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#手打ちうどん鶴丸
elle-p · 1 year
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P3 Club Book Mitsuru Kirijo short story scan and transcription.
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桐条美鶴の暴走
桐条美鶴は悩んでいた。
どうやら、自分は普通の同年代の女子とは、少し違っているらしいのだ。
思えば、いままではシャドウとの戦いと、勉学に明け暮れる毎日だった。愛する父親のため役立つことなら、どんな苦労も厭わなかった。そしてそれは、ごく普通のことだと思っていた。ごく最近までは。
きっかけは、やはり修学旅行だろう。日ごろの学校での勉強と違い、たとえ数日のことであっても、学友たちと朝から晩まで寝食をともにすることで、ほんのちょっと、自覚せざるを得なかった。何というか、一般常識的に、自分は少しズレているのではないか、と。そういえば特別課外活動部の仲間も、生徒会のメンバーも、自分から距離を置いているのではと思えることが、しばしばあるような気がする。
つい先日も、真田明彦に「なあ、私は······普通とは違うのだろうか?」と率直に相談してみた。美鶴の質問を聞いた明彦は、いつもの爽やかな笑顔のままピクリとも動かなくなり、たっぷり1分ほど時間を置いた後に、個性というものがいかに大切か、ひとりひとり違う人間とはなんと素晴らしいことかといった内容で熱弁をふるい、歌を歌いながら立ち去った。曲目は『世界にひとつだけの花』。最後まで、美鶴と目を合わせようとしなかったのが、印象的だった。
これはやはり、遠回しに「問題あり」と言っているのだと、さすがに理解できた。
生徒たちの上に立つ生徒会長として、そして特別課外活動部を率いる責任者として、これではいけない!いまさら、一朝一夕で一般常識とやらを身につけることは不可能だろうが、せめて、せめて周囲の人々に慕われるような、そんな人間になろう!そう美鶴が発奮したのも、無理のないことだろう。そして、彼女の性格上、行動は迅速だった。---はた迷惑にも。
「か······会長っ?いま、何と言······」
「ど、どうかしたのか?い、いや······違うな······どうかしたの?ち、千尋ちゃん?」
「か、かいちょおぉぉぉつ!?」
生徒会室に、生徒会会計である伏見千尋の絶叫が響き渡った。美鶴の“慕われる人柄になろう作戦”が発動した翌日の放課後。彼女はさっそく、それを実行し、戦果を上げていた。
やっていることは大したことではない。まずは形からだけでもと、美鶴が知る限りでもっとも人当たりがいい少女---山岸風花の喋りと動きを真似しようと思った。それだけだ。
それが、予想以上の破壊力だったことは、誰にとっても不幸なことだった。美鶴はただ、千尋の「会長、この件はどう処理しましょう?」との質問に、こう返答しただけだったのだ。
「ち、千尋ちゃんは、どうしたらいいと思う?」
そして、にっこり。
柔らかい笑顔、のつもりだが、日ごろ使っていない表情筋を酷使したため、頬の端がピクピクしていることに本人は気づいていない。おかげで、それは笑顔というよりも、どう見ても何かを企んでいる顔にしか見えない。
それでも、悲鳴を上げて真っ白になった千尋を心から心配して、美鶴が優しく声をかける。
「大丈夫?千尋ちゃんっ?」
これがトドメとなった。
ぴきっ。千尋の中で何かが壊れる音がした。
「いやあああぁぁぁあ!ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!私が悪かったなら謝ります!お願い!許して!言いたいことがあったら死ぬほど責めてくださって構いませんからぁ!丸呑みにして生きたままじわじわ胃の中で溶かしていくみたいな生殺しはしないでぇ!ごーめーんーなーさーいー!!」
ありうべからざる異常な現象を目撃し、千尋の脆弱な精神は、簡単に灼き切れていた。恐怖に翻弄され、被害妄想で心は満たされ、ついには胎児のような丸い姿勢でうずくまって、ごめんなさい会長を差し置いて彼には手を出しません、とか訳のわからぬことを呟いている。
「え······お、おい、伏見?みんな?ど、どうしたんだ?何が起こった?」
千尋の狂態に、ようやく状況に気づいた美鶴が周囲を見回したときには、すでに生徒会室の中には、まともに口がきけるものはいなかった。
「そ、それは······申し訳ありませんでした······って言うのも変ですね。うふふ」
「いや。私が半端に山岸の真似などしたのが悪かったのだ。やはり、本物には敵わない」
生徒会室の惨事が、数台の救急車のサイレンをもって幕を引かれたあと、美鶴は廊下でたまたま出会った風花を連れ高等部校舎の屋上へとやってきていた。作戦失敗に少々へこみつつ、美鶴は無断で手本としたことへの侘びを風花に告げ、自分のミスの原因を率直に訊いてみる。
「やっぱり······口調や立ち居振る舞いって、その人だけのものですから······。無理をしてもどこかでボロが出るのは仕方ないです」
「しかし、それでは······皆に一歩引かれてしまうのだ。私の態度は、どうも硬すぎるらしい」
「だったら、話す内容かなあ······」
「内容?」
「少ししか······一緒にはいられませんでしたけど、荒垣先輩って話してみると面白い人だったんですよ。最初はちょっと怖くて近づきにくかったですけど、けっこう冗談とか言うし」
「冗談か。なるほど······」
美鶴の脳裏に、高等部に上がったばかりの頃の荒垣の面影が浮かぶ。確かにあの事件が起きるまでの荒垣は、どちらかというと陽気なタイプで、いまで言えば順平のようなパーソナリティの持ち主だった。
「そうか······納得いった!山岸、恩にきる!」
「え?あ······桐条先輩?どちらへ?」
「さっそく寮に帰って、草稿を練ってみる!明日は幸い、全校集会がある日だからな!」
そう言って、風花を取り残したまま、猛スピードで美鶴は立ち去った。それは、入浴中に「わかった!」と叫んで裸のまま往来へ飛び出したアルキメデスのような勢い。もちろん、美鶴は何にもわかっちゃいなかった。
翌日の朝、講堂には集会のため全校生徒が集まっていた。恒例の眠気を誘う校長訓示、学年主任教師からの諸注意のあと、「続いて、生徒会からのお知らせがあります。会長、どうぞ」とのアナウンスが、エコーを伴い講堂に響く。そして、いつものように堂々と背筋を伸ばした。桐条美鶴が壇上に姿を現わした。
カツカツと靴音を響かせ舞台中央に立った美鶴は、演台上のマイクの角度を軽く直し、視線を前に向けて講堂を隅々まで脾説する。それは正しく、王者の貫禄。昨日のようなイカレた様子は微塵も感じさせない、常と同じく凛々しい姿に、舞台袖に控える生徒会役員たちが胸をなでおろした、その瞬間。
「······おっはー☆」
······ざわつ。
軽く短いざわめきが広がる。一瞬、その場にいた全員が、自分が幻聴を聞いたと思ったに違いない。ただひとり、山岸風花だけが、昨日の不用意なアドバイスのことを思い出し、顔面蒼白にして固まっている。
ざわざわざわざわ。
徐々に増えるざわめきに、美鶴は焦っていた。おかしい��こんなはずではなかった。最初に軽いツカミで聴衆の緊張をほぐし、その後、小粋なジョークの連打で笑いの渦を我が物とするはずが······。そのために、わざわざ古書店で『アメリカンジョー 100選』やら『大人のフランス小話』やらを買い漁って研究したのに。やはり、美鶴が幼いころに 一世を風靡した朝の子供向け番組の名セリフとはいえ、ネタが古すぎたのだろうか?しかし、最近では滅多にテレビも見ない自分に思いつくネタは······あった!確か伊織が言っていた最近流行りの······。
「······お手上げ侍」
しーん。
今度こそ静寂が周囲を包み込む。生徒ひとりあたり、平均して5本ずつ白髪が増えていた。もはや働く者はいない。そして、しばしの言葉の真空状態を経て、「いやあぁぁぁぁぁ!!」と響き渡る千尋の絶叫。昨日のトラウマが、このタイミングで蘇ったようだ。ここが学校でなく職場だったら、PTSDで労災がおりるに違いない。
その日、月光館学園に緊急出動した救急車は、10台を越えたという······。
放課後、今度こそ真剣に、美鶴は落ち込みまくっていた。ほぼ徹夜で考えたスピーチが目も当てられない失敗に終わったことも原因だが、何より、アドバイスを活かせなかったことを風花に告げに行った際。
「別に構いませんけど、今度からは一般人の目の前でマハブフダイン (氷結ハイブースタにより威力1.5倍) は止めてくださいね、うふふ」
とか、ぐっさり言われたことが、相当に堪えていた。あれで、風花は意外と毒がある。ちなみに風花の目は、微塵も笑っていなかった。
そんなわけで、美鶴は意気消沈して寮への帰路をとぼとぼと歩いていた。と、そこに。
「あれ?やっほー、美鶴センパイ」
と、声がかけられる。それは、美鶴も良く知った、岳羽ゆかりの声であった。いつもならここで、「ああ、ゆかりも今帰りか?」などと、自然と会話が始まるのだが、連日の失敗で美鶴はすっかり調子を狂わせていた。思わず、美鶴の口を突いて出たのは。
「や、やっほぉー、ゆかり······」
言葉が美鶴らしくないなら、態度も美鶴らしくなく、ゆかりの反応を下から窺うような、おどおどした表情になっている。
「······」
「······」
「······きもっ」
ぐっさり。
容赦のないゆかりの言葉が、美鶴の胸に深く突き刺さる。そして---。
「う······ううっ」
「あ、あれ?美鶴センパイ?」
「······うえっ」
「え?ウソ?ちょ、ちょっと泣かないでくださいよ!ご、ごめんなさい、ごめんなさい。ちょっとした冗談ですから。あー、よしよし」
子供のように、美鶴は泣きじゃくっていた。
---夕刻。なかなか涙が止まらない美鶴を、ゆかりは長嶋神社の境内へと連れてきていた。小さジャングルジムや、その向こうの境内が、照り映える夕陽で橙色に染まってゆく。
「すまない······ゆかりにまで、愛想をつかされたかと思って、つい······」
「だーかーら!違いますって!だいたい、仲良くなかったら上級生相手に『きもっ』なんて言えるわけないじゃないですか?」
やや目の端は赤いものの、美鶴は何とか泣き止んで、今は少し落ち着いた様子だった。
「で、いったいどうしたんですか?今日のセンパイ、はっきり言ってヘンでしたよ?」
親しさゆえとはいえ遠慮のないゆかりの物言いに、美鶴はうぐっと言葉を詰まらせるが、それでも淡々と先日からのことを説明した。すべてを聞き終えたゆかりは、大きく溜め息をつくと、ばっさりと切り捨てるように言う。
「バッカじゃないですか?」
「ば、馬鹿とは何だ! これでも真剣に······」
「バカですよっ!」
そう言って美鶴の目を見つめるゆかりの表情は、なぜだか少し怒っているようだった。
「ゆ、ゆかり?」
「センパイ、ぜんぜんわかってない!」
怒っているようで、それでいて、少しだけ寂しさを含んだ顔。
「いいですか、一度しか言いませんよ?少なくとも寮の連中や生徒会の人たちは、誰も美鶴先輩を敬遠なんて、まして嫌ったりなんてしてません!見ててわからないんですか?」
「ゆかり······」
「風花が美鶴先輩に親身にアドバイスしたのはどうしてです?いつもと違う先輩にみんなが驚いたのは、いつもの先輩がいいと思ってるからでしょ?まったく、いつも自分ひとりで納得して突っ走るの、悪い癖ですよ?」
「私は······このままでいいのかな?」
「そのままの先輩で、いいんです!」
「······一般常識がなくても?」
「はなから期待してません!」
「······嫌われて、ないか?」
「みんな、先輩が好きなんです!」
どくん。
ゆかりの言葉に含まれた、ひとつのキーワードが、美鶴の胸を打つ。それは、自分でも気づいていなかった、もっとも欲しかった言葉。
「も、もう一度!」
「へ?」
しょんぼりと気力を失っていたはずの美鶴が、一転してすごい剣幕でゆかりに詰め寄る。
「いまのセリフ······」
「え?みんな······先輩が······好き?」
じ~ん。
そんな描き文字がバックに見えるように、美鶴は全身を震わせて感動していた。そして、 さらに顔を紅潮させつつ、ゆかりを問い詰める。
「ゆ、ゆかり······は······どうなんだ!?」
「わ、私っ!?私は······きですよ」
「聞こえない!」
「あー、もう!そんなことわざわざ口に出して言わなくても······。あ······」
言わなくてもわかるだろう、と言いかけて、ゆかりは美鶴の目を見てしまい、そして悟る。美鶴はもちろん言わずとも理解していた。だが、いま必要なのは、はっきりとしたゆかりの言葉なのだ。それを訴えかける、美鶴の必死な視線を受けて、ゆかりは苦笑しつつ言った。
「私も、美鶴先輩が好きですよ。······ほ、ほかの人と同じようにですけどね」
心からの言葉を美鶴に贈り、それでも妙な感じに誤解されないよう釘を刺すことも忘れない。
「さ、さて!そろそろ暗くなりますから、さっさと寮に帰りましょう!」
ゆかりが、軽く染まった頬の色を隠すように、ベンチから腰を上げて美鶴に背を向けた。そしてそれを追うように、美鶴も慌てて立ち上がる。
「お、おいゆかり!ちょっと待て、できればもう一度······その······」
ゆかり以上に頬を染めて、美鶴が先ほどの言葉を重ねてねだる。しかし、ゆかりは構わず先をずんずんと歩いてゆく。
「知りません。もう十分でしょ?」
「······ゆかりは、意外とケチなのだな······」
「ケチって何ですか!ケチって!」
「ケチじゃないか。先日だって······」
「あ、それ蒸し返します?先輩こそ······」
ぎゃあぎゃあと喚きつつ、薄明のなかを歩くふたり。その姿は、10年来の親友同士のもののよう。美鶴の小さい悩みは、いつの間にか春の雪のように融け去っていた。
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kachoushi · 2 months
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅷ
花鳥誌2024年8月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
14 道のべに阿波の遍路の墓あはれ
 初出は『ホトトギス』昭和十一年四月号「句日記(昭和十年四月)」。「四月二十二日。風早西ノ下に句碑を見、鹿島に遊ぶ。伊豫松山、黙禅邸。ホトトギス会」と前書き。『五百句』にほぼ同文の注記あり。
 この句の詠まれた事情については、『ホトトギス』昭和十三年十二月号巻頭に虚子自身が書いた「阿波のへんろの墓」の一文がある。虚子が新田宵子夫妻・池内友次郎夫妻・高濱(当時)章子と故郷西ノ下を訪ねた消息を書いたものである。まずは決まって訪れる大師堂の大きな松に佇み、裏手にある「阿波のへんろの墓」を確認したが、なかったのであった。虚子の証言によれば、江戸時代の標準的な書体である御家流で書かれた古いものであったという。
 虚子は碑が無くなっているのを嘆きつつ、恐らく行き倒れの曰くなどがあろうことを想起し、子供時代に目撃した遍路の一行を回想している。二、三歳の頃、遍路の女に抱き上げられ、大師堂まで連れていかれた想い出を語り、おそらくその女は、自分と同じくらいの子供を無くしていたのだろう、と語っている。このエピソードは、その後自分の人生を振り返った『虚子自伝』(昭和二三年刊)でも書き記されており、虚子のふるさとの記憶として刻印されていたことがうかがえる。
 「遍路」は『ホトトギス』雑詠欄によって季題になった。一見古そうに見えて新しい季題である。西村睦子『「正月」のない歳時記』(本阿弥書店)によれば、大正十三年に三句登場して以来、昭和九年までに二六〇句も載る人気の季題となったと指摘されている。虚子が季題を選んだ改造社版『俳諧歳時記』春の巻(昭和八年刊)に、虚子の詳しい解説と例句の二七が確認でき、出典はすべて『ホトトギス』からである。虚子編『新歳時記』(昭和九年刊)にも同様に詳しい解説付きで立項され、例句二二を数える。つまり、伊予出身の虚子によって「遍路」は季題になったのであり、この句はその例句として加えられ、そのトドメを打ったのである。
 『俳諧歳時記』の解説につけば、春の、しかも女性の景物としてのこの季題のイメージが確認できる。弘法大師の巡礼にあやかって、四国に散在する八十八か所を順拝する全道程一二〇〇キロ、日数四〇日余りを要する。宗旨・老若男女を問わず、服装は軽いが、三月から四月の季節がよくなる時期に、菜の花・青麦・紫雲英の鮮やかに彩られた道をぞろぞろと通る。この風景との一体化が単なる「巡礼」でなく、季語としての「遍路」の拠って立つところであると特記する。
 特に若い娘たちは華やかなセルの着物に、白木の納札挟みを胸高にかけ、鬱金や浅黄色の手甲脚絆をつけ、同じ色の姉さま冠りの上に真っ白な菅笠をかぶり、緋の腰回しもあらはに裾を端折り、白木の杖をついた姿を虚子は詳細に活写している。高濱年尾の次の句などは、この虚子が特記した美しさの方に拠ったものであろう。
  お遍路の美しければあはれなり
 虚子の句にもどれば、山本健吉『現代俳句』に的確な評がある。まず「遍路の墓」とだけあって無名であることがかえって叙情を増すこと、「阿波」の地名から、浄瑠璃でよく知られた、長年別れた母と出会うもそれと気づかない巡礼お鶴(「傾城阿波之鳴門」)の連想で、子別れの哀話が想像されることを指摘する。
 さらに健吉は重要なことを言っている。「遍路の墓」そのものに、春の季感はない。むしろ春の季語「遍路」が置かれることで、子供時代の春遍路の記憶と現在の春とが結び合わされるのであって、新興俳句の中でも有季定型を守った水原秋櫻子の流れの季感主義を批判している。季語は言葉そのものに意味があるのか、言葉の背後にある季感に意味があるのか? これは有季定型俳句の一大論点である。
 過剰な、「今」「此処」にこだわる季感主義では、この虚子の句などは取り落とされてしまう。言葉が残ることによって、過去の季感を学び、それを想起し、対話する。下手をすると昨今頻出する「昭和の日」俳句の甘い回想句の氾濫のような惰性に堕ちてしまうのだが、言葉の由来や歴史性を無視しては、多くの俳句の財産を無くすことも自覚しておくべきだろう。掲句はその文脈において、今日重要な意義を持っていると言えよう。
15 白酒の紐の如くにつがれけり
 この句の成立は若干の問題を含む。『ホトトギス』昭和二十年六月号の「句日記(昭和十九年三月)」には、「三月四日句謡会。鎌倉要山、香風園」の前書に「白酒の餅の如くに濃かりけり」「瓶のまま白酒供へ雛は粗画」と併記される。
 しかし、『六百句』には、前日の「(昭和十九年)三月三日 家庭俳句会。日比谷公園。丸之内倶楽部別室」と注記され、〈洋服の襟をつかみて春寒し〉と共に掲載される。
 「句日記」では、「洋服の」の句の他、「春草を踏まえて鳩の足あかし」「斯く行けば春風寒し斯くは行く」「その中に大樹芽ぐは物々し」といった吟行句が並び、「白酒」句はない。
 すなわちこの句は当初、雛祭を題詠的に詠んで四日の鎌倉の句会に出したものだったが、後に三日の家庭俳句会での作、ということにしてしまったものなのである。
 虚子の句集における注記は、必ずしも実際に忠実なわけではなかったことが知れるが、これは掲句を三日の発表ということにした方が、効果があると考えたからであろう。なお、家庭俳句会は、婦人俳句会などとともに『ホトトギス』に立ち上げられた、女性中心の句会で名句が多く生まれている(『俳壇』二〇二四年七月号「座談会」(西村和子・井上・堀切克洋)。そのこともこの発表時期の変更という「操作」の理由ではなかったかと思う。
 掲句は、端的にして的確な比喩によって、「白酒」の様態を鷲つかみにした写生句で、間然とするところがなく、名句としてはよく引かれるものの、解説は意外に少ない。
 ポイントは「白酒の」の「の」である。これが「や」では、なぜいけないか?「や」「けり」と切れ字が重なることを嫌ったのは、すぐわかる。
  降る雪や明治は遠くなりにけり 中村 草田男
 この句のように上五とそれ以下の間に「飛躍」があるなら、切れ字が重なっても問題はないが、「白酒」の句は典型的一物仕立てで、「や」では煩い。
 「の」の効果はそれだけではない。「紐の」と「の」を畳みかけることで、「白酒」の様態に焦点を当てることができる。
  鴨の中の一つの鴨を見てゐたり   この庭の遅日の石のいつまでも   蛍火の今宵の闇の美しき   立秋の雲の動きのなつかしき
 以上のような虚子の作例につけば、上五の下に「の」を軽くつけて、以下で「の」を繰り返して、リズムを作り、対象にフォーカスを当てていったことに気づかされる(井上『俳句のマナー、俳句のスタイル』)。
 「白酒」の句の主題は、液体の動きにあるので、「つがれけり」と用言でまとめた。虚子は「眼」の詩人ではあるが、これをことさらに強調せず、さりげなく、品よく提示してみせる。鷲づかみの「写生」にありがちな生々しさを包むデコレートの感覚(井上「品格ある写生」『俳句』二〇一九年四月号)こそ、作家虚子の「写生」を代表するものとして、ここに指摘しておきたい。
*先月号記事に脱落がありました。「紅梅の苔は固し不言」の句は『ホトトギス』九年二月号で『五百句』同様「二月二十二日。臨時句会。発行所。」と前書きされています。記してお詫び申し上げます。(筆者)
『虚子百句』より虚子揮毫
15 白酒の紐の如くにつがれけり
16 紅梅や旅人我になつかしき
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国立国会図書館デジタルコレクションより
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井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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kotoko326 · 3 months
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紅の深染めの衣色深く
みかつるが主である審神者を探しに黄泉路へ行く話。
「次の作戦が終わったら、三日月宗近をお前の隊の副隊長にしようと思うんだ」
大阪へ出陣前の朝、第一部隊隊長であり近侍でもある鶴丸国永を私室に呼び付けるなり、まだ幼さの残る横顔で審神者が明るい調子で言った。 寒さも残る初春の日だった。袖を通さずに羽織を肩から掛け、折り畳み式の文机の前に審神者が寛いだ様子で腰かけている。そのすぐ傍の火鉢からは、パチパチと小気味よく炭の音が鳴る。 「これまた突然な話だな」 刀としての性か、寒さにはあまり耐性のない鶴丸が、審神者の背後を陣取る形で火鉢に近づき、両腕を摩りながら言った。 主である審神者の生きる時代では「くーらー」なる物があり、これが中々快適なのだが、電気の通らない今居る元禄の時代には、用意できるのは火鉢くらいなものだった。 「突然でもないよ。前々から考えていたんだ。で、その報告が今日になっただけの話」 寒そうにする鶴丸に、審神者が体を半分傾けて灰式懐炉を投げてよこす。 受け取った灰式懐炉から漂う木炭の強い燃臭が、鼻腔にこびりついた。どうもこいつの臭いは好きじゃない。灰式懐炉を両手で包み込むと、ほんのりだが掌にぬくもりが広がる。 浮かない様子の鶴丸をじっと見つめながら、審神者が不思議そうな顔をした。 「何か問題が?三日月は人当たりも良いし、実戦経験はまだ少ないけど第一部隊でも十分通用するくらい強いよ」 「別に問題はないさ。……ただなあ……」 「ただ?」 「いやいや、何でもない」 まだ本丸に来て日が浅い三日月宗近が、鶴丸はどうにも苦手だった。避けている訳ではないが、積極的に関わりたいとも思わなかった。 師弟刀という仲でもあるし、今回が初対面という事でもない。美術品として共に隣同士に並んだ過去もある。人見知りしている訳じゃあない。 本丸では、実直でよく笑う男と評判だったが、鶴丸にはそれが今一つしっくりこなかったからだ。 確かに良く笑うし、人当たりも良い。強いというのも、経験上何となく感覚として知っている。だが、以前内番で手合わせした時は、本気を出さずのらりくらりとかわされてしまった。予測が出来ない男、そう思った。 鶴丸は驚きが好きだ。予測出来ない事が起こるとわくわくするし、それをどう乗り越えてやろうかと熱くなる。 その点では、鶴丸にとって三日月宗近という存在は、何を考えているか分からない、予想出来なくて面白い存在の筈だった。 だが、だからこそ、三日月が苦手なのかもしれないと、鶴丸は思う。 三日月宗近は冷めている。驚きとは、全く無縁の境地に達している様に見えるのだ。一言でいえば、心が死んでしまっているようだった。 なら、いっそ驚かし甲斐があるではないか?そう考える半面、彼と居ると、そちら側へ引き込まれてしまいそうになる気がした。三日月の瞳には、そんな力がある。これは確信だった。 心が死んでしまう事は、鶴丸が一番危惧している事だ。それだけは、あっちゃならない。 「しかし、きみは随分と彼を買っているんだな。いっそのこと三日月宗近を近侍にしてみたらどうだい」 顎に右手を当てて、面白半分で言ってやれば、審神者はむっとした表情になり、鶴丸の正面に向き直るとむすっとした声できっぱりと言い放った。 「それはお前じゃないと駄目だ」 「おやおや、嬉しい事を言ってくれるねぇ。それまたどうしてだい?まさか俺に惚れているなんて言う訳じゃないだろう」 「お前を見ていると、昔貰った千羽鶴を思い出すんだよ」 「そりゃ何だ?」 軽口をするっとかわした主の思いもよらない返答に、鶴丸はきょとんとした。 「折り紙の折り鶴を、文字通り千羽作って糸で綴じて束ねた物だよ。鶴は長寿のシンボルだろ?病気快癒や長寿の俗信があって、床に伏せてる人への贈り物として好まれてるんだ。って折り紙から説明しないとダメか」 そういうと審神者は、懐から四角い手拭いを出すと器用にそれを畳んでいく。すると、みるみる内にそれはただの手拭いから見事な鳥の形になった。ほう、と鶴丸はため息を吐いた。 「こういうの。本当は和紙で作るんだけど」 ピン、と、両翼に当たる部分をひっぱると、鶴丸に良く見えるように掌に乗せて見せた。 「こいつは驚いた!人間ってのは器用なもんだ…成程確かに鶴らしい」 「あはは、まあね」 素直に感心する鶴丸に、審神者が微笑む。それから、真面目な表情になってどこか遠くを見る目で言った。 「昔さ、事故に遭って死にかけた事があるんだ。その時の事は、正直あまり覚えてないんだけど。目が覚めた時、病室に真っ白い千羽鶴が飾られていたんだ。縁起が悪いからって、ご丁寧に首が折られてない奴がね。本当は折るのが正解らしいけど、嬉しかった」 「……きみは慕われてたんだな」 「そうだね。まあ贈り主に再会する前に、面会謝絶のままとんとんと審神者になったんだけど」 軽く肩をすくめて見せた後、昔話だと笑う。 鶴丸も主の立場を深く知っている訳ではないが、時の政府とやらは結構強引らしい事が感じ取れて、権力者というのは何百年経っても変わらないのだなと、心の中で嘆息した。 「それで?その千羽鶴が、中途半端に鶴らしい所が俺を思い出すってのかい?」 「ああ、違う違う。縁起が良いなあって思うんだよ。鶴丸は時々変に卑屈になるね」 別に卑屈になった訳じゃない、言えば向きになっていると返されそうなので、言いかけた言葉を喉元に留める。 「縁起が良いから、お前を近侍にしたいんだよ。僕を死地から連れ出してくれた、真っ白な千羽鶴みたいにね。それに鶴はめでたいだろ?」 「あっははは、験担ぎって訳か」 「そういうこと」 にっと笑う審神者に、鶴丸もつられて笑う。 この人は、相も変わらず何の迷いもなく俺を鶴だと言ってくれる。鶴丸は、灰式懐炉のじんわりとしたぬくもりが心の中にも広がるような心地だった。 「と、そろそろ出陣の時間だね。三日月の話は作戦が終わったらまた話すよ。相変わらず僕は本陣で待機だけど、戦果を期待して待ってるよ」 懐中時計をちらりと見て、審神者は鶴丸に顔を向けて再び悪戯っぽく笑いかける。 「ああ、驚きの結果をきみにもたらそう」
時は元禄から慶長一九年、大阪冬の陣。 歴史修正主義者率いる江戸改変大坂方面家康暗殺隊に対して、鶴丸率いる第一部隊は、形勢不利に陥っていた。 大口を叩いておいてこの様だ。だが、本陣まで追い詰められての隊長同士の一騎打ち、鶴丸は負ける気がしなかった。小傷は負ったがまだまだいける。 ちらりと背後に控える総大将である主を見やれば、険しい面持ちで一騎打ちを見守っている。 主である審神者と一瞬だけ視線を交わすと、鶴丸は「任せておけ」とニッと口元に笑みを作る。 それに一拍子遅れて、審神者の表情が少し和らぐ。意味が通じたらしい。ここで負けたら主の懐刀としても名折れである。 助走をつけながら分身とも言える刀を軽く右手で構え、素早く背後に回り隊長を切り捨てると、鶴丸に届かなかった敵の刃は、空しくその場の地に突き刺さる。 後は敵総大将の首を頂きに行くだけだ。そう思うより先に鶴丸の視界の隙間に入った”それ”に悪寒が走った。 鶴丸の様子に気付いた他の隊員たちが、審神者の元へ駆け寄る。 まずい。どちらも共に距離がある。 「ええい」 軽く舌打ちをし、すぐさま足場近くの地に突き刺さった刀の鍔を蹴りあげる。 回転しながら宙を舞う切っ先がそれの左目に命中すると同時に、甲高い銃声が鳴り響いた。 この時代の物ではない拳銃を握ったまま、にっかりと笑ったそれが、血飛沫を上げながらゆっくりとした動作で倒れる中、鶴丸の背後でどさりと鈍い音がした。 遅かったか!鶴丸が振り返ると、守るべき存在である主が仰向けに倒れ、どくどくと血を流していた。 鶴丸は、さっと血の気が引いて行くのが分かった。 「主ッ!!!」 「きゅうしょは、はずしました……でも……」 鶴丸が駆け寄ると、隊員の一人である今剣が言う。真っ先に審神者の元へ駆けつけ覆いかぶさったらしい彼の衣服は、審神者の血で染まっていた。 「急いで弾を除かないと感染症の恐れがありますね」 傷口に触れながら太郎太刀が静かに言った。 気を失いながらも、呻く審神者の顔色は、平常、色素の薄い鶴丸よりも白かった。それとは対照的に、彼の真っ白な斎服袍は左の肩口から赤に染まっており、これではどちらが鶴か分かったものではない、そう鶴丸は思った。 「……すまん、俺が油断したばかりに」 「いえ、鶴丸。あなたの判断は正しかったですよ。あそこで敵の総大将を討っていなければ弾丸は逸れることなく急所を討ち抜いていたでしょう。これは隊全体の問題です。まさか結界が施された本陣に潜んでいるとは……」 「そこの御仁たち、反省会は後にしてくれないかい。作戦も一応は成功したし、早い所応急処置をして主を本丸へ連れ帰ろう」 今剣の両肩に覆いかぶさる様な姿勢でいた審神者の右肩を担ぎ直し、歌仙兼定が呆れた声で言う。それに続く様に、無言で山姥切国広が、左肩を気遣うように支える。その表情は、何時も以上に暗かった。
(弾は除かれました。今夜が峠でしょう)
本丸の救護班の報を受けた鶴丸は、灯りも持たずに主の部屋の前で立ち尽くしていた。 「峠、か……こりゃまいったね」 障子一枚を隔てた向こう側で、主である審神者は伏せっている。肉体だけが伏せっていた。 確かに息はある、しかし魂とも呼べる気配がなかった。 数は僅かばかりだが、特に霊力の強い刀剣男士たちは、その事に気付いていた。 気付いた者は、皆一様に思う所のある様な顔をして各々の寝所へ戻って行った。だが、鶴丸はその場から離れる事が出来なかった。 今朝方に見た、折り鶴を折って見せた主の顔が脳裏をよぎる。まだ、僅か十数年しか生きた事のない少年の顔。 鶴丸は両の手に握り拳を作り、わなわなと拳を震わせた。 「すまん、主……。俺は器用じゃないから、千羽の鶴は折れそうにない……。だが……」 「鶴丸」 意を決して、その場から立ち去ろうと背を向けたその背後から、たおやかな声に呼び止められる。 振り返ると、灯りを手に佇むように彼は立っていた。 視線の先は、鶴丸ではなく、審神者の部屋だった。彼も事態に気付いたのだろう。 「……遠征から帰っていたのか、三日月宗近」 「ついさっきな」 「そうかい、ご苦労さん。じゃあな」 何処かこの場には不釣り合いな、穏やかな声で話す彼に少し苛立ちを感じながら、さっさと切り上げようと背を向けた。 悪いが、今は三日月の相手をしている暇はない。 が、間髪いれずに三日月に右手首を掴まれる。存外力が込められていて、振り払う事が出来ずにいると、静かな声で尋ねられる。 「その傷で何処へ行く?」 「おいおい、傷を見ればわかるだろう。手入れ部屋に決まっている」 もう一度振り返れば、三日月の瞳とかち合う。 蝋燭の灯りに照らされて鈍く光る、闇夜に浮かぶ青の光にじっと見つめられると、まるで全てを見透かされているような気分に陥る。 「手入れ部屋とは逆方向のように見えるが?」 「……俺は方向音痴でね、ちょいと間違えただけさ」 「とてもそうは見えないが?」 「そりゃお宅の思い込みだろう」 「見た通りを言っただけだ。思い込みなどではないさ」 「それを思い込みって言うんだ。いい加減、この手を放してくれないかい。傷口が痛くて仕方ないんでね。さっさと手入れに行かせてくれ」 「鶴丸」 ばつが悪くなって、鶴丸は、はあ、と溜息を吐きながら空いた手でボリボリと頭を掻いた。 ここで再び言い逃れをしたとして、彼は見逃すだろうか?普段なら、曖昧な笑みを浮かべてはぐらかされてくれよう。だが、今宵はそうはしてくれないであろう力強さが、己の手首に込められていた。 今宵、何故こんなにも三日月が自分に執着してくるのか分からないが、存外この男は強情なのかもしれない。鶴丸は、そんな事をふと思った。 もう一度深い溜息をこぼすと、やれやれと観念したように鶴丸は白状した。 「黄泉の国へ、主を迎えに行ってくる」 「イザナギのように禁忌を犯すのか?」 「ああ」 見つめ合ったまま答えると、鶴丸の右手首に込められた力が、少しだけ緩んだ。だが、まだ解放する気はないらしい。 「……先程太郎太刀は今日が峠と言っていたが?鶴丸よ、それではまるで、審神者が死んだと言っているようではないか。確かに今あの部屋には…」 「おおっと、早とちりは止めてくれ。主はまだ死んじゃあいないさ。だが、主は”あちら側”に居る」 三日月の言葉を遮るように、鶴丸は手首を掴まれたままの手を挙げて言った。 「どういうことだ?」 少し怪訝そうな声で、三日月が問う。 「っと、そうだな……何て言えばいいか……。俺はこうして現世の肉体を��る以前に、主とそこで出会っている。丁度その時、主が黄泉の釜戸で煮炊きしたものを食べようとしていたからな、気まぐれに手を叩いてこちらへ引��戻したんだ」 「それはまた初耳だな」 「誰にも話しちゃいなかったからな。自然の摂理に背いたんだ。石切丸辺りが聞いたら、呆れるか怒るかのどっちかだろうな」 そう言って鶴丸が、少しニヤリと口元を歪めると、 「それはあるな」 三日月が、続く様に袖を口元へ寄せて笑った。 あれほど敬遠してた三日月と笑い合うなどと、鶴丸は少し奇妙な気持ちになり、表情を引き締める。 「まあ、経緯は話すと長くなるから手短に話すが…。兎に角、主は”あちら側”へ引き寄せられやすい体質になってる事は確かだ。だから、一刻も早く迎えに行ってやらないと、手遅れになる可能性がある」 「と、言うと」 「ヨモツヘグイを為す前にって事だ」 黄泉戸契、それは文字通り黄泉の国の食べ物を食べ、黄泉の国の住人になる儀式の事だった。ヨモツヘグイを為した者は、神であろうがあちら側の住人となってしまう。 かつて昔の主と共に葬斂された過去のある鶴丸は、それをよく知っていた。幸か不幸か、鶴丸はヨモツヘグイを為す前に現世へ舞い戻る事になったのだが。 「しかし今から黄泉比良坂へか?」 三日月の知る黄泉への入り口は、本丸からは遠かった。とても人の身では、一昼夜で行ける距離ではない。 すると、再び鶴丸が「誰にも言うなよ?」と、前置きをしてから白い歯を見せる。 「黄泉への抜け道を知っている。行くだけなら時間はかからない。それに俺にとっちゃ遊び場みたいなもんだ、連れ帰るだけなら何の事はないさ」 「……鶴丸、お前、かなり危険な遊びをしているようだな」 「人生には驚きが必要だろ?その一環みたいなもんさ」 実際、黄泉の国の住人を驚かすのは大層楽しかった。これは鶴丸だけの秘密である。 「そういうこった。だからこの手を放してくれ」 白状すべきことは大体白状した、もう良いだろうと、鶴丸がその手を強引に振り解こうとすると、あっさりと解放された。 拍子抜けして三日月の方を見ると、彼は何時もの曖昧な笑みを浮かべながら、口を開いた。 「あいわかった。では、俺も行くとしよう。一人より二人の方が心強いだろう」 思わぬ提案に鶴丸は少しぽかんとしたが、直ぐに眉を顰めた。 「遊びじゃないんだ、ほいほいついて来られちゃ困る」 「遊びで行くつもりはないよ」 「分からないのか?足手まといだ」 明るい調子で言う三日月を睨むようにして、語気を強めて言うが、彼は意に介していない様子で言い返す。 「こう見えても俺は強いぞ?」 「実戦の話をしてるんじゃあない。それに、黄泉への抜け道は俺だけの秘密なんだ。周りに知れ渡ったら、困るだろう」 黄泉の国へ頻繁に出入りしていたことが白日の下に晒されれば、今まで通りともいかなくなる、鶴丸はそう考えていた。それに三日月には、心を許すつもりはなかった。 「戦わぬ戦ならば、俺の方が経験豊富だぞ?それに、俺は口は堅い方だ。秘密は守ろう」 「食い下がるな……理由でもあるのか?」 あまりのしつこさに、そう漏らしてから、鶴丸はしまったと思った。このままでは押し通される。 「……まだ俺は給料分も働かせてもらっていないのでな」 言葉や表情とは裏腹に、彼の瞳は摯実そのものだった。恐らく鶴丸が初めて目の当たりにした真剣な眼差しだ。 無意識に、こくりと喉が鳴る。それから、軽く首を振ってから、三日月の目を見据える。 「どうやら本気みたいだな。分かった…ついて来い」 「あいわかった」 根負けした鶴丸に、三日月は破顔した。
「ついたぜ。ここが入り口だ」 「これはまた珍妙な場所が入り口だな」 「ま、本来は出口みたいなもんだけどな。ここはそのひとつさ」
鶴丸の後を付いて行ったその先は、本丸にある刀装部屋だった。 それから鶴丸が「よっと」と、声を出しながら、本殿の中心に鎮座する鏡を端に退ける。鏡が置かれていた場所は、ただの板張りの床であった。 その後ろ姿を見つめながら、三日月は、鶴丸の傷口から染みた衣服の血が既に黒ずんでいる事を、少し残念に思う。あれが朱色ならば、さぞ映えた身ごしらえであろうと思ったからだ。 三日月宗近は、鶴丸国永に好意を寄せていた。それも、恋の歌を詠う方の好意である。 審神者の気まぐれによる采配で決まる内番で、鶴丸と当たった時も、ついうっかり見とれてしまう程度には、自分は重症らしかった。 刀が恋とはまたおかしな話だが、一目見たその時から、鶴丸のその長く美しい細身の刀身に、自分にはない濃い血の臭いを感じ取り、惹かれた。一目惚れというやつだった。 鶴丸とは、祖を同じくする師弟刀という間柄であり、同じく平安の時代に生まれ、同じくうぶ姿で生き続けたが、片や三日月は、長年見守ってきた主の最期に、ただ一度だけ振われただけの身であった。 血を知らぬ不殺の剣との呼び声は、聞こえが良い。だが、三日月には、そんな己が酷く不格好に思え、鶴丸がいっとう眩しく見えた。あの血の宿る刀身が欲しい。 その点では、審神者は己を刀として振ってくれる。助けに行くには、十分すぎる理由があった。 鶴丸への好意は、現代で言うところの「こんぷれっくす」とやらが由来するのかもしれないが、三日月には、そんな事はどうでもよかった。ただ、戦場で赤に染まる鶴丸をずっと見てみたかった。さぞ、美しい事だろう。 だが、どうにも自分は好かれていないらしい。嫌われてはいないが、距離を置かれている。理由はわからないが、それだけは気付いていた。 故に、今回同行を許可してくれたのは意外であった。我を通してみるものだなと思いつつ、鶴丸は思いの外押しに弱いのかもしれないと、まるで弱点を見つけたようで、少し愉快な気持ちになる。 そう一人ほくそ笑んでいる時だった。 「俺の手を握ってくれ」 鶴丸のほっそりと、だがしっかりとした青白い手が、己に向かって差し出される。 「世話されるのは好きだが、流石の俺もそこまで童ではないのだが…」 少しはにかんで、遠まわしに拒否してみると、鶴丸が面倒くさそうな顔をする。 「……これはあちら側へ向かう時の約束事みたいなもんだ」 「そういうものか」 「ああ。今から俺が言った事は、必ず守ってくれ。俺達は付喪神と言っても、今は人の身だ。下手をすると戻れなくなる可能性が出てくる」 「あいわかった」 何時になく真剣な様子で言う鶴丸に、三日月は、何時もの調子で雅やかに頷いた後、鶴丸の左手を固く握りしめる。その手は、想像以上に薄く張りがなく少々心配になった。 そんな己を胡乱気な目で見ながら、鶴丸は一呼吸置いてから続けた。 「ひとつめは、俺の手を決して離さない事だ」 「この手を離してしまったら、俺の魂ごと引き裂かれてしまいそうな話だな」 ふと、そんなフレーズが頭に過り、口をついて出る。存外この状態は悪いものではない気がしたのだ。 「真面目に聞いてくれ。ふたつめ、何があっても絶対に抜刀するな」 「何があってもか?」 「そうだ。これも人の身である俺たちの約束事だな。黄泉の国の連中は、食い意地の張った奴らが多いが、下手に刺激しない限り手を出しては来ない。勿論手を出して負けるなんて事は思ってないが、今回は主探しが主役だからな」 手を出した事があるのか?と、少し思ったが、敢えて口を噤んだ。これ以上鶴丸を刺激したら、連れて行ってもらえなくなる可能性があるからだ。 「そして、声をかけられても後ろは振り返るな。何があってもだ。破ったらどうなるかは、流石の俺も知らないんでね」 「それで最後か?」 「そうだな、それからこれは後の話になるが……黄泉の国から帰ったら必ず禊を行う」 これについては、神である三日月もピンときた。黄泉の穢れを流すための儀式だ。神は穢れを嫌う。刀の付喪神である三日月も例外ではなかった。そう思うと、鶴丸の血に惹かれる己は、もう妖刀なのかもしれないな、と心のどこかで思った。 と、そこまで考えた所で、ある事に気付く。 「……もしや、怪我もしてないお前が時折、手入れ部屋に入ってるのは……」 「何で知ってるのかは知らないが、そういうこった」 悪びれもせずに言ってのける鶴丸に、三日月は思わず嫣然と笑った。 「さて、覚悟は良いな」 「ああ、出来ているぞ」 合図するように鶴丸の左手を握りしめると、鶴丸が何かを思い出したような顔をする。 「おおっと、そうだ。少しだけ目を瞑っててくんな」 「あいわかった」 「それじゃあいっちょ、行くとするかねぇ」 三日月が、鶴丸に応じた瞬間、足場が揺らいだ。 ふわふわと宙を浮いたかの様になったかと思うと、次の瞬間、まるで氷の壁を強引に突き破るような、激痛と冷たさが同時に襲い、思わず目を見開く。真っ暗闇だ。 「さーて、鶴丸御一行の到着だ」 鶴丸が事もなげに告げると、痛みは消え去り、足場も安定していた。しかし、視界は暗いままだった。 「……先に説明して欲しかったものだなあ」 「文句は言いっこなしだぜ。入口の開き方は秘密にしときたかったんでね。それに、最初に言った筈だぜ?”出口みたいなもん”だってな」 ニヤニヤとした声だ。どうやら鶴丸に、からかわれてしまったらしい。 「しかし黄泉の国とは、斯様に暗いのか」 「ここはまだ入り口だ。先はもっと暗くなるぜ?」 鶴丸が一人で行きたがった理由が、分かった気がした。これは一人の方が格段に楽だ。 そこへ己を連れてきた。鶴丸の覚悟を考えると、三日月は心が躍った。 「っと、そうだ。これを持っててくれ。流石に片手じゃ難しいからなあ」 そういうと鶴丸は、何やら四角い小さな小箱を手渡してきた。そのまま動かすなよ、と念を押して。 なにしろ暗くてよく見えないが、ひとしきり物音を立てた後、じゅっという音がしたかと思えば、一瞬だけ場が明るくなる。どうやらマッチ箱だったらしい。それにしても、マッチとは驚いた。審神者にでも貰ったのだろうか。 そして、暫くしてから微かだが蓬の臭いがした。 「煙管か?」 「ご名答。こいつはまあ、魔除けみたいなものだな」 「それなら俺も持ってるぞ。遠征土産にと、貰ってきたものがある」 懐から黄色い手拭いで包んだ物を得意げに見せてみるが、鶴丸の反応はいまいちだった。 決まりが悪くなって、懐にそれを戻すと、三日月は本題に入った。 「して、審神者をどう探す?霊力を辿るのが簡捷と思うが……」 「ああ、それは俺も考えていた。だが、それだけじゃあ頼りない」 この途方もない闇の中、流石に審神者のまだ小さい霊力を辿るのは至難の業だ。かといって三日月にはそれ以外の方法は知らない。 「すると?」 「見当を付けておいた」 「ほう」 成程、これは一度この地で審神者と出会った経験が生きるな。三日月は、素直に感心した。 「黄泉の釜戸へ向かうぜ。道案内は任せておけ」 「ならば俺はその助け舟となろうぞ」 三日月は、頭の房紐を解くと、ふっと己の息を吹きかけた。すると、房紐がするすると音を立てながら、蔦に変化して伸びて行く。 「葡萄葛の蔦だ。これをしおり糸としようではないか」 そう言うと、蔦の先が鶴丸の右手小指に巻きつき、余りの蔦が地面に落ちた。興味本位に引っ張れば、ピンと張る。なるほど見事なしおり糸だ。 「こいつは凄いな、お宅、そんな芸当が出来るのか」 「はっはっは……これくらいは造作もないぞ。では、ゆくとするか」
鶴丸の歩調は淀みなかった。目的地へ迷いなく進んでいる足取りだ。相当こなれている事が分かる。 暫くすると、腐った果実の香りが辺りに満ちた。どこか心惹かれる、危険な甘さを孕んだ香りだと、三日月は思った。 奥へ進むほど、その腐った果実の様な、甘く濃い匂いは強くなっていく。臭覚が麻痺しそうだ、そう思った時、三日月は、ある事に気付いた。この匂いには覚えがある。 「鶴丸よ」 「何だ?」 握った手を強引に引き寄せると、そのまま三日月は、自身の腕の中に鶴丸を収める。その弾みで鶴丸の煙管が、ぽとりと地面に落ちた。 鶴丸の、さらりとした滑らかな髪の毛が頬に触れる。少々こそばゆいが、そのまま鶴丸の頭に鼻を寄せると、いよいよ疑惑は確信へと変わった。 「やはりな」 「いきなり何だ」 片手で軽く押しのけようとする鶴丸の背を空いた手で押さえながら、三日月は呟いた。 「お前からは、良い匂いがするな」 「おいおい、いくら俺が男前だからって、こんな時に口説くかい?するなら後にしてくれ。今はそれどころじゃあ……」 「だが、それは死の臭いだ」 「何だと?」 笑いを含みながらも戸惑った様な鶴丸の声が、一瞬で張り詰めた。 「お前からは、死臭がすると言っているのだ」 静かに、だがはっきりと、三日月は告げる。 「……もう一度言ってみろ。ただじゃあ置かないぜ」 少し怒気の含まれた声音だ。だが、三日月はそれを受け流す。 「何度でも言うぞ。鶴丸よ、これ以上黄泉の国への出入りは止めろ。このままでは、自身で審神者を傷つける事になるぞ」 暗に妖刀になるぞ、と、念を押せば鶴丸の殺気は一層強くなった。 「三日月宗近。てめぇに指図される筋合いはない、俺がどうするかは、俺が決める事だ。少なくともてめぇじゃあない」 初めて聞く、押し殺したような低い声だった。だが、三日月には、それは強がりに思えてならなかった。 「そんなに死ぬのが怖いか」 「何を」 闇の中で、鶴丸が引き攣るのが分かった。 「黄泉へ出入りしているのは、死への恐怖からではな��のか?死が満ち足りたここならば、自分が生きている事が実感出来るからなあ」 辺りを軽く見回しながら、歌うような抑揚を帯びた口調で三日月が言う。 すると鶴丸は、何時もの調子を取り戻したように、笑いを含んだ声で返した。 「おいおい、俺たちは刀だ。何時折れるかも分からない刀が死ぬのを怖がってたら、話にならないだろう」 「卵の白身の方だ。心、とも言うな」 鶴丸が反発するより早く、三日月は続ける。 「心が揺れなくなるのが、そんなに怖いか?」 「いい加減に……」 詰問するような三日月に、うんざりした様に鶴丸が口を開くが、やはり彼は意に介さず、口元を綻ばせた。 「驚きなら、俺が与えてやろう。さすれば不安も解消されるであろう」 まるで名案だと言わんばかりの、自信満々な声で言う。 沈黙が辺りを包んだ。 力を抜き、黙って答えを待つ三日月の胸に身を預けると、鶴丸はぼそりと、呟く様に言った。 「…………そりゃ無理な話だな。三日月宗近、心が死んじまってる人間に、ゆで卵のお宅に、そんな芸当出来る筈がない」 「ゆで卵……俺がか?」 きょとんとした声で、三日月が問い返すと、鶴丸は真面目な様子で言った。 「ああ、凝り固まって、何をしても揺れないゆで卵だ」 まるで確信した様な言い回しに、三日月は苦笑した。 「俺だって、揺れる事はあるぞ。今も揺れに揺れておる」 「どうだかな」 ぶっきら棒に、鶴丸は否定する。 「好きだ」 「は?」 「鶴丸よ、お前を好いていると言っているのだ」 突然の告白に、鶴丸がいよいよ当惑した顔になる。が、三日月はそれに気付かない。 「どういう意味だ、そりゃ」 「こういう意味だ」 そう言って、三日月が空いた手で、鶴丸の頬に触れる。辿るように、その手に柔らかなそれを見つけると、そこに己の唇を押し付けた。 鶴丸の痩身が強張るのと同時に、三日月の足を踏みつけ、押しのけようと必死にもがく様が伝わった。 足の痛みに構わず、さらに深く口付ける。暗闇の中で、卑猥な音だけが響いた。 生温かいそれを口内に侵入させると、鶴丸はより一層激しく暴れたが、繋いだ左手を離そうとはしなかった。何とも律儀な奴だな、と、三日月は苦く笑うと、解放してやる。 「ん……ふっ……はっ……は」 「分かってくれたか?」 ぜえぜえと息を吐く鶴丸に、三日月は真剣な声で問うた。 呼吸を整えると、己の腕の中で鶴丸がくつくつと喉を鳴らし、体を震わせる。 「あっはっは、こりゃ愉快だ。刀が恋だって?しかも天下五剣様が、この俺にかい?」 さっきまでの暴れ様とは裏腹に、鶴丸は平常心を保っていた。 「そうだぞ。一目惚れだ」 「ふざけるのも大概にしてくれ」 ひとしきり大笑いした後、鶴丸は呆れた声で告げた。 「どうやっても信じてくれんか」 意気消沈した声で聞けば、鶴丸は少し考えるように答えた。 「そうだな、俺を心の底から驚かしてくれたら信じてやるさ……だが、それは主を」 「では試そうか」 鶴丸が言い終わるのを待たずに、す、と、三日月の手が離された。 「おい、馬鹿!」 鶴丸が離された手を掴み直そうとするが、空しく空気を掴む。空気を掴むと同時に、気配が一瞬で消えた。三日月の霊力を辿ろうにも、ぷつりと糸が途切れてしまっている。これは意図的に消されたものだ。 「くそっ!!!あの野郎!!!」 三日月の房紐だけが、鶴丸の小指に残された。
ざわざわと、しだれ柳が揺れる様な音がする闇の中、審神者は辺りをふらふらと彷徨っていた。 ぼんやりとした意識の中、審神者は思った。ここには覚えがある。以前、真っ暗闇の中で白く光る鶴を見た場所だ。 「今回は居ないなあ……」 きょろきょろとあたりを見回すが、鶴は見当たらなかった。 「……腹、減ったなあ」 あれほど嫌悪していた無味無臭の兵糧丸が、今は恋しかった。 「ん?」 くん、と鼻を鳴らすと、どこからか良い匂いがした。 その匂いを釣られるように辿っていくと、ぐつぐつと音を立てる釜戸のある場所に辿り着く。 辺りは先程までの暗闇と違い、やや明るかった。周りにはうっすらだが人影が沢山見える。 釜戸の前には、何やら列が出来ていた。列があると並びたくなる。そんな習性に従って審神者が最後尾につくと、後ろから枯れた声がした。 「今日はあなたが最後です」 「最後って?」 何となく振り返ってはいけない気がして、振り向かずに尋ねる。 「千人目ということですよ。ささ、お食べなさい」 後ろの声が、脇から手を差し出す。その手には、とりめしに似た握り飯が乗っていた。何の肉かはわからないが、とても食欲のそそる良い匂いがして美味しそうだ。 「ありがとう。凄くお腹が減ってたんだ」 手に取ろうとしたその時だった。背後から瑞々しい音と共に「ぎゃ!」という喉を絞った様な悲鳴が上がり、審神者が手に取るより早く握り飯が地に落ちた。 形を崩した握り飯からは、じゅうじゅうと音を立てながら煙が上がり、中からは大量のウジ虫がうぞうぞと蠢いている。 「ひっ」 思わず飛び退くと、暫くして、むっとした強烈な腐臭が辺りに広がる。噎せていると、その背をやさしく撫でる大きな手の感触があった。 「これ審神者、それを食べてはならないぞ」 「……三日月?三日月じゃないか!」 振り向くと、審神者を覗きこむように伺う三日月の顔があった。 「はっはっは。捕まえたぞ」 そう言って、背後から三日月が審神者を優しく抱きしめてくる。気付けば腐臭は消え去っていた。 「それにしても、三日月はどうしてここにいるの?」 「お前を探し��おったのだ」 「探す?探すって……そうだ、ここは何処なんだろう?三日月は知ってる?」 気付いたらここに居た。そうだ、自分はどうしてここに居るのだろう。前後の記憶がぷっつりと途切れてしまっていた。 「さあなあ」 とぼけた様な三日月の声。これは知っている声だ。でも教えてもくれない声だ。審神者はそれをよく知っている。 「ねえ……」 「出しにしてすまんな」 言いかけた声を制止して、くしゃりと審神者の頭を撫でながら、三日月が言う。 その声音は、何時になく柔らかく、そしてすまなそうだった。 「何の事?」 あまりにもすまなそうな声だから、不思議に思い、尋ねたが、やっぱり笑って誤魔化されてしまう。 面白くなくて、頬を膨らませれば、益々すまなそうな顔をされので、ここは大人になろうと審神者は思った。 「さて、ここは危険だ。早々に立ち去ろうぞ。……待ち人も居るからなあ」 腕の中の審神者を解放してやりながら、三日月が微笑んだ。 「待ち人って、もしかして……」 審神者が言いかけた、その時だった。 「見つけたぜ」 聞きなれた声がした。 「その声は……鶴丸!」 振り返れば、血の付着したぼろぼろの衣を纏った鶴丸が立っていた。表情は良く見えないが、少し硬いように思えた。 慌てて駆け寄ってみれば、鶴丸は審神者を認めてニッと笑う。良かった、いつもの鶴丸だ。そう安心して息を吐く。 「俺より先に主を見つけて驚かそうとしたんだろうが……生憎だが、予想通りだぜ」 鶴丸が、淡々とした口調で言った。何の話だろうか。 「ふむ、駄目だったか」 対して三日月も、独り言のように零した。何となくピンとくる。さっきの謝罪はこれだ。 「実直と評判の三日月宗近様だ。主をほっぽって俺を驚かそうなんて考えないだろうからな」 そう言う鶴丸の言葉が、何時になく尖っているものだから、審神者はぎょっとして顔を見る。冷たく醒めた笑い顔だ。 喧嘩でもしたのだろうか?二人とも、ああ見えても大人だったので、審神者にはそれが想像が出来なかった。 「まだ怒っておるのか」 「もう怒っちゃいない。人生は長い。ま、ただの戯れだと思っておくさ」 「戯れ、か」 そう呟いて、微笑む三日月の顔が少し曇った様に、審神者は見えた。 「つ……」 審神者が口を開きかけた時だった。審神者でも分かるくらいに周囲が殺気立ち、ぞくりと背筋に冷たいものが走った。 どうやら周囲を何かに囲まれたらしい。ぶつぶつと何か言っている声が聞こえるが、うまく聞きとれない。 「……三日月宗近。俺が居ない時に一体何をしたんだ」 審神者を守るように傍に寄り添い、周囲を見渡しながら、鶴丸が尋ねる。 「審神者に飯を供する輩がいたものでな。桃を投げてやったぞ」 剣は抜いてないぞ、そう言いたげな三日月に、鶴丸は溜息をついた。 「……やれやれだぜ」 已むを得まい、そう鶴丸が刀に手をかけた時だった。 「鶴丸よ。下がっておれ」 鶴丸の前を三日月が立ちはだかった。 「三日月宗近?そこをどけ。尻ぬぐいは俺がやる」 「さっきも言ったであろう。これ以上穢れれば、ただでは済まぬと」 「ただで済まないのはお宅の方だぜ。今回ばかりは、天下五剣様の出る幕じゃあない」 ここは黄泉の国だ。黄泉の国では剣の強さより、穢れへの耐性がものを言う。 その点では、三日月より勝っていると、鶴丸は自負していた。 だが、三日月は退こうとせず、鶴丸の指に結ばれた房紐が垂れる方角を見て、そちらへ身体を向けた。 「はっはっは、審神者は頼んだぞ」 そう一笑すると、鶴丸が剣を抜くより早く、三日月が抜刀した。 「分らず屋!」 鶴丸の叫びを振り切るように、黄泉の者を斬り付けると、腐った肉片が、びちゃりと音を立てて、三日月の衣服に飛び散った。 「押し通る」 そのまま構わずに、黄泉の穢れを浴びながら三日月は道を作り、走り抜ける。 審神者の手を引きながら、その背に続く鶴丸は、案じた。 ある意味、穢れに馴れ切ってしまっている自分とは違う。血の穢れすらもまともに知らぬ三日月に、黄泉の穢れは刺激が強過ぎる。 鶴丸の予感は的中した。 闇が薄まり、出口まで後僅かばかりかという時だった。がくりと、三日月が膝をついた。 「三日月!!」 思わず鶴丸が声を上げる。 「やあ、嬉しいな……三日月と呼んでくれるか」 「どうして抜いた!!」 三日月も馬鹿ではない、こうなる事くらいはわかっていたであろう。だからこそ、鶴丸にはそれが理解できなかった。 「これ以上、鶴丸が穢れたら困るからなあ……審神者も悲しむだろう」 「三日月!三日月!!」 枯れた様な三日月の声に、審神者が縋りつく。 「泣いてくれるな。審神者よ、少し穢れを被っただけだ。死ぬわけじゃないぞ……」 その頬に触れながら、三日月は諭す様に言った。 「……くそ、約束を二つも破りやがって……やっぱり足手まといじゃないか」 苦虫を噛み潰したような顔で鶴丸が言えば、三日月は笑った。 「はっはっは……それでもお前は、俺に来いと言ってくれたではないか」 「それは」 本気の目をしていたから。そうだ、最初から三日月は本気だった。それなのに、鶴丸はどこかでそれを否定していた。分らず屋は、自分だったのだ。 「もう、見守っているだけというのは、嫌だからなあ……」 そう呟く三日月に、鶴丸は思い知らされた。 三日月宗近は達観などしていない、ただ、大らか過ぎるだけだったのだ。どうして、そんな単純なことにも気付かなかったのか、鶴丸は、奥歯を噛み締めた。 彼だって、普通に傷つくし、寂しいと思うこともあるだろう。だが、自分と形は違えど同じように、悠久とも思える時の中で、凪いだ海の様に振舞う事で心を守ってきただけなのだ。鶴丸は、そう思った。 「もういい、喋るな。すまん……ゆで卵なんて言って」 「……鶴丸?」 三日月が不思議そうな顔をする。 「気持ちは分かったって、言っているんだ」 判然とした、確かな声で鶴丸は三日月に告げる。自分への好意は本物なのであろう、と。 「そうか、そうか……俺は幸せ者だなあ」 別に気持ちを受け入れた訳じゃない、そう言う前に三日月は静かに瞼を閉じた。 「鶴丸!どうしよう、どうしよう……」 三日月の手を握り、審神者が鶴丸を見る。蒼白で、今にも泣き出しそうな顔だ。 「……大丈夫だ。三日月の言うとおり、死んだわけじゃない。少し穢れを浴び過ぎただけだ」 だが、このままではまずい。手入れ部屋まで行き禊をするまでには、時間がかかり過ぎる。 考えろ、何か手はある筈だ。鶴丸がそう頭をひねった時だった。三日月の懐から黄色い手拭いがちらりと見えた。 「これは……」
「三日月!良かった!」 三日月が、瞳を開くと、薄闇の中で安心したような審神者の声がした。 「気付いたか、三日月。……遠征先の人に感謝するんだな」 ぶっきら棒に、しかし明るい声音で鶴丸が言う。 鶴丸の手には、三日月の手拭いが握られていた。 桃の木は霊木で、その木から生る桃は穢れを払う。どうやら鶴丸は、自分に桃の汁を飲ませて穢れを払ったらしかった。 どのようにして飲ませたのか、三日月は胸が高鳴ったが、あえそこには触れない事にする。 「礼を言うぞ、鶴丸」 「礼なら遠征先の人に言ってくれ」 微笑めば、鶴丸が少しばつの悪そうな顔で告げる。 「それもそうか」 言いながら、三日月が立ちあがる。それを認めてから、鶴丸が息を吐いた。 「さて主、主とは一先ずここでお別れだ」 不安そうに鶴丸の顔を見上げる審神者の頭に、鶴丸がぽんと手を置く。 「心配するな。ここを抜ければ、きみは元の肉体に戻る。ここでの事も、忘れちまうだろう」 「そういうものなの?」 「ああ。主にとって、ここは夢みたいなもんだからな」 「そう……でも、良かった」 「何がだ」 不思議そうにする鶴丸に、審神者がは��かんだ。 「三日月とのこと、少し心配していたんだ。でも、これなら彼を副隊長に据えても大丈夫そうだね」 「何の話だ?」 三日月がきょとんとしている。 主の危機に、鶴丸はすっかり忘れていたが、そういえば朝そんな話をしていたことを思い出す。 三日月に近寄りたくなくて、嫌がっていた、朝の自分。それが今はおかしくて仕方が無かった。 「……ああ、そうだな。これから右腕として、宜しく頼むぜ」 そう言って鶴丸が三日月の肩に手を置く。 「はっはっは。右腕、か」 「不満かい?三日月の旦那」 笑みを含んだ声で鶴丸に聞き返されれば、三日月は改まった声で言う。 「あいや、よきかなよきかな」
戦場で、朱に染まりながら舞う白い鶴を傍で見れる。 三日月は、それが慶賀に堪えなかった。
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ichinichi-okure · 8 months
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2024.1.14sun_kanagawa
 昨日はアドレナリンが出ていて、いつもより遅く寝着いたが、いつも通りの6時に目が覚める。でも今日は休みだ、と安心してもう一度寝て、7時に起床。洗面を済ませ、着替えてお砂糖とミルクがたっぷりのインスタントコーヒーを飲む。これは私が子どもの時からのルーティーンだ。SNSやLINEをサッと確認して返信を打つ。ワクワクするお誘いに心浮き立つ。  今日は初めてのWSに参加する予定だ。でも、その前に知り合いのイベントに行ってみよう。まだ布団の中の夫に「いってきます」と告げ、足取り軽く家を出る。車を運転すること30分。鶴川にあるセントラル商店街という何ともノスタルジックな場所に到着。早くも聞こえてくるお囃子の音に自然と駆け足になる。角を曲がると、威勢のいい声と同時に餅をつく人、返す人、手を叩いて笑顔でエールを送る人たちのエネルギーで溢れかえっていた。年始初めて会う知り合いみんなに声をかけ、再会の歓びを分かち合う。人生で初めての豆花をいただいた。ほんのりと甘く、重すぎず、いろんなの食感を味わえるいくちゃん(食堂pocoさん)の豆花。今の身体に最高の食べ物だ!お腹は満たされていたが、あちこちからいい匂いがしてきて、まだ食欲が止まらない。古いストーブの上で温められていたのは豚汁だ。そのすぐ下にはブタの置物。なんてシュールな…この後の予定を考えてやめておいた方がいいと言う私と、いや、身体も温まるしとにかく食べたいと言う私でせめぎ合う。次の瞬間お代の300円をお店の方に手渡していた。椅子に腰掛け、豚汁をいただく。やっぱり大正解だ。豚汁とカレーは、大きな鍋でたくさん作られたものがなぜか美味しい。きっとこれもそうだ。大満足で完食すると、目の前には『うどん』の文字。食べたい気持ちをグッと我慢し、私は席を立った。
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 知り合いに会い、美味しいもので満たされた私は、今日のメインイベントへ。Googleマップを頼りに10分ほど歩くと、茶色いムーミンハウスのようなジブリに出てきそうな窯が見えてきた。そう、今日私は陶芸を教えてもらうのだ。でも、その前にヨガ。アパートの入り口を探して扉を開けると、木と光のぬくもりが溢れるスタジオと慣れ親しんだ顔が目に飛び込んでくる。いつもお店に来てくれる人も、たまたま今日初めての参加だったのだ。驚いて嬉しくなり、初めて会う方々にも紹介し、紹介され、その場が明るい雰囲気で包まれていた。
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 ヨガ講師である美しい笑顔のみちこさんに挨拶をし、急いで着替えを済ませ、ヨガマットの上に座る。はて、私はヨガ何年ぶりだろうか…3年前までピラティスはやっていたが、ヨガは5年ぶりくらいかしら…身体が硬い私は、『家でストレッチしてくればよかったな。急にヨガやって大丈夫かしら…またどこか傷めないかな。』と不安になってきた。それを察してなのか、みちこさんが「私のヨガ教室は、自分の身体に目を向け、自分の呼吸に耳を傾けて、自分自身を感じるためのヨガです。無理に身体を動かしたり、ポーズを極めたりするのではなく、ストレッチとトレーニングを繰り返していきます。筋肉に負荷がかかるトレーニングの後には、その筋肉を緩める動きを入れていきますので、決して無理のない範囲で身体を動かしていきましょう。」と説明してくれた。なんてすごいタイミングと思いながらもホッと胸を撫でおろす。呼吸を整え、先生の出してくれる指示に従いながら身体を動かし始める。先生の声の質感や声量、テンポの心地よさに耳を預け、普段あまり伸ばさないところを心地よく伸ばしていく。動きの指示を優しく出しながら、先生はその反対の動き(左右)をし、ポーズの名前や由来を教えてくれた。時々『あれ?今私合ってるかな?』と不安になり、周りをチラチラと確認しながらも、身体を動かす心地よさを感じながら、私はどんどんヨガの世界に浸り始めていた。しかし、恐れていたことが起きてしまったのだ。仰向けで脚を頭の後ろに持っていくポーズになると、なんだか苦しく、少し気持ちが悪くなってきた。そう、動く前に食べ過ぎたのだ。私はその動きを中断し、仰向けに戻ってしばし休憩。みんなが気持ち良さそうなのを横目に、やはりな…と反省(でも、美味しかったから後悔はないw)。そして、その後の動きから合流し、ヨガの時間1時間半が終了した。  副交感神経が働いているせいなのか、まだ頭がボーッとしている中、みんなでお昼ご飯の準備が始まった。マットを片付け、テーブルを出すと、梅ちゃん先生(陶芸の講師)がいい匂いのする鍋や炊飯器を持ってきてくれた。この香りはカレーだ。ターメリックで黄色く色付いたご飯の横にカレー2種をかけ、それぞれの席に配る。テーブルの上には鮮やかな野菜たちの炒め物やサラダが所狭しと並んでいた。みんなで「いただきます」をしてから食べ始める。カレーをひと口、ふた口と食べ進めると、辛くもないのに、頭皮の毛穴が開き、スースーするような感じがした。スパイスが私の身体の中から作用している。不思議な気持ちになりながらも、どんな風に作ったのか、どこで手に入れた食材なのか、どんな風に出会った料理なのか、それぞれの先生に尋ねたり、日常の話をしたり、みんなとする食事の時間を愉しんでいた。
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 食べ終わるとオラクルカードの時間。年始にひいてみるのが恒例となっているそうだ。私がひいたカードは、鮮やかな緑の上に明るいピンク色がのっていて、そこに白いマーガレットのような花がたくさん描かれているカード『世界を維持する者 ヴァースデーヴァ』というものだった。みちこさんが手渡してくれた解説書を読むと、ふむふむ…リラックスしましょう。休息しましょう。それが次なるエネルギーとなるでしょう。と書いてある。年末年始でこの言葉を聞くのは3回目だ。一つ目はしいたけ占いの水瓶座。二つ目は前日にみてもらったカラーセラピー。そして三つ目がオラクルカード。よほど休んだ方がいいらしい…頭の片隅に置いておこう。  さぁ、今日の愉しみはまだ終わらない。別の部屋に移動して、エプロンをつけ、サンダルに履き替えると、梅ちゃん先生の陶芸教室の始まりだ。陶芸こそ初めてではないが、人生で三度くらいしかやった事のないもの。今回教わるのは手轆轤という器具を使うものだそうだ。あらかじめ用意していた作りたいイメージの器の写真を用意し先生に確認すると、私の分の陶土を用意してくれた。みんなに作業確認や指示を出しながら、先生はそれを捏ねていく。捏ねている土の動きをただただ見続けていた。少ししてから菊練りという段階に入ると、さらに土の動きや模様が美しく、感嘆がもれる。永遠に見続けられると思っていると、あっという間に菊練りは終わってしまった。それを手轆轤に少し乗せ、潰して円を作る。その上に長細くした土を重ね、どんどん高くしていく。そして、そこから好きな形に伸ばしていくそうだ。先生が湯呑ならこのくらい、お茶碗ならこのくらい、煮付けの小鉢ならこのくらい、と言いながら、まるで魔法のように次々に形を変えていく。
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 圧倒されていると、自分の番が回ってきた。手を動かすことは大好きなのだが、いざ始まると、えっと…まず何でしたっけ?という状態。先生に確認しながらまずは土に触ってみる。ヒンヤリと冷たく、粘土よりも少し硬い。水分を含んでいて、少しだけスズリのような香りがした。それを丸めたり伸ばしたりしながら、教えてもらったように形を作っていく。どうしたら繋ぎ目がきれいに無くなるのか、頑丈な器になるのか、厚さが均等になるのか、分からない事は多いがとりあえず手を動かしてみる。参考作品の写真を何度も確認し作り進めるのだが、なかなか思うような形にはならない。夢中になって作り続け、2時間ほどだろうか、やっとなんとか納得できる形になったようなので手を止めた(本当は永遠に形をあれこれ変え続けていたい気持ちだったが…)。集中力が解け周りを見渡すと、様々な形が出来上がっていた。どれもこれもみんな生きているようで何とも愛おしい。次回は『けずり』と言われる作業なのだそうだ。また来月の愉しみが増えたことに心が躍る。先生の淹れてくれた生姜紅茶とみなさんからの旅行土産の差し入れででホッとひと息。ふと我にかえると心地よい疲労感や達成感が押し寄せてきた。  今日を共にできた先生や生徒のみなさんに挨拶をし、アトリエを後にする。車に乗り込み、夕焼けを眺めながらのしばしのドライブ。だんだん暮れて色が変わっていく空の様子を観察しながら、今日のことを思い出し、ひとり笑顔がこぼれる。音楽を聴きながら唄いながら家路についた。なんてキラキラとした時間のつまった一日だったのだろうか。また明日から頑張ろう!
-プロフィール- 野沢ちか 39歳 神奈川県 花綵hanazuna
2023年4月東京都町田市にある簗田寺のかたわらにある白い建物“tem”にてアトリエをオープン。 簗田寺の里山に生きるたおやかな草花を摘み、花生けのお教室やリース作りのWSなど、草花を身近に感じられる暮らしの提案をしています。 Instagram @hanazuna_style hp https://www.hanazuna-style.com/
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mougen-nikki · 9 months
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1月
年女。元旦から地元の友人2人とデニーズに6時間居座り、年末年始限定メニューの存在を知る。卒業式ぶりにネイルをした。魂24周年にバリチルで開催したパーティーで初めてオーダーケーキを頼んだがかわいくて大満足。こうきとまなみと神田大明神と湯島天神に初詣に行き、一瞬リョータに会う。シネマカリテで『そばかす』を観た。
まなみと日産グローバル本社でSAKURAの試乗をし、帰りに寄った中華屋で居眠りをした。あゆみさんとすえぴとネロの店で新年会をする。
THE FIRST SLAM DUNKの衝撃。三井への恋心を15年振りに思い出す。
すみちゃんとの大人の休日倶楽部が発足し、蔵前〜合羽橋あたりを散歩。観音山フルーツパーラーでももちとあゆみさんとすえぴが初対面。帰りにみんなにつかあってもらって、Tnewtiesで靴とワンピース��買った。
ことごとくおみくじの引きが悪い。
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2月
休職中の同期に久しぶりに会えた。元気そうで一安心。こうき主催のスイーツ会兼合同お誕生日会。ダロワイヨでケーキをたくさん食べた。工場の同期と遊んでザファを一緒に観た(THE SECOND SLAM DUNK)ら、同期は24時間経たないうちに2回目を観に行っていた。代官山のあたりをプラプラ散歩し、無数のトイプードとすれ違ったり旧朝倉邸に住みたがったりする。自主的Tłusty czwartekでミスドを食す。
かなこと海を見てカラオケ。バリチルで三井の寿の宴を行う。21卒22卒23卒になった高校の友達と卒業旅行で箱根へ。富士屋ホテルで豪遊し、星の王子様ミュージアムに涙ながらの別れを告げる。
テニミュ青学vs氷帝が当日の公演中止でぴよと残念会。
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3月
同期とご飯に行ったら2ヶ月ビハインドで私のお誕生日プレートをオーダーしてくれていて、この���たちのことは何があっても守ろうと思った。私お姉ちゃんだから。
大学の部活の先輩同期とかなり久しぶりに会った。大手町有楽町エリアで昼から夜まで遊んで、現役の時もこんなに遊んだことないから新鮮だった。私はちゃっかり途中の大丸でコスデコのアイグロウジェムをタッチアップし購入していた。
妹と母と受験お疲れ様の一泊2日熱海旅行。恋愛おみくじに「六歳年下が良い」と言われてじゃあ、三井寿か。と思う。月曜有給旅行の良さを感じたが穏やかな春の熱海の空気に当てられて情緒が不安定になる。
念願の姫鶴一文字を初顕現。宝箱からかなり早い段階で飛び出してきてくれて嬉しかった。
THE THIRD SLAM DUNKで横断幕特典シールをもらう。すみちゃんとピューロに行き、バツ丸のカチューシャを買ったらマレフィセントになった。三井を応援するネームプレートを作る。
在宅後ダッシュで駒沢に向かい、まおとA東京の秋田ノーザンハピネッツ戦を観る。なまはげがいたり、ありえない技(天井ダンク)を持つマスコットキャラがいたり、選手の概念車を教えてもらえたり、SDGsがボコボコにされたりと見どころ満載。ザファのおかげでプレーの解説がしやすい。ありがとう井上雄彦。
本社の同期4人ですみだ水族館にお出かけ。大阪人の登場シーンが肩揺らしすぎ歩くの早すぎ治安悪すぎで爆笑。いつの間にか水族館に墨田区の伝統アピールとして大金魚ゾーンができており不意打ちを喰らう。その後浅草寺で引いたおみくじ:凶。
かなこと銀河劇場でマリー・キュリー観劇。すごく良かった。韓国作品らしくフェミニズムのベースに労働者の健康被害問題や企業の製造責任、資本主義批判まで織り込んでおり見事な構成力。そうこうしていたらミューマギの第二公演情報解禁があり、まさかの山﨑昌吾ジャーファルに椅子から転げ落ちる。
ぴよのお誕生日@バリチルを開催。調子に乗ってバカのバースデーケーキを買ったら大変な目に遭った。
ももちとすみちゃんの作った和風シナリオを通過。知人の作ったシナリオは初だったが手癖を感じて面白い。バカ男子大学生コンビだったのでロールプレイが楽しかった。ガチ恋粘着獣の影響でYouTuberの探索者にした。
客先から一部品番値上げOK連絡をもらい、祝いにケーキを買って帰る。ここまで足掛け半年。
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4月
まおとBunkamuraのマリー・ローランサン展を観る。ローランサンとシャネルのメディアを介したラップバトルの話やテニミュのような前衛映像で爆笑。
閉館前の三菱一号館美術館に駆け込み、グッズを買う。そのまま散歩してヒューマントラストシネマ有楽町で『ジョージア 白い橋のカフェで会いましょう』を観る。すごくリラクシングでおおらかな映画で良かった。お国柄かな。
カイザーの話をされすぎてブルロ原作を読み始める。何もかもがめちゃくちゃすぎて読んではTwitterを開き、読んではTwitterを開くハメになった。おかしすぎる漫画。
はるかさんのお誕生日���があり、ウォカジンのヘアピンで爆盛り上がり。まったく、兄貴は意外と抜けてるところがありやすからね。
すみちゃんとラシーヌの苺アフタヌーンティーに行き、ノリタケの加州安定ティーセットが届く。
アニメのオペラオーが良すぎてメロメロになる。本当に彼女のことが大好きだしこの手の人間に弱い。ウマ娘は人間ではないが。
品川区民として初めての選挙(区議会議員選挙)。出張ついでにTさんと京都で遊んで私が行きたかった京都府立植物園に付き合ってもらう。何故か28,135歩も歩いた。
わが、まお、あゆみさん、すえぴと日本橋でピザを食べてから千葉ジェッツのA東京戦を観戦。冨樫を初めて生で観た。千葉なのに東京のイキリ中学生たちがコラボしていて何故?と思う。今回は席が取れなすぎてバラバラに座ったから観ながら話せなくて残念。観戦後の焼肉で炎の男の写真撮影に興じる。
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5月
2日にネスの夢小説を読み「ふ〜ん結構ネスのこと好きかもと思った」とツイートしている。
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運転練習を兼ねてGWに家族で伊香保に行こうとしたが関越が混みすぎて秒速5センチメートルしか進まなくなったため途中で諦め森林公園へ行く。エゴイストなので別行動して一人だけサイクリングをした。地元のイタリアンで祖父母の誕生日祝いをした。
こうきとポコの再会。この時祖父母がこうきを質問攻めにしており申し訳なかった。
降り頻る雨の中ポラ科とポーランド祭りに行き、帰りに駅のムンバイでチャイをしばく。
金夜のミュージアムナイトですえぴとマティス展に行く。プロヴァンスの映像コーナーがあり、教会の鐘の音を聴いた瞬間幸村精市との存在しない記憶とホームシックの幻肢痛に襲われた。とにかくヨーロッパに行きたい。
ももちとひなと湘北を想う湘南ドライブ。逗子マリーナの駐車場が法外な値段という学びを得る。これがあゆみさんから譲り受けたネスと初めてのお出かけ。
文フリに出かけて東直子とまほぴ、安田茜にサインをもらう。のいちゃんとたほさんにもご挨拶して差し入れを渡す。いつかドームに連れて行きます!と言われて最前行きます!と返した。
こうきとすえぴ、あゆみさんが対面し4人でヴァーミリオンのポップアップへ。この時はオーブのガーネットの指輪を買った。昼食場所を探したが渋谷の人口密度が高すぎてお高めの地中海料理に入る。イスカンダルセットというワクワクセットを注文。
母の日プレゼントで母にageteのネックレスを見繕った。チャーム別売りのやつ。
すみちゃんと劇場版コナン(魚影)を観た。元太のセリフ全てと陰謀論者の目暮警部で爆笑する。観終わった後がってん寿司でうなぎを食べてネスにも見せてあげた。
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6月
マンシティvsバイエルンのチケットが当たりまくる。ここから1.5ヶ月ほどチケット捌きに奔走する。チケ取引が中学の先輩や大学の後輩に会うきっかけになったので何だかんだよかった。
すえぴとあゆみさんと六本木ヒルズで薔薇のアフタヌーンティー。スタンドの高さがありすぎて起立して写真撮影。PWCを始める。三笘が来た瞬間ゲームバランスが崩壊し三笘ゲーと化した。
ミューマギの公演が始まり、6公演入る。今回はキャストが増えたのでオープニングとエンディングの厚みがすごかった。まさかの客降りで山﨑ジャーファルさんが数メートル先を歩いて行った。長生きはするものだと思った。マギ、サイコー!でも紅玉ちゃんの個人ブロマイドがないのはまだ納得してない。アクスタが売り切れすぎて買えないかと思ったがぴよが捕獲してくれた。
ネスの夢小説を書く。執筆中は納期にミートするために定時退社していた。わりと気に入っているので続きが読みたい。
部署の奨励金で帝国ホテルのご飯を食べ、その後走って若手による新入社員歓迎会に移動。
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7月
前日深夜に母に誘われ、急遽クレイジー・フォー・ユーを観劇。萌さんをリアルで初拝見。エンタメに全力な作品でかなり良かった。衣装もすごい。タイミングよくたかりかさんとも会えた。
ぴよとあゆみさんと東京タワーで迷子のストライカー探し。その後言ったカフェでマスターの爺さんに絡まれ怪しげな成功譚を聞かされる。
はるかとこうきと浦和レッズvsFC東京を観戦。初めてのスタジアムだったのでドキドキだったが色々新鮮で楽しかった。埼玉出身者としてコバトンと写真撮影。試合は0-0で内容もしょっぱい。酒井も3分くらいで怪我したし。翌日に国立でこうきと町田ゼルビア vs東京Vを観戦。シチュエーションが整っておりかなり熱い試合とブーイングが見られた。
リトル・マーメイドをひなと観た。冒頭にアンデルセンの引用があり大事をあげて椅子から転げ落ちる。
あゆみさんが妄言バースの夢小説を書いてくれた。嬉しすぎて仕事中に読みまくる。やってることが10年前と同じ。
すえぴあゆみさんももちとココス呪術コラボを冷やかす。
ポラ科ドライブで秩父へ行きそばを食べる。ポテくまくん邸を表敬訪問。
あゆみさんと渋谷シティの試合観戦。コートが近く、ボールを蹴る音が聞こえてすごかった。妹と国立西洋美術館のスペインのイメージ展に行く。
大学の部活の納会に参加しバスケをした後2次会までこなす。
マンシティvsバイエルンの当日、午後休を取ってネイルを変えてから国立へ向かう。かなりお祭りムードで楽しい。こうきにバイエルンバウンドの服装を褒められて嬉しかった。はるかさんも合流して写真撮影やらトロフィーチラ見やらをした。試合はシティのパスワークのすごさとバイエルンの疲労を感じた。
バリチルでリョータとソーちゃんの誕生日会をした。
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8月
地元の祭りで3年ぶりの花火がまさかの強風で打ち上げ中止。同日に花火大会があった板橋では火事が起きていたので妥当な判断だったと思う。
すみちゃんと大人の休日倶楽部有楽町編を実行し、シンガポール料理、プラネタリウム、マリアージュ・フレールを巡る。マリアージュ・フレールで友人の結婚祝いを買った。
友人の結婚パーティーに参加したが、レストランでやる簡単なものだったためか泣かなかった。中学時代のいつメンと会えて嬉しいが、私が恋愛の話題に非対応なためやりづらさはある。最近どう?と聞かれたので順調だよ〜と言ったらいつから付き合ってるんだっけ?と言われる。流れを無視して交際ではなく人生の話をしてしまいすみません。でも結婚した友人のことは誇りに思うし尊敬するし応援してる。私たちもうホグワーツにも帝光中にもいないけど、それぞれの戦場で変わらず戦おうね。
お盆は車を乗り回すためムーミンバレーパークやスタジアムジャポンや伊香保に出かけた。
ひなとまなみと島でバカンス。海で浮いたり原チャリを乗り回したりと満喫。花火もお菓子も買ったのに朝が早かったため夜ご飯後に爆睡。星が綺麗らしかったが当然見れず。護岸されていない箇所で泳ごうとしたら波が激しすぎて引き波の時に足に当たる石で流血した。
ももちこうきあゆみさんと才能の原石たちとで本能のままに餃子を食らった。あゆみさんももちまおとHUBでサバトも開催。
かなこれみかと横浜散策。ダイナーでハンバーガーを取り違えられ、中華街にあるフォーチューンアクアリウムの存在を初めて知る。
ひなとTHE FOURTH SLAM DUNK。
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takahashicleaning · 10 months
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TEDにて
ジェイミー・ペイク:自ら形を変え変身する折り厚板紙ロボット
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
板金やチタン合金?セラミック?
折り紙からデザインのヒントを得てロボット開発者のジェイミー・ペイクと彼女のチームは、非常に薄い素材を折ってできたロボットで自ら形を変え変身する「ロボガミ」を創り出しました。
このトークと技術デモでペイクはロボガミが地上や宇宙で様々な作業をこなすためにどう適応できるのかを示し
丸まったり跳んだりパチンコのように射出したり、更には心臓の拍動のように脈打ったりする様を実演してお目にかけます。
ロボット開発者としてよく聞かれます「ロボットが朝ご飯を作ってくれるようになるのはいつか?」
未来のロボットは、人間の姿に近づくのではないかと考えました。自分に近い容姿になると考えたので自分の目を模倣した目を作成しました。
物を私に渡せるように、器用な指を作りました、野球のボールとか。
こちらのような古典的なロボットは、決まった数の関節と駆動装置で構成され機能します。このことが意味するのは、機能と形状は構想の段階で確定してしまうということです。
このロボットアームに素晴しい投球ができカメラの三脚に当てさえしたとしても朝ご飯を作ってくれるわけではありません。
スクランブルエッグを作るのには向いていないのです。これが、未来のロボットのビジョンを思いついた瞬間です。
変形ロボットです。車のように走り人のように駆け、鳥のように飛び、新しい環境とその時の作業に合わせて変形します。
これを実現するためにロボットデザインの方法を考え直さねばなりません。
多角形型のロボットモジュールがあるとしてその単純な多角形を使って様々な形を再構築して異なる作業向けに異なる形のロボットを作り出すことを想像してください。
コンピュータグラフィックスでは、目新しいことではありません。かなり前から多くの映画がそのように作られています。
でも物理的に動くロボットをそのように作ろうとするならまったく別の新しい話で、まったく別のパラダイムで意外と難しい。
でも皆さんは、既にやったことがあります。紙飛行機や紙の船や折り鶴を作ったことのない人は?
折り紙はデザイナーにとって万能の道具です。一枚の紙から様々な形状を作ることができ、もし気に入らなければ広げてもう一度折り直せます。
折ることで二次元の面からどんな三次元の形でも作れ、そのことは数学的に証明されています。
もし知的な紙があって自律的に折り上がり、求めるどんな形にもいつでも変形できるとしたらどうでしょうか?
それこそが私の取り組んでいることなのです。私はこの折り紙のロボットを「ロボガミ」と呼んでいます。
これが最初のロボガミの変形の様子です、私が10年くらい前に作ったものです。平坦なシート状のロボットが、ピラミッド型になってまた平らなシートに戻り、今度はスペースシャトルになります。
すごく愛らしいです。10年経って私たちのグループのニンジャ折り紙ロボット研究者は、22名ほどになりましたが、新しい世代のロボガミができ少し効率的になってできることが増えました。
新世代のロボガミは、実用的な目的を果たします。例えばこのロボットでは、地形によって自動的に進み方を変えます。
地面が平らで乾いていれば、這って進みます。急に荒れた地形になると転がり始め同じロボットですがこうなります。
地形に応じて駆動装置の動かし方を変えるのです。障害物があれば跳び越えます。この動作では、それぞれの脚にエネルギーを蓄え、パチンコのように放っています。
体操技だってします。ジャーンプ。ロボガミが単体でどのように動くのかをご覧いただきました。
では、グループで行動したらどうでしょうか?もっと複雑な作業に力を合わせて取り組みます。
モジュールにはアクティブなもの。パッシブなものがあり、組み合わせて異なる形状を作り出せます。
それだけではなく関節を制御することで異なるタスクを作り、挑むことができ形が新たなタスク空間を作るのです。
ここで最重要なのは組み立てです。違った場所にいる相手を自動的に見つけ出す必要があり、環境と作業に応じてくっついたり離れたりします。
そしてもう実現できているのです。さて次はどうなるのか?想像力を働かせましょう。
これは、このタイプのモジュールで達成できることのシミュレーションです。
4本足で歩くものを作ろうと決め、よちよち歩く子犬にしました。同じモジュールで別のものを作ることもできます。
ロボットアームは典型的で古典的なロボットの用途です。ロボットアームで物体をつかみ上げられます。
更にモジュールを追加すれば、より大きなあるいはより小さな物体を掴み上げられるようロボットアームの腕を長くでき3本目の腕だって付けられます。
ロボガミには、決まった形状や作業はありません。いつでも、どこでも、どんな形状にも変形できるのです。
ではどのように製作するのでしょうか?
ロボガミ最大の技術的な課題は非常に薄くし、柔軟にしながら機能を維持することです。
多層の回路やモーターやマイクロコントローラーやセンサーをすべて本体内に持ち一つ一つの接合部を制御して指示通りに動きこんな柔らかな動きもできます。
一つの作業のためだけに作られたロボットとは違い、ロボガミは複数の作業をすることに最適化されています。
このことは、地球上の過酷で独特な環境や宇宙での作業で重要になります。
宇宙はロボガミにぴったりな環境です。
宇宙では、作業ごとに専用のロボットを用意する余裕はありません。宇宙では、どれほど多様な作業が必要になるかわかりません。様々な作業向けに変形するようなロボットが必要になります。
ロボガミのモジュール一式が、変形していくつもの作業をこなすようにしたいのです。
私だけが言っているわけではないですよ。このコンセプトに資金援助をしているのは欧州宇宙機関とスイス宇宙局だからです
ここにはロボガミのいろいろな構成のイメージが描かれていますが、異星の地表を探査するものもあれば、地面を掘っているものもあります。
探査だけではありません。宇宙飛行士にも手伝いが必要です。インターンを連れて行く余裕はありませんから。
宇宙飛行士はあらゆる退屈な作業をこなさねばなりません。単純な作業かもしれませんが、とてもインタラクティブです。ロボットに実験を手助けさせる必要があります。
コミュニケーションをとりながら宇宙飛行士を支援し、いろいろなところに張り付いて道具を支える3本目の腕となります。
でも、例えば宇宙ステーションの外側にいるロボガミをどう制御するのでしょうか?
このケースでは、ロボガミが宇宙ゴミを捕えている様子が描かれています。
目で見ながら操作できますが、感触を直接、宇宙飛行士の手に伝えられたらもっといいでしょう。
ロボット本体の他にも・・・操作で必要になるのは触覚デバイスです。
触覚インターフェイスが、手触りを再現します。ロボガミを使えばそれも可能です。
これは世界最小の触覚インターフェイスです。
指先に触感を再現することができます。ロボガミに巨視的な動きと微視的な動きをさせることで実現しました。
これを使うことで物体の大きさや物体の曲率やまっすぐさを感じられるだけでなく硬さや手触りも感じられるのです。
アレックスがこのインターフェイスを親指で操作しています。
そしてこのインターフェイスにVRゴーグルとコントローラーとを合わせると仮想現実はもはや仮想ではなくなり触れられる現実となります。
彼が見ている青、赤、黒のボールは、その色だけで区別されるものではなくなり青いゴムボール、赤いスポンジボール、黒いビリヤード球として感じられます。
すでに可能な技術です。ちょっとお見せしましょう。
これを一般の方の前でライブ公開するのは、本当に初めてでうまくいくといいのですが、ここに示すのは解剖学の人体図とロボガミの触覚インターフェイスです。
他の再構成可能なロボットと同様に複数の作業をします。マウスと同じように操作できるだけでなく触覚インターフェイスとして機能します。
たとえば物体のない白い背景部分では、何も触るものがないのでインターフェイスの反応は、とてもスムーズです。
マウスのように操作して肌や筋肉質の腕のほうに移動して上腕二頭筋や肩を触ってみましょう。固くなったのが、分かると思います。
もう少し調べてみましょう。胸郭に近づいてみましょう。肋骨の上か肋間筋の上かで柔らかくなったり固くなったりし、固さの違いを感じることができます。
本当ですよ。ご覧のように私の指に対して固いあるいは強い力で押し戻してきます。
動いていない表面についてお見せしましたが、動いているものに近づいたらどうでしょうか?
たとえば拍動する心臓ではどうでしょう?何か感じられるでしょうか?
自分の心臓の脈だって取れます。オンラインショッピングを楽しんでいる時にポケットに入れておけば、買おうとしているセーターの感触の違いやどんな柔らかさなのか?
カシミアかどうかも分かり、あるいは買おうとしているベーグルがどのくらいの固さかカリカリの程度も分かるのです。もうできるようになっています。
このロボット技術は皆さんの日常のニーズに合わせてパーソナライズされ適応できるよう進化しています。
再構成可能なこの独特なロボットは、視覚的でない直感的なインターフェイスをニーズに的確に合わせて提供するプラットフォームです。
そのようなロボットの姿はもはや映画で描かれるようなものではなく皆さんの望み通りのものになるのです。
ありがとうございました。
(個人的なアイデア)
Apple Vision Pro 2023の登場で・・・
チャットGPTが、ここに搭載されれば?
どうなる?
今後のインスピレーションに期待します。
健常者にも活用できれば、月面や宇宙空間のロボットを自宅からゲームのように操作するだけで賃金がもらえるような、一神教での労働の概念が変わるかもしれません。
Before 2022, this would not have been possible, but with Apple, Google, and Microsoft agreeing to expand the use of “passkey,” a passwordless authentication system…
2022年以前では、不可能だったが、Apple・Google・Microsoftがパスワードな しの認証システム「パスキー」の利用拡大に合意したことで・・・
…on the basis of high security and a high degree of privacy as well…
高いセキュリティと高度なプライバシーも基本にして・・・
…and if, as Ivan Pupilev says, all everyday objects have gesture interface capabilities…
イワン・プピレフの言うように日常的な物すべてにジェスチャーインターフェース機能を搭載していれば・・・
By integrating them with a common smart home standard, “Matter,” and making it possible to automatically connect to them by simply approaching them, assuming permission and authentication…
スマートホーム共通規格「Matter」で統合して近づけるだけで本人の許可、認証を前提とし自動接続できるようにすることで
It may be possible to customize even simple functions as complex functions by combining various devices in a stand-alone manner.
単体では、単純な機能でもさまざまな機器を組み合わせることで複雑な機能としてカスタマイズできるようにできるかもしれない。
In the past, OpenDoc, a technology developed by Apple to realize compound document and document-centered operation, was available.
かつて、OpenDoc(オープンドック)は、Appleが開発したコンパウンド・ドキュメントとドキュメント中心の操作実現する技術があったが
Can we extend this technology to shift from a document-centric to a gesture-centric interface?
これを拡張して、ドキュメント中心からジェスチャーインターフェース中心にできないだろうか?
If you want to work on a larger screen from your smartphone, iPhone, or iPad with a user interface by wearing the Oculus Dash or HoloLens from Oculus Quest
Oculus Questにあ���Oculus DashやHoloLensなどを身につけることでユーザーインタフェースをスマートフォン、iPhone、iPadからもっと大きい画面で作業したい場合
It was usual to use a computer with a large screen, but now it is possible to use a huge screen! However, there were limits to the amount of money and placement of the display.
大画面のパソコンでというのが、普通でしたが、もっと、巨大な画面で!!という場合はディスプレイの金額的、配置場所にも限界がありました。
Virtual reality as the future of the holographic age, Virtual reality Virtual reality OS and its extension to the gesture interface center.
ホログラム時代の未来にあるものとして、Virtual reality バーチャルリアリティのOSとジェスチャーインターフェース中心への拡張
Seamlessly linked together, there will be no spatial limits, and you’ll be able to work in a small room with any number of huge, large screens that you can place anywhere in 360 degrees!
シームレスに連携させることで、空間的に限界は無くなり、小さな部屋でいくらでも巨大な大画面で360度どこにでも置いて作業できるようになります!!
For example, even if it is not possible to display 3D without wearing glasses like the gesture interface in the sci-fi movie “Iron Man”…
例えば、SF映画「アイアンマン」に出てくるジェスチャーインターフェイスのようにメガネをかけずに立体表示させるとまではいかないまでも
It may be possible to “make it look realistic by wearing special glasses” such as Oculus Dash and HoloLens in Oculus Quest, so…
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなど「特殊なメガネをかけることでリアルに見せる」ことはできそうなので・・・
It would be fun to display the setting panel of a simple function device that you touch through the special glasses as if it pops up from inside the device in CG in a hologram format (image: Genie Effect on Mac)
特殊なメガネを通して、触った単純な機能の機器の設定パネルをホログラム形式でCGで機器の中からポップアップするように表示してくれると楽しそう(イメージは、Macのジニーエフェクト)
警察比例の原則。
警察比例の原則。
警察比例の原則。
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
最近2023年から始まったジェネレーティブ人工知能の流行によって
ジェネレーティブ人工知能で作られたメディア(画像・映像など)が人々の目に触れる際には、情報源を開示するよう求めている(オープンAIなど10社が自主ガイドラインに署名した)
ヘンリー・マークラムの研究で脳のイメージが数値化されたデータから・・・
この膨大なデータをディープラーニングを搭載したジェネレーティブ人工知能に候補を複数映像化させる
こうすることでストーカーしかできない人工知能の問題を解消できる?かもしれない
憲法第19条にもあるように「内心の自由」正確に特定しないようにして
権力者の頭脳の中身をリアルタイムに複数映像化したことをチャットGPTに説明してもらう。
これは三つしかない内のひとつ。リカレント・ニューラル・ネットワークを使います。
この権力者の頭脳の中身をリアルタイムに映像化したことをニティシュ・パドマナバンの老眼鏡を含めた未来の自動オートフォーカス搭載メガネなどを用いて
特殊なメガネを通して、ホログラム形式でCGからポップアップ表示できる可能性もありそうです。
しかし
機械学習ディープラーニング物体検出データベースのことを「Darknet」と呼んでいます。
フェイフェイ・リー構築した機械学習ディープラーニング画像データベースのことを「ImageNet」と呼んでいます。
他には、今のところ、リカレント・ニューラルネット(RNN)フレームワークなど・・・
たった三つしかないのが2022年の現状です。
<おすすめサイト>
Apple Vision Pro 2023
キース・カークランド:触覚を使ってナビゲートしてくれるウェアラブル技術
インターステラー(字幕版)
ダニエレ・ウッド: 地球上の生活を向上するために宇宙技術をどう使えば良いか?
キャスリン・コールマン:国際宇宙ステーションでの暮らし
ロボットの宇宙空間での活用2019
スカイラー・ティビッツ: 世界を変える4Dプリンティング
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
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rorrimcigam · 1 year
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 『卵の黄身だったころにもどりたい。固い殻に守られて白身の中央に浮かんでいた、幸福な黄色だったころに。それが無理なら、いますぐ灰になって、土にばらまかれて、緑あふれる森へ帰りたい。』 ー綿矢りさ「ひらいて」
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 ぐるぐるに滞留して、むっとするような熱気の中締め切った狭い部屋いっぱいに広がっていく澱み。初めて生理痛を知った朝。行き場のない「認めてほしい」を自覚してしまったら、その後の人生は全身の穴という穴からそれが吹き出さないよう耐えてゆくだけ。ピンク色を選び取れなかった私、自虐でしか「女」という言葉を使えなかった私でも、「認めてほしい」を認められたかった。全部丸ごとなんて言わないから、一緒に折り鶴の首に手をかけて、そのかたちをおしまいにしてほしかった。何もかも打ち壊すことと、静かな部屋で眠り続けることを同時に夢見ながら、実際はちょっと大きな女の子としてこの日々を生き続けている。頭の部分がふやけた折り鶴と一緒に、ただ年を重ね続ける。
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shukiiflog · 1 year
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ある画家の手記if.13 告白
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ここで目が覚めてから、少しずつはっきりしてきた意識で捉える、ここに至るまでのこと
霞がかかったようにずっと途切れては戻るような記憶 転落して頭を打って以来そうだったものが意味を持って、繋がり直してきれいに並ぼうとしている そこまで行き着かずに疲れて眠ってしまう それを何日か繰り返した。何も起きないベッドの上で 並んでしまったらどうなる? 忘れていたことがふとどこかから戻ってくる、結局あの人のことをちゃんと「兄さん」とは呼べなかったなとか 僕といると傷ついてしまう慧鶴、優しくできたらと思っていたけど嫌いだったあの子とか 情香、荒れた場所にいた頃にひどいことをした ああいうことを嫌だとも思えなくて黙っていたこととか、考えるのもやめたようなことばかりだ こんな場所でぼうっとしているからいけないのか。諾諾と受け止めるしかない 今も手元には小さなクロッキー帳と鉛筆と構図をきった素描の山。描いては破ってベッドの脇に滑り落としていく 1日の終わりに職員が黙々と片付けてそばのテーブルの上にまとめていく こういう病棟では余計なものは一切持たせてもらえないから、朝食に出た果物をタオルに包んで置いて、それを延々と描く だけ 医師にはあまりに間を置かないから何年かしばらくここにいろと言われた とにかく手元を動かす お前はほかの何よりもただ描いていればいいんだと そう導かれた、大学時代の恩師に その人ももう亡くなったけれど 自殺だった 僕はそうだと思っている 今回は面会は断っていないけど誰も来ないだろう、面倒なことはいつも誰かがやってくれる、今回も 僕の中で前回と今回とその前、そのさらに前、と物事に順番がつくようになった 僕に向かって並んで続く ぼくのなかでなにかがならぼうとしている めのまえにないもの タオル 包まれた檸檬 ステンレスの台 先の丸い食器 割れないグラス 適温の水 ぼんやりしていた意識が戻ってきた 扉をノックする音でそっちを見る 返事はしなかった。静かに開いた扉の向こうには香澄がいた。どうして? 僕の前にいるのは香澄ーーー綾瀬香澄だ 姿を目にして 溢れるように同時に浮かぶ、猫の背 踏切 血まみれの顔 点滴袋に名前 桜の花弁   二人で開けた缶詰   ぐるぐる回るショッピングモール   無数にいる香澄を描くためには 認めなくちゃいけない なにを? 噛みついて爪をたてて僕のしてしまったこと 電車 首にマフラーを巻いた 赤い光の点滅 僕のしようとしたこと   どうして僕を見ないの? 病室 サボテン 捨てられちゃったのかな…  見せられなかった雪だるま   香澄の部屋  テーブルにかいじゅうくんを置いた 背中の なんで刺青なんて入れたの?  見つからなかった誕生日 泣かせてしまう、香澄、 どうして泣くの?  僕にはなにもできないよ 無理だ、これ以上たくさんの心象 抱えてられない 僕に許されたのは今ここにあることだけ そのことに尽くしていたらほかの何もかも僕は取り落す、それでいい、だって僕は画家なんだから 「直人」 名前を呼ばれて このまま 泣き出してしまうんじゃないか 瓦解して ばらばらになって 二度と戻らない 「………、」 抱えきれない、いろんなことがあった 見捨てられた感情が  僕の中に  侵略されてるみたい   だけど   違うんだろう   もともと   僕のなかに あったものが 今さら拾われてるだけだ 見ないなら見ないで だめなのか なのに僕に見えるものは ……… 見ようとするから 裂けて 割れて 死んでしまいそう   死ぬわけじゃないんだ いつもそうだ くるしいだけ くるしいだけ 苦しいだけ、だ 目の前のものを見ていたい   それに尽くしたい 背中に刺青 顔に傷跡 裏表 どちらかを見たらもう片方は落ちてしまう、香澄 今この瞬間に同時に捉えることができないなら僕に尽くせるものなんて、「ごめん」 ベッドから降りて、香澄の体を押して部屋から出すと扉を閉める、扉に背をついて入ってこられないようにそこに座り込む 大事なときに見なきゃいけなかったものを落として失ってしまう   昔から それじゃだめだ 繰り返したくない 「香澄…聴こえてる?」 ドアの向こうに喋りかける。 「聴いてるよ」 声が返ってきた。締め出されたのに、怒ってはいないみたいだ。 ずっと痛んでるのはなんなんだ? 誰も来ないで しばらく放っておいてくれ しばらくっていつまでだ 僕はいつまでこうなんだ? 僕の目が届かないなら 目の届く場所から出てってくれ せめて誠実でいさせてくれ 他になにもできないなら なのにいつも溢れて二度と戻ってこない そんなのは寂しい ならそれでいいから 僕を ひとりにしないで 「…ごめん……顔見れない」 情けなくて勝手に首がどんどん項垂れていく。 「……謝らなきゃいけないの、俺のほうかも」 「…謝る?」 「…俺のせいなの?」 何が…どうして香澄のせいになるんだろう。なんとかこじつけて考えられなくもないことーーー最後にくれたメール…? 「香澄のせいじゃないよ」 それだけは違うよ。そんな風に思われたくない。じゃあ僕はなんて言えばいい? 「……香澄はどうしてここに来たの?」 「直人の家に行ったら偶然直人の知り合いの先生が来てて、成り行きで少し話して、ここにいるって聞いたんだよ」 「…そういうことを聞いたんじゃないよ。どうして、ここに来たの?」 「…迷惑だった?」 どう言えばちゃんと伝わるんだろう 「迷惑なんて…今更 そんなの、初めからだ…」 ずっと僕の邪魔ばかりする、勝手に傷は負うし、僕はいっつも寂しい思いばかりする、一緒にいると苦しい、すごく痛むんだ、僕にも何が痛むのかよく分からない、その傷…僕のせいだ、助けてほしくなんてなかったよ、でも二人とも助かった、なんでそういう勝手なことするの? その傷、僕にはすごく美しく見える、でもほかの人にはそうじゃないのかもしれない、そうじゃなかったんだ、そう言われてるのを僕も聞いた、でも僕が美しいと思うから描くだけだ、それじゃだめなのかな?香澄がそういうふうに言われるのが辛くて、僕には関係なかったはずなのに、いつからか人の声がうるさくてすごく耳障りになった、香澄と一緒に過ごしはじめてからかな、僕が美しいと思うものっていつも的外れみたいだ、でもどうしても描きたいんだ、描けなかったけど… 香澄のメール見て、死んでほしくないって思った、まだ描けてないから、一生かけたって描ききれるものなんてないから僕は誰にもいなくなってほしくない、でも、それだけしか理由がないのかもしれないって思ったらすごく自分が嫌になったんだ、それだけなのかって、それじゃ寂しい、死にそうなくらい 香澄と一緒にいたい、そのためにはそれじゃだめだって気がした、でも僕がどうなればいいのか僕には分からない、今は香澄を見るのもできない、描けないものと向き合ってるのはすごくきついよ、香澄といると、うまくいかない、なにがこんなに痛いんだろう、香澄のせい…そうかも��れない、でもそばに居たいんだ、どうしても一緒にいたい、描きたいからなのか、一緒にいたいからなのか、何が先だったのか、もう思い出せない、はっきりさせなきゃいけないことだとしたら僕にはこの先も無理かもしれない、それでも一緒にいたいんだ、香澄のことが好きだから…………」 たがが外れたみたいに口から溢れていく一方的な言葉が、やっと止まった。 途中から自分の声に気を取られて何もかもよく分からなくなってた、ドアの向こうの香澄は僕が気づかないうちに帰っちゃったかもしれない。 これまで言わなくても一緒にいられた、けどそのせいで僕がプツンと途切れてしまったのかもしれない、どうすれば一緒にいられる? 言っても言わなくても香澄は僕から離れていくかもしれない、僕は離れていってしまっても香澄のことが好きで、 でもそれじゃ一緒にいられないからだめだ、香澄を描くためには 香澄を見てるだけじゃなくて 一緒にいろんなことをして いろんな気持ちを抱いて 苦しまなくちゃいけない 香澄といるためにそれが必要なら、僕は痛み続けてもそれに耐えられるんじゃないかな、香澄が一緒にいてくれるなら それに苦しいだけじゃない 僕は、そう信じるよ 香澄は?
続き
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mari8log · 2 years
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2017年 活撃刀剣乱舞イベント
活撃イベント「秋天の抄」夜の部 メモ
(mari8rmふせったーより転載)
_________
陸奥守吉行さんと濱くんが好きなので、少し情報が偏向気味。
セリフの細かいミスには目を瞑って下さい。
〇朗読劇
・冒頭の言い争いはただの将棋
「か~ね~さ~ん~!」
「主の呼び出しじゃから勝負はいったんおあずけじゃ!」
「てめ、どう見ても俺が勝ってるだろ!」
・ワシのが男前じゃな~みたいな話の時
和泉守さん「おまえどこに目がついてるんだよ!節穴か?」
むっちゃん「こことここじゃあ~♪」
濱くんも指で目を指さしてて、めちゃかわいかった!
・むっちゃん「大変だったみたいじゃな」
兼さん「お前は船漕いでいただけだろうが」
むっちゃん「おまんはその船に乗っちょっただけじゃろ」←ほんまにな!
兼さん「…それは否定しない」←えっ!?認めちゃうの!?!?
・8話の駄々こね&和泉守さんの「来てくれ」の後
むっちゃん「ワシなんちゅう顔しちゅうがか!?」
兼さん「後でこのデータは消しといてくれ!」
って言うのかわいい
(もうオンエアされてるし円盤も発売されちゃってるよ…)
・大福会議
兼さん「また陸奥守がなんかやらかしたんじゃないだろうな!?」
大福のどにつまらせた陸奥守さん、かわいい。
兼さん「食べるか話すかどっちかにしろ!」
むっちゃん「(モゴモゴ音)」
兼さん「びっっっっくりするくらい何言ってるかわかんねえな!!」
蜻蛉切さんが、あのイケボで、わくわく���た声出されてて、ああ~~!!なんでそんなかわいいんですか蜻蛉切さん!?!?最高です!ありがとうございます!!蜻蛉切さんとてもかわいい
アニメでは粒あんだったのでてっきり粒あん派なのかと思っていたのですが、黒糖・粒あん・草大福・よもぎもちなどにも興味を持たれていたので、あ!この人無類の餅好きだ!ってなった
兼さん「時間があれば大福屋に行っても良い」
むっちゃん「和泉守も話があうようになってきたにゃあ~」←かわいい
・自分のことを二つの意味で真打と言う陸奥守さん。かわいい。
「持ち主が持ち主なら刀も刀だな」って言われても龍馬に似てるって言われるのは嬉しいの~って言うむっちゃん。とてもかわいい。
・9話の生アフレコやってもらえるなんて、感無量です…!
オンエアバージョンとイベントバージョンで結構雰囲気とか演技とかが違うなって思った。オンエアバージョンに比べるともっとこう…菩薩パワーが強くて……笑
濱くんの演技、本当に良くて良い。演技をしている濱くんの表情も本当に良くて、ものすごく見魅ってしまった。会場の後ろの方で鼻をすする音がしていた。
↑のアフレコ終わった後の一発目のむつ「ええ話じゃったのぉ~!」で、会場の感傷ムードが一気に晴れる、あの空気の入れ替えがとても気持ちが良かった。陸奥は感傷的なのもパァっとしてるのも、どっちも陸奥守さんなので、好きです。あと「ワシのカッコイイ話を審神者に伝えんとな!」みたいなこと言ってた気がする。かわいい。
「悩んだ俺がバカだったぜ」の兼さん、かわいい。
(この悩んだって、陸奥守が元の主関係で変なことにならないか心配していたけど杞憂だったってことか、土方さんへの想いでうんぬんの方なのか、どっちだったんでしょうか)
・最終話の3年戦った堀川くんに対して、みんなが「そうそうあることではない」「初めての方でこんなに難しい話に会うなんて大変だっただろう」ってみんなが堀川くんを大事にしてくれていたのが嬉しかったし、兼さんが「これからもよろしくな、相棒!」って言っていたのが本当に良かった。堀川くんは兼さんの気持ちを一番大事にしたいと思っているので、その兼さんに頼ってもらえるのが彼にとって一番幸せだろうなって。
・13話のいっぱい敵が出てくるところを見ながら
むっちゃん「(こうやって見ると大変じゃったの~みたいなこと言ってた)」
兼さん「(なんか、またむっちゃんを煽ってた)」
むっちゃん「おまんも「キリがねぇ」って弱音吐いとったじゃろ!」
ここの2人、いつもいつも煽りあいしてるんだよ!かわいいな!
冒頭でも「やっぱり2人は仲良しだね!」って言われてた。
〇フリートーク
・濱くんがのどの心配される。叫ぶ演技が多かったので。
・「オンエアと違ってもいい」
5話の蜻蛉切さんと堀川くんの生アフレコに関して
榎木くん「オンエアの「蜻蛉切さん…?」は戸惑いのような演技だったけど、今日のは「あっ蜻蛉切さん死んじゃった」って感じで」(←本当にそう言ってた)
櫻井さん「死んでないから!ちゃんと生きてるから!」
その後13話で蜻蛉切さんが天下三名槍はこの程度で折れはせぬ!って言ってたところかっこよかったよね!って話になって、
櫻井さん「でも5話でほぼ折れてたわ~って思ってた」
濱くん「あと1センチ深かったら折れてましたよね!」
なに折れなくて残念みたいなこと言ってるんだ!ってツッコミ受けてた。
 
・山下さん「俺すごく頑張っていたのに、鶴丸に言い所とられて悔しい」
〇本編のお気に入りシーン
・濱くん→3話
和泉守と陸奥守のかけあいは楽しい、芝居が楽しいので何百回でもやれる!
良平さん「もうやりたくねぇ」
濱くん「じゃあ週1で!」
(「一人で舞浜にきてやれば?」みたいなこと誰かに突っ込まれてた)
・山下くん→4話
活撃の大きな話の主の話ができた。これ当日に急に「ここのセリフやってください」って出された。
いきなり出された上にめっちゃ大事なところじゃん!?ってなったそうで…
活撃の現場はセリフが当日になって変わったり後日取り直したりすることが多くて、それが逆に楽しかったそう。
・櫻井さん→6話
櫻井さん「こんちゃん、きれいな顔してるだろ~」「みんなのオフショットが見えて良かった」
5話でお疲れ様でした、クランクアップですって散々からかわれたそうで…
・榎木くん→8話
みんなが再結集するのがすごくお気に入りだそう。
榎木くん「最後のむっちゃんが好き。うるせー濱。」
濱くん「しかたないでしょ!台本にそう書いてるんだもん!」
良平さん「あれ濱の演技を受けて絶対作画変わったと思うよ」
濱くんいわく、某龍の玉を集める作品の戦闘力が53万の方の叫び声をここの演技で使えるのでは?と思ったそう。
・良平さん→13話
どの話数も良かったけど、13話の総力戦が良かった。みなさんこういうの見たかったんでしょ~!どうぞ!感があってよかったそう。
活撃は相手を斬るアニメでもあるけれども、心と心のの会話の話でもある。みたいなこと言ってた気がする
12話のアフレコの段階で、どういう雰囲気になるか試したかったということで13話のバトルシーンだけみんなで仮の試し撮りをしたそうなのですが、この時三日月さんとか、12話でいない方の声を遡行軍の方に代役でやってもらったそうで、それがめちゃくちゃ面白かったそう。そりゃそうだ。
〇現場で印象的だったこと
・良平さん→現場の変化
本番と本番じゃない時の空気が良い。みんなプロフェッショナル。このメンツでやれてよかった。
みなさんが良平さんが演技でひっぱってくれたからだと言う。
榎木さん「こっちも恥ずかしい演技できないなって」
・濱くんと榎木くん→カメムシ
(良平さん「ガキはカメムシの話をすると思った」)
榎木くん「現場についたらいきなり櫻井さんに「ちょっと濱の頭かいでみろ」って変態プレイを…」
櫻井さん「濱の頭になにかついてるってとったらそれがカメムシで、その瞬間におしっこかけられて一日中くさかった、5分に一回指を匂って「くせ!」って言ってた」
・山下くん→隊長と審神者
木村さんが引っ張ってくれた、積極的に作品への姿勢を見せてくれた。
活撃の現場は、人に演技の打ち合わせがしやすく、こういう風にきけるんだ!と姿勢を見せてくれて背筋がピッとした。
皆川さんは出る出番は少ないけれどもたまに来られるっていう関係が、主と刀剣男士の関係に近くて良かった、緊張感が出てくるので
山下くん「皆川さんは刀剣乱舞が好きなので、「くじでひいた!あげる!薬研!」ってグッズくれる」
櫻井さん「ぼくも皆川さんに「あげる!山伏!」って山伏もらった」
・櫻井さん→スーパー遡行軍タイム
メインメンバーの声をとり終わった後に遡行軍の方々の声をとるのだけれども、スタッフさんも遡行軍ボイスの方々に「お待たせしました」って丁重に扱うところから、だんだん回を重ねていくうちに「よっ!待ってました!」みたいな感じになってきた。
良平さん「遡行軍の声の子達がかわいくて、みんなが声をかけると「あっどうもありがとうございます」って感じになる」「遡行軍の声の子をラジオで呼びたい!」
〇活撃でこんなの見てみたい!
・山下くん→古代
どこまで時代遡れるんだろうか?でも遡行軍が来たらその歴史に行かないといけないだろうし。
石器藤四郎 みたいに兄弟が…(?)
・櫻井さん→戦国
薬研と蜻蛉切は戦国で活躍していたので、その時代をフィーチャーしてほしい。
陸奥守と坂本龍馬みたいな話がほしい!
・榎木くん→現代
現代に遡行軍来たらどう戦うんだろう?
「原宿にいったら蜻蛉切さんエモいと言われる」「コミケに行く」
「ほのぼの日常アニメみたいなのほしい!「ひらがなで「とうけん!」」的な」「二期待ってます!」
・濱くん→喋る
おまえなに言ってるんだ?って突っ込まれる
濱くん「ちゃんと理由があります!」
今まで刀剣男士の話ばかりで、内情しかわからなかったけど、遡行軍の人達にも言い分があるはず。
刀剣乱舞って作品を掘り進める上でも遡行軍が喋るのは大事なのでは?
「捕虜にしてしゃべらせよう!」「物騒だなおい!」
良平さんが蹴ったり叩いたりする動きをした後の濱くん「指を斬ったりとか…」「おまえが一番物騒!」
(ここらへんちょっと曖昧です、すみません)
・良平さん→黒審神者
審神者にも敵とかがいて、向こうには向こうの正義がある。
〇自分にとって刀剣乱舞とは?
・櫻井さん→宝物
こういう作品にはなかなかない、熱量がすごいし僕自身もそれに見合う演技ができるようになっていて、タイミングが良かった、嬉しかった、ドヤァー!
・山下くん→学校
歴史も演技もすごく勉強になった。学校に行くような楽しみがあった。勉強だった、いい意味で。
放課後にみんなで酒飲みにいって…(「学校なのにww」「大学か!」とツッコミ)
・濱くん→言葉
言葉の一つ一つが胸に響く、対話も楽しかった
(カメムシと偉い違って真面目だなとツッコミされる)
・良平さん→誇り
・榎木くん→仲間
第二部隊のみんなと同じように僕たちもだんだん仲良くなっていった。
チームワークが役者同士で出来てる。特別な存在。
濱くん「心がないと言われてきた榎木が~」良平さんが涙をぬぐう仕草
榎木くん「ぼく、輝いてる!」
〇最後に
・櫻井さん
活撃刀剣乱舞、一瞬でかけぬけた。
二期とかあったらやりたい!
・山下さん
次もまだまだやれる!まだ明かされていないこともある!まだまだ盛り上がっていくよ!
大勢の方に見てもらって愛されてる!いいキャストの方々と楽しくやれた、経験を糧に頑張ります。
・濱くん
心身を削って前のめりにできた。新鮮!楽しかった。
僕にとって誇り、僕の宝ですね。
それではみなさんご唱和ください、よう狙って、バン!(他のキャストの方もやってた)
・良平さん
スタッフさんも作るの大変だったと思う。きちんと刀剣男士の気持ちを一本にまとめるのも、やる気も熱量も保つのが難しい、こんなにやれて誇りだと思った。たくさんの方に見てもらえるのも誇りに思っている、劇場版もきっといいものを届けます!
〇退場時
濱くんがOPを歌ってたっぽい?エアギターもやってた。
「この後鶏鍋じゃあ!」みたいなこと言ってた気がする…!
朗読劇が回想と生アフレコの融合みたいなやつだったのですが、これが1時間強ぎっちりつまっててとても良く、ものすご~~~~~く満足…!収録時のお話もきけて、本当に行けて良かったなって思いました。キャストの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました…!!!
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akanboh · 2 years
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それって立ち向かうものなのか
よく、障がいを克服する、とか立ち向かうとかっていう美談をテーマにするメディアがあるけど。
治療して寛解するとか完治する、病気とか怪我とかならその言葉は当てはまるものだとは思う、
でも、知的障がい児・者の障がいが軽くなることはあっても、なくなるものではないし、立ち向かうものでもなく克服するものっていうのもちょっと違う。
だから『障がい』なわけだから。
勝ち負けも違う。打ち勝つ、って何?
じゃあ何なのか?
自分の一部と受け入れること、自分そのもの。
それがありのままの自分で
敢えていうなら、一緒に歩くもの、相手。
克服する相手が違うでしょ。
なにもできないと思ってしまう気持ちと環境
それに打ち勝つというなら、それ正解。
そうじゃない?
できる何かと出会うこと、車線変更、まさにそれ。
まだ観てないけど、でも、予告編のフレーズが
やっぱり観客動員を目的にしてしまうメディアの『ずれ』みたいなところに違和感を感じてしまう。
美談を人寄せに使うの、やめない?
人寄せパンダみたいで、すごく居心地が悪い。
障がいって、美談で解決するものなんかじゃないんですけど。感動してまたもとの生活に戻ったとき、
別に障がいがなくなるわけでもなく、また障がいとともにあるいていく、いつも通りの生活が
笑ったり面白がったり、本人にとって普通の、自分の生活がそこにあるんで、障がいがあるから可愛そうな自分でもなく、ましてや不幸な自分でもない、
ただ、健常者といわれるひとたちの環境が、障がいがある人や子どもたちにとって、すこぶる不便で困ることが多い、っていうことなのです。
社会の基準が健常者だから。
それともうひとつ。
全員が同じ環境のなかに一緒にいることが平等だという勘違い。
例えば。。自分のからだのサイズや好みに合った服を選んで着るって当たり前で自然なことだと思うけど、
人それぞれ身長も体重も年齢も性別も好みも違うことが前提でいろんな服、靴、色々あるわけで、
『選べる』のが当たり前になっている。
高校も大学も職業も、それぞれの進路や専門によってみんな選んで決めていくわけで。
で、障がいがあることを理由に学校を分けるなとかっていうけど、分けることよりも、片方をなくして選べなくする方がよっぽど問題なんであって、頑張ればついていける子もいれば、頑張っている時点で無理をしている子、そもそも集団に入っていけない子、椅子に五分しか座れない子、鞄を持ってもその場に置いて歩いていっちゃう子、床の色が違う部屋に入れない子、排泄に支援が必要な子、洋服を自分で着れない子、いろんな子を何十人も一人担任のクラスで40分も授業ができるのか?っていう話。
生活面ならお友達が助けてくれるかもしれないけど、
授業というものがあるかぎり、全員一緒なんてあり得ないと思うのです。全員前を向いて座る、その間に消ゴムを口に入れちゃったり食べちゃったり、配られたプリントの存在自体理解できずに破いたり丸めたりを普通にしちゃう知的に最重度の子だっているんです。
じゃあ、その子だけ渡さないの?ってなるでしょ?
定型発達と言われる子のクラスだって普通に崩壊しているのに。加配といっても障がいが重ければ、ほぼマンツーが必要な子もいて、そこにいること自体本人が苦痛なら、そりゃ地獄ですよ。
授業を聞きに来ている子だって受験も控えていれば、奇声で先生の声も聞こえない、集中できない、教科書やノートだって破かれちゃうみたいなことが日常にあったら、どうなのよ?あ、予備校に行けばいいんだっけ?
って、現状を知らずに想像だけで物事を決めてトップダウンで実行に移せば功績が残ると勘違いしている偉い人の鶴の一声に、忖度が必殺技の取り巻きが美味しいポストを夢見てる。
名誉とか功績とかの自分の結果(=欲)を目的に進むと、歩く道もゴールも見失う、本末転倒な結果になること
その目的(自分の欲)は一旦置いといて、誰のために、何のために動くのか、いつのまにか欲を忘れて動いた結果、あとからついてくるもので、
それって自分の前にあるんじゃない、
自分の後ろに出来るもの、神様からのご褒美として
いつのまにか与えられているものなんだ、ってことだと思うのです。
一緒にするなら、どうすれば一緒にできるのかをとことん本人サイドも含めて時間をかけて『一緒に考えて決める』その際に別の選択も本人達のために残しておく。なくされたことで行き場を、居場所を失うこどもたちもいるんです。
前例があるとかないとか、決めたことだから従ってくれないと面子が立たないとか困るとか、やってあげたのに、ということが起こるのは、みんな一方的に決めて本人たちが置き去りになっているから起きる当たり前の不具合。
そのあたりでウロウロしている間は、実現は無理だってこと。
偉い人、スーツを脱いでジャージ着て本人達の活動のなかに混ざりましょう。そこじゃないと見えない景色だらけだから。
スーツを着て視察なんかじゃ、絶対わからないと思いますよ。
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masurao99 · 2 years
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高松といえば。 #しんぺいうどん #高松グルメ #高松うどん #バカ一代の釜玉バターうどん #うどんバカ一代 #手打ちうどん鶴丸 (手打十段 うどんバカ一代) https://www.instagram.com/p/Cgqtre6LS0g/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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gamsic · 4 years
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1. ワガハイはコロ助ナリ/潜地球で宝探し! ある日、英一はキテレツ斎さまの夢を見る。英一は夢の中のキテレツ斎さまから「大百科は役にたっているか?」と訊ねられるのだが……。/みよちゃんとトンガリにお花見に誘われた英一。しかし、英一は“潜地球”の製作に夢中になっていた。2人は英一を残して城山に向かうが、そこには「立入禁止」の立て札が……。 2. サクラ散ル勉三さん/動物しばいを作るナリ 木手家の隣に住む、浪人生の勉三さんが失恋してしまった。落ち込んでいる勉三さんのために、英一は異性を引きつける“羅部身膏”を作ってあげる。/英一の作った“動物あやつり機”で、動物劇団を結成することにしたコロ助。さっそく動物たちをスカウトするため、町に出かけるのだが……。 3. 手づくりロケットで月までアドベンチャー “昇月紗”と“千里鏡”を使い、100年以上も昔に月面の様子をスケッチしていたキテレツ斎さま。そんなキテレツ斎さまの偉業に刺激された英一は、キテレツ斎さまも出来なかった月面旅行に挑戦しようとする。昇月紗を推進装置にした土管の宇宙船に、宇宙服と酸素ボンベを積み込み、英一は月面を目指して出発する。 4. くらやみでドキドキ/うらみキャンデー 土砂崩れで洞窟に閉じ込めらた英一たち。このままでは全員が窒息死してしまう。英一は“かべぬけ服”さえあれば、と思うのだが……。土砂崩れで洞窟に閉じ込めらた英一たち。このままでは全員が窒息死してしまう。英一は“かべぬけ服”さえあれば、と思うのだが……。/いつもみんなにイジメられている、気の弱い乙梨くん。そんな乙梨くんに頼まれ、英一は恨みの念をエネルギーに変える“うらみ糖”を作ってあげる。 5. てんぐの抜け穴でらくらくハイキング 空間をねじ曲げ、どんな遠くの場所でも簡単に行き帰りが出来る“てんぐの抜け穴”。これを活用し、英一とコロ助は手ぶらでハイキングに出かける。手ぶらで軽やかに山登りをし、昼食にはバーベキューセットを用意する英一。英一のバーベキューに対抗心を燃やしたブタゴリラは、松茸を探すため、森の奥へ入っていく……。 6. 帰って来たからくり武者/如意光でひっこし 物置に閉まっておいたはずの“唐倶利武者”が、突然、あちこちで暴れ始めた。コントローラーを持ち出したのは、いったい誰なのか?/物体の大きさを自由に変えられる“如意光”。しかし、コロ助が操作を誤ったため、英一は小さな体のまま、置き去りにされてしまう!? 7. みよちゃんとままごとハウス/わすれん帽!? 本気でままごと遊びが出来る“こころみの家”。将来、みよちゃんとの結婚を夢見る英一は、こころみの家を使って、みよちゃんと……。/誤解がもとで、友紀さんに嫌われた勉三さん。友紀さんのことで苦しむ勉三さんに頼まれ、英一は“わすれん帽”を作ってあげる。 8. 宇宙怪魔人ブタゴリラ/ミニタウンで遊ぼう “夢幻灯”で特撮映画を作ろう! 英一はコロ助を主役にし、みよちゃんやブタゴリラにも出演を依頼して、映画を作るのだが……。/自由に遊べる町が欲しい。そんなみんなの願いをかなえるために作った“縮小門”と模型の町。子供だけの町にみんな大満足だったが……。 9. 思い出カメラ/対決! コロ助対かわら版小僧 近所で次々と起きる謎の盗難事件。英一とコロ助は過去を移すカメラ“回古鏡”を使って、犯人を突き止めようとする。/学級新聞の担当になった英一とみよちゃん。しかし、新聞記事のネタが思うように集まらない。そこで英一は、ネタ集めのために“瓦版小僧”を作る。 10. コロ助と赤ちゃん恐竜! 南の海の大冒険!! 高知県の竜馬湖に恐竜・リッシーが出現!? そんなニュースがテレビで大々的に放送された。しかし、テレビに写っていた恐竜のシルエットが、以前、百丈島に残してきた“亀甲船”に似ていることに気付いた英一は、恐竜の正体は亀甲船に違いないと思い始める。英一とコロ助は、大騒ぎになる前に亀甲船を回収しようとするが……。 11. 分身機で人間コピー!?/コロ助学校へ行く いつもお小遣いをくれるおじさんが木手家に遊びに来た。しかし、英一はみよちゃんとの約束が……。お小遣いを取るべきか? みよちゃんとの約束をを取るべきか?/英一が学校に行っている間、いつも家で留守番のコロ助。それをつまらなく思っていたコロ助は、みんなに内緒でこっそりと学校に忍び込む。 12. 脱時機でのんびり/水遊びもほどほどに 今年こそ浪人生活から抜け出そうと、毎晩、勉強に励む勉三さん。しかし、あまりにもピリピリし過ぎている勉三さんを気の毒に思った英一は、“脱時機”を作る。/水不足でプール開きが延期になってしまった。英一はブタゴリラに命令され、水を何百倍にも増やすことが出来る“水増殖丸”を作るのだが……。 13. 雲の上のスイートホーム 静かな場所でないと気が散って勉強が出来ないというみよちゃん。そんなみよちゃんのために、英一はとっておきの勉強部屋を作ってあげることにする。“仙境水”を使い、雲の上にみよちゃんのためだけのスイートホームを作った英一とコロ助。だが、突如現れたブタゴリラたちによって、スイートホームは乗っ取られてしまう。 14. ちょうちんおバケ捕物帖/怪談ボタン灯 ブタゴリラの横暴な行動に怒った英一は、ブタゴリラをギャフンと言わせるため、どんな小さな悪事も見逃さない“必殺召し捕り人”を作る。/ものすごく怖がりなことをブタゴリラにバカにされた英一とコロ助。2人は仕返しをするため、“ボタン灯”を作って、ブタゴリラの部屋にこっそりとしかける。 15. 一寸ガードマン/シャボン玉ドーム パパがひったくり犯に襲われた!? 英一は犯人を捕まえるため、小型ボディーガード・ロボット“助太刀人形”と“打ち出のマイク”を作り、犯人探しに出かける。/シャボン玉を上手く膨らますことが出来ないコロ助。そんなコロ助のために、英一はとびっきり大きなシャボン玉が作れる“大シャボン玉水とストロー”を作る。 16. パパたちの授業参観.親子で野球大会 今日は表野小学校の父親参観日。しかし、何故かパパと一緒にコロ助まで学校に来てしまう。しかもブタゴリラの父親(熊八)に「ねぎ坊主」とバカにされたコロ助は、ことある事に熊八と張り合い始める。授業参観のあとに行われた、親子混成チームによる野球の試合でも、対抗意識まる出しの2人は……。 17. 哀しみのトンガリ.かくれみので一人ぼっち 身に着けた者の姿を、完全に見えなくしてしまう“かくれみの”。コロ助は英一に無断でかくれみのを持ち出して、みのをトンガリに取られてしまう。姿が見えないのをいいことに、次々とイタズラをはたらくトンガリ。しかし、かくれみのの結び目が見えなくなったトンガリは、みのが脱げなくなってしまう。 18. エジソンに会った 誰にもいえない夏休み 発明王のエジソンに会うため、改良型の航時機を作った英一。しかし、英一がちょっと出かけたスキに、ブタゴリラ��トンガリが勝手に航時機を操作し、2人��けで19世紀のアメリカに行ってしまう。わけのわからないままアメリカに来てしまったブタゴリラたちは、そのままなりゆきでギャング団の一味になってしまう。 19. ひんやりヒエヒエ水ねんど/台風と夏まつり 水を粘土のように固めて、自由に形を変えることが出来る“粘土水”。英一たちは夏を涼しくすごすため、粘土水で家を造り。快適な夏を過ごすのだが……。/年に一度の「こども夜店」の日が近づいていた。しかし、天気予報ではその日は雨。こども夜店が中止にならないよう、英一は“雨よけコントローラー”を作る。 20. コロ助! パワーアップ大作戦 グランロボのように強くなりたいコロ助は、グランコロ助に改造して欲しいと言い出す。しかし、お金がないという理由で、英一に断られたコロ助は、お金があれば改造してもらえると思い、アルバイトを始める。しかし、お世辞がヘタなコロ助は、うまくお客さんの相手が出来ずに困ってしまう……。 21. 走れ 42.195キロ! マラソンはこりごりナリ!? マラソンが42.195キロだなんて誰が決めたんだ! マラソンを35キロにしよう!! ブタゴリラのわがままのせいで、紀元前490年のギリシャに向かうことになった英一たち。アテネからマラトンまでの距離が35キロなら、マラソンも35キロになるはず。というわけで、アテネからマラトンまでの距離を測り始める英一たちだったが……。 22. 町内運動会 MVPは誰の手に!? 突然、木手家のテレビが壊れてしまった。グランロボが見れないコロ助は「新しいテレビを買って欲しい」とママにお願いするが、ヘソクリを使いたくないママに却下される。そんな時、今度の日曜に行われる町内運動会のMVPの商品が大画面テレビだと知り、やる気満々になるママ。一方、敵チームのブタゴリラもテレビを狙って、やる気満々になっていた。 23. ふりかけはコロッケの味/きき耳ずきん ブタゴリラが開く野菜パーティーに、ムリヤリ参加させられることになった英一と乙梨くん。困った英一は、どんな食べ物もコロッケの味に換えられる“食物変換ふりかけ”を作ることにする。 24. 昼行灯で百点満点/コロ助 恋におちて 人間の記憶力を増進させる効果を持つ“昼行灯”。昼行灯を使って、英一は苦手な国語のテストを克服したのだが、昼行灯のことがブタゴリラに知られ、取り上げられてしまう。/学校の授業で、自動車工場の見学に行った英一たち。そこでコロ助は、最新型の自動車点検ロボットに気に入られてしまう。ロボットに一目惚れされてしまったコロ助は……。 25. キョーレツ!! 怪人ドテカボチャン トンガリが軽い気持ちで応募したマンガが、次号のゲラゲラコミックに掲載されることになった。しかし、そのマンガはギャグマンガで、主人公のドテカボチャンはブタゴリラをモデルにしたキャラクターだった。もし、マンガをブタゴリラに見られたら、絶対に殺される!? トンガリは英一に、どうにかして欲しいと泣きついてくる。 26. ひかえい! 黄門サマは大悪人? 水戸黄門の印籠のように、どんな相手も恐れ入らせてしまう“黄門印籠”。しかし、その印籠をコロ助が持ち出し、ブタゴリラに取り上げられてしまう。印籠のご威光にひたすらひれ伏し、ブタゴリラの命令に従うコロ助。それを見ていた泥棒が、ブタゴリラから印籠を奪い取り、印籠を利用して悪事を働こうとする……。 27. やればできる! 逆あがり必勝法 体育の時間に逆上がりができず、みんなに笑われる英一。その話を聞いたママは英一を公園に連れ出し、逆上がりの練習をさせようとする。しかし、逆上がりの練習をブタゴリラたちに見られ、英一はさらに笑われてしまう。練習をやめた英一を見て、再び練習させるためのアイデアを思いついたコロ助は、パパに“てんぐの抜け穴”を渡し、あるお願いをする。 28. 夢のつんつるつづら/コロ助がお見合い 繊維の分子を膨張させる“つんつるつづら”。英一はこれを使い、みよちゃんが七五三のときに着たという、思い出の振り袖を、もう一度着れるようにしてあげようとするのだが……。/“臭覚マスク”を使い、八百八でおつりを間違えたおばあさんを見つけ出したコロ助。その事件がキッカケで、コロ助のことを気に入ったおばあさんから、お見合いの話が持ち込まれる。 29. アッチッチ! 温泉さがして地底探検 パパの誕生日に温泉をプレゼントしよう! “箱庭製造機”で庭に露天風呂を作り、そこに“てんぐのねじれパイプ”で、地下の源泉からお湯を引っ張ってこようと考える英一。みんなと一緒に“潜地球”に乗り、源泉を探しに地下へ潜っていく。しかし、その途中で地震にあってしまい、ブタゴリラとコロ助が潜地球の外に放り出されてしまった!? 30. コロ助とチビゴリラの友情物語 お使いに出かけたコロ助が拾ってきたサルの子供。すっかりなついているそのサルに、チビ丸という名前を付け、家で飼おうとするコロ助。しかし、チビ丸は動物園へ輸送する途中の事故で逃げ出したゴリラの子供だった。チビ丸を飼うことをママに反対され、そのうえママの剣幕の凄さに驚いたチビ丸は、窓から逃げ出してしまう。 31. 君こそスターだ! 浦島亀太郎 文化祭で『浦島太郎』の劇をやることになった英一たち。配役はブタゴリラが浦島太郎、みよちゃんが乙姫、そして英一は亀の役だった。ブタゴリラは亀役の英一にまたがると、まるで英一を馬のように扱う。怒った英一はストーリーを変えてしまおうと思い、“航時機”で室町時代へ向かう。英一は浦島太郎の作者に会い、主役を亀にしてもらおうとするのだが……。 32. キテレツ斉様は千両役者!? コロ助が公園で知り合った、元旅役者の梅岡藤十郎。かつては人気者だった藤十郎だが、今では行くあてもなく、その日の食事にも困るありさまだった。寝る場所もなく困っている藤十郎だが、よく見ると顔がキテレツ斎さまに似ていることにコロ助は気付く。コロ助は藤十郎をキテレツ斎に変装させ、英一の部屋に泊まれるようにしてあげようとする。 33. サンタクロース見ーつけた 突然ブタゴリラの態度が変わった!? あまりのブタゴリラの豹変ぶりが気になる英一は、思っていることをすべてしゃべってしまうという道具“腹蔵清浄器”を作り、その理由を聞き出そうとする。実はブタゴリラは、サンタクロースが本当にいると今でも信じていて、いい子にしていないとサンタさんからプレゼントがもらえないと思っていたのだ。 34. みよちゃんの花ムコ占い・10年後は成人式 デパートの占いコーナーで、評判の占い師に将来を占ってもらったみよちゃん。占いの結果は20歳で同級生と結婚し、結婚相手は八百屋などの威勢のいい職業についている人ということだった。その条件に当てはまる同級生は1人しかいない。落ち込んでいるみよちゃんのため、占いが当てにならないことを英一は証明しようとするのだが……。 35. 雪国でミステリー ブタゴリラの祖母が経営する民宿に招待された英一たち。駅に到着すると、迎えに来ているはずのブタゴリラはまだ来ていなかった。仕方なく駅で時間をつぶす英一たち。ところが、英一たちは村人たちから泥棒と間違えられてしまう!? 実は半年前に村から盗まれたごんた人形とコロ助がそっくりだったせいで、勘違いされてしまったのだ。 36. ブタゴリラのスケート特訓/寒中水泳大会 今度の日曜日にスケートに行くことになった英一たち。スケートの出来ない英一は憂鬱な気分に……。ところが、スケートが出来ないのは実は英一だけではなかった。/毎年の恒例行事、寒中水泳大会が今年も行われることに……。英一は、手荒れに悩むママのために作ってあげた“保温防水膏”を使って、寒さをしのごうとする。 37. 新一年生必見! 赤いランドセルの女の子 公園で遊んでいたコロ助が、見知らぬ女の子から預かった赤いランドセル。しかし、それは近所の勉強堂から盗まれたランドセルだった。ランドセル泥棒の汚名を着せられたコロ助は、名誉を回復しようと町に出て、女の子を捜し始める。ところがその間に、今度はブタゴリラが同じ女の子から赤いランドセルを預けられていた……。 38. 王子と結婚!? みよこ姫 学校の授業で、将来の夢を聞かれた英一たち。ブタゴリラの夢は八百八をもっと大きな八百屋にすること。英一の夢は立派な発明家になること。そして、みよちゃんの夢は、なんとシンデレラみたいになることだった。英一はみよちゃんの夢を叶えてあげようと、“航時機”を使って中世のヨーロッパに連れって行ってあげることにする。 39. 北斗星で北の国へUターン 札幌ラーメンを食べるため、家族で日帰りの北海道旅行に行ってきたトンガリ。トンガリに対抗意識を燃やしたブタゴリラは「自分も日帰りで北海道旅行に行く」と言い出し、その方法を英一に用意しろと迫る。ちょうど勉三さんが受験のために北海道に行くことを知った英一は、勉三さんに“てんぐの抜け穴”を預けることにする。 40. コロ助 秀才になる!? 近所に新しく出来た学習塾の模試を受けることになった英一たち。しかし、テストでビリになりたくないブタゴリラは、コロ助にも一緒に模試を受けさせることにする。名前しか書けないコロ助のために、英一は“念動筆”を作るが、2人は別々の教室になって作戦は失敗しまう。それなのに発表された模試の結果では、コロ助が満点で1位になっていた!? 41. コロ助若さまのいいなずけ みよちゃんが日本橋のおじいちゃんの家で見つけてきた浮世絵。その絵にはコロ助の後ろ姿が描かれていた。浮世絵に描かれているコロ助の正体を調べるため、英一たちは“航時機”で安政五年の江戸に向かう。しかし、何故かコロ助がお城の若様(菊千代)と間違えられ、連れていかれてしまう。英一たちは何とかコロ助を連れ戻そうとするのだが……。 42. 恐竜からの招待状 南の国へいらっしゃい! 英一のもとに届いた一通の手紙。その手紙の差出人は、以前に竜馬湖で英一たちが助けた恐竜だった!? いくらなんでも恐竜が手紙を出すわけがない。英一たちは本当の差出人を探すため、消印が押されていた百丈島に向かう。実は手紙の本当の差出人はマキという少女で、マキは恐竜を見つけ出し、島を有名にしたいと思っていたのだった。 43. ブタゴリラのあこがれは年上の女の子? いつも八百八に買い物に来る中学生のひとみさん。ブタゴリラが、そのひとみさんのことを好きになってしまった。恋に悩むブタゴリラは、ひとみさんと仲良くなれる道具を作れと言い出す。その後、神社に向かい、ひとみさんと仲良くなれるようお願いをしていたブタゴリラは、神社で犬に襲われていた女の子(まさこちゃん)を助けたのだが……。 44. ウルトラ迷路でウロウロどっきり!? 迷路のアトラクションに遊びに来た英一たち。誰が一番早く迷路から脱出できるか競争することになり、5人はそれぞれ迷路の中に入っていく。ところが、みよちゃんがコロ助の目の前で壁の中に消えてしまう!? どうやらみよちゃんは次元の裂け目に迷い込んでしまったらしい。英一は“異次元刀”を使って四次元への入口を開き、みよちゃんを救出に向かう。 45. 一獲千金 まぼろしの蝶を探せ トンガリが自慢していためずらしい蝶の標本。その標本の蝶が1匹10万円すると聞き、ブタゴリラはめずらしい蝶を捕まえに行こうと言い出す。近所に住んでいる蝶の研究者の如月博士の話では、20年前に絶滅したキンイロクジャクアゲハなら1000万円以上するらしい。英一たちは“航時機”を使い、20年前のブラジルに蝶を捕まえに行くことにする。 46. 呼べばこたえるヤマビコ野菜 コロ助が丹精込めて育てた鉢植えのトマト。しかし、そのトマトがブタゴリラに食べられてしまう。悔しがるコロ助のために英一は“山彦野菜”を作り、それを仕込んだトマトでブタゴリラを驚かせようとする。ところがコロ助の育てたトマトを気に入り、木手家に来ていたグルメ評論家の本山先生が、山彦野菜の仕込まれたトマトを間違えて触ってしまう。 47. まかフシギ? 乙姫様が鶴の恩返し 新聞を見て大騒ぎするコロ助。そこには英一たちが室町時代に忘れてきた“動物変身小槌”の事が載っていたからだった。小槌を回収しようと、慌てて室町時代に向かう2人。ところが運の悪いことに、英一とコロ助は乙姫に捕まってしまい、座敷牢に閉じ込められてしまう。動物変身小槌も取り上げられた英一たちは絶体絶命のピンチに……。 48. 地震のつくり方/思い出ハウスで仲直り 突然の地震に慌てふためき、みんなにバカにされてしまった英一。冷静沈着なところを見せ、名誉を挽回しようとした英一は“地震発生機”を作ることにする。/いつもは仲がいいブタゴリラの両親が大ゲンカをした!? 2人を仲直りさせて欲しいと頼まれた英一は、“こころみの家”を改造し“思い出ハウス”を作ることにする。 49. 当選確実! クラス委員は脚光灯で 新しいクラス委員を決める選挙が行われた。クラス委員は秀才の瀬川さんに決まったが、英一にも1票だけ票が入っていた。「その1票は自分で入れたんだろう?」と、英一はブタゴリラにからかわれてしまう。しかもブタゴリラには3票も入っており、そのことを悔しがったコロ助は、英一の人気がもっと出るようにするため、英一に“脚光灯”を作らせる。 50. ウソ! あのブタゴリラが野菜嫌いに!? 突然ブタゴリラが「俺は野菜がキライになった。今後いっさい野菜は食べないから、おまえたちも俺の前で野菜の話はするな」と言い始める。実はブタゴリラのあまりにも度を越した野菜好きを心配した両親が、ブタゴリラにそのことを注意したため、そんなこと言うなら「もう野菜なんかキライになってやる!」と、ブタゴリラは拗ねていたのだ。 51. キンキラ金山見つけた 地底の大冒険 物置の掃除中に偶然見つけた宝の地図。その地図は木手家の先祖が記した、平家の隠し金山の地図だった。いつものメンバーで宝探しに出かけた英一たちは、宝の地図を頼りに滝の裏に隠された洞窟へ入っていく。さまざまなワナをかいくぐりながら奥へ進んでいく英一たちは、洞窟の中で同じように隠し金山を探しているという大学生の奥村に出会う。 52. 大人気!5年3組白鳥先生 5年1組と3組のクラス対抗リレーが近づいていた。3組担任のドラムカン(広井先生)が大キライなブタゴリラは、「絶対に3組に負けるな!」と、英一とトンガリをしごき続ける。ところがクラス対抗リレーの直前にドラムカンは産休をとることに……。そして、代わりに3組の臨時担任として赴任して来たのは、美人の白鳥先生だった。 53. 恐怖の九官鳥・コロ助が危ない! ブタゴリラに秘書扱いされ、いいようにこき使われるトンガリ。しかし、面と向かって文句を言えないトンガリは、自宅のベランダでブタゴリラの悪口を言って、ストレスを発散させていた。ところが隣の家の九官鳥の勘三郎に、トンガリが言っていた悪口を覚えられてしまう!? もしも、このことがブタゴリラに知られてしまったら……。 54. 感激鐘で武士の目にも涙ナリ みんなが感激して涙ぐむような映画を見ても、何とも思わないコロ助。あの映画を見ても感動しないやつはネコ以下だと言われ、ショックを受けたコロ助は、英一に“感激鐘”を作ってもらう。これがあればピアノの発表会で、みよちゃんの演奏を聴いて感動できる。そう思って喜んでいたコロ助だが、うっかり感激鐘を階段から落とし、壊してしまう。 55. キテレツ大ピンチ? パパの発明禁止令! パパの夢の中にパパのパパ(英一のおじいさん)が現れる。「もっと厳しく育てないと、英一がダメになってしまうぞ」と、おじいさん叱られるパパ。最初はあまり気にしていなかったパパだが、普段の英一を見ているうちに、だんだんおじいさんの言葉が気になり始める。英一を鍛え直すためことを決めたパパは、毎朝英一にジョギングをさせ、発明も禁止してしまう。 56. 撮影快調! ハリウッドのバビロン大宮殿 無声映画の傑作と言われる『イントレランス』。その映画に刺激されたトンガリは、買ってもらったビデオカメラで映画を撮り始める。英一も大百科を見て“夢楽鏡”を作るが、夢楽鏡が旧式すぎるため、使い方が分からない。夢楽鏡と昔のカメラが似ていることに気づいたトンガリは、カメラの使い方を『イントレランス』の監督に教わろうと言い始める。 57. 大予言! コロ助のあした草紙 絵本しか読めないことをブタゴリラにバカにされたコロ助。コロ助は傑作小説を書いて、ブタゴリラを見返そうとするが、さっぱり筆が進まない。見かねた英一はコロ助のために“あした草紙”を作ってあげることに……。しかし、あした草紙は小説を書いてくれる道具ではなく、明日、身の回りで起きる出来事を予言する道具だった。 58. ついに発明! 夏休みを3倍にする夢遊境 夏休みになり、ブタゴリラは田舎のおばあちゃん家、トンガリは百丈島の別荘、みよちゃんは軽井沢のペンションに行くことになった。それを聞き、自分もどこかに行きたいと駄々をこねるコロ助。英一はコロ助のために、5メートル四方の空間を入れ替えることが出来る道具“夢遊境”を作り、夢遊境の受信用ペンダントを、トンガリたちに預ける。 59. 骨折り損のくたびれ小槌 明日は結婚記念日だというのに、パパとママが夫婦ゲンカをしてしまった。この様子だと、パパは明日のことを忘れているに違いない。英一はパパに結婚記念日のことをそっと伝えようとするが、すれ違いばかりでうまく伝えられない。このままだとマズイことになる。そう思った英一は、“成長小槌”で大人に変身し、会社までパパを追いかけていく。 60. 八月のある日、迷い子クジラが空とんだ みんなと一緒に海水浴にやって来た英一とコロ助。しかし、海岸は人だらけで、とても海水浴を楽しめる状態ではなかった。“昇月紗”と“仙境水”を組み合わせて作った新しい道具“キント雲”を使い、英一たちは無人島まで飛んでいくことにする。誰もいない海岸で海水浴を満喫していると、なぜか島の浅瀬にザトウクジラの子供が迷い込んで来た……。 61. こわいの飛んでけ! 三半鏡でバッチリ 自動車の免許を取った勉三さんに誘われ、ドライブをすることになった英一とコロ助。ところが勉三さんの運転は、試験に合格したことが不思議なぐらい危険で、英一たちはあやうく死にかける。しかし、そんな勉三さんの運転のことを知らないみよちゃんが、今度の日曜日に、勉三さんの車で遊園地に行く約束をしてしまう。 62. おばけがいっぱい!? キャンプでパニック 林間学校に行くことになった英一たち。しかし、学校の行事だというのに、“てんぐの抜け穴”を使い、コロ助が勝手に付いて来てしまう。しかも、林間学校で行われるきもだめし大会の優勝者に商品が出ることを知ったコロ助は、英一を優勝させようとして、こっそり持ってきていた“ボタン灯”をきもだめしのコースにしかける。 63. 走れ! トンガリ号 夢の四駆グランプリ 表野百貨店の屋上で行われた、予選大会で優勝し、ミニ四駆の決勝大会に出場する資格を手に入れたトンガリ。ところがトンガリは「決勝の日は風邪をひき、出場できない気がする」と言いだす。実はトンガリは、ここ一番という時に風邪をひいてしまうジンクスがあったのだ。トンガリの晴れ舞台をつぶさせるもんかと張り切るブタゴリラに命令され、英一は“風邪見鳥”を作ることに……。 64. まことナリ! キッコー船で山のぼり コロ助が公園で見つけた風船。その風船には1通の手紙が着いていた。さっそく手紙の差出人に返事を書くコロ助。しかし、英一が宛先を間違えて書いてしまったため、手紙が戻ってきてしまう。そのことを知ったコロ助は怒り、英一に内緒で“亀甲船”を持ち出し、手紙の差出人に直接会いに行こうとする……。 65. ゴリラとブタゴリラ・どっちがゴリラ コロ助が拾ってきたという子猫。しかし、それは子猫ではなくライオンの子供だった!? しかもそのライオンは、密輸業者がアフリカからさらってきたものだったのだ!? ライオンを母親のもとに返してあげようと決めた英一たちは、トンガリのパパに頼んで、“てんぐの抜け穴”をアフリカの支店に送ってもらい、アフリカでライオンの母���を探しはじめる。 66. 大爆笑! あの乙姫がやって来た 発明品の整理をしていた英一とコロ助の目の前で、突然“航時機”が消えてしまう。それは、過去の時代のどこかで、誰かが航時機を操作したからだった。実は英一たちが室町時代で座敷牢に入れられていた間に、乙姫が勝手に航時機を操作していたのだった!? 航時機に乗って現代に現れた乙姫は、持ち前のバイタリティで次々と騒動を引き起こしていく。 67. 雨あめ降れふれ! 忘れな傘を君の手に 雨が急に降り出しても困らない道具“忘れな傘”。忘れな傘は、出かける前に軒先にぶら下げておくと、雨を自動的に感知し、持ち主のもとに飛んで来るという、とても便利な道具だった。その便利さに驚いたみんなに頼まれ、英一はみよちゃんや、ブタゴリラ、勉三さんの分も作ることに……。ところが忘れな傘には、ある欠点があった。 68. 邪馬台国の謎に迫る! みよ子がヒミコ? 邪馬台国の女王・卑弥呼に思いをはせる勉三さん。卑弥呼のことを絶世の美女だと信じている勉三さんは、卑弥呼のことが気になって勉強も手につかない状態に……。勉三さんの思いをかなえるため、みんなで“航時機”に乗り、本物の卑弥呼に会いに行くことにする。しかし、定員オーバーの航時機は途中で調子が悪くなってしまう。 69. 秋深し みんなそろって結婚式フルコース 親戚の結婚式に出るため、学校を早退するトンガリ。結婚式で出るフルコース料理のことをさんざん自慢するトンガリに対抗意識を燃やしたブタゴリラは、「俺もフルコースを食べるぞ!」と言い出す。勉三さんが結婚式場でカメラマンのアルバイトをしていることを知ったブタゴリラは、勉三さんに頼み込んで、結婚式に参加させてもらおうとする。 70. テストもバッチリ!! 一夜漬けマクラ 突然、ブタゴリラが国語のテストで88点をとった!? 驚いた英一たちがその理由を尋ねると、熊田家に伝わる漬物石の下に教科書を敷き、それを枕にして寝ると、教科書の内容が頭の中に入ってくるのだとブタゴリラは言う。そんなバカな! そう思う英一だが、大百科の中にも同じような効果を持つ道具、“一夜漬け枕”が載っていたのだった……。 71. あと5分! そんなときこそ時間逆転機 英一が“脱時機”を改良して作った“時間逆転機”。時間逆転機は、機械で狙った人間の時間を5分間だけ過去に戻すことが出来るという道具だった。時間逆転機で短い時間を活用し、充実した時間を送る英一。そんな時、突然みよちゃんが英一の家を訪ねてくる。みよちゃんの様子が変なことに気づいた英一は、時間逆転機でみよちゃんの時間を戻すことにする。 72. みつばちじいやがやって来た 愛用のハチミツを切らしてしまった勉三さん。そのハチミツがないと勉強のための活力が沸かない勉三さんは、新しいハチミツを譲ってもらおうと八百八に向かう。しかし、ちょうど八百八もハチミツを切らしており、困った勉三さんは、ハチミツを手に入れるため、ハチミツを作ったというブタゴリラのおじさん(熊一郎)に会いに、伊豆に行くことにする。 73. サンタの孫はマッチ売りの少女ナリ! 喫茶店の宣伝用マッチを駅前で配っている少女・雪乃。その日、「マッチ売りの少女」を本屋で立ち読みし、大泣きしてしまったコロ助は、雪乃のことをマッチ売りの少女だと思い込んでしまう。貯金箱を持ち出し、雪乃からマッチを買えるだけ買おうとするコロ助。しかし、当然ながら、雪乃がマッチを配っているのは、まったく別の理由からだった。 74. ついに成功! 2001年大学キャンパスの旅 やきいもにつられ、コロ助が“航時機”を勝手にブタゴリラとトンガリに貸してしまった。ブタゴリラは自分の不注意で無くしてしまったこづかいを、未来の自分のこづかいで埋め合わせしようと考えていたのだ。しかし、操縦法がよく分からないブタゴリラは、航時機をデタラメに操作してしまう。そしてたどり着いた場所は、2001年の高尾大学だった!? 75. 見たか悪漢! 二刀流コロ助 西部を行く チャンバラで幼稚園児に負け、“鈍時鏡”を使った英一にも負け、すっかり自信をなくしたコロ助。このままでは武士の誇りが守れないと思ったコロ助は、「宮本武蔵先生に弟子入りするナリ!」と言い出す。コロ助にせがまれ、“航時機”で江戸時代に行くことになった英一たち。しかし、またしても航時機の調子が悪くなり、着いた場所は西部開拓時代のアメリカだった。 76. 雪山メルヘン! 長靴をはいたクマ物語 商店街のスキー旅行に行くことになった、ブタゴリラとトンガリとみよちゃん。バスで行けるのは3人だけなので、英一とコロ助は、後から“てんぐの抜け穴”を使って合流することにする。ところが予定よりもかなり早く、英一はブタゴリラから呼び出される。実はブタゴリラとトンガリは、サービスエリアで置いてきぼりをくらい、困り果てていたのだ。 77. ポッカポッカ! コタツムリで春がきた 寒い冬でも楽に配達がしたいブタゴリラは、英一から“潜地球”を借りようとする。しかし、メンテナンスが十分でなかったこともあって、潜地球での配達は失敗してしまう。とにかく寒くなければいいはず、と思った英一は、大百科に載っていた“コタツムリ”を作ることにする。コタツムリは遠赤外線を利用し、周囲を暖めるという暖房器具だった。 78. 上がれやっこだこ! 江戸時代からの贈り物 英一が大百科を見て作った、新しい発明品“やっこだこ”。やっこだこは凧と同じ外見をした人が近づくと、教えてくれるという道具だった。試しにブタゴリラの顔を描き、凧を上げてみるコロ助。すると実験は見事に成功する。やっこだこの効果に感心したみよちゃんは、嫌いな親戚のおじさんの顔をした凧を作って欲しい、と英一に頼むのだが……。 79. 受験生必見! 勉三さんに春は来るか!? 今までに6度も受験に失敗した勉三さん。もし今年も大学に落ちたら、勉三さんは郷里に帰る覚悟を決めていた。お百度参りに教会でのお祈りと、合格祈願のはしごをした勉三さんは、無理がたたって、合格発表の当日に風邪で倒れてしまう……。英一とコロ助は勉三さんに頼まれ、勉三さんの代わりに、高尾大学の合格発表を見に行くのだった。 80. 極秘情報! ブタゴリラは女だった?! ブタゴリラが自分の部屋に帰ると、3年ぶりに押し入れから出された、ひな人形が飾られていた。実はそのひな人形は、ブタゴリラが生まれたとき、薫という名前を聞いて勘違いしたおじさん(虎七)から贈られたものだった。男のくせにひな人形を持っていることが知られたら、みんなにバカにされる。ブタゴリラは慌ててひな人形を隠そうとする……。 81. 絶滅寸前!キテレツ流トキ救出大作戦 森林開発や農薬のために日本にたった二羽しか生息していない絶滅寸前のトキ。その多くの責任が人間にあることを知った英一たちは、二羽のトキに元気な仲間の写真を見せて、元気づけてあげようと江戸時代へ行く。それは思いがけず命がけの旅となるが、そこで再会したキテレツ斎に助けられる。トキの運命はいかに!!? 82. クマのコロ助 天狗の抜け穴でご対面ーン ブタゴリラと父・熊八は、飛行機に乗り、北海道へ行くことに。飛行機=落ちるかも?と不安を抱いていた熊八は、スチュワーデスに会いたいがために見送りに来ていたコロ助と英一を一緒に連れて行くことを決める。ペンションに到着すると、そこには一匹の熊が飼われていた。“天狗の抜け穴”で後に合流することになっていたみよちゃんたちが見たものは…!? 83. 思い出宙返り・勉三母さんやって来た 今年も大学受験に失敗するだろうと弱気だった勉三さんが、念願の大学に合格。しかし、心臓が弱く、とてもコースターに乗れる体ではないお母さんと、合格したら『二回転宙返りジェットコースター』に乗せてあげると約束してしまっていたのだ。それを知らないブタゴリラたちは、ひょんなことから、勉三さんのお母さんを連れて遊園地に行くことになるが…!? 84. トンガリパニック!め組人形大騒動 自宅の内装工事のため、一週間・超高級ホテル暮らしをするお金持ち・トンガリ。最初はみんなにホテル生活自慢をしていたが、ホテルが火事になる映画を観てしまい、自分の泊まっているホテルも火事になるんではないかと不安で不眠症になってしまう。寝不足で今にも倒れそうなトンガリのために英一が作った“め組人形”だったが…。 85. コロ助珍道中 花のお江戸でアルバム作り グループ研究のために懐かしの思い出アルバムを見ながら、昔話に花を咲かせている英一たち。それを見たコロ助は、「ワガハイには思い出がないナリ~」と泣きじゃくる。それを可愛そうに思ったみよちゃんたちは、「コロ助にも思い出を作ってあげよう」と航時機に乗って、江戸時代でのコロ助を写真に撮りに行くことにする。 86. コロ助の消えたバースデープレゼント みんなから誕生日プレゼントをもらい感激するコロ助。しかし、みよちゃんからのプレゼントを開けてみると、箱の中は空っぽ!! みよちゃんに打ち明けれずにいるコロ助は、なんとか謎を解こうとするが、それがきっかけとなり、勉三さんはバイトをクビになってしまう。空っぽだったそのワケと勉三さんの深い関係とは… 87. 迷い子にサヨナラ! 方向音虫ブローチ!! 新学期の目標として、「方向音痴をなおしたい」と真剣に悩むみよちゃん。どうにかしてあげようと英一が発明したのが“方向音虫”。これによって、勉三さんは、初めて遅刻せずに教室まで辿り着くことができたが、英一のママとみよちゃんは“方向音虫”を巡って、大騒動!! 果たして、方向音痴をなおすことができるのか!? 88. 家庭訪問にバッチリ!! ながっちりめん 日頃の行いが悪いブタゴリラが最も恐れる家庭訪問の日がやってきた!! そこでなんとか家庭訪問を中止にしてほしいと英一に頼みこむが、そんな発明品は当然『大百科』にもない。そんなとき、英一の田舎のおばあちゃんから小包が届く。そこに入っていた“ながっちりめん”、これならブタゴリラの運命を救えるかも!? 89. コロ助のライバル 豆コロでござる!! 頼んだモノは忘れる、英一の宿題ノートを汚す…英一に怒られてばかりのコロ助は、家出を決意する。コロ助はみよちゃんの家に助けを求めに行くが、相手にされず、結局トンガリの家で世話になることに。なかなか帰ってこないコロ助に呆れた英一は、新たなる発明を開始。そんなキテレツが作った「聞き分けの良いコロ助」“豆コロ”とは!? 90. あっぱれ扇子で豆コロ旋風! ブタゴリラ一家を教育するために生き甲斐を感じてしまった“豆コロ”。どこまでも人に厳しい“豆コロ”に対し、八百八がピンチに!?  困り果てたブタゴリラ一家は、英一に助けを求める。そこで英一は、扇がれただけで陽気になり、なんでもかんでも許してしまうという“あっぱれ扇子”を作る。そんな扇子を手にした豆コロは?! そしてコロ助は?! 91. とんでけ五月病!? みよちゃん雲にのる 突然「すぐに雲を作って…」と、みよちゃんに頼まれた英一は“仙鏡水”を作ることに。雲の上にみよちゃんを一人にできまいと、こっそり雲になりすましたコロ助をおいて、英一は追加の“仙鏡水”を作りに一旦自宅へ引き返す。しかしコロ助と連絡を取り合うためのトランシーバーは、ブタゴリラたちのラジコン飛行機によって、落ちてしまう!! 連絡がとれなくなってしまった英一たち、雲はどこまでも流されて… 92. コロ助ピンチ! 武士はウソをつかぬナリ 「コロ助がオネショをした」という根も葉もないうわさ話に激怒したコロ助は、うわさを流した犯人を突き止めるべく英一、みよちゃん、勉三さんの協力のもと、犯人探しを始める。うわさを流したと思われる犯人の証拠をつかむため、過去にさかのぼり、再現映像が見れるという“過去透視鏡”を作る英一。うわさを流した犯人とは!? 93. 仰天告白! ウチの二階のかわいいポニー 高原牧場に遊びにきた英一一家。はじめてポニーに乗って、すっかり気に入ってしまったコロ助は、英一に内緒で“天狗の抜け穴”をポニーの小屋に仕掛けてしまう。その晩、英一宅の庭に突如現れたポニー。牧場ではポニーがいなくなったと大騒ぎしている。なんとか、ポニーを牧場に帰そうとする英一とコロ助だが…。 94. どすこい! 犬型神隠し発見器で力士捜し ブタゴリラの叔父さんが、村の力士が初土俵をふむということで励ましにやってきた。しかしその相撲取りが家出しまったというから、さあ大変!! 将来きっと大物になると期待されているだけに、親方のメンツを守るため、警察に頼むこともできす、英一のもとに救いを求めにきたブタゴリラ。“犬型神隠し発見器”で捜しに行くが… 95. ど忘れ玉でチマキに雨ふる勉三さん すっかり元気がなくなった勉三さんを目撃し、心配するブタゴリラ。勉三さんの自宅へ行くとそこには口紅のついたカップが…。真相を突き止めるため、“新回古鏡”で数時間前の勉三さんの自宅を見ると、そこには恋人・友紀さんにフラレる勉三さんの姿が!! すっかりセンチメンタルになってしまった勉三さんと友紀さんの恋の行く末は!? 96. お金のなる本! キュリー夫人とにんじん ブタゴリラが分厚い本を読んでいることに驚いたトンガリ。「きっと裏がある!」と“唐倶利武者”で追跡開始。始まりはブタゴリラがきゅうりの本だと勘違いして借りた「キュリー夫人」の本の間に、五千円がはさまっていたということだった。それに味をしめたブタゴリラだったが、真相がバレたため英一たちと���もに渋々お金の持ち主を捜すことになる。 97. 21世紀からブタゴリラ親子がやって来た 航時機に乗って、未来のブラゴリラ親子がやってきた。ブタゴリラの息子は、八百八の跡取り息子なのに野菜嫌い。なんとかなおして欲しいと未来のキテレツに頼んだが、「忙しいから」と断られ、過去に来たという。未来の野菜はバイオテクノロジーの進歩などで、色も形も味も今とは全然違う。そこで英一たちが考えた野菜嫌い克服法とは? 98. 黄門さまもびっくり!? めしどき印籠ナリ 人様の家に行くと、必ずめしどきにあたってしまうという勉三さんは、この日もパパやママに留守番を頼まれバーベキューをしていた英一たちのところにやってきた。エチケットのない、卑しい人間だと思われることに怯える勉三さんのために英一は“めしどき印籠”を作る。めしどきの部屋に入ろうとするとベルが鳴るというものだが、これがきっかけで友紀さんと… 99. ツルの折れない人この指とまれ! 英一たちのクラスメイトのみどりちゃんが盲腸炎で入院してしまった。話し合いの末、折り鶴と手紙を作り、クラス代表でブタゴリラとみよちゃん、そしてなぜかコロ助でお見舞いに行く。前の人の指や手の動きを覚えて、マネする“てれん袋”を使って、みどりちゃんのために一生懸命鶴を折るブタゴリラだったが、「ブタゴリラくんはお見舞いを遠慮してほしい…」と。ショック!!! その理由とは!? 100. 過去板消しで判明!? 八百八は魚屋だった 過去に書いたものがこすっただけで蘇る“過去板消し”。字が汚すぎたため、仕入れのことが書いてあることも分からず、店の黒板を消し、一方的に叱られるブタゴリラ。納得がいかず家出するが、“過去板消し”で一見落着。しかし、コロ助がこすった八百八の看板から、浮かび上がってきた新事実とは!? ブタゴリラの目に涙!? 101. 真夏の花博で大百科外伝をみつけ出せ! 夏休みを利用して、英一たちは叔父さんの家に遊びに行く。叔父さんから渡された手紙、それはキテレツ斎の遺言書だった。天井裏に隠した“奇天烈大百科 外伝”と“神通鏡”を悪者に使われる前に焼き捨てて欲しいというのだ。しかし、随分前に古道具屋に売りに出され、すでに悪者の手に!!! 英一たちは、遺言を守るために力を合わせ戦う。 102. 夏の海でかわいそうなバナナがSOS ! 「八百八」でバナナを買い占めた見かけない美しい女性。何者なのか探りに亀甲船で追いかける英一たち。目的地は房総半島。しかし、船の渦に巻き込まれ、気が付いたときには無人島に打ちあげられていた。そこにいた一匹の猿「バナナ」とすっかり仲良しになったコロ助は、無人島にたった一人で暮らす「バナナ」を可愛いそうに思う。気になる美しい女性と「バナナ」の関係。感動のフィナーレだ。 103. 宿題があぶない! 8月32日を作ろう!! 夏休みの宿題を終わらせるにはどうしても一日足りない!!! 航時機で静かな場所に行き、宿題をすれば、移動している間は時間が止まっている!! そこで英一たちは先生として勉三さんを迎え、昭和へ行くことに。しかし、当時の極悪犯人役ばかりの人気俳優にそっくりだった勉三さんは、本物の極悪犯と間違われ、逃げまどうハメに。勉三さんは捕まってしまうのか!? 104. リーンリーン! こちら鈴虫ロックバンド 勉三さんはお母さんが幼虫から育てたという鈴虫を英一たちに持って帰ってきた。鈴虫の主食はナス。ナスと言えば、ブタゴリラ。商売人のブタゴリラは早速山のようなナスを注文する。そして、ナスをたくさん売るために鈴虫を“如意光”で大きくしてしまう。涼しげな鈴虫の鳴き声が、巨大化とともに公害音に。壊れた“如意光”が直るまで、鈴虫を避難させた場所…それは…。 105. お祭りの天才 コロ助と笛吹き勉ちゃん! いくら練習してもリコーダーがいっこうに上手くならない英一。あまりの下手さにコロ助は「公害ナリ」と、大百科で発明しようとするが、リコーダーがボロボロに。修復しなくては、テストに間に合わないと英一が手を加えたのが“真似子笛”。上手な人が吹いた音を覚え、だれでも真似できるというもの。これがきっかけでコロ助は一躍街の人気者になるが…。 106. コロ助 真っ青! チョンマゲを切られる!? キノコ狩りに参加した英一たち。「毒キノコと、食べれるキノコを見極めれる」と自信満々のブタゴリラだったが、どれも毒キノコだった。八百屋の跡継ぎを差し置いて、コロ助はレンズを覗いただけで毒があるかどうかを見極める“天眼鏡”で一躍キノコ名人と呼ばれ、翌日から街のヒーローに。しかし、柿ドロボーのレッテル��貼られてしまう。果たして無実を証明できるのか!? 107. トマトは ナス テフテフは一体何ナリ 突然ブタゴリラにできるだけ大きな袋を持って家にこい!と言われた英一たち。何がもらえるのだろうと不安だった気持ちが的中。それはブラジルの叔父さんから送られてきたという『百科事典』の山だった。そもそも百科事典というのは全巻揃ってないと意味がないのだが…。それをバラバラに渡された英一たちに降り掛かった悲劇とは!? 108. ワーオ!はずかしがり屋の 石焼~きイモ 焼き芋屋の車に逃げられた!? 近づこうとすると、逃げてしまう焼き芋屋なんて聞いたことないっ!!と悪評が広まる。謎を解明するべく英一が発明したのは“臭覚天狗”。焼き芋の匂いを覚えさせるだけで、その匂いが近づいてくると、人間の4000倍の臭覚で反応するというもの。車に乗っている人の正体は、ただのはずかしがり屋ではなかった!? 109. 世にも奇妙な! おしゃべりな野菜たち 家族で温泉旅行に出ているはずのブタゴリラの家から、声がする!! よ~く耳をすませて聞いてみると、野菜がしゃべっているではないか!! そしてきれいに並べられた野菜たちは、留守中にどうにか店から逃げ出そうと作戦会議をしていた!! 驚いた英一たちは、植物や野菜の心を聞き出せる“聴心器”を手に、一大事だとブタゴリラのいるもみじ谷へ行く。 110. 走れ永遠に! 幻のSL特急アジア号!! お年寄りの自宅に行き、お掃除やお洗濯をするというボランティア活動に力を入れるみよちゃん。その日は模型を作るお爺さんの家だった。そこには昔、満州で走っていた特急列車『アジア号』の未完成模型があった。これは子供達が乗れるSLとして、一週間後に街の公園に寄付することになっている。しかし、どうしても設計図がないと作れない所があるというお爺さんを連れて、中国へ!! 111. ハコダテ、イグアナ、イカソーメン みよちゃんが男の人と腕を組んで歩いてる!? そう、これは初登場のみよちゃんのお兄さんだった。函館から久しぶりに帰って来たのだ。お兄さんと分かり、安心した英一は、函館=イカソーメンだと騒ぐブタゴリラを連れて、函館まで着いていくことに。科学的な立証がないと何事も信じないお兄さんと英一の間で交わされた二人だけの約束とは!? 112. コロ助のフィアンセ! むらさきしきふ トンガリの壊れた真空管ラジオを修理してあげた英一。たまたまテストのつもりで聞いたラジオ番組「ちびっこ電話相談室」から、熊田薫(ブタゴリラ)と名乗るコロ助の声が。「オネショのくせがあるナリ~」と悩みをうち明けたコロ助だったが、どうやらコロ助自身の悩みではないようだ。悩んでいたのはコロ助の友達!? それともフィアンセ!? 113. 地震! カミナリ! 火事! コラー大魔王!? ブタゴリラがリトルリーグのコーチにスカウトされた!? 「練習を見て上げる」と言われ、コーチに呼び出されたブタゴリラだが、実際には誰もいない空き地で、コロ助と一緒に野球をすることだった。しかも、ブタゴリラの打ったボールが隣りの家に飛び込み、ガラスを割ってしまう。それなのに、コーチは翌日も同じ場所で、同じように練習をしようと言うのだった。 114. 大そうじ募金 勉三さんに愛の手を!! 食べ物も買えないほど、お金に困っていた勉三さん。英一とコロ助は、大掃除のために作った“小昇月紗”を使い、「勉三さん募金」を始めることにする。重力をさえぎる力を持った小昇月紗で、タンスなどの重い物を動かし、その下からお金が見つかったら、その半分を勉三さんのために寄附してもらおうというのだ。 115. 花の命は短いぞ! ブタゴリラ最後の日 近い将来の出来事が透視できる道具“近未来水晶玉”。それを使って未来をのぞくと、そこに映っていたのは、ブタゴリラの写真を持ち、涙を流すブタゴリラの両親と、熊田薫と書かれたお墓だった。近未来水晶玉で透視できる未来は一週間以内。ということは、ブタゴリラは一週間以内に死んでしまうということだった!? 116. たずね人ダマで ホワイトクリスマス 家の前で、マミちゃんという小さな女の子から、サンタクロース宛の手紙を渡されたコロ助。実は昨夜、サンタの衣装を着たままアルバイトから帰ってきた勉三さんが、英一の家に入っていくのを見て、勘違いしてしまったのだ。手紙を返しに行こうにも、住所が書かれていない。英一は“たずね人ダマ”を作り、これでマミちゃんの家を探し出そうとする。 117. 春や春! 大正ロマンのハナ・ハト・マメ 酔っ払ったパパが、間違えて“航時機”を動かしてしまった。翌日、どこかに行っていた航時機が無人で戻ってくると、航時機の中には、イシクラセウヘイと書かれた大正7年発行の国語の教科書と、羽子板とやっこ凧が残されていた。教科書が無くなって、持ち主が困っているはずだ。そう思った英一たちは、教科書を返しに大正時代に行くことにする。 118. 八百八のCMソング! ミカンセイ交響曲 みかんを注文したハズなのに、八百八から届いたみかん箱に入っていたのは、蓄音機のように見える奇妙な道具だった。しかも、その道具には「奇天烈斎弟子 奇妙斎作」という文字が書かれていた。実はその箱は、みかん農家から八百八に間違えて送られてしまったものだったのだ。英一たちは奇妙斎の話を聞くため、伊豆のみかん農家に行くことにする。 119. 厳窟王が 八百八の前かけをしていた! 巌窟王の本を読んで、すっかり主人公のダンテスに感情移入してしまったブタゴリラ。巌窟王の話が、本当にあった出来事がもとになっていることを知ったブタゴリラは、ダンテスを牢獄から助け出すんだと言い出し、英一に“航時機”を用意させる。1800年代のフランスへと向かった英一たちだが、着陸に失敗し、航時機が壊れて、帰れなくなってしまう。 120. 節分 秘 情報!どっこい鬼は生きている 今日は節分。その節分の日に、学校に鬼が現れた!? トンガリやコロ助を始め、目撃情報が次々と寄せられるが、小柄ですばしっこい鬼はすぐにどこかに行ってしまう。英一は鬼を見つけ出すために、“毛頭銃”という道具を作り、ブタゴリラと一緒に鬼探しを始める。その頃、家の台所に入り込み、勝手にご飯を食べていた鬼を、コロ助が偶然見つけてしまう。 121. 参観日、小鳥がハイクを作ったよ! 参観日の国語の授業で、俳句を作るはずなのに交通標語を発表してしまったブタゴリラ。すっかり呆れた熊八は、少しでも風情の分かる息子に育てようと、梅の木と文鳥(ウグイスの代わり)を買ってくる。「配達する間、預かってくれ」と言われ、ブタゴリラから文鳥を預かった英一はイタズラ心を出し、その文鳥に“獣類あやつり機”を付けてしまう。 122. 何でモテるの!? 勉三さんとブタゴリラ コロ助が行方不明になった!? 英一が“新回古鏡”で調べると、どうやらコロ助は車にひかれ、その車で連れ去られてしまったらしい。しかも、コロ助をひいた犯人は、無免許運転だったため、コロ助を連れてその場から逃げ去ったあとで、山奥にコロ助を放り出してしまう。置き去りにされたコロ助はひとりで山道を歩き、一件の小屋を発見したのだが……。 123. ワガハイが チンチン電車だった頃・・・ その人の前世が分かるという道具“前世探知機”。その道具を使って調べると、コロ助の前世がチンチン電車だったことが判明する。どうしてコロ助の前世がチンチン電車なんだろう? 疑問に思った英一が調べると、実はコロ助の心臓に使われているスプリングは、以前、都電の部品として使われていたものだったことが判明する。 124. 嫌信丸でズバリ! いい人 悪い人 お留守番を頼まれたコロ助。「集金の人が来たら払っておいて」と、ママから一万円を預かったコロ助だが、その一万円を泥棒にだまし取られてしまう。あとで騙されたことを知ったコロ助は、人に騙されなくなる道具を作って欲しいと英一にお願いする。英一は、あらゆることに対してうたぐり深くなるという薬“嫌信丸”を作ったのだが……。 125. ガーン! ワガハイ、犬になりたいナリ! ある家の前を通りかかった時、「コロちゃん」と呼ばれたコロ助。コロ助が家の中に入って行くと、コロちゃんというのは、そこで買われている犬(マルチーズ)のことだった。飼い主のおばさんと親しくなったコロ助は、足の悪いおばさんの代わりに、マルチーズを散歩に連れていって上げることにする。ところが散歩の途中で、マルチーズに逃げられてしまう!? 126. 大スクープ!八百八に双子の赤ちゃん これから生まれる赤ん坊が、男か女か分かる道具を作って欲しい、とブタゴリラに頼まれた英一。実は、ブタゴリラの母ちゃんが妊娠し、ブタゴリラは生まれる子供が、弟か妹か知りたがっていたのだ。英一は、妊娠した人がはくと、男なら白、女なら赤に変化するという“七色足袋”を作る。ブタゴリラは七色足袋を持ち帰り、さっそく試してみると……。 127. 世紀の大失敗作! チュウシングラ ナリ いつも用事を頼まれてばかりのコロ助。みんなからいいように使われるのが嫌になったコロ助は、「ワガハイは家来ではないナリ」とへそを曲げてしまう。そんなコロ助の機嫌を直そうと、英一はコロ助に忠実に仕える家来の“忠臣倉”を作ってあげる。忠臣倉のおかげで、すっかり殿様気分のコロ助。しかし、忠臣倉の忠誠心はあまりにも行き過ぎだった……。 128. ひみつのコロッケは セーラー服の味ナリ 英一が学校から帰ってくると、コロ助が家から飛び出して来た。家の中にセーラー服の幽霊がいたと言うのだ。しかし、その話を英一やママにすると笑われてしまう。幽霊の正体を突き止めたいコロ助は、みよちゃんに協力してもらい、幽霊の制服が二ッ星女学院のものであることを突き止める。しかし、それ以上の手がかりが見つからず、調査は行き詰まってしまう。 129. キャッシュカードで コロ助 指名手配!? トンガリに頼まれ、銀行にお金を下ろしに行くことになったコロ助。コロ助はキャッシュカードを渡され、教えられた手順どおりにお金を下ろしてくる。ところが、普通にお金を下ろしてきただけなのに、何故かコロ助は銀行強盗にされてしまっていた。トンガリの家で一緒にニュースを見ていて驚いたブタゴリラは、コロ助をかくまってやることにする。 130. チルチルさくら! みよ子姫が危ない!! 勉三さんと一緒に、山形に来た英一たち。ところが、お城のイベントとして行われる大名行列のお姫様が急に病気になり、みよちゃんがその代役を担当することに……。その時、姫を亡き者にしようと狙っている侍が、何故か“航時機”に乗って現れる。タイムスリップの説明をしても、まったく侍には通じない。このままでは、みよちゃんが暗殺されてしまう!? 131. これが初恋!? 八百屋お七とツーショット 日本舞踊の発表会に、無理やり連れてこられたブタゴリラ。そんなものには、まったく興味のないブタゴリラだが、「八百屋お七」という演目だけは、気になっていた。しかも、その八百屋お七を演じていたのは、ブタゴリラと同じ年頃の子供で、堀川正美という子だった。正美にひとめ惚れしてしまったブタゴリラは、正美にラブレターを出すのだが……。 132. 大異変! ママとボクにヒゲが生えた!? 勉三さんの後輩の応援団員に頼まれ、立派なヒゲが生える薬、“髭丸水”を作った英一。ところが、髭丸水をうっかりこぼしてしまい、英一の顔にもヒゲが生えてしまう。髭丸水で生えたヒゲはとても固く、まったく剃れずに困ってしまう英一。しかも、ちょっとした手違いから、ママの顔にも髭丸水が付いてしまい、そのヒゲを見たママが気絶してしまう。 133. 究極のずる休みグッズ! 仮病マクラ 運動の苦手な英一が、とび箱のテストをさぼるために作った“仮病枕”。ところが事情を知らないママが、その枕を勉三さんに貸してしまう。翌日、勉三さんが病院に担ぎ込まれてしまい、しかもその騒ぎの最中に仮病枕が行方不明になってしまう。英一が枕の行方を探すため、“新回古鏡”で調べると、枕を持ち出したのはみよちゃんだった。 134. アウトドアライフ! ブタゴリラ修業の旅 勉三さんと一緒に、みんなでキャンプに来た英一たち。ところが、ブタゴリラが山で見つけてきた山菜の中に、「ハシリドコロ」という毒草があり、それを食べたトンガリが大変なことになってしまう。その事に責任を感じたブタゴリラは、「オレは八百屋としての才能に絶望した、修行の旅に出る」と書いた置き手紙を残し、姿を消してしまう。 135. ハダカの思い出! さくら湯ものがたり 家の風呂が壊れ、銭湯(さくら湯)に行くことになったトンガリ。しかし、男湯に入ろうとすると「ぼくちゃん1人で入って、溺れたらどうするザマス」と、ママに無理やり女湯へ連れていかれてしまう。女湯に入っていたことを、さくら湯の娘の妙子に知られてしまったトンガリは、妙子がこの事を誰にもしゃべらないようにする道具を作って欲しい、と英一に頼み込む。 136. 遊んでくれないパパたちへ! 道楽つづら 囲碁にハマって、店をほったらかしの熊八。「このままだと八百八がつぶれてしまう」と、大騒ぎするブタゴリラに頼まれ、英一は“道楽つづら”を作る。道楽つづらは、その人が夢中になっている遊びに対する興味を無くさせる道具だった。道楽つづらを使うと、熊八はまったく囲碁に興味がなくなってしまい、これで万事まるく収まるはずだったのだが……。 137. ブタゴリラ主催!緑幼稚園大同窓会 緑幼稚園を卒業したブタゴリラは同窓会を開く計画を立てる。コロ助も参加したがるが、卒業していなければ出る意味がないと諭され、すねてしまう。見かねたみよ子はコロ助に、同窓会の案内状の投函をやってもらおうと提案する。ようやく機嫌の直ったコロ助だったが、ポストに向かう途中、案内状を全部風に飛ばされてしまう・・・。 138. 子どもなら見たい!! パパとママの通信簿 小百合の田舎から届いた荷物の中に、子どもの頃の通信簿が入っていた。それがきっかけでブタゴリラとトンガリがもめてしまう。ママは絶対成績がよかったはずだと自信を持つトンガリだったが、通信簿を見せて証明しなければ裸で町を一周しなくてはならなくなる。そこでトンガリは英一に発明を頼み、『古文書香』が完成する。 139. のぞかないで!! トンガリの夢の新婚生活 横断歩道ではないところで渡ろうとしたトンガリが怒られた。相手の婦警さんを見たトンガリは、彼女にひと目惚れ。頭の中は婦警さんのことで一杯で、あまりの浮かれように皆は呆れてしまう。少し頭を冷やした方がよさそうだと、英一は『こころみの家』を発明しトンガリと婦警さんを引き合わせる。 140. むかしの常識!? 堂々封切総天然色三本立 ある夜、トイレに起きたコロ助は、パパとママがけんかをしているのを聞く。原因はパパが寝言で女の人の名前を叫んだことだ。学生時代の夢を見ていたというが、ママは信用しない。そんな時、ブタゴリラが昭和40年の映画券を持って来た。丁度パパが学生だった頃だと気付いた英一は、手がかりを求め航時機で行ってみることに。 141. クーラー不要! 怪談・百丈島スイカ御殿 百丈島に海水浴に出掛けた勉三さんと英一達。スイカ割りをしていた若者を見つけたブタゴリラは、割られようとしているスイカを黙って見ていることが出来ず彼らから奪い取ることに成功する。その夜、別荘に不思議な『スイカの精』が現れる。昼間助けてもらったお礼にブタゴリラを御殿に招待するという・・・。 142. 謎また謎 氷曜日のカキ水パーティー ブタゴリラから誤字だらけの暑中見舞いのはがきが届く。かき氷パーティーを開くという誘いに喜んで参加する英一達。古いかき氷の機械をふと見ると、地図がはさんであった。30年前の地図らしい。『回古鏡』に写った昔と今を照らし合わせると、場所はトンガリの家の方向だ。早速ブタゴリラは尖家の庭を調べることにする。 143. 秋がきて・・・いなかのトンボが東京見物 田舎から帰ってきた勉三さんが帽子を取ると、頭に赤トンボがとまっていた。群れから離れ、東京にひとりぼっちでかわいそうな赤トンボ。何とか帰してあげようと英一に相談するが、うまく使える発明品が見つからない。ひょんなことからコロ助とブタゴリラは、山形ナンバーの観光バスに乗り込むことに成功するが・・・?K 144. プールに出現! ピーターパンのワニ 明日は水泳の記録会。スポーツが苦手な英一は気が重い。そんな様子を見ていたコロ助は、水を抜いてしまえばプールは中止と思いつき、夜の学校へ忍び込む。いざプールに飛び込んだコロ助は仰天!なんとそこにはワニがいた!必死に逃げて英一に話すが、まるで信じてもらえない。ところが翌日、教室にそのワニが現れ大騒ぎに! 145. 警察不用? 土下座ぶとんでゴメーン! パパが家に来た会社の部長ともめている。原因の取引先の相手はブタゴリラの知っており、一筋縄ではいかない変わり者だという。今回ばかりは譲れないと怒るパパを見て、なんとか相手に謝って欲しいと思ったママは、英一に発明を依頼する。そこで英一が作ったのは『土下座ぶとん』だった。 146. 涙の交換日記! ブタゴリラはKくんナリ ある日、自分の下駄箱に手紙が入っているのを見つけたブタゴリラ。交換日記を申し込むその手紙を書いたのは、隣のクラスの片桐麻衣。歯医者さんの娘で可愛い彼女を見たブタゴリラは舞い上がる。ところが、麻衣が交換日記を申し込んだ相手は実は英一だったことがわかる。麻衣はブタゴリラの下駄箱と間違えたのだった…。 147. 読書の秋! 感想イモと筆跡鑑定ロウセキ 感想文を書く宿題が出た。ブタゴリラが選んだ本はなんと世界地図帳。一番字が少ないからだという。ところがその地図帳に『ブタゴリラは青虫がこわい!』と書かれた落書きを見つける。これは両親しか知らないはずの秘密だ。ブタゴリラは書いた主を調べる為、英一に発明を頼み『筆跡鑑定ロウセキ』が完成する。 148. ビックリ仰天! スカートをはいたコロ助 新潟の妙子が運動会の応援に来るという。大はりきりのブタゴリラ。実はブタゴリラが招待し、八百八に泊まるのだ。ところが英一に妙子から連絡が来る。急に来られなくなったというのだ。ブタゴリラには直接言えなかった妙子。そこで英一は『複写黒巻き』を発明し、コロ助の姿を妙子に変えて、ブタゴリラの家に行かせることにする。 149. ママはいらない!? からくり料理人ナリ パパとママが旅行に行くことになった。留守中を心配するママだったが、この日の為に英一は『からくり料理人』を発明する。作った料理を残すと怒るのが欠点だが、材料さえあれば何でも料理してくれる優れものだ。この機械を知ったブタゴリラは店に役立つと借りることにするが、英一の不安が的中し、八百八で事件が起こる! 150. 遠足のアイテム! ブタゴリラ七品セット ブタゴリラの大好きな遠足の日。張り切って八百八特製・野菜と果物のセットの注文まで取る始末。皮をむく発明品も英一に頼み、準備万端だ。おまけにこのセットの中にコロ助を隠し、一緒に連れて行くことまで成功する。クラスの担当になったバスガイドさんが同じ名前だと知ったブタゴリラは、更にはりきることに! 151. 教室で指されたくない人へ! 指名扇 ナリ 国語の授業で教科書を読まされた上に、質問に答えられなかったブタゴリラ。自分ばかり指されるのが不満になり英一に発明を依頼し、完成したのは氏名扇子。ある日、効果抜群なこの扇子をみよ子に貸してほしいと頼まれた英一。ピアノの発表会の時に挨拶をする父兄の代表を決めるときに使いたいというのだが…。 152. 箱根山でドッキリ! 江戸時代の山賊たち 小説を読んで落ち込んだ勉三は、昔の時代で生きることにすると書き置きを残し、一人航時機に乗って出掛けてしまった。どこへ行��たのか心配する英一の元に勉三が帰って来���。江戸時代で山賊に襲われ身ぐるみはがされ、更に落ち込む勉三。母の編んだ大事な腹巻まで取られたと知った英一達は、それを取り返すために旅立つ! 153. 回れ仲直り鶴! ブタゴリラパンツの怒り 午後から身体検査がある日に寝ぼけて母ちゃんのパンツをはいて学校に来てしまったブタゴリラ。ブタゴリラはコロ助に頼んでパンツを持ってきてもらうことにする。しかし、うっかりそのことをしゃべってしまったコロ助は、ブタゴリラに追いかけ回されることに…。英一はコロ助のために”仲直り鶴”を作って、2人を仲直りさせようとする。 154. ゲロゲロ! 小便小僧になった ブタゴリラ 校門の前に立っていた怪しいおじさんは、有名な彫刻家の先生で、子供のモデルを捜していたのだった。先生はコロ助を見て、ひと目で気に入り、コロ助をモデルにして彫刻を作り始める。ところが「木に登ったままでおしっこをして欲しい」と言われ、コロ助は逃げ返ってしまう。そして、コロ助の代わりにモデルに選ばれたのはブタゴリラだった。 155. なぞの物体! ピアノの中のヘタウマドリ みよちゃんがピアノを弾いていると、ピアノの中から馬が歩いているような音が聞こえてくる。そして、勉三さんがハーモニカを吹いている時も。同じ音が…。謎の音の正体を探るため、英一とコロ助が調べると、犯人はキツツキだった。どうしてキツツキが?実はそのキツツキは、軽井沢からやって来た音楽大好きのキツツキだったのだ。 156. ブタゴリラも ウルウル! 黒板の中のママ お使いに来た子供に、おつりを1000円少なく渡してしまったブタゴリラ。運良く、子供の家はすぐに見つかったのだが、家の中には誰もいなかった。ブタゴリラはカギが開いていた裏口から入り、1000円を置いて伝言用の黒板にメッセージを残して帰ってくる。ところが、その子供はブタゴリラが黒板を汚したことに、泣きながら抗議するのだった。 157. 雪だるまがくれた クリスマス プレゼント 新潟の妙子が送ってくれた、クリスマスプレゼントの雪だるま。ブタゴリラはその雪だるまを見せびらかし、みんなに自慢する。ところが、その雪だるまが無くなってしまった。きっと、雪だるまを欲しがっていた、コロ助が盗んだに違いない。そう思ったブタゴリラが、英一の家に行き、冷蔵庫を開けると、そこにはブタゴリラの雪だるまが入っていた。 158. 珍発明!? だまってはさめば宿題スラスラ 回覧板をただの紙挟みと勘違いし、宿題のプリントを挟んでおいたブタゴリラ。まわりまわって英一の家に来た回覧板には、やってないはずのプリントの答えが書かれていた。これ���味をしめたブタゴリラは、ニセの回覧板を作り、もう一度宿題のプリントを挟んで回覧板を回すことにする。ところが、今度は挟んでおいたプリントが無くなってしまっていた。 159. コロ助仰天! やじろ帽でニチコメ友好!? みんなでトンガリのパパのロッヂに遊びに来た英一たち。しかし、スケートの出来ない英一は”やじろ帽(ミニ)”を付けて滑り始める。やじろ帽は、身につけると絶対に倒れなくなるという道具だった。やじろ帽を付けた英一の滑りを見て、感動したミセス・スーザンから、娘のコーチになって欲しい、と英一は頼まれるのだが…。 160. 開けてびっくり! 机の中の遅れたお年玉 お正月が終わって、しばらくたったある日、突然みんなの机の中に、見覚えのないお年玉が出現する。初めて見るお年玉袋の中には、しっかり1万円が・・・・。このお年玉の謎を調べるため、英一とコロ助とみよちゃんは、”航時機”でお正月に戻り、お年玉の秘密を調べようとする。栄一たちは、なんとなく勉三さんが怪しいと睨んでいたのだが・・・・・。 161. 春の珍事! 時刻表を書いたブタゴリラ 落とし物係に選ばれたブタゴリラ。ところが、初めての経験に張りきりすぎたブタゴリラは、落とし物係なのに、みんなの落とし物を記録した、落とし物ノートを落としてしまう。こんな事がバレたら、落とし物係失格の烙印を押されてしまうに違いない。ブタゴリラは英一から落とし物を探す道具”捜しっぽ”を借りて、落とし物ノートを探し始める。 162. ブタゴリラでもスターになれる! 丸案鬼・・・ 勉三さんがエキストラのアルバイトをしている映画の見学に行き、監督にスカウトされたブタゴリラとコロ助。しかも。エキストラではなく、主役級の役で出て欲しいと言われてしまう。すっかり舞い上がった2人だが、一つだけ気がかりなことがあった。それはセリフを覚える自身がないことだった。英一はそんな2人のために”丸案鬼”をつくろことにする。 163. 一家ランラン!? ブタゴリラファミリー 求人情報誌に、八百八の店員募集の広告が!?実は、ブタゴリラの両親が、ブタゴリラを塾に通わせるため、代わりの店員を雇うことにしたのだ。募集広告を見てやって来たのは、咲子という若い女の子で、熊八たちにもすっかり気に入られてしまう。このままだと塾に通うことになってしまうブタゴリラは、咲子を追い出す道具を英一に作らせようとする。 164. 文明の危機! 教室からラーメン一丁 給食が休みの日なのに、弁当を忘れてしまったブタゴリラ。ママと連絡をとる用事があり、学校に携帯電話を持って来ていたトンガリから携帯電話を借り、ブタゴリラは教室にラーメンのデマ家をとってしまう。しかも、携帯電話がめずらしいブタゴリラは、なかなか携帯電話を返そうとしない。家にまで携帯電話を持ち帰ったブタゴリラが、一瞬目を離したスキに・・・・・。 165. カチカチ! ブタゴリラの火の用心クラブ 熊八が、子供の頃に夜回りに使っていた拍子木。それえを見て、自分も夜回りがしたくなったブタゴリラは、英一とコロ助とみよちゃんを呼び出し、4人で一緒に夜回りを始める。夜回りのご褒美として、亀屋のご隠居に鍋焼きうどんをおごってもらったコロ助は、翌日もすっかり乗り気になってしまうが、あまり乗り気でない英一は”分身機”を使うことにする。 166. すれちがいメロドラマ! 愛の上越新幹線 内緒で新潟に行き、妙子を驚かせてやろうと考えていたブタゴリラ。ところがその日は、妙子は用事で大宮に来る日だった。妙子が大宮に来ることを知らないブタゴリラは、みんなに内緒で、両親と一緒に上越新幹線に乗り込んでしまう。一方、ブタゴリラが新潟に向ったことを知らない妙子も、ブタゴリラにあうために八百八へ来たのだが・・・・・ 167. アットホーム!? 一家そろって記念写真 学校の帰り、急に遠回りして帰ろうと言い出すトンガリ。実は写真館で撮ってもらった家族の写真を、みんなに自慢したかったのだ。ママとコロ助も、トンガリのままから写真の自慢をされ、「ワガハイも写真を撮りたいナリ」と言い始めてしまう。一方、トンガリのママに写真の自慢をされた熊八も、対抗意識を燃やし始め、一家そろって写真を撮りに行くことにする。 168. ゾーッ!! 江戸時代から来た 大きな迷子 突然、、八百八にゾウがやって来て、店中の野菜を食べ始めてしまう。ブタゴリラは英一に電話をかけ、持ってきてもらった”如意光”でゾウを小さくする。翌日、みよちゃんが神社で、壊れた”航時機”を見つけて来た。昨日のゾウは、どうやらこの航時機に乗って、江戸時代から来たらしい。英一たちはゾウを返しに江戸時代に行くことにする。 169. うそみたい! テレビに ドアがついていた ブタゴリラが見つけてきた変な箱。金庫のような仏壇のような、その変な箱の扉を開けると、中に入っていたのは大昔の白黒テレビだった。「せっかくだから、自分専用のテレビにするから修理してくれ」と、ブタゴリラに頼まれた英一。ところがそのテレビは、電源もアンテナも繋いでないのに、変な人影が映る「おばけテレビ」だった!? 170. 世紀の名犬! のら犬ベンからの贈り物 コロ助がベンにコロッケを盗まれ、八百八でもベンにピーマンを盗まれてしまう。何故かベンは、食べ物を次々と盗んでは、勉三さんのもとに届けていたのだった。どうもベンは、勉三さんからもらったたこ焼きの恩返しがしたいらしい。しかし、泥棒は良くない。英一は犬と話ができる道具”犬話機”を作り、ベンに盗みを止めるよう説得しようとする。 171. キリンにメガネ!? ハシゴローものがたり 動物園に遊びに行った英一たち。ところが、英一のメガネ(神通鏡)がキリンに取られてしまう。飼育係の人に頼んで、檻の中を探してもらうが、神通鏡は見つからない。このまま神通鏡が見つからないと、キテレツ大百科が読めなくなる。真っ青に英一。ブタゴリラとトンガリとコロ助は、英一のために神通鏡を取り戻そうと、夜中に動物園に忍び込もうとする。 172. 海底SOS! 龍宮の使いと金歯のサメ いつものように、百丈島の別荘でバカンスを満喫していたトンガリ母子。ところがトンガリのママが、大切な思い出のブレスレットをうっかり産みに落としてしまう。トンガリは落ち込んでいるママのために、ブレスレットを探して欲しい、と英一にお願いする。英一たちは”新宝物探知機”と亀甲船”を使い、ブレスレットを探し始めるのだが・・・・・。 173. お茶の間の太陽! ボンボン時計と踏み台 「家に古い柱時計があれば、時計屋の善造じいさんがネジを巻きに来てくれるのに残念です」と書かれた手紙を受け取ったブタゴリラ。その手紙にを読んだブタゴリラは、妙子のためにゼンマイ式の柱時計をプレゼントしようと決心する。”航時機”で過去に行き、時計を買おうとするブタゴリラだが、今のお金は使えないと言われてしまう。 174. 鳥心器でドッキリ! 鳩のハートに大接近 英一の家に迷い込んで来た一羽のハト。そのハトはレースの途中で迷子になった伝書鳩だった。飼い主に連絡を取り、伝書鳩を返そうとするが、飼い主の元に戻るのが嫌なハトは、逃げ出してしまう。ハトを探すため、鳥の言葉が分かる”鳥心器”を作って、伝書鳩を探し始めるが、実はそのハトは、行方不明になった伝書鳩とは別のハトだった。 175. 秘 特訓! トンガリはロッキーになれるか みんなに内緒で、ボクシングジムに通っていたトンガリ。ブタゴリラの横暴に耐えられなくなっていたトンガリは、ブタゴリラの暴力に対抗するため、こっそりジムに通っていたのだ。偶然、、その事を知ってしまった英一とコロ助。同じようにブタゴリラにいじめられているコロ助も、ブタゴリラを見返そうと、トンガリと一緒にボクシングジムに通い始める。 176. 仙鏡水で発見! 東京でいちばん奇妙な雲 五月病になり、すっかり落ち込んでしまった勉三さん。いつもお世話になっている勉三さんを元気づけてあげようと、英一たちは仙境水で作った雲のお城に勉三さんを招待する。ところが、みよちゃんとトンガリを迎えに行ったブタゴリラが、熱気球に乗ったまま迷子になってしまい、英一とコロ助と勉三さんの3人は、雲の上に置き去りにされてしまう。 177. 転校御免! みよちゃん サンキンホータイ みよちゃんのパパが、北海道に転勤することになった!? しかし、転校したくないみよちゃんは、両親と一緒に北海道に行くことを嫌がり、1人で東京の家に残ると言い出す。みよちゃんを転校させたくない英一も、遠くに行かなくてすむ道具“参勤包帯”を作り、みよちゃんが転校しなくて済むように協力しようとするのだが……。 178. トンガリ ドッキリ! ブランデーと錯覚糖 ブタゴリラと一緒にサッカーをしていて、パパが大切にしている10万円のブランデーを割ってしまったトンガリ。2人はいつものように英一のもとに行き、何とかして欲しいと頼み込む。英一は、ちょうど実験中だった道具“錯覚糖”をトンガリたちに渡すことにする。錯覚糖は、実際にはそこにないものがあるように見える(錯覚する)という道具だった。 179. コロ助の時代! コロッケ5円でバス10円 昔の映画を見ていたコロ助が、突然騒ぎ始めた。その映画の中では、コロッケが2個で10円だったのだ。昔は、コロッケが1個5円で買えたことを知ったコロ助は、“航時機”で昔にコロッケを買いに行きたいと言い出す。「そんなことに航時機は使えない」と英一に怒られてしまうが、コロッケをあきらめきれないコロ助は、5円玉を集め始める。 180. 田植えツアー! ブタコレラ&トンガラシ 勉三さんの田舎に、田植えツアーに行くことになった英一たち。くじ引きの結果、コロ助とみよちゃんが勉三さんの家。英一とブタゴリラが平吉じいさんの家。トンガリはお杉ばあさんの家に泊まることになった。しかし、どことなく不気味なお杉ばあさんと、2人っきりでいることが怖くなったトンガリは、夜中に東京に帰りたくなってしまう。 181. ベンも仰天! 痛いのとんでけ~鎮痛香 予防注射を嫌がって、ベンが逃げ出してしまった。英一は痛みを感じなくなる道具“鎮痛香”を作り、なんとかベンに予防注射を受けさせようとする。一方、逃げ出したベンはブタゴリラの家に逃げ込んでいた。動物嫌いの母ちゃんにバレないようにしながら、こっそりベンをかくまうブタゴリラ。ところが一緒の布団で寝ていたベンが、おねしょをしてしまう!? 182. 超ふしぎ!? タナバタ 竹の子 ノーベル賞 学校の授業で、「ノーベル賞を受賞した日本人の名前を挙げなさい」と言われ、「たなばた康成」と答えてしまったブタゴリラ。七夕と言えば、自分と妙子も牽牛と織女みたいだと思ったブタゴリラは、笹の代わりにタケノコを妙子にプレゼントしようと考える。でも、どうせなら直接届けた方が……そう考えたブタゴリラは、“潜地球”で新潟に行こうと言い出す。 183. 大どろぼう登場! その名は注射ジョー うっかりキーを挿したまま自動車のドアをロックしてしまった勉三さん。そして、カギを無くしてしまい、家に入れなくなってしまったトンガリ。英一は2人のために、どんなカギでも開けることができる道具“注射錠”を使って、車のドアと家のカギを開けてあげる。ところがその時の様子を泥棒に見られてしまい、注射錠が泥棒に盗まれてしまう。 184. 迷い人に贈る! メウツリコーナリ 欲しい物がなかなか決められず、すぐに目移りしてしまうみよちゃん。ママと一緒に水着を買いに行ったときも、水着売り場で2時間以上も迷い続け、それでも欲しい水着が決められず、ママに怒られてしまう。「目移りしなくなる道具を作って欲しい」とみよちゃんから頼まれた英一は、額に塗ると目移りしなくなる道具“目移り膏”を作ってあげる。 185. 日本初のUターンかぶと虫! クロ丸ナリ 勉三さんのお母さんが、送ってくれたカブトムシ。コロ助はカブトムシがすっかり気に入り、クロ丸と名前を付けてかわいがっていた。ところが、「そんな芸もしない虫ケラ」とブタゴリラにバカにされてしまったコロ助は、クロ丸を大きくして、芸を教え込みサーカスを作ろうと考える。コロ助は"如意光”を使い、クロ丸を大きくしたのだが・・・・・。 186. ユーレーも真っ青! ブタゴリラの通知表 塾の帰りに、気味の悪い女の人から、英一の家を聞かれたトンガリ。トンガリは女の人を英一の家まで案内するが、途中でその人はどこかに消えてしまう・・・・・。翌日、今度はコロ助が、同じ人からブタゴリラの家を聞かれる。その女の人に思い当たるフシがあるママが写真を見せると、同じ人だとコロ助は答える。しかし、その人は20年前に山で遭難していただ。 187. 語るも涙! ブタゴリラ一家の悲惨な休暇 家族旅行で北海道に行くことになったブタゴリラ一家。ところが、熊八が空港でチケット出すと、そのチケットは昨日のチケットだった。キャンセル待ちも絶望的で、旅行は諦めるしかない。しかし、日付を間違えたなんて恥ずかしくてみんなに言えない3人は、百丈島の別荘に行っているトンガリに頼み込み、トンガリの家に隠れさせてもらうことにする。 188. ナイターも真っ青! 一時だけの大人体験 野球場でビール売りのアルバイトをしていた勉三さん。偶然、近くにファールボールが飛び込み、テレビに映った勉三さんを見たブタゴリラは、自分もテレビに映りたいと思い、勉三さんにアルバイトの紹介をお願いする。しかし。小学生のままではバイトが出来ないため、背丈が伸びる、道具”一時���袋”を使い、年齢をゴマかして、バイトを始める。 189. 実りの秋! 田んぼのアイドル 田吾作ナリ 以前、英一たちが植えた稲が成長し、収穫も間近になっていた。しかし、せっかく立派に実った稲なのに、スズメたちによって、稲を食い荒らされてしまっていた。最近のスズメは賢くなっていて、かかし程度では驚かなくなっていたのだ。そこで英一は、スズメを追い払うための道具”田吾作”を作り、勉三さんに山形に届けてもらうことにする。 190. ブタゴリラもポ~! かあちゃん初恋時代 ブタゴリラの家に、母親の初恋の相手だと名乗る男がやってきた。実はその男は、母親たちが留守の時を見計らい、「昔、貸したお金を返してもらいに来た」と言って、お金をだまし取る詐欺師だったのだ。その男に、お金をだまし取られたことを知ったブタゴリラとトンガリはカンカンに怒り、トンガリは似顔絵を作って、その詐欺師を捕まえようと言い出す。 191. 勉三さんの家に出現! 幻のバス停ナリ 酔っ払って前後不覚になった勉三さんが、バス停を抱えて帰って来た。バス停を盗んだことがバレたら、勉三さんが逮捕されてしまう!?そうなる前にバス停を返しに行こうとするが、どこにあったバス停なのかさっぱり分からない。「不動前」という名前を頼りに、バス停をさがす英一たち。しかし、「不動前」というバス停は、もう存在しないはずのバス停だった。 192. 乗れば休日! のらくらはドッジの味方 もうすぐ暮らす対抗のドッヂボール大会。しかし、相変わらず運動音痴の英一に、ブタゴリラは苛ついていた。特訓してもどうにもならないと諦めたブタゴリラは、キテレツにカゼをひかせて休ませようとする。しかし、そんなに都合よくカゼをひかせられるわけがなかった。ところが、トンガリは「いい方法があるよ」とブタゴリラに言うのだった。 193. 八百八の家宝! オンボロ自転車百年号 ブタゴリラがいつもの配達に使っている自転車が盗まれてしまった。「どうせ、そろそろ買い替えの時期だろう」と、軽く思っていたブタゴリラだが、あの自転車は自転車作りの名人が作り、100年使えるという保証書までついている自転車だった。「百年号は八百八の家宝だ。百年号が盗まれたのは、八百八の歴史が盗まれたのと同じだ」と熊八から叱られてしまう。 194. 秋 サンサン! 隅田川から愛をこめて トンガリのイタズラで、留守番電話のふりにだまされてしまったブタゴリラ。コロ助も同じ手を使われ、ムシャクシャしていたブタゴリラは、同じ手でみよちゃんをひっかけようとする。ところが、かかってきた電話は、みよちゃんではなく妙子だった。ブタゴリラは、相手が妙子だと気付かずに留守番電話のふりをし、あとで気付いて慌ててしまう。 195. 秋の大運動会! りんりん丸で勝負あった 運動会の騎馬戦に参加することになった英一、トンガリ、ブタゴリラ、コンチの4人。穂hんとうはブタゴリラを上に乗せたいところだが、ひ弱な英一が下だと馬がつぶれてしまう。そこで、英一が上に乗ることになってしまった。実は、わざわざ英一を上に乗せることにしたのは、トンガリとブタゴリラにある作戦があったからだった。 196. ついに発見! 遠足名物リュックがなる木 遠足で奥多摩湖に来た英一たち。しかし、ブタゴリラのリュックがサルに盗まれてしまう。リュックを盗んだサルは、リュックモンキーと呼ばれている有名なサルで、他人のリュックを盗んでは、その中の食べ物を食べているサルだった。怒ったブタゴリラは「捕まえて、反省ザルにしてやる!」と、リュックモンキーを探しに、森の中に入っていく。 197. 思い出探険! 15年前に恐竜がいた!? 今年は銅婚式(結婚15年目)なのに、結婚記念日を忘れてしまったパパ。一方、トンガリのパパも、15年前の婚約記念日のことを忘れてしまっていた。2人のパパに頼まれ、結婚記念日と婚約記念日を確かめるため、”航時機”に乗って、15年前まで調べに行くことにする。ところが、15年前に行ったはずなのに、何故か英一たちは恐竜に襲われてしまう。 198. おーっと! コロ助がタマゴをうんだナリ コロ助が公園で拾ってきたニワトリのコケコ。家に連れて帰り、飼いたいとママにお願いするが「近所迷惑だからダメです」と怒られてしまう。コケコを引き取ってもらえる家を探しまわったコロ助だが、どこにもコケコは引き取ってもらえなかった。英一は、ママがコケコを飼いたくなるようにするため、動物が好きになる”花鳥風鈴”を作ってあげる。 199. ハワイが消えた! 犯人はブタゴリラ!? 福引きで白い玉を出し、特等のハワイ旅行を引き当てたコロ助。だが、残念ながらそれは夢だった。しかし、ハワイ旅行が当たりそうな気がして仕方がないコロ助は、券を集めて、福引きにチャレンジする。夢とまったく同じシチュエーションに、その気になるコロ助。そして、見事に白い玉を引き当てたのだが、現実の白い玉は4等で、本当の特等は金色だった・・・・・。 200. トンガリ激白!! 学校がママよりも好き 百丈島の別荘に行っていたトンガリが、急な悪天候で東京に戻れなくなってしまった���このままだと今年の皆勤賞がパーになる!?皆勤賞を逃したくないトンガリは、”亀甲船”で迎えに来て欲しいと、英一にお願いする。あまり気乗りしない英一だが、亀甲船がみんなに見つかって、大騒ぎになったため、亀甲船を隠すために仕方なく百丈島に行くことにする。 201. レトロー! 父ちゃんの思い出オート三輪 懐かしいオート三輪を見つけ、小百合に内緒で買った熊八。駐車場も借りていたが、管理人のミスで契約出来なくなってしまう。ブタゴリラは英一に頼み、車を如意光で小さくし預かってもらうことに。そんな時、熊八が中古車センターでオート三輪を購入したことを聞きつけた老人が、八百八を訪ねて来る。 202. 日本一の福袋 遂に出ました100万円 お年玉を手にデパートへ出掛けた英一とコロ助。ひとつだけ売れ残っていた福袋を買い、大喜びのコロ助だったが開けてがっかり。リモコン・灰皿・日記帳・・・。ところが中に妙な招き猫を見つける。帰りの電車で出会ったおばあさんが別れ際に『猫によろしく』と言い残したのを思い出した英一は、おばあさんの行方を追うことに。 203. 雪のプレゼント 透明人間でログハウス 新潟に新しくスキー場がオープン。イベントの目玉が仮装大会と妙子から知らされたブタゴリラ。優勝賞品はログハウスだという。早速英一達と相談し、出場することになり、出し物は『透明人間』に決定。ところが勉三さんもコンテストに出場、そして出し物も同じとわかり、ブタゴリラは勉三さんがスパイではと疑う。 204. モデルはどっち!? コロ助 対 ブタゴリラ コロ助に緑幼稚園の園児募集のポスターモデル依頼が舞い込む。一旦は引き受ける気になったコロ助だったが、自分の顔が町中に貼られることと、ライバル幼稚園のポスターモデルの可愛さにすっかり自信をなくし寝込んでしまう。一方、モデルをコロ助ひとりにさせてなるものかと、ブタゴリラはデザイン担当のトンガリを脅す。 205. ネコの集会! 夜中に消えたパパとママ 夜中、トイレに起きたブタゴリラは両親がいないのにびっくり。夜逃げと勘違いしたのだ。その一件を翌朝英一達に話すと皆の両親も夜、出掛けていたことがわかる。気になった英一とコロ助が後をつけると大人しか食べられない『あるもの』を発見する。絶対内緒を条件に食べさせてもらえたのだが、果たして黙っていられるか・・? 206. ついに復活!? 室町時代の超豪華結婚式 室町時代で会ったおみよさんに乙姫を助けて欲しいと頼まれる夢を同時に見た英一とコロ助。ブタゴリラにそっくりなあの乙姫のことだ。様子を見に室町時代に飛ぶが、なんと乙姫の婚礼は決まっているという。心に決めた人以外との結婚・・。悲しみにくれる乙姫をなんとか救おうと婚礼を壊そうとするのだが・・・ 207. 大スクープ!? 八百八のストーブリーグ イーグルスの人気選手・鈴木が行方不明になったという新聞記事に彼の大ファンのコロ助は仰天。実は鈴木は以前、ブタゴリラにファールボールを当てたのがきっかけで知り合った熊田家にいた。そうとは知らないトンガリは『見つけてくれたら最新式のゲーム機をあげる』という新聞記者の言葉に目がくらみ、英一に発明を依頼する。 208. 愛のプレゼント! マゴにもセーター? 新潟の妙子から手編みのセーターが届き、大喜びのブタゴリラ。ところがサイズが小さすぎて着られない。英一に発明で大きくしてもらうが、直後、妙子の送り間違いだったことが発覚。ブタゴリラから相談されたみよ子は、意外なことに勉三さんが編み物が上手で、特にセーターが最も得意だという。そんな勉三さんに事件が・・・! 209. デザートは胃薬? みよちゃんクッキング みよ子から昼食に招待された英一達。全てみよ子の手料理だと聞いた一同は期待に胸をはずませる。ところが一口食べて、そのまずさにびっくり!本当のことを言えず悩む英一達の気も知らず、再びみよ子から招待が。事実を伝えた方が本人のためということになったが、誰が言うかであみだクジ。そして見事当たったのはコロ助だった! 210. ピュ~ッ! 北国から来た北風ばあちゃん みんなで勉三さんの田舎に行った時にトンガリが泊めてもらったお杉ばあちゃんが突然やって来た。尖家にしばらく泊まることになるが、こたつや火鉢・畳・ネコがどうしても必要だという。苦労してそれらのものを揃えるが、トンガリのママともめてしまい、ある日おばあちゃんがいなくなってしまった。一体どこへ行ってしまったのか・・。 211. 指名手配! 恋の落書きボンネットバス 『遺跡に落書き』のニュースを見て憤慨していたブタゴリラ。両親に同意を求めたが、書いた人をかばうような反応に首をかしげる。実は熊八と小百合は結婚前、一緒に乗ったバスに落書きをしていたのだ。悪いことをしたと長い間反省していたという。それなら自分がそのバスを見つけて落書きを消そうとブタゴリラは決心する。 212. 八百八の名馬! クマハチダイオーナリ 競馬中継を見ていたコロ助が大騒ぎ!『クマハチダイオー』という名前の馬がレースに出るという。しかし結果は惨敗。そんなクマハチダイオーを励ましに厩舎を訪ねたブタゴリラ達は『次のレースで負けたら引退』だと告げられる。そんな時、クマハチダイオーが行方不明になり、逃がした犯人としてコロ助に疑いがかかる。 213. 春の正夢!? マイゾーキンとハンバーグ トンガリのパパが骨董屋で買った壺の中に古い地図が入っていた。埋蔵金の隠し場所では?と盛り上がるが、英一やみよ子は信じない。諦めきれないトンガリとブタゴリラは、英一の目を盗み航時機で江戸時代に向うが、はずみでコロ助も一緒に乗ってしまう。そんな時、江戸時代から山賊の牛五郎がやって来る。 214. ブタゴリラも真っ青! 五月は花の転校生 英一のクラスに転校生・花丸五月がやって来た。スポーツ万能・勉強も出来て、しかも可愛い五月はたちまちクラスの人気者となる。ある日、五月はコロ助をいじめているブタゴリラを見つけ、いとも簡単に投げ飛ばてしまう。このままではおさまらないブタゴリラは、勝利をかけて再度五月に挑戦状をたたきつける。 215. 勉三さん変身! 涙で食べる最後の晩さん 学生服しか着ない勉三さんがある日突然豹変した!サングラスに、派手なだけで趣味の悪い服装に、周囲は唖然。突然の変化には理由があった。留学先から友紀が帰国するのだ。空港に迎えに行き、イメージチェンジした自分を見せて驚かすのだという。一方、勉三さんとメガネ店に行ったコロ助が軽い老眼だと判明する。 216. 八百八ピンチ! テケテケテンで自己紹介 見覚えのない奥さんから、「おひさしぶり」と挨拶された熊八。しかし、知らないと言えない熊八は、適当に話を合わせ、配達の注文を受けてしまう。その奥さんとにこやかに話していた母ちゃんに、後で配達先を聞くと「おまえさんの知り合いだろ?」と言われてしまう。配達先の分からない注文を受けてしまい、八百八はパニックになってしまう。 217. 定年記念物!? しあわせの黄色いウサギ ブタゴリラが見つけた、迷子の黄色いウサギ。自分の家で動物を飼えないブタゴリラは、「幸せを呼ぶ幸運のウサギ」だと言って、コロ助に押しつける。コロ助がウサギを連れ帰ると、ママが懸賞に当選したり、パパがパチンコで大当たりしたりと、次々と幸運な出来事が起きる。しかし、そのウサギの飼い主が見つかり、ウサギを返しに行くことになったのだが……。 218. 八百八のCM! アドバルーンで大売出し 大売り出しと書かれたアドバルーンが、どこかから飛ばされて来て、八百八の屋根に引っかかった。警察からも「持ち主が見つかるまで、そのままにしておいて欲しい」と言われ、せっかくだからと、八百八では本当に大売り出しを始める。ところが、そのアドバルーンを留めていたヒモが外れてしまい、コロ助がアドバルーンと一緒に飛ばされてしまう。 219. 恐怖体験! ワープロからお化けが出た~ トンガリのワープロを見て、ワープロが欲しくなったコロ助。しかし、お金のないコロ助は、勉三さんにアルバイトを紹介してもらうことにする。遊園地でのアルバイトだと聞き、大喜びのコロ助だったが、コロ助の担当はお化け屋敷の一つ目小僧だった。しかも、アルバイトのことを知らない英一たちが、今度の日曜日にその遊園地に遊びに行くことになっていた。 220. 御用だ! 八百八に江戸時代のドロボーが 八百八の名物にもなっている、お金を入れるための竹ザルが盗まれた。そのザルは20年前に死んだ、房総の竹細工の名人に作ってもらった由緒あるザルで、ザルが無くなったことで、熊八はすっかり元気をなくし、店をたたむと言い始める。熊八に元気になってもらおうと思ったみんなは、“航時機”を使って20年前に行き、もう一度名人にザルを作ってもらおうとする。 221. 野菜か相撲か!? ブタゴリラの血統書 ブタゴリラの家に相撲部屋からスカウトがやって来た!? しかし、八百八の跡を継ぐと決めているブタゴリラは、返事に迷っていた。ブタゴリラが相撲取りになって成功するかどうか調べようと、英一は“血統乾板”という道具を作る。血統乾板は、同じような才能を持った先祖の顔が写るという道具で、そこに写っていたのは、いかにも相撲取りという感じの人だった。 222. 焼き方はミデアム? 世紀の貴婦人登場! 勉三さんが預かったネコのパトリシア。パトリシアはステーキと新鮮な野菜しか食べないという、超ぜいたくなネコだった。昨日、間違えて古いレタスを売り、パトリシアに拒絶されたブタゴリラは、今度は新鮮なサラダを用意し、名誉挽回をはかろうとする。最初はおいしそうにサラダを食べていたパトリシアだが、突然バッタリと倒れ、呼吸が止まってしまう!? 223. ブタゴリラショック! 母ちゃん面会謝絶 いつも元気なはずのブタゴリラが、めずらしく落ち込んでいた。実は今朝、ブタゴリラの母ちゃんが突然倒れたらしいのだ。しかも、あと1ヶ月の命だと話している両親の会話を聞いてしまう……。母ちゃんの命が、あと1ヶ月だなんて!? あまりの出来事にショックを受けたブタゴリラは、英一に何とかして欲しいと、お願いに来る。 224. 夏休み先取り!! 家出トリオの城下町 イギリスにホームステイすることになったトンガリ。ところが出発直前になって、急にホームステイが延期になってしまう。今さら、ホームステイが取り止めになったと言えないトンガリは、家を飛び出してしまう。一方、コロ助も、ブタゴリラに「むだ飯ぐらいの居候」と言われて、落ち込んでいた。まったく同じ気分の2人は、一緒に家出をすることにする。 225. 海水浴の(マル秘)ポイント!江戸時代の百丈島 百丈島へ海水浴にやって来た英一達。来てみてビックリ大混雑!こんなこともあろうかと、英一は如意光で小さくして持って来た航時機で、江戸時代の百丈島へ行ってみようと提案する。そこで出会った漁師の親子は、悪い網元に苦しめられているのだが、英一は島に伝わる、ある伝説を利用して彼らを救うことを思いつく。 226. 学校怪談!! パートの幽霊は昼間出る? 夏休みの登校日を間違えたブタゴリラが学校で聞いたのは、ピアノの音だった。しかし音楽室には誰もいない。さては幽霊!?はじめはブタゴリラの話を信じなかった英一達だが、勉三がその『夏休みに出る給食のおばさんの幽霊』の噂を知っていたことから、発明品『幽霊香』を使って確かめることになる。 227. 近所のフン!? イチゴ平野でひとり旅! 新潟行きの高速バスに乗り、ひとりで妙子の家に行ったブタゴリラ。無事に着かないのではというコロ助達の予想通り、ひとつ手前の停留所で降りてしまう。徒歩で次の停留所に向かうブタゴリラを、親切な夫婦が車に乗せてくれた。喜ぶブタゴリラだったが、実はこの夫婦、1億円強奪で逃走中の犯人だったのだ。危うし、ブタゴリラ! 228. 夏のスクープ!勉三さんに赤ちゃんが? 勉三が赤ちゃんをあやしているのを見たコロ助はビックリ!実は田舎の友人が盲腸で入院している間、預かっているのだという。名前は『勉三郎』。昔、沼でおぼれたこの友人を勉三が助けたことで恩人と慕われ、自分の子供に名付けたのだ。ある日、コロ助と勉三郎がいなくなる。無事見つかったのはコロ助だけ。勉三郎はどこへ・・・。 229. そんなバカな!! 72歳のイジメッ子? コロ助が大泣きしながら帰って来た。公園で見知らぬおじいさんにおやつのポテトチップスを取られたという。72歳のこの老人、ガキ大将を探しているという。トンガリからブタゴリラを教えられたおじいさんは八百八を訪ね、『元気のいい子分を集めてほしい』と頼み込む。派手なことをするのが目的だというが、それは一体なに? 230. 犯人は誰だ!! ブタゴリラ0点漂流記 新潟の妙子から手紙が来た。内容を読んだブタゴリラはビックリ!海で遊ばせていた犬が瓶をくわえて戻って来たが、その中に入っていたのはブタゴリラの0点のテストだったというのだ。こんなことをするのはトンガリに違いないと決めつけるブタゴリラ。ところが犯人はトンガリではなかった。では真犯人は一体だれ? 231. SOS! 秋の大江戸セップクツアー!? 授業で江戸の生活がわかる博物館を訪れた英一達。博物館が苦手なブタゴリラは、トンガリを無理矢理誘い仮病を使って抜け出すが、罰として皆より感想文を多く書かされるはめに。ほとんど展示物を見ていないトンガリは、英一に頼み航時機で本物の江戸時代へ飛ぶ。発明品『家人小判』で武士の家に潜入出来たみよ子達だが・・・? 232. 今年こそなるナリ!! 運動会の星!? 運動会で綱引きをやることになった英一。一番張り切っているのは例によってブタゴリラ。特訓するものの、隣のクラスが強敵だ。そんな時、五月が横浜にいるということがわかり、綱引きの助っ人に来られることになる。大喜びのブタゴリラ達。ところが急な追加公演が決まり、五月が出られなくなってしまう・・・。 233. ブタゴリラ探偵団!餌はトラック一台分 ある日、八百八を訪れた謎の客。彼は店の野菜全部を買い占めに来たのだ。熊八が同業者に確かめると、あらゆる店に現れ、同じように野菜全部を買って行くという。ブタゴリラは、彼が恐竜を飼っているのでは?と推理し、彼がまだ来ていない唯一の店・五月の叔母の家にコロ助を見張りに行かせる。そんな時、店に例の男が現れた! 234. オデンション?お役者仮面で大スター! 田舎の母に何度電話してもつながらないのを心配していた勉三。そんな時、『花丸一座』のオーディションを見学に行った英一達はビックリ!なんと、母・ヨネがいた。勉三には内緒だという。一方、バイト代が入った勉三は、皆を花丸一座の公演に招待してくれることに。このままでは、ヨネが舞台に出ているのがバレてしまう!? 235. トンガリ改造!ママ~なんて言わない! 学校の懇談会で先生から『過保護』を注意されたトンガリのママ。一度は憤慨したものの、近所の子供達まで息子をバカにしているのを目撃し大ショック!このままではトンガリがだめになる、と心を鬼にして、八百八で鍛え直してもらおうと決心する。しかしそう簡単にはマザコンは直らない。そこで英一は『自信満々鏡』を発明する。 236. おでん異変!チャック付きのガンモドキ 学園祭でおでん屋の模擬店をやることになった勉三。味見をした木手一家は、その不味さに閉口する。ママが作り方を教え味の方は解決したが、問題は売り子の勉三だ。おまけにライバルのボート部のエースはハンサムで、出し物が同じときたら、勉三に勝ち目はない。そこで英一は『からくり料理人』に店を手伝わせることにする。 237. テイセイ教育委員会!学問のスルメ 今日は授業参観日。来ていないのは英一のママだけだ。コロ助に聞くとオシャレして出掛けたという。参観日をすっぽかされた英一は大むくれ。一方ブタゴリラも先生に指され、いつもの言い間違いをして熊八に叱られたのが原因で家出する。はずみで航時機に乗った英一・ブタゴリラ・コロ助が着いたのは、英一が赤ちゃんの時代だった。 238. 忘れ競争!ミョウガVS逆境タイマツ 真っ青な顔をして八百八に現れた勉三。店にあるミョウガを全部買うという。ミョウガを食べると忘れっぽくなると言われていることから、どうやら何かあったらしい。取引先との打ち合わせでホテルに行ったパパから、友紀がブライダルコーナーに勉三とは別の男性といるところを見たと聞いた英一。忘れたいのは友紀の事だったのだ。 239. 怒り爆発!ブタゴリラ酸っぱい戦争 ブタゴリラに内緒でみかん狩りに出掛けた英一・トンガリ・みよ子にコロ助。いつもいじめられているトンガリとコロ助は、ブタゴリラがいない平和を満喫する。ところがいざ農園に着いてびっくり!ブタゴリラがいたのだ!ところが彼の様子がおかしい。とても親切な上、農園の人から『おさむ』と呼ばれている。どうやら別人? 240. クマダも参加?車と列車のスキー旅行! スキーに行くのに車か新幹線かで大モメの英一達。行き先が勉三の田舎ということもあり、こうなったらどちらの方法が早く着くか、ゲームをしようということになる。新幹線がトンガリとみよ子、車が英一・コロ助・ブタゴリラ・勉三だ。途中までは快調に進んだ両チームだったが、峠を越える地点で車チームに災難が・・・。 241. トンガリ奮闘記!汗と涙のデート作戦! デレデレした顔で英一を訪ねてきトンガリ。差し出されたのは五月からの手紙だった。次の日曜日にデートをしようというのだ。ところがその日は、ブタゴリラとのスケートの約束がある。当然五月とのデートを選びたいトンガリは、なんとかブタゴリラを怒らせないで断る方法はないかと英一に相談する。 242. ブタゴリラの総決算!お騒がせ大全集! 年末。夜、トイレに起きたブタゴリラは、「景気が悪く赤字で借金取りが来たら年を越せない」と両親が話しているのを聞いてしまう。そこで英一は、借金取りが来ても姿が見えなくなる『夜逃げ電球』を発明する。そんな時、英一のパパとみよ子は、八百八の看板が別の店の名前に掛けかえられる現場を目撃する・・・! 243. 5年1組 熊田薫!今年の抱負は良い豆腐 今年の抱負をテーマに作文を書くところを、『豆腐』と間違えたブタゴリラ。その件が小百合にバレて大目玉。英一とコロ助を伴い航時機で江戸時代に向かう。そこで出会ったのはからくり師の息子・利吉だった。父が殿様を怒らせ、このままでは張り付けの刑だという。そこで英一は、発明を生かし彼の父を助けることを思いつく。 244. 歴史を守れ!牛若五月と弁慶の泣き所! トンガリが英一を訪ねて来た。相談の内容は、五月が次の公演で牛若丸を演じることになったのだが、役作りをする上でどうしてもイメージが浮かばない。そこで航時機で平安時代に行き、本物の牛若丸に会いたいというのだ。さらに弁慶と戦う場面にも遭遇したいという。その希望を叶えようと、英一は1172年に飛ぶ。 245. 雪山参加!? ブタゴリラ救助隊出動!! ニュースを見ていた英一とコロ助はビックリ!谷神岳で勉三と後輩が遭難したというのだ。ところが本人が現れ二度ビックリ。宿の人に黙って宿泊代を取りに帰ってきているうちに、誰かが勉三達の名前を語り、実は遭難したのはその二人らしい。ブタゴリラはそれが熊八だと直感し、英一達と潜地球で現地に向かう。 246. ��分グッズ!だまって飲めば鬼になる! 緑幼稚園の園長さんから豆まきの鬼の役をやって欲しいと頼まれたブタゴリラ。英一やトンガリもブタゴリラに幼稚園時代の弱みを握られている手前、渋々承諾。その話を聞いたコロ助は、自分も鬼になりたいと言いだし、英一は『鬼面丸』を発明する。ところが使い方を誤ってしまったために、コロ助に大異変が起こってしまう! 247. コロ助の妹登場?八百八のおちゃっぴい 怠けグセがついてしまったコロ助。寝坊はする、ママの手伝いはしない、一日中ゴロゴロするようになったコロ助のライバル心を芽生えさせようと、英一が作ったのが『おちゃっぴい』だ。働き者で可愛いおちゃっぴいは、皆に褒められ可愛がられる。そんなおちゃっぴいのうわさを聞いたブタゴリラは、八百八の手伝いをさせることに。 248. ブタゴリラ恐怖!!!Faxされたテスト 八百八にファックスが入った。試用期間を経て両親が気に入れば購入するという。両親は学校から直接ブタゴリラの答案用紙を送ってもらえると考えニンマリ。それを聞いたブタゴリラは大慌て!何とか機械を買わないようになる発明を頼むが、その矢先、新潟の妙子からファックスが送られて来る。便利さ・不便さ、どちらを取る? 249. 24回払い? 戦国時代のコンテスト!! 勉三が24回払いでカメラを買った。『小夜姫コンテスト』に応募するためだという。戦国時代、敵に攻められた高尾城と運命を共にしたという。モデルを探す勉三にブタゴリラは航時機でその時代に飛び、本人を撮ればいいと提案する。気の進まない英一だったが、一同の熱意に負けて旅立つことになる。 250. レンズ騒動!秘密のコロッケは涙入り? 勉三のアルバイト先で買ったコロッケの中に、コンタクトレンズが紛れ込んでいた。どうやら持ち主は勉三らしい。最近、トレードマークのメガネをコンタクトレンズに変えたのだ。ところがメガネの顔を見慣れている人達は、勉三の顔を見る度に吹き出しそうになるのをこらえるのに必死。そこで英一は『嫌悪鏡』を発明する。 251. ブタゴリラ真っ青!野菜が肉に負けた! 肉屋の息子の上級生に野菜をバカにされてケンカになり、こてんぱんにやられてしまったブタゴリラ。大好きな野菜をバカにされ、悔し涙が止まらない。その日から一切肉を口にしなくなってしまうが、それだけではおさまらず、クラス全員の給食からも肉を取り除いてしまう。困った英一は『反面鏡師』を発明する。 252. ボクがいない!! 三十年後の同窓会!? トンガリの家でシュミレーションゲームをやっていたコロ助。皆が出世しているのに英一だけが落ちぶれると出て面白くない。このゲームでは、ブタゴリラの妻となっていたと知らされたみよ子は憤慨。こうなったら自分の目で確かめる!内緒で航時機を使うことに不安なコロ助を誘い未来へ飛ぶが、着いた時代は戦争中だった・・・。 253. 女子プロ真っ青!八百八のお手伝いさん トンガリの家にお手伝いさん・小早川文子がやって来た。写真とは別人の大柄で力持ち!圧倒されるトンガリとママ。ある日、文子は八百八に買い物に出掛けるが、ブタゴリラの自転車に乗っていたことから泥棒と間違われ、熊八を投げ飛ばしてしまう。腰を傷めて動けなくなってしまった熊八が治るまで、八百八で働くことになる。 254. 保存版!日本全国つぶれそうな店特集? 八百八がテレビの取材を受けることになった!放送日までの間、考えつく全ての知り合いに連絡しまくる熊田一家。ところが番組のテーマを知ったトンガリは愕然!なんと『つぶれそうな店特集』だったのだ!英一に泣きつき発明を懇願するが、放映は止められない。そしていよいよ、放送当日となってしまう・・・! 255. みよちゃんのBF!? ライオンがノック 動物園に遊びに行った英一達。ライオンバスに乗るが、一頭だけ群れから離れて寂しそうなライオンがいた。バスに気付くとそのライオンが追って来る。どうやらみよ子を知っているようだ。ライオンの話を聞こうと、再び動物園を訪れた英一達は、コロ助に『真っ黒衣』を着せるが、はずみでコロ助がバスから落ちてしまう! 256. コロ助降参!オネショの作り方!? 佐々木先生の奥さんが入院した。その間、先生の息子・和馬を交代で面倒を見ることにしたクラスのみんな。そんなある朝、妙な感覚で目が覚めたコロ助は、オネショをしてしまったことに気付く。しかも一緒に寝ていた和馬に見られてしまった。家来になれば黙っていてくれると言う。だが、次に面倒を見ていたみよ子にも災難が! 257. 熊田グー!! 八百八一家の夢の別荘!? ブタゴリラに内緒で別荘購入の計画を立てていた両親は、遂に念願が叶った。胸を躍らせ勉三に案内された家を見て愕然。あまりにも古いのだ。既に英一達を招待してしまったブタゴリラ。なんとかこの場を切り抜けようと必死になるが、そこへ勉三の母が現れる。全て任せろと自信満々の彼女のアイデアとは一体なに!? 258. 出場禁止!? 運動オンチは誰の遺伝!! 英一の苦手な運動会。よりによってリレーのアンカーに選ばれてしまう。結果、予想通り英一の失敗で最下位に。それがきっかけで両親は、英一の運動オンチがどちらの遺伝かとケンカになってしまう。ママの運動神経の良さはすぐに証明されたが、パパはうまくいかない。そこで英一とコロ助は、中学時代のパパを見に行くことに。 259. 24時間営業!八百八の朝まで生野菜! ある朝、八百八が24時間営業になるという広告が入る。店内にツバメが巣を作ったので、ヒナが巣立つまで続けるという。熊田一家の体を心配した勉三とコロ助は、夜中の店番をかって出る。ところが近所で強盗騒ぎが起こり、狙われないのは八百八の恥と、おかしなプライドをかざすブタゴリラ。そんな時、夜中の八百八に怪しい人物が現れる! 260. コロ助のペット!ひらがなのかおる!? 八百八から届いた野菜の中にカタツムリを見つけたコロ助は大喜び!早速名前を付けて飼うことにする。ある日、パパがエスカルゴをお土産に帰宅するが、それがカタツムリと知ったコロ助は仰天する。同じ頃、カタツムリの『かおる』が行方不明に。エスカルゴでショックを受けたと思ったコロ助は、如意光で自分を小さくし捜索開始! 261. コロ助の逆襲!八百八侍を成敗するナリ 夢の中ではいつも悪役だとブタゴリラにバカにされたコロ助。今度は自分でブタゴリラが悪役の夢を見ようと頑張るがうまくいかない。そこで英一に頼み『からくり獏と夢変更鏡』を発明してもらう。他人の見ている夢を知ることが出来る上、自在に変えることも可能なこの機械。やっと眠ったブタゴリラの夢の中に入ったコロ助は!? 262. 海のメロン!? ブタゴリラ涙の航海記! 千葉へ潮干狩りに出掛けた英一達。往きのフェリーにリュックを忘れたブタゴリラは、無理やりコロ助を連れて引き返す。五月の劇団がこの街に来ていると知ったブタゴリラは、訪ねてみようと思い立つ。留守中にブタゴリラが来たと知った五月はガッカリ。ところがトンガリは真っ青!塾の試験と嘘をつき、五月に会いに来ていたのだ! 263. めざせ北海道!西から来た赤いモグラ? 八百八にネズミが住み着き、野菜が食い荒らされた。困ったブタゴリラは、英一に駆除する物の発明を依頼する。出来上がった『鼠笛』は効果てきめん!実はこの笛、地中のモグラにも聞こえる音色を出していた。北海道へ行くのが夢だった大阪のモグラは、途中で関東のモグラに攻撃され、ケガをするがコロ助に助けられる。モグラの夢は叶うのか? 264. 日米友好! コブタ対トウモロコシ!? 妙子の元にホームステイにやって来たアメリカ人・ニックの存在を知ったブタゴリラは落ち着かない。彼とうまく話せるように妙子は英一に発明を依頼する。出来上がった『通詞器』を送ろうとする英一からそれを奪い、直接新潟へ向かうブタゴリラ。ところが、日本の生活を知るには八百八が一番と薦められたニックと行き違いになる。 265. ブタゴリラ絶叫!夏休み地獄の大脱走! 夏休みに入ってからというもの、ブタゴリラの姿が見えない。両親に尋ねてもどうも様子がおかしい。トンガリはブタゴリラの悪い夢を見てうなされ、その後、英一宅にも本人から助けを求める電話がかかる。何かの事件に巻き込まれたのではと、八百八からもらったお土産をヒントに、英一達はブタゴリラを探しに行くことにする。 266. 泳ぐ宝石? びっくりザイバツの若さま! 勉三が大財閥の運転手として雇われた。高級外車から降り立ったのはその孫・景正。恐ろしいほど生意気な彼だったが、なぜかコロ助を気に入り家に招待する。帰りに高価な錦鯉をもらうが、池のない木手家では飼えない。そこでトンガリに預かってもらうことになるが、翌日、その鯉が忽然と姿を消してしまう・・・! 267. 夏休み偉人伝!銅像になったブタゴリラ ハイキングに出掛けた木手一家。山奥の、今は廃校になった学校に辿りつくが、そこで姿は二宮尊徳・顔はブタゴリラにそっくりな銅像を見つける。写真を見たブタゴリラと両親は、早速実物を見ようとコロ助を案内役に、出掛けることにする。ところが現地に着くと、肝心の銅像が消えていた!慌てるコロ助。一体、銅像はどこに!? 268. 夏の名作! ブタゴリラの竹の子くらべ? コンビニでブタゴリラに会ったコロ助。熊八に頼まれ、コピーをとりに来たという。すると、コピー機に夏休みの宿題、読書感想文が書かれたノートが忘れられていた。早速写させてもらおうと持ち帰るブタゴリラ。その頃、トンガリは慌てふためいていた。実はそのノートは、トンガリが他校の女の子・浅野めぐみから借りた物だった。 269. 北の国から贈り物!五月と花子初共演! ブタゴリラや英一達には内緒で北海道へ五月を訪ねたトンガリとママ。五月は、トンガリに大事にしている子牛の花子を紹介する。劇団の仕事をしていて転校の多い五月にとって、花子は北海道で出来た唯一の友達だという。なんとか五月が花子と一緒にいられるように考えるトンガリ。そこへ亀甲船に乗ったブタゴリラ達が現れる。 270. 衝撃告白! 勉三さんはツンツルテン!? 勉三の部屋を覗いたコロ助はビックリ!なんと勉三の髪の毛がなかった!誰にも言わないと心に決めるコロ助。そんな時、熊八が皆をプールに連れて行ってくれることになる。偶然そこに勉三とゆきがいた。無理矢理ウォータースライダーに乗せられてしまう勉三。このままでは勉三がカツラだとバレてしまう!どうする、コロ助!! 271. 新事実! タイタニック号の名犬バロン! 航時機の整備中に先生とブタゴリラ・トンガリが訪ねて来る。見つかっては大変!と、整備途中で発進した航時機が着いたのは、なんと1912年・航海中の豪華客船・タイタニック号の船内だった。慌てて現代に戻る英一だったが、客船に乗っていた犬・バロンも連れて来てしまう。この客船が間もなく沈没すると知らされた英一は・・・。 272. サスペンス! アメリカ土産は恐怖が一杯 妙子がアメリカ留学から帰国した。お土産を渡そうとトランクを開けてビックリ!札束と拳銃が入っていたのだ!空港で取り違えられたらしい。その頃、新潟の妙子の家や英一宅に怪しい電話がかかっていた。何かの大きな事件に巻き込まれたのか?このままでは危ないと、熊田家と英一達は妙子をかくまうことにする。 273. 消えたブタゴリラ!イモより怖い神隠し 学校行事でイモ掘りに出掛けた英一達。ところがいつもの元気がないブタゴリラ。心配した先生は、トンガリに送らせるが、途中でブタゴリラの姿が見えなくなってしまう。この辺りでは子供が突然姿消してしまう『神隠し』の伝説があるという。必死で探す英一達。実はブタゴリラは、山に残っていた古井戸に落ちてしまったのだ。 274. とんだアップル? みよちゃん初恋物語 最近、みよ子の様子がおかしい。心ここにあらず、の雰囲気で、どうやら好きな人が出来たらしい。その相手は自分かも知れないと浮かれるブタゴリラやトンガリだが英一は気が気でない。みよ子の心に誰がいるのか知るために、『恋念写』を発明するが、そこに写ったのはなんと、担任の佐々木先生だった・・・! 275. 謎のスイカ爆弾! 伝説のボウラー熊八? あまりにも悪いテストの答案用紙を裏庭で燃やしてしまおうと考えたブタゴリラ。穴を掘っているとなにやら丸い物体が現れた。英一達を呼んでおそるおそる洗ってみるとそれはスイカの模様をした爆弾のようだ。驚く一同だったが、英一はその物体に3つの穴があいているのを見つける。ボウリングのボール?なぜ八百八の裏庭に? 276. ついに発見! マツタケいっぱい石器時代 秋。熊八は1本1万円のマツタケを3本も仕入れてしまい、小百合と大ゲンカ。はずみで小百合がマツタケの上に尻もちをつき、哀れなマツタケは紙のようにペッシャンコ。ケンカの理由を知ったブタゴリラは、航時機でマツタケが山ほど採れた時代に行こうと英一とコロ助を誘うが、航時機の不備で石器時代に着いてしまう・・・! 277. ギネス珍記録!? 一日だけのクラス委員 佐々木先生が6年生の旅行に付きそうことになり、その3日間臨時のクラス委員に任命されたブタゴリラ。早朝からクラス全員をマラソン・ラジオ体操に招集し一同ゲンナリ。こんなに早く起こすのはかわいそうとコロ助を思いやった英一の気持ちが裏目に出て、コロ助は遠足と勘違い。6年生のバスに乗り込んでしまう。 278. 人気バク発! お面になったコロ助ナリ お祭りに出掛けたブタゴリラとトンガリは、屋台でコロ助そっくりなお面を見つけ大笑い。人気がなく3つのうち一つしか売れないという。そのひとつを買ったのが勉三の母だった。送られて来たお面『アンコロモチベエ』を見て、誰が作ったのか知りたくなった英一は『能面寒天』を発明する。そこに浮かび上がったのはどんな顔? 279. ゲージツ祭参加? 愛の星降るすずらん峠 トンガリが五月の為に脚本を書いた。花丸一座で演じてもらうという。皆にふれまわるだけふれまわったものの、肝心の五月から返事が来ない。そんな時、みよ子に五月から電話が。トンガリの脚本があっさり不採用になってしまったことを伝えられずに困っているという。ひょんなことからそれを知ってしまったトンガリは・・・。 280. 大安吉日! カボチャカボチャの結婚式 熊八が結婚式の媒酌人を引き受けた。英一達を集めスピーチの練習を始めるが、緊張のあまり、まるでうまくいかない。今更断るわけにもいかず、ブタゴリラは佐々木先生に頼み、熊八そっくりに変装してもらい、当日替え玉をやってもらう約束を取りつける。一方英一は、熊八のために『唐茄子鏡』を発明する。 281. 勉三さん受難!学園祭はケツバット? 勉三の母・ヨネが上京した。勉三の大学生活を覗こうと、コロ助と共に学園祭中の大学に出掛けることになる。コロ助が勉三の居所を屋台の女学生に尋ねると、なんと夏休み前に辞めたという。これがバレたら大変!と英一は故郷が懐かしくなる『望郷独楽』を発明する。ところがヨネは、「帰る前に大学に行く」と言い出してしまう。 282. 謎の物体! ノックを返す八百八カボチャ 冬至にちなんで八百八はカボチャの大安売り。ブタゴリラがいいカボチャを判別しようと軽く叩くとなんとカボチャもポンポンポン!中に何かいるのでは、と大騒ぎになるが、その場にトンガリのママがいたから、さあ、大変!たちまち町中に『八百八の呪われたカボチャ』の話が広まってしまう。一体誰が作ってどこで採れたのか? 283. 新春冒険! みかん長者の書き初め!? お正月。トンガリ家に招待された英一達。そこで見せられたのは、武田信玄直筆の掛け軸だった。自慢し通しの一家に向かって「うちにあるのは紀伊国屋文左衛門だ」と豪語するブタゴリラ。本当はそんなものなどなく、実は航時機で江戸時代に行き、本人に書いてもらうつもりだという。そして着いたのは船の中だった。 284. はやまるな! コロ助駆け落ち成人式!? コロ助に成人式の案内状が届いた。何とかうまい具合に式典にもぐりこむことに成功する。市役所のきれいなお姉さんから記念品をもらうが、中身は期待外れの国語辞典。『いつも持っているときっと貴方のた��になる』と言われたコロ助は肌身離さず持ち歩く。ところがそれを見た熊八から諺を教えられ、それを叫びながら練り歩き・・・。 285. ご近所捜査網! 怪盗はトンガリのママ? 勉三のバイト・アンテナの取り付けを手伝って屋根にいたコロ助は、近所の家で洋服や宝石をトランク一杯に詰め込んで踊っているトンガリのママを目撃する。その直後、パトカーがやって来て大騒ぎ。コロ助が見た家に空き巣が入ったという。捜査中の刑事は、ブタゴリラが電話で話している内容からトンガリのママに目をつける。 286. 真冬の怪談? 雪女のおんがえし!! 新潟の妙子の家に遊びに行った英一達。その夜、外からか細い女性の声がした。恐る恐る戸を開けると、スキーウェア姿の女性が倒れていた。天狗平から来たという彼女は翌朝、雪女と記し『自分を助けたことは内緒にして』と書き置きを残して姿を消す。その後みんなは天狗平へスキーに出掛けるが、ブタゴリラとトンガリが行方不明に。 287. 国際親善? スカートをはいたブタゴリラ ブタゴリラとトンガリが賭けをした。負けたブタゴリラが町内一周していると、そのスカートを懐かしがる外国人に抱きつかれる。勉三の友達だという彼・リチャードは喋り方も勉三そっくり。アパートを追い出されたリチャードは八百八に下宿することになるが、ある日、トンガリが新聞片手に血相を変えて飛んでくる。 288. 大激怒! カラスと八百八大戦争 まぐれでホームラン級のヒットを打った英一。ところがそのボールがカラスの巣に入ってしまう。かまわず巣ごと落とすブタゴリラ。戻った白いカラスは大激怒!ブタゴリラや英一、トンガリの家までつけ回し、その数は増える一方だ。復讐に燃える白カラスは、遂にブタゴリラの家を発見!大群が押し寄せ、店が襲われてしまう! 289. キテレツ異変! 年上美人にモッテモテ? みよ子が英一のママに編み物を教えてもらっているのを見たコロ助は大はしゃぎ!型紙に『K』のイニシャル入りだという。英一は照れながらも嬉しくて仕方がない。ところが、ブタゴリラから「みよ子が自分の寸法を測りに来た」と聞いた英一は大ショック!なんとか英一を元気づけようと、コロ助は勉三に相談するが・・・。 290. 夢は大金持ち! めざせケン玉世界一 学校に『ケン玉はっちゃん』を探しているという老人・奈良太平が現れる。『八』のつく名前から、それは熊八だということがわかる。太平は近々開催される『ケン玉ワールドチャンピオン大会』に熊八の息子を出したいというのだ。2ヶ月預かれば優勝間違いないという話が、なぜか『養子に出される』とブタゴリラは勘違い・・・。 291. びっくり京都! あぶない天狗あらわる? パパが仕事で京都へ行くのに便乗した英一。後から『天狗の抜け穴』で来ればいいと言われたものの、置いていかれたコロ助はすねっぱなし。その夜、用意していたおいた『天狗の抜け穴』が何者かに盗まれてしまう。犯人はブタゴリラだったのだが、英一が天狗寺に抜け穴を貼ったことからとんでもないことが起こってしまう! 292. 時を越えたライバル? モーレツ斉登場! テレビ番組『あなたが日本一!』の予選を通過したコロ助。いよいよ本番の日、強敵をものともせず見事優勝!!大喜びの英一達の目の前に猛烈一が現れる。ロボットのコロ助には優勝の資格がないという。どうやら彼の先祖は奇天烈斎を相当恨んでいたらしい。一体何があったのか?英一とコロ助は航時機で確かめに行くことに。 293. 未来で目撃! コロ助お嫁さんとチュー? 英一の学校で『将来の夢』を作文に書くという課題が出された。その話を聞いたコロ助は、「自分はいつまでも子供のままだ」と落ち込んでしまう。将来を見るまでは安心できないというコロ助。皆は何とか元気を取り戻させようと、まるで未来都市のような街・多摩ニュータウンを舞台に一芝居うつことにする。 294. 妙子遭難! トラに食べられそうなんです 黒馬岳に山菜採りに出掛けた妙子親子が遭難した!テレビのニュースでそれを知った英一達は、潜地球で現地へ向かう。報道によると、飼われていたトラが逃げ出し、今も行方不明だという。もし黒馬岳で生存していたら・・・。不安は的中し、トラに遭遇した英一とコロ助。必死で逃げる途中、コロ助だけがトラに連れ去られてしまう! 295. 心は別人? みよ子が五月で五月がコロ助 舞台の本番中、足を骨折してしまった五月。主役の五月目当てで来ていた観客は日ごとに減る一方だ。このままでは興行がピンチに!そこで五月はみよ子に自分の代役を頼むことにする。五月の立ち回りが全くわからないみよ子のために、英一は『遊魂帽』を発明。五月の魂を乗り移らせ、舞台に立たせることにする。 296. ベンが初恋?アイドル犬とご対メーン ベンがドッグフードのCMに出ているゴールデンレトリバーを好きになったようだ。恋煩いで3日も餌を食べない有様。そんなベンに朗報が!CM制作にトンガリのパパが関わっていたことから、その犬・シンシアに会えることになったのだ。ところが夢が叶ったはずなのにベンの様子がおかしい。まさか、恋の相手が違うのか? 297. (秘)ブタゴリラのアロエビックリ大作戦! ブタゴリラの様子がおかしい。遊びに誘っても断り続け、学校からも早々と帰ってしまう。その話を聞いたコロ助は、『真っ黒衣』で姿を消し、ブタゴリラの後をつけることに。すると、着いた場所はフィットネスクラブだった!部屋を出る途中で真っ黒衣が脱げ、侵入したのがバレた上、口止めにやらされることになったのは・・・? 298. ジュラシックパニック! 虫歯の恐竜発見 恐竜キャラメルのおまけを集めているコロ助を喜ばせようと、箱の中にある一番リアルな恐竜を如意光で大きくした英一はビックリ!なんとそれは本物だった。以前、航時機で紀元前に行った時、卵がくっついて現代に帰って来てしまったようだ。英一に内緒で『りゅうた』と名付けて可愛がっていたコロ助だったが・・・。 299. 何かようかい!雨降り小僧ケヤキの祟り 雨の日に3丁目の樹齢200年になるケヤキの大木にお化けが出ると噂が立つ。その名も『雨降り小僧』。ある日、トンガリを探しに家を飛び出したママが雨降り小僧に遭遇し、それ以来、ケヤキが乗り移ってしまう。ママを助けて!とトンガリに泣きつかれた英一は、新回古鏡を使い、雨降り小僧の正体を探ることにする。 300. 禁断の料理? ファラオの呪いで大ピンチ 勉三に4000年前の種で育てたエンドウ豆を見せてもらった英一達。食べようとしたブタゴリラをファラオの呪いは恐ろしいと諭す勉三。ところがいつの間にか豆を失敬し、夕飯に食べてしまったブタゴリラリは、その夜から高熱にうなされてしまう。呪いを解くために英一達は、航時機で古代エジプトへ飛ぶが・・・。 301. 八百八崩壊? コスプレナイター中継! 新鮮さが自慢の八百八の野菜がしなびている。これには理由があった。熊八がイーグルスの私設応援団長に夢中で、仕入れがおざなりになっているのだ。腹を立てた小百合は家出をするが、団長を辞められない熊八は、変装して応援に出掛ける。それをテレビで観た小百合の怒りは最高潮!熊八に対抗しようと、ある作戦に臨む・・! 302. 夏休み直前! まだまにあう通信簿対策 いよいよ待ちに待った夏休み!ところがブタゴリラは気が重い。通信簿がこわいのだ。実は英一も今学期の成績に自信がないことから『御機嫌水』を発明していた。これを通信簿に吹きかけておくと、怒られずにすむのだ。大喜びのブタゴリラ。ところが、ひょんなことからそれがトンガリのママに渡ってしまい・・・!! 303. どーして? ボクたち臨時の八百八屋さん 八百八一家が東北へ家族旅行に出掛けた。ところがトンガリに「鍵をかけ忘れたので確認してくれ」とブタゴリラから電話が。やむなく今夜は熊田家に泊まることになる。翌朝、野菜を卸している農家・清水がやって来た。旅行の件を連絡し忘れた為、いつも通りに野菜を持ってきてしまったのだ。急遽、皆でこの野菜を売る羽目に・・・! 304. 真実をあばけ! 夏のみちのくミステリー 旅行中、店の手伝いをしてくれたお礼に、英一達をブタゴリラのいる勉三の田舎へ招待してくれた熊田夫妻。そんな時、村では30年振りの泥棒騒ぎが起こっていた。泥棒などいないと信じる村人達は、都会から来たブタゴリラを疑っていた。盗まれたのが小銭ばかりと聞き、英一はある考えを胸に山へ向かう。 305. 霊界探検! みんなであの世へ行きました ボート遊びをしていたトンガリが誤って湖に落ちてしまった。一面花でいっぱいのきれいな場所。川の向こうから呼んでいるのはトンガリの祖母だった。どうやら臨死体験をしたらしい。そんなある日、両親と墓参りに出掛けたブタゴリラは、墓石に現れた不思議な光に吸い込まれ、消えてしまう。着いた場所には再びトンガリの祖母が! 306. 相手はだ~れ ペンフレンドくるみちゃん コロ助に知らない女の子数人から手紙が来た。実はトンガリがコロ助の名前をかたり、少女雑誌のペンフレンド募集欄に投稿していたのだ。それを知っても全くがっかりしないコロ助。ある日、その手紙を出したうちの一人・坂本くるみが木手家を訪ねて上京してくる。途中で道を尋ねられたブタゴリラは、コロ助になりすまし・・・。 307. 居眠り禁止!スカッと一撃 徹夜メーン☆ レポート作成で徹夜続きの勉三のために英一が発明した『徹夜面』。居眠りすると竹刀で一撃するのだ。そんな時、勉三がお湯をかけてしまったことで回路がショートし、徹夜面が行方不明になってしまう。なんとパパについて会社に行ってしまったのだ。会議中に居眠りしていた上司を一撃してしまうが、逆に気に入られてしまい・・・。 308. 豊年マンサク! 山田の中のコロ助カカシ 英一の学校で栽培していた稲がもうすぐ収穫を迎える。スズメの害から守ろうとトンガリが作ったのは、コロ助そっくりのカカシだった。本人は学校へ来ないからバレる心配はないと安心していた英一だったが、傘を届けに来たコロ助がカカシを目撃してしまう。怒ったコロ助は、勉三の家に置いてもらうことにするのだが・・・。 309. 花丸一座で夢芝居? 髭丸コロ助大変身! 表野町に花丸一座が戻って来た。五月は英一達を家に招待するが、ぜひコロ助も連れて来て欲しいという。実は五月の母が皆に一番合う衣装を用意していたのだ。コロ助はおじいさんに変身するが、ひょんなことから、あるおばあさんと知り合うことになる。借りた衣装のままデートをするコロ助だったが、さて、彼女の正体は?? 310. 突然の手紙! 妙子からFrom USA? トンガリのママが遊園地の招待券をくれた。ブタゴリラは早速新潟の妙子に電話をするが、既に番号が使われていないという。実は妙子はアメリカのおじさんの所へ引っ越すことになっていたのだ。知らせの手紙をきちんと読んでいなかったブタゴリラ。しかも出発は今日の夕方!英一はコロ助と共に潜地球で空港に向かう。 311. 百丈島伝説! コロ助は浦島太郎の子孫? トンガリ親子が五月を連れて百丈島へ出掛けた。村の子供達に『浦島太郎』の劇を見せてあげようと衣装まで用意していくが、村長から断られてしまう。なんでも、この村では浦島太郎を演じると、必ず良くないことが起きるのだという。一方、英一達はトンガリを追いかけ亀甲船で百丈島へ向かうが、その途中で亀の大群に攻撃される。 312. 家族ゲーム? ママに代ってブロンドママ ある日、コロ助が慌てて英一の学校へやって来た。パパとママがケンカして、ママが家出したという。帰宅して様子を聞くと、今回はどうやら真剣らしい。ご飯のことが一番心配なコロ助。ところがその日の夜、台所で物音がするので行ってみると、そこには金髪の女性が食事の支度をしていた!外国人の女の人?彼女は誰?? 313. ブタゴリラ病欠? 修学旅行のバスを追え 明日から修学旅行の英一。一緒に行かれないコロ助は、あれこれ作戦を練りなんとか参加しようとするが、全て見透かされてがっかり。翌朝、修学旅行や運動会には真っ先に来るブタゴリラが遅刻した。なんと急な高熱で欠席するという。英一は予めトンガリに頼まれて発明しておいた『金縛丸』が無駄になったことを半分喜ぶが・・・。 314. 雪男発見! 生まれはヒマラヤ日本育ち 勉三がスノーランド夜間警備のアルバイトを始めた。ゲレンデにさしかかった時、大きな雪の玉が転がって来る。そこから現れたのはなんと雪男だった。先輩警備員の細谷に報告するが、相手にしてもらえない。その話を聞いた英一は、雪男に関する世界の情報を集め始めるが、高尾大学のデータに若いが細谷によく似た男性を発見する。 315. 大当り! 宝くじでパンダと3千万円!? 去年買った宝くじの当たりはずれを調べ忘れていたブタゴリラの両親。翌日銀行に出向いた熊八は、なんと3千万円の当たりだったと知り仰天!ところが引き替え期限が昨日で切れていた為、夢は一瞬にして消えてしまう。諦めきれないブタゴリラは、英一の目をを盗み、コロ助と航時機で過去へ戻るが、着いたのはパンダの檻だった。 316. 女湯でアート? トンガリ画伯大爆発! トンガリの絵が区の児童コンクールで入賞した。そんな時、トンガリの絵を見た人から『ぜひ壁画を描いて欲しい』と依頼がある。早くも画伯気取りのトンガリ。ところが壁画は描く場所は銭湯だった。今更事実を言えないトンガリママは、三つ星レストランの壁画と偽る。最高級の店なら、そう簡単に来られないだろうというのだが? 317. 謎のアルバイト! むさ苦し��人大歓迎? 勉三がエステの宣伝ティッシュを配るアルバイトを始めた。ところがその風貌が災いし、対象年齢の若い女性に受け取ってもらえない。みかねたコロ助が助っ人を名乗り出るが、契約した以外の人間が配ったということで雇い主に預けた保証金を奪われてしまう。どうも怪しい話だと、みよ子が『一時足袋』で大人に扮し、探りに行く。 318. 正月が二度も来た! お年玉ももう一度? 故郷では旧暦で正月を祝うという勉三に誘われ、一緒に田舎へ行くことになった英一とコロ助。お年玉をもう一度もらえると期待するブタゴリラも便乗することになった。田舎の母の気が紛れるかも知れないと、今回はベンも一緒だ。ところが慣れない車に酔ってしまったベンのためにドライブインで休憩中、当のベンが行方不明に! 319. 今世紀見オサメ!? 幻のリョコウバト ある朝、ケガを負ったハトがブタゴリラの家に迷い込んできた。英一が図鑑で調べると、既に絶滅したといわれている『リョコウバト』だった。アメリカの妙子の知り合いが内緒で飼育していたのが悪い大金持ちに知られてしまい、手先のギャングも表野町にやって来る。日ごとに弱るハトを救うため、英一達は1920年代に飛ぶ! 320. 失恋がなんだ!! どん底でドンと恋 北海道の大学に通うみよ子の兄が帰ってきた。遊びに行った五月は一目惚れしてしまう。それを知ったトンガリは大ショック!一方、勉三も友紀に新しいボーイフレンドが出来たことで失恋・・・。二人の落ち込みように英一は『どん底』を発明する。そんなある日、みよ子の兄がガールフレンドを連れて来ることになる。 321. 春いちばん! 先生が飛ばされそうナリ 学年一斉テストの結果が出た。英一達のクラスは最下位。それを発表した時の佐々木先生は、妙に寂しそうだ。トンガリによると、先生が京都の学校に左遷になる噂があるという。五月とトンガリは真実を確かめようと先生の自宅を訪ねるが、既に引っ越した後だった。転勤阻止の為、英一達は『からくり署名人』と署名を集めることに。 322. たたり? ひな人形がコロ助を襲う! みよ子の家に飾ってあったひな人形に感激したコロ助。女の子だけが持てると聞きガッカリしたものの、家に帰るとママが15年ぶりにひな人形を出していて大喜び!それを見た英一は『右楽斉』作ではなく、『甚三郎』作であることを確認し一安心。『右楽斉』作の人形は、10年以上飾らないとたたりがあるのだ・・・。 323. トンガリ失踪! 恋に破れてサメのエサ? 五月の写真入りテレホンカードをもらったトンガリは大喜び!肌身離さず大事にしていたが、それが原因でママに不良少年扱いされてしまう。失意のトンガリは、バイトで伊豆の水族館へ向かう勉三の車に乗り込み、家出する。『新回古鏡』でトンガリの行き先を突き止めた英一達は、五月に内緒で伊豆へ向かう。 324. 人生一度の晴れ舞台? 熊田薫 送辞を読む 英一のクラスから卒業式の送辞を読む人を決めることになった。満場一致で五月に決定し、トンガリの原稿も完成したところで急遽、公演の仕事が入り、当日欠席することになってしまう。そこで俄然、張り切り出したのがブタゴリラ。あれよあれよという間に本当に代表となってしまう。一同の不安の中、ついに当日がやってくる・・・! 325. ブタゴリラ学説! 蜃気楼は貝から出る? 授業中、『蜃気楼は貝が出している』と発言し、大笑いされたブタゴリラ。汚名挽回にホラ貝を借りてきて、これから蜃気楼が出るように英一に発明を依頼する。そんな時、『飼っていたネコが死んでから寝たきりになってしまった近所のおばあちゃんを元気づけたい』とみよ子から頼まれた英一。早速出来上がった発明品を使うのだが。 326. 子供の天国! 遊び場いっぱいの町 3学期の成績があまりにも悪かったのが原因で、熊八とケンカしたブタゴリラが家出した。なんと航時機に乗って昭和35年に行ってしまったのだ。そこで子供時代の熊八に出会う。今では想像もつかない程、子供達が生き生きしているまさに天国の時代だ。現代に帰りたくなくなったブタゴリラは英一達の説得にも応じなかったが・・・。 327. スクープ! 名犬ベン 日本で一番有名な犬 山形にいるはずのベンが勉三の家に帰って来た!母から『2週間前にいなくなった』と聞いていた勉三はビックリ!トンガリのパパの紹介でテレビ出演することになるわ、雑誌の取材は来るわ、全国からベン宛にプレゼントが届くわと大騒ぎ!一気に名犬として有名になる。ところがある日、母から『ベンが帰ってきた』と知らせが入る。 328. 神出鬼没のいたずらっ子 正体はコロ助? ブタゴリラ・みよ子・勉三・トンガリ、そしてママ。なぜか皆がコロ助にいたずらされたと怒ってやって来た。コロ助がいくら自分ではない!と訴えても信じてもらえない。ある日英一は物置に傷があるのを発見する。太陽の光が差し込む程の大きさだ。そこでひらめく英一。中にはずっと『豆コロ』をしまっておいたのだ! 329. 五月の恐怖!のろわれた鯉のぼり トンガリがいつもの自慢で皆を呼び集めた。五月が静岡から由緒ある鯉のぼりを送ってくれたという。大喜びのトンガリだったが、五月から電話がある。あの鯉のぼりは呪われている、すぐにしまって欲しいという。最初は気にしなかったトンガリだったが、ママが事故を起こしたことから、英一に呪いを解く道具の発明を依頼する。 330. 男のメロン? 父ちゃん一番乗り病! 熊八が仕事を放り出して出掛けてしまった。新しい橋が出来ると一番に渡りたい『一番乗り病』だという。大阪のライバルを振り切り見事先頭を獲得する。何とか家に戻そうと、ブタゴリラは英一に頼み『帰巣線香』を発明してもらう。一度はこの香りの効果で帰ろうとした熊八だったが、思い直した小百合とブタゴリラが止めに来る。 331. 愛のフィナーレ! さよならコロ助大百科 木手家にドロボーが入った。英一の部屋も荒らされてメチャクチャだ。調べてみるとキテレツ大百科と如意光が盗まれていた!回古鏡改を作り、手がかりをさがすと、大百科を持った男と熊八がすれ違っていた。早速八百八に向かって話を聞くと、その男はゴミ処理車に大百科を投げ入れたという。英一、最大のピンチ!!
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taktstockist · 4 years
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Carry on nothing to see here just an ordinary 2 AM #curryudon shot in #Kagawa (at 手打ちうどん鶴丸) https://www.instagram.com/p/CIYC6ucgakTqWxp_itqt4koOzTtsSzE5rQLm1Y0/?igshid=f3yzpbddqg1l
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myonbl · 5 years
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2019年11月28日(木)
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SOU・SOUから「師走号」が届く、今月のテーマは「雪持ち柳に椿」とのこと。伊勢木綿の手ぬぐいと足袋下2足のセットが毎月届く頒布会、これで4年目も終了。来年は・・・、もういいかな。
昨日は有休を取ったので、今日の1限は授業準備。
2限は「環境論」、今日のテーマは「景観保全」。景観には見えるものだけではなく、見えない仕掛けも含むという考え方を解説。「町並み保全」の活動事例の紹介とともに、山口百恵の「いい日旅立ち」を YouTube で紹介、日本国有鉄道(当時)の「Discover Japan」、さらに鬼束ちひろ「Discover Japan 西へ」と、ほとんど趣味の世界に入ってしまった。
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職場ランチ、おにぎり・みかん・ジュースがほぼ同じ大きさ、どうでもいいが。
IM嬢来室、私の方からは「KUMANO JOURNAL」とMQJのキルト展のチラシを渡し、Dropbox を紹介。何か質問はと聞くと、「ワインについて教えて欲しい」と。先日貸した「スローフード」を読んで、ワインに挑戦したいとのこと。まずは、同じブランドでブドウの品種の違うものを味わうことをアドバイス。
3限は「人権論」、今日のテーマは「ハンセン病」。先日毎日新聞からクリップしておいた、80歳を過ぎてかつて療養していた施設に戻った男性のレポートを輪読。「無らい県」政策の深刻さの一端を少しでも感じてくれただろうか。
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生協に注文して置いた本をとりに行く。真打ち襲名披露興行に合わせて、柳亭小痴楽が出版したエッセイ。週末に楽しむことにする。
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昨日締め切った「社会貢献論」の課題・研究倫理eラーニング、提出された「修了証」をチェック。その後、成績評価作業。
第4木曜日なので会議はなし、早めに切り上げる。
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息子たちの夕飯は昆布締めポークソテー、味噌汁はタマゴ。
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ツレアイもそこそこの時間に帰宅、野菜鍋いただきながら録画番組視聴。
上方落語の会▽桂福團治「藪入り(やぶいり)」
▽第400回記念口上:桂福團治、桂ざこば、立花家千橘、笑福亭鶴光、桂文福、林家花丸▽落語「藪入り」桂福團治▽南沢奈央、くまざわあかね▽NHK上方落語の会で収録
▽「NHK上方落語の会」第400回記念口上:桂福團治、桂ざこば、立花家千橘、笑福亭鶴光、桂文福、林家花丸▽きょうの落語:桂福團治「藪入り(やぶいり)」▽藪入り:明日は奉公に出た息子が3年ぶりに家に帰ってくる藪入り。父親は嬉しくて落ち着かなくて仕方ない。立派になった息子は土産まで買って帰ってくる。親子3人水入らずの温かい時間が続くのであった。▽ご案内:南沢奈央・くまざわあかね
噺が終わる頃、睡魔到来。
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特に意識しなくとも、出勤すれば自ずとリングは完成するのだ。
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xf-2 · 5 years
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最初の特攻を命じたことによって、「特攻の産み親」と呼ばれることになった大西瀧治郎中将は、天皇が玉音放送を通じて国民に戦争終結を告げたのを見届けて、翌16日未明、渋谷南平台の官舎で割腹して果てた。
特攻作戦を採用した責任者といえる将官たち、前線で「おまえたちだけを死なせはしない」と言いながら特攻を命じた指揮官たちの中で、このような責任のとり方をした者は他に一人もいない。
そして、ひとり残された妻・淑恵さんも、戦後、病を得て息を引き取るまで33年間、清廉かつ壮絶な後半生を送っていた。
最初の慰霊法要に駆け込み、土下座した貴婦人
終戦の翌年、昭和21(1946)年3月のある日、全国の有力新聞に、
〈十三期飛行専修予備学生出身者は連絡されたし。連絡先東京都世田谷区・大山日出男〉 との広告が掲載された。
空襲で、東京、大阪、名古屋はもちろん、全国の主要都市は灰燼に帰し、見わたす限りの廃墟が広がっている。
連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)は昭和21年1月、「公職追放令」を出し、旧陸海軍の正規将校がいっさいの公職に就くことを禁止した。日本の元軍人が集会を開くことさえ禁じられ、戦犯の詮議も続いている。広告を見て、「戦犯さがし」かと疑う者も少なからずいたが、呼びかけ人の大山のもとへは全国から続々と連絡が寄せられた。
戦争が終わってこの方、掌を返したような世の中の変化で、生き残った航空隊員には「特攻くずれ」などという侮蔑的な言葉が投げかけられ、戦没者を犬死に呼ばわりする風潮さえもはびこっている。そんななか、大勢の戦友を亡くして生き残った者たちは、戦没者に対し、
「生き残ってすまない」
という贖罪の気持ちをみんなが抱いている。それは、はじめから陸海軍を志した、いわばプロの軍人も、戦争後期に学窓から身を投じた予備士官も、なんら変わるところがない率直な感情だった。
「十三期飛行専修予備学生」は、大学、高等学校高等科、専門学校(旧制)を卒業、または卒業見込の者のうち、10万名を超える志願者のなかから選抜された5199名が、昭和18(1943)年10月、土浦、三重の両海軍航空隊に分かれて入隊、特攻戦死者448名をふくむ1616名が戦没している。呼びかけに応じて集まった予備学生十三期出身者たちの意思は、
「多くの戦没者同期生の慰霊こそ、生き残った者の務めである」
ということで一致した。そして、同期生たちが奔走し、GHQ、警察、復員局の了承をとりつけて、ふたたび10月30日の新聞に、
〈十一月九日、第十三期飛行専修予備学生戦没者慰霊法要を東京築地本願寺にて行ふ〉
と広告を出し、さらにNHKに勤務していた同期生の計らいで、ラジオでも案内放送が流れた。
昭和21年11月9日、国電(現JR)有楽町駅から築地まで、焼跡の晴海通りを、くたびれた将校マントや飛行靴姿の青年たち、粗末ななりに身をやつした遺族たちが三々五々、集まってきた。築地本願寺の周囲も焼け野原で、モダンな廟堂の壁も焦げている。寺の周囲には、機関銃を構えたMPを乗せたジープが停まって、監視の目を光らせている。焼跡のなかでその一角だけが、ものものしい雰囲気に包まれていた。
広い本堂は、遺族、同期生で埋め尽くされた。悲しみに打ち沈む遺族の姿に、同期生たちの「申し訳ない」思いがさらにつのる。読経が終わると、一同、溢れる涙にむせびながら、腹の底から絞り出すように声を張り上げ、「同期の桜」を歌った。
歌が終わる頃、一人の小柄な婦人が本堂に駆け込んできた。「特攻の父」とも称される大西瀧治郎中将の妻・淑惠である。
大西中将は昭和19(1944)年10月、第一航空艦隊司令長官として着任したフィリピンで最初の特攻出撃を命じ、昭和20(1945)年5月、軍令部次長に転じたのちは最後まで徹底抗戦を呼号、戦争終結を告げる天皇の玉音放送が流れた翌8月16日未明、渋谷南平台の官舎で割腹して果てた。特攻で死なせた部下たちのことを思い、なるべく長く苦しんで死ぬようにと介錯を断っての最期だった。遺書には、特攻隊を指揮し、戦争継続を主張していた人物とは思えない冷静な筆致で、軽挙を戒め、若い世代に後事を託し、世界平和を願う言葉が書かれていた。
昭和19年10月20日、特攻隊編成の日。マバラカット基地のそば、バンバン川の河原にて、敷島隊、大和隊の別杯。手前の後ろ姿が大西中将。向かって左から、門司副官、二〇一空副長・玉井中佐(いずれも後ろ姿)、関大尉、中野一飛曹、山下一飛曹、谷一飛曹、塩田一飛曹
昭和19年10月25日、マバラカット東飛行場で、敷島隊の最後の発進
淑惠は、司会者に、少し時間をいただきたいと断って、参列者の前に進み出ると、
「主人がご遺族のご子息ならびに皆さんを戦争に導いたのであります。お詫びの言葉もございません。誠に申し訳ありません」
土下座して謝罪した。淑惠の目には涙が溢れ、それが頬をつたってしたたり落ちていた。
突然のことに、一瞬、誰も声を発する者はいなかった。
われに返った十三期生の誰かが、
「大西中将個人の責任ではありません。国を救わんがための特攻隊であったと存じます」
と声を上げた。
「そうだそうだ!」
同調する声があちこちに上がった。十三期生に体を支えられ、淑惠はようやく立ち上がると、ふかぶかと一礼して、本堂をあとにした。これが、大西淑惠の、生涯にわたる慰霊行脚の第一歩だった。
生活のために行商を。路上で行き倒れたことも
同じ年の10月25日。港区芝公園内の安蓮社という寺には、かつて第一航空艦隊(一航艦)、第二航空艦隊(二航艦)司令部に勤務していた者たち10数名が、GHQの目をぬすんでひっそりと集まっていた。
関行男大尉を指揮官とする敷島隊をはじめとする特攻隊が、レイテ沖の敵艦船への突入に最初に成功したのが、2年前の昭和19年10月25日。三回忌のこの日に合わせて、一航艦、二航艦、合計2525名の戦没特攻隊員たちの慰霊法要をやろうと言い出したのは、元一航艦先任参謀・猪口力平大佐だった。安蓮社は、増上寺の歴代大僧正の墓を守る浄土宗の由緒ある寺で、住職が猪口と旧知の間柄であったという。
神風特攻隊敷島隊指揮官・関行男大尉。昭和19年10月25日、突入、戦死。最初に編成された特攻隊4隊(敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊)全体の指揮官でもあった。当時23歳
昭和19年10月25日、特攻機が命中し、爆炎を上げる米護衛空母「セント・ロー」
寺は空襲で焼け、バラックの一般家屋のような仮本堂であったが、住職は猪口の頼みに快く応じ、特攻隊戦没者の供養を末永く続けることを約束した。この慰霊法要は「神風忌」と名づけられ、以後、毎年この日に営まれることになる。
遺された「神風忌参会者名簿」(全六冊)を見ると、大西淑惠はもとより、及川古志郎大将、戸塚道太郎中将、福留繁中将、寺岡謹平中将、山本栄大佐、猪口力平大佐、中島正中佐……といった、特攻を「命じた側」の主要人物の名前が、それぞれの寿命が尽きる直前まで並んでいる。
生き残った者たちの多くは、それぞれに戦没者への心の負い目を感じつつ、慰霊の気持ちを忘れないことが自分たちの責務であると思い、体力や生命の続く限り、こういった集いに参加し続けたのだ(ただし、軍令部で特攻作戦を裁可した事実上の責任者である中澤佑中将、黒島亀人少将は、一度も列席の形跡がない)。
東京・芝の寺で戦後60年間、営まれた、特攻戦没者を供養する「神風忌」慰霊法要の参会者名簿。当時の将官、参謀クラスの関係者が名を連ねるなか、淑惠は、亡くなる前年の昭和51年まで欠かさず列席していた
十三期予備学生の戦没者慰霊法要で土下座をした大西淑惠は、その後も慰霊の旅を続けた。特攻隊員への贖罪に、夫の後を追い、一度は短刀で胸を突いて死のうとしたが、死ねなかった。ずっとのち、淑惠は、かつて特攻作戦渦中の第一航空艦隊で大西中将の副官を勤めた門司親徳(主計少佐。戦後、丸三証券社長)に、
「死ぬのが怖いんじゃないのよ。それなのに腕がふにゃふにゃになっちゃうの。それで、やっぱり死んじゃいけないってことかと思って、死ぬのをやめたの」
と語っている。
大西瀧治郎中将(右)と、副官・門司親徳主計大尉(当時)。昭和20年5月13日、大西の軍令部次長への転出を控えて撮影された1枚
暮らしは楽ではない。夫・大西瀧治郎はおよそ金銭に執着しない人で、入るにしたがって散じた。門司は、フィリピン、台湾での副官時代、大西の預金通帳を預かり、俸給を管理していたから、大西が金に無頓着なのはよく知っている。淑惠もまた、金銭には無頓着なほうで、もとより蓄えなどない。
家も家財も空襲で焼失し、GHQの命令で軍人恩給は停止され、遺族に与えられる扶助料も打ち切られた。
昭和3年2月、華燭の典を挙げた大西瀧治郎(当時少佐)と淑惠夫人
自宅でくつろぐ大西瀧治郎、淑惠夫妻。大西が中将に進級後の昭和18年5月以降の撮影と思われる
焼け残った千葉県市川の実家に戻って、淑惠は生きるために商売を始めた。最初に手がけたのは薬瓶の販売である。伝手を求めて会社を訪ね、それを問屋につなぐ。次に、飴の行商。元海軍中将夫人としては、全く慣れない別世界の生活だった。
昭和22(1947)年8月上旬のある日、薬瓶問屋を訪ねる途中、国電日暮里駅東口前の路上で行き倒れたこともある。このとき、たまたま日暮里駅前派出所で立ち番をしていた荒川警察署の日下部淳巡査は、知らせを受けてただちに淑惠を派出所内に運び、近くの深井戸の冷水で応急手当をした。
「質素な身なりだったが、その態度から、終戦まで相当な身分の人と思った」
と、日下部巡査はのちに語っている。柔道六段の偉丈夫だった日下部は、元海軍整備兵曹で、小笠原諸島にあった父島海軍航空隊から復員してきた。後日、淑惠が署長宛に出した礼状がもとで、日下部は警視総監から表彰を受けた。だが、その婦人が誰であるか知らないまま8年が過ぎた。
昭和30(1955)年、日下部は、元零戦搭乗員・坂井三郎が著した『坂井三郎空戦記録』(日本出版協同)を読んで坂井の勤務先を知り、両国駅前の株式会社香文社という謄写版印刷の会社を訪ねた。日下部は、昭和19(1944)年6月、敵機動部隊が硫黄島に来襲したとき、父島から硫黄島に派遣され、そこで横須賀海軍航空隊の一員として戦っていた坂井と知り合ったのだ。
香文社を訪ねた日下部は、そこに、あの行き倒れの婦人がいるのに驚いた。そして、この婦人が、大西中将夫人であることをはじめて知った。日下部は淑惠に心服し、こののちずっと、淑惠が生涯を閉じるまで、その身辺に気を配ることになる。
淑惠が、坂井三郎の会社にいたのにはわけがある。
淑惠の姉・松見久栄は、海軍の造船大佐・笹井賢二に嫁ぎ、女子2人、男子1人の子をもうけた。その男の子、つまり大西夫妻の甥にあたる笹井醇一が、海軍兵学校に六十七期生として入校し、のちに戦闘機搭乗員となった。
笹井醇一中尉は昭和17(1942)年8月26日、ガダルカナル島上空の空戦で戦死するが、戦死するまでの数ヵ月の活躍にはめざましいものがあった。ラバウルにいたことのある海軍士官で、笹井中尉の名を知らぬ者はまずいない。
その笹井中尉が分隊長を務めた台南海軍航空隊の、下士官兵搭乗員の総元締である先任搭乗員が坂井三郎だった。笹井の部下だった搭乗員はそのほとんどが戦死し、笹井の活躍については、坂井がいわば唯一の語り部となっている。
坂井は、海軍航空の草分けで、育ての親ともいえる大西瀧治郎を信奉していたし、
「敬愛する笹井中尉の叔母ということもあり、淑惠さんを支援することは自分の義務だと思った」
と、筆者に語っている。
坂井は淑惠に、両国で戦後間もなく始めた謄写版印刷店の経営に参加してくれるよう頼み、淑惠は、実家の了解を得て、夫の位牌を持ち、坂井の印刷店のバラックの片隅にある三畳の部屋に移った。日暮里で行き倒れた数年後のことである。
だが、坂井には、別の思惑もある。淑惠が経営に関わることで、有力な支援者を得ることができると考えたのだ。坂井の謄写版印刷の店は、福留繁、寺岡謹平という、大西中将の2人の同期生(ともに海軍中将)ほかが発起人となり、笹川良一(元衆議院議員、国粋大衆党総裁。A級戦犯容疑で収監されたが不起訴。のち日本船舶振興会会長)が発起人代表となって株式会社に発展した。
出資金は全額、坂井が出し、名目上の代表取締役社長を淑惠が務めることになった。会社が軌道に乗るまでは、笹川良一や大西に縁のある旧海軍軍人たちが、積極的に注文を出してくれた。淑惠は、香文社の格好の広告塔になったと言ってよい。
「裏社会のフィクサー」の大西に対する敬意
淑惠には、ささやかな願いがあった。大西の墓を東京近郊に建て、その墓と並べて、特攻隊戦没者を供養する観音像を建立するというものである。
苦しい生活のなかから細々と貯金し、昭和26(1951)年の七回忌に間に合わせようとしたが、それは到底叶わぬことだった。だが、この頃から慰霊祭に集う人たちの間で、淑惠の願いに協力を申し出る者が現れるようになった。
大西中将は、まぎれもなく特攻を命じた指揮官だが、不思議なほど命じられた部下から恨みを買っていない。フィリピンで、大西中将の一航艦に続いて、福留繁中将率いる二航艦からも特攻を出すことになり、大西、福留両中将が一緒に特攻隊員を見送ったことがあった。このときの特攻隊の一員で生還した角田和男(当時少尉)は、
「大西中将と福留中将では、握手のときの手の握り方が全然違った。大西中将はじっと目を見て、頼んだぞ、と。福留中将は、握手しても隊員と目も合わさないんですから」
と述懐する。大西は、自身も死ぬ気で命じていることが部下に伝わってきたし、終戦時、特攻隊員の後を追って自刃したことで、単なる命令者ではなく、ともに死ぬことを決意した戦友、いわば「特攻戦死者代表」のような立場になっている。淑惠についても、かつての特攻隊員たちは、「特攻隊の遺族代表」として遇した。
「大西長官は特攻隊員の一人であり、奥さんは特攻隊員の遺族の一人ですよ」
というのが、彼らの多くに共通した認識だった。
そんな旧部下たちからの協力も得て、昭和27(1952)年9月の彼岸、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺に、小さいながらも大西の墓と「海鷲観音」と名づけられた観音像が完成し、法要と開眼供養が営まれた。
昭和27年9月、鶴見の總持寺に、最初に淑惠が建てた大西瀧治郎の墓。左は特攻戦没者を供養する「海鷲観音」
その後、昭和38(1963)年には寺岡謹平中将の筆になる「大西瀧治郎君の碑」が墓の左側に親友一同の名で建てられ、これを機に墓石を一回り大きく再建、観音像の台座を高いものにつくり直した。
墓石の正面には、〈従三位勲二等功三級 海軍中将大西瀧治郎之墓〉と刻まれ、側面に小さな字で、〈宏徳院殿信鑑義徹大居士〉と、戒名が彫ってある。再建を機に、その隣に、〈淑徳院殿信鑑妙徹大姉〉と、淑惠の戒名も朱字で入れられた。
この再建にあたって、資金を援助したのが、戦時中、海軍嘱託として中国・上海を拠点に、航空機に必要な物資を調達する「児玉機関」を率いた児玉誉士夫である。児玉は、海軍航空本部総務部長、軍需省航空兵器総局総務局長を歴任した大西と親交が深く、私欲を微塵も感じさせない大西の人柄に心服していた。大西が割腹したとき、最初に官舎に駆けつけたのが児玉である。
昭和20年2月、台湾・台南神社で。左から門司副官、児玉誉士夫、大西中将
児玉は、昭和20(1945)年12月、A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに拘置され、「児玉機関」の上海での行状を3年間にわたり詮議されたが、無罪の判定を受けて昭和23(1948)年末、出所していた。
巣鴨を出所したのちも、淑惠に対し必要以上の支援はせず、一歩下がって見守る立場をとっていた。「自分の手で夫の墓を建てる」という、淑惠の願いを尊重したのだ。だから最初に墓を建てたときは、協力者の一人にすぎない立場をとった。
だが、再建の墓は、大西の墓であると同時に淑惠の墓でもある。児玉は、大西夫妻の墓は自分の手で建てたいと、かねがね思っていた。ここで初めて、児玉は表に出て、淑惠に、大西の墓を夫婦の墓として建て直したいが、自分に任せてくれないかと申し出た。
「児玉さんの、大西中将に対する敬意と追慕の念は本物で、見返りを何も求めない、心からの援助でした。これは、『裏社会のフィクサー』と囁かれたり、のちにロッキード事件で政財界を揺るがせた動きとは無縁のものだったと思っています」
と、門司親徳は言う。
鶴見の總持寺、大西瀧治郎墓所の現在。墓石に向かって左側に海鷲観音と墓誌、右側には遺書の碑が建っている
大西瀧治郎の墓石右横に建てられた遺書の碑
墓が再建されて法要が営まれたとき、淑惠が参会者に述べた挨拶を、日下部巡査が録音している。淑惠は謙虚に礼を述べたのち、
「特攻隊のご遺族の気持ちを察し、自分はどう生きるべきかと心を砕いてまいりましたが、結局、散っていった方々の御魂のご冥福を陰ながら祈り続けることしかできませんでした」
と、涙ながらに話した。
「わたし、とくしちゃった」
淑惠は、昭和30年代半ば頃、香文社の経営から身を引き、抽選で当った東中野の公団アパートに住むようになった。3階建ての3階、六畳と四畳半の部屋で、家賃は毎月8000円。当時の淑惠にとっては大きな出費となるので、児玉誉士夫と坂井三郎が共同で部屋を買い取った。ここには長男・多田圭太中尉を特攻隊で失った大西の親友・多田武雄中将夫人のよし子や、ミッドウェー海戦で戦死した山口多聞少将(戦死後中将)夫人のたかなど、海軍兵学校のクラスメートの夫人たちがおしゃべりによく集まった。門司親徳や日下部淳、それに角田和男ら元特攻隊員の誰彼も身の周りの世話によく訪ねてきて、狭いながらも海軍の気軽な社交場の趣があった。
「特攻隊員の遺族の一人」である淑惠には、多くの戦友会や慰霊祭の案内が届く。淑惠は、それらにも体調が許す限り参加し続けた。どれほど心を込めて慰霊し、供養しても、戦没者が還ることはなく、遺族にとって大切な人の命は取り返しがつかない。この一点だけは忘れてはいけない、というのが、淑惠の思いだった。
大西中将は生前、勲二等に叙せられていたが、昭和49(1974)年になって、政府から勲一等旭日大綬章を追叙された。この勲章を受けたとき、淑惠は、
「この勲章は、大西の功績ではなく、大空に散った英霊たちの功績です」
と言い、それを予科練出身者で組織する財団法人「海原会」に寄贈した。大西の勲一等の勲章は、茨城県阿見町の陸上自衛隊武器学校(旧土浦海軍航空隊跡地)内にある「雄翔館」(予科練記念館)におさめられている。
昭和49年、大西瀧治郎を主人公にした映画「あゝ決戦航空隊」が東映で映画化され、淑惠は京都の撮影所に招かれた。大西中将役の鶴田浩二、淑惠役の中村珠緒とともに撮られた1枚
淑惠は、毎年、この地で開催されている予科練戦没者慰霊祭にも、欠かさず参列した。
「こういう会合の席でも、奥さんはいつも自然体で、ことさら変わったことを言うわけではない。しかし短い挨拶には真情がこもっていて、その飾らない人柄が参会者に好感をもたれました。大西中将は『特攻の父』と言われますが、奥さんはいつしか慰霊祭に欠かせない『特攻の母』のようになっていました」
と、門司親徳は振り返る。
昭和50(1975)年8月、淑惠は最初に特攻隊を出した第二〇一海軍航空隊の慰霊の旅に同行し、はじめてフィリピンへ渡った。
小学生が手製の日の丸の小旗を振り、出迎えの地元女性たちが慰霊団一人一人の首にフィリピンの国花・サンパギータ(ジャスミンの一種)の花輪をかける。特攻基地のあったマバラカットの大学に設けられた歓迎会場では、学長自らが指揮をとり、女子学生が歌と踊りを披露する。警察署長が、慰霊団の世話を焼く。
予想以上に手厚いもてなしに一行が戸惑っていたとき、突然、淑惠が壇上に上った。
「マバラカットの皆さま、戦争中はたいへんご迷惑をおかけしました。日本人の一人として、心からお詫びします。――それなのに、今日は、こんなに温かいもてなしを受けて……」
涙ぐみ、途切れながら謝辞を述べると、会場に大きな拍手が起こった。
淑惠は、翌昭和51(1976)年にも慰霊団に加わったが、昭和52(1977)年6月、肝硬変をわずらって九段坂病院に入院した。この年の4月、二〇一空の元特攻隊員たちが靖国神社の夜桜見物に淑惠を誘い、砂利敷きの地面にござを敷いて夜遅くまで痛飲している。
「こんなお花見、生まれて初めて……」
77歳の淑惠は、花冷えのなかで嬉しそうに目を細め、しみじみつぶやいた。
九段坂病院5階の奥にある淑惠の病室には、門司親徳や、かつての特攻隊員たちも見舞いに駆けつけ、人の絶えることがなかった。児玉誉士夫は、自身も病身のため、息子の博隆夫妻に見舞いに行かせた。香文社時代の同僚、遠縁の娘など身近な人たちが、献身的に淑惠の世話をした。日下部淳は、警察の仕事が非番の日には必ず病院を訪れ、ロビーの長椅子に姿勢よく座って、何か起きたらすぐにでも役に立とうという構えだった。
昭和53(1978)年2月6日、門司親徳が午前中、病室に顔を出すと、淑惠は目をつぶって寝ていた。淑惠が目を開けたとき、門司が、
「苦しくないですか?」
とたずねると、小さく首をふった。そして、しばらくたって、淑惠は上を向いたまま、
「わたし、とくしちゃった……」
と、小さくつぶやいた。子供のようなこの一言が、淑惠の最期の言葉となった。淑惠が息を引き取ったのは、門司が仕事のために病室を辞去して数時間後、午後2時24分のことであった。
「『とくしちゃった』という言葉は、夫があらゆる責任をとって自決した、そのため、自分はみんなから赦され、かえって大事にされた。そして何より、生き残りの隊員たちに母親のようになつかれた。子宝に恵まれなかった奥さんにとって、これは何より嬉しかったんじゃないか。これらすべての人に『ありがとう』という代わりに、神田っ子の奥さんらしい言葉で、『とくしちゃった』と言ったに違いないと思います」
――門司の回想である。
淑惠の葬儀は、2月18日、總持寺で執り行われた。先任参謀だった詫間(猪口)力平が、葬儀委員長を務め、数十名の海軍関係者が集まった。納骨のとき、ボロボロと大粒の涙を流すかつての特攻隊員が何人もいたことが、門司の心に焼きついた。
こうして、大西淑惠は生涯を閉じ、その慰霊行脚も終わった。残された旧部下や特攻隊員たちは、淑惠の遺志を継いで、それぞれの寿命が尽きるまで、特攻戦没者の慰霊を続けた。戦後すぐ、芝の寺で一航艦、二航艦の司令部職員を中心に始まった10月25日の「神風忌」の慰霊法要は、元特攻隊員にまで参会者を広げ、平成17(2005)年まで、60年にわたって続けられた。60回で終わったのは、代のかわった寺の住職が、先代の約束を反故にして、永代供養に難色を示したからである。
大西中将の元副官・門司親徳は、「神風忌」の最後を見届け、自身が携わった戦友会の始末をつけて、平成20(2008)年8月16日、老衰のため90歳で亡くなった。昭和と平成、元号は違えど、大西瀧治郎と同じ「20年8月16日」に息を引き取ったのは、情念が寿命をコントロールしたかのような、不思議な符合だった。
大西夫妻の人物像について、門司は生前、次のように述べている。
「大西中将は、血も涙もある、きわめてふつうの人だったと思う。ふつうの人間として、身を震わせながら部下に特攻を命じ、部下に『死』を命じた司令長官として当り前の責任のとり方をした。ずばぬけた勇将だったとも、神様みたいに偉い人だったとも、私は思わない。だけど、ほかの長官と比べるとちょっと違う。人間、そのちょっとのところがなかなか真似できないんですね。ふつうのことを、当り前にできる人というのは案外少ないと思うんです。軍人として長官として、当り前のことが、戦後、生き残ったほかの長官たちにはできなかったんじゃないでしょうか
奥さんの淑惠さんも、無邪気な少女がそのまま大人になったような率直な人柄で、けっして威厳のあるしっかり者といった感じではなかった。でも、人懐っこく庶民的で、人の心をやわらかく掴む、誠実な女性でした。長官は、そんな淑惠さんを信じて後事を託し、淑惠さんは、つましい生活を送りながら、夫の部下たちやご遺族に寄り添って天寿を全うした。
正反対のタイプでしたが、理想的な夫婦だったんじゃないでしょうか。いまの価値観で見ればどう受け止められるかわかりませんが……」
そう、現代の価値観では計り知れないことであろう。責任ある一人の指揮官と、身を捨てて飛び立った若者たち。そして、自決した夫の遺志に殉ずるかのように、最期まで慰霊に尽くし続けた妻――。
「戦争」や「特攻」を現代の目で否定するのは簡単だ。二度と繰り返してはならないことも自明である。しかし、人は自分が生まれる時や場所を選べない。自らの生きた時代を懸命に生きた人たちがいた、ということは、事実として記憶にとどめておきたい。
旧軍人や遺族の多くが世を去り、生存隊員の全員が90歳を超えたいまもなお、全国で慰霊の集いが持たれ、忘れ得ぬ戦友や家族の面影を胸に、命がけで参列する当事者も少なくない。彼らの思いを封じることは誰にもできないはずだから。
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妾馬 1/3
「女、氏《うじ》なくして玉の輿《こし》へ乗る」とか申します。  これは、ごきりょうのいいかたが、おもいがけない出世をなすったことをいったものでございます。  むかしは、お大名がお妾《めかけ》をたくさん置きましたもので、それはなぜかと申しますと、ご本妻にお子さまがないと、家の血統が絶えて、そのお家が断絶する、つまり、お家がつぶれてしまうということになりました。そのために子どもがたいせつで、お妾もお部屋さまとよばれて丁重《ていちよう》にあつかわれましたそうで……
 丸の内の赤井御門守というお大名、あるお屋敷へおいでの帰り道、わずかのお供をしたがえ、表通りをご通行になりますと、いま、裏長屋からでてまいりましたのは、十七、八になるきりょうのいい娘で、染めかえしのそまつな着物に、ほそい帯をぐるぐると巻き、そこへしゃがみまして、手に持った味噌こし(細長いざるで、味噌汁のかすをとったが豆腐などの買いものにももちいた)を前かけでかくして、頭《つむり》をさげております。  この姿を、駕籠のなかからごらんになった殿さまは、駕籠わきの侍を召され、なにかないしょばなしをして、そのままいってしまわれました。  かの侍が、裏長屋へはいってきて、 「あー、これこれ……」 「へえ? ……ああ、これはどうも、お武家さま……なにかご用でございますか?」 「あー、この長屋に家守《やもり》はおるか?」 「へ?」 「いや、家守はおらんか?」 「え? やもり? ……やもりはね、いまはいませんが、日が暮れると、あの塀《へい》のところへでてまいります」 「いや、虫のことではない。この長屋を支配するものを申すのだ。貴様《きさま》か?」 「いいえ、貴様じゃあございません」 「なんだ、自分のことを貴様とは? ……あー、支配するものは、どこじゃ?」 「ああ、大家《おおや》ですかい?」 「さよう」 「大家さんなら……旦那、ごくろうさまでも、もう一ぺん表へおでになって、右へいきますと、左側で、五軒目の荒物屋がそうなんですよ。いえ、荒物ったって、ろくなものはありません。そのくせ他店《わき》より高えときてやがるんで……べつに買いたかあねえんですが、家賃がたまってる都合やなんかで、しかたなしに買うんですよ……このじいさん、植木が好きで、はいりっ口に、植木が屋根へ乗っかってまさあ。植木ったってねえ、いい植木なんぞありゃあしねえんだ。縁日でひやかして、値切り倒して買ってきやがった植木ですからねえ……とにかくすぐにわかりますから……」
「あー、この裏長屋を支配いたすのは、そのほうか?」 「へっ? ……ええ、さようでございます」 「しからばたずねるが、年のころ十七、八にあいなるか、眉目《みめ》よき女子《おなご》が、味噌こしとやら申すものを持って、かの長屋の路地のうちへはいったが、あれは、おまえの支配内の者であるか、どうじゃ?」 「へえへえ、味噌こしを持って? ……だれだい、おばあさん、え? ああ、お鶴かい? ……ええ、お武家さま、たしかにあれは、てまえの支配内の者ではございますが、えー、なにかいたしたのでございますか?」 「いやいや、あー、拙者は、ただいま、表をご通行になられた赤井御門守家来であるが……」 「ああ、さようで……いえ、あれは、体格《なり》が大きゅうございますので、ちょっとごらんになりますと、十七、八にみえますが、まだ十三でございまして、からばかなんでございます」 「なに? 年齢は十三歳で、しかもからばかと申すか?」 「へえへえ、さようで……」 「それは、まことにこまったな」 「なにか?」 「じつはな、殿のお目にとまって、あの娘を側室《そばめ》にとのことであるが……ご奉公にあがれば、たいへんに出世になるとおもったが、いやあ、十三ではのう……」 「いえ、十八でございます」 「なんだ、いま、十三と申したではないか」 「いえ、それは、なにか無礼でもはたらいたのかとおもいましたものでございますから……へえ、たしかに十八でございます」 「しかし、からばかではのう……」 「いいえ、もう目から鼻へ抜けるようなりこう者でございまして、親孝行で、あんな心がけのよい娘はございません」 「まるっきりはなしがちがうな」 「ええ、無礼でもはたらきましたときは、十三で、からばかということでおゆるしをねがおうと存じましたもので……ええ、たしかに十八のりこう者でございます」 「しかとさようであるな?」 「ええ、決してまちがいはございません。昨年が十七で、今年が十八、この調子で、首尾よくまいりますと、来年が十九歳で……」 「くだらんことを申すな……で、あの者に親兄弟は?」 「へえ、母親と兄がございます」 「しからば、その兄に相談をいたして、よろしければ……」 「いいえ、相談もなにも……兄と申しましてもろくでなしで、あってもなきがごとくでございまして、おふくろを相手に、ああやってぼろを着て、いっしょうけんめいに内職をしてはたらいておりますが、じつに感心な娘でございます。もしご縁がございまして、ご奉公がかないますれば、おふくろの喜びは一通りではございません。どうもありがとう存じます」 「いや、しかし、おまえがありがたいといったところが、本人が不承知ではいかず、また、やくざ者にもせよ、兄という者があってみれば、それに相談せねばなるまい?」 「なあに、とんでもございません、兄貴だって、あんな野郎は、長屋の厄介者で、否応《いやおう》いわせる気づかいはございません」 「しかし、万一、不承知をいうようなことがあってはならん。さっそく赤井御門守屋敷へたずねまいるよう、そのほうから申しつけてもらいたい。支度金《したくきん》はのぞみ通りとらせる。なお、ひとつ申しそえておくが、ご当家には、いまだにお世継《よつぎ》の若君がおられない。したがって、かの鶴とか申す娘が、さいわいにご男子《なんし》ご出生《しゆつしよう》……お世取《よと》り(あとつぎ)でももうけることになれば、たいそうな出世であるから、母や兄にもよく申しつけて、とくと相談の上、さっそく否《いなや》応を申しいずるよう」 「へえ、さっそく明朝うかがうようにいたします。ええもう、否応《いやおう》いわせっこはございません……どうもありがとうございました。お茶もさしあげませんで、たいへんに失礼をいたしました。へえ、ごめんくださいまし……おばあさんや、お鶴坊が、殿さまのお目にとまったってえんだ。いや、なにしろたいへんなことになっちまった。おまえも聞いてたろ? 裏へいって、お鶴のおふくろを呼んできな。あのばあさんも聞いたら、さぞ喜ぶことだろう。正直の者は、神さまが助けるんだな。支度金はのぞみ通りだすというんだ……え? どうした? なに? 風邪ひいて寝てる? そうか、あんなじょうぶなばあさんでも風邪をひくことがあるのかい? ふーん……しかしまあ、病人を呼ぶというわけにもいかねえ。おれがいって、はなしをしてやったら、風邪ぐらいなおっちまうだろう。じゃあ、ちょいといってくるから……おい、ばあさんや、閉《し》めて寝ていやがる。よっぽどわるいとみえるな……おい、ばあさんや、ばあさん……」 「うるさいねえ。ばあさん、ばあさんといやあがら。なにをいやがるんだい。酒屋のご用聞きめ。女は年をとりゃあ、ばあさんになるんだい。てめえだって、そのうちに、じいさんになるんだ。そんときになっておどろくな!」 「なにいってるんだい。おれだよ……あかねえのか? ええ? しまりはしてねえって? あかねえじゃあねえか。なに? 力をいれて、うんと押せだと? ……ああ、なるほど、あいた……おお、寝ているな」 「おや、これは大家さんでございますか? まあ、とんだ失礼をいたしました。いえ、いつもこの横丁の酒屋のご用聞きがきましては、わたくしのことを、やれ梅ぼしばばあだの、からかさばばあだのといいますんで、ちょいとお声が似ていたもんでございますから、大きに失礼をいたしました……大家さん、毎度ありがとう存じます」 「どうした? 鬼の霍乱《かくらん》ということがあるが、ふだんじょうぶなおまえが風邪をひくなんて……」 「いえ、なに、仮病《けびよう》なんでございます。あしたは晦日《みそか》でございますからね、みんな勘定とりにきますから……で、まあ、からだのわるいふりをしてるんでございますよ。こうして寝ていますれば、勘定の催促も、いくらかしにくうございますからね」 「あきれたもんだ……じつはな、はなしがあってきたんだ」 「いえ、どうもあいすみませんでございます。もうねえ、お家賃もいれなくっちゃあならないんでございますけど、なにしろ、うちのあのばか野郎が、もう、どこへいっちまったのかわからないようなことで……お鶴がひとりではたらいておりますんですからねえ」 「いえ、きょうきたのは、店賃の催促じゃあないんだよ」 「おやまあ、めずらしい」 「ふざけなさんな。なんだ? めずらしいとは……」 「いえ、これはひとりごとで……いいえ、もう、大家さんのこと、いつもはなしてるんでございますよ。あんないい大家さんはない。ほんとうにお家賃の催促もなさらないで、なにからなにまでお世話くださって、まったくほとけさまのようなかただ。そのうち、お家賃をあちらからくださるのではないかなんて……」 「ばかなことをいうな。店子《たなこ》に家賃を払う家主なんぞあるもんか……じつはな、ほかでもないんだが、おまえに相談ごとがあってな」 「相談ごと? なんでございます?」 「うん、お妾《めかけ》の口があるんでな」 「まあ、いやですよ、大家さん、そりゃあ、あなた、年はとりましても、茶飲み友だちのひとりやふたり、ないことはございませんけれども、こんな年よりを、あなた、お妾だなんて……わたしゃはずかしい」 「なにをいってるんだ。おれのほうがはずかしいや……いいえ、おまえじゃあない。お鶴だよ」 「おや、そうでございますか。どうもわたくしもすこしおかしいと……」 「あたりめえだあな。だれがおめえなんぞ妾にする粋狂《すいきよう》人があるもんか。じつはな、さっき表をお通りになった丸の内の赤井御門守さまというお大名だ。お鶴が、その御門守さまのお目にとまったんだ」 「お目にとまったというのは、どういうことで?」 「どういうって、たいへんにお気に入って、お屋敷へ奉公にあげるようにという、つまり殿さまのご側室、早くいえばお妾にということだ。だから、お鶴はたいへんな出世じゃあねえか。支度金はのぞみ通りだすとさ……どうだい、おまえ、不承知か?」 「不承知どころじゃあございません。この通り三度の食にもさしつかえるくらいでございますから……大家さん、まあ、わたしは起きてるんでしょうか?」 「起きてるから、口をきいてるんじゃあねえか」 「まあ、夢のようでございますねえ、これと申しますのも、三年前に亡くなりましたおやじのひきあわせでございましょう。また、ひとつには、日ごろ信ずる象頭山《ぞうずさん》の金比羅《こんぴら》さま、中山の鬼子母神さま、熊本の清正公《せいしようこう》さま、豊川稲荷大明神、成田山新勝寺、不動明王さま…… 妙見さまへ願かけて……」 「おいおい、踊っちゃあいけないよ……ああ、それでな、八公にな、ともかくもこのはなしをして、得心《とくしん》させなけりゃあいけないから……」 「あんなもの、いいんでございますよ」 「そうはいかねえんだ。どこにいるんだ?」 「どこにいるんだかわからないんでございますが……まあ、きょうで五日も帰りませんから、もうそろそろ帰ってくるとおもうんでございますよ……これから心あたりをさがしまして、なんとかお宅へうかがわせますから……」 「ああ、そうしとくれ。待ってるからな」
「こんちわっ、大家さん、こんちわっ」 「やあ、八か。まあ、こっちへあがれ。きょうは叱言《こごと》はいわねえから……」 「へえ、どうもまことにすいません。おっかあから、あらかたはなしは聞きましたが……なんだか知らねえけれども、お鶴のあまが、お大名の鼻へとまったって?」 「鼻へとまるやつがあるか。お目にとまったんだ」 「ああ、お目にとまったのか。なんでも、その見当《けんとう》だとおもった」 「なんだ、その見当とは……火事の火もとをさがしてるんじゃあねえや……で、まあ、むこうがご奉公にあげろとおっしゃる。それについて、おまえに不承知があるかどうか、それを聞きてえから、おふくろにさがしにやったんだ」 「どういたしまして……不承知なんかありゃあしません。あんなものでも売れ口がありゃあ結構で……」 「むこうから、支度金がでるんだが、いくらとってやろうな?」 「いくらぐらいでるでしょう?」 「おまえがほしいだけいってみろ」 「そうですねえ。そういうことは、たいがい相場があるでしょうけど……そうさなあ……こんなとこじゃあどうでしょう? 片手というところじゃあ……」 「そうさなあ、片手というと、ちっと多すぎるようだが……」 「じゃあ、三両��らい……」 「ええ?」 「三両じゃあ、多いですかい?」 「ばか野郎! 相手はお大名だ。なんだ、三両ばかり……おまえが片手といったんで、五百両だとおもったから、すこし多いといったんだ。まあ、三百両ってとこなら、むこうだってだすだろう。三百両とってやろうか?」 「三百両!? よござんす。手を打ちましょう」 「手を打つってやつがあるか。古着屋じゃああるまいし……」 「しかし、三百両ならしめたもんだ。ほうぼうに借りがあるからねえ……米屋に借りがあって、酒屋にあって、炭屋にあって……それから、魚屋に、八百屋に、そば屋に……みんなそいつに返《けえ》さなけりゃあいけねえ。それから、質をだして……すっかり服装《なり》もできたら、ちょいとしばらく吉原《なか》へいかないから。女郎《おんな》んとこへいってやるかな。きっとよろこぶよ……『あら、おまえさん、よくきてくれたねえ。あたし、ずいぶん待ってたんだよ。いやん、ばかーん』」 「なにいってるんだ。ばかっ! そんなことをいってる場合じゃあねえ」
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