散策研究会 Cadavre K 「徘徊する観察者 Vacant Lot」
散策研究会 Cadavre Kによる展覧会
「徘徊する観察者 Vacant Lot」
をTABULAEで開催いたします。
※散策研究会 Cadavre Kとは、2011年から開始された、美術家北川裕二によるプロジェクトの名称です
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|会場|
TABULAE (墨田区向島 5-48-4)
|会期|
2018/11/24 (土) - 12/16 (日)の金土日
- 金 15:00 - 20:00
- 土、日 14:00 - 20:00
※曜日によって開場時間が異なりますのでご注意ください
オープニングレセプション
11/24(土)18:00 - 20:00
|イベント|
第5回 漂流教室 「まわり道してTABULAEに向かう」
12/8(土)14:00 - 17:00(終了時刻は前後する場合があります)
集合場所 東武スカイツリーライン/東武亀戸線 曳舟駅改札口付近
定員 5名
参加費 無料(要予約 参加申込み締切12月6日)
東武曳舟駅に集合し、3時間ほどかけて墨田区京島、向島エリアを散策しながらTABULAEに向かいます(台風・雷雨・地震・大雪など災害級の天候以外は、雨天でも決行します)。
>漂流教室について
※こちらのイベントは定員に達したためご予約の受付を終了いたしました
アーティストトーク
12/15(土)18:00 - 19:00
ゲスト 沢山遼(美術批評)
定員 15名
参加費 1000円(要予約 参加申込み締切12月14日)
美術批評家の沢山遼氏をゲストに迎え、アーティストトークを行います。ゴードン・マッタ=クラーク展図録に掲載された沢山氏の論考「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」を参照しながら、都市、写真、散策と介入といったトピックについて議論します。
沢山遼
1982年生まれ。美術批評。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。2010年「レイバー・ワーク──カール・アンドレにおける制作の概念」で『美術手帖』第14回芸術評論募集、第一席。主な論文に「ニューマンのパラドクス」田中正之編『ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実(西洋近代の都市と芸術7)』竹林舎、2017年。「ウォーホルと時間」『NACT Review 国立新美術館研究紀要』第4号、2018年。「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」『ゴードン・マッタ=クラーク展』(東京国立近代美術館、2018年)など。
※両イベントは予約制となっております。参加をご希望される方は、件名を「漂流教室予約」または「トーク予約」とし、①お名前②ご連絡先③希望日時④人数 をご記入の上、
[email protected]までメールをお送りください。
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『徘徊する観察者 Vacant Lot』開催にあたって|散策研究会 Cadavre K
散策研究会 Cadavre Kとは、2011年3月11日の東日本大震災に強烈な衝撃を受けたアーティスト北川裕二によって、同じ2011年から開始されたプロジェクトの名称です。今回のTABULAEでの新作展が、散策研究会 Cadavre Kとしては初の個展になります。あれから8年が経ったとはいえ、むろん福島第一原子力発電所は「収束」などまったくしておらず、同じように大地も揺れ続けています。したがって今回展示される作品は、そのどれもが3.11以後に制作されたものであるとしても、 むしろ“3.11下”のそれであるといってよいでしょう。
散策研究会 Cadavre Kは、以来、痙攣するこの世界を継続的に観察・記録しつづけてきました。しかし、その観察対象は福島県や岩手・宮城県などではなく、意外にもいま私たちが立っているこの場所でありました。観察対象への姿勢は当初、何よりもまず、直立二足歩行する私たちの、この足元の地面への関心から始ったのです。そのうえに築かれたあらゆるものは幻想なのではないか。であるとするならば、幻想はいかにして自然との関係を取り結んでいるのか。対立関係にあるものどもの、相反する構造(システム)と構造(システム)が、否が応でも接せざるをえない境界線、エッジが、あるいは「構造(システム)」の回収し得ない外部的なものが、観察対象として注目されました。
ほとんどの散策は、日中のほぼ一日をかけて台地や低地をひたすら歩いて横断していくというものでした。“下町”と呼ばれる沖積低地、“山の手”と呼ばれる洪積台地、あるいは武蔵野平野、奥多摩山間地など。地形学の地形区分に従っていえば、 多摩面(T面)、下末吉面(S面)、武蔵野面(M面)、立川面(Tc面)の特徴と、それらが接する際に発生する崖線等の境界線や河川についての知識が事前に取り入れられもしました。定点観測ならぬ、歩行による動線観察が何度もくりかえされ、各地域・エリアにそれぞれ漂う特有のアトモスフィア、ムードは、散策者の心理状態の変化に影響を及ぼすことが確認されました。そうして、しだいに「東京の自然史」(貝塚爽平)が把握されていったのです。散策研究会としての散策は、これまでに123回を数えます。
また、同時に、踏み固められた地面の上に存在するあらゆるもの、すなわち植生・気象・家屋との関連全般が観察対象となり、写真に記録されていきました。散策またその写真記録は、当初、アートとしてはまったく考えられてはいなかった。むしろ、3.11の衝撃は、自然災害においてのみならず、政治的・文化的にもアートの「創造」的な「表現」による「生産」を不可能にしたように思えたからです。したがって、今回の展示においても、それへの疑いが根底にはあることを記しておきます。
地形・植生・気象・家屋の全般を観察対象にするということは、いかなる些細な事象も見落とすことなく全体を知覚・認識するということ。世界のすべてを対象にするということです。生態学的に言えば、個体のみならず、個体群、群集といった階層を異にするもの全般を、そしてまた、位階秩序の異なるそれらの影響関係をも観察・記録対象にするということでもあります。身の回りの環境や社会、つまりは生活を成り立たせているアレコレは、そのようにアレやコレやソレとして一括りにされて、記憶・記録から排除されてもきました。散策研究会が関心をもったのは、まさにそのような無数のアレやコレでありました。衝撃とは、近代化の名の下に隠蔽・排除されたものどもが、「原発震災」(石橋克彦)によって再び私たちの世界に回帰してきた、そのことにあったというわけです。
写真というメディアは、このような研究にはうってつけの道具でした。なぜなら、カメラの眼は原理的にいって、ヒトの眼と違い、“すべてのものを等価なもの”として扱うことができたからです。眼で見ていたときには見えなかったものが写真には写りこんでいたというのは、カメラのこの等価性、すなわちあらゆるものを平等なものとして、なんでも選ばず記録してしまう、このアナーキーな機能によるところのものではないでしょうか。
本展は、こうしたカメラ・写真の可能性を再び抽出しようとする試みでもあります。そこには、“すべてのものが等価なもの”として記録されている。しかし、そうであるがゆえに、その可能性は、他方で、ブレもピンボケもなく構図もしっかり撮れているにもかかわらず、“誰が、いかなる目的をもって、誰のために撮影したのか、皆目見当のつかない、まったく不明なる写真”という、実に奇妙に倒錯した(不)可能性の窓をも同時に開いてしまうのではないでしょうか。この点に、写真の機能が孕む矛盾が見てとれます。そこに提示されているのは、いわば世界の「無名性」のことにほかなりません。実現しているかどうかはさておき、このような写真の(不)可能性を本展では模索しています。
セレクトされた写真と映像は、昨年から今年にかけて撮影されたものに限られています。撮影箇所は主に武蔵野面(M面)の東端であり、区としては、中野区にあたります。中野区の同じエリア、環境をくりかえし何度も徘徊する。そのようなことはこれまでに一度も試みたことがありませんでした。
そしてこのことは、先程「武蔵野面(M面)の東端」と書きましたが、本展においては、地形的特徴への関心が次第に後方へと退き(薄らいだわけではありません)、かわって植生(主にヒト)と家屋、そして何よりも気象への関心が全体に配されてくるものへと推移してきたことと関連しています。くりかえし同じエリアをおとずれる散策スタイルは、写真の機能をより自覚的に操作しようということに、何らかの影響を与えていると感じています。
本展のコアとなる作品群は四部構成となる予定です。
①独立した1点ものの「写真作品」 数点
②数点の写真が組み合わされた「写真作品」 数点
③液晶ディスプレイもしくはプロジェクターで鑑賞する「スライド作品」
④液晶ディスプレイもしくはプロジェクターで鑑賞する「映像作品」
①~④の作品にはシリーズとしてのメインタイトルと、各作品としてのサブタイトルが付されています。各メインタイトルは、①Survey Point (測量点) ②Photogrammetry(写真測量法) ③Voronoi Diagram(ボロノイ図) ④Skid Movie(横滑りの映画)となっています。また、参考資料として、本展の作品に関係する散策ルートを図解したパネルも展示する予定です。
また、本展覧会としてのメインタイトルとなった“Vacant Lot”ですが、これは日本語では空閑地のことです。一時的に未使用になった空き地。英語名にしたのは、“Vacant Lot”という言葉に興味をもったからです。この“Lot”には、くじ、運、運命という意味があるようで、それが一時的に空き地となった区画を指す言葉にも使用されているというのがおもしろかった。“偶々割り当てられたもの”としての空閑地。文字通りに訳せば、“空っぽの運命”です。
これは、今年国立近代美術館で回顧展が開かれたゴードン・マッタ=クラークの仕事を想起させます。カタログに掲載された美術批評家沢山遼氏の論文にマッタ=クラークの発言が引用されていて、瞠目しました。以下、孫引きですが引用させていただきます。
「グリーン通り112番地でやったアナーキテクチャーの展覧会は[…中略…]なんらかの強い形式性によって固定されることのない、固定化した建築的ヴォキャブラリーの外部にあるものについてのものだった。[…中略…]ぼくたちが考えていたのは、隠喩的なヴォイド、空隙、残余的空間、未発展的な場についてだった。[…中略…]たとえばそれは、立ち止まって靴紐を結び直すような、日常的な動作がふと遮られるような場だ。そのような場は、知覚的な重要性を帯びていると思う。なぜならそこで人は動的な空間に触れているんだ。」 (「ゴードン・マッタ=クラーク展」カタログ p.265)
つまり、“Vacant Lot”とは、この解けた靴紐のことなのかもしれません。紐が解けて固定された意味が一時的に宙吊りとなる時。場所。その瞬間はおそらく、九鬼周造のいう偶然性のごとく「現実性へスルリと滑ってくる推移のスピード」を持っているに違いない。“無”が偶然性によってもたらされるということ。環境、生活、世界への認識を深め、未来を洞察するにも、このような人と自然の接するエッジに現象するささやかな出来事に対する認識をさらに深めていく必要がありそうです。今回の展覧会がそのような世界への見方、感じ方、考え方に寄与できれば幸いです。
最後に、Cadavre KのCadavreはフランス語で、日本語では死骸のことです。したがって、Cadavre Kは、死骸キとなります。“キ”とはキタガワの“キ”のことです。3.11以後のプロジェクトにそう名付けたのは、このプロジェクトがそれまでの作品とはまったく異なることもありましたが、同時に、3.11以後、偶々生き残った=生き延びているという感覚を今も持ち続けているからにほかなりません。それは、どこか幽霊的に仮構された作者名といえるでしょう。
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散策研究会 Cadavre K
2011年から開始された、美術家北川裕二によるプロジェクト
漂流教室
第一回 霊岸島から埋立地へ (2015/milkyeast) http://ur2.link/N8ZH
第二回 河岸と下町低地(2015/milkyeast) http://urx.red/N901
第三回 山の手の<むらぎも>を巡る(2016/路地と人) https://rojitohito.exblog.jp/22767074/
第四回 崖線上のカフカ──中野区を歩く(2017/路地と人) https://rojitohito.exblog.jp/23871177/
散策研究会 これまでの主な散策エリア
001 2011_06_11 新宿御苑
002 2011_06_18 等々力渓谷
003 2011_06_25 赤坂見附
004 2011_06_29 丸の内線・四ッ谷駅
005 2011_07_02 下末吉台
006 2011_07_06 迎賓館・明治公園
007 2011_07_09 市ヶ谷・飯田橋
008 2011_07_16 お茶の水・神田川・隅田川
009 2011_07_22 野川
010 2011_08_06 新木場
011 2011_08_11 高尾山
012 2011_08_20 隅田川・スカイツリー
013 2011_08_25 菊名・獅子ケ谷・下末吉台
014 2011_09_02 渋谷川
015 2011_09_08 皇居・日本青年館
016 2011_09_11 新宿・原発やめろデモ
017 2011_09_17 渋谷川・古川
018 2011_09_19 さようなら原発・渋谷川
019 2011_09_24 赤坂
020 2011_10_01 善福寺川
021 2011_10_07 港の見える丘公園
022 2011_10_13 山手
023 2011_10_22 宇田川跡
024 2011_11_03 御岳山・ロックガーデン
025 2011_11_09 巣鴨・田町・谷中
026 2011_11_12 神田川・小日向台
027 2011_11_17 都電荒川線・王子・荒川
028 2011_12_03 愛宕山
029 2011_12_14 上野・根津・谷中
030 2011_12_15 弘明寺
031 2011_12_21 荏原台
032 2011_12_30 立川段丘
033 2012_01_01 狭山丘陵
034 2012_01_05 三殿台遺跡
035 2012_01_12 目黒自然教育園
036 2012_01_19 明治神宮
037 2012_01_26 清瀬
038 2012_02_04 深大寺・府中
039 2012_02_08 江戸前島
040 2012_02_15 江戸前島
041 2012_02_24 浜離宮
042 2012_03_03 吉見百穴
043 2012_03_15 江東区・運河
044 2012_03_17 江東区・運河
045 2012_04_07 神楽坂
046 2012_04_14 渋谷川・明治神宮
047 2012_04_20 町田・自由民権資料館
048 2012_04_28 市ヶ谷・早稲田
049 2012_05_17 町田・自由民権資料館
050 2012_05_26 江東区・戦災センター
051 2012_06_07 全生園・滝山団地
052 2012_06_14 清瀬
053 2012_06_16 京島
054 2012_06_23 玉川上水・首相官邸前
055 2012_06_29 首相官邸前
056 2012_07_12 神田
057 2012_07_13 首相官邸前
058 2012_07_16 代々木・さよなら原発
059 2012_07_02 新富町
060 2012_08_08 六郷土手
061 2012_08_12 日野
062 2012_09_08 本郷台地
063 2012_09_15 東京湾・葛西臨海公園
064 2012_10_06 生田緑地
065 2012_11_10 青梅・横田基地
066 2012_12_01 大山
067 2013_01_12 渋谷・元麻布・六本木
068 2013_01_14 獅子ケ谷
069 2013_04_13 日本橋川
070 2013_04_27 小平・玉川上水
071 2013_05_25 赤坂・六本木
072 2013_06_06 代官山
073 2013_07_07 東京駅地下通路
074 2013_07_13 王子・吉原・スカイツリー
075 2013_07_27 多摩丘陵・百草団地他
076 2013_08_17 中央防波堤埋立地
077 2013_08_24 仙川
078 2013_08_26 谷中墓地
079 2013_10_26 渋谷・地下道
080 2013_11_09 京島
081 2013_12_28 山手
082 2014_04_24 池袋
083 2014_05_17 高田馬場・神田川・淀橋
084 2014_06_27 駒込・田端
085 2014_07_13 平林寺
086 2014_09_06 秩父
087 2015_05_16 湾岸埋立地
088 2015_07_20 白山
089 2015_11_22 深川
090 2015_12_11 武蔵五日市
091 2015_12_12 武蔵五日市・城山
092 2015_12_18 戸山公園
093 2015_12_26 板橋・赤塚
094 2016_01_06 深川・森下
095 2016_02_02 国分寺崖線
096 2016_02_26 立川段丘
097 2016_04_03 日立研究所
098 2016_05_31 水道橋・小石川・白山
099 2016_10_18 神楽坂・近美・湯島
100 2016_12_06 佐伯祐三・熊谷守一美術館
101 2016_12_13 南青山
102 2016_12_20 原宿・渋谷
103 2016_12_23���戸山公園
104 2017_04_04 野方
105 2017_04_07 江古田
106 2017_05_12 上高田
107 2017_06_09 上高田・野方
108 2017_08_15 池尻大橋
109 2017_08_17 池の上・高円寺
110 2017_08_29 桃園川
111 2017_09_15 中野区南台
112 2017_09_20 新宿住吉町
113 2017_09_22 所沢
114 2017_10_10 中野区中野台地
115 2017_10_20 野方
116 2017_10_27 新宿末吉町
117 2017_12_15 沼袋
118 2018_04_24 鷺宮
119 2018_05_29 中野区中心エリア
120 2018_06_12 野方・沼袋
121 2018_06_15 杉並・堀の内
122 2018_07_06 野方・中野区中心エリア
123 2018_09_11 野方
北川裕二
1963 東京に生まれる
主な個展
1990『形のローカリズム』 ギャラリー現(東京)
1991『A PALASITE/READY-MADE SUIT MIX』 ルナミ画廊(東京)
1992『短絡的接合体』 モリス・ギャラリー(東京)
1992『分裂機械としての身体』 ルナミ画廊(東京)
1992『暮らしの変換』 モリス・ギャラリー(東京)
1993『格子/闘争』 MARS GALLERY(東京)
1993『歴史改造パズル』 GALLERY・GEN(埼玉)
1996『What is a hole?/Make a revision of…』 SHIKI FUJIMORI GALLERY(東京)
2005『Random Open Textured』 MARU GALLERY(東京)
2006『Dust passes through the window』 GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE (東京)
主なグループ展
1990『Bゼミ展』 横浜市民ギャラリー(神奈川)
1992『Project for O.T』 ギャラリー・サージ(東京)
1993『In Between』 FLOATING GALLERY(東京)
1993『CONSTRUCTION IN PROCESS』 ARTIST'S MUSIUM(ウッジ、ポーランド)
1994『身体美術感』 ハラ・ミュージアム・アーク(群馬)
1995『The Age of Anxiety』 The Power Plant(トロント、カナダ)
1996『ATOPIC SITE(On Camp/Off Base)』 東京ビッグサイト(東京)
1996~98『Maniacs of Disappearance』 国立美術館(ブエノスアイレス、アルゼンチン)、Austrian Musium of Applied Arts (ウィーン、オーストリア)、その他オランダ、イタリアなど巡回
1999『第34回今日の作家展 APPROACHING REALITY』 横浜市民ギャラリー(神奈川)
2010『City Beats + Live explosions』 BankART1929(神奈川)
2015『無条件修復—UNCONDITIONAL RESTORATION』 milkyeast(東京)
散策研究会──地殻を近くで知覚する
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2020.08 立山
↑別山より、翌日登る剱岳
2年前にも立山に来たが、その帰り際には「次にここに来るときは剱岳」と決意しており、それを果たすために戻ってきた。
日本屈指の危険な山というだけあって最適な環境で挑戦したい。悪天候と混雑を避けるためにギリギリまで天気予報とにらめっこし、有給取得して平日の木金に決行、夜行バスを予約したのは出発当日(水曜日)のお昼になってしまった 。本当は室堂直行のバスが良かったんだけど、予約時には満席だったので仕方なく扇沢行きので向かった。
本年初の登山バス利用だが、コロナの影響で乗車人数は通常の半分まで落としている模様。隣の席は空席で、たぶん20-30人くらいしか乗っていない。翌朝0415扇沢着。ここで下車したのは自分だけで、他の人達はそのまま乗車してさらに先の登山口へ向かっていった。夜明け前の駐車場はがら空きで、駐車している車はおそらく始発の電気バス(旧トロリーバス)に乗るために車内泊している人たちと思われる。扇沢駅構内は閉まっているが、外のトイレは使用できるため、今のうちに朝ごはんやらトイレやら準備を済ませてしまう。じっとしていると肌寒い。0550に建物が開いたが、チケット販売は0650からで、さらに電気バス始発は0730。それまでずーーーっと待機。室堂直行のバスに乗れたら7時くらいに着いていたんだがな。やがて日の出を迎える。朝日が強く、日焼け止めもこの時点で塗っておく。
チケット販売では40人くらいの待機列ができていた。チケット購入して今度はバスの列に並ぶと後ろには100人以上の待機列。
早朝の黒部ダムに到着。本日第1陣なのでまだ誰一人いないレアな光景。
いろいろ乗り継いで0830くらいに室堂に到着。富山県側からの第1陣も到着し始め、構内は登山客で賑やか。かなり早いけどお昼ごはんに相当するものをここで食べてしまう。ここを出たらもう剱澤テント場まで食事する場所は無い。構内におにぎりとか豚まんが売られているので、それらを購入。ホントはレストランでちゃんと食べたかったんだけど、開くのが10時からでさらに待機するのは懲り懲りだったし、それにテント場の到着が遅くなって張れる場所が少なくなっていたら嫌だったので・・・そんな心配しなくてもこの日はがら空きだったんだけどね。
戻ってきたぞ、立山!
【コースタイム】室堂 (0910)→一の越山荘 (0945)→雄山 (1025)→大汝山 (1045)→真砂岳 (1135)→別山南峰 (1215)→剱御前小舎 (1245)→剱澤テント場 (1315)
いやーさすが山岳リゾート地の光景、始まりのこの道だけでも素晴らしい。
前来たときは7月で、途中まで雪渓の上を歩いて雄山まで向かったけど、さすがにこの時期は無い。一の越山荘までは石畳の緩やかな上り坂でウォーミングアップ。しかし風があまり吹かず、おまけに期待以上の天気で暑い。夏は扇子を持ち歩くようにしているのだが大正解。
室堂から約30分で一の越山荘に到着。そこから雄山を見上げるとそこそこ急なガレ場で、ここからは落石に注意。稜線に出たので風が通り気持ちいい。
このあたりから眼下の展望が良くなる。上に登るまで気が付かなかったが、周囲はけっこう雲が湧いていた。周囲の山々が雲の侵入を妨げているらしい。
薬師岳方面。縦走路や山小屋も見える。そのうち室堂から向こうへの山行も計画している。
急なガレ場を40分かけて登り、雄山に到着。コロナの影響で売店はやっていない(神社のご祈祷はやってる)。景色は申し分なく、富士山までは見えなかったが、天気よすぎ。
ここから縦走開始。一番奥に剱岳が見える。
富士ノ折立→真砂岳への道中を振り返る。富士ノ折立山頂付近は険しいが、それを越せば穏やかな縦走路で気持ちいい。 このあたりですれ違った登山者が、ほんの30分前にクマを目撃したと教えてくれた。雪渓で涼んでいたらしいが、クマってそういうことするのね。気持ちはわかるよ、だって日差しがすごく暑いもん笑。
真砂岳→別山への縦走路。別山ってあんなに高かったっけ?目の錯覚だろうか、これからあの山の上まで登ると考えると、どうも見てるだけでしんどくなる。
一つ前の写真から約25分で別山に到着。着いてみれば案外早いのだが急な道もあり体力を削がれた。ただしやはり別山からの剱岳の光景は最高で、ここがベストビューポイント。
剱御前小舎まで移動し、そこから剱澤テント場へ向かう。本当は剱御前小舎の手前にテン場へ向かう道があったらしいのだが見逃したのでちょっとだけ遠回りとなった。 前回ここに立ち寄ったときは剱岳へ向かう人々を尊敬の眼差しで眺めていたけど、とうとう自分が挑むことに。ここから雷鳥沢と本日の剱澤テン場が見えるのだが、どちらも思っていた以上にテントが少ない。前者30張、後者20張もないくらいで、正直意外である(こんなに天気いいのに、木曜だから?)。室堂直行の夜行バスが���席で予約できなかったので心配していたのだが・・・室堂のレストランで食事とっておけばよかった。
テン場までは地味に長い下り坂。30分かけて下る。テント場は奥の方にありまだ見えない。
室堂から約4時間でテン場に到着。1人1張500円、売店は5分ほど剱岳方向へ下った剣沢小屋にて。ただし水場とトイレはテン場にちゃんとあるので便利。基本的に傾斜があるので張る方向には注意。しかしガラ空きでよかったー。
設営を終えたが、日差しが強くテントの中がかなり暑い。他の人達も同様で、目の前に剱岳という贅沢な光景をみんなで外に出て無言で眺める(むしろそれしかすることがない)。日が傾くとようやくテントに入れるようになってきたので1時間ほど昼寝する。
起きたら日が落ちかけていて、剱岳が夕日に照らされていた。日が差さなくなるとやはり高所なだけあって急に涼しくなる。
ちなみにこのテン場はなんとか4Gが入ってくる。ありがたいのだが、おかげさまで会社からまさかの電話がかかってくるという・・・富山県の山奥まで追ってくるとは。それよりも驚いたのは、隣のテントでは絶賛テレビ会議中である笑。
明日のアタックに備え20時には就寝。
2日目に続く。
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[友の会メール]マストバイ! 渾身の『ゲンロン9 第I期終刊号』および「『ゲンロン9』+友の会第9期セット」絶賛予約受付中!
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[友の会メールvol.308]
マストバイ! 渾身の『ゲンロン9 第I期終刊号』および「『ゲンロン9』+友の会第9期セット」絶賛予約受付中!
(2018年10月23日配信)
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こんばんは、スタッフの堀内です。
ただいまゲンロンショップでは『ゲンロン9 第I期終刊号』および「『ゲンロン9』+友の会第9期セット」のご予約を受付中です!
10/31(水)までにお申込みいただくと『ゲンロン9』に東浩紀のサインが入るほか、一般書店発売より早くお届けいたします。
https://genron.co.jp/shop/products/list?category_id=25
ちなみに、ゲンロン友の会第9期のサービスには『ゲンロン9』は含まれておりません。
友の会第9期入会をご検討中の方には「『ゲンロン9』+友の会第9期セット」が超オススメです。
こちらをお申込みいただくと『ゲンロン9』の印刷書籍(東浩紀のサイン入り!)&電子書籍を両方お届け(『ゲンロン9』単体でのご購入と比べ、実質半額以下!)のうえ、友の会第9期サービスがセットになります。
友の会第9期には、『ゲンロン10』『11』(印刷書籍)、『ゲンロン10』『11』(電子書籍)、『ゲンロンβ30-41』、「選べる単行本」1冊、ゲンロンカフェ入場ご優待など多彩なサービスが含まれます。
10/31(水)までの期間限定です! 絶対に、絶対にお見逃しなく!
https://genron.co.jp/shop/products/detail/189
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2015年末に刊行された『ゲンロン1 現代日本の批評』の序文「創刊にあたって」で、東浩紀はこう書き出します。
「批評誌『ゲンロン』の創刊号をお送りする。年三回の刊行予定で、とりあえずは三年間、九冊の出版を目指している」
その九冊目となる『ゲンロン9 第I期終刊号』は、過去三年間の特集を徹底補完&深化させる「現代日本の批評IV」「ロシア現代思想III」「ゲームの時代II」の三つの小特集が組まれた超マストアイテムです!
『ゲンロン』シリーズの立脚点となった「現代日本の批評」特集。
「現代日本の批評IV」では「日本思想の150年」と題し、明治以来の思想史を徹底議論。これまでの「現代日本の批評I‐III」から更に100年を遡って思想/批評の土壌を掘り下げる、明治150年の節目にふさわしい記念碑的座談会です。
グローバルでポストモダンな社会において、受信と誤配の契機をつくることを掲げて『ゲンロン6』『7』で大々的に組まれた「ロシア現代思想」特集。
「ロシア現代思想III」では、作家・五木寛之氏を迎えての座談会のほか、ミハイル・バフチンの草稿を本邦初訳出するなど大注目の内容です。
アクチュアルな表象文化論の可能性に挑んだ「ゲームの時代」特集。
「ゲームの時代II」では、近現代史研究者の辻田真佐憲氏、美術史家の松下哲也氏、アニメーション研究者の土居伸彰氏、文筆家でゲーム作家の山本貴光氏と、多彩なジャンルの書き手による刺激的な新論考4本を掲載しています。
現代タイのカリスマ作家・プラープダー・ユン、東アジア思想の精鋭・ホイ・ユクなど国際色豊かな連載も充実し、『ゲンロン10』以降の第II期への曙光となる、渾身の第I期終刊号。
試し読みページも公開しています!
https://issuu.com/genroninfo/docs/genron9issuu/36
いますぐ、ゲンロンショップでご予約ください!
https://genron.co.jp/shop/products/list?category_id=25
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それでは以下、今週のカフェ&編集部からのお知らせです。
◆◇ ゲンロンカフェからのお知らせ ◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
◇◇ 今週・来週の放送情報 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆10/24(水)19:30-
【生放送】内野儀×佐々木敦
「『アーカイヴ』と『レパートリー』
――空間芸術(2nd cycle)」
【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 #10】
【チャンネル会員限定・生放送】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316060850
【無料生放送・講評】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316061257
※無料放送分についてはタイムシフトの公開はありません。
◆10/25(木)13:00-
【再放送】亀山郁夫×岡田暁生
「オーケストラと近代市民社会のみた(悪)夢
――ベートーヴェンからショスタコーヴィチまでの交響曲を考える」
(2017/4/14収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316075349
◆10/25(木)18:00-
【再放送】川島素晴×渋谷慶一郎×新垣隆 司会=木石岳
「『現代音楽』に未来はあるか?
――『やさしい現代音楽の作曲法』刊行記念イベント」
(2018/7/4収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316075464
◆10/26(金)13:00-
【再放送】高野秀行×広野真嗣
「世界遺産が黙殺した『最後のかくれキリシタンの島』」
(2018/6/27収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316075657
◆10/26(金)19:00-
【生放送】広野信嗣×星野博美
「消された信仰を訪ねて
――世界遺産登録から問い直す、キリシタンたちの足跡
星野博美『みんな彗星を見ていた』(文春文庫)刊行記念」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv315998463
◆10/29(月)19:00-
【生放送】渋谷慶一郎×ドミニク・チェン×東浩紀
「アートとテクノロジーが出会う場所」
【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #12】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316198867
◆10/30(火)19:00-
【生放送】川島素晴×木石岳×藤倉大
「現代音楽のポピュラリティ」
【現音カフェ #2】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv315999156
◆10/31(水)18:00-
【再放送】松永天馬×姫乃たま×吉田豪
「SNSとアイドルのゆくえ
――サブカル新時代の生き残り戦略会議」
(2018/6/28収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316075784
◆11/01(木)13:00-
【再放送】平田オリザ×佐々木敦
「現代口語演劇はいかに更新されたか?」
【ニッポンの演劇 #4】
(2016/06/28)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316437052
◆11/01(木)18:00-
【再放送】安藤礼二×大澤聡×杉田俊介×東浩紀
「『現代日本の批評 1975-2016』再考――共同討議全3回完結記念」
(2017/1/13収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316437360
◆11/02(金)13:00
【再放送】西島大介×姫乃たま×ばるぼら
「再考〈21世紀の岡崎京子〉
――『エッジ・オブ・リバーズ・エッジ』刊行記念イベント」
(2018/7/23収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316437534
◆11/02(金)18:00-
【再放送】中島隆博×東浩紀
「カントと孟子が語り合う
――『道徳を基礎づ��る』講談社学術文庫版刊行記念トークイベント」
(2018/1/18収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316437693
◇◇ 現在視聴可能なタイムシフト ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆10/24(水)23:59まで
【再放送】小川哲×飛浩隆×東浩紀×大森望
「日本SFの新たな地平」
【大森望のSF喫茶 #26】
(2018/7/6収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316000182
◆10/25(木)23:59まで
【再放送】大澤聡×黒瀬陽平×さやわか×吉田雅史 司会=東浩紀
「ゲンロンはどこから来て、どこに行くのか
――爆誕した四天王がおおいに語る批評の未来」
【四天王シリーズ #1】
(2018/5/14収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316056155
◆10/26(金)23:59まで
【再放送】平松潤奈×本田晃子×上田洋子
「記念碑はユートピアを記憶できるのか
――共産主義建築、その過去・未来・ディストピア」
(2018/3/22収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316057060
◆10/26(金)23:59まで
【再放送】五木寛之×東浩紀 司会=沼野充義
「デラシネの倫理と観光客の哲学
――『デラシネの時代』(角川新書)刊行記念イベント」
(2018/4/20収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316074879
◆10/27(土)23:59まで
【講評・無料生放送】飴屋法水×黒瀬陽平
「グループ展B講評会――講評会2」
【ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期 #22】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316055139
◆10/28(日)23:59まで
【チャンネル会員限定・生放送】師走の翁×さやわか
「没入性――展開3」
【ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第2期 #12】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316076020
◆10/30(火)23:59まで
【再放送】三中信宏×山本貴光×吉川浩満
「知はいかに体系化されるか?」
(2018/7/20収録)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv316075026
※ご視聴は23:59まで可能ですが、ご購入できるのは視聴終了日の18:00までです。ご注意ください。
◇◇ 今週のおすすめアーカイブ動画 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆【vimeo】豊田剛一郎×津田大介
「情報テクノロジーと医療のゆくえ
――『ぼくらの未来をつくる仕事』(かんき出版)刊行記念イベント」
https://vimeo.com/ondemand/genron20180316
(2018/3/16収録)
◆【vimeo】東浩紀(相槌= 坂上秋成+吉田雅史)
「東浩紀おおいに語る」
【ゲンロンカフェ開業5周年記念企画!】
https://vimeo.com/ondemand/genron20180214
(2018/2/14収録)
★ゲンロンカフェ Vimeo On Demand 公開動画一覧
https://bit.ly/2sybMGS
◇◇ 発売中の会場チケット ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆10/26(金)19:00-
広野信嗣×星野博美
「消された信仰を訪ねて
――世界遺産登録から問い直す、キリシタンたちの足跡」
【星野博美『みんな彗星を見ていた』(文春文庫)刊行記念】
https://peatix.com/event/440804
◆10/29(月)19:00-
渋谷慶一郎×ドミニク・チェン×東浩紀
「アートとテクノロジーが出会う場所」
【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #12】
https://peatix.com/event/425839
◆10/30(火)19:00-
川島素晴×木石岳×藤倉大
「現代音楽のポピュラリティ」
【現音カフェ #2】
https://peatix.com/event/429358
★New!★
◆11/7 (水)19:00-
しりあがり寿×姫乃たま
「漫画家として生きること
――姫乃たま『周縁漫画界』(KADOKAWA)刊行記念イベント」
https://peatix.com/event/449084
◆11/16 (金)19:00-
さやわか×大井昌和
「いまこそ語ろう、士郎正宗!
――ニッポンのマンガ #2」
【四天王シリーズ #6】
https://peatix.com/event/446400
★まもなく発券!★
◆11/20 (火)19:00-
東浩紀×上田洋子
「廃墟とユートピア #2(仮)
――チェルノブイリツアーのポシビリティー」
★New!★
◆11/26 (月)19:00-
外山恒一×白井聡
「永続敗戦と全共闘以後
――外山恒一・十番勝負『全共闘以後』刊行記念対談」
https://peatix.com/event/451519
◆◇ 五反田アトリエからのお知らせ ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇
開催予定の展示
◆2018年10月27日(土) - 11月3日(土) ※月曜休廊
有地慈個展「スーパー・プライベートIII-約束された街で-」
開廊時間:平日15:00~20:00 / 土日13:00~20:00
※展示の一部は指定物販お買い上げの方のみご覧いただけます(¥500)
11月3日(土)クロージングイベント
・「ぷーちゃんのおたんじょうびパーティー」 13:00〜18:00
・「スーパー・プライベート・トーク」 18:30〜20:00 (ゲスト:太田充胤 / 渋革まろん / 伏見瞬)
◆2018年11月10日(土) - 11月18日(日) ※11月11日(日)は講評のため終日休廊予定です
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期生展覧会グループC 「まさにそうであることの嚥下」
開廊時間:平日15:00〜20:00 / 土日13:00〜20:00
今週末より、新芸術校第3期生最終成果展で東浩紀賞を受賞した有地慈さんの個展が10月末より開催されます!
平成が間も無く終わろうという今、私たちが世代をこえて語らうべきこととは。
是非ともご覧いただきたい展示です。
つづいて、新芸術校第4期生による展覧会、グループCの展示がはじまります!
「サバイバル」型のプログラムが組まれている新芸術校では、4グループに分かれて4回の展示が行われ、その中で成績優秀者が最終成果展へ選出されます。
今もっとも注目される美術学校のひとつとなった新芸術校生徒たちの作品が、毎月ご覧いただけます。
どのグループの展示もどうぞお楽しみに、お見逃しなく!
新芸術校について・新芸術校関連の予定についてはこちら↓
https://school.genron.co.jp/gcls/
(藤城嘘/カオス*ラウンジ)
◆◇ 編集部からのお知らせ ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇
★『ゲンロン9 第I期終刊号』予約受付中!
10/31(水)までにご注文いただくと、東浩紀のサイン入り! 一般書店発売より早くお届け!
https://genron.co.jp/shop/products/detail/188
→試し読みページはこちら!
https://issuu.com/genroninfo/docs/genron9issuu/36
★小松理虔『新復興論』絶賛販売中!
ゲンロン叢書第一弾! 「課題先進地区・浜通り」から全国に問う、新たな復興のビジョン!
https://genron.co.jp/shop/products/detail/178
→『新復興論』特設ページはこちら!
https://genron.co.jp/books/shinfukkou/
★『ゲンロン8 ゲームの時代』絶賛販売中!
日本ゲーム盛衰史を語りつくす共同討議、充実のゲーム史年表など盛りだくさん!
https://genron.co.jp/shop/products/detail/160
→『ゲンロン8』特設ページはこちら!
https://genron-tomonokai.com/genron8sp/
★毎日出版文化賞受賞『ゲンロン0 観光客の哲学』絶賛販売中!
https://genron.co.jp/shop/products/detail/103
→『ゲンロン0』特設ページはこちら!
https://genron-tomonokai.com/genron0/
★友の会第9期への更新・新規入会を受付中!
https://genron-tomonokai.com/9th/
→10/31(水)までの期間限定、『ゲンロン9』+友の会第9期セットをご用意!
https://genron.co.jp/shop/products/detail/189
◆「ゲンロン友の声」サイト、質問募集中です!
知られざるTumblrサイト「ゲンロン友の声」では、
友の会会員のみなさまからお寄せいただいたご意見・ご質問に対して、
東浩紀をはじめとするスタッフがお返事を差し上げております。ご要望などもお気軽に!
http://genron-voices.tumblr.com/
◆◇ 東浩紀 執筆・出演情報 ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
◆『KAWADE夢ムック 文藝別冊「筒井康隆」総特集』(河出書房新社)の「筒井康隆この一作」内に、東浩紀が『虚航船団』への思いをつづった「虚航船団の呪い」を寄稿しました。
https://amzn.to/2ytHLLy
◆『文藝 2018年11月号』(河出書房新社)に、東浩紀による高橋源一郎著『今夜はひとりぼっちかい? 日本文学盛衰史 戦後文学篇』の書評が掲載されました。
https://amzn.to/2O1i2z7
◆『AERA』の巻頭エッセイコーナー「eyes」に、東浩紀が連載中!
最新の記事は「米連邦最高裁判事巡る騒動『パンドラの箱を開けるよう』」です。
https://dot.asahi.com/aera/2018101700014.html
これまでの記事は朝日新聞のウェブサイト「.dot」で全文をお読みいただけます。
https://dot.asahi.com/keyword/%E6%9D%B1%E6%B5%A9%E7%B4%80/
◆◇ その他のお知らせ ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
◆友の会会員のみなさまへ
<クラス30以上の座席確保サービスについて>
ご好評いただいております座席確保サービスですが、
お席の希望のご連絡を、当日16:00までに
いただけますよう、よろしくお願いいたします。
<登録情報の変更について>
お引越しなどの理由で、ご登録いただいている住所や電話番号、
メールアドレスなどに変更があった方は、
友の会サイトのフォームから申請をお願いいたします。
会員サービスページ
https://genron-tomonokai.com/service/
※株式会社ゲンロンは、土曜、日曜は休業日となっております。
営業時間は、11時-20時です。
営業時間外のお問い合わせは、お返事が遅くなる場合がございます。
ご了承くださいます様、お願いいたします。
◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
株式会社ゲンロン
〒141-0031
東京都品川区西五反田1-16-6 イルモンドビル2F
tel.03-6417-9230 / fax.03-6417-9231
http://genron.co.jp Twitter:@genroninfo
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