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NHKは,2017年8月13日,恒例の日本軍悪玉論にのっとった番組のひとつとしてNHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験」(五十分)を放送した.それにとどまらず「大きな反響があった」として五ヵ月後の今年一月二十一日,二倍の長さに再編集してBS1スペシャル「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」(百分)を放送した
七三一部隊とは関東軍防疫給水部の通称である.防疫給水部は日本陸軍に置かれた疫病対策を目的とした医務と浄水を行う部隊だ.七三一部隊が細菌戦の研究も行っていたのは事実だが,細菌兵器の人体実験や中国での実地使用については見方が分かれている
これらの番組では,今回NHKがロシア国立音声記録アーカイブで発見した,「ハバロフスク裁判」における被告と証人の音声テープを証拠として関東軍による細菌兵器の人体実験と実地使用を事実として報道した
なぜ今ごろ六十八年も前のハバロフスク裁判なのか.私は「死人に口なし」の故人被告を当時の音声テープを持ち出して一方的に裁く「第二のハバロフスク裁判」(今度は欠席裁判)を意図したと見ている.ふたたび極悪非道な犯罪者として断罪したのである
ハバロフスク裁判とは,ソ連極東のハバロフスクで一九四九年十二月二十五日から十二月三十日までの六日間,主に関特演(関東軍特種演習)や関東軍防疫給水部,いわゆる七三一部隊などに関して抑留日本将兵を裁いた軍事裁判のことである.ハバロフスク地方は十五万人以上の日本人を抑留した最大の抑留地であり,かつ最後に日本人「戦犯」を集結させた収容所もあったし,日本人向けの宣伝新聞「日本新聞」を編集発行した場所でもあるから象徴的な意味を持っていた
NHKはこのハバロフスク裁判が公正な取調べに基いた公正な裁判であるとの前提で,音声テープをあたかも鬼の首を取ったかのように放送した.しかし,ソ連における「戦犯」裁判に公正な取調べも公正な裁判もなかったことはとうに明らかなのだ.この番組には共産主義独裁国家の司法制度に対する理解がまったく欠けているといわざるをえない
まず日本兵のシベリア抑留が国際法(ジュネーヴ条約)とポツダム宣言の「日本兵は速やかに帰国させるべし」との規定に違反する不法な長期抑留であった.加えて,「戦犯」裁判は,弁護士の接見など容疑者の正当な権利などかけらもない密室での強要,拷問などを伴う長期の尋問によってでっちあげられた尋問調書を証拠として,まともな審理も弁護もないままあらかじめ決めた判決を言い渡すだけの形骸化した裁判だった.私はかねて日本人「戦犯」受刑者は無実の囚人だと論証してきた
その「戦犯」裁判のひとつであるハバロフスク裁判も後述するようにフェイク(偽)裁判,もしくは暗黒裁判である.それゆえ,この裁判での被告の供述と証人の証言は,たとえ当人の肉声テープであっても真実を証明する証拠と認めることはできない.言い換えれば,このテープには裁判での証拠能力がない
念のために申せば,音声テープの証言内容がすべて嘘だといっているわけではない.ハバロフスク裁判の虚妄性を踏まえた上で,個々の証言が真実なのか真実でないのか,厳密かつ公正に検証すべきなのである
まずNHKは大好きな日本国憲法の第三十八条第二項をよく噛みしめてみるべきだろう
《強制,拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は,これを証拠とすることができない》
これは近代法の大原則である.国内の冤罪裁判には過敏なほど反応をするNHKなのだからこの条項の重要性はもとより承知のはずだ.仮に強制,拷問,脅迫はなかったと仮定しても,ソ連で四年の長きにわたって抑留・拘禁されたなかでの供述というだけで法廷での証拠能力は否定されるであろう
ソ連はシベリア抑留の当初から捕虜にした日本人軍民のなかから「戦犯」を捜し出して裁くという行動を意図的に取った.満洲,北朝鮮,樺太,千島に侵攻したソ連軍は,悪名高い「スメルシュ(防諜特別管理局)」を使って日本人軍民の「戦犯」容疑者を摘発し拘束した.摘発の対象となったのは山田乙三関東軍総司令官などの高級将校,憲兵,特務機関員だけでなく警察官,司法関係者,行政幹部,満洲国協和会関係者,民間会社の役員などの「前職者」も含まれた.もちろん七三一部隊の隊員もターゲットになっていた ソ連内務省捕虜抑留者管理総局の昭和二十四年三月二十二日付の資料によれば,八八七〇人もの日本人が「戦犯」容疑者として登録され,うち二〇六人が七三一部隊員となっている.このなかからソ連当局が公開裁判に出廷させるのにふさわしいと認定した人が東京裁判とハバロフスク裁判に被告や証人として出廷させられ,二六〇〇人余りが二十年,二十五年といった長期刑を宣告された ソ連では逮捕―取調べ―裁判―判決という形式は一応あった.しかしそれらの内実は西側の司法制度とは大きくかけ離れたものだったのだ.若槻泰雄の『シベリア捕虜収容所』などによれば,密告が奨励され,拷問が常套手段として使われ,自白が偏重され,裁判ではまともな弁護が行われず,実行行為ではなく企図や思想や職務が裁かれ,欠席裁判が横行し,銃殺や過重な長期刑が科されたのである 容疑者は監獄か収容所で取調べられるのだが,夕方から始まって深夜や明け方に及ぶのが常だった.寝静まった夜更け,薄暗い電灯の下で尋問されるだけで恐怖を覚えさせる.不眠と疲労で意識がもうろうとするなか自白を迫るのは一種の拷問だった.取調官が拳銃をちらつかせて脅すこともよくあった.このほか絶食,減食,水攻め,寒冷攻め,脅迫,暴力などがあった
以下はNHKによる捏造虚報情宣 731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~
戦時中,細菌兵器の開発を行った日本軍の秘密部隊,関東軍防疫給水部,通称731部隊.この組織の全貌を知る手がかりがロシアのモスクワで発見された.命を守るべき医学者が,なぜ人体実験に手を染めたのか.70年の時を経て明らかになるその真実とは
人体実験を主導したエリート医学者
当事者たちの肉声を記録した22時間に及ぶ音声テープ.終戦から4年後,731部隊の幹部らを裁くために旧ソ連で開かれた軍事裁判の音声記録だ.細菌兵器開発のために,生きた人間を実験の材料として使ったと証言されていた
「秘密中の秘密というのは,細菌戦をもって攻撃をやるという研究をやったということと.それから人体実験を行ったという2つの点であります」(関東軍 梶塚軍医部長の証言)
731部隊が実験を行っていたのは,中国東北部の旧満洲に��る秘密研究所.実験材料とされ,亡くなった人は3,000人に上るとも言われている.NHKが収集した国内外の数百点に及ぶ資料から,軍人だけでなく,東大や京大などから集められたエリート医学者たちも,人体実験を主導していた実態が浮かび上がった.専門知識を持った医学者が集められ,組織されたことで,実験が大規模に進められていったのだ
中国東北部ハルビンの郊外20キロに,今も731部隊の本部跡が残る.部隊は,周囲数キロに及ぶ広大な敷地で極秘に研究を進めていた.四角い3階建てのビルには最先端の研究室が並び,その中央には周囲から見えない形で牢獄が設置され,実験材料とされた人々がとらわれていたという
731部隊が編成されたのは1936年.当時,日本は旧満州に進出し,軍事的脅威となっていたソ連に対抗するため細菌兵器を開発していた.細菌兵器は当時,国際条約で使用が禁止されていたが,部隊を率いていた軍医 石井四郎は,防衛目的の研究はできるとして開発を進めた.部隊の人数は最大3,000人.石井は細菌兵器開発のため,全国の大学から医学者を集めていた
極秘だった731部隊の研究活動を公にしたのが,終戦の4年後に旧ソ連が開いた軍事裁判,ハバロフスク裁判.今回見つかった音声記録では,部隊の中枢メンバーが,人体実験の詳細を証言していた
Q 人体実験はどのように行われたのか,できる限り詳しく話してください
「昭和18年の末だと記憶しています.ワクチンの効力検定をやるために,中国人,それから満人(満州人)を約50名余り人体実験に使用しました.砂糖水を作って,砂糖水の中にチブス菌を入れて,そしてそれを強制的に飲ませて細菌に感染をさせて,そして,その人体実験によって亡くなった人は,12~13名だと記憶しています」(731部隊 衛生兵 古都証人)
医学者たちの指示の元で,致死率の高い細菌を使って人体実験を繰り返したと語られた
「ペストノミ(ペストに感染させたのみ)の実験をする建物があります.その建物の中に約4~5名の囚人を入れまして,その家の中にペストノミを散布させて,そうしてその後,その実験に使った囚人は全部,ペストにかかったと言いました」(731部隊 軍医 西俊英)
当時,日本軍は日本に反発する中国やソ連の人を匪賊(ひぞく)と呼び,スパイや思想犯としてとらえていた.ロシアで発見された資料には,逆スパイにするなどの利用価値がないと軍が判断した人は,裁判を経ずに部隊に送られたと記されている.その中には,女性や子どもも含まれていたと裁判で証言されていた
こうした人体実験に,大学から集められた医学者たちは,どう関わっていたのか.当時を知る元部隊員,三角武さんは事実を知ってほしいと今回初めて取材に応じた.部隊が保有する飛行機の整備に携わった三角さんは,医学者の実験のため,囚人が演習場へ運ばれたときに立ち会っていた.囚人は頭を丸坊主に刈られ,「マルタ」と呼ばれていたという
「杭を打ってね,ずーっと杭を打って,そこにマルタをつないどくんです.実験の計画に沿って憲兵が連れて行って,“何番の杭に誰を縛る”とかって,“つなぐ”とかっていう,やるわけね」(三角さん)
三角さんたちは少年隊員と呼ばれ,1年間,細菌学などの教育を受けた.指導したのは全国の大学から集められた優秀な医学者だった
「薬学博士だとか,理学博士,医学博士なんてえのが,いっぱいいますからね.だから『731部隊』って言えば,そういった各界の権威が集まってましたよ.」(三角さん)
元少年隊員の1人,須永鬼久太さんは,731部隊の戦友会が戦後まとめた名簿を保管していた.載っていたのは731部隊に集められていた医学者たちの出身大学と名前.こうした人々は軍に所属し,技師と呼ばれていた
NHKはこの資料のほか,現存する部隊名簿や論文から技師の経歴を洗い出した.その結果,最も多くの研究者を出していたのは京都大学,次いで東京大学だったことが明らかになった.少なくとも10の大学や研究機関から,あわせて40人の研究者が731部隊に集められていた
「技師」となった医学者たちは,軍医と並ぶ将校クラスとして位置づけられ,731部隊の中枢にいた.エリート医学者が部隊の研究を主導していた
大学と731部隊の知られざる関係
なぜ,これほど多くの医学者が731部隊に関わることになったのか.取材を進めるうち,部隊と大学の知られざる関係が浮かび上がってきた.最も多い11人の技師が確認された京都大学.京都大学大学文書館で,731部隊と大学の金銭のやりとりを示す文書が初めて見つかった
細菌研究の報酬として1,600円,現在の金額で500万円近い金額を受け取っていたのは,医学部助教授だった田部井和(たべい・かなう).致死率の高いチフス菌を研究していた田部井は,731部隊設立後まもなく赴任し,研究班の責任者になった
田部井がそこでどんな実験をしていたのか,部下が証言している
731部隊 衛生兵 古都証人:チブス菌を注射器でもってスイカ,マクワ(うり)に注射しました.そしてそれを研究室へ持って帰って,菌がどのように繁殖したか,または減ったか等を検査しました.そして完全に菌が増殖してるのを確かめてから,それを満州人と支那人に,約5~6名の人間に対して食べさせました
通訳:果物を食べた哀れな人間は,どうなったんですか
古都証人:全員感染しました
同じ時期,京大からは医学者7人が部隊に赴任.取材を進めると,教え子たちを部隊へ送ったとみられる教授たちの存在が浮かび上がってきた.大きな影響力を持っていたのが,京都帝国大学の医学部長を2度務めた戸田正三.戸田は軍と結びつくことで多額の研究費を集めていた 戸田の研究報告書には,陸軍などから委託された防寒服の研究で8,000円.軍の進出先での衛生状態の研究で7,000円.現在の額で合わせて2億5,000万円にのぼる研究費を得ていたことが記されていた
軍と戸田が関係を深めるきっかけとなったのが,満州事変だ.傀儡国家・満州国が建国されると,国民はそれを支持.こうした世論の中で,大学は満洲の病院などに医師を派遣.現地の人々を病気から守る防疫活動のためとして,ポスト争いを始める.東大や慶応大などと競いながら,京大は派遣する医師の数を急増させていく
こうした中,大学への影響力を拡大したのが731部隊だ.部隊内で石井に次ぐ部長を歴任した川島清は,731部隊には,昭和15年度だけでも今の金額で300億円の国家予算が与えられていたとハバロフスク裁判で証言している.巨額の予算を動かしていたのが731部隊の部隊長,石井四郎だ.京大医学部出身の石井は,母校の指導教官の1人だった戸田と関係を深めていた
教え子が書いた回顧録(雑誌「国民衛生」)には,戸田が中国の731部隊の関連施設を繰り返し訪れていたことが記されている.戸田と関係が深い教授の研究室からは8人の医学者が,京大全体では11人が731部隊へ赴任したことが分かっている
京大に次いで,多くの研究者が731部隊に集められた東京大学.取材に対し「組織として,積極的に関わったとは認識していない」と回答している.その東大の幹部が石井と交流していた事実が,取材から明らかになった.医学者で東大の総長を務めた長與又郎だ
遺族の許可を得て入手した長與の日記には,総長時代から石井と接点があったこと.そして退任後の昭和15年,731部隊の本部を長與が視察した際,水炊きを囲んだ歓迎会が開かれ,石井や東大出身の部隊員らが同席していたことが記されていた
東大からは戦時中,少なくとも6人が集められたことが分かっている
石井が大学の幹部と結びつく中で,集められていった医学者たち.医学者の中には,731部隊に送られた経緯を詳細に書き残していた人もいた.京大医学部の講師だった吉村寿人は,基礎医学の研究で多くの命を救いたいと医学者を志したという.国内で研究を続けたいと思いながらも,教授の命令には抗えなかったと回想している
「軍の方と既に約束済みのような様子であった.先生は突然,満州の陸軍の技術援助をせよと命令された.せっかく熱を上げてきた研究を捨てることは,身を切られるほどつらいことであるから,私は即座に断った.ところが先生は『今の日本の現状からこれを断るのは,もってのほかである.もし軍に入らねば破門するから出て行け』と言われた」(吉村の回想「喜寿回顧」より)
生理学が専門だった吉村は,731部隊で凍傷の研究を命じられた.当時,関東軍の兵士たちは,寒さによる凍傷に悩まされていた.その症例と対策を探る目的で人体実験を行っていた様子が,裁判で語られていた
「吉村技師から聞きましたところによりますと,極寒期において約,零下20度ぐらいのところに監獄におります人間を外に出しまして,そこに大きな扇風機をかけまして風を送って,その囚人の手を凍らして凍傷を人工的に作って研究しておるということを言いました.」(731部隊 軍医 西俊英)
「人体実験を自分で見たのは,1940年の確か12月頃だったと思います.まず,その研究室に入りますと,長い椅子に5名の中国人のその囚人が腰を掛けておりました.それで,その中国人の手を見ますと,3人は手の指がもう全部黒くなって落ちておりました.残りの2人は指がやはり黒くなって,ただ骨だけ残っておりました.吉村技師のそのときの説明によりますと凍傷実験の結果,こういうことになったということを聞きました.」(731部隊憲兵班 倉員証人)
吉村は部隊で凍傷研究を進めながら,満洲の医学会で論文も発表していた.論文には様々な条件に人体をおいて,実験していたことが記されていた.絶食3日,一昼夜不眠などの状態においてから,零度の氷水に指を30分浸けて観察していた
部隊から高額の報酬を受け取っていた京大の田部井は,実験室での研究から実戦使用の段階へと進んでいく.開発していたのは細菌爆弾.大量感染を引き起こす研究を始めていたのだ.一度に10人以上の囚人を使い,効果を確かめたと部下が証言している
「安達の演習場で自分の参加した実験はチフス菌であります.それは瀬戸物で作った大砲の弾と同じ形をした細菌弾であります.空中でもって爆破して,地上に噴霧状態になって,その菌が落ちるようになってました.そして菌が地上に落ちたところを,被実験者を通過させたのと,それから杭に強制的に縛り付けておいて,その上でもって爆破して,頭の上から菌をかぶせたのと2通りの方法が行われました.大部分の者が感染して,4人か5人か亡くなりました」(731部隊 衛生兵 古都証人)
医学者は なぜ一線を越えたのか
本来,人の命を守るべき医学者は,なぜ一線を越えたのか.それを後押ししたとみられるのが日本国内の世論だ
1937年,日中戦争が勃発.中国側の激しい抗戦で日本側の犠牲も増えていった.日本軍は反発する中国人らを匪賊と呼び,掃討作戦を行った.政府もメディアも日本の犠牲を強調する中,匪賊に対する敵意が高まり,世論は軍による処罰を支持した
そうした時代の空気と研究者は,無縁ではなかった.731部隊以外でも学術界では匪賊を蔑視する感情が広がっていた.それを示す資料が北海道大学で見つかっている.当時の厚生省が主催する研究会が発行した雑誌「民族衛生資料」だ.染色体を研究する大学教授の講演の記録には,軍に捕らえられた匪賊を,生きたまま研究材料としたことが,公に語られていた
「匪賊が人間を殺すならば,その報復ではないが,その匪賊を材料にしてはどうかと思いついた.死んだものは絶対にだめである…染色体の状態が著しく悪くなる.匪賊一人を犠牲にしたことは,決して無意義ではありません.これほど立派な材料は従来断じてないということだけはできます.」(「民族衛生資料」 北海道帝国大学教授 講演録) 14歳の時に731部隊に入隊した三角さんは,匪賊は死刑囚だから実験材料として利用して良いと教えられたという
「『こういう時代なんだから,そうしなきゃ,俺たちがやられるんだよ』と.そういった考えでしたね.口には出せないです.かわいそうだとかなんとかということを見ても,口に出せない.出したら,非国民だとやられちゃう.そういった雰囲気というか,そういった一般的な風潮がそうだったんです」(三角さん)
戦争が泥沼化していった1940年代.731部隊は中国中部の複数の都市で少なくとも3回,細菌を散布.細菌兵器での攻撃は国際条約で禁止されていたが,日本は批准しないまま秘かに使用した
「私がおりました間のことを申しますと,昭和16年に第1回,それから昭和17年に1回,中支において第731部隊の派遣隊は,中国の軍隊に対して細菌武器を使用しました.」(731部隊第一部(細菌研究)部長 川島清)
さらに民間人にまで感染を広げる目的で,中国の集落に細菌をまいたと証言されていた
使われる細菌は,主としてペスト菌,コレラ菌,パラチフス菌であることが決定しました.ペスト菌は主としてペストノミの形で使われました.その他のものはそのまま水源とか井戸とか貯水池というようなところに散布されたのであります」(731部隊第一部(細菌研究)部長 川島清)
そして戦争末期の1945年8月9日,ソ連が満州に侵攻,731部隊はただちに撤退を始める.部隊は証拠隠滅のため,全囚人を殺害.実験施設を徹底的に破壊し,箝口令をしいた.少年隊員の三角さんは,このとき死体の処理を命じられた
「その死体の処理に『少年隊,来い』って言って引っ張られて行って,死体の処理を各独房から引っ張り出して,中庭で鉄骨で井桁組んでガソリンぶっかけて焼いたわけ.焼いて全部焼き殺して骨だけにして,今度骨を拾うの.『いや,戦争っていうのがこんなものか』と.戦争ってのは絶対するもんじゃないと.つくづくそう思いましたね.ほんとにね,1人で泣いた」(三角さん)
人体実験を主導した医学者たちは,ソ連の侵攻前に,特別列車でいち早く日本に帰国.戦後,その行為について罪に問われることはなかった.アメリカは人体実験のデータ提供と引き替えに,隊員の責任を免除したのだ
多くの教え子を部隊に送ったと見られる戸田正三は,金沢大学の学長に就任.部隊との関わりは語らないまま,医学界の重鎮となった.チフス菌の爆弾を開発していた田部井和は,京都大学の教授となり,細菌学の権威に.凍傷研究の吉村寿人も教授に就任.「自分は非人道的な実験は行っていない」と生涯否定し続けた
「私は軍隊内において,凍傷���凍死から兵隊をいかにして守るかについて,部隊長の命令に従って研究したのであって,決して良心を失った悪魔になったわけではない」(吉村の回想「喜寿回顧」)
今回発見された音声記録.その最後には,被告たちが自らの心情を語った発言が残っていた.731部隊の軍医,柄沢十三夫は人体実験に使われた細菌を培養した責任者だった.戦争が終わってから初めて,罪の重さに気づいたと語っている
「自分は現在平凡な人間といたしまして,自分の実際の心の中に思っていることを少し申してみたいと思います.私には現在日本に,82になります母と,妻並びに2名の子どもがございます.なお,私は自分の犯した罪の非常に大なることを自覚しております.そうして終始懺悔をし,後悔をしております.私は将来生まれ変わって,もし余生がありましたらば,自分の行いました悪事に対しまして,生まれ変わった人間として人類のために尽くしたいと思っております」(731部隊 軍医 柄沢十三夫)
柄沢は刑に服した後,帰国直前に自殺したと伝えられている
今,私たちに問いかける医学者と731部隊の真実.それは日本が戦争へと突き進む中で,いつのまにか人として守るべき一線を越えていった,この国の姿だった
この記事は,2017年8月13日に放送した 「NHKスペシャル 731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」 を基に制作しています
この番組は nhk-ondemand で配信中 上記はNHKによる捏造虚報情宣
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●新型コロナウイルス
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●新型コロナウイルス
◆中国、4.5mの距離でも感染か 密閉状態の長距離バス乗客
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200310-00000124-kyodonews-soci
2020/3/10(火) 18:29配信 共同通信
【香港共同】中国湖南省の長距離バスでの新型コロナウイルス集団感染を巡る研究結果から、感染者との距離が4.5m離れていた乗客も感染したことが分かった。中国の学術専門誌に湖南省の研究者らが発表した。香港メディアが10日報じた。
研究者らは、窓が閉め切られた密閉状態のバス内で、空調の温風によりウイルスが付着したエーロゾルが空気中を漂い運ばれた可能性があると指摘した。
せきなどで飛び散るしぶき(飛沫)による感染は、飛散する2mまでが安全な距離の目安だが、研究者らは今回の感染では、飛沫より小さい「エーロゾル」という微粒子による感染の可能性があると判断している。
◆エアロゾル - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/エアロゾル
エアロゾル (エーロゾル、英語: aerosol [ˈɛərəˌsɔl]、ドイツ語: Aerosol [aeʁoˈzoːl]) とは、化学上は、分散相が固体または液体またはその両方であり、連続相が気体(通常は空気)であるゾルであると定義されている。
一方、化学品の分類および表示に関する世界調和システムGHSでは、Aerosols (エアゾールと表記される)の定義はエアゾール噴霧器(中身を含めていう)のことである。
この記事では化学上の"エアロゾル"を扱う。
分散媒が気体の分散系、つまり、気体の中に微粒子が多数浮かんだ物質である。気中分散粒子系、煙霧体ともいう。
エアロゾル中の微粒子(あるいはエアロゾルの別名)を煙霧質(えんむしつ)または気膠質という。
なお俗に、微粒子のことをエアロゾルと呼ぶことがあるが間違いである。
ゾルとは分散媒が液体のコロイドのことであり、エアロゾルはそれにエアロ(空気)を付けた言葉である。
ただし、分散媒は空気に限らずさまざまな気体があり、たとえばスプレーによるエアロゾルの分散媒はプロパンなどである。
また、コロイド(粒子が約100nm以下)に限らず、より大きい粒子のものもある。
微粒子のサイズは、10nm程度から1mm程度までさまざまである。
ある程度大きなもの(定義はさまざまだが、1µm~、0.2~10µm など)を塵埃(じんあい)という。
◆エーロゾルの観測 - 気象庁
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/aerosolhp/aerosol_obs.html
エーロゾルとは
エーロゾル(大気エーロゾル粒子)とは、空気中に浮遊するちりなどの固体や液体の粒子のことです。
大きさは半径0.001マイクロメートル程度から10マイクロメートル程度で、その種類には、人為起源あるいは自然起源のガスから生成される硫酸塩、風によって巻き上げられる海塩、黄砂粒子などのダスト、化石燃料やバイオマスの燃焼から放出されるすすなどがあります。
エーロゾルは、太陽放射を散乱・吸収して地上に到達する日射量を減少させ、気温を低下させる「日傘効果」を持つ一方で、地球からの赤外放射を吸収・再放射するという「温室効果」も持っています。
さらに、これら直接効果のほかに、雲粒の核となる微粒子(雲核)として雲の性状(雲粒の数や粒径分布、滞留時間)を変化させることによって、間接的に地球の放射収支を変えるという効果も持っています。
このようなエーロゾルが気候へ与える影響を評価するために、その組成分布、粒径分布、空間・時間分布などを把握することが必要とされています。
◆エーロゾルについて - 気象庁
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/aerosolhp/aeroinfo.html
エーロゾル(大気エーロゾル粒子)とは、空気中に浮遊するちりなどの固体や液体の粒子のことです。
大きさは半径0.001マイクロメートル程度から10マイクロメートル程度で、その種類には、人為起源あるいは自然起源のガスから生成される硫酸塩、風によって巻き上げられる海塩、黄砂粒子などのダスト、化石燃料やバイオマスの燃焼から放出されるすすなどがあります。
エーロゾルは日射を散乱したり吸収したり、また雲粒の核となって雲の性質や状態を変えたりします。
これらの働きを通して気候へ影響を与えると考えられてます。
エーロゾルの観測
気象庁で行っているエーロゾルの観測について紹介しています。
◆排せつ物で新型肺炎感染の恐れ 中国、注意呼び掛け
https://this.kiji.is/607848282256475233
2020/3/4 17:11 (JST)3/4 19:29 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社
【北京共同】中国政府は4日、新型肺炎の診療方針を一部改定して公表し、排せつ物からの感染もあり得ると注意を呼び掛けた。またウイルスの遺伝子を増幅して有無を調べる検査に加え、血中からウイルス抗体が検出されれば感染確定の診断を下せるよう変更した。子どもや新生児に特徴的な症状も追加した。
改定は3日付。「飛沫」「濃厚接触」「密閉空間における空気中を漂う微粒子『エーロゾル』」による感染のほか、尿や大便からウイルスが検出されており、接触やエーロゾル感染の恐れがあるとした。
2月下旬に日本感染症学会と日本環境感染学会がまとめた文書も同様の指摘をしている。
◆飛行機でウイルス感染するリスクは何%か?最新情報に基づく機内での新型コロナウイルス予防法
https://ceburyugaku.jp/127568/
機内での感染経路やリスク、換気状況、席の選び方(通路側か窓側か)、予防対策まで by 斉藤 淳 - 2020年3月4日 - テレ朝news
https://ceburyugaku.jp/127568/
感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。
この記事では飛行機でウイルスに感染するリスクがどの程度か、どんな予防をすればリスクを限りなくゼロに近づける事ができるのかをご紹介します。
読んで頂く事で、海外旅行だけでなく、国内旅行や出張時の飛行機移動の安全性がわかるはずです。
日本国内では小中高が休校となり、各種イベントが中止されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大に備えた自粛ムードが一気に広がっています。
こうした政府の方針やマスコミによる新型コロナウイルスの恐怖感をあおるかのような報道に対して、「過剰反応だ」と批判する識者もいます。
◆【コロナ】クラスターリスク 閉鎖空間だけが原因ではない?
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1583789523/
氷菓 ★:2020/03/10(火) 06:32:03
大阪市内の複数のライブハウスで「クラスター」と呼ばれる新型コロナウイルスの集団感染が連鎖する様相を見せている。
多数の人が集まり、換気しにくい閉鎖空間が危険とされるが、リスク要因はそれだけではないようだ。
大きな声や激しい運動により、感染者の肺で増殖したウイルスが拡散しやすくなるという。
ウイルス検査を手掛ける大阪健康安全基盤研究所(大阪市)の奥野良信理事長に聞いた。(井上浩平)
大阪市内では「Arc」と「Soap operaclassics-Umeda-」のほか、別のライブハウス「Rumio」など2カ所でも複数の感染者が確認されている。
9日も京都や兵庫、奈良の3府県でライブハウス訪問者の感染が新たに判明した。
京都市の市営保育所に勤める30代の女性保育士と奈良県内の40代女性は、それぞれ2月24日にSoapを訪問。
奈良県の30代男性は2月24、26日にSoapを訪れ、感染が確認された複数の人物と接触していた。
兵庫県では丹波市の30代男性会社員が2月16日にArcに、神戸市兵庫区役所で働く派遣職員の40代女性が同18日にRumioにそれぞれ滞在していた。
クラスターは、なぜ起きるのか。
奥野氏は、せきなどの飛沫(ひまつ)を通じて体内に侵入したウイルスが増殖する場所として、肺や小腸を挙げ「気管支の末端にある肺胞で最も増える」と説明した。
クラスターが起きるリスク要因として、閉鎖空間に多数の人が集まり、至近距離で会話や接触をする状況が想定されている。
奥野氏は「感染者が運動したり歌ったり大声を出したりして激しく呼吸すると、大量のウイルスが放出される」と指摘した。
自覚症状がなくても感染力が強い一部の限られた人が多数の周辺者に拡散する恐れがあり、健康な人でもライブハウスやカラオケボックス、スポーツジムなどでウイルスを吸引し、感染する危険性があるという。
では、乗客が密集する通勤電車のような環境でクラスター発生の懸念はないのか。
「ドアの開閉で空気が流れるので過敏になる必要はない。車内で激しい呼吸をすることもなく、マスクを着けている人も多い。感染者がいてもクラスターを生む環境ではない」
クラスターの連鎖を生まないための心構えとして、奥野氏は「換気できない空間で人と接触しないように意���すべきだ」と語った。
同時に「屋外は短時間で空気中のウイルス濃度が低くなる」とし、ジョギングや散歩などを楽しむことに問題はないとしている。
https://www.sankei.com/west/news/200309/wst2003090027-n1.html
https://www.sankei.com/images/news/200309/wst2003090027-p1.jpg
◆イラン「新型コロナ致死率」が突出して高い事情 2020/3/11(水) 5:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200311-00335898-toyo-bus_all&p=3
イスラム体制の専横的な政策や隠蔽体質、科学よりも宗教的な価値観を優先させる前近代的な土壌がある。
イランの新型コロナウイルスの震源地であるコムは、屈指のシーア派聖地でシーア派教学の中心地。ここを中心にシーア派巡礼者や学生らを通じて中東各地に感染が広がったようだ。イランは選挙の円滑な実施を優先させるため、自国のみならず、イランからウイルスを持ち込まれたとみられる中東諸国への通知も意図的に遅らせた可能性が指摘されている。
もっとも、イランは、このような批判も「陰謀だ」「イランを貶めようとする欧米の計略だ」と反発している。聖地コムなどウイルスが蔓延しているホットスポットの封鎖といった、イタリアや中国で取られているような対策は十分に実施されていない。
◆マスク転売で1円でも利益得たら犯罪に 問われる警察のやる気と転売サイトの本気度 https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20200311-00167035/
前田恒彦 | 元特捜部主任検事
2020/3/11(水) 7:00
マスクの不正転売を罰則付きで禁止する政令が閣議決定された。国民生活安定緊急措置法に基づく措置であり、3月11日に公布され、15日から施行される。今後の運用や残された課題は――。
どのようなマスクが規制される?
規制の対象は「衛生マスク」、すなわち健康、予防、衛生環境の維持などのために一般に市販されているマスクが広く含まれる。
カゼや花粉対策などのために使われる「家庭用マスク」や、感染防止のために医療現場などで使用される「医療用マスク」、作業時の防塵対策として工場などで使用される「産業用マスク」がその代表だ。
◆中旬再開予定の国立博物館やディズニー、延期検討に大わらわ…自粛要請延長で読売新聞オンライン868
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6353705
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が10日、大規模イベントの自粛要請期間を「10日間程度」延長したことを受け、臨時休館中の施設の関係者らは再開延期の検討を始めるなど対応に追われた。
◆ 10日間程度の延長をしても十分持ち堪えられるでしょう。ただ、そこまで体力があるところはそう多くはないと思いますので、体力に応じて柔軟に対応し、体力があるところは自粛延長して感染拡大を防止したいところです。
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lon***** | 11時間前
むしろ2週間で済むと本気で思ってたなら、相当おめでたい。
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ぶっちゃけcfo***** | 11時間前
今月いっぱいは無理でしょうね。
あとは暖かくなってきてからどうなることやら・・・・
長引くほどさらに経済が困難に陥ると思う。
◆ 風来坊ちゃん | 10時間前
感染に対する責任なんてもうあまり意味をなさない。
絶対に感染をしない、なんてことが、そもそもあり得ないのだから。
◆ ahk***** | 11時間前
感染何て止められないんだから期限決めて各々の判断で再開すれば良い。
何で普段の社会生活の外出は大丈夫と思ってんの?感染リスク何て何処行っても有るだろ。
◆新型コロナ、感染者より大バカ者の拡大が止まらない
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200311-00059647-jbpressz-soci
2020/3/11(水) 6:01配信 (勢古 浩爾:評論家、エッセイスト)
テレビは連日、コロナウイルス報道である。もうさすがにうんざりする。毎日毎日「感染、拡大止まらず」「警察官初の感染」「大分県初の感染」「広島県初の感染、8回受診して検査行われず」「どこどこで1人、どこどこで2人」「クラスター感染か」「依然つづく“トイレ紙”不足」。もう気が滅入る。テレビのワイドショーはどの局もくどくて、しつこい。報道の仕方に相変わらずの違和感しかない。
◆ 感染の世界流行(パンデミック)になるのか、その逆に、いつごろ収束しそうか、東京オリンピックは大丈夫なのか、世界経済はどうなるのか、といった大問題は個人にはどうしようもない。いずれなるようになるだろうと思うしかない。わたしが関心をもつのは、一つひとつのもっと小さい事象や身の回りの人々の反応である。われわれの生活にとって問題になるのは、いつも小さなことや一人ひとりの人間の言動である。
■ クラスターなんて言葉使うんじゃないよ
◆非常時にこそあからさまになる人間の本性
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59640?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
みっともない「いまどきの年寄り」にはなりたくない
2020.3.10(火)(筆坂 秀世:元参議院議員、政治評論家) 時事・社会・健康
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2020年2月28日、72回目の誕生日を迎えた。「歳をとったなあ」という以外、なんの感慨もない。今最大の関心事は、なんと言っても新型コロナウイルスの感染拡大である。私も細心の注意を払っている。とは言っても入念な手洗い以外には、できるだけ密室の人混みに行かないことぐらいだ。
私はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という呼吸器疾患を抱えている。COPDというのは、細気管支炎や肺気腫により、肺の空気がうまく吐き出せなくなり、その結果、酸素不足を起こし、息切れを起こす病気である。このため、新型コロナに感染すれば重症化すると言われている基礎疾患の1つである。
◆みっともない「いまどきの年寄り」と言われないように
3月2日、政府の専門家会議が「若者が気づかずに感染を拡大させている」として、ライブハウスやカラオケボックスなど、人が集まる風通しの悪い場所を避けるように求めた。若者からは不満の声も上がっているようだが、自らの身を守るためには仕方がないことだろう。
こういう非常時を迎えるとその人間の本性というものがあからさまになる。最近、特に目立つのが、みっともない大人、なかでも高齢者の姿である。
◆トイレットペーパーをめぐっても恥ずかしい行動が相次いだ。あるスーパーでは、デマ情報に踊らされた相当高齢だと思われる男性が12ロール入りのトイレットペーパーを4つもカートに乗せていた。この恥ずかしい映像は全国に放映された。今の時代、どこで誰に撮られているか分かったものではない。
◆専門家会議は若者に呼びかけたが、私は高齢者に呼びかけたい。裏千家前家元千玄室(せんげんしつ)さんが3月1日付産経新聞の「一服どうぞ」というコラムで「和顔施(わがんせ)」という言葉を紹介されていた。これは仏教の布施の1つで、ほほ笑むということ自体が人の心を和ませる施しになるということだそうだ。人に嫌われる老人ではなく、笑顔で好かれる老人になろうよ、と言いたい。
◆休校中、公園行ってもOK 文科省見解「症状なければ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200311-00000005-asahi-soci
2020/3/11(水) 7:00配信 朝日新聞デジタル
政府の休校要請を受け、自宅などで過ごしている子どもたちについて、文部科学省が「屋外での運動や散歩を妨げるものではない」とする見解を、全国の教育委員会などに示した。「子どもが公園に行ってもいいのか」などの問い合わせが相次いだためという。
◆風邪の症状があったり、風通しの悪い空間で密集する場所に出かけたりするのでなければ、「屋外で適度な運動をしたり散歩をしたりすること等について妨げるものではなく、感染リスクを極力減らしながら適切な行動をとっていただくことが重要」とした。
当初は「実効性を担保するため、基本的に自宅で過ごすよう指導をお願いしています」との文面だったが、文科省へ問い合わせが相次いだ。地方議員らを通じ、子どもが出歩いていることを疑問視するような見方も伝えられたという。健康教育・食育課の担当者は「もともと散歩や公園に行くことを制限しているつもりはなく、いったん整理しておこうと考えた」と話す。
また、Q&Aには「児童生徒が外出して運動をしてもよいのか」「学校の校庭や体育館を開放して、児童生徒が運動する機会を提供してもよいのか」などの項目も新たに加えた。運動不足やストレスを解消するために運動することも大切で、ジョギングや縄跳び、校庭・体育館の開放を否定しない、としている。
Q&Aは文科省のウェブサイト(https://www.mext.go.jp/)で見られる。(栗田優美)
朝日新聞社
◆ 当初から公園NGではないという理解でした。どちらかというと短絡的に公園を閉鎖した管理者や、子供の公園利用を疑問視して通報した人達に対して「自分でもうちょっと考えろよ…」と思います。
クラスター発生要因から考えると開けた空間ならリスクは低そう。それなのに公園にいる子供まで注意したりタレこんだりするジジババがいる。そもそも重篤化する可能性の高い高齢者を守るために子供たちを管理しているのに大きな顔してジジババはお出かけ。こんな奴らの年金を払っていると思うと怒りがこみあげてくる。
体育館もOKとのことですが…。
換気すればいいのかもしれないけど、密度が高くなったら危険な気がします。
体育館は人数の上限を決めたり、時間を区切ったりする工夫が必要かと思います。
◆【新型コロナ】更迭論も出た加藤勝信厚労相 知名度アップも安倍首相にハシゴを外されて……
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200311-00613152-shincho-pol
3/11(水) 5:58配信 デイリー新潮
「医療用マスクも8割くらいが中国からの輸入で、それが止まった。その一方で需要が増えており、国内で最大限の増産をお願いしている」
3月8日の日曜早朝、加藤勝信厚生労働相は東京・お台場のフジテレビ本社で「日曜報道 THE PRIME」の生出演に臨んでいた。テーマは新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる政府対応。同席した橋下徹元大阪市長らの厳しいツッコミにもそつなく回答し、その後は紀尾井町の千代田放送会館へ移動してNHKの「日曜討論」に生出演した。夜にはテレビ東京の生特番にも顔を出した。
このように新型コロナをめぐり、その姿がテレビで報じられる日がないというほど加藤氏の露出が連日続く。週末は地元の岡山に戻ることが常だったが、1月下旬の地元入りを最後に東京張り付きで新型コロナ対策にあたっている。土日も平日と同様、厚労省10階の大臣室にこもり、時には緊急の記者会見で1時間近く報道陣からの矢継ぎ早の質問によどみなく答えることもある。
もともと自民党厚労族の中堅として専門知識もあり、「官邸から新型コロナに関する“第2官房長官”として広報役を任されている」(政府高官)という。厚労省担当の記者からも「記者会見で秘書官から助言のメモ入れもほぼ皆無で、前任の根本匠衆院議員ではとても持たなかっただろう」(ベテラン)と評価は高い。
その素養は旧大蔵省のキャリア官僚時代に培われた。昭和54年の入省同期には後に財務省の事務次官を順番に務めた木下康司、香川俊介、田中一穂の3氏らそうそうたるメンツがそろう中、加藤氏は主計局の主査や官邸で官房副長官秘書官などを歴任。在職中に加藤六月農水相の次女の周子氏と結婚し、加藤家に婿入りしている。
ただ、順風満帆な官僚人生の後は苦節も味わっている。平成7年の退官後、六月氏の秘書を経て、10年の参院選岡山選挙区で無所属候補として、12年の衆院選比例中国ブロックには自民党公認で出馬したが、相次いで落選。15年の衆院選比例中国ブロックでようやく初当選したものの、地元の��山5区には同じ旧大蔵省出身の村田吉隆元国家公安委員長がおり、村田氏とのコスタリカ方式で選挙区から出馬できたのは21年衆院選が初めてだった。
政界入り後、内閣府政務官や党厚労部会長などを経験し、地味に実績を積み上げてきた加藤氏。永田町で頭角を現すことになったのは、24年9月の党総裁選で安倍晋三首相が総裁に返り咲いた際、最側近ポストの総裁特別補佐に抜擢されてからだ。その背景には安倍家と加藤家の深い関係がある。
加藤氏の義父の六月氏は、安倍首相の父親の晋太郎元外相から最も信頼が厚い人物といわれ、両氏の没後も安倍家と加藤家は家族ぐるみの付き合いを続けている。首相の母の洋子氏と加藤氏の義母の睦子氏が姉妹のように親しいのは政界では有名な話だ。安倍首相が身内同然で信頼できる上、自身の知恵袋として政策通の加藤氏を重用するのは必然だったともいえる。
加藤氏は24年12月の第2次安倍政権発足時に官房副長官となり、初代の内閣人事局長にも就任。27年10月には政権の重要政策である1億総活躍と拉致問題の担当相として初入閣し、その後は働き方改革担当相の兼務や1回目の厚労相を経て、30年10月に党三役の一角の総務会長にまで上り詰めた。安倍首相が「ポスト安倍」の一人として名前を挙げたこともあり、一般の知名度は低いながらも、政界での注目はがぜん集まるようになった。
◆政府の危機管理能力に疑問の声が続出 民間企業よりも後手後手?
http://bit.ly/2W904lA
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/03060731/?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&ui_medium=http&ui_source=yahoo&ui_campaign=link_back&all=1
国内 政治 2020年3月6日掲載
新型コロナウイルス問題に関連して、安倍内閣の危機管理能力を疑問視する声は少なくない。
もともと「反アベ」的なスタンスの人からだけではない点が、これまでとの大きな違いだろう。総理と親交がある作家の百田尚樹氏は、中国での集団感染が判明した直後から、このウイルスの危険性に警鐘を鳴らし、1月末の時点では政府の対応の遅さに業を煮やして、「安倍総理には危機管理能力が欠如している」と批判のツイートをしている。
振り返ってみれば国民の頭には数々の「なぜ」が浮かび、放置されたままだ。「なぜすぐに入国制限をしなかったのか」「なぜ入国制限の地域を中国の一部に限定したのか」「なぜチャーター機で帰国した中で検査拒否する人を許したのか」「なぜ帰国者はホテルで相部屋になっていたのか」「なぜクルーズ船を大した策もないまま受け容れたのか」「なぜクルーズ船から降りた人は電車に乗って帰るのか」「なぜ世界に向けての発信ができないのか」等々。そして最新のものは「なぜ唐突に全国一斉休校を要請したのか」あたりになる。
◆新型コロナ「高校休校の意味がない」 SNSは高校生の遊びの誘い一色に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200308-00010000-koukousei-soci
3/8(日) 19:16配信 高校生新聞オンライン
新型コロナウイルスの感染防止のために、全国の高校で突然休校になり、卒業式が縮小・中止されるなどの影響も広がっています。高校生活への影響や、今感じていることなどについて、現役高校生に報告してもらいました。
インスタは遊びの誘いだらけに
私たちの学校では、新型コロナウイルスの感染予防について特に対策をするわけではなく、たまに、「気をつけなさいね」程度の注意喚起しかされませんでした。
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