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#地方トップレベルの物流
pastasaikou1984 · 1 year
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【北海道函館水産物卸売市場から産地直送】 といえば小西鮮魚店さん 琵琶湖の湖魚でお世話になっているヤマサ水産さんの西居くんがもっともっと琵琶湖の魚に関わる環境をよくするべくあえて別の環境に身をおき修行している修行先となります そんな熱い男、西居くんに会いに函館へ行って参りました 小西鮮魚店さんの特徴として、朝北海道で水揚げされた魚がなんと夕方には東京の私たちのレストランに届くといったとんでもない物流の力を持っているところにあります 千葉、神奈川近辺の魚ならば可能ですが、なんと北海道から 新幹線に乗って函館からやってくるわけです 北海道の食材は、安くて旨いんだけど発注してからの時間がかかるからなぁ〜といった概念が吹き飛ぶパワフルな物流力【当日便対応地域は東京23区と都下一部、神奈川県主要都市(横浜市など)、埼玉県主要都市(さいたま市など)です。当日便の到着は早便15時~遅便18時になります。】 朝水揚げされた魚を適宜処理してくれるのも嬉しいポイント 腹が弱い魚は時間の劣化によるダメージが多く、せっかく産直しても残念な感じになってしまう事も多々あります 水揚げされたばかりの魚を適宜処理してくれるのは本当にたすかります 産直に関しての考え方は人それぞれですが、生きてる魚と向き合う釣りをやる私にとって魚の鮮度は譲れないこだわりの一つ 魚は水から揚がった瞬間に仕込みが始まっていると考えています だからこそ料理人として仕込みの一環として釣りに行くわけです ですが、信頼のおける魚屋さんならばそこから買わせていただくという考え方もありだと思っています いろんな海の味を楽しめますからね 北海道の函館が新幹線の当日便ができたから沖縄の当日便ができて色とりどりの魚が当日に来たらめっちゃ面白そうなんて夢みてます ただ、自分達が当日便を利用する事で環境の負担が多くなるのならばそれはそれで同時に考えていかないといけない事でもあります 産直というお取り寄せと環境問題はセットですよね ゼロ距離の観点から地方にレストランという事もよきでして憧れますが、結果としてお客様がそこのレストランに行くまでに環境の負担がおこる 地方が活性化すれば、地方の雇用は回復する でも、その地方の環境は、、、、、 よき環境を食い潰さずに維持していきつつの何かが大切ですよね どこをどこまでという考え方は人それぞれの段階だと感じています 『次の世代に何を残したいか』 地方に行くたびに深く考えてしまいます とまぁあーだのこーだの考えて自分の考えに最善だと思うところから仕入れさせていただいております 朝どれの函館からの直送の鮮魚を食べながらあーだのこーだの食の未来について話し合いませんか? #函館産地直送 #北海道 #函館水産物卸売市場 #産地直送 #朝水揚げされた魚 #適宜処理 #ここ一番の勝負魚 #小西鮮魚店 #活魚 #血抜き #神経締め #冷やし込み #熟成にも耐える魚 #付加価値のある魚 #市場浜直結 #地方トップレベルの物流 #日本海 #津軽海峡 #噴火湾 #太平洋 #ペペロッソ https://www.instagram.com/p/CnjnENpyxQD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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pigu2870 · 16 days
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週末の走行 2024/2/15-19
Miniz-Cup-Championships-Finals
その3大会2日目編~帰宅です。そこそこ続いた2023全国大会編もいよいよ最終回です。
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目覚め。そして少しずつ帰りの準備。
清掃なしのプランでも連泊4日目の今日は清掃が入るそうです。
メインの荷物は持ち出すので良いですが、他の荷物も清掃中に無くなっては困るので片付け後に証拠写真をパシャリ。荷物が多くて飛行機旅にも慣れてないので用心深いです。
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というわけで今日もセントレアにやってきました。毎日空港に出入りしているので、そろそろ国内線ターミナルの配置は暗記しそうです。今日は初めてホテルからターミナルまで送迎バスを使いました。ホテルから3分くらいでターミナルに到着。
バスの中は案の定昨日大会で見かけた顔ぶればかりでしたね。乗車中に挨拶の下りもありました。
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朝一番に会場入り。さすがに開場前の朝一だと人がいないですね。ボードには昨日の順位が貼られています。
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飛行機が飛べない関係で昨日レース1日目の夜に現地入りした仲間がいたので、救済の特別練習を見守ります。見た感じは絶好調?練習から戻ってきたときには上機嫌そうでした。
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ターミナル内のコンビニにご飯を調達しに行きました。ますのお寿司が珍しくて購入。お寿司って北海道のコンビニじゃ見かけなかったんですが、本州だと普通に売ってるものなんでしょうか?興味深かったです。普通においしかった。軽めの朝食とか、おやつにもいいかもしれないですね。北海道にもほしいラインナップ。
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大会2日目は、予選3回目→予選4回目→決勝 の流れです。
まずは予選3回目。
前列スタートということもあって好スタート。
2周目でトップの外人選手を1コーナーイン側から殺して追い抜きますが、ペースが違うのでここは仕方ないということにします。ユルシテ...
それ以降、特に目立った展開はありませんでした。緊張してミスが何回かあったので、「何やってんだか...」と思いながら走っていた記憶があります。悪くはない展開で結局トップを維持してフィニッシュ。ベストタイムも良い感じです。
ただ、ヒートトップをとっても結局は他のヒートに超強豪選手がいるわけで。思ったよりタイムが伸びておらず、昨日の予選2回目の方がタイム良かったみたい。タイム更新できずに順位は下がります。
マシンの感覚としては案の定曲がらない感じ。路面グリップもどこまで上がってくれるか心配。
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お昼休憩タイムで「つけてみそかけてみそ」を入手しました。道民割なるもので、北海道民にのみ配布されているようです。
往復チケットと身分証提示でゲッツできました。ラッキー。これをかけると全てが名古屋風味になりますね。名古屋を感じたいときに重宝しています。
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予選4回目。最後の予選です。気合が入りまくりですね。
そろそろ路面グリップが上がって安定してくるのが僕の読みでしたが、想像よりもグリップが低くて本当に苦戦しました。これ以上対処しようがないくらいにタイヤ径・切れ角・ジャイロなどで対応しましたが、まだ足りないくらいのグリップ感・・・。
嫌な予感がしながらも、最後ということで張り切っていきましたがダメダメですね。目立った展開はなくただミスが多いだけ。トップタイムもとれず、順位がダダ落ちです。
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予選はCメイン4位・総合16位で順位が確定。ここから決勝で挽回したい訳ですが、打開策を見いだせません。車のセッティングを大幅変更する手段もありますが、慣れてないことは避けたい。Bメインへの勝ち上がりの可能性を考えて、セットは変更せずに気合いで頑張ります。理想としては4位スタートから2位ゴールでBメイン勝ち上がりの展開です。
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さて、決勝。4位グリッドからスタートダッシュがバッチリ決まり、前方のミスもあって1週目終了時点で2位に浮上。スタートの出来だけはこの大会でもトップレベルで競える自信があります。ファイナルは各メイン2位までが勝ち上がりです。なんとかこのまま1位に食らいつきたいところ。
1位のマシンもペースが上がらないのか、こちら側がリスク承知で攻めれば追いつけるペースです。タイム差0.5秒あたりまで接近。切れ角を上げて追いつこうとしますが、案の定これ以上曲げることができない...。見た目上はペースの上がらない1位を追い抜けそうには見えましたがかなり必死です。
そこそこ攻めた走りを維持して残り30秒。せめて2位をキープしたい気持ちですが、3位が急接近してきて急に焦ってきました。3位の追い上げペースが速くて、対抗するために僕も攻めたところでフェンスにヒットするミス。残り3秒で追い抜かれてしまいました...。
結局Cメイン3位でフィニッシュ。僕の2023シーズンはここで終了です。
最後のワンミスがなければ次の決勝メインを走れたので反省...。
ここまで本気でやってきて、残り3秒のワンミスで上位メインを走れないのは本当に悔しいです。
フィニッシュ直後にプロポをぶん投げてやろうと思いましたが、私は偉いので感情を抑えます。借り物のプロポですし。
マシンとしては曲がらないからコーナリングスピードを確保できないということに尽きます。どのコーナーの立ち上がりでも素早くスロットルを入れることができず、基本的にフロントアンダーというマシン特性に悩まされ、楽しく走ることができませんでした。リアセクションのセッティングも、決勝では高グリップになると思って安定志向でセットしたのが路面に全くマッチしない結果でしたね。
曲がらないマシンを無理やり曲げようとして、タイミングが合わずにミスるというのが何回もあって恥ずかしい限りです。
もちろんファイナルの場というか雰囲気に慣れていないのもありますが、せめてマシンがもう少し走ればな~。セッティングも含めて慣れ・腕前ですね。
理想としてはフロントタイヤ径22.0~22.1mm、ジャイロ28前後、グリップ剤フロント内側1/2・リア全部でドンピシャだった気がします。路面グリップが想定より低くすぎて、メカニカルグリップを高めても曲がりすぎるということはなかったと思います。今回のマシンはハイサイドを絶対に起こさないということに重点を置きすぎて、攻めた走りができませんでした。
猛者ばかりのレースでキレた走りができないのは致命的ですね。ファイナル上位は本当にブチギレた走り同士のバトルというのを思い知りました。
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自分の出番がすべて終了したので、あとは上位陣の走りを見届けるだけです。一番上位メインの決勝だとグリッド紹介があるのは良いですね。やっぱり決勝Aメイン表彰台争いの走りは勉強になります。
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大会終了後はチームのお疲れさま会を兼ねてみんなで手羽先。北海道勢のみんながんばりました。
本場の山ちゃんは札幌よりおいしい気がします。満足。
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名古屋5日目は帰るだけ。ホテルから空港が近いと時間に余裕があって良いです。最後の食事は富士宮やきそばです。名古屋というより静岡のグルメらしいですが、ゆるキャンの記憶がよみがえって気になったので注文。
鰹節が良い感じに絡んでおいしいですね。ソース感も強くてご当地B級グルメって感じです。
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あいにくの天気ですが、飛行機乗ってるだけなので関係ありません。
セントレアー新千歳間って意外と近いですね。1時間40分くらいで着くので羽田と大して変わりません。ラジコンだけじゃなくて名古屋の街呑みもよかったのでぜひまた来たい。
以下、後日酒呑みの感想......
趣味とはいえ、全国・アジア規模の大会に出るとなると恥ずかしい走りはできないわけで1カ月毎日練習の日々となりました。
そんな日々も終わり。さすがに疲れましたね。大人の部活って感じでした。
仕事後に5時間ラジコンを走らせる日々も終わって落ち着いております。
ファイナルまで1カ月間毎日、マジモードで熱中し過ぎて訳わからなくなっていたのでしばらくは休憩です。イライラすることが増えては趣味じゃないですからね。正確に言うと燃え尽き症候群に似たようなものを感じます。
最近、本気で人と勝負をするということしていなかったので良い刺激でした。結果としては真ん中あたりの順位でフィニッシュでしたが、ファイナル初参加ということを考えれば十分でしょうか。結果よりも、全国各地から集まる強豪と一緒に走れたことが一番の経験となりました。本州勢に自分のことを認知されていたことも嬉しかったですね。全国に知り合いができました。
10年以上この趣味をやる中で、ファイナルに出るというのはずっと憧れでした。まさか自分がファイナルに出れるなんて考えもできない時期の方が長かった気もします。
そんなファイナルの権利を4年前に一度手に入れましたがコロナ渦で無くなってしまい、もう機会はないと思っていました。しかしながら今回、地区大会の段階からいろんな人のサポートもあって経験できました。感謝。憧れだった場所で走れて本当に楽しかったです。
Miniz-Cup-Final 2023編おわり。
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postjunk-vintage · 5 months
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BLACK POST JUNK / 2024.01.01 Part 1
こんばんは。
大晦日です。
今年の年末はアレやコレやでバタバタしっぱなし。
12月は買い付けに行くべきではないと心底思いました。
さて、そんなこんなで今年も何とか皆様のお陰でPOST JUNKを続けることができました。
来年も頑張りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
それでは明日の新着入荷商品のご紹介。
2年振りのBLACK POST JUNKという事で、気に入っている黒い古着達をリリースします。
2024年1月1日 21:00から、POST JUNKオンラインストアにて販売開始です。
※商品の発送は1月3日から順次開始となります。
断腸の思いで販売する物もあるので、是非楽しんでいただければ幸いです。
ではどうぞ。
(画像が載り切らないので2部制です)
00’s INTERMEZZO FUTURO My Best Jacket Made In Italy [L]
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少し変化球だけど、どう考えても2023年のベストはこれだな、という事で。
単純に格好良いと思った古着を選んだ結果です。
しかし、服って楽しいですね。
と実感すると同時に、自��は逆立ちしてもデザイナーにはなれないな。
そんな事を思いながら数日間、夜な夜なこの服を観察していました。
簡単に言えば、フードのテッペンから後ろ裾まで左右グルっとジップが走り、二枚のジャケットがドッキングされているデザイン。
それ自体はちょっと面白いデザインでしかないんですが、そこに付随する全ての ”こなし” が本当に優れています。
生地に関してもAB両面にウレタンコーティングが施され、和紙のようなシャリ感と微かなヌメりが共存する怪しい手触り。
ジップは全てriri、製造はイタリア。
古着と言うよりも作品として、海外勢のアーカイブにも全く引けを取らないと感じる素晴らしい服です。
90’s MASSIVE ATTACK x LEVI’S Mezzanine Tour Crew Jacket [XL]
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再登場のスペシャルピース。
グレートなサイズとコンディション。
ガッカリさせるのが申し訳ないので先にお伝えしますが、値段は高いです。
すまん、マッシブアタッカーの皆。
UNKNOWN Punk Leather Jacket [44]
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買い付けてから現在まで、お店のディスプレイとして活躍中のこちら。
残念ながら安く買えていないので、これからも当店の看板として鎮座し続けるでしょう。
たまに着たりして楽しみます。
でも一応は販売していますという事で今回アップします。
ちなみにコレを一番最初に試着したのは私の親父でした。
流石ロッカー。
UNKNOWN Punk Leather Shirt [About M]
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パンクカスタムレザーシャツ。
これシャツってのがさ、最高じゃないですか。
着心地は軽いけど重いアイコン背負っててな。
横向きだけど。笑
そこ含めパンクって事で受け止めましょう。
フロントもステンシル、ワッペン、ピンズやらでセンス良くカスタムされています。
素晴らしいので是非明日ご確認下さい。
50’s BEL-MAR SPORTSWEAR “13 REBELS M.C.” Embroidered Black Satin Jacket [About M]
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スペシャルが続きます。
13 REBELS M.C.のクラブジャケット。
これこそアメリカへ買い付けに行く意味です。
ボディもデザインもカラーも全て申し分無し。
しかし、よく出てきたなぁと思います。
80’s L.L.BEAN “BLACK” Pocket Cable Knit Sweater [L]
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コレのブラック。
ほんと出ないです。
あとグッドコンディション。
スペシャルです。
00’s MOUNTAIN HARDWEAR Black Nylon Conduit Lined Over Pants [M]
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個人的なツボ押しまくりのMOUNTAIN HARDWEAR。
オーバーパンツなのに細身のテーパード。
まずそこにクラクラきて、お尻にはポケット付き。
私の様なズボラなオーバーパンツ好きは、このポケットのポイントの高さを分かっていただけるはずです。
ウエストはドローコード、裾はベルクロ留め。
伸縮性のあるニットライニング。
オールブラック。
今年買い付けたマイベストパンツ、総合的に考えるとコレです。
00’s~ MOCEAN DuPont Active Layer Nylon Patrol Jacket Special Edition Made In U.S.A. [NOS] [L]
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スペシャルモーシャン。
ベースはメトロジャケットですが、両胸・両腕にベルクロパッチとフードが付属する実務的なエディション。
この仕様の出回りは極めて少ないはずです。
加えてリフレクターの付かないオールブラック、札付きのNOS。
胸中の言葉をそのまま書くと、手放したくねぇ~
00’s~ NTWRK / CHAMPION “mid90s” Embroidered Hoodie [XL]
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先のMASSIVE ATTACKジャケットといいコレといい、だいぶ温めました。
どうしても手放せなくて、同じXLを見つけるまで必死こいて探しました。
で、やっと両方見つけたのでこの機会に放出。
これも安くないです。
90’s LEVI’S SILVER TAB Thunder & Lightning Painted Black Denim Pants Made In U.S.A. [W33]
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え凄くないこのペインティング。
これ発見時の感想。
しかしまぁセンスが良いですね。
ボディはSILVER TABだし裾カットオフだし。
でもウエストがガッツリ細くカスタムされてたんですよ。
28インチくらいに。
だから私が愛を持って元のウエスト寸にお直ししました。
上手いこと仕上がってますので、そこも味としてお楽しみ下さい。
70’s MONTGOMERY WARD Black Nylon Insulated Jump Suit [About XL]
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古着のジャンプスーツで初めて着たいと思ったのがこちら。
正確に言うとスキースーツかな?
とにかく、コレならば着たいぞとグサッと来た訳です。
オールブラックナイロンだし、ブランドも良いし。
これをお洒落に着こなす人、私は滅茶苦茶好きになると思います。
90’s DKNY M69 Body Armor Style Black Nylon Padded Vest [L]
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M69のサンプリング。
やっぱ素晴らしいよDKNY。
ヘルムートラングにも負けてないよ!
00’s NIKE Good Stitched Down Jacket [XL]
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NIKEのスペシャルダウン。
独自のステッチワークと、そのステッチラインを利用したチェスト&ハンドポケット。
微起毛感のあるしっとりとしたシェル。
豊富なダウン量で保温性も非常に高いです。
まさに冬の一張羅ですな。
ちなみに21AWのSUPREMEパフィーJKTの元ネタはコレでしょう。
まぁそらパクるわ、超格好良いもん。
00’s~ NIKE ACG “TRIPLE BLACK” Responder Backpack
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名作バックパックのトリプルブラック、見つけてきました。
このバックパックを初めて見た時はまぁシビれた。
エロルソンヒューってやっぱしゅごいんだなぁって。
モダンなバックパックとしてはトップレベルで好きなデザインです。
全開放した時のビジュアルはエイリアンの卵でしかないもん。
こちら状態も良いので、探してた方はお見逃しなく。
00’s GAP Curved Panel Thermolite Insulated Nylon Jacket [XXL]
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パッと見だと魅力が伝わらないかもしれない、GAPの黒いジャケット。
襟下から脇腹にかけてカーブする特徴的なパネルライン。
そこにコンシールファスナーのスラッシュポケット。
背中の腰にも同様にコンシールポケットが配置されています。
中綿はデュポンのサーモライトでちょっとパフィー感がある。
これ、実物は写真より100倍格好良いです。
すんごいおすすめ。
70’s QUALITY SPORTSWEAR Black Nylon Padded Jacket [XL]
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70sのブラックナイロンパデッドジャケット。
芋っぽくないこの年代のこういう服。
地味に無いよなって思いましたよ私は。
サイドやポケットのジップ使いも今っぽいですし、着丈長めのボックスシルエットもまた最高にお洒落。
非常に気に入っている一枚です。
80’s~ UNKNOWN My Favorite Sweatshirt Made In Turkey [L]
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今年一番グッときたスウェットシャツはこれ。
ボクシーで開放的なシルエット、腕ポケのデザイン、差し赤の配色、もちっとした生地感。
もう全てがツボ。
過去に何度か、別商品の着用写真撮影の為にこのスウェットを使ったんですけど、着る度に良さを実感していました。
有象無象の古着の中で、めっちゃ光る魅力を感じる一枚です。
90’s LEVI’S SILVER TAB Black Fleece Skirt [S]
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これは大変珍しい。
ボディはオールブラックのフリース。
腹にイエローメッシュ袋布のジップポケット。
ウエストはスポーティーなドローコード。
このデザイン自体が非常にユニークなのはご覧の通りでも、ブランドがSILVER TABときた。
刺さるよそれは。
80’s~ UNKNOWN Baggy Knit Pants Made In U.S.A. [8]
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写真の引き、激よわのニットパンツ。
私の中では非常に強いけども。
一年くらい前でしょうか、高円寺の古着屋さんで大変お洒落なニットパンツを見つけたんです。
でもそれは少しフレアが掛かっていて、ちょっとキザだなと。
バギーかストレートなら良かったなと、迷った挙句スルーして。
でそのあと買い付けで見つけた、この理想の一本。
遠目から見るとスラックス的だし、ニットでも厚手だからフェミニンな生地の揺れ方はしない。
で、穿くの超ラクで真っ黒。
大丈夫、強いよ君。
UNKNOWN My Favorite Beanie Made In U.S.A.
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マイフェイバリットなビーニー。
マスク部分を内側に仕舞うと完全に普通のビーニーになる。
目から鱗が落ちました。
なんで今まで見た事も考えた事も無かったんだろうって位、自然で素晴らしいデザイン。
似たような物は数あれど。
バラクラバを横目にインナーパンクの精神でこちら。
最高です。
90’s INTERNATIONAL MALE Slant Zip Pullover Shirt [XL]
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あ~これは素晴らしい…。
どの時代でも良質なデザインとして認められるんじゃないか。
襟元斜めジップのツートン切替で、このジップを開くとライダース的なダブルの打合せに。
50s頃のスカシャツのようなニュアンスだけど、この物自体は古くない。
生地はコットンツイルで、開放的なサイズとシルエット。
感動ですな。
90’s~ UNKNOWN Black Satin Pajama Shirt [About L]
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これは、恐らくですがホームメイド。
裏面の生地の始末を見ると既製品ではなさそうだなと。
ただし、着地がスバラシイ!
今年見たスリーピングシャツの中では、これが断トツで好き。
カートの馬パジャマなんて三段下ですよ。
いや言い過ぎた。
あれも良い。
00’s~ MUNI Patched Soft Shell Jacket [About XL]
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背中に大パッチ、右胸に小パッチ。
ボディはFLYING CROSS社の4ポケソフトシェル。
やられたねこりゃ。
2024年も良いMUNI探すぞ~。
UNKNOWN Marilyn Monroe Allover Printed Pants [About L]
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なにこの気持ちの悪いズボン。
いや待て、よく見たらこれマリリンモンローじゃない?
そう問うたら売主も気付いてなかったというオトボケ具合。
Oh YEAH!って言ってたもん。
現地人でも20歳そこらの子はマリリンモンロー知らんのかな…?
そんな訳は無いと思うので、細かい事は気にもしないアメリカンなエピソードでした。
もっと面白いのは、その子の部屋の壁にウォーホルのマリリンモンローのポスターが貼ってあった事。
ちなみに誰がいつどんな背景で作ったとか全く分かりませんので、問うてこないで下さい。笑
良し悪しは物を見て判断願います。
50’s ALLEN-A “BLACK” Open Collar Print Flannel Shirt [16 ½]
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ヴィンテージのブラックプリネル。
16ハーフ。
スペシャルだけど、当店にこの辺は求められてないんだよな…。
まぁそれは承知の上で。
実際うちでは当分出せないと思う品です。
70’s NEW YORK MAGAZINE Logo Printed T-Shirt Made In U.S.A. [M]
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過去の初売りでもラインナップ入りさせたNEW YORK MAGAZINEロゴTEE。
70sボディの当時物を再度発見。
これはやっぱり今でもスペシャル扱いしてしまいます。
エレガントでクールでお洒落。
最高の一枚。
90’s PERRY ELLIS Celtic Knot Patterned Open Collar Shirt [L]
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さて、皆さんの大好きなケルティックパターン。
だって好きでしょ、アースビートが。
PERRY ELLISでこんなの見つけたらそら燃えますよ。
テンション爆上がりしたオープンカラーシャツです。
90’s ALIEN “IN SPACE NO ONE CAN HEAR YOU SCREAM” T-Shirt Made In U.S.A. [L]
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最高にカッコいいエイリアンTEE見つけた。
初見だしコピーライトも無いしで、発見した時はちょっと挙動不審になりました。
シュバババってやつ。
あまり売り手に見られたくない、あの動き。
まぁとにかく、素晴らしいデザインですよこれは。
久しぶりに良いムービーTEE見つけた感があります。
ではPart 2に続きます。
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eien0066 · 6 months
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EIEN取引所はまもなく日本市場に進出します
EIEN取引所はまもなく日本市場に進出します。
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デジタル経済の急速な台頭に伴い、BTCは暗号通貨の代表としてますます人気を集めています。 近年、デジタル経済は急速に発展し続けており、暗号通貨はデジタル経済の重要な組み合わせ部分として、デジタル経済の発展傾向から恩恵を受けます。 デジタル貨幣が世界経済と金融分野を変え、金融包容性に新たなチャンスを提供しています。 ブロックチェーン技術の持続的な革新と応用に伴い、ますます多くの企業が暗号通貨決済を受け入れ始め、これは暗号通貨市場の発展をさらに推進します。 EIEN取引所は日本市場でデジタル経済発展の傾向の一部となり、投資家にデジタル経済発展に参加するチャンスを提供します。 日本国内外のデジタル経済が拡大するにつれて、暗号通貨市場はより多くの関心と支持が期待されます。
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2024年5月、BTCマイニング報酬半減期 2024年5月、BTCは4回目の半減期を迎えます。 その時、BTCの生産量は現在の6.25BTC→3.125BTCに半分になります。 マイニング報酬が半減するに伴い、BTC供給量の増加速度は明らかに減速するでしょう。 歴史的データを見ても、BTC のマイニング報酬が半減期を迎えるたびに価格の大幅上昇を引き起こします。 したがって、投資家の皆さんはこのチャンスを利用して、BTC投資の先駆者になりましょう。
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EIEN取引所はまもなく日本市場に進出します
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デジタル経済の急速な台頭に伴い、BTCは暗号通貨の代表としてますます人気を集めています。 近年、デジタル経済は急速に発展し続けており、暗号通貨はデジタル経済の重要な組み合わせ部分として、デジタル経済の発展傾向から恩恵を受けます。 デジタル貨幣が世界経済と金融分野を変え、金融包容性に新たなチャンスを提供しています。 ブロックチェーン技術の持続的な革新と応用に伴い、ますます多くの企業が暗号通貨決済を受け入れ始め、これは暗号通貨市場の発展をさらに推進します。 EIEN取引所は日本市場でデジタル経済発展の傾向の一部となり、投資家にデジタル経済発展に参加するチャンスを提供します。 日本国内外のデジタル経済が拡大するにつれて、暗号通貨市場はより多くの関心と支持が期待されます。
地政学戦争はBTCにとって好材料となる 2020年に疫病が発生した後、ロシア・ウクライナ戦争が勃発に続き、最近のパレスチナ・イスラエル戦争、インドとパキスタンの衝突、ミャンマーの武装戦争など、地政学戦争は世界経済の発展にとって大きな変化になり、BTCは分散化された暗号通貨として、弾圧への抵抗や能力が強く、政府の監督を受けず、取引が速いなどの特徴を持っています。 地政学戦争が勃発した時、伝統的な金融市場は大きな衝撃を受ける可能性があるが、BTCは危険回避資産として大量の資金流入を迎えることが多くなります。 このことから、地政学戦争がBTCに及ぼす良い効果は軽視できません。
2024年5月、BTCマイニング報酬半減期 2024年5月、BTCは4回目の半減期を迎えます。 その時、BTCの生産量は現在の6.25BTC→3.125BTCに半分になります。 マイニング報酬が半減するに伴い、BTC供給量の増加速度は明らかに減速するでしょう。 歴史的データを見ても、BTC のマイニング報酬が半減期を迎えるたびに価格の大幅上昇を引き起こします。 したがって、投資家の皆さんはこのチャンスを利用して、BTC投資の先駆者になりましょう。
米国の景気後退か暗号通貨の発展の好材料となる 現在、米国経済が衰退に陥るリスクは日増しに高まっているが、BTCは強いリスク抵抗能力を示しています。 BTCの発行総量は固定され、どの国からも操作されないため、その価値は国の景気後退の影響を受けません。 逆に、景気後退は投資家の危険回避資産に対する需要を増加させ、BTCは非伝統的な危険回避資産として投資家の第一選択になります。
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brickirengahead · 3 years
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HISオンライン体験「行った気になる観光セミナー~ハーレムでゴスペルの歴史&観光~」メモ
世界に2千人いるというニューヨーク公認観光ガイド、うち日本人は30人ほど(コロナでさらに人が減り20人ほどになるかも)、その中のひとりイサオ・ノブハラさんに、実際のニューヨーク州ニューヨーク郡(マンハッタン区)観光ツアー形式で解説して頂きました。セントラルパーク→アッパーウエストサイド→アッパーイーストサイド→ハーレム
■マンハッタン島
◇セントラルパーク まさに島の真ん中にある世界的に有名な公園。1873年正式に開園。樹齢200歳のオークの木など2万本以上の木がある。コヨーテも住むほど都市公園としては破格の広大さで、都市における自然の割合が東京の何倍も大きい。貯水湖には死体が発見されることもしばしば。 
◇アッパーウエストサイド ハリウッドセレブなどWASPの大金持ちが住む。 かつてジョン・レノンが住んでいて暗殺されたことで有名なダコタ・ハウスがある。オノ・ヨーコは現在も住んでいる。暗殺の犯人マーク・チャップマンは、ダコタ・ハウスの前で1日中待ち続け、昼に一度ジョンと顔を合わせサインを貰っていた。待っている間読んでいたという「ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー)」は、レーガン大統領暗殺未遂事件の犯人も読んでいた本ということで当時有名になった。毎年追悼式には、セントラルパークのストロベリー・フィールズに世界中からファンが集まる。 ワシントンD.Cほどではないが桜並木が見られる。 ダコタ・ハウスの他にもトランプホテルなどの高級ホテルや高級アパートが多くあり、ハリウッド俳優など有名人が住んでいる。かつてスティーブ・ジョブズが住んでいたところも。 全米で2番目に大きい自然史博物館「アメリカ自然史博物館」では、恐竜の化石など多数の標本や資料が見られる。自然科学者の一面もあったセオドア・ルーズベルトの像でも有名だったが、2020年、ブラック・ライヴズ・マター運動の影響で、ルーズベルトがネイティブ・アメリカンを従えているデザインが差別的だということで撤去された。
◇アッパーイーストサイド アッパーウエストサイド同様世界トップレベルの大富豪達が住む高級住宅街。博物館や美術館が多い。
◆ハーレム地区 もとはオランダ人が作った農園で、1910年頃は白人は滅多に入らなかった。当時は普通のアパートにも住めなかった黒人に初めて高級住宅を解放した地区で、憧れの地としてみんな集まった。現在では高級化が進み、黒人住人はどんどん移住してしまっている。ニューヨークの中では開発が遅れていて、古い建物も残っているが、ショッピングモールがたくさんできてきたりと急速に高級化しているいま、20年後には黒人街ではなくなっているかも... 「ハーレム」という呼び名はリトルチャイナ・リトルイタリーと同じく、ニックネーム(wikiによるとオランダの都市ハールレムにちなんでオランダ移民がつけたともいわれる)。 ハーレム一の高級アパート(といっても日本では普通くらい)には、ヤンキース時代イチローが住んでいた。 ニューヨークのタクシーはよく道を間違える。覚えやすいように?ハーレムではストリート名に黒人偉人の名前をつけていることが多い。 ジャズ発祥、というかアメリカ黒人文化の発祥の地、というか、ハーレムに触れて初めて白人は黒人文化を知った。
〇ハーレムの有名な場所 「ネーション・オブ・イスラムの寺院(モスク)」  マルコムXが牧師を務めた。 「グラハム・コート」   1920年代ユダヤ系のアスター一族が作った。ダコタ・ハウス並みの白人向け高級アパート。 「テレザ・ホテル」   マルコムXが住んでいたことも。キューバのカストロ議長が来て演説して以来、民主党議員中心に演説の名所となった。ニューヨークは民主党のおひざもと。ちなみにトランプ前大統領がハーレムに来たことは一度もない。 「アポロ・シアター」  多くの著名な黒人歌手を輩出したアメリカポピュラー音楽の歴史的クラブ。プロへの登竜門「アマチュアナイト」でデビューしたスターは、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン(ジャクソン5のメンバーとして、当時8歳)、リトル・リチャード、ホイットニー・ヒューストン、B.B.Kingsなど。 「元はシナゴーグだった教会たち」   ユダヤ人コミュニティのシナゴーグだったが、黒人流入の折「自分達は他に移るのでここあげます」と黒人コミュニティに明け渡し、建物はシナゴーグの造りだが実際は黒人教会という一風変わった礼拝堂が多くある。 「アダム・クレイトン・パウエル・ジュニア」  初めて黒人の国会議員になった人物の名をつけたホテル。ここに天皇陛下と美智子様が訪れ、現地の黒人のおばちゃんが美智子様に抱き付き、美智子様がおばちゃんに抱き付き返した映像が有名になった。 「ニューヨーク市警 ハーレム分署」  かつて日本では、タレントのミッキー安川さんなどが現地ポリスとパトカーに同乗して、当時治安が悪かったハーレム内の犯罪を放送する番組があった。現在では観光客も大勢来る世界的観光地となりかなり治安が良くなったが、コロナ禍で経済にダメージを受けた最近では、順調だった治安良好化が停滞してしまっている。 「シャッター」   暴動が多かったハーレムの歴史の中で、暴動への防衛のためどの建物もシャッターをつけ、シャッターに落書きするシャッター・アートなどと呼ばれる文化が育った。シャッター・アーティストとして有名なフランコ・ザ・グレートさんは、ノブハラさんの個人的な友人とのこと。 「セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂」   建築物としてはまだ未完成のゴシック教会。サグラダ・ファミリアみたい。年に2回しか開放されない。売っているステンドグラスのステッカーはお土産に最適。世界中から色々な品物が集まるリベラルな教会。日本の天皇家から贈られた壺もある。 キング牧師やネルソン・マンデラの演説、デューク・エリントンのシークレット・コンサート(大聖堂付属のパイプオルガンを弾いた。のちにエリントンの葬別式も行われ、1万2千人集まった)、3大テノールのひとりプラシド・ドミンゴの収録(ドミンゴは現在バリトンに転向、セクハラで訴えられ自粛中)、アネッサ・フランクリンのラストコンサート(YouTubeで見られる)etc.ここでは世界的イベントが行われている。
■ニューヨーク区各所にある偉人像 セントラルパーク周辺にコロンブス像。ある博物館のリンカーンは等身大だが意外と大きく感じない。 ハーレムには黒人の偉人の像が多く、「フレデリック・ダグラス」の像は北を向いて立っているニューヨーク唯一の像。北=ハーレム(黒人)。他の像はみな南向き。フレデリック・ダグラスは、リンカーンに奴隷制の廃止を訴えた黒人で、ワシントンD.Cの象徴的人物として有名。 「ハリエット・タブマン」は、奴隷の逃亡を助ける運動組織「地下鉄道」のリーダーだった人物。
■ゴスペル 本物の「ゴスペル」は教会で歌われるもの。教会は撮影禁止なので、過去に特別に撮影された動画を見せてもらった。迫力ある歌声でコンサートのような盛り上がりぶり。タンバリンなど楽器を鳴らす人、観客席側で激しく踊る人もいて一体感がある。まさに「天使にラブソングを」で見た光景。 みんな教会には、映画に出てくるようなお洒落な格好でやってくる。派手なおばちゃんおじちゃんが大勢いて、おばちゃんは飴くれたりする。ハーレム住民は大阪府民っぽい。 ハーレムの教会では、”神が降りてきて”失神する人がよくいるため看護師さん常駐。そのまま死ぬ人も...(まさに昇天。最高の死に方といわれる) ゴスペル歌手を目指す者が集まる聖地か、といわれるとちょっと違う。もとはゴスペルは、英語も分からないままアフリカから無理矢理奴隷としてさらわれてきた人々が、救いと慰めを求めて仲間と集まり歌ったもの。教会があれば、ゴスペルはどこでも歌える。ハーレムには教会も多かったため特にゴスペル=ハーレムとして有名になっただけ。 コロナ禍が落ち着けば、ハーレムで日本のアーティストも集まる世界的イベントが行われる予定?
■その他 コロナ禍でひどくなったアジア人ヘイトは、日本のメディアではニューヨークでひどいと言われるようだが、アジア系移民が大勢住むカリフォルニアの方がひどい。とはいえ、通りすがりにいきなり殴られたりなどは、ニューヨークでもコロナ前からたまにあった(ノブハラさんの友人の体験)。
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mokkung · 4 years
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映画と黒人差別  〜「ドゥ・ザ・ライト・シング」が教えてくれること〜
2020年5月25日、アメリカのミネアポリスで黒人男性(ここではあえて黒人と記載しておくが)であるジョージ・フロイドさんが白人警官に押さえつけられ、そのまま死亡した事件が発生し、その動画がSNSで広がり、現在全米で抗議デモが起こり一部は暴動に発展しました。
日本のメディアでは暴動のことばかりが報道されているし、Black Lives Matterという運動に関連して声高に訴える人を冷笑する人がいたり、いやいや“All Lives Matter”だろという意見も散見されます。いろんな意見があることは承知ですが、映画ファンである僕なりに今回の件について、映画と関連させて意見を述べさせてください。
“All Lives Matter” ではなく “Black Lives Matter”
先に言っておきますが、僕は略奪や暴力行為を肯定するつもりは全くありません。ただ彼らがなぜこんなに怒り、悲しみ、声を上げているのかについて、もっと理解し考えるべきだなと思っています。
All Lives Matter、それは当たり前です。そんなことは誰も否定しません。なぜ“Black Lives Matter”なのかです。Matterという言葉は、“What's the matter?”(どうかした?なにか問題?)、“It doesn't matter.”(構わない、それは関係ない)といった表現があるように、問題・事柄・案件などという意味の単語ですが、重要なことという意味合いになることもあります。
日本語ではしばしば「黒人の命”も”大切だ」と訳されていますが、これまでの文脈抜きで、この言葉だけ抽出してしまうと誤解を生じかねないと思います。なぜ”も”が付くか。それはこれまで、そして現在でもアフリカ系アメリカ人たちが受けてきた苦難を踏まえてのことです。Black Lives Matterは、「(これまで散々軽んじられてきた)黒人の命に関わる問題」⇒「(白人の命だけでなく)黒人の命も大切だ」という意味なのです。
ご存知のように、いわゆる黒人と呼ばれる人々の祖先の多くは18世紀に奴隷制度のもと、アフリカからアメリカ大陸に強制連行されて、非人道的な扱いを受けてきました。クエンティン・タランティーノ監督の映画「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)に描かれているように、彼らが奴隷制度の中で受けてきたひどい仕打ちは、本当にひどいものでした。さらには映画「ヤコペッティの残酷大陸」(1971年)も奴隷制度の悲惨さがよく伝わる映画として重要です。こちらはフェイクドキュメンタリー的な手法で奴隷制度がどのようなものであったかを描いていますが、本当に悲惨で嫌な気持ちになり腹が立ってくるほどです(でもこれが過去にあった本当の出来事)。
・映画「ジャンゴ 繋がれざる者」 (個人的にタランティーノの映画の中でトップレベルに好きな作品) ・映画「ヤコペッティの残酷大陸」 (注意:不快な映像を含みます)
奴隷制度が撤廃された後も、特に南部を中心とした地域ではアフリカ系アメリカ人に対する差別意識が強かったし、1950年代の公民権運動を経て、法的に差別が撤廃された1960年代以降から現在までも、やはりアフリカ系アメリカ人に対する差別的対応は続いています。それらは「ドリーム」(2016年)や「デトロイト」(2017年)、「ブラック・クランズマン」(2018年)などで描かれています。大ヒットしたマーベルヒーロー映画「ブラックパンサー」(2018年)や、傑作「ゲット・アウト」(2017年)もアフリカ系に対する差別問題に対するメッセージを変化球的に組み込んだ映画と言って良いでしょう。
・映画「ドリーム」 (人種差別がいかに無駄無駄無駄〜!なのかを明快に描いていると思います) ・映画「デトロイト」 (アフリカ系としてアメリカで生きていく人たちがどういう思いをしているのかが垣間見える映画) ・映画「ブラック・クランズマン」 (レイシストとの論理がいかにに浅ましいかが良く分かります) ・映画「ブラックパンサー」 (個人的にMCUベスト映画、敵役のキルモンガーとそれに対するアンサーが良い) ・映画「ゲット・アウト」 (ユーモアも恐怖も含有した、それでいてメッセージもしっかりある一級エンタメ作品)
こうした映画を通して分かることは、アフリカ系アメリカ人たちはアメリカに来てからずっとつらい思いをし続けてきたこと、制度上は差別が撤廃されたのに、それでもただアフリカ系であるというだけで、白人と差別され不当な扱いを受け続けてきたこと、そしてそれは今も続いているということです。日本で暮らしていると実感は薄いですが、これらの映画で描かれているようにアフリカ系であるというだけで不当に警察に疑われたり過剰な暴力を受けたり、チャンスを奪われたり理不尽な迫害を受けています。今回のような警察の理不尽な暴力による人死にだって、もうこれまで何回あったんだっていう。そういう辛い気持ちや不満が積み重なってきた上で、現在のBlack Lives Matterなのです。だからAll Lives Matterでは無いのです。
映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」
いろいろ作品を列挙しましたが、今回の事件に関連して僕が真っ先に思い出したのは映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」(1989年)でした。というか、今回の事件を代弁するような映画なのです。
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ニューヨーク、ブルックリンの貧しいアフリカ系アメリカ人街に住む人々と、そこでピザ屋を営むイタリア系アメリカ人たちとの間に言い争いが生じ、それが暴動に発展する様子をコミカルに描いた映画です。
この映画の監督は前述した映画「ブラック・クランズマン」の監督でもある、スパイク・リーで、彼はアフリカ系アメリカ人に対する差別を題材にした映画を取り続けています。スパイク・リー監督自身も、今回この映画の映像を絡めたメッセージ動画をツイッターに投稿していました。
ご覧になると分かると思いますが、この映画は人々の中に潜在する差別意識や民族主義的意識は、理性的にコントロールされたり、うまく付き合っていけるレベルであったとしても、小さな摩擦を繰り返すうちに増幅されかねないことが巧みに描かれています。
ピザ屋の店主であるイタリア系のサルは、客であるアフリカ系の人々とも友好に付き合っているように見えるし、住民たちから好意的に受け入れられている。勤務態度の悪い主人公のムーニーに、怒りつつも寛容な対応を続けている。だけど、黒人文化にリスペクトが無いと抗議されたら、自分はイタリア人だから黒人など関係ないとムキになる。
主人公のムーニーはピザ屋のバイトとしてイタリア系の人たちとの関係を悪くしないようにしているが、アフリカ系の仲間たちも大事にしている。自分の妹に馴れ馴れしいサルに対して不信感を抱く。
サルの息子兄弟の兄はアフリカ系に対する偏見や差別意識が強くアフリカ系の連中との交流に拒否的で、父親のサルが寛容すぎることに苛立っている。一方で弟は兄がおかしいのではないか、ムーニーとは良いやつだと思いつつ、兄の言うことに逆らえない。
こうしたそれぞれが抱えた小さな不満や軋轢が、次第に露骨なヘイトにつながることを丁寧に描いていくのがこの映画の特徴です。主人公のムーニーは、何とかバランスを保っていたようでしたが、友人のラジオ・ラヒームが命を落としたことをきっかけに一気に暴力に舵を切ってしまうのでした。
ラジオ・ラヒームという人物は、右手にLOVE、左手にHATEと書かれたゴールドの大きなリングをつけて、LOVEとHATEはぶつかり合っていることを語るシーンは最も印象的な場面の一つです。僕たちの中に潜在するHATEが現れそうになった時、LOVEとHATEがぶつかり合う時、強く意識して理性的にHATEを押さえつけなければならないと思います。
ラジオ・ラヒームのLOVE&HATE語り
そして僕が個人的にこの映画で感銘を受けたのは、アフリカ系アメリカ人たちの行動を全面的に肯定して描いているわけではないということです。映画には雑貨店を営む韓国系の夫婦が登場しますが、ラジオ・ラヒームは韓国系に対しては高圧的な態度を取りますし、終盤の暴動シーンでは、一部のアフリカ系がトラブルの経緯に何ら関係のない韓国系の夫婦の店を攻撃しようとし、理性的な人々に抑止されるという場面がありました。差別的な対応を受けている彼らの中にも、他人種へのHATEが芽生えていることを表しています。またムーニーの勤務態度が悪いことに苛立つイタリア系の家族の気持ちは分かるし、一方的に黒人文化を称えるために写真を飾れと訴えたり、店内で爆音で音楽をかけることは、当然迷惑でしかないし、アフリカ系の登場人物たちの「ダメじゃんそれ!」って言いたくなる描写もしっかり描かれています。人物の一方的な描き方や、ジャッジするような姿勢は極力排除して、観る側に多面的な解釈を与えようとしているのでしょう。
最終的に暴動の翌日、ムーニーとサルが顔を合わせるシーンでの2人の様子は、暴力行為の虚しさと、暴力が更にHATEを生みかねないことを示していると思います。
映画の最後は、非暴力主義であるマーティン・ルーサー・キングの言葉と、暴力を支持するマルコムXの言葉が流れ、その2人が握手をする写真で幕を閉じます。この映画は最後まで、何が正しいのかという結論めいたことは言及しません。最終的にこの映画を観た私達が何を考えるのかを試している、それがこの映画です(しかし少なくとも暴力だけで前に進むことはないということは伝わると思います。)
長く書いてしまいましたが、今回のジョージ・フロイドさんの死と、それに続く一連の運動を通して、改めてアフリカ系アメリカ人を中心とした人種差別について考える必要があります。またこの事件は外国の問題ではなく、日本に住む僕らも関連することです。日本においても、外国人に対する偏見や差別、特に韓国や中国との国家間の関係性と市民レベルの関係性をダイレクトに重ねて、ヘイトな思考に突き進んだり差別的な態度をとる人々がいることに、僕は危機感を感じています。これを機に日本においても差別意識の見直しが成されることを期待します。
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machromatic · 5 years
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裏社会、表社会を見尽くしてきた僕が、美学者として40歳で行き着いた本当の評価のあり方。(評価経済社会を生き抜く作法)
どうもぉ〜!!! 夏を満喫しすぎて、 夏休みの子供みたいに真っ黒になってる、 美学者母ですwww
まず僕自身の人生の生き方というのは、 まさに「その日暮らし」ですwww この刹那をいかに楽しく、幸福で、 満たされて過ごすのか、 とにかくそ���が一番です。
それはただ単に欲望に流される、 という作法ではなく、 「美的判断による芸術体験」という、 理性的で知的な作法によって、 獲得できる刹那的体験であり、 それがまさに、 楽しさや幸福であるわけです。
そしてそれらを実現させるものが、 「美的判断」であり、 それを社会的言語を使えば、 「評価」という言語になるでしょう。
つまり、 己にとっての「評価」というものが、 己にとっての「豊かさ」と直結する、 そういうことになるわけです。
まず「評価」という概念を、 「定義」させる場所を、 小さく見積もらない事です。
それは、 サラリーマンなら「会社」とか、 アーティストなら「アート界」とか、 経営者なら「資本主義」とかです。
世界という設定は、 あくまでバリアフリーに、 そしてダイバーシティに、 定義しなければなりません。
それは究極、 「自分なりの秩序」といっていいと思います。
社会というのは、 憲法や法律以外にも、 暗黙に共通認識として設定されたルール、 それは常識とか倫理として、 法を犯していないまでも、 社会の一員として守って当然のルール、 その様なものがあります。
しかし「自分なりの秩序」というのは、 法や常識、倫理など関係なく、 己によっての「美的判断」、 つまり「評価」に従うという事です。
それは、 己によっての「美的判断」、 つまり「己の評価基準」が「世界」であり、 「世界」が「己の評価基準」である、 そういう前提条件こそが、 もっとも重要だという事です。
まず今まで述べてきたことを前提条件に、 僕はアートが専門なので、 アートというものをメインで話すわけですが、
現在の日本のアート界というのは、 まさに「弱者利権の巣窟」なわけです。
頭のいい方なら理解が早いと思いますが、 今まで私が述べてきた事と、 真逆のものが「日本のアート界」なわけです。
今ままでの日本のアートというものは、 いかに「弱々しいか」という事が重要です。 人間の本質的な「弱さ」を極限まで追求し、 ある意味それは「社会的弱者」として、 実際の社会に「表層」していたわけです。
ですからある種、 日本のアートの扱いは、 「文化事業」という名の、 「福祉事業」と化しているのです。
この様な「弱者精神」が、 日本のアーティストに染み付いているからこそ、 基本的に日本のアートというのは、 行政からのお金をあてにしているものが、 ほとんどなわけで、 いかにその年度に割り振られた予算の甘い蜜を、 つまり「税金」というものを、 「文化事業」という名の「福祉事業」で、 国家や地方自治体から、 「弱者救済」を施されているわけです。
この様な「弱者利権」の特徴は、 例えば「被差別部落」などの問題とも、 リンクしてくるわけですが、 「差別」という言葉一つで、 彼らは「行政」に脅しをかけて、 「弱者利権」を守ろうとし、 また莫大な税金が投入されるわけです。
また職業差別などの理由から、 大阪市環境局の現業職などには、 大量に公務員として、 それらの人達が働いています。
それらと手を斬ろうしたのが、 前大阪市長の橋下市長です。
これって日本のアートの構造に、 今問題になっている、 「あいちトリエンナーレ2019」と、 似てる所ないですかね?
「差別」のところを「表現の自由」、 に置き換えて考えると、 非常によく似た構図ですね。
この様に「弱者利権」というのは、 「差別」とか「表現の自由」とか、 アンタッチャブルな事を、 どんどん「利益」にしていくんですね。
それで僕はですね、 この様なコンテクストの上で、 もう日本の「弱者としてのアート」、 というものがほぼ100パーセントの、 日本のアートに、 もっと「強者としてのアート」、 というものが必要だと考えているわけです。
では「強者としてのアート」とは何か? というと、 それはもちろん世界をみれば、 「資本主義社会」でパワフルに資本をかき集めてる、 それも「強者としてのアート」だと考えるわけですが、 日本ではなかなか難しい。
では僕が考える「強者としてのアート」は、 それは冒頭に述べた言説にあるわけです。
本来アーティストって、 知性だけでなくあらゆる能力が必要だと、 僕は思っているわけですね。
つまりアーティストというのは、 例えば日本の小さなアート界で、 おさまるはずのない人間なはずなんです。
その根拠は、 「美的判断」、 つまり物事に対する正しい評価、 それができる人間だという事なのです。
その「美的判断」は、 サイエンス、テクノロジー、ビジネス、 エンターテイメント、デザイン、サービス。 あらゆる分野でトップレベルで活躍できる、 スキルなはずなんですよね。
それで最後にまとめですが、 アーティストはいい加減、 「弱者利権」にへばりつくのは、 やめた方がいいし、 それは非常に醜いです。 そして現在訪れている評価経済社会は、 アーティストが「強者」として、 活躍できる「場所」であるという事。
日本のアートも、 「弱々しいアート」から、 「強者としてのアート」へ、
変わるべき時だと考えています。
美学者母
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sorairono-neko · 4 years
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向こう見ずなきみ
 気がついたのは、奇跡的なことだったのか、それとも愛の力か。ヴィクトルは、氷の上に立っているとき、勇利のごく地味な姿を観客席にみつけ、ひどく興奮した。勇利、と大声を上げるところだった。そうしなかったのは、驚きすぎて声が出なかったからに過ぎない。ヴィクトルは、演技をした高ぶりに加えて、勇利がここにいるという高揚をおぼえ、もう一曲踊りたいくらいだった。すぐにでも勇利のもとへ駆けつけたかったのに、形式と義務と責任にはばまれた。まあいい。時間はある。あとでゆっくり会い、抱きしめればよいのだ。すべきことをすべて済ませたときにはすでに深夜だったので、ヴィクトルはホテルの部屋へ戻り、勇利のことを想いながらぐっすり眠った。  翌朝、勇利に連絡をとろうとしたところで思い直した。ロシアを訪れているのに、彼からメッセージのひとつも入らない。つまり勇利のほうから近づくつもりはないということだ。彼は全日本選手権を終え、いまは四大陸選手権に向けて練習中である。そんなときにわざわざロシアまで来てヴィクトルの試合を観ているなんて、コーチとしては叱らなければならないところだ。かしこい勇利にそれがわからないはずがない。彼はこっそり観戦し、こっそり帰国する気なのだろう。すべてを極秘裏に運び、再会したとき、平気な顔をして「久しぶり」と挨拶する心積もりなのだ。 「そうはいかないぞ」  ヴィクトルは勇利と会う方法を考えた。彼が泊まりそうなホテルは想像がつく。だからみつけることは難しくない。しかし、ここはロシアだ。ヴィクトルは歩いただけで注目を浴び、話しかけられ、サインや写真を求められる。競技復帰したばかり、しかも試合で金メダルを獲ったところならなおさらだ。人々の興奮の度合いがちがう。  本来なら、ヴィクトルは、ファンに親切にするのが好きである。感謝しているし、期待に応えたいと思ってもいる。だが、勇利と会うときに大勢の視線を集めるのは避けたかった。勇利がどれほど恥ずかしがるか知れないし、落ち着いて話もできない。騒々しい中での逢瀬はいやだ。  ヴィクトルは一計を案じた。 「うーん……変装かな?」  勇利が普段と試合のおりとであまりにも変わるので、別人のようだね、とからかったことがあった。そのとき勇利は笑って答えた。 「ヴィクトルはもうそこにいるだけで雰囲気がちがうから、一般人のふりをすることは無理だろうね」  その「雰囲気」を消さなければ勇利に会うことはできそうにない。ならばそのようにするまでだ。勇利みたいに、まったく地味な風貌にならなくてもいい。ヴィクトルがヴィクトルに見えなければよいのである。それならどうにかできそうだ。  ヴィクトルはホテルから出掛け、必要なものを調達して戻ってきた。支度したのはウィッグ、洋服、サングラス、靴、帽子、マスクである。ぱっと見た感じでヴィクトルとわからなければ、人は素通りするものだ。印象を変えるためには、まず髪の色が大事である。  ヴィクトルが用意したウィッグは、黒髪だった。いろいろ考えたが、この色がいちばんヴィクトルの雰囲気を変える。黒髪の人間を見れば、人々は、ヴィクトルだとはまず思わない。すこし長めのものにした。昔ほどの長髪ではない。せいぜいおとがいのあたりである。勇利に、「ヴィクトルは頬からおとがいの線が印象的」と言われたことがあるので、それを隠そうと思ったのだ。  服は、普段には着ないすこしゆるめのものにした。ゆったりしたシャツとカーゴパンツである。靴はバスケットシューズ、コートはモッズコート。目はサングラスで隠す。それでじゅうぶんかと思ったのだが、念には念を入れて、また、忍者のように「スケーター・勝生勇利」を消してしまう勇利に敬意を表して、ニット帽とマスクを装着する。それで完成だ。 「どこから見てもヴィクトル・ニキフォロフじゃないな」  ヴィクトルは姿見に映る自分の変貌ぶりに満足した。これなら誰も気づくまい。ヴィクトルはいそいそと部屋を出、一階へ下りた。ロビーで偶然ユーリとギオルギーを見かけた。ふたりで何か話しこんでいる。ヴィクトルはかるく手を上げ、身ぶりで挨拶をした。彼らは不思議そうにヴィクトルを見た。 「誰だ?」 「さあ……、ユーリの知り合いではないのか?」 「知らねえよ」  そんな会話が聞こえ、ヴィクトルは楽しくなった。勇利はいつもこんな気持ちを味わっているのだろうか? もっとも、彼は変装をしようと思ってしているのではない。それに、年季の入ったファンなら、どんな野暮ったいかっこうをしていても勇利と見抜くようである。愛されてるな、とヴィクトルは思った。  ヴィクトルは颯爽と街を歩いた。すてきな人、という視線は感じるが、ヴィクトル・ニキフォロフだ、という声はひとつも聞こえない。誰もヴィクトルを呼び止めないし、サインが欲しいとも、握手して欲しいとも言わない。ヴィクトルは不思議な感覚を味わった。ロシアでこんなことがあるなんて、と可笑しかった。  勇利が泊まっていると見当をつけていたホテルへ入り、フロントへ向かう。と、その途中で足が止まった。勇利がロビーを横切り、外へ出ていったのだ。なんという偶然。いや、やはり愛の力だろうか。ヴィクトルはきびすを返し、急いであとを追った。  勇利は近くのカフェに入り、かるい昼食をとっていた。店内はさほど混んでいない。ヴィクトルはしばらく考え、つかつかと勇利に歩み寄ると、彼の向かいの席に堂々と腰を下ろした。 「えっ?」  勇利が驚いて顔を上げた。ヴィクトルは頬杖をつき、にっこり笑った。 「え? え?」  勇利は大きく目をみひらいた。見知らぬ人に断りもなく相席されて戸惑っているようだ。彼は助けを求めようとでもいうのか、周囲を見まわし、しかしロシア語が話せないと気がついたらしく、すぐにそれをやめた。 「あ、あの……えっと……」  口ごもっている。ヴィクトルは笑い出しそうだった。なんてかわいい。でもまだ種明かしはしてやらない。練習を中断してこんなところまで来たあげく、それをないしょにして帰ろうという魂胆なのだ。おしおきが必要だ。 「あー……」  何語で話そうと考えているのかもしれない。ヴィクトルはポケットから手帳を取り出し、「イングリッシュOK」と書きつけて勇利に見せた。 「あ、ああ……、はい」  勇利はこっくりとうなずいた。ヴィクトルは続けて書いた。 「筆談ですまない。ちょっと喉を痛めているんだ」 「えーっと……、この席がいいんですか?」  勇利は慎重な態度で尋ねた。おかしな人間だと警戒しているのだろう。ヴィクトルはその通りだと返事をした。 「もしよかったら、ぼく、移動しますけど……」  ヴィクトルはかぶりを振った。勇利は「そうですか……」とつぶやき、頬を赤くして気恥ずかしそうにした。ナンパされたと思っているのかもしれない。まあ外れてはいないのだけれど。  勇利はサンドウィッチを上品に食べながら、物珍しそうに、しかしぶしつけにならない程度にヴィクトルをみつめている。 「あの……、どうしてぼくと同じ席に?」  当たり前の質問を勇利がした。ヴィクトルは手帳に書いて答えた。 「きみが気に入ったから��  勇利がまっかになった。ヴィクトルは可笑しかった。勇利……、ちょっとかっこいい相手に言い寄られたら浮かれるのか? 俺というものがありながら。 「きみは日本人だね。ここへ何をしに来たの?」  ヴィクトルのほうが質問した。勇利はもじもじしながらうつむいた。 「ええっと……、なんていうか、その……」 「旅行?」 「旅行は旅行なんですけれども……」  勇利はまっかになってつぶやいた。 「ヴィクトル・ニキフォロフが試合に出ていたので……」 「ああ、ロシアの英雄。彼を見るためにここまで来たのかい?」 「そ、そうです……」 「へえ。きみみたいなかわいい子がファンだなんて、彼はしあわせ者だね」  ヴィクトルはさらさらと書きつけた。勇利はずっともじついている。 「で、見ることはできたの?」 「はい!」  勇利がぱっと顔を上げた。彼の瞳がたちまちきらきらと輝き始める。 「もう、すごく感動しました。クッソかっこよかったです!」 「…………」 「ヴィクトルって復帰したばかりなのにあんなにすばらしい演技ができて……、彼、日本でコーチしてたんですけど、もちろんそのあいだもすべっていましたけど、でも本格的な練習じゃなかったんですよ! なのに、復帰宣言してからほんのすこししか経ってないのにあの完成度ってすごすぎる……。ぼく、誇らしくってたまらないんです。だって彼はぼくの──」  そこで勇利ははっと口をつぐんだ。熱心に語っていた彼は周囲の視線を集めていることに気がつき、口元を押さえてうつむいた。 「す、すみません……いきなり……」 「相当なファンなんだね」  ヴィクトルはほほえんでそう書いた。 「大好きなんだ」 「え、ええ……まあ……」 「妬けるな」  勇利は目をまるくしてヴィクトルを見た。ヴィクトルはにっこりした。 「言っただろう? きみが気に入ったと」 「あ、あの……ぼくは……」 「いつ帰るの?」 「えっと、明日には……」 「そうか。よかった。じゃあ今日は俺とデートしよう」 「えぇ!?」 「いいだろう? さあおいで」 「ちょ、ちょっと……!」  ヴィクトルは勇利の手を引いて店から出た。もっと早く種明かしをするつもりだったのだけれど、楽しくてつい他人のふりをしてしまった。おもしろいから続けたい。声を聞かれると正体を知られてしまうので、話せないのが不便だが、こういうときのために手帳を持ってきてよかった。 「あ、あの……どうするんですか……」  さてどこへ行こう、と考えこむ。 「どこか行きたいところはある?」  ヴィクトルの見せた手帳のページを見て、勇利はすこし考えこんだ。 「……リンクへ行きたい」  ヴィクトルは目を大きくした。勇利はすぐに笑った。 「冗談です。すべってるヴィクトルを見て、ずっと胸がどきどきしてるんです。そのせいかな」 「……きみはスケートをするの?」 「します。どこにでもいるフィギュアスケーターなんですけど」 「よし行こう」 「えっ」 「リンクだね。いいとも」  ヴィクトルは胸を張り、意気揚々と勇利を心当たりのリンクへ連れていった。氷の上には幾人かの先客がいたが、それほど多くはなく、長谷津ほどではないにしてもひろびろと気持ちよくすべれそうだった。驚いたことに、勇利はバックパックの中からスケートシューズを取り出した。 「どうして持ってるんだ」 「ヴィクトルを見たらぼくは絶対にすべりたくなるだろうって思ってて……もしどこかでリンクを借りられたらすべろうときめてたんです。食事をしたらリンクを探すつもりでした。貴方に会えてよかった」  勇利はすがすがしく笑うと、ヴィクトルが新しく別のを買ってあげたくなるようなコートとマフラーを脱ぎ捨て、手早く靴を履き替えて氷にのった。彼はかるくすべり、身体をあたためてから、リンクサイドへ戻ってき、フェンスに手をついてうれしそうにヴィクトルを見上げた。 「ここの氷、すてきだ」  ヴィクトルもそう思う。何度かすべったことがあるが、この氷は好きだった。 「見てて」  勇利はそう言うとまた氷の真ん中に戻り、自分のプログラムを演じ始めた。「エロス」と「Yuri on Ice」を立て続けに踊り、人々の視線を集める。上手くほかのスケーターたちを避けているが、彼らは勇利の姿に見蕩れ、足が止まってしまっていた。ジャンプこそしなかったが、勇利らしい、勇利だけの、勇利のスケートだった。 「どうだった?」  勇利が息を切らせて戻ってきた。 「ぼく、よかったでしょ?」  彼はうれしそうに言った。ヴィクトルの胸がどきりと鳴った。勇利ははっとしたように口元を押さえた。 「ごめんなさい……馴れ馴れしい口を利いちゃって……」 「…………」 「貴方はぼくのコーチに似てるんです。たたずまいというか、空気というか……。ぼくのコーチも、よくそうしてフェンスに手を置いて、ぼくのことを見ていました」 「……そうか」  ヴィクトルは呼吸を整え、手帳に書きつけた。 「きみはどこかの国の選手なのかい?」 「えっ」 「いまのすべりはただごとじゃなかったよ。世界トップレベルだ。俺はきみのコーチほどスケートになじんでないだろうけど、すこしはこの世界のこともわかるんだよ。きみはすごくじょうずだね」 「そ、そうかな……」  勇利が赤くなって頬を押さえた。 「べつにトップレベルじゃないですけど、でも、あの、……日本では特別強化選手です」  歴代最高得点を持っているのに、「トップレベルじゃない」などと言うのは勝生勇利くらいだ。ヴィクトルは笑いをこらえた。 「えっと、スケートのこと知ってるんですよね」 「ちょっとだけね」 「だったら助言してもらっていいですか? ぼくのすべり、だめなところはないですか?」 「コーチに教えてもらわないの?」 「コーチは……」  勇利はもじつきながら目を伏せた。 「いまはちょっと、遠くにいるというか……」 「…………」 「あの……」  彼は探るようにヴィクトルを見た。考えているのだろう。この男はヴィクトルと同じ国の人間だ。ヴィクトルのことを知っている。ヴィクトルは日本でコーチをしていた。勇利は日本の特別強化選手である。そこから導き出せることに気がつくのではないか? ──と。 「えっと……、ひみつですよ」  勇利は周囲を見まわし、声をひそめた。彼の視線に気がつくと、スケーターたちが冷やかすように手を振ったり笑ったりする。君、上手いね、という意思表示のつもりだろう。勇利はヴィクトルのほうへ顔を戻し、耳元にくちびるを近づけてささやいた。 「ぼくのコーチ、ヴィクトル・ニキフォロフなんです……」 「…………」 「あ、信じてませんね? 信じなくてもいいですけど。でも本当なんです」 「…………」 「彼、ご存じの通り、いま忙しくて……ぼくはこっそりここへ来たんです……みつかったら怒られます」  勇利は照れくさそうにほほえんだ。 「でも、我慢できなくて。もうしばらく会えません。四大陸選手権には来てくれるって、彼。だけど……」 「彼の代わりに俺に指導しろって?」  ヴィクトルが文字で尋ねると、勇利は大きくかぶりを振った。 「そんなおおげさなことじゃないんです。ただ……いいか悪いか、だけ言ってもらえれば……」 「…………」 「だめですか……?」  ヴィクトルはほほえんだ。 「いいよ」 「本当ですか?」 「ああ。すべってみて。さっきのがきみのプログラムなんだね。もう一度見せて。でも、たいしたことは言えないよ。俺はきみのコーチほど有能じゃないからね」 「大丈夫です」  勇利はいたずらめいた目をしてヴィクトルを見た。 「ぼくのコーチ、コーチとしてはぜんぜんだめなんです。未熟なの」  ヴィクトルは瞬いた。 「でも、そういうところがいいんです!」  勇利は氷にの中央に立ち、それからいきいきとした姿を見せ始めた。ヴィクトルは久しぶりの勇利の演技を、うれしい気持ちで堪能した。勇利がリンクサイドに戻ってくるとひとつふたつ助言を与える。勇利はうなずいてまじめにそこを直す。そしてまたヴィクトルのところへ戻ってくる。あまり言うことはなかった。勇利のこのふたつのプログラムは完成に近づきつつある。あとは注意力が散漫にならないよう、こまかな修正をするだけだ。  ヴィクトルは、自分もすべりたくなってきた。だがスケートシューズがないし、そんなことをしたら勇利に正体が伝わってしまう。ふとヴィクトルは気がついた。俺、なんで勇利にないしょにしてるんだ? もちろん楽しいからなのだけれど、いまはじれったかった。勇利を驚かせたい。いつ、どんなときに打ち明けよう……。  勇利は何時間もすべり続けた。ヴィクトルは時計を見、練習しすぎだ、と思った。相変わらず稽古熱心な選手である。長谷津でもこんなふうにやってるんじゃないだろうな、と疑った。正体を教えたあとで叱ってやらなくちゃ。  幾度か休憩をするうちに、ほかのスケーターたちが帰っていった。いつの間にか氷の上には勇利ひとりだった。 「ねえ!」  彼は笑顔でヴィクトルに声をかけた。 「あとひとつ、ぼくの大事なプログラム見せてあげる!」  ヴィクトルは手を上げてあいづちを打った。 「これはすごいよ。本当にすごいんだから!」  そう言って勇利が踊り始めたのは、「離れずにそばにいて」だった。ヴィクトルは夢中になって見蕩れた。音楽はもちろん流れていない。勇利は無音ですべっている。しかし、あのときと同じだった。勇利の動画を見たときと……。彼の身体から音楽が流れ出しているようだ。勇利は自分の全身で奏でる。それも、極上の絹のような、なめらかな旋律を。彼の肢体が、ヴィクトルのプログラムを織り上げる……。 「ね? すごいでしょ?」  勇利が勢いよくヴィクトルの前に手をついた。 「ぼくの先生の最高のプログラムなんだ。エキシビションでは、これをデュエットで踊ったこともあるんだよ」  勇利はうれしそうに報告した。そんなことは知っている、と思った。俺が踊ったんだ。おまえと……。  ヴィクトルは無言で勇利を抱きしめた。 「え」  フェンスを挟み、勇利はヴィクトルの首筋に顔を寄せた。驚いているようだ。 「あ、あの……」  ヴィクトルは勇利の頬を両手で包んだ。瞳をのぞきこむ。ふたりをへだてるサングラスが邪魔だった。勇利の目を直接見たかった。あのきらきらと輝く黒い双眸を。しかし、仕方がない。こればかりは……。  ヴィクトルは勇利を引き寄せた。自分がかけたマスクの上から、勇利のくちびるに接吻した。勇利が息を止めた。 「…………」  勇利はまっかになってヴィクトルから離れ、口元を押さえた。どうしたらいいかわからないというように視線をめぐらせる。心配しなくても誰もいない。見られていない。──いや、誰もいないほうが心配かもしれない。勇利にとってヴィクトルは、名前も知らないロシアの男だ。 「えっと……ぼく……」  見ず知らずの男にキスされて、よく恥ずかしそうに照れていられるな。ヴィクトルはふといらだちをおぼえた。理不尽だとはわかっている。しかし腹が立った。そういえば勇利は、ヴィクトルのことを「ぼくのコーチに似ている」と言った。これほど変装しているのに見事な観察眼だ。だが、似ていたらなんでもいいのか、といらいらした。キスだってできるのか。マスク越しだったから? ──そんなこと、関係ない。 「あの……」 「そろそろ出よう」  ヴィクトルは文字を書いた。 「食事にしよう。おいで」 「……はい」  勇利はりんごみたいな頬でうなずいた。  泊まっているホテルのレスト��ンへ連れていった。食べるにはマスクを外さなければならず、ヴィクトルはいささか緊張したけれど、勇利はヴィクトルの口元になどまるで注目していなかった。サングラスを取らないことにも不審を抱いていないようだ。勇利は食事をしながら、夢中で話し続けた。 「彼は、本当にすばらしいスケーターなんです。貴方もロシアの人ならわかるでしょう? 洗練された魔術です。彼はぼくに魔法をかけるんです。もちろん誰でも使える魔法じゃない。彼だけのものです。普段の彼は陽気で、愛嬌があって、楽しいひとです。いい加減で人の話を聞かない。つまらないことで喧嘩もするけど、でも、それがいいんです。ぼくは昔、彼とごく普通の会話をするなんて無理だと思っていて、実際、彼が来てからもなかなかうちとけられませんでした。だけど彼は根気強くぼくの難しい性格につきあってくれて、いつも見守ってくれるんです。彼は子どもみたいなところもあるけど、とても大人で、ぼくを包んでくれるんです。ぼくは彼に夢中で、普段からずっと彼のことばかり考えてます。スケートのときは、それは真剣に打ちこんでいて、スケートを愛しているのが伝わってきます。彼は技術がすばらしいけど、それだけじゃありません。いつだって人を驚かせることを考えてるんです。ぼくは毎日彼に驚いているし、彼への愛情が尽きないんです──」  目をきららかに輝かせて話す勇利にヴィクトルは見蕩れていた。あいづちなど打つ余地はなかった。勇利はヴィクトルのことばかりを口にし、どれだけ彼が自分にとって大切か、どんなに彼がよくしてくれるかを語っていた。ヴィクトルは不思議な気持ちだった。勇利が「彼」と言って自分のことを説明するのを、他人事のような、それでいて当事者のような、なんとも矛盾する思いで聞いていた。 「ああ、いっぱいしゃべっちゃった。ごめんなさい。ぼく、しゃべりすぎですね。貴方がいいひとだから聞いてもらえるような気がして、つい……。ぼく、うるさいですか? すこし黙ったほうがいいですか?」 「構わない。俺は話せないからね」  ヴィクトルは文字で答えながら、勇利が他人にこれほど最初からこころをひらくのは珍しいと思った。いや、初めてではないだろうか。彼は、尊敬し、敬愛していたヴィクトルにさえ、最初はぎこちなかったのだ。そう思うとヴィクトルはまたすこし嫉妬をおぼえた。勇利が名も知らぬ男に親しく接しているのは、当人も言っていた通り、「ヴィクトルに似ている」という本能的な感覚からだろうが、それでもおもしろくなかった。勇利はもしかしたら、ヴィクトルに似ているという理由で、ヴィクトルがいない場所で誰かにこうしてほほえみかけるのかもしれないのだ。  勇利、おまえはそういう子じゃないだろう? 知らない相手にはもっとそっけなくて、冷ややかで、ファンにさえ愛想がないじゃないか。なのに初対面の男に……無防備に過ぎる。おまえはこの男の名前さえ知らないんだぞ!  勇利が話していることは、彼がヴィクトルに深い愛情を抱いているという話なのに、それをうれしく思いながら、話す相手が気に入らないとヴィクトルは溜息をついた。  食後のデザートが済んだら、勇利が時間を気にした。ヴィクトルは再びマスクをすると、立ち上がって、勇利に先に行くよう手で示した。代金を支払い、店から出たところで、勇利が「あの、ぼくのぶんの支払いを……」と申し出た。ヴィクトルはかぶりを振った。 「構わない」 「でも」 「じゃあ、ごちそうする代わりに、もうすこし付き合ってくれないか」  ヴィクトルの書いた文字を読み、勇利は目を上げて瞬いた。 「……どこへ?」  ヴィクトルはほほえんで勇利を部屋へ連れていった。途中で遠慮するか、いやがって帰ると言い張るかと思ったけれど、勇利は素直に黙ってついてきた。部屋の扉を閉めたとき、ヴィクトルはこころの底から腹が立った。勇利、おまえは知らない男にこうしてのこのこついていくのか! 「あ、あの……」  ヴィクトルは勇利のくちびるにひとさし指を当てた。勇利が口を閉ざす。勇利はヴィクトルをみつめ、慎重にうなずき、それから室内を見まわした。おずおずとバックパックを下ろし、それを抱きしめて、どうすればよいのかというように立ちすくむ。 「コートを脱いで。くつろいで」 「あ、はい……」  ヴィクトルは冷蔵庫を開け、アルコールの瓶をいくつか出した。ラベルを見もせずにグラスにそそぐ。ソファに座り、グラスをテーブルに置いて手で示した。ヴィクトルの向かいに腰を下ろした勇利は、困ったような顔をした。 「酔うと大変だから……」  ヴィクトルは笑顔でもう一度勧めた。勇利はグラスを見、ためらいながら取り上げ、すこし飲んだ。 「……美味しい」 「大変だから」なんて言っていたくせに、すぐにまた口に運んだ。ヴィクトルは本当に腹が立った。名前も知らない、正体不明の男についていったあげく、酒まで飲んで、まるで酔っても構わないという姿勢ではないか。いったい勇利には警戒心というものがないのか。何をされてもよいと思っているのか。ヴィクトルに似ているから? それとも──。  そんなことは関係なく、この名前も知らない男を、勇利は好きになってしまったのか。  ヴィクトルは自分の行動を思い出してみた。いきなり勇利のテーブルにつき、きみが気に入ったと言った。勇利がリンクへ行きたいと望んだら、すぐに受け容れ、案内した。何時間も勇利のスケートを見守り、親切に助言した。そして食事に連れていって、ごちそうをして、部屋へ連れこんでいる。勇利からしたら、ちょっとかっこいい人が自分に言い寄ってきて、優しくしてくれた、というなりゆきだろう。ヴィクトルに似ていて親しみやすいし、こころをゆるしている。好意を寄せても不思議ではない。  しかし、だからといって、部屋で酒まで飲んで、セックスしてもよいというそぶりを見せるのはどうなのか。 「もっと飲んでいい?」  すでに酔いがまわり始めている勇利は、自分で赤い液体を瓶からそそいでにこにこした。ヴィクトルは黙っていた。 「貴方は飲まないの?」 「…………」 「美味しいのに……」  勇利。痛い目を見ないとわからないのか。もし俺じゃなかったらどうする? 何をされるかわかっているのか? こんな密室でふたりきり。いい気持ちに酔って。どうなっても知らないぞ。  ヴィクトルのいらだちは、時間が経つにつれ、どうしようもなくつのっていった。勇利がこんなに考えなしだとは知らなかった。思えば、最初のバンケットのときからあまりに無邪気すぎたのだ。彼はもしかしたら、ヴィクトルの知らないところで、何度もこういうことをしているのかもしれない。 「どうしたの? 何か言って」  勇利が舌足らずにねだる。 「あ、何か書いて、かぁ……」  ふわっと彼が笑った。ヴィクトルは舌打ちしたくなった。誰にでもその笑顔を向けるんだな、と思った。  ヴィクトルは勇利の恋人ではない。しかしいろんなことがあり、彼とは親密で、深く愛しあっている。ふたりだけのひみつがたくさんある。なのに勇利はこんなところで、こんなことをしているのだ。 「ねえ……」  勇利がテーブルに身を乗り出した。 「一緒に飲んでよぉ……」  もう我慢がならなかった。ヴィクトルは勇利の手首をつかむと、立ち上がってひっぱり上げ、勢いよくベッドに押し倒した。あおむけに転がった勇利はぱちぱちと瞬き、のしかかったヴィクトルを不思議そうに見上げた。 「……どうしたの」  勇利の手が、頬を包んでいる髪の上からふれてきた。ヴィクトルは腹の底が熱かった。なんで抵抗しない。ここまで来て、どうしてセックスしてもいいという態度なんだ!  ヴィクトルは顔を近づけた。勇利はじっとしている。キスする寸前、勇利の指が、ヴィクトルのマスクをすっと下げた。 「!……」  くちびるが直接重なった。勇利がまぶたを閉ざし、ヴィクトルの頬を撫でまわす。彼の舌がヴィクトルのくちびるを舐めた。ヴィクトルは動けなかった。 「ん……、どうして……」  勇利が目を開ける。まぶたの向こうから、魅力的にうるおった黒い瞳が、熱心にヴィクトルをみつめていた。 「押し倒したのに、なんで何もしないの……」  吐息交じりの声に、ヴィクトルは怒りと混乱を感じた。勇利は言った。 「ねえ……、ヴィクトル」  ──なんだって? ヴィクトルはぼうぜんとした。一瞬のうちに憤りが困惑に変わり、混乱はひどくなった。 「ね……」  勇利がまたヴィクトルのくちびるを舐める。 「喉を痛めたって、どうして? どうかしたの……?」 「…………」 「うそじゃないの? 本当に話せないの? 大丈夫……?」 「……勇利」  ヴィクトルはちいさく呼んだ。 「……やっぱり、声、出るんだ」 「勇利、どうして……」  ヴィクトルはささやいた。 「なぜわかった……、いつ……?」 「え……?」  勇利は瞬き、それから花がほころぶように可憐な笑みを浮かべた。 「最初からわかってたよ……」 「……え」 「わかるよ……」  勇利の手がニット帽ごとウィッグをするりと押しやり、ネットの下からあらわれたヴィクトルの銀色の髪を優しく梳いた。サングラスもマスクも外され、顔じゅうに接吻される。 「わからないわけないよ……ヴィクトルのことは、どんな姿でもわかるよ……」  ヴィクトルは何も言えなくなった。勇利がうれしそうに笑っている。 「会いたかった。さっきのかっこうもすてきだったけど、やっぱりヴィクトルはヴィクトルなのがいちばんだね……」  ヴィクトルは顔を寄せて勇利のくちびるにキスをした。そうしながらシャツを引き上げ、頭から引き抜いて投げ捨てる。 「それも、似合うけど……」 「脱いだほうがいいだろ」  ヴィクトルは手短に言った。勇利はまぶたをほそめて純情そうにほほえんだ。 「──うん」 「ひと目でわかったよ。でも、ほら、ここはロシアだから。ヴィクトルがいるだけで大騒ぎになっちゃうからね。だから変装してるんだろうなって思った。それに合わせないとって理解したよ。リンクでは、ぼく、自分のプロすべっちゃったから、あんな場所にいるような人たちだし、もしかしたらぼくがぼくってわかっちゃったかもしれないでしょ? 一緒にいる相手がコーチだと思われたら、つまりヴィクトルだってばれちゃうじゃない? 気を遣ったよ」  勇利は優しい声でつぶやくように話した。 「ずっと、一生懸命、このひとはヴィクトルじゃありませんって態度でがんばったんだよ。えらかったでしょ?」 「…………」 「それにしてもびっくりしたなあ。ヴィクトルでもあんなかっこうするんだぁ。でも、あんなにいろいろ隠してるのに、かっこよかったよ。ヴィクトルのことちらちら見てる人たくさんいた。服はともかく、装備自体は普段のぼくとあまり変わらないのに、やっぱりヴィクトルにはあふれ出る品位と色気っていうものがあるんだね。ヴィクトルと一緒にいるのにずっと���な感じだった。ヴィクトルはしゃべらないし」  勇利はくすくす笑っている。 「あれ、ぼくにわからないようにするためだったんだね? ぼくは、ヴィクトルファンはぼくくらい年季が入ってるから、声をちょっと聞いただけでばれちゃうからだと考えてたよ。ぼくに聞かれたくなかったんだ……。ヴィクトル、本気でぼくが気づいてないと思ってたの? ぼくはヴィクトルが、ぼくが気づいてることをわかってると思ってたよ。了解して、お芝居して楽しんでるんだってね……。ちがったんだ」  彼は楽しそうだ。 「じゃあ、ぼくがほいほいついてくるの見てびっくりしただろうね。『勇利、いつから初対面の相手にそれほどこころをゆるすようになったんだ?』」  ヴィクトルは溜息をつき、勇利のあたたかな身体を抱きしめた。びっくりした、だなんて、そんな生易しいものではない。 「ばかなやつだと思った?」  勇利はいたずらっぽく笑ってヴィクトルの頬にふれた。そして、彼がすばらしいと言ったおとがいの線を撫でた。 「あぶなっかしいやつだって……」  ヴィクトルは勇利にキスをした。自分の罠に自分で落ちたのだから、勇利を責めることはできない。 「ヴィクトルじゃなきゃこんなとこまでついてこないよ……最初に同じテーブルに来られた時点で席を立ってる」 「本当かい?」  ヴィクトルが勇利のまぶたにくり返し接吻すると、彼は、「うん」と笑いながらうなずいた。 「ああいうの、無理。困る」 「勝生勇利のあの冷血ぶりで退けるかい?」 「冷血ぶりってなにそれ……」  勇利は不満そうに口をとがらせたが、すぐになごやかな目をして、「うん、ぼくの冷血ぶりで追い払うよ」と言った。 「俺が今日一日、どんな気持ちでいたかわかる?」 「わからない」 「だろうな」 「じゃあヴィクトルは、ぼくがこっちへ来てから、どんな気持ちでいたかわかる?」 「……わかるよ」  勇利は裸の腕を伸ばし、ヴィクトルの首筋に抱きついた。 「そう……?」 「今日、きみが全部話したじゃないか」 「話さなきゃわからなかった?」 「…………」 「ぼくがヴィクトルのことどう思ってるか、知らないの?」  勇利が笑った。 「きみは俺の今日一日の気持ちも、俺が勇利のことをどう思ってるかも知らないんだろう」 「ぼくの勝ち」 「何が勝ちだ」  ヴィクトルは可笑しくて笑い出してしまった。���の通り。勝生勇利の勝ちだ……。 「いつもああして変装してるの?」 「いや、初めてだ」 「どうして? 驚かせようとかいう魂胆?」 「ちがう。勇利とデートしたくてした変装だ」 「ぼく、ヴィクトル・ニキフォロフに変装までさせる人間なんだ」 「そうだ。きみのために初めて変装をした。声をかけて無視されたのも初めてだし、コーチになってと言われたのも初めてだ。リップクリームを塗ってあげたのも、キスなんかどうでもいいからぼくよりぼくを信じてと言われたのも初めてだ」 「どうでもいいなんて言ってないよ」 「リンクでキスしたのも初めてだし、スケートシューズにキスしたのも、プロポーズされたのも、指輪をもらったのも初めてだ」 「プロポーズ、してない」 「変装して……、どんな貴方でもわかるって言われたのも初めてさ……」 「ぼくも、変装されたのも、それで相手がわかったのも初めてだよ」 「次はどんな未知の体験を俺にさせるつもりだ? 勇利、俺は……」 「不安でぞくぞくしてる?」 「いや……、楽しみでわくわくしてる」  勇利は口元をほころばせた。 「……ぼくも、変装される以外にも、ヴィクトルでたくさん初体験してるよ」 「期待させるね。どんな?」 「こんなに人を好きになったのは、ヴィクトルが初めて」  ヴィクトルは目をまるくした。 「キスをしたのもヴィクトルが初めてだし……」  勇利はいたずらっぽく瞳をきらめかせ、ヴィクトルの耳にくちびるを近づけてささやいた。 「えっちなことをしたのも、ヴィクトルが、初めて」  彼はヴィクトルと視線を合わせ、ゆっくりと瞬いた。 「全部、最初で最後だよ。うれしい? 重い? めんどくさい?」 「勇利……」  ヴィクトルはかすれた声でつぶやいた。 「また……俺に未知の体験をさせたね……」 「ヴィクトル、金メダルおめでとう」  ヴィクトルはまぶたを閉じた。勇利の頬にそっとくちびるを当てる。いとしい者が腕の中にいる。勇利はヴィクトルだけを愛しており、ヴィクトルしか見えておらず、ほかの者たちがヴィクトルをヴィクトルだとわからなくても、彼だけはヴィクトルだと感じ取れるのだ。 「……勇利」 「なに?」 「ないしょでこんなところまで来て、こっそり俺の試合を観戦してたこと、あとでお説教だ」
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カレッジフットボールランキング第12週
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カレッジフットボールプレーオフ(CFP)ランキング第12週は、前週から変化がなかった。プレーオフ出場のトップ4は、第1位アラバマ大、第2位クレムソン大、第3位ノートルダム大、第4位ミシガン大が残った。第1位アラバマ大の強さは驚愕しかなく、第11週は第16位ミシシッピ州立大、第10週は第3位LSUを連続して無得点に完封した。第2位クレムソン大は、シーズン後半に尻上がりに調子を上げており、このままプレーオフ出場の権利を得そうな情勢である。第3位のノートルダム大は第12週に第12位のシラキュース大、第4位のミシガン大は第13週に第10位オハイオ州立大との対戦を控えており、プレーオフ出場の権利は確実ではない。第5位ジョージア大から第10位オハイオ州立大は、順位の変化がなかったが、プレーオフ出場の可能性に関しては上位チームの敗戦、カンファレンスの優勝などの要素が必要になる。 トップ10以外では、グループオブファイブながら9戦全勝、22連勝中のUCF、タフなゲームを勝ち抜いて第12位に浮上したシラキュース大、名門復活の兆しを示す第15位テキサス大、諦めずに闘いを続けるアイオワ州立大、敗戦を食い止めて有終の美を飾りたいケンタッキー大、パック12のパワーハウスとして一目置かれるユタ大、ビッグ10西地区の優勝を決めたノースウェスタン大などに注目したい。
第1位アラバマ大
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アラバマ大は、第16位ミシシッピ州立大を24対0で下したが、QBタゴバイロアは相手守備のヒットのダメージが蓄積している。特に右膝は慢性的になっており、ブレイスを装着しているが、ミシシッピ州立大の4回のQBサックを浴び、一時的にベンチに下がる場面があった。前スターターのQBハーツも、足首の重度の捻挫でフルに練習には参加できない状態が続いた。 アラバマ大は攻撃の得点力が抜群だが、守備の破壊力も図抜けている。ミシシッピ州立大との対戦では、ウィリアムズ、デービス、バッグスのフロントラインが、ミシシッピ州立大の攻撃ラインを圧倒した。ミシシッピ州立大は、QBフィッツジェラルドが率いるランが攻撃の柱だったが、30回のランでわずか44ヤード、1回ラン平均1.5ヤードしか獲得できなかった。自らのランが得意なフィッツジェラルドは5回の被QBサックもあったが、14回のキャリーでマイナス23ヤードと逃げ回るだけのゲームだった。アラバマ大はLBユニット、DBユニットも穴がないが、ミシシッピ州立大との対戦ではLBモーゼスが6回のタックル、1回のQBサック、2回のタックルフォーロスで存在感を示した。 アラバマ大は第12週にサザーンカンファレンスで4勝5敗のシタデル大と調整ゲームが予定されている。アラバマ大のスケジュールが軽いと批判される一例だが、タゴバイロアとハーツを休ませて、オーバーン大、第5位ジョージア大とのシーズン最後の連戦に備えることになる。
第2位クレムソン大
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クレムソン大は、第17位ボストンカレッジに27対7で勝利した。ボストンカレッジの攻撃の要であるQBブラウンが、攻撃の第1シリーズで負傷退場してしまい、エースRBディロンは16回のキャリーで僅か39ヤード獲得に抑え込まれてしまった。控えQBペリーが単調なプレーを繰り返すだけだったが、クレムソン大のDLウィルキンズを筆頭とするフロントラインは、アラバマ大のフロントに匹敵するような存在感を示した。 トゥルーフレッシュマンながら、クレムソン大のリーダーの一人の役割を果たす、QBローレンスは40回投げて29回成功、295ヤード獲得、1回のTDで、堂々としたエースQBぶりを発揮した。1回の被インターセプトは余計だったが、どの程度のウィンドウならばパスを通すことができるのか、試している余裕さえ感じられる。RBエティエンは、あまり名前が売れていないが、独走能力を備えた力強いバックで、ボストンカレッジとの対戦では11回のキャリーで78ヤードを走った。 クレムソン大は、第12週はデューク大、第13週はサウスカロライナ大との対戦だが、全勝を守ってシーズンを終えそうだ。アラバマ大にもっとも肉薄するのはクレムソン大が、クレムソン大の方がシーズン最終局面でチームは上昇基調にありそうだ。
第3位ノートルダム大
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ノートルダム大は、スターティングQBブックが負傷欠場で、前スターターのQBウィムブッシュが出場したが、フロリダ州立大に42対13で危なげなく勝利した。フロリダ州立大があろうことか負け越しの状態だが、ノートルダム大はチームの総力として格が違うところを示した。 ノートルダム大は、最近のチームに比較してスキルポジションが充実し、組織力に個人技を加えた得点力が上昇している。QBブックは、ウィムブッシュに比較して自ら走るのではなく、周囲を固めるプレーメーカーの能力を最大化する、クォーターバッキングが安定している。 ノートルダム大は、現在プレーオフに「当確」の第3位にランクされているが、第12週は第12位のシラキュース大、第13週はUSCとの対戦が予定されている。シラキュース大は、古豪復活と言える本格的なフットボールで8勝2敗の快進撃中だ。クレムソン大に喫した敗戦は、正面から渡り合って23対27と健闘し、実際に勝機もあったゲームだった。ノートルダム大は、総合力で上回っているが、シラキュース大の突貫小僧的なQBダンジーが率いる、リードオプションを止めなければ、接戦になる可能性がある危険な相手だ。ヤンキースタジアムという、異例のフィールドにおけるゲーム開催も、ノートルダム大にとってはプラスとは言えない。 ノートルダム大は、シラキュース大とUSCに連勝して全勝をプレーオフ出場の条件だ。
第4位ミシガン大
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ミシガン大は、HCハーボウの攻守両面でのフィジカルなチーム作りが開花している。特に、守備の堅牢性は特筆すべきで、第12週のインディアナ大、第13週のオハイオ州立大に連勝して、11勝1敗でシーズンを終えそうな勢いだ。もちろん、ミシガン大にとって過去20年間で4回しか勝てず、現在6連敗中のオハイオ州立大は、目の上のたん瘤的存在だ。し��し、オハイオ州立大はミシガン大と同じ9勝1敗ながら、内容的にはミシガン大が上回っており、ミシガン大にとっては勝利を奪って留飲を下げたい、シーズン最終を飾るライバル対戦だ。
第5位ジョージア大
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ジョージア大は、上位チームにとって不気味な存在だ。第7週に第13位LSUに16対36で不覚をとったが、その後は第9位フロリダ大、第9位ケンタッキー大、第24位オーバーン大を、フィジカルに寄せ付けず勝利を収めた。ジョージア大は、第12週にマサチューセッツ大と調整ゲームを行った後、ジョージア工科大との対戦が予定されている。ジョージア大が、連勝した場合には、12月1日のアラバマ大との対戦でプレーオフの一角に食い込む可能性が残っている。
第6位オクラホマ大
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オクラホマ大は、州内の最大のライバルでシュートアウトが得意なオクラホマ州立大に、48対47で辛勝もいいところだった。実際、4Q残り1分3秒で、オクラホマ州立大はトライフォーポイントのキックによる同点を狙わず、勝負を賭けた2点コンバージョンを狙い、モーションからフラットに出たWRウォレスはオープンだったが、QBコーネリアスのパスが乱れて、九死に一生を得たゲームだった。オクラホマ大は、第10週のテキサス工科大には46失点を喫しており、第6週に45点を失ってテキサス大に敗れた時に露呈した、守備の甘さは課題のままだ。オクラホマ大は第12週に3勝7敗と負け越し中のカンサス大と対戦した後、いよいよ第9位ウェストバージニア大とビッグ12の覇権を賭けて対戦する。
第7位LSU
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LSUは、トップ10チームで唯一の2敗チームだ。開幕ゲームで第8位マイアミ大、第3週に第7位オーバーン大、第6週に第22位フロリダ大、第7週に第2位ジョージア大、第8週に第22位ミシシッピ州立大と、ランクされていたチームを倒しているが、第10週には全米注目のデスバレーにおけるナイトゲームで、アラバマ大に0対29で惨敗してしまった。第12週にライス大、第13週にテキサスA&Mとの対戦が残っているが、上位チームが大崩れしない限り、プレーオフの芽はないだろう。
第8位ワシントン州立大
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ワシントン州立大は、徹底したスプレッドパス攻撃にこだわってトップ10に割って入った。パック12の中でもタレントでずば抜けているわけではないので、シーズン終盤で8位にランクされているのは快挙だ。QBミンシューは、イーストカロライナ大からのグラデュエートトランスファーだが、HCリーチのシステムを短期間が習得して、9勝1敗の好成績の立役者になった。パック10は伝統的な強豪チームであるUSCが低迷し、オレゴン大、スタンフォード大などの上位チームにも他を圧倒する力強さがないので、ワシントン州立大は過小評価されているきらいがあるが、第12週のアリゾナ大との対戦を経て、第13週には第18位の宿敵ワシントン大に勝利して、新年のメジャーボウルゲームに出場したいところだ。
第9位ウェストバージニア大
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ウェストバージニア大は、QBグリアーのパスが主体になった攻撃型のチームだが、TCUとの対戦では守備が踏ん張り、TCUのラン攻撃を24回でマイナス7ヤードに封じ込めた。2011年にHCホルゴーセンが就任し、2012年にビッグ12に加盟して以来、初のカンファレンスチャンピオンの可能性がある。ただし、現在8勝1敗で第9位にランクされているが、第12週のオクラホマ州立大、第13週の第6位オクラホマ大は共に拮抗する実力であり、ウェストバージニア大は敗れれば大幅な下降が有り得る状況だ。
第10位オハイオ州立大
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オハイオ州立大は、ミシガン州立大に26対6で勝利したが、ミスキューが多く、今シーズンのオハイオ州立大を象徴するようなゲームだった。一言で言えば、選手のタレントは一流、コーチングも一流、しかしチーム管理にはごたごたが発生し、攻守共にユニットとしてジェルしていない印象だ。第12週はメリーランド大との対戦だが、メリーランド大は更迭されたHCダーキンがリクルートした選手が、アッパークラスメンになり油断ができない相手だ。その後、第13週はいよいよ第4位ミシガン大とのライバル対決だが、今シーズンは多少分が悪そうな情勢だ。HCマイヤーが、アシスタントコーチの管理不十分、メディアによる人種差別批判などで発生したチームの不完全燃焼感を、ミシガン大に勝利して払拭するか注目したい。当然ながら、オハイオ州立大がミシガン大を破れば、プレーオフの出場チームを巡って地殻変動が生じる。
第11位UCF
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UCFは、海軍士官学校に35対24で勝利したが、しつこい海軍士官学校のオプション攻撃に手を焼いたゲームだった。第10週もテンプル大に勝利したが、52対40と乱戦だったので、9戦全勝ではあるがトップ10に割って入ることはできなかった。第12週は第24位シンシナチ大との対戦だが、共通の対戦相手で比較してみると、第10週に海軍士官学校に42対0で勝利、第8週にはテンプル大に17対24で敗戦と、UCFと実力はそれほど差がないように見える。UCFはQBミルトンが小気味の良いアップテンポな攻撃を指揮する。1ゲーム当たり543総攻撃獲得ヤードはアメリカンアスレチックの第1位だが、対するシンシナチ大の守備は同じくアメリカンアスレチックの第1位で熱戦に期待したい。
第12位シラキュース大
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シラキュース大は、ルイビル大に付け入る隙を与えず、54対23で楽勝した。2016年シーズンには第2位のクレムソン大に勝利し、今シーズンの対戦では敗れはしたが第3位のクレムソン大に23対27で食い下がった。ニューヨークのヤンキースタジアムという異例のフィールドでのゲーム開催だが、シラキュース大は極寒のニューヨーク州北部に所在しながらインドアチームなので、悪天候ならばノートルダム大が有利になる。シラキュース大は、漸くチームが本格的に復活した感があるが、ノートルダム大に勝利すれば全米にその名を轟かせることになる。
第13位フロリダ大
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フロリダ大は、ランク外だが強豪のサウスカロライナ大に35対31で勝利した。スコアは競ったが、総獲得ヤードではフロリダ大が528ヤード獲得に対してサウスカロライナ大が386ヤード獲得、特にラッシングではフロリダ大が実に62回のランで367ヤードに対してサウスカロライナ大は36回のランで147ヤード獲得。フロリダ大が就任1年目のHCムレンが、2009年から2017年までHCとしてミシシッピ州立大を強化したフィジカルなフットボールで、フロリダ大の再建に成功しつつあるようだ。QBフランクスはまだソフモアであり、リクルートも好調なようなので、来シーズン以降に期待が持てそうだ。
第14位ペン州立大
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ペン州立大は、オールマイティのRBバークリーがNFLに進なだことから、2018年シーズンの成績は下降すると予想された。幸先良く、開幕から4連勝したが、第5週に第4位オハイオ州立大に26対27で惜敗、翌週にはミシガン州立大に17対21で連敗して、調子が狂ってしまった。第10週には第5位ミシガン大に42対7と押しまくられて一方的に敗れたが、ウィスコンシン大には22対10で勝利してシーズンが総崩れするのを食い止めた。第12週のラトガース大、第13週のメリーランド大には勝利するだろうが、ビッグ10のエリートチームに3敗した悔しいシーズンになった。
第15位テキサス大
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テキサス大は、まだ評価が定まらないシーズンの真最中だ。開幕ゲームにおいてメリーランド大に29対34で敗れた後、第22位のUSC、第17位のTCU、第7位のオクラホマ大への勝利を含む、驚きの6連勝。しかし、その後、オクラホマ州立大、第13位ウェストバージニア大に2連敗してしまった。第11週は高い得点力を誇るテキサス工科大との点の取り合いに41対34で勝利したが、チーム力は向上しているが、毎週連続してトップレベルでのパーフォーマンスはまだ難しいという印象だ。第12週は第16位のアイオワ州立大との対戦だが、ローヤル・テキサス・メモリアル・スタジアムでの開催であり、シーズンを敗ノートで終え来シーズンに繋げるために、負けられない一戦だ。
第16位アイオワ州立大
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アイオワ州立大はHCキャンベルが正統派のチーム作りを結実させつつある。州内のアイオワ大のプログラムが伝統と実力の両面で目の上のたん瘤だが、今シーズンも初戦で全ての面で互角に戦いながら、3対13で敗れたのが痛恨だった。翌週には第5位オクラホマ大と点の取り合いになり、27対37と及ばず2連敗。更にアクロン大に勝利した後、TCUに敗れて1勝3敗の滑り出しだったが、その後第25位オクラホマ州立大、第6位ウェストバージニア大への勝利を含む5連勝で、第16位に食い込んだのは称賛に値する。第12週の第15位テキサス大との対戦は敵地での開催だが、アイオワ州立大の真価が問われる一戦だ。
第17位ケンタッキー大
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ケンタッキー大は、7勝1敗で第12位まで上り詰めた後、全米の注目を集めた第6位ジョージア大に17対34でパワー負けし、翌週には気落ちしたのかランク外のテネシー大に7対24で連敗してしまった。第12週はミドルテネシー州立大との対戦だが、ミドルテネシー州立大は7勝3敗と波に乗っており、気を取り直して臨まなければ苦戦する可能性がある。全米のカレッジフットボール界を驚かせたシーズンなので、崩れてしまうのではなく、ミドルテネシー州立大、ルイビル大に連勝して、9勝3敗でニューイヤーのメジャーボウルゲームに出場して欲しい。
第18位ワシントン大
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ワシントン大は、スタンフォード大に27対23で勝利した。しかし、内容的には、スタンフォード大のターンオーバーなどで前半を21対0で折り返した後、後半にはスタンフォード大の猛攻を受けて6対23と劣勢になり、かろうじて逆転負けを免れた辛勝だった。ベテランのQBブロウニング、ゲームブレーカーのRBギャスキンなどがスキルポジションを固め、守備もフィジカルにグレードアップが図られているが、どこか歯車がかみ合わない闘いぶりが継続している。第12週のオレゴン州立大との対戦を経て、第13週は第8位にランクされている、州内のライバル、ワシントン州立大との対戦が待っている。
第19位ユタ大
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全国的には注目されないが、パック12内で静かに実力チームとしての橋頭保を築いている。第10位ワシントン、ワシントン州立大、アリゾナ州立大に敗れ7勝3敗の好成績で、パック12南地区では5勝3敗で単独首位を占めている。ユタ大のチーム作りはフィジカルなタフネスに重点を置き、攻守のフロントは第14位スタンフォード大、アリゾナ大、USC、UCLA、オレゴンに対して優位に立っていた。ユタ大は、スキルポジションは、ハイスクールフットボールが盛んな、カリフォルニア州、テキサス州のタレントに頼るフォーミュラが確立している。QBシェリーはテキサス州、RBシャインはカリフォルニア州の出身だ。オレゴ大との対戦では、シェリーがパスで262ヤード獲得、ランで22ヤード獲得、2回のTDと司令塔ぶりを発揮した。また、シャインは、パワフルな攻撃ラインのブロックの後ろで、26回のキャリー、174ヤード獲得した。第12週のコロラド大、第13週のBYUに連勝し、パック12のチャンピオンシップを十分に狙える位置につけている。
第20位ボストンカレッジ
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ボストンカレッジは7勝2敗で満を持して、クレムソン大に挑戦したが、攻撃の第1シリーズでQBブラウンが負傷退場してしまい、実力を発揮できないまま7対27で敗れてしまった。クレムソン大の424ヤードの総獲得ヤードに対して、わずか113ヤードの総獲得ヤードが、ゲームにならなかったゲームを如実に物語っている。QBブラウンはランパス可能なショットガンQBで、RBディロンは重量級ながらロングランもできるタイプ。レシーバーも最近はやりの長身、大型がそろっており、来シーズン以降への基盤が築かれつつある様子だ。第12週はフロリダ州立大だがQBブラウンの出場は微妙で、控えQBペリーを第13週に第12位シラキュース大との対戦を万全の状態で迎えたい。
第21位ミシシッピ州立大
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ミシシッピ州立大は、地力は相当にあると思われ、第8位オーバーン大、第16位テキサスA&Mに勝利した。一方、ケンタッキー大、フロリダ大、第5位LSU、第1位アラバマ大に敗れ、エリートチームと連続して闘い続ける戦力は整っていないことも明らかになった。第11週は第1位アラバマ大との対戦だったが、アラバマ大の攻守のフィジカルな圧力で委縮したようになり、地力を十分に発揮することができず、0対24で完封負けしてしまった。第12週はアーカンソー大との対戦が予定されている。
第22位ノースウェスタン大
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ノースウェスタン大は、今シーズンの最大の驚きの一つだ。HCフィッツジェラルドは、ビッグ10のパワーハウスに勝つにはパワーハウスになるしかないと、フィジカルなチーム作りに傾注して6勝4敗の好成績。デューク大、アクロン大に敗れたのは課題を残したが、第20位ミシガン州立大、ネブラスカ大、第20位ウィスコンシン大、第21位アイオワ大に勝利し、ビッグ10西地区の優勝を決めた。第12週にはミネソタ大、第13週にはイリノイ大との対戦を経て、12月1日にミシガン大とオハイオ州立大の勝者と対戦する。もし、ノースウェスタン大がビッグ10を制することがあれば、2000年にパデュー大、ミシガン大と同率チャンピオンになって以来の快挙だ。
第23位ユタ州立大
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ユタ州立大は、9勝1敗の好成績を上げて、ランク外から第23位に浮上した。開幕ゲームで第11位ミシガン州立大に31対38で敗れた後は、9連勝と絶好調の波に乗っている。9連勝するのは良いではないが、マウンテンウェストのため、ランク入りチームとの対戦はない。加えて、空軍士官学校、BYUなども今シーズンは強いチームとは言えないので、過大評価されている可能性がないとは言えない。第12週のコロラド州立大との対戦を経て、第13週には第25位のボイジ州立大との対戦が予定されている。ボイジ州立大はマウンテンウェスト山岳地区で6勝1敗の2位。6勝0敗で同地区首位のユタ州立大を追う立場で、両チームにとってシーズン最終戦は極めて重要である。
第24位シンシナチ大
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シンシナチ大はアメリカンアスレチック東地区のため、ランク入りチームとの対戦はないが、シーズンを通じて9勝1敗の好成績だ。オハイオ州立大から転じた、2年目のHCフィッケルの正統派のチーム作りが実りつつある様子だ。攻撃はオハイオ州立大のプレーブックを背景に、パワフルなラインを最大限に活用し、RBウォレンはこれまで1,082ヤードを走った。QBリダーはフレッシュマンだが、すっかりスターターとしての地位を確立した。一方、守備は、1ゲーム当たり僅か277喪失ヤードで、統計上は全米第6位の成績だ。特に、DEフィッツ、DEピッツ、DTブロートン、DTコープランドが並んだ、フロントフォーは相当に強い印象だ。第11週には、7勝2敗と好調だった同地区のサウスフロリダ大に35対23で勝利した。第12週には、同地区のUCFとの対戦が組まれている。UCFは、シーズンが9勝0敗、同地区では6勝0敗の首位。グループオブファイブの対戦だが、シンシナチ大とUCFのゲームは全米が注目するゲームで、午後8時のプライムタイムでABCが放送予定だ。
第25位ボイジ州立大
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ボイジ州立大は、第11週に第23位フレスノ州立大を24対17でアップセットで下した後、第12週はフライデーナイトゲームでニューメキシコ大を54対14 で撃破した。ボイジ州立大は、第3週に第24位オクラホマ州立大に得点力の差から21対44で敗北、さらに第5週にはサンディエゴ州立大に13対19で惜敗。しかし、その後は6連勝でマウンテンウェスト山岳地区で逆転優勝を虎視眈々と狙っている。第13週は同地区首位のユタ州立大との対戦だが、チームの総合力としてはボイジ州立大が多少上回っているように見える。ゲーム巧者ぶりは相変わらずだが、シニアになったQBリピエンのパス攻撃が次第に得点力を増している。今シーズンは、68.5%の成功率で3,270ヤード獲得、28回のTD、7回の被インターセプトの好成績を上げている。
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夏の荒川は豪雨に見舞われた。
新型コロナウィルスの影響でここいら数年は花火大会を見れていない。
ひょんな思い立ちからあの子と河川敷で花火をする事となった。
都内の移動と言えど車で遠出するのは大学生のうちにしておきたい事な気がする。終電と言う縛りが無くなるからだ。
食卓から飛んでくる反対意見をさらりと躱し親の車をひったくって強引に街へと繰り出した。
保険も入ったというのに一体どこが気に食わないのだろうか。
運転スキルの無さを理由とするならば運転をしなければ上達は出来ない。これではずっと運転が出来ないままでパラドックスに陥ってしまう。
さっきまでの夕立に腹を立てていた事を懐かしく感じる。
夜の曇天はアスファルトをもっと黒くさせる作用がある様な錯覚に陥る。
1人きりの車内は空虚で苦しい。空白を埋めるかの様に自作した夏を感じる曲々をこれでもかと詰め込んだプレイリストを再生する。
指定された場所に着くもあの子の姿はまだ無かった。
カーステレオから流れてくる涼しげな曲を何曲か歌いきり行った事の無いヒトカラを疑似体験してみたりした。
1段落つき伸びをしていると向こうの方にある公園の角からばちゃばちゃと小さい水飛沫を上げながら小走りで近付いてくるあの子の姿があった。
華奢で泡の様に今にも無くなってしまいそうな儚げを備えているのに消えそうで消えてしまわない力強さすらも感じる。
そんな揺蕩うあの子の髪の毛をぼーっと眺めていた。とどのつまりあの子の持つ不思議な魅力にときめいていた。
そんな僕を現実に引き戻したのはドアが開き湿っぽい風が頬を殴打したからだ。
「遅くなった!ごめんね。待った?」
小走りした所為からか吐息混じりの言葉達が2人が車内に存在する事の証明となった。
「いや、さっき着いたところだよ。」
「そっかあ。良かった。
じゃあ行こっか。運転よろしくお願いします。」
手を腿の上に乗せてシートベルトによって身動きが思う様に取れなくなった身体を曲げお辞儀をした。
それからの車内は“この曲懐かしいね”だとか“この曲いいね。誰の曲?”だとか一緒にサビを口ずさんでみたりした。
そんなこんなで驚安の殿堂ことドン・キホーテに到着する。
店内は地元民であろうヤンチャ目なジャージをに身を包んだ人達がチラチラと横目に映る。
そんな事に目もくれずにあの子は特設された手持ち花火コーナーへと駆けていく。
ちょこんと陳列棚の前に屈み込み派手な色味を施された袋から中身を吟味していた。
「どんなのがいいかなあ。」
「こんなのはどう?」
個人的に視覚情報に訴えかけてきた袋を指差す。
「んー。派手なのが多いけど線香花火が無いからダメ。」
「筒があって迫力あるじゃん。ってか線香花火好きなの?」
「だってさ線香花火が消えるまでの時間ってさこの世の娯楽の中でもトップレベルで替えの効かないモノだと思わない?」
あの子は都会で蹂躙されて無くしそうになった決して幼稚では無い子供心を持ち合わせている。すごく認めるのは悔しいけれど、とても羨ましい。
どの袋も決定打に欠けるものばかりで中々決めかねていると後ろからコギャルとヤンキーの声がした。
邪魔になっていると気付いた2人は目を合わせて違う袋に手を伸ばしレジまで競歩をする様に向かった。
会計が終わり真っ黄色の環境に悪そうな袋を片手に車内を目指す。
「こんな時、何を思っているのかが一致するのって俺達の強みだよな。」
「混ざり合う宇宙の引力によって惹き寄せられた2人なんだも���。」
「急に胡散臭くなったな。」
えへへと照れ隠しか分からない笑みを浮かべた。目がくしゃっと皺々になり上がった口角に押し上げられた涙袋の綺麗さったら透き通りそうな程白い肌がまるで三日月かの様で勝手にお月見をしている気分になった。
車に乗り込み荒川へと向かいながら花火の間、親の資産である鉄塊を置いておくのに丁度良いスポットを探す。
川沿いから少し離れたところにコンビニを見つけたので駐車をする。無論、無料で駐車するのは少し気が引けたので中で消化用の水を1本を購入した。
真っ黄色と真っ白のレジ袋を2袋手に下げ河川敷へと歩く。
あの子は心なしか、いつもより増して足取りの軽さを感じる。
漫画やドラマで見る河川敷の高架下があるか辺りを確認したがそれらしきものは皆無に等しかった。
上流側に上るか下流側に下るかしか選択肢は無かったが今すぐにでも花火を見たがるあの子を見るとロケーションなんかは花火をする事において、そこまで大きく起因しているとは思えなかったので妥協を余儀なくされた。
消化用のペットボトルは満杯で使い勝手がどうも悪いので1口喉元を通す。
するとあの子が
「うわっ!私だって喉が渇いてたんだよ?君だけオアシスに行くのは狡いよ。さあ私にも1口頂戴。」
“間接キスじゃんかこれ”とドギマギしながら目をまん丸にしているとあの子は「もうっ!」と1言発したのも束の間で僕の掌に鎮座しているペットボトルをやや乱暴気味に取り上げた。
水分を取り込むその様は清涼飲料水か乳酸菌ジュースのCMを総ナメしそうな位の被写体であった。
「美味しいねえ。はい、ありがとう。」
渡されたモノを見ると最近のペットボトルはエコの流れを汲んでから軽い力で潰せる仕様になっている。
勿論、華奢なあの子の力でも多少の変形はしたが使用不可とまでもいかないのでそのまま地面に置いた。
喉を潤したあの子は満足そうに僕の左手を凝視していた。
僕の意訳ではあるが“早く小さな花火大会を開催しようよ”そう伝わった。
まずは僕の袋から点火することになった。
「どうして僕の袋からなんだ?好物は後に取っておくタイプなのか?」
「最初にじわじわと画面に注目させて中盤派手なモノを見せて観客を引き寄せてからの方が最後の展開で感情が揺さぶられるでしょう?」
「まるで今日が映画の様じゃないか。」
「楽しい思い出を映画に準えるのも良いでしょう?映画に限らずこの世の娯楽は大体そのコツを押さえておけば多くの人には響きやすいんだもん。」
「邪道じゃ無くて王道展開で満足なのか?」
「初めに型があって、それを会得してから型を破るの。だから型破りだって何処かの歌舞伎俳優が言ってたよ。だから今回の手持ち花火は王道でいこうよ。って言うか邪道の手持ち花火って何なの?」
「今度迄に考えておくよ。」
芯の食った問いかけには先延ばしして誤魔化すしか余地は残されていなかった。
この空間に耐えきれなくなって僕は筒状花火1つに火を点けた。
シューと音を立てさっきまでの雨の所為で湿っぽくなった空気を鮮やかに彩る。
他にも何本か筒状花火があったのでZippoの小気味良い音を鳴らし導火線に火を添えた。
同じタイプの花火や音だけを暗闇で発散する花火なんかもあったりした。
いやいよ手持ち花火の出番だ。個装されている袋から僕は乱雑に何本かを散らした。
あの子は適当に一本を取り上げた。
火を点けてあげると暗かった辺りが一気に赤色に照らされる。
花火が消えてしまわない内に僕は手持ち花火の先端をあの子のへと近付けた。
「なんだかアレみたいだね。煙草でキスするやつ。」
「シガーキスだな。ブラックラグーンのあのシーンはいつ見ても色褪せないよ。」
「じゃあこれはファイヤーワークスキスだねっ。」
「語感が最悪すぎるよ。」
周囲がふっと暗くなった。一本分の火薬を燃やし尽くしたのだと知る。
そこからも留まる事を知らず何本かを浪費した。
数本を堪能したところで僕はスターウォーズのテーマを口ずさみながらライトセーバーの様に振り回した。
あの子は最初と同じ花火を持ち敵キャラが使うライトセーバーを手にした。
「「ブンブン」」とSEを自分達で付け加えて舞を踊る2人は夜の踊り子だった。
するとポツポツと大粒が空から沢山地上に降りかかってきた。
偽ライトセーバーはもろとも被害を受け消火してしまった。
急いで広げていた花火達を袋に仕舞っている間に雨は強さを増し2人ともシャワーを浴びた後かの様になっていた。
車に戻ろうと思い走り始めると「待って!」と呼び止める声がしたので慌てて振り返る。
そこには真紅の折り畳み傘をバサっと広げて雨を跳ね除けるあの子の姿があった。
ゆっくりと近付いて傘の中に入れてくれた。
「夏の雨の中を走るなんてサマーレイン・ダイバーじゃん。」
「いや、泳ごうとしてた訳じゃないんだよ。でも今日という映画のエンディングには持ってこいの選曲だね。」
「今年のフジロックも最高だったよね。」
「ってか最初から傘を持ってたなら差せば良かったじゃん。」
「だってえ。君が急いで後片付けをするもんだから私だけ濡れないのは不公平だと思ったんだもん。」
「濡れるのは俺だけで良かったのに。」
「後始末するのに片手塞がってるのも不便だったしね。」
「手伝ってくれて有難う。」
相合傘はさっきのコンビニに戻ってきた。
車内に乗り込みシートに沈み込み溜息をひとつ吐いた。
「すっかり疲れちゃったね。」
「いや、それ呑み会終わりラブホテルに行きたい男の常套句かよ。」
「やめてよー。私を破廉恥に仕立てないでよ。」
「てっきりそんな事かと思っちゃった。」
「君が脳内エロエロ過ぎるからそんな風に聞こえるだけだよ。でも身体も濡れたし確かに休憩するのはナシでは無いけど明日朝から授業だから帰ろっか。」
「そうだね。」
一瞬、興奮した気持ちを押さえ込み車は元来た道を引き返す。
お互い疲労感からか会話はなくただただプレイリストが再生されていく。
「ねえねえ。なんで花火をしていた時間はあっという間だったのに帰り道の信号待ちとかの1分間ってこんなに長く感じるんだろう?。」
「楽しい思い出は五感を研ぎ澄まして堪能するからなんじゃない?その反面帰り道は疲れていて視覚と聴覚ぐらいしか使わないから単純に1分を5で割るか2で割るかの話だよ。まるで長く短い祭りだって事だと思うよ。」
「クロノスタシスってなんでアナログ時計だけの現象なんだろうね。」
「きのこ帝国の罪はクロノスタシスって知ってる?って聞いても知らないと言う人口を確実に削ったところだよ。」
絶妙に噛み合わない会話がこの後ものんびりとしたペースで続くかと思われたが無常にもあの子の家付近に到着していた。
「運転ありがとう。また何かしようね。」
一言置き土産を残してあの子は真紅の折り畳み傘を雨模様の夜空に突き差す。
フロントミラー越しに手を振り信号待ちに並ぶ。
濡れたアスファルトやワイパーが届かない雨粒達が反射する歓楽街のネオンに見送られている気がした。
1人の車内は広いのに何処か窮屈に感じる。気を紛らわす為に今日という映画を再上映する。
線香花火まで漕ぎ着けなかった事ややあの時の言葉はもっと良い言葉があったんじゃあないかとかあらぬ後悔が脳の海馬を埋め尽くす。
時刻同じくして極めて重要な事にも気付く。
今日の僕は珍しい花火を見れたという事に。
相合傘をした真紅の折り畳み傘はこの夜を彩る大輪の花火だった。
バズったツイートにもInstagramのストーリーにもYouTubeの急上昇ランキングにも無断転載されたTikTokにもゴシップだらけのニュースサイトにも明日の朝刊の一面にも載って無い2人だけが共有した些細だけど重大な出来事だった。
これはあの子にも伝えたいという衝動に駆り立てられそうになったがまた今度口頭で伝えようと決意する。
家路に着きリビングを通ると両親からの有難い叱責が飛んでくるがあんなにも綺麗な花火を見た後にナーバスな気分にはなりたくない。
耳をシャットダウンし生返事を食卓に放り捨てて自室に籠る。
次はあの子とどんな事をしようかと浮かれながら先の展望を考えてみたりした。
だがあの子がしたい事が全くと言っていい程分からなかった。
飽く迄他人であるから100%の理解は出来無い事は分かりきっているがもっと知りたく思う。
思考が読めないあの子はまるで異星人だ。今日僕は異星人と熱帯夜を過ごしたのだ。
でも裏を返せばあの子から見た僕も異星人なのだから僕達はエイリアンズだ。
そんな妄言を脳内で披露していると睡魔の方から近付いて来た。
半端じゃない程の充実感を抱え眠りに着いた。
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nakajimabone · 3 years
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無酸素性競技のアスリートにとって長時間の有酸素性運動は必要か?(Pcrの再合成を促進して疲労に達する時間を引き伸ばし、筋の毛細血管を著しく増加させる) 有酸素性トレーニングの有用性 長時間の有酸素性運動は、有酸素系競技のアスリートおよび無酸素系競技のアスリートのトレーニングプログラムの主要な構成要素として長く実施されてきました。 このトレーニング様式が、代謝系および心臓血管系パフォーマンスを向上させるような多くの生理学的効果を誘発する可能性があることに疑問の余地はありませんが、無酸素系アスリートが他の運動様式によっても同様の適応を獲得できるか、長時間の有酸素性運動は必要かどうかは多くの意見があります。 賛成意見 持久系トレーニングは、筋への血液供給の増大(ミトコンドリアの増加)、燃料の貯蔵能力の向上など、骨格筋における望ましい適応を引き出します。 しかし、コーチやアスリートは、無酸素性の筋力およびパワーのパフォーマンス向上には持久系運動が逆効果であると考えられています。 このような見解を普及させたきっかけは有名なHicksonの研究であり、有酸素運動と無酸素運動を併用(同時トレーニング)すると、筋内部に「干渉」を生み、それによって筋量の増加が鈍ることが見出されたことです。 しかし、近年の研究では、同時トレーニングの潜在的効果を示すエビデンスが挙げられており、筋力/パワー系アスリートに対して適切に期分けされた持久系運動を処方すれば、有酸素性機構を改善することができます。 そして、これは筋の適応にマイナスの影響を及ぼさず、しかも運動間の回復能力を向上させることで、短時間の無酸素性トレーニングから得られる効果を高めることができます。 エリスロポエチンと回復能力 トップレベルの陸上や競泳の短距離選手の中には、無酸素系アスリートであるにもかかわらず、エリスロポエチンのドーピング疑惑をかけられた選手もいました。 ※エリスロポエチンとは通常、長時間にわたって競技を行う持久系アスリートが、血液の酸素運搬能力を向上させるために使用される薬物になります。 ここで、ひとつの疑問は、一流の無酸素系アスリートが有酸素性パフォーマンスの増強薬物を使用するのはなぜかということになります。 想像される答えは、激しい運動間の回復のためになり、無酸素系アスリートは筋活動のための素早いエネルギー供給をクレアチニンリン酸(Pcr)エネルギー機構に大きく依存しています。 Pcrの再合成は有酸素性過程であるため、有酸素性機構の強化は激しいエクササイズにおける運動間のPcrの回復に役立つと考えられています。 さらに持久系トレーニングには、緩衝能を向上させ、Pcrの再合成を促進して疲労に達する時間を引き伸ばし、筋の毛細血管を著しく増加させる効果もあります。 これによって無酸素性過程において産生される副産物の管理能力も発達すると考えられています。 有酸素性能力を向上させることは、一流のアスリートにおいて無酸素性パフォーマンスを向上させるための有効な方策になります。 #無酸素 #有酸素運動 #毛細血管 #エリスロポエチン #クレアチン #ドーピング #トレーニング #柔道整復師 #横浜 #桜木町 #野毛 #nakajima整骨院ブログ #Nakajima整骨院 引用・索引Bangsbo J,Gollnick PD,Graham TE,Juel C,Kiens B,Mizuno M,Saltin B,Anaerobicenergy Production and O2Deficit Debtlelationship during exhaustive exercise in human J Physiologic422:539-559 1990 https://www.nakajimabonesetter.com/entry/blog/post-8374 (Nakajima整骨院) https://www.instagram.com/p/CNoDqMKhJ2B/?igshid=1h0wbq20dc1oi
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takahashicleaning · 3 years
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TEDにて
ヘイリー・ヴァン・ダイク:政府支出を年に何百万ドルも節約している技術者集団
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
「公正」の定義は、「公平」の「判断や言動などがかたよっていないこと」に加えて、「正義」の方向に現在進行形で進んでいる事象のこと。
「正義」の定義は、この場合、マイケルサンデルによると、ジョンロールズの格差原理から最下層の便益に合わせて社会を動かすことが正義である!と言っています。
知ってるつもりで思い違いしてること!
公平概念は「ハンデをつけて上限を公平に!」
平等概念をわかりやすく言葉にすると「上限の公平ではなく底上げの平等!」みたいな感じで、これ以上でも以下でも概念が変わるから拡大解釈しないこと。
法人の平等な競争はあまり聞いたことない。公平な競争がしっくりくる。
ヘイリー・ヴァン・ダイクは、アメリカ政府が一般市民に必要なサービスを提供する方法を変えつつあります。
米国政府デジタル・サービスでは、ヴァン・ダイクらのチームが、シリコンバレーや民間企業で培われてきた知識を生かして退役軍人や移民、障害者などへのサービスを改善しています。
そして、その過程で、行政府をより良いものにしているのです。彼女はこう言います。
「私たちにとって「政治」は重要ではありません。重要なのは、行政府がちゃんと機能することです。私たちにとってたった1つの行政府なんですから!」
行政府は、ジョンロックが参考になります。
正義については、マイケル・サンデルも言うように、ジョンロールズの言葉が良い手本になるかもしれません。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
今日、みなさんにお話しするのは、誰もが不可能だと信じ込んできたことです。活発なベンチャー企業によるスタートアップの事業が、意外な場所で盛り上がっているという話です。
その場所とは、アメリカ政府です。このベンチャー企業によるスタートアップは、行政府の事業を徹底的に改革し始めています。
我々は、変化の激しい時代に生きています。民間企業は、常に変化と改善を続けています。
ここからはじまるのが、私たちが見つけたワクワクするような新しい方法で政府を変える話です。米国政府デジタル・サービスを紹介します。
米国政府デジタル・サービスとは、ベンチャー企業によるスタートアップの新しいネットワークです。独立したチームの集合体で行政府内のあらゆる場所で組織を作り、抜本的な改革をします。
私たちの使命は、世界屈指のデジタル・サービスを行政府が提供できるようにして、学生、移民、退役軍人、子供、老人など。あまねくあらゆる人が使えるようにし、コストを劇的に下げることです。
私たち、米国政府デジタル・サービスの作戦は、とてもシンプルです。まず、我が国でトップレベルの才能を採用して、短期間、行政府で働いてもらいます。
彼らこそ、製品や企業づくりを通して、我が国のテクノロジー産業を世界で最も革新的なものにした立役者です。
次に、テクノロジー業界の中心にいる彼らと行政府の現場で、改革を目指し献身的に働く職員たちにタッグを組ませます。
3つ目に、社会システムにとって不可欠で暮らしを左右する行政府によるサービスに的を絞った形で彼らを戦略的に配置します。
最後に、上層部がしっかりバックアップします。組織の管理職に始まり、大統領に至るまで彼らを支援し、サービスの改善を目指します。
2016年。現在における変化の姿とはこういうものです。
大統領執務室に初めて入った時、ある言葉が目に入りました。大統領がカーペットに刺繍させたものでケネディ大統領の有名な言葉です。
「人間の運命に関する問題で人間に解決できないものはない!」その通りです。私たちには、問題を解決するツールがあります。
社会システムとして国家システムとして、みんなが協力し問題を解決できるようにするツールがあるんです。確かに難しいことです。
何も変わらないという思い込みに屈するのを拒み、闘わなければならないとなればなおさらです。だって、私たちがやらなければ誰がやるのでしょう?
これは、私たち一人一人にかかっています。行政府とは、抽象的な組織や概念ではないからです。行政府とは私たち自身なんです。
日本のベンチャー企業では、どうでしょうか?
最後に、政治にはまったく興味はありません。テクノロジーに興味が有ります。
マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲���追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて個人のプライバシーも考慮)
(個人的なアイデア)
According to Michael J. Sandel , because to move the society in accordance with the lowest layer of the benefit from the difference principle of John Rawls is justice
マイケルサンデルによると、ジョンロールズの格差原理から最下層の便益に合わせて社会を動かすことが正義であるため、日本では物価をあげて
And in Japan raise the price . Live while , circulating the money using the latest financial engineering and macro economics until the bottom layer is close to the annual income of about 6 million yen , and then re- distributed from the ultra- wealthy ?
いきつつ、超裕福層から再分配して年収約600万円(中央値)に最下層が近づくまで最新の金融工学とマクロ経済学を駆使してマネーを循環?
This , you might get out from the deflationary spiral will Purasusamu of the place referred to in game theory if the goals and objectives of the country’s elite .
これを、その国のエリートの達成目標にすればゲーム理論で言うところのプラスサムになりデフレスパイラルから抜け出せるかもしれません。
Don tap scott is “block chain revolution”, such as Uber, Airbnb, TaskRabbit and Lyft. We are talking about shared economies. It is that equal peoples generate wealth together and share. It is a very powerful idea.
ドン・タプスコットが「ブロックチェーンレボリューション」の中で、UberやAirbnbやTaskRabbitやLyftといった。共有経済について話題にしています。対等な個人がいっしょに富を生み出し、共有するというのは。とても強力なアイデアです。
But, when you tell me that kind of company does not really share it! ! In fact, the success of these companies is due to not being shared. Furthermore, unless it is a country with high inflation, deflationary spirals will occur and gradually wages will not rise. The only solution at the moment is to tax and distribute widely to platform firms taking de facto standards with redistribution of wealth. This is important! ! I say.
でも、私に言わせるとそういった企業は本当に共有をしてはいません!!実際、これらの企業が成功しているのは、まさに共有しないことによってなのです。さらに、高インフレの国でないとデフレスパイラルが起きてしまい、次第に賃金が上昇しなくなります。現在の唯一の解決法は富の再分配でデファクトスタンダードをとっているプラットフォーマー企業に課税して広く配分するということです。ここが重要!!と言っています。
As a personal feeling, I think that around the dawn of Google until the financial crisis 2008 is the ideal form of redistribution. It might be even better if you incorporate block chains and virtual currency here.
個人的な感覚としては、金融危機2008までのGoogle黎明期の頃が再分配の理想形と思っています。ここにブロックチェーンと仮想通貨を組み込めば、さらに良いかもしれません。
As for the virtual currency, there are possibilities that three scenarios will merge into the hybrid in the future.
仮想通貨については、今後、3つのシナリオがハイブリッドに融合していく可能性があります。
First, virtual currency like bit coin substitutes investment and speculation. Second, platform firms taking the de facto standards issue and use virtual currencies. Third, we will utilize the virtual currency issued by central banks to support individuals with lower annual income (policy of the executive branch like helicopter money)
第一は、ビットコインのような仮想通貨が投資や投機を代用していく。 第二は、デファクトスタンダードをとっているプラットフォーマー企業が仮想通貨を発行、活用していく。 第三は、中央銀行が発行する仮想通貨を年収の低い個人の下支え用に活用していく(ヘリコプターマネー的な行政府の政策)
Current age of artificial intelligence. As other extended ideas such as MBS, REIT and ETF of effective monetary policy measures that began to be utilized after the financial crisis by the central bank, compensation other than options to raise taxes.
現在の人工知能時代。中央銀行による金融危機以降に活用し始めた有効な金融政策手段のMBS、REIT、ETFなどの他の拡張アイデアとして、賠償金をかける、税金アップ以外の選択肢。
In other words, central banks in each country actively purchase and forcibly buy industrial individual securities of platform companies that deflate goods other than the large public goods affecting low-income people who are currently de facto standards Support
つまり、いっそのこと現在デファクトスタンダードをとってる低所得者に影響大な公共財以外の財をデフレストリーム化させてるプラットフォーマー企業の産業個別の証券を各国の中央銀行が積極的に買取り、強制的に下支えして
Idea to stabilize price inflation by indirectly offsetting declines in prices by increasing the income of low-income earners by making profits on securities funded by basic income. Perhaps there is also the effect of increasing real GDP?
証券上の利益をベーシックインカムの原資にすることで低所得者の収入を増やし物価の下落を間接的に相殺させ物価を下支え安定化させるアイデア。もしかして、実質GDPも増加していく効果もあるかも?
In addition, central banks of neutral countries can improve redistribution function at basic income, as Plato says, it is possible to prevent the rise of populism which negatively falsifies dissatisfaction of the disparity which is the blind spot of ideal democratic politics maybe.
さらに、中立の各国の中央銀行がベーシックインカムで再分配機能を向上させることで、プラトンが言うように理想の民主政治の盲点である格差の不満を負に扇動していくポピュリズムの台頭を予防できるかもしれません。
In some ways, the information industry is also similar to credit markets.
情報産業はある意味、信用市場に似ているためもあります。
さらに・・・
勝手に警察が拡大解釈してしまうと・・・
こんな恐ろしいことが・・・
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制しろ!
2021年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力���持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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ダンビザ・モヨ:経済成長の行き詰まりを打破するには
<提供>
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chaukachawan · 3 years
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ロッドマンの役者紹介
好きな言葉は「どんなに落ちてもそこには地面があるだけさ」
かっこいいね〜。どうもロッドマンです。今回のテーマはみんなに四字熟語を当てていきたいと思います。
ピンキー
一寸先は闇
中津川つくも
氷山の一角
永満柊人
時は金なり
かけうどん
物は言いよう
高井下高井戸店
鬼が出るか、蛇が出るか
藤丸翔
花より団子
久保勇貴
足が地につかない
あしもとあしっど
乗りかかった船
アニー
縁の下の力持ち
雑賀厚成
鯉の滝登り
音響オペ
佐藤舞弥
可愛い子には旅をさせよ
ひろせんせー
早起きは三文の徳
照明オペ
トニ—板倉
水を得た魚
音響オペ補佐
なしもとはな
目に入れても痛くない
いつも通りの役者紹介です。でもせっかくの新人なので32期紹介でもしていきたいと思います。ただしこれは役者紹介ではなくその個人の紹介です。
ピンキー
なんか楽しそう。これが新人の稽古場でのピンキーの印象です。よく分かりません。でも彼女といるとまあまあ楽しいです。なんかすごいです。ピンキーは新人まではあまり話したことがなかったんじゃないかと思います。とにかく怖かった、それだけなのですがみんなが全然怖くないという理由が少しづつわかってきました。全然怖くありません。というよりピンキーに気を使うのが馬鹿らしくなることができました。めちゃくちゃ進歩です。可愛い女子は基本的に怖いという印象を変えてくれました。稽古の時はやっぱりすごいなと思います。演技指導してもらうときに、発声のことを教えてもらうときって大抵感覚の話をされるので理解できないことが多いのですが、お手本をみしてもらうと全て黙らされます。いつかあんな綺麗に怒鳴れるようになりたいです。見習うことばかりです。でも彼女は何をモチベーションに生きてるのだろうか、たまにこれを考えます。ピンキーはこんなことなんて考えたことないだろうから考えるだけ時間の無駄だろうし、そうやって捉えてはいけない人ということもわかりました。彼女の意味わからないポジティブさには親近感を持てますね。僕もポジティブ人間なので、見てて気持ちがいいです。
中津川つくも
ずるい。僕がこの人を一言で表すとしたらこれなのかな?卑怯では決してない。ずるい。とにかくずるい。これで書きたいことの8割は書けたのでもう満足ですがまだ書きます。ずるいとは書きましたけど、ずるいと思わせられてる時点でもう負けなんですよね。ずっと昔にロビンソンと、俺らがつくもに勝ったか負けたか話してたことがあったけど、やっぱりこれは僕の負けですね。ロビンソンは負けを認めなかったけど、どうなったのだろうか、がんばれロビンソン。俺は応援してる。この人はよく私はロッドマンがいるとテンション上がるから、と言ってくれる。めちゃくちゃ嬉しいけどこの人はこれが嘘だと僕に思わせるだけの演技力を持ち合わせているので信用できない。めちゃくちゃ楽しそうに話を聞いてくれるので話してて楽しいけど、ふと我に帰ると全て嘘笑いなのかなと思ってしまう。一生つくもの笑いが心の底からの笑いと思える日が来ないのかもしれないと思うと寂しい。でも信用するためには演技が下手になってもらわないといけないけど、彼女の上手な演技が見れな苦なってしまうのは寂しすぎるのでどうしようもないね。これ以上は書かんとく。
永満柊人
こいつは馬鹿なんやろな。ちゃうかとマダニを兼サーするとか俺にはバカとしか思えない。アホともいうかもしれない。でもやっぱり一緒に色々やってるとこのポテンシャルならできるのかと納得できるからやっぱりすごい。新人こんな楽しいとは思ってなかったから、卒公するなら役者で出たいと言ってくれた時は嬉しかった。人間関係も上手い人だろうし、気を使わせないようにするのも上手いから、僕らにずっと一定の距離感を保たれてるような気がしてたけど少しは近づけたのかもしれない。大道具作業もバリバリやってくれた。こっちもやってもらうのは気がひけるのだけど、多少嫌がってそう感はあるけどやってくれるので少しは気を使わずにお願いできるようにもなった。でもやっぱりお前は舞台だろ、絶対に音響ではない。それだけは言い続けるからな。さらにオタクという一面もみしてくる。これからちゃうかに来れる頻度は減ってしまうそうなので、せっかく仲ようなれたと思ったのに残念。また大道具作業しような。
かけうどん
高井下高井戸店
ロビンソン。はあ、ごめんな。なんか今はこれしか言葉が出ない。まずはほんと発声できなさすぎてごめん。発生できてなかったらそりゃ、演出も付けれるわけもないよな。言いたいことは細かく一つづつ全部言ってくれると嬉しいな。こいつは基本的に本音を言ってると勘違いしてたのかもしれない。俺は思ったことをそのまんま口に出してしまうけど、もちろんそうではないだろうし、ずっと気を使わせてしまっていたのかもしれない。こいつの頭の中を見てみたい。面白そう。話しかけられる時、右とか左の定義の話をし出すから面倒くせーと思う。でも持ってくる話はどれも理にかなってるし面白い話だから最初ほぼ聞き流してるけど、向こうがずっと話してるうちにこっちも勝手に考え始めていて気づけば、俺も話し始めてるから面白い。最近は前より二人で話す機会が減ってしまった。最近よく言われる言葉がある。大学生になったね。なったよ。それはもう否定できないわ。捻くれるより楽なんだもん。もっと俺が面白ければ大学生のノリに見えなくなるのかな。わからん、面白くなるまで待っててくれよ。楽しい話はまたしてね。後カラオケもまた行こうね。お前と行く時が一番楽しいから。歌上手いし、声もいいし、新人のお前のナレーションはめっちゃかっこいいわ。脚本も読めば読むほど面白さがわかった気がするよ。すぐには面白さに気づけなくてごめんな。
藤丸翔
ごちゃい。これにはお世話になった。新人よりもよっぽど期末の勉強の時に死ぬほど話したわ。学校で勉強する人って全然おらんから毎日話してたね。でもあの生活へ戻ってしまう未来もすでに見え始めてるんよ。また勉強頑張ろうな。毎日図書館行って、他の人も来てくれたらいいのにねって言って、でもどうせ来てくれないよねって言って、一緒に勉強する。こう���いてるとそんな生活も楽しいもんだわと思えてくるわ。ごちゃいとはそっちの思い出の方が強くてうっかりどうでもいいことばっか書いちまった。ちゃうかの話もしよう。言わずと知れた証明チーフ。ごちゃいとは話す機会が増えたから照明のことも聞いた。大変そう。照明はチーフだけ以上に大変そうだからどうにかできないかと思うけど無理そう。頑張れ。でもなんか照明が生きる意味みたいなとこあるから勝手にやってくれ。なんか楽しそうだからそれで十分だわ。大道具作業ではめちゃくちゃお世話になった。ありがとう。いつか舞台の仕込みやろうな。楽しいから。段上げ潜らせたい。絶対適任やん200段上げ潜れるやろ。
久保勇貴
こいつには感謝しかない。ほんとありがとう。多分新人打てたのはこいつのおかげやろ。俺はもう打てないと思ってたし、そのつもりで動いてたから、くうやが打てると思って行動しようと言ってた時もどうせ無理だろとか勝手に思ってた。だからこそくうやが諦めなかったからできたと思う。この3週間をありがとう。もう君のことは忘れない。くうやもこれで書きたいことの98%かけたけど一応まだ書きます。面白いやつだな。こいつの考えは全く理解できない。俺とは一切考え方が違うんだろうな。でもこっちの考え方を押し続けるよ。ごめんよ。でも楽しいんだ、それが。君のモヤモヤしてる顔が僕達に元気を与える。君はモヤモヤを解消したいだろうけど、それは叶わない夢だと思って諦めてほしい。君がモヤモヤを解消することで君がえる幸福より、解消しないことで得るこっちの幸福の総和の方が何百倍も大きいんだ。ブラックホールに吸い込まれたら抗えず、スパゲッティ現象で細長く引っ張られてしまうだろ?それと同じだよ。どうしようもない。それだけさ
あしもとあしっど
12月に急にやってきた新星。12月に入ってくるから他のサークルとだったりするのかなとか思ってたけど、めちゃくちゃやる気持って入ってきてくれて最高。こういう人を待ってました。今回絡む時間はそんな長くないけど、あのシーンはトップレベルに楽しい。結局あのシーンも俺の発声がまだまだすぎてごめんだけど、俺らなりに色々試行錯誤の上でできたものだから後は自信持ってやるだけやろ!知らんけど。なんか入ってきてくれた時点で映像チーフ決定みたいな感じで、映像に半強制的に入ってもらってほんと申し訳ない。でもafter effectの飲み込みの速さには感服です。頼んだ時も頼んでる俺が何するのかよくわかってなくてほんとごめん。でもなんやかんや心よく引き受けてくれてほんと助かってます。でもさすが理系って感じですぐに俺より使いこなせるようになってそうだから、俺も負けじと頑張らんとかんなー。スノボはほんとごめんて、来年絶対行こうな。夏も合宿あるだろうし、キャンプとか誘うから一緒に行こう。
アニー
この人にはほんと頭が上がらない。チーフがこんなこと言ったらチーフ失格なんだけど、ダメをあまり気にしてないんですね、僕が。だから適当に書いといてーって頼むと平均3分後には全部書かれてていつももう申し訳ない。期限とかガバガバな32期でこんなにしっかりされるとこっちもちゃんとやらなきゃって思える。カチカチボールも買うの遅くなってごめん。新人期間でめちゃくちゃ仲良くなった人の一人ではないだろうか。いい写真をたくさん撮ってくれるからpvも頼んだ。想像通りいいやつ撮ってくれた。仕込み作業中のタイムラプスもエモすぎ。舞台が立ってく過程の舞台チーフとして一番みたかったとこ撮ってくれた。これは永久保存ですわ。いつも笑顔で大丈夫よと言ってくれる安心感は異常。そしてめちゃくちゃスキーがうまい。凸凹道を平然と進むから簡単そうに見える。あれも楽しかったな。箱飯やると言った時もメニュー一緒に考えたしそれもまた楽しかった。実家暮らしなのに料理の話ができる大切な友人。欠かせない。役者としてもやっぱりよく通る声が羨ましい。全部うまいし、器用にこなしてるのみて、アニーの凄さにいつも驚かされてばかりである。後、大道具の楽しさに気づけたよと言ってくれた時は本当に嬉しかった。新歓では大道具にも入ってくれた。もっとたくさん作業しようね。新歓は楽しいだろうから。
雑賀厚成
シド。やっぱシドだなーって感じ。なんか弱そうなくせに、声に急に力が入ってめっちゃかっこよくなるんですよね。イケメンとかいう意味ではなく。イケボはすごいなと思うし、誰にも真似できない良さを持ってるから、もっといろんなシドをみてみたいな。それを引き出せるようにこっちも努力しないとね。こんな宝なかなかいませんよ。シドも自分は絶対なれないだろうなと思う一人ですね。なかなか理解できないことも多いです。でもこういう人もいるんだなーって感じで見てます。気さくに話しかけやすいし、話しかけてくれた時は嬉しいです。自分的にはまだ掴みきれてないところが多いと感じる一人。このままずっと理解できないのかもしれない。理解はしてる。こういう人がいることは理解してるけど、そのようになる過程が理解できない。理解できない人といることは楽しいことだから楽しい。人のこと理解するのは楽しいけど、理解し切らないうちの方が楽しいからこのままの方が楽しいのかもしれない。意外と漫画好きで意外と話題が合うから面白い。また漫画の話でもしような。
佐藤舞弥
マヤちゃん。あだ名がない。あるのかもしれないけどよく知らない。このままでいいか。新人の期間でまだ話すようになった。でもあまり話すことが多くない。でも話すと面白い。ちゃんと思ったこと言ってくるから楽しい。すごく人間らしい。感情を持った子。幕にはすごく迷惑をかけました。次の日になると全く違ったこと言ってごめんとか思ってたけど、なんか楽しそうに幕してたからいいやってなった。いつか役者してるとこも見てみたいかも。最近マヤちゃんいるとへんな絡みしちゃうから少し、ウザがられてそう。同じ話を何度も話してたら何回引っ張るん?ってマジレスされた。ごめんて。頑張ろ
ひろせんせー
知らんて。仕込みで初めてしっかり話した。聞いてた通りめっちゃ話しやすい。もっと参加してほしいな。でも他が忙しそうなのでなんとも言えない。でもいつか役者参加してほしい。もっともっと話したいな。少しでもきてくれるだけでこっちは嬉しいんやで。
こんなところでしょうか。もうすぐ本番です。もうすぐこの時間が終わってしまいそうです。悲しいです。でも本当に楽しかったです。この幸せな時間をありがとうございました。大道具に来てくれたみんな本当にありがとね。これからもよろしくお願いします。こういう長文の紹介は初めてなので新鮮で楽しかったですね。
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xf-2 · 4 years
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(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)
「一帯一路一ウイルス?」 こんなタイトルの論文が米国・ワシントンの論壇で注視を集めた。中国が推進してきた「一帯一路」構想を、ヨーロッパのメディア関係者や学者が様々な角度から論じる「一帯一路ニュース(BRN)」という情報サイトに3月末に掲載された論文だった。
 論文は欧州の数人の専門家が匿名で執筆した。専門家たちは、イタリア、イラン、パキスタンなど新型コロナウイルスの大規模な感染が起きた諸国はいずれも中国主導の「一帯一路」構想に参加していたことを指摘し、その因果関係を説明していた。一帯一路は、中国が各国と共同で、中国と欧州を結ぶ一大物流インフラを構築する構想である。結果的に「一帯一路」がウイルス感染の大きな原因になってしまい、不運にも同じウイルスを共有する破目になってしまった、という。
記者会見に臨む保健省次官が感染していた
 米国でも中国の「一帯一路」をコロナウイルスの国際的な感染拡大に結びつける指摘は多い。そんな指摘のなかで、イランについての実例を報告しよう。イランの場合も「一帯一路」がウイルス感染の背景として大きな影を広げていた。
 イランでのコロナウイルス感染の広がりは国際的にみて異様だった。中国とは地理的な隔たりがあるが、世界各国の感染のなかできわめて早い時期から多数の感染者が報告されたからだ。中東地域全体でもイランは突出した感染国となった。
 世界への感染拡大が始まった当初は、イランの感染者数は中国を除いてイタリアに次ぐ第3位となっていた。4月20日時点では感染者数は8万868人で世界9位、死者は5031人である。だが米国では、イランが公表しているこの感染者数は実際よりもずっと少ないとする見方が多い。ウイルス検査の数がきわめて少ないことがその主な理由である。
イランでの新型ウイルスの異常な拡散状況を印象づける出来事がある。イラン政府のイラジ・ハリルチ保健省次官が2月24日、テヘランで記者会見して、イラン国内のコロナウイルス感染状況について説明を始めたときのことだ。説明を始めたハリルチ次官が白いハンカチを取り出して、しきりと顔をぬぐうのだ。メガネを外して額から噴き出す汗をふき始め、そのうちに苦しそうに咳をし始めた。だれの目にも保健省次官本人が病気であることは明らかだった。そして、すぐに彼のコロナウイルス感染が発表された。
 政府の防疫対策の実務責任者が公式の場で対策を語ろうとしたその瞬間に、本人に感染の症状が表れ、実際に感染が確認されたのである。イランの政府幹部の感染は、保健省次官だけに留まらなかった。副大統領までが中国発の新型ウイルスに感染していたのだ。さらに閣僚のなかにも、国会議員のなかにも、多数の感染者が出ていた。
 なぜそんな事態が起きたのか。その原因に「一帯一路」が大きく絡んでいる。
経済が悪化、政権批判も強まっていたイラン
 イランといえば“閉鎖された国”というイメージが強い。実際に国際的に孤立してきたといってよいだろう。
 イランは、��スラム原理主義の聖職者が最高権限を持つ世界でも珍しい宗教独裁国家である。対外的にはイスラエル抹殺を基本政策とし、アメリカとも激しく対立してきた。さらに近年のイランは核兵器の開発を目指してきた。アメリカのオバマ政権時代に核開発を凍結する国際合意に調印したが、「イランの核武装を結局は許してしまう」と猛反対していたトランプ大統領が合意を破棄した。
 イランは国内的にはイスラム教の厳しい教えを保ち、政権への批判を一切許さない。また同性愛者は死刑に処すなど、その人権弾圧ぶりは国連からも再三警告を受け、経済制裁も受けてきた。国民の海外渡航も厳しく規制し、外国人の入国も同様に大幅に制限してきた。いわば国際孤立に近い状態の国だった。
 そうした異端の国家で中国からのウイルスが広まったのは、ひとえに中国との特殊なつながりがあったためである。
 中国はかねてからイランに接近を図ってきた。ともに米国との関係が敵対的であることが大きな要因だった。また中国は長年にわたりイランの石油を大量に購入してきた。ここ数年、両国の対米関係が険悪化したことで、両国の関係は一層緊密になった。互いに「戦略的パートナー」だと宣言するようにもなっていた。
イランは中国の「一帯一路」構想にも当初から協力してきた。2019年には同構想へのフル参加を明記した公式合意書を中国との間で交わした。
 イランはイタリアと同様に、国内経済が深刻に悪化していた。2019年前半にはイランのインフレは40%にも達した。経済成長も低迷し、肉類が不足して、国民一般に肉類の配給という事態まで起きた。失業率は一般が15%、若年層は40%以上に達した。
 経済が落ち込むとともに、国民の政府への不満は高まっていた。政府の抑圧にもかかわらず、一般国民の間で政府の腐敗や、テロ組織への支援などに抗議するデモが起きた。市民たちは宗教最高指導者のハメネイ師の辞任や、政権を支える「革命防衛隊」の解体をも求めた。
 そうしたなか、イラン政権にとっての救命策は中国への依存だった。中国の「一帯一路」に協力することこそが苦境を脱する有効な手段だったのだ。
「一帯一路」構想にイランが果たす役割
 このへんの事情を、米国のシンクタンク「センテニアル研究所」のヘレン・ローリー研究員が鋭く論評していた。
 ローリー氏は中国の対外戦略の分析を専門とする中国系の米国人学者である。米国の政治外交ネットメディア「フェデラリスト」に3月17日に掲載されたローリー氏の論考「イランとイタリアは共産主義の中国との緊密な絆のために莫大な代償を払う」の概要を紹介しよう。要点は以下のとおりである。
・イラン政権は国内の経済的苦境や政治的脅威、さらには国際的な孤立に直面して、中国に助けを求めた。まずは米国という敵への防御策として、また経済的な協力と支援を得る相手として、さらには軍事的な協力の相手として、中国への依存度を高めた。その狙いのなかには、中国の手を借りて、米国のイランへの経済制裁をなんとか弱めようという期待もあった。
・中国は、イランにある程度のパワーを保たせ、米国への牽制のカードとして自陣営に引き込むことに意義を見出していた。そのため中国はイランから石油を購入し、貿易や経済面で援助を続け、さらには兵器輸出や原子力技術の売却まで多角的に関与してきた。
 ローリー氏によると、イランと中国にとって、米国という大きな存在を意識して相互協力することが重要だった。その協力では「一帯一路」が核心となったという。ローリー氏は次のように説明する。
・中国にとってとくに重要なのは、自国の野心的な構想「一帯一路」でのイランの役割だった。中国は、アジア大陸を抜けて中東からヨーロッパまで通じる陸上ルートの確立を目指していた。その鉄道を建設する際は、イランからトルコに通じる路線の建設がきわめて重要だったのだ。
・そこで中国は2016年の習近平主席のイラン訪問時からイランを「一帯一路」構想の事実上のパートナーとしてきた。イランの公式の「一帯一路」参加は2019年に実現し、多方面でさらなる協力を進めてきた。
誰が中国からウイルスを持ち帰ったのか
 では「一帯一路」への参加は、新型コロナウイルスの感染拡大にどうつながったのか。
 その点について、ウォール・ストリート・ジャーナル(3月12日付)がイランでの取材を基に次のように報告していた。感染ルートは2種類だという。
・中国のイランでの「一帯一路」構想は、首都テヘランの南130キロほどにある人口約100万の都市ゴムを抜けて通る高速鉄道の建設が主眼となった。ゴム地域では中国人の技術者、労働者が多数居住して鉄道建設に従事していた。そのなかに新型コロナウイルス感染者がいてイランに拡散したとみられる。
 ゴムにはイスラム教の聖地とみなされる礼拝施設がある。そこにはイラン全土からの信徒が集まるが、当局はゴム地区でのウイルス感染が明らかとなった2月後半まで、宗教集会を停止しなかったという。同時に、ゴムで中国主導の鉄道建設プロジェクトに関わるイランの技術者のなかには、中国側との協議のために武漢や北京、上海に出張してイランに戻る者も多かった。こうしたイラン人技術者たちも多くが感染したという。
 第2の感染ルートは、イラン政府の高官たちが絡んでいた。ウォール・ストリート・ジャーナルの同記事は以下のように伝えていた。
・イラン政府は自国内でのウイルス感染が顕著となった2月1日、イランと中国との航空便を禁止した。ただし革命防衛隊とつながりのある「マハン航空」だけは例外とし、中国との往来便の飛行を許した。
・マハン航空は2月1日から9日までの間にイラン・中国間で合計8便を飛ばした。それらの便にはイラン政府の高官や国会議員を含む要人が多数搭乗しており、次々にコロナウイルス感染が確認された。それらの要人の多くは、「一帯一路」に関連する公用のために中国を訪れていた。
 ウォール・ストリート・ジャーナルは、このように「一帯一路」に関わる交流が原因となってイラン側に国会議員20人以上、閣僚数人の感染者が出たと報じる。感染者のなかには最高指導者ハメネイ師の顧問モハンマド・ミルモハマディ氏も含まれ、同氏は死亡したという。さらに国営イラン通信は2月末、女性指導者のマスーメ・エブテカール副大統領も新型コロナウイルスに感染したことを発表した。イラン政権の最高指導層がほとんど中国発のウイルスに感染してしまったと言っても過言ではない。
 イランにとって、中国とのトップレベルでの交流が政権を揺るがす事態にまで発展した。その交流の基盤がまさに「一帯一路」だったのである。
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am445 · 4 years
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2019-2020 SSC Napoli Season Review
いつになくハラハラドキドキのシーズンでした。
アンチェロッティ・ナポリ二期目、今期こそスクデットを、CLでの躍進を、と挑んだ19-20シーズン。ところが昨季から一転、低調な試合が続き、雰囲気が悪くなってきたところで会長の合宿命令を選手たちが拒否し、内紛が勃発。内々に解決したと報じられたものの、その後もチームの調子は上向かず監督は解任、後任はまさかのリーノ・ガットゥーゾ。一体全体どうなっちゃうの〜?と不安な年越しを迎えたものの、守備が安定して上位を立て続けに倒す快進撃を見せたのが2020年1月。ここから一気に上位に駆け上り、といきたいところでCOVID19の影響でシーズンが中断。イタリアは約2ヶ月のロックダウンに入ります。カンピオナートの日程を終了できるのか?いや、それよりもカルチョは戻ってくるのか?
COVID19の感染者数が落ち着き、再開についての賛否ある中で、ロックダウン明けにトレーニングを解禁、まず6月中旬にコッパ・イタリアの日程を消化し、セリエAは6月末から週に2試合をこなして全日程を行い、シーズン終了が8月頭という前代未聞のシーズンとなりました。
ロックダウン明けてすぐのコッパ・イタリアでインテル、ユーヴェを倒して優勝して久々のタイトルを獲得。しかし過密日程のカンピオナートでは、コッパ・イタリアでヨーロッパリーグ出場権を手に入れたことによるモチベーション低下もあり、勝ち点は思うように伸びず7位フィニッシュ。その後、随分間が空いて再開したチャンピオンズリーグでは、ホームで1-1と引き分けていたバルセロナ相手に敵地でメッシの個人技に沈み敗退。
ローラーコースターのようなアップダウンに、COVID19による中断を挟んで約1年続いたシーズンもようやく終わり、関係者は皆ホッとしていることでしょう。
ということで今季の選手レビューです。途中で力尽きたので冬に出ていった選手など抜けもありますがまた今度。
写真はほぼ全て公式twitterから拝借しています。選手のプロフィールにある Value は Transfermarkt によるメルカートにおける Market value ですが、全然アテにならないのが面白いので一緒に載せています。
ゴールキーパー Portieri
#1 アレックス・メレト Alex Meret
Mar 22, 1997 (23) Value: €28.00m
相手に1対1の場面を作られても安心して見ていられる稀有なGK。若いくせに肝が据わっており、ナポリには珍しい冷静沈着な鬼メンタルの持ち主。セービングに関しては文句のつけようがない。カルロ期には正GKとしての待遇だったものの、リーノ期からはGKにビルドアップの能力をより求められるようになり、足元が得意なオスピナ先生が優先され出番が減ってしまった。若く才能があるのにこれで腐らないといいのだがという心配をよそに、中断明けに出番が来たときには足元の技術が向上した様子を見せている。ロックダウン中にフィードの練習なんてできなかっただろうに、一体なにがあったのか。
今季のハイライトはなんといってもコッパ・イタリア決勝でのPKストップ。出番が少ないから移籍するぞと仄めかしているが、当然です、こんな優秀なGKをベンチに置いていては罰が当たります。来季は実戦で鍛えてやってほしい。
ロックダウン後にちょくちょくボールタッチを鍛えているっぽい様子が見られる。努力家なんでしょうな。
#25 ダビド・オスピナ David Ospina
Aug 31, 1988 (31) Value: €2.80m
ピッチ外での眼鏡がオシャレな先生。ポジショニングセンス、反応速度、フィジカルではメレトに劣るものの、足元の技術とプレー中の安心感は実績あるGKならでは。
新監督着任後、相手のハイプレスを受けても繋げる足元の技術がGKに求められることに。オスピナ先生がスカッドに居たことが、ナポリ復調の大きな助けになったことは間違いありますまい。監督交代後はスタメンを務めることが多く、シーズン通しての出場はメレトとちょうど半々くらいでした。途中脳震盪を起こしたりと心配な時もありましたが、無事にシーズンを終えられて何よりです。
GKとしては脂の乗ったいい年齢で、控えにしておくには勿体ないが、若いメレトに育ってほしいし、でもハイプレスをものともせず中盤縦にも配給できる先生のパスセンスも捨てがたい。贅沢な悩みである。来季も残ってくれるものと思うが、メレトに出番をあげつつ肝心なところで助けてほしいというワガママを聞いてもらえるといいなと思います。
コッパ・イタリアでは準決勝インテル戦をオスピナ先生のファインセーブで決勝進出するも、累積で決勝は出場停止。決勝では変わって出場したメレトの相手キッカー1人目のディバラを止めるスーパープレーでPK戦勝利。2人の偉大なGKのおかげで獲れたタイトルと言ってもよかろう。
GK陣、仲がいいんだよなあ。いいですよねこういうの。
よく見たら会見のときと眼鏡が違う。オシャレだ。
#27 オレスティス・カルネジス Orestis Karnezis
Jul 11, 1985 (35) Value: €800th.
今季はチームのドタバタの中、悲しいかな、特に何の影響があるわけでもなかったカルネジス。昨季に続き3rdとしての立場を受け入れてくれましたが、いや正直やっぱり彼ほど実績のある選手をサードにというのは本人的にもクラブ的にももったいないですよね。カンピオナート終了後、リールからの選手獲得の一部としてトレードされ、来季はフランスに行くことが決まりました。実はこれまでにもポッツォファミリーの縁でウディネだけでなくグラナダ、ワトフォードにも在籍していたことがあり、リーグアンに挑戦するとなると、ギリシャリーグを合わせて5リーグ目となります。
移籍が発表されたのは8/1だったのだが、なんと今年の公式カレンダーの8月の写真はカルネジスとマノラスのギリシャコンビであった。夏にいなくなった選手が冬になってカレンダーに出てくることはあっても、カレンダーをめくった瞬間いなくなるパターンは初めてではないか。GKはコミュニケーションが命なのでこの歳で新しい言語のリーグに行くのは大変だと思うけれど、是非頑張ってほしい。今までありがとう、これからも応援してます。
ディフェンス Difensori
#26 カリドゥ・クリバリ Kalidou Koulibaly
Jun 20, 1991 (29) Value: €56.00m
胸に輝くは昨季最優秀ディフェンダーのワッペン、もはや説明不要のKKである。
と言いたいところだけれども、今季はその実力を100%発揮できたとは、正直言いづらい。アフリカ選手権のせいで夏のキャンプに合流が遅れたり、珍しくカンピオナート中に負傷したり。何よりも今まで隣でサポートしてくれていたアルビオルがいなくなったことが、いやはや、これほど影響するとは。期待されたマノラスとのコンビも最後までバランスを見つけることはできませんでした。
相手がCFに放り込んだり楔を打ち込んでくる→マノラスが突っ込んでいく→潰れたCFのこぼれ球を相手が拾ってルイの背後のスペースに配給される→KKが猛然とタックルに行く→間に合わずクロスを上げられて相手の逆サイドがフリーでシュートされて失点、というシーンが1億回くらいあり、ああこれはCBコンビの弱点を研究されてますねと嘆く日々。恒例となった機を見ての前線への出張も特に点に繋がることもなく、彼の真の実力を知るティフォージとしては、期待外れだったと言わざるを得まい。時々見せるナイーブなミスから、前カピターノのヘタレ癖を受け継いでしまったのではないかと不安です。優しいんですよね。性格が。
来季こそは本当の姿を見せてくれ、と言いたいところですが、移籍市場での価値を左右する年齢的にも、CBの層が厚くなったスポーツ面でも、CL出場を逃し収入の減ったクラブ経営面でも、金満クラブに高値で売り飛ばすなら今しかないというのも事実。ナポリの街と人を愛している、自分から出ていくつもりはないと本人は常々公言しているが、果たしてジジイの要求額、80Mユーロを満額出すクラブは現れるのか。
今年はコッパ・イタリア決勝後に盛大に誕生日パーティを催しており、チームメイトを招待して大いに楽しんでいました。
#44 コスタス・マノラス Konstantinos Manolas
Jun 14, 1991 (29) Value: €32.00m
「ユーヴェを倒せるクラブはナポリしかいないと思ってここに来た」と移籍当初からナポリのティフォージ、それからなぜかラツィオのティフォージをも喜ばせた、もう1人のセリエAナンバーワンCB。対人の強さは笑ってしまうほど。普段からクリバリやマノラスと練習してるからうちの攻撃陣は自信がないのではないか。
ユーヴェのシャツからスクデットのパッチを引き剥がすという使命を持ってやってきてくれたにも関わらず、クラブ内のゴタゴタのせいでカンピオナートの順位はグイグイ下がってしまい、本当にすみませんでした。しかし終わってみればユーヴェを倒してコッパ・イタリアを制覇、何気に有言実行の男であります。優勝を決めた帰りのバスの中でも盛り上げ役となっているところを見せており、チームに馴染んでいるようで何よりです。「イタリアに来てやっとタイトルが獲れた」とのコメントでまたもラツィオのティフォージを喜ばせていて、実はラツィアーレなのではないか。
CLバルサ戦では「マノラスがいるから勝てる」とよくわからない期待を背負ってしまいましたが、 肋骨が折れているにも関わらず ちゃんと絶対スアレス殺すマンとして仕事をしてくれました。スーペルコッパでもまた暴れてほしいので、サッカーテニスで怪我するのはもうやめてくれ。
しかしギリシャ人は不思議なファーストネームの略し方をしますよね。
#19 ニコラ・マクシモビッチ Nikola Maksimovic
今季のマクシモビッチは凄かった。これまでの「実力はあるんだけどなんか危なっかしい」というイメージを覆し、「残念!」「そこは!」「マクシモビッチでーす!」と叫ばせてくれる安心感。思えば転換点はカルロが採用した攻撃時3バックの可変システムで右サイドバックを担当しリヴァプールを完封したあたりからではなかったか。その後もKK, マノラスが怪我でいなくなっても安定感抜群のプレーを見せてくれました。いやはや、人は変われるものですね。KKが移籍しちゃうかも〜というニュースを平常心で見ていられるのはひとえに彼の今季の成長の賜物であります。来季のDF編成がどうなるかわからないが、きっとまた活躍してくれるはず。
トリノから大金で獲ってきて全然フィットしなかったときはどうしたものかと頭を抱えましたが、いやはやわからないものですな。
今季のハイライトはウディネーゼ戦、ベンチなのにレッドカードをもらって退場したシーン。試合終了間際、タッチワイン脇でウォーミングアップしているときに相手コーナーキックの判定に抗議して退場。マクシモビッチはたまにこういう楽しいイベントで楽しませてくれますね。やめてくれ。
#13 セバスティアーノ・ルペルト Sebastiano Luperto
Sep 6, 1996 (23) Value: €4.00m
背が高い方。なんだこの写真。
それにしても今季はほとんど出番がなかった。まあワールドクラスの実力派CBが3人もいては仕方ない、とも言えず、CBに負傷者が出ても本職ではないヒサイやディ・ロレンツォが起用される始末。練習中のアピールが足りないのか、単に実力不足と見做されているのか。
コンスタントに出場して経験を積めるクラブにレンタルさせてもらったほうがいいのだろうが、貴重なクラブ育成枠なのでスカッドの控えとして編成に組み込まれている。これが本人のキャリアの妨げになっているのかもしれない。高さもあるし球出しもそつなくこなすタイプなので、経験を積めばトップチームの戦力になると思うのだが。
#6 マリオ・ルイ Mário Rui
May 27, 1991 (29) Value: €12.00m
左サイドで躍動する攻撃の要。と昨季紹介していたら失笑されていたであろう。誰も予想できなかった、今季最もポジティブに裏切られたで賞を授与したいと思います。
ロレンツォとの息のあった突破、鋭いクロス、ビダルに喧嘩を売る肝っ玉。グラムの復活を望むティフォージの声をかき消さんばかりの大活躍でした。昨季クリバリに突き飛ばされていた守備の不安に対して「もっとガンガン攻撃して自分の後ろはクリバリによろしく任せる」という斜め上の解決策を提示したナイスなヒゲ。
監督が交代して4-1-4-1ブロックを敷いてスペースを埋める守備に移行したことも、対人に強いわけではない攻撃的SBには都合がよかったのかもしれない。プレーの調子が上がるにつれて武闘派としての一面が目立つようになった。だいたいいつも後半になるとキレている気がする。相変わらず逆サイドからのクロスにマークを外して失点してしまうが、そこはもう諦めているのでもっとガンガン攻めてどんどこ点を取ってほしい。
ロックダウン中にはヒサイと一緒にウイイレを楽しんでいた。確かにエンポリ時代から一緒だけど、そこが仲良かったのはちょっと意外。
#31 ファウジ・グラム Faouzi Ghoulam
Feb 1, 1991 (29) Value: €9.50m
長期離脱から戻ってきて今季こそ復活を、と再起をかけたシーズンでしたがまたしてもまたしても、今度は筋肉系の負傷。これはもうだめなのか、もうあの頃の「もうやめてそれ以上活躍しないでプレミアに連れていかれちゃう」と嘆いていた頃の輝きはもう見られないのか。
そんな雰囲気が漂っていただけに、中断明けヴェローナ戦でピッチに戻ってきたときの感動といったら。今季もスクデットは獲れなかったが、グラムが帰ってきた。それだけで十分じゃないか。そう言いたくもなりますよ。クリバリからグラムへの横パスを見ると、その優しさに泣いてしまうのは私だけでしょうか。
キックの精度とタイミングの良さは相変わらず、あとは試合を通してのスタミナと周りとの連携があれば、まだまだトップレベルでやれる人です。来季こそ、またナポリで輝いてほしい。
#22 ジョバンニ・ディ・ロレンツォ Giovanni Di Lorenzo
Aug 4, 1993 (27) Value: €16.00m
「スクデットを獲る、CLでも結果を残すと言っているチームの最初の補強がエンポリから、しかも人員過多のSBだなんて、一体何を考えてるんだ、気でも狂ったかジュントーリ」とちょうど一年前の夏に私は申し上げました。何度土下座しても足りません。うちのSDの目利きは本当にすごいですね。
初のチャンピオンズ、それも前回大会王者リヴァプールを相手にしても全く物怖じせず、なんならチーム内で最も評価の高いパフォーマンスを叩き出さんばかりの大活躍。攻守に高いレベルでこなせる、イタリア人、いやセリエAナンバーワンのRSBといっても異論あるまい。エンポリはいい選手を育ててはナポリに売ってくれてばかりなので、そろそろエンポリのファンの皆さんにお中元を送らないといけないのではないかと思っています。
ナポリ在籍中にお子さんも生まれて公私ともに絶好調でしたが、中断明けは怪我もあり、少し調子を落としてしまったか。しっかり休んでまた来季頑張ってくださいね。
#23 エルサイド・ヒサイ Elseid Hysaj
Feb 2, 1994 (26) Value: €13.00m
ここ2年ほど、マルキュイにディ・ロレンツォとRSBがテコ入れされ続けたにも関わらず、なんだかんだと結局試合に出ている頼れるアルバニア人。本職の右だけでなく左もCBもとそつなくこなすが、相変わらず攻撃面は物足りないんですよねえ、なんて思っていましたが、ホームサッスオーロ戦でナポリ在籍5年目にして初ゴール。もみくちゃにされいじり倒されている様子から垣間見えるチーム内での扱い。マリオルイもそうだったけど、SBが点を決めるとみんなめちゃくちゃ嬉しそうにしますよね。今季は交代枠5人に増えたこともあり、後半途中から彼がキャプテンマークを受け取る度に全世界のヒサイファンが大歓喜。
長いことナポリのシンボルだった、カジェッティとヒサイの迫力のない右サイド攻撃を見られるのも今季まででした。相変わらず夏になると移籍するぞと代理人がうるさいですが、残るにせよ出ていくにせよ、来季も頑張ってほしいですね。
左サイド起用されたホームサッスオーロ戦、敵陣左サイドでロレンツォとジェルーが詰まったところ戻しのパスを受け、スルスルと内側のレーンに入って目の覚めるような右足ミドルシュート。我々はヒサイの起用法を今までずっと間違っていたのではないか。
#2 ケビン・マルキュイ Kévin Malcuit
jul 31, 1991 (29) Value: €12.00m
大のONE PIECE好き、奇抜な髪型とストリート系ファッションで若く見えるが意外と歳いってるマルキュイ。開幕早々に膝の負傷でシーズンを棒に振ってしまった、と当時は見られていましたが、COVID19の中断のおかげでシーズン中に復帰することができました。負傷離脱中だったので合宿拒否のゴタゴタに居合わせず、唯一クラブからの罰金を喰らわなかったラッキーマン。
それにしたってSB多すぎでは?と思っていたが、グラムもマルキュイも負傷して、結果的には大所帯でよかったですね。来季加入予定の推しメン君と同じリール出身だけど、在籍期間は被っていない模様。コンディション戻して来季またイケイケな突破を見せてほしい。カットインするポリターノと縦に突っ込んでいけるマルキュイは相性がよさそうだと思っているが。
ミッドフィールド Centrocampisti
#68 スタニスラフ・ロボツカ Stanislav Lobotka
Nov 25, 1994 (25) Value: €16.00m
轟沈したナポリを救うべく冬にやってきた助っ人その1。ナポリの歴史であり偉大なる王であったマレク・ハムシクと同じスロバキア出身、OB紹介枠その1。「ロボ塚」という名前からどうしてもクロマティ高校のあいつが頭をよぎる。本人の見た目はキューピー・イニエスタ・マヨネーズ風。
アンカーのポジションを任され、当初はイタリアサッカーのテンポに戸惑っているようなボールキープの仕方でしたが、リーノのOJTによってだんだんとリズムを掴み「引いて守るときはデンメ、ボールを持って攻めるときはロボ塚」という役割分担が完成した。インサイドでもやれそうだし、2ボランチでデンメとコンビを組んでも面白そう。
ロックダウン以降試合中に 「ロボー!ロボー!」「ロボー!エトゥーア!(ボールを受けるのはお前だ)」「ロボ!ポジツィオーネ!(ポジションを直せ)」「ロボー!」 とリーノから絶叫されている様子が毎試合マイクに拾われており、無観客試合の新たな楽しみをファンに提供することに成功した。
#4 ディエゴ・デンメ Diego Demme
Nov 21, 1991 (28) Value: €13.50m
轟沈したナポリを救うべく冬にやってきた助っ人その2。父親がカラブリア人、母親がドイツ人のドイツ国籍。ディエゴ・マラドーナにあやかってディエゴと名付けられたという、ナポリでプレーすることを運命づけられた男。
アンカーの位置でのボール奪取のエキスパート。守備が完全に崩壊していたナポリを新監督が瞬く間に救済できたのはこの男のおかげである。アランのように猛然と突進していってボールを奪うというよりも、ススス…と寄っていってガッと奪って柔らかいパスを味方に預ける。その姿を勝手に全自動お掃除ロボットと呼んでいる。
ナポリファンの息子でディエゴという名前だが、憧れていた選手はアンチェロッティ・ミランのリーノ・ガットゥーゾとアンドレア・ピルロであったそうな。リーノのように走り回ってボールを狩り、ピルロのように長短のパスで味方を動かすプレースタイルからも、彼らへのリスペクトが伺える。そんな彼がアンチェロッティの作ったナポリを引き継いだリーノの元で、来季はピルロの率いるユヴェントスと戦うなんて、こんなベタベタな脚本は一体誰が書いたのか。
冬移籍であるが前所属のライプツィヒでは主力であり、若き天才指揮官と呼び声高いナーゲルスマンをもって「スポーツ面を考えれば絶対に放出したくない」と言わしめたという。しかし「本人と父親の夢だった」ナポリへの移籍がブンデスリーガ首位争いをするシーズン途中に認められたのは、3部時代からクラブを支えた功労者の夢を叶えてあげたいというクラブの意向であったという。ビジネス一色に染められて久しいカルチョメルカートにおいて、これほど情熱的な移籍がかつてあっただろうか。
その古巣ライプツィヒはUCLでアトレティコを破って準決勝に進出中。デンメの夢を叶えてくれたクラブなのだ。ナポリのティフォージとしては応援するしかないですね。
移籍直後にクラブのバレンタインデー動画にフィーチャーされていた。心温まるとてもいい話なので未見の方はぜひ。
#8 ファビアン・ルイス Fabián Ruiz
Apr 3, 1996 (24) Value: €48.00m
クリバリと共に「メガクラブが欲しがってるけど満額出さないとジジイが絶対売ってくれない」枠。足元のテクニックがある、点が取れる、高さがある、中盤で走れる、若い、と中盤の選手として値段が釣り上がる要素を全て持っている金のなる木。どれほど対策されてもカットインからのミドルシュートを打ちにいくあたりに若さを感じるが、それでも枠内にぶち込んでしまう技術の高さには圧倒されるばかりである。たまにある判断の悪さからくるパスミスがなくなればもう20Mユーロほど値段が上がると思う。来季はカジェッティと(たぶん)ジョレンテがいなくなるので、スペイン人が1人になってしまうけれど、ナポリの心臓として頑張って頂きたい。
個人的には冬にナポリを訪れた際、ティフォージ一家の長女である友人に「今のチームでは私ルイスが好きなの!ルイスが!ルイスがいいのよ!」と熱弁された印象がやたらと強い。ADL以降のナポリにはあまりいなかったタイプですもんね。
#5 アラン Allan
Jan 8, 1991 (29) Value: €32.00m
合宿拒否騒動で暴言を吐いたなどと報道され、今季悪い意味でナポリの中心になってしまった可哀想なアラン。ゴタゴタの後には自宅が強盗に遭うわ、COVID19のせいでブラジルにいる生まれたばかりの第三子に会えないわでメンタル的にもしんどい気の毒なシーズンでした。
カルロのナポリではポジション適正がなく、4-3-3のインサイドに特化したアランを4-4-2の中盤で使うのは難しかった。リーノの元で4-3-3に戻しても、インサイド��ジエリンスキとルイスにポジションを奪われてしまった。ナポリ躍進の功労者、リーグ随一の実力者なのにベンチを温める日々。不条理である。そんなわけで今季はあまり出番はなかったが、復活を賭けたアウェイサッスオーロ戦で気迫のこもったゴールをぶち込んでくれたシーンがとても印象に残っている。
カルロのエヴァートンが欲しがっているという情報があり、今夏出ていきそうなのだが、輝かしいナポリを支えてくれたアランには幸せにプレーしていてほしいと願わずにいられません。好きな選手なのでまだまだ活躍してほしい。
交代出場時に必ずシャツをパンツに入れ直し、ちらっと下着を見せてくれるアラン。もしプレミアに行ってもこれだけはやめないでほしい。
#20 ピオトル・ジエリンスキ Piotr Zielinski
May 20, 1994 (26) Value: €32.00m
ジェルーことジエリンスキ、人呼んでポーランド製ターミネーター。マレク・ハムシクが去った今、左インサイドのレギュラーとしてナポリの攻撃を任され責任重大だが、いまひとつインパクトが薄い。
なんて思っていたのが遠い昔のようです。中断明けはまさに鬼神と呼ぶべき凄まじさ。ロックダウン中に自宅のテラスで飼い犬とドリブルの練習に勤しんでいたそうで、その成果がピッチ上に現れたものと思われます。ボールを受けると反転してグイグイ前に進み、前に預けては前線に飛び出し、ミドルシュートでも惜しいシーンが多かった。今季は2点にとどまりましたが、来季はもっと点を取れるのではないかという予感がします。本人もナポリでプレーを続けたいと契約を延長し、これからのナポリの中心であることは疑いようがない。
同郷のミリクは出ていきそうなので、寂しくなったらレヴァンドフスキでも呼んでくれ。
#12 エリフ・エルマス Eljif Elmas
Sep 24, 1999 (20) Value: €15.50m
偉大なるマケドニアの英雄、ゴラン・パンデフの後輩であり、OB紹介枠その2。19年夏にフェネルバフチェからやってきた。若い、走力がある、フィジカルを活かしてボールを奪いにいく、技術もある、セントラルでもサイドでもそこそこできる、とカリアリに行ってしまったマルコ・ログを思い出させる。体力に任せてがむしゃらに走り回るあたりに性格の素直さも似ている気がする。ログは直線的でパスやシュートも大味だったが、エルマスはより小回りが効いてコンビプレーもできる器用なタイプ。このタイプは往々にして便利な控えに落ち着いてしまいがちなのだが、リーノはその才能を買っているようで度々スタメン起用されるなど、期待されているようだ。偉大な先輩たちからスタメンを奪うべく来季も頑張ってほしい。どうも顔芸に自信があるらしく自分でもしょっちゅう変な顔をアップしている。
公式でもコメディ要員認定されているらしく、5月4日に公式からネタ画像がアップされていた。ジェダイっぽいかと言われると、反乱軍のパイロットの方が似合いそうだが。
フォワード Attaccanti
#24 ロレンツォ・インシーニェ Lorenzo Insigne
Jun 4, 1991 (29) Value: €48.00m
我らがカピターノ、ロレンツォ・インシーニェ。弟のロベルトと紛らわしいので長くロレンツォと呼んでいるが、ロベルトはベネヴェントに移籍したので、今はロレンツォと呼ぶとただディ・ロレンツォと紛らわしい。ちなみにもうひとりのロレンツォ、陽気なトネッリはサンプドリアに行ってしまった。
ミリク、メルテンスと同時起用しつつ守備のバランスを取るために採用されたカルロの4-4-2において左サイドに置かれるも、ボールを受けてからゴールまでが遠く、攻撃時にインパクトを残せないという問題が発生。本人ではなく起用方法の問題であることは明らかだったが、カルロとの良好な関係からか、本心はともかく文句も言わず頑張っていたのが意外であった(代わりに親友のカッサーノがコメンタリーの立場で文句を言っていた)。
内部のゴタゴタの際もカピターノの責任を問われ、ピッチ上でのパフォーマンスと合わせて一時責められることもあったものの、監督が交代してからは見違えるほどに立派なカピターノとしての振る舞いを見せている。リーノと話をして何かしら思うところがあったのかもしれない。長らく染み付いたいたずら小僧というイメージも今や昔、誰もが認めるリーダーである。
4-3-3の左ウイングに戻ってからは攻撃の起点として毎試合堂々とプレーしており、逆に攻撃のパターンがロレンツォに依存する問題が。しかし前カピターノと違い、大舞台でも力を出せるのは本当に頼もしい限り。ナポリにPKが与えられると100%ロレンツォが決めてしまうので、今季ナポリに与えられたPK数の少なさはそのせいなのではないかと疑っている。
カピターノがピッチ外で伊達メガネをかけるのはナポリの伝統になりつつありますね。
#11 イルヴィング・ロサーノ Hirving Lozano
Jul 30, 1995 (25) Value: €28.00m
一番高く飛んでるやつ。渾名はチュッキー。Child's playのアイツに似てるからということらしい。
昨夏に鳴り物入りでやってきたメキシカンだが、当初の期待値からすれば今季はイマイチだったと言わざるを得まい。セリエAに慣れようという時期にチーム内のゴタゴタに巻き込まれ、チーム戦術も二転三転してしまったので、そもそも何を期待されて獲得されたのかというのも曖昧になってしまい、仕方のない部分はあるのだが。縦に速く前方にスペースがある時のプレーには見るものがあるが、相手が引いた時の味方とのコンビネーションが課題か。まあ言うてセリエ1年目だし、長い目で見てあげたらいいんじゃないですかねなどと思っていたものの、メルテンスよりも高い給料をもらっていると聞きまして、そんな甘っちょろいことを言っている場合ではない。ジュントーリが獲ってきたという話であるが、当初のカルロの目論見は外れてしまったので、今後どのように起用されるのか正直よくわからない。個人的に���控えに回すくらいならトレード要員にすればいいのではと思っているが。
#34 アミン・ユネス Amin Younes
Aug 6, 1993 (27) Value: €6.00m
ナポリ二年目のドイツ人ドリブラー。聞き慣れない名前なのでトルコ系なのかと思っていたが、父親がレバネーゼでレバノンのパスポートも持っているらしい。
とにかくドリブルがうまい。だが出番がない。左ウイングのレギュラーであるロレンツォが全く怪我もしないしコンディションも落ちないことと、中断前に負傷してしまったことで、中断後の超過密日程の際にもついにあまり出番がやってくることはなかった。ナポリには珍しく縦にも横にも仕掛けて抜ける選手なので、攻撃のバリエーションが増えると期待していたのだが、あまりに出番がないので出場機会を求めて移籍志願しているとの噂である。移籍してくるときはナポリなんか嫌だとゴネて破断になりそうになったという噂が経ったが、ナポリの街でベスパを乗り回したり、ルンゴマーレでストリートのキッズとリフティングをしていたりとナポリをエンジョイしている様子なので、ピッチ上でも活躍できるとよいのだが。
プロのカルチャトーレってやっぱり試合に出られないとプレイベートでもクサクサしてるのかな、なんて思いますけど楽しそうですね。でもやっぱり試合に出てるところを見たい。冬にアウェイミラン戦を見に行ったときにはアップしているユネスのキックとトラップがめちゃくちゃ上手いのに驚いたものです。
写真はSPAL戦、途中出場で入った瞬間にヘディングで決めたシーン。あまりに鮮やかだったので、毎試合ユネスを投入すれば点が取れるのではと思いました。
#21 マテオ・ポリターノ Matteo Politano
Aug 3, 1993 (27) Value: €22.50m
冬にインテルからレンタルでやってきたローマ人。カジェホンの後釜を期待されての買取義務付き2年レンタルでの移籍。サッスオーロ時代には何度も苦しめられ、なんでお前がそこに突っ込んでくるんだよという嫌らしさがまだ記憶に新しいところですが、インテルからやってきた彼はカットインマシーンになっていた。
彼のワイドに張ってからのカットインはセリエではとっくに読まれており、毎度コースを切られて効果的なパスやシュートができていなかったが、それでもウディネーゼ戦のロスタイムのカットインからのゴールは痺れました。加入後すぐに起用されており、コーチからの期待の高さを感じるので、来季はもっと攻撃のバリエーションも得点も増えるように頑張って頂きたい。
切れ味鋭いツッコミ(ダブルミーニング)。よく見るとげっ歯類っぽい愛嬌のある顔をしている。
#99 アルカディウシュ・"アレク"・ミリク Arkadiusz Milik
Feb 28, 1994 (26) Value: €32.00m
二度の長期離脱を経てコンスタントに出場ができるようになった昨季から、今季こそ怪我前の実力を発揮してくれると思いきや、どうにも振るわないシーズンでした。
CLヘンク戦ではハットトリック。カンピオナートの得点では11点でチーム得点王となったものの、問題はその内訳である。出場26試合の合計1749分、得点した試合は10試合で11点、つまり複数得点は1試合だけ(ホームヴェローナ戦)。ミリクが点を取った試合は4勝2分4敗である(ホームヴェローナ戦2得点 2-0, アウェーサンプドリア戦先制点 2-4, アウェーヴェローナ戦先制点 0-2, ホームウディネーゼ戦先制点 2-1)。チーム事情で成績は悪くなるとはいえ、エースを期待する選手にこの数字はいささか寂しいものがある。
いかんせんボールの引き出し方が悪いので、得点を決めるのはたまたまいいボールが入ったときだけ、というのが本当にまずい。リーノからも動き出しの悪さを試合中に「ヴァーイ・ヴィーア!!(どっかいっちまえ)」とキレられていた。怪我をしてしまったせいでおっさんの指導を受けられなかったことが彼のキャリアにおける最大の損失であることは間違いない。
本人はナポリに残留することを希望していたらしいが、契約延長交渉時にバイアウト条項で折り合いがつかず、今夏に放出される見込みである。ジジイは「出ていかないのなら来季はベンチだ」と脅しているが、本人はなんとユーヴェ移籍を志願しているそうである。クアリアレッラ、カヴァーニ、イグアインと過去のCFは思えば碌でもない退団ばかりである。いずれもクラブは納得した上でのものとはいえ、もう少しマシな別れ方はできないものだろうか。
今季のハイライトは写真のコッパ・イタリア優勝を決めるPKキッカーを務めたシーン。ユーヴェ移籍志望の噂が流れていただけに、まさか外すのではと不安がよぎったがしっかり決めてしっかり喜んでいた。
#14 ドリース・メルテンス Dries Mertens
May 6, 1987 (33) Value: €20.00m
我らがチーロことドリース・メルテンス。遂に前カピターノの記録121ゴールを塗り替えクラブ歴代最多ゴールを達成。今夏で切れる契約も2年延長し、ファンからも変わらず愛され、名実共にナポリの顔となったメルテンス。
今季もCF起用、チーム事情もあり得点は9得点と振るわなかったものの、内訳を見てみると出場31試合の合計1687分、得点した試合は8試合で複数得点は1試合(ホームサンプドリア戦)とミリクとほぼ同じだが、メルテンスがゴールを決めた試合は7勝1分と一度も負けていない(アウェーフィオレンティーナ戦 1-1同点弾 3-4, ホームサンプドリア戦 2得点 2-0, ホームブレシア戦 先制点 2-1, アウェーサンプドリア戦 ダメ押し4点目 2-4, アウェーカリアリ戦 0-1, ホームSPAL戦 先制点 3-1, アウェージェノア戦 先制点 1-2, ホームミラン戦 勝ち越し2点目 2-2)。
圧巻はホームでのCLバルサ戦、あのゴールで歴代最多得点に並ぶというあたりがお祭り男の真骨頂である。2点目決めて記録更新&勝利であればなおよかったが、壊滅的だったシーズンにそこまで求めるのは酷であろう。
ところで今季は交代が多かったので色々な選手がカピターノのバンドを巻いたのだけれど、意外とメルテンスが巻いた試合はなかった(と思う)。来季は若いCFがやってくるけれども、これからもナポリの生ける伝説としてチームを勝たせて頂きたい。
写真はジェノア戦でのゴールをスタンドで観戦していたカジェホンに送っていたシーン。友情の深さを感じるいいシーンでした。
#9 フェルナンド・ジョレンテ Fernando Llorente
Feb 26, 1985 (35) Value: €4.00m
かつてビルバオで圧倒的なパフォーマンスを見せ、その後ヨーロッパを渡り歩いてナポリに漂着したバスク人。19年夏にカルロたっての要望ということでトッテナムからやってきた。ジャッケリーニ以来の過去ユーヴェに所属したことのある人。
今季のハイライトはやはりCL予選でのホームリヴァプール戦での追加点でしょう。交代出場すぐにファン・ダイクからボールを掠め取って決めた鮮やかな点は、アンチェロッティ・ナポリのCLでの躍進を期待させてくれるものでしたが、その後は飛ばず鳴かずである。
昨季トッテナムがCLで見せた「戦術ジョレンテ」がナポリでも見られるのかと思いきや、あれが通じるのはアヤックス相手だけであり、放り込んでもゴール前にスペースのないセリエAでは残念ながら効果は今ひとつであった。元々足が速いわけでもない上に足元の技術が正確かというとそうでもなく、さらにお年を召していらっしゃるので、楔を打ち込んでもこぼれて相手にとられてを繰り返すばかりで虚しいシーンが多かった。
シーズン後半は謎の負傷でメンバー入りすることもなく、ホームユーヴェ戦で終了間際の時間稼ぎ交代で出場した1分が最後の出番になってしまった。あの要塞サンマメスの王も老いてしまったのだなと寂しいばかりです。放出もやむなしであろうか。年齢を考えるとキャリア最後に一花咲かせてというタイミングだっただけに残念。
#7 ホセ・カジェホン José Callejón
Feb 11, 1987 (33) Value: €9.50m
今季の成績はカンピオナート出場33試合、4ゴール7アシストにチャンピオンズ出場7試合3アシスト、コッパ・イタリア出場5試合。物足りないだろうか。物足りないと思う。もっとゴールが見たかった。もっとアシストが見たかった。もっと裏抜けが見たかった。もっと被カウンター時の爆速の帰陣が見たかった。もっとドンピシャで裏抜けしてパスも完璧なのに明後日の方向にシュートしては頭を抱える姿が見たかった。もっと大して削られてもないのにコロコロと痛がって猿芝居をしたあとにケロッと走って相手選手に恨まれる姿が見たかった。
13-14シーズンから7年、ナポリの右サイドを支えてきた鉄人が、今季を限りに退団することになりました。あの何度となく聞いた「左サイドにロレンツォ・インシーニェ…中に切り込んでファーにクロス…カジェホンが走り込んでいる!決めた!ゴール!ゴール!ゴール!」を聞くことは、もうないのだ。
同じタイミングでナポリに加入したメルテンスが契約を延長したのとは対照的に退団を選んだ背景には、提示された条件が合わなかっただけでなく、母国スペインに戻りたいという本人と家族の意向もあったとか。メルテンスはシーズン終了間際まで「まだ(カジェホンの契約延長を)諦めていない、残るように説得している」と語り、退団を決め最終戦となったCLバルサ戦後にはカピターノのロレンツォも「プレイヤーとしても人としても尊敬する君がいなくなることは寂しい」と語った。
カンピオナート最終節、ホームラツィオ戦ではロレンツォの計らいでキャプテンマークを巻き、得点こそなかったもののいつものように走り、守り、裏を狙い続けた。同郷のルイス、7年間アシストをしてアシストをされたロレンツォ、そして後継と言われるポリターノ3人(あとついでに地元っ子のインモービレ)のゴールで3-1の勝利、サン・パオロでの最終戦は有終の美を飾りました。79分にピッチを下がるときにはサン・パオロの芝にキスをしていたカジェホン。無観客のスタジアムで拍手をしていたのはチームスタッフだけでしたが、世界中のナポリファンから聞こえない万雷の拍手が彼に届けられていたはずです。功労者の最後がこんな形になるなんて、と思う反面、縁の下でずっとチームを支えてきた彼らしい幕引きだなという気もします。
派手なゴールを決めるわけでも、得点王にもなるわけでもない、活躍の割には地味な選手だったけれども、間違いなくそのセンスは世界トップレベルで、中でも裏抜けの技術はサッカー史上最高だったと言っても言い過ぎではありますまい。個人として記録に残ることはなくても、あの美しいサッリ・ナポリのトリデンテの一角として、2010年代の強いナポリを支えた選手として、長く記憶されるはずです。本当にお疲れさまでした、ナポリに来てくれてありがとう。
いつだったかカルロが言っていた「今のナポリには優秀な監督になれそうな選手が多い。一番はカジェホンだ。彼は言うべきことを言うべきタイミングで伝えることができる」という台詞を思い出す。いつの日か監督としてナポリに戻ってきてくれるといいなと楽しみにしています。
中断が明けるとダンディな口ヒゲが。ロックダウン中にボヘミアン・ラプソディを鑑賞したものと思われる。
元インテルの長友さんがロックダウン中にヒマを持て余してYouTubeにハマっていたんですが、その際に「最も対戦が嫌な選手」の1位にカジェホンの名前を挙げて「裏取りにくることはわかっていて、散々戦術ビデオで練習させられるのに裏を取られる」と脱帽していました。インテル在籍時の長友さん、いつも手玉に取られてましたからね。いつぞやは退場を誘われたこともあったような。
監督 Allenator"i"
カルロ・アンチェロッティ Carlo Ancelotti
Jun 10, 1959 (61)
誰もが認める名将であったはずが、少々おかしなことになってしまった。就任1シーズン目であった昨季に戦力とスタイルの一新を図りながらも2位につけ、躍進を期した今季はチャンピオンズリーグ予選で戦術家としての流石のインパクトを見せていた矢先である。カンピオナートでの成績は低迷し、解決の兆しは一向に見えない泥沼に。前職のバイエルンに引き続きナポリでもシーズン途中での解任となってしまった。就任時には「ナポリでは長期政権を築きたい」と発言していたのだが。
解任のきっかけは合宿拒否騒動であると見られており、会長であるジジイ、副会長でジジイの息子のエドゥアルド、SDのジュントーリ、監督のカルロ���選手たち、それぞれに思惑があったろうが、結局何が起こったのかは明かされなかった。しかしそもそも合宿を会長が要求したのは今季の低迷が理由であり、その低迷を招いたのはコーチ陣ではなかったか。
チーム内のトラブルは今更詮索しても意味のないことだ。カンピオナートでの成績低迷と、前回チャンピオンと同組だったCLグループステージを2位突破、突破を決めた直後��「カルロとの友情を守るためにはこうするしかない」という会長の決断による解任が、カルロの今季の結果である。もっとも、エヴァートン監督就任の発表タイミングからしても、カルロにいかに穏便に辞めてもらうかという水面下での動きがあったことは想像に難くない。
騒動直後の練習でSDジュントーリが「カルロ以外のコーチ陣の練習参加を禁止」するという不可解な出来事から、カルロの息子でありアシスタントコーチを努めていたダビデとその仲間がチーム内に不和をもたらしていたという噂もある。フィジオとしての教育も受けていたダビデは、ナポリにそれまであったスポーツトレーナーとメディコの役割分担のシステムを壊してしまったというのだ。それが原因なのかどうかはわからないが、何かの理由で名医デ・ニコラさんが昨季辞任してからというもの、それまでは怪我人がいないのが取り柄だったナポリにどんどこ負傷離脱者が出てしまったことに因果関係を疑ってしまう。カルロはしばらくナポリに帰ることもなかろうが、デ・ニコラさんにはチームに帰ってきてほしい。
ジェンナーロ・イヴァン・リーノ・ガットゥーゾ Gennaro Ivan "Rino" Gattuso
Jan 9, 1978 (42)
アンチェロッティ解任は時間の問題だろうと予想した人は多かった。ミランの監督を辞任してフリーになっていたガットゥーゾが候補に上がっているという噂を受けて、彼の就任を予期した人もいるだろう。だが、カルロの元でどうしようもない骨抜きのチームになっていたナポリが、ガットゥーゾの元でこうも鮮やかに復活するとは一体誰が予想したろうか。
かのアンチェロッティのミランで監督と選手の関係だった二人はナポリで前監督と新監督という間柄になった。現役時代のガットゥーゾといえば「闘犬」の渾名の通りに中盤を走り回り、華麗にパスを捌くアンドレア・ピルロの脇で汗をかき、タックルを繰り返し、ボールを奪っていた。カラブリア出身で元イタリア代表、2006年W杯優勝メンバーでもあり、優勝が決まった時に興奮のあまり当時の監督であったリッピに喉輪を食らわせたエピソードを知らぬ人はいまい。来季はナポリのリーノ、ユーヴェ新監督のピルロ、ベネヴェントを率いるピッポ、万が一フロジノーネが昇格プレーオフを勝ち抜けばネスタが、カンピオナートで同窓会です。
現役時代のイメージからモチベーター監督という印象が強いが戦術家としての能力にも秀でている、とは今季もう飽きるほど繰り返された紹介である。思えば手持ちの戦力で最適解を見つける手腕は、前職のミラン監督時代から発揮されていた。
戦術面ではアシスタントコーチのルイージ・リッチョ氏のサポートもあるのだろう。現役時代、主にセリエBでプレーしたリッチョはガットゥーゾと同じく中盤でボールを追い回すタイプであったという。リーノが初の監督を務めたシオン時代からずっと助監督として彼をサポートするリッチョ、二人の出会いは10代の頃に所属したペルージャのユースチームの寄宿舎であったそうだ。家族経営のナポリに問題を起こしたのがアンチェロッティの家族であり、それを救ったのが家族同然のリーノとリッチョのコーチ2人だったのだとすれば、なかなかにイタリア的な話ではある。
ナポリ就任後、まずは守備のテコ入れをということで、選手の多くがやりづらさを感じていたカルロの4-4-2を4-3-3に変更し、守備時はアンカーを挟んだ幅のコンパクトな4-1-4-1のブロックを敷いてスペースを消して守るやり方を徹底。冬に補強したデンメがこのシステムにおけるアンカーの役割、すなわちスペース内の入ってきた敵とボールを捕まえて、ボールを奪ったのちにポゼッションを確立するためのパスを出す役目を果たすのに最適だったことも、復活の大きな要因である。
就任後もしばらくは成績も安定せず、インテル・ラツィオ・フィオレンティーナに年明け三連敗したものの、その後絶好調のラツィオをコッパ・イタリアで完封し、飛び道具CR7で殴りかかってくるユーヴェに競り勝ち、ルカクとラウタロを揃えたインテルをコッパ準決勝で抑え、破壊力の化身のようなバルセロナにほとんどチャンスを作らせず1失点に抑えたことで、チームに自信が生まれた。その集中力は中断明けにも発揮され、コッパ・イタリアは制覇したものの、過密日程の疲労に勝てず勝ち点を落とし、CL圏内が絶望的になってしまう。コッパ優勝により既にEL出場権を獲得していることもあり、カンピオナートはスローダウンして7位フィニッシュ。CLはバルセロナ相手に力負けで敗退するものの、一時のどん底から考えればこれ以上を望むのは贅沢というものだろう。
まず何よりも、よくあの状態のチームをここまで復活させてくれたと感謝しかない。なにしろ監督選びがハマっていなければ降格争いも覚悟しなければという状態であったのだ。来季以降も継続して指揮を取ることが決まっているので、CL圏内に戻れるように攻撃面のテコ入れをお願いしたい。
今季のハイライトはなんといってもやはりこれ、ホームミラン戦で見せた素晴らしい跳躍シーン。
マウリツィオ・サッリ Maurizio Sarri
Jan 10, 1959 (61)
コッパ決勝でジジイにイジられるおっさんの図。奥でにやけているのはユーヴェ会長のアニェッリ。
エンポリでの仕事が評価され、ナポリで多方面から評価される美しいフットボールを実現しながらも、ナポリ指揮官時代にはついにタイトルに手が届かなかったおっさん。会長曰く「一言も相談せずに突然」ロンドンへ去り、心臓ジョルジーニョまで手土産に持って行ったのに、チェルシーを1年で解任されてしまった。
その後どうするのかと思っていたら、なんとナポリの仇敵ユヴェントスの監督に就任。以降ナポリのティフォージは彼の姿を激怒、困惑、落胆、悲しみ、色々の感情と共に眺めることになってしまった。
中断明けに迎えたコッパ・イタリアの決勝、チェルシーでのEL優勝が初のメジャータイトルだったおっさんにとって、初のイタリア国内タイトルがかかった試合であったが、ガットゥーゾに魂を注入されたナポリを崩すこともできず、おっさんとは特に縁のないメレトに無情にもPKを止められ敗戦。「義務である」スクデットは獲得したものの、CLではリヨンにアウェーゴールの差で破れ、ベスト16止まり。「その結果だけを受けてのものではない」とはユヴェントス強化部長であるパラーティチの言であるが、なんと一年でユヴェントスの監督も解任されてしまった。あれだけ古巣のファンに憎まれてまで、呼ばれたから行ったのに。ピッチサイドではジャージを我慢してポロシャツまで着たのに。なんとも可哀想なおっさんである。
同じくパラーティチのインタビューでは 「プロフェッショナルは努力すれば形成することが可能だが、人間的な魅力というものは努力して身につくものではない」 などと酷い言われようである。後任が監督経験のないクラブのレジェンドであるピルロであることから、よほどフロントや選手との折り合いが悪かったのであろう。思えばチェルシーでもおっさんの後任はクラブレジェンドであるランプスだったので、おっさんを雇うとクラブの古き良き時代に戻りたい気持ちにさせる何かが生まれるのかもしれない。
ナポリとの対戦では開幕二試合目のアリアンツ、クリバリのオウンゴールが決勝点となった4-3勝利と年明けのサン・パオロでの大して中身のないサッカーで1-2の敗戦。そしてコッパ・イタリアでのPKでの敗戦で、1勝2敗と負け越してしまった。アリアンツでの対戦では肺炎のためにベンチ入りしておらず、結果としてピッチ上でナポリを倒すことはないままである。
ナポリファンにとっては"ようやくおっさんがナポリにタイトルをもたらしてくれた"シーズンであったといえよう。今後おっさんが別のクラブの指揮を取ることになったとき、ナポリのティフォージはどう反応するのだろうか。将来ナポリに戻ってくることもないとは言えまい。何が起こるかわからないのがカルチョである。おっさんの未来に幸あれ。
会長 Presidente
アウレリオ・デ・ラウレンティス Aurelio De Laurentiis
今季もお騒がせだったジジイこと会長。「懲罰合宿じゃない」などと言っていたがあのタイミングで予め選手に伝えずにラジオで「合宿させる」はないでしょう。ロッカールームで選手との間を取り持ってくれている息子エドゥアルドをもってしても反発を止められず表沙汰になってしまい、ジジイのビジネスライク過ぎるところが今回は裏目に出てしまったのではないか。とはいえ成績低迷はコーチ陣の責任であり、カルロを穏便に辞めさせて、かつガットゥーゾを信頼して任せる決断をしたことで、CL圏は逃したもののカップ戦のタイトルを獲得し、ADL時代最悪のシーズンの挽回に成功したといえよう。
しかし今季に関しては何よりも、継続してきた安定経営によるCOVID19への耐性を評価されるべきだろう。無観客試合と各国経済状況の悪化により多くのクラブが収益に苦しみ選手売却を強いられる中、過去の選手売却により蓄積された内部留保のおかげで心配する要素は一切なし。ひとえにジジイのドケチな経営方針によるものであろう。今夏も既に買取義務付きレンタルでしれっと余剰戦力を現金に変えるなどしており、リールから高い買い物をしても「経営は安定しており選手を売る必要はない、値引きには応じない」と豪語している。
あまりにドライなのでユーヴェ相手でも金さえ出せば選手を売るところ(今夏もユーヴェがミリクを適正価格で買いに来たら売るだろう)、スポーツ面やファンの心情よりも経営を優先するところ(ナポリに愛されナポリに愛されるクリバリも適正価格のオファーが来れば売ってしまうだろう)はティフォージとしては気に入らないし、もうちょっとロマンを優先してくれてもいいんじゃない?と思わないでもない。もっとも、会長にとってのロマン枠がアンチェロッティだったのかもしれないが。
2010年代、リーグタイトルは獲れなかったけれど、記憶に残る美しい日々でした。ジジイも随分歳をとってしまったが、これから始まる新しいサイクル、ナポリらしいサッカーで今度こそスクデットを穫れることを祈っています。
Sempre Forza Napoli, torna campione di nuovo!
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