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#志布志ブルー
takahashicleaning · 7 months
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TEDにて
マニュエル・リマ:人類の知識を表す視覚的表現の歴史
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
知識とは、どのように増えていくのでしょうか?
知識は、最初は1つの洞察から始まり、どんどん枝分かれしていくことがあります。
インフォグラフィックの専門家マニュエル・リマが追究するのは、千年に渡るデータ・マッピングの歴史。
すなわち、ツリー構造を使って言語から王朝に至る情報を表現してきた歴史です。これは魅力あふれる視覚化の歴史であり、知識を表そうとする人間の衝動が垣間見えるのです。
カバラの生命の樹?ダーウィンの生命の樹!!!
「出エジプト記」「創世記」「レビ記」「民数記」「申命記」の旧約聖書モーゼ五書も登場する「トーラ」と呼ばれるものの中にも記述されています。
「トーラ」は、古代ユダヤ教の解説書で教育の源泉。
2000年くらい前に義務教育を発明しています。
それから、古代ユダヤ人は、シュメール人が起源という話もあります。
バビロニア?
約3000年前のソロモン王の死後、イスラエルの民族は2つの王国に分かれた。そしてユダ王国とイスラエル王国となった。
その後、アッシリア帝国によって占領され、イスラエル王国は崩壊しました。ユダ王国の人々が現在のユダヤ人として知られている。
近代イスラエル建国の祖は、ロシアで生まれ育ったヨセフ・トルンペルドール。建国の前にまずは、ヘブライ大学を立てています。
写真のない古代から始まり、芸術やデザインで表現できた時代から発展し、そして、現代では、人間を限界を遥かに超えるコンピューターの計算能力により
ビックデータをプログラムにより自動処理できるようになったために、科学者が「生命のウェブ」や「生命のネットワーク」と呼ぶ領域にまで到達しています。
私は、10年以上に渡って人間が情報を構造化し、視覚化する方法について研究してきて興味深い変化に気付きました。
かなり長い間。人間は、世界に自然な序列があると信じていました。これは「存在の大いなる連鎖」ラテン語で「Scala naturae」として知られます。
トップダウン構造になっていて、普通は、神を頂点に天使、貴族、庶民、動物などと続きます。
この発想は、アリストテレスの存在論に基づいていて、人間が知るあらゆる事物を対立、対極するカテゴリーに分類しました。
ご覧の通りです。一方、面白いことに時が経つにつれ、この発想に枝分かれしたツリー構造が取り入れられて「ポルピュリオスの樹」として知られるようになりました。これは「知識の樹」の中でも最も古いものです。
ツリー構造は、情報を伝える上でとても強力な比喩であることから、次第に、様々な知識の体系を図で表す時に使う重要な伝達手段になりました。
道徳を描くためにもツリー構造が使われ「美徳の樹」と「悪徳の樹」がよく知られています。
これは、中世ヨーロッパの美しい図です。血族関係を表すためにもツリー構造が使われ、いろいろな血縁を表します。家系を表すためにも、この構造が使われますが樹形図の原型として最も有名なものでしょう。
皆さんも、家系図を見たことがある方は多いでしょう。こんな風に描かれたものを持っている方も多いかも知れません。
また、法律を表すのにツリー構造を使うことさえあります。王や支配者による様々な布告や決定を表しています。そして、最後に、よく知られている科学の比喩。
すなわち、人類が知るあらゆる生物を表すために、この構造を使うこともあります。
最終的に、ツリー構造は強力な視覚的な比喩になりました。秩序やバランス。統一感や対称性といった人間の志向を様々な面で具体化しているからです。
ところが、現在、私たちは、コンピューターの飛躍的な発展によって、単純な樹形図では理解できない複雑で込み入った新しい課題に直面しています。
そこで、現在、新たな比喩が出現し、様々な知識体系を視覚化する際に樹形図にとって代わりつつあります。この比喩は、私たちを取り巻く世界を理解する新しい視座を与えてくれます。
この新たな比喩こそ、ネットワークの比喩なのです。
ツリーからネットワークへと転換する様子は、多くの知識領域で見られます。
このような転換は、脳を理解する方法でも見られます。かつて、私たちは、脳をモジュール型で集中型の器官であり、ある特定の領野が一連の振舞いや行動の原因だと考えていました。
しかし、脳の理解が進むにつれ、まるで、何百、何千もの楽器が奏でる壮大なシンフォニーのように捉えるようになったのです。
この美しい画像は、ブルー・ブレイン・プロジェクトで製作されました。
ここには、1万のニューロンと3千万の結合が見えます。これでも哺乳類の大脳新皮質のわずか1割を描いているに過ぎません。さらに、転換の様子は、知識構造を捉える際にも見られます。
この見事な「知識の樹」あるいは「科学の樹」はスペインの学者ラモン・リュイによるものです。リュイは、実際、樹木としての科学という比喩を生んだ先駆者でした。私たちは、この比喩を毎日のように使っています。
「科学から生物学が枝分かれしてきた」とか「遺伝学が枝分かれしてきた」と言います。ただ、私が最も美しい知識の樹と考えているのは、1751年にディドロとダランベールがフランスの百科全書に描いたものです。
まさに、フランス啓蒙思想の拠り所です。この豪華なイラストは、百科全書の目次として採用されました。あらゆる分野の知識が一つ一つ樹の枝として描かれています。
ただ、知識とは、はるかに複雑なものです。これは、Wikipediaの項目相互のリンクを表しています。左は「歴史」に関するもの。右は「数学」です。
この2つのマップやWikipediaについて制作された他のマップは、人類が生んだリゾーム状構造で最大規模のものでしょうが、それを見ると人間の知識が、まるで、ネットワークのように複雑に依存し合っているのがわかります。
インターネットは、この枠組みを大幅に変化させます。これは、Perlプログラマーのオンライン上の協働を表した素晴らしいマップです。Perlは有名なプログラミング言語です。
これでわかるのは、多様なプログラマーがどうファイルを交換し、プロジェクトで協力し合っているかです。また、ここに表れているのは、完全に分散したプロセスであり組織にリーダーはいません。ネットワークなのです。
ツリーからネットワークへと転換する様子は、生物の種を分類し、体系化する方法にも表れています。右の図は、ダーウィンが 「種の起源」に載せた唯一の図で「生命の樹」と名付けたものです。
実は、ダーウィンが出版社に宛てた手紙が残っていて、この図の重要性が詳しく説明されています。進化論には不可欠だったのです。
しかし、近年、科学者はある発見をしました。この生命の樹を覆い尽くすようなバクテリアのネットワークが存在し、このバクテリアが、以前は、ばらばらに分類された種を現在、科学者が「生命のウェブ」や「生命のネットワーク」と呼ぶものに結びつけていることを発見したのです。
こういったネットワークの比喩は、最近現れたものですが、すでに、様々な姿と形式を備え、有力な視覚的分類法になりつつあります。コンピューターによって新たな言語の文法になりつつあるのです。
これが、私が惹かれる側面のひとつです。これは長期に渡って私が集めた15種類の類型で、この新しい比喩が視覚的に極めて多様なことを示しています。例をお見せしましょう。上の行は「放射状収束」で、ここ5年でとてもポピュラーになった視覚化モデルです。
ネットワークは単なる科学の比喩ではありません。研究者や科学者が、デザイナーとしてたくさんの複雑なシステムを描こうとし、絵画や彫刻といった伝統的な芸術の分野やたくさんの多様な芸術家に様々な面で影響を与えています。
ただ、ネットワークは、単なる新しいトレンドではなく、そう簡単には片付けられません。ネットワークは、分散化や相互接続や相互依存といった概念を具現化しています。
この新しい思考法は、現在、私たちが直面する多くの複雑な問題。すなわち、脳の解読から広大な宇宙の理解に至る問題を解決するために不可欠なのです。
アトラクターとは、ある力学系がそこに向かって時間発展をしながら集合すること。このフラクタル次元がアトラクターの形状の種類を決めていくようになります。
意味がないように見える大量のデータから生じた確認できるパターンに名前が与えられたものである。全て、支離滅裂に見えるものの中に一貫性が隠れています。
不動点、リミットサイクル、リミットトーラス、ストレンジアトラクターの種類が現在知られているトポロジー、Super String Theory(スーパーストリング理論)に関係する形状です。
人間の限界をはるかに超える大量のデータをグラフィックで表す高度な人工知能を搭載したスーパーコンピューターにより、ニュートン力学では解読できなかったり、あるいは、意味のないデータとして無視されてきたなど、その存在さえ知られていなかったシステムが明らかにされました。
以前は、非線形であるとしていたもの。わけがわからないと思っていたデータが、突然、もっとまとまりのある理解方法で考えられるようになってきたのです。そう言ったデータは、散乱しているか。無秩序だったので確率的な理論や数学を使った伝統的な方法では、アクセスするのは不可能でした。
古代から、人間の感覚を研ぎ澄ますことで体験的には、アクセスできていたかもしれませんが・・・現代のコンピューティングのパワーと蓄積された物理学や数学によりデータとして精密に表現が可能になってきています。
チャーンサイモンズ理論もトポロジーに関係している重要な数学です。
カオス理論?
カオス理論とは、アンリ・ポアンカレによる発見が挙げられる。1880年代、ポアンカレは、三体問題の研究において非周期的で、増加し続けないまたは固定点へ到達しない軌道があり得ることを発見。
ここで言う予測できないとは、決して確率的にランダムということではなく、その振る舞いが決定論的法則に従うものの、数値解析での誤差によっても、得られる値と真の値とのずれが大きくなる。そのため、予測が事実上不可能ということを示している。
人間の限界をはるかに超える大量のデータをグラフィックで表す高度な人工知能を搭載したスーパーコンピューターにより、ニュートン力学では解読できなかったり、あるいは、意味のないデータとして無視されてきたなど、その存在さえ知られていなかったシステムが明らかにされました。
以前は、非線形であるとしていたもの。わけがわからないと思っていたデータが、突然、もっとまとまりのある理解方法で考えられるようになってきたのです。そう言ったデータは、散乱しているか。無秩序だったので確率的な理論や数学を使った伝統的な方法では、アクセスするのは不可能でした。
古代から、人間の感覚を研ぎ澄ますことで体験的には、アクセスできていたかもしれませんが・・・現代のコンピューティングのパワーと蓄積された物理学や数学によりデータとして精密に表現が可能になってきています。
群論にも関係しているアンリ・ポアンカレによる発見は、トポロジーなど結び目理論にも活用されています。
現在の量子力学では、点粒子理論を扱うため、正確な一点での数値で一致しないといけない。しかし、群論、トポロジーなど結び目理論は、三体問題の研究を発展させています。
ここから、スーパーストリング理論。それから、ブレンという概念でこれらの現象を数値化し、巻き付きの概念、場の量子論等も使いトポロジー的に整合性を取ろうとしています。
次元に関してはこの場合、数学的な次元を前提としています。
次元のコンパクト化の説明の前に、数学的な次元の重要性について、さて、一般相対性理論をカルツァは、電磁気力に応用していきます。
当時は、それが重力以外に考えられる唯一の力でした。つまり、電気や、磁石の引き付けなどを引き起こす力のことです。
ここで空間と時間が歪むこと以外に、もしも次元が歪むことで電磁気力が働くかもしれないことに気づきます。
1926年にオスカークラインも、知覚で見えない次元がある可能性を示します。5 次元化して電磁気力も幾何学として表せるようにしたカルツァ・クライン理論というものです。
カルツァが3次元ではなく、4次元の宇宙における歪みと曲がりを説明する方程式を書き出した時、彼はアインシュタインがすでに3次元で導き出していた方程式を見出しました。それらは、重力を説明するための方程式です。
でも、カルツァは次元がひとつ増えたことによるもうひとつの方程式も見つけました。その方程式を見てみるとそれは正に科学者たちが長年の間。電磁力を表すために使ってきた方程式でした。驚くべきことです。それが、こつぜんと計算結果に現れてきたのです。
こうして、数学的な次元は、空間の量子化を数値的に表現できるようになっていくキッカケになりました。
その後のカルツァ・クライン理論は、無限に存在する次元の形状の一部をカラビ・ヤウ多様体として表現できました。
例えば、手を振って大きな弧を描く時、手のひらは3つの広がった次元の中ではなく、巻き上げられた次元の中を突っ切っています。
もちろん、巻き上げられた次元はとても小さいので、体を動かす間に、こうした次元を1サイクルして出発点に戻ることが繰り返され、その回数は、膨大な数にのぼります。このように次元の広がりが小さいと言う事は、手のような大きな物体が動く余地があまりないと言うことです。
それは結局、平均化されてしまい腕を振った時でも、私たちは巻き上げられたこのような次元を横断し膨大に旅したことに全く気づいていません。
これは、結び目の不変量にも関連しています。
まず初めに、円周を3次元ユークリッド空間に埋め込んだものを「結び目」と定義していることから始まります。
結び目理論においては、変形して移り合う「結び目」は、同じ「結び目」とみなして「結び目」を研究する。
「結び目」を研究するひもの結び方はいろいろあるので、様々なタイプの「結び目」がある。では、「結び目」のタイプはどのようにして区別すれば良いのであろうか?
「結び目」に対して定められる値で、「結び目」を変形することに関して不変であるようなものを「不変量」と言う。結び目理論は、トポロジー(位相幾何学)の一分野である。
1980年代に、数理物理的手法が、低次元トポロジーに導入されて、3次元トポロジーにおいては「結び目」と3次元多様体の膨大な数の不変量(量子不変量)が発見された。
これによって、4次元トポロジーには、ゲージ理論がもたらされることになりました。これらからゲージ場の数学的根拠として、活用されることになっていきます。
ゲージ対称性、アイソスピン、クォーク理論、ヒッグス粒子など。
さらに、数理物理に由来する量子群や共形場理論、チャーンサイモンズ理論もあります。
そして、スーパーストリング理論や量子化学の「変分法」にも応用されている。
他には、ジュリオ・トノーニの意識に関する情報統合理論がある。
万物には意識があるとする汎心論という考え方です。
ジュリオ・トノーニの 意識に関する情報統合理論によれば、ネットワークの密度は意識(ここでは、ファイと命名している)と呼ばれる何か?の密度に関連しているということ。
アトラクターパターン?トポロジー?スーパーストリング理論?
これを数値化して、方程式にしている!!
それゆえ、人間の脳内では、膨大な情報統合が行われるため高度なファイがあることになり、かなりの意識が存在します。
マウスにおいては中程度とはいえ、かなりの情報統合が行われるので相当な程度の意識があるといえます。しかし、虫や微生物や粒子レベルになると、ファイの量は低下します。情報統合の量が低下してもゼロにはなりません。
日本では、「一寸の虫にも五分の魂」という言葉もあります。
トノーニの理論によると意識の程度はまったくのゼロには、ならないのだといいます。事実上、トノーニは意識に関する基本的法則を提案しています。つまり、高度なファイには高度な意識が宿るのです。
そこには、ただ淡々と善も悪もなくて古来から有る日本の「魂」という概念みたいなことにも似ています。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
(個人的なアイデア)
2022年のノーベル物理学賞の受賞者に、物質を構成する原子や電子のふるまいについて説明する理論「量子力学」の分野で
「量子エンタングルメント」という特殊な現象が起きることを理論や実験を通して示し、量子情報科学という新しい分野の開拓につながる大きな貢献をした。
フランスのパリ・サクレー大学のアラン・アスペ教授、アメリカのクラウザー研究所のジョン・クラウザー博士、オーストリアのウィーン大学のアントン・ザイリンガー教授の3人です。
量子論で有名な「ベルの不等式」などから、ゆらぐ物質の定義についての議論が始まります。
実在論も。
ザイリンガーは「ザイリンガーの原理」でも有名です。
量子論で有名なベルの不等式は、量子レベルでは、観測されるまで、不確定性な量子場という状態が、この世の法則の真実ということを数学で表した(隠れた変数がある場合、多数の測定結果の相関は「ある数値」を超えることはない)
ここから見えない領域を確率的にしか、人間は認識できないと言う限界が、明確に示されたため、場の量子論、ディラック方程式が産みだされるキッカケにもなった。
ディラック方程式は、特殊相対性理論と量子論を融合してます。
これを具体的にある程度言語化する超古代の方法を個人的に研究して知ってるけど秘密です。
不確定性原理とも整合性させるため、このままではコントロールできないから、一度、シュレーディンガー方程式で粒子として量子化する。
こうすると現象も数学で人間に説明できる形にできる。
量子化から、どんなに離れていてもエンタングルメントによって別地点にある量子の情報も状態が確定してしまう特性も生じます。
量子レベルでは、光速を超えて近接作用以外で伝播するとも言える。さらに人工的に情報処理へ応用して、エンタングルメントの構造を量子ゲートとして、活用しようとしてる。
「量子エンタングルメント」(古典力学では見られない多事象間のもつれで、遠隔作用とみまがう相関を生み出す)から始めて
もつれた二体間の一方のみを観測したとき、ホーキング放射からの数学を活用して、どれだけの情報が欠落するのかを測れる「エンタングルメント・エントロピー」で数値化できます。
量子情報理論の基礎となる。小さな量子系が多数集まって大きな系(量子多体系)をなす場合、その中での局所的な相互作用を扱うのは「場の量子論」になります。
量子情報理論の考え方を導入した量子力学の特徴たる量子エンタングルメント。
続いて・・・
仏教の無明にも似ているホーキング放射は、ブラックホール・エントロピーという概念でスーパーストリング理論から数値化されています。
これによって、ブラックはどのくらいブラックか?を計算できます。
ブラックホールの面積増大の法則とエントロピーの必然的増大の法則の類似性はホーキングも気付いていた偶然の一致として。
このブラックホールと熱力学の法則は、ブラックホールの事象地平とエントロピーが方程式で同一視せざるをえないが
同時に、ブラックホールに温度があることにもなるからです。
ブラックホールに温度がある?ブラックホールの物理学の重力法則は、極端な熱力学の法則の書き換えに他ならないことも示している。
エンタングルメントや量子コンピューターの誤り訂正にも応用されている。
カラビヤウ相が、別のカラビヤウ相に変わってしまうことで一度、消滅し、トポロジー的に転化
ホーキング放射によってブラックホールは素粒子に相転移します。アクシオン?
一般相対性理論と量子力学を融合させるツールがスーパーストリング理論で確立している。
航空機の飛行する原理なども・・・
つまり、ベルヌーイの定理は、揚力をどの程度得られるか?を数値化できる。他には、流体全般も扱えるなど応用範囲が広い。
ベルヌーイの式は、流体の速さと圧力と外力のポテンシャルの関係を記述する式で、流体の力学的エネルギー保存則ともみなせる。ダニエル・ベルヌーイによって1738年に発表。
運動方程式からのベルヌーイの定理の完全な導出は、その後、1752年にレオンハルト・オイラーが示している。
完全流体についての条件。これは、非圧縮性と非粘性を持つ流体のこと。
ベルヌーイの定理は、主に現実的な場所では、水道管など経路が固定された内部を隙間なく押し出されていく状態を数値で表現できる方法です。
高温の蒸気なども配��を通して計算を行い数値で表現します。
配管の径は変更せず、蒸気圧力を上げた場合、蒸気の流量は増加します(計算できるので精密に表せます)
逆に、圧力損失等により蒸気圧力が低下した場合、蒸気の流量は減少します(計算できるので精密に表せます)
これら配管内部の「高温の蒸気」「水」の圧力と流量にはある関係性があります。
めんどくさいので圧力計測は静圧を対象としており、静水圧、流水圧、動圧、全圧等を直接測定することは基本的にできません。
「圧力=静圧」は閉じられ限定された空間内分子の「エネルギー状態」とも読みとれます。
エネルギー保存則なので・・・同時に、「流水圧は動圧との保存則」「静水圧は位置エネルギーとの保存」も表せます。
ベルヌーイの定理は、他にも飛行機の翼の先端など自由度の高く限定のない空間内分子の「エネルギー状態」も計算できます(ゆらぐので計算は非常に難しい)
似たような感じで・・・
開かれた空間内分子の「エネルギー状態」のワームホール。
イメージ的にワームホールも具体的な水道管が配置されているわけではなく、ある経路を通過するためのメカニズムが存在すると言う意味にもなります。
ワームホールとは、アインシュタイン - ローゼンブリッジと言われていて、時空構造上のトポロジー幾何学として考えうる構造の一つ。
また、ホーキング放射にもあるブラックホール内にできるワームホールは、高温の蒸気などが通る自然の配管ともみなして計算しています。
こう仮定することで、初めは計算できない概念を計算できるフレームワークに落とし込んでホーキングはブラックホールを計算しています。
物理学では、新しいことではなく伝統的な手法です。
量子論もボルツマン、マクスウェル、リュードベリー、プランクなどの当時の天才たちが、熱力学を土台としてから最初は構築しています。
その後、量子力学の黎明期に次世代の天才たちが、今の形に発展させています。
<おすすめサイト>
エピソード8 Episode8 - 知恵が試されるバランスとテーラワーダ仏教の「結び」、マクロ経済学(パワーか、フォースか 改訂版―人間のレベルを測る科学 - デヴィッド・R・ホーキンズ Amazon)
エピソード7 Episode7 - テーラワーダ仏教の「結び」と意識のマップ、マクロ経済学について(パワーか、フォースか 改訂版―人間のレベルを測る科学 - デヴィッド・R・ホーキンズ Amazon)
ジム・サイモンズ:ウォールストリートを制した天才数学者
ユバル・ノア・ハラーリ:人類の台頭はいかにして起こったか?
カーター・エマート:三次元宇宙地図のデモ
デビッド・クリスチャン: ビッグ・ヒストリー
ヘンリー・マークラム:スーパーコンピュータの中に脳を構築!
エリック・バーロウ:いかにカオスの複雑さが簡潔さへとつながるか!
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
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2023/03/14 (Tue)
【本日の営業】
通常営業です。 17:00-24:00 (L.O. 23:00)
<営業カレンダー>
https://freecalend.com/open/mem137430_nopopon
【イベント】
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『シン・仮面ライダー』公開記念!? ラガービール(下面発酵ビール)を楽しみましょうスタンプラリー企画です! 期間中、ラガービールをお飲みになるとスタンプ捺印。 宇宙ブルーイングで醸造された限定ビール
『ショッカ���ビール 350ml 缶』
をプレゼントします!
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ちなみにスタイルは『DDH IPA』。 価格は送料も加味するとなんと
1本約1,500円!
(笑) 是非ショッカービールを目指して、IPAばかりでなく、たまには?様々なラガービールに酔いしれちゃってくださ~い。 (景品はIPAですが。(笑))
期間
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ショッカービール(イベント景品)
最多捺印の方には無条件で1本差し上げます!
2位以降で10ポイント集めた方から抽選で4名様にプレゼント!
下面発酵ビール(開栓予定)
全てラガービールにはなかなかできないと思いますが、できるだけ沢山のラガービールを順次開栓します!
【本日の樽生】
2023/03/14 (Tue)
- On Tap! -
 [
:本日開栓 ] ☆ ウェストコースト/オレンジクラッシュ[フルーツペールエール](静岡) ☆ DD4D/ハブ・ア・ナイス・トリップ[ウェストコーストIPA](愛媛) ☆ ロコビア/レッドシャムロック[アイリッシュレッドエール](千葉) ☆ ビアへるん/ヴァイツェン(島根) ☆ オリヒメ/スモークドポーター(栃木) ☆ 京都醸造/春のきまぐれ2023[IPA](京都) ☆ クラフトロック/ウンパルンパ[ミルクスタウト](東京) ☆ 志賀高原ビール/1t IPA(長野) ☆ 箕面ビール/ダブルIPA(大阪) ☆ トゥーラビッツ/ヴィエナラガー(滋賀) ☆ U.B.Pブルワリー/ペールエール2013(埼玉) ☆ シメイ/ブルー(ベルギー) ☆ ピルスナーウルケル(チェコ)
- Coming Soon! - [ガンブリ or ニンカシ]
下面発酵ビール
☆ ガンブリヌス/<15周年記念>ゾンネ[スパイスヘレス](国分寺) ☆ ワイマーケット/ピンクラガー[スペシャルティ](愛知) ☆ 那須高原ビール/雪中熟成深山ピルスナー(栃木) ☆ 富士桜高原麦酒/さくらボック[ドッペルボック](山梨) ☆ 富士桜高原麦酒/ラオホ(山梨) ☆ 忽布古丹醸造/夜明け前[デュンケル](北海道) ☆ 忽布古丹醸造/麦遊戯[ヘレス](北海道) ☆ コゼル/ダーク[ダークラガー](チェコ) ☆ うしとら/永遠の17歳[ウィートラガー](栃木) ☆ うしとら/下から派?IPL[インディアペールラガー](栃木) ☆ ベアードビール/四姉妹スプリングボック[マイボック](静岡) ☆ Be Easy/んでもね[DDHラガー](青森) ☆ ひでじビール/太陽のラガー[ピルスナー](宮崎) ☆ ひでじビール/九州クラフト 日向夏[フルーツラガー](宮崎) ☆ ハーヴェストムーン/シュバルツ(千葉) ☆ 湘南ビール/シュバルツ(神奈川) ☆ キリンビール/キリンラガー(東京)
上面発酵ビール
☆ COEDO/春颯[IPA](埼玉)
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no1-shochu · 4 years
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若潮酒造株式会社の焼酎が飲めるお店をご紹介致します♪ 今回ご紹介するお店は、 Lounge gohiikiya (らうんじ ごひいきや ) 様です♪ 串間市の皆さんが集まる憩いのスナックです♪ 年齢問わず色々な人達が来店されます。 今回は、 志布志プレミアムブルー(シブシブルー) にしました⤴⤴⤴😋 広くて落ち着いた雰囲気の店内で飲む志布志プレミアムブルーは最高です♪ 志布志プレミアムブルー美味しいー\(//∇//)\ ※志布志プレミアムブルー凄く美味しいので、皆さん是非 Lounge gohiikiya 様に行って飲んでみ下さいね~♪ 皆様のお越しを心よりお待ちしております♪ Lounge gohiikiya 様情報 ( ラウンジゴヒイキヤ ) ( スナック、ディナー、(その他)) 住所 = 〒888-0001 宮崎県串間市大字西方6564-2 ℡ = 0987-72-5767 定休日 = 不定休 焼酎 志布志 第二弾 志布志プレミアムブルー ♪ 情報 (通称 シブシブルー) 美味しさ、飲みやすさを追求し、研究に研究を重ねてこのプレミアムブルーが完成いたしました♪ 20度焼酎を呑まれている方にも、是非飲んで頂きたい焼酎です♪ 呑めばシブシブルーのトリコになる事間違いなしです♪ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨22連続受賞‼✨ ✨ロンドン IWSC2020に初挑戦!初受賞!✨ GLOW ♪ 白若潮 ♪ 千亀女jo ♪ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ ※焼酎は、色々な飲み方が出来て楽しいです♪ 冷やしてストレート、グラスにいっぱいに氷を入れてロック、氷と炭酸水を入れてソーダ割り(焼酎ハイボール)、グラスにお湯を入れてお湯割り、柑橘系&炭酸水を入れて、カクテル、酎ハイ、色々な飲み方が出来ます♪ 皆さん是非、自分好みにアレンジして楽しんでくださいね~♪ ※若潮酒造の焼酎が日本全土 、 全都道府県 に広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #Loungegohiikiya #らうんじごひいきや #Lounge #gohiikiya #らうんじ #ごひいきや #飲み屋 #スナック #宮崎県飲み歩き #宮崎県串間市西方 #串間市 #串間市飲み歩き #志布志プレミアムブルー #志布志ブルー #プレミアムブルー #宮崎県串間市 #ディナー #宮崎県 #串間市飲み屋 #串間駅 #若潮酒造株式会社 #若潮酒造 #鹿児島県 #志布志市 #串間駅周辺居酒屋 #志布志 #串間市居酒屋 #焼酎 #串間市スナック #芋焼酎 (Kushima, Miyazaki) https://www.instagram.com/p/CFkLR2zAMEz/?igshid=1dulikoqq4nze
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emae-jp · 5 years
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DREAM!ing × earth music&ecology Japan Label
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コロプラ初の女性向けゲーム「 DREAM!ing(ドリーミング!)」と earth music&ecology Japan Labelのコラボアイテムの受注生産が決定いたしました!
今回のコラボレーションでは、オリジナルのコラボロゴを落とし込んだアイテムや、キャラクターのイメージカラーで展開したアイテムなど、「DREAM!ing」の世界観を散りばめたラインナップをご用意しております。
また、WEB受注限定特典として、受注期間中にコラボレーションアイテムを税込み8,000円お買い上げ毎に、選べる『オリジナル缶バッジ』をお一つプレゼントいたします。
受注生産となっておりますので、ぜひこの機会にご注文下さいませ!
< 『 DREAM!ing 』 コラボレーション 受注詳細  >
■受注期間 2019/5/15(水)18:00 ~ 2019/5/27(月)23:59
earth公式通販サイト『ストライプクラブ』
■お届け日 2019年8月上旬~中旬頃を予定しております。
■通常販売 発売予定日:2019年 8月30日(金) 発売場所:Japan Label store (東京/池袋サンシャインシティ店 ※ 8月30日(金) にリニューアルオープン)
※入荷数量はごくわずかとなりますので、ご購入予定のあるお客様はWEB受注をお勧めいたします。記載店舗以外での発売は未定となっております。
■池袋サンシャインシティ店リニューアルオープン記念ノベルティ 池袋サンシャインシティ店にて「DREAM!ing(ドリーミング!)」のコラボアイテムを1点お買い上げ毎に「イラストカード」をお一つプレゼントいたします。 (全2種、ランダム配布となります。特典は無くなり次第終了となります。)
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■WEB受注特典 2019/5/15(水)18:00 ~ 2019/5/27(月)23:59 の間に、earth公式WEBストア『ストライプクラブ』で対象商品を税込み8,000円お買い上げ毎に 「オリジナル缶バッジ 」 をお一つプレゼントいたします。 (※デザインは計8種の中からお選びいただけます)
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<アイテム紹介>
■ DREAM!ing 白寮2WAYシャツワンピ―ス/黒寮2WAYシャツワンピ―ス
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価格 :7,990円+税 サイズ:Fサイズ
白寮をイメージしたホワイトチェック、黒寮をイメージしたブラックチェックのシャツワンピース。 衿元には東雲学園の制服をイメージしたラインを落とし込み、学年毎にご用意しました。 着脱可能な肩ベルトが付いており、袖を抜いて腰で結びビスチェワンピースとしても着用していただけます。 胸元のポケットには<D>のイニシャルに月や星、 <!>と<i> を組み込んだオリジナルロゴを刺繍し、ポイントに。 お手持ちのベルトを使ったアレンジや羽織にするなど、気分に合わせて様々な着こなしを楽しめる1枚です。
<カラー展開> カラーA:1年生ver. カラーB:2年生ver. カラーC:3年生ver.
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■ DREAM!ing ロゴ刺繍パーカー
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価格 :6,390円+税 サイズ: F サイズ カラー:オートミール/チャコールグレー
月や星などのモチーフを落とし込んだ背面のオリジナルロゴ刺繍が目を引くパーカー。 白寮イメージのオートミール、黒寮イメージのチャコールグレーの2色をご用意しました。 前身の左脇には、シャツワンピースとお揃いの<D>のイニシャルロゴを刺繍し、ポイントに。 フロントジップやサイドポケットで機能性もあり、様々なシーンでお使いいただけます。 ボディラインを拾わないトレンドのビッグシルエットで存在感のある一枚に仕上げました。
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■ DREAM!ing ロゴ刺繍Tシャツ
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価格 :3,990円+税 サイズ: F サイズ カラー: ホワイト/ブラック
月や星などのモチーフを落とし込んだ 背面のオリジナルロゴ刺繍が目を引くTシャツ。 白寮イメージのホワイト、黒寮イメージのブラックの2色をご用意しました。 胸元には シャツワンピースとお揃いの<D>のイニシャルロゴを刺繍し、ポイントに。  ビッグシルエットがこなれ感を演出し、ボトムも問わず合わせていただけます。 イベントや普段使いなど、様々なシーンでお使いいただけるアイテムです。
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■ DREAM!ing 白寮クリアリボンバッグ/黒寮クリアリボンバッグ
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価格 :4,990円+税 サイズ: F サイズ earthで人気のクリアバッグが「DREAM!ing」とコラボレーション! フロント部分がクリアになっており、内側のファスナーを開けてグッズなどを入れてデコレーションすることが可能です。 ボディカラーは白寮イメージのホワイト、黒寮イメージのブラックの2色をご用意しました。 クリア面内側のキャンバスには月や星などのモチーフを落とし込んだオリジナルロゴを箔でプリントし、ポイントに。 サイドのリボンは各ペア毎のカラーで4本セットになっており、重ね付けや左右でキャラクター毎に色を変えたり、リボンを外したりと様々なアレンジが可能。コーデのアクセントになるアイテムに仕上げました。
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<カラー展開> 【 白寮ver. 】 カラーA : 悠��� & 柳 カラーB : 藤次 & 紫音 カラーC : 一生 & 巳影 カラーD : 真也 & 時雨 
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【 黒寮ver. 】 カラーA : 千里 & 孝臣 カラーB : 仁 & 千鶴 カラーC : 幽 & 湊 カラーD : 凛太朗 & 由仁  
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■ DREAM!ing 白寮2WAYネックレス/黒寮2WAYネックレス
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価格 :1,990円+税 サイズ: F サイズ コード部分とビーズパーツにそれぞれキャラクターのイメージカラーを落とし込んだネックレス。 白寮イメージのネックレスはゴールドチェーンとホワイトパール、黒寮イメージのネックレスはシルバーチェーンとブラックパールの組み合わせでご用意しました。 ネックレス、4連のブレスレットの2WAY仕様。二連にしてチョーカー風にも着用していただけます。 「DREAM!ing」の世界観をイメージしたダイヤや三日月型のチャーム、<!>と<i>をイメージした中央のオリジナルモチーフがポイントです。 アジャスターの先に付けた<D>のイニシャルパーツも目を引く、コーデのアクセントになるアイテムに仕上げました。
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<カラー展開> 【 白寮ver. 】 望月悠馬イメージ  【サックスブルー】 花房柳 イメージ   【ピンク】 針宮藤次イメージ  【イエロー】 三毛門紫音 イメージ 【ラベンダー】 虎澤一生 イメージ  【ライムグリーン】 浅霧巳影 イメージ  【グレー】 柴咲真也 イメージ  【レッド】 白華時雨 イメージ  【ホワイト】
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【 黒寮ver. 】 新兎千里イメージ  【オレンジ】 獅子丸孝臣イメージ 【グリーン】 竜ヶ崎仁イメージ  【パープル】 槙千鶴イメージ   【ブルー】 志部谷幽イメージ  【ダークグリーン】 牛若湊イメージ   【サーモンピンク】 久磨凛太朗イメージ 【ミントグリーン】 ビアンキ由仁イメ―ジ【アイボリー】
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<<ご注意事項>> サンプルにて撮影を行っております。 実際にお届けする商品と仕様やサイズ、カラーが異なる場合がございます。
「DREAM!ing(ドリーミング!)」とは…
ぼくらの夢は『ゆめ』でかなえる――― 「DREAM!ing(ドリーミング!)」は、「ふたりのキズナ」をテーマにしたコロプラ初の女性向けゲームです。 物語の舞台は、全国から才能ある生徒たちが集う「東雲(しののめ)学園」。 学園のカリキュラムに沿って、2人1組になりファンを獲得し、首席を目指す候補生たちのストーリーが描かれます。 ファンを獲得するのに不可欠なのは、特殊な装置「ゆめシステム」を利用して、多数の生徒たちと共有された夢の世界で行われる「ゆめライブ」。 候補生たちは「ゆめライブ」を成功させたり、同じ寮で生活したりしていく中で、お互いのキズナを強めていきます。 <公式サイト>https://colopl.co.jp/dreaming/ <公式Twitter>https://twitter.com/colopl_dreaming
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judachigeiju · 6 years
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紀伊半島原付旅行記
早めの夏休みをもらったので、原付で伊勢湾フェリーを渡り紀伊半島を一周しようと思い立った。思い立って二週間後に出発した。紀伊半島とは精神の方面である。
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七月二日:浜松から新宮へ
排気量五十CCの原付〈一つ目家鴨〉号はキックスターターを使わないとエンジンが動かなかった。一抹の不安を抱えながら、七時半、原付に跨がった。曇空の下、国道一号線を西に進み、弁天島を回って国道四十二号線、表浜街道伝いに渥美半島を西へ進んだ。
坪井杜国の故地
赤羽根港に付属する道の駅で休んだあと和地交差点から西北に進路を変えて高田交差点で左折、高田西交差点で右折し、右手にある潮音禅寺こと潮音寺を訪れた。境内には柳原白蓮歌碑と山頭火句碑があり、空米売買で尾張徳川家の領地から追放され、渥美半島へ来た坪井杜国の墓碑がある。
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杜国墓碑の前に立っていると住職から 「俳句をやっているのですか?」 と声をかけられ、その日に咲き始めたという蓮を見せてもらった。蓮の初日はあまり開かないのだという。血統書付きの大賀蓮の水鉢もあった。住職は黒目高も二千匹に繁殖させたらしい。川を渡って「杜国屋敷跡」の看板のある角を左折すると畑のなかに小さな杜国公園。〈春ながら名古屋にも似ぬ空の色/杜国〉の句碑が建っており、投句箱もあった。
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十時を回っていたので急いで西へ向かい、二十分ほどで伊良湖岬のフェリー乗り場に着いた。標識交付証明書がなくても排気量を口頭で伝えただけで発券してくれた。合わせて三千九十円で、十円だけ人の方が高い。十時五十分発、五十五分に及ぶ伊勢湾の航海。波が荒かった。伊勢湾を渡っていると雨に降られた。船内のテレビで天皇の病態が報じられ、平成が来年五月までもたないかもしれない、と思った。鳥羽に着くと雨は止んだ。
嶋田青峰の故地
フェリーを出ると正午になろうとしていた。鳥羽フェリーターミナル二階のレストランで食事をとろうとすると係員のおっちゃんから「ここのレストランはおすすめしない。近くの錦屋がいい」と勧められ、錦屋でてこね寿司と伊勢うどんを食べた。若女将の愛想が良かった。食べているうちに梅雨晴間。志摩半島を縦断し、的矢で渡鹿野島を望もうとしたら、的矢は、ホトトギス同人から除名され新興俳句弾圧事件で逮捕された俳人嶋田青峰の郷里だった。句碑〈日輪は筏にそそぎ牡蠣育つ/嶋田青峰〉も、弟である嶋田的浦の句碑〈海うらら水平線は汽船を引く/嶋田的浦〉も夏草のなかにあった。杜国といい青峰といい不遇な俳人ゆかりの土地ばかり巡った一日だ。志摩半島の浦はどこも簡素で好きになった。尾鷲で小雨に遭い、虹を見た。ひたすら走り、いくつもの浦の潮が戻るのを見ながら走り、十九時に新宮駅近くへ投宿した。
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七月三日:新宮から田辺へ
目覚めるとサッカー日本代表が白耳義に惜敗していた。六時半に新宮市の「路地」を見てから霧雨の国道百六十八号を熊野本宮大社まで走った。
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山岳信仰とサッカー
観光客がほとんどいない大斎原や本殿を見た。熊野は大学一年生のとき以来だから十年以上ぶりだ。拝殿にサッカーワールドカップ関連の展示があったが、侍ブルーのユニフォームを着たスタッフが取り外していた。熊野の神に勝ったのだから確かに白耳義は赤い悪魔だった。
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八時半に給油してから山を下り、新宮市街まで戻ってから那智の滝を見た。数年ぶりに絵馬を書いたり護摩木を焚いたりした。熊野本宮よりも那智の滝を神体とする信仰の方が私にはわか���やすい。
鯨焼肉はレバーの味
十一時には那智を離れ、正午に太地町へ着いた。くじら博物館は千五百円を惜しんで入らなかったけれど鯨恵比須の鯨骨鳥居と燈明崎の山見を見て、道の駅たいじで鯨焼肉定食を食べた。血臭いのでやはり鯨肉は揚げた方がいい。
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尻ではなく太腿で乗る
国道四十二号線をひたすら西へ。里野で水泳パンツに着替えたがちょうど日が陰って寒くなり、海水浴はあきらめた。見老津のあたりで和歌山県警の軽パトカーに跡をつけられたので、先に行かせたら、また後ろに回られてスピーカーで停められた。職務質問だ。「浜松市」ナンバーを見なれないから停めたとのこと。浜松から原付で来たと説明すると「どうしてそんな気になったんですか」と訊かれた。「お尻が痛くならないんですか」とも訊かれたので「尻ではなく太腿で乗ると痛くならない」と答えた。ズボンの下は水泳パンツなので、ズボンの中まで調べられたら即逮捕だっただろう。別れ際に夜間に掛けられる光る反射タスキをもらった。それから道の駅ごとに休み、田辺を目指した。
交番へ出頭
十六時過ぎに道の駅椿はなの湯で休んだ。ベンチに座ってのんびりしていると別のベンチに座っていた老爺が「そろそろ行くか」と独り言を言い、軽トラックでどこかへ行った。老爺のベンチが日陰だったので日射を避けるべく私はその日陰のベンチに移動した。するとベンチの上に財布が落ちていた。あの老爺の財布だと思い、私は戻ってくるまで待つことにした。でも戻ってこなかった。道の駅は定休日で閉まっていた。仕方なく私はその財布を持って近くの椿駐在所まで行った。しかし駐在さんはおらず、備え付けの電話を架けると婦警が富田駐在所まで来ていただけるかと言った。住宅街のなかにある富田駐在所へ出頭し拾得物物件預り書一枚で解放された。一日に二回も警察沙汰だ。交番を出て国道四十二号線に出た途端に雨が降り出した。晴れ間をぬって沿岸を北へ進み田辺駅近くの美吉屋旅館へ投宿した。自動扉が開くと禿親父がソファに寝そべって歌謡ショーを観ていた。客かと思ったけれど主人で間違えなかった。夜風が吹いただけで骨組が唸る旅館の「菊」の部屋に泊まった。若旦那から純喫茶桂のご主人が亡くなって看板を下ろしたと聞いた。灯りが点いているのはどきどき奥さんがいるからだとのこと。
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七月四日:田辺から大和高田へ
北上するには二通りあった。海岸沿いに国道四十二号線を進む海ルートと高野山を経る山ルートだ。高野山は魅力だが山ルートにはガソリンスタンド問題があった。ただでさえ燃費が四十キロ前半まで落ちているのにガソリンスタンドが少ない山中を百数十キロ走るのはガス欠リスクが高い、それに近畿地方の天気予報は全域で雨なのであえて天候の見えにくい山間部を通ることもなく海ルートに決めた。
台風七号ブラピルーン
フロントに鍵を置いて五時半過ぎに出発した。みなべ町の岩代で、四つのH音のやるせなさが素晴らしい〈家有者笥尓盛飯乎草枕旅尓之有者椎之葉尓盛/有間皇子〉が詠まれたという磐代の結松と畑のなかの寺脇にある歌碑を観た。八時くらいまで台風七号はおとなしかったがトンネルを出て由良町になってから本気を出し、激しく雨が降り出した。それでも走り続けたのでジーパンはもちろん下着までぐっしょり濡れた。なぜ走っていたのかと言うと大阪は午後から曇るという予報に賭けたからだ。和歌山市まで強く雨が降っていた。大阪府に入ると小雨になり時々晴れ間も見えた。雨雲レーダーを見ると高野山はもっと強く降っていたので山ルートにしなくて本当に良かった。岸和田城の横を通り和泉市で冷えた体の血流を回復させてから東へ折れ、富田林から河南、水越トンネルをくぐって大和の葛城に出た。山はやはり雨が降っていた。
葛城一言主神社では二人の男性が階段下の祓戸神社へ参拝してから昇段し、一言主神社の拝殿へ参拝していた。一言さんは地元の信仰を集めているらしい。それと拝殿に参拝する事前準備として拝む祓戸神社というシステムは熊野本宮にもあった。祓戸神社の祭神はいずれも瀬織津姫、近畿地方の格式ある神社の様式だろうか。大和高田のネットカフェで刃牙を読んだあと大和高田駅近くの福の屋旅館の「菊」に泊まった。また菊だ。女将一家の生活スペースと部屋が廊下一つを隔てて隣りあっているので、おばあちゃん家に泊まった感があった。女将は、橿原神宮の神武天皇が奈良県を大災害から守っていると言った。そういう信仰は美しい。
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七月五日:大和高田から浜松へ
近鉄大和高田駅のミニストップで食事をとった。ちょうど通学時間帯で女子中生・女子高生が目に入る。それは揚羽よりも速いという女子高生に会いに吉野へ行くからだろう。
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三重県南部は雨時々曇りという予報を見て急ぎ八時半には宿を出た。女将から缶珈琲をもらった。桜井を経て九時半過ぎに宇陀の阿騎野へ。吉野とは飛鳥の平地から見上げるような山地のことだった。東の野にけぶりの立つ見える阿騎野は菟田吾城という古代城郭があったらしい。鎌を持った小母さんから「この地は薬草で有名」「元伊勢」と聞いた。
人間のクズが国栖に
吉野川まで南下して国栖の里を眺め十一時前には国栖奏伝習所の横を通り浄見原神社を訪れ記名した。「鯨は人間のクズだ。ちなみにクズは国栖、先住民族の名だ」と言われてからずっと気になっていた土地「国栖」に立てた。
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県道十六号で国道百六十六号線に戻り、鷲家八幡神社の桂信子句碑・前登志夫歌碑・宝蔵寺の能村登四郎句碑を見て、高見山を仰いだ。そういえば吉野で女子校生は見なかった。汗に冷えた体で高見山トンネルをくぐった。それから虹の泉のほかは伊勢までひたすらに走った。
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近畿地方はあちこちで豪雨らしいが、幸運にも私は雨を数粒受けただけで水泳パンツを履いた意味がなかった。猿田彦神社を参拝し十六時前には鳥羽のフェリー乗り場に着いた。十六時半発のフェリーには間に合ったがガソリンが空になりそうだった。あこや真珠と中国産の淡水真珠の違いを聞いた。
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雨の帰浜
フェリーは伊勢湾に出ると波に揺れた。恋路ヶ浜を見下ろしてから国道二百五十九号線を通って豊橋市を目指した。国道二十三号線からは私が「ほぼ原付専用道路」と呼んでいるバイパス横の側道を通り湖西市へ。昼夜食堂港屋本店で浅蜊汁と鯵の開きを食べた。食堂を出ると雨が降り始めた。弁天島を経て国道一号線で帰宅した。四日間の走行距離は九百三十五キロメートルだった。あとヘルメットのシールドが割れていた。
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takahashicleaning · 3 years
Link
TEDにて
マニュエル・リマ:人類の知識を表す視覚的表現の歴史
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
知識とは、どのように増えていくのでしょうか?
知識は、最初は1つの洞察から始まり、どんどん枝分かれしていくことがあります。
インフォグラフィックの専門家マニュエル・リマが追究するのは、千年に渡るデータ・マッピングの歴史。
すなわち、ツリー構造を使って言語から王朝に至る情報を表現してきた歴史です。これは魅力あふれる視覚化の歴史であり、知識を表そうとする人間の衝動が垣間見えるのです。
カバラの生命の樹?ダーウィンの生命の樹!!!
「出エジプト記」「創世記」「レビ記」「民数記」「申命記」の旧約聖書モーゼ五書も登場する「トーラ」と呼ばれるものの中にも記述されています。
写真のない古代から始まり、芸術やデザインで表現できた時代から発展し、そして、現代では、人間を限界を遥かに超えるコンピューターの計算能力により、ビックデータをプログラムにより自動処理できるようになったために、科学者が「生命のウェブ」や「生命のネットワーク」と呼ぶ領域にまで到達しています。
私は、10年以上に渡って人間が情報を構造化し、視覚化する方法について研究してきて興味深い変化に気付きました。
かなり長い間。人間は、世界に自然な序列があると信じていました。これは「存在の大いなる連鎖」ラテン語で「Scala naturae」として知られます。
トップダウン構造になっていて、普通は、神を頂点に天使、貴族、庶民、動物などと続きます。
この発想は、アリストテレスの存在論に基づいていて、人間が知るあらゆる事物を対立、対極するカテゴリーに分類しました。
ご覧の通りです。一方、面白いことに時が経つにつれ、この発想に枝分かれしたツリー構造が取り入れられて「ポルピュリオスの樹」として知られるようになりました。これは「知識の樹」の中でも最も古いものです。
ツリー構造は、情報を伝える上でとても強力な比喩であることから、次第に、様々な知識の体系を図で表す時に使う重要な伝達手段になりました。
道徳を描くためにもツリー構造が使われ「美徳の樹」と「悪徳の樹」がよく知られています。
これは、中世ヨーロッパの美しい図です。血族関係を表すためにもツリー構造が使われ、いろいろな血縁を表します。家系を表すためにも、この構造が使われますが樹形図の原型として最も有名なものでしょう。
皆さんも、家系図を見たことがある方は多いでしょう。こんな風に描かれたものを持っている方も多いかも知れません。
また、法律を表すのにツリー構造を使うことさえあります。王や支配者による様々な布告や決定を表しています。そして、最後に、よく知られている科学の比喩。
すなわち、人類が知るあらゆる生物を表すために、この構造を使うこともあります。
最終的に、ツリー構造は強力な視覚的な比喩になりました。秩序やバランス。統一感や対称性といった人間の志向を様々な面で具体化しているからです。
ところが、現在、私たちは、コンピューターの飛躍的な発展によって、単純な樹形図では理解できない複雑で込み入った新しい課題に直面しています。
そこで、現在、新たな比喩が出現し、様々な知識体系を視覚化する際に樹形図にとって代わりつつあります。この比喩は、私たちを取り巻く世界を理解する新しい視座を与えてくれます。
この新たな比喩こそ、ネットワークの比喩なのです。
ツリーからネットワークへと転換する様子は、多くの知識領域で見られます。
このような転換は、脳を理解する方法でも見られます。かつて、私たちは、脳をモジュール型で集中型の器官であり、ある特定の領野が一連の振舞いや行動の原因だと考えていました。
しかし、脳の理解が進むにつれ、まるで、何百、何千もの楽器が奏でる壮大なシンフォニーのように捉えるようになったのです。
この美しい画像は、ブルー・ブレイン・プロジェクトで製作されました。
ここには、1万のニューロンと3千万の結合が見えます。これでも哺乳類の大脳新皮質のわずか1割を描いているに過ぎません。さらに、転換の様子は、知識構造を捉える際にも見られます。
この見事な「知識の樹」あるいは「科学の樹」はスペインの学者ラモン・リュイによるものです。リュイは、実際、樹木としての科学という比喩を生んだ先駆者でした。私たちは、この比喩を毎日のように使っています。
「科学から生物学が枝分かれしてきた」とか「遺伝学が枝分かれしてきた」と言います。ただ、私が最も美しい知識の樹と考えているのは、1751年にディドロとダランベールがフランスの百科全書に描いたものです。
まさに、フランス啓蒙思想の拠り所です。この豪華なイラストは、百科全書の目次として採用されました。あらゆる分野の知識が一つ一つ樹の枝として描かれています。
ただ、知識とは、はるかに複雑なものです。これは、Wikipediaの項目相互のリンクを表���ています。左は「歴史」に関するもの。右は「数学」です。
この2つのマップやWikipediaについて制作された他のマップは、人類が生んだリゾーム状構造で最大規模のものでしょうが、それを見ると人間の知識が、まるで、ネットワークのように複雑に依存し合っているのがわかります。
インターネットは、この枠組みを大幅に変化させます。これは、Perlプログラマーのオンライン上の協働を表した素晴らしいマップです。Perlは有名なプログラミング言語です。
これでわかるのは、多様なプログラマーがどうファイルを交換し、プロジェクトで協力し合っているかです。また、ここに表れているのは、完全に分散したプロセスであり組織にリーダーはいません。ネットワークなのです。
ツリーからネットワークへと転換する様子は、生物の種を分類し、体系化する方法にも表れています。右の図は、ダーウィンが 「種の起源」に載せた唯一の図で「生命の樹」と名付けたものです。
実は、ダーウィンが出版社に宛てた手紙が残っていて、この図の重要性が詳しく説明されています。進化論には不可欠だったのです。
しかし、近年、科学者はある発見をしました。この生命の樹を覆い尽くすようなバクテリアのネットワークが存在し、このバクテリアが、以前は、ばらばらに分類された種を現在、科学者が「生命のウェブ」や「生命のネットワーク」と呼ぶものに結びつけていることを発見したのです。
こういったネットワークの比喩は、最近現れたものですが、すでに、様々な姿と形式を備え、有力な視覚的分類法になりつつあります。コンピューターによって新たな言語の文法になりつつあるのです。
これが、私が惹かれる側面のひとつです。これは長期に渡って私が集めた15種類の類型で、この新しい比喩が視覚的に極めて多様なことを示しています。例をお見せしましょう。上の行は「放射状収束」で、ここ5年でとてもポピュラーになった視覚化モデルです。
ネットワークは単なる科学の比喩ではありません。研究者や科学者が、デザイナーとしてたくさんの複雑なシステムを描こうとし、絵画や彫刻といった伝統的な芸術の分野やたくさんの多様な芸術家に様々な面で影響を与えています。
ただ、ネットワークは、単なる新しいトレンドではなく、そう簡単には片付けられません。ネットワークは、分散化や相互接続や相互依存といった概念を具現化しています。
この新しい思考法は、現在、私たちが直面する多くの複雑な問題。すなわち、脳の解読から広大な宇宙の理解に至る問題を解決するために不可欠なのです。
アトラクターとは、ある力学系がそこに向かって時間発展をしながら集合すること。このフラクタル次元がアトラクターの形状の種類を決めていくようになります。
意味がないように見える大量のデータから生じた確認できるパターンに名前が与えられたものである。全て、支離滅裂に見えるものの中に一貫性が隠れています。
不動点、リミットサイクル、リミットトーラス、ストレンジアトラクターの種類が現在知られているトポロジー、Super String Theory(スーパーストリング理論)に関係する形状です。
人間の限界をはるかに超える大量のデータをグラフィックで表す高度な人工知能を搭載したスーパーコンピューターにより、ニュートン力学では解読できなかったり、あるいは、意味のないデータとして無視されてきたなど、その存在さえ知られていなかったシステムが明らかにされました。
以前は、非線形であるとしていたもの。わけがわからないと思っていたデータが、突然、もっとまとまりのある理解方法で考えられるようになってきたのです。そう言ったデータは、散乱しているか。無秩序だったので確率的な理論や数学を使った伝統的な方法では、アクセスするのは不可能でした。
古代から、人間の感覚を研ぎ澄ますことで体験的には、アクセスできていたかもしれませんが・・・現代のコンピューティングのパワーと蓄積された物理学や数学によりデータとして精密に表現が可能になってきています。
チャーンサイモンズ理論もトポロジーに関係している重要な数学です。
カオス理論?
カオス理論とは、アンリ・ポアンカレによる発見が挙げられる。1880年代、ポアンカレは、三体問題の研究において非周期的で、増加し続けないまたは固定点へ到達しない軌道があり得ることを発見。
ここで言う予測できないとは、決して確率的にランダムということではなく、その振る舞いが決定論的法則に従うものの、数値解析での誤差によっても、得られる値と真の値とのずれが大きくなる。そのため、予測が事実上不可能ということを示している。
人間の限界をはるかに超える大量のデータをグラフィックで表す高度な人工知能を搭載したスーパーコンピューターにより、ニュートン力学では解読できなかったり、あるいは、意味のないデータとして無視されてきたなど、その存在さえ知られていなかったシステムが明らかにされました。
以前は、非線形であるとしていたもの。わけがわからないと思っていたデータが、突然、もっとまとまりのある理解方法で考えられるようになってきたのです。そう言ったデータは、散乱しているか。無秩序だったので確率的な理論や数学を使った伝統的な方法では、アクセスするのは不可能でした。
古代から、人間の感覚を研ぎ澄ますことで体験的には、アクセスできていたかもしれませんが・・・現代のコンピューティングのパワーと蓄積された物理学や数学によりデータとして精密に表現が可能になってきています。
群論にも関係しているアンリ・ポアンカレによる発見は、トポロジーなど結び目理論にも活用されています。
現在の量子力学では、点粒子理論を扱うため、正確な一点での数値で一致しないといけない。しかし、群論、トポロジーなど結び目理論は、三体問題の研究を発展させています。
ここから、スーパーストリング理論。それから、ブレンという概念でこれらの現象を数値化し、巻き付きの概念、場の量子論等も使いトポロジー的に整合性を取ろうとしています。
他には、ジュリオ・トノーニの意識に関する情報統合理論がある。
万物には意識があるとする汎心論という考え方です。
ジュリオ・トノーニの 意識に関する情報統合理論によれば、ネットワークの密度は意識(ここでは、ファイと命名している)と呼ばれる何か?の密度に関連しているということ。
アトラクターパターン?トポロジー?スーパーストリング理論?
これを数値化して、方程式にしている!!
それゆえ、人間の脳内では、膨大な情報統合が行われるため高度なファイがあることになり、かなりの意識が存在します。
マウスにおいては中程度とはいえ、かなりの情報統合が行われるので相当な程度の意識があるといえます。しかし、虫や微生物や粒子レベルになると、ファイの量は低下します。情報統合の量が低下してもゼロにはなりません。
日本では、「一寸の虫にも五分の魂」という言葉もあります。
トノーニの理論によると意識の程度はまったくのゼロには、ならないのだといいます。事実上、トノーニは意識に関する基本的法則を提案しています。つまり、高度なファイには高度な意識が宿るのです。
そこには、ただ淡々と善も悪もなくて古来から有る日本の「魂」という概念みたいなことにも似ています。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
<おすすめサイト>
ジム・サイモンズ:ウォールストリートを制した天才数学者
ユバル・ノア・ハラーリ:人類の台頭はいかにして起こったか?
カーター・エマート:三次元宇宙地図のデモ
デビッド・クリスチャン: ビッグ・ヒストリー
ヘンリー・マークラム:スーパーコンピュータの中に脳を構築!
エリック・バーロウ:いかにカオスの複雑さが簡潔さへとつながるか!
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
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2023/03/13 (Mon)
【本日の営業】
通常営業です。 17:00-24:00 (L.O. 23:00)
<営業カレンダー>
https://freecalend.com/open/mem137430_nopopon
【イベント】
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『シン・仮面ライダー』公開記念!? ラガービール(下面発酵ビール)を沢山つないで、スタンプラリーしま~す。 (いつもダジャレベースでごめんなさい…(笑)) 期間中、ラガービールをお飲みになるとスタンプ捺印。 宇宙ブルーイングで醸造された限定ビール
『ショッカービール 350ml 缶』
をプレゼントします!
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ちなみにスタイルは『DDH IPA』。 価格は送料も加味するとなんと
1本約1,500円!
(笑) 是非ショッカービールを目指して、IPAばかりでなく、たまには?様々なラガービールに酔いしれちゃってくださ~い。
期間
3/17(金)~ 3/31(金)
ショッカービール(イベント景品)
最多捺印の方には無条件で1本差し上げます!
2位以降で10ポイント集めた方から抽選で4名様にプレゼント!
下面発酵ビール(開栓予定)
全てラガービールにはなかなかできないと思いますが、できるだけ沢山のラガービールを順次開栓します!
【本日の樽生】
2023/03/13 (Mon)
- On Tap! -
 [
:本日開栓 ]
ウェストコースト/オレンジクラッシュ[フルーツペールエール](静岡)
DD4D/ハブ・ア・ナイス・トリップ[ウェストコーストIPA](愛媛)
ロコビア/レッドシャムロック[アイリッシュレッドエール](千葉) ☆ ビアへるん/ヴァイツェン(島根) ☆ オリヒメ/スモークドポーター(栃木) ☆ 京都醸造/春のきまぐれ2023[IPA](京都) ☆ クラフトロック/ウンパルンパ[ミルクスタウト](東京) ☆ 志賀高原ビール/1t IPA(長野) ☆ 箕面ビール/ダブルIPA(大阪) ☆ トゥーラビッツ/ヴィエナラガー(滋賀) ☆ U.B.Pブルワリー/ペールエール2013(埼玉) ☆ シメイ/ブルー(ベルギー) ☆ ピルスナーウルケル(チェコ)
- Coming Soon! - [ガンブリ or ニンカシ]
下面発酵ビール
☆ ガンブリヌス/<15周年記念>ゾンネ[スパイスヘレス](国分寺) ☆ ワイマーケット/ピンクラガー[スペシャルティ](愛知) ☆ 那須高原ビール/雪中熟成深山ピルスナー(栃木) ☆ 富士桜高原麦酒/さくらボック[ドッペルボック](山梨) ☆ 富士桜高原麦酒/ラオホ(山梨) ☆ 忽布古丹醸造/夜明け前[デュンケル](北海道) ☆ 忽布古丹醸造/麦遊戯[ヘレス](北海道) ☆ コゼル/ダーク[ダークラガー](チェコ) ☆ うしとら/永遠の17歳[ウィートラガー](栃木) ☆ うしとら/下から派?IPL[インディアペールラガー](栃木) ☆ ベアードビール/四姉妹スプリングボック[マイボック](静岡) ☆ Be Easy/んでもね[DDHラガー](青森) ☆ ひでじビール/太陽のラガー[ピルスナー](宮崎) ☆ ひでじビール/九州クラフト 日向夏[フルーツラガー](宮崎) ☆ ハーヴェストムーン/シュバルツ(千葉) ☆ 湘南ビール/シュバルツ(神奈川) ☆ キリンビール/キリンラガー(東京)
上面発酵ビール
☆ COEDO/春颯[IPA](埼玉)
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carguytimes · 6 years
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10/1より配布スタートとなる「図柄入りナンバープレート」一挙紹介!【中国】【四国】【九州】編
日本全国の全地域が採用!とはいかなかった「図柄入りナンバープレート」。そう、残念なことに北海道と沖縄が無いのです。それぞれの「大人の事情」もありそうなのですが、まぁその辺はほじくらないでおきましょうか! では【中国】【四国】【九州】編でございま~す! 【中国】 4地域 鳥取 <砂丘、大山、梨> 該当地域:鳥取県全域 砂丘、梨、大山と、鳥取をイメージするイラストの競演です。砂地で育つラッキョウは…無いです。 福山 <広島東洋カープ> 該当地域:福山市、尾道市、三原市、竹原市、府中市、豊田郡(大崎上島町)、世羅郡(世羅町)、神石郡(神石高原町) 広島カープです! いつもはバットを構えているカープ坊やがボールを投げる姿…けっこうレアらしいですよ。全国のカープ女子人気も高いことでしょう! 下関 <下関のランドマーク> 該当地域:下関市 全体をブルーに、関門橋や花火、海峡ゆめタワー等々、下関を代表する観光地の競演です。フク(フグじゃない)もいます。 山口 <秋吉台、錦帯橋> 該当地域:岩国市、宇部市、下松市、山陽小野田市、周南市、長門市、萩市、光市、防府市、美祢市、柳井市、山口市、阿武郡(阿武町)、大島郡(周防大島町)、玖珂郡(和木町)、熊毛郡(上関町、田布施町、平生町) MINEサーキットのあった(古い?)美祢の秋吉台、岩国の錦帯橋などの風景と、山口のキャラクター・ちょるるちゃんがワンポイントで効いてます。 【四国】 4地域 徳島 <阿波おどり> 該当地域:徳島県全域 なにはなくとも、徳島=阿波おどりデス。ブルーのグラデーションで描かれる7名の踊り手さんが全開で徳島をアピールしています。 香川 <瀬戸内海、オリーブ> 該当地域:香川県全域 1年を通して温暖な気候の香川・小豆島で生産されるオリーブ、本当に美味しいんですよ! で、イラストもオリーブの葉と瀬戸���橋のコラボです。 愛媛 <みきゃん> 該当地域:愛媛県全域 県のキャラクター、みきゃんちゃんが、瀬戸内海からのぼるミカンの太陽からひょっこりはんしています。可愛いです。 高知 <はりまやばし、カツオ> 該当地域:高知県全域 お目めクリクリのイキの良いカツオとはりまや橋が描かれ、高知家の「高」マークもワンポイント。 【九州】 6地域 長崎 <ステンドグラス> 該当地域:長崎市、諫早市、大村市、島原市、五島市、雲仙市、南島原市、南松浦郡(新上五島町)、西彼杵郡(時津町、長与町)対馬市、壱岐市 平和祈念像、大浦天主堂、ハウステンボスがステンドグラス風にデザインされ、世界平和が願われています。佐世保と同デザインとなっています。 佐世保 <ステンドグラス> 該当地域:佐世保市、平戸市、松浦市、西海市、東彼杵郡(川棚町、波佐見町、東彼杵町)、北松浦郡(小値賀町、佐々町) 長崎と同じデザインの佐世保。青い空は平和を願ってのことだそうです。 熊本 <くまモン> 該当地域:熊本県全域 出た! やっぱり熊本はくまモンですよね~。右端からひょっこりはんする姿が全国的にも人気モノになりそうです。 大分 <温泉> 該当地域:大分県全域 おんせん県おおいたを全面アピール! 桶から立ちのぼる湯気が「OITA」になっているの、気づきましたか? 宮崎 <ひなたと海> 該当地域:宮崎県全域 ゆったり、あたたかく、人や食べ物を育む日本のひなた(日向)、宮崎県! ホンワカしています。 鹿児島 <桜島> 該当地域:鹿児島市、出水市、指宿市、西之表市、鹿屋市、枕崎市、阿久根市、垂水市、薩摩川内市、日置市、曽於市、いちき串木野市、南さつま市、霧島市、志布志市、南九州市、伊佐市、姶良市、鹿児島郡(十島村、三島村)、出水郡(長島町)、曽於郡(大崎町)、熊毛郡(中種子町、南種子町、屋久島町)、薩摩郡(さつま町)、姶良郡(湧水町)、肝属郡(東串良町、錦江町、南大隅町、肝付町) 桜島=鹿児島の象徴です。満場一致でこのデザインに決定したそうですよ。 さぁ、3回に分けて北から南へ、全地域のデザインを見てきました。当然のことながら地域が違えば自分のお気に入りデザインを選ぶことはできないのが残念ですが、10月からこのアイデア溢れるナンバープレートが全国に登場するのが楽しみです。ン~やっぱり私は豪華絢爛「平泉ナンバー」を付けた~い!! (永光 やすの) 【関連リンク】 図柄ナンバー申込サービス https://www.graphic-number.jp/html/GKAA0101.html 【関連記事】 「可愛い」から「幻想的」まで、41地域のイラスト入り「ご当地図柄入りナンバープレート」、申込予約スタート! https://clicccar.com/2018/09/25/631833/ 地域の「イロ」満載! 走る広告塔となる「図柄入りナンバープレート」全デザインを紹介します!【東北】【関東】編 https://clicccar.com/2018/09/29/633266/ 鉄則はナンバーを邪魔せず。色とりどり、オリジナリティいろいろ溢れる「図柄入りナンバープレート」全紹介!【北陸信越】【中部】【近畿】編 https://clicccar.com/2018/09/29/633294/ あわせて読みたい * 鉄則はナンバーを邪魔せず。色とりどり、オリジナリティいろいろ溢れる「図柄入りナンバープレート」全紹介!【北陸信越】【中部】【近畿】編 * 地域の「イロ」満載! 走る広告塔となる「図柄入りナンバープレート」全デザインを紹介します!【東北】【関東】編 * 「可愛い」から「幻想的」まで、41地域のイラスト入り「ご当地図柄入りナンバープレート」、申込予約スタート! * 「愛車のナンバープレート」が付けられるウェアが登場!軽自動車にも対応 * 意外と知らないクルマのナンバープレートに記された意味【豆知識】 http://dlvr.it/QllhCW
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no1-shochu · 4 years
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【若潮酒造の美味しい焼酎が飲めるお店】 ( すなっく弥里 ( みさと ) 様 ) 若潮酒造株式会社の焼酎が飲めるお店をご紹介致します♪ 今回ご紹介するお店は、 すなっく弥里 ( みさと ) 様です♪ 串間市の皆さんが集まる憩いのスナックです♪ 今回は、 志布志プレミアムブルー (通称 = シブシブルー) にしました⤴⤴⤴😋 ママがとにかく元気で楽しいお店です♪ ママからパワーをもらいました♪ 楽しい店内で飲む志布志プレミアムブルーは最高です♪ 志布志プレミアムブルー美味しいー\(//∇//)\ ※志布志プレミアムブルー凄く美味しいので、皆さん是非スナック 弥里 ( みさと ) 様に行って飲んでみ下さいね~♪ 皆様のお越しを心よりお待ちしております♪ すなっく弥里 様情報 ( スナック ミサト ) ( スナック、ディナー、(その他)) 住所 = 〒888-0001宮崎県串間市大字西方6564−4 ℡ = 0987-72-1285 定休日 = 不定休 焼酎 志布志 第二弾 志布志プレミアムブルー ♪ 情報 (通称 シブシブルー) 美味しさ、飲みやすさを追求し、研究に研究を重ねてこのプレミアムブルーが完成いたしました♪ 20度焼酎を呑まれている方にも、是非飲んで頂きたい焼酎です♪ 呑めばシブシブルーのトリコになる事間違いなしです♪ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨22連続受賞‼✨ ✨ロンドン IWSC2020に初挑戦!初受賞!✨ GLOW ♪ 白若潮 ♪ 千亀女jo ♪ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ ※焼酎は、色々な飲み方が出来て楽しいです♪ 冷やしてストレート、グラスにいっぱいに氷を入れてロック、氷と炭酸水を入れてソーダ割り(焼酎ハイボール)、グラスにお湯を入れてお湯割り、柑橘系&炭酸水を入れて、カクテル、酎ハイ、色々な飲み方が出来ます♪ 皆さん是非、自分好みにアレンジして楽しんでくださいね~♪ ※若潮酒造の焼酎が日本全土 、 全都道府県 に広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #すなっく弥里 #みさと #弥里 #スナックミサト #飲み屋 #スナック #宮崎県飲み歩き #宮崎県串間市西方 #串間市 #串間市飲み歩き #志布志プレミアムブルー #志布志ブルー #プレミアムブルー #ブルー #宮崎県串間市 #ディナー #宮崎県 #串間市飲み屋 #串間駅 #若潮酒造株式会社 #若潮酒造 #鹿児島県 #志布志市 #串間駅周辺居酒屋 #志布志 #白若潮 #焼酎 #串間市スナック #芋焼酎 #ひとり飲み (Kushima, Miyazaki) https://www.instagram.com/p/CFhh9qHA5bY/?igshid=xlwe8go9egi
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nemurumade · 7 years
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夜明けを迎える/英智×レオ
王さまと皇帝の最期、そして始まり
※過去・卒業後捏造
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 瞼の裏側の暗闇に光が差して、意識が浮上する。窓の外でウグイスが囀っていた。隣からは規則的な寝息が聞こえてくる。寝がえりを打って、彼と向き合う。長い睫毛は伏せられたままだ。  まだ五時を回ったばかりである。彼を起こさないようにそっと布団を抜け出して、寝室を後にした。冷え切った廊下の床が、ふたり分の体温を共有していた足の指を冷やす。寝ぐせだらけの長い髪を掻きながら、階段を下り、渡り廊下を渡って離れに向かう。  和室に不釣り合いな、年季の入った茶色いグランドピアノ。その前に座って、朝の一曲を弾く。それが昔からの習慣だった。  彼が起きるまで、レオは鍵盤を叩く。そして静かに歌を口ずさむのだ。  英智とレオが暮らし始めて、二日目の朝が来た。
 やかんが鳴って、お湯が沸いたことを知らせる。そのお湯をポットに注がれるのを見つめる。手慣れている。ただ、和室に陶器製のティーポットは驚くほど似合わない。先ほどまで弾いていた離れのピアノを思い出す。  「起こしてくれたっていいじゃないか」 おはよう、の後の二言目はその文句だった。レオは自分で焼いたトーストを齧る。 「まだ七時だぞ、別に寝坊じゃないだろ~」 「そうだけれど」 不服そうにしながら、英智がレオの前の椅子に腰掛け、レオが焼いておいたトーストにマーマレードを塗る。そして香りの良い紅茶を入れて美味しそうに啜った。 「あぁ、そういえば、あのピアノ、気に入ってくれたみたいだね。ピアノの音色で目が覚めたんだ」 かちゃん、とティーカップが心地良い音を鳴らす。英智の入れた紅茶をごくごくと飲み干して、 「べっつに~、ただの暇潰しだよ」 「もしよかったら君にあげるよ」 「遠慮しとく」 「処分するのはもったいないしなぁ」 美味しい? と首を傾げて彼が問う。その仕草がやけに愛嬌があって舌打ちをする。 「おれはコーヒー派なの~」 「君とはとことん気が合わないねぇ」 そう言いながらも楽しそうにクスクスと笑って、また紅茶を飲む。  レオは紅茶の味を消すように、口の中で舌を動かした。
 二日前、レオたちは夢ノ咲学院を卒業した。  卒業式で使われた、何度も立った戦場の講堂は粛然としていた。戦いのときのような��はない。  卒業証書を受け取るためにステージに上がったとき、夢を見た。スポットライトと鮮やかな七色のサイリウムの光、客席から贈られる歓声とマイクを通して響く歌声、自分が作った音楽。  おめでとう、という校長の声と温かい拍手で目を覚ます。両手で受け取った紙切れ。自分の名前、今日の日付、卒業証書の文字が綴られている。  あぁ、こんなものでおれの三年間を顕そうだなんてくだらない。霊感を喪失してしまう。 そして、虚しい感情を抱く。 あの夢をもう見ることはない。そう、思った。
 窓から蕾のままの桜が見え、その背景の澄んだ青色の空は偽物じみている。やはりここは箱庭のようだった、と青春を捧げた学院の廊下を歩く。得たものも失ったものも数え切れない。レオは、この学院で栄光と挫折を知った。  拳で扉をノックする。はい、と涼やかな声が聞こえた。  レオから幾つも大切なものを奪い、与えた、かつての敵の本拠地、生徒会室の重い扉を開ける。  「やぁ、月永くん。来てくれたんだね」 玉座のような椅子に腰掛けた天祥院英智が穏やかな微笑を浮かべてレオを迎え入れた。  「一体『皇帝』さまがおれに何の用?」 「『皇帝』呼びは止してくれないかい。今日僕らはこの城から出るんだから」 「はいはい」 独特の言葉選びをする彼は、愛おしそうにレオを見る。  「素晴らしい青春だったと思わないかい?」 「……」 彼の手には、レオも受け取った卒業証書がある。レオがそれを見ているのに気づいたのか、くるくると丸めて筒に入れた。  「でもまだ味わい足りないんだ」 「何が言いたい?」 椅子から立ち上がって、レオの前に立つ。血管が透けて見えるのではと思うほど、彼の肌は白い。  世界を覆う空と同じ色の瞳が、レオを見据える。  「僕と一週間、一緒に過ごしてくれないかい?」 「はぁ?」 素っ頓狂な声が部屋に響いた。レオの驚いた顔に満足したかのように英智が微笑む。 「僕と一緒に暮らそうってことだよ」 「あ! なんで言っちゃうんだよ! 妄想しようとしてたのに~!」 「時間が無いんだよ、この後桃李たちと会う約束をしているからね」 「一緒に暮らすって何だよ、絶対嫌だからな! 大体、ユニットのやつとお泊り会すればいいだろ~、何で、」 「月永くんがいいんだ」  レオの言葉を遮った彼の顔からは笑みが消えていた。いつの日かにも見た、真剣な眼差し。それが嫌いだった。何もかも見透かされてしまうような気がして、レオは目を逸らす。 「……君が、いいんだ。無理なお願いだとは分かってる。でも、どうしても君とふたりきりで、最後を過ごしたいんだ」 最後、という言葉に静かに息を吐く。  「今日が最後だろ」 「僕の悪足掻きに付き合ってほしい」 「みっともない」 「そうだよ。みっともない僕に君の時間を分けてくれないかい」 く、と瞳が歪められた。  心の中で自嘲する。  「……分かったよ。おまえのお遊びに付き合ってやるよ」 何を言ってもこの男には通じないだろう。  春の光の中の『皇帝』は、嬉しそうに、その反面どこか寂しそうに、また微笑んだ。
 そうして次の日の夕方。ふたりは電車に一時間、バスに十五分揺られて、山の麓の郊外に辿り着いた。  田んぼに挟まれた道を走っていく乗客の少ないバスを見送って、英智は息を大きく吸った。 「ここの空気は相変わらずいいね」 レオはぐるりと辺りを見渡した。古民家が建ち並び、畑や田んぼがその周りを囲んでいる。夢ノ咲周辺とは全く違う風景に唖然とした。田舎だ。  「行こうか」 英智はすたすたと畦道を歩き出す。レオも彼に続いて歩く。  緩やかな坂道を上ったところに、大きな日本家屋があった。塀や門は高く、持ち主が裕福であるということは一目瞭然だ。ふと目に入ったのは、門の横にある『天祥院』の表札だった。  門をくぐり、庭園を抜け、英智は鍵を開けて玄関の戸を引いた。  「……ここ、お前の家なの」 「正確には、僕の祖母の実家だよ。もう誰も住んではいないけれど、所有権は父にあってね。幼い頃は長期休暇のときに療養を兼ねて、ここで過ごしていたんだ」 だだっ広い玄関から長い廊下が見えた。どうぞ、と促されてレオも家に上がる。 「最近は来る機会もめっきり減ってね。もったいないから売りに出すことが決まっているから、最後の思い出にと思って。でもひとりじゃ寂しいからね、君を誘ったんだ」 「おれじゃなくても良かったんじゃないか」 警戒心を露わにするレオに、ふ、と英智は穏やかに笑った。 「君は妄想が得意だろう?」 そうとだけ言って、先に行ってしまう。  まだ『皇帝』のマントを羽織っている彼の背中を追って、廊下を歩く。障子や襖で仕切られた広い和室がいくつもあった。  「ここが居間だよ」 庭に面した一番広い和室には、立派な卓袱台や背の低い箪笥が置かれているだけで、他に目立つ家具はない。  その奥には台所があり、横の部屋には囲炉裏があった。 「囲炉裏って初めて見たぞ、おれ」 「今日は冷えるし、囲炉裏を囲んで食べようか」 「おまえ、料理作れんの?」 「人並みには」 「“英才教育”ってやつ?」 「うん。でも幼い頃は大体寝込んでいたからねぇ、ほんの少ししかやっていないよ」 昔よりはマシになったのだろうか、なんて考えながら、二階へ向かった。  幾つかの和室が廊下沿いに並んでいて、古き良き旅館を連想させた。  英智が立ち止り一つの部屋の襖を開ける。 「君の寝室はここね。好きに使ってくれていいよ」  埃臭さに堪らなくなって開けた窓から、まだ雪が残る壮大な山が見えた。それだけで霊感が湧き上がってくる。レオの顔を覗き込んだ英智が微笑む。 「気に入ってくれたみたいで良かったよ。布団は押し入れの中だから。あ、ちゃんと洗ってあるから安心して。来る前に使用人に頼んでおいたんだ」 「はぁ、御曹司は好き勝手やりたい放題だな~?」 「我儘は幼い頃よりは減ったと思うけどな」 「そうかぁ?」 胡散臭そうに英智を見れば、何だい、と首を傾げる。昔より柔らかい表情になったとは思う。  「ちなみに僕は隣の部屋を使うから。寂しくなったときに来たらいいよ」 「誰が行くか」 「冗談だよ」 甘やかなトワレの匂いが離れていった。隣室へ向かった彼の残り香を消すように窓を全開にした。
2
 寒い、と、朝食後レオを散歩に誘った彼が言う。 「そりゃあ山だしな。学院の方よりは冷えるだろ」 朝独特の薄青の空が広がっている。三月とはいえ、山の麓の朝方は冷える。夜の残り香のような寒さに、レオはダウンのフードに顔を埋めた。  それを見た英智が長い睫毛を伏せる。 「……なんだよ」 「ううん、なんにも」 そう言ってはぐらかして、レオより数歩先、坂道を上っていく。  あの伏せ目は昔から変わっていない。言葉を濁すとき、いつも目を伏せた。彼の言いたいことはいつだって解らなかった。  「月永くん、はやく」 そう急かされて、歩みを進める。寒い。そう呟いた声は音にはならず、ただ白い息となって消えていく。  坂道の上に、小さな神社があった。鳥居の前に開けた場所があって、展望台のように町を見下ろすことができた。  畑や田んぼの緑の中に、ぽつぽつと民家の屋根の色がある。遠くには空とは違う青が広がっていた。英智が指差す。 「晴れた日は眺めがいいんだ。ほら、海が見える」 「この町に海はないだろ」 「うん。一駅先のところは港町だよ。カモメの声がよく聞こえて、潮の匂いがして、夢ノ咲に少し似てるかもね」 まぁ、田舎だけれど。そう付け加えて、英智は目を細める。  「……帰りたい?」 「どこに」 海を見つめたまま、レオは強い口調で訊いた。英智は何も言わなかった。 「……帰る場所なんてもうない。これから自分で作るんだ」 「君らしい答えだね」 そうして目を伏せて、また眼下の町の方に体を向けた。  「歌わないの」 「歌わない」 即座に答えれば、 「残念だなぁ」 という返事が帰ってきた。それが本当なのか嘘なのか。この男が嘘を吐いたことはない。きっと本心だろう、信じたくはないけれど。  彼の細い喉から歌が奏でられる。聞き覚えがある気がした――――学生時代の、あのステージで歌っていた曲だ。  アカペラの方が声の質や大きさが引き立っていると思った。爽やかなバラードが鼓膜を震わす。  抗争時代のときのような、荒削りさは感じない。  鋭い声が嫌いだった。だからと言って、この、角が取れた丸い声が好きなわけじゃない。  けっきょくこの男の声が嫌いなのだ。  名前も知らない凡才が書いた曲を、かつての『皇帝』は歌う。
 「せっかくだしお賽銭していこうか」 そう言ってコートのポケットから革の財布を取り出す。まさか万札を投げ入れるのでは、とレオは身構えていたが、英智が取り出したのは穴の開いた硬貨、五円玉だった。  「というか、おまえと神社が驚くほど似合わないんだけど」 「そう?」 レオも彼に倣って��ケットの中で小銭を探す。  鐘を鳴らし、硬貨を投げ入れる。レオが投げた硬貨を見て、英智が言う。 「十円玉は良くないんじゃないのかい」 「五円玉が無かったのー。いいだろ、金額なんて。縁があるときはあるし、ないときはないって」 二拍手して、目を閉じる。  願い事をして瞼を開ければ、英智がレオを見つめていた。 「ずいぶんと熱心にお願いしていたみたいだね」 「べつに、願い事じゃない」 石畳の上を歩き出す。レオのスニーカーと英智の革靴の底がコツ、コツと音を鳴らす。  赤い鳥居を潜りながら、英智が問う。 「君、神さまはいると思うかい」 「まぁ、いるんじゃない。だからおれは天才なんだし」 「神に愛されている、って?」 「まあな」 ふ、と英智が笑った。 「よかった」 その言葉の意味が理解できず、レオは首を傾げた。  「……いないなんて言われたら、僕は君を殺したかもしれない」 英智が鳥居の前で立ち止まる。吹いた風に、木の葉と木漏れ日、ふたりの髪が揺れた。 「君に八つ当たりして。……そうだなぁ、君をそこの柵から突き落としたかもしれない」 「絶景を見ながら死ぬわけだ」 強気に冗談を返せば、英智は嬉しそうにゆったりと微笑んだ。 「今さらだ。おまえは一度おれを殺しただろ」 「そうだねぇ」 謝る気も、謝らす気も、お互いさらさらないのだ。  寒いね、と英智が言う。そうでもない、とレオはフードに顔を埋めながら答えた。  神社を背に、坂道を下っていく。  「そういえばさぁ」 と、朝から思っていたことを口にする。 「賽銭するのもそうだけど、『いただきます』、『ごちそうさま』を言う印象もなかったんだけど」 英智はレオの横を歩きながら答える。 「躾けられたんだよ。あの説教好きな彼にね」  あぁ、と納得した。いつだか腐れ縁だと聞いたことがある。対極にいるようなふたりだが、逆にそれが長い付き合いに結びついているのだろう。 「昔からお小言ばっかり言われたよ」  昨日の夜、英智のスマートフォンが震えていたのをレオは知っている。その着信相手が彼だということも。  出ないのか、なんて野暮な質問はしなかった。理由があるから、黙ってあの箱庭がある街を出てきたのだ。  なぜ英智がレオを連れてこの町へ来たのか。  訊きたいことは多いのに、その問いを口にすることはできない。  遠くの海が陽の光にきらきらと光っている。
 夕方、離れに置かれたピアノの前に座り、鍵盤に触れる。  生まれてはすぐに朽ちていってしまうメロディーを音符で形にしていく。忘れることのないように、奏で続けられるように。  外から入る僅かな光に、宙に舞った埃がきらきらと輝く。  ふ、と背後に気配を感じた。その腕が伸びてくる。  細いヘアゴムを取られて、束ねていた長い髪が広がった。その髪に指が触れる。 「……ねえ、退屈だよ」 「そうか」 短い返事をしながら音符を書いていく。  つまらなそうに溜息を吐きながら、ふと英智が床に散らばった楽譜を拾い上げる。咎めているうちにメロディーが消えていってしまう。レオは楽譜に音符を書き込むことに夢中だった。  「ね、月永くん」 英智がレオの耳元で囁く。ぞわ、と鳥肌が立って振り返る。穏やかな微笑を睨み付けた。 「この曲、ひとりじゃ弾けないだろう?」 彼の手にあったのは、先程書き上げたばかりの楽譜だった。連弾の、曲。  何も言わないレオをよそに、英智は部屋の端に置いてあった椅子を引き摺ってきて、レオの座る椅子の横に並べ、腰掛けた。  そして、その長い指が鍵盤を叩く。  挑発的な流し目がレオを見て、そして重みのある深い音色を奏で出す。  ぞっ、と背筋に寒気が走る。ステージに立っていたときと似ている。痺れるような闘志。  レオも負けじと鍵盤に触れる。  「……最高だよ、その目」 熱い視線がレオを貫く。  あぁ、最高だよ、おまえも。  そんでもって、最悪だ。
 息が上がる。首を絞め続けられるような感覚。  声を嗄らして歌い叫び、足が縺れるまで踊って、主張しろ。王はおれだ。誰にも奪わせない。  おまえなんかに、おまえなんかには絶対渡さない。  おれの居場所だ。  セナがいて、リッツがいて、おれがいて、三人で築いて守っている唯一の城なんだ。  純白の衣装を纏った彼らが、微笑を浮かべる。  目の前の、サイリウムやスポットライトの光が、彼らの白が、唇をきつく噛んだセナと、舞台の上に座り込んだリツの後ろ姿が、霞む。  スクリーンに映し出された映画を観ている客の気分だった。自分事に理解できずに、レオはただ戦場の地に立っていた。  そんなレオの前に、美しい少年が一歩踏み出す。その視線に、呼吸が上手くできなくなる。力が抜けてマイクが手の中から滑り落ちた。  「……『Knights』の『王』、月永レオ、」 彼の低い声が静かに告げる――――『王』の、死を。  「このゲームは、君の負けだ」 まるで死期を伝える天使に似た、無垢な残酷さで、おれを見下す。青い瞳には勝ち誇った光が爛々と輝いていた。  衣装のマントが、目の前で翻される。  客席から沸く歓声は、騎士たちへのものではない。  「ありがとう」 優雅に辞儀をする、絶対王者――――『皇帝』へのものだった。  あぁ、そうか。おれは、負けたんだな。  そう理解した瞬間、すべてが音を立てて崩れ落ちていった。  なにを見ても、なにを聞いても、もう音楽は湧き出てこない。  おれはもう、『王』ではいられないのだ。  『皇帝』は歓声の中、仲間を引き連れて舞台を降りていく。スポットライトが消えると同時に、観客たちも会場から立ち去っていった。  「……『王さま』、」 息が整わないままの凛月を支えた泉が、レオを見つめた。澄んだブルーの瞳が、ゆらゆらと揺れている。凛月の漆黒の髪から雫が滴り落ちて、ステージの床を濡らした。  あぁ、なんて、情けない。 「……先に、行っててくれ」 ふたりから目を逸らす。泉は何か言いたげに口を開こうとしたが、躊躇ったように唇を結んだ。そして、 「わかった」 そうとだけ言って、凛月の細い身体を支えながら舞台袖に消えていった。  先ほどまでの熱は既に冷め切って、短い夢のようだった。  空っぽの、がらんどうのステージに、たったひとり。  初めての、敗北だった。 「あああぁああああっ、あああああああああぁぁぁっ!!」 引き裂かれた喉を、さらに壊すように号哭した。  痛い、痛い。死んでしまいそうなのに、殺してはくれない痛みにただ叫ぶ。  救ってくれ。赦してくれ。おれの居場所を、返してくれ。  リツとセナと生んだあの熱を、返してくれ。  「っ、は、ぁっ、はぁっ、はぁっ、」 自分の荒い息の狭間に、彼の歌声を思い出してしまう。  繊細かつ大胆、聴く者すべてを魅了する、完璧な声。  その凶器を首筋に宛がわれて、レオは竦んだ。  ――――君の負けだ 歪められた青い瞳に映った自分の表情さえも、しっかりと憶えている。  「あぁ、そうだ、おれの負けだ!」 レオの、最後の叫び声が反響した。  今度は、ぜったいに、おまえを殺してやる。この苦しみを、おれが味合わせてやる。  憎しみに燃えて、そうして、意識を手放したのを、今でもはっきりと思い出すことができる。
 英智が風呂に入っている間に、グリルで鰆を焼き始める。午後に行った魚屋で買った旬のものだ。予熱したグリルの中に二切れ並べる。やかんに水を入れ、火にかけてお湯を沸かす。  英智が上がるころには焼けるだろう、とレオは居間の押し入れの戸を開ける。昨日、この中にいいものを発見したのだ。  押入れの中の本棚に並んだたくさんのアルバム。それを手に取って、ページを捲る。  古いカメラで撮ったような写真が、きっちりと整理されていた。  写真の中で、今と変わらない色の瞳がレオを見つめた。  「月永くん」 後ろから声がして、レオは振り返った。  居間と廊下を隔てる障子から、 「上がったよ」 と、英智が上気した顔を覗かせた。そしてレオの手元を見て、目を丸くする。  「ああ、こんなところにあったんだ」 勝手に見ていたことを咎めもせず、レオの隣に座り、一緒にアルバムを覗き込む。ふわ、とフローラルなシャンプーの匂いがした。  「祖父が写真好きでね。よく撮ってくれたんだ」 「ふぅん。それにしても、ずいぶん不機嫌そうな顔ばっかりしてるな」 「はは、うん。この頃の僕には可愛げがなかったからね」 「安心しろ、今もないぞ」 「ひどいことを言うね」 楽しそうに笑いながら、次々と写真を指差していく。  誕生日のときの写真。小学校の入学式の写真。敬人の家の寺で撮ったふたりの写真。風邪を拗らせて入院しているときの写真。大きなアイリッシュ・セッターと寄り添って寝ている写真。小学校の卒業式の写真。  「……おまえ、泣けるの?」 英智の声を遮ったレオの問いに、英智は彼の指先の写真を目に止めた。  子ども用の黒いスーツを着た三歳くらいの英智の写真だった。その瞳には涙が浮かんでいる。 「ああ、さっきの写真に写ってた犬が死んでしまった時のだよ。庭で葬式をしたんだ」 他のページを捲れば、愛犬との写真がたくさん貼ってあった。 「ドナートって名前だよ。僕が生まれる前から飼っていたから、先に死んでしまうのは当たり前なんだけどね。すごくショックだった。余命宣告を繰り返しされていた僕より、なぜ元気だったドナートが先に死んでしまうのか、理解ができなかった。それと同時に、死ってこういうことなんだ、とも思ったけれど」 「このあと、動物飼ってないの」 「うん」  まだ子どもの頃に、自分にもいつかやって来るという死を目の当たりにしたのだ。恐怖でしかなかっただろう。  「……なぁ、怖いか?」 そう問えば、ゆっくりと英智が顔を上げた。落とせばすぐに壊れてしまう、丁寧に拵えられた美術品のようだと思った。  英智は、何が、とは訊かず、ふふ、と花が綻ぶように笑った。でもどこか憫笑じみたそれに違和感を覚える。 「怖い、って言ったら、君は僕を救ってくれるのかい?」  何も、言えなかった。  レオの返事を待たずに、英智はゆっくりと立ち上がる。  お湯を沸かしていたやかんとタイマーが鳴った。 「片付け、しておいてね」 そう言い残して、台所の方へ消えていく。その後ろ姿を見送って、レオはアルバムを集めた。  あいつを救えるのは誰なんだろう、と考える。  いただきます、ごちそうさまを教えた、彼の幼馴染か?  彼の左腕の道化か?  彼を心底愛している両親か?  それとも、彼に壊されたおれか?  答えの出ない問いを呑み込む。年季の入ったアルバムを閉じ、押し入れの中の棚に戻した。
 英智は湧いたお湯で味噌汁を作っていた。台所にその後ろ姿は、やはりどうも似合わない。  その間に、レオは丁度良く焼けた鰆を皿に移し、炊いておいたご飯をよそう。  囲炉裏の前に皿を並べていると、いつものように英智がラジオをつけた。ノイズ混じりにニュースが聞こえる。  いただきます、と手を合わせて食べ始めた。  「美味しいねぇ」 と、英智が笑う。  レオは頬杖をついて、鰆を噛みながらじっと目の前の男を見つめる。  彼の持った箸が鰆の身を裂いて、彼の口元へ運んでいく。開いた薄い唇の間の闇に消え、英智は静かに咀嚼した。  だれかの命を喰らって、生きている。  彼もまた、人間なのだ。  「……そんなに見つめられると食べにくいんだけどなぁ」 英智が苦笑しながら言う。 「顔に何か付いているかい?」 「あぁ」 右腕を伸ばして、英智の口元に触れる。  親指で下唇をなぞれば、柔らかい感触が神経を刺激する。  彼の唇が微かに、ゆっくりと開き、赤い舌が覗いた。滑らかなそれは、応えるようにレオの指に触れた。  誘うような目と同じくらい熱い、味を感じるための舌。  並びの良い、命を引き裂くための白い歯。  消化を手伝うための唾液が、唇から零れて一筋伝う。  据え膳食わぬは男の恥、とは言うが。  レオが指を離そうとした瞬間、彼の白い歯がその指を思い切り噛んだ。 「痛っ!」 「……食事中に欲情する君が悪いんだよ」 「欲情……っ、なんて、してないから!」 くっきりと歯形の残った親指を庇いながら、英智を睨めば、彼は楽しそうに笑う。 「早く食べないと、せっかくの食事が冷めてしまうよ」  そう言って、彼は何もなかったかのように食事を再開する。  レオももう一度箸を取り、鰆とご飯を口に運ぶ。  目線の先の汁椀の中で、冷め切ったお湯と味噌が分離している。右手で持った箸で掻き混ぜてその境界線を消してから飲み干した。冷めたそれは、ちっとも体を温めてくれない。  ラジオでは、天気予報士が今週の天気を知らせていた。
 布団を敷き終えて、ふわぁ、と大欠伸をしていると、 「もう寝るのかい?」 と、なぜかパジャマの上にセーターを着た英智が問う。 「おまえは寝ないのかよ」 「うん、ちょっといい所に行くんだ」 「いいとこ?」 小首を傾げるレオに、英智は窓を開けた。 「分かった、屋根の上だろ」 ��わ、と夜風が部屋の中に入り込んできた。  その窓の前に立ち、微笑んだ英智の髪がさらさらと靡いた。 「大正解」  屋根の上に干してあったらしい下駄を履いて、窓から屋根の上に出る。西洋人じみた顔立ちと高級ブランドの寝間着に、不釣り合いな下駄が小気味良い音を立てた。 「月永くんもおいでよ」  子どもみたいにあどけなく笑う男に、深い溜息を吐く。  そして渋々毛布を担ぎ、押し入れの中にあった足袋と下駄を履いて、彼の後を追って窓から出る。棟に腰掛けた英智に毛布を被せると、 「ありがとう」 と嬉しそうに微笑んで、レオの手を引いて自分の隣に座らせた。そしてレオの肩にも毛布を掛ける。  「綺麗だろう?」 まるで自慢の宝物を紹介するかのようにそう言った。  星屑が散りばめられた濃紺のビロードの空が、世界を包んでいる。  「小さい頃ひとりで、こっそりこうやって屋根に上がって星を見ていたんだ。本当は誰にも教えるつもりは無かったんだけど」 すぐ傍で、英智の声が聞こえる。呼吸が聞こえる。 「……おれに教えていいのかよ?」 この夜空は、本当に英智だけのものだったのだ。  英智は楽しそうに笑う。 「ここにいると自分も宇宙に居られるみたいに感じられるから、君も気に入ってくれるだろうと思って」 宇宙が好きだろう?  そう問われて、あぁ、と肯いた。  何億光年も昔に放たれた光が届く。今この瞬間も、宇宙のどこかで爆発が起きている。生まれ、滅んで、数えきれない光が走っている。  おれの書いた曲もそうなればいい。おれが死んでも、曲は生き続けて誰かに届けば、おれは死んでも幸せだ。  とは、言わなかった。自分の幸せをこの男に語っても、彼にとっての幸福の概念はちっとも変わらないだろう。  英智を変えたのは、レオではないのだ。  「……うん、大好きだ」 隣で、良かった、と英智が言う。彼がどんな表情をしていたのか、レオは見なかった。  「……ね、手繋いでいい?」 拒否はしなかった。そっと手が伸びてきて、レオの手に触れる。自分の体温を移すようにその手を握ると、英智は微かな笑い声を上げた。  「寒いねぇ」 「もう部屋入りたい」 「あと一分」 いーち、にーい、さーん、とカウントし始めると、英智も一緒になって数えた。  冷たい夜風が二人の頬を撫ぜた。
 「そういえば、なんでおまえもおれの部屋で寝てるんだっけ?」 朝訊こうと思って忘れていた問いを、布団に入り込みながらぶつける。隣の布団に入った英智が寝がえりを打ってレオの方を向いた。  常夜灯のぼんやりとした光の中で彼の笑った顔が見える。 「本当はそんなことどうでもいいと思ってるだろう?」 「はぁ?」 「朝に思ったはずだよ。でも今になるまで何も言わなかったから、どうでもいいんじゃないかなって」 図星、なのかもしれない。確かに、隣の部屋で寝ようが、すぐ隣の布団で寝ようが、どうでもいい。 「そうかもな」 そうとだけ答えて、英智に背を向ける。  ねぇ、月永くん、と呼ぶ声がしたが無視した。すると彼の足が入り込んできて、レオの足に触れた。 「冷たっ!」 思わず足を避けると、さらに追いかけてくる。ゆえに、レオと英智の距離も縮まる。  「おい!」 振り返れば間近に端正な顔があって、驚いて息を呑む。  「月永くん、あったかいから」 足を絡められて動けなくなる。氷のような冷たさがレオに伝わる。 「……裸足で外になんか出るから」 「ふふ」 「ふふ、じゃないし。霜焼けになっても知らないからな!」 「うん、おやすみ」 その言葉を最後に、英智は何も言わなかった。少し経って、規則的な呼吸音が聞こえてきた。  レオの熱が伝染したのか、それともレオの熱が奪われたのか、英智の足は徐々に温まっていった。
3
 三日目。  電車に乗って、ふたりは隣の海辺の町へ来た。  英智の言う通りだった。カモメの鳴き声があちこちからして、潮の匂いがして、海が煌めいている。  海風が前を歩く金色の髪を揺らした。  けれど彼が羽織っているのは、あの紺のブレザーではない。質の良い茶色いコートの後ろ姿を見つめながら、彼についていく。  一日この町を回ろう、という提案をレオは拒否しなかった。  家屋の間の細い石畳の道を歩いていく。  英智が足を止めたのは、古めかしい建物の前だった。扉の上の看板には『潮風劇場』の文字が刻まれており、懐かしい匂いが漂っている。 「映画でも見るかい?」 「ここ映画館なの?」 「そうだよ。単館上映の映画を多く上映してるんだ。意外と面白いよ」  中へ入って、英智が選んだ映画のチケットを買う。ロシアの監督の作品らしい。  小ぢんまりとしたシアターの、ほとんど観客のいない座席に座る。しばらくして照明が落とされ、上映が始まった。  ロシア語を聞いているうちに、うとうとと微睡んでしまう。  スクリーンの中の主人公がヒロインとキスを交わしている。  あぁ、この男とラブストーリーを観るとは思ってもなかったなぁ。そんなことを思いながら、レオは意識を手放した。  「……月永くん」 その声に目が覚める。証明に目が眩む。映像が映し出されていたスクリーンはただの薄い布に戻っていた。 「あれ、もう終わっちゃったのか?」 「君はずっと寝てたんだねぇ」 「最初は起きてた!」 「ヒロインは最後死んでしまったよ」 「はぁ、ありがちな悲恋だな」 「僕もちょっと退屈だった」 そんな他愛のない会話をしながら映画館を出た。  道路沿いの道を歩いて、海に辿り着く。  夕焼けに、薄く夜の色が掛かっている。そんな空の色を垂らされた海が、静かに波打っている。  柔らかく麗らかな三月の橙色の陽射しに、彼の金髪が光る。 「……夢ノ咲の海は、もっと明るい色をしていた気がするなぁ」 ひとりごとのようなその言葉に返す言葉を、レオは持っていない。ただ彼の背と、その先に広がる海を見つめる。  波打ち際でしばらく海を眺めていた英智が、不意に靴と靴下を脱いだ。細い足首の線が露わになる。  レオが声を上げる前に、英智は裸足で海の中に入った。  「冷たい」 「風邪ひくぞ」 「ひかないよ」 レオの心配をよそに、英智は靴を片手に歩いていく。  深い溜息を吐いて彼の後を追う。手で触れた海水は凍えるほど冷たくて、レオは英智の神経を疑った。  「君は寒がりだもんねぇ」 振り返って立ち止まった英智が笑う。追いついたレオは彼の細い手首を引いた。迫り来る波から英智の足が逃げる。 「冬の海に入るのはおまえみたいな酔狂だけだよ」 「三月はもう春じゃない?」 「冬だろ」 英智はコートのポケットから白いハンカチを取り出して、濡れて砂のついた足を拭いた。すぐにそのハンカチは汚れて、きっともう使い物にならないだろう。しかしそれも、英智とレオにとってはもうどうでもよかった。  レオの肩を借りて、英智が靴下と靴を履く。 「帰ろうか」 「腹減った」 「何か食べる?」 「うん」 砂浜に残った二人の足跡は、すぐに波に掻き消されていった。
 月永くん、と呼ばれる。  仰向けになると、布団の上に座った英智の手が伸びてきて、髪に触れた。 「……思い出してしまうね」 「なにを」 「昔のこと」  ――――キスしたこと、憶えてる? 問い掛けられて、レオは顔を顰めた。  「よかった。憶えててくれて」 「何もよくない」 英智の指の間から、長い赤毛がはらはらとすり抜けていく。それを見つめながら、英智は、 「相変わらず君はひどいなぁ」 なんて、笑う。  「またするかい? 楽しいこと」 「絶対に嫌だ」 「どうして?」 「痛いだけだ」 「そうかな?」 「痛い」 「手術に比べれば全然だよ」 「麻酔するだろ」 「してもしなくても、痛いものは痛いよ。肌を切り裂かれるんだから」  レオは黙って英智のパジャマのボタンに手を伸ばした。彼はされるがままだ。パジャマを脱がせ、下着をまくり上げた。  あの頃、くっきりと残っていた胸の下の傷は薄くなっていた。細胞が修復している。この男の身体はきちんと機能している。  指先で、その傷跡をつうとなぞる。彼の唇から甘い吐息が漏れた。 「月永くん、さっきの冗談だよ」 暗がりの中で彼の瞳が光っている。獣みたいだ、と思う。  「……解ってる」 柔らかな拒否を呑み込んで、彼の身体から手を放す。掌に、彼の低い体温が残っている。  レオは布団に寝転がり、パジャマを着直す英智に背を向けた。 「……おやすみ、月永くん」 そう言った彼の手は、レオに触れなかった。
 『生徒会』と『五奇人』の抗争時代に、レオと英智は何度か身体を重ねたことがある。  若さゆえの過ちだった。英智に生徒会室に呼ばれて、粛然とした箱の中で密やかに抱き合った。  一度目はお互いを苦しめるためだけの痛々しい行為に過ぎなかった。身体を貫くような痛みに吠えて、吠えさせた。  二度目、三度目、そう回数を重ねていくうちに本当の目的を見失っていった。  バスタオルを敷いた床にレオは押し倒される。自分を見下ろすその瞳を見つめながら、唇を触れ合わせる。唇の皺ひとつひとつを確かめるように、何度も、何度も。  そして深いキスに変わる。舌を絡めて、音を立てて。 ブレザーを、ワイシャツを、お互いに脱がしていく。蠱惑的な瞳を見つめながら。  肌蹴たシャツの下、露わになった彼の胸元を初めて見たとき、レオは息を呑んだ。 「……これかい?」 つ、と彼の指がその線をなぞる。  左胸を横切る醜い傷跡。それは白い肌にくっきりと刻まれていた。 「手術の痕だよ」 何でもなさそうにそう言って、笑う。 「醜いだろう?」 自嘲のような、挑発的な笑みが気に入らなくて、端を引き上げた唇を噛んだ。  何回目かの行為の最中には、 「くたばっちまえ」 と息も絶え絶えに口にしたことがある。音楽が生まれないゆえの苛立ちをぶつけた、ただの八つ当たりだった。そう叫んでも、怒りと憎悪に塗れたレオの身体にキスを落としながら、英智は強気に目を細めるだけだった。  ダンスに使う四肢も、歌うための声も、今は飢えた獣のものでしかない。  理性と本能が剝離していく感覚がレオを快楽に突き落とす。それはきっと、英智も一緒だった。  制服を着た英智が自分を見下ろしている。  「声、聞かせてくれないかい?」 嫌だ、と反論する声が擦れている。  「レオ、気持ちいい?」 一対の青色が冷淡に細められて、背筋に電流が走る。それと同時に、音楽が生まれていく。ペンを取ろうとしたレオの手を英智が押さえ付けて、そして深く口づける。  「……ッ、あ、ぁ」 「レオ、」 名前を呼ばれて、理性が崩壊する。ふたりの獣は吠える。  全部が欲しい。この男の全てを、奪って、殺してやりたい。  「英智……ッ!」  憎い。愛おしい。殺したい。終わりに、したい。  混沌とした感情を快楽に混ぜて飲み干していく。  そして熱が醒め切ってから、あの行為で戦意を失ってしまえ、と懇願していた。
 スマートフォンのアラームで浮遊した意識はすぐに覚醒した。  布団から腕だけ出してスマートフォンを掴む。寝起きの頭にガンガンと響く煩いアラームを止めた。  隣から寝息が聞こえる。不幸中の幸い、英智はまだ眠っているようだ。  彼を起こさないように布団を抜け出し、枕元に畳んでおいた着替えを持って風呂場へ直行した。  寝間着と下着を洗濯機に投げ入れボタンを押してから、浴室へ入った。  熱いお湯を全身に浴びて頭が冴えていく。  あんな夢を見るなんて、どうして今更。まるで昨日の言葉に乗せられているみたいじゃないか、と自己嫌悪に陥る。  ――――またするかい? 楽しいこと。 歪められた瞳を思い出す。あの部屋でレオを見下ろしたときと同じ眼差しだった。  髪の毛先から雫が連なって床に落ち音を立てる。  あいつにとっては、楽しいことだったのか。おれにとってはちっとも楽しくなかったけど。  痛くて、息が詰まって、苦しくて、でも、それ以上に気持ち良かった。  けれど、抗争時代の後、レオと英智がその行為をすることはなかった。
 さっさと一人で朝食を済ませて、レオは作曲のためにピアノと譜面と向かい合っていた。そんなレオの姿を見咎めて、英智が声を掛ける。 「今日はずいぶんと早起きだね。昨日もなかなか寝付けずに、遅くまで起きてたんだろう?」  重低音のメロディーを荒々しく弾きながら、レオは顔を背けた。  「何か嫌がらせしたかな?」 独り言を呟きながら、英智はレオの傍へやって来る。  それを咎める気にもならなかった。  音楽が、生まれない。  音符を書いては消し、楽譜を書き上げては丸めて床に捨てた。起きてからずっとこの調子だった。  寝起きが一番頭が冴えるはずだ。一番いい曲が書けるはずだ。こんなこと、一度もなかった。おれは天才だ、音楽を生めないなんて有り得ない。  英智の白い手が散らばった楽譜を手に取る。  そして、その声が音符を追う。  「な、」 レオはピアノに凭れていた頭を持ち上げて彼を見つめた。  楽譜に向け���れていた視線がレオに移る。 「歌うな」 そう制しても彼は止めない。  あの眩しいスポットライトの光と華やかな歓声に包まれている。純白の衣装を身にまとった彼の貫くような視線に、あの頃、欲情していた。  歌声がレオの心臓を突き刺す。  「やめろ、」 違う。おれが作りたいのは、こんな、醜い曲じゃない。  「やめろ!!」 両手で鍵盤を思い切り叩いた。貫くような不協和音と怒鳴り声が部屋中に響いて、英智は驚いたような顔をして、歌うのを止めてレオを見た。  彼の胸倉を掴み、そのまま床に押し倒した。痛みに彼の表情が歪み、落ちていた楽譜が舞う。 「こんな曲に価値なんてない!」 「……どうして」 「こんなんじゃない、おれが創りたいのは、もっと、もっとあの頃みたいな」 「月永くん、」  冷淡な声に息が詰まった。白い手がレオの喉笛に添えられる。深い色をした瞳に、深層部までを見透かされてしまっている気がした。  「……あの頃には、戻れないよ」 窓の外で一層強く雨が降り頻る。その音にも邪魔されずに、彼の声はレオの鼓膜を震わせた。  その声に、記憶を翳して、辿っている。  ――――君の負けだ、  ――――『王さま』  ――――『Knights』の王、月永レオ  レオは英智を突き放し、ピアノの傍に置いておいた財布と携帯を引っ掴んで家を飛び出した。  三月の冷たい雨が身体を打つ。肌の表面は凍えるほど冷たくなっていくのに、頭には血が上って熱くなっていく。  呼び止める声も、追い掛ける足音も、聞こえなかった。  煩い雨音に紛れて聞こえなかっただけだと信じたがる自分が、ひどく惨めだった。
4
 夢ノ咲学院の裏の砂浜で、ふたりきりになったことが一度だけある。  十八歳の秋。  砂浜に音符を刻む。湧き上がる霊感に追いつかなければ。  と、そのときだった。  「久しぶりだねぇ」 懐かしい声に、手を止める。  ザァ、と音を立ててやってきた波が音符をさらっていくのを見送って、レオは振り返った。 「……おかえり、月永くん」  相変わらず頼りない細い身体だった。入退院を繰り返していると風の噂で訊いた。  「また君と兵刃を交えられると思うと嬉しいよ」 「それはもうごめんだな」 目の前に立った男を見上げる。  「もう帰ってきてくれないと思った」 「まだやるべきことが残ってる」 く、と青い瞳が細められる。 「キス、してもいい?」 「再会祝いのつもりか?」  目線がふたりの間で絡み合って、英智が細い腰を折ってレオの唇に口づけた。  おまえを殺したい。  はっきりと、あのステージの上でそう思ったことを思い出す。  おれの描いた音符で首を絞めて、剣のような歌声で心臓を貫きたい。  おれがおまえにされたことをしてやりたい。  心臓が止まって、そのまま玉座からずり落ちてしまえばいい。  でもそれは、レオの役目ではなかったらしい。  時代を変えた『新星』たちが、『王』のいないあいだに『皇帝』を殺した。  「なぁ、『皇帝』、」 離れていく唇を引き留めずに、まっすぐと英智を見つめる。その渾名はもう似合わないか、とも思ったが、レオの中で、天祥院英智という男は『皇帝』でしかなかった。  「おれの悪足掻きに付き合ってよ」  青い瞳に自分が映っている。鏡のようなそれは凪いだ海と似ていた。  「いいよ、君の考えることは退屈しないからねぇ」 そう言って、笑った横顔が昔と違うことに気づいたが、レオは何も言わなかった。
 ふ、と目が醒める。スマホの画面を確認すると、もうすぐ午後六時を回るころだった。  朝、あの家を飛び出して、夢ノ咲とは逆の方向へ向かっていく電車に乗り込んだ。絶えず変わっていく車窓を見つめながら、気分でいろいろな駅に降りた。  荒れた海が見える町。ビルが立ち並ぶ都会。教会のある田舎町。山ばかりの町。寂れた商店街がある街。  そうしてあの田舎町から、英智から、遠ざかってきた。  英智からの連絡はなく、それ以前に、スマートフォンの電池は切れて使い物にならなかった。  雨は昼間より強くなっている。アナウンスが鳴っていて、多くの人から席から立ち上がった。それに倣うように重い腰を持ち上げて、人に押されるように電車から降りる。  コンコースの人混みの間をすり抜けながら外へ出れば、降り頻る強い雨が身体に叩きつけられる。コンビニで買ったビニール傘は、前の町で壊れて捨ててしまった。  ダウンのフードを被り、寒さに息を吐く。  傘を差した人たちが足早に歩いていく。レオの横を通り過ぎた何人かが、傘を差さないレオを訝しげに見てはすぐ目を逸らす。  孤独だ、と思った。  こんなにたくさん、数えきれないほど傍に人がいるのに、孤独しか感じないのは、なぜ。  「……『王さま』?」 聞き慣れた声に後ろを振り返る。灰色のコートを着て青い傘を差した、端正な顔の男が立っていた。 「おぉ、セナ、久しぶりだなぁ」 駆け寄ってくるかつての仲間に、無理に作った笑顔を見せた。  「ずぶ濡れじゃん、こんなところで何してるわけぇ?」 泉はレオの腕を引いて傘の中に入れた。 「身体も冷え切ってるし」 「わはははっ、セナは相変わらず世話焼きだなぁ」 「無理して笑わなくていいから」 ほら、行くよ、と腕を引かれて歩き出す。自分より少し背の高い男の背中は、昔と変わらず大きく見えた。  ふたりが雨宿りに入ったのは通りにあるカフェだった。客は少なく、店内にはBGMと、窓の外の雨音が流れていた。  窓際の席に向かい合う形で腰掛け、泉が店員を呼ぶ。 「コーヒーで良い?」 と訊かれ、黙って肯いた。 「ホットのブレンドコーヒーを二つ」 という泉の注文する声が雨音を消す。店員は注文を取るとすぐに去っていった。  「……で、」 頬杖をつきながら泉が話を切り出す。 「卒業式後からどこに行ってたわけ?」 「田舎町だよ」  泉の青い瞳をじっと見つめる。彼より濃い、青。それに嘘が通じないことは理解している。 「セナはこんな都会で何してたんだ?」 「仕事に決まってるでしょ。モデル業に復帰したらすぐに大量の依頼が来たの」 「さっすが売れっ子モデルだなぁ~」 「お褒めの言葉をありがとう、『天才作曲家』さん。アンタも仕事来てるんでしょ?人づてに聞いたよぉ?」 「まぁな。でも大体断ってるよ、充電期間」 「何言ってんの、散々充電してたくせに」 「それは、あの戦いから逃げた期間のこと?」 思わず語気を強めてしまったことに、すぐ口を噤んだ。  「……ごめん」 そう謝れば、泉が窓の方に顔を背ける。 「今のは、俺も悪いから」 気まずそうに、彼はそう言った。  お待たせいたしました、という店員の声にふたりで顔を上げる。それぞれの前にコーヒーカップが置かれ、また店員は去っていった。  テーブルの端に常備されているシュガーを手に取って、黒い液体の中に入れた。ブラックコーヒーを啜り、泉が言う。 「珍しいね、砂糖入れるなんて。ブラックで飲まないの」  そう問われて、目を伏せる。黙ってコーヒーを飲んだ。今まで甘いフルーツティーやミルクティーなどの紅茶ばかり飲んでいたからか、とても苦く感じた。  「……『皇帝』と一緒にいたの」 その問いに、レオは思わず目を見開いた。 「……なんで」 「昔と、同じ目をしてるから。当たり?」 「セナには敵わないなぁ」 苦笑しながら苦いだけのコーヒーを啜る。  泉が、かちゃん、と音を立ててコーヒーカップを置く。  「……一週間だけって約束で暮らしてたんだけど、ちょっといろいろあってさ。出てきたんだ」 「探してんじゃないの」 「さあなぁ」 ふぅん、とどうでもよさそうに泉が相槌を打ち、 「これからどうすんの」 と訊く。  「自分の家に帰ろうかなぁ」 あの日本家屋に着替えなどは置きっぱなしだが、わざわざ取りに行きたくもないし、大して大事なものでもない。このまま黙って帰ればいいだろう。  はぁ、と息を吐いた泉が立ち上がる。  「傘買ってきてあげるから。ここから動かないでよね、分かった?」 泉はそう言って、傘を差して土砂降りの雨の中へ出ていった。銀色の髪と灰色のコートはすぐに人混みに紛れていく。  あの頃と同じ目――――どんな目だろうか。すべてを喪ったような光を持つ瞳だろうか。あぁ、そうか。おれはまだ 過去に囚われているのか。セナは自分の道を、自分の未来をまっすぐ見据えて歩き出しているというのに、おれはまだ未練があるのか。  彼の姿が窓から見えなくなると、レオはレジに行って二人分のコーヒー代を払い、店を出た。  そして、泉が歩いていった道とは反対の道を、雨に打たれながら歩いた。
 夜になっても、雨はやまない。  建ち並んだビルの窓から漏れる光の色に雨粒が染まって、黒いコンクリートの上で砕け散る。  交差点の後ろに聳え立つビルの大型モニターの中で、知らないアイドルが歌っている。  しかしその歌声は雨音や足音に掻き消されて誰の耳にも届かない。  あぁ、おれの音楽もこんな風に踏みつぶされていくのか。  あいつが命を削りながら叫ぶ声も、誰の耳にも届かずに靴底の跡をつけられるだけなのか。  城を出た王は庶民と変わらないのか。  あの頃の栄光を得ることなんて、できないのか。  交差点の真ん中で茫然と立ち竦むレオの横を、人々が通り過ぎていく。暗い波が去っていく。  「――――月永くん、」 そう、呼ぶ。あの頃とは違う、丸みを帯びた優しい声が。  ふと、身体に叩きつけられていた雨が止んで顔を上げた。  傘を持つ白い手。自分より高い背丈。コートのフードから覗く金色の髪からは雫が滴っている。 「月永くん」 彼の濡れた肩を見て、思わず笑う。  それと同時に、今まで張りつめていた糸がぷつん、と切れて、全身の力が抜けた気がした。 「……傘の意味ないじゃん」 寒さに擦れた言葉は、最後まで言い終えることなく途切れた。  英智の冷え切った身体が、レオの身体を抱き締めた。  甘いトワレの匂い。一日中、この匂いを探していた。冷え切った身体を強く抱き締め返す。 「『皇帝』、」 「……帰ろう、月永くん」 帰ろう、と噛み締めるように、英智はもう一度囁いた。  それに対しての上手な答え方をレオは知らない。  「あぁ」 そうとだけ言って細い手を掴み、彼の持つ傘を受け取って歩き出す。  人混みの中に、ふたりの声は呑まれていった。
 「どうしてあそこにいるって分かったんだ」 そう問う。  都会の電車の中に、濡れ鼠になった会社員や学生の憂鬱が立ち込めている。  扉の傍の手摺に寄り掛かった英智が、車窓の外に目を向ける。 「……なんとなく。夢ノ咲の方には行かないだろうと思って、こっちに来たんだ。そうしたら、瀬名くんからメールが来て」 「はぁ、つまらないことするよなぁ、セナも」 「でもずいぶん探したんだよ」 おかげでぐっしょりだ、とコートの裾を絞ってみせた。電車の床に水滴が落ちる。  「会えて、良かった」 そう言って、レオの肩に頭を凭れる。香水に混じって、雨の匂いがした。  ねぇ、と擦れた声が左耳を擽る。 「……キス、してもいい?」 「再会祝いのつもりか?」 ゆっくりと電車がスピードを落とし、駅に停車する。降りていく大勢の人々の背中を見送って、ふたりは空いた席に腰を下ろした。  「もう昔じゃない、しないからな」 「冗談だよ」 はぁ、という隣で吐かれた溜息が電車の車輪が擦れる音に消えていく。  「……おまえのことだから、探しに来ないと思った」 トンネルに入る。ライトの光が差し込んでは通り過ぎ、また差し込んで、通り過ぎて消えていく。 「探してほしかったくせに」 揶揄う口調で英智が言う。 「べつに」 「素直じゃないなぁ」  横目で睨めば、英智は肩を竦めてみせた。 「……約束しただろう、秋の海で。君の悪足掻きに付き合ったんだから、僕の悪足掻きにも付き合ってもらわないと」 「そんなこと、いちいち憶えてるのか」 「もちろん。学院での思い出はすべて僕の宝だよ」 トンネルを抜けても、やはり窓の外は暗い。まっくろな闇が世界を包んでいる。  「……どこへ、行っていたの」 そう問われて、レオは、 「いろんなところ」 と答えた。  「海が見えるところ?」 「あぁ、行った。銭湯がある町もあった」 「銭湯には行ったの?」 「うん」 「風呂上がりに瓶牛乳を飲むんだろう?」 「あぁ、美味かった」 「いいなぁ、僕も行ってみたいよ」 どちらも、今度一緒に行こう、などとは言わなかった。  手と手が触れた。逃げずにいると、そっと手を繋がれた。  「……曲は、書けそうかい?」 英智の問い掛けに、レオは肩を竦めた。 「さあなぁ。まぁ、学院のときは生き急いでた感じだったし、少し休めってことじゃねえの」 「そうだねぇ。君はほんとうに忙しそうだった」 と、英智は懐かしむように笑った。その横顔が、すぐに消えてしまいそうな気がした。  「……おまえも人のこと言えない」 レオの言葉に、英智が顔を上げてレオの瞳をじっと見つめた。呑み込まれそうだと思うほど深い、深い青だった。 「なにをそんなに急いでんの」 英智は困ったように微笑んだ。 「急いでいるように見える?」 「……あぁ」 低い声で答えれば、彼は目を伏せる。 「まさか君にそんなことを言われるとは思ってなかったよ」  向かい側の席の窓を見つめながら英智の肩に頭を凭れた。重いよ、と声がしたが気にしなかった。  「……眠いな」 「眠いねぇ」 「あと何時間で着く」 「二時間はかかるかな」 ゆっくりと瞼を閉じれば、浮遊感に似た、夜の色より深い闇が身体を包む。  ふたつの手はどちらも冷え切っていて、一向に温まらない。
 家に着いたのは、日付が変わる、少し前の頃だった。  雫が滴る洋服をすべて脱いで洗濯機の中に押し込み、風呂で熱いお湯を浴びる。冷え切った身体がじょじょに温まっていった。  先に風呂に入った英智はすでに布団の中に潜り込んでいた。垂れ下がった紐を引いて電気を消す。  隣に並べられた布団に入れば、月永くん、と声がした。だんだん暗闇に目が慣れて、英智の顔が見えた。 「なんだ、まだ起きてたのか」 「うん、なんだか寝付けなくて。電車でも、ずっと起きてた」 それは、気づいていた。途中で意識が戻って、いつの間にか彼の頭の方が上にあり、彼の瞳は開いていた。その青は、じっと向かい側の窓を見つめていた。  「眠くないわけ」 「眠いんだけど、なんでかなぁ……」 困ったように彼が笑った。掛布団の上の右手をそっと取れば、何も言わずに握り締められる。   深夜特有の研ぎ澄まされた空気に降り頻る雨の音が響く。それをたっぷりと聞いてから、英智が呟いた。  「……眠るのが、怖いんだ」 繋がれた彼の右手に力が籠る。天井を見上げる彼の目の光はあの頃に比べるとずいぶん弱々しく見えた。  もしも、と彼の唇が動く。 「もしも、朝が来ても目が醒めなかったら?僕に朝が来なかったら?……考えるだけで、身が竦むんだ」 「……」 「長く生きられないって解っているつもりだ。いつ死んでもおかしくない身体だって理解している。それでも、それでも毎日眠るときになって恐怖が僕を支配するんだ」  彼の弱さの吐露に、レオは寝がえりを打った。手は、繋いだまま。 「……あいにく、おれは作曲の天才だ。作詞の才能はこれっぽっちもない。だからおまえが欲しいような言葉をおれは見つけられない」  英智は一瞬驚いたような顔をして、そして微笑んで、 「あぁ、そうだったね」 と言う。  無意識に、指を絡める。細い指だった。 「……明日、起こしてやるから」 「ふふ、うん。頼むよ、早起きはどうも苦手でね」  そっと英智の布団の中へ足を忍ばせ、相変わらず冷たい彼の爪先に触れた。 「あったかい」 と、彼が笑う。レオの体温が、徐々に英智に移っていく。  「……おやすみ、月永くん」 「……おやすみ」 そう返事をすると、左手をぎゅっと握られた。英智がゆっくりと瞼を閉じる。神に祈る儀式のようだった。  命あるもの、誰だっていつかは死ぬさ。おれも、おまえも。それが早いか遅いか、その違いだけだ。  心の中でそっとそう囁いて、瞼を閉じた。
5
 衣擦れの音に目が醒める。足音と咳き込む声が離れていく。  「『皇帝』……?」 起き上がって横を見ると、隣に彼の姿はなく、乱れた掛け布団が投げ出されていた。窓の外は暗い、まだ日も出ていない時間だ。  重い瞼を擦りながら、彼の後を追う。  居間にも、トイレにも、風呂にも、離れの部屋にもいなかった。 「朝からどこに行ったんだ……?」 渡り廊下を歩いているときだった。微かに水が流れる音がした。  中庭の方からだ。置いてあった下駄をつっかけて、中庭へ向かった。中央に植えられた梅の木の花が風に揺れる。  壁に取り付けられた立水栓の前で英智が蛇口のハンドルを掴んでいた。静寂に包まれた夜明け前の空に、水が流れる音だけが響く。  声を掛けようとして、やめた。  ――――英智は、泣いていた。 必死に、声を押し殺している。きつく噛み締めた唇の間から嗚咽が漏れる。悲鳴のようなそれに足が竦んだ。  しばらくして英智が水を止めた。  英智が縁側に上がって、その姿が見えなくなると、レオはその水道の前に行く。薄紅色の梅の花びらが浮かぶ水に、濃い赤が混じっている。  「……何の赤だ?」 ひとり首を傾げながら、蛇口を捻る。冷えた水がぐるぐると小さな渦を巻きながら花びらとその赤を排水口へ流していった。
 寝室へ戻ろうと廊下を歩いているとき、居間の灯りが点いていた。障子に透けるその光の中に影がある。  静かに障子を開けると、畳の上に英智が横たわっていた。  「……『皇帝』?」 顔を覗き込む。薄い瞼が開き、潤んだ青い瞳にレオの顔が映った。 「月永くん、」 その声は擦れていた。やけに赤い頬に触れると、溶けるかと思うほど熱かった。 「おまえ、すごい熱だぞ!」 「ん……身体が怠い……」 「こんなところで寝てたら余計熱上がるだろ!布団で寝ろよ!」 立ち上がらせるために熱い腕を掴んで、息を呑んだ。  元々細い身体だ。知っている。  しかし、こんなに細かっただろうか。  軽いその身体を背負い、二階の寝室へ向かう。布団に寝かせて、水で濡らしたタオルを彼の額に乗せた。  「……ありがとう、月永くん」 そう言って、赤い頬のまま笑う。幾筋もの汗が垂れている。 「……君は、いいお嫁さんに、なるねぇ……」 「バカ。いいから寝ろ」 バカはひどいなぁ、とぼやいて、レオの手を掴んだ。 「一緒に、いてくれないかい」 幼い子供のような表情に、レオは逆らえない。  黙って同じ布団に潜り込むと、英智は驚いたような顔をした。彼が口を開く前に、目を細める。 「ほら、寝ろって」 繋いだままの手は熱い。 「……うん、おやすみ」 「おやすみ」  いつもは冷たいのになぁ、なんて思いながら、レオも英智と同じように瞼を閉じた。昨日の疲労が残っているせいか、あっという間に眠りに落ちた。  次に目が覚めたときには、すっかり日も昇り、昼に近い時間帯だった。  英智は変わらず、長い睫毛を伏せてすやすやと眠っていた。彼の額に浮かんだ汗を、乾いてしまったタオルで拭ってやる。  低い音で腹が鳴った。英智を起こさないように静かに布団から出て、一階の台所へ向かう。背の低い冷蔵庫にはほとんど食材がなく、買いに行かなければ何も作れない。  二階へ戻り、冷やし直したタオルを英智の額に乗せた。着替えてから、メモ帳に『買い物に行く』と走り書きを残して家を出た。
 スーパーで買い物を終えた頃には腹がぐるぐると鳴っていた。  食材を冷蔵庫に入れ、冷却シートを持って寝室へ向かう。  襖を開けたが、布団の上に彼はいなかった。  まさかまた、と思い中庭に行ったが、彼はいなかった。トイレだろうか、と踵を返そうとしたそのとき、ピアノの音色が聞こえた。  ブランケットを肩に羽織った英智が、ピアノの前の椅子に座って鍵盤に触れていた。 「……あれ、見つかっちゃった」 そう言って笑いながら、モーツァルトのピアノソナタを弾く。 「モーツァルトは嫌いだ」 ピアノに凭れ掛かって、冷却シートを一枚取り出す。  顔を上げた英智の前髪を指で梳く。露わになった額にそれを貼ってやると、冷たい、と眉を顰めた。  「安静にしてろって言っただろ」 「なんとなくピアノが弾きたい気分になったんだよ」 そう言って、近くにあったもう一脚の椅子を引き寄せてレオに座るよう勧めた。溜息を吐きつつ、腰を下ろす。 「一曲だけだからな」  そうして、あの連弾曲を弾く。  時折、英智は咳をした。細い喉のしがらみ。  たまに、レオの左手と英智の右手が触れ合った。わざとらしく指を絡められて振り払えば、英智は楽しそうに笑った。そして、また咳をする。  白と黒の鍵盤の上で、二十本の指が自由に躍る。  離れて。近づいて。触れて。また、離れる。  誰かのために、と定めて曲を作ることは少ない。そのとき生まれた霊感を音符に変えるだけだ。  この連弾曲も、そうだ。  『皇帝』と呼ばれた天祥院英智という男に触れて、声を聞いて、そうして生まれた霊感を形に、音に、変えて出来上がった曲だ。  すぐ傍に体温がある。  彼の鼓動が聞こえる。  けれど安心できない。それは、雨の都会の街で感じた孤独に似ていた。  最後の一音の残響が部屋に響いた。  「……月永くん、」 「なに」 ふ、と彼が目を伏せ、なんでもない、と言う。  英智の手を取って立ち上がらせる。  「昼飯、食べれる?」 「お粥かい?」 「そう」 「あんまり好きじゃないんだよなぁ……」 「文句言うなよ」 なんとなく、その手を放せなかった。寝室に行くまで、ずっと手を繋いだままだった。
 昼食を食べ終えて、英智はまた眠りについた。レオはピアノに触れた。 それからメモ帳を広げたものの、まったく霊感は湧かなかった。昨日の朝方から陥ったスランプから、まだ抜け出せないでいる。もどかしい気持ちばかりが募って、ペンが進まない。  掴もうとした音がばらばらに飛び散っていって、指の間をすり抜けていく。音符の形になろうとせず、五線譜の中に納まってくれない。  あぁ、おれはどんなふうに曲を書いていたんだろう。  弾きたい曲もない。書きたい曲もない。  おれは、あの学院にいるとき、スランプになって足を枷に捕らわれたとき、どうしていたっけ。  鍵盤の上に頬を乗せていたとき、ピアノの横に置きっぱなしにしていたスマホが震えた。  腕だけを伸ばし、それを手に取った。『新着メールが届いています』という通知が液晶画面に表示された。  メールボックスを開くと、見覚えのないアドレスからメールが届いていた。  差出人は有名な映画製作会社だった。レオはその会社の映画を観たことはないが、今まで出席してきた表彰式などで名前を聞いた。映画の劇中歌が賞を貰っていた気がする。  メールの趣旨は、次回作の映画の劇中歌を作曲してほしい、というようなことだった。依頼を受けてくれるのなら、詳しいことは会って話したい、早ければ明後日に、とも書いてあった。  ピアノの蓋を閉じて、寝室へ戻ると、目を覚ましたらしい英智が窓辺に腰掛けていた。  夕陽がきらきらと彼の金色の髪に反射している。濃い影が彼の背中から伸びていた。  額、高い鼻、顎のラインを目線で辿る。  視線に気づいたのか、振り返った英智が、 「月永くん」 と呼んだ。  レオはその隣に座って、彼が見ていた景色を見た。  まだ山には少し雪は残っているが、白や赤の梅が春の訪れを告げるように花開いている。薄紫色の雲が伸びていて、いつだかの時代の物語を思い出した。春はあけぼの、だ。今はあけぼのではなく夕暮れだけれど。 「春の夕暮れは好きだよ。柔らかい匂いと色がする」 と、まるでレオの心を読んだかのように英智が言った。  「……仕事を依頼された」 唐突に話が変わったにもかかわらず、英智は驚くこともなく、そう、とだけ相槌を打った。 「明後日、昼間いなくなるけど」 「うん、君の帰りを待ってるよ。夜になったら家に帰ろう」 元々そういう約束だった。七日目の夜には帰って、そして。  「……どんな仕事なの?」 「映画の、劇中歌の制作」 「大抜擢だねぇ」  咽た英智の背を撫でてやると、彼はもう一度窓の向こうを見た。 「春には街中の桜が咲いて、一面桜色に染まる。夏には蝉が鳴いて、八月の夜は隣町で打ち上げられる花火がとても綺麗に見える。秋には庭のイチョウや山の紅葉が色づくんだ。冬は空気が澄んで星がいちだんと美しいから、寒さも忘れてずっと見ていられる。僕は、いつも病院のベッドの上で、窓から町を見下ろしていた」 そう言ってから、また静かに咳き込んだ。 「……この町の四季も、見たかったなぁ。夏にしか来たことなかったから」 「住めばいいじゃん、この家に」 「無理だよ、この家は売られるんだ」 「わがまま言えよ」 「もう買い取られたんだ」 残念そうに、彼がそう言った。 「僕がこの町に来ることはもうないよ」  その指が窓にサインを綴る。  「形あるものはいつか失われるんだ、解っているよ。……ただ、もう少し時間があれば、とは思ってしまうけれど」 形あるもの、それが何を指すのか、レオは訊けなかった。  振り返った英智が、来て、と言う。  その声が、やけに細くて。  鼻が触れてしまうほど、距離を縮めた。彼に向き合うように。  「……君と一緒に暮らせたら良かったなぁ」 「おれはごめんだな」 「冗談だよ」 そして、ゆっくりと唇を寄せた。薄くて乾燥した唇だった。離れていくとき、思わずぺろりと舐めてやった。何食わぬ顔で、 「……あの頃とは違うんだぞ」 と言えば、英智はどこか哀しそうに微笑んで顔を伏せた。長い前髪がその表情を隠す。 「解っているよ」  その前髪を指で持ち上げ、顔を覗き込む。 「……みっともない顔だなぁ」 「そのとおりだよ」 もう一度、そのままキスをした。  最後の悪足掻きだ、許してほしい。  あの学院で終わったあの輝きを今だけ、もう一度だけ。  優しくて柔らかい匂いと色がする春の夕暮れは、なぜか寂しい気持ち��なるのだと、レオはそのとき初めて知った。
 徐々に頭が冴えてきて、そして勢いよく起き上がった。  いない。  英智は、布団の上にいなかった。  部屋を出て違う部屋を覗いたが彼の姿はなかった。  一階に降りて、居間や台所、洗面所、風呂場や囲炉裏部屋にも、トイレにも、彼の姿はなかった。  離れに向かおうとして渡り廊下を歩きながら、ふと中庭に目をやった。  裸足のまま、地面を歩く。ひんやりと冷たい土を踏む。  青い絵の具を垂らしたかのような真っ青な空に、白い梅の花が風に揺れている。  その木の下にしゃがみこんだ彼もまた、レオと同じように裸足だった。  「……何してるんだよ」 後ろから声を掛けると、英智が振り返る。顔色は昨日ほど悪くはない。 「……月永くん、」 と呼んだ彼の額に、手の甲で触れる。まだ少し熱が残っている。そのまま、指で前髪を梳けば、擽ったそうに彼が瞳を伏せる。  「……ぶり返すぞ」 「うん、でもあともう少し」  レオの手から逃れて、また梅の木を見上げる。そうわがままを言う横顔は幼い子供のようなのに、瞳は世界の仕組みのすべてを知った大人に似た、冷たい光を宿していた。昔とは違う、熱のない光。昨日の夜と変わらない、弱々しい光。  彼は梅の木の幹に額を当てた。まるで信仰を伴った行動のようだった。伏せた睫毛から目を逸らし、彼の足首の細い線を見つめる。  小さく彼が、ステージの上で歌っていた歌を口ずさむ。  そうして、顔を上げて振り返った英智は微笑んでみせた。そんなに情けない顔をしていたのだろうか、と思わず口元を右手で覆う。  「ねえ、月永くん」 首を傾げれば、長い前髪がそれに合わせて揺れた。 「散歩に行きたい」
 坂道を上っていく後ろ姿を見つめながら、後を追う。  あたたかい陽射しの中、道の両脇に咲く梅の花と同じ色の彼のシャツが眩しく光る。  相変わらず白が似合う、と思った。  「……なぁ、」 「ん?」 振り返った彼に問う。 「白、好きなの」 彼は微笑んで頷いた。 「白は美しい色だと思わないかい?」  何者にも侵されないその色を纏った英智が、長い睫毛を伏せる。 「……それに昔、喪服は白色だったんだ」  ふわ、とふたりの頬を撫ぜた風は線香の匂いがした。  匂いの先を見ると、坂の途中に墓園があった。名前が刻まれた石が揃って並んでいる。 石と石の間の通り道を若い女性とその子供であろう幼い男の子が手を繋いで歩いていく。女性の腕には花束と線香の箱。  彼女が線香に火をつけ、その線香を立てた。細く白い糸のような煙が風に流れていく。  線香の匂い。  死の、匂い。  「……懐かしい匂いだ」 英智はそう呟いて、哀しくなるほど青い空を仰いだ。金色の髪がさらさらと風に靡いて、その隙間から形の良い耳が覗く。 「敬人の家に遊びに行くと、必ず線香の匂いがするんだ。敬人はその匂いが嫌いだって必ず言ってた。でもしょうがないよね、毎日お墓に誰かが来て、線香を上げていくんだから」  ゆっくりと瞬きをして、それから、 「行こうか」 と再び歩き始めた。  線香の匂いがしばらくレオの鼻先に残っていた。  辿り着いたのは、坂の上にあるあの神社だった。鮮やかな、赤い鳥居と青空のコントラストを目に焼き付ける。 「今日は海まで見える」 英智が眩しそうに目を細める。眼下に広がる町を、ふたり並んで見渡した。  細い畦道をバスが走っている。田んぼや畑に柔らかい緑が広がっている。乗客の少ない電車が走っている。遠くの海がきらきらと輝いている。  あの青に触れた彼の足首の線を思い出して、海へ行きたい、と思った。さざ波の音が耳の奥で聞こえる。  その音を、英智の歌声が掻き消していく。レオの知らない曲だった。  都会のビルのモニターの中で歌う彼の姿を想像する。似合わない衣装を着て、凡才の作った曲を歌って、センスのないダンスを踊る。  しかし、それでもきっと、雑踏に踏みつぶされることはないのだろう、と思った。誰しもがレオと同じように、彼の歌に心臓を掴まれ、息を止められるのだ。  歌い終わった彼は、大きく息を吐いて春の町を見下ろした。  「……僕は、神様はいると信じているんだ」 神様がいないと言ったらここから突き落とされるんだっけ、と思い出しながら彼の背を見つめる。 「神様がいなかったら、僕は誰に八つ当たりすればいい? 誰を憎めば、恨めばいい?」 振り返った英智の瞳に、息を呑んだ。  相手にすべてを投げ出させ、降伏させるためには手段を択ばない、あの『皇帝』そのものの光を宿した瞳だった。  それは、あの頃だけのものであって、今は。  英智は、絶壁の先と展望台を区切るフェンスの手すりの上に立った。  そのまま、重力に逆らうことなく落ちていく――――その彼の姿を想像して、レオは細い腕を思い切り引っ張った。重なるように倒れて、英智の全体重がレオの身体にかかり、ぐぇ、と呻き声を上げた。  起き上がった英智が、レオの顔を見て、それからぷっと噴き出した。 「あははっ、あはははは!」 愉快に笑い声を上げる英智に、レオは顔を赤くして怒鳴った。 「笑い事じゃないからな!」 「僕が、飛び降りると思ったのかい? はぁ、君の真剣な顔と言ったら、あっはははっ」 大口開けて子どものように笑う英智を見て、言葉を発する気力も失せた。  笑い続ける彼を無理矢理押し退けて、レオも起き上がった。  笑い過ぎて下瞼に溜まった涙を拭った英智が言う。 「はぁ、ほんとうに君がいると退屈しないなぁ」 やっぱり一緒に暮らそうか、なんて口にする英智に、 「絶対にごめんだね!」 と、べっと舌を出した。  やはり神様はいるのか、と思った。  賽銭をしたときに心の中で言ったのだ、この男の笑った顔が見てみたい、と。自分には決して見せないような顔を見れたら、きっと霊感が湧くのだろうと思ったから。  立ち上がろうとした英智が、あれ、と言う。先に立ち上がったレオが彼のつむじを見下ろす。  「……月永くん、」 「……なんだよ」 「腰が、抜けたみたいだ」 「このボンクラ『皇帝』!」 そう罵って、動けなくなった彼の身体を背負う。驚くほどの軽さに息を呑んだ。 「月永くんは優しいねぇ」 「貸しひとつな」  そうは言ったものの返される機会なんてもうないんだろうなぁ、と思いながら、麗らかな光が当たる坂道を下った。
 夜が更けて、彼の熱は少し上がった。 「昼間にはしゃぎすぎすぎたせいだろ」 と言えば、英智は、 「君の面白い顔を思い出すとまた笑ってしまうよ」 と言いながら、また笑っていた。  垂れ下がった紐を引いて、常夜灯に切り替わる。淡い光に目を擦り、彼の隣の布団に潜り込む。  そっと足を忍び込ませて、彼の足に触れる。  「あったかい」 彼はそう言って寝がえりを打ち、レオの方を向いた。レオはじっと天井を見上げたまま、光に目が慣れるのを待つ。  ねぇ、と彼が言う。  「君は、アイドルを辞めるのかい?」 考える時間さえなかった。その答えを、ずっと前から持ち合わせていた。 「あぁ」 天井の染みを数えながら短く答えると、英智は、けほ、と小さく咳をして、また問う。  「歌ってくれないの」 「歌わない」 「残念だなぁ……」 いつだかと同じやり取りをして、英智が咳をしながらも笑う。  「僕は君の歌声が好きなのに」 「嘘吐け」  英智が起き上がり、じっとレオの瞳を見つめた。暗闇の中で白すぎる顔がぼんやりと浮かんで見える。  深い溜息を吐いてから、今度はレオが問う。  「……お前は辞めないの」 「辞めない」 瞬時に返ってきた声に驚いて、英智を見つめ返す。その瞳が、強い声色とは裏腹に優しく細められた。 「辞められない、と言った方が正しいかな。アイドルという概念が僕を離してくれないんだ。それは苦じゃなくて喜ばしいことだよ、僕にとってはね」  なんとなく、その腕を取る。袖を捲って露わになった前膊は点滴の針の痕が多く残っていた。こんな脆い身体を引き摺り続けるなんて、自らの首を絞めるような行為だというのに。  「……月永くん、」 青が、揺らめく。あのときの薔薇の色も、この色だったとふと思い出す。  あの花と同じ、この虹彩の色が『神の祝福』だと言うのなら、皮肉にしか聞こえない。  手を伸ばして、彼の首に触れる。頸動脈が、どく、どく、と動いている。  「僕の我が儘を聞いてくれて、ありがとう」 「あははっ、おまえに礼を言われる日が来るなんて思ってもなかったな~」 英智の冷たい指がレオの輪郭を撫でる。その表情に、無理に引き上げた唇の端を元の位置へと戻す。  「僕のこと、ずっと赦さないで」 「……なに言って、」 「僕が君にしたこと、全部、赦さないでいて」 そう言った瞬間、英智は大きく咳き込み始めた。 「お、い……」  いつもとは違う。ヒュー、ヒュー、と喉鳴っている。レオは起き上がって、英智の背を摩った。左胸の奥で煩い心臓がレオの思考を邪魔する。  神様はいつだってひどい。人間を簡単に裏切るのだ。自分そっくりにつくったこの男を祝福したというのに。  嘔吐いた英智の唇から、鮮血が吐き出された。レオの服と布団が真っ赤に染まる。  「英智!」 名前を、叫んだ。  英智が顔を上げる。血で汚れた美しい顔を見て、英智は人間なのだと痛感した。人間だから、生きているから、死んでしまう。  ――――そんな風に、また、呼んでほしかったんだ、レオ。 そう擦れた声で言って、英智は微笑む。  そして、糸が切れた操り人形のように、レオの方に倒れ込んだ。繋いだお互いの手の隙間から、英智の命を証明する紅が零れて指を伝う。  「英智!」 引き攣った喉から紡いだ声で、もう一度そう呼んでも、英智は長い睫毛を伏せたままだった。
6
 七日目。寒さがぶり返した。三寒四温とはこのことか、と思いながらマフラーを巻いた。  仕事の打ち合わせを終えて、あの田舎の街に向かうバスに乗っているときに、ポケットの中のスマートフォンが震えた。液晶画面には『ケイト』という着信相手の名前が表示される。  「もしもーし」 『もしもし』 卒業式以来に聞いた声は、相変わらず無愛想だった。しかしその中に少し疲労が窺える。 「珍しいな、お前がおれに電話かけてくるなんて」 『お前が電話に出ることも珍しいぞ』 「今暇してたんだよ」 『英智といるときは忙しかっただろう』  その言葉に呆れ笑いが出る。 「なに、俺を糾弾するためにわざわざ電話掛けてきたのか~?」 『逆だ。礼を言うためだ』  ふは、と思わず笑い声が出てしまった。電話越しに、咳払いと、『何笑っている』という声が聞こえた。 「お前に言われてもなぁ。『皇帝』本人に頭を下げさせたいんだよ、おれは」 冗談交じりにそう言えば、彼は黙ってしまった。  「あいつ、生きてんの?」 そう問えば、即座に、 『生きている』 と返ってきた。  『いつもよりひどい発作だったらしい。じきに良くなる。そうしたら、会いに来い』  会いに、か。  バスがゆっくりと止まる。老婦人が降りて、その後に続いてレオも降りた。  白く輝く星たちがよく見える、静かな夜だ。街灯のない畦道を歩く。冷え込んだ空気に身震いした。  フードに顔を埋めて息を吐く。  「分かった」 そう一言だけ、返事をした。  『あと、英智から伝言だ』 「伝言?」 『ピアノの傍に渡したかったものを置いておいた、と』 「……そうか」 敬人は何も訊かなかった。さすが気が利くなぁ、と感心しながら、一言二言を交わして電話を切った。  その頃には目的地に辿り着いていた。空き家となった日本家屋の門には、名札が掛かっていなかった。合鍵を使って戸を開ければ、初めて訪れたときのように沈黙が立ち籠めている。  スニーカーを脱ぎ、家に上がった。
 昨日の夜。  英智は血を吐いて意識を失った。レオが呼んだ救急車に乗せられて市街地の病院に運ばれていった。サイレンの赤い光と耳に響く音が遠ざかっていくのを見送って、踵を返した。  走って向かった中庭では、梅の花が月明かりの下、儚い白い光を放っている。両の掌を、月に翳した。  乾いた赤い血。彼の身体に通う血潮。生きた身体に、流れている血。  立水栓の前に立ち、自分の手にべっとりとこびり付いた彼の血を、冷たい水で洗い流す。  渦を巻きながら排水口へ運ばれていく血と水を見て気付いた。  あの朝が来る前。中庭の水道に浮かんでいた花びらを染めた赤は、英智の血だったのだと。  昨日の朝方も、英智は吐血していたのだと。ひとり、立水栓の前で体を折って、咳き込んで、鮮血を吐き出していたのだと。  苦しげに歪められた横顔と、必死に噛み殺そうとした嗚咽を思い出す。蛇口のハンドルを掴んだまま、そのままずるずるとしゃがみ込んだ。  「……今更だよなぁ」 ひとりごとは誰にも届かず消えていった。  勢いよく吹き出す冷水に左手を当て続けた。指先の感覚が、なくなるまで。
 渡り廊下の先の離れに入る。東の窓から差す月明かりの下、グランドピアノが佇んでいた。  ふたりで腰掛けて連弾したことを思い出す。白く細い骨ばった指がレオの描いた音符を追って、鍵盤の上で踊っていた。  日本家屋に似つかわしくない茶色のグランドピアノの前の椅子に腰を下ろす。  鍵盤蓋を開け、譜面台を立てて、息を呑んだ。  一枚の便箋がそこに、楽譜のように立て掛けられていた。  『月永くんへ』 一行目に綴られた、その筆跡。  思わず鍵盤に触れて、透き通った和音が響いた。  『君がこの手紙を読んでいるとき、僕はもう生きていないかもしれない。』 二行目に書かれたありきたりな文。それを目にした瞬間、全身の血液が沸騰した。  その手紙を払いのけた。はらはらと床に落ちる。  耳鳴りがする。それを掻き消すように音を掻き鳴らした。
―――― 月永くんへ  君がこの手紙を読んでいるとき、僕はもう生きていないかもしれない。  どうしても君には伝えておきたいことがあって筆をとったよ。  久々にこんな高熱を出して体が言うことを聞いてくれないんだ。読みにくい字でごめんね。
力が入らなかったのだろう。震えた字だった。
――――思えば君にはひどいことをされたし、僕もおなじくらい君にひどいことをしたね。  あの学院で過ごした日々がなつかしいよ。  君と戦ったこと。  君が逃げたこと。  君がいない間、病院のベッドの上で君の作った曲を思い出していたこと。  君ではなく新星のあの子たちに敗北したこと。これは、さすがに情けないね、わらっていいよ。君が帰ってくるまで王座についているつもりだったのだけれど。  君が帰ってきてナイトキラーズとして戦ったこと。  僕がしたことを、ゆるさなくていい。  けど、おねがいだ。  僕のことはぜんぶ忘れてほしい。
 激しく感情的な反面、哀しげなメロディーが響き渡った。  紙を手に取って、感情に任せるまま、それを引き裂く。  最大の喪失だ。何もかもが奪われていく感覚がする。これならオリジナリティのない量産型のアイドルソングを聞いている方がマシだ。
――――最後に。僕のわがままを聞いてくれてありがとう。  君は最高の宿敵だった。元気で。
 震えた手で描かれたサインさえ破いた。  「赦さないで、忘れられるもんか……!」  鍵盤に額を凭れれば、乱雑で悲しい和音が響いた。  生きることを諦めた手が綴った手紙は塵になって床やピアノの上に落ちた。  「おまえの終着点はこんな所なんかじゃないだろ……!」 吐き捨てるように一人叫んだ。  今、やっと気づいた。  なぜ英智があの学院を出て、悪足掻き、と名をつけてレオを連れてこの田舎の家に来たのか。  この場所で、彼は死のうとしていたのだ。  あてつけのつもりだったのか、償いのつもりだったのか、それは分からない。  ただ彼は、両親の傍でも、幼馴染の傍でも、仲間の傍でもなく。  かつての宿敵の傍で、死のうとしていたのだ。  ――――歌わないの。 そう、彼が問う。  歌わない。  歌わないさ。  この曲はおまえへの餞だ。おまえが、歌えばいい。
 曲を書き終えて、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。ふ、と目を開けたとき、水滴が一筋の線を描き、パーカーの袖に染みを作った。  振子時計の短針が五を指していた。夜更けを過ぎたものの、まだ外は暗闇に包まれている。  メモ帳から、五線譜を書いた数ページを引き千切って譜面台に添え、ゆっくりと寝かせた。このピアノを英智は捨ててしまうだろうか、と考えたがすぐにどうでもよくなる。  二階へ上がり、ふたりで使った寝室に入った。  彼の匂いがした気がした。  窓辺に腰掛けて、外の風景を見つめていたあの横顔をもう見ることはない。  いつも真っ直ぐレオに向けられた、冬の晴空と同じ色の瞳も、  艶のある柔らかい金髪も、  長い指、細い身体の線も、  あのとき、指で撫ぜた頸椎やなぞった背骨も、  粉雪みたいに白く冷たい肌も、  悪戯好きな子どもの頃の面影を残した稚気溢れた笑顔も、  もう、隣にはない。  ――――おやすみ、月永くん。 眠るのが怖いと言った英智は、布団の中で瞼を閉じる前に必ずそう囁いた。青が閉じられて、  作り物のようになってしまった彼の体温を確かめたくて、必ず爪先で足に触れた。あったかい、と彼は笑った。  「……史上最悪の一週間だった」 その言葉が窓を曇らせた。  傍にあった英智の強さに、脆さに、喉奥に隠した叫び声に、死のにおいに、すべてに気付きながらもレオは何もできなかった。  何も変えることはできない。ふたりは神様ではなく、神様につくられた『人間』であって、運命は変えられないのだと知っている。  はぁ、と吐いた息で窓ガラスが白く曇る。その色紙に指先で、数え切れないほど書いてきたサインを描く。そのサインが消えてしまう前に、レオは家を出て、玄関の引き戸に鍵をかけ、もう使うことのないそれを郵便受けに入れた。  それから中庭へ向かい、一本の梅の木の前に立った。  幹に触れ、そして額を当てた。英智がこうしたまま、何を考えていたのかレオには解らないけれど。  ――――英智、 名前を呼ぼうとして、やめた。  ――――レオ そう呼んだ彼の声が聞こえた気がして空を仰ぐ。  泣きたくなるほど真っ青な空に、白い花びらが映えて、散っていく。  三月の寒さに身震いして、門をくぐった。ダウンのフードに顔を埋める。振り向くな、と自分に言い聞かす。  結局、ふたりの青春は、神様が丁寧に拵えた箱庭のような学院でしか生きられなかったのだ。もう二度とあの頃には戻れないし、あの頃を悔いることもない。  何も間違えたことなどなかった。子どもの二人にはすべてが必要だったのだ。  英智が『五奇人』、『王』との戦いに勝利し、『皇帝』になったことも。  レオが彼に敗北し『Knights』を守れずに壊れた玩具になったことも。  『皇帝』が新星に頭を垂れたことも。  あの秋に再会したことも。  ――――宿敵と見なし憎みながらも、愛したことさえも。  神に愛され弄ばれた二人の運命だった。 乗客の少ないバスに乗り、窓際の席に腰を下ろした。さほど大きくない車体が動き出す。  ふたりで過ごした街が遠ざかっていく。  窓に頭を凭れて、瞼を閉じる。  あいつが死んだら、あいつはおれのことを忘れて、おれもあいつのことを忘れるのか。忘れて、お互いを赦すのだろうか。  その疑問を浮かべてから、地獄に堕ちてからじゃないと解らないなぁ、とふたりを嘲る。  頭の中で、あの頃の彼の、凱歌を歌う声が鳴り響く。もう聞くことのない、昔は憎くて堪らなかった、命を証明する美しい叫び声が。脳裏に、祝福を受けた青い瞳でレオを見つめる彼の微笑が浮かぶ。  日射しに瞼の裏が明るんで目を開けた。東の空が白み、新しい一日が生まれる。  美しい夜明けを、レオはひとりで迎える。きっと英智も、病室でこの夜明けを迎えているのだろう。  それをただひたすらに、これからも繰り返していくのだ。  そうして、死んだ青い春を抱えて、ふたりは生きていく。
20160424
夜明けを迎える | よなか #pixiv http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6698339
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uama-aqua-mi · 5 years
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g2
attention 今回の文では、登場人物の欠損表現および軽いグロテスク表現が含まれます。簡単な内容、あらすじを知りたいだけの方は、一番下までスクロールを動かしてください。 報告書 20××年○月△日 ノースサイド 海溝 戦闘部隊所属 GROUND BEAT 交戦中 負傷 左腕 二の腕から下を欠損 医療部隊にて治療中。 同じ任務はひとつとして存在しない。 今回の任務は、綿密な情報を元に練られた、掃討任務であった。 事前に渡された情報にすべて正しく、抜けはなく、目の前の敵も情報通りのもの。 粛々と敵を屠り、銃弾と刃のぶつかる喧騒を背に、彼らはただひたすらに任務へと没頭していた。 敵の数は残り三分の一。このまま進めばいつものように完璧に、冷徹に、調べを奏でるように美しく。 ただ終わるだろうと思われていた。 少なくとも、戦闘部隊構成員の一人である、グラウンド・ビートは考えていた。 だが よほど切れ味のよい刃物だったのか。 グラウンドビートの左腕が、ひじ上から切り離された。 グラウンドビートは目を見開き、次の瞬間海中に血が噴出、血のもやを作った。 遠くで誰かが自分の名前を呼んだ気がした。 腕を切り落とした敵はこの隙を逃すまいと、果敢に追撃をかける。 きっとショックで身動きができなくなるだろう。そう踏んでいたのかもしれない。 しかし次の瞬間、敵は目の前が真っ赤に染まり、自身が真正面から十文字に切られていることを知った。 切られたことを知った時、壮絶な痛みが敵を襲った。 そしてさらに、敵は叫ぶ暇もなく決定的な一撃を体に刻まれる。 勝利した、と確信した立場が逆転し、大量出血で自身がショック状態に陥り、命が急激に消えていく実感を覚えながら。 敵の意識が霞に落ちていく中で見たのは、血のもやをまといながらも眼光を鋭く、刃を下ろした灰色の男の姿であった。 追撃をされる前に敵を処理したグラウンドビートであったが、とっさの緊張状態から解放された瞬間、頭が腕を切り落とされた、という事実を認識し、急激に血の気がうせ、目の前が瞬き始めた。 これはまずい、と自身を奮い立たせ、次の行動に移れたのは、持ち前の強固な精神ゆえだろう。 周りに新たな敵が来る前に何とかしなければならない。 グラウンド・ビートは速やかに刀の柄を口にくわえ、ジャケットのうちポケットに右手を入れた。勢いよく出した右手に握られていたのは簡易注射器。 それをきられた左腕に素早く注射した。
医療部隊と武器開発部隊が共同開発した、出血を抑える薬だ。持ち運びがしやすく、注射しやすいよう形状を整えられ、誰でも簡易的に使える注射器を、任務前の支給品として受け取っていたのである。 手早く注射をすませ、その注射器を放り、また懐から布のきれっぱしを取り出した。 布のきれっぱしを切られていない片腕と自身の胸を使い、切られた腕に器用に巻きつけ、簡易的な応急処置を完了とした。 急激な出血とショックで目がくらむ中の処置。その間の敵の攻撃を他の戦闘部隊のメンバーが、援護していてくれたおかげだった。 でなければただ畳み掛けられ、今頃グラウンド・ビートは哀れな死体になっていただろう。 遠くからの狙撃音、前にきらめく刃物の光に感謝していた。 ふーーーーっと、深く息を吐き出して、グラウンド・ビートは前を見据える。 その眼に闘志は消えていなかった。 咥えていた刀を右手で持ち直し、流されないようにと尾で抑えていた切り離された左腕を、その口で咥えた。 腕を切り落とされてもなお、戦場にゆらりと立つその姿は。 それは、まるで鬼のような。 「さあぁて、続きをはじめるかぁねえ」 口角を鋭く上に上げ、鬼のように、獣のように目を光らせ、グラウンドビートは不敵に笑い、目の前の闘争に向かって泳ぎだした。 敵は征圧され、アクアステージのマフィアのみがこの海溝に立っていた。 まばらにそれぞれの敵と戦っていた仲間たちが、集まってくる。 敵がすべて倒れたことを確認した時、アドレナリンが切れたのか。 グラウンドビートの視界は再び、ゆがみ始めた。 「…お、おぉう?」 いくら流血を抑える薬を打ち、布で巻いてはいたとしても、時間がたちすぎたのだろう。 そのままふらり、ふらりとグラウンドビートの体は揺れ…
あぁ、これは倒れるなと自分でも思ったとき、急いで駆けつけてくれたのだろう。まだ若いゴシックメタルが、倒れそうになるその体を支えてくれたのだ。 ゴシックメタルが自分を見て何かを言ってくれているのはわかる、だか声が聞こえない。 援護射撃を遠くから行っていたダークコアの姿が向かってくるのも、見えていた。 ただ、それ以上は体も言うことを聞かず。 「あー…すまねぇ」
そう困ったように笑いながら、グラウンドビートの意識は底へと落ちて行った。 情報部隊のエピックは、その知らせを受け取ったとき、普段感情をあらわにしない彼女にしては珍しく、眼を見開いた。 しかしすぐに一息、すってはいて、冷静を取り戻し、その情報を報告書としてまとめ始めた。これもひとつの仕事である。自分がまとめなければ、誰がまとめるというのか。 そしてこの情報は、ある程度確定してから渡すべきものだ。いたずらに心配させ、不安にさせるべきではない。 新たな情報を得るために、エピックは医療部隊への連絡先を開いていた。 「まったくこれは。綺麗に切れすぎているくらいだ」 グラウンド・ブルーの院長であるマキナは重ねられたカルテを見て、嘆息をつきながら言った。 「ええまったく。だからこそ、接合手術もこれだけスムーズに行うことができました。これなら、回復も早いでしょう」 カルテに書き込みをしながら、スラッシュメタルも続けた。 「さてスラッシュ、手術の報告書もそうだが、術後の経過もまとめなければならぬ。お前に任せてかまわんな?」 「もちろんです、院長」 「何かしら怪我をしたとき、お前があやつの担当であったからな。気心知れたものが見ていたほうが、やつにとってもよいだろうよ。頼んだぞ」 「はい」 そこからの話は、まあ至極簡単な話で。 手術後三日間の眠りから覚めるも、また眠るを繰り返し、面会謝絶が解かれたのが二週間後。 一番に情報部隊と戦闘部隊の幹部ことアンダーボスであるロックと面会し、状況を説明、今回の任務での結果、処分を聞き、二度とこんな姿は晒さないと、グラウンド・ビートは改めて誓いを立てていた。 自分の状況を整理し、半年もあればリハビリをしつつ腕は治るだろうという診断結果に、心のなかで安堵する。 さすがグラウンド・ブルー、といったところか。優れた医者と看護士がいるこの病院で治療を受けられなければ、まず腕はだめになっていただろう。 動かない片腕を見る。 しばらくは片腕での生活、仕事となるが、二刀も使うが、基本的に一刀で戦闘をしていたため、その点については問題はなさそうだと感じていた。 しかしベッドに寝たきりで動けないことで、体が重くなってしまうのではないかと思い始めてきた。なまるのだけは避けたい。 入院中にも、誰かにダンベルを持ってきてもらおうか。 スラッシュが聞いたら怒り出しそうなことを考えていたグラウンド・ビートは、ふと自分が気絶する前の事を思った。 まるで死ぬときのように、走馬灯というのだろうか、いろんな人の顔が頭を瞬時によぎっていたあの時のこと。 同じ戦闘部隊の仲間、可愛がっている若い子達、年の近い酒飲み仲間、手合わせ仲間。 そして、歳が一回りも二回りも違うが、仲良くしてくれている、情報部隊の若い女の子。
そうした人たちの笑顔が頭をよぎっていった。自分の中にある、色褪せない記憶だ。 自分は様々な人と出会い、様々なものをもらってきたと思う。 そんな眩いほどに尊い人達だからこそ、自分は彼らを失いたくないと思い、守りたいと思っている。だからこそこの体を、腕を振るい組織に貢献したいと思う。 あぁ彼らが大切だ。 そう噛み締める。 そしてなにより 優しいあの子の笑顔は曇らせたくないと。 静かに、一人、極限の状況を経て、自分の深いところにある物を感じ取っていた。 まとめ:グラビさんが大怪我したけど半年したら完治するお話! 怪我したことで深層意識にちょっと気づくよ!
あと性癖にしたがってちょっとおじちゃんをぼろぼろにしたかった。
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konyokoudou-sk · 5 years
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C95 咲サークルおしながき
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コミケが近くなってきたのでいつものこれを載せておきます
価格などはあくまで予定価格です
特に記載がなければ全年齢本です
一日目(土曜日) 東6ホール
東タ54b 闇麻雀 えった
新刊 さきころ 咲衣本 300円 (ゲスト:ヨネックス、かまきち、蟻)
東タ55a 塩コーラ 鴻
新刊 Beautiful Captain(?) コピー本・京太郎キャプテン本
東タ55b イヌニンゲン 高天原マサユキ
新刊 ラ・ク・モ・ノ・ガ・タ・リ 竹井久本 300円
東タ56a ハムのケツFactory じゃんがりあんスキマ
新刊 イラストペーパー
東タ56b 西瓜BABY 湯間戸あきら
新刊 あなたといるじかん コピー本・竹井久メインのほんのり百合本・ページ数未定 200円
グッズ 手描きコースター(キャラリクエスト可)
ツイッターのDMにて事前予約した方には 遊び紙に好きなキャラのモフモフした姿のイラストを描くとのこと
・キャラ名 ・モフモフ姿の種類(番号)  ①冬のもこ×2  ②アニマルモコ×2(イノシシVer)  ③おまかせ(その時の気分で描きます) ・受け取りに来る時の名前
それぞれを記入してツイッターのDMを送信することで 予約してくださいませ
東タ57a カナリア楽団 鳥飼
新刊 宮永咲 in 白糸台 照咲ゆるふわギャグ本 400円 (ゲスト:牛鬼さん、えみたすせんせいさん、くすがやさん)
プロ麻雀せっくす R-18・B5・28P・はやしこ3P本 とらのあな メロンブックス (サークルフルミナンスからの委託)
東タ57b CLOSER VRI
新刊 AUTUMN ATTACK B5・28P・照咲白糸台本 500円 メロンブックス (先着順でクリアファイルとイラストカードが付きます)
既刊 シライトニウム フルカラー・8P・B5・白糸台中心イラスト本 200円 SUMMER ENGAGEMENT 30P・B5・照咲白糸台本 500円 Overture [IF] 32P・B5・C93淡照本 500円
東タ58a ぐれぇと饅頭 楠ヶ谷ぐれ
新刊 宮永照のなんでも相談室 24P・旧白糸台健全本 400円
既刊 見守ってる。 20P・宮永姉妹本 300円 パンケーキ=乙女力の法則 24P・新旧白糸台本 400円
その他アイカツ!本あり
東タ58b 池田スピリット えお
新刊 テルー評論家弘世 コピー本・B5・8P・菫照本 100円
既刊 きっかけ 32P・B5・照菫本 500円 冬の日 コピー本・20P・B5・C89照菫本 200円 鏡でも気付かないこと 24P・B5・C90照菫本 300円
東タ59a pm02:00 若鶏にこみ
新刊 gunumind R-18・28P・照菫レズセックス本 400円
既刊 瑞花 B5・24P・菫照本 300円 てると休日 R-18・菫照本 400円 動物園に虎がいた頃 文庫本・226P・照菫小説本 1000円 (サークルぐうすかより委託)
グッズ バック 500円 アクキー夏 既刊 500円
東タ59b はてななぞなぞアイランド にゃおP
新刊 今日の白糸台 2018冬の小ネタまつり コピー本・16P・白糸台本 200円
既刊 今日の白糸台 菫さんお大事に 20P・白糸台本 300円 今日の白糸台 またまた小ネタ集ですいません 8P・SHT2018春白糸台本 100円 今日の白糸台 白糸台本 400円
東タ60a みずときかたくりこ 超々よしてる。
新刊 渋谷尭深ちゃんと弘世菫様がデートする本。 尭深菫本 300円
東タ60b にゅいのって にゅいのって
新刊 ラピスラズリマーク A5・36P・しおるね恋愛小説本 (イラスト:ぞる)
東チ01a ニニグラム とこ
新刊 △○□ 16P・哩姫本 200円
グッズ 新道寺シール5枚セット 100円
東チ01b 百万辺白方会 バッテンあらなわ
新刊 はくつる B5・32P・哩姫本 400円
東チ02a tmhがーでん 85kg
新刊 きっとこれは恋などではない2 哩姫本 300円
既刊 きっとこれは恋などではない 22P・B5・哩姫本 300円
東チ02b 星空ステップ トリスタ
新刊 白望と×××したい豊音ちゃん B5・28P・豊白本 500円 メロンブックス
既刊 miyamori summer vacation 32P・B5・豊シロメイン宮守本 500円 SUPER☆HIMEMATSU☆TIME! 姫松4コマ本 400円 みやもりmaker4! C93宮守女子本 400円 みやもりmaker3! 宮守女子本 400円 みやもりmaker2! 宮守女子本 400円 みやもりmaker! 宮守女子本 400円
グッズ ラバーストラップ 豊音ver 800円 豊音アクリルフィギュア(スタンド付) 1000円
東チ03a 脇役にじゅういち 永月涼
新刊 とある日の東京散歩 コピー本・24P・姫様巴ほのぼの本 100円
既刊 尊敬 コピー本・28P・A5・十曽湧狩宿巴永水女子本 100円 変わりゆくこと 32P・A5・C93春巴本 100円 片手を拝借? 永水本・コピー本  100円
ほかスクスト本あり 高額紙幣はおつりが出ませんので注意
東チ03b おらんだ15 おらんだ15
新刊 5決大将の4人がファミレスで喋る本です 5決大将本 500円 (特典にポストカード2枚付き) 京太郎SS本 コピー本 100円
既刊 有珠山姫松海へ行く! 有珠山姫松本 400円 年始はいかがお過ごしでしょうか? 末爽本 300円 TogetheR コピー本・怜竜本 100円 (TTPさんとの合作本) 泡沫夢幻のキラリティ 京照小説本 1500円 (サークル愛縁文庫からの委託)
東チ04a 忍者屋敷 那須了
新刊 有珠山高校アナログゲーム部 コピー本・有珠山本 200円 (先着で「切り取って並べればなんとなくわかった気になるペーパー」が付いてきます)
東チ04b Feeling Time 里村知之
新刊 いちご×ゆきこ 有珠山ほのぼの4コママンガ 200円
既刊 #ユキちゃん好きな人RT 有珠山ほのぼの4コママンガ 400円 さすがでス☆テ☆キです! 有珠山ほのぼの4コママンガ 300円 雪色の季節 ユキちゃんショートストーリー 100円 Rambling 有珠山本 200円(在庫15冊) (サークルエンベロープフィルターより委託)
グッズ Wユキちゃんタペストリー(在庫僅少) B2 1500円 真屋由暉子抱き枕カバー R-18 6000円
東チ05a ネオ・フルスクラッチ・シンジケート ナガレ
新刊 パルクールシラツキエクスプレスメッセージサービス 152P・シノハユSFパルプフィクション小説本 1500円 (イラスト:ゆずみ)
既刊 鶴賀学園麻雀部 無人島漂流奇譚 -Last Scattering Surface- 214P・かじゅモモサバイバル本 1500円 (イラスト:あるとりあ)
グッズ 岩館揺杏アクリルキー 500円 (イラスト:あるとりあ) アクリルキー2種類(慕・閑無) 各500円 (イラスト:ゆずみ)
東チ05b ひなあそび 雛乙 巫祝
新刊 阿知賀日和手作り 黒滝村にいってみた! とちゅー コピー本・阿知賀本 無料配布
東チ06a ひよたま御殿 長瀬ゆたか
新刊 憧ちゃんと麻雀しよう R-18・憧ちゃん本 とらのあな メロンブックス
脱衣チャレンジ(?) R-18・ペーパー
東チ06b はぐれわらびもち トムQ
新刊 四月になれば彼女(ら)は B5・24P・阿知賀本 400円
既刊 Paradise Lost ―宥と菫の秘密の松実館― 28P・宥菫本 400円
東チ07a I.G.Project 雷雷
新刊 Steal your heart B5・1P・一透本サンプル 無料配布
既刊 てるゆり 238P・B5・宮永照合同誌 2000円 友情の黙契 74P・B5・穏憧和本 700円
東チ07b なつやすみのしゅくだい たかのる
既刊 鶴賀本(タイトルなし) 200���
グッズ  阿知賀缶バッジ5種まとめ 無料配布 アクキー(永水女子・新道寺女子) 500円
東チ08a アンチヘリックス 化学屋
新刊 ハッピーエンド-the scarlet hypnosis-preview B5・40P・レジェすこ本 300円 (先着順でポストカードが付きます)
既刊 ハッピーエンド-the second film- 52P・B5・すこレジェ本 500円 ハッピーエンド-the first film- 32P・B5・C93すこレジェ本 300円 高嶺の花子さん 52P・B5・シノハユ本 500円 赤土晴絵さん合同誌 LOVE LEGEND 66P・赤土晴絵合同誌 600円 (サークル阿知賀レジェンドの会より委託)
東チ08b 大四国書房 あべのひらが奈
東チ09a ああ、あの牌? はいの
新刊 実写版 咲-Saki-阿知賀編ロケ地めぐり A5・20P・実写版聖地巡礼本 500円 (イラスト:しそねり)
既刊 ちひろっぷ―シノハユ舞台探訪― 16P・フルカラー・江津大田舞台探訪本 400円 怜-Toki-さんぽ 怜-Toki-中心大阪舞台探訪本・20P 400円 咲-Saki-WALKER#W 改訂版 都内聖地巡礼本・オールカラー・A5・28P 500円 (イラスト:がらぐば) 咲-Saki-舞台探訪 長野県清澄エリア 清澄聖地巡礼本・オールカラー・A5・20P 300円 (イラスト:がらぐば)
東チ09b ちるらんど ちる
新刊 各校日和9 B5・32P・千里山・有珠山・鶴賀4コマ 400円 (先着で剱谷ペーパーがつきます)
既刊 各校日和8 28P・B5・宮守・永水・龍門渕・池田短編 400円 各校日和7 28P・B5 400円
グッズ *丸い×3シール* 椿野美幸・宮永咲・本内成香の型抜きシール 100円
スケブの受付はなし
西1ホール
西ね06a ユズドラシルの樹の下で。 湯住彩明
諸事情により不参加
東5ホール
東ポ29b 桜高鉄道倶楽部 セカイ
既刊 神代の国にて〜永水舞台探訪ガイド〜 永水女子聖地巡礼本 400円
東1ホール
東B06b 東濃マヨネーズ せっちゃん
グッズ(既刊) まいひめマイクロファイバークロス(8bit風味)
他ガルパン本あり
三日目(日曜日)東6ホール
東X35b ナオノ 江戸川nao
新刊 京咲コピー本 R-18・コピー本・京咲本 100円 (予定した本が完成しなかったためできたところまでをコピー本として持って行くとのこと)
東X36a エレクトリックロクゲン よさげよしかず
東X36b 未確認水晶 挟谷ショウ
新刊 咲-saki- 牌-pai- ~和&淡編~ R-18・和淡パイズリ本 500円 (特典として戒能プロのペーパーをおつけするとのこと)
東X37a Road Side Roman 白沢宏志
新刊 牌のおねえさんファン感謝祭 R-18・瑞原はやり本 300円
既刊 清廉潔白 擦 R-18・コピー本・真屋由暉子本 100円 リチャ日和 シノハユリチャ本・12P 200円 (ゲスト:のんの)
14半以降に希望者の方にポスターを差し上げるとのこと ほかFGO本あり
東X37b Two-D BrieF 李
東X38a しじま 奇仙
新刊 京太郎が主役(白糸台編#2) R-18・B5・28P・淡メイン本  とらのあな メロンブックス
東X38b RADIOSTAR 工藤洋
新刊 仮眠室 R-18・B5・清水谷竜華本  とらのあな メロンブックス
東テ57b くちばしフェチ 鳥海かぴこ
既刊 卒業と、それから。 かじゅモモ本 500円
アズレン・創作もあり
東3ホール
東A83b VISTA オダワラハコネ
新刊 セーラと洋榎のAV撮らないと出られない部屋 R-18・洋セーラ3P本 300円
グッズ セーラアクリルフィギュア 1000円
ほか艦これ本あり
東2ホール
東O45b かんむりとかげ つん
既刊 制服咲道楽 完全版 136P・A4・咲制服本 2500円
グッズ(夏の在庫分なので詳細はわかりませんがとりあえず夏のものをコピペしておきます) ゆきこハートコンパクトミラー(ラメ入り) 1000円 ゆきこセット(Aセット・Bセット) 3000円(ABどちらかのみ1限)
Aセット内訳 ゆきこハートコンパクトミラー+ゆきこハートアクキー(ピンク)+ゆきこサコッシュ(ストライプ)
Bセット内訳 ゆきこハートコンパクトミラー+ゆきこハートアクキー(ブルー)+ゆきこサコッシュ(ナチュラル)
東1ホール
東I52a プロジェクトH&A 茶藤もも
新刊(すべてサークルアマテラス星群からの委託) 咲‐Saki‐短編小説 花田煌、荒川憩・江口セーラ コピー本・小説本 100円
既刊(すべてサークルアマテラス星群からの委託) 咲-saki-ビューイング4 咲-saki-宮守編 宮守聖地巡礼本 500円 咲-saki-ビューイング3 咲-saki-永水・新道寺編 20P・永水新道寺聖地巡礼本 500円 (ゲスト:にゃおP)
その他鉄道本などあり
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release-info · 5 years
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★博多織星柄献上オリジナル札入れ(長財布)☆ 星柄というだけあって若い世代の方だけに人気があるのかと思いきや、意外にも年配の方々にも人気があるようで、嬉しく思います。 私の父(社長)もこちらの博多織星柄献上オリジナル札入れのブルーとスマホケース(ブルー)を同柄同色を揃えて使ってくれています。 博多織小物類はそのまんま通販で販売しています。のぞいてみて下さい! http://bit.ly/2EAqpjQ 本場筑前博多織のゆかた帯などを販売しておりますのでのぞいてみて下さい! http://bit.ly/2EHc7is ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  本場筑前博多織 製造・卸   井上絹織株式会社  〒847-0111 佐賀県唐津市佐志297番地3  TEL:0955-72-5236 FAX:0955-72-5234  E-Mail:[email protected]  HP  https://ift.tt/2tHp3iQ  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ http://bit.ly/2EAuTXN
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socialmoviesblog · 7 years
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■映画「ファブリックの女王」のメモ
▼観よう観ようと思いながらも見損ねていた「ファブリックの女王」をようやくDVDで鑑賞。
▼本作はファッションブランド・マリメッコの創業者、アルミ・ラティアの半生を描く自伝的映画だ。
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▼マリメッコのデザインが好きだ。といっても、何か一家言あるというわけではなく、「鮮やかなブルーの発色がいいなあ」とか、そんな程度だが。また、「マリメッコ」といえばケシの花びらをモチーフにした「ウニッコ」がアイコン的存在となっているが、ああした植物や自然物の形があきらかに分かる系譜ものよりは、個人的には幾何学的で抽象的なデザインのものの方が好きだ。
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▼フィンランド生まれのブランドだが、「ロハス、時間ゆっくり、心ほっこり」の、いかにもな「北欧風」にならずに、それを残しつつもポップアートに近いデザインになっているのがよいなと思っている。
 ▼なお、初歩的な解説をしておけば「マリメッコ」と、人名のようなブランド名がついているが、誰か1人のカリスマデザイナーがいて、その人が商品のデザインを決めている…というわけではない。ブランド名は「マリーちゃんのドレス」くらいの意味。創業者のアルミ・ラティアが、自社や外部のデザイナーを集めながら共同で製品を作り、彼女の死後も同路線で展開している。アニメで言えば「CLAMPって言っても1人の作者じゃないんだよ!」的なことだ(違うかも。。)。
▼なお、中心となって活躍したデザイナーには、マイヤ・イソ���、ヴォッコ・ヌルメスニエミ、アニカ・リマラ、リーサ・スヴァントらがいた。また、脇坂克二、石本藤雄ら日本人デザイナーもここで働いていた。
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▼アルミ・ラティア
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▼ マイヤ・イソラ
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▼アニカ・リマラ
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▼ リーサ・スヴァント
▼そんなマリメッコの創業は1951年。1912年にフィンランドで生まれたアルミ・ラティアが、夫の経営していた業務用オイルプリントの製造工場で働く中、誕生した。
▼アルミは地元の高校を出た後,首都ヘルシンキの工芸学校でデザインを専攻。卒業後は広告会社に進みコピーライターとして活躍していた。
▼その傍らで、当時織物工場を経営していた資産家の子弟ヴィリヨ・ラティアと結婚。彼との間に3人の子共が生まれ��いる。
▼だが、フィンランドは1938年頃からたびたび隣接するソ連の侵攻を受けることに。そこでドイツ軍の助けを求めたが平和は戻らなかった。「枢軸国」の一群に加えられ、第二次世界大戦では「連合国」のソ連と戦うことに。
▼自分たちの住む街にも戦火が押し寄せたため、夫は織物工場を閉鎖し避難。妻のアルミも広告会社を辞め、彼と連れ立って逃げた。
▼1945年、戦争が終わり新しい時代がやってくると夫のヴィリヨは業務用のオイルプリントを作る会社プリンテックスを買収。そしてアルミもその工場で働くことに。同社ではこれまでのロール印刷ではなく、布にプリントを行うプリントファブリックという当時としては新しい技術を使い、生地を作っていた。だが、彼らのテキスタイルはほとんど売れない。
▼それでも、夫が困り果てる中、アルミは果敢に勝負にうって出る。単に生地を作るだけでなく、それを使った洋服やドレスを作れば、生地の魅力がよりよく伝わると考えた。
▼そして資材を投げ打ち、作った洋服を発表するファッションショーを敢行。すると女性たちが多く詰めかけショーは大成功。これを機に1951年、ファッションブランド「マリメッコ」が立ち上がる
▼同社の製品が女性達の心をとらえたのは、斬新なデザインと、そこに込められた「思想」だった
▼当時、男性中心社会だったフィンランドでは、女性たちはウエストを締め上げるコルセットを着ることになっていた。それは肉体的苦痛を伴うとともに、男に媚びる「従属の服」でもあった。
▼また普段手に入る既製服は、どれも似たり寄ったりで、世界中、誰でもどこでも作れるような大量生産様式のものが多かった。
▼そんな中、アルミは、マイヤ・イソラや、ヴォッコ・ヌルメスニエミら女性デザイナーたちと共に、花や、植物、泉など地元フィンランドの自然をモチーフとしたデザインを打ち出していった。
▼加えて、1枚布でカッティングをできるだけ少なくしながら服を織り上げ、ウエストを締め上げることなく、どんな階級の女性でもフラットに着られるようなドレスを多く生み出していった。
▼利益至上主義の大量生産、男性中心社会、マイノリティへの抑圧…「古い時代」の価値観に覆われていた当時にあって、マリメッコのデザインは、それを打ち破る「解放感」に溢れていた。それが戦後の「新しい社会」を生きる若い世代の心をとらえることとなった。
▼その後も、性の縛りから自由になれるよう、ユニセックスに着られるシャツ「ヨカポイカ」など、解放路線を継続。なお、当時フィンランドで「ヨカポイカ」を着ることは「自由と平等」を主張することと同値で、今でも年配世代の中には、その主張を続けるためこの服を着ている人もいるという。(日本でいえば石津謙介の「VAN」的扱いだろうか)。
▼その後も、マリメッコは多くの人々の心をとらえ、その人気は、地元フィンランドだけにとどまらず次第にNY,ミラノなど世界に広まっていく。
▼ちなみに、ミラノにマリメッコが広がった際、展示会で飾られていたカラフルな手袋をみて「デザインの手伝いをさせてくれ」と頼んできたのが若き日のジョルジオ・アルマーニだった…という逸話もある。
▼こうして世界の人々を魅了していったマリメッコは、1979年のアルミの死後、一旦経営危機に陥るも、復活。今や世界40カ国で販売がなされるグローバルブランドとなっている。
 ▼戦後の男性中心の社会にあって、持ち前の行動力と、女性ならではの発想力で、様々な壁を乗り越えていく。そして同志ともいえる女性社員やデザイナーたちとともに世界に展開する一大ブランドを築き上げる。そんな北欧フィンランドが誇る女傑の一代記…といえば、なにやらNHKの「朝ドラ」のようだ。
▼実際、アルミ・ラティアは「べっぴんさん」のモデルともなっている神戸の老舗子供服ブランドファミリアの創業者・坂野惇子(1918-2005)と同時代人でもある。
▼しかし、映画はそんな「女の一代記」的なドラマにいくぶんか「ひねり」を加えている。
▼映画は「劇中劇」スタイルをとる。ミンナという舞台女優が、劇場でアルミの半生を描く舞台に出演することになり、その稽古しているというストーリーになっている。
(そのためストーリーはアルミが中心になりすぎている。個人的にはマイヤ・イソラ、ヴォッコ・ヌルメスニエミら各デザイナーがどんな思想に基づいて、どんなデザインを生み出していったのかにも興味があったのだけれど。)
▼映画は、アルミの半生を舞台上で描く「人生パート」と、そのアルミの半生について女優ミンナがどう思ったかを描く「考察パート」が繰り返し登場しながら進んでいく。
▼なぜ、こうした演出がとられたのか?
▼それは映画の中で、「アルミは何度も自分を演じなくてはならなかった。」と、女優ミンナが語るように、彼女の人生が「演じること=演出すること」と大きく関わり続けたことによるのではないか?
 ▼映画では、「マリメッコ・ガールとは、理知的で、自由で、国際的であること。」と、理想的なメッセージを打ち出しながら、女性社員たちを強いリーダーシップで引っ張った「エネルギッシュな女性経営者」アルミ・ラティアの姿が描かれる。
▼だが、その一方で、人前で話すのが苦手で、格式ばったパーティも大嫌い。そのうえ気難しい性格で、嫉妬深い一面も持ち、「みんな自分の元から去っていくので寂しい」といって酒におぼれる「コミュ障」なアルミ・ラティアも描かれる(実際には自殺未遂もあったそうだ)。
▼女優・ミンナはストーリーが進むにつれ「どちらが本当のアルミなのか?」と悩み始める。演じているうちに、「どれを“本当の彼女”だとして演じればいいのか?」分からなくなっていく。
▼「理想主義でアクティブなアルミ」と「コミュ障でネガティブなアルミ」…
▼本当は寂しがり屋のコミュ障だったが、女性経営者になってしまった手前、無理をして「理想的で行動的」にふるまっていたのか?それとも映画内で「夢こそが現実」と語る彼女にとって、自分の理想が実現した世界こそが「本当に生きている場所」であり、それが実現していない現在は「仮の世界」だとして、あえて「孤立してやさぐれてみせていた」のか?
▼けれど。アルミにとっては「世界から閉じこもること(コミュ障)」と「理想の世界を作ること(アクティブ)」は、本当は切り離されていなかったのではないか?
▼コミュ障で「世界から閉じこもる」ことと、閉じこもる中で生み出した理想で「世界を閉じる(世界をデザインしたテキスタイルのように染め上げる)」ことは一体だったのではないか?いわば「世界を新たな理想で閉じる」ために「閉じこもった」のではないか?
▼映画の中でアルミは言う。「科学と芸術の結晶で、人が人を思いやり助け合って暮らせる場所。仕事と遊びが一体化する場所を作りたい。」「新しい技術を使って、世界を包みたい」…
▼実際、彼女はこうした考えの元、単にドレスだけでなく、家具や雑貨に至るまで生活にかかわる全てのものをマリメッコで扱えるよう製品の幅を広げようとしていた(現在ほぼ実現している)。
▼また、映画にも一部描かれるように「マリメッコ村」と呼ばれる職住一体型のコミュニティを作ろうともしていた。社会学者を招聘し彼らの助言を仰ぎながら「仕事と遊びが一体化」するような「新しい原理でまわるコミュニティ」を、この世界に生み出そうとしていた。
▼そして…演じるうちミンナも「彼女自身も、どちらが“本当の自分”かわからなかったのではないか。」という境地に達していく…
▼また、「コミュ障」か「アクティブ」か、という性格の問題だけでなく社会的背景も考慮に入れなくてはならない。
▼先述のように、フィンランドは1938年よりソ連の度重なる侵攻を受け、1944年にはドイツ側(枢軸国側)についたものの敗北。戦後は多額の戦時賠償にあえぐこととなった。
▼そのため、国内には物資が少なくそもそも欧州のオートクチュールや最先端ファッションのような華美な衣服を作れなかった。
▼そんな中で、サバイブしていくには、低コストなプリント印刷や、布1枚から服を作るなどの「効率化」がいやおうなしに必要とされた。
▼「生地への斬新なプリントデザインが印象的なマリメッコ」「1枚布でカッティングを減らし、締め付ける洋服へのアンチテーゼを生み出したマリメッコ」「ヨーロッパ中央の最先端のオートクチュールファッションと距離をとりつつ独自のブランドを構築したマリメッコ」…時にそうしたこととが「理想的に」語られもするが、実際には「それしかやっていけない」という身も蓋もない現実もあった。
 ▼しかし、だからこそ。アルミは、そのことを「追い込まれたが故の苦肉のファッション」ととらえるのではなく「新たな価値を創造した」と、「演じる」必要があった。「新たな価値の誕生」を“演出”する必要があった。
▼いわば「行く手をはばむ夕立」を「予測できない未来への通路」と読み替える必要があった。
▼もちろん、そこには、いまだ男性中心の社会に対するオルタナティブを打ち出したいという思いも「本気で」あっただろう。
▼また、ウイリアム・モリスのアート&クラフツ運動を経由して、ウィーンで流行した「ウィーン工房」らの影響を「本気で」受けていたこともあるだろう。資本主義的な粗悪な大量生産品ではなく、自然を愛する職人たちの手仕事を大切にするような。
▼ただ、理想はどうあれ、それを実現するには現実を考慮に入れなければならない。「この現実じゃ理想の実現なんてまだまだだな」と思うか「今こそ理想を実現するべき時だ」と思うか否かは、現実の解釈の仕方による。
▼そこでアルミは戦後の逆境にしかみえない現実を、理想を実現するべき絶好のタイミングだと「演出」したのだ。
▼そんなアルミの「迫真の演技」により、体形に縛られず、「一部のハイセンス層が決めるオシャレの基準(選択的陳腐化)」からも距離をとった「自由で民主的なファッション」が誕生した。
▼牛の世話をしている「隣のマリちゃん」でもファッショナブルに着こなせる「自由で平等にオシャレになれる、新しい時代の服=マリメッコ」が生まれたのだった。
 ▼ただ、逆境を前に大風呂敷を広げ演じている分、無理もあったことも事実。
▼映画では、夜中まで仕事を続け、深夜2時になっても企画会議。また「打ち合わせだ」といって社員を呼び出しながら、社長は別の人と長電話。45分以上待たされる…など、「女性の社会進出のお手本」ともみられている北欧フィンランドのイメージを覆すようなシーンも描かれる。
(自分も似たような労働状況にあり、また「なぜこうなるか?」もよくわかるつもりではある。が…)
▼また、口では理想的なことを言ってはいるが、「ミルクを運ぶのにヘリを使う」と、取締役会から揶揄されるほど金使いが荒いというシーンも描かれる…
▼「理想をかかげると、現在はその過渡期だから多少きつくてもしょうがない」となってしまい、それが、現場の人たちを追い込んでしまう…社会主義国家にありがちな現実がここにもある。
 ▼それでも、ソ連型の社会主義はもとより、次々と新たなファッションを消費するよう誘惑する「消費社会型の美学」からも理念的には距離をとろうとしていたのだろう。
▼資本主義と距離をとりながら「自由で民主的なファッション」を実現する。いわば資本主義の中で社会主義を展開するヴィジョンをもっていたのだろう。そのためにアルミはフィンランド社会の逆境の中で「新たな価値」を演出し、その色で世界という生地を染めようとしたのだと思う。
 ▼なお,そんなマリメッコと逆のアプローチで進みながらも「似た場所」に着地したのが「無印良品」だろう。彼らは、日米安保の元でソ連型の社会主義から距離をとりながら、消費社会にまい進する日本の只中で現れた。
▼彼らは、たとえるなら、カレーうどん、肉うどん、月見うどん…といった「うどんに何を乗せるかという差別化競争」のただ中で「●を乗せること自体」への差別化として誕生した。「●うどん競争」の前提をひっくりかえす「何も乗せないうどん=無うどん」として、この世に姿を現した。
▼資本主義のただ中で、そこから「逆方向に走ろうとした」マリメッコ。資本主義のただ中で、その差別化競争を「進めまくった」果てに生まれた「無印」
▼走るベクトルは逆だったが「消費社会から距離をとろうとしたブランド」として両者はとても似ているし、実際に生活をコーディネイトするときに、両者の愛称はとてもよい。
▼だが、「距離をとろうとした運動」も、やがては取り込まれる。1うどん、2うどん、3うどん…と並列される「0うどん」に、「濃い味のうどん」、「薄い味のうどん」「カレー味のうどん」と並列される「変わった味のうどん」…にされていく。
▼「資本主義社会の中で(新たな)社会主義をやる」という「距離の取り方」をしていたマリメッコも、資本主義競争の果てに消費社会から「距離をとることになった」無印も、結局は同じ。
▼両者は、逆方向から進んだが、最終的には「資本主義の中の同じような場所」に辿り着いた。つまりは資本主義1択感がより強まった。
 ▼それでも。マリメッコや無印が全世界的な広がりをみせていることを考えるなら(北欧にだって無印はある)、資本主義となにがしかの距離をとりたい人は、今や、ごくごく普通の人であっても、かなり多いということになるだろう。これをどう考えるか?
 ▼たとえば、資本主義的生活か否かで軸を作り、社会主義的生活か否かで軸を作りクロスさせるなら…
①資本主義的かつ、社会主義的な生活。②資本主義的でなく、社会主義的な生活。③資本主義的でもなく、社会主義的でもない生活。④資本主義的であり、社会主義ではない生活…を考えることができる。
▼現状は④であり、②は事実上とん挫した。その中でマリメッコ=無印は①を目指したのだろう。ただ、見え方としては④のワンノブゼムとなっている。そのため生活の形が事実上1択となった。
▼だが、その構図に不自由を感じる層があり、彼らが、いわばやけくそのテロという形で、いわば③のポジションを実現させようとしているのだとしたら…
 ▼この「4象限の構図全体」の外に出る新しい美学がいる。
▼そのためには、デザインとは何か?社会とは何か?…についてもう一度ゼロから考え直す必要がある。
▼映画のラストに現れた「荒涼とした海辺の岩場のような場所」からすべてを考え直す必要がある。
▼そして、もちろん舞台女優のミンナと、アルミが分裂し対面したクライマックスのシーンのごとく問わねばならない。「あなたは誰か?」と。「人間とは誰か?」と。彼女のアイデンティティのみならず、「人間自体」のアイデンティティを問わねばらならない。
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2023/03/11 (Sat)
【本日の営業】
通常営業です。
本日は15時オープン!25時まで!
15:00-25:00 (L.O. [F]23:00 / [D]24:00)
<営業カレンダー>
https://freecalend.com/open/mem137430_nopopon
【本日の樽生】
2023/03/11 (Sat)
- On Tap! -
 [
:本日開栓 ]
京都醸造/春のきまぐれ2023[IPA](京都)
クラフトロック/ウンパルンパ[ミルクスタウト](東京) ☆ 奈良醸造/ストリーミン[アメリカンIPA](奈良) ☆ ロコビア/国道296号~成田街道~IPA(千葉) ☆ 志賀高原ビール/1t IPA(長野) ☆ 箕面ビール/ダブルIPA(大阪) ☆ トゥーラビッツ/ヴィエナラガー(滋賀) ☆ スワンレイクビール/ホワイトスワンヴァイツェン(新潟) ☆ U.B.Pブルワリー/ペールエール2013(埼玉) ☆ シメイ/ブルー(ベルギー) ☆ ピルスナーウ���ケル(チェコ)
- Coming Soon! - [ガンブリ or ニンカシ]
☆ ガンブリヌス/<15周年記念>ゾンネ[スパイスヘレス](国分寺) ☆ COEDO/春颯[IPA](埼玉) ☆ ワイマーケット/ピンクラガー[スペシャルティ](愛知) ☆ オリヒメ/スモークドポーター(栃木) ☆ 那須高原ビール/雪中熟成深山ピルスナー(栃木) ☆ 富士桜高原麦酒/さくらボック(山梨) ☆ 忽布古丹醸造/待宵の一献[セッションIPA](北海道) ☆ 忽布古丹醸造/風雲児[ニューイングランドIPA](北海道) ☆ ロコビア/レッドシャムロック[アイリッシュレッドエール](千葉) ☆ ウェストコースト/オレンジクラッシュ[フルーツペールエール](静岡) ☆ DD4D/ハブ・ア・ナイス・トリップ[ウェストコーストIPA](愛媛)
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2023/03/10 (Fri)
【本日の営業】
通常営業です。 今週は通常通り、
金土は25時まで営業します!
17:00-25:00 (L.O. [F]23:00 / [D]24:00)
<営業カレンダー>
https://freecalend.com/open/mem137430_nopopon
【本日の樽生】
2023/03/10 (Fri)
- On Tap! -
 [
:本日開栓 ] ☆《瓶》ガンブリヌス/ゾンネ[15周年記念 スパイスヘレス](国分寺) ☆ 奈良醸造/ストリーミン[アメリカンIPA](奈良) ☆ ロコビア/国道296号~成田街道~IPA(千葉) ☆ 志賀高原ビール/1t IPA(長野) ☆ 箕面ビール/ダブルIPA(大阪) ☆ ノムクラフト/ロックモンスター[ヘイジーIPA](和歌山) ☆ トゥーラビッツ/ヴィエナラガー(滋賀) ☆ スワンレイクビール/ホワイトスワンヴァイツェン(新潟) ☆ U.B.Pブルワリー/ペールエール2013(埼玉) ☆ シメイ/ブルー(ベルギー) ☆ ヤッホーブルーイング/東京ブラック[ポーター](長野) ☆ フリモント/レジェンド[コールドIPA](アメリカ) ☆ ベアードビール/ダークスカイ インペリアルスタウト(静岡) ☆ ピルスナーウルケル(チェコ)
- Coming Soon! - [ガンブリ or ニンカシ]
☆ ガンブリヌス/<15周年記念>ゾンネ[スパイスヘレス](国分寺) ☆ COEDO/春颯[IPA](埼玉) ☆ ワイマーケット/ピンクラガー[スペシャルティ](愛知) ☆ オリヒメ/スモークドポーター(栃木) ☆ 那須高原ビール/雪中熟成深山ピルスナー(栃木) ☆ 富士桜高原麦酒/さくらボック(山梨) ☆ 湘南ビール/大磯こたつみかんエール(神奈川) ☆ 忽布古丹醸造/待宵の一献[セッションIPA](北海道) ☆ 忽布古丹醸造/風雲児[ニューイングランドIPA](北海道) ☆ ロコビア/レッドシャムロック[アイリッシュレッドエール](千葉) ☆ 奈良醸造/ポップンホップ[アメリカンIPA](奈良) ☆ ウェストコースト/オレンジクラッシュ[フルーツペールエール](静岡) ☆ 京都醸造/春のきまぐれ2023[IPA](京都) ☆ クラフトロック/ウンパルンパ[ミルクスタウト](東京) ☆ DD4D/ハブ・ア・ナイス・トリップ[ウェストコーストIPA](愛媛)
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