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#うさぎちゃんじゃなくてオッさんだけどね
naganumapiano · 2 years
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どうぞのいす ある方の素敵なご提案から生まれた椅子。 難儀して居る人を見ると助けたくなる性分らしく、お店の前のバス待ちのご老人達がバス待ちの時間難儀して居るのを心を痛めて見ていたらしい。 ある日、絵本を持ち込んで「こういう椅子、置いてみませんか?」と提案されました。 実際探して見ると絵本と同じデザインの椅子は子供用でとても大人の体重は支えません。 壊れて怪我でもさせたら大変です。 ようやく頑丈な長椅子が手に入りました。 これなら大人3人が腰掛けてもびくともしません。 子供用の椅子は看板立てにしました。 看板を書いて提供してくれたのはモスガーデン(卵屋さん)の山口さん。 色々な方の無償の善意でできて居るって素敵ですよね。 #長沼 #カフェ #どうぞのいす #うさぎちゃんじゃなくてオッさんだけどね #原作は可愛いうさぎちゃん #お店の本棚に有ります #ご来店の際は見てみて下さい #暮らしの寺子屋様どうもありがとう #モスガーデン様どうもありがとう #カフェピアーノピアーノ #blog (Cafe Piano piano カフェ・ピアーノ・ピアーノ) https://www.instagram.com/p/ClTEFm3Jslp/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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simamamoru · 2 months
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戦闘服の男たちNo.0
現職自衛官の告白体験手記
「遠くで突撃喇叭が」
原題「遠くでラッパが」
作  島 守
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新隊員の便所はノリだらけ
 朝五時、起床まであと一時間である。いやあ、変な夢を見たるんだなと思って、ギンギンになっているセガレに手をのばすと、ああ、やっちゃった。まったくしょうのない奴だぜ、昨日センズリかいたばっかりだろうが!
畜生!今起きると、となりのベッドの奴が目をさましてカッコ悪いし、しょうがネーな、起床で戦闘服に着替える時にでも一緒に履きかえるか。
 それにしても新隊員は外出が制限されてるせいで、夜なんかとても遊びに行けないし、極度に欲求不満の日々が読いている。
雄臭い野郎を見るだけならここは本当にいい所だけれど、それ以上のことはちと不可能。けっきょく、夜、誰もいないトイレにはいってシコシコ激しくセンズリをカクしかないのだ。風呂で見たガッチリしたオアニイさんや、カワユイ隊員たちがチラチラ浮かんできたりする。
 でも終わってみると、やっぱりむなしいな。なんか小便とたいしてかわりないみたいで。それでもけっこうさかんなようすで、この間も班長から、
「新隊員の便所はノリだらけでたまらん!」
なんて怒られてしまった。マア、ノリは冗談としても、エロマンガのちぎれたのや、ビニ本なんかが時々モロ、トイレにおきっぱなしになってたりする。金があれば普通の隊員はトルコにでも行くんだろうけど、そこはまだペイペイの新隊員、月給は少ないし、貯金はしろとうるさいし、とてもとても…
 それでも、あけっぴろげな男だけの世界。
「これからセンズリ行くゾー」
と、エロ本片手に走って行く奴もいる。
 そんでもって自分もけっきょくその日のタ方、バラしてしまうのだった。
「昨日の夜、爆発しちまったでェー」
「いやー、エッチだなあ。勝見二士がいないからじゃないのォー」
 前期の教育隊から一緒に来た北村二士にいうと、思わぬ返事が返ってきた。まいったなあ。
「このヤロォー、勝見と俺はそんなに深い仲でネェゾ!」
「エへへへ、でも勝見二士は、島二士のダッチワイフだったんじゃないのォー」
 まったく北村の野郎、口のへらない奴だ。
まっ、べつに勝見二土はダッチワイフだなんてのは冗談だからいいけど、でも俺は、やっぱりドッキン!そう、あいつはいい奴だったもんな。この俺に、男と男が精神的に強く結ばれることがどんなに素晴らしいことか数えてくれたから・・・•・・ネ。
 それは3ヶ月前
 桜のつぼみがまだ硬い三月の下旬、俺は陸上自衛隊のある駐屯地に入隊した。出身県の関係で他の県の出身者より四日ほど遅い入隊だった。勝見二士とはこの時に初めて出会ったのである。
〈三月某日〉
 なかなかできてる奴
今日から俺の自衛隊員としての生活が始まる。まわりの環境は、想像していたのとそれほど変りはない。でも一部屋四十人というのは多すぎるようだ。
 それから自衛隊ではバディという仕組があって、二段ベッドの上下でペアを組み、訓練面や私生活でいくそうだ。
 俺のバディは勝見次郎。ガタイが良くてイモの煮っ転がしみたいな顔をした奴だが、なかなか性格はよさそうだ。
 この時はまだバディの重要さなんか知るよしもなかった。
 勝見二士は俺より年下だが、四日も早く入していただけあってちょっと先輩気取りで、ベッドのとり方から戦闘服のネームの縫い物まで俺に協力してやってくれた。早くもリードされっぱなし。それでもけっして悪い顔をしないで黙々と手伝ってくれる彼を見て、
「なかなかできてる奴だワイ」
と内心思ったものである。
<四月某日>
ビニ本でぬいて来い
 入隊式も終わり、訓練も徐々に本格的になってきた。銃こそまだ持たされていないが、戦闘服を着て半長靴をはいて走り回るさまは、一人前の兵隊さん・・・・・なんちゃって。
 そんな時、体育の時間に勝見の野郎がすっころんでけがをした。運動神経いいくせにまったくそそっかしい奴だ。おかげでその晩、俺がヨーチン片手に手当てしてやる。 
 両足おさえつけて、ヨーチンをぬるさまはSの気分。ムフフフと不敵に笑って、「グチェッ!」とぬってやる。勝見の奴たまりかねて、「ギャアー!」
 苦痛にゆがんだ顔って、ちょっとエロチックやなアー。
 
 四月にはいっても外出は下旬にならないとできない。新隊員とはつらいもんである。ああ、自衛隊には自由なんてない!これでは縛られるのが好きなMじゃなきゃ向かないんじゃないだろうか。そんなわけで貴重な休みも隊舎のベッドでゴロゴロ、これじゃ夜寝られるワケがない。
 消燈もとっくに過ぎた十二時半、なんとなく昼間寝すぎたので寝つけない。緑色の毛布の中でごそっと寝返りを打つと、上のベッドでもごそっと寝返りを打ったようだ。安物のベッドがグラッとくる。これじゃセンズリかいてようもんなら、片っぽのベッドの奴は地震かと思って起きちまうだろうななんて思ってると、
「オイ、島さん寝たかい?」
と、勝見が小さな声で話しかけてきた。
「なーんか、こうムラムラして寝られネェんだョオ」
と俺。すると、
「島さん、最近やってないんでしょ、アレを」
「まっ、まあな」
と、二人はムクッとベッドから起き上がて話を始めた。まったく目がさえてしかたいない。すると、その時へやの戸があいて、だれかがはいってきた。なんと班付(つまり上官)の上田士長である。よーく見ると、片手にビニ本を持っている。
「お前ら、まだ起きとるんか」
「エエ、寝られないんですヨ」
と勝見二士。すると上田士長、恥ずかし気もなく片手でもってるビニ本二冊を差し出すと、
「これでちょっとぬいてこい、そうすればバッチリ寝られるゾ。俺も抜いて来た」
 思わず俺と見、顔を見合わせてニヤリ、もちろん俺はあんまりビニ本には興味はないが、そこはノンケの顔をしていなければならないのがツライところ。
 ともかく、俺と勝見の二人はビニ本片手に仲よくトイレに直行。そこで二人は同じ個室に••••••てなわけにはいかなくって別々の目室に。ハイ、でも、ガマン!
「オッ、スケニ本だぜ、もうビンピンだァ」
「タマンネニナー。でもあんまりおっきな声だすなァ、不寝番がびっくりして飛んでくるゾォー」
 なんてことを話しながら、お互いに実況中継をし合う。洋式トイレなのですわってカケるのでらくなのだ。となりの個室からのすっとんきょうな声がとだえた。奴も本気になってきたようだ。こっちがたまんなくなるようなあえぎ声が聞こえてくる。思わず俺の手の動きも早くなる……。
 すると、突然奴の声、
「ウッ!ウッーウ」
 畜生、俺より早く終わりやがったな。
奴の家は海辺の町で漁師をやっている。中学、高校と、よくアルバイトを兼ねて家の手伝いをしたそうだ。そのためか潮で鍛えられた体は浅黒く、区隊で誰にもまけないくらいの逞しさを持っている。そんな奴から海の話を聞くのが俺も好きで、いろいろと聞いたものだった。サザエの採り方なんか、実に詳しく話をしてくれたもんだった。
<5月某日>
好きになったのかな?
 知らないというのは恐ろしい。いつものように勝見二土から海の話を聞いていた俺は、なにげなく聞いてしまった。
「じゃ、なんで家の仕事を継がなかったんだい?」
「親父が許してくれなかったんだよ」
「どーして?」
「・・・・・・兄貴が海で死んだからさ••・・生きてれば二十七歳さ。よく晴れてベタなぎの海にもぐったきり、サザエ採りにネ、兄貴、上がってこなかった」
 淡々と話し続ける奴は、やっぱりいつもと違っていた。
「やっぱり親は親なんだな。二人も海で死なせたくはないんだろうな。いくら俺がねばってもだめだった。今の俺なんて、丘に上がったカッパさ・・・・・・・」
と、彼は言う。いやいや、丘に上がったカッパなんてとんでもない。奴の体力は区隊のトップをいつも争っている。俺だって気力じや負けないつもりだが、やっぱり体力検定だとかではっきり数字に出されると、どうも一歩も二歩もゆずってしまう。
「漁仲間の人から最近よく言われるんだ、兄貴に似てるって」
 彼はこう最後に明るく付け加えた。なんか、この話を聞いているうちに、自分が奴に引かれていることに気がついてきた。なんとなく奴のことを、俺は他の班員とは違う目で見ているということに・・・・・・。
 俺、奴のこと好きになったのかな?
まだ五月の下旬だというのに、真夏のような暑さが続く。そんな太陽の下での戦闘訓練は、まだ自衛官として一人前の体力を持ち合わせてない俺たちには、とてもキツイ。 
 たかが4.3kgの小銃が自分の体じゅうの汗を吸いまくる。気がつくと小銃から滴がしたたるほどに汗でぬれている。 
 地面だってこんな間近に見つめることなんてあったろうか。地にふせた俺の目の前にあるのは、青々とした草が高々と繁っている姿と、小さな虫たちの世界だった。
 一瞬、自分が虫けらになったような気がする。ふと隣を見ると、3メートルほど離れて奴がこっちを見てニヤリとした。埃にまみれた顔から白い歯がチラリとのぞく。ほんの数秒の間の静けさが何時間にも感じる。
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 すると突然、頭上で班長の大声が響く!
「目標、前方の敵!」
「突撃!前へ!」
 銃をかまえると全力で走りだす。核の時代にこんなことが役に立つのだろうか、もうバカになるしかないな。班長の号令が頭の中を素通りして直接手足に伝ってゆく。俺も奴も、そして愛すべき仲間たちも、死ぬ時はみんな一緒・・・・・なんだろうな。
<六月某日>
レイプごっこ
 3ヶ月の前期教育も大詰めをむかえてきた。今月の末には、俺も奴もバラバラになって全国の部隊のどこかの駐屯地に配属されることになるだろう。なんか、そう思うと、とてもせつない。でも、俺と奴は違う道をたどらなければならない。希望も適性も違うから。だからあと数週間、思いっきり悔いのないようにガンバッテいく。それが今の俺たちには一番なの
だ。
 営内近は1班12名前後いる。学校の教室の約2倍ほどの大きさの部屋に、実に40人の隊員が詰め込まれ、2段ベッドで毎日の訓練生活を送っている。もちろん性格もさまざまであるが、そんな隊員たちが40人も一つの部屋にいる姿は、なんとも壮観で異様でもある。しかも全員、スポーツ刈りか坊頭で、体格もこの六月ごろになると個人差こそあれ、すっかり逞しくなってくる。
 その中にはやっぱり俺以外にも、男が好きな奴がいるらしい。時々どっかからか、〇〇二土と二士が二人でトイレにはいって行くのを見たなんて話を耳にすることがある。
 うまいことやってるなあなんて思うけど、やっぱり毎日寝起きしている仲間の前ではなかなか、そんなことできるワケがない。それでもよく俺たち二人は皆の前で冗談を飛ばし合う。
「オッ、いいケツしてんなあー、たまんねえぜ!」
「バーカ、今夜はもう予約ズミダヨ」
「ベッドあんまりゆらしてこわすなヨ。下で俺が寝られネェからヨ」
「じゃペーパー貸してやっから、センズリでもかいてきな!」
 なんてやり合ってると、周りの仲間も悪乗りしてきて、なにがなんだかわからないうちにレイプごっこ(つまり解剖というやつ)が始まったりする。どんなバカ力の持ち主でも二十人ぐらいにせめられたんじゃ手も足もでない。アッというまにスッポンポン。一回やられるとくせになるみたいで、次の獲物をさかす。でも気がつくと、一番必死でやってるのは俺みたい。
<六月中旬某日>
こみ上げてくるような話
 今日から前期教育で最初で最後の野営(泊まりがけの野外訓練)が始まった。
 午前中に寝泊まりするテントを設営する。
 午後からは小銃手用の掩体(一種の個人用の隠れ穴…ここに隠れて首と銃だけ出して、敵を狙う)を掘った。
 1グループ6人で3時間ほどで仕上げなければいけない。
 もっぱら俺は現場監督のように地面に穴を掘る設計図を引く。そして奴は、パワーショベルのようなバカカで他の仲間四人とともに穴を掘る。もちろんきっかり時間内に仕上がった。
 野営で俺たちが使うテントは、二人用の小さなもので、朝起きてみると足が外に出ていた、なんてことがしょっちゅうある。もちろん奴、勝見二士と一緒である。
一日めの夜は夜間訓練もあり、ビールも一本入ったので、二人はろくに話しもしないで寝てしまった。
 二日の夜、目が冴えて眠れない。久しぶりに奴と俺はいろんな話しをした。酔うと滑舌になる勝見。入隊する前の事や、これからのこと、もちろん女の話しだって出てくる。俺は当然聞き手に回るわけだが、それでも奴は初体験の話や、彼女にふられてしまったことを、こっちが感心するほど克明に話してくれた。
なんかこみ上げてくるようなものも感じるけれど、それは明日の厳しい訓練にとかして流してしまおう。
 三日めは、昼間の行軍が災いして床についたら、またまた、あっという間に寝てしまった。それでも就寝前、点呼に来る班長が、
「お前ら、あんまりいちゃつくなよ!」
「いやーあ、昨日なんて島さんが寝かしてくれないんスよ。まいったなあ」
なーんて冗談も飛ばしてくれて、言葉の中だけど、楽しませてくれた。
<前期教育終了7日前>
愛すべきパワーショベル
 今日は最後の体育だ。項目はなんと苦手の障害走。外見に似合わず(?)体力のちと足りない俺には恐怖の時間である。だが、今回はなんと二人でペアになってやれというのである。当然勝見二土と組むことになる。よし、やるぞ!
 隊長の合図でスタートし、戦闘服姿で障害物を切りぬけていく。高さニメートルの垂直の壁あり、幅一・五メートルの溝あり、まったくとんでもないコースだ。やっぱり勝見の奴は早い。確実に障害をこなしてゆく。時々日に焼けた顔でこっちをふり向く。そうだ、奴がいるから今俺は、三カ月間ここまできたんだ、汗と埃は今、大きなエネルギーと変わって俺たちに吸い込まれてゆく。奴が好きだ、そう、心の中で叫んでやる、
「好きだ」と。
 ふと気がつくと、目の前にロープが下がっていた。最後の難関のロープ登りである。畜生!俺が最も苦手とするやつだ。それでも登らなければならない。一段階一段階と手足を使って登るのだが、なかなか上へ進まない。
 畜生!もうだめだ、あと五十センチでロープのフックに手が届くに・・。すると、そ畜生!もうだめだ、あと五十センチでロープのフックに手が届くのに…。
 すると、その時である。足をなにか、すごい力で下からさ押れた。グーッと上に上がる。フ、フックに手が届いた。やったあ!思わず下を見る。そう、俺の足の下には勝見のこぶしがあった。奴は満身の力で、俺を下から押し上げてくれたのである。
この野郎!お前はやっぱりパワーショベルなんだなあ。
<前期教育終了6日前>
 自衛隊部隊はラッパの音と共に、毎朝8時に国旗掲揚、夕方5時に国旗降納がある。
 俺の前に整列している奴の後ろ姿の敬礼を見るのもあと数回しかない。教育終了後に別の部隊に進む事に決まったからだ。
 日に焼けたうなじを目に対み込んでおこうと思う。毎日、一緒に行く食事も別れが近いせいか会話が少なくなったような気がする。
 そろそろ身辺の整理を始める。ダンボールに荷物をつめる時、背中に後ろで見ている奴の視線がやけに気になる。
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<前期教育終了4日前>
 パンツの隙間から半立ちのものが…
 教育打ち上げの研修旅行で、ある山奥の温泉に行った。
 やはり百名近い短髪の青年集団というのは一般の人々に奇異に見えるようで、必ず「お仕事は何ですか」なんて聞かれる。もちろん醜態をさらす飲み会に制服なんて着ていくワケがないから、わからないのは無理もない。
「皆さんお若いですネ。今年入社したのですか?」
「ハアー、そうです」
「いい体している人ばかりですけど、どんな仕事ですか」
「まあー(モゴモゴモゴ)」
「ガードマンかなんかですか?」
「似たようなもんですネ」
と、けっこうおもしろがって遠回しに話をするんだけど、後ろから当然、
「島二土!」
なんて階級で呼ばれるもんだから、わけ知りの人にはバレちゃう。そしてその夜ー。
 バカ騒ぎのうちに飲み会も終わり、各班ごとにひっそりと部屋に集まって二次会が始まる。ビールの本数が増えるに従って、歌が出る。かわるがわる歌う員の歌声をバックにして、俺も奴も仲間たちも、この三カ月間の訓練をいろいろ思い出していた。苦しかったことしか浮かんでこない。
でも、俺たちはその中で同期愛ということを学んだ。
 いつのまにかみんな寝てしまっていた。もう外は白みかかっている。
 突然、俺の寝ている毛布に奴が割り込んできた。肌がふれ合う。奴の匂いがする。すぐいびきかく。でも、なんとなく手が出せない。チラリと下を見る。パンツのすき間から、奴の半立ちしたものが見える。そういえば、いつか俺も言われたっけなあ。
「島さん、立ったチンポぐらいしまって寝てろよナ。思わずさわりたくなるだろが!」 
 奴が不寝番をやっていた時見られてしまったようだ。まったく助平な奴だと思った。でも俺のほうが助平だったりして。
「俺、眠ってる時って何されてもわかんねえんだよなあ」
と奴がカマをかけてくる。
「バーカ、もうやっちゃったヨ。でも1万円のダッチワイフのほうが気持ちよかったぜ」
と俺。してやられたというような奴の顔。
 そんなこと思い出しながらいいチャンスの中、俺も寝てしまった。
<前期教育終了日>
 再会をめざして頑張ろう
 とうとう、今日という日が来てしまった。
 俺も奴も違う部隊へ行ってしまう。場所も離れているので、顔も見られなくなるかもしれない。両手で握手をして別れた。
 遠くでいラッパが鳴っている。戻は出なかったが、心で泣いてしまった。ありがとう、リスの目をしたパワーショベル、勝見次郎よ。日に洗けて埃にまみれながら走り続けた道を、ふり返りながら前を行く。奴だから、今日まで.....。
そして今…
 新隊員後期教育が始まって1ヶ月半。前期教育から一緒に教育を受けている北村二士が手紙を見せてくれた。勝見二士と同じ部隊に行った高田二士からだった。
<あ、そうそう、この間の手紙に島さんが夢精したって書いてあったネ。あの文、勝見二士に見せたら、「まいったなあー」って口ではいってたけど、ニヤニヤしてたぜ。島さんに会いたいって伝えといてくれとのこと>
 俺も奴に会いたい。こんど会うのはいつのことだろうか。
「士、別れて三日を経たるは刮目して待つべし」
お互い、目をみはる再会をめざして頑張ろうじゃないか。人は出合いと別れを通じて成長するのだから。
 そして後日談…2024年
 題名「遠くで突撃喇叭が」は第二書房が付けた題名。
 原題は「遠くでラッパが」である。今どき戦闘訓練で突撃喇叭なぞ吹かない。この時代の薔薇族には戦記物を書ける文字通り百戦錬磨の先輩がたくさんいたから仕方ないが、俺の指したラッパの音は毎日部隊で鳴らされる国旗掲揚、国旗降納のラッパである。
 勝見二士(仮称)は俺が見込んだとおり自衛隊員募集パンフレットの表紙を飾った。
残念ながら2任期(4年)で退職。
再会は果たせなかかった…親父の後を継いで海に出たそうだ。
新隊員当時の写真。小説に出てくる面々。
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 その他の隊員と再会したのは地下鉄サリン事件。不幸な事件であったが、それぞれが一線で任務についていた頼もしさを感じた。
 もちろん俺も新隊員の教育をする先任陸曹になった。
 その後俺も2等陸曹で依願退職。約15年の自衛隊生活を終了。鳶職となり予備自衛官で約10年、1曹まで務めた。
 2024年現在、自衛隊に残った同期たちは全て定年退官している。
 俺を薔薇族、さぶに引っ張ってくれた木村べん氏も他界された。
 読んでもらって分かる通り、肉体関係は無くとも男同士の愛情はある事への感動を自衛隊で得ることができた。
 職務上死の覚悟を要求される世界。
 その感動をセックス描写のない小説でも構わないからと木村べん氏に書いてみないかと言われて作ったのがこの作品。
 べん氏に銃を持つ手ではイラストは描けなくなると言われて、好きなメカ画も共同で作品表紙等で書かせていただいた。もちろん最初で最後。ben &tetsuは勉&(鳶)徹って言うこと。
 文中漢数字が多いのは縦書きの影響。
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「遠くで突撃喇叭が」掲載誌表紙
もう一つ参考にしてさせていただいた本。
1974年芥川賞受賞作品「草のつるぎ」
実はエロ度こちらの方が数段上。戦闘訓練の打ち上げで全員でセンズリこくシーンがある。実話だからノーカットなんだろう。
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palakona · 4 months
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突き抜けましたw
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
どうも、こんにちは。5月25日(土)は、hrkさんとフライフィッシングに行ってきました。hrkさんは最近「ガチ」になってはるので、入渓は早朝からで僕は朝3時頃出発でした。これ、早朝じゃなくて「未明」ですよw。
恐ろしいことに、こんなに朝早く着いても、優先順位1位のポイントは軽バンで乗りつけた餌釣りの先行者あり。貴重な地アマゴの釣れる川なので、腰のビクを見るのは複雑な気分です。
なので、転進して一旦通り過ぎた第2順位のポイントに入渓。先週の降雨の効果は無くなって谷は減水でした。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
今日の竹竿は、ビヤーネ・フリースのフードル…じゃなくてヌードルです���。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
行くで〜、釣れますよーに。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
hrkさんには、いつも「年功序列」と言い聞かせているのですが、今日も…プンプン( *`ω´)
朝間ロッドのブランク肉厚1.1mmの真竹ホローを使っておられるのですが、今日はいつも以上にキャスティングがキレッキレで、本流では前後に長く伸びるループがカッコ良かったです。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
hrkさんが2枚…じゃねえやw、2尾釣ったところで僕にもやっとイワナが釣れました。ヤフオクで買ったアダムスパラシュート。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
うわ、また釣りやがった…(ジョウダンダヨ)
良いアマゴやんか〜。hrkさんがスマートフォンを車の中に忘れたのでカメラマンをしていますw。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
この辺は、春にクマを見た所なので一人じゃ怖いですが、二人だと安心ですね。二人とも熊除け鈴をつけて、hrkさんは口笛、僕はホイッスルを時々吹きながら遡行しました。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
アカハライモリが岩に貼り付いていました。川辺の水溜りにいるイメージでなので渓流で見かけると「オッ」って感じですね。そういえばサワガニは最近見ないな。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
コツコツと釣果を積み上げるhrkさんに対して僕はもう一つ。先週は増水でアダムスパラシュートのポッテリした感じがいい感じでしたが、今日はhrkさんのパラダンに対して見劣りする感じ。なのでクイルゴードンに替えてみたら「パシュッ」と良い感じに出たんで「やりぃ」と思ったら掻いてました(^▽^;)
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
フリーストーンって感じですね。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
下界は暑かったんでしょうけど、渓流の最上流部は日陰も多くてヒンヤリして寒いぐらい。涼しくて爽快でした。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
僕にもアマゴが1尾釣れました。この日は型揃いで来れば7寸って感じでしたけど、これはちょっと小さいな。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
うわ、また釣りやがった(ツイホンネガw)
9寸あるかな〜って計っているところです。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
へへ、僕にも釣れましたよ。クイルゴードンの方が反応がイイみたい。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
ふう、終点に到達!と思ったら…
ガチになってるhrkさんが「まだ上に行けますよ」と。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
突き抜けてしまったw。滝は意外と浅かったり、足を掛けられたり、突破できました。長いことあの滝で終わりやと思ってましたわ。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
滝の上のイワナ。ちょっと小さめ。滝までのスコアは、僕が4尾でhrkさんが6尾。滝の上は二又になっていて、hrkさんが右岸の流れ、僕が左岸を釣り上がったのですが、1尾釣って1尾差と思ったらhrkさんは3尾釣っていたそうです。おい、年功序列…
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
釣れたのはここだったかな?大岩ゴロゴロですが、こんな感じのポケットで釣れます。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
滝の上にまた滝。この美しいポイントをhrkさんに譲ってもらったんですが不発。ちなみにお昼ごはんはこの滝を見ながら食べました。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
絶景ポイントを攻めるhrkさん。ここでも先行を譲られたのですが、釣れませんでした。ゴメンヨ。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
いや〜、気分爽快でした。退渓して車に戻ります。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
車の所に戻ってくると、ボルボがベタ付けしてたのですが、ひょっとしてhrkさんの釣友のARMさんでは?つか、目の前でもうアマゴ釣ってるし。凄腕とお聞きしていますが、サクッと釣ってはります。少しお話しした後、他の場所を釣ってくださるとのことで、僕らは本流筋を遡行して行きました。僕はハンピーのウルフパターンで釣っていたのですが、hrkさんの鉤には出るのに僕の鉤には出ない。
(ノ_-;)ハア…
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
真面目な話、こっちも釣らないと気を遣わせるので、フライボックスをゴソゴソとまさぐってみたら、hrkさんに貰ったダンパターンが数本ありました。hrkダンに替えたら俄然と反応が良くなって3連続バラシまたは空振り。
ンモォー!! o(*≧д≦)o″))ってなりましたが、4度目の正直?でやっと釣れました。僕の腕じゃなくて鉤が悪かったんや(ソウイウコトニシテオイテw)w。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
盛期には瀬で出るイメージがあるんだけど、この日は瀬尻の流速が落ちる辺りで待ってる感じ。フワッと流れる繊細なパターンが良さげで、激流対策のウルフパターンとかアカンかったんかな?今日使ったハンピーはバランスも悪くてひっくり返って流れてたり。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
大して上手くもないのに毎回ロッドを替えてるので、僕のキャスティングはパッとしなかったけど、本流で流れからアマゴを出すのはサイコーですね。この後小さめを1尾釣ったけど、まあまあのサイズを2尾バラシましたw。
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2024年5月、紀伊半島某川 iPhone11
この日は17時を過ぎても釣ってました。山は夕闇迫るのは早いですが、こんな時間まで釣ってるのは久しぶりですね。
ということで、午前中は谷でイワナ6尾、アマゴ1尾で7尾。午後は本流筋でアマゴ4尾の合計11尾。hrkさんは午前12尾、午後5尾(6尾?)の合計17尾(18尾?)で、二人で約30尾でした。
良く釣れたっていうか、サイズが良かったです。アワセたら飛んでくるサイズじゃなくて、ロッドを曲げながらギューンと流れを突っ切って走る感じ。
なので、hrkさんはホクホクしてはりましたw。
では、また。
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lampofhope · 8 months
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タイ旅行VOL3
さて、このブログを書いてる時間があるのかと言えばNOなのですが、タイのことは書きたくなっちゃうので、仕事の前に書きます_φ(・_・
前回はイミグレーション無事通過して入国!までで力尽きましたが…
今日は空港に着きイミグレーションを抜け23:50からホテルに着くまでの話を。
まず、タイに着いたら三人ともタイの通貨であるタイバーツを一人も持ってないので、予め調べておいた地下B1?B2?のhappy rich目指してダッシュ!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
なんせ調べていた時間だと24:00までと書いてあり…(何ヶ所か両替所ありますが、場所によってレートが違います)
でも「いやぁだって飛行機遅れることもあるし、こんなに空港に人がいるんだから空いてるでしょ」と楽観的に話しながら到着するも、やはり!!閉店…(T . T)
店員さんらしき女の子がいたので話せば何とかなると思いきや「NO NO next morning」と言われあえなく退散。。。
まぁ仕方ないと他でExchange。微々たるものですがね。最近では¥10,000が2,400THB(タイバーツ)前後と知っていたけれど、その時開いていた両替所では2,300THBくらいでした。
とは言え、1THBが4円くらいなので¥400の差で、背に腹は変えられませんから(^^;;
そしてそこからホテルまでは有料道路を通って30〜40分ということはリサーチ済み。問題はTaxiを上手く拾えてぼったくられないかという点!
これもTaxi ticketを機械で発行して、そこに記載してある駐車番号とナンバープレートのTaxiを見つければ…OKのはず。。。
(でも結構同じナンバーじゃなかったり、人も違っていたりなんてことはあるらしい…)
さぁ駐車枠番号と車のナンバーを見つけ、スマホでGoogle MAPを見せて、我らが頼りの英語いけるK君が何やら話しているのを横で聞いていたけれど、早くて英語が聞き取れないし、運転手のオッちゃんも英語あまり得意そうじゃない笑笑
兎にも角にも、とりあえず乗れみたいなことを言われ走り始まりました🚕
メーターが付いてるTaxiなので、ボッタクリはなさそう。(メーターがないTaxiは、予め交渉しておかないと、降りるときに怖い目にあうらしいのでお気をつけて)
走り始まり間もなく、K君が「窓開けたいっすね」と言い、運転手に
「Can i open the window?」
的なことを聞き、運転手が
「Windows?」
とか返事をして全部の窓を開け始まった(^◇^;)
いやいやいや、左後ろに乗ってる僕は『こっちは開けなくて良いんだけど』とか心の中で思いながら……だって有料道路を走るスピードが半端ない!120〜140kくらいでカッ飛ぶ車で窓開けるって!!
まぁそんなこんなで到着。
「ここじゃないのか?」
的なことを運転手が口にして車を停める。
確かに看板には宿泊予定のホテル名が書いてある。
降りて「thank you」と支払いを…そう…両替して大きい紙幣しか持ってないのでそれを渡したら、お釣りもよこさずこちらに手を合わせて「チップサンキュー、チップサンキュー」って笑
そんなんけねーだろ!ってことで、いやお釣り返してと取り戻して、一応僅かながらチップは渡した(-。-;
で、着いたホテル…真っ暗で、入口開けてみても誰も居ない。「staff only」のドアをトントンしても誰も出てこない…あれ?ヤバいこれ??
外で寝るのも覚悟した次の瞬間、守衛らしき制服の人が懐中電灯持って照らされた!?
「NO NO NO!💢」
あ、怒ってる(^◇^;) そりゃそうか笑
で、外に出てホテルに泊まるんだけど誰か居ないのか?と聞いたら、こっちだと隣の建物へ…あれ?同じホテル名が書いてある???
そう!隣は廃墟みたいになってて、案内された方が予定していたホテル( ̄▽ ̄;)
とりあえず宿に着いたところで続きはまた。
これ一話が長すぎて本とか書けそうだけど…笑笑
最後に、画像は空港からホテルまでの風景と、ホテルの横と廃墟のようなホテル、そして翌朝徒歩で始めた旅の最初の路地。電線がものすごいのもタイ名物( ̄▽ ̄;)
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fuchi23 · 2 years
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10/16はイベントに参加してきました!初の合同スペースで、いつもとは違った楽しさがてんこ盛りでした。
もう何回かイベントに参加していることもあって、何度も足を運んでくださる方は覚えていて、行くたびに嬉しい気持ちになってしまいます。本当はもっと嬉しいこと伝えたいけど、コミュ障すぎてうまく伝えられないし、でも本当に嬉しいんだよな〜。(語彙力…)
今回の本は表紙が気に入ってるものが多く、置いたときの可愛さが自分事ながらオッ!いいかも!と思えて嬉しかったです。
内容も読み返してみると自分の中では気に入ってるかな〜。小説を出したときはめちゃめちゃ落ち着かないですね。文字だけになると合わないなと思われた方には全く読めないものになってしまうと思うので、少しでも楽しんでもらえたら本望と思いつつ、今回はこう書きたいと思ったことは捨てられないし、受け入れてもらえるかはやっぱりドキドキする。
漫画はサンプルと全体感に齟齬さえなければ期待外れはそれほど起きないとは思うんだけどな〜。小説は読まないとわからないからね…。考えても仕方がないけど、落ち着かない。でもここが書きたかった、この台詞を言わせたかったはちゃんと入れられたし、読み返したときにはほろりとしたから私には響いてる…!笑 
家族の話や、恋愛を含めた人との関わり方の話を共有して、お互いに違うし、納得しあえるところばかりでもないけど唯一無二の存在になるようなそういう瞬間が余生にも現世にもあるといいな、と思います。ぎゆさねにはお酒も飲んでないのにおかしなテンションになって、お互いに共有しまくる一夜があって、その思い出をもとに、付かず離れずの恋人関係をずっとするような、そんな関係性もいいなと思って書きました。
ちょっと文章硬めだった気もしてう〜…とは思うけど…書いてたとき古めの小説をたくさん読んでて引っ張られてしまったかも。もっと柔らかく書きたかった気持ちはあるんだが、余生を含めると少し硬くなる癖があるのかもしれません。ちょっと第三者視点過ぎたかな、でも記憶を戻すとかそういう劇的なことでも二人は淡々と静かに熱くなってるんじゃないかなって妄想があって捨てられなかったな〜。また時間を置いて読んだときにどう感じるか楽しみです。
最近は少しずつ描きたいものを絵で描くことができるようになって、そうなると小説だから書けるものって何かな、とか色々考えてしまって、でも文字のぎゆさねもやっぱり好きだし書いていきたいしトライアンドエラーでまた少ししてネタが思い浮かんだら書きたいですね。
いつもはイベント終了後ドロドロになりながら家直行でしたが、遠くから来てくれた友人とご飯を食べたら帰りがそれほど辛くありませんでした。キャリーケース重すぎて全身筋肉痛で今はつらいですが楽しい一日でした。
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202405travel · 3 months
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16:帰国(6/1、6/2)
旅が終わっちゃう~
ぐっすり眠り、予定通りに起きました。
空港へは1本でいけることがわかっているので余裕です。
あらかじめ調べておいた電車の時間に余裕を持って出発。
途中のポストでエアメールを投函します。
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S7に乗車。時間帯の所為か混んでいて座れず。
1週間前に降り立ったウィーン国際空港へ戻ります。
関空着の便はWEBチェックインできないらしいけどどうなんでしょうね
チェックインカウンターはまあまあ混雑。とはいえ荷物を預けないことには身動きが取れないので大人しく並びます。
追加のお土産が買いたいのですがゲート以前には目ぼしい売り場が見当たらず。
免税エリアに入れば気の利いた何かがあるだろうと踏み、早めに保安検査場へ
出国審査までをさくさく終え、出発ゲートエリアまで来ました。
この時点で50€ほどが余っています。
これ持って帰っても仕方ないしなあ
ということで大好きなリッターチョコレートの詰め合わせや友人へのお土産、あとホテル・ザッハーのザッハトルテが売っていたのでそれも購入。チルドっぽいけどいいのか?
機内は寒いからまあ大丈夫か…
搭乗時間になり、いつもの真ん中3席の通路側に行くと真ん中が開いていた。
オッ空席?期待したのもつかの間、出発ギリギリに2人連れのひとりがここなんですが、と登場。なんだ…
どうもわたしを挟み、通路側の相手と座席が別れてしまったようなので席の交換を申し出る。
こっちは別に通路側ならいいんでね、と思ったけど換えてから窓沿いのエリアなので「隣の人たちが席を立ちたい場合問答無用でこちらも立たなければならない」事実に気付きました。
まあアブダビまでの6時間だからいいか…読書で時間を潰します。
◆アブダビ到着
何事もなく到着。乗り換えも1週間前にやったので余裕。
今回は搭乗前にコーヒーすら飲む余裕あり
レートのわかんない外貨でカード使うの怖っ
アブダビから関空までのフライトだと流石に日本人も見かけるようになりました。
それにしてもこの旅行、全然日本人見なかったなー
搭乗すると嬉しい誤算が。
隣2席、空!3席、独占!!!
やったーーー!!!!!行きもこうだったら良かったのに!(強欲)
後ろに赤ちゃんがいてまあまあ泣いてたけど自分の中に泣き声耐性のあることを知る。
機内なんてさぁ大人だって不快なんだからやだよねえ
そりゃもともと怒る気はないけど本当に全く気にならず、耐えているという気もしなかったのでわたしってそうなんだ、という気付きがありました。あるいは…1列独占していることでの心の余裕…?
横になれたので爆睡。
途中タブレットで映画、エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを見る。
これ気になってたんだーくらいのきっかけでしたけどこれがものすごい自分にハマって、帰国後も字幕でもう一度見ました。
いいな…こういう「ニヒリズム的な考え方を否定はせず、それでも毎日を生きていくしかないよね」という哲学に弱い。
熟睡のあまり税関書類を知らない間に置かれていました。
途中で出たチキンカレーの機内食が異様に美味しく、上のパクチーが爽やかで「もしかしてパクチー、イケるようになった!?」と嬉しい驚きがあったんですが果たしてあれは本当にパクチーだったのか。
今でも確かめられずにいます。
日を跨いで6/1、関空へ到着。
入国審査は自動化ゲートですんなり。ここでもスタンプをもらい、荷物を回収し…税関、めっちゃ混んでる。
これは大誤算。WEB申請できるのは知ってましたが言うほど変わらんだろ~と甘く見ていました。
Visit Japan Web、申し込もう!
途中麻薬探知犬(ビーグルだった可愛すぎる!!!)にザックを嗅いでもらい、何も後ろ暗いところがないので大阪の地に降り立ちました。
職業犬、可愛いなあと癒される反面、おまえーっ!おまえ…人間の都合でなーっ!犬をなーーー!!!!と言う気持ちもある こういうのこそAIがやってくれ
税関を抜ければもう自由の身です。
あー看板が読める!聞けば言葉が全部わかる!楽!
思えば「何が書いてあるのかも、そこで何をすればいいのかもわからない寄る辺ない心細さ」を体験するために旅行をしているところもあるのかもしれません。
リムジンバスで梅田まで移動。
今って新阪急前に止めてくれないんだね…
阪急に乗り換え、タクシーの拾いやすい駅から家まで帰ります。
一週間ぶりの我が家の愛おしさもまたひとしお。
7泊10日、病気も事故もなく無事に過ごせました。
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8ca1ca · 1 year
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 ヴィヴィアさんが出てきたら一話終わりのつもりで頭で話作ってたのに二話目を書いても全然出てこなくて自分の見通しの悪さにびっくりしました。ヤコウさんが書きやすくて文字数嵩んでしまう。  ちょっと明るいの書きたくなったので次は玲王くん書こうかなあと思ってます。  追記よりお返事です。絵文字だけ送ってくださったみなさんもありがとうございました~!
梓さん  即読んでくださってありがとうございます~! 新しいジャンルをサイトに追加するときはいつも手汗かくので、読んでいただけてめちゃくちゃ嬉しかったです……!  ちょこちょこいじってらっしゃるんですね! また何か詰まったらいつでも聞いて下さい……!(ナンバー1はかっこいいってことしか分からないのでもう本当にむずいですよね……でも世界一かっこいいと思います……)
 「概念的な私」わかりすぎて……(私も便宜上よく「私」って言うので……)普段あんまり妹とか姉とかそういうの書かないので、これどうかな~!!?ってドキドキしたんですが良かった~!!! 時間軸は次くらいでちゃんと言及できるかな……!? と思ってます……。  カマサキ地区の描写めちゃくちゃ楽しくて……余計なことまでいっぱい書きすぎて文字数嵩んでしまい話が進まないっていう悪循環に陥りましたがやっぱり折角なのでいっぱいカマサキ地区のこと書きたいな~って延々と書いてしまいました……。テンション上がったとのことで何より……! 雨、肉まん、とゲームクリアした後だとオッ……となりますよね……私はやはり私では(略)好きです。  ヤコウ=フーリオめちゃくちゃ書きやすいです……。なんか勝手に喋ってくれるし……(「絶対言ってた」と仰っていただけるくらい自然な台詞になってたならよかったです……)オカマ口調好きすぎてついオカマ口調に寄せてしまいがちなの注意したいですね……。  でもデスヒコは本当に書きにくかったので勉強してこないとな……と思いました……なんかちょっとデスヒコのこと私夢的に好きなのかも……? という疑惑が芽生えたのでこのままデスヒコオチにならないよう手綱を握らないとな(前科アリ)ヴィヴィアさんちゃんと書けるか今からめちゃくちゃ不安です……。  この後の展開想像つかないですか!? ほんとに!?(いつも読んでる方に手の内バレバレだと思って書いてるので……)  心配してくださりありがとうございます……! 全然元気に生きています!!(ちょっとペースが落ちるくらいかな!?)でものんびり書いていくと思いますので、また更新してるのを見たらお時間あるときにでも読んでやっていただけたら嬉しいです! ありがとうございました!
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tobitori101052 · 1 year
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劇団扉座第75回公演
『Kappa~中島敦の「わが西遊記」より~』
の感想走り書き。
先に絶対許されないと思った所について書きます。
5/27公演の人魚に扮するシーンで、「あり得る、アリエル」とリトルマーメイドを思い起こすセリフがあったんだけれど
「今の時代は多 様 性 だから」
という現状の、リトルマーメイドの黒人主演を、ネタにして観客もそれを笑うという状況が心底最悪だった。
台本になかったのでアドリブ?日替わり?台詞だったのかな多分。
現在の実写リトルマーメイドにも纏わる"人種差別という根深い、現実に命に関わる問題"をを軽々しくネタ扱いし揶揄するこの台詞に憤慨している。
その後に場面が変わってお師さんが出てきて、オッ登場か!となれるはずなのに、「ちょっと待ってさっきの最悪な台詞なんだった…………?」で思考が止まる。場面が切り替わるのに全くそれはさておきが全くできない。それで済まして流せないほど酷い台詞を聞いた後だから。
それ以外にも体型に関するネタ台詞なんかは「演劇舞台の界隈ってまだこれが面白がって笑っていいと思ってる段階なのか?」というがっかり感はあった。普段様々見たりしていないから実際全体的にどうなのかはわからない。少なくとも今回の公演のは アレはおそらく"冗談"や"ネタ"としてやっているらしくて、観客もそれを笑っていたが。
途中の八戒のあの軽々しい台詞達にも全く劣らない「しょうもない」台詞だった。
八戒の台詞などは、元小説での男色言及や、大前提そもそもの好色な人物像があり「八戒なら言う」台詞なので舞台上の台詞、として彼の性質を理解するためにはなるんだが、「多 様 性」のくだりはあれ本筋にもなんの関係もないただの台詞だったわけで。
多様性の揶揄って完全に劇団側の差別問題への不理解と軽視によるものだろう。
これだけの物語を魅せてくれたのに、所詮考えずにすむ立場の、考えることをやめた傍観者の立場にいる側の公演だったのか?間違っても許しちゃいけなかっただろうに、あんな台詞を言えてしまう、演出として許してしまっていたのは心底残念。
だってあんな台詞なんてなくても、流沙河に"人喰いツアー"にきてる3人組がワチャワチャしてるという食生活の異種ものギャグは面白かった。
ただ2023年になってまでまだ"この手の笑い"やんの!?が定期的に挟まるので全面的には笑えない。
ようは差別的な問題を他所ごと扱いに揶揄するような台詞かんか無くても"お笑い"はできる、そういう揶揄を含んだ笑いはもう大衆に向ける時代は終えるべきだろうに。やるなら身内相手にしててくれ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以下感想
めちゃくちゃ面白かったーーーーーー!!!!
ブロマイドくれ、円盤くれ、グッズ出して……。
これが人間の脳とかいうすぐショートする代物にしか残らないんですか?嘘でしょ……。
普段円盤とかWEBでアーカイブ残るものに慣れてるので信じられないよ。もはやスマホ動画でもいいから見たいよ。舞台は現地でこそなのはわかるんですが、にしても最高すぎて、自分の脳が4K保存できるスペックだったら良かったのに……どうして……。
「悟浄出世」の劇が始まった
思ったより「西遊記もの」でもある?でもやっぱ「悟浄出世・悟浄歎異」
先生→悟浄のクソデカ感情もの……?
「中島敦作品」の劇じゃん!!!!!!
からの「悟浄歎異」で締めなの鮮やか最高天才優勝
テンポにストレスをまったく感じなかった。
ギャグのテンポが良かった!笑っていいのかな?とかにならずに、観客のふふっと吹き出してしまうところが揃う感じ。悟浄と先生がつい黙ってしまう……からの次行きましょうか!とかの、間のとりかたとか。
背広着てる悟浄、なんとなく分かる、という気持ちに。眼鏡リボン懐中時計がいい味出していた。たしかに弟子達の中で1番背広きて欲しいのは悟浄だ。
しかしはなからすでに、遠慮がちだからそうとは思わせずにもさりげなく"体裁"作ってしまう彼の性質がもう描写としてある。
 
先生のこと、多分途中で出てきた「詩集」「八戒と悟空が変化するのが虎」「元人間」などで察せる人も居たんだろうな、と思います。自分はさっぱりでした。皆どれくらいで気づいていたんだろうか。
前半で先生が一緒に行くことになった時に、これあとあとどうするんだろうかこの人の立ち位置……思った。
ここまで沙悟浄と一緒にいて使い捨てはしないだろうけどもそれにしてもどうするのか全然予想がつかなかった 旅の仲間になるんでもなさそうだしな、と。
いやしかし最高だった予想外だった。
悟浄出世から旅立ちで別れる時の「せ、先生はいいのか!?こんなに一緒にいたのに1人だけ行ってしまうのか!?置いてくのか!?」の気持ち、観ている側でさえ思うのに先生はまさに当事者なわけで。
何年も連れ立った相手が1人で先に行ってしまったらそら妬みも羨望も爆発する。
ただ、沙悟浄からしたら藁に縋っていく数年を経ても進歩が見られず、そこに現れた一筋の蜘蛛の糸なんて掴まないわけにはいかない。
しかし最終的には「行きます!行かせてください!」と言ったにしても、それでもまず先に言ったのは「先生!行って良いですか!?」なのが、彼は先生を連れ立つ恩人として敬意を持って接してる、というのが分かるからより辛い。
どっちが悪いというわけでもないのにすれ違っているというか、通じ合えてはいないのが良い。
ことここにおいては観音様と が先生に説明もせず普通にコイツは駄目っすわで切り捨ててるのが悪いとも思うけども。二人これだけ一緒にいるのを見ておいて、あえてわざわざ引き裂くから!ほれみたことか。
しかし西遊記でもこうというか、沙悟浄の流沙河堕としやらも含めて無条件で救うような釈迦仏達ではないのは知っての通り。しかし大概酷い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
元々、「西遊記」の最推しが沙悟浄で、その上で中島敦の文体や作品が好きなので「悟浄出世・悟浄歎異」は推し+推し大優勝なのですが。
今回の劇に関して個人的MVPが八戒でした。
あの、今まで様々な訳の西遊記と映像や派生した作品群を見てきたんですが、本当に1、2を争うレベルで好き………………………………。話し方立ち居振る舞いなんだろう。有り様が理想系すぎる。(腹は出てないけども)
あの猪八戒が脳に焼き付いてしまったので今後の人生で猪八戒のこと考える時思い出してしまうだろう。記憶が歪まないことを願うばかり。
肉まんのデリバリーの「881」とかそれを片付けることに「あっ片付けてくれてありがとね」とか、「名前なんだっけ」とかコメディリリーフなのはお待たせいつもの感じ。
ちゃらんぽらんで、「こいつは本当に、しょうもないやつだな!」と思えるのに、それにを呼び起こさない。新宿の女〜なんかは発言としてはまったくどうかと思うし最悪だと思うのに、彼なら言うとさらりと飲み込まされてしまう。
西遊記関連の作品群では、たまにこのちゃらんぽらんな性質が、嫌味な捻くれもののように描写される猪八戒もいるんだけれどそうではなかった。妙に魅力的、嫌いになれない。
こうはなりたくないけれど、そもそもここまで特出して自分の素直な欲のためだけに人生を楽しむことは、自分にはできないだろうとい一周回って敬意すら生まれる。酔っ払ってお喋りする彼が本当に悟浄歎異の彼だった。
ところで夜に起きてる悟浄に話しかける八戒、というのがかわいいな〜と。お師さんには下世話な話はできないし、悟空と話すとおそらく怒られがちなのかもしれない。悟浄とは思考回路がだいぶ違いそうだけれど、お互いの考えをなるほどだの分からんだのと思いながら、へえ、と聞く仲でいられそう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
孫悟空についてはあの、堺正章…………。
堺正章さん版インスパイアだなと…………。
ということで、あまり"悟浄歎異"の孫悟空では無かったかもしれない?と思う。和製孫悟空の像というか。今回主軸にあんまり絡まんというのはあるとはいえ。
彼の性質についての語り彼は火種……の苛烈激烈な性質についての裏付けのシーンがあまり無かったのかなと。十分乱暴者であったはずなので何故だろう。どうもなんだかんだ気のいいような性質に見えたのかも、焼いてしまう火よりは日光のような。あの、かわいいかったもんだから。
しかしめちゃくちゃ「俺たちの想像する孫悟空像」の擬人化なので、動いてる時に全く違和感を感じない。孫悟空が居るな〜!と。
しかし香取慎吾さん版以降の世代でそれしか観ていなかったら、違和感があったりするのかも?日本国内孫悟空の二代イメージ。
和製孫悟空のイメージ……舞台化作品でも、完全に若年向けだったりだと金髪になりがちな気がする。
きんこじ痛がるからの追放はやはり見れたのでhappy。西遊記モノといえば皆大好き悟空の追放回!
そしてら「俺のお師さん」発言は嬉しい。どうもやっぱりかわいいんだよな。
動き回る跳躍だ高い早い軽やかで脳が騙される。当然のように跳ね回っていますが、ジャンプ、高くないか?
あとこれは八戒などもですが棒術戦闘がすごく格好いい。
ところで途中どこだかで、耳あたりから如意棒をピョンっと伸ばして出すの、あまりに現実でびっくりしてしまった。ちっちゃくして仕舞っていた如意棒が伸ばして掴んで、すっ飛んで行ってしまうの、孫悟空でしかない。孫悟空が居たな……孫悟空が居ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
檻の内外で様々に話すところについて
ずっと「いいからそこから早くでろよ!出てよ!」と言ってるもうずっと昔に諦めてしまったことのある先生が、ついに会話のために檻の中に入っていく。
所謂腹を割って話す、で言う所で、檻の中は"腹のうち"なのかもしれない。
檻のあたりのシーンは、沙悟浄と先生にとって重要なんだけれど、"お師さんがいてこそ"の状況の打開、というシーンでもあるように見える。
先生が言う「そこからさっさと出て逃げてくれ!」は" 囚われているという実際的な状況"では至極ごもっともなんだけれど、あそこで一緒にいるのはあの"強いお師さん"で
この時直面している"先生の気持ちが置いてかれている状況"の打破としては、あそこであえて留まり語り合う、という選択がまさに「物理、実際的な問題に対しても己のうちをみる」お師さんのありようそのもの。
きっとここが悟浄と先生だけなら、先生が心象を吐露することにはならずに、沙悟浄もよく分からんまま慌てたまま、2人別れてしまいそうな気がする。
お師さんがただの弱い人でも、ただのお人よしだけでもなく、この人は本当に間違いなく強い人なんだ、という悟浄の解釈が説得力を帯びるシーンでもあった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先生と悟浄は旅が終わったら天上で一緒にお勤めしてほしいし、たまにはお茶でもしてほしい美味しいものを食べてあれこれ云々話していてほしいです。
そして円盤かブロマイドください。ネップリでもいいから…………。
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fantasybrade · 3 years
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SORD M343について
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一ヶ月くらい前にフォロワー氏から12枚のジャンクキーボードを貰って、そろそろ漂白でもしようかと思いワイドハイターEXを買った 漂白ついでに自分のPCに接続して使えるようにならないかな~と色々調べてる 機械に強くないので、一体何をどうすればよいかわからないけど
その前にとりあえずこのSORD M343について書こうと思った 漂白の予定がない(白くない)ので
M343はソード電算機システムのミニコンです 1983年?くらいに発売された16ビットコンピュータで、ようするに化石です レトロジャンク知識がないので本当によくわかっていませんが、私達が生まれる前のふるーいコンピュータなんだろうな くらいの認識でいます 画像はそのコンピュータに付属していたキーボードで、何故これをフォロワー氏が持っていたかはよくわかりません それを言うなら、何故私がこれを貰ったのかもよくわかりません とにかくかわいいので、机の横の棚に飾っています
これはキーボードというよりはコンピュータなので、とにかくクソデカいです キーの上のスペースにはCPUが内蔵されているそうな フォロワー氏曰く、「キーボードとしてのプロトコルがCPUの内部にあるので解析は難しい なので無限プチプチだと思って貰ってほしい」ということでした 彼が送ってくれたキーボードにはいくつかそういったものがあり、言われたとおり無限プチプチとしてヒマな時にガチョガチョして遊んでいます
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内部にCPUがあるため、高さはMINTIAを縦置きしたぐらいあります 本当にクソドデカいです 持ち上げるとき、よいっしょ!って感じになります CPUが入っているキーボード上部のスペースには排熱機構がついていて、横からみるとギザギザしていますね この辺が本当にかわいい 
キー配列を見ていきましょう
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再度うえから見た写真ですが、ざっとこのような感じです なんか、ちょっとめちゃくちゃな感じです 基本的には見慣れたJIS配列という感じですが、知らないキーが結構ある LINE FEED と書かれた、RETURNの下にあるキーなどは用途がわかりませんので調べてみましたが
改行を指示するリターンキーとほぼ同義として用いられる場合があるが、厳密には次の行における同位置へと送る操作を行う。Windowsでは、ラインフィード(LF)と、同じ行の先頭位置に戻す制御コードであるキャリッジリターン(CR)とを組み合わせて、「改行」として機能する。
よくわかりませんでした 個人的には十字キーまわりが縦長長方形にすっぽり収まっている感じがかわいいと思います この十字キーでは東方のプレイは厳しそうですね なぜか十字キーの下に「ひらがな」と「全角」があります 「SMALL」や「CAN」なども、見慣れないキーですね…
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特別待遇を受けているRESETキーちゃんがかわいいです こうしてみると、一つのキーボードに3種類の色合いのキーがあるというちょっと豪華な作りになっていることがわかります ・基本的なキーは黒に白印字 ・「FO」「SMALL」「カナ」「漢字」「ひらがな」「全角」「CAN」 あとテンキーの数字以外と、ファンクションキー これらは灰色に白印字 「NO SCROLL」「SETUPS」「CHAR」「GRAPH」「COPY」「BREAK」は白(淡い黄色?)に黒印字 ・RESETキーのみ黄色に黒印字 RESETキー以外に注目しても、現在ではちょっとめずらしいような配色パターンのように感じます というのも、2種類の配色のキーキャップが搭載されているキーボードの場合、「通常のキー」と「修飾キー」で配色を分ける ようなイメージがあるのですが こちらのキーボードはそれとはまた異なる配色です あまり見慣れないような気がします どうなんだろう
昔のキーボードあるあるなのかなと思いますが、ファンクションキーもF1~F20まであり、ずらーっと横に並んでいるのは壮観ですね
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横から見ても、スカルプチャー的な構造にはなっていません 全てのキーが若干斜め向きになっていて、クソデカいキーボードなりに押しやすさを考慮している感があります ただしキートップはメッチャ高いですね 打ちづらいです これ普段遣いするにはクソデカパームレストが必要になるでしょう
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キーキャップはこんな感じです 裏面だけ見ると、見慣れたCherry-MXのキーキャップのように見えますが、厳密にはCherry-M7というスイッチのタイプらしいです なので打ち心地はCherry-MXとはかなり差があるように感じます といっても自分は茶軸,黒軸,赤軸しか触ったことがないので、似たような軸が現在もあるのかもしれませんが 画像ではたいへんわかりにくいんですが、SAプロファイルみたいな感じでキーの印字部分がまる~くへこんでいます これかわいいです 今度SAプロファイルのキーキャップを買ってみたい と思った 打っていて指がキーにすいつくような感覚があります
これは画像だけでも伝わるかと思いますが、印字のカタカナと英語の距離が異常に近いです そのためひとつひとつのキーに文字がギュッと詰まっている感じがあってめちゃかわ
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最高のかわいいポイントはこのロゴです というか全体的にこのキーボード(コンピュータ)は配色がめっちゃかわいいです 本体がびみょ~に緑がかっているのは経年劣化なのかもしれませんが、黄色・灰色・薄緑っぽい黒 という三色がめちゃ綺麗です
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裏面はこんな感じで、ケーブルが収まるようにすっぽり凹んでいます ケーブルは映像ケーブルです シールにもSORDのロゴがありますね SORDのロゴかわいい
こうして写真を撮ってレビューしていて気づきましたが、メチャクチャ汚いですね 掃除や漂白の予定はないという話をしましたが、いや、しよう キーボードに限らず機械の分解をしたことが殆どないので、壊してしまわないか心配です とりあえず実験がてら手元にあるHHKBをLubeしたりして分解への抵抗を薄めようとしています
貰い物のなかでも、他のキーボードはシンプルにPS/2接続だったりADS接続だったりするので、まあ市販のコンバータを使えば使用できますが、こういったジャンクオブジャンクのキーボードはかなり難しそうです というか、プロトコルを解析して普段使いできるキーボードにするにしても、デカすぎるのでデスクに置けませんし とはいえガジェットとしてのかわいさは抜群です ガッツリ掃除したい
ちなみにこんなにわけのわからん古いキーボードですが、youtubeに打鍵音動画が投稿されています
https://www.youtube.com/watch?v=LkjfAxEbAyg
実際に自分が打っていて感じる音と大差ないです こんな感じで死ぬほどスペースキーがガッチャガッチャとうるさいのが特徴ですね 彼の手首をよく見ると浮いています それほどにこのキーボードはデカいです タクタイル感のある音ですが、実際に打つとイメージよりリニアっぽい打ち心地です いや、リニアというか…なんかキーを押し始めてから底を突くまでに細かい摩擦感がいっぱいある…感じです(?) 私の語彙ではうまく説明できません
他にも検索すると外人の投稿したやったら綺麗な本機の画像とかも出てくるので、マニア人気でもあるのかもしれませんね おわり
とりあえず貰ったキーボードの中で最も迫力あるM343について軽めのレビューをしましたが 次は普段遣いできるやつを漂白して感想でも書きたいところ 貰ったものの中ではNMB RT6652TWJPの打ち心地が個人的にオッ!となったので、これを洗おうかな おわり2
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ajicogrico · 3 years
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壊したり新しくしたりした
一昨日の昼過ぎに手を滑らせてカメラを落として、レンズを壊してしまった。
これが起きる数分前、今思えばのちに起こる事故を暗示していたのかもしれない。私は手を滑らせて塩の容器を豪快に床に落としていたのだった。塩の砂漠と化した床を無の心持ちで片付け終えた直後、自ら引き起こした重ね重ねの不運によって私の気持ちは一気に奈落の底に突き落とされた。
(ここまで全部自業自得)
一眼レフのカメラとレンズを簡単に説明すると、一眼レフのレンズは交換式になっている。この場合はカメラが壊れていなければ新しいレンズに付け替えることで再び撮影できる。
床に墜落し散り散りになった部品とレンズの片割れを横目にカメラの動作確認をしたら、ちゃんと動くことが確認できたのでレンズだけを買い替えることにした。
この時、レンズを直して使うことは全く考えなかった。それについて自分自身に対して「少し薄情なのではないか」と思った。2013年に購入して以来ずっとこのレンズだけで写真を撮ってきたのに、壊れたら躊躇なく買い換えることしか頭に無いのは冷酷のように感じた。
このレンズは私を見てどう思うのか。あと、一つのものを長く使うとか、若い頃には考えもしなかったことを近頃の私は少し考え始めているのだが、その矢先のこれである。
修理を考えなかった理由は簡単かつ自分勝手な言い分だ。そもそもこのレンズはとても安かったので修理代の方が高くつくだろうなという打算があった。さらに自分に甘い言い訳をすると、こういう機会が無ければ他に興味があるレンズを使うことなく人生を終えるだろうから、というのもある。
そうして落としてから数時間のあいだに、私は最終的に4つのレンズに絞った。
壊したレンズの後継モデル、壊したレンズと同じ焦点距離だがわずかに開放値が小さいモデル(高価)、壊したレンズよりも焦点距離が短いいわゆるパンケーキレンズ、壊したレンズよりも焦点距離が短く開放値が小さく2倍以上の重さの使ったことのないメーカーのレンズ(高価)の4つのうちから、一番自分にフィットするものはどれか。
今回壊したレンズに対してほとんど不満は無かった。むしろこの値段でこんなに撮れてすごいと思っていた。ただ一つのことを除いて。実はこの8年間、ずっと心の隅で「もう少し焦点距離が短いと良いな」と感じていた。
この希望を最優先すると、パンケーキレンズもしくは価格も重さも重量級レンズのどちらかになる。この2つを比べると、というか既に比べるまでもなく、私の心には重量級レンズが食い込んでいるのが分かった。なぜか。それはパンケーキレンズの開放値が確か2.8とかで、それに対して重量級レンズの開放値は1.4だったからだ。(私は開放値1.4に近ければ近いほど反射でアガる。F1.4に思い出があるから…)
完全に重量級レンズに心が傾いているけど、一番高価だったのと、大きさと重さに不安があった。
カメラのレンズの性能は値段に比例すると言っても過言では無い。しかし高価過ぎると宝の持ち腐れになる可能性がある。過剰にビクビク使うことになり、果ては家の外に持ち出すのすら恐れてしまう自分が見える。値段と大きさと重さが、私と撮影の間に溝を作ってしまうのではと思えた。
これらが決断に至るまでの私の逡巡だ。
結果を言うと重量級を購入した。
私が“逡巡”を得意としていないことが決め手だった。
「懸念事項がおよぼす影響によって私の人生がどの程度の傷を負うのか」とぐずぐずしている自分に問いかけてみたら「大したことないな〜!」と思った。自分にとって楽しいことや嬉しいことが与えてくれる影響を手に入れたかった。
あともう一つ、このレンズを買う前にインターネットでいくつかレビューを確認したんだけど、初期不良で後ピンを訴える人が多くて、それも不安の一つだった。手にしたら早く使いたいのに、不具合があればそれを調整する時間と労力を割かなきゃいけない。傷心の私にそんな余力は残されていないのよと思った。(実際に傷がついているのはレンズなのに、それを棚上げして自分の気持ちが傷ついているってアピールしてごめんって思う)
この初期不良のレンズに当たるかもしれない不安に対しては「運っしょ!」の一言ですぐ解決した。
購入したレンズは翌午前中に配達予定とあり、嬉しいけどそのはやさにおののいた。
永遠のように長く感じた時間(落としてから購入ボタンを押すまで)は振り返ると一瞬だった。毎度のことだけど、私はもう少し熟慮を体得した方が良いのではないかと思う。本人は熟慮に熟慮を重ねているつもりだけど、悩み出してから決断するまでにかかった時間を省みるといつもほんのひとときなのだ。
夜、はやる気持ちを抑えられずに寝られない、なんてこともなく朝もいつも通り3時過ぎに目を覚ましてほぼいつも通りに過ごした。
ひとつだけ違ったのは、荷物が午前中に届くから、普段なら昼食前に済ます食料品の買い物を午後にまわすことにしたことくらいだった。
10時過ぎだったか11時前だったか、待望のレンズが届いた。段ボールを開封して商品の箱をピチッと固定してあるビニールをはぎとる手間が惜しかった。早くレンズ交換をしてファインダーを覗きシャッターを押したい。しかし焦りは禁物、ここで再び手を滑らすことのないように深呼吸しながらひとつひとつの動作をこなした。
さて、とうとうレンズ交換の時。カメラから壊レンズのマウント部分を外して新レンズに交換する。今までありがとうとしみじみ思いながらレンズを外すためのボタンを押して反時計回りにまわす。粛々と…外れない。
レンズ交換を8年間一度もせずに過ごしてきたので久しぶりの私のやり方が間違っているのかもしれないと思い何度も挑戦したが、あとは外れるだけというところまでレンズが回ったところからうんともすんともびくともしない。
まさかの展開だった。
とりあえず心を落ち着かせるために昼食をとった。空腹を満たしたらなんとなくいける気がする。再度取り外しを試みたが、力任せも優しい言葉も効かなかった。これはもう素人には無理なやつだと悟った。
ここで一呼吸置こうものなら悲しみに襲われて動けなくなるのが分かったので、速攻カメラ屋に持っていくことにした。カメラ屋に行けばなんとかなるだろうという希望だけが私を突き動かした。どうにもならなかったらそのままカメラも買おうと思った。ここでもまた自分のことを冷酷な人間かもしれないと思った。
出かける前に一瞬Amazonと楽天をチェックした。私が使うようなデジタル一眼レフが全然売ってなかった。売ってても数週間〜数ヶ月後の発送で、すぐに手に入れようと思ったら中古か定価って感じだった。今使っているデジタル一眼レフは8年前にAmazonで買ったものなんだけど、当時は商品の選択肢がまだあったように記憶している。ミラーレスに移行したり、コンデジやスマートフォンのカメラの性能が良くなったりして今の需要はそっちなのかしらと思いながら家を出た。
カメラ屋に着いてまず陳列されているカメラのラインナップを確認した。あらかじめ実機や値段を見ておいて、もしもの時のために心の準備をしておこうと思ったからだ。めぼしいカメラをひとつ見つけたので、少しほっとして店員に声をかけた。昨日落としてこういう状態なんですが外してもらうことはできますか、というようなことをカメラを手渡しながら伝えた。
一瞬だったが、その店員が楽しいおもちゃを手に入れた子どものように目を輝かせたのを私はとらえた。思い過ごしかもしれない、けどその目の輝きに私は一縷の望みをかける!!!と思った。
ちなみにメーカーに送ると最低でも2週間、経験上2万円弱は修理代がかかるのではないかとのことだった。2週間も待てないし、修理代に2万円をかけるのは辛い…私に残された道はこの店員を心から応援することだけだ。
頑なに外れようとしないレンズとの格闘は、3種類の工具を駆使して繊細かつ大胆な技を繰り出し続けた店員が「オッ!!!」と声を上げたと同時に終わりを迎えた。他に客もいなかったこともあり、嬉しさのあまり私は歓声を上げてしまった。がっちりはまって取れなかったレンズがようやく外れた。
内心「めちゃめちゃバリバリメリメリボキボキ音鳴ってたし、カメラ側の端子は大丈夫かな…」と少し不安がってもいた私には全く目もくれず、その店員はまるで掘り当てた化石を磨くように動作確認をしてくださってカメラ側のマウントの無事が確認された。
この瞬間、困っている人のために何かすることができる人に自分もなりたいって強く思った。我ながら単純というか安直というか…
以上の紆余曲折を経て(自業自得と物流の迅速さと人のありがたみの贅沢パフェで心がいっぱいいっぱい)、新レンズを使い慣れたカメラに装着することができた。
落とされて壊されて更にメリメリと粉砕された旧レンズは捨てずに取っておくことにした。全然自慢できることじゃないが、私は良いことも悪いこともすぐ忘れてしまう。きっとこの出来事もあっという間に忘れるだろう(だからこうして書き残すことにしたのだが)。忘れた頃に、例えば家の整理整頓をしていたらカメラ屋のロゴが入った袋の中から粉々になったレンズが出てくる。その時の自分はこのことをどう振り返るのだろうか、と少し楽しみにしている。
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↑今までありがとうレンズをこれからよろしくレンズで撮った写真
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palakona · 3 years
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背徳と改宗の竹之内フィッシングセンター
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2021年11月、iphone11
どうも、こんにちは。11月27日(土)は、竹之内フィッシングセンターに行ってきました。「勤労感謝の日」に、Fさん、秀天さんと西池に行きましたが、その時に次はどこに行くって話から竹之内FCの名前が出て、じゃあ行こうみたいな。竹之内FCの釣り方は、ダンゴまたはウドンの床釣りのみ。竿は10尺〜15尺まで。池は中桟橋で2面に区切られ、国道側はウドンのみ。山側は、ダンゴ・ウドンとなっています。ダンゴ可なんですが、ウドン縛りwのお達しが出て、ウドンは現地で購入する主義の僕にはハードルが高い(汗)。西池の帰りに、ブンブンに寄って写真のようなものを買いました。後になってhrkさんから聞いたんですが、力玉はセット釣りの食わせに使う餌でペレットの乗りが悪くウドンの代わりにはならないそう…。あと「魚信」(タピオカのウドンの素)も買ったんですが、安定剤がいるそうだし安定剤買ってないし、結局ウドンは作らずじまい。親切な秀天さんが、「ウドンが作れなければ(作るので)金曜日の21時までにメールください」って言ってくれたんだが、「感嘆」(釣り場で水と混ぜてウドンが作れる)があるから大丈夫とメールはしなかった。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
向かって左側が国道側のウドン縛りですw。当然のように左側に向いて釣り座を構える私たち4人w。スタートから秀天さんがヘラブナを2枚釣った。howellsさんも2枚…って、ホンマに3回目のビギナーですかw。竿は10尺〜15尺なんだが、僕の10尺の竹竿は穂先を折って詰めたので10尺未満。で10尺〜15尺では「名竿師 総高野竹 12尺 本調子」しか持ってないのでそれを使う。長い竿は隠れ谷池ぐらいしか使い所がないと思っていたが、ここで使えるとは。「感嘆」に水を入れて混ぜ混ぜすると確かにウドンぽくなる。それをグルテンポンプに入れて絞り出すわけだが、固いねwww。力一杯絞って何粒かウドンを取り出してペレットを付けて投入。しかし、ウキはピクリとも動かない。まずいやんけ…。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
半ばウドン専門池なのにウドン売ってないの?そんな筈はないと、この日を迎えるまでにネットで調べると、ここは「フィッシングセンター」なのでエサ付きの貸し竿有りでエサも売ってるとの情報あり。8時半頃、管理人が桟橋に来て集金を始めたので、事務所に行って料理の準備をしているオッちゃんに「(エサの)ウドン売ってます?」って聞いてみたら、「人間の食べるウドンしかない」と言われたw。桟橋に戻って釣りを再開したが、グルテンポンプを絞って得られる「感嘆」のウドンはわずか数粒。魚信もない。ダンゴ可の山側エリアに身を投げたくなったがw、他の3人は寒さに耐えて黙々とウドンの釣りを続けているので言い出せない。しかし、釣り始める時、Fさんが「昼からこっち(山側)向いてダンゴするで」って言ってたのを思い出し、ちょっと早いが裏切ることにするw。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
せめて仁義を切ろうと「ウドン作りますから」とまで言ってくれた秀天さんのところに行って「『感嘆』やっぱ使いにくいからダンゴでやりますわ」と言って3人に背を向けた。「えっ」という声を聞いたような気がするが、「パードレ、許してつかあさい」(神父様、許してください←遠藤周作の「黄色い人」の一場面)の心境ですw。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
釣り座が中桟橋は変わらないが、反対側を向くので底取りのやり直し。ウキ下をキチンと測ってダンゴを投入すると、すぐに反応が出始めて程なく釣れた。12尺の高野竹の竿は綺麗に弧を描いて釣り味抜群。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町)SONY α7+SELP1650
名竿師の12尺を使うのは初めてなので最初はぎごちなかったが、使っているうちに特性を飲み込めてきた。長い割には軽いし、穂先がデロンデロンなので「おつり」が大きいからアワセ切れも多いだろうなと思っていたが、自然に手首の返しでクイっとアワセられる竿なのでアワセ切れは無かった。良え竿やわ〜(嬉)。買って良かった。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
この写真だけ見てると秋晴れの好天だが、時々前線が通過するのか、黒い雲が現れて風がビュービュー吹いて雨がぱらつく。本降りになりそうな雨が降った時は、竿を畳んで車に避難しようかと思いましたが、周りを見てみると年季の入ったヘラ釣り師は、パラソルを射して難を逃れるようです。僕はヘラ釣り初心者なのでパラソルなんて気の利いたものは持ってないし…困ったなあと思ってたら、2回とも本降りにはならずに雨は止みました。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
釣り始めではウキがピクリとも動かず、ボウズを恐れてダンゴエリアに身を投げたwのですが、両ダンゴの底釣りを始めてからはポツポツ釣れて満足満足。6枚目を掛けたが重いしなかなか上がってこない。竹竿の元受に乗せるような感じでタメているとジワーッと上がってきたが、嬉しいことに2枚ついているw。一荷(現代ヘラ釣り用語では「リャンコ』?)です。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町) SONY α7+SELP1650
僕の場合、ダンゴ釣りには利点があって、ハリスが縒れないこと。ウドンを使っていると、付け方が悪いのか、ハリスが縒れるんですよね〜。多分、打ち返の時とか、水中でウドンがクルクル回ってるんだと思う。最初に使ってた10尺(穂先折れて未満になった)は、穂先の跳ね返りも大きくアワセ切れが多かったのでどうせ切れるし〜みたいな感じでハリスが絡れてもそのまま使ってたんですが、ダンゴはハリスが絡まないのが良いw。
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2021年11月、竹之内FC(南河内郡太子町)SONY α7+SELP1650
そんなわけで、僕は、ヘラ釣り人生をウドンの底釣りに捧げようと思っていましたが、ダンゴに魂を売ったのですw。
ということで、11月27日(土)は、ヘラブナ9枚でした。あと1枚で「つ抜け」たのにな〜。
では、また。
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kbt230 · 5 years
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邪聖剣ネクロマンサーNIGHTMARE REBORN感想 ※ネタバレあり
 「邪聖剣ネクロマンサーNIGHTMARE REBORN」とは!
 PCエンジン「邪聖剣ネクロマンサー」の続編ゲーム、今は3DSのニンテンドーe-shopで823円で購入可能!
 クトゥルフ要素を交えつつも王道なRPGだ! まあクトゥルフ要素あるって言っても名前だけっちゃ名前だけなんだけど!
 まず最近「邪聖剣ネクロマンサー」の存在を知ったんですよ。
 あのポンの実況動画(https://www.nicovideo.jp/watch/sm32017101)で何気なく見始めて…それでクトゥルー要素があるって知って…だからその…邪聖剣ネクロマンサー自体は…実況で見ただけなんです…難しそうで…それは本当に…申し訳ご��いません…
 ちなみにあのポンの実況動画は「パワーはあるけど素早さがダントツ低いバロン」と「成長が遅いロミナ」を仲間にして進めていくのでとても大変そうな動画になっていて、おすすめです(?)
 「邪聖剣ネクロマンサー」はWiiUのニンテンドーe-shop、今度発売のPCエンジンMiniでプレイ可能ですぞ。
 で、続編がやれるぞということを知り、3DSのe-shopに売ってるか見ようと思ったらね、3DSの充電が切れててね。充電コードが探し回っても見つからなくてね。でもe-shopってパソコンからでも検索できたじゃんと思って検索したらね。無くてね。(多分これ…なんか私の…パソコンから検索できるじゃんという前提が…ちょっとおかしかったんだと思いますね)
 絶望の中、邪聖剣ネクロマンサーNRの実況動画を探していたら、キャプションに「2019年2月にe-shopで購入」って書いてあって、もう…充電コードをアマゾンお急ぎ便で注文してしまいましてね。それで3DSのe-shop見たら…あって…即購入。これでようやく邪聖剣ネクロマンサーNRを入手できました。
 でもゲームwikiに「金を稼ぐ作業ゲー感が増している」って書いてあって、レベル上げとか好きじゃない私はビビりながらやったのですが…
 このゲームめちゃ楽し~~!!
 という感じでほとんどやれたので本当に良かったです。みんなもやってほしい! 音楽が古代祐三さんで最高! プレイ時間も普通にストーリークリアするだけなら15時間ぐらいで行けるので、多分めちゃくちゃボリュームあるって感じじゃない?(ごめんあんまゲームしないから基準がわからない…)ので気軽にやってほしいですね。サクサク進んでやりやすい! RPG初心者でも、クトゥルフ好きな人なら楽しくやれると思います。私がそうなので…(ドラクエもFFもほぼやってない太郎です…)(でも敵の見た目がたまにエグいので苦手な方は要注意です)
 クリア後のやりこみ要素(強い敵がいるダンジョンが6層)もありますのでゲーマーも安心? 私はまだやれてないけどね…
 値段も823円だし興味ある方…よろしく!!
 ようやく感想いくわよ!
 ここからはネタバレ含むのでスクロールしてどうぞ!(このテンプレート、「続きから読む」ができないのかよ…!)
 邪聖剣ネクロマンサーっていう剣を手に入れて…この世界を救いてえ…!っつって主人公とバジルくん(主人公を兄のように慕う少年)が旅に出るんですけど、バジルくんは置き手紙を残して行ってしまうので、病弱な母親がバジルを探しに後から追ってくるっていう、もう、開始30分ほどで今後を思ってもうやめてくれーーーーー!!になります。本当に…や…やめてくれ…;;
 前作を踏襲した武器名や魔法名(ややこしいネーミングをしている)だけど、説明文やアイコンでちゃんとどれが何かわかるので快適!(もしかすると…普通のことかもしれない…)
 そしてグロテスクな見た目の敵! これも前作を踏襲しております。前作で見たのと同じような敵が出るとオッ!となりますね。敵を倒したときに出る血のエフェクトは色が赤から紫などに変更されていて、オプションで消すこともできるので優しい。
 前作の武器「バーンの杖」や「レジェルダー」などが出てきたときはウオオ!なりました。前作知ってると楽しさアップです。
 魔法「ゲルニダン」がダンジョン脱出だけじゃなくて、街にワープする魔法に進化してるのマジ助かる。
 上述の「作業ゲー感」ですけど、なんか…いや確かに街の周りでウロウロしまくってその街の最新武器防具を揃えるために1時間近く稼ぎまくったりするんですけど…楽しくて…苦痛はほぼ感じなかったかな…仲間が全体攻撃魔法を覚えると稼ぎスピード上がるし。ストーリー早く進めたいよ~!っていうモダモダした気持ちはありますが…宝箱に最新武器があることもちょいちょいあるので、いい感じにやりましょう。薬草とかも敵倒したり探索してれば買わんでもいいぐらい手に入るし…薬草もですが回復魔法もコスパいい気がします。でも他のゲームやってないから基準がわかんない。
 ていうかその街の最新武器防具魔法揃えるぐらいお金を稼いでおいたら、経験値もまあ稼がれており、その先進むのにちょうどいいレベルになっている…みたいにバランスが調整されている気がする。なので最新武器をちゃんと揃えるが吉。たまに敵が売却用アイテムを落とすのでありがたい。
 あと良曲揃いでそれも楽しさをプラスしてくれていると思います! フィールド曲もバトル曲もメチャクチャいいです、サントラCDくれ~。ストーリークリア後にサウンドモードが解禁されるぜ。しかも曲名が全部クトゥルフやラヴクラフトにちなんでるのもThank Youポイントですね。
 さらにRPG初心者の私でも楽しみながらグイグイプレイできる良心設計で、ボスの前には絶対セーブ&回復ポイントが用意されててありがたかった。これももしかして最近では普通かもしんない!
 前作を知っているとすべてが親切設計に思えてくる。昔のゲーム本当にハードそうで…やる勇気が出ないぜ…! でも最後だけ休みなしの2連戦で「ウソだろテメーーー!!」ってキレました。まあ回復を駆使して倒したけどな!
 ストーリーはマジで熱血寄りの仲間を信じる心!!みたいな感じで良かったです。マジで…悪魔なのに仲間になるニゲラってキャラがいるんですけど…ニゲラ離脱のところマジちょっと泣きそうで��た。メインパーティーに入れて使いまくってたってのもあるけど…!
 ニゲラを信じるか信じないか…というイベントが発生するのですが、私は信じてボス戦に突入したぜ。信じなかったらどうなったんだろ?と思ってそっち行ってみたらクソ強ショゴスにボコボコにされてボス戦をやり直すことになりました。セーブしてからチャレンジせぇ! このショゴス倒すと強い武器手に入るらしいんですけど、倒しに行ってねえ…!
 あと仲間キャラクターもちょっと前作キャラを意識したパラメータになってたりしてニコ…!
 ウワーンと思った点を挙げると、迷宮ダンジョンですね…め、めんどくさい! 見た目が似たようなところをウロウロ…ウロウロ…しまくりました。一発でボスルートに行くと、別ルートにはアイテムがあったんじゃね…?と思ってまた戻ってウロウロ…ウロウロ…してて…助けて~!!なってました。
 ピラミッドでン!! ン!!なり、ラスボスが待つ城でもンンン…なりました。魔法「セルス」でエンカウント消してウロウロすればマシですけど、大変だった…;;
 あと仲間が自分含めて6人いて、4人パーティ作って2人控えになるんですけど、そのうち2人が離脱して最終的に固定の4人パーティになるのもムムーン…だったかもしれない。装備品は返してくれる親切設計だけど、ニゲラ…ニゲラーーーッ!
 で、NRで一番うれしいポイントの話ですが…クトゥルフ要素がマシマシになっている!!
 前作ではラスボスの「魔空王アザトース」、その配下の「ツァトゥグァ」 「ナイアラトテップ」 「ハストゥール」「ヨグソトース」、あとはフィールドに出てくるモンスターとして「インスマウス」という系統の半魚人のモンスターが出てくるだけなのですが…
 今作ではナイトゴーントやショゴス、ガタノトーアも登場、前回はボスとして出ただけだったツァトゥグァもストーリー序盤から名前が出てきたり、ネクロノミコンも出てくるし、「女王キザイア」「魔術師タイタス」などの人間も出てくる! フィールドも「ヨス」「クン・ヤン」「ンカイ」が出てきてもう…ウキウキですよ。
 そしてガタノトーアからのラスボス「ウザ=サスラ」。ウザ=サスラがこれさ…我々人間がイメージする「神」って感じの見た目で…やってくれるわねー!(歓喜)になりました。神なんていねえんだ…!という気持ちにさせられます。クトゥルフ神話における「ウボ=サスラ」は、すべての生命を生み出したとされるので、命を創造=我々人間がイメージする神と同等の存在になるの、わかりがすぎる…「ウザ=サスラ」が天上の世界で天使たちを従えて「(私が作り出した玩具である)人形が喋るな」つってくるの、これこれこれ~~~!!
 「神なんていない」、ネクロマンサーNRで序盤から繰り返されていた気がしますので、アンチゴッド的な面もあるクトゥルフ神話の要素を含んでいるゲームがそういう感じになるの、マジGOODじゃないですか? すみません説明がカスですね。
 アザトースはもう前作で倒されたので仕方ないのですが、新しくなったアザトースも見たかったなぁ~~。
 ていうか、ラスボスがアザトース、次作のラスボスが(アザトースの双子の兄弟とされる)ウボ=サスラっていうだけでメチャクチャありがとうじゃありませんか!? クトゥルフ神話だし、そんじゃクトゥルー行っとくか~みたいな安易な気持ちが一切無いの勝手に好感を持ってしまう。
 まあ邪神たちの見た目や性格とかはわりと自由なんですけど、いろんな要素を拾って王道RPGに落とし込んで構築してくれてるな~!ってのがわかって、ネクロマンサーNRの設定とかストーリー作ってくれた人本当にありがとう…ですね。
 前作は三条陸さんがシナリオやったらしいですが、今作は違う方(wikipediaによると高山成樹さんですが、検索しても他にどういうことをされているか情報が出てこない…)(追記:wikipediaの漢字が違ってた!改名という可能性もあるが… 高山茂樹さんが正しいです)が担当されてるぽいです。いやまじキザイアやタイタスを織り交ぜてくるところからクトゥルフ神話への理解が感じられてほんまに最高です。
 終わり方も前作を踏襲しつつ、前作ではラスボスを倒して輝かしいエンドからの次の争いが示唆されて…というほの暗い感じ(最高)でしたが、今作ではラスボスを倒したものの主人公も一緒に…からのやっぱり生きてるかも!という感じで、前回は希望→絶望、今回は絶望→希望って感じになってて、良良良~~~!! 前作はダークRPGで、今作は熱血RPGになったというのがここでも現れててニクいね~!となりました。
 クリア後ダンジョンには前作の主人公パーティのキャラが敵として待ち構えているらしく、そこは前作やった人だとGOOD要素になるかBAD要素になるか、人それぞれになると思います。まだやってないので深く言えねえ、ダンジョンが…ダルくてよ…!(コラッ!)
 そういえば結局なんで「邪聖剣」の名前が「ネクロマンサー」なんでしょうね。あんま剣の名前ぽくないですよね。今作ではネクロノミコンと絡んでいたのでネクロマンサーでもまあ納得できるようになっていますが、前作の時点でネクロノミコンから連想してネクロマンサーという名前にしたのか、別に関係ないのか少し気になる。
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kkv-main · 6 years
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MAGZINE - 2019.03.20
Killerpass インタビュー
名古屋を拠点に精力的に活動するKillerpassが昨年12月に待望のシングル「delayed youth e.p」をリリースしました。 メンバーチェンジを経て、既にベテランとも言える活動歴に差し掛かりながらも新鮮さを失わずに更に前に進もうという意志の感じられる意欲作となっています。 今回のインタビューではメンバーチェンジのいきさつなども交えながらメンバーにじっくり話を聞きました。 インタビューに安孫子さんも参加していただいた事で、若干「レコ道」(かつてdisk unionのフリーペーパー「FOLLOW-UP」内で安孫子さんとカクバリズムの角張さんが寄稿していた連載)っぽいノリがプラスされているような気もしなくもありません。 結構なボリュームですがデコボコながらも真摯に突き進む彼らの魅力が少しでも伝わればと思います! (このインタビューは2018年12/15(土)に収録されました) 五味 秀明(THE ACT WE ACT/DO NOT) 司会:五味 秀明/構成:林 隆司/編集協力:宅イチロー/写真:三浦 知也 撮影・取材場所:river lesk
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五味��Killerpassの新しい編成でのCD(リリース)という事で、まず自己紹介をお願いします。 下地:新しく入ったベースの下地です、よろしくお願いします。 林:えと、新しく入った…新しくは入ってないんですけど… 五味:中途半端なボケやめてもらっていいですか(笑) 一同:(笑) 林:ボーカルとたまにギターやってます林です。よろしくお願いします。 わたる:新しく入った、ギターやってます大川航と言います。お願いします。 カズキック:ドラムのカズキです、お願いします。 五味:ではまず、メンバーチェンジのいきさつを聞けたらなと思うんですけど。 林:まず前のギターのけんたさん(現The.Visit)が昨年の3月(2017年)のアメリカツアーで脱退したんですけど、脱退が一昨年2016年の夏位には決まっていて。それで(活動が)止まるのも嫌だったんで、けんたさんが抜ける前にメンバーを見つけとこうと思ってメンバー探しを始めたんですけど。けんたさんがいた時の3人は結構自分的にも手応えがあって、けんたさんが辞めるってなった時に、普通にギターを入れてもけんたさんとの3人を超えるのは難しいんじゃないかなっていう気がしてて。それで、安孫子さんに辞めるんですけどメンバーどうしましょうかって相談したんですよね。 安孫子:一応誤解が無い様に言うと、円満脱退だもんね。家業を継ぐ為に田舎に帰るっていう。 林:そうですね。けんたさんが脱退したのは家業を継ぐために実家の青森に帰りました。決して不仲ではありません。 安孫子:で、どうだっけ? 林:それで辞める事になりましたって報告の電話をした時に新しいメンバーの話になって、安孫子さんが覚えてるか分かんないんですけど、「4人でやったら面白いんじゃない?」っていう話をしてくれて。 安孫子:それ俺言った? 林:言いました。安孫子さんが言ったのが4人になったキッカケですね。 安孫子:でも布陣のプランはノープランで言ってるよね。 林:そうですね。単純に4人でやったらいいんじゃない?みたいな感じでした。 安孫子:ふーん。あ、それアレだ、(林の)ベースが下手クソ過ぎる… 一同:(笑) 林:いやいやいや…(苦笑)。まあ、とにかく(今までのイメージとは違う様な)「オッ」ってなる感じでやってみたらいいんじゃないって言われて。じゃあ4人でやってみようかなって思って。で、その時安孫子さんは別に(林に)ベース辞めろとかそういう話をした訳ではなくて… 安孫子:めっちゃ思ってたと思うけどね(笑) 林:思ってたらしいんですけど…
一同:(笑) 安孫子:最初はわたる(を誘った)? 林:いや、最初は下地さんですね。下地さんが決まったのはめちゃめちゃ早かったですね。本当にけんたさんが辞めるって言って1ヵ月以内位にはもう声かけてたんで。それは安孫子さんが4人になったらいいんじゃないっていうのを自分なりに考えて、4人になるとしてギター2人入れるっていうのもイメージがつかなくて。で、3人でやってる時に特にアルバム出して以降(2015年)なんですけど、「自分に何が足りてないんだろうか」っていうのを客観的に見つめ直す機会が多くて。3人の時は自分が引っ張ってたじゃないですけど、リーダー役もやって唄も歌って、ベースのアレンジも考えてっていうのをやっていたので、自分のキャパ的にこのままやっていてもバンドが進化するのは難しいのかなと感じていて。それで、バンドが進化する為には「唄」をちゃんと歌いたいなと思ったのが大きいです。それで、唄をちゃんと歌う為には、コードとかも全然知らなかったんで、ギターで弾き語りとかが出来る様になったりして、唄がちゃんと歌える様になればもっとバンドが良くなるんじゃないかなと思って。それでギターを始めつつ、ベースに新しい人を入れて、ギターは僕1人では無理だなってのがあったのでギターを1人入れようと思って、構想が出来ました。 でもその時に自分のベースには結構思い入れがあったので、中途半端な人をベースで入れるのは嫌で。そう考えた時に、「これはもう、下地さんしかいねえ」と思って。 五味:すごいよね。 安孫子:良く言いだしたなとまず思って、ビックリしたんだけど。 林:本当自分が「この人だったらベース任せれるだろうな」っていうので… 五味:はは(笑)。すごいよね。 林:バッて浮かんだのが下地さんなんじゃないか?ってなったけど、(周りから)結構笑われたり、どうせやってくれないでしょって言われたり色々な意見があったんですけど。でも僕は下地さんかなって思って本人に言ったら、意外とソッコーでOKしてくれました。 五味:下地さんは最初にその話(加入)を聞いた時はどうでした? 下地:何か相談とか言われて、話の流れで解散かな?と思って。(加入の話を)言われて初めて「え、俺?」ってなった。 一同:(笑)
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下地:すごい発想をする人だなと思って。 安孫子:下地さんは名古屋に帰省してからディスガス(DiSGUSTEENS)やりつつ、Killerpassは何回か観てるんですか? 下地:結構。音源もずっと買ってたし。(リスナーとして)聴くもんだなと思ってたけど。 …なんか面白い事考える人だなと思って。とりあえずまあ入ってみようかなと。 安孫子:そうか、そんなすんなりだったのか。 林:割と即答というか、その日にはやってくれるという話をした記憶がありますね。 カズキック:RIPPLE(名古屋・鶴舞のBAR)のGENEARACION SUICIDAのライブの時じゃない? 林:いや、僕が飲みに誘って2人で話して。ちょっと相談があるって。 下地:相談って言われて、けんたくん抜けるから解散の相談かなと思ったから、すげえ度肝抜かれた。 五味:(笑)。そうですよね、まさかギターが抜けてベース入れるとは思わないですもんね。 下地:自分が誘われるとは…(笑) 安孫子:まあそうだよね(笑) 下地:そうきたか、と。 五味:ギターのわたるくんを誘おうと思った経緯は? 林:まず下地さんが入ってくれる事が決まって、(バンドの)バランスを考えた時に僕とカズキと下地さんだとちょっとむさ苦し過ぎるなと思って。ハードコア色が強くなり過ぎてしまう懸念があったので、ギターは華のあるというか、フレッシュな人を入れたくて。(前の編成では)けんたさんがそういう役割を担ってたと思うんですけど。そう考えた時に若い人がいいなと思って。安孫子さんとも「若いやつ入れた方がいいよ」という話もしてたので。それとちょっと自分と違う視点とか趣味を持ってる人を入れたいなっていうので探してて思い付いたのがわたるでした。わたるは僕らのライブを観に来てくれていたし、yep(わたるの別バンド)のライブも観た事あって良いギター弾く人だなと思ってました。音楽の趣味もギターポップとか90’sのオルタナとか好きだし、(他の3人の)ハードコアの感じもありつつ、わたるだったら華のあるサウンドに彩っていけるかなと思ったので、やってくれないか?という感じで誘いました。 安孫子:わたる(加入は)速攻? 林:わたるは…そうでもなかったよね? 一同:(笑) 五味:迷った? わたる:迷ったというか、最初めちゃめちゃビックリして。 安孫子:ビミョーって思ったとか?(笑) 一同:(笑) わたる:最初(林から)TwitterでDMが急にきて。連絡先も知らなかったので。「メシ食いにいかん?」みたいな感じで。全然喋った事なくて僕が一方的にライブ観に行ってたんで。yepで一回対バンはした事あったんですけど、僕と林さんが2人で喋った事なかったんで、急に連絡がきてなんだろうと思って。それでご飯食べに行ったら「ギターやんない?」みたいな事言われて。 安孫子:わたるは一回(話を)持ち帰りますスタイル? わたる:そうですね。 林:うん、yepもやってるしっていう事で。 わたる:その時もう下地さんの加入が決まってて。最初林さんが思っている構想を話されて、(林が)ギターやろうと思ってるからギターがもう一人欲しくて入ってほしいって言われて。 安孫子:いや、お前(林)のギターこそついでだろと。 一同:(笑) わたる:(笑)。じゃあベースどうするんですか?って聞いたら、下地さんが入るって。下地さんって言われてもパッとこなくて、ディスガスとか、LIFE BALLでベースやってた人って言われてめちゃくちゃビビったというか、「えぇ、あの人!?」みたいな(笑) 安孫子:年齢差親子位だもんね。 わたる:僕の父親とちょうど同い年です(笑) 一同:(笑)
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わたる:そのメンツに僕?と思って、その時はちょっと迷いましたね。 安孫子:迷ったけど、スイッチ押す瞬間は? わたる:その時に林さんからすぐに答え出さなくていいよって言われてたんで、一旦持ち帰って。でもすぐに返事はしました。 五味:ここでお互い(新メンバーと林・カズキック)の加入前の印象を聞きたいんですけど。林くんは2人にどんな印象を持ってました? 林:下地さんは…そりゃあもう憧れですね。目の前にして言うのもあれですけど(笑) 下地:気持ちわりぃ。 一同:(笑) 林:でもそれはありますね。憧れの人っていう��と、こんな面白いオタクの人いるんだなっていう。レコード(コレクターとして)が本当凄いんで。自分なんて本当カスだなあというか、こういう敵わない人いるんだなあっていうイメージです。 五味:カズキくんは下地さんはどういう印象? カズキック:まあディスガスも知ってるしLIFE BALLも知ってるけどそんなに喋った事もないし、2バンドはもちろん好きでしたけど本当どんな人かも分からん年上の人っていう感じです。で、やってたバンドを考えるとPOP PUNKとかが凄い好きな人だというイメージがあったんですけど、でも林さんに聞いたら「あの人は色々聴く人だ」って。 安孫子:色々というかパンクとメタルだけだと思いますが(笑) 一同:(笑) 林:色々ではないよね(笑) カズキック:まあそういうやってたバンドみたいなのだけじゃなくて… 五味:POP PUNKだけじゃなくて、ハードコアもメタルもみたいなね。 カズキック;ああ、じゃあそういう人とやったら面白そうだなって思って。 五味:わたるくんに対しては? 林:うーん、正直そんなに印象が強い訳じゃないんですけど、可能性がありそうな人だなとは思ってました。めちゃくちゃ偉そうな人みたいですけど(笑)。 一同:(笑) 林:発掘するプロデューサーみたいになってますけど(笑)。自分もライブハウスに行き始めた頃は一人でずっとライブに行ったりしていて、友達もいないしすぐ人と仲良くなれる様なタイプでも無かったんで。わたるに出会ったのはわたるが20歳とか位だと思うんですけど、昔の自分とちょっと重ねてた部分はあるかもしれないです。何かキッカケがあったらこれからもっと面白くなりそうなやつだなと思ってました。 カズキック:林さんに「わたるくんを誘いたい」という話しをされた時に、yepのギターって言われても正直顔すら思い浮かばなくて。 一同:(笑) カズキック:本当にそう。もちろん喋った事も無かったし、だけどけんたさんが入った時もそうですけど、林さんの人選力を僕は信頼してたんで、まあ林さんがいいって言うなら多分大丈夫だろうと。 五味:じゃあパーソナリティーは2人ともよく知らない状態だったんだね。 林:そうですね。 安孫子:俺も良いですか?俺は初めて(今の編成の)4人のステージを観た時に、下地さんは俺も憧れ系だったので… 下地:気持ち悪い。 一同;(笑) 安孫子::(笑)。やっぱ下地さん入った時の効果みたいな、ああいう感じでコーラス入ってとかああいう感じでステージに居てとかのイメージを自分で作ってて、でやっぱりステージで観ると「キター!そのままハマった!」みたいな、ヨシヨシッていうので。あと、わたるがかなりカッコよくてガッツポーズで。パッて来た時と、弾きっぷりがめちゃくちゃ良くてそしてこの甘いルックスもしかり。けんたさんのニュアンスも踏襲しながら、それ以上に若き好奇心とエナジーがあって。かなり、やったぞこりゃあって思ったね!俺も結構前にyepのライブ観た事あって音は覚えてたけど、正直「わたるってどんな奴だっけ?」とは思ってて(笑)。 一同;(笑) 安孫子:ごめんな(笑)。林さんの人選僕も信頼してます。 五味:下地さんはどうですか?加入前のKillerpassの印象は。 下地:聴く分には怖いモノみたさみたいな感じで。デモテープから俺買ってたんで。 五味:流石ですね(笑) 林:ファーストテープから持ってる。 下地:林がくれたんだよね。
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五味:その時から繋がりはあったんですね? 林:たしかハック(HUCK FINN)で初めて会ったんですよね。何のライブかは覚えてないですけど。聴いてくださいってテープを渡そうとしたら「俺もう買ったよ」って言われて。 一同:(笑) 安孫子:どのタイミングで買うの(笑) 五味:すごいですよね。ローカルのイチPOP PUNKバンドを。 下地:あんまり人は知らなかった。カズキとかはそんなに喋った事なかったし。とりあえず面白そうっていうか、やって嫌だったら辞めりゃいいやみたいな。 一同:(笑) 五味:なるほど。下地さんは他にもバンドやっていて(DiSGUSTEENS/SUSPENDED GIRLS)、迷いとかは無かったですか? 下地:最初に出来ない事は出来ないって言って。もうバンドメインの生活は出来ないって事ははっきり言ってあったんで。原爆(THE 原爆オナニーズ)のTAYLOW先生の教えの、生活を確立してから言う事を言うみたいな。そこは分かってくれたんで。 五味:マラソンもありますしね。(下地さんは毎年フルマラソンに出て好成績を収める程のマラソン好き) 下地:それが一番大事。 一同:(笑) 下地:まあ俺のアレ(スタンス)を理解してやらしてもらって、ありがたいと思ってますよ。 五味:わたるくんはどうですか(加入前のKillerpassのイメージ)? わたる:入る前普通に観に行ってたんで。本当に観に行ってるライブで多分2番目位で。 安孫子;一番誰?MILK? わたる:一番MILKですね。 下地:また林が悔しがる。 一同:(笑) 林;いやそんなのないですよ(笑) わたる:Killerpassがライブやってて、自分が都合付く日があったら観に行く位の感じだったんで。本当にすごい大好きなバンドでしたね入る前は。 五味:入ってみてどうですか? わたる:入ってみて、なんだろうな…すごい想像通りというか、ライブ観てても楽しそうにやってるし、ライブの回数とかみててもすごい力を入れてやってるなっていうイメージで。入ってみてもその通りで。楽しくやらさせてもらってます。あと、止まらないなっていう印象がずっとありますね、入る前も入った後も。グダグダしないというか。ノンストップでやり続けてるなっていう。 下地;(林の)人間はグダグダしてるけど。 一同;(笑) 下地:結構グズグズなやつだなって思ってたけど、誘う時はめっちゃ男らしくて。 一同:(笑) 下地:おお意外とそういう一面あるんだなと。そういえばあれだよね、誘う時1件目告白出来なくて、2件目移りましょうみたいな。 一同:(笑) 下地:場所変えましょうとか言われて。解散なんだなとか色々考えてたな。 五味:新メンバーで活動し始めて、どうでした?感触というか。 林:最初はかなり模索感がやばかったなっていう印象ですね。色々手探り感が強かったし、ライブも観ている人にそういう印象を与えちゃってた部分もあるのかなっていう感じでしたね。 安孫子:俺は意外にそんな事なかったよ。 五味:俺も初めて新体制のライブを観た時は、多分2回目のライブかな?本当良くも悪くもポンコツ感が増したなっていう印象でした。 一同:(笑)
安孫子:メンバー増えたのに(笑) 五味:やっぱけんたさんとの3人のバランスで極まっちゃった感があったから。あの時ライブ凄かったじゃないですか。だからまた原点に戻った様な、最初の頃のKillerpassを観た感じに近い様に感じましたね。林くんがピンボーカルになる事で危うさが大分増したっていうか。 安孫子:俺はサウンドはいいじゃんってのと、あと息切れがすごいから(笑) 一同:(笑) 安孫子:ピンになるんだったらもうちょっとピンっぽく、林くん次第じゃね?って感じだったな。 五味:確かに。ステージアクションでいっぱいいっぱいで声が出てないっていうシーンがよく見られる事がありました。 安孫子:ピンボーカルヤバいなあと思って(笑) 下地:すげえ「口空いてるなこいつ」とか思って。 一同:(笑) 五味:やっぱランナー視点から見ると序盤から口空いて走ってるやつみたいな(笑)まだ10キロも走ってないのに(笑) 一同:(笑) 下地:はあ、もう口空いてるじゃんみたいな。 五味:口空くってのは結構バロメーターなんですか?(笑) 下地:バロメーターだよ。 安孫子:でも2回目観た時から息切れも無く堂々としたピンボーカルになってたから、おおいいなぁと思ったけど、ギター弾き始めたらズッコケだけどね。 一同:(笑) 安孫子:こんな弾けねえんだと思って(笑) 林:最近は割とがんばってますよ(笑) 五味:最初のライブからもう新曲やってたよね? 林:「スクールデイズ」っていう曲はやってました。新体制だし、昔の流れでなるべくやりたくなくて。新しい事をどんどんやってこうっていう意思表示だけはしっかりしてましたね。
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五味:では今回「delayed youth e.p」を作る事になった経緯を教えてください。 林:去年末に(2017年)メンバーで忘年会をしたんですけど、その時にわたるに来年やりたい事ある?って聞いたら「音源作りたいっすね」って言ったからなんですけど、こないだその話をしたら「そんな事言いましたっけ?」って言われました。 一同:(笑) 五味:新しいメンバーで今何年位? 林:1年半位ですかね(2018年12月時点)。 安孫子:最初結構すったもんだというか意見のやりとりがあったんだけど、林くんと「ボチボチ音源すかねー」って電話してる時に、やろうやろうって言ってて。で、Killerpassのポジション的にもDIY価格を好むお客さんとかも地元とかに多数いるっていうので、あと新体制だし作品というよりデモみたいなの自分達で作ります、作った方がいいですかね?みたいな。そんな感じのをやろうと思ってるんですって言ってて。でも、バンド自体は結構長いし、デモってのももちろんいいけど、やっぱり正式な音源を作ろうよとなったんだけど。 五味:最初自主で出すのも考えてるって言ってたよね? 林:そうですね。本当は自主でやろうかなって思ってましたね。それを安孫子さんに伝えたら、(KiliKiliVillaから)「出したい」って言ってくれて。僕ももちろんキリキリから出したい気持ちはあったんで、お願いしました。アートワークや値段の事等相談しながらお互いの良い妥協点を探して、今回の作品になりました。 五味:では、今回のCDを作るにあたってのレコーディングとかのエピソードがあったら教えてください。レコーディングは岡崎さんだよね?STUDIO ZENっていうTHE ACT WE ACTも録ってるスタジオの。 安孫子:あのよく見るスタジオだよね。 五味:そうですね。この辺(東海地方)ではパンクバンドの人は割とお願いしてるのかな。下地さんは岡崎さんと歳近いんでしたっけ? 下地:1個上だった。結構、昔から知ってた。 安孫子:共通項ある方なんですか? 五味;ETERNAL ELYSIUMっていうストーナーロックのバンドをやってて。メタルの話とか大分出来るんじゃないですか(笑) 下地:ずっとメタルの話してたな。 林:SABBATの限定LPの話ずっとしてましたよね。 下地:岡崎さんが昔やってたジャパネスクヘビーメタルのバンドの話とかして、「やめてよそんなの」みたいな(笑) 林:そんなバンドいたんですか? 下地:いたよ。テープしか出してない。昔ヘブン(DISK HEAVEN)に現DISGUSTのベースと買い物に行って教えてもらったりして。 五味:どうでした?STUDIO ZENでのレコーディングは。前の7インチ(リスタートEP)もZENだよね? 林:そうです。そのレコーディングがすごい良かったんで、またここで録りたいなと思って僕が提案しました。ここはわたるの苦戦話をしといた方が良いんじゃない? 安孫子:かなり直した?最初にもらったの(レコーディング途中の音源)より。 わたる:ギターのソロとかは変えてたりとか。僕が好き勝手に弾き過ぎちゃって。自分が弾いてて気持ちいいフレーズを弾いて、それをRecしたら岡崎さんに「あれ、音ズレてない?」って言われて。「バンドのサウンドだから正解は無いけど、普通の人が聴いたらズレてて、間違ってる様に聴こえるよ」みたいな感じで。 五味:ミスしてる様に聴こえちゃう? 安孫子:楽典(がくてん)的にって事だよね? わたる:そうです。でも自分の中でそれがズレてるっていう印象が無くて、(全体に)ハマればいいかなっていう。(岡崎さんが)最初の方はズレてても「大丈夫?」みたいな感じで優しく聞いてくれてたんですよ。で僕はズレてる印象が無かったんで、キーの音って何ですかね?って聞いたら「これはこのキーを使うんだよ」みたいに細かい説明をしてくれて、「もし自分の中でバラバラとか思うんだったら、もう一回次回録り直そっか」って言われて。それで家でもう一回聴いて、ここズレ過ぎてるなって思う所は直して。その次の日にレコーディングに入って、違う曲のギターソロを弾いた時に「やっぱりズレてるよ」って言われて。 五味:(笑)。他の曲でもって事? わたる:他の曲でも。それで「(強めに)ズレてるから、直して」って言われて。 一同:(笑) 五味:段々口調が強くなってくんだ(笑) 下地:いいよね。ちゃんとポンコツとかショボいから駄目とかじゃなくて、なんでダメなのかっていうのを上手いニュアンスで言ってくれたから。 五味:バンドのやりたい事を理解した上で言ってくれてる感じ? 下地:そう。ギターの事とかあんま理解してくれない人多いから。 五味:岡崎さんも色んなタイプのバンドを録ってるから、バンドのニュアンスは多分捉えていて。めちゃくちゃやってるだけのバンドでは無いっていうのを多分理解した上で言ってたんじゃないかな。 下地:プロデュースに近い様な。あれで良くなったよ。 五味:僕ら(THE ACT WE ACT)の時も、一緒に作ってくれる様な感覚があって。俺もすごい大好きなスタジオです。 安孫子:カズキックは何もダメ出しなかった?エンジニアさんから。 カズキック:僕は別に。 五味:カズキくんのドラムはああいうドラムだっていう感じだ(笑) 一同:(笑) 林:理解してくれて(笑)。強いて言うならカズキックはドラムなんで録り終えたらその後は大体やる事ないじゃないですか。たしかギター録りしてる時かな?有り得ない位の音量のいびきをかいて寝ていて。 一同:(笑) 林:それで岡崎さんが若干ピリってましたね(笑) 下地:「キリの中」の声を録ってる時に岡崎さんが「林、声高っ!」ってめっちゃ言ってて(笑) 一同:(笑) 安孫子:本当「キリの中」は初めてライヴで観た時からザワザワしてた(笑)。五味くんとも全感覚祭の後話題になったんだけど、ライブで聴いててこれレコーディングになったらどういうボーカルでくんのかね?と思ってたら、マジでXのTOSHIスタイルで(笑) 一同:(笑) 安孫子:ビックリした(笑)これマジかーと思って(笑) 五味:あれ(キリの中)初めて聴いたのspazio ritaで△とKillepassの企画の時(2018年1月)に音出しでやってて、隣にMILKのマツバラ君いたんですけど、もう(曲が)終わった後顔見合わせちゃって。 安孫子:(笑) 五味:ヤバい曲きたぞコレと思って。リフがジャパコアでサビがXのTOSHIばりのハイトーンボイスで何コレみたいな(笑)。しかもコーラスだけになるパートでハモって(笑) 安孫子:あれはヤバいね、PA泣かせ感が(笑) 五味:ちょっと初めて観た時はザワつきましたね。 安孫子:レコーディングしたの聴いて、なるほどコレがやっぱ正解だったんだって思ったもんね(笑)。お疲れ様でした。 林:結構「やったな!」って思ったんですけどね。 安孫子:いやいや、やってるやってる!めちゃ最高っしょ!しかしビビった(笑) 下地:最初にこの曲を持ってきた時に、「これキー変えた方が良くない?」って言ったんだけど、「全然出ますから」みたいな感じで。で、音源聴いたら出てねえじゃん。 一同:(笑)
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下地:それがKillerpassだなと。もう自分の中でTOSHIみたいに歌い上げてるんだろうなと思って。すごいなあ。(林の唄声を真似て)「いくぅーー」 一同:(笑) 五味:では、ここで収録曲の解説というか聴き所を順番に聞いていこうと思います。じゃあ1曲目「アメリカンドリーム」から。 林:聴き所…うーん、良い曲だと思います。このインタビューで言う事では無いかもしれないんですけど、自分の中ではもう次に行きたいなっていう気持ちがあって、次はアルバムを作りたいなと思っていて。今後出来てくる曲にもよると思うんですけど、(アルバムの)キーになる1曲だろうなと思ってます。 安孫子:次に行くためにこれまでを総括するようなキラーチューン作ろうっていう感じかな? 林:キラーチューン作ろうぜと思って作った訳ではないんですが、結果的にそうなったのかなと感じてます。やっぱり1番フィードバックがあるのもこの曲だし、自分達的にも手ごたえのある、新メンバーになってこの4人でこういう風にやってくんだっていう指標というか、そういう1曲が出来たなと思います。 安孫子:そうだね。ドカドカあって、キレイなギターもあって、コーラスもあって。 五味:まさにKillerpassって感じの。あれはやっぱりタイトルからもアメリカツアーの経験を唄ってる? 林:そうですね、歌詞はアメリカツアーで経験した事と、あと自分的にはレイシズムの続編という想いがあって。自分が勝手に描いていたアメリカのイメージというか、そういうのが実際に現地に行って崩壊した時に感じた気持ちを唄ってます。 五味;他のメンバーはどうですか? わたる:ギターに関しては、林さんの注文が1番多かった曲ですね。 五味:しょっぱなからギターソロで始まるもんね。 わたる:あそこは(歌の)メロディーに合わせて考えてっていうのと、フィードバックで音を切るみたいなのとか。 安孫子:そんな細かい指定もしてんの? 林:全然ザックリですけどね。THE GRUMPIESみたいな感じで、とか。 わたる:THE GRUMPIESとか聴かされて「こういう感じにしてくれ」みたいな。普段あんまり音の感じとか言わないんですけど、1番具体的に色々教えてもらったのがこの曲だったと思います。 安孫子:下地さんはカズキックと合わせてみてどうでした? 下地:大変っていうか… 安孫子:(笑) 下地:正解が良く分かんない。今でも分かんないんだけどさ。聴いた人に任せよ、みたいな。 安孫子:良く(リズム隊が)合ってるなっていう。 下地;今までやってきたセオリーが通用しなかった。 安孫子:(笑) 五味:リズムチェンジも激しいですしね。走ったり8ビートになったり。じゃあ2曲目「スクールデイズ」はどうですか? 林:僕が今32歳学生なんで…タイトルはSTARJETSっていうバンドの曲からパクリました。 安孫子:キャリアアップの為に学校行ってるんだよね? 林:あ、そうです資格取りたくて。キャリアアップの為に学校に通ってて… 安孫子:恋愛もあり、ね?(笑) 一同:(笑) 林:恋愛もありつつ(笑)、そういうのも全部ひっくるめた曲ですね。自分を鼓舞する為というか、辞めないぞみたいな。 五味:サウンド面で意識した事は? 林:これは初めて自分が弾き語りで作った曲なんです。前回の7インチに弾き語りバージョンが収録されてるんですけど。弾き語りから派生した初めての曲で、自分的にはチャレンジした曲です。 五味:他のメンバーの皆さんはどうですか? (しばらく沈黙が続く) 五味;…特にない?(笑) 林:じゃあもう一個いいですか?下地さんが最後「フゥー」っていうコーラスを入れてるんですけど。下地さんが自分から「入れていい?」って言ってやってくれて、初めて聴いた時は結構感動しました。 五味:DiSGUSTEENSでよく聴けるあの裏声コーラス。 安孫子:一発で下地さんだって分かるあれね(笑) 下地:ありがとうございます。 一同;(笑) 五味:それはでも嬉しいよね、下地さん発信で提案をしてくれて良い形になるっていう。 安孫子:俺も割と裏声好きなので、昔ディスガスのコピーとかして遊んでる時に「SWINGIN’GUY」って曲の「ウォーーーオーオオオーーー」ってやつが高過ぎて全然声が出なくて。ナンボ下地さん(高い声を)出してたんだってビックリしました。 下地:ランニングすれば出るよ。肺活量を… 一同:(笑) 五味:そういう境地に(笑)。(ランニングを)昔からしてた訳じゃないですよね? 下地:(テンションが)維持できなくなったんで。昔作った曲の。 林:ランニング始めたのもそれがきっかけですよね? 下地:そう。 安孫子:そうなんですか、音楽活動で体力の低下を発見して。 下地:そう。スタイルを変えるか体力を上げるかしかなくて。そしたらそっち(マラソン)の方がメインになってしまって。 安孫子:(笑)。なるほどね。歳とってからの悩みとか転換点とかありますもんね。マラソンに向かうっていう手もあると。 下地:走ってるベテランいるよ結構。 五味:前、森川さん(and more/younGSounds)が言ってたけど静岡���ジャパコアの人達もマラソンしてるって。 安孫子:松本仁志が体鍛える時代だもんなぁ。 五味:下地さんにとってやっぱりコーラスっていうのは重要な要素ですか?POP PUNKをやる上で。 下地:(曲を)聴いてて、カラオケとかで人の曲で勝手にこういうコーラスあったらいいなみたいな… 五味:想像しちゃうんすね勝手に。 安孫子:そういうの好きなんすねやっぱり。 下地:勝手にハモる人みたいな。 五味:(笑) 下地:それの感じで。ただ林のイメージがあるだろうから、一応(意見を)聞く様にしてるけど。俺がやると正統派寄りになっちゃうんで。ポンコツ感が無くならない様にだけは。 安孫子:良さは(林との)電話でも言ってました、新曲合わせた時に「(林の声真似で)いやー、下地さんコーラス入ってくれたんすよ。いや××ましたねぇ」 五味:何て言ったんですか今?(笑) 安孫子:「(再び林の声真似で)きましたねぇ」って言ってましたんで確かに。 五味:じゃあ3曲目は「キリの中」。これはどうですか?いわくつきの… 一同:(笑) 林:曲のザックリとしたイメージはJAPANESE HARDCOREと北欧の90年代のメロディックハードコアをミックスするっていうイメージです。POST REGIMENTとか。 五味:ちょっと哀愁系の。 林:(2つを)聴いていると旋律とか結構リンクする部分を感じていたので、それを同時にやってみたら面白いかなと思ってやってみました。 五味:「Do The Best Thing」に次ぐ林くんのJAPANESE HARDCORE愛を感じる曲だなと思いました。 林:ハードコアはJAPANESE HARDCOREが一番好きですね。これの聴き所はドラムじゃないですかね? 五味:(カズキックに)何か意識した事はある? カズキック:聴き所は曲の真ん中位にドラムのロールをしている所があって、そこは普通に叩いてしまうと面白くないんで、こだわりました。 五味:これは確か事前にわたるくんにCRUDEの音源とかを聴かせたんだっけ? 林:はい。あとPAINTBOXとかを、ちょっとこれ聴けって。歌詞とかアートワークも見てもらってジャパコアのニュアンス・感覚を染み付かせて。あとコーラス分けてるのも斬新で面白かったです。 五味:新しいよね。あれも下地さん発信? 林:そうですね。 五味:他には何かありますか? 下地:林のボーカルを聴いてほしい。鳥が寄ってくるから。 一同:(笑) 下地:野良猫とかが「ニャー」って(笑) 五味:じゃあ4曲目は「あのメロディーをもう一度」。 林;これは学校で授業を受けてる時に急にサビのメロディーが浮かんできて、授業終わって速攻でロッカーに行って携帯に「ふんふんふんっ♪」って歌を吹き込んだビートルズみたいな話が…(笑)。いや本当なんすよ(笑)。 五味:(笑)。これ割と早い段階からやってた様な記憶があるけど。 林:これはけんたさんが辞めるってなって、どうしようっかなって思ってる時にメロディーが浮かんできて、この曲を新しいメンバーでやりたいなっていう構想がずっとあって。「スクールデイズ」の後に初めてやった新曲ですね。 五味:本当の意味での新曲って言ったらこれが一番最初? 林:これです。歌詞も、まだ唄を歌っていたいんだっていう事を書いてて、コレを新体制の一発目の新曲にしたいと思ってました。 わたる:最初僕の家で一緒にギター合わせましたよね? 林:あーやったね。 わたる:最初もうサビのリフが出来てて「こうしたい」っていうこだわりが(林の中で)あったんですけど、スタジオで下地さんから「(そのフレーズが)おかしいから辞めよう」って言われてました。 林:イントロだけフレーズが生かされてます(苦笑)。後は僕は民主主義なんで。 五味:(笑)。この曲も結構コーラスが効いてる曲ですよね? 林:そうですね。後半の主旋が変わる所は聴き所だと思います。後は、本当後付けですけど歌詞にピートシェリー(BUZZCOCKS)の名前が出てくる… 五味:CD発売日の翌日でしたっけ?亡くなったの。 安孫子:こういうのって何かね、不思議なシンクロってあるんだよね。選ばれちゃったんだね、あの瞬間。ピートシェリーに選ばれたKillerpassです。 五味:本当にビックリしましたね。翌日かよと思って。じゃあ次5曲目は「春のせい」。これまだライブでやってないよね?僕もCDで初めて聴いて。 林:これも僕が弾き語りで作った曲です。まあ、失恋の曲なんで深く聞かないでください… 一同:(笑) 林:自分は曲がドンドン出来るタイプではないんですけど、凄い落ち込んだりとか「これは残しとかないといかん」みたいな感情が生まれた時…凄い何かが起こった時というか、もちろん日常みたいなのが積み重なってコレを残しときたいって思う事もあるんですけど。ドーンって感情が変化した時に曲が出来る傾向があって、「今のこの感情をもう曲にするしかない」と思って作った曲です。曲にする事で(失恋を)成仏させたかったというか、するしか無かった感じかな。落ち込み過ぎて。あと作ったのがギターを始めて1年位で、中2から中3位にレベルが上がったかなっていう所だったんで、今まで自分が作ってきた曲の中では皮肉にも1番「あぁ良い曲出来たなぁ」って手応えがあった曲です。良いメロディーを唄って良い曲を演奏してっていう、自分がこういう曲を作っていきたいんだなっていう1曲が出来たなと思います。 五味:まあ何か…そこまで言うのに何でライブでやってないのかなっていう(笑) 一同:(笑) 林:(笑)。理由はあるんですけど、自分が感情を込め過ぎちゃう曲ってちょっと躊躇しちゃうっていうか。 五味:俺の中では前のアルバムの「…is over」とかさ。あれもライブではやんないけど良い曲じゃん。それと同じ立ち位置なのかなと。 林:何か感情込め過ぎちゃうと良くないなって(苦笑)。他の曲に感情がこもってないとかそういう話ではないんですけど。唄ったりするとその時の記憶とか蘇えったり。 五味:湿っぽくなっちゃうんだ。でも凄い良い曲だなって初めて聴いて思いました。他のメンバーの皆さんは? 林:あとわたるのギターがめちゃくちゃ良いです。 五味:あれが一番苦労したって言ってたっけ? わたる:そうですね。最後のサビの終わりの所でギターをソロっぽく弾く所があるんですけど、最初考えてきたフレーズは(岡崎さんに)「違うから」って言われて。替えてきてって言われて後日直してきたんですけど、「いやそれも違うから」って言われて。 一同:(笑) わたる:その場で「音階こっちだよ」って直されて。そっから時間置いたりしてもずーっと出来なくて、直してを繰り返して。自分的にはめちゃめちゃ落ち込みました。 五味:まあそれで生徒の気持ちがちょっと分かったんじゃない?教えられる生徒の気持ちが(笑)。(わたるは高校の教師) わたる:そうですね(苦笑)。(音が)合ってる合ってないとか客観的な事をすごい言ってくれるんで良い意見だと思うんですけど、自分には理不尽にしか聞こえないみたいな。 一同:(笑) 五味:載せちゃうよ?(笑) 林:結構��ーバスになって、僕への当たりも強くなってましたね。 安孫子:お前に言われたくないよって? 林:それ位の事言われましたね。 一同:(笑) 五味:他のメンバーはどうですか、この曲は。 カズキック:今までドラムの事を林さんから言われる事ってなかったんですけど、この曲をいつも通り好き勝手叩いてたら、「そこ(曲の途中)にはそういう(ドラムのフレーズ)のはいらないから」っていう注文があったんです。なので(林に)言われない場所でどんだけ自分を出せるかなって思って、この曲は叩いてます。 五味:林くんとしては唄を前に出したかったんだ? 林:この曲は完全にそうですね。唄がメインになるイメージがあったんで。後、この曲だけに限った話じゃないんですけど、メンバーが変わって自分の中で出したい音像みたいなのは変化があって。今まで3人の時はメンバーそれぞれの個性の出し合いっていうイメージがあったんですけど、今はそういうものの前に1つの塊みたいなものとして音を出したいって思ってます。勿論とっ散らかってる部分はあってもいいと思うし、そういった要素は自然に出ると思うので。そう思うようになったのは下地さんからの影響が結構大きいですね、常に全体のバランスを考えながらやってくれてるので。そういう思いが出た曲なのかもしれないです。 五味:多分この音源が完成した時に1番最初に聴いたのが安孫子さんなんじゃないかなと思うんですけど、どうでした聴いた時は? 安孫子:いやー、本当超好きだし名作だと思います。めちゃ何回も聴いてるもん。そしてやっぱり年代もバラバラの今日日珍しいバンドに急になって。でもそこからお客さん、リスナーとして自分が(Killerpassに)持ってる魅力は何も損なわれず行ってくれたなっていう。イメージをちゃんと、Killerpass像を持ったまま次に行ったなみたいな。これメンバーのみんなもめちゃくちゃ手応え感じてんじゃないの?っていうのはグッと伝わってきて。っていうのを林くんに電話で伝えたら「そうなんすよ」って軽く言われて。 一同:(笑) 五味:そうですね、僕も聴かせてもらった時に感じたのは唄が大分変わったなっていう印象があって。それもさっきから話してるけど元になる曲作りが弾き語りから始まった曲が増えたから、より唄が真ん中にあるようになったのかなっていう印象で。そうですね、唄が凄いいいなぁって思いましたね。 林:めちゃくちゃ嬉しいです。 安孫子:こっからまたギターも上達してコード覚えてとかしたらと考えたら本当まだまだ楽しみなKillerpassです。 林:今まではレコード屋のレビューとかで特に唄に触れられた事ってあんまり無かったんですけど、今回はメロディーが良いっていうレビューが何件かあったりして、聴いてくれてる人の反応の変化もあったなと感じました。凄く嬉しかったです。 安孫子:俺、ヘビーリスナー、ヘビーパンクリスナーが唄に向かうタイミングって凄い興味が湧くし好きで。あ、Killerpassもそういうバンドになるんだみたいな情がありつつ…というかそうなってるのか(笑) 五味:もっと良くなるんだろうなっていう。そういう意味では本当に良いシングルですよね。これからのKillerpassが楽しみになるっていうか。他のメンバーの皆さんはどうですか?作り終えてみて、感触というか。 下地:Killerpassの作品になったなって。 五味:下地さんが思うKillerpassって事ですか? 下地:ああ。俺が言うと引き算をしがちなんでそれを言わない様にして、足して足して足しまくって。今まで自分がやってるバンドは全部引き算で仕上げてくみたいな感じだったんで。 安孫子:ある意味過去バンドで言ったらLIFE BALLに近いっていうか。となるとベース弾き倒す現象も今後起きてくる可能性が? 一同:(笑) 下地:でも俺まで足し算したら、他の3人が足しまくるから(笑) 一同:(笑) 五味:全乗せみたいな(笑)。どんぶりからはみ出てるラーメンみたいな(笑) 安孫子:関係無いけど俺初めて97年に上京したんだけど、その年の旧新宿LOFTでのBRACKETのライブかな?観に行った時に「やべえ、ディスガスのベースがフライヤー撒いてる…」みたいな事があって、めちゃめちゃキッズだったのでフライヤーもらって(下地さんに)話しかけたの。ディスガスとLIFE BALLじゃサウンドかなり違うじゃん。ディスガスもその前にライブ観ててめちゃファンになってて。そこで下地さんに「ディスガスではああいう(LIFE BALLみたいに)ベコベコ弾かないんすか?」って聞いたら「そんなのは忘れたよ」って軽く往なされて(笑) 一同:(笑) 安孫子:その時にDiSGUSTEENSになって引き算になったんだなって思ったかな(笑) 五味:確かに安孫子さんのベースプレイはLIFE BALLの時の下地さんっぽい感じがありましたよね。 安孫子:そうだね(笑)。下地さんと大下さん(SUSPENDED GIRLS/TOY-POOH-DOLLS/THE DUDOOS/NOBODYS他)の影響だから俺は。そうだよね、(一緒に演奏するのが)カズキックとわたるだったらLIFE BALLみたいな引き倒しのベースプレイは要らないですよね。 五味:わたるくんはどうですか、作り終えてみて。 わたる:僕は本当に音源を作ってみたくて。自分がKillerpassの音にハマってるのかどうか全然分かんなかったから。 安孫子:そうか、自分がどう成立してるのか。 わたる:そうですね、それを客観的に聴きたくて。音源としてちゃんと成立してるのか。それで作ってみて色々難航が僕自身はあったんですけど、最終的に出来上がったものを聴いて、めちゃくちゃ納得しました。これなんだなって。良い意味で僕(個人)じゃなくてKillerpassのサウンドに音源を作ってく上でハマってきたなって思う事があって。自分が自分が、じゃなくてKillerpassっていうバンドになってきたんで。本当に作ってみて良かったなって思いますね。めちゃくちゃ良い音源が出来上がったと自分では思います。 安孫子:また関係無いんだけど(KiliKiliVillaで)今別の新しい、初めてレコーディングします位のあるバンドのレコーディングが進行してるんだけど。レコスタでレコーディングして客観的に聴きますって時に、どう成立してるかっていうのが本当メンバーのみんなは手探りだから。俺が「こうした方がいいと思う」とかって言う余地があまり無いっていうか。一回自分達で体感しないと次に繋がんないと思ってて。 五味:そうですね、自分で気づかないとっていうか。 安孫子:そこの土台が見えてから初めて��観性を持って各々が取り組めるようになるというか。Killerpassは次はアルバムですか? 林:まだ新しい曲が1曲もないんで…(苦笑)。まあ今回良い音源出来たと思うんで、これを足掛かりに。わたるが見えてきた所もあると思うし下地さんとカズキックのリズム隊の合わせ方とか、そういうグレーゾーンにしてた部分が段々明確にはなってきてるのかなと。 安孫子:本当周りでこんな年齢バラバラのバンドって今日日珍しい布陣だから、どう転がってくのかが楽しみだね。下地さんが死ぬまでやってくれるのか(笑) 下地:体力は俺が1番あるから大丈夫。 一同:(笑) 安孫子:カズキックがD-BEAT叩けなくなった瞬間に終わるか(笑) 五味:カズキくんにも作り終えてみてどういう感触かっていうのを聞きたいんですけど。 カズキック:今までテープとかアルバムとか7インチとか色々作ってきて、毎回作る度にすごい良いものが出来たなっていつも思うんですけど。今回のは本当に、本当に心の底から良いものが出来たなと思ってて。 五味&安孫子:おぉー。 カズキック:僕、仕事でずっと運転してるんですけど、仕事中もずっと聴いてたんですよ。だから今年聴いた音源では間違いなく自分のこの作品が1番聴きましたね。本当に色んな人に聴いてもらいたいっていうのもあるし、まだまだ行けてない県外のライブとか行けてない場所もいっぱいあるんで、それだけ自分で自信を持てる音源が出来たからこそ、今まで行ってない所もドンドン、ペースはゆっくりでも行きたいなと思ってます。 五味:結構メンバーみんなすごい手応えのある音源が出来たっていう感じなんすね。俺もKillerpassでベースをヘルプで弾く事になった時に一足早くCDもらって車で聴いてたんですけど、何周も聴きたくて遠回りして帰るっていうのを久しぶりにやりましたね。 安孫子:あぁ、それよく分かるー(笑)。俺も(引っ越して)車社会になったからそれよくやるよ(笑) 五味:久々にやりましたね、「ちょっとまだ帰りたくないな」と思って。 安孫子:作品に合わせたコース取りね。 五味:そうそうそう。それ位良かったですね。結構凄いのきたなと思いました。じゃあ一通り音源について話してもらったので最後にCDのアー写にレコードいっぱい並べてると思うんですけど、あれはそれぞれ持ち寄ったレコードですよね?
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林:そうです。 五味:あの中からそれぞれ1枚ずつチョイスして解説してもらえたらなと。 下地:じゃあ俺、1番好きなやつが見切れてるっていう… 一同:(笑) 五味:じゃあ、どうします?(笑)そこ説明した方がいいんですかね? 下地:左端の所にあるREENCARNACIONのオリジナル盤なんですけど、見切れてるという。 小瀬(river lesk店長):それ置く位置調整出来なかったんですかね?(笑) 下地:写真自体は問題なかったんだけど、レイアウトの関係でトレイの左端の折れ曲がってる所に入っちゃって。端っこが映ってて、左の方は全然映ってないな。絶対分かんない位の。 安孫子:いいすね、Killerpassフィルターを通す下地さんだとREENCARNACIONが生きますね。 下地:似たようなものを感じたんだ林に。本人は凄いカッコいいつもりでやってんだろうなみたいな。 一同:(笑) 五味:南米のバンド特有の勘違い感みたいな(笑)。僕そのバンド知らないんですけどどういうバンドなんですか? 下地:林も買ったよね? 林:買いました。 下地:カッコいいよねとりあえず。 安孫子:俺も昔教えてもらって聴いて、マージビックリしたね。 五味:ハードコア? 安孫子:いやメタルかな。マージでぶっ壊れてる。 下地:でも本人はめっちゃ高尚な、多分CELTIC FROSTとかプログレッシブなメタルをやってるつもりなんだけど、コカインでやられてるんだろうね頭が。全然出来てないんだけど、やってる事の難しさと再現度の低さがすごい絶妙で。 安孫子:音質含め結構ヤバいバンド。 五味:あの辺のバンドはそうですよね、面白いですよね。 下地:同じカッコよさを林に俺はみたんで。絶対俺には持ってない部分なんで。ドラムが体育館のパイプ椅子に座って叩いてるみたいな。それですっげー真面目な顔してガーって叩いてて。それと一緒位カッコいいよKillerpassは。 五味:(笑)。じゃあ次はわたるくんいこうか。 わたる:僕はfOULの「Dostoevsky Groove」。 五味:あぁ最高ですよね。 わたる:昔1番最初聴いた時に全然ハマらなかったんですよ、何コレ?みたいな。ギターの音とか凄い外れてるし、何だコレと思って聴かなかったんですけど、ちょっと経ってからもう1回聴いてみたらめちゃめちゃかっこよくて。そんなバンドあんまり無かったんで。僕がバンドを始めるってなった時にギターの感じとか、こんな感じでやりたいなっていうのがありました。 安孫子:かなりど真ん中なんだ? わたる:結構今となっては。 安孫子:そっかオルタナティブのめちゃ和製解釈っていうか独自解釈だもんね。 わたる:自分のサウンド面はギターのフレーズとかで大分影響を受けたバンドですね。今となっては1番好きな音源ですね。 五味:そうなんだ。俺もライブは体験してないんだけど、みんなライブがマジで凄かったって言いますよね。 安孫子:マジでライブかっこよかった。 下地:俺デビューライブみたよ。 一同:おぉ~!(驚き) 五味:じゃあカズキくんはどうですか? カズキック:僕は…全然Killerpassでの僕のドラムスタイルに全く影響は受けてないんですけど、僕の1番好きなバンドはMEGA CITY FOURで。 安孫子:あ、これカズキックだったんだ。 カズキック:そうです。MEGA CITY FOURが1番好きで。まあ安孫子さんも… 安孫子:めちゃ好き。 カズキック:GOING STEADYのシングルでその当時にMEGA CITY FOURを知って(童貞ソーヤングのカップリングでTWENTY ONE AGAINをカバーしている)。 五味:1stアルバムだっけ?載せてたの。 カズキック:そうです。 安孫子:いいね、今のメガシティーのチョイスは俺良いと思うよ。 林:なんか(写真の)真ん中にOPERATION IVYとMEGA CITY FOURがあるのが… 安孫子:これ、もう俺だもん。 一同:(笑) 五味:安孫子さんも参加してるみたいな(笑) 安孫子:俺のど真ん中は本当この2つって感じだから。 林:敢えて避けがちじゃないですか、オタクとかになってくると。 五味:もうちょっと知らない様な… 林:そう、なんか知らないやつとかチョイスしよっかなってなる所をメンバーが自然に持ってきて、たまたま本当偶然真ん中に置いてあったのがこの2枚で。 安孫子:俺こういうセンス好きで。俺の歳だと別にMEGA CITY FOURもOPERATION IVYも1番好きですって言ってるのは別にど真ん中でも何でもないから恥ずかしくないんだけど。でも時代が経って独自の価値観、評価とかの情報が入ってくる中でメガシティーとOPERATION IVYってやっぱ良いよね、最高だよねって言えるメンバーのセンスは好きですね。信頼できますね。っていう感じじゃないですか下地さん。 下地:林に俺多分オペレーションバカにされてるよ。 一同:(笑) 林:いやそんな事無いですよ(苦笑)、下地さんがこれ(OPERATION IVY)持ってきたのは結構ビビりましたね。何持ってくるんだろうなと思ってたら。 安孫子:いやそりゃあ下地さん持ってくるに決まってるだろう!何言っちゃってんの! 林:めちゃくちゃ嬉しかったし上がりましたね。 五味:じゃあ最後林くん。 安孫子:今すげーいい流れだよ。 林:えっと…パンクじゃないやつ選んでいいですか?(笑)。僕は、今年亡くなっちゃったFEBBが在籍してるFLA$HBACKSのレコードを。えーと、僕高校生の時にラップやってたんですけど。 安孫子:らしいね(笑) 一同:(笑) 林:やってたっていう程でも無くて友達と遊びで。でもそっからめっきり、多分前のインタビューでも言ったんですけど疎遠になっちゃって、全く聴いてなかったんですけど。たまたま今フリースタイルブームとかでまたラップに触れる機会があって。それで音源も面白いのかな?と思ってた時にC.O.S.A.っていう知立のラッパーのライブを観て、鳥肌が立つ程衝撃を受けて。音源もヤバいのかなって思ってた時にC.O.S.A.が丁度FLA$HBACKSのDJのKID FRESINOとの音源を出して。それを聴いてカッコいいなと思って、FLA$HBACKSのLPが出てたから買ってみよと思って通販して、FLA$HBACKSのレコードに針を落とした瞬間に…マジで稲妻走りましたね。 一同:(笑) 林:マジでかっこよすぎて。たまにないですか、針落として稲妻走る瞬間みたいなの。 五味&安孫子:キター!みたいな。わかるよ。 林:それをひっさびさに体験して。 五味:どんどん無くなってくもんね、そういうのは。あのアルバムは本当にヤバいよね。 林:本当に個人的にはLIP CREAMの「KILL UGLY POP」以来の衝撃でした。あれもFIGHT ON THE STREETのAメロ聴いた瞬間にマジで稲妻走ったんですけど。このレコードを聴いてから約10年越しにHIPHOP熱が再燃しました。それと(アー写の)FLA$HBACKSの上にFEBBのソロの1stアルバムを置いてるんですけど、FEBBの存在、ラップは本当にクールで大好きです。ありがとうと伝えたいです。 安孫子:バンドって好きな音楽の共通言語で話すじゃん?現状だとまだ下地さんアウェーだったりします?若い世代のバンドとか。その辺はいかがですか? 下地:全然(若い世代のバンドは)分からない。カズキとかに教えてもらってるかな。勉強になるよ。 安孫子:現行インディーみたいなのでピンと来たバンドいます? 下地:…キーマカリーズ(とチチワシネマ)。 安孫子:パンク寄りじゃないやつは? 下地:全然ない。 林:でもNOT WONK全部買ってるんですよね。 安孫子:NOT WONKはマニアですもんね。洋物とかでは? 下地:全然知らない。洋物なんて本当、メタルしか聴いてない。 一同:(笑) 林:(下地さんが)最近のは聴いてないみたいですけど、Kレコードとかは昔結構聴いてたって言ってたから、インディーとかオルタナの認識はあるのかなと思ってます。 下地:まあ、整合感無くても大丈夫だから。 五味:(笑)。そういうバンドですもんね。俺もそれで良いと思います。 林:1人1人みんな凄く音楽が好きだから。刺激になるし、それが混じっていったらいいなっていう感じで。あんまり押し付けみたいなのというか、もちろん共通認識的なのはあった方が良いとは思うんですけど。インディー系はわたると僕が担当してギター2人で話したり。ハードコアとかはリズム隊で合わしてもらって。 安孫子:勝手にやってもらって(笑)。 カズキック:車で県外とか行くときは僕は助手席乗って、下地さんが運転して。 下地:絶対別れるよね。 カズキック:ずーっと、これがスペインの~、メキシコの~……(といった調子でパンク/ハードコアの曲を聴いている) 一同:(笑) わたる:車でもずっと(南米のハードコアとかが)流れてますもんね。 カズキック:僕はものすごい楽しいですね。 わたる:車の中で流れてても文句言えないんで。(後部座席だと)聴こえないし。 一同:(笑) 五味:高速(道路)だと聴こえ辛いよね。(南米のハードコアとかは)後ろから身を乗り出してまで聴く感じでもないし(笑) 安孫子:俺も友達としても付き合う中で、(Killerpassは)リスナーとしてのバランスが良��んだよね。俺もズッコケ物は今でもやっぱ好きなんだよね。ズッコケ物と、ちゃんとしたというかキレイな物も好きだから。そういう話もいつも出来るから楽しいね。 五味;ボチボチ締めましょうか。最後に一言ずつもらって締めようかな。じゃあ下地さんから。 下地:よろしくお願いします。 一同:(笑) 五味:また始まるんすか(笑) 安孫子:下地さんは自分の人生の中で名古屋に帰ってくるっていうのはある程度、予測がついてた出来事なんですか?ずっと東京いるかもっていうのもあったんですか? 下地:そう、あったんだけど。父親が弱ったのを見たっていう事がやっぱり。こういう時が来るんだなっていう。 安孫子:そうか、その中で今サスペンもやってるけど、でも愛知でのバンド生活はKillerpassになるわけですもんね。ディスガスもありつつ。まあ…末永くお付き合いお願いしますって感じですね、俺は。 五味:俺としては本当めちゃ嬉しいですね、単純に下地さんがステージに立ってベースを弾いてるのがまた観れるのっていうのが。 安孫子:感慨ひとしおって感じなんで。 下地:林さんのおかげです。 林:これ、ちょっとだけ話していいですか?もちろん下地さんはプレイヤーとして好きだし憧れだったんですけど、下地さんがこっち(愛知)に帰って来てるのを知ってて、(帰って来てから)何年か経った後ですよね?Killerpassのメンバーに誘った時は。 下地;そうだね、2年とか。14年に帰ってきたから。 林:で、(加入前に)下地さんと話してて、最初に観に行ったライブがNAUSEA(UNHOLY GRAVEのコマツさんやSOCIAL PORKSの内藤さんが在籍していたバンド)って言ってて。 下地:そう、(初代)ボーカルの弟と同級生だったんで高校が。 林:NAUSEAとか、名古屋でかなり古くからハードコアのライブを観に行ってたって話をしてたんですけど。ライブハウスではたまに下地さんとは会ったりしていて、僕が勝手に見てですけど、(下地さんが)名古屋の人っていう感じがあまり無くて。でも下地さんは今後こっちで暮らしていくと思うから、僕は名古屋の空気が凄い好きなんで、それを下地さんと共有したかったっていうのがあって。それもあってバンドに誘ったのもあります。名古屋の人としてユナイトしてこうぜみたいな… 一同:(笑) 林:もちろんそんな気軽な感じではないですけど(笑)。僕がみてる景色や友人関係とかを共有出来たら絶対楽しんでくれるだろうなと思ったし、共有したかった。 五味:確かに下地さんが今までやってきたシーン��も若干違ったりすると思うし、結構ハードコアパンクとも混ざってたりするし。 下地:やってよかったなって思うよ。 安孫子:また俺の話いいですか?俺も色んな先輩にお世話になったけど、俺が異常になついて可愛がってもらえたのは下地さんと、あと大下さんだったりするんだけど。なんかこう、昔からすげー歳が離れてる関係性を越えて付き合ってもらえる感じが凄いあって、そこがKillerpassとクルーになって自然に納得して。凄い腑に落ちるんだよね。 林:だから…下地さんファンは怒らないでください(土下座) 一同:(笑) 林:すみません、そういう理由なんですって書いといてください… 五味:じゃあ、わたるくんお願いします。 わたる:そうですね…あんまり若いっていうか歳が近い人達が周りにいないっていうか。なので音源出来たんで、同い年の人とか若い人達に聴いてもらいたいなって思います。で、そういう人達と一緒にライブもやれたらなとは思ってるんで。 安孫子:わたるは高校の先生してるじゃない?生徒さんが知ってたり、反応とかある? わたる:出来上がったものを生徒にあげたんですけど… 安孫子:鷲掴みしちゃった(笑)? 五味:どうだった?何かリアクションあった? わたる:あんまりリアクションは無いですね。 一同:(笑) わたる:でも今日(レコ発ライブに)来てくれるみたいで。 五味:本当?!熱っ!ライブ観るとまた違ったりするからね。 安孫子:その子はライブ行く子? わたる:いや、バンド部やってて。 五味:どういう音楽が好きなの? わたる:ONE OK ROCKとか。 下地:それ期待されて来ても…(笑) 五味:全バンドでズッコケる(笑)まともなバンドいねーのかよ、みたいな(笑) 下地:ボーカルってカッコいい人がやるんじゃないの?みたいな(笑) 一同:(笑) 安孫子:あー、いいね。高校生って実際何聴いてんのかな?ロックって感じは少数ってイメージ? わたる:少数…みんなバラバラですね、好きな音楽とか。色んなとこから情報が入るから。 五味:カズキくんはどうですか? カズキック:さっきも言った様に凄い自信がある音源が出来たんで、とにかくライブに来てください。 安孫子:俺は全国各地に行ってるぞと。 林:それは説得力ありますね(笑) カズキック:とにかく音源を聴いて、良いなってもし仮に思わなくても、とにかくライブを観てほしいです。 安孫子:カズキックみたいな生き様してるやつなかなかいないよね(カズキックはKillerpassの他にSKIZOPHRENIA!/POVLACIONでドラムを担当、自身のライブが無い日はしょっちゅう全国のライブハウスに出没している)?カズキックは東京でも会うからな。 小瀬:かつてのズマさん(アズマさん、名古屋の名物客)みたいな? カズキック:3月の東京のレコ発ライブが終わった後に、(同じ日に)沖縄にライブしに行きます。 一同:(笑) 小瀬:ACUTEとか出るやつ? カズキック:それはこないだ観に行って。 五味:沖縄までライブ観に行くの?! カズキック:前日の晩に決めて。 安孫子:カズキックは正社員だっけ? カズキック:正社員です。 安孫子:正社員でそんな動き出来るんだ(笑) カズキック:だから色んな人に実家が金持ちとか… 一同:(笑) カズキック:ホンマは仕事してないんじゃないかとか、色んな事を各地に行った先々で言われますね。 五味:ある事ない事。実家が金持ちヤバいね(笑) カズキック:ですけど、ちゃんと働いてます。 五味:疑惑をちゃんと晴らしたね(笑)。じゃあ最後、林くんお願いします。 林:音源に関しては本当に凄く良いものが出来たと思うし、レーベルのご厚意もあって値段が1000円(+税)になってて、CDの中もTAYLOWさん(THE 原爆オナニーズ)のライナーが入ってたり、友達が絵を描いてくれてたり、インナーも充実した内容になっててこだわりのある作品が出来たと思うので、良かったら手に取ってほしいなと思います。あと自分の気持ち的には1個音源が出来て、この4人でのKillerpass像みたいなのが出来てきているので、本当次の音源ですね。決定的な一手を打てるように。 安孫子:アルバムを。 林:まあ、いつになるか分からないでけど。作りたいです。あとレコ発が3/24(日)に下北沢SHELTERであるので、もしよかったら来てください。がんばります。
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majokko120 · 6 years
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のんのんびより 一話 前半
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登下校「とうげこう way to school」 れんげ:ここがウチの村「うち I, my, us, we, our」「むら village」 のんびり長閑なところまん「のどか tranquil」「まん full, not lacking」 でも時々思うのん「のん indicates a confident conclusion, emotional emphasis, or a question」 もしかしてウチは・・・ 夏海:れんちょん れん��:田舎に住んでるのん「いなか countryside」 夏海:おはよう れんげ:*聞こえない* 夏海:なんだって れんげ:にゃんぱすー 夏海:どのみち訳わからん「どのみち anyway, anyhow, in any case」「わけがわからない incomprehensible」 なんなのそれ れんげ:にゃん ぱすー 夏海:にゃん ぱすー
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バス停のそばに れんげ:コマちゃんは? 夏海:姉ちゃんは先に出た はー こんなに天気いいのに今日も学校か れんげ:ウチはピカピカの一年生だから 楽しいのん「ピカピカ sparkle」 夏海:楽しいのは今のウチだけだよ 学校生活ってのはね 大変なんだよ「がっこうせいかつ school life」「ってのは means, is, as for」 宿題とかテストとか 宿題とか「しゅくだい homework」 れんげ:朝ご飯に土筆のお味噌汁でたん「つくし fertile shoot of field horsetail」「みそしろ miso soup」 夏海:ウチは土筆と玉ねぎのかきたまじる「かきたまじる egg soup)
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バスが来た 夏海:オッ 走れ れんちょん 小鞠:れんげ~ 夏海~ 夏海:姉ちゃん
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バスの中で れんげ:なっつん 今日のニュース見た? 夏海:お 急いでだから見てない「いそいで hurriedly」 小鞠:私も見てない れんげ:そうか 今日のニュースはエキサイティングだったのに 夏海:なんかあったの「ある to be (inanimate), to happen, to be located」 れんげ: 終始 司会者の後ろの窓の外で「しゅうし doing something from beginning to end」「しかいしゃ moderator, host」 ラジオ体操をしてるおじさんがいたのん あれはとってもいい感じでした「いいかんじ pleasant feeling」 夏海:どうしてそこでエキサイトしちゃったかな
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学校で 夏海:まだちょっと寒いね れんげ:今日も教室は 昨日となんか違うのん「きょうしつ classroom」 夏海:何が 先生:はよー 席ついて「せき seat」「着く つく to arrive at, to sit on」 蛍:あの 先生:自己紹介してくれる「じこしょうかい self-introduction」 蛍:え? 夏海:一条?「いちじょう」 蛍:あ えーと 一条蛍です 東京からきました 小鞠:すごい 東京から? 夏海:蛍って読むんだ れんげ:初めて見た 夏海:何年? 蛍:小五です「小 from 小学, 5th year of elementary school in Japan」
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小鞠:下 私より下? 夏海:小五には見えないな で 前の学校で何かやらかしたの「遣らかす やらかす to perpetrate」 蛍:いいえ 父の仕事の都合で「つごう convenience」 夏海:なんだ 普通だね「ふつう ordinary, normal」 れんげ:にゃんぱすー 蛍:えっ おっ にゃ にゃん・・・ 先生:座ったら「すわる to sit」 蛍:はい れんげ:あ そうか! 机が一つ増えてたの「つくえ desk」「ふえる to increase」 小鞠:気付くや「きづく to notice」「や such things as, no sooner than」 れんげ:よろしくなの ほたるん「なの used to make an assertion or ask a question」 蛍:ほたるん?
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1時間目 夏海:一時間目何だっけ?「いちじかんめ first period」「だっけ trying to recall something」 小鞠:国語「こくご national/Japanese language」 蛍:学年ばらばら?「がくねん year in school」「ばらばら scattered」 れんげ:ウチは小1「しょういち 1st year elementary school」 小鞠:私は中2「ちゅうに 2nd year middle-school」 夏海:ウチは中1 ついでに兄ちゃんは中3「ついでに taking the opportunity, while you are at it, incidentally」 蛍:なのに同じ教室なんですか「なのに despite this, and yet」 夏海:そう 蛍:どのクラスも? 小鞠:どのクラスも何も「なにも nothing, not any」 このクラスしかないから「しかない there is nothing but, no more than」 蛍:全校生徒4人だけ?「ぜんこう the whole school」「せいと pupil」 れんげ:ほたるんが来たから5人になった 小鞠:学年がばらばらだから 基本授業は自習だよ「きほん basis, standard」「じゅぎょう class work」 蛍:自習?「じしゅう self-study」 小鞠:問題集もらわなかった?「もんだいしゅう workbook」「貰う もらう to receive, to take, to accept」 蛍:あ もらいました
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昼休み 夏海:さて 何するかな れんげ:ウチはなぁ 中当て 中当てが熱いと思いますが「なかあて Dodge-Ball」「熱い あつい hot (thing)」 夏海:中当てなー 蛍:あの 先 教室に来る時も思ったんですが あのバケツ 何なんですか「なんなんですか what is it exactly」 夏海:ああ ただの雨漏り防止「あまもり roof leak」「ぼうし prevention」 蛍:えっ? 夏海: だから あんまり近づかないようにね「ちかづく to get close」 蛍:そうですね バケツ動かして雨漏りの位置分からなくなった「うごかす to move」「いち position」 面倒ですし「めんどう trouble」「し notes one (of several) reasons at the end of a phrase」 夏海:いや そうじゃなくて 床しけって腐ってるから「ゆか Floor」「湿気る しける to be damp/moist」「くさる to rot」 近づくと抜けるよ「ぬける to come loose, to fall out, to go/pass through」 蛍:え? 夏海:いや 冗談冗談「じょうだん jest, joke」 今まで床に嵌った���抜けさんなんていないって「はまる to fall into」「まぬけ dunce」「なんて such as, things like」 まあ 一応きをつけてって話「いちおう more or less, pretty much, for the time being, just in case」 蛍:あ そうですか
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校庭で「こうてい schoolyard」 夏海:行くぞ 小鞠:ットット ットァイ みんな:*足音* 小鞠:ヘイ 夏海:そりゃ 小鞠:ああ もう 夏海:あれ 小鞠:ヘイ れんげ:ほたるん 蛍:*ボールを落とした* 夏海:ほたるん アウトー 蛍:無理に取らなきゃよかった「むり impossible」
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れんげ:あっ こんなとこに鍵が落ちてるん「とこ place, spot」「かぎ key」 蛍:あっ それ私のだ 夏海:鍵 なんの「なんの what kind, what sort」 小鞠:何 何 蛍:今日夜まで家に誰もいないから 家の鍵持ってきてって「もってくる to bring, to take something along」 夏海:フーン・・・ うっ・・ れんちょん 家の鍵って閉める?「しめる to close, to shut」 れんげ:ううん 夏海:姉ちゃん ウチも鍵なんて閉めない よね 小鞠:閉めるどころか鍵自体見たことないよ「どころ marks preceding statement as an extreme example and strongly negates it」「じたい itself, naturally, by nature, from the start」 夏海:だよね~ 夏海 小鞠 れんげ:変わってらしゃる「かわる to change, to move to, to be different/uncommon/unusual」「らっしゃる to be, to come, to go - 尊敬語 そんけいご polite language」
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幕間 蛍:じゃ 私は何を閉めたら 夏海:鯖かな
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thunderheadhour · 3 years
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エルデンリングプレイ日記 1〜3日目
 ほっとくと早々に挫折しそうなので、モチベーションのためにもプレイ日記を書き残すことにしました。
初日
 PS4でも5でも対応可能、とあるのでダウンロード版購入。しかしいざ起動してみたら、PlayStation Plusに加入していないことを理由に強制的にオフラインプレイに。まじすか。
 もともとソロでやるつもりだし対人戦もやりたくないので痛手は小さいが、メッセージが読めなくなるのはだいぶ悲しい……。でもそのためだけに使いもしないサブスクに入るのは嫌だ……。
 素性は囚人、見た目は夜人顔(入れ墨あり)の壮年男性、という中学生の心を忘れないオッサンセットにした。なんらかの高度な罪で囚われた吸血鬼……フフフ、ときめきますね……。顔は『スプリガン』のジャンの親父みたいになりました。狼男じゃねえか。
 囚人にしたのは、今回は魔法を使ってみようかと思ったからでもある。
 これまでのシリーズでは物理100%カットの盾に槍とかでチクチク、というチキンプレイばかりだったので、あまりやったことのない技量系武器&魔法スタイルを試してみようかと。パリィ? できますよ? 10回(死ぬまで)に1回くらい……。
 いざスタート。右手に刺突剣、左手に杖と盾。頭にはボコボコにされたタコラみたいな仮面。不審者。
 なんかがんばってエルデの王になりんさい、と言われたのでがんばることにする。洞窟でチュートリアルをつつがなく済ませてチュートリアルボスにつつがなく殺され快調な滑り出し。
 初期アイテムに鍵を選んだのだけど、最初に見つけた石像にいきなり使い、でも道が開いた先のダンジョンには怖いから行かない。無意味。
 外に出ると風光明媚な古城。巨大リスが跋扈しています。鳥さんもいます。お馬さんに乗ったかっこいい騎士がいるので話しかけに行ったら死にました。敵なんかい。
 怖いので草むらに隠れてひたすら木の実やキノコを獲る。キノコ狩りの男。海岸へ降りて行こうとしたらなんかうろついてた巨人に見つかりそうになって物陰でやり過ごす。立体駆動装置もなしにあんなのと戦えるか。
 示された道なりに先へ。屋外では草に隠れて背後から近づきバックスタブでひとりひとり見張りの兵士を消していく、という隠密プレイにいそしむ。なーんだわりといけるじゃん、と調子に乗って狭っこい関門にコッソリ侵入したところで上から全てを見ていた巨人がドーン。矢がピューン。無理。
 おめおめと祝福まで逃げ帰ると、お姉さんがお馬さんを連れてきてくれました。ワーイ。この関門から城までの一本道はまさにこの新要素の馬のためにあるようなもんで、全部の敵をむりやりスルーしてトンネルへ突入。今作、思ったより馬パワーでのゴリ押しが効きそうな予感もする。
 進むとNPCの召喚サイン、さらに奥に霧の扉が見えたのでオッあの先がボスかーと思って近づいたらムービースタート。手前でボスかよ!即死。
 すると、復活地点でお姉さんがまたいきなり現れて、「あんたマジなんやな、すま���かったわ」と円卓なる安全地帯に連れてってくれた。ここでは戦っちゃダメということになっているらしい。ああ、素晴らしい、このホーム感。永遠にここにいたい。と思って読書中のじいさんに話しかけたら「ここを避難所かなんかと勘違いしてるアホが多くて困る」とキレられる。すいません。そして最後にバルコニーから下へ飛び降りてみるといきなり赤NPCが侵入してきてぶっ殺される。戦っちゃダメなんじゃなかったんかい。
 現世に戻って今度はNPCの魔術師さんを助っ人にボスに挑むもほぼ即死。強い。ふて寝することにする。横で見ていた妻が「映像すごく綺麗だけどテレビが小さくてもったいない」「エルデの王にふさわしいテレビに買い替えるべきではないか」などとのたまっているが無視する。
二日目
 妻が「エルデの王にふさわしいテレビを見つけたよ」とレイアウトフリーテレビなるものを見せてくる。部屋の好きな場所にスタンドごと動かせるナイスガイだという。22万円する。無視してPS4を起動する。
 例のボス、マルギットさんがゴリゴリに強いので鍛え直すことにした。魔術師さんは呼び出したまま引き返しても付いてきてくれるので、トンネル前の街道に陣取る兵士の皆様を背後から急襲してルーン稼ぎをすることに。
 この方針が大成功、4人くらいいても魔術師さんがサクサク片づけてくれる。これは絶対マルギットさん被害者の会向けの救済措置ですね……。魔術師さんのおかげで物理100%カットの盾を変えました。
 そうしてのんびり関門までの道を散歩して、心の折れたお姉さんに謎のクラゲをもらったり、たまたま夜に行った教会で魔女さんにかわいいワンワンをもらったり、石の芋虫みたいなやつをつついてあそんだり、ジャンボコウモリに襲われて死にかけたりする。風が強い。
 気晴らしに、しょっぱな鍵で開けた霧の向こうに降りてみることに。敵が隠れてそうだなーとビクビクしながらハシゴを降りたら、待っていたのは敵じゃなくて毒沼だったでござる。ヒィーと焦って奥に走りこんだらギョリギョリ走ってきた謎の人面トロッコみたいなのに轢かれて即死。この世界観で轢死って死に方あるんですね。
 気を取り直して今度は地下墓地に。入ってすぐ奥の部屋に、なーんかロックオンできるオブジェがいる……。試しに魔法を撃ったらその像が動き出して襲ってきた。ガーゴイルってやつですか。なんとかいけると思ったら死角にもう一体いて挟み撃ちに遭い、這々の体で倒す。お墓怖いよー。日光が恋しいので帰る。
 地図を見ながら脇道に逸れてみると、今度は沼にキモいタコがうぞうぞしてるわ、巨人が4匹くらいうろうろしてるわ、デカい石像が倒れてるなと見に行ったら起き上がって追いかけてくるわで泣きながら帰る。どこに行ってもやべーやつがいる。いやそういうゲームなんだから当たり前なんですけど。
三日目
 残業からヒイコラ帰って飯を食いながらハァーー今日もがんばってマルギットさんと戦わないとなあ……とため息をつきながらザッピングしていたら『町中華で飲ろうぜ』に行き当たる。
 エルデの王になるためには町中華で玉袋筋太郎がくだを巻いているのを見ている暇などないのだが、体は座椅子から、目はグラスに注がれるサッポロビールから離れようとしない。
 エルデの王はいいのか、と妻に聞かれ、ああ、うん、まあ今日はいいかな、と答える。ああ遙かなりリムグレイブ。
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fantasybrade · 3 years
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Outer Wildsについての雑感2
先日クリアして激なが長文で褒め称えたOuterWilds なので、前回触れなかったこのゲームのクソポイントをのこします
一応、ストーリーに関するネタバレはない
Outer Wilds買ったけどおもんなくてやめた みたいな人、ぜひこの記事をよんでください
というより、クリア後に友人と感想を共有してると悪口がポンポン出てきたので、それを言っておこうと思ったしだい
クソチュートリアル
The WitnessとOuter Wildsがなんかいい感じに似てるよねみたいな感想をよく目にするたび、うーんまあ、言いたいことはわからんでもないよ という感じがあった
The Witnessは、広い島の至るところにあるパズルを、好きな順番で好きなように解いていくというゲームですが
インターネットの実況動画で全部見ちゃったのでまあエアプなんですが
広いマップを自由に、そして、最初はわからなかったモノが、次第に分かっていく みたいな体験は近いなと思うけど、根本的に違う部分がある それがチュートリアルなわけですが The Witnessも「チュートリアルステージ」みたいなのがあるわけじゃないし、パズルの解き方を説明してくれるお助けキャラがいるわけじゃないけど、解けそうなパズルを探して解いていけば全部のパズルが解けるようになってるし、隠し要素もプレイ中に一回も気づかないなんてことはないだろう 気づいたら、探す ようするにこれはゲームでよく言われる「導線」というやつだと思うが 最初に一番簡単なパズルを解かせ、歩いていくとなんとなくそのエリアのパズルのルールがわかっていく 結果全てのパズルは解ける まあ、道中にクソみたいなパズルがあることは否定できない(音パズルとか、音パズルとかね)
このゲームの核というか、ゲームとして一番面白い部分は間違いなく「パズルを解く」ってところにあって、それは開始数分と経たずに理解できる 「パズルの解き方を考える」「分かる」「解く」「次のパズルを探す」というのが、基本的にこのゲームの楽しみの中核だろう
次第に、隠し要素を見つけて「探索」そのものが楽しい ということにも気づく
ただOuter Wildsはそうじゃない Outer Wildsも多分、その遊びとしての中核に「探索」がある ようするにマップの全てに最初から行けるようになっていて、どこに何があるかを探す 「なんだあの惑星」「行こ」「なんだこの惑星?!」「すご」「なんか記録みたいなのがある」「へえ この惑星はそういう惑星なのか」みたいな The Witnessにおける「パズル」みたいなものはなくて、ここには「探索」しかないという異常なストイックさが、このゲームのウリの1つだが
ただ、この楽しさを手に入れるまでの、いわゆる「導線」がマジで最悪すぎる
ゲーム開始時に空を見上げているプレイヤーは、まず焚き火を発見 マシュマロ焼けるのかよ 焼く 誰だこいつ? 話す 発射コードが必要? 観測所? わかりますた
ここまではいい このあたりの「オッこのゲーム、やってるねえ」感は異常だ
そしたらいきなり、「Aボタンを長押しして放す : ジャンプ」とか出てくる
は?
いや、なんで?みたいになる 普通にジャンプさせろや と思いながら歩いていくと、「モデルロケット」とかいうものを飛ばせる場所がある
確実にプレイヤーはそのモデルロケットの操作がうまくできずに墜落させる
https://youtu.be/Onhq3_7MRis?t=419
これマジでいらないだろ どういうことだ 普通に宇宙船操作する3000倍くらい難しい、チュートリアルにすらなってない謎のミニゲームをいきなりやらされる
え?こんなに宇宙船の操作ムズイなら俺できませんよ ということでプレイヤーがバンバンふるい落とされる
こんなムズイ操作、本編で一回もやらない
これはいわゆる、「Bloodborne」の「ガスコイン神父」とは意味が全く異なる (ガスコイン神父は、Bloodborneの最初のボスエネミーで、難易度の高いこのゲームにおける最初の難関 本当に強いので、みんなここでやめる)
ガスコイン神父は、そこまでの道中で身に付けたプレイヤーのスキル、つまり、武器変形アクション、銃パリィ、ヤーナムステップを、このゲームをこれからも楽しめる最低限のレベルまで高めるためにある 事実、ガスコイン神父を倒せたプレイヤーはこの先の全てのボスを倒せるだけの能力を身に着けている 実際、初見ガスコインより強いボスはいない(諸説ある)。宇宙は空にある
Outer Wildsのモデルロケットは、全く本編に関係ない 意味がわからん なんでこれいきなりやらされるんだ
プレイした人なら分かると思うが、このゲームは「速度同調」がメチャクチャ操作の鍵になる このゲームにおいて、「スティックを前に倒す」と「進む」が、「スティックを放す」と「止まる」わけじゃない 無重力空間における速度は相対的なものだ そういうのは、クリアした人間なら誰でもわかることだろう
ただ、それを教えてくれる場所が、人が、どこにもない なんならそれに近い無重力チュートリアルは、最初の村の奥の方にあり、必須じゃないのでプレイヤーによってはスルーすることもありえる 挙げ句、宇宙船に乗るチュートリアルは、ない
チュートリアルをスキップできるのはいいことだけど、どれがチュートリアルでどれがチュートリアルじゃないのかプレイ開始時には絶対わからない
固有名詞が初っ端から多すぎるので、「最初はアトルロックに行けばいい」も、「は?」って感じになる 後々プレイすると、これを「月」と呼ばない理由も分かるが、いや、そういうことじゃないだろう
つまり、最初の木の炉辺がクソすぎる これで「このゲーム神ゲーだからプレイしてくれー」って言っても誰もやるわけがない それこそ、自分みたいにインディーズゲーム慣れしている人間ならやれるだろうが
そんなにすげえ信じられ��えほどマジでクソってほどではなくて、どちらかというと、操作性を理解してゲームの楽しさを知る「前」と「後」のゲームの面白さにあまりにも差がありすぎる こんなゲームは見たことがなかった ゲームを開始してすぐに、あなたはこのゲームをおすすめしてくれたあなたの友人を訝しむ 本当にこれ面白いのかよ 嘘だろ? 
誰も宇宙に行ったことがないんだから、宇宙での飛行方法なんてわかるわけないのに、プレイヤーが操作する主人公はゲーム開始時点で既に宇宙飛行士というのもどうかと思う 例えばこのゲームが、「開始した途端、既にループははじまっている」とかそういうコンセプトなら、この主人公を突き通す理屈もわかるが、ゲーム開始直後は「発射コード」を手に入れるために観測所に向かう必須イベントをこなさなければならないので、じゃあいっそのこと最初の超新星爆発までは真面目にチュートリアルやらせてくれていいだろう この必須イベントの中に宇宙旅行に本当に必要な知識が1つもない
(まあ養護するなら、こういう不親切さが際立つゲームは個人的にはすごく好きなので、これは良さだと見る目もある Oblivionをプレイした時だって、最初はまるで意味がわからなかったし、いきなり人肉を食わされて病気になるゲームだってある 本当に食べてしまったのか?)
クソおもしろ本編
ただこのゲーム、そういったゲームと違って、中盤以降はもっとライト層でも楽しめるような作りになってるような気がするんだよな タイムループでの謎解きはムジュラの仮面から続く王道の面白さだし、正直、速度同調とブースターさえ覚えたらもう特に難しいところはないだろう 
謎解きも全然難しくない なんなら、航行記録とかいうクソ便利なものがあるので、謎解きだけ楽しみたい人はテキストをテキトーに読んでもクリアできる 多分、巷で言われてるほど高難易度なゲームじゃない 絶対ちがう (初見プレイ動画を見る限りみんな思っていた以上にブラックホールに落ちていてアレ…となったが) 
絶対にThe Witnessを全クリするより簡単なはず
DARKSOULSや、MONSTER HUNTERより簡単だ
しかも、シナリオを読み解いていく興奮と読み解けた感動は多分、もっと幅広い層に伝わる面白さだろう だからこそ、ねとらぼの副編集長は毎日のようにOuter Wildsの話をしているし、Outer Wilds面白かった!すごい!みたいなブログが世に無限に腐るほどある
チュートリアルがクソというよりも、ゲームの面白さの核がちぐはぐで、そこに辿り着くまでの導線がメチャクチャになっていることが問題な気がする
いうほどネタバレ注意か? 
更にはこのOuter Wildsのユーザー間に漂う「ネタバレ注意!!」の毛色も、そこに拍車をかけている いや、分かる このゲームは絶対に自分でプレイするべきだということも、プレイヤーによって様々な、いわゆる…ナラティブ体験が発生するということも、わかる プレイ動画を見た人は自分でプレイできなくなってしまうという呪いのようなゲーム構成になっていることも重々承知している
していて尚、このゲーム、もう有名実況者がクソ面白実況動画を作ってクソメチャクチャにバズってくれたほうがいいんじゃないか???って感じになっている 「一緒にプレイしているような体験」が得られるだけでも十分だろう どうせこのゲームをやれる適性が強い人間は、動画を見ている最中にブラウザバックして自分でプレイするだろう
このゲームの操作性とそれに慣れるまでの導線のぐちゃぐちゃさは、誰にでも薦められるものじゃない けど、そこを抜けたあとの面白さはずば抜けたものがあるし、「宇宙はそこにあるだけ」ということを感じられる体験は、他にない ゲームは長い歴史の中でついに、プレイヤーが体験できる宇宙を作り上げた!22分だけだが このゲームのことを「Game Of The History」とか言っている人がいたが、否定しようとは思わない これは最高のゲームの1つだろう ただ、この世に「面白い体験があるという前情報」だけをモチベーションに宇宙空間で「習うより慣れろ」を実践しつづけ死に続けられる人間がどれだけいるかという話だ
(ちょっと話は逸れるが、もう今の時代、「実況動画で見る」というのも、1つのプレイ体験として見る目を持つのが大事なんじゃないかと、たまに思う 私は、自分でプレイしたことによって生まれたゲーム体験の記憶を大事にしているし、それを重大なものとして慎重に取り扱っているけれど、今のこのゲーム配信時代、誰かの配信でゲームを体験するということも、それはそれですごく良い体験なんだろうと思うようになってきた いいんだもう、「UNDERTALE」をニコニコの実況動画で見ても、「doki doki literature club」をtwitch配信で見ても、全然いい なんなら記事の冒頭に書いたように、私はThe Witnessをプレイしていない)
 こんなにもどかしいゲームは初めてだ ゲームの歴史上もっとももどかしいゲームだろう このゲームのプレイ体験は他の何物にも得難い唯一で最高のものだが、このゲームの遊びの核には靄がかかっていて、それを掴むために数時間の苦痛を強いられる そして、それは別に本編の面白さと何の関係もない、ただの、ただの苦痛だ 苦痛があるからこその面白さがあるとか、そういうことじゃない この苦痛は計算されたものじゃない(なんか、IGNのレビュー記事の総評みたいなこと書いてしまった)
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