Tumgik
#日立 Lo-D
poddyshobbies · 2 years
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往年のパワーアンプ 日立 Lo-D HMA9500 を入手
「いつかはクラウン」ならぬ「いつかは HMA9500」と言うことで、思い切ってえいやっ!と入札。
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写真ではあまり美しく見えませんでしたがこれは写真のせいと判断しました。説明には「目立った傷や汚れ無し」でした。作動状況については「通電の未確認」で動作確認はなしでした。写真で見ると保護回路は働いているようです。出音の確認ができていればその旨記載があると思いますがそれがないのでともかくきれいな筐体を入手して修理に出すことを考えた入札でした。結果はまずまずの金額で落札しました。写真写りがよくなかったせいか、動作未確認品だったため競らずに済んだかです。
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佐川急便の着払いで到着しました。超弩級、30キロ近くの重量ですが2000円ちょいでした。
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「さあ、きれいかな?」~ ドキドキの開封でした。
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「ああ、よかった~。」~「目立った傷や汚れのない」ものでした。
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オリジナルのままのようです。
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フィンの間の埃も常識的な量。倉庫などで埃をかぶってた感じはありませんでした。
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裏面
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オリジナルのままっぽい。だとすると部品の劣化が進んでる。~ この機種では多数使われているヒューズ抵抗がダメになってることが多く、故障の主因となるようです。その他、初段や中段のトランジスタの劣化・破損、また毎度の電解コンデンサやリレー、半固定抵抗は言わずもがなです。
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動作しない確率が高いようですがオリジナルのままなのはそれはそれで良いです。下手な改造がされていなかったのもホッとしました。
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終段の MOS-FET ~ 当然と言うか、オリジナルの日立製。
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「音が出ればラッキー」なくらいで、壊れても良いスピーカーにつなげてテスト。
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「残ね~ん」~ プロテクションは解除されますが電源投入時にRチャンネルからブチブチとノイズが出た後は無音でした。ノイズさえ聞こえませんでした。
と言うことで、下手に事故修理はせずに修理に出すことに。となると、どこに出すか。ネット上では実績がありそうな請負人がヒットしますが依頼品が多くて新規受付停止中だったり、そもそも遠くに配送するのがためらわれます。で、ここなら任せられそうなお店を福岡県の福津市に見つけました。
山水電気九州エリア正規代理店「オーディオ・サービス・エンジニアリング」
山水電気と言えばこれまた往年の名器を数多く輩出したトランス~オーディオのメーカーでしたが 2014年(平成26年)に倒産してしまいました。その山水(SANSUI サンスイ)製品のメンテナンスについては OB有志が修理工場を立ち上げたのを機にその動きが全国に広がりました。その九州地区の正規代理店です。場所は福津市です。福津市と言えばアイドルグループ嵐のCMで有名になった「光の道」宮地嶽神社が、隣の宗像市には世界遺産がある場所です。
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はじめにホームページの「問い合わせ」を(日曜日に)行いましたが返信がはやく丁寧な内容で早速、月曜日の昼には持ち込みました。社長にお会いしましたが意外に感じたほどお若い方でしたが丁寧な方でした。重いアンプを運び込んでいただきました。そして何より、
見積もりは無料です。
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終段の MOS-FET が生きていることを祈りつつ、オーバーホールを依頼しました。
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↑ 場所は県立の光陵高校が東側に見える辺りです。(写真左の丘の上が光陵高校)
光陽台口・県道97号 ~(帰り道) 国道3号線方面へは左折、その先すぐの福間向陽台郵便局の角を右折
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↓ 国道3号線 ~ (寄り道で福岡とは逆の)北九州方面への合流(左折)
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修理・オーバーホールができることを、まずは見積もりを楽しみに待ちます。
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lovejapanese80s · 9 months
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日立 Lo-Dステレオ総合カタログ '87-4
中山美穂
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Sean bienvenidos japonesitasarqueológicos a una nueva entrega, en esta ocasión tenemos la colaboración de la cuenta @historia.belica.mundial, en la que hablaremos de la empresa más antigua del mundo ¿ Donde se localiza? dicho esto pónganse cómodos que empezamos. - Kongo Gumi tiene un grupo de artesanos llamado "Takumikai" formado por carpinteros de santuarios dedicados. El Kongo Gumi ha transmitido las técnicas que se han transmitido de discípulo a discípulo durante más de 1.400 años y para transmitirlas a la próxima generación. Son el principal grupo de carpinteros que hacen los templos y santuarios de todo Japón, utilizando técnicas tradicionales y avanzadas, como juntas y juntas de madera. - ¿Cuándo se estableció la empresa? Se estableció en el Séptimo año del trigésimo emperador Bidatsu del período Asuka 578 d. C fueron responsables de la construcción del Templo Shitennoji y el Templo Horyuji. Ahora el Templo Horyuji ha sido catalogado como Patrimonio de la Humanidad. En Japón, hay 7 "empresas del milenio" como King Konggumi, y hay más de 130,000 "empresas de longevidad" con más de 200 años, ocupando el primer lugar en el mundo. - Finalmente, en 2006, anunció su liquidación. Los activos fueron absorbidos por la empresa subsidiaria del mismo nombre "Kongo-gumi" establecida por Takamatsu Construction en noviembre de 2005, y Kongo-gumi volvió a su antiguo negocio, especializado en arquitectura de templos. Antes de la liquidación, los ingresos del año fiscal 2005 de King Kong Group fueron de 7.500 millones de yenes, con 100 empleados. - Espero que os haya gustado y nos vemos en próximas publicaciones de japón ¿Conocían esta empresa? - Welcome Japanese archaeologists to a new delivery, this time we have the collaboration of the account @historia.belica.mundial, in which we will talk about the oldest company in the world. - Kongo Gumi has a group of craftsmen called "Takumikai" made up of dedicated shrine carpenters. The Kongo Gumi has passed down the techniques that have been handed down from disciple to disciple for over 1,400 years and to pass them on to the next generation. They are the main group of carpenters who make temples and shrines all over Japan, using traditional and advanced techniques, such as wooden joints and joints. - When was the company established? Established in the 7th year of the 30th year of Emperor Bidatsu of the Asuka period 578 AD, they were responsible for the construction of Shitennoji Temple and Horyuji Temple. Now Horyuji Temple has been listed as a World Heritage Site. In Japan, there are 7 "millennium companies" such as King Konggumi, and there are more than 130,000 "longevity companies" with more than 200 years, ranking first in the world. - Finally, in 2006, it announced its liquidation. The assets were absorbed by the eponymous subsidiary company "Kongo-gumi" established by Takamatsu Construction in November 2005, and Kongo-gumi returned to its former business, specialising in temple architecture. Prior to the liquidation, King Kong Group's 2005 fiscal year revenues were 7.5 billion yen, with 100 employees. - I hope you liked it and see you in future posts from Japan. Did you know this company? - 日本の考古学者を迎えての新しい配信、今回は@historia.belica.mundialというアカウントの協力で、世界で最も古い会社についてお話します。 - 金剛組には「匠会」と呼ばれる、こだわりの宮大工の職人集団があります。金剛組は、1400年以上にわたって弟子から弟子へと受け継がれてきた技術を、次の世代に伝えるために継承しています。 日本各地の寺社仏閣を、木組みや継ぎ手など伝統的な技術と高度な技術を駆使して作る大工の中心集団である。 - 会社が設立されたのはいつですか?飛鳥時代の578年、美達天皇30年7月に設立され、四天王寺、法隆寺の建立を担った。現在、法隆寺は世界遺産に登録されている。日本には金剛組など7つの「千年企業」があり、200年以上の「長寿企業」は13万社以上あり、世界第1位である。 - そして、2006年、ついに清算を発表した。2005年11月に高松建設が設立した子会社「金剛組」に吸収され、金剛組は寺院建築に特化した旧来の事業へと回帰した。清算前のキングコンググループの2005年度の売上高は75億円、従業員数は100名でした。 - この会社は知っていましたか?
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tatsumine · 8 months
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今季初先発となったLO/FL セルヒオ・モレイラ
目立たないながら黙々と仕事をこなす
前半健闘も後半崩れ、悔いの残る完敗
#日本製鉄釜石シーウェイブス 17-61 #NECグリーンロケッツ東葛
@ #柏の葉総合競技場
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#OM写真投稿 #OMSYSTEM OM-D E-M1 mark Ⅲ #Olympus
#MZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ
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takmiblog · 1 year
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音の求道者
 その男は今は無きFM fanという雑誌にハード批評の連載を持っていた。面白くて毎週発売されると必ずそのページから読んでいたが,あるときその時点ですでに一流のジャーナリストとなっていた若き日の立花隆が,その雑誌の評論家の自宅を訪ねるというものが掲載された。
 題名は「立花隆のオーディオ評論家探検」。
 第1回はその男だった。その男について表題は「音の求道者」。
トレードマークのパワーアンプLo-D HMA9500IIにD70という名の自作スピーカー。
 もうお分かりだろう,2000年に亡くなった自作スピーカーの神,長岡鉄男である。
 そこで記事の大半を割いて話題となっていたのがスワンだった。
もちろん今回作製したスワン105ではなく,その当時のユニットFE- 106Σ(シグマ)によるオリジナルスワンである。
 立花氏の感想が,「椅子から転げ落ちるほどびっくりした。」,「市販スピーカーの20万円クラスならスワンとどちらがよいかわからない。ダイナミックレンジは互角。定位はスワンのほうが圧倒的によい。」ときた。冷静なジャーナリストをここまで興奮させるスピーカーである。
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(http://www.classics-and-trombones.com/osusumem200302.html)
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herosone111 · 1 year
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《虎胆龙威》电影是典型的银河战士恶魔城,主角需要打败敌人获得新能力解锁其他区域。
FC的虎胆龙威,俯视,而且有“战争迷雾”这个设定,假如不是俯视动作类型而是《X-COM》类型,估计会好很多,玩法会变成《细胞分裂》那样,一定很好玩。
我设计的FC的DOTA并不是标准战棋。它不是走格子的,它是走路径的,也就是移动速度有小数点而非整数,不会是走格子,而且场地有轻微上下坡路,虽然不会阻挡技能,但是会起加速和减速,这可以让玩家无法很好计算多次的移动速度。
同时又像《辐射2》那样有移动点、攻击点、通用点,释放技能会使用这些点,普通攻击也会使用,但是攻速会降低使用消耗。
技能中的强力伤害、强力控制、强力移动、大范围等不可兼顾,升高一个就会降低其他几个。
而且移动速度的快慢和你技能的设置有关,有的技能就会降低人物移动速度,有的装备也会加减移动速度,这种玩法可以说类似世嘉DC上的《格兰蒂亚2》,只是以DOTA的形式。
——
英伟达的未来全看中国政府的想法,我不觉得英伟达会很快倒下,但是!
假如中国政府继续打压我,那人口就会减少,而且很多人买不起车,所以自动驾驶会变得简单,因为出行的人变少了,没工作会导致更少人出门,最后就是大数据变成没用,因为社会改变太快了,高铁也会变得没用,因为没人有钱坐高铁,很多5G之类都会变得没用,我可以说3G以上就对社会有反效果,中国政府阻止我的期间做的事,可以说是中国崩溃的原因。
就看中国政府什么时候放开我,失去的青春不会回来,那个时候能解决问题的人只能每天工作1小时,因为他们受到中国政府的拖延,已经到了老年,所以中国会很难反过来解决问题,越拖延,社会越糟糕,那个时候因为解决问题的人本身就很糟糕,就像蛊术士无法解决问题一样,是他们的基因本质就是这样,杀手型玩家,像蛊术士一样的狠毒人物将充斥整个政府,狠毒人物不会考虑别人的想法,他们是疯子,疯子只会按自己内心的模型去做设计,他们认为只要自己够狠毒就能逼社会按他们的想法运行,所以社会无法运行,毕竟社会也不是被逼就能改变的,假如那么容易,人类早就彻底被邪恶的人逼到变成弱智,而彻底灭亡了。
不过这次中国政府可能把人类逼到变成弱智并彻底灭亡哦~♪
因为全是疯子,疯子无法认知真实的世界,疯子和弱智其实一样,都是无法认知真实。
所以让蛊术士强迫社会,等于让智力低下的人管理正常人。
弱智的人乱设计规则,正常人无法接入这么多规则,所以国家就会灭亡。
只要蛊术士还在,中国就不会有成功的一天,只要那些家族还在,中国就是倾向摧毁善良和优秀,而激励邪恶的疯子。
这不是第一次,也不会是最后一次,每次都是中国政府完全明白过来才会放手,所以就没法挽回,中国的优质人口已经被中国政府彻底消灭,其实各国都有类似问题,他们从教育开始就有问题,这都需要我去解决。
我不是一个很自信的人,但是我看到中国政府比我还差这么多还能如此自信,导致我心里觉得自己还是挺不错的~虽然这个世界如此丑恶,我也许是最后一个浪漫的人。
(这首歌所有免费音频都失真,选了个还能听的,大家别计较太多了,个人挺喜欢TDK的索尼MD光盘的,可是也是失真的,索尼说MD不失真压缩是诈骗,索尼公司赔钱!!!我把音频转换了,原来的磁带不要了,结果回头别人告诉我音质有问题,我们当年怎么知道数字格式有什么不同呢?索尼公司之前在我眼里就是信誉保证,MD音频压缩之后再也没相信过索尼公司。)
【don't say goodbye-谭咏麟/日立lo d D580/TDK AD70一类磁带/ZOOM H5内录-哔哩哔哩】 https://b23.tv/LGuSyJN
夜渐已深 驱不散
星光引路催促归家
但是我心 真的盼
天天畅聚身边有着你
有了你我做每事更添力量
爱意暖透笑声里共行 心印心
完全紧记着你 何尝能舍你
缘份盼永远 延长下去
Don't say goodbye
浓情冲不淡 没法变改
Don't say goodbye
浓情冲不淡 没法变
冲不淡 没法变 心中爱
浪漫舞曲 轻吹奏
今宵告别 他朝相亲
但是我心 真的盼
天天畅聚身边有着你
你说你我共努力创新道路
纵有挫折挽手继续行 不再分
能同声说万句 情谊藏心里
缘份盼永远 延长下去
Don't Say goodbye
浓情冲不淡 没法变改
Don't say goodbye
浓情冲不淡 没法变
冲不淡 没法变 心中爱
夜渐已深 驱不散
星光引路 催促归家
但是我心 真的盼
天天畅聚身边有着你
浪漫舞曲 轻吹奏
今宵告别 他朝相亲
但是我心 真的盼
天天畅聚身边有着你
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newmasterpiece · 2 years
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[nmpDATA050CD] WOODMAN / One Loop Beyond (One Loop Decade Edition/CD+CDR)
日本の電子音楽/ダンスミュージックシーンにおける特異点、WOODMAN。 その生涯最後の「フルアルバム」(2013年発売)がボーナスCDRを追加し、10年目の再発!
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YAMAHAのシーケンサー/リズムマシンQY-70のみでの楽曲制作と、変名での作品も含め自主制作のテープやCDRを中心に膨大なリリースを残した多作ぶりでその名を知られ、数々のコンピレーションにも参加してきたWOODMAN。2016年7月の急逝後立ち上がった企画レーベル<WOOD TAPE ARCHIVES>によりカセットテープ音源のデータ化とCDR/レコード化が進められている。
本作は​​2013年6月にリリースされたプレスCD作品として6作目、WOODMAN名義で実質生涯最後のオリジナルアルバム。全22曲73分強、大きく分けて三部構成となっており、冒頭から次々現れては消えていく不可思議な変拍子エレクトロニカの前半、転じてレゲエからBPM120のディープハウスがひたすらフロアを直進する中盤、次第にノンビートの宇宙空間にトリップし、電子音の波に乗り終盤まで​​ノンストップで突っ走る。この構成は1990年代には多く試みられていたが、2010年代にはあまり顧みられなくなっていた「ハウスミュージックとExperimentalとの越境」を改めて試みた挑戦的な内容となっている。
今回のCD再発は限定100枚、当時試聴用と称してフリーダウンロードで配布されたヴァージョン集『Samploop Beyond』8曲に、2012年のコンピレーション『Bleeping Subway』に提供された収録曲の別ヴァージョンと、その未発表アウトテイクあわせて3曲を収録したCDR『Samploop Decade』をボーナスに追加。
2枚のCDを包む紙ジャケットには、レーベル主宰hitachtronicsが当時を振り返るライナーノーツ(約3500字)と、WOODMANが生涯制作した100を超えるCD/カセット/CDR作品をできる限り網羅したディスコグラフィーを掲載。
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CD+CDR///// DISC UNION(online) / JETSET(下北沢・京都) LOS APSON? / 高円寺黒猫(円盤) / pianola records / tacoche / naminohana records / tobira records / シカク
released 25 October 2022 (CD+CDR) Original Released 7 June 2013 CAT: [nmpDATA050CD] fee: ¥2,250.-
DISC1: [nmpDATA050CD] One Loop Beyond (CD) 1. 193 / Iqumi 2. 苺ぢゃうるり / Strawberry Rock 3. 家具 / Satie 4. なぜ、ここで一句…詠みたくなるのか / Word Jam 5. トランス算数 / Math Trance 6. 音圧の谷 / Music Bondage'82 7. 船着き場カセットテープ / Rebirth of Cassette 8. パタパタ産毛がゆらぎますから! / Detour 9. Ultimate Hiyocco Breaks and Beats 10. 国旗風呂 / Outernational Anthem Saturday Night 11. クリック貝塚 / Click on the Beath 12. オモチが来た道をゆくおもち / Rice Cube 13. テクノ坂 / Bird Cage Speaker 14. One Loop Beyond 15. 阿波座μサンウドクウドラ / Dove Step 16. 3 Bridges 17. B-52 vs D-51 18. Brooklyn Soloban Corner Asakusa Pt.2 19. Brooklyn Soloban Corner Asakusa Pt.3 20. ジャズてんとう虫JAZZZ…….. / Jazzz…Manga 21. マシュマロ春風 / Circuit Bent Marshmallow 22. Flying Spider Roll Mastering: takuya (2013年発売時オリジナルのマスターを使用)
DISC2: [nmpDATA049+CDR] Samploop Decade (CDR) 1. Brooklyn Soloban Corner Asakusa Pt.1(original) 2. 3 Bridges Dub 3. BSCA & Paris 11 4. Cargo Cult MIX 5. FSR Eastern Market MIX 6. NO CHILD ABUSE!!!!!!!!!!!!! 7. Midnight ElephanT-O-Mochi 8. OLB No Racism 9.193 Batik Loop 10. Brooklyn Soloban Corner Asakusa Pt.1(outtake1) 11. Brooklyn Soloban Corner Asakusa Pt.1(outtake2 ※未発表テイク) (2022年新たにAIマスタリングを使用)
DATA(2013 original)//////// Bandcamp DATA(2018 subscript edition)//////// iTunesStore / Amazon / GooglePlay
Special Site(2013 original ver.) ////////
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douglysium · 3 years
Photo
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Demon Saber: Yasuke 魔人セイバー: 弥助(ファンの設計) Sable de Demonio: Yasuke
I finally finished the fanservant I've been working on since blacktober.
Her full profile can be viewed here: https://t.co/OUfGH2UHan?amp=1
________________________________________________________________ 日本語(I had to use google translate for some of these)
クラース・スキルズ
対魔力: B
騎乗: C
パーソナル・スキルズ
守護騎士: C
気配感知: E-
縮地: E
矢避けの加護: D
心眼 (真): C++
カリスマ: C++
ノウブル・ファンタズム
長谷部: 素晴らしいカッター D- - A(対人と対人(自身))
入浴ブレード: ウォッシュ・アウェー・ゼア・ファサード- C+(対人)
信長のヘッド: 戦いはまだ終わっていない- E - Ex(対人(自身))
パラメーター
筋力: A
耐久: A
敏捷: B+
魔力: D
幸運: A-
宝具: E - EX
属性: 中立 ・ 中庸
好き: レスリング, 剣, 革新, 物語, 織田 信長
嫌い: 裏切り者, スニークアタックに対処する必要があります, 時代遅れの伝統, 明智 光秀
天敵: 明智 光秀
________________________________________________________________
Español(I had to use google translate for some of these)
Fuerza: A
Aguante: A
Agilidad: B+
Mana: D
Suerte: A-
NP: E - EX
Resistencia de Mágica: B
Equitación: C
Caballero de Guardián: C
Detección de Presencia: E-
Tierra Reducida: E+
Protección contra Flechas: D
Ojo de la Mente (Verdadero): C++
Carisma: C++
Hasebe II: El Poderoso Cortador- D- -A(Anti-Unidad y Anti-Unidad (Propia))
Nyuyoku Buredo: Lave Su Fachada- C+(Anti-Unidad)
El Cabeza de Nobunaga: La Batalla Aún No Ha Terminado- E - EX(Anti-Unidad(Propia))
Los Gustos: lucha, espadas, el proceso de innovación, escuchando historias, leyendo historias, Oda Nobunaga
No Le Gusta: traidores, Tener que lidiar con ataques furtivos, tradiciones obsoletas, Akechi Mitsuhide
Enemigos: Akechi Mitsuhide
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utaites-esp · 3 years
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Stay Proud - Strawberry Prince [Kan/Rom/Esp]
Stay Proud - Strawberry Prince single?
Vocal: すとぷり
Words: ill.bell
Music: DYES IWASAKI×ill.bell
Arranged: DYES IWASAKI
❀❀❀❀
kyou wa rootkun ni RAP BATTLE wo shikaketai to omoi ma~~su nee rootkun!
nani nani nani
RAP BATTLE shiyo! MIC ippon de, i tai ichi no
maa ii kedo masaka boku ni kateru to omotteru?
ha? nani sore? jyaa honki de ikuyo?
ok docchi ga minna wo DOKItto saseru ka shoubu ne
今日は るぅとくんに ラップバトルを仕掛けたいと思いま〜〜〜す ねえるぅとくん!
なになになに
ラップバトルしよ! マイク一本で、1対1の
まぁいいけど まさか僕に勝てると思ってる?
は?なにそれ?じゃあ本気で行くよ?
OK どっちが皆をドキッとさせるか勝負ね
Hoy me gustaría organizar una batalla de rap con Root-ku~n. ¡Hey, Root-kun!
¿Qué? ¿Qué? ¿Qué?
¡Tengamos una batalla de rap! Con un micrófono, vayamos uno a uno.
Mm, bueno pero, ¿acaso crees que puedes vencerme?
¿Huh? ¿De qué hablas? En ese caso, ¿hagámoslo en serio?
Ok, ¿quién de nosotros hará que todos se emocionen?
rooriinu FIGHT!!!
るぅりーぬ FIGHT!!!
¡¡¡RooRiinu, peleen!!!
"kawaii" karatte kuwasenai
kono ore wo daremo mikudasenai
(ichiban te)
sutopuri no tokkou taichou
nerai sadame tara LOCK wo kaijo
douyara BOUYA wa OTONA no riinusama ni
kyoumi aru no kana? kinasai, hora
dakkoshite kawaigattageru
kanji no yomi oshiete ageru
「可愛い」からって喰わせない
この俺を 誰も見下せない
(一番手)
すとぷりの特攻隊長
狙い定めたらロックを解除
どうやらボウヤはオトナの莉犬サマに
興味あるのかな?来なさい、ほら
抱擁 して可愛がったげる
漢字の読み 教えてあげる
No puedo hacer mucho sólo porque soy "lindo",
pero nadie puede menospreciar este yo.
(Primer movimiento)
Si apuntas a la cabeza de StPri,
el ataque especial es desbloqueado,
convirtiendo al pequeño niño en un Riinu-sama adulto.
¿Estás interesado? Entonces ven, mira,
abrázame y ámame por ser lindo.
Te enseñaré a leer kanji. (1)
riinu no yuuwaku ni HAMAru kotonaku
shouri e no "RUTE" no ue ni noru
nan naku yarikaesu
kawaru gawaru kono RULE wo seisu
kouyatte te wo totte (chu)
koko ni KISS suru dake de
makka ni nacchau riinu ni wa sa
OTONA no CHARA wa hayainjyanai?
莉犬の誘惑にハマることなく
勝利への「ルート」の上に乗る
難なくやり返す 代わるがわる
このルールを制す
こうやって手を取って(ちゅ)
ココ(手の甲)にキスするだけで
真っ赤になっちゃう莉犬にはさ
オトナのキャラは早いんじゃない?
Sin caer en la tentación de Riinu,
viaja por la "ruta" hacia la victoria, (2)
puedes intentarlo sin dificultad.
Toma el control,
sólo estira tu mano de esta forma, (chu)
y déjame besar el dorso de tu mano. (3)
Para ese Riinu que luce rojo brillante, (4)
¿no es un poco pronto para el personaje adulto?
matte!!! sore wa hansoku jyanai!!!!???
RAP no shoubu wo chanto shinasai
fufu iiyo RAP de kuraberu?
katetara kuchibiru ni mo ageru
待って!!! それは反則じゃない!!!!???
ラップの勝負をちゃんとしなさい
���ふっ いいよ ラップで比べる?
勝てたら唇にもあげる
¡¡¡Espera!!! ¿¿¿¡¡¡¡Eso no es una falta!!!!???
Haz tu rap de regreso correctamente.
Fufu, está bien, ¿comparas el rap?
Si gano, entonces se lo daré a tus labios. (5)
rootkun no!!! sou iu koto!!!
dou iu koto? kotoba de douzo?
chou zurui! nande?
iwanai! itte?
mou kirai! boku wa suki dayo?
aa mou!!!
るぅとくんの!!! そういうとこ!!!
どういうとこ?言葉でどうぞ?
超ずるい! なんで?
言わない! 言って?
もう嫌い! 僕は好きだよ?
あーもう!!!
¡¡¡Root-kun!!! ¡¡¡Ese tipo de cosas...!!!
¿A qué te refieres? ¿Las palabras?
¡Qué astuto! ¿Por qué? (6)
¡No lo diré! ¿Dilo?
¡Ya, te odio! ¿Yo te quiero?
¡¡¡Ah, ya!!!
stay proud
omae no mama de fight
sing it loud (hey)
and you shout (ho)
ikuze gossori tadaku gendonaku
Stay Proud
お前のままでFight
Sing it loud (Hey)
and you shout (Ho)
行くぜ ごっそりいただく 限度なく
Mantente orgulloso,
lucha tal y como eres.
Cántalo fuerte, (hey)
grítalo si quieres. (ho)
Tú sólo avanza, no hay límite para lo que puedes hacer.
stay proud
gin no tsubasa de flight
sing it loud (hey)
and you shout (ho)
amakunai STRAWBERRY no pride
Stay Proud 銀の翼でFlight
Sing it loud (Hey)
and you shout (Ho)
甘くない ストロベリーのPride
Mantente orgulloso, vuela con esas alas plateadas.
Cántalo fuerte, (hey)
grítalo si quieres. (ho)
Orgullo de fresas que no son dulces.
oi koron! shoubu da
hai hai RAP BATTLE ne, ii yoo
korekara omae no ude wo REAL ni BAKIBAKI no PTERANODON mitai ni shite yaruze...
iya iya iya kowai kowai kowai! chigau desho! RAP no shoubu desho!
wakaru ka? ore no SIX PACK de omae wo tsutsumikonde yaru yo...
nani, mada kinniku CHARA nano!
おいころん!勝負だ
はいはいラップバトルね、いいよー
これからお前の腕を リアルにバキバキのプテラノドンみたいにしてやるぜ…
いやいやいや怖い怖い怖い! 違うでしょ!ラップの勝負でしょ!
分かるか? 俺のシックスパックでお前を包み込んでやるよ…
なに、まだ筋肉キャラなの!笑
¡Hey, Colon! Es un duelo.
Sí, sí, ¿la batalla de rap? Está bieen.
Haré que, de ahora en adelante, tu brazo parezca un pteranodon revoloteando... (7)
No, no, no, ¡qué miedo, qué miedo, qué miedo! ¡Te estás confundiendo! ¡Es un duelo de rap, ¿no?!
¿Lo entiendes? Te envolveré y destruiré con mi six pack... (8)
¿Qué? ¡Ahora sigue un personaje musculoso! lol
satokoro FIGHT!!!
さところ FIGHT!!!
¡¡¡SatoColo, peleen!!!
mite mina ore no jouwankin
sexy STYLISH chou FUNKY
taisen aite minna boudachi
HAHA kikoeneezo omae no nougaki
dare ga mitemo kiite mo ore no kachinandayo
baisoku de tsumeru kotoba TEMEE ni tsuite koreru ka
BULLDOZER
no gotoku fuminara shite PERAPERA
BIBIten'noka? osaru no korochan
見てみな俺の上腕筋
SEXY スタイリッシュ 超ファンキー
対戦相手みんな棒立ち
ハハッ聞こえねえぞお前の能書き
誰が見ても聴いても俺の勝ちなんだよ
倍速で詰める言葉 テメーについてこれるか
ブルドーザー
のごとく踏みならしてペラペ��
ビビってんのか?お猿のころちゃん
Miren todos mis grandes bíceps.
Sexy, elegante, súper en onda. (9)
Todos esos oponentes que me rodean,
haha, no puedo escuchar lo que dicen.
No importa quién lo vea o lo escuche, yo gano,
puesto que no nadie puede manejar estas palabras que van al doble de la velocidad normal.
Bulldozer.
Con una de esas, te aplastaré.
¿Estás asustado, tú, mono Colo-chan?
boku wa shitteru satomikun no ii tokoro
ORAORA CHARA demo kihon chou ii hito
mikkarenzoku de gohan sasotte DOTAKYAN shite mo okoranai yasashi sa... iya kotoware yo!!!!
MAJI de ii hito sugite mabushii yo
satomikun no jyakuten wa yasashi sugiru koto
satomikun no tsumi wa KAKKO yo sugiru koto
...a tereteru?
(urusee)
tereta? nee nee!
僕は知ってる さとみくんのいいところ
オラオラキャラでも基本 超いい人
三日連続でご飯誘って ドタキャンしても怒らない優しさ… いや断れよ!!!!
マジでいい人過ぎてまぶしいよ
さとみくんの弱点は 優しすぎること
さとみくんの罪は カッコよすぎること
…あっ照れてる?
(うるせえ)
照れた?ねえねえ!笑
Conozco los puntos buenos de Satomi-kun.
Incluso si es un personaje "oraora", es una súper buena persona.
Es tan amable que no se enfada aunque me invite a comer por tres días seguidos... ¡¡¡y me niegue!!! (10)
Es realmente tan buena persona que resulta muy deslumbrante de ver.
La debilidad de Satomi-kun es que es demasiado amable.
El pecado de Satomi-kun es que es demasiado genial.
...ah, ¿te estás avergonzando?
Cállate.
¿Te avergüenza? ¡Hey, hey! lol
"sutopuri RAP de shinbunyasan nyuu"
MAJI de yabai shinbunyasan ni iu
kuchi GENKA no hazu ga renkei PLAY
dakara jiken na itsumo mitenze
who is the imposter?
PINCHI de waraina
oto no JET COASTER
nomihose KLEINER!
kanzen
nenshou
rensen
renshou
3 3
2 2
1 1
go
「すとぷり ラップで新分野参入」
マジでやばい 新聞屋さんに言う
口ゲンカ のはずが連携プレイ
だからくじけんな いつも見てんぜ
WHO IS THE IMPOSTER?
ピンチで笑いな
音のジェットコースター
飲み干せクライナー!
完全
燃焼
連戦
連勝
3 3
2 2
1 1
GO
"Ingresa al campo de StPri con un rap",
dice una compañía de periódicos realmente mala.
Se supone que se trata de una pelea,
pero es realmente una partida cooperativa como las de siempre.
¿Quién es el impostor?
Para pellizcarlo y reír.
Es una montaña rusa de sonidos,
¡bebamos Kleiner! (11)
Combustión
perfecta.
Batallas
y victorias.
3 3
2 2
1 1
Vamos.
stay proud
omae no mama de fight
sing it loud (hey)
and you shout (ho)
omae no ban da fuan nado nai darou
Stay Proud
お前のままでFight
Sing it loud (Hey)
and you shout (Ho)
お前の番だ不安など無いだろう
Mantente orgulloso, lucha tal y como eres.
Cántalo fuerte, (hey)
grítalo si quieres. (ho)
Es tu turno, no tienes que preocuparte.
stay proud
gin no tsubasa de flight
sing it loud (hey)
and you shout (ho)
amakunai STRAWBERRY no pride
Stay Proud
銀の翼でFlight
Sing it loud (Hey)
and you shout (Ho)
甘くない ストロベリーのPride
Mantente orgulloso, vuela con esas alas plateadas.
Cántalo fuerte, (hey)
grítalo si quieres. (ho)
Orgullo de fresas que no son dulces.
mada mada ikeru daro
zenbu ubawaretai
saigo made kama shite ne?
alright
nanaJEL FIGHT!!!
まだ まだ 行ける だろ
全部 奪 われ たい
最後 まで かま してね?
ALRIGHT
ななじぇる FIGHT!!!
Todavía podemos seguir, ¿no?
Quiero robarme toda la victoria.
¿Puedes resistir hasta el final?
Está bien.
¡¡¡NanaJel, peleen!!!
LEADER nanamori. midnight kara morning
minna tsudotta nara soku kamasou
hannou saseru omae no donkan na soul
(roku pon no MIC nodokara sou)
dokkara dou mitemo kanpeki yabai
osukina you ni kakatte kinasai
katteki mama KANPE iranai
taikan shiyou kono daigasshou
リーダーななもり。 MidnightからMorning
皆つどったなら即かまそう
反応させる お前の鈍感なSoul
(6本のマイク 喉枯らそう)
どっからどう見ても完璧
やばい お好きなように掛かってきなさい
勝手気まま カンペ要らない
体感しよう この大合唱
Soy el líder, Nanamori. Si de media noche hasta la mañana
es que quieren juntarse, hagámoslo de inmediato,
para hacer reaccionar a las almas insensibles,
hasta que los seis micrófonos mueran.
No importa por dónde lo mires, soy tan perfecto que asusta.
Ven hacia mí en el momento que quieras,
no necesitamos una competencia,
experimentemos este gran coro.
hora itte mina ore wa?
"saikyou!!!"
wakaran'neen naraba wakaraseru dake
kannen shinatte omae dake ga TARGET
fuzakete henwa tsunagete iku
ほら言ってみな、俺は?
「最強!!!」
分かんねーんならば分からせるだけ
観念しなってお前だけがターゲット
ふざけてへんわ 繋げていく
Vamos, todos digan, ¿yo soy?
¡el mejor!
Si no lo entiendes, sólo es cosa de entenderlo. (12)
Piensa en ello, sólo tú eres el objetivo,
conectémonos juguetonamente.
kono MIC de kono mama yuke de
zenbu FINE PLAY yurasu VIBRATE
samenai yume
"tsugi wa live de!!!"
tsune ni HIGH RATE
CHARA wa baikure
このマイクで このまま行くで
全部ファインプレー 揺らすバイブレート
覚めない夢
「次はLIVEで!!!」
常にハイグレード
ギャラは倍くれ
Con este micrófono, sigue así,
y haz vibrar a este buen juego.
Aquel sueño del que no se despierta,
"¡¡¡el próximo será un live!!!"
Siempre de alta calidad,
y con el doble de garantía.
stay proud
omae no mama de fight
sing it loud (hey)
and you shout (ho)
kimi wo ubatte ikitakute utatte ku
Stay Proud
お前のままでFight
Sing it loud (Hey)
and you shout (Ho)
君を奪っていきたくて歌ってく
Mantente orgulloso, lucha tal y como eres.
Cántalo fuerte, (hey)
grítalo si quieres. (ho)
Quiero tomarte, llevarte y poder cantar.
stay proud
gin no tsubasa de flight
sing it loud (hey)
and you shout (ho)
amakunai STRAWBERRY no pride
Stay Proud
銀の翼でFlight
Sing it loud (Hey)
and you shout (Ho)
甘くない ストロベリーのPride
Mantente orgulloso, vuela con esas alas plateadas.
Cántalo fuerte, (hey)
grítalo si quieres. (ho)
Orgullo de fresas que no son dulces.
❀❀❀❀
(1) No sé por qué habla de enseñar a leer los kanjis, pero hazme el favor, Riinu, aún no entiendo una gran cantidad de kanjis. TT
(2) Hizo un juego de palabras, porque route y root se pronuncian igual en Japonés: ruuto.
(3) *Se sonroja y gime*.
(4) Sonrojado. No porque es color rojo.
(5) No sé si dice "si gano" o "si ganas". Si es la primera, la recompensa en los labios se le ofrece a los que presencia la batalla: si es la segunda, creo que se la dará a Riinu. En cualquiera de los dos casos, no me quejo.
(6) Hazte pendejo, Root.
(7) ¿¿¿¿SATOMI???? Pteranodon.
(8) Primera, suena muy gracioso que lo diga así. Segunda, alguien explíqueme por qué relacionan tanto a Satomi con los músculos, el ejercicio y esas cosas, he visto que cuando participan en el drama de Jel y Tooi-san, siempre habla de proteína pero VKNSKJVFJKFV NO ENTIENDO. TTTT
(9) Ya llévense a dormir al abuelito.
(10) No sé si dice "y me niegue" o "y no me niegue". En cualquiera de los dos casos, alguien normalmente se molestaría: es una falta de respeto negarte a salir a comer cuando te invita tu senpai (Satomi es mayor que Colon por 3 años y 3 meses, y varias veces he escuchado que los miembros lo llaman senpai), así que negarte tres veces sería casi como decirle que no te agrada o algo, mientras que aceptar la invitación salir a comer tres días seguidos... Satomi gastaría en la comida de Colon, aparte de la suya, tres días seguidos (¿o quizá la gente con dinero no se molestaría por ello y yo sólo tengo mentalidad de pobre?).
(11) Es alcohol, he visto que lo consumen algunos utaites (como los miembros de mono palette. o de ChocoRabi).
(12) Gracias, Jel. Eso me dijo mi profesor cuando le dije que no entendí el tema.
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flowercoffeebb · 4 years
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Black and white☕️ 2020年最終営業日。本年もお世話になりました! ーーー 大変な年でしたが、立ち止まらず 様々な配慮をしながら歩み続けた。そんな一年。 その中で、スタッフ同士やパートナーロースター等 普段お世話になっている方々との繋がりを再確認するとともに お店として芯を一段強くすることができたように感じています(新しい挑戦として焙煎もスタートしました)。 経験を昇華させつつ、引き続きここ茅ヶ崎からスペシャルティコーヒーを発信してまいります。 . 年内最後までよろしくお願いいたします!! ー ー ーーー #thanxalways #2020 #最終営業日 #blackandwhite #specialtycoffee #coffee #flowertea #singleo #coffeecounty #kinto #mamigashi #hototogisu #flowercoffeebb #everydaybeautiful #shonan #chigasaki #yuzostreet ーーー ー ー ▫️Beans for FILTER COFFEE [Single O] - HONDURAS LOS GUAMOS D/B - PURA CEPA PROJECT UGANDA BETWA AQUA BATCH D/B - COLOMBIA SAN MARTIN B [Coffee County] - HONDURAS FINCA PINO DE ORO D/B - NICARAGUA FINCA LA EMBAJADA D [FLOWER COFFEE] Something D: ドリンク提供, B: 豆販売 ※豆販売は、店頭でドリンクを飲んでいただいてい��方に限ります ーー ▫️SHOP INFO. FLOWER COFFEE / BREW BAR 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-7-23 雄三通り 0467-37-6618 10:00-19:00(エスプレッソドリンクL.O. 18:45) . ※店舗休予定 12月: 31日店舗休 ※新年は元旦より営業 . ※コロナウイルスの感染拡大を考慮し、店内換気、手洗い・消毒により注意するとともに、テイクアウトでのご利用を推奨しております →ホームページ下部にある "感染症対策" を併せてご確認ください . ※お車の方は近隣駐車場(参考: 三井リパーク 東海岸北1丁目/東海岸南2丁目/東海岸南1丁目 ¥200-/h)をご利用ください (FLOWER COFFEE / BREW BAR) https://www.instagram.com/p/CJZncOhjmDx/?igshid=q2nnb7migf9w
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nemosynth · 5 years
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<デジタルシンセ戦国記 VI : KAWAI K5000W>
「国産デジタルシンセ最後の聖戦」
●メーカー名
河合楽器製作所
KAWAI は、大戦前に YAMAHA からスピンナウトしてできた楽器メーカー。
明治時代 1886 年、静岡県は浜松に生まれた河合小市(かわい・こいち)。 幼いころから天才技術者ぶりを発揮していたらしく、尋常小学校四年を卒業したあとの 10 歳のとき、客馬車が走るのを見て、木切れを集めて小さな客馬車を自作してしまい、犬にひかせ自分が乗り回し大人どもを仰天させていたという。 そんな神童の彼は、知人の紹介で、山葉寅楠(やまは・とらくす)というエンジニアが興した楽器メーカーへ丁稚入りすることになった。これがのちの日本楽器となり、現在のヤマハとなる。
そこで河合小市は、国産初のピアノをつくるプロジェクトに参加し、独学でその打弦機構を開発してしまうという天才ピアノ職人ぶりを発揮。
昭和になってすぐの 1927 年、105日におよぶストライキなど大規模な労働争議がこじれたあげく、新社長が来たのが気に入らなかったらしく、河合小市は日本楽器から独立して会社を設立、これが今の河合楽器製作所となる。
戦後の 1950 年代、河合小市の次女の婿、二代目社長となった河合滋により多角化が始まり、その一環として Teisco(テスコ)株式会社を傘下におさめた。テスコは、もともとカワイの取引先であった小さな楽器メーカーであり、このテスコがカワイの電子楽器事業の始まりとなる。同社はカワイのもと、しばらくの間はテスコ・ブランドでシンセを開発しつづけていたが、やがてカワイ・ブランドでもシンセを出すこととなった。それが大々的にはじまったのは、1986 年に発売された K3 から。
その KAWAI ブランドKシリーズは、やがて ’80 年代の後半に大きく育ち、一時期はシンセ業界の中で国産御三家こと YAMAHA、KORG、Roland に続く第4の勢力として、CASIO とならんで大輪を咲かせることとなった。
なお、CASIO は ’84 年発売の CZ-101 以来、急速にZシリーズのラインナップを展開し新興勢力となったものの、’88 年の VZ-1 が DX とならんで変調ヲタすぎて難解すぎ、’89 年に VZ-8M を発売したあと鳴かず飛ばずで失速しており、このときカシオではなくカワイに追い風が吹いていることは明らかであった。
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●機種名
K5000W Advanced Additive Workstation
1996 年発売 61 鍵ベロシティ・アフタータッチ対応 定価 218,000 円 2年後 17,8000 円に価格改定
フルデジタルシンセであり、ワークステーションシンセである。
カワイ・シンセの本流Kシリーズでは、前の機種 K4 から7年が経過したひさびさのプロ価格帯の機種。’80 年代に新興勢力として存在感を出した老舗カワイが、その復権をかけて ’90 年代後半に殴り込んできた最終兵器。それが K5000 シリーズ。
その中でも、本稿でとりあげる K5000W は; すさまじい怒涛の音源方式に、 すさまじい怒涛の変態シーケンサーとをカップリングさせた、ド変態ワークステーションシンセ。
K5000 シリーズには3機種あり;
 ・K5000S 16 万8千円;シーケンサーを持たない、素のシンセ  ・K5000W 21 万8千円;本稿でとりあげる、ワークステーションシンセ  ・K5000R 12 万5千円;ほぼ K5000S の2Uラックマウント音源モジュール版
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これが発売された 1996 年とは、誰も気づかなかった史上初の今日的ワークステーションシンセ ensoniq ESQ1 が発売されてから、じつに 10 年、コルグ M1 からも8年が経過した年。 この当時のシンセといえば、ヤマハ W5 から2年、ローランド XP-50 とコルグ TRINITY、prophecy が、発売されて1年。すでに M1 以来、各社ともに2、3世代が経過しており、世の中はすっかりワークステーションシンセ全盛期であった。事実、K5000S / W と同じ年に、ローランドのフラッグシップ機種 XP-80 が発売されている。
当時のワークステーションシンセには、16 トラックの MIDI シーケンサーが搭載されていたが、K5000W のそれは 40 トラックもあり、編集コマンドも充実していた。それでいて K5000W は、競合他社より価格が安い、恐ろしい機種だったのである。
だが、2年ほどたった ’98 年には、最後の Ver.4へのアップグレードとともに、価格改定が実施され;
 ・K5000S 14 万8千円  ・K5000W 17 万8千円  ・K5000R 11 万5千円
と、さらにお求めやすくなった。 それはそのまま、カワイ最後のシンセとなった。
●音源方式
Advanced Additive 音源(ここでは「AA 音源」と略す)
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サイン波 128 倍音加算合成に、PCM 波形と、さらに減算方式を組み合わせたものである。
非常にパラメーターが多く、千以上ある。 ただでさえ本格的なサイン波倍音加算合成なのに、さらにそれを最大6系統もレイヤーして1音色をつくるという、途方もない音源方式。
そもそもサイン波倍音加算合成とは「すべての音色は、サイン波による基音と倍音の組み合わせで決まる」という、フーリエ級数に基づく。
これは古くから伝わるパイプオルガンの原理であり、パイプ1つ1つが正弦波を発振するオシレーターであった。そのパイプの組み合わせをおびただしい数のストップでもって可変させ音色を変えるため、パイプオルガンはシンセサイザーの祖でもあった。
それが電気化されハモンドオルガンになると、トーンホイールひとつが正弦波オシレーターとなり、ドローバーで音色を変えられるようになった。それでもそんなオシレーターを何十個もそろえるのはコストがかかりすぎて非現実的だったが、やがて電子時代になるとサイン波オシレーターをたくさん集めて音色をつくる倍音加算合成が、より安価に実現できるようになった。
FFT(Fast Fourie Transform)によって既存の音色の倍音構成がわかるようになると、逆 FFT でもって主に整数次倍音群から加算合成して音色を作り出すことも可能となった。
ありものから倍音を削る減算方式と違い、無から有を生み出す加算合成は、シンセサイズの原理主義的な手法とも言える。それだけに愚直に膨大なオシレーターをあつめてつくる倍音加算合成は、おのずとパラメーターが多くなる傾向にあった。 そこへくると、たった2つのオシレーターだけで多彩な倍音表現を実現したのが FM 合成なわけで、それを発見したチョウニング博士の偉大さがわかる。 それでもテクノロジーが進展するにつれ、コストダウンにともない、各社から工夫を凝らしたサイン波倍音加算合成によるシンセサイズが、でてくるようになった。
K5000 では、単一のシンセシス系統を「ソース(Source)」と呼ぶ。ヤマハで言うエレメント、ローランドで言うパーシャル。そして最大6ソース、つまり6エレメント、ないし6パーシャルで1プログラムを形成する。1プログラムを「パッチ(Patch)」と呼ぶところは、当時のローランドと同じ。
各ソースは、サイン波加算合成音と PCM 音と、どちらを出力するか選択でき、それらを自由に組み合わせることから、言わばローランド D-50 の LA 音源を換骨奪胎、かつストラクチャーから解放し自由に使えるよう拡大解釈したような、すぐれた構成と言えた。
サイン波加算合成では、1ソースにつき 64 倍音まで出力できるが、2ソースであれば、高低ふたつの周波帯を分担してシンセサイズすることで、合計 128 倍音も出力可能。これだけで相当に精緻にうがった音源波形を自作できる。
PCM 波形は、トランジェントなどサイン波加算合成では出せない倍音を提供するための音素片であり、この点でも D-50 的な音源方式を取り入れている。
ソース間では、AM 変調機能もはさみこめる。
こうしてオシレーターで音源波形を自作したあとは、デジタルのレゾナントフィルターやアンプなどを使って、フルデジタルの減算方式シンセとして加工可能。最後にはマルチエフェクトを搭載したソース・ミキサーを通し、出力される。
サイン波倍音加算合成して創った音色の特徴として、和音でも音が濁らないということが挙げられる。FM 変調方式にも通じる独特のデジタルな音色をつくることができ、しかも狙った位置にダイレクトに倍音を増減できるという、きわめて直接的なメリットもある。
そのぶん、まともな音をつくるのには、最低でも 20 ~ 30 は倍音が必要で、できれば 64 倍音、そして本機のように 128 倍音はほしくなる。このため K5000 では本体だけでもエディットできるよう、当時としてはかなり操作性に工夫がほどこされていた。
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K5000 シリーズには、倍音加算合成と PCM 音素片波形とを組み合わせた AA 音源が搭載されていたわけだが、K5000W だけ、それに加えて純然たる PCM 音源もあわせて搭載されていた。そして、それを使った GM 音色バンクもある。GM は Level 1 。
なお、音源方式ではないが、シーケンサーも概略を解説しておく。
K5000W は、ワークステーションシンセなので、通常のパフォーマンスモードの他に、シーケンサーを使って作曲するためのコンポーズモード(Compose Mode)があった。
パフォーマンス・モードでは、単一のパッチを鳴らすほか、4パッチを組み合わせて1コンビ(Combi)として鳴らせるが、このときはあくまで単一ティンバーであって、決してマルチティンバーではない。コンビでは、4パッチをレイヤー、キースプリット、ベロシティスプリットなどで組み合わせることができた。 また、1パッチごとに4基のマルチエフェクトが使える。
コンポーズ・モードでは、AA 音源が 16 パートマルチティンバーとなり、加えて PCM による GM 音源が 16 パートあり、合計 32 パート音源として鳴らせる。 そして、このときに内蔵の 40 トラック・シーケンサーで駆動できる。シーケンサーは MIDI トラックのみだが、この当時はまだ皆そうだったんだから仕方がない。本体音源 32 パートにあわせて、MIDI Out も2つあったから、40 トラックの意味もあろうというもの。DAW みたくオーディオトラックも持つワークステーションシンセ��、21 世紀まで待たねばならなかった。だから 40 トラックもあるだけでも、群を抜いて御の字。
なお、MIDI で GM System On メッセージを受信すると、自動的にコンポーズモードになってくれる。
K5000W ならではの、秀逸なシーケンサー機能として APG(Auto Phrase Generator)という作曲支援機能があった。ある MIDI トラックを原始的な AI みたいなやつに分析させると、その分析結果に基づき、さらに人間が指定したジャンルなどを勘案し、その楽曲にふさわしい伴奏シーケンスデータを K5000W が提案してくれるのである! しかも音色込みで、マルチパートにて提案してくれる!
AI が支援する作曲 AI powered composition なんて、2010 年代の後半になってようやく言われてきたのに、それの始原みたいなものを垣間見せてくれる、技術史的にも興味深い機能。
●同時発音数
32 音ポリ+32 音ポリ
すなわち ・32 音ポリの AA 音源 ・32 音ポリの GM 音源 このカップリング。
前述の通り GM / PCM 音源まで内蔵しているのは、ワークステーションシンセ K5000W のみであり、K5000S や K5000R では AA 音源のみ搭載。
32 音ポリとは当時としては標準的だが、6ソースも動員すると5音ポリになり、プロフェット5状態に。 そのかわりに、加算合成であることもあって、想像を絶する緻密な音創りができた。
●内蔵エフェクトの性能と傾向
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パッチ全体にかかるリバーブと EQ、そして4基のマルチエフェクトがある。
6ソースに対し、各エフェクトへの送りバスはステレオ4本あり、ソースミキサーにてルーティングがグラフィカルに設定できるのがいい。
パッチあたり4基あるマルチエフェクトは、おのおのが 36 アルゴリズムを搭載。空間系、変調系、歪み系と、ひとしきり多彩にアルゴリズムがあり、なかなかよく効く。ワウや3相コーラス、バンドパスフィルターや、エキサイターまであるので、バリエーションは充分。
パッチ全体にかかるリバーブは 11 タイプ、同 EQ は7バンドのグライコ。
さらにエフェクト専用のモジュレーションマトリクスがあり、14 ソース、10 デスティネーションで構成されるという、この時代にしては充分すぎる内容。
●内蔵波形、プリセットの傾向
AA 音源の加算合成機能では、音源波形すら自作する。 それに加えて、音素片となる 123 種類の PCM 波形も、あわせて装備。
さらに上記にプラスして、K5000W にのみ提供されている PCM 音源は、341 の PCM 音源波形と、325 ものドラム音源波形であった。これらの PCM 音源波形は、AA  音源にある PCM 音素片とは、まるで違い、単体でも使える完成度が高いマルチサンプルである。
Ver. 3以降、プリロードされている音色メモリーバンクが増大。その内訳は;
・A、E、F、Gバンク  AA 音源による音色  60 パッチがプリロード  すべてユーザー上書き可能  おそらく発売当初はAバンクしかなかったのが、あとからEバンク以降が足されたものと思われる。  また、バリアブルメモリーのため、パッチごとに使用されているソースの数などによって、保存可能音色数が可変する。
・B バンク  K5000W のみの PCM 音源パッチ専用バンク  128 パッチがプリロード  すべてユーザー上書き可能
・GM バンク  GM Level 1 の 128 プリセット音色が搭載されているバンク
なぜかC、Dバンクは欠番で存在しない。 画面をスクロールすると、GM → B → A → E → F → Gバンク、というふうに切り替わる。
また、ドラムキットが別途存在し、ユーザーキット1つ、プリセットキット 10、1キットは最大 64 インストで構成され、253 のプリセット・インスト、32 のユーザー・インストがある。
プリロードされている音色は、AA 音源においては、当初からのものははっきり言ってサイン波っぽくてイマイチ。だが、Eバンク以降の、あとから追加された音色はさすがに作り込まれていて、FM 音源だとばかり信じ込んでしまうできばえのエレピや金属音、サンプラーではありえない斬新な音色変化に富むものばかり。これが生産完了になったのが、きわめて惜しい!
Bバンクの PCM 音源も高品位なものであり、90 年代のサンプルプレイバックとしては、おそらく一番すなおで高音質なものではないかと思われる。このせいなのか、GM バンクの音も「えー? GM 音源って、こない音良かったっけー?」と思うことうけあい。箱庭宇宙にありがちなチープさとか、うすっぺらさが無い、ふくよかで豊かな音がする。
アコピにいったっては、貴重なカワイのアコピの音。あたりまえかもしれないが、これは大事なことで、カワイのアコピは、重厚でダークでプログレッシヴな音がするので、それがシンセで弾けるのはありがたい。正直に、個人の感想で書くと;
「コン」ファツィオリ 「カン」スタインウェイ 「ガン」カワイ 「ガン‼」ベーゼンドルファー 「ぽん」この、なんとも FM 音源みたいなうすっぺらい音が、ヤ○ハ
●エディットの自由度と可能性
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どのバンクの音色をエディットするかによって、AA 音源か PCM 音源かが決まり、アクセスできるパラメーターも変わる!
・A、E、F、Gバンク → AA 音源をエディット ・B バンク → K5000W のみの PCM 音源をエディット
AA 音源における1ソースの概要は、以下のとおり;
「倍音加算ジェネレーター」サイン波 64 倍音加算合成:上記の DHL、DHE   ↓ 「フォルマントフィルター」;上記の DFL、DFE   ↓ DCO こと、ピッチや波形の概要パラメーター   ↓ 通常の DCF ことマルチモード・デジタルフィルター   ↓ 通常の DCA
「かぎかっこ」でくくっているのは、そのような表記がどこにもないので、私が勝手にわかりやすく解説すべく編み出した用語だからである 笑。おおむね、’80 年代の K5 に搭載されていたサイン波加算合成エンジンを、さらに拡大したものと考えて良い。K5000 では、これを最大6ソース重ねて、1パッチとなす。
以下、各ブロックごとに解説する。
▲倍音加算ジェネレーター
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かつての K5 にて、DHG(Digital Harmonic Generator)と呼ばれていた部分。要は、サイン波倍音加算合成によって音源波形をつくるオシレーターである。
64 倍音加算するのだが、2つのソースを使うとき、片方を Lo(1~ 64 次倍音)、もう片方を Hi(65 ~ 128 次倍音)に設定すれば、128 倍音加算合成ができる。
マクロエディットができるので、最大 128 もの倍音を、必ずしもいちいち個別にエディットしなくてよい。マクロには
・高次倍音のみ ・低次倍音のみ ・奇数次 ・偶数次 ・オクターヴ;1, 2, 4, 8, - 64 (Lo) ないし 128 (Hi) ・5度;3, 6, 12, 24, 48 (Lo) ないし 96 (Hi) ・全部一括
とあり、実践してみると、聴覚上の変化ともマッチするので、かなり予測しやすい。
なんと、各倍音ごとに音量 EG を設定できてしまう。EG は ADDR で構成され、つまりセカンドディケイができる。EG をループ再生させることも可能。ただ、さらに少々びっくりするのは、各ポイントのパラメーターが、レベル・レート制なこと。レベル・タイム制では無いので、ちょっと感覚的ではない。
各倍音ごとに EG を個別エディットできる他、全倍音の EG をまとめて一括編集したり、倍音から倍音へ EG をコピーすることも可能。
つまり、この倍音加算ジェネレーターだけで、音源波形をつくるだけでなく、すでに音色変化をつくることができてしまう! 言わば自作可能なウェーヴテーブル! よって、これが倍音加算合成シンセというのは、間違いではないが、むしろウェーヴテーブルを自作可能なシンセと考えたほうがいいかもしれない!
しかも、この次のブロックでまた複雑な音色変化をつくりだすことができてしまうという、鬼の仕様。それが次に紹介するフォルマントフィルターである。
▲フォルマントフィルター
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K5000 に搭載されているフォルマントフィルターとは、128 バンド(128 倍音ではない)のグライコに例えられることが多い。ただ、音色全体まるごとイコライジングするのではなく、各ボイスごとに処理するので、128 バンドのフィクスト・フィルターバンクがボイスごとにあると思えばいい。
バンド1からバンド 128 までは、10 オクターヴ以上も開きがある。
・バンド1; C -1=8Hz ・バンド 70 ; A4 = 440 Hz (ヤマハ / Logic 方式なら A3) ・バンド 128 ; G9 = 12,544 Hz = 12.544 kHz
見てのとおり、バンド1は可聴域を余裕で下回る! また各バンドは、各倍音とはなんら関係なく、固定された周波数でレベルを増減するだけである。
エディットマクロもちゃんとあり;
・8バンドにまとめた上で、各バンドの中心周波数ごとにQの幅を編集 ・バンドX~X+20 までのバンドを一括してレベル増減 ・バンドX~X+15 までのバンドを一括してレベル増減 ・バンドX~X+10 までのバンドを一括してレベル増減 ・バンドX~X+5 までのバンドを一括してレベル増減 ・全バンド一括編集 ・各バンド個別編集
レベルコピー機能や、バイアスというパラメーターもあるが、このバイアスがくせもので、プラスにすると低周波域、マイナスにすると高周波域へとシフトするのでややこしい。
専用 EG もあり、やはり ADDR で構成され、ループ再生も可能。そしてやはりレベル・レート制。 専用 LFO もあり、三角波、鋸歯状波、ランダム波とある。
最も特徴的なのは、ノンリアルタイム演算によるモーフィング機能があること。 4つまでの時間軸上のフェーズに、任意のパッチ、任意のソースから倍音設定をコピってきてあてはめ、フェーズごとの遷移時間、ループ再生などを設定し、なんと最後に実行キーを押すことでノンリアルタイム演算でもって、波形を算出しているらしい。
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これらと EG や LFO などとあわせ、複雑かつ周期的な音色変化をもたらす。なんせフィルターの周波数特性を、ユーザーが好き勝手に決められるため、相当に摩訶不思議なことになる。
▲ DCO / DCF / DCA
K5000 に、DCO という表記があるので仕方ないのだが、これは先述の倍音加算ジェネレーターとフォルマントフィルターを経た結果の信号ことを指すのであって、決して別途 DCO が存在するわけではない。ましてや K5000 はフルデジタルシンセなので、DCO というピッチだけデジタル制御されたアナログオシレーターがあるわけではない。’80 年代からの、残念な誤解の結果である。
しかもそこまで解説させておいて、やっていることは単にピッチ LFO など、1ソース全体にわたる音程関連のパラメーターと、PCM 音素片を出すときの波形選択くらい。そりゃ AA 音源波形は、すでに倍音加算ジェネレーターなどで生成しているのだから、ここでは扱わないわけで。
なお、倍音加算ジェネレーターの代わりに、音素片 PCM 波形を出力した場合は、ここからあとの DCF などの処理のみが適用される。
DCF はマルチモードフィルターであり、HPF / LPF 切替式。レゾナンスもあるが、90 年代なかばのデジタルフィルターなので、ゼロから7までの8段階でしかない。ただ、それでも -24dB / Oct なのは、さすがカワイのこだわりであろう。
「DCO」、DCF、DCA には個別に EG があり、ピッチ EG はアタックとディケイ、フィルターとアンプ EG は ADDSR でありセカンドディケイがあるだけでなく、この3つの EG ともにレベル・タイム制なので、感覚的につかみやすい。ここでそれができるなら、なんで倍音加算ジェネレーターとかフォルマントフィルターでは、レベル・レート制なのかと。
パッチごとに1基のグローバルな LFO があり、デプスがピッチ、フィルター、アンプ個別にある。波形は;
・サイン波 ・三角波 ・鋸歯状波 ・矩形波 ・ランダム波
▲その他のパッチ・パラメーター
そろそろモジュレーションマトリクスが注目されはじめたころであり、K5000 でも 14 ソース、20 デスティネーション、しかも1ソースあたり2デスティネーション設定できる。20 あるデスティネーションには、フォルマントフィルターのバイアス、EG、LFO や、倍音加算ジェネレーターの高次、低次、偶数次、奇数次の倍音などがあり、かなり普通とは違う結果がでておもしろい。たとえば、弾きながらモジュレーションホイールでもって奇数次倍音を上げると、案の定、矩形波っぽくなるがブライトにもなるという、ちょっと他にはない音色変化をする。
前述のとおり、内蔵エフェクト専用のモジュレーションマトリクスもあり、こちらは 14 ソース、10 デスティネーション。
こうしてつくったパーシャル音は、最大6系統が内蔵ミキサーに通され、4基のマルチエフェクトや各1基の EQ とリバーブとで処理され出力される。
なお、ソース1とソース2の音で AM 変調させる大ワザもあり、おそらく K1 にあった機能をまるごと持ってきたのではないかと思われる。
▲ドラムキット
ドラムキットが別途存在するのだが、1キットは 64 インストで成立し、1インストは、オシレーター、フィルター、アンプで構成されている。インストごとにパンなどを設定可能。EG は、やはり ADDR 仕様なので、細かく表現できる。まぁ ’90 年代のデーハーなりにちょっと大人になったような音だ。
▲イージーエディット
さすがに広大すぎるパラメーターの太平洋なので、そこは考えたらしく、演奏中でもかんたんに操作できるイージーエディットが用意された。一時的にパラメーターにオフセットを加えるものであり、以下が存在;
・高次倍音レベル ・低次倍音レベル ・奇数 / 偶数次倍音レベル ・フォルマントフィルターのバイアス ・フォルマントフィルターの EG や LFO の速さ ・フォルマントフィルターの EG や LFO のデプス ・カットオフ ・レゾナンス ・EG ・エフェクト
ここでの画面といい機能といい、コルグのTシリーズや 01/W にも似ているが、偶数次倍音を増やそうとしてバリューダイアルをひたすらぐるぐるギーギー回すのは、ちょっとパフォーマンス用には非現実的かも。 K5000Sでは、このあたりがノブとして、物理的に出ているために音をひねりやすいはず。
▲内蔵シーケンサー
当時としては破格に大規模な 40 トラック、4万ノートの MIDI シーケンサーが内蔵されていた。 コード・トラックがあり、テンポ・トラックもあった。DAW そこのけの編集コマンドも多々あり、グラフィカルではないが範囲指定もサポートされており、他の一部にはグラフィック表示もサポートされていた。 SMF も読み書きでき、3.5 inch / 2HD のフロッピーディスクでもって外部との SMF 送受も可能。
きわめて興味深いのは、やはり APG(Auto Phrase Generator)なる作曲支援機能。
これは、録音されたシーケンスデータを K5000 が解析し、ユーザーが指定した音楽ジャンルなどに沿って、マルチパートの伴奏用シーケンスデータを勝手に生成してくれるもので、他の機種では見たことがない。
具体的には;
1.コード進行のアイディアを、任意の MIDI トラックに録音 2.そのトラックを「シードトラック(Seed Track)」に指定 3.任意のジャンル(スタイル)などを、指定 4.シードトラックを、K5000W に分析させる 5.分析結果をもとに、K5000W が最大8トラックのシーケンスデータを自動生成 6.気に入らなければ何度でも再生成 7.気に入ったら、それをシーケンサーに移植し、さらに細かくエディット可能
これでもって、約 8,000 ものシーケンスフレーズデータを、自動生成できるという。
スタイルと呼ばれるジャンルは 107 あり、プリセットが 105、ユーザーが SMF インポートして作成できるものが2つ。計 107 スタイルの内訳としては;
・ロック ・ポップ ・ジャズ ・フュージョン ・アシッド ・ハウス ・ランバダ(!) ・ワールド
さらに「ワールド」の内訳をみると;
・ヨーロッパのフォーク ・アメリカのフォーク ・ラテン
となっており、中東もアフリカもアジアも無い。なのにランバダがあるところといい、’90 年代のアレンジャーキーボード文化の産物そのもの。 あとからテクノも追加されたらしい。
また、以下の各種のアレンジャーキーボード用スタイルデータから2タイトルをインポートし、APG 用スタイルにコンバートして保存し利用できる;
・Technics Kシリーズ ・Roland Eシリーズ ・KORG iシリーズ ・GEM WX / WS シリーズ ・Solton MS シリーズ ・Wersi 社
さらに、APG はシードトラックからコード進行も分析しているのだが、このとき APG に、コード進行を実際に音で鳴らしながらアドバイスしてもらうことすら可能!
さっそくたった4小節の短いトラックをテキトーにでっちあげ、APG さんに解析してもらい伴奏データを自動生成してもらったが、なるほど、それ相応のものが、しれっとできる。スタイルを次々と変えて実行してみるとおもしろい。音色まで、スタイルによって変えてくるのには、恐れ入る。
ただ、適用されるスタイル、すなわちジャンルや自動生成の結果が、どうしても欧米偏重であり、それも時おりだっさい方向へかたよってしまう。 これは、K5000 が開発された時代もさることながら、おそらくカワイが、ドリマトーンなどといった「まじめな」電子オルガンを開発製造していたこと、そのためラウンジでのエンタメ用、あるいは音楽教室での教材用に、膨大なスタイルデータやシーケンスデータを制作していたことと、無関係ではあるまい。
▲その他の機能
ものすごい数のパラメーターがあるため、さすがにグラフィック LCD を搭載。倍音加算ジェネレーターや、フォルマントフィルターまわりなどは、分かりやすい表示で助かる。 画面の周囲を取り囲むように配置されたファンクションキーも、かなり便利。下手にカーソルキーで動かすのではないため、かえって操作が速くて良いかもしれない。
K5000 には、MIDI マスターキーボードとしての役割も期待されていたようで、Quick MIDI という機能が装備されている。その場で設定したプログラム・チェンジと、コントロール・チェンジを一気に送信する。音源モジュールがたくさんある MIDI システムの中で、都度ユーザーが好むデフォルト設定するような場合に使えるのかも。
内蔵フロッピーディスクドライヴは、3.5 inch 2HD 1.44MB ないし 2DD 720MB ディスクが読み込める。SMF などを読み書きする都合上、MS-DOS コンパチであり、なつかしい Mac の Acess PC にも対応。あったねぇそんな機能が Mac にーぃ笑。
さらには、ディスク上の SMF ソングをロードせずに直接に読みながら再生するという時短ファンクションこと Direct Disk Play というのもあった。これは当時のワークステーションシンセではけっこう流行した機能で、お手軽 SMF プレイヤーとしての働きもあった。
MIDI 端子もAとBの2セットもあり、おのおの MIDI In / Out / Thru がついてるので、計6つも端子がある。ここでも MIDI マスターキーボード的。ただし、MIDI B 群の端子は、MIDI Clock や Sys-Ex バルクダンプなどには非対応。
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鍵盤タッチも当時としては破格に良く、おもりつきで上質かつ長さも長くて弾きやすい。黒鍵の表面にざらつき加工してあるのは、ひょっとしてかつての黒檀でできた贅沢な鍵盤になぞらえたのか?
なお、これも当時としては革新的な 32bit RISC チップを搭載することで、フォルマントフィルターや - 24dB / Oct の DCF を実現、とドヤ顔でカタログに書いてある。
▲K5000S と K5000R
先述したとおり、K5000 シリーズには、残り2機種、素のシンセたる K5000S、そして2Uラックサイズの音源モジュール K5000R とがあった。
この2機種には、ともに K5000W とは以下の相違点があった;
・PCM 音源がない ・PCM 音色バンクもない(AA 音源用の PCM 音素片波形はある) ・GM バンクもない ・シーケンサーもない、APG もない ・アルペジエイターを装備 ・コンビがない代わりに、マルチモードがあり、これは4パートマルチ音源になる
●拡張性
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FDD 経由だが、SMF 送受できる。
のちのバージョンアップによって、音色バンクが増えた。Eバンク以降の音色は、そこで追加されたものらしい。発売当初の音色は、どうしてもサイン波っぽく聴こえて、なんだかなぁ、であったが、追加されたE以降のバンクにある音色は、かなり作り込まれており、良くできた音色が多い。
さらに Ver.3 から、当時の Win / Mac 用エディターソフト SoundDiver for K5000 が、emagic 社とタイアップして一緒にくっついてくるようになった。これで、特にパラメーターが多い倍音加算ジェネレーターやフォルマントフィルターなどの編集作業は、飛躍的に向上したはずである。 そして、ひとたびエディターでグラフィカルに操作できるようになれば、もはや K5000 シリーズは、倍音加算合成というより、ウェーヴテーブルを自作可能なシンセとして威力を発揮したであろう。
おまけに最終バージョンでは、なんと短い音声ファイルを wav 形式で外部から読み込み、それを逆フーリエ変換で解析、さらにフーリエ変換でもって整数次倍音のみで再合成するという、なかなかにニッチでわくわくする機能までついてきた! 記憶でしかないが、wav ファイルをサンプルデータスタンダードに準拠した形で用意し、5ピンの MIDI 経由で本体へダウンロードさせたような気がする。
●あなたにとっての長所
他の音源方式では得られない、独自のデジタル音色。
なんといっても、狙った位置に倍音を発生させられるのは、あたりまえだが直接に音を操作できて良い。 これが FM 音源とかだと、いっしょうけんめい変調させることで、遠隔操作で倍音を発生させているようなものなので、なかなか狙った位置に倍音を生じさせるのが、じつはむずかしい。つまり FM 音源なら周波数レシオやモジュレーター出力レベルなどを駆使してあたりをつけるところを、AA 音源ならダイレクトに倍音そのものを制御できる。 AA 音源万歳である。
結果、FM ではないのに、時として FM っぽくもなり、DX エレピなども再現できる! あるいは、PPG のウェーヴテーブルみたいな音もつくれる。モーフィングを使えば、事実上のウェーヴテーブルを自作していることになる! フィルターに依存しない自由な音色変化は、やはりうれしい。
しかも、どんどん刺激されるアイディアが湧く音色ばかりできる!! これは俺のセンスが 90 年代のまま止まっている勘違い平行棒野郎なせいなのか? 倍音加算合成というのは間違いではないが、むしろウェーヴテーブルを自作可能なシンセと言ったほうが正しいような音源方式。 しかも動きのある音色アニメーションを得意とする、個性派な音源方式。 パラメーターが多いとはいえ、同じものの繰り返しなので、理解はしやすい。
とにかく、もうこの変態音源に尽きる 笑
でもせっかくだから、APG によるみょーな演算結果も楽しませてくれるし、カワイだけのことあって鍵盤タッチも良い、ヘッドフォン端子が手前の左側についてて気が利いている、という点も挙げておく。
●あなたにとっての短所
ユニゾンモードが無い! これは残念。なので手動でレイヤーしまくって束ねるしかない。
やはり古いデジタルシンセなので、往々にしてエディット中、鍵盤を押さえっぱなしでは音が変わらないため、ぽんぽん連打せんとあかん。DX7の不便さを思い出す。
整数次倍音のみ出るので、非整数次倍音を出すためには、かなりピッチを変えて音を重ねるなど、工夫が相当いる。これが実現できないと、クロス変調によるディストーション波形とかメタリック波形などは難しいのだが、まぁ、AM 変調もあることだし、冨田さんみたいに倍音加算でベルもつくれるし、考えて使いこなせばいいんです。
アタックトランジェント成分だけは、どうしても PCM 音素片にたよることが多い。これは、サイン波倍音加算合成そのものの限界であり、あそこまで不規則な波形を合成しようとすると、もはや K5000 すらをも遥かに上回るパラメーター数となってしまい、非現実的だからである。 これを加算合成ではなく、減算方式で実現するには、それも現実から離れた創造性ゆたかな音色制御をしようとすると、もはや TR-808 のベードラに採用された Down Chirp Oscillator や、Metallic Oscillator のようなものを考案する必要がある。
●その他特記事項
一世風靡したカワイのKシリーズ・シンセ。だがカワイも今ではすっかりピアノメーカーに戻ってしまい、シンセというシンセが無くなってしまった。
かつてKシリーズがめざしたものは、なんだったのか。
私が知るかぎり、88 年ごろに見た K4 には、リアパネルにて、製造元は「テスコ株式会社」だと書いてあった。 そして 96 年製の K5000W には、製造元は「メルヘン楽器」と書いてある。
テスコとは何か? メルヘン楽器とは?
以下、年を追ってクロニクルをひもといてみよう。
1.起
1946 テスコ社の前身となるアヲイ音波研究所、設立 1948 テスコ(Teisco)というブランドで、ハワイアンギターやアンプが登場 1952 テスコ・ギターが、ビザールギターとして欧米にて知られるように 1958 テスコ・スーパーエレガン(Teisco Super Elegan)登場
「テスコ」とは、Teisco と書き、Tokyo Electric Instrument and Sound Company の略だという。 すでに敗戦の翌年に、その萌芽は生まれ、はやくもビザールな楽器をつくっていたようである。
1958 年に出た「テスコ・スーパーエレガン(Teisco Super Elegan)」とは、モノフォニックの真空管オルガンである。日本初の電子オルガンは、じつはここに始まる。そしてこれは、のちにカワイの電子オルガン「ドリマトーン」へと発展し、ヤマハのエレクトーンや、テクニクスのテクニトーン、ヴィクターのヴィクトロンなどと並んで、家庭用の電子オルガンとして家々のリビングルームに浸透していく。
1964 テスコ株式会社、設立 1966 テスコ株式会社、カワイの傘下に入る
当時のギターブームに乗ったテスコは、ギターメーカーとして知られるようになる。のちに復刻したりしているのも、このころの人気から。
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1970 年代に入り、海外のギターブームが収束すると、テスコブランドのギターも終わり、代わりにギブソンやフェンダーのイミテーションをつくるようになる。 そこで次なるターゲットとして浮上してきたのが、徐々に盛り上がってきたシンセ業界であった。
1976 Teisco / KAWAI 100F
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テスコとカワイとの2つのブランドで発売された、同社初のシンセ。機種名も不定で
・Synthesizer 100F ・S-100F ・100F
などと表記される。
37 鍵、ヴィンテのアナログモノシンセ、1 VCO / VCF / VCA / HPF という構成で、最後にハイパス・フィルターが来るのが、ちょっとおもしろい。 お値段は 95,000 円と、当時としては少し安めか。
その 100F は、こんな音がしたらしい? 「銀のさら CM」
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1979 Teisco 100P 1980 Teisco S-110F 1980 Teisco S-60F 
クラフトワークがアルバム「人間解体」を発表したのが、1978 年。同じ年に、YMO も人知れずデビュー。 その翌年から、テスコシンセが徐々に頭角を現してくるのである。
Teisco 100P
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100P は、ローランド SH-2000 にヒントを得たようなプリセットモデルだったらしい。鍵盤の下にならぶ、カラフルなタブレット式のスイッチまで似ている。
Teisco S-110F
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100F を継いだ S-110F は、テクノポップの台頭にあわせてデザインを一新。LED で信号フローを示す科学的なところが、テクノ時代を象徴。 仕様においても、従来と同じ 37 鍵でありながら、2VCO / VCF / VCA / HPF に拡張、しかも2音パラフォニックとなり、さらに8バンドのフィクスド・フィルターバンクまで搭載した。各バンドの中心周波数は、250 / 350 / 500 / 700 / 1k / 1.4k / 2k / 2.8kHz。 鍵盤の左、他社ならモジュレーションホイールなどがあるはずのところには、代わりに3基の感圧式コントローラーパッドがあり、これらでヴィブラート、ワウ、カットオフ、ピッチベンドをかけることができたところは、ARP Odyssey の後期型みたいだが、未来的でもあった。 当時の定価は、127,000 円。同価格帯ベストセラーだったヤマハ CS-15、ローランド SH-2 と比べても、仕様も奢り、デザインにも 80 年代らしいカリスマがあって、じつは隠れた名機。
Teisco S-60F
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S-60F は下位機種として発売され、32 鍵、1 VCO / VCF / VCA / HPF、左手用の感圧式コントローラーはピッチベンダーのみ。 お値段 74,000 円。入門機だったヤマハ CS-10 やローランド SH-09 やなんかと喧嘩するための価格なことは明白。
1981 Teisco SX-400
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4オクターヴ 49 鍵、なんと4音ポリで、Quad, Dual, Mono, Solo の発音モードがあり、最後のソロはユニゾンモード、あとば読んで字の如く。 1 VCO / VCF / VCA / HPF という構成だが、さらにサブオシとノイズ・ジェネレーターとを搭載。 アフタータッチもあり、ヴィブラート、ピッチベンド、カットオフに対応。 コーラスまで内蔵し、とどめの音色メモリーでは、プリセット8音色、ユーザー8音色が記憶できた。
1983 YAMAHA DX7 1984 Teisco SX-210 1984 Teisco SX-240
テスコからも、MIDI シンセの登場である。 1年遅れたのは、MIDI 制定メンバーに関わってなかったからかもしれないが、カワイは関わっていたので、そこは距離感があったのであろうか?
Teisco SX-240
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SX-240 は、61 鍵、8音ポリ、2DCO / 1サブオシ / VCF / HPF / VCA という構成。フィルターは SSM2044 を採用し、これは Polysix、PPG Wave 2、初代 Emulator などに使われた名のある石。 スプリットやレイヤーも可能となり、コーラスも内蔵、48 音色メモリー、1,500 ノート8メモリーのシーケンサーも搭載、そして何よりも MIDI 対応。 高度に発展したポリシンセとなったため、フロントパネルから物理操作子はほとんど消え、代わりにデジタルなボタンと汎用バリューダイアルのみによる UI となった。7セグの LED が並んで文字表示もできたところも、デジタル時計っぽい未来感覚。
同じ年の年末には、コルグ DW-6000、翌年 1985 年9月には DW-8000 が発売されている。そしてそのさらに翌年…
2.承
1984 KORG DW-6000 1985 KORG DW-8000 1986 KAWAI K3 1986 KAWAI K3m
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カワイKシリーズ初号機、K3 が発売されることになった。これ以降、テスコブランドでの新機種は出なくなったのだが、カワイKシリーズのリアパネルには、製造元としてテスコ株式会社の名が、しばらく残ることになる。
Digital Wave Memory Synthesizer と銘打たれただけのことあり、コルグの DW-8000 を非常に参考にしたと思われる機種で、音源方式をはじめスペックもよく似ている。 61 鍵、ベロシティ・アフタータッチ対応、6音ポリ。2デジタルオシレーター / VCF / VCA というハイブリッド構成。ポリ数が2音少ないほかは DW-8000 と同じ。DW-6000 を見て開発したのかな? 7セグの LED で、プログラム番号、パラメーター番号、そしてバリューを数値表示するレイアウトや、定価 19 万8千円というのも DW-8000 と同じで、DX7より下をいくことで値ごろ感を出そうとしたのだろう。
音源方式も、コルグの DWGS 音源と酷似しており、メーカーがあらかじめアコースティック楽器などの音色を、FFT で分析、逆 FFT こと整数次のサイン波倍音加算合成で近似的に再現し、その結果できた1波のみ波形 ROM に保存。それをループさせたものを、音源波形として使う。
コルグよりもすぐれていた点は、音源波形の数や、ベロシティでオシレーターバランスまで制御できた点など。VCF が、SSM 2240 だったり、LFO に S/H 波があったのも、さりげなく名機。 実際、DW-8000 では 16 あった音源波形が、K3 では、32 と倍になっており、さらに 33 番目の波形として、ユーザーが自作して保存できる波形が1つだけあった。
このユーザーが自作可能な音源波形とは、128 ある倍音から任意の 32 個の倍音を選び、それらをノンリアルタイム演算にて加算合成し、演算結果の波形を保存し、1波ループさせて使うのである。
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たった1つとはいえ、ユーザーが自作可能な音源波形。しかも加算合成。
ここに、のちのちの K5000 にまでいたる、Kシリーズの始原をかいまみれる。すなわちコルグ DWGS 音源を拡張するところから始めることで、カワイは森羅万象を再現するサイン波倍音加算合成の可能性を見出したのだ。
さらにそれは、うがって見れば、いにしえのテスコギター Spectrum5 にあったレインボーカラーのスイッチ群でもって、おびただしい数のピックアップを操作して音創りするという発想が、そのままテスコだましいとなってシンセに搭載されたとも解釈できる。倍音加算合成ならぬ、ピックアップ加算合成!
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こののちのコルグが、DSS-1 で 128 倍音加算合成まで実現しておきながら、そのあとの M1 以降にてシンセサイズをやめ、事実上のプリセットサンプラーとなって、音色ライブラリーを膨大に出すことで、音創りよりも音選びの道を爆走することになることを思えば、K3 で実現したたった1つの自作可能音源波形とは、テスコの頑固で堅気な DNA の発露、発現であったのかもしれない。
ただ、カワイというお上品な坊ちゃん嬢ちゃんなブランドのせいなのか、妙にセンスがいけてないところも。 例えばホイールがピッチベンド用に一個しかないのは、いくらアフタータッチが使えるとはいえ、さすがにコストダウンするにもほどがある。EG も、コルグが一足先に ADSSR というセカンドディケイが可能なものを搭載していたのに対し、カワイは相変わらず ADSR のまま。そしてデザインがなんだかいなたい家具っぽいような気がするのは、気のせいか。
だが翌年、カワイのシンセは大変貌を遂げる。
1987 Roland D-50 1987 KAWAI K5 1987 KAWAI K5m
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ローランドから風雲児 D-50 が出たのと同時に、カワイから出てきたモンスターシンセ。 怒濤のサイン波倍音加算合成シンセシス、しかもいきなりのフラッグシップ機種、フルデジタル 16 音ポリ。 23 万5千円というのは、ほぼ D-50 同じ。 61 鍵か、2Uラックサイズの音源モジュールかが、選べた。
型番からもうかがえるように、K5 は K5000 の原型となったモデル。K5000 が最大6ソース構成だったのに対し、K5 は2ソース。それでも各々 63 倍音、2つ合わせれば 127 倍音まで加算できた。K5000 では、全倍音が各々個別の音量 EG を持っていたが、K5 では4基の音量 EG に集約されるも、��れでも EG は6ステージあった。 そのあとは、デジタルのレゾナント・ローパスフィルターと、デジタルアンプとを通るのだが、ここでもフィルター EG は6ステージ、アンプ EG は7ステージもあり、ダブルピークはもちろん、リリース後にピークを持つことも可能。
この音源方式は、最初 ARTS:Additive Real Time Synthesis 音源と呼ばれたが、商標にでも引っかかったのか、のちに ADD:Additive Digital Dynamics 音源と名を変えてきた。
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時代に先駆けて 16 パートマルチ音源であり、同じくシンセとしてはほぼ初めてグラフィック LCD を搭載しており、じつは名機なのだが、早くもパラメーターの海に溺れてしまってエディットがたいへんなこともあり、あまり知られていない。
なによりもタイミングが良くなかった。話題はすべて D-50 がかっさらっていったのであり、誰もがその史上初 PCM ベースのサウンドに魅了されていたのである。
だが、この PCM にいち早くカワイは気づいたらしく、即座に行動を起こしたところが、FM 変調にこだわりすぎたヤマハよりも柔軟でえらいところ。その結果は一年後にあらわれる。
1988 KORG M1 1988 Roland D-10 1988 Roland D-20 1988 Roland D-110 1988 KAWAI K1 1988 KAWAI K1m 1988 KAWAI K1r
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カワイが真に業界で旋風を巻き起こすのは、ここからである。
誰もがコルグの起死回生満塁ホームラン M1 に目を奪われていた時、その足元をすくったのが、カワイ K1 であった。M1 の 24 万8千円というプライスタグが高すぎて嘆く少年少女たちにとって、12 万8千円でローランド D-10 が救いの神になるはずが、どうやらカワイもいいらしい、となったのである。 それもそのはず、なんせ、9万9千8百円で、61 鍵ベロシティ・アフタータッチ対応、16 音ポリのフルデジタルシンセが手に入るなんて、コスパ良すぎて前代未聞だったのだ。
K1 では、あらかじめ倍音加算合成によって生成し波形 ROM にたくわえたデジタル波形を VM :Variable Memory 波と呼び、これと PCM 波形とを最大4ソースまで重ね、さらにソース間 AM 変調まで可能とすることで、1パッチをつくる。これは VM:Variable Memory 音源と銘打たれ、シンセ波形と PCM 波形とを組み合わせて部分音合成する D-50 すなわち LA 音源のエッセンスを凝縮したテクノロジーであった。
倍音合成は、素で取り組むにはパラメーターが膨大で音創りも大変。ならば、倍音合成によって生成されたおいしい波形を満載し、PCM 波形と組みあわせれば、リアルな音色からシンセならではの表現まで、簡単かつ自在にできる。 しかもフィルターを使わず、ひたすら加算合成するだけでできる。
これは目からうろこで、逆にフィルターを持たないことからレゾナンス・スィープなどを再現するのも難しいなどあったものの、見切りが早く、多彩な音を簡単につくることができた。 おまけに K1 の鍵盤は、この安価な価格帯では初めてのおもりつきであり、タッチもよく、さすがピアノメーカーという貫禄もあった。
K5 という、なんだかよくわからないけど凄そうなステータスシンボルみたいなプロ仕様シンセがでたあと、こんなにフレンドリーでコスパ最高なシンセが出てきたら、気にならないはずがない。多くのキミやボクたちが、あのジョイスティックをうにょうにょさせ、どんな音色変化をもたらすのか興味津々で取りついたのである。
同じ年、シンセではないが KAWAI から単体シーケンサーの名機となる Q-80 も出ている。
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Q-80 は、ヤマハ QX5を研究したと思われる機種で、モチーフと呼ばれる仮想トラックを 100 まで記憶できた点が、QX5のマクロトラックと同じである。しかし QX5より凌駕する点が多々あり、32 トラック構成、グルーヴを残すアクティヴクォンタイズ、ジョグダイアルとメニューマトリクスによる操作性、そして 3.5inch 2DD 対応の FDD などなど追加されつつも、ろっきゅっぱしかしなかった。
ヤマハも同じ思いでいたようで、QX5FD という後継機種を後追いで出しているが、やや値段が上がってしまっている。
1989 KAWAI K4 1989 KAWAI K4r 1989 KAWAI XD-5 1989 KAWAI K1II 1989 KAWAI K1rII 1989 YAMAHA SY77 1989 CASIO VZ-8M
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カワイシンセの黄金時代。
K4 は、K1 にデジタルのレゾナント・ローパスフィルターと、マルチエフェクトとをつけたような中堅価格帯機種で、懸案だったスィープ音もばっちし。16bit で音も良く、D-50 のみならず M1 のおいしいとこどりまでをも実現し、なおかつ M1 にはなかったレゾナンスも実現、プロの仕様と音色とを安価で魅せてくれるような、楽しいデジタルシンセであった。 倍音合成による音源波形は、DC:Digital-Cyclic 波と名を変え、4ソースの各々にフィルターもついたことで、音源方式も Digital Multi Spectrum 音源という名になった。 お値段 14 万9千円。同価格帯のどの競合他社よりもすぐれたシンセが、カワイから登場したのである。
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聖飢魔II  のライヴでは、サポートメンバーのキーボーディストがウルトラ警備隊の格好をして、K4 を弾いていた。アルバム「Outer Mission」のころであり、バブル期だったこともあって、世の中、多彩なデジタルシンセ音がもてはやされた時代。K4 もプロにも認められ、実際、音が良かったのである。
K1 もリバーブとディレイがつき、ドラムキットも搭載することで K1II となり、K4 / K1 のラインナップは、すっかり新興勢力として人気であった。
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XD-5 とは、K4r を応用した高音質のパーカッション音源モジュールで、AM 変調などもできることから、かなり変態なリズム音色も出せる異色の音源。カワイアメリカが企画したという。
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さらに K5 のころから、カワイは他にもさまざまな MIDI 機器を出しており、そのラインナップが完成するのが、この 80 年代の終りごろである。 そこには、がっちりしたタッチのアコピ鍵盤ノウハウをがっつり組み込んできた MIDI マスターキーボード M-8000、前述の単体シーケンサーの名機 Q-80、腕っぷしの強いドラマーが叩いたような音がしたリズムマシン R-100、R-50 シリーズ、単体エフェクト RV-4、ミキサー、なんと MIDI ミキサー MM-16、などなど、すぐれた周辺機器がさまざまに出ており、しかもどれも比較的良心的なお値段。 そんな、お求めやすいカワイだけでなんでもできてしまうという、シンセヲタや宅録ヲタ、バンドマンにとって夢のような時代になったのであった。
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同じ年、ヤマハは V80FD を水面下でやめて SY77 に慌てて切り替えており、カシオからは VZ-8M を最後にシンセがぱったり出なくなった。V80FD は基本的には FM 変調のみ可能、SY77 は PCM もカップリングさせた複合音源、VZ-8M も位相変調である iPD 音源。 これら落日の変調方式シンセを尻目に、カワイ、コルグ、ローランドから PCM 音源が勃興してきたのである。 その勝ち組たる新興勢力の勢いでもって、このころ、カワイは K4 をそのまま 88 鍵シンセにした K4000 という頂上機種を、フェアなどで参考出品している。名高い MIDI マスターキーボード M-8000 の鍵盤を流用したのかもしれない。
さて、私の記憶では、K4 のリアパネルには、製造元としてテスコ株式会社の名が明記されていた。だが、どうやらこのころに、テスコは、同じくカワイ傘下のデジピメーカー、メルヘン楽器に吸収されたらしい。
そこから、徐々に雲行きが変わってくる。
3.転
1990 KAWAI Spectra KC10 1990 KAWAI XS-1
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Spectra は、ライヴ向けにフットワークを軽くすべく軽量スリムにしたキーボードであり、XS-1 はハーフラックサイズの DTM 音源モジュールであった。いずれも K4 の音源部をカットダウンして内蔵しており、16bit による音の良さをアピールしていた。 Spectra そのままに内蔵音源を省き、白く塗装しなおした MIDI キーボードコントローラー MIDI Key というのもあった。下の DTM セットにあるとおり。
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ローランドが DTP になぞらえ DTM という言葉を発明し、その第1号としてパッケージ製品「ミュージくん」を発売したのは、すでにこの2年前の 88 年のこと。
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このあと「ミュージくん」は「ミュージ郎」と名を変え、急速に DTM 業界の雄となって台頭してゆく。
そして 90 年代に入って、カワイもまた後を追って、DTM 業界へと舵を切ったのであった。
1991 YAMAHA SY99 1991 KORG 01/W 1991 Roland JD-800 1991 Roland SC-55 “Sound Canvas” GS 音源モジュール 1991 Roland SB-55 “Sound Brush” SMF Player
ワークステーションシンセが大流行となり、シーケンサーを持たないのに30万円もした JD-800 は、評価こそ高かったものの実際にはまるで売れなかった。以来 XP-80 が出るまでのしばらくの間、ローランドには高額機種を出すのにためらいがあったという。
同時に PC ベースのワークステーションともいうべき DTM 業界に、新風 SC-55 “Sound Canvas” が登場。音色配列を統一させる GS フォーマットを提唱し、GM 規格の制定につながった。
この当時、ローランドの高価格帯のシンセが好評だったにもかかわらず売れず、一方、同社が DTM の盟主となって成功したことは、その後のカワイの方向性を考える上で、きわめて暗示的である。
そしてこの年、カワイからは新機種が出なかった。 出なかっただけなのか、出せなかったのか、お蔵入りしたまぼろしの機種でもあったのか。 メルヘン楽器への移行で、ばたばたしたのか、ドタバタあったのか。
とにかく、メルヘン楽器が開発製造するようになって、同社がそれまで手がけてきた家庭用デジピ市場を意識するようになったのか、教育市場とも親和性が高いと思われる DTM へと、カワイも全面的にシフトチェンジしたのである。
1992 KAWAI XS-2 GMega 1993 KAWAI GMega をもとにした DTM パッケージ Sound Palette 1993 KAWAI K11 1993 KAWAI Spectra KC20
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GMega(ジーメガ)は、ハーフラックサイズの GM 音源モジュールで、定価 69,000 円。ちょうど SC-55 の好敵手ながら、GMega は 32 パートも使えて有利であった。また、GM というと、とかく箱庭的で音はチープという先入観がはびこっているが、GMega は音が良い。はっきり言って当時のサウンドキャンバスよりも、音が良かった。GM に引っかけたネーミングも、今なら GGiga と言っていいくらいの、パフォーマンスだったのではないか。
これを中核に、カワイは独自の DTM パッケージ「Sound Palette 」を繰り出した。
K11 は、K1II を GM 音源にしたもの。音源方式は K4 から持ってきた上でフィルターをシリパラ可変できるようにしている。 KC20 Spectra も、KC10 を GM 音源化したものである。 どちらも DTM 向けキーボードというキャラが前面に出ていた。
かくしてカワイは、加速度的に GM と DTM へと傾斜してゆくかに見えた。
1993 Roland JV-1000 1994 YAMHA W5
この ’94 年からしばらく、カワイからはなんら新製品が出なくなる。
カワイだけでなく、このころ、押し寄せる GM 音源化と SMF の普及により、各社ともに DTM 以外では方向性を見失っていた。唯一成功していたのは、ワークステーションシンセの本家を称するコルグだけであった。 その一方、どんどん隆盛する DTM 業界では、ヤマハとローランドによる熾烈な一騎打ちが続いていたのである。
時代はパソコンであり、単体シンセはもう未来がないのか。音源方式も PCM まで来て出尽くした感があり、あとはひたすら大容量高精細になるばかり。そんなふうに見えた。インターネットが大々的に普及するのは、この翌年の Windows 95 からだが、すでにその片鱗も見えており、まさにパソコンの時代になりつつあった。
ローランドが、GS フォーマット音源のみ積んだワークステーションシンセ JW-50 を出して失敗したのも、売れ筋のワークステーションシンセ市場に GS / GM を広め、売れ筋の GM 音源 DTM とを掛け算したかったあまり、そんな時代を読み違えたからであろう。
KAWAI というブランドは楽器メーカーとしては正統派だが、アコースティックのイメージが強く、電子楽器と言ってもドリマトーンなどホームユースのものばかりであり、シリアスな電子楽器メーカーとしては異色なイメージもある。 とはいえ、そもそも 80 年代にシーケンシャルのデイヴおじさんとともに MIDI 規格を制定したとき、カワイもメンバーの一員だったのであり、その点ではカシオとは違う。
その歴史ある保守と革新の混沌ゆえに、ホームユースや教育市場を考えて、真面目に GM 音源へ傾斜したのであろうか?
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GMega  は、GM 音源の中では音が良かった、と書いた。 GM 規格の趣旨を考えれば、機種ごとに差異があるのは、いかんのであり、失敗である。原理主義的に厳密たらんとするならば、いつどこでだれがどんな機種を使おうと同じ再現性が担保されなければならない。共通規格とは、没個性化である。
しかし、そこまで規定しないルーズな規格だったからこそ、各社は自由に個性やキャラある GM 機種を出せた。この機種で鳴らすと元気な迫力ある音楽になる、あの機種で鳴らすとやさしい音色で再生されてなごむ、などなど。 その使い分けを極めるのも、楽しかったはず。
つまり GM には、解釈の違いという、音創りとは違った表現があるのだった。意図したのか、はからずもできたのかはさておき、それは GM 世界における方言であり、方言による豊かな多様性ある表現、と言ってもいい。
もっと言えば、GM も MIDI も、規格というよりプラットフォームであった。それらの根底には「このルールで縛る」ではなく「この上でみんな好き勝手に遊びなはれ」というスタンスがあり、誰にも独占されない規格という、およそたぐいまれな規格であり、成り立ちからしてフリーダムであった。 MIDI 規格制定に尽力したことでグラミー賞をもらったデイヴおじさんと梯氏は「まぁパテントにしてたら大儲けできたかもしれないが、そんなことしたらむしろ誰にも使ってもらえず、MIDI は広まらなかっただろう」というような主旨で述懐している。
GM や、そもそも MIDI は、知的財産権とは無縁、誰にも独占されないオープンな規格であり、それはこんにちのシェア文化のはしりでもあった。だからこそ GM も MIDI も、規格というよりプラットフォームに徹した存在なのであった。
MIDI はシェア文化!
だが、音は良かったカワイの GM 音源だが、DTM では先行するローランドが強く、先手必勝の市場原理によって店頭を Sound Canvas シリーズが埋め尽くし、コルグなどは DTM  業界では無名すぎて相手にされず、カワイも苦戦することになる。 なんせローランドは、この十年くらい前から、それこそ MIDI 以前のヴィンテアナログの時代から、コンピューターミュージックに特化したマルチ音源を、CV / Gate で駆動しながらでも営々と出し続けていたのである。
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ましてや MIDI 時代になってからのローランドは、MIDI の可能性をいちばん知っていたわけで;
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結果、DTM という言葉の生みの親になるくらい、もはやド定番なのであった。
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これに対抗できた後追い機種は、楽器メーカーとして押しも押されぬ知名度のヤマハが送り出した「Hello Music」だけであった。
その一方で、GM 音源の鍵盤機種を、ごりごりな音創りシンセとして売ろうにも、GM 自体がよくもあしくもオールラウンドな箱庭宇宙な音色世界だったので、パラメーターも少なく、ごりごりの一芸に秀でたような音創りシンセには向かなかった。
互換性を重視すればするほど、個性が消える。それがプラットフォームというもの。
やがて、そのプラットフォーム上で、ふたたびの個性派を送り出そうという動きが始まる。
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1995 KORG TRINITY 1995 KORG prophecy 1995 Roland XP-50 1995 Roland XP-10 1996 Roland XP-80 1996 KAWAI K5000S  16 万8千円;素のシンセ 1996 KAWAI K5000W  21 万8千円;ワークステーションシンセ 1997 KAWAI K5000R 12 万5千円;ほぼ K5000S の2Uラックマウント音源モジュール版
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本稿で取りあげた K5000W とは、カワイ初のワークステーションシンセである。しかも K5000 シリーズの中で唯一の GM 対応機でもあった。そして、かの K5 以来のフラッグシップでもある。 これらが指し示す意味は、何か?
サイン波倍音加算合成の特徴として、和音を弾いても音があまり濁らないというのがある。さらにカワイは 「写実派 PCM 音源の時代に終止符を打つ、  印象派『アドバンスト・アディティブ』音源搭載。」 というキャッチコピーでもって、売り込んでいる。
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この言葉は、もともとはローランドが TR-808、そして D-50 をはじめとする LA 音源、これらを開発するときに考え出したコンセプト。
すなわち、リアルよりもアイディアル、real よりも ideal、写実ではなく理想の音、自由度が限られているサンプラーよりも、自由自在に音をエディットできるシンセサイザーに期待を込めた、その故事そのものである。
ロジャー・リンがすでにサンプリングによるドラ��マシン LM-1 を出したのにもかかわらず、ローランドが後出しジャンケンにフルアナログの TR-808 を開発したのは、当時のサンプル波形メモリーが高価であったためだけではなく、そもそもサンプリングして終わりというのではダメで、自由に音創りできるドラムシンセをつくりたかったからだという。 ドラムマシンではなく、ドラムシンセ。 808 ベードラのディケイ・ノブは、コストダウンの名のもとに消えそうになったシンセたるアイデンティティの最後の砦であった。ちいさな、ひよわな砦だったそのディケイ・ノブを、よもや後世のアーティストたちが、まさにベースシンセとして使い、かくしてベースミュージックというジャンルまでをも創出することになろうとは。
LA 音源も同じで、PCM 波形を使うわりにストラクチャーなど複雑な仕組みになっているのは、やはり自由度を高くもつことで、柔軟な音創りを可能にするためであった。 よって、のちの D-70 や JV-80 以降の単純な PCM 音源だと、リアルな音は作りやすいが、シンセならではの音色はなかなか生み出しにくい。リアルな音への需要は大きいので、PCM 音源が主流になるのは時代の必然ではあるが、いやしくもシンセメーカーを名乗るなら、傍系でもいいから LA 音源も残しておいてほしかった。
無論、せっかくがんばって冒険した JD-800 が売れなかったがゆえの、恐怖心があったこととは思う。よって JV シリーズという安全パイな中堅機種シリーズへ傾斜したであろうことは、想像にかたくない。 だがそれでも競合のコルグは、PCM サンプルプレイバッカーの代名詞ともなる M1 で圧倒的勝利をおさめながらも、WaveStation という、売れなかったが音創りにこだわったシンセも出した。それも初代無印、A/D、EX、SR と代を重ね、しばし間を開けてから prophecy、Z1 へと、ストイックに音創りの夢を追い続けている。ワークステーションシンセで当てまくっていたという安心感があったからこそとはいえ、かりそめにもシンセメーカー、やはり技術的にシンボルはたいせつ。 だからこそ、ローランドが LA を捨てて PCM のみに走ってしまったのは、売れたであろうが残念である。
シンセは、リアルな音を出すものではなく、理想の音をつくり出すためのもの。 そのために、写実派のサンプリングではなく、印象派のごとく本質を捕まえつつ自由度が高いシンセサイズの道を選ぶ。それがシンセメーカーとしての矜持のはずであった
そして、カワイ K5000 シリーズもまた、そのために原点に立ち返り、倍音加算合成によって森羅万象を、写実派 PCM ではなく印象派の AA 音源で実現しようとしたのであろう。
最初はコルグ DWGS 音源のまねをするところから始まった音源方式も、やがてコルグやローランドの正統派な後継者を、もくろむようになり、しかも LA 音源よりは単純化されたカタチで、その代わり壮絶に愚直なパラメーター暴風雨で。 そのための、シンセ独立宣言、リアルさばかりを求める旧弊と束縛からのシンセ自由共和国独立宣言、それが前述のキャッチなのだ。
残念だが、これを、たましいをこめて説明できる営業は、未だ、いないであろう。
そして、内蔵シーケンサーにあった APG 機能。
ドリマトーンなどの電子オルガンのリソースでもって、ワークステーションシンセに新機軸をもたらそうとしたのであろう。それはまるで、自動運転するクルマのプロトタイプのようでもあり、このあと実に5年後に出てきたコルグ KARMA と、アプローチは違うも、目指すところはかなり近い。
そして、ユーザー独自のスタイルデータを読み込めば、永遠にあたらしいジャンルの楽曲を、しかも効率的に量産できる。 かつて K3 が、アコースティック楽器に由来する多くの音源波形の中で、1つだけユーザーに開放し、自由に自作できるようにしたように、K5000W では、おびただしい数の既存ジャンルに由来するスタイルの中で、2つだけユーザーに開放し、ユーザーが自作・入手したスタイルデータを読み込めるようにした。 あたらしいジャンルを切り拓き、それに永遠に対応しつづけ、永遠にあたらしい楽曲を、しかも機械に補助してもらいながら生み出し続ける、原始的な AI 作曲支援ツールすら将来への展望にいれた存在、次世代ワークステーションシンセ、それが K5000W のはずだった。
K5000 シリーズは、Ver.3.0 からエディターソフト emagic SoundDiver を一緒にくっつけて出荷されるようになった。なだれをうって攻め込んでくるかのような膨大なパラメーターを制するには、やはりエディターは便利。
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だがそれがアダになって、本体だけではエディットできないシンセであるかのごとく、誤解された向きもあるやもしれない。
この当時、ローランドの XP-80 / 60 / 50 / 30 / 10 は非常によく売れていた。業界で唯一 64 音ポリもあり、しかもエクスパンション・ボードによるライブラリービジネスが成功したためである。コルグにいたっては、渾身の自信作 TRINITY が海外で XP シリーズに敗北したためショックを受けたという。
カワイ K5000 系は、最高のコスパながら 32 音ポリ。APG など意欲的かつ GM のような互換性も重視しながら、スタイルデータを必要としたり、コード認識機能があったりするため、欧米ではアレンジャーキーボードと混同される向きもあったらしい。そこはのちの KARMA と似ている。
孤高のシンセ、孤高のワークステーション。
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だが、最大の敗因は、そもそも営業がもはや売る気がなかったためなのかもしれない。この当時のカワイは経営不振が続いており、株価も百円くらいにまで落ち込み、まるでモチベーションがあがらなかったという。日経新聞をひらくと、株価のページにてローランド、ヤマハ、カワイが並んでいて、いっつも公開処刑であった。 もはやいいものをつくるだけでは、売れる時代ではない。商品力は必須だが、最後はやはり、人ですよ。
1998 KAWAI MP9000 1998 KAWAI K5000S  16 万8千円 → 14 万8千円 1998 KAWAI K5000W  21 万8千円 → 17 万8千円 1998 KAWAI K5000R 12 万5千円 → 11 万5千円
K5000 シリーズ用に、Ver. 4.0 Power Sounds がリリース。
K5000 の売れ残った在庫一掃のためなのか?
新しい音色を追加に追加を重ね、最後は値下げまで行い、キーマガに「こんなにワークステーションが安くていいんですか? いいんです!」と、当時の人気テレビ報道番組ニュースステーションでのセリフまで借りた広告を打ち、安売りキャンペーンでもって、K5000 シリーズは華々しく終わった。翌年の夏までには、在庫がなくなっていたらしい。
MP9000 は、デジタルのステージピアノである。 K5000 Ver. 4.0 と安売りが始まった年の十月、アコピと同じ、長ーいハンマーアクション鍵盤を採用したデジタル・ステージピアノとして発売。非常にピアノライクな鍵盤タッチで、評判となった機種。
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そして、やっぱこっちのほうが売れる!となったのかもしれない。その後、MP シリーズは脈々と続き、今も MP11SE、MP7SE、超贅沢なソフトピアノ音源用 USB コントローラー VPC1 に引き継がれている。
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1999 Shigeru Kawai Piano
グランドピアノである。それもアコースティックの。最高峰の。 当時の河合滋社長が「期は熟した」と言って開発させたという。 これ以降、同社はピアノに専念。アコースティックもデジタルも、ともにピアノにフォーカスしている。
写実から印象派へ、という河合シンセの実験は、ここに終わる。 印象派から写実へ、という河合デジピへと回帰するのである。
いかに既存楽器の束縛から自由たりえるか、という河合シンセの実験はここに終わる。そして、いかに既存のアコピに似ているか、という逆のベクトルへ向かうことになる。電子テクノロジーを、既存楽器の模倣へと使う。たしかにユーザー層はシンセよりも遥かに多いであろう。 つまりそれは、発散から収斂へという、180 度の方向転換であった。
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真面目すぎたかスピンナウトした因縁の意地の張り合いか ’90 年代までの一時期ヤマハと訴訟合戦し、株価百円どん底だったが、訴訟合戦は双方が取りやめて妥協、今や中国でヤノピ売上うはうは、株価は 4,000 円近く、ショパコンのファイナルで使われるグランドもカワイである。
4.結
ゼロ年代、Virsyn というソフトウェア・メーカーからサイン波倍音加算合成によるソフトシンセ「CUBE」が出たが、そのとき欧米人のスタッフが、でっかいパソコン画面での精緻なグラフィック表示を操作してみせつつ、 「これで加算合成もやりたい放題さ。カワイの、ケイ・ファイヴサウザンドなんて、ナイトメアだったろう?」 と、にたーっと笑っていた。
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たしかに、倍音加算合成というものは、パラメーターが多すぎて、ソフトシンセでグラフィカルに表示させたほうが音創りしやすい。K5000 にも、途中からエディターソフトがついてくるようになったし。
それでもなお、K5000 がめざしたもの。
K3 にて、コルグ DW-8000 から倍音加算合成を学んだ上で、ユーザー自作波形も実現。 K1 にて、ローランド D-50 から PCM とシンセ音とを組み合わせた部分音合成を学んだ上で、画期的なコストダウンを実現。 K4 にて、コルグ M1 から PCM 波形をデジタルフィルターを通すことを学んだ上で、レゾナンスも実現。 K5000 にて、再びのローランド D-50 から、写実を捨て印象派による奔放なシンセサイズを学んだ上で、格段に大きな自由度を実現。
モノマネだけではない、そこには他社が一歩およばず捨ててしまった道を、さらに突き進む求導師の姿があった。
K5000 がめざしたもの、それはリアルさばかり求める既存の楽器に囚われた偏狭なる楽器業界への、カウンターであった。ヤマハもコルグもローランドも、けっきょくは PCM 音源のみに走ってしまった中、シンセはそんなことでいいのか、今一度、写実派ではなく印象派こそが、シンセの本分、本質、本懐、リアルよりも理想の音色、それこそがシンセがめざすものであり、そもそもシンセが生まれた理由ではなかったか、そう異議申し立てしたのが、カワイであり、その反撃こそが K5000 であった。
その問いは、永遠にあたらしい!
さらに、K5000「W」
APG という、自動作曲の曙光を見せた内蔵シーケンサー。それは DAW に比肩する多トラックと編集機能とを装備し、なおかつさらにその先を、進化の先には AI がいることを見据えた設計思想であった。ユーザースタイルでもって、永遠にあたらしいジャンルの曲が制作できることは、すなわち、微小規模ながら機械学習のあけぼのとも言えなくはない。
K3 では、あたらしい音源波形を自作できた。そこから、ちょうど十年。 K5000W では、あたらしい楽曲を量産できるようになった。歴史は繰り返すとは、言わば時間軸上のフラクタル。時間軸上の構造。
そして楽曲もまた構造であり、構造を具現化するのが K5000W 内蔵シーケンサーであり、APG であり、それを側面支援するのが、河合楽器ならではの高精細な GM 音色であった。GM は音作りのためではなく、曲作りのために生まれたプラットフォームなのだから、音楽制作には、うってつけ。
印象派の音源方式と、逆にリアルな GM バンク、そしてそれらを演出してオリジナルな楽曲を量産する原始的な AI みたいな機能、それを搭載した大規模シーケンサー。そこから生まれたであろう、あまたの曲。
写実よりも印象派をめざしたのが K5000 なら、K5000W は、それに立脚して機械化作曲をめざした孤高のワークステーションシンセであった。 とらわれない独創的な音楽制作を夢見たエンジニアが、K5000W を生み出したこと��あろう。音楽とは何か。構造とは何か。制作とは何か。
その問いもまた、永遠にあたらしい!
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今ひとつブレイクしきれず、本流にはなれなかったものの、根強いファンがいるカワイのKシリーズは、その点でもテスコのビザールなギターと、ちょっと立ち位置が似ているのかもしれない。 テスコのたましい、いつまでも。個性的な音色をもとめたピックアップ加算合成が、個性的なシンセシスの源流なのだろうか、と、夢想することは楽しいものである。そして先進的な、AI 的な楽曲制作機能は、メルヘン楽器ならではの底力だったのかもしれない。
なお、76 鍵の K5000X という、まぼろしの機種もあったという。
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謝辞; 「カワイKシリーズ、特に K5000 について書いてください」と、ご要望してくださった「お座敷テクノ @ozashikitechno」さん。 氏は、私に初めて「この機種について書いてほしい」という、リクエストをくださった人。在野の学者ライター冥利に尽きます。
GM 音源に関する知見をもたらしてくださった「みんみさん @Shion_Type」さん。氏の含蓄がなければ、GM 音源は私にとって音創りしてもつまらん音源で終わってたころでしょう。
そもそも K5000W を貸してくださった地球を眺望する親愛なる同僚 KN。 なお、私が撮影した以外の写真は、すべて引用です。
Copyright (C) 2020 by NemoSynth a.k.a Nemo-Kuramaguchi All Rights Reserved
Revision log; Preliminary edition posted on Jan 5th, 2020 Full first edition on Feb 18th, 2020 Q-80 Sequencer added on Mar 7th, 2020. 
4 notes · View notes
moonandinternet · 5 years
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2019年よく聴いた旧譜
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Angèle - Brol [Angèle VL] (2018)
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昨年フランス語圏で大ヒットしたらしいデビュー・アルバム。ベルギー人が歌う現代のフレンチ・ポップ、Stromaeに続く衝撃。パリのレコ屋からClaire LaffutのデビューEPとともにお取り寄せ。Angèleはかわいくて、おちゃめで、言いたいこと言って、かっこよくて、絶妙に今っぽく洗練されている音、才能の塊だと思う。もう夢中です。
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Burnier & Cartier ‎– S.T. [RCA] (1974)
Mr Bongoからの再発でブラジルのAORみたいなもの。レコ屋のサイトで見かけて気になっていたジャケ。私もラタンのチェアに座って犬といっしょに日光浴とか木陰でまったりとかしたい。3月にバー「ハナミズキノヘヤ」へ行ったとき、たまたまCDが置いてあるのを見つけてケントくんに尋ねたら、他のお客さんが持ってきた、というのでかけてもらったらすごく良くて購入に至る。
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Don Ray ‎– The Garden Of Love [Malligator] (1978)
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フレンチ・ディスコといえばのCerroneプロデュースで、アルバムは6曲入りの1枚しか出してない一発屋なのですが、“Got To Have Loving”に“Standing In The Rain”など誰もが爆踊りできるであろう大名曲ばかりで、シングルも集めたいところ。今年亡くなってしまって悲しい。
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El Búho - Camino de Flores [Shika Shika Collective] (2018)
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春のジャケ買い。イギリス生まれのRobin Perkinsという人で、南米を経由して今はアムス在住らしい。Nicola Cruzみたいなエレクトリック・フォルクローレに通じるゾワゾワ感もありつつの、ゆったりバレアリックなバイブス。昼寝のBGMに最適。
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Ernest Hood ‎– Neighborhoods [Thistlefield] (1975)
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DJをしていると、アンビエント需要の高まりを感じます(トレンドってのもあるよね?)。誤解を恐れずに言えば、アンビエントのレコードはジャケ買いでいいと思う。アートワークも含めてイメージを楽しみたいから。これは70年代アメリカで出てたものが、Freedom To Spendからリイシューされたのを購入。日本人にもグッとくる音風景で、小さい頃の記憶……実家の裏庭、公園、砂利道、チャリで行った駄菓子屋、キャンプ、となりのトトロなんかが脳裏に浮かぶ。
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Jean-Claude Vannier ‎– L'Enfant Assassin Des Mouches [Suzelle] (1972)
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Finders Keepersからの再発。よくゲンズブールの編曲を担当していた人で、この作品ではゲンズブールの生涯を表現しているとか。サイケデリックな音響効果が楽しくて、デカい音で聴きたくなる。
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Khotin - Beautiful You [Khotin Industries] (2018)
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昨年リリースされたカセットがレコードになってGhostlyからリリース。DJでかけるとお客さんからの反応が良くて驚いた。夏の晴れた昼間に窓を開けて、扇風機をつけ、電気を消した部屋で聴いたら最高ですよ。二日酔いの体にも優しく染みるLo-Fiアンビエント。
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Pejzaż - Ostatni Dzień Lata [The Very Polish Cut-Outs] (2018)
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パーティでこんな女の子と目が合いたい、ジャケ買い。ポーランドの素敵プロデューサーBartosz Kruczyńskiの変名プロジェクト。タイトル「Ostatni Dzień Lata」は、タデウシュ・コンヴィツキ監督のポーランド映画「夏の終りの日」(英題:The Last Day of Summer)原題でもあるみたいです(観たことない)。全体的にフォーキーでバレアリックな雰囲気を帯びてて、ディープハウスやブレイクビーツもあり、突然のABBA“Chiquitita”ネタまで挿入。
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Serge Gainsbourg ‎– Anna [Philips] (1967)
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11月末にアンナ・カリーナ主演の映画『アンナ』が富山で上映され、その記念パーティ「VIVRE SA VIE 赤と青」(ゲストは野宮真貴さんとカジヒデキくん)でDJをしました。ゴダールを何本か観てアンナかわいいな〜と思いつつ、実はこれまで特にハマったことは無く、今年に入ってパーティの予習で立て続けに観ていたら、予測不可能で惚れてはいけない危険な女像がたまらなくて、一気に好きになった。『アンナ』を観ないうちからこのサントラをたくさん聴いてイメージをふくらませ、アンナの歌声もいいし、ゲンズブールの映画音楽仕事のなかでも良くできてると思う。そんなタイミングで彼女は12月にガンで亡くなってしまった。気付いたときに彼女はもういない、という劇中の状況とかぶる。
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U-I - S.T. [All My Thoughts] (2017)
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U-IことDan Moufangくんのカセット。たまたまインスタで知ったんですが、実はMove D(David Moufang)さんの長男で、まだ21歳。父ちゃん譲りの、脳みそを深く柔らかく包み込むようなシンセの音がほんとツボなアンビエント・ハウス。今年はChurchからリリースされたコンピ12インチにも参加していて、今後の活躍が期待される。Church、All My Thoughts、Coastal Hazeを運営しているSeb Wildbloodって、ナウくてエモい新世代を見つけてくるのがマジ素晴らしいなと思う。
※リリース年、レーベルはオリジナルを表記。ジャケ画像はリイシューも使ってます。
(いりー)
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cinematiksaloon · 5 years
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「立秋(8/22まで)」のスケジュールをお伝えさせていただきますので、ご来店の際にご活用下さい🗓 お休みは、8/8(木)15(木)19(月)20(火)21(水)にいただきます👻
8/7 (水) 通常営業 17:00〜25:00
8/8 (木) ※Close
8/9 (金) 通常営業 17:00〜25:00 8/10 (土) 通常営業 15:00〜25:00
8/11 (日) Event&通常営業 18:00〜25:00 CINEMATIK SALOON Presents「OpéraBlues vol.7」18:00〜21:00 Live WADA MAMBO+アンドウケンジロウ
(from CaSSETTE CON-LOS) ※通常営業 21時前後より25時まで
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8/12 (月・祝) Event&通常営業 18:00〜25:00
※Thank you,Sold Out!
CINEMATIK SALOON Presents「OpéraBlues vol.8」18:00〜21:00 Live the TRAVELLRS Special Guest Naoyuki Fujii ※通常営業 21時前後より25時まで
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8/13 (火) 通常営業 17:00〜25:00 8/14 (水) 通常営業 17:00〜25:00
8/15 (木) ※Close 
8/16 (金) Event営業 2連続 21:00〜翌5:00 「MARTER 〜By The Ocean Releace Live〜 」21:00〜23:00 Live MARTER 
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「Compose”Counter”Sense〜Solo〜」(24:00〜翌5:00)
Charge 1,000yen (with Select CD&Finger Food)
Resident Editor&DJ JUNIA
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8/17 (土) 通常営業 20:00〜25:00 (営業時間が異なります) 8/18(日) 通常営業 15:00〜25:00
8/19 (月) ※Close (中目黒Space Dにて出張Bar営業) 8/20(火) ※Close (中目黒Space Dにて出張Bar営業) 8/21(水) ※Close (中目黒Space Dにて出張Bar営業)
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8/22(木) 通常営業 17:00〜25:00
処暑の初日は、おおはた雄一マンスリーLive♫
8/23(金)Live&通常営業 19:30〜25:00 「おおはた雄一Kyoto Song Book 18〜シネマチックな雨の言葉」
Open 19:30 , Start 20:30
Live おお雨
おおはた雄一(Vocals & Guitar) 坂本美雨 (Vocals)
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Setsugetsuka (Español)
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Intérprete: STARISH, QUARTET NIGHT Ittoki Otoya (CV. Terashima Takuma), Hijirikawa Masato (CV. Suzumura Kenichi), Shinomiya Natsuki (CV. Taniyama Kishou), Ichinose Tokiya (CV. Miyano Mamoru), Jinguji Ren (CV. Suwabe Junichi), Kurusu Syo (CV. Shimono Hiro), Aijima Cecil (CV. Toriumi Kousuke), Kotobuki Reiji (CV. Morikubo Showtaro), Kurosaki Ranmaru (CV. Suzuki Tatsuhisa), Mikaze Ai (Aoi Shouta), Camus (CV. Maeno Tomoaki)
Single: Setsugetsuka
Fecha de lanzamiento: 21 noviembre 2018
雪月花 Setsugetsuka Nieve, luna y flores
月灯りの道標は Tsukiakari no michishirube wa La guía de la luz de luna
彷徨う身の寂しさすら照らし癒す Samayou mi no sabishisa sura terashi iyasu Cura e ilumina incluso la soledad de este cuerpo deambulante
儚く満ちては…欠けゆく Hakanaku michite wa… Kake yuku Que sea creciente es efímero… Pues va a menguar
美麗の夜に時を教え Mirei no yo ni toki o oshie El tiempo de enseñanza en la hermosa noche
恋からどこへと舞うか? Koi kara doko eto mau ka? Hay amor así que, ¿dónde vas a bailar?
百花の想い Hyakka no omoi El pensamiento de cientos de flores
その愛あるから強く Sono ai aru kara tsuyoku Y ya que hay amor, fuertemente
咲き誇り立てる Saki hokori tateru Florecerá plena y orgullosamente
降り積もった奇跡の瞬間は Furi tsumotta kiseki no toki wa El milagroso momento en que la nieve cayó y se apiló
純白世界から Junpaku sekai kara Desde un mundo de un blanco puro
雪解けの春へと Yukidoke no haru eto A la primavera de nieve derritiéndose
雪月花薫る時に最も君を憶うよ Setsugekka kaoru toki ni motto mo kimi o omou yo Te recuerdo especialmente cuando huelo la nieve, la luna o las flores
千切れはしない∞(むげんだい)の心で Chigire wa shinai mugen dai no kokoro de En el corazón infinito no se harán pedazos
過去も現在も未来も Kako mo genzai mo mirai mo El pasado, el presente y el futuro
Uh…そのどれもが「イノチ」に Uh… Sono dore mo ga “inochi” ni Uh… Todos ellos son la “vida”
愛してる Aishiteru Te amo
愛してる Aishiteru Te amo
溶け合いたい Doke aitai Quiero que un instante y la eternidad
刹那も永遠も Setsuna mo eien mo Se fundan
抱き締めて Dakishimete Y abrazarte
どんな時も月は消えない Donna toki mo tsuki wa kienai La luna no desaparecerá en cualquier momento
雲がかかり雨の涙落ちてきても Kumo ga kakari ame no namida ochite kite mo E incluso si está nublado y caen las lágrimas de la lluvia
嗚呼いつの日にか...晴れ間に Aa itsu no hi ni ka… Hare ma ni Ah, algún día… Estará despejado
星と浮かび君を守る Hoshi to ukabi kimi o mamoru Y las estrellas flotantes te protegerán
始まりがあれば終わる Hajimari ga areba owaru Si hay un inicio, también hay un final
花の一生 Hana no issho La vida entera de las flores
潔 姿が胸に Isagiyoki sugata ga mune ni El valor, con una forma pura
勇気を咲かせる Yuuki o sakaseru Florece en mi pecho
冷たさを知っている…だから Tsumetasa o shitteiru… Dakara Conozco la frialdad… Y por ello
温もりに気付ける Nukumori no kizukeru Me preocupo por la calidez
手と手の優しさも Te to te no yasashisa mo Así como por la gentileza al tomarnos de las manos
雪月花薫る時に最も君を憶うよ Setsugekka kaoru toki ni motto mo kimi o omou yo Te recuerdo especialmente cuando huelo la nieve, la luna o las flores
この世にある愛の言葉全部で Kono yo ni aru ai no kotoba zenbu de Con todas las palabras de amor que hay en este mundo
重ねてきたキスの数の Kasanete kita kisu no kazu no El número de besos que se han venido acumulando
Uh…ときめきを超えてゆこう Uh… Tokimeki o koete yukou Uh… Y va más allá de los latidos
離さない Hanasanai No te dejaré ir
離さない Hanasanai No te dejaré ir
ずっとずっと Zutto zutto Siempre, siempre
哀しみ喜びも Kanashimi yorokobi mo Compartiremos
分けあって Wake atte La tristeza y la alegría
���安,切なさに今も負けそうになる Fuan, setsunasa ni ima mo make sou ni naru La ansiedad y la tristeza de que incluso ahora parece que voy a perder
この胸張り裂けてしまいそうに Kono mune hari saketeshimai sou ni Pareciera que mi pecho va a estallar
そんな時には思い出すんだ Sonna toki ni wa omoi dasunda Y en ese tipo de momentos recordé
そう…夢じゃないこと Sou… Yume janai koto Sí… Que no había sido un sueño
雪月花薫る時に最も君を憶うよ Setsugekka kaoru toki ni kitto mo kimi o omou yo Te recuerdo especialmente cuando huelo la nieve, la luna o las flores
信じ繋ぐ∞(むげんだい)の心で Shinji tsunagu mugen dai no kokoro de Creo en el corazón infinito que nos conecta,
このユートピアをくれて Kono yuutopia o kurete Que nos da esta utopía
Uh...「生きている」を授けた Uh… “Ikiteiru” o sazuketa Uh… Y nos otorga un “estás vivo”
愛 してる Aishiteru Te amo
愛してる Aishiteru Te amo
君の為に Kimi no tame ni A ti
届けたい伝えたい Todoketai tsutaetai Quiero entregarte y transmitirte
この歌を Kono uta o Esta canción
Notas:
*Setsugetsuka, que literalmente significa "nieve, luna y flores" es un concepto que viene de un poema Chino escrito por Bai Juyi en donde hace referencia a la belleza de cada una de las estaciones: nieve=invierno luna=otoño y flores=primavera. *El proyecto de Setugetsuka tiene una especie de eslogan que pueden ver en su página oficial y es "Te recuerdo especialmente cuando la nieve, la luna y las flores son hermosas". En los coros viene la misma línea que hace referencia a sus aromas así que decidí dejarla así, pero también se puede interpretar como pongo arriba :D
PV
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vashak · 6 years
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Anime bölüm listesi
1. A Perfect Day for Bananafish バナナ・フィッシュにうってつけの日 Muz Balığı için Mükemmel Bir Gün (J. D. Salinger)
2. In Another Country 異国にて Bir Başka Ülkede (Ernest Hemingway)
3. Across the River and into the Trees 河を渡って木立の中へ Irmaktan Öteye Ağaçların İçine (Ernest Hemingway)
4. This Side of Paradise 楽園のこちら側 Cennetin Bu Yakası (F. Scott Fitzgerald)
5. From Death to Morning 死より朝へ Ölümden Sabaha (Thomas Wolfe)
6. My Lost City マイ・ロスト・シティー Kayıp Şehrim (F. Scott Fitzgerald)
7. The Rich Boy リッチ・ボーイ Zengin Çocuk (F. Scott Fitzgerald)
8. Banal Story 陳腐なストーリー Kötü Hikaye (Ernest Hemingway)
9. Save Me The Waltz ワルツは私と Son Valsi Bana Sakla (Zelda Fitzgerald)
10. Babylon Revisited バビロンに帰る Babil'e Dönüş (F. Scott Fitzgerald)
11. The Beautiful and Damned 美しく呪われし者 Güzel ve Lanetli (F. Scott Fitzgerald)
12. To Have and Have Not 持つと持たぬと Sahip Olmak Ya Da Olmamak (Ernest Hemingway)
13. The Snows of Kilimanjaro キリマンジャロの雪 Kilimanjaro'nun Karları (Ernest Hemingway)
14. Tender Is The Night 夜はやさし Buruktur Gece (F. Scott Fitzgerald)
15. The Garden of Eden エデンの園 Cennet Bahçesi (Ernest Hemingway)
*16. Lo, The Poor Peacock 哀しみの孔雀 Zavallı Tavus Kuşu (F. Scott Fitzgerald)
17. The Killers 殺し屋 Katiller (Ernest Hemingway)
18. Islands in the Stream 海流のなかの島々 Akıntı Adaları (Ernest Hemingway)
19. Ice Palace 氷の宮殿 Buzdan Şato (F. Scott Fitzgerald)
20. The Unvanquished 征服されざる人々 Yenilmeyenler (William Faulkner)
21. The Undefeated 敗れざる者 Yenilmeyen Adam (Ernest Hemingway)
22. As I Lay Dying 死の床に横たわりて Döşeğimde Ölürken (William Faulkner)
23. For Whom the Bell Tolls 誰がために鐘は鳴る Çanlar Kimin İçin Çalıyor (Ernest Hemingway)
24. The Catcher in the Rye ライ麦畑でつかまえて Çavdar Tarlasında Çocuklar/Gönülçelen (J. D. Salinger)
**24.5 A Farewell to Arms 武器よさらば Silahlara Veda (Ernest Hemingway)
*Bu eser sanırım hiçbir yerde Türkçe’ye çevrilmemiş. Onun için sadece bu başlığı ben çevirdim, diğer roman ve kısa hikayelerin tümünü Türkiye’de basılan versiyonlardaki çevirilerden veya Türkçe yazılmış eleştirilerden aldım.
** 24 buçuğuncu bir bölüm yok tabii ki, ancak 24. bölüm bu esere de gönderme yapıyor. Onun için ben de ash-callenreese gibi buçuklu ekledim.
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hashibrew · 2 years
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