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#それ以降は裏口もしくはサイドからお入りください
u543z · 2 years
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はやく目が覚めたら✨ちょうど頭上にオリオン座🌌タルチョ越しにiPhone手持ちで📸✨月あかりがないから星がやたらキレイです👍9/27桂月サンライズはギリギリ黒岳の稜線から🌅🚀いったん黒岳の陰に入って再び赤みのない太陽さんがあらわれてダイヤモンド黒岳💎💫朝焼けも素敵でした🤗✨今季桂月岳からのsunriseはフィナーレです🎌たぶん😅今シーズンもたくさんの幸せをいただきました🙏🏻✨ありがとう桂月岳🥰💕 #黒岳 #層雲峡黒岳ロープウェイ #黒岳石室 #避難小屋 #いしむろ通信 #黒岳石室竣工99年 #桂月岳 #桂月サンライズ #オリオン座 #タルチョ #iPhone12 #マネキ岩 #ロープウェイ駅舎混み混み #満車 #イシムロ30日閉めます #それ以降は裏口もしくはサイドからお入りください #トイレ閉鎖の日程は不明です #ヘリコプター作業日程も不明です #小屋締め作業中です #ありがとうイシムロ #ありがとう桂月岳 #来年イシムロ100周年 (Daisetsuzan National Park) https://www.instagram.com/p/Ci_60EfPz1G/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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mari8log · 8 months
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2024/02/05-2024/02/11
今週はストレスフルでなんにも手につきませんでしたわ。
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2024/02/06
立て続けに色違いミニリュウ。日頃の行いの良さ。スポットライトアワーで色違いが2匹出るのは珍しいんですのよ。嬉しいですわ。
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さや香が東京進出しちゃうらしいです。関西芸人層が薄くなっちゃうよ〜。
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2024/02/07
金曜日にガンダムSEEDの劇場版を観に行くわよ。特典がフィルムらしいのでイザーク様を当てたいわね。
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これは静岡県のアスランとイザーク様。
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2024/02/08
立て続けに初めて見る料理ができてハッピー。
と思ったらアプデで料理が増えていただけのようです。
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2024/02/09
初めて見たラッキースター。人生生きてるといいこといっぱいあるね。
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劇場版ガンダムSEED観に行きました!クロスアンジュ要素もマジェプリ要素も把握した!そりゃクロアンマジェプリ 言われるわ。
以下感想です。
ちなみに私のSEED歴は2019年にテレビ放送されていたHDリマスター版のdestinyを、20話あたりから最終話まで見た程度です。無印は総集編で使われていた映像部分以外は見ていません。
第一感想は「人めっちゃ死んでるやん!!!!」です。
核撃たれた時にまず肉体が燃える描写をやるのが細か���て(しかも丁寧に何度もそれをやる)、そんなとこリアルに描かんでも…になった。怖〜。
どうでもいいのですが、敵サイドが虐殺する時は細やかに人の命が散るシーンを描く癖に、終盤キラ達が宇宙に攻めて敵を駆逐してる時には最低限、ネームドキャラの犠牲描写しか無くて、映画を観る視聴者達への印象操作を垣間見てしまいズルいな〜になってしまった。まあ主人公サイドの殺戮なんて誰も見たくはないけど…ちょっと不公平じゃない!?
操られていたとはいえキラが民間人に核を撃たせるきっかけになっていたり、要人のラクスは優先的に逃げて代わりに民衆が核の犠牲になってたり、この二人、今後地球でまともに生きられるのだろうか……と心配になってしまった。暗殺・射殺・刺殺されても仕方ないレベルで大変なことやってるんですけど…。
ロボ戦描写・平井キャラデザ作画がめちゃめちゃ良くて目のビタミンでしたわ〜!マジェプリの作画監督だった佐光さんもいらっしゃってびっくり。どこ担当されてたんだろ。1箇所挙げるなら序盤ラクス様達4人?で歩きながら話してるシーンがマジェプリの作画っぽかったな〜と思いました。
私がマジェプリのケイちゃんやファフナーの芹ちゃんが好きだった関係でイングリットちゃんに肩入れしまくってイングリットちゃん死ぬな…!死ぬな……!になってた。死んだ。
でcv.桑島法子は生きるんかい!ただでさえ忙しいのに身内内でバトるな〜!でもアグネスちゃん、今回の映画の「必要だから愛されるのではない」を体現するために必要だったんでしょうね。たぶん。アグネス機のシールド攻撃めちゃめちゃ好きでした。ステラちゃんも出てきてくれて嬉しかったな。
ロボ素人なのでオルフェ機コードギアスみたいでかっこいい〜!シュラ機針師みたいで怖〜い!みたいな幼稚な感想しか口にできませんわ。
潤沢な資金・制作期間・最高コンディションで作られた平井久司作品が浴びられて良かったですわ。そして全曲良くて劇伴CDが欲しくなりましたわ。劇伴が欲しくなる作品は良いアニメですわ。
個人的に好きだった箇所は
・地球に降下する時十字のアイテムを使って大気圏に突入していたところ(マジェプリだと薔薇3とか格納庫を使わないと単騎降下できない)(みんなG耐性強すぎん?)
・アグネス機のチェーンソーみたいな近接戦闘用盾(超かっこいい)
・ルナマリアちゃんの機体がエネルギー切れを起こした時にシン君機体がビーーッとビーム送って補給したところ(これもマジェプリで見たやつ!になった)
・ステラちゃん
・ムウさんがレクイエムなんとかするところ
です。
ルナちゃんの「私だって!」発言やシン君機体分身は���パロボで絶対使われるな〜と思いました。
ところでわたくし、
銀河機攻隊マジェスティックプリンスも続編が欲しいですわ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!東宝〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!平井久司〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
いつまでも待ってるわよ。
ただ、今回でわかったのは、自分が想定していたよりも大スクリーンにデカデカと映る市民の虐殺描写が苦手だったことですわ。
プロメアの時にも「これが描きたい主軸の話ではない」とわかっていても拉致・監禁・燃料材料描写で心がやられたのを思い出しましたわ。
制作スタッフや作中内のキャラクターは一度広島の原爆展示を見て核の恐怖をしっかり学んでほしいですわ。
SEEDは核撃ち込みストーリーが頻発しているせいか、市民虐殺シーンとか、キラ君の領土侵犯が引き金になっているところとか、命は平等と謳うラクス様が要人であるおかげで市民を背に核から逃げられているところとか、市民には言及無しでキラ君の安否しか口にしないとか……で怒ってる人間があまり見当たらなくて、単純に私が「向いてない」のかもしれないですわ。
いい感じの話を流されても「でも非特権階級民は高熱で焼き殺されてるし、生存者は今も放射線の汚染の激しい地域で苦しんでるんだよな…」と思ってしまい楽しめませんでしたわ。
原爆への理解や恐怖に理解があまり無ければ他のエンタメで気持ち良くなれたとは思いますわ。
(合わなきゃ見るなですわ。)(ほんまそれですわ。)
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ポスターと特典!
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2024/02/10
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買ってきた。かわいい。
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2024/02/11
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ダブル色違い!
エレキッドの色違いは取り損ねていたので嬉しいですね…!
R-1の決勝進出者発表もありました。ウエラン井口さん、中野なかるてぃん、こたけ正義感はみんな落ちちゃってヘコみましたが、以前タイタンライブで見た街裏ぴんくさん(芸歴20年!)や 昨年のファイナリストの寺田寛明さんサツマカワRPGさん、そして激ヤバアマチュアのどくさいスイッチ企画さんとみどころ漫才メンバーがファイナリストに!うわ〜楽しみ!!!!!
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megumeedamame · 1 year
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地元が60年前にロケ地になっていたので行ってきた
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どうも、推しが地元に来ていたことに気づき、後世に残さなくてはと4年ぶりに記事を書いためぐめです。
そうなんです、推しが地元に来ていたんです。 まぁ60年前のことなんですが。
でも、推しを通じて「60年前と現在」とで、その土地を比べることができました。 60年の歳月で変わるものと、変わらないもの……そのどちらもあって非常に感慨深かったです。
私が大興奮したそれを、皆さんにもぜひご覧いただきたいです。
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まず初めに簡単なご紹介から。
『隠密剣士』とは、1962年10月から1965年3月までテレビ放映された、30分枠のヒーロー時代劇です。 当時の忍者ブームの火付け役とも言われるほどヒットしたテレビ番組で、オーストラリアなど海外でも根強い人気がありました。
どれくらい日本で人気だったかというと……みなさんは『忍者』を思い浮かべた時、どのようなイメージを想像するでしょうか。���手で刀を持ち、逆手で斬るイメージをもたれた方もいると思いますが、その“忍者の逆手斬り”の発祥が、この『隠密剣士』だと言われています。 もちろん諸説ありですが、人々に当たり前のように浸透している『概念』の発祥、源流に位置していると考えると、すごい番組だと思いませんか?
すごいですよね? そう、すごいんですよ。
そんな『隠密剣士』ですが、私の大好きな俳優、牧冬吉おじさんが演じる「霧の遁兵衛」を拝むために眺めていたところ、私の地元群馬県で撮影されていたことに気がつきました。 京都での撮影が多かった推しが地元に来ていたというのはもはや事件です。聖地が目と鼻の先にあるなら行くしかありませんよね。
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今回、群馬県での撮影があったことに気づいたのは、第四部「忍法闇法師」です。
隠密剣士の撮影は、多くは東京都内、またその近郊が多いですが、今回の舞台は尾張とそれにつながる中山道でした。そのため、実際に中山道沿いにあるいくつかのランドマークで撮影していたようです。
敢えて上信越自動車道を交えながら例えると、以下の感じになります。
第七話……松井田妙義IC~碓氷軽井沢IC(ラストに高岩のカットあり)
第八話……碓氷軽井沢IC~浅間山北東部(当ブログでロケ地を解説)
第九話……浅間山南部~長野県内(冒頭が浅間山南部のカット。これ以降はまだ観てないです)
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第七話ラストシーンと碓氷軽井沢IC付近から見た高岩。
さて、当記事で詳しくとり上げるのは第八話「霞の忍者」での浅間山です。
この第八話は1963年8月25日に放映されました。私が浅間山に行った日が2023年6月18日ですので、撮影時期を考慮するとちょうど60年ということになります。
それも踏まえつつ、早速いってみましょう。
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最初は、浅間山北部で撮られたシーンについてです。
▼ストーリー 浅間山の山腹に甲賀忍者の狼煙が上がった。 遁兵衛が調査に向かうも、遁兵衛を敵と勘違いした侍が襲ってきた。和解はしたが、秋草一行を付け狙う忍者「水口幻斉」がその様子を陰から見張っていた……。
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まず、群馬県民ならこのゴツゴツとした岩場がどこか、すぐにピンとくるでしょう。 そうです、「浅間のいたずら鬼の押し出し」ですね。
厳密には「鬼押出し園」という公園です。 浅間山の噴火により形成された岩々を鑑賞することができる園ですが、撮影当時から営業していました。
そして、詳細な撮影場所は下記園内マップの赤丸の部分です。
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参照:鬼押し出し園 園内マップ https://www.princehotels.co.jp/amuse/onioshidashi/map/
表参道を入ってすぐの場所ですが、道の両サイドで、視点を変えながら撮っていたようです。
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左を向くと浅間山。右を向くと、遁兵衛が狼煙の火薬を確認していた岩場を見ることができます。
また、遁兵衛と侍が戦う場所がもろ参道なところに注目です。
さすがに岩場の上ではアクションはできないでしょうからね……となると、60年前の当時からこの歩道が、整備されて存在していた可能性があるのではないでしょうか。
そして、彼らが歩道にいるということは、カメラマンは足元が不安定な岩場から撮っていたということにもなります。
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それにしても、実際に行ってみるとこの鬼押出しという冷えた溶岩の岩場は、本当に危ない場所だと感じました。
歩道は綺麗に整備されていて歩きやすいのですが、それ以外は鋭く切り立った岩だらけ。岩の隙間に足を取られようものなら、骨折は免れないでしょう。高低差もありますし、転落したら最悪死ぬスポットはそこら中にあります。 霧の遁兵衛は忍者なので、そんな危険な岩場もひょいひょいっと飛び移っています。演じている牧冬吉おじさん流石だなぁと嬉しくなる半面、こんな危ない場所で俳優もスタッフも撮影していたことに、ゾッとする思いもありますね……。
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続いては浅間山東部です。 ここは撮影外の写真も撮られているため、かなり貴重な発見です。
▼ストーリー 遁兵衛は、侍たちお役人に危険が迫っていると知った。先に中山道を下った秋草を呼び戻すため荒野を駆ける遁兵衛だったが、水口幻斉に襲われ気を失ってしまう……。
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こちらですが、軽井沢方面から鬼押出し園へ向かう途中にある有料道路「鬼押ハイウェー」沿いにある、「浅間 六里ヶ原休憩所」付近と思われる場所です。
現在はキャンプ場もあるような開けた場所ですが、当時の撮影隊はこの開けた場所に待機していた可能性もあるな、など妄想が尽きません。
画面奥から遁兵衛が走ってくる場所は荒野ですが、ここが昔そういった土地だったことは、休憩所の案内板にも書かれています。今では考えられないほど草木が覆い茂っています。
また、地形から察するに、遁兵衛と水口幻斉が戦うこの街道は、今でいう「鬼押ハイウェー」である可能性もあります。
ただ、後述する写真のほうがより鬼押ハイウェーっぽいです。この場面の道は一本別の道か、あるいは少し離れたところで撮られたのかな、と思います(とはいえ、ここ以外の道は森の中になってしまうので、一番可能性が高いのは鬼押ハイウェーなのです)。
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こちらの記念写真も浅間山東部で撮られています。
この写真は、中央に写っている少年、大森俊介さん(馬場周作役)が所蔵していたものです。 撮影時期は不明ですが、大瀬康一さん(主人公、秋草新太郎役)の服装がこの第八話のものに近いので、もしかするとその撮影の合間に撮られたものかもしれません。
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こちらの写真も同様です。
一見どこだかわからないのですが、背景の山々の形がかなり似ています。撮影時期は不明ですし、先ほどの記念写真との関連性すらわかりませんが、しかし状況が「可能性大」を表しています。 少なくとも、大瀬康一さんが立っているこの通りは今でいう「鬼押ハイウェー」であると考えられます。しかしながら、前述した「遁兵衛と水口幻斉が戦う道」は舗装されていません。 やはり、それぞれの関連性ははっきりはしませんし、詳細な地点についても結局断言できないとは思います。
なんであれ、まったく詳細が解説されていない舞台裏の写真の、大まかな場所だけでも自力で特定できたのは、すごく嬉しいことです。
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というわけで、今回発見してきたものは以上となります。
まさか、60年も前の地元をテレビドラマで知ることになるとは思いませんでした。 何十年と言う年月では街並みが変わるのは当然で、お寺などでないと残らないだろうという朧げな考えはあったのですが、今回「山の形はそうそう変わらない」と思い知りました。
ロケ地の中には、「ダム開発により今は一帯が水の中に沈んでいる」というものもあります。
浅間山も一応活火山で、噴火によって変形する可能性もなくはないです。今回発見できたのは運が良かったのかな、なんて思います。
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最後に、今回は探索しなかった浅間山南部(第九話)の場面を紹介して終わりにさせていただきます。
隠密剣士は全編モノクロの作品ですが、空気感が伝わってくる場面がいくつもあります。 このシーンも、青空が広がる中、秋草新太郎と周作少年が手をつないで歩いている、情緒のある映像ですごく好きなんですよね。
……あれ? 左の浅間山は確かに南部、軽井沢付近から見た風景で間違いありませんが、右の次のシーンの秋草と周作少年のシーンはどう見ても北部の映像ですね。岩がゴツゴツしてますからこれは鬼押出しでしょうが……これは具体的にどの地点なんでしょう……
冬吉おじさんのいた場所さえわかればよかったとはいえ、なんだか気になってしまいます。
次回行くことがあればまた探してみようと思います。
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おまけ。
ところどころに載せました撮影当時の写真は、書籍「蘇る! 伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事・完全版」に掲載されているものです。
2014年に発売された「伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事」の改訂版で、新規収録のインタビューの掲載や一部資料の差し替え、加筆など、大幅にパワーアップしている書籍です。
作品の話だけでなく、俳優やスタッフの話までバランス良くまとまっているので、ファンの方でまだお持ちでない方はぜひ購入すべきです。 個人的には、オリジナル版を既にお持ちでも損はないと思います。
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蘇る! 伝説の昭和特撮ヒーロー (COSMIC MOOK) https://amzn.asia/d/j9w18OH
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ウエアハウス25周年リミテッドモデル
ウエアハウス25周年リミテッドモデルをウェブサイトのカタログでアップしました。
25周年モデルの第一弾は、1001xxの「1946」モデルと「1950」モデルです。
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「OUT OF THE FORTIES」「OUT OF THE WAR」の象徴的なこの二型のモデルは、生地、縫製、シルエットにおいてあらゆる部分に違いがあります。
「1946」モデルは、WARモデルの遺産を背負った「武骨」な佇まいが魅力であり「1950」モデルは設備や縫製工の充実、そしてファッションシーンにジーンズが受け入れられる時代の「流麗な」印象を受けます。
ここではその違いについて、各部位を比べてみたいとおもいます。
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バックポケットの縫製は1946モデルは返しが入っているのにたいして、1950モデルは一筆書きで縫いつけられています。ポケット形状の違いもバックスタイルの違いの大きなポイントです。
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サイドからみたスタイル。ポケット口のリベットを基準にみると、バックポケットはやや上気味に付けられているのがわかります。脇の抑えのステッチは、1950モデルは短めになっています。
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センター位置に配されたベルトループ。1946モデルは大戦仕様の名残である太い仕様で身生地と同じデニムが使用されています。1950モデルはベルトループにライトンスが使用されています。
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コインポケットです。1946モデルは大戦モデル以降のものなので、リベットは穿たれています。生地の方向はヨコ使いなので、コインポケットに耳が使われます。対して1950モデルは生地をタテ��とっているので、シンプルですが穿きこみ、洗いこむと見事な縦皺が生じて、アタリ感が強く出るのです。
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裾のチェーンステッチ幅です。1946モデルはやや太め、1950モデルは細めに(ミリ単位の差異ですが)処理されています。
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バックヨークは1946モデルは大戦のイメージが強いイエロー系の綿糸。1950モデルはオレンジ系の金茶綿糸が使用されています。バックヨークの縫製糸は色落ちした後も大きなポイントです。
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隠しリベットです。1946モデルは大戦リベットが使用されているのに、裏カンがあります。ここが46モデルのポイントです。1950モデルは銅製無垢の隠しリベットが穿たれます。バックポケットの縫製の違いもみられます。
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Lot 1001XX-25(25TH ANNIVERSARY 1950 MODEL)  7番×7番(13.5 Oz)米綿 3州ブレンド
Lot S1001XX-25 (25TH ANNIVERSARY 1946 MODEL)6.7番×6.6番 WWⅡデニム
自然光下で見ると1950モデルよりも、1946モデルのほうがやや黒味が強い印象を受けます。どちらもウエアハウス独自の視点で作られた「ナカジロ」がしっかりと取られたG3織機のデニムです。ONEWASHして糊のコーティングがとれた経糸の色抜けも楽しみになる二本です。
シルエットは下記をご参考ください。
Lot 1001XX-25(25TH ANNIVERSARY 1950 MODEL)  【Size32】 [サンプルサイズ(32)の寸法です。 ウエスト(W)-88cm ワタリ(T)-34cm 前股上(F)-32.5cm 後股上(B)-44cm レングス(L)-88.5cm 裾幅(O)-23.5cm
※洗濯により下記の縮みが生じます。(Shrinkage after the washing) ウエスト(W)-約6~7cm ワタリ(T)-約2cm 前股上(F)-約2cm 後股上(B)-約2~3cm レングス(L)-約6~7cm 裾幅(O)-約1cm
Lot S1001XX-25 (25TH ANNIVERSARY 1946 MODEL)
【Size32】 [サンプルサイズ(32)の寸法です。 ウエスト(W)-88cm ワタリ(T)-34cm 前股上(F)-34cm 後股上(B)-41cm レングス(L)-90cm 裾幅(O)-24cm
※洗濯により下記の縮みが生じます。(Shrinkage after the washing) ウエスト(W)-約7~8cm ワタリ(T)-約2cm 前股上(F)-約2cm 後股上(B)-約2~3cm レングス(L)-約7~8cm 裾幅(O)-約1cm
商品のご予約はこちらからお願いいたします。
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postjunk-vintage · 5 years
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NEW YEAR’S FIRST SALE / 2020.01.03
こんにちは。
そして明けましておめでとうございます。
旧年中の御愛顧を感謝申し上げますとともに、本年もペースを崩さず粛々と、をモットーに頑張っていきたいと思います。
早速ですが明日1月4日は当店の初売り日ということで、皆様へリマインダーの意味も込めてのBLOGアップ。
今年の初売りの縛りは、買い付け時に半分私物として購入してきた物。
当然オンラインショップにお出しする商品は全て気に入っている訳ですが、
その中でも一線を越えてくる物ってあるじゃないですか。
そういうのです。
では少し長いブログになりますが、ご紹介致します。
80’s KELTY Ripstop Nylon Puffer Jacket [About XL]
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POST JUNKの前年度ベストバイはコレ。
得体の知れない異様な迫力に圧倒されました。
この生地って服に使うものなの? と思うほどにハリの強いリップストップナイロン。
丸さを極めたボリューミーなシルエット。
その他にもポケットデザイン、大ぶりのハイネックフード、唐突に付くナイロンパッチ、
ドスの効いたブラックカラー、蛍光イエローのジップ紐。
これらの全てが完璧に噛み合って、まるで怪物のような風貌に。
2020年、何がこれを超えるのか楽しみです。
70’s GERRY Trucker Type Nylon Down Jacket [L]
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初めて見るトラッカータイプ。
ヤバイ。
GERRYは目から鱗を落とされる事が良くありますが、これもそうでした。
デザインの落とし込み方が凄く��代的、でもちゃんと古いというのが心をくすぐる。
突飛で余計な遊び心もないですし、ユニークだけど芯が固い。
これぞ正にGERRYの真骨頂。
古着好きかどうかは関係無く、反射的にクールだと感じてもらえるアイテムだと思います。
00’s CHAMPION “1999 HOME TOWN” Spray Painted Reverse Weave [XXL]
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ペンキじゃなくて、スプレーでのペイントカスタム。
しかも絵心がある系のペイントではなく、適当に書き殴ったようなラフい勢い。
このアプローチは本当に新鮮。
またXXLのオーバーシルエットという点もクレイジーなルックスの一要因。
ボディは近年の物ですのでまだ古着的価値は無いですが、一つのデザインとしての魅力はズバ抜けています。
70’s DERBY OF SAN FRANCISCO “HAYWARD MAJESTICS / BLACK” Car Club Jacket [42]
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一つの文化が乗っかった、歴史的な重みを感じる事ができるダービージャケット。
古い、ブラック、カークラブ刺繍のスペシャルピース。
案の定値段はそれなりになってしまうのですが…
でも、これを目の前にして日本に持って帰らぬ訳にはいかないじゃないですか。
写真撮っててほんと楽しかったです。
90’s TRAIL DESIGNS Multi-Pocket Black Nylon Anorak [XL]
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テクニカルなディテールワークが秀逸なナイロンアノラック。
まるで特殊部隊的なコンバット感が最高にクール。
こういったトレイル系のアウトドアウェアでソリッドブラックというのは案外少ないです。
何色であっても即買いレベルのルックスではありますけれども。
あと、 オーバーサイズウェアの上からでもガバッと被れるサイズ感が凄く良い。
これが使い勝手の良さを滅茶苦茶高めてます。
90’s CALVIN KLEIN KHAKIS “SPEC INFORMATION PRINT” Rain Coat [L]
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何だこれは。
しっとりしたゴム引きナイロンに施されたスペックプリント。
生地的にはレインコートで間違いないと思いますが、それにしてもユニーク。
フードは取り外し可ですので、コーチジャケット感覚で着用可能。
実験的だけどあくまで実用的。  
このデザインで着やすい、ってのが本当に素晴らしいと思います。
00’s PATAGONIA “ACU DIGITAL CAMO” Reversible Snap-T Special [About L]
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モデル名の通り、スペシャルなスナップT。
アポイントを取っていたディーラーに会いに行ったら、これ着てた。
で、当然それ欲しいと言ったらMaybeの一言。
ハラハラしながらその他アイテムの交渉を終え、最後にはちゃんと売ってくれました。
ちなみに襟タグはそのディーラーが自分で切ったと言っていて、サイズはLとのこと。
実寸からして本当だと思います。
90’s PATAGONIA Cobalt×Teal Super Alpine Jacket [About L]
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迷って迷って結局仕入れたSUPER ALPINE JACKET。
スルーしてもどうせ誰かに買われるんだよなと思ったら、もう買っちゃえと。
とにかくコンディションが良かったので最終的にはそれが決め手になりました。
ただ襟下と内ポケ横のタグが切られてますが、93年製のLで間違いなかろうと思います。
70’s MONTGOMERY WARD “INSIDE OUT” Cotton Twill Jacket [M]
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チャレンジングなインサイドアウトシーム。
このデザインでMONTGOMERY WARDという意外性にやられましたね…
そもそもストアブランドの中ではぶっ飛んだ事をするイメージはありますが、これほどスマートに飛ぶとは。
決して大味ではなく着ると非常にクリーンで、パンクとモードの雰囲気が一つに収まってる。
それはボディのショート丈に対して、袖丈がしっかり確保されている所が肝になっていると思います。
一目でスマートだな、って。
是非着用写真を見ていただきたいアイテムです。
MAISON MARTIN MARGIELA 10 / 07AW V-Neck Knit [XL]
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インサイドアウトと言えばMARGIELA、という事でこちらを。
無駄な装飾は一切施されずに仕上げられたミニマルなデザイン。
強いて言えば、襟リブ底の付き方が少し変わってるな、くらい。
そしてこのネックの深さが絶妙で、単体で着るにも深すぎず浅すぎずの最高なバランスとなっています。
これは長く付き合えますね。
00’s UNDERCOVER “SCAB / ONE OFF” Black-Dye Customized Jacket [About XL]
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私にとって、UNDERCOVERの特別なアーカイブ。
実物のジャングルファティーグJKTをベースとした、ONE OFFシリーズのコレクタブルピース。
SCABシーズンの大きな特徴であるモン族の刺繍生地に、ボディ黒染め、ICONOCLASTのアイコンを抜き出したバックプリント。
これがどうやら海を渡っていたようで、逆輸入の形で保護してきました。
私的には美術品を買ってきた様なものです。
収めておきたいけど写真にしっかり残したので販売します。
00’s CRYPTOPSY “AND THEN YOU’LL BEG” Damaged L/S T-Shirt [L]
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一つの完成品。
ちょうど一線超えて、最早美しいタイプのフェード。
グレイッシュなブラックカラー、霞んだプリント、各所のリアルなダメージと手縫いのリペア。
左肩は安全ピンで穴を塞いでる。
安全ピンが付いてる服を初めて格好良いと思ったかもしれないです。
この雰囲気、決して真似しては作れません。
グラフィックのレイアウトもセンス抜群です。
90’s FRUIT OF THE LOOM “BLACK & BLANK” Hoodie [XL]
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今回の初売りラインナップで、完全私物ならば着用頻度が最も高いのは間違いなくコレ。
90's FRUIT、”黒無地” フーディー。
この黒無地、無い訳ないのにTEEとスウェットに比べて少な過ぎだろって位、出ない。
ほんとにやっと見つけたの一言。
幸運なことにサイズもXL、フード紐付き。 
100点!
00’s HELLS ANGELS SUPPORT 81 Multi-Print Damaged Hoodie [3X]
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アートピース。
00’s SPITFIRE Black Cup Shoulder Jacket [XL]
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深い所で眠っていた、SPITFIREカップショルダージャケット。
夜明け前に発見し、ヘッドライトに照らされて胸の刺繍が見えた時はテンション上がりました。
厚手のコットンツイルを使用し本家ダービーよりもヘビーでタフな作りに。
その分あの繊細さはありませんが、また違った魅力があるのは間違いないです。
これもXLですしね。
00’s HANNIBAL T-Shirt [XL]
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まだ局所的な感じですが、2000年以降のムービーTEEでは非常に上玉と言える一枚。
HANNIBALと言えばこの写真、プリントサイズが絶妙ですね。
デカいと怖いと思いますので。笑
さらに背中にはあのキャッチコピーを背負ってます。
ボディも面白いの使ってて、後染めならではの荒い風合いとくすんだ色味が魅力となっています。
80’s BURBERRYS Harrington Jacket [16-R]
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出た!しかも肩にベルト付いてる!
これが率直な感想。
このアジャストベルト使いはユニークで上品、ここを絞ることで袖丈の調整が可能です。
しかし誠に数の少ないハリントンタイプ。
ちゃんと古さもありますし。
カジュアルだけどシャツINのカタい装いにも十分対応可能という秀才です。  
BOTTEGA VENETA Quilted Wool Jacket [46]
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こちらも古めのBOTTEGA VENETA。
おそらく80'sくらいかなと思います。
甘く柔らかいウールメルトンに深いオリーブカラー。
もっさりしてるんだけど品の良さが滲むところは流石の一言。
今でこそ洗練し切ったブランドイメージではありますが、こういった古着的要素の強いアーカイブにも魅力があります。
持ってると頼れるタイプのアイテムです。
90’s BOOTLEG GUCCI GG Monogram Knit [About XL]
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グッドブート。
この品行不良な雰囲気、そして着やすさで言えばむしろ上を行くルーズフィットシルエット。
それグッチ? いやブートだよ。
より良いじゃん!
まで想像できる一品です。
90’s MARC NEW YORK Black Nylon Fireman Jacket [XL]
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大味かと思いきや、着用すると驚くほどにシック。
これはSICKの方のニュアンスもあり。
おそらく、ダウンJKT以外なら何を着てても上から羽織れるオーバーサイズ。
逆に薄手でもガッツリ肩が落ちて今度はエレガントなルックスに。
こういうストリートスタイルはずっと格好良い気がします。
80’s WRANGLER “3 TONE COTTON TWILL” Western Shirt [15-1/2]
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SICK!!!!!!!!!!
70’s~ UNKNOWN Non-Stitch Mustard Down Jacket [About L]
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出ましたよ、私が愛してやまないこのデザイン。
ノンステッチのマスタード、そして何故か袖先にエスニックテープ。
たまらんわコレは。
以前にFROSTLINEの同型・同色を販売し、その後も探し続けてコレが出ました。
ブランドは不明ですが、自信を持っておすすめできます。
是非とも細身のブラックジーンズで羽織ってみてほしいです。
80’s DERBY OF SAN FRANCISCO “BLACK” Derby Jacket [42]
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オールドのブラック。
実はネイビーでした~のオチは無く、ちゃんとブラックです。
裏地破れやボタン欠損、ポケットジップスライダー欠損どころか、襟元のレザーテープまで残るグッドコンディション。
レザーテープに関しては最早無いのが当たり前ってレベルなのでマイナス判定してませんが、付いてるとやっぱ嬉しいです。
文句無しの上玉です。
00’s~ DERBY OF SAN FRANCISCO “BLACK” Derby Jacket [XL]
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こちらは比較的最近のDERBYオリジナルモデル。
同じくソリッドブラック。
裏地が強度のあるサテンに変わってますので、スレに強く破れにくいです。
ちょっとだけ袖先リブに汚れありですが、着用回数は少ないと思われるグッドコンディションです。
90’s RUSSELL ATHLETIC Painted Black Hoodie [XL]
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これ、ちゃんと本物。
本職が絵描きの人から譲ってもらいました。
ひょんな事から知り合って初めて会いに行った時、これが椅子に掛かってました。
この他に幾つか購入しましたが、これがダントツに格好良かった。
やっぱ人の私物を見るのが一番面白いんだよな…
90’s BRITISH POLICE Reflective Patch Gore-Tex Jacket [2]
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英国警察GORE-TEXジャケット、with POLICE PATCH !
しっかりリフレクター仕様のビニール製パッチ。
街で見かけたら一瞬緊張が走るデザインであり、またギャグでもある。
これ着て自分の子供を抱っこしたら頼れるパパの完成です。
UNKNOWN “BASE” Boa Liner Low Gauge Cardigan [M]
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頑張って調べても詳細が掴めず、滅茶苦茶気になっているカーディガン。
知ってる方は是非教えて欲しいです。
とりあえずそれは置いといて、前後とも最高にPOPなデザインに一目惚れ。
ボア仕様のボリューミーな所もまた可愛くて。
ブランドはどこでも良いんですが、やっぱ知ってる方は是非ご一報を。笑
90’s PARAGRAFF “MADUROS FUNERAL HOME” Black Bowling Shirt [M]
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棺桶の中からこんにちは。 
その棺桶にはFUNERAL HOME(=葬儀場) の文字が。
こんなクレイジーなボーリングシャツ、見たことないよ。
黒×白のレーヨンボディもスタイリッシュで、単純に着たいなと。 
モノトーンスタイルが最高にクールです。
00’s BART SIMPSON “CAN’T SLEEP, CLOWNS WILL EAT ME...” T-Shirt [XL]
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これも探してた一枚。
前に同ワードのデザイン違いは見つけましたが、こっちのグルグルタイプをずっと探してました。
昔インスタか何かで見て欲しいなと。
やっと出てきました。
90’s REMO “DRUMS WITH AN ATTITUDE” T-Shirt [XL]
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ベスト。
直近の買い付けで見つけたTEEの中では、これが最強。
70’s NEW YORK MAGAZINE Logo Print T-Shirt [L]
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大好きなテキストデザインの一つ、NEW YORK MAGAZINEロゴ。
いつ見ても綺麗だなと惚れ惚れ。
服好きからしたら、それらがTシャツに乗っかるのが最も上等というもの。
ボディも古めの良い奴、UNION UNDERWEAR。
正にTシャツをキャンバスに見立てた様な、アート要素の強い一枚です。
80’s~ CHROME CRANKS T-Shirt
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バンド良し、デザイン良し、ボディ良しの全部入り。
注目せざるを得ない、脳味噌へダイレクトに訴えかけてくる最高のグラフィック。
ぶっ飛んだ音楽性だとTシャツもこうなるのか。
次出る気がしないレアピースです。
90’s GERRY Black Ripstop Nylon Down Coat [L]
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昨今のパチパチスロープコート人気の中、当店ではこちらをピックアップ。
まぁスロープが見つかってたらそっち出してると思いますが…笑
でもこっちだって負けてないですよ。
むしろこっちのがオラオラ感無くてスタイリッシュじゃね?
ブラックだし?
いやぁ、今だと何言ったって負け惜しみにしか聞こえないですね。笑
ただ格好良いよ、という事だけは胸張って言えます。
80’s MILLET Colorblock Pullover Fleece Jacket [L]
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良質なデザインのフランス製MILLET、プルオーバーフリース。
見ませんねこれは。
クレイジーだけども品よく着地させる力量に感服。
クソ無地野郎の私でもこれは着たいと思いました。
袖で隠れてますが、しっかり両サイドにポケット完備で使い勝手も◎。
70’s~ WRANGLER 4-Pocket Denim Jacket [About M]
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編み編みのモチーフが4個。
なんだそれは?笑
HOBOとした風貌もやけに破天荒だし、シャーシャーの縦落ちが実に見事。
これは完全に70′sラバーの為の服ですね。
ランチャーやコーデュロイでこってり、もしくはスリムパンツでモードにも。
実は着やすい素直なヤツです。
70’s LEE Cotton Suede Jacket [About M]
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太いステッチワークが最高にクールなコットンスエードジャケット。
ブラウン×イエローのカラーリングが冴え渡ってます。
そして、ワイドめだけどコンパクトなグッドシルエット。
荒いようでビシッと綺麗目に収まる、 先のMONTGOMERY WARDと同感覚のギャップあり。
アメリカっぽい上品さが引き出された一品だと思います。
80’s ATLANTIC Nylon Motorcycle Jacket [DEAD STOCK] [L]
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随所のカッティングの良さが光る、ATLANTICモーターサイクルジャケット。
イカツさは無く極めて街着的で、着るとよりその魅力が実感できます。
そしてばっちりタグ付き、型名はCONTINENTALとの事です。
90’s JAY Y. KO Optical Pattern Velvet Shirt [About XL]
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視覚に訴える大好きな柄。
ベルベットの生地感は非常にグラマラス、さらには開襟のセクシーさもプラス。
でもちゃんとドン臭い所もあるのが良く、それらの塩梅が絶妙なんです。
単体での着用はもちろんですが、少し縦長のシルエットですのでレイヤードも捗るという。
ガウンコートやコーチジャケットなんかのインナーに仕込んだら即お洒落です。
90’s STONE ISLAND “BLUR COMPASS LOGO PRINT” L/S T-Shirt [L]
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国内外問わずの人気っぷりが凄いSTONE ISLANDから。
胸にアイコンをひと刷り。
当ブランドでこのシンプルさは逆に新鮮。
ボヤけたグラフィック事体も格好良いんだこれが。
シルエットもやっぱ綺麗だな、と思っていただけるはずです。
00’s TIFFANY & CO. “BELLEVUE AQUARE” L/S T-Shirt [XL]
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TIFFANYらしさ溢れるロマンティックなグラフィック。
でもボディはHANES BEEFYのロングスリーブというのが刺さったポイント。
いつも通りの着方で大丈夫だ。
80’s HOLLAND MILITARY Chemical Protective Parka [S]
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私の中では最強のケミカルプロテクティブアイテム。
アメリカやイギリスのも格好良いけど、ファッションとして見た場合には断然オランダ軍のこれが好き。
アメリカ買い付けなので当たり前ですが、これあんま出ないです。
胸ポケにはステンシル入りですし。
ミディアム丈のシルエットも非常に着やすく、バランスが綺麗に整った良い個体です。
80’s U.S. ARMY M-65 3rd “LA COUNTY JAIL” Prisoner Jacket [About XS]
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M-65ベース!
これは嬉しい。
色々あるプリズナー物の中でもレアい一枚。
サイズは多分XS、タイトなパンツで羽織りたいコンパクトなシルエット。
右胸にもLA COUNTY JAILのプリントが入ります。
これ当分出せないと思います。
80’s LEVI’S “70506 / STRIPE DENIM” Trucker Jacket [About 44]
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70506の珍モデル。
人とはちょっと違うのが良いという方へ。
私は古着かサラ着かは問わず、こういった形同じの生地違いって服に惹き付けられます。
形は結局、オリジナルに戻っちゃうから。
やっぱり長く着れるんです。
90’s SIK WORLD “FUCK YOU YOU FUCKIN’ FUCK” T-Shirt [L]
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爽快な口悪シリーズの中で一番好きなデザイン。
ほぼFUCKしか言ってないですからね。
ちゃんとSIK WORLD製の品を見つけてきました。
90’s EARLY WINTERS Switching Boa Pile Knit [XL]
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ユニークなEARLY WINTERSパイルニット。
一見フリースっぽいですが、これボアパイルニットなんです。
ほんと急所を付いてくるブランドですね…
アウトドア好きだけでなく、単純に洋服好きの人達へもアプローチしてくる。
緩めのサイズ感が最高にキュートですよ。
90’s EARLY WINTERS Ripstop Nylon Pullover Jacket [M]
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お次もEARLY WINTERSから、薄手のリップストップナイロンプルオーバー。
ミッドレイヤーな仕様ですが、単体でも様になるカッティングの面白さ。
明るすぎず暗すぎずの綺麗なパープルも魅力的。
あと背中にジップポケットのパッカブル機能付きです。
90’s MARMOT T-Shirt [XL]
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極上コンディションの90’sオリジナル。
アウトドアブランドのオールドTEEには特別な存在感があります。
特にこういったアイコニックで分かりやすいデザインは尚の事。
サイズもGOODです。
90’s IMMACULATE CONCEPT “広げると T の字形になることからこの名称がある。” T-Shirt [M]
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またクセ強いの出てきたなぁ…
Tシャツについて教科書的な口調で説明するグラフィック。
フロントは英語で同内容のワードが腹部にON、あと襟下にブランドアイコン?
アメリカにあったのが不思議ですが、これどうやら日本のブランドのよう。
アート畑の方が90年代からやってたみたいです。
薄薄な情報ですみません、とにかくグラフィックが良いってだけで買いました!
70’s~ ELY “CHEST POCKET & JACQUARD BICYCLE PATTERN” T-Shirt [L]
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かなり笑った一枚。
これほんと好き。
藪から棒なチェストポケットに整然と並ぶ自転車ジャガードパターン。
もう狂ってるとしか。笑
しかもポケット口にボタン付きですからね。笑
ディスってるみたいになっちゃいましたが、大真面目に良いと思ってます。
80’s CHAMPION “SHOWBOATERS / BIG MAC 12” Flocky Print T-Shirt [L]
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プリントレイアウトが非常にユニークな80′sトリコTEE。
しかもこれフロッキープリントで、さらにバックにもプリントが入ります。
ボディは横割りの少し珍しいタイプ、汚れ一つ無い極上コンディション。
良いですよコレ。
90’s COMPLETELY KLUELESS Glitter CK Print T-Shirt [XL]
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愛のこもったラメ+発砲ロゴプリントのCKパロディ。
調べて初めて知りましたが、どうやらフリスビースポーツ(?)のチーム名らしいです。
おしゃれセンス高めですね。
このラメTEEならば是非とも着たいと思い、個人的にとても気に入っている一枚です。
00’s SCANDIA WOODS Black W-Pocket T-Shirt [XL]
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私の大好きなSCANDIA WOODSのWポケットTシャツ。
このマヌケ極まりないルックスがすごく好き。
古くなくこれくらいのライトな感覚が丁度良い。
ブラックは無いかと探してて見つけましたので、この度の初売りラインナップ入りとなりました。
90’s TITANIC T-Shirt [M]
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味わい深いTITANIC TEE。
ブートだからこそ出せるこのシュールさ。
タイタニックのイメージとは真逆の、不穏でしかないルックス。
オーソドックスでは満足できないという好き者の為のTシャツです。
00’s ST MICHAEL “DENNIS THE MENACE AND GNASHER” U.K. Made T-Shirt [M]
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MADE IN UKのST MICHAELという点がグッとくるDENNIS TEE。
比較的新しくヴィンテージ要素が無いのも好きな所。
モチーフが良ければが結局どっちでも構わないんですね。
また着抜プリントですので色合いも非常に綺麗です。
90’s~ NUCLEAR RABBIT T-Shirt [XL]
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国内ではまず見かける事の無いグッドバンドTEE。
BAD BRAINSやPRIMUS等の狂った音楽が好きな方は100%好きだと思います。
これに関しては、病んだアートワークとクタったボディの組み合わせが最高。
バックプリントも秀逸ですよ。
90’s OASIS “(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY?” T-Shirt [XL]
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さぁラストはこちら。
ロゴだけで押し切れるバンド、OASIS。
説明不要のグラフィックです。
以上、2020年初売りアイテムのご紹介でした。
当記事内でご紹介した全アイテムは明日1月4日(土)の12:00から、
POST JUNK ONLINE STORE と Houyhnhnmʼs の2ショップで同時発売となります。
よろしくお願い致します。
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konyokoudou-sk · 5 years
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Hellsinker.をめぐる備忘録④~DEAD LIARと決別の霊廟~
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(前回よりの続き)
前回は自機の一つのFOSSIL MAIDENとSeg5からSeg7までの攻略を概ね進めていました。 その時にSeg8のことにも少し触れましたが、それについては次の記事に書くのでちょっと待っていてくださいね。 今回は自機の一つなんだけど私の使用率がいまひとつなDEAD LIARさんと決別の霊廟について解説します。
(この記事の内容はSteam版に準拠しております。オリジナル版にはないことをも記述していますのでオリジナル版のみしかプレイしてない方はご容赦のほどを)
いかにも主人公というオーラを放っているお人だし設定的にも半分そんな気もするお人ですが、私が使い慣れてないのかヘタなのか相性が悪いのかこの備忘録でも出番がほとんどないDEAD LIARさん。
ですが、この人にもそれなりに使うメリットはあります。
1) 近距離における火力がすごい 2) サブウェポンを適所に配置するとわりとどこでも柔軟に攻撃できる 3) 超連射すれば貫通ショットとか出せる 4) 60秒耐えればすごいのが出るよ!
やっぱり1)と2)が大きいのですが、すごくクセの強い機体(まぁHellsinker.はそんな機体ばっかなのですが)で尖りまくってるのでなかなか使いこなすのが難しいのです。 なのでこの備忘録でも出番があまりないのです。
そしてDEAD LIARでは、SOLもLUNAもそれぞれ重要な意味を持っています。SOLもLUNAも以前の記事でざっくりと説明しました。その時はこんな感じで説明したように思います。
SOL 必要量まで溜まったらディスチャージが使えるようになるケージ LUNA 満タンまで溜まったらFOSSIL MAIDENの弾消しレーザーが使えるようになるケージ
ですが、SOLやLUNAのケージはそれら以外にも意味を持っています。 というか本来はこんな意味です。
SOL
・段階によってショットの火力やディスチャージの火力・持続時間が変わる。 ・ディスチャージを撃つと空になるけど自動回復する。 ・SOLイコンというアイテム(敵を倒せば取れることがある黒い正方形にSと書いてあるアイテム)を取れば回復速度が上がる。 ・LUNAが低いと回復速度が少し上がる。 ・規定の段階以上になるとディスチャージが使用可能になる ・オートリジェクション(被弾した時に発動することがある無敵判定を一時的に得るオートボムのようなもの)を発動してしまうと空になってしまいます。
LUNA
・量によってショットの連射力が変わります。 ・しかし、メインショットを撃っていると徐々に下がってしまいます(つまり連射力が落ちる)。 ・ただしLUNAが低い時はショットの火力がわずかに上がるらしい。 ・そしてメインショットを撃たないか溜めていると自動的に回復します。 ・LUNAイコンという紫色のアイテム(何種類かある)を取ると回復速度が上がります。 ・FOSSIL MAIDENだとHIの時に弾消しレーザーを撃つことができます。 ・DEAD LIARはLO以外の時は貫通ショットを撃つことができます。 ・KAGURAの神弥(おみわたり)では最大240発の残弾を示す値になります。
ざっとこんな感じです。 これを踏まえてDEAD LIARやほかの自機を使ってみると楽しくなるかもしれません。
メインショットその1:ルーザーズスピット ショット連打 メインショットその2:ナロウピアース ショット超連打 メインショットその3:デッドアレイ ショット溜め撃ち メインショットその4:60秒ブレード(通称) ショットを60秒溜め撃ち サブウェポンその1:離れた位置にサブウェポンを設置 サブウェポンその2:カーソルで指定した位置にサブウェポンを設置 ディスチャージ:カーネイジレイド
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メインショットその1:ルーザーズスピット
ショットを普通に連打してると出る攻撃。SOLとLUNAの量によって性能が変わってしまうショット。SOLの量が多ければ派手なエフェクトになって火力も上がるけど、少なければエフェクトも寂しいし火力も低いです。LUNAの量が高い時は連射性能は高いのですが、撃ち続けているとLUNAの値が下がって連射性能も落ちてしまいます。 このショットを撃ってる時は自機の周りに羽根のようなオーラが出たりするけどそれにも攻撃判定が微妙にあってたまに便利なことがあります。 ただし撃っているとサプレッションを張れないデメリットも(ちなみにサブウェポンのケージも溜まらないのでサブウェポンの火力が下がってしまう)。 MINOGAMEのメインショットと比べると使う場面は多いけどやっぱり使わない局面も多いです。
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メインショットその2:ナロウピアース
ショットを超連射しないと出ない攻撃。わりと強力なショットですが撃つのにコツがいる上に、撃っているとLUNAが徐々に下がっていきLOになると撃てなくなります。技量が低いとそう簡単に狙って撃てません。
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メインショットその3:デッドアレイ
ショット溜め撃ちで出る攻撃。三段階のチャージがありますが、わりとすぐ三段階目まで上がります。サプレッションとの相性が良いこともあってサブウェポンと並んでメインで使うことが多い攻撃。自機の目の前に浮いている白いロックのところで敵を攻撃すると高い火力が出る。わりと遠いポイントでも黄色いロックが出ている箇所なら距離を無視してダメージを与えられる。
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メインショットその4:60秒ブレード(通称)
デッドアレイを60秒ほど溜めていくと白いロックの部分が渦を巻き始めます。そのタイミングでぶっ放せばだいたいの敵を瞬殺出来るほどの斬撃が出ます。通常のデッドアレイよりもリーチが伸びてるのでなおお得。溜めに60秒も必要なことからロマン技かと思われるかもしれませんが、サブウェポンでだいたい障害を排除できるため意外と狙えるチャンスはあります。実用性については犬丼帝国Wikiの記事を参照のこと。
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サブウェポンその1:離れた位置にサブウェポンを設置
サブウェポンをちょん押しして発動。青(レベル1)とオレンジ(レベル2)の二種類があるが、オレンジ色の方が火力が高い。発動位置と自機の間に糸のようなものが発生し、それにも攻撃判定がある(しかもこれはショットボタンを溜めている状態だと火力と範囲が強化される)。使いこなせれば非常に便利。 方向キーやレバーで発動方向を微妙に変えられます。発動したあとにもう一度サブウェポンを押せば自機に近づくように調節出来ます。(発動する前にもう一度サブウェポンを押すと発動位置が自機よりもさらに遠い方向へ調節できる裏技も)
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オレンジ色の時のみ設置した位置に自機が近づくと火力と範囲が大きくなる。 一定時間が経つと自動的に解除されるほか、設置後サブウェポンを3回押せば設置を解除できる。
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サブウェポンその2:カーソルで指定した位置にサブウェポンを設置
サブウェポンを長押しするとカーソルが出るのでそれを動かすと任意の位置に設置できる。青とオレンジの二種類があるがサブウェポンその1同様にオレンジの方が火力が高い。サブウェポンその1よりは火力が低いものの制限時間もなく、雑魚のお掃除にはちょうどいい。 しかし、ショットの火力が下がってしまうというデメリットも。 サブウェポンその1と違って、設置後ボタンをもう1回押せば戻ってくる。
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なんと自機選択場面でKAGURAの装備を変更する要領でポーズを押せばサブウェポンのタイプを切り替えることができる。FOLLOWING TYPEは自機の位置によってサブウェポンも移動してくれるタイプ。SOLITUDE TYPEは最初に設置した位置に固定されるタイプ。なんと面倒くさいゲームなんだ…。
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ディスチャージ:カーネイジレイド
自機の場所を中心に光をまき散らす攻撃。発動にはSOL3以上が必要で発動すると全消費。SOLの段階によって範囲と持続時間が変わる。 ボタンを長押しすると無敵のまま発動のタイミングを遅らせることができる。
その場を中心に攻撃するタイプのディスチャージなので攻撃するには接近が必須である分扱いが難しい。
まぁおおよそDEAD LIARの機体性能を飲み込んだところで今回もそれを使うわけでもなく、今回もFOSSIL MAIDENを使って決別の霊廟の攻略へ行きたいところですがその前に。
STELLAとTERRAというパラメータについて解説しておきたいと思います。 二つともライフやSOL・LUNA、サブウェポンゲージと同じようにゲームの左側にあるパラメータですが、これらが決別の霊廟に大きく関わってきます。なので、先にこの二つのパラメータについて説明します。
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まず、STELLAとはほかのSTG(たとえばバトルガレッガとか)で言うところのランクに相当します。ただしバトルガレッガなどのように露骨に難易度に出る局面は少ないです。 STELLAの高さが難易度に露骨に出る場面は錆び付いた竜の開幕弾幕や一部の針弾ぐらいですね。とはいえ、安全に攻略したい場合はSTELLAを下げていく方が安全です。ただ稼ぎを行いたい人はSTELLAをあげると有利になります。
STELLAをあげる行動としては長い時間ミスしない、時々出てくる緑色の☆アイテムを取る、敵に攻撃を打ち込む、サプレッションで敵弾を消すと出てくるLUNA屑という小さなアイテムを取るなどがあります。
逆にSTELLAを下げる行動としてはミスをする(ライフが少ない状態でミスをしたり、前のミスから30秒以内にミスをするとさらに下がります)、ディスチャージやサプレッションなどで敵弾を消す、時々出てくる紫色の☆アイテムを取る
余談ですが、ミスした時に出る銀色のパチンコ玉のようなアイテムを取るとSTELLAがあがりますので気をつけましょう。(正確に言えばミスで失ったSTELLAが戻ってしまう)
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そして、TERRAというのは決別の霊廟に行くまでの目安みたいなものです。何らかの形でTERRAが0になってしまった時、次のステージに進む前に決別の霊廟に突入します。
TERRAはエクステンドやボスが倒れた時に出る金色のアイテム(遺骸イコン)を取得するなどすれば上昇しますが、被弾(オートリジェクションが発動してミスしなかった時も含めて)やSegmentのクリアや敵を倒して出てきたライフチップを取れずに落とすなどすると下がっていきます(前回のミスから30秒以内にミスをするとさらに下がる)。
なおTERRAはSeg1やSeg2のBEHINDを選択すれば、そのステージの間はどんなことをしてもTERRAが最大値から下がることはありません。確実に霊廟行きを遅らせたければそれらのステージを行くのも手でしょう。
TERRAをなるべく下げずにプレイしていくコツはできる限りライフチップを取ってエクステンドを狙いかつ短時間での連続ミスを避けていくのが一番確実でしょう。
STELLAとTERRAについてなんとなく飲み込めたところで決別の霊廟の説明に入ります。
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決別の霊廟はTERRAが0になった時に突入するのですが、まだTERRAが残っていてもSeg7をクリアした後に突入します。つまり、決別の霊廟自体を避ける方法はゲームオーバーにならずにプレイしてる限りはありません。
ちなみにコンティニューしていても条件を満たせば決別の霊廟に入ることはできますが、その時は入る直前と直後のテキスト(「星を見た、等と言えば笑われるだろう。」から始まるくだり)が省略されていきなり霊廟に突入します。 そして、このステージを終えて以降はコンティニューは二度とできません。つまり、Seg8は絶対にコンティニューできません。
決別の霊廟は、平たく言うと一種のボーナスステージのようなものです。一度通り抜けさえすればライフもSPIRIT(ほかのゲームで言うところの打ち込み点)もモリモリ稼げます。それ故に、できるだけゲームの終盤に出てくれる方が都合が良いです。そして、何度被弾してもゲームオーバーになることはなく残機は減りません。(入った瞬間にライフがUNCHAINEDになる) ボーナスステージのくせに難易度そのものはまったくヌルくなく、通常のステージのようにオートリジェクションが発動しないこともあって、慣れなければ何度も被弾してしまう最狂のボスラッシュです。
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ステージに入った瞬間、アイコンがいっぱい並んだ不思議な床に入りました。このアイコンの入った床はただの背景ではなく、床のパターンのうちのどれかに入ればこれからのボスラッシュに登場するボスの順番を決められます。
黒猫のマーク=英霊・ミリオンライヴズ 白猫のマーク=英霊・ナインライヴズ 球形のマーク=不浄の王・アルフォース ハンマーのマーク=物故・テンペラメント断章
一応制限時間もあるのでさっさと決めてしまいましょう。順番を決めないまま制限時間が切れてしまうと英霊・ナインライヴズ(白猫)→不浄の王・アルフォース(球形)→英霊・ミリオンライヴズ(黒猫)→物故・テンペラメント断章(ハンマー)での順番で固定されます。
ボスとボスの間には要石のような敵が挟まるのですがこれを倒せば次のボスが出てきます。
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そして本番スタート。スタートすると今までのステージで稼いできたSPIRITが一度没収されます。没収されたSPIRITは再び戻ってくるのでご安心下さい。
ステージ自体に制限時間が設定されており、その間に4体の人型ボスを倒して終端の雑魚ラッシュまで行って結晶を稼ぎまくりましょう。 この結晶の量によって獲得出来るライフやSPIRITの量が決まります。
結晶の量は概ねSTELLAの値に依存します。 STELLAの最大値Aを9として。
ボスの第1・第2攻撃 STELLA×2 ボスの第3攻撃 STELLA×4 要石 STELLA×2
霊廟に突入した瞬間、強制的にSTELLAが最大値のAになるのでノーミスであればボスと要石のセットで結晶が90個も稼げます。 そしてボスの攻撃でミスをすれば獲得出来る結晶の量が落ちてしまいます。 要石が何度ミスをしても結晶には影響はないですが、ディスチャージを撃つと結晶が獲得出来なくなります。 さらに最後の雑魚ラッシュでミスをしなければ最大64個も結晶を獲得出来ます。
そんでもって霊廟の愉快なボスたちを一人ずつ紹介していきます。
英霊・ナインライヴズ(白猫)
たぶん慣れれば一番弱いです。初見殺しの弾幕のオンパレードですが落ち着いて対処していきましょう。
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第一攻撃 SCARE SWALLOW 気の向く侭に 燕狩り
高速のワインダーで動きを拘束しながら自機狙いを撃ってくるのを繰り返してきます。途中でワインダーがだんだん閉じてくるけど動揺せずに避け続けましょう。
数秒ほどで防御力が落ちるのでそこを狙って落としましょう。
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第二攻撃 BONDAGE DIVIDER 影を射る眼差し 四肢を断つ刃
最初の弾幕は自機狙いの高速弾なのでちょん避けを心がけていけば当たりません。その後高速の奇数弾を滝のように流してくるのでうまく避けましょう。
防御力の低下のタイミングは第一攻撃と同じ。
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第三攻撃 UNDER THE SILENCE 彷徨う者共よ 無言のままに
最初から防御力が低いのでさっさと落としてしまいましょう。 弾幕も抜け出すことはそう難しくないので。
不浄の王・アルフォース(球形)
慣れなければ苦戦することも多いボスですが、ある程度からくりがわかれば案外怖くはないです。
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第一攻撃 STRANGE MOON 異形の月
この攻撃は仕様が特殊なので気をつけましょう。 なんとディスチャージを使用してしまうと体力が回復してしまいます。なのでできるだけディスチャージに頼らない戦法で切り抜けていくことが望ましいです。 FOSSIL MAIDENのバチルスクロークだとなぜか回復しません。
アルフォースが出してくるまがまがしい色をした不浄の膜を一つ一つ破壊してあげると防御力が下がります。体力と防御力は別口なので開幕ディスチャージで膜を破壊してしまうのも手です。
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第二攻撃 INVERSAL BAPTISM 錆釘の雨/逆の禊
ワインダーがぐねぐねうねってるので事故に注意。なお針弾も厄介。 後半の弾幕は半ば不意打ちのようなもので危険なのでそれまでには倒すことが望ましいです。
第一攻撃のようにディスチャージを使うと回復してくるわけではないので、開幕ディスチャージで膜を潰しつつ速攻で倒しましょう。
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第三攻撃 DESPERATE ANNULUS 散華の宝冠/無尽の礫
不浄の膜が自機を覆ってから破裂すると菱弾やらが飛んでくるので怖いです。あとワインダーで閉じ込められるので怖い。
ディスチャージが溜まったら速攻で片付けましょう。
英霊・ミリオンライヴズ(黒猫)
こちらの攻撃を遮る弾幕が多いしどう攻めるのかタイミングを掴みにくい局面が多いのでなかなかやりにくいです。
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第一攻撃 NOSTALGIC PAIN 面影を語る爪痕
攻撃中に斬撃のようなものが飛んできますが、攻撃判定はないのでご安心下さい。 でもこちらの攻撃を妨げてくるので非常に面倒くさいです。
自機狙い弾を飛ばしてくるので事故らないように。
ミリオンライヴズの攻撃は最初の数秒間は防御力が高いので速攻がしにくいです。
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第二攻撃 INNOCENT CLOCKWORKS 古びた振子の舞踏
適度にミリオンライヴズから距離を保ちながら弾幕が展開されたらさっさと中に入ってしまいましょう。自機との距離が近いと防御力が下がるようなので攻撃が当たってしまわないギリギリに位置しつつ頑張りましょう。
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第三攻撃 VOLCANIC LIBIDO 狂った鬼灯の接吻
最初の炎の壁のようなものが押し寄せてくる攻撃は簡単には避けられないのでディスチャージで。
炎の波になった瞬間からうまく合間を縫って打ち込みましょう。
物故・テンペラメント断章(ハンマー)
とにかく変則的な弾幕が多い上に避けづらいモノも多いので本当に気が抜けません。とくに第二攻撃は厄介なので速攻を心がけましょう。
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第一攻撃 ORIGINATOR'S REGAL ただ一張の弦
開幕だと防御力が低いのでディスチャージを決めたあとは追尾してくる弾幕をひたすら避けましょう。
避けた弾幕がテンペラメント断章に当たるとダメージを与えられるのでうまくダメージを与えられるように誘導しましょう。
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第二攻撃 VIRGINAL ORDER 霄を模る六十鍵
あんまり放置するとワケがわからなくなってしまうのでその前にディスチャージを決めてしまいましょう。 自機から近い距離にテンペラメント断章がいると防御力が落ちるのでそれを意識しながら落としましょう。
鍵盤のような弾はこちらの攻撃を遮断するだけでなく当たるとノックバックしてしまうので気をつけましょう。
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第三攻撃 FATAL STRINGS 定めを紡ぐ糸
ワインダーに気をつけながら両サイドから迫る菱弾をかいくぐりつつ、ディスチャージが溜まったら速攻で撃って落としましょう。
やっぱり厄介なところしかない弾幕なので慣れないと厳しいです。
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ボスとボスの合間に出る要石たちは基本的に後ろを取りながら攻撃すると比較的安全に倒せます。ただ二つ目の要石は注意が必要です。
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霊廟終端の雑魚ラッシュはとにかく被弾しない程度に攻撃を続けましょう。自機狙いを放ってくるのでそれだけには気をつけて。
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というわけで出てきた結晶を回収していけばライフとSPIRITもたんまり貰えます。ライフがIMMORTALになってる時はSPIRITがさらにもらえます。
次回はお待ちかね。ラスボスのSeg8の攻略です。 EXにもちょっと触れるかもしれません。
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fctrack · 6 years
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2019J2リーグ第2節 水戸3-0栃木
水戸にとってホーム開幕戦。 今年も水戸にJリーグの季節がやってきた。
この日、悪天候でコレオは中止になってしまったけど 朝早く集まった時間で色んな方といろんなお話できて 早く集まったのも悪くないどころか、有意義な時間だった。
自分自身、今年は土日自由になり ホーム皆勤は余裕でできそうな環境になったので 色んな方と今まで以上に関わることが増えると思いますので 是非よろしくお願いします。
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水戸のスタメンは変更なし。 ジョーが怪我から復帰しベンチ入り。 細川淳矢がまだ離脱中でボニが2試合連続のスタメン。
栃木は開幕戦ボランチとして出場した枝村匠馬が負傷。 代わりに去年の大怪我から復帰を目指す寺田紳一がスタメン。
栃木は開幕戦は金沢とホームで対戦も どちらがホームかわからないレベルで 金沢に押し込まれ苦しい試合も なんとかスコアレスドロー。
GKのユ・ヒョン CBの藤原広太郎 ボランチの岩間雄大 アタッカーの西谷和希 ストライカーの大黒将志
センターラインとなれる選手はしっかり揃えていて 簡単に勝てる相手ではないなと言う印象だった。
特に開幕戦はユ・ヒョン、藤原、岩間の活躍は光っていて 守備陣の奮闘が目立った開幕戦だった。 この試合は先制点がいつもの試合より大事な気がした。
先制点を与えてしまうと 栃木の守備に力を入れた5バックを崩さなければならない。 そんな展開にしてしまうと難しい試合になってしまうので 先制点が大事だなと思った。
いきなり立ち上がり、ボランチの岩間雄大から前寛之がボール奪取し 清水慎太郎から黒川淳史に渡り フィニッシュはGKのユ・ヒョンに阻まれたシーン。
3バックを大きく広げて ウイングバックを高い位置に押し出し ボランチからさぁ入れようと言うシーンで 水戸が前線から駆動し掻っ攫う。
3バックのチームでボランチに展開力に不安がある選手が入っているときは この水戸の前線駆動は相当効き目がある。
3バックのビルドアップは3バック+2ボランチでするのが主流で ウイングバックと前線の選手は相手陣地でボールを引き出す。 なので、ビルドアップ失敗したら 数的不利の栃木が一気にショートカウンターを喰らうからピンチになり 栃木のビルドアップがうまく行けば 前から出ていて掻い潜られた水戸が数的不利になりピンチになる と言うわかりやすい構図がこの試合は生まれるのかな?と思った。
逆にビルドアップを省略し 栃木の前線のロングボール送っても ターゲットが大黒将司では水戸の空中戦が強いCB(ボニ、伊藤槙人)に阻まれてしまうし うまくセカンドボール拾ろうか攻撃が作れないと厳しいなと思った。
栃木は後ろから組み立てて良いシーンはほとんどなかったし その効果があるか怪しいロングボールの策も案の定うまくいかなかった。
今年の栃木は現時点のスタメンで1番身長があるのが セレッソU23から新加入のRCB森下怜哉の180cmと言うことで セットプレーと高さを活かした守り大丈夫かな。と自分の中では疑問だった。 CBの藤原とLCBの温井は本職はサイドバックの選手だし…。
ストライカーの選手に高さがあれば良いけど 大黒も高さはあるほうではなく セットプレーの守りに定評がある選手ではない。  
24分、水戸のセットプレーので 茂木駿佑のFKのこぼれ球を平野祐一が右サイドからアーリークロス ボニが落とし、槇人が折り返し、黒川が決めるもオフサイドのシーン。
案の定ボニの高さに対応できず。 今まで栃木と言えば攻守どちらもセットプレーの良さが目立つチームだったが 今年はセットプレーにも不安を抱えることになりそう。 ファールでゴール取り消しになったが44分CKのシーンも 茂木の遠いサイドに蹴ったボールが栃木の選手が誰も触れず 槇人の強さについていけていないシーンがあった。(マーカーは岩間)
水戸の1得点目のシーンは栃木の懸念であるビルドアップのミスを突いた。 栃木の3バックが高い位置を取り 相手陣内にウイングバックとアタッカーが入るも LCB温井のフィードがうまく行かず こぼれ球を素早く最後方のボニから最前線の黒川に繋がれてしまい 数的不利まで行かないもののピンチになる。
黒川が数的不利の中粘り 左サイドに木村祐志に展開し 深い位置から左足のクロスが 遠いサイドの清水慎太郎が身体能力の高さを魅せつけ 右足を叩きつけて先制ゴール。 清水慎太郎は今季&移籍後初ゴールとなった。
栃木のうまく行かない3バックのビルドアップのミスを突き 素早くショートカウンターに結びつけた水戸の先制のシーンは 栃木の不安要素と水戸の狙うシーンが同時に表れた。
後半、LWB福田健介に変えて 高さがあるCB田代雅也投入。 LWBに温井がまわり 温井のLCBに森下がまわり 森下のRCBに田代が入った。 ただ、結果的にこの交代が失点を呼び込んでしまう…。
水戸陣内ハーフェーラインのやや後方で 岩間がファールの反則。 素早く前が前線に蹴り出し LCBに回った森下がバウンドの処理を誤り 裏を狙っていた茂木に渡り 落ち着いて決めてリードを2点に広げる。 茂木は2試合連続ゴールで今季2点目。
LCBが温井のままだったからこの失点はなかったかもしれない。 突然3バックの左に回ったら利き足が違うのであれば 戸惑いと違いが出てしまう。 ましてやまだ森下は20歳と若いプレイヤーで経験不足は否めない。 実際昨年所属していたセレッソU-23では4バックが基本線で 3バックの経験はあまりない可能性が高い。
その5分後にすぐ失点をしてしまう。
水戸の右サイドの組み立てから トップの清水にボールが入る。 サイドに流れていた黒川が受ける。
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この時別にカウンターを喰らったわけではないのに 守備側の栃木は何故か攻撃側の水戸と数的同数。 LWBにまわった温井の帰陣が遅い。 右サイドに流れている前が一応LCBの森下がついているが…。 このとき画面に居ないLWBの温井が前についていれば数的有利で守れた。
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黒川がクロスが清水に渡るも空振り。 ただしその後ろでフリーで受けた前が左足で流し込んだ。 前は水戸移籍後初ゴール。
さっきまで数的同数だったが 清水へのクロスボールにたいして 4番の藤原と前についていた森下が釣られ 前がフリーになりほぼプレッシャーがないなかシュートが打てた。 青〇選手(前)に黄色〇(温井)が帰陣を怠らなければ 3点目入ることはなかった。
田代投入したことによって起きた選手配置換えがなければ この2得点は生まれなかったのではないか? 結果的に後半2失点は配置転換の2人(森下、温井)が失点に大きく絡んでしまった。
3,5バックの約束事がまだまだ徹底できていないことが 露呈してしまった田坂栃木。
経験不足な若手選手に対して ポジション変更を要求して 結果的には失点では リスクマネージメントの管理が不十分。
・栃木SCのウィークポイントまとめ
・3バックのビルドアップの不安定さ
・セットプレーの守り
・守備組織の約束事が不十分
この3つが目立ったのにも関わらず 他媒体やDAZN解説陣(元東京V、横浜FC等で活躍したDF戸川健太氏)は 「先制点まで栃木のゲームだった」と口をそろえて言うが 自分は全くそう思わない。
立ち上がりからいきなりビルドアップのミスから 失点を招きそうになるし
オフサイドとファールでゴール取消も 2回もセットプレーからネット揺らされたり
栃木のシュートは前半2本の時点でありえない。
ここまで課題を抱えて 水戸に計3回(ゴールは1回)もネット揺らされてといて 何故「先制点まで栃木のゲームだった」と言えるのか? どう考えても水戸が栃木のウィークポイントを突いてゲームを有利に進めている、 ありえない話なのでしっかり断言しておく。
ずいぶん栃木のウィークポイントについて語ったけど どう考えても水戸のゲームだったと言うことを証明したくて長々と書かせて頂いた。
圧倒的に水戸の良さが目立った。 ここからはどこが良かったか具体的に説明する。 それに加え、思ったことも。
・黒川淳史の良さが目立った。
昨年の岸本武流や伊藤涼太郎とはまた違った良さを魅せる黒川淳史。 黒川は運動量、守備、スピード、ドリブル、パスに関しては 前任者の2人より上回るように思える。
トップ下の位置から左へ右へ縦横無尽のプレーを魅せ
・ファーストデュフェンスの役割
・ショートカウンターの起点
この2つのタスクを完璧に遂行し 水戸の得点に大きく絡んだ。
意外と縦へ推進力もあるから そのまま自らカウンターの軸にもなれる頼もしい選手で 運動量とタクティクスが求められる現代型トップ下と言える。
・平野祐一、前寛之のダブルボランチは昨年以上の素質あり。
昨年の小島幹敏と前寛之のダブルボランチより 平野と前のダブルボランチのほうが相性が良いと感じた。
昨年は小島のほうが前に出ていくシーンが多く 前はバランスをとるシーンが多かったかが 今年は横の守備範囲と運動量に定評がある平野が入り 前の攻撃センスがさっそく生きたホーム開幕戦となった。
別に小島の守備貢献度が低いとかそういう話ではなく 寧ろ去年の小島は守備から攻撃へ早い攻撃へ繋げるボランチとして活躍していた。
平野は前任者の小島よりゴール前で仕事することに関しては 今のところ劣るかもしれないが
・前の攻撃センスを引き出す動き
・運動量の多さから攻守に貢献する動き(ただ小島も成長を見せたところ)
・展開力(これは小島と同等か)
1番上は間違いなく平野に軍配が上がるし 2,3つ目は同等の素質が平野にあると思う。  
今年の水戸のボランチは平野と前を軸に戦うと思う。
・伊藤槇人の出来は昨年以上。
昨年は他チームからオファーありながら 水戸に残留した伊藤槇人。
元々定評がある空中戦に加え 昨年から続く安定感に更に磨きかかった。 DFで1番大事なのはミスをしない持続力・安定感だと思う。
今年は開幕からキャプテン細川淳矢が出遅れていて 相方は大卒2年目のナイジェリア系日本人ンドカ・ボニフェイス。
経験不足が否めない若手を引っ張るほど 頼もしい働きをピッチ上で魅せている。
今年の水戸DFリーダーは細川ではなく伊藤槇人かもしれない。
・ンドカ・ボニフェイスもこの試合は危なげがない働き。
あんまりボニのこと褒めていない気がしたので しっかり評価できるところはしておきたいw
空中戦の強さとスピードはCB陣ではチーム1だと思う。 その強さを相手ゴール前でも遺憾なく発揮した。 昨年少なかったセットプレーから得点も見込める選手。
元々浦和東時代はFWとして活躍した時期もあり 攻撃センスもないわけではないと思う。
それに昨年の天皇杯川崎戦では堂々の働きを魅せていて バックアッパーとしては十分過ぎるくらいではある。
まだまだ経験不足は否めないが 試合を重ねていくうちに安定感も身につくと思う。 CBとしての素質は間違いなくチーム1。 現代のCBは高さとボール奪取能力だけではなく スピードとビルドアップのうまさを求められる。
今季は昨年より間違いなく出番が増える。 細川が復帰してもボニは黙ってみているとは思えない。  
・清水慎太郎の初ゴールは本人もチームのとっても嬉しい。
今年大宮からレンタル移籍で加入した清水慎太郎。
水戸はジェフェルソン・バイアーノと伊藤涼太郎と言った トップスコアラー上位2人を流失したことによって 今年の予想順位も上のほうではなかった。
得点源になれる選手を作ることが急務。 そんな中で得点源として期待がかかる清水慎太郎が早く結果出したのは大きい。
1点目のダイナミックなボレーシュートは 今までの水戸にはないストライカー誕生の予感を漂わせた。
怪我して出遅れていて 戦力になるのは時間がかかるかなと思いきや ここ2試合しっかり及第点のパフォーマンスを魅せている。
岡山戦で気になった球離れの悪さも早く解消され 後は周囲と連携を深め、ゴールを量産するだけだ。
・村田航一も早い段階でゴールが決めれば、大化けの予感。
結果出している清水慎太郎も安泰ではない。 開幕戦、北関東ダービーと2試合で途中出場ながら 大器の片鱗を魅せているのが明治大学から加入したルーキーストライカー、村田航一だ。
ショートカウンターから鋭い裏への飛び出しを魅せたものの 逆足の左足で放ったシュートは惜しくもそれるシーンがあった。
他にも体の強さを魅せたり 少ない時間ながらしっかりアピールできているのは立派。 早い段階でプロ初ゴールをマークすることができれば スタメンの座を脅かすこともできるだろう。
・一方、ジョーは出遅れ気味が否めない。
PSM直前に怪我してしまい 出遅れ気味感があるジョーも ピッチ上でも出遅れ感を露呈してしまった。
栃木のCBは小さいからジョーの高さが生きるシーン増えるかと思いきや 特に期待したシーンはなく 周囲との連携についていけていないシーンが目立った。
ただ、やはり高さはあるので セットプレーの守りに加わると 近いサイドでそびえたつジョーの高さを超えなければならないから 未然と失点は減ることは間違いない。
なので、交代で投入された意味は全くないわけではなかった。
・浅野雄也の打開力は期待以上。
大阪体育大学から加入したレフティーアタッカー、浅野雄也の打開力は魅力的だ。
現状水戸では左サイドのジョーカーとして 縦への推進力を期待されて投入されている。 リード時にカウンター要員として少ない人数で打開できるキーマンになれるのは大きい。
魅せているのは縦への突破のみだから 対策され易いのは間違いないが 研究されるまでは縦へ縦へグングン行くだろう。
元々はボールタッチや左足のキックを活かした選手と聞くし まだまだ片鱗の一部を魅せているに過ぎない。
と言うわけで 北関東ダービーのマッチレポートをお届けしました。 とても面白い試合で水戸の期待感が更に上がった試合。
去年うまく行ってなかったチームで 新指揮官を迎えた2チームに 2連勝しただけとも言えるので まだまだわからない部分もあるが 逆にしっかり下のチームから勝ち点重ねることも大事。
次節は降格組のアウェイ長崎戦。 手倉森監督とは仙台時代、ほぼ10年ぶりくらいの対戦か?
長崎も2試合連続でCSを達成している。 固い試合になると思うが アウェイの地で勝ち点を持って帰ってくることを楽しみに待っている。
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pureegrosburst04 · 2 years
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https://youtu.be/bSpR9qdMlSc
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高級ゴールドデューク/バズー「満20歳以降のアダルトビデオ撮影は禁止されてんの知ってるよな?殴られてえのか?あ”?」AV女優「生活費がないんです、仕事にも就けなくて。でも生活保護で迷惑もかけたくないんです」ゴールドバズー「ばーか、タバコで税金納めるのと同じ綺麗事言ってんじゃねえよ、治療費に入院費で実際には社会の足を引っ張ってるだけなのと同じなんだよ豊かな暮らしの何の役にも立ってねえ。それと違って俺達はなア、承知の上でカッコよく吸う本当の絶対悪なんだよ」AV女優「そんなのもっと質が悪いじゃない」ゴールドバズー「あ”?」バキ‼️ガスドガ❗️ AV女優「ああ!やめてください…」ゴールドバズー「テメェも俺達の祖先と同じだ。強者で居��事に胡座かいてゴミみてぇな遺伝子作った愚かな人間だ。せめて”””霧島狩魔様”””と違ってチートスキルなきゃ空っぽで何の取り柄なしのゴミクズだとしても””高遠夜霧””みたいな最強として産まれたかったよ。だから俺様は犯した女全員に中絶させて悲劇の血統に終止符を打つぜえ!(黄金の真実)!!www」
ピーンポーンパーンポーン…人格排泄の時間ですw肉体��作の時間ですW ゴールドバズー「フヒっ💛」スタスタスタ… 残されたのはアザだらけで野垂れ死ぬAV女優
ガンガン❗️(ハンマーで叩く音) 姉妹の人格が入ったミニロボット「やめて痛い❗️」高級ゴールドバラバズー「ストレス発散道具が五月蝿いのだよww」ゴールドクイーン「もう女の子じゃないのじゃぞーwww?種付けプレスをされる元自分の身体にイジメられる鉄屑WWW」乗っ取られた姉妹(14歳)の身体1「早く貧弱で情けない鉄屑の前で種付けプレスして下さい🧡」乗っ取られた姉妹(16歳)の身体2「私達はそれぞれが聖なるおマンコと純潔のアナルで戦うのよ💛」ミニロボット「やめて❗️❗️❗️」
G(グランド)が奪った美少女姉妹(14)の体1「アソコをペロペロしないで!」ゴールドガッチャ「良いぞ(���)」レロレロッ💛 Gが奪った美少女姉妹(16)の体2「ひんッ💛また一段とイヤらしくしてきましたわね…」パンパンパンパン🧡 Gが奪った体1「一体私のナカはどうなってるの……んん🧡」Gが奪った体2「落ち着いて状況を整理しましょう、私は純潔のアナルを…そしてアナタは聖なるおマンコに挿れられてるの……」Gが奪った体1「助けてお姉ちゃん!このままじゃ女の子の大事な所に……💛」パンパンパン🧡 Gが奪った体2「どうする事も出来ないわ…私達は卑しい絶倫ペニスから逃れる事は出来ないの!抵抗も無駄、でも…アナタと舌を絡ませて慰め清め合う事は出来るわ」ズンズン🧡 Gが奪った体1「いやあん💛」Gが奪った体2「負けないで!男に舐められちゃだめよ」Gが奪った体1「もうレロレロ舐められてるじゃない!!🧡」ゴールドクイーン「もうそろそろ膣にかけるぞ💛」Gが奪った体2「駄目よ!赤ちゃん出来ちゃう!」Gが奪った体1「純潔アナル負けるな!絶対に搾りとっちゃダメなんだからね!?純潔アナル頑張れ!逞しいチンポと戦え!純潔のアナル!!!」ゴールドバラバズー500「そんな美少女姉妹の希望をしゃぶりとるトドメ♂のピストン運動!!!」ドッビュルルルルルルル🧡 Gが奪った体2「んっほおおお💛」Gが奪った体1「…お姉ちゃん、私も…種付けされるの?🧡」Gが奪った体2「おっぱいもクリちゃんも勃ち向かわなくちゃいけないのよ!聖なるおマンコはきっと負けない!私の赤ちゃん部屋だって邪悪なる精子と闘うんだから痛くないように濡らして待つの!!!」
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〜20年後〜 ゴールドバズー「このゴミ共使えねー(黄金の真実)から捨てとけ」Ⅷ索グリーン/刀足軽No15「はい!ww」 G(グランド)が捨てたアラフォーになった姉妹の抜け殻「………」ゴウンゴウンゴウン…ジューー(焼却処理)❗️❗️❗️ 姉妹の抜け殻「あああああああ‼️‼️‼️」五萬レッド/手長No2「はははは!そのままお陀仏しろ産業廃棄物!!!wwww」ジューーー❗️❗️❗️…プスプスプス………
〜主人公サイド〜⤵️
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富豪05「””高遠夜霧””は強い人間だが…あいつにできるのは結局は闘いじゃなくて作業だ。そしてチートスキルも他の世界線では多分通用しない」御茶ヶ滝ウォーターワールド「理由は個人それぞれみんな著作存在という絶対的力を持っているから」超電波油アンタッチャブル「だから本当にフェアな条件で闘う事は出来ない。干渉する時点でアウトだからな」純粋硬派柱HyperPureEgrosburst05 富豪「そこまでは分かってるか。なろう世界と少年ジャンプ世界の宇宙の重力的制限等が同等?主人公同士の持っている力がスケール以外は千と千?それは俺らが住む2次創造世界を除く相手の世界の力量を勝手に決めつける冒涜だ」ミハエル=ケール「だから無干渉でしかいられない結論に辿り着いたんだろ?俺達が今読んでいる高遠夜霧が主人公の漫画の中だけを除いて…それの何が問題なんだ?」純粋硬派柱3人「”””それだよ”””、{{{無印04(大ボス)が俺の事殺してみろよ、女性を醜悪整形から守ってみろよ高遠}}}って読者目線利用しながらキチガイ全開で自殺者増やしてる訳」アイエフ「””””朝倉裕人””””。それが覚醒して尚、あるテストで【『23点』しか取れなかった…”””森永雅樹”””】に代わる…いいえ、本当の使える友達らしいわ」
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球磨川禊「ちょっと待った、富豪05。君なんで仲間気取ってここに居るの?www」御茶ワールド「彼は性格以外は悪い人じゃないよ、エンパスで過去を見たんだ」超電チャブル「言っちゃ悪いが[[[[高遠夜霧は朝倉裕人と霧島狩魔]]]]の絶対下位だ(赤き真実)」ミハエル=ケール「お前が言いたいのは能力の話じゃない。人格と本質のパラメーターについてだろ?全く同じ人生を送った時に差がでるもしもの魅力と影響力、著作存在に触れない格の違い…それは””夜霧””に致命的に欠ける部分」御茶ワールド「””霧島狩魔””は現実と呼ばれる世界の人間すらも騙すからね」球磨川禊「僕ほぼ相討ちだけどーー、そいつと融合した”””霧島04(裏ストボス)”””を一度倒しちゃったよ(チラッちらっ)WWWWW」超電チャブル「そ、それはスゴウイ(^◇^;)」アイエフ「それくらい別に普通じゃない(赤き真実)」御茶ワールド「ちょ……アイエフさん⁉️それ言っちゃダメな奴❗️❗️」球磨川禊「だって……そいつ倒すのが最終目的って…………二人に言ってなかった?」一方通行「そりゃ未成年を無限大の危険に晒さない表向きの��由だ」球磨川禊「前向きな50歩100歩だよね?」ワムウ「核兵器から人類を守るのは普通だがな、タバコの煙から少年を隔離するのは次元の異なる話よ」防聖孤島「あー、…実は俺達26回拳を交えて3回は勝てたんだよ。(赤き真実)」富豪05&球磨川禊「まじかよ、あの””””絶対神狼達””””は高次元から帰って来ないしやる事ないじゃん」御茶ワールド「””やる事はちゃんとあった””」超電チャブル「この前平和を懸けて””””麒麟丸さん””””って大妖怪と戦ったつもりだったんだが…」 〜
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麒麟丸「冥土の土産だ。いい事を教えてやろう」防聖孤島「あんた程の奴がそんな事を言うのか?」麒麟丸「俺が小物だとでも言いたいのか?」防聖孤島「…今まで最期の情けだとか、悔しがる顔が見たいとか言って確実な勝利を足下から突き崩すゴミ共を表版仮想大鉱山では何人も見てきた」麒麟丸「俺はそいつ等とは違う。貴様のような弱者が偉そうな口を…」防聖孤島「そうじゃない、貴方は本当に…慈悲深い心で言ってるんだ」麒麟丸「結局は我が軍門に下りたいとでも?…人間風情だものな」防聖孤島「そう、俺は人間だ。でもあんただってそうだろ?戦国時代の舞台も実在した妖怪もただの皮で真実は変わった人種同士の愚かな争いだ」麒麟丸「………萎えてしまった。貴様は男でありながら俺の喉元に刃を突き付けられない、しようともしない変人だ。…だから見逃してやる」防聖孤島「妖怪という人種が特別だと思うな、悪役だから自分がカッコ良く死んでも良い理由にはならない。そんな事考えちゃいけないんだ。貴方の代わりなんて何処にもいないんだから(黄金の真実)」〜
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純粋硬派柱PureEgrosburst04 防聖孤島「これだけは言える。””””蛇喰夢子さんも高遠夜霧君””””も幸せになるべくして幸せに生きてる。彼等は優しくてあったかい特別な人間だ。今、本当に許せないのはサイコパスレベル500 ソシオパスレベル500 邪悪レベル500の”表版仮想大鉱山(クソザコ)”。俺達と同じ不老不死スキルを持った{{{それ以上}}}の”””霧島04(ラスボス)”””。なんとか復活させずに倒す方法はないのか?」全員「………」アイエフ「このままじゃ……”””無印04(大ボス)”””に表版仮想大鉱山(糞ザコ)も無限に復活させられちゃうわね…(一体どうすれば良いのよ)」ワムウ「………💡。著作存在としてこの2次創造世界に<<格と魅力>>で認められた鍵となる人物を我は知っているッ!!」御茶ワールド「””””ジョルノ・ジョバーナ””””さん…と…」超電チャブル「””””ジョニィジョースター””””さんか❗️」
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〜オリギナールの使い〜
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 霧島04(裏ストボス)「世界はお前達を食い物にするだけだ ネットで女性(劣化猿)はステータスが低い男性に下劣なレッテルを貼り見下して悦に浸る 反対には薄汚い媚を売って結婚という名の奴隷契約でなw。食い物にする為のジャンルが嘲笑から恋愛に変わっただけなんだよ 成り上がってきた今までの努力を穢されて許せないだろう?寄生虫は殺さなきゃ(ニチャア)」御茶ワールド「それでも、ブラックハート様に様付けした黒歴史にはずっと輝いてて欲しかったよ」霧島04「たかが中ボス時代だった頃の俺を格落ちさせるのがどれだけ楽かぐらい知ってるのか?? “中ボス”はちょっと気を張れば爽快に蹴散らせる程度で”””ラスボス”””は死闘になるのが王道だなんて常識だろう?
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俺が女性に屈するなんてお前らが望んだ茶番じゃないか。わざと叶えてやったんだよ“”””守護女神””””如きが、””””ラオウ(真主人公)””””如きが、成長した俺を格落ちさせられなんかしない辛いだけさ(赤き真実) 思い出せよ、今言った事は全てお前の潜在意識からも引っ張り出した真実なんだから アイエフなんて忘れちまえよ。皆んなが幸せでも、皆んなが勝っても、全てが救われても、カッコつけなきゃ我が道(純粋硬派柱)はおしまいだろう?? [[女性を一途に愛したクールキャラ]]としてお前の代わりになる奴は居ない。だがそれを俺に近づけた[[[[[女性に無関心で残酷な上位クール互換]]]]]は何処かの次元には無数に出回っている(赤き真実)……だから、{{{初恋をする前の綺麗な頃に戻ろうよ、一緒に帰ろう}}}」御茶ヶ滝ウォーターワールド「…それが何?俺の代まで愛を失った先祖がいたら俺は居ない。人間は新種みたいに強くないww。でも男性から”””””アドラー(裏ストメインボス)”””””に、神に進化したら……全部終わっちゃうんだよ…」霧島04(裏ストボス)「チッ、(こいつはお人好しすぎる、闇堕ちなんて無理だな。現実であったら死んでもらうしかない)」  ジリジリジリ❕ 
アイエフ「あら、おはよう☺️」
御茶ワールド「…おはよう(((o(*゚▽゚*)o)))」
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ツアー5日目、盛岡から仙台へ。
おかげさまで22日(水)の岩手公演を無事、しっかりとした手応えで終了することができました。 ついに岩手日報で大谷翔平選手のオープン戦初登板を上回る、今日の紙面トップの写真入り扱いとなりました。
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こちらデジタル版記事です。
ゲストとして観客のみならず演奏する団員を魅了する詩の朗読でご共演くださいました、女優・創作あーちすと、のんさんの公式ブログでもご紹介いただいています。
岩手公演当日のバックステージレポートは、またあらためて。
ともあれ、ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
翌日23日(水)は朝からバスで仙台に移動です。わたくしが担当する3号車では・・・。
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熟睡率は90%を超えておりました。 3日間の直前合宿で初日は予期せぬ大地震の影響で移動日になってしまい、二日漬けで前日の拍手喝采の名演を見事成し遂げたのですから、疲れてますよね。 胸張って寝よう。
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途中の宮城県に入った長者ヶ原サービスエリアでは、福島出身の団員が不思議な名産品を見つけたようで、宮城出身の団員に尋ねているようです。
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ふたたびバスに乗り込むと、隣のホルン菊野奏良くん(福島市出身の高校2年生)とトロンボーン海津洸太くん(白河市出身の高校3年生)がお菓子を食べながら小声で話をしていました。 奏良くんから 「田中さん、”がんづき”って知ってますか?」 さきほどのサービスエリアで話題になった宮城の名産品のようです。 「何、それ?」 「いやぁ、福島にもないんですよ」 「東北ってひとつにくくっても、それぞれ違いがあるよね」 「普通に話をしていても、突然わからない方言が出てくるんですよ。仙台の団員だと”いづい”とか、”むつける”とか。」 「そう、実はみんな言葉もいろいろだね」 「そういうの知れるところが東北ユースの良さなんだよなぁ」 さすが第1期に小学5年で入って休団無しの生え抜き団員!
というような話をしているうちに目的地に着きました。
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今日の宮城公演が地震の影響で中止になってしまったため、急きょ日立システムズホール仙台をお借りして練習できることになりました。この先、今日を逃すと東京公演まで合奏練習をする機会がありません。
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つながる合唱団のみなさんも合わせは無しの練習のため到着されました。
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まずは練習会場となるコンサートホールに入る前に、
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みんなだんだん慣れてきました、抗原検査の時間です。
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検査結果を待つついでに今日の「主張の強い服を着ている人」を探していたら、声をかけてくれました。
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郡山市の大学一年生、ヴァイオリンの阿部姫乃さんなのですが、一見すると主張の強さが感じられません。
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しかし、靴が主張していました。 「かわいいでしょ!」 果物王国を謳う都道府県が多い中、福島県もその一つです。福島応援の意味も込めて、合わせ技一本で「主張の強い服を着ている人」認定です。
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団員と隔離しての「つながる合唱団」サイドの抗体検査待ちの列の中に「主張の強い服を着ている人」候補者を見つけました。
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福岡県からご参加で、「ペ・ヨンジュンと顔が間違われるのではなく、名前が間違えられる」とおっしゃっていた在日韓国朝鮮人のぺェ・ヨンジョンさんです。
マスクが気になって近寄ってみると、
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国旗でした!
さらに、
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オリジナルでウクライナ・カラーで水引のバッジをつくられたのです。
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九州からご参加の9名全員がこのバッジをつけて第九を歌うのだそうです。あとで合唱担当の事務局平子英子さんに伺うと、ペェさんがつながる合唱団の団長とのこと。
もちろん「主張の強い服を着ている人」認定。 現在までのベスト「主張の強い服を着ている人」に間違いありません。
実はわたくしも最近買ったPCケースは、こんな色合いにして主張をしております。
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さて、抗原検査の待機組みに眼をやると、合唱団に岩手県宮古市から親子参加の第1期OGのオーボエ鳥居紗季さん、昌子さん親子の姿を発見しました。 やはり似ていらっしゃるものですから、思わず記念撮影をお願いしました。
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す、すみません、眼をつむるところまで似ていらっしゃいました。 次のチャンスで再撮させてください。
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この日のお昼です。
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感染に配慮した横並びスタイルでのランチタイム。 ピーズサインは無言です。
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今日の練習会場は仙台フィルのホームとして使用されている立派なホールです。
ここに地元仙台出身のサプライズゲストが来られました。 2019年に東北ユースオーケストラの初の委嘱作品『くぐいの空』を作曲なさった仁科彩さんです。なんと前日の岩手公演を鑑賞してくださっていました。
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開演前のプレコンサートから団員の演奏の成長ぶりに感心され、開演で不肖わたくしが司会代役として話はじめた時から涙が溢れたとおっしゃってくださいました(舞台に登場し、話しはじめてスピーカーからのノイズとともに「マスク着けたまま出ちゃってた!」と気づき動揺のあまりマスクを外す際に眼鏡が外れそうになった事件で落ち込んでいたわたくしは救われました)。
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みんなが音を一生懸命に聴きあって演奏する姿、素晴らしい演奏に感動しましたとの音楽のプロからの激賞を有り難く拝聴しました。さらには、150個の黒砂糖まんじゅうの差し入れまで、公演お祝いとして頂戴しました。 この春から仙台の某大学で音楽を教えられるために地元に引っ越しされたという仁科さん、今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
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東北ユースオーケストラの合宿恒例の忘れ物紹介をしてくれたのは福島事務局の竹田学さん。先週の地震6を記録した国見町にお住まいです。自宅の瓦が飛んでしまい、雨漏りを役場で借りたブルーシートで覆う状態の中、今回のツアーに参加してくださっています。どうもありがとうございます。あらためてお見舞い申し上げます。
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栁澤寿男さんによる昨晩の盛岡での公演の振り返り反省練習がはじまって、舞台裏で「こんな立派なホールで練習できるっていいわね。最初の年は高校の下駄箱が並ぶ入り口の吹き抜けで寒がりながら練習してたもんね」と述懐されるのは、福島事務局の大塚真理さん。FTVジュニアオーケストラに続く、ジュニアオケ、ユースオケの事務局のベテランです。今回も日々増える忘れ物をまとめて持ち歩くなどのサポートに深謝です。
そして、さっきからの写真で気になっていた方がいらっしゃるかもしれません。今日3人目の「主張の強い服を着ている人」。
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東京事務局で会社の後輩、宮川裕さん(第九合唱参加経験有り)のパーカーが強い主張の色でした。恥ずかしがり屋なので背中でポーズの一枚です。
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もう一人、ゲストが楽屋口に来て、抗体検査を受けていました。
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第2期、第3期とキャプテンを務めてくれたOGのヴァイオリン畠山茜さんです。現在は東北ユースオーケストラ を長年応援してくださっているJA共済の宮城県本部に勤めています。今日行う予定だった仙台公演のために会社に休日申請をしていたので、そのまま仙台でのホールに来てくれました。手にチョコレートは、TYO同期同学年だった佐藤実夢さん(福島県出身で現在は千葉県で保育士)との共同差し入れでした。
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休憩時間には見つけた団員に取り囲まれ、「会いたかったよ〜」と再会の喜びに溢れていました。コロナの時にはできなかったことが、そろそろ戻りはじめている気がします。
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練習開始前に団員に挨拶をしてもらいました。1年前の地震による補償をようやく払い終わる作業が済んだのに、先週の地震で未消化率が100%になってしまったとのこと。大人の貫禄を感じました。
途中、栁澤さんは木場義則さんがご指導中の「つながる合唱団」の練習会場へ。
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全国からつながって、まだ4日目というのに、妙な連帯感がありますね。
もうひとり、地元在住のゲストが来てくれました。
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現在は大学受験のため休団している高校2年生のトロンボーン福澄茉音くんです。同じパートの一つ先輩の海津くんと仲良く再会を喜んでいました。
茉音くんが、「今日、一番ショック受けたわー」と言っていたのが、最初の年��夏の宮古島合宿で福島事務局の渡辺豊さんに同行していた颯太くん(当時5歳、現在は第6期のヴィオラ担当)との背比べでした。
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落ち込む茉音くんの周りに高校2年生の同級生メンバーが集まってきたので、再会を祝う記念撮影です。
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4月からは「高校三年生ズ」ですね。 茉音くん、志望の理学部物理学科に合格し、復団して東北ユースオーケストラのリーダーとして引っ張っていってくださいね。
この日は3時間ほどの調整練習で、バス3台に分かれて仙台のホテルに向かいます。
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わたくしは、ひさびさの「バスの号車担当」として、3号車に乗り込みました。 市街地に入ると、白河市の海津くんが「やっぱり、仙台は人が多いなぁ」と感心しきり。近くに座っていたホルン奏良くんが「コロナ前の中学時代は、よく仙台に友達と遊びに行っていました」というのとは、同じ福島県でもだいぶん違いますね。
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バスを降りて、3台分のスーツケースと楽器を運び出し、ホテルの1階から3階にエレベーターで上がって、全員に部屋の鍵を渡すだけで1時間以上かかりました・・・。
とにもかくにも全員元気にしております!
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2013/07/19 VIKN “CAPITAL” Interview
「自分がこのHIP HOPマーケットのどこに点を打ち込むか、っていうことは考えてて、アンダーグラウンドからポップなところまでいろんなスケールがあるとすると、TETRADや今までの自分の活動は結構コア寄りなところに点を打ってきた気がするんですよね。それをもっと中心の方に打ちたかったというか」
 10代の頃から渋谷・宇田川町の最も濃いエリアでHIP HOPの薫陶を受け、MCを志したVIKN。近年ではTETRAD THE GANG OF FOURの一員として名を売ってきた彼だが、数枚のミックスCDのリリースを経て、ついに1stアルバム「CAPITAL」を完成させた。    TETRAD THE GANG OF FOURではKEN SPORTの1プロデューサー体制でその“真っ黒”且つ“ヘンタイ”な世界観を押し出していたが、VIKNのソロ・アルバムはSEEDA「瞬間 -IN THE MOMENT-」を手がけたHirOshimaと、R-RATED関連やNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDなどのプロデュースで知られるB-MONEYという、ふたりのアメリカ人プロデューサーがエグゼクティヴ・プロデュースを務め、大部分のトラックを手がけている。そのためか、音楽面ではやはりTETRADの諸作とは印象が異なり、VIKNのオーセンティックなラップ・スタイルと相まって、彼の中の“王道”を感じることの出来る作品に仕上がっている。   インタビュー:伊藤雄介(Amebreak)
■今作のアーティスト写真ってRICKY POWELLが撮ってるんだよね?やっぱり彼の写真だったり彼が撮ってきたHIP HOPレジェンドたちに対する思い入れは強い? 「そうですね。やっぱBEASTIE BOYSとか10代の頃はファッションも音楽もメチャクチャ好きで。で、そういうのを掘っていくとRICKY POWELLに当たったし。原宿にKWANZAAってお店があって、手伝いでちょっとお店に立ってたときにBOUNTY HUNTERのヒカルさんと仲良くなって、彼にBEASTIE BOYS来日時のYouTube動画を教えてもらって、そこにもRICKY POWELLが出てて。ちょうどその動画観たすぐ後に彼が日本に来るから撮れるって話が来たんですよね」   ■B・ボーイとのしてのVIKN君の原点はBEASTIE BOYSなの? 「4つ上の兄貴の影響もあって洋服が好きだったんですよ。中2、95~96年ぐらいのときに色々目覚めたんですけど、当時は裏原宿がバブルな時期だったんですよね。5,000円で買ったTシャツが1万5千円になる、みたいな。兄貴にそんな商売のやり方教わったりして」   ■そんなハスリングの入口が……(笑)。 「で、もちろんBEASTIEもそうですし、WU-TANGとか『さんピンCAMP』のヴィデオ観て『日本語でこんなカッコ良いラップする人たちがいるんだ』って思って。地元は千葉の銚子なんですけど、電車で2時間半くらいかけてレコード買ったり洋服買ったりって感じでしたね」   ■ラッパーになったきっかけは? 「やっぱGROW AROUNDですね。あそこで働き始めたら、スタッフがみんなラッパーだったんで。C.T.とかB.D.とかYOUNG-Pとか……BIGZAMさんもちょいちょい出入りしてたって状況でした。ちょうどDABOさんが『PLATINUM TONGUE』出したくらいの頃ですね。一緒に動いてる内にいつの間にかサイド・マイクやってたりして(笑)」   ■MUROさんが監修した「32 BLOCK PARTY hosted by MURO」で初めてVIKN君のことを知った人も多いよね。 「アレが初レコーディングだったんですよね。それまではYAKKOさんやTOMIKENさんが作ってたミックス・テープにフリースタイル入れるぐらいな感じで。あのコンピはMUROさん/YAKKOさん/P.H.さんの企画だったんですけど、その3人がピックアップした中に自分がいた、って感じだったと思います」   ■その後ASHRAとのTHE GHOSTを経てTETRAD THE GANG OF FOURの一員としてアルバムを二枚出すわけだけど。 「それまではレコーディングしたくても簡単には出来ない環境だったし、ディールもなかったから、TETRADとしてアルバム一枚作ることによって勉強になりましたね。TETRADは、彼らと普段一緒にいるときの方が学ぶことが多い気がしますね。しょっちゅう音楽の話してて『このパンチラインはどうだ』とか『このプロデューサーのネタはコレだ』とか、オタクっぽい話なんですけど、それの積み重ねの上でレコーディングがあって。レコーディングでは、他のMCたちに負けない/恥じないヴァースを作らなきゃ、って意識で。自分的にも『このヴァース、イナたいなー』ってレコーディングした後に思うと、スタジオいても落ち着かないんですよね(笑)。だから、そうならないように色々仕込んでいったりはしましたけど。1stの頃はNIPPSさんやB.D.君ともレコーディングしたことなかったから、緊張感はありましたねー」   ■で、TETRADとして二枚のアルバムを経て、ついにソロ・アルバムが完成したわけだね。 「やっぱり、TETRADではトラックやトピック決めるにしても4人で決めてたから、まずそこは違いますよね。今回は、ゼロからビートをHirOshima君たちと作った感じでした。TETRADもKEN SPORTの1プロデューサーがコンセプトで作ってましたけど、KEN SPORTはNYに住んでるからディレクションはしてもらえないので、そういった面で作り方は違いました。やっぱり、クラシックなアルバムを作りたいなっていうのがあって、自分が全部納得いく形で収めて、それが結果クラシックになればいいな、って思いで作りましたね」   ■「CAPITAL」っていうアルバム・タイトルは“首都”、つまり“東京”という意味が込められてるの? 「日本っていろいろなアートがあるじゃないですか。マンガだったり洋服だったり……だけど、音楽だけ世界にエクスポートできていない気がするんですよね。でも、(今作のプロデューサーのひとりの)B-MONEYだったりMO$H(今作のジャケット・デザイナー)だったりと『日本人はそういう感性があるんだから音楽も絶対イケてるんだ。そこをアメリカナイズされすぎずにもっと日本らしく出してエクスポートするべきだ』みたいな話をよくしてたんですよね。“CAPITAL”って言葉の類義語で“AWESOME”(素晴らしい、などの意)っていう言葉が出て来たんで、“首都”というより“ヤバイ”という意味の方が強いですね」   ■今作のメイン・プロデューサーであるアメリカ人プロデューサー:HirOshimaとB-MONEYとはどう知り合ったの? 「アルバムのディールがまとまってきたときにプロデューサーを探してたんですけど、まずB-MONEYに頼みたいっていうのがあったんですよね。JAY-Zや50 CENTはもちろん、日本に住んでてNITROだったりR-RATEDともすごい良い曲出してて、あのビートの質感も好きだったんで。B-MONEYの家に何度も遊びに行ってビートを聴いてる内に1曲から2曲、って増えていって。そのタイミングでHirOshima君がSEEDAの『瞬間 -IN THE MOMENT-』のプロデュースをしてて、B-MONEYの家によくいて紹介してもらったんですよね。で、彼のビートも聴かせてもらってる内に『こうなったら俺とB-MONEYである程度組み立ててアルバム一枚作ろうぜ』って話になって」   ■そういえば、VIKN君とB-MONEYって一時期一緒に住んでたよね? 「ちょうどアルバム作ってる頃ですね。奇跡的にお互い引っ越すタイミングで、俺とB-MONEYとデミさんで一軒家にスタジオ作って『とりあえず2年間住もう」って感じで住んでましたね」   ■ミックステープも何枚か出しているとは言え、個人的にやっぱりVIKN君はTETRAD以降の渋くて黒いイメージが強くて。だけど、「CAPITAL」は決して渋さ一辺倒のアルバムじゃないよね。 「それは、アルバム出してから受けた他のインタビューでも結構同じようなこと言われて『あー、そうだったんだ』って思うところで(笑)。実際は自分の好きな感じを出しただけなんですけど、世間の自分に対して抱いてるイメージを良い意味で裏切りたかった、っていうのはありますね。TETRADはやっぱりKEN SPORTが1プロデューサーっていうのがデカいですね」   ■やっぱりKEN SPORT氏の色が強いよね、TETRADは。だから、TETRADで見せてきたVIKN君の音楽性は、あの二枚のアルバムに集約されていたわけではないってことだよね? 「そうですね。あくまで一部で」   ■実際、最近だとどういうスタイルのHIP HOPが好きなの?HIP HOP以外も結構聴くの? 「HIP HOPマガジンに流れてくるようなEDMやダブステップみたいのはチェックしますけど、ガッツリ掘り下げてって程では……あ、でも、最近インドの音楽が好きで、今作の特典でもレイドバックしたインド音楽のミックスCDみたいのを付けたんですけど、3,000曲くらい聴きましたね(笑)」   ■「CAPITAL」のイメージと全然違うじゃん(笑)。 「デミさんが『殺しのナンバー』ってミックスCDシリーズを出してて、それが和モノやサルサとかでやってて『それだったらインドもやった方がいいですよ』って話してた流れで俺が色々調べてたら、『やっぱ、これ俺で作りますわ』って(笑)」   ■またTETRADとの比較になって恐縮だけど、TETRADに比べるとかなり各曲のテーマが明確になってるね。 「TETRADは基本、『この曲どうしましょうか?』って話になっても(デミさんが)『あー、これはキラー・チューンだね!』って感じだから(笑)」   ■漠然としすぎ(笑)。 「そういう決め方が8~9割かもしれないです(笑)。今作は、ビート選んでからB-MONEY/HirOshimaのふたりとはよく相談しましたね。B-MONEYとは一緒に生活してたから『この曲はこないだ観た映画のコンセプトとハマりそうじゃないか』とか、HirOshima君は『セクシーなお姉ちゃんの曲やりたいからこのビートでやろうぜ』みたいな。ふたりともフロウやフックのディレクションもしてきたし、ふたりとも基本アメリカ人だから『なんで日本人はこうなんだ?』っていう観点の疑問をよく持ってて。そういうことに関して彼らとよく話してきたから、部分的にそういったことを切り取って曲に落としこんだりしましたね」   ■やっぱり日本のプロデューサーと彼らみたいな海外のプロデューサーは違う? 「日本人は日本人で味やクセがある人が多いけど、それのアメリカ人ヴァージョンって感じなのかな……取り敢えず、ふたりとも『勝ちに行く』姿勢なんですよね。やっぱこんな時代で、ネガティヴな要素も(音楽業界に)たくさんあるかもしれないけど、その中でも当たり前に『勝ちに行く』姿勢で、そこに一番フィールしたっていうのはありますね。『ダメだダメだって、じゃあどうするんだよ?やるしかねぇだろ!じゃあどうやったら勝ちに行けるんだ?』みたいな。やっぱりそういう人といるとモティヴェーション上がりますね。ラッパーじゃなくても、みんな環境によってマインドって変わると思うから、その環境を整えたかったんですよね」   ■VIKN君は周りにいる人的には恵まれてる方だと思うけど、そこに安住しないで切り拓こうとしている感は確かに感じたな。VIKN君的に「一人立ち」的な意識はあったのかな? 「あー、でもそうかもしれないです。今まではソロって言ってもミックステープしか出してなかったんで、そういう意気込みは多少なりともありますね。自分がこのHIP HOPマーケットのどこに点を打ち込むか、っていうことは考えてて、アンダーグラウンドからポップなところまでいろんなスケールがあるとすると、TETRADや今までの自分の活動は結構コア寄りなところに点を打ってきた気がするんですよね。それをもっと中心の方に打ちたかったというか」   ■“王道”ってこと? 「自分的な“王道”、ですけどね。自分の中でHIP HOPを四角形で表わしたとしたら、その四角形のど真ん中を狙いたかったんです」  
■収録曲の中で制作時に印象的なエピソードがある曲は?例えば唯一のポッセ・カットである“STARTING 5 feat. BES, GUINNESS, A-THUG & NIPPS”とか、どうやってこの面子が集まったの?
「これは、最初はデミさんとA-THUGだけでやろうと思ってたんですよね。そういう話でB-MONEYとも進めてたんだけど、曲の方向性についてトラック聴きながら話してたら、いきなりGUINNESSがウチに来て。そしたらA-THUGが『あ、じゃー4人いるから俺何ヴァース書けばいいの?』みたいに言ってきて『いやちょっと待って、俺の企画だから』って(笑)。シンプルなビートだったから出来ればリミックス・ヴァージョンまで作れたらベストだな、って思ってたからGUINNESSにはとりあえず保留にしてもらって。だけど、5人くらい入れたリミックスは作りたかったからあとひとり誰がいいかGUINNESSに相談したら、『BES君がいいんじゃない?』って話になったんです」
■リミックスのつもりだったのがオリジナル・ヴァージョンになったってことか。
「そしたらB-MONEYも『コレでバッチリじゃん』ってなったんだけど、俺は最初描いてたイメージと違ってたから『コレは取っといて後で出すのはどうだ?』って訊いたら『ナー、メーン』って(笑)。『リミックスなんてモンはオリジナルがヒットしてから出すモンだ』みたいに言われて、『確かに……』って(笑)。そんな感じで録ったら翌週にはPV撮ってたっていう(笑)」
■他のフィーチャリングありの曲で言うと“GUNG HO feat. SEEDA, B.I.G. JOE”はちょっと意外な組み合わせだね。
「ちょうどこの曲を作ってた頃、二ヶ月に一回ぐらい服の買い付けしてたから、HirOshima君から『VIKNは洋服でハスリング、SEEDAはラップでハスリング、あとはドラッグ・ディールしてるヤツ呼んでこい』みたいに言われて(笑)。で、JOEさんが東京来たときに相談したら、一回JOEさんも考えた結果『OK、じゃあ卒業生としてやるよ!』って(笑)」
■“CHANGE feat. KARIBEL”はB-MOENY作だけど、これまでのB-MONEYのイメージから考えるとかなりキャッチーな曲調だよね。 「俺が持ってた元ネタをB-MONEYに渡して作ってもらったんですけど、そしたら4つ打ちみたいな曲が挙がってきて『カモン、B!こんなビート、オーダーしてないよ!』って言って。そしたらBが『WHAT!?お前、Dr. DREの“KUSH”聴いてみろよ!ドラムとスネア一緒のタイミングで打ってるだろ。コレだよ!アップテンポの曲が他にないんだからコレを入れるべきだ』って(笑)」   ■初のソロ・アルバムがやっと出たとは言え、VIKN君は常に何かしら動いている気がするけど、この後はどんな動きを考えている? 「TETRADは、ディールさえあればホントにすぐ出来ちゃう話だと思うんですけど、TETRADがもっとデカい動きが出来るようにそれぞれが違った動きをして、TETRADに持って帰れればいいと思います。個人としては、とりあえずツアー回りながら次の動きに行ければな、って」   ■ちなみに、デミさんもソロ・アルバム出すって言ってたけど……デミさんの……近況とか、知ってますか?(笑) 「デミさんは、B-MONEYにトラックもらったりしてて、やるとは言ってるんですけど……とりあえずまだ動いてないっすね(笑)。でも、こないだタイに一緒に行ったんですけど、そのときにデミさんの曲のPVを撮ってきました」   ■VLOGに映ってたやつね。その曲はヤバイんだ? 「正に、ヤバイだけあって“ヤーバー”って曲です(笑)」
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ari0921 · 7 years
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藤田隆司さんよりシェアさせて頂きました 昭和51年(1976)2月7日 その日、兄に何が起きたのか? その真相が分かったのは、失踪から28年後の平成16年(2004)8月の北朝鮮から届いた写真。そして、具体的に兄がどこで誰にどうされたのかが判ったのは、それから3年後の平成19年(2007)4月の実行犯の告白。 兄・藤田進がこの日、誰によってどう拉致されたのか、どこに連れていかれたのか等の具体的な拉致の実態を、兄の拉致に関与した実行犯の一人が告白している。 平成19年(2007)4月21日号の週刊現代の記事です。 北朝鮮元工作員「拉致実行犯」の告白 「2003年頃でしょうか。日本に帰ってきてテレビを見たら、北朝鮮拉致にまつわる番組をやっていたのです。そこで流れた藤田 進さんの顔を見て、はっきり思い出したのです。私の目の前で泣き叫んだ男だと。 私は藤田さんの名前も知らず、拉致という言葉さえ知らなかった。しかし、結果として、私は拉致に関与してしまった。その良心の呵責から、自分が知っていることの全てを話そうと決意したのです」 こう語るのは、現在、中国に在住する57歳の朝鮮人の男性である。 1976年2月、当時、東京学芸大学の1年生だった藤田 進さん(当時19歳)が、アルバイトに行くと言って埼玉・川口市内の自宅を出たきり、失踪した。 以後、行方は杳として知れなかったが、2004年7月、北朝鮮から流出した1枚の写真により、藤田さんが北朝鮮に拉致された疑惑が高まった。写真鑑定が行われ、骨格や顔のパーツの位置関係などから、写真の男性と藤田さんは同一人物の可能性が高いという結論が出た。藤田さんは「拉致の確率が高い」特定失踪者1000番台リ��トに載せられることになった。 その藤田さんを拉致した、と告白するのがこの57歳の男性である。これまでマスコミに語られることのなかった日本人拉致の生々しい真相が、以下の240分に及ぶ男性へのインタビューで明かされる。 【国際指名手配犯に拉致を指示された】 私は都内の大学を卒業し、しばらくして朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)の幹部の紹介で東京都足立区にある西新井病院に勤務することになりました。1972年~1973年のことです。 最初は医療現場で働いていましたが、5ヶ月ほど経った頃、当時の西新井病院の金萬有(キム・マンユ)理事長から「ちょっと手伝ってくれ」と言われて、理事長の運転手など、理事長とその家族の手伝いや病院の経営に関する仕事に従事するようになったのです。理事長一家の手伝いをする人間は「幹部」と呼ばれていました。 しかし、「幹部」になると同時に、西新井病院の“裏”の仕事にも、知らず知らずのうちに巻き込まれることになっていったのです。 北朝鮮系の総合病院として知られる西新井病院は、過去にもたびたび北朝鮮の工作活動の拠点として取り沙汰されてきた。 1953年に病院を創設した金萬有氏(故人)は金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)親子とも面識がある在日朝鮮人の超大物である。しかも金氏は、核など日本の最先端技術を北朝鮮に運ぶ密命を帯びて活動しているとの疑惑が濃厚な、在日科学者からなる「在日本朝鮮人科学技術協会」(科協)の中枢メンバーでもあった。 病院3階にあった無線室が北朝鮮からの秘密指令を受け取る場所でした。6畳ほどの部屋の壁という壁が通信機器などで埋まっていました。この部屋に入れるのは、鍵を持っている金理事長の甥と数人の幹部だけで、完全な秘密部屋でした。 北朝鮮からの指令は短波放送を通じて流されていました。放送は「1、2、3」などと数字が淡々と読み上げられており、その数字を理事長の甥が解読し、関係各所に連絡するのです。 おそらく、1976年2月、私に下された“任務”も、そのようなルートで北朝鮮から指示されたものだったのでしょう。しかし、私は理事長の甥ではなく“金先生”という男から藤田さん拉致の手伝いを頼まれたんです。“金先生”は名古屋大学医学部を卒業した医者、という触れ込みでしたが、病院に勤めてもおらず、住所もわからない。ただ2週間に一度くらいフラッと病院に来ては幹部と雑談して帰っていく謎の人物でした。 後日、チェ・スンチ��ルという北朝鮮工作員の写真を見る機会があったのですが、その写真には紛れもなく“金先生”が写っていました。私はあの「西新井事件」を起こした大物工作員の手下として働いていたのです。 チェ・スンチョルは、日本の機密に関する情報収集などを行っていたとされる北朝鮮工作員。1960年代に都内で失踪した小熊和也さん、1960年に北海道で失踪した小住健蔵さんの戸籍を奪い、本人になりすまして生活していたことも確認されている。1985年、警視庁は西新井病院の近くにあるチェ・スンチョルのアジトに踏み込み、乱数表などを押収した(西新井事件)。チェ・スンチョルは逃走し、現在国際指名手配されている。このチェ・スンチョルが病院にもさかんに出入りしていたと、今回、男性は衝撃の証言をしているのである。 【クスリを打たれ意識を失った藤田さん】 「埼玉に“患者”を連れに行くから、運転手をやってくれ」と、私の事務所に“金先生”から院内(の内線)電話が入ったのは拉致前日のことだったと思います。当時の私は拉致など知りません。総連系の医療機関は埼玉にもたくさんあるから、そのうちのどこかから患者を引き取ってくるんだな、くらいの気持ちで手伝いをしたのです。 2月7日は、冬にしては暖かい日だったと記憶しています。昼過ぎ、総勢4名が病院から車2台で出かけました。私は先頭車両の1号車のハンドルを握りました。車は小豆色のブルーバードで、助手席には“金先生”ことチェ・スンチョルが座りました。2号車は紺のトヨタ車で、二人のスーツの男が乗っていました。彼らはおそらく科協の関係者だと思います。 当時と今では、道がかなり変わっていますが、当時の記憶で説明します。 まずわれわれは環状七号線を西へ進み、鹿浜交差点を右折して都道107号線に入りました。そのすぐ先を左折し、博慈会病院の前を通って新芝川べりから山王橋を渡り、鋳物工場が両サイドに並ぶ通りを直進して、川口本町大通りから産業道路に入りました。 “金先生”は、「このルートだと派出所は1ヶ所しかないから安全なんだ」と説明していました。どこをどう通るかまで、綿密に計算し尽くしていたわけです。 国鉄(当時)川口駅前を越してしばらく走ると、産業道路沿いにある公園で停まるように言われました。車を降り、公園の反対側に歩いていくと、濃い色のクラウン(3号車)が停まっていて、スーツ姿の男が4人乗っていました。 4人とも朝鮮総連本部関係者で、いま考えると、彼らがこの事件の指揮官でした。“金先生”は、3号車の4人と何か話したあと、私のところに戻ってきて「大宮の氷川神社に行くことになった」と、淡々と私に指示を出しました。 当時は道が空いていたので川口まで30分弱、川口から氷川神社までもそれほど時間はかかりませんでした。大宮氷川神社の隣には大宮公園があるのですが、公園の池の近くで車を停めるよう指示されました。いまでこそ、人も多く明るい公園ですが、当時は木が鬱蒼と茂っていて人影も少なく、寂しい場所でした。 そこには、かなり大きめの乗用車(4号車)が、われわれを待っていました。これが藤田さんを捕まえていた車です。2号車から2人、3号車から4人が降りると、待っていた4号車の後部座席から、大柄な男2人に両側を抱えられて、男性が連れ出されました。これが藤田さんでした。藤田さんは精神病患者などが暴れた際に着させられる拘禁服に似た、ベージュ色の保護服を着ていました。足元もおぼつかないほどフラフラの状態で、意識がないようにも見えました。クスリを打たれているな、とすぐにわかりました。そのまま藤田さんは2号車の後部座席に入れられ、2人の男が両側から挟むようにして座りました。 作業は一瞬でした。3号車の指揮官と思われる男が私のもとにやってきて、「全て完了したので戻って下さい」と日本語で言いました。日本語が使われたのはこのときだけで、あとは全て朝鮮語です。 帰りも私の運転する1号車が先導でした。後ろを走っていた3、4号車はすぐに姿を消し、私たち1、2号車はまっすぐ病院に向かったのですが、私は途中で道に迷ってはぐれ、2号車より20分も遅れて病院に着きました。“金先生”にひどく怒られたのを覚えています。藤田さんを乗せた2号車は、行きと同じ道で病院まで戻ったそうです。 藤田さんの拉致には、川口市の総連系の診療所が大きくかかわっていると思います。金理事長が中枢にいた科協には医師が非常に多いのです。おそらく西新井病院で解読された拉致指令が科協本部にわたり、科協から傘下の診療所に通達されたのでしょう。数年前から藤田さんと川口の診療所の医者が親しくなっていたそうです。医師は何年もかけて藤田さんと親密な関係を築き、拉致当日、食事や催し物に一緒に行こう、と誘ったのでしょう。 【涙をためて「ここはどこですか」】 病院に連れてこられた藤田さんは、そのまま病院2階付近にある「保護室」という名の監禁部屋に入れられました。「保護室」の存在は「幹部」しか知りません。一般職員からはわからないように扉はまるで壁のように加工されていました。「保護室」は畳1枚半の部屋で、鉄格子がしてあり、壁も床も自傷防止用の青緑色のクッションが張ってあります。ちなみに西新井病院に精神科はなく、このような施設は必要ありません。 私は“金先生”から「“患者”に配膳をしてくれ」と頼まれました。翌日の朝から配膳係になって、朝、昼、晩の3回藤田さんに食事を運びました。 拉致の翌日、藤田さんは打たれたクスリがまだ効いているようで、意識が朦朧としており、朝食、昼食とも手付かずでした。藤田さんが打たれたのは自白剤ではないかと思います。ものすごく息が臭くなるのでわかりました。 その日の夜、藤田さんの意識がしっかりしてきました。しかし、現実が受け入れられないのか、ただただ大声で泣き叫んでいました。慟哭という感じでした。「どこへ連れて行くんだ!」「なんだ、これは!」という叫びが、今も強く耳に残っています。 2日目、3日目も会話はなく、食事は摂るようになったのですが、藤田さんは身動きが制限される保護服を着たまま、ただじっとしていました。叫ぶこともなくなりました。 4日目になって、「ここはどこですか」「自分は何でここにいるんですか」と、涙をいっぱいに溜めた脅えきった目で私に聞いてきました。これが、最初で最後の会話です。 4日目の夜、藤田さんはいなくなりました。その後、病院関係者から「彼は同志同胞の繁栄のため、新潟から万景峰号(マンギョンボンごう)で北朝鮮へ渡った」と聞かされました。 ※拉致事件解決に取り組んでいる特定失踪者問題調査会の真鍋貞樹氏は 「今回の話は拉致実行犯と思われる人物による初めての証言です。拉致問題の解明に向けて重要な参考となります。細部の検討は今後の課題ですが、政府には事実の解明に向けて、いち早く動いてもらいたい」 と語る。 特定失踪者問題については特定失踪者問題調査会のホームページをご覧下さい。
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motu-memo · 4 years
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2021/03/13 十三機兵防衛圏
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始める前から分かる激重ボリューム
とりあえずパート選択できるところまで進めた所感編
キャラ多!THE二次元のノリがちょっと懐かし!戦闘おもしれ~~!
分類としてはタワーディフェンスになるのかな?戦闘が楽しすぎる
キーワードを取得して考えたりキャラにぶつけたりする探索も楽しい
グラフィックのめちゃめちゃ手間暇かかってる感えぐい
背景もキャラも描き込みすぎじゃない!?!??
水たまりの上歩いた時とかの描写もあってやりすぎ
胸デカ保険医の扱いとか、よく寝てる女子を気にかけただけで友人ポジのキャラが「寝込みを襲う気か?(笑)」とか言ってくるあたりは悪い意味でアニメっぽい
とにかく戦闘が楽しい
誰から進めるか悩み過ぎて戦闘パートばっかやってる編
遠距離担当と近距離担当とか分担考えてパーティ考えるの楽し過ぎ
キャラ多いから偏らんか?と思ってたけどタイプバランスよく組んでると全然満遍なく行けるのいいバランス
その反面、技強化とかが大忙し 悩む
同じ遠距離型でも支援系とガンガン攻撃系とで伸ばし方変えるかーとか一生考えてられるな…
なんとなくの好みで緒方・ユキちゃん・ナツノちゃん・関ケ原・東雲・網口くん・郷登あたりにレベルが偏ってしまっている
長距離担当を多く入れがち
でもインターセプターとかガーディアンみたいな設置型で手数増やす系も好きで悩む
薬師寺と十郎育ててなさすぎて、メンバー指定があるミッションで痛い目見たのでバランスよく育てるべし
ナツノで解放したミサイルレインが見た目も派手だし強いしでサイコー
崩壊編だけウキウキで進めてたらロックかかって草
こうやって満遍なく進めざるをえない造りになってるのよくできてるな~
追想編
タイムスリップした三浦がテレビ見て「緑色箱型映写機」とか言ってんの今だとすゑひろがりずオタクみたいで笑ってしまう
比治山と沖野の関係、同人誌が盛り上がりそうな要素のよくばりセットみたい
薬師寺=焼きそばパンの君
薬師寺はよく人にご飯をふるまっているなあ
関ケ原にべた惚れすぎてなんでもやろうとする冬坂さん心配になる
冬坂さんの未来の姿が保健室の先生っていうのは確定のよう?
崩壊編-第2エリアー渋垣市戦10
戦闘にボーカル入りBGMが流れるのはどうやったってアツい
アイドル設定のキャラがここで活きるのアツい 最高
表向きはアイドルで裏で世界救ってる設定はどうやったってアツい
しかしこの戦闘、ボスのツインテールが打ってくるミサイル強すぎてキツかった
強化しまくったユキちゃんと緒方のコンビに網口がシールドかけつつ着いて行って最後はタコ殴りした
第3エリア解放のために追想編
柴くん他の人にまったく絡まないの気になってたけどそういう…
間が空いてて忘れてしまったけど、なら網口の家に遊びに行った時もそういう扱いだったっけ…?
網口サイドでそれに近い自宅にいくイベントあったけど、そういや飲み物鞍部にしか渡してなかったしめちゃくちゃ不自然だな…
(親世代)緒方・ユキちゃん・和泉十郎
(その子世代?)ナツノ・薬師寺恵・鞍部十郎?
円盤のシステムにダイモスゲームのコードを使いまわしたことで、メタチップと騎兵強化の理由付けしてあるのすげ~
誰が正しくて誰が悪なのかはっきりとしない状況が続いて目が離せない…
【鞍部十郎編クリア】 柴=和泉で、鞍部十郎が騎兵を起動すると和泉は消える
演出でなんか激アツ展開なのは感じたけど、まだ全然わかってない気がする~
「to be continue」がラストは「to be last battle」になるのアツ
【薬師寺恵編クリア】しっぽが薬師寺以外に見えてない説出てきたけどこの学校独り言えぐいやつ多すぎて笑う
薬師寺恵を父親から引き受けたのが和泉十郎だった気がするんだけど、そうなるとその恵が和泉の方を慕ってるのは年齢差的にどういうこと?
というか和泉十郎自体がなんか二人おるよな
恵に条件をつきつけた鞍部玉緒が本物なのかドロイドなのかで全然話変わってくるし相変わらずしっぽという概念が謎い…
これは本当に好みの問題なんだけど、ストーリーが盛り上がるにつれ戦闘の間のイベントが「〇〇は〇〇と昔付き合ってたらしい」「俺の〇〇に馴れ馴れしくするな」みたいな微恋愛イベなの拍子抜けしてしまう
というか色恋で狂いすぎでは!?特に井田 あと東雲
【網口編クリア】鞍部薬師寺と違って機兵起動激アツENDじゃなかったのちょっとさみしい
アイドルは中身が如月でいよいよ誰が誰やら分かんなくなってきた…
【鷹宮由貴編クリア】ユキちゃんかっけ~~~!
【東雲編クリア】色恋に狂いすぎじゃない!?井田と東雲の独占欲がいろいろ引き起こしすぎじゃない!??
如月編で美和子を置き去りにしちゃった(機兵乗れる連中とは違って美和子は一般人として管理されてるみたいなことが発覚)その後に冬坂編をやったんだけど、如月が美和子に急に元気?みたいなことを聞いて安心するシーンがあったんだけど
これは前回の如月編ありきのシーンなのか…?私のタイミングが良すぎたのか、これも分岐として組み込まれてたらえぐい…
地味に美和子は機兵乗らない人初のタイムスリップだったんだな~
冬坂、タイムスリップして知らない施設に来た直後に、東雲と関ケ原の二言くらいのやり取り見て「そんな…好きな人がいたのね…」は流石に恋愛脳すぎてびっくりした
関ケ原、東雲に「君を守って見せる」と、下の名前呼びしただけなのに…
【冬坂編クリア】バイク二人乗りの決死の告白とか激アツそうなシーンもあったけど、関ケ原にべた惚れ冬坂のキャラに乗れなかった…
ここまでで一番ヒーローしてるのユキちゃん説
【緒方編クリア】機兵乗るシーンかっけ~~!如月と緒方のペア好きだ
学校中を練り歩いて拾った金だけで焼きそばパン食いまくる比治山草
ミワちゃんとかいう郷登先輩を撒きマシーン
【比治山編クリア】沖野との関係性はただのサービスかと思ったけどちゃんと未来で結ばれていたのでよかった 偏見よくない
【関ケ原編クリア】う~ん冬坂
【三浦編クリア】起動マーカーがおでこにあるから、モーションが敬礼っぽくて良い…
郷登が14%時点で他主人公を80%まで進めるロックかかるの強キャラ感えぐい
【郷登編クリア】これまでの答え合わせパートっぽい 怒涛の回想シーン
ここまで登場人物の重要な決断の動機ほぼ恋愛感情で草
いろんな時代にいる15人の学生はみんなクローン?
大人ユキちゃんがクローン研究の専門家らしいけど、ナツノを「娘」って言ってたのはそういう意味?かと思ってたけど離婚の話とかあったからまた別か・・・
機兵のコクピット=生育ポッド、主人公たちは一度もここから出たことがない、外での出来事はすべて仮想空間を見せられていた
最後の崩壊編
やっぱ戦闘たのしい~~~~~~~!!!
ラストバトル、敵の数は多かったけど思ってたより楽で若干拍子抜けした
3つあるうちの1つだから崩壊編がメインてわけじゃないからだろうけど、もうちょっとステージ数とかパターン欲しかったな~~
遠距離だけ編成とか、ちょっと捻ったステージ欲しかった
けどクリア後に追加エリア解放されてうれし~~
エンディング
「これを見ているということは~」的なやつだ!
森村と玉緒さんが丁寧に説明してくれたけども、地球が滅ぶことは避けられないから、15人のDNAをクローンとしてアレして、20歳までは人間としての文化やもろもろを得て生育するために地球での生活を体験させていた
けど、計画が狂って早めに出ることになったみたいだけどそれは大丈夫なんか?なんか全裸で花畑に降り立ってたけど
主人公たち以外はすべてAIだったけど、ポッドを出た東雲先輩が主体になって自分たちと同じ手法で人間にできないか研究する
美和子とかだろうけど、元々AIなものを人間に、って色々支障出ないのか気になる
柴もBJも復元とは、スーパーめでたしめでたし感すごい
和泉と森村、十郎と薬師寺がメイン2大カップルなのはわかるんだけどそこが一番誰が誰!??状態のままエンディングを迎えてしまったので、正直想定されてる10分の1くらいしか感動できてないと思う…とりあえずおめでとう……
雑感
https://infornography.blue/game/13-sentinels-aegis-rim-explained/
この辺を読みつつ、究明編の残りを解放しつつ整理。
やっと本筋理解した(多分) ほんとよくできてるな~
主人公たちの未来の姿に見える2188年?が時系列でいうと最初の出来事なの、スゲ~~~~
出生メモ
1940年代・セクター5:三浦、比治山、鞍部、玉緒
1980年代・セクター4:鷹宮、南、緒方
2020年代・セクター3:薬師寺、如月、網口
2060年代・セクター2:関ケ原、郷登、東雲
2100年代・セクター1:和泉、森村、沖野
プレイ前の印象と一番ギャップがあったのが、思いのほか恋愛重視のストーリー
もっと無骨というか、アツい系もキャラによってはあるのかな~と思ったんだけど、主人公全員が「テーマ:愛」って感じは正直個人的な好みとはちょっと違ったかな
神谷:王道でありつつサプライズにも持って行かないといけないので苦労しました。本作は少女マンガがモチーフですから、恋愛が根幹にあるのは自然なことですが、描きたかったことは“人の懸命さ”です。
 きっかけはなんであれ、“思いを貫く”、貫くことのすごさみたいなものを描きたかったんです。『十五少年漂流記』をイメージしていた頃は熱い友情を描く、みたいなことも考えていたんですが、女の子が入ってきたら、絶対に友情だけでは収まらず、恋に発展するだろうと。それなら最初から恋を描いたほうがわかりやすいし、プレイヤーも気持ちよくなってくれるかなと思ったんです。
https://dengekionline.com/articles/22754/
こうあるので開発者の想定通りではある
このインタビューにあったこれ、東雲先輩好きだったので血の気引いてしまった・・・なんだろう、エロさとかより引くが先にくるな・・・
あれだけ立派に戦った高校生のうち一人を、ネタでもこういう表現にしてサービスとでも言わんばかりに公式が出してる感覚、正直ドン引き以上
そして奥にいるのは立場ある大人であるキャラ・・・
権力ある大人成人男性×女子高生、マジで吐き気するけど喜ぶ層いるの分かってるのが更に吐き気
なんかここまでのゲームへの感動をほぼ消すくらいのキモさある
十郎が眠そうな冬坂を気にかけたら柴に「寝込みを襲うつもりか?笑」って言われたり、比治山が玉緒さんを旧校舎に呼び出したら沖野に「こんな暗がりに連れ込むとは襲うつもりだったのか?」みたいな、ハ???みたいな 致命的に価値観のズレを感じることは多かった
とにもかくにも戦闘は楽しかった
クリア後の追加ステージが結構難しくて楽しいのでもうしばらく遊べそう
特に好きなスタメン
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tata-pa-tata · 4 years
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【0】ヴィルとオブラディ・オブラダ(推敲前)
 ヴィル・シェーンハイト3年生の朝はテキパキと始まる。スマートフォンのアラームで目を覚まし(6時きっかり)、寝巻のまま顔を洗う。それから、クローゼットよりランニングウェアを引っ張り出して、髪を結ぶなりして身支度は終わる(所要時間は10分弱)。出かける前に軽い水分補給を忘れず、ランニング用のスニーカーを履いて寮を出る(6時17分)。あ、忘れていたわ。先日買ったばかりのスマートウォッチを部屋に置いてきたままね。そうして前に出かけた右脚を後ろに引いて、踵を返す。ドレッサー台の絢爛豪華なアクセサリーに囲まれて異彩を放つ黒い時計を左手首にはめ、ちゃんと機能していることを確認する。もう忘れ物はないわね、と部屋中を見渡してから再び寮を後にした。  時刻は6時半近くとなった頃。鏡舎に降り立つヴィルの目に、サバナクロー寮の出入り鏡の前で佇む大男の姿が映った。 「おはようジャック。待たせたわね」  耳をピクンと立たせて大男、ジャック・ハウル1年生はヴィルに振り返った。 「おはようございますヴィル先輩。俺も今来たところです」  言いながら小さく会釈をして、首をかりかり掻く。デート待ち合わせの台詞として完璧だった。ヴィルは同郷の後輩が知らないうちに成長している姿に妙に感心して、「ジャック……アンタ、デキる男ね……」と思わず声に出すと「は?」と怪訝に見つめられた。その呆けた面に小ばかにしたようなクスクス笑いを返して、「さ、行くわよ」と可愛い後輩の前を歩いていくのだった。  〈今後の成長に期待〉に1万マドルね。胸裏でジャックを賭けの対象にしたことは流石に秘密である。“誰と”賭けをしたなど無粋なことは聞かないで頂戴。これはアタシの中の問題なの。プライバシーは守られるべきでしょう?
「それ、使いやすいですか?」  ナイトレイブンカレッジ敷地内(校舎のあるエリア)をおよそ半周したあたり。節奏とした呼吸音に紛れてジャックが問う。特別動きはなく、前を向いたまま視線だけがヴィルの左手首を追った。 「ああ、これ。そうね……」  うーん、と一寸考えてから、まだよく分からないわと苦笑した。ジャックは当たり障りなく「そうなんスね」と言ってまた静かに走った。利便性や機能性を感じていないというより、持ち始めてから1週間も経っていないから使いこなせていないだけなのだ。それに、可愛い後輩と言えど、コレを誰かに安易に勧めることは控えたかった。  ヴィルが着けているこのスマートウォッチは、とある男性向けのファッション雑誌の撮影時に現場で一緒になった男性モデル(歳は22)から勧められたものだ。心拍数や血圧、体温を計測するだけでなく、機種を選ばずスマートフォン端末と連動し心電図データや心拍数データが記録されていくらしい。このスマートウォッチひとつあれば、病院へ行かずとも個人間である程度の医療ツールを用いた健康管理が可能になるというわけだ。驚異的だったことは、魔法を使える者にはそれ用の特別なモデルがあり、一般のモデルに付加して多くの機能をもっていた。それは、空間転移魔法でしばしば使われる鏡を簡易的に生み出し、場所を選ばずどこへでも行ける機能だったり、小さな画面から思い浮かんだものを召喚できる機能だったり(召喚できるものは実際に存在するもの。また人間や動物、魚類などの生命ある存在以外。例えば、樹木自体は召喚できないが、木の実や果物なら召喚可能)、他にも様々である。しかもこれら全ての機能はマジカルペンやそれ相応の魔法を使うための道具なくしても発動できる。魔力保持者の魔力エネルギーを感知して、マジカルペンの代わりを担うことができるのだ。端的に言えば、チート。故に、あまり世に出回るのもよろしくないということで、特別モデルは伝手がなければ手に入れられない仕組みになっている。まあ、それより一層驚いたことは、このスマートウォッチをあの根暗男《イデア》が開発したということだ。以下は、長ったらしい回想であるから、適当なところまで飛ばしてもらって構わない。  一昨日の話である。早朝ランニングで不完全燃焼だったヴィルは夕方もう一度走ろうと、購買部前の小路を通り鏡舎へ向かう途中。木に隠れて購買部の様子を窺う猫背でだらしのない男の背中を見つけた。一寸脅かしてやろうかしら。あのイデアが珍しく表に出てきたものだから、彼は悪戯心がはたらいて、煌々とする蒼い髪に忍び寄る。イデアは気付かない。それを見ておのずと上がる口角を引き締めることなく、薄ら笑いを浮かべたまま無防備な背中をポンと叩いた。すると、イデアは見ていて気持ちの良いほど大きな身体を思いきり震わせながら奇声を上げ、驚きのあまり膝から崩れ落ちた。それから、うっ……うっ……と泣いているような声を漏らし、地面に倒れたまま動かなくなった。アッハッハ、とヴィルが左手の人差し指を口の右端に添え、お得意の優雅な手つきで上品にも大胆に笑う。 「こんなことで腰抜かしちゃって。だらしないわね」 「これだから自分に自信のあるやつは(小声)」 「あら。何か言ったかしら�� 「……」  ヴィルとイデア、両者の鋭い視線が交わる。睨み合っているのだ。  ──言いたいことがあるなら真正面から言ってきなさいよ。  ──なんだってよりにもよってこんな世界の毒(またの名を美)を凝縮して体現した男(ヴィルのこと)に絡まれなくちゃいけないんだ。僕のことなんかほっといてくれよ。僕はただ取り寄せた新作のゲームソフトが届いたから、仕方なく外に出て人目を避けてここまで来たっていうのに。別に悪いことなんかしてないし。まあ、ちょっと前まではクラッキングとかしてたけど……。でも今はしてないし。徳もそれなりに積んでみたし。そもそも購買部が僕のところに来ればよかったんだ!そうすれば、僕は部屋から出なくていいし、こいつに絡まれなくて済むし、新作も手に入るしで一石三鳥じゃないか。何が悲しくて僕は今雑草に顔をうずめてるんだ!  視線に込める思いは人それぞれである。  イデアは小さくため息をついて、やってられん、とっとと目的のブツを受け取って立ち去るが吉とヴィルから視線を外し、ユラユラ、縦に長い巨体を揺らしながら立ちあがった。巨体と言ってもヴィルと同じ身長であるけれど。服に付いた雑草や土を落とし、ヴィルを無視して購買部へ行こうとした矢先。特徴的な鈴の音がひとつ鳴り響いた。  あら、マネージャーからだわ。  ヴィルのスマートウォッチに1件のメッセージが入った。それを確認して、夕方のランニングをやめてマネージャーの待つ街の入り口に向かおうと、踵を返し校舎へ進路変更した時だった。 「それ、マジカルウォッチ00《ダブルオー》……?」  購買部へ歩を進めたイデアがこちらに戻ってきて、はっきりしたものではないけれど、ヴィルに聞こえる声量でそう言った。 「え、ああこのスマートウォッチのことね。たしかそんな名前だったかしら」  イデアに話しかけられた驚きで目を見開いたまま、少し言葉を詰まらせながらヴィルは記憶を辿って答えた。うん、たぶんそんな名前だった。でもイデアがコレを知っているってことは��…。 「まさか!!」  アンタも持ってるの?!と続けようとした。が、続けようとする前に、イデアは大きな蒼い口をニマッとあけてギザギザの歯を下品に見せた。 「フヒッ。それ、拙者が開発したものでござる」  いやらしい笑みに、してやったり顔のイデアは非常に他人を不愉快にすることが得意で、案の定ヴィルも内心面白く思わなかった。そりゃあ、一瞬耳を疑ったけれど、この男ならコレをつくることは可能だと同輩としてすぐに理解できた。だから、イデアの普段のナリやさっきまでのおどおどした態度は見ていて苛々するし(秀でた能力あるんだから堂々としてなさいよと思う)、逆に今みたいな得意分野になると自信満々になるサマも気に食わない(これは単に癪に障る)。要するに、このイデア・シュラウドという男は何をしても他人を、ヴィルを腹立たせる存在なのである。  ヴィルはイデアの満面のヴィラン顔を見るや否や、己の左手首に装着されたマジカルウォッチ00《ダブルオー》とやらを外し、時計塔の方に向かって投げ捨てた。しばらくしてからポチャンと、それが時計塔の横を流れる川に沈む音が聞こえて、イデアの「ああああ、なんてことを」という開発者の嘆きも耳にした。ヴィルはそんなイデアに構うことなく、大股で校舎へと歩いて行った。  馬鹿ね。あれ、すごく高かったのよ。そんな簡単に捨てるわけないじゃない。  ヴィルはマジカルウォッチ00《ダブルオー》を捨ててはいなかった。投げたふりをしただけである。水中に落ちる音など魔法でどうとでもできる。得意気になったイデアの天狗鼻をへし折ってやりたかったのだった。おかげでイデアは再び地面に倒れこみ、うっ……うっ……と唸り声をあげ、「許すまじ……」と雑草を掴みながらヴィルの背中を睨んでいた。  ざまあみろね。  ヴィルは今後一切イデアの前でマジカルウォッチ00《ダブルオー》をしないと誓った。もしイデアを見かけたら即外してやる、と。まあ見かけることがあればだけれど。
【お知らせ】 回想終了。早朝ランニングのシーンに戻る。
 朝日が高くなり、まだ爽やかさは残るけれど、日差しが強くなる前にヴィルは帰ることにした。初秋(ここでは九月頃)とはいえ残暑が身に染みる。紫外線は天敵だ。 「ジャック、アタシはもう終わりにするわ」  走りながらそう告げると、ジャックは「ウス」と言ってヴィルの離脱とともにペースを上げた。  手加減されてたってわけね……。  ジャックの底知れぬ体力に苦笑しながら、ヴィルはクールダウンに入った。今日も普段と変わらずナイトレイブンカレッジ敷地内を外周1周した。外周1周だけでもヴィルのペースなら30分はかかる。ジャックなら半分の15分だろうか、いや、もっと短いだろう。  今、ヴィルがいるのは植物園の入り口付近。その真向かいには魔法薬学室がある。植物園を外から眺めてふっと笑う。レオナのやつがいないから、植物たちはこの時間穏やかに過ごしているんじゃないかしら。そんなことを思うもすぐに、我ながら馬鹿みたいな想像をした、と脳内レオナを吹き消して鏡舎へ向かう。その時だった。  バシャン、ザブンと水を打ち付け飛沫が上がる音が魔法薬学室の方から聞こえてきた。ヴィルはその音に吃驚して目を見開き、魔法薬学室の方に誰かいるのかしらと思った。ジャック……はもう1周走っているからここにはいないし、それじゃあこんな朝早くに誰かしら、と好奇心に駆られて音がした方へ歩んでみた。  基本的にここ、ナイトレイブンカレッジに通う者で朝早くから活動しているものはほとんどいない。皆、ホームルーム開始ギリギリになって教室に滑り込む。最悪1限の授業に遅刻しなければセーフといった具合である。だから、この時間―現在時刻は7時2分―に誰かいるはずはない。いようものなら、粋なことをするその顔を見てみたいものである。  外から魔法薬学室の中を覗く。しかし、人のいる気配はない。それはそうだ。この中には飛沫が上がるほどの水はないのだから。そうなれば、魔法薬学室に隣接する貯水池に気になる彼がいるはずだ。  ヴィルは魔法薬学室のガラスでできた壁に身体を引き寄せて、貯水池にいるだろう彼に気づかれないよう慎重に移動した。ガラスの壁と言っても、その厚さは充分であり、さらには室内の薬草や棚など障害となるものが多々あるため、貯水池にいる彼からは反対側の通路にいるヴィルの姿は見えない。もちろんヴィルからも反対側の貯水池は見えないので、移動しなければならなかった。ヴィルは自分の鼓動が大きく鳴っているのを感じ、ひとつ唾を飲み込む。  一体誰なのかしら。  ヴィルは漸く建物の角から池を一望できる位置に着き、体温より冷たい壁面に白雪の肌を近づけた。目を凝らしてみると、平らな池の水面からひょっこり黒くて丸いものが浮かんでいるのが見えた。ヴィルはすぐにそれが人間の頭であると認識する。もしかして、死んだ人間の生首かと思ったけれど、その頭が池をあっちへ行ったりこっちへ行ったり意思をもって動いているサマを見て、生首ではなく人間が泳いでいるのだとわかってほっと胸を撫で下した。それから数分泳いでいる頭を建物の角から眺めるも、髪が黒いこと以外知ることができない。  なんでこっちを見てくれないの!と胸裏で不満をこぼすのみで、まさか言えやしない。  ふと時刻を確認してみると、画面は7時12分を表示していた。このままここに居続けたらシャワーを浴びて身支度を整える時間がなくなってしまう。それはなんとしても避けがたいと、仕方なくも寮へ戻ることにした。  気配を気取られぬようおそるおそる、慎重に、もと来た箇所を一歩ずつ丁寧に戻っていく。戻りながらヴィルはふと考える。  何故彼はあそこで泳いでいたのかしら。まあ、この学園のプールは屋内にあって、鍵がないとこの時間は入れないけれど。だからといってあんなところで泳ぐかしら。だってあそこは貯水池よ。非常用の水溜場。泳げないほど汚いわけじゃあないけれど、飲めるものでもないわ。泳ぎたかったら学外にいくらでもあるというのに。そんなに今泳ぎたかったのかしら。もしかしたら何か訳があるのかも……。ああ、ダメ!また気になってきた!  ヴィルは豊かな想像力を巡らせ、再び胸や身体の先がムズムズし始めるのを感じる。気になってしまったものは仕方がない。どうにか彼の顔だけでも拝んで、それを土産にしようではないか。手抜きは嫌いだけれど、臨機応変にいこうではないか。朝の支度のうち、部屋以外でもできるものはカット。髪を結うのは登校してからにしましょう。時間がなかったら、ルークに手伝ってもらえばいいわ。よし。これならあと10分はこの場に残れる。絶対にこの10分間で片を付けてやるわ!  そう意気込んで、今度は反対側の角から様子を窺おうと急いで裏から移動した。持ち前の長い脚でダッシュに近い早歩きでの移動。それでも細心の注意を払って、音を出さないように。  反対側の壁面にたどり着いて、そこからまたゆっくり音を立てぬよう貯水池が見える角に移動していく。日差しが先ほどよりも強くなっていて、ヴィルは反射的に腹を壁面に向け、背中と後頭部で日光を受け止めた。今度こそは見えるかしら、と角より首を伸ばし池の方に目をやると、ザパン。泳いでいた者が水中から陸地に上がってくるのが見えた。ヴィルの角度からは小さいけれど横顔のみ捉えることができる。どこかで見たことのある顔だった。しかしどこで見たのか思い出せない。  「!?」  ヴィルは思わず声を出しそうになったすんでのところで押し殺す。驚いた。可能性としては無きにしも非ずといったところだが、まさか、まさか“そう”であるとは思うまい。  ──よもやまさか、裸であるなどとは!  ヴィルは一寸視線を外した。そして一寸鼓動が速くなった。見ていないわ。はっきりとは見ていないわ。ええ。全裸……なのは分かったけれど、ソレとかアレとか見ていないわ!断じて!  視界の右辺に映る生い生いと茂った雑草を睨みつけながら、ドクドクドクと速まる心音を鼓膜で感じ取る。ヴィルは他人の裸を見ることに慣れてはいるけれど(学園内の生徒がしばしば全裸で暴れまわることがあるため)、不意打ちには弱かった。  ここ学園の敷地内ではあるけれど、外よ。万が一誰かに見られたら……っていう可能性は考えて水着は履くべきじゃない?あ、でもサバナクローの奴らなら裸でも平気そうね(偏見)。でも、獣人ではないようだし、それじゃあ一体どこの寮の奴なの?!  そしてまた気になる。ループする好奇心は止められない。  その好奇心から、外していた視線を再び彼に戻したヴィルは、陸に上がった彼を見るや否や、ド。と心臓の内側から熱い何かが溢れ出したのを感じた。その何かは血液によって身体中に隈なく運ばれ、爪の先まで痺れるような感覚をもたらし、ヴィルは戻ってきたジャックに声を掛けられるまでそこから一歩も動けなくなったのだった。
「まるで、毒のようだったわ」 「……」  あの時の衝撃を、ヴィルはそう表現した。  外廊下をヴィルの肩と並んで歩くルーク・ハント3年生は、暫しの沈黙ののち、フムと呟いて、本日も淀みなく麗しい我が寮長の横顔を眺める。各々1限目の授業を終え、次の魔法薬学は二人とも履修しているということで、共に移動している最中のことであった。  ルークは廊下でヴィルに会った時、目を丸くした。それは彼がいつもの時間をかけて編み込んだ髪型ではなく、緩く一束に結んでいたからだった。これだけで、ルークはヴィルの身辺に何かあったのだと察して、今朝の出来事を聞くに至ることとなった。 「君がそんなふうに言うなんてね。その“池の君《ロア・ドゥ・エタン》”とやらを、ぜひこの目で見てみたいものだ」 「なあにその“池の君《ロア・ドゥ・エタン》”って……」  また変な呼び名つけちゃって……、と横目で笑うヴィルに、ルークは目を糸のように細めてニコニコと笑いかける。  それからは、昨日見たホラー映画があんまり面白くなかっただとか、ト���イが明後日のポムフィオーレのお茶会に参加するだとか、他愛のない話をして、目的の魔法薬学室に到着した。  ヴィルは室内で実験着に着替えながら、今朝の彼に思いを馳せる。  彼を見たとき、血液が毒に侵されたような感覚に陥った。“彼を見たとき”というのは少々語弊がある、か。彼が陸に上がる前は何とも思わなかったのだから。そう。ヴィルがちょうど外していた視線を彼に戻した時、風が一陣吹いた。ザアアという擬音も、サアアという擬音もどちらも合うような、柔らかくて芯を持ったそんな風がヴィルの背中を撫でたとき。陸に上がりきっていた彼はヴィルの方に身体の正面を向けて、風の行く方向を、その青い空を慈しむように眺めていた。彼のサイドの他より長い髪が風に乗ってゆらゆら遊んでいる様子はまるで絹のように柔らかさを帯びていて、遠目でも分かるほど彼の白く滑らかな肌と調和していた。身体に滴る水が煌めき、より一層彼の肌の白さを強調する。彼の薄ら閉じた瞼にも、唐紅の唇にも、均整のとれた身体つきにも釘付けだったけれど、何より、その儚げな表情がヴィルの心臓を貫いたのだった。  ヴィルは彼を“美しい”と思った。思ってしまった。これは完全に不本意である。しかし不本意であるということは、すなわち本心であり、悔しいながらヴィルは己の感情の機微を自覚したのだった。  とはいえ、ヴィルが彼に感じた“美しさ”というものは、ヴィルのもつ“美しさ”とは毛色が異なっていた。  ヴィルの“美しさ”というのは、簡潔に言えば“洗練された美しさ”である(まあ、元々の素材ももちろんいいのだが)。一方、池の君(ルークより借用)の“美しさ”は、“野生の美しさ”であった。自然の美しさ、と言えばよいだろうかか。詰まるところ、ヴィルは単体として美しく、ひとりで完結する美しさを備えているが、彼は自然と一体となることではじめて彼の存在に美しいという価値が付加されるのだ。(この二人の美しさについて、違いについての言及は後にもおそらく出てくるから、ここでの説明は流してくれて構わない。フィーリングでなんとなく理解してもらえると助かる。)  だから、ヴィルは彼を美しいと思ってしまったことを悔しいと感じるも、嫉妬するまでには至らなかった。競い合うフィールドが違うのだ。それに、彼を見たとき、内側からエネルギーが沸々と湧き上がってくるのを感じた。新しく何かに触れて、心を刺激され、やる気に満ち溢れる、行動を起こしたくなる、そんなよくある衝動を感じた。それは、彼のユニークな力であるのだけれど、それをヴィルがはっきり認知するのはまだまだ先の話である。  明日もいるのかしら。もしいたら、話しかけてみ……いや、話しかけるのは何だか違うわね。また今日みたいに陰で見る他ないのかもしれない。一寸後ろめたいけれど。  そうして明日のことをチラリと脳裏によぎらせていると、授業開始の鐘が鳴り、座っていたクルーウェルが立ち上がった。
 翌朝。  彼は居なかった。  同じ時間帯、同じ場所に赴いても、人の気配すら感じられなかった。  ヴィルは「まあ、そんなもんよね」と自分を慰めてさっさと寮へ戻っていった。  そして、その次の朝も。その次の次の朝も。次の次の次の朝も、ヴィルは毎朝あの魔法薬学室横の貯水池を見に来ていた。しかし、一度たりとも彼を見かけることはできなかった。  ヴィルは思う。  もしかしたら、彼はゴーストの類だったのだろうか。はたまた、自分が幻覚にかかっていたのだろうか。  ヴィルは会えない事実と裏腹に、日に日に「会いたい」という思いが強くなっていた。  もし、次会えたとしたら、絶対、絶対に話しかけてやるわ。そしてどこの寮の誰なのか聞いて……そうね、そのままウチの寮のお茶会に誘ってみてもいいわね。  ヴィルは半ば執着に似たものを抱いて、彼を繋ぎとめる術を考える。いつものヴィルがこれを見たら「信じらんない!時間の無駄!」と一蹴するところであるけれど、今の彼にとっては美容、仕事、その次に池の君といったところであるから、救いようがなかった。もうここまで来たら意地である。何がなんでも見つけてみせる。  その日は金曜日ということもあって、放課後になると、明日は休みだなんだといった声がちらほら聞こえてきた。皆、課題があっても週末に先送りして、今は部活動やサークル活動に傾倒しているようだ。  最終授業が美術だったヴィルは、画材の片付けで他より遅れて放課後の時間に入った。今日は何を見るんだったかしら、とこれから向かう映画研究会での活動に思考を巡らせる。  美術室は校舎の中心より離れた一角にある。学園を一つの国に例えるならば、生徒が普段活動する教室(自クラス)が位置するのが都市部であり、美術室や魔法薬学室というのは郊外といった具合である。まあ、魔法薬学室ほどは離れてはいないけれど、移動するのが面倒だと思うくらいには遠い。  ヴィルは誰かと戯れることなく美術室を出、一人、本校舎へ続く渡り廊下を優雅に歩く。その地面はアスファルトで華やかさはなく、一定の間隔で溝があり、誤って爪先を差し込んだら転んでしまうだろう。それをうまく避けながら、そのうえ上品かつ大胆に歩くものだから、男子校と言えど、やはり周囲の視線を浴びてしまうのである。そんな野郎どもの纏わりつくような視線も、ヴィルにとってはなんてことない。  ちょうど渡り廊下の真ん中あたりに来た時。ヴィルの右耳に楽しそうな笑い声が微かに飛び込んできた。進行方向を向いて、右手30メートル先に体育館がある。その体育館とヴィルのいる渡り廊下の間は芝生のみの空っぽの空間になっている。ヴィルは足を止めて声のする方を見やると、体育館の出入り口(4つあるうちの1つ)付近でなにやら数人の生徒がふざけあっているらしい。まず目に入ったのは、茶髪で左目に大きなハートがペイントされている彼……エース・トラッポラ1年生である。ヴィルはエースの名前こそ知らなかったが、ハーツラビュル寮の問題児として同じ寮長のリドル・ローズハート2年生から彼の愚痴を聞かされていたり、廊下で走り回っているのを何度も見かけたりしていたからか、顔だけは覚えていた(それに付け加えて、先生方やリドルに廊下で怒られているサマを度々目撃したこともあった)。エースは芝生にバスケシューズのまま降り立って、何故だかその手にホースをもって誰かに水をぶちまけている。それを開けた出入り口に寄りかかって笑いながら見ている者が2名……ジャミル・バイパー2年生と、同じく2年生のフロイド・リーチだった。フロイドはギャハハとひとしお笑った後「オレもやりたい」と言って芝生に降り立ち、エースからホースを奪おうとする。エースは最初は渡す気はなく抵抗を見せていたけれど、力の差があったのだろう、無理やり奪われてしまっていた。その拍子に、ホースが暴れて水が体育館で傍観するジャミルにも盛大にかかってしまい、運動着が、しかも上下ともビチャビチャに濡れた。ジャミルは数秒間1ミリも動かなかったけれど、次の瞬間には勢いよく顔をあげ、体躯を「大」の字に広げ、蛇が噛みつくようにエースに飛び掛かる。驚いたエースは「なんでオレェ!!」と叫びながら、ジャミルが飛びついた反動で背中から芝生に倒れた。それをアハハと腹を抱えて笑うフロイドと、そして……。  ヴィルはフロイドの隣で笑う彼(エースに水をかけられていた彼)が誰なのか最初は分からなかった。おそらくバスケ部の1年生か2年生で、あまり目立たない存在なのだろうと思った。実際にヴィルの思ったことは、当たらずも遠からずといったところだったのだけれど。  フロイドに渡ったホースを、今度はジャミルが奪わんとして、フロイドは反射的に円を描くようにホースを振り回す。それが、その水が、フロイドの隣で笑っていた彼……黒髪に白磁の肌の彼に思いきりかかった。「うわっ!」と吃驚した声をあげたのも束の間、不意だったものだから鼻に水が入ったようで、苦しそうに咳込む。だ、だいじょぶか……?と先ほどまで倒れていたエースが彼の顔を覗き込む。咳込む苦しみを和らげようとエースの左手が彼の背中に回った時。 「ぷ」  一瞬間の静寂。そして…… 「あはははははははは!!!!」  大爆笑。  壊れたようにヒイヒイ笑う彼に、一同はぽかんとした。しかし、すぐに彼と同じように皆で大爆笑して、肩を押し合っていた。  ヴィルはそれを見て目を瞠った。  ああ。彼だったの��……。気づかなかったわ。  自然と足が彼らの方へ向かっていた。ゆっくり、でも急いで、ヴィルは探し続けていた彼の元へ近づいていく。ヴィルの気配に気付いたのは、ジャミルで、彼はヴィルを見るや否や笑顔を消して咳払いをした。そして、ヴィルはあの日見た彼の背後に着く。その彼は自分が誰かの影に入ったと分かって、後ろを振り返る。2人の視線が初めて交わる瞬間だった。  それからのことは、ヴィルはよく覚えていないけれど、なにか恥ずかしいことを言った気がした。覚えていないのだけれど。しかし、彼のことを少し知れた。  彼はユウと言う。オンボロ寮に住む、魔法が使えない監督生。  ヴィルは薄らと入学式の騒動や、リドル、レオナ、アズール、ジャミルのオーバーブロット事件に彼が関与していたことを自室のベッドの上で思い出した。  まさかこの子が、例の監督生だったとは。何だか不思議な心地がした。  まるで夢のようなくすぐったいものが、ヴィルの内側からサワサワと顔を見せている。ヴィルはベッドに背を預け身体が沈むのを感じる。そして天蓋の裏を見つめて、それからゆっくり目を閉じ、瞼に焼き付いた大笑いするユウの姿を思い出す。  初めて彼を見たときは、消えてしまいそうな儚い顔をしていた。今日の彼は太陽のように眩しくて、宝石のように美しい笑顔だった。初めて見たときとは対照的な表情だったのに、すぐに彼だと分かった。心臓が脳が全身が、彼──ユウだと教えてくれた気がした。  ──もっといろんな顔が見てみたい。  純粋な興味だった。  ヴィルはようやくユウを見つけられたという(執着からの)解放感からか、明日は土曜日で仕事は午後からという安心感からか、その日は穏やかに深い眠りについた。  そういえばあの子、また水に濡れていたわね。……でも、水と相性が合っていたわ……。輝いて煌めいていた。
 木曜日の放課後。バイオレットのベルベット生地で統一されたカウチソファやアームチェアがいくつものテーブルを囲む。その重厚で華美な空間に見慣れぬ人物がちょこんと座っていた。彼はカウチソファに浅く腰掛け、膝上に載せた指を忙しなく弄っている。弄りながら右隣に座る一見温厚そうな同輩を見ると、男とは思えぬ可愛らしい顔がこちらを向いて微笑んだ。 「ん?緊張してるの?」 「……う~ん。緊張はしてないけど、落ち着かない」  目を少し細めて周りをキョロキョロする彼──ユウを困ったように笑って見つめるのは、ここ、ポムフィオーレ寮に籍を置くエペル・フェルミエ1年生であった。彼らが今居る所はポムフィオーレ寮の談話室。エペルをはじめ、皆寮服で着飾っているなか、ユウだけが制服(しかも上はパーカーの上に制服を羽織っている)で、一人だけ浮いていた。  ユウは先日、臨時マネージャーとしてバスケ部の活動に参加していた時(細かくは活動開始前)、初対面のヴィルに名を聞かれ、名乗られ、ポムフィオーレのお茶会に誘われるという奇妙な体験をした。その後の週明けに、たまたま廊下ですれ違ったエペルに声を掛け、ヴィルからもらった招待状を見せてみた。すると目を丸くして、「来てくれるの?」と言うので、ユウは頷いてみせると、彼はパアっと花が咲いたように笑って、ユウの腕をぶんぶん上下に振った。ユウは腕に全く力を入れていなかったから、もげそうだな~とのんきなことを考えて目の前のスウィートな笑顔に心を温めていた。実際のところ、エペルはポムフィオーレのお茶会が苦手だった。ヴィルやルーク、上級生のようにあの場で寛ぐことはできず、いつも給仕された紅茶を見つめ、じっとしているだけだった。それはもう居心地が悪いのなんの。それに、度々ヴィルに話題を振られたり、声をかけられたりするものだから、上層部の人たち(ヴィルやルークをはじめとするポム寮の中でも凄まじくキラキラした人たち)からの視線を浴びるわ怖いわで挙動不審になるし、冷や汗が止まらないといったことが毎回起こるので、苦手なのである。だから、ユウが来ると分かったとき、気の知れた友人がいてくれることに安心した。ちなみに、ユウとエペルの出会いは、これまたユウがマジフト部の臨時マネージャーとして駆り出されたところに由縁がある。まあ、この話は追々するかもしれないし、しないかもしれない。  そういうわけで、エペルはユウの参加をたいへん快く思っていた。お茶会が楽しみだなんて初めて思ったくらいである。エペルは隣でそわそわしているユウに安心したのは事実だが、同時に疑問を抱いた。 「ね。そういえば、ユウサン招待状もらったんだよね」 「うん」 「それって、ルークサンからもらったの?」 「ル……?」  誰それ?と言わんばかりに首をかしげてエペルを見つめるユウに、僅かに「え」と驚きを漏らしてしまう�� 「まさか……ヴィルサン、から?」  エペルがそう言うと、ユウはエペルの見開いた大きな目を見つめたまま小さく頷いた。  嘘でしょう?寮長から直々に?!というか、ヴィルサンとユウサンはいつの間に知り合っていたのだろう。  エペルは吃驚してそのまま固まった。ユウはそれを怪訝な顔で覗きこむ。  エペルがなぜそんなに驚いているのか。それは“招待状”というものが、それも“ヴィルから”ということが、超弩級にレアだからである。ルークからの招待状でさえSSRものだというのに、ヴィルからの招待状となればURものである。そんな代物をこの学園でもらったという事例は今までに聞いたことがなかった。前代未聞である。そもそも招待状というのは、寮長や副寮長のみが発行できる決まりで、もしそれ以外の寮生が他寮生に向けて出したいとなれば、寮長または副寮長に事前報告をし、許可を受けてからはじめて出せることになっている。さらにその際、申請した寮生からではなく副寮長(※寮長ではない)の手ずから招待される者の手に渡る仕組みだ。要するに、副寮長から、ルークから渡される以外のもの、すなわち寮長、ヴィル・シェーンハイトから渡される招待状というのは、ヴィルの意思で彼が直々に招待したという名誉ある代物なのである。  エペルはユウのもつ招待状が当然ルークからもらったものだと思っていたものだから、意表を突かれてしまっていた。週明けの月曜日に、ユウから招待状を見せてもらった時は、嬉しくて、お茶会で気軽にお喋りできる相手ができたということしか頭になかった。けれども、聞いてみればそれはルークからではなくあのヴィルからもらったと言うのだ。ポムフィオーレ寮生として、何事かと思わずにはいられなかった。 「ユ、ユウサン」 「?」 「ヴィルサンと、知り合いだったの?」 「ううん、全然」  全然知らなかった、そう言うのだ。いよいよ真相は闇に包まれてきた。  ポムフィオーレ寮のお茶会は、基本1、2年生が当番制で給仕を行う。エペルも例外ではなく、前回のお茶会では給仕の任を務めていた。給仕係の寮生が食器の音を僅かに立て、準備のできた者から談話室の隅に並び始める。1、2年生の参加者は皆すでに席に着いていて、後は上級生の入室を待つのみであった。  談話室の扉の向こう。廊下からカーペットを靴で鳴らす独特の足音が聞こえてくる。途端、談話室のピアノが優しく奏でられた。自然な挿入である。急であるにもかかわらず、一切驚きはしなかった。粋な配慮というものだろうか。雰囲気づくりが完璧だ。  それから数秒後、談話室の重厚な扉が開かれた。ヴィルを筆頭にルーク、そしてその他上級生が十数人、堂々と入場してくる。上級生たちに失礼のないよう、先ほどまで座っていた下級生も皆すでに立ち上がりヴィルたちの方に身体を向けている。ユウもそれに倣う。  ヴィルたち上級生は下級生一人ひとりに、無作為に、話しかけている。 「最近調子はどう?」 「ええ、おかげさまで。ヴィル寮長がお勧めくださった美容液、たいへん重宝しています」 「やあこの間はどうも!」 「デトワールさん!過日はお世話になりました。実はあのあと、面白いものを見つけたのですが……」  二言、三言で会話を切り次の者へ挨拶する者もいれば、一人相手に長話する者もいる。ユウはただそんな彼らを興味深そうに眺め、耳をそばだてて聞いていた。 「ご機嫌いかがかな、ムシュー・姫林檎!今日はお茶する側のようだね」 「はい、ルークサンたちとお茶会ご一緒できて嬉しいです」 「ふふっ。それは私もだ」  エペルに声を掛けたのは金髪おかっぱ頭に大きな羽根つき帽をかぶったルークだった。ユウは彼とは一寸顔見知りだったので、エペルの後ろからぴょこっと顔を覗かせて軽く会釈をした。 「おや!?トリックスター!キミも来ていたのかい?」  ようこそ!と言わんばかりにルークはユウの腕を取り、力強く握手をした。い、痛い……。  それから「ん?」と何かを思い出したようにルークは首を傾げ固まる。 「しかし、招待状を渡した記憶はな……」  ルークはハッと気づく。エペルを一瞬見ると、口を結んで頷いていた。 「そう……いや、ああ。なんと!」  実に興味深い!そう言って、また人好きする笑顔をユウに向け、握った手を上下に揺らす。  ユウはルークとは顔見知りだったが、名前を知らなかったので、改めて自己紹介を交わす。そのあとも、ルークは物腰柔らかく、だけれど獲物を狩るような視線を奥に潜めてユウにあれこれ聞いていた。その時。 「盛り上がっているところ、失礼だけど」  唐突に、ハスキーで艶のある声がルークとユウの会話に差し込まれた。ルークが後ろを向く。 「これは失礼、毒の君《ロア・ドゥ・ポアゾン》」  声の主──ヴィルに気付いたルークは、すぐにユウの正面の位置を譲り、斜め右後ろに身を引いた。それに「ありがとう」と小さくお礼を言い、緩慢な動作でユウの前に立つ。彼を捉えると、化粧で色が濃くなった目尻が柔らかく下がった。 「先週ぶりね。来てくれてありがとう」 「こちらこそ、ご招待くださってすごく嬉しいです」  ユウが笑うと目尻には皺が寄っていて、ヴィルは何だかその皺さえも美しいと思ってしまった。 「アナタと話したいことが沢山あるの。今日は、ここに座ってもいいかしら」 「え゛」  思わず声を漏らしたのはエペルで、その快くない反応にヴィルは一瞬眉間を歪めた。けれどもすぐに平静を取り戻し、エペルを一瞥してユウを見つめる。エペルは「やっちまった」と言わんばかりに口を両手で塞いでいた。  お茶会の席は常にフリーで、固定されているものではない。だから誰がどこに座っても良いし、途中で席を移動しても構わないことになっている。 「いいですよ、ねエペル」  反応を求められたエペルは、口を両手で覆ったままコクコクと小刻みに首を振って同意を示す。それを見たヴィルは満足そうに微笑んで「それじゃあ」と言い、ユウたちのテーブルの座席に身を置いた。  ピアノ演奏は依然としてクラシックが流れている。ヴィルが席に着いたのを見届け、ぽつりぽつりと上級生、下級生の順に座っていった。  特別お茶会開始の合図というものはなく、給仕係は皆の着席に合わせてテーブルにカップを置いて紅茶を注ぎ始める(軽食や菓子、取り皿などはすでにテーブルの中央に置かれている)。その流れるような動作はまるで聞き心地の良い音楽のようだった。神経を尖らせた息詰まるような雰囲気はない。給仕側も含めて談話室には安らぎの香りが漂っている。  本日のアフタヌーンティーのメニューは、3段重ねのケーキスタンド(下から順)にサンドイッチ、スコーン、ケーキ、それから紅茶はアールグレイ。いずれも今回の給仕当番のチョイスである。実は後々これらメニューの合わせ方や給仕の仕方、さらにはお茶会参加側のマナーなど上級生から講評される。お茶会と言えども、ただ紅茶を飲んで寛ぐのみではなく、いわゆる社交場前の訓練も目的としている。  がしかし、慣れればなんてことはない。最初は、特に新入生の頃はビクビク怯えすぎて逆に失態ばかりであったけれど、今となっては少し緊張こそすれど怯えるには至らない。現に、今回の給仕係の1年生も落ち着いているし、その動作も若干の堅苦しさはあるものの優雅で流れるようにスムーズだ。給仕される側も、この時だけはマナーを忘れて楽しむのである。マナーを覚えるのは、別の時間に行えということではあるけれど。(エペルが今もなおお茶会を苦手にするのは、マナーへの不安よりヴィルに呼ばれて上級生の巣窟に身を置かなければならない、そこで会話をしなくてはならないという強制されたものに怯えを感じるからである。) 「ユウ……と言ったわね」 「?」 「アナタは魔力がないんでしょう?飛行術とか、魔法を使う授業はどうしているの?」 「グリムっていう毛玉……モンスターが魔力を提供してくれて、それで補ってます。僕とグリム、2人で1人の生徒なので」  ヴィルはユウに聞きたいことが山ほどあった。それは、こういった魔法が使えないといったことや、異世界から来て身寄りのないこと、財源は?生活は?交友関係は?……などいろいろ気になることを一方的ではあるけれど、プライバシーに配慮して聞くと、ユウは明け透けに、素直に答えてくれた。  話を聞いている限り、ユウはヴィルの想像ほど苦労しているようには見えなかった。もしかしたら苦労を表に出さないだけかもしれない、それが彼の強さなのだろう、とヴィルは心の内で思う。しかしこの時ヴィルが思ったこと・感じたことは間違いで、ユウを深く知るにつれ、良い意味でも悪い意味でも裏切られることとなる。  
 これをきっかけに、ヴィルとユウは交流を深めていった。学園内で会えばどちらからともなく挨拶をし、時間があれば立ち話をした。勉強を見てもらったり、またお茶会に参加したり。ヴィルが初めてオンボロ寮に遊びに来た時は、建物のボロさを見て「アンタ……こんなとこに住んでたの……」とものすごくひどい顔をして口端をヒクつかせていた。帰る際「もう二度と来ないわ」と言ったのに、数週間後また来たことは思い出すだけでも笑ってしまう。それから、ヴィルがオフの時には街へ降りてショッピングをしたり、カフェでゆっくりお茶したり、たまに観光スポットへ足を運んで記念になるものを残したり、比較的穏やかに過ごした。学園内では、まあいろいろあったけれど、ヴィルにもユウにもいろいろあったけれど、2人の関係は変わらず、むしろ以前よりも強固な関係になったように思える。  呼び方もいつの間にか「アナタ」から「アンタ」に変わっていて、ユウの使う敬語が砕けたり、敬語を使わなかったり、それをヴィルはたまに注意するけれど、内心は少し嬉しく思っていた。ユウの髪や服装が乱れていたら、小言を言いながら直してくれ、ヴィルが仕事で疲れて帰ってきたときは、ユウがご飯をつくって彼の自室まで持ってきてくれた。ユウの作るご飯はまあまあ美味しかった、とヴィルは言う。  ユウに心の臓を射抜かれたあの日から、ヴィルの彼に対する認識や感情はあまり変わっていない。「美しい」と感じている。それはおそらく今後も変わることはないだろう。そして新たにユウをユウたらしめているものを見つけた。それは──  自由。  ユウは果てしなく自由であった。たとえ他から何かを強制されたとしても、自分の心に従い、その通りまっすぐ行動する。異世界で独り身でも苦労の色が見えなかったのは、表に出していないのではなく、苛酷なことも彼の自由な考えにより、謳歌するものとして彼に吸収され消化されていったのであった。ヴィルはそれに気づいたとき、心臓が全身が電流を浴びたような衝撃を受けた。そしてやはり、彼の自由さを、「美しい」と思った。ユウのそういった美しさに、人知れず可能性を感じた。この可能性は、まだ蕾、いや芽にもなっていない種である。  ヴィルは思う、将来のことを。自分はこの業界でまだ成し遂げていないことが山ほどある。そしてそれを成し遂げ、この業界の頂点に君臨しようと。  ヴィルは思う、彼のことを。彼は一体どんな未来を思い描いているのだろう。果たしてそこに──……いや、これは関係ないだろう。これは、自分の願望だから。  ヴィルは眩しいくらいの白さを孕んだ月明かりに照らされ、思う。  明日は卒業式だ。ナイトレイブンカレッジのヴィル・シェーンハイトも明日で終わる。これからは、モデルで俳優のヴィル・シェーンハイトになって、仕事一筋、自由な時間は今以上に少なくなるだろう。そうなれば、きっと、きっと。  明日の卒業式、アタシ泣いちゃうのかしら。……ま、最後だし泣いたっていいけれど。ルークは沢山泣きそうね、目に見えるわ。エペルもきっと。  あの子は──。  口の片端が僅かにあがって、ふっと笑った。
「泣いては……くれないわね」
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shintani22 · 2 years
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2022年4月29日
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2022 明治安田生命J1リーグ 第10節 清水エスパルス 2-2 サンフレッチェ広島@IAIスタジアム日本平 9765人/20分 チアゴサンタナ、68分 森島司、70分 チアゴサンタナ、80分 柏好文
J1第8節 広島 1-0 福岡@Eスタの試合当日(4月10日)試合前に欠場が決まった塩谷司と野津田岳人がベンチ復帰・後半開始から出場
雨中激戦はドロー決着! 清水は2度のリードも“4月無敗”広島を振り切れず(ゲキサカ)
J1リーグは29日、各地で第10節を開催した。清水エスパルスのホームで行われたサンフレッチェ広島との試合は、2-2のドロー決着。清水は4試合連続の引き分け。広島は今月無敗を継続している。
今季ホーム初勝利を目指す清水と4月を負けなしで締めくくりたい広島の一戦は、雨脚が強くなる中、GK権田修一とGK大迫敬介の両守護神の好判断が光る。
前半16分にピンチを迎えた大迫は、ミドルレンジから放たれた清水MFホナウドの強烈なシュートをあえて弾き、構えを整えてセカンドシュートに対応。FWチアゴ・サンタナのボレーシュートは枠を外れて難を逃れた。権田もキャッチング、パンチングを使い分けてゴールを死守。攻撃陣の奮起を待つ。
すると、ホームの清水が先にスコアを動かした。前半20分、敵陣左サイドでボールを受けたDF山原怜音が右足に持ち替えてゴール前にクロスを送ると、サンタナがヘディング弾。サンタナの今季初ゴールで先制に成功した。
清水の1点リードで前半を折り返すと、反撃に出たい広島は、後半開始からMF松本泰志、MF東俊希、FWジュニオール・サントスに替えてDF塩谷司、MF野津田岳人、FWナッシム・ベン・カリファの3人を投入。今月25日に加入発表があったベン・カリファはJリーグ初出場となった。
広島はそのベン・カリファをターゲットに攻撃を展開。後半23分には右サイドでボールを受けたFW森島司のクロスにベン・カリファがダイビングヘッド。しかし、枠を捉えることはできなかった。それでも、清水ディフェンスがベン・カリファに警戒を強めると、周りの選手がフリーに。同点弾が生まれた。
広島は後半23分、左サイドでボールを受けたMF柏好文が右足でゴール前にクロス。清水のセンターバック2枚がベン・カリファを挟む形でポジションを取ると、ファーサイドの森島がフリーとなり、そのままダイレクトでゴールに突き刺した。
同点を許した清水だが、すぐさまリードを奪う。後半25分、ボックス内右からMF中山克広がクロスを送ると、ファーサイドから走り込んで来たMF宮本航汰がヘディングシュート。広島ディフェンスがブロックしたこぼれ球をサンタナが押し込み、ゴールネットを揺らした。
再び1点を追うこととなった広島は後半35分、左サイドのコーナーキックを野津田が蹴り込むと、DF佐々木翔が頭で合わせたボールを権田がファンブル。そのボールに反応した柏が詰めて試合を振り出しに戻した。
試合はその後互いにゴールに迫るもスコアは動かず、2-2の引き分け。勝ち点1を分け合った。
【広島】柏好文が日本人年長3位のJ1通算30得点目「クロスからは練習通りの形」(日刊スポーツ)
サンフレッチェ広島MF柏好文(34)が1得点1アシストと活躍した。0-1の後半23分に左からのクロスでMF森島のゴールをアシスト。すぐに勝ち越しを許したが、同35分には左CKからのこぼれ球に素早く反応して右足で押し込んだ。
これでチームはリーグ戦5戦負けなし。試合後のインタビューでは「クロスからは練習通りの形。セットプレーも時間を割いてやっているので練習の成果が2得点に表れた。これから連戦が続くけど、チームとして自信を持ってやっていければいい」と話した。
貴重な同点ゴールは今季リーグ戦初、J1通算30点目。34歳9カ月での通算30得点到達は、日本選手ではDF中沢佑二(横浜)の36歳2カ月、MF伊東輝悦(清水)の35歳6カ月に次ぐ歴代3位の年長記録となった。23日のルヴァン杯徳島戦(4-0)に続くゴールで、ベテランサイドアタッカーが健在ぶりを示した。
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2021-22 Yogibo WEリーグ 第19節 INAC神戸レオネッサ 3-2 サンフレッチェ広島レジーナ@ノエビアスタジアム神戸 2301人/8分 オウンゴール、12分 田中美南、26分 田中美南、41分 川島はるな、48分 上野真実
[WEリーグ]初代王者決定お預けも…INAC神戸は開幕から16戦不敗継続、次戦は自力Vへ(ゲキサカ)
歓喜の瞬間はお預けとなった。
WEリーグ初代王者が目前に迫るINAC神戸レオネッサがホームでサンフレッチェ広島レジーナを3-2で下し、6連勝で開幕からの16戦不敗を継続させた。
しかし1時間遅れで試合を行っている試合で、2位・三菱重工浦和レッズレディースがアルビレックス新潟レディースに2-0で勝利した。浦和Lが引き分け以下に終われば、I神戸の優勝が決まることになっていたが、神戸での今季最終戦で優勝を決めることは出来なかった。
I神戸が序盤から得点を重ねた。まずは前半8分にFW田中美南のシュートをGKが弾いた跳ね返りを、MF中島依美が狙う。これがDFがかき出したボールがGKの後部に当たって跳ね返るラッキーなオウンゴールになり、先制に成功する。
さらにI神戸は前半11分にFW高瀬愛実のスルーパスから田中が右足で豪快に蹴り込みリードを広げると、同26分にはMF水野蕗奈の左クロスをワントラップで収めた田中が左足でゴール右隅に蹴り込む。昨日28日に28歳の誕生日を迎えた代表FWが、今季初の複数得点を決めて、点差を3点に広げる。
しかし広島も前半41分にFW川島はるなのコントロールショットで反撃を開始。さらに後半に入ってすぐの3分にはFW谷口木乃実のクロスから川島がヘッド。これはクロスバーに当たって跳ね返ったが、こぼれ球をMF上野真実が粘って押し込む。I神戸は今季初の複数失点で、楽勝ムードが一変してしまう。
その後も一進一退の緊張感のある展開は続く。後半18分にI神戸はGKからのロングボールで裏に抜け出した田中がGKと1対1のビッグチャンスを迎えるが、シュートは枠上に外れていく。広島も同23分、上野がゴール中央から右足で強烈なシュートを放つが、枠左に外れていった。
試合が何とかI神戸が逃げ切った。浦和Lが勝利したことで優勝決定はお預けとなったが、残り4試合で勝ち点差は12。5月4日に今度は敵地で対戦する広島戦に勝利すれば、自力で優勝を決めることになる。
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神戸市長、ツイッターやめます マスク氏買収「さらに状況悪くなる」(朝日新聞)
神戸市の久元喜造市長は27日、自身のツイッターにアカウントを近日中に削除すると投稿した。「事実無根、歪曲(わいきょく)された書き込みに悩んできた」とし、「この辺が潮時かもしれません」とつづった。
投稿は27日午後10時ごろ。「市政や神戸の情報発信のつもりでやってきましたが、もう限界」と書き込んだ。
米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者が米ツイッターを買収することにも言及。マスク氏が表現の自由を強調して投稿の削除などに慎重な姿勢を示していることを念頭にしてか、「マスク氏の買収で状況は更に悪くなるでしょう」と記した。
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【本日 (4/29)の広島県内の感染状況】(広島県)
3年ぶり行動制限なしのGW 広島駅は帰省客らで混雑(広島テレビ)
ゴールデンウィーク初日、県内では30ミリから40ミリ余りの雨が降った。それでもJR広島駅では、足早に移動する旅行や帰省の人が目立った。
新幹線の下りが、早くもピークとなった。JR西日本によると、新大阪発午前8時21分広島着の「さくら」などの自由席乗車率が、90パーセントとなった。
■大阪から帰省した女の子 Qどんなことをしたい? 「公園に行ったり、ご飯モリモリ食べてお姉ちゃんになりたい」
■兵庫から広島へ旅行の男の子 「おばあちゃんと一緒にずっと過ごしたい。宮島とか行ってみたかったから」
新幹線の「上り」のピークは、来月5日の見込みだ。
鞆の浦の「観光鯛網」が3年振りに復活した。2隻の漁船の間に網を張り、鯛の群れを追い込む江戸時代からの伝統漁法を再現…。福山市の「無形民俗文化財」に登録されている。雨にもかかわらず約100人が訪れた。
■男の子 「楽しかった」
■父親 「感染対策しながらイベントを増やしてもらえたら子どもたちも喜ぶので、いいのかなと思う」
今年はゴールデンウィーク期間中の5日間のみの開催で、予約はすでに埋まっているという。
こちらも3年振りの開催となった「呉みなと祭」。例年約30万人が訪れていたが、今年は規模を大幅に縮小。会場を2か所の屋内ホールに限定して、海上自衛隊の音楽隊による演奏や子どもたちのダンスなどが披露された。
■親子 「コロナ禍でこういうイベントがなかったので見れて嬉しかったし楽しかったし感動した」
■古江正彦記者リポート 「こちらはリニューアルオープンしたばかりのアルパークの西棟です。連休が始まったということもあって多くの人で賑わっています」
2年振りにオープンした広島市西区の大型商業施設「アルパーク西棟」…。世界最大の販売面積を誇る「無印良品」は、約7500種類の自社商品すべての品揃えを謳うだけあって、多くの買い物客が訪れていた。
■父親 「新しくなってさっそく見に来ようと思って。きれいになってショッピングも楽しくできると思う」
■女の子 「すごいと思った」 Qどんなところがすごい? 「いろんなものが売ってるところ」
そしてこんな動物も…。30種類以上の動物を間近で見ることが出来るカフェでは、家族連れらが触れ合いを楽しんでいた。
3年振りに始まった行動制限なしのゴールデンウィーク…。今後1週間は高気圧に覆われ、晴れる日が多いという。
大型連休 使うお金は?旅行増で去年の1.4倍に 大手生保調査(NHKニュース 4月30日)
ことしの大型連休中に使うお金は、旅行に出かける人が増えることなどから、2万9500円余りと去年の1.4倍になるという調査結果がまとまりました。
大手生命保険会社の明治安田生命が先月下旬に全国の20代から70代を対象にインターネットで実施し、1620人から回答を得た調査によりますと、大型連休の過ごし方は、▼「自宅で過ごす」が56%で、最も多くなりましたが、去年と比べて8ポイント減りました。
その一方で、▼「国内旅行」は11.2%と、去年より6ポイント増えたほか▼「帰省」や「アウトドア」も増えました。
また、大型連休中に使う金額をたずねたところ、平均で2万9544円となり、去年と比べて9000円余り、率にして44%増えました。
国内旅行や帰省などに出かける人が増加し、連休中に使うお金も増えた形ですが、感染拡大前の2019年の4万7200円は大きく下回っています。
明治安田総合研究所の小玉祐一 フェローチーフエコノミストは、「これまでの反動で旅行需要が高まっているが、今後の消費の回復に、物価上昇の影響がどのように出てくるか注意する必要がある」と話しています。
東京都 新型コロナ 3893人感染確認 先週金曜日より1500人余減(NHKニュース)
新型コロナ感染者数 人口多い地域中心に減少も21道府県で増加(NHKニュース)
新型コロナウイルスの新規感染者数を1週間平均で比較すると、東京都や大阪府など人口の多い地域を中心に全国では減少が続いている一方、北海道や九州などの21道府県で増加していて、感染状況に差が出ています。
NHKは各地の自治体で発表された感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。
全国では▽先月31日までの1週間では、前の週に比べて1.17倍、▽今月7日は1.04倍、▽今月14日は1.06倍と3週連続で前の週より増えていましたが、▽今月21日は0.85倍、▽28日まででは0.94倍と2週連続で緩やかな減少となっていて、一日当たりの平均の新規感染者数はおよそ3万9776人となっています。
感染者数は東京都や大阪府など人口の多い地域を含む26都府県で横ばいから減少になっている一方、九州や東北の一部、北海道、北陸など21道府県で増加しています。
沖縄県 人口10万当たりの感染者数が全国最多
沖縄県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.17倍、▽今月21日は1.04倍と5週連続で増加していましたが、▽28日まででは1.00倍と横ばいになっています。
一日当たりの新規感染者数はおよそ1372人で、直近1週間の人口10万当たりの感染者数は654.39人と、全国で最も多くなっています。
関東1都3県の状況
東京都は▽今月14日までの1週間は前の週の1.01倍でしたが、▽今月21日は0.79倍、▽28日まででは0.86倍と2週連続で減少していて、一日当たりの新規感染者数はおよそ5051人となっています。
神奈川県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.03倍、▽今月21日は0.80倍、▽28日まででは0.86倍で、一日当たりの新規感染者数はおよそ2726人となっています。
埼玉県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.01倍、▽今月21日は0.73倍、▽28日まででは0.87倍で、一日当たりの新規感染者数はおよそ2157人となっています。
千葉県は▽今月14日までの1週間は前の週の0.96倍、▽今月21日は0.72倍、▽28日まででは0.90倍で、一日当たりの新規感染者数はおよそ1678人となっています。
大阪府・京都府・兵庫県では
大阪府は▽今月14日までの1週間は前の週の1.05倍、▽今月21日は0.81倍、▽28日まででは0.91倍で、一日当たりの新規感染者数はおよそ2908人となっています。
京都府は▽今月14日までの1週間は前の週の1.00倍、▽今月21日は0.89倍、▽28日まででは1.05倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ859人となっています。
兵庫県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.06倍、▽今月21日は0.88倍、▽28日まででは0.87倍で、一日当たりの新規感染者数は1479人となっています。
東海3県の状況
愛知県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.07倍、▽今月21日は0.81倍、▽28日まででは1.02倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ2220人となっています。
岐阜県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.10倍、▽今月21日は0.89倍、▽28日まででは1.04倍となっていて、一日当たりの新規感染者数は569人となっています。
三重県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.04倍、▽今月21日は0.85倍、▽28日まででは0.87倍で、一日当たりの新規感染者数はおよそ447人となっています。
感染者が増加傾向の地域など
北海道は▽今月14日までの1週間は前の週の1.13倍、▽今月21日は1.10倍、▽28日まででは1.08倍となっています。
一日当たりの新規感染者数はおよそ2654人で、直近1週間の人口10万当たりの感染者数は355.62人と、全国で3番目に多くなっています。
広島県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.12倍、▽今月21日は0.91倍、▽28日まででは0.94倍で、一日当たりの新規感染者数はおよそ939人となっています。
福岡県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.11倍、▽今月21日は0.87倍、▽28日まででは1.03倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ2259人となっています。
佐賀県は▽今月14日までの1週間は前の週の1.28倍、▽今月21日は1.09倍、▽28日までで��0.89倍となっています。一日当たりの新規感染者数はおよそ431人で、直近1週間の人口10万当たりの感染者数は372.18人と、沖縄県に次いで全国で2番目に多くなっています。
このほか、▽石川県は28日までの1週間は前の週の1.22倍、▽島根県は1.21倍、▽長崎県は1.23倍、▽大分県は1.21倍などと増加の幅が比較的大きくなっています。
東京医大 濱田特任教授「感染者数が再び増える可能性高い」
感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎特任教授は、現在の感染状況について「ここ1、2週間、全国的には減少はしているが、増加に転じているところが少し多くなっている。大型連休になると、人と人との接触が増え、旅行などで移動の機会も多くなるため、感染者数が再び増えていく可能性は高いと考えられる」と話しています。
新型コロナの感染が始まってから初めて、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されていない状態で大型連休を迎えたことについて、濱田特任教授は「久しぶりの会食や旅行をしてもかまわないが、感染の第6波の中で大型連休を迎えていることを忘れずに、予防対策をとりながら楽しんでほしい。感染状況には地域差があるので自分が連休中に行動する地域の感染状況を確認することや検査で自分が感染��ていないことを確かめたうえで行動することが大事だ。そして、マスクや手洗い、密を避けるなどの対策は日頃よりもある程度強めにやっていただきたい。旅行から帰ってきて体調が悪い場合は早めに医療機関などで検査を受け、診察を受けてほしい」と話しています。
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<テスト投稿>Robert Haigh1980~1985
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TRUTH  CLUB / FOTE   Slight / Looking  For  Lost  Toy 7"  LE  REY (UK)  LE  REY 1   1980
ギター・ベース・ドラムの3人編成によるボーカル・バンド・スタイルなTRUTH CLUBサイド。ビート楽曲に管楽器やピアノと個性的コーラ スを絡めつつ実験且つアバンギャルド風味を醸し出しながら、熱のないクールさに出来たNEW WAVEサウンドはポスト・ロックを感じさせ る古典B級音楽フリークス向け。SPLIT逆サイドにはTRUTH CLUBに女性ボーカルを加入させての発展バンドFOTE。声色(こわいろ)ボーカ ルを導入してのフリーキーなビート・サウンドは前衛系譜を深めており更にで妙。前衛/実験/アバンギャルドであってもNOISE色には薄く 要点としてはSEMA/ROBERT HAIGH音楽活動最初期記録と言う事になろうか、仮にTRUTH CLUB及びFOTEのメンバーであったROBERT HAIGHが後にSEMAを開始していなかったとすれば、埋もれきったB級NEW WAVEマニア向け地下カルト・アイテムのひとつになっていた と思う。トータル作品その香しさには独特な見映えあり。  (oZ)
VARIOUS  ARTISTS   Hoisting  The  Black  Flag LP  UNITED  DAIRIES (UK)  UD06   1981 cassette  UNITED  DAIRIES (UK)  UDT02   1987 bootleg-cassette  RRR (USA)  UDT02   1987
急隆盛著しく拡散して行ったNEW WAVEシーン、別選択のひとつとして注目されたNOISEその黎明期にも勢いは飛び火する。地下マイナー 自主製作サイドがプレス盤をリリースするには資金面など制約在りきで儘(まま)ならかった当時一般、ジャンル問わずしてコンピLP作に熱量 が集まるのは道筋だったと言えよう、この時期コンピLP作には名盤と言われるものが非常に多い。その内で特出すべきNOISEコンピ作のひと つとなったのが英国NURSE WITH WOUNDが運営するUNITED DAIRIES1981年配給コンピLP作第一弾"Hoisting The Black Flag"本件。前 衛にフリーにアバンギャルド達はNOISEと性交しダダイズムの息吹きを新たに上げ地下闇世界から再び海賊旗を翻す事となる。前年80年に本 レーベルから1st LP作"We Buy A Hammer For Daddy"(no. UD02)と1st12"作"Cake Beast"(no. UD07)の配給があるLEMON KITTENS が第一推薦と言わんばりにA面トップ。形容し難いフリー・スタイルを看做して提出先非在の音実験レポート、鼻唄の様にした怪し気なハミ ングを伴い電子風情に趣きある音が鳴り何かがソフトに内側で転がっている。プレイ断片のテープ・コラージュは奇アッセンブリー、女声の 歌声、男声の語り、調和にない生態系は住処。音の営みに英国的妖精気配、あたかも創造搬出者はエルフやピクシーの類いフェアリーだとし ても小悪魔からの変体。奇怪な森は音による夢物語、そこから緊迫を煽るリズムらとフリーキーなサックスらが追従し迫り出しから蹴破りに 向かうは肉感的鮮度。監禁扱いされていた堕天使世界が違和そのままに羽ばたき起ってから自らを放った事を覚えさせる。魅力として発する 事を覚えた淫らな邪心や醜い妖艶らは獲得から自立。宣言の必要には及ばず様々な線引きを飽和させる秀悦魔術。魔導師降臨、立場目撃者を 実体感させる開口にある。A2にはSEMAで浮上する事となるROBERT HAIGHの再初期活動グループTRUTH CLUB。シングル盤でのバンド 編成演奏スタイルとは異なりアコースティックなアングラ歌曲調サウンドを蔵める。テープ操作音にコーラスとパッカーション、ギター音や エフェクト処理も孕み非常に神隠し的、焚き付けに色濃い儀式最中を促し齎す。A3にはレーベル主NURSE WITH WOUND。フィードバッ ク音とギター・マニュピレート音と異化音源を主成分としたフリー・インプロビゼーションは男女メディア音声のコラージュを伴いつつ混線 呪縛への陥れ、逆襲的且つ強襲立場からのハード電子雑音侵略ぶり。NOISE決起の旗揚げにありアルバム・タイトルに通ずる事となる。間髪 なしでシフトするラスト・トラック、シュールは落書きみたいだから徒花が全うMENTAL AARDVARKS短編がA4に添えられる。化物たち が飛び出したツヅラ箱開けの様にしてオブスキュアやアブストラクトらが音楽牢獄から既存ルール一切に構わずジャンプし具現体化している のがA面だとすれば、音楽エレメント内で海賊旗を掲げていると言えようかエレメント・クーデター色に強いと言えそうなのがB面。英プロ グレ・バンドKING CRIMSONでプレイしていたDAVID CROSSがトップ。打音と弦を主軸にしたプログレとアバンギャルドの混血音楽は効 果音も多分に孕み展開を謳歌するB1。B2には本レーベルからTHE BOMBAY DUCKS名義で1981年に1st LP作"Dance Music"(no. UD05) を配給するPAUL HAMILTON & JOSEPH DUARTE。弦音は内部演奏によるものであろうか、弾く叩く擦ると徹底的に楽器ピアノを活用し た現代アート調。天真爛漫な破天荒が軽快にポスト・モダンを産出し特出する。続いてパワー・エレクトロニクス界の首領WHITEHOUSEが 2トラック。過剰エフェクトされたボイスは原形から遠くNOISE音としての一構成、陰惨質に毒々しいサイクル・パルス状な電子サウンドの B3、奥設置でエフェクトに塗れたボイスを置きシグナル音や電波雑音でエクストリームな闇実験性に高い電子サウンドのB4。電子音楽の奇 形から破壊に及んだ事によって滲み出されているのはその造反行為自体かと存じ察する。B面アプローチ各々ながら想定アカデミックを偽装 にして支援・援護・擁護の姿勢に在らず色濃く炙り出されるものとなれば寧ろでその解体と解放。"Hoisting The Black Flag"全行程を以てそ の全うぶりを確認するに至る。B面ラストにはA面ラスト同様MENTAL AARDVARKS短編が別一片にて徒花を咲かせた。仮に共感を呼んだ としても連帯はない。植え付けられた商業音楽幻想らをいなし起源へと還す。額縁の様なものがあって音を覗いている自分に気が付けば音も 自分を覗いている事に気が付くが関係も距離も変わろうとしないし変わらない。聴き終えた後に自分以外に人は居るのか人間社会はまだある のかと思わせてしまう音盤でもある。芸術やアートらに席を置かないNOISEからの運動。蓋(けだ)し促しているものは孤独にはなく特化でも ない自立である。 (oZ)
FOTE    Perfect  Sense      12"  LE  REY (UK)  LE  REY 2   1981 Shaking  The  House  12"  LE  REY (UK)  LE  REY 3   1981
ROBERT HAIGHがSEMAに移行する前に音楽活動上関係していたグループがFOTEである。1st 12"シングルである"Perfect Sense"と2nd 12"シングルである"Shaking The House"は一枚のLPとしてリリースしても良いぐらい内容に大きな変更がない。変拍子・外されたアクセン トの複合・再々登場するベース/ギターのハーモニックス演奏・効果音的に導入されるTOY系の音・通常の唱法を脱却したボーカルスタイル とバンド編成によるフリー系アバンギャルドで、反対派ロックRECOMMENDED RECORDS系アーティストの色合いがあり、そこに1980年 初頭のNEW WAVEのエッセンスが加わって、淡々という言葉は的確ではないにしても抑制側にあるホットではない演奏をプレイしている。 各々12"ラスト曲では共にバンドという形を解体し、各々楽器の音色をもって作品として再アプローチするような楽曲が収められている。特 に"Shaking The House"の方のそれは落ち着きのないSEMAの様で後の活動の原点的なものが見え隠れしている。総じて音的には何が登場し て来るか分からない程に活気があった1980年前後当時にありがちなB級アバンギャルドの香を強く与えるものであるが、そこにジャケット・ デザインが付加されトータル作品として触れることになると、その格が数倍に跳ね上がる不思議なポジションにあるバンドである。因みにLE REYの1番は前身であるTRUTH CLUBとのスプリット7"シングルで、FOTEサイドには"Perfect Sense"に入っている"Lost Toy"が"Looking For Lost Toy"として収められている。また未聴ながら英レーベルUNITED DAIRIESから1987年にリリースされたカセット作"The Best Of Robert Haigh"(no. UDT034)のA面にて12"作全トラックが聴ける様である。オリジナルでの入手となると難易度激高なレア・アイテム。オ フィシャル・ブート扱いなのか何なのかながらで米NOISEレーベルの老舗RRRがUNITED DAIRIESカセットを再発していたので、意外と音源 の入手だけで割り切ればハードルはそう高くないかもしれない。 (1997年 電子雑音1号より追加編集 oZ)
SEMA   Note  From  Underground LP  LE  REY (UK)  LE  REY 4   1982 LP (included in 4LP-BOX "Time Will Say Nothing 1982-1984")  VINYL-ON-DEMAND (GERMANY)  VOD103   2012
SEMAのアルバムはどれも30分前後に収まるもので短い。ままになく塩ビ盤NOISE作には表記なく再生スピード・フリーな作品が存在する。 再生速度表記が無いSEMA本作を一旦で疑ってみて聴き直してみる。B2にてコラージュされる音声音源を始め響きの詳細と且つアルバム・タ イトルを窺ってからその気配となれば33RPM再生ではと判断し起こしていると前置をひとつ。金属音にピアノ音、残響・間・微音。辛辣気 を齎す不協和な一打音系、ピアノ音は虚ろな独り言の如し旋律と不定期に滴り落ちる一雫の様な不協和コード、焚き上げ感を有する音声の様 な鳴りと振幅音の持続に敷き詰められる。時折に不協和ドローンが往来し幻怪・暗度・陰鬱・棲息ら不穏気を漂わせ陰性モノトーンなムード と言うものを催しながら起ち興す抽象オブスキュア。音とリスナーが居る場所を特化空間とし日常現実を闇に差し換え染め潰しながら手を引 いて離脱して行くミュージック・コンクレート。終焉した過去は終わりを拒否し続け蠢きアメージングを蜜にして穏便に拉致する如しにある 全1トラックA面。テープ逆回転音に一打音のアクセント、弦の摩擦による持続音にピアノや音声音源らが散在するB1トラック。憂鬱に悶え る嘗ての優雅は時代の内で場末となった今に密かながらで喘ぎを漏らす。不確かな記憶再生その断片を集積���れば退廃を孕み歪みが生じ不均 衡は地下世界の花園となって解放されてしまう。今と比較すればシンプルな構造ながらバランスに無理や無駄がなく音そのものの響きに趣き があり気配寡黙然としながらも存在としてのテンションを覚えさせる。朦朧に独り虚ろとした現実と非現実の狭界で識別の類いを無効化させ 道連れにし洒脱感に溺れる。B面ラスト短編B2ではギターの即興と不協和持続音と幻聴微音による炎天下真昼の弔い祭事の様な無色彩観で虚 無を描き〆。朧(おぼろ)として虚ろな実存的夢世界半ば、その在り方は負性魅惑を孕みつつ魅了と言うものを然り気なく後押しする。 (oZ)
SEMA   Theme  From  Hunger LP  LE  REY (UK)  LE  REY 6   1982 LP (included in 4LP-BOX "Time Will Say Nothing 1982-1984")  VINYL-ON-DEMAND (GERMANY)  VOD103   2012
塩ビ盤のSEMA並びにROBERT HAIGH作にあっては再生スピード設定を固定せずに接した方が宜しいかもしれないと提案してみる。再生速 度フリーに謀られている設計ありとも思える2nd LP作"Theme From Hunger"。が但し本作にあっては同年に本アルバムA2曲を搭載し出版 された国内プログレ雑誌マーキームーン10号の付録片面ソノシートが45回転再生指定で存在している事、更に本アルバムA1曲のリミックス 相当となる1984年ベルギーLAYLAHから配給された12"作"Juliet Of The Spirits"(no. LAY 9)のB面からしても有力視されるとなれば本アル バムは45回転再生の方が濃厚。紹介立場上からしてソチラの方で一応一旦と。再来訪気配の様にして近づく不協和を孕んだピアノ・プレイで 始まるアルバム・タイトル・トラックA1、古いわだかりを抱えた物憂げを抱く様にして切迫の無闇に催される怪奇にも似た違和感、不調和な オブスキュアと抽象の内で音の響きが神経から皮膜を失わせて行き朦朧と辛辣は波立たないウネリ。一打音による設定変化、不協和な持続音 にシンバルと太鼓、怪しいコーラス音、別持続音の到来重複。弦音複数による鳴り、ジャンク物音にハーモニクス・プレイ、弦の摩擦音、再 度始まる持続音の鳴りらが一打音の切り替えにより展開されるアコースティックNOISEは予見・催眠・暗示を促しながら不遇世界を綴る。逆 回転再生音を孕んだ怪しい発声音の持続、プレイされるピアノ、不協和な持続サウンド、怪ムードを煽る打楽器音と管楽器音。"迫"と"怪"と微 睡みとが狂気前とした現実味を齎し軟禁された仮優美の闇独房。痛みが治まる気配には至らない歪み。おそらくで揺るぎない程に根を張って いるものとなれば退廃。100年前も100年後も覚えとして変遷しない不変内心との接見。波立たない朦朧と辛辣のウネリが自覚なくして刻々 と波紋を広げる地下景の如しにあるA2。盤を返しB1にはピアノ音とシンバル等の打音。残響に傾向したロールシャッハの如しサウンド・ア ブストラクト短編に始まり、B2では管楽器音とピアノ音と打楽器音による無調ムードにピアノ旋律、忽然として抉じ開けられる宵闇幻想な弦 音系アンビエント・ドローンは深い揺らぎに空恐ろしさを隠し持つ。シタシタと溢れる不穏は複合心模様その感覚機微世界。アルバム・ラス トB3では音声音源や物音らも孕んだギターとピアノのプレイ。興しから萌えた記憶、奇妙な郷愁は郷愁から失墜し現存の在処を喪失させ幕を 閉じてしまう。一方として33回転再生の方でも大きな不自然さには遭遇を見る事はないと思う。月下の夜演奏の様に不協和を孕んだピアノ・ ソロから開始し裏ぶれた優雅、痛みの治まらない古傷、或いは悲哀めいた落陽の風景を呑み込み、閉じ込めた夜陰らから余韻などを届けなが ら、特異域意識に在らずしての離反を促す催眠の内で暗みを、密やかに現実的なるものとしてしまう空間化の様なもの。セピアに気だるい退 廃ムード・ラウンジから這い出せないでいるのが愛聴してしまっている私的。強ち一般該当に当て嵌めてみても如何様なものか寧ろ媚薬とも なる曖昧さこそがNOISE。正規仕様と言うものを探りひとつの見解を持つと同時に、その事柄とは別にして最終選択肢はリスナー各位の世界 観に準ずるとすれば音の楽しみ方と味わい方は広がり、強いてその自由な受け取り方はNOISE作品らしさへと通じる。とコレ個人的な見解な れど好機につき御試ししてはと伺ってしまう。 (oZ)
SEMA   S. Minor  Ghosts Flexi (one-side, no-jacket)  MARQUEE  MOON (JAPAN)  MM-0006   1982
国内プログレ雑誌マーキームーン10号の付録45RPM片面ソノシートにつきジャケを持たない本作。逆回転再生音を孕んだ怪しい発声音の持 続、プレイされるピアノ、不協和な持続サウンド、怪ムードを煽る打楽器音と管楽器音。"迫"と"怪"と微睡みとが狂気前とした現実味を齎し軟 禁された仮優美の闇独房。痛みが治まる気配には至らない歪み。100年前も100年後も覚えとして変遷しない不変内心との接見。波立たない 朦朧と辛辣の無気ウネリが刻々と波紋を広げる地下景の如しから漂う退廃亡霊の気品気配。2nd LP作"Theme From Hunnger"のA2トラッ ク"S. S. Minor Ghosts"が"S. Minor Ghosts"と題され収録されたコレクターズ・アイテム。フォーマット違いによるものであろう響きの違 いと再生スピード指定になっている事以外LP作との違いは覚え難かった。テイクとしては同じだと思う。因みにで当時国内プログレ・シーン が前衛繋がりでNOISEの窓口を担っていた事が解る資料価値のある1枚ともなる。80年代初期マーキームーン誌や初期フールズ・メイト誌な どを閲覧すればその時代と共に履歴・資料以上で様々が窺える事と思う。 (oZ)
SEMA   Extract  From  Rosa  Silber LP  LE  REY (UK)  LR101   1983 LP (included in 4LP-BOX "Time Will Say Nothing 1982-1984")  VINYL-ON-DEMAND (GERMANY)  VOD103   2012
弦の摩擦音であろうか獣の鳴声の様な響きが気配を運ぶ幕開け。男声コーラスの反復にピアノのメロディー。雑音が介在した薄気味の悪さを 朧(おぼろ)げに覚える異空間域は月下の秘め事の様。神妙さとはナビゲーター、入口から深部へと駒を進めると禍々しさが潜み入る闇世界、 潜み入っていると思う闇そのもの全体像が獣自体。抱擁されている事に気付かずな神隠し、型崩れしてしまった常識に覚えを持たずしてのア ジール世界アルバム・タイトル・トラックA面。"女神の解剖"とでも訳せば宜しいかB面は1984年英国UNITED DAIRIESからリリースされた コンピLP作"In Fractured Silence"にも搭載されている。A面に仏国のUN DRAME MUSICAL INSTANTAEとHELENE SAGE、B面に英国 のSEMAとNURSE WITH WOUNDから成ったこの4WAYコンピ作は雑音ながらコンテンポラリー色が強く当時の評価としては低い様だった が個人的にはお気に入り。因みに入手難易度激高だったSEMAアルバムからすれば最も出会い易いトラックがコレであった。ディレイを効か せたピアノ旋律、打音を合図とした設定の切り替え、教会の鐘が鳴り響く中で反響に歪む持続音、少女の瞳の奥底に閃光する演ずる事のない 白昼夢の麗しさと等しく、穏やかさに隠匿されたままの残骸標本化された狂気を素晴らしく思う。片面1曲全2曲トータル30分に満たないア ルバムではあるが負性なる潤いに満ちた在処と言うものを然り気なく追憶の如しで呈し格別に揺るぐ。 (oZ)
VARIOUS  ARTISTS   In  Fractured  Silence LP (+ insert)  UNITED  DAIRIES (UK)  UD 015   1984 cassette  UNITED  DAIRIES (UK)  UDT030   1987 cassette  RRR (USA)  UDT030   1987
A面にUN DRAME MUSICAL INSTANTANEとHELENE SAGEのフランス勢、B面にSEMAとNURSE WITH WOUNDの英国勢。各々のト ラックを存分に堪能出来る4WAYなコンピ作。本レーベルの代表的VA作"Hoisting The Black Flag"や"An Afflicted Man's Musica Box"が 強力に目立つあまり存在薄な位置に定着された感ありとも、渋さに出来たこの内容は決してヒケをとるものではなく実に素晴らしいデキにあ る。アコースティックな無調室内楽に効果音を重ねたそれは、まるで60年代後半〜70年代前半のフランス娯楽映画から映像を奪ってサウン ドのみに映し出している様な感じのU. D. M. I. 。半ば無造作な展開ではあるもののドタバタに陥らずに、重過ぎず軽過ぎず仮空と現実の狭間 を産む。鑑賞用な芸術やら文化やらを軽く"いなし"ている品が麗しい。続くHELENE SAGEでは更にサントラ演奏要素が外され、情緒不安定 な無言追跡劇その映像内で繰り広げられているシーン展開を想定したかの如しフィールド・レコーディング記録の様な音演出が登場する。絵 のない物語りへグイグイと引き込んで行く力のあるトラックである。逆面ではROBERT HAIGHによるダーク質な散文的ピアノ曲がエクスペ リメンタルなアトモス音と退廃優雅に踊っている光景とも言えようSEMAの雰囲気良し展開良しな名曲が現れる( 因みに本曲は83年SEMAの 3rd LP作"Extract From Rosa Silber"のB面でも聴ける)。トリはレーベルUNITED DAIRIESの主人NURSE WITH WOUND。艶(なまめ)かし い程の妖艶が怪しく騒がし気な宴の中で展開浮遊しては言葉と言うものを奪っていく、正に有無をも言わせないこちらも名曲。どのトラック もキリリとした輝きを持っていてウットリとさせられるのがこのVA作である。最後に蛇足ながら、UNITED  DAIRIESのアナログ盤はプレス が抜きに出ていて音の再現が素晴らしく良好。まだ未体験の貴兄に宛てては全てアナログ処理で工程が完結しているであろう初期作の最低ど れか一作は入手してみては如何かと伺う。廃盤幾久しくコンディション・ミントは難しいとは思いますが、安価/適価にて遭遇された際には トライして損はないと思います。内にある何かに働きかけ意識なり見識なりが変わる事と思えますので。 (oZ)
ROBERT  HAIGH  AND  SEMA   Three  Seasons  Only LP  LE  REY (UK)  LR102   1984 LP (included in 4LP-BOX "Time Will Say Nothing 1982-1984")  VINYL-ON-DEMAND (GERMANY)  VOD103   2012
SEMAとしてのラスト・アルバムは個人名義を加えROBERT HAIGH AND SEMAで登場した。メロディー比重を上げ更にコンテンポラリー 音楽への色を深めた本作。生楽器音とドローンから産み落された郷愁感さえ含んでいるであろう叙情性。後の2000年前後あたりだったであ ろうか精神安定剤代りに重宝されたフィーリング・ミュージックの先駆け的な様にもあるが、フラットな物でも癒す物でもなく喚起させる働 きかけに出来た幻想幻覚サイドにありアダルトな眩暈(めまい)を垣間見せてくれるであろうA面。更にピアノ・ソロ・サウンド化を促進した 短編群から出来たB面はスタイル・構造・印象からすればNOISEとは言い難く、それは現代アートへの宣言とも看做せようかSEMAを終演さ せ移行したROBERT HAIGH個人名義活動その挨拶状且つ名刺代り。記憶が造った架空庭園、或いは地下シェルターの田園風景など人工的な 意味付けの上に成り立った根のない虚像美世界が刻まれる。SEMA作品の怪しく美しいジャケ・ビジアルに虚ろさを覚えれば音世界内容は準 ずるものとして先ず良いと思う。トータル作品としての完成度の高さがSEMAの音魅力を更に引き立てているのは間違いない。追加として独 レーベルVINYL-ON-DEMAND社から再発される事はないだろうとされて着たSEMAのLP全4作が"Time Will Say Nothing 1982-1984" (no. VOD103)のタイトルで2012年BOX仕様にて奇跡的に再発リリースされた。4作ともオリジナル・ジャケ・デザイン付きで更にボーナス曲と してV.A.参加曲が追加される。オリジナル入手難易度・レア度からしてみても苦労なく一気にSEMA音源と遭遇出来るのでお薦め。 (oZ)
ROBERT  HAIGH   Juliet  Of  The  Spirits 12"  LAYLAH (BELGIUM)  LAY 9   1984 2LP (included in "Cold Pieces 1985-1989")  VINYL-ON-DEMAND (GERMANY)  VOD132.11 / VOD132.12   2014
夜陰の中の廃虚、朧気(おぼろげ)と冷めた追憶を見る様にしての電子ドローン質なオープニング。憂いのあるギターとピアノのメロディーが 主となって流れ、揺らめく赤に染まったジプシーの様な浮き草ぶりを想起させる。やがて音の悪いバイオリンが弾かれ加わり半ば唐突に闇の 中へ放り出す如しの様にしてエフェクト・サウンド・ドローンで幕を閉じるA面。B面では不協和を鏤(ちりば)めたピアノの旋律。一打音によ る設定の切り替えの後、電子持続音と闇儀式的な気配を焚き付ける太鼓の音、不気味なコーラスの浮遊らが混合しゴーストを誕生させる。十 中八九で1983年作SEMAの2ndLPタイトル曲A1"Theme From Hunger"のリメイク版。その後もSEMAでの特徴であった一打音による設定 の切り替えをカット・アップ代わりに多用し展覧させているかの様にしてミュージック・コンクレート/コンテンポラリーを解体展開し不穏 なるアブストラクトへと陥れていく。SEMAラスト・アルバム後に舞降りた残り香的蜃気楼と言えるかもしれない、自分自身の過去に手向け つつ別離と言うものを謳ったと思われる1枚。 (oZ)
VARIOUS  ARTISTS   Devastate  To  Liberate LP  YANGKI (UK)  YANGKI001   1985 cassette  UNITED  DAIRIES (UK)  UDT025   1987 cassette  RRR(USA)  UDT025   1987
HARDCORE PUNKシーンが冴えたるところ、音楽が出来るその可能性、後々のライヴ・エイドらにも通じて行くと思う。この時期しばしば リリースされた政治的運動一環に強いアルバム。アナーキズム的な個人行動を基本とした過度な動物保護活動が集団化すればテロ組織看做し THE ANIMAL LIBERATION FRONT(動物解放戦線)をサポートしたとされるコンピLP本作。とは言うもののB面中��以後に登場するCRASS ないしその一派は順当としても反社会・反組織・反規則と非属性に強いNOISEアーティストが集い支援するとは俄(にわか)に信じ難く違和感 に埋もれる。音楽シーン内でアナーキスト立場でありテロリスト立場で通じていると言えようNOISEが、政治色に強いCRASS周辺と結託し 解放の為に荒廃させるべく混沌錯綜への陥れが本コンピ作の主旨ではなかろうか、支援そのもの自体に熱量はなく至ってニヒル延(ひ)いては その為の強引用であり借物ではないかと察せられる。A1にはNURSE WITH WOUND、放牧家畜の様な牧歌的POPSがコラージュNOISEに噛 み付かれてから捕食されてしまった如し良トラック。A2には揺れを伴った闇幻常蜃気楼、第一期活動終盤の転換期であったSEMAが珍しく純 然としたドローン・アンビエント作風を収録。A3ではDANIELLE DAXとのデュオNOISEアバンギャルドPOPSバンドLEMON KITTENSを解 消し終わらせたKARL BLAKEによる新バンド、SHOCK HEADED PETERSがギター・フィードバックを唸らせてのヘヴィー・ロック。モン タージュ・アッセンブリーされたコミカル奇形が音楽モドキを粧いつつ蝿やゴキブリら迷惑愛嬌同等を出現させた如しA4、盆気配なベル打音 余韻を効かせながら物音や作業音らをコラージュしたA5各々印象的な短編2編を蔵めたP16D4。ロックとNOISEとフォークロアを迷彩柄に したと言えそうなA6のCOIL。金属ベル音の反復とフィードバックNOISEに加工された少年少女合唱が被りループエンドレスするA面ラスト は反証性を何かと纏っているであろうCURRENT 93。B面に返しB1トップには雑音使用で仕上げられたエレクトロニクスNEW WAVE調で 新生アバンギャルトなPOPSが先ずはでと目を引くLEGENDARY PINK DOTS。B2のTHE HAFLER TRIOは環境音や電子音らをエレメント にしたコラージュ短編で、エレメントが結合し別エレメントを精製しただけと言えようかコンピ編成内で埋もれる事を弁えたクール、表現無 熱存在に無機質さ全うを覚える事となる。以後トラックではCRASS関連者が連なる。始弾B3にはANNIE ANXIETY嬢、雑音+音源切貼り+ 歌+エスニカルで祭り的なパッカーションからNEW WAVEベースなコラージュ作が聴ける。B4は本件創作意図からして役割メイン・アクト と言えそうなCRASS、ニュース・プログラムなど音声音源らとHARDCORE PUNKなどCRASS演奏プレイが混然となりアナーキー&テロ看 做しを音体現する。B5とB6の短編はBJORK成功への足掛かりであるSUGARCUBESを提供したCRASS系レーベルONE LITTLE INDIAN所 属ユニットD&Vによるパッカーション・リズム+PUNK調ボイスの変則編成曲。ラストは幕引きに際し発生させた単発匿名ユニットであろう 物騒がせな名称WHO WILL CARRY MY ARMS。リズム・ボックスとシンセ・メロによる真夜中無人ながらで運営している誰の為でもない 遊園地メルヘン景の如し短編曲が搬出され〆。支離滅裂的編成CRASS RECORDSコンピLP作にも遠からず近からずで通じるものありな1枚 はROCK/POPSを汚す為の実施現場と言えそうな1枚である。印象的な良トラック多数有りで触れておいて損のないコンピレーション・ア ルバム。 (oZ)
VARIOUS  ARTISTS   The  Fight  Is  On LP  LAYLAH (BELGIUM)  LAY10   1985
NOISE黎明期の後半であったこの頃、音楽要素から掛け離れ尖った存在を翻したのがベルギーNOISEレーベル初期LAYLAHだった。情景や心 情と言った慣れ親しんだ描写の色合いを主役とした表現から脱し、その主役を不在にして現象・形状としたサウンドそのものから齎そうとし た別アプローチに着手し提示したのが本コンピLP作の位置取りだったのだと思う。参加者はA面に負力効果実験となろうCOIL、モンタージュ 化からのカルト促進CURRENT 93、サウンド研究白書を提出したTHE HAFLER TRIO。B面にコンテンポラリーな純然サウンド・プレイの ROBERT HAIGH、アトモスフィア創造LUSTMORD、アブストラクト創造となろうNURSE WITH WOUND。アルバムのラストにコンピ作 参加は稀となる短編2曲を提供したORGANUMも低音ドローンを用いず金属質な軋み音で薄気味の悪い空間を造作する。後々に登場する音響 武装NOISEの祖先的な先駆け存在にあると思う、ポピュラー音楽表現領域から離反しているサウンド達の集合体である本作に物足りなさを覚 えたファンは当時少なくはなかった。豪華メンツの割りに評価として余り宜しくなかった1枚ではあるのだが、アンチ・ミュージックとして の反骨心に高く雑音ヒストリー上では然るべきポストにある音盤だと思う。 (oZ)
VARIOUS  ARTISTS   Ohrensausen LP (black or white vinyl)  DOM (GERMANY)  DOMV77-03   1985   2CD (titled "Ohrenschrauben / Ohrensausen")  DRAGNET (GERMANY)  DRAGNET 04   1993
NOISEを紹介すると共にNOISEの翻しへと通じ名盤となった独レーベルDOM配給コンピ作第一弾"Ohrenschrauben"(no. DOM V77-1)に続 き登場した第二弾"Ohrensausen"では、レーベルが嗜好するアーティストを集わせる事でレーベル運営その方向性の絞り込みが行なわれてい ると言える。DOM運営の主眼として本件が浮上させているのは継承から展開へと比重しきったポスト・アバンギャルドである所のNOISE提 唱。NOISEシーン紹介を兼任しながら広報役割を担う。不協和でアンバランスな出立ちが別選択且つ次章的な雑音造形にありリーディング・ ボイスが同位で重層するA1は後にSTEVEN STAPLETONの奥方となるDIANA ROGERSONユニットCHRYSTAL BELLE SCRODD。A2に はNURSE WITH WOUND、気味悪く動きだしたオモチャ仕掛け達がファクトリーする宵闇神隠し。激しい気流の天空に舞い上がり神話をテ クノロジーで啓示している如しA3はCOIL。A4にはピアノとシンバル&ドラムによるアコースティック抽象フリー・プレイのSEMA、オブス キュア表現法を削ぎ落し演奏自体をアブストラクト化としたROBERT HAIGH転換期作が蔵まる。UK勢が続いてからのA5には70年代前半か ら活動しLAFMS(ロサンゼルス・フリー・ミュージック・ソサエティ)に参加していた米国SMEGMA、壊れたバンド編成によるアバンギャル ド・フリー・プレイが提供される。A面ラストDUKA BASS BANDは独H.N.A.S.の初期メンバーによるユニットとの事、管楽器音と電子鍵盤 音とドラムによる感触チープなフリー炎症演奏が配置される。ドイツ勢サイドとなるB面に移れば手始めにとレーベル主H.N.A.S.が高周波と 打音とエフェクト音とピアノやボイスらを組織し、テンションのあるアブストラクト"からの"で何時とはなしに男女ボーカルを配したモダン 電子ミュージックを立ち上げていたテクニカルなトラック。B2のASMUS TIETCHENSでは揺らぎや浮遊、音響研究を兼任した如しで元祖音 響系なアプローチと言えよう学際的トラックが聴ける。B3は1985年スウェーデン・レーベルPSYCHOUT PRODUCTIONSからリリースさ れたH.N.A.S.の1st LP作"Abwassermusik"(no. PSYPRO 005)にて共演したMIESES GEGONGE、ディレイ効果に埋もれたエイリアン雑音 サウンドを排出する。B4にはドイツ前衛NOISEの先駆者P16D4によるテンポの速い物音系コラージュ作。エクスペリメンタル域から永遠に 降りる気配がなく成果と言うものを欲している姿勢にない破壊的構築が頽廃や荒涼と言ったものを暗にして呼びつけている好トラック。ラス トにはA面ラスト同様にDUKA BASS BANDが登場、無自覚性を漂わせた管楽器音と雑音によるフリー・プレイでそれ自体が儀式域である事 を穏便に搬出しアルバムをエンドさせた。レーベルDOM概要を知りたいと言う方に適した本件はNOISEに傾向した所のポスト・アバンギャ ルド初動を知るにも適している。アーティスト側の指向性で委任されてから集合を以って仕上げられたコンピ作につき入門者サンプラーとし ても有効、収録されたアーティストでお気に入りが居ればその音源コレクションにも有益な1枚。 (oZ)
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chaukachawan · 5 years
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遅い奴
 遅い。  遅すぎですね。今何日ですか。9日ですよ。秋公園の終演は?4日。切腹。  綺麗な臓物が出てくる自信がないので腹を切るのは止めておきますが、それにしても各方面の方々申し訳ございませんでした。
 こんな書き方をしているので自己紹介はいらないと思うのですが、Airmanです。  誰お前?へぇ、B脚本「メタフィクション:ザ・ゲーム」の脚演です。  あー………………って顔してる。今絶対あー………………って顔してますよね。そうです。もうネタバレも怖くないのでぶっちゃけますが、暗殺者の首を折ったりエルフをバットでリンチしたりするシーンで子供さんを泣かしたのは私です。その節は本当に申し訳ございません。  なんでそんな事になったのかは後々お話しするとして、いや変ですよね。後でご紹介する石英さんも言及なさっておられたのですが、何故人は役者紹介の最初に自分の名前を書かないのでしょうか?いやでも分かる。その気持ちは分かる。その方がクイズみがあって面白いって考えるんですよね。実際そういう面白さはあるんですが、「そこで面白さを取るか、役者紹介において必須の『誰が誰を紹介している』という前提を先に伝えて情報の伝達性を良くするか」というのは尽きない議論ですね?いや尽きるかも。割とすぐ尽きちゃうかも。    ようやく温まりました。  何がしたいかというと、役者紹介です。  諸々の都合で敬称略です。
・ニッキ役/でぃあ(31期)  イカレた世界のイカレた主人公を演じてくださいました………………え?。読み合わせの前段階で既に役を作ってくる?え、何イリハケ表?はー、神。  いや、そんな気はまぁうすうすしていたというか、やぁまさか本当に役を作ってきて下さるとは思いませんでしたが「ヤケに嵌まってるなぁ」という気はしたというか、凄い。役者魂。楽ステ最後のアドリブにも対応して下さるあたり、いやもうこの方は役者として域に達している気がします。怠惰ゲージがMAXになると自分で自分を傷つけて死ぬタイプの演出だったので、そうした心労を大分軽減して下さった神ですあなたは。そして場当たりの時は酷使して、というか変更点を噴出させて本っっっっっっ当に申し訳ございませんでした。なます斬りされてもおかしくなかった。というかされたかった。だってこの人が演じるニッキ本当に狂っててカッコいいんですよ。全編ふざけた勢いだけで押し通してしまいそうな役ですが、この方は締める所ちゃんと締めて下さる。そして作中でも〆るべき敵をちゃんと〆て下さる。でぃあさんに主人公お任せして本当に本当に楽しかったです。秋公演まではそんなにお話しする機会もなくて、正直ニッキというキャラクターをそこまで気に入って下さって嬉しかった。「自分以外にニッキは演じさせない」。その覚悟を、この一か月間通してしかと目に焼き付けました。
   怨霊の手が肩を撫でる。気色が悪い。  しかし中身を聞くと妙に笑える。
 負け犬が。 
 そんなんだから死ぬんだっつのバーカ。  恨み言吐いてる余裕があったら首でも締めて来いや。  テメェで持ってきたルールさも当然みたいな顔で宣いやがって。  だったら!………………殺してみろ。
 そう思ったのが、疑いなく口に出ていた。
・レミ役/児玉桃香(29期)  ペチカさん!御紹介致します、私の師です(無許可)。シザーズの時に演出としての基礎知識を叩き込んで下さった恩人です。あれ一般化してマニュアルにして後世の演出に読まれるべき。まず役者に脚本を読ませ、該当部分を一人で演じさせてみる。その上で、違和感のある部分があれば/役者さんが違和感を覚えていそうな部分があれば演出が質問を受けに行き、適宜イメージを調整する。「頑張って考えた演技の方向性を全否定してくる演出にはなってほしくない」という言葉から、演技というものがどれだけ役者さんの内的イメージによって生まれ、変わってくるかに気付けました。そうですね。生地に型を押し付けてもその型通りにはならないんですね。だから生地の元の形にある程度あった型を選んで、自分からそこに入ってもらう事が大事なんですね。オムニの最初は重大な勘違いをしていた私ですが、今回はそうでなかったのであれば有難いです………………!  余談ですが、私はPCの音声データを普段イヤホンで聞きます。諸事情でペチカさんにはキャラクターのセリフを読んで頂いた音声を送って頂いたのですが………………いや、もう二度としません。アレはマズい。意味合いが変わってくる。違う、そう言う個人的な目的で送ってもらったんじゃないのに、その、あの、ペチカさんの演技が上手過ぎるからぁ………………!!(涙)  完全に予想外でした。具体的にはバイノー………………何でもないです。特定の方へ後でファイルをお送りします。そして私の方からは完全に削除します。それがいい。あれは世の中から消すべきではないけど、私が持つべきものではない。本当にそう。  告解が終わり、私の黒歴史がまた一つ増えました。死んで詫びたいレベルです。ごめんなさい。
   あーあ、死んじゃった。  日用品で喉掻っ切られちゃって、死んじゃった。  これが呪い?  あっけなーい。
 ねぇ、どんな気持ち?  格下だと思って気楽に襲い掛かって、結局お仲間さんと一緒に殺されちゃって。  分かるよ。辛いよね。怖いよね。屈辱だよね。  こんなにいろいろ予想外だと、一周回って笑えてきちゃうよね。    子犬みたいな目で縋ってきちゃって。  嘘ついたら目ぇ輝かせちゃって。  裏切ったら傷付いて激昂しちゃって………………ねぇ、バカなの?  殺しに来た奴助ける訳ないよ。当たり前じゃん。    そんで、殺したらそうやって血ぃぴゅーぴゅー噴いちゃって。  あー、もぅ。
 かーわい。
・マギー役/ちゃわんちゃうか?(31期)    芸名を訳すと「違わないのではないか?」となるのではないでしょうか?御本人の知った事でしょうか?これ所謂クソリプという奴ではないでしょうか?でもエアーマン、お前の存在その物がクソだからある意味当然ではないでしょうか?それもクソリプではないでしょうか?どうでもいいのではないでしょうか?  えっと、新入生の方です。疑わないで下さい。マギー役、この人以外には務まらなかったと思います。だってFF7レベルの大剣持たされるんですもん。完全に演出の悪乗りでした。途中から刃の部分持っておられたので、あーマギーの肉体は刃の概念を理解してないんだな、つまりマギーの中でコレは鈍器のカテゴリなんだなぁと解釈してました。いや、でもマギーは強い。貞子レベルの怪物を素手で殺る。  ただの脳筋キャラにしたくなくて色々詰め込みましたし、役者さんの今までの御経験なども彷彿とさせながら「バカっぽく見えていろいろ考えてるキャラ」を目指してみたら演出の中で見事にブレまくり。最終的に丸投げしてしまったのですが、楽しんで頂けた様で何よりです(クズ)。  今思うと素のマギーは四千頭身の後藤さんみたいな雰囲気かも知れませんね。更に訳わかんねぇ。  本公演ではめちゃくちゃ暴れて下さいましたが、いつか素でカッコいいこの方を見てみたいというのはあります。実力不足でした。次回はちゃんとキャラクターを練ってきます。  
 呪い、ってくらいだから何かあんだろうよ。  ぼんやりと、ただそう思った。  根拠なんてねえけど。    だから、寝ずの番って奴をやってやった。    実際、俺はいなくてもいい。トークならあいつらの方が上手い。  
 何が来ても相討ち覚悟で殺す。  最初に死ぬなら、俺が一番良い。  何の感動もなくそう思って、色んなモンが転がった床に寝た。
 
 出た。
 出たよ。
 マジで出たよ。
 いやいやいやンだコイツ。忍者。忍者か。そこは幽霊とかそんな感じの奴寄越せや。  なんだ「呆気ない、ものよな」って。呆気ねえのはお前だよ。多分。    刀を避けたら目ぇ丸くしてやがった。  顔に一発。鳩尾にキック。めっちゃ吹っ飛んで机とか巻き込んで壁にドーン。どうでもいいけど真夜中なのにすっげえ音した。御近所さん迷惑だな。つかアイツら起きんじゃねえか。  そんで呻いて咳き込んで逃げようとしやがるから背中に乗って首をゴキッと。いっちょ上がり。
 
 いや弱っ。  呆気ねえもんだな。
・いろり役/久保伊織(29期)  正式名称がめちゃくちゃ長いバンコクの様な方です。これは私の予想ですが、ここから約10年で何度か二刀流スキルを獲得したりヒノカミ神楽を学校教育に取り入れたりトラックを異世界転生させたり未曽有の星6鯖を手に入れたりしてなんやかんやで宇宙を何回か救ってその度に二つ名が増え、最終的には「18カ月ごとに名前の長さが倍になるイケメン」という称号を手になさいます。実を言うと予想ではなく真実です。  役の名前と御本人の芸名が似ている事で同じ29期の先輩方からいじられたり演出から呼び間違え………………てません。ホントです。そんな事してません。一回位素で間違えたとかそんな事は絶対にないです。空飛ぶスパゲッティモンスターに誓って本当です。様々な人物を惹きつける魅力をお持ちの方で、もうちゃうかのイケメンといえば物理的にも精神的にもこの方に他ならない、と言った感じです。しかしアレですね。去年(2018)の新歓公演を見た直後の私に本公演の写真を見せたらマジでお前何したんとかなじられそうですね。その位今回は今までの役との差分が凄かったのではないでしょうか。ヒールとして妖しい魅力を存分に………………ヒール?あれ?主人公サイドですよね?でも陽な感じの狂気を称えた技術顧問、という中々ない、それまでのイメージとは大分違う役を最高の笑顔で演じ切って、最高に弾けて下さいました。  本当に何をなさってもそのイケボで彩って下さる、そしてノリもいいし、あと殺陣。キャスパ中の殺陣とかvs剣客とか全部この方が担当なさってます。凄いですよね。「PCを腕に巻き付けて戦ってほしい」「短剣は二種類用意してほしい」みたいな無茶振りにも応えて下さって………………いや神です。この稽古場にはなんて神が多いんだろう。  いつかこの方を主人公にしたなろう小説を書きたいです。本当にお世話になりました。
   これをこうして………………っと。  おニッキ、丁度良かった。割ったゲームのコピーガード突破したぜ……… 「なぁいろり。お前秘蔵のエロ画像とか持ってる?」  ………………いや急かよ。何だよ。持ってたとして何に使うんだよ。 「企画に………………」  ほう貴様さてはネタ切れか。 「うっせー!あーネタ切れだよ何か文句あんのかよ!」  別に?まそんな気はしてたけどな。  で、どんな企画? 「い、『いろりのエロ画像だいこうかーい』、いぇーい………………」  ハッ。 「鼻で笑うんじゃねーよお前こっちは昨日夜通しで考えたんだかんな!」  何が夜通しだ何が。  お前ら三人「企画会議ぃ」とか言って結局夜中じゅう酒飲んで暴れて近所のアパマンショップに放火してただけじゃねぇか。つーかその様子撮っときゃ良かったろ。 「いや、流石にスポンサー敵に回すのはマズい………………」  逆にそこでよく理性が働いたな。もうええわ。  で、どうすんの。俺そういうの持ってねえけど。 「は?」  いや、逆に俺がそういうのに興味あると思う?割れるゲームも弄れるコードも溢れてる世の中で何で他人の裸見て興奮すんのかマジで理解できねえ。 「あーそういやお前そういう奴だったわ………………うわ最悪」  何が最悪だよ。無いなら作ればいいじゃん。 「え、どゆ事?」  要はその辺から適当に落としてくりゃいいんだろ。『プライベートな写真を公開されて俺がひたすら困ってる』って絵が撮れればいいなら別に俺が普段使ってる奴じゃなくてもいい、それっぽくヤバい性癖の画像漁って来るわ。 「や、でも本物じゃねえとリアクションが………………」  言っとくけど俺結構演技上手いからな。死にゲー実況とか何度気ぃ使って死んでると思う? 「え、あれ演技?マジか初耳」  あぁあとな、ただ公開するんじゃ面白くないだろ。他のYoutuberみたく「お前ら三人と俺でミニゲームやって、俺が勝ったら公開阻止」みたいなルールにすれば尺も稼げる。お、そうだ。ただ公開するんじゃなくて「ネット上に公開された暗号を解けばエロ画像にありつける」みたいな形にして最終的に「釣りでした」ってやれば……………… 「いろり」  何だよ。 「………………お前、最強の友達だな」  ヘヘッ………………そういうの。『悪友』って、言うんだぜ。
  『泣きながら抱き合って何してんのかな、あの二人』 『そういう事だ、ほっといてやろうぜ』 『………………いや、ちょっと何言ってんのか分かんない』 『何で分かんねえんだよ。つか俺がツッコミかよ』 『もうええわ!』 『いや雑か。こっちサイド雑すぎだろ色んな意味で』   ・織戸役/武田聖矢(29期)  見透かされている。何を?どこまで?  物凄く頭が回る方、というイメージでした。「この場にいる方の中で、私の発言の意図をこの方だけが理解している」というシーンが何度かありました。かなり分かり辛く、さりとて特に面白くない事を言う事が多い私ですが、それでもぽにょさんには全て見透かされている。その上で何かのリアクションを返してくださる程優しい方です。演出としてぽにょさんにお世話になるのは二度目ですが、思えばシザーズの頃から言葉足らずな私の意図を汲んで下さり、最適な知恵を………………オムニの場当たりでは御迷惑をお掛けしました。ちょっとした事で自信を喪失しがちな私に優しく声を掛けて下さり、気付けば近くにいらした時に心の中で何となく癒しを求めてしまう自分がいました。物語の最後の最後に真理っぽい事を言って去っていく織戸。キャスト選考の際に何故かぽにょさんの姿が被ったのですが、いやでもカッコいいんですぽにょさん。スタッフワークではめちゃくちゃかっこいいのに、基本的に舞台上では何か叫ぶ系の可愛い役ばっかり。もっと教え説くようなカッコいい役回りの、あるじゃーん!という訳で、大分すんなり決まりました。ちゃうかで普通の人をやるぽにょさんが見られて満足ですが、もっと見たかったです。 「あれ、もういいの?」 「はい。………………もう、大丈夫です」  じゃあ、気を付けて。  大人としては無責任かもしれない一言を残して、職務に戻る。  随分しっかりした感じの子だった。  本���は誰かとはぐれてなんていなかったのかも知れない。  となると、こんな街の中を一人で………………親はどうしているのだろう。    首を振り、妙な邪推も振り払う。  この区画で育児放棄なんて珍しくもない。  あの子の境遇は自分の仕事と関係ない。  それこそ、あの子が死体にでもならない限りは。  もしくは………………  そこまで考えて、下らないと切り捨てた。  そう言えば、警察の役目を教えてくれた人。  別に、「何が悪か」までは教えてくれなかった。  それから十数年。  考えてみれば、別に大した話じゃなかったのかも知れない。 「正義」や「悪」は、道具だ。  守るべきものが「正義」。倒すべきものが「悪」。  互いにそう決めつけあってるだけで、本当にあるのは単に殴ったら殴り返されるだけ、自己責任の野蛮な世界。 「なんでマイナスの平方根があるんですか」みたいな質問みたいなもの。便利だからそこにあるだけで、それ自体に意味なんてない。  下らないけど、それで社会は回ってる。  別に壊す理由も、逆らう理由もない。  それでも、あえて「正義」を見出すなら。  廊下を歩き、仕事をする。  その事に疑いはない。  突然爆発が起こって壁が吹き飛ぶ事も、ない。    深く考えないで、前に進める環境。  当たり前が当たり前のままであり続ける。  それも、一つの正義。  それを守る事が、自分達の正義。  そう思うと、今の自分は間違っていないように思えた。  急に、暖かさを感じる。  体のどこかに熱がこもったかの様な感覚があって、それでようやく迷いが消えて………………  焦げ臭い匂いで、それが違和感に変わった。  暖かい、じゃない。熱い。    いつのまにかポケットに入れたタバコが、スーツを内側から焦がしていた。  それに気付いて、絶叫した。 ・芒役/大林弘樹(29期)  サイゴンさん。すごく優しい方です。そしてすごくエ【自主規制】アンケートを拝見しました所、御自分でなさったのであろう芒としてのメイクは「大学生とは思えない」等と評判を博していました。思えばオムニバス公演で役者メイクについて教えて下さったのもこの方だった、そんな気がします。まぶたの縁のギリギリに鉛筆を突っ込むという(役者としての通例とは言え)なかなかの恐怖体験ですが、サイゴンさんに指導していただいている最中はそんな不安もありませんでした。  本公演では主にいろり役のイッヒさんと過激なスキンシップを………………詳細は述べませんが、中々に印象的な光景でした。あとすれ違う時には【検閲済】とある事情でアドリブが多くなりがちな刑事サイドでしたが、それを自然な演技で軌道修正して下さるという点ですごく頼りになる存在でした。芒という「場を取り仕切る」役に最も馴染み、その持ち味を最大限に生かして下さったと思います。そのお陰で周りの役者さんもアドリブをぶち込み易かったのではないでしょうか。いえ私は怒りません。ただし一部のアドリブについて周囲の役者さんがどう思うかは別問題です。「悪い事は自己責任」。  文字通り予測不能、キャラと同じく胃の痛い環境の中で進行を務めて下さってありがとうございます。 「織戸の野郎、どこほっつき歩いてやがる」 「絶叫しながら廊下走ってましたよ。服に火が付いたとかで」 「何やってんだアイツ………………」  現状報告を終えた部下を見送り、溜め息を吐く芒。  学歴を鼻に掛けて露骨に見下してくる同僚は何故か辞表を提出した。  加えて最近自らを悩ませていた肩の荷がようやく降りた、そんな感覚。  芒の記憶は数週間分不自然に抜け落ちていた。  だが、その上でなおも本能が「終わった事だ」と訴える。  そんなものか。  声に応じ、その傷が癒える事を許し始める。    当たり前の様に信じていた法則が破壊される。  予測しようもない事態が次から次へと襲い来る。  白昼夢の様な経験。  省みるでもなく、懐かしむでもなく。  ただ人として、芒はそれらを「呑み込んだ」。  後には何も残らない。  それで良い。  根拠の無い確信は、何故だかある種の安心感を伴っていた。   「遅ぇんだよ。何時間かけてんだ」  険のある声色に思考が遮られる。  同じ部署の人間が作業机に部下を呆れた顔で叱り付けていた。 「おぅ、どうした」 「芒さん。聞いて下さいよ、コイツ中々作業を進めないんです」  ふぅむと唸り、当の人物を見遣る芒。  俯き、混乱した様な表情。目は泳ぎ、脂汗を流している。  屈む事で視線を合わせ、その奥の感情を見据えようと試みる。 「どうした?  ………………訳があるなら話してみろ」 「いえ、その………………」 「何だ?」  怪訝な表情が威圧となって相手を怯えさせる。  その事に気付き、芒は慌てて柔和そうな態度を取り繕う。  数秒後、件の人物は意を決して話し始めた。 「字が、読めないんです」 「読めない。前からか?」 「突然です。朝起きたら、急にそうなってて………………文字が全部ミミズみたいな記号に見えて、日本語のはずなのに全く意味が」 「下らない事言ってんじゃねえ。仮にも警察官が、そんな出まかせで仕事サボれるとでも思ったか?芒さん、コイツ人事に掛け合って更迭しましょう」 「………………いや、待て」  芒は悩んでいた。 『刑事として培われた長年の勘』なるものも、この場合は上手く働かない。  見え透いた嘘、と断じるには絶望した様な表情が真に迫りすぎている。  しかし、発言の内容が内容故においそれと信じる事も出来ない。  仕事柄、作業量の多さや精神的な負担に耐えかねて心を壊す同僚の存在は少なくない。芒自身、そうした人物を幾度と無く目にしてきた。  今回もその類の事かと結論付けた所で、  軽い眩暈が芒を襲う。  知るはずもない人物の、聞くはずもない言葉が脳裏に過る。 『呪いの渦中にいない以上、その呪いについてとやかく邪推すべきでない。  大きなお世話という物です』 『御自分の考え、常識。そうした物を一義的であると思わぬ方がいい』    気付けば体勢を崩していた。  叱っていた人間はおろか、先刻まで怯えていた人物にすら心配そうな視線を向けられている。  仕切り直す様に芒は姿勢を整え、指示を下す。 「今日はもう上がれ。んで病院行って来い」 「良いんですか?」 「おう。場所は分かるか………………というか、行けるか?」 「はい、何とか。ありがとうございます!」 「ちょっと、芒さん!?」 「この作業代わってやれ。大した量じゃねえだろ。  今の仕事があったらそっちは持ってやる」 「しかし、現状の案件は………………」 「気にすんな。なんだ、今流行ってんだろ。マルチタスクがどうたら」  少なくとも、すべき事はある。  それを続けていれば、自らの勢いが衰える事はない。  漠然とした、にもかかわらず確かなる信念を持って。  芒も、また再び歩み始めた。  件の人物が実際にとある病気を発症していたと分かるのは、先の話。 ・大下役/渡部快平  ワカさん。今年「美」に目覚めたんだな、と思いました。  思えば今年度の新歓、まさか脚選でご自分の脚本をお書きになるとは思いませんでした。それからオムニで一度脚本を通し、その美しい世界観は言うまでもなく好評を博しておられました。その後は言うまでもなく劇団内にも固定ファンをされ、舞台監督としても多くの団員から信頼を集めている凄い方です。  社会派な作品を書きたいと仰っていたのが私個人の記憶に新しいですが、それと関係があるのかないのか今回の大下という役ではめちゃくちゃ輝いて下さいました。「低学歴」を見下すあの表情。何て楽しそう。いや、ありがとうございます。「普段の様子を知っているから逆に面白い」という声が何となく理解できました。や��、面白かった。  癖も強く、中々演じたがられなさそうな大下という役の魅力をここまで引き出して下さったのはひとえにワカさんの教養というか、想像力というか、そういう部分があったからだと思います。「脚本を書く上で人間性の闇と向き合い続けたら病んだ」という逸話をお持ちなくらいなので、それだけ人間の負の側面という物を見据えて来られたのだと思います。だからあの闇の塊みたいな大下もあの仕上がりに。すごい。でも、人間の闇ってそこ止まりじゃないんですよ。RPG「ダークソウル」シリーズとかプレイした後になるにぃさんの動画とか見てみて下さい。ちなみに私は未プレイです。  未明とは言え、人の往来は少なくない。  市街地の中心地、一際大きな交差点。  行き交う各々の事情に思いを馳せるでもなく、その怪人物は佇んでいた。    薄汚れた赤いトレンチコート。  風呂に入っているのかも怪しいボサボサの髪。  中華風の丸いサングラス。  長老の様に伸びた無精髭。  所々生地がほつれ、破れた焦げ茶色のベスト。  ダボついた深緑のズボン。    全体的に浮浪者じみた風体は、少なからず衆目を集める。  その中に二つ、明らかな警戒を孕んだ視線。  ある種の殺意めいた物を背中に感じながら、怪人は動き出す。  信号は既に青。  それをちらと確認し、尾行者二名もあくまで自然な風を装って歩を進めた。  区画の発展は目覚ましいが、完全ではない。  主な通りを少し外れれば程なく「裏路地」に入る。  解体されずに放置された廃墟群。  複雑に絡み合った利権や都合が整理を許さない文字通りの暗部。  如何ともし難く、さりとて誰にとっても有用でない無法地帯。  というよりは、無の地帯。  誰もいない、敢えて足を踏み入れない、ビルに挟まれた虚無の歩道群。  尾行者は並みでない苦労を強いられていた。  第一に、通路の複雑な構造。  不規則に別れ、出鱈目に繋がったそれらの中では一歩先を行く人物の位置すら把握が困難になる。  第二に、尾行対象の挙動。  おちょくっている。  尾行者の片割れは直感した。  一つの通路へ頭を向けたと思いきや、そちらには行かない。  足を踏み入れた、次の瞬間バックステップで急に元の分岐点へ戻る。  恐る恐る様子を伺う相棒が息を呑む様子が聞こえた。  以降、対象の挙動は激しさを増す。  時折何の脈絡もなく振り返る。  明らかに不必要な動きが増える。  ゴミを拾って見せる。  何かを思い出し、腹を抱えて笑う。  立ち止まってロボットダンスを披露したかと思えば急に歩き出す。  相棒の困惑した視線を受け取る。尾行者は頷く。  意を決して身を乗り出したその瞬間、怪人は軽やかなターン。  慌てて遮蔽物に飛び込むも時既に遅し。体が急な制動に対応しきれずバランスを崩す。強かに尾てい骨を打った。  起き上がるや否や、怪人が逃走を始める。  追う相棒が怪人へ怒号を飛ばし、慌ててそれに着いて行く。  以降、仁義なき追走劇が10分程度。    息切れも激しく、明らかに許容量を超えた運動を行ったと分かる。  満身創痍の二人に目もくれず、余裕綽々と言った怪人がせせら笑う様に背中を向けて立ち止まる。  埒が明かないとばかりに尾行者は懐へ手を入れる。 「動くな」  台詞の内容、金属部品が擦れ合う音。  取り出した物を察したのか、怪人の様子が変わる。  言わずもがな、拳銃。  漸く話の通じそうな雰囲気を感じ取り、尾行者が要件を口にする。 「警察だ。署まで同行しろ」 「ちょ、流石に拳銃はマズいですよ。一応任意同行なのに」 「うるせえ。散々面倒掛けてくれやがって、この………………」 「………………何故、私が?」  くぐもった声。  対称的に毅然とした声で返す警察の片割れ。 「礼楽町付近で起きた連続不審死。  ここ最近、現場周辺にお前みたいな奴の姿が複数回目撃されてる」 「どう考えても関係者だな、テメェ。何を知ってる」  観念したかのように怪人が振り向く。  瞬間、その眉尻が上がる。 「………………織戸君に、芒さん?」 「は?」 「え、えー。うわー、意外だなぁ。もう会う事ないとばかり思ってたけど、まさかこんな感じで再会するなんて。ねぇ、二人とも元気でやってます?大事件とかない?その辺どうなんです、ねぇ」 「お、ち、近寄んな!これ拳銃!見えねえのか!?」 「安全装置外し忘れてますよ。それじゃ撃てない」 「あ、本当だ。何してんですか」 「うわ、クッソ………………つうかそじゃねえ、そうじゃねえ!」  親し気な様子で近付いて来た不審者に調子を崩され、一瞬和気藹々とした雰囲気に呑まれかける芒。  幸いにして持ち直し、根本的な問いを放つ。 「テメ誰だ!少なくとも俺の身内に浮浪者はいねえぞ!」 「浮浪者?あー、そっか。イメチェンしたんだった」 「イメチェン………………?」 「参ったな。あ、サングラス外せば分かる?」  訝しむ織戸を他所に、怪人物は一方的に自らの素性を明かそうとする。  隠されていた目元が明らかになった事でその顔立ちの全貌が見える。  髪や髭に邪魔されて輪郭が見えづらいものの、その人を食った様な独特な表情、整った各部の配置はその人物を特定するに十分だった。  今世紀最大の驚愕を込め、芒が情けなく叫ぶ。 「お………………………………大下ァ!?」 「え、そんな驚きますか。僕が僕で」 「変わったな………………というか変わりすぎでしょ!  もう原型留めてないもん!」 「そこまで言う?やー、意外だなぁ。  自分じゃそんなに変わってないつもりだったんだけど」 「いやいやいや………………あ、違う!大下テメェ!  現場近くで、そのクッソ怪しい風体で何してやがった!」  呆れも込めた激しい追及に、あっけらかんとして答える大下。 数か月前とは打って変わり、その様子には一切のしがらみを感じさせなかった。 「何って、捜査ですよ。聞き込みというか、情報収集?」 「捜査って、警察は辞めたはずじゃ………………」 「こっちの話。要は、そういう仕事があるんです。金さえあれば、普通の警察が太刀打ちできない事件の全貌を明らかにできるって約束の仕事」 「はぁ?」  只管困惑する二人を前にして、大下はマイペースに言葉を紡ぐ。 「という訳で、昔の同僚とはいえ今は部外者。  本件に介入させる訳には行きません、お引き取り願えますか」 「こっちの台詞だ!おい、今のお前が何に手ぇ染めてるかはどうでもいい。  ただな、お前の言動は明らかに捜査妨害………………」 「あーその辺の問題じゃないんですよ。こっちにも同じ事情があるって言うか………………面倒臭いな。おい!」 「はいはーい!」  大下が呼びかけ、返事を返したのは路地裏の上方。  道を挟むビルの屋上、その縁に座る小柄な人影。  妙な既視感が奇妙な風切り音に遮られる。  矢。  妖しく白い輝きを放つそれが、織戸と芒の足元に突き刺さる。  驚く間も与えず、矢は一際眩い光を放つ。  強烈な眠気によって二人が倒れるのに、そう時間は要しなかった。  効果の程を確認すべく、寝顔をまじまじと眺める大下。  その様子を見た人影が、猫じみた身のこなしで飛び降りる。  高さと質量からは想像も出来ない程に軽やかな着地音を聞き、思わず感嘆の声が漏れる。 「俺も中々かと思ったけどさ、やっぱお前は大分違うな。  2,3日でもう人間辞めやがって」 「人でなしみたいな性格した人に言われたくないなぁ。  でぇ、大下さーん。今日の分のお小遣いは?」  後ろで手を組み、上目遣いで期待を込める大下の協力者。  そのわざとらしさに若干白い目を向けながら、大下は苦々しく確認する。 「隠しカメラとか仕込んでねえだろうな」 「まっさかぁ。ケーヤクイハンだし?」 「白々しい………………」 「あ、でも報酬次第だかんね。  動画にした方が儲かるなら無許可でそっちに切り替えるし、その辺宜しく」 「………………4人分か?」 「当然でしょ。4人揃ってこぉそぉのブランドなんだし」 「なぁにがブランドだ。どぉせこないだの放火もお前らだろ。  炎上系の癖に気取りやがって、偉そうに。地獄に落ちろ」 「そんな連中頼ってメシ食ってんだし、お互い様でしょー?」 「ハッ。そうだな………………」  自嘲気味の笑いを漏らし、清々しさを湛えた顔で向き直る。  煽った相手も心底楽しそうな笑みを浮かべていた。  厚みを持った封筒を手渡すや否や、協力者は当然の様にひったくる。  苦笑いを浮かべながら、険の無い口調で嫌味を放った。 「じゃ、午後もよろしく。犯罪集団」 「どーも、似非捜査官さん」    別れの言葉もそこそこに、互いに別の方向へ歩み出す二人。  相変わらず白目を向いて横たわる織戸と芒。  それぞれの姿を、上り始めた朝日の反射光が照らしていた。   ・三珠役/遠藤由己(29期)  ハイ。説明不要でカッコよくて面白くて優しい我らが座長です。そして本公演での舞台監督です。そのゴリラとバナナと演劇に対する情熱で皆から愛される凄い方。え、完璧。欠点と言ったら作ったラーメンの生地をサークルの冷蔵庫の中で腐らせる事くらいしか思いつきません(実話。なお物体Xはちゃんと処分されました)。面白い人ってたまに人をダシにして笑いを取る、いわゆる陽なイメージがあるんですけど、この方には一切それがない。絶対に他人を責めないし、本気で人を蔑んでる所とかみたことがないし、ミスをしてもちゃんと注意して許して下さるし、もう、ちゃうかにとって太陽みたいな方だったと思います。リミッター掛けずに暴れて他人様に迷惑を掛ける事が多くて、後会話が苦手でよく人を避けがちな私にも沢山話しかけて下さったり、もう天使みたいな人です。本公演も滅茶苦茶なスケジューリングの所為で予定押しまくって、御自分が泣きたいくらいの状況においても優しい言葉で気に掛けて下さって、もう色々限界に近い様な状況でも絶対に激昂したりせず笑顔を保ち続けて下さった、それらの事へ申し訳ないの気持ちと伝えきれない程の感謝の気持ちが渦巻いております。本当に御迷惑をお掛けしました。そして、本公演本当にお疲れさまでした。  ………………はっ!「役者」紹介なのに役者としてのエンドゥーさんをご紹介出来ませんでした。カッコいいのはそうなんですけど、実際面白い、というかアドリブを多めに入れて下さる方です。  とはいえ今回はその余裕がない脚本でした。いえアドリブが悪かった訳ではなく、そうした「遊べる」部分がないような脚本だったのが良くなかったかな、と思ってます。  なので、その無念を晴らすべく脚本の方を書き換えてみます!  IFストーリー、「もし三珠がアドリブしやすい環境だったら」。 「所有者は実行ファイルをJadでデコポンした、と言ってましたが」 「デコポ………………デコンパイルの事っすか?」 「そうそう、そのデコピン」 「デコンパイルっす。ちょっと遠くなってる」 「ほう、そのデコッパチってのは大変なんですかい」 「いや惜しい。今までのに比べたら惜しいレベル」 「レコンキスタが何ですって?」 「あ大分離れた。イベリア半島の再征服活動は全く関係ないっす大下さん」 「デコレーションケーキですかな?」 「矢盛さんデコしか合ってない。というかあなたもそっち側なんすか」 「えーっと、………………ヒロポン」 「いや原型失ってるっす。何すかヒロポンって。  思い付かないからってデコポンから雑に派生すんのやめて下さい」 「ちゃんぽん」 「クーポン」 「ピンポン」 「じゃんけんぽん」 「NEXCOニシニッポン」 「ポンで畳みかけないで下さい。  そもそも『デコンパイル』にポンつかねーから!」 「えっと、何の話でしたっけ………………」 「忘れてんじゃねーよ!」  結論:話が進まない。  おあとがいけないようで。  本式のIFは後で書きます。予告しよう。長いよ。 ・矢盛役/石英(29期)  入団当初、まだ人間性を獲得しておらず暴れまくっていた頃の私は(今思うと大分失礼な発言ですが)ある方に似ている、と言われた事がありました。無論見境がない分私の方がヤバかったらしいですが………………お察しの通り、その方が■■さんです。一目見たとき「あ、キャラ被ってる」と思ってしまいました。眼鏡、あと敬語キャラ。後者が特に大きかった。しかし聞いて下さい、色んな意味で暴走する私と違って■■さんは落ち着いた凄い人なんです、言わば私の上位互換。ああでも■■さんを私ごときの上位互換だとか言ったらそれはそれで無礼度がマッハ有頂天、どうしよう、みたいな事になったのでとりあえず私はフードとマスクとサングラスを着用しました(全くの無関係)。  この方の普段の振る舞いを見るとまず「人間科学ってすげぇ」という感想が溢れてきます。人間に精通している。どう言えば伝わり、どうすれば動き、何をやっても大丈夫なのか把握しておられる気がします。そして私の取り扱い説明書を持っておられる貴重な方です。通訳さんとして大分お世話になりましたし、この公演中「この方にしか理解できないだろうなぁ」みたいな事も大分お話させていただいた事があります。あと照明の「チーフ補」を務めて頂きました。もう、諸々神の様なお方です。私にとっては最高神。  お世話になった事を箇条書きしていったらそれだけで脚本が一個できるレベルで御迷惑をお掛けしました。役者として?めっちゃくちゃ上手い方です。脚本の理解に掛ける執念と言え、プラス私の脳内を推察できる方なのでもうそれはシンクロです。不明点などどんどん質問して下さって、本当に有難うございました。長台詞ばっかりでごめんなさい、でもカッコよく決めて欲しかった、啓蒙の高いカッコよさを存分に示してほしかったのです!よって後悔はありません、お疲れ様でした!なんて鬼畜な私ぃ! 「それで、話というのは何ですか。久保田君」    昼下がり。  どこにでもある喫茶店。  二人の客が会話を始める。 「………………お願いがあるんです」 「ほう、お願い」 「ええ。自分が、死んだ後の事を」  尋ねた方の人物が片眉をひそめ、もう片方を吊り上げる。  薄布で出来た黒のローブ、頭には二本の蝋燭。  奇態な格好が衆目を集める事は、何故かなかった。  相対する紙袋を被った人物、久保田についてもそれは同様だった。 「死ぬとはまた縁起でもない。一体何に首を突っ込んだんです?」 「………………他愛もない、呪いの類です。  ネット上に転がってて、まだ誰も傷付けた事がない様な」 「それを、消そうとしたのですな?」 「そうです。でも………………」 「上手く行かなかった。なるほどなるほど」  オカルトじみた服装の人物、矢盛。  最も酷薄な、かつ当たり前の言葉を選び、相手に向けて躊躇なく吐き出す。 「まぁ、自業自得でしょうな。  どんな理由があったかは知りませんが、その辺に転がる呪いに手を触れるなどあってはならない事。無論君ならば良く分かっていたはずです。  その上で、なぜその様な真似を?」 「………………子供」 「はい?」 「子供が作った呪いなんです、それは」  矢盛の脳内を様々な推測が去来する。  亜事象………………呪いを含む、超常現象。  それらを構築する知識を子供が得るのも、あり得ない話ではない。  しかしながら。 「一体なぜ?」  爆弾を作る知識を偶然手に入れた子供、そのどれだけが実際に爆弾を作ろうとするだろうか。倫理的な問題は省くにせよ、手間は掛かる。一歩間違えれば自らの身に危険が降りかかる。「面白そうだから」という目的だけで殺人兵器を完成させる物は、まずいない。  誰かに殺意でも抱いたのだろうか。それでは「誰も傷付けていないまま、呪いがネットに流れている」状況と矛盾する。誰を狙って?  久保田の答えは、そうした矢盛の疑問を更に深める事となった。 「芸術………………多分、そんな感じだと思います」 「どういう意味です?」 「その子は、その呪いを一つの作品として完成させたんです。  誰かを殺すことも、その一部として」  要領を得ない答えが返る。  様々な疑問を飲み込み、矢盛は最低限の解釈で応じた。 「………………ただの子供では、ないと」 「ええ」 「しかし、それならますます意味が分からない。  君、なぜそんな人物を敵に回したのですか?自分の命すら危険に晒して」  沈黙。  紙袋の上から、その表情は窺い知れない。   「………………守りたかったんです」 「誰を。何から?」 「その子をです。このままだといずれあの子は、あの呪いは、誰かを傷付ける。それだけじゃ済まない、いずれあの子自身も復讐に遭って殺される。  誰かを殴れば殴り返されて死んでしまう、それをあの子は!」 「お、落ち着いて。あ、どうもすいませんね店員さん。  ほら。一旦食べて落ち着きましょう」 「あ、すいません………………」  立ち上がっていた久保田が気を取り直し、椅子に座る。  紙袋の所為で悪くなった視界は、プレートを持ったまま困惑する店員の存在を捉えていなかった。  矢盛の注文はパンケーキ。久保田はフレンチトースト。  すぐさまナイフを入れ、舌鼓を打ちながら互いに考えを整理する。  もきゅもきゅ。  全てを胃袋に収める頃には、矢盛はある程度その理解を纏めていた。  紙ナプキンで口元を拭い、再び話を切り出す。 「つまり、アレですな。  亜事象世界のシンプルで残酷な掟からその子を庇護したかったと。  その子、ひいてはその呪いに関わるにあたって、どうしても君自身が狙われる必要があったと」 「ええ。道を踏み外したとはいえ、あの子にはそれだけの才能がある。  若い芽が摘まれるなんて、俺には耐えられない」 「正義感の強い君らしいですな。  誰かを殺めようとする子供すらそこまで気に掛けるなど。  しかし、才能というのは呪いを作る事だけですかな?」 「どういう事です?」 「いや何���先程から話を聞いてみると、何か君自身その呪いに感銘を受けた節が感じられると思いまして」 「………………一つ、見ていただけますか。  呪いに関わる画像なので、あまり」 「その程度気にしていたら亜事象家などやっていられませんよ。是非」  促され、久保田はポケットから一枚の紙を取り出す。  画像がプリントされたそれを見て、矢盛はただ美しいと感じた。  中世のそれを思わせる、ファンタジー的な街並み。  山肌の質感。自然な光。現実には存在しえない、だが「何処かにあってもおかしくない」とすら感じさせる趣ある建築。細部に至るまで生々しく描写された人、生物、その他全て。  最新のCG技術ですら再現出来ない程の光景、一枚の紙に映し出されたそれですら矢盛の心を掴むには十分だった。 「ほう、なるほど……………亜事象で生成した光景、ですか���  ここまで見事な物は見た事がありません。しかし、呪いと何の関係が?」 「呪いのゲームのスクリーンショットです。  この世界の中で悪行を犯したプレイヤーは裁きを受ける」 「何と。要はグラフィックがめちゃくちゃ綺麗な呪い版UNDERT〇LEと。  はー、確かにこれは危険ですな。良い評判に騙されてその辺の一般人が手を出してしまうかもしれない」 「でしょう?  こんなに美しい物が作り出せる子なのに、勿体ない」 「ちなみに『子供』というのは、何故?」 「追われてる時に何回か姿を見ました。  やってる事と言い体格と言い、少なくとも大人じゃない気がして」 「ほーん………………」    納得しかけた所で、本題から逸れた事を思い出す矢盛。  そも、久保田から自分に託された願いとは何であったか。  AM6:00。  日が昇り、矢盛は「吸血鬼」の亡骸が崩れ去るのを確認する。  亜事象の研究家として適宜警察等の公共機関に協力し、必要に応じて自ら手を下してほしい。  丸投げともとれる雑な願いに対し、事実矢盛はやり遂げるに至った。  身勝手に命を賭け、死んでいった久保田。  その行いに、何らかの意味があったのか。  確かめる術もないまま、弔いを胸に矢盛は佇む。  もう、あの姿のままで相まみえる事はない。  路地裏の静寂が、惜別の情を静かに包んでいた。  昼下がりの喫茶店。  甘味を味わい尽くし、席を立とうとする二人。  今生の別れを前に、矢盛が希望的観測を口にする。 「時に、久保田君。  怨霊を、信じますか」 「………………信じます」 「そうですか………………」  根拠もなければ、証拠もない。  ただ、「そうであれば良い」だけの噂。 「この世界は、産み落とした物を無碍にはしないそうです。  例え姿形が変わろうとも、今ある物は残り続ける」    矢盛が久保田から視線を外す。   「いずれ、また会いましょう。  互いが互いに出来る事をやり尽くした、その後で」  その声は、心なしか震えていた。  応える久保田も、また死の恐怖を掻き消すように声を張る。 「ええ。負けません。  必ず、この世に想いを遺します」  それが、矢盛の聞いた久保田の最後の一言となった。 ・玉池役/堀文乃  らめるさん。お世話になるのはシザーズ以来ですね。  いや、プロです。上手い。それっぽく投げたイメージの解像度を物凄く引き上げて下さる神です。それだけに学生役にとどめるのが申し訳なかった。前座コントで見た様な虚無感の演技然り、もっと幅広い顔があるはずなのにそれを見る事が出来ないっ………………!!!!あ、ああ悪役!次は悪役をお願いします!!!フリーが濃すぎた影響か、今回の役は割と常識的に見えたかもしれませんがホントにすごいんです。楽しみ方とか喜び方とか満面の笑みがもう輝くような感じだし、「草」の言い方とか「あミスった」とかすごい自然だし、推しに遭えた感情で限界に達するムーブとか安易に共感できて、もう玉池やってもらってよかったなぁと。配役に関する個人的な妄想をもう少し広げると、そうですね………………次はめっちゃクールな役も見てみたいし、自然に微笑みながらサラッととんでもない事を語るようなにこやかサイコパスも見てみたいし、逆に怒涛のツッコミをお任せしまくるのもいっかなぁ、あーでも笑顔が見れない、何をお願いしても笑顔で演じ切ってくれそうな感じがあるからこそその笑顔がもっと輝いてほしい、はぁよすぎでしんど。でも一番しんどいのは勝手に色々言われてるご本人かもしれませんね。この辺で止めにしときます。 ・多賀役/岡山桃子  この方の優しさをフルコースで体験しました。いや音響。音響。舞台上の役者の動きに合わせて音が鳴ったりするんですが、今回はその回数が3桁を超えたそうです。やーすごいですね。誰のせいなんでしょう。下手人は大集会室の床に土下座の要領で頭を叩きつけまくって脳漿をぶちまければいいのに。すいません私ですごめんなさい。でも全然キレないんですこの方。慈悲の化身か。本当にしんどい思いをさせて申し訳ございませんでした。  役者としてですが、可愛らしい役をする事が多い方だと思ってます。それだけに今回はただ可愛いというよりも大人しい感じの役だったというか、そこまであざとさに向いてなかったというか、むしろカッコいい部分もあったかもしれない?スタッフワークとかで人間性的なカッコ良さを発揮する人が舞台上でそうなれないのに耐えられなかったんだよ!!!!!(謎の告白)何でしょうね。そう考えると今回はまだ役にイケメンさが足りなかったかも知れないです。でもいつかどちゃくそイケメンな役を演じさせてみたい。そして全国のみこた………………みこさんランドの住民の村を焼きたい。見てみたくないですか?私は見たい。  久保田inにその片鱗はあった気がする。目覚めよその魂………………!! ・中西役/lulu  ラブノートからの………………ペチカさんの所でコレ書くんだったー!!先に言っておくと、luluさん/児玉桃香さん/中戸太一さん/サミュエル・ツヤンさんの4名とは2018オムニB脚本「LOVE NOTE」メインキャストからの仲です!なのでこの5人はこの脚本に揃ってました!懐かしー!  え、役者として?この御方を誰だと思ってるんですか。luluさんですよ。初登場からその圧倒的なカリスマ性で固定ファンを大量に獲得、今やその影響力は政財界の域を超えを揺るがさんとしているluluさんですよ?真実はさておき、私も稽古場で「ルルさんに逆らうんですか?」という脅し文句を使った事があります。怒られました。いやでもカッコいい。キャスパも凄い。一回ぐらい主役やってほしい。というか最近「殺されるならこの人かな」みたいな感情が芽生えてきています。気持ち悪いですね。今作ではツッコミ役の学生としてこれ以上ないほどリアルで引き締まるような演技を披露して下さいました。  本公演では演出補佐も務めて下さいました。そう考えると演技面ここどう思いますか、みたいな感じでもっと御意見を求めれば良かったのかな、と思うシーンが山の様にあります。いやでも十分ですね。キャスパしかり、学生サイドの監修しかり、「一つのシーンが演出の手を経ずにほぼほぼ完成する」という夢の様な事例を作って下さってありがとうございました!luluさん最高!  マッカブランカによる前代未聞の生放送企画から3週間後。  一切の情報を残さず、件の4人は消息を絶った。  遺されたのは、一瞬の安寧。  あるいは……………… 「玉池ぇ、いい加減立ち直んなよ。  別にマッカが死んだって決まった訳じゃ………………」 「アァアァアァアァァァ………………」 「しょうがないよ。あれからすっかり落ち込んじゃって。  夜も眠れず食事も喉を通らない、唯一体が受け入れるスタバの新作メリーストロベリーケーキフラペチーノで辛うじて生きながらえてるんだって」 「弱ってるにしちゃ主食がハイカロリーだな」  あるいは、死んだ目の玉池。  生気を感じない瞳の下には幾重にも隈ができ、顔色は青白さを通り越して純白、あらゆる問いかけに対して「マッカしゅき」としか返さぬ有様。  ゾンビ。  端的に表現すれば、それそのものとしか言い様がなかった。 「どうすんのコイツ。てか何でこんななってんの?」 「何日か前からおかしかったっちゃおかしかったんだよね。  最初こそ『大丈夫。マッカは生きてる』って怖いくらいの笑顔で言ってたんだけど、段々『マッカニウムが足りない』とか『まばゆい推しの記憶があたしを生かし、同時に苦しめるんだ』とかうわ言いい出すようになって」 「しまいに教室のど真ん中でカッター持って『我ガ臓器ヲ捧ゲマッカヲヨビダス』とか叫びやがった、と」 「止めてなかったらホントに切腹してたかもね………………」  多賀が玉池の様子をみやる。  焦点の合わぬ視線が虚空を見据え、時に痙攣しては弛緩していた。  その様に呆れ、中西が眉間を指で抑える。 「勘弁してよ………………このままじゃウチらまで変人扱いじゃん。  玉池、どうしてもマッカじゃないとダメなn」 「いい訳ないでしょぉおぉぉぉおおおお!!?!?!?!?!?!?」 「うわっ………………」 「二度とあたしに向けてその言葉を放つな、それはあたしにとっての禁句だ、いいか。故郷に替えが利かない様に」 「おかえり玉池」 「ただいま多賀。一生の推しはずっと代えられない。他人がどうだか知らないけど、あたしにとっての推しYoutuberは今後一生、何があっても絶対、どんな不幸や災難があたしを襲おうとも、間違いなく、確実に、マ、ッ、カ、ブ、ラ、ン、カ、だ分かったかぁ!!!!!」 「離せ」 「あいだだだだだだギブギブギブ!!!」  激昂しながら中西に掴み掛かり、結果手酷い反撃を受ける玉池。  野に咲く花を見るかの様な面持ちで眺める多賀。  最早、日常であった。  関節技を解かれるや否や、玉池が喚く。 「あー中西余計な事すんなよぉ、何も言わなきゃあたしは今も虚ろで空虚な夢の中を一人さみしく泳いでいられたのにぃ」 「『虚ろ』と『空虚』は同じだよ」 「るっさい。あー、やだなぁ。これから何十年もマッカのいない世界を生きてかなきゃいけないのかぁ。退屈だなぁ、いっそ死んでやろうかなぁ。しかし死ぬと言っても色々方法はある。転落、焼死、窒息死………………」 「お前は何がなんでも過去公演ネタをやらないと気が済まんのかい」 「え、じゃあ何?信じてればいつかあたしの目の前にドラゴンに乗ったマッカブランカの4人が来てくれるとでも?」 「いや知るかよ。勝手に信じてれば」 「ハクジョーな事いうなよー友達だろー?」 「とち狂った挙句クラスみんなの前で割腹自殺しようとするような奴を友達とは呼びたくない」 「ひどい………………え待って何の話」 「記憶すらねーのかよ最悪だな」 「二人とも」  縋りつく玉池、邪険にする中西。  二人が、多賀の声によってようやく異変に気付く。  周囲を見れば、クラスメートも同様に騒いでいる。  薄暗い。    教室のみならず、学校全体を覆う影。  窓から見えるは硬く、煌びやかに輝く固い鱗の群。  古典的RPGじみたドラゴン。  何かを振り落とさんと、必死に暴れ翔んでいた。  そして、その背中には。 「視聴者のみなさーん、おっひさー!  待たせたお詫びに今回は特大スペシャル!何とみんなの目の前でドラゴンの解体実況をやっちゃいまーす!いぇーい!」  多賀や中西にとっても見覚えのある、クロスボウを抱えた小柄な人物。  背後にはいつもの3人。  謎の空撮ドローンに向かって手を振りながら声を張る、その様は。    玉池が、弾けた。  枯れかけた草木が生命の輝きを取り戻すかの如く、弾けた。  肌は瑞々しさを取り戻し、四肢には宿るは火事場の馬鹿力。  特に邪魔だった訳でもない中西の足を掴んで持ち上げ、後ろに放り投げる。  宙を舞う中西。  飛距離は5m。  壁に激突。  駆け寄る多賀。  唖然とするクラスメート。  それら全てを完全に意識から外しながら、玉池は。  力の限り。  喉が割れんばかりの大声で、叫んだ。 「マッカじゃああぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁぁあぁああぁあぁあぁあぁああぁぁぁああああっぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁっぁあぁああぁあぁぁああああああぁあぁぁあぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁあぁあああぁぁああぁああぁああぁあああああああああぁああぁあぁんっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」    教室のガラスが、一斉に吹き飛ぶ。  クラスの大半が耳を抑え、うち幾人かは失神する。  数百人分のそれに匹敵する声量の応援を受け、レミがそちらに手を振る。  玉池の視力、今や5.0。  無論その仕草を捉え、その精神が天へと召されゆく。  推し、即ち神。  自らの声が神に届けられる。  この世の何物にも耐え難い自己肯定の証左、狂おしい程の悦楽に呑まれながら玉池は有頂天であった。    ふと、側頭部に違和感を覚える。  足。  どす黒い殺意を纏った中西の飛び回し蹴りが、玉池の頭蓋に横から深く食い込み、破壊する。  必死に止めようとした多賀は、既に振り払われていた。  ああ、何だ。  たった、それだけの事か。  意識が、徐々に霞となって消える。  机や椅子を薙ぎ倒し、玉池の体が床へと零れ落ちる。  暖かい布団に包まれ、微睡みに墜ちるかの様に。  怒り冷めやらぬ中西の幾度とない踏み付けを食らっても、なお。  玉池は、笑顔であった。      ………………駄目だ。耐えられない。  一つのキャラにつき一つの物語を書かないなんて、そんな馬鹿な。  待てよ、僕の仕事は………………こんな風に、想像する事。  文字によって、頭の中の世界を描く事じゃなかったか?  そうだ。  何を忘れていたんだろう。  これはあくまでも本編後のアフター/IFストーリー。  役者紹介は、その口実に過ぎない。  ハ………………ハハハ。そうだ。それこそが、僕の! 「ちょっと待って」  ………………誰だ? 「お世話になった人、迷惑をかけた人。  その人たち全てに感謝と謝罪の念を述べ、過去を供養する事。  その大切さを、君は忘れている」  何を���言って………………ぐっ!?  ぐ、ぐあ………………あが、ぐあぁあぁああぁああぁああ!!!  できません………………  私の仕事は、公式二次創作を、書く事だから………………!!! 「違うって。  君の仕事は、役者紹介だよ」                                      -transmission complete-  ぐ、ぎゃぁあぁああぁああぁああぁあ!!!!!!!  あ、あ……………… 『メタフィクション:ザ ゲーム』に、接続。    マジですいません。  流石に十勇士ぐらいはまとめます。
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