Tumgik
#ミラーハウス
reoskillll · 2 years
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居るよww #中島公園#札幌神宮祭#人が多すぎて離れてボート見てる#お化け屋敷#とか#ミラーハウス#とかあるやしい見つけてないけど#昔の祭り観じたかった#ので帰って#生ピーマンにつくね#で一杯#イルヨニスト https://www.instagram.com/p/CeyHKh0vOs4/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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over-sleep · 3 months
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ミラーハウス (;^ω^) タハハ No mirrors were harmed in the making of this video.
(Raddit: r/KidsAreFuckingStupid u/RobakinSkywalker1)
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monthly-ambigram · 9 days
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2024-5月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「遊園地」です◆
今月は参加者の皆様に「遊園地」のお題でアンビグラムを制作していただいております。ぜひじっくりご覧ください。
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「遊園地」 鏡像型:Jinanbou氏
ストレートに遊園地。 色分けに頼っているところはありますがよい作品ですね。字形がよく、読める作品になっていると思います。
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「移動遊園地」  回転型:lszk氏
海外ではかなり大規模なものもありますね。 このまま移動遊園地のエンブレムにもなりそうなステキな図案です。数種類の図形をベースとしたデザインで統一感がありますね。
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「東京ディズニーランド/ディズニーランド千葉」 図地反転回転共存型: いとうさとし氏
ディズニーランドはどこにある?と言い話題でよくネタになりますね。 「ディズニーランド」は同一型「東京/千葉」で共存型に組んであります。「ド」の濁点は大胆ですね。このデザインの柔軟性が対応解釈を成立させる肝かもしれません。
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「夢の国」 図地反転回転型:douse氏
ディズニーランドを指すことが多いですが、テーマ���ーク全般に使う言葉です。 大き目のグリッドベースに見えて実は細かい長さの調整が入っておりかなり計算されています。少しシアーがかかっているのが可読性向上に寄与しています。
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「レジャー施設」 回転型:douse氏
遊園地の上位カテゴリーはレジャー施設です。 縦書きでの姫森ルーナ型の組み方です。手塗り風の味わいがよいですね。山切り型の旗の形状を使っているのが面白いです。
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「メリーゴーランド」 図地反転型:海氏
回転するアトラクションの筆頭です。 色分けされてはいるのですが、シンプルな対応付けができる面白い発見です。「メ」が大胆な字形になっていますが左上優先の法則で読めてしまいますね。
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「メリーゴーランド/ジェットコースター」 図地反転回転型: いとうさとし氏
遊園地の2大アトラクションといえばこれでしょうか。 図地反転の対応付けで意識すべきところは図形の頂点が集合するところでの足し引きだと思いますが、この作品でもその調整加減が堪能できます。「メ」と「タ」では「タ」を優位にしても「メ」が読めることを計算していますね。
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「メリーゴーラウンド/コーヒーカップ」 回転型:.38氏
こちらは回るアトラクション2つ。 「ド」は下に流れているので全体で回転同一型です。「ゴ」の濁点が自由ですね。躍動感のある作字が言葉にぴったりです。
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「カルーセルエルドラド」 旋回型:きいろいビタ氏
閉園してしまった「としまえん」にあった世界最古のメリーゴーラウンド。 ゴシック調の文字が言葉にあっていますね。濁点を無理に2つにしなくても読めており、シンプルに仕上げているのが成功していると思います。
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「回転木馬」  交換型×2:Σ氏
メリーゴーラウンドシリーズの最後は日本語で。 「回/木」「転/馬」がそれぞれ交換型です。「木」の払い部分が「回」の内部の口の部分に対応するところ、素晴らしい発見ですね。「転/馬」のデフォルメもお作法がそろっているためしっくりきますね。
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「かんらんしゃ」 旋回型:kawahar氏
回るアトラクションといえば観覧車もありました。 1グリフ5対応の旋回型です。「んらん」のあたりをキーにして全体を解読する感じでしょうか。多対応グリフの奥深さを感じさせられます。
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「観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生」 回転型:兼吉共心堂氏
栗木京子氏の短歌で教科書にも載っています。 題材の選び方がよいですね。強い字形の「観覧車」は逆の「君には一日我には一生」の可読性を優先しているでしょうか。全体的に筆文字風の作風がぴったりです。
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「頓珍漢なコーヒーカップ」 回転重畳型:ちくわああ氏
コーヒーカップもよく回るアトラクションですね。 文字列生成で作られた作品ですがどこからスタートしているのでしょうか。画数の多い文字には飾りがついても読めますね。
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「絶叫マシーン」  旋回型:lszk氏
遊園地のアトラクションといえば。 勢いのある字形でまとまりがありますね。「叫」の180度回転は「加」になり、単一で180度回転型にするとそちらにも見えてしまいそうなのですが「絶叫」で並べることで自然に読めますね。
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「急降下」 敷詰回転型:松茸氏
絶叫系といえばフリーフォールなどの落下系がありますね。 加速度的に落ちていくさまを文字が分裂していることで表現している面白い作品です。しかもこれが敷詰できるという計算のもとに配置されている驚異的なデザインです。
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「上昇/下降」 鏡像型:KSK ONE 氏
絶叫系は急降下だけではなく急上昇するものもありますね。 ウロコ部分で上昇や下降の雰囲気が出ていてステキなデザインです。こざとへんの形状がよいですね。作例がありますので違いを見てみると楽しいでしょう。
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「おばけ屋敷」 交換型:無限氏
また違うベクトルの絶叫系。 「おばけ」「屋」「敷」が切り替わる交換型。「屋」を中心に設計されたのでしょうか。きっちり3つに仕上げていて素晴らしい力作です。
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「戦慄迷宮」 回転重畳型:peanuts氏
富士急ハイランドの巨大お化け屋敷。 込み入ったところの省略など視覚補完を活用したすばらしい作字です。手書き風で不気味な雰囲気をうまく表現していますね。
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「ミラーハウス」 図地反転回転型×3:つーさま!氏
こちらもよく見かけるアトラクション。 「ミ/ス」「ラ/ウ」「ー/ハ」がそれぞれ図地反転の関係。シンプルな文字だと対応付けしにくいことが多いですがすべて対応付けできる良い発見ですね。
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「風船」90度回転型:繋氏
遊園地でよく使われたり、売られていたりしますね。 難易度の高い4枚風車型です。この型に縛ったために可読性は低くなってしまっていますが面白いデザインでよい挑戦だと思います。
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「吊り橋効果」 鏡像型:螺旋氏
不安や緊張から引き起こされたドキドキする感覚を「好きだからドキドキしている」と錯覚する心理現象から生まれる効果。 まずおしゃれな作字でドキッとします。「吊」も「果」もそれぞれ左右対称の文字なので切り替えさせるためのデザイン方法に注目です。
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「遊び/疲れ」 図地反転共存型: いとうさとし氏
遊んだ後にもれなくついてくる疲れ。 この作品も自然に読めてすごいですね。「遊/疲」がぴったりですし「び」の形が絶妙です。すばらしい作品です。
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「遠心力をそろえろ!」 回転型:超階乗氏
M-1グランプリ2018のゆにばーす「遊園地ロケ」というネタのワンフレーズより。 ネタ選びが面白いですね。対応付けが難しい文字列ですがうまく配置することで読めるように設計されています。
最後に私の作品を。
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「舞浜遊戯」 回転型:igatoxin
TDRで遊ぶ。
お題「遊園地」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。定番の乗物からネタをもとにしたネタまでいろいろな作品で楽しんでいただけたかと思います。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「中華」です。孫悟空、三国志、酔拳、イー・アル・カンフー、シウマイ弁当、回鍋肉、中華街、香港、春節、倒福、爆竹、中国語、謝謝、大中华地区、海南島、荘子、姑娘、虞美人草、太歳、蒼頡、甲骨文字、など 参加者が自由に中華というワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。
締切は5/31、発行は6/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
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2024年 1月{フリー}        2月{レトロ}   3月{うた}         4月{アニメ}    5月{遊園地}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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team-ginga · 9 months
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映画『上海から来た女』
 オーソン・ウェルズ繋がりでU-Nextで『上海から来た女』(1947)を見ました。
 大昔、ビデオ屋でビデオを借りて見たことがある映画です。ほとんど覚えていませんが、覚えていないということはきっとつまらなかったのでしょう。
 改めて見てみるとーー
 有名な水族館のシーンやミラーハウスのシーンもありますが、正直どうということのない映画です。ジャンルで言うとサスペンスということになるのでしょうが、物語が破綻しているところがどうしようもありません。
 オーソン・ウェルズ演じる主人公マイケルは、ニューヨークの公園で不良に絡まれている女を助けます。女はエルザという名前で、かつて上海にいたことがあります。だから「上海から来た女」なわけですね。演じるは当時オーソン・ウェルズの妻であったリタ・ヘイワース。
 マイケルが船員だとわかると、エルザは翌日に夫とヨットで出航するので乗組員として来てくれないかと持ちかけます。マイケルは断りますが、翌朝エルザの夫で有名な弁護士のアーサーがわざわざ会いに来たので、渋々乗組員になることを承諾します。
 ここまで来れば、いやここまで来なくても、エルザは悪い女でマイケルを利用して夫を殺すのだなとわかりますよね。でも、実際はもう少し複雑なストーリーです。
 マイケルは嫌だ嫌だ、辞める辞めると言いながらずるずるとヨットに乗り続けます。そしてエルザと恋に落ちます(まあそうなりますよね)。
 旅の途中、ジョージという男がやってきます。アーサーと共同で弁護士事務所を経営している人間のようです。
 ジョージはマイケルに殺して欲しい人間がいる、五千ドルで引き受けてくれないかと持ちかけます。おお、アーサーを殺すのかと思っていると、さにあらず。殺して欲しいのは自分自身だと言います。
 「え? どういうこと?」って誰でも思いますよね。
 船がサンフランシスコに着くと、ようやくジョージは種明かしをします。ジョージは南の島でのんびり暮らしたい、でも失踪してもすぐに見つけられてしまう、だから死んだことにしたい、自分は殺されたふりをして失踪するので、マイケルは殺人を自供する書類にサインして欲しい、死体は見つからないのでマイケルが罪に問われる心配はないとのこと。
 怪しい。いかにも怪しい提案ですが���マイケルは受け入れます。
[この辺りからネタバレになります。未見の方はご注意を]
 決行の日、マイケルはジョージを車に乗せて一旦アーサーの家に行きます。マイケルを車に残して家に入ったジョージは、そこでアーサーの執事兼ボディーガードのブルームという男に「お前が悪巧みをしているのはわかっている」と脅され、ブルームを撃ちます。
 ジョージはそのまま車に戻り、二人は海岸に行きます。そこでマイケルは何発か発砲し、ジョージはそのまま姿を消します。銃声を聞いて海沿いのバーからわらわらと人が出てきます。
 マイケルもさすがにこの話はおかしいと思ったのか、エルザと話をするためアーサーの家に電話をかけます。しかし、電話を取ったのはブルームーー彼はマイケルにジョージが事務所でアーサーを殺そうとしていると言って、そのまま息絶えます。
 マイケルはアーサーの事務所に向かいます。事務所の前にはすでに警察が来て人だかりができています。でも、殺されたのは……アーサーではなくジョージです。何が何だかわからないまま、マイケルは逮捕されてしまいます。
 マイケルの弁護はアーサーが担当します。陪審員が戻ってきて有罪か無罪かを発表する直前にマイケルはアーサーが飲んでいた錠剤を奪って飲みます。みんなはマイケルが「毒を飲んだ」と思って大騒ぎになります。
 え? どういうこと?
 アーサーがどんな薬を飲んでいたかはわかりませんが、毒を飲んでいたはずはありません。一体どういうことなんでしょう。
 さっぱり訳がわかりませんが、マイケルは騒ぎに乗じて裁判所から逃げ、チャイナタウンへ行き、京劇か何かを上演している劇場に入ります。ようやくタイトルにある「上海」が活きてくる(?)わけですね。
 エルザはマイケルを探して劇場まで来ます。えーっと、どうして劇場にいるってわかったんだっけ。とにかくわかったんだから仕方ありません。
 エルザがマイケルの隣の席に座ると、警官が劇場に入ってきます。エルザはマイケルに「私にキスして」と言います。キスをして顔が見えないようにして警官をやり過ごそうというわけですが、キスの間マイケルは何気なくエルザのハンドバッグの中に手を入れます。
 そこにあったのはピストルーー��の瞬間マイケルには全てがわかります。全てを仕組んだのはエルザだったのです。
 ……ということのようですが、全く訳がわかりません。どうしてエルザがピストルを持っていたら、全てはエルザが仕込んだことになるんですか。「これはジョージを殺したピストルだ」とマイケルは言いますが、鑑定もせずになぜそんなことがわかるのでしょう。無茶もいいところです。
 ようやく真相(?!)に辿り着いたマイケルですが、今頃になって薬が効いてきて気を失ってしまいます。目が覚めると彼は中国人が経営していて今は閉鎖されている遊園地にいます。
 エルザの手下の中国人がマイケルをそこに連れて行ったようですが、えーっと何のためにそんなことをしたのかな。マイケルを殺すためなら縛っておくべきですが、どういうわけかマイケルは自由に動けます。
 ミラーハウスに辿り着くと、そこにはエルザがいます。やがてアーサーもやってきます。えーっと、アーサーはどうしてそこへ来るんですか。さっぱりわかりませんが、アーサーはエルザが自分を殺そうと企んでいたことを知っていて、二人は撃ち合いをして相討ちになります。
 残ったマイケルは Everybody is somebody's clown(誰もが誰かの道化師だ)などと洒落たセリフを言いながら去っていきますが、いやいやこの物語のどこからそんなセリフが出てくるんですか。
 『黒い罠』といい、この『上海から来た女』といい、オーソン・ウェルズは撮影に技巧を凝らし、映画関係者を唖然とさせる画面を作ることには長けていても、シナリオを書く才能、論理的にストーリーを組み立てる才能はないのかもしれないと思ってしまいました。
 
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kei139-line · 2 years
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最新作『NOPE/ノープ』が話題沸騰中! ジョーダン・ピール監督作 『アス』がdTVで配信スタート
今年8月に公開された最新作『NOPE/ノープ』が話題沸騰中のジョーダン・ピール監督。 彼が監督・脚本・製作を担当した映画『アス』が映像配信サービスdTVで配信スタートいたしました。 ジョーダン・ピール監督といえば、映画監督デビュー作『ゲット・アウト』でアカデミー賞脚本賞を受賞し、ホラー映画界の新鋭として一躍注目を集めた存在。 監督自らが手掛ける先の読めないシナリオで、単なるホラー映画を越えた映画体験を呼び起こしてきました。そんなジョーダン・ピール監督の第2作目が『アス』です。 主人公は、アデレードという黒人女性。 幼い頃、サンタクルーズにある遊園地にあるミラーハウスで、自分とそっくりのドッペルゲンガーを目撃するという事件に遭遇します。 そのショックで一時は失語症を患ったアデレードでしたが、のちに克服し、結婚と出産を経て4人家族で幸せに暮らしていました。 そしてある時、家族でサンタクルー…
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hahayoga · 2 years
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. 母ちゃん次男くんの念願だった ゾウの赤ちゃん、とうとう見に行けた! 長���くんの目的は、 遊園地のミラーハウス… . そして2人のぬいぐるみ野球チームに、 ゾウ新加入^ ^ . 2022.8.19 https://www.instagram.com/p/CikYK-wPUWX/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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rosaliaolenyeva · 2 years
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📛 215) プール 冷えてます。
新久千映さんの 「新久千映のねこびたし 第1巻 (ホーム社 2014年)」 と 「新久千映のねこびたし 第2巻 (ホーム社 2016年)」 を読み終えたあとに、若い頃 (いまもヤングですけれど)、休日等によく遊びに行きました "としまえん (練馬城址豊島園)" についての書籍 「♡思い出の♡ としまえん (文学通信 2022年)」 を開いています。1927年4月29日に開園したらしい としまえんについての彼是が凝縮して居ります、懐かしさで溢れたこの書籍には モチのロンで フライングパイレーツや流れるプール、ミラーハウス等が紹介されていて 嬉しさと楽しさで ハチキレテしまいさうになりますけれど、あの頃、向ヶ丘遊園地や多摩テツク、後楽園ゆうえんち等と同じやうに遊びに行きました としまえんで 一番思い入れが深いのは レストラン (今で云ふ処のフードコート) で掛けていたジユークボツクスだつたりして 何となく台無し感が漂つていたりするのですけれど、残念なことに その紹介は御座いませんでした。
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usickyou · 2 years
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ラブランド
Welcome to love land - THE LOVE LAND!  『ようこそ愛の国、ラブランドへ!』
 
 突然に現れたその言葉が眩しくて、目を閉じた。空にかかるシャンパンゴールドのネオンに心を慣らしながら、少し、この状況について考える。あたしは誰か。自明なのでパス。ここはどこか。愛の国ラブランド、景色は遊園地のようだ。今は真夜中、きらびやかな仕掛け時計が午前一時を回ったばかりだと知らせている。何が、どうして。ちっともわからないので唇を噛んだ。少なくともその痛みは信じられそうだった。  まだ眠たがる体を起こすと大好きなベッドを離れて、外の世界へ踏み出した。裸の足を優しくくすぐる芝生が心地よくて、確かめるみたいに何度も踏みしめてその温もりに気付く。ちょうど春と夏のまんなか、羽根の毛布にくるまって夜風を感じるくらいの暖かさ。かすかな風には甘いおかしの香りが混じって、新芽くらいの空腹を感じた。  なるほど愛の国、とあたしは一人で頷く。光も音も、空気や手触りさえも心地よく、ここはとても素敵な空間だった。そっと差し出されたハートの風船を受け取ると、マスコットらしいウサギを模したキャラクターがにこにこと(正直よくわからないけど笑っているのは確かだ)笑いかけるので、あたしは自然と笑い返して手のひらを振る。仲むつまじく並んで去っていく二人のマスコットと、渡された黄色い風船と、のんびり見比べているとアナウンスが響いた。 『迷子のお知らせを……よりお越しの一ノ瀬志希ちゃん、宮本フレデリカちゃん……メリーゴーランドまで……』  途切れ途切れの(ちょっと幼げな)声は、なぜか懐かしかった。知らないはずなのに、初めての気がしなかった。ぼんやりと星のない空へ向けていた視線を下ろすと正面にはいつの間にかメリーゴーランドがあって、もう、ベルが鳴っている。そこではフレちゃんが手を振っていて、「こっちだよ」と限りない喜びへあたしを誘っている。  脚が、本当に小さな子どもになったみたいに駆け出して、けれどあたしを待たずにベルは鳴り止む。もたもたと柵を乗り越えて、つまずいて、回り出す舞台へ飛び乗った。ハートの馬車のドアを開いて、フレちゃんは手を伸ばす。あたしは息を切らせながら手のひらをしっかりと掴むと、その柔らかさで、全部を思い出した。  ちょうど、一時間前だった。フレちゃんはしなやかな、よく手入れされたその指であたしをそこへ連れていくと、「お誕生日おめでとう」っておでこにキスをくれた。「大人になるまで待てなかったね」なんてとても幸せそうに笑って、あたしは頭の中の白い光のせいでその言葉も何度も触れる唇も全然わからなかったのに、かたく繋ぎ合った手のひらの柔らかさだけをちゃんと覚えてる。  鮮明に、白飛びした写真に咲いた青い花みたいに。  ほとんど反射で離そうとした手をフレちゃんが掴まえて、あたしの体はハートの馬車に乗り込んだ。だけど心は今もあのベッドに置き去りで、「しきちゃん」あの洪水のように押し寄せた愛のただ中と同じ声で呼ばれて、振り向けずにいる。もし見られてしまえば、たとえば急に走ったせいで息が上がっているし、きっと頬も赤い。目が合えば、あの暗闇の中で溶融した視線を見つけてしまう。なのにフレちゃんは「あたし、さみしいなあ」そんなふうに、いとも簡単にこの甘い恐れを実現させてしまう。  フレちゃんが覗き込んで、あたしたちの視線が交わる。その目が、唇が、あたしの首すじを撫でたお鼻が、あたしが唇でなぞると「くすぐったいよ」と震えた鎖骨が、おぼつかない手つきで一生懸命に脱がせた白いもこもこのパジャマが、すべすべのおなかや信じられないくらい柔らかな胸からした甘い香りが、敏感な腸骨のでっぱりや内腿の薄い皮膚の内側に透けていた血管、湿潤と熱であたしを捕らえて離さなかった愛の中心が、そして、あたしの全身、体だけじゃ足りず心までを愛し尽くしてくれたその指が、たった一時間前のこと全てが一瞬の視線によって目の前のフレちゃんと混じり合って、あたしは幸せの過剰摂取で死んでしまうと思った。  だけど、おそろしいことに、この幸せには続きがあった。  フレちゃんははじめ不思議そうにしていた。目の奥を覗いて、首を傾げて、一度だけまたたいた次の瞬間にはその瞳孔をいっぱいに開いてあたしのことを見た。見る間に頬が赤くなって、唇は小さく震えて、ついには乗り出していた体をシートに縮めてしまう。いつもと全然違う調子はずれの鼻歌が聞こえて、まだ膝が触れ合っていたことに気付くと静電気が走ったみたいに引き離す。  そうやって、あたしたちはこの小さな馬車の中で迷子になった。互いにそっぽを向いたまま外を眺めて、言葉もなく、手をつないだり抱きしめたりキスをしたり一時間前まで当たり前だったふたりは、ぐるぐる回る遊園地の明��りのどこにも見つからなかった。  あたしは一度だけ、気付かれないようそっと振り向いた。すると同じようにしていたフレちゃんと目が合って、はじき合うみたいに目を反らした。その瞬間、鮮やかなもも色の頬にちょっとだけ怯えの混じった上目づかいを見た時、今度こそあたしは死ぬんだと思った。だけどどうにか生きていたので、停止のベルを聞くと次第に流れを弱めていく景色を眺めながら途方に暮れた。  だから、二度目のアナウンスは救いの日に鳴る鐘のように聞こえた。 『迷子の……一ノ瀬……フレデリカちゃん……ミラーハウスまで……』  その声は、あまりに正しかった。だってあたしは、フレちゃんでさえきっと、この愛の国の歩き方を少しも知らない。大げさで、だけど切実なそのやり方を、あたしたちはまだ全然知らなかった。  ゆらゆらと、ハートの風船が揺れている。静かに、あたしたちの隙間をちょっともて余すみたいに。
 *
 メリーゴーランドを降りると、シナモンシュガーのチュロスをかじりながらミラーハウスへ向かった。ほんの短い時間だったけれど、ふたりで並んでいるのに手を繋がずにいるのはすごく不思議な思いがした。当たり前がそこにない、もしかして体の一部をなくしたような、そういう感覚。 「あたし、ミラーハウスってはじめて」笑っちゃいそうにたどたどしい鼻歌を途切れさせて、フレちゃんは言う。「しきちゃんは?」 「んー、たぶんあたしも」あたしは答えて、決して視線が重ならないように(なんだかばかみたいだ)横顔から気持ちを伺おうとした。「どうしよっか?」  そんなふうに迷いかけたあたしたちの前に、ウサギのマスコットが姿を見せる。後ろから覗き込むようにして、背中を押すと開かれた入り口へ連れていく。「わお!」とフレちゃんが笑うので、つられるみたいにあたしも笑うことができた。それぞれ手にハートのスタンプを押されて、フレちゃんが赤い風船を受け取ると、手を振ったウサギが扉を閉じてしまった。  そこではあたしたちが折り重なりながら無限に続いた。正面も背後も横顔も、上下を見れば頭のてっぺんから爪先まで、理屈は知りながら初めての光景は驚きに満ちて、同時にかすかな恐怖を伴った。だけどフレちゃんは本当に楽しそうにしていて、おそらく人類史上初めてのポーズを取ってみたりその歴史的快挙にあたしを誘ったりして、それでもふたりの間には、鏡像にさえ越えられない一線があった。  そうやって、しばらく遊び倒してやっと「出口ってどっちだっけ」とフレちゃんは言う。あたしは鏡に触って「こんな感じで行けるかな」と答える。「メルシーしきちゃん」そう言ってぺたぺたと鏡をなぞる姿は一つ角を曲がると消えてしまって、後には無限に連なるあたしが取り残された。 「フレちゃん」とあたしは叫んだ。鏡越しの声が聞こえて、その向こうだとわかると「離れて」と言って思い切りガラスを蹴る。鏡が鈍い音を反響させて、痛みだけが残った。「だめだよ、しきちゃん」全ては衝動だったので、行為の危険性は遅れて認識された。でも、と手で叩いた鏡の中であたし同士が視線を重ねるのは、滑稽な一人芝居みたいだった。 「出口で、会えるんだよね」 「そうだけど、でも」 「じゃあ、平気だよ。ね」 「わかんないよ。だって、普通じゃない」 「大丈夫。だって、ここは愛の国だから」 「あたしには……ねえ、信じていいの」 「愛を、信じられない?」 「……わかんない、だって、こんなの」 「初めてだから?」それはフレちゃんの声じゃなかった。「怯えてるの? にゃはは、それってすっごくナンセンス」鏡越しのあたしが、挑発するみたいに笑った。「未知は喜びじゃないの? そうやってずっと生きてきたよね? 今さら怖がる必要なんてない、今までみたいに楽しんでいこうよ、ね?」  あたしは、あたしから逃げ出す。背後の鏡に勢いよくおでこをぶつけて、鏡の中のあたしがおなかを抱えて笑った。痛みをこらえながら目を閉じると、耳も塞いで、足先で鏡の縁を辿りながら歩いた。暗闇の中で角を右へ、右へ、右へ、ほとんど軸足が動かないことに気付いて目を開くと、そこにはホラーハウスの光景がある。足のないおばけのマスコットや角の欠けた墓石、剥がれた黒い壁紙にはぐちゃぐちゃとしたクモの巣がかかっていて、空間の中心にある朽ちかけた棺には『一ノ瀬志希 ついに愛を知ることのなかった女』そう刻まれていた。  あたしは振り向くとほとんど頭をぶつけるつもりで、それでこの悪夢が覚めると信じて棺の鏡像へ飛び込んだ。けれどそこにあったはずの鏡は消えて、体は無防備に投げ出される。痛みに呻きながら顔を上げると、遠くにフレちゃんを見つけて歩き出す。その表情は一歩ごとに確かになって、目の前まで来てやっと、ほっとしたみたいに笑った。だけどすぐに、きっと自分が怪我をするよりずっと辛そうな顔をした。 「しきちゃん、急がなくていいよ。ね、ゆっくりでいいから」 「……フレちゃん、でも、心配だから」 「あたしは大丈夫、ほら、キュートなフレちゃんのまんまでしょ?」 「……ほんとだ。にゃは、フレちゃんってなんでそんなにかわいいの、もう」 「ふふーん、ママとパパ、しきちゃんのおかげかなあ」そう言って、フレちゃんは手のひらを広げてガラスにぴたりとくっつけた。「ねえ、手、繋ぎたいよ」 「うん」とだけ答えて、あたしはガラスに触れようとした。だけど、寸前に起きたあの愛のフラッシュバックに手を止めた瞬間、フレちゃんの背後からあたしが姿を見せる。残酷に笑うあたしに抱きしめられて、フレちゃんは嬉しそうに笑い返した。  二人の距離は少しずつ近付いていく。二人を隔てるもの全てがなくなって、唇が重なろうとした瞬間にガラスは鏡面を取り戻す。鏡の中のあたしがぼろぼろと涙を流しながら、あたし自身と手のひらを重ねた。それが冷たくて、固くて、ひどく悲しくて、うずくまった。この愛の国に置き去りにされて、あたしはどうしようもなくひとりきりになった。  あたしは「怖いよ」と言う。愛が怖くて泣いている。「痛いよ」と言う。愛の痛みで泣いている。そうしながら、胸の内にある温もりを抱きしめる。かすかなともし火が消えてしまわないよう、必死に抱きとめている。だから、「ねえ」という声に答えられない。「どうして泣いているの?」不思議そうに訊ねる誰かに、顔を上げられずにいる。 「あたしには分からないけど、そっか、涙には副交感神経を活性化させるはたらきがあるから、必ずしも悪いことじゃないよね」その声は幼いのに訳知りで、せっかくだから、と続けるとあたしの髪を優しく撫でてくれた。「これでもっとリラックスできるよ。どう? ママとあたしで実証済だから」  あたしはその声を知っていて、それは園内で聞いたアナウンス、だけど、ずっと昔から知っている。 「ごめんね、もう行かなきゃ。だってママとパパが一緒だから」そう言って彼女の指があたしの髪を離れると、楽しげなおもちゃのメロディが鳴りはじめる。待って、とあたしは顔を上げた。その姿は、光と涙で滲んで見えた。ウサギの乗り物に乗っていて、両隣には歩幅を合わせて歩く大人のシルエットがあって、かろうじてそれだけが分かる。「そうそう」と彼女はひとさし指を立てると「ここってすごく素敵だよ。ほんとはね」と言う。立ち上がって、あたしはふらふらと白い光へ飛び込んでいく。目も眩むほどのかがやきの中で「知ってるでしょ」という声を確かに聞く。  それきり、何も聞こえなくなった。光も音もなくして、高鳴りをやめない鼓動だけをつぶさに感じていた。  あたしはゆっくりと目を開く。少しずつ、この恐ろしいほどの光に心を慣らしていくと、真っ白な空間にあのマスコットを見た。彼はちっとも似合わないタキシードで装っていて、あたしと視線を重ねるとシルクハットを手にして恭しくおじぎをする。指を三本立てて、二本、一本、そして、力強く両手を広げると手にしたステッキでこの世界に魔法をかけた。  白い世界には、色が響く。無音の世界を音楽が塗り変える。夜をスクリーンにして、今、鏡の中のパレードが躍り出した。そこには無限に連なる彼らがいて、だけどそれぞれが別々の命を持っている。タキシードとシルクハット。色とりどりのドレス。ちっちゃな子には短いズボン。真っ赤な布地に金の刺繍をあつらえた旗、振り回すのは羽根帽子の少女たち。後ろからは楽隊が続いて、力強い太鼓のリズムに高らかな管弦の音色を織り重ねた。  そして、パレードの中心には電飾に彩られたミニチュアのお城がある。またたくたびに色を変える光のテラスではあたしたちが、どれだけあげても尽きない笑顔をあたり構わず振りまいている。  鏡の中のあたしが、あたしを見つける。肩を叩かれたフレちゃんもすぐに気付いて、ふたりは大きく手を振った。早くおいでよ、楽しいよ。ねえ、こんなに素敵なんだよ。そんなふうに誘った手がやがて指し示したパレードの出口、この夜への入り口へ、あたしは走り出す。マスコットたちが、子どもたちも楽隊も、そしてお城のふたりがあたしへ声援を送った。次々に、鳴り止まない声や音楽が背中を押した。きらびやかな光が進む道を形作ると、その向こうで開けた夜を身に纏ったフレちゃんがいっぱいに腕を広げてみせた。それが本当のフレちゃんだなんてことは(ミラーハウスは、もう終わった)当たり前に分かって、あたしは勢いのままにその体を抱きしめる。あんまり思い切り飛び込んだせいでバランスを崩すと、れんが塀から乗り出した体を夜風が支えた。そこはお城のテラスで、あたしたちは「あぶなかったね」と笑いながら愛の国に溢れる光を見下ろす。「あたしね、子どものあたしに会ったんだよ」フレちゃんは、目を輝かせたまま話しはじめる。 「あたし、不安でどうしたらいいかわからなくて、だけど子どものあたしはぜんぜん、きらきらした目で笑うんだよ。一緒にいこうって、手を繋ぐんだよ。子どもって、すごいよね。あたしなんてもう、かなわないなあって思っちゃった」 「でも」とあたしは頬をつついてみせる。「フレちゃん、きらきらしてる」 「そう、そうなんだよー! さすがしきちゃん、そこであたしは考えました。子どもには敵わないなら、あたしが子どもになっちゃえばいいんだって。そしたらね、ほら、こんなにきれいな場所だったんだよ!」  フレちゃんが手を振って、愛の国には新たな明かりが点る。ローラーコースターや大観覧車、生まれた光の全てがこの夜を彩り尽くした。 「魔法だ、何もかもフレちゃんの思いのままだ」とあたしは笑う。しばらく光を眺めると、フレちゃんへ向き直る。その瞳があまりに眩しくて、途方もない力で引き寄せるので「ねえ、あたしもそれほしい」と思わずねだる。返事なんて少しも待たずに、あたしたちはキスをする。重ねた唇や手のひらからは愛の行為が鮮やかに甦って、なのにそれは少しも怖くなかった。触れ合う肌をかけ巡った幸せが、一瞬一瞬を満たしてやまなかった喜びが、まるで今この瞬間に起きているように感じられていた。 「あたしね、フレちゃんとなら子どもでいたいよ」 「それって、あたしがお子さまだから?」 「ううん、愛してるから」 「そっかー、じゃあずっと子どもでいようね」 「大人になっても、ね」 「一緒だよ。だって、すごく愛してるの」  そんなことを言いながらちっとも子どもじゃないキスをして、あたしたちはこの国の住人になる。まぶしい光の一部、中心、いちばん明るい一点になって、やっと目覚める準備ができたのだと知る。 『……えー、もうすぐ閉園のお時間です』もう聞き慣れた、その声が響いた。マイクの後ろからは隠す気のない笑い声が聞こえて、あたしには彼女が一人じゃないことがよく分かった。『お帰りは当園自慢のローラーコースターからどうぞ。それと、えっと、こう言うの? それじゃあお別れに、せーの、”良き愛を!” また、ここで会おうね』
 *
 ローラーコースターは、のんびりと空を目指す。ふかふかの座席もぜんまい仕掛けの軽やかな音も、夜に浮かぶハートの月も、自慢のローラーコースターには愛の仕掛けがたくさんあって、あたしたちは最前列でそれこそ子どもみたいにしてずっとはしゃいだ。 「あ、風船!」フレちゃんはそう言って、パジャマにくくっていた風船をしゅるしゅると外す。「なくなっちゃうのかなあ」 「にゃはは」とあたしは届くように笑って、受け取った風船をあたしのとまとめて空に放った。赤と黄色の風船は空を昇って上昇気流をつかまえるとあっという間に消えてしまって、星のない夜の星になった。ぱちんと鳴らす指を合図に無数の光が空に点ると、そのまたたきは遥か向こうの地平線にまで連なった。 「わお、ボーノボーノ!」 「フレちゃんそれってイタリアン」 「そうだっけ?」 「でも、伝わる。よく分かるよ」 「さっすがー、しきちゃんはフレちゃんハカセだね」 「いつも考えていますので」  そんなふうにいちゃついていたら、突然のかがやきに目がくらんだ。それはローラーコースターの下、地上から湧き上がる光で、まるでステージからの景色みたいにあらゆる色であたしたちを包み込んだ。たちまち空と地の境は曖昧になって、一つの球体になった世界からは重力さえ消え���なくなった。昇るのか降りるのかもわからなくなったレールの上で、「ちゃんと見なさいって」とあたしは肩をすくめる。「でも、子どもは叱られるのがおしごとだから」とフレちゃんは悪びれずに言う。それでもあたしたちはこの国の愛のわざにすっかり虜にされていたので、気が付けばずいぶん高いところまで昇っていた。もうすぐに、ローラーコースターはその本質を発揮する。見下ろした景色にその瞬間を重ねると、背中がぞくぞくとした。お腹の底をねじられるみたいな感覚がして、思わずフレちゃんにぴたりと身を寄せた。 「こわい?」フレちゃんはあたしと真逆に目を輝かせて言う。あたしはうんうんと何度か頷いて答えると、ほとんど無意識に探したフレちゃんの手のひらを強く握る。「前にみんなで乗って、なんていうの、すごかった」そこから流れ込む愛の記憶はやっぱり生々しく鮮やかで、重なり合うハートのスタンプみたいに優しい色をしている。  フレちゃんはあたしの手を握り返して、「大丈夫」と言った。「あたしがついてるよ。ふたりなら、ぜーんぶシルブプレだから」 「なにそれ」と笑いながら、あたしは思う。怖かったり痛かったり、なのにきらきら輝いて、愛することは本当にたいへんだ。だけど、だからこそ楽しい。夢中になる。がんばりたくなって、きみを喜ばせたいだなんてありふれたアイディアが世界にたった一つの宝石みたいに特別な輝きを放つ。「あ、でもそういう魔法の呪文、あたしも知ってるよ」あたしはそう言って、耳うちの仕草で誘いをかける。ふんふんと耳を寄せたフレちゃんに、いたずらの吐息と一緒にささやきかける。  帰ったら、あたしがフレちゃんに何をしたいか。  ふかふかのベッドで、あたしがフレちゃんに何をしてほしいのか。  そういうことを伝えたお耳からフレちゃんはみるみる真っ赤になっていって、「ばかばか」とあたしを叩いた。それがちっとも痛くなくて、優しくて、繋いだ手を離さずにいるのがおかしくて、「かわいいよ、すごく」なんて言っているうちに、ついに上昇を終えたローラーコースターが落下の準備を始めた。  あたしたちは、前を向く。背筋を伸ばしたら、息を呑む。レールの先には真っ白な光の渦があって、そこをくぐって行くのだと分かった。「またね、ラブランド」と唱えて、あたしはまたフレちゃんの手のひらを強く握った。悲鳴を上げる準備は、それで済んだ。  体が落下を始めると、あたしたちはお揃いの悲鳴をあげる。それはまるで、産声みたいだ。生まれた日の祝福、人生に二度はない時間の再来は夢にだけ許された奇跡だ。ハッピー・リ・バースデイ。このレールを過ぎたあたしたちは、どんなふうに目覚めるだろう。どうか、とあたしは愛の国に流れる星に願いをかける。良き愛を。生まれ落ちたふたりに、いつまでも。  ローラーコースターは光の渦へ飛び込んでいく。その寸前、あたしは見覚えのあるかがやきを目にする。シャンパンゴールドのネオンサイン。あたしは叫ぶのをやめて笑った。そのうちに、眩しくて何も見えなくなった。フレちゃんを抱き寄せて、キスをした。その甘い愛の手触りを感じながら、あたしの意識は途切れた。  この夢の出口であたしたちが見たのは、こんな言葉だった。
 
Welcome to THE LOVE LAND - All of the world!  『ようこそ愛の国、ラブランドへ!』
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iamemilydakota · 3 years
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. 実は、ウォークスルー型のこういったアトラクションは非常に苦手です。 . #👻 #ダコタ怪冒険 . . . . . #ホラー#horror#恐怖 #ホラー映画 #ミラーハウス #映画#路地裏#看板萌え#フォント萌え #japanculture #lettering #font#Design#お化け屋敷#logo#タイポグラフィー#Hauntedhouse #都市伝説#thrillride #恐怖#trick#遊園地#たぬき#Themapark#昭和#お化け (Haunted Place) https://www.instagram.com/p/CKD0kfurkeR/?igshid=16cdnd139urp5
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DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD Vol.07 Sakamaki Laito [Track 1+2]
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Original title: ミラーハウス & 罪と罰の味
Source: Diabolik Lovers More, Blood Vol. 7: Sakamaki Laito [CD not owned by me]
Audio: Here & here
Seiyuu: Hirakawa Daisuke
Translator’s note: Oh god here we go. Kanato’s MB CD was a wild ride so I can only imagine that Laito’s won’t be much better. Someone already warned me that there’s a lot of licking and slurpring noises in this one and they weren’t kidding. :’’) Maybe I shouldn’t be translating this kind of content but I honestly can’t stand the slurping noises. They give me goosebumps ー and not in a good way.
Track 1+2 ll Track 3+4 ll Track 5+6 ll Track 7+8 ll Track 9+10
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Track 1: House of Mirrors
*Rustle rustle*
“Nn...”
*Rustle rustle*
“Mm...Hm...?”
*Rustle*
“Hm...Where am I...?”
*Rustle*
“...Oh~? Well who do we have here? You’re here too, Bitch-chan? I was convinced this was simply a dream but...Is it reality, perhaps? Aahー But this sensation is real, isn’t it?”
You frown.
“Seems like you have no idea what is going on either, do you? That makes two of us. However, I think I may have been drugged in some way? I feel somewhat lightheaded after all...Ahー I guess it might have been them. I vaguely remember four suspicious figures...”
You tilt your head to the side, asking who he means.
“I didn’t know there was someone other than Reiji out there capable of making a drug which would be effective on a Vampire such as myself. Nfu~ Things have taken an interesting turn.”
*Rustle*
“ーー That being said, we sure woke up in quite the place. I have to ‘applaud’ them for their choice. (1) From top to bottom, this whole place is made out of mirrors as far as the eye can reach. I guess it’s a House of Mirrors?”
You look around.
“Take a look! We’re reflected left and right! ...Rather nice, don’t you think?”
*Rustle*
“You’ll get to see various sides of yourself as well~ ...I wonder why they decided to lock us up in here? I could understand if they went for the school or something along those lines, but why a House of Mirrors? Nfu~ ...I wonder if it is someone of my kind? ...Do you remember being imprisoned here, Bitch-chan?”
You shake your head.
“It might just have been someone who wanted to torment me, because they are jealous of our relationship.”
Laito embraces you.
*Rustle*
“...I told you, remember? You’re like an open book to me. Haah...Listen. It reeks. From your body, strongly. A scent other than my own. ...That’s how I realized this is most likely your fault.”
You protest.
“Nfu~ You’re feigning ignorance? ...You shouldn’t tell lies, you know?”
*Rustle*
“Lying to your Master is a serious infringement of the rules, you see? The two of us are bound by a contract, aren’t we? One between a pet and its Master, remember? ーー It’s the ultimate relationship, embodying everything in this world.”
*Rustle*
“It’s a definite form of love which surpasses differences in species, isn’t it? Don’t you feel the same~?”
You shake your head.
“I don’t know if you’re simply playing dumb or if you actually believe that I’m lying to you ーー but I didn’t think you’d doubt my words. It hurts my heart! Even though I ‘love’ you this much...Right? So I’m not lying. I promise. ...So tell me what this other person did to you, in full detail.”
*Rustle*
“Haah~ Say? Hurry up...~ If you don’t, your lewd appearance will be reflected all over the place. Are you sure you can take that risk? I’ll do things I've never done before. Nfu...~”
Track 2: The Taste of Crime and Punishment
You try and defend yourself.
“Heeh~? You really don’t recall anything? Hmー ...I see~ I expected no less from you~ Rather than just genuinely fessing up the truth, you’d much rather have me force the answer out of you through teasing, don’t you?”
Your eyes widen in surprise.
“You really are such a lewd girl~”
You protest.
“I’m wrong? How so, exactly? Big words coming from the person covered in someone else’s bite marks. ...Since you continue to feign ignorance regardless, it obviously means you want to be punished by me, no? Nfu~”
*Rustle*
“Aah, don’t worry~ I’m not upset. Why would I get mad over something like this?”
Laito pins you down.
*Rustle rustle*
“You know veeeery well that this sort of thing doesn’t upset me, right? Or perhaps I should say that your body knows. Nfu~”
He starts licking and kissing you.
*Sluuuurp*
*Smooch*
“Nn...”
*Sluuuurp*
“Mmh...Nn...”
*Sluuuurp*
“Someone else’s marks...are on your nape...”
*Sluuuurp*
“Mm...Nn...”
*Smooch*
*Sluuuurp*
“Fufu...Fufufufu~”
*Sluuuurp*
“...Aahn~ Nice...~ If I had to put it into words, I’d say it tastes of hatred. ...When I consider some other guy did this to you, something as hot as magma wells up inside my chest...Hah~ I get so excited~ I’ve gotten thirsty as well...”
*Rustle rustle*
“Mmh...Nn...”
*Sluuuurp*
*Smooch*
“Nnh...”
*Sluuuurp*
*Smooch*
“...Aah~ Delicious...~ It tastes faintly of your blood as well...Mmh...”
*Sluuuurp*
*Smooch*
“Nn...”
*Sluuuurp*
*Smooch*
“...Oh. Haah~ ...Mmh~ How wonderful. This overwhelming feeling...I can’t understand it, nor get rid of it. It’s as if a foreign demon is dancing around inside my body, creating this profound yet vague feeling which isn’t quite anger nor excitement. ...Nfu~”
*Rustle*
“...Sorry to burst your bubble, but I have absolutely no interest in silly sentiments such as ‘jealousy’. Howeverーー I can’t quite grasp it. I kind of like these feelings which I don’t fully understand myself.”
*Sluuuurp*
“Mmh...Nnh...”
*Sluuuurp*
“Nn...Ah...”
*Sluuuurp*
“Mmh...Ah...However, you like that side of me, don’t you? ...Nfu~ Ahー So delicious...Mmh..”
*Sluuuurp*
“Hah...I want to keep on licking you all over like this...Nfu~ I’d be able to thorougly savor the taste of crime and punishment, don’t you think? Mmh...”
*Sluuuurp*
“Nn...”
*Sluuuurp*
ーー TO BE CONTINUED ーー
Translation notes
(1) いい趣味or ‘ii shumi’ literally means ‘a good hobby/taste’, but it is most often used in a sarcastic/ironic way and actually intends to mock the other for their choice(s). 
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umiushi555 · 2 years
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大学時代に狂ったように聴いてた曲。横浜の大学に通っていたので青春時代の全ては横浜にあると言っても過言ではない。
この大好きな曲についてこの場を借りて語らせていただきたい。
「YOKOHAMAにある遊園地のコスモパニックの非常口がこのパーティーのエントランス」
コスモパニックは本当にあって、中はミラーハウスになっていた。どこを見ても私だらけで出口がわからなくなって本気でパニックになった。
この場所なら本当に秘密のパーティーが開かれているのでは?
実在する場所を出すことでファンタジーな世界への想像をかき立てられるのは聴いていて楽しい。
2つ目↓
「魔法使いは僕に言ったんだ。
この恋は秘密にしておくんだよ。さもなければこの子の命が危ないと。」
秘密な恋なのも良い。秘密の恋だけど、パーティーでは悟られないように一緒に過ごす。
「私をパーティーへ連れ出して
君がそうやって言うからさ、
悪魔のDJを見に行こうか。
月のカクテルを買ってくるよ。
BARのロボットに見惚れてたら
君がそうやって怒るからさ
人目を気にしてキスをした
ほら、君の出番だよ」
特に好きなのが上の歌詞で、彼が彼女のことを好きで仕方なくてワガママすらも愛しているように感じる歌詞。
機嫌を取り直してもらうこともそうだけどそんな君も愛おしくてたまらないのキス。
でも秘密の恋だから人目を気にしてすかさずキス。
好きだ、可愛いって歌詞で言ってないのに愛が伝わる。この歌詞を書いた時のFukaseさんは当時の想い人のことを本当に愛してたのだろう。羨ましい。こんな風に好きになってもらいたい…。
大学を卒業してからは横浜に来ることは滅多になくなったけれど、横浜の情景を思い出す時にこの曲も一緒に流れてくる。たまに思い出したように聴いてはおセンチな気分になる。
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knight-queen · 4 years
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𝗟𝘂𝗻𝗮𝘁𝗶𝗰 𝗣𝗮𝗿𝗮𝗱𝗲 𝗬𝘂𝗺𝗮 𝗠𝘂𝗸𝗮𝗺𝗶 𝗦𝘂𝗯-𝗦𝗰𝗲𝗻𝗮𝗿𝗶𝗼𝘀 – ( 𝐑𝐞𝐢𝐣𝐢 )
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[TN: I am just an amateur translator and I am really sorry for my bad translation skills D’: Reiji meant the word - ‘Wakaremichi’ which means fork road, branch etc. But I have used branch* just because it suited well with sentence.]
[Chapter O1]  [Chapter O2]  [Chapter O3]  [Chapter O4]  [Final]
[Reiji]  [Kanato]  [Azusa] [Carla]  [Ruki]  [Laito] |Rest S.S are by  Akui Chansera & Vampiretsuki (o)ノ彡☆)|
— 
Place: ミラーハウス 内 / Inside of Mirror House
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Yui: (It is called mirror house, but we are in the demon world, so the atmosphere of this mirror house’s quite creepy...)
Yuma kun, you really did excellent...I will follow you from now on.
Yuma: If you leave it to me, it’s not a deal.
Yui: (He’s stepping forward like a smart guy for a little while, but...is it okay to act so confident yet.)
Yuma: C’mon, we gotta go!
Yui: G-got it...!
Yuma: Ah? That guy over there is, Sakamaki...
Yui: Reiji San?
Yuma: What are ya’ doin’ standing there? You get lost, right?
Reiji: “Get lost” you said? Looks like you are misunderstanding.
I am struggling to decide which path I should choose.
Yuma: It's the same as getting lost.
Reiji: Until now, this ‘branch’ led me to pass every step correctly because of its excellent theoretical gesture.
However, this technique is not working in this step…!
Reiji: I am almost about to find a new technique, but…
Yui: (As expected of Reiji San...but I wonder if there’s any other technique…)
Yuma: Relying on ‘sixth sense’ is gonn’ be more easier, then your stupid gesture method.
Reiji: Sixth sense? I can’t rely on something like this.
Yui: Yuma Kun has passed through every step successfully like you. It’s somehow a mystery...
Reiji: I see.
Let’s put it in a trial, whether your method is correct or not.
According to your ‘sixth gesture’, which is the correct direction?
Yuma: Right hand side…!
Yui: (The path without any circumstances can also be a correct option.)
Reiji: ‘Right’ you say?
Yuma: Yup. I am sure!
Reiji: I understand. Let’s move on to the left.
Yui: Left?
Reiji: I was searching for a new technique for a while, but I think I found one!
It said that ‘left’ is the correct choice.
Yuma: Haa? I am sayin’ that my sixth sense’s is gonna win.
Reiji: I don’t think your method is gonna work forever.
For this I am saying, there’s a high possibility that you will get it wrong this time.
Yuma: If you are doubting that far, they why aren’t y’ go left? 
We will approach the ‘right’ side.
*Reiji holds Yui’s hand*
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Reiji: You! Move onto the left!
Yui: Wah!? Reiji San!?
(He’s f-forcing me to go to the left…!)
Yuma: Oi! Don’t take that lil’ girl with you! Don’t be selfish and leave her alone!
Reiji: I can’t leave her to someone who believes in the sixth sense.
We will go. Without any doubt, left hand side is—
*They stopped for a sec*
Yui: ... it looks like it’s a ‘death end’ approach…
Yuma: See? Just like I said!
Reiji: What…!?
Yuma: That’s why I was sayin’ that ‘right’ is the correct one!
Yui: Yuma Kun’s gesture ability is wonderful…
*Reiji backs off*
Reiji: It’s a coincidence.
Yuma: Huh? The reality is I am gonna win.
Reiji: There were only 2 options. So, it’s not a surprise that you win.
Yuma: That’s right tho. Next time, y’better confirm out your ‘fortune branch’ technique.
Y’ll see that my sixth sense has won!
Reiji: Fufu~ I don’t even have to even confirm that. My technique is going to have a great victory.
Yuma: Right now you missed out, didn’t u?
Reiji: ...It just didn’t happen by chance, that was all.
Yuma: Isn’t it fine? Next, we’re gonn’ face a fair game!
Reiji:  … I accept this challenge.
Yui: (I got no other choice but to follow where they go from now on.)
(I...when can I get out from here...?)
— The END —
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sylphy-bat · 5 years
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Arkham is a looking glass. And we are you. (Mad Hatter)
「アーカムは鏡だ。そして私たちはあなただ。」
正式タイトルは、
Arkham Asylum: A Serious House on Serious Earthで1989年に発売。ここでタイトルに注目。A Serious House, 実は正気の家。なぜ精神病院が正気なのかは、もうちょっとあとで。
コミックの描かれ方にも注目したい。まるで芸術作品。バットマンは影のようで顔は見えない。そしてなんといっても、狂気さが滲み出たジョーカー。実際夜にはくれぐれも読まないでください。悪夢にうなされるかも。
翻訳本がどれだけ再現しているかわかりませんが、原書ではそれぞれのキャラクターで字が違います。ジョーカーは釘でひっかいた血の文字、バットマンは黒の白字、他の正気な人物は普通。小さいことですが、絵とセリフ以外に性格を表現するうまい手段だと思います。
ストーリーは2段構成。アマデウス・アーカムのジャーナルをベースに、バットマンがジョーカーの招きに応じ、アサイラムへ乗り込んでいく。この構成がうまいのは、最後にいかにアマデウスの話とバットマンが重なっていくかだと思う。ゲームAsylumのあのインタビューテープもこれを参考にしてるんだろう。
さて、バットマンがゴードンに呼ばれ、ジョーカーの電話を受けたとき、ジョーカーがパールの目を鉛筆で突き刺す話(実際エイプリルフールで嘘)があるが、これを読んだときに私が思い出したのが、あの映画ダークナイトの一場面。あのマジックトリックの話です。
私が一番好きな場面は、ジョーカーの電話を受けた後にゴードンと話すとき。
「バットマンは何も恐れない。だが私は怖い。….アーカムの門をくぐったとき、…自分の家に帰ったような気がするのではないかと思うのだ」
ここでバットマンの人間性が少し垣間見える。人間として怖いのであるから。しかしここで面白いのは、バットマンの恐怖は異常者に向けられたものでなく、自分が異常者であるかもしれないとの恐怖だ。バットマンこそ知性の頂点に立つ存在であるはずなのに、蝙蝠の格好をして精神異常者とやりあう。確かに正気ではない。
それと同時にアサイラムを創設したアマデウスが正気をだんだん失っていく描写も注目したい。精神異常の母親が死に、彼もバットマンと同じく子供時代を失っている。メトロポリスで家庭を作っていた彼は結局自分の家を病院にしようとする。その日に見た彼の夢は大人になることへの拒否を表している。このミラーハウスの夢なんですが、Tunnel of Loveが出てきますね。あれは相当性的な意味を持ちます。性を知ること=大人になることであり、アマデウスがそれを拒否することで、精神的に大人になることを拒否したわけですね。
のちに妻と娘を異常者に目もそむけたくなるようなやり方で殺され、(1920年4月1日)アマデウスは母親のウェディングドレスを纏う。そう、母親の愛がなかったため、愛を求めるのは自然なことである。
バットマンの子供時代の喪失はDr.アダムズがやる単語組み合わせテストにも克明に描写されている。他の人であればふつうの単語が、バットマンにはあの事件を連想させる。最終的にStopというのはバットマンだ。彼の存在はそこからスタートするのと同時に、そこから現在まで立ち直れないのである。
ちょっと話の流れ的に触れないとおかしいかなと思ってAsylumの最後のページに触れますが、それぞれヴィランの手記にまざって、ジョーカーとバットマンの手記があります。ぜひ見比べてください!バットマンの知性とともに、蝙蝠への執着が見えます。いやあ、狂ってるだろう、と思ってしまう。
さてここでジョーカーの話を。私はAsylumを初めて読んだとき、ジョーカーってゲイ?とか思いました。特にバットマンの尻を触る場面。あと、バットマンをHoneyとか呼ぶし。これってバットマンを(フランク・ミラーのオールスターの言葉を借りれば)「特別な愛し方」で愛しているのか・・・?しかし、ジョーカーはバットマンの正体は明かさないというのがほとんどのストーリーラインで共通だ。(Death of the Familyは除く!)ジョーカーはバットマンという特別な敵と戦っているというのが誇りなのだろう。
ジョーカーはバットマンにアサイラムでかくれんぼを提案する。さあ、隠れるんだというジョーカー。バットマンは隠れるため走り出すが、実は彼は自分の子供時代から逃げている。私が思うに鏡だと思うんだが、バットマンが鏡の前に立つと、鏡の中がバットマン、そして自分は子供のブルースへと。記憶に耐えられず、鏡?を割り、自分の手を思わず突き刺すバットマン。そこには深い哀しみと愛の喪失がある。別の本では彼はこの恐怖を乗り越えるためにバットマンになったといったが、自分の狂気に相対する方法の一つなのだろう。
狂気と正気は紙一重・・・そう、A Serious Houseの意味に戻ってきますが、もしこのバットマンが現実の世界に対応するための手段であるなら、ジョーカーももしかしたら狂気の現実世界に対応する手段としてああなっているのであって、実は完全に正気だったりする!?この正気と狂気の話はマッドハッターにバットマンが出くわすときでも語られる。子供の脳の中には混沌の中に秩序が存在するという。(その逆も)そしてハッターは続ける。アーカムは頭脳なのだと・・・もしかしたらバットマンの頭の中だと・・・
コミックLong Halloweenでゴードンが話しているが、バットマンが現れてから患者の数が2倍になった、と。よく議論されるのはバットマンがこれらの患者を作り出しているのかということだ。もしハッターがいうように、バットマンの存在の反映だとしたら・・・
ジョーカーの狂気性、トゥーフェイスの秩序、マンバットのモンスター性、マッドハッターのコントロール性、リドラーの知力・・・もしかしてYour enemies will define you.(敵がお前を形づくる)ですかねえ・・・(ちなみにゲームアーカム・ビギンズのキャッチフレーズ)
バットマンが最後に対決するのは自分の恐怖とモンスター性。(ここではキラークロック)アマデウスのジャーナルに沿って語られ、深い傷を負いながらも勝利する。そう、騎士(ダークナイト!)へとステップアップする。自分の内面に打ち勝つことで、やっと自分の存在意義と自信を取り戻していく。
狂気に陥ったCavendishがバットマンに見せるのがアマデウスのジャーナル。かつてアマデウスの母親は蝙蝠に悩まされ、その苦痛を取り除くため、アマデウスは自ら母親を殺害。Cavendishはお前こそその蝙蝠だという。すでにアサイラムが作られる前からバットマンの存在が運命づけられていたに違いない、と。しかし、バットマンは「自分はただの人間だ」という。バットマンは自分のモンスター性から解き放たれて、I’m just a man.といったのかわからないが、人質のドクター���救うときけっこう正気のような気がする。ドクターは「人を殺してしまった」と騒いでいるが、バットマンはいたって冷静であり、出口を探す。(それがついに狂ったアマデウスとうまい対比になっている)
最後にバットマンはアサイラムの出口を壊すが、それは自分の狂気性からの脱出とヴィランたちとそれぞれに対決したことで、自身の内面の完全理解も意味する。バットマンがトゥーフェイスにコインを渡し、彼に選択権をあげたのもそれである。これはヴィランに対する勝利だけでなく、自身に打ち勝ったことを意味する。
Arkham Asylum。最後のジョーカーのセリフも興味深い。ふつうの社会が嫌だったら、いつでも戻ってこられる「ホーム」。バットマンは自らの強い意思でアサイラムの狂気をくぐり抜けたが、結局一番バットマンがふさわしい場所こそ、アサイラムなのかもしれない。
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muracorner · 3 years
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OVAJ○フーゾク学園祭 #1 (加工あり) -
OVAJ○フーゾク学園祭 #1 (加工あり) スタジオ: ルネピクチャーズ シリーズ: J○フーゾク学園祭 更新日: 2021/07/13 時間: 20分 女優: 男は、しがない中年サラリーマン。女子が大好きなおじさんでもある。この日、カワイイ子が多いと評判の女子校の学園祭にやってきていた。普段なら絶対に足を踏み入れられない聖域。しかし、『5枚のプレミアムカード』をとあるギャルから高額で手に入れていたおかげで喫茶店接客担当 ミヒロちゃんミラーハウスおどかし担当 マリナちゃん図書室でサボり サユキちゃんさっそく3人の巨乳美少女たちからスペシャルなサービスをしてもらえるのだった…! 美少女 学園もの 制服 アニメ モザイク 和物 素人 女優 メーカー: DVD・DVD販売サイト【DVD村】 DVD正規販売のDVD村です。動画ダウンロード$1.49!サンプル動画あり、ブルーレイ、DVDあり。
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club8studio · 3 years
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#vitra #alexandergirard 1977年にコロンバスのミラーハウスのインテリアデザインのひとつとしてデザインされました。希少な#vitra 製。 (クラブエイトスタジオ盛岡) https://www.instagram.com/p/CPZ7dtUB-Y9/?utm_medium=tumblr
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tominohouzan · 4 years
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つばきファクトリー ミニライブ&お見送り会イベント「再会」 :★★★★(4.0) 日時:2020年8月10日(月・祝) 11:00~ 場所:としまえん それいゆ広場 それいゆステージ(屋外ステージ)
2020年8月末をもって94年の歴史に幕を閉じるとしまえん。つばきファクトリーのリリイベに参加するため、30年ぶりに訪れました。私が子供の頃は遊園地と言えばとしまえんで、友人たちと新聞屋さんから貰った無料券で幾度となく遊びに行ったものでした。私が好きだったアフリカ館やミラーハウス、スペースシャトル等のアトラクションはなくなっていましたが、何故か昆虫館が健在だったのは興味深いです。あそこには大きな蜂の巣が展示されていたとわずかな記憶があります。
リリイベ用の特別入場券は入手困難が予想されていたので、事前に確保しておいた一般入場券で入園しましたが、入園に40分程度要し、アルビ兄さんのイベント前説が終わる寸前に会場へ到着しました。アルビ兄さんからコロナ禍のなかステージを快く貸してくれたとしまえに謝辞が述べられると会場から拍手が起きます。私は無銭なのでステージ下手の木陰にポジションを取りました。恐らく300名以上のお客が集まったと思われますが、4人掛けの椅子に2名の客を配置していて、優先エリア内はスカスカの状態でした。また、無銭つまり一般入場券で入ったヲタはやはりあまり多くないようで、密になっている全く箇所はありません。
久しぶりにユニットとしての活動するハロプロを見ましたが、今日は新沼希空ちゃんが目を引きました。夏の陽射しの降り注ぐステージで希空ちゃんの白い肌が発光しているかのようなオーラを漂わせていました。ライブは30分6曲でトーク無しの濃い目の内容。コールや歓声が禁止されている状況下でヲタクが拍手でコールを再現しようと試みていたのはとても印象に残りました。
握手会は当然無く、距離を十分に取ったお見送り会でした。この状況では握手会はあと2〜3年は実施されないでしょうから、もはや旧世界の風習といった趣すらあります。
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