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#八ヶ岳全山縦走
unicodesign · 11 months
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秋の八ヶ岳縦走
先週末のこと。マイカーなし民の頼みの綱のアルピコバス、9月以降は土日のみ運行かつ10月最終週までということで、ラストチャンスで八ヶ岳縦走してきました。初のソロ小屋泊縦走です。一度とまってみたかったオーレン小屋をベースに計画。
茅野駅からバスに乗り渋の湯へ。天狗岳を目指す。
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バスにはそれなりに人がたくさん乗っていたのに、なぜ?皆逆方面に向かってゆき、途端にひとりぼっち。
すれ違った人も2組ばかりでしたが、黒百合ヒュッテに着いたら大勢の人で、ほっとする。
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ここから天狗岳をめざします。左が東天狗、右が西天狗。朝は青空だったがすっかり曇り空。
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ちっちゃいかわいい松ぼっくり。
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ゴツゴツをゆき、ほどなく東天狗岳到着。
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西天狗岳をのぞむ。
三角点は西天狗岳にあり、厳密には天狗岳の山頂は西だそう。標準コースタイムでオーレン小屋に15時半着予定で���くと、東天狗岳は13:55通過。13時に着けたら西天狗へピストンする予定でした。スタートが10分くらい早かったせいもあってか12時半に着いたので、もちろん西天狗へ!と張り切ったものの、ガレ場がきつかった。。。
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寒さのせいか、久しぶりのせいか、かなりバテましたが、西天狗岳到着。うしろに東天狗。
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三角点タッチ。
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東天狗にもどり、根石岳方面へ。硫黄岳の爆裂火口がみえる。赤岳、阿弥陀の南八ヶ岳は雲の中。
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パラパラ舞っていたアラレがしっかり降ってくる。今季初アラレ。寒いので先を急ぐ。夏沢峠を経て
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14時半に無事オーレン小屋に到着。
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お部屋に案内してもらったあと、さっそく檜風呂へ。冷えきった体があったまりました。最高です。
夕食の時間まではストーブのまわりでのんびりすごす。
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時間とともに人が増えてきて「今日はどちらから登ってきたんですか?」と声をかけてくれた人と話がはずむ。
そして、夕食。名物の桜肉のすき焼き、最高においしかった。
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食事のあと、またストーブのまわりで、山の情報交換したり、おしゃべりして、楽しい時間をすごしました。
翌日の天気予報は午後から晴れ。4時半スタートの予定を遅らせるか悩んだものの、ひとまず準備して外にでると、輝く月と満点の星!!!真っ暗闇のソロナイトハイクもウキウキ気分に。
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6時前に硫黄岳。なにせ月が綺麗でした。
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うっすらと明るくなってくる。曇りの日の日の出ってどんなだろう?と思っていましたが、綺麗です!
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前日見えなかった、南八ヶ岳の山々もくっきりと。
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ぐるんと阿弥陀までレッツゴー。硫黄岳からしばらくは寒さとの戦い。振り返るとピンクの空にとんでもなく大きな月。思わず声をあげる美しさ。
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台座の頭まであがると太陽。手の先の痛いほどのかじかみがゆるんでくる。太陽の偉大さをかみしめながら、ほどなく横岳。
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過酷な岩場が続きます。今回3度目の赤岳、阿弥陀岳ですが、硫黄岳から進むは初めて。こんなに過酷な岩場だったっけ?と思いながら、全神経を集中させて。
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雄大な赤岳への道。すごいとこ歩く。
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赤岳展望荘から最後の登り。寒さのせいなのか、疲労なのか、スローペースになるも、、、
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赤岳山頂!
南側には唯一登れていない権現岳をのぞむ。来年こそはキレットチャレンジを。
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八ヶ岳最高峰2899m。前日の夜、オーレン小屋で作ってもらったおはぎをいただく、最高の景色とともに。つぶれてしまったけれど味に変わりなし!
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エネルギーチャージして阿弥陀をめざす。かつて阿弥陀から登ってきたときにきつかったガレ場。下りはなおきつい。すってんころりん尻餅地獄。
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中岳を経て、阿弥陀岳へ岩場を這いつくばって登り、登頂。
途中からぐんぐん雲があがってきて、阿弥陀山頂では、向かいの赤岳も雲の中へ。
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2つ目のおはぎを食べていざ下山。はじめての御小屋尾根。
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このくだりはハードでした。振り返るとすれ違った方が岩のてっぺんに。すごいところをくだってきてる。
そして眼下にはカラマツの黄色が広がる。先長そうだなー。
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横をみれば初冬の様相。前日のまんまるいアラレがくっついてかわいらしいコメツガ(か?)
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くだりのピッチがあがりません。毎度ながら。
上からみていた黄色の世界までおりてきました。東京があたたかすぎて季節感がなかったが、秋まっさかりでした。
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こうして、オーレン小屋から8時間、無事に、美濃戸バス停までたどりつきました。予定よりだいぶ早かったので八ヶ岳山荘でお風呂に入ってさっぱり。
無雪シーズンの締めの八ヶ岳縦走、無事終了。一歩一歩進むことだけに全神経を集中し、美しい世界に心洗われた無心の2日間でした。
次は、権現岳からキレット経由赤岳が来夏の目標!
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tsuntsun1221ts · 5 days
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2024.08 不帰嶮(天狗の頭~不帰キレット~唐松岳)
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不帰嶮、今回の山行の核心部。岩の陰影がカッコいい。
猿倉~白馬鑓温泉~天狗の頭より
【コースタイム】天狗ノ頭(0830)→不帰キレット(0920)→不帰一峰(0935-0940)→不帰二峰北峰(1000-1025)→不帰二峰南峰(1030)→唐松岳(1105-1110)→丸山(1150)→八方池(1230)→八方池山荘(1255)
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天狗の頭からは絶景で右に剱岳、これから通過する道の先に北アルプス南部の山々、最奥には槍ヶ岳とかの峰々も。
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奥から立山三山~剱岳~早月尾根
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天狗ノ頭から少し進むと「天狗の大下り」という約300mの大下降となる。ガスが湧いてしまって鞍部が見えないが、目の前にこれから超えていく峰々見えている・・・アップダウンが非常に激しいが、これまた登り返すのか。ゴールの唐松岳は中央やや左にの手前から2つ目の峰か?(左端まで尾根が連なっているやつ)
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天狗の大下り下降中。垂直に見えるような急な鎖場あり
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またずっとザレており滑りやすい。これからキレットに突入することもあり警戒してストックはしまったのだが、天狗ノ頭のすぐ先に崩落しつつある危険箇所2-3回以外はストックもったままでの通行で問題ない、なんならキレット通過時も持っていて構わないくらい、思ったほど険しくなかった(後述)。
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一瞬雲が晴れた、奥が唐松岳山頂か?本日すでに標高差800mくらい上げたのに、下ってまたあれだけ標高稼がないといけない。
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天狗山荘から約1時間、不帰キレットが始まるという鞍部に到着、たしかに形は両側がスッパリキレ落ちているキレットだが、実際は稜線上を進むのではなく山腹をトラバースする。
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こんな感じで、進んでみれば全く切れ落ちてない、斜面を巻いているため高度感もない、なんなら普通にストック両手にして進める。大キレットのようにキレットの真上を進むわけではなく、あくまでそういう形の尾根がある、という意味での命名か・・・?登りきった先にあるのが不帰一峰。
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キレット開始から15分で不帰一峰に到着、ここから見えるのが今回一番の核心部である不帰二峰への道。キレットはたぶん終わった?
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さっき下ってきた天狗の大下りと、手前まで連なるのが不帰キレット。
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不帰二峰へのとっつき部までは、不帰一峰から100mほど下った先にある。天狗の大下りに引き続きまだ下るのか。
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不帰二峰への登りとっつき部。見上げる先鋒がカッコいい。
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核心部最初の登りは鎖なしの崖登り。というか不帰二峰南峰到着するまでずっと崖登りだった。
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先程いた不帰一峰。高低差100mほど。
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不帰二峰北峰まではかなり長大な崖登り、超えても超えても次の峰が現れる。難易度的には剱岳の平蔵のコルとかカニのタテバイみたいな感じ。
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鎖などは必要な場所にちゃんとついており、確実な3点支持があれば問題ないのだが、下を見ると高度感はけっこうある。
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二峰のとっつき部から二峰北峰まで20分、通過してみればあっという間だったがとにかく険しかった。道中少し一緒になった人に聞いてみたが、高度感があり大キレットより怖かったとのこと。けど自分はその逆で、よくわからないなあ。一方で逆ルートの場合はかなり難度高いと思う。高度感にやられそうだし、終始崖みたいなものなので足運びかなり難しいかと。
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一番険しかった道を登りきり、残すは不帰二峰南峰と唐松岳を残すのみ。20分ほど休憩。目の前に唐松の山頂に人がちゃんと見えており、距離的には近く感じるが、このあとまだ意外と歩く。
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南峰への道、北峰越えたらストック出しても問題なく、優しい縦走路に戻る。
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北峰から南峰まで10分もせ���到着、唐松岳山頂はガスに隠されていく。ラストスパート。
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横に見える唐松岳の山頂下の岩場とか側面から見るとゴツくてカッコよかった。
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山頂が見えているだけに意外と長く感じた。南峰からは30分。唐松岳山頂に人たくさんいるのがわかる。みんな普通とは違うルートから登ってくるヘルメットかぶった自分のこと見てる・・・まあこっちから人が上がってくるのは珍しいか。
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白馬鑓温泉からちょうど5時間で唐松岳到着、すごい人の数(本日土曜日はお盆初日)。ルートを知っている人が自分に声をかけてきて、どんな道だったか訪ねてきた。山頂は真っ白、やっぱ昼間になると雲が湧いてしょうがない、とっとと下山。
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唐松岳は今まで雪山で登りに来ただけで夏山は初めてだったが、樹林やガスでゴールのリフトず長く感じたし、雪山みたいに一直線とはいかない。岩や石が転がってるし、やはり雪道のほうが歩きやすい。
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途中ガスが晴れて先ほど通過してきた不帰嶮が見えた。どのピークが何なのかはわからんかったけど、二峰南峰と北峰が見えているか?
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白馬鑓温泉から100分でリフトに到着。リフト・ゴンドラの片道券1900円。下界はとても晴れている。ゴンドラ山麓駅に着いて白馬駅へのバスがあるかと思いきや1時間くらい来ず、結局白馬駅まで徒歩で30分歩いた。すごく暑いな、けどカラッとしていて蒸し暑さはあまりない。気温30℃くらいあるが東京の暑さより幾分マシに感じる。帰りは白馬発新宿着の特急あずさにて帰宅。
三大キレットのひとつであった不帰キレット、キレット自体はまったく大したことなかったが、そのかわりに長大な崖登りのほうが核心部だった。岩登りが好きな人は楽しめるがアクセスしづらく、わざわざここじゃなくても剱岳などに行けばいいんじゃないかな?ベストルートは猿倉から大雪渓登って天狗山荘泊だが夜行バス(あるいは白馬前泊)前提。昼スタートなら今回のルートがベスト。とくに白馬鑓温泉(の足湯)はとても良いものだった。残りの八峰キレットは三大キレットの中で一番大した事ないとのこと、そっちもさっさと攻略して全クリしたい。
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raccoon-pizza · 14 days
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971:底名無し沼さん (ワッチョイ e7cc-+rLF):2024/09/06(金) 19:48:12.62 ID:XIFkeIyg0
八ヶ岳連峰赤岳山頂付近で転倒 兵庫県の79歳女性をヘリで救助 両ひざをけが 16人パーティーの山岳ツアー
983:底名無し沼さん (ワッチョイ 5f7a-cugz):2024/09/07(土) 00:57:30.56 ID:bXpBJiji0
>>971
歳を考えて登山しろよな
79なら六甲山で我慢しとけや
990:底名無し沼さん (ワッチョイ 072d-D/hx):[sage]:2024/09/07(土) 08:25:27.88 ID:CzIlnTNU0
>>971
初めて赤岳登った時「あれ?思った以上危険じゃね?」と思ったが
https://i.imgur.com/mBZEA0b.jpeg
https://i.imgur.com/mBZEA0b.jpeg
やはり危険だったのか、何か変だと思ったんだ
ウェーイチー牛、インスタバエ姉ちゃん、youtube生配信ブツブツ兄ちゃんとかそういうのがわんさかいたけど
973:底名無し沼さん (ワッチョイ e7dd-hFxt):[sage]:2024/09/06(金) 20:30:40.98 ID:Vac9adM/0
見ず知らずで力量もわからない人間を16人も集めて死にてえのか。
975:底名無し沼さん (ワッチョイ 5fed-AoK8):[sage]:2024/09/06(金) 21:56:14.06 ID:Il1zwExW0
>>973
全員やべえから逆に安全寄りに作用するんだと思うわ
爺婆は歴の長い少数精鋭チームのほうがやらかす印象
976:底名無し沼さん (ワッチョイ e7dd-hFxt):[sage]:2024/09/06(金) 22:07:47.49 ID:Vac9adM/0
>>975
そういうことではなく細い登山道に16人パーティーで集団行動とか珍走団並みに邪魔なんだが。せめてガイド1人に4~5人くらいにしてほしい。
974: 警備員[Lv.1][新芽] (ワッチョイ 27dc-5dcO):[sage]:2024/09/06(金) 21:39:08.97 ID:/D8ocH4F0
後期高齢者含む16人も連れてよーやるわ
ツアーって年齢制限ないんか
977: 警備員[Lv.1][新芽] (スッップ Sd7f-W/TN):[sage]:2024/09/06(金) 22:15:35.75 ID:onXPdS7bd
ヘーキヘーキ
世の中には富士山の登山ガイドとか、一人で観光バス1台分の40人とか面倒見るし、台風が来ても返金したくないから絶対に中止にしないし、山小屋に到着してから台風が接近してて危険なのでここで中止です、山小屋まで到着したので返金しませんって言うし、体調不良者がでても高山病だからリタイアして一人で下山してくださいって言うだけの仕事もまかり通ってるんだぜ
979:底名無し沼さん (ワッチョイ ffb7-XWyO):2024/09/06(金) 23:45:37.99 ID:YNkZEba80
ジジババ邪魔だけど、奴ら健康で病院も無用で
税負担も軽いので許容すべき
989:底名無し沼さん (アウアウウー Sa8b-MSmi):[sage]:2024/09/07(土) 07:59:50.33 ID:FlvMyl+5a
>>979
は?
991:底名無し沼さん (ワッチョイ ffb7-XWyO):2024/09/07(土) 08:40:34.18 ID:tlbu5knt0
>>989
登山やってる健康なジジババは社会負担が少ないの
これは本当
だから自治体もジジババの健康増進に躍起なの
985:底名無し沼さん (ワッチョイ e780-Tquj):[sage]:2024/09/07(土) 01:30:54.91 ID:Zn90IWPp0
元気な老人が口揃えるだろ。
「80歳記念に八ヶ岳登って登山引退」と
ただこのツアーだと横岳とかの縦走が老人には余計と思う。個人で行って行者小屋一泊 文三郎尾根ピストンで頂上山荘一泊で下山にしとけよと。
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hokuto-yuasa-journal · 3 months
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20240625
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4時に起きる。
季節は夏あるいは梅雨入りといった様相だが、春を芽吹かせて別れも告げずいつの間にか去っていった冬を偲ぶこととする。
とまあ我ながら気障な書き出しである。春先に書いて下書き保存したままだった日記に成仏してもらおうと思う。
思えばこの冬は薪をたくさん割った。朝は暖炉の火をよく起こした。
比較的に火をよく見た冬だった気がする。
0から始める半野蛮人生活
薪割りで桜の枝から出てきた小さなカミキリムシの幼虫。いわゆる鉄砲虫というやつ。
いつもはそのま放っておくとセキレイやジョウビタキ、最近ではイソヒヨドリが目ざとく見つけてつっついている訳だが、どういう心境の変化かその虫を食べてみようと思った。(どういう心境の変化だろう。)
その昔、海の幸の恩恵に預かれない山間部ではタンパク源として食されていたという。
そもそも虫の存在自体にあまり忌避感はないものの食べるとなると別だ。昔からテレビ番組の『ウルルン滞在記』とか見ながら、もてなしとして食卓に虫を出されたらどうするだろうとかよく考えていた。
一時期謎に流行ったコオロギはイナゴと違って昔の日本人が食べてないんだからやめといたほうが…派である。そもそもコオロギは食性が雑食、いわゆるスカベンジャーだから多分不味い。耐熱性の細菌を持ってるとも聞いた。
それで言えば鉄砲虫は木を食べてるから比較的清潔な感じ。
しかも今回は桜だ。桜の生木は割ると木自体から桜の花の匂いがして、もはや乙な感じすらする。
1.5cmぐらいのを数匹洗ってからなるべく糞を出させるために紙に包んでおいた。しばらく経ってみると分泌された油で紙が透けてしっとりしている。すごい脂肪分だ。蝋状の物質で巣穴を塞ぐため、あるいは掘った穴を滑らかに進むためだろうか。
いざフライパンで空炒ると膨らんでインディカ米のような見た目に変わった。気が変わらないうちに口の中に放り込む。
む…。
ポップコーンですな。完全なるポップコーン。食感はポップコーンの下の方に溜まった少し殻がついてるやつに似てる。
もはや虫というより穀類としか思えなくなり食べた後の心理的な気持ち悪さもない。動く穀類だ。
ただシロスジカミキリとかブリブリのでかい幼虫だったらどうだったかなとは思った。下茹でしてから焼いたらいける気もする。
最近本栖湖にいる大量の小さなエビをもはや野良エビチリとか野良かき揚げぐらいに考えてるのは虫食ったせいだと思う。
この歳になると日常の中で自分の観念の外側に出るような体験はなかなか無くなってくる。大体のことは想像出来てしまうし、あったとしてもトラブルだとかネガティブなものが増えてくる。そういう意味では40年間蓄積されたイメージの外側に出る非常に面白い体験だった。日常の中に冒険がある。
趣味程度に野菜を育てたりはするものの、狩りをしたり鶏を絞めて捌いたりとさっきまで生きていたものを潰して食べる、この身の内に取り込むという行為が日常の中にほとんど存在しないまま40歳まで生きてきた、というか生きてこれてしまった。
これはすごく歪つな、変なことなのではないか。
ちっこい虫を気まぐれに食っただけで何を急にとは思いますものの。
どこかで処理されパック詰めされた見知らぬ記号のようなものではなく、生の倦怠などとはまるで無縁の「生きる」という本能以外を持ち合わせない生き物たちを自分で捕まえて殺して食べる。そこからやってくる生き物としての強度があるのではないか、そんなことを思った。
その強さを文明や宗教でオミットしてしまったが故に、我々か弱き人間の苦悩や矛盾という面白さがあるのかもしれないが。
とはいうものの、釣りを始めたのは眠った狩猟本能をほんの少しだけでも目覚めさせるという目的もあった訳だが結局まだ食べてはいない。
あの目。
山羊とかと同じ黒い鏡のようなあの目だ。あれと目が合うと「とりあえず一回パス」を選択してしまう。
決して瞬きしない永遠を湛えた目。
逃がした魚は水の底で眠りにつく時その日の出来事を反芻するだろうか。あの目の中に私はどう映ったのだろう。
怯えていたりあるいは恨んでいるだろうか。 
たまにそんなことを考える。
温泉通い ♨︎
去年の秋頃ぐらいから町営の温泉施設に通いだした。300円で入れるので多い時は週3回。結局今は週1回に落ち着いた。
もとは何年か前に通おうとしたのだが一度行った直後にコロナウイルスが流行して休館になったため断念した。
ヨイヨイの爺さんらの病気自慢に聞き耳を立てたり曲がった背中の角度を見ていると案外自分が考えているより早くこうなるんだろうなと思う。
結局人間最後に残るのは健康かどうかぐらいしかない。
温泉。
一年通ったらどんな変化があるだろう。
心身ともに良い変化が起こる気がする。
定期的に人前で素っ裸になるのは良いかも知れない。
虚栄心みたいな要らん日常の垢が落ちる。
そういえばこないだ見たニュースによると今俄かに『湯治』がブームなのだという。週末に温泉に行って風呂に入る以外何もしないのだと。多分コロナ明けの外出疲れが出たとかそんな感じ。
思うにあの訳わからん日々にみんな傷ついたんだと思う。自分は幸いまだコロナに感染していないがあの時期に負った見えない傷を癒しに行ってる部分もどこかにあるような気がする。
それと去年から謎に始めたお灸もその効果が世界で注目されているとNHKの番組で特集していた。
自分の感覚だけに従って行動したつもりが、時を同じくして世の中で流行り始めていることだったり、集合無意識的に同期することを少し不思議に感じる。
またこれは集合無意識的な話なのかわからないが、去年の年末に地震の夢を見た。真っ青な海の上に浮いた厚さ20cmほどのガラス板の上に四つん這いで乗っていてユラユラと大きく揺れる夢。その二、三日後に能登半島で地震があった。
まあ後からなんとでも言えることかもしれない。
お酒
お酒を7年ぶりに飲んだ。
ゆうても薬用養命酒だ。
寝る前に20mlキメて寝る。
効果はまじで謎。
養命酒飲み始めた日は何故かやめた煙草を当たり前にぷかぷか吸う夢を見た。マルボロの薄荷煙草。今いくらすんのやろ。煙草やめてもう10年になる。
養命酒は二瓶飲み続けてみたが、お酒は飲んだら飲んだ分だけ脳細胞が死滅するというから継続するかは不明。一本2000円以上すんのもどうなのかというところ。これを切っ掛けにアル中のいわゆる「スリップ」みたいに不毛な晩酌を始めないかが少し気がかりだったが飲みたい気持ちは全く起こらず。
あたしゃ素面で生きますよ。
登山
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去年は武甲山の後に北八ヶ岳の蓼科山で山納めして、今年の山始めは奥多摩から御岳山まで縦走して頂上の武蔵御嶽神社に登拝した。
震災の後にNHK・Eテレの『見狼記』というニホンオオカミを探し求める人々を追ったドキュメンタリーを見て狼信仰の山、御岳山に登ったのが自発的に山に登るなどという非合理的行為の始まりだった訳だが、ぐるりと月日は巡り色んなことがあったことを山の神様に報告した。
その後春先に天子山塊の毛無山から雨ヶ岳を縦走、金峰山にも登った。人様に迷惑はかけるまいと個人的に禁じてきた雪山登山だったが登山歴も7年目ということもあり慎重を期して登った。いつもは地下足袋だがアイゼン着けるために久々に登山靴履いた。
誰もいない森の奥で木漏れ日の落ちる雪をザクザクと踏み音を立てて歩くのはとても心地が良かった。
途中立ち止まって踏み跡を振り返りしんと静まり返った森の中にいると昔思ってたより随分知らないところまで来ちゃったなと思った。ここは一体どこなのか。
この風景の遠い向こうに過ぎてった日々や出会ったり別れた人々や出来事がある訳だ。
みんなそれぞれの新しい日々を暮らしている。家族を作り、あるいはこの世界からもういなくなった人もいるのかもしれない。人の営みの当たり前のことがなんだかとても不思議なことに思えた。
しばらく立ち尽くしていると30mほど向こうの木陰に昔の恋人の幻影を見た。
冬の森の真っ白い光の中で真夏みたいな服を着て立っていた。
なんとなく、そんな気がしただけだ。
もうずっと昔。
いつかどこかの海辺で、真夏の日差しの中、砂浜にぽつんと佇む雪山の中年男の幻を彼女は見たかもしれない。
そうだったらバランスが取れるなと思った。
充電期間もそろそろ終わりだ。
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2024calendar-mt · 10 months
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カレンダーのお買い上げありがとうございました。boostへのささやかなお礼として、カレンダーに使った写真とぎりぎり迷って使わなかったお気に入り写真たちをお送りします。
DLご自由に!気が向いたら壁紙にでもご利用ください。
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表紙:6月の霧に包まれる北八ヶ岳
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谷川岳 木々の落とす神経質な影たち
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北八ヶ岳 白駒池 全面結氷した雪の池に浮かぶ桟橋
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北八ヶ岳 高見岩より 西日に煌めくガラス細工のような中山
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北八ヶ岳 中央部のみ偶然日が当たりハッとした しらびそ林
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西吾妻山 スノーモンスター 高さ2mくらいあります
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御岳山 新緑
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北八ヶ岳 拒む森
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北八ヶ岳 ミドリ池のほとり 鳥の鳴き声だけが霧の向こうから聞こえる
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硫黄岳 アーベントロート
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四阿山 レンゲツツジと白樺の森
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同じく お花アップバージョン
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早池峰山 雲、蛇紋岩、草花
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槍ヶ岳 やべー人数が登ってるので拡大して見て欲しい
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槍ヶ岳東鎌尾根と たぶん野口五郎岳
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鹿島槍ヶ岳 走る雲
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白馬岳 夕刻の陰影
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白馬鑓 激しい夕立のあとの言葉にならない景色
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白馬鑓 桃色の世界
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白馬鑓 朝焼けのビーナスベルト
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白馬岳 雲海とすべすべの山肌
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蓼科山 影絵
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北岳 夕陽 誰もがテントから出てじっと見ていた
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高天原 日本一遠い温泉に広がる湿原の朝、たちのぼる霧
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水晶岳 山頂から望む北アルプス奥地
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赤牛岳 読売新道と呼ばれる過酷さで有名な縦走路 ここを歩き続けると黒部ダムに至る
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薬師岳 岩稜を征く登山者たち
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野口五郎岳 白砂の続く天空の散歩道
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安達太良山 錦秋とほんとうの空
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足尾山地 早朝にゆれるススキの穂
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getsuryoukai · 1 year
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2023.9.3 八ヶ岳全山縦走
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わたるん、松崎、他1名で行ってきました。
詳細はわたるんブログで!
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yosemite-store · 3 years
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2021.7.29 八ヶ岳全山縦走スタイル ⁡ テント、シェラフなしの無泊スタイル。 スタートから中山までは調子良く行けてましたが高見石小屋手前から突如のゲリラ豪雨と雷で2時間の停滞。 またメンバーの怪我もあり大事をとって麦草峠で終了。 詳細はブログにて ⁡ #八ヶ岳全山縦走 #yosemite_nara #yosemite_store #yosemitehikingclub #yosemitehighlandcircus #imustgo #trails #trailtalk #trailrunning #barefoot #fastpacking #ultralighthiking #climbing #hiking #altra #vivobarefoot #hyperlitemountaingear #ultralightadventureequipment #ヨセミテ #山道具 #トレイルランニング #ロングトレイルハイキング #縦走 #沢登り #登山 #とび出しハイカー #ナラムリ族 #ゲリラ豪雨の中仮眠 #どこでも寝れる人は強い (長野県 八ヶ岳) https://www.instagram.com/p/CR7RghutFHr/?utm_medium=tumblr
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dilleatlife · 6 years
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ソロ山行で1泊2日、八ヶ岳全山縦走してきました。 この数日前に赤岳〜横岳にかけては降雪もあったので、念のためにチェーンスパイク携行しましたが、この週は全体的に気温も上昇しトレイル上の雪は全て溶けて結局スパイクの出番はありませんでした。
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キレットより望む赤岳はやはり迫力ありますね
DAY 1 観音平7:00出発〜網笠山〜権現岳〜キレット〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜根石岳〜天狗岳〜黒百合ヒュッテ16:00着 黒百合ヒュッテにて幕営 行動時間9時間(昼休憩等含む)
DAY2 黒百合ヒュッテ6:00出発〜高見石小屋〜丸山〜麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜坪庭〜北横岳〜天祥寺原〜蓼科山山頂13:20着 〜プール平へ下山15:50 して茅野駅行きの最終バスに乗車 行動時間9時間50分(昼休憩、プール平への下山含む)
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硫黄岳付近はいつ行っても吹きさらしの強風だ
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黒百合ヒュッテを朝出発する頃中山付近で雲海と日の出
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北横岳から亀甲池までの急な下りをやり過ごし、最後は背後に見える蓼科山の急登の前に、、お茶飲んでしばし昼寝休憩
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1日目のお昼休憩に硫黄岳山荘(すでに今シーズンは小屋仕舞いしていました)の軒先を借りてTheSmallTwistを。
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蓼科山山頂より縦走路を振り返る
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八ヶ岳全山縦走、今回はルート上にない西岳と阿弥陀岳は省略しました。 下のSUUNTOコンパスの針先が差す辺りが我が家、その真上が今回のトレイルヘッド観音平、右手人差し指が差す蓼科山山頂がゴール。 GPSの記録では歩いたトレイルの全長42kmほどでした(蓼科山山頂〜プール平への下山含む)
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mepapa388 · 5 years
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2019年夏の終わり、扇沢から爺が岳、鹿島槍ヶ岳、八峰キレットを越えて五竜岳へ至るルートを歩いてきました。
後立山連峰の山はどこも大好き。
もう2020年になってしまいましたが、何かの参考までに。
八峰キレット縦走ルートの紹介
八峰キレット(はちみねキレット)は、北アルプス後立山連峰の鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間にある場所。富山県、長野県の県境に位置しています。
キレットというのは山の尾根のⅤ字状に切れ込んだ場所のことで、一般的に「難所」と言われることが多いですね。
大キレット(穂高岳(北穂高岳)-槍ヶ岳(南岳))、不帰キレット(唐松岳ー白馬岳(天狗の頭))と共に日本三大キレットの一つに数えられる八峰キレットは他のキレットと同様に鎖場やハシゴが連発し、通行には細心の注意を必要とするのですが、だからこその絶景と歩きごたえがあるんですよね。
五竜岳よりキレットを望む
  五竜岳は長男が小学5年生の時に一緒に上った山。思い入れの強い大好きな山の一つです。
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鹿島槍ヶ岳~五竜岳 ルート詳細
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間にある八峰キレット。もちろんどちらから歩いても八峰キレットなわけですが(笑)、今回は鹿島槍ヶ岳方面からアクセス。
総距離は約24km、コースタイムは19時間37分。1泊2日でも歩けますが、ガイド本などでは2泊3日が推奨されています。今回はテントを背負って1泊2日です。
今回結果的にとったコースの標準コースタイムは以下の通り。
扇沢~冷池山荘テン場  1日目 5時間57分 / 7.7km
04:30柏原新道入口 -(1時間20分)-5:50ケルン -(2時間30分)-8:20種池山荘 -(57分)-9:17中峰 -(1時間 -10:17冷乗越 -(10分 -10:27冷池山荘(1泊)
鹿島槍~五竜岳~下山口  2日目 13時間40分 / 14.6km
04:10冷池山荘 -(1時間20分)-5:30布引山 -(50分)-6:20南峰 -(40分)-7:00北峰 -(2時間)-9:00キレット小屋 -(1時間)-10:00口ノ沢のコル -(30分)-10:30北尾根ノ頭 -(2時間30分)-13:00 2798m地点 -(3分)-13:03五竜岳 -(2分)-13:05 2798m地点 -(40分)-13:45五竜山荘 -(1時間30分)-15:15大遠見山 -(1時間20分)-16:35小遠見山 -(1時間)-17:35地蔵ノ頭 -(15分)-17:50アルプス平駅
扇沢から出発し、初日の宿泊を鹿島槍ヶ岳手前の冷池山荘テン場にしましたが、小屋泊であればキレット小屋まで足を延ばすのが一般的?
実は当初はこの先の唐松岳、不帰キレットを経て猿倉までつなげて1泊2日で歩こうと思っていたのですが、初日であえなく断念しました(笑)。理由は本文で。
初秋の後立山連峰(鹿島槍ヶ岳~五竜岳)を歩く(初日)
2019年夏の一つの目標にしていた鹿島槍から八峰キレット、不帰キレットを通して歩く計画。
8月31日から9月1日、夏の終わりに歩いてきました(扇沢から五竜岳までですが)。
扇沢・柏原新道登山口
登山口となる扇沢駅
扇沢駅(標高1433m)は、長野県大町市にある、関西電力が運営している関電トンネル電気バスのバス停留所である。 かつては関電トンネルトロリーバスの鉄道駅であったが、2018年11月に鉄道事業廃止、翌2019年4月より電気バスに転換され、当駅は事実上の「自動車駅」となった。 ( ウィキペディア)
到着したのは午前4時頃。夏とは言えまだ真っ暗闇。立山黒部アルペンルートの長野県側の出発地にもなっていますが、この時間ではまだまだヒッソリと静まり返り、川の音だけがひときわ大きく聞こえていました。
扇沢駅から少し戻った「柏原新道入口」まで移動し、道路脇の駐車スペースに車を停めます。本当は仮眠をしたかったのですが、予定では五竜山荘まで歩き切ってしまおうと考えていたので、コンビニで購入したパンを食べてすぐに出発です。
標高差1,000mの柏原新道
柏原新道登山口 4時30分
「新道」名の付く登山道はキツイと言われるようですが、柏原新道は整備が行き届いていて歩きやすい。蒸っとした空気の中を階段状になった登山道をヘッドライトの明かりだけを頼りに。
左手には暗闇の中に光る扇沢駅がハッキリと。ヘッドライトが動いて登山準備が進んでいることが見て取れます。
暑い・・・
午前5時40分 朝焼けに照らされた針ノ木岳
柏原新道は危険個所はどこにもないものの、最初の目的地になる尾根上にある種池山荘までは標高差で約1,000m。標高が上がってくるとヒンヤリした空気が体を包んで気持ちい。でも結構シンドイ(笑)それでもこれはまだまだウォーミングアップ。
種池山荘から爺ケ岳
午前6時30分 視界が開け、視線の先に赤い屋根が飛び込んできました。最初の目的地となる種池山荘に到着。
ユックリ登ってきたと思っていたら、コースタイム3時間50分を2時間で歩けていました。ただ眠い・・・(笑)
何度か来ているものの、一歩も足を踏み入れたことのない種池山荘。そういう小屋って何故かあります。入りたくないわけではないのですが、到着する時間がいつも早すぎて、どうしても通過ポイントになってしまう場所。
今回は休憩しましょう。
ザックは山と道のMINI。テント装備を詰めても9kgぐらい。
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針の木岳方面の稜線を眺めながら山荘前のベンチで食べるオニギリが最高。実はこの日の天気予報はあまり良くなかったのですが、外れてくれました!
30分程ノンビリして出発。
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種池山荘の周りはチングルマの群生地。
これから向かう爺ケ岳
  爺ケ岳へは緩やかな登り。振り返ると種池山荘と雲に隠れた剱岳。
午前7時47分 爺ケ岳到着
写真では穏やかそうに見えますが、かなりの強風です。ファイントラックのフロウラップを羽織ってちょうどいいぐらい。
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しなやかで、適度な撥水性もあるずっと着ていられるミッドシェル。
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冷池山荘でギブアップ
それでも風に吹かれ続けていると流石に寒いので、すぐに次の目的地である冷池山荘へ。爺ケ岳南峰からは約1時間10分ほど。
稜線上に赤い屋根の冷池山荘が見えています。
鹿島槍ヶ岳がグッと大きく迫ってきます。稜線に強い風が当たって次々と雲が沸き上がっていました。
振り返って爺ケ岳とそこから延びる稜線。
鹿島槍ヶ岳もカッコいい山です。
  午前9時 冷池山荘到着。
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  泊ったことはないのですが、とても立派で清潔感漂う山小屋です。
快適テント泊生活
まだまだ時間は早いのですが、あまりの眠気でもう倒れそう・・・(笑)。仮眠を取れなかったのがダメでしたね。ということでアッサリここでテン泊決定です。
小屋からテン場までは登りで5分ほど。トイレは小屋横にしかないので行ったり来たりが面倒ですが、景色は最高。目の前には剱岳が。
カミナドームをサッと設営完了です。
マットは軽量化のためニーモの半身用と山と道のミニマリストパッドを併用。
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岩稜歩きでも夏場はスポルティバのシンセシス。軽くてゴアテックスサラウンドが蒸れ知らずで快適。
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随分後からですがテン場全景 平坦地は少ない
  昼食は小屋のカレーとビール!最高(笑)
テント泊ですが積極的に小屋の食事を利用します。単独行ですし、食事ぐらいは出来るだけ豪勢に。とは言っても重くするのは辛いので小屋ご飯はありがたい存在。これはこれでいいんじゃないかなと思います。
食べて寝て食べて・・・山の上でノンビリ何もせずに至福の時です。移り行く景色の色合いを見ながら本当にボーっと。
山の上で飲む冷たいビール。山小屋ありがとう!
でもビールを飲むと当然トイレには行きたくなるわけで、何度かテントとトイレを往復(笑)
時間とともに雲の比率が多くなってきました。
気温もぐんぐん下がってきます。いい色に空が染まりました。ちょっとノイズが・・・
シュラフはナンガの「UDD380DX」。我が家のシュラフの中で最も出動回数が多いシュラフです。北アルプスの秋の始まりはもう結構寒いので、しっかり保温性もありながら、軽量コンパクトなバランスのいいモデルです。
何もやることがないので早々に寝ます。贅沢ですよね。寝るなんて言っていますが、実は翌日の天気が気になってなかなか眠れなかったのです。翌日は3時台に出発して八峰キレットを越えて行こうと思っていましたが、雨の可能性もあるとのこと。初めて歩く岩稜帯なので、出来れば晴れて欲しいですね。
何とか持ってほしいと祈りながら眠りました。
初秋の後立山連峰(鹿島槍ヶ岳~五竜岳)を歩く(二日目)
翌朝、3時半に目を覚ますと周りはすっかりガス・・・。少し考えましたが、行けるところまで行くことに。サッと朝食をとってテントを畳みます。
4時10分 冷池山荘テン場出発
暗闇の中をヘッドライトの明かりを頼りに進みます。道は一本道で分かりやすく整備されているのでまず迷うことはありません。鹿島槍ヶ岳南峰まではコースタイムで2時間10分。
今にも雨が降り出しそうな中なのでノンビリと行きましょう。鹿島槍の前衛峰である布引山を越えるとすぐ目の前は鹿島槍。少しずつ明るさが広がる空は雲で覆われているものの、何とか持つか???
鹿島槍ヶ岳山頂から朝焼けに染まる山々を望む
午前5時3分 鹿島槍ヶ岳南峰到着 標高2,889ⅿ ガスガス・・・。
しかし、しばらく待つとガスは徐々に切れはじめ
朝日が差し込む前の短い時間の淡い色に見とれてしまいました。
歩いてきた爺ケ岳方面。
これから歩く八峰キレットと五竜岳方面。
  午前5時18分 日の出
    ブルブル震えるほど寒かったのに、太陽が出たとたんに生き返るような温かさに包まれてホッと。
    さあ行きましょうか。
八峰キレット編へ続きます。
【登山】鹿島槍から八峰キレット越えて五竜岳~1泊2日テント泊縦走(1) 2019年夏の終わり、扇沢から爺が岳、鹿島槍ヶ岳、八峰キレットを越えて五竜岳へ至るルートを歩いてきました。 後立山連峰の山はどこも大好き。 もう2020年になってしまいましたが、何かの参考までに。 八峰キレット縦走ルートの紹介 八峰キレット(はちみねキレット)は、北アルプス後立山連峰の鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間にある場所。富山県、長野県の県境に位置しています。 キレットというのは山の尾根のⅤ字状に切れ込んだ場所のことで、一般的に「難所」と言われることが多いですね。 大キレット(穂高岳(北穂高岳)-槍ヶ岳(南岳))、不帰キレット(唐松岳ー白馬岳(天狗の頭))と共に日本三大キレットの一つに数えられる八峰キレットは他のキレットと同様に鎖場やハシゴが連発し、通行には細心の注意を必要とするのですが、だからこその絶景と歩きごたえがあるんですよね。 五竜岳は長男が小学5年生の時に一緒に上った山。思い入れの強い大好きな山の一つです。 鹿島槍ヶ岳~五竜岳 ルート詳細 鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間にある八峰キレット。もちろんどちらから歩いても八峰キレットなわけですが(笑)、今回は鹿島槍ヶ岳方面からアクセス。
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hi-highmt · 2 years
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テント泊装備で奥武蔵縦走
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奥武蔵を縦走ついでに「歩荷練習も兼ねてしまえ!」と、元々は日帰り装備で歩く予定だったロングコースを大荷物で歩いて来ました。
武蔵横手駅からスタートし、愛宕山から北向地蔵、越上山、顔振峠、黒山三滝、関八州見晴台を経由して西吾野駅へ下りるという20キロ強の道のり。 今思えば、完全に無理のある(無謀な)計画でした…。 途中、辛過ぎて何度「エスケープ」の文字が頭を過ぎったことか。
写真は、最初に登る愛宕山。 武蔵横手の駅を出るなり進む方向を間違えて、この日最初のロスト。
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住宅街を抜け、水の綺麗な川を渡ります。
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YAMAPの地図とGPSでは横断歩道を直進となっていたけれど、正面にはお寺。 進んで良いのか迷っていると可愛い丸太の人形が方向を教えてくれました。 そうだ、だれかの日記で見たことがある…名前は確か「あたごくん」!
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お寺の境内を抜けて鐘撞き堂の前を通ると、 鐘付き中の住職さんから話し掛けられ、案の定荷物について聞かれました。 そりゃこんな所でテント泊装備を背負って歩いていたら気になりますよね…。
鐘撞き堂の脇の道を突き当たりまで直進すると、愛宕山への登山道の入口。 私は間違えて鐘撞き堂のすぐ後の池のところで右折して お墓の敷地に入ってしまい、本日2回目のロスト。
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先ずは栗林の中を歩いて行きます。
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鉄塔の脇を抜け、ここからが本当の登山道。 害獣除けの高圧電流を跨ぎます。 こんなに低いと動物も飛び越えられるのでは…?
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雨上がりで滑りやすい急坂を登り切れば、最初のピーク、愛宕山。 標高250m。山頂には神社の祠と鳥居があります。
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ここにも丸太の可愛い人形。馬、笑ってる〜。
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ベンチには小さなテーブルも付いています。
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ここからは細かいアップダウンの繰り返し。 途中、子どもの背丈ほどもある大きなウラジロシダ(裏白羊歯)が。
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2座目、水晶山。え、まだ標高266m。結構アップダウンあったよ???
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3座目、深沢山。標高350m。ジリジリと上がっていきますね。
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十字路に再びの「あたごくん」。
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沢山峠の十字路を通過して…
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4座目、西大峰。標高391m。あんまり上がってない…。
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またまた「あたごくん」登場。ここの子は名札付けてます。 で、あたごくんの指さす方へ行くと戻ってしまうので、私は北向地蔵へ。
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途中、斜面一面がウラジロシダに覆われたゾーンがありました。
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お久し振りの北向地蔵。今日の安全を祈願しました。
ここのベンチで5分ほど荷下ろし休憩。 休んでいると、目の前の山道へ入っていくトレランの方がいたので 私もつられてその道へ入ってしまったのですが…
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あれ?また愛宕山? そう、ここは通る予定じゃ無かったピーク。一応5座目。標高不明。 予定していた林道と並行に道が続いていて、元に戻れたから良かったものの、 これも一種のロストと言うことで、本日3回目。
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6座目、スカリ山。435m。ここで先にいたトレランの男性と暫しお喋り。 この後、新宿で「トップガン・マーヴェリック」を観るのだそうで。 凄い…私は山の後で映画館に行く元気は無いな〜。
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スカリ山からは武甲山の横顔も見えました。
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スカリ山からは急な岩場を下って行き、7座目の茶嶽山。標高450m。 ちなみにYAMAPでは茶ノ岳山と書かれています。
この後、いったん林道に出て舗装道路を歩くのですが、 登山道への入口を見落としてズンズン進んでしまい引き返しました。 これで本日4回目のロス。 今日は荷物の重さに気を取られて分岐の確認をし忘れてばかり…。
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気を取り直して8座目の蟹穴山。標高460m。
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ユルユルの道を進むと、突然開けた場所に出ました。
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眺望はなかなか良いけど、日焼けしそう…。
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その先には、コアジサイ(小紫陽花)ロードが待っていました♬
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その先の岩場を登って行くと、9座目の越上山(おがみやま)。標高566m。
実はここ、2014年に初めてのボッチ登山で訪れた記念すべき山でして。 その時は顔振峠からユガテへ抜けるショートコースでしたが、 初のソロ山行で当時の私にはドキドキの大冒険だったのを覚えています。 特にその時は山頂に誰も居なくて(ソロの男性が一人来たけど)、 眺望も無くて寂しいお山…という印象でした。
でも今日は山頂手前の危険な岩場を越える前から賑やかな声が…。 シニア5人組の皆さんがランチ中で、またもや荷物について突っ込まれ。 私も荷物を下ろし、立ったままランチを頬張りつつ皆さんと暫しお喋り。 この夏行く予定のアルプスや八ヶ岳について色々と教えていただきました。
別れしな「頑張ってるご褒美」とバウムクーヘンまで頂いて…。 「何だか新1年生のランドセルみたいだな!」というお声も 背中でしっかり聞いておりましたよ〜(笑 そんなにヨタヨタしてたかしら…?
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越上山からの下りが結構急で、顔振峠に着く頃には足の裏がジンジン痛く…。 8年前に来た時は時間が早くて誰も居なかった峠、今日は賑わっていました。 そうか、もう昼過ぎだもんね…。もうここでやめて帰っても良いけど…。
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とりあえず、黒山三滝へ向かう道へと入り、展望台方面を振り返ります。 止めるなら今だけど…。でもでも、行っちゃえ!
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顔振峠からは砂利道を沢沿いに下り、川にぶつかると舗装道路に合流。 左手にズンズン下って行くと、渋沢栄一の従弟(かつ見立て養子)、 渋沢平九郎自決の地がありました。 「青天を衝け」の悲しいシーンを思い出し、思わず手を合わせて参りました。
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更に下ると、漸く黒山三滝の入口に到着! 日本観光百���なのか…埼玉に居ながら、その存在は去年知りましたよ私。
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滝へ向かう道沿いに咲いていたユキノシタ(雪の下)。 有り難いことに、この道沿いにはトイレも自販機もありました。
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迎えの滝。暑い日だからか、駐車場は観光客の車でいっぱいでした。
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小天狗滝(こてんぐだき)。 奥まで何段か続いているようでしたが、乳幼児連れのファミリーが何組かいて、テント装備ではすれ違えそうにないので諦めることに。
三滝全てを廻っていると時間的に厳しそうだったので、この小天狗滝の少し先の分岐から関八州見晴台方面への山道に入り、沢沿いの木陰で10分ほど休憩しました。
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長いロードを歩きを挟み、沢沿いの道を歩いていると目の前を茶色い物体が! 大きな雌鹿が登山道を横切り、対岸からこちらを伺っていました。 カモシカには何度か遭遇したけれど、奥武蔵の山に鹿がいるとは…。 動揺してカメラの向きとピントが合ってませんが、何とか写ってますね。
見つめられて、小さく手を振ってみたら「キョーーーーーン!(文字化するのが難しい音)」と2回ほど大きく嘶いて、元来た斜面へと戻って行きました。
ハァ〜、ビックリした! けど、何だか元気をもらえたのか、そこからはハイスピードでガツガツ歩くことがで来ました。ありがとう、鹿!!!
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花立松ノ峠を越え、またロード歩きを挟んで再び登山道へ。 この尾根を歩いている時は吹く風が冷たくて風邪を引くかと思いました。
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そして緩い道に出たと思ったら…あの明るさは、山頂ですかね?
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正解!3年振りの関八州見晴台です。標高771.1m。 10座目にして、本日の最高峰!低い!
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ここに登るといつも山頂がガスっていて全然見晴台って感じじゃ無かったけど、今日は都心部など遠くまでよく見渡せました。
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そして山頂の手前はカルミア(アメリカシャクナゲ)ロード。
もう14:30だけど、ここで残りのランチを平らげました。 今日は疲れすぎていて、あんまり食べてなかったな〜。
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さぁ、後は駅に向かって下るだけ。 先ずは丸山(展望台がある県民の森のとは別物です)のピークを越えて…
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高山不動まで下ったら…
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パノラマコースを下って、この看板の右下の道へヘアピンカーブで下るのですが、私は間違えて道なりに進んでしまいました(しかも右下に道があるのに気付いていたのに、今来た道の迂回路だと思い込んで…)。
名もなきピークを3つも越えてから「待てよ?ここまで下って来たのに今さらこんなにピークを越えるのおかしくないか?」と気付いてGPSを確認。 ヘロヘロになりながら、このムーミンの標識まで引き返したのでした。 これが本日5回目、最後のロスト。大荷物なのに、ロスト多すぎ!
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パノラマコースっていう割には眺望良くないな〜と思っていたら、 急に視界が開けました。ARによればアレが川苔山だというんですが、怪しい。
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何とかパノラマコースの入口まで辿り着きました。 ここは観光案内所、兼、お休み処だそうですが、どうやら無人のようでした。
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沢に沿ってひたすら歩き、最後に急坂を登れば西吾野駅にとうちゃこ〜! トータル21.4キロ。5回ロストした分だけで、優に1キロ越え。 いや〜、今日は本当に無駄に歩いた。腰骨にはザックの痕がクッキリでした。 良い子のみんなは、絶対に真似しないでね〜!
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judachigeiju · 6 years
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紀伊半島原付旅行記
早めの夏休みをもらったので、原付で伊勢湾フェリーを渡り紀伊半島を一周しようと思い立った。思い立って二週間後に出発した。紀伊半島とは精神の方面である。
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七月二日:浜松から新宮へ
排気量五十CCの原付〈一つ目家鴨〉号はキックスターターを使わないとエンジンが動かなかった。一抹の不安を抱えながら、七時半、原付に跨がった。曇空の下、国道一号線を西に進み、弁天島を回って国道四十二号線、表浜街道伝いに渥美半島を西へ進んだ。
坪井杜国の故地
赤羽根港に付属する道の駅で休んだあと和地交差点から西北に進路を変えて高田交差点で左折、高田西交差点で右折し、右手にある潮音禅寺こと潮音寺を訪れた。境内には柳原白蓮歌碑と山頭火句碑があり、空米売買で尾張徳川家の領地から追放され、渥美半島へ来た坪井杜国の墓碑がある。
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杜国墓碑の前に立っていると住職から 「俳句をやっているのですか?」 と声をかけられ、その日に咲き始めたという蓮を見せてもらった。蓮の初日はあまり開かないのだという。血統書付きの大賀蓮の水鉢もあった。住職は黒目高も二千匹に繁殖させたらしい。川を渡って「杜国屋敷跡」の看板のある角を左折すると畑のなかに小さな杜国公園。〈春ながら名古屋にも似ぬ空の色/杜国〉の句碑が建っており、投句箱もあった。
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十時を回っていたので急いで西へ向かい、二十分ほどで伊良湖岬のフェリー乗り場に着いた。標識交付証明書がなくても排気量を口頭で伝えただけで発券してくれた。合わせて三千九十円で、十円だけ人の方が高い。十時五十分発、五十五分に及ぶ伊勢湾の航海。波が荒かった。伊勢湾を渡っていると雨に降られた。船内のテレビで天皇の病態が報じられ、平成が来年五月までもたないかもしれない、と思った。鳥羽に着くと雨は止んだ。
嶋田青峰の故地
フェリーを出ると正午になろうとしていた。鳥羽フェリーターミナル二階のレストランで食事をとろうとすると係員のおっちゃんから「ここのレストランはおすすめしない。近くの錦屋がいい」と勧められ、錦屋でてこね寿司と伊勢うどんを食べた。若女将の愛想が良かった。食べているうちに梅雨晴間。志摩半島を縦断し、的矢で渡鹿野島を望もうとしたら、的矢は、ホトトギス同人から除名され新興俳句弾圧事件で逮捕された俳人嶋田青峰の郷里だった。句碑〈日輪は筏にそそぎ牡蠣育つ/嶋田青峰〉も、弟である嶋田的浦の句碑〈海うらら水平線は汽船を引く/嶋田的浦〉も夏草のなかにあった。杜国といい青峰といい不遇な俳人ゆかりの土地ばかり巡った一日だ。志摩半島の浦はどこも簡素で好きになった。尾鷲で小雨に遭い、虹を見た。ひたすら走り、いくつもの浦の潮が戻るのを見ながら走り、十九時に新宮駅近くへ投宿した。
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七月三日:新宮から田辺へ
目覚めるとサッカー日本代表が白耳義に惜敗していた。六時半に新宮市の「路地」を見てから霧雨の国道百六十八号を熊野本宮大社まで走った。
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山岳信仰とサッカー
観光客がほとんどいない大斎原や本殿を見た。熊野は大学一年生のとき以来だから十年以上ぶりだ。拝殿にサッカーワールドカップ関連の展示があったが、侍ブルーのユニフォームを着たスタッフが取り外していた。熊野の神に勝ったのだから確かに白耳義は赤い悪魔だった。
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八時半に給油してから山を下り、新宮市街まで戻ってから那智の滝を見た。数年ぶりに絵馬を書いたり護摩木を焚いたりした。熊野本宮よりも那智の滝を神体とする信仰の方が私にはわかりやすい。
鯨焼肉はレバーの味
十一時には那智を離れ、正午に太地町へ着いた。くじら博物館は千五百円を惜しんで入らなかったけれど鯨恵比須の鯨骨鳥居と燈明崎の山見を見て、道の駅たいじで鯨焼肉定食を食べた。血臭いのでやはり鯨肉は揚げた方がいい。
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尻ではなく太腿で乗る
国道四十二号線をひたすら西へ。里野で水泳パンツに着替えたがちょうど日が陰って寒くなり、海水浴はあきらめた。見老津のあたりで和歌山県警の軽パトカーに跡をつけられたので、先に行かせたら、また後ろに回られてスピーカーで停められた。職務質問だ。「浜松市」ナンバーを見なれないから停めたとのこと。浜松から原付で来たと説明すると「どうしてそんな気になったんですか」と訊かれた。「お尻が痛くならないんですか」とも訊かれたので「尻ではなく太腿で乗ると痛くならない」と答えた。ズボンの下は水泳パンツなので、ズボンの中まで調べられたら即逮捕だっただろう。別れ際に夜間に掛けられる光る反射タスキをもらった。それから道の駅ごとに休み、田辺を目指した。
交番へ出頭
十六時過ぎに道の駅椿はなの湯で休んだ。ベンチに座ってのんびりしていると別のベンチに座っていた老爺が「そろそろ行くか」と独り言を言い、軽トラックでどこかへ行った。老爺のベンチが日陰だったので日射を避けるべく私はその日陰のベンチに移動した。するとベンチの上に財布が落ちていた。あの老爺の財布だと思い、私は戻ってくるまで待つことにした。でも戻ってこなかった。道の駅は定休日で閉まっていた。仕方なく私はその財布を持って近くの椿駐在所まで行った。しかし駐在さんはおらず、備え付けの電話を架けると婦警が富田駐在所まで来ていただけるかと言った。住宅街のなかにある富田駐在所へ出頭し拾得物物件預り書一枚で解放された。一日に二回も警察沙汰だ。交番を出て国道四十二号線に出た途端に雨が降り出した。晴れ間をぬって沿岸を北へ進み田辺駅近くの美吉屋旅館へ投宿した。自動扉が開くと禿親父がソファに寝そべって歌謡ショーを観ていた。客かと思ったけれど主人で間違えなかった。夜風が吹いただけで骨組が唸る旅館の「菊」の部屋に泊まった。若旦那から純喫茶桂のご主人が亡くなって看板を下ろしたと聞いた。灯りが点いているのはどきどき奥さんがいるからだとのこと。
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七月四日:田辺から大和高田へ
北上するには二通りあった。海岸沿いに国道四十二号線を進む海ルートと高野山を経る山ルートだ。高野山は魅力だが山ルートにはガソリンスタンド問題があった。ただでさえ燃費が四十キロ前半まで落ちているのにガソリンスタンドが少ない山中を百数十キロ走るのはガス欠リスクが高い、それに近畿地方の天気予報は全域で雨なのであえて天候の見えにくい山間部を通ることもなく海ルートに決めた。
台風七号ブラピルーン
フロントに鍵を置いて五時半過ぎに出発した。みなべ町の岩代で、四つのH音のやるせなさが素晴らしい〈家有者笥尓盛飯乎草枕旅尓之有者椎之葉尓盛/有間皇子〉が詠まれたという磐代の結松と畑のなかの寺脇にある歌碑を観た。八時くらいまで台風七号はおとなしかったがトンネルを出て由良町になってから本気を出し、激しく雨が降り出した。それでも走り続けたのでジーパンはもちろん下着までぐっしょり濡れた。なぜ走っていたのかと言うと大阪は午後から曇るという予報に賭けたからだ。和歌山市まで強く雨が降っていた。大阪府に入ると小雨になり時々晴れ間も見えた。雨雲レーダーを見ると高野山はもっと強く降っていたので山ルートにしなくて本当に良かった。岸和田城の横を通り和泉市で冷えた体の血流を回復させてから東へ折れ、富田林から河南、水越トンネルをくぐって大和の葛城に出た。山はやはり雨が降っていた。
葛城一言主神社では二人の男性が階段下の祓戸神社へ参拝してから昇段し、一言主神社の拝殿へ参拝していた。一言さんは地元の信仰を集めているらしい。それと拝殿に参拝する事前準備として拝む祓戸神社というシステムは熊野本宮にもあった。祓戸神社の祭神はいずれも瀬織津姫、近畿地方の格式ある神社の様式だろうか。大和高田のネットカフェで刃牙を読んだあと大和高田駅近くの福の屋旅館の「菊」に泊まった。また菊だ。女将一家の生活スペースと部屋が廊下一つを隔てて隣りあっているので、おばあちゃん家に泊まった感があった。女将は、橿原神宮の神武天皇が奈良県を大災害から守っていると言った。そういう信仰は美しい。
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七月五日:大和高田から浜松へ
近鉄大和高田駅のミニストップで食事をとった。ちょうど通学時間帯で女子中生・女子高生が目に入る。それは揚羽よりも速いという女子高生に会いに吉野へ行くからだろう。
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三重県南部は雨時々曇りという予報を見て急ぎ八時半には宿を出た。女将から缶珈琲をもらった。桜井を経て九時半過ぎに宇陀の阿騎野へ。吉野とは飛鳥の平地から見上げるような山地のことだった。東の野にけぶりの立つ見える阿騎野は菟田吾城という古代城郭があったらしい。鎌を持った小母さんから「この地は薬草で有名」「元伊勢」と聞いた。
人間のクズが国栖に
吉野川まで南下して国栖の里を眺め十一時前には国栖奏伝習所の横を通り浄見原神社を訪れ記名した。「鯨は人間のクズだ。ちなみにクズは国栖、先住民族の名だ」と言われてからずっと気になっていた土地「国栖」に立てた。
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県道十六号で国道百六十六号線に戻り、鷲家八幡神社の桂信子句碑・前登志夫歌碑・宝蔵寺の能村登四郎句碑を見て、高見山を仰いだ。そういえば吉野で女子校生は見なかった。汗に冷えた体で高見山トンネルをくぐった。それから虹の泉のほかは伊勢までひたすらに走った。
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近畿地方はあちこちで豪雨らしいが、幸運にも私は雨を数粒受けただけで水泳パンツを履いた意味がなかった。猿田彦神社を参拝し十六時前には鳥羽のフェリー乗り場に着いた。十六時半発のフェリーには間に合ったがガソリンが空になりそうだった。あこや真珠と中国産の淡水真珠の違いを聞いた。
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雨の帰浜
フェリーは伊勢湾に出ると波に揺れた。恋路ヶ浜を見下ろしてから国道二百五十九号線を通って豊橋市を目指した。国道二十三号線からは私が「ほぼ原付専用道路」と呼んでいるバイパス横の側道を通り湖西市へ。昼夜食堂港屋本店で浅蜊汁と鯵の開きを食べた。食堂を出ると雨が降り始めた。弁天島を経て国道一号線で帰宅した。四日間の走行距離は九百三十五キロメートルだった。あとヘルメットのシールドが割れていた。
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tsuntsun1221ts · 13 days
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2024.08 不帰嶮(猿倉~白馬鑓温泉~天狗の頭)
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天狗の頭からの絶景、これから通過する不帰キレットから唐松岳まで見える
日本三大キレットのひとつ、不帰キレット(不帰嶮)。2020, 2021年には一番むずかしい大キレットを攻略したのだが、やはり全部攻略してみたい。なにやら不穏な名前だが、想像の通り、昔この山域に入山した人々が帰ってこなかったから付いた名前だとか・・・。バリエーションルートのためもちろん難易度は高いが、その実態としてはキレットだからではなく、険しい崖登り要素によるものだった。
【1日目コースタイム】猿倉荘(1235)→小日向のコル(1355)→杓子沢(1435)→鑓沢(1455)→白馬鑓温泉(1515)
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お盆が始まる直前の金曜日、白馬駅から猿倉へのバスは自分含めて2名だけ。前回猿倉を訪れたのは2019年と5年前で懐かしい。今年は高温だったり、昨年の降雪が少なかったりと白馬大雪渓はクレバス多数で通行不可。なので今年猿倉に来る人達はみんな鑓温泉経由で白馬岳や不帰キレットへ向かうことになる。
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はじめはハイキングのような緩やかな傾斜だが、ずっと樹林帯が続き無風、気温は25度以上はあるか、めちゃくちゃ暑くて汗が大量に。60分は耐える時間。
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80分くらい殺風景で過酷な樹林帯を抜けると、視界が少しひらけて湿原のような場所に出る(小日向のコル付近)そこまで広大ではなく、見えている範囲より少し広いくらいか。
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前方にまだ大きく残った雪渓が見えてきた。8月上旬でもまだあんなに残っているか。本日の宿の白馬鑓温泉はあんな雪渓を3回くらい通過した先にあった(雪渓上を歩いたわけではない)。
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雪渓の雪解け水がながれる沢を何度も通過する。ここは杓子沢で、このあとの沢を含め水量は一番多かった。水が冷たく、火照ったからだを冷やして気持ちいい。
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杓子沢を渡って振り返る。(先程は自分もいたが)巨岩の上に何人か、これから同じく白馬鑓温泉に宿泊する中国人の団体さん。
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ハイペースだったか、2.5時間歩きようやく白馬鑓温泉が見えてきた(写真右上に小さく)。登山開始時間が遅かったため、少し早めにとは意識していた。
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樹林帯から抜けているのである程度風は通るが、それでもやはり暑い。そんな中でいたるところに沢が流れて見ていて気持ちいい。
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中でも温泉直下の雪渓は冷気のためか雲みたいなのできてたし、ここらへんに来てようやく気温的にも気持ちよく感じるようになってきた。
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この一帯はお花畑すごい!なんだろうと思って帰って調べてみたが、ミヤマキンポウゲとシナノキンバイのどちらかと分かったけど、写真見比べても2種の違いがマジでわからん・・・。たぶんミヤマキンポウゲの群生。
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長い雪渓が削られてる
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約3時間で温泉着、標高2100mの山の中にあり、一般の観光客が到達することはまずない山の中の温泉、全国でも珍しいだろう。周囲はほのかに硫化水素の(温泉の)匂いがする。入浴は裸でも問題ないが、みんな水着もってきてるな、知らなかった。露天風呂は男女混浴なので、女性は100%水着。一方で女性専用の内風呂も1つある。宿泊者は無料だがそうでなければ入浴料1500円。けっこう熱い41度くらいか?当然だが源泉かけ流し。とりあえず一回汗を流すため露天に浸かる。今日はかなり雲が湧いていてあまり景色よくないが、晴れていればすごいんだろうな。
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足湯もある。一度露天風呂に入って以降はずっと足湯に入っていた。露天はやはりちょっと熱い、足湯は少しだけ温度が低く、周囲も涼しくなってきたので無限に浸かっていられる。
1740夕食(二回目の回)。ハヤシライスは美味しかった、山で食べるならカレーよりいいかも。ご飯後は足湯。太陽はすでに落ちているが19時に雲が晴れ、遠くに妙高火打、高妻山のシルエット。気温は20度きってるため上に何か羽織らないと肌寒いのだが、足湯のおかげで心地よい。温泉の流れる音も心地よい。周囲は暗く、灯りは露天風呂のライトだけ。お湯の流れる音が聞こえるだけの静かな山奥。
【2日目】
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朝0500起床。朝食1回目は0500だが、自分は2回目の0530から。昨日はガスに覆われていたけど朝はいい景色だ。こんな景色見ながら温泉入れるというのがすごいよな。
【コースタイム】白馬鑓温泉(0600)→大出原(0710)→鑓温泉分岐(0740)→天狗山荘(0800-0815)→天狗ノ頭(0830)
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朝イチの登りにしては傾斜がキツイ。それだけでなくゴーロ帯であったり、大したことはないのだが鎖もちらほら。気温18度くらいとまだ涼しいはずだが、夏の太陽の日差しがすでに暑い、まだ朝の6時だというのに!
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下から湧き上がる雲が少しずつ高度を上げてきている。巻かれないようにと思ったが、自分の足なら雲より早いみたいで一応心配ない。しかしこの日差しの暑さ、むしろ雲に巻かれてもいいような?徐々に雲海みたいになってきた。
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しばらくは樹林だが、40分登ると森林限界を超え、稜線が見え始める。けっこう荒々しいがこの青空と山並み、夏の北アルプスにやっと帰ってきた感じ!いろんな種類の高山植物もキレイで、白馬岳周辺といえばどちらかと言えばやはり大雪渓の上あがりが有名かもだけど、同じ山域ということもあり、こっち��なかなか劣っていない。
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・・・さて、まずはその見えている稜線まで到達しなくてはならない、景色は格段に良くなったからテンション上がっているが、それでもけっこう長いなあ。中央に先行者1名。
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遠くには八ヶ岳(左)とそのすぐ右に富士山(てっぺんがほんの少しだけ)、中央アルプスか?
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地道に高度を上げていく。コマクサが一鉢だけ生えているの発見。周囲には一切生えてないのになんでここだけに?
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稜線への最後の登り。中央やや右に先行者。
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通ってきた道、下界は少し雲海の様。
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100分でようやく稜線上まで上がってきた、温泉からの標高差700m!まず目に入ってくるのは迫るような巨大な白馬鑓ヶ岳。山頂に人が何人かいるのが見える。今まで無風〜そよ風程度だったのが、ちゃんと風が通って益々気持ちいい。
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そして剱岳と縦走路、北アルプスの縦走路といえばこれだよこれ!まだ7時半だけど、おそらく山頂立っている人いるだろうな、あっちの山頂もいい天気そうで良かったね。
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稜線上に出てきてから天狗山荘まではすぐそこ20分、白馬鑓温泉からは2時間。漆黒のカッコいい山小屋で少し休憩。こんな標高高い(2726m)稜線上の小屋なのに水が無料だって、すごい。天水ではなく沢水汲んでいるとのこと。
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そこからは最高の���線歩き。
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小屋から15分歩くと天狗の頭、ここが今回の旅の最高峰2809m。前泊地の白馬鑓温泉からの標高差800m、猿倉登山口からだと標高差1400m。ここから見える唐松岳方面の景色が最高(冒頭の写真)。そしていよいよ不帰キレットへ突入していく。
続く
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raccoon-pizza · 2 years
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687 名前:底名無し沼さん (スッップ Sd22-VAiE [49.96.230.130]) [sage] :2022/07/24(日) 12:38:32.41 ID:aNUCMUjjd
不明の女性登山者か 北ア剱岳で遺体発見 
2022.07.24 11:45 
https://www.knb.ne.jp/nnn/news101g45rfb8f17dfxcud.html
689 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 73fd-tMDM [120.74.69.53]) [sage] :2022/07/24(日) 12:51:41.18 ID:Ec1k5KyE0
源次郎尾根より向こうの八ツ峰?
691 名前:底名無し沼さん (スップ Sd22-DBis [49.97.22.173]) [sage] :2022/07/24(日) 13:06:38.86 ID:hQMq20wEd
単独で八ツ峰?
693 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 7bbb-VlC6 [106.72.139.64]) [sage] :2022/07/24(日) 13:38:26.05 ID:HyXoVcLC0
女性単独で八ッ峰縦走ならバリ系のそれなりの経験者か
694 名前:底名無し沼さん (バッミングク MMfe-8q8D [123.216.208.59]) [sage] :2022/07/24(日) 14:13:04.54 ID:5iCEELodM
山岳会に単独行で届け出して承認されてる時点でお察し
700 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 9b36-VsAj [202.86.123.31]) :2022/07/24(日) 14:53:34.11 ID:wNOFf/K80
八峰の難易度ってどんなもんなの?
704 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 7bbb-VlC6 [106.72.139.64]) [sage] :2022/07/24(日) 15:53:59.72 ID:HyXoVcLC0
(*引用者により前半省略*)
>>700
夏ならアルパインの入門ルート
707 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 32c7-mW96 [133.232.199.17]) [sage] :2022/07/24(日) 16:32:11.71 ID:2fDVriMX0
10m滑落しただけで死ぬとは情けない 
高所恐怖症で伊予ヶ岳の昇りでも((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルする俺でも劔岳は余裕だったのに 
初心者、初級者は行っちゃダメなんだよ
708 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 5fcc-p55X [180.6.230.195]) [sage] :2022/07/24(日) 16:37:56.52 ID:LD5uvqzt0
40過ぎたら体力落ちてるから無理したらあかんぞ 
そういう意味では中年から始めた人たちのほうが無理しないかもね
713 名前:13 (ワッチョイ 0257-DhY5 [61.207.120.132]) :2022/07/24(日) 17:05:02.96 ID:pFDjJrQ00
>>707
伊予ヶ岳でガクブルで剱岳やれるもんなの?w
717 名前:底名無し沼さん (ブーイモ MM22-i/Wr [49.239.65.113]) [sage] :2022/07/24(日) 17:19:44.85 ID:PLBkTj9EM
>>713
伊予ヶ岳のロープある岩場のとこ、土(あれ砂じゃないよな?)が浮いてるから剱の岩場より面倒だとは思う。
724 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 0257-DhY5 [61.207.120.132]) :2022/07/24(日) 18:09:46.76 ID:pFDjJrQ00
>>717
そんなもんかー 
鎖があるとこの一段下が足場少なくてロープに体重かけないとならない感じで、そこくらいなな。
728 名前:new/era ◆7f6ac2kwK. (テテンテンテン MM6e-I0Xs [133.106.48.157]) [sage] :2022/07/24(日) 18:29:09.10 ID:A1Y1NNu2M
>>707
伊予ヶ岳って千葉の? 
あそこなんかあったっけ?
755 名前:底名無し沼さん (バットンキン MMe3-jVra [114.155.54.49]) [sage] :2022/07/24(日) 20:17:50.78 ID:N5z4j+W8M
>>717
どこがだよw 
全然レベル違うわ 
伊予ヶ岳を往路下山しかしたことない雑魚の台詞なのバレバレだぞ
801 名前:底名無し沼さん (ブーイモ MM22-i/Wr [49.239.65.27]) [sage] :2022/07/25(月) 10:41:38.37 ID:uYfylRyxM
>>755
剱は足場がしっかりしてるじゃん。
847 名前:底名無し沼さん (バットンキン MMe3-jVra [114.150.3.177]) [sage] :2022/07/25(月) 18:57:11.99 ID:ANqdSz0lM
>>801
だから、伊予ヶ岳のもう一つの山頂の先に行ってないだろ?と書いてる 
あっちから降りて別の山に向けて周回とかしたから分かる 
伊予ヶ岳は往路下山なら鎖すら要らない、あんなの使うのは素人だわ
849 名前:底名無し沼さん (ブーイモ MM6e-i/Wr [133.159.150.192]) [sage] :2022/07/25(月) 19:06:12.26 ID:5Pzm1GMeM
>>847
足場は伊予ヶ岳のほうが悪い、としか言ってないから。 
高所恐怖症で動けないとかいうなら剱岳のほうが難しいと思うけど、ピンポイントで純粋に歩きにくいかどうかだけなら伊予ヶ岳のほうが上だと思う。雨でも剱岳の岩場はスリップしないし。 
剱岳はそれが2時間続くけど伊予ヶ岳は10分じゃん、ってことなら難易度の指標が違うと思う。
852 名前:底名無し沼さん (バットンキン MMe3-jVra [114.150.3.177]) [sage] :2022/07/25(月) 19:40:30.41 ID:ANqdSz0lM
いや、その10分って難易度に入るよね? 
それにさ双耳峰で片方の遠い山頂行かなきゃいいだけでしょ? 
雨ならスリップって言うけど、伊予ヶ岳に関しては乾いた砂が滑りやすいのであって、雨跡とかはかえって土が締まって歩きやすいよ。 
あの辺りの土質は皆そうだから、御殿山とかも行った? 
それにおくずれ水仙郷が近いのも知ってるよね? 
漢字で書くと大崩、そう、昔の人はよく分かってるよね、もともと脆い土や石質の塊なんだから。 
その伊予ヶ岳の先を降りる道も今はかなり整備されて倒木もなくなったから余裕だと思うけどね 
津森山人骨山佐久間ダムと周遊するのに通る道
854 名前:底名無し沼さん (スプッッ Sd42-DhY5 [1.79.89.241]) :2022/07/25(月) 20:02:31.60 ID:wvE5H+tad
伊予ヶ岳は人が多いときにロープに人が群がったりして脚ひっかけそうになったりするのが危ない 
遠慮ない人が多い
858 名前:底名無し沼さん (アウアウアー Sa7e-KplP [27.85.206.73]) [sage] :2022/07/25(月) 20:32:14.73 ID:rlhRRZ4pa
>>854
それもそうだけど、いつ壊れてもおかしくないのに全体重載せる阿呆なのが居るから注意。 
子連れのハゲデブのおっさんがまさにそうだったわ。 
その子が小学生上がる前の様な男の子だったから、ハゲたら親を恨めよと目配せした
860 名前:底名無し沼さん (ブーイモ MM6e-i/Wr [133.159.150.192]) [sage] :2022/07/25(月) 20:43:55.04 ID:5Pzm1GMeM
>>852
土だけなら締まってるんだろうけど、それが岩の上に乗ると岩だけよりめんどくさいだろう。 
だから剱岳より伊予ヶ岳のほうが厄介って話。平群天神社からのピストンでもわかると思うんだけどな。
862 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 0257-DhY5 [61.207.120.132]) :2022/07/25(月) 20:54:08.64 ID:ebTcj0TR0
>>858
パパと同じ運命が待ってるよと囁いてあげよう 
家族連れの幼女が泣きながらロープに食らいついてるのみかけて胸が締め付けられた。
864 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ eeeb-p5mP [175.132.70.29]) :2022/07/25(月) 21:41:28.46 ID:7CN+cwDK0
伊予が岳って人が多いなんてことあるの? 
2回行ってどっちも土日だったけど一組いたくらいの記憶しかない 
あのへんだと小鋸山も行ったけどあそこは普通に死ねるね
865 名前:底名無し沼さん (バッミングク MMdf-jVra [180.40.54.251]) [sage] :2022/07/25(月) 21:52:15.68 ID:lBvXEZ6nM
今はその小鋸山から先が倒木祭りや登山道流れ祭りだから、よく訓練になるよ
866 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 66ff-b+YJ [153.151.75.131]) [sage] :2022/07/25(月) 22:00:08.40 ID:TB24rXzo0
登山始めた頃は千葉に住んでて小鋸山も行ったからかなり早い段階で低山=簡単とは限らないと身をもって知ったわ
872 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ 32c7-mW96 [133.232.199.17]) [sage] :2022/07/25(月) 23:40:09.97 ID:tgRGHm8U0
伊予ヶ岳はロープ二本垂れ下がってるからあれ掴んで登り降りしてたわ 
やっぱ片手は岩掴まないといけないのかねえ間違ってたんかな
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electro-rough · 7 years
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八ヶ岳記
旅の日記で2011年頃の話です、当時の原文まま。 遅い夏休みを活用して山に行ってきました。 山に登らない人は特に面白くないと思いますのでご注意ください。 麦草峠から入り編笠山までぬける縦走ルート(の予定)です。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////// ■9/14(水)晴れ 出発 1人高速バスに乗り、上諏訪を目指す。 車窓を眺めているとジワジワとテンションが上がりにやけてくる。 茅野まで電車で移動、地元民にまぎれ駅の立ち食いそばを食す、汁が甘い。 ここで平日は麦草峠までのバスが無い事が発覚、タクシーは1万飛びそうなのでやめる。 ピタゴラスロープウェイを使って、本日の目的地の白駒池のテント場をめざす。 ロープウェイを降りて歩き始めると、空気が違う、全く違う、これぞ山の空気、うますぎる!! 時間があまり無いので縞枯山、茶臼山、をあまり長居せずに経由。 日没ちょうどくらいにテント場到着。 ヘッドランプを点けて食事。 星がきれい、いつもより増えて見える。 ■9/15(木)晴れ 本沢温泉 本来であれば、今日中に行者小屋テント場まで行く予定だったが、 横岳経由だと時間が足りなさそうなので本沢温泉テント場を目指す。 東天狗岳で食事、西天狗岳をピストン。 頂上は人が居るので東天狗岳と根石岳の間にてパイプ煙草で一服。 普通の紙巻煙草は吸わなくなったが、パイプ煙草はおいしい。 本沢温泉にて露天風呂。 脱衣所すらないので、あとからやってきたじいさんにフルチンを披露しつつ着替え。 温泉、山オンリーという野性味あふれるロケーションが最高、北海道の温泉を思い出す。 ■9/16(金)晴れのち雨 赤岳 本沢温泉から硫黄岳へ。 硫黄岳は晴天、360度の展望で非常に良かった。 台座の頭、奥の院と縦走。 地蔵尾根を下り、個人的に懐かしい行者小屋テント場を目指そうとするが、 地蔵尾根工事中、超危険、との看板にビビって急遽ルート変更、赤岳を越える事にする。 この辺で老朽化したブーツのソールがはがれる、最悪だ。 赤岳へ上り始めるも3日目の疲労か、年のせいか、靴のせいか、 ハイポーション(ビール)やエーテル(ウィスキー)といった魔法の薬の重量のせいか、 強烈に疲れる。 赤岳頂上はガスっていて視界不良、早々に下山。 キレット小屋テント場に到着。 キレット小屋テント場は地図にポーション(水)マークが付いていたので、 ポーション使い放題かと期待していったが、「ポーションは枯れました」の一言にガックリ、 あ~ガックリだよ。 夜、雨が降り始める。 ■9/17(土)雨 今までにない一日 本日の予定はキレット小屋テント場から懐かしの青年小屋テント場へ行く予定。 ゆっくりすごしたかったので休憩含め3時間程度の激短工程、本日は楽勝。 雨の中歩き出して驚く、ソールのはがれたブーツが全くグリップしない…特に草の上… かなり慎重に歩かないとコケるので、歩くのにかかる時間が晴天の通常のブーツに比べ3倍ほど… これにはまいる。 コケながらも進む。 地図の等高線からはツルネという辺りから若干下りが有り、そのルートを進んでいるつもりだった。 ルートを示す赤いテープやマークは有るし地図上は1本道なのであまり考えないで歩いていた。 しかし下りが長すぎる。 気づいた時には遅く、どうやら地図に記載されていない別ルートへ来てしまったようだ。 使われなくなった道らしいが、ルートを示すマークはあるのと、遥か下の出合小屋への文字があったので、 この半壊ブーツで戻って2山越えて下山するより、このまま下山してしまおうと判断した。 今���えばこの判断が間違い。 だいぶ進んでからわかってきたのは、使われなくなった道というのは非常に迷いやすい。 通常の山道は踏み跡やルートのマークがある程度はっきりしている。 しかしこのルートは踏み跡が消えかけているのと、道がわかりづらい場所にマークが無い場合が多い。 酷い箇所は胸まである草でルートが全く見えない。 合計5~6回はルート外へ迷い込み、おかしいと思った時点で覚えている箇所まで戻りルートを探しなおした。 今まで何十回と山へ行っているが、こんなケースは初めて。 山で迷うと生き死にかかわると言われるのが、身をもってわかる気がする。 こんな事を繰り返すうちに、おかしいと思いルートへ戻ろうとするもマークが見つからなくなった。 …完全に迷ってしまった。 雨、壊れたブーツ、道が無い、周りは半端ない斜面など、 この辺でコレはかなりヤバイと感じるようになった。 山への恐怖が未体験ゾーンへ突入。 そこからはカンで進むしかなく歩きまくる、というかよじ登ったり降りたり草を掻き分けたりの繰り返し。 どのくらいすすんだか、そうこうしているうちに赤いテープが木に縛り付けてあるのを発見。 ルートに戻った事を意味していた。 ルート沿いに進むと出合小屋を発見。 これでもう勝った。 あとは小屋の近くから伸びている車道へ行けば町へもどれる。 出合小屋は非難小屋で人の気配は無かった。 道を示す看板のとおりに進む。 あとになってわかったのは車道へ伸びる道と、川沿いの道の2ルートあったらしい。 どこかに車道へのルートがあったのだろう。 しかし私の進んでいたのは川沿いのルート。 進んでいくと道が消えている。 川の向こうにルートを示す赤いテープ。 どうやら川を歩いて渡れという事らしい。 しかし昨夜からの雨で川が増水している。 もちろん増水した川は危険極まりない、流されたら死亡。 勝った気でいたところから絶望のどん底へ。 このルートしかないと思っていた私は、意を決して川を渡った。 水流は激しいが膝上くらいなのでなんとか渡れた。 これで終わったと思っていたら甘かった。 進んでいくと2回目の川渡りが… 下流へ向かうので当然のごとく1回目より水深が深い。 これも何度か渡りきる。 さらに3回目。 4回目、こけた。 派手に浸水。 5回目あたりで水深は腹のところぐらいだろうか、こけた。 ザックをかついで半分泳いだ気がした。 水も少し飲んだ。 ヤバイ。 もう止めないと流される。 6回目が無い事を祈ってすすむもそんな都合のいい展開になるはずは無かった。 しかし、死が見えてきたのでもう渡る気はおきなかった。 こうなると川の背にある斜面を越えていくしかないが、川沿いの崖のような斜面を上り始める。 斜面を1つか2つ越えかなりの時間と披露、町までコレがあといくつあるかわからない。 日没まで2~3時間、今日町に付くのは不可能と思われる。 後で冷静になって地図を見ると1日がかりでもおそらく不可能という道のり。 残された手段は野営して川の水位が下がるのを待つしかない。 川からある程度高い場所にテントを張るスペースを見つけたので、 何日でも待つ覚悟でテントを張り始める。 食料は半日分+つまみ、水は1リットルほどあるが無くなったら雨水か川の水を煮沸すればいい。 増水して流されたら「増水した川の水に流されて死亡しました」というニュースに あてはまってしまうのかなぁと考えつつも待つ。 携帯はカメラ以外はほとんど電源を切っていたのでバッテリーは生きている。 水が引けなかった時、バッテリーが生きていればコレを使って誰かを呼ぶしかないのか… それはまずい… そして夜を迎えるにあたり問題なのは服が濡れている事。 川と雨で全身ずぶ濡れになっているので寒い。 替えのパンツと寝袋はビニールに入れていてぬれていなかったのだが、 他の装備がずぶ濡れでテントの中も半濡れ状態。 寝袋の中でじっとしていると暗くなって目が覚める。 寝袋が浸水している。 寝袋まで濡れると寒いし他の乾いているものは無い。 ヘッドランプを点けてよく見るとテントから水滴が滴り落ちている。 超軽量テントの薄い生地では激しい雨に耐えられなかったようだ。 寒いので我慢が出来なくなるとコンロでテント内の温度を上げる。 長い1日はこうして終わった。 ■9/18(日)雨のち晴れ いつの間にか眠っていた。 雨はふったりやんだりごく小雨。 朝起きて便意を催したので、用をたして川を見るとなんと水位が激減している。 昨日の濁流がうそのよう。 今しかないと、急いで撤収。 川を向こう岸まで渡ると、急斜面を登れば車道に出られるはず。 川を渡り、これを登れるのかとわれながら疑問だった崖のような斜面を登り始める。 等高線で100mちょっと。 登っても車道が見えないのでこれであっているのか不安になりつつも登る。 登りきると人工の平坦な地形が現れた。 地図上では車道にみえたのだが砂利道が何年も前に廃棄されたようなもので、 草が生い茂っていた、ただ地面が車幅ほど平になっていた跡がある。 この様子だとがけ崩れくらいあるだろうと思っていたが、案の定崩れまくっていた。 しかし直前の急斜面に比べれば遥かに楽だ。 ココから先は罠らしい罠は無かった。 帰り清里へ向かう途中、偶然見つけた清泉寮というところで牧場チックなソフトクリームを食す。 地獄から天国。 しかし来ていた客がハイソなお兄さんお姉さんな雰囲気をかもし出していたのだが、 山をはいずり、抜け出て来た私が場違いだったのは気にしないでおく。 最後に駅弁を買って近くの田んぼの木陰でビールを飲んだ時、言いようも無い平穏を感じる。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////// なぜこんなに長くなってしまったのか書いていて疑問です。 ※最後に山の注意事項 ・ルートの把握 ・濡れの対策 ・装備の点検(特に靴が壊れると死ねます) 体温低下を伴う濡れは恐ろしいです、今知ったのですが夏山でも 携帯カイロは持っていたほうがいいようです。 あとルートを間違わなければそうそうピンチになることは無いと思います。 では楽しい山登りを!
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getsuryoukai · 1 year
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2023.8.17-21 南アルプス 白峰三山ー白峰南嶺 縦走
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メンバー:kwt
1日目 東京発〜甲府〜広河原行きバス〜鷲住山展望台バス停下車(10:30)〜野呂川発電所(10:30)〜荒川北沢とボーコン沢出合いの取水口の小屋(15:40)〜荒川北沢の沢の中1650mくらい(18:00)(泊)
2日目 荒川北沢の沢の中1650mくらい(7:00)〜2100mくらいの二股(10:00)〜稜線のトラバース登山道(13:30)〜北岳山荘(13:40)〜北岳小屋跡(14:30)(泊)
3日目 北岳小屋跡(6:00)〜北岳山荘(6:30)〜間ノ岳(7:50)〜農鳥岳(10:00)〜大門沢下降点(10:30)〜広河内岳(11:10)〜道間違い〜広河内岳(12:00)〜大籠岳(13:10)〜白河内岳(14:00)〜笹山北峰(15:10)〜白剥山手前(16:30)
4日目 白剥山手前(5:40)〜白剥山(6:00)〜奈良田越(6:20)〜伝付峠(8:50)〜生木割山(13:50)〜這松尾山(14:20)〜笊ヶ岳(17:20)(泊)
5日目 笊ヶ岳(5:50)〜布引山(7:00)〜桧横手山(8:10)〜広河原(10:10)〜林道終点(11:20)〜老平(12:00)〜[スクールバスに乗せてもらった]〜七面山登山口バス停(12:30)
 最初の計画は2泊3日で「南アルプス荒川流域沢歩き(北沢を詰めて稜線にあがって本谷を下る)」だった。初日の天気予報が悪かったので、一日後ろ倒しにしたところ、諸々の予定がキャンセルになって5日間連続で時間ができたので白峰三山から白峰南嶺の縦走に変更して行ってきた。
 荒川北沢は日本登山体系には「北岳への登路として存在価値はある。水量は豊富だがさしたる難場はないので、南アルプスの沢の入門ルートとして薦められる」とある。沢登りをほとんどやらない私でも行けそうだ。奥多摩と奥武蔵の沢で沢慣れしてから出掛けた。
 登山体系の荒川流域概念図を頼りに歩き始める。荒川右岸沿いの林道を進むと堰堤工事の詰所に突き当たった。工事でつけられた道で左岸に渡る。雨で作業を一時中断している作業員がショベルカーの中で休憩していた。目を合わせないように通り過ぎる。
 堰堤工事の作業道を進みながら概念図にある「北沢横手道」を探すがよく分からないまま薄い踏み跡っぽいのを辿ると、荒川北沢と亡魂(ボーコン)沢出合いに建つ取水口の小屋で出た。北沢にかかる橋で右岸に渡って沢に降り立つと、奥多摩や奥武蔵の沢に比べ圧倒的な水量にビビる。雨も降ってきて、沢に入るのを嫌って高巻きを選択する。高巻きも結構傾斜があってドツボにハマりつつある感が漂っていきた。17時くらいになって、そろそろ寝床を探す時間になってきた。水は行動分しか持っていなかったので沢まで降りる必要がある。  比較的傾斜が緩い尾根から沢に降りる。ちょうど良くテントが張れそうな台地があったので、今夜の寝床とする。なんだかとても疲れてしまって食欲がない。雨も降り続いていて外で火を使えなくて、テントの中で米を炊くのが面倒だったので柿ピーを少し食べてすぐに寝てしまった。
鷲住山展望台バス停。下車したのは私だけ
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北沢横手道(?)の踏み跡と朽ち果てたトラロープ
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取水口にかかる橋
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初日の寝床
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 二日目。雨は上がって天気は良さそうだ。昨晩は柿ピーしか食べていない。ちゃんとご飯を食べないと動けないので、朝から米を炊いて、ベーコンを焼いてしっかり食事をした。  明るい日差しの中で沢を観察してみると、水量は多いが歩けないこともなさそうだと判断できた。左岸右岸に薄い踏み跡もついていて渡渉を繰り返しながら進んでいく。渡渉は一瞬腰上までくるところもあって焦った。  地形図と見比べながら詰めて行くとやがて稜線が見え隠れしてきた。北岳小屋跡にダイレクトで詰め上げる予定だったが、八本歯沢の方に入っていってしまっていた。北岳小屋跡の高度に差し掛かったあたりで小屋跡方向へトラバースして行くうちに登山道にぶつかった。登山道を北岳山荘まで行き、北岳小屋跡(水場)へ向かう。地形図には道がついているが、見つけられなかったのでハイマツを適当に漕いでいくとホースを発見。ホース伝いに下っていくと小屋跡に出た。
奥多摩に比べて沢が広くて水量が多くてビビる
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けど、なんとか行けそうだ
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この滝は左から巻いた
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古い地図や
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雪崩で流されてきたであろうボロボロのワカンを発見した
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水量が減ってきた
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稜線が見えた。恐らく八本歯のあたり
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このあたりで沢靴から登山靴に履き替えた
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登山道にぶつかった。写真左のほうに人が二人
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北岳小屋跡
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夕暮れの北岳
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 三日目から五日目。北岳山頂は踏まず、稜線を南に行く。目指すは山伏。広河内岳から奈良田越までは破線ルートになっているが、笹山まではペンキ印がたくさんあるし、笹山から奈良田越までは樹林帯にしっかりとした踏み跡がある。しかし、広河内岳でいきなり道間違いをした。ガスで本来進むべき稜線が全く見通せず、池ノ沢方面に入ってしまった…。山伏はあまりにも遠く、早々に笊ヶ岳を最終目的地として下方修正した。今回の山行、最初がバリエーションルートだったので最後もバリエーションでと思い笊ヶ岳からランカン尾根で下山を考えたが、地形図を持ってきていなかったし、かなり疲れていたので布引山から登山道で老平へ下山した。この下山道はとても長くて大変だった。老平からバス停まで車道を5km歩かなくてはならなかったが、幸運にもスクールバスに乗せてもらうことができて、最後にラクができた。
三日目の朝。間ノ岳方面。北岳山荘の取水ポンプ小屋が見える
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毎日朝は天気が良かった
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広河内岳から笹山まではペンキ印がしっかり付いている
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三日目の寝床。白剥山付近
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奈良田越
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伝付峠で大休止
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五日目の朝。笊ヶ岳から小笊と富士山
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ごはんは毎日ベーコンと米
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yosemite-store · 3 years
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八ヶ岳全山縦走 2021/7/29
山の天気予報では問題なし。 しかし麓の町は曇り雷みたいな不安定な予報。 とりあえず現地に行って考える事に。 実に何年かぶりかの八ヶ岳だが全山縦走は初めて。 CT(コースタイム)70%で設定して計画してみた(休憩込) 朝9:00にスタートしても翌日の深夜から早朝にかけて終わる予定なので蓼科山でご来光くらいの気持ちで行きましょうといった感じ。 諏訪湖SAで仮眠と朝食を済ませてスタート地点の観音平へ。 現地に着くとそれはもう快晴で、観音平駐車場も登山客の車でいっぱいになっていた。 ゆっくりスタートしても良かったが不安定な天候の中、昼過ぎに各心部を歩くより午前中で赤岳〜横岳を越えるくらいでということで早めのスタートに切り替えた。 6:30観音平スタート。 いい天気。     広がる景色。                     編笠登り なかなかの急登。              …
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