Tumgik
#去年は焼きマシュマロ
camango · 1 year
Text
23.5.2 - 5.6 OKINAWA TRIP
DAY 1 7時に福田家集合、8時に羽田空港着。吉野家で朝食を食べた後、ラウンジでダラダラして12時前に離陸。15時頃沖縄着。モノレールに乗りレンタカー屋へ。HONDAのステップワゴンに乗り込み国際通りへ向かう。余白率の高い竹下通りって感じか。マンゴースムージーを飲みながらやむちん通りへ向かう。器屋のmiyagiyaに行ってみた。
数日前までやっていたという工房十鶴の個展作品を鑑賞。「ピ」と描かれた平皿がカワイイ。持つとビックリするほど重かった。娘は並べられた器の中からチューバッカのような人形の焼き物を見つけてきた。個展をやった作家さんがノリで作ったと説明してくれた。可愛いので記念に頂いた。その後、やむちん通りにある器屋さんを何軒か覗いたが、探している平皿は見つけられなかった。
17時過ぎ。腹が減ったので那覇観光はおしまい。名護を目指す。福田さんの友達のご家族がやっているというタコス屋「ジャンバルターコー」に到着。テイクアウトのみということで店前に人が賑わっている。チキンチーズライスと鳥の丸焼き、タコライス、タコスなどなど盛々買って宿に向かう。
20時過ぎに宿に到着。タコスパーティースタート!評判通り、チキンチーズライスがとても美味しい!夕飯後、大人たちは荷解き、娘は去年と同じ、夜プールをルーティンし初日が終了。
Tumblr media
DAY 2 6時起床。一番乗り。7時半出発。A&Wで朝食をテイクアウトし、ビーチに向かう。21世紀の森ビーチに到着。朝食を食べた後、娘と福田さんは珊瑚探し。妻たちはベンチに座って談笑。陽の光が気持ち良い。海を眺めていると深い溜め息が出た。
10時半頃、沖縄そばの人気店「屋宜屋」に到着。目隠しと暴風のための塀に文化を感じる。昼食は沖縄そばにじゅーしー、ジーマミ豆腐、もずく、漬物とゴージャスなセット。食後はカキ氷も頂いた。あおさが浮かんだ沖縄そばがとても美味しかった。
Tumblr media
昼食後はイバノでBBQの準備。厚切りの牛タンやサーロインステーキ、ぶっといソーセージなどを購入。jimmyにも寄り道。サラダなどを購入し、宿に戻る。
そういえば、宿に着く前、周辺を少し散策したんだ。車を停めて、浜辺を歩いてみたり、陶芸教室を見つけたりした。途中、浜の方から白い子馬が一頭、僕らの横を通り過ぎていったんだ。この辺じゃ馬や牛を放し飼いにしてもおかしくはなさそうだが、なんだか神秘的というか不思議な光景だった。近くの陶芸教室でスタッフに聞いてみると、この辺で馬を見たことはないと言っていた。馬じゃなくてロバだったかも。
宿に戻り、娘と僕はプールでひと泳ぎ。福田さんと希さんは散歩。妻は昼寝。17時頃、BBQをスタートした。なんだか蝿が凄い。ブンブンブンブンと10匹は飛んでいた。福田さんはペットボトルを使って即席ハエ取り器を作ったが一匹も取れず。僕は途中で諦め気にしないことにした。買ってきた肉はどれも美味しかった。マシュマロを焼いたことがないという希さんにみんなでマシュマロを焼いてあげた。
気付いたら夜の10時過ぎ。爆睡してしまった。キッチンで福田さんたちが洗い物をしている。なんだかデカい鍋を洗っているので質問すると、みんなでソーキそばを作って食べたという。娘にマッサージをしてもらった後、再就寝。
DAY 3 今日もまた一番乗り。今日は海に行く。かじんぼーでピザを食べた後、瀬底ビーチに行ってきた。ここは水の透明度が高いらしいが、遠浅で岩がゴツゴツしてとても泳ぎ難かった。ビーチに上がって、娘を砂に埋めてあげた。
Tumblr media
海で遊んだ後、一度家にもどってから豚しゃぶの店へ。最高。
DAY 4 やべ、、、ゆっくり書いてたら何やったか忘れた。とりあえずキンタコはうまかったし、一番好きな沖縄そばに出会えました。
Tumblr media
DAY 5
Tumblr media
5 notes · View notes
ayaka0715 · 2 months
Text
2024/05/03
#バーベキュー を食べて大満足!⭐️
因みに場所によっては
会社の外〔去年まで〕よりも家の外〔今年〕の方がbest^ ^
⭐️堺市の精肉店で買ったお肉、イカ焼き、焼きトマト、焼きマシュマロ、焼きおにぎり
待っている間で#ポケモンsv をやりまくっていた!
因みにコリンクは
金色versionを捕獲した為、以前で捕獲してしまった普通バージョンを特別に公開させていただきます。
ニュース
#長嶋茂雄 デー 、#ガルアワ 、
#あぶ刑事、大岩ジャパン優勝、ゴールデンウィーク明けは#ファミマ ×ピーナッツ など
Instagramは全て凍結されたら引退させていただきます。
今月は気をつけて https://ameblo.jp/kurushige/entry-12831208362.html
あと、詐欺もね。
https://dawaan.com/instagram-bo-fraud/
https://youtube.com/playlist?list=PLeXkmsAZiHBuQgYgcX_INTkdxaS0E-0M0&feature=shared
マンスリーベストナイン2024.5の発表日は5/19
🐉2024.4.20から5.17の候補⇨🥇になったらマンスリーベストナインアワード2024の候補となります。
〔〕ヒント有り
#佐々木蔵之介 💙🐎
#西島秀俊 🖤🍩
#阿部サダヲ 🧡⚾️
#堺雅人 ❤️🦌
#戸次重幸 💜🤖
#片岡愛之助 💖🍓
#kinkikids 💙🎸❤️✝️
 
抜き打ちチェックはInstagram引退をするので実施できませんので予めご了承下さい。
都合があれば変更する場合にもございます
インスタの調子が悪い〔#インスタ不具合 の〕時は
アップデート〔バージョン〕か再起動しましょう
出来なかったら
AndroidからiPhoneに変えましょう
 
また見たい方には👍
2度と見たくない方には👎
を押してください。
知らない人はフォローしないように。
皆様、ご視聴をいただきありがとうございます。
今月中で
Amebablog・Instagram・tiktok・youtubeを続きますのでどうぞお付き合いください。
まだ更新していない人はお早めにね。
 
もし、よかったらYouTube チャンネルを登録してね。
また見たい方には👍
2度と見たくない方には👎
を押してください。
知らない人はフォローしないように。
現在のInstagram は監督委員会 から違反されていますが、期限切れになると送れなくなるからご勘弁を。
あと、フォローバッグはストーカーの可能性があるから拒否させていただきます。〔フォローをする時は承認必要です。※無言禁止〕
これからも見守る。 扇動行為 破壊活動防止法 tictok instagram 謝罪 
危険なので死語扱い・文句を言ったり、
Instagram以外な写真は載せてしないでね。
インスタ不具合
#誹謗中傷  拘禁刑 ←#炎上 
#アカウント削除
#セックス依存症〔2022年度から18歳以上の新成人制度→人物画〕
 
現在
旧創業者の事務所であるSmileUP 社の救援,ウクライナ、台湾東部、石川県能登地方の#支援・医療期間 を行っております。
 
馬鹿なx・Instagram
あと、SNS詐欺・迷惑行為・犯罪行為は絶対しないで。
ニュース⇨
マシュマロは硬いですが、焼いておくと柔らかくなると思うよ。
皆様へのクリエイター達に感謝してあげています。
神藤彩佳🐼💙
0 notes
evkkmag · 1 year
Text
2023.6.5
今回は『売り言葉 』 にはじめて挑まれる女優さんにもコラムいただきました
新まおりさん [A]に出演
皆様はじめまして。新まおりと申します。 はじめましての方に優しくないこの苗字、読み方はアタラシです。ぜひお見知りおきを。
さて、先日外輪さんから「WEBマガジン用になにか書いてくれないか」と頼まれました。もー���そういうことは早めに言ってほしいですね。
私は書くことが得意ではありません。ただでさえ莫大なエネルギーと時間を消耗するのに、テーマ探しからとなると、それはもう気が遠くなるような大仕事なのです。
今回がevkk初参加ですので、自己紹介でも書こうかと思ってやめにしました。なぜなら、私は自己紹介も得意ではないから!(じゃあ何が得意なの?なんて聞かないでくださいね。)
自分でも自分をよく分かっていないというのに、何を紹介しろというのでしょう。元気よく紹介できるのはせいぜい名前くらいなもんで、そんなもの最初の一行でとうに済ませてしまいました。そもそも、これから芝居を観ようという方々に "新まおり" の中身を知ってもらう必要なんて無いのかもしれません。
自分では不思議なのですが、今の私は30代にも、20代にも、ときには10代にも見られる事があります。(10代の頃は頻繁に30代と間違われていました。よくも勝手に私の20代をうばったな!)
そして、しばらく一緒に過ごしてみると「話が大人だよね」だとか「話すと子どもだよね」とかって言われるのです。
これは一体どういうことなのでしょうか。決して相手や状況に応じて、私が巧みに演じ分けているわけではありませんよ。(それができたら役者に苦労していませんから)
私はずーっと私のままです。私は全然変わっていないのに、違って見えるらしいのです。
「そうか。出逢った人の数だけ "まおり" が存在しているんだ。」
その事に気がついてからというもの、私はできる限り自己の紹介はしないようにしています。
とはいえ、当然 "私が思う私" も存在しているわけで。
外輪さんは私と出逢ってからの一年間、ことごとく "新まおり" を勘違いしておられました。後から「思ってたのと違う!」とクレームをつけられても困るので、外輪さんのイメージする私像を訂正、訂正、訂正…。その都度訂正を重ねてきました。しかし、それはそれで "外輪さんから見た新まおり" という一種の正解だったんですよね。
必死に訂正してきたことを、お詫びして訂正いたします。
人にも自分にもウソはつきたくないけれど、「相手が描いている人物像を崩さない」ための努力はある程度必要かも、と思えてきました。 それはすなわち「相手のニーズに応える」ということでもあります。ある程度どころか必須のスキル。仕事の一環。社会の一員として果たすべき責任。
私も社会の一員として、そして何より役者として、その責任を全うすべきです。少なくとも『売り言葉』が無事に終演するまでの間、私は外輪さんの思う "新まおり" でいなければなりません。
そう書いて私は、なんだか心配になってきました。イヤな予感がしませんか。(何のこと?と思われた方はぜひ劇場へ)大変なことになる前に、やっぱり訂正しておくことにします。
皆さん、そして特に外輪さんへ 私はあなたの考えているような人間ではありませんからね!たぶん!
《追伸》 はじめて通し稽古をしたときの動画が送られてきました。自分の姿を客観的に見られるので、とても有り難いです。
そして、それは私の宝モノになりました。
通し稽古の様子が、ではありません。その動画には少しだけ続きがあって、ほんの数十秒しかない続きの部分が、です。
収められていたのは、通し終わりの空っぽになった舞台。張り詰めていた空気が一瞬にしてフッと緩み、そこにいた全員が大声を上げながら笑っていました。確認できるのは声のみですが、皆がどんな顔で笑っていたのか私には想像できます。きっと子どもみたいな顔をしていたに違いありません。
あんまり楽しそうに皆が笑っているもんで、夜な夜なひとりでその動画を見ながら「なんかもう、この瞬間さえあれば人って生きていけるよなあ」と涙を流してしまうほどでした。
と、そこへチラッと私の姿が写り込みました。それはそれは楽しそうに全身を駆使して笑っています。
あれ?おかしいな。動画の中の私は間違いなく、外輪さんがおっしゃる "新まおり" に見えました。私を勘違いしていたのは私自身なのか!?
やっぱり、それぞれの考え方に「ぶっぶー。間違い」なんてものはなくて、全てが「それはそれで正解」なのだと思います。
芝居だって例外ではありません。観る人の数だけ正解が存在します。もっと言えば、観る人が同じでも、観る回数やタイミングによってそれぞれ別の正解が生まれるかもしれません。
そういうわけで、ぜひとも沢山の方々に観ていただきたいのです。難しいことは抜きにして、ね。それも一度と言わず、二度三度と観てくださっていいんですよ!
そうして生まれた沢山の、それぞれの『売り言葉』が、皆様の中にほんの少しでも存在してくれるなら本望です。
それでは、劇場でお会いしましょう。
新まおり扱い 予約窓口はこちら
Tumblr media
中谷桜さん [B]に出演
昨日、白桃パフェをたべた。近所、というには少し歩くけど散歩には丁度良い距離のところにある小さなパーラーで、かなり年季の入った外観と内装だけどもそれが居心地良い。期間限定、と壁に貼られたカラーマッキーの手書き文字につられて何の気なしに頼んだパフェは、オールデイズの有線放送を2曲ほど聴いたところでやってきた。
ことん、と紙ナプキンを敷いた花柄の平皿へグラスが置かれる。運んできてくれたおばあちゃんの手は濡れていて、その皺には桃の果汁や香りや皮の感触が残っているであろうことがしのばれた。ありがとうございます。一礼してスプーンを手に取る。細長いぎんのスプーンは清潔ながら、長年の使用によりできた無数の細かな傷で薄く曇っている。鏡のように自分の顔を映すことはできないが、とにもかくにも、最初のひとさじめに取り掛かった。
カンヅメのモモではなく、きちんと剝きたてで、つるんとした中に柔らかい毛羽立ちが残る生の桃だ。真っ白とは異なり、どこかほんのりと落ち着いたあかるさを宿す色。種に近かったであろう部分はぎゅっと紅く、くちびるにふれる瞬間ほんわりとかぐわしい香りが鼻腔を撫でる。ひんやりした果実はつぐんだ口内でたちまち華やかに溢れるジュースとなって、とろんとした甘味が喉の奥へ流れると共にベールのような繊維と微かな苦みが後を引く。
きらきらプルプルの細かなゼリー、しゃりっと消えていくさっぱりしたシャーベット、そういった適度なコントラストを演出する名脇役たちと、みずみずしい生の桃。潔くプレーンなヨーグルトの海にもごろごろと果肉が入っていて、底のコーンフレークから掘り返すように混ぜつつ食べるとざくざくした感触が何とも小気味よく、素朴でさっぱりした味わいが自然と涼しさを誘う。初夏にぴったりの爽やかなひととき、なかなかどうして素敵な一品だった。
 嘘である。
繰り返す、嘘である。嘘です。白桃パフェなんて食べてません。うちの近所にレトロなパーラーは無いし、無論のこと白桃を剥いてくれる感じのいい物静かなおばあちゃん店主なんてのも居ない。あるかそんなもん。今回コラムを書くにあたり外輪さんから「昨日食べた白桃パフェがおいしかった的な雑記の方がいいかもしれません」とのアドバイスを受けて思いついた奇行である。ほんとのところ昨日の私はバイト先で馬車馬の如く働きづめるばかりで、次々に入るパフェだケーキだジュースだの注文に着実な殺意を溜めていた。そう、カフェ勤務の私はどっちかっつーと作る側なのである。その立場からするとパフェってのはマーーージで面倒臭い。手間がかかる!!!コーンフレークはそこらじゅう飛び散るしヨーグルトはすぐ在庫が切れるしアイスクリームは一玉掬うだけで腱鞘炎モノだし、見目の良い盛り付けにも神経が磨り減っていく。果物のコンディションは個体ごとに全然違うし、ましてや桃なんて繊細なモノを扱おうものなら十個用意しても売り物になるのはほんの二三個だろう。ちょっとしたオタノシミの一品、の裏には安時給アルバイターの汗と歯ぎしりと死んだマナコが隠されているのである。
ぶっちゃけついでに加えると、初夏のこの季節、飲食業界は桃だのメロンだのミントだのレモンだの、こぞって爽やかさ・清涼さを美徳として売り出すが、そういう風潮が嫌いだ。桃もメロンもミントもレモンも大好きだけど、「ほどよくさっぱり、あっさり、すっきりしたものがいいよね」なんて感覚を持て囃す人間の空気が嫌だ。
だから某スターバックスが数年前の真夏「スモアフラペチーノ」なるものを発表してくれた時は嬉しかった。スモアというのはアメリカで主流なおやつで、炙ったマシュマロとチョコを��ラッカーやビスケットで挟んだなんともヘヴィーで濃ゆいスイーツだ。そのスモアをイメージしたフローズンドリンクである、不味い訳がない。8月の猛暑でもおかまいなしに濃厚なチョコレートソースとこんがり煮詰めたキャラメル、バターのずっしり効いたクランチがざくざく入ったたっぷりの生クリーム、マシュマロ。それは鬱屈とした夏を生き延びる心強い味方だった。
甘すぎる、濃すぎる、重すぎる、そういう「過ぎる」ものが私は好きだ。それぐらいでないと心の奥底までは埋まらない。孤高を気取るつもりはないが、「ほどよい」「ちょうどいい」「さっぱり」という言葉はどうも寂しく感じる。普通の適度は私にとって寂しい。スモアはそんな��供じみた私の、よく分からない孤独感や不安感を甘やかして満たしてくれる。どろどろに焼け付くように甘い、熱く濃くべたついた甘さと重さ。爽やかさを美徳としなければならない時もあるけれど、それに従うこともあるけれど、私個人はあくまで過多に、トゥーマッチに、ベタベタなものを愛してる。そういうものが無ければ押し込められて消えてしまいそうに感じる。もし消えてしまえば、第三者は私の不安なんて知らずに、私のあっけない去り際を儚いとか清涼だとか切ないとかコンテンツ化して消費するだろう。だから私は今日もふてぶてしく嘘を書き、傲慢にうそぶく。レモン哀歌調のこの世の中で、スモア讃歌を歌う。
[中谷桜扱い 予約フォーム]
Tumblr media
《サワイのヨモヤマ》
こんにちは!澤井里依です
私事でございますが、今年の4月に13年続いたケーブルテレビの番組『三関王』が最終回を迎えました。
第一回放送から調査員田中としてリポーターを続けてきた番組で、人生で初めてのレギュラー番組でした。はじめてのロケの時はまだ大学生で、右も左もわからないまま現場へ。体当たりの調査が多く、サーカスの空中ブランコに挑戦したり、泳げないのに飛びこみをしたり、奈良公園の真ん中で鹿に追いかけられながら踊ったり、、色々なんでもやらせてもらって、今の私が積み重なってきたなぁ・・・・と感慨深い思いです。
ディレクターさんはじめ、沢山のまわりの大人のスタッフさんたちに育てていただき、最終回まで調査員田中をまっとうする事ができました。13年特別な時間を過ごすごとができたのは応援していただいた皆さまのおかげさまです。本当にありがとうございました。
そんな時に『売り言葉』再演のお話があり、三関王ロスの沼に落ちる事なく創作に打ち込むことができています。
『売り言葉』初演は30歳記念、池袋演劇祭の2回目はなんと自身の結婚式の直前(笑)と・・・・たまたまですがなんとなく私のライフステージの大切な時に関わる思い入れのめちゃくちゃ深い作品です。
体当たりのお仕事で鍛えられた性格や、家事・育児・仕事・創作とパンパンで生きてる日常と、これまで2度の『売り言葉』の公演の智恵子と女中を経て・・・・今の私の“今の女中”にたどり着きそうです。 前回観た方も、はじめての方もぜひ、ご期待ください!
[澤井里依扱い 予約フォーム]
Tumblr media
《ソトワコラム》外輪能隆
演出を担当していた「きのくにプロジェクト」で、武庫川KCスタジオでの上演が中止になったのが昨年8月。そして捲土重来(?) 劇場の大きさに合わせて二人芝居、ホンはもうまちがいのない『売り言葉』でのぞみます
十代から死ぬまでの数十年を、舞台というリアル3D空間でどう描くのか。最近は映像を使って当時を再現させることも可能になりました。しかし零細劇団であるEVKKではなかなか難しく(例のごとく)ご都合主義的演出で解決を試みます。
時間というのは客観的な指標ですが、主観的にも流れますよね。楽しい時間は短く感じる、というアレです。歳をとると一年が早くなるという実感があります。つまり、時間は人間がコントロールしているものでありながら正確である、ある人にとってはあっという間に過ぎた楽しかった1年と、苦しくてしょうがなく永遠とも感じられた1年は、正確に同期されるのです
この作品では、智恵子の希望にあふれた十代から、絶望のなかで死んでいくまでが描かれますが、その時間の流は智恵子によって早まったり遅くなったり、あるときは大きなうねりとなり、はたまたか細くなったりします。一方で、外から見ている女中は正確に刻んでいるようにみえ、それがある1点で同期します。この同期した1点から、物語がどのように流れていくのか――それがこの演劇の醍醐味でしょう
この「時間の流れ」を今回の会場である武庫川KCスタジオの特徴を生かした、ある仕組みで表現しようと考えています。何といっても零細劇団ですので、何ら大がかりなものでありません。ご覧になって「なんじゃそれ」と思われるやもしれず、では先に言っておけばそう見えるようになるやもしれず、この場で言っておこうと思いました
そんなリクツはともかく、この売り言葉、EVKKの作品の中でうちのオカンが「面白かった」とのたもうた唯一の作品ですので、老若男女問わず楽しんでいただけるとおもいます。ぜひご覧ください
- - - - - - - - - - 
たくさん書いていただきましたので、公演案内が最後になってしまいました。
EVKK 6月公演『売り言葉』
作 野田秀樹 演出 外輪能隆
日程 6/16(金)~6/18(日) 会場 武庫川KCスタジオ
詳しくはこちらをごらんください
http://www.evkk.net
魅力的な役者さんがいっぱいです。ぜひご覧ください
0 notes
misttimes · 2 years
Text
8月13日のツイート
ゆかりんほー
posted at 02:27:10
>過去に楽天ペイアプリにログインしたことのあるお客様であっても、音声通話の機能がないデータ通信専用SIMをご利用の場合、電話番号を認証することができないため、楽天ペイアプリをご利用いただくことができなくなります。 appuser-help.pay.rakuten.net/--62e87d69ff54… さようなら楽天ペイ。
posted at 01:43:53
この番組に字幕演出は一切不要 #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 01:18:17
大塚愛の地声低かったんだな #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 01:17:41
外国人にも大阪のたこ焼き大好評 #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 01:16:16
たこ焼きは日本だけだと思ってた #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 01:00:58
先に🐙? #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 00:57:09
この番組にらしからぬ過剰演出 #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 00:53:17
たこパ #タモリ倶楽部 #tamoriclub #tvasahi
posted at 00:51:59
Tumblr media
RT @pinkbambi_ryoko: アメブロを投稿しました。 『その名は…?』 #ギャラクシーエンジェル #アメブロ ameblo.jp/pinkbambi-ryok…
posted at 00:36:30
あの店、元々思うところあって避けてたけど、ふーんな感じ。 >RT
posted at 00:26:36
Tumblr media
RT @ikekaze: ☑️王国民の皆さまへ 池袋の風よりお知らせです。 田村ゆかりさんグッズは、全面改装に伴い、棚とパペットなど全て撤去いたしました。 改装後の『シン池袋の風』では飾ることは無く、自宅のカエル王子達と共に仲良く横並びで平和に飾り、ゆるく眺めながらめろめろな毎日を過ごそうと思います。 pic.twitter.com/UKY9P4lHrB
posted at 00:25:28
Tumblr media
RT @animesama: 『ギャラクシーエンジェル』の蘭花です。それから『B型H系』の山田です。池袋には「田村ゆかりさん推し」の飲み屋があったのですが、店がリニューアルされて田村さん関係の飾り付けがなくなったのが... 続き→marshmallow-qa.com/messages/9992e… #マシュマロを投げ合おう pic.twitter.com/gbXfIr05KE
posted at 00:24:37
Tumblr media
RT @yukidayoh: 社会が"女の子らしい"という言葉と一緒に"女の子らしい物、人"を排除しようとしているみたい
posted at 00:22:13
Tumblr media
RT @yukidayoh: 最近見るものは多様性をそれが好きな人にも押し付けてる気がする
posted at 00:22:07
Tumblr media
RT @yukidayoh: なんかさ、ピンクが好きで、プリキュアとかプリンセスが好きで、ズボンよりもスカートが好きでランドセルも赤が良くて、料理とか裁縫が好きな女の子が生きづらくない?
posted at 00:22:05
Tumblr media
RT @TwitterJP: ふぅw 今回も耐えられた☁️
posted at 00:19:00
Tumblr media
RT @momoiktkr: テレビでラピュタを初めて観たという若者が「なんでムスカっていう人はずっとネット上みたいな話し方してるんですか」って言った、という噺が好きだ
posted at 00:08:24
長崎行ってから早1週間。今回宿泊したホテルはフォルツァ長崎。きっかけは昨年博多で予約していたホテルがコロナ軽症者受入の為に代替手配されたのがホテルフォルツァ博多駅博多口で朝食バイキングが良かったから。フォルツァ長崎の朝食も皿うどんに五島うどん、福岡のかしわめしetc充実していた。 pic.twitter.com/DgGviseGqf
posted at 00:02:27
from TOJHO(@misttimes) - Twilog https://ift.tt/yHGRsWQ via https://ift.tt/CTSIch1
0 notes
reikomono · 5 years
Photo
Tumblr media
【手紡ぎ糸で自由に作る!小さなクリスマスツリー作りのWS🎄:12/14,15】 . 今年で5年目となるREIKOMONOの手紡ぎ糸を使ったクリスマスツリー作りのワークショップ🎄🐏✨ 去年参加した、千葉の稲毛にあるとっても素敵なガーデンセンター “the Farm UNIVERSAL” @thefarm_chiba のイベントに今年も参加させて頂きます!😆✨✨ . 千葉でのイベントは去年が初めてだったのですが、素敵な方々と素敵な雰囲気でとても楽しかった記憶が残っています☺️ . 東京から少し距離があり、少しアクセスに戸惑いますが、このイベントの出店者さんはみんなハイセンスなので、よろしければ千葉以外の方もお越しください* . メインはワークショップですが、紡ぎ糸も持っていきますよー👌✨ 野外で寒いと思いますので、暖かくしてお越しください♪ . 長いですが、下記詳細です! . 【手紡ぎ糸で作る小さなクリスマスツリーのワークショップ🎄】 前回も多くの方にご参加頂いた、ふわふわの手紡ぎ糸を使った小さなクリスマスツリー作りのワークショップを行います。 好きな色の手紡ぎ糸を選び、様々なパーツをふんだんに使ったちょこんと飾れる可愛いツリー!小さなお子さまでもご参加頂けますので、ぜひお気軽にご参加ください♪ ※手紡ぎ糸はREIKOMONOが一本一本丁寧に紡いだものをご用意します . ⭐️内容 カラフルな糸から好きな糸を選び、ボタンやビーズなどを自由に使って小さなツリーを作ります。 . ⭐️日時 12月14,15日 10:00〜16:00 . ⭐️料金 2000円 ※事前予約優先・当日申し込みもOK . ⭐️事前予約 Instagram,FacebookメッセージかHPからご連絡ください Instagram:@reikomono Facebook:reikomonoで検索 HP:http://www.reikomono.com/ .. .. #REIKOMONO #handspun #yarn #market #workshop #xmas #糸紡ぎ #ワークショップ #クリスマス #クリスマスツリー #クリスマスマーケット #親子 #千葉 #稲毛 #手作り #植物 #ガーデニング #イベント #すでに申し込みが!嬉しい! #去年は焼きマシュマロ https://www.instagram.com/p/B5bdPOKJGxS/?igshid=ffzrjditlfg6
0 notes
jokertrap-ran · 3 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
[お中元?] 一ノ瀬学 (SR) [Mid-summer Gift?] Ichinose Gaku (SR)
彼氏がモテると大変? It’s rough because my boyfriend’s popular?
うん、今日はいけそうな気がするよ。 Okay, it feels like I can do this today!
All Episodes Translations : Translator’s note : MC’s name shall remain as my normal (水嶋ラン) Spoiler friendly : Translations under cut !
BF Series Masterlist
Chapter 1:
水嶋ラン Mizushima Ran
こんにちは、一ノ瀬先生。何を読んでるんですか? Hello, Ichinose-sensei. What are you reading?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
えっ!? わっ、ランさん……! Wha—!? Wh- Ran-san…!
水嶋ラン Mizushima Ran
す、すみません、どうかしましたか……? S-Sorry, did I do something…?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
い、いやいやなんでもないよ? びっくりしただけだよ。 No, no; you didn't do anything. I was just surprised, is all.
水嶋ラン Mizushima Ran
(でも、さすがにびっくりしすぎだったような……) Huh? Ichinose-sensei? Isn't that the one that's being targeted at high school girls…? あれ? 一ノ瀬先生、それって女子高生向けの……? (But that's still way too big of a reaction for simply being surprised…)
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
! え、ええと、これは、その……。なんというか。 Er, umm…! This is, uh… How do I put this…
さ、さすがにわかっちゃうよね、君は女子高生だし。 O-Of course you'll recognize it at a glance! I mean, you're a girl in high school after all…
あ、でも! 僕が好きで買ったんじゃないから……! Oh, but—! It wasn't like I bought this because I like it or anything!
忘れ物らしくて、ここに置きっぱなしだったんだ。 I think it's a lost item; since it was left lying out here.
職員室に持って行って、保管しておこうかと思って。 I was thinking of bringing it back to the Staff Room and temporarily keeping it there.
水嶋ラン Mizushima Ran
でも先生、かなり熱心に読んでいたような……。 But you looked like you were really absorbed in reading it…
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku ……………………はは。バレてたか……。 …...Haha. Guess I got found out, huh...
水嶋ラン Mizushima Ran
す、すみません。触れちゃいけないことでしたか? S-Sorry! Did I just overstep a boundary?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
そこまでじゃないけど……。相談に乗ってくれるかな? Not really, but… Will you talk to me about it?
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— ——
Chapter 2:
水嶋ラン Mizushima Ran
相談、ですか? 私で良ければ、聞かせてください。 Talk? I'll hear you out if you're willing to let me.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ありがとう。……実はね、この特集を読んでたんだ。 Thank you… I was actually reading this special feature here.
水嶋ラン Mizushima Ran
『今年はコレ欲しい! ガチ狙いホワイトデー特集』? "I want this this year! Special Edition: Let's aim for White Day, for real!"?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
もうすぐホワイトデーでしょ? お返しに悩んでてね。 White Day's coming up soon, no? And I'm a little at a loss as to what I should get as a return gift, you see.
水嶋ラン Mizushima Ran
あ……。好きな人へのお返し、とかですか? Oh… You mean, you're looking for a return gift for someone you fancy or something?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ち、違うよ、生徒のみんなへ義理チョコのお返しだよ。 N-No. It's for all those students who gave me Obligatory Chocolate.
水嶋ラン Mizushima Ran
義理チョコへのお返しなら、定番のお菓子とか……? If it's just something in return for Obligatory Chocolate, then how about giving them the classic sweet and the like?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
それがね、そう簡単にいかなくて、悩んじゃうんだ。 I mean, what if the students don't like it because I gave them the same thing as last year? Or maybe because it tastes strange?
去年と同じとか、味が微妙だと、生徒から駄目出しが。 Well… I'm worried about that, because wouldn't it be too easy then?
水嶋ラン Mizushima Ran
そ、そうなんですか……? 先生も大変なんですね……。 T-That bad…? Looks like teachers have it pretty hard too...
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うん。高価なものはお互いに困るし、程々のお値段で。 Yeah. Something expensive would only trouble both sides alike, so it'll have to be something reasonably priced, at least 
後は美味しくて、喜んでもらえるもの。……難しいよ。 And it also has to be something delicious; something they'll be happy to receive. It's really tough…
ランさんなら、どういうお返しが欲しい? What kind of return gift would you like, if you were in their shoes?
この特集に載ってるお菓子に気になるもの、あるかな? Are you interested in any of the sweets on this special feature?
水嶋ラン Mizushima Ran
うーん……。そうですね……。 Hmm… Well...
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— ——
Chapter 3:
水嶋ラン Mizushima Ran
うーん……。どれも美味しそうで選べないです……。 Hmm… I can't really choose since they all look so delicious.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
あはは、わかるよ。美味しそうだし、かわいいしね。 Ahaha, I get you. They all look so delicious and, not to mention, cute.
味が想像つかない見た目のものも、結構あるし……。 There are quite a bit of things where you can't really imagine how they'd taste from how it looks either...
だけど、それじゃあどうしようかな……。……あ、そうか。 But, what should we do, now that it's like this…? Oh… Oh, yes.
味を確かめて買えばいいだけだね。うっかりしてたよ。 All I have to do is to buy it after checking to see how it tastes. I never thought of that.
水嶋ラン Mizushima Ran
確かめる……? Check…?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うん。ホワイトデーコーナーで試食しようかなって。 Yup. I'm thinking of going to try them out at the White Day corner.
片っ端から食べてみて、美味しいのを選べばいいよ。 I just have to start from one end of the line-up they have to offer, and buy those that taste good.
水嶋ラン Mizushima Ran
ふふ……。楽しそうですけど、結構大変そうですね。 Heh… While it does sound fun and all, that also sounds like it'll be quite troublesome.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
まあ、たくさん食べ比べるとしたら骨が折れるよね。 Well, it's really a pain to eat them all and compare them as I go;
でも、みんなに美味しいお菓子をお返ししたいしね。 But I want to give everyone delicious tasting sweets back in return too.
水嶋ラン Mizushima Ran
(一ノ瀬先生、やっぱり優しいな……) (He's really nice after all…)
あの……。私も何か、手伝いましょうか? Err… Should I help you with something?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
それって、君も一緒に食べ比べてくれるってこと? You mean, you're willing to come taste-testing with me?
女の子の意見が聞けるなんて、心強いな。ありがとう。 Thank you; It's really reassuring to know that I'll be able to get a girl's opinion on this.
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— ——
Chapter 4:
水嶋ラン Mizushima Ran
(今日は、一ノ瀬先生とお菓子選びに出掛ける日!) (Today's the day I go Sweet Picking with Ichinose-sensei!)
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
とりあえず、デパートに行ってみようかと思うんだ。 I'm thinking of going to the Department Store for now.
品揃えも良さそうだし、いろいろ比べやすそうだから。 They have quite an assortment there, so it'll be easier to compare things.
水嶋ラン Mizushima Ran
はい。きっと素敵なお返しが見つかると思います。 Okay. I'm sure we'll be able to find some brilliant return gifts!
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ランさんも、ホワイトデーには期待しているのかな? Are you looking forward to White Day too?
水嶋ラン Mizushima Ran
うーん……。チョコは、感謝を伝えたくて贈ったので。 Hmm… I only gave out chocolates to convey my gratefulness;
相手に喜んでもらえたなら、それだけで満足です。 So I'm satisfied as long as the receiving party's happy with it.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
気持ちが1番ってことかな? ランさんらしいね。 So, it's the feeling that counts? Sounds like something you'd do.
でも、気持ちを込めた贈り物っていうのも悩むよね。 But even heartfelt presents has their own set of troubles... 
想いは目に見えないし、手作りも一長一短だし……。 Feelings are not something that's visible, so there are also pros and cons to handmade gifts…
ふふ。でもこうして悩むのも、また楽しいよね。 Hehe. But these sort of troubles are also pretty fun.
ランさんもバレンタインでは何を贈るか悩んだ? Did you also mull over what to give others during Valentine's?
水嶋ラン Mizushima Ran
はい。どんなチョコにしようかなって、いろいろと。 Yeah. Lots, actually; like what kinda chocolate I should go with and the like.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
やっぱり。……そのとき、楽しかった? I knew it. Was it fun…?
水嶋ラン Mizushima Ran
ふふ……。はい。とても楽しかったです。 Heh… Yes; it was very fun indeed.
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— ——
Chapter 5:
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
えーと……。ホワイトデー関係の売り場はどこかな? Err… Where are the White Day related things being sold at?
水嶋ラン Mizushima Ran
あ、催事場でフェアが開かれているみたいです。 Oh, it looks like they've opened a fair down at the Exhibition Area.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
よし。たくさん買うから、今日は頑張らないとな~。 Okay! I'll be buying lots of things today, so I really do have to work hard~
水嶋ラン Mizushima Ran
一ノ瀬先生、どれくらいお返しするんですか? Just how many return gifts are you planning to give?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うーん、50個くらい、かな……。 Hmm… About 50, maybe?
水嶋ラン Mizushima Ran
50個!? た、たくさんもらったんですね……! 50!? You really got a heck ton of gifts!
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うん。まず、生徒のみんな、それに親戚とか……。 Yeah. First, I got them from the students; and then from my relatives and the like...
よく行く書店のおばさん、定食屋のおかみさん……。 Like the old grandmother who runs the bookshop I frequent, and the lady boss of the set meal shop...
後は、馴染みのスーパーやコンビニの店員さん、かな。 And also the employees from the supermarket and the convenience store that I've been a patron of for years, I suppose.
水嶋ラン Mizushima Ran
す、すごいです、一ノ瀬先生……。 W-Wow, Ichinose-sensei...
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
もらうだけもらって終わり、なんていけないからね。 I can't just take their gifts and leave it like that after all.
お中元やお歳暮みたいなものだからちゃんとしないと。 Mid-year gifts are like their Year-end gift counterparts, so I've got to do it right.
水嶋ラン Mizushima Ran
(ふふ……。一ノ瀬先生って、律儀な人だなあ) (Hehe… He's such a conscientious person!)
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ん? ランさん、どうして笑ってるの? Hm? Ran-san? Why are you laughing?
君にもたくさん試食してもらうよ。準備はいいかな? I'm going to have you go on a taste-testing spree. Are you ready? 
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— ——
Chapter 6:
水嶋ラン Mizushima Ran
わあ……! さすがに、フェア会場は混雑してますね。 Whoa… The fair's really crowded!
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うん。いろんなお菓子がいっぱい並んでいるし……。 Yeah. I mean, there are lots of sweets lined up here after all…
目移りしちゃうね。どこから見ていけばいいかなあ。 It's really difficult to choose; I don’t know where we should start off.
あ、ここにバウムクーヘンがあるよ。いい焼き色だね。 Oh, there are Baumkuchens here. It’s wonderfully baked.
じゃあ早速だけど、ランさん、試食してみてくれる? Now then, let’s get you started at once. How about trying it out, Ran-san?
水嶋ラン Mizushima Ran
はい! ……わ、しっとりしていて、美味しいです。 Okay! ...Wow, it’s moist and delicious!
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ありがとう。次は、クッキーの試食もお願いできる? Thanks. Could I ask you to taste-test the cookie next?
たくさん種類がありすぎて、よくわからないんだ……。 There are way too many different types of them here that I don’t really know which one to go with...
水嶋ラン Mizushima Ran
美味しいです。でも、甘めなので相手を選ぶかも……。 They’re delicious. But it’s sweet, so I think it’ll be dependent on the receiver.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
なるほどなるほど。じゃあ、こっちのマシュマロは? I see, I see. What about the marshmallows here then?
水嶋ラン Mizushima Ran
ふわっとしていて、優しい甘さで、美味しいです! Soft and fluffy with a gentle sweetness; delicious!
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
じゃあ、次は……。こっちのチョコレートはどうかな? Then next up… How about this chocolate?
水嶋ラン Mizushima Ran
……あ、意外とビターで大人の味です。美味しいです。 ...Oh, it’s surprisingly bitter; an adult-like taste. It’s delicious.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
そっか……。参考になるなあ。後は、こっちの―― I see… I’ll keep that in mind. Next, how about this—
水嶋ラン Mizushima Ran
あ、あの、先生! ちょっと待ってください……! Err, wait a minute— Sensei…!! 
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— ——
Chapter 7:
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ん? どうしたの? まだ食べてる途中だった? Hm? What’s wrong? Were you still in the middle of eating?
水嶋ラン Mizushima Ran
さっきから、私ばかり食べてる気がします……! I feel like I’m the only one doing all the eating since just now!
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
あ……。そうだったね、ごめん。つい……。 Oh… You’re right. Sorry, I just couldn’t help it...
君が『すごく美味しい』『幸せ』って顔をするから。 Because you’re making such a “happy face” from how “absolutely delicious” it is.
次はどんな表情をするのか見たくなっちゃって……。 And it made me want to see just what sort of expression you’d make next...
水嶋ラン Mizushima Ran
そ、そんな顔してましたか、私……? W-Was I actually making such a face…?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うん。見ていて、僕も幸せになってきたくらい。 Yup. So much that I was content just by watching you.
いろいろ食べてもらったおかげで、候補を絞れたよ。 I managed to narrow down the selection thanks to you taste-testing a wide variety of things.
水嶋ラン Mizushima Ran
一ノ瀬先生は、食べなくていいんですか……? Are you sure you’re fine with not eating anything…?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
僕の味覚より、女子高生の味覚のほうが参考になるから。 Well, a high school girl’s taste-test review will serve as a better reference than my own.
ところで、ランさんが気になっているのって―― By the way, was the one that was to your liking――
このマシュマロじゃないかな? This marshmallow?
水嶋ラン Mizushima Ran
あ、はい。……私、そんなに顔に出ていたんですか? Oh, yes. Did it… Did it really show that much on my face?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
うん。……あ、そんなに赤くならなくても大丈夫だよ。 Yup. Oh… You don’t have to get that flustered by it.
いいことだと思うけどなあ。見てて飽きないし……。 I think it’s a rather good thing, actually. Plus, I won’t ever get bored of watching you...
—— —— ≿ -————✣⊹⚜⊹✣————-≾ —— —— 
Chapter 8:
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
素直に感情を表せるのって、いいことだと思うんだ。 I think it’s good that you’re honest with how you feel.
君はそれが、とても上手だから……。 Because you’re very good with that...
あ……。えーと、それじゃあ、お会計してくるね。 Oh… Err, I’l go pay for this then.
マシュマロを中心に何種類か買ってみることにするよ。 I’ll just pick out a couple of different varieties from the marshmallow pile and purchase them.
すみません。このマシュマロを、とりあえず30個…… Excuse me. Could I get 30 of these marshmallows, for the time being…?
店員 Shop Employee
はい、ありがとうございます。 Absolutely, thank you.
お隣は彼女さんですか? 彼氏がモテると大変ですね。 Is that your girlfriend beside you? Must be rough since your boyfriend’s so popular.
水嶋ラン Mizushima Ran
えっ? Huh?
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
えっ? か、彼女なんて、そんな、違いますよ。 Huh? G-Girlfriend? No, no; you’re mistaken.
僕らはそういう関係ではまったくなくて、ですね……! We don’t have that sort of relationship between us; right…!?
ど、どうしよう、あまり否定すると逆に変かな……!? Uh oh, oh no; will denying it only make it seem weirder…!?
-————✣⊹⚜⊹✣————-
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
ごめんね、ランさん。誤解されちゃったみたいで…… Sorry, Ran-san. It looks like we both got misunderstood there... 
水嶋ラン Mizushima Ran
ふふ……。私は大丈夫ですよ、一ノ瀬先生。 Hehe… Don’t worry about it, Ichinose-sensei.
一ノ瀬 学 Ichinose Gaku
だ、大丈夫って言っても、あの、その……っ! E-Even if you’re okay with it―― Um, err… 
水嶋ラン Mizushima Ran
(慌てる一ノ瀬先生って、ちょっと……かわいいかも) (I think Ichinose-sensei’s kinda a little cute when he gets all flustered like that...)
—— ≿ -————❈ ⚜  𝔉𝔦𝔫.  ♔❈————-≾ ——
8 notes · View notes
liliyaolenyeva666 · 3 years
Text
Tumblr media
🎼 00691 「Sweet Dreams」。
過去に 「まだある。 今でも買える"懐かしの昭和"カタログ 〜おやつ編〜 (初見健一さん、大空出版 2007年)」 を読んだわたしですけれど、今度は 「改訂版 (大空出版 2020年)」 を読んでいます。本の中で触れていた 懐かしの商品は そのほとんどが わたしのセーシュンそのものです。テキトーに挙げてみます。あ、ちなみに オリジナル版も改訂版も頁数は同じ 207頁です。
・1919年
森永製菓 「森永ミルクココア (箱タイプ)」
小さじに 山盛りで数杯入れるというその感じがたまらなく好きでした。ココアはやっぱり森永です。
森永乳業 「森永ミルク (缶入り)」
キコキコと缶に少しだけ穴を空けて食パンやイチゴに たらりと垂らして味わう 牛の絵柄が描かれたミルク缶です。
・1951年
パイン 「パインアメ」
穴が空いた黄色い飴。今でも たまに舐めていたり。
・1953年
大丸本舗 「ニッキ飴」
少年隊風味の飴ではありません。ニッキとは 「肉桂」 のことなんださうで、シナモンとはちょっと違うみたいです。祖母の家でよく見かけました。
・1957年
春日井製菓 「こんぺいとう」
ガリガリバリっと噛まずに じっと舐め続けることで 耐えることの素晴らしさを学んだお菓子です。土に植え水を与えると こんぺいとうが芽生えて、こんぺいとうの花が咲いて 沢山のこんぺいとうが鬼灯のやうに 実成るなんて 思っていた時期もありました。
・1957年
森永製菓 「森永ホットケーキミックス」
母がよく焦がしながら作ってくれました。冷蔵庫には何故か 余ったシロップが溜まりに溜まり、冷やされながら その出番が来るのを今か今かと待ち望んでおりました。
・1958年
ヤマザキ 「スイスロール」
太巻きロールケーキ。おやつの時間に よく食べました。
・1960年ごろ
リマ 「バナナカステラ」
バナナなカステラには "BANANA" と立体的に描かれていました。バナナよりもバナナを意識した作りのバナナなカステラです。元々は 高級和菓子だっさう。
・1961年
森永製菓 「エンゼルパイ」
中に入っているマシュマロが大の苦手なわたしは 外側ばかり ムシャムシャと食べていました。
・1961年ごろ
カバヤ 「フィンガーチョコレート」
銀紙で包まれていた長細いチョコレート。裏側から銀紙を そうっと剥がすのがとても楽しいお菓子です。
・1962年
明治製菓 「アーモンドチョコレート」
このアメフトのボールのやうなチョコレートは 山程食べました。ファンブルするくらい食べました。
・1966年
日清製菓 「バターココナツ」
大人になってからのほうがよく食べているやうな気がします。特に 刹那すぎる お給金前などに。
・1967年
明治製菓 「ストロベリーチョコレート」
美味しかった板チョコです。近所のコンビニエンスストアに置いて欲しいなって思います。
・1968年
山崎製パン 「コロネ (パン) 」
コロネは 若いころよく囓りました。モスラの胴体っぽくって好きでした。
・1969年
明治製菓 「アポロチョコレート」
近頃は大粒のものもあったりする アポロなチョコレートは "アポロ計画" ではなく "太陽神アポロン" からその名前が来ているさう。わたしは カール・ウェザースが演じたボクサーを思い浮かべながらお口いっぱいに頬張ります。
・1960年代後期
石垣食品 「フジミネラル麦茶」
麦茶そのものよりも、ライオンとヒョウに襲われた経験を持つ 松島トモ子さんのイメージが強いです。
・1960年代
アムールエー・パン 「スパゲティーロール (パン)」
ホットドッグスタイルのパンに ナポリタンや 焼きそばやハンバーガーやコロッケなどを ぎっしりと載せてラップで包んだパンは 必ずといっていいほど ボロボロ ボトッと落としました。
・1970年
亀田製菓 「ソフトサラダ」
ソフトなお煎餅。食べ過ぎると 無性に喉が乾きます。
江崎グリコ 「ペロタン」
現在は "ペロティ" というらしい 棒付きの絵柄つき円形チョコレート。絵柄を溶かしながら ペロペロ舐めるサディスティックな感じに強く惹かれました。
名糖産業 「名糖アルファベットチョコレート」
ひとつひとつキャンディのやうに包まれた 台形の小さなチョコレート。上手に遊べば "スクラブル (Scrabble)" することが出来るかもしれません。
森永製菓 「小枝」
未知の生命体をカリカリかじってるやうな感じが好かった 長細いチョコレートです。
明治製菓 「チェルシー」
元々は スコットランドのスコッチキャンディーから来ているさうです。"アナタニモ Chelsea アゲタイ"。
・1972年
ネスレ 「ミロ」
ネスレって 一昔前は "ネッスル" って呼んでいたやうな気がします。アルファベットで "Milo" って書く "ミロ" は スポーツ選手の名前から来ているさうです。
・コカ・コーラ 「ドクターペッパー」
ふしぎな味がする炭酸飲料水。商品名は ペッパー博士という方から名付けられたさうです。
・1974年
ブルボン 「ルマンド」
ブルボンでルマンド。それだけで ヨーロピアンな気分に浸れました。バリバリ噛むとポロポロとこぼれるところもヨーロッパな感じがしました。
・1975年
不二家 「不二家レモンスカッシュ」
美味しいレ��ンの炭酸水で よく飲みました。
・1976年
明治製菓 「ポポロン」
いまでも コマーシャルソングが歌える 小さなチョコ入りシュークリームふうお菓子です。
ハウス食品 「フルーチェ」
牛乳といっしょに混ぜてつくる おいしいデザート。ささっと ボウルの中で拵えて 冷蔵庫で 冷んやりさせてから頂きました。
・1979年
明治製菓 「ヨーグレット」
よくビフィズス菌を囓っていました。
ブルボン 「エリーゼ」
ブルボンでエリーゼ。もうこれだけで ルマンド同様 ヨーロピアンな気分に浸れました。白と黒のどちらをどう上手く食べるか いつも悩みました。
・1981年
サントリー 「マウンテンデュー」
炭酸飲料水。当時、メローイエローと交互に飲んでいました。
..
1 note · View note
kahi-kohi · 4 years
Text
Tumblr media
旅する珈琲 Vol.4
さてさてどうしたものかな、とサーチャー氏は首を傾げました。 友人の待つ北の街に向かっていた列車が、途中の小さな駅でどうにも立ち行かなくなってしまったのです。 この雪じゃあね、と車掌さんが帽子をあげ、申し訳なさそうな顔になりました。 「しかたがないですよ」 その帽子にはこんもりと雪が積もっています。 サーチャー氏がそこに視線を移したものですから、車掌さんは気恥ずかしそうに苦笑いして帽子を脱ぐと雪をはらいました。きっとさっきまで外で雪かきをしていたのでしょう。 ふわふわのマシュマロのように見えますが、こういう雪は指にくっついてとても冷たいものなのです。サーチャー氏は気の毒に思う気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。 「除雪車が来てくれますから明日には動くでしょう。でもとにかく今日はこの駅で足止めです」と車掌さんが言います。 「駅の近くには宿もありますから、温かいベッドで眠れるはずです。そちらへどうぞ」 「ありがとうございます」 サーチャー氏は丁寧にお辞儀をしました。それから「車掌さんや機関士さんたちはどうするんですか?」と尋ねます。 この列車の乗客はサーチャー氏をいれても3人ほどです。ほとんどのお客は1つ手前の大きな駅で降りてしまっていました。 3人くらいなら小さな駅にある町の小さな宿でも泊まれるでしょうが、この列車を動かしている人たちは車掌さん以外にも機関士や運転士たちといった鉄道員が何人もいるはずです。 車掌さんはちょっと驚いたように目を瞠ってから肩を揺すって笑い出しました。 「さあさあお客さん、私たちのことは心配せんでもいいんです。どのみち私たちは列車から離れるわけにはいきません。でも冬のたびにあることですからね。駅舎には毛布もストーブもあります。慣れていますよ!」 サーチャー氏は「そうですか」ともうひとつお辞儀をして客車を降りました。
空からはしんしんと真綿のような雪が降り続いています。 サーチャー氏はマフラーをしっかり巻き直して毛織りのコートの襟を立て、駅から出ました。 振り返ると鉄道員たちが雪かきをしている姿が見えます。丁寧に列車の雪を払っている姿は頼もしいものでした。 遠くに除雪機関車の汽笛が聞こえてきましたから、確かに明日には動けそうです。 無理しなくてもいいのになあ、とサーチャー氏は思いました。クリスマスまでには間に合うようにたっぷりと余裕を持って列車に乗りましたから2、3日遅れたところでどうということもありません。 けれど、すぐに思い直します。 隣の客車に乗っていたえんじ色のコートを羽織った背の高い紳士は、小脇に大きなぬいぐるみを抱えていました。もしかしたら彼は出来るだけ早く家族のもとに帰りたいかもしれません。 サーチャー氏の友人はいい大人ですから、サーチャー氏の訪れが少し遅れたところでお土産話がひとつ増えたくらいに思ってくれますが、ぬいぐるみを待っているのが小さな子供ならそんな風には思えないでしょう。子供の世界はいつだってとても小さくて大切なものばかりで、はち切れそうなのです。 きっと、列車を動かす人たちはそういうことがよくわかっているのです。だからあんな風に懸命に雪を除けてくれているのです。駅はいつだってそんな人たちの群像劇で溢れているのですから。 サーチャー氏は鉄道員という仕事に改めて深い敬意を抱きました。幸せを運ぶ人のことをサンタクロースと呼ぶのなら、彼らだって立派なサンタクロースに違いありません。
そんな風に考え事をしていたせいでしょうか。サーチャー氏はいつの間にか小さな町の外れに出てしまっていました。 真っ白な雪景色の木立がずっと向こうまで続いています。 (おやおや) いつのまに駅前の通りを過ぎてしまったのでしょう。もしかしたら宿屋のあるほうと反対側へ歩いてしまったのかもしれません。雪の日というものはいろんな感覚を不思議な方へと引っ張ってしまうので油断は禁物です。 急がないと夕暮れになってしまいます。引き返そうかと思いましたが、もう少し歩いた辺りの木立の影に、ちらりと家の灯りが見えました。 他に家らしきものはありません、ぽつんとひとつだけ小さな屋根が見えます。窓には灯りが点っていました。 サーチャー氏はその家で少し温まらせて貰おうと考えました。 何故って、その家の窓辺の灯りがとても素晴らしく居心地良さそうに見えたのです。洋燈の光以外に赤や緑や金色の小さな灯りがきらきらしていて楽しそうです。そんな風に窓辺を灯りで飾っている家の住人がひと嫌いであるなんて思えません。 サーチャー氏は雪に滑ったりしないよう慎重に、けれど足早に近づいて行って扉をノックしました。とても古風な石造りの家ですが、扉は綺麗で明るい緑色です。 「すみません、こんにちは!」 扉はすぐに開きました。 「こんばんは、いらっしゃい!」 なかから出てきたのは驚いたことにトロルでした。サーチャー氏は目を瞬きます。トロルはふつう南の国にいるものです。こんな雪深い町に好んで住んだりしません。とても寒がりなのです。 「ははあ」 トロルはサーチャー氏の顔を見てにこにこしました。 「僕がトロルなので驚いているんですね! 僕は変わりもので、南の国と北の国と行ったり来たりしているんです。さあさあお入り下さい。旅の話を聞かせて頂けるなら、美味しい晩ごはんと温かい寝台がご用意出来ますよ!」 もちろんサーチャー氏は大いに感激してトロルの招待を受けることにしました。
 「僕はチョコミントロルのフォラステロといいます」 トロルは自己紹介しました。 なるほど毛並みはチョコレート色ですし、鼻の色は爽やかなミントの色あいです。 「僕は一年の半分をカカオの農園で過ごして、もう半分をこの辺りの森で過ごすことにしているんです。何しろいい香りのミントの葉がつめるのでね!」 フォラステロは素晴らしく滑らかなホットチョコレートにマシュマロをたっぷり浮かべてくれました。 ��と口飲んだだけで体の内側からぽかぽかしてきます。 「こいつは凄い」 サーチャー氏は冷えた鼻先までかっかとしてくるので驚きました。 「そうでしょうそうでしょう」とフォラステロは得意そうです。 「最高の金色のカカオで作った特製のホットチョコレートです。唐辛子を少し入れるんです。冷えた時にはこいつが一番ですよ!」 それからフォラステロはとても美味しい料理を次々に振る舞ってくれました。 カカオで煮込んだ肉料理はスパイスとカカオの良い香りがして柔らかく美味でしたし、添えられていた芽キャベツとジャガイモはちょうど良いゆで加減でほくほくでした。鱈とリーキのスープも思わずおかわりをしてしまうほどの美味しさでした。 デザートはもちろんチョコレートのケーキです。 濃いチョコレートが染みこんだ生地にキルシュに漬けたさくらんぼが挟まっていて、生クリームと一緒に食べるのです。 サーチャー氏は大喜びで、「御礼に、ぜひ君に珈琲をご馳走したい」と申し出ました。 一緒に食事をして打ち解け、すっかりくだけた物言いになっていました。 「このケーキに最高にあう、おすすめの珈琲豆があるよ!」 サーチャー氏が旅をしながらあちこちで集めてきた鞄一杯の珈琲豆は、生の豆と焼いてあるものと両方あります。どちらも大切な友人へのお土産ですが、旅の途中で良くしてくれたひとたちにいれてあげることはちっとも惜しくはありません。そんな話をこそ、友人は喜んで聞いてくれるはずだからです。 フォラステロは大喜びでした。 サーチャー氏が丁寧にいれた珈琲の香りにミントグリーンの鼻をひくひくさせて、「やあこれは素敵な香りだぞ!」と手を打ちます。 それから何かに気付いたように、ぱっと明るい顔になりました。 「君はなんて素敵な珈琲を持っているんだろう。これは僕がいた国の珈琲だね!」 もちろんそうなのです。料理を食べながらカカオ農園の話を聞いていたサーチャー氏には、それがどこの国のことなのかわかりました。大小の島がいくつも集まって出来ている国です。海に囲まれ、濃い緑と濃い色の花とたくさんの動物たちがいる国です。そこでは果物と一緒にカカオがつくられていますが、珈琲もたくさんつくられていました。 サーチャー氏は友人から貰った愛用のポットで珈琲をたてながら片目を瞑ってみせました。 「君さえ良かったら、僕がこの珈琲豆を手に入れた島の話も聞いてくれないかい」 「もちろんだとも!」 フォラステロは身を乗り出して、にっこり笑いました。 それから少し茶目っ気のある顔になりました。 「その前に、ちょっとした提案があるんだ」 「なんだい?」 「ゆっくり君の話を楽しむ前に、珈琲を飲んで体を温めてから、僕の家の大きな魔法瓶にホットチョコレートをいれて、駅に差し入れにいかないか。そろそろ本格的に冷え込んでくる時間だろう?」 サーチャー氏はびっくりしました。 それはまさしく、「そう出来たらいいな」と思っていたことだったからです。 ホットチョコレートを飲んだ時、頭に浮かんだのは雪まみれで働いている鉄道員たちのことでした。彼らがこの素晴らしいホットチョコレートを飲むことが出来たら、どんなに喜ぶだろうと思ったのです。 「どうしてわかったかって顔をしているね」 フォラステロはミントグリーンの鼻を得意そうに動かしました。 「簡単だよ。僕はトロルだから君が『いいやつ』だってことはすぐわかる。そして君は食事の時にどうしてこの町に来たのか話をしてくれたね。その時、列車の車掌さんや鉄道員さんたちの話をしてくれたろう。彼らの帽子の上に積もった雪のことや、ぬいぐるみを抱えた紳士のことも」 フォラステロはにっこりと笑顔になります。 「『いいやつ』の考えそうなことはたいてい決まってるものなんだ。だから僕はホットチョコレートのちょっとした配達を提案してみたってわけだよ!」 サーチャー氏はすっかり感激してフォラステロの手を握りました。 「嬉しいな! 君はなんていいひとなんだ」 「僕らは『いいやつ』同士ってわけだね!」 気に入った冗談のようにふたりは笑い合いました。 そうときまれば善は急げです。 サーチャー氏のいれた香り高い珈琲を飲みながら、ふたりは大きな魔法瓶を用意し、特製ホットチョコレートをたっぷりと入れました。それから、サーチャー氏が鉄道員たちの珈琲をいれて別の魔法瓶にいれている間に、フォラステロはベーコンとチーズとチコリのサンドイッチを手早く作ります。それをチョコレートのケーキの大きな塊と一緒に布に包み、ついでに林檎のジェリーボンボンもおまけにして支度はすっかり出来上がりました。
ふたりは荷物を持ち、コートを着込んで夕闇に沈んでいく雪の世界に足を踏み出しました。 「心配はいらないよ!」と、帽子を被ったフォラステロがカンテラを持って笑います。 「このカンテラは特別製なんだ。僕の一番の友達が、僕が決して迷わないようにって火と水と鉄で作ってくれたものなんだ。友達が願いを込めて作ってくれたものはいつだってそのひとを守るものだよ。知ってるだろう?」 もちろんサーチャー氏にも分かります。サーチャー氏もそういうものを大切に持っているからです。
2人は雪降る夜の中に歩き出しました。雪は相変わらず静かに落ちてきていましたが、お腹のなかが温かいせいで、あまり寒さは感じません。一面の雪景色でしたが、道がわからなくなるようなこともありません。ふたりは北の国の歌と南の国の歌を2つづつ歌い、そうしているうちにちゃんと駅に着きました。 駅と列車の周りでは幾人もの鉄道員たちが総出で線路の雪かきをして働いています。 彼らは、サーチャー氏とフォラステロからの思いがけない贈り物に大層驚き、歓声をあげました。 小さな駅舎のなかにはストーブがありましたから、鉄道員たちはみなそこに集まり、寄せ集めた大きさの違うカップでホットチョコレートを飲みました。ふわふわの雪に覆われた手袋の下の冷たく固まってしまった指先も、ホットチョコレートが溶かしていきます。あっという間に体中が火照ってくることに、鉄道員たちは驚いたように顔を見合わせました。非常用の冷たいパンと薄い豆のスープでは物足りなかったお腹も、フォラステロのサンドイッチとチョコレートケーキ、サーチャー氏の珈琲で満たされました。 鉄道員たちは嬉しそうに目を細め、いくにんかは目尻を拭っていました。とても寒いときに温かいものを体に入れると、じんわりと涙が滲むものです。それは天国のように幸せな心持ちなのです。 みんなチョコレートや珈琲をおかわりしていました。 カップを両手に持ち、「ああ温かいですねぇ」と白い髭の機関士さんが目を細めます。 「ありがとう。お二人のご親切でお腹も心もとても幸せです」 口々に御礼を言いながら幸せそうに溜息をつく鉄道員たちに、トロルとサーチャー氏もすっかり満たされた気持ちになって顔を見合わせました。 「そう言って貰えて、僕らもとても幸せな気分です」 「幸せはいつだってお互い様で、かわりばんこですからね」 フォラステロが哲学者のような顔で言うと、みんなの間に優しい笑いが零れました。 黒い眉毛の機関士さんは逞しい胸を叩き、「こんな素晴らしい贈り物を貰ったのだから、一晩中だって私たちはあの列車のかまどくらいに赤々と燃えて頑張る事ができますよ! 今度は私たちがお客さんに幸せを贈る番です。かわりばんこです!」と言いました。
 駅舎を去るころには雪はすっかりやみ、夜空には満天の星が広がっていました。これならば明日は列車も動きそうです。 フォラステロは「明日、君の見送りに一緒に駅へ来るよ。その時に魔法瓶を持って帰れば良い」といい、ホットチョコレートと珈琲のはいった魔法瓶を鉄道員たちのために二つばかり置いてきました。 「ねえきみ、僕は今日とても素敵な友人を得たよ」 「奇遇だね、僕もそう思っていたところだよ!」 サーチャー氏とフォラステロは握手をしてうなずき合いました。
 新年を迎えたらお互いの友人も連れて4人でお祝いをする約束をして、サーチャー氏は翌日、もっと北の街へと出発しました。 きっとあちらでは友人のロースター氏が首を長くしてサーチャー氏の訪れを待っていてくれるに違いありません。珈琲豆も土産話も新しい友人のことも喜んでくれるでしょうけれど、ロースター氏が何より喜んでくれるのはサーチャー氏の元気な姿です。 サーチャー氏はかたんかたんと揺れる温かい列車のなかで帽子を顔に下ろして微笑み、短い眠りについたのでした。
1 note · View note
oka-akina · 5 years
Text
スワンレイク
マシューボーンのスワンレイクを観てきました。 男性が白鳥を踊るバレエで、ずっと観たかった演目です。映画「リトルダンサー」のラストでおとなになったビリーが踊るやつ…っていうと知ってるかた多そう。 悪魔の呪いによって白鳥に変えられてしまったオデット姫が、夜にだけ人間の姿に戻ることができ、王子と恋に落ちて…といういわゆる「白鳥の湖」からストーリーがアレンジされています。
Tumblr media
舞台は現代、物語の主人公は王子。退屈で孤独な宮廷生活を送っている青年で、女王である母親との関係もあまりうまくいっていない。父親は不在のようだ。奔放でかわいいガールフレンドを見つけるも身分ちがいで難しく、女王のお眼鏡にはかなわない。 ある晩、ガールフレンドを追いかけていった先のナイトクラブで、王子は他の客と騒動を起こしてしまう。記者たちに醜態をパパラッチされ、ガールフレンドとも別れさせられ、自暴自棄になり遁走。夜の公園で池に身投げしようとしたとき、美しい白鳥に出会う…。
この白鳥が、半裸の男性であるのがポイントです。わたしが観に行った回はマックス・ウェストウェルというダンサーだったのですが、かれの鍛え上げられた体といったら! 凛々しく美しい白鳥に王子は勇気をもらい…というのがパンフなどの筋書きなんですけども、あのねー、マックスの演じるスワンがぶあついんです。体の厚みやたくましさがすごい。勇気をもらうってか肉体の圧でノックアウトされちゃう感じ。いやー、これは好きになっちゃうよね。もうね、背中がみっちみちで首が立派で、腕を返すときなんて獣、炎のような烈しさ。白鳥でありユニコーンでありライオン…あるいはミケランジェロやロダンの彫刻のような…。 トリプルキャストでやっている公演なので、ダンサーによってそれぞれスワンや王子の解釈が異なるのね。もちろんどのダンサーも鍛え上げられた肉体ですが、マックスはことにでかい。じっさいでっかいし、でっかいぞって踊りをしている。あとでパンフのインタビューを読んだんだけど、かれはスワンについて「単純に生き物として捉えています」とのこと。王子にない自由を表す存在とか王子の理想の姿とか、踊る人によってちがうんだけども、「生き物」、なるほどなあ。まったく言葉が通じなさそうなスワンだった。王子とのパドドゥも、なんだかわからないけどいっしゅんの引力、肉体と肉体がつかのま噛み合ったという感じ。たしかにじっさいの白鳥ってでかいし強そうだもんな、優雅ってか激しいもんな。踊るうちに汗でぬらぬら光ってくる背中や腕がはちきれんばかりに美しかった。
後半、場面は宮廷の晩餐会になり女王に伴われた王子があいさつまわりをしていると、妖しい男があらわれる。女たちを次々と魅了してゆき女王さえもたぶらかす男は、昨晩の白鳥と同じ顔をしていた…。 で、王子は動揺し、母親と男(白鳥)、どっちに嫉妬しているのかわからないような混乱…とわたしはとらえました。前半で王子は母親にとりすがって泣くシーンがあってぴしゃりとはねのけられちゃうんだけど、これ、王子は甘えたいようにも性的な関係を結びたい(未遂かもしれないし過去あったのかもしれない)ようにもみえて、かなり危ういのね。オデットは夜にだけ人間に戻れるけど、この王子もそうなのかもしれない。夜の公園で白鳥と踊ったときだけ、王子という役割や孤独な体を捨てて、自由になることができた。肉体と魂でつうじあった相手が、自分の母親と絡み合う。それは自分の欲望していたすがたでもあって…。男=白鳥なのかどうかは、解釈はゆだねられています。 わたしはね、べつの男かなあと思って観ていました。というかべつの男かもしれないけど王子にとっては白鳥で、白鳥が何者かはわからないというか…。白鳥は白鳥という生き物なんだけど、白鳥とは欲望をおしころさない男たちのメタファーかもなあとも思って観ていて…なんていったらいいのかな、白鳥にそのような男たちの幻影を王子が見出しているというか…。この物語は王子の視界、王子のとらえる世界だから、王子にとっては白鳥という男が存在しているというか…。こういうの「夢」っていっちゃうとつまんないので、あんまりいわない。 (わたしはさらざんまいもそんな感じで整理していて、あと、自分の作品だと「踊る阿呆」とかもそういう感じ…のつもり)
本作のみどころは白鳥のコールド(群舞)だなあと思うんですが、そういうところからも白鳥は白鳥というかたまりなのかなあと思いました。白鳥という言葉(理性)では通じ合えない存在と、肉体や魂が響きあったような一瞬があって、王子は蘇生した。蘇生したけれども自分では手綱を握れないような烈しい恋で…。
ワイルドで鮮烈な舞台でした。ずっと楽しみにしていたので、行けてよかった。白鳥たちがスッ!ハッ!と息を吐き、はだしの足が床をたたく、そういった空気の震えのなかにいることができて、目撃することができて、ほんとうによかった。
あとわたしの小説を読んだことあるかたはお気づきかもと思うんですが、わたしすごく腋とか腋毛が好きなんですけど、いやあのほんとこんなこというのなんなんですけど、スワンたちはけっこう毛が生えていて、それもよかったですね…。生え具合はそれぞれちがうというか、処理は各人に任せているようで、胸やへそや、しっかり生えているかたもそうでないかたもいる感じ。いや毛がどうのってだけじゃなくてね、スワンたちは体つきもさまざまで、それぞれ個性のある個体として群舞を踊っていて、そこもすごく好きです。
Tumblr media Tumblr media
ロンドン公演を映像化したものを映画館で10月から公開するそうなので、こちらも観に行こうと思っています。(出演がことなるので楽しみ) なんか前にマシュマロで、ダンスやバレエはどんなものから観に行ったらいいですかってきかれたことがあって、そりゃ好きなものから行ったらいいですよってお答えしたんですけど、こういった映画館で観るバレエとかいいかもですね。チケットも安価ですし、オペラとかもやってますのでおすすめ。
Tumblr media
公演の前に食べたカレー。ポークビンダルー食べる副大統領というお店です(アップリンクの裏あたり)。 酸っぱ辛いカレーでめちゃめちゃおいしかった。ポークビンダルーは、インドのゴア地方、ポルトガル領だったところのカレーです。なので豚が入っているのね。 お店はこれ一種類のみ、座ったら作ってもらえるしくみ。机のゆでたまごは1個まで自由にとってOK、ソース類もお好みで。ヨーグルトソースやナンプラー入り酢などをかけつつ食べました。
そして公演の休憩中にスマホの電源を入れたら、京アニの事件が流れてきて、たいへん驚いた。まだ被害の状況がわからなくて、情報がいりみだれていた。 スワンレイクの後半も、ふっとするとそのことがあたまに浮かび、こわくてたまらなかった。 帰るときは雨がぱらついていて、さまざまなにおいが混ざり合っていた。雨と汗と息と香水と、なにか食べ物を焼くにおい、ダクトからこぼれる煙、下水のにおい…。いつものきたない(きたなくて面白い)渋谷で、わたしは念願のスワンレイクを観てとても幸福で、すぐそばでは(京都は遠いけれどもすぐそばです)凄惨な事件が起きている。 山ゆり園の事件のことも思い出してちょっと心がぐちゃぐちゃしている。 (余談だけども、少し前に知り合いが、山ゆり園の事件を題材にした演劇をやった。犯人が凶行におよんだ動機を「孤独」に収れんさせてしまうのが、わたしにはきつかったし違和感があった。かんたんな言葉で説明しようとすると、ぐにゃぐにゃした身体をとりこぼす。言葉が無力なのではなく、言葉に近道をさせようとするのがいやだった。そういうことも思い出した。)
youtube
↑動画より:「(1995年の初演時)王子とスワンがダンスを踊る場面で最初は席をたつ人も」「ゲイの白鳥の湖ともよばれた。それがテーマではないがそういう部分が物語に含まれているのは確か」「ゲイの観客に有意義だったことは今も喜ばしい」「少年たちがダンスを始めるきっかけになっていった」「男性のダンスのすごさを知ってくれるのはうれしい」
きょうの劇場はたくさんのひとがいて、きれいにおめかしした女性や、夫婦や、おじいさんやおばあさんや、若い男の子たちのグループや、小さな子どもをつれたお母さんや…おおぜいのひとが楽しんでいた。わたしのとなりのひとは上演中めちゃくちゃ身を乗り出していて(ちょいちょい髪や服が当たったし視界に入ってきた)よほど注意しようかと思ったが、終わったあと涙をいっぱいこぼして感じ入っていたようすだった。あんまり愉快じゃない相手ととなりあわせること。親しくなれる面とそうでない面があること。身体、フィジカルをとりこぼさないこと、うそをつかないこと。そのようなことを考えている。
2 notes · View notes
1010mush · 6 years
Text
#7 痛みを感じないロシア人の痛みを感じた杉元が、自らが悪人であると感じる日は来るか
1、泣く男のモチーフ
167話は1話である。
Tumblr media
(ゴールデンカムイ 1巻P27。この段階から杉元は泣いていた。同じシーンが167話に収録されている)
私はまだ167話の感想を書き終わっていない。
「俺はもう日本に帰れない……」
第1話の寅次の台詞である。ずっと私は、おそらくありとあらゆる物語、そして関係性がそうであるように、ゴールデンカムイも『境界の物語』であると考えて来た。不思議なことに、その後旅順は日本となり、南樺太も日本となった(そう思って150話を購入したら、同じことを鶴見が言っていて、ははッ。前に冷たい土の下だって言ってたのにね)。寅次が帰りたいのは、厳密には「日本」ではなかったことが見て取れる。日本、に帰りたかったのではなく、梅子の待つ家に帰りたかったのだろう。この構造は、167話を読み解く鍵になる。
私はゴールデンカムイの中のキャラクターを使って別のキャラクターを読み解いている。犬童で尾形を、インカラマッで白石を。杉元は誰で読み解こう?おそらく、それは杉元自身なのだ。または、オールキャラ総出でチタタプとも言う。あなたも加わると良い。ちゃんとチタタプって言えるかな~?
回想の中で杉元は泣いて寅次を引き止めようとする。「おい待て行くな!」
ここで2人が逆転しているのに、描かれた順番が逆だったため、私は今週まで気づいていなかったのだった。
別れに涙するのは寅次ではなく杉元の方だったとは。
167話は35話である。
4巻 35話 求愛。先週の167話では、寅次の今際の際の「帰りたい」、という台詞に4巻167話と同じように泣いた幼い寅次を描く事で、この3つの話(第1話と第35話と第167話)に繋がりがあることを示している。野田サトル先生の筆致の恐ろしさを感じるのはここである。
Tumblr media
(ゴールデンカムイ4巻p144。結婚式の日に帰ってきた杉元の前で不安に泣いただけでなく、幼い頃から泣き虫であった寅次の描写。同じ描写が167話に挟まれる)
続くシーンはこうだ。
「そのときは私ひとりでこの家に戻って トラちゃんが泣き止んで帰ってくるまでにごはんを作って待ってます」
私を打ちのめしたのは、むしろ「帰りたい」に返答できない杉元の空虚さであった。
杉元には、彼が泣くことを知っている人がいない。
泣いても彼が帰ってくるのを待ってくれる人もいない。
理由はいろいろあるだろう。
杉元は泣かない男だったから。
両親を結核で失ったから。
2名も結核患者を出した実家を焼いてしまったから。
自らも結核であることを恐れて故郷を3年離れていたから。
それを理由に梅子と離れ離れになり夫婦になれなかったから。
梅子は目が見えなくなって佐一を視覚で認識できないから。
梅子にとって佐一は戦争に行く前と別人に思えたから。
故郷では佐一が認めてほしいと思う人が誰も佐一を認めてくれなくなったから。
だから、167話は100話でもある。
彼の涙は、彼が良くも悪くも「戦場では 自分を壊して別の人間にな」ることに完全に成功しなかったことを意味する。アシㇼパにとって、杉元の心はまだ戦場にいるままかもしれないが、彼は「自分たち」と「ロスケ」に線を引き、「自分たち」の側には心を残すことにしたのだ。
これは「仲間だの戦友だのクサい言葉」でむしろ戦争を好機と「自分たち」を囲い込みにかかる鶴見や(戦争中毒、彼の計画は戦争以前からあった)、「自分」に近いものから殺害していく尾形と対比して語る事もできるだろう。
2、帰る場所は在るのか
第1話で示されていた「親友の死を泣いて引き止める杉元佐一」と、第35話で示されていた「子供の頃から泣き虫の寅次」の対比が、167話で同じページにまとめられることで急に繋がっていたんだとわかって(遅い)、もっと言えばそれが「レタラを泣いて引き止めたアシㇼパ」と重なることに気づいて、一週間私はずっとずっと苦しかった。単行本を開いてはとても読み進められず閉じて家の中を徘徊していた。自分の読みの浅さを呪った。
「おい待て行くな!梅子を未亡人にする気か 寅次っ おいッ」
「行かないでレタラ…アチャ(お父さん)」
「あなたは来なかった」
「ウイルクにとっては私はまだ子供でしたから 忘れちゃったかもしれないですね」
繰り返し描かれる、別れと忘れられることの恐怖。そしれそれを挽回しようと必死なキャラクターたち(そこから抜け出した男、白石由竹については第6弾に書いた通り。この中に入れるには「見てろよ!役立たずなんて言わせねえぜ」というセリフは前を向きすぎている)。
意外にも帰るところがないのはアシㇼパも同じだ。
キロランケはアシㇼパが「狩りばかりで村にいない」と言っていたし、マカナックルはアシㇼパについて「杉元さんと山にいるのが楽しいんだろう」と語る。アシㇼパが父との思い出を回顧するときも、レタラとの別れに心を馳せる時も、その舞台は常に「仮小屋(クチャ)」である。
帰る場所は家とは限らない。人とも限らない。それは環境であり、関係であり、境界が溶け合った、自らを認められた境遇である。
一方で第七師団というのは地方出身者の寄せ集めで、第七師団の尾形、谷垣、それに第一師団だが両親の病によって杉元も、いわば「棄郷」の人、であった。
帰りたいのは「場所」でも、「誰かの元」ですらなかった。アシㇼパにとっては「戦争に行く前の杉元」であるのかもしれない。あの100話のシーンについては私は独特な思いを持っている。戦争に行く前の杉元に戻ってほしくないという矛盾した思いだ。
だから正しい問いは、帰る『場所』は要るのか、というものになるのかもしれない。谷垣はインカラマッと阿仁に帰るのか、それとも北海道に残るのか、と考えても「別にどちらでも2人が幸せに一緒にいればそれでいい」と思ってしまう。
そもそも「帰る」ことと「本懐を果たす」ことは並列である。どちらを取るかはキャラクターの「意志(選択)」に任されている。両方を取ることも不可能ではないだろうが……刺青の囚人たちの選択を思い浮かべれば、答えは自明であろう。
だからキロランケこそ、作中でリアルタイムに棄郷を行っていく。
「刺青を売ったカネで 故郷に帰り嫁さんでももらって静かに暮らせる道もあるが 若いもんにはつまらん道に聞こえるかね?」
永倉新八の語りに意味深なコマ割りでキロランケは投影される。2つの故郷を持つ男、キロランケは、国境を超えた2つの故郷を離れて、2つの故郷を救おうとしているようだ。その独特の論理と、彼の行く末について、私はまだ語る言葉を持たない。
3、境界の男 杉元佐一
ゴールデンカムイは「反射的」な漫画だろうか。
思い浮かべるキャラクターによって違うだろう。
大きく分けると、戦争は概して「反射的」なもので、個人の意図は大きな流れの中に飲み込まれてしまい、生き延びるための反応しかできないように見える。もちろん、策略を巡らせる鶴見や、スナイパーの尾形を別として、だが。
一方で狩りは往々にして「意図的」なものだが、時として自然という大きなものが登場人物たちに襲い掛かる事もある。それを代表するのがヒグマであろう。
私はこの言葉を、インカラマッと谷垣の信頼係数の上下を読み解く際に使った(第6弾)。谷垣は当初、怪しい女インカラマッが襲われ��いても意図的に助けないという選択をしていたのだが、物語が進むと、インカラマッが自分を利用していると思い込み、かつ裏切っていることすら知った上で、繰り返し反射的にお互いを助けあうことで���情を表出していくようになる。これはあまり成熟していない関係性である。
150話を読んでいたら、鶴見が同じような解釈をしていて驚いた。月島に「私を疑っていたにも関わらず お前は命がけで守ってくれた」から信頼できる、というのだ。ここで評論家としては、「反射的」と「意図的」を分けたことに対しては安堵するものの、一方で問い続ける姿勢を忘れてはならない。すなわち、「反射的な行動というのは、意図的な行動よりも信頼するに値するのか?」という問いである。一度声に出してみないと実感するのが難しいと思うのだが、「意図すること」は難しいのだ。一度思考のクッションが入る。そのことに、意外とエネルギーが必要なのである。反射のほうがよっぽど簡単である。意図には選択が入る。選択したものの方が、反射的なものよりも信頼に値しないことがあってもよいのだろうか、という問いは忘れてはならない。
さて、杉元は「反射的」な男だろうか。
少なくとも杉元が「反射的」である事に極めて長けていることに異論はないだろう。そしてアシㇼパが「意図的」である事に極めて長けていることにも異論はないだろう(それはウイルクの教育の賜物である)。
「危険で捨て身の戦い方だ よく知っていたな」
「知らねえよ とっさに身体が動いた」
これである……ッ(はぁ〜杉ㇼパ尊い)。
杉元は、その特性を活かすために、つまり自らの存在意義を発揮するために、半ば意識的に自らの得意とする反射的なフィールドに飛び込むし、その事をアシㇼパは認めている。得意とする反射的なフィールドとは何か。
それは死線である。
「ヒグマの巣穴に飛び込むようなヤツは父以外に私は知らない アイツは自分から、死神にギリギリまで近づくことで生き延びる活路を見いだす」
「それですよ!その思いが強いほど、強く激しく煌めくんです ! ! 」
死線とは境界である。
この世の物語は、それが融和であろうが断絶であろうが、すべて境界にまつわる物語である。ATフィールドも境界であるし、京極堂が落とす憑き物も境界である。アッシュ・リンクスと奥村英二が超えるものも境界である。あなたが私の文章を読んで感じるかもしれない違和感や、紐解かれたように感じるカタルシスですら、境界にまつわる物語である。境界は環境であり、ヒトであり、時に、いや往々にして無ですらである。
ゴールデンカムイの中には、境界を「引く」ことに四苦八苦する男たちが描かれる。その最たるものは「国境」であり、そこに立ち向かったのがウイルクとキロランケであり、日露戦争に従事した軍人たちである。彼らは「仲間だの戦友」にも「家族」にも境界を引いて、囲い込んだり切り離したりしようとする。
一方で作者は、私たちが普段引いている境界をやすやすと壊しにかかる。その最たるものは「アイヌ」である。この作品は、アイヌをアイヌとして捉えていなかった私を、むしろアイヌは私と同質である、と考える人間に変えてくれた。作品は「動物と人間」や「殺すことと送ること」の境界すら融かそうとする。
そして網走以前には、囚人とそれ以外という境界が最も顕著なものであったのが、樺太以降に物語のダイナミズムはさらに増し、我々に馴染み深い境界が、新たな形で提示されることになった。それが「ロシアと日本」である。
4、自分と似たものは殺せない杉元と、自分と似たものを殺す尾形
「あいつは俺だ」
驚くべきことに、杉元は自分と共通するものは動物であっても殺せなかった。
アシㇼパから彼らの「生きた証」について説かれて乗り越えたのは「自分と似た動物は殺せない」事だけである。
杉元佐一の本当の苦しみは、「相手を自分たちとは違う悪人だと思わなければ殺せない」ところにある。
杉元はそこに不思議な境界を引く。そして内側にいるうちは自らも辛うじて許されるかのような振る舞いをする。
「そのうちみさかいがなくなるさ」とは、まるで自らには“見境い”ーー美しい言葉だ、境界を見る力、とでも言おうかーーがあるかのような口ぶりである。彼は作中で多く見られる「不本意な行動者」(前にインカラマッと白石をその例として挙げたが)の一人であるような考えを何度も吐露する。「走れ走れ  止まると殺される 死んでたまるか 生きてやる ! ! 」「まあ……極悪人のほうが こちらとしても気兼ねなく刺青をひん剥ける」
「鈴川は……苦しんだか?どうやって死んだ?」 
「アシㇼパさん 鈴川は悪人だ 悪人は人の心が欠けているから普通の人間より痛みも感じないはずだ だからいちいち同情しなくていい」 
「子供だと思ってバカにしてるのか?そんな理屈でごまかすな」 
「俺はそう思うようにしてきた…戦争の時もロスケは俺たち日本人とは違って苦しまずに死ぬはずだって………戦場では自分を壊して別の人間にならないと戦えない 俺たちはそうでもしなきゃ生き残れなかったんだ」 
ここでの吐露が、尾形と勇作のやり取りと相似を描くことは以前指摘した通りだ。
「罪悪感?殺した相手に対する罪悪感ですか?そんなもの…みんなありませんよ」 
「そう振る舞っているだけでは?」 
「みんな俺と同じはずだ」 
しかし杉元の論理は、彼の言う「悪人」を殺せば殺すほど、どんどん杉元自身が悪人に近づいていくという矛盾を孕んでいる。
「無関係のアイヌの村も襲って回った分際でよ テメェらに大義なんてねえだろうが盗っ人が」
「(略)アイヌも和人も無関係の人間は殺しちゃいねえ」
「そのうちみさかいがなくなるさ」
「わかるのかい?確かにあんたからは人殺しのニオイがぷんぷんするもんな」
あなた…どなた?
杉元は「ほとんどひとりで偽アイヌ共を皆殺しにしやがった」ので、偽アイヌの仲間である鈴川も、悪人と断罪しなければ自分が保てなかった。自分の反射的な行動を後追いで意図的に正当化しなければ自分が保てなかったのだ。ここは戦場ではなく、死線でもない。アシㇼパ達との旅には日常があり、杉元はそこに惹かれ安らぎを見出している(ヒンナヒンナしていて欲しいんだよ俺はッ)。杉元は反射的と意図的の境界を彷徨っているのだ。アシㇼパはすでに鈴川を自分たちの協力者だと見なしていた。鈴川と白石・土方・牛山・家永らにどんな違いがあるというのだろうか?それでも杉元は不思議な境界を引く。
尾形の過去が明らかになるにつれ、杉元においても一つの重大な問いが立ち上がってきた。『杉元に罪悪感を感じる心はあるか?』というものである。杉元は辺見の問いにはっきりと回答しないのだ。
「何人殺したかおぼえていますか?」
「顔だって忘れてねえよ 顔が見えるほど近くで殺した奴はね…」
「(僕と同じだ)忘れられないのは罪悪感なのでしょうか?」
「せめて忘れないでいるのが俺の償いさ 俺には俺の殺さなきゃいけない道理があった 必要なら鬼になる覚悟だ そのかわり…俺がくたばる時は安らかに死なせて貰おうなんてつもりは毛頭ない」
この考え方、つまり極めて『反射的』な「殺されるくらいなら躊躇なく殺す」ことを、のちに半ば『意図的』に「人間を殺せば地獄行きだと? それなら俺は特等席だ」と微笑む男。
それをなんと呼ぶか。因果応報である。
自ら報いを受けることを望む男。自らへの処罰を、今際の際や死後に求める男。そのことで”現在”の自分の正当性をなんとか保とうとしている男(杉元の論理では善人しか死ぬことに痛みを感じない。彼は自らを善人と捉えているのだ)。いつまでも死線に身を置くことが、自らが”役に立つ”ありようであることを自覚している男。それでも”現在”の自分が、戦争に行く前の自分と同じように梅子に認められることを望んでいる男。自らへの罰と自らへの赦しを同時に希求する男。
「もし俺が死んだら アシㇼパさんだけは俺を忘れないでいてくれるかい?」
彼が引いた不思議な境界の向こう側にいる人間に対して罪悪感を感じているのであれば、あんなに優しくアシㇼパを心配できるだろうか?また、あんなに生き生きと都丹庵士にどう使うつもりかわからない恐ろしい形の棒by杉元佐一を「オラ咥えろよこの野郎」なんて言えるものなのだろうかごっつぁんです!!!!そしてこの杉元は若かりし土方と重ね合わせられる……
私は、ゴールデンカムイの中に、キャラクターが言語化しない一つの大きなテーマが存在しているのではないかと思い始めてる。それが代償と供物である。そして私は杉元に対してこう思い始めている……彼の求める見返りは、200円と彼自身を忘れられないことという些細なものであるかもしれないが、それに比べて彼が払おうとしている代償が、欠けた脳みそをもってしても少なすぎるのではないか、と……。
杉本が壊した二階堂を見てみるといい。
もしくはこの作品では本当に因果応報が存在しないのかもしれないが……(第1弾)。
翻って尾形は「殺した相手に対する罪悪感」がない、「みんな同じはずだ」と主張する人間だ。彼がそう考える(ことにしている)という証左となるような行動はいくつもある。その最たるものが『肉親殺し』であろう。尾形は周りからその血縁について言及されることを避けられなかった男だった(公然の事実ーそのあたりの悲しさは6.5弾に少し書いた)。しかし最も近い存在であるはずの父・母・弟は、尾形から最も遠い存在であった。なぜなら尾形を認めようとしなかったからである。尾形と肉親の間には境界があった。杉元は境界のこちら側にいる寅次の死には涙を流せる心の余地を残しておけたのに、尾形にはそれすら許されなかった。
もちろん、本当に罪悪感がないのなら、なぜ人殺しという境界を勇作に超えさせようとしたのか、というのは尾形にまつわるおそらく最も根源的で重要な問いだ(第3弾)。私はその答えを杉元に見る。杉元は何のために不思議な境界を引いてきたのか。自分の心を守るためではなかったか。自分を正当化するためではなかったのか。
だから私はいつも、彼が「殺した相手に対する罪悪感」がない(ことにしている)という注釈を入れずにはいられない。みんな同じであることに理由を求める彼に弱さを見出さずにはいられない。「貴様も頭のおかしくなった母親が哀れで疎ましかったのだろう 私と同じじゃっ」と父は言��たが、私はこの発言も花沢中将の自己正当化だと捉え、罪悪感のない人間は自己正当化をする必要すらないと考えている。
杉元は自らが覚えていてもらうことを希求するように、殺す相手の顔を覚えていることを償いとした。これもおそらく、自らのバランスをとるための彼の手段であった。
尾形は、自らが希求する愛情を与える相手の根拠に「血」を求め、また鶴見からもその「血」を利用されていたのに(6.5弾)、同時に「高貴な血」を否定する、という自己矛盾を持っていた(第4弾)。
そして尾形は遂行した家族殺しの全てを、自らが何か欠けた人間であった(ということにしている)ことすらも、愛情を持たなかった父親の責として自己を正当化していた。尾形には杉元のような生きる執念は見られないが、どうように杉元が持つ自罰的な面も見られない。肉弾戦を得意とする杉元は、死線において必ず自らにも傷を負うことが必定であり、絶対的な自己決定権の権化としての銃を好む尾形とそこでも対比をなす。一方で心の上では、杉元はアシㇼパという相棒を手に入れ、体の上では、現在アシㇼパは尾形と共にある(いやらしい意味じゃないぞ)。尾形が銃を寄る辺とするのであれば、杉元は加速する自分の暴力にアシㇼパという新たなバランサーを発見し、ひたすら無自覚に戦地と同じ行動を取り続け、他人(と、おそらく自分)を傷つけている。二階堂。偽アイヌ。谷垣を攫ったアイヌの顔面にお見舞いした一発(尾形くんのお墨付き)。岩息との殴り合い。
その中で167ー168話は随分と興味深い話だった。南樺太は当時日本であった。167話で杉元が殺したロシア人の顔を覚えているという描写が出てくる。杉元が寅次のように帰りたいと言えなかった描写も、泣くこともできなかった描写も出てくる。アシㇼパが杉元を呼ぶと杉元は泣いている(梅ちゃんが泣き止んだ寅次を待っていてくれるのだから、杉元も泣いていいはずだ)、そしてそれはロシア政府を信用していなかった元ロシア人夫婦とたまたま出会ったことによる命拾いだったのである。
国境はズレる。境界もズレる。自分がどちら側にいるのかもズレる。杉元はかつて言った。
ぶっ殺した露スケの白いケツをかじってでも生き延びてやる
ロスケは俺たち日本人とは違って苦しまずに死ぬはずだ
そのロスケには人の心があり、誰かを助ける心があり、家族の無事を願う心がある。杉元はそれに深く共鳴する。きっとこれは彼が戦争から帰ってくることを少し補完したのではないだろうか、谷垣が、マカナックルの言葉やフチの介護を経て「降りる」ことに成功したように。
168話は、鈴川は悪人だから苦しまずに死んだと言った100話の杉元への反駁であると信じたい。
それでも杉元佐一くん、平成より愛を込めて、きみはほとんどきみのいう悪人への境界を超えかかっていた、自覚がないのがなお悪い、そのままでは再会してもアシㇼパさんの側には居続けられないのではないか、そしてそのことが悲しい。
第1〜6.5弾の分をまとめたモーメント。敢えて言うなら6弾は読んだ方が話はつながる。マシュマロ。マシュマロが来ないと簡単に筆を折ります。マシュマロくれ。
そして信じられないことにこの文章は当初の予定の1/2程度のものであり、杉ㇼパと狩りと食事に関する部分がガッツリ抜けています。長すぎて誰が読むねんと思ったので前半のみアップロードしました。
3 notes · View notes
gifted-blog · 3 years
Text
夏休み恒例イベントBBQ
Tumblr media
今年も猛暑の中、夏休み恒例の”OBOG、保護者、現メンバーみんな集まれBBQ‟を行いました。 ギフテッドを巣立った子ども達の顔を見られるのは何より嬉しいものです。 高校生活はどう? 友達出来た? バイトしてるの? 大学行くの? とついつい質問攻めをしてしまいます。(笑)
Tumblr media
今年もお父さん方は、暑い中火起こしから焼き係までビールも飲まずに頑張って下さいました。いつもありがとうございます。 ジャガイモ、ピーマン、ナスは、自分達で作ったものを頂き心豊かな気持ちになりました。
Tumblr media Tumblr media
お肉、焼きそばの後はデザートのマシュマロ。 暑さに負けず、じっくり余熱で焼き上げます。
Tumblr media Tumblr media
畑先生が作られた甘いかぼちゃと立派なスイカの差し入れを頂きスイカ割りも楽しみました。 みんなのアイドル、おチビちゃんもスイカ割りに挑戦! 見事に当たりましたが、見えていたよと自己申告がありました。(笑)
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
去年と同じ場所でのBBQで、去年と同じタネ飛ばし。並んでタネを飛ばす姿が愛くるしい子ども達です。
Tumblr media
今年も無事にBBQを行うことが出来、子ども達の笑顔が見られ楽しい夏休みの思い出を作ることが出来ました。 暑さに負けず、遊びと夏休みの宿題に大いに励んで欲しいものです。 又、来年も顔を見せて下さいね。
Tumblr media
0 notes
yxmeyxme · 3 years
Text
【スタマイ】服部耀について考えるために伊田正義(+菅野、日比谷)まわりについての整理
 年末年始でメインストを完走し、(推しというわけではありませんが)クソ重感情からメインスト寄りの服部耀について考える毎日です。タバコだけで萌えてた私はもういません。
 あっ ここからスタマイメインスト滅茶苦茶ネタバレあります。シーズン4終わってない人はこれ以上スクローズせずにメインスト読もう!
 で、服部の15年を形作るものとして語らずにいられないのがこの伊田正義さんですが……………みんな、伊田正義さん周りのことわかる?
 私は馬鹿だからイマイチ分からないし、でもツイッター見てるとみなさんは分かってるぽくて…………?結構メインスト読み返したんですよ、でもわからない。関連書籍はもちろんのこと、伊田正義についてかかれたブログとかツイッターとか同人誌とか読んだりしたけど本当に分からなくて、でも分からないと(推しというわけではありませんが)服部に対する考察がまとまらんのよ~~ (推しというわけではありませんが)服部について考えがまとまらんと(推しというわけではありませんが)服部から卒業できん~~
 ということで、優しい方がいらっしゃったら殴ってもらえませんか?
 人から殴ってもらうために現時点までの私の考えをまとめます。私の頭の悪さを晒しても、(推しというわけではありませんが)服部について考察が深まるなら安いもんじゃないかなと昨晩思いたちまして……まあ誰からも殴られなかったらここに書いてる程度はあながち間違ってないとして一旦忘れる努力をします。
 間違いあると思うので見つけた方は反証くださると嬉しいですし、あなたの読解とか本編該当箇所を添えてご教授いただけるのであれば交渉の上多くはないと思いますがリターン��準備しますので、もしご協力いただけるのであればツイッターのDMでもなんでもいいのでご一報くださいませ。
 人助けだと思って私を殴ってくれませんか。本当にお願いします。本気で、この件に関してはpixivにあるマシュマロから焼きマシュマロ送っても、小遣い稼ぎでもいいので(本編該当箇所がなければ私はつよつよの女なのでダメージありませんが……)。
年齢時系列でまとめます。
→これは私の妄想とか考えたこと
伊田正義 メインスト時点45歳、名無し事件当時は30歳。
・源一郎(九条壮馬=以降九条 の祖父)の隠し子であり、九条壮一郎(九条と宮瀬豪=以降宮瀬 の父)の異母兄弟。幼少期は九条に似ていると言われた九条壮一郎と良好な関係を築いていたが、暫く会っていない間に薬物を使われた九条壮一郎の性格が激変しそれ以降は絶縁。
→服部が言ってた、伊田が薬物事件に強い関心を持っていたと思われる理由はこれ?
・名無しの13年前。伊田が17歳の頃に宮瀬が誕生している(45歳-宮瀬28歳)。宮瀬涼子は最初は日比谷と婚約していたことを理由に拒んでいた。
→つまり、この辺で壮一郎が宮瀬涼子を孕ませてる。このころ壮一郎はトランスクラブのトップだったのかな?てか仮に伊田が日比谷・宮瀬涼子と同い年ぐらいであれば(宮瀬涼子の年齢でてる?)えぐいな?宮瀬と日比谷はもしかして伊田よりも年上か?
・日比谷優樹(大森製薬の研究員、宮瀬の母の宮瀬涼子とは学生時代の恋人)と伊田が出会う?
→時期がわ〜からん。ここ結構重要で、もし宮瀬の妊娠が伊田と日比谷の出会いの前であれば日比谷の目標が闇では?学生時代って高校?大学?
・大森製薬でSQUAREの研究?伊田と菅野夏樹=以降夏樹が同居?
→この辺も順番が一切分からん。未守は15年以上在籍してると服部に言われてる
・名無しの2年前(宮瀬が中学卒業のとき)。宮瀬涼子が失踪。
・名無しの1年前(都築誠が認識)。都築沙良が被害者の事件の担当刑事で、都築兄弟とはそこからの面識。
→この事件の犯人はトランスクラブの人???
・都築誠が未完のHireathを伊田にみせる。結末は口頭。
→服部の認識とはどちらが先かわからん。同時期ぐらいでは?
・名無しの半年ぐらい前(服部が認識)。伊田は捜査一課の刑事、いずれ一課長になりそうだった。服部の最初にバディを組んだ相手で先輩。当時班長で上司だった菅野未守(菅野夏樹の血のつながらない母親)の恋人。同僚に園田刑事。伊田と日比谷は友情を超えた関係、共通の目標は「薬物依存に苦しむ人間を救うこと」。
・SQUARE、開発段階未完成。日比谷が自分の研究と自分自身の体によって最悪のドラックであるプラスゼロが完成することを恐れる。
〜名無し事件〜
○当日
・日比谷がSQUAREのデータを持ち出して、伊田を呼び出し、日比谷が自殺。「未来はまだ誰にも分からない、それは、希望だと思うんだよ」。USBを伊田に任せ、伊田の目の前で日比谷は自殺。伊田は逃走しつつ服部に「優を殺した」、未守に「吸殻を現場に置いてくれ」と電話
→自分が犯人となって悪用されないように刑事による殺人としたと服部は思ってる
・未守が悪用を恐れて日比谷の遺体を名無しにする
→ここで伊田を服部より理解してる未守が悪用を恐れてるから、上の服部の認識は正しいのか???
・伊田を探す服部に園田からTEL「変死体が発見された」。向かった先で悲惨な遺体と、吸殻を発見。伊田を重要参考人とするよう要請し、捜査命令が降りる。
○翌日
・槙が伊田に拉致される。
→なんで誘拐???
・伊田は逃走中に未守を見上げて笑いながら「正義の女神」といった。
→? じゃあ翌日の服部はなんだ?
・伊田の服が今の趣味じゃない、九条の贔屓のブランド。翌日解放。
→前日、宮瀬幸雄が九条の服を色写りさせて、その服は人知れず処分されてる。その服? つまり宮瀬のいう伊田が預かりものといっていた宮瀬涼子の日記をもらった「その晩」はここ?USBを宮瀬涼子のかわりに宮瀬が預かったのもここ?
○翌日
・匿名の情報提供を服部は伊田本人と読み、向かう。かかってきた電話に呼ばれてビルの屋上で伊田と対峙。日比谷を殺したという。「正義のための殺人だ」。伊田は逃げ切る。
→?
〜名無しの事件おわり〜
・名無し直後、SQUAREを元にしたプラスが出回る。
→時期不明項目。未守関係。トランスクラブの壮一郎の指示でプラスゼロの開発が行われる?菅野未守がトランスクラブに籍をおくのもここ?特事執行部の創設もこの辺り?夏樹の引き取りもこの辺?
・特事執行部による、正義の殺人
→未守は真実を知ってる伊田に現れてほしくない?
・数年後、伊田は未守が名無しにしたと知った。「人間のすることじゃない」「正義の女神は15年前に亡くなった」
・時期不明項目。伊田。忘れる瀬多に会って話す、後悔してる服部との約束を守る(瀬多が京大生とすると5年前後)。海外にいる。都築の事件についても調べる。
・メインスト5年前。九条が涼子と取引をする。
・メインスト3年前。壮一郎が逝去したことにより、トランスクラブのトップが未守になる。プラスゼロの開発を中止、自白剤の開発(のちの大谷羽鳥と大学転落死亡事故はこれ)。
・時期分からん。伊田が園田と連絡を取ってる。伊田が新堂の治療を受けて、治療費を払わない。
・メインスト1年前。夏樹が服部と組む、特事に入る。
・未守がスタンドを作って、服部が責任者。
→未守の意図(スタンドは私の夢)と、服部の意図は多分違う
〜メインスト〜
○シーズン1
・プラスが最近出回り、検索履歴が九条家からでる。宮瀬が九条にプラスについてなすりつけようとする。USBを正しい人として泉に託す。
→このプラスは宮瀬?
・新堂が信頼できる人物である泉に「裏切り者には気をつけろ」。伊田の指示。宮瀬についても報告。
○シーズン2
・都築誠に伊田から電話。名無し関係者の動向を確認。沙良の事件の真相を聞く。
・伊田は宮瀬と海外。
・大学転落死亡事故
○シーズン3
・マトリでUSB解析進む。当初はプラスのものと思ってたら、SQUAREのもの。
・宮瀬について、羽鳥へマトリが依頼。
・海外から宮瀬が戻る。トランスクラブが泉と九条を狙ってる情報。
○シーズン4
・夏樹が未守を捨て身で止めようとするのを服部が止めて、服部が捨て身に近い方法で止めようとするのを夏樹が泉を使って止めようとする。
・伊田帰国。園田、都築誠にTEL、瀬尾、九条、泉、未守、服部にあう。都築は沙良の件、瀬尾は忘れろと言った件、九条は九条家の呪い、園田と九条と泉に未守を止めるまで消えて、服部は荷物。
→最後に会えると思ってなかった相手は最後に未守と対峙することで消えなかったことを証明した泉か?
・命が残り短い
・特事はおしまい
・服部と屋上で話して消える、遺体は見つかってない
~おしまい~
スタンドマイヒーローズ楽しいです!
間違ってたら、よろしくお願いします!
考察というか、考えたこと、妄想。
・伊田「未来はまだ誰にも分からない、それは、希望だと思うんだよ」について
 名無しの当日について。日比谷の現場を任せた未守、伊田正義を刑事として許さず追い続けることを服部にSQUAREと正義を託した。希望ともいうかもだけど。
 15年のやってきたことは「日比谷優希」の存在と正義を消さないこと。名無し事件の逃走中に未守みて「正義の女神」といったのは、自分が追われていることで彼女はSUQUAREを守ってくれた「正義の女神」だと思ったから。でも、いやだからこそ数年後に未守に日比谷が名無しにされたことは許せなかった(いや未守に対する指示が曖昧過ぎる)(この辺、大事なことを言わないせいで部下が暴走する服部の元上司だなってバチバチに感じますね)(悪口)その後正義による殺人を実行していた未守で正義の女神は化け物になったと思った(ひどいはなしだ)。だから止めないと(それはそう)
 服部は15年伊田を追いかけ続けた。「もう追わなくていい、お前の人生を返す」(?)「だからこそSQUAREも彼女(誰?)も守られた。15年が守った」(??)「お前を連れて行かなかったことは正しかった、お前は俺の希望だ」(???)(あの…………) (そういえばSQUAREとトランスクラブとDEAの薬効体質実験はどうなった?)
→私の解釈では、伊田さんの「死んだくらいで、逃げ切れられたらたまらない」はドラマトの服部に近いと思っていてこれが服部の正義に感覚として近いものじゃないかと思ってます。で、屋上で投げ捨てたたばこと服部が墓に置いてこれなかったたばこが正義でこれを拾ってる、つまり伊田さんの正義を背負っていくのはこれからも服部。SQUAREについては伊田がそれぞれに渡して(都築、新堂、宮瀬、瀬多)すべての人間が信じたい正しい相手として選んだのが泉玲だから、泉玲がもっていく(でUSBのSUQUAREの研究データはマトリしか握ってない)。で、泉玲の正義自体は服部は否定しないが服部や伊田のものとは違うので、この辺が合わさってさ~~~~
・未守について
 伊田に「正義の女神」と言われた未守。たぶん服部が伊田を語るときによく言う「行き過ぎた正義」なんだろうな。伊田の正義の一部を持って行った未守は一つの伊田の姿じゃない?(いや伊田の希望って服部だけじゃなくて、未守さんもじゃん………?)(この人本当にかわいそうじゃないですか)
 伊田が日比谷の現場を未守に任せて遺体の悪用を恐れて(思考が似てる)名無しにして、たぶんトランスクラブに潜入してトップになってプラスゼロの開発を止めたのは完全に伊田の正義を一部背負ってないか?いや、たぶん正義の殺人のために自白剤作ってるからもう止まらなくなっているんだろうけど…………
 未守さんの特時とスタンドは、完全に未守さんの個人の正義によるものだとすると、服部に自分の正義を背負っていけはそういうこと???わからん……
こんな感じ? やっぱりまとめても、一番私が知りたかった服部と伊田のあたりが私にはわからなかった………… 誰か本当に助けてくれんか…………おわり
0 notes
chaukachawan · 5 years
Text
開演中にあげたいけど…
そう思ってたのにそんな余裕もない間に1,2ステが終わってしまったluluです
もういっそ諦めて、ちゃちゃっと投稿しちゃいます。でもちまちま書き溜めてたやつなので、量は多い……長々としてますが、気が向く方はお付き合いください
ってことで早速!敬称略です。
あみ(30期)
本作の主人公……?いや、うん、主人公。最近次に書く人とどっちが主人公かわからなくなってきた。誰かも書いてたけど、今年に入ってやたらと演劇に気合が入っている模様。本番一週間ちょっと前に沖縄行って、「やばい、帰れないかも」とか言ってた。そんな時期に行くからだよ。いろんなスタッフで引っ張りだこ。
佐々田悠斗(29期)
去年はお兄ちゃんだった人。今年は……きっと言っても怒られないけど内緒にしときます。去年も思ってたけど、やっぱり演技上手いなって思う。でも本人曰く滑舌使う役が久々らしくて、滑舌が回らないらしい。今はそんなことないと思うけど。セリフ覚えが多くて大変そう。忘れた場合の対処の練習が必要みたい笑
lulu(30期)
私。書くのめんどいからいーや。
島﨑愛乃(31期)
多分、私が一番溺愛してる後輩。そして多分彼女も、私が一番溺愛してることに気づいている。可愛いし演技上手いしでちゃうかの人気者って感じがするからよく写真撮られてるけど、彼女もよくカメラを構えててる。油断大敵。スタッフワークも多くこなしてる。有能。彼女のよく動く表情が、役の中でも生きてて好き。
古家健作(30期)
どんな役をやっても古家健作。今回は脱・古家が目標なのかな?役の人になろうとしている模様。でも私は彼の演技、自然体ですごく好き。共演しててもやりやすいし楽しい。今の良さを残したまま、役に染まってほしい。自分もできないのに、難しいこと言ってんなって思うけど。彼ならできる気がするから期待。
遠藤由己(29期)
本作のキーパーソン。一週間前まで別の劇団の脚本・演出もやってて忙しかった人。今はもうちゃうか公演に一直線、なはず。キャストの順番だと6番目だけど、めちゃめちゃ重要な人。彼の言葉に、演技に、胸打たれる人がいるといいなぁ。変なことやっててもかっこいい。それはきっとこの人が演じるからこそ。
山内一輝(31期)
オムニの毒舌キャラから一転、いろんな葛藤を抱えるキャラに。言葉の上には見えない思いを言葉にのせるのに苦労しているみたい。イケボすぎるのかもしれない。でも着実にステップアップしている。彼は小道具班期待の新人でもあるらしい。愛乃ちゃん演じる役の好物を作った人。いやすげぇ。こういう才能欲しい。
西田幸輝(31期)
ちゃうか女子から可愛いと呼び声高い男の子。オムニの時は「ありがとうございます」って照れ臭そうに返されたけど、最近はどうなんだろう。ちょっと今度言ってみたい笑。彼もまたいろんな葛藤を言葉にのせなきゃいけない役。色々試行錯誤を重ねているよう。キャスパにも苦戦中?不慣れなのも可愛いので良き。
でぃあ(31期)
津島ヨモツをいつもあしらっている人。でもあしらい方に愛がある。と思っていつも見てる。衣装班として頑張っているイメージが強い。こないだ衣装が増えて衝撃を受けてた。でも文句言わず頑張ってたからすごいよねぇ。演技としては仕草が好き。声や言葉だけじゃなく、仕草で内面を伝えてくる。だから響く。好き。
樹木キキ(30期)
安定の面白可愛い子。可愛いのにちょっと馬鹿な役をやってることが多い。でもそれすら可愛い。笑いへの探究心が強いと思う。だから彼女が演じると面白くなるんだろうな。マシュマロ肌なのがめちゃめちゃ羨ましい。焼けないための努力もすごい。ちょっと見習いたいと思います。ポイントがあった教えてください。
石英(29期)
役作りに苦悩していた。地位がもうちょっと低い方が得意らしい。どういうことかは見に来たらわかる…はず。でも最近で���はまり役に見えてきた。台詞がない時の空気感や表情でバッチリ感情を伝えてくる表現力。これ欲しい。演出の要望としっかり向き合って役作りしている様子を見ると、頑張らなきゃって思う。
児玉桃香(29期)
最近敬語が戻ってきた先輩。一緒にいる時間が短くなると敬語が戻ってくるってことが最近判明した。今回の仕込み期間が超忙しいらしい。無理せず頑張って欲しい。矛盾してるけど笑。初めてこの脚本を読んだ時、彼女の役が一番好きだった。そしてその時のイメージを超えたクオリティでやってくるからもっと好き。
橋本悠樹(31期)
最近よくヤバイと言われている。その理由についてはあえて口にしない方向で。オムニでは演技指導もしたしめっちゃ関わったけど最近絡んでないなぁ。今度話しに行こう。オムニの経験も重なって、声とかに深みがあるなぁって思う。やっぱりキャスパには苦戦気味の様子。オムニほど難しくないと思うから頑張れ。
伊東涼乃介(31期)
今回の役が案外似合ってるなぁって思う。褒めてるのかよくわからないけど笑。複雑な思いや感情を言葉にのせて一人語りをするのが難しいんだろうなって思う。でもやる度に上手くなってるし、アドバイスも効果的に取り入れてる。最近絡みに行くことが増えたと思う。今後も絡んでいきたい人。深い理由はないけど。
三葛麻衣(30期)
最近、あだ名ではなく名字で呼ばれることが増えている。理由はある後輩と名前がかぶるから。なんだけど、彼女はちょっと嫌らしい。だからあだ名で呼ぶようにしている。たまに名字で呼んじゃうけど。役の中の彼女は表情に想いが詰まってて好き。エモい顔が得意なので、キャスパ中の顔はよく参考にしてる笑。
髙木悠(30期)
最近色々問題を抱えていそうな彼。なんだけど、すごく軽そうに言うから大した問題ではなさそうに聞こえる。そんなことないのに。衣装が奇抜で目に痛い。けどなんか似合ってる。褒めてるんやで。独特の雰囲気を醸し出して、よくわからないけど笑ってしまうキャラクター。周りの人曰く、今までで一番のはまり役。
津島ヨモツ(31期)
ちゃうかのいじられ役。彼女以上のいじられ役はちゃうかにはいない、と言っても過言ではない。めちゃめちゃ愛されてるんだなって思う。みんな彼女と話してる時はいい笑顔。脚本の中では彼女もキーパーソン。彼女の存在が物語を結びつけてる感じ。難しい役だけど、時に可愛く、時に繊細に演じててとても好き。
大林弘樹(29期)
悪と正義の間をさまよう人。言ってることは見にきたらわかる……かもしれない。同じ舞台上にいるけど、全く絡まないというちょっと妙な関係。演出と一緒にスイスに行っていたのに、全く触れてもらえていない。近日の晩御飯を聞かれたので答えたら、採用されたと報告があった。きっと今日も晩御飯に悩んでいる。
小澤祐貴(30期)
面白い役を面白くするのが得意な彼。今回も全力で面白くしてくる。最近後輩と絡んでいるところをよく見る…気がする。今回の役は面白すぎて、地笑いが止まらないみたい。稽古の最初の方は、シーンが始まらなくて大変だった笑。今はどのシーンでも、笑いと衝撃とを与えるという素晴らしい才能を発揮している。
若林弘樹(31期)
オムニに引き続きうるさい役。きっと役名を見たら納得しちゃう。キャスパを踊らせると、一人違う踊りを踊ってるみたいになる。役が抜けてないんだろうなと思って、素に戻って踊ってもらったけど何も変わらなかった。演技なのか素なのかがもう今やわからない。でもまぁ、良いヤツだからもういい気がするな。
小林秋人(30期)
相変わらず笑ってはいけない役をやっている。なのに役者勢が全力で笑わせにくるからこらえるのに必死。しかも表情がよく見えるところにいるから大変そう。
去年から予想はしていたけど、やっぱり後輩受けが良い。後輩とじゃれてるところをよく見る。最近、可愛いって言われてるところを目撃した。仲睦まじい…
堀文乃(31期)
中学・高校と積み重ねてきた演劇経験を余すことなく使って演技をしている。表情も体もよく動くから、自然体に見えていいなぁって思う。別の劇団でも役者をやってて大変そうだったけど、それがちゃうかの稽古中に見えないのがかっこいいよね。朝が苦手みたい。だから、勝手に私と同類だと思ってる。違ったらごめん。
小宮山珠里(31期)
うちいり辺りから話すようになった。大人しい子なのかなって思ってたけど、話してみたらそうでもなくて、面白い子だった。もっと話したい。でも彼女も忙しいから、あんまり話せない。役としては、なんか分かんないけどいい味だしてる。こういう子現実にいそうだなって思っちゃう。いるのかは知らないけど。
渡部快平(30期)
最近お疲れ気味の彼。本番も近いし無理しちゃダメだよ。崩れつつある生活リズムは、学校再開までに直しましょう笑。とある後輩からとても慕われている彼は、今回は慕っちゃいけないチンピラ役。外公ではチンピラが定石なのかもしれない。チンピラっぷりが堂に入ってて怖い。そういえば役に染まらなくなった?
youtarak(31期)
31期なのに、かなり前からちゃうかにいたのかなって思うぐらい馴染みきっている。この夏は部室に入り浸っているようで、もうすでに部室の主らしい。今回の役は、見た目とのギャップを感じている。私だけかもしれないけど。彼は、あぁ、こういうやついるわって思って演技を見ている。彼もやっぱり上手いよね。
武田聖矢(29期)
癒し癒しと名高いけど、特に癒しは感じない。ゆるい感じがするのは認めるけど。実はこの人の役者紹介書くの初めて。つまりは初共演!知らなかった。初共演ですが、絡みはない。彼の役はゆるっとしてないはずなのに、彼がやるとゆるっとする。なのに何故かハマってる。不思議。一言目で笑いが起きる。不思議。
国分栞(31期)
時々、この子複数人いるのではって思う。医学部生で兼サーしてて別の公演にも出てたのに、疲れが見えない。笑顔が眩しい。ある意味超人だと思ってる。オムニの時の共演者とまたまた絡んでいる彼女。会話の感じが自然で好き。出るシーンは多くないのに、何故か印象に残る。それはひとえに彼女の魅力ゆえかも。
Anna(31期)
めちゃめちゃ難しい役どころで、役作りや演技の仕方にすごい悩んでたイメージ。一緒に話したりもしたけど、話せば話すほど難しさが露呈するからもうヤバイ。そんな役に必死に向き合って、出演するわずかなシーンに全力を注いでいるからこそ、共演者の、お客様の胸に響かせるものがあるんだと思う。頑張れ。
木下梨実(30期)
最近よく、りみりみって呼んじゃう。あだ名から一文字削って繰り返してるだけなんだけど、きっと原因は芸名にもあると思う。響きが可愛いので好き。最近絡み方が雑になってきた気がする。なんかごめん。前から思ってたけど彼女の関西弁が好き。怖いって言われがちの関西弁も彼女が使うと可愛く聞こえる。
森中社(29期)
ちゃうかが誇るラブコメマスターが、ラブコメ以外を書いちゃった!?もともとラブコメは苦手分野だったらしい。ってことは今回の脚本は今まで以上なのでは?それは実際に見てのお楽しみ。でも29人の役者全員を脚本内で生かすことができる技量には拍手しかない。スイスに行ってたことでいじられがちな今日この頃。
はい。終わり。30人多いですね〜書いても書いても終わりが見えなくて、あれって感じでしたね笑。文章がおかしければ、それは疲れゆえでしょう。
そろそろ発声が始まりそうなので、この辺で!
気が向いたらオペさんも書くかもです。リクエストされたので……
今日の3,4ステもまだまだお待ちしてます!
0 notes
pinoconoco · 7 years
Text
Time To Say Goodbye (1)
奥の席にどうぞと促され、先頭を歩いていた一護は奥まで行き、更に奥の窓際に朽木さんを促して当たり前に自分はその横に腰を降ろした。 4人席なのだから当然あたしは誰に言われるでもなく朽木さんの向かいに座る。 ふぅん、と声に出さず心で呟く。
「アイスコーヒー1つ」 「あ、あたしも。すみませんアイスコーヒー2つ」 「私は、ロイヤルミルクティーを」
御注文はぁ?と言われ、あたしと一護はアイスコーヒーを朽木さんはロイヤルミルクティーをオーダーした。 オーダーを聞いたウエイトレスが去っていくと、朽木さんは私をみて柔らかく笑った。不覚にも綺麗なその笑顔にどきりとしてしまう。クラスメイトだった数年前には、見ることがなかった表情だと思った。
「有沢は何だか大人っぽくなったなぁ」 「そぉ? 自分じゃわかんないからなぁ。髪が伸びただけな気もするし」 「あぁ、そうか。大人っぽくというより女性らしくなったというのかもしれぬな」 「やだ嬉しいじゃん、ありがとう。……朽木さんは変わらないよね。いつまでも若い姿って羨ましいよなぁ」 「う~む、やはり自分ではよくわからぬな」 「でもそのうちさ、お前と歩いてたらどう思われるんだろうな?俺」
んー?
笑いながら言う一護にまた何か引っかかった。
「……なんだ?ロリコンという奴に思われるというのか?」 「だってそーだろ? お前達の年の取り方考えるとさ、俺が30過ぎても多分お前は今のまんまなんだろ?」 「よいではないか、ロリコンになれば」 「ちげーよ!アホか。何だよロリコンになればって」
二人が楽しそうに笑いあいながら話すのを、頬杖ついて眺める。 ていうか、30過ぎても隣にいるつもりなんだな一護は。 朽木さんもそこは否定しないし。
ぼんやりそう思っていると、頼んだアイスコーヒーとロイヤルミルクティが運ばれてきた。一護は朽木さんのほうが近くにある角砂糖の瓶に腕を伸ばした。
「あ!いらぬ!」
朽木さんが慌てて自分のカップに小さな掌をあてた。
「なんだよ、」 「うん、お砂糖やめたのだ」 「へ?」
一護が間抜けな声で眉間に皺を寄せる。
「……あのな、伊勢副隊長が仰ってたのだが、白いものは体によくないのだと」 「砂糖の事?」 「うむ、砂糖とか白米とか……だから私も砂糖を控えることにしたのだ」
一護を見上げながら一生懸命話す朽木さんと そんな彼女に何故か不貞腐れたような一護がおもしろい。 おもしろいというか、悔しいが可愛いと思ってしまう。なんだよな悔しいって。
「朽木さん痩せてるし。あんま気にしなくていいんじゃないの?」 「……う、でも」 「別に紅茶に砂糖いれる��らい問題ねぇよ」 「織姫なんかも砂糖だばだばいれるけどあの子も太らないし健康だしねぇ?」 「ほら、甘いほうが好きなんだから無理すんなって」
だからおまえはそんな甘ったるい顔してんのかよ!と突っ込みたいのを堪えたあたしはえらいと思う。 声も話し方も甘いし一護あんたなんなのよ。 へーへーと唇をひん曲げて頬杖ついてるあたしにお構い無く、一護は朽木さんの手首をそっと掴んで持ち上げて角砂糖を2つ紅茶に落とした。あう、と困った顔ででも朽木さんも笑っている。からからとティースプーンでかきまわしてからふうふうと小さく息を吹き掛けるのを一護は頬杖して見ていた。
こりゃ、もう、…………できてんだよなぁ
不思議と二人をみて嫌な気持ちにはならない。でも織姫を思うとやはりちくんと胸は痛む。 織姫は一護が好きだ。 高校を出て大学が皆バラバラになっても、未だにあたし達がよく顔をあわすのは織姫が何かしら企画するからだ。 不憫なあの子は一護一人を誘えない。 けれど会いたい。 だから皆に声をかけるのだ。 今回もバーベーキューをしようと提案してきて、一護に連休の予定を聞いてほしいと織姫が言ってきたのだ。
「自分で一護に聞きなよ」 「うん、でも、この間の花見の時は私が黒崎君に電話したし……だから今回はたつきちゃんから誘ってくれないかなぁ?」 「別にいいけど……」
そんなモタモタしてたら一護は一生気づかないのに、と織姫の気遣いをまどろっこしく感じるし、切なくもなる。織姫なりの一生懸命は一護には何も通じてないのだ。それは皆知っている 。 知っているのに、あたしも浅野も小島も茶渡も余計なお世話を焼かないのは 一護には「朽木さん」がいるからだ。 一護の口から朽木さんを好きだとかつきあっているとか聞いたことは1度もない。 1度もないけれどー
「この間来た時に読んだゴキブリのマンガはまだあるか?」 「あるよ、新しいのも出たぜ」 「そうか!楽しみだな!帰ったら読ませてくれ」
一護とこんな会話する女の子は朽木さんだけ
「あ、それとな姫君と鬼の映画も見たかったのだが、まだやっておるだろうか」 「美女と野獣だろ。鬼じゃねぇよ」 「映画館とやらでまだやっておるのか?」 「今やってるよ。て、おまえ今回はいつまでこっちにいるんだよ」 「5日休みもらえたのだ。何日邪魔してもよいだろうか」 「いや予定ねぇから、ずっといていいぞ」
たまたま本屋で見かけた二人に声をかけたが、この会話からして朽木さんはこっちに来たばかりのようだった。 そうか、何日かいるのか
「ねぇ朽木さん」 「ん?」 「皆でバーベキュー行かない?」 「ばーべきゅーとはなんだ?」 「肉焼いて食うんだよ。って、なんだよたつき」 「あぁ、もちろんあんたも誘うんだけどっていうか、織姫が皆でバーベキューやりたいって言い出してさ。浅野にはさっき連絡してみんなにまわしてくれって頼んだの。朽木さんもいるなら久しぶりだし皆喜ぶしさ」 「肉を食べる集まりなのか?」 「そ!あと野菜とかとうもろこしとかマシュマロとか」 「へぇ!いいな、行きたいぞ一護!」 「そーだな行くか」
飲み会でも何でも、一番返事が遅いのはいつでも一護だった。その一護が即答で行くと答えた。 それは朽木さんが行きたいと言ったからだろう。
わかりやすくてやりきれない
本命の一護が来るわけだから織姫は喜ぶだろう。でも朽木さんもうっかり誘ってしまった。織姫は朽木さんのことも好きだ。それは嘘ではないと思う。
失敗したかなー
それでもこの二人を見たら、織姫はバーベキューを楽しめない気がした。 でも この二人をみて諦めるかもしれない、とも思った。
あたしは恋をしたことがないから 織姫が「朽木さんといる一護」を���う思うかあんまり深く考えていなかった。 元々、高校の頃は一護と朽木さんはいつも一緒にいたし。 一護が知らない女の子を連れてくるよりは、昔からいつも一緒の朽木さんをつれてるほうがいいかと、思っていた。
◾ ◾ ◾
バーベキュー当日は快晴で、うっすら汗ばむほどに気温も高かった。 まさかの朽木さんの参上に皆は喜んでいたし、朽木さんも昔みたく猫かぶり(一護用語)でなくて普通に皆と話をしていた。 この間喫茶店で見たほど二人はべたりとしているわけでもなく、朽木さんは千鶴やみちるなんかと肉を焼いたり、一護は茶渡と小さなテントを張ったりしていた。
「たつきちゃん、朽木さんも誘ってくれたんだね」
織姫がニコニコとビールを出しながら話しかけてきた。
「あぁ、一護んとこ行こうとしたらちょうどいてさ。休みみたいでこっちにいるっていうから」 「……そぉなんだ」
あ、失言かそう思ったが
「皆も会えて喜んでるし、ありがとうね!」
織姫はにこにこしたままあたしにお礼を言ってきた。それが本心かどうかはよく、わからなかった。
なんとなく、お腹のあたりが重苦しく感じた。あたしには霊感も女の感もないが それでも「なにか」がとてもあたしを不安にさせていた。
それでも何事もなく、楽しく刻は過ぎて あたしも少し酔っぱらい始めた頃、 一護が朽木さんの腕を掴んで上着を着ろというのを見た。
「おまえ、日焼けするからこれ着てろ」 「いやだ、暑いから要らぬ」 「だめだって。日焼けはおまえみたいな色白は熱だすんだぞ?明日映画行けなくていいのかよ」 「それはいやだ……」
唇を尖らせてしぶしぶ朽木さんは一護に渡されたパーカーに袖を通した。 それは一護が着ていたもので、小さな朽木さんが羽織るとまるでガウンのようで可愛いなぁと笑ってしまう。
「やぁん可愛い!男物のブカブカを着てる女の子ってかーわいーぃ!」
千鶴も同じ事を思ったようで気持ち悪く頬に手をあてて朽木さんを見てくねくねと体を動かしている。
「優しいね一護。でも気軽に女の子にそんなことしちゃ勘違いされるよ? あ、それともつきあってんの?二人」
小島のわざとか天然かわからないその言葉に誰もが笑いながらも食いついた。 そうは言っても、違うよ馬鹿とお決まりの台詞を聞くだけだというのも皆の頭にあったと思う。
「うるせーよ」
でも一護は余裕の顔と声で笑った。 朽木さんは特に顔色を変えることなく、でもやはり暑いなこれはとブツブツ言っている。 からかったはずの小島は面食らったような顔をしたが、皆は自然な感じで笑いながら一護にそれ以上は何も突っ込まなかった。 元々うっすら感じていたことなのだ。 (やっぱりな)と皆も思ったのだろう、そうぼんやり思っていた時
「なんか、気持ち悪い……」
ふらぁと織姫が一護の背中に倒れかかった。
「わ!井上大丈夫か?」 「熱中症じゃね?」 「テントで休ませないと」
振り向いて慌てて一護は織姫を抱えた。
「歩けるか?」 「うん、大丈夫、ごめんなさい」
一護が織姫の右手を肩にかけて、反対側を鈴が支えて、二人はこの子横にさせてくる、とテントに向かう。朽木さんも心配そうについて行こうとしたのを、私は止めた。
「大丈夫だよ、病気じゃないから」 「そうか、何か顔色悪かったぞ」 「……暑いから」
朽木さんの心配そうな顔は間違いなく織姫の容態を心配しての顔だとわかる。 一護に焼きもちなど妬いているなんてことはなさそうだった。 そんなことに何故かほっとした。 それでもさっきまでのほんわかした空気は消えていた。 千鶴、浅野、茶渡なんかはもうわかっている。もちろんあたしも。 小島はおもしろそうにしていてみちるは朽木さん同様心配そうにしていた。
織姫はきっとさっきも笑っていない きっとやっぱり一生懸命なんだ
すぐに鈴が戻ってきて、「織姫大丈夫?」と聞けば首を縦に振った。
「熱中症だろうね。冷やして少し休めば大丈夫だよ。気持ち悪いの怖いって黒崎の手を離さないから黒崎にいてもらうわ」
そう言って鈴は、普段冷静の鈴には珍しく(しまった)という顔をした。それでも直ぐににこりと笑いながら
「黒崎ちょっと織姫に貸してあげてね」
と朽木さんに優しく笑かけた。
「あんな奴で役にたつならどんどん使ってくれ」
わかっているのかわからないのか朽木さんは真面目な顔してそう答えた。 あたしも、鈴も声にならない吐息をほうっと吐き出した。
楽しいバーベキューのはずが何だか微妙な空気が漂っていた。
織姫の気持ちはわかる 朽木さんは悪くない 一護の扱いをどうすればいい
なんとなく皆、そう感じていると思った
朽木さんは一護の言いつけを守り、暑い中パーカーを着たままでいた。 そろそろ片付けよう、ということになり川の水を汲みに行った朽木さんは、暑いのか靴をぬぐと川にそろりと足をいれた。
「おぉーい!朽木さんだめよ危ないよー」
バーベキューセットを片付けながら千鶴が川に向かって大声で注意した。 確かにこの川は突然水深が変わるのだ。
「じゃあ俺が一緒に川はいる!俺も川入りたい」 「阿呆!ミイラとりになってんじゃんよ」 「でも俺がいたら安心だろ?」 「いやあんたいても別に……」
鼻の頭を赤くした浅野が嬉しそうに川に向かう。役に立つとも思えないが、朽木さん1人よりは安心だろとほっておくことにした。
「浅野!魚だ!魚がおる!」 「この川綺麗だからね。ザリガニもいるよ」 「なに?食べれるのか?」 「いや、食べは……しないかな?」
きゃいきゃい話す二人の会話は何だか和む。 それは皆も同じようで
「啓吾と朽木が話してると……幼稚園児がいるようだ」
と茶渡が呟き
「なんかさ、朽木さんて可愛いよね」
とみちるも笑っていた。
もはや水を持ってきてくれることに期待できない(遊んでるから)ので、仕方ない汲みにいくか、とバケツに手をかけようとした時 すっ、と素早い動きでバケツが取られた。 「?」と顔を上げればバケツを手に一護が普通な歩き方なのにとんでもない速さで川に向かっていた。
「お!一護もはいるか?」 「川、気持ちよいぞ?」
幼稚園児は更に遊び相手が来た事に嬉しそうな声をあげたが、一護はスニーカーを脱ぐと川に入り朽木さんを軽々と持ち上げた。
「きゃあ!な、何をするのだ!」 「あぶねえよ馬鹿!この川甘くみると溺れるぞ本当に」
あ 声が怒ってる まぁ確かにそうなんだけど。あたしらも最初はそう思ってたし。浅野が行ったからと安心しちゃってたけど一護は心配性なんだなとふふ、と笑ってしまう。
なんだよ一護~ザリガニ探そうぜ? ひとりでやれよ いや私もざりがにとりたいのだ、一護も探せ めんどくせえなぁ 遊子と夏梨にお土産にしたいのだ 喜ばねえよばか いや、夏梨ちゃんなら喜ぶんじゃね? よし降ろせ!私も探すのだ だめ、おまえはチビだから危ないんだって いやだー!降ろしてくれ頼むこれでは探せないではないか! 俺が探すから掴まってろ馬鹿
川から聞こえるおしゃべりは心地よく 本当に片付けをしている私達も つい笑いながら聞いていた。 ふと、一護が出てきたということは織姫はどうしただろう?と気がつきテントに向かった。 織姫は起きていて、あたしを認識すると眉を下げて「迷惑かけてごめんなさい」と謝ってきた。
「もう平気?」 「うん、なんかごめんね」 「いや暑いからね今日。仕方ないよ」
織姫はふるふると首を振り、自分のポーチを持つとしっかりした振る舞いで立ち上がった。
「朽木さんは?」 「え?」 「黒崎君借りちゃったから、謝らなきゃ」
えへへーと織姫は笑う。 落ち着かない気持ちになり、思わず織姫……と声をかけると
「たつきちゃん、気を使うでしょ。ごめんねいつも。あたしは、大丈夫だからね?1人で何でもできるよ?」
そう言ってあたしの腕をすっと触って微笑むとゆっくりとテントから出ていった。 また、落ち着かない気持ちになる。 なんだろう? なんなんだろうこの苦しさは。 思わず直ぐにテントから出ることが、織姫を追うことが出来ずにあたしは立ち竦んだ。
織姫の恋を応援していた 叶えばいいと思った でも朽木さんといる一護は幸せそうだと思った 母親を亡くしてからの一護を見てきたから 一護が楽しそうに誰かといるのを見るのは 心からよかった、と思った
だから あたしは
今日のあたしは 意地悪なんだろうか
一護と朽木さんを見たら 織姫は諦めるだろうなんて 可哀想だけど現実を見ればなんて 思ったあたしは
何だか極悪人みたいだ
はぁ、と手で顔を覆った。 親友になんて酷いことをしてるんだよ
自己嫌悪にテントから直ぐには出れなかった
◾ ◾ ◾
「あれ……?」
漸くテントから出れば、片付けはほぼ終わっていて、あとはこのテントだけだよーと小島と一護が来た。
あとは皆固まって話をしているのに、朽木さんと織姫の姿がない。
「織姫と朽木さんは?」 「ああ、アイス食べたいからって買いに行った」 「織姫大丈夫なの?」 「んー、だいぶ元気になってたみたいだけど」
そう、と答えたがどうにも落ちつかなかった。 うまく言えないが、落ち着かないのだ。 アイスを売ってる店はこの辺で一軒しかないからあたしはそっちに足を向けた。 川原を上り、橋を渡ろうとした時 橋の上から織姫の声が聞こえて立ち止まった。聞こえた言葉に足が動かなくなったのだ
「朽木さんのことも黒崎くんのことも好きなんだぁ、わたし」
織姫の声はいつも通り 優しく愛らしい声だ
「朽木さんは?」 「私も一護も井上も好きだよ」 「そっか、ありがとぉ……でもね」 「うむ?」 「黒崎くんとらないで」 「え、」 「朽木さんが好きなのに、朽木さんのことが怖いの。ごめんなさい変な事言ってるの、わかってるの。でもね、私、この世界で朽木さんが一番怖いの」 「井上……」
足が、動かない
「黒崎くんを、とらないで……」 「井上、私は」 「朽木さんは死神でしょ?黒崎くんは……死神の力を持つ人間なの。人間なんだよ」 「…………」 「だから……もってかないで黒崎くんを。黒崎くんの身体も、心も」 「井上……」
織姫は 一生懸命なんだ 織姫は 間違ったことは言ってない
でも胸が苦しい この痛みは朽木さんもきっと同じだ いや織姫も痛いのかもしれない
「……井上の気持ちを無視などせぬよ」
しばらくの沈黙のあと 静かな朽木さんの声がした。
「わかっておる。一護は人間で私とは住む世界も違う。でも一護を死神にしてしまおうなんて思ったことはないよ……奴はこの世界に必要な1人の人間だ」 「うん……」 「すまぬな、そんなつもりがなくとも井上を心配させてしまったのだな」 「ううん、少し違うよ」 「?」 「黒崎くんは朽木さんを好きなの。死神の朽木さんに恋してる。だから怖いの」 「井上……」 「お願い、黒崎くんとらないで……」
織姫の声が震えた。 泣いているのだろう。
あたしは忍び足でその場を離れて皆の元に戻った。 もう、あたしは何もしてはいけない 口をだすのも駄目だと思った。 これは 一護と織姫と朽木さんの問題だ。
誰かが介入するのは 絶対間違っている
しばらくして織姫が戻ってきた。 1人で戻ってきた。
「ルキアは?」
直ぐに声に出す一護の顔を見ることはできない。
「向こうで何かあったみたいで、帰っちゃったの。皆によろしくねって」
織姫のことも、見ることはできなかった
2 notes · View notes
odaimatome · 6 years
Text
ALL
すべて
中指の指輪 アメシストの毒薬 スイートドリームファンタズム ピンクトルマリンの淡い恋 アジアンタムのある部屋で ロリポップフランベルジェ 愛と呼ぶには遅すぎた クロッカスが紫色になるまで有効 『お願い、ギリア』 沈丁花の花冠 シレネを持って微笑む君は 琥珀色の呪縛 コウホネを込めたマシンガン 賞賛はいらない 『キイジョウロウホトトギスを知ってるか』 神様は守ってくれない 勝者は敗者に嘘をつく ローファーを履いた背伸び 向日葵の愛 最初から秘密でした 臆病な恋歌 花言葉は長く持ちました 優しくしないで 硝子の眼をしたお人形 女の子は甘い麻薬でできているの クラシックショコラエチュード 空色の蜜 白いスミレが咲く頃に 親指の恋人 優しすぎるから、 小さな想いの拠り所 マラカイトを捧ぐ 今夜の約束 プリンセスはご機嫌ナナメ スイートリボンルージュ あと一歩、君の瞬きの傍に 指先が赤くなる頃に ホワイトカルサイトピース 大事な言葉が聞こえない 共に笑った日を数え 言うなれば赤の風信子 踏み出せないのはたった三寸 神様が受ける罰 涙はとうに枯れました 輪廻で解けない約束を あの停留所で待ち惚け 作戦名:馬酔木 ピエロは恋をしないのか ブルースター即興曲 ディアサファイア アルデバランを探していています ハイヒールに仕込み刀 ダリアが君を待っている 一生涯の上映時間 トカレフは忘れない あの星は海のしるし 彩玉を四半分 プラチナミスティルティン 飛沫の息吹 君の世界は晴天 菊の花はうそつき 君を守る空気砲 クランベリーボムに気をつけろ アルシャウカットの見る夢は ロードナイトに剣を シュトルーテルレイピア 明けない夜もなくはない シャドーマター・マスター 出たなでたらめ定期便 弱くて甘くて敵わない カランコエに埋もれてしまう 第三印象で諦めました 黒いメノウが君を呼ぶ Q.どうして僕が泣いているのでしょう ベゴニアのある生活 しめやかに騙してみせて 赤椿の髪飾り 未完成な身勝手 友人Wは猫も殺せない 月下美人は花咲けない 神様は夢も見られない メランコリー・メリー 雪柳の影に隠れて タンピング間奏曲 縷々流々留 点Pへ、点Cより 鈴の音をせがむ 雨が降ったら迎えに行くね あかしゃぐまのお気に入り ふるえる心の声を聴け 明日の天気はおそらく流転でしょう。 処方箋:砂金水晶 よわいいつつでおとなかおまけ スノードロップ・ステップ ストロベリーミサイルを放て! さらば青春の合言葉よ 薬指のキュゲスにキスを ガーデンクォーツシップ 僕の想いはいつも雨天 キックオフ・スタンダード アルビオリックスの演台 カンパニュラチャント カミサマカットミス よなよななよなよするなよな 黒い目の鬼、帰す 賞賛のキスはまだはやい 私の半身があちら側にいるのです 彼の声の冬天 トライアングル・トライデント 君はレグルス アマリリスのヒロイン 一色の虹色 どうか許さないで、を許して 好きな人の好きな人を好きになる魔法 「そばにいて」をただ求めて ペリステライトに帰らせていただきます チューベローズで口止め ささいなことでおこらせた つまらないことでなかせた それでもあいしてしまった 明日のあなたに用がない 今日終わる世界の隅で 昨日言えなかったこと メロディラインのワンピース シュガーアップルメリージェーン ハートレスなヘッドドレスを ミッドナイトミラクル グッドナイトスター シンクロサンライズ 想いは紅 いえないミステリー 覚悟は会えなく ミステリーサークルによろしく 浄玻璃ばかり かなしをみずして ごきげんようメルティハニー さびれたこころにカー���キー あいにおぼれたぼくのマミー ハートのハスラー スペードのスリラー クローバーのクラーケン ダイヤのダースベイダー 僕の心の三転倒立 春待ちラピスラズリ ハッピーエンドは望まない 嘘をついたら燃やすこと 君が勝てない10の理由 タンザナイトは振り向かない 優しさでできた角砂糖 ノクターンはそれなり メメントモリはすぐそこに ずっと好きでいること 貴方の罪ばかり タチアオイは赤い アルタイルのきみ その涙を拭うのは 許してよスパイス 千切っても契っても恋 君を探せないわ 捨てないオーラライト 星屑でできた街 伸びゆきて刺し カバンサイトのアンテナ 血に抗えない ロベリアの天使 いつまでも可愛かった にくしみの瞳で撃ちぬいて 始まれぬ終わり あなたに逢いたくなかった 氷刃の穴 陽光は甘い シオンでいて ステルンベルギアフレイル 本能に爪をたてて 変われなくていいの 触れた指先ミントブルー 本日回天日和 狂ったワタシのこと、この気持ちこそ狂気なのです 飛びたいファハン 救われぬメシア 減らないラグー こもれびがささやくので カステラバーズ ツユクサに囲まれて 大気圏を超えたら アヤメのシンデレラ モテカワ神の7日世界創造 ミルクベイビービターハニー フォンダント・ハート Cuverture Sentimental マシュマロみたいなキスをして 俺の歯型ごと、 ドックタグなんてつけるな まるでブラックオパール 夢ばっか見てよ アイじゃなくて何? 芍薬にあわず インスタント神様 永遠にまたあした ミアプラの瓶 偶像にクチナシ ジギタリスしちゃおっか ささくれた音に乗って 愛になれなかったね アレキサンドライトの魂 触れたいのアンタレス 夏にしかいない彼女 夜なんかこなくても ベネトナシュのしずく ラリマーの子守唄 幸福の中に不幸 千秋楽の幕開け 婚約指輪はスフェーンが良い ザッハトルテの妃 色天まで行きたい レトリート・ラブラドライト サンザシだけで生きていける ロンギヌスの槍を壊せ 守ってよモルガナイト 立金花を待ってる 一生アンコール 君が統べて ダイヤモンドの砕き方 フォーマルハウトの孤独 教えてよマスター 君を包みたかった 大人になりそこねちゃったね 不自由だけで生きていく ラズベリーバレットで射抜け 「死ぬほど好きよ」と飛び降りた わたしの証はここにない デネボラをつかみたくて 子供の余韻 傷んだ毛先ごと愛して サンタピリアガール ハックルベリーロケットで空まで エンジェルシリカじゃいられない スノーフレークモーニング 四半世紀って骨になれる? 全部あげるから全部捨てて このまま彼方まで LAXの背骨 赤い糸なんて知ったこっちゃないよ 君に本音なんて言ったことあるかい わざわざざわざわきみのわざ わざわざざわざわわざわいは 何番目だったかだけ教えて ミルク・コルセスカ バルジが弾ける音を聞いた 踊れなくても王子様にはなれる おねがいなにも言わないで ちぎれたつながり 絡めた先からすりぬけた メロウに似合う悲劇がいいな 君以外映す眼はいらない インカローズ・シャムシール アザレアを贈りたいあなた ダビー・マイオールを彩る 冥界よりも10℃低い 笑顔が涙のようでした 憎しみこそ最も美しい愛だよ 殺すか愛すか選んで 目の見えない神様 嫌いなとこなら100言える 早々寄り添う嘘の相 指先の両翼では羽ばたけない 無敵の隣人 言葉にしないからオドントグロッサムで アテナに見捨てられたっていい ブルーベリーマシンガンに見惚れろ 山茶花を赤くして 僕の特別で君の普通 2人で飛び越える深夜2時 セルペンティスの誘惑 殴り合いコンチェルト 荒天が全てさらった ナズナの手錠をかけて いっそ狂ってしまえ 僕のヘリオトロープでは足りませんか 旅立ちトルマリン 地獄で生きてみろ 駆け抜けろアルマク サンタさんあなたをください こればっかりは許して(これで3度目です)許 嘘つきファンタジスタ 鴝鵒よ、欲は良く酔う様よ 君の人生のサン���ラになれただろうか 君よ、走るのを止めてくれ 身の丈にあったクライマックス 洗い立てのあなたの匂い イキシアを6本束ねたら エンゼルランプを灯そう 君が消えても僕は踊れる このさよならは二度とこない アケルナーで待ってる それでも君の笑顔は死なない スターチスによせて 泣くなゲンマの輝きよ 寝転べば青天井 もし不安が全部星になったら あれは夜、君の乞い。 あの雷を許せるかい 呉天の夢を見て眠れ 鍵を叩けカメリア ホマンに愛されし者の名 おんなじ悲しみに縋っていたい 憐れ私が溺れた夜 殺しに来たなら殺し返す こんなの愛だって私が言えない アベルの嘆願 アルテルフに焦がされて ぶち壊せと呼んでくれ フラチラリア・リズム 貴方がそれを馬鹿にした 私が愛していたことを、貴方だけ覚えていて 幸せになったら何もできない はじまりのサダルバリ ギャラクシー・キッチンのかくしあじ マクルで繋いで キングピーターで乾杯 優しい理由と下心 愛の悲劇、哀の喜劇 悲しみの灰皿にしていいよ ユーレイバナなんか咲くな 君に似てよく回るアルコール 恋で固めた嘘しかつけず 理想郷行、1枚 モルダバイトのひとみ 闇なんか怖くなかったの 踊って死ね、歌って死ぬから 君がまだ惑星だったころ ケンタウロスの足も見えない 夜が明けるまで好きでいて 「初めての1つや2つ、減るもんじゃないだろ」 神様に還さなくっちゃね 満ちても欠けても円くあれ アマゾナイトのコンパス 嫌って光って 貴方に殺される夢をみて眠る 心ばかりここになし サダルメリクに誤魔化されて 少女よ、カルミアであれ 甘えられたら恋なんかしてない 君の為に切った髪なのに! 赤い靴下燃やしに行こう いつか死んだ眼前の君 好きになってよくなかった 明ける夢の霜天 凍える指を温めてよ お前の炎で私を灯しておくれ 散った赤も翻せ白 思い出なんかにできるかよ 想いより先に繋がった 「えっその物々交換成り立ってる?」 さらさら浚う空の皿 愛と平和とラブとピースと地球とアースと君と僕 引く手数多の行く手無し ミヤスルビー、命燃やして 花束を踏んで去っていけ 花道に喝采を落として 墓までもってきゃ永遠だ 知りたくなくって知りたかった 感情線超特急君行き 指先まで汚しちゃってさ 幸せだってハイタッチしよう 凛と立つのは藪柑子 君が葡萄なら僕が楡 好きが高じて爆発してしまいました アクアマリンを持った来た マフラーなんかで隠さないで くすむぐらいなら死んでやる 近づく背中を追い続け センチメンタルバリアー 燃やすなら海じゃなくて山 3段フリルが良かったな 歯形すら愛しくてどうしよう 守れなかったヨルガオの笑み 「それならさ、ね、逃げちゃおっか」 嘘っぱちの永遠を飾れ 目が潰れるほど未来 揃いの絶望携えて 君と光年を歩こう 大っ嫌いだサクラソウ オールシーズン一致はしないよ シンプルでいることが一番難しい 自己都合宗教 愛も真似できない 星などならず側にいてくれ ベータ・アーラェにのせて踊ろう これっぽっちの終わり 蛇結茨は煙がお好き 幕が下りるまで恋人 その名を覚えているのは、もう アカシアの形をなぞる お揃いじみた恋情 絶望シンコウペーション アルギエバの温度 ローダンセを折るけどいいかな インナーから陰謀論 君と、ケーリュケイオンの蛇のように 灰になるほど愛していた 一緒に歴史になろうよ 絡めた小指を解いたら どこかの星で僕と握手! 近く遠く近い隣 氷製指輪でプロポーズ ベッドタイム・ア・ラ・モード それは君の夢か 美しい愛はちょっと苦い 僕だけのオキザリス 内々居ない否無い名 生き急いだ死にざま 肺にしか鳴れないメーデー 死に至る希望 想う間、のみ無敵 許したいから許せないの トリックがあったって魔法でいいよ それは君たちの残した呪い、背負った重み 君の煌めきをみんな忘れた いつまでも変わりたいまま アップルサイダーアキュリス 諦念退色 創った地獄に救われた 君に捧げた三十一の言葉たち 記憶にない記録 血肉になるよう弔って 定常宇宙テント 心の臓まで君のお守り 燃ゆる心は青い色 勝利を飾る百合の花 指先を洗う作法すら忘れてしまった僕らは 揺れる心の天球 伝承たれ我が王 君の瞳が焼き焦がす者 アイオライトみたいな声で 偶然必然アキメネス 地獄を病めないで たが為に死んだわたしの山 ストレリチアを繰り返し咲かせ 人の悲劇を嘆くな グロキニシアで魅せろ 惚れ直す為に嫌いになります 10年後もまだ愛でさ 温く撫ぜたゾズマ メルティック•ギサルメ 縁の切れ目は計画的に 山桜色の君だから おやすみ明ける未来まで 明明未明運命論 孤独好きの相棒 この世の終わりもあんたの隣
1 note · View note
38mitsubachi · 6 years
Photo
Tumblr media
10/1よりハロウィン🎃👻パンケーキ始めます😊💕 去年大人気だった『ドラキュラの甘い誘惑』980円(税別) 紫芋のクリームの中にバニラアイスが隠れています。甘酸っぱいベリーソースと焼きマシュマロ、ほろ苦オレオクッキーを添えたハロウィン👻🎃限定パンケーキです😊💕 -------------------------- ❤️LINE @お友達登録するとハロウィン👻🎃パンケーキが9/27(金)から先行で食べれます。 しかも‼️『100円OFF‼️』になる、お得なクーポンが貰えます🎁😊 ----------------------- LINE@🥞38mitsubachi🥞お友達登録募集中‼️😊 (LINE★ID検索:@38mitsubachi ) ​↓ https://line.me/R/ti/p/%4038mitsubachi ----------------------- #38mitsubachi #38kitchen #パンケーキ #仙台 #仙台パンケーキ #仙台駅 #pancake #カフェ #仙台カフェ #みつばち #ミツバチキッチン #パンケーキ巡り #仙台のカフェ #東北 #仙台駅 #仙台パルコ #ハロウィン #はろうぃん #ハロウィンパンケーキ #halloween #halloweenparty #halloweencostume (38mitsubachi) https://www.instagram.com/p/BoJ3daplp9c/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=ut7izl6z7ezv
0 notes