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#続・ひでおと素子の愛の交換日記
elle-p · 9 months
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Persona 3 Club Book Pawlonia Mall people pages scan and transcription.
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ポロニアンモールの人々
People of Pauloownian mogol
月光館学園に隣接する巨大ショッピングエリアのポロニアンモールは、買い物と娯楽の一大スポット。タルタロス探索の準備のためだけでなく東の間の息抜きにもふさわしい。
黒沢巡查 辰巳東交番
港区の辰巳東交番を守る地域課の巡査。かつては敏腕のエリート巡査として知られていたが、正義感のあまりに10年前の桐条研究所事故の真相に深入りし、出世の道を外れた。
だがそのときの捜査によって真相に警察機構の手に負えない、人外のモノの存在を感じ、以降は独断で関係者と接触し、事件解決のサポートを行なうようになる。
なお巌戸台地区に配属されたときの最初の担当案件は、真田兄妹の入寮していた孤児院火災事故の再捜査だった。結局この事故もとくに人為的な点は見当たらずに決着しているが、そのときに現在の真田との関 係がつくられた。
基本的に非番はなく、昼は交番での勤務と武器の横流し販売、夜は担当地区一帯のパトロールと、とにかく黙々と働く男。毎週月曜日にご機嫌で値引きしてくれるのは、勤務明けに彼女とのデートが待ってい るから······かもしれない。
話しかけるのを躊躇させる強面の巡査。見かけによらず港区の平和を心から願い、特別課外活動部員への武器提供を請け負っている。
寡黙な平和
の守り手
眞宵堂店主 眞宵堂
隠棲の美人
科学者
断片的ではあるが港区で起こる事件のカラクりを知る数少ない人物。黒沢巡査とは桐条がらみで知り合い、頻繁に情報交換をする仲。
趣味で集めた骨董品を売る、凄みのきいた笑みが魅力的な女性。
学生時代から考古学を専攻していたのが縁で、桐条鴻悦が存命のころ、非公式計画の中核であった「エルゴノミクス研究所」の研究所員として、岳羽詠一朗の下で研究の一端に関わっていた。おもな研究は、過去のシャドウ関連の記述や痕跡を考古学的見地から分析・解析するもの。中心研究から一歩引いたところにいたことが、早期に研究 の問題を知ることとなり、事故の起こる数年前には研究所を去っている。しかし研究の真相を知りながら、その事実から身を引いたことに呵責を感じていて、桐条の膝元の土地を去れずにいる。そんな自分の迷いを自嘲し、店の名前を「眞宵」堂と名づけた。
上司であり師弟関係にもあった詠一朗には、妻子ある相手と知りながら道ならぬ感情を抱いていた時期があり、彼がすべての罪を負わされる形で世間的な決着がついていることも、彼女の桐条への複雑な感情をを助長しているようだ。
青ひげ店主 青ひげ薬局
欧米型ドラッグストアがこの国に根を下ろして十数年、今やすっかり市民権を獲得した中、昔ながらの対面販売式「薬局」としてがんばる、青ひげ薬局の店主。洗練された雰囲気を全面に押し出す新興のショッピングエリア・ポロニアンモールの一等地にて、このスタイルを貫く心意気はさすが。顧客は若者はもちろん、仕事帰りのサラリーマンや、いろいろ不具合に悩むお年寄りまで、幅広い年代をカバーしている。
仕事柄幅広い医薬品を扱ってはいるが、なにを置いても養生がいちばんという、東洋医学に基づいた主張をもっている。その証拠に料理の相談を持ちかけると、医食同源の秘蔵のハブの干物を熱心に勧められたという、部員からの報告あり。
店主渾身の青汁スムージーは販売1年目には罰ゲームのネタにされるという不幸な歴史を持つが、本人はその味わいと健康的な価値とに自身を持っている様子。
家庭の医学の体現煮
立派なひげをたくわえた恰幅のいい店主。豪快な人柄と取扱商品の怪しさにただの薬屋ではない気配がただよう。
ヤリ手の女性記者 ポロニアンモールほか
ペンを武器に三流ゴシップ誌で戦う女性記者。全国的に広がりつつある謎の社会現象の真相に、たったひとりで挑んでいる。その行動力と洞察力で、無気力症患者の発生のメカニズムにいち早く着目したほか、月の満ち欠けと無気力症患者の増減や、無気力症拡大と桐条グループ関係者たちの動向との関係をかぎつけるなど、本来桐条の関係者にしか知り得ない真相に徐々に迫りつつある。そのため上司や「さるところ」から圧力をかけられることも多数あり。それが彼女の自由報道への情熱に一層拍車をかけているようだ。年末に向かって無気力症が猛威を振るうようになっても、さらにそこに謎を解く鍵を見出す、恐るべきバイタリティの持ち主。
無気力症におちいったタクシー運転手の間近でも冷静に状況を分析。報道に携わる者の鑑。
記者eyes
事件の気配をいち早く見分ける千里眼!!
記者brain
巧妙に隠された真相を見抜く冴えた頭脳!!
記者heart
おばさんと呼ぶと無反応になる乙女心!!
記者suit
体を張った取材に耐える丈夫な素材!!
記者hand
記事を書きなぐる武器!ペンだこは勲章!!
記者pumps
走っても足を痛めない低めのヒール!!
●図解!デキる雑誌記者!!
●女性記者の真実への軌跡
老いてますます盛んな老人 噴水広場
日がな一日、噴水のそばに腰を下ろして遠くを見つめるお爺ちゃん。多少弱々しく見える現在からは想像もつかないが、若いころは結構な女泣かせだったらしく、会うたびに盛んに「若いころにはギャルと遊べ」と力説される。このところ、かつての友だちがひとり、 またひとりと冥土に旅立ち、寂しさを隠し切れない様子。ポロニアンモールを訪れて無事な姿を確認するたび、「元気でよかった」を胸をなで下ろさずにはいられない、噴水広場のシンボル的存在になっている。
影人間が増え出す時期以外は一年を通してこのベンチで過ぎ去った時間を思い返している。
聞かせて!おじいちゃんの武勇伝
ビー・ブルー・ヴィーの店員 ビー・ブルー・ヴィー
感度の高いアイテムで、月高生をはじめとした地域の女子高生に人気のアクセサリーショップの、カリスマ店員。彼女の提案する小物使いは、必ずといっていいほど10代女子のハートをがっちりつかむ。見た目の派手さに反して、気さくな人柄と丁寧な応対で、相手の目線で接客する態度が好感度高し。自然と恋愛相談を受けることも多くなり、客同士の人間関係や恋の成り行きにはちょっと詳しいようだ。信条は「おサイフに優しい値段でセレブ感のあるオシャレ」。
クレーンゲームの月高生 ゲームパニック前
齢17にして初めてクレーンゲームを知り、世間から10年以上遅れてやってきた、景品釣りのスリルと興奮に盛り上がり中の男子生徒。友だちの誘いもむげにして、熱心に攻略方法を研究しており、影人間が徘徊を始める時期以外は、青春の貴重な時間と多くない小遣いを、その娯楽に費やしてポロニアンモールで過ごしている。かつて一世を風靡したこのゲーム、最盛期には亀や伊勢海老まで景品になっていたのは本当の話。
買い物途中の主婦 噴水広場
夕方の買い物の途中で油を売っている主婦ふたり組。日々成長する子どものしつけと教育問題に頭を悩ませている。家事と買い物で疲れたと言ってはたびたびお茶に繰り出しているらしく、ポロニアンモールや巌戸台商店街の飲食店には、月高生以上に詳しい。
●髪を結った主婦
高校2年生の年頃の娘を抱える母親。勉強そっちのけでオシャレに凝り始めた娘にあきれ顔。
●髪の短い主婦
中学3年生の息子を持つ母親。月高を目指しているが不穏な事件続きで躊躇気味。
Syuhu's COMMU
高2の娘 ← シャガールばっかり行って!← 髪を結った主婦 買い物友だち
髪の短い主婦
ご近所さん? 購買のおばちゃん
→ 目指せ月高!→ 中3の息子
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tokyomariegold · 2 months
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2024/2/6〜
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2月6日 昨日お部屋で冷やしすぎた身体を引きずって、2日連続でロキソニンを飲んでしまった。せっかくこのところ飲まない日を続けられていたのに。
朝起きると窓の外が真っ白だった。 昨晩雪の降るカーン、みたいな音と、ものすごくバキバキなる���の音を聞きながら、冷えすぎた身体で何も味覚を感じられない状態で無味食事をした。 無味だと満たされなくて必要以上に食べ過ぎで良くない。
今住んでいる地獄だけが真っ白で、職場のある町は通常通りで拍子抜けしてしまった。 職場の方々は昨日、いつも通り帰宅できたとのこと。 今日も引き続き寒さが続いてお昼前には身体が冷えすぎて焦る以外何もできなくなってしまい、引き出しにあった賞味期限が一年切れたアマノのフリーズドライお味噌汁を飲んでしまった。 文字通りその場を凌いだだけで、後からお腹痛くなったらどうしよう。
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帰り際にムーミンクッキーをプレゼントしてくださった職員さんから「あの、LINEを交換しませんか」と話しかけてもらう。全然安売りできちゃう連絡先なので、そんなに気を遣って気持ちを込めて言われてしまって面食らってしまって「こんなこと言われたら、いいですよ、以外答えられないですよね…すみません」と言わせてしまった。
結婚祝いを贈った友人のもとに品物が届いたらしく、お礼のメッセージが来ていて、彼女の言葉やテンションを思い出す文面にとても懐かしくて嬉しくなった。毎朝、毎晩一緒に通学して、朝の「おはよう」だけで相手の機嫌がわかるくらいの仲で、何曜日かの夕方は、彼女の観たいアニメに間に合うかもしれないから、と、別れ際の立ち話はせず別れて、部活の引退の文集では“ずっと仲が良さそうな2人”ランキング第1位だった私たちだった。
今週は2回東京出張がある。今は、ある、という事実だけを受け入れるしかできなくて、ついでに都内を楽しむ予定や、へとへとに倒れるのを防ぐための心得をできずにいる。
同じフロアでいつも帰るのバスが同じ職員さんが、来週から産休に入る、と聞いてとても驚いて、多分私と一つくらいしか違わない。みんな人生している。
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2月7日 朝、窓の外が真っ白で、今日の白は雪ではなく霜。 東京出張をして、職場よりも雪景色の東京の街でたくさん雪だるまをみた。雪があるせいか、東京もそこから冷えて寒くて、今日は1日に3回くらい身体を芯から冷やしては吐き気と眩暈を起こしていた。
午前でお仕事を終えて、池袋のデパート地下の揺れるバレンタインのお菓子売り場を眺めたり、alt_mediumへ行って展示を観て、白濱さんの同級生さんたちの会話に混ざったり、関西のギャラリーや塩釜ヤングポートフォリオのことを教えてもらったりした。 平日の昼間でも行列ができているお菓子屋さんもあり、眺めるだけの身分だと、とてもわくわく光景だった。 モロゾフでナインチェのバレンタインコフレを探してみたところ「この先の催事にあります」と店員さんが丁寧に教えてくれた。映画館でアルバイトをしていた時の同僚の、女優業をされている方にとてもよく似ていた。 職場の方々へ渡せる個包装のナインチェのハッピーボックスと、缶タイプのチョコレートを買った!ナインチェへの愛!
お家に早く帰れたので、加湿器を洗って(一部壊したり)、ちょっと床を拭くだけ…と思いつつ全床拭き上げてしまったりで、すっかり身体を冷やしてへとへとにしてしまい今日もアンコントロールラブ。
友人が投稿していた素甘の写真がとても良くて、すあまって食べたくないけれど、概念として考えがいのある存在な気がして気になっている。 すごく、ハッピー度?ポップ指数?の低い存在な気がしている。
1日を通して、ずっと職場の業務内容でない、人間関係的なことが頭の中で思考のBGMのように流れ続けていた(特に悩んではいないはずなのに)。
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2月8日 大学時代の友人のお誕生日。ひとのお誕生日をお祝いして、やっと自分のお誕生日を終えることができた気がする。
すあまのことが気になり、職場の関西出身の方に聞いてみたところ「すあま?あのニッキみたいなお菓子?」と言われ、それは、すはまかも!と言いながら写真を見てもらう。 やっぱり関東に来てから知ったそう。 そして、昨日から“すあま”と検索したところ、予測に“すはま 違い”と出てきて少しに気になっていた“すはま”について調べてみる。 昔祖母が京都土産で買ってきてくれていた三色団子の形をしたお菓子が、すはま、だったことが判明!
全然美味しくないな!と思いながら、京都えりのお土産話のお供にお茶の席で出してもらっていたすはまだんご。爪楊枝の串に刺さった三色団子が三段くらいずらっと箱に並んでいて、二枚ほど硬い食べられる(多分これもすはま)紅葉が乗っていた。
自分で京都に行く様になるまでずっと、京都といえばこのお団子のお菓子だったので、今思うともっといろんなお土産があったはずなのになんですはまだったんだろう。 それに京都のお土産コーナーにすはまだんごが当たり前に並んでいる記憶がない。
久しぶりに祖母のことを思い出した。
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2月9日 都庁へ出張して、2時間半かけて職場へ移動して、一期下の方とすあまやセブンティーンアイスの話をしながら帰ってきて、とても長い1日だった。
雪が降ったり、東京出張が2回あったり、今週1週間がとても長かった。
新宿の西口の風景が様変わりしていて、何かがなくなっていたのだけれど、なんなのかがはっきりわからなくて、多分ミロードだったか小田急?京王?の建物がすっかりなくなっていた気がする。
新宿もデパートがバレンタインで見ていて楽しかった。
移動中に去年投稿したストーリーのアーカイブを眺めて、自分のことながら、よいかんじで投稿しているな、と思って、でも今は自分を満足させられる投稿を継続できる自信もなく、日記も最近更新できていなくてちょっと不安になった。
明日のフォトレビューのお知らせも来てなくて不安になっているし、そもそもレビューを通しで受けられる体力や気力もない気がしている。
一期下の方と、セブンティーンアイスのカスタードプリンがおいしかったけれど最近自販機に並んでいるのを見ない��、と話して別れた矢先、ここにはないと思っていた乗り換え駅でセブンティーンアイスの自販機を見つけ、更に右上角にカスタードプリンを見つけ、思わず写真を送ってしまった金曜日の夜。
新宿はどこの足を置いても汚物を踏んでいる気持ちになって、もういろいろ諦めてしまった。
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hibikore-archives · 5 months
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よしもとかよ 「日々是好日」。vol.132 (2024/4/24 + 5/1 )
2024   24th april + 1st may  
M1 きらめくような季候の中を (Szaloki Agi)
  M2 happier than the morning sun (Ann Sally)     M3 tavasz, tavasz (Sebestyen Marta)
  M4 take me away (Emma Tricca)     M5 jardins du mois de mai (Charles Trenet)     M6 greenwaves (Secret Garden)     M7 spring can really hang you up the most (Rickie Lee Jones)       M8 MO・E・GI (おおたか静流)      
[好日の素…庭をながめること、再び]
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  およそ2年ぶりの、このテーマ。 今年は3月に 少し寒い日が多かったせいもあるのか 植物の芽吹きや花の開花が これまでとは異なり、 遅かったり早かったりしている感じがします。   3月末に 庭仕事を愛する方々との 情報交換の場に出向いたことで 庭作業のスイッチが入り、 徐々にギアを上げてきた、といった ところなのですが、 今月に入って あたたかくなってきたので 植物たちも一気に動き出し、 なかなか追い切れない日々! あっという間におおきくなる 植物たちの成長ぶりに あたふたするこの頃です。   何年も我が家の庭にある植物ですと そろそろ…という感じになるのですが、 このところ毎年参加している 草花交換会で輿入れした苗などは あらかじめ予習はしていても、 春になったらどのように芽吹くのか、 蕾はどんな形で…など わからないことも多く、 実際に見てびっくりすることも。   ひとつひとつの植物の生態を ふまえつつ、 庭全体のバランスも考えるとなると、 簡単ではありません。 しかしそれゆえにたのしい、とも 言えるかもしれません。   人工的に仕切られた場所に 自然を迎え入れて、 動植物の言い分に耳を傾けながら 景観を作っていく… 庭とはそういうものなのかな、なんて ぐんぐん育つ植物たちや ときおりやってくる鳥たち、虫たちの姿を 連日ながめて、思うのです。      
* * * * * * * * * * *
[日々是食べたい!… あんこ ]
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「子どもの頃はあんまり 積極的じゃなかった…」と 以前から番組の中で お話ししてきた、あんこ、ですが…   大人と呼ばれる年齢になって じわじわとそのおいしさへの 理解が深まってきて、とうとう!   じぶんで、炊いてみました、あんこ…!   というのも、 お気に入りの和菓子店のレシピ集が 出版されると聞き、しかも 記念の特典に小豆がついてくる、というので その特典つきのセットを購入したものですから そりゃ、炊かないわけにはいかないのです(笑!   祖母や母はそれぞれのやり方で 今までも あんこを炊いていて、それを 口にしてきたのですが、 じぶんでは初めて。 なので、レシピにある通りの方法で チャレンジしてみましたら…   おいしい!!!   あんこの話をすると 粒あん派か、こしあん派か、ということも あるかと思いますが、 わたしはこしあん派。 しかし今回、こしあんが とても繊細で大変な作業によって 生まれるのだと知りました。 前回に引き続きの、 心して食べるべきものだ、と実感。 子どもの頃の言い分や 行儀の悪い食べ方をしていたじぶんを 大反省。   レシピの中では 小豆を茹でたときの煮汁や こしあんをつくったあとにできる 小豆の皮を利用したメニュウも 紹介されており、 サステナブルな和菓子のたのしみも 感じることができました。   日本の四季の暮らしや行事の傍らに 登場する、あんこをつかった さまざまなお菓子の数々。   こんなに身近で おいしい、そして 丁寧につくられたものだったのだと 改めてその良さや奥深さを思い、 手前味噌ならぬ、手前あんこを ほおばりながら、 あんこの国に生まれて よかったなぁ、としみじみするのでした。
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akunews · 5 months
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J-WAVE SPECIAL PREVIEW一般試写会レポート
4月11日、本作の公開を前にして、主演の大美賀均、撮影を担当した北川喜雄、そして編集の山崎梓が登壇するトークショーを行いました。当日は濱口監督よりビデオメッセージも上映しました。 当日のレポートを掲載いたします。
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登壇者の登壇前に、「みなさま最初で最後の試写会いかがだったでしょうか?皆さんの反応が気になるのですが、その場にいられなくて申し訳なく思っています。ただ、自分たちとしても、すごく良い仕事ができたなという感触を持っています。音楽の石橋英子さんの発案から始まった企画ですが、自分にとって充実した、幸福な制作でした。映画の内容は幸せだけではないところもありますが、皆さんにとって楽しめるものであったらいいなと思います。あそこはこうだったんじゃないか、ここが好きだ、嫌いだ、とかそういう話を皆さんとしていただいて、話題にしていただければと思います。アフタートークも是非最後までお楽しみください。」と濱口監督のビデオメッセージが流され、その後MCの呼びかけで登壇した登壇者。
 早速、どのようなきっかけで本作が始まったのかという話になると、撮影の北川が、「大美賀さんが合流する前に、まずは石橋さんに会いに行こう、ということと、音楽映画をどういうふうに撮ったら良いのかという命題の元に、石橋さんのスタジオに濱口さんとふたりでカメラを持っていったのが一番最初でしたね。その時点では、まだタイトルも決まっていなくて、石橋さんのパフォーマンスのバックグラウンドに流れる映像制作ということだけ聞いていました。」とはじまりを語る。
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大美賀も「濱口さんとは、『偶然と想像』という作品で制作部として入ったのが始まりでした。そこから、今回も初めはスタッフとして、北川さんと三人でシナハン、ロケハンに回っていきましたね。」と、自身のはじまりを語ると、北川が「小淵沢に三人で行ったのが始まりでしたね。みんなで田舎暮らしはどういうものだろう、と言ってやってみようということでスタンドインをしながら、薪割ったりしましたね。」と、当時を重ねて振り返る。そこから、どういったかたちで“主演”を務めることになったか聞かれた大美賀は、「2回くらいシナハンに行って帰ってきたタイミングで、「驚かないで聞いてください。」と濱口監督から電話がかかってきました。何かやってしまったのかな、とちょっと怖いですよね(笑)そして、「出る方に興味ありませんか?」ということで本当にサプライズでした。」と、まさかのサプライズに観客からも驚きの声が上がった。「当然びっくりするわけですが、濱口監督は経験豊かで、『ハッピーアワー』も経て職業俳優ではない方と映画をつくられてきた方なので、そんな監督がそう言うなら面白いだろうと思いました。濱口監督にとっても新しいことをやってみようということだったので、その一員になれるなら、とワクワクしていましたね。」とオファー当時を振り返る大美賀。
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濱口監督とは東京藝大の同期であったと言う山崎は「在学中は一回も一緒にやっていなくて、実質、卒業後からでしたね。わたしが卒業後は大学院の方に残って4年くらい大学で助手をやっていて、その間に海外の学校との合作など色々なプロジェクトが動いている中で、『THE DEPTH』という韓国の大学との制作にはいるときに、わたしが学校にいたということと、私が編集を続けるという選択肢をしていたということとか、私がいると学校にいるので機材もつかえますし(笑)とか色々あり、一緒にやりました。その『THE DEPTH』をやる前に『永遠に君を愛す』というのもありましたね。」と濱口監督との制作のはじまりを話す。そこから、「今回は、「石橋さんの『GIFT』という作品のためのものを、撮ってあります」ということから始まって素材を渡されて、「え!」みたいな。(笑)台本はいまでももらっていないです。」と、ここでも驚きのエピソードが飛び出す。北川も山崎が入ったタイミングのことを、「撮影中盤で、『悪は存在しない』という映画をまずは成立させた後に、その編集を解体して『GIFT』をつくる、という話を聞いていたんですけど、良い撮影ができていって、撮影の終盤に『GIFT』の方を山崎さんに頼もうと思うんだよね、っていうのを濱口監督がぼそっと言っていたのを覚えています。」と思い返す。山崎は「確信犯ですね。(笑)」と突っ込みつつ、「素材自体は一般的な音声が入っている映像が届いたんですけど、撮影順に整理されていて、「どうぞ」と言う感じでしたね。(笑)何をどうするか、というのはずっと手探りでいて、まずは素材を観て、何ができるかを考えようということで、頭から最後まで(濱口監督と)一緒に観て、「何をつくりましょうか?」という話になりましたね。前提として、石橋さんのための音楽ということはあったので、『GIFT』の編集の時は最初から、スピーカーをミュートにしてやっていました。」と、編集の裏側が明かされていき、観客も聞き入る。続けて、「『GIFT』の方を着手して、色々試行錯誤していく中で、『悪は存在しない』も並行してやって、どこがどうこのふたつは違うのか、じゃあ『GIFT』がこうしたいなら、『悪は存在しない』はどうするのか、“編集交換日記”というか、お互いどうしてるのかみたいなのを話していましたね。部分的に繋いだもので、良きものはどちらかに入れたり、というのを並行してやっていました。」と本プロジェクトだからこその共同作業のプロセスも明かされる。
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本作以前より濱口監督と関わりのあった三人に、他の作品との制作の違いを尋ねると、山崎は「今までの作品は、完成形が「こうなる映画である」というのが明確にあったと思うんですね。今回、『GIFT』は特に全くなかったので、今回の試行錯誤の多さは今までに全くなかったものですね。ストーリー展開も自由で、寓話っぽいかたちで、そういうものも受けいれられる自由度の大きいプロジェクトでしたね。」と、しみじみ語る。北川も10人前後での制作体制の現場を振り返りながら、「濱口さんの場合は、皆がやったことひとつひとつが、この作品のためにどうなるか、自覚しながら、現場が作られる、場がつくられます。みんなが作品のために何をやっているかちゃんと明確に分かって仕事ができる、それが喜びにつながるし、それがすごく楽しいですね。そういう場をつくってくれるのが濱口さんですね。」と濱口監督ならではの現場での体験を語る。
映画中盤のグランピング建設の説明会のシーンの話になると、「ホン読みを何度も繰り返しやって、あの説明会のシーンは2日間あったのですが、1日目の午前中は丸々ホン読みに使いましたね。」と贅沢な時間の使い方を振り返る大美賀。「現地のエキストラの方と、東京から来た方、50人くらいのエキストラの方が演じる人の背景や、グランピングに賛成なのかどうなのかという設定を、助監督の方がひとりひとりにお渡ししてましたね。大変だなというのを見ながら、自分は撮影の準備に集中していました。(笑)」と、北川も振り返るが、そういった積み重ねがあったからこそ現地のフィルムコミッションから「こんなにエキストラの皆さんが楽しそうにやっているのは見たことがなかった」という声が上がったことも明かす。編集の山崎も、「編集素材を見ていてもそれはすごく伝わってきました!そのシーンはなんか揉めてるなと思って見ていたのですが(笑)、2日間で撮影した説明会って2カメで、素材は通常の倍以上あるわけですが、全然楽しかった!このおじさんすごい賛成している、というのも分かるので、(演じている)皆さんも何回もやっているはずなのに、白熱して、とても楽しそうでしたよ。」と絶賛。現場にいた北川も、「エキストラの方も、生で舞台上で演技をしている人の中に入って見ているような状況なので、アトラクション感ありますよね。最初はどのタイミングで誰が立つのかわからないので、面白かったはずです。」と話す。
そんな中、初めての演技経験に挑戦した大美賀は「いままでにない緊張をしましたね。頭を打ったりすると目の前に蝿が飛ぶってあるじゃないですか。あれが本当に起こるんですよ!(笑)本当にセリフが出てこなくて、間があったり、三行のうち二行を飛ばしてしまったり、最初のテイクはかなり続いてしまったんですが、濱口監督は「それはそれでオッケーです」とか、「本当に集中している時はセリフを飛ばします」と言われるんですよね。」と現場での濱口監督のフィードバックを明かしながらも不安そうな表情をする。そこで、北川は「実は初日の3ターン目くらいに、(撮影の)飯岡さんが「大美賀さんのいいところが撮れたよ」って言ってくれていましたよ。」という話を明かし、安心した表情の大美賀だった。
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最後に、北川が「噂によると、2、3回目観るとまた違う感覚に陥ると、そのようにできていると、監督と石橋さんもおっしゃっています。(笑)すごく綺麗な自然の中、そしてミニマムながら一番いい光の時間を考えながら、楽しく撮影できた作品なので、大きなスクリーンで観ていただけたら嬉しい気持ちでいっぱいです。」と、山崎が「濱口さんの作品の編集が終わった時、「観たことない映画ができたな」という感覚になるのですが、今回も「観たことがない」というのを本当に感じたので、皆さんも宣伝にご協力いただき、また観ていただけたらと思います。」と、大美賀が「僕もこの映画は8、9回観ているのですが、山崎さんが仰るように、説明会のシーンの町の方の顔一つとっても、観るべきところがあります。自然と音楽と、とても気持ち良いですよね。この後、お酒でも飲みながら話したり、観た後も楽しい作品です。感想等、書いていただいたら励みになりますので、宜しくお願いします。この映画を気に入っていただいた暁には、『義父養父』(大美賀の監督作)も観ていただけたら、理解が深まると思いますので、宜しくお願いします。」と話し、トークショーは終了した。
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morserbremen2023 · 1 year
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Morser 来日直前インタビューその3
Q 俺はドイツのバンドって基本的にメタルの要素とハードコアの要素が混ざってるというか、メタリックハードコアと呼ばれてるバンドが多いように思うし、また、そのプロダクションですごく才能があると思うんだけど?
A いやーわかんねーな。そうかな? 環境次第じゃないの?
Q おいおいマジかw 80年代以降、ほとんどのドイツのバンドがメタルに影響を受けていると記憶しています。純粋なDischarge/Disorderタイプのものよりも。SODOMやKREATORみたいなパイオニアもいるし、ドイツのバンドはこれら2つの要素をうまく組み合わせていると思うのよ? Heaven Shall Burnとかもビッグネームじゃん。でMörserも同じように感じるんだけど。
A いや、それは偏見じゃないの?そんなことないと思うけどな。
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Q いや偏見じゃなくて文化ってその地域や歴史の影響を受けると思ってる。
例えばアメリカはヨーロッパのような歴史の蓄積が薄いからクラシックではなくカントリーミュージック/R&Bが共通の好みとしてベースになる、ストーナー/ブギー的な音も好まれやすい。一方でヨーロッパはクラシックや教会音楽に慣れた民族という印象を持ってるよ。宗教の布教や王政の元に芸術が磨かれてきたからね。例えばイングウェイはアメリカからは出てこないでしょ。音楽だけじゃなくて食の好みや美意識などにも違いって出るじゃない。同じように旋律の好みもお国柄が出ると思う。AGEなんかABYSSとか聞くとドイツらしいメロディっていうのがわかったりするし、同じようにこれイタリアっぽいなとか、そういうのも感じるね。
A うーん。じゃあ日本だとどんなことがあるの?
Q日本について言われるのは表拍、ダウンビートでリズムを取るというよね。西洋では裏拍、アップビートでリズムを取って。だから海外のアーティストで誰だかが日本人に手拍子させたら表拍で入れるもんでやりづらくてキレたとか聞いたことある。
これは多分日本の祭り事などで使われる音楽や、日本人の重心位置なども関係していると思う。
A 重心?
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Q 西洋人の体重の中心は足の球にあり、ほとんどのアジア人はかかとにある。だから西洋人はアジア人のようにスクワットできない
A うわ、マジだ。俺は一応アジアンスクワット出来るけどすげー苦しい。
あとAGEでいえば俺はボーカルのHaukeとバンドやってるよ。先月新作を出した。
Q Misanthropeね。
A 彼はハノーファーの先のwolfsburgという街からブレーメンにやってきて、テレビの仕事してる。彼がスーツを着て政治の話でゲストと討論してるのを見るのは面白いよ。
Q 俺は文化人類学的な考察が好きで、こうした差異を知ったり考えたりするのが好きなんだよね。優劣じゃないんだ。これは違いなんだ。そして違いを把握することはとても面白いんだ。
まぁいいや。君たちの新しいアルバムについて話そう。コロナの災厄の最中に、新しいアルバムThank You For Leavingが録音されたことになるよね。
A そう、前のアルバムから5,6年かかったね。でも俺たちはアルバム録るぞと頑張って曲つくりに励む感じではないんだよね。マイペースに曲を作り、貯まったらアルバムにする。そんな感じ。俺たちは毎週月曜日に集まってリハーサルをする。それを25年続けてるんだよ。
Q パーマネントにリハーサルルームを借りてるんだよね。日本ではバンド練習は時間貸しで、沢山のバンドがそのスタジオルームを工面しあうんだ。じゃあ曲はコンスタントにできあがる?
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A うん、基本的にこっちのスタジオは長期契約で、月払いで家賃を払ってる。だから楽器はその部屋の中に置きっぱなしだしいつでも練習はできる。
基本的にはスヴェンがアイディアを持ってきて色々試しながら作っていく。(注、2人のギター共にスヴェンという名前なのでややこしい)
S 結成したから、私たちはたくさんの曲を作ってきました。たくさんのアイディアがリハーサルルームで交わされます。最初のレコードTwo hours to doomの時からこのやり方は変わってないです。でも今は同時に集まることも難しいのでDAWソフトウェアを活用しています。今は1stアルバムのように曲つくりするのが難しくなってる。曲を作成するプロセスは時間とともに変わりました。リフは家で書かれ、リハーサルルームで実装されます。オケを作って共有してます。もちろん、ある種の即興性が失われますが、より練られた曲作りに置き換えられます。 Thank you for leavingは曲作りの面で最高のやりかたでした。なかなか会えなかったり、度重なる構成の変更でも、高い攻撃性を持った曲でいるようにできましたから。
Q 前のアルバムと比べて抑圧的、陰鬱な印象があるんだよね。
A そういう側面はあるかも、コロナで不安な時に作った曲もあるし、またコロナで近親者が亡くなったりもしたしね。タイトル曲に関して言えば、ボーカルの1人であるデニーのお父さんが認知症になってしまったことを扱ってる。 でも基本的にはマイペースに録音していってるよ。
 レコーディングは studio-rというところで、ブレーメンのアンダーグラウンドシーンではお馴染みのところ。
S Mörserの実際の音楽的影響を挙げることはできません。私たちは長い間をかけて独自のスタイルを作り上げてきたと思います。もちろん、私が聞いていたバンドは常にあります。例えばCarcassとかね。(Heartworkはおそらく90年代の最高のメタルアルバム)、しかし、自分のスタイルを失うことなく、想定される影響に抗うことを試みなければなりません。
A 俺はBOLT THROWERが大好きでBOLT THROWERのカバーバンドもやってるんだけど、おそらくエクストリームミュージックしか聞かないのは俺だけじゃないかな。他のメンバーは色んなスタイルの音楽を聴いてるはずだ。もちろんCARCASSも大好きだし、あ、そういえば先日Convergeを見てきたんだけど、うーん、もういいかなぁ。最近の聞いた?
Q いや
A 殺気立ったパートは大好きなんだけど、なんでイヤーアーみたいな歌い上げパート入るんだろw あれが邪魔! 殺傷力でぶっちぎってくれよ!音で殺してくれ!
Q あーわかるw でももうあの高みは無理なんじゃないのかな。年齢的にも探求を続けるにしても。
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A 俺のConvergeベストソングはColor Me Blood Redだ
Q 俺はThe Saddest Day! あの時期の無敵感やばいよね
A まぁ自分たちに戻すと、ずっと友達で毎週集まって新しいものを作っていく作業が楽しいだけなんだよね。もうこれを30年近く続けてる。で、楽しいショーをやってパーティするんだ。
あ、そういえば先週ドイツの東の方でライブやって来たんだけど、なんか感じ悪くてなー。
ドイツの東の方はさ、旧共産圏だろ、いまだに格差があるんだよ。人々の感じもちょっと素直じゃないというかちょっと変なテンションがある。演奏は悪くなかったと思うんだけど妬みというか喧嘩吹っ掛けたい感じがあった。日本に来る前の最後のショーだったので気分よく終えたかったんだけど。
Q まだそんな影響が残ってるんだね。じゃあ最後に直前メッセージを。
A 親愛なる日本の皆さん、Mörserで日本に行くことが出来て本当にうれしいです。サポートしてくれる皆さんも、今までに知り合った素敵な人たちにも感謝します。日本のアンダーグラウンドミュージシャンは年をとっても相互に深く連携しているのがすごい印象的なんです。
私たちはエクストリームミュージックが好きで、それが縁で会うことができます。ぜひ楽しみましょう。日本の行くために特別なカバー曲も用意しました。みんなで楽しみましょう!新たな友情が出来ることを願って。じゃあ間もなく会いましょう!
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tanakadntt · 1 year
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唐澤さんオタオメ〜
シリアス
大人のする未来の話
一 未来の話
「三輪くんは幹部候補じゃないよね」
問われた三輪秀次は何とも言えずに無表情で彼を見返した。
実際、何も言えない。わからない。わかるわけもない。
いや、どうだろう。遠征選抜試験の直前である。
隊員である自分には全容は明かされてはいないが、伺い知ることのできる内容を鑑みるにわかっておかないといけないことのようだ。
ボーダー内での自分の立ち位置、自分の能力、自分の意志をはっきりと認識しておく。
ロジカルにもフィジカルにもメンタルにも厳しい試験だ。三輪隊では、古寺の一次試験からの参加が既に決まっている。古寺頑張れ。古寺偉い。お前ならできる。
黙っているのをどう受け取ったか、
「そんなに警戒しないでも」
同じ城戸派だろと唐沢克己はニコリと顔に屈託のない笑みを乗せた。
まだ、誰もいない会議室だ。出張から今朝帰ってきて時間が中途半端に余っちゃってね、早めにきたのだと言う。三輪は会釈をして壁際に立った。
あまり唐沢と話したことはない。苦手ではない。話すことがないだけだ。忙しい人であるし、接点も少ない。この人のおかげでボーダーがまわっていると皆が口を揃えて言う。三輪もそう思う。ボーダーがボーダーたり得る体裁を保っていられるのはこの人の働きによるものだ。
そして、今回の選抜試験の最終的な決定権を持つ一人でもある。A級部隊は正式には戦闘試験からの参加となるが。
この質問���、試験の一環なのだろうかと三輪は考えた。参考程度の。
「上層部の決めることです」
「自信があるんだね」
そう返されて、戸惑う。挑発的とも取れる言葉と裏腹に唐沢からは敵意は感じられない。むしろ、彼は不思議そうに首を傾けた。
「君はここについて知らないことが多いだろうに」
「……」
ボーダーには、旧ボーダー時代に繋がる秘密がある。古参隊員と言われる自分でも触れられない部分だ。
上層部と、さらに昔から在籍する者たちがその秘密を共有している。
その僅かな人間同士は、化かしあい、足を引っ張り合っているのを三輪は知っている。だから、深く知らないほうがいいと思っていた。
あの人たちが仲がいいのか悪いのか、いつも判断に苦しむ。真剣ではあるが、彼らの化かし合いは時として楽しそうにも見えるのだ。
現に目の前の唐沢など生き生きとしている。三輪は唐沢が自分との会話の時間を取りたくてわざと早く来たのだとようやく悟った。
「隊員ですから」
知る必要がないと判断されたら、知らないままでよい。
言外に伝えると、
「殊勝だねえ」
と笑われた。
「期待してるんだよ、頑張ってよ城戸派筆頭」
城戸派閥最大の人物はあなたではないかと言いかけて、三輪は黙った。
「未来の話だよ」
急に唐沢の体が大きくなってその影に入った気がした。
「ねえ、君、幹部候補じゃなかったら何だと思ってる?」
ニ 大人の話
唐沢克己は林藤匠を待っていた。
本部地下の駐車場へ続く廊下である。会議は遅くまでかかった。この時間は歩くものはいない。
「唐沢さん、何か…?」
「長期遠征選抜試験の前にね、ちょっと」
唐沢は話をしませんかと誘った。
駅前のコーヒーショップは酒類も出すから遅くまでやっていて、しかも喫煙席がある。年々、愛煙家は肩身が狭くなる一方だから、貴重な場所だ。唐沢は根付に苦い顔をされながらも本部建物内喫煙を死守している。林藤玉狛支部長は貴重な煙吸いの同士であった。
コーヒーを飲みながら煙草を吸う、という一見器用な真似を
しながら、唐沢は口を開いた。
「今回はお金を遣いますよ」
「ああ、まあねえ」
メディアの前で大々的に打ち出した長期遠征のことである。
のんびりと林藤は煙を吐き出す。
元々、ボーダーはお金を浪費するばかりの組織だ。近界の技術や情報を小出しに売ってもこちら側には役に立たないことも多い。玄界は役に立つことが金になる世界なのだ。
遠征の予算を計上した結果、はじき出された莫大な金額を思い浮かべた。
「でも、唐沢さんなら大丈夫でしょ」
林藤が続けると、私が何もしなくてもお金は入ってきますと唐沢は肩をすくめた。
「遠征とは随分魅力的な言葉らしくてね。
目ぼしいところはみんな我先に出してくれます。乗り遅れたくないんでしょうね」
支援者は国内だけではない。企業だけでもないことを唐沢は告げた。
思いのほか、でかい話になったと林藤は思う。
近界は、もはや得体のしれない異世界ではなく、利益を生み出す可能性を秘めた新天地であった。利権争いはもう始まっている。玄界は役に立つことが金になる世界なのだから。
拉致被害者の救出を掲げた遠征がどのような結果で終わろうとも、一度出来た道は閉じない。近界もこちら側も今までと同じではいられないだろう。トリオン研究も金があれば、さらに進む。
この遠征をきっかけとして、二つの世界は大きく変わっていくはずだ。
「この流れを作ったのが、わずか十五歳の少年とは、」
「随分、三雲を買って頂いているようですが」
林藤は唐沢の言葉を遮った。が、彼は構わず続けた。
「あの年齢であの胆力、気に入っていますよ。いやはや、先が楽しみだ」
唐沢は本当に楽しそうに最後まで言ったあと、不意に話題を変えた。
「遠征試験は幹部候補の人選も兼ねていますけど」
「そうですね」
唐沢は少し声を小さくした。
「僕も卒業の準備かなと思うわけです」
「ご冗談を」
林藤は二本目の煙草に火を点ける。唐沢との密談はたまにある。一方的に彼が誘い、本部側の情報を伝えて終わる。その情報に見合うだけのものを彼が欲しいときだ。
「外務部長のお仕事がさらに忙しくなるのはこれからでしょう」
「だからこそですよ。何事も準備がものを言います」
唐沢の言い分にも一理ある。支部長は気楽でいいと林藤は思ったが、心のうちに留めておいた。
そして唐沢は意外なことを言った。
「今度の遠征試験で見つけられたらと思ってますよ、僕の後継者を」
「後継者ですか」
五年近く前に城戸に請われて来た仕事請負人だ。請け負った仕事が終われば、いつかいなくなるかもしれないと思っていたが、後継者とは。
「唐沢派の誕生ですか?」
揶揄すると、動揺もせずにニコリと笑った。
「とんでもない。ボーダーに拾われて五年、城戸さんの元にいて考えを改めることもあってね、僕なんぞでも若者たちに残せるものがあればと思いまして」
若者たちの将来にね、と唐沢は言う。
若者のためと言いながら、辞めていく隊員の記憶操作をし、三雲を利用しようとする。二枚舌も甚だしい。林藤は本部の、城戸のやり口が嫌いだ。
わずかに眉を寄せて不快感を示した林藤にお構いなしに、唐沢は続けた。
「それで、城戸さんは誰を後継者に考えてるんでしょうね」
「先ほどね、会議前にちょっと三輪くんと話したんです」
話題転換が多い男だ。三輪秀次もまた利用されている子どものひとりだ。あれよあれよと言うに城戸派筆頭などというものに祭り上げられている。
「僕たち、こんなに先のことを考えてるのに今日、三輪くんと話したら、先のことを考えてないって言うんですよ。ただ、高校卒業後はボーダーに専念したいと」
参ったなあ、と煙草を持った手で形のいい眉毛をなぞる。そんな仕草が似合う。唐沢は伊達男だった。
「若者の特権ですよ」
「木ばかり見て森を見ない」
「それも特権です」
恐らく二つの未来があるんです、と唐沢は続ける。
「交流が始まっても、いや始まるからこそ、紛争が多発するのはどこの世界でもそうでしょう」
政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治であると言ったのは誰だったか。
「ポストボーダーの未来の一つは現ボーダーをさらに拡充し、あちら側からの防衛を全世界に広げた機関」
地球防衛隊ですね、と呟く。その言葉はひどく滑稽に聞こえた。
「そして、もうひとつ。現在とまったく違うボーダー。
僕がここに呼ばれたのは、元々、民間組織として独立するためです。
ボーダーが民間組織である必要性を常々考えているんですよ。
国家に所属しない何か。こちら側にもあちら側にも与しない。
それはもう第三勢力と考えてもいいんじゃないですか」
「実は、僕は城戸さんは防衛機関をさっさと誰かに譲って、そちら側に行ってしまいたいんじゃないかと思ってる」
「旧ボーダー、現ボーダー、ポストボーダー」
歌うように唐沢は単語を並べた。
夢のような話だ。林藤は釘を刺しておくことにした。
「後継者を三輪とお考えのようですが、彼は選択外でしょう。未熟ですよ。もっと向いている人材はたくさんいる。幹部の中からさらに選ぶという選択肢が現実的ではないですか?」
「今のところ、城戸さんに一番考え方に近いと周りに認識されているのは三輪くんでしょう。あの通り、素直で真面目な子だ。城戸さんのやり方をそのまま残せる。近界民への敵意が難点でしたが、それも最近は落ち着いてきたようだ。
なに、若者はいくらでも伸びしろがありますよ。それに、貧乏クジを引いてくれそうな人物を考えていくと…」
「貧乏クジですか」
「貧乏クジでしょう」
唐沢はニコリと笑う。
他をあげるとすると、と続ける。
「唯我くんも候補にあがっていると言う話がありましたが」
「知っています」
林藤は固い声で答えた。
唯我尊がボーダーに入隊するにあたり、検討された事項である。
「ご実家の意向ですね。尊くん自身の適性というより利権の話になる。ここまで話が大きくなると、ボーダーを支えるのが唯我グループだけでは弱い。それに、組織が一企業に下るのは、林藤さん、あなたが許さないでしょう」
「…もう、事実上そうなっているでしょう」
そうおっしゃる? 私の力不足ですね、と営業部長は頭を下げた。
「ね、だから、貧乏クジなんです」
「あなた方はずっと喧嘩をしていらっしゃる」
「……」
誰と、とは聞くまでもない。林藤は否定はしなかった。
「あなたには、迅くんがいる。
それだけでも大きなアドバンテージを持っていらっしゃるのに、まだまだ満足されない。あの可愛らしい殿下のことは別としても、最近では、ヒュースを手に入れた。本部が排除できないように非常に巧妙に。
何より、空閑です。黒トリガーを持っている。最上氏の忘れ形見だ。実動部隊に影響力の大きい忍田さんは必ず空閑の味方になる。
そして、あの近界民が言うことを聞くのは三雲くんだけじゃないですか」
「あなたが三雲を評価するのはそのためですか?」
「普通の子ではできませんよ」
唐沢は悪びれもせずに言った。
「それだけじゃない。
風間くんは三雲くんに好意的だ。太刀川隊の、出水くん、唯我くんの弟子になったのは大きい。雨取くんのことで、東くんとも縁ができた。
鬼怒田さんは技術者だ。自分の能力が存分に振るえる場があれば満足する。そうだ、あなたにはもうひとり近界民がいましたね。根付さんも三雲くんを認めている。もちろん、僕も。
彼には大いに期待してるんですよ」
「大の大人が中学生に何を期待するのです?」
「ポストボーダーですよ」
ねえ、林藤さん。唐沢は肩をすくめた。
「子どもを利用するのはおたがいさまではないですか」
「…一緒にしていただいても困りますね」
「…喧嘩でもないんですよ。主義主張の違いという奴でね」
目指すものが違いすぎるのだ。
「喧嘩ですよ。あなた達は歩みよろうとしない。お互いに優位を競い合っている。林藤さん、また隠し玉を増やしているでしょう」
「何のことでしょう?」
ガロプラとの同盟の件は迅の予知も使って、慎重に行���った。
これは唐沢のブラフだろうと林藤は踏んだ。恐らく、本部で三雲と話して何かあると感じただけだ。
「結局のところ」
あっさり唐沢は引き下がったが、注意深くこちらを伺っている。
「鍵を握るのはあなた方二人の喧嘩の行方だ」
林藤は、腕時計を見た。
「もう、こんな時間だ。唐沢さんは明日も早いでしょう」
唐沢も客の少なくなった店内を見渡した。伝票を持ちながら、立ちあがる。それでも、なお言葉を紡いだ。
「迅くんにはどう視えているんでしょうね」
けれど、僕達にも見えますよね、未来。
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homatamblr · 1 day
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初めてのロックフェスティバル
ROCK IN JAPAN FES.当日の記録。ステージのことはまた別の機会に。あるいは思い出の中にしまっておくかもしれない。
これまでのいきさつ→フェスへの道① ② ③
土浦に泊まって、ホテルで飲んだ茨城の地酒。「娘」という字が入っているという理由だけでこれを選んだわけだが、好みの味でおいしかった。
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目が覚めてしまったがすることもないので早めに行くことにする。ホテルの朝食会場や駅で同志を見かけた。土浦から勝田までは常磐線で1時間くらい。
基本的に同じ場所へ向かう人ばかりなので、乗り降りはほぼない。あっても水戸で少しだけ、って感じ。椅子は埋まっているんだけど、立っている人はまばら。そのくらいの混雑率だった。
勝田駅に到着。ホームから改札への階段がちょっと渋滞、改札も渋滞。だけどそこまで時間はかからず離脱。誘導のスタッフも沢山いて、わかりやすい。
まずはバスの切符を買う。結構並んでいるようだけど、どんどん列が進んでいく。現金のみ、往復850円。硬券みたいなのを2枚くれて、往復の区別はないのでどちらか一枚を乗り場の係員に手渡せばいいだけ。帰りの分をなくさないように注意。
バス乗り場までの導線には横断歩道もあるが安全に誘導され、バスは次々続々やってきては出発していく。勝田駅に着いてから乗ったバスが出発するまで20分、勝田駅から会場までは10分だった。想像以上に早い。
入場ゲート。でかい!
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このゲート下で簡単な手荷物検査をして、その先でチケットを見せてリストバンドをもらう。リストバンドはもらったら自分でつける。他に配布品はなし。
リストバンドは一度締めたら手でゆるめることはできず、自分は記念に取っておきたいと思って、帰宅後にギター弦交換用のニッパーで留め具を切断した。
入場したら右へ進んでいく。観覧車のある方から行った。愛読書「Hamare」に登場する、あの、観覧車である。
橋のところでリストバンドチェックがあって、そしたらいよいよメインのエリアになる。バスを降りてから15分くらいかかったかな。歩く距離は長いけど、行列することもなくスムーズに移動できた。
これがグラスステージ。まだ人は少ない。
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椅子を持参していたので、椅子エリアに行って設営をする。拠点を作れば疲れ果てても大丈夫。音は聞こえるから、のんびりと座って音楽に浸れる。アルコールが入る可能性が高いので、多少ぼんやりしていてもわかりやすいようにと、看板を目印にできる位置に陣取った。
バスを降りてから20分で椅子組み立て完了。その後、当てもなくそこらへんを歩く。今飲み食いすることもないなーと思い、土浦で買っておいたお菓子を食べ、例のブルーベリーサプリを流し込む。
30分前くらいに前方エリアに入場。指定の画面を係員に見せたら係員が操作してくれて、ノリよく送り出してくれる。入ったら区画ごとに番号が割り振られているので、自分の場所を探すだけ。
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前方エリアって40列くらいまであるらしくて、普段ツアーで使うホールだと40列って遠い!って思うでしょう。でも、グラスステージは違う。33列だったんだけど、案外よく見える。ステージとの距離もそう遠くないし、ステージ自体が高い。たまたまど真ん中引き当てたのもあるかもしれない、圧倒的に大きい人が来なかったのかもしれない、けど、とても見えた。
ステージの話は後で書くので、その後の話。
終わったらそのままだらだらと解散、散らばってゆく。1ステージで転換にかける時間があるので、急かされるようなことはない。
そのあとトイレに寄って、ハム焼きに並ぶ。あの前説があって娘。直後だったせいか、列はヲタだらけだった。自分が並んだ時はまだ良い方で、途中から列がどんどん伸びていき、120分待ちになっていた。
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ハム焼きっていうのは要するにハムを焼いただけだろうって思っていたけど、ただ焼いてこうなるわけがない。食べればわかる。炭火感あふれる香ばしさ、絶妙なスパイスや塩加減、噛みごたえのある肉質とほどよい脂身。こりゃ旨いわ。
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アルミホイルに包んでくれるので、椅子に戻ってもあったかくておいしい。まじで旨い。確かに濃いが動き回った後にビールと共に喰らうには最高ではないか。
ハム焼き待ち中に咲いていた黄色い花。色的にはデイジー、だけど秋桜っぽい。並んでいる時に前にいた娘。ヲタとちょっとしゃべった。
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来場者がメッセージを残せるところがあるんだけど、そこは雨でべちょべちょ。今までの出演者が書いたサインを展示しているところに行ってみたら、'22ほまめいのサインがカサカサでなんともいえない気持ちに。
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ほまれは消えかけ、めいは滴っている。
ひるめし。15時近かったのですいてた。これだ!っていう食べ物はなくて、何でも良かったんだけど、なんとなく肉にした。とりあえず肉食っとけば間違いない。推しに似るってこういうことなんすかね。
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ステーキ丼(わさび醤油)、1100円。肉はちょっと硬かったけど、この手のイベント飯でこの値段なら良い方。鷹の爪、ごま、フライドオニオン、キャベツそれにわさびがたっぷりのっかっているのは嬉しい。
ME:Iの出番までは雨だったんだけど徐々に天候は回復。思ったよりも風は強く吹かず、気温も上がらず、日が傾く頃には見事な秋空が広がる。雨が降ったからこそ、この青空があるわけで。
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夏フェスっていう感じではないけど、やっぱ暑いときついので、過ごしやすい陽気なのはありがたい。だけど秋に差し掛かるということは、日が暮れる速度も速くなるということで。
あっという間に暗くなり…
Sumikaまで見て、帰ることにした。花火、見たかったけど。混雑は嫌だし、明日が待ってるので。
帰り道、結構暗い。ゲートではスタッフの皆さんが手を振ってお見送りしてくださる。バスはやっぱり次々きて、すぐに乗れてすぐに出発した。駅までも渋滞はなく、ちゃんと時間を見ていなかったけど、15分くらいで着いたのではないかと。
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予定より早めの電車に予約を変更して、まだ時間があったのでそこらへんをぶらぶら。コンビニ寄ったり干し芋買ったり。
人だかりができていたので見に行ったらROCKのオブジェがあった。地元の学生たちがライトアップをしているんだとか。
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そういうわけで電車の時間になったので、乗る。特急が出るホームの一角にとまっていた小さな列車は「Homare」に出てきた路線のものだろう。
批判的なこと言わずに素直に良いところ褒め合える出演者とお客さん 圧倒的なホスピタリティと見事なオペレーション
遠かったけど本当に行って良かった。実際に行ってみて、ひたちなかが、ロッキンが愛される理由っていうのがとてもよくわかった。
娘。メインで行ったけどどの出演者も素晴らしくて、好きなバンドが増えた。 全体的にそういう雰囲気で「あの人たちいまいちだったね」みたいな話が聞こえてこない。「知らない人たちだったけどすごく良かった!」って話はよく聞こえてくる。 来てる人みんな音楽が好きっていう共通点でまとまってる感じ。音楽といっても色々あるはずなのに、ジャンルだとかなんだとかのめんどくせえこと取っ払って、お互いの良さを認め合ってる感じ。それは出演者も含めて。
どんな曲調でどんな楽器使ってて、ってことじゃないのよ。音楽のジャンルなんて便宜上の話。ロックフェスにアイドル呼ぶことに賛否両論あるのも知ってる。 だけどさ、明らかにすべての出演者に通じていることあった。音楽で誰かを救えると信じてやまないこと。 そういう信念、魂、これこそがロックだろ。
開放的なロケーションに加え、オペレーションもホスピタリティも素晴らしくて、地域に歓迎されていることも伝わってきて、すごいなと。本当に感動した、っていうと大げさだけど、時間とお金をかけて、雨に打たれてまで行った価値はあった。心が洗われるような時間だった。一生の思い出になりそう。
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takahashicleaning · 5 days
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TEDにて
ダニー・ヒリス:バック・トゥ・ザ・フューチャー(1994)
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
TEDの過去のアーカイブより、ダニー・ヒリスが、加速度的に急速に変化していくテクノロジーの姿とその驚くべき理由に関する興味深い理論を、生命の進化と比べて概説します。
プレゼンテーション技術は古く見えるかもしれませんが、考えは全く色あせていません。
遥か太古カンブリアの細胞の進化から、今日に至るまでの幾数十億年の間に起きた進化というメカニズムをコンピューターで再現したテクノロジーがコンピューター技術により、1994年の時点で、人間の認識レベルやいままでの時空という概念を超え始めていることを紹介しています。
そして、その移行期間にわれわれは、今ここで遭遇しているとも•••
これを理解するための時間軸として 地球上での生命の歴史を見てみます。数十億年単位で見てみると現状を理解することが出来ます。初めは一つの単細胞生物でした。
その移行が始まったのは、これらの細胞レベルの化学物質の交換によるコミュニティが接近し、共同でコミュニティ全体の素を一本のDNAに書き出すようにしたときでした。
次第に、個々の細胞のレベルではなく「生物」というコミュニティーのレベルで進化を始めたのです。
次の段階になると、細胞のコミュニティーは、何億年もかけて情報を抽象化し始めました。神経構造の誕生です。今度は、脳全体や全神経システムのコミュニティーとなりました。
やがて、生き物は化学物質のコミュニケーションからの能力を、空気の振動に変える伝達方法も身に付けます。
その最も洗練された形である人間の言語がその一部です。これで私達は個体の生き物として機能し始めることができる様になりました。
そして、再び多細胞から人類として抽象化を始めたのです。同様の段階を経て電話やコンピュータ、ビデオテープやCD-ROMなどへと・・・今やテクノロジーの進化は マイクロ秒の単位で加速して起きうるのです
1994年の頃の未来のイメージは、2000年頃を指していて人々は世紀末の移行期である。2000年には何が起きるのだろうか?を話していたものでした。
チャールズ・ダーウィンの進化論にもとずいた自然界における適応的進化のメカニズムをモデル化したアルゴリズムにより人間の限界をはるかに超える進化をコンピューターシュミレーションという形で実現しています。
あれから20年!インターネットの爆発的成長により、時間軸は再び加速され情報通信が人間の限界を超えて劇的に変化しました!ヒトゲノム解析もこのテクノロジーで達成しているかもしれません。
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも?予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象で��。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
(個人的なアイデア)
2020年後半くらいから様々な占いで出てきてた時代の変わり目。それが、西洋占星術で具体的に「風」の時代という形で出てきました。
私が、感じとってたインスピレーションは、たぶんこれかな?
兆しは、世界的な金融ビックバンの1970年代、IT革命のミレニアムの前から出ていたけど。
これは、これまでの約200年間。物質やリアリティの影響力優位「土」の属性の時代から、量子コンピューター、ビットやインターネットなどといった物質ではないものに影響力が増していく「風」の属性の時代に。
そして、本格的に軌道にのっていく属性は、今後200年程続くことになるのです(2020年12月22日から、2100年当たりをピークに少しずつ衰退していく2220年まで)
直前に!
Appleも何かを感じてたのか?Appleシリコン搭載Macの方は、「Mシリーズ」チップに移行してるし、符号してる。
Googleは、量子超越性を達成してきてるし、Facebookも脳波を読み取る機械の開発を発表してますし、符号してる。
イーロンマスクもブレイン・マシン・インターフェース(Brain-machine Interface : BMI)を具体的に発表。これも、符号してる。
ここから予想できることは、バリーシュワルツが言うように、労働の概念が変わり、地球に居ながら映画アバターのように!その惑星にある資源を使い。
月や火星、土星や衛星などに無人ロボット部品を送り、ゲームのように自宅にいながら共同作業しつつ仕事をすることで高額な賃金が手に入る可能性も高い。
火星や土星や衛星に関しては、有人宇宙船内を無重力工場にして惑星移動期間に3Dプリンター製造、組立を効率的に行うことが実現すれば良いが無人ならベスト。
光速で惑星間通信できるようになったとしても、火星や土星や衛星への通信は、地球からでもリアルタイムで遅延が起きるため、月面のみ、この可能性が開けます!
無重力でもあるため、洞窟に工場を建築して人間の暮らせる環境を作り出すこともできそうです。可能性は無限!この領域に限界はありません!国家や行政府の範囲外なので極端な自由もあります。命の保障はないけど!
このアイデアは、今後数十年、人間の限界を遥かに超える新産業なのでプラスサムになり、地球環境は汚染されず資源エネルギー問題も起こりません。
そして
複雑性の研究からも、個人の才覚に関係なく貧富の差は生じる。
超裕福層に集中するとマネーに渋滞が生じるため、税金をかけることと現象が似ている。
こうすると平等性が増すと結果も出ている。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
課税は、ネットワークに何本かのリンクを人工的に加えることと同義ということも、複雑性の研究からデータで明らかになっています。
日本は、消費税の運用など。課税は、強制的な交換の一形態。この知見は、MMT(現代貨幣理論)にも導入されてる。
複雑性の研究から産まれた従来とは異なる新しいマクロ経済学です。テーラワーダ仏教概念にもある欲を中和するツールとも言えます。
幸田露伴?分福?
人工的な課税をしないと、この歪みがエネルギーとして形態が相転移するので、超裕福層一族たちの幸福感が変質して心の歪みに転換していく。
人間が、一日に扱える時空間は、限定的に対して、お金はマルチバースでエネルギーが交換されるので、人間の一日で扱える許容量を超えてしまう。
ナポレオンヒル?エンスージアズム?そこには引き返せない一線というか?境界線があって、耐えられれば良いが、知らない方が幸せな場合も多々あります。
日本には古来から同様の概念があり、成金や悪徳商人とも言われる場合もある。
600万円以下に貨幣の再分配、事前分配することで社会システムの安定が強化される。
ダニエルカーネマン。詳しくは、論文を見ていただいて、日本の実情を深く考えた年収として記載しています。
直訳を指摘しても、未来を描けない人々なので、みんなは心の中で、あぁ残念な人なんだと軽蔑して下さい。
メリトクラシー至上主義、競争主義社会システム新自由主義を古代中国から、たとえて簡単に言うと乱世。
意図して均衡させて、奸雄は排除していくことが鉄則。カントの永遠平和を実現が重要に。
つまり、IT産業長者は、乱世の奸雄。テロ抑止にもなる現代では、競争時代の奸雄を排除することと同様の概念になります。
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chradiance · 11 days
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結婚の報告!と、嬉しいメールを頂きました
「瞑想と催眠療法」第856号 「結婚の報告!と、嬉しいメールを頂きました」 2024年9月14日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎このメールマガジンは、ラディアンス関連にメールを送って頂いた方や、 名刺交換させて頂いた方に無料で配信させて頂いております。◎ このメルマガのアドレスは送信専用です。連絡は、文章末のアドレスにお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 読みやすいHTML版はこちらです。 https://www.radiance.gr.jp/mm/mm0856.htm
「幸せな結婚」は、誰か特別な人のものではありません。 正しい方法を使えば、あなたにも手に入れることができます。
「2024年の4月に入籍しました」
この喜びの声を聞いたとき、私たちは心から感動しました。
幸せな結婚がもたらす充実感や安心感。 それを手にした方々が、いま、次々と私たちに感謝の言葉を伝えてくれています。
今回のメルマガでは、その中の一つのストーリーをご紹介します。
■夢見ていた結婚が、現実に。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「家が愛と安心に満ちているなんて、昔の私には想像もできませんでした。」
幼少期の家庭環境や、自分の性格に対する不安から、幸せな結婚は難しいと半ば諦めていたという彼女。
しかし、ラディアンスの「結婚力アップ集中プログラム」を受けることで、人生は驚くほど変わりました。
自分の心を整え、潜在意識の力を使って理想のパートナーを引き寄せる。 その過程で、彼女は不安や迷いを手放し、愛に満ちた未来を自分の手で掴み取りました。
彼女は今、笑顔でこう話してくれます。
「催眠や瞑想を通して、自分の幸せを自分で作り出す力がつきました。 結婚後の生活は、自分が描いた通りのもの。 こんなに安心して信じられる人と出会えるなんて、思ってもいませんでした。」
■「結婚力アップ集中プログラム」で、あなたも未来を変えることができる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このプログラムでは、心理学・脳生理学・物理学などの科学的根拠に基づき、確実に理想の結婚を実現できるようサポートします。
未婚の方は、幸せな人生を共に生きる理想のパートナーを引き寄せ、結婚出来ます。 既婚の方は、夫婦仲を理想な状態に改善し、末永い幸せな結婚生活を送れます。
例えば、プログラムを通じて、あなたの内面に潜む問題を解消することが出来ます。 私たちの心は実は傷だらけで、それが幸せな結婚を阻んでいるのです。
男性の4人に一人が結婚できません。女性の5人一人が結婚できません。 結婚しても、3組に一組が離婚、2組に一組がセックスレスとなるのが今の結婚の現状です。
さらに、このプログラムでは、潜在意識を活用して理想の相手を見つけ出し、「この人だ!」という確信をもって出会えます。
潜在意識の奥底には、樹木の枝葉の様な「運命の選択肢」というものがあります。
運命は、一本道の様に変えられないものではなく、樹木の枝葉の様にたくさんの選択肢があるのです。
そこを探る特殊な方法があるので、「一生幸せな結婚生活を続けると約束した理想の相手」を見つけることが出来るのです。
そして、出会った瞬間この人だと分かりますので、躊躇なくお付き合いを始められます。
結婚相談所とか、マッチングアプリを使った結婚の離婚率は2組に一組と、意外によくありません。
■一生の幸せを手にするための秘訣は、ここにあります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「このプログラムを受けなかったら、こんなに素晴らしい結婚生活を送ることはなかったと思います。」
これまでにプログラムを受けた多���の方々が、心からの感謝を伝えてくれています。 幸せな結婚生活は、ただの夢ではありません。 今、あなたもその一歩を踏み出すことができます。
プログラムの中で特に大切にしているのが、結婚を決める前の「1年間の同棲期間」。 この期間を通じて、お互いの本質をじっくり見つめ、長く幸せに過ごせるかどうかを確かめます。
実際にこの方法を採用し、十年以上幸せに暮らしているカップルが数多くいます。
「出会ってから一度も喧嘩したことがないんです。」と話す方もいるほど、この方法は効果的です。
■あなたにぜひ受けて欲しいのです? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前述しましたが、結婚の現状はとても厳しいものです。 通常の結婚方法では、なかなか幸せになれません。
両親の夫婦喧嘩や、親の価値観の無理やりな押し付けが原因で、脳の前頭葉の発達が遅れ、的確な判断が出来なかったり、すぐに怒ったり、利己的な行動をしてしまっている人が多くいるそうです。
さらに、両親の不仲や離婚により、辛い思いをしている人がたくさんいます。
一人でも多くの人に、結婚力アップ集中プログラムを受けて頂き、幸せな家庭を作って欲しいのです。
今からでも遅くありません。 詳しくは、下記のリンクをご覧ください。
結婚力アップ集中プログラム こんな素晴らしい結婚方法があるのです https://www.radiance.gr.jp/mpup/mpup3/
■ビジネス成功法の決定版 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お陰様で、ラディアンスを創立してから29年がたちます。 ラディアンスは、これまでの29年の間に1万人以上の人の成功のお手伝いをしてきました。
その中から、ビジネスやプライベートに、人生で成功している人達は、どんな事をどのようにしているかを分析していったところ、そこには、明確な共通点がありました。
それらをまとめて、さらに磨き続けてきた方法が、「潜在意識コントロール法」です。
実は、「結婚力アップ集中プログラム」と、「潜在意識コントロール法」の内容の大枠は同じです。
結婚もビジネスも、あなたが持つ本来の能力を最大限に引き出すことが出来れば、成功します。
理想の相手を引き寄せる方法と、理想の顧客や従業員を引き寄せる方法は同じです。
受講した方は、皆さん着実な成果を上げています。
詳細は下記動画から https://www.radiance.gr.jp/mm/mm0856.htm#mov
詳細は下記ページから https://life2.rad4a.com/clp/3000/
■お待ちかねの「結婚の報告」こちらから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 理想の相手を見つけて同棲までたどり着いたときに頂いたメール と 結婚の報告のメールの内容を掲載させていただきました。
Nさん、結婚おめでとうございます。 https://www.radiance.gr.jp/review/mpup/autobiography_n.htm
━━━━━━━━━ 発行者:ラディアンス 代表 山崎靖夫 & 靖子
〒170-0012 東京都豊島区上池袋3丁目46-8 第1ビル201号室 (東武東上線 北池袋駅より徒歩5分) Tel: 03-6912-2705 HP   : https://www.radiance.gr.jp Facebook: https://www.facebook.com/chradiance/ YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCYUSf2KQGk-SxQWEpplFQrA チャンネル登録お願いします。 LINE  :@209aoljf メルマガ登録フォーム : https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=534777 Email : [email protected]
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shukiiflog · 6 months
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ある画家の手記if.?-8 雪村絢視点 告白
朝起きたら乾ききった大量の血でベッドのシーツはシワになったまま固まっちゃってた。 してる間ずっと端によけてた布団は無事、だけど血痕が、床にも壁にもそこらじゅうに飛んじゃってるから、大掃除して色々買い換えないと。前の家にいた頃、完全に乾いた布とかの血を洗って落とすのは至難の技だったから無駄に時間消費してないで血で汚れたものは丸ごと捨てちゃってた。今は綺麗に落とせる洗剤とか売ってたりするかな。 部屋やベッドはひとまず放置して先に人体。
二人でお風呂にお湯をためて使いながら、弱く出したシャワーで派手な血の跡を体から軽く流して落とす。真澄さんの背中はまだ生乾きの部分もあったから、広範囲の傷自体を流したりはしないでおいた。 少し思う、真澄さんってどこか…弱い? まったく同じように転んで同じように怪我しても、出血が激しい人と滲む程度にしか血も出ない人といる。血圧とか血液量とか血液の凝固のスピードとか皮膚の違い? 理人さんは後者に近くて、血みどろになるような日はもっと激しい暴力があった日だった。真澄さんの派手な出血量と凝固の遅さが気になる。元からの体質がこうじゃないなら、体が弱ってるか深刻な病気の可能性もある。 「……」 体を拭いて着替えて、リビングのソファに座って真澄さんに両手の指の手当てをしてもらう。真澄さんの背中を手当てするには俺がまともに指使えないと話になんないし。 俺の指は包帯とガーゼで綺麗に巻かれた。とれた爪はどうにもなんない、割れたり指に刺さった爪を丁寧にピンセットで動かしながら処置された。出血が止まるのが遅いのに痛覚は鈍い、俺も弱ってる。
次は俺の番。真澄さんの背中、まだ生乾きだから止血帯大きく貼ろうかな…とかやり方考えてたら、インターホンが鳴った。約束の時間より少し早いけど、たぶん香澄だ。今日デートの約束してたから。 「…。」 「……」 真澄さんと顔を見合わせる。 この状況を今からバタバタ隠そうとしてもな、寝室見られたら事が起きた場所は一目瞭然だし、背中の怪我、いろいろと言い逃れるのは無理。香澄がどこまで察するかだって分かんないんだし、とりあえず下手に取り繕うのはスッパリ諦めよう。 鍵を開けて香澄が来るのを待つ。 ドアを開けて入ってきた香澄は、まず俺の指を見て唖然とした。 「香澄おはよ~。キッチンにハーブティーあるから飲んで待ってて。今手が離せなくてさ。すぐ終わるから」 いつものちょっと気怠げなような穏やかなようなゆったりした口調で話す。以前よりさらに口調から覇気が抜けた。ここも省エネ。 場に緊張感がないことを香澄に示すためにあくびとかしながら、玄関からリビングのもといたソファの位置にぽすっと座って、真澄さんの手当て続行。 香澄は紅茶も入れずソファにも座らず、俺たち二人を見ておろおろしてる。明らかに自分も何かをすべき状況に見える、でも何をすべきか何もわからない、ような感じかな。ごめんね、話せること、今回はすごく少ないんだ。 「ど…したの…その、怪我…」 香澄のほうに微かに走る緊張感と不安と恐怖、いつも通りを徹底することでこの異常事態を平常に錯覚させるとか俺にできるかな…真澄さんの協力があればできるかな。 「どれも病院行くほどのやつじゃないから。そろそろ終わりそうかも。香澄、俺の部屋からコート取ってきて~」 「うん…」 二人とも処置が終わって怪我をいつもの服で覆い隠して、ぱっと見だけでも装って、香澄の目につく頻度が落ちれば少しは気にせずに楽しく過ごせるはず。…楽しい記憶を、幸せな記憶を一つでも 多く香澄の中に遺したい
香澄が俺の部屋にコートを取りに行ってる間に、痛まないようにそっと真澄さんの背中に頬を寄せてすり寄った。 本当は傷を労わって今日はずっとそばについてたかった。でも俺も指を怪我してちゃきっと大したことできないし。もともと今日は香澄と約束してた。それを前日に事態をこじらせたのは俺だ。 昨日はずっと予想外のことが続いたけど予想外のことが起きる可能性には前もって思い到れたはずだ、踏み込んだ話をするんだから。俺がもっとスケジュールに余裕みて真澄さんと話すべきだった。 ソファから立ち上がったらコートを体にかけてくれる香澄と二人で玄関に向かおうとして、真澄さんのほうを振り返る。「絢…」呼ばれて香澄のほうを振り返る。定まらない視線が二人を交互に行き来した末に、床に落下した。 こんなのは嫌い。 とどめられなかったどうしようもなく溢れる感情の発露とか、それで泣いたり怒ったりとか、体力いるから苦手だけど嫌悪してるってほどじゃない、特にこの家に来てからは、なるべく自分の素直な感情を圧し殺さないって決めたから。 でもこれは、そういうのとも違う。二人の間でどっちにするのか俺はどうするのかうじうじ俯いて悩んで、二人に決めてほしいアピールみたいで鬱陶しい… 「光を迎えに行くからそこらまで乗ってくか」 真澄さんが言い出してくれた。怪我させといて、また助けられてる…。 この場で俺が一番呑気でいい身分なのに。怪我も少ないし、ひどく詰られた訳でもないし、香澄みたいに事態の詳細がわからないまま俺も真澄さんも両方の怪我を心配してなくてもいい。 視線だけ俯いたまま動けずにいたら、頭にスポッと帽子被せられた。 「まだ家に居るんなら先に出るよ。もし出掛けるなら戸締まりしといて」 いつも通りの真澄さんに、背中の怪我は?って訊こうとして、結局訊けないまま俺も香澄も、さっさと廊下の横を通り過ぎて玄関から出ていく真澄さんの背中についていった。 「香澄、せっかくだしピアスのお店の近くに降ろしてもらおーよ。歩かずに済むし」 駐車場まであくまで笑っていつもみたいに歩きながら、先を行く俺の手を取ろうとした香澄が手をとめた。俺の指が痛むのを心配して。 香澄はいつも必要なときは真澄さんと接してるけど、多くを語る気はそんなにないみたい。これまでがこれまでだから、ってのは香澄の記憶の欠損で成り立たない。あるいはその欠損がギリギリ今の関係を保ってる、こっちかな。二人からは馴れ合いたくないというより不要に馴れ合えないみたいな、磁石のプラスとマイナスみたいなのを感じる。心配してることくらい語っていい気がするけど。 「今日は香澄が運転したら?うちの車、運転そんなに難しくないと思うよ」 暗に込めた意味をこれくらいなら香澄は十分察する。 「えっ うっうん…いや、あの」 「…」 察したせいで狼狽えてる。でもやっぱり詮索はできない。怪我の理由も、何があったかも。 俺は昨日の真澄さんとのことは、感情面や会話内容やしたことまでは詳しく話したくない。事実関係ならバレても平気だけど、…でもどこから寿峯に伝わるか分かんないし、知られればそこで寿峯の中では終わるって思うたびに、追い詰められるような、常軌を逸した悪いことをしてるみたいな気がして なんでそうなるのか分かってるけど解らないのがもどかしい、なんだって反論なら簡単だけど信じるものが違えばこうなる、多くの人が信じるものを寿峯も信頼してるから社会を形作る信頼を損なうなって指を指される俺は 悪者じゃなくて、ただの少数だよ。少数だってことを悪にするのが、悪だ。 「保険適応さしてねえからお前はだめだ」 「ち、ちがう!」 俺がごちゃごちゃ考えてる前後で真澄さんと香澄が言い合いしてる。ちょっとだけいいなとか思ったり。 「兄ちゃん怪我してるんだから運転はしちゃだめでしょ。車の運転は責任重大だよ!」 「お前話聞いてたか?大した怪我じゃねえって絢がそう言ったろう」 「うぐ…。…でも絢は兄ちゃんのこと心配してるよ」 「…」 三人で車に乗る。運転は真澄さんが緩やかに押し切った。 店の近くで二人で車から降りた。
いつもみたいに香澄の腕にまとわりつかないで、香澄の指先を包帯だらけの指先でキュッと軽く握った。香澄が俺のほうを見る前に、横顔で小さく呟く。 「俺、真澄さんのことが好きなんだ」 「……」 光さん、ごめんなさい。 家庭内だけに関係も事実もとどめて絶対外に漏らさないことで、誰からも許されなくても結実する関係だって。俺の想いを認めて、迷う俺に道を示してくれた、その条件が誰にも言わないことだったのに。 黙って静かに聞いてる香澄は”好き”の意味をちゃんと理解したかな。もっと小さな囁やくような声で付け足す。 「…まこには内緒にしてね」 眉を下げて、悲しく微笑む。 香澄も小さく「わかった」ってだけ答えた。 寿峯と一度少し似たケースで揉めた香澄なら責めないでいてくれるかも。直にぃとだけ結ばれたい香澄には理解不能で呆れられるかも。香澄も直にぃも愛す情香さんのことを知ってるから静かに納得してくれるかも。 俺は香澄にどれだけのことを求めてるんだろう。俺に守らせてくれるなら、俺の願いはたったひとつそれだけだったはずなのに。 「兄ちゃんのこと心配だよね?…戻る?」 隣から少し顔を傾けて俺のほうを見てくる香澄に、にっこり笑って返す。 「大丈夫。真澄さんは俺が香澄と一緒にいるほうが嬉しいと思う」 ピアス店の中に入っていきながら、真澄さんに借りた手袋をはめる。 店内が寒いわけじゃないけど包帯が目立つから。香澄は逆に手袋を外してた。白い毛糸の、ポンポンがついたクリスマスに俺が編んで香澄にあげたやつ。あの日の服に合わせて作ったけど、意外と香澄がはめてたら他の服とも合わないことない。俺の耳にはかいじゅうピアス。
綱渡りは避けるほう。100パーセントの安全がどこにもないにしろ、俺は俺の納得できるラインまで安全度が満ちるまでじっと待つ。でも同時に、ある程度のリスクと不確定の未来の恐怖に晒されてはじめて得られる堅実な安心や信頼ってものもある。 人間関係の深度が一気に進むときはそういうところを起点にしてたりとか。これまで築いたものが壊れる時に発生する。全てに言えるわけじゃないけど。 この前光さんが読んでた仏語の本を軽い気持ちでめくった、そこにあった”l’homme est d'abord ce qui se jette vers un avenir,et ce qui est conscient de se projeter dans l'avenir.”っていう一説。「人は賽子のように自分を人生の中へ投げる」? 本当の意味は知らないけど、言葉面だけならあんな感じなのかな。 黒髪に戻してからここまで外を出歩いたのって初めてだ。ここまで車だし、近場だけど。 来てるのはピアスのお店。寿峯が連れてきてくれた。香澄も寿峯とだいぶ前に来た記憶があるっぽい。
「思い立ってもさ、あの人の好みとか普段どういう系統の服着てるとか、俺なんも知らないんだよね。会ったのもほんの数回だし。そこで香澄の出番です。ピアス選ぶための手がかり知らない?」 ずらっと並んだピアスを二人で見ながら、横の香澄に振る。俺がピアスをあげたいのは情香さん。 最近、寿峯と香澄が少し衝突して仲直りした、なんの問題かは俺が本人たちに問うべき筋じゃないとしても察しはつく、香澄は寿峯の言い分に返す言葉がなくて情香さんに連絡した。情香さんは電話一本ですぐその場に来てくれて、香澄が傷つきすぎる前に寿峯と物理的な距離を離させた。 これはやや憶測混じり。だいぶ後になって和解も済んでから、香澄が俺との通話中にあのとき情香さんが来てくれたことを話したから、そこから。 「うーん…会ったばっかりの頃はカジュアルめなスーツとかだったけど、あれは仕事の都合だったみたいだし…最近は夏ならタンクトップとデニムに編み上げブーツとか、冬もロンTとデニムとか、ピアスはたくさんしてるけど飾り気なくてシンプルな…あ、靴はいつもすごく高いヒール履いてる」 「…」 それって護身用の武器としてのヒールじゃないかなぁ、とか思ったり。 情香さん、やり方は正攻法だけど同時に大胆でもある。誰かを守るとき仕方なく他の誰かから不興を買うことになっても大して意に介さないというか。俺は俺にとって瑣末なたった一人でも敵を増やさないように動くほうだから。 にしても、結果寿峯は香澄とは和解しても情香さんには不愉快な気持ちを抱えてた。おそらく情香さんが香澄を��れ出すときにそうなるように印象操作した、寿峯の中で香澄の立場が悪くならずにネガティブな感情は情香さん一人に集まるように。 一年前に真澄さんと話してた通り。情香さんはおそらく一生香澄を家族として守ってくれる。 それはおそらく、家族だからとか息子だからとか、そういう固定観念に縛られて愛情を落とした強迫的な守護の意思というより…愛情を基軸にした情香さんにとってごく自然なことだから。ただ自分だけにとって自然な行いっていうなら以前の直にぃもそうかもしれないけど、情香さんは自分の逸脱に仔細な自覚がある。 あの人柄なら、例えばいつか直にぃと香澄が完全に離別して戸籍も分けて他人として別々に生きるようになったとしても、情香さんは今とほとんど同じように香澄に関わり続けるだろう。 直にぃと香澄の関係は、情香さんと香澄の関係にそれほど影響しない、情香さんの価値観の中では、多分。 「あ、香澄のピアスあった」 指をさして香澄に見せる。ロップイヤーのピアス。 耳から下がるタイプより耳たぶに綺麗におさまるような小さめのがいいかな。香澄なりふり構わず唐突な動きとかするし。 「香澄はピアスしないの?」 「うーん、俺の服とピアスって合うかな」 「耳たぶからジャラジャラ下がってるアクセよりは小ぶりのが香澄は似合うかな?服には合うやつ探せばいいじゃん、ふんわりしたモチーフのさ、これとか」 目先にあった冠かぶったうさぎのピアスを掲げて見せる。 「か、かわいい… !」目を輝かせてピアスを見てる。確かにさっきのロップイヤーよりデザインがかわいいかんじ。 「まあ王子さまうさぎって実質俺だし。」 軽口叩きながらピアスを手に取る。これは俺から香澄へのプレゼント。香澄にはまだピアス穴も何もないし、これから穴あけてつけろって強要の意味でもない。 ピアス穴は放置し続けたらいつか自然に塞がってなくなる。またあけたくなれば香澄が自分であければいいだけで、そこには香澄の意思に基づいた決定と行動がある。刺青なんかより、ずっといい。 香澄が見つけた情香さんのピアスと、俺が見つけたインペリアルトパーズのピアスと、王冠うさぎ、これらを持ってカウンターに行こうとして、意外な二人組とはちあった。
虚彦くんと空ちゃんが俺たちより先に喫茶店から出ていって、愛想よく見送ってからソファの上で香澄にもたれてぐったりする。 「絢、疲れた?熱ない?」 俺の額に手を当ててる香澄の首元にグリグリ頭を押しつける。 「前よりさらに体力落ちたな~ってのもあるけど、そっちより気疲れ的な…人と話すの好きなほうなんだけどなぁ」 相手が悪かった。 空ちゃんのほうはかえって本人と話してよかったような感触。やっぱりデータ上だけだと憶測入れても拾えないものが多いな。だいぶ他人行儀に接されたけど、初対面の、それも成人済みの年長相手なら常識的だ。施設育ち、か。そういう対人スキルがないとやってけない場所だったってことか、…真澄さんがまったくどうでもいい他人に接するときの最低限の礼儀だけ弁えた態度とも少し似てなくもないか…?目もとが似てるからそんな気がしたかな。 面立ち…そんなに凝視するのも失礼だからそこまで念入りに見たわけじゃないけど、やっぱり目もとが似てるかな。年齢が比較にならない気がするけど、俺の歴代彼女とかとは全然違うタイプ。 元カノ、みんな細くてか弱そうで繊細そうで、顔やスタイルはキレイ系だけど化粧とかでニュアンス可愛くしてて、服は清楚で大学生の範疇から逸脱しないかんじで、俺が「こうしよっか」て言えばなんにでもついてきちゃう、常識とか判断能力がないわけじゃないけど、少し言いなりになりすぎるところがある、みたいな。 容姿だけなら空ちゃんもあんなかんじにもなるかもしれない。でも彼女には強い意志と自我があった。本人が強いとは自覚してないかもしれないような、潜在的な強さ。 なら、香澄のトラウマの起爆剤になるかもしれない自分を彼女がもし知ったとして、そんなものに成り下がるのはごめんだって反応、香澄がどうなろうが知ったことではないって反応、いろいろあるけど、どうかな…。 虚彦くん…は、俺には少し…おかしいように、見える。 あの子、まっすぐに俺のほうを見てくる。並んで歩いてるときも首曲げて俺の目を覗き込んでくるとかって意味じゃない。俺がそういう印象をあまりにも強く受けるって話。 静かに、まっすぐ。簡単なことのようで、普通は躊躇ってできない。 俺相手には虚彦くんは真顔みたいな無表情なことが多いから、あの目で見られると俺が俺を誤認しそうになる。…まるでとうに死んだ首吊り死体を見るような目で、目の前の事実を淡々と見つめてる、だから俺が気づいてないだけで俺の方が本当は首吊り死体なんじゃないか?ってふうに。 彼のモノの見方が全てになってモノの実態と入れ替わって支配する、そういう…少しだけ似てる目を知ってる。直にぃだ。 一、二度だけ会った若い頃の直にぃはもっと顕著だった。人間を無理やり強引に静物にする目をしてた。 相手の目を見て話しなさい、なんてよく言うけど、あれはその通りにするにしても相手の肩やせいぜい顎とかあちこちに目線は適宜移動させながら、本当に相手の目だけじっと見ろってことじゃない。 本当に相手の目を長時間じっと見つめて失礼じゃない関係っていうと、恋人同士とか夫婦とか。それも多分愛し合ってる感情を伝え合うための行為に分類される。 相手をじっと見ることは、付き合いの浅い相手とのコミュニケーションにおいてはディスコミュニケーションのほうに入る。 個人差はあれど一般的に、じっと見られてる相手は居心地の悪さや落ち着かなさや不快感を覚える。そういう不快感をわざと与えることでなんらかの感情を自分相手に抱かせて、その感情を恋愛感情や強い関心なんだって相手に錯覚させていく、結婚詐欺師とかそんな感じかな。 ぶっちゃけると昔の俺がよく使った手ってだけなんだけど。 二人が出ていって早々に手袋をとった。あったかい店内ではめてると蒸れて汗がしみるから。怪我、虚彦くんにはバレてたけど。俺の包帯だらけの指先を香澄の指先がそっと撫でる。
「俺もう一杯なんか飲みたいな」 「俺も。次はコーヒーとかお茶じゃなくてジュースにしようかな」 「香澄、ぶどうジュース頼んでよ、俺カルピス頼む」 「? 俺のぶどうジュースも飲む?」 「そーじゃなくてさ、香澄と俺のジュースを二人で混ぜたら多分ぶどう味のカルピスできるじゃん?美味しそう」 俺の体をソファの上で上体だけ楽な姿勢で寝かせて、頭を膝の上に乗せさせてる、香澄は俺の髪を撫でる。 香澄と俺が初めて会って、会話っていえないような会話で話をした、そこも喫茶店だった。 あのときの香澄を、何も知らない俺は大雑把に区分してだいたいこういう人種だろって、乱暴にあたりをつけた。そうすると全部俺の都合のいいように解釈ができるから。俺と話す気なさそうで口数少ないのも楽しくなさそうなのも、ああ人見知りね、で終わっちゃうんだよな。きっとどこまでいっても俺に非がこない。 そういうとこは、つくづく理人さんに似てた。
香澄と二人で細長いガラスコップからぶどうジュースとカルピスを混ぜるのに四苦八苦して、最終的には交互にすばやく飲めば口の中で味が混ざる!なんて言って笑う。 飲み終えたら二人一緒に喫茶店を出た。 店を出るときに香澄が俺にマフラーを巻いてうさぎ耳のついた帽子を被せてくれた。 今朝家を出てくるときに真澄さんが同じことしてくれた。 ねえ香澄。血縁関係がなくたって、一緒に過ごした頃が曖昧だって、それでも香澄を育ててくれたのは真澄さんで、二人は似てないけどときどき似てるよ。
俺がそろそろ体力的にきつくなってきたから、俺の家まで一緒に帰ってきた。香澄はいつもみたいに泊まってく。 真澄さんは光さんと一緒に先に帰ってきてた。ソファで二人で話してたら光さんが途中で眠り込んじゃったかんじか、真澄さんの膝の上に小さなまん丸の頭を乗せて、光さんは珍しく俺たちが帰ってきても気づかないでぐっすり寝てた。 帰宅したときのいつもの感覚で、香澄と一緒にお風呂入ろうとして、やめた。指に爪がないのバレちゃうし、服の上から触って香澄もわかってはいるだろうけど、実物見ると怖がらせそう。痩せすぎた。運動して絞ったんじゃないからきれいな痩身でもないし。 真澄さんと光さんと香澄と俺で、寝るまでになんかして遊んだり、ただのなんてことない雑談でもいい、できたらなって思ったんだけど、帰るなり俺が熱出して、何もできなかった。 書斎で布団に入って大人しくしてながら、取り繕えなくなっていくのを感じる。前から外出した日は帰ってきたらだいたい微熱は出してたけど、普通に振る舞うことだってできた。でも今はこの程度の微熱が誤魔化せないくらいあつくて苦しくて痛い、寝てるしかできない。 香澄はずっと俺についてるつもりだったのを、真澄さんに首根っこ掴まれて書斎から引きずり出されてった。 久々に外出したんだし、外でもらってきた風邪とかインフルエンザだと確かに危ないから、一人で少し様子を見なきゃ。
そのとき真澄さんに借りた手袋返そうとして、ひっこめた。 両手で手袋を持って引き寄せて、頰にあてる。俺の手よりずっと大きな手。革の部分がきもちいい。帰ったときにすぐ殺菌消毒したから顔すりすりしても一応大丈夫なはず。 少し眠った間に、俺が握りしめてた手袋が口元からなくなってて、ほつれて解けかけて出血が滲んでた包帯がきれいに新しく処置しなおされてた。…真澄さん。 眠ってたら何時間か経って夜になってた。 急な高熱とかその前兆とかひどい頭痛や関節痛も喉の痛みも、これから発症する兆しはなにもなかったから大丈夫かなと思って、リビングに出てってみる。 途端に香澄に書斎の中に押し戻されて抱えられてベッドに入れられて布団かけられた。 「まだ安静にしてなきゃダメだよ」 熱のことか指のことか、どっちもかなこれ。 「…ひどくなんないから、いつもの疲れたときの体が火照ってる感じだと思うよ。ひとに移さないやつ」 熱って前提で話したら、俺が話すうちにも香澄はサイドテーブルに常備してる解熱剤を出して、水を用意して持ってきた。 俺もベッドの上で体を起こす。 「香澄、薬飲ませて」 指差し指の指先で自分の唇をトントン軽く叩いて示す。にこって笑いかけたら香澄が急に挙動不審になった。意味は伝わったってことかな。 俺と薬を交互に見てたけど、意を決したのか薬と水を口に含んだ。 こぼしちゃわないように唇をきれいに合わせて喉に通す。 すぐ間近に香澄の顔がある。切れ長の涼しげな、俳優さんみたいな綺麗な目。何事もなく普通に学校いって、友達作ったり、部活入ったり、そんなありきたりな愛しい時間を今日まで積み上げられたなら。香澄は容姿だけでもきっと人気者でいっぱいモテた、そんな香澄じゃなかったから直にぃと出会った。 幸せを願うことだけでも難しい。 しっかり飲み込めてから唇を離して、お互いに微妙に照れる。布団を持ち上げて俺の横のマットレスをぽんぽん叩いたら、香澄がもそもそ潜り込んできた。
ベッドの中でしばらく香澄と身を寄せあってたら、またいつの間にか眠ってた。 夜中。 一人で布団から起き上がった俺の横で香澄もぼんやり目を覚ます。 こういうことは ずっと言いたくなかった。 誰かの体について何かを強いるようなこと。強いてなくても、願うだけでも、今の姿と本人そのものを否定してるようで、 俺の気に入る姿に変わってくれって 前後にどんな事情があっても、要はそういうことだ。 それなら刺青を入れた綾瀬樹と、刺青を消せって言う俺に、何の違いがある。違わないんだ本当は。 愛から生じて香澄を守りたいがために。
刺青を入れるのも消すのも惨い苦痛を伴う。どこかで「痛いから嫌だ」って香澄に言ってほしい。 でも …真澄さん 昨夜、眠りに落ちる寸前、俺の頰に落ちてきた雫 伝い落ちて俺の唇の間に滑り込んだ 血じゃなかった 泣かないで、俺の愛する人たち 香澄の話を真剣に聞いてくれた寿峯 誰より香澄を生涯愛してくれる直にぃ 二人を見守ってくれる情香さん 裏で手を回してくれた慧先生 虚彦くんと空ちゃん はじめから俺が何も言わなきゃいい、香澄は気にしてないんだから。 だってそれは本人から 見えない位置にある。 だから、それを一番近くで見続けてきたのは 直にぃだ それでもきっと何も知らない直にぃはどれだけ傷つきながらも言い出すことができない なら、俺が いなくなったあとも二人が愛し合い続けられるように
香澄のまわりの愛する人が損なわれずに 明日も香澄を惜しみなく愛してくれるように
「香澄 その背中の刺青、…消してほしい」
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tokyomariegold · 2 years
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2022/11/12〜
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11月12日 たぶん最後のギンレイホールへ行った。 アルバイトをしていた時、地下鉄の出口の案内をさんざんしていたのに、B4のbだったかB3のbだったか分からず、B3で地上へ出ると一つ道を間違えていた。やっぱり紀の善は閉店していて、細い道を通ってギンレイホールへ到着。 お世話になった社員さんへご挨拶をした。 「君、意外とよく来るな!」と言ってくれた。 今回の閉館のことは突然決まったことらしく、次の場所の目処は立っていないらしい。社員さん方もほとんどこれで退社されるとのこと。 久しぶりにロビーの内側から、ガラス扉越しに犬を連れた人々が通り過ぎるのを見ながらお話をした。 グッズの缶バッチをいただいて、あ、もう会えないんだろうな、と思いながら「お元気で」と言い合って別れた。
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ギンレイのみなさんに差し入れを、と、近江屋洋菓子店でお菓子の詰め合わせを購入。いちごのケーキがたくさん並んでいてかわいい。いちごのショートケーキは日本人が作った可愛さがある。
ガーディアン・ガーデンで写真の1wall 展を鑑賞。最後の1wall 展で、今日は最後が多い日。 いわゆる家族、を、冷静に観察させてくれる展示だった。 取り留めのない会話が流れる居間。 私の祖母は物静かだったので、ひとりでに語り始めることはなかったし、母も余計なことをあまりたらたら話すことはなかったので、適当に何か会話が生まれている、いわゆる居間っぽい感じは、少し羨ましいかもしれない。
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gggではデザイン対象の展示を鑑賞。 キコフの器がかわいい。 年賀状を作り始めたところだったので、いろいろなパッケージデザインを観て、あれで良いのかな…と、悩み始めた。
4ヶ月ぶりに髪を切って染めた! こんな場所にも安心感がある美容室ってあるのね〜、とフランクでおしゃれでヤスミノさんのヴィジュアルっぽいお店だった。 髪色を白っぽくしたい!と伝えていて、頑張って座り続けて、出来上がりがピンクっぽくて、あれ?でもかわい〜、となった。 自分が白って言ってなかったことにしていたら、色が抜けると白っぽくなるとのこと。なるほど。 年末年始金髪計画も相談させてもらった。(もったいないという結論。)
初めて“おうちクリーニング”モードで洗濯してみる。ヒートテックなんてクリーニングモードでなくて良いのにね〜、と干してみるとカイロを貼ったまま洗濯していて残念な気持ち。
11月13日 ギンレイホールの支配人からお礼のショートメールが入っていた。いつまでもお世話になってしまって、でも、アルバイトを辞めても少しだけ繋がりを持たせてもらえて幸せ。 来週、ハロウィンのキャンディを持って、研究室にもう一度行って、ちゃんと挨拶しようと思えた。
気圧がだめっぽい感じは当たっていて、湿度が高くて呼吸がしづらい。
フィルム現像を出したデパートの、物産展かいつまみ食材売り場みたいなところに、マンスーンさんがラジオでおすすめしていたとり野菜みそがあった。パッケージの金髪お母さんキャラもちゃんといる。参考書でワンポイントアドバイスをくれるキャラみたい。
年賀状はやっぱり指向を変えて“ポップをはかる年賀状”にしようかな。年末年始も開館している図書館でお正月を過ごしたい。
今日は何もなかった。
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11月14日 実家の忘れ物を送ってもらって、実家と関わりを持ったことで何かざらざらした気持ちになる。“ありがたい小包”が届いた。
とても忙しなく1日を過ごして帰宅した今も息が上がっていて呼吸が不自然。 昨日届いた新しいルームフレグランスがいい香り。
朝のバス停に何かのカードが裏返しで2枚落ちていた。 発車したバスの車内で、ずっとリュックの全てのポケットを探ったり、荷物の中身を取り出してはしまっている人がいて、あ!と思った。さっきのカードは、バスの乗車証も兼ねている職員証だったのかも知れない…特段拾い上げもせずに見過ごしたこと、何か悪いことをしてしまった人でなしの気分になった。
2023年ポップをはかる年賀状をつくる…
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11月15日 久しぶりにmoney treeを開いて、もうダメ。お金がない、というより、電気代がとっても値上がりしていたり、カードの引き落とし額が増えていたりで少し落ち込む。お金を使い果たす豊かさを知りたいです、バタイユ先生。 でも、今のところ節約すべきポイントがないのでこのままずるずるまたmoney treeをアインストールする日々を送ってみる。
前の職場でとってもお世話になった上司へメッセージを送る。近々お会いできるかもしれないので、その旨を連絡してみた。 今の職場の上司から、奥さんが4月に出産予定である報告を受け、育休をとるつもりであることを相談してくれた。男性が育休を取るには、証明書類が必要で手続きが少し面倒らしい。でも、出産とか子育てってそれに比べられない大変さがありそうで、その手伝いを友人や他人がもっとライトにできるシステムってあるのかな?身内でそんな手続きが必要なら、他人ならどうなるのかしら。考えながら、昔、都写美のトークイベントで志賀理江子がぬらりひょんみたいにそんなことを言っていたのを思い出した。
来週予定されている職場の食事会の件で、私は人前で食事が取れないことを伝えてみると「ちょうど良かった!今回はやっぱりバルにしたので、みんなで取り分ける感じで残す心配をしなくても大丈夫ですよ。」と言ってくれた。 自分の食事のことは、自分でももうどうにもできないので、人に伝えることをあきらめていた(理解してもらえはしなくても、それ以上に距離を置かれることしかないと思っていた)。 初めて社会の場で伝えてみて、その相手がこの方でよかった。
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11月16日 乗り換え駅で忙しなく乗り換えの道を歩んでいたら「あ!ちょっと!!」 みたいな感じでおじさんが正面から声をかけてきて、反射的に立ち止まらず視線を向けずまっすぐ通り抜けてしまった。よく街でいたずらに声をかけられる事があるので、自分のペースを崩さないで歩く癖がついている。たぶん今回もからかいっぽさがあったので正解だったと思うけれど、朝の通勤時間帯になんだったんだ…と、私に何を伝えたかったのか後々気にしている。
国宝展のチケットの予約をすっかり忘れていたことを、相手からの“忘れていてごめんなさい”メッセージで思い出す。 よくない感じで仕事の忙しさに、(文化的)生活が壊されている!
2期下の方のデスクにかわいいマスコットがいるのが気になっていて、今日やっとそのことを話せた。 バイエルみたいな名前(忘れてしまった)の水属性のポケモンらしい。イグアナがモチーフとか。クリスマス仕様で白のふわふわのマフラーを巻いていてかわいい。私が知る限りだと、その方が退勤した後はデスクからいなくなっているので、持ってきて持ち帰っているという、とても愛な感じ。
ネコのチーズケーキが再販されていた! コンビニご飯は心が枯れるけれど、でも、アイテムとして買ってしまうこともあるよね。
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11月17日 乗り換え駅にちいかわのガチャガチャが入ったと思ったら、売り切れて、今日はもう他のキャラクターのガチャガチャが入っていた。
ポケモンって動物の野生の要素を残しつつキャラ化しているので、変に平面化されたり擬人化されていなくてかわいいかも。ちいかわは人間社会の世知辛さをやってる感じが受けていると思っていて、それ以外で純粋に外面だけで愛でている人もいるのかな。
髪をすかれすぎて悲しかったけれど、すぐ乾かせる様になった。あとカラーシャンプーに戻したらきしまなくなった。
せっかくバラを買ったのに、それを楽しむ余裕がないほど何かに呑まれている1週間。 ポップをはかる年賀状を作りながら、全くポップじゃなかったな〜2022年、と反省している。
空腹を紛らわすためにナイアシンフラッシュして、ナイアシンフラッシュで頭痛を起こし、イヴを飲んで胃が痛くなって胃腸薬を飲む訳の分からないループをしている。
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11月18日 疲れすぎたので今日は日記お休みです!と、するつもりだったけれどちゃんと今書いている。 掃除もしてしまったし、ウォークインクローゼットの中のいらないものを少し捨てた!えらい!
大人の防災訓練は、ここぞとばかりにみんな喋りまくっていてその相槌で忙しかった。こうゆうとき思ったもの見えたものをフィルター通さずぱっかりみんな喋り始めて、社会人じゃなくなって、でも社会をするために集められた人達なので、本当に何も生まれない会話がずーっと同時多発的に発生していてすごかったし、私も海外旅行でカップ麺と非常食(まずい)を交換させられた話などをした。
保存食の配給を無視して受け取らないでいたら「何で!?持って帰ろうよ!どうしてそんなことするの?」と少し怒られ口調も入れて問いただされてしまう。食べ物のストックは大切!と力説された。私はそうゆうものを、あ!!と、なって一気に捨てたことが何度もある。
午後休みをとって表参道でネイルをしてもらって、町が平日にも存在していて、帰りに混んだ電車で暖房を浴びて、とっても疲れてしまった22時。これから今日の一食目。
仮囲いの中のクリスマスツリーが、今日のポップ。
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zenzennemuiwa · 6 months
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だいれんウキウキ修学旅行in関西してきましたー。半年前から旅行しようぜって計画立ててウキウキワクワクしてた俺らってほんまに可愛いやんな。ってことで思い出記録していくで!
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まずこれね。2人とも誕生日やったからプレゼント交換しようぜ!ってなってたんやけど大吾からのプレゼントはこちらでした。「ねえ、今もだよ」ボタンです。ラジオでもみっちーみっちーしちゃうくらいみっちーが好きやしこのボタン押したいねんなとさりげなく言ったことを大吾は覚えてたらしく作ってくれました。ほんまに笑い止まらんくて笑い崩れたよな。これともう1つ俺に似合う素敵なプレゼントも貰って。ほんま大吾ってプレゼントセンス大アリ和也。和也もびっくりですよ。ほんまにありがとうね。大切に使う!俺からのプレゼントも喜んでもらえてよかったです。会って早々この盛り上がりです。早よ寝ないとあかんのに寝ないのがだいれんらしいね。
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続いてユニバー!これはミニオンマン。美味しそうやろ?めーっちゃ美味しかったです。なんかずっと食うてたよね。並んでる時も食うては喋っての繰り返し。喋ってる内容はほんまにしょーもないことかユニバにいる人たちを急に褒めるかのどっちかです。あのカップル初デート���な?まじかわいいよな…ほんまサチアレ!楽しいな♪みたいなことずっと言ってましたね。俺らほんまに幸せ者すぎひん?だいれん@幸せ者ですね。乗り物はねジョーズとハリポタ乗りました!どっちもほんまにはしゃぎまくりました。アラサー、全力でした。朝から晩までひたすらはしゃぎまくってその日の夜はさすがに寝ましたね。爆睡。いびきかいてへんかったかな?まあ大吾の前やからええか。いつかテーマパーク行きたいねって話してたことが叶って嬉しいです。長い待ち時間も大吾とならあっという間でした。さすがやな、西畑。
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その次は京都ー!この日も天気に恵まれてほんまに良かったよね。ぽかぽかでした。なんとね2人で着物なんか着ちゃったりしました。あまりにもビジュアルが爆発してしまってこの世の人間全員を虜にさせてしまいそうなのでここには載せられませんが…(←黙れ)俺らは京都でも俺ららしさ爆☆裂なので全然オムライスを貪り食うてました。絶対和菓子だろうがってところをね。2人ともオムライス大好きなんよ。許して下さい。でもほんま美味かったよな!清水寺方面を散策しました。食べ歩きしよーって思って見つけた湯葉チーズがほんまに美味しかった。あれあと5000本食える。湯葉チーズのためにまた京都行きたいもんな。わかる?大吾なら分かるって言ってくれそう。あとな京都で乗ったタクシーがほんまにおもろかってん。タクシー運転手さんのトーク、最高でした。尖ってた。京都人、おもしれー人間でした。そんなタクシー車内でおやじギャグをブチかまし大吾と運転手さんを苦笑いさせた男、俺、永瀬廉です。いやー、誠に草ですこと。はんなりですね。あ、あとね、正門良規って男からスタバのカードもらいました。俺の分まで!?なんや!?!優しいな!?ってびっくりと感謝止まらなかったです。正門みたいな男に俺はなるって思いました。ほんまありがとう!大吾!これ正門にスクショして送れよな!なあ?!
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その日の夜はおしゃれな居酒屋でご飯でした。いやー、久々に2人でお酒飲んだからそりゃワイワイよ。笑い過ぎて大吾の顔見たなかったもんな。過呼吸になるレベルで笑ったよ。ポテトだーいすき!って謎の宣言かましたのに大吾が半分以上食うてくれてるし俺は食うてないのにもう1つ頼もうとするし。あとポテトの写真ない。えぐない?西畑大吾もびっくり?俺大吾のびっくりした顔好きやわ。これからもびっくりさせていくで!!!ってこれ何の話?まとめると大吾がカニ味噌美味そうに食うて��良かったです。
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さて、最終日。この日はたこ焼きを食べながら気合いを入れてAぇのファンミーティングにお邪魔しました。おめでとう。大吾と大喜びの舞。となりで大泣和也してました、西畑さん。和也も感動よな。俺も感動でした。いやー、ほんまにAぇ日。最高やったね。感動をありがとう。そしてこれからも応援しています。
そんなこんなでね、いろんなことを詰めに詰め込んだ旅行はものすごく楽しかったです。ハプニングも色々ありました。大吾が盛大に転んでしまうとか。電車を乗り過ごしてしまうだとか。たこ焼き屋の前で大吾の話を理解できないアホヅラの俺が登場するとか。でも全部かなりおもろかったやんな。ずっと笑ってたもん。大吾と沢山思い出作れてハッピーハッピーハッピーです。また色んなとこ行こなー。一緒に過ごしてくれてほんまありがとう!#だいれん仲仔すぎ #架空の恋バナしたがるのなに?#6月のことなんでお前が1番楽しみにしてるん?#そんな大吾が𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬
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ichinichi-okure · 6 months
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2024.3.22fri_tokyo
起きて、とりあえずノイズキャンセリングのイヤホンを耳に入れることが習慣になってしまった。自分の生活は環境音とともにあったはずだけど、そういう時期なんだと思う。
キズパワーパッドを外して火傷の様子を見る。 赤くてきらきらしていて、『宝石の国』みたいだ、と思う。先日読んだ『ギャラリーフェイク』の最新刊を思い出して、サラの火傷とほぼ同じ位置だね、と自分に話しかけた。絆創膏を変えるごとに傷の写真を撮っている。痕が残ったら、この模様を生かしたタトゥーを入れてもいいかもねって、半分本気で、半分励ますようにわくわくしている。
自転車に乗って取材場所へ。
取材班でお昼を食べる。自分の雇用形態がアルバイトだと話すときの緊張感。慣れない。
月日に行くと、米山さんがいて、長崎のお菓子を置いていってくれた。そのお菓子がとても美味しくて夢中になってしまった。 その後、出勤してきた栗本さんと話す。先日、ミスドのドーナツ当てクイズがはじまったことがあった。「あの、縄みたいな形のドーナツ……」という問題に自分の持つミスドの知識をすべてを注ぎ込んでドーナツ名を言うも、栗本さんはミスドのドーナツの名前を知らないので正解がわからず、目の前にあるミスドの紙袋もなかなか開けてくれないのだった。結局、正解はフレンチクルーラーで、実物を改めて見た栗本さんは「縄っていうよりもダンプカーのタイヤですかね」と言っていた。 その点、米山さんがくれたお菓子は、まさに縄って感じだねと話した。
お店のガラスのピッチャーには、米山さんが拾った、おそらく強風で折れてしまった桜の枝が飾られていた。月日のスタッフさんたちは、時々、自然にお店に花を置いたり、クリスマスの飾りを置いたり、交換ノートをはじめたりしてくれる。交換ノートは2冊目になり、稲松さんがお店に置いたミモザはきれいにドライフラワーになったので吊るして飾った。
だんごさんと風音さんが、取材の帰り際に手を振ってくれて嬉しかった。
ミヤジさんがお店に。ミヤジさんが元気そうだと嬉しくなるなといつも思う。 お店に来てくれるひとが穏やかだと、自分も穏やかだなと思う。逆に、来るひとが穏やかでない時は、自分が穏やかでないのが伝播しているなと思うこともある。
Oさんがお店に来てくれて、自分のことを覚えていてくれて嬉しかった。変な会話をしてしまって反省。
18時ごろ、わーーん! と心細さを感じる出来事が。
お店を閉めて、Botanyでポポーのサワーを注文する。数年前に渋谷のバルで知人にポポーの美味しさを説かれてから、ずっとポポーが気になっていた。輸送が困難で、生産地に行かないと食べられない果物。甘くて、おもしろい香りがした。 帰り際に川口さんが「そういえば、こないだ話してた妹の結婚式、どうでした?」と声をかけてくれたのが嬉しかった。 こないだ、月日に来る常連のお客さん(いつも子ども用野菜ジュースを買ってくれる、自由で愛らしいおふたり)とカセットテーププレイヤーで遊んだとき、川口さんのカセットテープ(Recorded Xwnoglossy 2)が好評だったことを話そうと思ったけれど、うまく話せなさそうなのでやめておいた。
Kさんと合流。自分は一緒にいて欲しいなと思う人がいて、でも最近は上手く接することができなくなっていた。その人と一緒にいると泣き喚いてしまうことも多く、そんな自分に嫌気がさしていた。今日もわたしは泣いてしまった。家まで来てもらい、泣いている傍にいてもらう。
感情がコントロールできなくなってしまうので理由は不明確だけど、うっすらと以下のことが根底にあるんじゃないかと思っている。 ①自分はここ数年で、大切な人(H)をめちゃくちゃに傷つけていて、(武器を例えに出すのはとてもよくないことですが)その凶器が暴発して、自分にも無数の軽傷を負わせてしまった。その怪我からはいまだに膿がどろどろと溢れ、化膿し続けていて、痛みも激しい時がある。自業自得なのに、その辛さをKさんにぶつけている。 ②Kさんは静かな夜の湖みたいなひとで、それがわたしはとてもすきだ。でも、水面に石を投げても波紋がしっかりと現れず、水音も聴こえないことに、最近では恐怖を感じていた。でも、水鳥が降り立つ、風が吹きつける、雨が降る、そんな自分以外の要因によって湖が揺れているのを確認することはできた。 ③ ②は、相手の問題ではなく、自分で目をつぶって耳を閉じているから、見えないし聴こえないらしいということにも、薄々気づいていた。
ほんとうは「今は気持ちの整理がつかず、嫌な思いをさせてごめんなさい。でもあなたのことが大切なので、一緒にいてほしいです」と素直に言いたかった。家の方角まで自転車を押しながら、次の信号で言おう、次の信号で言おう、と思った。でも、口から出てきたのは相手への不満のようなものと、「自分は悪い人間だからこれ以上傷つける前に逃げてほしい」というような言葉だった。茶沢通りの木蓮を通り過ぎるたび、「木蓮がきれいですね、蕾がふわふわでだいすきなんですよね」と言いたいのに言えない。自分のなかの不動の公式として、「大切なものを守る=自分がいなくなる」というものがある。
玄関の前で正対した時、Kさんの目を覗き込む。潤っていて、静かだった。
夜は、柴沼さん、白井さんとTwitterのスペース上でやっている「朗読の練習」の第3回目があって楽しみにしていたのだけれど、参加できなさそうですとメッセージを送った。
関係性に名前なんてなくても上手くやれるよ、って言っていた一年前くらいの自分が、
結局Kさんは朝まで一緒にいてくれた。布団のなかで自分の右手をKさんの左手が掴む。ありがとう、気を遣わせてごめん、と手を外そうとすると、とても強い力で指が爪が、わたしのてのひらに食い込んだ。これは怒りなのか、悲しさなのか、どう思っているんだろうと怖い気持ちと、自分の捻くれた部分を良い方向に変えたい(一回肩を脱臼させて、また戻すくらい自分にとっては痛いことかもしれないが)という気持ちと、あたたかくて安心してしまう気持ちがぐちゃぐちゃになって、泣きながら寝た。
-プロフィール- 荒田もも 東京 書く仕事/日記屋月日のお店番 https://www.instagram.com/inoue_q/
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harinezutaka · 11 months
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二年前日記45(2021年11/5〜11/11)
11月5日 夜中に目が覚めるようになった。トイレに行きたくなるからなのか、胎動のせいなのか、どちらもという気もする。本を読んで、もう一度寝てみたら眠れた。起きたらすっかり明るくなっていた。朝ごはんの準備をしてから軽く散歩する。特に用事もなかったので一日パジャマで過ごす。煩悩が暴走しがちだったので、出産前にこれだけはしたいことを書き出し、夫にもプレゼンした。結果、今週末は私の眼鏡を作りに行き、フレンチを食べに行くことになった。わーい、楽しみだな。晩ご飯は、ローストビーフと玉ねぎのサラダ、ゆで卵、温野菜、スープ(ソーセージ、小松菜)。Sさんから年末に句会のお誘い。実は、と報告をすると「それはそれは」と喜んでくれた。俳句を始めて情緒が落ち着いたのも妊娠に繋がったのではないかと私は思っている。句会、行きたかったなぁ。
11月6日 夜勤明けの夫がパンを買ってきてくれる。まだ焼き立てであったかい。パンを食べながら『僕の姉ちゃん』の続きを見た。午前中は簡単な掃除、メルカリの出品など。M子が第3弾の赤ちゃんグッズを持ってきてくれた。近くのコミセンで行われている、クリスマスの飾りをつくる講座に参加するのだとか。洋服の整理をして、お昼ご飯。久しぶりに納豆を食べた。つわりの頃から、納豆が合わなくてしばらく食べていなかったのだ。今は大丈夫っぽい。4時ごろに義実家へ。ゆでた落花生と銀杏(どちらもとれたて)を出してくれたので、私ばかりパクパク食べる。お義母さんはかわいいエプロンをして、『ホノカアボーイ』のビーさんにそっくりで思わず笑ってしまった。「産後うちに来たら」と言ってくれる。みんなそう言ってくれるのだけど、自分にとって何が一番いいのかがまだよくわからない。義実家の距離感なら大丈夫そうな感じもするけど、実家も近い手前、どうしようかなぁと思う。幸せな悩みだな。とりあえず、わたしのことが心配なのもあるが、純粋に新生児の面倒を見たがっているのかもなというのは段々とわかってきた。物価モニターのために、スーパーに寄ってから帰宅。来月はできるだろうか。もう辞退したほうがいいかな。晩ご飯は、豚肉と野菜の蒸したの、落花生、銀杏、昆布とあさりの佃煮、芋がらの佃煮(今までふきだと思っていたが、芋のつるだったみたいだ)。服はもらったものでほぼ大丈夫そうだし、用意もまぁ何とかなるかなという気持ちに。あとは健康第一で、ウォーキングがてらちょこちょこ買い物と片付けをしていけばいいかな。寝る前に『リトルフォレスト』を見た。自家製のドーパミンがドバドバ出ている感じでとても幸せな毎日。
11月7日 朝、JINSに眼鏡を作りに行く。家で使う用の少し度の弱いものが欲しくて。何種類かで迷い、ミケーデルッキのフレームにした。夫とお揃い。お昼は、フレンチのお店を予約していた。初めて行くお店だけどほどよいおしゃれ感で居心地がよい。お肉もお魚ものコースにしようか迷ったけど、夫がフィレステーキのコースにしていたので、お肉だけのコースにする。合鴨がやわらかくてとても美味しかった。帰宅後、お腹がパンパンになって横になる。私は夜もお腹が空かなかったが、夫は空いていたみたい。お茶漬け、煮卵、カブ浅漬け、佃煮、ゆで落花生。突然、夫が「洗濯機を買うならこれかな」と言い出した。産後洗濯が大変になるからと考えてくれたみたい。このバタバタの時期に設置も混乱しそうなのでとりあえず保留に。でも考えてくれて嬉しかった。
11月8日 朝、少し遅めの時間に散歩していると近所の人に会った。「もう少し、頑張ってね」と言ってもらう。いつもゆっくりと、語尾まではっきりと話すのが素敵なひとだなと思う。昼からハウスクリーニングの人が来るので、掃除しやすいように周りを片付ける。今年は大掃除どころじゃないだろうし、今のところももうだいぶ長いので一度リセットしてもらおうと思って。お風呂と換気扇をお願いした。3時前ぐらいに到着し、終わったのが6時ごろ。ピカピカにしてもった。わーい。自分は何���していないのに自己肯定感がめっちゃ上がるな。プロはすごい。この状態を1日でも長くキープしたい。明日のバナナがなかったので、近くのスーパーに買いに行く。スーパーでも近所の人に会った。旦那さんと2人で来ていて、奥さんは、犬を連れて外で待っていた。晩ご飯は、小宇宙食堂の月の子養生便。これもご褒美的に頼んだもの。美味しかった。夫には全然足りないかなと思ったけど、会社のお昼がすごく多かったみたいで、ちょうどよかったそうだ。
11月9日 朝イチのバスに乗り、隣町へ。直通のバスはほとんどなく、電車と乗り継いで行く方が早いのだけど、直通は楽。喫茶店でモーニングを食べて、トイザらスへ。ベビザらスではないので、出産準備関係のものはほとんどないんだな。でも少しだけはあった。ガーゼを買う。入院準備のものは大体揃ったかな。あとはおくるみと、円座クッションぐらい?なければないで何とかなりそう。以前はこういうお店にきてもなかなか落ち着かなかったが、今は何を見てもかわいいから不思議なものだ。慣れというだけではない何か感覚の変化なんだろうな。おつかいものなどをいろいろと買って、お昼は和パスタのお店で食べた。限られたひとり時間。一食たりとも無駄にしたくないとガツガツしてしまう。帰ってから郵便局で荷物を出して、書き損じのはがきを切手に交換してもらうなどする。疲れてごろごろしていると夫が早めに帰ってきた。何かをあたためていたので、てっきりご飯だとばかり思っていて、急いでおかずをつくりかけたら、あたためていたのは牛丼だった。ちょっと悲しかったが、思い込んだ私も悪かった。晩ご飯は牛丼、鶏胸肉と小松菜の蒸しもの。
11月10日 朝から音楽をかけながら料理などしていると多幸感に包まれてしまった。ヘーゼルナッツチョコレートの1st。いいアルバムだなぁ。買った当時は、ただただ可愛いとしか思っていなかったけど、今聞いてもすごくいい。手放そうかなと思っていたけど、やっぱり今はやめておこうと思う。前に油を入れ忘れたキャロットケーキのリベンジ。なかなかうまくできたんじゃないかなと思う。オールスパイスが効いていてとても好きな味。夕方、少し散歩。パンがなかったので買い物もした。晩ご飯は、鶏胸肉の柚子胡椒唐揚げ、ほうれん草のピーナッツバター和え、エスニックサラダ、野菜スープ、銀杏ご飯。
11月11日 朝、鍼に行く。先生から「これまで時間はかかったけど、妊娠後の経過は順調でしたね」と言ってもらう。たしかに何のトラブルもなくここまで来れたなぁ。感謝感謝。そしてもう少しで会えるんだなぁ。お昼、フードコートのお好み焼きを食べ、ひとりカラオケに行く。これも出産前にしたかったこと。音は少し絞ったが赤子はびっくりしただろうか。楽しんでくれていたら良いのだけど。帰宅後、片付け、入院準備。晩ご飯は、じゃがいもとピーマンのきんぴら、豆腐の味噌汁、ししゃも、芋がらの佃煮、ミニストップのポテトとチーズ唐揚げ(夫のお土産)。今日はドストエフスキー生誕200年。カラマーゾフをちびちびと読んでいる。今日まで読み終わることを目標にしていたが、もうそんなことはどうでもいいや。しっかりと味わおう。
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ksblogblog · 1 year
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自尊心が低い原因と高める方法
自尊心は、私たちが自己を受け入れ、自分自身を大切に思うことのできる心の状態です。自尊心の水準は、私たちの自己評価や人生の質に大きな影響を与えます。
しかし、自尊心が低いと感じることは少なくありません。自尊心の低さは、自己否定や自信の欠如、他人との比較による自己価値の低下など、様々な負の感情や思考パターンを引き起こす可能性があります。
この記事では、自尊心の意味や低い自尊心の原因、さらには自尊心を高めるための方法について解説します。自尊心を向上させることは、より健康的で充実した人生を送るための一歩となります。ぜひ、自尊心の大切さを理解し、自分自身を愛し肯定する道を歩んでいきましょう。
   
 
   
自尊心とは?
自尊心とは、自分自身を受け入れ、自分に対してポジティブな感情や評価を持つことです。それは自信や自己肯定感とも関連しており、自分自身を尊重し、自信を持って生きることができる内的な状態を指します。
自尊心が高い人は、自身の価値を認め、自信を持ちながら、自分の欠点や失敗にも対処することができます。自分自身を受け入れることができるため、他人との関係も健全で良好になりやすいです。
一方、自尊心が低い人は、自分自身に対して否定的な感情や評価を抱きやすく、自己不信や自己批判の傾向があります。彼らは自分に対して厳しいことが多く、他人との比較や社会的な評価に過度に敏感になることがあります。
自尊心は心の健康と幸福感に密接に関連しており、自己成長や自己実現のための基盤となる重要な要素です。
 
 
 
自尊心が低い原因
自尊心が低い原因は人それぞれ異なりますが、以下に一般的な要素をいくつか挙げてみます。自己を理解し、問題を解決するための第一歩として、これらの要因を考えることが重要です。
 
1. 過去のネガティブな経験
過去に受けたネガティブな経験やトラウマは、自尊心を低下させる可能性があります。例えば、いじめや虐待、心理的な傷などが挙げられます。これらの経験は自分に対する不信感や自己嫌悪を引き起こすことがあります。
 
2. 他人との比較
他人との比較や社会的な評価に過度に敏感であることも、自尊心の低さの原因となります。他人との比較によって自分の価値を測り、自分自身を劣った存在と感じることがあります。また、社会的な成功や外見などに対する価値観に囚われることも自尊心を低下させる要因です。
 
3. 社会的な影響
文化や社会的な価値観も自尊心に影響を与える要素です。特定の文化や社会では、個人主義や外見への重視などが強調され、自尊心が低下する可能性があります。また、差別や偏見によって自己評価が損なわれることもあります。
 
4. 子供時代の影響
子供時代の経験や育てられ方は、自尊心に大きな影響を与える要素となります。愛情や支援が不足していたり、過保護な環境で育ったりすると、自己肯定感や自信が低下し、自尊心が形成されにくくなることがあります。
 
5. 失敗や挫折の経験
失敗や挫折の経験は、自尊心を低下させることがあります。過度に失敗を恐れたり、失敗したことを自己否定につなげたりすることで、自尊心が揺らぐことがあります。また、継続的な挫折や困難に直面すると、自己効力感が低下し、自尊心に悪影響を及ぼすことがあります。
 
6. メディアや社会の理想像
メディアや社会の理想像に対する過度の追求も自尊心を低下させる要因です。美の標準や成功のイメージに合わせようとする過程で、自己評価や自己受容が難しくなり、自尊心が傷つくことがあります。
 
7. 健康問題やストレス
健康問題や長期的なストレスは、自尊心に影響を与える可能性があります。身体的な状態の変化や制約、精神的な苦痛が自己評価や自己肯定感を低下させ、自尊心を傷つけることがあります。
 
 
 
自尊心を高める方法
自尊心を高めるためには、自分を受け入れ、自己肯定感を高めることが重要です。以下にいくつかの方法をご紹介します。
 
1. 自分を受け入れる
自分自身を受け入れることから始めましょう。完璧でなくても自分を受け入れ、自分の欠点や過ちを認めることが重要です。自己観察を通じて自分の感情や思考パターンに気づき、自己理解を深めることも助けになります。
 
2. 自己肯定感を高める
否定的な自己評価や思考パターンをポジティブなものに変えましょう。自分に対して前向きな言葉やポジティブな言葉を使い、自己肯定の思考を意識的に取り入れることで、自尊心を高めることができます。
 
3. 自分の強みに焦点を当てる
自分の強みや達成したことに注目しましょう。自分の能力や成功体験に意識を向けることで、自信を高めることや、自分の価値を肯定することができます。日々の小さな成功や自分の強みを積極的に認めましょう。
 
4. セルフケア
自分を大切にするために、身体的な健康や心のケアを重視しましょう。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠などは、自尊心の向上に寄与します。ストレスを管理するためにリラクゼーションやマインドフルネスの習慣も取り入れると良いでしょう。
 
5. サポートを求める
自尊心を高める過程で、サポートを求めることも大切です。信頼できる友人や家族とのコミュニケーションや、専門家やカウンセラーのサポートを受けることで、自身の成長や自分を受け入れられます。
 
6. 環境の見直し
自尊心を高めるためには、自己を肯定し、ポジティブな影響を与える環境を整えることも重要です。ネガティブな人間関係や環境から距離を置き、ポジティブで支持的な人々との交流を積極的に行いましょう。
 
7. 感謝する
日々の生活で感謝の気持ちを持ちましょう。他人に対する感謝の意を示すことや、自分の良いところや成果を他人と共有することで、自信を高め、自尊心を育むことができます。
 
 
 
まとめ
自尊心は、自分を受け入れ、愛し、価値を認められる心の状態です。自尊心が低いと感じる場合、過去のネガティブな経験や批判的な環境、他人との比較や社会的な評価などが原因となることがあります。
しかし、自尊心を高めるためにはいくつかの方法があります。自分を受け入れることから始め、自己肯定の言葉や思考の変換を取り入れましょう。自分の強みや成果に焦点を当て、健康な自己ケアを心掛けることも重要です。
自尊心を高める過程は個人によって異なりますが、焦らずに着実に取り組むことが重要です。自分を受け入れ、愛し、価値を認めることで、より健康的で充実した人生を歩むことができます。
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shukiiflog · 11 months
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ある画家の手記if.120  雪村絢視点 告白
嫌悪感なんて抱いちゃえよ それっきりになるかどうかはそう感じてみないと分からない その程度のことでもう関われないならここまでだ
唇をそっと離して詰まった距離を元に戻す。 突き飛ばされるとか殴られるとか色々悲惨な想定してたしもっとひどいことになってもおかしくないなと思った、一発くらいは殴られるつもりでもいた、まこにとっては俺はそういう意味では好きじゃない相手なのに強引な手段に出たから。 …でもまこを見てる感じ、なんか俺が思ってたのと反応が違った。…ちょっとびっくりしてる…戸惑ってる…?もともと表情の変化が少ないほうなのは知ってるけど表情の変化が少ない系の相手の気分とか心情を察するのは家で鍛えられてたりする。 「…今の嫌だった?」 ごめんって謝るつもりだった言葉を飲み込んで直球で訊いてみる。 「イヤイヤイヤちょっと待ってください」 急に敬語になってるし…なにその照れ隠しみたいな反応。…ここにきてまで俺に変な期待もたせたりしないよね…? 「…じゃあ次はまこからしてよ。はっきりするだろ」 「ええ?!は?まじかよ」 「まじ。」 「や、そっ…ちょっと待って」 「…。」 「……………」 やっぱ嫌なのか?…ずっと告白無視したかわりに今のキス一回でチャラにしようとか言わねーよな 「はっきりって  キスしてどうするんだ、絢はそれで俺が嫌じゃなかったら…さ…」 煮え切らねーなー 「質問に答えろっての。嫌だったのどーだったの」 若干眉根を顰めて詰め寄ったら視線そらされた。 沈黙。 「……………………嫌では…無かったですけど…」 もそもそ返事がきた。……嫌じゃなかったのか…  ホッとしてベッドから落ちそうになるのを体勢立て直して一度自分のベッドに戻って、お供のサメを抱いて連れてくる。 家で荷造りのとき荷物にサメを詰めてたら親二人が揃ってしょんぼりみたいな顔するから、定員オーバーだからキリンとリスは無理っつってきた。 それはいいとして、まこがいるベッドの上に俺も乗って、サメを持ったまま向かいに座る。 「…で、今の俺はキスしたからまこにとってなんか取り返しのつかないことになった存在なわけ?」 さっきまこが言ってた言葉を頭の中でおさらいしながら訊く。 俺の件に限っていうなら、今回まこが陥って���め取られたレトリックは、どうしても失くしたくないものは失くさないと失くしてしまうけど失くしたくない、そういう類のやつ。修辞系に置き換えればどこがこじれてんのか分かる、だってすでに文法おかしいし。それで当然八方塞がりになってたから俺が一部を壊して失くさせた、一緒に全部ダメになる可能性の方が高いかなとも思ったけど、そうなったのか訊いてみたら… 「いや…、…」 まこはなんか考え込んでる。けど、俺が拒否られたり嫌悪されたりしてる様子じゃない。 性的なこと、端的に実演しても抵抗感は特になかったんなら、 「まこが俺と付き合わない理由ってなに?」 本人曰く、関係が先にきてその枠組みにふさわしい人間関係が枠内を徐々に満たす、そういう順序がまこの交際とかお付き合い。なら俺に対して今の段階で恋心とかがはっきりなくてもまこは俺と付き合えるし、それがまこの中でどういう仕組みと道理に貫かれてるかは俺も本人から聞いて知ってるし、そのあり方を認めてる。 「理由って…」 言い淀んだまこの前で促すように首を傾げる。 「…友達のままで…居たかった…し…」 「…」 「正直男同士で…ってのはちょっと抵抗ある…自分がってのは…」 …同性愛が、引っかかるのか?…そういえば俺もそこは若干引っかかるかな…?俺も女の子としか付き合ったことないから、そういえば相手が同性だったときどうすればいいのか分かんないや…  プレゼントってなにがいいのかなとか、荷物持ったりとかドア開けたりエスコートとかってするのしないのとか…
サメの上に顎をのっけてまこの顔を覗きこむ。 「抵抗ってなに?…キスは大丈夫なんだろ… もっと先のことがやなの?」 「や、先のこと…嫌っていうか…   ………友達をそういう目では見れない…から…」 友達。なんでそこの壁そんな堅牢なの…  つーかキスはすんの。 「………ふーん… まこは友達とキスとかすんの?さっきみたいな?…もっかいします?」 「え゛…しねーよ…」 まこが腕で口元おさえて俺の前で丸まった。いつも背筋綺麗なのに珍しい格好。 「…絢は俺と付き合いたいとか思ってんの」 「………。俺はもともとは交際とか恋人とかはっきりした関係に絶対ならなきゃってはそんなに思ってなかった…かな。人の気持ちはグラデーションだから。俺と香澄の感じが恋愛でもない付き合ってもないなんともいえない感じでしょ、その状態を俺は落ち着かないとか不快には感じないからそういう人間てことなんだろーと思ってた」 逆に名付けると気持ちにも作用してその感情が安定して続いたりするのかもしれない、それを不自然だとかまでいうわけじゃないけど、命名されて囲い込まれて守られた感情をその方法で維持するよりは、自然に任せてた方が好きかなって思うだけで。 「でも、俺はまことは付き合いたいなって思うよ。これが初恋みたいなもんだから俺も結構手探りなんだけど、まこに彼女いるって知ったとき俺なかなかのショック受けたよ …もうあれは…二度とやだな」 思い出して少し俯く。前髪が目元にかかって影を作る。 俺がさっさと気持ち自覚して先手とってさえいれば、とか、少しは思ったけど …ああいうのは初めてだった 初恋だから…? 付き合いたいと思った相手にすでに相手が…いても…俺はいつも意に介さなかった…?いや、面倒だと思ってそれ以上相手に何を思うことも二度となかった、…可能性の低い相手に構ってられないし、そういうもんだと…思ってた…か… でもそういうもんじゃなかったらしい それはまこと接してて分かった 俯いてる俺の前でまこは一度少し驚いたような顔したけど、すぐに元どおりになって「そうか」って、一言だけ その一言が部屋の空気中で静かにゆっくり床に向かって落ちて沈澱していく これ以上は俺には何も言えない 恋愛は営業でもプレゼンでもないし、俺と付き合ったらどんないいことがあるよなんて、列挙して言葉にして並べ立てるほど馬鹿みたいだ 二人とも黙ってたら、ゆっくり下に落ちていくみたいな空気の中でまこが落ち着いた声で話し出した 「…前に話したっけか、俺は付き合い初めからそんなに相手に対して強い気持ちは無い。お前には友達としては結構…好きだったけど、…フラれたし だから…絢がそれでもいいなら、付き合ってみるか」 「…うん。まこの付き合うときの感情と関係性の手順も、俺とは違うけど…話聞いて納得もしてたし、俺のやり方や手順に全部合わせろってのも横暴だよなとか、…それでなかなか恋愛感情まこの前では表に出せなかったし、最近までキレらんなかったし…彼女さんと別れてたのに俺と付き合おうってならないってことはつまり俺は友達としても相当嫌われてるか、どうでもいいのか、一生恋愛対象になるはずがないやつだってこ…    は?」 俯いたまままこが言ったことを頭の中で復唱しながらそれに答えてってたらいきなり思わぬものに顔面からぶち当たって思考が止まる、顔を上げて目を真ん丸にして訊く 「…はぁ?…フラれたってなに?友達としてダメんなったってこと?」友達でもあるし恋人でもあるし、みたいないろんなもの内包した関係もあんだろ…  じゃなくて… 「………………  …? つきあってみるか…  ?」 ……? …… …つきあってみるか……    …? 「最近全然態度違ってただろ…もう友達じゃないってことかって…、キツかった、絢がもう本当に俺と関係切るつもりなら試しに付き合ってからでも遅くないだろ」 ………… うまく言葉が頭に入ってこないから何も言えないままじっとまこの方を見る 「その…試しにってのが…お前に失礼なんじゃないかと思って…そしたらキスとかしてくるし…」 「……」 「だったらもう、ちゃんと付き合おう」 片脚伸ばして曲げた膝に凭れて俺の方をちらっと見て、またどっか視線そらしてる… じゃなくて… 「………」 ……付き合う? …もうちゃんと付き合おう…  … 「……」 …まこと俺が付き合う 「…」 …まこと付き合える!! 「やったーーー!!!」 よくわかんない歓声がいっぱいに笑った口から飛び出した ぽかんとしてるまこを置いてサメを抱いたままベッドからすばやく降りる 抱えたサメと一緒にドアのほうに走って行きながらふと気づいてピタッと足を止める くるっと振り返ってベッドの上のまこに訊いてみる 「男同士だと抵抗あるって外聞的なことも含む?俺はまことの関係は黙ってるべき?」 この寮にいる友達に自慢しに行こうとしてたんだけど、まこが同性に抵抗あるのって社会的な要素も含むのかもしれない。この国では日本よりマシだしフリーの翻訳家になる俺にはあんま関係ないけど、まこは目指すもの的にこれまでもこれからも団体や企業や組織とかいろんなコミュニティに所属しながら進むことになる、そういう現場の中核に近いポジションにいる人間はあらゆる面においてよりニュートラルである方が多分好まれるし有利なのかもしれない、日本ではまだ。 まこはまだぽかんとしたまま俺の様子見て「え?うん…」てだけ返してきた。 「わかった、黙ってる。」 俺はドアの前から自分のベッドにダイブしておとなしくサメとごろごろする。 勝手に顔が綻ぶ 変な感じ 一人で笑っててなんか変な顔してそうだな サメのお腹に顔面押しつけて顔を隠す 「……」 そういえばサメだけ連れてくのにしょんぼりしてた若干二名がいた。二人には報告しとこうかな。 ベッドから顔だけ突き出して上の段に声を掛ける。 「ねえ父さんと母さんには今から話してもいい?」 「えっ?何が?」 「父さんと母さんにまこと今日から付き合うってスカイプで報告すんの、ふたりには相談のってもらったりしたし。あ、ビデオ通話でまこも話す?たぶんいつも話してる真澄さんも出てくれるよ!」 それで早めにまこのこと覚えてもらったらまこに万が一のこととかあった時に二人なら助けてくれるかもしれない、俺一人ではどうにもなんないような事態に陥ったときとか。 「絢が話す分にはいいけど顔出しは遠慮するわ…」 「…。」 できれば顔と容姿も把握しといてほしかったな…いつかまこにうちに遊びに来てもらえばいっかな。 うちに来たら真澄さんか光さんのどっちかにまこが惚れちゃったりして。 ………。シャレになってないな? 俺より強いし安定してるし大人だし頭いいし物知りだし美男美女だし真澄さんが持ってない要素は光さんが持ってるし光さんが持ってない要素は真澄さんが持ってるし…あの人ら家ん中でガチでテキトーな服しか着てないのになんかサマになってるし…全人類ほとんどあの二人に出会ったらどっちかもしくはどっちもに惚れる選択肢しかない気がする…俺…太刀打ちできんの?
スカイプかけたら繋がった。 今日はノーパソ使ってベッドから。ビデオ通話に二人とも出てくれた。 「やっほー。オーストラリア満喫してる?」 『休暇を満喫するのはいつぶりかな』 光さんが真澄さんの膝の上でカラフルなジュースをストローで飲みながらふざけて言う。光さんが持つと飲み物めちゃくちゃ巨大だな…両手で持っても容器の幅に届いてないし光さんの顔よりでかい…二人で飲むのかな。 いつも家だと真澄さんのシャツ着てるだけだけど、今は首にリボンで結ぶタイプの白いワンピース着てる。髪が真っ黒なのもあって似合っててかわいい。真澄さんがいつもよりちゃんとした服着てる。 「二人とも服どしたの?」 『わたしのは真澄が日本でえらんでくれたよ、夏の服もってなかったから。真澄の服はこっちにきてからわたしがえらんだの。日本よりオーストラリアのほうが真澄の脚のながさに合う服がありそうかもって』 そういえばいつも真澄さん腰履きみたいな着方してたけどあれって丈が足りてないのか 「それでね、今日はいいニュースと悪いニュースがあるんだ…どっちから聞きたい?」 この言い方が映画の定番らしい。せっかく英語圏に来てるしね。 『ほう。ならいいニュースからきこうか』 『悪い方からきこうか』 二人が同時に真逆のこと発声した。いつもわざと真逆のこと言うんだけどナチュラルに真逆にもなんの…。 『こういうのはスムーズに運ぼうよ』 『いいやつの後に悪いやつ聞いたら気分が落ちるだろうが』 「じゃあ悪いやつからね。悪いやつはね、とうとう俺に彼氏ができたよ!」 画面の向こうで二人はなんかわざとらしい仕草してる。 『なんてことだ…この可愛い笑顔ももう私たちが独占させてはもらえないようだ…』 『まぁどこの馬の骨かは知らんがいいニュースに変わる日が来ることを願うよ』 『まことくんでしょ』 『で?いい方は?』 「いい方?彼氏ができたことに決まってるでしょ!」 にこにこして報告したら光さんが「絢よかったね」って言ったから続ける。 「…二人にまこのこと紹介したいし知ってほしいけど、紹介したらまこが真澄さんか光さんに惚れちゃう可能性高くない…?高い。どうしよう…」 『そしたら絢がつけこめるようにめちゃくちゃ酷い振り方するよ』 『可能性のうちからずいぶんむごい仕打ち。絢をとられてすねてるな?』 「そういうんでつけこめるような人じゃないんだってば…。真澄さんいますぐダサくカッコ悪くなってよ…いやでも紹介するとき俺の父さんならぶっちぎりでかっこいいのがいいしさ…?でもなにか工夫して意図的にダサくしないと真澄さんはどうやってもダサくなんないじゃん…詰んでる…」 これは本気で肩落として相談してるのに真澄さんはなんか笑ってるし光さんもにこにこしてジュース飲んでる。なんかその余裕っぷり覚えがあるぞ…じっとしててもモテる上に最愛の人から愛されてる人間の余裕だろ…ぐぐ… 「真澄さん笑ってるけど他人事じゃないからね!魅力ってことなら真澄さんが持ってない要素は光さんが全部持ってるようなもんじゃん、真澄さんがヒットしなかったら光さんがクリーンヒットするかもしれないんだから!」 舌つきだして通話を切った。 パソコンしまってサメを抱いて横になりながら、このサメの名前は寿峯だな、って思う。…でも家の中で誰にも寿峯って呼ばれなさそうな気もする…妙なとこで二人ともいじけるからな…絢ちゃんはオーストラリアにまで連れてきてる上にアロハシャツとかジャストサイズの着せてるのに。画面に写り込んでた。 はしゃぎすぎたし感情の起伏が普段より少し激しかったから、そのまま一度眠る。
なんとなくだけど、…きっとこういうタイミングやどうにもならなくなった時、どうにもならなくてそのまままこの世界から退場してった人たちがたくさん居たんじゃないか …それかまこが自分から退場したのか 俺がまこと関わり出したのなんてつい最近だ でも俺より留学に誘いたい相手がまこの周囲にいる気配もなかった
嫌悪感なんて抱いちゃえよ それっきりになるかどうかはそう感じてみないと分からない その程度のことでもう関われないならここまでだ …そう思った それでも俺は、まこにとって心地いいだけの存在じゃなくなっても気まずくてやりづらい相手になっても恋愛めいた関係になれるわけじゃなくても必要ならただの友達に戻ってでも、拒まれない関係���なって死ぬまでまこのそばをうろちょろしてやる 一人にはしない …せっかくの今のタイミングでこれ言わないけどね
多分俺はひどいこと言ってんだろうな。順当にいけば明らかに俺のほうがまこより先に死ぬ確率が高いのに、だから俺は相手が望む関係以外のものを高望みしないで慎ましやかに生きてれば、悲しむ人を減らせるかもしれないのにさ。 それでもそういうのに人生を制限されなくていいって言ったのはまこだから、そんなに長くはないかもしれない俺との時間を、心の底から大事に思いながらそばにいて、時間切れを俺と一緒に怖がってよ、ほかの何よりもとまでは言わないからさ。
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