「リザとキツネと恋する死者たち」
トンチキ日本描写を求めて観たけど、しっかり面白かったし、劇中歌も、歌詞とか発音は置いといて、それっぽくて良かった
日本をなんだと思ってんの?
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リザとキツネと恋する死者たち観た
歌が頭から離れなくてやばい
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最近観た映画の感想を率直に言ってみる
こんにちは。27歳バンドマン、エガマコです。
ベーシストです。
2020年は自粛、自粛でDVD漬けの日々なので、いくつか観た映画の感想を書いてみたいと思います。
ラム・ダイアリー
https://filmarks.com/movies/33187?mark_id=98484261
ジョニーデップ、美人、ラム酒、ボロボロの車。
それが観たい人にはおすすめ、、
ジョニーデップの嫁?と、その女友達役がとにかくイイ女。
自分をこの人たちと同じだと思いたくないから、一瞬酒やめようかなって思った。一瞬だけ。
リザとキツネと恋する死者たち
https://filmarks.com/movies/64818?mark_id=98484178
歌謡曲歌手の幽霊と、恋に恋する看護師と、ファストフード、その横で死んでいく人々の話。
ちょっと意味わかんないと思うけど、それがすべて。
ちょっと意味わかんないと思うけど、 観て損はしないよ。楽しいよ。
ミーン・ガールズ
https://filmarks.com/movies/25465?mark_id=98177981
勝手にキューティーブロンド的なやつかな~と思ってたら全然違った。学園の女子グループカースト最上位の話。
女子のリーダーのママがバカっぽいとか、主人公がハロウィンパーティーの仮装でミスるとか、お決まりの設定が押さえてあるストーリー。
意地悪だけど皆の憧れ的な女子を演じる、 レイチェル・マクアダムスっていう女優さんが素敵で好きになっちゃう。
カッコーの巣の上で
https://filmarks.com/movies/9986?mark_id=96715488
今更ながら。
誰にも感情移入しなくて楽に観れたなー!
空気感が出来てるから、それぞれのキャラクターや感情が無意味に突出することもなく。
攻撃性少ない映画。心の負担も少ない。たぶん優しい映画なんだと思う。
観ていて傷つかずに済むよ。だから傷つきやすい人におすすめ。
あ、でも人によるのかな。私はそう捉えたけど。
ペネロピ
https://filmarks.com/movies/17987?mark_id=96217251
まぁ、可愛いし良くできてるし、観て損はない映画だなーと思ったら、バッファロー66の女優さんなのねー!
素敵な人だわぁ。
映画によって自分をよく見せる俳優さんもいるけど、この人は逆で、自分によって映画をより良いものに見せている。印象。すごい。
ミックマック
https://filmarks.com/movies/25742?mark_id=95829857
アメリの監督だって。
内容は普通じゃないのに、淡々と。
それでファッションは抜群。ファッショナブルって意味じゃなくて。バランス。
休日の午前中、寝起きのまま観る感じじゃない?私的には。
ムーンライズ・キングダム
https://filmarks.com/movies/53007?mark_id=95623878
えーかわいい!
もう全てがかわいい。60′sだしファッショナブル。フレンチロリータみたいなファッションの子供。
背伸びして命全て使って生きてる。そんなの子供も���人も一緒じゃんね。
かっこ悪いとか賢いとか、そんなのに年齢も何も関係ないじゃんね。
みたいな感じ。
好きだった。
こんな感じで。
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今年観た映画2019
・カメラを止めるな
・刀剣乱舞
・SING
・ライラの冒険 黄金の羅針盤
・鉄筋コンクリート
・夜は短し歩けよ乙女
・スリーピーズ2
・依頼人
・祈りの幕が下りる時
・3度目の殺人
・聖☆おにいさん(アニメ)
・ボルケーノ
・エクスペンダブル・レディズ
・大脱走
・ナショナル・トレジャー
・ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
・女優霊
・海底47m
・バットマン
・バットマン リターンズ
・ダークナイト
・ギフト
・ステキな金縛り
・シカゴ
・セブン
・デンデラ
・IT/イット
・YAMAKASHI
・ドリームキャッチャー
・ネバーエンディング ストーリー
・リザとキツネと恋する死者たち
・スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!
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Liza, a rokatunde
リザとキツネと恋する死者たち観ました。ヤバい日本の妖怪に取り憑かれるハンガリー女性の話って説明で合ってるけど、説明してて頭痛くなる。衣装とヘンな日本歌謡とかの音楽メチャ可愛かった。
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2017年3月中旬、のちょっと手前でインドの女優さんディーピカー・パードゥコーンさんご出演の映画「トリプルX再起動」が上映終了との報を受けて(恐らく)今、キてるであろう「ディーピカ波」に乗り遅れてはならぬ!と、突貫工事で作成したディーピカさんの日本未公開インド映画「PIKU」の妄想ポスターでございます。タイトルはシンプルに原題の「ピクー」でもいいかな?とも思いましたが、本編を観るとアミターブ・バッチャンさん演じる頑固なお父さんもずいぶんな存在感ありましたから、これを盛らないのはモッタイナイと「ピクーと父さん」で仮決めして、映画自体が持つ独特のすっとぼけた味わいも加味したかったので、多少ぶっきらぼうな感じの言い方で「旅に出る」を付けくわえて「いかにもなロードムービー」っぽくしてみました。全体的には「リンカーン弁護士」のポスターを参考にしつつ(なんとなく目についたから、だけの理由、ちなみに「リンカーン~」は人物配置が左寄りです)色合いはオリジナルの緑っぽさをほぼそのまま踏襲してこちらも緑っぽい感じに。こまごましたパーツは同じく緑っぽいポスタービジュアルの「リザとキツネと恋する死者たち」のポップさを参考にしてみました。練りに練ったのは惹句のトコロで「旅」「便秘」「イルファーンさんの困惑眉間ジワ(笑)」の3つの本編鑑賞ポイントを余すことなく盛り込み「おもろうて、やがて哀しき物語」的なペーソス(←生まれて初めて使った単語)を漂わせて「すっきりした話ではないけどジンワリ来るものがある滋味深い映画」であることをアピールしてます(「喜びの都市コルカタ」はウィキペディア調べです)。映画の内容を知らない方には長くて意味が分からん文章の補足として「大人が辿る人生の物語」であることを説明する大き目の惹句を設置。「印象に残る言葉の響きはおもしろいけど説明不足な感じ」と「簡潔な内容の説明」の両立を目指してみました。以上こんな感じで完成した妄想ポスター、本編中の「新旧の文化の対比」までは盛り込めませんでしたけど、そこは鑑賞した方が自分で見つけていただいたらよろしいかと。きっとそのほうが思い出深い「私だけの映画」になりますもんね。滋味ってそーゆーモノだと思うし。
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リザとキツネと恋する死者たち
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khaki(カーキ)(2016)
https://twitter.com/khaki_p
■2016年にリリースされた音楽で、良かったアルバムベスト10
2016年発売の10枚
01:BiSH / KiLLER BiSH
メジャー第2弾アルバム
名曲「オーケストラ」を始め楽曲とメンバーのたたずまいが
ここに来てしっくりシンクロしてきた感じ。
物語が始まっています。
https://youtu.be/_RRbVhobb9o
https://youtu.be/i90zUjc_J30
02:ふくろうず / だって、あたしたちエバーグリーン
しっとりしたいいアルバム。聴いてると心が落ち着きます。
https://youtu.be/RURsc8J5LyA
03:ザ・なつやすみバンド / PHANTASIA
思ってた以上に楽しいアルバムが出来上がってました。
最上級の心地よさ。
https://youtu.be/DajY5y_IMOM
04:Lady Flash / 恋するビルマーレイ
ウキウキする楽曲が勢ぞろい。
フレッシュさを感じさせるサウンドです。
若いなー。
https://youtu.be/sJMpg_CcE9I
https://youtu.be/uqVL7BEeCbU
05:吉澤嘉代子 / 東京絶景
バラエティーに富む楽曲が軽やかに響いて、もう本当に才能豊か。
https://youtu.be/cs4_HWVdV8o
https://youtu.be/mQvYLT2odZA
06:ラブリーサマーちゃん / LSC
次どんな手を出すかいつも想像を超えてくるメジャー1弾にして
ベスト的なアルバム。とっちらかし加減もひっくるめて。笑
https://youtu.be/nBMNvG8gOpE
https://youtu.be/sS99NE4tmPQ
07:くつした / きのうみたゆめ
シンプルでダイナミックな楽曲に独特な詞の世界観がいい感じにマッチしてます。
https://youtu.be/p_I5LME8dCU
https://youtu.be/ye3bLDZA0Ak
08:SATORI / よろこびのおんがく
ファンキーでグルービーでめちゃ楽しいアルバム
まさによろこびのおんがく
https://youtu.be/g1jMX3r_ZHI
https://youtu.be/KtrSsH_--2g
09:KETTLES / AQUATIC!
うまくいかないぼやき的な詞だらけだけど、それでもやるだけさ!
的なメッセージが伝わるアルバム。絵に描いたような不器用さ。
https://youtu.be/parkkoBScAM
10:大森靖子 / TOKYO BLACK HOLE
グサグサっと切り込んでいってる楽曲ばかりだけど
表題曲が痺れるぐらいかっこいい。
https://youtu.be/lXIOIUGmh7I
https://youtu.be/Dk-mVzTXWPE
次点
Czecho No Republic / DREAMS
きのこ帝国 / 愛のゆくえ
Shiggy Jr. / ALL ABOUT POP
Homecomings / SALE OF BROKEN DREAMS
Magic, Drums & Love / Love De Lux
2016年この10曲!
01:BiSH / オーケストラ
https://youtu.be/_RRbVhobb9o
02:吉澤嘉代子 / ひゅー
03:ふくろうず / うららのLa
https://youtu.be/RURsc8J5LyA
04:大森靖子 / TOKYO BLACK HOLE
https://youtu.be/lXIOIUGmh7I
05:Czecho No Republic / Electric Girl
https://youtu.be/4PY2mjD40A0
06:南波志帆 / プールサイド
07:きのこ帝国 / 愛のゆくえ
https://youtu.be/DskrX3suqb0
08:ラブリーサマーちゃん / 青い瞬きの途中で
https://youtu.be/nBMNvG8gOpE
09:Shiggy Jr. / ホットチリソース
10:アイドルネッサンス / 君の知らない物語
https://youtu.be/iD0Iw2WdejQ
Homecomings / ALPHABET FLOATING IN THE BED
SpecialThanks / DOUNARUNO!?
https://youtu.be/BKSMc5OTGSM
くつした / きのうみたゆめ
https://youtu.be/p_I5LME8dCU
藤岡みなみ & ザ・モローンズ / 脱水少女
https://youtu.be/_82ZVGew
DTAKETTLES / ティーンエイジフィーバー
SHISHAMO / 中庭の少女たち
https://youtu.be/CvY8Qj9dgW8
amiinA / Atlas
https://youtu.be/guCKvlunB-Q
Saku / ミントフレーバーBELLRING
少女ハート / asthma
ザ・なつやすみバンド / ファンタジア
SHE IS SUMMER / 君のせい
ぽわん / ハッピーミラクルラブソング
Lady Flash / とらばーゆ
Often Mofun / 午前0時はため息ばかり
ラブリーサマーちゃん / PART-TIME ROBOT
きのこ帝国 / クライベイビー
大森靖子 / 非国民的ヒーロー
脇田もなり / あのね、、、
DIALUCK / あの街まで
Czecho No Republic / Forever Dreaming
ぽわん / モテたぃ。
ふくろうず / 夏のまぼろし
bomi / A_B
SATORI / ときめき地蔵盆
yEAN / この指とまれ
Saku / ハローハロー
藤岡みなみ & ザ・モローンズ / 休前日 is the best
大森靖子 / 劇的JOY! ビフォーアフター
BABYMETAL / シンコペーション
Perfume / FLASH
Saku / 同じ空
三戸なつめ / I'll do my best
カネコアヤノ / さよーならあなた
For Tracy Hyde / Another Sunny Daze
吉澤嘉代子 Feat. サンボマスター / ものがたりは今日はじまるの
BiSH / 本当本気
Saku / 君色ラブソング
ザ・なつやすみバンド / lapis lazuli
amiina / Canvas
Special Favorite Music / Magic Hour
ライブを観る機会が減ってしまい
今年はライブハウスに4回、フェス1回(2DAYS)、野音1回 インストア14回。
BiSH / 日比谷野外音楽堂10/8が
特別にめちゃ良かった!泣いた!
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2016年 観た映画ベスト10
今年は劇場で92本(年末に+3本予定)観ました。
2016年映画ベスト[邦画]
01:ハッピーアワー
317分もある大長編。長い映画は観てるとグルグルしてきて妙に心地よくなるので好き。
身につまされるような内容にやられたり。
https://youtu.be/XsiDTMGBrAE
02:モヒカン故郷に帰る
沖田監督のリズムというかテンポというかついつい乗せられて
広島ネタにもやられたり笑
https://youtu.be/rfXVTc41zxY
03:ふきげんな過去
少し不思議で独特な世界観にもっていかれて。
何も起こってないようでいろいろ変なことが起こってるし。
キャスティングも絶妙。
https://youtu.be/OGIW6H1StTA
04:リップヴァンウィンクルの花嫁
黒木華さん演じる主人公が翻弄されすぎてそれがまず可愛らしくて
からの急展開からのラストまで心地よさが残りました。
https://youtu.be/uhF5bqHTkA4
05: 友だちのパパが好き
身につまされるような映画でした。
男が全部悪い男が全部悪い!ごめんなさい!って
反省モードになる映画結構好きです。
https://youtu.be/KzNbXg77GFQ
06:アズミハルコは行方不明
カメラワーク良さと時系列をシャフルさせることで
ぎゅっと集中してテーマに向かってどんどん繋がっていく心地よさが
良かった。未来を希望を感じさせるラストの画も。
https://youtu.be/8YRZccPU-PY
07:ディストラクション・ベイビーズ
かなり痺れました。ヒリヒリ。
圧倒的な存在感の柳楽くんの状況に引きずられて
菅田くんと小松さんの暴かれる顔が気持ち悪くていい。
https://youtu.be/T7GzXtxH9Sc
08: SHARING
いつまでたっても悪夢が冷めない目覚めの悪さが
延々とラストまで続いてやられました。
https://youtu.be/0G8LTxVRVqc
09:過激派オペラ
これはエロいというよりも
愛憎渦巻くキュンキュンの青春映画として感じれたのがとても良かった。
https://youtu.be/5qutOwBezlM
10:ちはやふる 上の句
ラストまで息つく暇もないキラキラした瞬間がちりばめられて
満足な映画でした。下の句も連続して観れれば下の句の評価が違った気がします。
https://youtu.be/ZjNlJLjDzjk
次点
君の名は。
湯を沸かすほどの熱い愛
溺れるナイフ
お父さんと伊藤さん
聲の形
オーバーフェンス
セトウツミ
ぼくのおじさん
永い言い訳
裏切りの街オオカミ少女と黒王子
下衆の愛
日本で一番悪い奴ら
SCOOP
俳優 亀岡拓次
2016年映画ベスト[洋画]
01:すれ違いのダイアリーズ
置かれた立場からくる共感から始まる会ったこともないひとへの恋
ってほんとにキュンキュンしました。
日記を通じて考え方がシンクロしていってるのも素晴らしい。
https://youtu.be/RCm9xByErZ8
02:若葉のころ
少女期の母と、現代の娘を演じている主演の子が本当に魅力的で
過去と現代をのシーンを行ったり来たりしてみせるのが良かった!
https://youtu.be/DSNABNR7hSE
03:グッバイ・サマー
いじめられっ子と変わり者二人の男の子が手作りの車で旅に出るっていうのが
冒険欲がワ��ワクしてすばらしい。
絵が上手いっていう主人公も共感してしまう。
https://youtu.be/LatpW_8Pe6E
04:シング・ストリート
あのころの80年代の音楽がほんとに気持ち良くて、楽しく観れました。
MV込みの音楽という時代ならではのラブストーリー。
https://youtu.be/v0sSmZWgKBU
05:リザとキツネと恋する死者たち
デンマークが舞台。ヒロインに関わったひとがどんどん死んでいくという
それがコミカルで面白くてさらに
つきまとう幽霊が日本人歌謡曲歌手というへんてこりんな映画でした。 https://youtu.be/-bXnFjbPRvI
06:The Kids
大阪アジアン映画祭で観ました。
ふたりの夢に共感してキラキラした恋愛だったところに
妊娠してこどもが出来てから高校はやめ働き出して
だけどやっぱり二人とも自身がまだまだ子供でうまくいかなくて。
守りたいけど守れない、頼りにしたいけど頼れない。辛い。
ほんとうにせつない。
https://youtu.be/nFuvjmjVzyg
07:マジカル・ガール
誕生日プレゼントに娘が好きな魔法少女のコスチュームを
買うためにしたことがどんどんめぐりめぐって
取り返しのつかないラストが
びっくり悲しい。
https://youtu.be/owmCUm4lNFU
08:pk
ミラクルなラブストーリーでラストが気持ち良かった。 https://youtu.be/7DZXjt1nK58
09:私の少女時代
全編楽しかったけど、少女時代と大人の同一人物感がちょっと足りないような笑
https://youtu.be/9F2Z-4WG3-k
10:COMET コメット
時系列というかパラレルワールドというか
いろんなシーンがザクザク繋がってて
不思議な感じも結構心地よく、画作りが綺麗だったのが良かった。
https://youtu.be/BoGosMjVXD4
2016で劇場観賞が増えたせいなのか
家でゆっくりDVDが観れないようになりました。
借りたDVD26本のなかで
ああ、劇場で観ればよかった!
と思った映画
「グッド・ストライプス」
「エイプリルフールズ」
「流れ星が消えないうちに」
「岸辺の旅」
「ぼくたちは上手にゆっくりできない。」
でした
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2016年新しく出会ったマンガおすすめ10冊。
続刊含め81冊買ってますねえ、、、、、、。買いすぎかなあ、、、、。
トーキョーエイリアンブラザーズ / 真造 圭伍
ローカルワンダーランド / 福島聡
うちのクラスの女子がヤバい / 衿沢世衣子
あげくの果てのカノン / 米代恭
盆の国 / スケラッコ
銃座のウルナ / 伊図 透
リクエストをよろしく / 河内遙
ねむりめ姫 / 宇仁田ゆみ
13月のゆうれい / 高野 雀
恋のツキ / 新田章
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2016観た舞台
今年は10公演!去年の倍行きました!
来年はもっと行きたい。
劇団鹿殺し「キルミーアゲイン」
羊とドラコ「紡ぎ屋カラムと紅い糸 」
かのうとおっさん「ものわかりのいい病院」
片岡自動車工業「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」
悪い芝居「メロメロたち」
劇団鹿殺し「名なしの侍」
悪い芝居リインカーネーション「春よ行くな、」
劇団競泳水着「Nice to meet you, My old friend」
仏団観音びらき「蓮池温泉 極楽ランド」
劇団鹿殺し「image ―KILL THE KING」
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2016観た寄席
落語もほぼ倍増!
乙夜寄席が夜遅めで行きやすかった!
チョコっとLOVE寄席 笑福亭松枝 桂あさ吉 露の団姫 桂ぽんぽ娘 露の瑞
第2回 みずほのホッ。~露の瑞 勉強会~ 桂弥っこ、露の瑞、桂福丸
文太・噺の世界in高津の富亭~これが噂の・・・花の香りに包まれて 露の瑞、桂鞠輔、露の眞、月亭天使、桂文太
第3回 みずほのホッ。~露の瑞 勉強会~ 露の新幸 、露の瑞 、笑福亭由瓶
乙夜寄席10/25 露の瑞、桂三四郎、桂吉の丞
乙夜寄席11/8 桂二葉、桂三語、笑福亭喬介
乙夜寄席11/22 林家染八、露の雅、桂ちょうば
乙夜寄席12/13 桂小梅、桂咲之輔、笑福亭べ瓶
来年はもっと行きたい
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2016観た作品展
To-y「LIVE」展
ますださえこ×瑞樹みづきコラボ展『やわらかいゆめとあくび』
浮世絵「春画展」
田中一光「ポスター展」
森村泰昌展
辻恵子貼り絵切り絵展覧会「貼リ切ル」
明和電機「ナンセンスマシーン展」
小鳥遊しほ「#これから展」
『イラストレーター 安西水丸 展』
ますださえこ個展「PPMM」
スケラッコ原画展「盆の国」
親バカ子バカ展
MilK JAPON PHOTO EXHIBITION
チョーヒカルの個展『SUPER FLASH GIRLS』
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016
ルーヴル美術館特別展「LOUVRE No.9~漫画、9番目の芸術~」
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大阪単身赴任8年経ちました。
ライブの本数が本当に減りました。
最近インストアライブもちょっと気が乗らない感がでてきて。
あれかな、ホールライブなら大丈夫なのかな笑着席エンタテインメントは
映画の本数は増え92本、演劇舞台10回、落語8回いきました。
確実に増えてる笑
CAKE VIKING TOURSというDJイベントを時々やっています。
今年はできませんでした、、、うん。
http://www.lastfm.jp/user/khaki777
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ネメシュ・ラースロー監督『サンセット』公開決定&予告編解禁
この度、『サウルの息子』のネメシュ・ラースロー監督最新作『サンセット』(配給:ファインフィルムズ)を2019年3月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて公開致します。この度本作の<予告編>が解禁になります。
長編デビュー作『サウルの息子』で第88回アカデミー外国語映画賞、第73回ゴールデン・グローブ賞、第68回カンヌ国際映画祭グランプリを同時受賞という快挙を成し遂げたハンガリーの若き巨匠、ネメシュ・ラースロー監督。世界中に与えた同作の衝撃は、3年の時を経た今も記憶に新しい。そんな彼の待望の最新作『サンセット』の日本公開が決定した。舞台は1913年オーストリア=ハンガリー二重帝国時代に栄華を極めたハンガリーのブダペスト。一人の若い女性が見つめた第一次世界大戦前、ヨーロッパの中心都市の繁栄と闇を描く同作は、ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、国際批評家連盟賞を受賞。第91回アカデミー賞外国語映画賞ハンガリー代表に選出された。
今回解禁となった<予告編>は、両親が遺したブダペストのレイター帽子店を訪れたイリス(ユリ・ヤカブ)が、試着した帽子のヴェールを上げる印象的なシーンから始まる。招かざる客である彼女は自分に兄がいたことを知ると、憑りつかれたかのように失われた足跡を辿り始める。それは決して容易な道のりではなく、誰もが憧れる華やかな高級帽子店の裏の顔、そして伯爵殺しという恐ろしい兄の秘密に直面することになる…。
栄華を誇ったブダペストと、その崩壊を予想させる銃声。全編を通して張り巡らされた緊張と謎に引き込まれる、<体験型映画>の片鱗を味わえるのはネメシュ監督の作品ならでは。ヒロインの美しくも険しい眼差しが目撃した、第一次世界大戦前夜のブダペストとは。絶頂と崩落、そして再生―。繰り返される世界の終わりと始まりを感じさせる予告編だ。
『サンセット』予告編はこちら
舞台は謎に包まれた高級帽子店
【ストーリー】
1913年、オーストリア=ハンガリー帝国が栄華を極めた時代。イリスは、ヨーロッパの中心、ブダペストのレイター帽子店で働くことを夢見てやってくる。そこは、彼女が2歳の時に亡くなった両親が遺した高級帽子店だ。だが今のオーナーであるブリルは、突然現れた彼女を歓迎することはなく追い返してしまう。オーストリア皇太子も訪れるような華やかで憧れの場所に見えた帽子店。しかし、そこには大きな闇が隠されていた。裏ではウィーンの王侯貴族に店の女性を捧げているという。またイリスには兄がいたことを初めて知るが、兄カルマンは伯爵殺しという大きな事件を起こしていた。彼女は失踪している兄を必死に探し始めるが辿り着けない。やがて兄とその仲間たちによる貴族への暴動が起こる。イリスもまた第一次世界大戦前に激動するヨーロッパの渦に巻き込まれていく。果たして、彼女は兄と巡り逢うことができるのか?そして高級帽子店が行きつく運命は?
【作品情報】
『サンセット』
■監督・脚本:ネメシュ・ラースロー『サウルの息子』
■出演:ユリ・ヤカブ『サウルの息子』、ヴラド・イヴァノフ『エリザのために』、モーニカ・バルシャイ『リザとキツネと恋する死者たち』
2019/ハンガリー、フランス/カラー/ハンガリー語、ドイツ語/142分
■後援:ハンガリー大使館
■原題:Napszállta
■英題:SUNSET
■映倫:G
■配給:ファインフィルムズ
情報提供:ファインフィルムズ
© Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018
3月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他にてロードショー
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My Favorite Movies of 2017
【Theatre&Netflix and others】
COP CAR コップ・カー
イット・フォローズ
ゲット・アウト
はじまりへの旅
静かなる情熱 エミリ・ディキンスン
パターソン
スパイダーマン ホームカミング
マンチェスター・バイ・ザ・シー
ベスト・ワースト・ストーリー
ディア・ホワイト・ピープル
*『はじまりへの旅』は『卒業』だった。あのラストショットがすべて。
*『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は全面的に好きではないけれど、ケネス・ロナーガン作品の特徴がよおくわかった(前作『マーガレット』を思えばたった2時間だが、体感では3時間)。
*『スパイダーマン:ホームカミング』は、ファンレター出すほどマリサ・トメイさんが好きで『ザ・ペーパー』がベスト映画でバットマン・ナードでクイーンズに住んだことがあってラモーンズの40周年トリビュートギグに出て、ついでに言えばかつて一部でブロードウェイ版スパイダーマンに推されたこともあった人ホイホイ映画じゃないですか…と思ってしまった。
*今年ホラー多くないか自分。でもって詩人ものが2本、ジョン・ワッツ案件が2本。全部含めて自分にとっての2017ベストは、こっちで上映なくて時差で観たのが上位にくる結果に。
【Theatre】
ゲット・アウト
はじまりへの旅
静かなる情熱 エミリ・ディキンスン
パターソン
スパイダーマン ホームカミング
マンチェスター・バイ・ザ・シー
スウィート17モンスター
わたしは、ダニエル・ブレイク
ありがとう、トニ・エルドマン
胸騒ぎのシチリア
*『ありがとう、トニ・エルドマン』は親父パートが厭でいたたまれない分、娘パートがすべて。
【Netflix and others】
COP CAR コップ・カー
イット・フォローズ
ベスト・ワースト・ストーリー
ディア・ホワイト・ピープル
クリープ
リザとキツネと恋する死者たち
ハッピーボイス・キラー
この世に私の居場所なんてない
愛しのグランマ
こどもの事情、おとなの事情
スモール・クライム
【The Most Impressive Actors】
シンシア・ニクソン
マーク・ハミル
ヘイリー・スタインフェルド
ヴィゴ・モーテンセン
アダム・ドライヴァー
ジョン・ギャラガーJr.
アニャ・テイラー=ジョイ
ジョエル・エジャートン
ペーター・シモニスチェク
デヴィン・ドルイド
グレタ・ガーウィグ
メラニー・リンスキー
マハーシャラ・アリ
トーマス・マン
ラキース・スタンフィールド
【カップル of the year】
シャロン(ブラック)&ケヴィン/ムーンライト
シュプレナン巡査部長&サボワ巡査/クリミナルズ
【イスの人 of the year】
☆スパイダーマン ホームカミング
ゲット・アウト
【ルーム of the year】
☆静かな���情熱 エミリ・ディキンスン
マンチェスター・バイ・ザ・シー/バンド練習部屋
グリーンルーム
ハッピーボイス・キラー
パリ、恋人たちの影
スモール・クライム/看護師さんの自宅
【ラストショット of the year】
はじまりへの旅
【プレッパー of the year】
はじまりへの旅
【雨 of the year】
5時から7時の恋人カンケイ
【雪 of the year】
ディーン、君がいた瞬間
*どちらもNYの風景にしっとり&寒々とした黒が映えて美しい。最近こういう「濡れた」質感のフィルムっぽい画をよく観る気がする。
【ドキュメンタリー of the year】
ベスト・ワースト・ストーリー
【ミュージカルシーン of the year】
☆ベイビー・ドライバー/“Harlem Shuffle”
タレンタイム〜優しい歌
ハッピーボイス・キラー
リザとキツネと恋する死者たち
【最優秀歌唱賞】
☆SING シング/“My Way”
ありがとう、トニ・エルドマン/“Greatest Love Of All”
【絶望映画 of the year】
イット・フォローズ
【壁紙映画 of the year】
パターソン/狂気のモノトーンドット&縞縞。
【下水道映画 of the year】
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
【デュプラス兄弟案件 of the year】
☆クリープ
ブルー・ジェイ
ザ・ワン・アイ・ラブ
クリープ2
【メイコン・ブレア案件 of the year】
☆この世に私の居場所なんかない
スモール・クライム
グリーンルーム
【ブロマンス of the year】
ミッドナイト・スペシャル/マイケル・シャノン&ジョエル・エジャートン
*相方の腐女子センサーが激しく反応しました。
【帳面 of the year】
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ/マイケル・キートンのスケジュール帳。
【ぬこ of the year】
☆キアヌ/映画猫カレンダー
20センチュリー・ウーマン
スモール・クライム
ハッピーボイス・キラー
【ドライヴ・ミュージック of the year】
☆50年後のボクたちは/リチャード・クレイダーマン
ベイビー・ドライバー/The Jon Spencer Blues Explosion “Bellbottoms”
フリー・ファイヤー/ジョン・デンバー
ローガン・ラッキー/ジョン・デンバー
キアヌ/ジョージ・マイケル
ゲット・アウト/“Run Rabbit Run”
【メガネ of the year】
☆ドリーム/タラジ・P・ヘンソン
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。/リッチー (フィン・ウォルフハード)
【アイドル映画 of the year】
ドント・ルック・バック
【お仕事 of the year】
☆ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー/映画リサーチ
パターソン/バス運転手
ローガン・ラッキー/強盗
【サントラ of the year】
☆シークレット・オブ・モンスター/スコット・ウォーカー
マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版/“Are You Lonesome Tonight?”
ディア・ホワイト・ピープル/白鳥の湖
【ワースト邦題 of the year】
☆スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望
*出て来ない要素をこれでもかと盛った上、実際の内容を何一つ表してないのがすごい。
ヒトラーの忘れもの
*なにが「忘れもの」だよ!
サラリーマン・バトル・ロワイアル
*予想の斜め上だった。何ぞこの昭和感。
【先生 of the year】
☆スウィート17モンスター/ブルーナー先生(ウディ・ハレルソン)
ぼくとアールと彼女のさよなら/マッカーシー先生(ジョン・バーンサル)
ぼくたちのチーム/シェリー先生(アンドリュー・スコット)
【ガチ映画大賞】
☆静かなる情熱 エミリ・ディキンスン
わたしは、ダニエル・ブレイク
ヒトラーの忘れもの
ひつじ村の兄弟
【プロレス大賞】
☆キングコング 髑髏島の巨神
クリープ2/“アックスボンバー”ピーチ・ファズVS“ノー・フィアー”デジリー・アッカヴァン
*コングだけはガチ。
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アリ・フォルマン監督『コングレス未来学会議』
原題:The Congress
原作:スタニスワフ・レム
制作:フランス、2013年
東浩紀『観光客の哲学』による理解の試み
アリ・フォルマン監督『コングレス未来学会議』を観ました。テクノロジー進化に翻弄され、幻想世界へと変貌した未来社会。欲望や怠惰そして自意識が生み出す幻想社会を、現役女優ロビン・ライトと同名の主人公が、ハリウッド映画界への皮肉を込めて描いています。主人公ロビン・ライトは自由を愛し恋多き実在の本人の化身であると同時に、発展を求め仮想社会へと歩む、人類の象徴でもあるのでしょう。
科学が発達し、クスリを吸引するだけで、自分の思うが���まの世界に住めるようになった時代が舞台です。すでに旧来の映画の作り方は過去のものとなり、俳優の全データをスキャンし映画会社に売り渡すだけで、自在に映画が作れるようになっています。このあたりの設定は、CGが多用され、ドラッグの使用が囁かれるハリウッド映画界を揶揄したものでしょう。
主人公のロビンは才能を認められながらも、プライドや倫理観のせいで映画会社と折り合いがつかないまま40代を迎えています。その彼女が、スキャンデータと引換にクスリで可能となったアニメ社会と現実の往来を経て、難病に罹った息子アーロンとの再会を果たすまでが描かれています。一風変わった再会の風景は、『コングレス未来学会議』の重要な結末を伝えるものとなっています。
映画のタイトルとなった「未来学会議」は、人類がアニメ化へと進む宣言の場として登場します。おそらく、映画の半分近くがアニメで描かれています。本稿の後半では、東浩紀氏の『ゲンロン0 観光客の哲学』を手がかりに、この映画の意味を考えてみたいと思います。あくまで素人の意見です。読み違いはご容赦下さい。
●現実と仮想に二分された社会
映画を見た午前中に、たまたまジャン=ガブリエル・ガナシアの『人工知能の真実』を読んでいたせいか、テクノロジー予言の背後に潜む欲望の話を想像しました。その要素はあったものの、やはりスタニスワフ・レムの原作らしく、人間の意識や意志がどのように現実に作用するかをテーマにした作品でした。
人間の意識が外界にどう影響するか。本作での設定は明確で、外界とは結局のところ、自分の意識が作りだす仮想であり、自分もまたそのなかで化身に過ぎないというものです。
この、世界は意識の投影にすぎないという考え方は、めずらしいものではありません。例えば、ここ数年で観た映画では、記憶をテーマにした『インセプション』や『サロゲート』、現実と仮想の混在をアニメっぽく表現した『リザとキツネと恋する者たち』、テックな未来の天国と地獄を描いた『エリジウム』などがあります。あえて例示するまでもなく、たんに想像世界でくくれば、たいていの映画はみなそうです。
●二つの世界を往来する客人
現実と仮想、過去と未来、天国と地獄。これらに共通する対立世界のなかで『コングレス未来学会議』が特徴的なのは、ロビンがそのどちらにも安住できず、二つの世界を往来する客人として描かれていることです。過去と現在、仮想と現実、時間的にも空間的にも同時には共存できない二つの世界を、ロビンは意識の定住を求めて訪ね歩きます。
ロビンはやむを得ず自分のデータをアニメ社会に売り渡しながらも、仮想社会になじめない矛盾を抱えています。彼女の精神の拠り所は、愛する息子アーロンです。その想いから逃れられないロビンは、いったんは仮想世界に入ったものの、来賓として招かれた未来学会議の挨拶でアニメ世界との決別を宣言し、ふたたび現実にもどります。ロビンは、自分のデータが活躍する人気映画のソースとして、アニメ社会の主催者から招待されていたのです。しかし、アーロンは、19年間ものあいだロビンとの再会を待ちながら、入れ違いで仮想社会に旅立った後でした。
ロビンがアーロンを探す手がかりは「赤いカイト」です。現実世界で母と子がともに過ごした遊びの記憶こそが、ロビンにとって最高の意識であり、現実だからです。しかし、仮想世界で特定の人物を探すことは容易ではありません。なぜなら、仮想世界の化身は意識の投影であるため、探し求める人物がどのような姿でいるかわからないからです。
●息子への愛を投影したアニメの世界
仮想世界にもどったロビンは、赤いカイトに導かれるように旅をつづけます。その旅の行先でロビンは、大形カイトを整備するアーロンの姿を目にします。その昔アーロンは、大形カイトを作ることを夢見ていたのです。ロビンは、子供のころの記憶のままに、息子アーロンとの再会を果たしたように見えます。
この再会の前後で描かれる、ロビンを取り巻く風景描写は特徴的です。ロビンが経験した家族との過去が、そのままの姿で、アニメに置き換わっているのです。金持ちや強者であることを望み、そのような化身になるのではなく、現実のなかで過ごした過去の世界がそのまま、アニメに姿を変えています。
これは、仮想世界が意識をそのまま投影したものだと考えれば、合理的な結末に思えます。ロビンの意識は昔のままの愛するアーロンと家族に注がれており、その思いが仮想として出現したと思えるからです。結果的にロビンは、アニメ社会に定住することを、つまり「未来学会議」の決定を受け入れたことになります。アニメ社会を拒否したようにも見えるロビンも、結局はアニメ社会のなかで家族への愛を生きる人生を選んだというのが、この映画の結末の描き方です。
●アニメ社会と接続する現代思想
ざっと、以上のように受け止めた『コングレス未来学会議』ですが、実写とアニメが交錯する一見ハチャメチャな作品ながら、全体として、現代思想との強い親近性を覚えました。社会の二極化やアニメ化がもたらす印象だけでなく、家族構成が社会の特性に強く影響するというエマニュエル・トッド氏の考え方や、観光客や二次創作を通じて現代が抱える問題に解決の糸口を見出そうとする、東浩紀氏の『ゲンロン0 観光客の哲学』1) を思い出したからです。
『コングレス未来学会議』には父親が出てきません。しかし、クスリは強引な影響力を持つものとして描かれており、テクノロジーの象徴として、父性的な強さを暗示しているように見えます。その力に対抗するようにロビンは、最小単位の家族のつながりである母と子で結束します。
これは、トッド氏のいう絶対核家族と直系家族の関係を思わせます。社会のアニメ化は、テクノロジー進化がもたらしたアングロサクソン的な世界観として、その本質を絶対核家族に求めることができます。この絶対核家族世界では、親子はともに独立的ですから、ロビンとアーロンはこの世界で安住することができません。そのいわば解決策としてロビンが選んだのが、アニメ社会の片隅に母子による家族を幻出させることだったと思えるのです。
トッド氏によれば、絶対核家族の対極にあるのは親子関係の同居です。この同居関係はさらに、兄弟関係の平等・不平等により、外婚制共同家族と直系家族に分かれるといいます。ロビンには、もうひとり長女のサラがいますが、サラとの関係は希薄です。これは兄弟関係の不平等を意味するものでしょう。結局、トッド氏の考え方によればロビンは、アングロサクソン的な絶対核家族から、アーロンとの関係を中心とする直系家族に移行したといえるのではないでしょうか。2)
また、ロビンはアニメ世界と現実を行き来しどちらにも所属しない、両方の世界を旅する客人に位置づけられています。これは東氏のいう「観光客」を思わせるものです。しかし、たんに観光客のようだというのではありません。
ロビンの化身は、アニメ社会の公衆のまえで反意を表すことで、いわば帝国にたいするテロリストを演じています。これは、「テロリスト自身が観光客になっている」という東氏の記述を、3) 倒置したものです。また、アニメ社会の歓楽街で享楽を過ごす化身には動物を思わせるものが多く、これは「与えられた環境に自足して快楽を求める」という意味で、「動物の戯れ」を想起させます。4) さらに、東氏が二層構造を生きる道として、「関係が切れない以上、覚悟を決めて愛を育てるしかない」5) と述べていることは、アニメ社会で家族愛を育てる道を選んだロビンの生き方を思わせます。
しかし、ライト家(ロビンの家族)はアニメ社会に属しているかといえば、そうではないように思えます。なぜなら、ロビンたちの生活は、アニメ社会が必要とするであろう欲望の生産や消費とは異質な、家族愛を幻出させながら暮らしてるからです。その意味でライト一家は、帝国的アニメ社会でも過去のような現実でもない、中間的な空間に位置づけられています。東浩紀氏はこのような出現の仕方を「誤配」と呼んでいます。これは、帝国的なアニメ社会と現実を行き来するロビンの、観光的性質が流動化して生まれた抗体といえるかもしれません。流動的な抗体が生き延びる場所が隙間であることも、この経緯を物語っています。
さらにロビンは、従来のヒロインのように、どちらの世界が正しいかの真贋を求めるわけでも、世界の改善をはかるわけでもありません。アーロンとの再会を果たす最後の場面がロビンにとって見慣れた世界のアニメであるのは、家族愛という真実の価値の前では、現実かアニメかはすでに問題ではないからです。しかも、ロビンが定住する家族の世界は、愛と家族とカイトだけの最小国家です。これは、東氏がいう、帝国と個人の問題を超えるための、ヘーゲル的ではない問題解決を思い起こさせます。
このように、『コングレス未来学会議』に散りばめられたさまざまな要素や特徴が、現代の思想家エマニュエル・トッド氏や東浩紀氏が着目している視点や考え方と、多くの点で重なるように見えるのです。これは、わたしの曲解でしょうか。
●アニメ社会に接続するテクノロジーの未来
現代思想との親近性だけではありません。『コングレス未来学会議』には、現在の社会状況との類似性をうかがわせるさまざまな要素があります。映画の表現は極端に誇張されているものの、わたしたちの現実の少し先を強く予見させる作りになっています。
映画のなかで世界は、大きく異なる三つの様態に描き分けられています。アーロンが子供だったころの過去の現実、20年後のアニメ社会、そしてその裏側(アニメ社会を運用する側)の三態です。これをわたしたちの現実に当てはめれば、社会の分断があまり意識されなかった1900年代の社会、テクノロジーによる世界の分断が疑われはじめた2000年以降の帝国と個人、あるいは富裕層と貧困層などの二極分化が思い浮かびます。
他にも、わたしたちの現実とこの映画の近さを思わせる要素があります。映画の中核となるアニメ社会自体がそうです。映画のアニメ世界では、クスリを吸引することで景色がかわり、自分も分身となって景色に取り込まれてしまいます。これは、ドラッグの比喩であるだけでなく、現在のAR(拡張現実)やMR(複合現実)で体験する世界とよく似ています。わたしたちは、クスリの代わりにゴーグルを着用することで、足元に広がる、実在しない絶壁に足を竦めてしまいます。
ゴーグルなしの映像表現はどうでしょうか。現在すでに数多くの映画で、物理ベースのレンダリングが利用されています。これらは、運動方程式や熱力学にもとづく計算結果に色彩表現が与えられたものです。そこに描かれる爆発や洪水は現実ではなく、まさに制作者が意図した仮想そのものです。
インターネット空間と実社会の境目も、ますます曖昧になってきました。自然現象や社会現象がネットに入り込み、経済や情報に大きな影響力を与えはじめています。例えば、現実の世界では経済的に折り合わなかったために「死に筋」と言われていたロングテール商品が、アマゾンでは売上の半分を占めるようになったといわれます。6) ジップの法則は、著作物の単語のデジタルな扱いを飛躍的に向上させ、検索やデーターベースを通じて、わたしたちの生活に欠かせないものになってきました。7)
このように、映像表現や物理学の法則のみならず、人間や社会の経験則(ここではべき乗則)までもが、テクノロジーを通じて意識のなかに取り込まれ、それらが再びわたしたちの意識に拾われることで、ネット上に二次的な制作物が生まれてくる時代なのです。本作のアニメ社会は大きく誇張された表現だとはいえ、わたしたちの状況も、映画が描いたアニメ社会と決して無縁ではない現実があります。
●アニメ社会とのあたらしい戦いの行方
このような理解から、『コングレス未来学会議』は、アニメ社会にたいする主人公ロビンの戦いの記録であり、近未来のわたしたちの生き方を暗示した、ひとつの未来物語だというのがわたしの見方です。そこにあるのは帝国化する世界との、武器に頼らない意識による戦いの姿です。拮抗する意識ともいえます。
現代社会は日増しに、映画が描いたアニメ社会に近づきはじめています。現実の政治や経済も大きく変化してきました。『観光客の哲学』のなかで東浩紀氏はハンス・ロスリングが2010年に示した、まさに仮想現実風のプレゼンに触れ、つぎのように述べています。
「(グローバリズムによる国家間格差の減少を)否定的に見るか肯定的に見るかはともかく、ひとつだけ言えるのは、いまや世界は急速に均質になりつつあるということである。
観光客の哲学的な意味を問うことは、この「フラット化」の哲学的な意味を問うということに等しい。」8)
人類がクスリを服用���アニメ社会を生きる姿は、東氏のいう「フラット化」に通じるようにも見えます。ロビンの足跡が戦いであるのは、クスリがもたらす大規模な価値体系に共感していないからです。彼女はいったんはアニメ社会に入るためにクスリを服用しますが、そこで見た「動物の戯れ」を受け入れることができなかったのです。
そしてロビンの戦いがあたらしいのは、二極化したどちらに安住するかを問わず、二極のあり方の更新も求めず、アニメ社会のドームのなかに家族愛という隙間を見出したからです。その二極を往来する「観光」からアニメ社会の隙間へと、ロビンは「誤配」されたのです。アニメ社会にとってそれは自らの一部でありながら、反旗を翻した者への関心も届かないであろう隙間です。
しかし、母親が息子に愛を注ぎつづけるだけの家族に、いったいどのような未来があるのでしょうか。アニメ社会と現実の隙間で社会への欲望を持たない最小国家は、積極的に駆逐されるものではないとしても、ただ静かに、死に絶えていく存在に思えてきます。
ロビンは、なぜこれほどまでにアーロンに愛を注ぐのでしょうか。東浩紀氏は『観光客の哲学』の事実上の結末をつぎの言葉で結んでいます。
「観光客の哲学とは、誤配の哲学なのだ。そして連帯と哀れみの哲学なのだ。ぼくたちは、誤配がなければ、そもそも社会すら作ることができない。」9)
アーロンは子供のころ、聴力と視力が徐々に失われていく難病を罹い、このときすでに言葉を聞き違え、視力も失いはじめていました。ロビンはそのアーロンの記憶を携えたまま20年を旅人として過ごしています。その愛の持続を支えたのは、難病の子を想う母親の深い憐れみだったはずです。ロビンの足跡に、東氏のいう「連帯と哀れみ」がだぶります。
しかし、映画の最後のシーンで大形カイトを整備する男に「アーロン、アーロンなのね」と呼びかけるロビンの姿は、なんとアーロンなのです(冒頭の画像)。想いの果てに、ついにロビンは自らをアーロンの化身に転移させたのです。
こうしてロビンは究極の愛によって、アーロンだけが住む極小国家に終の棲家を見つけました。しかし、いったいこのどこに、連帯のためのつながりが残されているというのでしょうか。過剰な誤配は哀れみを覆いつくし、連帯という郵便の機能を失わせる、意識の魔物からの届けものなのかもしれません。
それでもなお、このような誤配が、はたして極小国家に閉ざされたまま終わるのか、それとも集団的無意識として誤配の連帯へとつながっていくのか、『コングレス未来学会議』の結末には問いが残されたままです。はたして「フラット化」はどのように超えられていくのでしょうか。これは同時に、わたしたち自身への問いなのです。
『コングレス未来学会議』は観るものの意表をつくハチャメチャな映画です。しかし、読んだばかりの『観光客の哲学』のおかげで、その現実とアニメが交錯する世界は自分自身への問いなのだという、小さな気付きを得ることができました。得がたい経験を与えてくれたアリ・フォルマン監督と東浩紀氏に感謝して、本稿を終えたいと思います。
1)東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』ゲンロン, 2017.
2)このあたりの解釈は主に、鹿島茂『エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層』(KKベストセラーズ, ベスト新書, 2017)を参考にしました。
3)東, 前掲書, p.37.
4)東, 前掲書, p.100.
5)東, 前掲書, p.126.
6)Erik Brynjolfsson, Michael D. Smith, Yu (Jeffrey) Hu 2003. Consumer Surplus in the Digital Economy: Estimating the Value of In creased Product Variety at Online Booksellers. ManagementScience/Vol. 49, No. 11, p.1589.
http://ebusiness.mit.edu/research/papers/176_ErikB_OnlineBooksellers2.pdf
7)エレツ・エイデン&ジャン=バティースト・ミシェル『カルチャロミクス』草思社, 2016.
8)東, 前掲書, pp.33-34.
9)東, 前掲書, p.198.
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🕯Merry christmas with movie🕯 クリスマスは,家族と手料理と,可愛い女の子と幽霊が出る映画があれば完璧。
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ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督『リザとキツネと恋する死者たち』
原題:"Liza, a rokatunder"
制作:ハンガリー, 2014年.
この映画、まさに狐に抓まれた思いで見はじめましたが、なかなか面白い映画でした。観終わってからもトミー谷の緑のスーツと、彼が歌う微妙なノリの昭和ポップスが耳から離れませんでした。
1970年ごろのハンガリーが舞台だというのに、この時代にはないハンバーガーショップや「コスモポリタン」、ちょっとキッチュな浮世絵、ゲイシャ、さらには共産主義や資本主義が入り混ざり、場所も時代もすっ飛んだ、ファンタスティックな作りになっています。
カーロイ監督は1968年生まれですから、ちょうど映画の舞台になった時代の生まれです。そのあと、なぜか日本愛に目覚めスーパーオタクになった監督が、思想の水と油という濃い材料をベースに、女狐の棲む日本のクリームを加えてミキサーにかけたら、こんなカクテルができましたとでもいう味わい^_^/
亡霊トミー谷の妖術にかかったリザと、リザを愛した男たちの死が中心に描かれます。その一方で、ハンバーガーショップ、ハンバーガー、「コスモポリタン」も強調されています。
これらはやはり、ハンガリーのかつての政治状況の象徴なんでしょうね。資本主義への夢と、女狐に憧れては死んでいく白日夢ような体制、しかもそれらは政治状況を操る妖術師の手中にあると言いたげな描き方。死んでいく登場人物も、それぞれに皮肉な意味を背負わされていそうです。
最後の場面もどこか暗示的です。結婚して女の子をもうけ幸せそうなリザと刑事ゾルタンが行くのは、ハンガリーではなく日本の風景です。バンパーには、しょぼんとうなだれたトミー谷の姿が見えます。カーロイ監督が16歳のころ夢見たという脱出願望の現れですかね?1)
あらためて調べてみると、1970年ごろのハンガリーは、ソ連との政治的なもつれの後、ペレストロイカ、ソ連崩壊、そしてヨーロッパ化へと、騒乱と変転を繰り返しながらも市場経済へと大きく舵を切っています。2) しかし、最近でも強権的な政治手法が問題視されているようです。3)
この映画のポ��プな混在感は、自身の成長とともにハンガリーの変転を体験したカーロイ監督ならではのものだと思います。共産主義の悪夢からの覚醒と、資本主義への憧れ。そしてその末端に、まさに別天地としてのニッポンを見てしまったことが、『リザとキツネと恋する死者たち』へと結実したのでしょう。
もうひとつ、この映画が面白かったのは、コミック、Jポップス、フジヤマ、ゲイシャ、サムライ、桜などの日本趣味が、ハンガリーの状況の様々な見立てとして登場していることです。ナイフまでドスになっているのには、ほんと笑ってしまった。これはもう、見立てというより愛(笑)。
公式サイトに「奇妙でポップなジャポネスク・ファンタジー」とありますが、1) その描写にあらためて、日本は異質なものをつなぐ媒介的な役割を果たしていると思いました。映画の持つ社会性が、とりわけそう思わせるのでしょう。
日本って、やはり辺境の地なんでしょうね。そこには奇妙な花が咲いていて、世界のみんなからヘンな花だけど面白いと思われている。辺境は今も昔も、異質なものの憧れを集め、交流をうながす媒介の場所なのかもしれません。でも、最近はけっこう偏っているし、自画自賛もひどいから、いつまで異国のオタクに愛されるかはビミョーですけど。
それと、リザを演じたモーニカ・バルシャイという女優さん、カーロイ監督の恋人だそうです。いいなあ^^; 彼女の容姿に、『裁かれるは善人のみ』でリリアンを演じたエレナ・リャドフを思い出しました。魔性の描き方はまるで違うけど、魔性にはなぜか魅了されてしまいます。それこそがまさに、「キツネに恋する」ことなんですけどね^^。
1)映画と。「『リザとキツネと恋する死者たち』ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督インタビュー」
http://eigato.com/?p=24959
2)Wikipedia「ハンガリーの歴史」
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ハンガリーの歴史&oldid=60451252
3)日本経済新聞「東欧の民主主義が心配だ」2016.2.8.
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO97042180Y6A200C1PE8000/
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