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#山の脚を平坦に生かす
ari0921 · 8 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月5日(月曜日)
   通巻第8118号
 孫子を読まずして政治を語る勿れ。派閥解体、政治資金浄化????
  吉田松陰の代表作は、じつは孫子の研究書(『孫子評註』)だった
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 自民党の派閥解消を聞いて、日本の政治家は政治の本質を理解していないことに唖然となった。派閥はまつりごとのダイナミズムを形成する。パワーの源泉である。それを自ら解体するのだから、政治は星雲状態となる。となると欣喜雀躍するのは中国である。国内政治にあっては、その「代理人」たちである。
 孫子が言っているではないか。「謀を伐ち、交を伐つ」(=敵の戦略を見抜き、敵戦力を内訌させ、可能なら敵の一部を取り込め、それが戦争の上策である)。そうすれば、闘わずして勝てる、と。
 高杉晋作も久坂玄瑞も、松下村塾で吉田松陰の孫子の講議を受けた。松陰亡き後の門下生だった乃木希典は、師の残した『孫子評註』の私家版を自費出版し、脚注もつけて明治天皇に内奏したほど、心酔していた。世にいう松陰の代表作はその辞世とともに有名な『講孟余話』と『留魂録』だが、現代人はすっぽりと『孫子評註』を忘れた。これは江戸時代の孫子研究の集大成である(『吉田松陰全集』第五巻に収録)。
松陰は山鹿素行を師と仰ぐ兵法家から出発している。毛利長州藩の軍事顧問だったのである。
 
もとより江戸の学問は官学が朱子学とは言え、新井白石も山鹿素行も荻生徂徠も山崎闇斎も、幕末の佐久間象山も西郷隆盛も孫子は読んだ。しかし江戸時代の二百数十年、太平の眠りにあったため、武士には、読んでもその合理的で非情な戦法に馴染めなかった。
その謀(はかりごと)優先という戦闘方式は、日本人の美意識とあまりに乖離が大きく、多くの日本人は楠正成の忠誠、赤穂浪士らの忠義に感動しても、孫子を座右の書とはしなかった。
明治以後、西洋の学問として地政学が日本に這入り込み、クラウゼウィッツは森鴎外が翻訳した。戦後をふくめてマキャベリ、マハンが愛読され、しかし誤読された。吉田松陰の兵法書はいつしか古書店からも消えた。
しかし戦前の指導者にとっては必読文献だった。
 
 吉田松陰が基本テキストとしたのは魏の曹操が編纂した『魏武註孫子』で、考証学の大家といわれた清の孫星衍編集の平津館叢書版を用いた。そのうえで兵学の師、山鹿素行の『孫子諺義』を参考にしている。
もともと孫子は木簡、竹簡に書かれて、原文は散逸し、多くの逸文があるが、魏の曹操がまとめたものが現代までテキストとなってきた。
 ▼孫子だって倫理を説いているのだが。。。
 孫子はモラルを軽視、無視した謀略の指南書かと言えば、そうではない。『天』と『道』を説き、『地』『将』『法』を説く。
 孫子には道徳倫理と権謀術策との絶妙な力学関係で成り立っているのである。
 戦争にあたり天候、とくに陰陽、寒暖差、時期が重要とするのが『天』である。『地』は遠交近攻の基本、地形の剣呑、道は平坦か崖道か、広いか狭いかという地理的条件の考察である。戦場の選択、相手の軍事拠点の位置、その地勢的な特徴などである。
『将』はいうまでもなく将軍の器量、資質、素養、リーダーシップである。『法』とは軍の編成と将官の職能、そして管理、管轄、運営のノウハウである。『道』はモラル、倫理のことだが、孫子は具体的に「道」を論じなかった。
日本の兵学者は、この「道」に重点を置いた。このポイントが孫子と日本の兵学書との顕著な相違点である。
 「兵は詭道なり」と孫子は書いた。
従来の通説は卑怯でも構わないから奇襲、欺し、脅し、攪乱、陽動作戦などで敵を欺き、欺して闘う(不正な)行為だと強調されてきた。ところが、江戸の知性と言われた荻生徂徠は「敵の理解を超える奇抜さ、法則には則らない千変万化の戦い方だ」と解釈した。
 吉田松陰は正しき道にこだわり、倫理を重んじたために最終的には武士として正しい遣り方をなすべきとしてはいるが、それでいて「敵に勝って強を増す」とうい孫子の遣り方を兵法の奥義と評価しているのである。
 つまり「兵隊の食糧、敵の兵器を奪い、そのうえで敵戦力の兵士を用いれば敵の総合力を減殺させるばかりか、疲弊させ、味方は強さを増せる」。ゆえに最高の戦闘方法だとし、これなら持久戦にも耐えうる、とした。
 江戸幕府を倒した戊辰戦争では、まさにそういう展開だった。
 「孫子曰く。凡そ兵を用いるの法は、国を全うするを上と為し、国を破るは之れに次ぐ。軍を全うするを上と為し、軍を破るは之れに次ぐ。旅を全うすると上と為し、旅を破るは之れに次ぐ。卒を全うするを上と為し、卒を破るは之に次ぐ。伍を全うするを上と為し、伍を破るは之れに次ぐ」
 つまり謀を以て敵を破るのが上策、軍自作戦での価値は中策、直接の軍事戦闘は下策だと言っている。
 ▼台湾統一を上策、中策、下策のシミュレーションで考えてみる
 孫子の末裔たちの国を支配する中国共産党の台湾統一戦略を、上策、中策、下策で推測してみよう。
 上策とは武力行使をしないで、台湾を降伏させることであり、なにしろTSMCをそのまま飲みこむのだと豪語しているのだから、威圧、心理的圧力を用いる。
 議会は親中派の国民党が多数派となって議長は統一論を説く韓国瑜となった。
宣伝と情報戦で、その手段がSNSに溢れるフェイク情報、また台湾のメディアを駆使した情報操作である。この作戦で台湾には中国共産党の代理人がごろごろ、中国の情報工作員が掃いて捨てるほどうようよしている。軍の中にも中国のスパイが這入り込んで機密を北京へ流している。
軍事占領されるくらいなら降伏しようという政治家はいないが、話し合いによる「平和統一」がよいとする意見が台湾の世論で目立つ。危険な兆候だろう。平和的統一の次に何が起きたか? 南モンゴル、ウイグル、チベットの悲劇をみよ。
 中策は武力的威嚇から局地的な武力行使である。
台湾政治を揺さぶり、気がつけば統一派が多いという状態を固定化し、軍を進めても抵抗が少なく、意外と容易に台湾をのみ込める作戦で、その示威行動が台湾海峡への軍艦覇権や海上封鎖の演習、領空の偵察活動などで台湾人の心理を麻痺させること。また台湾産農作物を輸入禁止したりする経済戦争も手段として駆使している。すでに金門では廈門と橋をかけるプロジェクトが本格化して居る。
 下策が実際の戦争であり、この場合、アメリカのハイテク武器供与が拡大するるだろうし、国際世論は中国批判。つまりロシアの孤立化のような状況となり、また台湾軍は練度が高く、一方で人民解放軍は士気が低いから、中国は苦戦し、長期戦となる。
 中国へのサプライチェーンは、台湾も同様だが、寸断され、また兵站が脆弱であり、じつは長期戦となると、中国軍に勝ち目はない。だからこそ習近平は強がりばかりを放言し、実際には何もしない。軍に進撃を命じたら、司令官が「クーデターのチャンス」とばかり牙をむくかも知れないという不安がある。
下策であること、多大な犠牲を懼れずに戦争に打って出ると孫子を学んだはずの指導者が決断するだろうか?
 ▼孫子がもっとも重要視したのはスパイの活用だった
  『孫子』は以下に陣形、地勢、用兵、戦闘方法などをこまかく述べ、最終章が「用間(スパイ編)」である。敵を知らず己を知らざれば百戦すべて危うし」と孫子は言った。スパイには五種あるとして孫子は言う。
『故に間を用うるに五有り。因間有り。内間有り。反間有り。死間有り。生間有り。五間倶に起こりて、其の道を知ること莫し、是を神紀と謂う。人君の宝なり』
 「因間」は敵の民間人を使う。「内間」は敵の官吏。「反間」は二重スパイ。「死間」は本物に見せかけた偽情報で敵を欺し、そのためには死をいとわない「生間」は敵地に潜伏し、その国民になりすまし「草」となって大事な情報をもたらす。
 いまの日本の政財官界に中国のスパイがうようよ居る。直截に中国礼賛する手合いは減ったが、間接的に中国の利益に繋がる言動を展開する財界人、言論人、とくに大手メディアの『中国代理人』は逐一、名前をあげる必要もないだろう。
 アメリカは孔子学院を閉鎖し『千人計画』に拘わってきたアメリカ人と中国の工作員を割り出した。さらに技術を盗む産業スパイの取り締まりを強化した。スパイ防止法がない「普通の国」でもない日本には何も為す術がない。
 (十年前の拙著『悪の孫子学』<ビジネス社>です ↓)
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japan-dramangastery · 8 months
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小学館的漫畫雜誌02(青年向)
接着少年向的部分,我们聊一聊青年向。
小学馆的青年向杂志主要是大漫画四兄弟。
ビッグコミック(BIG COMIC)
ビッグコミックオリジナル(BIG COMIC ORIGINAL)
ビッグコミックスペリオール(BIG COMIC SUPERIOR)
ビッグコミックスピリッツ(BIG COMIC SPIRITS)
月刊!スピリッツ(月刊!SPIRITS)
週刊ヤングサンデー(周刊Young Sunday)
月刊IKKI
コロコロアニキ(コロコロ大哥)
ビッグコミック(BIG COMIC)
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发行时间:1968年2月29日 -
人群向:30岁以上的男性
发行日:毎月10日,25日
简称:『ビッグ』『ビッコミ』
增刊:ビッグコミック増刊号
代表作:骷髅13(ゴルゴ13) 、正直不動産、BLUE GIANT系列、HOTEL、荞麦达人(そばもん ニッポン蕎麦行脚)、搞怪刑事 (がきデカ)、双面(ダブル・フェイス)、Big Wing(ビッグウイング)、筑地鱼河岸三代目(築地魚河岸三代)等等
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创刊初期得到了诸如手塚治虫、石ノ森章太郎、白土三平、水木しげる、さいとう・たかを、藤子不二雄(藤子・F・不二雄&藤子不二雄Ⓐ) 、楳図かずお、ちばてつや等等大牌漫画家的贡献,并且杂志以超长连载闻名。尤其是『骷髅13(ゴルゴ13)』在日本漫画史上连载篇幅第三长,连载周期第四长。
2021年8月号开始电子版配信。
ビッグコミックオリジナル(BIG COMIC ORIGINAL)
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发行时间:1972年 -
人群向:30岁以上的男性
发行日:毎月5日,20日
增刊:ビッグコミックオリジナル増刊、ビッグコミックONE(2009年休刊)
代表作:三丁目の夕日、钓鱼迷日记(釣りバカ日誌)、浮浪雲、あぶさん、風の大地、黄昏流星群等等
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72年创刊时是『ビッグコミック』的增刊号,74年独立创刊。杂志最鲜明的特点就是有相当多的连载超过40年的长寿作品,最初,Big Comic 的创始人小西湧之助创办这本杂志的目标读者是“比 Big Comic 大一岁半”。因此,为了与以资深作家的杰作为特色的“大漫画”区分开来,它开始出版更多年轻(当时)漫画艺术家的有趣作品。
2016年6号开始电子版配信。
ビッグコミックスペリオール(BIG COMIC SUPERIOR)
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发行时间:1987年 -
人群向:青年
发行日:毎月第2、4个周五
代表作:医龍-Team Medical Dragon-、幽丽塔,厨艺小天王(味いちもんめ)、あずみ/AZUMI、小太郎一个人生活(コタローは1人暮らし)(柴門ふみ)非婚家族、はんなり!
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创刊初期的作品来自于『ビッグコミックオリジナル増刊号』,近些年该杂志的作品规模已经不逊色与大漫画系列之前的三本(ビッグコミック』、『ビッグコミックオリジナル』、『ビッグコミックスピリッツ』,也就是大漫画,大漫画ORIGINAL,大漫画SPIRITS)
相对于Original系列针对30岁以上的上班族,Spirits系列针对的学生群体,Superior系列针对的目标群体是20多岁的青年人。
漫画新人赏:新人コミックオーディション(新人 Comic Audition),第1期的巡考审查员是乃木坂太郎。
ビッグコミックスピリッツ(BIG COMIC SPIRITS)
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发行时间:1980年10月 -
人群向:青年
发行日:毎周一
简称:『ビッグスピリッツ』、『BCSpi』
増刊・派生誌:月刊IKKI、ヒバナ、月刊!スピリッツ
代表作:柔之道(YAWARA!)、极速悍将(F-エフ)、美味大挑战 (美味しんぼ)、真相之眼 (ギャラリーフェイク)、东京爱情故事(東京ラブストーリー)、爱情白皮书(あすなろ白書)、東京大学物語、一个好人(いいひと)、薙刀社青春日记 (あさひなぐ)、鼹鼠之歌 (土竜の唄)、请叫我英雄 (アイアムアヒーロー)、特攝GAGAGA (トクサツガガガ)等等。
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与大漫画、大漫画ORIGINAL、大漫画SUPERIOR合称为大漫画四兄弟,目标年龄是四兄弟中最低的,早期启用宮谷一彦、谷口ジロー等漫画家,创作漫画的劇画意图非常明显,之后以少年杂志风格设计的青春漫画作品有所增加。
因为是青年向的漫画杂志,所以相对动画化的漫画数量,电视剧化的动漫数量更多。虽然被归类为大型漫画,但由于创刊历史,在人员上与『周刊少年Sunday』有着密切的关系。2008年9月起,由于『周刊Young Sunday』停刊,杂志上连载的漫画约有一半被转移过来。
月刊!スピリッツ(月刊!SPIRITS)
发行时间:2009年8月27日 -
人群向:青年
发行日:每月27日
代表作:重版出来!、鼹鼠之歌外传(土竜の唄外伝 狂蝶の舞)、舒特赫尔:西夏恶灵(シュトヘル)、恋如雨止 (恋は雨上がりのように)等。
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这是『BIG COMIC SPIRITS』(本刊)的增刊,该增刊与本刊的作品双向流通。它是週刊ヤングサンデー』(周刊Young Sunday)休刊后的后继杂志。『月刊IKKI』停刊后,也有两部作品转移过来。
从该杂志转移到本刊刊登的一次性作品很多,此外转移到『やわらかスピリッツ』(网络漫画网站)的情况也很多。
週刊ヤングサンデー(周刊Young Sunday)
发行时间:1987年 - 2008年
人群向:青年
发行日:月2回刊 → 週刊
简称:「ヤンサン」、「YS」
改名:マンガくん → 少年ビッグコミック → ヤングサンデー → 週刊ヤングサンデー
代表作:冬物語、海猿、ムジナ、世界是我的世界(ザ・ワールド・イズ・マイン)、杀手阿一(殺し屋1)、孤岛诊疗所(Dr.コトー診療所)、少年犯之七人(RAINBOW-二舎六房の七人-)、诈欺猎人(クロサギ)等。
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初期与同社内的『ビッグコミックスピリッツ』是长期竞争关系,90年代开始陆续连载了很多带有强烈色情和图像暴力元素以及对犯罪高度敏感的作品(对于小学馆而言)。
2000年奥山任編集長的时代,这些作品都被移除了。杂志试图转移到类似『周刊少年Sunday』体育&恋爱戏剧的风格,但是除了『孤岛诊疗所(Dr.コトー診療所)』之外并没有什么优秀作品。
此后,在奥山离任后,出现了很多人气颇高、不良题材程度高的漫画作品,,譬如『RAINBOW-二舎六房の七人-(少年犯之七人)』『クロサギ(诈欺猎人)』『土竜の唄(鼹鼠之歌)』等。
2008年5月19日,小学馆宣布根据未来的经营决策考虑停刊。连载的半数作品转移到『BCSpi』、剩下的转移到『BCSpi』的增刊『YSスペシャル(YSSP)』上。
月刊IKKI
发行时间:2003年 - 2014年
人群向:青年
发行日:每月25日
代表作:鉄子の旅系列,金魚屋古書店、异兽魔都 (ドロヘドロ)、聖���麗歐學園 (放課後のカリスマ)、Levius -机关拳斗- (Levius -レビウス-)等。
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前身是『BCSpi』的双月刊增刊『スピリッツ増刊IKKI』,创刊时的口号『漫画未到黎明期』(「コミックは未だ黎明期である」),和『BCSpi』共用很多工作人员,也启用了很多在女性杂志活动的漫画家。
举办了两月一次的漫画新人赏『イキマン』,在提交的作品中,总有至少一件优秀作品发表。因为有很多漫画爱好者喜欢的漫画,所以也被称为『小学馆的Afternoon』(讲谈社的『月刊アフタヌーン』(月刊Afternoon))、『小学馆的ガロ』(青林堂的『月刊漫画ガロ』)
尽管因发行量小而出现亏损,但由于图书销量增加和媒体混合效应,2007年开始盈利。该杂志的官方网站「イキパラ」开设了“「WEBイキパラCOMIC」,出版新绘制的网络版连载作品。
2014年7月,宣布同年11月号后停刊。据悉,部分作品将在2015年初推出的新杂志(『ヒバナ』(火花))上再次连载。
コロコロアニキ(コロコロ大哥)
发行时间:2014年10月15日 - 2021年3月15日
人群向:20-30岁的男性
发行日:不定期刊 → 季刊 → 年3回刊
代表作:爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!、コロコロ創刊伝説等。
口号是『小学生不可以』(「小学生お断り」),它是作为 1977 年首次出版的『月刊コロコロコミック』月刊的成人版出版的。主要目标受众为从『コロコロ』毕业的中学生到成人,类型为青年漫画。
已出版的作品的特色:
有以集换式卡牌游戏为题材的作品
有让20-30岁人怀念的曾经的连载作品的续作或者特别偏
以『コロコロコミック』创刊以来的艰辛和『のむらしんぼ(野村 伸[)』现在自身的困境交织的作品『コロコロ創刊伝説』
从第1期开始『新日本职业摔跤』题材,第5期开始的『坦克』题材的作品。
附录包括集换式卡牌游戏卡(原创设计)、智能手机游戏应用程序的序列号以及与田宫合作制作的迷你四轮驱动部件。
随着2021年春季号(第22卷,2021年3月15日发行),为期约六年半的杂志出版结束了,作品转移到『コロコロオンライン』(コロコロ Online)上进行网页连载。虽然事实上就是休刊,不过宣传是『从纸媒进化为电子化』,2022年3月15日,『コロコロオンライン』(コロコロ Online)的漫画专区将整合并更新为「週刊コロコロコミック」,过去的作品和新作品都将在那里发布。
(青年向就整理到这啦~)
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disolucion · 2 years
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39 ワンバイワン
朝、作戦会議室に全員集合している。 ニッポンチームに、なんとサトウくんが並んでいる。 おお同士よ。共に生きて帰ろうぞ。 アメリカチームは、アドラさんとでかいの二人、あとハワイのおじさん。 八名の決死隊が、留守番組と相対している。 アドラさんと教授がお互いの役割を確認し終えたら、外に出る。
ジープが二台並んでいる。ガチのやつ。 アメリカチームの運転手はアフロマンのデイヴィッド。 ニッポンチームの運転手は最年長のタカハシさん。
それぞれが分乗するとき、フジワラ教授が車に近づいてきた。
「ハナダさん、彼女をよろしく頼みます」
真剣な表情で一言だけ告げて、教授は後ろに下がった。
アメリカチームの先導でジープが発進する。 続けてニッポンチームも発進。 いよいよ魔王城に乗り込むときが来た。まじで車から降りたい。
―――――
リフェ市内から50号線を西に向かって舗装路を走る。 十分ほど走り、右手の砂利道に入る。 未舗装とはいえ、まだ平坦だからそこそこの速度で走る。 森を抜け原っぱを進むと、地面が赤土っぽくなってくる。 そしてまた森の中を進む。
なにかの施設を通過するとグネグネ道になる。 路面は踏み固められた赤土で、舌を噛むようなことはない。 そのままぐいぐいと山道を登っていく。 深い森の中、どこまで車で行けるのかわからないが進む。
開けられたゲートを通過し、やがて駐車場のような場所に着いた。 あれ?ここはどこかで見たことがあるような…と呟いたら サトウくんが、恐竜映画のロケ地ですよと教えてくれた。
皆、車を降りて装備の点検をする。 ハワイのおじさんが何か言っている。 サトウくんが、ここで雨具を着るそうです、と教えてくれた。 暑そうだなと思いつつヤッケを着る。 支度が整ったら、ハワイのおじさんを先頭に森の中へ。
―――――
人の手が入っていないジャングルを慎重に進む。 木の根っこが露出していて歩きにくい。 土の部分もぬかるんでいて歩きにくい。 歩道が獣道過ぎる。序盤からこれじゃ先が思いやられる。
しばらく歩いたらワイルア川に出た。 年中降ってる雨のおかげで水が枯れることはない川。 すでに雨は並みの降りになっている。 視界も悪いが、雨音と川の音で、声があまり聞こえない。 大きい岩をよじ登ったり、川の中の石を飛んで渡ったり、 アスレチック要素満載で、ぜんぜん進めない。
鎖場と呼ばれる、でかい岩に鎖が打ち込んであって、 それを掴んで岩の上に登る場所がある。 レンジャーに登り方をレクチャーされて、鎖を掴み身体をくの字にして 三点支持の要領で登る。鎖がぐらぐら揺れてなかなか登れない。 下からイノウエさんの「大丈夫ですか」という声がする。 そのままの姿勢で「大丈夫です」と声を張る。
登り切ってイノウエさんを待ったが、なかなか登ってこない。 下を覗き込むと、登っていたはずのイノウエさんの姿がない。 鎖がチャリチャリと音を立てていたはずだが、いまは雨音で聞こえない。 前方を見失わないようにしていたタカハシさんを呼ぶ。
タカハシさんが下を覗き込んで、イノウエさんがいないことを確認すると 「ひとまず前に追いつきましょう」と険しい顔で言った。 そこからタカハシさんの先導で進む。 獣道らしきものはあるが、幅も狭く、とにかく歩きにくい。 なかなか前方の集団に追いつきたくても追いつけなかった。
―――――
ワイルア川から支流のマカヒナエ川へと分岐するところで 先を進んでいた五人が待機しているのが見えた。 やっと追いつけそうだ。あれ?五人?見えてないだけか? 滝のようになっている岩をどうにか登り切って合流すると アフロのデイヴィッドの姿が見当たらない。
ハワイのおじさんとアドラさん、ヨハンソンが大声で話をしている。 前から四番目にいたサトウさんに状況を訊くと 三番目を歩いていたデイヴィッドとは少し離れてしまっていたそうだ。 枝が張り出して見通しが悪いところで、完全に見失ったらしい。 サトウさんの後ろにいたヨハンソンも気が付かなかったそうで、 一旦、体制を立て直すためにここに留まっているそうだ。
ヨハンソンがトランシーバーを持ってこちらへ来る。
「遭難者を探して安全を確保します。発見したらアドラに連絡入れます」 「イノウエもよろしくお願いします」
タカハシさんがヨハンソンに深々と頭を下げた。 ヨハンソンは大きく頷いて、来た道を戻っていった。 なにかを企んでるような顔じゃなかった。真剣だった。
彼の後ろ姿が見えなくなる頃、雨脚が強まった。 全身びしょびしょで雨具の意味を成していない。
―――――
残り五人でマカヒナエ川を遡る。 ハワイのおじさん、アドラさん、サトウさん、おれ、タカハシさんの順。 ゆっくり足元に気を付けて進むが、流れで削られたのか 不意に深い場所があって足元がおぼつかない。 どう考えても、ハワイのおじさんのペースが早い。 徐々にサトウさんと距離ができる。 まだかろうじて背中が見えいるが、これ以上離されるとやばい。 後ろのタカハシさんから「がんばれ」と強めに言われる。
深いところで飛び出てるでかい岩を腹ばいになって乗り越える。 登り切るあたりでズルっと岩を滑り、川の中へドコンと落ちた。 落ちたところは浅く、石の上で尻もちをついてめちゃくちゃ痛かった。 起き上がって振り向くとタカハシさんがいない。
雨脚はさらに強まっていて、見えない聞こえない状況。 タカハシさん!タカハシさん! ありったけの声で叫ぶが返事はない。 上流に目を向けるもサトウくんの姿は見えない。
とんでもない山の中でポツンと一人になってしまった。
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umaggon627 · 1 year
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杉山厩舎2023年5月13、14日
一気に3勝!!賞金ランキングも中内田厩舎に肉薄!! 杉山厩舎LINEスタンプ line.me/S/sticker/13219494 #杉山厩舎 #オフィシャルだよww 5月13日(土) 東京 11R ベレヌス 京王杯スプリングC 芝1400m 牡6 西村 淳也 14着10人 スタートは5分も二の脚速くハナへ。 道中はマイペースの逃げ。 スムーズに行けていたし、直線も坂の途中まで粘っていたが最後は飲み込まれて14着。 負けはしたがこの馬の競馬は出来ているし力は出し切った。 相手が強かったものの、この馬自身デキはかなり上向いてきているので、次走で更なる変わり身を期待する。 京都 03R チアーズ 3歳未勝利 芝2000m 牝3 藤岡 佑介 3着4人 まずまずのスタートから先手を主張してハナへ。 マイぺースで行けていたし、直線もセーフティリードを保って直線へ。 いったんは後続を振り切ったに見えたが、後続の決め手に屈して3着。 終いの甘さは芝でも砂でも変わらない。 それでも、積極的な競馬で粘りを見せたし、相手次第では十分勝ち負けになる。 次走どんな走りを見せてくれるか、勝ち負けになるよう期待する。 04R マチカゼ 3歳未勝利 芝1600m 牡3 鮫島 克駿 1着4人 ゲートはまずまずも楽に先団好位を確保。 行きっぷり良く、抑えるのに必死なくらいだったが、4角で気合いをつけ楽に先頭に立つと、直線はそのまま後続を寄せ付けず見事勝利。 ワンパンチ足りない競馬が続いていたが、京都コースで変わり身を見せた。 今日の内容だと坂のあるコースよりも平坦コースのが合っているのだろう。 元々、晩成っぽい血統だし、この勝ちっぷりならクラスが上がっても面白くなりそうだ。 09R リミットバスター あずさ賞 芝2000m 牡3 高倉 稜 1着6人 5分のスタートから出して行って2番手を確保。 行きっぷり良く逃げ馬を見ながらの競馬。 3角過ぎから徐々に前との差を詰めると、直線は前に行った3頭の追い比べもゴール前にグイっとひと伸びを見せて見事勝利。 1戦1戦使うごとに良くなっていて、この中間の追い切りも非常に良かったのは確か。 それも高倉騎手が付きっきりで調整している事も間違いなくプラスになっているのだろう。 それはレースに行っても同じで、癖を掴んで乗れていることが勝利に繋がった事は間違いない。 次走、クラスが上がってどういった競馬を見せてくれるのか注目したい。 10R テイエムマグマ 上賀茂ステークス ダ1800m 牡5 高倉 稜 9着11人 ゲートを5分に出ると出ムチを入れて先団へ。 前を見ながら好位で進められていたが、3、4角で前がペースアップすると逆に離されてしまい直線へ。 この馬自身も脚が止まっている訳ではないが前も止まらないし、後ろからの馬に差されてしまい9着。 このクラスでも連対こそあるが近走はもうひと押しが足りていない。 また、出入りの激しい展開よりも落ち着いた流れから直線粘り込みを図れるような競馬ができないと厳しいところがある。 好走に条件はついてしまうがまだまだ良い競馬を見せてもらいたいところだ。 新潟 03R ネオアリシア 3歳未勝利 芝1400m 牝3 斎藤 新 6着4人 ゲートの出はまずまずも内の馬の出方を見ながら中団からの競馬。 折り合いも良く、スムーズに走れていたが欲を言えばもう少し行きっぷりが良いと尚良い。 それでも4角あたりから仕掛けられて前を追い掛けると、直線は外から脚を伸ばしたが6着が精一杯。 堅実だがもうワンパンチが足りない。 斤量の恩恵がなかった今回は、弱点を大きく露呈した形。 勝って欲しいのは山々だが色々と条件が噛み合わないと勝つのは厳しいか…。 4R パスカリ 3歳未勝利 ダ1800m 牝3 菱田 裕二 1着1人 好スタートから楽にハナへ。 道中は競られることもなく非常にスムーズな逃げとなった。 直線は2着馬とのデットヒートとなったが、一度も先頭を譲ることなく、ゴール前3/4馬身前に出て見事勝利。 勝ち時計はまずまずだったが、懸念があるとすれば最後止まってしまっている点。 これは前走2着したときもそうだったが、直線手応えほど伸びない印象がある。 クラスが上がっても相手なりにはやれそうだがどこまで通用するのか注目したい。 5月14日(日) 京都 05R プラーヴィ 3歳1勝クラス ダ1800m 牡3 西村 淳也 6着1人 5分のスタートから出たなりの競馬。 ただ、ちょっと思っていた以上にポジションが後ろになってしまった印象。 それでも、向正面から動いて行って前を追い掛けたが、脚抜きの良い馬場で前に行った馬のペースも落ちず、先に追い掛けたこの馬の方が先に垂れてしまって6着という結果。 脚抜きの良い馬場にも関わらず時計のかかる力を要する馬場で、この馬には不向きだったと言える。 それでもここまで負けるとは思わなかったし、ちょっと走らなすぎの印象も。 素質があるのは確かだが、まだまだ弱いところもあるし長い目で見てあげたい。 11R ブルベアイリーデ 栗東ステークス ダ1400m 牡7 西村 淳也 11着2人 スタートは5分も内々で揉まれつつの競馬。 決して悪い走りではなかったが、脚を溜められるところがなく追い掛けるだけでいっぱいいっぱいの様子。 直線も内から一瞬の伸びを見せたが、その一瞬だけであとはダラダラとした脚しか使えず11着。 正直、休み明けだった2走前の状態が完璧だっただけに、ここ2戦は尻すぼみな印象。 ちょっと硬さびのある馬だし、そういった状態に関しては年を重ねるごとにシビアになってきているのかも。 そうなってくるとコーラルSで勝てなかったのはなかなか痛かったのかもしれない。 あとは時計のかかる今の今日の馬場もこの馬には合っていない印象。 もう少しこの馬のスピードを活かせるような軽い馬場での走りを見てみたいところだ。 11R ディアノイア 栗東ステークス ダ1400m 牝5 松若 風馬 8着4人 ゲートを5分に出ると中団あたりからの競馬となった。 もう少し楽にポジションを取れるかと思ったが内の馬が速く思うような位置取りを取れなかった。 前が止まりにくい馬場で4角で早々にステッキが入ると、直線はこの馬なりには伸びていたが雪崩れ込むのが精一杯で8着。 もっと大敗するかと思ったが、走れないなりに根性でしぶとさを見せてくれた。 一生懸命走ってはいるし、条件さえ噛み合えばこのクラスでも勝ち負けはできるはず。 まだまだこんなものではない。 2023年 芝 (15-11-4-5-4-40)79 ダ (4-9-8-10-8-23)62 障害(0-0-0-0-0-0)0 合計(19-20-12-15-12-63)141 TOTAL 芝 (115-87-77-76-77-551)983 ダ (94-117-91-98-107-625)1132 障害(6-3-5-4-2-20)40 合計(215-207-173-178-186-1196)2155
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tsuntsun1221ts · 2 years
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2022.08 黒部五郎岳(2・3日目)
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黒部源流部奥地にある正真正銘の秘境 途中ですれ違ったのは5人だけ
【2日目】
周囲より遅めの5時に起床。起きるとかなり寒く感じたが、テント内は10℃くらい。
本日の行程は双六小屋から黒部五郎岳への往復だが、総距離20キロな上に2回のかなり大きな高低差を攻略する。山道での20キロというと普通の道でいう40キロくらいに相当するのだが・・・。
【コースタイム】
双六小屋(0615)→双六岳(0655-0700)→丸山(0730)→三俣蓮華岳(0745-0750)→黒部五郎小舎(0845-0850)→黒部五郎の肩(1010)→黒部五郎岳(1015-1020)→黒部五郎の肩(1030)→黒部五郎小舎(1135-121000)→丸山(1350)→中道分岐(1410)→双六岳中道分岐(1435)→双六岳巻道分岐(1440)→双六小屋(1445)
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とてもいい天気、まずは双六岳へ。小屋から中道分岐までなかなか急だが、そこまで登れば通常の傾斜となる。
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下に見えているのが(たしか)中道分岐。双六岳まで分岐は2箇所あり、1つ目が巻き道分岐、2つ目が中道分岐。三俣蓮華岳への最短は1つ目の分岐を通る。
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双六岳へ登っている途中、振り返ると槍がはっきり見えるが穂高は雲が遮っており全く見えず。なお朝のこの時間帯が本日一番よく見え、以降は槍も雲の中へと入ってしまった。
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双六岳の手前まで登ると傾斜が緩やかに。まるで高原のようなとても気持ちのいい道。
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小屋から40分で双六岳に到着。奥の方には山頂に雲をまとった本日の折り返し地点、黒部五郎岳が見える。正直、一般人の体力ならあの山までの片道で1日を費やすと思うのだが・・・無事に本日の行程を終えることができるのだろうか?とこの時点ではまだまだ不安が残るが、天気が良いということが少しだけその不安を和らげてくれる。どうか到着時にはあっちの雲もとれていてほしい。
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次に向かうのは三俣蓮華岳。あそこを経由しないと黒部五郎岳へは行けない。
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下ったり平行移動したり登ったり
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双六岳から45分で三俣蓮華岳に到着。この山は北アルプス山脈を構成する立山連峰と後立山連峰が合流しその先へ続いていく三叉路の中心となっている。特に調べてないけど、普通に考えたらそれが名前の由来だと思う。
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先程歩いてきた双六岳。平らでどこが山頂なのかはっきりしない山である。
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鷲羽岳方面。下に見えるのが三俣山荘。「黒部の山賊」という本を読んだんだが、その物語の舞台となる山荘。昔、山で起きた今では考えられないような出来事がたくさん書かれており、面白かった。
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本日の折り返し地点である黒部五郎岳は、三俣蓮華岳からでも相変わらず遠く見える。これから長大な下りと長大な上りが控えている。
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三俣蓮華岳から長く大きい尾根を下る。その途中、右側には日本最後の秘境として有名な雲ノ平が見える。拡大すると、そんな高原の中にぽつんと赤い屋根の雲ノ平山荘が建っている。五色ヶ原も似たようなところに山荘が建っていたが、文明から隔絶されたこんなところに人間の営みがあるとは・・・。
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ダラダラと下り、三俣蓮華岳からはだいぶ下りてきた。ここまでで2/3くらいだろうか?
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残り1/3は森林限界を切り樹林帯に入る。この樹林帯は傾斜がきつくなり、登り返す際はややキツイ。木々の合間から赤い屋根の黒部五郎小舎と、本日の折り返し地点である黒部五郎岳が目の前に。相変わらず雲が山頂をまとっている。
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三俣蓮華岳から1時間ほど下って黒部五郎小舎に到着。「小屋」ではなく「小舎」表記。スタートしてからここまですでに2時間半かかっている。ようやく黒部五郎岳へ登ることになるが、身の回りを調整し直し一息入れてからアタック開始。
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まずは平坦な道から。
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特筆すべきは、こんな山奥でも湧き水がかなり豊富であること。山道を進んでいってもいたるところに小川が流れており、緑の中に清らかな流れがキラキラと光ってとても綺麗。これらは黒部川源流となる。
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ダラダラと登るが、段差は小さく歩きやすい傾斜。
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樹林帯をすぎると先が開け黒部五郎カールに突入する。氷河で削られた岸壁が周囲を囲み、ものすごい光景となる。ここは本当に地球か?黒部五郎岳が百名山に選ばれたのが納得。
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カールの端から端まで移動するが、とにかく周りの光景が凄いインパクトあり。
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そして本日の折り返し地点である山頂が真上に見えるのだが、まだだいぶ上の方にある、標高どれくらい上げるんだ?山頂らしき場所に人が2人立って手を広げているのが見える。
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カールを端から端まで突っ切ると、今までは平坦な道だったのが急激に角度を増し、かなりの急登となる。気がついたらさっき歩いていたカールの道があっという間に眼下に。
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急登を登り切ると黒部五郎の肩に着き、太郎平小屋(折立)方面からと合流する。ここから山頂までもうすこし 。
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あちらが折立方面。右端に見えているのが薬師岳だと思うが、その稜線を左下へ下りた鞍部に太郎平小屋があったと思う。太郎平小屋からここまでの距離は、三俣蓮華岳からここまでの距離と同じくらいだろうか(目測)。
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そしてスタートからちょうど4時間で黒部五郎岳に到着。心配だった雲もギリギリ頭の上の方にいてくれて、おかげで黒部の秘境が見渡せる。山頂には自分ひとりだけ。というか、三俣蓮華岳過ぎてから5人くらいしかすれ違わなかったが、さすが正真正銘秘境の山。
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さっき横断してきた黒部五郎カール。スプーンでえぐったようなカール特有の地形と歩いてきた登山道がよく分かる。
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左が薬師岳かな、そして最奥に見えるのが立山だと思われる。
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写真やや右上が三俣蓮華岳か。いつの間にかこんな距離を歩いてきたけどここは折り返し地点で、三俣蓮華岳のさらに先にある双六小屋までまた歩き返さないといけないのはかなり大変だ。
この秘境の山に苦労してようやくたどり着いたので本当ならもっとゆっくりと景色を眺めていたいのだが、この後もかなり時間がかかるので早めに下山する。
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下山は早い、肩からカールまでの急な傾斜も15分くらいで下ったか?
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カールの中を戻るときに気がついたが、周りには巨岩だらけ。ぱっくり割れている石とか10mくらいはある。
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黒部五郎岳の名前の由来は「大きな岩がゴロゴロしている黒部の山」だそう。おそらくこれらのことを指していると思われる。
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カールから離れ樹林帯に戻ろうとするが、なかなかの光景で離れるのが惜しい。100年200年経ってどれだけ文明が栄えても、この辺りは永遠に人の手が付かないだろうなあ。このカールの光景は折立方面からのピストンでは眺めることができないため、行きか帰りかどちらでもいいので、新穂高方面へ抜ける必要がある。
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山頂から約1時間で黒部五郎小舎に到着。
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昼食時なのでラーメンを注文したのだが、チャーシューが分厚すぎて思っていたのと全然違った!!もっと薄いやつかと思っていた。
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黒部五郎小舎にはテント場もあるが、綺麗に整地されてけっこう広い。しかも湧き水豊富なので、こんな山奥でも水が無料で汲み放題というのが凄い。
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さてここまでもなかなか大変だったが、双六岳までの高低差は黒部五郎岳と同じくらいなので、要はもう一度一山登りに行くようなものである。小屋からすぐの樹林が傾斜キツイ。ただし不思議と脚の疲れは感じない、本日はかなりの長距離移動ということでずっとスローペースを意識していたからか?
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樹々の隙間からカールが見えると何度も見てしまう。本当に綺麗なところだった。
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とにかく登るのみ、傾斜が緩くなったりきつくなったり。なお三俣蓮華岳山頂は雲の中の模様。
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途中荒々しい場所を通過するが、今回のルートでも最も危険だったのはこれくらいで、基本的には誰でも歩くことができる道だった。
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何度も振り返ったが、最後に黒部五郎岳を。
三俣蓮華岳山頂は曇っているしこれ以上ピークを踏むのは疲れるため、三俣蓮華岳は踏まずに巻き道を使って双六小屋へ向かう。
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冒頭でも少し述べたが、三俣蓮華岳から双六小屋への道は3つあり、①双六岳山頂を経由する道、②三俣蓮華岳(山頂を踏まなくても良い)から双六岳山頂を踏まない巻き道(中道)、③三俣蓮華岳山頂から直接双六小屋へ通じる道(巻道)。
双六岳も曇っているため②の道で双六小屋へ向かう。写真左下に見えているのは③の道。③はアップダウンが結構あるが、②は空中庭園みたいと聞いた。
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そういえば双六岳の名前の由来は「スゴロク盤のような模様の石がある」かららしいが、たしかにそんな模様の岩があちこちにあった。どうしてこんな模様になるのかは不思議だ。
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②の中道。この先へ続いていく感じがなんか素敵だ。
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そして雷鳥!とうとう見つけた。こっちの道を選択してよかった。合わせて4羽。
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黒部五郎岳から約4時間半で双六小屋に到着(小屋の屋根を修復中?)。行きは4時間だったので往復8時間半の行程だった。軽装とはいえ往復20キロと長大な高低差を歩きさすがにマラソン下痢を発症。これはもうしょうが無いよな、このあたりが自分の体力の限界である。
【3日目】
この日は双六小屋から新穂高へ下るのみ。朝から雨が降っており、霧雨程度だけどたまに本降り。素早くテントを撤収する。
【コースタイム】泊双六池(0615)→弓折乗越(0650)→鏡平山荘(0715)→小池新道入口(0835)→わさび平小屋(0850-0900)→奥飛騨の湯(0945)
天気が悪いので景色は全然ダメ。登りは歩きやすかった小池新道は下るときも歩きやすい。ただし石が多く雨でスリップしやすいため注意。
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来るときとても美味しそうだったわさび平小屋のトマト(200円)いただく。底に沈んでいるやつを選び、食塩つけてそのままかぶりつくと、久しぶりの生野菜でもあるからか、ものすごく美味しい!ただのトマトなのに。
双六小屋からゴールの奥飛騨の湯まで約3時間半で下山。バス停ついたら8分後にバスが来るというベストタイミング・・・とにかく平湯まで行って、そこでしっかりくつろぐことに。平湯バスターミナルで温泉入ろうとしたらなくなったの忘れており、地元のおばあちゃんが飛騨の森?という、徒歩3分のすぐ近くにある温泉施設を教えてくれた(600円)。露天風呂がたくさんあるし自分好みで少しぬるめ。レストランや休憩所やお土産もある。料金安いし広いしとても良かった。その後平湯温泉から松本までバスで向かう(2700円)。
ということで、本当は3泊4日くらいの行程を短縮し、2泊3日で秘境の山 黒部五郎岳へといってきた。体力があるからこその山行であるが、1日の行動がこれ以上になるのはもう無理だと思う。最初は黒部五郎岳なんて、すごく奥地で秘境すぎて何があるかわからないし地味そうだという印象だったが、行ってみたら黒部の源流だったりカールだったりものすごい光景が広がりとても素晴らしかった。時間は要するが、それでも訪れる価値はある山である。
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hi-highmt · 2 years
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柏木山で猛暑の朝活
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連日暑すぎて、とろけそう…。でも、体力維持のために山には登っておきたい…。散々悩んだ挙げ句、早朝からサクッと行って帰って来られそうな未踏の低山、柏木山(かしわぎやま)から燧山(ひうちやま)、龍崖山(りゅうがいさん)を歩いてきました。
とは言え、結局あまり早起き出来ず、6:18に飯能駅をスタート。 YAMAPで決めておいたルートを敢えて無視して、気の向くままに川沿いを歩いたり近道したりしながら適当に登山口に向かいました。
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40分ほどで柏木山の登山口に到着。 登山口というか、茜台自然公園の入口なんですが。
そしてこの写真の右手奥から歩いて来たのですが、一番奥に見える電柱の辺りの歩道側に、何とカモシカと鹿のまだ新しそうな亡骸が…。
5m以上は離れていたので、この二頭の死に関連があるのかは分かりません。 お互いがぶつかった衝撃で倒れたのか、それぞれ車に撥ねられたのか、はなまた猛暑に耐えかねて亡くなったのか…。とにかく痛々しかったです。
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さて、気持ちを切り替えて山に入ります。 自然公園はワイルドに草が生え放題。
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道は真っ直ぐ続いていますが、私は右手の階段を上がって行きます。
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少し登ると、天覧山、多峯主山、物見山が見えるビュースポットに出ました。
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そこから左手に更に進んで行くと、正面に天覚山が見えました。 あんな形だったのね。
そうそう、今目指している柏木山は、2月に登った飯能アルプス(西側)で多峯主山から久須美ケルンに向かう途中で出会ったオジサマ①から教えてもらって以来、ずっと気になっていたお山なのです。 本来は、冬場に登るつもりで残してあったのですが、サクッと登るにはちょうど良い距離だったので、冬まで待てずに来てしまいました。
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右手に緑のフェンスを見つつアップダウンが続きます。
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標識もしっかりとあるので安心。私はこのままフェンスコースを進みます。 途中、「富士見の丘」もありましたが、今日は曇っていて見えませんでした。
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おや、あの明るい光は…
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柏木山の山頂に到着!標高303m。 低いけど、朝から沢山のハイカーで賑わっていました。
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あら、こんな所に「あたごくん」!
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皆さん、思い思いに山頂での時間を楽しんでいます。
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では、失礼して私もここで朝ご飯。7:40だから普段の朝食より早めです。
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眺望も良好。トリミングしちゃいましたが、左手には都心方面も。 あれ?画面右下に何かある???
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楽器を持った「あたごくん」でした。
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復路は「かもしか新道」を下って行きます。
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長い木段が続いています。
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途中にコースガイドがありました。 YAMAPの地図には載っていないルートもあるようなので、参考にしました。
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更に続く緩いくだりの木段。ここは小走りで駆け下りました。
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少し広い道にぶつかるT字路の角に、紫陽花が咲き残っていました。
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オニアザミ(鬼薊)も咲いています。
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足元にはシロツメクサ(白詰草)がいっぱい。
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ドクダミも群生していました。
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ここからは草の生えた陽当たりの良い道。
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チダケサシ(乳茸刺)という花だそうです。
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今日みたいな日は、やっぱり木陰の道が歩きやすい。
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赤根が峠に到着。さっきの公園は「茜」でこちらは「赤根」なんですね。 もともとの地名は赤根なのかな?
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みはらし台までやってきました。 工場や企業の屋根が見える、ベンチが2基ある広場です。 ここからは、資材置き場のような所に沿って平坦な遊歩道を歩きます。
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遊歩道沿いには花が沢山咲いていました。
こちらは、コマツナギ(駒繫)だそうです。 一瞬、ハギ(萩)?とも思いましたが、ハギは秋の花ですもんね。
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地元の公園にも咲いていますが、ネムノキ(合歓木)。葉も花も特徴的。
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オカトラノオ(丘虎の尾)も沢山咲いていました。
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遊歩道が終わった所に小さなトイレがあり、配水場から真っ直ぐ進んで行くと龍崖山公園に到着。ここにも綺麗そうなトイレがありました。 写ってませんが、画面右奥の住宅街の前には自販機もありました。
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公園に入り、長い階段を下って行きます。8:40、既に日差しが眩しい!
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登山口では、龍の門がお出迎え。左右でデザインが違いますね。
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少し登ると、熊よけの鐘が。え、こんな住宅街の小山に熊、出るの??? でも、さっきカモシカと鹿も居たしな〜。熊が居ても不思議じゃないか…。
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アップダウンを繰り返して、あの明るい光は…
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ハイ、本日の二座目、燧山に到着!標高234m。低い!
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ここからは、さっきまでいた柏木山の山頂が見えました。
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ベンチでナルゲンボトルに水を補給します。 昨夜凍らせておいたプラティパス、まだ半分以上凍ってる〜♬
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「富士山見晴らし台」に着きました。
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うん、今日は見えないよね。知ってる。
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更に登って、龍崖山の山頂に到着!標高246m。 ベンチは沢山あるけど、日陰がない…。
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景色は良好。姉さん被りで旅人姿の木彫りの人形にドキッとしました。
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29℃か〜。これからどんどん気温が上がるんだろうなぁ。 ということで、サッサと下山することに。
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陥没箇所を木の棒で塞いでくれていますが、一見落とし穴にも見える…。
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そしてこの階段が長かった。石割山の最後の階段を彷彿とさせる…。
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三四郎平に到着。 実はこの山の標識は「龍崖山を愛する80人衆」の皆さんのお手製なのですが、ここを通過しようとした時、前方から「龍崖山」というネーム入りのキャップを被った90歳前後のご老人がやって来ました。 「あれはきっと、80人衆のお一人に違いない!」と一人密かに興奮してしまいました。
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最後は、奥の院もある神社の鳥居を幾つか潜り抜け、
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八耳堂(はちぢどう)でゴール。綺麗な水洗トイレもありました。
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帰りもYAMAPのルートを無視して、駅に向かって歩きたい道を進みます。
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橋の上からは飯能川原で水遊びを楽しむ人々が。気持ちよさそう♬ 昔はここでBBQとかしたな〜、私も脚を冷やしたいな〜などと思いつつ、気温が上がる前に帰路につきました
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k0ny4su1 · 2 years
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zzz
202204
◯ 睡眠2時間で金曜走り切る〜〜〜
◯ 桜いい感じ〜〜〜でも観光には興味がないことに気づいた2022。
◯ パッション勝ちだったあの2010年代アイドル戦争
◯ とかいって、円山公園の桜、夜見に行ったらめちゃくちゃいい。かがり火カルシファーぁ。
◯ 月曜日戦争聴いてルマンド食べてリモートワーク
◯ ノンレムの窓おもろすぎ。 「一途×2 である」風間くんがまじでバカリズムの話し方してる。 先月の無理のない課金、無課金ね、に次いでる。多分。 松岡茉優がとにかく好きなので。心の声の演技はドラマならではで好き。 またやってほしいな。ショート良〜
◯ アクターズショートフィルム2 千葉雄大監督の作品と前田敦子監督で根本宗子脚本の作品。ちょっと似てるけど、全く似ていない。でもあういう二人の一対一の関係に弱いので、どっちの良さも感じつつ観ていた。深夜にみてたから、あの熱量は笑っちゃう。あとの作品は得意じゃないけど、役所広司の怪演ちょっとやば。
◯ maltine records 「ABSOLUTE POINT」 LIVE組が観たくていった。uku kasaiさんをついに生で観られて本当に嬉しい。サ柄さんねんねさんの制圧感も衝撃で、unlucksiの最後の衝撃。もってかれた。 パソコン音楽クラブみてたら、いい音って食べられるんだって思った。入るのおくれてトマドさん後半だけだったけれど、心地良かったし、tomgggの3時12分驚いたしpop virusいいし、、in the blue shirtはいつもよりちょっと落ち着いてる気がしたし、kabanaguさん新曲よくて楽しみだし。2021年を思い出していた。
◯ 東京のにおいがあるんだな。臭い。今まで気づかなかった。
◯ ニュースの映像、建物崩壊、分からない。転がり続けるおにぎり。
◯ しあわせ学級崩壊 リーディング短編集 #1 at 池尻BPM EDMの曲に合わせて劇作家の書いた作品を俳優が読む。普段と異なり落ち着いている。と言ってた。 ライブであり演劇なんだけど、ライブすぎず、演劇すぎず、平日の夜20時、肩肘はりすぎず体験することができて良かった。関係ないけど、会場の外の絶妙な高さの信号機いいな。 曲に言葉をのせて一人で話すと、自然とぼくときみの話になってる4作品だったのも興味深い。ぼくだけの話も欲しかった気もする。個人的にはの話。
◯ ぼくが心地いいと思っているとして、それはやっぱり相手に心地よくなさ、めんどくささを押し付けてるからなんじゃないかって。はぁ。
◯ この年齢になっても、というか、むしろ普通なら、卒業してもいいような年齢になってもなお、散歩して脳内でひとりごとを喋ってる時、lineの返信考えてる時、ふとスマホをもったとき、一人称がぼくだったりする。でもそれは社会的にはあんまり良しとされないから、ちゃんと変換するけど、ある年齢からはもういいやってときはそのままつかう。でも常識をもっていることにしている第三者的な自分が、あ、そういうことしちゃってる人ねっていうからもうどうしようもない。
◯ 京都にも分身おいておきたい。
◯ 青年団「S高原から」 at こまばアゴラ劇場 死ぬことを待っている。生きるか死ぬかで生きている、と言ってしまえば皆共通しているけれど、何も大きな病気を持たない人よりも、死ぬ方に向かっていることが意識されている。そんな場所で、平坦に、のっぺりと退屈で、それでも少し刺激が欲しい人たちが過ごしている。下の世界に住む面会者がまた外を映し出す、関係が変わる/変わるしかない、どこか終わりを意識して話しているような気すらする。そんな一概に優しいとは言えないけれど人間らしい優しさと、切なさが垣間見える。風立ちぬ。小説読んだことないから読んでみようかな。文体難しいのかな。
◯ 眠れなくなっちゃって、28:30にアーモンドチョコレート200kcal。 マヂラブANN0聴いてたら、the pillows「funny bunny」が流れてきた。
◯ 山添展。今年もおもしろい〜〜 岡野陽一の両極のヤバい人の間を取れば普通の人になるっていうヤバいコントやば。サクラバシもおもしろい。一人のラジオは誘い笑いがずるい。
◯ きゃりーぱみゅぱみゅのこーちぇら良。好き。原宿kawaiiとか行ってたあの時代がえぐいことになってる。かっこよすぎ。 だらだらずっとcoachellaつけてる。例に漏れず。
◯ メトロポリタン美術館展 at 国立新美術館 絵を描ける友達と行く。キリスト教のことを学んでいたことがあるので、宗教画のストーリーは少しわかる。ルネサンス〜印象派。 にしても、��の話で、人間の形をしているのはいやそれ人間じゃんと思ってしまう。よっぽど妖怪みたいな不可思議物体を神としている方が私は自然な気がしてしまうけれど、どうやらそうではないらしい。 西洋画を見ると、光の描き方の凄さを感じる。光が見えるのがよくわからない。絵が苦手な私は、水面も、銀色の物体も、なにもかも光を反射させることができない。観察眼が雑魚い。観察の話とか、この絵が好きだったとか、これってたくさん見たことあるけど日本に来たのは初めてなんだとか、だらだら友達と話してみるのは楽しいな。最高だな。 反射が描けないあまりわからない、ってことは、普段ひかりを見れていないということなのかな。とか思って、急に外の少しぐずついた景色をみて首をかしげる。
◯ マームとジプシー 四月生まれの雷 at LUMINE 0 「てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。 そのなかに、つまっている、いくつもの。 ことなった、世界。および、ひかりについて。」 久しぶりのマームとジプシー。light house 見る予定だったが、コロナでだめ。今月末も東京行く予定はないのでもう叶わない...。 リフレインはずるい。リフレインしないこともずるい。 ひとりであることは誰にも知られたくない、でも本当に誰も知らなかったらそれはないことになってしまう、だから、一人に協力お願いしたんじゃないかなって思ってる。仲が良すぎる人には言えない。ひとりになれないから。 おどって、歌って、走り回って、つながっている場所と自分の居場所を行き来するあの毎日の感じ。 中盤、ひとりについて考えていたらふと涙がこぼれてしまって、久々に自分でも動揺してしまった〜〜〜〜〜や〜ばいね。旅したみたいだった。 そう、ここでも、ひかり。ひかりが見えないのか、みようとしたのか。 いなくなる/いなくすることがてんを消すって表現になるときのちくりとする現実感は、戦争でも災害でも殺人でも数字になってしまうあれなので。
◯ ロロ「ロマンティックコメディ」 at 東京芸術劇場 シアターイースト いまはいない姉の自費出版の本の読書会。姉を知る人、知ってるけど知らない人、全く知らない人、本を読んで考えて思い出を辿る、ようなたどりたくないような。同じところを探したいんじゃなくて、間違い探しをしたい。というのはいいな。作家性というところに頼りたいような頼りたくないような。 でも今回はいない人が普段よりちょっとだけ解像度が低い気がして、拍子抜け感、あれここで終わっちゃうの感があった気がする。あの小説をずっと読み続けているのも少し無理がある気��しちゃうのは、異世界系をほとんど読んだことないからかな...。
◯ シベリア少女鉄道「どうやらこれ、恋が始まっている」 at 俳優座劇場 やべ〜〜〜〜〜ワカラネ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 でも面白いんだけど。今回はマジで何がどうなってこうなってしまったのかがさっぱりわからね〜〜〜〜〜〜舞台美術〜〜。いよいよ本当にわからなくて面白かった。
◯ いつもは手帳に書くけど出先だから一時保存的にtumblr
◯ リアルvsイマジナリー、自分の脳内に入り込む他者どっちがいいんだ
◯ 話すことと書くことでで嘘になってしまう感覚。そうじゃなかったのに。本当は...と思ってしまうこと。ロロで思ったこと。
◯ バカリズムライブ「信用」 1本目が本当に好き、あういうのに弱い。あとは4本目かな。みんなが言わないようにしている本当に性格が悪い(でも性格が悪いのか?そう思っちゃうじゃん、だって)ことをストレートに言っていて最高に良かった。 RAMさんのOP特に好き、バカリズムライブの音源出してほしいって毎回思っている。ブリッジも面白かったなぁ。 現地では3年ぶりの単独。最後出てくるところで、なんかバカリズム痩せちゃったし、年取ってる。。。って急に思って、年月を感じた。 一緒に行った友達と初めて一緒に見に行ったの高校1年か中学3年かどっちかだった。そりゃ年月。
◯ 昼間、コーヒー飲む、でもベットでもごろごろする。何もできない。なぜか眠れない。昼間、コーヒーを飲んでなんとか起きる、でもベッドでごろごろする。繰り返して金曜日。
◯ 10連休、ぼく以外の家族は旅行に行っていた。
◯ 関係人口が急激に増えている。 仲良くなれそうな、なりたい人がいる。私にとってはわりと珍しい気がする。興味を持とうとして持って、その張りぼてさで数ヶ月で瓦解していた2018年と比べたら、2022年のこのたくさんの人との関わりは割と希望に満ちている。 でもちゃんと疲れてるけど。 性別なんてなければいいのに。
◯ creepy nuts × RHYMESTER 「生業」 2020年のチケットを抽選で当てて、コロナが流行って手放した時の寂しさ。 そこから、武道館、ツアーと見てきて今度こそのツーマン。 尊敬と粋な前略。憧れと、努力の道程を見せつけられて眩しかった。かっこいいな。ひたむきになれないから、フロアで最高に楽しむことしかできない。 口から出る言葉の重さと無駄のなさと美しさがひときわ輝く二組だった。変えていたところが全部粋。見れて良かった。
◯ 明日カノ、別に好きな話でもないのに読み進めてる。ええ。
◯ つんでるのに、なぜ諦められないのか。もう自分が自分でわからないので、何をもって確信犯なのか、教えて欲しい。
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mageshima · 3 years
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ドキュメンタリー「島を守る」取材のご報告
明けましておめでとうございます。 ご挨拶が遅れ、大変に申し訳ありません。
昨年の約1年間(2020年後半~2021年)においては、種子島や他の地域への取材で、家を留守にすることが多くありました。馬毛島の基地化をめぐる動きに、これでもかというほど振り回され、あっという間に時間が過ぎた感じです。 改めて、昨年の取材日数を数えてみると、150日間以上に及びます。そこで、昨年の取材報告としまして、私(川村未菜)の“印象に残るシーン”を5つを選び、まとめてみました。 本来なら、応援してくださる皆さまに対し、取材の都度、ご報告すべきでしょう。しかしながら、取材を第一にと考え、このような形での報告になってしまったことを深くお詫び申し上げます。それでは第5位から、どうぞご覧ください。
5位・2021年3月16日 【屋久島町での防衛省による住民説明会】屋久島町において、防衛省による町民向け説明会が行われました。冒頭の挨拶後、主催者である防衛省側より、マスコミ・報道は退席するよう言い渡されます。その途端、何名もの町民が反発。カメラが回っていると、発言できない人がいる」という説明に対し、「それは、“後日、ホームページで意見を送れる”との説明と矛盾しないですか?」「カメラが入ったら、何か不都合があるの?」などの意見が集中しました。多数決を採り、マスコミの退席希望者は誰も挙手しなかったことから、一転してマスコミ公開となった驚きの説明会です。
4位・2021年4月22日【馬毛島の岳之越に沈む夕陽】3年かけて、ついに撮ることができました。岳之越のトーチカに夕陽が落ちる絵にこだわった理由は、現在の計画によると、岳之越そのものが消えてなくなるからです。72m弱しかありませんが、岳之腰は平坦な馬毛島にあって唯一の山であり、その頂に建つトーチカ(太平洋戦争時代の見張り塔)は、戦争遺産として扱うべき建造物でしょう。まさに馬毛島を象徴する存在であり、西之表市民は、その馬毛島へ落ちる夕陽を眺めて暮らしてきました。防衛省は、このトーチカを撤去した上、岳之越を削って均し、滑走路にすると説明しています。もしかすると、近い将来に、この光景を見ることができなくなるかも知れません。
日没の位置は毎日移動し、撮影ポイントが特定できず、夫と共に三脚をかついで、日没直前まで海岸の岩場を右往左往して走りました。日によって、撮影位置が約15~30mほどずれるため、岳之越のトーチカの背景に夕陽をうまく持ってくるには、自分たちが移動して調整しなければなりません。位置を確定できても、最後に雲へ隠れたり、木や岩といった障害物が立ちふさがったり、当日に別の取材が入るなどして、なかなか撮ることができずにいました。このショットは、宝物です。
3位・2020年10月20日 【漁協組合員向け 防衛省による説明会】西之表市内において、種子島漁業協同組合主催の、防衛省による組合員向け説明会が開かれました。反対派の漁師は、「漁協や理事は、漁民、漁場を守るのが仕事じゃないか。ボーリング調査をすることで、馬毛島に軍港ができる。すると、私どもの漁場がなくなる。ここをどういうふうに考えているのか?」と、組合長らを追及し、組合長は、「ボーリング調査をして、皆に決めてもらう。」と回答。このやりとりをしっかりと記録したかったのですが、途中、主催者側から報道・マスコミ全員の退出を命じられ、撮影は中断されてしまいます。
2位・2020年11月30日~12月6日【榕城校区向け 防衛省による説明会】西之表市内において、防衛省による榕城校区民向け説明会が開かれました。区民数の多さを考慮し、全6回に渡ります。防衛省側は、女子高生からの「馬毛島に基地ができると、島が敵の標的になるのでは?」との懸念に対し、「施設整備が国全体としての防衛には重要」と回答(12月5日)。男子高生は、「高校卒業後、大半は就職・進学で島を出る。馬毛島に基地があるなら、島には帰らないという人もいる。」とストレートにぶつけました(12月1日)。島の未来を真摯に考える高校生たちの声に、身が震える思いでした。
1位・2021年1月31日【西之表市長・市議選挙 投開票】この日、西之表市はひとつの転換点を迎えました。市長選は、現職で馬毛島基地化反対の八板氏に対し、新人で基地容認の福井氏との一騎打ちとなります。もしかすると、西之表市のを決めてしまうかもしれない、その瞬間を記録する為、私たちは投開票場にて待ちました。演台に全ての票が積み上げられ、司会者が八板市長の当選を発表します。拍手、歓声、どよめき、ため息が交じり、マスコミが一斉に動き出しました。その差、わずか144票差。「みんなで号泣してる」という、八板氏を応援していたメンバーからの言葉は、この選挙期間内で最も印象に残る言葉でした。
一方、市議会議員選挙は基地化反対7、賛成6、中立1という結果になりました。しかしながら、後に中立を表明していた議員が賛成に転じ、更に議決権のない議長が反対派から選出されていることから、議会は基地化推進の決議を次々と行うようになります。反対の首長と賛成の議会という、いわゆる「ねじれ」の状態に陥るのですが、その基盤が形作られたのが、この選挙でした。
以上、ご報告でした。
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kachoushi · 3 years
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各地句会報
花鳥誌 令和3年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年1月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
身籠れる夫人に雪の道険し 世詩明 豪雪や掲げ忘れし日章旗 ただし みどり屋の看板古りし虎落笛 同 磨いても拭いても卒寿初鏡 清女 退屈が玻璃磨きゐる三日かな 同 きゆつきゆつと鳴き砂のごと雪を踏む 誠 ゆき高く積んで機関車入線す 同 神一人大忙しや初天神 秋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月7日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
幾年をやさしき夫と福寿草 由季子 病む母の風呂敷仕度やぶ入りか さとみ どんど焼き煙にまかれて守られて 同 少しでも化ける手立てを初鏡 同 初夢や遊女のお練り思案橋 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月7日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
行く年の音ならざるは一つとて 雪 宝引きで遊んでくれし父今も 同 待春の声と聞きゐる鳥語かな かづを 虚子永久に心に生きん去年今年 同 祝事も忌事も経て去年今年 匠 お精舎の銅鑼打ち入る初句会 千代子 お降りの止みて神慮と詣でけり 希 柚子湯して柚子と戯れ童歌 笑 元朝や我を見据ゑる一仏 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
お飾りの稲穂で燥ぐ雀かな 宇太郎 仏花とて寺の水仙切りがたし すみ子 冬帝の微笑めきし薄日抱く 都 藁筵敷く藩廟の年用意 悦子 陽を抱けば枇杷の花とは朗らかに 都 獣岩に跳ねる怒濤や初景色 益恵 青々と松にお降り光りゐる 立子 目の端で合はす柏手初詣 宇太郎 雪明り会釈せし人誰ならん 佐代子 初雪と雖も根雪伯耆富士 益恵 高空をいよよ引き締め寒の月 史子 拳ほど大戸を開けて初諷経 すみ子 鉄瓶と囲碁の石音五日かな 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月9日 零の会 坊城俊樹選 特選句
耳たぶの産毛光らせ日脚伸ぶ 小鳥 ひときはにギリシャ神話の冬の星 美紀 群衆が嚏ひとつを遠ざける 光子 初夢ゆ「金閣を焼かなければならぬ」 公世 しまく夜は足を搦めて眠りけり 光子 囁きの耳から耳へゆきほたる 伊豫 楪の鬱蒼として女系とか 要 雪しまき張り切つて居る馬の尻 公世 御慶述ぶ浅草正ちやん牛煮込 荘吉 マフラーを巻いて密に夜の耳 伊豫 葉牡丹の鉢を並べて閉店す 小鳥
岡田順子選 特選句
冬服の短き袖の父叫ぶ 和子 雪しまき記憶のなかの三国歩す 三郎 溜息の出るほど生きて粥柱 瑠璃 美少女の耳霜焼けてロック座へ 俊樹 月光の鎮めてゆけり雪しまき 千種 濯ぎ物竿もろともにしまかれし 美智子 楪の鬱蒼として女系とか 要 貨物機はアラスカを発ち鰤起こし いづみ 去年今年アンモナイトは目覚めざる 光子 雪うさぎ人来るまでに耳落す 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月9日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
連れ歩く影にも寒さありにけり 美江 年の夜瞑目といふ別れあり 同 煮凝やふる里山河かがやきぬ 同 消灯の後の病棟雪女 清 ねぢ巻きの柱時計や去年今年 晶子 序に戻り繰りし歳時記日脚伸ぶ 同 畳打つ音凄まじや板歌留多 同 髪濡れしままで茹でたる晦日蕎麦 のりこ 鳶職の寒九の空を足場とす 岬月 寒紅の残りし猪口や夜の席 同 唇の凍て付く夜のプロポーズ 同 絵馬に射す日のやはらかし冬の空 慧子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
寒晴や真白き嶺の彫深し 時江 吹く風の千両万両隔てなく 同 対座する阿吽狛犬雪二尺 三四郎 負けるのは何時も婆なり歌留多取 みす枝 雛壇の古りし調度や鬢鏡 時江 降りしきる中を除雪車昼も夜も みす枝 父似とて謝して大きなくさめかな 清女 短日や遠眼差しのからす居て 上嶋昭子 正信偈唱へて雪に籠りをり 清女 人肌の燗して男ひとり酌む 上嶋昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月16日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
泣初と言へど涙は笑ひたる 紀子 大本山坦坦と降る雪の音 あけみ 参道や誘はれ落つるしづり雪 みえこ 門番の貫禄ありて雪だるま 裕子 双六やサイコロの目の運試し 同 どこからか風餠花のやゝ揺れて 令子 猫の写真ばかりを捲る初暦 紀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
舫舟列なし河口春を待つ 清女 雪解けて火袋見えて来し灯籠 同 二度三度問ひ返す耳春を待つ 同 本棚に百書の黙や去年今年 雪 残菊に残菊の色雨そぼつ 同 きらきらと輝く雪の魔者めく 和子 雪しまく九頭竜の黙深めつつ かづを 古稀は逝き卒寿は残り松の内 玲子 雪しまき車掘り出す男達 たけし 丑紅やいつしか胸に泣き黒子 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月19日 萩花鳥句会
老の幸孫より来たるお年玉 祐子 三代の嫁の宴や小正月 三恵子 萩大井春の珍事ぞマナヅル来 健雄 リモートで体気遣ふ年賀かな 吉之 大橋に朝日まばゆき四日かな 陽子 泣初や夫似の孫を抱きあげて ゆかり わが顔を写し鏡や福笑ひ 明子 初空や六島なべて平らなる 克弘
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令和3年1月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
はぐれてふ流氷の着く海辺かな 佑天 月冴ゆる宇宙船など探す癖 炳子 ブランコを少し揺らして今年かな 幸子 句碑は今冬夕焼けの中にあり 佑天 方錘にメタセコイヤの冱つる朝 久子 出窓より雪の香をきく朝ぼらけ 眞理子 初夢を初夢らしく語り合ふ 和子 餅花の荒神様と向き合へり 久子 観音の一重瞼や寒の雨 政江
栗林圭魚選 特選句
黒豆を静かに寝かす除夜の鐘 慶月 木の匙を唇に添へ小豆粥 久 雪雲の車窓に揺るる缶珈琲 ゆう子 風花やスレート葺きの屋根続く 同 寝酒にはワイン読むのは「藝十夜」 佑天 神の森高きに鳴ける初鴉 ます江 万両の見事なるかな大地主 慶月 凜然と寒気に映ゆる母の塔 幸風 粕汁や子ら巣立ちたる二人膳 眞理子 寂として大寒に坐す年尾句碑 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月20日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
去年今年いつもの場所の古時計 千加江 二人降り一人の客に雪のバス 清女 八方に話題飛び散る初笑 泰俊 雪籠金の蒔絵の硯箱 雪 気乗りせぬ顔で並びて初写真 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年1月21日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
三日月の匕首の如くに寒に入る 雪 祟るとて斧を入れざる大冬木 同 凍星のまたたくは我がまたたくか 同 春待てど木の葉の如く逝きし人 信子 冬の蝶何も語らず女逝く 同 取り合ひし歌留多の女の文いまも 一涓 一人住む媼にまたも垂り雪 同 寒柝の音に推敲の灯を消しぬ 同 天空へ返すごとくに雪を掻く 同 寒の月蒼き雫を零しけり みす枝 豪雪や背丈の違ふ六地蔵 たゞし 垂直に伸びる太陽柱凍てる 同 雪だるまオラフも並び子等燥く 紀代美 裸婦像の凍ることなく在しけり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
銀の鍵もてあます手の悴みて かおり ひとすぢの光つかみし冬木の芽 成子 風神の袋大きく寒の入 千代 初夢や光源氏に膝枕 喜和 大濠の光の礫なべて鴨 孝子 無機質な街に浮かみて寒の月 かおり 日向ぼこ光の先に母在せり 睦子 野良猫の闇を貫く虎落笛 喜和 大根干す小さき母の爪立ちて 朝子 寒夕焼の光に溺る浚渫船 志津子 紅の春著の光る一と間かな 成子 すらすらと呆けし母の手毬唄 孝子 底冷の町に荷を置く露天商 かおり 去年今年一億年の火山岩 勝利 寒紅や嘘にわづかに真混ぜ 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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acchali · 6 years
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200Miles
群馬県を中心に活動するサイクリングコミュニティCycleClub.jp(ccjp)は、関東圏から多くの参加者を集めるクラブライドを活動の中心に、前橋シクロクロスをはじめとしたイベントを何度も成功させ、自転車のまちを標榜する前橋市との信頼関係を築くなど、地元の自転車仲間という枠組みを超えた存在感を示している。そんな彼らが過去2年で2度クローズドで開催した200miles、320km/4300mUPというビッグライドのことは友人であり同じくRaphaアンバサダーを務めるccjpの中心人物の1人、Tkeyから話は聞いていた。僕は自身の最高距離も平坦基調で260km程度が一度あるぐらいで長距離走にも別段興味はなく、半笑いで彼に「自転車好っきゃな〜」と賛辞を送るに過ぎなかったのだけど。聞くところによると、満を持してということかはわからないが、その200milesをオープンなイベントとして開催するという。4人を1チームとして群馬県は前橋からスタートし、平坦を東へ栃木県小山市まで進んだところで北上、日光いろは坂・中禅寺湖を経て、国道日本3位の標高である金精峠の2024mをピークとし、群馬の沼田へ下り、中之条・東吾妻とアップダウンを繰り返し前橋へと戻ってくる320km、獲得標高4300mの道のり。朝3:30のスタートで、完走が認められるのは夜22:00まで。という話を聞いた頃には、なぜか僕も走る流れになっていた。長距離走が自分の関心外だったこともあり、特に走りたかった訳でも無いけど、なりゆきでそうなったら走らない理由は無い。運命が選んだんだ、と静かに受け入れた。走ることが決まったら、それはそれで楽しみだと感じていた。結局は「自転車好っきゃな〜」ということである。 そうこうして決まったチームは、Rapha Japanのヒロ、Onyourmark MAGAZINEのユフタ(もちろんこのライドも記事にしている)、RaphaCyclingClub(RCC)の東京チャプターを牽引する落合さん、そして僕という4人で、ヒロとユフタはCANYON Japanから新作のグラベルバイクGRAILを借り受けていて、オンロードでのインプレッションするという事になっていた。落合さんもまたCANYONライダーだという。チーム3人がCANYONで参加するのなら僕もということで、CANYON Japanのご厚意でハイエンドのカーボンディスクロードUltimate CF SLXを借り受けた。彼らが持つテストバイクのパーツを利用して市販のアッセンブルより軽く仕上げてもらったこのディスクロードは、油圧ディスクにeTapとまさに最先端の装備。僕のクロモリバイクとは対極の価値観で生まれたスーパースポーツは、ディスクブレーキで驚きの7kgちょうどという軽さで、このビッグライドを少しは楽にしてくれそうだった。結果として、このバイクは僕を強く支えてくれることになる。そうしてチーム全員がCANYONにまたがり、Raphaの新作カーゴビブショーツとテクニカルTシャツをチームキットとして身にまとい、プロモーション臭をそこはかとなく漂わせつつ、我らがCANYON//シャカヶ岳チームは準備万端で5月4日午前3時35分にスタートしたのだった。この時には知る由もないが、この日、北関東圏の一部を襲った異常気象は、ちょうどそこを走っていた僕たちを雨、雷、霰、雹、吹雪、氷点下の気温と、気まぐれに様々なカード(もちろん晴れも)でもって翻弄した。最初の試練はスタートしてたったの30分後に天気予報で伝えなかった雨として現れる。未だ明けぬ宵闇の中で弱まることのない雨脚は、徐々に僕たちを削っていくが、とにかく前へ前へとペダルを回していく。ジャケットを雨予報ではなかったけど2000mからのダウンヒルの防寒と万が一の雨に備えてお守り的にRaphaのClassic Rain Jacket IIをチョイスしたのは幸いだった。これもこの日、僕を強く支えてくれることになる。 別のチームと出会って抜いたり抜かれたり、トレインを組んだりして走り続けると、やがて空は白み始めるが、雨雲は厚くなり雷を呼び込み、真夏の夕立のように様相を変えた。最初の平坦路で長い休憩を取る予定は無かったが、雨宿りに入ったコンビニで足留めをくらってしまう。既に全身は水浴びをしたようにぐっしょりと濡れていて、靴にも水が溜まっているような状態だが、ジャケットのおかげで胴がドライなのはありがたい。しかしまだ平坦を70km程度しか走っていない。先はまだまだ長く、ダウンヒル向けの装備が既に濡れていて、窓の外はさながらスコール。これからの旅の困難さに眩暈を覚えていた僕の横で、仲間たちはインスタントラーメンを食べながら晴れたらすぐ乾くだろうと笑っていた。 雨脚が弱まってきたところでリスタート。小雨になったとはいえ雨が降っている状態で自転車を漕ぎ出すなんて、税金を支払いに金融機関に行くぐらいに完全なる億劫でしかないが、日光方面に向かうにつれ、雨は止み雲はちぎれ、太陽が控えめに顔を出してきた。しかし先程のスコールは相当な雨量を広範囲にもたらしたようで、どこまでも路面はウェット。水捌けの良くない路肩は浅い川のような状態。前走者や自身の跳ね上げる飛沫で、体感としては雨の中を走っているのと変わらず、タフな状況はまったく変わらない。既に僕の意識と身体は切り離され、ただペダルを回し続ける機械としての自己を認識することで、かろうじてこのストレスフルな状態に耐え、歩みを進めていたのだが、北へと進路をとる頃には徐々に登り勾配を感じることになる。前半の100kmに及ぶ平坦区間が終わろうとしていた。 日光のコンビニで休憩していた他チームの友人と談笑すると疲れも少しは和らぐが、135km地点のここからピークの金精峠まで50kmほど登り続けることになる。いよいよ山岳コースか、と静かに気合を入れて走り出したのだが、見上げると、僕たちの進む道の先には黒々とした雲がかかっている。山頂は全く見えない。誰も何も言わないが、あれはどうみても雨雲、むしろ今日これまで雨を降らせてきた雲よりもどす黒く、嫌な予感しかしないが、雨が降っていないとそこそこ暖かく、このあたりは例のスコールが降っていなかったようで路面も乾いており、久しぶりにストレスを感じずにペダルを回すことができるので、僕は意識的に無意識を操作して前方の暗雲を消し去ることにした。そうして淡々と登り続けると、すぐに日光東照宮を超え、いろは坂へとさしかかる。チームメイトは皆ジャケットを脱ぎTシャツ姿だ。思えば、この日ここだけがチーム4人が揃ってチームキットを見せることができたタイミングだった。とても短い時間だったが、かっこいいと思った。本当はずっとTシャツ姿でいるつもりだったんだけど。 連休中ということもあり、車もとても多いが、いろは坂は2車線の一方通行で交通量が多くても比較的登りやすい。とにかく負荷をかけずに淡々と。それなりにヒルクライム的な気持ちよさを感じていたところ、ふと顔に水滴がかかると、僕が操作した無意識はあるべき場所へと立ち戻り、残された意識はすぐさま状況を判断する。気づけば周りは真っ暗だ。見上げていたあの悪意すら感じる色の雲に飛び込んだ格好だ。すぐに雨脚は強くなる。せっかくなんとなく乾いてきたウェアやシューズがまた濡れるのかとうんざりしていると、早々に本降りになりそうで慌ててレインジャケットを着る。チームキットのTシャツはまたおあずけだ。 15分後、山頂あたりで雨脚は弱まった。他チームも山頂に設けられた駐車場で休憩をしている。苦しそうな顔、色んな感情が混ざった無表情、伏し目がちで立つ姿、様々に入り交じっているが、そこに笑顔はない。そりゃそうだ。気まぐれに降った、たった15分程度の強い雨でまた濡れ鼠にされ、残りは150km以上ある。あんな短時間に強く降るならせめて僕たちが居ないタイミングでやってくれという話で、ここでヘラヘラしてるヤツなんてネジが一本飛んだと表現されるような人間だ。幸い、チームメイトもそれなりに渋い表情をしているし、僕もそうだ。思いっきり渋い顔をしてやった。皆無言だが、その表情から様々な感情を吐露している。誰も口を開かない。ここで弱音を吐く意味が無いことは皆理解していたし、何を言おうが今ここにいるのは自分の判断で、天候なんて誰の所為でもない。誰も何も言えないから、一様に無言で、吐息で毒を吐き、表情で文句をたれる。それぐらいは許してくれ。 ここは頂上に見えるのだか、ここから下るわけではなく、標高1,250mあたりの中禅寺湖を横目に少しばかりの平坦を走り、いよいよ本日のピーク金精峠へと向かう。この後はコンビニ的なものはしばらくないと言うので、中禅寺湖のほとりにあった小さな商店で補給をすることにした。気まぐれな天気はここで晴れ間を見せ、雨の中でカップラーメンやおにぎりを食べるなんてバカバカしいことにはならなかったが、身体は冷えている。僕は身体の中から暖めるイメージでカップヌードルのカレーと豚キムチ丼を選択した。少しでも暖かいところへと日が当たるところで皆で座って食事をするが、弱音のようなものは出てこない。僕たちにとって暖かい食事と太陽というのは太古の昔からいつだってそういうものだ。 腹が満たされ、太陽に暖められると、なんとなく走り出そうという気持ちになるのだから不思議なものだ。さっきまで努めて渋い顔をしていたというのに、冗談なんか言って笑い合えるようにもなったりする。ここはちょうど半分ぐらいの地点。思ったよりも身体に疲労はなく、このまま天気が良ければと空を見上げるが、太陽は厚い雲の切れ目から顔を出しているだけであり、山岳というのもあってどうにも楽観的ではいられない。むしろ厚く複雑な形をした雲が浮かぶ空はもう一雨ぐらい持ってきそうに見えてしまう。それはまるで、お気に入りのシャツにいつの間にか付けてしまった染みのように、僕の心には気づいたら不安がこびり付いていて、指でなぞっては、もう取れないことを確認するような作業だ。そんなネガティブな気持ちと休憩明けの重い脚で中禅寺湖のほとりを進むのだが、路面は乾いておりストレスなくペダルを回すことができる。そうそう、これこれ。このまま後半戦を進めていこうよ、と心の染みに向かってつぶやいてみるが返事は聞こえない。高地の気温は低く、乾ききらず湿ったままの靴は足先を冷やす。香辛料をもってしても足先までは温まらないし、むしろ体温もいまいち上がらないが、いよいよ本日の最高点の金精峠へのヒルクライムがスタートする。分かれ道を右へ進路をとると、すぐに勾配が強くなった。ゴールを探し空を仰ぐように見上げるとただ真っ白な雲の中へと道は続いていくのだった。 ところで、さきほどから小さくヘルメットやカーボンフレームを叩く音がしていて、それは金精峠を登るにつれて降ってくる雹とも霰ともつかないものが僕を打ち付ける音だ。マイペースで登ろうと序盤でチームからあえて遅れたが、この天候に心はバキバキに折られている。サイコンが示すパワーの表示は150W程度だ。軽量級の僕とは言え、こんな省エネルギーで登れるわけはなく、その歩みは亀のように遅い。僕はふたたびペダルを回し続ける機械と成り果て、一切の感情を持たずに登り続ける。そうだ、僕がいま、こんな天候でこの峠を超えていることに意味なんてないし、ただWahooのサイクルコンピュータが塗ったルートをトレースしているだけで、むしろ僕はサイクルコンピュータの一部で、パワーメーターが示す値の通りに僕の脚が回っている。それは僕の脚が150Wの出力をしているのではない。パワーメーターが150Wと僕に指定しているのだ。電子機器に支配されたサイクリストはいつのまにかパワーメーターに乗っ取られ主従関係が逆転していることに気づかず、今日もこうしてディスプレイに示された値を視覚から入力し、それを自らの脚で出力しているだけに過ぎない。 という状況に至るまで感情を身体から切り離したところで、ピークの金精トンネルが見えてきた。チームメイトが雹とも霰ともつかないものから逃れるようにトンネルの入り口にいるのが見えると、感情が一気に戻ってくる。待たせてごめん。さっきまでパワーメーターに乗っ取られていたんだ、とは言わなかったが、お互いにこの苦しいヒルクライムをクリアしたことを称え合い顔が綻ぶ。やはり孤独はだめだ。仲間がいればパワーメーターに乗っ取られることなんてなかった。さぁ、このトンネルをくぐればあとは30kmにも及ぶダウンヒルで、ご褒美的に一気に210km地点まで気持ちよくワープできるのだ。この下りこそディスクロードの本領を発揮するところ。いつもより安全に気持ちよくダウンヒルを楽しめるだろう。そう思いリスタートした。前方のトンネルの出口が近づくにつれ、僕たちは違和感を覚えだす。色がおかしい、あまりにも白いのだ。その色に「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」なんて昭和初期の小説の冒頭が思い浮かぶが、彼は列車に乗っていたはずで、僕たちは自転車だ。このトンネルを抜けた先に美しい物語の始まりはなく、地獄のダウンヒルが待ち受けているだけだった。 トンネルの出口からその雪国とやらにつっこむと、完全に吹雪で気温はマイナス2度を指している。ニーウォーマーもなく、ペラペラのグローブはすぐに氷結した。少しでも体温が上がるかとペダルを回すが、膝に電気のような痺れが走ったので止めておいた。ここで選択を誤ると、とんでもない故障をしてしまいそうな気がする。指先も足先も痺れるような痛みがあるが、油圧ブレーキはこの極限状態でも優秀で、安全なスピードをキープすることができる。すぐに山小屋が見えてきたので退避する。もう限界だ、これ以上どうして下ればいいというのか。まだ山頂から3kmしか下っていない。時間にしても5分も経っていないと思う。ずぶ濡れの身体がガタガタと震え、手足の痺れと痛みが取れることがない。チームメイトが暖かいコーヒーを買ってきてくれ、山小屋の方がストーブを付けてくれたので、なんとか震えは収まってくる。 寒さ耐性というのは個人差があり、僕は昔から冬に痩せて夏に太る体質が示すように、寒さが苦手で暑さが得意である。こういう極限状態を経験するまでは寒さも暑さも趣味嗜好かと思っていたが、低体温症になった経験もあり、どうやらそういうことのようだ。以前にシクロクロスのレース会場で低体温症になり救護された時と比べると、レインジャケットを着ていることによって胴が濡れていないことで相当に冷えは軽減できているように思えた。先が見えない状況だが、いつまでもここに居るわけにはいかない。吹雪は収まりそうになく、標高が100m変わるごとに気温は0.6度変わるというので、今が1番辛いんだと言い聞かせ、山小屋のお土産物として売られていた群馬県のゆるキャラ、ぐんまちゃんが描かれた手袋を買い、チームメイトと吹雪の中に飛び出して凍りついた自転車にまたがり重力に任せて下り始めた。サバイバルの鉄則は現地調達だ。新しいグローブをゲットして少しは楽になるだろう。 山小屋で取った暖は一瞬で消え去り、地獄のようなダウンヒルが続く。子どもの頃に読んだ絵本のようなもので、様々な地獄出てくるお話があったのを覚えていて、その中に灼熱地獄はあったが、逆のものはなかった。これからは極寒地獄も追加するべきで、なぜならここは地獄のようだからだ。すでに知覚が鈍っていて痛みのディティールを感じることは出来ないが、身体のあらゆるところが痛い気がする。手足は先程まであった痺れを伴う痛みを感じなくなったが、それは感覚が無くなったということだろう。得意の無意識を発揮して、何も感じずに下るだけの機械になることが出来ればいいのだが、あまりにも僕はそこで人間だった。ここでパンクしたら死ぬだろうなと思った。ましてや落車なんか。5月の装備でマイナス2度の吹雪で走行不能になったら死ぬに決まっている。チームメイトの命だって危険に晒してしまう可能性もある。そんな人間的な考えばかり溢れてくるが、そのぶん意識は冴えてくる。感覚がなくても油圧ブレーキはしっかりと仕事をしてくれるので、危険を感じることはなく、パンクのリスクがありそうなところを避けたラインを取ることができた。自転車を借りて本当によかったと心の底から思った。心の底というのはこの深さにあるのかと自覚したほどに。これまでディスクロードに対して特に必要性を感じていなかったけど、とにかく安全でいるということに関しては圧倒的だった。5月に氷点下で吹雪のダウンヒルなんてあまりに極限状態であることは確かだが、それでも油圧ディスクブレーキがもたらす安全マージンはかなりのものだ。しかし身体は冷え切っている。もう限界だと何度も思ったが休めるところはなければ話にならない。ふと先にリフトが見えた。どうやらスキー場があって休憩できそうだ。ここまで10kmで約15分。永遠のように長かった。 ガタガタと震えて建物に逃げ込む。5月ということもあり暖房はあまり効いておらず、灯油のストーブみたいな暖を取るものもない。激しく震える身体と、おぼつかない手元で凍結したグローブと靴と靴下を脱ぎすてた。全身びしょ濡れだが、スキー場の食堂だけあって気兼ねなく座れる感じの椅子なのは助かった。暖かい飲み物や蕎麦をかきこむ。空腹ではなく、温度に飢えていた。なかなか回復しないが、それでもここにいれば大丈夫だと実感する。実際にここに入ってきた時よりも震えは小刻みになっているし、なんとなく、これから先のことを考えたりもする。今は約190km地点。残りは2,000mほどの獲得標高となるアップダウンを130kmほどとなる。そして、僕はふと「次、雨が降ったらもう帰るから」と口にした。何度も心は折れそうになったし、パワーメーターに意識を乗っ取られるなど実際に折れたこともあったかもしれないが、諦めた訳ではない。だけど固執はしていない。こんな連休の遊びのライド、いつでもリタイアすればいいと思っていたし、退路をつくるのも役割かなと、くらくらする頭で考えたはずだけど、チームメイトはそれでも果てしなくポジティブで、その時、僕たちは完走するんだなと思った。ほうぼうの体で吹雪から逃げ、低体温に震え、手も足も感覚なんて全くなくて、それでも僕はここでそう確信したんだった。この苦痛の先になにがあるかはわからないし、栄光なんて確実にない。だけど、こいつらと、このクソみたいな状況で前しか向かない連中と、やりきってみたくなったんだ。今日やろうとしたことすべて、ひとつのこらずだ。 ようやく回復したと感じる頃には1時間も経っていた。その頃には吹雪も止んでいて、なんて運のない日なんだろうと苦笑いする。なんとなく暖かくなった気がする下りを進むと、ほどなく雲は予めそうであったかと思わせるほどに、一片も残らずに消え去り、このライドではじめて見る晴天となる。さっきまで震えていたのが嘘のようだし、馬鹿みたいだ。いつも、いつだって意味のあるように見えるものは、あっけなく消え去って、結局は何も僕たちにもたらすことはない。でも、だけど僕たちはこんなにも青い空の下で、行き先なんてどうでも良くなるのかもしれないし、なるようにしかならないのかもしれないが、つまり自由だということなんだ。 群馬県の沼田まで降りきって久しぶりのコンビニで補給すると、参加者の連絡用のメッセンジャーにリタイアの連絡が飛び交い始める。そうか、そうだよな。だってあんな地獄で、そこに何を見出せるというのだろうか。いや、無い。そこにあったのは、ただ、この青空のように底抜けに明るいチームメイトのことばだけだった。もし君のチームにそれが無かったなら、残念だがそのリタイアは決まっていたことだったんだ。それは僕たちが生まれた年月日で、運命が予め決められているように語るほどに、なんら意味のあることではないし、そんなものは道化師か占い師に任せるしかないのだから。 コンビニの駐車場で大の字に横たわって感じる。太陽の暖かさを、その恵みを。僕の細胞に葉緑素があったとしたら、きっと光合成はこんな気分だろう。僕の肌を焼く陽光を、こんなに全身で待ち望んだことはなかった。靴下を雑巾のようにしぼり、レインジャケットを脱ぎ、僕は今日ここにまた生まれる。残りは110kmだ。もうなんの迷いもない。あの時に交わしたことばのとおりだ。だから、ここから先の全てを僕が引き受けよう。この先で何が起きても、その事実に誰の心が折れたとしても、僕の真実で、その事実を捻じ曲げよう。もう僕は無意識を操作したりはしない。さぁ共に進み登ろうぜ。リタイアした彼らを指差す腰抜けどもに、勇敢な彼らの証人となる為に、じき訪れる宵闇に向かって走りだそう。登りきった先に何も見えなくたっていい。 そうして僕たちは進みだした。それから、いくつもの苦しい登り坂があり、同じだけ下り坂があった。気づけばもう真っ暗だ。太陽が登る前に走り出し、果たしてその太陽は再び地平線に沈んだ。ひたすらに前を引くヒロの背中に僕たちのライトが光を落とす。彼が着るジレは、まるではためく旗のようで、そこにはあのロゴが見える。あぁ、そうだった。いつだってサドルの上で僕たちに多くのもの、それは、発見であり、学びであるし、多くの気づき、または苛立ち、諦め、哀しみ、喜び、畏れ、感動、妬み、あるいは愛情かもしれないし、おそらくこの世界のあらゆる感情だった。そして、僕にとってそれはいつだってRaphaという文字列の延長線上だった。光を追い抜いて消えてしまいそうなヒロの背中を追い続ける。やがて僕たちは街に降りていく。22時の制限時間に間に合うのかと考えたりもするのだが、僕にとってそんなことはもはや些細な事象に過ぎない。ただ太陽が動き、時間が過ぎただけで、それ以上でも、それ以下でもない。 見覚えのある前橋の街並みを走っていた。やっとここに帰ってきて、それは長い長い旅路の終わりだった。幸福を求めた少年が世界の素晴らしさに気づいたその時にスプーンの油をこぼしてしまったように、果たして僕たちはゴールした時に何かを見出すのだろうか。スタートして最初に曲がった交差点を逆に曲がる。みんなが待っていた。それもそのはずだ、僕たちは21時58分にゴールしたのだから。走行時間は18時間24分。チームメイトと肩を組み、皆で破顔する。ありがとう、ありがとう、こんなにもクソみたいな1日は人生で初めてだ。バカヤロウ、ファック!本当に最高だし、同時に最低でもあって、やはり全ての感情がここにはある。それを言語化なんて到底出来そうにもないし、チャレンジすることも愚かなことかもしれない。でも、こうして書き残そうと思ったんだった。もし君がスタートする時のために。どこか遠くへと乗り出すその日のために。その時、僕たちがどこにいるのかは、まだわからない。 10日ほど経って、未だに痺れが残る指先でこの文章を書いている。あれ以来、自転車には乗っていない。いま振り返ってもやはりこのライドの核心は氷点下の金精峠のダウンヒルだ。あまりにも不安定な天気はおそらく1時間早かったら、または遅かったら表情を変えていただろう。しかしあの日、多くのチームが地獄の時間にそこを下っていた。スキー場で会った他チームの友人もみな憔悴しきっていたのを覚えている。あらためていま、参加者の連絡用のメッセンジャーを見て、リタイアの文字が飛び交う様を見て、涙が出そうになった。わかる。ここでリタイアを決意する気持ちは痛いほどわかる。人の想いは良し悪しを問わずに伝播する。もし僕があの時、次に雨が降ったら、と言わずに、今すぐ帰る、と言っていたら。誰かひとりのその判断は諦めではないし、弱音でもない。あの日、あの時、あの場所であの状況なら至極真っ当なものだ。僕もそう言われると否定せず、もう辞めようか、と思ったかもしれない。だからこそ僕は、底なしにポジティブなチームメイトたちに本当に感謝し、尊敬する。僕はこの過酷な環境で、それでもここに立つことになった運命を信じ、その輪を回し続けるために、次に雨が降ったら、と話したとき、こう返してくれたことを。「じゃあ、もう雨が降らなかったら?」 結局、雨は降らなかったし、その光はいつだって眩しかった。
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『这次出轨不一般』 轻快叙事面具下抑郁的爱情解构
2001年日剧『水曜日の情事』(星期三的情事)长评,包含剧透内容。
富士+野泽尚+永山耕三的经典组合,01年秋水曜九。节奏十分独特的出轨题材,在野泽尚的笔下最相似的莫过于恋人よ(结局也致敬了)。围绕野泽尚的作家身份去描绘角色,可以看出其对这部作品用心之深。虽然全剧不失轻快,但我还是感受到野泽尚的一些抑郁倾向,以及对于爱情的某种看似轻松但却有些绝望的解构。第一次看本木雅弘的剧(歌手的他01年也已经是老演员了),魅力十足又极其贴切的发挥。天海原来也有人妻大女主的实力,但新世纪恋爱剧盛况不再的情况下,她选择走职场女强人路线也算是无可厚非。如果让我简单评价整部作品,我会用『新世纪的纯爱终曲』来形容。从90年代纯爱日剧的大行其道,到00年代的式微转型,野泽尚用一部出轨题材的剧本,用力的向那个曾经一定要有爱才能活下去的日剧说了声再见。而平均12%的惨淡收视率其实也是阵痛期的某种写实。
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从野泽尚聊起,恋爱小说家小说里的恋爱小说家
我个人看的是2014再放送版本,东拼西凑字幕组的翻译。还好除了第一集有一处之外,时间轴都无需调整。虽然01年不算太遥远,但同季月九,也是31回日剧学院赏最佳作品的『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』还没有好的资源。所以能够有高质量的再放送+字幕,真的很开心。
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应该说多亏天海佑希,才让这部20多年前的剧看起来似乎没有太上古。话说日剧里编剧是灵魂,而且还是我最爱的两个编剧之一,野泽尚老师作品。距离04年自杀只剩3年不到,或许是在已知这种背景的复杂心情下,去欣赏这部世纪初的『出轨』纯爱作,我有些个人独特的体会。
在此之前欣赏过野泽尚老师连续剧作品五部,分别是95年的『恋人よ』,97年的『青い鳥』,98年『眠れる森』,99年『氷の世界』和2000年『リミット もしも,わが子が..』,而这五部作品又可以分为三类,富士的『恋人よ』和TBS的『青い鳥』是以『出轨』、『不倫』为核心去探讨爱情的纯爱剧,而『眠れる森』、『氷の世界』这种纯爱悬疑剧是野泽尚个人独特风格的作品。至于『リミット もしも,わが子が..』则是刑事剧+亲情的超前时代的作品。而『水曜日の情事』,则是第一类作品的,也就是以『出轨』、『不倫』为核心去探讨爱情的纯爱剧。值得一提的是,本作荣获当届日剧学院赏的脚本赏。
熟悉的两段式叙事结构,以『坦白真相』的家庭聚会为界限,前面6集是惊心动魄的荒诞出轨,后面5集是难以琢磨的一波三折。这种两段式结构,在野泽尚的剧本里并不新鲜,无论是『恋人よ』还是『青い鳥』都是如此。尤其以『恋人よ』更为相似,甚至同样是以所有人聚集在家里,突然以聚会的方式坦白此前的出轨秘密,所有人的人生轨迹彻底改变。补充一下,类似的两段式叙事结构在知名剧作家的笔下也有很多,例如野岛伸司的『101次求婚』和『人间失格~假如我死的话』都是类似的方式。
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因此,这里不难看到会有一种声音,哪怕是到第一段故事结尾戛然而止,也会是一部很不错的作品。但加上第二段风格的故事难免有些迥异,有的观众会觉得『不如第一段』甚至有『狗尾续貂』之感。但我并不这样认为,正如剧中借『佐倉詠一郎』和『前園耕作』两人的口,多次提到的,『我也想看下去他们爱情故事的结局』。所以,对于编剧而言,继续写下去,把或者残酷不那么美好的现实写下去,是负责任的,也是作品完成度的要求。
「水曜日が男が最も不倫をする可能性が高い曜日だから」 月、火の週の始めから後ろめたい事は出来ない、木、金は会社の接待で埋まってしまう、土日は家族サービスにあてなくてはならない。そうなると愛人に残されたのは水曜日、という説があるらしい 『星期三是男人偷情可能性最高的一天』 从周一周二开始的一周,我不能做任何让我感到内疚的事情,周四和周五充斥着公司应酬,周六和周日则不得不投入到家庭服务中。因此有一个理论,星期三是唯一留给情人的日子。
至少在slogan上,确实是会让电视制作人眼前一亮。而且为了与此呼应,选在富士水曜日(周三)的晚上播出。只是惨淡的收视率是不是也因为男人都去偷情去了呢(笑)。但实际上相比『恋人よ』那极具戏剧性的双夫妻互相出轨的开头,在令人眼前一亮的宣传语背后,本剧其实很容易落入平淡的叙事中。『一对恩爱的夫妻,妻子遇到了从前的好友,丈夫出轨...』看起来会非常俗套的剧情之下,野泽尚用了令我们拍案叫绝的角度,抓住了观众。
首先是富士著名的纯爱剧导演永山耕三,把『情人希望丈夫杀掉妻子』作为世界上最恐怖的故事的这一段情节,用倒序的手法放在开头吸引观众。
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而后是把『在丈夫的葬礼上哼唱着生前最爱的歌的寡妇』这一幕作为联系起不伦关系的导火索这一拍案叫绝的视角。
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事实上这部剧并没有太多可以支撑起整整十一集,并且一直抓住观众不放的线索,例如令观众也会向往和同情的不伦之恋(反而是很让人厌恶的出轨),巨大的悬疑未解之谜(爱,爱的弟弟和操三人的往事其实并没有非常大的吸引力,更多的是表现男主夹在二人之间对于她们身上未知过去的困惑和迷茫)。而这些元素的不足和缺失确实一定程度影响了收视率,但我还是非常钦佩野泽尚的功力。比起轰轰烈烈的爱,惊世骇俗的越界,平平凡凡的夫妻生活中写出如此一波三折但是又毫不牵强的故事属实厉害。年近不惑之年的他,在写过那么多轰轰烈烈的爱情故事,甚至把悬疑元素糅合到极致的爱情都写过之后,再去涉足平平淡淡的夫妻二人生活,把丈夫和情人出轨的火花从燃起苗头,到升温爆发,到公布于众的绽放,再到此后的反复和最后意想不到的结尾,完完整整的描写出来,其中需要的勇气和笔下功力让我难以想象。
实际上对于剧情而言,我想说的并不多,主要是出轨本身并不是多么与众不同。而比较值得一提是爱和操两位女性之间的复杂关系,名字上其实也能看出端倪,『爱』奉行的是『爱情洁癖』,发现曾经恩爱的丈夫出轨之后快刀斩乱麻的离婚,但并不是活在只有『爱』的世界里(这点和『恋人よ』里面铃木保奈美扮演的結城愛永是不一样的,后者是追求永恒的爱),『操』在日语里有『操守』的用法,也有『操纵把控』的动词用法。前者带有讽刺(吗?),后者在她对于詠一郎的掌握中确实看到了强烈的『操纵』感觉。二人之间的感情结尾其实说的还算清楚,『活在爱情中,陷入男人之间,但并不为某一位男人而活』的友情。揉杂了曾经青春的友情,为了男人互相伤害的误解,从她们身上我读出来那份世纪交接之时,『纯爱女人』走向『独立女性』之间的过渡形态。也衬映了那世纪交替的年代,日剧从『纯爱大行其道』到『纯爱没落,多题材崛起』的背景。补充一句,31回日剧学院赏的助演女优赏里,记者票和评审票里石田光和天海祐希都位列前三。
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野泽尚的作品总有超越时代的意义
或许是我过于偏爱下的过分解读,也可能是我并没有充分的观看足够多的那个时代的日剧,所以如果以偏概全或者纯粹胡说八道也请原谅。如果说野岛伸司的『世纪末之诗』是对上个世纪的告别,那『星期三的情事』或许是迎接新世纪的纯爱绝唱。片头曲下的沙发,和那纸醉灯迷滤镜和灯光,人物表情等等,带有非常强烈21世纪初那几年(也就是杀马特风流行的前奏年)的韵味,一如『恋爱症候群』一般对于红色,沙发这种元素的偏执。
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这里红色沙发很难不让我联想到同一时代的『恋爱症候群』里面片头的大红色。
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久保田利伸极富个人特点的黑人R&B的歌曲「Candy Rain」的曲调,丰富的转音和剧中人物千丝万缕复杂的感情纠葛相得益彰。(悠长假期里面久保田利伸的那首「LA·LA·LA LOVE SONG」也是我的最爱之一)。除了第一回和最���回(可能是为了节省时长留给剧情,毕竟没有加长),其他回都有同样的片头。四个人时而坐在沙发上,时而在一张桌子上打牌,几个人的眼神导演安排的太有意思了。
比如爱的眼神单纯的看向一边,暗示着她一直都是纯粹的爱一个人,干净纯粹。
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前園耕作低头看着手里的牌,暗示他一直是整出戏的旁观者,以作家的角度,时时刻刻盯着自己的牌,想着出什么。
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操则是看似两眼放空,什么都没看,但明显的是在隐藏自己的真实想法,和她情妇的角色非常符合。
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而佐倉詠一郎的眼神是其中唯一一个左看右看的,和他游走在两个女人之间走钢丝的心态一致。
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类似的,看到沙发上前園耕作躺在爱的腿上,对于最后两个人在一起结婚生子也就不会太惊讶了。
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还有四个人坐在沙发上,最后依次起身离开,也暗示了男主最后孑然一人的命运。
聊点轻松的,北村一輝真的是日本的东南亚邪魅男人代表,这次又安排了一个gay的形象哈哈。但已经是难得好人的形象了,无论是『爱的极限』里面的泰国人贩子,还是『鬼邻人』里面的不死蟑螂男,圈套最终篇南亚岛国的坏蛋,还有哪部剧(实在想不起来了)演的某个中国人,这次总算给了个女性之友的角色。
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木村多江真的是万金油女配角,本身长得也漂亮,演漂亮的妈妈桑也不会违和,只不过剧里的戏份有点多余的嫌疑。我一直觉得以她的演技,完全可以担当更大的角色,而不是把细腻的演技放在那些边角料的角色之中。
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伊東美咲作为配角,颜值和演技都还是很在线的。这里其实和『恋人よ』的人物关系很像,伊東美咲扮演的银座女由香子单恋前園耕作,一如水野美紀扮演的渡辺美緒暗恋航平。
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而谷原章介扮演的女主弟弟和他那有点怪怪的女友,像极了『悠长假期』里面竹野内丰和凉。女主离家出走不争气的弟弟带着奇怪的女友回来搞事情了。
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说起来剧情结尾,男主接到电话那一幕,算是画蛇添足吗?不少人是这样认为的,甚至我也有这种感觉。相较起来,我其实更感觉这算是某种程度的『强颜欢笑』。这部剧里其实感情元素也很多,除了像主题曲「Candy Rain」代表的那份复杂婉转的暧昧关系之外,插曲『mermaid』的动情,还有OST里面tea-spoon快节奏钢琴曲的悬疑,以及effuse轻快的鼓点。大家记得开头第一集男主和男二相遇,身为编辑的男主缠着新人作家男二那一幕街头滑稽之幕嘛,就是很轻快配乐,而结尾原本同学会后,男主看到前妻和前情人各自结婚生子后自己的落寞,观众也沉浸在那股说不出来的哀伤和惋惜的情绪之中。最后那通电话我个人感觉有些强颜欢笑了,强行把整部剧的结尾带到轻快的氛围。虽然可以解释为,男人女人永远纠缠不清,和此前男人女人还有50年的话相照应,但其中夹杂的那股假装振作的感觉,或许能看出一丝丝作为编剧的野泽尚自己的心境吧。
这里的电话没有交代女方的身份,但怎么看都应该是操吧。
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这一幕的旧人聚会,让人感慨万千,深秋缤纷的落叶,凋零的树枝,枯黄的草坪,旧人并排而行的镜头,让我想起『在爱的名义下』里结局的画面。
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而导演/编剧为前文提到的二段式故事分别设定了一段同时背对背离开的镜头。想必对于纯爱剧如火纯青的你对这一幕肯定不会陌生,东京爱情故事里的经典桥段。
第一幕是爱和詠一郎离婚后的分别,爱还是回头了,詠一郎也知道爱一定在看他。所以这里暗示着二人的情未了,后续还会有故事。
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而这里三人同时各自离开的镜头表达的内容和情绪就丰富多了,两个女人各自走向自己新的家庭,自己的丈夫和孩子。
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而此时回头的却是詠一郎本人。这一幕让人感到凄凉,不禁感慨曾经那个风流倜谠的男人,如今沦落到这般。
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相比人物关系的错综复杂,更倾向于描写既有关系的深度
回顾整部剧的关系,野泽尚最为得意的或许还不是男女婚姻关系,出轨这种感情,而是两个女人之间又爱又恨的争斗。你要的我就去抢,你放弃了我也不要了。包括最后伊东美咲的角色走出男人的阴影,坚强独立的走出来的时候,也让人感慨相比过去,这或许是新时代女性觉醒的某种暗示?
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野泽尚总是倾向于给剧本里那些曾经为单相思痛苦的女配们一个相对的happy ending,无论是『恋人よ』里水野美紀扮演的渡辺美緒和長瀬智也扮演的藤田達彦在一起,还是『青い鳥』里永作博美扮演的秋本美紀子忘却对青梅竹马男主十几年的单相思,嫁作人妇怀有孩子,野泽尚对于身处漩涡边缘的人总是给予他能够给的温柔。
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写过轰轰烈烈的爱,最后又回到最初写『夫妇三部曲』(我还没看过)时的自己,人到中年,事业大获成功,无论是作为编剧家还是作家,人生的爱情看的也比任何人都要深入和透彻,或许看到即���到来不再以『纯爱』为主导的日剧圈,身为即使在名家辈出的日剧编剧圈也算相对特别的自己,未来创作的方向是否也会感到一丝的迷茫?了解到之前他在『冰之世界』里积极和观众互动,收获到感动和理解的同时也收到很多的质疑,身为剧作家对于观众的不理解是否也有自己的痛苦呢?
播出之时,富士的水九在朝日水九相棒的竞争下日显疲态,没两年就顺势砍了。本剧因为设定关系放在了水九也是某种运气不佳,相比于晚9点,成年人更愿意十点后孩子入睡时再去看不伦剧,收视率也因此受到一些波及。但无论如何,我还是挺喜欢『水曜日の情事』这部剧的,尤其在看了『我的恐怖妻子』这种东施效颦的作品之后。(虽然有朋友提及不算模仿吧,我可能更倾向于这里面同样表达的男女之间时而亲密,时而背叛的关系?)
批评声音通常集中在男主的背叛上,我认为这可能和天海的魅力跟石田光老气的打扮的强烈对比有关,有着绝世美人老婆说自己也很爱欧巴桑情妇确实有些令人不爽。尤其比起一般出轨剧会刻意淡化原配的感情,甚至放大和丑化其中的矛盾相比,本剧很多时候都在为原配的感情加戏。海边的散步,初遇的合影,书店的约会...
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不过婚礼上头发盘起的石田光,展现出一如她姐姐一样秀气的气质。如果剧中不是那样主妇的打扮和时而露出的恐怖表情,或许这段感情也会有更多的人理解吧。但正如男主说的,比起准备简单的洋式早餐,他更爱吃准备麻烦的和式早餐。这或许能解释为何他如此幸福的情况下,还是陷入了偷情。
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而对于我自己而言,前半段反而不如后半段观看流畅,是因为我实在不太擅长偷情时走钢丝的紧张心情,每次看到都要暂停半天喘口气(笑)
把此剧推荐给喜欢纯爱,乃至不伦题材日剧的你。
(完)
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nepaaal · 7 years
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シクロクロスはじめました
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無職であまりにもヒマなので、シクロクロスはじめました。 とりあえず目標がないと惰性でやってしまうと思い、いくつかレースにエン��リーしました。 11/19 GP-mistral 1dayパス 11/25 野辺山シングルスピードクラス 12/3 秋ヶ瀬トラッククロス 現在エントリーしたのはこの3レース。 ただし、あまりにもブランクがありすぎてシクロクロスのシの字も忘れてしまっている状態。レースやってる時から比べても体重は8kg太ったし、そもそも自転車ほとんど乗ってません。 まずは11/25の野辺山を目標レースとして、あと3週間足らずでどこまで身体を戻せるかやってみることにします。 まずは、考えをまとめることから。
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Ⅰ.目標の設定 「将来自分がどうなっていきたいのか」というビジョンを納得する形で掲げる 【手順】 ①「将来自分がどうなっていきたいのか」と言う事について、思い付くものを何個か列挙してみる。 ②思い付いた目標の書き出し、書式は3行で。 書き方 ○○年○○月○○日までに(期限) ××××をする事で(行動の内容) △△△を達成する(計測できる結果・成果) ↓ 自分のシクロクロス競技に置き換えると 2017年11月25日の野辺山シクロクロスレースまでに シクロクロスに有効なトレーニングをする事で シングルスピードクラスで表彰台に登る。 になりそう(ずいぶん高めの目標ですが)。 ③そして目標を声に出して読む。そうなると思いこむ。
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Ⅱ課題を抽出 目標を達成するために解決するべき課題や障害の明確化。 【手順】 ①書けるだけ課題を出す。(数の制限無し) 躊躇せず書く。「~が足りない」「~がわかない」「~ができない」という表現で書く。 僕の場合は 30分の競技時間に対し、身体がもたない。コーナーの処理が上手くできない。マウント、ディスマウントのジャッジがわからない。マッドコンディションでの自転車の扱いがわからない。重馬場で脚力がついていかない。重馬場で息が上がる。高強度に対し耐性がない。前走者を抜く技術がない。レース経験が足りない。野辺山のコースの経験が少ない。バニーホップができない。 シングルスピードのギア比がわからない。タイヤ選びがわからない。スチールフレームは重く、担ぐ体力がない。etc....とかになる。 ②課題のカテゴリー分け 同じテーマのものはカテゴリーに分ける。カテゴリーは5~8個まで。 ③カテゴリー化が出来たら、最初から全て見て違和感があれば編集作業を行う。この時目標達成に関係無さそうな課題については、別枠として扱い今回のこの場合は削除する。今回はバニーホップができないは別枠としました。新たに出てきた課題としては、スタート位置を前目に位置できるかわからない、トラブルに対処できない、パックから切れた時に気持ちのもたせ方がわからない、アップの仕方、直前の食事が上がった。
⑤核心課題も入れてカテゴリー化したのが以下 ・フィジカルの問題 競技時間の耐性不足、脚力不足、高強度の耐性不足、高スピード時の耐性不足 ・テクニックの問題 レース経験値不足、抜く技術不足、乗り下りの技術不足、泥路面の技術不足、コーナーを上手く曲がれない ・メンタルの問題 トラブルに弱い、パックから遅れた時に気持ちが切れる ・機材の問題 シングルスピードのギア比がわからない、野辺山に適したタイヤがわからない、サブバイクが無い ・事前準備の問題 野辺山のコースの経験不足 アップの仕方、直前の食事の仕方 となりました。
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Ⅲ課題の検討
【手順】 ①カテゴリーごとに課題に対する検討を深める。 現状起こってる問題のさらなる洗い出し、原因追究では無いので解決策を考えるのでは無く、どう扱いたいかを考える。 フィジカルの問題
30分同じペースで走りきれるようになりたい。10分以降にラップタイムが遅くなる傾向が顕著に出ている。
脚力が不足している為、各セクションまでの平坦区間等スピードを乗せるべき区間で遅れないようになりたい。
ペースアップや前に追いつく局面で高強度に対する耐性が無くて、付き切しない、追いつけない事がないようになりたい。
高強度が続くと上半身と下半身がバラバラになって後半20分間ハンドルの抑えが利かなくなる。体幹をしっかりしたい。
持病でヘルニアを持っているので、後半腰痛が発生する。インナーマッスルを鍛えてヘルニアを筋肉で押さえ込みたい。
テクニックの問題
レースに対する経験値が不足しているので、経験を積みたい。
前走者を抜く経験が不足していて、練習でもそういうケースが行えていない。
乗り下り等のテクニックを練習する時間を持ちたい。
マッドを想定した練習が不足している。泥でのバイクの走らせ方を理解したい。
コーナーを速く曲がる練習をしていない。バイクの扱い方が身体に叩き込まれていない。加重抜重含めて適切な体重移動の基礎を知りたい。
メンタルの問題
メカの知識が無い為、突発的なトラブルに対処出来ない場合が多い。その為焦って落ち着いて行動出来ない。
きつい練習が嫌いで、すぐにやさしい方に逃げてしまう。練習メニューが単調で面白みが無い。高強度=つらいと思い逃げる。
機材の問題
路面によってタイヤを使い分ける機会が少なくて経験値が無く選べない。比べる機会を持ちたい。
サブバイクを用意する環境が整わない。レース会場に2台運べない。
トップ長が長くてバギーロードの連続するカーブに対応するのが難しい。前輪が良く滑る。
レースの事前準備の問題
自分の体調管理が客観的に理解できていないのでどれくらいアップすればいいのか、時間も強度もわからない。
コースの試走の最も重要な箇所を見分けるようになりたい
レース前に最適な食事がわかっていない。
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Ⅳ解決策の設定
明らかになった課題について解決策を考える。 時間が限られているので各カテゴリーについて1、2個最重要だと思う事についてを設定したい。※解決策とは頑張ってやる事では無い。目標達成するための「方法」「手段」が明確化されなければならない。 ◯フィジカルの問題についての解決策 →古市場のコースで30分を一定の速度で走り切る練習を一日3set行う ◯テクニックの問題についての解決策 →くねくねゾーンでコーナーの練習を一日30分繰り返し行い、曲がり方、自転車の扱い方を体に叩き込む ◯メンタルの問題の解決策 →練習のあとはビールを飲んでもいいルールにする ◯機材の問題の解決策 →WTBの40cのタイヤを買う タイヤの接地面を増やし、前輪が滑るのを防ぐ ◯レースの事前準備の解決策 →会場に早く入って、歩いてコースを目視する。事前に考えられる重要な箇所をピックアップして、試走はその場所を繰り返す
以上です。 やるべきことは決まりました。 あとは残り3週間、レースは事前準備で決まる。 行動あるのみです!!!
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8tak4 · 5 years
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夏の登山2019
今年に入ってから登山に夢中になっている。
6月中旬に会社の登山部に参加し、陣馬山にハイキングしたのがはじまりで、その後にアニメ「ヤマノススメ」をAmazon Prime Videoで全話視聴してモチベーションが高まった。
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奥多摩
6月末には雨の降らない日を狙い、奥多摩駅から鋸山、大岳山、御岳山のルートを歩く(YAMAP活動記録)。平坦な道が中心だが、若干の岩場もあり、歩いてて飽きない。
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標高が低いので、初夏はガスっているくらいが涼しくてちょうどよい。
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蓼科山
7月いっぱいは梅雨のため休んでいたが、その反動で7月末からは毎週のように登りに行っている。
まずは八ヶ岳にて蓼科山(YAMAP活動記録)。登山口バス停からのルートを選択。登り2時間、下り2時間。 台風の来る直前で、眺望は皆無。山頂近くは岩を渡り歩くことになる。脚を挟んだりバランスを崩さないよう慎重になる。
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蓼科山頂ヒュッテでは8 Peaks Brewingのボトルビールが販売されていた(2種類の販売を確認)。このブランドは全国各地に出回ることがないので、ある意味貴重ではある。
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三ツ峠山
次は山梨県の三ツ峠山(YAMAP活動記録)。登りはバス停から、帰りは三つ峠駅に下るルート。正直暑くアブに刺されるので夏には向かない。 東京駅から河口湖駅まで高速バスが出ているので、それに乗るとアクセスが楽。
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日光白根山
7時半のロープウェイに乗るようオートバイで丸沼高原まで向かった。8月中旬でもふもとの早朝は20℃程度なので、走行中は冷えないよう注意。 山頂は標高2578メートルだが、スタート地点が標高2000メートルのため比較的イージーモード。首都圏からもそこそこ近く駐車場も広いため、おすすめ度が高い。
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手軽に雲の上の景色を楽しめる。
富士山
ある程度軽めの登山をくりかえして鍛えたところで、夏季休暇として富士登山に挑戦。 スバルライン5合目から吉田ルートを往復する、もっともメジャーなコース(YAMAP活動記録)。
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本八合目で1泊し、早朝に御来光の予定だったが、翌日に山頂で高山病が発生し、かつガスで眺望が皆無のため、すぐさま下山した。 8合目付近は終日天気がよく、時間によってはチンダル現象を確認できた。
初心者向きと言われるくらいには道が整備されており登りやすさはあったが、景色が単調で(とくに下りはジグザグ道を歩くだけとなる)、山頂付近における気温や体調も考慮すると、まったくの初心者には向かないのかもしれない。
荷物
バックパックには、仕事にも使っているグレゴリーのデイアンドハーフパックを使いまわしている。容量30Lで日帰り・山荘での1泊にはちょうどよく、チェストストラップとウエストベルトがついているため、身体への負荷低減が可能となっている。トレッキングポールも装着可能で、富士登山の際には大いに役立った。
この中に雨具、グローブ、飲料水、替えのTシャツ、ミラーレス一眼、場合によってはアウトドア調理器具を詰め込む。
デイアンドハーフには外側にポケットが一切ないため、抽選でもらったサコッシュに行動食や飲料水を詰め込み首からぶらさげている。サコッシュはバイクツーリングにも使い回せるのでおすすめ。
その他
登山中は無心になれるのが心地よい。つねに登る・下ることだけに意識を向けるため、それ以外のことを考えることがない。サウナや焚き火においても似たような体験を得られるので、私はこれを求めて登山をしているのかもしれない。
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hi-highmt · 2 years
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富士山満喫、倉見山・杓子山・石割山
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富士急の三つ峠駅スタートで、倉見山→杓子山→石割山→山中湖へと抜ける縦走ルートを歩いて来ました。
倉見山は3度目ですが、三つ峠駅からは初めて。駅自体は昨年6月、三つ峠へ登る際に利用しましたが、どうやら改装されたようでトイレも駅舎も綺麗になっていました。
ちなみに、こちらの写真は桂川の橋の袂で撮影した富士山。
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登山道へと続く林道で見つけたタイリクオドリコソウ(大陸踊り子草)。 名前の由来は花の形が踊り子に似ているから、だそうです。シソ科。
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ニセアカシアも沢山咲いていました。「偽」でも十分綺麗です。
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この辺から登山道っぽくなって来ました。そしていきなりの急斜面の始まり。
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三つ峠もよく見えます。 これだけスッキリと晴れていれば、山頂での富士山も期待出来そう♬
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東桂からのルートに比べると、こちらは直登って感じ…。角度が凄い。
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この倒木だらけの道の先が「さすの平」。そこからも三つ峠がよく見えます。
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健脚の男性2人に抜かれながらも、東桂からのルートに合流。 ここから相定ヶ峰までは知った道なので安心です。
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3月には分かりませんでしたが、山頂手前はヤマツツジの群生地でした。
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2ヶ月ぶりに、倉見山山頂に到着〜!標高1256.22m。細かい。
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おぉ、初夏の富士山も良いですね〜♬
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相定ヶ峰へと向かう尾根の途中からは、ツツジとのコラボスポットも。
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相定ヶ峰。ここで、きざみ梅のオニギリを一つ。
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次の杓子山への道は、バリエーションルート。 通る人が少ないのか、踏み跡も少なく登山道には草が生えていました。
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こんな感じの、どこから取り付いたら良いのかが分かりにくい岩が多数。
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そして右手には時々富士山。ありゃ、雲が増えてきたな…。
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途中、丸い山頂の名もなきピークを通過。 ここがなかなかの曲者で、山頂付近には何本かピンクテープの巻かれた木がありますが、杓子山へ続く道が分かりにくい! 右手を意識して下って行くと、下の方に続きの尾根が見えました。
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こちらは根っこを掴みつつ、よじ登りました。
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さらに進むと、南アルプスの山並みが見えるポイントも。
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登山道の右下の土がゴソッと落ちて、根っこが剥き出しになっていました。
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で、また巨岩を登ります。
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この岩には、この花(調べたけど名前が分かりません)とスギゴケが沢山。
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岩の上も岩岩ロード。木が生い茂って、先が見えない…。
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更に上り返して…
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青空が!これはもしや…
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杓子山の山頂に到着〜!標高1597.6m。 生憎お目当ての富士山は雲の中ですが、折角なので鐘を鳴らしておきました。
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山中湖は見えるのになぁ。
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南アルプス(北岳、間ノ岳などなど)もよく見えます。
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とりあえず、ちゃんぽんでも食べながら雲が晴れるのを待ちますかね…。
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30分粘ったけどダメでした。
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仕方ない、諦めて鹿留山(ししどめやま)に向かいます。
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こちらの道は、さっきまでと違って分かりやすい!
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ちょっとした岩場も出て来ますけどね。
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ここから鹿留山へはピストンで、またこの分岐へと戻って来ます。
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鹿留山。標高1,632m。特に何もないけど、貧乏性なので踏んでおきました。
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先ほどの分へ戻り、急な岩場を下ります。
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あ、さっきより雲が晴れてきた!
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ちょっとウキウキして、この辺は小走りしてみたり。
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立ノ塚峠。 紛らわしい道が何本か通っていますが、この看板を見逃さなければ大丈夫。
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この先は広くて平坦な道が続いていました。ボケ(木瓜)の花も綺麗。
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加瀬山(かせやま)。1,275m。何も無い…。
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これまた走りたくなる熊笹ロード。
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そして久々の舗装道路にぶつかり、忍野高原二十曲峠。標高1151.5m。
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ここからの富士山も良し!雲、あと一息ですね。風よ吹け〜!!!
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看板の裏の登山道へと入り、溝のように抉れて滑る道を進みます。 写真は途中で頭上に咲いていたオオベニウツギ(大紅空木)。
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フェンス沿いの道を抜けた鉄塔の下から見た富士山。雲が完全にどきました!
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更に登ると、シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)?群生していました。
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御正体山(みしょうたいやま)との分岐まで辿り着いたということは…
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右手に見えるアレはもしかして…
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石割山の山頂に到着〜!標高1,413m。 あまりの嬉しさに「やった〜!」と大きめの声が出てしまいました。 山頂でおくつろぎ中だったカップルのお二人、失礼いたしました…。
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だってだって、こんな素晴らしい富士山が拝めたんですもの〜。 そりゃ声も出ますって!しかも山中湖越しですよ。もう最高です。
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ここで富士山を眺めつつ本日3度目の栄養補給。 デニッシュやらアップルパイやら3種ほど詰め込んで来ましたが、 バスの時間も気になったので10分ほどで切り上げました。 (残りは富士山駅のホームで平らげました)
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急な岩場などを幾つかこなすと、何やら賑わっているスポットが。 どうやらここは、石割神社のようです。
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なるほど、割れてますね。 そして社の裏の階段を登っていくと…
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岩の裏も割れていて、ここを3回通り抜けると御利益があるのだとか。 私もやってみようと思ったけど、荷物が邪魔で通れない!
後ろの女性に言われてザックを手に持ち、横向きで何とか通り抜けたものの、 岩に擦ったようでスポーツタイツの左膝に穴が〜! バスの時間も気になるし、テンション下がったので1回でやめておきました。
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神社から先は砂利道の林道と延々と続く石段の参道。 真ん中に手摺りがあるせいでジグザグに下ることも出来ません。
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最後の方は手摺りが無くてやや楽だったけれど、膝が壊れるかと思った…。
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登山道はここでお終い。橋を渡って、平野バス停まで1.6kmを歩きました。
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そして何が凄いって、帰りの富士山駅ホームからの富士山。 遮るもの無く、ドドーンと1番大きく見えたのでした。
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momomomemomo · 5 years
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北高尾尾根
最近のお気に入り、北高尾(裏高尾とも)の尾根歩きの記録。 さて、北高尾とはどこか? 高尾山の北側には中央道とJR中央線が通っている。そしてその北側にはまた山が連なっている。この山並みが北高尾である。堂所山という山で高尾山系のメイン、奥高尾の尾根につながっている。ちなみに、南高尾というのもあって、高尾山の南を通る甲州街道の南側にある山々を指す。どちらも大変わかりやすい。
【高尾駅→登山口】 北高尾尾根には八王子城方面から登る道と中央道沿いから登る道があるが、私が登るのは中央道沿いからである。新宿駅を5時半ごろ出て、高尾駅着が6時20分ごろ。甲州街道沿いを歩き、中央線の高架をくぐってすぐの信号で右に曲がる。この道をずっと進めば小仏のバス停につき、そこから景信山や小仏峠に登れるのだが、今日はすぐにこの道を離れてしまう。少し進むと駒木野病院がある。その前を通り過ぎ、小仏関所跡の緑が見えてきたら右へ曲がる。川のところまで行っては行き過ぎ。その一本手前で曲がる。 そのまま進むと小さな陸橋があり、それで中央線を渡る。
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向こう側の神社があるところを道なりに左に曲がる。ちょっと進むと道が二つに分かれていて、右のほうがはっきりしているのだが左が登山道である。特に表示はないが、ここから藪の中になるのでここが登山口だと思っている。
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【登山口→中央道脇】 この時期になると植物が生い茂って歩きづらい。今日は雨上がりなのでさらに服やザックに水滴がつく。いったん折り返して登ると中央道の高架下をくぐる。ここは今まで少し北側を走っていた中央道が中央線沿いの谷に合流してくる地点である。くぐった先には中央道のメンテナンス用らしいちょっとした空き地があって、その横に登山道がある。開けているので空き地のほうに行ってしまいそうだが、そちらは柵でふさがれているだけだ。
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【中央道脇→地蔵ピーク】 横の登山道を登っていくのだが、今までののんびり山道と違ってキツイ。道は細く、険しく、一か所手をつかないと登れないところもあった。高さとしてはほんの2階くらいまで登る程度なのだが、登り始めのエンジンがかかっていないときなので、一気に疲れが溜まる。ようやっと登るとすこしなだらかになるが、またすぐに上向きになる。このあたりに限らず北高尾の尾根はピークを巻くことがあまりなく、尾根の高低を忠実になぞるのでくたびれる。3つ4つと小さなピークを越えてゆくと、行く手に縄が貼ってあるのが見えた。もしや通行止め!?と思ったが、道迷い防止に、間違えやすいほうに縄を張ってあるだけだった。ちなみに、私は二度目に来たときここで間違えた。登れないような道ではなかった気がする。
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山腹の細い道をのぼってやっと少し大きめのピークに出る。ここには地蔵菩薩像が祀られていて、だから地蔵ピークと呼ばれるのだろう。特に信心深いわけではないが、手を合わせてから通過する。
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【地蔵ピーク→唐沢山】 地蔵ピークをすぎても細かなピークは続く。登り始めてからず��と中央道の音が聞こえているが、山の高さなのか向きなのか、特にうるさいところとそうでないところがある。今度は縄ではないが、道を間違えないように木の枝でふさいであるところもあった。簡単にまたげるので、柵ではなく目印である。少し歩くと唐沢山という山頂につく。山頂といっても眺望もなく、いままでのピークと変わらないようにも思えるが、とにかくも今日最初の山と名の付くピークである。
【唐沢山→熊笹山】 そのあとまたいくつかピークを越えると今日初めて正式な道標に出会える。これは荒井、摺差(するさし)のバス停から登ってくる道との合流点である。つまり、駒木野で曲がらずにまっすぐ進み、八王子J.C.の付近(手前が荒井、奥が摺差、どちらからも入れるらしい)から登ればここに出ることになる。 さてさらに進むと序盤の山場がやってくる。道が二手に分かれているように見えるのだが、右側の入口に倒木があるほうが登山道である。左に進んでも登れないことはないが(私は初めて来たとき間違えた)夏だと藪こぎをする必要がありそうな道だった。というか、道ではなかった。間違えずに登れば、杉の根本に笹が多く生えたところにでる。その手前には巻き道への分岐があるが、巻き道は幅が狭くて歩きづらかった覚えがあるのでやめた。。先ほどの分岐で間違えると、この巻き道の途中にひょっこり出るはずだ。笹の中をうねうね進むとやっとピークにたどり着く。
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ここは熊笹山というそのまんまな名前の山である。しかし、横の東京三五〇は何だろう?
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【熊笹山→富士見台】 熊笹山を下りてさらに進むとしばらく幅広く歩きやすい道になるが、そのうちまた上りになる。熊笹山以降は一回の上りの長さが長くなり、これはこれでしんどい。ひいこら登っていくと手書きの看板がある。これは木下沢の林道から登ってくる道だがわざわざ「悪路」と但し書きがある。手元の地図でもバリエーションルートになっているので「もう今日はやめ!帰る!」となってもここを通って降りるのはやめたほうが良い。この分岐のすぐ向こうが富士見台である。ここは木���がぽっかりと途切れて緑のフレームになった向こうに富士山がくっきり見える。また奥高尾の尾根もちょうど小仏峠のくぼんだ所にあたるので、まるであつらえたような景色である。今日は雲が多かったので見えないかと思っていたが、かなりくっきりと見えていた。私のタブレットのカメラではうまく映らないのが残念なところだ。ここは今日のルートで唯一ベンチのあるところなので、少し座って休憩する。
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【富士見台→板当峠】 行程も中盤に差し掛かってきた。富士見台を過ぎるとすぐに八王子城山からの道と合流する。ここに堂所山6.1kmの表示があり、まだまだ遠いな、と実感することになる。
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次に来るピークは杉沢の頭で、以前は気づかなかったが、行く先表示の下にかすれた文字で書いてあった。このあたりからは中央道の音も聞こえなくなり、日も高くなり、のんびり山歩きが楽しめる。とはいえ傾斜のきつい登りもところどころにあり、そろそろ疲れもたまってくる。いくつか名前のわからないピークをすぎたあと高ドッケと看板のあるピークに着く。ここがたかドッケなのかこうドッケなのかいまだにわからない。さらにいくつかピークを過ぎ、滑りやすい道を下ってゆくと右手に林道が見え、そこに向かって下りてゆくことになる。
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【板当峠→狐塚峠】 ここは板当峠。林道脇にに地図が掲示されていたので眺めてみる。最初に私が登ってきた道はここではバリエーションルートとして扱われていた。やはり最初の登りがキツいからだろうか。登りだからまだ良いが、あそこを下りるのは避けたい。
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さて登山道はこの後すぐにまた林道を離れるのだが、私はそのまま林道を歩く。なぜなら、すぐ先でもういっぺん林道に合流するのである。そこからはまた山道に戻る。
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大学のグラウンドでもあるのか、遠くから運動部らしい声が響いて山というより郊外っぽい。一つピークを越えると道標があって、ここが狐塚峠である。ここは木下沢林道から登ってくる道がつながっている。ここから降りたところは木下沢林道が十字路になっているところで、麓から来て左へ進めば景信山、まっすぐ進めば関場峠、右へ曲がればここへ着く。
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【狐塚峠→黒ドッケ】 いよいよ後半戦、登っては下るの繰り返しだが、少しずつ標高も上がってきている。木々の間から奥高尾の尾根も見え始める。これは景信山の登山道の通る尾根だろうか。
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二個目のピークに乾いた倒木があったので座って休憩する。斜めなのでそれほど快適とはいかなかった。
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名前のわからないピークも多いが、しっかり標識があるのが杉の丸。ここか次の黒ドッケあたりが関場峠手前の最高点のようだ。このルート、富士見台からの富士山以外は眺望はないのだが、このあたりでは木々の間から北側の山並みも見える。地図を見ると市道山へ続く尾根のようだ。ようやく黒ドッケにたどり着いたが、だんだん脚がいうことを聞かなくなってきている。
【黒ドッケ→関場峠】 もうそろそろ終わりが見えてきた、と言い聞かせて先へ進む。この辺りはあまり幅が狭くて危ないところはないのがありがたい。関場峠に向けては下り基調のはずなのだが、相変わらずの登り下りだ。途中の大嵐山で堂所山まで2.6kmの表示があった。関場峠から堂所山までは1.6㎞なのであと1.0㎞で関場峠に着く計算だ。大嵐山から下って少し進むと鉄塔が見える。これが見えたら関場峠が近いしるしだ。
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関場峠前の最後のピーク(もう一つ小さなピークがあるが)にはモニュメントのような倒木がある。
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その上では小さな木が芽を出し始めているが彼らは地面に根付くことはできるのだろうか?
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最後のピークを越えて下ってゆくと左側の足元に林道が見え始める。ここが関場峠。木下沢林道の終点である。
【関場峠→堂所山】 関場峠は板当峠のように直接林道と連結しておらず、一段上を通っている。林道からは細い道をジグザグに登って合流する。倒木2本を乗り越えて合流点にたどり着く。ここからは堂所山頂までずっと登りとなる。
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疲れて動かなくなった脚をなだめつつ登り、少し平坦になったところでランナーさんの集団に道を譲る。さらに向かいから登山者のグループが2つ下りてきて、この瞬間だけ大混雑になってしまった。この道は奥高尾のメインルートに比べるとずっと人は少ないが、いつもランナーさんが多い印象がある。ヒマなので横にあった道標をながめると、残り0.9km。だいぶ近くなったが、あと一か所キツイ登りが残っている。そのキツイ登りを登りきったところに倒木がある。ここで休もうと思っていたのだが、濡れていたのでやめた。
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山頂まであと少し、というところで日が陰ってきた。このあたりは道の両脇だけ開けているので、曇ってくれたほうが暑くなくてありがたい。笹原の突き当りを登るとここでようやく奥高尾の尾根と合流する。右へ曲がって少し登るとここが堂所山頂、5時間の尾根歩きのゴールである。
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【その後】 山頂は北高尾尾根のゴールだが、山登りとしてはこの後下山しなければならない。堂所山からは中央線側に降りられないので、底沢峠まで行ってそこから下りた。この道は通る人が少なく(一時間の下山中一人も会わなかった)幅も狭いので脚がいうことを聞かない状態ではあぶないこともあった。安全を考えるなら、明王峠まで行って中央線側へ降り、途中から林道を歩く方法もある。
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about-fukuoka · 5 years
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TOOT
MESH nano Boxer
Price 3,300+tax
通気性のよいメッシュ生地のボクサー
カラートーンは控えめに、紳士的で躍動感に溢れた男性をイメージ。
速乾性のあるクールマックス®素材を使用していますので、
夏や冬の蒸れやすい季節だけでなく、
スポーツシーンにもしっかり対応できるオールシーズンアイテム
“TOOTのボクサーは長持ちする。”
長きにわたり、ずっとこだわり続けた
「高い耐久性」は、
国内自社工場の熟練した日本人職人による、
確かな縫製技術にあります。
脚口は、始めに細くて薄いテープをロックミシンで縫い付けてから
2回、3回と縫うので、沢山洗濯した後でも、
だらしなく伸びることがありません。
また、切替の多いデザインでは、ほつれにくいように
下着には滅多に使わないカン止めを至る箇所に打っています
丁寧な縫製。
フラットシーマと呼ばれる
4本針ミシンの別名。
通常2〜3本針のミシンで
接ぎ合わせますが、TOOTはカップの中心や
マチ、ヒップなどの敏感な部分を
ほぼ全てフラットシーマで仕上げます。
密度や耐久性が驚く程違うのに加え、生地全体を限りなく
平坦に縫い合わせるので、ゴワツキの少ない
肌触りのよい縫製になります。
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