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#餃子屋満園
maigochan · 3 months
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旅行行った話したいんだけどめんどくさくなった。リアルタイムで(ツイートする代わりに)打ってたやつを注ぐだけにする。
詳細は「どこかにビューーン!」で検索してくれ。交通費6000円+α、宿代5000円、果物狩り1500円。
#どこビュン福島駅
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【東京→福島】
三月に鎌倉に行った帰りの品川駅で見かけてから食べたくてたまらなかった念願のチキン弁当。にくにくしいお弁当とも悩んだけど……よかった。てか安い。ゆかりのない土地のお弁当をみてぎりゅってなる。
ぬいを忘れた。
くうのむところにたべるとこを読んだ。2015年に読んでた。私の「焼肉=エロス」はここに由来するのか?ブックイーターが先か?両方を同時期に摂取したから「肉だけの焼肉」に対するあれがあるのかもしれないが。
男梅グミ食べてちょと寝て起きたら着いちゃった。まあ想定通りだが…
さっきからいたような気がするけどなんか新幹線に警察官いる!!なんだ!!
駅着。佐藤錦美味しそう。ぐへへ。
ガチャガチャ見てローリーズファームのアクセサリー見てアクセサリー見てレトロガール見て。
よいリング買ったっ。
アニメイトッ!(知らないアニメイトを踏むのが趣味)
ぜんぜんふつうにゆるキャンが地雷になっててうける。うけない。
なぜ?(古着を2店舗で買った)
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【飯坂線】
店員さん「いい電乗るの?いいよ〜、のんび〜りしてるからね、眺めもいいし」
乗った私「…雰囲気が総合的に地元と同じなんじゃが」
調べた私「やっぱりな!?!?」
知らない土地でチェックインしたら(Swarm)、フォローしていた人が出てきた回。
足が痛いよう
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【果樹園】
他人が勝手に育てて勝手に育ったとっても見頃な綺麗なお花見るとしあわせになる。超しあわせ!(他力本願寺)
さくらんぼ狩り、20分で満腹になる(学習)。
飲み物、1400mlでも足りない(学習)。
あまいしょっぱいをするためにファミからを食す。夜のキャパを残す気がないぜ、こいつ。
田舎の道、鼻歌が捗るね。それはそれとして脳内曲が05410-(ん)なのは早起きしたから?これで五度目の別れ話です。
どれだけ呼んでも来ない旅館のスタッフ。しびれを切らして電話をかけてチェックインしたいんですけど〜?って言ったら「どちらさん?」と言われた。名乗らせる前に名乗れ!というわけでよい旅館に着いたわよ。
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【ごはんにたどりつくまで】
古着屋さんにおすすめされたお店、定休日だった。
寝て起きた。ごはんやさん行くか考えてたけどもういいや。私は本が読みたいだけなのだ。それなのに時間がやばい。Twitterしか見てない。
(靴が足に合わなくて痛いし、コンビニより飲食店のほうが安くて悩む)
旅先で名物を夜ごはんにしたの初めてかもしれん。
結局吉本ばななを読んでいて、日常。
本物の田舎これ了解!コンビニ目指してるのに看板が見えない。ほかに何もないのに。と思ったらあった。
夜のお散歩楽しいね!と思うけど、もっと健やかに起きられたらいいのになと思う。
コンビニで豪遊。900円。
餃子21個に瓶ビールにソフトクリームは無謀だった。アイスを残すひとの気持ちを理解できるかも、と思ってしまった(完食)。
温泉熱すぎて入れなかった。足(not脚)だけびゃってした。むり。温泉好きじゃなくてよかった〜。
なんなんだこれは、周波数がさみしさに合いがちすぎて傷心旅行のフレーバーさえ感じ取れそうな、地獄みたいな、おうちに帰りたくないけど、いまここにいることあんまり正解じゃなかった気がする。
読めずに寝る。おやすみ。と思ったけどちょっとだけONE読んだ。
旅行、単独行動好きだから好き勝手に動き回れて楽しかったんですけど、なんかちょっといまのメンタル一人旅向いてなかったなって感じになってしまったわ…明日からちゃんとします
【帰路】
眠い目を擦ってちょっとだけ雑貨見て泣きながら帰るつもりだったけど意外と起きられたからちょっと早く出て、お屋敷を見て、足湯浸かって(温泉!脚まで!)、電車乗って、雑貨屋さん見て、お土産を買いすぎて、物産館行って、落とし物を届けて、パン買って、のんびり帰路についた。ワルなので隣の席のトランヴェールを奪った。自席のトランヴェールあんま綺麗じゃなくて……。特集「旅する北の考現学」が良かったので持ち帰る。
JREポイントで旅をして、引きこもりなので駅ビルが捗って、ダブルポイントの水曜日にぶつかったのでJREポイントを多めに回収して、今見たら1000ポイントほど増えていた(!?!?)ので、きっとすぐに次の旅が始まるのです。〜終〜
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kinako08 · 2 years
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チェックインした後、
散歩をしながら高知の街を歩く。
クリスマスイブなのでみんな楽しそうだった。
中央公園にはイルミネーションがしてあり、
クリスマスマーケットをしていました。
予定では日曜市のあと、ひろめ市場で
朝昼兼用ごはんを食べて帰ろうとしてたんですが
夜ごはんにひろめ市場に来ました。
途中カラオケの呼び込みのお兄さんは
クリスマスにひろめ市場行かんでしょうしねと
話すのが聞こえたんですが😅満席でした。
1人でかなり酔ってたけど笑顔でジョッキ片手に
寝てる人とか居て楽しかった😂
分厚い鰹のたたきは、塩とスタンダードの
合盛りのにしました。塩が美味しかった。
臭みがないから出来るんでしょうね。
この後、屋台安兵衛に行くつもりが
いの一番にひろめ市場で安兵衛の餃子を買う夫😂
しかし!屋台安兵衛も臨時休業で助かった!
食べてなかったら泣いてたな😂
屋台は大雪のせいか、松ちゃんというところしか
開いてなかったです。
鰹のたたきに餃子にラーメンに珍しく
チューハイを3杯も飲みました。
直七(なおしち)という柑橘が
高知の宿毛(すくも)でとれるらしく、
ものすごく気に入って直七チューハイオンリー。
久々にフラフラに酔っ払いました😂
チューハイてこんなに酔ったかな。
お腹いっぱいなのにローソンでケーキ。
高知は気前がよく美味しかったです。
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mitsu-maru · 2 years
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Bleu
 記憶というのはポインタとデータで出来ている。いつからか、そのように僕は信じている。忘却とはデータの在り処を指し示すポインタを失った状態であり、データそのものは確かに残っているのだと。何らかの切っ掛けでポインタが復元された時、記憶は鮮やかに蘇る。たった今まで自分が忘れていたことにすら驚くほどに。紅茶に浸したマドレーヌは暮らしに満ちている。長く生きれば生きるほど、過去が未来よりも重くなるから。
 記憶のポインタは厳密な一対一対応ではなく、大なり小なり誤差が生じる。本来想起されるべき思い出の一部が欠落したり、少しずれた思い出が蘇ったりする。あるいは、なかった記憶が新たに生成されたりもする。これは僕が2022年11月20日の午後、「Solarfault, 空は晴れて」という本を読んだ時に生じた反応を元に生まれたテキストである。記憶というのは揮発性であるだけでなく発泡性でもあるから、1週間という時間は記憶を発酵させるに十分な時間だ。読んだ小説の感想文が新たな小説であっていけない理由はない。
 青い、作用の定かでない、おそらくはあまりよろしくない液体。小瓶。『ロスマリン』だと思った。図書館で借りたハードカバーの本だった。少年たちが夏休みに高層ビルディングを抜け出して旅立つ先は暖かい海だった。映像の中で少年と犬が白い浜辺を走っていた。オゾンホールが話題になっていた世紀末。姉はフロンが使われているという理由で旧型のエアブラシをゴミの日に捨てた。その頃、一度塗った色をCtrl+Zすることはできなかった。読み終えた本の感想をTwitterで検索することはできなかった。Amazonは夜中に切らしたPPC用紙を翌日の夕方に届けてはくれなかった。
 大学進学を機に上京し、僕は私鉄の駅から坂道を登って、サンドイッチ屋のT字路を左に曲がってどこかの企業の借り上げ社宅の側を抜けた先にある青いアパートで暮らした。とても青い家だった。九州から上京した人間には東京の日暮れは地球が丸いことを実感させるほどに早く、うどん屋のつゆはありえないほど黒かった。レンタカーで意味もなく夜の新宿を走り回って、ラーメンを食べた。殺人事件が起きそうな間取りの海辺の一軒家でペペロンチーノを作った。サークルに入って本を書いた。酔い潰れた関西人の介抱をしながら、寝言も関西弁なんだと妙に納得した。
 敷地の外れの外れに、今はないその建物はあった。自治の名の下にビラがばら撒かれ、インクの匂いが漂い、アニメソングが館内放送で流れるような建物だ。そういえばビラを配っていたあの団体も青という字を冠していた。季節を問わず週に一度僕たちは集まって、ただひたすらに話をした。それが僕たちの活動だった。生協の缶ジュースは少しだけ安かった。年齢も専門もバラバラな学生たちが、教養を無駄遣いしていた。時々真面目に小説を書いて本を作り、批評会で真剣に意見を交わしたりした。僕たちの掟はただ一つ、描き始めた物語を必ず完結させること。開いた物語は閉ざされなければならない。それさえ守れば何をやろうと自由だった。その頃茨城県でバケツで流し込まれた液体が青い光を放った。
 学園祭で小遣い稼ぎをするために部員総出で占い師の真似事をした。タロットカードから客が望む物語を紡ぎ出すのは即興小説の訓練だ、というのが建前だった。原価がただ同然の占い屋はなぜだかいつも大繁盛で、僕たちのサークルは本の印刷代には困ることがなかった。
「久しぶり」
 堤が話しかけてきたのは、夫の不倫を見て見ぬふりをしつつ、別れる決心ができないと悩んでいる女性の背中を押してしまった直後だった。
「俺のことも占ってよ」
「顔見知りのことは占わないようにしてるんだ」
 本当に占いがお望みなら、と後輩のテーブルを指差す。堤は肩を竦めて、三百円を支払った。後片付けを終えた後、二人でステーキを食べに行った。安くて硬い牛肉にニンニクと醤油でえげつなく味をつけた代物だが、その頃の僕らにはそれでよかった。紙エプロンに跳ねたステーキソースが抽象画のようだった。
「なんだ、その。元気そうだな」
「どういう意味だよ」
「別に」
「ああ、聞いたのか」
「聞いたとも。なんで教えてくれなかった」
「教えたからといって、何が変わるわけでもないだろう」
「そりゃあ、そうだけどよ」
「じゃあ、いいだろ」
 堤は煙草をくるくると回して言葉を探した。最後まで、出てこなかった。
 小さなゲーム会社でアルバイトをした。携帯電話で話をしながら深夜の住宅街を歩いた。千駄ヶ谷のモスバーガーが秘密基地だった。自分たちが作っていたゲームのことは欠片も好きになれなかったけれども、スタッフ同士で話しているのが好きだった。六本木のライブハウスには月一で通っていた。お目当てのバンドの対バン相手のファンが自分の周りで激しく踊り出して、つられて踊っていた。強い人が集まる、という噂のファミリーレストランに自転車で乗り込んでカードゲームの対戦を挑んだりした。初めて中央特快に乗って八王子まで行った。
「で、いつ?」
 帰りの電車は適度に混んでいた。冷蔵庫にマグネットで貼り付けたメモのことを思い出した。換気扇の調子が悪いから業者に連絡すること。そうメモしてから何ヶ月が経っただろう。その頃僕はもう自炊することを止めていて、冷蔵庫には赤ワインとチーズしかなかった。黒い服ばかり選んで着るようになっていた。たまたま見つけた美容院の美容師と気があって、好きなように自分の頭を作品にしてもらうことしていた。この時は確か、虎をイメージした金のメッシュの入った黒髪だったと思う。ギターなんて一度も弾いたことがないのに、スタジオを借りてエアバンドのアー写を撮った。悪ノリしてロゴも作った。
「まだ決まってない。決まっていたとしても、お前には教えない」
「そう」
 エアバンドのベースは、本当のベーシストだった。本当はギターが弾きたかったらしいが、手が小さくてコードがうまく押さえられなかったんだと笑っていた。雷と餃子で有名な街から、時々都内に遊びに来ていた。常軌を逸した方向音痴の彼にとって、乗り換えはいつだって至難の技だった。コンピュータグラフィックスを専攻していた彼を、八王子の某大学の教授のところまで無事に送り届けるのが今日の僕のアルバイトだった。この頃のインターネット回線はZoomで面談するほど力強くもなく、クラウド環境はGitHubで自分のポートフォリオを公開できるほどではなかったから、修士論文の指導をしてもらうために直接会いに行く必要があったのだ。
「お前がいなくなるのは嫌だなあ」
 そんなことを面と向かって言われたのは当たり前だが初めてだった。正直少しだけ心が揺らいだ。努めて僕は平静を装い、東へとひた走る列車の窓から外へと視線を移した。刻一刻と時は迫っていた。冬が始まっていた。セーターの袖を鼻に押し当てた。
「バンドはエアなんだ。ギタリストがいなくたって、やっていけるさ」
「エアじゃなかったら、よかったのにな」
「そうしたら、ツアーには必ず宇都宮を入れてやるよ」
「絶対MCでいじられるやつじゃないか」
 東武線の駅の側、一階が物販になっているライブハウスを幻視する。もちろんバンドはエアなので、歌詞も曲もない。それでもステージの上で僕たちは青いライトに照らされていた。ライブの後半で必ずやる定番のバラード曲を歌えば、正確にハモってくれるという信頼があった。電車が新宿駅について、ベーシストと一緒に湘南新宿ラインのホームまで歩いた。
「それじゃあ、またな」
「ああ。今日はありがとう」
 手を振って僕らは別れる。僕には、これが最後だと分かっていた。携帯電話が鳴る。新宿駅は人が多すぎて、誰も僕のことを気にも止めない。運命が僕を迎えに来る。もうすぐだ。こうして世界は分かたれる。
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tokyomariegold · 2 years
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2022/10/22〜
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10月23日 朝はそんなに早く起きれず、ハトバスは満席で、でも朝の休日の丸の内を歩いて、ハロウィーンの飴をパパブブレで買って、ちいかわのショップに整理券を持って静かに並ぶ方々を見て、首都高をくぐって図書館へ行った。 予約していたボードリヤールの“透き通った悪”を借りて、ユリイカの長島先生の対談を読んだ。
そして今日は2回目のお散歩会。曇りの良い天気。待ち合わせた新浦安駅は大きなイオンとアトレとディズニーリゾートちっくなホテルや団地があった(百万円と苦虫女のロケ地!)。 スケールアウトした道や碁盤の目状に並ぶ郊外住宅、夢の国の安らかBGM、隠さないレプリカ感のホテルの佇まい、エイの写真の駅、海と中洲、観覧車、端に突き刺さったシンボル、西日、遠くの町並み、何かずっと生えている大きな油菜みたいな背の高い黄色い草…たくさんのものが割と全て主役級で忙しい。 おしゃべりをしながら、途中ふっと会話を抜けて写真を撮ることができるお散歩だった。 私は、またお隣さんからラインが来た話(さつまいもをいらなかいか?と言う内容)や、幼馴染の会があるらしく心がざらついた話をしてしまった。
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お散歩をした2人とは比較的よく会っているので、最近どう?とか仕事何してる?とかを話さずに、写真や映画の話、昔見ていたアニメや映画の話ができて、とっても楽しかった。 2人は今度山登りに行くらしい。ちょっと頑張れないアクティビティなので、羨ましいけれど、良いお年を!と言って別れた。
女の子と写真のことをまとめた写真集をみてもらった。改めて、30歳で消えたい、と思った。 それと、2人と私は、みんな二人姉妹の長女だったな〜と帰宅して思い出した。それだけなんだけれど、だからって共通点を見出すことはできなくて、うん全てのことがこうであれ!と思っている。
一人で街を歩くと、周りの人達をよく見てしまう。自分も周りの人も同じところにいて、大勢の中の1人であると感じることが多い。でも今日は、私達、と、その他の皆さん(違うところにいる大勢の私達)になっていた。気づかなくて良かった嫌なものも含め、周りが見えずに、でもそれはそれで楽しく過ごすことができた。
ただ、とっても疲れている!ので、なるべくゆっくり夜更かしをしよう。 (いつも早く寝ようと焦ってしまう。)
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10月23日 思ったより朝起き上がれたので午前中の予定を済ませて、先週落として失ったお花を、町のお花屋さんで購入した。ケイト、というらしい。
やっぱりまだ幼馴染の会のざらざらが残り、お部屋や水回りの掃除をたくさんした。えらい!掃除をしながら、会の主催の人(母から連絡をとるように、と、連絡先が送られてきた)は、よく思い出したら私に傷つき度の低いいじめをしてきた人だった!ぜったいにいかない!思い出したように傷ついているので!
午後、筑波山へ行った話を聞く。 写真も見せてもらった。山の入り口に大きいカエルの像と、廃墟化したデパートの屋上程度の遊園地があるらしい。 カエルとイカの解剖実験を高校生の時にしたことを思い出した。 昨日の友人達もそうだったけれど、みんな登山をしている…
最果タヒの、味方はいらない、を読みたくなる。非の打ち所がないマンのパブリックイメージに対抗するために、こんなに大きな声で鼻歌を歌って踊って帰宅しているのでは!私は!と、思ったりした。
市長選があったので投票しに行く。今日まで全く市政に興味が持てず、投票所のポスターで2人しか立候補者がいないこと、2人とも差し障りなく見えること、無所属なこと、を確認した。投票用紙記入用のペンがよく尖っていて書きやすかったので、画数の多い方の立候補者の名前を書いた。
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10月24日 昨晩食べたものが、全てあまり味がしなくて、少しずつ酸っぱさだけあって、クレイジーソルトをたくさんふりかけた。 クエン酸洗浄したポットの洗いが足りなかったのかな。また感染症を患ってしまったのかな。 ダークチョコレートも味がしなくて悲しかった。
このあと、明日からの休みの予定を上司に相談して、一先ず明日時間休を取れたら映画を見にいこうかな。
10月25日 午前休をとって8:45の回の“マイ・ブロークン・マリコ”を観て出勤した。 ショッピングモールって当たり前に映画館がついているけれど、こんなにもシアターを隠し持っていたの?と、驚いた。平日の朝一だからか、シアターには3人だけで、いつも出てくる映画館空間での不安ちゃんは引っ込んでいた。 とても漫画っぽいシーンが多い(漫画が原作らしいので当たり前か…)、と、あと、名前のわかる役者さんがいなかったので、よくストーリーに集中できた気がする。マリコ役の女優さんかわいい。
どんな映画を観ても、しばらくは自分の周りもその世界の延長ごっこをしてしまうので、午後からお仕事にしてバランスを取れた気がする。
映画を観終えてショッピングモールのテラスに出ると、駅とモールの間の広場に、保育園児4クラス分くらいのお散歩が来ていた。いろんな移り変わる広告に囲まれながら幼少期を過ごすミュータント増殖?と思った。 今日は曇天のいい天気。
一昨日教えてもらった通り、ショッピングモールの空きテナントにスープストックトーキョーが入店する知らせが張り出されていた。
そして職場で梨をもらった!今年はもう終わってしまったと思っていたので嬉しい!けれど「梨があるよ〜」と知らせてくれた上司は、明らかに私の名前だけを呼ばず、前々から接する度にギクシャクっぽさを感じていたので、うーんそうゆうことかしら…。たぶん心当たりもあるので(食事の誘いを断ったりしている。)、このことが、どうか周りの人にばれてなければいいな、とだけ思っている。
聴くことより見ること、話すことより読むこと、の方が、自意識・孤独を高めます(トゥアンの本より)。
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10月26日 寒さで体が冷えすぎて、仕事中の記憶がない!(嘘だけど。) 年々、ウルトラライトダウン的なインナーダウンは薄く、ヒートテック的な暖か肌着は厚くなっている気がする。
何かしたいのに何もできていないとき、やりたいことを整理して、諦めるものを作っても良いのか…水野しずのnoteを読んだ。何を諦めようかな、と、考えながら帰ってきたはず。
あまり良くない感じで眠すぎて、ホームの端を歩いていたら「あぶねえぞ!」と、おじさんに言われてびっくりショックだった。大きな声と汚い言い回し、こわい。
10月27日 今日は自分の段取りの悪さを謝りながら右往左往しているうちに午前中が終わり、急ぎ仕事でいろんな人に連絡しつつ、報告したりされたりして就業した。でも、その中でも、すごくこんなにもマジな感じでお話しできる社会人(新人さん)なんて…!頼もしい!と思っていた人に、それを伝えることができた(「え?それ褒めてるの?」と言われた。)。
帰宅すると、エレベーターの鏡に、生活の音とマナーについて注意が書かれた住人へのお知らせが貼ってあった。お話声や歩く音、カーテンや窓を閉める音など、生活のちょっとした音についての注意で、私はお隣さんのそれらの音にとても疲れていたので少し安心した。みんな思っているのかもしれない。私もアラームをすぐ止められるようにしたい。 と、思って窓を開けると、どこかのお部屋からきつい食事の匂い(餃子のような匂い)がして、急いでお香を炊いている。
SNSの好きな女の子は、昨日のお誕生日に東京タワーとロイホに行っていたらしい。愛。
着たい服も、撮りたいものも、行きたい展示も、食べたいものも、観たい映画も、身につけたい香りも、聴きたい音楽も、読みたい本も、会いたい人も、何も、何もない…!の気持ちになり、日曜の夜のイベントを思ってとった翌日の有給を、4回目のワクチン接種に充ててしまった。
年末調整の紙が配られてパニック!
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10月28日 「マックを食べたからちょっと匂うかも」と言われた車に乗った。確かに何かの匂いはしたけれど、それがマックの匂いかは分からない位、私はしばらくマックを認識しない生活をしている。
朝からだめで、話しかけられる度に涙目で応えていたきがする。それなのに帰宅して、とっても掃除をして、梨の皮むきを済ませて、ヘトヘトにさせてしまった。
明日からどう過ごせばいいのか、何ならこれからの夜の時間すらどうすれば良いのかわからない。 とりあえず、年末調整を出せたのでえらい!
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ksgproject2024 · 2 months
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第27回活動
2024/07/19
 中間発表会が終わって今度はテストの方が忙しくなってきました!プロジェクトのペースは落とせないのがきついところですね。  今日は新しくリーダーなどを再編、夏休み以降の活動の日程の調整、お疲れ様会の会場について話し合いました。これからリーダーは固定制となります。
活動内容
10:45~ (1)やることの確認(3分) 10:48~ (2)組織図について・組織図修正の提案(30分) 11:18~ (3)タスク管理について(5分) 11:23~ (4)活動報告書について(15分) 11:38~ (5)夏休み中のプロジェクトについて(25分) 12:03~ (6)前期お疲れ様会 日程・場所(店)投票(7分) 12:10~ (7)次回の予定(5分)
(1)やることの確認
(2)新しい組織図について
組織図案 ・リーダー 堀内さん ・サブリーダー 根本さん ・プロジェクトマネージャー 大浦さん ・会計 <SNS運営を兼ねる> 峯島さん ・出席、集会日程 <出席管理係は外部発表の準備を兼ねる> 飯澤さん →12月までに外部発表したい
・音楽生成班  ・グループリーダー 加来さん  ・記録係 古賀さん ・ARアート班  ・グループリーダー 村木さん  ・記録係 浅野さん
【SNS用】
音楽生成班4名 加来 堀内 古賀 大浦
ARアート班5名 村木 浅野 飯沢 峯島 根本
AR班の中で手が空いている人が移動 リーダー固定制 最後まで
[発表資料] https://senshuuniv-my.sharepoint.com/:p:/g/personal/ne221075_edu_senshu-u_ac_jp/Efg1BEr_bkhIrexU4c-yYTsBLdcu4KY5LYEvrJTdw0ulKw?e=POvfFV
(3)タスク管理について
・notionの学生プランが使えそう ・追加と完了をグループメンバー全員で編集できます ・開始と完了などの編集をした後はPMに報告 ・タスクの終了日時も報告
(4)活動報告書を作るかどうか
議事録と別に報告書を作る
議事録を整理してまとめる 整理案 ・活動内容を1つのページにまとめる
各グループの共有について 月に1回とかで(月末)
(5)夏休み中のプロジェクトについて
いつ集まるか これまでと固定→古賀全日程参加不可 グループ別で集まる→8月末に全体で情報共有
基本meetで、8月末は対面で行う meetの予定は曜日時間は固定→忘れ防止、予定をなるべく合わせようとする意識をもたせる
どこでやるか 基本meetで、8月末は対面で行う
なにやるか グループ内+音楽生成グループとアートグループ間で情報共有 水曜+日曜の11:00から1時間集まれるかどうかを確認し、水曜日に共有 参加できなかった人はメンバーから通話で情報を共有してもらってください
予定が合わない人が多かったので、音楽生成グループは代表者のみ全体回に出席 グループ内の会議は別で夜行います
(6)前期お疲れ様会
前期お疲れ様会
【候補日】 お疲れ様会 7/31が最有力候補です。 7/31 18:00から あけておいてください
場所(店)の候補
⭕️⭕️⭕️鳥貴族 向ヶ丘遊園店 焼き鳥 ⭕️⭕CANOPY(向ヶ丘遊園南口) 釜焼きピザ、ダーツある  ミライザカ(向ヶ丘遊園南口) 居酒屋 まにっく 居酒屋 かまどか 釜めしと鶏料理 ⭕️⭕️⭕️串カツ田中 向ヶ丘遊園店 串カツの居酒屋 ⭕️⭕️てのごい屋 九州の一品料理中心の居酒屋 もつ鍋 ラーメン 満天酒場 居酒屋 ⭕️⭕⭕️⭕️⭕️高田どり 唐揚げメインの居酒屋 ダンダダン 餃子居酒屋
根本さん 高田どりの予約を確認する
(7)次回の予定
次の予定は ・ピックアップした反省点・改善点の確認 ・夏休みに何をするか(各グループで)
企画の内容再確認をどこかで行う
飯澤さんは今日までリーダー 来週から堀内さんがリーダーとなります。
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gurumehittersuzuro · 3 months
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【焼豚ラーメン 三條 葛飾店】堀切菖蒲園駅
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◉肉が隙間なく盛られているボリューム満点の焼き豚ラーメン。ランチでいきましたが、ちょい飲みもできるのでありがたいです。
♦︎焼き豚ラーメン 肉盛り
♦︎ハンチャン
♦︎餃子
✔︎住所:東京都葛飾区堀切4-57-14
✔︎最寄り駅:堀切菖蒲園駅徒歩2分
✔︎予算:1000円
✔︎駐車場:無
✔︎定休日:無
✔︎営業時間:11:00 - 21:00
#堀切菖蒲園 #堀切菖蒲園グルメ #葛飾区グルメ #下町グルメ #堀切 #堀切グルメ #焼き豚ラーメン三條 #ラーメン #堀切菖蒲園ラーメン #ラーメン屋
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abaaaaba-blog · 5 months
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塩昆布は便利だなあ
こんにちは。マーヤです。
今はお昼12時47分、2024年4月29日月曜日(祝日)です。
みなさん、お元気ですか?
桜が散って、梅雨までのこの時期。
青葉、若葉、香る風もなんだか青い。
最近、手帳を買いました。
喫茶結社のマスターがラジオで手帳を勧めていて、それを聴いて、じわじわ・・・と手帳が欲しくなっていた。
4月の1週目だったかな、本屋さんで手帳を買いました。
手帳には、予定を書くのはもちろん、過ぎた日のマスに、その日のキーワードを書くようにしている。
たとえば、食べたもの、出かけた場所、観たもの、など。
今週の出来事をまとめてみる。
☕️食べたもの(自炊編):
キャベツと塩昆布のパスタ
これは二晩連続で私が作りました。レシピは雑誌のビッグイシューの連載コーナで枝元 なほみさん監修のもの。
ビッグイシュー内のお便りコーナに読者から「枝元さんのレシピ、どの回のものもとても美味しくできたので、何度も作っています」と寄せられていて私も作りたくなった。
材料は、キャベツ、塩昆布、パスタ、バター。
塩昆布とバターは家になかったので、帰りにサンディで買って帰った。
フライパンでパスタを茹でる。茹で時間が残り3分になったらキャベツも一緒に茹でる。
茹で汁をお玉一杯分残し、フライパンを空ける。
湯切りしたパスタ&キャベツをフライパンに投入。
そこへ塩昆布大さじ3、バター15gを和える。
和えにくい場合、茹で汁を適宜加える。以上!
竜大がとっても喜んでいた。
キャベツもバターも余っているし、また作ろうと思った。
次回こうしようと思った点:
麺が硬かったので、表示時間通りに茹でる。
塩昆布は、スプーンで計る。電子計量器で計ったら塩昆布がめちゃめちゃ多くなってしまった。味は辛くはなかったけれど、麺を食べ終えた後に昆布がめちゃくちゃ残っていて変だったから。
麺がパサついていたので、バターや昆布を和える時に茹で汁を使う。今回は一つも使わなかった。
キャベツと塩昆布のパスタ(二晩目)
前回の反省点を思い出す。
塩昆布。大さじスプーンにできるだけたくさん盛ること3杯。少ないように感じる。
続いて、表示時間どおりパスタを茹でる。茹で時間7分のマ・マーを火にかけ、「ヘイSiri、7分タイマー」
この行動が美味しさにつながると、昨日の私は云っていた。先ほど塩昆布が少ないように感じたので、湯に入れる塩を多めにした。
和える時、椀に取っておいた茹で汁を全部加えた。つるつると麺を食べたいし、塩昆布が少なくて塩味が少ないのを避けたかったから。
結果、一周目よりも美味しいと竜大に言われた、キャベツと塩昆布のパスタ。
自分としては、気になる点は解消できたけれど、麺の感じはもっと良くできる気がしている。パスタの種類や太さを色々と試してみたい。
キャベツと塩昆布パスタ編は以上。意外と長くなってしまった。
回鍋肉(竜大作)
もらってきたタケノコを活かすため竜大が初めて作ってくれた。家にあるオイスターソース等だけで美味しい味に仕上げていた。タケノコ、美味しい。もっと食べたいと思った、2024年、春。ところで我が家では近頃、フライパンごと食卓に出すことにしている。熱々のまま食べられるのは、理にかなっている点。この回鍋肉も、もちろんフライパンから二人で食べた。飲み物は、私が用意した。近所の酒屋さんで手に入れた箕面ビール。季節のビールを2種類と、あとジャケットが気に入った缶ビールを1本。緑色でメタリックな世界、ギターを下げた男が背中を見せている、絵。絵のラベルは缶から剥がして手帳に貼った。
チャーハン
近頃家にいる時の食事はチャーハン。美味しいから。これまたフライパンから直接食べるのが良いのだ。私の作り方は、こう。
冷凍ご飯を解凍する。
フライパンに油を温める。
高温の油に解凍したてご飯をそっと着地させる。
シャンタンを小さじ1くらい投入。
フライパンの中のお米がいい音を奏で続け、これはいつ食べても美味しいでしょう、というような見た目、香りになれば完成。
もともと卵チャーハンを作っていたけれど、卵がない日にご飯だけで作ってみたら、むしろ卵なしの方が美味しかった。以来、休日にお腹が空いたら先ずはチャーハン(お米だけ)を作って食べている。シャンタンは偉大である。冷凍庫にラップご飯さえ仕込んでおけば、7分後には美味しい炒飯にありつけるんだ。素敵だろう?
バインミー(竜大作)
竜大が「何か手の込んだ料理がしたい!」と言い出した、昼。その日は風の気持ちいい晴れた日だった。私は何か作って公園で食べることを提案した。そこで、バインミーを作ると竜大が云った。
2年前、近所の公園で夜桜を見た時、やはりバインミーを竜大が作った。美味しかった。
その、さらに1年か2年前、大川雄太郎氏が夜桜お花見ウォークの際に、バインミーを作ってきてくれた。とても美味しかった。夜、外、良い気候、バインミー。
さて、今回はバゲット2本分のバインミーを竜大が作った。切り分けたバインミーで、お弁当袋は満杯になった。「残ったら明日の朝食に」等と話していたが、二切れしか残らなかった。
🍺食べたもの(外食編):
🍑スパイス食堂ナムナム
ひかりEPリリース記念ということで、夜は外食しようと竜大と決めていた。訪れたのは、大阪庄内のスパイス食堂ナムナム。
ナムナムはランチで初めて訪れて、料理のあまりの素晴らしさにファンになった。ランチで何度か通い、思い切って夜も足を運んでみた。お酒を飲むためだ。
夜のナムナムも最高。おつまみとして、こんなに幾品も行き届いた料理をいただけるのかと、一品ずつに感動する。また、昼と違い、夜のナムナムは、ソロの常連さんがカウンターにいて落ち着いた雰囲気を醸し出している。その傍で、飲んで食べまくる我ら。いつも突撃ですみません、こんだけ食べて飲むんなら、きっと予約をしたほうがいいんだろう。
この日いただいたお料理も、すべて美味しかったです。元気になりました。ありがとうナムナム。またゆっくり行きます。
🍊とり慶
鳥の刺身が食べたいということで、初来店。おいしかったです。生ビール(メガジョッキ)をオーダしようとしたところ、店員さんが「今ビール半額キャンペーン中だが、メガは対象外なので生中の方が得」と教えてくれた。親切だなと思い、メガはやめ生中にしておいた。
🍎珉珉 庄内店
威勢のいいお母ちゃんに迎えられて入店。お座敷に座らせていただいた。さて何を飲もうかとメニューを確認すると、店名を冠した『珉』なるお酒を発見。もうこれしかないでしょう。
出てきた珉は、一合瓶に金のキラ文字で『珉』と書いてある、日本酒でした。ぬる燗で飲みやすかった。
お料理は、竜大がもうこれしかないでしょうと『硬い焼きそば』なるものをオーダ。ここ珉珉で3軒目。酔いに酔っているので、もう何でも来いという気持ちのわたくし。私のターンでは、大好きな焼き餃子を二人前くらい注文した。
硬い焼きそばとは、いわゆる皿焼きそばのことでした。しかし、普通のお皿焼きそばとは違うのが、珉珉なんですねえ。麺がしっかり太くて、カリッと揚がって硬く、旨みがある。焼き餃子もとても美味しかった。やっぱり餃子屋さんの餃子は良いよ。
🍛ジャンボカレー
お昼ご飯に、カツ丼激辛(カツ丼カレー 激辛)をいただいた。
元気が出る。美味しい。
🍤天ぷらの山
夜に行くのは初めて。飲む目的で、山へGO。ここは天ぷらのお店です。自席の天ぷらバット(あの油を切る網)に、天ぷらをドンドコ置いて行ってくれるお店。
私は野菜定食(定食のご飯を蕎麦へ変更)、牡蠣、キス、ビール(ハートランドを2本)をオーダ。
特に美味しかったのは、キス。ふわっふゎで、塩味と衣と身が、とけてゆく。
野菜で美味しかったのは、ピーマン。肉厚でちょっぴり苦い。ビールによく合った。
逆に、美味しいけどビールには合わなかったもの。それは、芋類。芋の天ぷらとしては最高な甘味と柔らかさを有している、それは間違いない。しかしビールと合わさると、とってもおなかが膨れる。それは至極当然のこと。
次回はこうしようと思った点:
飲む時は、定食に蕎麦も要らない。蕎麦が多すぎる。小盛りにできるか訊いてみよう。
ピーマンとキスだけ食べたい。ピーマンは単品注文ができないから、どうしようもない望み。しかし魚単品はあるから、キスだけいっぱい食べようかな。ピーマンは我慢。だって、芋がついてくるから。野菜定食にしかない、ピーマン。
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harinezutaka · 1 year
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二年前日記41(2021年10/8〜10/14)
10月8日 午後から図書館に行く。まだ読み終わっていない本があったので、ドトールで読んでから。アップルパイとカフェインレスコーヒー。図書館でも少しだけ雑誌を読み、2冊借りて帰る。俳句の本と、谷川俊太郎さんの詩の本。晩ご飯は、鶏そぼろのトマトカレー。カレー粉はなかったけど、なんとなくでいい感じになった。味にまとまりがない感じがしたので、黒麹甘酒を少し入れるとばっちり。でもまあ、変わった味だと思うが、夫は美味しいと言って食べてくれた。今日も、夫の夜勤の出発と一緒に散歩へ。帰って19時のニュースを見て20時までにはお風呂に入る。ネット句会の選句をして、本を読み、23時過ぎに寝た。
10月9日 午後からカウンセリングへ。今日で11回目。とりあえずひとくぎりということで対面でやってもらうことにする。総括的な意味で、「自分の状況って何か名前がつくようなものだったんでしょうか」と質問すると、「私は医師ではないので診断はできないけど」と前置きしたうえでいろいろ話してくださった。私とのカウンセリングはとても心理学的で興味深く、考えさせることが多かったみたいなことも言われた。私もとても面白かったので、今後も続けてみたい。話していて、私は子どもに精神的に依存する親になりたくないという気持ちが大きいんだなと思った。でも、乳幼児のあいだはべったり依存したらいいしそれがお互いに必要なんだよというようなことも言われて、そうなんだなと思った。これは少し気をつけないといけない部分だったかもしれない。カウンセリングのあと、Kちゃんと会う。版画の有志展を一緒に見に行ってくれた。生徒さんの作品は皆それぞれの個性があり、とても面白かった。どこかでお茶でもということでフロインドリーブへ。Kちゃんはパフェを、私はお腹が空いていたので、晩ご飯にしようと思って、サンドイッチとスープを頼んだ。帰りに二宮にできた新しいパン屋さんに寄り、パンを買ってうとうとしながら帰った。
10月10日 10月だというのに、暑いぐらいの陽気。鶯が狂ったように鳴いている。昼から病院の両親学級に参加する。感染症対策のために1名しか参加できないので私だけ。今日は「お産コース」ということで、陣痛が始まってからの流れをひととおり教えてもらった。妊婦は3人参加。お産のあいだの過ごし方を考えたりもした。パートナーにいきみ逃しというのをしてもらわないといけないそうだ。ほー。スーパーで買い物をして帰宅。晩ご飯は、夫が買ってきたステーキ、サラダ、百合根のバター蒸し、椎茸海老ミンチのフライ(惣菜)。録画していた80歳の野球コーチのおばあさんの番組で子どもたちがご飯の準備を手伝っていたのに刺激を受けてしまい、とうとう夫に「私はあなたのお母さんじゃない」を言ってしまった。よく聞くセリフだよなと思いながら。そういえば、母は結婚して子どもができて自由がなくなることを、冗談めかしながらではあったが「ざまぁ見ろ」と言ったことかあったなということを思い出した。今はひどいとしか思えないし、そういう風にしか感じられなかったのだとしたら不幸な人だなと思うが、いつか自分も母の気持ちがわかるようになるのだろうか。
10月11日 朝、体重をはかったら急に1キロぐらい増えていて驚く。妊娠中の体重変化は本当によくわからない。それにしてもまだまだ暑い。もう10月だというのにうぐいすも鳴いている。やるべきことをひとつずつ片付けていった。すこしお腹の張りが多いような気がする。トコちゃんベルトが必須。晩ご飯はきのこ鍋。『昨日、なに食べた?』と『アンという名の少女』を見た。夫はケーブルの交換をちょこちょこしていて、少し動きが早くなったことに満足していた。よくわからない世界。
10月12日 今日は職場にあいさつに行く日。地元で何か買って帰ろうと思っていたが、今日は定休日だった。まず初めに「うつわクウ」さんへ。退職記念?に何か買おうと思って。お箸にしようと思っていたが、企画展をしているお皿が気になりお皿を買うことにした。手土産を買い、お昼は入ったことのない喫茶店へ。ホットサンドのセットを頼む。ほぼ満席のランチタイム、ひとりでキッチンと会計を回していて料理はどれも熱々。一瞬の凪の時間にはすかさず食洗機を回し、ホールの人とも全く無駄なやりとりがない。こんな風に動けたらさぞ気持ちいいだろうなぁと思った。職場へ。すでに少し懐かしい。メッセージ入りのアレンジのお花もいただいてしまう。最後という感じがあまりしないな。これからも、縁が続けばいいな。まだ少し時間がありそうだったので、ムジカに行った。ウィークエンドケーキと紅茶をお願いする。店内はいっぱい。芦屋は値段に関わらず美味しいお店にはちゃんとお客さんが入っているイメージがある。三宮からはバスで帰宅する。今日は夕焼けパンダの中継の日。残念ながら、天候が悪くて今回も見られなかった。晩ご飯は、鯖のパン粉香草焼き、グリル野菜(トマト、じゃがいも、小松菜)、昨日のお鍋の残りに酒粕を加えた粕汁。
10月13日 午前中、市の共同参画センターがやっているセミナーへ。ママ向けの就活講座。最新の保育園の情報などもわかってとてもよかった。保育園の申し込みは11月だそう。来年にするか再来年にするかかなぁ。3年以内には働いていたいな。講師の社会保険労務士の人の話が面白かった。実際いくら稼げるかはあまり気にせず、将来のために今できることをやっていきましょうと。中3の塾代辺りでみんな危機感を募らせるそうだ。私はその頃には50代だもんな。やっぱり早めに踏ん張らないといけないと思う。今の親の親世代は、女は短大が当たり前で卒業のときに婚約指輪をしていた人が勝ち組だった。そんな人の言うことを聞いていてはダメです。と、きっぱり言われて、みんな深く頷いていた。家計の収入がどうであろうと教育費はあまりみんな変わらないという話も聞き、それはどうなんだろうと思ったが自分もそうなっちゃうのかな。お昼、お肉屋さんのランチを食べて、Mちゃんの新居にお邪魔する。2人目が欲しいと言っていたが、何と妊娠したそうで4週だそうだ。順調にいくといいなぁ。そのあと眼科に寄る。妊娠中だということで、これからなかなか来れないかもと緑内障の検査もすることになり、全部で2時間ぐらいかかった。OCTを初めて撮ったが、光がとてもかっこよく仮面ライダーを想像させるものだった。今のところ症状は出てないが予備軍とのことなので、定期的な検査をするように言われる。一応、一年後の予約を取ったが、一年後、どうなっているんだろうなぁ。半額のお寿司とお惣菜を買って帰宅。夫が最寄りの駅まで迎えに来てくれていたのだけど、すれ違いでバスに乗ってしまい先に帰宅してしまった。
10月14日 衆議院解散。31日に選挙になった。午後から、Uさんが家に来られた。同じ時間帯にガスの点検もあった。妊娠中だということをこの間伝えてから、いろいろと力になってくれてとてもありがたい。そのあと、少し横になっているとコープさんが来た。晩ご飯は、餃子鍋。少し足りなくて追加で何個か焼き餃子にする。焼き餃子として売っているものなので、やっぱり焼いたほうが美味しかった。
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naieonu · 1 year
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家族お伊勢参り メモ
仕事終わりに東京駅着。本当は大丸百貨店のプリティミルフィーユを食べたかったけど、我慢して牛しぐれ弁当。新幹線は意外と混み合ってて、3人席に3人で座って良かった。ホテルは名古屋駅前で前泊。明日に備える。
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翌日は8時過ぎに出発。JR特急みえに乗って1時間40分ほどで伊勢市駅に到着。1本で目的地まで着けるのはありがたい。ロッカーに荷物を入れて外宮前でお土産を見ることに。
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伊勢神宮の外宮と内宮巡り。外宮から内宮へはバスが走ってて座って移動出来た。
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内宮は特に整えられた庭園を眺めたり、近くに流れる五十鈴川で心を清められたり、立派な杉の木を見上げたりと自然を感じられた。
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おはらい町、おかげ横丁で食べ歩き。
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①松阪牛串、焼餃子
松阪牛の肉汁がたっぷり含まれている牛串。
②蒸し牡蠣
塩レモンが疲れた身体、暑さに火照った身体に染みる。蒸し牡蠣しか勝たん。
③おとうふソフト
豆乳っぽさはあまりないけれど、さっぱりとした甘さでペロッと食べられた。
④ハニポテ
イメージは大学いも。ハニーがちょっと重ため。マヌカハニーって初めてまるごと食べてみたけど、はちみつがたっぷり詰まってて、最後はガムみたいにちょっと口に残る感じ?
⑤松阪牛にぎり上モモ
脂がたっぷりと乗ってて美味しかった…!インスタで見た時から絶対食べたいって思ってた。
⑥ラズべリーミックススムージー
最後の最後で見つけたスムージー。酸っぱいかなと思ったけど、そこまででもなく飲みやすいさっぱりさ。あまりインスタでは見かけなかったけど意外と結構オススメかも!
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ちょうど七夕の日だったので、皆で短冊を書いて飾ることに。風鈴の音が聞こえて、夏がとても似合うおかげ横丁だった。帰りもバス1本で伊勢市駅まで。荷物を回収して近くのホテルへ。
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泊まったのはFAV HOTEL ISEのジャパニーズモダンルーム。ダブルベット1台、布団2枚、ミニキッチンあり、バストイレ別。3人で行っても広々としてて過ごしやすかった。宿泊日まで2週間前切っていたにも関わらず、駅からも神社からも近くて、クーポン駆使して1人1万以下で済んだのがでかい。
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夜ご飯は居酒屋満船屋個室へ。あっぱ貝や大あさりの浜焼きは特に美味しかった。あっぱ貝はサザエみたいな磯の苦味がちょっとあって、でも塩分がしっかりついてて美味しかった。他にはノンアル梅酒、お造り、伊勢うどん。お造りのつばすは初めて聞いたけど、ブリの出世魚らしい。通りで食べたことあるような味だと思った。伊勢うどんは甘めのたれにたっぷり絡める感じ。伊勢は濃いめの味が好きな文化なのかな?
お土産として買った伊勢のバスソルトでお風呂に入って23時にはおやすみなさい。
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soratanet · 3 years
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2021.07.29 Thursday
バスに乗って1人で京都へ行ってきました。
いつも京都に行く時に使ってる高速バスに今回も乗りましたが
毎回ほぼ満席なのに今日はガラガラでした...。
(みんなやはり自粛しているのか、それとも暑いから京都に行かないのか)
着いてすぐ向かったカフェが外まで並んでいたのですぐに諦め
(1人で並ぶのは好きじゃありません)
順番を変えて毎度訪れる坂田焼菓子店さんへ。
(きちんと保冷バッグ持参)
パイやお菓子を買ってバッグに詰めてもらい
初めてのアイスクリームサンドをパク付きながらバス停1つ分歩きました。
(しかし、コロナになって食べ歩きがなんとなくしづらくなりましたね)
次は京都国際漫画ミュージアムへ行きます。
何度か横は通っていたけど中に入ったのは初めてです。
目的は「線と言葉・楠本まきの仕事」展です。
楠本まきさんの世界が好きなのであります。
生の原稿見られてうれしいな。
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「KISSxxxx」の中の、カノンやかめのちゃんの住む世界にちょっとだけ入れました。
「赤白つるばみ」も大好きです。
ちなみに外が暑過ぎたので館内で大分涼むことができまして....中にたくさん漫画あるし
ずっとここにいたいかもと一瞬思ってしまったのよ。
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その後は坂田さんのインスタで知った地元の人しか行かないような
餃子屋さんに行き、餃子定食を食べ(店内ディープ過ぎて写真撮れず。笑)た後は
祇園にあるPASS THE BATONへ行きました。
(スタッフの方に履いてたスニーカー褒められてうれし)
ちょうど開催中のvouとのコラボ展も見られまして
お買い物もしちゃいました。ほほほ。
完全予約制だった「たすき」のかき氷はまた次回~。
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その後もグルグル歩き、予約していたお店に向かうためにバスに乗る。
で、バスの中で予約時間よりも大分早いことに気づいたけどそのまま最寄りのバス停に着いてしまい
頭痛いし喉がカラカラだなあ、どうしよう~と思っていたら(後から思うと軽い熱中症なのでは、という...)
「かき氷」ののぼりを見つけまして、200円のかき氷(桃)を店先で頂きました。
これがねえ、ものすごくおいしかったのです。
お祭りの屋台みたいなガリガリなかき氷を想像してたけどもっとやわらかくて
何よりも今の一番自分に必要だった!という水分補給でありました。
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生き返った私は目的のお店へと向かいます。
2回目の来店。
kew(キュー)さんです。
リニューアルされてからは初めて行ったのですが
店内が随分広くなっていました。
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事前に予約していたメニューです。
まずはミニドーナツ。前回食べて感動したドーナツ!
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そして初めましてのチーズケーキ。
中トロトロでめちゃんこおいしかったです。
(コーヒー1杯じゃ足りないのでこの後カフェラテをお代わりしました)
京都ってほんとおいしいものが多いな~
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日帰りの京都旅は今日も食べ物の旅でした。
京都はいいとこやね。また行きます~
そして帰りのバスも5人くらいしか乗っていなかった!
(そうなのです、本当は自粛せなあかんとですよ、ジュリさん)
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fsravine · 2 years
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#神戸 の定番 #餃子はしご 2軒目は #餃子屋満園 へ #瓶ビール と #焼き餃子 290円を  ただ、焼き上がりまで20分、ちびちびとビールを飲む寂しさ ここのタレは、#神戸餃子 関係なく辛味はあるが普通 #ひょうたん は7個、こっちは6個 中華餃子と神戸餃子のちがいかな? ただ、他のメニューを見てもボリューミーなのは間違いない! #神戸元町 (餃子屋 満園) https://www.instagram.com/p/CiaSiC_LbQxyAWPlvlqAvr8-sNTfGSJ5D43Yvk0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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milkteabonbon · 4 years
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二月前半日記
2/1
なんと一年の一二分の一が終わったらしい。ひょええ。春からちょっと身の回りが動いてゆくような予感がする。久しぶりにカードを引きたい気持ち。
2/2
燈火節。うちにある青いキャンドルをあつめて火を灯す。満開の濃い紫色のヒヤシンスがつめたく香る。だんだん日が長くなってきたことを思います。物思いの日。
2/3
窓辺で寝転がるとぽかぽか気持ちが良いです。猫になった気持ち。
2/4
そろそろやるか、とリスの生地を裁断。あまりのパーツの細かさに一旦仕舞う。鉗子がいるわよこれは。しっぽ生地のふさふさに癒されるなど。
2/5
バレンタインの催事場でソフトクリームとアイスクリームを食べ、ジュンク堂に寄って帰りました。いつも幻想文学の棚ばかり見ているので、誰かと行くと新しい棚が発見できて良いですね。最近身の回りで流行ってる本をおすすめし合うなど。
2/6
蘭州牛肉麺を初めて食べました。もちもち手延べ麺がおいしい。次は水餃子と羊肉が食べたいな。その後古本屋でユーラシア野帳を買いました。完全にユーラシアづいている。
2/7
自転車を盗まれた……。この日は通院予定が入っていたため、警察より先に病院に行ったのですが「僕も何度か自転車盗られたことあったなあ……。学生時代の時、中古で買った自転車をペンキでトリコロールに塗り直して乗ってたんだがいつのまにか跡形もなく消えていた。その辺にあったから盗んだんなら腹が立つけれども僕のセンスを認めて盗んでしまったなら少し溜飲が下がる」などと申され、やはり医者はクレイジーじゃないとできない仕事なのだなあと思った。自転車返せ!
2/8
職場には褒めることがとても上手い人がいます。①一対一で褒める、②人の前で褒める、③他所で褒めるを徹底されており、私はむずむずしながらもやる気を出してしまうってワケ。人心掌握術に長けているなあ。見習います。
2/9
MOE3月号はミヒャエル・エンデ「モモ」のクリアファイル付録つきというわけで買いました。「赤毛のアン」ページも組まれていたことですし……。ついでに河出書房新社「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版」も購入。癒されますねえ。
2/10
何をしても皮膚が乾燥する!ホームケアに限界を感じるお年頃。髪の毛もパサつく上に先日白髪まで見つけてしまった。日々驚き。スキンケアはHABAのGローションに高品位スクワラン、ヘアケアはukaのレイニーウォークを使用しています。ベタベタするのが苦手なの。美容液くらい足しましょうね。
2/11
新しいオーブンレンジがやってきた!早速ガトーショコラを焼く。卵とチョコレートを混ぜただけの簡単ケーキで、軽くてぺろっと食べられます。チョコレート50gにつき卵1個で作れます。割れチョコが沢山売ってある季節なので買い溜めしておこうかな。
2/12
ネイルの日。最近強く格好良い見た目でいることに疲れ(スタイルを否定しているわけではなく、無理に装うとする自分に疲れたのだ)エレガントでフェミニンなイメージでオーダー。結��、自分の指にしっくりくる仕上がりの爪になりました。そうそう、自分の好きなスタイルを貫けば自ずと心も強くなるのだ。思い出した。
2/13
シェービングのお姉さまにもネイルを褒められ上機嫌。ポイントも貯まったので来月の誕生日にエステの予約を入れました。その後ムジカでいちごのモンブランとシーズンティーのダージリンをいただく。あたたかくコート要らずの日だった。
2/14
今日も今日とてまつげパーマへ。久しぶりに踵の高い靴を履いたら思いっきりよろけた。何とか歩き方を思い出してサロンへ向かう。まつげもぱちぱちになったのでどこかに寄り道しようかと考えたが足が痛くてそのまま帰宅。お昼は川沿いの公園でサンドイッチを食べました。今年の桜はいつ咲くのだろ。
2/15
友人からシェットランドレースのショール届く。妖精女王の羽衣のようなかろやかで繊細な羽織りです。春のあかるいワンピースに合わせたい。さらさらつるつると落ちる素材で、デコルテの開いたデザインの、向こうが透けるようなワンピースが似合いそう。貴女はまさしく魔法の手の持ち主です。心より感謝いたします。
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ichinichi-okure · 4 years
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2020.8.18tue_tokyo
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6時半 起床。二人目の子が生まれてから、ここ1年以上、夜泣きもあって、細切り睡眠のため今日も寝不足。
でも、この生活にも慣れた。
今日は私が一番最初に目覚め、夫もこどもたちもまだ布団の上。5歳の長男と1歳の次男は複雑な形で布団の上で四方八方に散らばっている。とにかく寝相が悪い。
起きてくるまでの、わずかな時間の天使の寝顔。 寝ている時が一番かわいい。毎朝そう思う。
「めえええええ」まるでヤギのような次男の泣き声でみんなが目覚め、朝の始まり。
7時半 朝食は今日は仕事が休みの夫が作ってくれた。
レーズンパンにスクランブルエッグ、 グラスにダボダボと飲むヨーグルトを注いだ夫がスプーン一杯のマンゴージャムをのせて 「あれ?なんか、おいしくならない」そう言うので
味見をしたら甘さが少々足りない。 冷凍してあったマンゴーを解凍し、はちみつをくわえ、氷をぶっこみ、さっき注いだ飲むヨーグルトをジャーに戻す。ブレンダーでガコガコ、ギュンギュンと混ぜて、マンゴーラッシーを作った。
「おいしい~~!!!!」自分も含め、みんな声を揃えて味わった。 おいしいものは家の中で充分つくることができる。
朝食を済ませ、口の周りがベタベタになっている次男の顔をぬぐってから、片付けをし食器を洗う。片付けを済ませたら、ベランダ菜園に水やりをする。
まだホースがないので、バケツで4往復、ベランダに出て水をあげている。 この不便さが何となく楽しい。
9時 残りの家事を全て夫に任せ、昨日買ったばかりの服に袖を���し、車で仕事場へ出発。 次男はわたしが出かけようとすると顔をくちゃくちゃにして泣いていた。
いつもなら保育園にこどもたちを送り届けるのだが、今日はちょっと時間に余裕がある。
道中、新青梅街道沿いに前から気になっていた売りに出されている物件の脇で急遽駐車。 不動産好きにはたまらない、蔦の巻きついたタイル張りの一軒家。 いい感じの建物だ。14坪、建ぺい率80%、容積率、300%、1580万円。 物件情報を写真におさめる。 よく見れば土地のみの販売だった、建物自体何かに活用できそう。
いろいろ妄想しながら車に戻ろうと、信号待ちをしていると、同じく信号待ちをしている見覚えのある車を発見。「!」
心友のうづだった!あっちも驚いて目をまん丸くしている。 信号が青になり発車。しばらく車を目で追った。うづはそのままどこかに行ってしまった。 きっと仕事に向かっているのだろうな。
こんなところで偶然会うなんて! 趣味の物件見て、ニヤニヤして妄想中のわたしを見られなくてよかった。笑 そうはいってもやっぱり偶然の出会いなんていうものは、最近めっきり減っていた。
コロナ自粛により、友達と会う回数も減っていたし やっぱりオンラインで連絡をとるより、生で会えた瞬間が一番嬉しい。 うづ、元気そうだった。
自分も車に戻り、出発。 練馬区上石神井にあるわたしが主宰しているイベントスペース「東京おかっぱちゃんハウス」へ。
ここ最近はずっと仕事の日は、自宅ではなく、お店で絵を描くことにしている。
10時 お店に到着し、作業をする前に買っておいた雑誌を読む 「FRaU」8月号。テーマは”日本からはじまる、SDGs。
”SDGs”とは、Sunstainable Development Goals (持続可能な開発目標)
貧困や飢餓、紛争、人種差別、社会的格差、ジェンダー、エネルギー、そして気候変動による環境問題。
地球が抱える様々な問題に対して、2030年までに世界全体で解決を目指そうとするゴール目標のこと。
とても良い特集で、すでに持続可能な環境、社会を目指して地道に活動してる各方面の取材からたくさん知恵をいただいた。なかでも、ベーカリーカフェ「ブリコラージュ」の記事は特におもしろかった。
自分にできることから始めようと、プラスチックフリーの生活にシフトできるように最近は心がけている。そうはいっても毎日の買い物でエコバックを持参しても、野菜もお菓子も肉も、そのほとんどがビニールやプラスチック資材に包まれている。
環境問題に取り組む活動 ”NO PLANET NO FUN” を主宰する、アルゼンチン人の友達に「なんでこんなにプラスチックが溢れているんだ、日本は意識が低すぎる。」と言われたことを買い物に行くたびに思い出す。
近年は温暖化による災害が毎年のように起こるようになって、正直ぼーっとしていたら近い未来地球に安心して住むことなんてできなくなると思う。
次の世代にも、安心して暮らせる社会、地球を残していけるよう自分自身が変わらないといけないなあと感じている。
11時半 雑誌をしばらく読んでから、朝作ったお弁当を食べる。
お腹を満たしてから、寝不足をカバーすべく、30分の昼寝。
12時 アラームで目覚め、仕事の準備。 絵の具と筆、画用紙を机に並べて、絵を書き始める。
6月からずっと、続けているプロジェクトがある。 春にコロナの影響でイベントのキャンセルが続き、イベントスペース「東京おかっぱちゃんハウス」は大きな損失を受けた。お店の存続が危ぶまれていた。
お店の大ピンチを迎えた際、実施したクラウドファンディングで、支援してくださったみなさんにリターン(お返し)として、支援者の方の名前を世界に一つの作品にすることにした。
一番小さなサイズだけでも、その数、203点。
名前の由来やエピソードを読んでから、頭の中でデザインをイメージして下書きをせずに描く。 絵を描いている時はとても幸せだ。
家族のこと、社会のこと、仕事のこと、すべてのことから解放される瞬間だ。 筆で色を混ぜている時、紙に鮮やかな色が綺麗にのった瞬間は格別だ。
18時 今日は6名の方の名前を描いたので、198枚分を描き終えたことになる。 203枚まで、残りあと5枚。ここ数日で描き上げた作品を並べて、嬉しい気持ちになる。 気に入ってもらえるといいなぁと思う。
19時 車で家に帰る。「ただいまー」 自宅に帰るとこどもたちが走って出迎えてくれた。 長男、次男の順に抱きしめ部屋に入る。
夫がエビ入りの餃子を丁寧に作ってくれていた。 こどもたちを風呂に入れるというので、自分で餃子を好きな数フライパンに並べて焼いた。
夫が作ってくれた夕飯を食べるのは、おそらく2ヶ月振り? 緊急事態宣言が出た前後は仕事がなくって、毎日朝、昼、晩と食事を用意してくれていたから、ここ最近は仕事が戻ってきているということだ。
餃子には「ラブパクチー」という唸るほど美味いエスニックソースも添えられていて、 とてもとても美味しくてペロッと平らげてしまった。
お風呂からこどもたちの声が聞こえてくる。 幸せとはこういうことだな。
満たされたお腹に手を当てて思う。
食器を洗って、こどもの歯磨き、寝室に布団をひき、夫は馬場のぼるさんの絵本を長男に読み聞かせ、わたしは布団の上で横になり、哺乳瓶にいれたミルクを次男にのませ、背中をとんとんしながら、こどもたちを寝かしつけていたら22時。
あー今日も1日があっという間に終わってしまった。 でも今日は無事みんな健康過ごせたから、良しとする。
まだ読み終えていない雑誌を開いたけれど、もうあくびが出て眠くて仕方がないので就寝。
-プロフィール- Boojil(ブージル)(36) 東京 イラストレーター・二児の母 https://www.instagram.com/boojil/
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tsukune-ojisan · 5 years
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美味すぎる🥟 明日から石垣島に居ますよ〜 #dumplings #food #foodstagram #餃子 #中華 #麻婆豆腐 (餃子屋 満園) https://www.instagram.com/p/BzDnbNVHBwY/?igshid=ssymc5i6vvdt
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cvhafepenguin · 5 years
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ミコとマチ
 リビングで目が醒めた瞬間あわてて手元のスマホで時間を見た。5時31分、やばい、40分には家を出ないとバイトに遅刻する。渾身のスピードで歯を磨いて顔を洗い自室に駆け込みばたばたとスウェットを脱ぎ床に脱ぎっぱなしの縒れたデニムを穿きYシャツを全力で着て一張羅の苔色のカーディガンを羽織ってほとんど空っぽのリュックを背負う。化粧は諦めて大きめの風邪マスクでごまかすことにした。幸い原稿を作成してるうちに座椅子に座ったまま寝落ちしていたので髪は乱れていなかった。平日ならマチが起こしてくれるのに、今日は土曜日だから私の部屋の向かいの彼女の部屋で、マチは一週間分の疲れを取るべく昼までおねんねだ。私は「いってきます」とぼそっと呟いて全力でドアから飛び出しオレンジのチャリに跨がり立ち漕ぎで駆けた。早朝の澄んだ空気を抜ける冷たい風が私の全開のおでこに当たる。三月の霞がかった曖昧な風景を私は右、左、右、とぐっとペダルを踏んで追い越して行く。それにつれ眼がだんだんと冴えて来た。息を切らしぐんぐんと駅までの道を走りながら私は書きかけの原稿の続きのことを考え出していた。どきどきと小さな心臓が高鳴り血が巡り、私の身体に熱が漲ってくるのを感じる。まだ人がまばらな駅前のロータリーを抜け、高架を潜り、なんとか出勤時間ぎりぎりに店に着いた。ドアを開くとコーヒーの温かくて甘い香りがふわっと鼻を突く。これを嗅ぐと私の頭はたちまちだらしがなくてうだつの上がらないワナビー女から「「鯤」のウエイトレスモード」にかちっと切り替わる。「おはようございますっ」私は店に入るなり弾丸のように一直線にバックヤードに突っ込みエプロンを着る。「おー、毎度のことながら作家さんは朝に弱いねえ」店長の蓮さんが茶化す。「朝まだなんだろ?これ食っちまえ」蓮さんは厨房からカウンター越しに私にロールパンを投げ渡した。「いただきます」私は風邪マスクをぐいとずらし、拳大のそれを口に詰め込んだ。それから蓮さんに渡された水をぐっと飲み干す。「鯤」は駅前の喫茶店なので、平日は開店するなりモーニングをしにくるサラリーマンなんかがぞくぞくと来て大童なのだが、今日みたいな休日は最初の30分なんかはかなり暇だ。コーヒーにつけて出すゆで卵もいつもならあらかじめいくつか小皿に分けて置くのだけど、今日はカウンターのバスケットにまだこんもりと盛ってある。その光景はまるで平和の象徴のような安心感を私に与える。しばらく待っても客が1人も来ないので、私はトイレで簡単な化粧を済ませ、カウンターにかけて蓮さんが淹れてくれたアメリカンをゆっくりと飲んだ。「原稿はどんな感じ?」「うん、方向性はだいぶ定まってきたからあとはそれを形にしていくだけかな」「なるほど、ついに俺の息子がミコが手がけたゲームをやる日がくるんだなあ、あっ今のうちサイン貰っとこうかな、店に飾るわ」「蓮さんってば気が早すぎ」蓮さんはことあるごとに茶化すけど、芯のところでは私のことをそのつど気にかけてくれているのが私にはありありとわかった。嬉しいことだ。
 そうしていると、程なくして客がちらほらと入り出した。休日の朝は老人ばっかりだ。常連のみんなはお話し好きで、四方山話や身の上話を滔々と聞かせてくださる。いつものように私は給仕や食器洗いをこなしながらそれにふんふんと頷いた。でも頭の中は原稿の続きのことでいっぱいだった。先週、駆け出しライターの私に初めてクライアントからSNSのダイレクトメッセージで、ソシャゲのシナリオの執筆依頼が来たのだ。それは聞いたことないような小さな会社で、その依頼されたゲームも予算的にみてメインストリームに敵うポテンシャルがあるとはとうてい思えなかったが、なにせ執筆の依頼が来ることなんて初めてだったので、私は半端ない緊張ととめどなく沸いてくる意気込みでここ一週間ギンギンだった。原稿のことを考えると下腹のあたりがヒュンとする。これは誰もが知っているRPGのシナリオを手がけるという私の夢への第一歩だし、なにより、就職せずに創作活動に専心することにした私の決意が報われた心持ちだった。それはどう考えてもぜんぜん早計なのだけれど。とにかく、私は今とても浮かれていた。
 正午前あたりから客足が徐々に増しなかなか忙しなり、あっという間に15時になった。退勤まであと1時間だ。
「いらっしゃい。おっ荘くん」だしぬけに蓮さんの朗らかな声が厨房から客席に向け広がる。荘くんが来ると、蓮さんは私を茶化す意味でわざと私に呼びかけるような声音で叫ぶのだった。これもいつものことだ。
 私はお気に入りの窓際の2人がけのテーブルにギターケースをすとん立てかけて座る荘くんのところへ注文をとりにいった。心臓の音が高鳴るのが荘くんにばれている気がした。
「いらっしゃい、今日はスタジオ?いよいよ来週だね。」
「そうだな、あっ、チケット忘れんうちに今渡しとく」
荘くんにひょいと渡された黄色いチケットにでかでかと、
「jurar 初ワンマン!」と書いてあった。その楠んだチケットのデザインは全体的に少し古くさい気がした。
「ついにだね」
「うん、絶対に成功させるよ、やっとここまでこれたんだ。そろそろ俺たちもプロへの切符を勝ち取りたいな」
「うん、私応援してるから」荘くんの襟足から煙草とシャンプーの混じったえも言われぬ匂いがかすかに漂う。それは、ほんとうのほんとうに良い匂いだ。
「サンキュな、ミコちゃんも頑張ってるもんな、俺も負けてらんないよ。あっ、そうそう、そういえば…明後日柴さんにアクアマターのライブ来ないかって誘われたんだけど、ミコちゃんあのバンド好きだったよね、もし暇だったら一緒に来る?蕗川ビンテージだよ。柴さんももう一人くらいだったらチケット用意できるから連れて来ていいって」
「いいの?行きたい!」
「よっしゃ、じゃあまたラインするわ」
「まじか…」私は心中でひとりごちた。まさかのまさか、こんな地味な女が荘くんにデートに誘われたのだ。注文伝票をレジに持って行き蓮さんのほうをちらと見てみた。すると蓮さんははにかみながらしゅっと素早く腰のところでガッツポーズを出した。私は心中でもう一度、「ま、じ、か…」と丁寧にひとりごちてみた。
 荘くんはブレンドを急いで飲み干して会計をし、「じゃあ」と去って行った。そうこうしているうちにやがて退勤時間となり、出勤してきた蓮さんの奥さんに引き継ぎをして、私はタイムカードを切った。「お疲れさまです」挨拶をして表口から店を出ると、スプリングコートのポケットに両手を突っ込んで含み笑いしているマチが立っていた。目が合った私たちはそのまま見つめ合った。一瞬、時間が止まったようだった。ピィ、ピィ、とけたたましい鳥の声が、狭い路地裏にこだました。
「オハヨ」マチは宣誓のように右手をしゅっと突き出してそう言った。
 マチの手は真っ白で、春のひかりをぼんやりと帯びていた。ぼんやりとその手を見ていると、なんだか眠くなった。
「マチ、何してたの?」
「さんぽ」
「起きたばっかり?」
「寝すぎちった」
 私は自転車を押してマチととぼとぼと散歩した。外は朝は肌寒かったけれど、今は歩いていると少し汗ばむほどの気温まで上がっていた。電線と雑居ビルたちに乱雑に切り取られた街の高い空を、鳴き交わしつつひっきりなしに飛び交う春の鳥たち、私たちはゆっくりと歩きながらそんな風景を見るともなく見ていた。
 私たちはそれぞれあたたかい缶コーヒーを自販機で買い、駅から少し離れたところにあるたこ(多幸)公園へたどり着いた。私とマチは予定のない天気のいい日にはよくここで何となく過ごす。
「そういえばさ」
「ん?」
「さっき店に荘くんが来てね」
「なになに?」ブランコに座っているマチは両足をばたばたとせわしなく蹴っている。
「「明後日アクアマターのライブに誘われたんだけど一緒にこないか」って」
「デートか!」
「そういうこと」
「やったー!」マチはブランコからたんっと飛び降りて両腕を上にぐんと伸ばして叫んだ。
「いや、誘われたの私だし」
「わがことのようにうれしいっ」
「よーし今日はなべだー」マチは私に背を向けて起き上がった猫のよ���に盛大なのびをした。
「なべ、若干季節外れじゃない?」
「めでたい日は鍋パって相場がきまってるのよっ。ミコの恋愛成就を祝って今日は私のおごりで鍋だー」
「マチってば気が早すぎ」
私たちはスーパーでたくさん鍋の具材と酒とつまみを買って、大きなレジ袋を2人で片側ずつ持って帰った。2人でわいわい作った鍋は多すぎて全然食べきれなかった。飲みまくって酔いつぶれた私たちはリビングでそのまま気を失い、翌朝私は風邪を引いていた。私がなにも纏わず床で寝ていたのに対して、マチが抜け目無く毛布を被ってソファーを独占していたのが恨めしかった。
 荘くんは待ち合わせの駅前のマクドナルドへ15分遅刻してきた。10分でも20分でもなく15分遅れるというのがなんだか荘くんらしいなと私は妙に感心した。「蕗川ビンテージ」は私の家の隣町の、駅のロータリーから伸びる商店街の丁度真ん中のあたりにある。私はこの街に来たことがなかったのでライブハウスまで荘くんが先導してくれた。風は強く、空は重く曇っている。商店街や幾本かの路線でごちゃごちゃしたこの街は、私とマチが住んでいるところに比べてなんだか窮屈な感じだった。前を歩くやや猫背の荘くんに付いて駅からしばらく歩くとやがて「蕗川ビンテージ」に辿り着いた。荘くんが「あそこ」と指を指してくれなかったら私はそれがそうだと気付かなかっただろう。「蕗川ビンテージ」はどう見てもただの寂れた雑居ビルだった。よく見ると、ぽっかりと空いたビルの地下へと続く入り口の前に「アクアマター」のワンマンの掲示があった。その入り口の前に、いかにもバンドマンといった出で立ちの5人の男女が談笑していた。若いのか、それとも私たちよりずっと歳上なのか、いまいち判然としない風貌の人たちだった。その5人はやって来た荘くんを認めると手を振り、荘くんはそれに応えて私をほったらかしてポケットに手を突っ込んだまま5人に駆け寄った。荘くんが1人の男の横腹を肘で小突く、するとその男は笑いながら荘くんにヘッドロックを決め、ほかの人たちもげらげらと盛り上がった。どうやら荘くんととても親しい人たちらしい。少し話すと荘くんは突っ立っている私のほうに戻って来た。それから私の手を引いて、地下への階段を降りて行く。荘くんが近い、かつてないほどに近い荘くんのうなじから、シャンプーと煙草が良い塩梅に混じった私の好きな匂いが漂ってくる。匂いはたしかに近いけれど、暗すぎて当の荘くんの姿がよく見えない。なにかがずれている気がした。私たちは、どこか歪な気がした。私たちが、というか私だけが明らかに場違いだった。「マチは今どうしているだろう、そろそろ帰ってる頃かな、晩ご飯は私がいないから今日は外食なんだろうな」好きな男に手を引かれているというのに私の頭に浮かんで来るのはマチのことだった。やれやれ。
 2人分のチケットを荘くんが受付の初老の男に手渡す、そして荘くんはまたその男としばらく談笑し始めた。「ちょっとお手洗い行ってくるね」と私はその間に用を足した。戻ってくると受付の前に荘くんを中心に人だかりが出来ていた。荘くんの周りにおそらく10人以上はいたが、その中の誰1人として私の知っている顔はなかったし、荘くんを含め、そこに誰1人として私のことを気にする人はいなかった。私はまるで透明人間にでもなったかのような心持ちだった。あそこで人の輪に囲まれ楽しそうに話しているあの人はいったい誰なんだろう。いつも「鯤」に来て親しく話してくれるあの人。私がいつか「アクアマター」が好きだとこぼしたことを覚えてくれていて、デートに誘ってくれたあの人。でも冷静に考えると当たり前のことだったのだ。界隈で突出した人気を誇る若手バンドのフロントマンの荘くんと、街の隅でこそこそと暮らしている私みたいな誰も知らない地味な女なんて、そもそもステージが違うのだ。私は知らないライブハウスの柔らかくて厚い防音材の壁にもたれながら、誰にも知られず夜空でひっそりと翳りゆく月のように、緩やかに卑屈になっていった。誰かここから連れ出してくれないかな、これがまさしく「壁の花」ってやつね。卑屈の次にやってくる自嘲。思えば幾度も覚えたことのある感覚だ。いままでに縁のあった男はみんな、折々こんな風に私のことをないがしろにした。
 ほどなくしてライブが始まった。ライブは、よかった。横にいた荘くんは頻繁に何処かへ消えた。たぶん、知り合いの誰かと話しに行っているのだろう。そう、ここでは私以外のみんなが知り合いなのだ。ライブの終盤、ストロボが瞬くクライマックスの轟音の中荘くんは強く私の手を握ってきた。私はそれを知らんぷりした。スモークの甘ったるい匂いがやけに鼻についた。ライブ自体は、本当によかった。
 外に出ると小雨が降っていた。荘くんはライブの終わりからずっと私の手を握ったままで、駅の方へ私を引いて歩いていく。私はなにも考えずにそれに従う。疲れて、頭がぼーっとしていた。商店街の出入り口のアーチの辺りで、荘くんは「じゃあいまからウチで飲もっか」と切り出した。私はまっぴらごめんだと思い「えーと今日はもう帰ろうかな、明日も朝早いし…」と丁重にお断りした。
「別にいいじゃん、ご近所さんなんだしバイトは朝、俺の部屋から出勤すれば」荘くんはしつこかった。
「いやーやっぱ何だか悪いしルームメイトもいるんで今日は家に帰ります。今日はほんとにありがとう」
 私は返答に窮して言い訳にならない言い訳を口走っていた。そのとき私ははっと息をのんだ。荘くんは怒っていた。彼の表情こそ変わらないが、私なんかにプライドを傷つけられたこの男が激怒しているのがわかった。
 それから突如荘くんは声を荒げ
「んだよ、俺とヤりたいんじゃなかったのか?」
 と今まで私が聞いたことのない荒荒しい声音で言い放った。そのとき私は頭が真っ白になった。私はこの人が何を言ってるのかわからなかった。信じられなかった。この人も自分が何を言っているのかきっとわからないに違いない。そうであってほしい、と私は願った。
 私はいつの間にか私の肘を強く掴んでいた彼の手をばっと振り切り、夢中で駅まで走った。後ろであの人がこっちに向かってなにか喚いている気がした。私はそれから逃げるために全力で走る。とつぜん視界がぐにゃあと歪んだ。音のない雨は、いつのまにか本降りになっていた。頬を伝って落ちる生温いものが春の雨なのかそれとも涙なのか、わからなかった。
 マチは私に何も訊ねなかった。あの夜ずぶ濡れで帰ったきた私の
様子を見て何となく察したのだろう。お風呂から上がってきた私に何も言わずに中華粥を作ってくれた。荘くんはあの日以来鯤に来ることはなくなった。蓮さんは
「まあ今回は縁がなかったってだけさ。月並みな言葉だが男なんて星の数ほどいるんだぜ」と慰めてくれた。
 でもそれを言うならば女だってそうだ。それこそ私は荘くんにとって星の数ほどいる「都合のいい女候補A」にすぎなかったんだ。私はまた卑屈になっていた。このことをマチに話すと「処置無しね」の表情をされた。マチの「処置なしね」の表情。白いつるつるの眉間に少し皺が走りいたましげに私の顎辺りに視線を落とすこの仕草が私は密かに好きだ。ソシャゲの依頼はなんとか納期に間に合ったが、私は次の賞に挑む気力が沸かなかった。スランプに陥ってしまったのだ。なんだかどうしても力が入らなくて、私は湯葉のようにふやけてしまっていた。このままなんの意思も目的も持たず、たゆたうクラゲのように何処かへ攫われてしまいたかった。あの失恋で、まるで私とこの世界とを繋いで私を立たせているピンと張った一本の糸が、ぷつりと切れてしまったようだ。私は休みの日のほとんどを寝て過ごすようになった。
 私が一ヶ月以上もそんな状態だったので、放任主義のマチもさすがに見かねたらしく、「ミコ、餃子をやろう」と私に切り出した。パジャマの私はソファでクッションを抱いて寝転びながら「うぇえい」と曖昧に返事した、ミコが「マチはかわいいなあ」と言って後ろから抱きつこうとしてきたが私はそれをひょいと躱し、勢い余ったマチはフローリングでおでこを打ち「ぎゃっ」と叫んだ。そのとき私に被さったミコの身体はとてもひんやりとしていた。
 餃子の買い出しから仕度まで殆どミコがやってくれた。私はソファに寝転んで夕方のニュースを見ながらミコが手際よく餃子を包んで行くのを背中で感じていた。辛い時は甘えられるだけ相手に甘えるのが私たちの生活の掟なのだ。私とマチは、いまままでずっとそうやってきた。
「いざ!」待ちくたびれて私がうつらうつらし出した時にマチは意気込んで餃子を焼き出した。しゅわあと蒸気が立つ音とともに、むわっとした空気がリビングに立ち込めた。私は薄目でせかせかと餃子を焼くマチの背中を見ていた。「このまま帰りたくないな」そんな素朴な気持ちが不意に、去来する。私たちには他にいるべき場所があって、いつまでもこの生活が続くわけないのはお互い、何処かで理解していた。けれど私たちはそれに気付かないフリをしている。
 マチの背中って小さいんだなあ。そんなことを考えると何だか目頭が熱くなってきたので、私は寝返りをうち、狸寝入りを決め込んだ。クッションに顔を埋めてきゅっと眼を瞑っていると、まるで幽霊になって、空中を漂いながらミコのことを見守っているような、ふわふわと暖かくて寂しい気持ちになった。
「ほらほら引きこもりさん、餃子が仕上がって来たわよ。テーブルにお皿とビール出しといて」
「あいさー」
テーブルの皿に綺麗に連なって円になっているマチの餃子はつやつやでぱつぱつだった。マチは餃子の達人だ。マチよりおいしい餃子を作る女を私は知らない。
「じゃあ、餃子にかんぱーい」
「かんぱーい」
最初の一皿を私たちはあっという間に平らげた。
「じゃあ第2波いきまーす」
「いえーい」
マチは餃子をじゃんじゃん焼いた。私がもう食べられないよと喘いでも取り合わず焼きまくった。マチは何かに取り憑かれたようにワインを呷りつつ、一心不乱に餃子を焼き続けた。「餃子の鬼や…」私がそう呟くとマチはこっちを振り向いてにいっ、と歯を出して笑った。
 餃子パーティも無事に終わり、私たちはソファで映画を見ながらワインをちびちびと飲んでいた。
「ミコ、この映画つまらないね」
 マチがずっと見たいと言っていたから私がバイト終わりに借りてきてあげた映画だった。
「たしかに、脚本は悪くないけど演出が単調だね」
 マチは冷蔵庫から新しい缶チューハイを持って来てぐびと勢い良く飲んだ。それから酒の勢いを借りたようにこう言った。
「ミコ、屋上に行こうか」
 私は缶ビール、マチは缶チューハイを片手に最上階の廊下のフェンスを跨いだ。マチは私の手を引いて真っ暗で何も見えない中、屋上へと続く鉄骨階段を上がっていく。あれだけ餃子を焼いたにも関わらずマチの手は冷たかった。たん、たん、と微妙にずれたふたつのゆっくり階段を踏む冷たい音が闇の中密やかに響く。酒気を帯びたマチのにおいがする。なんだか懐かしいにおいだ。毎日のように嗅いでいるはずなのに。私はマチをぎゅっと抱きしめたかった。
屋上は無風だった。しんとしていて、まるで世界が止まったみたいだった。私たちの住むマンションは台地のてっぺんに建っているので、屋上からは街が良く見渡せる。酒の缶を持った私たちは並んで囲いの柵に凭れて、街の灯をぼんやりと眺めていた。不意にささやかな音で聞き覚えのあるイントロが流れ出した。最初はか細い月明かりのような調子のその曲は、やがて雲の隙間から抜け出して鮮烈な満月となる。
「Tomorrow never knows」
 私はこの曲を聴いた時にいつもこんな印象を受ける。いつかマチはこの曲のことを夜の森の奥で誰にも知られずに燃える焚き火みたいと言っていた。思えば、性格がまるで違う私たちを繋ぐきっかけとなったのはこの曲だった。
 
 あれは私がまだ大学一年生のときの冬だった。私はサークルの先輩に合コンに来てくれと頼まれて不承不承承知した。相手は同じ大学の違うサークルの連中だった。明らかに人数合わせで参加した合コンだ、面白いはずもなく、私はうんざりした。いつ「じゃあ私はこの辺で…」と切り出そうかずっと迷っていたが、二次会のカラオケにも流れで行くことになってしまった。そしてそのカラオケに遅れてやって来たのがマチだった。先輩の説���によると、マチは男側の知り合いだそうだ、それで先輩とも面識があったので呼ぶ運びとなったのらしい。部屋に入って来たマチを見て私は「きれいな女の子だなー」とうっとりとした。マチは空いていた私の横にすとんと座った。思わず頬が緩むようないいにおいがした。スキニーを穿いた華奢な脚のラインが綺麗で、横に座っていると、私の若干むくんだそれと比べずにはいられなかった。マチは終止にこにこしていた。男たちは明らかにみんなこの場で一番綺麗なマチを狙っていた。私は半ばいやいや参加したとはいえ、やはりみじめな気持ちだった。下を向いて鬱々としていると私にマイクが回って来た。あまり歌は得意ではないのだが…と思いつつ私は渡されたマイクを掴み、ええいままよとミスチルの「Tomorrow never knows」を歌った。歌っている時にマチがじっとこっちを見ていたのを不審に感じたが私は気付かないふりをして歌いきった。合コンはつつがなく終わった。解散してターミナル駅のコンコースを歩く私たちの集団は1人ずつ空中分解していき、やがて私とこの初対面で良く知らないマチという女の子だけが残った。私たちは無言で微妙な距離を保ちながら並んでしばらく歩いた。
「私って合コンとか苦手なんだ~」やにはにマチが間延びした調子で呟いた。それからふわあと大きなあくびをした。私はその様子を見てなんて美しいひとなんだろうとうっとりした。合コンのさなか、表面上は取繕っていたが、明らかに退屈そうにしていたのも見て取れたので、私はマチに好感を抱き始めていた。
「なんか私同世代の男の子って苦手だな、何話したら良いかよくわからないし」
「私もああいう場は少し、苦手」
「ねえ、お腹空かない?」
「ちょっぴり」
「ラーメンでも食べにいこっか」
「うん、いいよ。この辺?」
「うん、北口からちょっと歩いたところにおいしいラーメン屋があるんだ。塩ラーメンなんだけど、大丈夫?」
「大丈夫、塩ラーメン好きだから」
「それではお嬢さま、エスコートいたします。」
 とマチは腰を落として片足を後ろに引く紳士の挨拶のポーズをした。
「で、では、よろしく」
 私もコートの腰のところを両手でつまんで膝を曲げ淑女の挨拶でぎこちなく応じる。
 私たちは改札の前で踵を返し、ラーメン屋へと向かった。
「ミスチル、好きなんだね」
「うん、親の影響なんだけど」
「私も好きなんだ。だから、君がさっき歌ってたとき嬉しかった。周りに音楽の趣味が合う人がいなくってさ、ミスチルとか今の若い人もうあんまり聴かないもんね」
「うん、カラオケとか行くとみんな今時の曲ばっかり歌うもんね。特に合コンなんかだと顕著」
「男も女もなんだかんだ言っても最終的に画一性を自分に強いたほうが楽なのだということなのかも知れんね。ところで君、名前は?」
「私はフジサワミコ。あなたは?」
「私も名前二文字なんだ。湊マチ」
「みなとまち」
「マチでいいよ」
「わかった、私のこともミコって呼んでよ」
「そうだ、ハタチになったら一緒に飲みにいこうよ。ライン交換しよ」
 
 それがきっかけで私たちはことあるごとに2人でつるむようになった。私がこっぴどく振られた時も、マチの就活が難航を極めていたときも、いつも酒なんかを飲みながら互いに慰め合った。ルームシェアをしようと言い出したのはマチのほうからだった。それは私が就職を諦め夢を追うことにするとマチに打ち明けた次の日だった。
「私はミコがどんなでもそばにいてあげるよ」
 マチはことあるごとにこんなことを言うのだった。
「どんなのでもって、もし私がアメーバみたいな真核生物でも?」
「アメーバでも好きだよ」
「私も、マチがアメーバでも好き」
 赤ら顔の私たちは屋上で「Tomorrow never knows」を歌った。
「はーてしなーいやみのむーこうへーおっおー てをのばそー」
呂律の回らない舌で私たちは叫びながら柵の向こうへ両手をぴんと伸ばした。伸ばした指の先に、滲んでぼやけた街の灯りたちが、きらきらと輝いていた。
 
 私はそのプロポーズを受けることにした。相手は麗さんという人で、マチの紹介で知り合った10歳上の高校の生物の教師だった。マチはあの失恋以来落胆している私を励ますために、荘くんとは真逆のタイプの男を紹介してくれたのだった。交際は、以前の私ではとても考えられないくらいにうまくいった。私は素敵な男をあてがってくれたマチに心の底から感謝した。彼はとても良く尽くしてくれたし、私も彼のことがとても好きだった。彼と付き合い出してから、彼の家に泊まって部屋に帰らないこともしばしばあった。そして私と対照的にマチはその頃からだんだんと不安定になっていった。なにかといらいらしてたまに私にあたるようになったのだ。私は何故そうなったかマチに聞くこともなかった、何となく察しがつくだけに余計聞く気がしなかった。喧嘩も私が帰らなくなった日のぶんだけ増えていった。
 ある日3日間麗さんの家に泊まってから帰ると、私の部屋のものが全部廊下に放り出されていた。
「なにこれ」私はこっちを振り向きもしないリビングでソファにかけてテレビを見ているマチに問いかけた。
「もう出て行くのかと思って部屋を片付けといてあげたよ」
「ばかじゃないの?ほんとガキだね」
 なんてみっともないんだ。私にいつまでもこだわって、ばかばかしい。
 ずかずかと歩いてリビングに入ると不意にマチが振り向いてこっちをきっと睨みつけたので私は立ち竦んでしまった。
「ミコ、ミコの夢は、努力は何だったの?なんで…そんなに簡単に諦めるの?」
 マチの声は掠れていた
「前にも言ったけど私には才能がないんだしもう筆を折ったんだよ」
「なんでも手に入れることのできるマチには私のことはわからないよ。知ったような口を聞かないで」
 私はいつしか心の何処かで自分の夢と、マチから解放されたいと思い始めていた。
「そういえば言ってなかったんだけど私あの人にプロポーズされたんだ」
マチはまたテレビの方を向いて石像のように固まって何も言わなかった。
「おめでとうとか、ないの?」
マチは依然としてだんまりだった。
 そのとき、私の頭のなかでぐわん、という音がした。誰かに後頭部を殴られたような衝撃だった。それから涙が、とめどなく溢れてきた。私は泣きながら廊下に放り出された荷物を出来る限りまとめた。それから麗さんに電話をしてワゴンを出してもらい部屋の私の家具や持ち物を全て、3往復して麗さんの家に運んだ。それっきり、あの部屋には二度と戻らなかった。それはあまりにもあっけない幕切れだった。麗さんは「人のつながりなんて、そんなもんさ」とやけに達観した口ぶりで私を慰めてくれた。3ヶ月後に披露宴の招待をマチにラインしてみたが既読すら付かなかった。
 
 「もう、終わりにしよう」
 別れを切り出したのは英治のほうからだった。英治はセックスが終わってしばらくして呟くようにそう言った。実のところ私は、英治のほうからそう言ってくれるのをずっと待っていた。いかにも安ラブホテルの調度品といった感じのチープなガラスのテーブルの上の、パフェ皿の底に残って溶けたソフトクリームがピンクの照明を反射しててらてら光るのを、私は裸でシーツも被らずに茫然と眺めている。英治がシャワーを浴びる音が聞こえる。英治が上がったら私もシャワーしなくちゃ。…どうしてこうなっちゃったんだろう…どうして。やにわにテーブルに起きっぱなしのスマホが震え出した。ガラスの上でがちゃがちゃ騒ぎ立てるそれに私はいらっとして。ぱっと手に取った。その画面には「麗さん」と表示があった。
「来月の裕太の体育祭どうする」
 メッセージの内容はこれだけだった。私はスマホの画面を暗転させて枕元にぽんと投げ捨てベッドに潜り込んだ。麗さんと英太にはもう一年以上会っていなかった。毎日仕事漬けで夫と子供を捨てて出て行き、愛人と日中に安ラブホにしけこんでいる私のような女が今更どの面下げて元伴侶と息子に会いに行けばいいんだ。いやだ、このままなにもしていたくない。この地の底のような穴ぐらで、誰にも干渉されずにずっと踞っていたい。
「ミコ、ミコ、ミーティングに遅れちゃうよ。起きて」
そうだ、私は次の作品の企画ミーティングに行かなければならない。何せビッグタイトルのナンバリングだ。集中しなければ。
ミーティングはかなり難航したもののなんとかまとまった。私も英治も、いつものようにメンバーに振る舞った。私たちの関係に気付いている人は、どうやら1人もいないようだった。帰りがけに私と英治は小さな居酒屋に寄った。ここは私たちが関係を持ちだしたころ英治が教えてくれた店だ。
「今度のプロジェクト、うまく行くといいな」英治は燗を呷って少し上機嫌になっていた。昼間のラブホテルでの言葉を取繕うためなのかもしれない。
「なんたってミコには実績があるもんな。大丈夫、ミコならこの先一人でもうまくやっていけるさ」
「聞きたくない…」
「え?」
「「聞きたくない、そんな言葉」」
 私は思わずそんなことを口走りそうになったが、かろうじてそれを飲み込んだ。
「英治はどうなの」
「どうって?」
「この前も辞めたがってたじゃん。この仕事、自分に向いてると思う?」
 そうだ、私が英治の仕事や家庭の愚痴を聞いてあげるようになったのがこの関係の始まりだった。
「うーん…向いていようが向いてまいが、俺にはやるしかないな。やっぱり何度も言ってるけど、自分の夢のために邁進してきたミコと俺はスタンスが違うよね、それに俺…」
「俺?」促しても英治は先を言うのを躊躇うので私はいらいらした。握りしめた水割りを私はぐいっと飲んだ。
「俺…2人目ができたんだ…」
「ふうん、おめでとう、ね」
「そうなんだ、だから、この関係もそろそろ潮時なのかなって。」
 私はカウンターに万札を叩き付けて店をあとにした。なにも英治に腹が立った訳ではない。私は全てがいやになってしまったのだ。夢も、仕事も、家族も。
「違う…私は…私は…」
 私は無意識にそう呟きながら明後日の方向へ駆け出していた。後ろで英治が私を呼びかけながら付いてきていたが私はその声がしなくなるまで走り続けた。走って走って、私は知らないバーに駆け込んだ。それからジャックダニエルのロックを注文した。なにも考えたくなかった。ぼうとそれをちびちびなめていると、やにはにスマホがポケットのなかで震えた。英治がなにか取繕うためのメッセージを送ってきたのかと思い私はうんざりしながら画面を見た。しかしそこに表示されていた名前は「英治」ではなく「マチ」だった。
私は反射的にスマホをカウンターに伏せて置いた。そしてウイスキーを飲み干しておそるおそる画面をタップして内容を確認すると。
「久しぶり、突然ですみません。今度会えませんか。」とあった。
私は胸がざわざわした、けれどもう何も考えないことにした。すぐにマチに「いいですよ」と返信した。
 待ち合わせは2人が分かりやすい場所が良いとのことで「鯤」にした。私は待ち合わせの時間より少し早くに鯤に来た。
「いらっしゃい。おお、ミコ」
 蓮さんは最近白髪が増えたものの相変わらず元気だった。私は鯤には昔のなじみで今でもたまに来るのだ。
「ごぶさたじゃないか。仕事忙しいのか。なんか、顔が疲れてるぞ」
「うん、ちょっと最近いろいろあって、でも大丈夫だよ、ありがとう」
 蓮さんはいつでもぶれずに蓮さんなので話していると私は安心する。蓮さんって私にとってオアシスのような人だ。
「今日ね���マチと会うんだ。ここで待ち合わせしてるの」
「マジで!すごいな、何年振りだ?」
「10年振り…」
「そうか、あれから10年も経つのか…なんかあっというまだな」
「うん、いろいろあったね」
本当にいろいろあった。でも、私とマチの時間はあの時のまま止まっている。私が部屋を飛び出したあの日のまま…マチはいったいどうしていたのだろう。
 私は緊張してテーブルにかけて俯いていた、しばらくしてドアに取り付けたベルがからん、と鳴った。顔を上げると、入り口にスプリングコートを着たマチが立っていた。そのシルエットは背後から射す春の陽射しに象られていた。
「おおお、マチちゃん!久しぶりー!」
「マスター、お久しぶりです。」
「相変わらずべっぴんさんだね。ここに2人がいるとなんだかあの頃に戻ったようだな。ゆっくりしていってな」
「マスターも相変わらずみたいで。ありがとうございます」
マチははにかんだように微笑みながら、私の向かいに掛けた。私は気恥ずかしかった。何を話したらいいのか全くわからない。マチもそうなのだろう。ずっとそわそわして後ろを振り向いたりしていた。私はマチが少しだけふくよかになっていることに気が付いた。
しばらくしてマチが話し始めた。
「最近いろいろあって考えたの…私どうしてもあのときのこと謝っておきたくて…寂しくてミコを傷つけることしかできなかった。ミコがいないとだめなのは自分のほうなのに、そして、そう思えば思うほど心細かった。こんな風にミコを呼び出して謝るのも独りよがりだけど。どうしてもそれだけは伝えたくて、ほんとにごめんね、ミコ」
そう言ったマチの眼から涙がひとすじ流れ落ちた。
 そうか、みんな寂しかったんだ。私とマチだけじゃない。麗も、英治も、それから荘くんだって。ミコの涙を見て私のなかで何かがはらりと落ちていった。それはたぶん、いつの間にか私の心に巣食っていた「あきらめ」のようなものだった。
「いいんだよ、マチ、もういい」
「あ、あり、ありがとう、ミコ、うわーん」
 マチはぐしょぐしょに泣いてバッグから出したハンカチで顔を抑えていた。ほかの客もびっくりして、カウンターに掛けているおばあちゃんも「あれあれ」と茶化してきた。私もつられて泣きそうになったがこらえてマチの手をとって店の外へ出た。
 私は泣き止んできたマチの手を引いてしばらく歩いた。
「見てマチ、ここのスーパーでよく買い物したよね」
「あっこの公園覚えてる?よくブランコ漕ぎながら酒飲んだよね」
 マチは鼻をすすりながら「うん、うん」と相槌をうつ。
春の気持ちのいい暖かい風が、懐かしい気持ちを呼び起こす。マチの手は、あの頃と同じで冷たい。
 私はマチの手を引きながらマチとの部屋を後にしてからのことを吶吶と話した。結婚して間もなく、昔穫ったグランプリの作品を目にしたディレクターに大手ゲーム会社のシナリオライターとして抜擢されたこと…麗さんとの子供が産まれたこと…仕事が多忙なのが原因で離婚したこと…仕事が忙しすぎて疲れていること…同僚の不倫相手との関係が終わったこと…
 マチは私のところどころくすりと笑いながらただ聞いてくれていた。
「ぜんぶミコだね」
「え?」
「恋愛でポカするのも、仕事や夢に疲れて参っちゃうのもぜんぶあの頃と同じミコだ。ミコは私が知らない間もミコをやってたんだね」
「たしかに、全部わたしだ。わたしらしい…わたし」
 そしてマチもずっとマチだ。あの頃と同じ、強い肯定も否定もせずただ私に寄り添ってくれる。そんなマチを見ていると今日の朝までずっと私を苛んでいた罪の意識や漠然とした憎悪が緩やかに解れていった。
「ねえマチ」
「ん?」
「屋上に行かない?」
私たちの住んでいたマンションはまるでタイムスリップしたかのようにあの頃と同じで、どこも全く変わっていなかった。
 いけないことと知りつつ、私はマチの手を引きそうっと忍び足で、屋上への階段を昇る。
 私たちは昔のように並んで囲い柵によりかかり街を見渡した。
「どこもかしこもなーんにも変わっていないね」
「そだね、あ、でも私は少し変わったかも」
「どんなところが?」
「私、結婚するんだ。式は挙げないことにしたんだけど。それでね、今お腹に赤ちゃんがいるの」
「え?」
私は不意をつかれて唖然とした。
「何ヶ月?」
「3ヶ月」
「えーっと…夫さんはどんな人?」
「優しい人だよ、今の職場で知り合ったの」
「おめでとう、マチ」
「ありがとう、ミコ」
私たちは手を繋いだまま顔を見合ってくしゃっと笑った。
「これ、覚えてる?」
 私はスマホのプレーヤーを開いて再生をタップした。
「うわ、懐かしい、私今でも聴いてるよ」
「私も聴いてる」
 あの夜この屋上でマチと一緒に歌った…そしてマチと私を繋ぐきっかけになったこの曲。
「Tomorrow never knows」
 私たちはあの頃を思い出しながら小さな声で一緒に歌った。これまでと、これからの全てが、発酵するパン生地みたいに私のなかでふわり広がって行った。
 心のまま僕は行くのさ、誰も知ることのない明日へ
 そうだ、私とマチは私とマチのままで、あの頃のような万能感はなくともしっかりと歩いて行くんだ。癒えない傷を抱えながら。あらゆる柵に絶えながら。
 私たちの目の前には、霞がかってぼやけたなんでもない街が広がっていた。
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gkeisuke · 6 years
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190304 山梨1日目
山梨に旅に来ている。タイトルに1日目とつけているが、1月の徳島も2日目の日記が途中のまま下書きに置かれているので、そういうこともあるかもしれない。
動機などについては、既に何度か書いている気がするが「1年くらい後に車を買いたいので、車種を絞るためにレンタカーを借りていろいろな車を運転したいこと」という動機に対して「ゆるキャン△の舞台を巡りたいこと」という理由が掛かったものである。
8時ごろ起床。正直、そんなにカッチリとは行程を決めていなかったのだけど、朝起きた時点で雨と寒さと寝不足から、全く布団から出たくなくなってしまい「あ、今日は温泉に浸かりまくろう……」と、舞台巡りはほどほどに湯治コースがほぼ確定した。
『ぱらのま』という好きな漫画があって、2巻で、ローカル路線を乗り継いで下部温泉と石和温泉に行く話があるのだけど、石和温泉は前日にフォロワーさんから「漫画に書いてあった通りだった」というニュアンスの情報を頂いたので、下部温泉の方に目標を定めた。
一発目から武蔵野線に乗り遅れ、結果的にいつも会社に行くのと同じ便になってしまう。ただ、雨の影響もあってか、中央線もほどほどに遅れており、立川で特急を待ちながら20分くらい時間を潰す。
今回の旅がいつもと違うのは、糖質を気にしなくてはならないことだ。これまで「旅の食事は(内臓に対して)無礼講」というスタンスを取ってきたが、徳島帰り翌週の健康診断で血糖に悪い数値が出た事実を重く受け止めて、今回は炭水化物と糖分を極力摂らないように立ち回らなくてはならない。
しかし、観光の目玉となるようなご当地料理は、どうしても炭水化物か甘味であることが多い。山梨は特に顕著であり『ほうとう』なんかは麺とかぼちゃのダブルパンチなので、この観点からは最もNGな料理となってしまう。ほうとうが好きなのに……。
ということで、立川では量り売りの海藻サラダと新玉ねぎサラダをそれぞれ100gずつ買い、飲み物は特茶とした。いつもなら、確実にコーヒーショップで、甘ぁいなんちゃらフラペチーノとか、なんとかマキアートを買って浮かれているタイミングである。テンション上がんねーな!おい!
せめてもの抵抗という意味も込めて、グリーン車で甲府まで行くことにした。特急料金よりもグリーン車料金の方が高いのを見て、ちょっと何やってんだという気持ちが無いでも無かった。
朝の中央線というのは、基本的には郊外から都心に向けて出社する上りの方が混むことになる。社会の流れと逆らって、ガラガラのグリーン車でゆうゆうと下っていくというのは、平日休みの特権という感じがして好きなのだ。性格が悪い。
中央線の終着駅として「大月」という土地を、よく文字情報では認識していたのだけど、この電車で高尾より先に行ったことは無かったように思う。高尾から先の車窓には、どんな風景が広がっているのだろうと思ったけど、山と鉄橋とコンクリートとトンネルが、かわりばんこにグルグルと巡ってくる感じだった。雨模様の空も相まって、全体的に灰色の風景が広がっており、なんとなく気が滅入ってきたので、相模湖駅を通過したあたりからは『ナナメの夕暮れ』の続きを読んでいた。
ちょうど若林さんが父との想い出を振り返りながら、キューバの街を歩く話を読んでいた時、車窓から高速道路が見えた。なんかこの景色、車の車内からは見たことがあるようにも思えた。そういえば山梨には小学校の頃、よく父に連れてこられていたのだ。
うちは父と母が離婚している。苗字は父方のままなのだけど。別に隠していた訳では無いのだが、学生時代にこれを言うと、とても気まずい空気が流れて面倒だったので、いつしか言わなくなっていた。父のエピソードがあまり出てこないのは、純粋にあまり会っていないからである。
1人だけフォロワーに初対面で言及されたことがあるので、何となく気付かれている可能性は高い。
ただ、今乗っている車を貰ったり、そもそも私は父の方についていこ���としたらやんわり断られたので、別に仲が悪いわけでは無い。大人になった今ならわかるが、父は割と私についてこられるのは面倒だったんだろうなという気がする。何故なら、私以上に父は「一人で楽しい人」だからだ。
ここで感傷に浸るなら、父に貰った車で思い出の山梨を巡り、なあ、お父ちゃん。俺、一人で山梨来れるくらい大人になったよ……となるのだけど、甲府に向かう道中で、そういえば連れていてもらってたな……とようやく思い出したし、軽自動車で高速に乗るのは恐いからやだ。そもそも旅の目的が変わってしまう。父生きてるし。
父のエピソードを話すとすれば、私が生まれる前、関東で名が知れている某暴走族グループの副総長だったという話があり、私はクソオタクなので、なんでこうなってしまったんだというコントラストでよく笑いを取っていた。車やバイクが好きであり、キャンプなどにもよく連れていってもらっていた。
山梨には、さくらんぼ狩りに来ていたのだったな。めちゃくちゃ山奥に、父の知り合いか何かのさくらんぼ農園があって、木からとって無限にさくらんぼを食べていた。私は車の中で、ドラクエモンスターズをしたり、道中のブックオフで買った漫画を読んだり、姉と遊んだりしていた。
国立・府中インターからほど近く行けたので、ほったらかし温泉を始め、いろいろ温泉にも連れていってもらった。キャンプに行ったりもしたな。
最近、父はすげー人だったんだなと改めて思う。色々な場所の色々な景色のことや、美味しいご飯のことを知っていて、アウトドアの知識もあり、キャンプにも連れていってもらった。これは今私がやろうとしていることや、やろうとしているけど出来ないことだと思う。
ちゃんと大学まで出させてくれた恩があるので、たまには親父殿ともご飯でも行こうと思いながら、甲府に到着した。
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今年は甲府開府500年のアニバーサリーイヤーらしい。改札を出た時に「こうふ開府500年 開幕から63日」と書かれた電光掲示板が真っ先に目に止まったが、今年が始まって何日が経過したかを大々的にカウントアップしてるだけではと思い、やや困惑した。
甲府の街は想像以上に「武田信玄公一本勝負」という印象を受けた。歴史を感じる落ち着いた通りに、風林火山、信玄の文字が散りばめられる。程よく都会で、程よく歴史を残しており、心地よい場所なのだけれど、深く掘り下げてもこれ以上の情報は出てこないかな……という印象も同時に覚えた。
いや、仕方ないのだ。そもそも東京と劇的に変わることはなく、多摩西部の出身なので、微妙に山梨寄りのスピリットが交ざっている。埼玉ほどではないけど、旅行という名目における、心理的なグラデーションはそんなにないし、そんな感じでひょいっと行ける小旅行というのも、名目としては大事なことだった。
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いちいちお土産が美味しそうなんだよな!(逆ギレ)
見ての通り、オール糖なので、一つも食べることが出来なかった……。涙を流しそうだった。信玄餅好きなんすよ……自分……。
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レンタカーはクラス別に貸し出される車種が分けられていて、指定が無ければ料金が安くなるシステムだった。
私がお願いしたクラスは、マツダのデミオか、日産のノートの2択だった。安いのもあるけど、色んな車種に乗ってみたいのでランダムでお願いしたのだけど、カタログなどをみて、現時点で一番気になっている車種がマツダのデミオだったので、心の中では「デミオこい……デミオこい……」と思っていた。
日産ノートでした……。ただ、色がめちゃくちゃかわいいし、私が緑大好き人間であることを察してくれた、レンタカー会社側の粋な計らいと受け止めた。
徳島のマーチに続き、2度目の日産車ということもあって、割と操縦性はスムーズに慣れることができた。
何より、マーチの時よりさらに設備が新しく、父からお下がりでもらって乗っている今のミラから数えると、型番に20年近い差がある。
バックミラーがカメラに映し出された映像になってる!駐車のアシスト機能がやべえ!エンジンキーないの!?アイドリングストップ!などなど、一つ一つの事象に感動があった。
あと、ミラだと「ヴォォォォォォォォン!!!!!」ってエンジン吹かすレベルでアクセル踏まないと加速しないのに対して、軽く踏んだだけで制限速度に到達するので、制限速度超過の注意を受けて減速するという事象が多発してしまった……。アクセルがめちゃくちゃ軽いおかげで、長距離を運転しても全然疲れなかった。
特に不満らしい不満が無いので、もうノートでいいんじゃないか……。という気持ちになってきたが、日産車の操作感に慣れ過ぎている感じもあり、比較になっていない感じがあるので、次回借りる時は最低でも別の会社の車を引けるように背ってしようと思います。
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糖を抜くために甲州牛のステーキ(白米抜き)で昼食を済ませると、下部温泉郷へ向かう。約40キロの道のりだったが、ほとんど信号で止まることもなく、下道で1時間くらいで到着した。
全く位置関係を把握していなかったのだけど、看板などを見てると「本栖湖」とか「身延」とか、奇しくもゆるキャン△に所縁がある地名が数多く見られた。この辺だったのか……。
この位置関係だったら、本栖湖の1000円札の富士山などを見て行きたかったのだけど、あいにく雨が止みそうにない。富士山のような山は間近に見えているが、上空は雲に包まれて下層部の山肌しか見えていない。ひとまず温泉に集中することにした。
平日で雨ということもあって、下部温泉郷にはホボ人がいなかった。温泉街としても近場に競合相手が多く、結構、アクセス的にも奥まった場所にあるので、まあ仕方が無いのかな……という感じはした。
温泉郷自体も非常にひっそりとしている感じで、一番車が止まっていたのは病院というのが、なんとなく物悲しかった。
温泉会館という場所に入ると、本当に地域の寄合所を兼ねたような施設で、ロビーではだるまストーブが炊かれていた。ロッカーの鍵をもらうと「車のキーでいいんですけど、何か代わりのものを預けて頂けますでしょうか?」と言われて車のキーを渡す。
入浴料金は500円、浴槽は1つだけという非常に武骨な経営だった。秩父とか高尾にある人為的に作られたテーマパークのような温泉施設に慣れてしまっていたが、確かに『下部温泉』という源泉から引っぱっているなら、むしろいくつも浴槽があるのはおかしくて、一本勝負でいいはずなのだ。ここは”ホンモノ”だと感じた。
しかし、私はまだまだ温泉音痴なので”温泉がとても気持ちいい”ということしか分からなかった……。ゆっくり長く浸かれるちょうどよい温度ということもあり、長距離運転の疲れがすっかり癒された。
なんとなく、RPGにおける”エルフの里”みたいだなと思った。さっきCMで見たのだけど、中央道のインターが下部温泉付近に開通するらしい。人里離れた場所にひっそりとある温泉郷というのは魅力的ではあるのだけど、心細いレベルで人がいなかったので、もう少し賑わっているとまた来る際にもうれしい。
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キレイな富士山はみれないけど、近くにあったので、犬山あおいさんのバイト先のモデルである、セルバ身延店に伺った。
本日3月4日は、各務原なでしこ���んと、犬山あおいさんの誕生日。「これまで、プリントを回してもらった時だけしか話したことがないけど、声をかけられただけで好きになってしまい、犬山あおいさんの誕生日だと知ってバイト先にやってきてしまったモブクラスメイト」という設定で犬山あおいさんのバイト先に伺ったら、完全に変質者のメンタリティとなってしまった。
郊外の大型スーパーという風情に、分厚いゆるキャン△グッズコーナーが設けられている景色が面白い。売り場の端々にゆるキャン△のポップが上がっていたりもして、なおかつ、スーパーとして品揃えが豊富でお安い。非の打ち所がないお店だ……。と思いながら、普通に旅の買い出しをしてしまった。
犬山あおいさんのお誕生日と言うこともあり、ステッカーだけ買わせて頂いた。私は犬山あおいさんに思いを寄せるモブクラスメイトなので、お誕生日おめでとう……犬山さん……と思いながら、犬山あおいの名前が刻まれたレシートの裏に、犬山あおいさんのスタンプを押して、後生大事に持つという恐ろしいムーブで店を去ることになった。
身延町、特にセルバ近辺は、山と川に囲まれて、畑が広がり、車がないと移動が厳しい感じで、お買い物してる人たちも、一定量をまとめ買いして車で運んでたりした。そんな立地に徒歩で行けるところに犬山あおいさんが住んでいるのか……と想いを馳せ、もしかして犬山あおいさんは漠然とした閉塞感を感じているのではないかと勝手に考えて、ちょっと興奮していた。この男から逃げてくれ。犬山あおいさん。
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ホテルのチェックインには微妙に早く、どこか回るには絶妙に遅いという時間だったが、ギリギリ栄昇堂さんの営業時間に間に合いそうだったので、身延駅近辺に向かう。
栄昇堂さんは『ゆるキャン△』目当てで来た人に慣れているようで、私の滲み出るオタクオーラから、一発でゆるキャン△目的だと分かって頂き、手厚くもてなしてもらった。
振り返るが、この旅行における最大の障害となるのが『糖』だ。糖質制限のないチョコやあんこなんて、ここ2週間はホボ一切食べていない。でも、ここまで我慢したから、おまんじゅう一つくらいは食べてもいいじゃないですか……。あとで運動するから……。と思い一つだけ買おうとした。
だが、お店でとてもよくして頂いたので、1個だけでは示しがつかないという気持ちになり、5個購入してしまった。家族へのお土産にします……。
2週間ぶりのダイレクトな糖は、マジで涙が出そうなくらい美味しかった。ウッウッ甘いものを思いっきり食べたいよぉ……。
こうやって、たまに食べられるタイミングを大切にして、これからは一つ一つの糖に感動していきたい。ありがとうみのぶまんじゅう。
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また1時間ほどかけて甲府に戻る。夕飯は糖を封印するために鍋。山梨と言えば、名古屋名物の赤から鍋だ。もうすぐ3時なので何を言っているのか分からない。
旅先に行くと、その土地に根ざしたものを食べなくてはならない。という強迫観念に近い感情に囚われることがある。でも、例えば徳島にも餃子の王将はあるし、ココイチもあるのだ。別に名物を食べなくてはいけないなんて決まりはない。山梨は東京と地続きな場所にあるが故に、その束縛から解放されて、本当に食べたいものを無理なく選択できる気がする。
店に入ってから「※二人前より承ります」という罠に気付いた。客単価を考えれば当然だし、そもそも鍋の店に一人で来ているのは、お前だけだ……。
仕方がないので2人前を頂く。ここ2週は、お米を食べないと胃のキャパシティは空くのだなと実感しているけど、それでも流石にお腹はいっぱいになった。美味しかったです。
ホテルにチェックインする。疲れていたのか、1時間ほど眠ってしまい、そのままベッドでだらだらともう1時間過ごしてしまった。
23時ごろ、あと1時間で終わる大浴場に急いで向かう。今回は安くて楽天トラベルの評価が高いビジネスホテルにしたのだけど、大浴場が結構しっかりと温泉でテンションが上がった。奇しくも温泉ダブルヘッダーとなり、お湯に浸かりまくるという目標は果たされた。
冷凍室というのがあり、サウナ、冷凍室、熱い源泉をローテーションで回って、副交感神経を動かしてきた。水風呂が苦手なので、冷凍室というじわじわ冷やしてくれる場所があるのはありがたい。
日記を書き始めて、この時間になり、本日は終わり。
明日はとりあえずほったらかし温泉に行こうと思う。
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