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#手打ちラーメン玄
umaiyo · 2 years
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#手打ちラーメン玄 #手打ちちゃーしゅー 1000円 #餃子3個 330円 #半ライス 170円 手打ち麺好きとしては外せないので、高崎のお隣の玉村町で手打ちラーメンをいただきに。 お昼時とはいえ、わざわざ行かないとな場所のお店なのに10組以上の列が! 家族連れも多いので回転は良くないのですが、店員さんはテキパキ接客です。 チャーシュー麺の絵ヂカラよ…。この見た目だけで美味しいことが一発でわかりますね。 みっしり系のチャーシューで、ほんの少し八角香るかも?柔らかというよりもしっかり食べる肉が旨い! 期待の麺はコシがしっかり。手打ちは軟麺なところも多いですけど、ここはしっかり歯ごたえ系で旨い!ただスープとの絡みでいうと柔らかめの方が好みかもー。 そして餃子!巨大餃子も中の庵がみっしり。ほんの少し大葉が感じられて、大きさの割にどんどんいける餃子ですね。これも旨い!ひき肉がもう少し粗めだともっと好きです笑 食べる前は頼みすぎたかな?と不安になりましたが、半ライスは餃子とチャーシューであっという間に消えました😋 . . わざわざ行って食べたい、並んでも食べたいお店でした。 普通のラーメンはチャーシュー1枚、150円追加でチャーシュー5枚になるので、絶対にチャーシュー麺がおすすめです! (手打ちラーメン 玄) https://www.instagram.com/p/ClLWCmsy3sE/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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myonbl · 11 months
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2023年10月21日(土)
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三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、平飼い有精卵・手打蕎麦・特別栽培玄米・畑無農薬野菜、を、今回は森の味覚・アケビも入っている。写真に入れ忘れたが地鶏2羽分と、お手製しめ鯖もいただいた。紀伊長島港には近海の魚が揚がり、鶏たちも新鮮な魚を食べている。同じ魚をいただくと、鶏たちと友だちになったような気分だ。奥川さん、いつもありがとうございます。
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5時15分起床。
日誌書く。
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ツレアイは内科受診のために絶食、1人でトーストを焼いていただく。
洗濯。
彼女は第2京都南病院へ。
奥川ファームから定期便届く、しめ鯖を頂いたので蕎麦も一緒に冷凍する。
唐辛子を酢に漬ける。
レバーを煮る。
彼女が帰宅したので、一緒にユニクロ丹波口店まで車で向かう。数店買い物をして、アプリの使い方を教える。
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ランチはサッポロ一番塩味、残っていた唐揚げと玉子をトッピング、親子ラーメンだ。
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録画番組視聴、落語研究会の再放送を楽しむ。
軽く午睡。
生姜が切れていたので、コレモ西七条店まで、ここは支払方法の選択肢が多いのでauPAYを利用する。
大きな胡瓜をしょうゆ漬けにする、是には生姜が欠かせないのだ。
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前回のカレーが冷蔵庫に残っていたので、今日届いたムネ肉と合わせて今夜は地鶏カレーにする。冷えて来たので、今季初めて暖房を入れる。
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録画番組視聴、早く観てしまわないとHDDが溢れてしまう。
片付け、入浴、体重計測はパス。
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ちゃんとチェックすべきだった、やはり10,000歩は越えたい。水分は、1,580ml。
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popeye--softtennis · 1 year
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夏合宿'23🍉🎾に行ってきました❗
※POPEYEソフトテニスにどんな人が参加しているか知りたい方はこちら
※POPEYEソフトテニスをリアルタイムで知れるInstagramはこちら
※練習・練習以外の活動内容をまとめた記事はこちら
先日9/16-17に、POPEYEソフトテニス🎾は・・
夏合宿に行ってきました‼️
夏合宿は毎年暑いし日焼けをするしで、
一番過酷のイベントです笑🥵
でも2日間やり切ったあとの爽快感といったらなんとも言えないくらいやりがいを感じられます❗️
なので、毎年このイベントは欠かせないんですよね・・👍
今回はそんな一番過酷な夏合宿の様子をご紹介します📝
※当日の様子は公式Instagramのハイライトでもご紹介しておりますm(_ _)m
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今回の夏合宿の舞台は、東京から車🚗で1時間程度のところ🥜
POPEYEソフトテニスの合宿では、春夏秋冬それぞれテーマがあります。
 春🌸は”社会人らしい優雅な”合宿
 夏🍉は”学生時代を思い出す”合宿
 秋🍁は”食事とテニスを楽しむ”合宿
 冬⛄は”テニスとウィンタースポーツを楽しむ”合宿
今回は夏合宿ということで、学生のときのように
「夏らしい青春なことをやる!!」ということをモットーに企画されました😃
そんな夏合宿は学生の時のように基本車移動🚗💨
集合はレンタカー屋に集合します☺️
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※合宿の集合には、毎年遅刻するメンバーがいますが、今年は・・何も言いません笑
行きの車🚗は男子カーと女子カーと綺麗に分かれましたが、
それぞれ車内は和気藹々としていたそうです👍
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※女子カーは、朝からキャピキャピしてます✨
和気藹々としすぎたせいで、男子カーと女子カーがいつの間にかルートが違ったようで・・💦
たとえ遠回りしても行く先は同じ・・・
そう、それがPOPEYEソフトテニス🎾
と言わんばかり、たまたまサービスエリアで合流👍
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※厳密にいうとちゃんと落ち合いスポットを決めてました笑
サービスエリアについた途端、テニス前の腹ごしらえ🤤をしたいと
メンバーたちの強い要望によりランチタイムにしました🍽️
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※サービスエリアのフードってどれも魅力的なんですよね・・🤤
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※体力をつけるために、ラーメンなどを食べるメンバーたち🍜
このあとのテニスのためにしっかり食べる💪やる気メンバーもいれば、
車酔いで何も食べられずお茶🍵だけ飲んでいるメンバーもいました笑
しっかり車の中で食べるデザート🍰を選ぶメンバーも
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※信玄餅というものを初めて聞きき👂、買ってしまったメンバー🤔
そんなランチ🍽️を終えた一行は、今回の合宿所につきました🚗
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※初めてみる合宿所に「っぽい」と連呼して興奮するメンバーたち😁
今回初めて合宿に参加するメンバー👫もいたのですが、
そういうメンバーは見た途端
「うわ!合宿きた感じする〜😄」
と感動した様子🥺
こういうワクワクした姿を見ると、
期待に反しないような合宿にしないとな❗️と幹事に気合がでます💪
そんな感動の余韻に浸っているメンバーたちは荷物🧳を置き、
早速テニスコート🎾へ‼️
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※この日のため?に新調したシューズを履くメンバー👟
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※この日のために買ったグリップを巻くメンバー
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※もちろんボールのメンテナンスは欠かせません❗
テニスコートでみんな自分のルーティンでしっかり整え、
いざテニス🎾!!!
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※まずは面を合わせるために一本打ちの練習
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※ボレー練習も欠かせません❗
ただこの日は炎天下🔥で暑さがやばい・・・・ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
ということで、メンバーが休めるように、いつもより試合を中心に行いました❗️
ずっと外に出てるよりかは、適度に休憩ができるのがいいですよね😊
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※この中には、先日区大会で女子準優勝したメンバーもおり、
 みんな胸を借りる気持ちで挑みます🔥
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※この日を楽しみにしていたメンバーはいつもよりサーブが全力です笑
そんな今回の夏合宿でとある事件が・・
それはあるメンバーがサーブを打とうとしたとき・・
「カーーーン!!」
メンバー全員、何の音?と驚き振り返りますΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
そうすると、ポツンと立ってるメンバーが…
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な、な、な、なんと‼️
メンバーの大事なラケットが折れました…😱
そのときのメンバーの声
「m、ま、マ、マットな色のラケットが好きなのに、折れちゃった〜😭まだ買って一年もたってないのに・・・(;_;)」
…しかも合宿初日です笑
このメンバーは2日間の合宿をどう過ごすのでしょう…😔
毎年何かしらの事件がある"夏合宿"🍉
なんか事件が、POPEYEソフトテニスの夏の風物詩になりましたね笑🎐
そんなラケットと心が折れたメンバー💔に優しく手を伸ばすメンバー
今回は結局メンバーから借りることで対処しました笑😛
さすがテニスチーム❗️みんな1本以上は持ってる😊
※なので、通常練習でもラケットの貸出は行ってます👍
そんな優しい瞬間✨を目の当たりにしつつ、
テニスは続きます🎾
またこのタイミングで途中参加のメンバーたちも徐々に合流🔥
当サークルの合宿は途中参加・退出自由なので、気軽にご参加いただけます😊
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そんなメンバー勢揃いしたところで、初日のテニスの部は終わりました🔚
みんなお疲れ様❗️
そんなヘトヘトメンバー😓たちはお風呂に向かい🛁、
夕食の準備にとりかかります🍽️
今回の夕食は、POPEYEソフトテニス合宿恒例の"BBQ🍖"
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※毎回合宿でBBQ🍖やってる気がするけど・・
 飽きない❗これがまた不思議ですよね😁
テニス中は暑いし🥵、テニスに集中しているので、あまり話せなかったメンバーたちは、 この場で会話を弾ませます😊
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※通常の練習で話していること以外も話すきっかけになるのは、合宿の醍醐味ですよね👍
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※みんな食べたくて、座らず焼台の周りにずっといます笑
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※〆の焼きそばを作る様子👨‍🍳
 当サークルはいつも食材を余らせる傾向にあるのですが、
 今回は食料の買い出しを女性陣にお願いしたおかげで、
 最適な采配で焼きそばまでたどり着けました🙏
 本当にありがとうございます❗
腹ごしらえをしたメンバー一行は、今回楽しみにしていた・・
花火🎆をやってきます❗️
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※海辺に着くなり、乾杯の花火をやります🎇
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※花火🎇あるあるの火をもらう儀式
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※火をもらって舞い踊るメンバー💃
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※こんなエモい写真も取れました📷
みんな大人になると花火🎆はやる側ではなく、見る側になるほうが多いからか、
メンバーは少年少女🧚のようにキャッキャしてましたw
そんなメンバーの様子を見て、にんまりする幹事一同😄
今回も合宿をやってよかった〜と感じます👍
ちなみにここまでのより詳細の内容は公式Instagramのハイライトでもご紹介してます❗
よろしければ御覧ください👀
花火🎆を堪能し、満足した一行は宿に戻り、
シャワー🚿をあびて宴会🍻🧀にとりかかります❗️
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※みんなお酒🍶を飲みながら、ゲームをしながら雑談をします😁
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※UNOあるあるの1対1の目線
 テニス以外にも負けられない戦いがある🔥
 これも合宿の醍醐味です👍
ゲーム🃏をしていると、「この人かなり駆け引きするな〜😳」など
普段テニス🎾では見れない一面がここで見られます笑
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※談笑で盛り上がるメンバーたち👫本当仲良しだね笑
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※学生時代絶対的な自信があるというメンバーたちは急にマシュマロキャッチをはじめます⚾
 本当にキャッチできてて驚きでした笑
その一方・・
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※早く寝かせろと先んじて布団に行くメンバー
当サークルの合宿では、朝まで談笑している様子のメンバー🗣️たちもいれば、
寝たい人は寝るという分別はちゃんとしております(*^^*)
そんなキャッキャ騒いで疲れたメンバーたちは就寝につきます・・💤
これにて、POPEYEソフトテニスの夏合宿’23の初日は終わりました☺️
2日目もがっつり活動💪をしてましたが、
長くなるため、2日目の様子も気になるという方はこちらの記事📝をご覧ください↓
夏合宿’23の2日目はこちら
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ここまでいかがでしたでしょうか❓
当サークルの合宿の様子は伝わりましたでしょうか👀
当サークルは社会人サークルということもあり、
通常の練習はやるのはもちろん🎾
こういったイベントも定期的に開催しております☺️
当サークルでは、しっかりソフトテニスをしたいという方はもちろん❗️
ソフトテニスを楽しく、和気藹々とやりたい方も大歓迎です👐
もしPOPEYEソフトテニスにご興味を持った方は、 ぜひ❗️ご参加ください‼️
POPEYEソフトテニスでは、一緒にソフトテニスを楽しめるメンバーを募集してます✋
▼メンバー募集条件
・男女不問/中学部活3年以上経験者
・協調性のある方
 ※ブランクありの方大歓迎です!
★禁止事項☆
・宗教 / ネットワークビジネス勧誘、またそれに関わる方🚫
・その他メンバーに迷惑をかけるような振る舞い / 営業活動💼
・他社会人サークル/クラブへの勧誘🙅
・大会出場ペア探し目的での参加❌
メンバーにはインターハイ🎾・国体選手💪などもおりますが、
気軽😜に楽しみ、たまにガチ😡で楽しんで活動しておりますので、
ぜひぜひご連絡ください❗
▼メール📨でのお問い合わせはこちら
▼各種SNS📲でもお問い合わせできます
https://linktr.ee/popeye.softtennis
▼POPEYEソフトテニスお問い合わせフォーム
https://popeyesofttennis.wixsite.com/welcome/contact
みなさまのご参加🎾お待ちしてます🤗
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oka-akina · 3 years
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20220121
今日はピアスがかゆい日。sirisiriのガラスのイヤーカフがほしいなーともう1年半くらい思っているけど買うに至っていない。ずっと頭にある。お店のインスタやオンラインストアを何度も眺めている。きっと買うのにふさわしい時を待っていて、今口に出した(文章にした)ことで、なんか近々買いそうな気もする。
妹とのランチを延期。コロナのようすを見てやめといた。妹の子(わたしの甥)は3歳でワクチンは打てない年齢。万が一わたしが感染源になったら父にぶっとばされちゃうからやめとこと妹にLINEし、感染症そのものよりも人からの怒られをおそれているみたいな言い方をしてしまった。本質的でないと思う。未知の感染症で何がどうなるのか想像するのは難しいが、父の怒りは容易に想像つくから…だろうか? あるいは、甥に何かあったらどうしようという不安をガチで妹に話す/見せることへの照れかもしれない。不安が強いことをどうして恥ずかしく思うのだろう。 感染してもべつに責められない、お大事にねくらいで済むような感じ(軽視しているわけではなく)、ちゃんと補償がくるようなが感じが本当はいいよなと思う。たぶんみんな思ってる。感染者が激増してきたからちょっとずつそんな感じになっていくだろうか。何かこう、楽しそうなことをしていて感染したときにざまあみろみたいな感じになっちゃうの、ほんとにだめだと思う。だから「ボヘミアン・ラプソディ」(映画)でのHIVの描かれ方がわたしは好きじゃない。
わたしの職場と妹の職場はとても近くて、窓からたがいの建物が見える。だから昼休みにランチしようと思えばできる。2ブロック先、歩いてすぐ。別の窓からは夫の働く会社も見える。交差点を挟んで斜向かいは新卒で入った会社だし、前に働いていた職場は夫の職場の隣だし、そのワンブロック先には前の前の前の会社があり、大学時代の知り合いもこのあたりに何人か勤めているようだ。似たような会社、ざっくり同じようなことをやっている会社、関わりのある業者、幅広に業界…はだいたいこのあたりに集まっていて、あたりを見回すと、会社を辞めて転職するけど勤務先は隣のビルって人や、辞めた会社の人とお昼を食べに行く人や、「このあたり」で人や金が循環している。ここでまわしあっている。ここに集まっている。ムラ? これが不健全なのかどうか、どうだろう。ほんとにほんとのどどどエリートも、そうでもない人も、びっくりするほどスカポンタンも、たまたまそこにいるアルバイト、野心でギラつく人、ギラつくのを引退した人。いろいろ。ぴかぴかの新卒のときも、時給いくらのときも、出来高制のときも。ムラ。
昼休み、hontoでポチった本を取りに行く。夜寝る前とか朝電車の中とかでポチって店舗受け取りにしておくと、昼休み前には「用意できたのでいつでも取りに来ていいですよ」のメールが届いている。いちばんはやい。昼休みに行��る距離にでかめの丸善が二軒あり、新しい本ならだいたいどっちかにある。こりゃ便利だわと思う。便利すぎるくらいだとも思う。通販で届くのを待つより、本屋で棚を探すより、いちばんはやく、いやほんとに、わたしが読みたい本ってなんにも急いでないのになんで速さがうれしいんだろう。hontoでポチるとポイントがついて、その次支払うときにポイントの分割引してもらうことができ、paypayとかもそうだけど、それを挟むと得をする仕組み。3%オフとか5%オフとかのクーポンもしょっちゅうもらえる。札束…でもないな、小銭で顔をひっぱたかれているのか、でもお得なのはうれしい。お得で速いのはうれしい。自分はすごく簡単で、たまにその簡単さがいやらしいもののように思える。 いやそんなに自分は潔癖ではない。株とか投資とかをアレルギー反応のようにいやがる人が、なにかすごく汚いばけものみたいに扱う人たちが、嬉々としてクラウドファンディングやってるのを見ると、あ??????とは思う…程度にはわたしはいろんなものを受け入れているというかそういうなかで生活をやっている自覚をしている…。つもり。本質とか原理原則で人は動いていないし(いちいち調べない)、自分もそうだと思う。そうして、たまたま自分の想像のおよぶ原理原則を思考実験のようにこねくりまわす(のを楽しんでいる)人がおおぜいいるのも知っている。できるだけ避けたいけどこれもどうかな、どうだろう。
本屋で本を受け取り、丸善のカバーに「日本の知、本の力、丸善。」と書かれていて、まあもうだいぶ長いことこのカバーだけど、こういうのもうやめねえか? と思った。ツイートもした。長々ツイートしそうになってやめといた。ちょっとにしておいた。「日本の」ってどうしても入れたいか? 書店が? 書店は何を売っているのか? 何を売っているつもりでやっているのか? カバーの折り返しのところには「触れることから、本との冒険は始まる。」とあり、hontoで電書売ってる書店がそれを言うんか? いや、いや、わかるけど。紙の本の優位性はすごくよくわかる、現状いちばん読みやすいと自分でも思っている。でもさあ…。蔦屋書店の「本におかえりなさいませ」って栞にも、うるせえな! 大きなお世話だよ! と思ったけど、これもそんな感じ。いやこのカバーはhonto以前からこうなのは知ってるけどさ…。 そうして、いま棚主をやってる渋谷○○書店で、運営の方の一人が以前「あんまり本をたくさん読むわけではないんですが本のある空間が好きです」とおっしゃっていて、まあでも、そんなにいやな気はしなかったのを思い出す。インターネットの誰かの言葉だったら「あ????」と思ったかもしれないけど、目の前で親切にしてくれる人がそのように言うとき、その人の実感がそうならそれはそうでしょうと思うし、それによってわたしがどうということはなく、また目の前の人が友好な感じで接してくれているのがわかるので、あるいは、友好な感じを出したいとき自分の思っていることをかなり穏当な感じにしてみせることはあるしなあと思うので、ってことは、わたしは文字で書かれた言葉について、厳しくなってしまうというか、潔癖になりがちというか、あまり寛容でない。意地悪でさえあるかもしれない。
前後するけど、昼休みはまず郵便局に行って切手を買って手紙を出して、それから通販の発送でヤマト運輸に行った。ヤマトはとても忙しそうな店舗だった。わたしの前に並んでいたスーツにダウンのおにいさんがでけえ声で「メルカリを出したいです!」と宣言し、なんかいろいろ発送していた。 そのあと本屋に行き、職場に戻ってお昼を食べた。郵便局、ヤマト、本屋でだいたい30分。なかなかいいタイムだなあとうれしくなり、ほんとに、これについてもだ、なんにも急いでないのにそう思う。少し先に見える信号が青のうちに渡っちゃおうと走り出すことがあり、せっかちなんだろうか。リムジンバスの発着所の前を通り、成田空港との往復バスで、もうずっと「運休中」の看板が立っている。これもコロナの影響。うしろにでかい世界時計がある。「Bangkok 09:35」とオレンジ色の文字が光っている。風が冷たい。ピアスの穴付近がほんとにもうかゆくて、この穴はもうあきらめようかなあと思う。あきらめたしるしにガラスのイヤーカフを買おうかなあと思う。たぶん百回くらいそう思っている。
お昼は、百円ローソンで買っておいた冷凍のエビピラフで、今朝は弁当を作る気力がなかった。袋のままチンできるやつ。3分チンして、袋をバリッと開いて、袋のままスプーンをつっこんで食べた。ポグリ式ラーメンみたいな感じ。とことん雑な食べ方をしている。でも今日は、なんかちょっと気分がよかった。雑な自分にかえって余裕を感じるのかもしれない。ああそうだ、学生時代に仲の良かった友だち、ちょっと近所に出かけるときアパートの鍵を閉めない子がいて、「だって盗まれるようなものなんか何もないから」、わたしはその身軽さをうらやましく思った。わたしは玄関のドアにくっついた鍵の2個をかならず両方とも閉めるが、それをなぜか恥ずかしいことのように思った。妹にLINEしたときのなぜかあった照れはこれと似ていたかもしれない。いきなり思い出した。ピラフの袋が熱いのでタオルでくるんで、買ったばかりの本をめくった。 クラリッセ・リスペクトル「星の時」。帯にブラジルのヴァージニア・ウルフとあった。 「飢えた人たちよりお金を持っているせいで、ぼくには不正直なところがある。まさに嘘をつくべき瞬間に嘘をつく。でも書くときに嘘はつかない。他に言っておくべきことは? そう、ぼくは地位もなく、社会の片隅で生きている。上流階級というのはぼくにとっては奇妙な怪物みたいな存在、中流階級というのはぼくに脅かされるかもしれないと疑っている存在、そして下層の人びとはぼくを相手にしない。」 「もし読者であるあなたが、そこそこ豊かで快適な生活を送っているなら、自分であることをやめて、ときに他人になってみるという経験をすることになるだろう。もしあなたが貧しいなら、ぼくのこの本を読んでいないだろう。なぜならこれは、いつでも軽く腹を空かせた人には必要のないものだから。ここでぼくが果たしているのは、あなたがたにとっての、苦しみに満ちた中流市民生活の安全弁の役割だ。」
これで3786字。BALMアンソロの1000字くらいのエッセイ(雑文)…の手慣らしにと思ったけど、あれっ、ぜんぜんなげえな…。 帰り道にえもと電話して、用事があったからだけど用件のみでも人と話すのはいいなと思った。なんかすごくおなかがすいている感じだけど空腹ではなくて(なに言ってんだかわかんないと思うけどそうなんだよ)、ジェラート屋に寄り道した。アイスがとても冷たくてあたまがピキーーーンとなって、アイスクリーム頭痛だと思ったが、この頭痛は数時間続いた。じゃあアイスクリーム頭痛じゃなかったかもしれない。夕飯は鍋にして、Mリーグ(麻雀のプロリーグ)を見ながら食べた。うたた寝してからメールをいくつか返して風呂に入って、すごくとても眠いのに、なんか寝たくないような気がして、「星の時」を少し読み進めた。すごくとてもがっつり眠くなってから寝た。朝起きて郵便受けをのぞいたら通販した本やえもの手紙が届いているだろうなと思った。マンションの郵便受けは遠いから、見ないで帰ってきてしまった。
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isakicoto2 · 4 years
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青と金色
■サイレンス
この部屋のインターフォンも灰色のボタンも、だいぶ見慣れてきた。指で押し込めて戻すと、ピーンポーンと内側に引っ込んだような軽い電子音が鳴る。まだこの地に来た頃はこうやって部屋主を呼び出して待つのが不思議な気分だった。鍵は開かれていたし、裏口だって知っていたから。 「…さむっ」 ひゅうう、と冷たい風が横から吹き込んで、思わずそう呟いて肩を縮めた。今週十二月に入ったばかりなのに、日が落ちると驚くほど冷え込む。今日に限って天気予報を観ていなかったけれど、今夜はいつもと比べても一段と寒いらしい。 近いし、どうせすぐだからと、ろくに防寒のことを考えずに部屋を出てきたのは失敗だった。目についた適当なトレーナーとパンツに着替え、いつものモッズコートを羽織った。おかげで厚みは足りないし、むき出しの両手は指先が赤くなるほど冷えてしまっている。こんなに寒いのならもっとしっかりと重ね着してこれば良かった。口元が埋まるくらいマフラーをぐるぐるに巻いてきたのは正解だったけれど。 いつもどおりインターフォンが繋がる気配はないけれど、その代わりに扉の奥からかすかに足音が近付く。カシャリ、と内側から錠の回る音がして目の前の扉が開かれた。 「おつかれ、ハル」 部屋の主は片手で押すように扉を開いたまま、咎めることも大仰に出迎えることもなく、あたたかい灯りを背にして、ただ静かにそこに佇んでいた。 「やっと来たか」 「はは、レポートなかなか終わらなくって…。遅くなっちゃってごめんね」 マフラー越しに笑いかけると、遙は小さく息をついたみたいだった。一歩進んで内側に入り、重たく閉じかける扉を押さえてゆっくりと閉める。 「あ、ここで渡しちゃうからいいよ」 そのまま部屋の奥に進もうとする遙を呼び止めて、玄関のたたきでリュックサックを開けようと背から下ろした。 遙に借りていたのはスポーツ心理学に関する本とテキストだった。レポート課題を進めるのに内容がちょうど良かったものの自分の大学の図書館では既に貸し出し中で、書店で買うにも版元から取り寄せるのに時間がかかるとのことだった。週明けの午後の講義で遙が使うからそれまでには返す、お互いの都合がつく日曜日の夕方頃に部屋に渡しに行く、と約束していたのだ。行きつけのラーメン屋で並んで麺を啜っていた、週の頭のことだった。 「いいから上がれよ」遙は小さく振り返りながら促した。奥からほわんとあたたかい空気が流れてくる。そこには食べ物やひとの生活の匂いが確かに混じっていて、色に例えるなら、まろやかなクリーム色とか、ちょうど先日食べたラーメンのスープみたいなあたたかい黄金色をしている。それにひとたび触れてしまうと、またすぐに冷えた屋外を出て歩くために膨らませていた気力が、しるしるとしぼんでしまうのだ。 雪のたくさん降る場所に生まれ育ったくせに、寒いのは昔から得意じゃない。遙だってそのことはよく知っている。もちろん、帰ってやるべきことはまだ残っている。けれどここは少しだけ優しさに甘えようと決めた。 「…うん、そうだね。ありがと、ハル」 お邪魔しまーす。そう小さく呟いて、脱いだ靴を揃える。脇には見慣れたスニーカーと、濃い色の革のショートブーツが並んでいた。首に巻いたマフラーを緩めながら短い廊下を歩き進むうちに、程よくあたためられた空気に撫ぜられ、冷えきった指先や頬がぴりぴりと痺れて少しだけ痒くなる。 キッチンの前を通るときに、流しに置かれた洗いかけの食器や小鍋が目に入った。どうやら夕食はもう食べ終えたらしい。家を出てくる前までは課題に夢中だったけれど、意識すると、空っぽの胃袋が悲しげにきゅうと鳴った。昼は簡単な麺類で済ませてしまったから、帰りにがっつり肉の入ったお弁当でも買って帰ろう。しぼんだ胃袋をなぐさめるようにそう心に決めた。 「外、風出てきたから結構寒くってさ。ちょっと歩いてきただけなのに冷えちゃった」 「下旬並だってテレビで言ってた。わざわざ来させて悪かったな」 「ううん、これ貸してもらって助かったよ。レポートもあと少しで終わるから、今日はちゃんと寝られそう……」 遙に続いてリビングに足を踏み入れ、そこまで口にしたところで言葉が詰まってしまった。ぱちり、ぱちりと大きく瞬きをして眼下の光景を捉え直す。 部屋の真ん中に陣取って置かれているのは、彼の実家のものより一回り以上小さいサイズの炬燵だ。遙らしい大人しい色合いの炬燵布団と毛布が二重にして掛けられていて、丸みがかった正方形の天板が上に乗っている。その上にはカバーに入ったティッシュ箱だけがちょんとひとつ置かれていた。前回部屋に訪れたときにはなかったものだ。去年は持っていなくて、今年は買いたいと言っていたことを思い出す。けれど、それはさして驚くようなことでもない。 目を奪われたのは、その場所に半分身を埋めて横になり、座布団を枕にして寝息を立てている人物のことだった。 「…えっ、ええっ? 凛!?」 目の前で眠っているのは、紛れもなく、あの松岡凛だった。普段はオーストラリアにいるはずの、同郷の大切な仲間。凛とはこの夏、日本国内の大会に出ていた時期に会って以来、メールやメディア越しにしか会えていなかった。 「でかい声出すな、凛が起きる」 しいっと遙が小声で咎めてくる。あっ、と慌てたけれど、当の凛は起きるどころか身じろぐこともなく、ぐっすりと深く眠ってしまっているようだった。ほっと胸を撫で下ろす。 「ああ、ご、ごめんね…」 口をついて出たものの、誰に、何に対してのごめんなのか自分でもよく分からない。凛がここにいるとは予想だにしていなかったから、ひどく驚いてしまった。 凛は今までも、自分を含め東京に住んでいる友達の部屋に泊まっていくことがあった。凛は東京に住まいを持たない。合宿や招待されたものならば宿が用意されるらしいけれど、そうでない用事で東京に訪れることもしばしばあるのだそうだ。その際には、自費で安いビジネスホテルを使うことになる。一泊や二泊ならともかく、それ以上連泊になると財布への負担も大きいことは想像に難くない。 東京には少なくとも同級生だけで遙と貴澄と自分が住んでいる。貴澄は一人暮らしでないからきっと勝手も違うのだろうが、遙と自分はその点都合が良い。特に遙は同じ道を歩む選手同士だ。凛自身はよく遠慮もするけれど、彼の夢のために���できるだけの協力はしてやりたい。それはきっと、隣に並ぶ遙も同じ気持ちなのだと思う。 とはいえ、凛が来ているのだと知っていれば、もう少し訪問の日時も考えたのに。休日の夜の、一番くつろげる時間帯。遙ひとりだと思っていたから、あまり気も遣わず来てしまったのに。 「ハル、一言くらい言ってくれればいいのに」 強く非難する気はなかったけれど、つい口をついて本音が出てしまった。あえて黙っていた遙にじとりと視線を向ける。遙はぱちり、ぱちりと目を瞬かせると、きゅっと小さく眉根を寄せ、唇を引き結んだ。 「別に…それが断わる理由にはならないだろ」 そう答えて視線を外す遙の表情には少し苦い色が含まれていて、それでまた一歩、確信に近付いたような気がした。近くで、このごろはちょっと離れて、ずっと見てきたふたりのこと。けれど今はそっと閉じて黙っておく。決してふたりを責めたてたいわけではないのだ。 「…ん、そうだね」 漂う空気を曖昧にぼかして脇にやり、「でも、びっくりしたなぁ」と声のトーンを上げた。遙は少しばつが悪そうにしていたけれど、ちらりと視線を戻してくる。困らせたかな、ごめんね、と心の中で語りかけた。 「凛がこの時期に帰ってくるなんて珍しいよね。前に連絡取り合ったときには言ってなかったのに」 「ああ…俺も、数日前に聞いた。こっちで雑誌だかテレビだかの取材を受けるとかで呼ばれたらしい」 なんでも、その取材自体は週明けに予定されていて、主催側で宿も用意してくれているらしい。凛はその予定の数日前、週の終わり際に東京にやって来て、この週末は遙の部屋に泊まっているのだそうだ。今は確かオフシーズンだけれど、かといってあちこち遊びに行けるほど暇な立場ではないのだろうし、凛自身の性格からしても、基本的に空いた時間は練習に費やそうとするはずだ。メインは公的な用事とはいえ、今回の東京訪問は彼にと���てちょっとした息抜きも兼ねているのだろう。 「次に帰ってくるとしたら年末だもんね。早めの休みでハルにも会えて、ちょうど良かったんじゃない」 「それは、そうだろうけど…」 遙は炬燵の傍にしゃがみこんで、凛に視線を向けた。 「ろくに連絡せずに急に押しかけてきて…本当に勝手なやつ」 すうすうと寝息を立てる凛を見やって、遙は小さく溜め息をついた。それでも、見つめるその眼差しはやわらかい。そっと細められた瞳が何もかもを物語っている気がする。凛は、見ている限り相変わらずみたいだけれど。ふたりのそんな姿を見ていると自然と笑みがこぼれた。 ハル、あのね。心の中でこっそり語りかけながら、胸の内側にほこほことあたたかい感情が沸き上がり広がっていくのが分かった。 凛って、どんなに急でもかならず前もって連絡を取って、ちゃんと予定を確認してくるんだよ。押しかけてくるなんて、きっとそんなのハルにだけじゃないかなぁ。 なんて考えながら、それを遙に伝えるのはやめておく。凛の名誉のためだった。 視線に気付いた遙が顔を上げて、お返しとばかりにじとりとした視線を向けた。 「真琴、なんかニヤニヤしてないか」 「そんなことないよ」 つい嬉しくなって口元がほころんでいたらしい。 凛と、遙。そっと順番に視線を移して、少しだけ目を伏せる。 「ふたりとも相変わらずで本当、良かったなぁと思って」 「…なんだそれ」 遙は怪訝そうに言って、また浅く息をついた。
しばらくしておもむろに立ち上がった遙はキッチンに移動して、何か飲むか、と視線を寄こした。 「ついでに夕飯も食っていくか? さっきの余りなら出せる」 夕飯、と聞いて胃が声を上げそうになる。けれど、ここは早めにお暇しなければ。軽く手を振って遠慮のポーズをとった。 「あ、いいよいいよ。まだレポート途中だし、すぐに帰るからさ。飲み物だけもらっていい?」 遙は少し不満そうに唇をへの字に曲げてみせたけれど、「分かった、ちょっと待ってろ」と冷蔵庫を開け始めた。 逆に気を遣わせただろうか。なんだか申し訳ない気持ちを抱きながら、炬燵のほうを見やる。凛はいまだによく眠ったままだった。半分に折り畳んだ座布団を枕にして横向きに背を縮めていて、呼吸に合わせて規則正しく肩が上下している。力の抜けた唇は薄く開いていて、その無防備な寝顔はいつもよりずっと幼く、あどけないとさえ感じられた。いつもあんなにしゃんとしていて、周りを惹きつけて格好いいのに。目の前にいるのはまるで小さな子供みたいで、眺めていると思わず顔がほころんでしまう。 「凛、よく寝てるね」 「一日連れ回したから疲れたんだろ。あんまりじっと見てやるな」 あ、また。遙は何げなく言ったつもりなのだろう。けれど、やっぱり見つけてしまった。「そうだね」と笑って、また触れずに黙っておくけれど。 仕切り直すように、努めて明るく、遙に投げかけた。 「でも、取材を受けに来日するなんて、なんか凛、すっかり芸能人みたいだね」 凄いなぁ。大仰にそう言って視線を送ると、遙は、うん、と喉だけで小さく返事をした。視線は手元に落とされていながら、その瞳はどこか遠くを見つめていた。コンロのツマミを捻り、カチチ、ボッと青い火のつく音がする。静かなその横顔は、きっと凛のことを考えている。岩鳶の家で居間からよく見つめた、少し懐かしい顔だった。 こんなとき、いまここに、目の前にいるのに、とそんな野暮なことはとても言えない。近くにいるのにずっと遠くに沈んでいた頃の遙は、まだ完全には色褪せない。簡単に遠い過去に押しやって忘れることはできなかった。 しばらく黙って待っていると遙はリビングに戻って来て、手に持ったマグカップをひとつ差し出した。淹れたてのコーヒーに牛乳を混ぜたもので、あたたかく優しい色合いをしていた。 「ありがとう」 「あとこれも、良かったら食え」 貰いものだ、と小さく個包装されたバウムクーヘンを二切れ分、炬燵の上に置いた。背の部分にホワイトチョコがコーティングしてあって、コーヒーによく合いそうだった。 「ハルは優しいね」 そう言って微笑むと、遙は「余らせてただけだ」と視線を逸らした。 冷えきった両の手のひらをあたためながらマグカップを傾ける。冷たい牛乳を入れたおかげで飲みやすい温度になっていて、すぐに口をつけることができた。遙は座布団を移動させて、眠っている凛の横に座った。そうして湯気を立てるブラックのコーヒーを少しずつ傾けていた。 「この休みはふたりでどこか行ってきたの?」 遙はこくんと頷いて、手元の黒い水面を見つめながらぽつぽつと語り始めた。 「公園に連れて行って…買い物と、あと、昨日は凛が何か観たいって言うから、映画に」 タイトルを訊いたけれど、遙の記憶が曖昧で何だかよく分からなかったから半券を見せてもらった。CM予告だけ見かけたことのある洋画で、話を聞くに、実在した人物の波乱万丈な人生を追ったサクセスストーリーのようだった。 「終盤ずっと隣で泣かれたから、どうしようかと思った」 遙はそう言って溜め息をついていたけれど、きっとそのときは気が気ではなかったはずだ。声を押し殺して感動の涙を流す凛と、その隣で映画の内容どころではなくハラハラと様子を見守る遙。その光景がありありと眼前に浮かんで思わず吹き出してしまった。 「散々泣いてたくせに、終わった後は強がっているし」 「あはは、凛らしいね」 俺が泣かせたみたいで困った、と呆れた顔をしてコーヒーを口に運ぶ遙に、あらためて笑みを向けた。 「よかったね、ハル」 「…何がだ」 ふいっと背けられた顔は、やっぱり少し赤らんでいた。
そうやってしばらく話しているうちにコーヒーは底をつき、バウムクーヘンもあっという間に胃袋に消えてしまった。空になったマグカップを遙に預け、さて、と膝を立てる。 「おれ、そろそろ帰るね。コーヒーごちそうさま」 「ああ」 遙は玄関まで見送ってくれた。振り返って最後にもう一度奥を見やる。やはり、凛はまだ起きていないようだった。 「凛、ほんとにぐっすりだね。なんか珍しい」 「ああ。でも風呂がまだだから、そろそろ起こさないと」 遙はそう言って小さく息をついたけれど、あんまり困っているふうには見えなかった。 「あ、凛には来てたこと内緒にしておいてね」 念のため、そう言い添えておいた。隠すようなことではないけれど、きっと多分、凛は困るだろうから。遙は小さく首を傾げたけれど、「分かった」と一言だけ答えた。 「真琴、ちょっと待て」 錠を開けようとすると、思い出したみたいに遙はそう言って踵を返し、そうしてすぐに赤いパッケージを手にリビングから戻ってきた。 「貼るカイロ」 大きく書かれた商品名をそのまま口にする。その場で袋を開けて中身を取り出したので、貼っていけ、ということらしい。貼らずにポケットに入れるものよりも少し大きめのサイズだった。 「寒がりなんだから、もっと厚着しろよ」 確かに、今日のことに関しては反論のしようがない。完全に油断だったのだから。 「でも、ハルも結構薄着だし、人のこと言えないだろ」 着ぶくれするのが煩わしいのか、遙は昔からあまり着こまない。大して寒がる様子も見せないけれど、かつては年に一度くらい、盛大に風邪を引いていたのも知っている。 「年末に向けて風邪引かないように気を付けなよ」 「俺は大丈夫だ、こっちでもちゃんと鯖を食べてるから」 「どういう理屈だよ…って、わあっ」 「いいから。何枚着てるんだ」 言い合っているうちに遙が手荒く背中をめくってくる。「ここに貼っとくぞ」とインナーの上から腰の上あたりに、平手でぐっと押すように貼り付けられた。気が置けないといえばそうだし、扱いに変な遠慮がないというか何というか。すぐ傍で、それこそ兄弟みたいに一緒に育ってきたのだから。きっと凛には、こんな風にはしないんだろうなぁ。ふとそんな考えが頭をもたげた。 遙はなんだか満足げな顔をしていた。まぁ、きっとお互い様なんだな。そう考えながら、また少し笑ってしまった。 「じゃあまたね、おやすみ」 「ああ。気を付けて」
急にひとりになると、より強く冷たく風が吹きつける気がする。けれど、次々沸き上がるように笑みが浮かんで、足取りは来る前よりずっと軽かった。 空を仰ぐと、小さく星が見えた。深く吐いた息は霧のように白く広がった。 ほくほく、ほろほろ、それがじわじわと身体中に広がっていくみたいに。先ほど貼ってもらったカイロのせいだろうか。それもあるけれど、胸の内側、全体があたたかい。やわらかくて、ちょっと苦さもあるけれど、うんとあたたかい。ハルが、ハルちゃんが嬉しそうで、良かった。こちらまで笑みがこぼれてしまうくらいに。東京の冬の夜を、そうやってひとり歩き渡っていた。
■ハレーション
キンとどこかで音がするくらいに空気は冷えきっていた。昨日より一段と寒い、冬の早い朝のこと。 日陰になった裏道を通ると、浅く吐く息さえも白いことに気が付く。凛は相変わらず少し先を歩いて、ときどき振り返っては「はやく来いよ」と軽く急かすように先を促した。別に急ぐような用事ではないのに。ためらいのない足取りでぐんぐんと歩き進んで、凛はいつもそう言う。こちらに来いと。心のどこかでは、勝手なやつだと溜め息をついているのに、それでも身体はするすると引き寄せられていく。自然と足が前へと歩を進めていく。 たとえばブラックホールや磁石みたいな、抗いようのないものなのだと思うのは容易いことだった。手繰り寄せられるのを振りほどかない、そもそもほどけないものなのだと。そんな風に考えていたこともあった気がする。けれど、あの頃から見える世界がぐんと広がって、凛とこうやって過ごすうちに、それだけではないのかもしれないと感じ始めた。 あの場所で、凛は行こうと言った。数年も前の夏のことだ。 深い色をした長いコートの裾を揺らして、小さく靴音を鳴らして、凛は眩い光の中を歩いていく。 格好が良いな、と思う。手放しに褒めるのはなんだか恥ずかしいし、悔しいから言わないけれど。それにあまり面と向かって言葉にするのも得意ではない。 それでもどうしても、たとえばこういうとき、波のように胸に押し寄せる。海辺みたいだ。ざっと寄せて引くと濡れた跡が残って、繰り返し繰り返し、どうしようもなくそこにあるものに気付かされる。そうやって確かに、この生きものに惚れているのだと気付かされる。
目的地の公園は、住んでいるアパートから歩いて十分ほどのところにある。出入りのできる開けた場所には等間隔で二本、石造りの太い車止めが植わるように並んでいて、それを凛はするりと避けて入っていった。しなやかな動きはまるで猫のようで、見えない尻尾や耳がそこにあるみたいだった。「なんか面白いもんでもあったか?」「いや、別に」口元がゆるみかけたのをごまかすためにとっさに顔ごと、視線を脇に逸らす。「なんだよ」凛は怪訝そうな、何か言いたげな表情をしたけれど、それ以上追及することはなくふたたび前を向いた。 道を歩き進むと広場に出た。ここは小さな公園やグラウンドのような一面砂色をした地面ではなく、芝生の広場になっている。遊具がない代わりにこの辺りでは一番広い敷地なので、思う存分ボール投げをしたり走り回ったりすることができる。子供たちやペットを連れた人たちが多く訪れる場所だった。 芝生といっても人工芝のように一面青々としたものではなく、薄い色をした芝生と土がまだらになっているつくりだった。見渡すと、地面がところどころ波打ったようにでこぼこしている。区によって管理され定期的に整備されているけれど、ここはずいぶん古くからある場所なのだそうだ。どこもかしこもよく使い込まれていて、人工物でさえも経年のせいでくすんで景観に馴染んでいる。 まだらで色褪せた地面も、長い時間をかけて踏み固められていると考えれば、落ち着いてもの静かな印象を受ける。手つかずの新品のものよりかは、自分にとって居心地が良くて好ましいと思えた。 広場を囲んで手前から奥に向かい、大きく輪になるようにイチョウの木々が連なって並んでいる。凛は傍近くの木の前に足を止め、見上げるなり、すげぇなと感嘆の声を漏らした。 「一面、金色だ」 立ち止まった凛の隣に並び、倣って顔を上げる。そこには確かに、すっかり金に色付いたイチョウの葉が広がっていた。冬の薄い青空の真下に、まだ真南に昇りきらない眩い光をたっぷりと受けてきらきらと、存在を主張している。 きんいろ、と凛の言葉を小さく繰り返した。心の中でもう一度唱えてみる。なんだか自分よりも凛が口にするほうが似つかわしいように思えた。 周囲に視線を巡らせると、少し離れた木々の元で、幼い子供ふたりが高い声を上げて追いかけっこをしていた。まだ幼稚園児くらいの年の頃だろうか、頭一個分くらい身の丈の異なる男の子ふたりだった。少し離れて、その父親と母親と思しき大人が並んでその様子を見守っている。だとすると、あのふたりは兄弟だろうか。大人たちの向ける眼差しはあたたかく優しげで、眩しいものを見るみたいに細められていた。 「な、あっち歩こうぜ」 凛が視線で合図して、広場を囲む遊歩道へと促した。舗装されて���備されているそこは木々に囲まれて日陰になっているところが多い。ここはいつも湿った匂いがして、鳥の鳴き声もすぐ近くから降りそそぐように聞こえてくる。よく晴れた今日はところどころ木漏れ日が差し込み、コンクリートの地面を点々と照らしていた。 休日の朝ということもあって、犬の散歩やジャージ姿でランニングに励む人も少なくなかった。向かいから来てすれ違ったり後ろから追い越されたり。そしてその度に凛に一瞥をくれる人が少なくないことにも気付かされる。 決して目立つ服を着ているわけでもなく、髪型や風貌が特に奇抜なわけでもないのに、凛はよく人目を惹く。それは地元にいたときにも薄っすらと浮かんでいた考えだけれど、一緒に人通りの多い街を歩いたときに確信した。凛はいつだって際立っていて、埋没しない。それは自分以外の誰にとってもきっとそうなのだろう。 いい場所だなぁ。凛は何でもないみたいにそう口にして、ゆったりとした足取りで隣を歩いている。木々の向こう側、走り回る子供たちを遠く見つめていたかと思えば、すぐ脇に設けられている木のベンチに視線を巡らせ、散歩中の犬を見て顔をほころばせては楽しそうに視線で追っている。公園までの道中は「はやく」と振り返って急かしたくせに、今の凛はのんびりとしていて、景色を眺めているうちに気が付けば足を止めている。こっそり振り返りながらも小さく先を歩いていると、ぽつぽつとついてきて、すうと寄せるようにしてまた隣に並ぶ。 その横顔をちらりと伺い見る。まるで何かを確かめるかのように視線をあちらこちらに向けてはいるものの、特にこれといって変わったところもなく、そこにいるのはいつも通りの凛そのものだった。 見られるという行為は、意識してしまえば、少なくとも自分にとってはあまり居心地が良いものではない。時にそれは煩わしさが伴う。凛にとってはどうなのだろう。改まって尋ねたことはないけれど、良くも悪くも凛はそれに慣れているような気がする。誰にとっても、誰に対しても。凛はいつだって中心にいるから。そう考えると苦い水を飲み下したような気持ちになって、なんだか少し面白くなかった。
遊歩道の脇につくられた水飲み場は、衛生のためだろう、周りのものよりずっと真新しかった。そこだけ浮き上がったみたいに、綺麗に背を伸ばしてそこに佇んでいた。 凛はそれを一瞥するなり近付いて、側面の蛇口を捻った。ゆるくふき出した水を見て、「お、出た」と呟いたけれど、すぐに絞って口にはしなかった。 「もっと寒くなったら、凍っちまうのかな」 「どうだろうな」 東京も、うんと冷えた朝には水溜まりが凍るし、年によっては積もるほど雪が降ることだってある。水道管だって凍る日もあるかもしれない。さすがに冬ごとに凍って壊れるようなつくりにはしていないと思うけれど。そう答えると凛は、「なるほどなぁ」と頷いて小さく笑った。 それからしばらくの間、言葉を交わすことなく歩いた。凛がまた少し先を歩いて、付かず離れずその後ろを追った。ときどき距離がひらいたことに気付くと、凛はコートの裾を揺らして振り返り、静かにそこに佇んで待っていた。 秋の頃までは天を覆うほど生い茂っていた木々の葉は、しなびた色をしてはらはらと散り始めていた。きっとあの金色のイチョウの葉も、程なくして散り落ちて枝木ばかりになってしまうのだろう。 「だいぶ日が高くなってきたな」 木々の間から大きく陽が差し込んで、少し離れたその横顔を明るく照らしている。 「あっちのほうまできらきらしてる」 中央の広場の方を指し示しながら、凛が楽しげに声を上げた。示す先に、冷えた空気が陽を受け、乱反射して光っている。 「すげぇ、綺麗」 そう言って目を細めた。 綺麗だった。息を呑んで見惚れてしまうほどに。いっぱいに注がれて満ちる光の中で、すらりと伸びる立ち姿が綺麗だった。 時折見せる熱っぽい顔とは縁遠い、冴えた空気の中で照らされた頬が白く光っていた。横顔を見ていると、なめらかで美しい線なのだとあらためて気付かされる。額から眉頭への曲線、薄く開いた唇のかたち。その鼻筋をなぞってみたい。光に溶け込むと輪郭が白くぼやけて曖昧になる。眩しそうに細めた目を瞬かせて、長い睫毛がしぱしぱ、と上下した。粒が散って、これも金色なのだと思った。 そうしているうちに、やがて凛のほうからおもむろに振り返って、近付いた。 「なぁ、ハル」少し咎めるような口調だった。「さっきからなんだよ」 ぴん、と少しだけ背筋が伸びる。身構えながらも努めて平静を装い、「なにって、何だ」と問い返した。心当たりは半分あるけれど、半分ない。 そんな態度に呆れたのか凛は小さく息をついて、言った。じっと瞳の奥を見つめながら、唇で軽く転がすみたいな声色で。 「おれのこと、ずっと見てんじゃん」 どきっと心臓が跳ねた。思わず息を呑んでしまう。目を盗んでこっそり伺い見ていたのに、気付かれていないと思っていたのに、気付かれていた。ずっと、という一言にすべてを暴かれてしまったみたいで、ひどく心を乱される。崩れかけた表情を必死で繕いながら、顔ごと大きく視線を逸らした。 「み、見てない」 「見てる」 「見てない」 「おい逃げんな。見てんだろ」 「見てないって、言ってる」 押し問答に焦れたらしく凛は、「ホントかぁ?」と疑り深く呟いて眉根を寄せてみせる。探るような眼差しが心地悪い。ずい、と覗き込むようにいっそう顔を近付けられて、身体の温度が上がったのを感じた。あからさまに視線を泳がせてしまったのが自分でも分かって、舌打ちしたくなる。 「別に何でもない。普段ここへは一人で来るから、今日は凛がいるって、思って」 だから気になって、それだけだ。言い訳にもならなかったけれど、無理矢理にそう結んでこれ以上の追及を免れようとした。 ふうん、と唇を尖らせて、凛はじとりとした視線を向け続ける。 しかしやがて諦めたのか、「ま、いいけどさ」と浅くため息をついて身を翻した。 顔が熱い。心臓がはやい。上がってしまった熱を冷まそうと、マフラーを緩めて首筋に冷気を送り込んだ。
それからしばらく歩いていくうちに遊歩道を一周して、最初の出入り口に戻ってきた。凛は足を止めると振り返り、ゆっくりと、ふたたび口を開いた。 「なぁ、ハル」今度は歩きながら歌を紡ぐみたいな、そんな調子で。 「さっきは良いっつったけどさ、おれ」 そう前置きするなり、凛はくすぐったそうに笑った。小さく喉を鳴らして、凛にしては珍しく、照れてはにかんだみたいに。 「ハルにじっと見つめられると、やっぱちょっと恥ずかしいんだよな」 なんかさ、ドキドキしちまう。 なんだよ、それ。心の中で悪態をつきながらも、瞬間、胸の内側が鷲摑みされたみたいにきゅうとしぼられた。そして少しだけ、ちくちくした。それは時にくるしいとさえ感じられるのに、その笑顔はずっと見ていたかった。目が離せずに、そのひとときだけ、時が止まったみたいだった。この生きものに、どうしようもなく惚れてしまっているのだった。 「あー…えっと、腹減ったなぁ。一旦家帰ろうぜ」 凛はわざとらしく声のトーンを上げ、くるりと背を向けた。 「…ああ」 少し早められた足取り、その後ろ姿に続いて歩いていく。 コンクリートの上でコートの裾が揺れている。陽がかかった部分の髪の色が明るい。視界の端にはイチョウの木々が並んできらめいていた。 「朝飯、やっぱ鯖?」 隣に並ぶなり凛がそっと訊ねてきた。 「ロースハム、ベーコン、粗挽きソーセージ」 冷蔵庫の中身を次々と列挙すると、凛はこぼれるように声を立てて笑ってみせた。整った顔をくしゃりとくずして、とても楽しそうに。つられて口元がほころんだ。 笑うと金色が弾けて眩しい。くすみのない、透明で、綺麗な色。まばたきの度に眼前に散って、瞼の裏にまで届いた。 やっぱり凛によく似ている。きっとそれは、凛そのものに似つかわしいのだった。
(2017/12/30)
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onegaishimasu-u · 5 years
Text
人物像の考察(みちる)
趣味でまとめたのを記録しています。(基本的にモバエム版のみ) 随時アップデート予定 感謝→ https://wikiwiki.jp/sidem/
◼︎ 基本性格
性格1:兄貴分
対、ほかのメンバー
性格2:弟子
対、プロデューサー(師匠)
大まかにこのふたつに分けられるような気がする。 性格1と2は明らかに正反対であり、考察するうえで面白い部分のひとつ。 ファンに対しては「ファン」または「お客さん」
◼︎ ぱっと見の印象
カードを見た人が初見でどんな印象を抱くか
笑顔
恒常N, N+, R, R+は笑顔。他も笑顔のカードが多い
兄貴分
THE虎牙道でのポジション
がっしりしている、筋肉
頼りがいがありそう
◼︎ 他人から見た印象
行動・履歴書情報・みんなに向けて話す内容といった、表面からわかること
面倒見がいい
喧嘩ばかりの虎牙の間に立つクッション、まとめ役
おおらかで、めったな事では動じない
上記まとめ役を苦とせず、楽しんでいる
覇気があり、ジムリーダーのよう
「リベンジならいつでも受けて立つぞ!」
真面目で勤勉
趣味が資格取得。しかも「たくさんありすぎて書けない」
サービス精神旺盛
miniの台詞まで「味玉サービス!」
人あたりが良い
海外でもすぐ人と打ち解けられる
タケルと漣という二人に信頼されているあたり、打ち解けにくいオーラは基本的にないと思われる
接��業ゆえのもの?
あみぐるみなど、かわいいに寄った特技を持っている
わかりやすい意外性のひとつ
◼︎ 内面(自己認識)
関わっていてわかってくることのうち、本人が自覚しているっぽいことなど
>大切なもの、嬉しいこと
「守りたい」気持ちが強い
「ビルの仲間を救うため頑張るッス!」
「(略)みんなの居場所を守りたいって気持ちは、痛いほどわかります。」
これは基本の要素のように思える。
みんながいると思うと心強い。一人よりも楽しい
「自分、揃いのユニフォーム、好きなんス!辛いときでも、一人で戦ってるわけじゃないって思い出せるッスから!!」
「お客さんが一緒に歌ってくれたんで、いつもよりイイ声が出たッスよ!」
お客さんの反応を見るのが好き
「やっぱお客さんの顔が見える仕事はアドレナリン、バンバン出るッスね。」
「やっぱ自分、お客さんの反応が直に見られる仕事が好きみたいッス!」
「やっぱり、お客さんの顔が見えるとめちゃくちゃ気合いはいるッスよね!」
他者を喜ばせたい気持ちが強い
「アイドルもラ-メン屋も、お客さんに喜んでもらえるのが1番ッス!」
「うちの店にドリンクバーを置いたら、お客さん喜ぶッスかね?」
「見に来てくれたお客さんが、喜んでくれたらサイコーの気分ッスね!!」
「今、あみぐるみを作ってたッス。店にあると、小さなお客さんが喜んでくれるんで…」
他者の存在への感謝
「これ着て映画に出られるなんて、自分、ホント沢山の人に感謝ッス。」
「今のスタッフさん、親切だったッスね。おかげでいい仕事ができたッス!」
「ラーメンやどんぶりなら自分ひとりでも作れるが、最高のステージにするのにはファンの声が必要だ!」
「今の自分には、タケルや漣、それに師匠と力を合わせてやるほうが、ひとりで黙々と励むよりも楽しいッス!!」
「頼もしい味方と手強いライバルの存在が、きっと信玄の強さを作ったんッスね!」
「仕事の質をあげるには チームワークが重要ッスよね。だったらばっちりッス!」
「(略)アイドルとして頂点に立つには多くの人の力とファンの応援が必要だって。師匠がくれたこの縁を、ずっと大事にしたいッス!」
…など、自分ひとりでは成し遂げられないことも皆となら実現できると感じている。
タケルと漣が大好きで、とても支えられている
「タケルと漣がいないと、静かすぎてなんだか物足りないんスよね。」
「最近はタケルと漣に教わることも多くて… 持ちつ持たれつうまくやってるッスよ!!」
笑顔は大事
「ラーメン屋でもアイドルでも、やっぱり笑顔は大事だと思うッス。」
仕事への気持ち
「らーめん屋の仕事も楽しいッスけど、今は師匠と仕事できるのが、1番嬉しくてたまんないッス!!」
「自分、今は帳簿が黒字になった時と、師匠に仕事をほめてもらえた時が、なによりうれしい瞬間ッスよ!!」
「信頼できる仲間たちと、やりがいのある仕事で金を稼ぐってのが1番の幸せッスねー。自分、毎日楽しいッス!」
過去への感謝
「これまで色々あったからこそ、師匠に出会って、今の自分がいる。それって、最高に幸せなことッスよ!!」
>性質的なこと
世話焼き
「師匠、元気足りてないぽいッスね?ちゃんとメシ食ってきたんスか!」
「世話焼きは自分の性分ッス。師匠、何かあったら遠慮なく言ってください!」
「…ああ、師匠。寝てても平気ッスよ。タケルと漣の面倒は自分が見ておくんで。」
困っている人には手を貸したいほう
「機材運んでるスタッフさん見ると、つい手伝っちゃうんスよね…」
「近くでうちのおやっさんが海の家やってるんスよ!リハ終わったらちょっと手伝ってくるッス!!」
…など、誰かを助けることを呼吸するようにやっている。
負けず嫌い
戦国映画村のあと、「負けられない」というワードが格段に増えた。
「男・円城寺道流、負けは嫌いぜよ!」
「同じ年長者としてドラマの中の登場人物には負けられないッス!」
「盛り上がってるな!自分も、簡単には負けないぞ。正々堂々と勝負だ!」
「おー、格好いいなあ、3人とも!これは自分たちも負けていられないぞ!」
「いよいよ自分たちのステージだ。FRAMEにも、タケルや漣にも負けられない。」
やるからには全力を出したい
「師匠、ありがとうございます!自分、どんな仕事でも、全力で頑張るッスよ!」
「今の自分の全力を出し切りました!悔いはないッス!!」
「よし、やったぞ!全力で挑んだかいがあった!はっはっはっは!」
「だって師匠、参加するからには全力でやんなきゃ楽しくないッス!絶対、勝つッスよ~!?」
「どうせなら、この手形で入れる温泉全制覇したいッス!あ、ちゃんと調べてきてるんで、自分に任せてください!!」
正々堂々、真剣勝負
「手加減はいらん、全力でかかってこい!」
「お互い全力で頑張ってるのは知ってるが、今日は譲れない!」
「試合前の緊張感と高揚感は、何ものにも代えがたいッスね。さあ、真剣勝負!」
にぎやかなのが好き
「やっぱクリスマスの夜はにぎやかなのが一番ッスよね!!盛り上げていくんで、師匠にも楽しんで欲しいッス!!」
「自分、玉入れはけっこう好きッス!にぎやかで、個人の頑張りも団体の協力も必要不可欠ってカンジが…」
ある程度の負荷があるほうが燃える
「テレビ番組の企画に雑誌のグラビア…やることがたくさんで嬉しいッスよ!忙しい方が気合い入りますから!」
「緊張してないか…ッスか?その緊張ごと楽しんでるんで大丈夫ッスよ!」
見かけと中身とのギャップを感じている
「自分、こんなガタイで恥ずかしいんッスけど、家事はわりと得意なんです。」
ピンクは自分には似合わないと思っている
「ピンクのスーツ…ちょっと気取ってるみたいで恥ずかしいッスね、あはは…(略)」
「ソファにかけるカバーを編んできたんッスけど…やっぱピンクは微妙ッスかねー?」
(ピンク自体はけっこう好きなのかな?)
>得意なこと
家事、メシ作り
「(略)家事はわりと得意なんです。一家に一台いると、便利だと思うッスよ?」
「(略)自分のメシ、食ってってください!ハラペコじゃリキ出ねえッスから!」
「師匠、腹減ってないスか?言ってくれれば何か作りますよ!」
恒常雑誌4話でもひとりぶんの朝食を自分で作り、「我ながらうまい…」
暗記、記憶力
「実は自分、暗記もわりと得意なんで、どんどん仕事回してイイッスよ!」
「セリフッスか?問題ないッスよ、自分記憶力には自信があるんで!」
体力勝負や、身体を使う仕事
「身体を使う仕事だったら、ドドーンと任せてくれて構わないッスよ!!」
「ふっふっふ~。体力勝負なら相手が誰でも、負ける気がしないッスよ!!」
体調管理
「体調管理は昔っから得意ッス。もちろん、今日もバッチリッスよ!!」
面倒見
「師匠、リーダーなら任せてほしいッス!自分、面倒見は良い方なんで、お役に立てると思うッスよ!」
子供の相手
「小さなお客さんッスか?自分、子どもの相手は慣れてるんで、大丈夫ッスよ!」
英会話
ハワイでネイティブに会話していた。現��時代の賜物か
サバイバル力にも自信がある
「ガチの無人島サバイバルになったッスけど、大丈夫ッスよ!自分たち5人と1匹を頼ってほしいッス!!」
手を動かして何かを制作すること
「こうやって手を動かしてモノづくりするのは案外性に合ってるッス。頑張るッスよ!」
>苦手なこと、もっと頑張りたいこと
芝居
「セリフは暗記できても、芝居はカンタンにはいかないッスね…精進するッス!」
人に見られること
「人に見られる仕事は、何回やっても緊張するなあ…試合前の気分だ。」
威厳を出すこと
「自分には王の威厳ってヤツは難しいッスけど…」
師匠に頼ってもらうこと
支えたいけど、支えられてばかり…という気持ちがある
「師匠には支えられてばかりッスね。けど、それじゃ不公平ッスから、自分にも師匠を支えさせてください!」
「自分、師匠に頼りすぎッスね…でも、いつか師匠に頼ってもらえるような最高の漢になってみせるッスよ!!」
人に相談すること
「恥ずかしながら、タケルと漣がいないと、相談する相手がいなくて…」(GoSのイベントストーリー)
人の相談にはよく乗っているほうに見えるけど、自分が相談するのは苦手?一歩踏み込んだ相談をできる相手がいないのかもしれない。
恋愛ものや甘いイベントの魅せ方
「…えっ、ダメッスか。元気ありあまりすぎ?…うおぉ、思った以上に難しいッスねぇ…」(2018VD)
「はは、男世帯だからッスかね。こうしたロマンチックな言葉は言い慣れないッス。」(2018VD)
「自分もアクションなら自信があるが、恋愛が絡むとなると未知数だな。」(2020WD)
>その他
筋トレが日課(恒常雑誌4話)
アイドルは別世界の話だと思っていた
「アイドルなんて別世界の話だと思ってたッスけど…今ッスか?今は毎日、退屈する暇もなくて楽しいッス!!」
動物ではとくにラクダが好き
気合いを込めてダイスを投げると、いい目が出るような気がする
自分なりの集中法を持っている
「精神を研ぎ澄まし成功をイメージする…気持ちを落ち着かせる方法ッス。このステージ、必ず成功させてみせるッスよ!」
「編み物は集中力を使うので精神統一にも向いているッスね。黙々とできるのも魅力の1つッス。」
演技の仕事の面白さは、別の自分になることにあると感じている
「芝居の仕事、面白いッスね!別の自分になるのは、いつもワクワクするッス!!」
◼︎ 内面(他者から)
道流を関わっていてわかってくることのうち、自覚しているかどうかは不明なことや、読み手の想像にすぎないことなど
>性格的なこと
働き者
多くの台詞で、店のことを常に気にかけていることがわかる。
とても気がきく
「師匠、事務所の掃除、終わったッス。ちょっと早いけど出ます?」
「大根のハチミツ漬けがのどにイイって聞いて作ってみたッス…どうッスかね?」
など、周囲の力になれるようなことを率先して行なっている
めちゃくちゃ謙虚
「住職さんは毎日毎日修行してるんスよね…自分ももっともっと修行して最高のアイドルになってみせるッスよ!」
「師匠あっての自分ッスから!」
「師匠~!この前の試験、通ったッスよ!!これも師匠のおかげッスね!!」
…など、本人の努力のたまものなのだが、成し遂げられた事は決して自分ひとりの力ではないと感じている
ものごとを俯瞰して、一歩下がって考えられる
英雄「道流の助言のおかげだよ。ああして一歩引いた考え方ができて、すごいな。」
道流「そうだな…普段一緒にいるタケルや漣が、個性の塊みたいな存在だからか…自然と、一歩引いた目線で物事を見て考える癖がついているのかもな。」
※上記のセリフだけでは、前から自覚していたのかどうか怪しいためここに記述する(漣とタケルに出会ってから一歩引いた目線で物事を考える癖がついたのではなく、本来の性格がそうなのでは…?)
パフォーマンスにおいては、盛り上がることを心がけている
「羽織袴でアクションしたら、盛り上がるかもしれないなあ…」
怒らせると怖い
「らーめん屋を怒らせると怖いぜェ?オレ様のほうが、もっと怖いけどなァ!」
ときどき世話焼きすぎる?
「自分も何か力になれればいいんスけど…そうだ、マッサージしましょうか?首肩腰、なんなら全身コースでも。腕のいいマッサージ店も紹介できるッスよ。腹が減ってるなら、メシも作るッス。師匠の好物をたっぷり入れて!あ、よければ明日から弁当を持ってきましょうか?味には自信あるッス!」
「…う~ん、漣の好き嫌いを治すには、どんな資格が役に立つんスかね?野菜ソムリエ…それともパティシエ…?」
「タケルと漣と会わない日もあるッスけど…ちゃんとメシ食ってるかなぁ。」
しかし聞かれたくないであろうこと、踏み込まれたくないであろうことは深くつっこまない
各イベントストーリー
ここらへんはかなり大人な部分。自分も容易く聞かれたくない部分を持っているのかもしれない
自分の行動や自分自身を、あまり面白いと評価してない。自己評価が低い面がある(あった)
「ははっ、選挙かぁ~。自分には縁がないッス。それでも応援してくれる師匠の為に、全力で頑張るッスよ!」
「自分の休日ッスか?う~ん、特に面白いことはしてないんスけどね。」
一歩踏み出せなかったり、押そうとして押すのをやめたりすることがある。どこか遠慮がちな面がある
「おはようございます、師匠!初日の出を見に、海まで行ってきたッス。キレーだったなぁ…来年は師匠と一緒に行きたいッス!!」
「…師匠はプレゼントにDIYでログハウスを贈られたりしたら…なんでもないッス、忘れてください。」
どこか奥ゆかしい面がある
「自分も、師匠に時間をかけて丁寧にみがいてもらえてるって、少しくらい自惚れてみてもいいッスかね…?」
形式や伝統を重んじる
「いやいや、結婚するということは新しい家族を作るということなんだ。」
「それなりの覚悟を見せるのは必要なことだと思うぞ。」
男女関係や恋愛についてある程度の興味があり、本人に言ったり、冗談を言うときがある
「あやしいな 女でもできたか?」(タケル恒常雑誌 3話)
「タケルの嫁さんはきっと…(略)」(ハッピーブライダルパーク雑誌 タケル)
「で?タケルはどんな人がタイプなんだ?」(ハッピーブライダルパーク雑誌 タケル)
「師匠が結婚するときは、うちの店で盛大に祝福するッス!!ウェディング餃子とウェディングタンメンで…あれ?NGッスか?」
「はは、ホワイトデーも近い。もしかしてデートか?」(ホワイトデーデート2019 イベスト)
わりとゲンかつぎをするタイプ
「師匠!この祈願しゃもじ、自分たちにぴったりじゃないッスか?よし、タケルと漣のお土産にしよう!4本買うんで、師匠にももらって欲しいッス!」
わりと雰囲気が大事なタイプ?
「おぉ、やっぱり衣装を着ると気持ちも入ってくるッスね!!!獣人の王ジョウエン、演じ切ってみせるッス!!」
→ 道流のメンタル管理のために、雰囲気づくりも大事な気がしてくる
実は照れ屋さん?
2019年ごろから、主に師匠に対して「照れる」と口にすることが多くなった。
「デートっていうとちょっと照れくさいッスけど、大事な人と過ごすならやっぱり温泉でのんびり癒されたいッスね。」
「みんなずぶ濡れッスね。今タオルを…はは、自分を拭いてくれるんスか?少し照れるッスけど、ありがとうございます!」
「師匠、どうしたんスか?自分の顔になんかついて…歯が白くて綺麗?はは、そんなに見られると照れるッスよ。」
「気迫が伝わってくるいい写真だ…って自分で言うのはおかしいか。誰かに見せるのは、ちょっと照れ臭いな。」
>性質的なこと
発想が天然
「師匠!このサンタ衣装、ヒゲ入ってないんスけど…ヒゲいらないんスか!?へぇ~!いまどきのサンタはオシャレッスねぇ!」
「途中で新人かばって殉職しそうな役ッスね!死ぬ気でやらせてもらうッス!!」
「ハワイで正月って芸能人みたいッスね!いや、アイドルなんスけど。芸能人なんスけど…うおぉ、ワクワクしてきたッス!」
「(略)ウェディング餃子とウェディングタンメンで…あれ?NGッスか?」
ネーミングセンスが天然
バイト神フレセム道
THE虎牙ホワ道!
想像力が豊か
戦国の道流の雑誌
うかつにしゃべりすぎるときがある
「高価なもんじゃないッスけど、自分の贔屓にしてるバンダナがあって…っと中身は開けてのお楽しみで!」
「…師匠はプレゼントにDIYでログハウスを贈られたりしたら…なんでもないッス、忘れてください。」
少年のようにベタなものにわくわくしたり、はしゃいだりする
「やあ、怖いなー!廃墟探検なんて、ホラー物の定番じゃないッスか!タケル、漣、番組のために自分たちも気合入れて怖がっていこうな!!」
「うおおおおおっ!!憧れの二挺拳銃、めちゃくちゃテンションあがってるッスよ!魅せるガンアクション、心がけるッス!!」
「ははは、この水鉄砲はさすがによけきれないだろう?もう1回いくぞ、それ!」
これに関しては虎牙のほうが冷めていることもある。
好奇心旺盛で、気になることは確認したい
「師匠!向こうの路地に八百屋発見!ちょっとだけのぞいていいッスか?」
用意周到、事前準備は入念にしておくタイプ
「…本気で海外進出を考えたら、何語を勉強するのが1番いいッスかね?」
「メンバーが腹を空かせたときのために、オヤツの準備は欠かせないッスね!」
トレーナーのような一面を持っている
機械仕掛けの反逆者イベントストーリーにて、漣の肉体言語を解説してみせた。
「適度な運動と水分補給は、負けない体を作るための基本ッスよ!無理して本番で実力が出せないってんじゃ、勝負にならないッスもんね!!」
…など、自分の知る知識は存分に教えてくれる。
結構な完璧主義かもしれない
「今回の仕事は大役だからな、本番前に殺陣を完璧にしておかないと…」
バレンタインライブ2017のときの、自分が生成した失敗作に対する扱い
※かといって何でも完璧なように見せてるわけじゃないので注意
「うおおぉ…緊張したッス。試合とはまた違った熱気を感じるッスね!」
「師匠、自分、ちょっとアイドルの仕事が楽しくなってきたッス。歌もダンスもまだまだッスけど、頑張るんで!」
「師匠のために鍼灸師の資格取ろうと思ったんスけど、時間かかりそうで。」
「新しい振り付けの稽古中なんスけど、ちょっと見てもらえないッスか?」
◼︎ 道流がやりたいこと
大前提として、金のため=みんなを救うためにアイドルをやっている
>願望・夢
「ラーメンスープみたいに、じっくりゆっくりコクのある人間になりたいッス。」
「自分、全国のラーメンを食べ比べたいと思ってたんスけど、ここでかなうとは予想外だったッス!感動ッス!」
「いつか電車に乗って日本列島一周、してみたいッスね~」
「自分がトップアイドルになれたら、ぜひとも師匠の手料理をごちそうになりたいッス!」
「自分の出身地もここから近いッスよ!いつか仕事で、凱旋できたらうれしいッスね!」
「THE 虎牙道がトップアイドルになれたら、自分たちと師匠と4人で世界旅行もいいッスね!どこでも連れてくッスよ!!」
「歴史に名を残すアイドルになる…なんて、大袈裟ッスかね?でも、師匠と一緒なら本当にできる気がしてくるんス!」
>プロデュース方針のヒント
安心できる場所を届けたい
「自分にとっておやっさんの店がそうだったように、安心できる場所をファンのみんなに届けたいッス!!」
これはラーメン屋を志したときのスタンスと同じなのではないか。
お客さんを喜ばせたい
「自分のパフォーマンスを見て笑顔になってくれたら、すっごく嬉しいッス!!」
フィジカル系は得意分野なので、自信があるし、究めたい
「魅せるアクションってヤツは奥が深いッスね。自分、いつか究めてみせるッスよ!!」
「フィジカル系はTHE 虎牙道の得意分野ッスからね、師匠、期待して待っててほしいッス!!」
FRAMEはライバルで、負けたくない(系統が似てるからか?)
「話も合うし好きなんスけど、やっぱFRAMEはライバルなんス…師匠。自分、アイドルとして負けたくないッス!」
特技を活かしたい
「そうだ師匠、資格取得を目指す企画の仕事なんてないッスかね!?」
>対師匠
「師匠」という呼び名から想起できるように、師匠-弟子 の関係を強調することがある。また、普段の発言からも一番弟子のような印象を受けるものが多い
とにかく恩返しをしたい
「師匠に覚えていてもらえたなんて…感激ッス!!ますますアイドルにもリキ入れて、師匠に受けたご恩は、いつか仕事で返します!」
「師匠にはたくさんのものをもらってるんで、必ずトップアイドルになって10倍…いや100倍のお返しをしたいッス!!」
…など、節目節目で恩を返したいという気持ちを強く伝えてくれる。
頼ってほしい/仕事を手伝いたい/支えたい/任せてほしい/力になりたい
2015WDのプレゼントが「使用回数無制限のお手伝い券(24時間いつでも対応可能)」。
「困ったら自分を頼ってください!自分、師匠が隣にいればいつだって無敵の百人力なんスから!!」
「自分、もっともっと頑張るッス!だから師匠も自分を頼ってください!」
「自分、簿記の資格持ってるんで、事務仕事なら手伝えるッスよ?」
「自分、両利きでよかったッス。師匠を左右どっちの腕でも支えられるッス!」
「歩き疲れたら言ってください。肩なら貸せますし、なんなら担ぎますから!」
「自分はどこまでも師匠についていく覚悟なんで、どんな仕事でも、自分を信じてどーんと任せてほしいッス!」
見守ってほしい/隣にいてほしい
「師匠、見ててください!!」
「師匠、最後まで見届けてください!!」
「いつものように見守ってください!」
「自分、絶対に師匠にとって自慢のアイドルになってみせるッスよ!だから、これからも目を離さないでください!」
「困ったら自分を頼ってください!自分、師匠が隣にいればいつだって無敵の百人力なんスから!!」
夢を一緒に実現したい/全力でぶつかりあいたい
「師匠の目指すアイドル業界のてっぺん、いつか必ず自分が連れていくッス!」
「師匠の投げた玉は何があっても受け取めるッス!もちろん、自分も本気でいくッスよ!」
「まず自分が目指すのは…師匠からのベストチョコの称号ッス!」
「師匠、また個人練習に付き合ってください!!厳しくしごいてほしいッス!!」
店に来てほしい/メシを食わせたい
「押忍。師匠、顔色よくないッスね。自分のメシ、食ってってください!ハラペコじゃリキ出ねえッスから!」
「師匠、元気足りてないぽいッスね?ちゃんとメシ食ってきたんスか!」
「あ、あとでラーメンも差し入れします?全然いいッスよ!」
「また店に来てください。新作ラーメンと餃子セット、ごちそうするッスよ!」(2016WDお手紙)
2017ホワイトデーのプレゼントが、とにかく店に来させるレパートリー
一緒に何かしたい/一緒に考えたい
「師匠、今度ラーメン激戦区に一緒に行きませんか!?」
「初日の出を見に、海まで行ってきたッス。キレーだったなぁ…来年は師匠と一緒に行きたいッス!!」
「師匠、自分は準備万全ッスよ!!メシでも営業でも、喜んでお供するッス!!」
「あっ、そうだ!師匠も一緒に雑巾がけやらないッスか?」
「店で出せる新しい餃子を研究中ッス!師匠、いいアイデアないッスかね?」
「魚介と南国フルーツをたっぷり使った、無人島ラーメンなんてどうッスか?完成したら試食お願いするッス!!」
「最近、晴れるとみんなで屋上でサッカーしてるんス。師匠も参戦どうッスか?」
「今日これからみんなでゲームするッス。よかったら師匠も一緒にどうッスか?」
「仕事も遊びも、師匠が一緒だと倍楽しいッス!!またお願いします!!」
手作りのものをあげたい
師匠へのプレゼントはほとんど手作りのもの。
「手袋とマフラーとセーター、どれがいいッスか?師匠が欲しい物を編んでくるッスよ。」
◼︎ 過去について
SideM・Mステに共通して【柔道家→怪我で引退】という情報はあるものの、本人の口から語られることは少ない。また他のキャラクターと比べると、家族に関しての情報もゼロという極端さがある
柔道家時代は一人で黙々とやっていた?
「今の自分には、タケルや漣、それに師匠と力を合わせてやるほうが、ひとりで黙々と励むよりも楽しいッス!!」
ただし編み物イベントのセリフから分かるように、黙々とやること自体は得意なほうである
家族構成についてはある程度の推理が可能
「タケルも漣も、ケンカばっかで、たまに店のものを壊したりしてるのは、困りものッスけど…やんちゃなところも含めて、弟ができたみたいでうれしいッス!」
…恐らく弟はおらず、一人っ子か、上にきょうだいがいた可能性が高い
リメンバーショットでの情報
写真は中学時代のもの
男らしくなりたいという思いから始めた
決勝まで進めるのは自分でも意外だった(「なにがなんでも優勝したい」という貪欲な気持ちは大会が始まる前は持っていなかった?)
幼い頃から自分の現状を変えたいと感じ、己を高め続けるというストイックな心を持っているということがわかる。それは趣味の資格取得にも通じている…。
「これまで色々あったからこそ、師匠に出会って、今の自分がいる。それって、最高に幸せなことッスよ!!」
「色々あった」ことはまだ深く語られていない。 ゲーム中のPがどこまで知っているかも不明だが、こう言ってくれるだけで十分だろう。
◼︎ 台詞の裏を読む
想像が強い部分なので注意!
>悩みが解決してから、今の楽しさを報告することが多い
「この衣装、初めはちょっと恥ずかしかったッスけど、今はエプロンと同じぐらい、ピッタリきてるッスよ!師匠にはホントに感謝ッス!」
「正直最初は一歩引いてたところがあったんですけど、今は仲間と一緒に本気でぶつかり合ってます!」(2018VD)
→当時悩んでいるそぶりは一切感じられなかったが…。 例)「衣装チェーンジ! どうッスか?どうッスか自分のアイドル姿! これは一攫千金、イケるぞね!」
>悩みはするが、必要を感じなければ他人に言うことはない?
以下のセリフ等も、前は悩んでいたのか?と想像できる余地がある気がする。
「アイドルの仕事は日々鍛錬、新しいことが目白押しで、悩んでるヒマもないッス!」
「自分、今はなにをやっても楽しいッス。コツがわかって来たからッスかねー?」
つまり、ネガティブなことは言わないが、 ポジティブというわけではなく、ただ人に言わないだけなのかもしれない。 ただ、ごく明るいムードでなにかを言うときにぽろっとこぼれることがある。
「敵」の存在を感じている言葉
「自分、師匠が隣にいてくれたら、敵がなんだろうと負ける気がしないッス!」
この「敵」という表現は、道流にしてはけっこうめずらしい。トップアイドルを目指すうえで立ちはだかるものなのか、自分自身の弱さの可能性もある。
退屈の時間を勉強にあてていたのかも?の言葉
「アイドルなんて別世界の話だと思ってたッスけど…今ッスか?今は毎日、退屈する暇もなくて楽しいッス!!」
柔道時代の辛さ・乗り越え方を感じる言葉
「自分、揃いのユニフォーム、好きなんス!辛いときでも、一人で戦ってるわけじゃないって思い出せるッスから!!」
道流が弱さを抱えながら乗り越えてきた強い人間だということを気づかされる言葉たちだ。
◼︎ おまけ
>師匠の人物像
用意がいい
「ライブのチラシ…さすが師匠、商売についでに宣伝もできて一石二鳥ッスね!」
デザインセンスがある
「やっと、この衣装にも慣れてきた。アンタが俺用にデザインしてくれたって聞いたんだが、本当か?やっぱりそうなのか…ありがとよ。」   - ※タケルの台詞だが、同ユニットのため
あまり頻繁にみちるのラーメンは食べにいっていない様子(昔だけ?)
「師匠、たまにはうちのラ-メン、食いに来てください! 自分、おごるッス!」
行動がダブることがあり、以心伝心している
「師匠!リーダー役を探してるって本当ッスか?だったら自分に…え、お願いしようとしてた?はは…うれしいッス!!」
ドン底から救った
「師匠のアドバイスで、自分、どん底から浮上したッス!2度と諦めないんでこれからもご指導お願いします!!」
アイドル道の師であり、人生の師(らしい)
「自分、いつか師匠みたいに人の力になれる人間になりたいッス。今後ともそばで勉強させてくださいっ!!」
師匠との仕事は、いつも絶対に激アツ(らしい)
基本的にTHE虎牙道にかなりマッチングした仕事を持ってきている。
基本見守るスタンスである
「師匠、自分、全力で楽しんでくるんでいつものように見守ってください!」
ヘンなところで抜けている
「師匠ってヘンなところでヌケてるから、放っとけないんスよねえ…」
アドバイスがいつもわかりやすい。柔道にからめた事を言う時もある。(2017~)
「…負けられない大会の決勝戦に挑むつもりで演じる…師匠のアドバイスは、いつもわかりやすくて助かるッス!!」
机は綺麗らしい
「師匠の机、綺麗ッスよね…あみぐるみを置いてみてもいいッスか?」
冗談のような天然のような事を言うこともある
「…いやいや、食べ歩きの旅じゃなくて全国ツアーッスよ!!」
音楽や映画の趣味が道流とは少し異なっている。※これは師匠じゃなくて仕事の影響かも
「師匠と出会ってから、映画や音楽の好みが広がった気がするッス!こういうの、嬉しい変化ッスね!!」
落ち着ける存在
「師匠の声は耳になじんで落ち着いて…ついつい眠くなるッス…」
「事務所にいると気持ちが落ち着くッス。師匠がいるからッスかね?」
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003年4月15日夜、福岡市中央区の日本語学校に魏と王、楊らが職員室に忍び込み、現金約五万円を盗んだ。そこは王が在籍していた学校だった。王、楊はその1月にも、同区のファストフード店に侵入し、現金230万円を盗んでいた。ここは楊のアルバイト先。4月9日には魏が別の中国人留学生2人と共謀し、中国人留学生から現金約26万円を奪うという事件も起こしている。 「3人で何かやろう」  5月上旬には、楊のアルバイト先だった同市博多区のラーメン店経営者襲撃を計画する。「面識があると発覚の危険性が高い」として断念したが、この時すでに「殺害して金を奪う」ことを念頭に置いていた。 http://yabusaka.moo.jp/fukuokaikka.htm
中国人留学生
王亮(ワンリャン 当時21歳)
出典福岡・一家4人殺人事件
吉林省出身。父親は土木会社を経営し、裕福な家庭に育った。02年春、日本の大学進学を目指して福岡市内の日本語学校に入学し、同級生とともに寮で暮らし始めた。当初授業の出席率は96%と高かった。(出席率が95%以下になれば入国管理局に報告されるという。さらに低くなると強制送還される)だが王はこの年の9月、同級生とトラブルを起こし、その時の学校の対応に不信感を抱き、ほとんど学校に出てこなくなった。同級生によるとこの頃から王の様子が変わっていったという。03年4月の時点で、王はMさん宅から700mほどのところにある家賃2万円のアパートに楊とともに住んでいた。5月15日に日本語学校から、このままで除籍処分になると通告された。就学生が除籍処分されると、就学ビザを取り消され不法滞在になる。王は1度中国に帰り、両親に再編入のための授業料の工面を依頼していた。だが、両親が王持たせたはずの授業料は学校に納めておらず、除籍処分となっていた。
楊寧(ヤンニン 当時23歳)
出典福岡・一家4人殺人事件
吉林省出身。父親は長春市の中日友好協会に勤め、母親は同市の製紙工場に勤務。王とは両親同市が古くからの知り合いだった。01年10月に就学ビザで来日し、日本語学校を卒業した後、私立大学国際商学部に入学し、アジアの貿易経済について学んだ。02年には1科目を履修しただけでさぼり、後期には病気と称して休学したが、実際は福岡市内のハンバーガーショップでアルバイトをしていた。03年4月に1度は復学したが、年間50万円余の学費が払えず、納入期限の6月末を前に「親から学費を受け取るために一旦帰国する」と大学側に説明して出国した。この時、実家には戻っていない。
魏巍(ウェイウェイ 当時23歳)
出典福岡・一家4人殺人事件
河南省出身。父は工場を経営する資産家。魏自身も高校卒業後、3年間人民軍(※)で班長を務めた。その後大連の外国語学院で日本語を学び、日本留学後は先端技術を学ぶという希望を持ち、01年4月、福岡の日本語学校に入学している。02年4月には予定通り、コンピューターの専門学校に入学した。ここでは成績もよく、奨学生候補だった。故郷には恋人もいて、ごく普通の学生だったが03年になると一転して学校を欠席がちになった。魏のアパートには中国人の女性が何人も出入りするようになり、4月には留学生仲間と中国人宅に押し入り、26万円を強奪、6月には知人の女性に暴力をふるったとして傷害容疑で逮捕された。この頃、インターネットカフェにしばしば通うようになり、王や楊と知り合った。4月9日にはかつて住んでいたアパートへ強盗を押しこんだこともある。また、他人名義で携帯電話を契約する詐欺も働いている。金にも対して困っていない優秀な学生だった彼が、03年春を境に突如犯罪行為を繰り返すようになっていた。
出典blog-imgs-34.fc2.com
福岡一家4人殺害事件
福岡一家4人殺害事件
Mさん一家
殺害されたMさん一家は、Mさん(41歳)、妻C子さん(40歳)、小学6年の長男K君(11歳)、小学3年生の長女H子ちゃん(8歳)の4人暮らし。  Mさんは1962年福岡市で生まれた。私立博多高校を中退し、中州のクラブ勤めを経て上京。東京・麻布十番の焼肉店などで修行した後、88年に福岡市中央区で韓国料理店をオープンさせた。この店は繁盛し、有名人なども多く来店、テレビでも紹介されるほど有名店になった。その後、東区にも別の焼肉店を開店し、売上も好調だった。    C子さんも福岡県出身。九州女子高校を卒業後、94年頃まで化粧品会社の美容部員として福岡空港の国際線ターミナル店で働いていた。MさんとC個さんは高校時代から交際しており、90年5月に結婚した。Kくん、H子ちゃんも生まれ、幸せ家庭を築いていた。  しかし、最初の悲劇が起こった。01年9月、BSE(牛海綿状脳症)騒動が起こり、その煽りを受けて経営していた両店は廃業に追い込まれたのである。  MさんはC子さんの親族と一緒に婦人服販売会社を始めるが、売上が低迷、さらに東区の焼肉店開店のために自宅を抵当に入れて借りた4000万円の返済も滞るようになった。  03年3月、夫婦は婦人服販売業の業績が上がらないことから、C子さんの親族から独立して、衣料品などをデパートに卸す仕事を始めた。その2ヶ月後、Mさんの知人から休眠中の会社「W」を継承して復活させた。C子さんを社長にして、衣料品販売業を本格的に乗り出した。  また失業し、金に困ったMさんは闇ビジネスと呼ばれる仕事にも手を広げていく。事件後、家宅捜索で福岡市中央区のマンションから大麻草が発見されている。Mさんは大麻草を栽培して、売りさばいていたとされている。  またMさん一家は94年から96年にかけて、外資系生保会社と、99年には国内の生保会社と、一家4人の生命保健契約を締結した。保健金額はMさんが1億2000万円、C子さんが2500万円、KくんとH子ちゃんが各2100万円の総額1億8700万円に上り、その月々の保険料は14万円近くになっていた。  ちなみにMさん一家は王、楊、魏の3人とは面識はなかった。 http://yabusaka.moo.jp/fukuokaikka.htm
強襲
凌遅刑
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%8C%E9%81%85%E5%88%91
凌遅刑(りょうちけい)とは、清の時代まで中国で行われた処刑の方法のひとつ。生身の人間の肉を少しずつ切り落とし、長時間苦痛を与えたうえで死に至らす刑。歴代中国王朝が科した刑罰の中でも最も重い刑とされ、反乱の首謀者などに科された。また「水滸伝」にも凌遅刑の記述が記載されている。また、この刑に処された人間の人肉が漢方薬として売られることになっていたとされている。この刑罰は李氏朝鮮(朝鮮王朝)でも実施されていた。また、これに酷似したものとして隗肉刑がある。
Mさんの帰宅
日付が変わって翌午前1時40分頃、Mさんが帰宅してきた。愛車のベンツC200に乗って、自宅の車庫前まで帰ってきた時、携帯電話で友人と会話している。Mさんは「今、家についた。これから駐車場にいれるから、後でかけ直す」と電話を切ったが、その友人に再び電話がかかってくることはなかった。家��入ろうとしてきたMさんを犯人達は玄関で待ち伏せていた。工事現場から盗んできた鉄パイプを、いきなり後頭部を殴りつけた後、前に向かって横から額を殴り、さらに左目周辺や頬を殴ったり、全身を蹴ったりした。さらに犯人達は2階で失神していたH子ちゃんを担ぎ下ろし、父親の目の前でいたぶったり殴打しながら、Mさんに何かを聞き出そうとリンチを加え続けていた。だが、Mさんはなにも答えず、「用がなくなった」ということで、H子ちゃんの首を絞めて殺そうとした。Mさんは土下座して、「娘だけは助けてくれ」と言ったが、彼らはこれを嘲笑し、殺害した。さらにMさんの首を白いビニール紐で絞め、気を失った彼を浴槽に浸けて溺死させた。  3人は一家の遺体を運びやすくするため、まずMさんの両手に手錠をかけ、首から足にかけて工事現場で盗んできた太い電線で縛り、H子ちゃんを背負わせる格好で固定した。また、ちょうど血のついて放置しておけない玄関マットがあったので遺体を覆い隠すために持ち出し、車を乗り捨てる際に近くの草むらに捨てた。  3人は一家4人をベンツに乗せ、その車に一緒に乗りこんだ。 博多港箱崎埠頭の岸壁に到着した3人は遺体を海に沈めるために、前もって用意しておいた重りを1個ずつつけ始めた。Mさんの腕とH子ちゃんの足を手錠でつなぎ、その手錠のチェーンの部分に別の手錠をつないで、鉄アレイをつけるなど、万全を期した。C子さんとKくんはそれぞれ両手に手錠をかけ、鉄アレイをつけた。千加さんは服を着ていないので浮き上がりそうだったので、特別に鉄製の重りを針金で巻きつけていた。  遺体を捨てた後、Mさんのベンツを運転して久留米市に向かった。これはNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)でも確認された。ベンツは「ブリジストン久留米工場」クラブハウスの専用駐車場に乗り捨ててあるのが発見されてい。3人はベンツ放置後、JR久留米駅から福岡に戻った。  20日午後、博多港箱崎埠頭付近の海中から一家の遺体が次々と発見された。これほど早く遺体が発見されることは、3人にとって誤算以外の何物でもなかったはずだ。  なお事件当日の行動については3人の供述をもとに書いたが、3人が責任をなすりつけ合ったり、供述そのものを変えているので、不確かな点も多い。 http://yabusaka.moo.jp/fukuokaikka.htm
3人の浮上
事件に使われた手錠は台湾製でレバー操作をすれば簡単に取り外しができる金属製のおもちゃ、鉄アレイは重量20kgのもので、それぞれ福岡市内にある量販店で売られていた。この店の防犯カメラにそれらを買った人物が映し出されていた。その映像から似顔絵が公開されると、日本語学校の生徒が「同級生(王)に酷似している」と証言、ここで王とその交友関係が洗われるようになった。ここで楊の存在が浮上し、楊の携帯電話の通話記録から魏の存在も明らかになった。  また、遺体に付けられていた直方体の鉄製の重り(重量30kg)は魏が過去に頻繁に出入りしていた女性宅がある福岡市博多区の賃貸マンションの所有会社が非常階段への鉄製扉を開放させておくために特別注文したものだった。  事件後、魏は出国2時間前に空港へ向かう途中の路上で、別の暴行事件により身柄を拘束された。だが、この時すでに王は楊とともに福岡空港から上海に出国していた。この航空券は犯行の3日前に楊が用意していた。2人は中国の公安当局に身柄を拘束されることになった。 供述 「窃盗目的で侵入した。黒幕は存在しない」(王、楊) 「Mさんは高級車を持っていて金持ちそうだったから狙った」 「5月下旬に王から『おまえは格闘技ができるだろう。それなりに荒っぽいが、カネになる仕事がある』と誘われ、楊を入れて3人でMさん一家を襲った。家族4人の首を絞めて殺した後、遺体をMさんのベンツでう実まで運んで投げ捨て、その車も遠くまで捨てに行った。王は誰かに殺しを依頼されていたようで、私は成功報酬として約1万円を受け取っただけだ。残りの報酬はまだもらっていない」 (魏) http://yabusaka.moo.jp/fukuokaikka.htm
出典kyushu.yomiuri.co.jp
公判を終え福岡地裁を出る魏被告
福岡一家4人殺害事件
王被告土下座にも消えぬ怒り 遺族、厳罰求める
出典kyushu.yomiuri.co.jp
福岡一家4人殺害事件
中級人民法院裏門で、通行人をチェックする職員
憤りは収まらなかった。昨年六月に起きた福岡市の松本真二郎さん一家四人殺害事件。遼寧省遼陽市の中級人民法院で十九日に開かれた初公判で、孫たちの命を奪った元留学生二人と初対面した遺族には、日本語での謝罪もむなしく響いた。「頭を下げれば済むと思っているのか」。一年四か月を経ても消えない激しい怒りが、異国の法廷に広がった。  王亮被告(22)は白いワイシャツ、白っぽい綿のズボン姿で法廷に姿を見せた。楊寧被告(24)は、黒いトレーナーに白っぽいズボンをはき、二人ともオレンジ色のベストを着ていた。両足には鎖、両手には手錠がかけられていた。  起訴状が読み上げられる間、楊被告は、検察側の質問に対し、はきはきと答えたが、何度もまばたきするなど緊張が見て取れた。王被告も時折、目元に手をやるなど、落ち着かない様子だった。  犯行現場となった松本さん宅の子供部屋や浴室、廊下に残された血痕などの写真がスクリーンに次々と映し出されると、王被告は終始目をそらし、楊被告も顔を上げようとしなかった。  静寂が破られたのは、王被告の意見陳述の途中だった。突然、後ろを振り返り、約三メートル離れた傍聴席の最前列に座っていた松本さんの妻千加さんの父親、梅津亮七さん(78)に向かって土下座し、約三十人いた傍聴席から驚きの声が上がった。さらに、裁判長に向き直った後、もう一度後ろを向き、日本語で三回、「すみません」と繰り返し頭を下げた。  数日前に遼陽市入りした梅津さんは、公安当局などを回り、両被告の逮捕に謝意を伝え、厳罰を要請したという。公判終了後、「頭を下げて済むものではない。それ以上にひどい目に遭わされた」と怒りが収まらない様子だった。 http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20090427-462876/news/20090427-OYS1T00564.htm
裁判経過
楊寧被告人は1審で死刑判決を受け、控訴棄却を経て2005年7月12日に死刑執行された。一方、王亮被告人は遼寧省遼陽市人民検察院により無期懲役が確定した。 日本で逮捕起訴された魏巍被告人は1審の福岡地裁で事実を認めた後、ほぼ黙秘を通し、死刑判決を受けた。2審では、一転して動機や犯行過程、3人の役割、遺族への謝罪などを詳細に証言したが、控訴は棄却された。上告したが2011年10月20日に最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は上告を棄却して死刑が確定した。 2014年現在、魏巍は福岡拘置所に収監されている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E4%B8%80%E5%AE%B64%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
出典stat.ameba.jp
福岡一家4人殺害事件
福岡一家4人殺害事件
日中の捜査共助と問題点
同事件は主犯格2人が中国に逃亡したため、中国との捜査共助が最大の焦点となった。結果的には日本国内の反響の大きさに配慮した中国当局が積極的に協力したため、早期逮捕が実現したが、一方で他の事件では日中間の捜査協力がほとんどなされていない実態や、アメリカ、韓国以外と犯罪人引渡し条約が結ばれていない現状も指摘され、国際化する犯罪に各国捜査当局の対応が遅れている点が浮き彫りとなった。 また、福岡地裁で行われた魏巍被告人の公判では、中国公安当局が作成した王亮、楊寧両被告人の供述調書が日本の裁判で初めて証拠採用された。これまで日本の刑事裁判では、海外の捜査当局が作成した調書は「証拠能力なし」とされることが多かったため、この判断は「国際犯罪の捜査に道を開く」と評価されたが、黙秘権が存在しない中国の調書を問題視する意見もあり、議論を呼んだ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E4%B8%80%E5%AE%B64%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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sorairono-neko · 5 years
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恋人がいるって本当?
 勇利は朝からうきうきしていた。起きたとき、天気がよかったのもその理由のうちのひとつだった。いくらロシアでは青空がなかなか見られないとはいっても、ただ快晴を喜んだわけではない。今日この日に晴れた、ということが、何かの祝福を得たようでうれしかったのである。  ヴィクトルは、一週間前から留守にしていた。仕事である。何かの企画の相談だと言っていた。ほかにもいろいろあって忙しいようだ。電話もかけてこなかった。勇利も邪魔しては悪いと思い、連絡しなかった。そのヴィクトルが、今夜帰ってくるのだ。勇利は、ごちそうをつくらなけりゃ、と張り切っていた。 「ヴィクトル、今日帰ってくるんだって?」  すこし早めに練習を終えてリンクサイドへ上がると、ミラがひやかすように言った。 「うん。たぶん夜には」  遅くなるかもしれないし早いかもしれない、と言っていたけれど、どちらにしても、今日のうちには会えるのである。 「よかったわねー」  ミラはにやにや笑った。 「恋人はさぞ喜んでるんでしょうねえ」 「え?」  勇利はぽかんとした。──恋人? 「恋人って……誰の?」 「きまってるじゃない。ヴィクトルの恋人よぉ」  彼女は勇利の脇腹を肘でつついた。 「会いたくて会いたくてたまらなかったんじゃないの? 毎日浮かない顔してさ」 「え……、ミラ、ヴィクトルの恋人知ってるの……」 「知ってるにきまってるじゃない!」  ミラが楽しそうに声を上げて笑う。 「隠してるつもりだったのかしら?」  勇利は困惑した。彼女は、勇利がヴィクトルの恋人についてわきまえていると思っているようだ。しかし勇利は何も知らない。 「それは、隠し通すのは無理ってものよ。ヴィクトルだってあーんなにとけた顔で見ちゃってさ……、もう、相思相愛です、���て言ってるようなものよね」 「相思相愛……」 「見ちゃいらんないわよ、はっきり言って。まあ、おもしろいし、しあわせそうで何よりだけど」  ミラは勇利の顔をのぞきこむと、口の端を上げてにんまり笑い、ひみつめかしてちいさく言った。 「カツキもそう思わない?」 「え、えっと……」  勇利はどうしようかと迷った。ぼく、ヴィクトルの恋人のことなんて知らない。そう言おうと思った。でも、驚きのあまり何も言えなかった。 「あぁあ、今夜は熱い夜を過ごすんでしょうねえ」  ミラがおおげさに嘆いた。 「まったく、いちゃいちゃらぶらぶしちゃってさ。私もいい加減落ち着きたいわぁ……」 「そ、そう……」  勇利はあいまいにうなずいた。ミラが戸口のほうへ顔を向ける。 「あっ、ヤコフコーチ来た。じゃあね、カツキ」  彼女は手を上げて去っていった。勇利はぼうぜんとしながら、無意識のうちに廊下を歩き、更衣室へ向かった。  ヴィクトル、恋人いたんだ……。 「……知らなかったな」  扉を開けようとすると、中からギオルギーが出てきた。彼はほほえむと、「終わりか?」と尋ねた。 「う、うん……」 「そうか。今日はヴィクトルが帰ってくるんだったな」 「そう……」  ギオルギーが「気をつけて」と挨拶をした。勇利はうなずき、それからつい彼を呼び止めた。 「あの、ギオルギー」 「なんだ?」 「えっと……」  勇利は頬を紅潮させた。 「ヴィクトルの、恋人のこと……なんだけど……」  ギオルギーは瞬いた。 「それがどうした?」  そのあっさりした態度にどきっとした。ギオルギーも……。 「そ、そのこと、知って……」 「ああ、もちろん知っている」  ギオルギーは笑いながら答えた。 「あれほど愛される男はいないが、それでも私は、彼は本物の愛にたどり着けないのではないかと心配していた。ずっとな。そうでもなかったようで、近頃はほっとしている」 「そ……そうなんだ……」 「しあわせになってもらいたいものだな」  気がつくと勇利は、自分のロッカーに向かってぼんやりと突っ立っていた。何度も同じことを考える。そっか。ヴィクトル恋人いたんだ。そっか……。  当たり前だ。あんなにスケートが上手でかっこうよくて綺麗で優しいひとなのだ。いないほうがおかしい。わかっていた。しかし、ヴィクトルがそういうそぶりをまるで見せないので、なんとなくそんな相手はいないのではないかと思いこんでいた。話してもらえなかったことがかなしかった。ヴィクトルにだって私生活がある。勇利に何もかも打ち明けられるわけではないだろう。でも、みんなは知っているのに、自分だけ知らなかった、という事実が勇利のこころを重くした。  なんでだろう。ぼくのことが信用できないからなのかな。言いふらしそうな感じがするとか? それとも──、邪魔すると思われてるのかな。そうかもしれない。ヴィクトルのこと好き好きってうるさいし、ぼくだけ見ててとか要求するし、ヴィクトルをずっとひとりじめしてきたし。こいつに教えたらめんどうなことになる、って思われたのかも。  勇利は溜息をついた。そんなつもりないのに、としょんぼりした。そういう勘違いするやつに見えるのかな。だけど、ヴィクトルだって、それほどぼくを警戒するなら、優しくしなければいいのに。ぼくにつきっきりで、朝から晩まで一緒で、寝るときも一緒で、何かあるとすぐ「かわいい」「綺麗だ」「愛してるよ」とか言ってくるんだもの。ぼくだって信頼されてると思うじゃん……。  勇利はのろのろと着替え、しゅんとしながらクラブを出た。今日という日がずっと楽しみだったのに、もうどうでもいいような気がした。ヴィクトルが帰ってきたらどんな顔をすればよいのだろう? おかえり、と笑顔で言えるだろうか? おかえり、ヴィクトル、恋人いるって本当? そんなふうにいきなり尋ねてしまったらどうしよう。まるで責めているみたいだ。責めたいとは思うけれど、でもそれは言ってくれなかったことについてであって、恋人がいることをじゃない。しかし、ヴィクトルが勇利をめんどうなやつだと思っているとしたら、案の定文句を言い出した、といやな顔をするかもしれない。でも、知らないふりをしてヴィクトルと接することはできない。ちゃんと言って欲しい。ヴィクトル、ぼくにうそついてるんだ、という気持ちを抱えたまま彼と過ごすなんて……いや……うそではないのか……ただ言わなかっただけで……。 「……はあ」  勇利は溜息をついた。勝手に落ちこんでばかみたいだ、と思った。せっかく帰ってくるのに、こんな気が滅入るような顔で出迎えられては、ヴィクトルも迷惑だろう。仕事で疲れているのだ。ねぎらわなければ。  そこでふっと勇利は思いついた。いろいろ憂鬱になってしまったが、本当にヴィクトルには恋人がいるのだろうか? ミラやギオルギーがうそをついているとは思わないけれど、何か思い違いをしているのではないか。ヴィクトルには恋人なんていない。だから彼は勇利に何も言わなかった。──こちらが真相ではないのか。ヴィクトルは誰にでも優しい。彼に近づく者はたくさんいる。ヴィクトルに好意を示し、ヴィクトルがそれに対して親切にふるまっているのを見て、ふたりは「恋人だ」と思いこんだのかもしれない。ありそうなことだ。  そう考えると、勇利は気持ちが明るくなった。ヴィクトルに訊いてみよう。責めるように尋ねるのではなく、冗談みたいに、「ミラたちに聞いたんだけど」と言えばいい。きっとヴィクトルは笑い飛ばすだろう。なに、それ。初耳なんだけど。俺に恋人? 誰だろうね? 俺のほうが知りたいなあ。  元気が出てきた。勇利は足取りもかるく市場へ向かった。ヴィクトルのために今夜はごちそうにしよう。何がよいだろうか。ヴィクトルはカツ丼が好きだけれど、こんなときまでカツ丼を食べたがるだろうか? でも勇利はそんなに料理は得意ではない。カツ丼以外でつくれるものといえば……。  ああでもない、こうでもない、といろいろ献立を頭の中でこねくりまわした。あ、あれがいいかな、でもあれはこないだつくったし、と悩む時間も楽しかった。ヴィクトルが「フクースナだよ、勇利!」と笑顔で言ってくれるところを想像すると笑みがこぼれてくる。  勇利は角を曲がった。花屋の向こうが目的の店だ。この花屋はいつもうつくしい花を仕入れており、それらを窓越しに見るのが勇利は好きだった。と──。  勇利は足を止めた。彼は花屋の店先に立っている男に視線を奪われ、その場に釘付けになった。 「……ヴィクトル」  ヴィクトルがいた。彼の横顔は、驚くほどなつかしく、慕わしく、勇利の胸は激しくときめいた。こんなところで会えるなんて! なんて偶然。一緒に食材を選ぼう。疲れてるからいやがるかな? ううん、ヴィクトルなら「いいよ」って笑ってくれるはず──。  勇利は笑顔でヴィクトルに駆け寄ろうとした。そのとき、ヴィクトルが言った。 「そうだよ。愛してる子へ贈るんだ」  勇利ははっとして立ち止まった。 「一週間も会えなかったんだ。もう死にそうだよ。早く会いたい。花を受け取って笑うかわいい顔が見たいよ」  勇利は動けなかった。 「その青いばらを入れてくれ。そう。俺の花だけど、あの子にふさわしいから。それから可憐なかすみ草も。もっといろいろとりそろえたいんだけど、あまり飾らないほうがあの子には似合うかもしれない。だが、それだけじゃさびしい感じもするな。悩むからすこし待って。こういう時間も楽しいね」  ヴィクトルは、うれしくてたまらないというようににこにこしていた。それも入れて、いや、やっぱりやめてくれ、清楚なあの子には派手なのは似合わない、代わりにそっちのマーガレットを。──いかにも愛情のこもった、いとおしそうな様子で、彼は次々と注文をつけた。  勇利はさっと背を向けた。ヴィクトルにみつからないように、急いで角を曲がって向こう側へ逃げこむ。リュックサックのベルトをぎゅっと握った。  あれは、あきらかに恋人へ花を贈る男の顔だった。まちがいない。ただの知り合いに、あんなふうに花を選んだりはしないだろう。一週間ぶりに会う──いや、おそらくもっと会っていなかったであろう恋人のために、花束が欲しいと思ったのだ。  やっぱりいたんだ。恋人いたんだ。そうだったんだ。勇利はふらふらと歩き、気がつくと自宅のソファに座っていた。室内はほの暗い。  気がつかなかったな……。  よほどヴィクトルが上手く付き合っていたのか。それとも自分が間抜けなのか。両方かもしれない。  ぼくはヴィクトルの何を見ていたんだろう……。  勇利はくすんと鼻を鳴らした。ヴィクトルのことを何もわかっていなかった。ヴィクトルはきっと、このあと、いちばんに恋人に会いにゆくのだろう。今夜帰ると言ったけれど、きっと帰ってこない。勇利はふと思いついて携帯電話を調べた。連絡は何も入っていなかった。ヴィクトルは勇利のことなんて忘れているのだ。恋人に会えるのがうれしくてそれどころではない。当たり前だ。  ふう、と勇利は息をついた。熱い夜を過ごすんでしょうね。ミラの言葉が頭に浮かんだ。そうか。そうか……。  かたわらにいたマッカチンが鼻を鳴らした。勇利はよしよしとつむりを撫でてやり、苦笑いを浮かべた。 「マッカチン、今日はヴィクトルは帰ってこないよ」  マッカチンが首をかしげる。 「楽しみにしてたのに、残念だよね。でもきっと明日には帰ってくるから」  またマッカチンが鼻を鳴らす。 「もうひと晩お留守番しようね。ふたりで……。ヴィクトルはね、恋人さんと仲よくするんだって。今夜。だから心配はいらないよ。マッカチンはヴィクトルの恋人、知ってた? 会ったことある?」  勇利は立ち上がった。 「いくら私的なことでもさ……やっぱり言って欲しいよね……ぼくのわがままかな……」  今夜は簡単な食事で済ませよう。勇利は台所の棚を調べた。たまには食べたいだろうと、日本から送られてきた即席のラーメンをみつけた。これでいいや、ときめた。 「あとはサラダかな……」  何か作業をしていないと落ち着かなかったので、たくさん野菜を洗い、大量のサラダをつくってしまった。ふたつの大皿に盛られたサラダを見、ぼく何やってるんだろう、と何度目かの溜息をついた。ラーメンに湯を注ぎ入れ、ふたをする。待つあいだ、マッカチンにごはんをあげた。 「早く三分経たないかな……」  そのとき、呼び鈴が鳴った。勇利は、誰だよもう、とめんどうな思いを隠しもせず玄関口へ向かった。 「はいはい、どなた──」 「勇利!」  扉が大きくひらいた。ヴィクトルが大きな花束と白い箱、黒いかばんを抱え、笑顔で中へ入ってきた。勇利はびっくりした。 「タダイマー!」  ヴィクトルはかばんをほうり出すと、勇利のことを腕いっぱいに抱きしめた。勇利はぼうぜんとして動けなかった。 「会いたかったよ、勇利! すごくさびしかった。もう今日がどれほど待ち遠しかったことか! ああ、勇利だね。よく顔を見せて。うん、かわいい。本当に勇利だ。ますます綺麗になったね……」  ヴィクトルが勇利の顔じゅうに接吻し、最後にかるくくちびるを吸った。勇利はまだぼんやりしていた。 「はい、これ」  ヴィクトルが花束を差し出した。 「きみに。俺の気持ち」 「…………」 「それからケーキも買ってきたよ。夕食のあと食べようね」 「…………」 「勇利?」  ヴィクトルが勇利のおもてをのぞきこんだ。 「どうしたんだ? 何かあったの?」 「…………」 「あれ? 俺、日付言ってなかった? 今日帰るって言ったよね? まちがえた?」 「…………」 「いや、ちゃんと教えたと思うんだけど……」  とにかく質問に答えなければ。勇利はおずおずと口をひらいた。 「き、聞いてた……今日だって」 「そうだよね。だったらどうしてそんなに驚いてるの?」  ヴィクトルがにっこり笑った。 「ちょっと早すぎたのかな? これでも時間がかかったんだけどね。花屋とケーキ屋でずいぶん悩んだから……。もしかして食事をつくってる最中だった? 俺をびっくりさせるためにごちそうとか?」 「あ……」 「もう、お腹ぺこぺこだよ。勇利を食べちゃいたいくらいだよ。なんてね。マッカチン、タダイマ! タダイマタダイマー」 「ただいま」という日本語が好きなヴィクトルは、何度もそう挨拶した。彼は快活な足取りで奥へ入っていく。勇利は慌てた。 「あ、あの、ヴィクトル──」 「晩ごはん、まだ途中なら俺も手伝おうか? 何かな?」 「あの、あの──」  ヴィクトルが足を止めた。彼は食卓の上にある即席のラーメンとサラダを見、きょとんとした。 「……えっ?」  勇利は焦った。まるでいやがらせのような食事を用意したと思われてしまう。ちがう。ちがうのだ。そうではなくて──。 「ごっ、ごめん……」  勇利はうつむいた。 「ごめん……ごめんなさい……」 「勇利……」  ヴィクトルが振り返った。 「どうして?」 「…………」 「俺が今日帰るってわかってたんだよね?」 「わ、わかってた……」 「もしかして、体調悪かった?」 「……悪くない」 「疲れてた?」 「疲れてない……」  ヴィクトルがかすかに笑った。 「俺、何か勇利を怒らせるようなことしたかな?」  勇利はぱっと首をもたげた。彼は一生懸命に言った。 「ちがうんだ!」 「いいんだよ。勇利が考えてきめたならそれでいいんだ。嫌いじゃないよ。構わない。でも、いつもの勇利なら……」 「ちがうんだよ、ちがうんだヴィクトル」 「何がちがうんだい?」 「そうじゃなくて……ぼくヴィクトルが帰ってくると思ってなくて……」 「え? いま、俺が帰ってくるのを知ってたって……」 「知ってたけど!」  勇利は花束を抱きしめた。 「……うちには帰ってこないと思ってて」 「よくわからない。ここへ帰らず、俺はどこに帰るんだ」 「こ……、」  勇利の声がふるえた。 「恋人さんのところに……」 「恋人?」  ヴィクトルが黙りこんだ。勇利はしどろもどろになりながら説明した。 「ミラやギオルギーに聞いたんだ。ヴィクトルには恋人がいるって」 「…………」 「きっと恋人も待ってただろうね、とか言われて。ぼくヴィクトルに恋人がいるなんて知らなかったから、なんのことかよくわからなくて。ふたりの思いちがいかもしれないなって思ってたら、帰りに……ヴィクトルを見かけて……」  勇利はちらと上目遣いでヴィクトルを見た。ヴィクトルは怒っていなかった。物静かな表情で、ただ、うながすようにちいさくうなずく。 「それで……ヴィクトル、すごくうれしそうに……愛情いっぱいで花を選んでたから……」 「それはそうだろうね」 「だからぼく、ああ、やっぱりヴィクトルにはそういうひとがいたんだなって。じゃあ帰ってこないなって。それで……だから……」  ヴィクトルは押し黙っていた。勇利はおびえながら突っ立っていた。なんて言われるだろう……。やがてヴィクトルは持っていた白い箱を食卓に置くと、勇利の手から花束を取り上げて、それもそっと置いた。 「こっちへおいで」  ヴィクトルが勇利を居間のソファに座らせた。彼らは隣り合い、膝をくっつけるようにして向き合った。 「勇利、ふたりが言ってた恋人というのは、きみのことだ」 「え?」  勇利は顔を上げてぽかんとした。ヴィクトルが優しい目をして笑っている。 「ぼく……?」 「そう、きみだ」 「でも……」  勇利は戸惑い、口元に手を当てた。そんなことは。そんな……。 「でもぼく……ヴィクトルの恋人じゃない……」  ヴィクトルが苦笑いを浮かべた。彼は「そうだね」と甘い声で答えた。 「俺たちは恋人だ、なんて言いあったことはないね」 「うん……」 「ただ、一緒に寝たり、ときどきキスしたり、抱擁したり、髪を撫でたり、腕にふれたり、肩を抱いたり、いろいろささやきあったりしているだけだ」 「うん」 「恋人じゃない」 「うん」 「でも……」  ヴィクトルは、何も知らない子どもに丁寧に言い聞かせるように言った。 「彼らにはそう思えたんだよ」 「……そうなの?」 「そう……」 「…………」  勇利は目を伏せて考えこんだ。ヴィクトルが勇利の肩を抱き寄せ、髪を梳き、目元に上品に接吻する。 「じゃあ、ヴィクトルには恋人はいないの?」  勇利はたどたどしく問いかけた。ヴィクトルが笑った。そのうつくしい笑みに勇利は見蕩れた。どうすればこんな笑い方ができるのだろう? 勇利にはこんな笑い方はできないし、こういうふうにほほえむ人に会ったこともない。ヴィクトルだけだ。こんなに綺麗に……麗しく……高貴に……。 「勇利はどう思う?」 「え?」 「きみの気持ちを聞かせてくれ」 「……ぼくは……」  勇利はためらった。ヴィクトルみたいに綺麗なひとに恋人がいないなんて、そんなはずはないだろう。そんなのはおかしい。でも……それでも……ぼくは……。  勇利はつぶやいた。 「そういうひとは、ずっといないと思ってた……」  ヴィクトルはゆっくりとうなずいた。 「勇利がそう思うならそうなんだよ」 「そうなの……?」 「ああ」 「ぼくがきめるの?」 「そう……」  ヴィクトルは甘い声でそれをみとめた。 「きみがきめるんだ」 「どうして? だってヴィクトルのことなのに……」 「勇利しかきめられないんだ」 「だって……」 「それでいいんだよ。それが正しい」 「そんなのおかしいよ。だってヴィクトルにはヴィクトルの、」 「正しいんだ」  彼はきっぱりと言い、魔術的な口ぶりでささやいた。 「俺がおまえにうそをつくわけがないだろう……?」  勇利の頬が紅潮した。そうだ。ヴィクトルはいつだって、勇利に大切なことを話してくれる。 「……うん」  うなずいた瞬間、胸に安堵がひろがった。ヴィクトルはひみつをつくったりしない。勇利に隠しごとなんてない。いつでもすべてを見せてくれる。ヴィクトルの愛を知っているのは、勇利だけなのだ……。 「これですっきりしたかい?」 「うん」 「俺は勇利以外の誰にも花を買ったりしないし、勇利のところ以外に帰らないってわかってくれたかな?」 「うん」 「それはよかった」  ヴィクトルが勇利を抱きしめた。髪にくちづけられ、まぶたにもそうされて勇利はうっとりした。 「目を閉じて……」  くちびるにも接吻される。勇利は力を抜いてされるがままになった。なんて甘く優しいキスなのだろう。でもだんだん情熱的になる。幾度もついばまれて……甘噛みされて……舌が……。 「ん……」 「勇利」  ソファに押し倒され、身体をいつくしむように撫でられて、勇利はちいさくあえいだ。ぞくぞくした感覚があちこちに生じる。しびれる。夢の中にいるようだ。ヴィクトルにふれられたところからとろけてしまいそう……。  ……気持ちいい……。  ヴィクトルはなんでこんなことをするんだろう……? 「勇利。好きだよ。いつも言ってるだろ?」 「うん……」 「本当に綺麗になったね。見違えた」 「綺麗じゃないよ」 「俺の美的感覚に逆らうのか?」  ヴィクトルが冗談めかして言った。勇利は別のところからの反撃をこころみた。 「たった一週間だよ」  しかしヴィクトルは言うのである。 「一週間あれば変わるのにじゅうぶんだ」  彼はまぶたをほそめて熱心に勇利をみつめた。 「その変化をそばで見られなかったのは惜しいな。かわいいよ。愛してる」  勇利の頬が上気した。 「勇利しか見えないよ……」 「ヴィクトル」  ヴィクトルに抱きしめられ、首筋にせわしなくくちづけられながら、勇利は、これが終わったらごはんにしよう、と思った。でも──食事──夕食──。 「あっ」  思わず声を上げた彼に、ヴィクトルが首をもたげた。 「どうしたんだい?」 「ごはん!」 「ごはん?」 「どうしよう! ラーメンしかない!」  勇利はがばっと身を起こし、頬に手を当てた。 「本当は市場へ行こうと思ったんだよ。でもその途中でヴィクトルを見たものだから……、結局そのまま帰ってきちゃって……ぼく一人だからいいやって……」  うろたえ、何か冷蔵庫になかったかと考える。 「ハ、ハムが残ってるよ……でもそれだけだ……冷凍のものは……ポテトとか、そんなのしか……」  勇利はヴィクトルの腕をつかんだ。彼をじっとみつめ、こころをこめて謝罪する。 「ヴィクトル、ごめんなさい……」 「…………」 「疲れて帰ってきてるのに……ヴィクトルはぼくのためにいろいろしてくれたのに……」 「…………」 「ごはんがラーメンとか……」  ふいにヴィクトルが笑い出した。彼は勇利を抱きしめると、かわいくてたまらないというように頬ずりし、甘やかした。 「いいさ、ラーメンでも」 「よくないよ。そんなのはだめだよ」 「構わない。勇利が俺のことで悩んでくれた証拠だと思えばうれしい」 「ぼくいまから買い物行ってくる!」  立ち上がろうとした勇利をヴィクトルが引き止めた。彼は優しく笑っていた。 「いい」 「…………」 「勇利がいればじゅうぶんだよ」 「でも……」 「ラーメンでもハムでもポテトでもいいさ。サラダもあるしね。花を飾って食事にしよう。それからケーキを食べよう」 「ヴィクトル」 「いいものを食べるのなら、俺が明日どこか美味しいところへ連れてってあげるよ。いや、一緒につくるのがいいかな。勇利の好きなほうにしよう。俺に必要なのは、とにかく勇利なんだ」  ヴィクトルは立ち上がり、勇利の手をうやうやしく取ると、甲にくちづけして情熱的にささやいた。 「だから今夜は一緒に寝てくれ。勇利が不足して死にそうだ」 「うそでしょ」  ミラが驚愕した。 「本当だ」  ヴィクトルはまじめくさって答えた。 「だって……」  彼女は笑い出し、可笑しくてたまらないというように腹を押さえる。 「何なのカツキ、ばかじゃないの? 子ども? 頭大丈夫?」 「いいんだ。勇利はそういう子なんだ。そう言葉にしたこともないし、俺とのあいだにそんな概念もない。ただ素直に、純粋に俺を愛してるだけなんだ」 「でもいろいろやってんでしょ? ヴィクトルは気にならないわけ?」 「それでいいんだ」  ヴィクトルは肩をすくめた。 「勇利にはいまのままでいて欲しい。何も考えずに、ただ俺のそばで俺を愛してもらいたいんだ」 「はー……」  ミラはあきれたように息をついた。 「変わってんのね」  彼女はくすっと笑い、氷の上で自由にすべっている勇利を見やる。 「でも、ちょっとうらやましいかも」 「混じりけがなさすぎて、たまに心配になるけどね」 「ヴィクトルからしたらそうでしょうね。どういう育ち方したのかしらねえ……」  ヴィクトルはほほえみ、悟りすました態度で言った。 「俺を愛して育ったんだよ」 「え?」 「俺だけ見て、俺のことだけ考えて、俺だけを追いかけて、俺だけを愛して育ったらああなるんだよ」  彼は満足そうに自慢した。 「かわいいだろ? 俺の勇利」  勇利が演技をやめ、ヴィクトルのほうへ向かってすべってくる。彼はみずみずしい笑みを浮かべて白い歯を見せた。 「ヴィクトル、見てた? ぼくのこと見てた?」 「ああ」 「ぼくだけを見てた?」  ヴィクトルはフェンスから身を乗り出して、勇利の若々しい、可憐な頬にふれた。 「おまえのことだけ見てたよ」
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myonbl · 2 years
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2022年5月9日(月)
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三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、畑無農薬野菜・平飼い有精卵・特別栽培玄米、それに手打ち蕎麦がおまけについてくる。ダイコン・ニンジン・タマネギ(2種)・ジャガイモ・ソラマメ・エンドウマメ・キヌサヤ・スナップエンドウ・レタス(2種)・ニンニク、それに大豆と柑橘も。忙しくも楽しい兼業主夫の1週間のスタート、奥川さん、いつもありがとうございます。
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5時起床。
日誌書く。
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トースト+豆乳+ヨーグルト。
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2男のおにぎりはツレアイ担当、ツレアイの弁当とコーヒを用意して職場まで送る。
奥川ファームから定期便届く、本来は土曜日着だったが勘違いのために今朝になった。ジャガイモの泥を落とし、タマネギとも編み袋に入れて吊す。平飼い有精卵4パックをチェック、ひびの入った3個を玉子焼きに、6個を半熟酢卵に仕込む。蕎麦(10食)は冷凍する。
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自動車税納付書が届く、初めてアプリから納付してみた。
「スタディスキルズ」第5週の資料作成、印刷は明日の作業。
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ランチ、息子はサッポロ一番味噌ラーメン、私は残り物掃除。
ファミリーマートで、6/4の天満天神繁昌亭のチケットをゲット。
西大路七条・ライフで買い物、セロリ・トマト・鶏もも肉。
明日の夕飯用に、チキンカレーを仕込む。
町内会長が配布物を届けてくれる、5/15(日)の「櫟谷社御唐櫃 町内巡行のご案内」。
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夕飯は豆ご飯、少し味見、後は明日の弁当にいただく。
録画番組視聴。日本の話芸
三遊亭好楽 落語「替り目」
初回放送日: 2022年5月8日
三遊亭好楽さんの落語「替り目」をお送りします(令和4年2月11日(金)収録)【あらすじ】途中の「元帳見られちゃったよ」でサゲることが多い落語だが、今回は本来のサゲまで。▽酔っ払った男が夜中に家に帰ってきて、もう少し飲みたいので、つまみを出せという。女房は、納豆も漬物もないので、仕方なく横丁のおでん屋におでんを買いに出ていく。残った男は、流しのうどん屋が来たので呼び止めて…
大好きな噺だが、この人は会わない。
散髪+入浴。
明日の弁当用に、スナップエンドウを茹でる。
柳家小ゑんのCD「ほっとけない娘」を聴きながら就寝。
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うちの中をちょこまか動いて10,000歩突破、水分は1,800ml。
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gakuishikawa1 · 5 years
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数珠回し
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"念仏申す者は如来の光明に摂取せられ又護念の利益あることを思うて唱えよ。
光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨 南無阿弥陀"
唐突に渡された再生紙に印刷された文字を読むことはせず、ただぼんやりと眺めた。
とある調査で、東京からバスで4時間ほどの中山間地域に数日間滞在していた。調査のほとんどが自転車による移動だったが、自転車では登れないような坂を手で押しながら登っては、ブレーキ音を響かせながら下りつつ、写真をとったりメモをしたりしながら調査を進めていった。
宿舎は調査対象地からほんの少し離れた小さな集落にある大きな古民家であった。もちろんエアコンなんてものはなく、日頃都会で過ごしている私たちからしたら、真夏に冷房なしで寝るなんてことは考えられないことであったが、夜には8月とは思えないほど涼しい風が吹き込み予想に反して快適に過ごすことができた。毎朝、食事当番が準備した朝食をほぼ同じタイミングで各々が食べた後にその日のスケジュールを全員で確認し、1日が始まる。
8月16日。この日もいつもと変わらぬ朝をむかえた。なにか変わりがあるとすれば、先日雨に打たれすぎたせいか少し喉の調子が悪かったことぐらいであったが、気にせず朝食を平らげ、スケジュールの確認をした。「本日も同様にこれから役場に自転車を取りに行き、そこから移動して別荘地の方を調査します。帰りは5時半ぐらいに宿舎に着いて、そのあと数珠廻しをします。では今日一日頑張りましょう。」と山田さん言った。みんな、元気よく「はい!」と返事をし、それぞれの部屋に戻り出発に向けて準備を始めた。
この日の天候はあまり良くなく、自転車で走ってる最中に雨が降り始めたが、前日も激しい雨に打たれながら調査をしていたせいか、雨は気にならなくなっていた。昼時になり、昼食をどこでとろうかと話し合っている時には、雨など気にならないと感じていた私たちに対してムキになったかのように雨は逆ギレし、その強さを増した。雨宿しながら、しばらく引きそうにもない雨を見て、正直悪いのは雨だし、そんな小さなことで逆上するとか心狭すぎだろと思い、引いた。
結局、そんな理不尽雨に打たれながらも、ファミレスまで自転車を飛ばし、まるでこの街の悪いところを模したかのような擬洋風なハンバーグを食べる後輩の横で、私はラーメンを相変わらず残した。
この後のスケジュールをどうするかということを谷口先生と山田さんが話し合っていた。さすがにこの逆ギレ理不尽雨とはもう付き合えないと言うことなのか「今日は雨も強いし、6時から数珠廻しもあるので宿舎にもどります。」と山田さんが言った。みんな、元気よく「はい!」と返事をし、自転車を一晩ファミレに置かせてくれと無茶な交渉をし、迎えにきた役場の車に乗り込み宿舎へと向かった。私は人数の関係上役場の車ではなく、山田さんの車に谷口先生と共に乗り、明日に向けての調査の下調べとは名ばかりの、きまぐれドライブをした。その時に「6時から数珠廻しがあるからそれまでにはもどらないとなー。」と呟いた山田さんを見て、ようやくある疑問が湧いた。��ういえば数珠廻しとは一体なんなんだ。
さらっと、今日のスケジュールの組み込まれていた数珠廻しというプログラムを私はまるで、朝食の味噌汁の中にミョウガが入っていたことと同じぐらい、すんなり受け入れていたし、インスタントとは一味違う味噌汁の風味を楽しむように、数珠廻しというプログラムを無意識のうちに楽しみにしていたのだ。そして、そうとなるともう1つの疑問が生まれる。数珠廻しのことを知らないのは自分だけなのではないかと。1日を振り返ると、朝からみんなは数珠廻しという行事が組み込まれたスケジュール確認に対し、しっかりと返事をしていた。
宿舎に戻り、その行事が始まるまでに1時間ほど時間があった。山田さんの提案でその1時間は宿舎まわりの調査をすることになったが、心なしか山田さんの声が弾んでるように感じた。数珠廻しをよっぽど心待ちにしているのだろうか。実は私はこの調査をにあたっての事前打ち合わせに参加できなかった。そのときに、きっとみんな数珠廻しの説明を受けたのだろう。そう思い、私は共に調査をしていた友人に数珠廻しについて問いかけて見たが、なにをやるのかは誰も知らなかった。逆に皆が皆、数珠廻しに対し同じ疑問を抱いていたようだ。そうとなると、なにが行われるのか気になって仕方がない。ハンドスピナーのように数珠を手で回すものなのか、あるいはベイブレードのように数珠を回して戦うものなのか、畑に立っている派手な装飾をしたカカシをみては、もしかしたら数珠廻しとはDJを回すようなパリピイベントなのではないかと想像したり、もはや「数珠」だと思っていた「じゅず」はじつは「十頭」と表記されるもので、十人の頭を刈り取ってそれを転がしていくものなのかと想像が止まらない。そんなことを考えているうちに時間はあっという間に過ぎた。
数珠廻しが行われる小さすぎる公民館に私たちは10分ほど早めに集合してしまった。数人でなんとなく会話をしていると、中からマリオと同じヒゲの形をした白髪のおじさんが私たちを招き入れてくれた。後に気づいたがそのおじさんはその集落の自治会長であり、あのヒゲはマリオよりもルイージ寄りであった。公民館に入ると既に数珠は準備されていた。予想よりもはるかに大きかった。無数の数珠からつくられた円周10mほどの輪っかが円とは呼べないほど乱れた形で畳の上に置かれていた。そして、これから行われる数珠廻しとやらを司る役となるおじさんがひとこと私たちにこう言った。「どうぞ円の周りに座ってください。ただ数珠は跨がないでくださいね。神聖な領域なので」と。思考をやめていた脳が再び想像の世界へと私たちを引きずりこむ。この円の中にもし足を踏み入れてしまったらどうなるのだろうか。数珠廻しとはこの円の外で行われるものなのか、もしくはある特別な儀式を経てこの中に入ることが許され、相撲紛いなことをするのか、、そんなことを考えていたら、再びさっきのおじさんがどこからか文字が印刷された紙をもって現れた。そしてこの紙をみんなに配っておいてといい私たちに紙を渡した。もう紙のことなんてどうでもよかった。なぜならば、紙を渡す際にそのおじさんは何のためらいもなく数珠を跨いで円の中に入り、私たちに紙を渡してきたからだ。つい数分前におじさんは円の中は神聖な領域だから数珠を跨がないようにと言ったばかりであったが、そのおじさんはいとも簡単にその領域へと踏み入った。動揺を隠せず、となりの友人に目をやると、友人も全く同じ気持ちであると言わんばかりの表情で私を見つめていた。あまりの衝撃的な光景に思考は停止し、紙に書いてある文字を読むことはせず、ただぼんやりと眺めた。
6人の村人が集まった。なぜか村人たちは正面玄関を使うことなく、裏口から出入りする。それが彼らの中での流行りなのだろうか。それとも今のところオカルトチックにも感じるこの儀式に参加する為にわざわざ異世界とつながる裏口からやってきてくれているのか、、裏口が気になる、、。数珠廻しには私たち全員は参加することが出来なかった。炊事当番は数珠廻しをせずに夕飯の準備をしなければならなかったからだ。しかし、数珠廻しがどんなものなのか気になったのか、少しだけ様子を覗きに来て、始まる前には戻っていった。その際に私の2つ左隣に座っていた女の後輩が炊事当番に声をかけた。「まわしてかんの?」と。その言葉には違和感があった、、。あまりに自然すぎる発言であったからこそ私はその言葉に違和感を抱いたのであろう。数珠廻しという儀式の名前の中にはたしかに、"まわし"という言葉ははいっているものの、何をするかは皆理解できていないはず。そんな状況ですんなりと「まわしてかんの?」なんて発言はできないはずなのだ。そう、彼女は経験者であるのだろう。そして、私の予想が合っているのならば、、彼女は異世界の住民である。私はまるで何事もなかったかのように、何も気づいていませんよ?というようなすっとぼけた表情で取り繕い、ちらっとそんな彼女を見てみた。正座している彼女の背筋は驚くほど綺麗に伸びていた。
 そうこう困惑しているうちに、村人の一人が「それでは手短に、説明させていただきます」といい数珠回しの説明が始まった。説明はこの村のことについてからはじまり、気が付けば、彼の孫の話にまで発展していた。老人にしてはすらっと背が高く、手足の長い長老の話は、正直まったく手短とは言えない長さにまで達していた。われわれのメンバーの数人も長時間の正座に足がしびれたのか、もぞもぞ動いたり態勢を変えてみたりと、まだかまだかと耐えているようにおもえたが、「お前ら、これぞ修行なのだ!まだ甘い」と言わんばかりの表情の谷口先生は胡坐をかいていた。「あれ?先生正座じゃない?胡坐?」っと一瞬でも思ってしまった私は愚かだ。あれは座禅であった。谷口先生はまるで滝に打たれ、それでもなお穏やかな表情をしている。そんな幻想を体験したのは私だけではないであろう。そして、そんな幻想を体験した者は、そう数珠廻しに選ばれものなのであろう。まだ説明はされていないが、、、
 数分後、説明はおわった。数珠回しは、いたって単純なルールであった。大きな数珠の輪を皆で持ち、時計回りにぐるぐる回すというものである。その数珠の中には特に大きな玉が一つだけある。それが自分の前に回ってきた時に願い事をその親玉に向かって心の中で唱えると願いが叶うというのだ。そして、もうひとつのルールは、数珠を回しながら「南無阿弥陀仏」と声を出して唱えつ続けることである。たたこれだけである。私は今まで何をそんなに深く考えていたのだろうか、、冷静に考えれば想像のつくことであろうに、自分は馬鹿だなー、おっちょこちょいだなー、天然さんだなー、あちゃちゃっうっかりさんしてしまいまちた。っと嘘天然ぶりっこ女かのように心の中でおちゃらけた。本来なら100回程この大きな数珠を回すらしいが、今回は体験ということで、三回だけまわすことになった。三回しか願い事を唱えられないのか、どんな願い事にしようかななんて考えていたが、うだうだ人生予備軍の私はもちろん就職祈願かなと心に決めた。
 「それでは始めます」という長老のなんとも柔らかい合図で数珠回しが始まった。数珠回しに手慣れた村人たちは「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」と言いながらスムーズに数珠を回していく。え?ちょっとまって?なーむ あみ だーーぶ??、、、まってまって、そんな独特なイントネーションあるなら先に教えて、まってまって、てかそもそも癖がすごすぎませんか?と、またせたがり女子のように心の中でツッコミを入れた。数珠の回るスピードは思ったより速かった。私も皆に倣い「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」と言いながら無心で数珠を回した。親玉はどんどんと近づいてきてついに私が願い事をする番となった、親玉は一瞬で目の前を横切っていた。その時私は小さな声で、「なーむ あみ だーーぶ」と唱えていた。正直パニクった。三回しかない大切な願い事の一回をなーむ あみ だーーぶしてしまったのだ。まさか、あんなにも一瞬で親玉が通り過ぎるとは予想していなかったので、周りからは何一つ変わりなく見えていたかもしれないが、私の気持ちは相当焦っていた。この願いには人生がかかっているのだから。
 流れ星に願いをなんてのはよく言ったもんで、突如として現れ、一瞬で流れ去っていく流れ星に願い事をできた人なんて実際にいるのだろうか。「私は流星群の時に願い事したよ」なんてぬかすやつもいるだろうが、そんな話をしているのではない。そもそも、流星群の時に大量に発生する流れ星になんて何のご利益もないだろ。私がここで言いたいことは、偶然目に飛び込んで、一瞬で消え去る流れ星に願い事をするなど、どんな瞬発力があろうと不可能であろうということである。それはただ見れただけで奇跡なのだ。
 それに比べて、数珠回しはどうであろうか。速いとはいえ対応可能なスピード、そして来ることが、来るタイミングが目に見えて分かっているのである。流れ星と比べるとその難易度はレベチに簡単であるうえ、願い事は何回もすることができる。こんな絶好な条件を逃すわけにはいかない。一回目のミスがあったにせよ、もう心は整た。二回目の親玉に向けて着実にタイミングを合わせていく。速さは徐々に遅くなっていくように感じた。目が慣れてきたのである。長年球技をやってきた私の目には、もはや親玉はボール同然のように見え、若かりし頃のスポーツプレーヤーとしての本能が呼び覚まされ、ほんの数秒うちに球に反応する瞬発力、チームをまとめる統率力、タイミングを見計らう忍耐力の鎧を身に纏うことができたのだ。もうこれで、負けるはずがない、どんな相手でも絶対に勝つ!仲間たちと勝利を勝ち取るのだ!若かりし私よ、そう興奮するでない、これはスポーツでもなければ戦いでもない。ましてや、団体競技なわけがない。ここは冷静に余裕をもって、来たタイミングに合わせてさらっとお願い事をするだけ。そう、野球でいうところの流し打ち、サッカーでいうところのワンツー、テニスでいうところのスライス、これでいいのだ。そんなに身構えずに行こうや。私は冷静さを取り戻し二周目の親玉に狙いを定めた。「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」よし、そろそろだ、3.2.1よしここだ。「なーむ あみ だーーぶ」。私はまたしてもやらかした。
 言い訳を言わせてほしい。原因は二つあった。一つ目は初歩的なミスである。タイミングにばかり気を取られていた私は、願い事そのものを忘れかけてしまい、とっさに言葉が出なかったのである。二つ目は、思ったよりも横からの引きが強く、やはり予想よりも早く通り過ぎてしまうということである。願い事を2回も無駄にしている。しかし、思ったよりも心は不思議と冷静であった。それはきっと最後の一回に向けて、明確となった問題点を、しっかり対策をすればいいだけのことであるからだ。まずは、どういう言葉でお��いをするのかをここでしっかり決めておきたい。「自分に合ったところに就職できますように。」だめだ長い。この長さはあの一瞬では言えない。「いい就職先に出会えますように。」いや、これでも少し長いか。「就職できますように。」うん。言いやすい短さだ。具体性はないがシンプルイズベスト。これでいこう。そして問題はもう一方のスピードへの対策だ。あのスピードではだれも願い事などできないはずである。しかし、昔から続いているこのしきたりで誰も願い事をしたことがないなんてことはないであろう。そんなことを考えながら、冷静に数珠回しをしている村人に目をやった。スピードへの対処はいたって簡単なものであることに気が付いた。数珠回しに手慣れた村人たちは、親玉が自分のところに回ってきたら、それをがっちりと抑え、自分の前で少しだけキープさせながらお願い事をしているのである。これさえわかれば3回目は間違えなくお願い事をすることができるであろう。
 「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」三周目ともなると手慣れたように「なーむ あみ だーーぶ」と言えており、確かに南無阿弥陀仏がどうしてここまで崩れた言い方とイントネーションになったのかも理解できる。まあ、言葉が略されることは、世界のどこでもやられていることで、日本なんかはそれが特に多い気がする。この文章の文面でも使っていたように、「レベルが違う」という言葉は「レベチ」と略されるし、少し前の時代だと「超ベリーバッド」は「チョベリバ」と略されていた。もう少しだけ遡ってみるとしよう。明治時代には「ホワイトシャツ」が略され「Yシャツ」となって現在でもつかわれているし、江戸時代なんかには「南方仁先生」がJINが題名であるにもかかわらず「ミナカタセンセー」と独特なイントネーションで呼ばれていた。もっと前の時代になると「なかとみのかまたり」なんてのは「中臣鎌足」と表記され、あれ?「の」の部分はどこに行ってしまったのですか?と思ってしまうような特殊な略され方も存在するのだ。あれ?そういえば「略す」という言葉も「省略する」の略語じゃないか?いや、まてよ、略すはサ変動詞だから彼は彼で独立しているのだ。危うくだまされるところであった。まあ、そんなことはどうでもいい、私は三周目に人生にかかわる願い事を唱えなければならないのだ。
 「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」親玉は着々と私の方に近づいてくる。言うことも決まっている、しっかり親玉をキープすればいい、簡単なことだ。自分の番が近づくにつれ少しの緊張感と恥ずかしさを感じた。皆はどのようなことを、お願いしているのだろうか、「彼氏ができますように」「お金が増えますように」「明日もいい日になりますように」なんてことをお願いしてるのかな、なんて考え出すと、「就職できますように」なんて超重いお願いをする自分が情けないし、神様にとっても、荷の重い仕事だろうとは思ったが、この一人ではどうしようもない状況ではここかけるしかないのだ。神は死んだ。ニーチェの言葉にもそんな言葉があるように、別段私自身も神を絶対的に信じているわけでもないし、多角的に物事を判断したいとも思っている。しかし、だからこそ多角的に物事を判断したうえで言わせてください、今日だけは、今日だけは神は生き返りました。神頼みさせてください。
 「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」私の前にはあと5人。「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」4人、3人、「なーむ あみ だーーぶ」「なーむ あみ だーーぶ」2.1.よし!いまだ!私は思いっきり親玉をつかんだ。しかし思った以上に引きが強く、こののままではキープできないと感じ、私は自分の身の方に親玉をぐっと引き寄せた。その時にふと思った。これは数珠回しではないんだなと。まるで、年に一度の市民運動会で毎年父が筋肉痛になっていた綱引きと同じ感覚なんだろうな。そう、これはもはや「数珠引き」なのだなどと思っていた矢先、親玉は私の手からするりと離れようとしていた。私は、はっとなり咄嗟に言葉を発した。「なーむ 、、、」もうこの言葉は私に引っ付き、私のそれを占領していたのである。小さな声で「あみ だーーぶ」とため息交じりに続きを唱えた。
 
それからというもの特に変わりはない。別段開き直りもしてない。日々着々と生きている。2018年12月24日大手広告代理店の面接。見事に一度目の「なーむ あみ だーーぶ」を食らって、人生の先が見えなくなった。と同時に、何かが吹っ切れ、酒にまみれたクリスマス以降、意外と物事は淡々と良い方向に進み始めた。結局のところ、私がお願いしてしまった「なーむ あみ だーーぶ」はどんな事なのかはいまだによくわからないが、とりあえず今はあと二回分の「なーむ あみ だーーぶ」を所持しているはずだ。それとも「なーむ あみ だーーぶ」は私の気づかぬうちにどこかで叶っているのだろうか。とか言ってますが、まぁ、そんなことどうでもいいっすね。今が楽しいしね。まんじ
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nagako · 5 years
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2019.05.21 もはやダイエットはしていないのだと思う
4月からダイエットを���てて、痩せる味噌汁とか���質オフとかいろいろ試す一方で、物産展とか食フェスの誘惑にあっさり陥落して全然痩せないわたくしですが、家にいるときは炭水化物一切食べずに総カロリー摂取量は1000以内とか、食べたものを全部アプリで記録して糖質脂質タンパク質のバランスをチェックしたりとか、一応努力は続けているのです。が、全然痩せないのは、食べるときにはがっつり食べるのと、毎晩焼酎の緑茶割りを10〜15杯くらい飲むからでしょうか。冷やすの良くないみたいだしね。まあ、やめませんけどね。
前回のブログ(2019.05.05 結局のところ食いまくっておりますが)から2週間ちょい経って、その間、なに食べたっけって思い出してみたところ、この人完全にダイエットしてない。
5月6日、1日1000cal以下炭水化物抜きで調整するも、暴食レシピ本を購入。食欲に暴力的な火がつく。
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5月7日、2ヶ月ぶりにパスタを食べてしまう。感動する。
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snacknagako 2ヶ月ぶりのパスタの満腹感、異常!はらまんすぎて半分でギブ! あと炭水化物の多幸感、異常! 久しぶりに飲んだコーヒーの脳のパキッと覚醒感も、異常! これ毎日10杯くらい飲んで、煙草がんがん吸って、3食がっつり炭水化物食ってた頃ってマジで強烈に脳ドーピング決めて生きてたってことだよね。そりゃ脳もくたびれるよ。もういい年だから優しくしてあげよう🧠
5月8日 反省して朝飯こんな感じ
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5月9日 GLASSLOFT展の建て込みで差し入れ。ピザみたいなチョコレート。私は甘いもの苦手なので食べてないけれども。
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5月10日、高山ラーメンを食べてしまう。
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snacknagako 新宿に来たら、ふらふらと信州・飛騨高山・富山物産展に吸い寄せられ、ふと気づいたら高山ラーメンが着丼していたのだった。ダイエットどこ行った
5月11日 友ちゃん家で火鍋! シンガポールで調達してきてくれた火鍋セットとあさりの出汁ましましで最高! 写真撮り忘れたので友ちゃんの借りるね。
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最高。最後、麺までがっつり。友ちゃんごちそうさまでした❤️
5月12日 反省して朝飯こんな感じ。
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でも夜はGLASSLOFT展の会場の隣にある月島スペインクラブで、その日トークショーでご一緒した辻川幸一郎さんに美味しいスペイン料理をもりもりご馳走になりました。ジックさん、ごちそうさまでした!
5月13日 ジムでトレーニング。で、夜は家族で母の日ノンフライヤー祭り。景品かなにかでもらってからずっと使っていなかったノンフライヤーを駆使して、甥っ子と一緒に餃子の皮でミニピザを作る。パリパリでおかしみたい。
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5月14日 友ちゃんと激辛グルメ祭りROUND1! 雨の中11時30分に待ち合わせしてほぼほぼ制覇。全部マックス辛。ちゃんと辛くて美味しくて最高。
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5月15日は打ち合わせでPRONEWSさんへ。もうすぐ新連載のお知らせができそうです。乞うご期待! その後、俳優の尚玄さんのお誘いで彼が主演の映画「ココロ、オドル」の試写へお邪魔したのですが、途中でチーズトースト食べちゃって。写真撮り忘れたので、代わりに映画のポスターを。面白かったので、ラジオにゲストで来てもらおうと画策しております! こちらも乞うご期待!
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5月17日 ジムで申し訳程度にヨガ
5月18日 GLASSLOFT展のイベントの合間に豊洲まで散歩。市場に行ってみたんだけどさすがにやっていなかったので、ららぽーと豊洲でど・みそ。
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snacknagako 味噌おろちょんファイヤーで気合い🔥
夜は725で乾杯! ヘアメイクナツさんにちょっとカレーをもらってしまった!
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snacknagako スリーアミーゴス&素晴らしい仲間たちとともに大爆笑しながら飲んでます。楽し過ぎる!
5月19日 友ちゃんと激辛グルメ祭りROUND2! 個人的には、全く物足りなかったです。ROUND1の方がワクワクした。小籠包はとても好みだし美味しかったけど、鷹の爪ふりかけただけでは誰も食べないから勿体ない。唐辛子への冒涜であるとさえ感じる。フレッシュ唐辛子だったらもっと美味しく辛く食べれたのに。もっともコストが倍増するので難しいとは思うのだけれども。あとは全部納得いかない。激辛好きをなめないでいただきたい。夏の本戦に期待。
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その後、友ちゃんが中目黒の宝来に行くというので、ついていく。ここでも写真を撮り忘れたので友ちゃんまた貸して。絶品餃子。7人でこれ10枚ぺろり。他にも米とか麺とかいっぱい食べました。大満足。
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5月20日 渋谷のラジオへ行く前に、東急フードショーと東横のれん街で「おにぎりフェア」が開催されているというニュースをラジオで紹介したかったので、視察。食べてみた「お寿司屋さんのおにぎらず」。いや、おにぎりフェアなんだからにぎれや。他にもコロッケとかフォカッチャとか米バーガーとか逸脱したメニューがあって面白かったです。みなさまもよかったら覗いてみて。
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で、本日5月21日。以上の完全に、絶対的にダイエットしていない人の充実したお食事事情を改めて反省し、粛々と総カロリー数500くらいに抑えてみたのですが、この努力、果たして何の役に立っているのでしょうかね。もはや諸々の努力の目的は、これ以上太らないための調整になってきた感もありますが、自分の体質によっては、ハイカロリーでも太らない食べ物もあるし、食べ合わせの工夫で過剰摂取を防ぐこともできるので、いろいろと実験しながら効果的な方法論を探したいと思います。
今一番気になっているのは、きゅうり。
きゅうりで11キロ痩せた男性のすごいやり方
きゅうりで痩せるのはなぜ?~効果と方法、おすすめレシピ【医師監修】
あと、出汁。
飲む温出汁で美味しくダイエット!正しい作り方や効果って?
空腹感がない!?「だしダイエット」のメリットとは?
とりあえず、やってみる。合わなければ、やめる。私、人体実験好きなんですよね。これを摂取すると、こうなる。あ、ほんとだ。とか、全然じゃんとか。自分の体で実験してみるのが趣味っていうか。ダイエットもその延長線で、効果があろうがなかろうが楽しんじゃうから、目的を失いがちっていうか。いや、違うな。ただの食い過ぎだな。いやでも、調整できているのだから別に食べちゃってもいいんじゃないかな。それも違うな。とかなんとかブツブツ言いながら、現在53.8kgの体重をなんとか50kgまで落としたいと適当に、いや真面目に考えている45歳の楽しい毎日です。かえって3食がっつり炭水化物を食べて、データもしっかり取って、これを摂取すると本当に太るんだとか、体重増えるんだってデブエット実験してみたくもなってきているので、良い加減を忘れずに日々調整に励んでくれ、己。明日からまた頑張ります。押忍。
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m0623m · 3 years
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やりたいことリスト
21歳くらいからメモしてるリスト
びっくりするくらい日々増えてる
ちゃんとみてみると色々興味あるんだけど、
体験に興味があるんだなーって
まだまだ死ねませんね
でも目標とかがある人じゃないから
死ぬまでの暇つぶし感はある
2022年1月22日現在のやりたいことリストです
どうぞ
オーロラを見る
気球に乗る 
ブルックスブラザーズでダブルの紺ブレ作る
エディションホテル虎ノ門泊まる
フォーシーズンホテル大手町泊まる
ビルケンシュトック ボストン買う
薪ストーブを家に置く
カヌレの店 虓 銀座に行く
北の山わさびでご飯を食べる
良い炊飯器を買う
ハワイ すばる望遠鏡を見る
一人で野毛せんべろ
美味しい自家製ジンジャーエールを作る
東京タワーに登る
パロサントを部屋に置く
1人ディズニーランドする
ディズニー系ホテルに泊まる
スペイン サクラダファミリア見る
漫才を直接見る
講談を直接見る
なんでもいいから1位の人に会う
煽られた時に言い返す
年上の方と付き合う
日食なつこさんのLIVE行く
クリスマスオーケストラ行く
何か楽器をマスターする
中国杭州行く
スマブラで強くなる
髪の毛を金髪にする
グループでスノーボードに行く
1万円企画をする
フクロウを腕に乗せる
美味しいウニを食べる
カウンターの鉄板焼きにお店に行く
ロン毛にする
snsで一度は有名になる
グラコロを5個食べる
カレーをスパイスから作る
レコードで音楽を聴く
日本を0.01ミリでも動かす
バスローブを着る
夏祭りで1万円使う
1週間銭湯通う
美味い蕎麦屋を見つける
行きつけのバーを見つける
日本語以外の語学をマスターする
31のパイントを1人で食べる
ディズニーで被り物する
デスクトップのパソコンを買う
ラーメン屋で全部トッピングする
本を書く
ジンを作る
zineを作る
回るテーブルの中華屋に行く
雨の日に傘を貸す
めちゃめちゃいい枕買う
花火大会でたまやって叫ぶ
火山に行く
夏フェスに行く
ワインセラーを買う
戦車に乗る
カシミヤのニットを買う
ボルダリングに行く
ヨガやってみる
オリバーピープルのメガネ買う
チョコレートフォンデュする
Tシャツ作る
グリーン車に乗る
クラブでナンパする
ジムに行ってみる
ビール作る
たっかいスピーカー買う
みんなとワイン10本1夜で飲む
オーパスワンとオーヴァチャーを一緒に飲む
無重力体験する
雷に打たれる
エスプレッソマティーニを作る
無人島に行く
でっかいパフェを1人で食べる
マリファナを吸う
つっこみで何でやねんって言う
ゲームに課金する
自分のホームページを作る
キャンプに行ってみる
ボリビアに行く
ジャマイカの路上で踊る
タイのストリップで遊ぶ
バーベキューでトングのまま肉を食べる
ニット帽から髪の毛を出す
ブルックスブラザーズのダッフルコート買う
何かしらの個展を開く
本物のハットクを食べる
帆立と蛤を網で焼いて食べる
生牡蠣を20個食べる
美味しい鰻重を食べる
ピザを生地から作る
浴衣デート
砂漠に行く
街で声をかけられる
博多でラーメン食べる
ハイブランドで3ピース作る
スペインでパエリアを食べる
アドベントカレンダーを買う
ウィーンでオーケストラを聴く
フグのテッサを食べる
美味しいジビエ料理を食べる
ペアリングのコースに行く
浴衣で散歩する
良い甚平を買う
サウナ行って整ったって言う
でっかりクリスマスリースを玄関につける
差し入れでクリスピードーナツ持っていく
一富士二鷹三茄子を初夢で見る
モルダウをオーケストラで聴く
本わさびを剃って蕎麦を食べる
sandpoint ソービニオンブランを見つける
良いカメラを買って自撮りをする
万年筆でお手紙を書く
たっかいお節を食べる
1曲ピアノで弾けるようにする
ホワイトデーにまるごとメロンケーキ渡す
児童養護施設を作る
スターバックスで値段気にせず買い物する
ジョージアでジョージアワイン飲む
日本のワイナリーに行く
交響曲第7番イ長調92をオーケストラで聴く
お茶碗を自分で作る
小顔矯正いく
相方を見つける
エモいってちゃんとした意味で言ってみたい
月島でもんじゃを食べる
北海道でジンギスカン食べたい
千葉で落花生食べたい
忘年会の次の日に新年会する
花粉症の鼻を治す
世界水泳を会場で見る
宮崎一番街の丸万焼鳥本店の地鶏食べる
金閣寺と銀閣寺を1日に行く
誰か漫画家さんに会う
河童に会う
蒸気機関車に乗ってどっかに行く
川で個人メドレー
蕎麦を粉から作る
すき焼きの美味しいお店に行く
クレープ屋で全トッピング
こっからここまでって服を買う
餅つきを家でする
美味しい天ぷらをお店で食べる
美味しい焼き鳥を食べる
梅酒を作る
書き初めをする
鎌倉に住む
無水カレーを作る
バイキングで5回回る
タラのちり鍋を食べる
大戸屋以外で西京焼きを食べる
屋久島の杉を見る
何かの年間パスポートを買う
葉巻をちゃんと吸う
ごっついホームパーティする
トゥモローランドに行く
アルバートチェーンをつける
パイプオルガンのオーケストラを聴く
マティーニを10杯飲む
大阪でたこ焼きを食べる
指輪のネックレスをつける
べっこうのフープピアスを見つける
ターコイズのフープピアスを見つける
星野リゾートに行く
本気の枕投げする
鰹のたたきを塩で食べれるお店に行く
ユキヒョウを見る
植物だらけの部屋を作る
北京ダックを食べる
火山に行く
高いそうめんを食べる
同い年のワインを飲む
焚き火で焼きマシュマロする
キノクニヤで値段を気にせず買い物する
梟を腕に乗せて写真を撮る
川でスイカを冷やす
ドイツでビール飲む
たっかいソーセージとビールかます
ラクダに乗る
バーニングマンに参加する
自分で釣った魚を食べる
5件ハシゴする
キャビアとウォッカできめる
チャーシュー自分でつくる
うまい炒飯作る
軽くおつまみ作れるようになる
多い、多すぎる
でもまだまだ増えていくんだろうなー
日々ワクワクしながら生きていきます
人のやりたいことリストも見てみたい
おわり
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moshimobokuga · 3 years
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無理にきかないで #17
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 ヨウコは耳を塞いでいた。  真実を話せば相手にされなくなるのは自分だと思っていたのにこの様だ。少年と向き合えず引っ込みがつかなくなり数日が過ぎた。  怒りも蔑みもしない少年を恐れつつも、その頑固な手緩さにつけこんでいたい思いでいっぱいだった。指の隙間から聞こえる自分を呼ぶ少年の声は心地がよかった。  彼の寛容さは不気味であると同時に今まで見てきた少年に相応しくもあった。平凡な少年だが自分の命に関わることだというのにそこまで欲が出ないものかとヨウコは呆れた。
 姿を消している状態を保つには力が必要だった。ヘトヘトになったヨウコは少年が家にいない間にぐっすり眠っていた。  この日、目を覚ますと窓の外は暗くなっていた。時計は十九時。少年はまだ帰宅していないようである。両親もいない。  やがて玄関から鍵を挿す音が聞こえ、少年が両親と共に帰ってきた。 「今日は疲れたね。店屋物頼もう。何がいい?」 「ラーメン。醤油」 「わかった。頼んでおくからお風呂入っちゃいなさい」 「松葉杖なくて平気か? 一人で入れる?」 「平気だよ」 「足、濡らさないようにな」 「うん」  足を引きずりながら自室へ入った少年は見るからに疲労困憊だ。 「な、何があったんだ?」  今まで少年を避けていたことなど瞬時に吹き飛び、ヨウコは思わず���をかけた。 「わ! ヨウコ! あっ」  数週間ぶりのヨウコの姿に少年は狂喜したけれど両親がすぐそこにいることに気づき慌てて手で口を抑えた。 「今日、出前になった」 「そんなのどうでもいい」  少年は微笑む。駅で起きたことを話した。 「小学生が目の前でホームから落ちたんだ。もう電車が来るってアナウンスがあったのに考えなしに線路に降りちゃったよ」 「そう……」 「気失ってる人間って子供でも重いのな。急いでホームの下のスペースに入ったよ。非常停止ボタン押してくれた人がいたみたいで助かった」  少年の笑みは消えていた。風呂の着替えを用意しながら小声で説明を続ける。 「その子、貧血か何かだったみたい。落ちた時におでこ切っちゃって血がどくどく出てた。ホームドアあれば良かったんだけど。どっかの骨も折れてるみたいなこと聞こえた。でも生きてて良かった」 「君は足を怪我したのか」 「降りた時に捻ったっぽい。かっこ悪いな。俺まで病院に運ばれて親呼ばれて色んな人に話聞かれて帰ってきた。……後でまた詳しく話すよ。風呂行ってくる」 「うん」  ヨウコは少年の死ぬ日を把握している。一度だけ変更のあった命日だけれど今は安定していて、かつての自分のような邪魔は入らないはずだ。もう同じことは繰り返さない。  だから少年がいくら危険な目に遭ったとしても命日まで死ぬことはない。それなのにヨウコは少年の無事に胸を撫で下ろした。  体の力が抜けると涙と眠気が出てきた。子供の姿にされてから色々なことが制御できなくなっている。辛抱も体力もなくなってしまった。
 いつの間にか再びヨウコは眠ってしまっていた。部屋は真っ暗だ。涙が乾き目が開かない。頬にも違和感があった。  目を擦っていると横向きで寝ている自身の背中に温かさを感じた。 「ふふっ……」  真後ろで少年が笑う。狭いシングルベッドに二人は並んでいた。 「何を笑っている……」 「風呂入ってラーメン食べて部屋戻ったらヨウコ寝てるし、起きたと思ったらハムスターみたいに顔くしゃくしゃするから」 「……足はどうだ」 「平気だよ。松葉杖なんて借りてきたけどすぐ治る」 「そうか」 「ヨウコも疲れたでしょ」 「疲れてない」 「無視するのって疲れるんだよ」  そう言って少年はヨウコの頭を片手でわしゃわしゃ掻き分けた。 「やめろ!」 「今までの仕返し」 「…………」 「死ぬまで仲良くしてよ」 「君、オレに構ってていいのか。なんでも叶えてやるって言ってたけどオレは……君の命を延ばしてやれないんだ。親とか友人とかもっと身近な人間に優しくしろ」 「ヨウコだって身近でしょ」  今度はヨウコの頭を整えるように少年は撫で始める。 「もう! やめろ!」 「なあ、仲良くしてくれる?」 「それやめろ!」 「これ心からの願い事にしよ! 決まった! いい? 決定!」  ずっと少年に背を向けていたヨウコは寝返りを打って彼と向き合う。暗闇にぼんやり少年の顔が浮かんだ。 「……暗くてよくわからない。朝になると君の考えが変わるかもしれない。もう今日は寝る」  ヨウコは体勢を元に戻し二人は明日を待った。
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cosmicc-blues · 3 years
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2021/7/15
朝、目覚ましで目が覚める。よく寝られた日に限って唐突な目覚まし、きみよもっと寝かせてくれ。臍下丹田を意識して布団の��で微睡んでいるうちにも微かな陽射しが窓から注いできて、おやおやっとニンマリする。When You Sleepを鼻唄で奏でながら歯ブラシを咥えて部屋にもどってくると、室内が赤々と明るくなっている。玄関から外に出ると、まだそこまでではない、一寸先の陽だまりを見つめる、どんなもんだい、陽だまりに身を入れる、その瞬間にも大粒の涙があふれて止まらなくなる。どこまでも本気な太陽の直射日光、生と死を同時に告げてくるどこまでも熱く優しい光線の無尽蔵な降り注ぎ。涙があふれて無防備に脱力していながらカァーッとやる気も満ち溢れてくる。まえを歩いているひとのリュックサックで見覚えのあるネズミのキャラのぬいぐるみが揺れはしゃいでいる。かわいい。何だったかな、そうそう魔法でネズミになっちゃった千と千尋の坊だ。並木道、一匹のミンミンゼミが気を吐いて鳴いている。
柳田と工藤のエピソードは何度読んでも涙がでる。
《2017年シーズンに、ヒーローインタビューの際にインタビュアーに好調の要因を尋ねられる度、「穏やかな心」ですと繰り返し返答して話題になるが、それは5月上旬に不調などで精神的に苦しんだ際に、工藤公康監督から自身の胸をさすりながら「心の中を穏やかに今日も一日すごそうね」と声を掛けてきたのが始まりで、その“儀式”は毎日続いた。》
お昼の合図とともに外に駆け出る。熱気球が所狭しと充満している。セブンで冷やしラーメンを買って、開渠沿いの小さな公園のベンチで食べる。ベンチに腰かけると、壮絶な直射日光がなおのこと強く迫ってくる。鉄素材のひじ掛けにうっかり触れてしまって、咄嗟に腕をあげる、熱せられたフライパンのような熱さ、目玉焼きも作れちゃいそう。ぺけぺけのプラカップの質感が子どもの頃に海や川に連れていってもらった思い出をいまここに連れてくる。当時からその質感に特別な想いを抱いていて、プラカップを捨てずに持ち帰り、お母さんにその器でそばとかうどんを作ってもらっていたことも。熱気球を切り裂いていくように、踊りながら大きな公園を目指す。自ずと錯綜としたぐしゃくしゃな表情になっている。上空の至るところで膨張している積雲に陽射しが翳ったり明るくなったりを繰り返す。熱気球を纏いながら公園の巨木たちと踊り合い、古墳の小山と踊り合い、芝生を踏んづけながら芝生のふさふさや蝶々の舞いと踊り合う。森林のイマージュもいいけれど、暑い夏の日は解放的な芝生のイマージュもまた格別だ。
午後、臍下丹田のさらに先を行き、榎本や王が野球に援用していたという合氣道についても知識を取り入れてみる。端的にいって合氣道というものは「臍下丹田に心身をしずめて」その状態において「氣を出す」ことであるらしい。ほう。何となくそれと似たようなことをすでに知っているような気がする。合氣道の説明もさることながら、合氣道と野球のことを記事にした中田潤さんというライターの言葉がものすごくしっくりくる。
《<「氣が出ている」と思うだけでいい。そうすれば、氣は出るのである。>心のうちでズッコケたが……。私の入り口はプロ野球だった。日米野球のベンチで座禅を組む榎本喜八であり、「世界一美しい」し、なおかつ「世界一珍妙でおもろい」王貞治のホームランだった。ナイターが行われる球場のスタンドから選手たちを見降ろす。外れたことはほとんどない。誰かが何かをきっとやらかす。イチローの背面キャッチ。新庄剛志のお面。川藤幸三の「絶対に役に立たない守備練習」……数え上げたらきりがない。「過剰」なまでに豊かな世界に身を沈ませていくとき……。「私から今、氣が出ている」これだけはストンと納得できるのである。》
あるいは同記事で長嶋茂雄の天然なエピソードを引き合いに出しながら、次のような対話の引用がある。
長嶋「正直いって、いまだに氣のことはよくわからないんです。」
広岡「そうはいっても、この人の体からは、たえず氣が出ているんだ。」
長嶋「どうもぼくにはピンとこない」
広岡「それは氣がつかないだけですよ。ぼくらから見ると、長嶋というのは、いつも氣が出ている、つまり積極的なんだ。われわれ凡人は消極的です。クヨクヨ心配して、いざというときも、なんとか自分をはげまして、やっと体を動かす。ところが、長嶋はそれがすぐにできる。われわれと違って、あまりクヨクヨしない。生まれつきそういうものをもっている。大きなゲームに強いわけです。」
さらにTVで長嶋茂雄がじぶんの名前を長嶋シゲルと言い間違えて、それでも長嶋シゲルで押し通したエピソードを引き合いに出して、長嶋の自意識の在り方について触れられる。スポーツにおけるメンタル・トレーニングは常に自意識との闘いであるが、じぶんの名前が茂雄でもシゲルでもどっちでいい長嶋にはそもそも自意識なんてものがないのではないか、と。
次いで、榎本や王や長嶋らに合氣道を伝授した藤平光一の言葉が引用される。
《藤平光一は自意識の持ち方を実に巧みに表現している。<たとえるなら、私たちの生命は、ちょうど海のなかにもぐり、両手で海水を囲い、「これは私の水だ」といっているようなものだ。なるほど、自分の手で囲っているから、私の水といってもよいが、水から見れば、これは大海の水である。手をはなせば、すぐに海の水になるし、手をはなさなくても、海のなかで交流している海の水である。すなわち「私の水」ではなく、「私が囲っている水」にすぎないのである。>天地も人の心身も同じ氣で満たされている。「自意識」「自我」と「外界」「環境」の間に壁はない。「藤平合氣道」の世界観では、自分は誰であってもいいのである。 <つまり、私たちの生命は、天地の氣を心身で囲っているのである。私の氣というものはもともと存在しないのである。氣はつねに天地と交流している。>藤平光一は長嶋茂雄についてこう書いている。<凡人にはマネのできないことだが、長嶋はもともと自然体だった。あれこれと不必要なことはいっさい考えず、自然に心と体が統一されているから、彼からは氣がいつもほとばしり出て、それが彼の野球をすばらしいものにしていた。>》
なるほど「合氣道」というのは「とまるせいしんとおどるからだ」の変奏、もしくは別の視点からのアプローチのような気がする。氣を出すというのは、からだを踊らせることではないか、と。2017年9月27年の出来事以来、いくつかの仏教書、とりわけゴータマ・ブッタの所感に近いであろう初期仏教についての仏教書を読んでいる。それはあの体験がゴータマ・ブッタの悟りのようなものなのでは? と何となく思われたからで、じっさいに読んでいくと彼の考えの在り方にとても理解を示すことができるし、弟子たちの悟ってゆくその境遇にも通ずるものを感じる。ある種の「諦め」の感じがそこにはあるように思われる。弟子のひとりなんかは、どんなに頑張っても悟れないから、もう自殺しようと首を括ろうして、縄の穴に頭を通したその瞬間に悟りの体験を見出している。ところが、ゴータマ・ブッタと決定的に違っているのは、彼の言う「煩悩を絶つ」という仕方で、煩悩の代表的なものとして欲望があるけれど、じぶんは場合は欲望を絶つどころか、もっともっともっと見たーーーーい!!!! っていう欲望をどこまでも突き詰めた先にあの体験があった。たしかに、結果として、そんな苛烈な追い求めが睡眠欲以外の原則的な欲求に先んじて、時間等の制約からそんな軽い欲求は後回しにするというかたちである種の欲を滅尽していたような感じはある。たとえば、食欲で言うならば、美味しいものをより美味しく味わいたいという欲望��単純な食欲に先んじて、食欲それ自体が問題とされなくなってゆき、そのいっぽうでは夜の時間を少しでも多く確保したいがために夕飯は基本的に食べないという選択がなされる、こうして大好きな朝食を思う存分に味わえるといったような。それはやっぱりゴータマ・ブッタの態度的な姿勢とはかなり違っているように思われる、辿り着く境地としてはけっこう似ているのかもしれないが。おそらく、こうした禁欲的な姿勢を重んじる態度が仏教をいまも世界的に受容させ普及させるに至っている。初期仏教それ自体はかなり過激な思想の実践であると思われるけれど、こと禁欲的な姿勢についてはわれわれの「社会」に攻撃的な加害をもたらさず親和性を保っている。どんな欲望であれ、たとえそれが直接的な他害として湧き起らなくても、深い欲望の在り方は社会的に抑圧される運命にある。とくに真実を見てみたいとか、本質を捉えてみたいとか、そういった類いの深い欲望は現状なんとく育まれ共有されている社会的規範の外に出ようする欲望であり、その社会に対する反逆としても大いにあり得る。彼らは潜在的なアナーキストであり、革命の因子であり、オメラスから歩み去る人々になり得る資質をそなえている。
合氣道というのは、そういった磁場を初期仏教の流れを汲みながら、武道(≒スポーツ)に限定して実践しようとした試みなのではないか。だから、合氣道には、仏教がまず煩悩を絶つという仕方を示したように「型」がある。その「型」を忠実に実践して「氣」を出せという。そんな合氣道をどこまでも忠実に信じて実践しすぎた榎本喜八は野球界という社会において奇人扱いされ、名バッターとしていまも破られない数々の記録を残していながら、結果として野球界から干されることになってしまったのは残念ながら当然の帰結と言えるかもしれない。
仏教や合氣道は、教えや道といったような「かたち」から始まっている。よくわからないかもしれないけど、とりあえずこうしてみて下さいねって。まずこうあるべき「かたち」が本然に先立って示される。その「かたち」の実践はもっぱら修行と形容される。榎本喜八は打撃の練習をもはや練習と言わず稽古と言っていたらしい。じぶんの場合はそういう「かたち」の一部が曲りなりにも勝手に身に付いていたわけだけれど、なるほど、具体的な「かたち」が先に示されればそれだけに分かり易いような気がするし、何よりも間口がひろがる。それならトライしてみようと思うひとが少なからずいるし、だからこそいまもこうして体系を保っている。けれども、その先の道がきわめて険しいことは想像するに足りる。それは修行と形容されるような厳しい鍛錬の道だ。とくに仏教の過激さは半端じゃない。知り合いに代々坊主の家系の子息がいるけれど(その宗派はゴータマの初期仏教とはかけ離れてはいるけれど)、彼は山籠もりの修行があまりにも辛すぎて、じぶんでじぶんの腕を折って下山を余儀なくされるというかたちで平地に逃げ帰ったという。「かたち」が先に示されたがばかりに、その実践者は受動的にその「かたち」に身を律することしかできない。なかには「かたち」の幾ばくかをありがたくも本然のように勘違いして、幾ばくかの「かたち」をつまみ食いしただけで満足するひともいるにちがいない。むしろ、そのようなつまみ食いを積極的に奨励しているからこそ、ここまでの普及を見せているように思われる。たとえばそれはキリスト教的に言うなら隣人愛であるかもしれないし、仏教的に言うなら慈悲の精神かもしれない。「かたち」のなかにはひとがひとの社会において健善に生きる処世術に結果としてなりうるものも多分に含まれているように思う。いっぽうで教えや道を健気にも頑なにも信じて実践しようとした榎本喜八のようなひとはどうかといえば、神の域に至った11試合以降はその感覚を取り戻すことができず苦悩の日々を送ったらしい。一時は猟銃を抱えて自宅に立て篭もり、驚いたチームメイトが駆け付けて出てくるように促すと天井に向かって銃弾をぶっ放すという事件まで起こしている。それは合氣道の目指すところである心身の統一とは程遠い状態にちがいない。氣を出すという意味では、そのときの榎本からはめっちゃ氣が迸っていただろうけれど……。だけど、そのときの榎本はまさかじぶんから途方もない氣が出ているなんて想像もしなかったのではないか、それは合氣道の「型」とは似ても似つかないものなのだから。榎本喜八のことが手放しに大好きで、きっとそれ故に野球と合氣道の記事を書かずにはいられなかった中田潤さんも、この事件のことを「誰かがきっと何かをやらかす」ことのひとつに、過剰な世界のひとつに数え上げているように思われてならない。少なくとも《「私から今、氣が出ている」これだけはストンと納得できるのである》と本人の口から語れるように中田潤の文章にはどう考えても氣が迸っている。気違いじみたひとたちの過剰な気違いぶりを目で見るままに考えるよりも先に全面的に肯定している。
なんだっていいと思うのだ。あるかたちに拘りたければかたちに拘ればいいし(それは過酷だろうが……)、じぶんなりのやり方を見出したければそれを見出そうとすればいいし(そのほうがラクで楽しい気がする……)、川になりたければ川になればいいし、花になりたければ花になればいいし、虫になりたければ虫になればいいし、石になりたければ石になればいいと思う。
責任感の原則。じぶんは責任感というものがおそろしく欠如した人間だと思う。そもそも、どんなものに対しても責任なんか取りようがないと根本的に思っているふしがある。だから、じぶんのことをちゃらんぽらんでいい加減な人間だと思っているし、社会的に生きていくうえでの他人からの評価も大体そんなものだと思う。他人に対しての責任のみならず、じぶん自身に対しての責任感も希薄だ。たとえば、部屋の掃除を怠れば部屋が汚くなる、ただそれだけ。結果としてのそれ自体だけがついてまわる。けれども、無責任さもそれが極まってくると、逆説的にあたかも責任を果たしているかのように捉えられうることを最近知りつつある。根本的に責任は取れない、そういう自覚がある。責任を取るという仕方において、あったことをなかったことにはできない、相殺はできないと強く思っている。責任の有無を問われるような芳しくない状況があったとする。そうしたとき、じぶん的には責任はとれないし、だからこそ責任もとらない。芳しくない状況がそれ自体として浮き彫りになる。ただ、そうなってしまった原因を探り、①それが防ぎようのない偶発的なものであれば仕方のないことと判断し、②防ぎようのあることであればこれを戒めとし、③防ぎようのあることでもそもそも防ぐ必要性のないものと感じればそのように判断して、めっちゃ悔しがりながらその後の対処にあたる。社会的な局面においては①や②のパターンが多い。それ以外では③のパターンが多い。責任を取れないということを自覚しているからこそ、けっこうその都度都度に一生懸命なのだ。そんなふうに無責任の極みを垂れ流していると、不思議と周囲から放任されるという事態が起こってくる。ちゃらんぽらんでいい加減な人間な人間なのに、誰もがこいつはちゃらんぽらんでいい加減な人間だと蔑んでくるのに、じっさいにそう言ってくるのに、不思議とそのことが律せられず、そのままに放任されてしまう。たぶん、おそらく、きっと、そのほうがラクなのだ。いい加減なのではなく、そんな無責任さの極みがより良い加減として働いているらしい。
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taiyoutomoyamizuno · 4 years
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明日2/16(火)はお休み明けの麺ランチ◎ そしてスペシャル手打蕎麦も食数限定で食べられまっす◎ 明後日水曜日からは主菜が絵選べる心と身体が喜ぶ自然派和食プレートが復活!! ぜひ◎ #Repost @yoshitoki_japanese_food with @make_repost ・・・ 特別麺ランチ 明日の @taiyou_humanconnection 週明け麺ランチは 蕎麦!麦蕎麦! 農家のカトちゃんの手打ち二八蕎麦 わさび 2000円税別 蒲郡の名店だし、麺 未蕾さんの 全粒粉の麦蕎麦 超貴重な純国産和辛子 1500円税別 ざると暖かいかけ蕎麦からお選びいただけます。 他に、炊き合わせ、春野菜ぬた、自家製寄せ豆腐、仙寿卵だしまき、玄米ごはんに自家製なめ茸の一式です。 麺を味わうランチ! これからの麺ランチは週明けのみ水曜日以降は自然派和食ランチ再開です。 春の食材たっぷり美味しい効能いろいろ お楽しみに。 確実に召し上がりたい方はお店までご予約を〜 お待ちしております!    #和食  #よし時 #春日井ランチ #春日井グルメ #春日井カフェ #無添加 #自然食 #健康 #自然派カフェ #古民家カフェ #春日井和食 #愛知グルメ #野菜料理 #名古屋ランチ #名古屋カフェ #名古屋グルメ #ヘルシー #免疫力  #オーガニック #仙寿卵 #豆腐料理   #予約制 #宴会 #日本酒 #無農薬 #自然栽培 #食養生 #春日井ラーメン (たいよう Taiyou Human Connection Natural Cafe / Shop / Space) https://www.instagram.com/p/CLTjsSUsfmJ/?igshid=18k5shc8r3u1u
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gunosy-news · 4 years
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シャレにならない出来事も…「寝ぼけてやらかしてしまった」失敗談に驚愕
集計期間:2020年12月6日~12月8日 回答数:17133
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人間、眠たいときは判断力が鈍ってしまうもの。そんな時に油断をして、ついやらかしてしまった…そんな経験はありませんか?
今回はそんな「寝ぼけていたときにやってしまった失敗」について調査を行いました。
寝ぼけていたときにやってしまった失敗はありますか?
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回答者17133名のうち、寝ぼけていたときに失敗をしたことが「ある」という人は全体の約44.5%、反対に「ない」という人は約55.5%という結果でした。
ここからは、具体的にどのような失敗をしてしまったのか、回答者の皆さんから寄せられた意見を見ていきましょう。
寝ぼけていて、つい…やらかしエピソード集
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<直前に見ていた夢のせいで…>
・兄弟喧嘩の夢を見ていて机を殴っていた
・夢の中で悪漢を力一杯叩いたら、隣に寝ているダンナをぶっ叩いてしまった笑
・ケンカの夢を見てて妻を羽交い締めにして殴ったことがある
・ケンタのチキンを食べる夢を見て添い寝してた子供の足をかじった 
・子供のころ、夢の中で自分の右手の握り拳が上に上がって、ストンと下に落ちた。そしたら横に寝てる母が「アイタっ!」って叫んでるのが聞こえた。どうやら母の頭にゲンコツしたらしい。私は確かに母の声は聞こえたのだけれども、夢の中の出来事と思ってたので、そのまま朝までグッスリ眠っていた。
・夢の中で、 大草原を走っている夢を見ていたら 、一人暮らしの部屋から勝手に外に出ていって、 階段から落ちて怪我をした。
・夢で、友達が雪が降ってきて困ってたんで、夜中にその友達に電話して、明日はいっぱい雪が降るってよって電話した。
・サッカーをしている夢を観て、思い切りボールを蹴ったら実際には壁で、多分親指にヒビが入りました。
・母親から封筒に入った大金をどこにしまったか忘れて焦りまくっている夢を見て、必死に探している途中で目が覚めそのまま部屋中探し、挙句に深夜なのに母親を起こして聞いた所で我に帰った。
・ひたすら話し続けている夢を見ていて、その続きの支離滅裂な話を延々と話し続けた。周りの人に笑われてもまだ夢から覚めたことに気づかず、怒り気味にさらに演説を続けてしまった
・パワハラで仕事に行き詰まってた頃、遅刻する夢を見たので現実の区別がつかず遅刻だと思って、とりあえずカバン背負って服もシャツを締めながらエレベーターに乗って下に降りた寒さで一気に目が覚めたけどまだ夜明け前だったり、仕事に行かなきゃの思いが強くて夜中に起きて暗闇の中夢中で朝食用のパンを探してた。(実際にはパンなんて買い置きしていなかった)ほぼ毎日こんな感じでもしかしたら夢遊病だったのかも…
<寝言シリーズ>
・「泥棒ー」と声に出して叫んでしまった。
・寝言で「いまうどん食べてたのに!」って言ってしまった。
・昼寝から目覚めたらボーっとしてたので、家族全員に『おはよう、みんな起きるの早いね。』と言ったら『まだ夜なんだけど』と言われた事
<物損>
・夜中に目が覚めて、特に何かを見るつもりもないのに、なぜか眼鏡をかけてから二度寝したので、朝起きたらフレームがゆがんでいた。
・皿を割る。マクカップを割る。急須を割る。
・ノートPCの画面を踏んで割ってしまった
<洗面所あるある?>
・洗顔フォームで歯磨きした
・歯磨き粉とクレンジングオイル、間違えてしまった
・保湿クリームと日焼け止めを間違えた
・電動シェーバーに歯磨き粉をつけた。
<時間間隔の喪失>
・休みなのに学校に行ってしまった
・夕方なのに朝だと思って出かける準備をしてまった
・午前1時に出社した。
・旦那に朝5時にお魚買ってきてとお願いした
・仕事に追われ休日なのに身支度をしてしまい2度寝…起きたらスーツ姿で寝ていた。
・バイトに遅刻する!と思って外に出たら人通りが少なくて、不思議に思っていたら夕方の5時ではなく朝の5時だった。
・昼寝から起き、外が薄暗かったのに、朝だと勘違いして、遅刻した!!と慌てて支度をして駅に向かったら、日曜の夕方だったこと。 
・いつもの時間に起きて出勤したつもりが、実際はキッチリ1時間遅れだった。社内ですれ違う人に「今日は重役出勤だなぁw」と言われても理解できずにいた。休憩時間に遅刻に気付きメチャクチャ恥ずかしかった。思い込みの恐ろしさを痛感して以来、時計は分単位だけでなく何時かを確認するようになった。
<奇行種>
・冷蔵庫にスマホ入れた
・ベランダから飛び降りてしまった事が有ります。
・パジャマのズボンを脱いでゴミ箱に捨ててた
・学校帰りのバスの中の柱にひたすら謝ってたこと。
・子どもが泣き出したと勘違いして夫の頭を撫でてトントンして寝かしつけようとした。
・寝ぼけて自分の家だと思わなくて、あわてて帰ろうとして、母に呆れられた
・晩御飯を食べた後にテレビを見ながら寝てしまい、数時間後起きた時に晩御飯はまだかと聞いてしまったら、年齢的に呆けてしまったのだと心配された
・たくさんありすぎるので、、、最近で言えば、まだ目が完全に開かないにも関わらず、手探りでトイレに行ったものの、あまりの眠さに勝てずに、下着をつけないまま、パジャマを着てしまい、そのまま爆睡。肝心な下着は、部屋の入口そばに落ちていた。女性でありながら、誰もいなくて良かった、と思った。
・小さい頃、寝起きに駄菓子屋に行って、100円玉を握りしめて出かけたつもりが、いざお会計の時に出したら1円玉だった。小さいながらに恥ずかしかった。
・コンビニでお菓子買ってお金払って おつりもらって その買ったお菓子を取るの忘れた
・電車で寝ぼけて駅だったので降りようとして走ったら違う駅で恥ずかしかったです。 
・大切な本を紙ゴミだと思って破いて捨ててしまった。翌日、ゴミ箱に本が捨ててあるのを見つけて我に帰った。
・高校生の頃、寝ぼけて母親の寝ている布団に入って寝てしまった。目覚めたときは朝でした。恥ずかしいやら、バツが悪いやら。
・女の子の服の袖をコーヒーカップと間違えて掴んだこと
・信号後変わったタイミングが青だと思い込み赤信号で渡りそうになり、車のクラクションで初めて気付いた。それまで青信号を赤だと思い込んでた自分が情けなくなった。
・朝目が覚めたら部屋中に小銭が落ちてた事がありました。割と大量に。いつかの何かしらのお礼にお地蔵様がやって来て打ち出の小槌を振ったのか、はたまた寝ぼけた私が小銭入れを逆さまにして振り回したのか…お地蔵、あの節はありがとうございました。 
・自分の家にいると思ったら友達の家で、すっぽんぽんで部屋の中を歩いていた
・携帯をキャリアのオンラインショップで機種変更した。そしたら同機種同色同GBの同じ機種を注文してしまったようで気付かず開封してしまった。開封後返��不可の為データ移行の面倒くささと引き換えにバッテリーが新しくなった感覚の製品になった 
・急に家の片付けを始め、家の鍵を間違えて捨てた。最近は車の鍵。しかもキーレスを捨ててしまい、悲惨。記憶がない状態で動いてはいけないのは理解できたが、本人は大丈夫だと思ってるのでタチが悪い。
・洗濯物をオバケと思って大声で叫んでしまった。
・納豆のからしを絨毯にかけた。
・喘息なんですが、苦しくて起きて吸入器をしてるつもりがマキロンをシュシュっと口に入れてしまい、急いでゆすぎにいったことがあります。
・小学生の頃家族と電車に乗っていたが寝てしまって、駅について起こされたが寝ぼけていて隣の人が床に置いてたカバンを持って出ようとしてしまった。歩き出したところで止められた。
・夜中に玄関のチャイムが鳴っていると思って飛び起きて、急いで玄関まで行って出ようとした。今考えると夜中の2時に誰か来ていても、いなくても怖い。
・ピカチュウのものまねを練習していた時期に、寝た後いきなり起きてピカチュウのものまねをしていてビックリしたと家族に言われて自分でもビックリしました。
<ケガ>
・子供のころ押し入れで寝ていたら寝ぼけて落ちた
・柱に、顔面ぶつけて歯が折れた
・家の階段で足を踏み外し、中段ぐらいから下までお尻で滑り落ちた。尾てい骨が…むちゃくちゃ痛かった。
・炬燵の掛け布団につまずき、ガラス戸に脚を突っ込んでしまい。救急搬送された。
・足が、もつれて転倒。足首と右手骨折
・ヘアアイロンで首の後ろ大火傷185℃設定だったから死ぬかと思った
・中学生の夏トイレに行こうと起きた所、暗闇でジャージパンツの裾に付いてた足掛け?に指を引っ掛かけて転んでしまった。その時に近くにあった灰皿の金属部が飛んできて目の横を切ってしまい未だに消えない物が残ってしまった。
・起きてすぐ慌ててゴミ出しに行ったら鍵を忘れてオートロックで閉め出された。ピンポンしても家族はまだ寝ていて誰も気づいてくれず、塀を乗り越えてサンダル(5cm位のヒール)でジャンプして飛び降りたら、かかとの骨を傷めた。その日は2010年の誕生日(3/18)だった。その後、半年病院通い。未だ完治せず、全力疾走できない。なぜジャンプしたのか壁をつたって降りれば良かった。寝ぼけていた
・未明に目が覚めて立ち上がったらよろめいて、家具に額をぶつけてまたよろめいて、今度は背後にあった箪笥に背中をぶつけたのですが、あまりに眠かったのでまたそのまま眠ってしまったこと。朝着替えようとしたら寝間着が何かに張り付いて脱げないのです。おかしいなと鏡で確認したら、背中に縦に袈裟懸けみたいな傷が付いていて血がべっとりとくっついたままカピカピになってました。なんか痛いな~とは思っていましたがビックリ。ちなみにおでこにもたんこぶができてました。 
<飲食物シリーズ>
・弁当作りで、玉子を器ではなく、三角コーナーの生ゴミの中に割った
・三角コーナーの上で玉子を割り、ご飯の上に殻を載せてから気づいた
・冷蔵庫と間違えて、下駄箱に卵焼きを入れてしまった。
・卵焼きを焼こうとして、卵をボールに割り入れようとしたのに間違えてそのまま排水口の上で割ってしまい排水溝に流してしまった。
・甘い玉子焼きを作るのに砂糖と塩を入れ間違えた時
・失敗と言うか、ダイエット中の朝に起きたら 枕元にポッキーの食べた後の袋が2袋! めっちゃ自分が怖かった。
・寝ぼけていて朝起きたら記憶なくてビックリしたことは、寝る前に沢山、お菓子を食べて食べ散らかした袋を片付けないで寝てしまい、起きて誰が散らかしたのか?と自分でやった事を覚えてなかった事です
・紅茶を飲もうと思ってティーバッグの袋を開けて、袋を捨てたつもりがティーバッグを捨てていた。しばらく気付かず、お湯を入れる時になって「えっ?!ティーバッグが無い!!何で?!」となった。
・自宅でインスタントラーメンを食べてたら眠くなり、頭を突っ込んで丼ぶりをひっくり返し、自分の太もも部分がラーメンだらけになりました。ぬるかったので、やけどはしませんでした。
・煮込むインスタントラーメンの麺を寝ぼけてそのまま食べた
・食べ物をリップだと思って塗ったりした    
・お弁当を持って行ったつもりが前日残ったご飯を入れたタッパーを持っていってしまった
・すでに飲みかけの缶コーヒーなのに、まだ開けてないと勘違いして振ってしまった?頭からコーヒーかぶった!無糖だったの乾いてもネバネバにはなりませんでした。よかった!チャンチャン(笑)  
・飲みかけのファンタグレープの缶にタバコの吸殻入れてそのまま飲んだ(汗)
・ペットボトルにした小便をお茶と間違えて飲んだ 
<失言シリーズ>
・もらっていないお年玉のお礼を言った。
・授業中居眠りしてたら、指されてお母さんと呼んだ
・居酒屋で飲んでいて眠くなってきた頃に、店員さんの「いらっしゃいませ!」につられて私も「いらっしゃいませ!」と言ってしまった。その頃は接客業をしていたので… 
・帝王切開の麻酔が覚めかけの時、主人と間違えて、主治医に『ダーリン』と呼びかけてしまった。
<トイレシリーズ>
・トイレいく夢みておねしょしました。(31歳)
・酔っ払って帰って、トイレと間違えて廊下でオシッコをした事。
・トイレに行ってズボンを脱いだら鏡台の椅子だった。もう少しで出すところだった…
・子供の頃、夜中にトイレに起きた時、寝ぼけてて階段で放尿したことがあります。
・子供の頃、トイレだと思ってテレビにオシッコをしてしまいました。
・だいぶ昔の事ですが、トイレと風呂を間違えて風呂で小便をしてしまった事。 
・冷蔵庫開けて中にオシッコした
・寝ぼけてトイレに行き、ふたを開けずに小をして跳ね返り足がズブ濡れ。
・ずーっと小さかった時だけど、寝ぼけて畳の上でしゃがんでおしっこしようとしたことがある。母親に慌てて止められて未遂に終わったけど、なぜかその時意識はあって、自分の行動は覚えてる。ホントに寝ぼけてたみたい…
・トイレに行った時に、寒いからとスパッツを履いていたのを忘れて、ズボンとスパッツだけおろして、パンツを下ろすのを忘れたまま用を足してしまった。
<誤操作>
・旦那に送るはずのLINEを上司に送った…
・会社のPCに、なんか色々書き込みして、放置
・夜中に寝ぼけながらスマホをいじっていたら、操作を誤って担任しているクラスの保護者に電話をかけてしまった
・友達にLINEを返している間にまた寝てしまい、すごい誤字った文章を送ってしまった 
・嫌いな人の過去のツイートを見ていてうっかりいいねを押してしまった。すく解除したが、相手に連絡が行ったようでブロックされた。
・寝惚けてる時にメールで告白して朝起きたら振られてた。夢であってほしかった…。
・片思い中の人によく分からない誤字脱字だらけのメールを送った
・お気に入りの配信者へのプレゼントを送るときに、住所等を伏せる設定にしなければならなかったのに、寝る直前だったので寝惚けてそのまま全て公開して送ってしまった。
・メルカリで、取引中の相手に訳の分からないメッセージを送っていた。
・Amazonを見ながら寝落ちして、間違えて注文ボタンを押してしまいました。
・クレジットカードのアプリを開きっぱなしにして寝てしまい、一括払いからリボ払いへ変更してしまったみたいだ。
・当時プレイしていたソシャゲを寝ぼけて起動してしまったまではよかったが、ソシャゲは立ち上げ時にオススメパックの宣伝画面になることが多く、パック購入画面に進んでしまい、そのまま顔認証で1番高額のパック購入をしてしまった。
・インターネット通販サイトで、本人の希望を確認しないうちに、ランドセルをポチっていました…。翌日、身に覚えの無いクレカ利用の速報メールが届き、それなりのお値段な事もあり肝が冷えました。結果的にとても気に入ってくれたので助かりましたが…一生の思い出になる品なので、もっと親子でじっくり話をしながら選びたかったです。
・普段なら絶対に引っ掛かることのない詐欺サイトでカード情報入力。後日カード会社から連絡が来て発覚。。被害額がまだ1円だけだったので気づいて連絡くれたカード会社の方には本当に感謝しています。
<ペットに…>
・近づいて来た愛犬を罵倒してしまった。怖がらせてしまった。
・猫を蹴飛ばしてしまった
・起きたら顔の近くにウサギがいて、寝ぼけていた為に「ふわふわのタオル」だと思って顔を拭いた。全力の蹴りを喰らった。
・冷蔵庫開けて、生卵取ってそのまま愛犬に……愛犬不思議な顔してた
<後の修羅場である>
・寝言で彼女の前で元カノ名前を言ってしまったらしい。
・今の妻と結婚前に一緒に寝ていて、寝ぼけて違う名前を呟く
・新婚の時に、寝ぼけて、主人に、誰?って言ったことがある?
・酒を飲んで寝たあと寝ぼけて関係を持ってしまい、相手に子ができた
・隣に寝ているのが女友達だったんだけど寝ぼけてて彼氏だと思ってて股間をまさぐっていた
・嫁と間違えて母にキスした!
・あるあるですが、今カレを呼ぶ時に元カレの名前を呼びました。寝言のようにごまかしたけど、その日は一日中機嫌が悪かったので気づいてしまったんですね私の元カレが、自分(今カレ)の上司だってことに。
<電話シリーズ>
・電話が鳴ったので、寝ぼけたまま応答して知らない人と30分以上話をしたこと
・朝3時に、寝ぼけて、疎遠の友人に電話をかけてしまった。
・寝起きに就活の面接の連絡がきて、なんと答えたか解らなくなって焦った
・昼寝してて電話が鳴り寝ぼけてバイト先の店名を言ってしまい、よりによって所作や作法に厳しい親戚の叔父でこっぴどく1時間に渡り電話口で説教された
・当時付き合っていた彼と電話をしていて、夜も更けたしお互い眠くなったので、電話を切った。その直後に着信があり眠かったのもあり、確認せずに彼だと思って『も?、どうしたのぉ。もうさびしくなっちゃったのぉ?』と甘えた声で出たら友人だった。『あんた何言ってんのよ』と爆笑された。
・部活をズル休みした時に先輩が心配して電話してきたのに声が同級生の声に聞こえタメ口で答えてしまい挙句の果てにズル休みの理由も話してしまった。
・高校生の夏休み、連日バイトと部活の両立で寝不足で、バイトから帰ってきて仮眠していた。顧問から用事で電話がかかってきたけど、眠さMAXでかなり寝ぼけて電話応対してしまった。友達感覚で話せる先生ではあったが、友達にもやらないような不機嫌な対応してしまった。その時は夢見たと思ってたが、顧問に電話したよ、と言われてうっすら思い出してきて、本当にどうしようもなかった  
・電話がかかってきて、それに起こされ慌てて出た為、ものすごくテンションが低く声もかすれていて、とっても感じ悪くなってしまった。相手はかかりつけの病院からで検査予約日の変更のお願いだったのだが時間的にも寝ていたとは言えず、後日病院に行った時に最近怪しい電話ばかりかかってきているので電話に出るときはあんなに感じが悪くなってしまいすみませんでしたと平謝りした。
<身だしなみ>
・化粧。まゆげ書き忘れて眉無しオバケで会社に行った。メイク直しも持っていなったので鉛筆で書いた。
・寝坊して会社に遅刻しそうになった時に、スカートを履くのを忘れてストッキング姿で家を飛び出したことがある。
・小学生の頃に寝ぼけてランドセルを忘れて登校し、中学生の頃はパジャマで登校しかけた。寒い冬じゃなかったら学校着くまで気づかなかったかも。
・パジャマの下を履いたままズボンを履いて出勤したことがあります。何だか足が重く疲れてるのかな?と感じてましたが、帰宅してからパジャマを履いてることに気づいて納得した、というか、それまで気づきませんでした。
<塩対応>
・寝ぼけていて、家族を怒ってしまった事があります。後で冷静になってみたら、怒る事でもなかったと、反省してます。
<あわや大惨事>
・寝ぼけながらタバコを吸っていて気付かぬうちに火種が落ちていた。煙が出ていたことに自分は気付かず、父親が慌てて叩いて消していた。一人だったら火事になっていたと思う。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
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