Tumgik
#雲歩窯
kuchinashitaro · 2 years
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次描きたいもの①
アレチウリ、光の車窓、裁断、花火バケツ、花火大会唐揚げ棒、電気ウナギ水槽💡⚡💥、1つだけ選んでよ🦈🦷アンモナイトガチャ🦴🦖🌀、ホットドッグ召し上がれ🌭、街灯、SAラーメンがうまい、早朝さんぽ、踊る小魚貪る鳥よ 、立ち上がれ捨て置かれた遊具たち、暮れる雨の山、ケーキの日🎂🍰、ハクモクレンの子達、オバケヤシ👻🌴、湯上がりステップ、明日はどこへ行こう、ソテツひょこひょこ
描きたいもの②
スイカ🍉かき氷🐻🍧🍦🪑遊園地🎠🎡🎢古道具屋のみんなが覗いてる👁️ピアノの先生は魔女(パピヨン、アメリカンコッカースパニエル、絨毯、ガラス細工)連弾🎹旅館宿の部屋(明日はどこへ行こう)、お風呂、食事の広間🍲朝食バイキング☕🍞🌄🍈🍇🍊🍌🍓🥝🍍、みんなで花火大会へ🎆タッチプール★🥒雨上がり爽やか畑🍅🍆🥒パッションフルーツ🟡花火🎆🐟️👾🍄☺️ウルトラマン 深海の子リュウグウノツカイ巻き巻き🦈🏮🐉 雷様⚡👹兄妹ポップコーン🍿パン屋さん🥐ビーチコ🐚🥣🦀海へのゲート🚃柵🌊海散歩浜焼き🦑🐚🦪🛥️ぬい抱えてる子シリーズ?髪もふぁもふぁ🧸🦈🐙🐕️色んなぬいぐるみ🐘イグアナ背中カラフルorワニ🦎竜🦕民宿の豪華な食卓🦐🦞ゲストハウスの朝🍷🍦深海のカニとヒトデの水槽解説看板兄妹🦀🦀🦀メロンアイス🍈頭骨仮面🦌鯨骨に包まれて🐋輝く麦茶にキリコガラス❇️銭湯鍵牛乳タオル洗面器タイル熱海千人風呂♨️🥛ホタルの川🏞️葦の原🌿🌾🚍️ お寺の獅子を連れ出して🦁🖐️
描きたいもの③
変なパース付いた部屋。中華料理屋🌀🌀亭リメイク。H.T.のワンタン麺ジュースどんぶりを何かで描く、器の青絵有りで。赤絵、亀甲模様。ライブハウス(ポスターの元にするか)。獣人ヤギ系統の角あり。ぬいたち、夢で会う ぬいと夢の国🖌️熊抱く子 陶磁器 赤絵 ヨーロッパ窯 花屋 布地 絨毯 ベッド/表紙 うたたねの日々 ぬいぐるみたち 竜、胴長くん、ぽち、ヒカゲヘゴ(わらびくん)、熊、猫店主/山の竜の峰⛰️ピンク青縦ストライプシャツ 畑横の花畑🏵️台風来るよ🌻🌀秋祭り花火ナイアガラに迎えられる御神輿光るわっかの交換会わたあめポップコーン🌃🎇👼夕暮れ光の境界の青草川には鴨東の空に柔く暖かなはぐれ雲帰りの土手の草原の鮮やかさ🌆町中華🍥🍜濃い黄色に暗い紺のチェックシャツ🟨👚狛犬よじよじ石燈籠⛩️銭湯上がりのコーヒー牛乳🥛☕
描きたい絵④
寝る前のおめかし、身だしなみ、約束の時間にあの場所へ。🧸あの子(仕立屋)ミシンで三角帽子や洋服をつくる👚🧵✂️みんなでナポリタン🍝夜明け前の草原茅萱🌱🌱工場夜景とコンポタ🌉🏭クリスマスブーツと靴下のお菓子詰め🎄🍬🍫初めてのりんご飴🍎🍭ピザトーストと珈琲🍕🍞☕
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belluria · 2 years
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⁡ ⁡ ⁡ 『須浪亨商店』 ⁡ 創業1886年よりいぐさの生産地である岡山県倉敷市にていかごや鍋敷き、びんかごなどをいぐさで製造しています。 ⁡ 須波隆貴氏 は現在130年以上いぐさに携わり続ける須浪亨商店の5代目。 ⁡ お祖母様から教えてもらったいかごから始まり、その伝統を継承しています。 ⁡ 畳の色が変化していくように、使い込むことで黄金色に変わる経年変化をお楽しみ下さい。 ⁡ ⁡ ※ 10日最終日までは10時からとなります。 ご来場お待ちしております。 ⁡ ⁡ --------------------------------- ⁡ 10/9(日)は ⁡ ” ごずこん” ⁡ 桐生市にある家庭料理のお店から今回、このイベントのためにお弁当をご用意いただきます。 ⁡ ・献立 ⁡ 10月9日(日)『ブッダボウル』 ⁡  --------------------------------- ⁡ 【出西窯と山陰の民藝】 ⁡ ○出展工房 ⁡ ・出西窯 ・湯町窯 ・袖師窯 ・白磁工房 ・斐伊川和紙 ・鍛冶工房弘光 ・出西織 ・森山口クロ工作所 ・須浪亨商店 ・てつ工房 ⁡ ⁡ 〇会期 ⁡ 2022年9月23日(金)〜10月10日(月) 10時〜18時(会期中無休) ⁡ 〇協力 ジェラート わびさびや @wabisabiya ⁡ お弁当 ごずこん @goma.daizu.konbu ⁡ 珈琲warmth @warmth_takasaki ⁡ お茶 藺草茶寮 @igusa.saryo ⁡ 書籍 内町工場 @uchimachikojo ⁡ 草木飾 楚々 @sosotosaku ⁡ --------------------------------- ⁡ ○アクセス  ⁡ 四辻の齋嘉 〒376-0053 群馬県桐生市東久方町2-1-45
(BELLÙRIA 別邸 日美日美 右斜め向かい) 
・北関東自動車道 太田桐生ICまたは太田藪塚ICより車で約20分

・JR両毛線 桐生駅下車 車で8分・徒歩18分

・東武伊勢崎線
 浅草駅より特急りょうもう号にて約1時間40分
 新桐生駅下車 車で13分   ⁡  --------------------------------- ⁡ ○お問い合わせ ⁡ BELLÙRIA桐生
0277-47-3458
[email protected]     協力 出雲民藝協会   監修 多々納 真(出西窯)   企画 山越 弘世(BELLÙRIA) ⁡  --------------------------------- ⁡ #民藝 #出西窯と山陰の民藝 #出西窯 #湯町窯 #袖師窯 #白磁工房 #斐伊川和紙 #鍛冶工房弘光 #出西織 #森山ロクロ工作所 #須浪亨商店 #てつ工房 #BELLURIA別邸日美日美 #四辻の齋嘉 ⁡ ⁡ #belluria #belluria #ベルーリア #群馬 #高崎 #桐生 #鎌倉 #群馬セレクトショップ #高崎セレクトショップ #桐生セレクトショップ #鎌倉セレクトショップ (ベルーリア別邸 日美日美〔himi〕) https://www.instagram.com/p/CjeZJgzPh_S/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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masu2202 · 2 years
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”クラフトフェアまつもと2022・クラフトスクエア“にて nuno*ito asobiブースにでは、高3になったソウタくんと、漫画の話で盛り上がる…笑笑 そして雲歩窯の河野さんには、一方的に筋トレと西洋絵画の話をする…笑笑 …楽しかった笑笑 #クラフトフェアまつもと #クラフト #nunoitoasobi #雲歩窯 (at あがたの森公園) https://www.instagram.com/p/CeIrWWyBA0d/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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お昼ランチ🍕🍝は、下飯田の小麦畑の石窯ベーカリー&食堂(ファールニエンテ)ところで、大葉しらすのピザ🍕🐟食べました✌️😋💗💞 しらすと青じその味で、凄く美味しいかったです☺️😊💖💞💗🍀✨ おまけに追加で、いちご大福パン🍓🍞買いました✌️☺️😊🍀✨ 今日は、一日、いい天気☀️🌤晴れて、散歩日和、空気吸って行って、ファールニエンテの方も、過ごし、出来て、楽しかったです😄☺️😊👍💖💞🍀✨ また、ファールニエンテと散歩🚶‍♀️も、行きたいので、楽しみが待ってます(*^▽^*)/🍀✨ #小麦畑の石窯食堂 #小麦畑の石窯食堂ファールニエンテ #小麦畑の石窯ベーカリー #しらすピザ🍕 #いちご大福パン🍓 #景色 #青空 #散歩日和 #雲 #太陽 #鬼滅の刃 #鬼滅の刃ピザ (ファールニエンテ) https://www.instagram.com/p/CKqoFFMMoNrwTBqJqfSN5jBXev1yAa4lK67cqc0/?igshid=hdfgowi0y8r0
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2ttf · 12 years
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Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
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jitterbugs-lxh · 2 years
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遠雷
 不穏はとおくの霹靂にして、くらく、おもく、立ち込めた分厚い雲は西の空、いつか偏西風によって流されて嵐をもたらすことだろう。雨の音は嫌いではないけれど、大気のぴりぴりと張りつめるさまは、あまり良いものであるとは言い難かった。ひとのなかにもそういった、冷たく尖ってひりつくような、剣呑を放つものがあり、どこか近寄りがたく、身構えなければ相対するにも緊張を伴った。今では幾らか心を許し、のみならず術式や多くを学ぶ師父として無限を慕っている小黒ではあるが、はじめに抱いたかれへの印象といえば、つめたく張り詰め、よく研ぎ澄まされ、怜悧な薄氷のするどさ、かれが得意として自在に操ってみせる金属は、引き伸ばされて鋼鉄の糸にもなれば、撓む白刃の剣にもなる、そのものの危うさであった。もっとも、武芸に秀で、生半なことにはゆるがず、泰然と佇んでいるかにみえる無限は、あれで不得手の多いこと多いこと、かれの一側面しか知らないものたちからみれば、最強の執行人と綽名され、たしかに、多くの、長く、旧くからある妖精たちを差し置いて立っている無限の得体の知れなさや、人間のくせに、と揶揄されるのは理解できる。ただ、人間と妖精の狭間にあって、もはやどちらであるとも正確には言い難く、そのくせ立場や待遇にとくに頓着するようすのない無限のふるまいは、かれがもともと生来にもっている性格に因る部分が大きい。諦観や達観が、かれを押し上げたのではなかった。今となってはひとを離れた身ではあれども、いまだにかれは、ひとの営みを愛しているし、慈しんでいる。年若い妖精たちにとってははじめて親密に触れる人間になりがちな無限が、どれだけひとを離れても、完全にひとでなくなることが出来ないのもまた皮肉であった。
 「あんたは人間だろ! 人間は嫌いだ!」小黒だってはじめの島で、揺られる波間で、かれを思ったのだ、妖精でないもの、として、かれへ心無い言葉を投げつけもした。はじめこそ問答無用の力をふるい、すくなからず俊敏でやわらかい体躯でもって襲い掛かった小黒を事も無げに制してみせた無限が、ただ考えなしに、小黒のようやくみつけた安寧の地を脅かしたのでないことは、薄々感づかれつつあった。水面を滑っていた筏を軽々と飛翔させて嵐の海を抜け、本人にもまだ定かならぬ領界の術式を見定め、霊域に招いて手をかざし小黒のちからと属性を確かめたとき、はじめて無��がこちらを見たのが分かった。かつてであればいざ知らず、開墾と開拓、産業革命を経て劇的に進歩しいっそ疾走してゆく人間社会に棲み処を追われつつある妖精は、どんどん生まれにくくなっており、数もそれほど多くない。けして少なくもないが。それらの多くは妖精たちの一大組織である会館によって認識され、管理され、人間の為政者たちがそうしたように、戸籍を与えられるわけではないが、少なくとも書きつけられてはいるだろう。どのような名と姿で、術式と力をもち、おおまかにどのような暮らしを望んでいるのか。可能であるならばそれらの望みの暮らしを整える手はずを行うのが会館という組織の存在意義のひとつである。気に入らなければ出て行ってもよいと無限や、鳩老は言ったが、一度なりと会館に足を踏み入れたのなら、その名前と力とを、かれらに記録されるは必至である。けだし会館とは離別、あるいは対立の立場をとっていた風息やその仲間たちさえ、名前と力の多くを知られていたし、特別に危険分子として監視下にあった風息は、術の使用の残滓によって在所を探られるほどには、かれらに知られすぎていた。無限が小黒を会館へと同行させようとしていたのには、かれの保護、と同時に、あたらしい妖精である小黒の、力や姿を、会館の与り知るところにせんという意図があったとわかる。ひとに忘れ去られ、数世紀、あるいはその数倍の時間を、静謐と不文律のうちに、揺籃していた海洋のかなたの島を、楽園と呼んで果たして良いものか、いまとなっては分からない。たしかにあの島には、いまを生きている人間の手は、ひとつとしてなかった。かつて居たであろう人間の手になる祭壇の見事な細工や、なんらかの神性を偶像となした石柱の、あえなく崩落し、苔むした表面におどる木漏れ日の陰たち、長いときのまえに屈服し、語られる言葉もなければ継がれる意思もない。時は流れず、去らず、ただ佇むのみ。誰もがそうしていられたらよかったが、門は拓かれてしまったのだ、不躾で無遠慮な、いくさびとの沓音によって。それは不遜極まる執行人無限、ひとにしてひとならざる男の、研ぎ澄まされた横顔をもっていた。
 「小黒。小黒。腹が減ったろう。食事にしよう。ちょうど川がある。そうしないか。」
 「僕はまだ歩ける。お腹減ったのは師父でしょう」
 「そうだな。でも、そうしよう。動けなくなってからじゃあ用意もままならないから」
 「しかたがないなあ~」
 無限はことさらに小黒の機嫌をとるようなことはしない。もっとも小黒も、修行中の、才覚ある、未来への嘱望いちじるしい妖精の身分といえど、幼いことに違いはないので、自ら望んで選んだ師父とともに往く旅から旅への放浪暮らしとはいえ、さほど長く歩き続けられるわけもなし、疲れれば機嫌を損ね、腹が減ればぶすくれておおいに師の手を煩わせたものだったが。どうやら無限はそれすらも楽しんでいるようなきらいがある。ちなみに小黒の、無限に対するいっそ不敬にもみえる態度の気安さは、子弟関係になるまえ、風息を追って島を訪れ、ひとり取り残された小黒をかどわかして連れ歩いていたころからのならいであまり革められていない。無限を恐れる妖精たちは小黒の態度ひとつみるにつけ、なんと不遜なと目をしろくろさせたものだが、当の師範である無限がとりたてて気にもせず革めさせようともしないので口に出せずにいるのだった。あるいは、これは、小黒が、たったひとつ、あのかなしい黒いけものから、引き継いだものであるのかも分からなかった。むろん、風息のなかに、無限に対する敬意や思慕など、けしてなかったろう。旅をして隣でねむり、食事を楽しんだものの支払いに窮し、どうやったらそうなるのかと理解にくるしむが、とっておきの野鳥や川魚を、ただ焙るだけにしてもうまく調理しそこねるような、かれを、風息に限らず多くの妖精は知らない。執行人同士で、いわば同僚ともいえる若水や、鳩老、どうやら長い付き合いであるらしい哪吒などは、さすがに知っていたろうが。不肖の弟子たる小黒は、あれほどよく食べ、よく喫み、食にしたしむ無限の味覚に疑ぐるところこそないが、炊事のいっさいをまかせる気にはならない。これは自分自身のためでもあるのだ。
 「ふふ、ありがとう。さて、小黒、ご覧。薄くて、軽くて、さびない包丁だそうだ。このあいだ寄ったまちで買っておいた。やはり道具があるのとないのとでは違うだろう。おまえに任せてばかりというのもな」
 「無限。師父。気遣いはうれしいけど、あの……、うーん」
 自慢げに取り出されたナイフは白く、たしかにおどろくほどに軽くて、小黒のけして大きくないたなごころに十分な道具である。しかし口ぶりを鑑みれば、どうやら無限は本心から、弟子の手を煩わせずに、食事の用意が出来ると喜んでいるらしい。金属の歴史とは、すなわち戦乱の歴史でもある。火を熾し、洞穴を掘って窯をなし、蹈鞴を踏んで温度を上げて、汗みずくになりながら人は作った。手始めに鏡を、鐸を、それらははじめ、神を奉ずる儀式のためのしろものだった。青銅は鏃に、剣に、重たい盾に、鎧に。分厚く重く、纏うには難儀した金属は、たゆみない技術の研鑽と、認識と研究の結果、よりよく作り替えられていった。ひと晩風雨にさらされればたちまちに緑青の浮いていた鉄や銅が、いまでは混ざり合って合金の鋼、たやすく毀れる刃などもはや前時代だ。無限は、金属性をやどし、かつて皇帝直属の懐刀として、戦場にあって武人たちと剣を交え、ときには妖精たちすら退けてきた。金属の多くはひとの手によってなるものであり、妖精の多くが不得手としていたのも随分むかしのこと、文明そのものというには、鋼も鉄も、妖精たちになじみすぎた。新しいものへ帰順してゆくことを、厭うた妖精は少なくない。その筆頭がくだんの風息とかれを首魁とする者たちであろう。けれども、多くの妖精は、おおらかといえば聞こえはよいが、どこか厚顔のふてぶてしさをも持っている。人間は面白いものだ、とは、比較的若い妖精である若水の言葉であるが、数百年もの昔に、いまは遠く隠遁して暮らしている、妖精たちの事実上の頂点である老君すら、同じことを述べたのだ。生命の保存、種の保存、それらを置き去りにして、娯楽としての愉しみを見出すことが、なべて、知性の閃きであるとは、だれにも言えないだろう。しかし、妖精たちには、忘れ去られ消え去ることへの惧れ、さぞや美しからんみなもの月を、惜しむ執心がいかにも薄い。気楽だ、楽観的にすぎると声をあげたひとがいた。目論見は阻まれ、打ち砕かれ、しかし皮肉にも、遺された旧跡は、かれの名を与えられて龍游のまちにある。我々は愚かだろうか、滅びゆく一族であろうか、はたして? 小黒には分からない。ひととくらす妖精のあるように、妖精とくらすひともある。たしかなのはただそれだけで、いま小黒が片付けなければいけないのは、目の前の食事のしたくなのだ。
 「これはね、セラミックというやつで、師父、金属じゃないんだよ……」
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ikkotaniuchi · 3 years
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谷内一光2022年1月カレンダー
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本日12月19日(日)参加している大阪・新世界、世紀の奇祭『セルフ祭』では会場(商店街)にてドローイング[2022年1月のカレンダー]の展示を予定しております。展示するドローイングはお気に入りをお好きな金額でお持ち帰りいただけますので、是非お選びいただき2022年のスタートを一緒に迎えられたらと思います。
*650×500mm/キャンソン紙
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15時からはステージにて絵の具舞踏(協賛: ターナー色彩株式会社)の上演があります。こちらも是非ご覧いただければ幸いです。 絵の具被って十八年 笑ってやってください。 こんな時ですが、皆様にお会いできる事を心から願っております。
セルフ祭 大博覧会 日時=2021年12月19日(日)12時~18時 *谷内一光 出演は15時(予定) 入場料金=100円(新世界市場内、空き店舗会場内のみ) 会場=新世界市場 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-21-12 *大阪メトロ・堺筋線「恵美須町」駅3番出口すぐ *大阪メトロ・御堂筋線「動物園前」駅1番出口徒歩8分 *JR 環状線「新今宮」駅東出口徒歩8分 主催: セルフ祭実行委員会 プログラムディレクター: 山林卓 総合ディレクター: コタケマン 特別協賛: 新世界市場 協賛: ターナー色彩株式会社、THE PAX HOSTEL&僕のバインミー、芥川珈琲&スパイスカリー大陸、ゲストハウス由苑、生駒の石窯ピザ屋雲亭 文化庁「ARTS for the future!」 補助対象事業
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mame-is-tumbling · 3 years
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FUSI ON!
音雲くんに再録前が投稿済みで全然隠れていないですがシークレットトラックです。
以下歌詞。
Tr.X FUSI ON!
原曲: 霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion
原子の力で地獄に変わる
弾けて混ざれよFUSI ON!
地獄の窯なら時空もゆがむ
弾けて混ざれよFUSI ON!
FUSI ON!
地獄の鬼なら3歩でWAO!
きたねぇ花火だFUSI ON!
主のしつけも今は昔か
弾けて混ざれよFUSI ON!
地上も溶かす神の炎
できるものなら止めて見せろ
地獄のカラスも核は恐いか
弾けて混ざれよFUSI ON!
気が向いたら地上(そら)まで昇れ
弾けて混ざれよFUSI ON!
FUSI ON!
FUSI ON! FUSI ON! FUSI ON! FUSI ON!
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以下余談。
リンク先でも書いてますがTMGEです。
思いついたのは多分8年くらい前、一番古いアレンジのはず。
ミックスもお歌もかなりアレですが成長確認の為残しておきます。
歌詞は解説するまでもなく。
今後もあんまりまんまなパロディはシークレットで歌詞・余談も書かないかも。
てなわけで草 3号はここまでです。
また春か秋に。
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nara-artproject · 3 years
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MIND TRAIL 2021 参加アーティスト黒川岳さんインタビュー
インタビュー実施日:2021年10月26日(火) 13:15〜14:20 聞き手・編集:西尾美也+2021年度コモンズゼミⅠ(西尾ゼミ)メンバー
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__黒川さんには、奈良県立大学の「船/橋 わたす 2019」に参加していただきました。簡単な自己紹介をお願いできますか?
 京都市立芸大彫刻専攻の非常勤���師をしています。普段、彫刻をベースに活動しています。彫刻といっても色々ありますが、パッと思いつくような人体とか動物などではなく、どちらかというと、彫刻的な考え方を出発点として制作するというような感じです。学部生のときは音楽を学んでいたので、彫刻と音が関係する作品をつくったりもしています。 今回吉野でも出品している《Listening to stone》では、石に穴が空いていて、人が頭を突っ込めるようになっています。頭を突っ込むと音が反響して、空気の流れや、穴の外の環境音、自分の呼吸や心臓の拍動音が聞こえてきます。石自体と身体が一体化することで、鑑賞者も作品の一つになります。別の作品では、昨年に最初の緊急事態宣言が出ていたとき、街に人が本当にいない状況で、深夜にこっそり外に出て、街中の隙間という隙間にはまってみました。自分の身体がフィットする隙間を探したら3秒のタイマーをセットして、自撮りするというプロセスです。街中はあらゆる空間は誰かの所有する場所だと思いますが、でも誰のものかが曖昧になっている隙間のような空間があって、そこにアプローチしてみようと思いました。
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写真:小川美陽
 2019年の県立大での展覧会では2つの作品を発表して、ひとつは動かしてしまうとすぐに壊れかねないぐにゃぐにゃなオブジェを作って屋上から色々な音を鳴らすパフォーマンスをしました。鉄板を鳴らしていたら、近隣の住民から苦情が来たこともあって県立大の皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが…。もうひとつは、地面を楽譜に見立てて音を奏でるローラーを作りました。リサーチ中に校庭の工事が始まっていて地形が変わっていくという話を聞いたことや、工事中のグラウンドでグラウンド整備などに使うコートローラーが置いてあるのを見てイメージが繋がりました。場所やテクスチャによって音が変わっていくことが面白く、実際に学生さんたちにも楽しんでもらいました。
__黒川さんの作品が面白いのは、彫刻と身体をコラボさせることで、五感で楽しめる点で、それがMIND TRAILにぴったりだと思い依頼しました。当初、杉の木のプランもありましたが、少しそのお話もきかせていただけますか。
 視察の際に一通りルートを歩きました。吉野といえば吉野杉とか、外から見たときにわかりやすい情報はなんとなく知っていました。でも実際に行ってみると、お寺や神社、山の深さなどいろいろな情報を現地に行ったからこそ感じるものがありました。吉野の山と人との距離が近いと感じ、これに魅力を感じました。  現地の林業の方とともに杉林に入ったときに、間伐され朽ちて横たわっている木を見つけました。この木に私は大変魅了されました。お金にならないから朽ちさせているという話でしたが、朽ちた木が虫などの新しい命がはぐくまれる場所になっていたり、朽ちた木の何とも言えない表情などが景色の一部となっている様子に魅力を感じました。「なくなっていくものが、また何かを生み出していく」というサイクルが、吉野の山の祈りの場としての場所性に繋がるものを感じました。
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 ルート上に勝手神社という神社があるのですが、火事により本殿が焼けているため、草が生えているだけの空間が広がっているんです。何もないけど澄んだ空気感が漂っていて、物としての社が目に見えない様子はコンセプチュアルだと思いました。建物がなくても場所はきれいに整備されていて、地元の方によって大切にされているのが分かりました。お社という目に見えるものはなくなったけど、確かに「在る」勝手神社に感銘を受け、ここを舞台に作品を作りたいと考えました。  実際のプランは吉野杉の朽木を大量に使ってインスタレーションを制作するというものでした。目に見えないものや遠くにあるもののことを想像したり、杉林で見たような倒れてはまた生まれ直すサイクルに思いを馳せる装置のようなものを考えていましたが、場所交渉の段階で持ち主の方への説得が叶わず、結局このプランは勝手神社では難しいということになりました。それならいっそ、当初のプランから離れて全く別のことをやったほうが面白いのではと思い、新たなプランを考えたのが展示している写真の作品になっています。
__別のプランのお話の前に、今回の吉野杉や石のような、別の場所にある1人では持てない重いものを運ぶ行為については、どのように位置付けられていますか?
 自分の作品では物理的に大きい素材を扱うことも多いです。サイズの大きいものや重いものを動かすのは一人ではできないし、危険な作業でもあるので、そこに特有の距離感が生まれます。動かす時には自然とかけ声が大きくなったり、いつも以上に集中したりと、皆のテンションも高揚し、場の雰囲気もいつもと違ったものになります。普段は公開するようなことはしていませんが、運搬作業自体もとても面白い時間になっていると思います。  京都のまちなかで展覧会をした際も、ギャラリーの目の前の道幅が狭いので、石を200m程離れた大通りから運ばなければなりませんでした。道路にはひびや段差があるため、少しでも揺れるとバランスが崩れて危険です。そのため、石を運んでいる際には、みなピリピリしていました。見えている範囲が限られているから、それぞれが見えている範囲を共有し、それが自然と掛け声となっていきました。すると次第に人々が集まってきたりして、お祭りってこういう風にできていくんだと実感しました。  普段動かないようなサイズのものが動いたり目に見えたりと、生活圏内に現れることはそれだけで人々にとって衝撃なことなんだと思います。
__その「運ぶ」というプロセス自体を作品にしたことはありますか?
 それだけで作品を作ったことはありませんが、愛知県で今年3月に開催されたオンライン企画で運搬の要素を作品に取り入れた経験があります。常滑市は窯業地として有名ですが、そこで制作された大甕を利用して作品を作ろうとしました。オンラインなのでわざわざ運ばなくてもよかったのですが、名古屋市内のギャラリーにあえて運び、展示しました。  観客は甕に直接触れられないため、オンラインでさまざまな方面から甕と向き合える工夫しました。甕を移動させること自体も意味を持ちうることとして、作品の要素のひとつとして組み込みました。運んだ場所は3階建ての建物の3階でエレベーターのない場所だったので、そこに運び込むための専用の構造体も作りました。
__噂には聞いていましたが、改めて聞くとすごい話ですね。
 よくこのプランが許可していただけたなと思います。モノを運ぶことそのものが大事で、大きいモノが動くということは、古くから人とモノとの関係の中で特殊な感覚を育んできたんだと思います。自分は出雲市の生まれで出雲大社も近く、お祭りでみんなで神輿を運んだり、神輿の上の旗を動かしたりするのをよく見ていました。大きいモノが動くと、危ないから声を出したり、野次が飛んできたりする。そんなお祭りの中で美術だけではないいろいろなモノとの関係を見たと思います。神輿や飾りは美術的な要素だけど、お祭りに伴う歌や楽器、掛け声は音楽的な要素と、それぞれ独立したわけではなくゆるやかにつながっていて面白いと思いました。お祭りは男性優位な社会で難しくはありますが、お祭りの中で見つけた人とモノとの直のやり取りは面白くて、大事にしていきたいです。
__今回の作品は、黒川さんにとっても新しい作品になりましたね。
 はい、今回は幅5メートルほどの写真作品で、被写体は実物大以上の大きさで写っています。いわゆる彫刻でもない。「草人間」のようなものを、地元の人たちとやってみるという内容で、吉野の人たちと、吉野に生えている草を探してお気に入りの草を手にとってもらい、その草と人とのやり取りを撮影しました。草の種類によってしっくりくる形態を見つけたり、草を体に巻き付けて服と一体化させたりする様子を写しました。ぴんと張ってハリのあるものや、ふにゃふにゃになっているものなど、草独自の重さを感じながら、しっくりくる形態を探しました。おどりの一歩手前のような状態だと思っています。葛の葉を使った葛職人さん、神社に行く途中の険しい道で木漏れ日のなか草を眺める人、夜中にススキのハリを感じながら動き回る人など、様々な人が協力してくれました。普段自分がライフワークとしてやっていることをあえて吉野の人たちとやってみたいなと思い、この作品を作りました。
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__写真のモデルになった方からは、黒川さんの撮影時のモチベーションの上げ方がとても上手だったと伺いました。
 作品だけでなく制作中の現場が面白いということはよくある話かと思いますが、草との感覚をみなさん自身が楽しまれたのかなと思います。普段自分一人でやっていたことを自分以外の人と共有してみることは僕にとっても挑戦で面白かったです。他人をモデルに写真を撮るというのは初めての経験でしたが、やってみると案外上手くいって、こういう作り方もあるなという気づきを得ました。 __今回黒川さんの中で写真という新たな表現方法に取り組まれたわけですが、いかがでしたか。
 すごく面白かったです。まず、生きているモデルがいる。その人たちとの距離の取り方、かれらとのコミュニケーションを通して作品をつくることはとてもエキサイティングな時間でした。子どもたちは、みんなを写そうとしたら、どんどんカメラに近づいてくる。自分も後ろに猛ダッシュしながら撮影したので写真がブレてしまうことがよくありました。大変でしたが、そのぶれた写真には、解像度的な意味で美しく撮られた写真とはまた別の面白さがあると感じます。 __プロデューサーの齋藤さんも、MIND TRAILに関わるアーティストは、今までにやらなかったことをやってくれることが多いと話されていました。
 制作中は地元の方に作品内容に関して強く問われるわけでもなく、お店に入ったときに「どんなのをやるの?」と軽く尋ねられるくらいで、ちょうどいい距離感で接してもらいましたね。確かに新しいことに挑戦できそうな気持ちになりました。
__今回、黒川さんは搬入の時期にマムシに噛まれるという大変な目に遭われましたね。 
 大阪の山奥の原っぱを作業場にしています。作品の搬入の際に、石にロープをかけるのですが、石の反対側からロープを引っ張り出そうとしたら、なんとそれがマムシで嚙まれてしまいました。毒の量もそれなりだったので、一週間入院しました。マムシに嚙まれると僕の場合は目もおかしくなって、まともに焦点が合わなくなってしまいました。写真作品の入稿作業をそんな環境で行いましたが、どうやっても視界がブレるので、これ大丈夫かなと(笑)  山の中での作業なので、たとえば木の作品を作っているときは、1日放置していると素材を虫が住処にするので、簡単に自分の作品を自分の作品として簡単には維持できない経験があります。「これは俺の作品や!」と虫にどいてもらったりするわけですが、毒が身体に入る経験は貴重でした。自分の身体じゃないみたいな、でも自分で動かせるという。入院中にすることがなかったので、マムシについてかなり調べていました。今後は蛇や毒をテーマにした作品も作りたいと思っています(笑)
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学生質問
竹中__黒川さんの作品は、「石人間」や「草人間」など、自然と人間が融合するような作品が多いと感じましたが、そういった作品について何か発想のきっかけはあったのですか?
 まず、人と身の周りのものに目を向け、用途とイメージといったものの意味の解体し、普段と違う形で出会いたいと思ったのがきっかけです。ですが、それと同時に出会う「人」の方にも注目しようと考えました。人間も人間じゃないものもよくわからないものにしたらどうなるのだろう。どちらも普段の状態から離れて考えることでモノと人の関係が今までと全然違うものに見えることが面白いと感じました。
楠田__黒川さんは今回の作品で新しくカメラを購入されたということでしたが、今後そのカメラを使って作品をつくっていく予定はありますか?
 カメラは、値段は張りましたが映像を撮れるものにしました。今後は映像も撮っていきたいと考えています。また、フォトグラメトリーを利用して作品を作って行けたらなあとも思っています。
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belluria · 2 years
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⁡ ⁡ ⁡ 『鍛冶工房 弘光』 ⁡ 雲州弘光 現「鍛冶工房 弘光」は江戸時代のたたら操業からはじまり 打刃物、小農器具、生活用具そして刀剣鍛錬の鍛冶業を受け継ぐ一方 玉鋼、和鉄、鉄による工芸品の制作に取り組み 出雲の鉄文明・技術を現代に継承しています。 ⁡ 日本刀鍛錬の技を生かした日本古来のあかり器具と 暮らしに美と用のしつらえを提案する弘光ならではの 創作鍛造工芸をどうぞご覧ください。 ⁡ ⁡ ⁡ ※ 本日より10日最終日までは10時からとなります。 ご来場お待ちしております。 ⁡ ⁡ --------------------------------- ⁡ 10/9(日)は ⁡ ” ごずこん” ⁡ 桐生市にある家庭料理のお店から今回、このイベントのためにお弁当をご用意いただきます。 ⁡ ・献立 ⁡ 10月9日(日)『ブッダボウル』 ⁡  --------------------------------- ⁡ 【出西窯と山陰の民藝】 ⁡ ○出展工房 ⁡ ・出西窯 ・湯町窯 ・袖師窯 ・白磁工房 ・斐伊川和紙 ・鍛冶工房弘光 ・出西織 ・森山口クロ工作所 ・須浪亨商店 ・てつ工房 ⁡ ⁡ 〇会期 ⁡ 2022年9月23日(金)〜10月10日(月) 10時〜18時(会期中無休) ⁡ 〇協力 ジェラート わびさびや @wabisabiya ⁡ お弁当 ごずこん @goma.daizu.konbu ⁡ 珈琲warmth @warmth_takasaki ⁡ お茶 藺草茶寮 @igusa.saryo ⁡ 書籍 内町工場 @uchimachikojo ⁡ 草木飾 楚々 @sosotosaku ⁡ --------------------------------- ⁡ ○アクセス  ⁡ 四辻の齋嘉 〒376-0053 群馬県桐生市東久方町2-1-45
(BELLÙRIA 別邸 日美日美 右斜め向かい) 
・北関東自動車道 太田桐生ICまたは太田藪塚ICより車で約20分

・JR両毛線 桐生駅下車 車で8分・徒歩18分

・東武伊勢崎線
 浅草駅より特急りょうもう号にて約1時間40分
 新桐生駅下車 車で13分   ⁡  --------------------------------- ⁡ ○お問い合わせ ⁡ BELLÙRIA桐生
0277-47-3458
[email protected]     協力 出雲民藝協会   監修 多々納 真(出西窯)   企画 山越 弘世(BELLÙRIA) ⁡  --------------------------------- ⁡ #民藝 #出西窯と山陰の民藝 #出西窯 #湯町窯 #袖師窯 #白磁工房 #斐伊川和紙 #鍛冶工房弘光 #出西織 #森山ロクロ工作所 #須浪亨商店 #てつ工房 #BELLURIA別邸日美日美 #四辻の齋嘉 ⁡ ⁡ #belluria #belluria #ベルーリア #群馬 #高崎 #桐生 #鎌倉 #群馬セレクトショップ #高崎セレクトショップ #桐生セレクトショップ #鎌倉セレクトショップ (ベルーリア別邸 日美日美〔himi〕) https://www.instagram.com/p/Cjbo9SfhW94/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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masu2202 · 4 years
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だいまるやさんで開催の雲歩窯(河野さん)、仕草(佐渡くん)の二人展は7/26まで。 静かで時間が止まったかのような大丸屋さんでの企画展は世俗から離れていい感じなのです。 来週7/23〜25は多数の出店がある、「だいまるシェ夏の市」が開催です! #だいまるや #企画展 #二人展 #雲歩窯 #仕草 (大丸屋) https://www.instagram.com/p/CC0FlzbBYyS/?igshid=t1rdujqtyqwi
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tori-utsuwa · 3 years
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小鹿田焼の大きな雲助 通りかかりの車もお散歩の方もここで一旦停止、しばらく眺めておられるようです #小鹿田焼 #黒木昌伸窯 (うつわとくらし桃李) https://www.instagram.com/p/CSfvEeGlBx_/?utm_medium=tumblr
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kachoushi · 5 years
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5月の各地句会報
花鳥誌 令和元年8月号
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坊城坊城選
栗林圭魚選 岡田順子選 吉岡乱水選
平成31年5月4日 零の会 俊樹選
百合開ききらずを供へ慰霊堂 和子 戦とは全てを熔かし切つて初夏 梓渕 更衣まはしは長く干されをり 佑天 若葉風奈落のごとき土俵へと 美佐子 北斎の生魂さがす聖五月 公世 廻し干す力士敲きに水打ちて 順子 熔塊へ現の野辺の花咲きぬ 瑠璃 慰霊堂の尖頭の上の夏の雲 和子 椎の花匂ふ劫火の記憶へと ゆう子 戦災の鉄のかたまり風光る 美佐子 青白くまろき慰霊の灯涼し 小鳥 慰霊堂より夏服は手をつなぐ 同 順子選
北斎の生地ジャングルジムの初夏 梓渕 熔塊の列柱に咲く姫女菀 俊樹 北斎の達磨は春の白昼夢 同 めまとひや江戸の残像搔きまはす ゆう子 五六人力士がゐたり夏の路地 伊豫 そのむかし画狂人ゐて麦の秋 同 砂糖菓子の冷たさを持ち白躑躅 野衣 熔塊へ現の野辺の花咲きぬ 瑠璃 逆しまに拡ぐる古地図春惜しむ 眞理子 砂利に足しづませ見上ぐ聖五月 小鳥
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月7日
武生花鳥俳句会 俊樹選
老鶯を沈めて山雨走り去る 越堂 空を割り日輪砕き代田掻く みす枝 ものの芽のざわめく程に育ちけり 世詩明 鯉のぼり靡かせ観覧車は満員 昭子 園児みな溺れてゐたり花菜畑 時江 新婚の窓流れ入る若葉風 みす枝 新キャベツ乳の匂ひの甘さ持つ 世詩明 松蟬や百の古墳の眠る丘 越堂
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月9日 うづら三日の月句会 俊樹選
クレマチスピカソに青の時代あり 都 藤の雨人待つ女歩き出す 同 端然と坐る仏や夏立ちぬ 同 朧夜のかすかな記憶母の唄 同
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月11日 枡形句会 圭魚選
新樹の香纏ひ令和の始まりぬ 和代 アカシアの花に誘はれ一人旅 多美女 介護の手菖蒲湯の香を残しをり 和代 ジャムパンの皮つやめきて夏来る 美枝子 昆布締めの鯖の大皿卓真中 ゆう子 句碑裏に木洩れ日届き風五月 百合子 柿の花薄黄に光り日に透けて 三無 若楓葉の広がりに影あらた 瑞枝 甲斐駒の残雪仰ぐ立夏かな 教子 薔薇抱くをとこは靴をとがらせて ゆう子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月13日 なかみち句会 圭魚選
花水木散るも咲くのも隣から エイ子 更衣してより風の纏ひつく 秋尚 海亀の一途や波に迎へられ 和魚 更衣母の面影このなかに ます江 海亀に少年となる夫の顔 エイ子 お早うの声の眩しき更衣 秋尚 更衣樟脳疾くに果ててをり 有有 新開地共に育ちし花水木 怜
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月15日 福井花鳥句会 俊樹選
麦秋の野辺より夜の明けて来し 越堂 月光に濡れて匂へる夜の新樹 同 子等の声遠くにありて麦の秋 和子 黄昏を引き寄せてゐる麦の秋 嘉子 麦秋の上を何かが翔びゆけり 昭子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月17日 萩花鳥句会 思ひ出す亡母と蚕豆むきしこと 祐子 母育て妻の作りし豆の飯 吉之 五月葬世界へ躍つた京マチ子 健雄 筍を鎌でなで切り指月山 圭三 豆飯や令和の御世は余生なり 克弘 (順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月17日 芦原花鳥句会 俊樹選
藤房の棚はみ出して風を追ひ よみ子 寺処丘陵多し木下闇 寛子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月19日 風月句会 俊樹選
木洩れ日に鈍く光りて小判草 三無 弁天池浮きて沈みて竹落葉 眞理子 竹落葉ほろほろ水に誘はれ 圭魚 青空に高くけむりて花樗 秋尚 ソーダ水買うて見上ぐる喪服かな 和子 葉桜となりし古木の苔あをし 三無 日に晒す墓石みどりのにほひして 幸子 清流を底に海芋の白を措く 斉 整列の尼寺の礎石や大夏木 炳子 夏草や遊女のぞきし水濁る 和子
圭魚選
風の道は空にもありぬ夏柳 和子 武蔵野は雲も豊かな夏の空 同 輝うて雲の階段夏めきて 斉 本多姓その一軒が茄子苗売る 千種 青空に高くけむりて花樗 秋尚 ソーダ水買うて見上ぐる喪服かな 和子 すかんぽを噛んで昨日のこと忘れ 要 白白と夏日に晒す尼坊跡 千種 水湧きて海芋の白を濃くしたる 政江 風騒ぐ樗の花の空青き 秋尚
(順不同 特選句のみ掲載)……………………………………………………………… 平成31年5月22日 鯖江花鳥俳句会 俊樹選
葉ざくらの木洩れ日騒ぐ裸婦の像 越堂 黒牡丹彩を深めてゐる夕日 同 吾も縄文人の裔かな蓬摘む 同 田植機に跨がりタバコ燻らせり 信子 早苗田の浮雲白きまま流る 同 臥竜松塀に添はせて緑立つ みす枝 羅に大きな嘘を隠しけり 世詩明 (順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月22日 九州花鳥会 俊樹選
夏川に泳ぎ習ひし父遥か 眞理子 まだ誰も泳がぬ海に指浸す 美穂 水郷の蛍の中に嫁ぎゆく 孝子 遠泳を戻り来し子の肩うすく 要 背泳ぎの空は孤愁の青春期 かおり 泳ぎつつ眠る大魚や昼の月 ひとみ 鱚泳ぐ玄界灘の島躱し 慶月 白薔薇の崩れ白紙となる話 寿美香 姉見上ぐ弟にだけある幟 慶月 幟竿ぎぎとしなひて里静か 眞理子
圭魚選 宇治橋や息青むまで若楓 美穂 上り窯一子相伝初幟 郁子 遠泳を戻り来し子の肩うすし 要
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月23日 壱岐吟行第一回句会 俊樹選
朱夏の潮地蔵の足へ透きとほる かおり 玄室に入らぬやうに黒揚羽 要 いちまいの紺は曾良へと朱夏の潮 かおり 夏潮に唄ふはらほげ六地蔵 志津子 一支国の韓くれなゐの夏落葉 要 城跡の虎口に句碑と花薊 由紀子 弥生よりうす緑なる夏の蝶 慶月 人を呑む灘は涼しき色を立て かおり
乱水選 身透くまで浸る若葉と潮風と 由紀子 夏霞縫うて壱岐指す船迅し 圭魚 天空を鳶に許して壱岐は夏 同
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月24日 壱岐吟行第二回句会 俊樹選
猿岩の唄ふか夏の鶯か 乱水 猿岩はただ炎帝と語るのみ 千種 灯台は岬の仏卯波立つ 孝子 青空に砲台の黙草茂る 由紀子 うすごろもまとひ男神に仕へたる 千種 猿岩の孤高に夏草の迫る 要
乱水選 猿岩のそつぽ向きたる夏怒濤 俊樹 夏の鳶浮力揚力演技力 寿美香 月を読む素敵な話木下闇 とし子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月26日 鳥取花鳥会 順子選
田園の後継祝ぎて鯉幟 俊子 恋の石投げ上ぐ向う夏霞 美智子 そこ此処に宮の裏なる蟻地獄 幸子 石段に熱閉ぢ込める薄暑かな 佐代子 この寺は祖父の���家や夕薄暑 幹也 蜻蛉生る白兎神社の御霊とす 和子 日参の幟を宮へ日焼の子 栄子 蚊に食はれ吾の手足はてんてこ舞 悦子 あめんぼや不増不減の池の水輪 史子 玉垣を梳かせて涼し菊座石 益恵 蟻地獄杖でいたぶる齢かな すみ子 新緑の宮に一礼幼去る 立子 衣更へ中学生のペダル軽し 萌 若葉風からから燥く恋の絵馬 都
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年4月12日 芦原花鳥句会 俊樹選
寄ればすぐ逃げる鶯乳母車 よみ子 白木蓮あるかなしかの白を見る 孝子 蛇穴を出て大木に絡みたり 同
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
さくら花鳥会 順子選 背伸びして神輿を担ぐ豆絞り みえこ 母の日に贈る一句にルビを打つ 登美子 画用紙の角に石置き若葉描く 同 藤の花長き読経を共に聞き 紀子 少年の指のしなりや祭笛 登美子 柿若葉朝日の中で揺れながら 光子 お稽古はいつも楽しや新茶くむ 栄江
(順不同 特選句のみ掲載)……………………………………………………………… 伊藤柏翠俳句記念館句会 俊樹選 万緑が包みきりたる故山かな かづを 蚯蚓にも意志あるやなし身をよぢり 清女 一匹の乱れに千の蟻乱れ 英美子 笹粽解き遠き日の母のこと 同 神島の礁だたみの卯波かな 千代子 白山の水たつぷりと代田掻く みす枝 浜風に女一人の夏座敷 世詩明 (順不同 特選句のみ掲載)……………………………………………………………… 立待花鳥俳句会 俊樹選 黒牡丹好きで勝気で俳人で 越堂 椿落ち古刹の静寂轟かす 同 上品とは仏の位白牡丹 同 蛙田の恋の賛歌や夜もすがら 同 ふらここや母の掌いつも背にありし 世詩明 厚化粧稚児百人の花まつり ただし 稚児よりも僧の喜ぶ灌仏会 同 糸崎の仏の舞や花の寺 同 代掻きや何処の川も濁り水 誠(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
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rareveryoooo-blog · 7 years
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【出雲雲南リトリート1日目】 ・ ・ 出雲大社→日御碕神社→日御碕灯台へ。真夏の旅とあって、暑さは覚悟してましたが、わりと海風が爽やか🌊 お昼は平田の人気のお店に。住宅街の一角に、人が集まるスポットが! 人なんてほとんど歩いていないのに、このお店には人が集まる集まる。 ・ 昼は地元食材を使ったピザとサラダのお店。 夜は1組限定の野菜中心のコースのお店。 しかし夜は12月まで満席!! サラダは平田産の桃に生ハムとリコッタチーズ。甘〜い桃に塩気のある生ハム、リコッタチーズのバランスがよく〜美味しい。 ピザは窯焼きで、生地がサクふわ😋 マルゲリータ、クワトロフロマッジョ、生ハムのピザは素焼きの生地に生ハム、上質なオリーブオイルだけのシンプルなピザ。 ピザは普段食べないけど、鍛冶屋と料理のピザはまた食べたいと思うピザでした。 ・ デザートのティラミス、木次乳業のミルクのジェラート、巨峰のジェラートも最高に美味しくて〜皆さんにも喜んでいただけてよかった^_^ ・ その後出西窯でお買い物〜斐伊川和紙に寄り、本日の宿泊場所オーベルジュ雲南へ😊 ・ ・ #島根と東京を繋ぐ#島根#出雲#雲南#木次#第1弾#旅#暮らすように旅をする#リトリート#地元#食#食べ歩き#器#食器#出雲大社#ジェラート#神門通り#日御碕神社#日御碕灯台#出西窯#巨峰#ピザ#下北沢#アトリエ#アトリエrareve#rareve#人と人#食を通じて人と人を繋ぐ #人と人を繋ぐ場所#旅行 (日御碕神社)
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shibaracu · 5 years
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●風景の楽しみ方
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◆しゃっけい【借景】    遠くの山などのけしきを、その庭の一部であるかのように利用してあること。    そういう造園法。    「叡山(えいざん)を―とした庭」   ◆借景 - Wikipedia   借景 借景(しゃっけい、英語: Borrowed scenery、中国語: jièjǐng)は、日本庭園や中国庭園における造園技法のひとつである。伝統的な東アジアのガーデンデザインに見られる「庭園の構成に背景景観を取り入れる」という原則である。 「景観の借用」という用語は中国語を起源としており、17世紀の庭の論文「園冶」でみられる。 庭園外の山や森林などの自然物等を庭園内の風景に背景として取り込むことで、前景の庭園と背景となる借景とを一体化させて景観を形成する手法。庭園外の自然物等についても庭園景観の重要な構成要素とするため、近年の都市開発に際して借景とする山そのものの開発やビルなどの高層建築の建設による景観の変化などについて、借景の破壊という面で紛争が生じることがある。   ◆【京都の借景庭園】借景って何?【今更聞けない】 https://about-kyoto.net/625/ 2015/02/19 - 桜の咲く庭園、紅葉の見事な庭園、様々な庭園が観光客を魅了します。ところでガイドブックやサイトなどでよく目にするのは「借景の庭園が有名」「〇〇山を借景に」などの案内。「借景」とは何か?今回はその正体と魅力について紹介します。 目次    1 借景とは    2 京都の有名な枯山水庭園        2.1 天龍寺        2.2 円通寺        2.3 金閣寺        2.4 高台寺        2.5 鹿王院    3 まとめ   ◆借景・景色がきれいの庭園一覧 (148件) | 庭園情報メディア[おにわさん http://bit.ly/3boZfdN 天龍寺庭園など、借景・景色がきれいの庭園を148件をリストで掲載。庭園情報メディア[おにわさん]は庭園巡りをお助けしたいサイト。日本庭園を中心に全47都道府県・1万枚以上の庭園写真と1000箇所の庭園情報、交通アクセスなど観光やガーデンツーリズム ... 日本地図 「おにわさん」では 約1000箇所の日本庭園を 地図からも探せます。   ◆ラコリーナ近江八幡La Collina Omihachiman, Shiga 滋賀県の庭園 > 野洲・近江八幡の庭園 2019年12月26日 http://bit.ly/38edSP9 藤森照信が設計を手掛けた自然に溶け込む建築群と、重野国彦と共に作庭したランドスケープ。   ◆日本庭園の中の「借景」 - 日本庭園こぼれ話 - Gooブログ https://blog.goo.ne.jp/junniwa2010/e/9169c548cd057f9dabd1894455409af5 2017/08/05 - 「借景」とは、文字通り「景を借りる」こと。庭園の外にある山や樹林などの風景を、庭園内の風景として取り込むことにより、庭園の内と外の景色が一体化し、庭園の景に、大きな広がりを持たせることができるという造園手法です。(上:京都・天龍 ...   ◆日本における“借景の庭”の最高峰。[圓通寺/京都府京都市] https://www.onestory-media.jp/post/?id=489 アレックス・カーの伝えたい日本の風景100 比叡山を構図に取り入れた借景の庭。 京都の洛北・幡枝(はたえだ)に位置する圓通寺は江戸時代初期、後水尾天皇によって造営された禅寺です。学生時代にはじめて訪れて以来、幾度となく訪れていますが、その時の感動が今なお思い出されます。大切なお客が来たときに必ず案内するのが、比叡山を借景にした、この寺の「枯山水庭園」。借景とは文字通り「景色を借りる」行為であり、背後にある景色を庭園の一部に組み込む手法です。つまりここでは、遠くの山=比叡山を庭園のデザインに取り入れています。以前、京都市内には借景の庭が数多くあったものですが、近年、周辺にビルが乱立してしまったことで、目隠しの壁や垣根が必要となり、みすぼらしくなってしまいました。そうした状況の中でも、圓通寺には見事な借景の庭が残されていて、美しい景色を眺めることができます。まさに傑作といえるでしょう。   ◆けい しょく【景色】 風景。けしき。 「この-を船窓よりこわごわ望みて/西洋道中膝栗毛 魯文」   ◆け しき【《景色》】 〔「気色」から。近世以降の用字〕 ① ながめ。風景。特に、自然のながめ。 「 -のいい所」 ② 茶人のいう陶器の見所の一。陶器表面にかけた釉(うわぐすり)の流れ具合や溶け具合、また焼成時の火加減により生じた窯変(ようへん)など、不測の変化をいう。   ◆さん すい 【山水】 一 ( 名 ) ① 山と川。また、自然の景色。 ② 「山水画」に同じ。 ③ 山中を流れる水。やまみず。 〔日葡〕 二 ( 形動ナリ ) ものさびしいさま。みすぼらしいさま。 「今は山も麓に見落とされて-なるありさま/浮世草子・禁短気」   ◆せん すい【山▽水】 「さんすい(山水)」に同じ。   ◆やま みず【山水】 ① 谷川の水。 ② 山と水。さんすい。   ◆さんすい 【山水】  世界宗教用語大事典 中国の思想で自然そのものをいう。これを世界構成の根幹ともし、孔子が「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ」といったように、自然安楽の場ともする。蘇東坡は「溪声便ち是れ広長舌、山色豈清浄身に非ざらんや」と詠んだ。広長舌は仏の説法で、清浄身は仏身をいう。   ◆ 【景】 [音] ケイ 〔原義は、日ざし・ひかりの意〕 ① けしき。ようす。 「景趣・景勝・遠景・佳景・光景・風景・夜景」 ② ものごとのありさま。ようす。 「景気・景況」 ③ 大きい。めでたい。 「景雲・景星・景福」 ④ おもむきをそえる。 「景品・景物」 ⑤ あおぐ。したう。 「景仰・景慕」   ◆けい【景】 ① けしき。ながめ。情景。 「眼下の-を賞する」 ② 演劇で、一幕の中を場面によって分けた単位。シーン。   ◆けい かん【景観】 ① けしき。ながめ。特に、すぐれたけしき。 「アルプスの大-に触れる」 ② 〔ドイツ Landschaft〕 人間の視覚によってとらえられる地表面の認識像。山川・植物などの自然景観と、耕地・交通路・市街地などの文化景観に分けられる。 「都市-」   ◆景観 (けいかん)   環境アセスメント用語  景色、眺め。特に優れた景色。景観とは見る主体である人と、見られる対象である環境との視覚的関係であり、自然景観と文化景観に分けられる。   ◆ふう けい【風景】 〔「景」はひかりの意〕 ① 目の前にひろがるながめ。景色。 「田園-」 「窓からの-がすばらしい」 ② その場のようす。情景。 「練習-」 「ほほえましい-」   ◆風景   美術用語辞典 一般的には光景とか景色の意味を持ち、伝統的な絵画ではそうしたものをモチーフに描いたものを風景画と呼んでいる。静物や人物などを、外側から見て描く事が絵画の自然なありようだとする価値観が、二十世紀初頭の画家達によってすでに解体され、眼差しが人の内面やものの存在そのものに向けられている以上、風景だけが眺められるもののままであり続けるはずはない。美術において今や風景は、人間存在そのものも内包する場として意識され、多様な切り口で表現される対象となっている。   ◆ランドスケープ   【landscape】 景観。特に、人工環境と自然環境の調和を目指して構成された外部空間の総合的な景観。   ◆ランドスケープ   河川用語解説集 ランドスケープとは景観のことを言います。河川景観においては、山、水面、植生などの自然物と、それに人為的な作用を受けた土地及び建物や土木構造物から構成されます。   ◆ランドスケープ【英】:lanndscape  造園カタカナ用語辞典 ランド(land)とスケープ(scape)の合成語で風景,眺望,景観などを意味する言葉。   ◆福井・絶景スポットおすすめ16選!ドライブで行こう!定番から穴場まで https://www.jalan.net/rentacar/drive/200000/8517/ 2019年01月7日 東尋坊 日本海に突き出した柱状の断崖が1km余も続く奇観で、輝石安山岩の柱状節理という地質学上にも珍しい奇岩。国の名勝・天然記念物に指定されており、断崖上に荒磯遊歩道(約4km)が続いている。また、すぐ下から観光遊覧船が運航しており、海上から眺める東尋坊もひと味違った見ごたえがある。 東尋坊 所在地 〒913-0064 福井県坂井市三国町 交通アクセス (1)えちぜん鉄道 三国駅からバスで15分 その他情報 規模 :高さ約25m お問い合わせ 0776-43-0753 ホームページ http://kanko-sakai.com/
●かれさんすい【枯山水】    水を用いず、石の組合せや地形の高低などによって山水の趣を表した庭園。   ●枯山水 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/枯山水 枯山水(かれさんすい、かれせんずい)とは日本庭園や日本画の様式・風のひとつである。仮山水(かさんすい)、故山水(ふるさんすい)、乾泉水(あらせんすい)、涸山水(かれさんすい)ともいう。
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yukiosa-progress · 6 years
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30th Dec. 2018, Sunday
PLPロンドン_15週目_Yuki OSA
《旅の備忘録》
12/22 05:55 LTN → 09:50 BRI
N16のバスに乗って、旧市街手前で降ろしてもらう。バスの中の譲り合いや、チケットの受け渡しに南伊の人々の暖かさを感じる。
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歩いて15分ほどで大通り沿いにある宿の近くまで着いたが、Googleマップの場所に宿がなく、右往左往。近くのビルの警備員の人に聞いてみたところ、その人もわからず、一緒に探してくれる。キオスクの友人に聞いてくれたりして、地図のポイントがワンブロックずれていることが判明。御礼を言って別れる。
宿の中は旧式のエレベーター。それを取り囲むように階段が螺旋状に上がっている。エレベーターは少し乗るのが気が引けて、階段で登る。
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4階の宿に着く。両開き扉が狭い。片側だけ開いていて、肩幅ぎりぎりで荷物が引っ掛かる。
中には宿のおばさんと招き猫の人形が腕を振っている。受付前に立つイタリア人らしい長髪に少しパーマのイケメンがおばさんと話している。挨拶をするとその人もなんとフローレンスで学んだ建築家らしい。今晩エンジニアの友人とご飯を食べるけど一緒に来て語らわないかと言われたが、アルベロベッロに経つのでいけなかった。誘ってくれるだけで嬉しいと伝えた。またマテイラに行くことも伝えたら、マテイラは来年ヨーロッパのカルチャー首都に2019からなるという情報を教えてくれた。
部屋から若い女性がチェックアウトをして出て行く。
支払いを済ませると、おばさんが入浴用タオルを貸してくれた。優しい。お茶も飲まないかと言われたが、アルベロベッロ行きの電車が迫ってい��ので、丁寧に断った。
宿泊用の荷物を置き、手提げだけ持ちバーリの駅まで徒歩で向かう。10分ほどだが碁盤の目状の道はとても長く感じる。
駅に着いてみると掲示板に乗る予定の電車がなく焦る。駅員のおじさんに聞くと、違う駅だから地下を歩いて左に行けと言われたが、行ってみても何もない。引き返し通行人のおばさんに聞くがイタリア語でわからず。そうこうしているうちに、時間が迫りのこり3分。焦っていたところ、駅員の若い女性が地下に潜り反対側の車線のところが違う駅なのだと教えてくれる。ややこしい。
また地下に潜り反対側の車線まで走ってなんとか間に合うことができた。
12:03 Bari central→ 14:05 Alberobello
プッティガーノに着くとバス停があり、そこで待機。待つこと30分ようやくバスが来る。そこでもタバコを吸ったおばさんに助けられる。南伊の優しさに感謝。
アルベロベッロに到着。するも新市街に降ろされ場所不明。Wi-Fiもないので右往左往。ガソリンスタンドの売店のおじさんに教えてもらう。
トゥルッリの地域着。石積みのとんがり屋根状の家々が建ち並ぶ丘陵の眺めに感動。
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インフォメーションセンターを探していると、美味しそうなパン屋。朝から何も食べていなかったので、プンチャをオーダー。15cmほどの温められた丸く薄べったいパンに、トマト、モッツァレラチーズ、ベーコンが挟まっている。美味。
バンダナっぽい旧式の帽子を被ったパン屋のダンディなおじさんに、インフォメーションセンターの場所を聞くと、何しに行くんだと聞かれ、地図をもらいにと答えると、うちにもあるからちょっと待ってろ、と引き出しを開けて地図を取り出すと、名所や巡った方が良いところを丁寧に教えてくれた。感謝。
プンチャを片手に食べながらトゥルッリの街並みを登る。石積みの狭い階段の両脇は、観光客向けの店で犇めいている。お土産には興味がないが、トゥルッリの内部が気になるのでいくつか入ってみる。とんがり屋根の裏側上部まで塗装されているところが多いが、石積みをそのまま見せているところも。円形の平面を長い二本の木製の梁が流れる。
観光店通りを離れ、住居群を歩くと、屋根の補修工事現場にあたる。しばらく眺めていると、その場で石を砕き、丁寧に石を積み上げていく技術はまさに職人技。1273年から続く技術の伝承。厚さ大きさの違うライムストーンを使い分け積み上げていく。分厚く大きな石は円形の壁に使われ1.3~1.8mほどよ壁を形成する。その上に木製の梁を二本流しつつ、屋根が上に乗る。屋根は三層構造で、まずはじめに屋根の構造となる20cmほどの少し厚めの石を内部空間側の斜め状の角度に合わせカットしながらとんがり状に積んでいく。この角度には緩やかさ加減を徐々に変えて、長年の構造に耐えうる知識が詰まっているらしい。次に隙間を埋めるための砕けた細かい砂礫を詰め込んで、最後に薄い石板を瓦状に積んでいく。屋根の最上部には、十字架だけではなくユニークなシンボルが、キリスト教の様々な願いや想いを込めた形豊かなかたちで表現されていると同時にキーストーン同様の役割も持ち、屋根全体のアーチ構造の重しにもなっている。外壁を白く塗装するようになったのはいつからか不明だが、1つの家が同じ素材で出来上がっていく光景は感嘆に値する。しかもその素材は、同じ地域から産まれた石なのだ。風景に対して相性が良く感ずるのはそういう事由であると感心。
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17時過ぎに日が暮れて、そこからは夜のバスまでの6時間をどうするか考える。最近の色々な悩みなどを抱えつつ、思索に耽りながら直線上に歩き続けていると、大きなバシリカ様式の教会にあたる。中世の都市構成の誘導的意図を感じる。
中へ入り、お祈りなどをしつつ、座っていると、子供のためのクリスマス礼拝が始まる。賑やかな子供達が礼拝を済ませ帰っていく。
どれくらい座っていただろうか。気がつくと今度は大人たちのクリスマス礼拝が始まっていた。壮大なパイプオルガンの音や賛美歌の音、僧侶の聖書を読む声などが、幻想的に礼拝堂内に響き渡り、目を閉じて耳を澄ませる。
教会に滞在すること3時間半。とても心が落ち着いていた。
あてもなく夜の街を歩く。
夜のトゥルッリは、昼とは違った趣を見せる。月明かりと街灯に照らされた影の陰影が深いためか。
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子供達が夜にもかかわらず大人も伴わず出かけていく。街角には井戸水の蛇口があり、そこへ首を傾けて口を近づけ飲んでいる。私も飲んでみようか。
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20分ほど歩くと、広場にでる。広場はとても賑わっており、様々な店舗が出ている。
徐々に子供の数が減っていき夜も更ける。
23:25 Alberobello → 00:40 Bari
バスの中で寝過ごさないか心配であったが、なんとか宿に到着。
STAY@ Bari “MoViDa CaVour”
12/23
カフェでバスを待つ。本場のカプチーノは濃い。
クロワッサンも密度あり。
7:25 Bari → 8:35 Matera
マテーラに到着する。が、徒歩30分程度離れた新市街にて降ろされる。
途方に暮れていたところ、同じバスでバーリから来た、2人の若いカップルに話しかける。2人ともバーリで法律を学んでいて、来年就職らしい。今日はクリスマスイブ前日のワンデートリップにマテーラまで来たと言う。彼女の方は日本に二回も行ったことがあるらしく、話が弾む。旧市街広場までは道のりが同じで、一緒にローカルバスに乗り向かう。
旧市街着。カップルと別れる。
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別れ際に教会になぜドクロが彫り込まれているのかについて少し話した。
南伊では結構多いらしい。
STAY@ Matera “L'Ostello dei Sassi”  
宿着。荷物を置く。荷物といってもA4サイズのリュックだが、一日中担ぐのは応える。
15分ほど待つと受付の人が出勤してきたので、荷物を置いて良いかと聞くと、チェックインもできるということなので、そうする。イタリアのユースは一泊16ユーロくらいが相場で、どこも安い。
今回泊まるところは、マテーラ特有のサッシと呼ばれる岩窟住居をホステルに改装したところ。
荷物を置き、街へ出る。
光と影のコントラストが素晴らしい。街全体がどこを切り取ってみても彫刻作品として成り立つのではないか。
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階段の折り重なる迷路のような街路を歩き、散策する。
サンタルチア教会を前に、殉難をあらわす聖杯のシンボルを目にする。この土地の人々が受けてきた、耐え抜いてきた苦悩や災難を思う。私事の悩みが小事に思える。
農家の家の跡、復元などを見つつ、土地の特性に合わせて工夫された生活様式を学ぶ。雪を貯めるシステムなども面白い。
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歩き続け、登り続け、大聖堂手前の高台の道の途中にあるカフェで立ち止まる。
昼もとうに過ぎていた。
喉がとても乾いていたため、カフェアメリカーノを頼むと、バシリーカ州産のクッキーを一緒に出してくれた。とても美味しい。
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1時間ほど座りながら景色を眺め、考え事をする。
続きの坂道を登ると、大聖堂があり、その眼下のもう1つの集落が見渡せる高台に着く。
日も上りきり15時くらいにはなっていたかと思うが、高台広場にあるベンチで、鞄を枕に横になる。
とても心地よい。
太陽と、風と、温湿度が最高のバランスでミックスされた感じ。
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その後は当てもなく歩き続け、日も傾き、そろそろ帰ろうかという気持ちがよぎった時に、ダリの作品である彫刻が見えた。
どうやら、サルバドール・ダリの美術館が岩窟住居の跡地に整備されているようだ。
ダリの天邪鬼というべきか、すべてに対する反骨主義の徹底した作品コンセプトに感銘を受ける。
時間の速度は個人の感情や心の景色、触感、聴感、嗅感、立場であったり、周りの環境であったり、すべてに触発されて、まったくもって安定したものではない。不合理、不条理という言葉を久しぶりに目にした気がする。合理的なものと非合理的なものの狭間。不条理は時に災難もあれば、圧倒的な美を生み出す時もある。それを取り持つ合理的な知性といったところであろうか。
また、女性の秘める美しさに対する彫刻表現にも驚嘆した。シュールレアリズムの作家についてはほかにあまり知らないが、コンセプトはとても強い不条理に対するメッセージやイデオロギーを持ち合わせているが、その反面コンセプトと作品自体の一貫性はとても強く感じると思う。これほど説明を聞いて、なるほど、と感じる芸術作品はあまりないと思った。
だいぶ遠くに来ていたのか、帰路がかなり長く感じる。
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旧市街を出ると、新市街との境界沿いの細長い広場に出る。そこを東の端にある宿まで、歩いていく。
途中で突然名前を呼ばれ、誰かと思い振り向いたら、今朝のバーリから来た法律を学ぶ学生カップルであった。どうやら彼らは30分後のバスでバーリへ帰るらしい。一日中誰とも話していなかったからか、珍しくとても話したい気分ではあったが、彼らのバスの時間もあるため、惜しみつつお別れをした。
宿に荷物を置き、寒さに耐えられる服を着込み、夜の街へ再び出かける。
ラビオリを食べる。
量は少ないが、黒トリュフの香りがとてもよい。
旧市街へ再び行き、今朝とは違うルートで歩く。
満月である。
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ふと、隙間風を感じる。
崖沿いの厚さのある石積みの手摺に腰をかけ、崖に足を投げる。
12/24
08:35 Matera → 12:20 Naples
朝起きて、30分程度歩く。
バスを待つ。
ナポリへ向かう。
マテーラは高木と呼べる木々がとても少なく、そのために岩窟住居が発展していったのかもしれないが、西へ向かうにつれて、風景が変化し、木々が増えていく。
太陽の照らす芝に寝そべる牛を見る。
ナポリに昼に到着する。
いつものようにインフォメーションセンターで地図を貰うべく、探すが一向に見つからない。
昼も食べてから宿に行こうかと思っていたが、仕方なく、歩き始める。
街が汚い。
パリ北駅などの治安の悪さと同質の雰囲気を感じる。
足早に歩き続ける。
いつのまにか道幅がとても狭い旧市街へ。
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歩いていると、上の方から名前を呼ぶ声が聞こえる。ユースホステルを利用して、こんなことは今までなかったから正直驚いた。
むしろ、呼んでもらえなかったら入口を見つけられなかった、と後から思う。
STAY@ Naples “Giovanni's Home”
3階に上がり、ジョバンニの家に入る。
70過ぎの小太りな優しいお爺さんといった印象だ。
奥の方で、1人の青年が手作りパスタを、丁寧にトレイの上に並べている。
ジョバンニ曰く、今からこのパスタを茹でて、宿泊している皆んなとランチを食べるという。
もちろんお前も食べるよなと言われ、驚く。
状況が読めない。
奥の青年は誰なのか。
ジョバンニは荷物をとにかくロビーにおいて、キッチンに来いと言う。
バシリーカ州特有の、とてもシンプルなパスタを作ると言う。Stracinati con i peperoni cruchi e mollica と言うパスタのようだ。ドライチリペッパーと乾燥したパン屑を使うガーリックとオリーブオイルの効いた素材の味がわかるパスタ。
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その後、シンガポール人の2人が宿に帰ってきて、さっきパスタを並べていた青年(ブラジル人のジョアオと言うらしい。彼も私の2時間ほど前に到着し、突然パスタ作りを手伝わされたと言う)と、ジョバンニと私のその日宿にいたメンバー全員で出来上がったパスタを頂く。
とても美味しい。
話が弾み、全員の距離がぐっと縮まる。
今日がクリスマスイブであることを忘れていた。
その後、ジョアオとともに、ジョバンニからのナポリレクチャー(とても歴史に対しても話が深く、地理学的な観点から、火山の種類、彫刻芸術、現代建築家の作ったメトロの駅まで話が及ぶが、とにかく話が長い。)を聞く。
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16時前になっていた。
ジョアオとともに街に出る。
ジョバンニお勧めの教会や円形競技場が住宅に変化したところ、地下通路などを探してみるが、どこもクリスマスイブのため閉まっていた。
途中雨が降ってきた。
やたらとジョアオはセルフィを撮っている。
彼からすれば私はやたらと路地を撮っている、と思っただろうか。
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旧市街はどこも開いていないから、海でも見に行こうと言うことになり、海岸沿いの城や広場などを眺めつつ歩く。
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彼とビールを片手に海沿いで飲む。
In to the wildの映画の話で盛り上がる。
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さておき、彼はなんと19歳。私より10歳も若い。political science の中のstates sienceという、地方行政のマネジメント、デモクラシー、それらの歴史を学んでいるという。特に中世が好きらしい。シンガポール人にあとでブラジルの政治は酷いよねとからかわれていたが、そんな事はない、夢のある学問だと思う。
12/25
8:30 Naples → 10:00 Amalfi
アマルフィ着。
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クリスマスなのでナポリにいても仕方がないと思いアマルフィに来たが、ここもほぼ閉まっている。
一件だけ海岸沿いに開店しているカフェを見つける。
とりあえずエスプレッソ。
海と崖と集落の奏でる光景が素晴らしい。
1時間ほど座りながら景色を眺める。
ガラガラだった周りの席も、客で賑わいを見せる。そろそろかと思い、立ち上がる。
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クリスマスで唯一開いているのは教会。アラブシシリア様式の縞模様の入った列柱廊のある大聖堂に繋がる大階段を登る。
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天気が良い。
太陽がクリスマスを祝福している。
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教会に入るとミサの最中であった。
アルベロベッロの経験でクリスマスミサの流れや、お祈りの仕方なども分かっていたので、参加する事にした。
特に隣の人々と握手をして、隣人を愛し助け合うことを確認することがとても良い。
太陽の差し込む礼拝堂と、とても美しい歌声に、本当に自分でも驚いたが、涙が止まらなかった。
ハンカチで顔をふく姿が周りの人々には不思議だったかも知れないが、感動したのだから仕方がない。
ミサの後、街に出た。
観光客の姿が朝よりも増えている。朝閉まっていた店もぽつぽつと開いていた。2割弱の開店率といったところか。
中央通りを登っていくと紙に関する美術館があるとの情報を得たので登っていくが、見当たらず。当然のように閉まっていて見つけられなかっただけなのか。
その代わり、その道を登り続け、途中から獣道に変わる。
渓谷が深くなってゆく。
地元の人がBBQをした跡などがあったが、基本山道で枝を避けながら進んでいく。
渓谷の反対側は陽があたり、レモン畑が傾斜地に並んでいる。
どうにか反対側へ行く事はできないかと思い、渡れる橋を探すが見当たらない。
まっすぐ行くと、唯一昔の水道橋のような廃墟が現る。入口手前まで歩いて行ったが、昼にも関わらず、先が見えない暗闇。
仕方なく引き返す事にする。
アマルフィの街は、渓谷の中央に車が一台通れるくらいの幅の一本の道が海岸まで貫通していて、基本的にその道沿いに商店や薬局、クリニック、教会、ホテルなど小さいながらに隣りあいながら並んでいる印象だ。その道から一つ脇に入ると渓谷の両側に登るような感じで入り組んだ階段状の通路が張り巡らされている。通路の幅は人1人が歩ける程度なので80センチくらいだろうか、すれ違うのは肩を傾けなければいけない。とにかくこの通路が面白い。階段を登っては等高線に並行に歩き、また登る、を繰り返す。陽が当たるところもあれば、洞窟状に家々の下をくぐり抜けるものもある。
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どのくらい登っただろうか、階段の両脇は家や高い壁で囲われているので、自分のいる場所を把握するのが難しい。
谷側の廃墟の壁の柵状の開口部から、明るく漏れる光があった。
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覗くと廃墟の中には陽が溢れんばかりに入り込み、青々と茂る草の上に寝そべる一匹の猫がいた。最初警戒していたが、やがて堂々と再び寝そべりこちらを眺める。こちらも優しく見つめ返す。
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猫を側に、頭をあげて目の前を見ると、廃墟の谷側の壁は崩れほぼ在らず、アマルフィ全体の街並みが見渡せた。
先程のクリスマスミサを受けた教会やその塔も見える。渓谷の反対側の家々もよく見渡せる。
足元にはレモン畑も広がっている。
そこからは素晴らしい景色が続いていて、等高線状に歩みを進める。
テラスがあり、そこの手摺に腰掛ける。
誰も来ない。
洗濯物を干しているおばさんが家の中の誰かと話をしている。
犬が吠える。
猫が足元のレモン畑をこっそりと通��抜ける。
波の音がざわざわと耳に届く。
すべての音が陽の光と調和しているように感じる。
傾斜地の家々が開けている狭い通路をそれらの音が風に乗って通り抜けてくるかのような感触。
もちろん陽で暖められた風の音だから、気温は寒いが暖かく感じる。
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夕日が沈み、中央広場に行く。
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16:45 Amalfi → 18:15 Naples
待ち合わせ時間の15分前に運転手が来ていた。
礼をいい、ナポリまで乗せてもらう。
途中アマルフィ側では沈んでいたように見えた太陽が山を越えると、まだそこにいて、ナポリの街を紅く照らしていた。
ヴェスーヴィオ火山の稜線が綺麗に浮かび上がっていた。
尾根と谷側をぐるぐると回りながら降りていくので、同じ景色を微妙な高さの違いと、刻一刻と太陽が下がっていく時の変化を感じながら降りるのが面白い。
STAY@ Naples “Giovanni's Home”
ナポリの中央駅で降ろしてもらい、宿まで30分ほど歩いて帰ると、パスタ(ペンネアラビアータ)を全員分の量をまとめて料理している最中だった。
宿泊する人が昨日の3人から6人に増えている。
全員男。
バーリで農業を学ぶイラン人、アメリカ人、耳の聞こえないフィンランド人だった。
夕食は筆談で盛り上がり、さすがアメリカ人はデリカシーないこともずばすば聞くんだなと、思いながらも夜は更けた。
普段はお酒が禁止なホステルだが、今日はクリスマスだからと、解禁してみんなで瓶ビールを開けた。
即席の旅のチームを結成し、明日のポンペイ日帰り計画の予定を立てている。どうやらみんなは明日7:30の列車に乗るらしい。早起きなのにこの時間まで起きていて大丈夫か。
私はすでに別行程で予約を取っていたので、フィンランド人と筆談を続ける。
12/26
朝10:20のバスだったので、8時頃には宿を出て、ナポリの街を散策することにした。
朝起きた時には即席チームメンバーの姿はなかったので、無事起きれたのであろう。
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8時半からカペラ・サンセベッロがオープンするということなので、行ってみた。
噂には聞いていたが、とても地味な路地裏にチケット売り場と入口がある。
フリーメイソンの集会所としての教会でもあったらしい。
路地裏に着くとまだ10分くらい時間があったので、周辺をふらついていると、お馴染みのペペロンキーホルダーを大量に持ったおじいさんがいたので、五つお土産用に購入することにした。
ペペロン=チリペッパーはナポリの特産品であることを、ここに来て初めて知った。
カペラ・サンセベッロに入ると、教会としてはかなり小振りな側廊もなく、長方形の中廊のみがある小さな空間であったが、中は至極の彫刻であふれていた。時間を忘れて作品の前に立ち尽くす。
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他にナポリでは古代地下通路なども見てみたかったが、時間が無いため諦める。
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Half day Pompeii tour from 10:20
ポンペイ着。
ギリシャ人達がクリスチャンニズム以前に神達を祀っていた神殿がバシリカといい、それがローマ人によって教会として使われるようになったという話を聞く。
他にも2度のヴェスーヴィオ火山の噴火の話、2万人いた都市の4千人しか遺体が見つかっていない話、都市の1/3は未だ地中に眠っていること、ローマ人の円形劇場の一日の使い方、パン窯がシェルター兼保存食置場になっていたこと、ローマ人は朝7時から13時までの6時間しか働かず、その中に1時間の昼食時間が含まれており、ロバの馬車で渋滞を作りながら、商店のカウンターに並んだ話、商店の昼食のテイクアウト皿はパンで出来ていて、それを奴隷達に食べ終わった後に与えていてそれがピザになったのでは説の話、仕事が終わるとスパに並び、風呂に入り家に帰っていた話、風呂場のトイレのお尻を拭くスポンジは一つしかなく、遅くいくと他の人が使ったやつで尻を拭かなければいけないことからsomeone’s spongeということわざができた話、下水処理設備が無かったため、道路の車道を垂れ流しで、膝高さ程度の歩道が整備されて道を渡��ときは飛び石が使われていた話、その飛び石はロバ二匹に馬車を引かせていて120センチの車輪幅でそれが今でもヨーロッパの鉄道規格として使われている話、娼婦館のレッドライトの起源の話など、いろいろ驚くべき話を英語フランス語スペイン語を使い分けるガイドから聞き、ポンペイで半日過ごす。
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フロリダに家族を置いて一人旅をしているお爺ちゃんのジョンと仲良くなる。
ジョンが奥さんにハート型のお土産を買っている。
ナポリに到着。
PLPで同僚のマリアと15時に海岸沿いのピザ屋で待ち合わせ。
時間通りに着くが、一向に現れず。
30分ほど待ち、仕方がないので道行く子供連れのピンク色のダウンジャケットを着たお母さんに、iPhoneのネットワークをシェアしてもらい、WhatsAppでマリアに連絡する。
どうやら車で来ており、駐車場が激混みで見つからないとのこと。
マリア到着。
まだ駐車場が見つからないらしい。
車に移動。
マリアの妹のリザが助手席に座っている。
リザめちゃくちゃ美人。
2人ともナポリ生まれで、クリスマスに合わせ実家に帰省しているとのこと。
リザはマドリードでエクスペディアでイタリア担当の企画マネジメントをしているらしい。
ファッションも好きで、将来は自主ブランドを立ち上げたいらしい。確かにオシャレ。
車を止めて、ピザ屋を探す。
当初の行こうとしていた店はすでにいっぱい。
ウェイティングリストも一杯で名前をかけないほどの人気店。
仕方なく、3人で海沿いを歩く。
雲ひとつない快晴の天気だ。
時間は4時を回り、太陽はすでに夕日と呼べるほど空を紅く染めている。
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リザが足を止め、店のウェイターに声をかける。
他にも列を作り並んでいる客がいるにも関わらず、即座にテラスの座席に案内してくれる。
これが美人の力か。
男一人旅にはありえない光景を目の当たりにする。
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マリアが赤ワイン大好きなので、MOIO57(モイオ チンクエットセッタ)という赤をボトルで頼む。
運転大丈夫?と聞きつつ、イタリアはいいのよ、と自慢気。
ダメだろ、と思いつつ聞き流す。
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ここまでパスタしか食べておらず(ラビオリ、ストラッシナーティ、パスタグリル、タッリアテッレ、ペンネアラビアータ、トルティーニといった感じ)、ようやくピザを食べることができた。
1人ひとつづつ注文し、みんなで分ける。
3時に遅い昼飯をブランチ的に食べようと言っていたのが、もはや夜飯も兼ねることに。
定番のマルゲリータは最高。
シシリアーナピザは旧シチリア王国の南イタリアならではのピザで、マルゲリータと同じトマトベースだが、茄子や諸々地域の野菜が使われていて美味。
そしてホワイトベースのサルシッチャ&フリィアリエーリ パンナ プロスキュート エ マイスは、リザの好物らしく、スパイシーなソーセージと青物の葉とチーズが相まってとても美味しい。
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そのあと店を変えて、リモンチェッロを3つ食後酒としてみんなで飲んで、お別れ。
バスの出発時刻に遅れそうで走ることになったが、なんとか間に合いローマ行きのバスに乗る。
21:00 Naples → 23:30 Rome
ローマ23:30着。
バスターミナルなのでタクシーなども見当たらず、ローカルバスもこの時間だけに止まっている。宿までの地図も分からず、仕方なしにターミナルの誘導員の黄色いジャケットを着たおじさんに、タクシー乗り場知らないかと聞いてみると、まってろといい、バスターミナル外の柵側の暗闇にひたすら誰かの名前を呼び続ける。
そういうシステムか、と思いつつ、暗闇から現れたタクシーもどき運ちゃんらしき人を紹介される。
まぁ他に手段がないから仕方ないと思い、値段と行き先を交渉する。一応値切り交渉は成功。
英語があまり喋れないらしく、なぜかフランス語で道中会話。ローマの治安情報や、ローカルバスの乗り方や、オススメのレストランなどを聞く。
宿に到着。
STAY@ Rome “The Yellow”
イエローホステルは受付ロビーと宿泊部屋、バー、などが普通の二車線道路を向かい側に挟んで、道路やテラス席などを取り囲むように構成されている。
先程まで暗く治安が悪そうに感じたローマの街がこの道の中央の一画だけ明るくかつWi-fiも飛び、人で溢れ、とても安全に感じた。
6人部屋の二段ベットの下に荷物を置き、バーで1人IPAを飲みながら、明日の飛行機までの時間とルートを考える。
プライベートな悩みも相まってすこし孤独モード。
周りはパーティらしく、おそらく知らない人同士が出会い話し盛り上がっているが、混ざる気になれず、地図を眺める。
1時半に就寝。
12/27 
8時前にチェックアウトをし、荷物を預け街に出る。
道端の地元民が行きそうなカフェでエスプレッソを飲む。
パンテオンに向かう。
30分程度の道のりを50分程度かけて歩く。
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途中トレビの泉をたまたま通り過ぎたが、朝にもかかわらず、観光客が中央でセルフィーを撮らんと押し合いしている。
昔は泉の水の循環システムってどうしていたんだろうか、などぶつぶつ考えながら通り過ぎる。
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パンテオン着。
9時開館と書いてあったが、すでに開いている。
人少なめ。
1時間以上滞在する。
太陽の動きを見る。
想像していたよりスケールがとても大きく感じた。
重機ない時代にどうやって施工したんだろうか。
そして幾何学の床モチーフ含め、厳格な構成美を体感する。
あとで帰り道にもまた来よう、陽の光がどう動いているのか確かめようと思い、パンテオンを出る。
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人通りの少ない裏路地やノヴァ広場、駐車場などを抜けて、エンジェル橋を渡りながらバチカンに到着。
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サン・ピエトロ広場は確かに大きいが思っていたよりもヒューマンスケールよりかな、と感じつつ列に並ぶ。
途中のインド人らしき自称ガイドが、列に並ぶと数時間入れないけど、ガイドツアーチケット(75€)買えば並ばずに入れるよ、と言っていて胡散臭いなと思っていたが、案の定、何のことない30分ほど並べばセキュリティゲートに着き、無料で入れるではないか。
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並んでいる途中、そのチケットを買ったであろう人が列を抜かして行ったが、セキュリティゲートの手前で止められて結局並ばされていた。詐欺なのか。騙されなくて良かった&よく教皇のいるバチカンの目の前で詐欺ができるもんだ、と感心しながら並ぶ。
広場と反対に教会の建物自体は若干のオーバースケール感を感じた。ただ中の光の取り入れ方は計算され尽くしているように感じ、来場者が神秘性を感じるように光の移動と芸術品の配置や側廊のリズムなどが決められているように感じた。
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ただアマルフィで感じたような涙は出なかった。権力的な威圧感も同時に感じたからだろうか。
建築が言葉なくも語りかける空間の性格みたいなものに、この旅の中で敏感になっているように感じた。
クーポラに登る。
ひたすら螺旋階段をあがり、最上部に到着。サン・ピエトロ広場だけでなく、ローマ全体が見渡せる。素晴らしい都市軸。
すべての道はローマに通ずという言葉があるけど、正確にはローマのどこを目指しているのだろう、バチカンか、でもそうも見えなかったなぁ、などとぶつぶつ言いながら螺旋階段を降りる。
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帰り道パンテオンに立ち寄る。
正午過ぎの光。
奥まで入り込んでいたが、不思議なことに、朝よりも全体が暗く感じた。
なぜだろうか。
コントラストを強く表現して、神秘性を高める効果を狙っているのだろうか。
ちなみに中央の屋根のガラスはもともとガラスだったのだろうか、勉強不足だからあとで調べよう、などと思いつつ宿へ荷物を取りに帰る。
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昼食をとりつつ、空港までのバスを待つ。ローマはFCO空港まで1時間ほどかかる。
遠いいが、国際線なので早めに到着。
18:00 Rome FCO → 20:40 Croatia ZAG
STAY@ Zagreb “Hotel Central”
クロアチアの首都ザグレブに着く。
22時前にホテルに着き、MJS同期2人と待ち合わせ。
3人で夜の広場を巡る。
三ヶ月振りの再会で、近況を話し合う。
やはり楽しい。
12/28 Zagreb
朝からマーケットや旧市街を巡る。チェッダーチーズというヨーグルトを固めたようなチーズが有名らしく、同じ商品を10人くらいのお爺さんお婆さんがそれぞれ違う屋台を出して、売っている。買う人はどこを選べばいいのやら。
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クロアチアの伝統料理を食す。サルマという名のロールキャベツうまし。
チーズと薄肉ポークのハムカツにチェッダーチーズをすこし付けて食べる料理もうまし。まさにハムカツだよね、といって盛り上がる。
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午後4時のバスでプリトヴィッツェ国立公園へ向かう。
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12/29 Plitvice Lake,  Dubrovnik
朝8時15分に宿の主人に車で国立公園第二入口まで送ってもらう。
5時間歩く。
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虹鱒の唐揚げが有名らしいが、食べることができなかった。
ザグレブ経由で、ドブロブニクへ向かう。
ドブロブニクの宿23時着。
夜の城壁で囲われた街を散策。
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12/30 
朝、日の出を海岸沿いから眺める。
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カフェで朝食を食べ、城壁を巡る。
一周するのに約2時間。天然の要塞と人工の石積みと自然の美しさを兼ね備える素晴らしい都市である。
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その後ロープウェイで山頂まで登り全体を見渡す。
クロアチアの国旗が快晴の空をはためいている。
旅もここまで。
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ドブロブニク特有の海鮮料理をみんなで食し、お別れ。
次会うのは9ヶ月後になるか。
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後ろ髪引かれる思いの中、空港へ向かう。
ロンドンへ向かう。
16:30 DBV → 20:45 LHR
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