ChatGPTで短編小説を書いてみた話
前にCopilotを使ってみて、やっぱりChatGPTも気になったから登録しちゃったZOY。
とりあえずで、物凄くオーソドックスなストーリー(幼馴染の2人ががなんやかんやあって一緒になる感じ)を作る事を前提に考えつつ以下の文章を入力して小説作成をスタート。(ちなみに今回の記事も無駄にクッソ長いのでガチで暇な方だけどうぞ)
<自分>
幼馴染の男の子と女の子がいました。二人は喧嘩もしていましたが、互いの家へ遊びに行くほどの仲でした。しかし、男の子の家庭はかなりのお金持ち、方や女の子の家庭は貧乏でした。 女の子は男の子の家に行くといつも美味しいお菓子をご馳走になっていました。男の子はある日、高級クッキーを餌に女の子へ自分の宿題を差し出しました。「宿題やってくれたらクッキーあげる」「本当?」女の子は疑いながらも宿題をさらさらと終わらせました。男の子は約束通りクッキーをあげました。女の子は喜んでパクパク食べました。
<ChatGPT>
幼馴染の男の子と女の子がいました。二人はしょっちゅう喧嘩をしながらも、互いの家を行き来するほど仲が良かった。しかし、男の子の家庭は裕福で、女の子の家��は貧乏でした。女の子は男の子の家に行くと、いつも美味しいお菓子にありつけるのを楽しみにしていました。
ある日、男の子は高級クッキーを餌に、女の子に自分の宿題をやらせることを思いつきました。「宿題をやってくれたら、このクッキーをあげるよ」と男の子が言うと、女の子は少し疑いながらも引き受けました。宿題をさらさらと終わらせた女の子に、男の子は約束通りクッキーを渡しました。女の子はそのクッキーを嬉しそうにパクパク食べました。
<自分>
二人は夏休みを迎えました。自由研究をどうしようか、と男の子は考えていました。先生は友達と共同でやっても良い、と言っていました。そんな時、女の子が遊びにやってきました。クーラーの効いた涼しい環境で女の子は宿題をやろうと思って来たそうです。男の子の母親は彼女の家庭が共働きで留守だった事も知っていたので微笑んで彼女を家に通しました。男の子はラッキーだと思いました。部屋にやってきた女の子にまたお菓子をチラつかせて自分の分の宿題を差し出しました。「自分でやらないと怒られるよ?」女の子にそう言われた男の子は「じゃあ、答えを見せて」と言いました。女の子は、しょうがないなぁ、と言いながら自分が終えた宿題を彼へ渡しました。
<ChatGPT>
二人は夏休みを迎えました。男の子は自由研究のテーマに悩んでいました。先生からは、友達と共同で行っても良いと言われていました。そんなある日、女の子が遊びにやってきました。クーラーの効いた涼しい部屋で宿題をやるつもりだと言います。男の子の母親は、女の子の家が共働きで留守になることを知っていたので、微笑みながら彼女を家に通しました。男の子はラッキーだと思いました。
女の子が部屋に入ると、男の子はまたお菓子をちらつかせて、自分の分の宿題を差し出しました。「自分でやらないと先生に怒られるよ?」と女の子が言うと、男の子は「じゃあ、答えを見せて」と頼みました。女の子は「しょうがないなぁ」と言いながら、自分が終えた宿題を男の子に渡しました。
その後、二人は自由研究のテーマを一緒に考え始めました。女の子は植物観察を提案し、男の子は科学実験をやりたいと言いました。話し合いの末、二人は植物観察をベースにした科学実験をすることに決めました。彼らは男の子の家の庭で実験を始め、その夏を通じて一緒に研究を進めることになりました。
<自分>
しかし、いざ花の種を植えて自由研究を開始すると、男の子は面倒になって女の子に全て任せてしまいました。女の子は毎日水やりをし、丁寧に観察記録をつけていました。男の子は、また女の子に「自分の分も書いて」とノートを差し出しました。「もー、本当に怒られるよ?」字も全然違うのに私が書いて良いの?と女の子は言います。男の子は仕方なく女の子の記録を見ながら自分のノートへ書き写しました。男の子は一応、記録を見せて貰ったお礼に自分のプリンを女の子にあげました。女の子は笑顔でそれを食べました。
<ChatGPT>
しかし、いざ花の種を植えて自由研究を開始すると、男の子はすぐに面倒になり、女の子に全てを任せてしまいました。女の子は毎日水やりをし、丁寧に観察記録をつけていました。そんなある日、男の子はまた女の子に「自分の分も書いて」とノートを差し出しました。
「もー、本当に怒られるよ?」と女の子は言い、「字も全然違うのに、私が書いて良いの?」と続けました。男の子は仕方なく、女の子の記録を見ながら自分のノートに書き写しました。
男の子は一応、記録を見せてもらったお礼に、自分のプリンを女の子にあげました。女の子は笑顔でそれを食べ、男の子の行動に少し呆れながらも、一緒に過ごす時間を楽しんでいました。
<自分>
夏休みはあっという間に過ぎていきました。女の子は相変わらずしっかりと宿題をやり、既に全てを終わらせていました。男の子はダラダラと女の子の宿題を隣に置いて丸写しをしていました。女の子は「ちゃんとやりなよ」と言いますが、お菓子を出されると断れず、男の子に宿題を貸してしまいます。男の子は女の子が単純で助かったと思いつつ、お菓子を食べる女の子をチラリと見ました。ポッキーをポリポリ食べる彼女はまるでペットとして飼える小動物みたいでした。試しに男の子は自分のポッキーを一本、女の子の口元へ差し出すと女の子は嬉しそうにそれをポリポリと食べました。「……」その時、男の子は心臓がドキッとしたのが分かりました。慌てて宿題の方へ向き直りましたが、男の子は心臓の高鳴りが何なのか今はまだ分かりませんでした。
<ChatGPT>
夏休みはあっという間に過ぎていきました。女の子は相変わらずしっかりと宿題をやり、既に全てを終わらせていました。一方、男の子はダラダラと過ごし、女の子の宿題を隣に置いて丸写しをしていました。
「ちゃんとやりなよ」と女の子が言いますが、男の子が菓子を差し出すと、女の子は断れずに宿題を貸してしまいます。男の子は女の子が単純で助かると思いつつ、ポッキーをポリポリ食べる彼女をちらりと見ました。彼女がまるでペットとして飼える小動物みたいに見え、試しに自分のポッキーを一本、彼女の口元へ差し出してみました。女の子は嬉しそうにそれをポリポリと食べました。
その時、男の子は心臓がドキッとしたのを感じました。慌てて宿題の方に向き直しましたが、心臓の高鳴りが何なのか、今はまだ分かりませんでした。女の子はそんな男の子の様子に気づかず、楽しそうにポッキーを食べ続けていました。
<自分>
夏休みは終わりました。結局、自由研究は女の子が殆どやったような物でしたが、先生は気づかず、二人の自由研究のノートに花マルをつけてくれました。男の子は女の子がちょっと怒って先生に密告するんじゃないかと思いましたが、そんな事はありませんでした。 男の子はあの日の胸の高鳴りについて考えていました。あの日、男の子は初めて女の子を可愛いと思いました。今まで女の子と一緒に遊んでいてもそんな事を考えて見たこともありませんでした。しかし、今は他のクラスメイトの女子と見比べると女の子が何か特別に見えるような気がしました。これが何なのか男の子は理解できそうで理解できません。ただ、彼はこの事を誰かに話す事は絶対にしませんでした。
<ChatGPT>
夏休みが終わり、二人は学校に戻りました。結局、自由研究は女の子がほとんどやったようなものでしたが、先生はそれに気づかず、二人の自由研究のノートに花マルをつけてくれました。男の子は女の子が怒って先生に密告するのではないかと心配しましたが、そんなことはありませんでした。
男の子はあの日の胸の高鳴りについて考え続けていました。あの日、初めて女の子を可愛いと思ったことに気づきました。今まで女の子と一緒に遊んでいてもそんなことを考えたことはありませんでした。しかし、今は他のクラスメイトの女子と比べると、女の子が特別に見えるような気がしました。これが何なのか、男の子は理解できそうで理解できませんでした。ただ、この気持ちについて誰かに話すことは絶対にしませんでした。
男の子は、これからも女の子と一緒にいる時間が楽しみになり、次第にその気持ちが大きくなっていくのを感じながら、日々を過ごしていました。
<自分>
ある日の放課後、男の子はランドセルを家に置いてから宿題とお菓子を片手に女の子の家へ向かいました。古いアパートの呼び鈴を押すと女の子が出ました。「もー、また宿題を見にきたの?」そう言われるのが分かっていた男の子はお菓子を見せびらかしました。「むー、しょうがないなぁ」女の子はそう言うと、家へ男の子を招きました。女の子の両親はまだ仕事から帰っていませんでした。暗くならないと親は帰ってこない、と前に聞いたことがありました。男の子はアパートのちゃぶ台で宿題を広げながら女の子の答えを丸写しし、さっさと宿題を終わらせました。そしてそのままゴロリと横になりました。「お行儀がわるいなぁ」と女の子に言われましたが、男の子はこの古いアパートの居心地が好きでした。テレビもない、スマートフォンもない環境ですが、女の子がいます。自分が持ってきたお菓子を女の子と食べながらダラダラする放課後が一番楽しいと思っていました。
<ChatGPT>
ある日の放課後、男の子はランドセルを家に置いてから宿題とお菓子を片手に女の子の家へ向かいました。古いアパートの呼び鈴を押すと、女の子が出てきました。「もー、また宿題を見にきたの?」と女の子が言いましたが、男の子はお菓子を見せびらかしました。「むー、しょうがないなぁ」と女の子は笑いながら男の子を家に招きました。
女の子の両親はまだ仕事から帰っていませんでした。暗くならないと親は帰ってこない、と前に聞いたことがありました。男の子はアパートのちゃぶ台で宿題を広げながら、女の子の答えを丸写ししてさっさと宿題を終わらせました。そのままゴロリと横になると、「お行儀が悪いなぁ」と女の子に言われましたが、男の子はこの古いアパートの居心地が好きでした。
テレビもなく、スマートフォンもない環境ですが、女の子がいるだけで十分でした。自分が持ってきたお菓子を女の子と食べながらダラダラと過ごす放課後が、男の子にとって一番楽しい時間でした。そんな中で、男の子は次第に女の子の存在が自分にとって特別なものであることに気づき始めていました。それが何なのか、まだはっきりとは理解できませんでしたが、彼の心の中で少しずつ大きくなっていくその感情に戸惑いながらも、同時にそれを大切に思うようになっていきました。
<自分>
2人の学年が一つ上に上がりました。幸い2人共同じクラスにはなれました。しかし、周りのクラスメイトの雰囲気に合わせて男子グループと女子グループに自然と分かれていきました。男の子は他の女子生徒と談笑する女の子をチラリと見ました。段々と距離が出始めている事に焦りを感じていましたが、クラスメイトの中には女子と絡む男子を笑う者もいました。男の子は学校で女の子に話しかける機会をすっかり無くしてしまいました。 そんな時に学校行事のバス遠足がありました。皆で自然と触れ合い、お弁当を食べます。男の子は女の子と一緒に過ごしたいと思っていましたが、男子のグループから外れることもできず、諦めていました。しかし、弁当を広げる時に、たまたま女子のグループと近くで食べる事になりました。他の女子生徒とお弁当を食べる女の子を見ると、少し地味な弁当を食べていました。そうして、おやつの時間になると、女の子は弁当を仕舞ってお菓子を食べる友達を見ていました。女の子はお菓子を買って来なかったようでした。去年の遠足も彼女はお菓子を買ってきていませんでした。男の子は男子のグループを少し離れる事になりますが、去年と同様に自分のお菓子を彼女へ上げました。「…今年も良いの?」「良いよ。その代わり、また宿題見せて」女の子は照れながらお菓子を受け取りました。男子のグループに戻ると、イジってくる者もいましたが、男の子は気にしない事にしました。
<ChatGPT>
2人の学年が一つ上がり、幸いにも同じクラスになりました。しかし、クラスメイトの影響で男子グループと女子グループに自然と分かれていきました。男の子は他の女子生徒と談笑する女の子を見て、少しずつ距離ができ始めていることに焦りを感じましたが、女子と絡む男子を笑うクラスメイトもいたため、学校で女の子に話しかける機会をすっかり失ってしまいました。
そんな中、学校行事のバス遠足がありました。自然と触れ合い、お弁当を食べる時間が設けられていました。男の子は女の子と一緒に過ごしたいと思っていましたが、男子グループから外れることができず、諦めていました。しかし、弁当を広げる時に偶然、女子グループの近くで食べることになりました。男の子は他の女子生徒とお弁当を食べる女の子を見て、少し地味なお弁当を食べていることに気づきました。
おやつの時間になると、女の子は弁当を仕舞い、お菓子を食べる友達を見ていました。女の子はお菓子を買ってきていなかったようでした。去年の遠足でも彼女はお菓子を持ってきていませんでした。男の子は男子グループを少し離れ、去年と同じように自分のお菓子を彼女に差し出しました。
「…今年も良いの?」と女の子が照れながら聞きました。「良いよ。その代わり、また宿題見せて」と男の子は笑って答えました。女の子は照れながらお菓子を受け取りました。男子グループに戻ると、いじってくる者もいましたが、男の子は気にしないことにしました。
その日、男の子は初めて、自分の気持ちに少しだけ気づいたような気がしました。女の子との関係が変わりつつあることを感じながらも、彼女との大切な絆を守りたいと思うようになりました。
<自分��
ある日、クラスメイトの噂話が男の子の耳に入ってきました。何組の〇〇が誰々に告白した、といった感じの話でした。男の子は、噂話に女の子の名前が出てこなかった事に安心しました。女の子はあいも変わらず真面目で、他の女子と談笑していました。男の子は、段々と自分のこの気持ちを理解し始めていました。しかし、この気持ちを女の子へ伝えるにはまだ勇気がありません。周りから今の噂話のようにからかわれる恐れも感じていました。男の子は、あいも変わらずお菓子を使って女の子の気を引くことしかできませんでした。まぁ、それでもお菓子で宿題と女の子が釣れるので、ある意味、一石二鳥ではありました。
<ChatGPT>
ある日、クラスメイトの噂話が男の子の耳に入ってきました。誰々が誰に告白した、といった内容の話でした。男の子は、噂話に女の子の名前が出てこなかったことに安心しました。女の子は相変わらず真面目で、他の女子と談笑していました。
男の子は、徐々に自分の気持ちを理解し始めていました。しかし、この気持ちを女の子に伝えるにはまだ勇気がありませんでした。周りから今の噂話のようにからかわれる恐れも感じていました。男の子は、相変わらずお菓子を使って女の子の気を引くことしかできませんでした。
お菓子で女の子の気を引き、宿題を見せてもらうというやり方は、ある意味で一石二鳥でした。男の子はこの関係を楽しみながらも、いつかもっと素直に自分の気持ちを伝えられる日が来ることを願っていました。そんな日々が続く中で、彼の心の中には少しずつ成長する想いが育まれていきました。
<自分>
バレンタインの季節がやってきました。男子生徒は皆、浮足立ったり、ショックを受けたり、悔しがったり、様々な様相を浮かべていました。しかし、男の子は何も変わらない1日だと思っていました。女の子の家はチョコレートを買って誰かにプレゼントするような余裕のある家庭ではありませんでした。男の子は女の子からチョコレートを貰えない事は分かっていたので何も考えていませんでした。……しかし、自分の下駄箱を開けて驚きました。小さな箱が3つも入っていました。彼は頭の中が真っ白になりました。女の子以外からチョコレートを貰ってもどうしたら良いのかわかりません。手にとって悩んでいると友人の男子生徒がラッピングされた箱を指指して「3つも貰ってる!」と叫びました。男の子は慌てて鞄へ仕舞いましたが手遅れでした。噂は広まりチョコレートを貰えなかったその他の男子から恨みや羨望の眼差しを浴びることになりました。
<ChatGPT>
バレンタインの季節がやってきました。男子生徒たちは皆、浮足立ったり、ショックを受けたり、悔しがったり、様々な反応を見せていました。しかし、男の子は何も変わらない一日だと思っていました。女の子の家はチョコレートを買って誰かにプレゼントする余裕のある家庭ではありませんでした。男の子は、女の子からチョコレートをもらえないことは分かっていたので、特に期待もせずに過ごしていました。
しかし、学校で自分の下駄箱を開けて驚きました。小さな箱が三つも入っていたのです。男の子は頭の中が真っ白になりました。女の子以外からチョコレートをもらったとしても、どう対処すればいいのか分かりませんでした。手に取って悩んでいると、友人の男子生徒がラッピングされた箱を指差して「三つももらってる!」と叫びました。
男の子は慌てて鞄に仕舞いましたが、すでに手遅れでした。噂は広まり、チョコレートをもらえなかった他の男子生徒から恨みや羨望の眼差しを浴びることになりました。彼はその日、周りの視線に耐えながら、心の中で女の子のことを考えていました。
放課後、男の子はいつものように女の子の家へ向かいました。お菓子と宿題を持っていくのが恒例のようになっていましたが、その日は特にドキドキしていました。女の子の家に到着し、呼び鈴を押すと女の子が出てきました。
「また宿題を見にきたの?」と女の子が言いましたが、男の子は少し違う気持ちを抱いていました。「うん、そうなんだけど…今日はこれも持ってきた」と言って、チョコレートの箱を差し出しました。
女の子は驚いて目を見開きました。「え、これ私に?」と戸惑いながら聞きました。男の子は照れながら「うん、バレンタインだから」と答えました。
女の子は嬉しそうに微笑み、「ありがとう」と言いました。その瞬間、男の子は自分の気持ちが少しだけ伝わったような気がしました。バレンタインの特別な一日が、二人の関係をさらに深めるきっかけになったのでした。
<自分>
女の子は貰ったチョコレートを食べながら男の子へ聞きました。「3つもチョコレートを貰ったんでしょう?お返事はちゃんとしたの?」男の子は言葉に詰まりました。貰ったチョコレートにはそれぞれラブレターが入っていました。しかし、男の子はそのラブレターに応えるつもりはありませんでした。「……」黙っていると女の子は「ちゃんとお返事しないと可哀想だよ」と言いました。女の子のコトバを聞いた男の子は宿題を写し終えてから家に帰り、便箋を取り出しました。3枚も手紙を書かなければならない状況でしたが、男の子は何とか書き終えました。宿題より疲れた……。男の子は来年のバレンタインがどうなるのか怖くなってきました。
<ChatGPT>
女の子はチョコレートを食べながら男の子に聞きました。「3つもチョコレートを貰ったんでしょう?お返事はちゃんとしたの?」男の子は言葉に詰まりました。貰ったチョコレートにはそれぞれラブレターが入っていました。しかし、男の子はそのラブレターに応えるつもりはありませんでした。
「……」黙っていると、女の子は「ちゃんとお返事しないと可哀想だよ」と言いました。彼女の言葉に心が動かされた男の子は、宿題を写し終えた後、家に帰って便箋を取り出しました。3枚の手紙を書かなければならない状況にありましたが、男の子はなんとか書き終えました。
「宿題より疲れた……」とつぶやきながら、男の子は手紙を見つめました。それぞれの手紙に丁寧にお礼を述べ、しかし、自分の気持ちを正直に伝えました。その夜、彼は自分のベッドで来年のバレンタインがどうなるのかを考えながら、不安と期待が入り混じる気持ちで眠りにつきました。
翌日、学校で手紙を渡すと、女子たちは驚きながらも受け取ってくれました。一部の男子生徒からの冷やかしもありましたが、男の子はそれを乗り越え、女の子に誠実に向き合うことの大切さを学びました。
その後、男の子と女の子は変わらず一緒に過ごし、お菓子と宿題の交換が続きましたが、心の中には新たな感情が芽生えていました。二人の関係は少しずつ変化し、成長していくことを予感させるものでした。
<自分>
学年がまた一つ上がりました。そして、とうとう中学校受験がスタートします。男の子は親の期待を背負っていました。しかし、女の子は受験の必要がない中学校へ行くことになりました。男の子は薄々分かってはいましたが、やはり同じ学校へ通えないことがショックでした。
<ChatGPT>
学年がまた一つ上がりました。そして、とうとう中学校受験がスタートしました。男の子は親の期待を背負って勉強に励んでいましたが、プレッシャーも感じていました。一方、女の子は受験の必要がない中学校へ進学することになっていました。彼女の家庭の事情や経済的な理由から、私立の受験は考えられませんでした。
男の子は薄々分かっていましたが、やはり同じ学校に通えないことがショックでした。これまでずっと一緒に過ごしてきた女の子との距離ができることに、不安と寂しさを感じていました。
ある日、受験勉強の合間に女の子の家を訪れると、彼女はいつもと変わらずに迎えてくれました。お菓子と宿題を交換しながら、男の子はつい本音を漏らしました。「君と同じ学校に行けないのが、なんだか寂しいんだ。」
女の子は優しく微笑み、「そうだね。でも、これからも友達だよ。いつでも遊びにおいで。」と言いました。その言葉に少しだけ安心した男の子は、もう一度頑張ろうと決意しました。
受験の日が近づくにつれて、男の子はますます勉強に集中しなければなりませんでした。女の子との時間も減りましたが、彼女の励ましの言葉や笑顔を思い出しながら、最後まで頑張ることができました。
そして、受験結果が出る日が来ました。男の子は緊張しながら結果を確認し、見事に合格していました。喜びと同時に、女の子に報告するために急いで彼女の家に向かいました。
「受かったよ!」と伝えると、女の子は「おめでとう!」と心から祝福してくれました。これからは別々の学校に通うことになりますが、二人の友情は変わらないと感じた男の子は、新しい環境でも頑張ろうと強く思いました。
<自分>
男の子は自分より女の子の方が頭が良いことは分かっていました。はっきりと言えば自分が行く中学校に相応しいのは彼女の方だと思っていました。経済の理由が進学の選択になる事がモヤモヤした気持ちにさせましたが、彼にはどうする事も出来ませんでした。それに、これから宿題を見せて貰う事もできません。彼女に会う理由をどうやって見つけようか彼は悩み始めました。
<ChatGPT>
男の子は自分よりも女の子の方が頭が良いことを知っていました。実際、自分が行く中学校に相応しいのは彼女の方だと感じていました。経済的な理由が彼女の進学の選択を制限していることに、男の子はやりきれない気持ちを抱えていました。しかし、彼にはその状況を変える術がありませんでした。
さらに、これからは宿題を見せてもらうこともできません。彼女と会う理由をどうやって見つけようか、男の子は悩み始めました。宿題という口実がなくなると、二人の距離が離れてしまうのではないかと心配でした。
ある日、男の子は女の子の家を訪れました。いつものようにお菓子を持ってきたものの、今日はいつもと少し違う話をしたいと思っていました。彼女の家の古いアパートの呼び鈴を押すと、女の子が出てきました。
「もー、またお菓子持ってきたの?」女の子は笑いながら男の子を迎え入れました。二人はちゃぶ台を囲んでお菓子を食べながら話をしました。
「ねえ、これからは宿題を見せてもらう理由がなくなるんだよね。」男の子はつぶやきました。
女の子は少し驚いた顔をしましたが、すぐに微笑んで言いました。「そうだね。でも、友達でいる理由は宿題だけじゃないよ。これからも遊びにおいで。」
その言葉に、男の子は少し安心しました。彼は考えを巡らせ、新しい理由を見つけることを決意しました。「じゃあさ、これからは一緒に遊んだり、本を読んだり、色々なことをしようよ。君と一緒にいるのが楽しいから。」
女の子は笑顔で頷きました。「うん、それがいいね。」
男の子は新しい形の友情を見つけることができました。これからも彼女と一緒に過ごすための理由を探し続けることで、二人の絆はさらに深まっていきました。
<自分>
中学校生活が始まりました。男の子は教科書の進む速さに驚きました。宿題を丸写ししてきたツケが回ってきたのかもしれません。男の子は何とか成績を落とさないように勉強時間を増やしました。結果的に女の子と会う機会を全くと言っていい程、なくしてしまいました。 そして、そんなある日、塾へ向かう道すがら、女の子が他の男子と談笑しながら帰宅している所を見てしまいました。男の子は、やはり同じ学校へ行けなかった事を深く後悔しました。
<ChatGPT>
中学校生活が始まり、男の子は教科書の進む速さに驚きました。宿題を丸写ししてきたツケが回ってきたのかもしれません。成績を落とさないようにと勉強時間を増やし、毎日宿題やテスト勉強に追われる日々が続きました。結果的に、女の子と会う機会を全くと言っていいほど失ってしまいました。
ある日、男の子が塾へ向かう道すがら、偶然にも女の子が他の男子と談笑しながら帰宅しているところを見かけました。その男子は同じ中学校の生徒で、女の子と楽しそうに話している姿に、男の子は心が痛むのを感じました。
彼はやはり同じ学校へ行けなかったことを深く後悔しました。女の子が自分以外の誰かと楽しそうにしている姿を見ると、自分の無力さや経済的な理由で彼女と同じ環境にいられなかったことが、一層胸を締めつけました。
その夜、男の子は自分の部屋で勉強しながらも、心は落ち着きませんでした。教科書の文字が頭に入ってこず、女の子の笑顔とその横にいる男子の姿が何度も頭に浮かびました。
「どうしたらいいんだろう…」男の子はつぶやきました。
彼は改めて、女の子との絆を取り戻すために何ができるかを考え始めました。お菓子を使った簡単な方法ではなく、もっと真剣に、彼女と向き合うための方法を見つけなければならないと感じました。
次の日、男の子は勇気を出して女の子に会いに行く決心をしました。塾が終わった後、彼は女の子の家に向かい、呼び鈴を押しました。しばらくして女の子が出てきました。
「どうしたの?」女の子は少し驚いた様子で尋ねました。
男の子は深呼吸をして、正直に気持ちを伝えました。「最近、会う機会が少なくなってしまって寂しかったんだ。君と一緒に過ごす時間が大切だから、また昔みたいに話したり遊んだりしたいんだ。」
女の子はしばらく考えてから微笑みました。「そうだね、私も寂しかった。これからも友達でいようよ。」
その言葉に、男の子は少し救われました。中学校生活の忙しさや新しい環境に振り回されながらも、彼は女の子との大切な友情を守るために努力し続けることを決意しました。
<自分>
中学生になって初めての夏休みがやってきました。男の子は中学校の課題や宿題の量に驚きました。それでも夏休み前に女の子と会う約束が出来ていました。そうこうしていると女の子が家にやってきました。男の子の母親は久々に会う女の子を笑顔で迎えてくれました。 男の子はいくつかの課題を女の子へ差し出してみました。「もー、宿題を手伝わせる為に私を呼んだの?」「そうじゃないけど、今はそれもアリだなって思ってる」と笑って答えると女の子も笑ってペラペラと男の子の宿題を見てみました。「凄いね、全然教科書の進み方が違う」「やりたかったらやっても良いよ」「遠離しておく」彼女は笑って宿題を返しました。
<ChatGPT>
中学生になって初めての夏休みがやってきました。男の子は中学校の課題や宿題の量に驚きましたが、夏休み前に女の子と会う約束ができていました。そんなある日、女の子が男の子の家にやってきました。久々に会う女の子を、男の子の母親は笑顔で迎えてくれました。
男の子はいくつかの課題を女の子へ差し出してみました。「もー、宿題を手伝わせるために私を呼んだの?」と女の子が呆れたように尋ねました。男の子は笑いながら「そうじゃないけど、今はそれもアリだなって思ってる」と答えました。女の子も笑ってペラペラと男の子の宿題を見てみました。「すごいね、全然教科書の進み方が違う」と彼女は驚いた様子で言いました。「やりたかったらやっても良いよ」と男の子が冗談混じりに言うと、「遠慮しておく」と女の子は笑って宿題を返しました。
二人は久しぶりに一緒に過ごす時間を楽しみました。お菓子を食べながら、お互いの近況を話し、思い出話に花を咲かせました。男の子は、女の子と過ごす時間がやはり大切だと再確認しました。
「ねぇ、今年の夏休みも一緒に自由研究しない?」男の子が提案しました。「また私が全部やることにならない?」と女の子は笑いながら答えました。「今度はちゃんと一緒にやるから」と男の子は真剣な表情で言いました。
「うん、分かった。じゃあ、何か面白いテーマを探そうか」と女の子は頷きました。二人はまた一緒に過ごす時間を楽しむために、新しい自由研究のテーマを考え始めました。
<自分>
男の子はリベンジとして花、アサガオを植える事にしました。今度こそ2人で育てて花を咲かせるつもりで植えました。夏休みの間だけでも、彼女と何か共通のものを持てる事が彼は嬉しいと思っていました。
<ChatGPT>
男の子はリベンジとして花、アサガオを植えることにしました。前回の経験を活かし、今度こそ二人で育てて花を咲かせるつもりでした。夏休みの間だけでも、彼女と何か共通のものを持てることが、男の子にとって大きな喜びでした。
二人は一緒に土を掘り、アサガオの種を丁寧に植えました。「今回はちゃんと手伝うから」と男の子は宣言し、毎日の水やりや観察記録を分担することにしました。女の子も笑顔で「期待してるよ」と応えました。
日が経つごとに、アサガオの芽が顔を出し、少しずつ成長していく様子を二人で見守りました。彼は、植物を育てる楽しさと、それを通じて女の子と一緒に過ごす時間の貴重さを感じていました。
「見て、つぼみができてる!」ある日、女の子が嬉しそうに言いました。二人は顔を近づけてつぼみを観察し、その成長を喜び合いました。アサガオの成長が二人の絆を再び強くするきっかけとなりました。
夏休みが終わる頃には、アサガオは見事に花を咲かせました。二人はその花を見ながら、これからもずっと友達でいようと誓いました。男の子は、女の子との時間がどれだけ大切か、改めて感じる夏休みとなりました。
<自分>
季節はどんどん巡っていきました。そうしてまたバレンタインの季節がやってきました。男の子は恐る恐る下駄箱を開けました。今年は4つのチョコレートが入っていました。男の子は、どうしたものかと思いつつ、急いで鞄へしまいました……が、またも友人に見られてしまいました。「毎年毎年、お前ばっかり貰いやがってー!」友人の恨みと羨望の眼差しと叫びに彼は苦笑いで逃げました。 男の子はラブレターの返事を書き終えてから自分で選んで買ったチョコレートを持って女の子の家へ行きました。女の子はチョコレートを見て喜びましたが、「でも、私は何もお返しできないよ?」といいます。男の子は、何も要らないから、と言いました。本当は自分もチョコレートに手紙を入れようかと思いましたが、まだなかなか言葉にする勇気がありませんでした。
<ChatGPT>:メモリを更新しました
バレンタインの後、二人はまたそれぞれの学校生活に戻りましたが、季節が過ぎるごとに少しずつ変わっていく自分たちの関係に気づいていました。
春が訪れると、二人の育てたアサガオが芽を出し始めました。男の子は学校の課題や部活で忙しくなりがちでしたが、彼女とのアサガオの成長を楽しみにしていました。放課後や週末に彼女の家を訪れることが、彼の心の支えとなっていました。
ある日、男の子はアサガオの成長を見ながら、ふと口を開きました。「このアサガオ、きれいに咲いたら、どこかで一緒に写真を撮ろうよ」。女の子は少し驚いた顔をしましたが、微笑んでうなずきました。
季節が変わり、夏が近づくにつれ、アサガオは立派に成長し、美しい花を咲かせました。彼らの友情とともに、花も一緒に成長してきたように感じました。男の子は心の中で、いつか彼女に自分の気持ちを伝える勇気を持てる日が来ることを願っていました。
<自分>
更に月日は流れ、高校受験が始まりました。男の子はまた両親の期待を背負って名門の高校を受験することにしました。しかし、やはり女の子と同じ学校へは行けそうにはありませんでした。彼女は就職に力を入れている高校へ行くと言っていました。大学へは行かず、そのまま働くのだと言います。彼は彼女こそ大学へ行き、能力に似合った仕事へ就くべきだと思っていましたが、彼女の選んだ選択を応援するしかありませんでした。
<ChatGPT>
男の子は自分の思いとは裏腹に、彼女の選んだ道を理解しつつも、彼女の将来に対する期待と不安が入り混じった気持ちを抱えていました。高校受験の準備が進む中で、彼は自分の将来についても真剣に考えるようになりました。彼女と同じ学校に通えないことが寂しく感じられつつも、それぞれが進む道を支え合いながら、彼らの物語は新たな章を迎えようとしていました。
<自分>
高校へは無事に2人共合格しました。新しい環境に慣れるのに苦労はしましたが、勉強についていこうと思えばあっという間に馴染んでいきました。高校生になってから初の夏休みが始まりました。彼は彼女を遊びへ誘いました。高校生になった彼女は女の子ではなく女性になっていました。彼は彼女へポッキーを差し出した時を思い出しました。それと同時にまた心臓がドキリと脈打ちました。
<ChatGPT>
彼は高校生になった彼女の変化に驚きつつも、一緒に過ごす夏休みを楽しみました。過去の思い出が甦り、彼にとっては感情が複雑なものになっていましたが、彼らの関係が新しい段階に進んでいくことに喜びを感じていました。
<自分>
彼は夏祭りへ彼女を誘いました。そこでようやく彼女の手を繋ぎました。彼女は驚きましたが、同時に微笑んでくれました。祭りの帰り際に2人は昔植えたアサガオの近くで昔話をしました。そして、彼はやっと彼女へ気持ちを伝えました。
<ChatGPT>
彼は長い時間をかけて、夏祭りの特別な夜に彼女に自分の気持ちを打ち明けました。彼らは昔植えたアサガオのそばで昔話をしながら、過去から現在までの思い出を振り返りました。その時、彼は勇気を出して彼女に対して自分の気持ちを伝えたのですね。
<自分>
彼女は、彼の気持ちを受け入れました。通う学校も目指す将来も全く違う2人でしたが、絆は本物でした。
<ChatGPT>
彼女が彼の気持ちを受け入れたことで、彼らの間には特別な絆が生まれました。異なる学校を通うことや将来の目標が異なっていても、その絆は本物であり、二人の関係を強固なものにしましたね。
<自分>
その後、2人は高校を卒業しました。彼は大学へ彼女は就職しました。彼女は仕事先で男性からお付き合いを申し込まれる事もありましたが、全て断っていました。彼もお金持ち故か、女性からのアプローチもたくさんありましたが、早く彼女の為に自分も働くことを考えていました。 長い長い付き合いが2人には続きました。そうして、2人は無事に結ばれました。彼女は彼の勧めで大学へ入り新たな挑戦を始めました。彼はやっと彼女を支えることができるようになった事を喜びました。2人の家の庭には毎年アサガオが咲き続けました。 おわり
<ChatGPT>
素晴らしいストーリーですね。彼と彼女の長い付き合いが最終的に結ばれる形となり、お互いの成長と支え合いが描かれています。彼女が彼の勧めで大学に進み、彼も彼女を支える準備が整ったときに結ばれたというのは、感動的で素晴らしいエンディングですね。そして、二人の家の庭で毎年アサガオが咲き続けるというシンボルも、物語に深みを与えています。
<自分>
このストーリーにタイトルをつけるとしたら?
<ChatGPT>
このストーリーにタイトルをつけるとしたら、次のようなものが考えられます:
「アサガオの約束」
このタイトルは、二人の関係の成長や絆を象徴するアサガオに焦点を当て、幼少期から大人になるまでの長い時間を経ても変わらない二人の絆を示唆しています。
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と、言う事で完結まで行けたZOY。
ChatGPTはCopilotと違って打ち込んだ文章にどんどん加筆修正していく感じだった。ただ、ChatGPTは使って行くと使用者の使い方を学習していくらしいから、私の癖みたいなもんが影響してる可能性はある。(この物語書く前にも色々やって遊んでたからね、しょうがないね)
ただ、最後辺りから加筆修正せずに、こっちが書いた内容を単純に繰り返すだけであんま意味の無い文章ばっかりになるのは何で?ww
ChatGPTも文章を書いてて飽きちゃう、とかあるんか?ww(私は書いてて途中から飽きてたけどもww)
あと思ったのはChatGPTもCopilotも修正加筆が若干くどい感じがする。そこまで文章にしなくても良くない?とか思うが、まぁ私が描写書くのを面倒だと思ってるせいかもしれないけど。
ChatGPTとCopilotの違いとしては回数制限が一番デカい気がする。ChatGPTは無料でもダラダラ会話を続けることができるっぽい。ただ、イラスト生成するには課金しないと無理。Copilotは1つのトピックに対して会話30回までって制限はあるが、イラストの生成も一緒にやってくれる。
この辺で利用者はかなり割れそうだなぁ、とは思ったが、個人的にはどっちでも良いやって感じ。あと通しでこの小説が読めるように一つの記事にまとめてみた→「アサガオの約束 - ChatGPTと書いた小説」
そんな感じで終り。
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貰い火
ベルティストン兄弟 兄上呼びに賭けます
※捏造多い
※ベルティストン兄の中で、家族<領主としての役割 なのか 領主としての役割<家族 なのかはわかりませんが、わからないなりの話です
ランバネインは兄と一緒に育った。それはアフトクラトルではどちらかといえば珍しいことだった。特に大きな領地を持つ家においては、彼らのように親密な家族は少ない。実際、ランバネインは両親と会話をしたことがない。政略結婚で結ばれた彼らはお世辞にも仲が良いとは言えず、子どものこともあまり愛してはいないようだった。けれどランバネインは一度もそれを気にしたことがなかった。兄がいたからだ。ランバネインの兄、ハイレインは、それほど優しくもなく、大して弟の面倒を見ることもなかったが、ランバネインは兄に愛されていることを確信��ていた。それだけで十分だった。
ランバネインは兄の泣いているところを見たことがない。物心ついた頃には、彼は既に大人びた表情をして、口を固く結んでいた。屈託なく感情を表現することは、環境が彼に許さなかったのだと、ランバネインは思う。それでも彼は不満などないようだった。理由は知らない。恐らくそういうことが苦にならない性質なのだろう、兄は、とランバネインは思うことにして、それきり考えることをやめた。
領主の跡継ぎとしてアフトクラトルに産まれてしまった以上、いくつもの星を潰し、何千人という人間を殺しながら、陰謀と駆け引きの渦巻く中で、死ぬまで生きていかなくてはならない。そのことに文句を言っても仕方がない。しかし矢面に立つのが自分でなくてよかった、とランバネインは思った。声を上げて笑う余裕もないなんてぞっとしない。
総括して、ランバネインは兄が貧乏くじを引いたことには同情していた。しかし兄の境遇にはそれほど思うところもなかった。何を思ったところで無駄だからだ。
ある寒い日、ランバネインと兄が会食から帰宅したのは深夜のことだった。
「腹が減ったな」
と、広間の重い扉を開けながらハイレインがぽつりと言った。空腹からか疲労からか、どことなく口調がぼんやりしているようだ、とランバネインは思った。ハイレインがそういうところを見せるのは弟と二人きりの時だけだった。
「俺もだ。いくらでも美味そうなものがあったというのに」
ランバネインは言った。ベルティストン家に連なる配下が催した今回の会食には、気を遣われたのか貴重な肉もふんだんに並んでいたが、結局食べずに出てきてしまった。
兄が外では食べ物を一切口にしないので、ランバネインもいつからかそれに倣うようになっていた。といっても、兄のように毒や何やを警戒しているわけではない。食事のひとつもできない兄が可哀想だからでもない。ならなぜなのかと問われれば、ランバネインには答えることができない。多分、犬が飼い主の真似をするようなものだろう、と幾分自虐的なことを考えることはあるけれど。
ハイレインは広間から続く厨房の戸口に突っ立って、しばらく何もない空間を眺めていたかと思うと、唐突に、ランバネインが全く予期しなかったことを言った。
「何か作るか」
壁に掛かった見慣れない調理器具の使い道を想像していたランバネインは、振り返って兄を見つめた。思い出す限り、彼が料理らしいことをしているところを見たことは一度もない。せいぜいパンを切って皿に置いたのを見かけた程度だった。
「料理などできるのか?」
思わず、遠慮なく訝しげな声を上げてしまう。ハイレインは少し顔をしかめた。
「やり方は知っている。そう難しいものを作る気はない」
ハイレインは厨房の奥の貯蔵庫に入り、野菜をいくつか抱えて戻ってきた。泥のついた野菜と兄という頓珍漢な取り合わせに、ランバネインは声高に笑いそうになったが、気分を害されては料理が自分の口に入らないかもしれないので、なんとか堪えた。
ハイレインは袖を捲り上げて、溜め水で野菜を洗い、たどたどしい手つきで刃物を取り出した。ランバネインは意味もなくそれを観察していたが、ハイレインに呆れたような視線を向けられたので、炉火にトリオンを追加するためにその場を離れた。
十五分ほど経ったころ、ハイレインが広間のテーブルにスープ鍋を運んできた。
ランバネインが椅子に座って大人しく待っていると、目の前に木の器が置かれた。ハイレインはやや投げやりな手つきでスープを取り分け、ランバネインの向かいに腰を下ろした。
「ありがとう、兄上」
ランバネインが言うと、ハイレインはなんともいえない表情を浮かべた。どうしてそんな居心地の悪そうな顔をするのだろうとランバネインは訝しんだが、スープを一口飲むとその理由が分かった。
とんでもなく不味かったのだ。水は塩辛く、野菜の切れ端は生煮えで内側が冷たい上、味がない。なんという野菜なのか、奥歯でも噛めない硬さの破片が混じっていて、ランバネインは思わず首を傾げた。
「歯の硬さを試されている���うだ」
ハイレインはひげを触られた猫のような不満げな顔をしてランバネインを見ていた。
「無理に食べることはない」
「いや、食うさ。折角だからな。兄上の作ったものを食う機会などそうはあるまい」
ハイレインはため息をついた。呆れたのかほっとしたのか、よくわからない。ハイレインは自分の皿にもスープを取って、無表情で口に運び始めた。
兄にもできないことがあるのだな、とランバネインは思った。もちろん、作り笑いとか部下に優しい言葉をかけることとか、ハイレインが苦手とすることは枚挙にいとまがないのだが、それはそれとして。
食べ物の味の良し悪しをハイレインが認識しているというのも、ランバネインには新たな発見だった。部下に献上された最高級の酒を飲んだときも、幼いころ飢饉で草の根を食べたときも、ハイレインの表情は大して変わらなかったものだが。
「それにしても、哀れなものだな」
ランバネインが言うと、ハイレインは匙を置き、肘をついたまま上目遣いにランバネインを見た。青い目だ、とランバネインは思った。高温の炎のような。
「主を失った家というものは」
ランバネインは笑ってみせた。今夜招かれた家はもともとエネドラを当主に戴いていた氏族で、つまり先の遠征で殉死した彼の代わりに擁立された新たな当主をハイレインに紹介するために今度の会食は開かれたのだった。傍系から呼び寄せられた当主はまだ若く、与えられた地位に困惑していた。エネドラが暮らしていた頃は殺伐としていた居城は、今はその刺々しさすら失って、水を抜かれた水槽のようだった。天井の高さばかり目についた。
その一族はベルティストン家に連なる氏族の中では有力だったが、エネドラの死を機に没落してもおかしくはない。あの家の者たちにとって当主の死はあまりにも突然だった。ランバネインはあの邸宅でうつむきながら食卓を整えていた使用人たちの今後を考えて、やはり笑った。
「次善策は用意してあるだろう」
ハイレインはそう言って、さしたる感情を浮かべないまま、塩水のようなスープを啜った。何を考えているのだろうとランバネインは思う。そして、馬鹿馬鹿しい、この男の考えていることが自分にわかったとしても、何にもなりはしないのに、とも思う。
「しかし美味い話はないものだ。あの角、名うての研究者をかき集めて開発に当たらせたというのに、折角の適合者を殺してしまうのではなあ」
野菜くずを口に運びながらそう言うと、ハイレインは顎を上げて、ランバネインをひたと見つめた。ランバネインは思わず身構えた。
「エネドラから得られたデータは膨大だ」
ハイレインは低い声で言った。
「次の世代に植え付けられるトリガー角はもっと完璧なものになる」
ランバネインは閉口して、まじまじと兄を見た。
この期に及んで兄は──ベルティストン家のことを考えているのだ、とランバネインは思った。トリガー角の技術は門外不出だ。エネドラほどの逸材を失っても、トリガー角の調査研究において他の領主たちより一歩先んじることができれば、ベルティストン家の権力は強まる。
ランバネインは幼い頃からエネドラを知っている。エネドラの本来の性格を知っているし、言動がどうしようもなく変質してからも、率直で話が早いところは嫌いではなかった。腹を割って話すような仲ではなかったが、長く付き合ったなりの思い入れも少しはあった。ハイレインだってそうだろうとランバネインは思う。そして、それでも、ハイレインはエネドラの死になんの感慨もないかのように振る舞っている。
このひとは、真面目すぎるのかもしれない、とランバネインはふと思った。とても真面目に、ベルティストン家に全てを捧げようとしている。もちろん、好きでそうしているのだろうけれど。
鍋を空にして一息つくと、ハイレインは食器を持って立ち上がった。ランバネインはそれを手で制して、皿とカトラリーを重ねて持ち、鍋と一緒に厨房へ運んだ。ハイレインはなぜか後ろからついてきた。
石造りの流し台へ鍋と食器を放り込むと、ランバネインは兄の方を振り向いた。
「美味かった」
兄は片眉を上げ、意外そうにランバネインを見た。
「世辞とは珍しいな」
「世辞ではない。また作ってほしいくらいだ」
ハイレインは疑問符を隠しもしなかったが、ややあって頷いた。
「暇があれば、このくらい何度でも作ってやる」
思ったよりも好意的な返事だったので、ランバネインは思わず口角を上げた。「そうか」と呟くと、ハイレインは言った。
「おまえは俺の家族なのだから」
その言葉を聞いて、ランバネインは少しばかり面食らった。そういう表現をされるのは、初めてではないにしろ、久しぶりだった。
兄の温かい言葉に、諸手を挙げて喜べたらよかったが、どうしてもそれはできなかった。もし兄がこの言葉を贈ったのが、ランバネインでなく屋敷に仕える小間使いたちの誰かだったら、その誰かは舞い上がって感涙に咽び、ハイレインという男に家族として認められた栄誉を国中に触れ回ったことだろう。ランバネインは自分がそうした立場でないことを惜しんだ。彼に愛された幸運を素直に喜ぶには、自分は彼のことを知りすぎている、と思った。
「しかし、兄上は、必要とあらば」
ランバネインは言った。
「俺のことも切り捨てるのだろう?」
ハイレインは顔を上げた。一瞬だけ、苦しげな、曖昧な表情を浮かべたような気がしたが、ランバネインがそれを確信するよりも前に、彼はいつもどおりの澄ました顔に戻っていた。
「嫌なのか」
「まさか」
言ってしまってから、ランバネインはふと、怒るべきなのだろうか、と思った。切り捨てる想定をされていることに対して、そんな彼の非道さに対して、何かしら苦言を呈すべきなのだろうか。けれども実際にそのことは自分の神経に障らないのだから仕方がないと思い直す。兄もまさか否定されると思って言っているわけではないのだし。
やはり自分でなければよかったのだと思う。ハイレインに愛されるのが自分のような者でなければよかった。もし自分が彼のこうした現実主義に憤るような人間なら、彼はこんなことを言わなかったはずだ。許してしまうから駄目なのだ、自分は、ハイレインが自分を切り捨てることを許してしまうから、彼が彼自身をも切り捨てることを止められない。
「理解しているだろうが」
ハイレインは言った。
「おまえを犠牲にするとしたら最後の手段になる。もし俺が死ねばおまえが領主だ。自覚を持て」
「俺は領主という柄ではないのだがなあ」
「そういう浅はかなところは好かんとミラが言っていたぞ」
当てつけのように付け足された言葉に、ランバネインは思わず笑った。
「わかっとらんな兄上。あの女は意外と俺のような男が嫌いではないのだ」
「おまえにあれは御せないだろう。寝首を掻かれるのが落ちだ」
「あの女がその気になれば、兄上とてひとたまりもあるまいに」
顎を反らせたランバネインにつられたように、ハイレインもほんの少し笑った。人を小馬鹿にするような響きのある、間近で見てやっとそうとわかる程度の笑みだった。
彼は昔からそういう、ともすれば溜め息と間違えるような、呆れたような控えめな笑い方をする男だった。幼い頃はそれが癇に障ると感じたこともあったような気がする。しかし一体何故だったのだろうとランバネインは思った。彼の笑顔は疑いようもなく稀少で価値がある。それを見るといつも、霧の立ち込める湖で、鳴き声しか聞いたことがなかった渡り鳥の姿を初めて目にしたような、そんな気持ちになれるのだ。唇の吊り上げ方や鼻の鳴らし方が少しばかり不遜でもそれがなんだというのだろう。
ああやはり、自分は彼を愛している、とランバネインは思った。この城の外から見た兄がどれだけ残酷で陰険でも、その事実は変えられない。この世でたったひとりの、ランバネインの兄。
きっとこの男を愛している限り、寝床で死ぬことはできないのだろうけれど。別にそうしたいわけでもないのだから、とランバネインは思って、またひとしきり笑った。
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