Tumgik
#陣痛待ち
shinjihi · 1 year
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「米軍最強の海兵隊を全滅させた男」 を知っていますか? 彼の名前は、 陸軍中将・中川州男(なかがわ くにお) 太平洋戦争において 最大の被害を米軍に与えたと言われる 「ペリリュー島の戦い」を指揮しました。 日本兵1万に対して、 上陸してくるアメリカ兵は4万8000という 圧倒的な兵力差。 この圧倒的に不利な状況で アメリカ軍を追い詰めた作戦とは、、、 ==== ペリリュー島の戦いは アメリカ軍にとって、 隠したくなるほど不名誉で 甚大な被害を出した戦いだった、、、 1944年3月 ペリリュー島に派遣された中川州男 彼はこの時すでに、 絶対的な守備力不足を痛感していました。 「米軍と正面から ぶつかっても勝ち目はない…」 そう考えた中川は ある戦略を実行しました。 それは、、、 島内の中央部に「地下壕」を張り巡らせる というものでした。 ペリリュー島独自の特徴である 天然の洞窟や鉱石の採掘場 の存在に着目し、 大規模な地下陣地を 構築したのです。 日本兵たちは地下陣地を作り、 約5ヶ月という歳月をかけて 入念に準備をしました。 1944年9月、 完全に要塞化されたペリリュー島に 何も知らない米軍が上陸したのです。 まず中川は 米軍が上陸するであろうビーチに 砲撃を降らせました。 そして 米軍を島の内陸に追い込み、 日本兵の姿が見えなくなった と思わせたところで、 地下陣地で待機していた日本兵たちの 容赦ない攻撃が始まったのです。 兵器、兵士の数で 5〜6倍以上の差があったため アメリカ軍の計画では 島を4日で攻略する予定だったと言われています。 それにも関わらず、 最終的に2ヶ月半を要することとなり、 アメリカ軍の作戦計画を 大きく狂わせることとなったのです。 また中川は、 勝利だけにこだわったのではなく 島民への疎開指示を行いました。 そして 島が歪むほどの戦いと表現された ペリリュー島での戦いで 住民の犠牲者は1人も出さなかったのです。 このように中川州男は 圧倒的不利な状況の中でも 冷静に状況判断を行い、 一般市民や部下たち を守りながら 準備周到で アメリカ軍を迎え撃ちました。 そして「米軍最強」と言われた、 アメリカ海兵隊の第 1 海兵師団を 全滅へと導いたのです。 現在でも中川州男は アメリカで称賛されるほど有名ですが 日本では ほとんど知られていません、、、 このように 日本人には知られていない歴史が まだまだ存在します。 教科書では数ページで 終わってしまう近現代の歴史、、、 そこには 全く描かれていないような出来事の中にも 確かに日本人の歩みがあり 先人たちの葛藤や苦悩、 ドラマが詰まっています。 一人一人の軍人たちの生涯と 各局面での意思決定を追っていくと 今まで負けたことだけを クローズアップされていた 戦争の真実が 見えくるかもしれません、、、
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soul-eater-novel · 3 months
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P206 「『兵は半ば渡して討て』という言葉があります」クレオが言った。 “There’s a saying that goes, ‘attack when the army is in the middle of a crossing’,” said Cleo.
「川や湖を渡っている部隊はその半分が上陸した時、つまり兵力が少なく、かつ攻撃の成果を最大限に得られる時に討ち取れ、という兵法ですが……」 “In other words, if you attack your opponent while he’s part way through crossing a river or a lake, with only half his forces available, you have the highest chance of victory.”
飛刀を腰に差しながら、クレオが続ける。 Stowing her throwing daggers in her belt, she continued.
「私たちの上陸を待っているところをみると、テオ様は鉄甲騎馬隊に自信がおありなの、でしょう」 “Seeing as how Lord Teo is waiting for us to disembark, he must be very confident in his armored cavalry.”
「そうかもしれない……」 “I guess so.”
楼を握りしめ、ティルは船から飛び降りた。 Grasping his staff with both hands, Tir jumped down from the boat.
火炎槍の威力をティルはまだ知らなかったが、心のなかではこう思っていた。 Tir did not yet know the power of the fire spears, but in his heart he had only one wish.
父さん、逃げてくれーー。 Please, Father, just run away.
ーーー
マッシュが軍を整え部隊を草原に展開した時、テオは五百歩ほど離れた位置で鉄甲騎馬隊を横一線に並べて待ちかまえていた。 Mathiu sent the troops prepared for battle out onto the plains. From his position five hundred paces away, Teo awaited them, his armored cavalry units lined up in a neat row.
その後方には、赤いマントを翻したアレンと緑の着衣と銀の鎧に身を包んだグレンシールが率いる、騎馬隊を中心とした本隊がひしめいていた。 Crowding behind those troops were the main cavalry units led by Alen, his red cape fluttering, and Grenseal, clad in green, his silver armor shining.
鉄甲騎馬隊約三千、本隊約一万一千。 The armored cavalry numbered about three thousand, and the main force roughly eleven thousand.
対する解放軍は、火炎槍を準備したビクトール、フリック、ハンフリーの三隊を先頭に、 On the other side was the Liberation Army. Viktor, Flik, and Humphrey led three fire spear units at the front,
p207 左翼にレパント、右翼にバレリア。 flanked by Lepant on the left and Valeria on the right.
中盤にはカイとバルカスの率いる歩兵がつき、後方にはキルキス、ローレライ、ルビィの射手がついていた。 In the middle were the foot soldiers led by Kai and Varkas. At the rear were Kirkis, Lorelai, and Ruby’s archery units.
さらに兵力は少ないものの、ルックも魔術師部隊を率いて参戦していた。 Furthermore, though their military strength was limited, Luc also led a unit of mages.
その兵力約一万二千ーー。 All in all, they numbered about twelve thousand.
テオの軍と解放軍の、まさに総力戦となった。 Teo’s army and the Liberation Army were on the verge of war.
戦意に満ちあふれる兵の間を抜け、ティルがマッ��ュと共に陣頭に立つ。 The soldiers were ready to fight. Tir and Mathiu stood together at the head of the army, a little ways away from the fighting units.
すると鉄甲騎馬隊の間からも、馬に乗ったテオが姿を現した。 Teo rode out from among the armored cavalry units.
「反逆者よ!よく聞くがよい!! 」剣を振りかざして、テオが叫んだ。 “Listen well, traitors!” he roared, drawing his sword.
「何度やっても同じことだ!我が鉄甲騎馬隊にかなう者などない!!無駄に血を流すな!!」 “Try as many times as you might, the result will be the same! None can win against my armored cavalry! You are spilling blood pointlessly!”
「帝国の名を借りた盗賊に貸す耳はないぞ!!」部隊の左手から声があがった。叫んだのはレパントだった。 “I have no ear to lend to common thieves who put the name of the Empire to shame!” came a return shout from the unit on the left side. It was Lepant.
「貴様らこそ、我らが軍の巻き起こす烈風に、虐げられた民の悲しみの声を聞くがよい!! 」 “You are the ones who will be left in the dust of our gale! Listen to the voices of the oppressed and suffering people of this country!”
二人のやりとりにティルの胸は痛んだが、もう悲しむ暇も苦しんでいる余裕もなかった。 Their exchange made Tir’s heart ache, but there was no time or room left for sadness or suffering.
「全軍進め!!」 テオが鉄甲騎馬隊に号令を下した。 Teo gave the order to his armored cavalry. “All units, advance!”
十分に休息を取ったガルホースが大地を蹴り、怒濤のごとく飛び出してきた。 The gulhorses, well rested after their ten minute break, stampeded across the earth, leaping and surging like waves.
「火炎槍の威力を見せよ!!」 “Witness the might of our fire spears!”
マッシュが部下に旗を振らせ、ビクトールら前衛を前に出す。 Mathiu motioned to his subordinate to wave the flag and Viktor’s unit at the front advanced.
三隊は真横に並び、鉄甲騎馬隊を待ち受けた。 Three armored cavalry units lined up side-by-side awaited them.
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【100BBY】 なんでもおめでたい 【18】
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リフレッシュ完了、また子育てがんばろう
今日はおおみそか
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みんな一年間お疲れ様!
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学校が休みのナナ7と一緒に過ごしているのはクリフトン・ゴス 小さな頃から仲良しだった二人は、今では恋人同士です🩷
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夜も更けて
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みんなでテレビ見ながらシャシュビ🙌 あけましておめでとう!🎇
新年おめでたい!
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新しい年の始まり!今年もよろしくね~てところで
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ドリカが生涯願望を達成! このチャレンジのプレイ内容に合ってるかなと思って「最高に幸せな家族」を選んでおいたんだけど、特に意識しなくても普通にプレイしてるうちに達成できた
本物の家長
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報酬特質の「大黒柱」家族のスキルの伸びが良くなるって助かるよね。でも大黒柱の意味ってそういう感じだっけ?と思って英語版の名称調べたらこれ👆 Martriarch=家長 (Partriarchは同じ意味で男性) これで名実ともに本物の家長になったね✨
お誕生日もおめでたい!!
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フィンガーフードに到達したトア10と
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新年最初の投稿で早期卒業の提案を受けたナナ
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今日は二人が早期のお誕生日を迎えます
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おめでとう!!🎂🎂
結婚だっておめでたい!!!
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長年の恋を実らせてナナはクリフトンと結婚
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グレンが成人するのを待っていたシホ4もついに結婚してピース家を離れました
そしてもちろん
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娘たちを送り出してしんみりする間もなく陣痛!
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あわあわのアンバーさん
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今回の担当医はエイリアン👽
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(なんで……笑)
誕生おめでたい!!!!
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なんか知らんけど大ウケしてるエイリアンにとりあげてもらい
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第11子は女の子!
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アンバー・グローブ の娘、 イト11 が誕生しました✌
ここまでの家系図
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つづく
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ari0921 · 10 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)12月2日(土曜日)
    通巻第8032号
イーロン・マスク vs 極左勢力の執拗な妨害工作
  Xへの広告出稿停止など、「見えない圧力」にめげず
*************************
 正論はつねに邪悪な勢力に拠って妨害される。
 日本の言論空間を比較するまでもないが、欧米でも酷いことになっている。
 ツィッターの左翼的偏向、とくにトランプのアカウント永久凍結などと言論弾圧にでた極左メディアのツィッターをイーロン・マスクが440億ドルで買収し、社名をXと変更した。快挙である。
 ネットにおける言論の自由が回復した。
 左翼の妨害と嫌がらせは、買収の直後から起きた。
バイデン陣営は、不��快とし、パリの極左市長に至っては「下水道」と比喩してXとの契約を辞めたなどと発言し、巧みな世論操作に加わった。
 左翼勢力にとってはSNSでなれ流してきたフェイク情報や自分たちの出鱈目な論理の破産がばらされることが嫌なのだ。
 歌手のエルトン・ジョンがツイッターで利用をやめると表明し、ハリウッドの映画スターたちが追随した。エルトンは「最近、ツイッターの規約が変更され、誤情報が野放しにされるようになったからだ」と理由を説明した。
エルトンは左翼活動家でも有名である。ツィッターから離反する著名人が相次いだが、これは想定の範囲だった。著名人や企業のアカウントの「成り済まし」が横行した。
 攻勢に出た。
 イーロン・マスクはコロナウイルス対策を主導してきたファウチ大統領首席医療顧問への批判を開始した。11時間で80万件を超える「いいね」が付いた
 ロシアのメドベージェフ前大統領が、「米国で新たな南北戦争が起き、実業家イーロン・マスク氏が米大統領に当選する」とからかい半分の記事を投稿した。
 買収後、旧ツィッターの従業員は1300人に減った(買収前は約7500人)。左翼社員が一斉されたともいえる。新屋号をXとした。
 左翼が巧妙に企業を脅し、広告収入減が顕著になった。マスクはユダヤ人の権利保護団体によるものだとして、提訴を検討していると息巻いた。
 ▼舌禍事件がかさなった
マスクの舌禍事件が重なった。
台湾について中国の「不可分の一部」だと発言したため台湾外交部(外務省)報道官は「マスク氏は無分別に中国にこびへつらっている」と猛反発した。
マスクは台湾情勢に疎く、『台湾は香港のように特別自治区として平和的に統一すれば良い」など、無知をさらけだした。もっともテスラは台湾市場を相手にしていないから、中国の上海工場の位置が頭の中で計算されている。
七月にマスクは急遽訪中し、テスラの上海工場を視察した。波に乗る売れ行きなのに、増産計画を中国が認めないからだ。中国は愛国キャンペーンと称して補助金をつけ、BYDを支援している。遠回しにテスラの伸張を妨害しているのだ。
2023年10月、マスクはドイツの保守政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への投票を呼び掛けた。欧州の左翼メディアは、この保守政党を「極右」と難じてきた。
全欧の左翼がマスクを批判した。極左政党が独仏政治を動かしているが、保守がオランダ、イタリア、スロバキア、ポーランドで勝ち、フランスでも明日選挙となれば保守のルペン勝利が射程に入っている。欧米ともに左翼の衰退はあきらかな傾向なのである。
このタイミングでハマスのイスラエル奇襲、ホワイトハウスが乗り出して「イーロン・マスク氏が反ユダヤ主義を助長する「忌まわしい」行為をしている」と突如非難を始めた。
企業広告の隣にナチス・ドイツを称賛する投稿が掲載されていると指摘したこともあり、アップルなどが広告掲載を停止した。
11月27日にマスクはイスラエルへ飛んで、ネタニヤフ首相らと会談した。ネタニヤフは、ハマスの奇襲を受けた南部のキブツ(集団農場)の惨状現場にマスクを案内し、さらにXに「ハマスの人道に対する罪を間近で見せた」と投稿した。ヘルツォグ大統領もマスクと面会し、「反ユダヤ主義根絶に向け果たすべき「大きな役割」がある」と発言した。
イスラエルがいかにXを重視しているかの表れである。
帰国後、マスクは「反ユダヤ主義的な投稿に『同調』したことは申し訳ない。すべきではなかった」と述べた。
しかし他方では、騒ぎを受けてXへの広告掲載を中止した企業を非難し、「掲載再開を望まない」と強気の表明をなした。「(左翼に『理解の深い』)企業の広告出稿はもともと期待していなかったのだから、痛くもかゆくもない。奴らは地獄へ落ちろ」と言い放った。
 さてマスクの本業はEVテスラである。
2021年販売実績が93万台、22年が136万台、2023年目標が180万台(中国のBYDは125万台)。24年は240万台としている。
とんとん拍子だったが、秋頃からEVの売れ行きが後退し、在庫が急増した。世界シェアトップはトヨタ、つぎがVW、三位が韓国の現代、四位にKIA、そのつぎが日産だが、中国EVのBYDが日産を超える勢いにあった。
 テスラの株価は23年1月3日に108ドル10セントと低迷していたが、7月17日に290ドル38セントとなった。イスラエル問題がおきた直後の11月30日にも240ドル08セントと比較的安定であり、時価総額でマスクが世界一の金持ちであることに変わりは無い。不安定要素が残るとすれば、Xの経営悪化だろう。
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elle-p · 11 months
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P3 Club Book Ken Amada short story scan and transcription.
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天田乾子供化計画
「別にいいじゃないですか!順平さんには関係ないでしょ!?」
ここは月光館学園の施設、綾戸台分寮の1階。カウンターの方角から聞こえてきた大きな声に、ラウンジでくつろいでいた面々が、何ごとかと目を向けた。声の主は、月光館学園初等部の天田乾。そのそばでは順平が、にやにやと意地の悪い笑みを見せている。
「いーや、関係あるね。いいか、天田。まだまだ子供のお前が、大人ぶりたい気持ちはよぉーっくわかる。オレだって覚えがある」
「別に大人ぶってるわけじゃ······!」
「まあ、聞けって。子供時代にちゃんと子供であることを十分に楽しめないと、やっぱ人間ってのは歪んじまうんだよ」
「······順平さんみたいにですか?」
「うぐっ、そ、そういうとこがガキらしくねえってんだよっ!」
どうやら、いつも大人びた天田の態度に対し、これまたいつものごとく順平が何かいちゃもんをつけているらしい。
「そもそも、順平さんの方が子供っぽすぎだと僕は思いますけどね。真田さんや美鶴さんの落ち着きを見習うべきなんじゃないかなあ?」
「オレはいいんだよ、オレは。つーかな、オレはホントに心配なんだよ······」
「心配?」
いつになく真面目な口調の順平に、不機嫌そうに顔を背けていた天田も、ようやく聞く気になったのか口調を和らげた。
「······どういうことです?」
「いや、お前さ、いつも学校終わってから寄り道もしないですぐ帰ってくるし、どこか出かけたと思ったらひとりで神社に行ってるていうじゃんか。フツーお前くらいの年だと、やっぱ友達と遊びまわったりとかするもんだろ?さすがに心配になってくるって」
「それは······」
順平の心配には、天田自身にも心当たりがあった。確かに、いまの彼には我を忘れて級友と遊ぶような、心の余裕はない。それは、亡き母に対して誓った、悲願を現実のものにするためのストイックな覚悟ゆえ。しかし、それを順平に教えるわけにはいかない。だから。
「別に、心配してもらわなくても平気です」
天田は、そう言うしかない。だが、それでも順平は諦めなかった。
「いかん。いかんよ、キミ!」
「な、なんですか」
「まったく、大人ぶってるくせに、そういうところはガキっぽいんだからな~」
かちん。
その言葉が、天田の心の中の何かを刺激する。
「······わかりました。別に子供っぽいと言われたからって訳じゃないですよ。それに、子供らしくないって言われたって平気ですし。それこそ、その程度でムキになるほど子供じゃないですから。でも、そこまで順平さんが言うなら、歳相応に見えるようやってみますよ。で、いったい僕は何をやればいいんですか?」
つい勢いで、順平に啖呵を切る天田。ラウンジの方では、ゆかりが「あーゆうとこ十分子供らしいよね?」と小声で言い、風花を始めとした面々もうんうんと肯定するが、そのやり取りは天田と順平のもとまでは届かない。 そして。
「よっし!よく言った!」
順平はそう大声を張り上げ、すっくと席を立つ。その顔には、しめた、といった感じの表情が浮かんでいた。ぞわり、と不吉な予感が、天田の背筋をかけのぼる。
「ちょ、ちょっと待······」
「男に二言は、ねえよなあ?」
「うぐっ」
引き返すには、やや遅すぎた。そして天田の予感は、最悪の形で的中していたのだ。
「で······何なんですか、これは!」
「くっくっく、よく似合うぜ~」
ラウンジの真ん中で、天田はすっかりさらし者になっていた。子供らしさはまず形から。そう主張する順平に言われるまま、天田は服を着替えさせられていた。真っ白なランニングシャツに、ちょっと古くなったデザインの半ズボン、頭には麦藁帽子という、昔懐かしの田舎の子ファッションである。どういうわけか、虫取り網に膝小僧のバンソウコという、オプションまでもがちゃっかり用意されていた。
「いや、実はこないだちょろっと実家に帰ったときにさ、オレが昔着てた服が大量に掘り出されてな。天田に着せたらどうなるかなー、とか思ってたもんで」
「要は······順平さんの暇つぶしなんですね? はぁ······満足ですか?じゃ、脱ぎますね」
それこそ子供らしくない深い溜め息をついて、天田はもとの服に着替えようと踵を返した。だが、その両腕をぐっと引き止める者がいた。
「しつこいですよ、順平さ······って、ゆかりさん?風花さん?え?」
引き止める手の主は、意外な人物。ゆかりと風花のふたりだった。何かをぐっとガマンしているかのような、やや紅潮した顔で、ふたりは声をハモらせて絶叫に近い声を出した。
「かわいいっ!!」
「え?え、えっ?」
予想外のリアクションに、天田はすっかり言葉を失っている。だが、盛り上がった女子ふたりのテンションは、間断なく上がり続ける。
「次、これ!これ着てみて!ちょっとストリート風のやつ!」
「ううん、こっちが似合うよ、ゆかりちゃん!ほらお坊ちゃんって感じのブレザー!」
「いえ、あのおふたりとも、落ち着」
「いやーん、何このピンクのベスト!順平、子供の頃こ��なの着てたの?もったいない!天田くんに着てもらわないとっ!」
「ゆかりちゃん、ほら!黒のハイソックス、ハイソックス!これは外せないよっ!」
「わ、わ!勝手に脱がせないでくだ」
「た、岳羽······この袖が長めのハイネックなども捨てがたいと思うのだが······」
いつの間にか、美鶴までもが参加していた。
「まったく······ 女性というものは、幾つになっても着せ替え人形が好きなんだな」
「え······ええっ!?」
よりによって、憧れの真田にお人形さん扱いされ、天田の心に絶望感が押し寄せる。だが、脱力するにはタイミングが悪かった。抵抗が弱まった天田に、女性陣がこれ幸いにと群がって、あれこれと服を合わせ始めたのだ。
さすがに天田の人格を考慮してか、下まで脱がされることはなかったものの、次��ら次へと服を着せられ脱がされて、天田の心にもういいやという諦めの感情が芽生えかけたそのとき。
「ちょ、ちょっと待っててね」
風花がそう言うと、もの凄い勢いで上階への階段へ向かって走り去った。思考能力が鈍った天田が、ここで危険を察知し得なかったのは、一世一代の不覚だったと言えよう。やがてさほど時間を空けずに戻ってきた風花は、いくつかの紙袋を抱えていた。
「こ、これ!これ着てみてっ!!」
そこでようやく、鈍りきった天田の頭の歯車がカチリとはまった。
風花は女性→風花が服を持ってきた→持ってる服はおそらく女物→その服を着せられようとしている→自分は立派な男の子☆
神経回路がそれだけの情報を伝達し、最悪の事態を避けるために手足を動かす信号が発されようとしたときは、既に事態は終了していた。
「か、か、かわいいっ!!」
「うわ······めちゃくちゃ似合う······」
「あ、天田······写真を撮ってもいいだろうか?」
ややロリータ風味が入った、薄いブルーのブラウスと、それに色を合わせたフレアスカート。腰の部分には大きなリボンが添えられ、裾や袖などいたるところにフリルがあしらわれた、可愛いとしか形容できないドレスであった。
「ほぉ······」
「うわ、マジかよ?」
「山岸······やるな」
どうやら男性陣にも、かなり受けがいいようだが、それは何ら慰めにはならない。そして、無言でプルプルと震えるばかりの天田に、アイギスのひと言がトドメを刺した。
「大変、お似合いであります」
「うわあああああああああんっ!!」
見事な逃げっぷりだった。残像すら見えるかという勢いで、天田は2階の自室へと逃げ出したのだ。不覚にも、目には涙が浮かんでいた。
「あ······やば」
「ちょっと、調子に乗りすぎたかな?」
天田の慟哭に正気を取り戻したゆかりと風花を始めとして、そこにいる全員がやりすぎたという表情を見合わせるが、それは後の祭りである。たまだ、この事態の元凶である順平ひとりだけが、いまだに腹を抱えて笑っていた。
「ちょっと、順平。そんなに笑っちゃ悪いよ」
「くっくっくっく······。これが笑わずにいられるかっての。あの天田が泣いて逃げ出したんだぜ?いやー、あいつの子供らしいところが見れて、お兄さんちょっと安心したぜ」
「ホント、大人げないヤツ······知らないからね、天田くんに仕返しされても」
「ま、子供の仕返しなんざタカが知れてるから大丈夫だって。むしろ、オレにイタズラ仕掛けるくらいになれば、アイツも歳相応で余計に安心ってことなんじゃねえの?」
「そう······かなあ?」
周囲の心配をよそに、順平はまったく悪びれたそぶりはなく、むしろ善行を施したと信じている様子である。だが、順平は甘く見ていた。母の復響を胸に生きる小学生が、本気になったらどれほど恐ろしいことになるか、彼はまったく知らなかったのである。
「······っんだ、こりゃああああ!?」
翌朝、寮の中に順平の絶叫がこだました。あまりの悲痛な叫びに、すでに朝の準備を終わらせていた寮生たちが、いったい何ごとかと順平の部屋の前に集合する。
「順平?開けるぞ?」
代表してドアを開ける真田。散らかりきった順平の部屋が、彼らの前にあらわになる。そして、そこに皆が見た物はー。
色とりどりのペンで、顔中に落書きをされた順平の情けない姿であった。一瞬にして、全員が昨日の天田の悔しそうな泣き顔を思い出す。
「ぷぷっ!れさっそく仕返しされてんの!」
真っ先にゆかりが噴き出した。
「笑ってんじゃねーよ!これ、洒落になんねえぞ ······アイツ、全部油性で書きやがった」
拭いても拭いても落ちない落書きに、順平は心底弱りきった声を上げる。落書きの内容も、へたれ、根性なし、変質者、禁治産者、 などなど小学生としては高レベルなボキャブラリーを駆使している。トレードマークのアゴひげの部分には、矢印でポイントされた上に「カビ」とか書かれていた。センスもなかなかである。
「くっくっく、子供の仕返しはタカが知れてるんじゃなかったっけ?あんたさ、昨夜ひとりだけ天田くんに謝りに行かなかったでしょ?言わんこっちゃない」
「っくしょ〜!天田!天田はどこだ!」
「もう、 とっくに登校したわよ。あ、そうだ。もういい時間じゃない。アホの順平に構ってるヒマないわ。行こ、風花」
その言葉を合図にしたように、皆はそれぞれ登校するために散っていった。順平ひとりが自室に残り、天田に対する恨み言を呟きながら、ごしごしと必死に顔をこすっている。
「あの野郎······放課後に折檻してやるっ!」
逆恨み風味で、そう宣言する順平であったが、その言葉は実行されることがなかった。そう、本番はそれからだったのだ。
「だ、だいじょぶ順平?何が魂抜けてるよ?」
昼休み---ゆかりの心配そうな言葉どおり、順平はすっかり憔悴しきっていた。朝の騒ぎのあと、天田が仕掛けたさまざまなトラップが、連続で順平に襲い掛かったのだ。
まず、服を着てカバンを持ち上げようとしたら、机に接着剤で固定されていた。寮を出ようと靴を履いたら、靴先にマヨネーズが詰められていた。駅に着いたら、遺失物の掲示板に「パンツ 伊織順平様」と書かれ、道行く女生徒やOLが笑いを噛み殺していた。学校に着いて上靴に履き替えたら、今度はケチャップが詰められており、シャーペンには芯に見せかけた針金がつめられ、消しゴムにはシャーペンの芯が仕込まれ、教科書を開くと中に挟まれたエッチな写真が落ち、体操着はしゃがむと尻が破れるような細工がされていた。トドメについ先ほど、別クラスの顔も知らない女生徒から、「あのさ、こういうキモイ手紙やめてくれる?マジ迷惑なんだけど」と、 まったく出した覚えのなラブレターに関して、クラスメイトの目の前でなじられ、ついに順平は根を上げた。
「もう······オレ駄目······死にてえ」
ちょっとだけ、その子がチドリに似ていたのも、順平の落ち込みに拍車をかけていた。と、そのときだった。
「あの······伊織先輩、いますか?」
教室前方の入り口から、仕掛け人の天田本人が姿を現わしたのだ。
「あ、天田!てめえっ······!」
と順平が立ち上がろうとしたとき、 先手を打って天田がこう言ったのだ。
「い、伊織先輩······ご、ごめんなさい!」
「へ?」
「お、怒らないでくださいっ!ちゃ、ちゃんとパン買ってきました······から······ぐすっ」
「え?え?」
うっすら涙を浮かべる天田。予想外の事態に焦ある順平に、周囲からの視線が突き刺さる。
「え?もしかしてイジメ?」「うそっ、あんな小さい子を?」「伊織くんサイッテー」
どう見ても、 順平が悪人にしか見えない。慌てる順平は、急いで天田のもとに駆け寄り、小声でささやいた。
「わかった!オレが悪かった!もう勘弁してくれ!明日から学校来れねえよぉ······」
折檻してやると言った勢いはどこへやら、情けなく順平は許しを請う。それを見た天田は。
「僕······すごく傷つきました」
「う。わ、わかってるよ。マジ悪かったよ」
「······欲しいゲームソフトがあるんですよ」
「なっ!?てめ、こら、ゆする気かよ!」
「ごめんなさいー!ぶたないでー!」
「わ、こら、やめ、ちょっと、わかったよ!」
すっかり天田に翻弄される順平。
「くっそう······めちゃくちゃマジになりやがって······大人げねえぞ!······あ」
その順平の失言に、してやったりといった表情を浮かべて、天田はにこやかに言った。
「僕、 子供ですから」
その笑顔は、まさしく子供らしく、それゆえにけっこう恐ろしいものであった。
結論---天田は怒らせないほうがいい。
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ndmnemosyne · 1 year
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2023.8.21
わたしのヒースクリフ、体温と変わらない熱気の中を毎日すり抜けるように仕事に行き、家に帰る。もうずいぶん前からずっとずっと、「今年は暑すぎる」と思っていた。子どもを産んだ日も暑くてたまらなかった。病室は窓側で、早期破水した為に十日ほど前から入院になっていたのに、本陣痛が来なくて、助産師さんからは「院内の階段を昇降して陣痛をつけてください」と言われていたのに、絶対に産みたくなくてしなかった。当日もずっとまた前駆陣痛で痛がって、助産師さんに嫌がられるんだろうなと思いながら、それでも痛かったから内診してもらったのをおぼえている。病院食のメニューは産婦用なので、たっぷりの分量、それにプラスして瓶牛乳まで出た。給食なのでぜんぜん食べたくなかったし、産前は胃が圧迫されていて食べるどころではなかった。産後は量が足らなくて、退院までひもじい思いをした。他の産婦さんのベッドにはたくさんお見舞いの品が届けられたり持ち込まれたりしていて華やかだったが、わたしは一人で新生児と向き合っていた。全てが嫌だった。全てが憂鬱の種だった。うたた寝すら許されなかったし、母乳が出たからよかったものの、出なかったら出るまでマッサージ。最低限度のミルクしか出しませんと宣言されていた。あんな思いは二度としたくない、そして二度としなかった。
仕事の合間に仕事のメールを出した。今回の仕事には自信がある。なんせ時間をかけてやり直し続けていたからだ。でも、誰かからそれを「いいね」と言われるわけでもなく、見つけてもらえさえもしない、そういう仕事。つまらなくはない、わたしは楽しいが、そういうのって独りよがりって言うんでしょう。続けたところで見てもらえもしないものを作ることは慣れているし、今はそれも仕事のうちなのだから、もう気にしないことにする。期待もしない、だってみんな他人だもの。他人事だもの。他人事だから、他人の感情なんて、どうにもできないのだから、干渉しようと試みないのが一番だ。
今日は納品が一つだったが量の多い日だった。連勤の最終日は一人で担当する業務もある。なるべく同じ仕事を分担している人の負担が軽くなるようにはしたい。出来る限り引き継いでもらう作業をゼロにしておきたい。それと、少し前からずっとやってみたくて、でもどう始めたらいいかわからなくて迷っていたことに着手した。仕事だけど求められていない仕事なので、時間外にやる。資料を少しずつ集めて書き出そうと思う。わくわくするし、がっかりもするだろう。これを二十年前に始められていたらどんなによかっただろうと思う。わたしには経験がない。知識も覚悟もない。でも今はその職に就いているのだから、一つくらいは作り上げたい。久しぶりに『ジェインのもうふ』(アーサー=ミラー/アル・パーカー絵 厨川圭子訳 偕成社)を借りた。これを中心に据えたい。
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hirowrite-o0 · 6 months
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不思議な村に行った話
執筆者: 河合 曽良
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皆さんは田舎とかに行って、怖いと感じたことはありませんか?
怖いまでいかなくとも、「不気味だ」とか「不思議だ」とか。
僕はそういうの、滅多に感じない方なんですが、つい昨日そういう体験をしたんですよ。
別に何の変哲もない村だったんですけどね。
家屋はこまめに整備されているのか寂れた印象は全くなくて、緑もあおあおとし、水車の爽やかな音が心を落ち着かせてくれるとても心地が良い場所で
猟師が居て、女子どもが居て、年寄りも流れ商人も居る
普通でしょう?
他所者の僕たちに変な目を向けることもなければ、妙に擦り寄ってくるわけでもありませんでしたし
至って普通の、どこにでもある良い集落、といった感じで。
けど芭蕉さんがね。居なかったんですよ
村にお邪魔して少し歩いてから気がついたんですけど、後ろくっついて歩いてた芭蕉さんがいつの間にか居なくなってて。
まあアレも自由なジジイなんで。
勝手にちゃらちゃら村を歩き回ってるんだろう、バカが、と思ったんですけどね。村を一周しても見つからなくて、村人たちに尋ねて回っても「見てませんね」の繰り返しで(因みに何かを誤魔化したり、一点張りしたりなどという様子は無かった)
仕方なく村周辺の森なんかも見てみたんですが、結局芭蕉さんはどこにも居なかったんです。
で、そんなことをしているものだから日も暮れてきて
西陽も物凄く眩しくて暑くて、
途中 村の女性からいただいた甘栗なんかを食べながら、寝ぐらを探し始めました。集落だし、たまには屋根のある場所で一泊したかったですしね。
そこから半刻ほど経った頃くらいですかね? 痛い斜陽を浴びながら暫く訪ね回って、一軒だけ見つかったんです。
眼鏡をかけた短髪の若い主(装いは男性のそれだが顔つきは女性っぽいものでした)と、おろしたままの黒髪が艶やかな奥さんの、二人組のお家で、戸口にかけられた細い標縄(みたいな飾り)が印象的なお宅でした。
「ありがとうございます。助かりました。これからもう一人増えるかもしれないのですが、よろしいですか? 無理にとは言いません。ダメならダメで、別に構いませんので」
「けっこうですよ。どうぞ遠慮なく、くつろいでいってくださいな」
「それはどうも。恩に着ます」
「いえいえ。ただ、あの…」
僕が笠をとって頭を下げると、奥さんの方が声をひそめたんです。
「客間と寝所は、この家屋ではなく別の場所にあるのですが。よろしいですか?」
「? はあ。はい」
ちょっと首を傾げました。だって別にそんなこと、ひそひそ声で言うような内容じゃないじゃないですか。まるで人目を憚るような、ねえ?
それに村にしては この一帯はそこそこ広かったですし、この家が村長あるいは司祭の家系だとしたら、離れ屋敷があっても変ではないですから。
でもまあ気にせず、承諾したんです。
「では、お連れしますね。」
奥さんがそう言うと、主の方は陣羽織を着て、僕の背後に立ちました。奥さんが前、次に僕、後ろに主といった形で 、縦一列ですね 。
歩き始めてからは集落を抜け、薄暗い小山のけもの道を通って、苔だらけの石段を100段くらい登らされました。
また道中ずっと甘い香りがしていたことを覚えています。羊羹とかしぐれとか、そういうお菓子系の匂いで、森の中でこんな匂いがするものか?と妙な気分にもなりました。村には流れも居ましたから 、その手の職人がこの森を通っているのかとも思いましたけど、近くに人の気配や物音はありませんでしたし。
まあ、そんなふうに若干不思議な心地になりつつも、階段を登り切ったんです。
顔を上げると目線の先に大きな黒い鳥居が立っていて、まるで僕らを待ち構えているようでした。
その奥には苔むした社がありました。とても小さく、見立て六畳一間くらい。人二人がギリギリ横になれる程度でしょうか。
「ここ………ですか?」
奥さんの方に問いかけると、彼女は「ええ」と頷いて社の方に向かって行きました。そして扉の前で何かごそごそして 、間も無く扉が開きました。
するとどこからともなく、声が聞こえてきたんです。
何と言っているのか、この時は分からなかったんですが、主と奥さんに促されて社に入ると その声はより鮮明になりました。
「ねえねえ」
って呼んでるんですよ。
小さな女の子みたいな声です。あどけなさが声音に乗っている、けれど棒読みでどことなく無機質な声なんです。
しかもその声は段々と多くなってきて、
「ねえねえ」
「あのね」
「こっちこっち」
「きて」
など、色んな声が混ざって重なるようになりました。
これだけ聞くと、近くで子どもが遅くまで遊んでいるんだろうと思うでしょう?
けど、そうではないんです。耳のすぐそばから聞こえてくるんです
すぐ背後とか、真隣とか、頭上とか
そんなものですから、
まるでこの社の中に一緒に居る。
そんな想像がふと頭に浮かんで、流石に、まずいかもしれないと感じました。
その時です。
複数の声に混ざって、聞き慣れた声が社を通り抜けました。
「マーフィー君もいない。探さなきゃ」
耳元ではなく、明らかに社の外から聞こえてきました。ハッとして社から飛び出したんですが、周囲に芭蕉さんの姿はなかったんです。
当然心地は良くなく、舌打ちをして社の方へ向き直りました。戻って就寝するためではありません。荷物を取って、立ち去るためです。
お化けや怪異といった類は 怖くはありませんが、こんな不気味な場所で寝泊まりなんて、誰もしたくありませんからね。
けど身支度のために社に戻ると、ふとあるものを見つけたんです。
くたびれた熊のぬいぐるみ。
バカジジイのものです。
それをなんとなく拾って懐に入れて、社を出ると、ふと背後で声がしました。
「曽良君みっけた!」
振り返ると芭蕉さんが立っていました。
普段通りの気の抜けた笑顔で、無駄にバタバタ腕を振りながら「も〜どこに居たんだよ曽良君たら!凄く探したんだからね!!!」って。
僕、思わず言葉を失いまして。
そのまま主と奥さんの方に視線を向けると、主の方が僕の懐を見つめながらうっすら微笑んだんです。
そして平坦な声でこう呟いてました。
「あの人、命拾いしたな」
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kandaanimalhospital · 9 months
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1月13日
雪がちらつく中、本日もご来院くださりありがとうございます。
今日は、午前診察中に帝王切開が入ったため、
11時半で診察を切り上げさせていただきました。
来院したら閉まっていた…というオーナー様には、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
帝王切開って、事前に日を決めてするんじゃないの?と思われがちですが、
帝王切開でないと出産ができない犬種、ブルドッグやフレブルなどは、きっちり交配した日が分かれば、日にちを決めて行いますが、
基本は、自然分娩を目指しお母さんに任せます。
交配した日が曖昧だったり、レントゲンで確認した時の骨の写り方が薄い、発育が遅れているコも中にはいるので、
おおよそで帝王切開に踏み切るのは良くありません。
最後の1週間でぐん!と成長する時期なので、最後の2.3日までとても重要なんです。
開けたはいいけど育ってない…では、取り返しがつかないので判断は慎重になります。
なので、基本は破水待ちです。
破水もして、1時間経っても、子供が出てこない時は、母子に何かトラブルが起きていることを示しますので、すぐに帝王切開になります。
陣痛が弱い、子供が産道に降りて来ない、引っかかってしまった、骨盤より大きくなってしまったなど。
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母子共にオーナー様にお返しすることができてほっとしました🥰
たくさん飲んで、寝て、大きくなってね❗️
バラバラに置いても、必ず3匹一塊になるんです、くっついてた方があったかいし、これも本能なのかな〜かわいい♡
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poleprincess-news · 9 months
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5週目突入記念!ポルプリスペシャル大忘年会☆スタッフ生コメンタリー付き上映会 開催決定!
「劇場版 ポールプリンセス!!」公開5週目突入を記念して、12月26日(火)に制作スタッフ陣による生コメンタリー上映会の開催が決定いたしました!本編を一緒に観ながら制作秘話や裏話などをリアルタイムで聞くことができるスペシャルな上映会です。また、皆さんに投票いただいたポールダンスジャパンカップ“観客賞”の結果もこの場で発表!「ポールプリンセス!!」2024年のさらなる飛躍に向かって、楽しい時間を過ごしましょう!皆さんのご来場を心よりお待ちしております。 *なお、この日の上映は各ライブ後の拍手・ペンライト・コスプレ・うちわのみOKです(声出しはご遠慮ください)
【上映作品】「劇場版 ポールプリンセス!!」 
【会場】新宿バルト9
【日時】12月26日(火) 19:00の回
【登壇者】 江副仁美(監督) 、乙部善弘(CGディレクター・企画プロデューサー)、KAORI(ポールダンス監修) ほか ※敬称略 ※登壇者は変更になる可能性がございます。
【チケット】 1,700円(税込/全席指定) ※各種前売券、ムビチケカードをご利用頂けます。 ※特別興行につき、各種割引・サービスデイ・各種招待券・無料鑑賞券・無料鑑賞クーポンは、ご利用頂けません。
【劇場WEBサイトにて販売】 オンラインチケット予約KINEZOにて 12月22日(金)0:00〜(=12月21日(木)24:00〜)より販売開始 https://tjoy.jp/shinjuku_wald9 ※事前に無料会員登録が必要です。 ※販売開始直後はホームページへのアクセスが集中し、つながりにくい状態になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 ※下記の決済方法をお選びいただけます。 ・オンライン決済 クレジットカード / Amazon Pay ※上映日の2日前までは”あとから決済” はご利用いただけません。 あとから決済とは(https://faq.tjoy.jp/faq/detail?site=916369P4&category=17&id=336&hot_list=true) ※チケット販売は先着順での受付となりますので、予定枚数に達し次第受付終了となります。
<劇場窓口/自動券売機> 12月22日 (金) 劇場オープンより ※WEB販売で完売の場合、窓口の販売はございません。
【注意事項】 ※ご来場前の体調確認や、発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合はご来場を控えていただきますようお願いいたします。 ※咳エチケットなど周囲のお客様へのご配慮にご協力ください。 ※ご来場の際は映画館の感染防止対策へのご協力をお願い致します。 (https://tjoy.jp/shinjuku_wald9/theater_news/detail/21384) ※当日までの情勢により、上記対応が変更になる可能性もございます。 ※状況により、止む無く上映を中止させて頂く場合がございます。予めご了承下さい。 ※転売を目的としたチケットのご購入は固くお断りいたします。 ※場内でのカメラ(携帯カメラを含む)、ビデオ等による撮影・録音等は固くお断りいたします。 ※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。予めご了承ください。お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。 ※車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、劇場までご連絡ください。 車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
【主 催】 株式会社エイベックス・フィルムレーベルズ
【イベントに関するお問い合わせ】 エイベックス カスタマーサポート お問い合わせフォーム https://ssl.avexnet.or.jp/form/ask/avexportal/ ※メールのみのご対応となります。 ※お問い合わせの際には必ず【公演名(日程・会場)】をご明記の上、お問い合わせいただけますようお願いいたします。 ※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。 なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございます。予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
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kennak · 10 months
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連日の報道で、忘れたい記憶がどんどんよみがえってくる。劇団内部の人間ではないものの、その近くで数年携わり、生活も精神も壊した身として、心当たりが多すぎる。便乗ファンによる創作だと思ったら、どうか読んだら忘れてほしい。固有名詞や用語の意味が分からない人は、そのまま一生分からずにいてほしい。でも、どこかに、仲間がいると思うから。自分以外にも壊れた人がいるはずだから。まとまりもないほどの書きなぐりになるだろうけど、腹を決めた今、匿名で言わせてほしい。もう無視できないところまで来ていると、心当たりのある各位に気付いてほしい。該当劇団には、公式ファンクラブ以外にもジェンヌ個人の私設ファンクラブ(以下「会」と呼ぶ)があることは有名だと思う。いわゆる代表やお付きと呼ばれるマネージャー的責任者と、スタッフやお手伝いといわれる他数名の小間使いが組織を運営している。自分は新人公演にも出演し、何度か主演も演じた人気ジェンヌの会運営スタッフを数年担当した。明確な時期や個人名の明言は避けるが、当ジェンヌは現役在団中とだけ書き記しておく。毎朝晩の入出待ち立ち会いからお茶会などイベント企画・運営、チケットの取次配席およびグッズ作成など...会所属経験のあるファンなら思いつくであろう業務、全部に携わった。会員数百人に対し、片手以下のスタッフで。無給は当たり前、経費も持ち出し、24時間365日ジェンヌや関係者の呼び出しに応えながら平日フルタイム会社員。睡眠時間も金も体力も心の余裕も何もかもなくなった。倒れて運ばれ、スタッフを辞めた。業務をもう少し細かく説明すると、・入出立ち会いよく日比谷の劇場前で見るようなスクワットでジェンヌのお迎え・お見送り。あれをやる時に暴走するファンが出ないか見張ったり、一般人のクレームに頭を下げたりする。毎朝7時前後、早いときは6時前に毎朝集合場所で立ち合いをして会社へ出勤。ジェンヌから翌朝の入り時刻連絡が来るのは平均深夜1-2時。それを待ってファンクラブ会員へ見送り場所への集合時刻を配信、他ファンクラブ運営へ報告したりするので自分が寝られるのは3時を回るのもザラ。毎日5時前には起床、始発の電車に飛び乗り現着から動き回ってフルタイム勤務で夜にはまた出待ちに立ち会う日々。大体毎日何かしらの細かすぎる指導が上級生会から入り、���不足により回らない頭で必死の謝罪文をしたためお送りしていた。しんどい。・イベント企画・運営お茶会や新人公演出待ち後のミニお礼グリーティング、季節や誕生日の入出イベントなどなどあらゆる企画・運営。ただ企画すればいいだけでなく、上級生会に逐一お伺いを立て、実施許可を得、内容も重箱の隅を最早ぶっ壊れるまでつつかれまくる。あらゆる方面の顔色を窺い、企画や台本が出来上がるまで気が遠くなるほどの時間と神経を要する。それでようやく実施まで漕ぎつけたと思ったらジェンヌ本人の機嫌ひとつで全部イチからやり直しになる。三徹で必死に準備を間に合わせたお茶会を、本人会場到着までのタクシー内で「やっぱ嫌」の一言でひっくり返されたときは殺意が芽生えた。しんどい。・チケット取次・配席ファンクラブ会員はジェンヌ個人の販売成績に結び付くよう、会からチケットを取り次ぐ。が、限られた座席数、入団年数が長い上級生に多くのチケットが劇団より宛がわれる、入団から5年くらいは1公演で2席しかチケットがないこともザラ。それでも会員はもちろん贔屓の舞台姿をたくさん見たい、当たり前だ、たくさん申し込んでくださる、だがしかし席がご用意できない。そんな限られたチケットと大量の申込データ(自会は全部エクセルに手打ち管理)を照らし合わせ、ファンクラブへの貢献度諸々を加味し、どのお席にどなたへお座りいただくか決める。こちらも最大限のチケット確保に奔走するものの、ご用意できなければ面と向かっての罵倒はまだ良し、掲示板に名指しで役立たずと晒される始末。データ捌いて配席悩んで胃を痛めているところにジェンヌ本人や関係者からも配席や取次内容に文句を言われ身内用にチケットを攫われていく。しんどい。・グッズ作成お茶会のお土産、総見のおまけ、お茶会で販売する小物や舞台写真、お礼状、グリーティングカード、挙げればキリがないほど準備物が多い。ジェンヌ本人にイラストや手書き文字の提供協力を頼みこむも多忙の一言で切り捨てられ、こちらでロゴなど用意すれば会員やジェンヌ本人からすらもダサいと文句を言われる。しかも当たり前だがこれらすべて事前の商品発注で毎度結構な金額が必要とされる、が、ジェンヌの家族が会運営の経費用口座を管理していて前借も楽ではない。結局毎回数万~場合によっては数十万円(お茶会会場費用など)も立て替える。そうじゃないと間に合わないほどすべてのスケジュールがカツカツなため。しかも公演終わりの経費精算まで数か月待ったりする、携わっていた最後の公演では大卒初任給くらいの経費が返ってこなかった。グッズの売り上げは全て会運営費としてジェンヌ家族が持っていくため、スタッフに一切の還元や儲けはない。公演期間中は飯が食えなかった。しんどい。・正直ここでしか言えないが人間関係が一番重労働ファンクラブ会員、つまりジェンヌを愛し会活動に貢献してくださっている方々は熱量も並のものではない。そこは覚悟してスタッフ就任を引き受けた。そのため会員から妬まれたり文句を言われたり、会の中での派閥争いや揉め事などは(楽ではなかったものの)捌くのもまあ堪えられた。しかし何故か同じ運営という立場で苦楽を共にしている他会運営陣やジェンヌ家族・関係者対応など、これが本当に一番きつかった。ジェンヌたちが厳しい上下級生文化に生きているというのは既報の通りだが、ほぼその文化がそのまま会運営にも持ち込まれる。朝は上級生会スタッフより早く出動・席および場所取り・雑用使いっ走り・全ての解散前には「ご指導」というクソ細かい姑のような小言...大劇場のチケット出し前には劇場内レストラン施設の一部(クリスタルルームでわかる人は仲間)を陣取り、謎の待機時間が発生する、もうこれが本当に耐えられなかった。上級生会代表の飲み物をお持ちし、その時通るルートや差し出し方全てに厳格なルールがあり、数時間も使いっ走りに待機するのに作業および会話禁止という苦行。2回公演の日ほど朝も早く夜が遅い、業務も溜まっていて限界なところにこの謎待機と小言で5-6時間は奪われる。それもこれもすべて「上級生会の様子を見て学び、自分たちが将来は組の会全体を取り仕切れるように指導する」という、どこかで聞いたことのある理論。劇団への、ジェンヌへの、下級生会への愛があれば全ては指導という建前のもと許される。代表は毎日きついいびりに泣いていた。本当に、本当に、しんどい。ジェンヌでもなく、会運営の委託契約を結んだわけでもない、ただの一般人がこのザマである。会に所属したことがある人は、多少なりこの空気感をわかっていただけると思う。あの、「私たちも御贔屓の一部」と見做されるような感じが。全ての言動の根底には愛があり、清く正しく美しいジェンヌ像やファンダムイメージを求められていた、それにそぐわないものはすべて闇に葬られていたあの感じが。会運営陣は、ジェンヌを、劇団を愛しているから。無給でいつ何時でも労力を捧げてくれる。常に最善最良の案を考え前向きに運用してくれる。寝る暇がなくてもそれだけ携われることが幸せ。妬み僻みも有難いご意見として真正面から受け止める。上級生会からの理不尽な指導も意味あるものとして理解・昇華する。仕事よりも私生活よりも会運営を何よりも最優先してくれる。どんな無茶ぶりや激務も手を取り乗り越え逞しくなってくれる。そんなことがあるわけないだろ。平日フルタイムで8時間の仕事に会運営10時間以上を兼業し、公演期間中は1日1時間眠れたら御の字。仕事のパフォーマンスはそれはそれは最悪だった。盆や正月の連休はもちろん全て会運営に求められ、ロクに身体を休めることも実家に帰省することも友人と会うこともかなわなかった。急いで来いと急な呼び出しがかかり、内容も知らされないが仕事を無理言って早退し駆けつけると「明日からの公演で必要なものを近所のドラッグストアで買ってきて」という内容だった。社会人数年目で貯蓄もさほどなかった頃に無給の会運営で全国を飛び回り、立て替えの嵐、慢性的な寝不足で眠気も止まらず、安価で血糖値の上がらないもやしやカット野菜しか食べられなかった。周りのすべての人から「早く辞めろ」と言われ続けたが、もはや洗脳のように愛や貢献という言葉に縛られ何も自分で判断できなくなっていた。死にたいという気持ちが募り、毎朝駅で線路に飛び込もうか悩み始めた頃、千秋楽の出待ち後に倒れ運ばれた。栄養失調だった、この現代社会で。入院で強制的に劇団や会と離れられなければ、いずれ自ら命を絶っていたと思う。亡くなった彼女の生活円グラフは、まさに会運営に携わっていた時の私のようだった。鬱も発症し精神的にも不安定になっていたことをやっと自覚し、ジェンヌ本人にスタッフを辞める旨申し出た。代表も鬱で会から去ったと聞き、LINEを送ったが既読がつくことはなかった。もう一度繰り返す。ジェンヌじゃない一般人にすらこれほどまでに異常な文化がまかり通っている。劇団内部はいかほどばかりか、想像するだけで息苦しくなる。携わっていたジェンヌ本人も、本当に寝る時間もないほど過酷な環境に身を置き、公演前夜の3時に稽古から帰るところも目撃したことがある。会運営に携わるようになってからは度々言葉を失うような「指導」の様子を伺うようになり、いつの間にか自分は一切観劇する気力が湧かなくなっていた。何が愛だ。何が清く正しく美しくだ。何も清くも正しくも美しくもない。ただのパワハラ過重労働異常上下関係いびりしごきいじめ。社会的な常識が一切通用しない、異常な文化が形成され受け継がれ、異を唱えるものは全て排除され隠ぺいされてきた、ただそれだけである。亡くなった彼女のおかれていた環境や報道の事実関係は知り得ないため、それに関しては軽率な発言はできないものの、でも、遂にこうなったかと思った。その手前でぎりぎり退団していった人を、何人も知っていたから。巨大企業やファンダムに抗う力を持ち合わせていないがため、ただ黙って去っていった人たちを見てきたから。自分も、声を上げられなかったひとりだから。彼女の死は、自分も無関係じゃないと、毎日罪悪感に涙が止まらないから。溢れ出る記憶も思いも止まらず、何が書きたいのか、どこまで書けそうか、もう分からなくなってしまった。このあたりで切り上げることにする。いつか追記や修正をするかもしれないし、しないかもしれない。もうこの編集画面に戻ってこないことが最良と分かりつつ。自分は今後二度と件の劇団に関わらないと決めているが、報道の行く末はしっかりと追おうと思う。もう誰もこんな目に遭わない未来を願って。同じ罪悪感を抱えることがないように。誰かに手を延ばし声を上げられるように。かけがえのないいのちを、薄っぺらい言葉で葬ることがないように。妹さんにはお世話になりました、心からのご冥福を祈ります。助けてあげられなくて、ごめんなさい。
ジェンヌの個人FC運営で鬱になった話
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01-08-m-n · 2 years
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今日は珍しく晴れている、午後から荒れるらしい。目が痛いくらいに雪が光っている。光が差せばその分影は濃くなる、雪の青色の影がたくさん見える。チャットモンチーのベストアルバムを聴きながら、灰色の床に窓の形の光が浮かぶ電車に乗る、昨日教えてもらったアーティストの名前は忘れてしまった。
昨日は俳句短歌サークルの飲み会だった、派手じゃないのに濃い人しかいなくて話を聞くのが本当に楽しい、クラスで目立たないような男性陣があんなに綺麗で繊細な句や歌を詠むのだと思うと、この人たちの中ではふつふつと色んなものが燃えているんだろうなと思ったりした。卒論を終えた4年生の先輩が興味を持ってくれていて嬉しかった、好きなものは好きで貫いていいと思うとはっきり言ってくれた、人に気付かれないように人の様子を見て話すのが上手い人だなと思った、賢いんだろうな。このサークルには高校の元彼がいて、昨日は向かいの席だったからほとんどずっと話してしまった、「こんな風に話せるようになるなんて思わなかったね」と言われて、本当にそうだと思った、君も私も第一志望の大学を落ちなければここにはいない、不合格になった君が泣いて電話をかけてきたことはまだ忘れられないでいる。サッカー部の写真を撮りに行ったことや、その写真をまだ君が持っていること、高校一年生の時たまたま同じ電車で帰ることがあってわたしがポカリスエットを買って待っていたこと、その次は君がソルティライチとピノを買って渡してくれて家に着いたらどろどろに溶けていて���ったこと、高校最初の席順、クラスメイト、全部懐かしくて嬉しかった、君がまだ忘れていないことが嬉しかった。2年生の頃体育が一緒だったとか、一緒に帰る電車で何を話したとか、わたしが思い出せないことまで覚えていて、あの頃と変わらない照れた顔をして話す君が本当に懐かしかった。「まだクリープハイプは好き?」と聞かれて、「やっぱり今もRADWIMPSを聴くの?」と聞いた。 迷惑をかけたと謝られて、君のおかげで救われたことがあったよ、申し訳なかったって思ったりありがとうって思ったりしてたよ、と伝えたら君が涙目になっていて、いつまでも真っ直ぐでいて と思った。ずっと謝りたくて、いや、君が私を好きで認めてくれていることに私は救われていたってちゃんとわかっていてほしくて、私のエゴだけど、ずっと、ちゃんと、ありがとうって言いたかった。君が私を泣かせても傷つけたと思っていてほしくなくて、ありがとうってわかっていてほしかった。抜けてたり頼れなかったりするところが変わっていなくて、だから君は、と思って微笑んでいた。ジョッキの半分以上お酒がある先輩に何か飲みますか?と聞いちゃう君に「見たらわかるやろ!」とつっこんであげた、張り切って気を利かせて取り分けたり聞いたりするけど、それが空回りするところが君らしいなと思った。 私たちにとって恋人になるのは正解じゃないんだと今でも思う、人として本当に好きだしあの頃の青春みたいな景色も気持ちも本当だけど、あんなことがあったねって、2人とも「幸せでいてくれ」ってお互いに思っている方が正解だと思うんだ。でも、君に好きな人ができたか聞けなかったな。
飲み会からの帰宅途中、彼氏に電話をかけたら繋いでいてくれた。騒がしくして妹に怒られる彼を見て いつか私が君をこんな風に怒るんだろうな、と思った。揺らいでいるなんてことはないけど、なんとなく不安になったりする。自分の選択が間違っていないかとか、いつか時間の無駄遣いだったって気付くんじゃないかとか。会えなければ会えないほど確かさは失われていくし不安は大きくなっていくんだと思った。もっとちゃんと話したい。早く会いたい。
雪が痛いくらいに真っ白に光っていて目を細めた、上を向かせたまつげのカールがいくつもぼやけて見える。1ヶ月に1冊は本を読むと決めたのに今月はまだ読み切れていない。読みたい本は溜まっていくばかりで、今日もサークルの人が短歌の本を貸してくれた。彼氏から預けてもらったゴールデンスランバーを読み切って、この1ヶ月の1冊にしたい。手が切れて血が出るくらいに、君の欠片をしっかり握っていたい。
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yuhooon2 · 20 days
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2人目出産レポート
9/1夜中に生理痛のような痛みが10分以内間隔でくる。念の為、病院へ。6分おきに張りが来るけど、痛みはちょっと遠のいてしまう。翌朝帰宅することにする。
そのままあまり強い痛みも来ず、前駆陣痛ばかりが来て、ちょっとしんどい。
9/3夜にまあまあの痛みあり。お母さん呼ぶか悩んだけど、とりあえず寝てみたら、普通に朝を迎えてしまった。
9/4お母さん泊まりに来てくれる。
23:45頃、トイレに行く。寝室に戻ると、ちょっと尿漏れな感じ。もしかして破水?でもごく少量だし、トイレ後だし…と横になる。一応、破水について調べる。
日付またいだ9/5の00:15くらいにもう一度トイレに行ってみる。ちょろちょろっとトイレ前に出る。あ、破水かもだな、と思って、ナプキン取りに降りる。その間もじゃじゃっと出る。これは間違いないな、と、リビングで寝ている有矢くんを起こす。破水してると思う、病院に行くと伝える。ハッと立ち上がる有矢くん。
お母さんを起こす。破水してると思うので、病院行ってきます。みずきさんお願いします。
病院に電話して、お産バッグの中身詰めてたら、どんどん羊水が出る。慌てて、お父さんの尿漏れパッドに付け替える。
車に乗り込もうとし、右足を車内にかけた段で、凄い量の羊水が出ているのを感じる。ペットシーツを持ってきてもらい、車内に乗り込む。
病院に着いて、尿検査。明らかに羊水混じっている色。尿取りパッドはびっしゃびしゃ。
すぐに産院パジャマと産褥ショーツに着替えて内診。破水ですね、子宮口は2〜3㌢と。
え、破水してんのにまだそんだけしか開いてないのか…ガビーンって感じ。
陣痛来てなければ、ご主人帰ってもらって結構ですよと。え、そんなアッサリ帰しちゃえる感じなのか…ガビーン。
NSTつけて様子見るも、お腹は張ってるが陣痛は来てない…。24時間様子見て、検査して促進剤使うか考えますと。おいおい長丁場になる可能性あるやん…と思っていたら、母からライン。みずきが起きたと。
有矢くんには一度帰ってもらい、みずきの寝かしつけをお願いする。有矢くんも可能なら体休めといてねとお願いする。
陣痛来ないなぁ、羊水がちょこちょこ出るの、赤ちゃんしんどくないかなぁ、心配やなぁとか色々考えて、調べたりしながら、ちょっとウトウト。3時過ぎ、パンと音がした気がする。え?既に破水してるのに破水音?と思ったら、やっぱり羊水がちょろちょろ出る。ありゃ?しばらく様子見よと思ったら3:30にドーンと強い痛み。わ、始まった!5分おきくらいの陣痛来たらナースコールと言われてたけど、これ絶対に陣痛やし、もう押しちゃう?とか考えつつ、とりあえず有矢くんにラインいれる。ちょうど有矢くんから瑞晃の寝かしつけ完了したところだと連絡が入ったところだった。すぐに次の痛みが来ず、前駆陣痛やったかなぁ…と思った矢先、15分間隔で次の痛みが来た。この痛み、絶対陣痛ってわかって、すぐに来てとライン。ナースコールも押す。モニターつけようかと言われたが、急に痛みの間隔狭まったら怖いので、行ける内にトイレに行っておこうと思い、先にトイレに行く。正解だった。
すぐに有矢くん到着。内診でまだ子宮口3㌢ほど。モニターつけて様子見。もうでも陣痛の間隔は3分半とか2分半とか。呼吸法頑張るけど、なかなかできない。痛くて、体が動いたり、声が出る。
足さすったり、腰さすってもらうけど、余計しんどい。手を握って、あおいでもらうとちょっとマシ。
何かみずきのときの様に上手くできない。ふーふーとかよりもスーーーって強く息をはいたり、それもできなくてぁ゙ーーーー!って声が出る。スー…スー…スーーー…ぁ゙ーーーー!ぁ゙ー…ぁ゙ー…スー…スー…ふぅ…ふぅ…みたいな。痛みが終わっても直ぐに次の痛みが来るし、今回は2〜3回ほどナースコールを押してしまった。え、まだ3㌢?4㌢?とか思いつつ、どんどん声が我慢できなくなって、呼ぶ。もう夜も明けて、外は明るかった。5〜6㌢だね、ちょっと早いけど分娩室行こうかと言われる。まだ5〜6だと…無理だ…。歩いて行こうと思ったけど、陣痛の波が早いから、立ってすぐ、やっぱ無理ですと車椅子お願いする。ベッドで座って待つ間も陣痛で大声が出る。分娩室に到着。分娩台高いから乗り上げるのが大変。自分の背の低さに1番辛いと感じた瞬間かもしれない。上を向いてお産の体勢を取りましょうと言われるが、無理ですと言った。無理ですって何やねんって心の中で自分にツッコミを入れながら、ゆっくり上を向く。上を向いたら更に痛みが強くなった。子宮口7㌢。え、急に開きだした!?指突っ込まれたまま、陣痛来る。抜いてほしい…と思いながらも、8㌢!もう出てくるよ!と言われ、助産師さんたちバタバタする。先生呼んで!とか言うてる。
もう会えるんですか?と聞く、会えるよって言われる。会いたいって言って、その会いたい気持ちだけで乗り切ろうと頑張る。
勝手に体がいきむ。みずきのときみたいに上手じゃない、とにかくいきんでしまうし、呼吸法もできない、姿勢も下手くそ。とにかくいきんでしまう。いきんでいいよって言われる。いきみながら、全開大へ。
みずきのときは出すの楽やったのに、出すの痛いんですけどーーー!?ってなりながらいきむ。髪の毛ふさふさだよ〜とか頭見え隠れしてるよ〜って言われ、頑張る。 
7:13出た…………。分娩台に乗ってから30分くらいか?そんなかかってないかも、産まれた。なんか痛すぎたけど、あっという間だった…。
会陰切開も会陰裂傷もなし、ちょっと膣の奥が切れたので縫い縫い。そんなに痛くない。胎盤出すのは結構痛かった。それこそ、みずきのときは痛くなかったのに…。
そしてさっそく子宮収縮していく痛みと腰が激痛。ひぇ……。
ベビたん、よく頑張ったね、と労いながら抱っこする。
まあそんなこんなで4時間もかからずのお産でしたが、痛みはみずきのときより痛く感じ、今回はお産もうええわ…ってなりましたとさ。めでたしめでたし。
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【100BBY】 10! 【16】
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チアマットの吸引力強すぎない?
歩みはそれぞれ
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幼児の時はシホ4の誕生日がずれてて、
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ティーンになる時はサツキ5の成績が遅れてて、
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今度はリク6のスキルが間に合わず、早期卒業の連絡がまだ来ない… なかなか歩みが揃わない三つ子だけど、今日も仲良し
おしゃきにしちゅれい
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リクのスキル伸び待ちの間に、ヤエ8・ココノ9がフィンガーフードに到達
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可愛くて名残惜しいけど、先に双子のお誕生日しましょう
お誕生日とお誕生の日
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二人ともおめでとう!
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幼児姿もかわい……ん?何見てるの?
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え??↖
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陣痛だー!!!
進捗率10%
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今回もお父さんに慌てていただき、
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いざ───…
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記念すべき10人目の赤ちゃんは女の子 イジー・ファビュラス の娘 トア が誕生しました👶
たまにはこっちも見てみる?
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100人目標の10分の1まで進んだゲーム内の家系図は今こんな感じ 孫がすでに三人🥰それにしても左から1,3,2,7,6,5,4,10,9,8なの謎並びすぎる。昔はちゃんと左から生まれた順じゃなかった?
追いついた
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さて、リクのスキルが上がってようやく早期卒業の連絡が来たよ
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三人そろって卒業&誕生日!みんな同じ顔だ~
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おめでとう🎉🎉🎉 なんか今のとこあんまり悪い特質つかないね。みんないい子😊
そして末っ子ちゃんも
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乳児に成長!
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おおおイジーさんに似てる~!髪色はジェネレーター指定のドリカのグレー髪が子供にはない色だからホワイトブロンドに置き換わるっぽい?イチコもこの色だったね
ここまでの家系図
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とうとう父親たちの顔が枠からずれ始めた😂
つづく
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yokoham · 24 days
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雑記20240901
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なにもどって来とんねん。予報円の中心にそびえたつ琵琶湖。そびえない。
九州・関西・東海・関東を中心に大禍をもたらした台風10号ですが、幸いにも僕の周囲では大きな被害はいまのところありません。まあ、予定はいろいろと狂いましたが、人的物的被害がないだけマシですね。
勢力が弱まっているとはいえ、月曜日どうなるんだろうこれ。そうこうしているうちにまた台風になりそうな熱帯低気圧があるらしいし、台風シーズン到来って感じですね。
もういっそのこと早く冬になってくれ。
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いまAmazonがセール中ですけど、そんなに欲しいものが無いんですよね。無理して買うもんじゃない。なんとなくクエン酸を買ってみました。疲労回復効果とか、あと洗濯とか掃除とかにも使えるし。
これとあと炭酸水を買ってます。鎮痛消炎剤、ジクロフェナクナトリウム(いわゆるボルタレン)のやつだけ売り切れているので、インドメタシンを注文。抜群に安い。
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日経の『死ぬまで減らない「不老不死」の金融資産の作り方』っていう記事(本の抜粋らしいけど)は、いいと思いました。要するにこれって、いま新NISAでやっている「つみたて投資」だけじゃダメってことなんですよね。
元本を殖やすという意味で、もちろんつみたて投資は有効です。この記事は、要するに「つみたて終わった後」の話をしているわけです。
勘違いしてほしくないのは、特にNISA枠のつみたて投資においては、一般的に配当(投信の場合は分配金のこと)が出ない投資信託のほうが投資効率がいいということです。配当が出る投信の場合、その配当分を再投資するとNISA枠を消費してしまうので、配当を出さずに基準価額(投資信託の換金額)が上がっていくほうが最終的に換金する場合の効率がいいわけです。
このあたりは債券も同じで、定期的に金利の支払いがあるクーポン債よりも、金利の支払いが無いストリップス債のほうが資本効率がいいのと同じです。
まあ、成長投資枠で高配当株を買うとか、ちょっとリスクを取ることも考えたほうがいいってことですね。資産が目減りしていくだけになってしまうので。それを突き詰めていくとFIREっていう話になっていくんですけど、余裕資金でバランスよく資産を構成するのがいいと思います。
なので、少額でも買いやすいNTT(日本電信電話)なんかが人気になるんでしょうね。利回り3%があって、なおかつ景気変動にも強いので。
健康のために一生働き続けたい! という人にはあんまり関係ない話かもしれない。僕は会社を休職してわかったけど、社会的な交流が無くなっても苦にならない人間(むしろ健康になった)なので、お金に働いてもらう算段は仕事よりも熱心に取り組んでるから。真面目に働けよ。
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僕がいま積み立てている投資信託は、NISA以外で何本かあるんですけど、先日から始まった大和証券さんのベトナム株インデックスファンドを積み立てています。と言っても、毎週木曜日に1000円分を発注するだけっていう、極めて小規模なものです。
そもそも、僕自身は新興国の投信についてはいまいちだなと思っている節があって、引いてはそれが日本で人気のオルカンとか、全世界株式インデックス投信への不信へ繋がっています。
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eMAXISの新興国株式インデックスに10年近く積み立てていたものの、ほぼ同額を積み立てていた全世界高配当銘柄投資のアクティブファンドにボロ負けしているんですよね。中国が足を引っ張ったっていう一面もあるんですけど。こりゃダメだなと思って解約しました。
それでも、新興国をノーマークなのはバランス的には良くないと思って、金投資とほぼ同額をベトナムに突っ込んでいます。保険みたいなもの。
インドじゃなくてベトナムです。
日本だとインドが人気みたいですけど、僕の肌感覚だと、インドよりベトナムなんですよね。京都周辺の村田製作所とか堀場製作所とかオムロンとか京セラとか任天堂とかパナソニックとかの社員さんと話をしたりして、あとはソフトウェア関連でもインドよりベトナムへ進出しているほうが多いので、僕が死ぬまでに、インドより平均的に、高確率で現代化するのはベトナムだろうと。もう僕もおじさんなんでね。金融資産を引き継がせたい子孫がいないので、ベトナムでいいんです。
インドは中国やパキスタンと国境紛争を抱えていること、全方位外交がこれから不利になる可能性が高いこと、国内政治の不安定さや身分差別(カースト制度)の残存、宗教政策など社会的不安定性がベトナムより遥かに高い、という点もマイナスです。
その点、社会主義を標榜しながら極めて民主主義に近い政策を取り、外交巧者であるベトナムは社会情勢が安定しているので、日本企業も進出しやすい。高度な工業化が進んだ中国の代替になるのはインドではなくベトナムで、さらに中国よりも政権の親和性が資本主義陣営に近いので、少なくとも僕が死ぬまでにはインドよりベトナムという選択肢になります。
たとえば、マレーシアなどは日本からの距離的・シーレーン防衛の観点からはベトナムよりも優先度が高くなりそうにも思えますが、宗教問題や民族構成の複雑さから治安が悪く、日本の大手企業からは敬遠されています。
ベトナムの問題点は汚職と言われていますが、宗教問題や民族間対立より遥かに軽いです。汚職を言い出したら、それこそ中国には投資できませんので。
インドよりベトナム。どうです、ベトナム投資。
みんな、GDPで日本がインドに抜かれる! みたいな数学的な問題と、経済と国民生活の実態をごっちゃにして見ているでしょ。国民全体が享受できる豊かさ、経済市況の安定さはそういう統計学上の数字とは別物だって、中国経済の実態が見えた今こそ、本当は分かっていると思うんだけど。結局、図体のデカさに騙されていたんだよね。
そこで気付いたのが、ああ、今のインドって、昔の中国と同じだ、っていうこと。華やかなりし未来を期待され、人口が増え続け、経済成長が続いてく、先進国が失ったすべてを持っている、輝かしい未来を仮託された国家だって。危うく、同じ轍を踏むところだったと。
ポーランドやチェコなんかの中欧諸国とインド、どっちが先進的で現代的だと思う? 統計学的なトリックじゃなくて、実態に即した数字もきちんと考慮して投資しないと、10年以上投資してやっと失敗だと気付く僕みたいになりますよ。
これは先輩からの警告。
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sophiatanken · 2 months
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入門山っっ
ぼんじゅーる。
ぴっかぴかの一年生、大澤がお送りいたします。はじめまして。
覚えづらいと思うのでかいざーと呼んでください。異論は認めません。
(※ちなみにカイザーとは「皇帝」の意のドイツ語です。Kaiserの綴りは古代ローマの独裁官,ユリウス・カエサルに由来します。カエサルはローマ共和性末期の軍人で,次々と政治上のライバルや反対勢力を駆逐し,終身の独裁体制を成立させました。これがのちのヨーロッパの皇帝体制に影響したと言われています。まあ何も関係ないんですけどね☆)
探検部にはソロキャンができるようになるために来ました。でも他に過酷なことやりすぎて多分もうできると思います。二外はフランス語です。よろしくおねがいします。
さてやってきたのは金峯・瑞牆山。標高はだいたい2600mくらいの山です。一年メンバーは初めてのガチ山活動になります。買ったばかりのくっそ重いザックを身につけて,いざレンタにて出発!
…のはずが新宿駅にて早速みっちゃんが行方不明に。迷子らしい。
→しゅうさんが確保
まあ何とかなりまして,いざレンタにて出発です。
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(↑途中によったサービスエリアにいたマスコット。かわいい。)
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(↑これはぶれっぶれのしゅうさん。焼きそば食ってんのかな。)
だいたい翌00:00くらいに金峰山荘に到着。明日に備えて,今日は早く寝ます。
と言いたいところでしたが,星空綺麗すぎるのと寒すぎるのとでぜんっぜん眠れませんでした。
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(↑星空ハイライト。携帯のカメラってすごい。天の川も見えそう(見えたのかな,)でした。)
まあシュラポン強行した人も何人かいたみたいですけどね。
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(↑これは翌朝。テントの手前にいるミノムシみたいなのがシュラポン強行組です。狂気すら感じますね。)
てことで準備万端,いざ出発!
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初日は金峯山に登ります。この時はみんなうっきうきです。私はパーカーと下のレインを着て山頂を目指します。いやいや寒いからとかじゃなくって,ほら,人類最大の敵は腹痛でしょう?だから敢えてこの格好して行ったんです。敢えて。
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最初はゆるゆるハイキングコース。こんなん楽勝じゃんとか思いつつ?どんどん山頂に向けて歩いていきます。横を流れる川の水がめっちゃ綺麗でした。飛び込みたいくらいですね(伏線)。
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(↑これはテントを持たされて虚無顔のタミーさんと満面の笑みのこうちゃん。タミーさんはどんなに長い活動でもこの装備らしい。すごい…のか?)
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さて,やっと登山道らしき登山道へ。一年組の疲労も一気にエスカレートしていきます。もう写真の顔からその疲れ具合がわかりますよね。で今気づいたけど何でるーさんヘッドライト付けてんの?
ちょくちょく休憩も挟みつついざ山頂へ!だんだん山頂が見えてきました。だいたい行動時間が五時間…くらいです。多分。
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(↑しゅうさんハイライト。被るタイプの蚊帳らしいです。効果はあるんでしょうけど…見た目が……だめだこれ以上言わんとこう。)
そしてついに山頂到着!
いやぁ長かった。みんなヘトヘトになりながらてっぺんで写真を撮ります。インスタのプロフィールみたくかっこいい写真撮れるかな。
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曇ってんだけど。誰だよ曇らせたの。
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曇りですがせっかく登ったので各々いろいろなポージングで写真を撮ります。
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すごい良い写真!みんな笑顔!天気えっぐい悪い!!なんかスタジオで撮りましたみたいになってる。
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これは新一年ズ。アー写みたいですね。いや,もはやこういうアーティストなんです。
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たくさん写真撮って満足したところで,最後にみんなで一枚パシャリ。キャンプ場に向かって山を降りていきます。
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(↑これはえぐいスピードで先陣を切っていくtummyさん。その速さは衰えることをSiriません。)
ここを少し降りたところで,2パーティに分隊します。体力残存組が目指すのは地蔵さんおすすめの大日岩。絶景らしいので,早速行ってみたいと思います。
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これは大日岩のまでの途中にあった大きな岩山。
好奇心を頼りに一番上まで行った人も。タミーさん,降りる時も大ジャンプかまして降りてました。ひやっとしますねほんと(私は他の登山客の方に降りるのを手伝ってもらいました)。
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(↑これは力持ちなガールズ。重い岩を軽々と持ち上げるつわもの達です。)
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そしてお目当ての大日岩へ。私はここら辺で体力がピンチに。
天気も良くなってきて絶景!この景色を眺めながら少し休憩します。にしてもすごい綺麗だな。
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(↑これははしゃぐゆうかさん。この後岩の上で爆睡してました。ちなみに後ろで他の登山客が料理してていいなぁって思ってました。お腹すいてたし。)
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そして富士見平小屋へ。めっちゃ疲れましたが,何とかついてよかったあ,とみんな安堵してこの笑顔。
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山登った後に食う飯は美味い。飯盒で炊いてみたけど硬さはともあれ美味かった!あったかい飯最高!
と悶えるげんげん。
ようやく1日目は終わりです。明日に備えて今日は早く寝ます。
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(↑言及は控えますね。)
と言いたいところでしたが,私は終わらせねばならぬ課題があったのでみんなの就寝後,一人テントから出てそれに着手。しかし疲れすぎて全く進まないし,しかも寝落ち。
くっそ寒い中,予期せぬシュラポンを挙行。
この時ひいた風邪は2週間治りませんでした。
二日目は瑞牆山へアタック。朝,未だ太陽が出て間もないころに出発します。分岐でしゅうさんとこうちゃんを残し,皆荷物を置いていざ出発。
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(↑体力有り余ってて元気なちほ。水分補給は大事ですね。)
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身体も軽いし,そこまで苦戦することなく瑞牆制覇!
金峯と違って天気もめっちゃよかったです!
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(↑これは富士を眺めるタミーさん。いい写真じゃないですか?)
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いい調子で瑞牆を後にします。
しかしここでトラブル発生。なんと今のペースで行くとレンタ返却の時間に間に合わない様子。
2パーティに分かれ,今度は運転する人たち(と体力有り余ってた私)が急いで車を取りに行きます。後続組は瑞牆山荘にて車を待つことに。
ここでtummyさんが本領を発揮します。
瑞牆へ行く分岐から駐車場へはだいたい3時間くらいかかる様子。しかし車を急いで取って来なばなりません。
走ります。
ものすっごい勢いで走ります。それに涼しい顔でついて行くしゅうさんとゆうかさん。へっとへとになりながら頑張ってついていく私。
ゆうかさん,小休止の度に息切らして汗かきながら
「やっぱ山登りってこうだよねニコッ」
と。ぜったい違うはず。
それについていくこと約1時間,なんと駐車場に到着してしまったのです。はやっ。なんちゅうスピードで行ってたんだ。時間があるし,ということで,少しばかり川遊びを楽しみます。
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(↑伏線回収)
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(↑ようやく髪を洗えたタミーさん。よかったですね。)
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この後もいろいろまぁ…なんというか,トラブルはありましたが無事下山。瑞牆山荘にいる後続パーティも無事回収し,急いで東京へ。帰りに寄ったバーミヤンはタミーさんの奢りでした(ありがてぇ!)。
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poetohno · 2 months
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4 4 詩集 返答詩集 日記詩集  おまけトーク(優しい世界)
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ある人の涙 微笑み 愛しい人と一緒に見た夕陽 月夜
美しくも儚く 目覚める時には淡く溶ける 記憶という掌から零れ落ちるように 消えていってしまう
残像のような 遠い日の思い出のような
夢の残り香は訴えかける 夜空に願う星のように
誰にも聞こえることのない 祈りのように
忘れたくない 失いたくない 無かったことになんできない
声なき声は彼に彫刻刀を握らせる
あったかけがえのない何かを 心に残しておくために
できあがった作品に彼は首を垂れる
出会うべくして出会った人たちは 吸い寄せられるように彼の前に立ち はっとして 作品に思わず手を伸ばし 思い出を語り 宝物のように大切に持っていく
やはり彼は何も言わない ただ後姿を見つめて 祈るように眼を瞑る
そんな時だった 足を止めた女性がいた とある像を見つめていた
子犬の像はくるりと丸い瞳をして 舌を出して笑っているかのようだった
「似てる…」 彼女はそっと呟いて―思わず―触れる 撫でる手つきは生きているものを慈しむようだった
はっとして――彼女は手を放して 彼に謝る 彼は微笑んで ゆっくりと首を振る
彼は子犬の夢を思い出す 差し出された手と笑い声 ―あなただったか…
誰もがするように 彼女もまた とつとつと語り始める
犬を飼っていたことを 亡くした悲しみが残り続けていることを 思わず手にとってしまったことを
語りながら―彼女は犬を撫で続けていた ずっと大事にしていた―宝物のように
彼女は子犬を抱きしめて 時が止まったように 動かなくなった
時間にしてほんの数秒が ゆっくり感じられた 失われた時を 取り戻すかのように 長い時間が経った 項垂れ 眼を瞑る姿は 黙祷のようだと 彼は思った
「旅路」
今日はどこへ出かけようか
出逢いに想いを馳せて 別れに郷愁を
景色に心奪われて 足を止めても 記憶を乗せて 時は止まらない
たゆたうように 静かに ゆっくりと 内側を巡り 外側へと流れ 深い場所に吸い込まれる 呼吸と血脈と 命の鼓動「生き方」 ⒊
声が――聴こえるだろうか 胸の奥の そよ風よりも微かな囁く声 流れ星のように刹那に消える閃き 彼方の星よりも淡い光
世界に吹き荒れる風 欲望と執着―価値と意味―真偽と正否―混沌 飲み込まれれば 翻弄され 意志を見失う 何を手にすればいいのか分からず探し続け 彷徨うことになる
不安―焦り―孤独―痛みが 意志がないことを 自分自身を失っている虚しさを 訴えている
どんな苦しみに飲み込まれても 思い通りにいかないとしても
結果にさえ 耐えるように 注意深く 果てを見つめてみる 望み続けてみる
一陣の風が吹き抜けるのを感じるだろうか 果てを照らす一筋の光が射し込み 自らの行く道を見るだろうか
進んでいないのではない 立ち止まっているのでもない 世界が動き出す時を 待っている
思うように進めない己を 恥じる必要はない 責める必要もない 導きとなる光は 心の中にあるのだから
「星と命 闇の輝き」
命は輝く 消せない闇に飲み込まれても
命だから光を放つ 闇の中でこそ輝く
闇は混沌であり残酷な世界 美しさと奇跡に溢れた世界
夜空を見上げれば 煌めく星たちの祈り
闇の中にあっても 命は輝くことができる
圧倒的な闇の前では点でしかないとしても 間近で見れば一面を覆う輝きを放つとしても
星を繋げば星座となり 果てのない宙に物語を紡ぐ
過去の痛みが安らぐための唄 未来の輝きが少しでも守られるための祈り
想い続けている 願い 祈る
あの星を忘れないでいようと 決して消させはしないと 過去に散ってしまった 夢の託した軌跡を
繋ぐために この胸に抱いている星
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