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#アンナ・リーベルト
azzurro-due · 2 years
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satoshiimamura · 1 year
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宙のイカロス
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企画名 平行世界のエイドス X @AuOusia
宙のイカロス 本編
第一部 1  卒(ゆりかご)業 2  地(とし)上 3  五(じつりょく)番 4  姉(ななばん)妹 5  英(げんそう)雄 6  悪(はじまり)夢 7  日(かんけい)常 8  研(ふしん)究 9  夜(すばる)闇 10 願(とり)望 11 襲(ついらく)撃 12 記(そら)憶 第二部 1  望(とも)郷 2  人(しゅうえん)類 3  地(わらえ)獄 4  名(かりもの)前 5  審(しゅうちゃく)判 6  真(ていこう)実 7  誕(らくえん)生 8  暴(だいえいゆう)走 9  決(ねがい)着 10 宇(そら)宙
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登場人物 一覧
No.1 海下 涼 高城 綾春 迂音 一 No.2 アレク・リーベルト アンナ・グドリャナ ローゲ No.3 現見 空音 クレイシュ・ピングゥ 金剛 司紀 No.4 ナーフ・レジオ ユエン・リエンツォ フー No.5 神楽 右近 ★獅子夜 ゆらぎ エイト・エイト (スバル・シクソン) No.6 神楽 左近 ルル・シュイナード 瀬谷 雪斗 No.7 兎成 あゆは 梓・A・兎成 テトラ ユタカ・マーティン フィンブル・アダムス 夢見・リー タスカ・スロ めろり・ハート 早瀬 ルナ イナ・イタライ 福良 真宵 乾 祐介
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anirecoposts-blog · 7 years
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マジンボーン バンダイ×集英社×東映アニメの新プロジェクト「マジンボーン」のTVアニメが2014年4月よりテレビ東京系列にて放送開始ゲームは2014年春頃より、全国の玩具店、量販店の玩具売場、アミューズメント施設に、順次導入、稼働を開始。漫画は1月4日発売の「最強ジャンプ2月号」(集英社)連載スタート 放送時間 テレビ東京系 : 2014年4月1日 - 火曜 18:30 BSジャパン : 2014年4月3日 - 木曜 17:30 キャスト 竜神翔悟(りゅうじん しょうご) / ドラゴン・翔悟 KENN ルーク / シャーク・ルーク 立花慎之介 アントニオ / ジャガー・アントニオ 吉野裕行 タイロン / ライノー・タイロン 安元洋貴 ギルバート / レオ・ギルバート 三瓶由布子 島谷早穂 仙台エリ 竜神健悟 田中一成 竜神智子 寿美菜子 島谷喜代子 今井由香 桃太郎 儀武ゆう子 ■ボーン研究所 東尾(ひがしお)所長 大塚明夫 アンナ・クリスティン 小林愛 レナード 浅沼晋太郎 ■ダークボーン / ネポス・アンゲリス ダークスコーピオン 楠大典 ダークスパイダー 田尻浩章 ダークホース 置鮎龍太郎 リーベルト / ダーク���ンサー 折笠富美子 グレゴリー / ウルフ・グレゴリー 平田広明 ヴィクトール / タイガー・ヴィクトール 石田彰
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satoshiimamura · 1 year
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キャラクター紹介:アレク・リーベルト
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画像:Picrewの「ストイックな男メーカー」
名前:アレク・リーベルト(Alec Liebert)
性別:男
年齢:32歳(30代に思われない容姿)
体格:筋肉質
身長:185cm
体重:80kg
肌色:色白、目鼻立ちがはっきりしている
髪色:黒髪、刈り上げた短髪
目色:猫目、金
一人称:俺
ポジション:No.2 パイロット
能力:斧を使った広範囲での強力な攻撃が可能、耐久戦にも強い
人柄:真面目で自責の念を感じやすい、諦めが悪い、戦闘狂
趣味:ドライブ、ツーリング
その他:
悪夢の世代の一人
現見の復帰に伴って生存した一人で、助けられたことへの現見への憧れがある。現見のようになりたいと研鑽を積んだ。しかし、すぐ下の世代を救いきれなかったことへの後悔があり、できる限り自分も現見のように人を助けようとしている
悪夢世代の中ではかなりのキレ者で、リーダー格となっている
負傷したアンナとは、パートナーとなったあとの交流の末に恋人関係となっている。愛が重い、アンナがそばにいないときは常に不機嫌な様子を見せる
真面目な性格なので、パイロットの制服をきっちりと正装並みに着ている。私服はライダースーツが多い
科学者の夢見や技術者のタスカの先輩としても意見交換をしているときがある。意外と交友関係は広い。が、悪夢世代以外のパイロットたちとはあまり交流していない様子。ただし、スバルと仲が良かったため、問題児世代が起こした騒動だけはよく知っている
焼けた肉の匂いがダメで、タンパク質は主にプロテインや卵からとっている
作者からの一言:能力としては大変優秀で、カリスマ性もある真面目な男性なので闇堕ちしやすそうなタイプだな、と作者に思われている。当初はもう少し横柄で自信家なキャラだった
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satoshiimamura · 1 year
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第3話「五(じつりょく)番」
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 神楽右近は人見知りである。
 彼は積極的に誰かに話しかけることが苦手だし、独りでいることが苦ではない。地下都市クーニャから、地上都市ファロスにやってきた時も、彼は独りだった。誰とも話さずに学園へ入学し、オペレーターを探すこともせずに、イカロスの操作に夢中になった。その途中で双子の左近と出会い、驚愕し、喧嘩し、いつの間にか一緒につるむようになった。
 左近は、右近と違って積極的に色々な人と交流していた。右近は左近を経由して、彼のオペレーターであるルル・シュイナードと仲良くなり、更に何人かの同期と交友関係を築いた。右近の世界は、左近の世界と重なっていた。それでも彼は、構わなかった。
 その世界がズレたのは、スバル・シクソンと出会ったときだった。
 スバル・シクソンは、右近の二歳上の先輩だった。彼の代は、ペティノスの列車襲撃を防ぎきれず、多くの新人が亡くなっている。その代の誰も彼もが地獄を見ていたらしく、随分と憂鬱な雰囲気で互いを雁字搦めに縛っているような印象があった。が、スバルは妙に明るかった。
 スバルは初対面のはずの右近を訪ねてきたときに、一緒にナンバーズを目指さないか、と興奮気味に言ってきた。彼は、当時ナンバーズの中でも注目株のアレクとアンナのコンビに憧れていたらしく「あんなパートナーになりたいんだ」とも喋ったはずだ。即座に恋人にはなれないと右近は断ったが、スバルは信頼できるパートナーという意味だと、慌てて反論してきた。
 スバルが右近を選んだのは、単純にAI診断での相性が良かったからだった。試しにシュミレーターでイカロスの操作をしてみれば、確かに息があった。その場で契約して、ナビゲートAIをめろり教官から紹介された。エイト・エイトと一緒に三人での当時掲げた目標は、目指せナンバーズだったはずだ。もう、うろ覚えで右近は悲しいくらいに、当時のやり取りを覚えていない。
 右近とスバルのイカロスは、それから大活躍した。負けてたまるか、と左近とルルも大活躍して、四人で一緒にいることが増えた。左近たちのAIである瀬谷雪斗も、一緒に馬鹿をやるようになった。めろり教官からは、問題児世代というレッテルを貼られた。
 ナンバーズ入りを右近も左近も果たした日、スバルは憧れのアレクとアンナと嬉しそうにお喋りをしていたと思う。あの後、何を話していたのかと問い詰めた気がするが、彼がなんて答えたか右近は覚えていない。
 スバルに関して、覚えていないことは沢山ある。
 ナンバーズ入りをしてから四人で暮らした。エイト・エイトが妙に家事がうまくなったのは、ここからだ。雪斗がホームビデオ機能をカスタマイズして、定期的に上映会をし始めたのも、確かこの辺りからだ。
 その頃から馬鹿が集まると碌なことにならない、とアレクに呆れられたような気がする。現見には説教された気もする。ナーフは何も言わなかったが、一人でいると他の面々はどうしたと聞かれるようになった。楽しかったのは覚えているが、細かい部分は全然覚えていない。
 何かを話して笑ったのだ。
 何かを観て喧嘩したのだ。
 何かを聴いて真似したのだ。
 そうしてある日、ナンバーズの一番を目指そうと誓い合った。
 全部の記憶を、右近は霞の向こうに置いてきてしまった。
 詳細に覚えているのは、スバルが壊れていく過程だった。
 スバルが倒れたとき、スバルの病の原因がわからないことが判ったとき、スバルの足が動かなくなったとき、スバルのオペレートができないと判断されたとき、スバルの余命が出たとき、彼がターミナルケアを勧められたとき、彼が死後の希望を言い始めたとき、彼から看取りを頼まれたとき、彼が食べることが困難になり、どんどんと痩せ細り、眠る��けの一日が始まったとき。
 途中で左近は耐えられなくなり、家を出て行った。
 ルルも左近を心配して、後を追った。
 雪斗は二人の側にいるべきだと、エイト・エイトが追い出した。元より、二人のAIである雪斗は、初めから二人の側にいるつもりだったが、それでもスバルと右近のことを心配していた。
 右近は、そ���してスバルの側に独りでいた。久々の独りだった。あまりにも静かすぎて、かつて世界の終わりはこうして始まったのだろうかと錯覚したほどだ。
 そうして、スバルの最期を右近は一人きりで待った。それは、曖昧な時間だった。昼も夜も感じられず、時間の進みが早いのか遅いのかさえ分からずに、ただ淡々と規則的な呼吸音だけを数える日々だった。
「右近、終わったんだ」
 エイト・エイトが半透明のホログラムのまま、何の意味もない抱擁を右近にしたとき、彼はスバルがこの世からいなくなったことに初めて気づいた。一体、いつの間に握りしめたのか分からない冷たいスバルの手と、閉じられた彼の瞼が、右近の視界に映った。その瞬間、眼球に映り込む輪郭が全て歪んだ。
 半日以上、視界は歪み続けた。痛みで頭が割れそうになり、喉は乾いてガラガラになった。真夜中ごろに誰かが、右近を呼んだような気がしたが、そのときの記憶はビー玉の中を覗くように、よく分からないものとなっている。
 それから右近は、独りでどうにかしようと現状で溺れそうながらも、もがいて、ようやく新しいオペレーターを見つけた。エイト・エイトにファロス機関の機密情報を盗ませ、味方を騙すようにして、見つけた。
 獅子夜ゆらぎ。右近と少し似た気質の少年。正直、断られると思っていた。こんな強引で、騙し打ちのような方法で、直接搭乗をさせたのだ。
 それでも獅子夜ゆらぎは、なぜか右近のオペレーターをしてくれるようだった。分からないから乗るのだと、ユタカ司令官に言ってくれた。
 もう、右近は後に引けなかった。
 どうしてここまで無茶をしでかしたのか、そこまでイカロスに乗り続けるのかの理由は、自分の心なのに分からなかったが、右近はゆらぎと一緒に上を目指すのだ。死んだスバルと掲げた、ナンバーズの一番になるという夢を目指すしか、彼はできなくなっていた。
 それが今の、神楽右近のかろうじて成り立っている世界である。
***
 ガタンと扉が乱暴に開かれた。自動扉ではない、時代錯誤の手動式のものだ。その騒音で、右近は意識を過去から現在に向ける。やってきたのは、現在のナンバーズたちだ。続々と彼らは自分の席に座る。
 予定調和のように、一番の席には誰もいない。
 二番の席に座っているのは、アレク・リーベルトとアンナ・グドリャナの二人だ。相変わらずべったりとしているが、彼らのナビゲートAIのローゲは、特段気にした素振りは見せない。
 三番の席に座るのは、パイロット現見空音とそのオペレーターであるクレイシュ・ピングゥ。彼らのナビゲートAIの金剛司紀が、クレイシュに何か伝えている。大方、静かに席に座っているように注意しているのだろう。
 四番の席は、ナーフ・レジオが微動だにせず座っていた。対照的に、ユエン・リエンツォは携帯ゲームに夢中だ。彼らのナビゲートAIであるフーは、ナーフと似たような表情で、しかしユエンだけをしっかりと睨んでいた。
 六番にいるのは、気楽な表情をした神楽左近と相棒のルル・シュイナード。ナビゲートAIの瀬谷雪斗ですら笑っていたが、手を振っているところを見ると一応、右近のことを応援しているらしい。
 そして、七番……には、なぜか誰もいなかった。
「七番の兎成あゆはパイロットと、梓・A・兎成オペレーターは、学業を理由に欠席となっております」
 司令官の敏腕秘書、フィンブル・アダムスがユタカとその周囲に伝わるように説明した。
 その秘書である彼女の視線の先にいるのは、ユタカともう二人。
 ナンバーズたちよりも更に上座に、ユタカ総司令官および夢見・リー博士、そしてタスカ・スロ技官長が座っていた。まさに、対ペティノスにおいての錚々たる面々が集っている。
「では、始めようか。議題は、ナンバーズ五番の神楽右近が行った直接搭乗について」
 ユタカの朗々とした発言に、誰もが右近を見た。その視線だけで、彼は一歩退きたくなる。だが、堪えた。
「無垢な新人捕まえて戦地に行くって発想が、もうダメだろ」
 アレクの発言に、アンナも頷く。彼女は素早く指文字で意思表示をしたが、あいにくと早すぎて右近は読み取れない。それを察したローゲが「アンナから人でなし、だそうです」と翻訳した。柔らかい口調ではあるが、その内容は辛辣だ。
 その流れで、ユエンもまた皮肉を込めて発言する。
「ふふふ、血気盛んな若者の考えそうなことだね。巻き込まれる方は溜まったものじゃないけど。なぁ、ナーフもそう思うだろう? なぜか作戦にない人物の登場と、突然の命令に従うなんて、お前も随分と馬鹿げてたじゃないか」
 きゃらきゃらと何が面白いのかと笑いながらも、パートナーであるナーフ・レジオに同意を求めるユエンだった。が、彼女の予想とは違う意見が出る。
「……おれは、ペティノスたちを駆除できたから、それでいいと思ってる。正直、あのままでは非常に危なかった」
 淡々と事実だけを告げる彼に、ユエンはツマラナイと堂々と言い放つ。だが、肯定的な意見の流れは、そのまま左近に引き継がれた。
「オレもあの場では右近のやり方に賛成。実際問題、結構削りきれなくて苦しかったんだよね。まぁ、直接搭乗は、緊急的な場面に限定させるってことで、今後は間接搭乗をして欲しいところだけど」
 オペレーターのみんなだって、危ない段階なのはわかってただろ? と同意を求める左近。それに同意したのは、彼の相棒であるルルだった。
「そうね、右近が来なきゃ間違いなく犠牲者は出たわ。……正直、オペレーター同士での通信では、誰が列車を止めるかの話は出てたの。汚れ役なのは事実だから、現見さんが行くって言ってたけど、彼のAIはクーちゃんにその片棒を担がせることに反対してたし、アンナさんも同じような反応だったわよね。いざとなったら、ナーフさんが行くかもってユエンさんは言ってたけど、乱戦でのペティノス撃破に手一杯って感じだったし」
 彼女の言葉に、アンナもゆっくりと頷く。ユエンもまた、頬を膨らませながらも、否定はしなかった。ただ一人、クレイシュだけが話の内容を理解できていないのか、首を傾げ足をバタつかせている。
 その様子に、右近は内心ほっとしていた。が、緩みかけた気を即座に締める声が発せられる。
「……確かに、あの場では正解に近い行動であったのは事実だ。だが君は、これからも直接搭乗を行おうとしているらしいな」
 重苦しい言葉。青く鋭い目から放たれる、冷気を纏う視線。誰よりもこの場で年長者の彼は、しかしシワひとつない、二十代にしか見えない見目で、右近を睨みつける。
「直接搭乗によるオペレーターへの負担は、学園で教えられただろう。そして、それを克服するために、間接搭乗が編み出されたのも」
 現見の確認に右近も頷く。
「……はい、知っています。それでも、最後の空中楼閣撃破には、直接搭乗を用いるべきだと思います。乗って、分かりました。あの操作の速さは空中楼閣攻略には必須なレベルだと。三十年前も、直接搭乗だったからこそ、空中楼閣の撃破が可能だったのでは」
「それは君たちの技術不足の言い訳だ」
 右近の言葉全てを言わせる前に、現見はバッサリと否定する。
「三十年以上前の、多くの同胞が亡くなった惨劇を見たことのない君が、憶測で物を言うべきではない。あの時代、多くのオペレーターが使い捨てられた。当時私が組んでいたオペレーターのアデリーも、重度のオペレーター病により、その命を落としている」
 もう二度とあの惨劇は繰り返してはならない、と続く確固たる意思のもとでの発言に、右近は怯む。
 だが、思わぬところから助け舟が出た。
「しかしながら、当時と現在の技術力は違う。ナビゲーションAIとオペレーターの補助関係も、随分と発展したんだ。今なら、当時ほどのオペレーター病は起きないのではないか、とオレは思いますけどね」
 イカロスの整備、開発を担う技術部門のトップ、タスカ・スロ。彼女の発言に、現見は片眉を上げた。
「もちろん、オレだって三十年前の様子がどうだったか知らないんで、断言はできませんよ。それでも、今回直接搭乗を行ったオペレーターの……ええと、獅子夜ゆらぎでしたっけ? 彼のその後の様子からしても、問題ないんじゃないスかね」
 なぁ、と乱暴に話を振った先にいたのは、夢見・リーだった。タスカと夢見は、同い歳で仲が良い……とは言い難いが、それでも互いにイカロスやペティノスについての意見交換をよく行なっている程度には、交流がある。
 夢見は、タスカからのバトンに嬉々として答え始めた。
「確かに、リアルタイムでのデータ収集を行なっていないので、はっきりとは言えませんがね。それでも、脳内空間の補正と演算の速さは、ナビゲーションAIで一定の補助が可能となりました。単純作業の補正作業も、三十年前とは違い、AIに任せることが可能です。そして、現見さんはよくご存知でしょうが、間接搭乗と直接搭乗では情報の伝達速度は比べ物にならない。あたしとしては、是非とも彼らには直接搭乗を続けてもらって、生のデータ採取を行いたいところですね」
 ヒヒヒ、と不気味な笑みで、彼女のギザ歯が露わになる。その様子に、タスカは呆れつつも、もう一つの問題点を指摘する。
「実際問題、未だ間接搭乗の地上との情報通信タイムラグはネックだ。空中楼閣の存在する高度三十キロ地点では、通信用中継機を飛ばしたとしても、戦闘の邪魔にしかならなねぇだろうし、ペティノスに撃墜される可能性もある。そんな状況じゃ、勝てるものも勝てないだろうよ」
「それを解決するのも、君たち技術部門の仕事ではないのかね」
 現見の指摘にタスカはムッとした表情を浮かべる。
「タイムラグの原因はいくつか考えられていますがね……その全てを解決する例えとして言いましょうか。重力による原子時計数百億分の一秒の差を埋める努力が、本当に必要かという問いなんスよ」
 その労力を払うよりも、別の部分を改善した方がいい、と述べるタスカの意見に、現見は聴いているのか聴いていないのかよく分からない表情を浮かべる。その様子は、技師側の意見を重要視していないようにも捉えられた。
 一瞬、不穏な空気が議場に満ちる。その様子を察した左近が場の空気を変えようと発言しようとしたが、それよりも先にアレクが話の矛先を変えた。
「直接搭乗にしようが間接搭乗にしようが、俺としてはどうでもいい。現見さんたちの世代が地獄を見たのは耳にしているが、俺たちだって地獄は散々見た。それこそ、この場にいる俺やアンナ、それに博士や技官長だけでなく、右近のオペレーターだったスバルだって、悪夢の世代の一員だからな。悪夢は見飽きたんだ。空中楼閣撃破に向けて、高い戦力になるのならどうでもいいことだ。……だが、右近。お前が本当に五番の地位にいていいのかは、確認しなきゃならねえ」
 ギロリと灼熱の太陽を模した金色の目が、右近を貫く。
「ちょっと、アレクさん! それを確かめるのは、オレたち六番の仕事」
「うるせぇ、裁定勝負すら挑まなかった腰抜けが!」
 左近が反論するように声を荒げるが、それをアレクは一蹴する。その言葉に、ルルが椅子を蹴飛ばしてアレクへ向かうが、それよりも先にアンナが彼女を止めた。
「離してよ、アンナさん! 私たちは腰抜けなんかじゃないわ!」
 激昂したルルだったが、怒り心頭なのはアンナも同様だったらしい。ぎりぎりとあり得ないほどに強く握りしめた彼女の力によって、ルルの握られた腕の色がどんどんと暗褐色へと変異していく。
「そこまでにしておきなぁ」
 バッと女性二��の腕を離したのは、ナーフ。そして、気怠げな雰囲気のまま止める言葉を吐いたのは、ユエンだった。
「左近クンとルルちゃんが怒るのも無理はないけどねぇ、でもアレククンやアンナちゃんの言葉、吾輩も現見も否定できないんだわ。本来、オペレーター死亡後の右近クンは、戦力としてはナンバーズどころか一般兵よりも下。その引導を渡すのが、君たち六番の役割だったのに、それすらしなかったのは事実でショ」
「でも、右近には今オペレーターがついてるんですよ! だったら、今こそ六番の私たちが」
「引導渡せなかった君たちが、あの二人とちゃんと裁定勝負仕掛けられるかどうか小生疑問ですな」
「オレたちを馬鹿にしてるんですか!」
 ルルを抱き抱えるようにして保護した左近が言い放った一言に、誰も何も返さない。それは肯定と同義だった。
 舌打ちをする左近とルルだったが、そこでようやく右近が口を開く。
「俺が……いや、俺たちが五番の地位に相応しければ、直接搭乗を認めますか。裁定勝負はシュミレーターでの模擬戦闘。条件は間接搭乗と同じになります」
 右近の問いかけに、三番の現見は沈黙で答え、二番のアレクとアンナ、四番のナーフは頷いた。同じく四番のユエンはおもしろそうに笑い、三番のクレイシュだけはやはりよく分かっていないのか、激しい口論に目を白黒させている。六番の左近とルルは、元より否定する必要性がない。
「現時点で、六番と五番の裁定勝負への懸念がある。そうなれば、君たちが行うのは、七番と四番のどちらかとなるが」
 ユタカ司令官の言葉に、右近は「上等です」と笑う。
「とにかく、まずは実力を見せます。獅子夜ゆらぎの実力は確かです。そこに、俺は何の贔屓もありませんし、傲るつもりもありません」
「口だけにならないことを待っているよ」
 冷静に、しかし右近の神経を最大限逆撫でする言葉でもって、現見は返答する。
「ーーッ、今すぐ、連れてきますよ!」
 怒りを押し殺した声で宣言した右近は、そのまま普段とは全く違う乱暴な動きで会議室から出て行った。
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ヨハンとアンナ。
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