今日から月も変わるというのに、東京は生暖かい湿気がぬるま湯のように身体に絡みつく。そんな10月、忙しくてセックスの回数が減っているとか、自分で友達や後輩をうちに呼んだわりに私が料理するとか、コロナ明けで義両親が東京に来る頻度が多いとか、結婚4年目に相応しい(?)夫への不平不満がぽつぽつ出てきて少しモヤモヤしている今日この頃。東京に出てきてそこそこ経つけれど、こっちでできた友達がもともと少ないのに加え、職場で知り合った人も地方出身者が多くここ数ヶ月で数名が地元に帰ってしまったりで、こんな話ができる人も今や近くにいない。結局文章にするという悲しいストレス発散法しか取れなくなっている。
喧嘩はほとんどないけれど、孤独や不安で少し悲しくなったとき私は必ずTumblrを開いて昔自分が綴った文章を読む。こっぱずかしくなるという副作用はあれども、東京に二つ返事でついていくほど好きになった気持ちが鮮明に思い出せるから。もちろんこの対処法、夫には秘密。今日も自分のページをスクロールして、今の私はもうこんなこと書けないなぁと少しだけ寂しくなる。頭のネジがどっか外れてて、男の人に口説かれたり褒められたりすることが大好きで、週の半分セフレの家かラブホテルに入り浸っていたあの頃。23〜25歳くらいの私は、酒と煙草とセックスで細胞できてます!を地で行く(?)見ているとこっちがむずむずしてくるやつ。いわゆる若気の至り、遅い反抗期。 当時も普通に書いていたけれど、あの頃は常に彼氏以外に2人はセックスできる人がいて、男の人相手ならいくらでも嘘が吐けた。でも本当に付き合っている人には触れられるのすら嫌で、本当に好きな人には振り向いてもらえなくて、エモいバンドのMVかってくらいラブホで煙草吸いながら泣いて自分に酔っていた。 結婚した今、不倫なんてもっての外で、夫にされたら泣き喚いてブツちょん切ると思うけど、あの頃は元カレに対しての罪悪感なんて微塵も持っていなかった。今考えてみれば、少しプライドが高いこととプレゼントのセンスが皆無、以外はいたって普通の人だったと思う。愛してくれていたとも感じていたはずなのに、それだけでは承認欲求は埋まらなかったのだろうか。(こう感じるようになっただけ大人になれているの…か…?)
承認欲求といえば最近、自分の中のアダルトチルドレンの気配を確かに感じている。自分の意見が分からなくなったなという感覚、結婚してから強くなった。今の夫と結婚したことについて、間違えた、こっちじゃなかったなんて微塵も考えたことがなくて幸せだと思うけど、この関係を守っていかなくちゃって独りでジタバタしているのも事実だ。母と父のような関係性には死んでもなりたくないって気を張っている。あのふたりの血が流れているのだから可能性はあると思って、そっちのルートに行かないように、行かないように、私は日々ちいさく頑張って、ちいさく消耗している。もっと身軽になれたらいいのにと考えても、勝手に気合い入って空回りしていたりする。せっかく実家から離れたのにこの有様。呪いだ、呪い。そんな感じで最近ちいさく疲れているので、寝ます。急にぶった斬ってごめんね。また顔出す。
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2021年に米ミシガン州の高校で男子生徒(当時15)が銃を発砲し、11人が死傷した事件で、息子の犯行を止められなかったとして過失致死罪に問われた母親に対し、地元の陪審団は6日、有罪の評決を出した。子供が起こした銃撃事件で保護者が過失致死罪で有罪とされたのはアメリカ史上初めて。検察はジェニファー・クランブリー被告(45)を、不注意に息子に銃を持たせ、危険の前兆を無視したとして起訴した。息子の父親のジェイムズ被告も過失致死罪に問われており、別に裁判が開かれる。父親は無罪を主張している。現在17歳の息子は終身刑に服している。広告2021年11月30日にミシガン州オックスフォードにあるオックスフォード高校で起きた銃撃事件では、生徒4人が死亡、教員1人を含む7人が負傷した。判事は評決を出した陪審団に対し、おそらく「これまでで最もつらいこと」だっただろうと述べた。ミシガン州オークランド郡の裁判所で評決が読み上げられると、クランブリー被告は感情を表に出さずに、まっすぐ下の方を見つめた。4件の過失致死罪で起訴された同被告は、それぞれで最長15年の禁錮刑が科せられる可能性がある。犠牲者の親族の中には、この評決に安堵(あんど)の表情を浮かべる人もいた。射殺されたテイト・マイヤーさん(当時16)の父親バック・マイヤーさんはBBCに宛てた声明で、「国民が声をあげた!」と語った。「その声に賛成するか反対するかは自由だが、これが(司法)システムのあり方だ」事件を予見・回避できたのか母親が殺人事件を予見し、防ぐことができたのかが、この裁判の焦点だった。クランブリー被告と夫ジェイムズ被告は、銃撃事件の数日前に銃を購入した。息子はこれを事件で使用した。夫婦は事件の数日後に警察に犯罪容疑をかけられた。警察は事件後に2人の捜索を開始し、一般市民からの情報提供を受けてデトロイト市内の工業ビルで発見した。2人は保釈金を支払えず、2年以上、郡の拘置所に収容されていた。当初は夫婦そろって裁判にかけられるはずだったが、昨年11月に別々の裁判を求めた。ジェイムズ・クランブリー被告の裁判は3月に行われる予定。検察側は法廷で、息子のイーサン・クランブリー受刑者がメンタルヘルスに関連した支援を求め、幻覚症状を訴えていたのに、両親が治療を受けさせなかったことを示す証拠を提出した。クランブリー被告は息子に精神的な問題があるとは思わなかったと述べた。事件当日の朝、両親は息子が描いた気がかりな絵に関する学校での話し合いを切り上げて仕事に向かった。息子を家に連れて帰るのを拒んだという。息子のバックパックには銃が入っていたが、学校関係者は中身を確認することなく生徒を教室に戻した。そのわずか数時間後、息子はハナ・セント・ジュリアナさん(14)、テイト・マイヤーさん、マディシン・ボールドウィンさん(17)、ジャスティン・シリングさん(17)を殺害した。画像提供, Getty Images画像説明, 被害者家族と抱き合うオークランド郡のカレン・マクドナルド検察官検察は2週間にわたる審理で、クランブリー被告がプライべートなメッセージで息子のことを懸念していたにもかかわらず、助けを求める息子の訴えを無視したという、同じ主張を試みた。検察側はクランブリー被告と不倫関係にあった男性との間で交わされたメッセージを示した。同被告は、事件当日の学校での話し合いに出席する前、息子が「何かばかなこと」をするのではないかと恐れていると述べていた。クランブリー被告は法廷で、息子のために購入した銃の責任を夫に押し付けようとした。11月末のサンクスギビング(感謝祭、祝日)の翌日、夫が息子に拳銃をプレゼントするため銃砲店に息子を連れて行ったと、クランブリー被告は陪審団に述べた。同被告は銃の安全管理に責任を持つことに「気が進まず」、夫に銃の管理を任せたとした。保護者の有罪評決による影響は一部の専門家は、クランブリー夫妻に対する裁判によって、銃乱射事件を起こした子供の保護者の起訴が増加する可能性を示唆している。ペンシルヴェニア大学のスティーヴン・J・モース法学・精神医学教授は、イーサン・クランブリー受刑者が罪状を認めたのだから事件の責任は同受刑者にだけあるとし、今回の評決には同意できないと述べた。「彼女が必ずしも世界最高の母親でなかったことは理解しているが、それ自体は犯罪ではない」モース教授は、今回の判断が悪しき前例となり、裁判所が今後同じような状況で「スケープゴート」を探すようになるかもしれないと指摘した。一方で、今回のケースは非常に珍しいもので、より広範な影響はないだろうとみる専門家もいる。ミシガン大学のフランク・ヴァンダーヴォート教授(法学)は、「これ(評決)をきっかけに、よくある事件で保護者が起訴されるという事態が次々起こるようになるとは思わない」と述べた。「この事件をめぐる事実はかなり特異だし、ある意味で極端だと思う」被害者家族の反応被害者の家族は、学校関係者がクランブリー夫妻のように法的責任を問われていないことへの不満を示している。「学校で起きた失敗に関して、なぜ(法的)システムは国民が決めることを許さないのか?」と、被害者の父親のマイヤー氏は6日の評決後、BBCに語った。「この政府は異なるルールのもとに存在しているというのか?」昨年発表された独立機関による調査では、イーサン・クランブリー受刑者のバックパックの中身を確認せずに教室に戻ることを許可するなど、学校側の制度に複数の欠陥があったことが指摘された。この報告を受け、学区側は慣行と方針を見直し、改善すると約束した。(英語記事 Jennifer Crumbley: Michigan shooter's mother found guilty of manslaughter)
銃乱射した少年の母親、過失致死で有罪評決 米史上初 - BBCニュース
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みそかです。
噛まれる寸前まで犬の肉球をぷにぷにしたり、締め切り5分前にレポートを出したりと、ギリギリでいつも生きているわたしですが、役者紹介もこんな時期に投下させていただきます。
新歓の読み合わせがまだ始まっていないので、間に合ったということにしてください。
わたしは毎回芸名を変えています。理由は特にありません。気分です。次回は変えるかもしれないし変えないかもしれません。
そんなわたしから、新人公演に参加したみなさんに新しい芸名をプレゼントします。でも、あくまで提案なので、採用するなり仏壇に飾るなり塩胡椒かけて炒めるなり好きなようにしてくださいね。
役者編
縦縞コリー
🆕犬系彼氏
パーマ姿に慣れすぎて、もうもとのこりちゃんを思い出せません。似合ってるってことです。
声がいいのはもちろんのこと、表情管理が素敵だなと思います。父だけど子どもっぽさが残っている表現は、こりにしかできないものだったなと思います。キャスパのときにっこにこになるのもいいですね。わたしは作ってないのにどんどん踊らせたくなる(?)コリーちゃんなのでNew芸名は犬で🐾
あろハム権左衛門
🆕大阪公立大学
すでにつよつよな芸名をしてらっしゃるので、新しい芸名を提案するのに少し緊張しました。やはりハムのイメージが強いので、ハム大と呼ばれる大学をつけました。あとは大阪大学のサークルで大阪公立大学を名乗ることができるマイペースさがアローにはあると思います。新たな外国語を習得しようとする姿には震えました。尊敬します…
海泥波波美
🆕桜下木木木
周りのみんなを巻き込んでいつのまにか台風を生成しています。目にいるアサギはケロッとしていたり、していなかったり。アフヌンは結局行けたのかな?紅茶には明るくないけど、わたしも行ってみたいです。New芸名は、わたしが読みたいなあと思っているアサギおすすめの本から取りました。さすがに読みます。この春休みが終わるまでには
苔丸
🆕津谷子
たくさんたくさん練習しましたね。ひとつひとつの動きにも、単語の言い方にも、細かな工夫をしましたね。あれがもう2ヶ月前なんて…時が流れるのは早いです。いちばん一緒に練習して、気になるところを見つけるたびに指摘していたけど、それをすべて受け止めてくれました。丁寧という言葉がすごく似合う人だと思います。もっと磨いて、もっと丸くつやつやにしていってね。あ、New芸名は「つやこ」と読みます
冊まいむ
🆕内緒♡
演劇って、芸術だったんだと、最近気がつきました。だから、わたしもその中に入ることができて嬉しく思うし、同時に不安になります。わかってるのは、ちゃうかは楽しいってことです
衿君
🆕燻
綺麗めな衣装が似合いますね。ていうかなんでも似合いますね。ちゃうか35期着せ替え人形大会を開こうと模索中なのですが、わたしが着せ替え人形にしたいなあと強く思っているひとりです。
New芸名は「いぶし」と読みます。週一で燻製を食べていそうだなという、完全なる偏見からつけました。ちなみにわたしは燻製食べたことがありません
ミル鍋
🆕Curry is a drink.
「カレーは飲み物」です。美味しい食べ物屋さんを知るたびに、「ゆにちゃんと行きたい!!」って思います。全制覇、つきあってくれるかな?最近Vlogに目覚めたゆにちゃん、編集技術をめきめきと上げていてなんかもう立派なユーチューバーになれそうです。普段はにこにこでギャグ線爆発してるけど、舞台に立ったらかっこいい。好き。ギャップ萌えってやつかな
大福小餅
🆕こゆき
わたしは大福の中では雪見だいふくが1番好きです。邪道って言われちゃうかな。優しいこふくは受け入れてくれると信じてます。あとは、こふくには雪景色が合うだろうなと思ったので。雪の中で名前を呼んで、ダッフルコートを着たこふくにとびきりの笑顔で振り返ってほしいですね。こふく感をどうしても残したくて小をつけたら、某女優さんの名前になってしまいました、汗
中森ダリア
🆕大宮セドナ
ひらりは、演劇がなかったら一生仲良くなることがなかったタイプだろうなあと思います。だからこそ会うたびにたくさんお喋りしたくなっちゃうし、ちょっかいかけたくなっちゃう。
セドナは有名なパワースポットです。世界進出しそうだなあと思ってつけました。大宮は勘です。
飾っておきたくなるような美しい容姿も、そんな美しい唇から出てくるコテコテの関西弁とパワーワードたちも好きです
帝京魂
🆕平方根
いつかの稽古でやった関西弁翻訳がいまだにツボです。コンの関西弁が好きすぎて、わたしの専属関西弁翻訳機になってほしいくらいです。
作業員の衣装が似合いすぎてびびりました。私服かと思いました。さすがに嘘です。New芸名は金平糖と迷いましたが、コンはルートが似合いそうだなと思ったのでこっちにしました。ぜひかぶってみてね。√
黒井白子
🆕サフラン吉岡
演補お疲れさまです。いろんなことを相談させてもらいました。やっぱり頼りになります。
わたしは沈黙を埋めるように喋るのが苦手なので、誰かとふたりでいるとちょっとだけ不安になるのですが、白子と喋るときは安心できます。話すのが上手だからでしょうね。話の内容の面白さはもちろん、本人の圧倒的コンテンツ力が芸人さんみたいだと思ったので芸人さんぽい芸名をつけました
しょこら
🆕あしたの靴下
今回は役柄上あんまり絡む機会はなかったかな。でもなぜか、人科の友達から名前をよく聞きます。他のサークルでも楽しんでいるようで何より。こらしょから最初にインフルの連絡があって、仕事振りすぎたかな、スケジュールハードだったかな、なんて心配していたのも束の間、翌日わたしも38度5分発熱しました。体調管理って大事だね。New芸名はフィーリングです。あしたという単語を使いたかった
鴨兎春
🆕星型魚拓
今回のらびの役者紹介、心の底から好きだあああ!!!スクショはもちろんしました。それをプリントアウトする一歩手前で、さすがにやめとくか、となりました。俵万智を超えられると思います。スパイダーなわたしのはもちろん、他の人の歌もにやにやしながら読みました。
もしらびが魚拓だったら、がんばって星の形になるだろうなと思ったのでこの芸名をつけました。芸術センス恐るべし
スタオン編
園堂香莉
🆕透明な花
テキパキ動いて指示をする照明チのかっこよさを見て、未熟な音響チは焦ってしまいます。今回は声だけの登場でしたが、綺麗な声で音質の悪さを飛び越えてくれました。
「も」は、ちょっと疲れたそうなので休憩してもらってます。わたしはマ行全体が好きなので、いつか復活するかもしれません。未だ(わたし的に)あなたの色が決められないので、透明とつけました。お花要素は外せないよね
まろん
🆕奈々
音入れと場当たりではご迷惑をおかけしました……。本当に本当に感謝です。これからも頼りにしてるぜ。
まろんのふわふわしてて延々とお喋りしたくなるような声が好きです。でも、外公以来ゆっくりお話できていなくて寂しいです。今度ごはんでもいきましょ!New芸名はななって名前がかわいくて似合うなと思ったのでつけました。々は同じと入力すると出るらしい
テキストを入力
🆕 繝?く繧ケ繝医r蜈・蜉
文字化けさせました。最近はすごいですね、文字化けさせてくれるサイトがあるんだもん。宣美殺しと言われそうですね。頑張ってもらいましょう。
話せば話すほど味が出てくるスルメみたいな人です。特に、ゆにとの会話は聞いているだけでにこにこしちゃいます。最近ちゃうかの演劇外の活動にも顔を出してくれるようになって嬉しいです
紫仏瑠唯
🆕六条和歌
今回はあんまりお話できなかった…悔しい…!!みなさんの役者紹介を見ていると、るいは世界史がお好きなんだとか。いつか世界史トークしたいなあ。この後期にすごく面白い授業をとったので、わたしの世界史熱は絶賛高まっています。特に、宗教が絡む歴史が好きです。New芸名は、るいは着物が似合いそうなので和風にしました。かわいくない!?
近未来ミイラ
🆕キャリーケース渋滞中
ツッコミもボケもセンスが良すぎるの、なんなんでしょう。片方だけでいいのでください。
改めまして、演出お疲れさまでした。人マニアのキャスパへの繋げ方が個人的にめちゃめちゃ好きです。あと、演出で疲れているだろうに、ちゃんと話を聞いてくれるの、本当にありがたかった。雨あられです。
New芸名はフィーリングが7割、3割はみーらに「い」の口をしていてほしいという願望です。その芸名だとどちらかというと「う」の口じゃないかと思った人、しー。わたしはこれがいいんです
唯端楽生
🆕久茶寧
「くっちゃね」と読みます。ただばたらきは可哀想なので、思い切りだらけてほしくて食っちゃ寝にしました。
脚本を読んで、あなたの子ども観、大人観は、わたしの子ども観、大人観と通じるものがあるのではないかと感じています。わたしは、子どもはこの世界のお客様であると思います。そして大人になるということは、自分が今までに受けてきたものの存在に気づき、今度は自分が「与える側」になること、つまり世界の運営者になることだと思います。それでもって、父は一連の経験を通して、受け取る側(というか受け取る姿勢)だった考え方が、少し大人サイドに近づいたんじゃないかな、と思ったり。こんなことを、お話してみたかったりします。いろんな人が言っていますが、全体を見ても細部を見ても、ずっと面白いあなたの脚本にはわたしも惚れ込んでいます。次回作、楽しみにしてます
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現代に蔓延する上っ面の多様性の背後には、互いに認め合い、尊重するためにはそれぞれがそれぞれに誰かの役に立たなければならないという暗黙の目配せがそこかしこに溢れている。取ってつけたような「弱者救済」というポーズの背後に、どれだけの排他精神が蠢いていることか。高齢者、子ども、障がい者、生活困窮者、クィアをある種の符号に落とし込んでマーケティングに利用するのは、いつだって政治的悪辣の最たるものである。本来は音楽という鐘楼に集いし落伍者たちの解放区として機能していたクラブやライブハウスに於いてさえ、いつしか高い倫理観が求められるようになり、暗黙のドレスコードにより、世にも奇妙な選民思想が根付き始めている。互いに認め合い、互いを支え合うことを前提とした空間に、自分のような人間の居場所がなくなりつつあると感じることが少なくない。音楽が爆音で鳴り響く暗闇のなかには聖職者もいれば犯罪者もいる、心優しき英雄もいれば屑のような悪党もいる、互いの胸のうちに共通するものは何もなく、もちろん自発的な歩み寄りもない。鳴り響く猥雑な音楽だけが両者を辛うじて暗闇の内側にとどめ、足もとの溝を埋めていく。いまの時代、そういう多元的な現場��空間はもはや存在しないのかもしれない。
(『僕のヒーローアカデミア』233話より)
前置きが長くなってしまったが、タラウマラには日々、様々な事情を抱えた「世の人」たちが入れ替わり立ち替わり訪れる。それは決して居心地の良いものではないし、少なくとも当店にとって、彼らは何の役にも立たない。どちらかと言えばこちらのストレスになるだけだ。それでも彼らはやって来る。そういう人たちをこの社会から見えにくくしているのが無自覚なダイバーシティが夢想するユートピアであり、権力者たちが吹聴する「美しい国」の実態なのだと思う。
(世の人①:東淀川を代表するファッショニスタ)
まず最初に紹介したい人物が、自他とも認める東淀川のNo.1ファッショニスタ、清水氏だ。氏の特徴を挙げるとすれば、とにかくオシャレ、ひたすらオシャレ、無慈悲にオシャレ。この人がひとたび領域を展開したら、その術式から逃れる術はなく、世の中で最も役に立たないゴミのような服飾情報を一方的に脳内に流し込まれ、結果、見事に誰もが骨抜きにされる。かつて偶然にもその場に居合わせたWD sounds のオーナーLIL MERCY氏さえも凍りつかせた脅威の人物だ。自身の首元を指して「これは希少なFENDIのネクタイだ」と豪語するので、恐る恐るネクタイ裏のタグを確認すると、なんとブランドロゴではなく素材を示すflannelの文字。どつくぞ。そんな清水氏の母親が昨年亡くなったのだが、ある日、沈鬱な表情でタラウマラを訪れた氏が朴訥と胸中を吐露し始めた(聞いてもいないのに)。ずっと母の介護に身を捧げてきた自分としては、親の死を簡単に受け入れることができず、いまは食事も喉を通らない。母が使っていたベッドの上で呆然と天を仰いで、そのまま朝を迎えることも珍しくない、日に日に自身の身体が痩せ細ってきたことを自覚しており、周囲の者からも心配されている、というような内容をエモーショナルに語る。さすがに気の毒だと思い、親身になって耳を傾けていたのだが、次の瞬間、この男の口から耳を疑うようなセリフが飛び出した。「俺はもともとスタイルが良いのに、これ以上痩せたらモデルと間違えられるんちゃうやろか。ほんでこのベルトもかっこええやろ?」。恐ろしいことに、またしても僕は氏の領域に引きずり込まれていたのだ。その後もお決まりのファッション自慢を嫌というほど聞かされ、全身から血の気が引いていくのを感じた。最愛の母親の死さえも、己のファッショントークの「振り」に使う正真正銘のク◯である。しかも亡くなって間もない、死にたての状況で。
(世の人②:東淀川のジャコメッティ)
次に紹介したいのは、東淀川のジャコメッティ。ある日の営業日、下駄履きのおっさんがタラウマラに訪れ、店内の書棚を一瞥して咆哮した。「ここの本ぜんぶキミらが読んでるんか?やとしたら相当わかってるな!」。僕たちは当店取り扱い書籍はすべて自分たちで読んで、仕入れ、仕入れて、読んでいることを伝えた。するとおっさんの眼は鋭く輝き「キミらは大阪の文化を1ミリ底上げしとるな。大阪で1ミリってことは世界で1ミリってことや!気に入った!儂の家にある本を全部キミらにあげよう、今夜でも我が家に取りに来なさい」と快活に言い放った。その後もジャコメッティやカフカ、折口信夫について興味深い話を聞かせてくれた。おっさんの名は矢嶋博士、淀川とともに生きる彫刻家であり歌人であった。博士から自宅住所と電話番号を書いたメモを受け取り、タラウマラ閉店後にお伺いすることを約束した。博士は帰り際に「もし良かったら、儂の家にある本ぜんぶとキミらのジャコメッティを交換しよう」と言った。僕は何となく話題を逸らして、夜を待った。タラウマラ閉店後に近所のキンキーガールりんちゃんを誘って矢嶋宅へと向かった。ゲトーなアパートのゲトーな階段を上がりゲトーな玄関を開けると、果たしてそこは博士のアトリエ兼寝床であった。三畳一間に所狭しと並べられた謎の彫刻と珍奇植物、藁と見紛う敷布団とヘドロ化したホルモン、呑みさしの酒瓶、そしてあっち系のアダルトコンテンツが視界を過ったことは記憶に留めておこうと思った。博士は「何を突っ立っとんねん、腰おろして寛ぎなさい」と着座することを薦めてくれたので、僕は「どこに?」という言葉をかろうじて飲み込んで、藁のような敷布団に腰を下ろした。ぴったり寄り添うようにりんちゃんの背中がある。博士は1,000冊つくって50冊しか売れていないという自著『淀川。よ』(幻冬舎)を僕たちに1冊ずつプレゼントしてくれた。「芸術家なんて世間様に認められたら負けや。儂はいまの生活で十分幸せやから、死ぬまで作品を作っていくだけや。売れたいなんて思ったことない」という博士の言葉に負け惜しみや諦念は微塵も感じられず、寧ろ清々しい。りんちゃんの興奮が伝わってきた。僕たちは小一時間ほど色んな話をして、席を立った。「階段の上に本を置いてるから全部持っていきや!頑張れよ、若者たち」と言って博士は扉を閉めた。ゲトーなアパートのゲトーな階段の上に大量の書籍が置かれていたが、なんとその8割程度が司馬遼太郎の著作だった。ジャコメッティを交換条件として差し出さなかった自分を心から讃えた。僕たちは自転車のカゴに大量の司馬を積み込んで帰路に着き、その足ですべて「本の森」に寄贈した。
(世の人③:ラッパーの母)
最後はタラウマラの元スタッフであるマリヲ君の実母を紹介する。この方は初来店時に食パンの差入れを持ってきてくれて、淡路商店街で食パンと言えば、当時の人気店「熟成純生 食パン専門店|本多」(2022年9月に閉店)のものに違いないと早合点し「そんな高級なやつ頂いて良いんですか?」と言うと「え?そこのイズミヤで買ったやつよ、え?こっちの方が良かった?」とテヘペロ。なんと僕には廉価食パンを差し出し、ご自身用に高級品を隠し持っていたのだ。2度目の来店時は前回購入してくれたAFTERのTシャツ(画像参照)のコーディネートを見せに来てくれたのだが、タイミング悪くパンク修理の最中だった僕は、店内で少しお待ち頂きたい旨を伝えて作業に注力した。ところがパンク修理を終えて顔を上げると、マリヲ母は嘘のように店内から姿を消していた。それから何度かタラウマラにやって来ては、僕の目を気にしてか、まるでプッシャーマンのような所作で袖の下からマリヲくんに小遣いを渡していたり、連日おばあちゃんの就寝時の写真を送ってきて、マリヲくんが「ばあちゃん元気そうで良かった」と返信すると「おばあちゃんじゃなくて、おばあちゃんが着てるパジャマを見て欲しかった」と返す刀がぴこぴこハンマー。よく見るとパジャマの花柄はすべて微妙に違っていた。そうかと思えば「おばあちゃん、明日あたり死にそうです」と唐突に不安を煽るメッセージを送りつけてきたりもする(因みにおばあちゃんはいまも元気にご存命)。或いは道頓堀川で殺人事件が起きた際には被害者の男性が我が子でないかと執拗に心配していた。報道で被害者はベトナム人男性だと報じられているにも関わらず、だ。
そして、日々の寂寥感を紛らわせるようにSiriというバーチャルアシスタントと夜毎ピロートークを繰り広げていたある時期のマリヲくんが、酔った勢いでSiriに「好きだ!」と告白した瞬間、マリヲ母から「私も!」とLINEメッセージが届いたとき(別の文脈でのやり取りをしていたらしいが、偶然タイミングが重なったようだ)には膝から崩れ落ちた。やはり異能の子は異能、この親にしてこの子あり、ということだろう。
(マリヲ母については息子の著書に詳しい)
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「もっと超越したところへ。」 デザイナー・真知子(前田敦子)、元子役のバラエティタレント・鈴(趣里)、彼氏に染まる金髪ギャル・美和(伊藤万理華)、風俗嬢・七瀬(黒川芽衣)。 2020年、彼女たちはそれぞれ”クズ男”たちと付き合っていた。 真知子はバンドマン志望の怜人(Sexy Zoneの菊池風磨)と、鈴はあざとかわいい男子の富(千葉雄大)と、美和はハイテンションなフリーター・泰造(ロックバンド「OKAMOTO‘S」のドラマー、オカモトレイジ)と、七瀬はプライドの高い元子役・慎太郎(三浦貴大)と。 彼女たちは、彼氏に不満を感じつつも、幸せな日々を過ごしていた。 ただ、彼女に甘えた男たちはどんどん増長し、どうしようもない部分が露呈、遂に別れの時が訪れる…。 そこで彼女たちが選ぶ誰も予想しない超越した決断とは? 劇団、月刊「根本宗子」を主宰し、岸田國士戯曲賞の最終候補に4度選出された気鋭の劇作家・根本宗子が自らの同名舞台作品を映画脚本化。 プライドが高いだけで相手の職業などをバカにする、同棲しているアパートの家賃を払わないのに元カノの仕送りは貰う、束縛して彼女の行動や服装を指図する、ホワイトデーのプレゼントがオリジン弁当やグリルズ、避妊に協力的じゃないのに結婚や子供を避けるなどなど、まさにクズ男のテンプレのデパートのようなクズ男たち。 そんなクズ男に、引っかかって恋愛が長続きしないクズ男ホイホイのような女性たち。 過去と現在が交錯しながら、クズ男とダメな女たちの不毛な恋愛が明らかになり、クズ男との決定的な別れの後にダメな女たちが選んだ決断は正直言うとハッピーエンドなのか賛否両論だけど、クズ男にうんざりしながら妥協して付き合ってしまうダメな女たちの「寂しさ」故に妥協して言いたいことを飲み込んでしまうダメな女たちの癖が炙り出され、舞台的な装置の展開と合わさってクラクラするけど、等身大のアンバランスな恋愛の歪みをコミカルに描いたユニークな恋愛模様と前田敦子や趣里などの演技派女優SexyZoneの菊池風磨や千葉雄大の演技とともに楽しめる恋愛サイコホラーコメディ映画。 #もっと超越した所へ https://www.instagram.com/p/CqPwppUumXE/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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Hogwarts LegacyへGO
フレさんから誕生日プレゼントに頂きまして、誕生日当日にプレイ開始しました。ストーリー凝ってる~!という感動と共に、例のごとく「師匠」「弟子」でキャラ作成。複数キャラ作れるようにしてくれてありがとう。ありがとう。めちゃくちゃ面白いです。今のところ一人目のキャラだけで80時間プレイしてます。敵の拠点潰して歩くの楽しすぎる。(普通にやると最短クリア10時間程度らしい)
そしてレイブンクローの生徒たち、価値観近すぎてリアルで会っても仲良くなれそうです。でもどうせなら価値観違うタイプの寮でロールプレイングしてみたい気持ちあったので、弟弟子氏はハッフルパフ寮にしました。彼は友人は裏切らない。まさにアナグマ寮。
顔も良い。
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かつて世界中で流行した幸福について (3333字)
7年前、突如としてこの世界から12月24日が消失した。
冷静に考えれば、我々が失ったのは365日のうちの1日でしかない。
とはいえ12月24日だ。多くの人々にとって特別な意味を持つ、替えの効かない日。
巨大な喪失感が深夜の歯の痛みのような冷酷さで世界中に染み渡った。
しかし予想外の早さで痛みが引くと、嘘みたいに忘れられた。
今ではもう、12月24日を誰も憶えていない。
そして今年も12月23日の夜がやってきた。
服を脱いだ彼女は、カーテンも閉めずに窓辺に立っている。
冬の夜空には星々が正確に配置されていて、ガラスに映った彼女ときれいに重なっている。下着姿の星座みたいだ。脱ぎ散らかした服を足でどかして、彼女は4000円ちょっとの情けないサンタの衣装に身を包んだ。彼女の全身からばちばちと音を立てて蒼白い光が放たれる。
「今年も美しいな」 彼女は真面目な顔で言った。「私は」
「異論はありません」 僕は少し笑う。でも彼女と安っぽい衣装とのあいだには、歴史上一度も起こったことのない化学反応のようなものを感じる。
「気分が良い」 彼女は微笑んだ。「プレゼントは私だよ。などと冗談を言いたいくらいには」
「それは楽しみ」
じつは僕も、彼女へのプレゼントを隠し持っている。
だけどそれを渡すのは24時間後の話だ。
彼女はこれから、たった一人で失われた12月24日に忍び込むのだ。
もしかすると12月24日が失われたことよりも、サンタクロースがいなくなったことのほうが大きな事件だったかもしれない。7年前に起こった12月24日の消失は、同時にサンタクロースの消失でもあった。
だから12月24日が失われた最初の年には、子供たちにはプレゼントが一つも届かなかった。
ただでさえ暗い世の中にあって、子供たちの悲嘆に暮れる声というのは、あまりにも痛切に響く。体調を悪くする者も多かった。
そこで大人たちは協議の末、毎年25日になると、自分でこっそり用意したおもちゃをサンタクロースからの贈り物であると偽って、子供たちの枕もとに置くことに決めたのだ。
これが思いのほかうまくいった。
子供たちはその嘘をすっかり信じたし、大人たちも子供のために内緒でプレゼントを選ぶという楽しみを得た。
なぜ今までこの方法をとらなかったのだろう?
世界中の子供たちのプレゼントを、サンタクロース1人に任せていたことのほうが異常だったのではないか?
思うに、これは12月24日消失後の世界で、ほとんど唯一の良い方向への変化だ。
そもそも7年前に世界は終わりかけていた。悪意のぎっしり詰め込まれた出口のない箱のようだった。大がかりな戦争と個人的な戦争ばかりがそこらじゅうに転がっていた。そんな時代のさなかに12月24日は失われたのだ。最後のともしびが消えたかのように。
けれど少なくとも今では、大人は子供たちのためにプレゼントを贈るようになった。
世界は少しずつ良くなっていく。
それは僕の個人的な祈りでもある。
僕自身の生活はこの7年、少しも好転しなかった。毎日毎日、ほとんど寓話的といって良いような、つかみどころのない戦闘を強要され、ぼろぼろにすり減っていくばかり。自分がどんな目的で、どの方向に進んでいるのかもわからない。
でもきっと、それは僕だけに与えられた苦難じゃない。
誰だってそんなものだし、彼女の7年間だって似たようなものだったと思う。
なにしろ彼女は7年前に自分の名前をなくしてしまったのだ。
7年前の12月25日。
「次のサンタクロースは私なんだって」 僕の横で眠っていた彼女が跳ね起きて言った。「サンタクロースって啓示によって選ばれるものだったんだね。ぜんぜん知らなかったな」
起き抜けのキュートな寝癖を直しもせずに、彼女は犬みたいに目をらんらんと輝かせていた。
12月24日が消えた翌日。
世界中がショックに打ちひしがれている真っ只中のことだ。
「啓示? きみが次のサンタクロース?」 僕は寝ぼけていた。「じゃあ衣装を買ってこないと。ミニスカのやつを」
「そうだよ、早く買いに行かないと!」彼女はベッドから飛び降りた。「26日になったら、あんなのどこにも売ってない!」
僕たちは近所のドン・キホーテでサンタクロースの衣装を購入した。4000円ぐらいの。ぺらぺらの生地の。ばかみたいなミニスカートの。てっきり僕は、僕たちのマンネリ打破のためにそれが買い求められたのだとばかり思っていた。
だけどサンタクロースの衣装を着た彼女は、本当にサンタクロースになってしまった。
「私がプレゼントを配るのは、この世界の子供たちに対してではない。失われた12月24日に閉じ込められてしまった、幻の子供たちのために配るのだ」
彼女は政治家の物真似みたいな表情と口調で言った。でも、ふざけているにしては、あまりにもその衣装は似合っていたし、あまりにも説得力を持ちすぎていた。
そして本当に不思議な話だけど、サンタクロースになった瞬間から、彼女は自分の名前をすっかり忘れてしまった。
誰にも彼女の名前を思い出すことはできなかった。
僕にも思い出すことはできなかった。
役所で取り寄せた彼女に関するすべての書類の氏名欄には、「12月24日」 とだけ記載されていた。
サンタクロースの衣装を着た彼女は、世界中でただ一人、12月24日に侵入することを許された。といっても僕たち以外の誰もそのことは知らないし、12月24日はいまや彼女の中にしか存在しない。
幻の街の、幻のクリスマス。
そこで彼女は、幻の子供たちに幻のおもちゃを配る。
幻の笑顔。
幻の幸福。
幻の12月24日。
かつて世界の一部だったもの。
すべての子供たちに一晩かけておもちゃを配り終えると、彼女はようやく現実の12月25日に戻ってくる。眠っている僕のベッドにもぐり込む。サンタの衣装のまま僕に抱きつく。
幻みたいに冷えた彼女の体。
彼女も僕も、それぞれの世界でぼろぼろに傷ついている。
「12月24日は正確に保持されている」 彼女が僕の腕の中で言った。「夜空に星が正確に配置されているのと同じように」
「お帰り。今年もお疲れさま」
彼女はちょっとだけ微笑んで、そしてすぐ目を伏せた。
「この世界には罰が与えられたのだと思う」
「罰?」
「人々の考える幸福というものが、あまりにも一面的すぎたのだ。あるいは、幸福になるための手順が複雑になりすぎた。結果として、幸福になりたいのか、不幸になりたいのか、誰にもわからなくなった。幻みたいな幸福を奪い合って、世界は大小の戦いに埋め尽くされた。その罰として12月24日が取り上げられてしまった」
「酷いことをする奴だ」
「誰が?」
「誰もが」
「誰もが。そう、たしかに。私もそう思う」 彼女のため息が僕にかかる。「私は12月24日をもとの場所に戻したい。この世界に〈12月24日〉をプレゼントしてあげたいんだ。それがサンタクロースとしての私に課せられた仕事なのだと思う。やり方はまだわからないけれど……その日が来るまで、私は幻の12月24日を管理し続けなければならない」
「大変な仕事だ」
「だが私にしかできないことだ」
「その覚悟は立派だと思うけど……でも、きみは誰からもプレゼントをもらわなくて良いの?」
「サンタクロースはプレゼントをもらわない」
「そんなことはないよ」
「誰がくれるんだ」
「僕が」
「きみが? 私に? どんなプレゼントを?」
「何でしょう」
「愛かな」
「愛だよ」
「それはもう、もらっている」
「愛のほかにも」
「何をくれるの」
「きみの名前」 と僕は言う。「きみの名前は、7年前の12月24日に飲み込まれてしまった。僕は7年かけてそれを掘りおこしたんだ。僕にしかできない仕事だ」
「私の名前を?」
「そう」
「私はなんという名前だったの?」
「イヴ」
「イヴ」 彼女は恥ずかしそうに微笑んだ。「ちょっと出来すぎな気がする」
「僕もそう思う」
「でも嬉しい」
イヴは僕の首筋に顔を埋めた。
イヴのなめらかな脚の感触が伝わってくる。
そのとき、少なくとも僕たちのあいだには、誰にも恥じることのない幸福があったんだと思う。世界は少しずつ良くなっていく。貧しくても、何もかもがうまくいかなくても、悲しいことばかりが起こっても、僕たちはこうして少しずつ、世界をもとに戻してゆけるのだ。
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【2023年版】父の日ギフトのおすすめ!お父さんにきっと喜ぶプレゼントを贈りましょう!
父の日は、毎年6月の第3日曜日に祝われる特別な日です。2023年の父の日は6月18日(日)です。
母の日と同様に、お父さんに喜んでもらえるギフトやプレゼントを贈りましょう!あなたの気持ちを込めた素敵なサプライズを用意して、感謝の気持ちを伝えましょう。
なお、JapanPromosと一緒に父の日には特別な贈り物で、お父さんの笑顔を引き出しましょう!
グルメ・スイーツのギフト
父の日には、グルメやスイーツのギフトは喜ばれること間違いありません。豪華な食事や甘いお菓子で、お父さんの特別な日を彩りましょう。高級なお肉や新鮮な海産物の詰め合わせ、チョコレートやケーキのセット、クラフトビールやワインのセレクションなどが人気です。お父さんの好みに合わせて、特別な味わいを贈りましょう。父の日には、美味しい食べ物を通じて感謝の気持ちを伝えることができます。
浜名湖で贅沢なうなぎ蒲焼き���白焼き
贅沢なギフトですから、ご注文完了後またはご指定日時の上で、活うなぎを発送日当日に捌いて、冷蔵便でお届けされますので新鮮品を保護します。うなぎ蒲焼の商品は朝じめうなぎ(蒲焼き・白焼き)や朝じめうなぎ溶岩焼き(蒲焼き・白焼き)や純浜名湖産の特選うなぎ蒲焼きの3つの種類があり、セットご購入でお得になります。
人気のうなぎのシリーズの他に、浜名湖では生牛肉ユッケ、三ケ日みかん100%ジュース、Poke扇などがオススメです。
さらに、浜名湖では父の日限定の特別ギフトパッケージを対応し、はがきサイズメッセージやラッピングなどサービスが無料になります。
浜名湖クーポン・キャンペーン情報はこちらへ
俺のECの父の日ギフト
本格フレンチやイタリアンの高級食の専門店「俺のEC」は俺のフレンチや俺のイタリアンなど対象のセットをご注文すると、なんとポイント2倍!父の日ギフトとして俺のECのオリジナルメッセージカードが同梱されます。
お父さんに美味しい食事を贈って、特別な日を演出しましょう。配送指定も可能ですので、遠くにいるお父さんにもお届けできます。思いやりと美味しさを詰め込んだ俺のECの料理で、お父さんを喜ばせてみてください!
俺のECクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
JAタウンでの父の日 ギフト特集!抽選で1,000円OFFクーポン
JA全農が運営するJAタウンでは、父の日ギフト特集が開催中です。お肉やお魚、フルーツ&野菜、お酒、スイーツ、ソフトドリンク、フラワーなど、さまざまなカテゴリーのプレゼントが揃っています。
さらに、父の日商品を購入するとJAタウンのオリジナルメッセージカードが付いてきます。
6月13日までの購入者の中から100名様に1,000円OFFクーポンが抽選でプレゼントされます。お父さんに感謝の気持ちを贈るならJAタウンでお買い物をしましょう!
JAタウンクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
Cherie Brinのオリジナル写真入りケーキでスペシャルギフト!
お父さんが甘いものが大好きなら、父の日には特別なケーキを贈ってみるのはいかがでしょうか? 写真ケーキ通販のシェリーブランでは、ご家族の写真を入れたり、専門家によって描かれた似顔絵をオリジナルケーキにして贈ることができます。これはお父さんへの素敵なギフトの一つです。
Cherie Brinクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
ファッション・ビジネス小物
父の日にファッションやビジネス小物のギフトを贈るとしたら、お父さんの好みやライフスタイルに合わせて選ぶと喜ばれると思います。アウトドア派のお父さんなら、ポロシャツや帽子、サングラスなどのファッションアイテムが人気です。お家好きなお父さんなら、パジャマや甚平、ルームウェアなどのリラックスアイテムが定番です。予算に合わせてセットギフトや名入れギフトもあります。父の日には、日頃の感謝の気持ちを込めて、ファッションやビジネス小物のギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?
ORIHICAでの父の日ギフト2023特集
お父さんにビジネススーツ・アイテムで贈り物とする場合はORIHICA(オリヒカ)の【父の日ギフト2023】をご参考になれます。
ネクタイやベルト、タイバー&カフリンクス、プロシャツ、カジュアルシャツ、Tシャツなど個別のアイテムからおすすめコーディネートまで特集しています。また、プレゼントの選びに困っていた方におすすめの読み物(コラム)もあります。
ORIHICA公式通販でのご注文の際に、ご希望内容にて無料で簡易ギフトラッピングをご選択可能です。ぜひ、ご利用くださいね。
ORIHICAクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
JOGGOのレザー・革製品のオーダーメイドで最適なプレゼント
財布を贈るならレザー・革製品のオーダーメイド「JOGGO」のおすすめです。14色で「本革長財布」「二つ折り財布」「ラウンドファスナー財布」「L字ファスナー財布」「コンパクトウォレット」「コインケース」などお好きなアイテムを自分でオリジナルをつくり、更に名前が無料で入れるサービス!そのオリジナルアイテムでお父さんのお名前を入れると唯一になる父の日ギフトがおすすめです!
JOGGOクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
北欧腕時計のNordgreenで父の日ギフトのおすすめ!
父の日には、Nordgreen(ノードグリーン)の腕時計をプレゼントするのはいかがでしょうか。Nordgreenは、北欧デザインの美しさと機能性を兼ね備えた腕時計ブランドです。
2023年新発売のコレクションには誰にも愛されるタイムレスなデザインがオススメです。また、サイズやカラー、ストラップなどを自由に選べるカスタマイズセットで父親や夫、彼氏などに喜ばれること間違いなしです。
Nordgreenクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
健康グッズ・安眠寝具
父の日には、健康グッズや安眠寝具のギフトを贈ると喜ばれるでしょう。健康志向のお父さんには、フィットネスグッズやマッサージ器、健康食品などがおすすめです。また、質の高い枕やマットレス、快適な寝具も良い選択肢です。お父さんの快適な睡眠や健康促進に役立つアイテムを贈って、心と体のリフレッシュをサポートしましょう。
nerucoの電動ベッド・介護ベッドのおすすめ
国内最大級ベッド通販専門店「neruco」では5,000店以上のベッド・寝具の商品を取り揃えています。中には、電動ベッド・介護ベッドの商品をお父さんにプレゼントするのもおすすめです。簡単なリモコン操作で背上げられ、読書したり、テレビ見たりすると自然体が感じられます。父の日に電動ベッドを贈るのはぴったりです!
nerucoクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
マイまくらのオーダーメイド仕立てギフト券
お父さんは毎日仕事や家事で忙しいですよね。そんなお父さんには、心地よい睡眠をプレゼントしてあげると、喜ばれるはずです。マイまくらでは、お父さんの体型や好みに合わせて作るオーダーメイド枕だけでなく、そのぴったりの枕を10年使い続けられる「仕立てギフト券」でお父さんの枕が買い替え不要になり、寝心地の満足度が保護します。
ご希望の方には無料でマイまくら専用のメッセージカード「Happy Father Day’sカード」、ギフトラッピング&熨斗付けのサービスを提供しています。お気持ちの言葉をお伝えたいならご注文の際に、備考欄にご入力ください。
マイまくらクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
贈る花の色やギフト
男性も花を贈られると喜ばれることが多いです。母の日には赤いカーネーションやアジサイなどが代表的なフラワーギフトですが、父の日には黄色いバラやひまわりが定番の花とされています。父の日のギフトに花を添えると、感謝の気持ちを表現する素敵なプレゼントになります。
HitoHanaの父の日特集
HitoHanaでは、父の日花ギフトやアレンジメントを多数取り揃えています。新鮮なグリーンや初夏を感じさせるひまわりの花束はもちろんのこと、飾り付けが楽しめるアレンジメントや観葉植物、ドライフラワーなどもおすすめです。
さらに、父の日花ギフトを贈る際には、無料でメッセージカードやギフトラッピングのオプションが選べます。お父さんに心温まる花の贈り物をして、特別な日を彩りましょう。
HitoHanaクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
デパートから父の日ギフトを選ぶ
デパートのオンラインストアでは、お酒やグルメ、ポロシャツや革小物など豊富に取り揃えています。さらに、父の日に合わせてラッピングやメッセージカードのサービスもご利用可能です。
おうちでゆっくりとオンラインショッピングを楽しみながら、お父さんに喜ばれる特別なギフトを見つけてみてください。デパートならではの品質とサービスで、素敵な父の日の贈り物を実現しましょう。
au PAY マーケットの父の日特集2023
auPAYマーケット通販サイトでは2023年の父の日ギフトを特集しています。
また、6月20日まで会員様限定に350円OFFクーポンを配布し、お父さんのプレゼント3,500円以上のお買い上げでご利用できます。auPAYマーケットの父の日クーポンは数量限定ですので、お早めに!
au PAY マーケットクーポン・キャンペーン情報はこちらへ
Qoo10の父の日ギフト特集2023
Qoo10(キューテン)の「THANK YOU Father’s Day」は、父の日ギフトに最適な選択肢です。特別なクーポンや割引クーポンが用意されており、生活雑貨、モバイル・家電、食品・スイーツ、お酒、ファッション雑貨など、おすすめのギフトが割引価格で手に入ります。
お父さんの好みや興味に合わせて、素敵なプレゼントを見つけてみてください。Qoo10を通じて、父の日に喜ばれる特別なギフトを手軽に入手できます。
Qoo10クーポン・キャンペーン情報はこちらへ
まとめ
父の日に向けたギフト選びは、お父さんへの感謝と愛情を表す素敵な機会です。2023年の父の日ギフトのおすすめアイデアをご紹介しましたが、お父さんが喜んでくれるプレゼントを選ぶときには、お父さんの好きなものや楽しむことを思い浮かべながら、心から選んでください。
ギフトに添えるメッセージやカードには、お父さんへの感謝の気持ちを込めて温かい言葉を添えてみてください。父の日を特別な日にするために、一緒に過ごす時間や思い出作りも大切です。
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大人にもクリスマスプレゼント 中の開運アドバイザーとお年玉が必要だと思う だから、私達作りました。そうしたら もう100名以上に受け取って頂きました ①自宅をお得に購入する方法&活用方法 富豪がやっている家庭学習の内容 ワーママが大家をはじめた理由 ②2023年のラッキカラー・パワー スポット・やると良いこと/やめた ほうが良いことを伝えてくださる テレビ出演 毎月の現金収入を得る大家さん である4人が大家さんの良いところ 悪いところをぶっちゃける トークイベントへの参加権 ③ 開運手帳プレゼント <開運手帳の効果、抜粋> 仕事が増えた! 人脈が広がった! 売上が上がった! 臨時収入が入った! 試験に合格した! 結婚できた! 目標達成した! 彼氏ができた! 昇給した! 苦手な人が離れていった! 前向きになった! 毎日が楽しくなった! お金の教育と大家さんを生み出す仕事 2022年現在2000名のコミュニティ運営中 毎年100名以上の生徒さん達を迎え 10年間続くコミュニティ 75%の生徒さんが大家さんデビュー 老若男女サポートOK 保存版! 結局お金が貯まる方法! 厳選マネナビ4選 12月23日迄無料プレゼント中(^^)↓ @nagamasayutaka #年金��題 #給与明細 #保険料 #教育費 #お金の悩み #リストラ #資産形成 #働き方 #銀行 #電気代節約 #食費節約 #資金調達 https://www.instagram.com/p/CmciIkZyBlU/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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#00008:
8月18日(日)......もう10日くらい前のことになるけど、久々に、友人と休日を過ごした。
その"友人"とは、ここでブログを始める前から「ブログやりなよ!」と自分に言ってきたり(#00001を参照)、体力面で頼られることが多かったり [「(たいていのことは)大丈夫やろ」と、体力面では割と信頼を置かれている(...?) #00007を参照。※なお、運動神経の面では確実に信頼を置かれていない模様]......これまでのブログに少し、登場してきていた人である。自分が彼女のお助け要員として繰り出される回数があまりにも多いからか、他学部の、とある同回生の人からは「都合のいい男」呼ばわりをされたりしている。けれどまぁ......お互いの日常のことを話したり人間関係にまつわる相談を受けたり(どちらかというと、自分が相談をするよりも彼女から相談を受ける回数のほうが多い)、自分の書いた文章を読んでくれたり文章の添削を頼まれたり(自分はあくまで感覚的にやっているから、文法に関する専門的な知識はたぶんガバガバだけど)、家に遊びに行ったときに向こうから「今日は家に人泊める気分じゃない」と言われても泊まったり......そんな感じの仲である。時折奮起しつつ、でも、基本的には人と極力関わろうとしてこなかった自分が「やっぱりなんか、窮屈だ...!」となったタイミングと重なって、徐々に...ほんとに徐々に、仲を深めていった(大学2回生の秋頃~大学3回生の初夏にかけて)。彼女はいろんな人と知り合いだから、その分、彼女に連れられていった先々で何人かの人と関わり、その中で自分は人とコミュニケーションを取る能力を徐々に復活させていった...という逸話(?)もある。
が......彼氏と付き合うようになってから、どうやらまた、その能力が衰えてきたらしい。
「○さん(彼氏の名前)と付き合い出してから🌟さんの特性が強くなっていってる」
......これは、今月の頭に彼女から言われたことだ。ここで彼女がさしている"🌟さん=自分の特性"とは、ゆっくり、ゆっくりとした発話のスピードのことである。確かに、彼は自分が話し終わるまでちゃんと聞いてくれるし、言葉のニュアンスが伝わる頻度がほかの大多数の人たちよりも高いし......何よりこの自分が無理せず、自然な姿でいることに喜びを感じるのが自分の彼氏の一面なのだ。そんな彼と、毎週末同じ部屋で過ごして......というのを2か月も続けていると、まぁ......こうなるか。"特性が強くなっている"件を彼氏に話したら、案の定「いいじゃないですか~」と言っていた。たしかに、これで成立できる空間があるからいいかもしれないけど......でも、彼と出会ってからしばらく使ってない(眠ってる)脳の領域がある気がするし、説明したいことを自分の思うように他人に伝えることができないのは、それはそれで苦しい。ここはなんとか、バランスを取り戻したいところだ。
......まぁでも...それよりもたぶん、彼女が言いたいのは、
「🌟さんがわたしと過ごす時間が明らかに短くなってる~~���人中心になってる~~~あー��ーー(以下略)」
ということだろう 笑。「笑」なんて入れてしまってるけど、でも...たしかに、自分でも恋人中心になってきてると思う。でも!!
(まだ付き合い始めて2か月程度だから、このくらい全然いいでしょ!!)
というのが本音だ。(彼女はその後、「2か月」ということを鑑みて、「じゃあ許す」って言ってたけど......これはこれでまた複雑な気分😶🌫️。)
⋆⋆⋆
ということで、久々の、友人との休日(6月末以来...そのときはほかにもう二人いたけど)。友人と一緒の休日......といっても、またまた(何度目?)、お助け要員としての出動だ。なんでも、彼女は知り合いに「1か月ほど家を空けているから、様子を見に行ってきてくれ」と頼まれたらしい(その人は海外に出かけているということだった)。その家は山の中(...といっても、ほかに近隣の住宅/住民がそれなりにいるから、不便な以外はよくある"閑静な住宅地"って感じだけど。)にある古い家(実は、先述の6月末某日にもここに来ていて、自分はその"知り合い"とも会っている)だから不安なのか、ただ様子を見に行くだけではなくて、
・畑の野菜を収穫する
・換気をする
・動物や空き巣に荒らされた形跡がないか確認する
・防犯のために○○の電気をつけっぱなしにしておく
...とまぁ、色々とお願い事をされたらしい。友人曰く、最初はいけると思って自分から引き受けたらしいけど......。こんなに色々頼まれるとは思っていなかったようだ。いやでも......なぜ、あの人(※一応付け加えておくと、この人は男性で、友人より少し年上)はよりによって、これを、彼女に頼むんだ......?? 決して、身体は丈夫じゃないし、どんくさいところもある人なのに(どんくささに関しては自分も大概だけど)......。彼女は、「たぶん、一番頼みやすい立ち位置に(わたしが)いるんじゃない?」的なことを言っていた(「ほんとあいつ、頼み事するの下手!」ともぼやいていた)。さらに、直近でほかにも頼みごとを任される場面があったようで「たぶん、そういう時期(=他人から頼み事される時期)なんだと思う」とも言っていた。けどもやっぱりこれはさすがに......。だから、自分はまた、お助け要員になったのだ。
⋆⋆⋆
15時台。経由地で友人と合流しつつ、目的地まではバスを乗り継いで移動した(今回の目的地まで行くバスの本数が少ないから、遅刻厳禁だった。最初、乗り場を間違えたときは焦った...間違いに気づいてよかった......)。例の、友人の知り合いの家に着くと、生え放題の雑草や、いちじくの重みでたわんだ木が通路を塞いでいた。足場が悪いし、彼女と一緒に来てよかった......と、つくづく思った。
それから、友人は家の鍵のある場所(事前に友人は、こっそり入れてある場所を教えてもらっていた)から鍵を取り出し、室内の様子を確認。荒らされた形跡はなかった(というより、住居人が部屋の片づけをしていなかったから元から荒れてた)。とりあえず換気をしたり、野菜の収穫に向けて着替えたりした。
畑には、オクラ、きゅうり、唐辛子、ミニトマト、なすが生っていた。まずは、ミニトマトから収穫。連日の猛暑の中だからか、焼けてしまった実が多く見られた。けれど、それ以上にたくさんのきれいな青い実が生っていた。とりあえず青い実を収穫し(聞くところによると、青いまま収穫しても、日なたに置いておけば赤くなるらしい)、焼けた実や枯れた葉などはそこらへんに放って土の肥料にした(※友人の知り合いが指示したやり方だからこれでOK)。そのほかの野菜も同様に、作業を進めた。虫よけの為に置いた蚊取り線香からの煙。トマトの枝に巣を張るジョロウグモ。きゅうりの葉を這う毛虫。蚊取り線香なんて気にせずに飛び交う蚊の数々。自分たちは、その中で作業をした。学校の学習の一環で畑仕事をする...なんてのはもうないし、進学を機に京都に移ってから、おばあちゃんの家に顔を出して、夏の風情を感じて......というのも少なくなった(特に父方のおばあちゃんは施設で暮らしてるし、最後に会ったのはコロナ禍前という...)。だからこんな感じの風景は久々で、ちょっと懐かしい気分になったりもした。はっきり言って気分転換になったし、手伝いに来てよかったと思うほどだ(そもそも、自分はお楽しみ気分で来てたけど...🤭友人のほうも、それを分かって自分に頼んでくるところはあると思う)。作業終盤になると、友人のほうも「🌟さんが一緒にやってくれなかったらほんと心折れてたわぁ」と、しきりに言っていた。そんな具合で、最終的には全種類の野菜合わせてそれなりの収穫量になった。
作業中はやっぱり、暑かった。自分も友人も汗かきだから、ふたりしてたくさん汗を拭いてたけども......友人のほうは、まさに「まんが!」みたいな汗のかきかたをしていた。作業に終わりが見えてきた頃にちょうど顔が合ったんだけど、そのときは思わず笑ってしまった。なんというか......顔の毛穴一つひとつから、きれいに汗の粒が吹きだしてきてる感じ。彼女は自他ともに認める「なめらかな肌」の持ち主だけれど、こうやって肌の新陳代謝が行われているのを見ると、なるほどだからか...と思わずにはいられなかった。
そうして、いよいよ作業が終了。残念ながら、クーラーのある部屋は手持ちの鍵では空けることができなかった。ということで、暑い部屋の中でしばらく休憩することに。家から持ってきていた食べかけのかりんとうを二人で食べたり、収穫した野菜の状態を確認したりした。休憩中、手持ちのペットボトルに水道水を入れて飲んでみたけれど、自分の住んでいる所と違って、雑味のない水だった。同じ市内でも、周りの自然環境によってはこんなに味が違うのか...!と、軽く衝撃だった。突然かりんとうを煙草に見立ててカッコつけてる友人を写真に収めたりもした。かりんとうを咥えるや否や「撮って!」とノリノリになるのが彼女らしくて、おかしかった(ここには載せないけど、今年の頭、約2か月遅れで彼女からもらった誕生日プレゼントのデジカメを持ってきておいて良かった。カメラをもらったときに、彼女は「2002年、🌟さんが生まれた年に出たやつ!」...と、しきりこだわりポイントをアピールしていた。実は、このブログに載せてる写真のほとんどは、このデジカメで撮影したもの。ちゃんと使ってるよ!)。撮った写真を見ながらの、「これほぼう○こやな」とか「ネッククーラー(※着用した状態で撮影していた)が格を下げてる」とかいう反応も、もはや安心安定...😌という感じだった。収穫した野菜は持ち帰っていいと言われたらしい......が、自分は次の日からしばらく帰省で家を空ける。だから、ほとんどは彼女が持って帰って、使いきれない分は知り合いに分ける......という感じになった。
(ちなみに、自分が持ち帰ったのはミニトマト2個。翌朝、出発の前に食べていった。赤いほうはどちらかというと甘味強め、黄色っぽいほうは強い酸味と、ほのかな苦味を感じた。)
⋆⋆⋆
帰りにご飯を食べて(人生初・「いきなり!ステーキ」。430gの肩ロースステーキを食べた)、なんだかんだ帰宅する頃には22時を回っていた。急いでシャワーを浴びて洗濯をして、帰省の準備の仕上げをしたり彼氏とLINEしたりしていたら寝るのは1時ごろになってしまった。7時20分ごろに家を出る関係で6時ちょい前に起きる予定でいたからスケジュール通りこなせるか不安だったものの......なんとかなった。疲れすぎて、実家に着いた日の夜は爆睡しまくり、半日くらいは寝ちゃってたけど......😴
(ということで自分は今、長野県某所の実家にて帰省中です……🐛)
[2024_08_29]
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12/30 下部に追記ほんとに誰にも言えないからここに書く。今の彼氏とは付き合って初めてのクリスマス。プレゼントにもらったマフラーが趣味じゃなさすぎてつらい。つらいポイント①私の服装や雰囲気と合わないので、私のことを考えて選んだと思えないところがつらい②ほしい色や雰囲気を伝えていたのに、聞いていなかった(覚えていなかった)らしく全く違うものがきて、話を聞かれてなかったのがつらい③おじさんぽいマフラーで、今時の女の子がつけるマフラーとはかけ離れてて、彼氏がいかに時流に乗ってないか、周囲を見ていないかがわかってつらい④でも伝統のブランド(ハイブラではない)ので、それなりのお金が趣味に合わないプレゼントに消えてしまったことがつらい⑤とはいえ彼氏もそれなりに考えてくれただろうにそれを素直に喜べない自分の性格がつらい白かベージュのマフラーがほしい、を覚えてくれてたら、普段の私の様子を見て、シンプルで王道のものが好きなんだなと普通の予想をしてくれてれば、、あと、彼氏から、無地がいいだろうなと思ったけど、なんか変わったものあげたくなっちゃったんだよね、って言われたのもなんか嫌だった。普通に喜んでほしいって思わないのかな?わたしは彼氏に喜んで欲しくて、彼氏のライフスタイルや持ち物やキャラクターに合うブランドとか素材とか色とかめちゃめちゃ調べるタイプだから、気持ちがわからなさすぎて。彼氏が一生懸命選んでくれたものならなんでも嬉しい♡みたいな女じゃないことが辛い。それなりの値段って言っても1.5万とか。でも1.5万払ってもいいって知ってたらもっとちゃんとお願いしていたというか、、、なんか、、、、こう���う時の気持ちの整理の仕方が知りたい。ていうか歴代の彼氏全員プレゼントのセンス悪い。王道でシンプルな素材と色とデザインのものが欲しいし、見てたらわかるだろって思っちゃう。奇抜なものなんか持ってないし。なんか、それを選ぶ時点で、こういう奇を衒ったプレゼント選びができる俺!のために買ってる感じがするのが辛い。あとこれからもずっとこのセンスで選ばれるの?これからもずっと?って思っちゃう今回は大判でモコモコしすぎない素材の白か薄いベージュの無地のマフラーが欲しかった、欲しすぎて自分で買いそう。彼氏が買ってくれた、おじさんがダブルコートの首元につけるために買ったみたいな、ボリューム少なめのダークブルーグレーのタータンチェックのマフラー、いつつけたらいいの?------------12/30 追記フェイクが薄かったのでここまでバズっちゃったら彼氏の目にいつか触れるかもと思って彼氏に言いました彼氏はめっちゃ笑ってくれてそういうところが好きだからこれに笑ってくれる人柄の彼に今時点選んでもらっていることは私はありがたいな〜と思ってますどちらかというと見ず知らずの人にこんなに色々書かれて大丈夫?って心配してくれた人からもらったものに文句を言う女を選んじゃった彼は見る目ないと思うし何よりも本当にこんな女で申し訳ないと心から思う…あと、ちなみにそのセンスで選ばれたのが増田、のコメントは私も天才かと思った、私が彼氏のセンスをこきおろしてしているとすれば大打撃だったと思うけど問題はそこじゃないので笑えて済んだ一緒やんて言われるかもしれないけど私は彼氏からのプレゼントや彼氏のセンスをダサいとは思っていないです品物としてはすごくいいしこれが好きな人もたくさんいると思うグッチの財布って素敵だけど私の趣味じゃないんだよね、みたいなかんじなので彼氏のセンスそのものを問題視したりセンスが悪いと思ってたりしているわけではなくて、そこに至るまでの思考プロセスのありかたの違いとかズレを悲しんでいるかんじでした まあ普段から人の話を聞けではあるけど あと何よりも私の性格の悪さへの自己嫌悪今回はプレゼントっていう形のあるものでアウトプットされて問題が表出しただけで、そしてどこかに吐き出したかっただけです、センスあるブコメとそれを取り上げてくれたツイートで変にバズっちゃった蛇足だけど私が考えていた以上にいろいろ考えて用意してくれていたこともわかって、彼氏は話は聞いてないけどすごく優しくて面白い人ですどんな経緯であれ人からもらったものについてマイナス感情を抱くのは良くないことなんやなあと学びました
彼氏からのクリスマスプレゼントが趣味に合わなくて辛い
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このところ、東京は25度を越す日が続いています。来週も月曜日を除いて、ずっと夏日の予報。でも、日差しを避けて木陰に入ると涼しい風が吹き抜けていてベンチで気持ちよさそうにお昼寝している人を見かけたりします。メダカたちの食欲も旺盛で、元気に追いかけっこをしている姿が可愛いです。
今週の夏学期の初回クラスでも参加者の方々の明るい光と再会することができました。サイキックアートクラスでは絵の腕を上げた方、アウェアネスクラスではオールレベルからマスタークラスへ進級した方、リーディングの正確性が上がった方など、皆さんそれぞれ霊性開花の道を着実に進んでいらっしゃいます。(上の写真はサイキックアートクラスから)
今週見かけた肖像画に関するニュースをご紹介します。まずは、イギリスから。数多くの画集も出版している人気肖像画家のジョナサン・ヨーによるチャールズ国王の公式肖像画が公開され、その真っ赤な絵のように大炎上しています。プロジェクトが始まった時にはまだプリンス・オブ・ウェールズだったチャールズ国王の右肩に1匹の蝶々が止まる様子が描かれていますが、このアイデアを出したのは国王本人だということです。蝶は変化と再生のシンボルとされていますから、国を背負ってその役割を担おうとする覚悟なのでしょうか。批判が多いと報道されている赤い色からは、燃えたぎるような情熱が感じられます。
ヨー氏の画集を見てみると、画法としてグリッドを多用しているのがわかります。被写体の写真と紙の上に同一のグリッドを引き、一つずつマス目を模写していく方法です。比率を意識しながら被写体の細部を意識して写し取るので、緻密で正確な絵を描くことができます。グリッドを引くとデッサンの練習にならない、という意見もありますが、昔からアーティストたちは長い筆や測り棒を持った手を伸ばして片目をつぶりながらモデルのプロポーションを測ったり、デッサンスケールというグリッドがついた小窓を利用したりして、石膏像の大きさ、長さなどの比率を測っていました。
今学期のサイキックアートクラスでも石膏デッサンに挑戦していただきます。デッサンは情報をインプットしたものをアウトプットしながら、徐々にその精度を高め、誤差をなくしていく訓練です。それは、ミディアムシップを習得していくのと同じプロセスだと思います。今学期のクラスでも楽しみながら、その人にしか描けない唯一無二の素敵な絵を描いていただきたいです。
お次のニュースはオーストラリアから。
オーストラリアで最も成功している実業家ジーナ・ラインハート氏がアボリジニのアーティスト、ビンセント・ナマジラが描いた自分の肖像画の撤去を求めたというニュースで、オーストラリア国立美術館は彼女の申し出を拒否しているそう���す。記事にある写真を見ると、他にもチャールズ国王やエリザベス2世の肖像画が並んでいて、どれも同じようにデフォルメされたユーモラスな姿で描かれています。どうやらナマジラ氏は風刺に溢れた作風で知られるアーティストのようです。彼はオーストラリアでアボリジニとして初めて市民権を得た有名なアーティスト、アルバート・ナマジラのひ孫です。
他にも自分の肖像画を認めなかったことで有名なのが、イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルです。肖像画家グラハム・サザーランドによる80歳の誕生日プレゼントとして贈られた作品に不満を持った彼は、公表後に自宅の地下室にその絵を置き去りにし、二度と見ようとしなかったそうです。そして、完成の一年後に肖像画は燃やされてしまいます。
もしかすると名声や財産を得た結果として贈られる自画像には自分が一番認めたくない、真実の姿が映し出されているのかもしれません。
明日は久々にサンデーサービスを澤輪ミディアムと開催いたします。サイキック・アートもやる予定です。また、木曜日はドロップイン・ナイトを開催いたします。お時間のある方はぜひお立ち寄りください。皆さまのご参加をお待ちしています!どちらも参加方法はこのブログの下↓にあります。
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夏学期クラスはサイトとショップからお申し込みいただけます。(アイイスのサイトでも告知されています)
春学期に蒔いた霊性開花という名の種を、眩しい太陽と清らかな水、豊かな土壌、そして爽やかな夏の風のエネルギーを享受しながら、共に大切に育んでゆきませんか?皆さまのご参加をお待ちしています!
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サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
5月19日 担当ミディアム:澤輪・森
6月30日 担当ミディアム:ゲスト・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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ドロップイン・ナイト 木曜日 19:00〜20:00
5月23日(木)指導霊(スピリット・ガイド)のサイキックアート
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。
過去の開催の様子はこちらからご覧ください。
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朝起きて朝ドラ2日分見る。昼ごろ化粧して外出。雨が降ってたから父親が駅近くまで送迎してくれた。sam&samコンビの新譜を聴くとミルトンナシメントのcoverが。これはめちゃくちゃ嬉しい。思わず涙ぐみながら美容室へ。担当してくれている美容師さんは彼氏ができてからすごくキラキラしていて、2ヶ月前からパーソナルジム、低容量ピル、来月から副業のためにブログ、8月には彼氏に旅行をプレゼントしようとしている。なんと素敵なんだろう。いつもわたしたちはよくわからない話をする。来年日本が何かしらの原因で沈没するとか、健康で平和に生きている私たちが実は一番幸せだとか、最近始めたことであったりとか。友達が増える機会が減ったけれど、だからこそ数少ない出会った人間の中で、かなり近い価値観で物事を俯瞰してみれている人間に出会うことが増えた気がする。これは意識的なのか、それともたまたまなのか、昨日同僚に疲弊していたから尚のこと思うのか。美容院終わって友達と電話。そのあととりあえずスタバ行って読書して帰宅。寝る前にUNDERGROUNDを見た。嘘はよくないなと思った。女の言うことを信じるなと言われた。昔自分らの国があって、みんな何かモヤモヤを抱えながら葛藤しながら生きてゆくけれど、結局自分が生まれた地というものは変わらないし、その地が切り離される演出、やっぱり戦争は何も生まない。SADFRANK加藤さんの新しいパーティの説明を読む。
これはありがちな地方都市の変遷でしょう。苫小牧に限らず、きっと似たような故郷を持つ方も少なくないと思います。それぞれの街の歴史と共に編み上げられた風土が失われて、日本全国どこにいっても大体同じ街並みが広がっている。この均質化によって得たある種の暮らしやすさと引き換えに、私たちは一体何を失ったのでしょうか。
いや、これは偶然なのか?それとも私が見つけたから?自然に引き寄せられたから?ずるい、私も関わりたい。そこにある、ことから切り離されて喜劇とセットにしなきゃ語れるようでもない、被害者になる前に。そういうこと色々考えてねた。
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2024.04.16
まゆちゃん、お誕生日おめでとう。俺はこうして思ったことを文字に書き起こすのが大好きやから、自分なりのやりかたでまゆちゃんへの気持ちを伝えていくね。言葉選びは笑っちゃうくらい下手くそかもしれないけど、受け取ってください。この文章を書き始めた今日はね、日付が変わって4月4日です。今日はお仕事がお休みの日やから、とことんまゆちゃんへの気持ちと向き合う日にしようって決めてたのよ。今日は、というか昨日になるのかな。電話の前に俺があまり構ってあげられなくて、触れ合う時間も全然取れてなかったから拗ね拗ねモードのまゆちゃんでした。ぎゅうしても頭を撫でてもたりなくて、いっぱいちゅうしたら「はげしくすればいいわけじゃない」っておこられた。小さなことでそっぽむく姿がかわいくてこういうときいつも笑ってしまうんやけど、そうすると百発百中でまたおこられます。だめやな、このままやと怒られエピソードばっかり勝手に話し始めてしまいそう。でもそんなことを思い出してついにやけたり、胸にあたたかい気持ちがじんわり広がっていくのは、重症でもあるけど純粋にすごくしあわせな証拠やと思う。俺はまゆちゃんがどんな表情をしていても、どんな気分でもひとつひとつ全部にいとおしいなあと思ってしまうけど、そんな風に思えるひとがいるのってすごく素敵やから。この人いいな、好きやなって思っても、相手が必ずしも自分を好きになってくれるとは限らない。それをお互いよく知ってるよね。だから想いを寄せる相手が自分を好きでいてくれて、お互いが良いと思って1年半もの間いっしょにいるという事実が今でもうれしい。そしてふたりのあいだで起こることも、全部が大事やなと思うよ。ふざけて笑い合う時間も、考えてること同じやって喜び合う時間も、やきもち妬いてつんけんしてるときのあの空気も、すれ違ったときに分かりあいたくて涙するのも。すれ違った日は本当に心が割れそうになるけど、お互いにしっかりと向き合えば乗り越えたときには今より仲良しになれるよね。また一歩心の距離を縮められるチャンス。普通やったらマイナスに感じてしまうようなことでも、まゆちゃんとはすべて良い方向へ変えていけたらいいな。特に微妙な雰囲気のときには思っていることを正確に言葉にするのってこんな難しかったっけ?って考えることもよくあるし、なかなか正しく伝えられない自分に腹立たしく思うときもあるけど、でもこれだけはちゃんと伝わっててほしい。何があってもまゆちゃんをいやになることはないよ。どれだけ時間がかかっても向き合うことはやめない。これからも適当にやり過ごしたり、中途半端に投げ出すようなことはしないって約束するね。どんな時間も、どんな気持ちも、ほんとうに全てをたいせつにしたい。そして最近はまゆちゃんの環境が少し変わったから、応援したい気持ちと共に心配もしてまして。たぶん自分のために使える自由な時間は大きく減ったよね。体がつらくても出来る限りもう少しがんばろう、をきっと無意識に積み重ねてしまうから、無理がたたってからだ壊したりしないかなあとか考えてます。ふたりで寄り添い合ってゆっくり過ごすことも今までより難しくはなってきてるけど、そんな忙しい毎日の中でもぎゅうとちゅうと夜の電話だけは必ずしたり、俺が帰り少し遅い日にはお風呂入らんと待ってくれてたり、俺との時間も大事にしようとしてくれてありがとう。その気持ちがうれしい。今までが一緒に居すぎたからひとりで過ごす時間はやっぱりちょっと寂しさを感じる日もあるけど、それでもなにより自分のことを一番に優先してね。だいすきのきもちは毎日伝わってるから大丈夫。今までの俺はどうしても相手の負担になりたくなくて、やきもちだとかさみしい気持ちだとか付き合ってきた人には全く打ち明けられなかったけど、まゆちゃんにはそんなところも迷うことなく見せられるよ。でもときどきうれしいって受け止めてくれるまゆちゃんに甘えて、なんでもかんでもわがまま言いすぎてないかなあとか考えたりもします。あとそれとは別に、シンプルに甘えん坊しすぎてるような気もする。まゆちゃんの中でも心地の良い距離感ってあるはずやから、めんどくせえなうぜえなと思ったらその都度教えてください。それから昔はかわいがられるのがすごく苦手やったけど、今は別に満更でもない自分がいるのどうにかして。きつい。こんなんちゃうかったのに。全部まゆちゃんのせいや。未だにこんな頭いっぱいにして、少しでも喜んでもらいたくて勝手にこんなことしてるのも、まゆちゃんが俺を好きにさせたから。でもね、すごく幸せ。かわいいもかっこいいもとくべつもなにもかも全部俺だけに向けててほしいし、誰かがまゆちゃんを笑顔にすると最悪なくらい悔しくて、笑わせるのも心を癒すのも褒めるのも全部俺だけがいいって毎日毎日こんなことばっかり考えてます。重たくって仕方がないけど、それでもずっとまゆちゃんが自慢したいと思えるような彼氏でいたいって思ってるよ。それから今日もまゆちゃんの彼氏でいられてうれしい。いつも本当にありがとう。これ以上の人はいないってどんなときも思ってもらえるように毎日自分磨きしないとね。なんだか随分と長いこと書いてたような気がする。プレゼントっていろんな種類があるけど、物だけにこだわらず愛情がぎっしり詰まった言葉たちにかわいいリボンをむすんで贈るのもいいかもと思いました。いまこうして読んでくれてるまゆちゃん自身のお誕生日じゃなくても、今日は忘れられない1日であってほしいから。でもなんか最後らへんは独占欲丸出しになっちゃった。ゆるして。まゆちゃん、俺は何されても嫌じゃないよ。だからこれからも俺のそばで自由に生きてね。あいしてる。お誕生日おめでとう。
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思いつきのドライブ
Wednesday 12 March 2014
昨夜10時半、Kちゃんが乗った新幹線が三島駅に到着した。kちゃんと会うのは今年で2回目。そしてKちゃんが静岡に来るのはこれで5回目。女の子では一番多く来ている。真観とKちゃんはよっぽど気が合っているのかな?Kちゃんは昼から夜までの仕事を終えてから来たので遅くなった。Kちゃんはキャメル色のコートを着ていた。会うごとに大人の表情を見せるKちゃん。真観は三島駅までKちゃんを迎えに行き茶畑庵に戻る前にスーパーマーケットに寄った。『晩ご飯は食べたの?』『お腹は空いてないです』それではデザートくらいと滅多に買わないいちごを1パックを買った。真観は料理は好きだが料理で来訪者を持て成すことはまずない。持て成すことは何も特別なことをしなくてもいい。それに真観の料理は我流すぎて人を喜ばせるほど自信は真観にはない。茶畑庵に戻るとKちゃんは『また雰囲気変わりましたね』と感想。『はい、いつもレイアウトは変わります』レコード鑑賞と坐禅以外は使わないリビングと和室を繋げた部屋に備えたコタツに入り向かい合っておしゃべり。このコタツは真観がちゃぶ台の上に毛布を被せてそして大きいお盆をテーブル代わりにした有り合わせで完成したコタツ。ちゃぶ台の脚が短いので工夫して少し高さを足している。このコタツの下にはホットカーペットが敷いてあるのでそれが暖かさを加える。
Kちゃんは静岡に来る前に真観とのやり取りで今回の静岡来訪で特に行きたいとことはなく真観に会えればいいと言ってくれていた。でもせっかく来たのだから一緒に何かしたいと思う真観。そこでいちごを食べて話している内にいちご狩りがいい!と閃いた。真観は最近ラジオでいちご狩りの話題を聞いたばかりだったからだ。早速ネットで調べてみるとあるわあるわいちご狩りスポット。『いちご狩り行こうよ!僕も行ったことないから行きたい!』真観の表情が明るくなった。Kちゃんも喜んでいる。よし決まった!
深夜2時におしゃべりをお開きにしてKちゃんを2階のライブラリー室に案内した。今夜のKちゃんの寝室はここ。Kちゃんにおやすみ言って真観は自分の寝室へ。布団の中にこっそり湯たんぽを2つ忍ばせていることは内緒にして。暖かくして寝てもらいたい。
さて、明朝の坐禅会はどうしようか?と寝る前に思案する真観。静岡にいる時は坐禅会に必ず行くと決めていた真観だったがこれから寝たんでは3時間も寝れない。坐禅会に行けたとしても睡眠���足は解消出来ない。真観は座禅会を諦めることにした。
真観は8時頃目を覚ました。Kちゃんが起きている様子はない。真観は布団から出ずに二度寝をした。1時間後やっと布団から出てキッチンの石油ストーブに火を点けてコーヒーを淹れる準備をしているとKちゃんも2階から降りてきた。『もう起きてたんですけど松谷さん寝てるかなぁと思って』昨夜のスーパーマーケットでいちごと一緒に買ったクロワッサンと買い置きしてあるバナナそしてコーヒーで朝食を食べる。石油ストーブを囲みながら今日のプランを練る2人。いちご狩りのスポットはいくつもあったが一番近いスポットはいわゆるいちご農園とかではくレジャー施設の様な印象を受けた場所でそこに決めた。真観はその施設を箱根に行く途中で見たことがあった。
茶畑庵を出発する前、恒例の茶畑庵来訪者との記念撮影をする。その記念撮影に使うベンチは玄関前にいつも置いてある。そのベンチに座って写真を撮るのだが強い陽射しが横から入り腕のあたりが写真にすると白く飛んでしまう。そこで初めてベンチを移動させて写真を撮った。二人ともカメラマンだからどう撮るか?あーでもないこーでもないとやるのが意外に楽しい。
そのいちご狩りの施設は茶畑庵から30分ほどの距離にあった。駐車場に車を停め受付を済ませる。いちご狩りが出来るビニールハウスはその施設から少し離れた高台の場所にあったので他のお客をフォローしながら歩いて行った。天気は穏やかで正に早春そのもの。気持ちも晴れやかだった。早速いちご狩りを始めた。いちご狩り、すなわちいちご食べ放題ってことだ。真観もKちゃんも次から次へと赤く熟したいちごを食べる回る。う〜ん、美味しい!手には受付で配られたプラスチック製のソーサーを持ちながら。そのソーサーは採ったいちごの蔕を入れる受け口とコンデンスミルクを入れる受け口と両方の役目をしていた。コンデンスミルクと一緒に食べるもよし、そのまま食べるのもよし。でもコンデンスミルクと一緒に食べた方が多かった。『いちごって可憐ですよね〜。幸せになれる』とKちゃん。2人ではしゃぎながらいちごを次から次へと頬張る。今回Kちゃんが東京の土産で蜂蜜を持って来てくれたのでその蜂蜜が入った瓶とスプーンも持参しておいた。その蜂蜜といちごと一緒に食べてみたがそれはどうも違った。やっぱりコンデンスミルクがベストマッチだった。『じゃあ、「Today's Fashion」を撮ってもらっていい?』と真観はKちゃんにお願いするとKちゃんは広いいちご狩りのスペースで人がまだ立ち入ることが出来ないレーンを使いたいと係員に尋ねた。あっさり承諾を貰い2人は撮影を始めた。真観のカメラには撮影比率を変えれる機能があるのでスクエアフォーマットにして真観はKちゃんに自分のカメラを渡した。その方がイメージが浮かび易いと思ったからだ。それは「Today's Fashon」はいつもスクエアサイズで仕上げているからだった。撮影は計11カット。デジカメの画面で撮った画像を見直し『うん。いいんじゃない』と真観は満足げ。「Today's Fashion」を撮り慣れている真観だけに自分の表情の善し悪しは良く知っている。さてどうだろ?2人各々30ヶくらいはいちごを食べただろうか?その頃になるといちごでお腹がいっぱいになっていた。いちごでお腹いっぱいなんて初めての経験だった。このいちご狩りは時間制限はなかったが約1時間ほどで打ち止めにした。
元の施設に戻りKちゃんは家族や会社の同僚への土産を買った。Kちゃんの素晴らしいところは必ずそうやって何かを人にプレゼントしていることだ。真観はこれまで何度となくKちゃんからプレゼントを貰っている。
次なるプランとの候補として長泉町のフォトミュージアムに行くのもいいと考えていた。真観が行きたかったからだ。時間は2時。しかし真観は『折角箱根に来たんだから箱根ドライブしようよ。先ずは芦ノ湖はすごそこだから行ってみよう!』Kちゃんは東京に住み家族と暮らしているが家には車が無くドライブの経験が少ない。だからドライブを楽しんでいる様子。車でドライブしながら仕事のこと、彼氏とのこと、家族とのこと色々話してくれるKちゃん。真観も自分の考えてることをKちゃんに聞いてもらった。その会話には喉に何かが突っかかる様な障害物はどこにも無くスムースに流れる。芦ノ湖に着くと天気も上々で2人は散歩をした。この辺りは標高が高いせいか雪がまだ残っている。しかもカチカチに固まって水分を相当含んでいる。郵便局の前を通ると局員たちがせっせと雪かきしていた。真観またまた閃いた。『僕行きたい所ある!富士屋ホテルに行ったことがないから行ってみたい!』富士屋ホテルは承知の通り有名な箱根の老舗のホテル。このホテルの前も何度か通ったことがあるだけで訪れたことはなかった真観。Kちゃんに知っている限りの富士屋ホテルの情報を伝え車を富士屋ホテルまで走らせた。
15分ほどだったかそんなに遠くなく富士屋ホテルに着いた。真観の目的としてはこのホテルで食事かお茶をしたかった。そうすれば泊まらないビジターでも雰囲気を楽しめるかなと思ったからだ。正面玄関でポーターに『ビジターですけど中に入ってもいいですか?』と尋ねると快く迎えてくれた。明治11年創業のこのホテル和洋折衷の様式で真観���み。Kちゃんも珍しがってあちこち探索。来て良かった。真観は、Kちゃんをあっちで撮ったりこっちで撮ったりちょこちょこ撮影を楽しむ。Kちゃっも嫌がらない。2人が行った時は既にレストランは閉まっていたがメニューの値段をチェックすると高価だった。それでお茶も諦めた。ロビーを中心にホテル内外を探索しただけでも十分楽しめた。
直営のベーカリーでクロワッサンを買って車の中で食べた。真観実はクロワッサンが好きでKちゃんも彼氏がフランス人ということで縁がある。(笑)そして長泉町のフォトミュージアムに行くかどうかiPhoneを使いネットで閉館時間を調べてみるとキャイ〜ン!休館日じゃないか。またもやと真観は思った。『ここはどちらにしても行けないですね』『私、帰りも新幹線で帰ります』そうKちゃんは言った。Kちゃんが新幹線で静岡に来たのは初めてだった。真観が安さで勧める高速バスとは違い快適さをKちゃんは優先した。それでは取りあえず三島方面に戻ろう。そして三島に近づいた頃にお腹が空いていたら何か食べよう、そういうことになった。三島といえば鰻だ。真観は三島で鰻を食べたのは一度もない。Kちゃんは三島と鰻の関係性すら知らない。鰻の他に何かあるかなぁと考えてみるともう一つ真観には行ってみたい自然食レストランがあった。あまり肉を食べないKちゃんは自然食レストランの方に興味を示したので鰻を止めて自然食レストランへと向かった。自然食レストランに着いて外壁にあったメニューを見るとこのレストランはどうもバイキング形式らしい。ディナーだと1人2.000円もした。そこでまた真観『そんなにお腹も空いていないしバイキングまでは食べれないでしょ?2人で4.000円以上掛かるのって高くない?』とう提案して止めることに。これは遠路遥々東京から新幹線に乗ってお金を使わせていることに対しての配慮であるし真観のケチ(倹約)の精神があってのこと。じゃあ真観がお金持ちになって気前良く奢ってあげればいいと思う人もいるだろうがそれは残念ながら難しいし真観はしたくもない。どちらにしてもKちゃんは嫌な顔一つ見せないのだからいいのだ。真観はそう思った。
『お蕎麦が食べたい』とKちゃんがいうので『だったらサントムーンのフードエリアに行こうよ。あそこならお蕎麦だってベジタリアン料理もあるし』それから2人はサントムーンへと向かった。サントムーンへは一度Kちゃんと行ったことがあり真観がお気に入りのウニスパゲティも食べれる。サントムーンに着いて二人ともカレーを注文しウニスパゲティも更に注文して2人で分けた。十分な美味しさで値段もリーズナブル。楽しく過ごす2人にとってはどこでも楽しいはずだ。
食後、Kちゃんは7時20分の新幹線に乗ることに決めた。丁度いいお開きの時間だ。真観は、三島駅までKちゃんを送った。Kちゃんが東京の自宅に着くころはまだそんなに遅くならない。三島駅のロータリーに車を停めて車の中で握手をしてKちゃんと別れた。
2年前、真観はKちゃんの作品撮りをしたが未だにその写真を作品として纏めていない。それをKちゃんは催促しない。何故だか分らないが一度も催促しない。それに甘えて制作を延ばし延ばしにしている真観。さてどのタイミングでKちゃんに渡そうか?そのタイミングは必ずやって来る。少なからず真観が考えていることは作品には作品撮りの時の写真だけではなく今までKちゃんと会った時に撮った写真を含めて纏めるのはどうだろうか?ということ。その日は、もしかしたらKちゃんが日本を離れる時かもしれない。
Today's Fashion(Facebookより)
#12032014
思いつきで箱根と三島市の境にある伊豆フルーツパークへいちご狩りに行った。(茶畑庵から30分ほど)
静岡産いちご「紅ほっぺ」を30個くらい食べたらハルオも紅ほっぺ。w
ファッションは、当然「赤」でコーディネート。
このいちご狩り、4月いっぱいまで楽しめる。(時間制限なし/1.680円也)
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