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#ハヤカワepi文庫
findareading · 1 year
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その夜は二人が新たに僚友関係を結んだ最初の夜だった。二人は灯火管制用カーテンのかげで政府支給の同型の椅子にすわって読書した。テーブルの上には、ウィルスンのためにウィスキーのボトル、ハリスのためにライムで味つけした麦湯のボトルがおいてあった。雨がたえまなく屋根をたたき、ウィルスンがウォレスの小説を読んでいるあいだ、異常なまでの平和感がハリスを押し包んだ。
— グレアム・グリーン著/小田島雄志訳『事件の核心』(2014年1月Kindle版、ハヤカワepi文庫〈グレアム・グリーン・セレクション〉)
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2022年の読書(2022年12月28日現在)
2022年の読書(2022年12月28日現在)読了206冊
特に印象深かった本(順不同) 《文芸》 『たったひとつの冴えたやりかた』(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著/浅倉久志訳/カバーイラスト:片山若子/ハヤカワ文庫) 『リリアン卿――黒弥撒』(ジャック・ダデルスワル=フェルサン著/大野露井訳/装丁:柳川貴代/国書刊行会) 『骸骨 ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚』(ジェローム・K・ジェローム著/中野善夫訳/装丁:岡本洋平/国書刊行会) 『ハイ・ライズ』(J・G・バラード著/村上博基訳/創元SF文庫) 『旱魃世界』(J・G・バラード著/山田和子訳/牧眞司解説/カバーディレクション&デザイン:岩郷重力+R.F/創元SF文庫) 『ウィトゲンシュタインの愛人』(デイヴィッド・マークソン著/木原善彦訳/装幀:アルビレオ/装画:ケッソクヒデキ/国書刊行会) 『スキャナー・ダークリー』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/扉デザイン:土井宏明(ポジトロン)/ハヤカワ文庫/Kindle版) 『耄碌寸前』(森於菟著/池内紀解説/みすず書房) 『時の子供たち 上下巻』(エイドリアン・チャイコフスキー著/内田昌之訳/竹書房文庫/Kindle版) 『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳/早川書房/Kindle版) 『純潔』(嶽本野ばら著/造本:松田行正+日向麻梨子/新潮社) 『シシリエンヌ』(嶽本野ばら著/新潮社/Kindle版) 『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上下巻』(アンディ・ウィアー著/小野田和子訳/早川書房) 『異形の愛』(キャサリン・ダン著/柳下毅一郎訳/装丁:木庭貴信+岩本萌(オクターヴ)/河出書房新社) 『葉書でドナルド・エヴァンズに』(平出隆著/三松幸雄解説著者目録/デザイン:菊地信義+水戸部功/講談社文芸文庫) 『詩歌探偵フラヌール』(高原英里著/装幀:名久井直子/装画:カワグチタクヤ/帯文:梅﨑実奈/河出書房新社) 『日々のきのこ』(高原英理著/帯文:岸本佐知子/名久井直子装丁/ヒグチユウコ装画/河出書房新社) 『幾度目かの最期』(久坂葉子著/青空文庫/Kindle版) 『ボダ子』(赤松利市著/新潮文庫/Kindle版) 『喜べ、幸いなる魂よ』(佐藤亜紀著/綿引明浩装画/國枝達也装丁/角川書店) 『どちらでもいい』(アゴタ・クリストフ著/カバーオブジェ:勝本みつる/カバーデザイン:ハヤカワ・デザイン/ハヤカワepi文庫) 『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(マーク・ハッドン著/小尾芙佐訳/装幀:服部一成/ハヤカワepi文庫) 『氷』(アンナ・カヴァン著/山田和子訳/川上弘美解説/カバーデザイン水戸部功/ちくま文庫) 『懐中時計』(小沼丹著/秋山駿解説/作家案内、著書目録:中村明/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『後藤明生・電子書籍コレクション 行方不明』(後藤明生著/アーリーバード・ブックス/Kindle版) 『私は幽霊を見ない』(藤野可織著/朝吹真理子解説/カバー絵:Angela Deane/カバーデザイン:大原由衣/角川文庫/Kindle版) 『百鬼園戦後日記(全三巻合本)』(内田百閒著/巻末エッセイ:谷中安規、高原四郎、平山三郎、中村武志/解説:佐伯泰英/カバー画:山髙登/カバー図版:内田百閒戦後日記(岡山県郷土文化財団所蔵)/カバーデザイン:中央公論新社デザイン室/中公文庫/Kindle版) 『木になった亜沙』(今村夏子著/装画:木原未沙紀/装丁:野中深雪/文藝春秋) 『小島』(小山田浩子著/新潮社/Kindle版) 『死ぬまでに行きたい海』(岸本佐知子著/岸本佐知子写真/装幀:宮古美智代/スイッチ・パブリッシング) 『少年』(谷崎潤一郎著/青空文庫/Kindle版) 『外套』(ニコライ・ゴーゴリ著/平井肇訳/青空文庫/Kindle版) 『鳳仙花』(川崎長太郎著/講談社文芸文庫/Kindle版)
《その他》 『寄生生物の果てしなき進化』(トゥオマス・アイヴェロ著/セルボ貴子訳/倉持利明解説/草思社/Kindle版) 『「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた――「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る』(グレゴリー・J・グバー著/水谷淳訳/装丁:寄藤文平+古屋郁美(文平銀座)/Kindle版) 『みんなが手話で話した島』(ノーラ・エレン・グロース著/佐野正信訳/澁谷智子解説/はじめに:ジョン・W・M・ホワイティング/ハヤカワ文庫NF) 『スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか』(デビッド・クアメン著/甘糟智子訳/装丁:間村俊一/明石書店) 『新・動物記4 夜のイチジクの木の上で─フルーツ好きの食肉類シベット』(中林雅著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『共立スマートセレクション5 オーストラリアの荒野によみがえる原始生命』(杉谷健一郎著/コーディネーター:掛川武/共立出版/Kindle版) 『共立スマートセレクション10 美の起源 ─アートの行動生物学』(渡辺茂著/コーディネーター:長谷川寿一/共立出版/Kindle版) 『共立スマートセレクション16 ベクションとは何だ!?』(妹尾武治著/コーディネーター:鈴木宏昭/共立出版/Kindle版) 『世界を変えた建築構造の物語』(ロマ・アグラワル著/牧尾晴喜訳/装幀者:トサカデザイン(戸倉巌、小酒保子)/草思社/Kindle版) 『宇宙創成 上下 合本版』(サイモン・シン/青木薫/新潮文庫/Kindle版) 『岩波科学ライブラリー310 食虫植物─進化の迷宮をゆく』(福島健児著/カバーイラスト・一部図版:安斉俊/岩波書店) 『銀河の死なない子供たちへ 上下巻』(施川ユウキ著/カバー・本文デザイン:セキネシンイチ制作室/電撃コミックス NEXT/KADOKAWA)
この一年間で複数の著作物を読了(著者名/冊数) 後藤明生/25 西村賢太/8 フィリップ・K・ディック/7 川崎長太郎/6 小沼丹/6 嶽本野ばら/6 藤野可織/6 今村夏子/6 橋本治/5 J・G・バラード/4 岸本佐知子/4 内田百閒/4 小山田浩子/3
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sabo-pon · 2 years
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 この本を買う前に店主に「これ面白そうですね?」ときくと、「それ、面白いんですよー」と即答される。流行りの長ったらしいタイトルでご存知の方も多い『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子/河出書房新社)である。ラボラトリー•ハコの店主の陰ながら強力プッシュ棚(これは勝手に私が名付け呼んでいる)から、『へろへろー雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々ー』(鹿子裕文 /ちくま文庫)に続いてチョイスした2冊目である。『へろへろ』はミラクルが勃発する熱量の多い展開で、凡庸な言い方だが、読み終わるのがもったいないくらい面白かったが、この本も読み終わったらつまんないなぁと途中から思い始め、著者には永遠に他人に本を紹介し続けてほしいと思ったくらいだ。
 いろんなことに疲れてしまい、ついでに活字にも疲れ、ほとんど本が読めなくなってしまった私が、「あ、これ読んでみたいな」とか思っちゃうほどスイスイ読める本であるが、著者は書きながら自身の人生に迷っている。その迷いに共感しながら、本が好きで、図書館と本屋が好きだった自分をぼんやり思い出してきた。  
 「出会い系なんちゃら」という言葉に引っ張られ、そのフィルターで読んだ幾分か誤解のある感想も見かけたが、著者の本職は書店員であり、その後独立して本屋を開く方でもあるので「読書熱」は並ではなく、また仕事柄あらゆるジャンルに目配り、チェックをしているプロだからこそ書きあげられた本でもある。
 紹介される本のなかには会田誠の『青春と変態』(ちくま書房)も含まれていた。私が懐かしい …と思ったのはタイの作家、ラタット・ラープチャルーンサップの『観光』(ハヤカワepi文庫)である。文庫になっていたのは知らなかったが、この本は私もすすめたい。書籍が出た当時、装丁が斬新で分厚いのに紙も軽いのですげ〜と思ったのは15年前のことだということに気がついた。(早川書房/2007刊行)
 世の中には印刷された本を読まない方が多数派だろうが、何から手をつければ良いのかわからない、自分に合う作家は誰か知りたいという人も多いのかもしれない。いまの自分はそのひとりなのだ。なので、巻末に文中でおすすめした本の一覧があるので、これと本文をもう一度読みながら、今年は少し本を読もうかなと思う。
 
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tinytable-blog · 2 years
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2022年に読んだモノ
まとめ第二弾。2022年に買った(≒読んだ)本。これもおおむね購入順。例年、仕事がらみの資料や雑誌類は除外しているので、今回も同様。
角幡 唯介 「探検家とペネロペちゃん」 幻冬舎文庫 穂村 弘 「きっとあの人は眠っているんだよ」 河出文庫 山尾 悠子 「夜想# 山尾悠子」 ステュディオ・パラボリカ ウィリアム・T・ヴォルマン 栩木玲子 訳 「ザ・ライフルズ」 国書刊行会 スタニスワフ・レム 長谷見 一雄ほか 訳 「虚数」 国書刊行会 浦 一也 「旅はゲストルーム3」 光文社知恵の森文庫 二階堂 奥歯 「八本脚の蝶」 河出文庫 ブレイディみかこ 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 新潮文庫 マーガレット・アトウッド 「昏き目の暗殺者」(上・下) ハヤカワepi文庫 居住空間デザイン講師室 「眼を養い手を練れ〈2〉集まって住もう」 彰国社 万城目 学、門井 慶喜 「ぼくらの近代建築デラックス!」 文春文庫 東 直子、穂村 弘 「しびれる短歌」 ちくまプリマー新書 穂村 弘 「ぼくの短歌ノート」 講談社文庫 今村 夏子 「星の子」 朝日文庫 服部 文祥 「百年前の山を旅する」 新潮文庫 藤本 和子 「イリノイ遠景近景」 ちくま文庫 穂村 弘 「ラインマーカーズ」 小学館文庫 津原 泰水 「ヒッキーヒッキーシェイク」 ハヤカワ文庫JA 角幡 唯介 「極夜行前」 文春文庫
以上 20冊、意外と買ってたな。ワースト更新は回避。穂村本で数をかせいだ感じ。
今年のベストは「ザ・ライフルズ」!いぜん角幡の「アグルーカの行方」解説で東え��かがとりあげていたのが気になっていたので購入。なんとか年内に読了。読み進めていくうちに時制や人称がどんどん揺らぐ。混乱するんだが妙に気持ちいい。一読しただけではわかったつもりになれない、また再読しないと、と思ったのはウルフの「ケルベロス」以来だな。
前から気にはなっていた「八本脚の蝶」、山尾裕子本にも国書編集者時代の二階堂奥歯のエピソードがあったりしたので、これも縁かと読んでみたんだが、正直こんなもんかという感じ。当時ブログを読んでた人には衝撃だったのかもしれないが、いまやこういう人(縮小劣化版だけど)はネットにたくさんいるせいか、あまり驚きなく最後まで読んでしまった。椎名林檎やマイブラをいま聴くようなもんなんだろう。
ちなみに「八本脚の蝶」の後半はいろんな人が「二階堂奥歯の思い出」を寄せている(山尾悠子はない)んだが、その中に津原泰水の文章もあった。まあ相変わらずで、ほんとこのおっさんしょうがねえなと思っていたらまさかの急逝。「11」みたいな本をもういちど読みたいと思ってたんだが。供養にヒッキーを読んだ。
今年もいい本に出合いたい。最近SF読んでないな。
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ishiiruka0421 · 2 years
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qsfrombooks · 4 years
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しゃべっているのは男の頭ではなくて、喉頭なのだ。男の口から出てくるものは単語から成り立っているけれども、本当の意味での発言になっていない。それは無意識のままに吐き出される騒音。
一九八四年 ハヤカワepi文庫 / ジョージ・オーウェル,高橋 和久
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niralever · 3 years
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#6 Never Let Me Go
仲良くさせて頂いているお二人と、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」の原書をオンラインで少しずつ朗読してあーだこーだお話する会をやっています。題して「英語でなんか読んでみる会」。
Never Let Me Goは今回で6回目。疑問に思ったことや、気になった点などの忘備録。
本日スタートする英文はここから(第三章中盤)。(翻訳版文庫本53P 後ろから3行目)
"The gallery Tommy and I were discussing was something we'd all of us grown up with." 訳)トミーとの話に出てきた展示館というのは、物心つく頃からわたしたちの意識にありました。
ギャラリーの存在とは何かという話。ルースは、「マダムは私たちのことを恐れている」と言い始め、キャシーたちはそれを確かめる作戦を立てる・・というパート。
英単語
・Gallery 「展示館」と訳されているがそのまま「ギャラリー」で良い気がする
・clammy  手などがじとじと冷たい
・giggle くすくす笑う
・indulgently 寛大に indulgeは甘やかすという動詞
・realm/relm/ 領域・範囲(王国という意味もある)
・hazy ぼんやりした
・snooty お高くとまった、気取った(「高慢ちき」という表現はちょっと古い・・・)
・fortnight 2週間(主に英国)
fourteen nights のこと。古英語では feowertene niht→中英語期に fourtenight→後にu,eが消えて fortnightになった。アメリカだとBi-weekly(二週間毎)が一般的なのでシェイクスピア好きでないと通じないかも?
※ゲームのフォートナイトのスペルはfortniteでこちらは造語だそうだ。
・rummage/rˈʌmɪdʒ/ くまなく探す
・saunter/sˈɔːnṭɚ/ のんびり散歩する、ぶらぶら歩く
・courtyard 中庭
・halt/hˈɔːlt/ 停止(名詞)、止める(動詞) ドイツ語でもder Halt(停止、支え)/haltenはhold,keepの意味
・gasp あえぎ、息切れ
センテンス
"If for us the Gallery remained in a hazy realm,"(訳:展示館が架空のことだったとしても)
in a hazy realmでぼんやりした範囲・領域(王国・世界?)にという意味か。※realmには王国という意味もある。
直訳すると、「私たちにとってはギャラリーは(あるかないか分からない)はっきりしないところにあり続けていても」。英語や日本語の背後に潜む微妙なニュアンスの違いがなんとなくもどかしく、興味深い。
"At a signal from Ruth we all sauntered out, moving straight for her, but like we were all in a dream."  訳)ルースの合図で、わたしたちは一斉に行進を始めました。マダムに向かって真っ直ぐに、夢遊病者のように。
ここで「夢遊病者(英語だとsleepwalker)のように」という表現と「like we were in a dream(夢の中にいるかのような)」という表現の微妙な違いが気になった。夢遊病者というと、ちょっと病的なキョンシーのようなイメージ。
a hazy realmとdreamと言う単語に幻想的でぼんやりした世界を表現しようとしているのかな?と感じる
今日はここまでで、3章が終わりそうなので次回は4章に行ける?
出典:Ishiguro, Kazuo; Ishiguro, Kazuo. Never Let Me Go (p.234). Faber & Faber. Kindle 版. ,カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」(ハヤカワepi文庫)
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fuglekongerige · 4 years
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「あんたらほんと度胸あるよね」  トムは地図から顔をあげた。「どういう意味だ」 「こんなぼろ車で砂漠に入るんだから」 「あんたは向こうへ渡ったことがあるのか」 「ああ、何度もあるよ。こんなぼろ車でじゃないけど」  トムは言った。「途中でエンコしても誰かが助けてくれるだろう」 「かもね。でも、夜中に車とめるの怖いからな。おれも嫌だよ。おれより度胸があるやつでないとむりだ」  トムはにやりと笑った。「ほかにしょうがないときは度胸がなくてもやるんだ。ありがとう。そろそろ行くよ」
ジョン・スタインベック, 『怒りの葡萄 上』, 第十八章, 黒原敏行訳, ハヤカワepi文庫, 2014, p. 412
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notebookonji · 5 years
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2019年 読んだ本
2019年に私が読んだ本のリスト(再読含む)。全40作。
★は私の超おすすめ (私は、簡単な鑑賞メモを手帳につけていて、その際、個人的な好みを5点満点で採点してます。★は5点を付けた作品です)
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bookmeter-blog · 2 years
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夏休みにあらためて読みたい10冊
読書家さんたちによる感想・レビュー数が多い作品のなかから、ちょっとゆっくりできる夏休みに、あらためて読みたい定番!おすすめの名作を紹介。
夏の定番!おすすめの名作
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夏の庭―The Friends (新潮文庫)
湯本 香樹実
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。 喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。
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西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩
二度と再び、まいの世界が元に戻ることはなかった。 学校に足が向かなくなった少女が、大好きな祖母から受けた魔女の手ほどき。何事も自分で決めるのが、魔女修行の肝心かなめで・・・
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ある晴れた夏の朝
小手鞠 るい
アメリカの8人の高校生が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートする。はたして、どのような議論がくりひろげられるのか。そして、勝敗の行方は?
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ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)
宗田 理
1年2組の男子生徒が全員、姿を消した。河川敷にある工場跡に立てこもり、体面ばかりを気にする教師や親、大人たちへ“叛乱"を起こす! 何世代にもわたり読み継がれてきた不朽のシリーズ最高傑作。
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ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)
マイクル・コーニイ
戦争の影が次第に深まるなか、港町の少女ブラウンアイズと再会を果たす。ぼくはこの少女を一生忘れない。惑星をゆるがす時が来ようとも……少年のひと夏を描いた、SF恋愛小説の最高峰。
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遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
戦後まもない長崎で、悦子はある母娘に出会った。あてにな���ぬ男に未来を託そうとする母親と、不気味な幻影に怯える娘は、悦子の不安をかきたてた。だが、あの頃は誰もが傷つき、何とか立ち上がろうと懸命だったのだ。淡く微かな光を求めて生きる人々の姿を端正に描くデビュー作。
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風の歌を聴け (講談社文庫)
村上 春樹
"僕"の風は、ものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
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運命の八月十五日 日本のいちばん長い日 〈決定版〉
半藤 一利
あの日、日本で起きた事。起きなかった事──。 八月十五日をめぐる二十四時間を、綿密な取材と証言を基に再現する、史上最も長い一日を活写したノンフィクション。
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ゴッホのあしあと (幻冬舎文庫)
原田 マハ
アート小説の第一人者である著者が世界的謎を追う。フランス各地に残されたゴッホのあしあとを辿り、努力家でインテリ、日本に憧れ続けた「人間・ゴッホ」の魅力を再発見。旅のお供にも最適な名解説。
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学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
福澤 諭吉
時代を超えて読み継がれてきた「人生」の教科書 近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。
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morinotosyoshitsu · 3 years
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『一九八四年』ジョージ・オーウェル⁡ ⁡ディストピア小説の金字塔。⁡ ⁡国民の日々はテレスクリーンに⁡ ⁡監視されプライバシーもない社会。⁡ 家族や恋人とも分断され、過去さえも書き換えられる。⁡⁡ 想像するだけでも恐ろしいですよね…⁡ ⁡私はこの作品とハクスリーの『すばらしい新世界』を時々思い出してゾッとします。⁡ ⁡staff のぞみ⁡⁡ ⁡ #1984年 #ジョージオーウェル #ハヤカワepi文庫 ⁡#森の図書室 #渋谷 #渋谷カフェ #ブックカフェ #読了 #本 #読書 #読書好き #小説 #小説好き #読書好きな人と繋がりたい #小説好きな人と繋がりたい #読書記録 #読書垢 #読書垢さんと繋がりたい #活字中毒 #本の虫 #book #books #bookcafe #bookstagram #booklover https://ift.tt/JEjAXPSl1
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findareading · 1 year
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病院を出てから、両親の家ですごした日々のたったひとつの思い出。ほとんどベッドに横たわったまま、窓を開け放ち、10‐18叢書のジェラール・ド・ネルヴァル詩集を読んでいる。黒いパンティストッキングをはき、陽光のもとに伸ばしている脚──別の女の脚──を見つめているわたし。
アニー・エルノー著/菊地よしみ訳「事件」(堀茂樹、菊地よしみ訳『嫉妬/事件』(2022年10月Kindle版、ハヤカワepi文庫)
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taigas-blog · 3 years
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「浮世の画家」 カズオ・イシグロ
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)新品価格¥864から(2020/2/17 14:33時点) 「私を離さないで」があまりにも良かったので、最近カズオ・イシグロ作品を読んでいまさす。いやぁ「私を離さないで」は本当に良かったなぁ。。。で、最近読了したのが、「浮世の画家」。 浮世の画家〔新版〕 ((ハヤカワepi文庫))新品価格¥972から(2020/2/17…
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sika0728 · 3 years
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2回目
あくまで自分の場合ですが、注射2回目めっちゃしんどい、昨日夜5時まで寝れんかった。身体痛くて、てか5時はさすがに朝。その後も眠り浅いし夢ばっか見るし、普段もあるからワクチンだけのせいではないのかもしれんが、この肩と背中と腰の痛さたるや、、、今回は腕は上がるが、全身バキバキだ。
なのに寝られないし、頭痛もそれほどでもないので(いや昨日はかなり痛かった気もする)とにかく暇、我ながら寝ろよって感じだが寝れんかった。
おかげでKindle課金が捗りました。高尾渉『ミセスマーメイド』(花とゆめAi、全4巻、2021完結)、羅川真里藻『ニューヨーク・ニューヨーク』(花とゆめ、文庫全2巻、1998完結)。あと積んでいた本からマーガレット・アトウッド『侍女の物語』(ハヤカワepi文庫、斎藤英治訳、邦訳1990年、原書1895年)。最後の小説は準古典といいますか、まあぜったいいつか読むよな枠で半年前に阪急梅田の駅のあそこの紀伊國屋でこうたんですわ、発作で。あ〜、あの時発作で買った3冊のうち1冊は早々に読み終わり(柴田元幸さんのアメリカ古典名作アンソロ)、1冊は数ページ読んで多分後何年か眠る(野崎歓さん編の仏文案内)であろう。本屋でこうた本、とくに新刊はよお覚えてる、楽しいことです。この本めっちゃおもろい、あと500ページくらいあるけど。漫画、花とゆめばっか買ってんのは、一昨日一気読みし最高だった『ゴールデン・デイズ』(これも花とゆめ)を昨日会った花とゆめ育ちの友人がめっちゃ好きだったらしく、花とゆめのおすすめを教えてもらったわけです。
ところで『ニューヨーク・ニューヨーク』という漫画はゲイの主人公の葛藤が描かれるんですが、90年代前半の作品だが同性愛やクィアにまつわる描写が、なんて言えば良いんでしょうか、めっちゃちゃんとしてて(どの立場から言ってんねん、、という感じなんですが、、、)中高生の時これ読みたかったね、と思いまして、まあその時読んでどう思うかはまた別なんですが実際は、さておき、最近10-20年くらい前の日本の小説とかで、小説としていいところあるけど、同性の性愛についての描写終わっとる、、となったばっかだったのですが(よしもとばななのいくつかの小説)、時代もあるかあ、とか思ったけど、いや〜〜〜、となった。
おもろい漫画と小説が好きだな〜と最近思い出しました。ずっとそうやけどなんか気持ちを思い出した。なんか中学生高校生の時の気持ち、友だちの本棚の漫画全部借りていつも図書室寄ってたあの感じ。あと6年くらいは子どもやろかな〜。
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haniwasubmarine · 4 years
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ジョージ・オーウェル(著), 高橋和久(訳), 2009(1949), 『一九八四年[新訳版](ハヤカワepi文庫)』早川書房. 読了。読んだ気になってた本への着手。 #book #book_review https://haniwasubmarine.tumblr.com/post/626166278898515968/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E8%91%97-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%92%8C%E4%B9%85%E8%A8%B3-20091949 https://www.instagram.com/p/CDwQeKzJvYp/?igshid=1papqzcaxjrvb
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qsfrombooks · 4 years
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やりたいことはいずれできると思ってきましたが、それは間違いで、すぐにも行動を起こさないと、機会は永遠に失われるかもしれない、
わたしを離さないで ハヤカワepi文庫 / カズオ・イシグロ,土屋 政雄
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