカーブをカクカクにするやつを押す。無いものは描画できませんと言いたげ
3.描画が途中で止まる
キーフレームの画面で描画範囲を伸ばす。作業中にfusionクリップの長さを変更すると発生しがち
もしくは開始フレームがおかしくなっているのでメディアプールからクリップを読み込み直す
訂正、fusionコンポジションの前はあまり伸ばさない方が吉。存在しないマイナスフレームが発生し正しく描画されない場合に多々遭遇
4.Fusion内だと想定通り表示されるのに、レンダリングするとコマが飛んだりしておかしい
タイムワープなど処理が重いとバグる可能性(今回、40枚ほどのセルの細かなアニメーションが起因)
新規タイムライン(もしくはそのタイムラインの遠い場所)にコピーしてそのレイヤーのみメディアoutでレンダリングしてから元のFusionにドッキングすると解決した(ステップレンダー)
Fusion内でレンダリングもできるが信じられないほど容量がデカ大きいので忌避。ちなみに、キャッシュの削除、新規Fusionクリップにノードのコピー、名前の変更、最終ベンダーでのチェック、プロキシ設定の変更どれも影響なし。コマ飛びするレイヤーを軽くしたら解決したので処理の重さと推測。以後気をつける。
5.Mergeでマスクが一緒に動かんのやが
調査中…やだね。一度mergeしてそれをmergeする方法しなのかナァ
その他、備忘録
描画がおかしくなったら落ちる寸前(n敗)
オートセーブもひっきりなしではないので期待していいのは50%ほど
描画されないorコマ飛びするorゆめにっきの背景のような絵が出てきたらあと数手で落ちる。でもやめるわけにはいかない、今すぐセーブ
レンダリングの長さは描画の多さによる。
同じデータでも描画が多い(コマのパラパラや単色の割合が少ない)場合はレンダリングも重くなる。これが重すぎると書き出しもエラーが起きて止まってしまうため、エミュレーターや細かいアニメーションがあるのもは一時レンダリングをお勧め
便利調整レイヤー
タイムラインの以下のレイヤーにまとめてエフェクトをふりかけたい時に使用する。お絵かきソフトの調整レイヤーのようなもの
右クリックからfusionの画面に入るとfusionの画面にそれ以下の統合された画像が現れて便利
マスクで一枚絵を後から分けるのはやめる
mergeで移動させた時にゴーストが出て邪魔。面倒だけどpngでバラバラに保存した方がいい
以上、何かの参考になれば幸です
4o
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tabasa14 · 4 months
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オーストラリアに来て一番気に入ってるのは、 結局さんさんとした太陽な気がする。 メルボルンはオーストラリアの中では天気が不安定と言われてるんですが、 それでもオゾン層に穴が空いちゃってるからなのか、 晴れた日の太陽のまぶしさはちょっと日本と違う気がする。 露光時間を間違えちゃった写真みたいに街がぱーっと明るくなる。 そして、さんさんとした太陽の下で ホットパンツを履いてみんながビーチへ・・とならないのがメルボルンの好きなところだ。 エメラルド色のきれいなビーチのあるシドニーやケアンズなどに比べて、メルボルンの海は、正直日本の海水浴場とあまり変わらない。 なので太陽の下ですることと言えばテラスでコーヒーを飲んで、 おしゃべりをして、読書をして、またコーヒーを飲む。文化系。
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カフェはどこも混んでます。止まらないおしゃべり。
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いつまでもだらだらしてたいけど、閉店は早め。 街ゆく人の格好も、なんというかモテようと思ってる感じがあまり感じられない(失礼) 悪い意味じゃなく、自分のスタイルがあることの方が大事、という空気がある。 文化系が太陽の下でストレスなく暮らせる街、という感じがして、すごく居心地が良い。
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ビビッドな色が多いのに、イケイケ系にならない絶妙なダサ加減。なぜ。
そんな街に暮らして気になってるのが、日本聴いてた音楽が聴きづらくなったこと。 くるり、NUMBER GIRL、銀杏BOYZ、、、 学校や仕事の帰り道、東京の雑踏の中でイヤホンで繰り返し聞いて ヒリヒリした孤独感とか、何者にもなれない焦燥感とか 自分の中に溜まったネガティブなカスをまるめては黒いエネルギー源にしてたのに さんさんとした太陽光の下では全く効力をもたない。 こんなにいい天気だと、そんなものをちまちま丸めるのがあほらしくなってしまう問題である。 暗い部屋でせっせと孤独を研いでいたのに、 突然パーっとカーテンを開けられて、アレ?て滑稽になっちゃうみたいな感じ。 同調圧力に対する違和感、反骨精神がものづくりのエネルギーだったのに 突然全部を許容されてしまって、拍子抜けする。 何かを作らなきゃ、やってられない!という衝動がない。木漏れ日の下でコーヒーを飲みながら、節約して、たまーに外食して、8時ぐらいに仕事を終えて、好きなこと書くことができたら、それでいい気がしてきちゃう。 居心地の良さを感じると同時に、これでいいのかな、というなんとも言えない後ろめたさを感じたりする 全然違うけど、去勢された猫ってこんな感じなのかな ということで、環境を変えたことによって私的電力の切り替えを求められているこの頃。 いままでのエネルギーは石油みたいなもんで、爆発力はあっても自分への負担も大きかった。 ちかごろのサステナブルとやらの流れにのっとって太陽光発電に切り替えたいところですが 太陽光発電がまだちょっとこころもとなく感じるのも正直なところ。 気候や天気が与える影響って大きい。 今まで使っていた電力が使えない違和感を感じつつ 新しい環境で何が生産できるのか、実験してみる手もあるか。 そんなこんなですが、太陽のまぶしいメルボルンも最近はけっこう寒い。 こないだ無口なインド人の友達が、こっそりジャケットを開けてベストを見せてくれると 赤いランプが点灯してて、ヒーターが回ってました。 「上に着るジャケットを普段よりワンサイズ小さくすると、さらに暖かく感じられる」はずかしそうに教えてくれた。 インドに比べたら、そりゃ寒いよね。 そーいえばインド映画のダンスは、とんでもない暑さをクリエイティブに昇華した結果なのかなとか、どうでもいいことが頭をよぎりました。 エネルギー問題は、今後も考えていく課題になりそーです。 まったく、意識高いにんげんになったもんだわ。
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失礼なこと言ってごめんよ、猫。 怒ってるんじゃなくて、俺を構え、と離してくれなかった。
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blue-aotan · 5 months
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ハロー(´ー∀ー`)2024.5.6
GWが終わりかけてるーーーーーいやあああああーーー
ということで喉が爆裂に痛いあおです。最終日に喉が痛くて風邪気味という最悪な展開となりました。
加えて2日間に渡るフィットボクシングで筋肉痛バキバキの状態で、寝返りを打ったら痛さで目が覚めるという悪循環でございます←
(アホなのか?←
ストレス発散と体力作りの為にもフィットボクシングを久しぶりに再開しましたが全身痛い←
というのも今年はディズニー旅行へ行く事が決まったので、その為にも体力を作っておこうという算段でございます。
かなりの運動不足でストレッチだけでも結構きつかったんですがボクシングを始めると楽しくてついつい夢中で殴ってしまう←
何事もほどほどがいいのですが、継続することが大事なので最近は一日坊主ばかり���った運動というものを頑張って続けていかないといけないと思っております。
(筋肉痛で動けない←
そんなこんなで1番上の姉がやはりやらかしていて←
「この前も水だけ出る水圧がすごいやつで車洗ったのよー」
って言ってて高圧洗浄機ねって突っ込んだし、会話しててもほぼ「あれがあれで」のアレ攻撃←
みんなが通る加齢による言葉が出てこないという症状が出てきています。私も結構言葉が出て来ないので気持ちはよくわかるんだけども←
でも言葉が出てこない以前に「映画見に行ったけどRG12ってどういう意味?」って言い出した時にはあるある言いたいのか?って突っ込まずにはいられませんでしたよね←
PG12ね😀圧
今後も姉の発言には細心の注意を払っていきたいと思います←
(そしてブログネタとしてメモを取ります
さて今期ドラマのお話ですが。
今期面白いと思ったのはキムタクのBelieveのみとなっております。
以下は一言感想です↓
「アクマゲーム」…1話切り。CGがチープすぎ…悪魔ゲームする前にお互い文言みたいなものを言い合うんだけど悪魔から説明されてあのどこの言葉かもわからない文言を一度聞いただけですらっと言えるのはなぜ?ってなったよね←この人達天才ですか?そして何よりゲームそのものが面白くない←
「Destiny」…大学時代から始まるんだけどみんな大学生に見えなさすぎて話が入ってこない←そしてあまり面白くない。何より○梨の顔面が生理的に無理ですごめんなさい。主題歌も合ってないと思うのは私だけ?
「アンチヒーロー」…1話切り。アンチ…なのか?ってくらいいい人やん?ってなった。
「アンメット」…視聴継続中。恋愛ドラマなんだねーーってなった。
「Re:リベンジ」…1話切り。主人公の人が主人公の顔じゃないんだよね。
「Believe」…面白い!んだけど、竹内○真が無理なんだよね…いちいちカッコつけててイラっとする。この人の演技も嫌い。本○翼と一緒で大体眩しい表情しているのも無理。
「東京タワー」…3話まで見たけど切ろうと思います。詩史さん役の女優さん好きなんだよね。声がとっても綺麗。でもやっぱり永○廉の自己陶酔な感じが苦手なんだよね。
(苦手な人多すぎ問題
今回も言いたい放題です😀
結論人間嫌いがドラマ見るなって事←
そしてそしてこの連休でAmazonプライムビデオを見まくっていました。
「スーパーマリオブラザーズムービー」…面白くなさすぎてびっくりしました。中身なさすぎて。完全に子供向けって思ったよ。
「劇場版TOKYO MER走る緊急救命室」…音羽先生がやっぱりいいところで全部持っていったよね。終盤の鈴木亮平が燃えさかる現場で息も絶え絶えにして叫ぶシーンはちょっと大袈裟すぎて笑ってしまいました。鈴木亮平好きなんだよ。好きなんだけど今回は鈴木亮平をやりすぎちゃってるなと思った←笑
「わたしの幸せな結婚」…意外と楽しめました!今田美桜ちゃんがトリリオンゲームで可愛いなと思っていたのですが、こちらも可愛くて応援したくなりました。目黒さんはタイプではないのですが、この2人の表情で好きを伝え合うというような演技がとても綺麗だと思いました。
「ヴァチカンのエクソシスト」…めっちゃでかいw w wコロンコロンした体のでかいエクソシストでしたが、悪魔が取り憑いた人の容姿がやばすぎて現実にこんな事あったら(あったのかもしれないけど)希望を持ち続けるのは難しいかもしれないと思いました。私は神様いないと思ってる人間なのですぐに悪魔に殺されると思います😇
「オペレーションフォーチュン」…うーん。期待値を遥かに下回りました。ステイサムのアクションは大好物ですが!終盤のアクションてんこ盛りでようやく取り返したって感じがしました。ストーリー的にはイマイチ。
「ある閉ざされた雪の山荘で」…時間を無駄にしました。
「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」…視聴途中です。
という事で他にも観たい作品がたくさんありました!連休は終わってしまいますが、ゆっくりと消化していこうと思います。連休はゲームしようと思っていたけど突然の映画スイッチにより、ゲームは後回しになってしまいました。
あと1週間くらい休み欲しい🥹
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elle-p · 9 months
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P3 Club Book pages 24-27 scan and transcription.
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PERSONA
ペル
ソナ
シャドウたちから得たペルソナは主人公だけが召喚でき、容姿や特技は千差万別。好みのペルソナを引き連れてタルタロスに挑む、嬉しそうな彼の姿が目に浮かぶ。
女性型のペルソナだって呼び出せてしまう利点を活かした悪どい商売。幸せそうな順平と淡々とした主人公の表情の対比がシュールです。
EYERPHON MAN
いつも耳には携帯プレイヤー。社交的とは言い願い主人公を一言で表すなら、ずばりイヤホンマン。オシャレアイテムなだけでなく、周りもすっかり彼の体の一部として認知。
イヤホンマン
ヘッドフォンから聴こえる音楽に身をゆだねる主人公。あまりクローズアップされることのない私服姿で、自分だけのくつろぎの時間。
HARDWORKIN
リーダー
がんばる
リーダーたるもの、いついかなるときも、気を抜くことは許されない。そんな気迫があるのかないのか、彼はいつでも武器を片手に一所懸命。
夜ごとシャドウ討伐に奔走しながら、昼は昼で波乱万丈の学園生活、ホントお疲れ様です。
S.E.E.S.部員が語る!
主人公ってこんな人
Chat with a S.E.E.S. sbout Hero.
~学園生活編~
おい伊織、君のその座りかたはなんとかならんのか。ひじをついたり、背もたれにもたれかかって足を組むのは美しいとは言えないぞ。
ほら一、だから前から言ってるじゃん。彼を見てみなよ、アンタみたいにだらだらゴロゴロしてんのとは、ひと味ちがうって思わない?
んだよー。そんなコト言ったらなぁ、あいつしょっちゅうポケットに手を突っ込んで走り回ってんじゃんかよ、アレはどーなのよ。
うむ、じつは私も気になってたんだ。彼のあのクセは、マナー違反なだけではなくて、思わぬ事故にもつながるものだからな。
でっしょー?やっぱリーダーたるもの、そーゆーコトもちゃんとしてもらわないと困りますよね~。あと紳士としても!なんつって。
フフ、さすが伊織も同じ4月の入寮組だけあって、同輩としての矜持があるということだな。なかなか感心な心がけじゃないか。
そりゃーもう、天田少年もいることだし、オレたちコーコーセーがお手本にならないといけないですからね〜。責任感ですよセキニンカン。
そうか、よく言った。では君には学業の面でのお手本になってもらうべく、今週末から早速、特別補習カリキュラムを組んでやろうじゃないか。
······。
······バーカ。
VICTORY!
主人公のかっこいい
部活ユニフォーム
所属する部によって、それぞれのユニフォーム姿が見られる主人公。一度選んだ部は変更できず、その姿も宮本とのコミュを進行させているときにしか楽しめない。熱き青春の1ページを彼の姿に見よ!
陸上部
きつい走り込みも軽やかにこなせるランニングとパンツは、ジャージとおそろいのグレーを基調としたデザイン。鍛えた大腿筋が美しく映える。
剣道部
胴着に袴、手にも防具を身に付けた、大和魂あふれる凛々しい姿。部活でしか見られない非日常なかっこよさは、「道」と名のつくスポーツならでは。
水泳部
競泳用のビキニパンツがまぶしい、水泳部のユニフォーム。温水施設完備の室内プールのおかげで、一年中「水もしたたるいい男」が楽しめる。
いいタイムはこの○○じゃないと出ない!とかアイテムにまつわるマイジンクスもスポーツの楽しみ。
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oyasumimumemo · 7 months
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週報-2
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2024年02月05日(月) 仕事が終わって帰宅する頃には、地面が完全に隠れるぐらいに雪が積もっていた。母親からりんごが届いていたので、早速1個かじりながら夜ごはんを準備する。昨日は泣いたけど今日は泣かない。自分が連続して存在しているとどうしても思えない。
2024年02月06日(火) 積雪の影響で始業開始時刻を遅らせるようお達しがあったので、いつもより1時間遅く出社した。休憩時間はいつも通りまるっと1時間昼寝をした。起きた後に仕事をしながら片手で食べられる肉やお菓子をつまんでエネルギーを補充した。最近の午後はこうやって過ぎていく。眠ってばかりのひとを誹る言葉があったが思い出せない。帰りにケ��キ屋の焼き菓子コーナーで彼氏へのバレンタインチョコを買う。事務的である。私の気持ちはイベントに便乗して伝えられるようなものではない。電車で音ゲーのプレイ動画をみて、降車してからも楽曲を聴きながら帰った。
2024年02月07日(水) 仕事休み。役所に行って自立支援更新の手続きを済ませる。帰りに有隣堂で本を2冊買って帰宅。最近スマホで遊ぶことに飽きて、本を読むことが増えた。一時期Kindleで買っていたけど、電子だと読み進める意欲がどうも湧かないので紙での読書に戻した。今日買った本も1冊は電子で持っているものだ。このサイクルは何度か繰り返しているけど金が勿体ないのでやめたほうがいい。本日、暗い音楽を聴いて気分が落ち込むというのを初めて経験する。これが例のアレか、と思った。はちみつ紅茶がおいしくてぐびぐび飲んだ。
2024年02月08日(木) 仕事が終わってから、来週の社内セレモニー用の服を買って帰宅。店員にヨイショされてコーデ一式買ってしまった。仕事をゴリゴリに頑張ったうえに買い物までして疲れた。
2024年02月09日(金) バレンタインの催事場でキャラクターの缶やポーチ入りのお菓子が売っていたのでCCさくらとカービィのやつを買う。缶やポーチがメインであって、中身は粗末である。最近好きになったアーティストがいる。好きな曲ばかりだけど聴いていると虚無感に包まれてふらっと消えたくなる。
2024年02月10日(土) 和菓子屋の桜餅とケーキ屋のプリンを同時に食べて幸せだった。
2024年02月11日(日) 二度寝して起きたら彼氏がパンを買っておいてくれたので食べた。昨日もパン今日もパン。アニメみて日用品の買い出しに行って31食べて帰ってきた。31では店員が冷たくてちょっと傷ついた。私ってこういうの地味に引きずるところがある。ブラシごときでくせ毛がかなり落ち着いてビビった。
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redringnr · 10 months
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私なんかにSAC_2045の考察なんてできるわけがない
 どうやら自分はアニメとかドラマとか映画が苦手らしい、と最近気づいた。  昔から何となく、違和感というか、集中しきれないなぁ、とは思っていた。  今までその原因を言語化できるほど明確にできていなかったのだけど、どうやら物語の進行ペースを自分で調整できないのが良くないらしい。  自分のペースを崩されるのがそんなに嫌なのか、それとも単に頭の回転が遅いが故なのか。  なんにせよ世間と自分のズレが顕れているような気がしてちょっと辛くなってしまう。
 そんなワケで、「好きなアニメ」というものがないぐらいにアニメにこだわりがなかったのだけど、ある日アマプラで「攻殻機動隊」シリーズが無料になっていたのをなんとなしに見始めたところ、不思議なことにちょっとハマってしまった。  たたでさえアニメが苦手な自分なので、複雑な世界観で知られる攻殻機動隊の物語を理解できた自信なんて無いのだけど、「草薙素子のビジュアルが好みだったから」などというファンに怒られそうな理由で旧SACシリーズ(この呼び方で良いんだろーか)を最後まで見終わってしまった。 「素子がエロかった」以外に明確な感想がない。私は世界で一番不真面目な攻殻機動隊ファン、いやにわかです。申し訳ありません、自分の脳みそは下半身にあります。電脳化するときどうしよう。
 ……いやさすがに物語自体には一切思うところなんて無かったぜ! ってことはないけれど、理解に自信がなさすぎて本当に何も言えることがない。 考察とか書いてる人見ると「わぁ、すごい」という小学生みたいな感想ばかりが頭を埋め尽くしていく。 いかに自分が成長というものができなかったのかを思い知らされる。人生やり直したい。異世界転生キメたい。なろう的世界観で赤ん坊から強くてニューゲームしたい。チートスキルも頼む。  しかし現実はなろうではない。この厳しい現世でどうにかなるしかないのだ。何の話だ?
 ……ともかく、よーわからんなりに好きになれそーなシリーズだなぁと思い旧SAC以外の最初の劇場版だイノセンスだARISEだと、この攻殻機動隊シリーズの為だけにネトフリに登録し、その複雑さに頭をショートさせながらも鑑賞し続け、つい数週間前ぐらいに最新の「SAC_2045」にたどり着いた。 アニメ苦手マンにしては快挙である。誰か褒めてくれ。褒められ慣れてねぇんだおれは。
 で、その「SAC_2045」を見終わった私はあろうことか、その感想みたいなのを書きたくなってしまった。アニメ苦手マンの分際で。  見終わった後もふと気づけば「SAC_2045」について考えさせられてしまいどうにも落ち着かない。  先日公開が始まった映画「攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間」も見にいこうと思っている。なんかアニメシーズン2の総集編みたいなモンだと思ってたら新カットとかもあるらしく……
 映画を見る前に軽く頭とか感情の整理をしたいな~と思ったので、このロクに更新されないブログに無責任に書き散らしてみます。    誰も読まないと思うけど一応注意書き。  他の人が書いてた考察とかを引き合いに出してそれに反するようなことも書く予定だけど、当然否定や批判の意とかがあるわけでは無いです。こちとらアニメ苦手マンやぞ。マジのアニメファンとやり合う能力なんてあるわけがない。「多分間違ってるけど自分はこう思いますはいすみません……」ぐらいのテンションです。予防線を張らないと何も安心ができない。自分のアニメIQの無さはよくわかっております。アニメIQとかじゃなくてシンプルに頭が悪い可能性もある。基本このブログは自分の為だけに書かれています。そういうのをネットに放流するのが性癖なだけです。
>>>正直2期ラスト近くまで微妙な作品だと思っていた
 「SAC_2045」の1期はネット上ではなんか評判悪いっぽいが、6話までは攻殻シリーズ中でも見やすくてこれはこれで良いと思っていた。  戦闘シーン多めでエンタメ寄りというか、こういう風にわかりやすくしていくのか~と感心したくらい。まぁ古参ファンにとってはキツかったんだろうけど。  短い期間で一気に見た自分にしてみればまぁこういうのも悪くないな~と受け入れられた。  3DCGになった点にも批判が集まっている感覚だけど、これも自分の嗜好的には問題無く、楽しく見られてはいた。6話までは。
 ……1期を見終わった直後はかなりキツい気分になった。  「コレ大丈夫か?」と。  視聴前軽く見かけていた、批判されている部分。  それが個人的には大して気にならなかったので、そのまま楽しく見続けられるかと思ったのだが甘かった。
 江崎プリンが……新参ファンの自分としてもすごく……アレで……
 マジで好みじゃなかった。そりゃどんな作品にも苦手なキャラの一人くらいはいるけれども、攻殻において彼女はビジュアル的にも言動的にも目立ち過ぎていた。  「この作品にそーいうの求めてない」――言葉にしてみると傲慢過ぎるようなその感触、どうしても無視できなかった。  新参の自分すら拒否反応を起こしたのだから、古くからのファンの反発が目立つのは自然なことなのかも。
 正直2期で色んな新事実が発覚した後も全く好きになれなかった。なんなら今も好きじゃない。  「あ~また美少女がかわいそうな目に遭っちゃう系のヤツか……5億回ぐらい見たわ」というお気持ち。  あのエピソードで印象変わった人結構いるっぽいんですが自分には全く響かなかった。同情を強制されてるみたいで……  タチコマやバトーを始めとするキャラ達と完全に真逆な反応をしてました。血も涙もないのか?  ポストヒューマン化した後は元からのハイスペックがさらに過度になり、「メアリー・スー」な印象を受けてかなりキツかった。  「死んじゃったものは仕方ない」じゃないんだよ。どんだけ悪い意味でアニメキャラ的なんだよ。
 ……こんな受け取り方してる自分にドン引きする。人の心が無いのかもしれない。
 まぁネガティブなことを書きたかったワケではないのでこの辺にしときますが。  ともかく、1期を見終わった段階では「SAC_2045」に対しての期待は大きく萎えていた。  一度刻まれたイメージはなかなか変わらない。なんとか気力を振り絞り2期を見始めると少しずつ持ち直してきたけれど、ラスト近くになるまで、いやラストを迎えても微妙な気持ちが振り払えなかった。  まさか最終的に、こんな感想文を書きたくなるような作品になるとは、この時点では思いもしなかった……
>>>強烈なラストが、それ以前のストーリーに思いを馳せるきっかけに
 2期の最終話まで、1期を引きずって「エンタメ寄り攻殻」として消化しようとしていた自分にとって、あの最終話は背後から突然後頭部をブン殴られたかのような衝撃だった。  おいエンタメどこいった。考えさせられちゃう系(度を越して軽薄な表現)やんけ!?
 始めてあのラストを見た時は喪失感のような、置いてけぼりにされたかのような、本当に自分の中でどう処理していいかわからなくなってしまった。  過去の攻殻シリーズも全容を理解できなかったのは同じなんだけど、自分は深く考えないタチなので「わからんかったけどわからんなりに面白かった~しばらく経ったら見直してみるかな?」ぐらいで終わっていた。  が、今回はソレではどうにも収まりがつかなかった。  モヤモヤを解消したく、「SAC_2045 考察」でググり始め、他の方の考察を見始めたばかりの頃抱いていたのは……「怒り」、だった気がする。
 本作はジョージ・オーウェル氏の「1984年」からの引用が多く見られ、その中の一つに「ダブルシンク」というワードがある。  「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」らしい。  らしい、と言っているのは原著読まずにネットで調べただけだからである。どこまでも不真面目。……すみません、いつか時間が出来たら読みます……     で、あの問題のシーン――
 1.シマムラタカシのコードを引き抜き、全人類のN化(ダブルシンク)は解かれた。
 2.コードは引き抜かれず、そのままN化が続行される。
 どちらの結末になったかをはっきりさせないような終わり方は、視聴者をもダブルシンク状態にするのが狙いだった、という考察を各所で読み、ようやくなぜあそこまでぼやかしたのかを悟りました。  そしてすぐに、「そんなのありかよ! 卑怯じゃねぇか!」とキレてしまった。    「物語の解釈は画面の前の君が自由に考えてくれ!」みたいなスタンス、大して珍しくもないし、「無し」とは普段では思わない。  が、この「SAC_2045」はあまりにも事実と確定していない描写が多過ぎる。  例えばこの物語を「つまらない」と評価したとしても、「つまらないと思ったのは貴方が物語がつまらなくなるような解釈をしただけ! 本来はもっと面白い話! 不当な評価だ!」なんて言い訳ができてしまうような。  上手く言い表せなくて歯がゆいけど、物語のクオリティそのものを視聴者に委ねているようなやり方に、「無責任さ」――のような何かを感じてしまった。
 大体ポストヒューマンがあまりにも反則的過ぎる。  もうヤケクソ気味な言い分だけど、あんなポンポン人が観測する「現実」を歪められちゃうならこのアニメの全描写が信用ならない、夢まぼろしのようなものと解釈しちゃってもいいじゃねぇか、とも考えたことすらあった。  ギャグ系以外では禁忌ともいえる「夢オチ」というヤツ。こんなモン考察したってしゃ~ないだろ、と投げやりな気分になっていました。
 まがりなりにも好きだったシリーズがこんな終わり方をしたのがショックでした。好きだったものを嫌いになるのはいつだって辛い。  もう忘れてしまおう、としばらく他のネトフリ作品を見たりしていました。
 ……すると不思議なことに、忘れてしまおうとしていた「SAC_2045」について、日が経つにつれてどんどん考え続けてしまうようになっていました。  正直今でも「こんなやり方ありかよ」と感じる部分はあるのですが、悔しいことにあの仕掛けの面白さがジワジワと理解できるようになってしまった。  やっぱ考えちまうよずりぃよ………あのコード結局抜いたの!? 抜かなかったの!? うーわ俺自身もダブルシンクしちゃってね!? みたいな。頭悪すぎる表現で申し訳ない。
 その結果いつの間にか「2週目」に突入してました。既に見た映像作品をもう一度見るなんて本当に初かもしれない。
 ここからはその「2週目」の過程で気づいたことや考えた事を雑に書き並べてみます。
>>>シマムラタカシ以外のポストヒューマンって結局なんだったの
 ポストヒューマンの面々は、基本的に人間らしさというものをあまり表に出さない。  出さない、のだが、ポストヒューマンになる前の思想が、なった後の行動にもかなり反映されている様子がある。  その内の一人、矢口サンジは日本に現れた3人のポストヒューマンの中では唯一2期にすらたどり着けない程にあっさりと捕まってしまうのだけど、このキャラは恐らくそういう部分を強調する為のキャラだったのだろう。
 犯行理由にも思想が強く表れているし、素子と対峙した時に、彼女の「ボクシングスタイルを使う」という誘いにあっさりと乗る辺りも。  脱線だが、「急に素子がボクシングに目覚めたんだけど……」なんてネットの声も見たが、普通にやり合ったら超演算による変態的な格闘技術全開の相手では勝ち目が薄いので、敢えてボクシング縛りを選択した、と解釈してます。  ボクシング縛りに持ち込んでいたからこそ、バトーが軍隊格闘で乱入した時にあっさり型にハメられたのでは。
 ……その点ミズカネスズカはマジでなんだったんだ。  数学オリンピックの元チャンピオン、ぐらいの情報しかないし、シマムラタカシに協力していた理由もいまいち不明。  シマムラタカシが操っていただけとか?  トグサの回想にそっくりな女性がいたが何か関係があるのだろうか?
>>>シマムラタカシ、自分の理想を全肯定していなかった説
 正直シマムラタカシもプリンと並んで……って程ではないにしてもあまり好きになれないキャラだった。  ナヨナヨし過ぎで同族嫌悪が凄い。これは自業自得か。  こんなナヨナヨ中学生の手のひらの上で、9課が終わってみればほぼ完封と言って良いほどに踊らされていた、というストーリーもあってう~ん……とモヤっていて、彼に対してそんなにしっかり考察しようとは思わなかった。
 ただ、ネットの考察を通して「1984年」の知識を得ていくにつれて、妙に気になるキャラになってきた。
 「ビッグブラザー」だの「ミニラブ」だの「ダブルシンク」だの、これらの「1984年」由来のワードは物凄く乱暴に言えば敵側、悪役側の名前だったり、その悪役が掲げているキーワードだったりする。
 シマムラタカシは「1984年」で悪役として描かれた者達を、一概に悪と解釈しなかったのでは、という考察を見たが、自分はむしろ悪であることをはっきり自覚している気がする。
 根拠は1期の彼が学校にいた頃の一連のシーン。  この辺り、1期の中ではかなり理解しがたかったが、これまた考察の「妄想と現実が入り混じっている」という解釈に助けられ、ようやく腑に落ちかけている。  まぁ恐らく、空挺部隊がやってきたくだりの方が妄想なんだろうけど(軍隊が大真面目に学校に攻め入るワケないし)……  この妄想、妄想にしては都合良くないのだ。なんせ空挺部隊にシマムラタカシ自身が撃たれちゃうから……
 まるで自分が罰せられるべき人間であると考えているかのようだ。
 最終局面、素子がN化作業中のシマムラタカシの元にやってきた場面。  いくら素子がNにならないロマンチストだったとして、ポストヒューマンである彼ならいくらでも妨害できたはず。  だが、そうはならなかった。  コードを抜かれて全てが水の泡になるリスクを背負ってしまった。    これは素子がコードを抜かないことを選択することがわかっていたから、という考察があって、あり得ると思う。
 が、自分はシマムラタカシが自分の思想を全肯定しきれておらず、その迷いは掲げるキーワードを「1984年」の悪役由来のモノに設定したり、素子がNにならなかった時点で彼女を妨害することを止めた、という形で表れてしまったのではないだろうか。
 これ、自分が知る限り自分オリジナルの考察もとい感想なんでちょっと気に入っている。  まぁ無理あるとも思うけど。
>>>で、結局コード抜いたの? 抜かなかったの?
 結論から言うと、「抜いた」と自分は考えている。  これこそ雑な言い分ですが、コードの描写後の一見それまでと辻褄の合わないような流れがN化した後、誰かが見ている仮想現実の描写だった、として。  いくらでも都合良くできる「現実」の光景にしては、ボーマが車椅子のままだったりプリンが泣き出してしまったりと、都合良くなりきれていないと感じる。    Nキメちゃったんなら、誰の視点だったとしてももうちょい理想的で構わんやん? というクソ雑な理屈です。
 まぁ自分の願望も含まれているとは思う。  自分はダブルシンクという考え方に現実逃避的なニュアンスを感じてしまっているから。  そりゃ自分だって大した人生歩んでないので理想の仮想現実に心惹かれなくは無いが……やはり何の苦労もなく理想を手に入れる、という行為には妙にモヤモヤしてしまう。  ちょっと脱線だけど、個人的にはシマムラタカシの計画の肝は「自覚のないうちに」行われる、という部分だと思う。  嫌いな言葉が「努力」と「苦労」である自分ですらモヤるのだから。
 辻褄の合わないような描写も疑似的な記憶を植え付けられることすらある攻殻の世界観だと絶対に説明つけられないことではないと思う。これこそ乱暴な考察過ぎるが。
 あとこれは考察漁って思い出したことだけど、旧SACにて素子は「夢は現実の中で戦ってこそ意味がある」というセリフがあった。  こんな事言っちゃう素子がコード引き抜かないなんてある……?
 ただ「じゃあコード抜いた方に賭けるんかぁ~!? 賭けるか!? 金とか命とかよぉ!?」と言われるとチワワみたいになってしまうけど(ネット上に抜かなかったに5兆円賭けるとか言ってる人いてすげぇ~ってなった)。  それに、元は即コード抜いちゃうような思想だった素子がプリンを見て考えを変えた、というのもありそうに思える……
 ……なんか考えをまとめればまとめるほど、抜かなかった方が色々綺麗にまとまる気がしてきた……うぅ……
>>>ラストシーンの各キャラの反応から考えてみる
 ここでいうラストシーンは、素子がコードを掴んで暗転した直後から。    まずは素子、バトー、トグサ、プリンとその他のメンバーに分けて考えてみる。
 こんな慈悲のない分け方をするのは心が痛いけれど、まずはその他のメンバー。  「ずっと一緒に働いていたはずのプリンが新人として加入してくる」、という妙ちくりんな展開にも違和感を抱いた印象は感じられない。  ここだけ切り取れば、まぁ普通にコードは抜かれてないからこういう構図が成り立っちゃってるんだろうな~という解釈が一番無理がない。
 次はプリン。9課メンバーに改めて自己紹介しようとするタイミングで涙ぐんでしまう。  明らかにそれまでの記憶……9課メンバーと一度敵対してしまった事実を認識している。  「ゴーストがない」のでN化できないとはいえ、素子やシマムラタカシならその記憶を消してやり直す、なんてこともできなくは無さそうだが、恐らくそうはしていない。    仮にこのシーンが、誰かの仮想現実の光景だったとするとプリンにこういう反応をさせる必要は基本的にはないはず。  コードがどうなっているにしても、現実の光景ではあるのだろう。
 ……あれっ、コレ前述した「都合良くなりきれていないからコード抜いてる!」という主張を自分で否定してしまったじゃねぇか!  いつの間にか「コード抜いてなかったとしたらあのシーンは仮想現実」という謎の先入観を持ってしまっていた……  現実であればボーマが車椅子のまんまのかわいそうな状態であることにも説明はつく。  でも現実であればなんで「それ以外のメンバー」が初対面っぽい感じなの? という疑問も出てくるけど。  まぁそれこそクソ雑に疑似記憶ブチ込んで~ってすればいい話か。    次は素子。9課メンバー全員で話しているシーンからは特に特別な感情は読み取れないが、その後のバトーと二人きりの場面でのセリフ群からは明らかにそれまでの記憶をしっかり持っていることが読み取れる。
 次はバトー。9課のムードメーカー的な部分がある彼であれば、「新人の」プリンがやってくればしっかり反応してあげる、と思うのだけど、このシーンでは浮かない……というか、何とも言えない表情。プリンにも言葉はかけない。  そこだけを切り取れば、以前の記憶――プリンが死んでしまったという事実を知っていて、複雑な思いを抱いている。  あるいは、ロマンチックな解釈だが記憶は無いが本能的に「何か」を感じ取っているとか。
 コードを抜かなかった素子がバトーにだけは事実を伝えた、という考察をしていた方もいた。  この想定なら、その後の素子への「あんまり一人でしょい込むんじゃねぇよ」というセリフの解釈も綺麗にできる。  全人類をNにすることを選んだ、という大きすぎる事実を一人で抱えるな、という。  まぁ逆でもいいけど。N化、というある種の救いを人類に手放させてしまった、という事実を以下同文。    最後はトグサ。プリンに対して普通にコミュニケーションを取っているので、一見「その他のメンバー」と同じ条件のように思えるし、バトー「だけ」は事実を知っている、と解釈している人も結構いた。  が、何とも言えない表情をしているバトーを気遣うように肩を叩く様子は、全てを知っているようにも思える。  勿論、単純に「どうした?」という気持ちを込めた行動なのかも知れないが……流石にちょっと苦しいか。それなら「旦那?」と問いかけるぐらいだと思うし。  素子が事実を伝えたのはバトーとトグサの二人だったのだ、という解釈もあるだろう。
 が、自分にはまた違う考えが思い浮かんだ。  トグサが全てを知っている、と想定するとする。  しかしバトー「だけ」と考える視聴者が出る程に、彼は最初なんともないような態度でプリンと接している。
 だったら、「その他のメンバー」も同条件、つまり事実を全て知っていた可能性があるのでは……?
 確かに、プリンは一度9課と敵対関係になってしまった。  しかし、9課のメンバーは元々プリンに対し好意的で、もしかしたら同情的だった。  故に、プリンの「9課とやり直したい」という希望を叶えようと、全てを忘れてしまったように振舞ったのかも知れない。  だがバトーはプリンと特に関係性が深く、彼女の事を思い出さないままに死なれてしまった後悔がある。
 優しい男でもある彼「だけ」はどうしても、プリンに対して忘れた演技ができる自信が持てなかった。  そしてあのような煮え切らない反応をしてしまい、トグサに気遣われた……なんて、ロマンチック過ぎるだろうか。
 実のところあの場にいた全員が、全てを忘れてはいなかった、という想定は、ある意味で綺麗にまとまる部分があるように思える。  少なくとも「疑似記憶無双じゃい! 電脳ってのはこういう時の為にあるんだよォ~~~!!」とヒャッハーするよりはカッコいい理屈にはなる。タブン。
 この想定では、コードを引き抜かない選択をする意味はあまり無いと思う。  コードを引き抜いたが、ほんの少し優しい仕掛けをした、と考えたほうが収まりはよさそうだ。    もう9課には戻れない、と自らの理想に向かって歩めないプリンに、素子がその苦悩をくみ取った上で、「夢は現実の中で戦ってこそ意味がある」という自らの哲学にのっとり、また9課に戻るというある意味での茨の道へ、その背を押した。  しかし、プリンの境遇、シマムラタカシの思想にも思うところがある素子は、「プリンが9課メンバーを直接あるいは間接的に死に追いやった」というあまりにもどうしようもない事実だけは、疑似的にだが消し去ることにした。  それで素子は、9課メンバーに疑似的な記憶を与えたり記憶を消したりこそしなかったが、プリンに関して「忘れたことに、無かったことにしろ」と命じ、彼らはそれに従った。    ……自分で書いてなんだけど、ちょっと感動的過ぎないだろうか。   恥ずかしくなる筋なんてないはずなのに恥ずかしくなってきた。    これも前述のシマムラタカシについてと同じく、自分の知る限り自分オリジナルの考察なので、すっかり気に入ってしまったのだけど、逆のコードを抜かなかった説を強力に支えている根拠はまだある。
 素子のバトーと二人で話していた時の、
「おそらく次に人類が特異点を迎える時、それはこの星を飛び出しはるかかなたへと広がっていくだろう。忘れないで。私たちがこの時代に存在していたことを」
 というセリフは、コードを抜かなかった、つまり人類がN化、ダブルシンクという特異点を迎えたので、そのさらに次はもっとスケールの大きいことになる、という解釈が自然だと思う。  でもこれも、「N化、ダブルシンクすら止めてしまったからこそ、次は本当に抵抗できないほどに大きな波なのかも知れない」とも言えるのでは。苦しいか。
 現実で戦って欲しい(自分自身にはそんな度胸が無い癖に)という願望があるからか、どうしても「コードを抜いた」という自分に都合の良い解釈をしてしまっている。  結構コード抜かなかった説の方がうまく説明つけられてる部分あるのに。
 もしやこれもダブルシンクってヤツなんだろうか……
>>>
 ということで考察――じゃない感想文でした。  これ、映画見に行く予定の日の前日にひぃひぃ言いながら書いています。  しかも深夜。深夜テンション。  確実に誤字、勘違いだらけでしょう。辛い。 
 なんでこんな夏休みの宿題を31日にやるみたいな状態になっているかというと単純に忙しかったから……  もう劇場版公開してから2週間ぐらい経ってるんだわ。ネタバレ踏まないようにするの大変だった。  勢い任せに書きなぐったので、朝起きてみたら悶絶するかも知れない。あぁ怖い。  映画版見てまたなんか思いついたらこっそり修正したい。
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park-tokyo · 1 year
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【 終了しました 】 イラストレーター・たざきたかなり 個展『ザッピング』 2023.5.17 WED - 5.28 SUN @ PARK GALLERY(ルモンド同時開催)
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東京・末広町の PARK GALLERY では、2023年5月17日(水)より、イラストレーターのたざきたかなりによる個展『ザッピング』 を開催します。 今回は原宿のイラストレーションギャラリー・ルモンドとの2店舗同時開催。 あれもこれもやりたいことは全部、というたざき氏の頭の中の世界が4年ぶりに『個展』という形で絵となって動き出します。 以下作家によるステートメントです。 -------- アレでもないコレでもないと描き続けて芯を捉えられないまま4年が過ぎた。描き溜めた絵はベストでもコレクションでもなくザッピングという言葉がちょうど良かった。 とっさの思いつきで2か所同時に展示をすることを決めたのだけど、そういえば昔、実家にチャンネル2画面同時に見れるテレビ "ダブルウィンドウ" があったのを思い出した。今考えると視聴率の計算ややこしそうだな。必死に2画面を追いかけることもあったし退屈しのぎにも適していた。自分の展示も色んな見方や捉え方をして欲しいと思った。 みなさんもザッピングしながら、お気に入りの絵が見つけられますように。
ー たざきたかなり
—–
たざきたかなり個展『ザッピング』
会場 ① L'illustre Galerie LE MONDE
東京都渋谷区神宮前6-32-5-201
期間:2023年5月16日(水)- 5月21日(日)
営業時間:12時〜20時(火〜土) 12時〜17時(日)
会場 ② PARK GALLERY 東京都千代田区外神田3-5-20 期間:2023年5月17日(水)- 5月28日(日) 営業時間:13時〜20時 定休日:月・火曜 いずれも入場無料 —– L'illustre Galerie LE MONDE https://www.galerielemonde.com PARK GALLERY http://park-tokyo.com —– たざきたかなり イラストレーター。郊外の街並みとスポーツのハイライトシーンなどをモチーフに、スパイカメラや GoPro のような視点で空想を広げて描くスタイル。ライバルはドローン。 https://znz-nznz.tumblr.com https://www.instagram.com/tzzktknaar
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patsatshit · 11 months
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今年の8月末日、短編小説と音源がセットになった『JAGUAR』というZINEを制作した。200冊限定ナンバリング入りで、現時点(10/13)での在庫が30冊程度となった。ところが4月にリリースした『ほんまのきもち』と違って、本作についての感想がほとんど聞こえてこない。もちろん直接口頭、あるいはソーシャルメディアのダイレクトメッセージで読後感を伝えて下さった方々は沢山いる。しかし書評と呼べるものは実はいまのところ皆無に等しい。批評することを躊躇わせる斥力のようなものが作品に内包されていたのかもしれないと密かに勘繰ってみたりした。虚しかった。そこで、である。敢えてこの場を借りて、稀有で貴重な『JAGUAR』評を紹介しようと思い立つ。当ブログへの転載を快諾してくれた評者の方々にはとても感謝している。ほんまにありがとう。早速おふたりの素晴らしいレビューを読んで頂きたいのだが、いましばらく当方の四方山話にお付き合い下さい。
まず最初に『JAGUAR』という物語がかれこれ10年以上も前に執筆していたものであるということを前提に、すでに読んで下さった方々には当時の僕の意識混濁っぷりが窺い知れる内容になっていると思う。ビルメンテナンス会社の営業職に就いて忙殺される日々、精神と肉体が泥のように疲弊していくなかで書き上げた小説。大袈裟でなく、このままでは生きるという行為を自ら手放してしまうのではないかという危うい精神状態だったが、幸運にも当時に知ることができた偉大な哲学者、思想家、精神科医たちの言葉に背中を押され、結果的に今日まで生きのびた。以下に引用した名著の言葉たちが『JAGUAR』と僕を根底から支え、励まし、作品を世に放つ機会を与えてくれた訳だ。特に大気を裂く稲妻のように強烈な『千のプラトー』は、書かれている内容がわかるわからないというスノッブな価値観を遥かに超越した位置から自分を叱咤激励してくれた。こんなにぶっ飛んだ内容の読み物は他にないし、未読の方は絶対、ぜぇぇったいに読んでほしい。
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小説は、自分の名も、自分が探しているものも、していることも、すべて忘れ、記憶喪失、運動失調症、緊張症となった登場人物、なすすべを知らない登場人物の冒険によって定義されてきた。(中略)。宮廷愛小説の騎士のすることといえば、自分の名前、自分がしていること、人が自分に言ったことを忘れることであり、どこに行くのか、誰に話しているのかも知らずに、たえず絶対的脱領土化の線を引き、またたえず道を失って立ち止まりブラック・ホールに転落することである。『千のプラトー』ドゥルーズ+ガタリ著
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各人は、他者の世界の中での一客体であるばかりではなく、自分の世界の中で自分の体験や構成や行為がそこから生じるところの、時空間における一つの場所でもある。人は自分自身の視点をもった自分自身の中心である。そしてわれわれが見つけたいと思っているのは、まさに、他人と共有する状況において各人がもつところのパースペクティヴである。『狂気と家族』R.D.レイン/A.エスターソン著
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私にはひとつ、ことばを≪見る≫という病気がある。ある風変わりな欲動があり、それは、願望がまちがった対象に向かうという点で倒錯的な欲動なのだが、そのせいで、本来なら単に聴くべきものが、私には一種の≪ヴィジョン≫として現れるのだ。(中略)。言語活動に関して、私は自分が幻視者で、また、のぞき見の倒錯者であるような気がしている。『彼自身によるロラン・バルト』ロラン・バルト著
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そして小説版『JAGUAR』と一蓮托生の身である特級呪物、音源版『JAGUAR』については、僕が最も敬愛する女性DJにその制作を依頼した。マルコムXの演説を逆再生させたところから始まるMIXは、いくつかの世界線が交錯と混濁を繰り返し、正気と狂気の狭間を湿気をたっぷり含んだ低空飛行でかいくぐり、やがてひとつの景観ヘと辿り着くまでの過程をコラージュを交えた手法でドキュメントした、とんでもない内容に仕上がっている。揺るぎないベースライン、不意に降り注ぐ天啓となる言葉の数々、妖艶極まりない夜の気配、そして匂い。ぜひとも爆音で体験してほしい。以上のことをふまえて、OBATA LEO、moanyusky両名による書評をご覧下さい。
「JAGUAR」評① :評者OBATA LEO(ROLLER SKATE PARK作者)
土井政司の新作「JAGUAR」を読んだ。内容の理解云々以前にまず、地を這いずるような具体性の塊、描写に喰らった。自分が普段労せずざっくり物事を把握するための便利な道具として使っている言葉という同じものを使って、この作品はレンズのように細密にものを描き出す。ひとがきちんと見ずに済ませているような部分にまで光を当てる。そんな驚きもありつつ、やはり気になる。「JAGUAR」とは何なのか?
-「彼女は常に超越的な地位にあり、私たちとは隔たれた��部に位置している。そうであるにもかかわらず内部であるここにも存在しているのだからタチが悪い。絶えず外にいて内にあるもの、それがJAGUARだ。」最も端的にJAGUARについて書かれたこの部分を読んで、体内・体外の関係を想起した。普段「体内」と何気なく口にしているが、胃袋のように体には空洞がある。皮膚や粘膜などの体表に覆われて血液が流れている内部を体と呼ぶのだとしたら、その空洞は体に囲まれた「体外」ともいえて、私たちは体内に体外を抱えているという言い方もできるというわけで。それで繋がるのは、口腔内の歯の溝に落ちたタブレットを舌で触る場面である。「体内」でありながら自分では視認することのできない、舌で探るしかないその空間は確かに「体外」であるし、JAGUARもまた、己にとって内なるものでありながら断絶した他者でもあるような何かとして捉えられるのかもしれない。そんな線で読んでいくと、-「だが実際に私の目の前で何者かの手によって鍵の施錠は実行され、おまけに用心深くレバーハンドルを何度か動かしてしっかりと鍵がかかっていることを確認した。」という作品の終盤に出てくるこの部分で、文法的なエラーに感じる違和感は、そのまま私とJAGUARとの関係の違和感そのもののように思えてくる。得体の知れない何かに鍵をかけて、何食わぬ顔で電車に乗って仕事場へ行くなかでの体の軋み、のような何か。体といっても、いわゆる「(近代的な)身体」というキーワードで片付けるにはあまりに繊細な、大いにパーソナルな部分を含む体の感覚が、この作品にはあると思う。
出かけた「私」は、電車のなかで女性が着ている服のボーター柄の反転を目にするが、ここまで読み進めてくると、気持ちの良い幻惑に襲われはじめる。異常にディティールが詳しいのでそうと気づいていなかったが、やはりこのフィクションの中で起こる出来事たちは、出来事の形をとった何か夢やイメージのようなものだったのではないか。そして冒頭のリフレインまで突き当たると、この作品は初めから何についての話だったのだろうかと、今までひとつひとつ理解しながら読んできたはずの物語が全く違う相貌を携えているように見えてくる。そんなぐにゃんとした気持ちになるのは、良い小説を読む醍醐味のひとつだ。
「JAGUAR」評②:評者 moanyusky(音楽レーベルprivacy主催)
当たり前の様に無造作にある事で、それを見るか見ないか、それだけのことだと思います。土井政司の最新作「JAGUAR」を読みました。ここではJAGUARとなっていますが、人によってそれの名称は変わると思っています。よくわからぬ相手との対話や闘いがあるかどうかというところが、この作品の感じ方が分かれるところだと思っていて、私はどちらかといえば、その相手に困らされた事があったので、この作品を読んで、え!土井さんもやったんやとびっくりしました笑。ここは勘違いして欲しく無いところなのですが、人それぞれという言葉があるようにそれは一緒ではないのですが、構造はかなり近いと言ったような事でした説明がつかないわけですね。私は人の「想像」は人を殺しにかかるような死神として、隙があれば、それは現れるわけです。世の中ではアートであったり、想像力は良いように言われていますが、全くもってそれは何かが隠されているわけで、私は良かった試しが無いわけです。出来れば普通のルートで現代社会を楽しみたかったです。でも多分知っていくという事はそういう事なのかもしれない。想像力に悩まされてきた身としては、この作品は、別の場所で、それと闘って、きっちり答えが出ているというところ、しかも、10数年前の作品という事で、私は土井さんに出会って、色々な対話を交わして、初めて彼の濃厚な苦悩との生活に出会う事となったわけです。各人の時間軸が理解の範疇を超えて、重なり合って手を取ったのだと思っています。その時に置いてきぼりになってしまう、その真ん中で産まれゆく、刻まれた何かがずっとどこかで成長していたら、人は正気を保てるだろうかと思ってしまいます。誰かが入ったであろう、部屋のノブをあなたは回せるかどうか。私はそれには名前をつけなかったが、もう二度と会いたくないですし、いつまた来るのだろうと、恐れを感じます。彼は人が地面を無くした時に現れるように思います。浮遊した瞬間、命をもぎ取ろうとする。
でもそれはオカルト的なアレとか、スピリチュアル的なアレなんてものではないのですね。確実に自分、自分を構成する設計図の謎のようにも思え、それが薄らぐために生活をやり、音楽をやり、愛し合い、話し合い、何かを育てるのだと思います。現実社会で経験した摩擦は地面をはっきりさせ、そいつのいる世界から距離が出て、薄めてくれるように思うわけです。だからこそ。JAGUARの言葉を借りれば「痛みと不安から自分自身を取り返し、その自分に立ち止まるために語りを紡ぎ出す」。が救いの言葉となっているように思います。2部構成で出来上がる、この作品のバランス感覚は、人と創作の関係性をSFとして描いているように感じます。同じ場所にて語る事は嫌がられるかもしれませんが、私が映画を観に行った時に続々と子供たちが外へ出て行った宮崎駿の最新作「君たちはどう生きるか」を出したタイミングと、土井政司がこれはいけると思ったタイミングで出されたJAGUAR。それは何もかもを抜きにして考えると、世の中の人たちに対して彼らは同じことを思っているのだと思います。今それを出さなければならなかった。その「灯り」の意味を考えなければならないのです。
〆はもちろんこの曲で!
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solitude-klang · 9 months
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Event Live 火炎瓶 @川崎 CLUB CITTA'
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OA含めて18時半開演だとばかり思い込んでいて間に合わずw FORBIDDEN観れてないですが
鋲さんがこれから色んなとこぶち込んでくから
来いよ
って言ってるとこだけ観た
今日のチッタも思ったより人いっぱい
荷物を預けてフロアに戻ると今年何度も聴いたBGM
①VIRGE
バンドが拡大するタイミングでメンズ動員さんが増えるのあるあるだと思ってるんだけど気合い入ったギャ男さん達の野太い麺コが場を盛り上げていて始まる前からかなり良いムード
とにかくお客さんの声がデカいVIRGE
遼さんが現れ氷のような冷やかな眼差しでフロアを見渡すとお立ち台へ
悲鳴歌い出し3秒でカリスマ性が爆発する歌声と声量 さらにパワーアップしたのでは
新しいベースの方が加入されたので注目したい気持ちはあるんだけどどうしても遼さんに持ってかれる 良くも悪しくもメンバーチェンジ耐性凄い
今日はドラムセットがツーバス バスドラのヘッドにカラーのイラストが入ってる
私が知らない間に出ている新曲達が3曲?挟まれたけど帰ったらすぐ聴かなきゃと思えるヴァージュらしさだった
折り畳みと同時に入るフロアの声とメンバーを呼び叫ぶ声がとてもトッパーと思えない盛り上がりでゾワゾワ ものすごくデカいバンドを見ている気分
ラスト 空に落ちる蛍はサビで遼さんジャンプジャンプとフロアを煽る
最後の"この命を抱いてくれ"を歌っている最中に楽器隊が捌け1人残された遼さんがお立ち台に足を畳んで座り 繰り返す 度々自分の胸をゴツンとマイクで殴る鈍い音を挟みながら
シーンと鎮まり返った会場に響く独唱を最後に幕が閉じた
幕の向こうでコドンと何かが落ちる音がすると
大きな歓声と拍手が沸き起こる
この終わり方何度か観たけどまた鳥肌(笑)
今日のヴァージュかなり良かった
②Chanty
楽器隊板付きで開幕
演奏をバックにステージへ出てきた芥さんが後ろを向いて合図をするとドラムが2打
こちらを向いてマイクの方へ来てから振り返り再び2打 そして2打
火炎瓶 はじめま~す 居場所教えてください と手を挙げさせて1曲目アイシーへと繋ぐ
冤罪ブルースでは下手の方で芥さんと野中さんが向き合って野中さんに声出しをさせる場面も
曲中でテンポが変わると気付いてから聴く冤罪かっこよかったなぁ
でも次の曲 レインドット 初めて聴いたけどなんですかこれはめちゃいいじゃないか
竿帯のコーラスに芥さんのボーカルが入ってく所すごく良かったしそこのドラムもかっこいい もう1回聴きたい サブスクにないからいよいよ音源買うしか
レインドットの途中で芥さん上着を脱いで芥さん二の腕(`⊙ω⊙´)カッ!!
お馴染みの不機嫌 マイクスタンドごと上手下手に移動して歌う芥スタイル 演劇観てるみたいに感じるのはこんな細かなパフォーマンスのせいなのかも
ラストは芥さんがギターを持っておやすみ
間奏部分メンバーのシルエットだけを照らす照明が幻想的で綺麗だった
全員でアウトロを演奏しながら閉幕
③THE MADNA
どの曲だったかな sweet dreamと極彩色かな
ザアザアと同じ進行方向向いて走るタイプのモッシュができてた
無音板付き開幕 白縁サングラスにジャージ姿でお立ち台に立っている涼太さんが喋り出して1曲目 sweet dream
感動さえ誘うコーラスの曲なのに下手を見れば朋さんw目の周りを黒で塗り潰し額に線2本 アオダイショウ(蛇)みたいなのを身体に纏っていてギャグみたいなヴィジュアルなのにずっと見てるとかっこよく見えてくるのはあの顔面だからとしか言いようがない
2023年 楽しかったー?
それは 俺たち タイムリーの漢たちのおかげと言っていいか?
V系って知ってるに負けてらんねぇぞまじで…
これからもずっとこうやって行こうな いいか?
時間なくても割と喋る涼太さん
ラスト極彩色
太嘉志ちゃんのお立ち台にちょこんと腰掛け背中を預ける涼太さんに 太嘉志ちゃんがぼよーんぼよーんておしりで攻撃してて涼太さん歌いながら笑ってた(かわいいしかない世界)
捌ける時にいつもゆっくりみんなに顔を見せてくれる理緒さん 飲み干したペットボトルをお立ち台から投げるその飛距離たるやさすがドラマー
④ザアザア
幕が開くと同時にベースを掻き毟る零夜さんの背中が見えたんだけど何その衣装
今日何着てるのそれ
上手側からフェードインしてきたチェックのジャケットは春さん え え
新衣装??????????
何の衣装なのそれ(混乱)
いつものマイクで叫び散らかすあの表情だけど何も聞こえてこない
マイク入ってない? スタッフさんに知らせるためか袖に向かって中指を立てたりしてしばらく闘った後マイクスタンドごと蹴り飛ばした(笑)
そうこうしてる間にセンターに一葵さんがいてザアザア 発表があります
12月3日 ザアザア10周年 Zepp新宿でライブやります
待ってぇ~~~
一旦待ってぇ~…
唐突の新衣装だわマイク入ってないわ色々ありすぎて脳の処理が追いつかないぜ…
なんだって?
https://x.com/xaaxaa_official/status/1740708778516025474?s=46&t=uhUsDFLEfL0OfgvCYi4Eog
ちょっと後で考えるわ
バッドスタート
零夜さんのベースは今日も白 いにしえのイエローハウス感満載でチェッカーズ味も覚える新鮮な姿を追うのに必死であっという間に終わってしまった
起きてるー?ねてんのー?寝てんのかー?っていうからスリーパーかと思えば
全員左寄れ
攻撃的な左寄せw 今日はフロアへ降りずに蜘蛛の糸
まだセトリ出てないから全部書くと忘年会しよーぜー アル中
私の名前をちゃんと呼んでよ 一旦演奏が止まり一葵さんの泣き叫び嗚咽するパフォーマンスに呼吸が止まった 怖くなるほど物語に入っていくからイベントライブの中のほんの1曲でも映画観た後みたいに影響されてしまう
この後少しMC 上手袖からアレが出てきた(アコギ)
ラストと言って演奏されたのは雪時計 あーー
あーーーーもうなんていうか来年も全部行きます(あっさり)
お時間あとどのくらい残ってますかー?
袖から「あと2分40秒残ってます」
感電、けがのおそれがあります。
演奏始まってしばらくして時間来たら幕閉めちゃってください
最初の走らされる所でほんとに幕が閉まりはじめて(笑)(笑)右往左往するフロアを残し閉幕
一葵さんだけ幕の前に少し残ってたけど演奏が止まると楽しかった ありがとって手を振って幕の中に消えて行きました
演奏しながら幕が閉まるとか何本見てもレポのネタが耐えない
⑤RAZOR
SEを取り定番のメンバー登場
大きなバンドロゴフラッグをバックに
ドラムセットがゴールドのグリッター仕様でRAZORらしい
タイムリーで最も頭が狂っているのはやはりどう考えても猟牙氏 サイドバックのブロンドヘアにグラサンでステージへ
KNOT INVISIBLEで準備運動させGRAVITY EMOTIONへ 初めて聴いたけど近年のRAZORらしい綺麗で激しいかっこいい曲だった
すぐさまグラサンを外し ペットボトルの水を頭から被り手ぐしで髪をオールバックに
ドラム台から黒いハットを拾って被ると
今日の出演バンドを紹介(VIRGE忘れててお客さんからVIRGE…VIRGEって言われて)VIRGEの話始めたけど忘れてたわけじゃなくてって言い訳してた
LIQUID VAIN が聴けるとは…!ブレイクダウンのとこのドラム 哲也さん以上の音では聴けないだろうと思ってたけどNIKKYさん華もあるし技術もあるしすごいねーw めっちゃかっこよかったぁ
続いて瓦礫 猟牙さんの歌唱力も上がってる気がした いい曲
俺たちの ラブソングがあるんですけど と 真ん中割れろのジェスチャー !!!!!!
埋葬
これほどバンギャの欲求を叶えてくれる曲はないぐらい暴れ方が最高
WoDのあとのもみくちゃモッシュが大好物なのでめちゃくちゃ発散できた(フロアに降りてた猟牙氏もモッシュに混じってたw)
最近あんまり見ないけどみんなこのモッシュ取り入れてくれよw
埋葬終わったのにまた真ん中割れろのジェスチャーw そして再びフロアへ降りる猟牙氏
センターの床に仰向けに寝転んで楽しかったー!と言うと立ち上がり ロックな感じで歩いてってフロア下手側後方の扉から出てった(そっから帰るのか)
今日のセトリは一番好きだった時代のRAZORをもう一度観るような流れで燃えた
楽しかった~楽しかったよ~
ブログ書きたいよ~
でもまだ仕事納まってなくて多分明日も大晦日も4日も出勤するから書けないかも…
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codesk · 8 months
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好きな詞を語らせておくれ/作詞について実しやかに思っていること
度々テレビのフレーム補完について議論が上がることがある。
FPSが上がっているようにヌルヌル見えるアレだ。それが映像の良さを消してチープに見えるので気持ちが良く無いと言う。自分もそう思う。古い考えかも。
理由の一つはシャッタースピード。24コマや30コマを想定して作られているものがフレーム補完をされるとブレたりヒュンと動く物の軌道がゆっくり見えてしまいもっさり感が増してまるで蛇に足が生えたよう。高フレームレートで撮影された映像は、よほど速くなければモーションブラーはかからない。
アニメーションではプロが考え抜いたコマ割りや中割りに野暮なことをしないで欲しいと思う。ズェッタイキル
ちなみに、海外ではこのテレビのヌルヌルをソープオペラ効果と言うらしい(ヘェ~ヌルヌ
作詞についても同じことを思っており、最初から最後まで蛇足にアリアリと説明するのはアリーヴェデルチ(さよならだ)
以下、とにかく好きな歌詞と曲を書かせておくれ。
※あくまで個人の解釈です
♪くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」
詞の中に愛の告白も好きの一説も無いのに、愛情の深さが伝わるくるりの名曲。
上海の堅物なワルが小さい子猫を拾ったら情が湧いたような石壁に咲いた花🌺トカレフやヒビ、クーデターなど物騒な言葉が出るので安全な生活はしていないと思います。
心配であれこれ言ったり不安で仕方ない中、束の間の休息に上海蟹を食べている様子を方杖をついて見ているようなサビ。上海蟹はとても食べにくいので集中して一生懸命食べているなあと眺めているのでしょうか。岸田さんの優しい歌い方も相まって慈愛に満ちている気がします。
溢してもいいという一説が食べ物だけではなく涙や感情の比喩のようにも読み取れます。上手に割れるとありますが、もしかしたらこの子を逃すために決別を意識しているのかもしれない。というか多分、外輪船に乗せて別れていると思う。
ずっとサビで食べていた上海蟹が二人で食べる最後の晩餐だったのかもしれないと思うとエモい。説明不要。最高。
♪人マニア - 重音テト 原口沙輔さん
昨年、5万再生ぐらいの時にYoutubeで拝見して、歌詞の小気味良さとサビのキャッチーさに驚いた。コードが無いようで非常におしゃれでアングラなベースが印象的。
歌詞も度々聴いていくと、やるせねぇなあでも仕方ねぇなあでもやるせねぇなあと延々回っている自分に笑えてきたような虚しさを感じているのか
今日もどっかで誰かが炎上して、ツイ消しして、子供に夢を見せるほど素晴らしい大人になるはずだったのに、こんな大人になってしまった。もしくは、こんな大人で溢れてしまった。
やるせねぇなぁでも仕方ないなぁと最後には開き直って嘘を言う、その嘘を背負って生きていくんだなぁと完結しているようでなんというか安心しました。
学生の頃、高学年の人がカッコ良く視える現象があったかと思うのですが、いざ自分が高学年になった時にこんな感じかと思う感覚に似ている気がします。
全然本題と関係ないのですが、昨今落ち着いていた音圧競争に新たな刺客が現れたと一人感じています。音選びも秀逸で学ぶところが多くかってに拝ませて頂いています🙏
♪メランコリーキッチン 米津玄師
米津さんのこの曲がとにかく好きです。ただ、自分の解釈はハッピーエンドとは違いこの詞の人はどうしようもない人だなと思っています。
イントロお通夜のような夕暮れの雰囲気から始まるのですが、おそらく「あなた」が家出をしてしまったのだと思います。
自炊をするけど下手な料理しか作れない、「あなた」がいないと夜も塞ぎ込んでしまう。タイマーの電池も切れてる。あなたという存在に生活や精神面を強く依存していたことが分かります。
喧嘩をした後や自分が不機嫌な時も優しく懐柔してくれる、それにどれだけ救われてきたか感動的に言っているのですが、感謝の気持ちを言葉にするだけでは「あなた」は本当に救われるのだろうか。少々勝手過ぎるのではないだろうか。
「あなた」という存在は立派な人で恐らくこの人が居なくても生きていける気がします。帰ってくるのかどうか。それでもまた会えるまた元に戻れると信じている人。
そんなことを感じないほど良いメロディと詞が輝いていて本当に良い。そして虚しい。
イメージを崩してしまったら申し訳ないのですが、ハッピー以外もいいと思っています。(病気や死別の可能性もありますがナンセンスなのでスルーしています)
ーーーーーまとめ
自分はどうするのか。
こうやって整理をして思い浮かんだのですが、デッサンをするように陰影を描いて物事の形を浮き出すと良いのではと思った。
自分デッサンは下手なのですが、あれは物の重さや厚さや硬さなど正面や視覚から見えないところも理解して、キャンバスに書き起こす能力が必要だと思っています。それを陰影と呼ぶのですが、見えない裏側が見えるデッサンが自分は好きです。
具体的には、メロディの語呂と曲調にも寄るだろうけど、テーマに基づいて関連する言葉を選んであげると良いのではと思います。そりゃそうだよって感じですね。
例えば、愛はどうあがいても一つで完結することができないものです。仮に自己愛だとしても「我思う、ゆえに我あり」とこれはデカルトの言葉の引用なのですが、簡単に言うと自我と自分は同じものではなく、自分が自分と認識することで存在しているということです。あるいは、神様にそう認識させられているという説もあったと思います。
なので、愛の表現に対比は有効だと思います。故にユーエンミーのやつですね。君の〇〇が大好き!より、拒否と懐柔を行ったりきたりする方が愛っぽい気がします。
陰影を表現する方法で、情景を伝えるのも良いと思います。
しんと静かな空気は重たい物を。松尾芭蕉の有名な俳句で「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という素晴らしい句があるのですが、煩いはずの蝉の音が岩という密度の高くて重いものを通すことで心に閑散とした静けさをもたらしているように感じますみたいなアレです(言葉にするのが難しい)
また、放って置いてはいけないものを表現すると淋しいや後悔、愚かな感覚になって良いですよね、どこかで聴いた冷たくなったコーヒーなどはそれに近いのではないでしょうか。
ただ、ここまで言ってあれなのですが、最近のショート動画の流行によりサビにキャッチーで分かりやすいありふれた表現を用いることも重要だと思います。ぶっちゃけ気持ちよく踊れたら良いのかもしれない。テレビのヌルヌルも見慣れた人は何も思わないかもしれない。
血迷ったわけではなく、質は適切に磨けば磨くほど良くなると考えています。油の乗った魚は捌かなくても(マグロはしっぽ切る)ヒレや身の厚さに表れ、達人のデッサンはたった一筆でもその人が達者だと分かる。
思考を止めないように精進し、論理的に考えた結果その言葉が最適解だったというふうにしていきたいです。出来るか分からないのであくまでふう。
という自論、長々と失礼しました。
2024年も宜しくお願い致します。
とりあえず、無色に出した曲早くしようか。
4o
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akutagawafanclub · 1 year
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bloodred renegades
「UNKNOWN DEVIL'S CALLING」セルフライナーノーツ12曲目、諦めたと思っただろ、残念だったな
「bloodred renegades」
この曲も構想メモがあるので貼る、以下構想メモより
メタルマシーンエンビー冷徹激情ビッグブラック
冒頭メタルノイズシャウト
6+5拍
中盤極悪ユニゾン
裏打ちパート最後、極悪ラストにやって終わる
pray and destroy
破壊
祈り
賽は振られた
誰も気付きはしない
静脈管の奥に咲いた
赤い鉄の花が影のように揺れる
秒針が脳内で響いて
ひび割れた夜が吠える
瞬きはわずか数回
心臓が死神と愛を交わす
破壊
祈り
賽は振られた
誰も気付きはしない
聖者
妄想
肉と骨が明日を抱く
軽薄な冷笑と
形骸の伝統と
侮辱と窮乏を
噛んで歌え
破壊
祈り
賽は振られた
火を点けて踊れ
狂ったパイプオルガン
時代と季節だけが平等に
熱病が街とお前を惑わす
偽の神の法に抗う
砂を食む日々に抗う
楽園の愛撫に抗う
身を焦がして牙を見せろ
以上、構想メモ
冷徹な激情ハードコアをやりたいと思い作った、コード感があるとエモーショナルになりすぎるのでコード感をできるだけ排除し、マシンビート感も出して湿っぽさが出ないように意識した、まあ結果的に汗臭い感じにはなったが
そういうのもあり"メタルマシーンエンビー冷徹激情ビッグブラック"というイメージだったのだ
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基本8分の6拍子で途中5拍を挟むのは何となく思いついてやってみたらカッコよかったので採用した
中盤はめちゃめちゃ極悪にしてやろうと思い、あのリフをぶち込んだ、後半の展開はスタジオで作曲しながら悩んでいたところ、藤井がテンポ変わって裏打ちにしたいと提案した
The Keeleyの"Counterfeit"という曲の後半がまさにそんな感じで、アレがカッコイイからやりたいという事だった
その時はぶっちゃけええ〜?と思ったがいっぺんやってみるかと思い、試しにバンドで合わせたときもええ〜?と思ったがリズム隊2人が何か楽しそうだったからまあいいかと思い採用した
最近のライブでは完全フリータイムパートと化しておりとても楽しい
ラストは裏打ちから急転して極悪リフに戻り、スカッと終わる
当初のタイトルは"pray and destroy"だったが、何かしっくり来なかったのでリリース前に"bloodred renegades"に変更した
どちらのタイトルも、豊田利晃監督の映画"破壊の日"から引用している
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映画のタイトルまんまにしてもよかったのだが、"破壊の日"はオープニングもエンディングもGEZANがやっており、先を越されてしまったのでまんまのタイトルにするのはやめた
俺の方が豊田監督ファンなのに…!と割と真面目に嫉妬した、同じ土俵じゃないのかもしれないが、自分のバンドの曲が豊田監督の作品で流れるまでは少なくとも俺はバンドを続ける、俺は負けない
エンディングで流れたGEZANの壊日という曲もいいが、オープニングで流れる証明という曲が映像も相まってハチャメチャにカッコよく、映画館で観たときは爆音で最高だったため、嫉妬に狂いそうだったが、鑑賞後は放心状態で渋谷の街を放浪した
チバユウスケ氏にCDを渡したときもそうだが、あまりにブチ上がることに直面するとその後放浪する癖が俺にはある
豊田監督作品はオープニングがカッコいい作品が多い
"bloodred renegades"というタイトルは"破壊の日"のワンシーンで主演のマヒトゥ・ザ・ピーポーが赤い液体を被り渋谷のスクランブル交差点を渡りながら叫び散らすというシーンがあり、そこからインスパイアされて"血塗れの反逆者"ということでタイトルをつけた、あれが血なのかはわからないが
普通に交差点渡ってる人(たぶんエキストラとかじゃない)も映ってるので、真っ赤な男が仰け反ったり叫んだりしてるのでさぞビビっただろうなと思う、豊田監督作品には交差点×スローモーションも多い
歌詞にある"侮辱と窮乏を噛んで歌え"は、宮沢賢治の告別という詩から引用している、元々告別がむちゃくちゃ好きで、破壊の日の公開記念イベント配信の中で松田龍平が朗読していたので引用した、告別はいつ読んでも震える詩だ
後半裏打ちパートの歌詞は構想メモには長めに書いてあるが、演奏に乗せたときに意外とうまくリズムにハマらず、何かもう叫び散らしてえなと思ったので最終的にかなり短縮した
音源のミックスはとにかくピーキーな爆音にしたかったのであのような音になった、レコーディングをやってくれてるばたこくんが"災害みたいになったね"と言っていた、まさしく災害みたいな、アホみたいな音になっていてとても気に入っている
アルバムの曲順はアルバム出そうと思った当初から春の心臓の次はこの曲にしようと思ってた、春の心臓のラストのノイズからいきなり災害みたいな爆音が流れてきたらおもろいかなと思ったからだ、照れ隠しかわからんが、いい曲の後はその雰囲気をぶち壊したくなる
かなりインパクトある曲だと思うし、最近のライブでも定番になっている、ハチャメチャな曲だが演奏しているとブチ上がる、前述もしたが後半裏打ちパートはフリータイムとなっており、主に俺がギターソロを弾き散らかしている
曲が出来た当初はテンポも速いし展開もハチャメチャだしで演奏に慣れるまで結構苦労した記憶がある、曲始まりや要所に出てくるスネアのロールはあまりに速いため、雨宮は未だに苦労している
上記の理由から、仮タイトルは"ヤバいやつ"で、そのままバンド内での通称となっている、余談だがtokyoはタイトルが定着するまではバンド内通称は"ムズイやつ"だった、何かもうちょいあるだろ
以上、災害のような音、通称"ヤバいやつ"、メタルマシーンエンビー冷徹激情ビッグブラックこと"bloodred renegades"、爆笑しながら聴いてほしい
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kasumime · 2 years
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昨日は会社の半休を使って、自分の音楽史の原体験であるバンプオブチキンのライブを観るために天空橋まで足を運んだ。そんな名前の駅名あんだ。実家にいた頃から変わらず、東京湾側に位置する会場へ出向く時はいつも遠足のような感覚でライブを観る前から気分が高揚する。昨夜インスタグラムに取り急ぎ感想をぽちぽち綴っていて気付いたけど、初めて参加した代々木体育館のGOLD GLIDER TOURから今日までの10年間で7回もライブに行っていたらしい。確かに、どれだけ自分の音楽的嗜好が変わっても直前になって「やっぱり行っとくか…」とチケットを申し込むなり譲ってくれる人を探したりしていた気がする。当然今回も同じ。実家よりも「自分の家に帰る」感覚が強い。それに、もう40代を迎えた彼らのことをいつまでも観られるわけではないということをどこかで理解している部分もある。バンドは永遠じゃない、同じ時代に寄り添って生きるからこそ燦然と輝いて美しいのだ。
これだけライブに足を運んでも毎回極小豆粒サイズかモニター越しでしか観られなくて、ギルドや真っ赤な空〜のMVみたいにヨリで映される前列の客には一生なれないだろう、と思っていたけど、昨日の整理番号はAの33番。事務所で整番を確認してしばらく頭が真っ白になった。「肉眼で実寸大のバンプが見れる」ということを頭で理解するのが結局当日会場入りするまでできなかった。急いでコインロッカーに荷物を預けてまだ余裕のある前列をスイスイ進み、下手側のステージから2列目へ。演奏中、水色のベースをブンブン振り歌いながら度々自分の胸に拳を押し当てる(ライブ映像でしょっちゅう切り抜かれるアレ)直井を目の前で見て、ライブ中でさえ何度も夢か?と疑った。藤原の「みんな大丈夫?」と度々気遣う姿勢は昔から変わらないけど、パープルグレー?に染めていたのとウルフヘアまで伸ばした髪が良い塩梅でおじさんらしさを醸していて、私が過ごした10年間と同じ10年を彼らも歩んできたことを実感した。それは当たり前のことだけど同時に少し寂しくもあった。
物販〜フォトブースの撮影列に並ぶ(整理券制にもかかわらず終始長蛇の列)ために師走の羽田で二時間ほど外で立ちんぼを食らって屋内に入ってもしばらく足がガチガチに震えるほど冷え切ってしまったけど、彼ら4人が見せる2000年代が誇る国内バンドの一つでありながら全くその風格を感じさせない気さくな振る舞いだったり、きっとプライベートと変わらないであろう、それこそポンツカで展開するような茶目っ気溢れるMCでのメンバーイジりだったり、トップバンドのフロントマンでありながら「君」と同じ目線に立って「僕」の気持ちを伝えようとする藤原の歌詞だったり、そのフレンドリーな温度感が終始絶え間なく続くステージにすっかり身も心も温まった。
東京公演のアンコールでは季節に合わせてMerry Christmasとインディーズ時代の1stアルバム(このバンドにもインディーズ時代があった、という事実さえおかしいと思ってしまうけど)からバトルクライを披露。ここが僕のいるべき戦場、覚悟の価値を決める場所。高校生の頃、Twitterのいわゆる「邦ロック垢」でハッシュタグ「BUMPerさんと繋がりたい」からインターネットを介して何人もの友人を作って、今でもSNSだけで関係を保っている人もいるけど中にはトラブルに発展して疎遠になってしまった人や、今一体どこで何をしてるのか分からない人もいる(その人が当時住んでいた街の隣駅に私が住んでいるのは何らかの導きなのでは…と思うけど、8年も経ってしまったし多分もう既に引っ越してるはず)。昨日は当時みたいにユーザーネームで声を掛けられるということが一切なく終えたことが年月を確かに重ねていることの証左だと思う反面、皆年を取って個々の道を歩んでいることも思い、それは彼らに言わせれば「お揃いの記憶を集め」てきたことを意味しているのだろうと思った。自分自身を振り返るにしたって、彼らの音楽を学生の時ほど必要としなくなったし、海を渡ってもっと貪欲に色々な音楽に触れた時の感動を形にしたくてこの仕事を続けている。でも藤原がステージを立ち去る間際、「僕たちは来年も再来年も自分たちの音楽を作っていくから、あなたの人生のほんの3〜4分、もしかしたら今の流行りじゃない6分とか7分の曲も作っちゃうかもしれないけど、少しだけ耳を傾けてくれたら嬉しいです」と伝えてくれた時に私はきっと今後も人生の節目節目で彼らの音楽を必要として再生ボタンを押すんだろうと思った。正直もう新譜が出ても割と後回しにしてしまうけど、そこに宿る安心の類が冒頭で記した「実家よりも帰りたくなる」印象をより強く裏付けているのかもしれない。小2の頃に兄のスピーカーで流れていたJupiterを障子越しに聴いていなければ、もといJupiterじゃなければ、こんなに音楽を好きになることも、こんな風に自分自身に誇りと愛を持って不器用なりに紆余曲折しながら生きることもなかった。25歳を迎えた年に最高のポジションで観た25周年のライブハウスツアー・セミファイナル。言い切れるほどに人生最高の夜だった。皆と比べてどうかなんて、確かめる間もないほど生きる��は最高だ。
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