Tumgik
#今日はまつ毛の君の夢をみたよ
danzoku · 2 years
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置いてきたもの
時々、置いてきたものの夢を見る。
未練がましい夢である。
小中学校の時親しかった友人とか、好きだった(かもしれない)男の子の夢を見る。
(かもしれない)というのがミソで、もしかしたら好かれていたかもしれない、何かあったら付き合っていたかもしれない、と自分が勘違いできるような夢を見るのだ。その時私はその人たちのことをものすごく好きだったわけではないだろうに、夢の中ではなぜかかつての想いより強くその人を好きだったりするのだ。
そんなに好きだったのかと思えるほどの余韻が残る夢ばかりみるので、現実でもすごく好きだったんじゃないかとだんだん思えてくる。不思議だ。
夢にあやつられている気がする。
ちなみにキッパリと告白してきた人物(そしてふった人)などは一切夢に出ない。逆も然り。
夢に出てくる第一位は、小学校の初恋の人(みゃくはなかった)であり、第二位は家庭教師だった人であり、第三位は小中一緒で気の合った(のかもしれない)まつ毛の長い友人だった人であり、その他は私のことが好きなのに告白してこなかった相手だったりする。
手に入らなかった青春でも追いかけているのだろうか。
でも目が覚めて考えるのは、今会ってもわからないだろうということ。私も、相手も、もう小中学生ではないし、その面影を残した高校生でもない。
皆変わってしまったのだ。
もしあの時のままもう一度会えたら、キスくらいはしたかもしれないけど、
今道ですれ違っても気づかないし
気づいても声すらかけないだろう。
こういう感情が残ってる人達と、同窓会なんかでもし会えたら、ちょっと良い感じになっちゃったりするのかもしれない。
私は引越しまくっているのでそもそも同窓会の知らせなんて来ないし、あってもなんだか恥ずかしくて行けない。
スマホの連絡先もガンガン消すタイプなので残っていない。
あの時の輝きのままでいたいのだ。
あの時の私を大人の私で塗り替えたくはない。
あの、恋だの愛だのをまだよく知りもせず、それでもうだうだとそれらを欲しがっていた、若すぎる自分が愛しいだけなのだ。
つまり結局、【私の】夢なのだ。
これからもたぶん
置いてきた私について、未練がましい夢を見つづける。
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1-mini-1 · 6 months
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After the Rain- Wedding Dress (ウェディングドレス) English Lyrics
良く知る顔に囲まれる今日は
ずっとボクら夢にまで見ていた
白いヴェールに包まれる君は
綺麗で 見惚れてしまうよ
Today, we’re surrounded by familiar faces
On a day we’ve always dreamed of
Wrapped up in a white veil
You’re beautifulー I can’t help but be taken with you
一時停止したワンシーンも
もう一切 二度と戻らないみたいだ
ピントのずれた目こすったって
君が思い出になっていく
It’s like a scene that’s been paused
But it looks like one we’ll never be able to rewind to again
Even if I rub my blurry eyes
You’re still going to become nothing but a memory
寝ぼすけな君にウェディングドレス
白で全てを満たしてしまう
細い身体 栗毛の髪
君との思い出さえ
You’re a sleepyhead in a wedding dress
Everything is being filled with white
Your delicate frame, your chestnut hair,
Even my memories with you
人目を引く可憐な花嫁
誓いの鐘はもうすぐだよ
終わらない夢見る君へ
またつぶやく おはよう
You're a dainty bride who draws everyone’s gaze
The wedding bells will ring soon
To you, forever in a neverending dream
I whisper again, good morning
こんなドレスの解れた穴を
縫い合わせられるみたいに
君の世界と ボクの世界を
ひとつにできればいいのに
Like how the frayed holes in your dress
Can be sewed together
I wish that your world and my world
Could also become one
これからのふたりを探そう
あの日交わした約束が
瞼の中でぼやけていく
終わりかけの夢みたいに
Let’s search for what we could be together
The promise we exchanged that day
Blurs beneath my eyelids
Like a dream about to end
鏡越しの花のように
水面に浮かぶあの月のように
微笑む君に手を伸ばして
指は空を掻いていく
Like a flower on the other side of a mirror
Like the moon floating on the surface of the water
I stretch my hand out to you, who’s smiling,
And my fingers slip through the air
さよならまたね仕立てのドレス
最期も君に見惚れてしまう
愛しているよ 忘れないよ
宛先のない言葉
Goodbye, I’ll see you again, tailored dress
Even in the very end, I can’t help but be taken with you
I love you. I won’t forget you
These words have no destination
人目を引く可憐な花嫁
結ばれない時のリボンに
終わらない夢見る君へ
またつぶやく おはよう
You're a dainty bride who draws everyone’s gaze
To you, forever in a neverending dream
In times where ribbons can never be tied together,
I whisper again, good morning
おはよう
Good morning
お願い
Please
おはよう
Good morning
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rosysnow · 29 days
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ずっとそばに
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 ゆっくり、夜の街に明かりが戻ってきたと感じる。居酒屋やスナックが夜遅くまで光を灯している。
 そんな通りに並ぶ、とあるバーに大学時代からよく行っている。ゲイバーじゃないけど、ママが��ューハーフで、トークがなかなか愉快なのだ。そんなママを気に入って、店によく来る奴のメンツもだいたい決まっている。
 その人々の中に、いつからそのカップルがいたのかは憶えていない。自然と、名前と顔は一致するようになっていた。長身でワインレッドのメッシュを入れた男が真寿、黒髪ショートのきりっとした女が寧々だ。真寿は二十六の俺とタメくらいで、寧々はそれより年上で三十手前だろうか。
 見ている感じ、真寿は寧々の尻に敷かれている。寧々が何かしら一方的に言うと、真寿はしゅんとして謝っている。
 あんな女、俺なら嫌だな。そう思うけど、だからこそ、好きこのんで寧々とつきあう真寿は、よほど彼女が好きなのだろうと俺は思っている。
「あの子も、あんなモラハラみたいな女、やめとけばいいのに」
 その日も仕事を終えて、帰宅前にカウンターで一杯飲んでいた。すると、大学時代に同じサークルだった茅乃も顔を出し、俺の隣でカクテルを飲みはじめた。お局に対する愚痴をひと通り述べたあと、ボックス席にいる真寿と寧々を一瞥して、茅乃はそう言った。
「モラハラって」
「いつも怒られてるじゃん、あの子」
「あいつが彼女のこと好きなら、勝手なんじゃね」
「克宏も、好きな女だったらああいうのOKなの?」
「……俺は嫌だけどな」
「ほら。あーあ、真寿くんならもっといい女がいるのにさ」
 俺は静かにハイボールを飲んだあと、「それは、お前が『いい女』だと自称してるのか?」と眉を寄せた。
「悪い?」
「お前は『いい女』ではないな」
「克宏にはそれでいいけど」
「真寿くんに興味あんの?」
「私は可哀想な男が好きなの」
「可哀想って……」
「放っておけない。私が幸せにしたい」
「本人は幸せだと思うぞ」
「あれを見て、本気でそう思う?」
 真寿と寧々がいるボックス席をちらりとした。寧々は腕を組んでソファにもたれ、何か言っている。真寿はやっぱりうなだれている。会話はジャズと客の話し声に紛れている。
「絶対モラハラだわ、あれは」
 茅乃はひとりうなずき、オレンジ色のカクテルを飲んだ。「そうですか」と俺は聞き流して、スマホを手に取っていじる。
 今まで、真寿と寧々のそういう関係は、当たり前のように見ていた。でも、実は真寿は寧々に負担を感じているのだろうか。だとしたら、別れない理由が俺には分からないけど、真寿は別れたいと切り出せるタイプじゃなさそうだなとは思う。
 やがてアルコールが軆にまわり、ほどよいほてりを覚えてきた。茅乃には「あんま野暮なこと考えんなよ」と釘を刺し、俺はママに支払いをしてバーをあとにした。
 びゅうっと寒風が吹きつけてくる。十二月になって、一気に冷えこむようになった。マスクが隠れるくらい、マフラーをぐるぐるに巻いて、駅へと革靴の足を向ける。
 この通りは、パンデミック前は酔っ払いもかなりふらふらしていて、やや治安が良くない感じだった。でも、時短営業を機に閉じた店も多く、現在はそこまでうるさくない。灯っている明かりは増えたけど、活気が戻るのはまだもう少し先なのかなと思う。
 恋人もいない俺は、毎日会社で仕事をやるしかない。リモートワークも選べるけど、実家住まいの俺は、フルリモートが解除されたら、さっさと出社するようになった。リモート授業の大学生の妹に、「満員電車に乗ってきて、そのまま近づかないでよね」とか言われるが、そもそもお前がそんなふうに生意気だから家でゆっくりできねえんだよと思う。そして、これを口にしたら、両親は確実に妹の味方をするのも鬱陶しい。
 年末感が濃くなる金曜日、俺はまたバーにおもむいた。今年は土日がクリスマスなので、何となくうんざりしていた。彼女持ちの後輩は、「彼女とゆっくり過ごせるから最高ですよね」とか言って、俺は引き攣った苦笑いをするしかなかった。
「今年は久しぶりにオールのクリスマスイベントやるから、うちに来たら? 出逢いもあるかもしれないわよ」
 ママになぐさめられて、それもありかもしれないと深刻な面持ちで検討していると、からん、とドアベルが響いた。ついで、「こんばんは」と誰か店に入ってくる。
「あら、真寿くん。寧々ちゃんは?」
 俺はグラスから顔を上げ、入ってきたのが紺色のコートを羽織った真寿であることを認めた。彼は相変わらずな印象の弱気な笑みを見せると、ホールのボックス席でなく、俺のいるカウンターにやってくる。
 手にしたメニューを見つめた真寿は、吐息をついて、「とりあえず水を……」と言った。
「いいの? お水でもお金はいただくわよ」
「分かってます」
 ママは肩をすくめ、ミネラルウォーターをペットボトルごと真寿に渡した。しかし、受け取った真寿は、それに手をつけようとしない。
「何かあったの?」
 スツールがあいだにふたつあるけど、その横顔を見兼ねて、俺は声をかけてみた。はっと真寿はこちらを見る。女顔だなあと失礼ながら思っていると、「……克宏くん」と真寿はつぶやく。話すのは初めてだが、名前ぐらい把握されていても驚かない。
 真寿は視線を下げると、「あの子……」とぽつりと口を開いた。
「君の恋人ではなかったんだね」
「はい?」
「茅乃さん。ずっと、そう思ってたよ」
「………、え、茅乃と何かあったのか?」
 真寿はやっとペットボトルを開封すると、ごくんと喉仏を動かして、ミネラルウォーターを飲みこんだ。
「夕べ、茅乃さんと一緒だったんだ」
「はっ?」
「それが寧々に見つかって、怒られちゃって」
 え……と。
 何言ってんだ、こいつ。茅乃と夕べ一緒だった?
 もしや、この男、おとなしそうな顔して下半身は緩いのか。一緒だったということは、まあ、そういうことだろう。そりゃあ寧々も怒る。
 いやいや、待て。茅乃は先日、モラハラとかめんどくさいことを勝手に言っていた。
「もしかして、茅乃に無理に迫られた?」
「……まあ」
「マジか。それは……何か、あいつの友達として謝らないとな」
「いやっ、僕が流されただけで」
 そこは確かにお前も悪い。と言うのはこらえて、「真寿くんって、寧々さんとうまくいってなかったりする?」と問う。
「え? そんなことはないけど」
「じゃあ、あんまり……良くはなかったな」
 あんまりというレベルじゃないが、そう言っておく。真寿は黙りこんでしまい、ただ不安そうな顔で水を飲む。
「茅乃は、その──あいつなりに、真寿くんを心配にしてたみたいだから」
 沈黙が窮屈になった俺の言葉に、「心配?」と真寿は首をかたむける。ワインレッドのメッシュがさらりと流れる。
「真寿くんが、寧々さんにモラハラ受けてんじゃないかって」
 真寿は心底驚いた丸い目になって、「それはないよっ」と身まで乗り出してきた。
「確かに、寧々は僕のダメなところに目敏いし、よく指摘するよ。でも、それはほんとに僕が直さなきゃいけないところで」
「お、おう」
「ふたりきりになれば、寧々は僕のいいところもたくさん褒めてくれるんだ。すごく厳しいけど、すごく優しいんだよ」
「そう、なのか……」
「寧々はかっこいい。ずっと僕の憧れだった」
「ずっと?」
「うん。友達のおねえさんだったんだ、もともと。何年も、すれちがうときに挨拶するだけで。寧々からお茶に誘ってくれたときは、夢みたいに嬉しかったなあ」
 真寿は幸せそうに寧々との馴れ初めを語り、俺は臆しながらそれを聞く。
 何か、こんなに寧々にベタ惚れしていて、こいつ、本当に茅乃と寝たのか?
 そこのところを、具体的に訊けずにいたときだった。
「やっぱりここにいた」
 からん、とベルを鳴らして、店に入るなりそう言ったのは、カーキのオーバーと細いデニムを合わせた、いつも通りボーイッシュな寧々だった。
 真寿ははたと寧々を振り向き、口ごもる。
「ねえ、あんたの部屋にあたしとあの子とふたりきりにして、あんたは逃げ出すって何なの?」
 おいおい、そんな修羅場を投げてきたのかよ。ついそう思ったが、同じ男として、そんな現場は逃げたくなる気持ちも分からなくはない。
 真寿は気まずそうにうつむいているので、思わず「友達が失礼したみたいで」と俺は口をはさんだ。寧々はこちらに、長い睫毛がナイフみたいにも感じる鋭利な目を向ける。
「あの女の子の友達?」
「そうです」
「友達は選んだほうがいいわよ。で、真寿、あんたはあたしに言い訳ぐらいしたらどうなの?」
「言い訳なんて……悪いのは、僕だし」
「それで、何も説明しないのはもっとずるい。あたしがどうでもいいってことなら別だけど」
「それはないよ! 僕が好きなのは寧々だよ、絶対に。寧々のこと、大好きだよ」
「あの子にも同じことを言ったの?」
「言うわけないっ」
「じゃあ、それは、あたしにきちんと説明してほしかったな」
「……ごめん」
「あと、一緒に過ごしたくらいで、だいぶ大ごとに捕えてるみたいだけど、何もなかったならあたしは怒らないわよ」
 え? 俺は思わずぽかんとして、真寿もまばたきをする。
「あの子が言ってた、『相手にされなかったから』って」
「信じて……くれるの?」
「むしろ、信じないと思われるほうが不愉快ね」
「ご、ごめんっ。僕だったら、寧々がほかの男とふたりで過ごしたら許せないし、たぶん、何もなかったなんて信じられないから。そんなの、頭が変になると思う」
「……あたしも、頭は変になりかけたけどね」
 むすっとした感じで寧々が言うと、真寿はぱあっと笑顔になり、スツールを立ち上がって「ごめんね」と彼女を抱きしめた。「あらあら」なんてママはにっこりしているけど、俺にしたら痴話喧嘩なので、しょうもないと思いながらスマホを取り出す。
 いつのまにか、通話着信がついている。茅乃からだ。俺はいったん席を立ち、壁際で茅乃に通話をかけた。奴はワンコールで出た。
「真寿くんとひと晩過ごして、何もなかったことは聞いた」
 俺が開口で言うと、茅乃は『ありえないでしょ……』と絶望的な涙声でつぶやいた。
「だから、真寿くんはそれだけ寧々さんに惚れてんだよ」
『うー、つらいよお。私、真寿くんのこと、けっこうマジで好きだったんだよ?』
 俺は壁に背中をもたせかけ、けっこうマジで好きなのはこっちもだけどな、と思う。
 本当に、見る目がない女だ。そんなお前に恋をした俺が悪いんだろうけど。マジで、鈍感すぎる。
 俺がいつも隣にいるって気づいてくれよ。何だかんだ、ずっとそばにいるじゃないか。でも、こいつはおもしろいくらいに気づいてくれない。
 真寿と寧々は、いつも通りのホールのボックス席に移動している。寧々が何か言っても、真寿はいつになく嬉しそうだ。
 あのふたりは、ずっとお互いのそばにいるんだろうな。茅乃の泣き言を聞きながら、そんなことを思う。
 俺が茅乃とあんなふうになれるかは分からないけど、憂鬱だった週末のクリスマスは、ひとまず彼女のやけ酒につきあって過ごすことになりそうだ。
 FIN
【THANKS/診断メーカー『お題ひねり出してみた(ID:392860)』】
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togekiss4ss · 7 months
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SNOOZER 1998 4 Bernard Butler 天国から降り立った至福のソウル・ミュージック、遂に完成!
BERNARD BUTLER
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by SOICHIRO TANAKA photography by MIDORI TSUKAGOSHI
間違いなく、98年最初の傑作と呼びうる作品が座み落とされた。アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」——バーナード·バトラーという類稀なる才能がようやく咲かせた、大輪の花びらである。険しさや激しさとは無縁。勿論、どこまでも気持ちが高揚するアップ·テンボのナンバーもある。だが、基本的には柔らかで、しなやかで、ゆったりとした時間が漂う、極上のソウルフルな作品集である。
■練りに練り込まれた4ピース·バンドのアンサンブル、そこに実に効果的に配置された華麗なストリングス——だが、そんなゴージャスなプロダクションにもかかわらず、バーナード本人の細かい息遣いがそのまま伝わってくるような親密さがここにはある、日当たりのいいキッチンに通されて、入れたばかりのココアを御馳走になったかのような暖かさ。薪が割れる音だけが聞こえる、暖炉のある暖かい居間に招かれて、家族との思い出話をひとつひとつ聴かされているかのような距離感。そして、妻、亡き父親、兄弟達、多くの友人達——バーナード自身と彼の周囲の人々をめぐる大小様々なドラマが平易な言葉で綴られた歌詞。ここはバーナードが招き入れてくれた彼の部屋なのだ。
■「僕が何故、落ち込んでるか聴いてくれるかい?/僕が過ごしていた日々は、ありがちな疑いばかりだったから/そう、僕が夢を語っても、君だって耳を貸しちゃくれなかった」「そう、君はわかってくれてると思ってた/友人達が僕のことを取り合ってもくれなかったってことを/だって、僕は他人のことが少しもわからないんだよ」「でも、最近は僕はひとりじゃないんだ」——アルバムに先立つ2枚目のシングルとしてリリースされた“ノット·アローン”において、バーナードはどこまでもあけすけに歌う。だが、ここで鳴らされているのは、夢、失意、孤独、離別、誤解、強がり、喜び——そんな普通的なものばかりだ。そう、これこそは我々、日常と自分自身の感情に翻弄され続ける「ちっぽけな魂」の主題歌そのものなのではないか?
■バーナード·バトラーは、自分の半径2メートルのありきたりの小さなドラマから「普遍」を生み出した、どこにでも転がっているありきたりの失意と喜び——だが、それが当の本人にとってはとれほどに深刻なドラマなのか? そして、それを細心の注意を払い、目一杯の熱意でもって奏でた時に、それはどれほどに崇高な叙事詩たりえるのか?——アルバム「ピープル・ムーヴ·オン」は、そうした事実を証明してみせた。バーナードに招かれて、我々は自分自身について語りだす。そう、アルバム「ピープル·ムー��·オン」は、そんなありきたりのちっちゃな喜怒哀楽に対する祝福で溢れている。
このレコードによって父の思い出が公になってしまうのは、少し哀しい。でも、そのことによって、僕自身の存在を証明出来た気もするんだよ。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくない。そんな思いを父の思い出がサポートしてくれるのさ
ありきたりに生きたありきたりの男が愛した「やせっぽちの息子」だからこそ産み落とせた、どこまでも親密な「至福のソウル・ミュージック」——
マチズモからも、ホモ・セクシャル体験のないバイ・セクシャルからも遠く離れた、奇跡のソロ・デビュー・アルバム『ピープル・ムーヴ・オン』が到達しえた、しなやかさの秘密
●素晴しくソウルフルなアルバムが出来上がりましたね。
「どうもありがとう」
●このアルバムを聴いて、何故、あなたがスウェード時代、あんなにも居心地悪そうにしていたのかがわかったような気がします。というのも——。
「ふう(と、言ったまま机につっぷしてしまう。髪の毛がスープに浸ってしまっているのも気にせずに、ガバッと起き上がり、首を激しく振り続ける)」
●もうスウェードの話はしたくないんですね?
「いや、そんなことは言ってないよ。別にいいんだけどさ。別にいいんだけど……でも、スウェードのことについては散々話し過ぎたから。ねぇ、アルバムの話にしてくれない?」
●ええ、勿論。だって、今日はスウェードじゃなくって、あなたのソロについて話しにきたんだから。
「それなら良かった。うん、もうスウェードの話はしたくないんだ。僕はスウェードでのキャリアを、本当に誇りに思ってるよ。でもさ……でも、もう5年も前の話なんだぜ?でも、ヨーロッパのプレス……特に英国のプレスは、事あるごとにそんな昔の話に固執するんだよ。昔のことだけじゃない。スウェードが何百万枚もレコードを売ったとか、そんな話をするんだ!そんなの僕の知ったことじゃないのに」
●いや、だから、僕が訊こうとしてるのは——。
「(遮って)だってさ、このアルバムはスウェードのレコードに対する反撃でも何でもないんだから……。このレコードは明らかに、今までやってきたことと違うはずだよ。僕の人生の中の、新しい時代の節目にふさわしいものなんだ。歌詞的なアプローチの方法も、個人にすごくクローズアップしていったり、うんと突き放してみていたり、すごく一般的なことに基づいていたり、様々なんだ。そう、これは全て『僕』なんだ。すごく『僕』らしいレコードなんだよ。ここには、いろんな違った角度から『僕』が描かれているのさ。それこそが、僕が常にやりたいと思っていたことなんだ。うん……でも、まあ、君がこのアルバムの中の僕と比べてみて、スウェード時代の僕は居心地悪そうにしてた、と言うのも分かる気がするよ。確かにそうだったかもしれない(笑)」
●うん、そう。つまり、僕が「何故、居心地悪そうにしていたのかが分かった」と言ったのは、このアルバムを聴きながら、「ああ、これこそがバーナードが昔からずっとやりたかった音楽だったんだなあ」としみじみと感じたからなんです。
「ああ、もう本当にその通り。大正解だ。でも、そんなことを言ってくれたのは、君が初めてだよ」
●嘘?本当に?
「ねえ、『ボトム·ドロワー』って知ってる?結婚に備えて、女の子が嫁入り道具をしまっておくたんすの引き出しのことなんだけど。お父さんやお母さんが、お嫁に行くときに持って行かせたいものを、娘のために蓄えておいたりもするんだ。で、これは、そんな感じのレコードなんだよ(笑)。今まで大事に蓄えてきたものがギッシリ詰まってる。なかなか外にひっぱり出すことが出来なかったんだけど、絶好の機会を得て、ようやく陽の目を見ることを許されたのさ(笑)」
●(笑)なるほどね。それで、このアルバムを聴いて最初に感じたのは、ひとつが最初に言ったソウルフルな作品だということ。で、もうひとつが、70年代のソングライター達がやっていたような、すごく「パーソナルな息遣い」が伝わってくる作品だということなんです。
「へえ。なるほど。いいね」
●でも、自分自身の弱さや怖れをも包み隠さずに歌うのは、最初は戸惑う部分があったんじゃないですか?
「いや、僕は隠しだてしたりしないんだ。隠すものなんて、何もないからね。むしろ人間は自分を包み隠したりしないための努力をすべきだと思うよ。ほら、去年出たレコードの大半はマッチョで、アグレッシヴなギター·ミュージックばっかりだっただろ? なんかお高くとまってると言うか、人を下に見てるって言うか。『俺はグレイトなんだぜ!俺はお前らとは違うんだ!』ってね。でも、僕はそんな風に自分のことを考えたくない。それよりも、もっと繊細なものを表現したいんだ。人間関係のことや、離別や、誰かを失うことや、家族のこととかね。僕はそういうものを自分の内側にひたすら溜めているだけなんて好きじゃない。殻に籠りたくないんだ。溜まったら吐き出して、受け入れていかなくちゃ。どんなポジティヴなことも、ネガティヴなこともね。勇気を奮い起こさなきや。『何でこんなことが僕の身に起こったんだろう?』って理由を解明するんだ。それで『きっとそれは僕が物事の悪い面しか見てなくて、考え方によっては良い側面もあるはずなのに、それを見ようとしないからなんだ……』って気付くんだ。それは変化し得るものかも知れないんだから、リスクを負わなくちゃ。それが、このレコードで表現されている僕の感情というか、感覚なんだ。とにかく、このレコードはすごくパーソナルなものなんだよ。だから、どの曲が具体的にどの人について歌っているかは、言いたくない。僕に言えることは、『このレコードは僕の人生にすごく深く関わっているものだし、多分、みんなの人生にも何らかの関係性を持っているだろう』ということだけなんだ」
●なるほどね。実際、あなたは、これまで自分自身のことを「やせっぽちの、ギターを弾くしか能のない男」という言い方をしてきましたよね。でも、この作品さえあれば、そういった自嘲的な言葉で照れ隠しするのではなく、「僕には人を感動させることが出来るんだ!」と胸を張って言えるんじゃないですか?
「そうだね。僕はこのレコードをすごく誘りに思ってるよ。でも、特に、ここ10年くらいは男が怖れや弱さをさらけ出す、なんてことが受け入れられない状況にあるだろ?実際、僕が思うに、男は普通そういうことをレコードの中で表現したりしないんだよ。男っていうのは、いっつも叫び声をあげてなきゃならない。っていうか、いつでも強気で、男らしくて、荒々しくふるまわなくちゃならなかったりするんだ。でも、僕は、終始『俺はグレイトだ!俺は最高だ!俺の書く曲はどれもこれも素晴しいんだぜ!俺はこの世代で、いちばん優れたソングライターだぜ!』なんてふれまわるような人間には興味がないんだよ(笑)。自分の道をまっすぐに、ただ前だけを見て進んでいけばいいのさ。僕はその方がずっと強い生き方なんだと思ってる。実際、怖れや弱さをさらけ出す、って言っても、何もネガティヴで、悲観的な意味かりがこもっているわけじゃないと思うんだ。本当は、もっとずっとポジティヴで前向きなことだと思うんだよ。だって、ちゃんと自分と前向きに向かい合っているわけだろ?で、その先を模索するための一段階なんだからさ。勿論、これは僕の問題であって、他の人にも強要するつもりなんかないよ。でも、もしかしたら僕のレコードが他の人の考え方に影響を及ぼすかもしれないよね。その可能性もあると信じてるんだけど……。だから、このレコードっていうのは、マッチョでもなく、アグレッシヴでもない、でも、強くてしなやかな男の作ったレコードなんだ。前だけをまっすぐ見て、突き進んでいくだめのレコードなんだよ」
●マッチョじゃないってことで言えば、ヴォーカルという面についても、ニール·ヤングの「囁くような歌い方」があなたに歌う勇気を与えてくれたんじゃないですか?
「う~ん。囁く、っていうのはちょっと違うかな。でも確かに、ニール·ヤングみたいに、ヴォーカルではなくて、表現の一部として歌を歌っているような素晴しい人達っていうのは、技巧に凝らないよね。ビブラートも使いこなせなければ、音階もまともに取れない。でも、何故彼らの歌が素晴しいのかと言えば、ここから生まれたものだからなんだ(と胸をトントンと叩く)。それにいい音符が並んでいれば、つまり良いメロディがあれば十分なんだよね。でも、僕が勇気づけられているとすれば、やっばり彼のアティテュードなんじゃないかな」
●先ほど、70年代のソングライター的なパーソナルな思遣いという話をしたんだけども、逆に、あなたとしては英国人のソングライターに多いキャラクターや物語を設定する歌詞の書き方には、胡散臭いものを感じるんでしょうか?
「そもそもイメージを作り上げようとする点では、大英帝国こそ最も悪しき存在だと思うな。この国は、もう何千年もの間時間を無駄遣いしてる。国民はずっとそれに踊らされて、『大英帝国万歳!』ってやってきた。で、その思想みたいなものが、今の時代になってもずるずると国民の頭の中に残ってるんだよな。こんな小さな国に住んでるもんだからさ、アメリカにプレイしに行ったバンドなんて、すぐ大陸を征服したような気分になってしまうのさ。『俺達はすごい!』ってね。勿論、これは一般的な英国人の考え方であって、僕の意見というわけじゃないよ。僕はそんな考え方には反対なんだ。僕の両親はアイルランド人だから、この大英帝国的な思想は相容れないものがあるし。これがさっきも言った、アグレッシヴな考え方の根底になっているものなんだ。僕は、僕のレコードを聴いた人達にイメージの刷り込みとか、餌付けみたいなことはしたくないんだ。それよりも、このレコードを聴いてくれた人達と手をとりあって、暖かな雰囲気を感じて貰いたいと思ってる。僕は火になって、誰かを暖めることだって出来るはずなんだ(笑)。まあ、確かに、その英国的なソングライティングというのは、一種のシニシズムのようなものだよね。それと、幻想みたいなものを人はそこに見い出しているんじゃないかな。というのも、みんな退屈してるからね。退屈な生活、退屈なバックグラウンドを持った人達が、大勢ロンドンにやってくる。特にロンドン郊外からね。サリー州やケント州、サセックス州といった場所に生まれ育った若者達は、ロンドンに大都会の幻影を見てるんだよ。『ロンドンに行けばきっとエキサイティングなことが待ち受けてる』ってね。でも、僕もそうだけど、元々ロンドン市内で育った人達は、そんな幻想を持ってはいないからさ。でも、郊外で育ってロンドンに来た人達は、そういう幻想を持ってる。すごく奇妙な、ロンドンのアンダーグラウンド·シーンを発掘するのに執着するんだ。むしろ僕は自分のレコードには、退屈ならその退屈をそのまま表現したいと思ってる。下手な幻想を描くのではなくてね。まあ、こういうことはロンドンに限らず、世界中の大都会に共通する風土病みたいなものなんだけど(笑)」
●なるほどね。
「諸悪の根源は、あのブリット・ポップだった。まあ、中にはいいのもあったけど、そういう地味だけどいいレコードよりも、もっとくだらないけど華やかなレコードばっかりが売れて、そういう連中だけが大金持ちになっちゃったんだよね。ヴァーヴとか、レディオヘッドとか、そういう素晴しいバンドは黙ってベンチに座ってるだけだった。僕もそうだった。でも、最近になってやっと状況とクオリティが一致してきたように思うんだ。でも、やっぱりあの時代というのは、失望させられてばっかりだったよ。まるでロンドンのイメージー=ユニオンジャックの旗、赤い2階建てバス(笑)っていう、あのステレオタイプのイメージがそのままロンドンのミュージック·シーンに持ち込まれちゃったんだ」
●では、今も話に出たレディオヘッドのトム·ヨークのような人は、自分しか気が付かないような、自分自身や世界の問題点をえぐるように見つめて、それを克服するために創作に向かっていますよね。
「僕、彼のことが本当に好きなんだ。尊敬に値するね。レディオヘッドの曲を聴くと、いつでもついつい歌詞に目がいってしまう。歌詞カードを読む、数少ないバンドのひとつだね(笑)。でも、ああいうダウンな歌詞で曲がものすごく良いバンドって、本当に少ないと思う。そこが彼らのすごいところなんだ。曲がとてもいいか���、その曲と詞の相乗効果が素晴しくて、詞そのものがまるで詩歌みたいに響いてくる。世界で最高のバンドのひとつだね。それは疑いようがない。興味深くて、曲が素晴しくて、声が美しい。そして、歌詞が本当にいい。自分達の過去を忘れてしまって、最初からビッグなバンドだったような顔をしないのがまたいいよね。彼らが最初にレコードをリリースした時、この国の誰も彼らに興味を抱かなかった。『ザ·ベンズ』をリリースした時だってそうさ。でも、半年経った頃に、ようやくみんながあのアルバムの良さに気付き始めた。ファッショナブルだとさえ言われるようになったんだから。最初は誰の目にも留まらなかったものが、今では10年来の傑作レコードにまで成り得たのさ。その辺が、僕が『ロンドンのミュージック·シーンはクズだ』と言う所以なんだよ」
●ところで、あなたのソングライティングについてもうちょっとお訊きしたいんですけど、やはり今作に収められた作品のソングライティングの過程というのは、自分自身の弱点やダークな部分と向き合って、それを克服していく過程でもあったんでしょうか?
「うん、そうだね。ただ、向き合って、というのは確かにそうだと思うけど、克服っていうのはちょっと違うな。克服というよりも、『ポジティヴなやり方で自分自身を表現している』と言ったほうが適切だと思う。僕は決して紙と鉛筆を持って、じっくり腰を据えて曲を書くようなタイプではないからね。ただテープレコーダーを回して、思いついたフレーズをランダムにそこに放り込んでいく。アイディアをとっ散らかったままとにかく録っておくのさ。頭の中はいつも混沌としていて、いろんな考えや感情がぐちゃぐちゃに渦巻いている。それを簡潔な言葉で説明することなんて出来ないはずなんだ。なのに、一旦レコードになると、ちゃんと簡潔にその意味がまとまっているんだよね。自分でも不思議でしょうがないんだけど(笑)。それで、レコードをじっくり聴き直してみて、ようやく自分自身の考えていたことが解ったりするんだよね。曲作りは、本当にそんなふうな自然発生的なものなんだ。予めプランを立てておくことなんて出来ない。いや、出来たらどんなにいいか、って思うんだけどね(笑)。だけど、やっぱり駄目なんだよね」
●では、今回、ソングライティングの過程で、本当の自分自身と向き合う時、最も苦痛を伴ったのは、具体的にどんな部分だったか数えて下さい。
「そうだな……僕の父親についてのラインを書いている時かな。このアルバムには、全体を通して僕の家族についての描写がたくさん出てくるんだけど、時々胸が苦しくなったりしたね。タイトルや、そういったフレーズに引用されているのは、妻との会話や、何年も前の僕の家族との対話だったりするんだ。まあ、中にはテレビの中の会話からとったものもあるけど(笑)。僕は、基本的に、そういう具体的な会話を引用するのが好きなんだ。政治的なメッセージ性のあるタイトルなんて付けたくないからね。僕は本を読まないからさ。知識なんかよりも、もっと自分のイマジネーションや、頭の中にあるもの、感覚的なものを大切にしたいと思ってるんだ。とにかく、家族のことを曲にするのは、いつでも苦痛を伴う作業なんだ。でも、そこにこそ僕のエモーショナルな部分がいちばん生かされているとも思うし、ポップ·レコードに、もっと深い感情を与えてくれる存在でもあるんだよ。それに、父親や、祖父や、先祖の思い出は僕に残された遺産だと思うんだ。で、その遺産を僕も残していきたいと思ってる。そう、運命みたいなものだね。それに自分なりに折り合いを付けていくのは、エキサイティングなことでもあるんだ」
●実は、この作品を聴いて、かつてあなたがあなたのお父さんについて語った素晴しい言葉を思い出したんです。「自分はごく平凡なとても素晴しい人をひとり知っている。君達にはなんの意味も持たないかも知れないけど、僕にとってはとても大切な人だった。その人はとても幸福な当たり前の人生を生きて死んだんだ」って言葉を。
「ああ、そうなんだ……うん……彼はね、そう、とても平凡な人だった。ごくごく当たり前の人生を送っていたよ。人生を通して、何か特別なことをしたわけじゃない。9時から9時まで退屈な場所で働いて、夜は毎晩テレビを観て、お金の工面をして、ごくまともな死に方をしたんだ。特別に楽しいことがあったわけじゃないんだろうけど、月明りの頃……死の直前にはそれなりに残りの人生をエンジョイして死んでいったと思うよ。その父の思い出がレコードをリリースすることによって公になってしまうのは、僕にとってちょっと哀しいことでもあった。でも、それと同時に、彼の思い出を公にすることによって、僕自身の存在を証明出来たような気がするんだよ。僕自身がここに居る、その事実と理由をね。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくはない。そんな思いを彼の思い出がサポートしてくれるのさ。そう、父はとても博識で、機転が利いていて、ウィットに溢れた人だった。でも、誰も声を大にして、彼にいい仕事にありつく機会を教えてはやれなかったんだ。君や、僕のようないい仕事にね。まあ、これって世代的な問題でもあるし、それだけのことなのかもしれないけどね」
●うん。でも、このアルバムさえあれば、あなたは彼の遺志を継いだ、素晴しい息子だという証明が出来ますよ。
「(笑)そうだね。父がそう思ってくれることを願うよ」
●先行シングルの“ステイ”は、どこかお父さんに捧げられた部分もあるんじゃないかと思ったんだけど。
「いや…… 。特にそういうわけじゃないんだ。でも、もしかしたら、潜在的にそんな思いもあったのかもしれないね。正直なところ、どういうふうに君に説明したらいいのか分からないんだけど。この曲は、『変化』について歌われたものなんだ。僕は、人が他人に『君は変わるべきだ』『君はもっと先に進まな��ちゃいけない』なんて言ってるのを見ると、イラついてしまうんだ。だって、言われた方は、彼らが変わらなくちゃいけないことも、彼らが本当に先に進みたいと思っていることも、ちゃんと分かってる。それと同時に、そのことがどんなに難しいことかも分かっているんだから。でも、一日の終わりには、必ず『やっぱり自分は変わらなくちゃいけない』って思うんだ。それって、すごく絶望的な光景だと思うんだよね。変化の過程というのは、いつでも恐怖や失望を伴うものだし、違う場所に到達するのって、フラストレーションに常に苛まれるシチュエーションなんだよ。感情的にも不安定で、すごく傷つくことなんだ。実は、この曲のフレーズは、ちょうど僕がレコーディングに入る前に知人の女の子に言われた言葉でさ。彼女は僕が先に進まなくちゃいけないことも分かってるのに、僕にそんな風にばかり言ってて…おまけに、自分は進もうとしなかった。自分も前進しなきゃいけない、って分かってるのにさ。このことは、“ステイ”の前の曲 …なんだっけ、アルバムの9曲目」
●え~っと “ユー·ハヴ·ゴット·ホワット·イット・テイクス”ですね。
「その曲も、このことについて歌われたものなんだ」
●そうなんだ。なるほど。じゃあ、アルバム·タイトルにもなっている『ピープル·ムーヴ·オン』というタイトルは、そうしたあなたの人生における変化に対する認識が現われたものなんでしょうか?
「これも、もともとは毎日の対話の中から出てきたフレーズなんだ。でも、ちょっと違うのは、これは自分自身の対話というところなんだよ。『何でこんなことが起こるんだろう?』、『何でこんなことが自分の身に起こったりするんだろう?』という問いかけから生まれたものなんだ。自分の頭の中に渦巻いている、人生そのものに対する問いかけだね。このフレーズが最初に閃いた時、僕はウェストエンド(ロンドン中心街)で新聞を売ってたんだ。何年も前の話さ。で、人がただ、流れていく。流れていく。流れていく。土曜日の夜で、みんなはクラブに繰り出すために、流れていたんだ。僕は、それをじっと観察してた。自分勝手に彼らを批評してたわけさ。クラブへ向かう時にはお洒落して、皆すごくスマートに決めてるだろ? でも、帰りには口紅は剥げてるし、髪の毛はめちゃめちゃだし、あられもない格好になっていたりするんだ(笑)。そういう流れ行く人の立ち居振る舞いを、批評することだって出来るし、それを経験の一つとして自分に取り込むことも出来るんだ。そういうのって、ただの行きずりの人についても、大切な人についてもそれは同じことだと思うんだ。過去に一緒にプレイしたことのあるミュージシャンだって、一緒に仕事をしたことのある人だって、関係を持ったことのある人だって同じことさ。僕の中には、他人は自分の中を通りすぎて行く存在に過ぎないという思いがどこかにあるのかもしれない。勿論、その中には僕を救済してくれる人も、僕のイマジネーションをかきたててくれる人もいる。2度と会わない人もいる。「ピープル·ムーヴ·オン」というのは、人が自分の中を流れていく、まるで旅するように来ては去っていくシチュエーションをイメージさせるフレーズだと思うよ。このレコードも、そんな旅のようなものなんだ。色々な人や、色々な経験がこのレコードを通り抜けていくのさ」
●なるほど。で、このアルバム全編には「許し」が漂っていると思うんですよ。あなた自身、このアルバムを作ることで、憎しみや怒りという感情から解放されて、とっても清々しい気分になったんじゃないですか?
「いや、どうだろ……最初から『許し』があったというよりも、先に『評価/判定』があって、その結果から君はそう感じたんじゃないかな。勿論、ネガティヴな評価の場合もあるよ。で、そういう人間関係を自分の経験則として蓄積することが出来るんだ。そういうことだと思う。そう、それと『ビーブル·ムーヴ·オン』というタイトルには、もう一つ別の意味があるんだ。それは、『頼むぜ!動いていこうよ!』ってことなんだ(笑)。『進んでいこう、イマジネーションを最大限に使って、音楽に関する知識をうんと生かして、動いていこう、進んでいこう!』ってことなんだ。まあ、つまりは、レコードを作ろう、ってことなんだけど(笑)。スピリチュアライズドやレディオヘッドといったバンドは、それを本当に上手にやってのけたと思うよ。彼らはこの国の音楽的な財産にきちんと敬意を払いながら、全く同じことをやるということに、プレッシャーを感じてる。違和感を感じてるんだ。『お、これいいね!頂戴しよう』って上手く過去の音楽スタイルを取り入れながら、最新型のオリジナルを創り出しちゃうんだからね!すごく革新的だよ。こういうのを、アート·ワークって言うんだと思う。いろんな人から影響を受けて、それで今度は自分達がリスナーやオーディエンスに影響を与えてる。動き続けているのさ」
●うんうん。じゃあ、あと少しだけ。“ユー·ライト·ザ·ファイア"の穏やかなムードというのは、あなたの家庭のムードそのものの反映なんでしょうか?
「いや、というよりは、これは今現在の僕自身の状態についての曲なんだ。父が死んでから数年の間、僕は兄弟達と全然連絡を取り合っていなかった。でも、ちょうどアルバムの最後の曲のヴォーカル·トラックを録っていた時なんだけど、兄弟が僕をスタジオに訪ねて来てくれてさ。なんだかすっかり歳とっちゃったみたいに見えたけど、もうとても嬉しくてさ。つまり、レコーディングが一区切りついたところで兄弟が激励に来てくれたんだよ。その時っていうのが、すごく暖かな気分だったんだ。その後も、僕にも子供が出来て、兄弟にも子供が出来て、母が孫を見に来てくれて、良い時期が続いてる。すごく暖かくて、素敵な、ポジティヴな時間が続いていることを歌っているのさ」
●うんうん。でね、ちょっと気になったのは、このアルバムを聴く限り、あなたってちょっとジェラシーが強すぎる男性なんじゃないかな?って。
「ジェラシー?いや、僕としてはそんなことないと思うけどな。良く分からないな、その質問は」
●OK。じゃあ、ここ数年のあなたの活動を見て、最もやきもきしていたのは、あなたのワイフなんじゃないかと思ったんだけどーー。
「え、どういうこと?彼女が僕の音楽活動を気に入ってなかったってこと? それとも、全然働いてないことを怒ってたかってこと?」
●違う違う!だって、ここ数年、音楽活動の面であなたは色々と紆余曲折してたじゃない?
「ああ、分かった。そういうことか。うん、僕の奥さんはね、すっごく素敵な女性なんだよ。アハハハ。いやいや、とにかく、音楽のことに限らず、色々心配はかけてると思うな。僕は結構肝心なことを言わなかったりするもんだから、彼女はそれをどうにか理解して、問題を解決しようと努力してくれてるんだ」
���じゃあ、“ユー·ジャスト·ノウ”は、彼女との関係の中から生まれた曲なんでしょうか?
「そう、僕は彼女のことを何でも知りたがるからね、まるで子供みたいに(笑)。というより、彼女が僕を理解してるのかどうかを知りたがってしまうんだ。ほら、子供って何でも根掘り葉掘り訊きたがるだろ?『どうしてそんなこと知ってんの?それってどういうこと』ってさ。小さい時には誰でも、『なんで今夜サンタクロースが来るなんて判るのさ?』って両親につっこんで、困らせたりするじゃない。もちろん親はそれには答えられないんだけどね(笑)」
●でも、それって、あなたがジェラシーの強い人だってことも関係してるんじゃない?
「ああ。なるほど。それは良い見解だね(笑)。そうか。そうなのかも。ハハハ」
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littlesallywalker · 11 months
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日記
真夜中のエンジェルベイビー魚座さんへ。眠れましたか。
リュックにつけていた「be a dark horse」のバッジがこわれた。
ある暗いまぼろしのころリュックにひなげしを挿して歩く友もいた。
こちらは夜半、きゅうにスマホの電源が入りっぱなしフリーズして、
強制終了のやり方を知らなくてあわあわしてでもPCで日記読んだ。
やがていつの間に寝ていた。オートバイにのる子の夢をみた。
本当に「オートバイ少女」(鈴木翁二)みたいな子だった。
ぼくのいる細い路地へよく通ってくれた方。
鈴木翁二さんって今はどうされているのだろ、
スキンヘッドだってだけむかし教わってそれからもけっこう経つ。
あれは何の星、あれはなんの星。
それからあれはなんの星。
あれはあの子、あれはあの子、あれはあの子。
”先を思うと不安になるから今日のところは寝るしかないね”
眠れないとき、重たい目と肩で星と星がむすばれていく。
朝それは解決した、携帯問題はね。今またトラブル心。
不安なときって鉄板に背中くっつけたような、
それとも胸をスプーンでえぐられるような、
足から順に手が震えるその、全身にきますよね。
いっぽう脳はフリーズして冷蔵庫の前で立ちすくむ。
明け方、資源ごみ出しサバイヴに成功...忘れたぶんの段ボール、
旅の重さの様でいてなんだか煩悩の責任が横たわった物を起こす。
景気づけにもろきゅう食べた。もろきゅう大好きです。
お隣さんは挨拶が苦手みたいで、一方的な会釈だけする。
娘さんはにこにこ型、お母さんは駆け足系。
旦那さんとは睦まじくたまに話している。
国道沿い明け方4時のプリンスプリンセスたちよ。
たまごサンドぼくも好きです。コンビニだとローソンのおいしい。
自分で作ったのもおいしい。けど買い食いのたのしさには敵わない。
腕枕いいですよ。片やひとり今を解決できたらいいなとお着替え。
そうそう腕枕ってそう何十回としたことある訳でないんだけれど、
みなさん遠慮して「重くない?大丈夫?」ってやさしかったです。
別に重いことなくて鼻に髪の毛がこそこそしてくすぐったいです。
前にまお君(友)のこと腕枕させてもらったことがあって、
腕ふと!って。彼は短髪だけどそれでも鼻に入りました。
腕章をパン!ってはじく太さです、元テニス部元水泳部。
タハハ。わたしは誰と話していますか?
むかしむかしチャットモンチーめちゃ好きで。
「寒くて寒くて凍えそうだから手をつないで目をとじよう」
っていう歌詞になんか夢見たりそんなきも学生でした。
鏡みたら今日目の下のくまみたいのがすげい。現実~。。
めがね必須日ですね。これはこれは。
リクエストはあとでちょくちょく言います。
と思ったけど。ぼくはあなたの後ろ姿をみたいです。
肩に降る雨をみて背中から何分か真空になって瞼の内の月を見たい。
不安。でかけるまえに背中さすって、だれか遅刻させてください。
遅刻というよりか、...なんでもない。
バッジは捨てない、直してあげる。
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さかなの別名義の曲でこれは「ルナルナ」ではなく「ルナ」。
スピッツぼくもこっそりずっと好きで新作もカセットで買いました。
なんだかさいきん7inchとカセットで聴き気味です。
うちのかわカセットプレイヤー今度みてください。
CDプレイヤーもかわいいのです。自慢。
やさしいあの子にも伝えたい。
君はどんなひと?(今さら)
その彼?や彼女?の遡るいいねの過去はどんなかな。
今夜のごはん、簡単ですがおてやわらかに鬼ころしで乾杯ね。
誕生日、誕生月にはケーキたべて水瓶で飲酒しましょう。
(はやくかえってきてください)
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bacchae-dionysos · 11 months
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ディオアリの顕現
彼はアリアドネを連れて、ナクソス島へむけて船出したが、残酷にも、その島の岸に彼女を置き去りにした。捨てられて、激しく嘆き悲しんでいる彼女に、愛と救いの手をさしのべたのが、酒神バッコスだった。この神は、彼女が星となって不断に輝きを見せるようにと、彼女の頭から冠を取って空へ投げあげた。  オウィディウス『変身物語』8巻,中村善也訳
ついに家に顕現しました
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推しカプ様 ディオアリ!🍇🌕
家に推しカプがいるーー! 平面の絵じゃなくって立体として存在しているー!😭
これからはもうディオアリに飢えたら、 絵を描かないでも箱から取り出すだけでディオアリが出来る!
素晴らしい〜🥹
しかも
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顔がいい〜!
産まれてきて、、良かった🤦‍♀️🙌
ということでフルチョイスしてたアリアドネをやっとお迎え出来ました。 以下アリアドネお迎えレポまとめます🌕
・ディオニューソス様にラブレター提出遠征
アリアドネをお迎えしたいな〜ていうのはずっと考えていたんですけど、今回お迎えに踏み切った事の発端は10月のメモリアルワンオフです。
ワンオフっていうのはsuperdollfie(ドール種類)をお迎えできる、天使の里、天使の窓、天使のすみかなどで抽選でお迎えできるドールの事で 普段ではお迎えできない限定ヘッドの子や、そのシーズンやテーマに合わせた特別なメイクが施されている子達がお迎えできます。
そう私はワンオフで限定ヘッドのレイズナーが降りてくるのを常日頃から待っている……!
レイズナーヘッド……イケメン過ぎませんか…… 大好きなんです。おもに鋭いおめめと微笑みのお口が好き…
だからレイズナーヘッドでディオニューソス様お迎えしたいってずっとそれが夢で……(なので今いるディオニューソス様は造形が近い17番くんなの)
でズナ待ちしてたら、大阪に降りてくるって!
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ええ〜ッめっちゃかっこいい……はわゎ……
口の口角が左右で違うのがとてもいい〜!ズナヘッドってだけで好きなのにこのメイクは好きすぎる〜🫶
大阪はお友達がたくさんいるし、もう友達に会うを口実に大阪遠征しに行かなくちゃ〜!て行ってきました!
そしてラブレターを提出し(ワンオフは抽選なので、投票用紙のことをラブレターて呼んでます)、ズナディオニューソス様が家に来たいと思ってくれるように
ディオニューソス様の母ペルセポネー様を連れて行き見せてアピール撮影スペースも借りて写真撮ったり楽しかった🎶
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で、結果はというと
振られました
私のズナディオニューソス様は私のことを振りやがりました… 辛すぎる……
なんで〜?!……こんなに信仰してるのに! 肩死にそうになりながらもペルセポネー様連れてったのに何故〜〜!!?オロロ~ン
て悲しみのうちに私は気づいた。
ママだけじゃ足りないんだと
ディオニューソス様の最愛はいつだってアリアドネじゃないかと アリアドネのいない家に行けるかと、
そういうことですね。
じゃあズナディオニューソス様に使えなかった約20万、京都の里フルチョでアリアドネお迎えしてやるよぉ!ズナはそっからだ!と
そういう結論に至っちゃったんだな、、、
でも大阪遠征したばっかだし、どうせ京都行くなら3月とか花見のシーズンに行きたいなということで、しばらく待つことに……
・ディオニューソス様による催促
2月初旬、私はとても頭を抱えていた。
アリアドネ京都遠征のためのプランをそろそろ考えなくてはならない時期。
ズナディオニューソス様で浮いた20万あれば余裕で京都旅行にいけるはずが、ちょっとこの頃金銭的に問題が起きていた。
11月半ばにRRRっていう最高のインド映画に出会っちゃったんだ🌊🤝🔥
2月初旬の時点で私は19Rしていた。
映画代だけならいいんだよ…
映画代に加え、Rで出会ったDOSTIフレンド、映画館にいるナートゥを踊る民たちとの応援上映に向けて、応援上映アイテムの購入、まだご存知ない民に布教ご飯会、民へ配るお菓子の量産、ファンアートの量産、概念アクセサリーの製作…などインドに金を送る生活
R初期の私は20万のうちの映画代なんて、何回重ねても大した額にならない。問題ない。そんな事より今観ないと終わるぞ?!て思って躊躇いもなくお金を使いまくってたら、わりかし京都遠征に支障がでる額になってきた。
だって京都行ったらフルチョだけじゃなくて、たくさん友達と遊びたいし…でもRも行きたいし… …………Rは今だけだけど、アリアドネはしばらく待っててくれそうだし、延期に………?なんて考えていた。
そんな時に、いらっしゃったんですよ… ディオニューソス様が夢枕に立ってきたんですよ。
アリアドネ大好き~!ってしてた かわいいね…
次の日起きて、やはり京都行かなきゃかな?と思ってフルチョサイト開いたら、
期間限定で98番ちゃん(顔の造形番号的な)が窓降りしている!
それ見た瞬間思った
「あ…ディオニューソス様が旅費浮かしてくれた…私の日ごろの信仰心のおかげ…」
ってね!
ということでこれはもう神の啓示に違いないと、すぐさまアリアドネのフルチョイス資料の作成に取り掛かったよ。
・アリアドネのイメージ資料について
そもそもフルチョイスっていうのは、セミオーダーできるドールのことで細かいメイクの指定や、ウィッグ、ハンドパーツとか選べて理想のドールをお迎えできるサービス。
ただ、メイクも伝え方をわかりやすくしないと、メイク師さんが困っちゃうので、事前に資料の準備が必要になります。
今回は簡単に2つ資料を持っていきました。
まず表情の資料
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次にメイクの色の資料
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98番ちゃんの表情に100番ちゃんの色でメイク。かつ、眉色は100番の眉頭のみ採用。口角足し。
という感じのオーダーにしました。
100番ちゃんのメイク、華やかで素敵ですよね
かつ少しコーラルカラーな気がしたのでアリアドネメイクにいいかな〜て思ってセレクトしました。
あとメイクの濃い子が欲しかった。
あと今回はまつ毛は外付けまつげでぱっちりさんでオーダーしました。いつも内付けなのでドキドキ〜!
・お迎え
そしてついにお迎え
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可愛い〜!良い感じに資料が融合してて、メイクが期待通り華やか〜💗 口角もつけるかつけないか悩んだけど、つけてよかった……
微笑みの女神…
あとやはり顔の造形白蓮ちゃんと似てるよね……?
て思うの私だけかな
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(CM 白蓮の真奈ちゃん)
全体的に丸い感じがとても似てる、、 こういう顔が好きなんだな……私……
一推しヘッドはsdm_f_40ですけど、白蓮ちゃんみたいな顔も好き(窓に40番ちゃんのCMたくさん降りてて大変だった、、みんな連れて帰りたい……)
・ディオアリ🍇🌕の顕現
窓で遊んだあと家帰って、ディオニューソス様とアリアドネを出会わせることに
服とかウィッグとかアクセサリーとかちゃんと装着させて、いざディオアリ
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きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜🍇🌕💗
ディオニューソス様良かったねぇ… 君の大好きなお嫁さんだよ、、良かったねぇ、、 ディオニューソス様のためにちゃんとボディもL胸にしましたよ🫶
またこんどちゃんとミノアのドレス作るわ👗✨
も〜ね!! ディオニューソス様アリアドネ大好き過ぎて過呼吸だから、 みてこれ
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この強ばった顔
緊張しちゃったんだね……ディオニューソス様…… はゎわ〜てなっちゃうよね……こんなに可愛いんだもん……
それで笑いながら写真撮ってたんだけど 段々慣れてくると、、
あれ……なんか男の顔してる?
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普段美人さん顔なのにアリアドネ来たから♂になってるよ……! 表情こうやって変わって楽しめるのとても良いですね…
あとアリアドネ!ウィッグが秀逸です〜!
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縦ロール×ドールの相性て生クリームと苺くらい合うよね。
そんでもってディオアリのこだわりポイントはそう! 身長差〜ディオニューソス様の方が低い〜
うん、ディオニューソス様の方が身長高くてもいいけど低い方がよりいい……
だってディオニューソス様ってマザコンでしょ マザコンだからアリアドネ大好きやねんか……
ママがデカい!あたりまえ これは不変の真理なんだよね そういうこと
・次回
今回のディオアリはまだ完成してない まだ50%や……
アリアドネちゃんに着せてる服、冬用ペルセポネー様のお洋服なので、知人ディーラーの力を借りてミノア人ドレス作ります〜〜! あとアクセサリーとか
それでやっと120%とディオアリが見れる……!
というわけで、ミノア人ドレス頑張ります。 人間用も、、欲しいな (ミノア人のコスプレのためなら乳だしOK)
あと、ズナ様とご縁がありますように~!
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kennak · 1 year
Quote
むかしむかし、あるところに情報商材売りの男性がいました。「副業で月収100万円を稼ぐ有料noteはいりませんか?あなたもFIREしたくないですか?」男性はTwitterで声を枯らし、インスタで拾ったホテルや高級腕時計の写真を貼り付けた投稿を繰り返します。でも、4950円の有料noteはちっとも売れません。 男性が悲しそうにスマホをポケットにしまった、その時です。ベントレーが突っ込んできました。「ああっ!」男性は転びました。「馬鹿野郎、ひかれたいのか!」運転席から黒光りした男が怒鳴ります。金銭的な成功こそが人の価値だと信じて疑わぬ人間だけが出せる、己の非を認めぬ傲慢な声。資本の暴力。 資本主義の極北、東京砂漠。定職もなくアフィリエイトで日銭を稼ぎながら情報商材が売れることを夢見ている38才の男性を、道交法は守ってくれません。クラクションを鳴らし去っていくベントレーを、男性は冷たい道路に座って呆然と眺めていました。トボトボと町屋駅徒歩9分の築古アパートに帰ります。 「ただいま」。家に着きましたが、そこに人の気配はありません。家族も、恋人も、家で男性の帰りを待ってくれる人間は誰もいません。虚しくなった男性は、スマホでYouTubeのヒカルの動画を観ながら、業務スーパーで買った298円のチキン南蛮弁当をモソモソと食べます。ご飯が少し固くなっていました。 電気代も灯油も高いので、暖房器具は使えません。ストロングゼロを飲んで毛布に包まりますが、築古アパートのアルミサッシから冷たい風が入り込みます。あまりの寒さでこごえてしまった男性は、売り物の有料noteをそっと開きます。「シュッ」という音と共に、温もりに満ちた光景が目の前に広がります。 そこは渋谷ストリームのオフィスでした。24階の社員食堂で、美味しい料理に舌鼓を打ちながら外国人の同僚と雑談する男。高校の同級生の鈴木君です。一浪して東京理科大に進学し、修士号取得後にNTTに就職した鈴木君。現役で早稲田の社学に進んだ男性は「コスパ悪すぎw」と鈴木君を見下していました。 しかし鈴木君は頑張りました。NTTの研究所で働きながら、社会人大学院で博士号を取得。見事Googleへの転職を決めたのです。高2で数学を捨てて私立文系に逃げ、努力から逃げ、似顔絵アイコンで自称GAFA社員として中身のない情報商材を売る男性。一体、どこで二人の道は別れてしまったというのでしょう。 気がつくと、また寒々しい部屋です。静寂の中、隣の部屋からは何かを叩く音と女の人の泣き声が聞こえます。男性は慌てて次の有料noteを開きました。目の前に現れたのはタイムズスクエア。雑踏の中、スタバのコーヒーカップを片手にスーツの男が颯爽と歩いています。みずほ銀行で同期だった田中君です。 大学時代に遊び呆けていた男性でしたが、当時は運良く就活売り手市場。大量採用しているメガバンに潜り込めました。しかし、待っていたのはノルマとパワハラ、資格試験。FP2級に落ちて支店長に詰められた男性は「今どきJTCとかオワコンww」と言って、すぐにプルデンシャルに転職してしまいました。 同期が次々と脱落していく中、田中君は逃げませんでした。リーマンショックで資金繰りに苦しむ融資先を回り支援計画を練り、震災でATMが止まれば店頭で罵声を浴びながら頭を下げました。カラオケでは率先してマラカスを振り、支店のゴルフコンペは皆勤賞。帰宅後のTOEICの勉強も欠かしませんでした。 上司達は、そんな田中君を可愛がりました。地方支店から本社の法人営業、海外営業と順調にステップアップして、ついにNY駐在を勝ち取ったのです。プルに転職したものの鳴かず飛ばずで、強引な営業で友人からも避けらるようになり、逃げるように転職を繰り返し転落していく男性との差は広がるばかり。 男性が手を伸ばした瞬間、マンハッタン高層ビルの風景はフッと消えてしまいました。もしかしたら、自分が掴めていたかもしれない未来。暗くて寒くて乾いた部屋で一人、全身の震えが止まりません。男性はすがるように、次の有料noteを開きました。すると、今度はエプロン姿の女性が料理をしています。 後ろ髪を束ねた女性のお腹は膨らんでいます。「あ、蹴った」とお腹をさする優しい表情。「理恵!」男性は思わず叫びました。忘れましません、大学時代の元カノ、大妻女子大の理恵です。2男の頃、インカレテニサーに入ってきたばかりの右も左も分からぬ1女の理恵を口説いて付き合った記憶が蘇ります。 人生初の彼女に浮かれていた男性でしたが、釣った魚に餌を与えないどころか雑に扱うという、童貞を捨てたばかりの非モテにありがちなミスを犯します。アフター5でディズニーに行く約束を��てたのに、パチスロ北斗の拳で設定6を引いたからとドタキャンした過去。クリスマスのディナーはサイゼリヤ。 結局、理恵とは一年も持たず破局してしまいました。「別に女なんていくらでもいるし」と強がっていた男性でしたが、その後、ちゃんとした関係を結ぶ女性を見つけることはできませんでした。目の前の相手を尊重することで信頼を積み重ねるという、人として最低限のことすらできない人間の、惨めな結末。 一方、理恵はその後保育士となり、千葉大教育学部卒の中学教師と結婚します。お腹の子供は3人目。流山おおたかの森駅徒歩7分3LDKのマンションは少し手狭なので、戸建への引っ越しを考えています。タワマンもSAPIXも無縁ですが、だからこそ、日々の営みの何気ない幸せを噛みしめながら暮らしています。 暖かさと優しさで満ちた光景が消えると、また孤独が押し寄せてきます。男性は声を上げて泣き始めると、隣の部屋から「うるせーよ!」と壁ドンされました。慌てて次の有料noteを開こうとしましたが、もう、Vプリカの残高がなくて買えません。暗闇の中、スマホの画面だけがぼうっと青白く光っています。 自分の能力を過信し、努力を嫌い、下積みを蔑み、真摯なコミュニケーションを避けてきた人生。38年間を無為に過ごして、一体何が残ったというのでしょうか。京成線の電車がガタガタ部屋を揺らす中、ストゼロのアルコールが全身に回ってきました。男性はもう、全てがどうでも良くなってしまいました。 一年後。男性の姿は茨城にありました。この残酷な世界から逃げるべく死を選んだ男性でしたが、命を絶つという覚悟もなく、結局、財布に残っていた最後の5000円を使ってスーパーひたち号に乗って実家に逃げ帰ったのです。リタイヤ済みの故郷の両親は呆れつつも、それでも暖かく迎え入れてくれました。 男性の顔は日焼けし、頭には白い手拭いが巻き付けられています。親戚の叔父さんの紹介で、地場の建設会社に雇ってもらったのです。ベトナム人技能実習生に混じって太陽の下で身体を動かすことで、汗とともに自分の中にこびりついた澱のようなものが静かに、でも着実に流れ出ていくのを感じます。 東京での20年間は何だったんでしょう。人ではなく画面とばかり向き合い、その向こう側の人たちと優劣を競い、何を得たというのでしょうか。昼休憩が終わって作業に戻ろうとすると、スマホが震えました。「○○さんがあなたの有料noteを購入しました!」男性は苦笑いしながら、アプリを削除しました(完
窓際三等兵@息が詰まるようなこの場所でさんはTwitterを使っています
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tanakadntt · 1 year
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唐澤さんオタオメ〜
シリアス
大人のする未来の話
一 未来の話
「三輪くんは幹部候補じゃないよね」
問われた三輪秀次は何とも言えずに無表情で彼を見返した。
実際、何も言えない。わからない。わかるわけもない。
いや、どうだろう。遠征選抜試験の直前である。
隊員である自分には全容は明かされてはいないが、伺い知ることのできる内容を鑑みるにわかっておかないといけないことのようだ。
ボーダー内での自分の立ち位置、自分の能力、自分の意志をはっきりと認識しておく。
ロジカルにもフィジカルにもメンタルにも厳しい試験だ。三輪隊では、古寺の一次試験からの参加が既に決まっている。古寺頑張れ。古寺偉い。お前ならできる。
黙っているのをどう受け取ったか、
「そんなに警戒しないでも」
同じ城戸派だろと唐沢克己はニコリと顔に屈託のない笑みを乗せた。
まだ、誰もいない会議室だ。出張から今朝帰ってきて時間が中途半端に余っちゃってね、早めにきたのだと言う。三輪は会釈をして壁際に立った。
あまり唐沢と話したことはない。苦手ではない。話すことがないだけだ。忙しい人であるし、接点も少ない。この人のおかげでボーダーがまわっていると皆が口を揃えて言う。三輪もそう思う。ボーダーがボーダーたり得る体裁を保っていられるのはこの人の働きによるものだ。
そして、今回の選抜試験の最終的な決定権を持つ一人でもある。A級部隊は正式には戦闘試験からの参加となるが。
この質問は、試験の一環なのだろうかと三輪は考えた。参考程度の。
「上層部の決めることです」
「自信があるんだね」
そう返されて、戸惑う。挑発的とも取れる言葉と裏腹に唐沢からは敵意は感じられない。むしろ、彼は不思議そうに首を傾けた。
「君はここについて知らないことが多いだろうに」
「……」
ボーダーには、旧ボーダー時代に繋がる秘密がある。古参隊員と言われる自分でも触れられない部分だ。
上層部と、さらに昔から在籍する者たちがその秘密を共有している。
その僅かな人間同士は、化かしあい、足を引っ張り合っているのを三輪は知っている。だから、深く知らないほうがいいと思っていた。
あの人たちが仲がいいのか悪いのか、いつも判断に苦しむ。真剣ではあるが、彼らの化かし合いは時として楽しそうにも見えるのだ。
現に目の前の唐沢など生き生きとしている。三輪は唐沢が自分との会話の時間を取りたくてわざと早く来たのだとようやく悟った。
「隊員ですから」
知る必要がないと判断されたら、知らないままでよい。
言外に伝えると、
「殊勝だねえ」
と笑われた。
「期待してるんだよ、頑張ってよ城戸派筆頭」
城戸派閥最大の人物はあなたではないかと言いかけて、三輪は黙った。
「未来の話だよ」
急に唐沢の体が大きくなってその影に入った気がした。
「ねえ、君、幹部候補じゃなかったら何だと思ってる?」
ニ 大人の話
唐沢克己は林藤匠を待っていた。
本部地下の駐車場へ続く廊下である。会議は遅くまでかかった。この時間は歩くものはいない。
「唐沢さん、何か…?」
「長期遠征選抜試験の前にね、ちょっと」
唐沢は話をしませんかと誘った。
駅前のコーヒーショップは酒類も出すから遅くまでやっていて、しかも喫煙席がある。年々、愛煙家は肩身が狭くなる一方だから、貴重な場所だ。唐沢は根付に苦い顔をされながらも本部建物内喫煙を死守している。林藤玉狛支部長は貴重な煙吸いの同士であった。
コーヒーを飲みながら煙草を吸う、という一見器用な真似を
しながら、唐沢は口を開いた。
「今回はお金を遣いますよ」
「ああ、まあねえ」
メディアの前で大々的に打ち出した長期遠征のことである。
のんびりと林藤は煙を吐き出す。
元々、ボーダーはお金を浪費するばかりの組織だ。近界の技術や情報を小出しに売ってもこちら側には役に立たないことも多い。玄界は役に立つことが金になる世界なのだ。
遠征の予算を計上した結果、はじき出された莫大な金額を思い浮かべた。
「でも、唐沢さんなら大丈夫でしょ」
林藤が続けると、私が何もしなくてもお金は入ってきますと唐沢は肩をすくめた。
「遠征とは随分魅力的な言葉らしくてね。
目ぼしいところはみんな我先に出してくれます。乗り遅れたくないんでしょうね」
支援者は国内だけではない。企業だけでもないことを唐沢は告げた。
思いのほか、でかい話になったと林藤は思う。
近界は、もはや得体のしれない異世界ではなく、利益を生み出す可能性を秘めた新天地であった。利権争いはもう始まっている。玄界は役に立つことが金になる世界なのだから。
拉致被害者の救出を掲げた遠征がどのような結果で終わろうとも、一度出来た道は閉じない。近界もこちら側も今までと同じではいられないだろう。トリオン研究も金があれば、さらに進む。
この遠征をきっかけとして、二つの世界は大きく変わっていくはずだ。
「この流れを作ったのが、わずか十五歳の少年とは、」
「随分、三雲を買って頂いているようですが」
林藤は唐沢の言葉を遮った。が、彼は構わず続けた。
「あの年齢であの胆力、気に入っていますよ。いやはや、先が楽しみだ」
唐沢は本当に楽しそうに最後まで言ったあと、不意に話題を変えた。
「遠征試験は幹部候補の人選も兼ねていますけど」
「そうですね」
唐沢は少し声を小さくした。
「僕も卒業の準備かなと思うわけです」
「ご冗談を」
林藤は二本目の煙草に火を点ける。唐沢との密談はたまにある。一方的に彼が誘い、本部側の情報を伝えて終わる。その情報に見合うだけのものを彼が欲しいときだ。
「外務部長のお仕事がさらに忙しくなるのはこれからでしょう」
「だからこそですよ。何事も準備がものを言います」
唐沢の言い分にも一理ある。支部長は気楽でいいと林藤は思ったが、心のうちに留めておいた。
そして唐沢は意外なことを言った。
「今度の遠征試験で見つけられたらと思ってますよ、僕の後継者を」
「後継者ですか」
五年近く前に城戸に請われて来た仕事請負人だ。請け負った仕事が終われば、いつかいなくなるか��しれないと思っていたが、後継者とは。
「唐沢派の誕生ですか?」
揶揄すると、動揺もせずにニコリと笑った。
「とんでもない。ボーダーに拾われて五年、城戸さんの元にいて考えを改めることもあってね、僕なんぞでも若者たちに残せるものがあればと思いまして」
若者たちの将来にね、と唐沢は言う。
若者のためと言いながら、辞めていく隊員の記憶操作をし、三雲を利用しようとする。二枚舌も甚だしい。林藤は本部の、城戸のやり口が嫌いだ。
わずかに眉を寄せて不快感を示した林藤にお構いなしに、唐沢は続けた。
「それで、城戸さんは誰を後継者に考えてるんでしょうね」
「先ほどね、会議前にちょっと三輪くんと話したんです」
話題転換が多い男だ。三輪秀次もまた利用されている子どものひとりだ。あれよあれよと言うに城戸派筆頭などというものに祭り上げられている。
「僕たち、こんなに先のことを考えてるのに今日、三輪くんと話したら、先のことを考えてないって言うんですよ。ただ、高校卒業後はボーダーに専念したいと」
参ったなあ、と煙草を持った手で形のいい眉毛をなぞる。そんな仕草が似合う。唐沢は伊達男だった。
「若者の特権ですよ」
「木ばかり見て森を見ない」
「それも特権です」
恐らく二つの未来があるんです、と唐沢は続ける。
「交流が始まっても、いや始まるからこそ、紛争が多発するのはどこの世界でもそうでしょう」
政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治であると言ったのは誰だったか。
「ポストボーダーの未来の一つは現ボーダーをさらに拡充し、あちら側からの防衛を全世界に広げた機関」
地球防衛隊ですね、と呟く。その言葉はひどく滑稽に聞こえた。
「そして、もうひとつ。現在とまったく違うボーダー。
僕がここに呼ばれたのは、元々、民間組織として独立するためです。
ボーダーが民間組織である必要性を常々考えているんですよ。
国家に所属しない何か。こちら側にもあちら側にも与しない。
それはもう第三勢力と考えてもいいんじゃないですか」
「実は、僕は城戸さんは防衛機関をさっさと誰かに譲って、そちら側に行ってしまいたいんじゃないかと思ってる」
「旧ボーダー、現ボーダー、ポストボーダー」
歌うように唐沢は単語を並べた。
夢のような話だ。林藤は釘を刺しておくことにした。
「後継者を三輪とお考えのようですが、彼は選択外でしょう。未熟ですよ。もっと向いている人材はたくさんいる。幹部の中からさらに選ぶという選択肢が現実的ではないですか?」
「今のところ、城戸さんに一番考え方に近いと周りに認識されているのは三輪くんでしょう。あの通り、素直で真面目な子だ。城戸さんのやり方をそのまま残せる。近界民への敵意が難点でしたが、それも最近は落ち着いてきたようだ。
なに、若者はいくらでも伸びしろがありますよ。それに、貧乏クジを引いてくれそうな人物を考えていくと…」
「貧乏クジですか」
「貧乏クジでしょう」
唐沢はニコリと笑う。
他をあげるとすると、と続ける。
「唯我くんも候補にあがっていると言う話がありましたが」
「知っています」
林藤は固い声で答えた。
唯我尊がボーダーに入隊するにあたり、検討された事項である。
「ご実家の意向ですね。尊くん自身の適性というより利権の話になる。ここまで話が大きくなると、ボーダーを支えるのが唯我グループだけでは弱い。それに、組織が一企業に下るのは、林藤さん、あなたが許さないでしょう」
「…もう、事実上そうなっているでしょう」
そうおっしゃる? 私の力不足ですね、と営業部長は頭を下げた。
「ね、だから、貧乏クジなんです」
「あなた方はずっと喧嘩をしていらっしゃる」
「……」
誰と、とは聞くまでもない。林藤は否定はしなかった。
「あなたには、迅くんがいる。
それだけでも大きなアドバンテージを持っていらっしゃるのに、まだまだ満足されない。あの可愛らしい殿下のことは別としても、最近では、ヒュースを手に入れた。本部が排除できないように非常に巧妙に。
何より、空閑です。黒トリガーを持っている。最上氏の忘れ形見だ。実動部隊に影響力の大きい忍田さんは必ず空閑の味方になる。
そして、あの近界民が言うことを聞くのは三雲くんだけじゃないですか」
「あなたが三雲を評価するのはそのためですか?」
「普通の子ではできませんよ」
唐沢は悪びれもせずに言った。
「それだけじゃない。
風間くんは三雲くんに好意的だ。太刀川隊の、出水くん、唯我くんの弟子になったのは大きい。雨取くんのことで、東くんとも縁ができた。
鬼怒田さんは技術者だ。自分の能力が存分に振るえる場があれば満足する。そうだ、あなたにはもうひとり近界民がいましたね。根付さんも三雲くんを認めている。もちろん、僕も。
彼には大いに期待してるんですよ」
「大の大人が中学生に何を期待するのです?」
「ポストボーダーですよ」
ねえ、林藤さん。唐沢は肩をすくめた。
「子どもを利用するのはおたがいさまではないですか」
「…一緒にしていただいても困りますね」
「…喧嘩でもないんですよ。主義主張の違いという奴でね」
目指すものが違いすぎるのだ。
「喧嘩ですよ。あなた達は歩みよろうとしない。お互いに優位を競い合っている。林藤さん、また隠し玉を増やしているでしょう」
「何のことでしょう?」
ガロプラとの同盟の件は迅の予知も使って、慎重に行なった。
これは唐沢のブラフだろうと林藤は踏んだ。恐らく、本部で三雲と話して何かあると感じただけだ。
「結局のところ」
あっさり唐沢は引き下がったが、注意深くこちらを伺っている。
「鍵を握るのはあなた方二人の喧嘩の行方だ」
林藤は、腕時計を見た。
「もう、こんな時間だ。唐沢さんは明日も早いでしょう」
唐沢も客の少なくなった店内を見渡した。伝票を持ちながら、立ちあがる。それでも、なお言葉を紡いだ。
「迅くんにはどう視えているんでしょうね」
けれど、僕達にも見えますよね、未来。
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endekashi · 1 year
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今シーズン1の…。
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おばんです。ジョニー君との協議の結果、我々が集客を増やすにはトルコへ行き植毛し、韓国へ行き整形をすべきとの結論でしたが、流石の流石にGWともなるとお仕事いただきました。(昨日、一昨日の立山ツアーのブログはまた後日。)ムッチャいい雪やったで。嘘やんマジで?どないやねん。
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流石、GWど真ん中。無料は余裕で満車。有料もかなり埋まっていました。
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でも今日は立山ちゃいまんねん。こちらやねん。本日のゲストはお一人様。こちらのゲスト、昨日までの立山ツアー参加してた方。俺の実家のペンションに泊まっていただいていて、朝飯をゆっくり食わせろとのことなので、遅めの9時スタートです。
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最初は雪が全くないので普通に歩きます。
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40分ほど歩き、ようやく板を履くことができました。思ったより早く履けて安心しました。
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この写真じゃわかりづらいですが、雪崩が通った跡が絶妙にそこかしこに天然R地形を作っていてとっても楽しそう。帰りが楽しみです。
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昨日は上の方で雪も降っていました。気温は低め、なかなか風も強いです。ほうてい滑れるかしら。
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中盤は左右から落ちてきたデブリで結構荒れてました。でもザラメはいい感じにシャラってます
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振り返ればジジがいる。
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風がないとなかなか暑いですね〜。
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昨日の雪がまとわりついてきやがったりします。
新雪、あるはあるけど風で飛ばされていて沢底にちょっと溜まっている程度。日射の当たるとこはペタってそう。それよりザラメがいい感じです。
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あともうひと登り!ガンバー!!!スキーアイゼンでガンガン直登でなんとか登り切りました!最後の最後がカリカリで結構痺れたそうです。
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イェ〜イ!!お疲れ山ー!!
小屋であったこの男性。なんと齢74歳!!
ドヒャ〜!!そんな歳でもソロでこん��とこまで来るとは。お見それいたしやした。
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裏側を覗き込む。う〜ん、まだまだ無数に広がるいい斜面。
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というかそのまま視線を落としたこの南斜面がとっても良さげにシャラってるんですけど〜。
じゅるり。
時間的にはなんとかなりそう。ただ登り返しが結構急で大変だぞこりゃ。
ここ行くなら、今シーズンまだ一度もやってない最上級クラス、きょんたてツアーですね。(結果的にきょんたてになったのは数回ありましたが)
それでも行きますー?
行ったろうじゃないの!!
そうこなくっちゃ!!
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はてさて、極 オブ ザ上なザラメに
SHOW TENG!!!!
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見渡す限り絶妙なフィルムクラスト!!
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チョーーーーーーーキモチーーーーーーーー!!!!
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どこまでも滑っていきたい夢のひと時でした。
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標高差300mほど滑り降り、今シーズン、悔いねえっす!!
俺も今シーズン1のザラメでした。
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あたり一面こんな状態。時折吹く旋風にフィルムが舞い上がってるなんて現象も。
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あまりに良かったのでサクッと登ってもう一本。
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おりゃー!!!
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キモチーーーーーー!!!!!
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は〜、余韻に浸りながら寝てーっす。
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しかし、登らなきゃ帰れませんぞ。
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しかし最後の標高差100mがどう見ても急!
こうなったら
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これを出すしかあるますまい!!
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滑りは天国ですが登りは地獄です。
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落ちたらタダじゃ済まない、一歩たりとも気の抜けない直登が続きます。
南面で緩んでいたので、まだなんとかなりました。
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遂にゴール!!
いやあ、極上の斜面の代償はなかなかなもんでしたね。
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表側へ戻ってくるとだいぶ日陰に。やべえ、カチカチになる前にさっさとズラかりましょう!!
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帰りの西向きも、さっき程ではないものの全然悪くなーい!
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たまにある新雪も滑って良かったです。
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ここで日向とはお別れ。
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日陰に入ったと同時に斜面も荒れてきて消化試合モードに。
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でも、天然R道場は楽しかったです。ここで雪板パーク作れそうだよ。好きな人達、まだ出来ますよ。
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いや〜遊んだ遊んだ!!シーズン最後にしてきょんたてツアー���、ベストザラ��も引き当てるとは!やりますな!!
お疲れ山でしたー!!!&今シーズンも何度も来て頂きおしょっ様でしたー!!!
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01-08-m-n · 2 years
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8月が終わってしまった、わたしが20歳になった8月になった日は、もうかつて昔のことみたいに少し離れたところで笑っていた
大学1年生の1年間をほとんど惰性で過ごした、私を好きでいてくれる友人も何人かできた、はじめてキスしたけどよくわからなかった、1番死にたかった今年の1月の終わり、きっとここのtumblrにも遺書みたいに残っている、覚えている、あの千と千尋のブルー。わたしも千尋みたいに裸足になって海に浸る線路を辿ったら天国に行けるのかなあなんて思ったりした。2℃の自室の出窓で体育座りをして、開けた窓から白い手を伸ばして雪を触っていた。このまま冷たくなって死ねたらいいのにって思った。好きな人に本当の自分を見せられないなら、好きな人の前で安心して笑えないなら、みんなみたいに普通ができないなら、全ての人間に会うのが怖いなら、布団にくるまって暗闇を見つめることしかできないなら、ただ涙が流れるのを感じることしかできないなら、死ぬしかないって思ってた。高校生の時、一緒に写真をやっていた男の子が連れて行ってくれたショッピングモールの屋上の駐車場から、大好きなセーラー服を着て飛べたらいいなって思っていた。あの日と同じ夕焼けを見て、夕日できらきらした信濃川を見て、涙も光って、黒髪のロングヘアーとスカートが風に吹かれたまま、一瞬だけでも飛んで死ねたらなって思ってた。ほんとうは、ほんとうは、そんな時にね、君が来て、君が私の手を掴んで、一緒に逃げようって言ってほしかったんだけどね。ただ抱きしめてくれるだけでよかったんだけどね。
あれから7ヶ月経って、どうにか前を向くために新しいバイトを始めて、蕁麻疹に襲われたり夢でも叱られたりしている。でも、よかったよ、生きてて、よかった。大袈裟だし悲劇のヒロインぶってるみたいに聞こえるかもしれないけど、めちゃくちゃつらかったんだ、ほんとうに、苦しかったんだよ、ずっと、苦しかった。
新しくこのtumblrを見つけてくれた人がちらほらいて、なんか恥ずかしくなったので。青い月です、こんばんは、よろしくね。好きな食べ物は天津飯とヤングコーンとフィナンシェかな、トマトはずっと好き、できればミニじゃなくておっきいやつ。日本語と日本文学の勉強をしていて、いちばん好きなのは語感についてです、ちなみに日本語学の単位ひとつ落としました、てへ。夜更かし癖が酷くて基本的に朝起きられないけど早起きした時の空気とかきらきらは好き、いちばん好きな季節はぜったい冬。きらきらしてるから。最近顔が変わったから性格も変わっちゃったりして?なんて思ってるけど青い月は青い月なのでね、ぜひ観測していてね。最近詠めてないけど短歌が好きです、君の言葉も聴きたい、言葉ってその人の人生だと思うから、人間、出会った言葉しか話せないし知ってることしか話せないの。君の人生も教えて、君が好きなことを話して笑ってる姿が見たいよ。
9月になるね、月が綺麗な時期だろうか。もしあなたが絵の具の色に名前をつけられるとしたら何にする?、っていう質問、いいなーって思った。 昼間の月、とか、君のまつ毛、とか、あの日ふたりで見た鳥の羽、とか、君がつくるたまごスープ、とか、悩んじゃうね。 あなただったら何色にする?
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keredomo · 1 year
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2022
 2022年は本当に苦しいことがたくさん起こって、笑うこともできないほど厄年然としていた。豊かな幸福と引き換えにおそろしい出来事が絶え間なく降り注ぎ、命の残機が尽き果ててさすがに死んでしまうかと思ったが、なんとか生き延びて年を越そうとしている。  朝からビールで乾杯して、「本当にお疲れ様」と、苦しい出来事のすべてに付き合ってくれた親友の女が労ってくれた。昼には、「あなたは人生の苦しみをすべてやりきったよ」と馴染みの蕎麦屋で親しい人が慈しんでくれた。
 何が起こったか、もはや掘り返して書き並べることすら心を壊しかねないので控えるが、へとへとに疲弊して自らを生かすことすらできなくなってしまった時に「生きて」と言って手を差し伸べてくれる人がいるのだと知れたことは大きな恵みであった。言葉をあつかう友人たちが「僕たちがあなたが生きることを引き受けるから」と、地に倒れ込んだ私を引き上げて、匿ってくれた。自分の力でみずからを生かすことができなくなったことを理解して彼らを頼ったとき、私はようやく大人になったのかもしれなかった。
 しみじみと思う。死ぬよりも生きるほうが遥かにたやすいのだと。人間は、生きているうちは、どうしたって生きることを選んでしまうのだと。  「私たちは、どうしたってあと50年は生きなければならないんだよ。その人生を明るいほうに向けることを考えなきゃだめだよ」と、私の生を明るい方に導こうとする美しい女に言われた。年の瀬によくあるふしぎと晴れやかな真昼の、陽光が燦々と注ぐ八丁堀のベトナム料理店でのことだった。  どうしたって、あと50年は生きなければならない。その前の週にも、昼下がりの自室で同じことを言われた。「80歳まで、一緒に生きてくださいよ」。80歳まであと50年ある。そんな途方もない年月を、「私と共に」と語り、傍にいると誓う人がいる。信じていいのだろうか、その言葉を。
 何度も何度も刻み直されて骨まで達した深い心の傷と、それがもたらした鬱、正気を保っていたくないという一心でアルコールに縋って暮らしたことで依存症状態となった日々は、社会生活が崩れる寸前にまで至っていた。  2022年、何度「死にたい」と願ったか、何度、一人の夜に包丁を持ち出して茫然と部屋を彷徨ったかわからない。それほどの思いをしても、なお、私は新しい年を生きようとしている。生に絶望し、死にたいと一心不乱に思い詰めている瞬間の自分がこの様を見たら、きっとそのぬるさに落胆するのだろう。それでも生きている。どんなに滑稽で、惨めで、醜くとも、私は生きようとしている。その事実を、もう何十年も惰性で抱えている「死にたい」という感情とのあいだで折り合わせなければならないと思った。どうしたって、あと50年は生きなければならないから。あと50年は生き延びなければならない生に、私自身がしてしまった。死ねない生に。
 死ぬことばかり考えている状態からは、人の助けを借りて抜け出した。抜け出した遠い目で、遠く虚な目で、あの傷が何によってもたらされた傷であったかを回想する。それは「言葉の裏切り」によるものだったようだ。  私は言葉を信じている。私は言葉を信じていた。「あなたを愛している」という言葉を信じた。「一生大事にする」という言葉を信じた。「君を幸せにする」という言葉を信じた。そこに身を委ねて自分を溶かした。けっして嘘ではなかった、この上なく真摯だったそれらの言葉たちは、しかし、結果的に現実と私の実存とを裏切った。夢見た永遠は叶わなかった。溶けてしまった私だけが、不毛の砂地に捨て置かれた。言葉を信じて、溶けてしまった私だけが。  溶けてしまった私の体に刻まれた無数の傷に、砂地の砂が傷口に入り込み、肉の奥をえぐって痛む。永遠を反故にされた恨みを、それとは矛盾する果てしない愛を、訴えようとするが形を取り戻して起き上がる気力がない。諦めばかりが体中を這い、気力を地に打ちつける。もういい。もう求めたくないし、与えたくない。やがて鳥が、砂地に横たわったこの屍体をついばみにくるだろうと、そうして消えて失くなることもできるだろうと待っていたが、乾いた砂地で、私をついばむ鳥はついぞ飛来しなかった。  どれほどの時間がたっただろう。百年はもうたっただろうか。日が昇り日が沈む空の色と、そこに舞い立つ砂埃だけを眺めているうちに、次第に溶けた体が形を取り戻した。砂によって膿みきって腐食していた傷は、形を取り戻してもまだ残った。二度ときれいなからだにならないことが一瞥するだけでわかった。私の体は澱んで醜かった。砂まみれの臓器が肋骨の下であらわになっていた。
 即時と永遠。人間が身体を生きている以上、その二律背反は「真」を傷つける。私は「真」しか求めておらず、しかしそれは、現実においてはおよそ可能ならざるものだと、いいかげん思い知った。ずっと信じていたのだ、愛と知と力を尽くせば「真」を生きることができるはずだと。その信念が私を輝かせていた。今は二択に立たされている。このまま信念を貫いて孤独に耐えるか、挫けて安寧に抱かれるか。
 言葉は人��縛る。言葉の本質的な役割は「呪縛」であると、周囲の誰もそれに気づいていない若かりし頃から、私だけはその恐ろしさをよくよく理解していた。それゆえ私は言葉を使役し言葉で人を縛った。言葉で人を傷つけて破壊した。言葉で人を癒し、守ってきた。私は言葉を信じていた。それしか信じるものがなかった。信じては裏切られ、また信じては裏切られ、それでもまだ言葉に縋っている。  言葉は神とは違う。わかっているはずだったが、結局は、私は言葉以外に神を持てなかった。神なる言葉は、人の力では到底届かないような一方的なものではない。私と言葉とのあいだには相互性がある。言葉も私を信じていることが感触としてわかる。だから信じるに値した。信じられているがゆえに傷つくことすら受け入れられる。私の、唯一の、神。
 実存における愚かな私が悶え苦しみながら生き抜いた2022年、理性をきちんと維持していながら情念の上ではもうほとんど気が狂ってしまっている私の結論はこうだ。  信じてよいのは、他者の言葉ではなかった。私は「言葉」の範囲を拡げすぎたのだった。言葉を信じるのは間違いではない。ただし、「私の」言葉だけが信じるに値するのだった。あるいは、私の水準で、つまり神に捧げるものとして言葉を扱っている人間の水準で言葉を営んでいる者、言葉と自己を最も深いところで接続している者の言葉だけが「真実」を示すのだと、人生を言葉に捧げている者の言葉だけが信じるに値する言葉なのだと、そう判断するべきである。それが私の2022年の反省だった。
 なんとも狭量な結論ではないか。こんな難解な札を掲げて、誰が私を愛そうとするだろう。自分がなぜ愛されるのか、誰に愛されたいのか、そして誰を愛しているのかさえも、今年の傷がゆえにとっくにわからなくなってしまった。しかし、私がわからなくなってしまっていようとも、そこに愛があることだけは確信できる。わからなくとも、愛している。愛する人が健やかな生を送ってくれさえすればそれでいい。何もわからなくなってしまった私のことはもういい。愛しい人たちが健やかに生きている、それだけでこの世は素晴らしいはずだ。
 徐々に回復している。少しずつまた、わかるようになるだろう。理知を取り戻した時、私にはもっと、もっともっともっといいものが書けるはずだ。そう信じて神との対話に日々を費やす2023年にします。正座。
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2comlog · 1 year
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週報2022-12-03
・お久しぶりのお週報がこんな記事でごめんね!
流行感染症を患ったので、それの記録です。丁度一週間だったのでお週報ってことすっかな〜 これを…せっかくの「お週報スペシャル」コンテンツには…したく…ない………
今日のお週報は… ・VS病記録 ・総評 ・良かったアイテム ・具体的な過ごし方 みたいな構成です。よろしくね。何を。
・発熱初日
…初日? ほんとーに微妙な温度だったのであまり初日としたくない 36.9℃でした。微妙!お前の人生みたい!
ちょっと喉が痛かったので「やだな~」と思っていたのと、 今年夏、ド軽傷で患った母が後遺症で「蕁麻疹出たわ」と言ってて大変だったのですが、 何故か今、再び蕁麻疹の被害にあっていて「おいコレって…」と家庭内がざわつく。
・1日目
ウワッ!熱……と思った。 38度強。 起きた瞬間から全てに懺悔したい気持ちになり、脳裏に浮かんだ言葉は 「人を呪わば、ぷにあなDX……」でした。
もうきっと定番ネットミームだと思ってサーチしたら誰もそんな事言って無くて最悪な気持ちになりました。
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ぷにあなDXは二穴式のオナホールです。
さて熱ですが、抜歯のときにもらったロキソニンを飲んだら狂おしい量の汗が出て全部下がった。 薬局で買える検査キットを試す。陰性!ハッピー!なあにがぷにあなDXじゃい! チェンソーマン見てゲームやって寝ました。元気かい。
・2日目
何がハッピーだぷにあなだ頭おかしいんか、高熱は以前として高熱じゃい。 もう完全にダメで何の浮かれたコトバも思いつかない。 起きた瞬間…どころか軽く眠って突然目が覚めた深夜から、コリャなんかやばいと思ったので早朝にオンライン診療を決意。
そして、のど激痛。 丁度オンライン診断を切って、薬を貰ったくらいの頃でした。 なのでですね…喉に効く薬、ほどんど無かったんですよね。 「ああ痛み?ロキソニン出しとくんで」で終わりだったんです。
これが何を意味するかと言うとね。 一日死んでいた。 効かねえのよロキソニン。こんな喉痛。 え?何も食べれんが? コレって…「そう」じゃん…… ようやく覚悟が決まりました。
夜中に命からがらチョコアイスを一口だけ食べて、無理すぎて、 その後泣きながらうがいをした時に赤茶色のモノが口から出て来たから「え…血?ウケる…」とか思って一旦感情を取り戻したのですが よく考えたらチョコアイスの色だったので爆笑しました。喉に響く笑いは控えなさい、死にますよ。
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そんでね……唾液で溺れるんですよね。 これは口から唾液が止まらない様子。
やたら粘度があって重たい唾液が喉に落ちて来て、でも喉激痛すぎて唾液が飲めないので、そのままグエッ!っとなる。 横になりたいのだが、ちょっと横になるとすぐコレなので、頬をげっ歯類のように膨らませてどうにかするか、流しに吐きに行くか、ティッシュに全部吐いて失敗して手をビタビタにするか… その3択を夜通し続ける。 30分に一回くらい目が覚めていたかもしれない。
・3日目
どうにか朝になる。
だったのですが… いや昨日アレで死んでたのウソでしょ��一つ上の爆痛、なにこれ、え?
流石に昨日の段階でなにかおかしかったので家族に病院へ連れて行ってもらう。 死ぬかと思った。診察まで大体1時間半くらいかな…車に隔離されていたのですが… 車の椅子は少し首が高くなるから、気を抜くと気道が最悪の方向になりがちで、時折咳に咳が相次ぎ過呼吸になってしまう…。何度か死にかける。
あと朝イチで行って、すぐ薬貰って飲むつもりで居たので、 解熱剤なんか完全に切れに切れた後の完全ノーガード高熱だったのでコチラの方角からも死を感じた…… 40度近くあったんじゃないでしょうか…… 肉体的には、この診察前から帰りの車が一番キツかったです……
ただ、そういった超疲れ案件があったためか、家に帰って薬飲んで横になったら、すっごい楽で……幸せであった…… 昨晩は横になっても何も楽じゃなかったから、「あ…横になって楽になれる!という人権が一つ帰って来た…」という感じだった。
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この後もずっとそうなのですが、 コロナって「突然失った人権が、一個ずつ元に戻る様子を楽しむ事」しか、楽しい事はないです。 メインコンテンツ、マジでコレのみです。 その「人権を全部失うターン」のピークが凡そココでした。
睡眠も2時間置きくらいに出来るようになってちょっとホッとしました。 いうても2時間置きなのでどっから夢でどっから起きてる思考なのか微妙で気持ち悪い感じです。 そして私の入眠ルーティンである「とりあえず描かない漫画のプロットでも考えるか…」が全く出来なくて「あ…今マジで具合悪いんだ…」と軽く落ち込む。
・4日目
朝、メイバランスバナナ味が別に楽には飲み下せなくて絶望する。 インタネットでは「4日目からは楽になる」と聞いていたのでかなり楽しみにしていたんですよ。 ああダメだ…結局3口くらいで刺すような痛みにシフトしてくる… これ後2口くらいなら頑張って飲めなくもない…とは思うのですが、何か喉切れそうな痛みなんですよね。 怖さもあってムリでした。
そうして、命からがら薬だけ飲んで、ふて寝をしました。
でも本当でした。4日目からは幾分か楽になる…というのは…… 2時間くらいはまとまって寝れるようになったので、ふて寝もまあまあ快適で…夜にはなんと、少しゲームしたりしました。
高熱もほぼほぼなくなり、7度台の微熱のみになる。 8度と7度の境目は結構自分的に明確で、 「体の体感温度が一定になる」んですよね。 8度だと「頭だけバカ程アツいが体が極寒」とかで、それを過ぎた7度台は「体全体がアツい」だけになる。 なので「熱があると暖房代節約できてラッキーすよね!」と家の前まで駆除対象悪魔が帰って間違えたお見えになった時のデンジ君みたいな事を思うようになる。
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別に描かなくても良かった。
この季節に私はマジでヒーターもエアコンも毛布もナシで一晩寝ました。マジかよ、大丈夫なんだ… それも!なんと!寝れる!四時間くらいは完全にまとまって寝れてる!やったー!
寝すぎたからなのか腰が痛い。 え…どうしよ…「流石に寒かったから」という理由だったら…
・5日目
熱は下がってないけども〜〜〜〜……… 治ったと言ってもいいのではないでしょうか?
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なぜなら、前夜やったゲームの影響で、 おポケのチリちゃんさんに『カロスで流行ってるんやと』と言われて (トリチャンはカロスに赴いたことがないのでそう言われると信じてしまう)、 ポケモン卓球に誘われて(人間✕ポケモンの2on2の試合らしいです、は?)、 ただ出してきたのがクレベースだったから(なぜ???) だめだ…おしまいだ…ごめんねアーマーガアいつもこんな役割ばかりで…と泣きついていたら 『卓球やからな??』と叱られたり、 トリチャンの下手くそサーブをチリチャンのクレベースのほうが拾いに行って 『いまの拾わなかったらそちらの勝ちだったのでは…』と問うたら 『…?え!!ホンマやん!!!!』と卓球マジで分かってないこと言われて 何なんだこの人…ってなって 『クロッケーなら勝てそうなんだけどな…』と思いながらカラミンゴと見つめ合う夢」 を見たからです。 アオキさ〜ん、カラミンゴバトルしようぜ〜。
久しぶりに良い夢でした。 なんでか今月は悪夢かTwitterしてる夢しか見てなかった (どっちも悪夢では?じゃあ悪夢しか見てなかったです!)ので嬉しかったです。
え!凡そ夢の話!??! えと…久しぶりにパソコン開いたら画面眩しすぎて目が可笑しくなりそうです。 この日記公開するか…と思いはじめたのがこの辺でした。 ていうか…画面でっか…少し見ないうちに成長した?そう…
あとは少しニンニクの入ったスープが食べられなくて本当に絶望しました。 悲しかったです、絶対食べれると思ったのに…。絶対……食べたかったのに… 今日の頭で「治ったわ」とか言ってたけど普通に嘘じゃん、バカー!! どころかドライオニオンの入った風味が残るポテサラすらも… 「味」が強いモノ全部喉にキてしまい食べられないっぽい… 今年はもうカレー食べれない可能性がある…!?!
逆に、味が少なくても、バリバリしてさえなければ固形物寄りのモノも食べられると判明したので玄米ご飯とか食べました。おいしいよ…米って… 明日は野菜とか湯でてみようかと思います… 幸い野菜なら無味でも全然食えるタイプの人間だから…
でも本日これじゃ悲しすぎるので、僅かに残っていた完全栄養食の粉も溶いたのですが作り方を間違えて激マズで嫌でした。熱がある人はそういう事が出来ない。当たり前すぎる。
・6日目
治った…な…………
なぜなら声が出る………… 特に記してませんでしたが、3日くらいから喋る事が困難になり、家庭内でのやりとりはLINE通してたレベルだったのですが、 この辺でようやく喋る事が出来るようになりました。 HAPPY!!
色々なところに「しばらく寝込んでました、色々滞ってます、死」と謝罪したり、 推しカプイチャイチャ趣味漫画描いたりしました。 じゃあもう治ったってことじゃん!!!
まだ何か咳とかは出るし、ちょっと味の強い食事がキツいとかありますが、 これはもう!治ったと言っていいでしょう!やったー!!対戦ありがとうございました!! 生還!!ありがとうございました!!みんな!!! みんな?…家族たち…モクローたち…友達たち…フォロワーたち…生きとし生けるものたち…
・総評
・部屋のゴミ箱・投擲スキル、尋常じゃなく上がった。 いややめなよ、ちゃんとゴミは縛ったりした方がいいよ… でもね…動けないし…自室には誰も入れてないし…
・マジでつらかったのは2日間だけ! …という感じなのですが、 その2日ほぼ徹夜というか就寝時にも苦痛があった感じなので、体感4日はあった気がします。 経験に対するタイムパフォーマンスは凄いという事になる。 しない方がいいよこんなのは……
・日記書いてよかった。 なんかね~…一応インタネットにも攻略情報が充実して来た今だからコレだけ���神的に余裕があったのはあります。 実際私も「��つ頃こういう症状で、いつ頃こうなった」みたいなヤツを見まくって精神を落ち着かせていた…
だから、そのために私はこれを記している。 誰かがかかった時にちょっとでも安心…というか気が紛れる文章があったらいいな…と思ったから… (具合悪い時にこんなクソ長駄文読めます!? えっ…あっ…それは…ホントごめん…)
・ピーク時何効いた?
熱は薬がチャチャッと効くが、喉はそうはいかない… そんなわけで喉情報をインターネットで色々見ました。 ですが…まあまあ試したけど…マジのピーク時は大体何もかもだめでした。(絶望情報)
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・龍角散ダイレクト マジで1秒気が休まるだけかつ、二時間おきにしか摂取出来ない。 薬を飲む前のおまじないには良いのでそうやって使いました。
・介護食 味が強いから喉に痛い…ピーク時すぎもちょいキツかった。 ピーク時外もシンプルにおにぎりとかのが良いような気がする。
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・たたかうマヌカハニー コレは推しのオススメだったのだが………… 唾液が多いタイプの人ははちみつで重くなった唾液で溺れ、そのまま終わります。
・カロリーメイトゼリー/リンゴ味 す…すっぱい…喉ギュッってなる… フルーティミルク味?だったら…多少は行けたのかも… ある程度マシな喉になってくると「限りなくマジに近い煮リンゴの味じゃん」と思いました。おいしいのに…
・のどぬーるスプレー 不思議なんですよね…いつもはどんな喉痛も治してくれる頼もしいコイツが… マジの激痛を相手にした途端、激痛にバフをかけるというあり得ん牙の向き方してくる。 闇堕ちモノかNTRモノの何か?
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・濡れマスク 微妙に使い所が合わなかった。 後述ですが私はともかく「鼻だけで呼吸する事」をやろうとしていたので、鼻が覆われてしまうマスクは相性が悪かった。 鼻だけ折り返して付けていたけど、もうこの喉痛って、乾燥でどうのこうの〜ではないじゃんね… 鼻も終わってて乾燥から逃れたい場合は超有用と思います!
・うがい薬 わ…わからん……………… え……今ので何か変わりました……?
薬飲む前に口の中に水を送り「ウェーイ…今からコレ、いくからね…」って喉に教え込ませるには必要な儀式かもしれない。
…とはいっても、起き抜けにあるとかなり嬉しい(それは常識なのでは?)。 ついでに徐々にうがいタイムが伸ばせるようになることで「あ…ちょっとずつ良くなってるかも…」と自分に自信はつく。
・中でも良かったヤツ
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・オーエスワンのゼリー なぜか水より飲みやすい。 水はサラサラしてるから想定より多い量がズロロッと喉を通過するのかもしれない。 ゼリーだと少しせき止められるから許容量がまだ守られるのかもしれない。
味もなんかほんにょり甘くて…おいしいような…でも不思議と、治ってくるとクソ苦くなる。なんで!?
ポカリよりも私は良かったです。ポカリ…すっぱくて… いや具合悪くない時でもちょっとすっぱくない? コレ私のすっぱ味耐性がデフォルトで類まれなる雑魚なのかもしれない。
・プリンとかバニラアイス すっぱくない!辛くない!しょっぱくない! 水より重たい!水よりは痛くない! ……甘さって、喉には低刺激なんですね…
これなら豆腐とかもイケたかも…そっちのが栄養価的にも良かったかもしれないです。 でもハーゲンダッツとか高級アイス(ラクトアイスやアイスミルクではなく、アイスクリーム表記のもの)になってくると、 よく見るとカロリーとタンパク質量凄いので、脂質量から目をつぶれば栄養価バカ高い。
もうこんな目にあってしまったならハーゲンダッツ、ありだと思う。
・別にどこにも載って無かったけど良かったヤツ
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・メイバランス ゴッド。 口内環境が終わった時から家にいくつか常備していた。 マジで命綱でした。 何度も記しましたが、酸っぱいモノも喉にキてしまいしんどかったので、バナナ味が最強! この時家にはありませんでしたが、バニラとかミルクも良かったろうなと言う感じです。
一番好きな白桃ヨーグルト味は涙が出るほど美味かったけど、その涙が向こうしばらく止まらなくなるほど痛かったです。喉が。
・完全栄養食系ドリンク これも抜糸関係でちょっと残ってたので使ってみた。 もうちょっと早めに切ってもいいカードだったかも… ピーク脱してからにしちゃった。 水よりは重たいので、常温で作ればわりと優しい液体になったかも。 ただねえ…一回400mlとか飲めるわけないのよ… そう思うとメイバランスのが手軽だし、手にも入りやすい。
ドリンクタイプもカロリーメイトもいいのかも。
・ピーク時の基本の過ごし方
「私は深呼吸ができる…ほら鼻からこんなに呼吸ができる……」と体に言い聞かせ、 ただ深呼吸をして痛みがマシになるのを待ち、 オーエスワンのゼリーのやつを口に含んで、飲み込み、激痛を受け、また深呼吸に戻るという感じです。
深呼吸ができる、それだけの生き物になろう……
私の場合は普段の栄養状態が良かったから!(筋トレ頑張ってた時期でした)というのは大きそうですが、 マジのピーク日(三日目/二日目)は、 オーエスワンのゼリーとメイバランスの双方一本ずつを一日かけて飲んで終わりでした。 一応…バニラアイスとかを数口食べたりもしたかも。
それでも一応生きてはいけました。 脱水は水分量より小まめな補給の方が大事なのかもしれません。
治りを少しでも早くしたくばもっと飲んだり食べたりした方がいいとは思いますが、 痛みに激弱すぎる上に、意志も最弱な人間でも一応ピークを乗りこなせました!
誰かのためになればいいなと思いますが、こんなこと誰にも起きて欲しくないです!(父が今陽性ですが!/オチ!!)
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ophelia333k-k-k · 1 year
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2022年12月13日
暗闇 見つめている二重らせん 週刊誌の最後のページ 孵化する 孵化させる 目が覚める からっぽのまま 赤ん坊の手を握る 哲学ニュース 強度 占星術師 と打ったら変換される 性占術師 学生時代 最も力を入れたこと 死は幻想である 愛、あ、あ、あ、名前を教えて なりたいもの わたしが 明るい世界 明るい未来 クビになったドラッグストア 礼拝 お好み焼き チューニングの狂った 歌 聴こえなくなるまで 聴こえなくなるまで featuring あなたのこと 声 死について って誰も知らない経験していない から 駆け込み乗車 禁止 お兄ちゃん お兄ちゃん 扉を開けて 機内モードで延命する アジテーション はやくしたい 遅く 結婚 まん防 イデア的には ずっと一緒がいい よね 今だけ無料 アジテーション テナント募集 の 看板 らすとくりすます とぽろじー 言葉で考えるのをやめる あ、あ、あ、 図式化 ズキズキする 監視されていた 白い部屋 女衒 パッチワーク フランケンシュタイン みたいに 愛と幻想と 愛と幻想と 糸 ほどけていく ことを想像する ジャスミンを銃口に 営業系総合職 死んだ瞬間の聴覚について 死んだ瞬間の聴覚について のように のように さようなら 魔法少女 ハートフィールド 歌う メヌエット ピーチ姫の テトラポット アストラル界 あなたの 吸い込まれる ダム 死体画像 すぐ会いたい女子が急増中 アカツクシガモ 京都市植物園 振り回す キャリアチェンジ された アルバイト する このサイトにアクセスできません と 声が して振り向く 昨日 のことを覚えていない 迷宮 のようだと うわさのベーコン クルトン コーラ・パール ゾラ ほら、と 初音ミクの額から垂れる汗 花園神社で 迷い込む 見世物小屋よ 一生バイト ポケットモンスター 正解を引き当てるまで やる気が出ないな 英単語帳 ランボーを読んでしまったなら ロックンロールはそう ホテル暮らし 空調の音 Jアラート 星座を結ぶ ロックマンエグゼ lain rain ruin  ビスク・ドール 野良犬 奈良へ向かう列車 アーレント 現実感 人生攻略サイト 灰と は 意図 思考 回路の中を むさぼり食う 吸う 空気 止まった ままの 子宮的な エリア 嘘をついたまま死ぬ のね ルビンの壺 12ポイント stray sheep と 動詞動詞動詞動詞 同時的に 田中角栄 魔人ブウ 犯す 壊す 作る 波打つ わたしは 殺す 生かす 咲く 咲かす ライフハック 死 冷蔵庫 咲かす 飛び立つ やわらかく もやもやと ばたばたと 解毒する 夏休み 向日葵 消滅した 蝉が鳴く なく 無く 咲く さ さ さ 教育する アナイス・ニン 逃げ出す 逃走する 闘争? 領域を広げていく 閉じる 閉じこめる 閉じ込められた 布団の中 宇宙のように 宇宙そのもの 高橋まつり 滅びた 100年後のことを考えて 文章を書く 脳みそから溢れ出した 白い水着 黒いタイツ 道化のように 大天使のように 借りる 回帰する アカツクシガモ 成長すること 天秤のことを考える by  this river ラブ&ポップ 脳破壊 快楽 シャドウ・ワーク 子宮口から この世界の果てまで 共同体 忙しい 忙しさ exclusive みんなのレビュー 連帯 証明するために ランキング もっと欲しい あなたらしい 瞬間に 祈る手 summer 上映する ロングヘアー 偏差値 ピアス 18個  生き延びる ラリる 刺さった 反射した 発射した 家畜人 ホワイトノイズ 空間 依存症 白い 微分不可能な やわらかい その曲線 エゴサーチ バーモント・カレー 姦淫する 階段 聖書 夢の中に出てくる 中島らも 他人の日記 読む 話す 歌う ような気がする そんな感覚が 一時間天気予報 ペヨーテ ぐるぐる回る 永久に 永久的に 結びつけた 途端に壊れる ぱりん、と ふらっと 消えちゃいそうな気がする 意識が高い 高低差 風圧 やさしい言葉 インターネットのグロサイト 巡る 再度 巡る 繰り返していた クリスマス サンタさん 産道 乱視のまま 今日も生きている 息をする あらゆる 虹色の 永久に理解されることのない強度 氷点 貯金やダイエット レポ漫画 面白くなる 国語辞典 解剖する やまい、だれ 芽殖孤虫 ひらひらと 眠る ゴミ出し 擬音一覧 シーシュポス 間違った注文 集める 女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され 細胞膜 ずきずきと 痛む手 うつらうつらと その指で 欺瞞 マッサージ されたまま死ぬ アイライナー いつかは終わる 旅 続いていく 気持ち悪い、 と少女 折りたたみ傘 出会う 解剖学の教科書 ホーリー・マウンテン もやし 食物繊維 的な ひらく 伸びる 匂いがする 恥丘 裏切る 一本の木 待ち続けている 市民会館 明かしえぬ共同体 ムーミンたち ムーミン谷へ 向かっている ヤツメウナギ もし仮にそれが ハッとする 気がつく 失う 海のそばで グランドメニュー 幽霊 ピアスの穴 カッターナイフで切る 舌を 下へと 血が出る 地が出る前に ここからいなくなる 踊る 大雨の中 浴びる 天高く 土砂降り もっと 濡れてしまいたい 溶ける あらゆる種類の動詞 固着した エディプス・コンプレックス 身体を売る 眠りにつく べたべたした くすぐる 太もものうぶ毛 のように 行こうね ずっと一緒に 逆にする 黒板に描かれた 天使と怪物 流れとよどみと 恋と革命 そのままの 君でいてね イデオロギー それとも 触れる 手に 手のひらに その温度を そっと撫でる ように見える 青ざめた 顔 目で 浮き上がる 物流倉庫会社 キスをする どこにも行けない どこにも行けない 憂鬱な夫婦 中絶用の 願いを書く 七夕 永遠に落ち続ける夢 人生ゲーム 青いピン そのように 性行為のやり方 鍵付き完全個室 運動会 発熱 保健室 はつなつ 人生経験 終わりゆく 肉の厚さ 海馬 言語野の 衰退 ダウンロード数 数えていた 新しい生活様式 リズム 物語ること 豊かな 再生回数 氷 覆われる 世界すべて 素数のように 感じる 解体 怒らない? 起こらない、何も 可能性が失われていく 研ぎ澄まされていく 失われていくことで 何者かになった その平らな牧場 忘れてきた お持ち帰り する 立派な 飛び降りて 刻まれた 胎児のように さえぎられる 海岸には小屋があって 喧嘩をする 白鳥 食べられる 汚い 穢れてしまった 純粋なもの 銃を撃つ 一発 チェーホフ、どこへ行ったの? と母親が階段を上がってくる 切符をなくしてしまったままで 生き続けている気がする 少女には 晴れ 絵日記は かすれてしまった とうに 音楽にはならない 寒天培地の上で 有性生殖する していた した方がいい 人生経験 ペットボトル��HPVウイルス 頭のない 風邪総合 目をさます 神経系 ポーチの中で 白い粉になった 睡眠薬 遠くの方へ、遠くの方へ 並べられている 全校集会 鳴らされて 走る 望遠鏡を 覗き込む もうすっかり 子宮頸がん 夢中になって 標本にする どうやって? 悟りについて 五億年ボタン 走馬灯 一週間くらい考えてもいい? 愛妻弁当 ぷっちょ の容器でオナニーする カンブリア紀の 海中生物やわらかく モニターの奥 夏の光 ぴったりと 豊かに 遅延しながら 本間ひまわり いま、を指差す指の先 爪の長さ 変わって 一括見積もり ふざけているのではなく 頭痛 左側 ありがとう こんにちは おはようございます それは���ではなく の ような 夜行バス 棺 出生外傷 の あなたは ロビンソン トリップした 虹色の女 devenir ひだ 開く 一枚一枚 めくっていく 匂いがする 工場の赤ん坊が コンクリート 嘘だった あてのない 意味のない 海 潜り続ける 潜水艦の中で 夢を見ている 象徴的に もっと速く 飛び立つ 自壊したい 鯛 平らな 館内における密を避けるため 破れた 四つん這いになって するだろう 想像 するだろう 未完のままの もはや戦後ではない 未亡人 ぷろ、ぱかんだ 重量と恩寵 根を 肉体が壊れていくのは かもめ 肉塊 台風が来る前の夜 アオカビ もっとたくさんの地獄 天国は通り 過ぎては消えていく スーツの人が通り過ぎていったあとの 匂い 大人の匂い 食器返却口 この席の使用はお控えください アルコール消毒 セーブポイント 豚 のような女 と 猿の ような 男が出会う 死体ごっこ バラバラに 組み合わせる 英単語帳の例文みたいに 死に近い コンクリート 裂け目 洗浄液 メリークリスマスの Yahoo知恵袋 真理があると言われている そこにある 死んだあと魂はどうなるの? と子どもが尋ねる 何グラムの 前世の記憶 当たり前の事 トンネル 潜り抜ける音 夢の中の休憩所 自動販売機 光 光 夜の闇に飲み込まれないように コンビニエンスストアは灯台として 鳴りやまない 崩れていく 昨日 来ない 来ている すでに いま 冬の ま、ふゆ ま 電気ストーブ あたたかく すりつぶす 通勤・通学 するための列車 眠る 折りたたまれたヒダ 予言する 1999年 産まれ た 朝 ねむる ねむる もっとよくなる 地方都市
夢の中では 現実的な 現実的なもの 親ガチャ 100年後の 2000万年後の 想像していてね 空っぽの脳 おばさんが入ってくる大量に 魚 飛び跳ねる 誰も見ていないところで 老人の声はデカい 無が無限に膨らんで 恒星たちは爆発し きっと届かないまま ゲーム実況見ていた 二年間 だった気がする だった気がする この区域で路上喫煙をすると 一千円の過料が科されます と どこかに書いてあった 教科書に落書きをしている間に 終わっていた もっと濡れたい 雨に 幼形成熟 恋と革命のために 太郎 花子 由香 香織 紗耶 話題のツイート 温泉むすめ 逃れてゆけ 逃れてゆけ 自撮りしているふたりを 見つめる 目 目玉 浜辺で 白く 白く 白く 白く 境界線はほどけた もう一度 あまい 糖衣錠 統一的な 像 増殖する お支払い方法 まとめサイト この世界の秘密 ねじれたソーセージ 青い 白い 脆い イオン・モール 迷子になる 歌を歌う 歌っていた 冗談でした あらゆる 情報商材のために すべて ひとつの 自己啓発 は はいいろの ノイズで 
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manganjiiji · 1 year
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なみだもかわかして
久しぶりに日記を書いてから寝ようと思う。最近は夜更かししがちで、本当の就寝が3時になったりして、でも4〜6時間続けて寝られたりするので、結構いいなと思っている、雨戸を閉めている効果だと思う(睡眠薬代わりのクエチアピンは基本的に飲んでいない)。今日久しぶりに頭痛になって偏頭痛の薬を飲んだので手帳に記録しなくては、とページをひらいたら、まるまる2週間も体調記録が真っ白だった。ようはその期間うつ状態にもなっていないし大きな打撃も受けていないということで別にいいのだが、運動記録も兼ねているので、かなり運動をさぼっていることがわかる。食事量を減らすことはできてきたが、運動量はなかなか増やせていない。眠る時間が多くなっている。というのも、薬がなくても眠れることが可能になってきたので、寝れる時には寝ようという(目の前に食べ物があるなら食べておこう)精神が働いてしまって、積極的に寝ているからである。今までの不眠期間を考えれば、あと何年か眠り続けてもいいだろうとは思うが、現実的に寝てばかりいては話が進まないので、ほどほどにして体力作りもしなきゃな、と思う。せめてフォームローラーと腹筋その他くらいは継続しろよ、と思っているのだが、毎日体調がはっきりしない。できるときはがんがん動けるし運動もできるのだが、できないときは何も出来ない。まあでも完全に寝たきりというわけではないので、いいか。と思っている。縄跳びはまだ1回しかやっていない。リポビタンDを飲むとその2時間は元気になるのでその間に運動するようにしていたが、ここ数日はリポビタンDを飲んでもなかなか上がらない。今日は朝の薬を飲む時に間違えて夜の薬を飲んでしまい、限界量のイフェクサーを倍の量摂取してしまった。そのせいでもう、なんだか午後からぐらぐらして、吐き気も収まらず、緊張型頭痛も勃発した(これも偏頭痛薬を飲んだがあてが外れて緊張型頭痛のほうだった、EVEで治った)。それにつけてもいつももくりに来てくれる友人たちに感謝ばかり。私がぐったりして寝ていてもまだスペースにいてくれて、ホストとして今日は良くなかったと反省したが、みんなのあたたかな空気に救われた。私のもくりで出会っただけの縁の人達が集まっている場で、私が寝ていてもとりあえず空間を共有してくれているのはすごいことだと思った。といっても、私の友人はみな図抜けて素晴らしい人ばかりなので、私がいないくらいでは何もかも大丈夫なのだけれど、たぶん。私のもくりでのみの縁の友人が、今日たまたま二人、同じ誕生日だったので、前夜から歌ったりしてお祝いした(まさか今日のガンダムでハッピーバースデーが呪いソングになってしまうとは思わなかったが)。私はなにわ男子の「月火水木君曜日」という曲のメロディーを覚えることができた1日だった(今日の成果はむしろそれくらいしかない)。
午前中、GUで長袖のパジャマ(1450円)を買ってもらい、ニトリで毛布を見て、そのうち暖かい毛布を買ってもらえるかもしれないことになった。今は敷きパッドと毛布を掛け布団代わりにして(?)寝ているのだが、朝方は冷えるのでこれからはさらにもう1枚毛布を追加したいところ。1000円プラスすれば薄手の掛布団もあり、どちらにしようか迷う(梅子さんも迷っていたので決定は後日にした)。ニトリのNウォームというシリーズ、暖かさが3段階に分かれていて、やはり3段階め(極)が良さそうだった。毛布なら4900円くらいで、高いが、長くは使えると思うし結構暖かいと思う。重い毛布の見本とかが無いかなあと期待して行ったのだが、実店舗には重い毛布はどこにもなかった(田舎だからかも)。ともかく今日から長袖のパジャマで過ごすことができ、非常に快適で嬉しい。半袖短パンはさすがに先頃は体に悪いなと思っていた。29日に痔瘻の手術が決まっていて、5日間の入院があるので、そのためにもパジャマが必要だと判断してくれたようで梅子さんが買ってくれた。やった〜。早く働いてお金を稼ぎたいなあという思いと、純粋に働くことが好きなので早く働きたいなあと思っているのが並行して、今は2件選考待ちだが、あまり期待せず…とは思いつつもわくわくしている。キャミソールも随分穴が空いたりヘタレてきてしまっていたのでGUの700円台のやつを1枚買ってもらった。やや高いが、大切に?着ようと思う。夏はキャミを着なくてもいい時が多いが、冬はさすがに着る機会が多い。といっても肥満かつ暑がりなので、着ない時も結構ある。それでも汗を吸う下着はやはり着ておいた方がいいなと感じる。なんでこんな当たり前のことを書いているんだろう。毎日、「今更?」ということをいちいち感じているのでいちいち書いてしまいます。レノックスの魔道具の鍵が、ファウストが投獄されていた牢の鍵だということにも昨日気づきました。
ということで鍛冶屋のイベスト読みました。厄災がなかなか出てくれなくていつもより回収に時間がかかったが、蝶子さんの応援のもと、無事イベスト読了までこぎつけました。ありがとう蝶子さん。イーサンというキャラクタ、すごくいいじゃないか、と思いました。何も精算できていない(まだ蹴りをつけられていない)ファウストは何を思ったのだろうか…というところはあったけれども、それは今後のメインストーリーに期待ですね。フィガロがファウストのお師匠然としていたり、二人でレノックスを見守る上司ムーブがあったりして、そういうとこよかったです。シノやミチル、ネロも眩しかったな。こういう時やっぱりルチルの影が若干薄くなるよな、と思うけどこの人数を出すならまあ仕方ないか、誰もが末満健一じゃないし。ミチルがヒースクリフを抱えられると言ったところ、ヒースクリフがお姫様じゃん、と思ってとても良かった。貴族というか、ノーブル…なんというか高貴さというのはいいものだなと思った、今の日本社会にはないものだから憧れる。
ここ2日くらいでだいぶ轟爆を読みました、pixivで。原作を読む限り私は出勝しか感じられないのですが、こういう2人がもしこういう関係になったとしたら、というifのもと描かれる関係性としてすごく納得できる作品があり、こういうのいいな…となった。ただし原作を思い出すと結局出勝のことしか考えられなくなり、最終的に「かっちゃん……」と呟くだけのbotになってしまう。こんな状態なのにまだ原作は16巻です。最新刊まであと20冊もある。嘘だろ。ここから怒涛の後半戦が始まっていくんだなあと思っています。アニメも見たいけど今とにかく堀越先生の描くこの物語に夢中。アニメは流れはわかりやすいけど、感情はやっぱり漫画からの方が私は流れ込んできやすい。とくにかっちゃんの。そう、わかるよ、堀越先生、かっちゃんのことと、かっちゃんのことを思う時のデクを描いてる時、絶対ゾーン入ってるよ。心の乱され方が違うもんな。また今日もかっちゃんのことを色んな人に言ってしまった。正直なにわ男子のコンサートを見ているときでさえ(すごい良席でした)、あ、この歌、出勝じゃん…などと頭をよぎっていたので、世界の音楽全てが出勝に聞こえています。恋愛に限らず、そこに、人間と人間がいると思えるもの全部に投影している。はまりたての狂気です。フィガファウに関してもたぶん2年前はこうだったと思います。まずaikoから自カプに聞こえてくるんだよな。「自カプ」という言葉もなんなんだ、という感じだけど(推しカプ、のほうがまだ分かりやすい)、「腐女子」の言い換えが自分の中でまだ見つけられなていないなあと考えたりした。「男同士のセックスファンタジーを妄想したり読んだり書いたりすることが大好きな人間」ということでいいとは思うのだが、いかんせん長い。あと二次創作を嗜んでいる(公式のキャラを勝手に改変してストーリーを捏造して勝手に熱を上げている)というニュアンスも持たせるにはこれでは不十分だ。もちろん、もとの「腐女子」も、人によって思い入れは千差万別だと思うので、個々人が自分の存在を表すことばを考えればいいと思う。まあ、暫くはおたくとか同人女とかBL愛好者とかそういう色んな用語を自称してTPOに対応していけばいいのかな、と思っています。「腐女子」「腐」ということばは、男性同性愛者の方に不快感を与える(それがどのような意識や理解の経路をたどったとしても)ということで、それはまずいなと思い、数年前から使うのを控えています。BL好きの女オタクが勝手に不快感を覚える分にはどうでもいいのですが、関係の無い人に害を与えるのはだめだと思った。世の中にこれだけBLや「腐女子」という言葉がばらまかれてしまった現在、場外で傷つく人がでるというのなら控えざるを得ない。私の感覚としては、公式のキャラクターの性的指向その他を改竄してあまつさえ時にはポルノとしてえがく、ということに対して「腐」という感覚を持っていたので、そうなると「夢女子」というのも二次創作を嗜む以上は私にとっては「腐女子」の一形態という分類だった。夢という漢字も、腐ると同じくらいグロテスクだと私は思っていたから(このあたりは時代の当事者でないと持ちえない感覚だと思う)。また、公式でカップルとなっている組み合わせを扱う際も、さすがにポルノは「腐っている」という感覚だった。じゃあ公式のカップルの恋愛でも性描写がなければ「性的消費」にあたらないのか?と問われたら、それもまた、境界線の話になるのか、それとももっと別の話になるのか、よく考えなければわからない。ただ、公式の設定をはみ出さないように注意が配られている二次創作は、ファンアートとして「表の世界」に出るのは構わないだろうと思っていた。性的、というニュアンスが入ってくると、物事なんでも、俄然難しくなってくる。早く人間から性欲が失われて、人工的に子供が作れる時代になればいいのにな。こうして「性からの逃亡」というかたちでSFを好んでいるふしが私にはある。性の部分は人間の中にあるもっとも動物的な部分で、理屈が通用しないことが多いから、考えても「どうにもならない」の壁にぶち当たって、疲れて蹲ってしまうことが多いからだ。それでも私たちは肉体を持っており、なんらかの性的欲求を抱えたり抱えなかったりしており、その欲求を織り込んだ形でこの社会が制度化されている。人間が動物であるという事実は、なかなかまだ、無視することはできない大きな問題としてこれからも私の前に立ちはだかるだろう。めんどくさいな…。ともかくも私は男同士のセックスファンタジーポルノが好きであり、原作者の意に反する改変を施したキャラクター達に恋愛をさせ続けます。それを許している企業もあれば、許していない企業もある。これは表現の自由と、著作物そのものがもつ��利というものの衝突になってくるのだろうか。私は自分の書いたものでも、誰かに読まれた瞬間から、半分はその読者のものになると考えるたちなので(もっと言えば、私のものに限って言えば、全部が読者のものになる)、二次創作は別にいいんじゃないでしょうか、という立場だけれども、「自分の作品が二次創作されるのは絶対に嫌だ」と考える作者がいることもまた知っている。もちろん、自分そのもの(芸能人やアスリートなど公人)をポルノ消費されることが嫌だと考える人間がいることも。これに関しても私は生きている限り自分が誰かに性的に消費されることは仕方がないし、それに対し特になんとも思わないという立場だが、そうもいかない人も大勢いるだろう。性的な問題には、個々人の感覚の差異も大きく関係してくるので、話が無限大に難しくなる。
そんなことを書いていたら2時になってしまったので寝ます。明日こそ障害年金申請のための各所への連絡をするぞ。うう。がんばろう。
2022.11.6
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toxgo · 2 years
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ふわふわ戦隊もちぐまん
名作がオンパレードのフジテレビのノイタミナ。 「好きなノイタミナ作品は?」と聞かれた際に、パッと思い付くかと言われたら思い付かない。好きか嫌いかと尋ねられたら、好きっちゃあ〜好き。そんな立ち位置だったのが、2010年に放送された森見登美彦の同名小説を映像化した「四畳半神話体系」 しかし、アニメ放送から12年たった今年の2022年。それまで持ち続けていた"四畳半"に対する想いが一気に変わりました。それは「四畳半タイムマシンブルース」に出会ってしまったからです。
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「四畳半タイムマシンブルース」の前に、まずは「四畳半神話体系」を知らなければならない。
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“薔薇色のキャンパスライフ”を夢見る、誇り高き三回生の「私」。 しかし悪友の小津に振り回され、下宿先の下鴨幽水荘に住む謎の自由人である樋口師匠には無理な要求を突き付けられる日々。更には1個下の後輩で「私」が好意を寄せている黒髪の乙女である明石さんとは、なかなかお近づきになれない。
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思い描いていた大学生生活はこんなはずではなかった。そうか。全てはピカピカの一回生の時に選んだサークルこそが全ての元凶の始まりではないのか? 薔薇色のキャンパスライフになるルートを探すべく、様々なサークルに入会する並行世界を旅した「私」の物語。
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「ありもしないものばかり夢見て、自分の足元さえ見てなかったのだ。不毛と思われた日常は なんと豊穣な世界だったのか。」 このセリフに全てが集約された作品こそが四畳半神話体系。
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このBlogをキッカケに見始めてみようかなとか、昔、途中で見るのをやめてしまった方に1つアドバイスがあります。このアニメは絶対に字幕アリで見るべきです。何故ならセリフの量がすごい。ほぼほぼ小説を聞いているんではないのかと思うくらい多い。そして特徴的なセリフの言い回し。でも、1番の理由は物語の節々に登場する名言(特に小津)の数々を耳と目の両方で留められるから。
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タイムリープ物語とはちょっと違うけど、大きい括りで言えばそこに当てはまる作品なので、序盤はなかなか世界観にハマりにくい。なので字幕も追っかけながら見る方がすんなりとハマれるはず。少なくとも僕はそうでした。「物語シリーズ」なんかも字幕アリで見る方が楽しめますよね。
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「四畳半タイムマシンブルース」はそんな四畳半の世界観に、上田誠の戯曲「サマータイムマシン・ブルース」をドッキングしたコラボレーション作品。
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八月、灼熱の京都、左京区。おんぼろアパート「下鴨幽水荘」で唯一のエアコンが動かなくなった。悪友の小津が昨夜リモコンを水没させたためである。「私」がひそかに想いを寄せる後輩の明石さんと対策を協議しているところに、見知らぬ青年が現れた。
彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そこで「私」は、彼のタイムマシンで昨日に戻り、壊れる前のリモコンを持ってくることを思いつく。ところが、タイムマシンに乗り込んだ小津たちが、リモコンを持ってくるだけにとどまらず勝手気ままに過去を改変しようとするに至り、「私」は世界消滅の危機を予感する。-Wikipedia参照-
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補足するならば、「私」が存在する過去に、日本人の誰しもが"タイムマシン"と聞いて真っ先に想像してしまうあの青くて丸っこいやつが使っているアレでやってくる田村君。"もっさり"したと言う形容詞がドンズバな青年の声優を務めた本多力の演技力も相まってとても好きなキャラクターでありキーパーソン。
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この作品の何が最高だったのかと言えば、「私」が好意を寄せているヒロインの明石さんと恋模様を最後の最後に描いてくれた事。
クールかつ決してブレない性格の持ち主の明石さん。黒髪のボブの孤高な存在感。「私」ことを好きなのか、どう思っているのかを全く見せないミステリアスな雰囲気も好きです。四畳半好きなら明石さんを嫌いな人はほぼいないはずの絶対的ヒロイン。
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そして、アニメ版よりもラストの展開がはっきし言ってが圧勝でした。同じ京都を舞台にした名作中の名作「たまこラブストーリー」とは、恋愛描写の演出は比べるまでもなく四畳半の方が少ないですが、個人的にはあの"糸電話"に匹敵するくらいの素晴らしすぎる締めくくり。
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「好機はいつでも貴方の目の前にぶら下がってございます。」 
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アニメで毎話登場する名言とも言えるこのセリフと=の関係値で登場するのが、今Blogのタイトルの“ふわふわ戦隊もちぐまん”
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明石さんの劇中のお気に入りのキャラクターでいつもカバンにぶら下がってます。彼女曰く、5体揃ってもちぐまん。でも、どの並行世界でも決まって"白のもちぐまん"を無くしてしまいます。そして、それを見つけるのが「私」。様々なシチュエーションがありましたが、結果的には明石さんの元に戻ってきます。いわば、「私」と明石さんを繋ぐ絆アイテムであり、四畳半のマスコット的存在。
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このもちぐまんは「四畳半タイムマシンブルース」で良い役割を担ってました。恋模様とは違った形で、点と線が繋がる瞬間は必見です。そして、見終わった後は“白のもちぐまん”が欲しくなる事をここに断言します。2022年も残すところあと2ヶ月ちょい。この時点で僕の今年ベスト映画の1本である事は間違いないです。
「成就した恋ほど語るに値しないものはない」 -私-
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NARI
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