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#堀口製茶
bearbench-tokaido · 27 days
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七篇 上 その一
京見物をしている弥次郎兵衛と北八。 五条の遊所でのひと悶着があって、 やっとのことで切り抜けた。
ある人の句に
花尊い 都に本寺 本寺かな
とある。
そう詠んだのが思い出されるほどに、この都の寺院、堂塔は広大無辺にしてその荘厳麗秀さも、言葉にあわらせないほどである。 ことに花の咲き乱れる春や紅葉の秋は、古今東西に聞こえているほどの名だたる景勝の地である。 また加茂川の名酒の樽とともに、人の魂をとかしてしまう。
この地の商人は、きれいな衣装をきているがこれは、他の地では見られない光景だ。 まさしく京の着倒れとはこのことか。 これは、西陣の織元よりでたことらしく染めた衣の華やかさは、堀川の水のように清い。 その他にも名産、奇製の品物、あまたあるこの都にたまたま、入こむ場違いな二人がいる。 弥次郎兵衛と北八だ。
この二人、抜け参りのついでにと淀川の下り船に乗ったつもりが、勘違いで荷物は失うは五条新地で一杯ひっかっけて、丸裸となってしまった。 北八はしかたなく、連れの弥次郎兵衛の木綿の合羽を借りて着ているのが、せめてもの救いである。 まさしく北八は、“着た八”なのに丸裸である。 本来ならこの都は面白いはずなのに、今の二人にとっては朝の風が身にしみわたっているだけである。
さて五条の橋に差し掛かったのだが、ここは弁慶が千人切りしたという所で北八は、それを思い出しながら一首詠んだ。
かかる身は うしわか丸の はだかにて 弁慶しまの 布子こいしき
二人はその五条の橋を渡って、西の方に行く。 河原院の旧跡や門出八幡も素通りして、高瀬ぶねの網にひかれてたどりゆく道すがら北八が、弥次郎兵衛に言った。 「思えば、つまらないに事になったもんだ。 はやく古着屋でも見つけて、どんなんでもいいから綿入れが一枚ほしいが、金もあんまりねえし弥次さんよ。いい知恵はねえか。」 「なに、買わなくてもいいじゃねえか。こちとら、江戸っ子だ。 江戸っ子の抜け参りなんだから裸になって帰るのは、あたりまえってもんだ。」 と弥次郎兵衛は、本気かどうか笑って答える。 「そうはいうけどな、寒くてならない。」 と北八が、肩を抱くようなしぐさをするので、 「そんならちょうどいい。湯屋と書いてある。 この銭湯でちょっくら温ったまっていかねえか。」
「ああ、ほんとだ。湯屋とかいてあらあ。 こりゃいい。弥次さん、お先。」 と北八は一目散にのれんを潜り抜けるとすっと奥に入って、裸になりだした。 とそれを見ていたここの亭主が、慌てて言う。 「もしもし、こんさん。誰じゃいな、何さんすのじゃ。」 そう言われて北八は、あらためてあたりを見回すとどうやら、銭湯とは雰囲気が違う。 「ええい、いまいましい。湯屋かとおもった。」 「ははは、家の暖簾に湯の字があるさかい、それで銭湯かと思うてじゃの。」 と亭主は笑っている。
「ありや“済生湯(薬の名)”というお湯にといて飲む、薬の名じゃわいな。」 「と言うことは、ここは薬屋か。こいつはいい。大笑いだ。」 と弥次郎兵衛は、脱いだ合羽を又着ている北八を横目に見ながら、腹を抱えて笑ってる。 「くそ、また、一段と寒くなった。いまいましい。」 と小言を言いながら北八は、こそこそとそこを出る。
しばらく行くと、しみたれの古着屋が一軒あるのがみえてきた。 店先にいかにも古そうな、布やつるしが架かっている。 北八は弥次郎兵衛をくどいて、布一枚買おうとその店先にたって、その布をひねくりまわしだした。 「もし、この布こは、いくらだね。」 「はいはい、こっちゃへおかけなされ。」 と亭主は、愛想がいい。 「これ、お茶もてこんかいな。 お煙草の火もないわいな。はよう、ちゃちゃっとくさんせ。」 北八は、それどころではではない。 「いや、茶も煙草もいりゃせん。こりゃいくらだというに。」 「はいはい、そりゃ、結構で、ござりますな。 お安うしてあげようわいな。」 亭主はもみ手をしながら、言う。
そこにこの店の小僧さんが、 「はい、お茶あがりなされ。」 とお茶を持ってくる。 亭主は湯気のたっていないのをみて、 「長吉。そりゃ、おぬるいじゃないかいな。 なぜ、熱い茶あげんぞい。」 と言うと、小僧さんは店の奥をうかがうように、 「いや、おかみさんが、今朝は茶粥じゃさかい、お茶をたくなと、おっしゃってござります。 それは昨日たいたまんまの、茶でござりますわいな。」 と小さな声で言う。
弥次郎兵衛はその茶をさっと取り上げると、一口飲んで、 「なるほど。昨日の出がらしだ。まるで、河童の屁のようだ。」 と盆にお茶を返す。 「いや屁のついでにビロウながら、御亭主さん便所に行きたい。ちょっとかりますよ。」 「はいはい。便所にお出でかいな。」 と亭主が、裏の方を指し示そうとすると、さっきの小僧さんが、 「便所は、ぬるうはござりませぬ。 ようわいてじゃあろぞいな。」 と言う。 これを聞いて、ここの亭主は、 「なに、便所をだれが沸かしたぞい。」 と小憎を見ると、 「それじゃてて、たったいま、わたしが済ましたところじゃさかい、すぐいて見なされ。ぽっぽと煙が出てじゃあろ。」 と小さくなりながら、小僧が答える。 「ええい、むさいこというやつじゃ。」 と亭主は、呆れ顔である。
「そんなことより、この布子はいくらだ。 早くきめてくんねえ。寒くてたまんねえ。」 北八は、亭主と小僧のやり取りも聞こえぬ風で両手に持っている布を亭主の方に、押しやる。 「ははあ、お寒いなら、もっとそっちやへよりなされ。 そないによう日がさして、じゃわいな。」 と亭主は、日のあたるほうに北八を誘うと、 「昨日も着物を買いにお出らおかたが、こりゃ、いい。えろうぬくい家じゃいうて、ほれそこで、一日、日向ぼっこしていなれましたが。」 亭主は北八にお構いなしに話し続ける。
「そのお方が言われるには、もう着物買うて着いでもかまわない。 毎日ここの家へ、日向ぼこしにこうわいなと、こないにいうてじゃあったわいな。」 北八は、持っている布を、亭主に押し付けるようにすると、 「ええ、じれってえ。こりゃあ、売るのか売らねえのか。どっちなんだ。」 と詰め寄る。 「はいはい、売ります。うりますよ。せわしない人じゃ。」 と亭主は、やっと北八の手から布を取り上げた。 「安くしてくんねえ。」 と、北八は、亭主に言う。 「この紺の木綿の綿入れはと。」 とそろばんぱちぱち、やりだした。
「銀で三十五。これが、ぎりぎりじゃわいな。」 北八は、顔の前で手を振りながら、 「高いたかい。わっちらは江戸ものだが、古着は商売がらでいくらもとりあつかっているから、無駄な時間はつかいたくねえ。ほんとうの所をいいなせえ。」 亭主は、ちょっと顔をしかめて、 「はあ、御商売がらとあれば、おまいさま、古着屋なされてかいな。」 と北八の方を見る。 「いや、わっちは質やさ。」 と北八は、すまして言う。 「しちとあれば、何かいな。おとりなさるのか、置きなさるのかいな。」 と聞くと、横から弥次郎兵衛が、 「おくのが、この男の商売さ。」 と横槍を入れる。
つづく。
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yotchan-blog · 3 months
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2024/6/24 7:59:26現在のニュース
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utagyaku · 4 months
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詩人・小野十三郎の書く「大阪」を巡り、
音と声による「歌」の可能性を探る
大阪を拠点とし、既存の奏法に捉われず音楽の新たな可能性を追求し続けてきた音楽家・日野浩志郎と詩人・池田昇太郎による、音と声の表現を探る3カ年プロジェクト「歌と逆に。歌に。」。初年度は、大阪・名村造船所跡地のクリエイティブセンター大阪にて、新作公演を発表する。
本プロジェクトにおいて重要なテーマとなるのが、1903年に大阪で生まれ、戦前から戦後にかけて大阪の風景や土地の人々を眼差してきた詩人・小野十三郎だ。1936年〜52年、小野が大阪の重工業地帯を取材し、1953年に刊行された詩集『大阪』と、彼の詩論の柱である「歌と逆に。歌に。」を手がかりに、同詩集で描かれた地域や地名をフィールドワークとして辿る。
小野十三郎という詩人の作品に向き合うということは彼の生きた時代とその社会、彼の生まれた街、育った街、住んだ街、通った道、生活、彼の思想、友人や影響を受けた詩人を訪れることでもある。本作ではそうした街や道、風景を巡りながら、詩集『大阪』にて描かれる北加賀屋を舞台に、小野が試み、希求した「新たな抒情」を感受し、独自に解釈し、編み直し、それを音楽公演という時間と空間の中に試みる。
【歌と逆に。歌に。 Instagram】 ※公演に関する追加情報は下記アカウントから告知していきます。 https://www.instagram.com/utagyaku
公演情報
新作音楽公演|「歌と逆に。歌に。」
公演日時: ①8月16日(金)19:30- ②8月17日(土)14:30- ③8月17日(土)19:30- ④8月18日(日)14:30- ※開場は各開演の30分前を予定
会場:クリエイティブセンター大阪内 Black Chamber 料金:一般=4,000円、U25=3,000円、当日=5,000円 チケット取扱い:ZAIKOイベントページにて 
関連イベント|オープンスタジオ
公演を前に、作品制作の現場を間近でご覧いただけます。当日はリハーサルだけではなく、クリエーションやリサーチの進捗共有なども行う予定です。
日時:2024年7月7日(日)14:00-17:00 会場:音ビル (大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-1) 料金:500円(要申込・途中入退場自由) 申込:Googleフォームにて *オープンスタジオは終了しました
クレジット
作曲:日野浩志郎 詩・構成:池田昇太郎 出演:池田昇太郎、坂井遥香、白丸たくト、田上敦巳、谷口かんな、中川裕貴、日野浩志郎 舞台監督:小林勇陽 音響:西川文章 照明:中山奈美 美術:LOYALTY FLOWERS 録音・フィールドレコーディング音源提供:東岳志 宣伝美術:大槻智央 宣伝写真:Katja Stuke & Oliver Sieber、Richard James Dunn 宣伝・記録編集:永江大 記録映像:西純之介 記録写真:井上嘉和、Richard James Dunn 制作:伴朱音
主催:株式会社鳥友会、日野浩志郎 共催:一般財団法人 おおさか創造千島財団「KCVセレクション」 助成:大阪市助成事業、全国税理士共栄会 メディアパートナー:paperC 協賛:矢島慎也 協力:大阪文学学校、エル・ライブラリー 問合:[email protected]
出演者プロフィール
日野浩志郎 / Koshiro Hino 音楽家、作曲家。1985年生まれ、島根県出身。現在は大阪を拠点に活動。メロディ楽器も打楽器として使い、複数拍子を組み合わせた作曲などをバンド編成で試みる「goat」や、そのノイズ/ハードコア的解釈のバンド「bonanzas」、電子音楽ソロプロジェクト「YPY」等を行っており、そのアウトプットの方向性はダンスミュージックや前衛的コラージュ/ノイズと多岐に渡る。これまでの主な作曲作品は、クラシック楽器や 電子音を融合させたハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」(2016)、多数のスピーカーや移動する演奏者を混じえた全身聴覚ライブ「GEIST(ガイスト)」(2018-)の他、サウンドアーティストFUJI|||||||||||TAと共に作曲・演奏した作品「INTERDIFFUSION A tribute to Yoshi Wada」(2021-)、古舘健や藤田正嘉らと共に作曲した「Phase Transition」(2023)、等。佐渡を拠点に活動する太鼓芸能集団 鼓童とは2019年以降コラボレーションを重ねており、中でも延べ1ヶ月に及ぶ佐渡島での滞在制作で映像化した音楽映画「戦慄せしめよ/Shiver」(2021、監督 豊田利晃)では全編の作曲を日野が担当し、その演奏を鼓童が行った。音楽家・演出家のカジワラトシオと舞踊家・振付家の東野祥子によって設立されたANTIBODIES Collectiveに所属する他、振付師Cindy Van Acker「Without References」、映画「The Invisible Fighit」(2024年公開、監督Rainer Sarnet)等の音楽制作を行う。
池田昇太郎 / Shotaro Ikeda 1991年大阪生まれ。詩人。詩的営為としての場の運営と並行して、特定の土地や出来事の痕跡、遺構から過去と現在を結ぶ営みの集積をリサーチ、フィールドワークし、それらを基にテクストやパフォーマンスを用いて作品を制作、あるいはプロジェクトを行なっている。廃屋を展覧会場として開くことの意味を視線と身体の運動からアプローチしたインスタレーション「さらされることのあらわれ」(奈良・町家の芸術祭はならぁと2021)、一見するとただの空き地である元市民農園を参加者と共に清掃しながら、その痕跡を辿り、かつての様子を無線越しに語るパフォーマンス「Only the Persiomon knows」(PARADE#25、2019)西成区天下茶屋にて元おかき工場の経過を廻るスペース⇆プロジェクト「山本製菓」(2015~)、「骨董と詩学 蛇韻律」 (2019~)他。
坂井遥香 / Haruka Sakai 2014年野外劇で知られる大阪の劇団維新派に入団し、2017年解散までの作品に出演。2018年岩手県陸前高田市で滞在制作された映画『二重のまち/交代地のうたを編む』(監督:小森はるか+瀬尾夏美)に参加。近年の出演作に孤独の練習『Lost & Found』(音ビル,2020)、許家維+張碩尹+鄭先喻『浪のしたにも都のさぶらふぞ』(YCAM)、梅田哲也『入船 23』、『梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ』(ワタリウム美術館)など。場所や土地と関わりを持ちながらつくる作品に縁・興味がある。
白丸たくト / Takuto Shiromaru 音楽家。1992年生まれ。兵庫県出身。茨城県大洗町在住。実感のなさや決して当事者にはなれない事柄を、社会・歴史・その土地に生きる人々との関わりから音楽を始めとする様々なメディアを用いて翻訳し、それらを読み解くための痕跡として制作を続けている。「詩人の声をうたに訳す」をコンセプトに行う弾き語り(2016〜)や、ラッパー達と都市を再考するプロジェクト「FREESTYLUS」(2021〜)等。
田上敦巳 / Atsumi Tagami 1985年生まれ。広島県出身。音楽家日野浩志郎を中心に結成されたリズムアンサンブル「goat」のベースを担当。バンド以外に不定形電子音ユニット「black root(s) crew」のメンバーとして黒いオパールと共に不定期に活動。2011年~2018年まで「BOREDOMS」のサポートを行う他、2022年からはダンサー東野洋子とカジワラトシオによるパフォーマンスグループ「ANTIBODIES Collective」に参加。
谷口かんな / Kanna Taniguchi 京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学の打楽器科を卒業。在学時はライブパフォーマンスグループに所属し、美術家、パフォーマー等と共演、即興演奏の経験を積む。卒業後はフリーランスの音楽家として室内楽を中心に活動。卒業後も継続して他分野との即興演奏に取り組んでいる。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、京都室内合奏団と共演。近年はヴィブラフォンでの演奏に最も力を入れており、2023年11月にヴィブラフォンソロを中心とした初のソロリサイタル「vib.」を京都芸術センターで開催。
中川裕貴 / Yuki Nakagawa 1986年生まれ。三重/京都在住の音楽家。チェロを独学で学び、そこから独自の作曲、演奏活動を行う。人間の「声」に最も近いとも言われる「チェロ」という楽器を使用しながら、同時にチェロを打楽器のように使用する特殊奏法や自作の弓を使用した演奏を行う。音楽以外の表現形式との交流も長く、様々な団体やアーティストへの音楽提供や共同パフォーマンスを継続して行っている。2022年からは音楽家・日野浩志郎とのDUOプロジェクト「KAKUHAN」がスタート。令和6年度京都市芸術文化特別奨励者。
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givemevegetable · 5 months
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2024.06.02 sun ギブミーベジタブル in 兵庫県たつの市 ゐの劇場
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日付:2024年6月2日(日)
場所:ゐの劇場(〒679-4172 兵庫県たつの市龍野町上川原 82番地)
時間:open12:00 start:13:00 -18:00
入場料=野菜(肉、魚、米など食材大歓迎!)
持参:マイ箸、マイ皿、マイコップ
主催:ギブミーベジタブルin龍野実行委員会、龍野みらい舎
※会場に駐車場はありませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。
【ギブミーベジタブルとは?】
ルールは「入場料が野菜」の食と音楽のイベントです。お客さんが入場料として持ってきた野菜や食材を、その場で料理人が即興料理し、無料で提供します。集まった食材は入場料であるだけでなく、アーティストの出演料や関わる人達の報酬として分けられます。 ギブミーベジタブルは、野菜がお金の代わりになることで、参加者それぞれがお金やモノの価値を考え、交換する楽しさとその土地の食文化を楽しめるイベントです。海、山、川の自然の中で、城下町ならではの文化を育んできたたつの市の魅力をみんなで味わいましょう!
【音楽】 イロマキトリドリ(京都) DJ GEEEE(岡山) カリンバ部 Bibinba(たつの) 武内太一(たつの) Erochemist aka 池田社長(奈良) and more!!!
【料理】 堀田裕介(EATBEAT!|大阪) 三原 寛子(南風食堂|東京) 渡瀬大(Yatara Spice|西脇) 藤原良一(SUSHI & VEGETABLE 心|たつの) 星原和彦(圭屋|たつの) 長野候三(Bistro Petit Tonton|たつの) 水口麻衣子(クラテラス|たつの) and more!!! ※飛び入り料理人大歓迎
【出店】 右田農園(野菜|たつの) ケンタロウ農園(野菜、米|たつの) 竹田農園(トマト|たつの) 津田正水産(水産物|たつの) ただまき農園(鶏卵、米粉|たつの) 自然食コタン(自然食品|岡山) 福中屋RECORDS(レコード|岡山) サササ(薬膳茶|宍栗) 森のあかり(蜂蜜、みつろうキャンドル|たつの) 発酵Lab Coo (麹甘酒|たつの) 樹樹(イラン手織り絨毯と古布|たつの) 鍛冶六(日本酒|網干) KOGANE BREWEREY(ビール|姫路) and more!!!
【イラスト】 芝田知佳 【協賛】 認定こども農園 末廣醤油株式会社 森口製粉製麺 発行Lab Coo 水の宅配便 エクアトリアルジャパン 緑葉社
【お問い合わせ先】 メール:[email protected]
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年7月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年4月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 春昼や質屋の硝子なないろに 小鳥 伊勢屋質店今生の花とほく 光子 菊坂に豆煎る音や花の昼 和子 一葉の質屋は鎖して春の闇 はるか 本郷の亀を鳴かせて露地住ひ 順子 おかめ蕎麦小声で頼み万愚節 いづみ 文士らの騒めきとすれ違ふ春 三郎 一葉を待つ一滴の春の水 光子 物干に如雨露干したり路地の春 和子
岡田順子選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 金魚坂狭め遅日の笊洗ふ 千種 菊坂の底ひの春の空小さし 光子 坂の名のみな懐かしき日永かな 要 赤貧の欠片も少し春の土 いづみ 本郷の間借りの部屋の猫の妻 同 質店の中より子規の春の咳 俊樹 止宿者の碑のみ残すや蝶の舞 眞理子 本郷の北窓開く古本屋 きみよ かぎろひの街をはみ出す観覧車 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
花冷の背後より声掛けらるる 美穂 幾年も陽炎追ひて遊びけり 散太郎 濃きほどに影のやうなる菫かな 睦子 化粧水ほどの湿りや春の土 成子 画布を抱き春の時雨を戻りけり かおり 昼月は遠く遠くへ花満開 愛 シャボン玉の吹雪や少女手妻めく 勝利 麗かや砂金三つ四つ指の先 睦子 成り行きの人生かとも半仙戯 朝子 鞦韆の羽ばたかずまた留まらず 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
花吹雪卍色と云ふが今 雪 花冷に後姿の観世音 同 そぼ降りてひと夜の契り花の雨 笑 観世音御手にこぼるる花の寺 同 お精舎やこの世忘れて糸桜 啓子 逝きし友逢へないままに朦月 同 裏木戸を開ければそこに花吹雪 泰俊 御仏と咲き満つ花の句座に入る 希 愛子忌や墓にたむけの落椿 匠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
縋りつく女心や桃の花 世詩明 肌寒く母の手紙はひらがなぞ 同 啓蟄や鍬突き立てし小百姓 同 日野河原菜花の香る祭りかな ただし 菜の花や石田渡しの蘇る 同 雛祭ちらしずしそへ甘納豆 輝一 ぽつたりと落ちて音なき大椿 清女 花吹雪路面電車の停車駅 同 大拙館椿一輪のみの床 洋子 花の山遠く越前富士を抱く 同 吉野山日は傾きて夕桜 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月6日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
花の下天をを仰げば独り占め さとみ 春陰やおのが心のうつろひも 都 春耕や眠りたる物掘り起す 同 左手の指輪のくびれ花の冷え 同 園児等のお唄そろはず山笑ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
膝をまだ崩せずにをり桜餅 秋尚 登り来て本丸跡や花は葉に 百合子 葉脈のかをり弾けて桜餅 同 桜餅祖母の遺せし会津塗り ゆう子 売り声も色つややかに桜餅 幸子 木洩日の濡れてゐるやう柿若葉 三無 春愁や集ふふる里母忌日 多美女 伍しゐても古草の彩くすみをり 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
心経をとなへ毛虫に火をはなつ 昭子 マンホール蓋の窪みに花の屑 昭子 栄螺売潮の香りを置いてゆく 三四郎 金の蕊光る夕月てふ椿 時江 禅寺の読経流るる花筏 ただし 若者の髭に勢や麦青む みす枝 龍が吐く長命水の春を汲む 三四郎 花吹雪受けんと子等の手足舞ふ みす枝 土器の瓢の町や陽炎へり ただし 海遠く茜空背に鳥帰る 三四郎 紅梅のことほぐやうに枝広げ 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
片棒を担いでをりぬ四月馬鹿 三無 薬草園とふ門古りて松の花 和魚 だんだんと声ふくらみて四月馬鹿 美貴 四月馬鹿言つて言はれて生きてをり 和魚 松の花表札今も夫の居て 三無 白状は昼過ぎからや四月馬鹿 のりこ 一の鳥居までの大路や松の花 秋尚 松の花昏き玄関応へなく 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月11日 萩花鳥会
京よりの生麸草餅薄茶席 祐 不帰のヘリ御霊をおくる花筏 健雄 ただ一本ミドリヨシノの世界あり 恒雄 堂々と桜見下ろす二層門 俊文 猫に愚痴聞かせて淋し春の宵 ゆかり 杵つきの草餅が好きばあちやん子 美惠子
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令和5年4月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
便り待つポストをリラの房覆ふ 栄子 畑打つや鍬を担ひし西明り 宇太郎 軒下の汚れし朝や燕来る 都 桜蕊降る藩廟の染まるまで 美智子 桜蕊降るももいろの雨が降る 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
何氣なく来て何気なく咲く花に 雪 神御座す杜の新樹に聞く鳥語 かづを 老の踏むひとりの音や落椿 ただし 野辺送り喪服の背に花の蕊 嘉和 夜ざくらのぼんぼり明り水あかり 賢一 喝采の微風を受けて花は葉に 真喜栄 生きる恋はぜる恋ととや猫の妻 世詩明 葉ざくらに隠されてゐる忠魂碑 同 眩しさを残して花は葉となれり かづを
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
極大と極小としやぼん玉宙へ 要 穴出でし蟻の列追ふ園児どち 経彦 頰􄼺をつく石仏の春愁 貴薫 酸模を噛む少年の今は無く 要 稲毛山廣福密寺百千鳥 同 瑠璃色を散らし胡蝶の羽ばたきぬ 久 春陰の如意輪仏へ女坂 慶月 棕櫚の花年尾の句碑に問ひかくる 幸風 朴の花仏顔して天にあり 三無
栗林圭魚選 特選句
蝌蚪の群突くひとさし指の影 千種 峠道囀り交はす声響き ます江 美術館三角屋根に藤懸かる 久子 こんもりと句碑へ映るも若葉かな 慶月 微かなる香りや雨後の八重桜 貴薫 朝の日に濃淡重ね若楓 秋尚 落ちてなほ紅色失せぬ藪椿 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
通勤のバスから見ゆる日々の花 あけみ 花馬酔木白き房揺れ兄の家 令子 亡き鳥をチューリップ添へ送りけり 光子 偲ぶ日の重く出たるや春の月 令子 あの頃の記憶辿って桜散る 美加
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
矢車の音きしみ合ふ幟竿 世詩明 風よりも大きく揺れて糸柳 啓子 花万朶この世忘れて花の下 同 あたたかやお守りはねるランドセル 同 甘き香の女ごころや桜餅 千加江 春場所や贔屓の力士背に砂 令子 落椿掃きゐてふつと愛子忌と 清女 春の虹待ちて河口に愛子の忌 笑子 散りそめし花の余韻も愛子の忌 同 城の濠指呼の先には花の渦 和子 花筏哲学の道清めたる 隆司 故郷の深き眠りや花の雨 泰俊 山道の明るさを増す百千鳥 同 ほころびて色つぽくなり紫木蓮 数幸 花桃に出迎へられて左内像 同 瞬きは空の青さよ犬ふぐり 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
忠直郷ゆかりの鬱金桜とぞ 雪 椿てふ呪縛の解けて落つ椿 同 春愁や言葉一つを呑み込んで 同 御襁褓取り駈け出す嬰や麦は穂に みす枝 鶯の機嫌良き日や鍬高く 同 ただならぬ人の世よそに蝌蚪の国 一涓 あの角を曲つてみたき春の宵 日登美 春の果次も女に生れたし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 さきたま花鳥句会(四月二十一日)
清冽な水は山葵を���き上げ 月惑 連写して柳絮の舞ふを収めけり 八草 天守閉ぢ黙す鯱鉾朧月 裕章 行き先は行きつく所柳絮飛ぶ 紀花 南無大師遍照金剛春の風 孝江 揚浜に春の虹立つ製塩所 とし江 柳絮飛ぶ二匹の亀の不動なり ふじ穂 筍堀り父編むいじこ背負ひ来て 康子 花吹雪ひと固まりの風の道 恵美子 満天星の花揺らしつつ風過ぎる 彩香 夢叶へ入学の地へ夜行バス 静子 啓蟄やピンポンパンの歌聞こゆ 良江
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令和5年4月23日 月例会 坊城俊樹選 特選句
真榊はあをばの中に立つてをり いづみ 水の上の空のその上鳥の恋 順子 掌の中の春の蚊深き息を吐き 炳子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 春の闇より声掛けて写真館 順子 零戦機日永の昼の星狙ふ ゆう子
岡田順子選 特選句
玉砂利の音来て黒揚羽乱舞 和子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 風光る誰にも座られぬベンチ 緋路 緋鯉とて水陽炎の中に棲み 俊樹 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 蜂唸る神の園生に丸き井戸 炳子 佐保姫は夜に舞ひしか能舞台 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
つかまへし子亀に問へり亀鳴くか 美穂 亀鳴くや拷問石にある哀史 ちぐさ 亀鳴ける賓頭盧尊者撫でをれば 美穂 板の戸に志功の天女花朧 喜和 連子窓に卯の花腐し閉ぢ込めて かおり 大人へのふらここ一つ山の上 光子 ふらここや無心はたまた思ひつめ 同 ふらここや関門海峡見下ろして 同 さくら貝ひとつ拾ひて漕ぎ出しぬ かおり 午後一時直射にぬめる蜥蜴の背 勝利 花冷の全身かたき乳鋲かな 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
落城の如く散りたる落椿 世詩明 三人の卒業生以て閉校す 同 双葉より学びし学舎卒業す 同 氏神の木椅子はぬくし梅の花 ただし 鳥帰る戦士の墓は北向きに 同 草引く手こんなですよと節くれて 清女 雛あられ生きとし生くる色やとも 洋子 官女雛一人は薄く口開けて やす香 露天湯肩へ風花ちらちらと 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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jetsoday · 2 years
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[香港旅遊優惠]【遊日情報】大阪高CP值酒店!「哈頓心齋橋長崛通酒店」步行1分鐘到地鐵站!超近24小時Aeon超市
[香港旅遊優惠]【遊日情報】大阪高CP值酒店!「哈頓心齋橋長崛通酒店」步行1分鐘到地鐵站!超近24小時Aeon超市 https://www.jetsoday.com/%e9%a6%99%e6%b8%af%e6%97%85%e9%81%8a%e5%84%aa%e6%83%a0%e3%80%90%e9%81%8a%e6%97%a5%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%80%91%e5%a4%a7%e9%98%aa%e9%ab%98cp%e5%80%bc%e9%85%92%e5%ba%97%ef%bc%81%e3%80%8c%e5%93%88.html 【遊日情報】大阪高CP值酒店!「哈頓心齋橋長崛通酒店」步行1分鐘到地鐵站!超近24小時Aeon超市 Daydayplay.hk 日日玩旅遊優惠情報網 哈頓心齋橋長崛通酒店 大阪市區的酒店現代舒適,地理位置優越,設施完善,提供優質的住宿體驗,讓人感受到城市的熱情與活力。這次介紹的「哈頓心齋橋長崛通酒店」(Hearton Hotel Shinsaibashi Nagahoridori)坐落於心齋橋長崛通,步行到地鐵站只需1分鐘,心齋橋和美國村也是步行距離之內,最棒的是附近設有24小時Aeon超市,每晚回酒店前都可以前往購買必吃甜品!   【遊日情報】東京車站全新街區!大型商場「TOKYO TORCH Terrace」及公園2021年7月登場! 【遊日情報】集結美食、潮流與文化的新據點!東京下北澤新複合式商場「reload」6月開幕!   「哈頓心齋橋長崛通酒店」提供單人房、雙人房及三人房共3種房型,房間大小適中,最小的尺寸都有16平方公尺,可以在房間內打開2個行李箱。此外,房內設備齊全,基本的冰箱﹑風筒和梳洗用品應有盡有,甚至有空氣清新機提供。酒店全部房間均採用夢思製床鋪,讓旅客可以睡個好覺好好補充體力!   「哈頓心齋橋長崛通酒店」的所有梳洗用品、茶包等採取自助模式,住客可在大堂的自助吧自行補給。此外,大堂放置了一個行李磅,讓住客在前往機場前量度行李有否超重,十分貼心!   「哈頓心齋橋長崛通酒店」最大賣點是地理位置及交通。哈頓集團旗下所有酒店都是在車站步行5分鐘範圍內,這家也不例外,距離地鐵「西大橋」約1分鐘步程、「四ツ橋站」約4分鐘左右,而心齋橋及美國村都在步行範圍之內酒店週邊已經有多個逛街的地方,包括長堀地下商店街,酒店附近更有24小時營業的Aeon Food Style超市喔! 「哈頓心齋橋長崛通酒店」的房間相當有競爭力,每晚最便宜的房價低至HK$ 425 (連稅HK$ 468起),人均竟只需$ 234起!下次到大阪玩不妨考慮入住這家高CP值的酒店啦!     資料及來源:哈頓心齋橋長崛通酒店 哈頓心齋橋長崛通酒店 地址:大阪西區新町1丁目5-11 交通方法:搭乘地鐵到四橋站2號出口步行1分鐘 官方網站     ddp
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trinityt2j · 4 years
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シ��ーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴���」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがも��にはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざ��ホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー��版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
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【店内イベントのご案内】
2021年2月5日(金)〜28日(日)
「ケンエレブックス刊行記念フェア」
会場:LVDB BOOKS(大阪市東住吉区田辺3-9-11)
営業時間:13〜19時(火水木休み)
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2021年1月に設立された書籍レーベル「ケンエレブックス(KENELE BOOKS)」の都築響一編『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』と加賀美健『くっつけてみよう』刊行を記念して、期間限定のフェアをLVDB BOOKSで開催いたします。
店内で刊行書籍のパネル展示およびVOILLD制作の加賀美健オリジナルグッズの販売を行うとともに、都築響一さんの本棚からセレクトした古書を販売する蔵書フェアを特別に開催いたします。
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書籍情報
書名:Neverland Diner――二度と行けないあの店で 編者:都築響一 編集:臼井悠 装丁:渋井史生(PANKEY) 体裁:四六判変形/並製/カバー装 頁数:640頁程度(カラー写真頁含) 定価:3,300円+税
僕をつくったあの店は、もうない――。 子供の頃、親に連れられて行ったレストラン、デートで行った喫茶店、仲間と入り浸った居酒屋……。誰にも必ず一つはある思い出の飲食店と、舌に残る味の記憶。
「どこにあるかわかんねー」とか「もうなくなっちゃったよ」とか「事情があっていけない」、あるいは「くっそまずくてもう行かねえ!」とか、そういう誰かの記憶に残るお店の数々を、人気芸人からアイドル、作家、ミュージシャン、映画監督、芸術家、マンガ家、イラストレーター、クレイジージャーニー、クリエイター、編集者に女王様まで、各界の著名人総勢100人が100通りの文体で綴る悲喜こもごもの人生劇場。
もう行けない店、味わえない味、酔っぱらえないカウンター。100人の記憶と100軒の「二度と行けないあの店」についての、追憶のグルメガイド――。
著者:総勢100名(掲載順) 都築響一 矢野優 平松洋子 パリッコ いしいしんじ 俵万智 向井康介 玉袋筋太郎 水道橋博士 江森丈晃 土岐麻子 安田謙一 林雄司 古澤健 滝口悠生 遠山リツコ 髙城晶平 内田真美 イーピャオ/小山ゆうじろう 吉井忍 コナリミサト 永島農 谷口菜津子 石井僚一 佐藤健寿 和知徹 九龍ジョー 篠崎真紀 ツレヅレハナコ Mistress Whip and Cane 佐久間裕美子 吉岡里奈 松永良平 劔樹人 堀江ガンツ 見汐麻衣 小宮山雄飛 朝吹真理子 吉村智樹 日下慶太 スズキナオ 益子寺かおり 中尊寺まい 小谷実由 川田洋平 安田理央 上田愛 酒本麻衣 呉ジンカン 小石原はるか 兵庫慎司 Yoshi Yubai ヴィヴィアン佐藤 とみさわ昭仁 伊藤宏子 理姫 大井由紀子 古賀及子 いぬんこ 飯田光平 逢根あまみ 椋橋彩香 菊地智子 マキエマキ 村上巨樹 村上賢司 桑原圭 直川隆久 梶井照陰 高橋洋二 Oka-Chang ディスク百合おん 豊田道倫 茅野裕城子 池田宏 金谷仁美 徳谷柿次郎 島田真人 小林勇貴 スケラッコ 平民金子 本人 鵜飼正樹 石原もも子 たけしげみゆき VIDEOTAPEMUSIC 友川カズキ クーロン黒沢 柳下毅一郎 幣旗愛子 安田峰俊 平野紗季子 村田沙耶香 高野秀行 くどうれいん 田尻彩子 比嘉健二 バリー・ユアグロー(訳:柴田元幸) 大竹伸朗
都築響一(つづき・きょういち) 1956年、東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。 1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。 1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。 2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS'weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。
書名:くっつけてみよう 編者:かがみけん(加賀美健) 編集:伊勢春日(VOILLD) 装丁:山﨑里美 体裁:A4 判変形/上製/カバー装 頁数:48頁 定価:1,500 円+税
リンゴとメガネ、ネコと車、サメと歯ブラシ……、全然ちがうものをくっつけてみたらどうなるかな? 代表作「ミルクマン」や「実家帰れ」など、シニカルでジョークの効いた作風が国内外で人気の現代美術作家・加賀美健が、ユーモア溢れる絵と言葉で挑むナンセンス絵本の新境地! Tシャツとラーメンだって、家と靴下だって、言葉と絵なら何でもくっつけられるんだ。子供から大人まで、創作意欲を刺激すること間違いなし! ディスタンスの時代だからこそ伝えたい“つながること”の大切さ。 さあ、みんなで「くっつけてみよう」!!
2014年中目黒に設立されたアートギャラリー・VOILLDによる、国内外で活躍する多彩なアーティストを幅広い視点でクローズアップしてゆくアートブックシリーズ、記念すべき第一弾。
[著者のことば] 朝起きてから寝るまで僕はいつも頭の中で色々考えています。 何を考えているかというと、どうしたら楽しく毎日が過ごせるか、どうしたらワクワクするか、などで す。世の中にあまり面白い物がないので自分の頭で考えるしかないからです。それは幼少期からあまり 変わってません。自分がどうしたら自分を楽しくできるか、そのことが僕にとってとても重要です。 そんな僕の頭の中の一部を絵本にしました。 ページをめくった時にワクワクしてもらえたらとても嬉しいです。 見方、考え方を少し変えるだけで楽しくなる事が世の中にはたくさんあると思っています。
加賀美健(かがみ・けん) 現代美術アーティスト。1974 年、東京都生まれ。 社会現象や時事問題、カルチャーなどをジョーク的発想に変換し、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パ フォーマンスなど、メディアを横断して発表している。 2010 年に代官山にオリジナル商品などを扱う自身の店(それ自体が作品)ストレンジストアをオープン。
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kuizeda · 3 years
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 恰幅がいい体躯の背面にまさか極彩色の昇り龍を翻らせたりはしていないけれど、おおむね服装といえば柔らかそうな生地の黒い開襟シャツをまとうのがお決まりで、実のところドライアイの症状を和らげるものだと打ち明けてくれた眼鏡のレンズは茶色がかっている。そのメタルフレームがこめかみに食い込むさまの窮屈そうな禿頭は、果たして何ポンドあろうか磨き込んだボウリングの球さながら鈍い艶を放つ。失礼承知でなんて白々しい前置きをせずとも、まずなあ、飲みに行ってもお寺さんですかと探りを入れるようにしか聞かれんなと暗に張本人が認めるのだから問題ないだろうが、とにかく容貌だけではその筋の人としか解せなかった。長年にわたり生家の手工業に携わってきたという来歴、あるいは「おしゃべりは好きだが不必要なことは言わず、むしろ不器用で寡黙な印象さえ与える物腰や、ふいに高圧的になるところと臆病さが同居したような人柄」。堀江敏幸が『いつか王子駅で』において描く、かの正吉さんそのものではないかと思い至ったのは、実のところごく最近のことだ。
 学生の時分に籍を置いていた寄り合いでは、いったいどんな伝手からなのか年度の単位で部員に受け継がれているアルバイト先があり、花冷えする春の日、私は推薦してくれた一つ上の姉御つき添いのもと、当時まだ花街の片隅に置かれていた仕事場へと出向いて形だけの面接を済ませ、おずおずと週に何回かの勤めをしだしたのだった。肝心な仕事の中身がすでに忘却の彼方にあるとしても、雇い主の立派な体つきの血となり肉となっている食の傾向は忘れることができない。どんなものも卓上のカセットコンロで調理していた。冷蔵庫の残りを一掃するためのバターライス、飲み屋での与太話に触発されて研究していた卵焼き。お好み焼きになると、だしでうどん粉を溶くところから始めていた。普段は日東紅茶を淹れている耐熱ポットに大袋の徳用ソーセージをぎっちり詰め込んでボイルし、茹で上がったところを本業用のガスバーナーで皮がぱちぱちとはじけるまで炙る。手ずから御大がひねった小皿で供せられ、福利厚生の一環としてよくお相伴に与かったものだ。私が電話番をしているとレジ袋をさげて現れ、いつも皮しか買わへんにゃけどという小ぶりの串焼き、二つでもうお腹いっぱいになってしまう肉だんごの甘酢などは、屋号を刷ったえんじ色の紙で透明なパックに腹巻きしてあった。また、酒を注いだ陶製のひょうたんを携え、その総菜屋で肴を調達してから隣の児童公園へ。さすがに毛氈までは敷かないけれども藤棚の下にあるコンクリートのベンチを占拠し、絵描きの友人らと一緒に花見をするとのこと。くだんの店はやはり鶏を中心とした精肉が本業らしく、そばに下宿のあった私を思いがけずちんまりした車で送ってくれもしつつ結構な頻度で通っているようだった。そらまあ、肉のなかではかしわがいっとう好きやな。
 半年が経った秋、ようやく不可思議な勤めにも慣れたころ毎度のごとく顔を出したら、急な話で悪いが、今月末日をもってここでの活動を畳むことにしたとだしぬけに言い渡された。面喰っているこちらを試すように、なんや、反応が薄いやんけと笑ってみせつつ、そのときさえやけに小さく見えるフライパンを握って肉巻きおにぎりをこしらえるのに余念がなかった。一つの節目だということで、斡旋してくれた先輩ともども参集を命ぜられたのは、洛北の山すそにある古刹だった。仲良くしているらしい住職の計らいで、ゴルフ練習用の人工芝生が乱雑に敷かれて悪趣味な置き物なんかも並んでいる、お寺の庫裏というよりはリサイクルショップのバックヤードに近い野天へコンロを展開し、鶏もも、長ねぎ、椎茸をえんえんと焼いて食べた。美味しかった。当然ここで世襲も打ち止め、それきり免職になるはずのところを、結局は学校を出るまで勤務といえない勤務をだらだら続けさせてもらうのだった。
 私がその街を去る間際、ささやかながら祝いの席や、ちょっとだけ食べに行こかと、移転されていまや久しいがその時分はまだ熊野神社のそばの、月極ガレージの詰め所みたいな小屋で商いをしていた店へと一緒に向かい、焼き鳥をごちそうになった。狭いカウンターの右隣では、我がボスがとりどりの部位の肉を串から外して黙々とほおばってゆく。また左隣では、藤真利子さんに似た見知らぬご婦人がゆったりと瓶ビールを傾け、品よく籠のキャベツをちぎって口に運んでいたことを覚えている。炭焼き台からガラス越しに伝わってくる熱を感じ、とても顔がほてった。どこか張り詰めた空気が流れているようにも思われたが、これはほかでもない私自身の、もうじき新たな生活を迎えるということに対する心の動きによるものだったろう。食べ終わってもまだ明るい時間で、それでは長いことご苦労さんだった、どうか気張ってやってやと短いはなむけの言葉をもらい、東西に丸太町通を別れてから私がちょっと振り返れば、市バスの停留所へと遠ざかりつつある巌のような背中に春の粉ぼこりがまつわりついて夕日にきらめき、すると確かにその場かぎりの幻の龍がひと舞ふた舞して七色に光る鱗をありがたく散らしている。
(2019年12月)
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yotchan-blog · 6 months
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2024/3/26 7:59:46現在のニュース
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yibeizishiquleni · 4 years
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天天想你,與不想你
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Leslie,
我的右耳垂,今天流血了。
兩個星期前,貼身配戴的銀製耳環,右耳那隻針歪了,無論我怎麼對準,都無法將針對入卡榫,故將它倆放在電視櫃上,就這麼空著一對耳垂。十幾天來,我不曾意識到耳上的空,好像花了數百個日子養起的習慣,歸零只需要兩個星期。若不是路過公館的銀飾店,我甚至不會想起。
我急需一副耳環,卻不知道買哪種款式。店員看我只是沉默地盯著展櫃,就替我操心起來,不斷從櫃中拿出雕花的、鑲鑽的、垂墜的⋯⋯我看著這些閃亮的、真正具裝飾性的耳環,突然就矇了。我從來就不覺得耳環是漂亮的,這輩子也不曾因他人耳上的裝飾而心動。我是這樣子的呀,又為什麼穿了耳洞?
最後還是隨意挑了兩對。結帳時突然掛念起耳垂上的洞,便請店員留一對給我現場戴。我生澀的像剛打完耳洞兩天的新手,站在鏡子前穿了十幾分鐘,無論如何都無法將耳針戳進去。店員看我表現很嫩,可能於心不忍,決定出手幫我。這次卻換他失敗了。我又不好意思起來,便說:其實我耳洞也沒有穿很久,可能是合起來了。
是最近才打的嗎?他問。我想不起來,只好語意不詳:「其實也是穿很久了,去年穿的。」說著我用力將針戳進肉裡,穿成功了,卻感覺整個耳垂辣辣地疼。離開店裡,隨手點開放在這裡的幾篇文章,發現耳洞早在 2018 年 4 月就穿了,如今已經過去兩年,而我也不再是應屆畢業生。
回到家照鏡,發現右耳垂的血已沾濕耳後,而我方才只顧著完成穿刺的動作,幾乎沒來得及感覺到痛。痛。原來還是會痛的。
兩年來經歷了太多事,身邊的人來來去去幾乎換過一批,早已不是原本的生活圈了,我卻總感覺自己的心智還停在 2018 年。一直到現在,我從不後悔把《搖滾芭比》刺在手臂上,但我媽自那時開始嚴禁我再刺青。儘管我一再聲明刺青並不那麼痛,她卻比我這個真正去刺的人更堅持。難道這就是更積極的身體髮膚受之父母嗎?
無法刺青,我心裡的麻癢無處宣洩,何寶榮的耳環就讓我魔怔了。記得我第一次意識到耳環這個物件其實也很美,竟是出自沒有耳洞的你。我早想不起那年愚人節我做過什麼,只記得隔天起床,一時衝動便去新堀江穿了耳洞。在此之前,身邊所有人都告訴我:放心,就像被螞蟻咬了一口。我卻痛到流出眼淚。
戴牙套六年的我,自認為比常人更能忍五官的痛,卻覺得那日耳垂上的痛是我此生所不能忍的痛苦之一,只比大學時被熱油燙出的 20 公分水泡少痛一些。
這段記憶回籠的同時,何寶榮的臉又變得清晰。
幾天前在一群朋友的聚會上,聊到喜歡王家衛與否。現場氣氛很好,身旁的好友突然被爆料不喜歡王家衛,也許是體貼的個性使然,他看起來有點驚慌。當我正因為他的慌張而興味盎然,遠方有人出聲替我補充:你旁邊那個不就喜歡王家衛嗎?頓時感覺自己怎麼老是看戲看到變成主演,同時也感覺在當時的語境中,「喜歡王家衛」已成為一個不合時宜的選擇,我第一直覺就想辯解。
他們又再追問:不喜歡王家衛幹嘛用王家衛的手機殼?我竟答不出來。事實上我連手機鈴聲都是王家衛。但我卻對喜歡王家衛這件事抱著懷疑,這疑問讓我苦惱,幾天過去了還理不出頭緒。
這陣子我總是覺得自己歌荒了。買完耳環,搭上熟悉卻許久不搭的綠線,遲遲無法在歌單裡選擇一首歌,又因為心煩意亂而什麼都不想聽。直到聽到 Beyond 的《情人》,那瞬間的激動教我差點哭出來。我不得不低頭翻起這聽了三年的歌單:鄭秀文、陳慧嫻、王菲、鄭伊健、黎明、梅艷芳⋯⋯我對陳奕迅無感了十多年,卻為他每一首粵語歌著迷。這份歌單註定只屬於現在的我。從不看你到真正看到你,從今往後,粵語比起任何語言更讓我感覺安心。
我太清楚「我愛香港」這件事如要闡述出來,十之八九都是矯情到令人作嘔的。但我可以在這裡試著說給你聽。
幾年前,我在王家衛的《阿飛正傳》中再次看見你,那時的震撼一直持續至今。我早已數不清自己看了多少遍《阿飛正傳》。還住在景美時,熬夜成癮,那時也懶得出門上課,晚上就把燈關的暗暗的,反覆看著一樣的東西。好幾個早上醒來��第一眼看見的就是放在腿上的電腦,發熱到燙腳,而張曼玉和劉德華還在中環衛城道上散著步。當時的我總埋怨劉德華把好好的《阿飛正傳》演得無聊,說到底,在這片子裡,誰不是為了看張國榮?
現在的我,隱隱約約羨慕起那個角色的愜意。明知道那幽微的愛意令觀眾不耐,他卻總有耐心陪著蘇麗珍一步步走下去。Leslie,我是否更成熟了一點?
先是旭仔,再是何寶榮和歐陽鋒。我深愛著這些故事裡的你,愛到不願、也無法與他人暢談的地步。正因為你在王家衛的電影裡,所以我喜歡王家衛的電影;也因為你不在電影裡,讓我喜歡上那些沒有你的電影。一分鐘的朋友、張曼玉的美、林青霞的艷、阿根廷的鴿子之歌、重慶大廈、香港八〇年代、TVB、羅文、沈殿霞、半島酒店、莫文蔚、周星馳⋯⋯我當然愛他們。但若不是因為你,這一切之於我不會有任何意義。
我喜歡王家衛。喜歡黎明點給李嘉欣的〈忘記他〉,喜歡梁朝偉和張曼玉在狹窄的過道中擦身錯過,喜歡金城武的廚師沙拉和王菲當年的髮型。我好像突然能理解自己為何會被《2046》打動——這部王家衛迷都說不愛的電影。梁朝偉後來沒有再見到張曼玉了,但鞏俐是張曼玉,王菲是張曼玉,章子怡是張曼玉,劉嘉玲也是張曼玉。對周慕雲來說,每個女人不過是蘇麗珍的變形。他當然足夠愛這些女人,但他越是愛她們,他就有多愛她。
她們都不是她,卻也都是她。那種王家衛式的鄉愁與造作,竟與 2020 年的這個我心意相通。
月初時,我在天快亮的時候看了《歲月神偷》,太狗血的情節不曾感動我,我卻對著電視機哭了一整晚。那日去山上看完你,意識到你原來不是張國榮。這一年來,我不再動不動就聽你的歌、看你的電影。我開始迷戀杜琪峯的電影,對陳果的香港三部曲上心;我對《古惑仔》、《黑社會》系列又愛又恨;我記香港的路名,且動不動就想吃茶餐廳(港奶大過天),開始聽得懂粵語的廣播劇。並且除了粵語,任何語言的歌聽多了都會讓我焦慮。
還是投降了。我看你或不看你,其實看的都是你。「我喜歡王家衛」這個答案足夠回答所有,卻也匱乏到什麼也無法回答。
兩天後的早上我在計程車上聽見幾個人的死訊,電台主持人用爽朗到讓人心寒的聲音說:今天的主題是天堂音樂會,傳簡訊進來告訴我你想聽什麼歌。後來他開始放張雨生的《天天想你》。下車後我小跑步到電梯口,就怕被警衛看到我進門時還擦不乾淨的眼淚。
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yuchun12 · 5 years
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・ 季の雲の茶遊記展に参加します。 今年は横浜の三渓園で開催されるそうです。 ・ ・ ⭕️お陰様で、お多福茶会は満席となりました。 茶遊記 第十章 横浜 三溪園 会期:2019年5月24日(金)・25日(土)・26日(日) 会場:三溪園(鶴翔閣・白雲邸) 〒231-0824 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1  三溪園 https://sankeien.or.jp  日本の夏じたく https://n-natsu-s.jimdo.com/ 茶遊記とは、お茶で遊ぶをテーマに、 西遊記にヒントを得、つけられたネーミングです。主催者と参加者が真剣に遊び、心にのこるお茶時間を過ごそうと、2014年から始まりました。 毎夏の仙台に始まり、海外での茶事も10箇所を超え、昨年は回想茶会と題し、今まで巡った縁ある場所を感じていただける茶会として京都で開催しました。 さて今年は、13年続けられている 「日本の夏じたく」という催事に加わる機会に恵まれ、横浜の三溪園という素晴らしい会場にて行います。 販売棟になる「鶴翔閣」で24日・25日・26日の三日間季の雲が中国茶器を販売し、「白雲邸」にて25日・26日中国茶会を行います。 オリジナルメンバー:市川孝(陶芸家)・堀口一子(茶絲道)・中村豊実(季の雲) ゲスト茶人 :出野尚子(chanowa) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 「中国茶器 Exhibition 季の雲」  会期:5月24日(金)・25日(土)・26日(日)  時間:24日 13:00〜17:00  25日/26日 11:00〜17:00  会場:三溪園内「鶴翔閣」  様々な中国茶器や茶道具をご覧いただけます。  参加予定の作家 [陶器]市川孝・小澤章子・境知子・境道一・服部竜也・マルティンハヌシュ・村上雄一・中村豊実 [ガラス]荒川尚也・小林希・小林裕之・とりもと硝子店 [木工]羽生野亜・古川潤・水野悠祐 [金属]KINTA Studio・村上和香奈(+布) �[�中国茶に使える古道具]季の雲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「茶遊記 - お多福茶会 - 」 初夏の緑美しい頃、中国茶会を開きます。 市川孝、出野尚子、堀口一子の三人が それぞれ茶席を設け、三席を巡っていただきます。一福一福を重ね、福多き茶のひと時をお過ごしください。 茶淹れ:市川孝・出野尚子・堀口一子  今回は出野尚子さんが、ゲスト茶人としてお茶を淹れてくださいます。 「出野さんは2002年、熊本市の中国茶坊 玉蘭で働き始め中国茶を学ぶようになり、2005年に独立し、以降「chanowa」を主宰。九州の茶農家を巡り、また中国や台湾へ足を運びその土地ならではの茶葉の味わい・楽しみ方を、茶会や教室を通して紹介されています」 《要予約》  会場:三溪園内「白雲邸」  5月25日(土)①10:00〜12:30 (書のパフォーマンス含) ⭕️満席御礼 ②13:30〜15:30 ⭕️満席御礼  5月26日(日)③10:00〜12:00 ⭕️満員御礼④ 13:30〜15:30⭕️満席御礼 定員:各24名 会費:各回 お一人様 (三席三様のお菓子付き) 10,000円 (別途入場に700円必要です) 《応募方法について》 ・ご予約は、[email protected] または 季の雲0749-68-6072にて  4月10日(水)11時〜48名、 4月25日(木)11時〜48名を受付けます ・メールの件名には必ず「お多福茶会 参加希望」としてください ・メールの方は郵便番号・ご住所・日中通じるお電話番号・ご氏名(ふりがな付)の明記をお願いいたします ・当日はおいしいお茶を感じていただくために、ヘアワックス・香水・衣類の洗剤など香りの強いものはご遠慮ください ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ①の回のみ、オープニングイベントとして、書家華雪さんによる書のパフォーマンスがあります。そのあと書は、しつらえとして会場に展示いたします 書家。1975年、京都生まれ。92年より個展を中心に活動〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを開催 Instagram:kasetsu_sho facebook:kasetsu お菓子 ・余韵「姜 優子(かん うぢゃ) 」神奈川県出身。10年ほど前から菓子づくりをはじめる Instagram:yoin88888 ・marcadette 渡辺薫子 パティシェ 熊本在住 フランス菓子店や和菓子店で修行後独立 熊本の素材で菓子やジャムを製作、販売 ・星月夜 加藤 里奈 2013年 愛知県犬山市にて星月夜というvegan restaurantを開店 Instagram:hoshizukiyo.lina #茶遊記 #季の雲 #横浜 #三溪園 #中国茶 #中国茶会#鶴翔閣 #白雲邸 #日本の夏じたく #市川孝 #堀口一子#茶絲道 #出野尚子 #chanowa #小澤章子 #境知子 #境道一 #服部竜也 #マルティン https://www.instagram.com/p/BxzOk_pHJeK/?igshid=apn9tsn88yr9
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no1-shochu · 6 years
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【株式会社和香園 様】 ( 銘茶 志布志市 ) 今回は‼ 志布志市でお茶の製造、加工、販売をされている会社、 株式会社 和香園 様に古新映画監督様とお邪魔致しました\(^o^)/ コクとうま味が凝縮されたお茶は絶品です(^^♪ 和香園 堀口 様、 下平 様 有難うございます(^^♪ 凄く美味しかったです(^^♪ 写真は、美味しいお茶と、新工場の様子です\(^o^)/ (新工場は極秘なので、お見せできる範囲の御写真を掲載しております。) 株式会社和香園 様情報 ( ワコウエン ) ( 緑茶伝説・栄西物語・木魂・あらびき茶 ) 代表取締役社長 = 堀口泰久 様 TEL = 099-475-1023 住所 = 鹿児島県志布志市有明町蓬原758番地 鹿児島堀口製茶有限会社 様情報 ( ホリグチセイチャ ) ( 緑茶伝説・栄西物語・木魂・あらびき茶 ) 代表取締役社長 = 堀口泰久 様 TEL = 099-475-0931 住所 = 鹿児島県志布志市有明町蓬原758番地 茶音の蔵 様情報 ( サオンノクラ ) ( 茶の創作料理 ) ★完全予約制(1日前までに要予約) 予約受付時間: 8:00〜18:00 全席禁煙 クレジット払いなし TEL = 0120-464-300 営業時間:11:00〜16:00(15:00 ラストオーダー) 定休日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日休み) 住所 = 899-7511 鹿児島県志布志市有明町原田1203-7(和香園原田本店敷地内) MENU -メニュー- 茶音 風:1500円(税抜き) 茶音 薫:2000円(税抜き) 茶音 雅:3000円(税抜き) お子様ランチ:1000円(税抜き) コース料理の上記3種類。 お茶入り餃子やお鮨、スープに粉末茶を入れた豚肉のしゃぶしゃぶや茶そば、シフォンケーキなど。 ※季節によって料理内容が変わりますので、写真と実際の料理は事なる場合がございます。(写真は3,000円コース) 「飲むだけではなく、食べるという食文化も提案したい」 という思いから、安心・安全な茶の葉と大隅半島の食材にこだわった創作茶膳レストラン「茶音の蔵」(さおんのくら)を併設しています。 心地よいジャズとお茶たっぷりの料理をご堪能ください。  ※季節によって料理内容が変わりますので、写真と実際の料理は事なる場合がございます。 _________________________ ☆★古新監督&映画 情報☆★ 古新舜監督 様は、 長編映画 あまのがわ ( 分身ロボット OriHime と自分探しの旅 ) を制作されています\(^^)/ ヒロインは、 俳優 哀川翔 様の 次女 福地桃子 様です\(^^)/ 福地桃子 様は、映画初出演になります\(^^)/ ☆★☆★長編映画 あまのがわ に、若潮酒造の焼酎 さつま白若潮(シロワカシオ)も登場致します(^^♪ 皆さん是非劇場にお越しくださいませ(^^♪ 映画を見て、さつま白若潮(しろわかしお)見つけて下さいね(^^♪ 古新舜 監督様情報 ( こにい しゅん ) コスモボックス株式会社 代表取締役社長CEO 住所 = 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-1-9 青田ビル201 ( 数々の映画祭で受賞・入賞 ) 代表作 koganeyuki ( 倉科カナ 初主演短編映画 ) 長編映画 ノー・ヴォイス ( 犬猫の命の大切さを描いた ) 最新作 ( 史上最高の感動作 ) 長編映画「あまのがわ」〜分身ロボットOriHimeと自分探しの旅〜 ✨福地 桃子✨(映画初出演・初主演) (鹿児島県出身、哀川翔様の娘様です。) あまのがわ ティザー映像公開 !! (動画) 【 ナレーション/女優 杉本彩 様】https://youtu.be/A4A9pFzxiPk _________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ 日本全土 、 全都道府県 に若潮酒造の焼酎が広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ✨限定焼酎販売中✨ ※オンラインショップ、直売所限定焼酎も販売しています\(^^)/ ※若潮酒造株式会社公式オンラインショップ 情報 = http://wakashio.shop-pro.jp/ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #株式会社和香園 #和香園 #堀口製茶 #茶音の蔵 #若潮酒造株式会社 #若潮酒造 #若潮酒造服部明 #焼酎 #白若潮 #鹿児島県 #志布志市 #志布志町 #志布志 #しぶし #古新舜 #福地桃子 #映画 #あまのがわ #哀川翔 #お茶 #銘茶 #OriHime (和香園 本店)
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andie-kao · 8 years
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|市集 ·  京都 ·  東寺|【 東寺弘法市集 】--- 每月21日限定!古物美食雜貨通通有!
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▲在弘法市集裡找到一隻陶貍子...辛辛苦苦扛回台灣啊...(超可愛)
 這一篇文章真是費盡心血...
算是回到工作後的首發,果真難產(暈)
每天下班後和上班前都在畫畫畫~修圖片,
睡眠完全不足中(熊貓眼)
不過好險還是趕在21日前完成了!!!
 因為今天要跟大家推薦京都的好康市集就是---
每月21日限定!『東寺的弘法市集』啊!
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   當天天氣雖然陰陰的~但完全不減我對市集的熱情,
從京都車站步行到東寺很近,靠近各個出口的街道邊也可以看到攤商,
有些店家還敞開門賣著舊貨。
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  早上大概9點左右抵達,已經人潮滿滿。
 之所以被稱為弘法市集,是因為3月21日是弘法大師圓寂的日子,
所以每月的21號東寺都會開放御影供,
而同日舉辦的市集就被稱為『弘法市』了!
 弘法市集裡的攤位種類琳琅滿目,
吃的、喝的、玩的、穿的、用的、手作...
想的到的通通都有!尤其是古舊的東西很多喔~
 下面把我在弘法市遇到的攤販分享給大家。
 【小吃】
弘法市集裡頭有各式各樣的小吃可以選擇,
不怕吃不飽,就怕吃太撐!
因為各有特色每攤都想試試,
最後只好挺個大肚子逛市集啦!
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 ▲攤商『玉三郎』黑輪~
 光是賣黑輪、烏龍麵的就好多家,味道都不一樣很值得試試,
不過胃得大一些啊!太多東西可吃了!
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 ▲另一間賣雜燴和黑輪的攤子
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 ▲後來又嚐了一家~雜燴滿好吃的,烏龍麵也還OK,
內用區的客人絡繹不絕啊!
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 ▲完全被臺面上的大塊章魚丁吸引,結果等了老半天來的章魚燒裡面卻很小XD
不知道是不是縮水了~而且注意注意!它是稀軟路線的喔~
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 ★無敵大推薦『五平餅』!!!!好好吃~(擦口水)
鹹鹹甜甜的醬油把米糰表面烤的微焦,
糰子本身有點甜味,又充滿了米香,愛死了!
完全糯米控!
 【甜點】
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甜點在『弘法市』裡也很容易遇到,
最多的就是蕨餅跟大福了~還有吃到地瓜做的『鬼饅頭』喔!
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 ▲在有花俏大福的『えがしら堂』買了蕨餅和鬼饅頭。
鬼饅頭其實就是地瓜製作的一種麵食甜點,
面皮的部份有點像雜糧饅頭,但沒那麼韌,
味道也比雜糧饅頭甜很多,
滿特別的~日幣120一枚!
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 ▲激甜大判燒!!!其實就是爆餡的橢圓形車輪餅嘛~XD
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 ▲依舊激甜方方正正皮薄餡多的『金鍔燒』,
吃完市集一輪快變成紅豆人了...
不過金鍔燒的紅豆餡是有顆粒的粒餡喔!
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 ▲ 老闆實在看起來很老實,
長得又很像麵包超人(?),
所以跟他買了吐司(到底什麼概念...)
 自家烘焙,吐司有香香酵母味,
很有嚼勁喔(咬咬咬)
 【古董雜貨】
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古董雜貨也是弘法市集的一大特色!
有別於其他各大手作市集,這裡賣很多舊貨、古物,
值得前來挖寶一番,我也在其中找到了尋尋覓覓的貍子先生喔!
除此之外,還有許多賣舊和服的攤子呢~
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 ▲市集裡價錢品質參差不齊~大家要放亮眼睛挑選!
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▲貍子軍團~~左下的臥佛貍子實在太搞笑了XD
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 ▲二手和服攤子超多外國人光顧
 【乾貨、漬物、水果】
市集裡販賣漬物的攤子非~常多!
也有賣果乾零嘴調味料,可惜很多特色漬物沒辦法攜帶回台灣啊...
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  ▲看起來有夠下飯的...(OS:老闆來碗白米!!!!)
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  ▲京漬物---酸莖漬『すぐき』
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▲各式各樣!
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 ▲美少女老闆!!!橘色的新鮮柿乾滿喜歡的~不會甜過頭。 
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 ▲手工胖胖蒟蒻~
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 ★Special乾地瓜條!健康美味零負擔(工商時間嗎XD)
真的很適合當零食,不管小朋友或老人吃都不怕攝取太多糖分,
地瓜本身也很健康,素食者也可以享用~
老闆娘超親切,笑的好開懷!
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 ▲水果攤位不多,只有在門口遇到賣清見柑的鋪子,很甜喔!
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 ▲各種水果乾
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 ▲爆米香的小哥是超級叫賣王!
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 ▲紅通通的明太子~讓我空口試吃實在hold不住啊...好腥..嗚嗚
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 ★京都的七味粉山椒味很重,我個人覺得滿特色的~
有打包一小罐回台灣!
 【手作、遊樂、花卉】
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自家窯燒的陶藝、杯盤很多,還有一區全都是賣花卉植物的,
撈金魚也不可或缺~
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 ▲許多自家窯燒的杯杯盤盤和小東西
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 ▲每家都有自己的特色
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 ▲自創品牌的狗狗貓貓的可愛麻布袋
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 ▲刀具!老闆磨刀中!
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 ▲花卉植物的種類很多,比台灣的花市精彩!
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 ▲撈金魚!
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▲也有可愛的品種可以直接購買
 以上!!!
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  弘法市是不是超級豐富呀~
如果剛好有遇到21日在京都的朋友,不妨把它加入你的行程表中!
 可以花一上午的時間在裡面逛,還能吃的飽飽的呢^^
 最後跟大家分享我在弘法市最大的戰利品~貍子先生
(已被取名叫『大福』了XD)
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 Thank you
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 see u soon~
原文出處:http://lala198942.pixnet.net/blog/post/42359956
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 店家資訊:
 ► 官方網站請點這!Click Here!
 ► 免費入場
 ► 營業時間: 每月21日 早上5:00~下午4:00(雨天也會有喔)
 ► 地址:東寺 - 京都市南区九条町 1
 ► 交通方式:  ① JR京都站徒歩10分                           ② 近鉄京都線東寺駅徒歩5分        ③ 京都市バス- 東寺東門站 / 九条大宮 / 東寺南門站
 ► 地圖:
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mishika-hanagatami · 6 years
Text
「きらきら光る」×「休��うかなぁ」× #3cb371 / しの
 なんとなく、そんな気分だったから。
 公園のベンチに座って、あんパンを手に空を見上げる。冬の空は清々しくて、少し寂しい。点々と散る雲は薄く柔らかそうで、ふんわりと手元に落っこちてきそうだ。冷たい風が頬を撫でて、相反するように私の足元を太陽がぬくぬくと照らす。
 大きな理由もなく、会社の最寄りの駅で足が動かなくなってしまった。
 金曜日、週末――大好きな言葉たちは、一週間の締めくくるための奮いのためのもの。効力なんか、とっくの前に消えていて、それでも私はそれを呪文のように唱え続けた。大好きな週末はいつの間にか、睡眠のための時間に。持ち帰った仕事をこなすための時間に。夜、ひとりの部屋でカップラーメンをすすっていると涙がこぼれることがある。ここ1年は、そんな週末ばかりだ。
 大好きな本屋にも、大好きな喫茶店にも、串揚げ屋さんにも顔を出していない。顔なじみになって、なんとなく話す人もいたのに。部署移動に伴って、多忙さが倍増。私は逃げたいともがきながら、ままならず、せめて溺れないようにするだけ。
 朝、起きた瞬間から業務のことを考える。あれをして、書類を送って、メールは……あの企画の締め切りは?外回りは何時だっけ。習慣というものは恐ろしく、起きてから寝るまで、仕事のことを考えるのは私の日常として確立している。だから、そのことに疑問を持つことなんてない、はずだったのだ。
 重い身体を起こして、ベッドの中に座り込みながらぼんやりと窓の外を眺める。頭の中は昨日終わらせた仕事と、今日するべき仕事が追いかけっこのようにぐるぐるとせわしない。鳥の声がした。いつも聞いているはずなのに、気づかなかった声が私の耳に飛び込んできた。
「……休もっかなぁ」
 自分の口から飛び出た言葉に、一番驚いたのは私自身だ。まだ動かない頭を3回振って、急いで身支度を整えてバッグを掴んで家を出る。ローヒールの靴はガツガツと道に鈍い音を響かせる。私の機嫌が悪いときは、なおさら。
 いつも通り、電車のなかではSNSをチェックして、返信をして、本を開く。最近、読んでいるのは梶井基次郎の『檸檬』。ラストシーン、主人公が爆発を想像するシーンで左の頬がニヤリと動く。すべて吹っ飛ばせたら、どれだけいいだろう。幼いころに、美味しそうだと舌を這わせたビー玉を思い出す。ラムネの瓶に閉じ込められた、カラカラと軽い音を立てるそれを思い出す。
 寝そべって、誰にも見つからないようにこっそりと舌を這わせたガラスの味は、もう忘れてしまった。
「~~駅」
 気づけば、会社近くに来ている。これも、いつも通り。でも、どうしてもホームから足が動かなかった。鬱陶しそうに私を避けながら歩いていく人たちの背中を見つめる。
 灰色や黒や、そんな色の背中が遠ざかっていくのをぼんやりと眺めながら、バッグからケータイを取り出して会社に電話をしていた。
「吐いてトイレから出れません。お休みさせてください。」
 どうせなら、行ったことのないところへ行こう。次に来た電車に飛び乗って、ぼんやりと窓の外を眺める。思ったよりも空は青くて、ここ1年はまともに空を眺めた時間がなかったことに気が付いた。
 休んだからといって、特別にやりたいこともない。好きだった映画鑑賞も、最近はリサーチする暇もないから全く分からない。それに、今は映画館に行ったら眠ってしまいそうだ。なんだか、それは勿体ない。
 適当に降りた駅で、ぶらぶらと街を散策することにした。どちらかというと、都会とはいえない街並み。街がまとう柔らかい雰囲気に、胸の底から息がつけた。どこからか香ばしい香りが漂って、私は自分がお腹を梳いていることに気が付いた。
 ふらふらと歩いていくと、小さなパン屋がある。喫茶スペースもあるみたいだけれど、すでに満席だ。まだ、朝の9時前だというのに。
「あんパンと、ウインナードッグ、カレーパンと……クロワッサン。全部、一つずつ。コーヒー持ち帰りってできます?」
 私の怒涛の注文にも怪訝な顔をせず、パン屋の制服を着たお姉さんはコーヒー大丈夫ですよ~と朗らかな声で答える。
 ほかほかのパンとほかほかのコーヒーで手を温めながら、うろうろと街を巡った。
 少し大きめの公園は、少し肌寒い季節だからか誰もいない。もう少し日が出たら、にぎやかになるのかな。赤や黄色のグラデーションの葉が、風で揺れる。適当なベンチに腰をかけると、なんだか肩に入っていた力がふっと抜けたような気がした。
 さっきから震え続けるケータイを開くと、上司からアホみたいにメールが送られている。
 完全週休二日制なわけじゃないし、やらなくちゃいけない仕事はあるし。結局、私は明日会社に行かなくちゃいけないのだろう。
「だるいなー」
 あんぱんはすっかり私の胃の中におさまって、最後に残しておいたクロワッサンにかぶり付く。じゅわっと口の中に広がるバターの香り。
「んー!」
 思わず声が出て、空を見上げる。
「おねーさん」
「おわっ」
 にょきっと出てきた男の顔で驚いてひっくり返りそうになると、それをケラケラ笑いながらその男は肩辺りで支えてくれる。
「……なんですか」
 独りでテンションが上がっていたところを見られているなんて恥ずかしくて、どうにもぶっきらぼうな言い方をしてしまう。
「おねーさんこそ、平日にスーツ着て、こんなところでなにやってるんですか」
 私のテンションの低さは気にしていないというようにケラケラと笑って、少し首を傾ける。
 黒いロングカーディガンに、細身のストレートのジーンズ。横から見てないから実態は分からないけれど、明らかに薄い。私よりウエストないんじゃないか。
「べつに。」
「うん、まーいいんですけど。……こっち。」
 スーツ姿の女が仕事の時間に公園にってどう考えてもサボりだし。深堀しても面白くないと踏んだのか、ただ自分の話がしたかっただけなのか、彼は小さく手招きして私を呼ぶ。
 クロワッサンとコーヒーを手に持ちながら、私はフラフラとなんとなくついていった。普段なら怪しすぎて動かないだろうに、なんでだろう。顔が好みだったとか?残念ながら、それほど彼の顔は覚えていない。
「はーやーく。」
「……わかったわよ」
 少しスピードを上げて彼に続くと、公園の片隅に革製のトランクが開かれていて、アクセサリーがぎっちりと並べられていた。
「わあ……」
「女の人なら、こういうの好きでしょ」
 少しと得意げな声で彼が話す。
「そういう決めつけはどうかと思うけど……でも、好き」
 久しぶりにこういうものを目にした私は、キラキラ光るこういうものに釘付けだ。シルバーだろうか。手作りの温かみのあるリングやモチーフがぶら下がったアクセサリー。普段買うようなものとはちょっと違うそれらに、胸の奥が弾むような心地がする。
「おねーさん、こういうの好き?」
「こういうの?」
「手作りとか」
「うーん、あんまり買わないかなぁ。でも、アクセサリー自体見るの久しぶり。」
「へぇ。どれくらい?」
「1年とか?」
「……こういうの興味ない人?」
「そんなことないよ。好きでこまごま集めてたんだけど……忙しくて、つけ方も忘れちゃった」
「ふうん」
 真ん丸じゃないけれど、不思議と手に馴染むリング。いいな、かわいい。デザインもシンプルだし、どんな服にも合いそうだ。……さすがにスーツにはダメだろうけど。
「……それ気に入った?」
 じっと見つめているからバレバレだったらしい。少し嬉しさが滲んだ声で、男の子が私に話しかける。
「うん」
「じゃあ、あげる」
「え!い、いいよ。そんなつもりで言ったわけじゃないし。それに毎日スーツばっかりで、こんな素敵なリングつけるような恰好してないの。」
「そんなこと言ったら、何にもつけれないじゃん。」
「……だから、何にもつけないんだって。仕事だから、仕方ない。」
「じゃあ……」
 彼は私に向き合うように、正面から顔を覗き込んで目の前に何かを差し出した。
「これは?」
 よく見ると、プラプラと小さなグリーンの石がついたネックレスが揺れていた。楕円形に削られた石は、深い緑でなんだか吸い込まれそう。
「アベンチュリンっていうんだ。」
「え?」
「この緑の石。癒しをくれる。性格も穏やかだし、きっとおねーさんに馴染んでくれるよ」
 にっこりと笑って、ずいっと押し付けるように腕を突き出す。その勢いに負けて、私も思わずネックレスを受け取ると満足そうにうなずく。
「ピッタリ、でしょ。おねーさんに」
「そう?」
「うん。それに、1つ好きなものを身に着けてるだけで、人間って意外と機嫌がよくなるもんなんだよね」
「……へぇ」
「だから、おすそ分け。そうしたら、これを見たとき、一日のなかで、一瞬でも嬉しくなるでしょ」
「なる……かな」
「なるよ、ぜぇったいなる!」
「そうかな」
「そうだよ」
 目を合わせて、なんだか二人とも笑いが我慢できなくて笑いだす。そうかな、ともう一度いったら、絶対そうだよとまた彼は笑った。
「ということで、それはおねーさんにあげます!」
 ひとしきり笑うと、彼は嬉しそうに声を上げて、勢いよくトランクを閉じる。使い込まれた革が顔を出して、彼の手によってトランクが勢いよく浮かぶ。
「じゃあねー!応援してる!」
 走り出した勢いに気後れして、一歩遅れて声を上げた。
「……ありがとー!」
 私の声に応えるように、彼の背中は3回跳ねて、ぐんぐん小さくなっていった。
 昼休み、コーヒーを飲んで一息つく。ワイシャツから覗く首元には、あの日もらったアベンチュリンがある。疲れたとき、どうにもできないときに何となくこの緑の石を撫でてしまう。いつのまにか、そんな癖がついた。
「さて、やりますか」
 背伸びをして、髪の毛を結ぶ。キーボードに手を置いて、ひたすら文字を打ち込む。
 あの日出会った彼と、いつなまた会いたい。そうしたら、私は絶対にお礼を言うのだ。また、頑張れるきっかけをくれたのは、君なのだと。
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