Tumgik
#東大寺南大門
pineappleyk · 2 years
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
イベントのお手伝いで東大寺へ。
久しぶりの開催だったので緊張しました😨
雲行きまで怪しく…☁️
門前から続く風景を見て、阿吽像に喝を入れて頂き、何とか終了できました💐
48 notes · View notes
mitsuko421 · 2 years
Text
2023/01/30 奈良 東大寺
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
2 notes · View notes
amiens2014 · 2 years
Text
屋島/香川県高松市【ウォーキング】やしまーる〜屋島寺〜駐車場〜源平屋島古戦場〜屋島展望台〜屋嶋城城門跡〜仁王門
屋島寺 2022年11月21日、この日は屋島山上交流拠点施設「やしまーる」を見学した。 やしまーる〜/香川県高松市【屋島山上交流拠点施設】まるで美術館のような特異な美しい建物 そこから徒歩で、屋島寺(やしまじ)まで歩いてきた。 南面山 千光院 屋島寺 香川県高松市屋島東町1808 087-841-9418 (more…)
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
brownie-pics · 6 months
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
'24.4.7 東大寺本坊、勧学院にて
桜の季節、ツーリストも多数押し掛ける東大寺南大門から大仏殿の間の参道も、夜明け前は静かなもんです。そんな時間を使って沿道の桜をゆっくり撮ります。
だんだんと辺りが明るくなってきて、東の空は朝焼け。飛火野に行っておけば良かったかな~・・なんて後ろ髪引かれましたが、あそこも今の時期はカメラマンが大勢やって来ていることでしょう。
・・今日は静寂を選んで、この場で撮り続けました。
387 notes · View notes
Tumblr media Tumblr media
El clan Nanbu tenía un fuerte. ¿Qué es un daimyō? La gama que los samuráis ganaron más poder son los señores feudales, el sitio histórico de shojujitate fue la residencia del clan Nanbu, construido en la orilla norte del río mabuchi en la prefectura de Aomori. Estaban ubicados en el punto estratégico de comunicación. - Sin embargo, el castillo estaba cerca de los caminos oshu kaido y kazunokaido, el lugar estaba limitado por montañas al este-oeste y norte-sur, los 300 a 250 m la dimensión del fuerte era de aproximadamente 90.000 metros cuadrados. Como resultado de la excavación que el arqueólogo llevó a cabo hasta el edificio de pilares del escape más grande de la región de tohoku, se extiende 18 tramos de 36 m de norte a sur de 42 m, la estructura ha sido de dos pisos de altura y los pilares de la puerta de 45 cm la fecha del castillo de 1539 en la era de Teherán. - Cerámica de alta calidad y artefactos culturales honshu Ainu, se han recuperado más de 4000 tipos de cerámica vidriada medieval dentro del sitio, de los cuales siete décimos son guerras vidriadas chinas. - En resumen, la forma en que se puede discernir a partir de los elementos recuperados en los restos de shojujitate datan de la cultura del período Murumachi y Sengoku en Japón. - - En resumen, la forma en que se puede discernir a partir de los elementos recuperados en los restos de shojujitate datan de la cultura del período Murumachi y Sengoku en Japón. - 南部氏には砦がありました。大名とは?武士が勢力を拡大した範囲は領主領であり、青森県の馬渕川北岸に建てられた南部藩の居城であった正寿寺立史跡は交通の要所に位置していました。 しかし、城は奥州街道や鹿角街道に近く、東西南北は山に囲まれた場所でした。 300 から 250 m の砦の寸法は約 90,000 平方メートルでした。 18スパン36m南北42mに及ぶ東北地方最大級の脱獄の柱建造物を考古学者が発掘調査した結果、2階建てで門柱45cmの城郭時代の1539年テヘラン時代。 高品質の陶磁器と本州アイヌの文化的遺物、4000 種類以上の中世の釉薬を使った陶磁器が遺跡内から回収されており、そのうち 10 分の 7 が中国の釉薬を使った陶器です。 手短に言えば、正寿寺立遺跡の出土品から、室町時代と戦国時代の文化が日本に伝わる様子がわかる。 - The Nanbu clan had a fort. What is a daimyo? The range that the samurais won more power are the sir feudal, the shojujitate historic site was the residence of the Nanbu clan, built in the north bank of the mabuchi river in the Aomori prefecture were located in the strategic point of communication. However the castle was near the oshu kaido and Kazunokaido roads, the place was limited by mountains to the east-west and north - south; the 300 to 250 m the dimension of the fort was approximately 90.000 square meters. As a result of excavation the archaeologist conducted to the pillar building of the largest escape of the tohoku region extending 18 spans 36 m north-south spans 42 m, the structure has been two stories tall and gate pillars 45 cm the castle date of 1539 in the Tehran era. High quality ceramics and honshu Ainu cultural artifacts, more than 4000 types of medieval glazed ceramics have been recovered from within the site of which seven tenth are Chinese glazed warres. In short the manner it can be discerned from the items recovered at the shojujitate remains date Murumachi and Sengoku period culture to Japan. ソース写真/source photo: https://www.town.aomori-nanbu.lg.jp/page/1543.html
61 notes · View notes
hachikenyakaiwai · 2 months
Text
Tumblr media
【かいわいの時】元禄六年(1693)八月十日:井原西鶴没 (大阪市史編纂所「今日は何の日」)
西鶴は、「誓願寺本堂西のうら手南向、三側目中程」(滝沢馬琴)に葬られた。その墓は、誓願寺境内で3回[註]移設されている。その経緯および実行者を記すと
(1回目 1889年)幸田露伴 今や露伴幸に因あり縁ありて、茲に斯に來つて翁を吊へば、墓前の水乾き樒枯れて、鳥雀いたづらに噪ぎ塚後に苔黑み、霜凍りて屐履の跡なく、北風恨を吹て日光寒く、胸噫悲に閉ぢて言語迷ふ。噫世に功ありて世既に顧みず、翁も亦世に求むるなかるべし。翁は安きや、翁は笑ふや、唯我一炷の香を焚き一盞の水を手向け、我志をいたし、併せて句を誦す、翁若し知るあらば魂尚饗。九天の霞を洩れてつるの聲 露伴。「井原西鶴を弔ふ文」『小文学 第1号』1889より。
*幸田露伴が処女作『露団々』で金港堂から得た原稿料は五十円(現在価値で約170万円)。その「資」で露伴は旅に出る。1888年大晦日から1889年1月31日まで丸ひと月(露伴来弔はこの折。移設費用は、その「資」で賄った)。「時に嚢中一銭も無くなりければ、自ら経済の妙を得たるに誇ること甚し」(『酔興記』)。
(2回目 1910年)木崎好尚 浮世の月二年見過ごして二百七十年の昔(略)印の墓はいつしか八丁目寺町誓願寺の無縁塔におし込められしを二十余年前幸田露伴君が旅の置みやげに現今の本堂東南手に再興されしも浮世草紙の紙よりも薄き人情今度の電路問題の墓地取払ひの憂い目見る墓のぬし誰も見返るものなく《略》二百十年忌の追善発起の手前それがし痩せ腕を揮うて施主と相成申さん四日の日曜の午後一時に形計の移転式を営んで下さいと口約して置いた《略》さて、今度の改葬場所は元の地点に近いと信ぜらるゝ本堂の西南手の樟の下陰と定めたれば鶴のなき声に尋ね寄らんとする文学上有縁の方々に此顛末を告参す(大阪にて好尚)。「東京朝日新聞 明治四十三年十二月五日」
(3回目 1933年)南木芳太郎 明治二十幾年の頃、幸田露伴氏によって無縁塔中より発見され、門内近き所に建てられてあったが、明治四十二年の冬、電車通路の爲寺域は狭められ墓地整理の止むなきに至ったのを木崎好尚氏によつて、本堂西南手の通路に面し移されたのである、その後星霜二十幾年、現在に至りては背後が隣地との境界線にあるため、いつしか建てられし古小屋の板塀は痛く損じ實に見苦しく且つ墓域もなく悄然として無縁塔に並んであるのは如何にも侘しく感じられるので、今回誓願寺住職を促し更に西北隅の好位置に再轉させ、墓域を画し松壽軒に因み大なる松樹を植え、塔上を被ふ事とした、ほんの心だけであるが、これで墓らしくなったと思つてゐる。「西鶴の墓」上方郷土研究会『郷土研究 上方 第三十ニ号』1933(=写真も)
[註]滝沢馬琴が報告した「誓願寺本堂西のうら手南向、三側目中程」を本来の位置(0)とすれば、西鶴の墓は正確にゆうと「4回」移動している。以下に。( )内実行者
0)本堂西の裏手、三側目中程(北条団水他1名) 1)無縁塔の内(誓願寺) 2)本堂東南隅(幸田露伴) 3)堂の西南手、樟の下(木崎好尚) 4)西北隅の一画(南木芳太郎)
18 notes · View notes
kennak · 1 month
Quote
「鹿児島県警は芯から腐り切っている」  誤解を恐れずに評すれば、出来の悪い警察小説か警察ドラマの筋立てかと見紛うような、あまりにあからさまであまりに剝き出しの権力犯罪である。  だが、現実にそれは起きた。いや、現在進行形で起きている。そして一連の事態は、この国の警察組織や刑事司法の闇を照射し、同時にメディアやジャーナリズムの真価を根本から問うてもいる。  福岡市の中心部にほど近い一角に佇む築40年を超える古びたマンション。すべての端緒を切り拓き、歪んだ捜査の標的にもされたネットメディアは、この一室に拠点を置いている。ほぼ一人で運営する小メディア『HUNTER(ハンター)』の主宰者は中願寺純則(64)。編集作業に使っているという六畳ほどの狭い部屋で私と向きあった中願寺は、常に背筋を伸ばしたまま淡々と、しかし静かな怒気を端々に滲ませて口を開いた。  「鹿児島県警は完全に腐っているんだと、もはや自浄作用など期待できないから真実を知らせてほしいんだと、私たちへの情報提供者は心底憤っていました。私も同感です。鹿児島県警は芯から腐り切っている」  中願寺が一連の取材に着手する契機となった事件が起きたのは2021年の夏、世界がまだ新型コロナのパンデミックに揺れていた最中のことである。翌22年の2月になって事実関係を最初に報じた鹿児島の地元紙・南日本新聞の記事によれば、概略は次のようなものだった。  〈鹿児島県医師会の男性職員が、新型コロナウイルス感染者が療養するための宿泊施設内で、派遣された女性スタッフに対し、わいせつ行為など不適切な行為をしていたことが14日、南日本新聞の取材で分かった〉〈関係者によると、男性職員は昨年8月下旬~9月末、宿泊療養施設運営のために派遣された女性スタッフに対し、施設内でわいせつな行為などをした。(略)女性は一連の行為に関し「同意はなかった」として、管轄の警察署へ告訴状を提出した〉(2月15日付朝刊)  関係者からの情報提供もあって中願寺は取材を開始し、伝手を辿って被害女性らにも話を訊き、鹿児島県への情報公開請求なども重ね、自らが運営する『ハンター』に次々と記事を掲載した。その記事の矛先は当初、被害女性との間で「合意があった」と事実を矮小化する医師会などに向けられたが、次第に県警へも向けられるようになった。取材の結果、こんな事実が浮かんだからである。今度は中願寺が23年1月20日に『ハンター』で書いた記事の冒頭部分を引用する。  〈昨年1月、鹿児島県警鹿児島中央警察署が、性被害を訴えて助けを求めに来た女性を事実上の「門前払い」にしていたことが分かった。応対した警察官は、被害を訴える女性が持参した告訴状の受理を頑なに拒み、様々な理由を付けて「事件にはならない」と言い張ったあげく女性を追い返していた〉  そして記事はこう続く。  〈背景にあるとみられるのは、身内をかばう「警察一家」の悪しき体質と性被害への無理解。意図的な不作為が、醜悪な人権侵害につながった可能性さえある〉  どういうことか。実は女性が性被害を受けたと訴える「県医師会の男性職員」の実父が県警の警察官であり、だから県警は捜査を忌避し、事案を握りつぶそうとしているのではないか――中願寺はそう睨み、県警を指弾する記事を続々掲載した。 〈県医師会わいせつ元職員の父親は3月まで現職警官〉(23年5月15日掲載)、〈訴えられた男性職員の父親は「警部補」〉(同6月2日掲載)、〈問われる医師会と県警の責任〉(同6月12日掲載)……。  鹿児島で起きた性加害事件をめぐる県警の問題点へと果敢に斬り込む『ハンター』には間もなく、県警の内部から貴重な情報も寄せられるようになっていった。 「小メディア」の果敢な不正追及  1960年に長崎県で生まれた中願寺は、東京の大学を卒業後、政治家の秘書や信用調査会社系のメディア記者といった職を経て、2011年3月に『ハンター』を立ちあげた。サイト開設が東日本大震災の発生前日だったのは偶然だが、以後の約13年のサイト運営は決して楽ではなかった。中願寺もこう言う。  「正直言っていまも楽ではなく、私は無給状態ですが、小さいながらもメディアとしてスタートした当初はさらに厳しく、やめてしまおうと思ったことが何度もありました。ただ、何年か続けていると応援してくれる方々も現れ、だからなんとか歯を食いしばって運営を続けてきたんです」  そうやって小メディアを懸命に維持して記事を日々発信する一方、もともとの経歴もあって中願寺は地元政財界に独自の人脈を持ち、メディア記者らのほか警察当局者ともさまざまな形で接触を重ねてきた。主には刑事部門で事件捜査にあたる警官だったが、公安部門の警官が接触してきたこともある。そんな接触を通じて時には情報を交換し、時には取材中の事件に関する捜査動向の感触を探る――といった営為は、所属メディアの大小等を問わず、事件取材に奔走する記者なら誰にも経験があるだろう。かつて通信社の社会部で事件取材に携わった私も例外ではない。  また、そういった取材活動を通じて特定の事件や事案に関する記事を発信していると、当該の事件や事案の内実を知る関係者から貴重な情報や内部告発が寄せられることもある。これこそ取材という営為の醍醐味であり、鹿児島県警の不正を追及していた中願寺のもとにも幾人か情報提供者が現れた。もともとは県警の公安部門に所属し、その後は曽於署の地域課に在籍した巡査長・藤井光樹(49)はその一人だった。  そんなふうに入手した情報や資料に依拠し、中願寺はさらに追撃記事を執筆した。極北となったのが〈告訴・告発事件処理簿一覧表〉との標題がついた県警の内部文書を入手し、23年10月から展開した記事群だったろう。プライバシー等にも配慮しつつ文書の一部を画像で示し、件の性加害事件をめぐる県警対応の不審点を指摘する一方で中願寺は、こうした内部文書が大量に漏洩しながら事実を公表も謝罪もせず頬被りを決めこむ県警の態度をも厳しく指弾した。  当の県警は――ましてや上層部は、県警の内部文書を掲げて噛みつく『ハンター』に苛立ち、焦燥を深めたに違いない。しかも県警では近年、あろうことか現職警官が逮捕される不祥事が続発していた。20年以降の事案を列挙するだけでも、その惨状は目を覆わんばかりである。  ①20年2月、女子中学生を相手とする児童買春容疑で霧島署の巡査部長を逮捕、②21年7月、いちき串木野署の巡査部長が女性宅に不法侵入したとして逮捕、③22年2月、鹿児島中央署の交番勤務の巡査長が拾得物の現金を横領したとして逮捕、④23年10月、SNSで知り合った少女と性交したとして県警本部の巡査長を逮捕――。  惨憺たる状況下、県警の内部文書まで入手して噛みつく『ハンター』への苛立ちからか、内部告発者らによって他の不祥事案が発覚するのを恐れたのか、県警は信じがたいほど強引な捜査に踏み切る。今年4月8日、県警の内部資料などを『ハンター』に漏洩したとして先述した巡査長・藤井を地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で逮捕し、同時に中願寺が主宰する『ハンター』までをも家宅捜索したのである。 異常かつ論外の家宅捜索  その日の朝、編集作業に使っている六畳ほどの部屋には約10人もの県警捜査員が押しかけた。中願寺によれば、「令状がある」という捜査員は、それをヒラヒラと示すだけで容疑事実も仔細に説明せず、業務用のパソコンはおろか中願寺が使用している新旧のスマートホン、さらには取材用のノートやファイル、名刺類まで押収していった。  言うまでもないことだが、それらにはメディア主宰者の中願寺にとって断固秘匿すべき情報源などが刻まれていたし、なによりも業務用のパソコンを失えばサイトを更新することもできなくなってしまう。だから思わず声を荒らげ、捜査員に激しく迫った。  「おいっ、せめてパソコンはすぐに返さないと、営業妨害で訴えるからなっ!」  その一喝が効いたのか、パソコンは翌日返却された。だが、内部データは間違いなく抽出され、一部の押収物は2カ月以上経った現在も返却されていない。一方、『ハンター』に情報を「漏洩」したとして逮捕された巡査長・藤井は、自らに迫る捜査の気配を察知していたのか、逮捕のしばらく前に電話で中願寺にこう語っていたという。  「私は腹を決めてやっています。ウチの組織は腐っていて、外から刺激を与えないと変わらない。そう考えてやったことですから、もし逮捕されても私に後悔などない。だから中願寺さんが悔やむ必要もありません」  だとすれば藤井は、『ハンター』というメディアにとっては「情報提供者」、あるいは「内部告発者」であり、広く社会にとっても大��な「公益通報者」だったと捉えるべきではないのか。  ならばここで、あらためて記すまでもないことをあらためて記しておく必要がある。たとえ小さくともメディア=報道機関への情報提供者を逮捕すること自体が異例であり、たとえ小さくともメディア=報道機関を強制捜査の対象とするなど極めて異常かつ論外の所業。同じことを新聞やテレビといった大手メディアに行えば、言論や報道の自由を圧殺する暴挙だと大騒ぎになるだろうし、ならなければおかしい。ましてそれが「公益通報」の色彩が濃い事案だったなら、県警の所業は一層悪質な暴走と評するしかない。  だが、県警の信じがたいような暴走はこの程度で止まらなかった。 あるジャーナリストに寄せられた内部告発  鹿児島や福岡からは直線距離で約1500キロメートルも離れた北海道の札幌市。ここを拠点にフリーランスの記者として活動する小笠原淳(55)は4月3日、市中心部にも近い雑居ビルの一階に入居する月刊誌『北方ジャーナル』の編集部にいた。  話は本筋からやや逸れるが、『北方ジャーナル』といえば、かつて北海道知事選の候補者をめぐる「中傷記事」が名誉毀損に問われ、出版物の販売差し止めを容認する最高裁判例の舞台になったことを想起する向きも多いだろう。だが、これは70~80年代の出来事であり、もとより小笠原には何の関係もない。また、現在の『北方ジャーナル』は経営母体なども代わっていて、もともとは地元紙の記者からフリーランスに転じた小笠原は、頻繁に寄稿している同誌の編集部を原稿執筆などの場として活用していただけのことだった。  あれはたしか昼過ぎだったと小笠原は記憶している。編集部に郵便物を届けにきた配達員が、小笠原宛の茶封筒を手に「どうされますか」と尋ねた。封筒の表には一般封書の規定額である84円切手が貼られていたものの、重量がオーバーしているから10円の追加料金が必要だというのだ。支払わなければ持ち帰られていたかもしれないが、小笠原は財布から10円玉を取り出して渡し、封書を受け取った。  消印は〈3月28日 鹿児島中央〉。差出人の名はない。いったいなんだろう――そう思いつつ開封した瞬間、これは内部告発だと小笠原は悟った。計10枚の文書の1枚目には〈闇をあばいてください。〉と太いフォントで印字され、2枚目には〈鹿児島県警の闇〉と題して計4件の事案が列挙され、3枚目以降は県警の内部文書とみられるものを含め、違法性の濃い不祥事の中身などが詳述されていた。一部の概要のみ記せば、次のような事案である。  ①霧島署の巡査長が女性にストーカー行為を繰り返し、しかも職務上知り得た個人情報も悪用して行為に及んだのに、処分も公表もされていない事案、②枕崎署の捜査員が職務時間中、市内の公園の女子トイレで女性を盗撮し、しかも捜査車両を使っていたのに県警が隠している事案、③県警幹部による超過勤務手当の不正請求があったのに、立件も公表もされていない事案――。  小笠原は、すぐに『ハンター』の中願寺に連絡を取った。理由はいくつもあった。なによりも札幌に居を置く小笠原にとって、はるか遠い鹿児島県警の不祥事を取材するのは物理的に難しい。また、北海道警の不祥事やその追及が甘い大手メディアも批判してきた小笠原は、警察の不正や記者クラブ問題を追及する中願寺と意気投合し、数年前からは『北方ジャーナル』などのほか『ハンター』にも寄稿するようになっていた。もちろん、中願寺と『ハンター』が鹿児島県警の不正を追及中だったことも熟知していた。  だから小笠原はその日のうちに中願寺に電話し、匿名で送られてきた10枚の告発文書もメールで送信し、中願寺と共有した。「裏取り取材に手間と時間はかかりそうだが、相当に貴重な内部告発だから、できる限り取材して記事にしていこう」。中願寺はそう応じ、小笠原も協力は惜しまないつもりだった。 元���高幹部の切実な訴え  『ハンター』が県警による捜索を受けたのは、そのわずか5日後のことだった。当然ながら、押収されたパソコンには小笠原が中願寺と共有した告発文書も保存されていた。  ここからは推測も交えるが、押収パソコンのデータを解析した県警は眼を剝いて驚愕し、焦燥を一層深めたろう。どうやら『ハンター』には、すでに逮捕した巡査長・藤井らのほかにも内部情報の提供者がいるらしい。しかもその人物は、あくまでも匿名のようだが、提供文書や情報の精度からみて現場レベルの警察官ではなく、相当に高位の立場にある県警幹部クラスではないか――と。  県警がその人物をいつ特定したかは定かでない。ただ、さほど時間を要さず特定したとみられ、後述するように相当周到な事前準備を施したうえ、またも信じがたい強硬手段に打って出た。5月31日にその人物を――県警主要署の署長なども歴任し、つい2カ月前までは県警最高幹部の一人である生活安全部長を務めていた本田尚志(60)を逮捕したのである。容疑はやはり国家公務員法違反(守秘義務違反)。職務上知り得た秘密を第三者に――すなわち小笠原に送った告発文書で漏らしたというものだった。  さて、この国の全国津々浦々に25万以上もの人員を配する警察には、ざっくりとわけて二つの〝種族〟がいる。一応は現在も自治体警察の装いをまとった47の都道府県警に採用され、警察官の階級として最下位の巡査からスタートする叩き上げのノンキャリア。他方、かつてなら国家公務員の上級職試験、少し前までなら一種試験、現在の総合職試験をパスし、警察庁に採用されたキャリアの警察官僚。前者は警察官の圧倒的多数を占めて都道府県警の現場を支え、圧倒的少数の後者は警察庁と都道府県警を往来しつつ出世街道をひた走る。そしてどこの都道府県警でも大同小異だが、叩き上げノンキャリアの最高到達点の一つが生活安全部長の職であり、警視正の階級まで昇り詰めて3月に定年退職したばかりの元最高幹部が逮捕される――しかも古巣の県警に逮捕されること自体、前代未聞といっていいほど異例の事態だった。  さらに本田は逮捕から5日後、鹿児島簡裁で行われた勾留理由開示請求手続きの場で、驚愕の訴えを陳述した。手元にある陳述書にはこんな言葉が刻まれている。  〈今回、職務上知り得た情報が書かれた書面を、とある記者の方にお送りしたことは間違いありません。/私がこのような行動をしたのは、鹿児島県警職員が行った犯罪行為を、野川明輝本部長が隠しようとしたことがあり、そのことが、いち警察官としてどうしても許せなかったからです〉〈この時期は、警察の不祥事が相次いでいた時期だったため、本部長としては、新たな不祥事が出ることを恐れたのだと思います〉〈私は、自分が身をささげた組織がそのような状況になっていることが、どうしても許せませんでした〉〈退職後、この不祥事をまとめた文書を、とある記者に送ることにしました〉〈マスコミが記事にしてくれることで、明るみに出なかった不祥事を、明らかにしてもらえると思っていました〉〈私としては、警察官として、信じる道を突き通したかったのです。決して自分の利益のために行ったことではありません〉(抜粋、原文ママ) 県警本部長の不可解な言い分  極めて閉鎖的で上位下達の風潮が強い警察組織において、ノンキャリアの元最高幹部がキャリアの県警トップに公然と反旗を翻すことも異例中の異例であり、と同時にその訴えが事実ならば、本田もまたメディアにとっての「情報提供者」であり、広く社会にとっての「公益通報者」であったのは明らかというべきだろう。しかも県警は、自らの不正を追及するメディアを強制捜査の対象とし、メディアにとって最重要の情報源を特定し、さらには警察が警察であるがゆえに持つ最高度の強権を行使して〝口封じ〟を謀ったことになる。  一方、本田に反旗を翻された本部長の野川は当初、地元メディアの取材にのらりくらりと対応するだけだったが、鹿児島地検が本田を起訴した6月21日にようやく正式な会見を開き、「私が隠蔽を指示した事実も県警として隠した事実もない」と反論した。本田は「公益通報者」ではないのか、という問いにも「県警としては公益通報に当たらないと考えている」と突っぱねている。本田が札幌の小笠原に送付した計10枚の文書には、被害者が公表を望んでいないストーカー事件の被害者名や年齢等が記載されていた――などというのが野川と県警側の言い分だった。  だが、その言い分はあまりに弱く、事実経過からみて素直に頷くことなどできはしない。  前述したように、本田の告発文書には複数の県警不祥事が具体的に列挙され、霧島署の巡査長によるストーカー案件のほか、枕崎署の捜査員による盗撮案件もそのひとつだった。この盗撮案件が発生したのは昨年の12月15日。直後に県警は事実を把握し、犯行時に捜査車両が使われたことも確認していたが、問題の捜査員は逮捕も処分もされないまま放置された。  ところが約5カ月も経った今年の5月13日、当該の捜査員は建造物侵入などの疑いで突如逮捕された。いったいなぜか。県警が『ハンター』を捜索してパソコンを押収したのが4月8日。これを解析して本田の告発を把握し、本田逮捕に踏み切ったのが5月31日。そのわずか半月前に盗撮捜査員を逮捕したのは、時系列的にみて本田が文書で訴えた「隠蔽」を否定し、事前に打ち消すための周到な〝準備〟であり〝工作〟ではなかったか――。  ここまでお読みになった方は、まさに鹿児島県警は「腐り切っている」と感じられただろう。私も同感だが、果たしてこれは鹿児島県警だけに特有の腐敗か。いや、そんなことはあるまい。いかに小さくとも、メディアを強制捜査の対象とする判断を県警だけで行うとはにわかに考えにくく、ましてや最高幹部だった前生活安全部長・本田の逮捕は、警察庁の裁可や指示を仰がずに独断で行われたはずがない。畢竟、その過程では本田の告発がどのように行われ、県警がそれをどう特定したかを含め、すべてを把握した上で警察庁がゴーサインを出したのは間違いなく、一連の問題からはこの国の警察組織全体に巣喰った腐臭が漂う。さらにつけ加えるなら、一連の問題からはこの国の刑事司法が抱える根深い悪弊の一端も浮かびあがる。 証拠類を「廃棄」せよとの呼びかけ  話はやや前後するが、県警を追及する過程で中願寺と『ハンター』は、別の重大な文書も入手していた。中願寺は「取材源の秘匿」を理由に入手先を明かさないが、おそらくは『ハンター』に情報を寄せていた巡査長・藤井からもたらされたのだろう。これについては一部メディアでも大きく報じられて波紋を広げているが、文書の標題は〈刑事企画課だより〉。わずか2枚の文書には漫画風のイラストも添えられ、県警捜査部門が作成して内部閲覧に供する、さして秘匿性の高くない文書と思われるが、そこにはやはり眼を剝くようなことが公然と記されていた。  〈最近の再審請求等において、裁判所から警察に対する関係書類の提出命令により、送致していなかった書類等が露呈する事例が発生しています〉〈この場合、「警察にとって都合の悪い書類だったので送致しなかったのではないか」と疑われかねないため、未送致書類であっても、不要な書類は適宜廃棄する必要があります〉〈再審や国賠請求等において、廃棄せずに保管していた捜査書類やその写しが組織的にプラスになることはありません!!〉(原文ママ)  問題点は明白であろう。現在再審公判が行われている袴田事件にせよ、布川事件や松橋事件などにせよ、いまなお数々発覚する冤罪事件の大半は、警察や検察が隠していた証拠類が再審請求の過程などで示され、ようやく罪が立証されている。なかには警察が検察に「送致」すらしていない証拠類もたしかに多く、警視庁公安部の不当捜査を受けた横浜の化学機械メーカー・大川原化工機が起こしている国賠訴訟では、公安部内に残されていたメモ類が公判の大きな焦点にもなっている。  つまり文書は、そのような事態は「組織的にプラスにならない」から、「裁判所の命令」などで「露呈」することがないよう、「不要な書類」等は「廃棄」してしまえ――と県警が内部に堂々そう呼びかけていたことを示す。このようなことを許せば、この国の刑事司法に巣喰う悪弊は一層慢性化してしまいかねず、しかもこの文書の秘匿性がさして高くないとみられることを踏まえれば、県警の勝手な判断に基づく所業だったか、との疑念がここでも湧く。警察庁あたりからそうした指示や示唆があり、だから深慮なく内部閲覧文書に明示したのではなかったのか、と。 ジャーナリズムの二重の敗北  再び福岡市にあるマンションの一室。鹿児島県警を追及し、数々の不正を明るみに出した中願寺は、「最後にこれだけは強調したい」と言って姿勢を正した。  「私が取材を始める契機となった強制性交事件の被害者は、いまも精神的に不安定なまま必死に真相解明を訴えています。また鹿児島では警官が逮捕される事件が続発し、被害者のほとんどは女性です。たしかに報道への弾圧は大問題ですが、大元にもっと眼を凝らさなくてはいけない。警官や警察一家の人間によって女性が被害を受けた事件こそが原点であり、それをすっ飛ばして報道弾圧だと訴えても、市民の共感は得られないんじゃないでしょうか」  一方、札幌を拠点にフリーランス記者として活動する小笠原は、「��べての元凶は鹿児島県警とはいえ、私に情報を寄せてくれた本田さんを守れなかったことは、いち記者として忸怩たる想いがあります」と唇を嚙みつつ、いまこんなふうに訴えている。  「いくら小さなメディアとはいえ警察がガサ入れし、情報源を暴いて逮捕してしまった。そのことに全メディアがもっと本気で怒るべきです。小さなメディアだから構わない、などという理屈を許せば、雑誌ならいいのか、スポーツ紙なら構わないのか、と対象が広がりかねない。ただでさえメディア不信が根深い昨今、このまま傍観していれば、新聞やテレビにガサが入っても誰も味方してくれなくなりかねません。本来なら新聞協会や民放連といった組織が「このような暴挙は断固許さない」といったメッセージを明確に発するべき局面でしょう」  いずれもその通りだと深く頷く。と同時に、メディア界の片隅で長年禄を食む私を含め、鹿児島県警をめぐる一連の事態からメディアやジャーナリズムに関わる者たちが一層真摯に捉え返さねばならない課題にも、最後に触れざるを得ない。『ハンター』に情報を寄せて逮捕・起訴された巡査長の藤井にせよ、小笠原に文書を送って逮捕・起訴された前生活安全部長の本田にせよ、足下の地元には大手メディアの記者も多数いたのに、なぜ貴重な情報提供先に福岡の小さなネットメディアや札幌のフリーランス記者を選んだのか――。  本田の弁護人を務める鹿児島の弁護士・永里桂太郎によれば、その理由について本田は「県警の問題に関心のある記者なら、積極的に取材してくれると思った」と話しているという。逆にいうなら、大手メディアに情報を提供しても警察の不正に関心を持たず、積極的にも取材してくれない、と告発者側に認識されてしまっていることになる。  だとすれば、大手メディアそのものが貴重な情報提供者や内部告発者からの信頼をすでに失いつつあるという、あまりに惨めな事実がここから垣間見えはしないか。そのうえに今回の事態に心底から憤らず、傍観してやりすごせば、この国の主要メディアとジャーナリズムは二重の敗北を喫することになってしまいかねない。(文中敬称・呼称略)
〈特別公開〉警察腐敗 内部告発者はなぜ逮捕されたのか(青木理) | WEB世界
5 notes · View notes
ari0921 · 5 months
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)4月19日(金曜日)
   通巻第8221号
 後継皇室問題で自民党が有識者会議の二案を『妥当』
  やはり自民党に「現代の新井白石」はいなかった
*************************
 皇統後継問題の皇室典範改正をめぐって有識者会議が開かれ、これを踏まえて岸田首相は令和六年(二〇二四年)一月三十日の所信表明演説後の質門に答え、かく述べている。
 「有識者会議において悠仁親王殿下までの皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないとの結論に至った」。
つまり「女系天皇論」という俗論をたしなめたのだ。だがメディアは意図的に、この一歩踏み込んだ発言を殆ど伝えなかった。岸田首相は「悠仁親王殿下までの皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」と明言しているのである。
 皇統は神武以来の万世一系で男子が継承し、跡継ぎが幼少などの場合、未亡人皇后か独身の内親王が天皇代理として「称制」と務めた。この歴史の特質が意図的に議論されず学校でも教えない。
だから軽佻浮薄にも「愛子天皇待望論」が出てくる。女性天皇と女系天皇の区別も曖昧とされたままである。
 小泉政権のおり皇室典範改正をめぐって有識者会議が開催された。明治二二年(一八八九年)制定された典範により、男系長子が皇位を継承するという神武天皇以来の万世一系の伝統が守られてきた。状況が変化し、皇統が絶えかねないという危機を認識し、急遽、有識者会議が招集された。
だが、座長はロボット工学専門の学者で歴史には無知だった。秋篠宮に悠仁親)王がお生まれになって、皇統問題は棚上げとなった。
 もしこの流れを変えるとなると歴史を否定する革命である。フランクフルト学派が狙うのは二段階革命による国家破壊であり、グローバリズムが国境をなくせと唱えている国家否定の隠れた目標に通底する。
  
 4月15日、自民党は皇位継承の安定のための皇族数���保に関する有識者会議の二案を『妥当』とする立場を示し、「安定的な皇位継承の確保に関する懇親会(麻生副総裁が会長)で党見解のとりまとめを急ぐとした。
 「二案」とは(1)皇族女子の結婚後の皇族身分保持。(2)養子縁組に拠る旧皇族団系男子の皇籍復帰、である。
 自民党はいずれも妥当としたわけだが、いささか勉強不足だろう。やはり与党に現代版の新井白石はいなかったのだ。
 各党の意見のなかで、唯一まともなのが「維新の会」である。すなわち(1)に対して、現実的ではあるが「女系への皇位継承資格拡大につながる懸念がある」としている。
 (2)に関しては『歴史と現実を踏まえれば、高く評価できる』とした。
そもそも皇室典範の改正云々を内閣ごときがおこなうべきではない。立太子と親王殿下がおられるのに、なぜこんな議論をするのか、裏に何か別の動機が潜んでいるのか。
(参考文献 宮崎正弘『二度天皇になった女性 ─孝謙・称徳女帝の光と影』(ワック)
  ▼
(再録)「新井白石 皇統断絶の危機を予知」
 皇統が断絶の危機に瀕したことは神武天皇の御代から幾度かある。また後継皇位を争った政争、謀殺も何回かあった。 
 古代史最大の謎は応神天皇と継体天皇の正当性である。ほかにも雄略天皇が謀殺したイチノヘオシハ(履中天皇の皇子、雄略天皇の叔父)の遺児が播磨と吉備の境に二十年隠れ住んでいて、雄略の皇子・清寧天皇が亡くなると名乗り出た。この間、イチノヘオシハの妹の称制だった。
 新井白石は自伝ともとれる『折たく柴の記』のなかで、皇室の後継が不在となる危機の到来を認識し、東山天皇の祖孫をして閑院宮家を立てられるよう将軍に建言した。その皇統を維持させた経緯を次のように回想した。
 「議し申すべき一事の候は天亨・建武の間、皇統すでに南北にわかれ、南朝はいくほどなくて絶させ給ひぬ。北朝はもとこれ武家のためにたてられ給ひぬれば、武家の代の栄えも衰えをも、ともにせさせ給ふべき御事なるに、応仁の後、世の乱れ打ち続て、武家すでに衰給ひにし上は、朝家のことは申すに及ばず当家(徳川)神祖天下の事をしろしめされしに及びてこそ、朝家(皇室)にも絶たるをも?ぎ、廃れしをも興させ給ふ御事共はあるなれ。しかはあれど儲君(皇太子)の外は、皇子、皇女皆々御出家の事においては、いまもなほおとろへし代のさまに、かは
り給はず。凡そ匹夫匹婦の賤しさも子を産みては其室家あらむ事を思ふ。これ天下古今の情也。(中略)これより後、代々の皇子、皇女、其数多くおはしまさむに至りては天下の富も、つがせ給はぬ所ありぬべしなど申す事も候はんか。古より皇子、皇女、数十人おはしませし代々もすくなかれねど、それらの御後、今に至り給ふは、いくばくもおはしまさず。『天地の間には大算数といふもののある也』と古人は申したりき。これらの事は人の智力の推し測るべき所にあらず。ただ理の当否をこそ論じもうすべけれ」(松村明校注、岩波文庫。138~140p)
 新井白石は後継皇統の候補者がたくさんおられた時代ではなく、いずれ後継候補が不在となる危機にそなえ、別に宮家を建てて費用をまかなうべきと建言したのだ。
 将軍家宣は白石の建言を受けいれ直仁親王を閑院宮と称し、禄千石を進上した。はたして白石が危惧した通り第113代東山天皇の系統は第118代後桃園天皇で絶えた。
 そこで東山の皇子、直人親王の孫にあたる光格天皇が第119代天皇として即位された。光格天皇は閑院宮典仁親王の第六王子。誕生の翌年に聖護院に入寺し将来は出家して聖護院門跡を継ぐ予定だった。
 ところが後桃園天皇が崩御し、直系は内親王だけだったため、安永八年(1789)十一月二十五日、践祚された。今上陛下はこの光格天皇の系統である。
 ゆえに令和の時代の皇室論議に臣籍降下された旧宮家の復活が急がれる所以である。
 白石が冒頭にのべた「建武の間、皇統すでに南北にわかれ、南朝はいくほどなくて絶させ給ひぬ。北朝はもとこれ武家のためにたてられ給ひぬれば」という意味は、建武の中興の後醍醐天皇の南朝が99代の後亀山天皇で世継ぎなく北朝五代の後円融天皇の皇子が、第百代の後小松天皇、101代称光天皇のあと、五代遡って北朝一代の光嚴天皇の祖々孫にあたる後花園天皇となられたことを指している。
 皇位が空位となったケースは幾つかあるが、未亡人か独身の内親王が称制(臨時天皇)として正式な後継皇子が成人するのを待った。たとえば持統天皇、皇極・齊明、元正、元明がそうだ。孝謙・称徳天皇の場合は後継淳仁天皇を廃帝とし、次の光仁天皇を指名したとする遺書は藤原百川がでっち上げた。
 第二十一代雄略天皇の子、清寧には皇子がおらず三代遡って履中天皇の皇子イチノヘオシハの遺児(顕宗、仁賢)が継いだことはみたが、その間の飯豊天皇は明治三年に皇統譜から削除された。とこ��が葛城の麓へいくと宮内庁管轄の飯豊天皇陵がある。
 その後、第二十五代武烈天皇にも後継皇子は不在で、こんどは五代遡り、応神天皇の五代孫と言われた継体天皇が践祚された。継体天皇は越前からやってきたが二十年間も奈良へ入らず、この謎は解明されていない。
                 (『月刊日本』から再録です)
7 notes · View notes
shintani24 · 2 months
Text
2024年8月8日
Tumblr media
南海トラフ地震の想定震源域と今回の震源
南海トラフ地震臨時情報の対象の1都2府26県707市町村はこちら(朝日新聞)
気象庁は8日、初となる「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。対象となった1都2府26県707市町村は次の通り。同庁は今後1週間程度、地震や津波への注意を呼び掛けている。(内閣府の資料から)
茨城県 水戸市、日立市、ひたちなか市、鹿嶋市、神栖市、鉾田市、東茨城郡大洗町、那珂郡東海村
千葉県 銚子市、館山市、旭市、勝浦市、鴨川市、富津市、南房総市、匝瑳市、山武市、いすみ市、大網白里市、山武郡九十九里町、同郡横芝光町、長生郡一宮町、同郡長生村、同郡白子町、夷隅郡御宿町、安房郡鋸南町
東京都 大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ケ島村、小笠原村
神奈川県 横浜市、横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ケ崎市、逗子市、三浦市、秦野市、厚木市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足柄市、三浦郡葉山町、高座郡寒川町、中郡大磯町、同郡二宮町、足柄上郡中井町、同郡大井町、同郡松田町、同郡山北町、同郡開成町、足柄下郡箱根町、同郡真鶴町、同郡湯河原町
山梨県 甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、西八代郡市川三郷町、南巨摩郡早川町、同郡身延町、同郡南部町、同郡富士川町、中巨摩郡昭和町、南都留郡道志村、同郡西桂町、同郡忍野村、同郡山中湖村、同郡鳴沢村、同郡富士河口湖町
長野県 岡谷市、飯田市、諏訪市、伊那市、駒ケ根市、茅野市、南佐久郡川上村、同郡南牧村、諏訪郡下諏訪町、同郡富士見町、同郡原村、上伊那郡辰野町、同郡箕輪町、同郡飯島町、同郡南箕輪村、同郡中川村、同郡宮田村、下伊那郡松川町、同郡高森町、同郡阿南町、同郡阿智村、同郡平谷村、同郡根羽村、同郡下條村、同郡売木村、同郡天龍村、同郡泰阜村、同郡喬木村、同郡豊丘村、同郡大鹿村、木曽郡上松町、同郡南木曽町、同郡大桑村、同郡木曽町
岐阜県 岐阜市、大垣市、多治見市、関市、中津川市、美濃市、瑞浪市、羽島市、恵那市、美濃加茂市、土岐市、各務原市、可児市、山県市、瑞穂市、本巣市、郡上市、下呂市、海津市、羽島郡岐南町、同郡笠松町、養老郡養老町、不破郡垂井町、同郡関ケ原町、安八郡神戸町、同郡輪之内町、同郡安八町、揖斐郡揖斐川町、同郡大野町、同郡池田町、本巣郡北方町、加茂郡坂祝町、同郡富加町、同郡川辺町、同郡七宗町、同郡八百津町、同郡白川町、同郡東白川村、可児郡御嵩町
静岡県(全域)静岡市、浜松市、沼津市、熱海市、三島市、富士宮市、伊東市、島田市、富士市、磐田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御殿場市、袋井市、下田市、裾野市、湖西市、伊豆市、御前崎市、菊川市、伊豆の国市、牧之原市、賀茂郡東伊豆町、同郡河津町、同郡南伊豆町、同郡松崎町、同郡西伊豆町、田方郡函南町、駿東郡清水町、同郡長泉町、同郡小山町、榛原郡吉田町、同郡川根本町、周智郡森町
愛知県(全域)名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、犬山市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、新城市、東海市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、田原市、愛西市、清須市、北名古屋市、弥富市、みよし市、あま市、長久手市、愛知郡東郷町、西春日井郡豊山町、丹羽郡大口町、同郡扶桑町、海部郡大治町、同郡蟹江町、同郡飛島村、知多郡阿久比町、同郡東浦町、同郡南知多町、同郡美浜町、同郡武豊町、額田郡幸田町、北設楽郡設楽町、同郡東栄町、同郡豊根村
三重県(全域)津市、四日市市、伊勢市、松阪市、桑名市、鈴鹿市、名張市、尾鷲市、亀山市、鳥羽市、熊野市、いなべ市、志摩市、伊賀市、桑名郡木曽岬町、員弁郡東員町、三重郡菰野町、同郡朝日町、同郡川越町、多気郡多気町、同郡明和町、同郡大台町、度会郡玉城町、同郡度会町、同郡大紀町、同郡南伊勢町、北牟婁郡紀北町、南牟婁郡御浜町、同郡紀宝町
滋賀県(全域)大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市、高島市、東近江市、米原市、蒲生郡日野町、同郡竜王町、愛知郡愛荘町、犬上郡豊郷町、同郡甲良町、同郡多賀町
京都府 京都市、宇治市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、南丹市、木津川市、乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、綴喜郡井手町、同郡宇治田原町、相楽郡笠置町、同郡和束町、同郡精華町、同郡南山城村
大阪府 大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、貝塚市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、河内長野市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、柏原市、羽曳野市、門真市、摂津市、高石市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四條畷市、交野市、大阪狭山市、阪南市、三島郡島本町、豊能郡豊能町、泉北郡忠岡町、泉南郡熊取町、同郡田尻町、同郡岬町、南河内郡太子町、同郡河南町、同郡千早赤阪村
兵庫県 神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、洲本市、芦屋市、伊丹市、相生市、加古川市、赤穂市、宝塚市、三木市、高砂市、川西市、小野市、加西市、南あわじ市、淡路市、加東市、たつの市、加古郡稲美町、同郡播磨町、揖保郡太子町
奈良県(全域)奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、山辺郡山添村、生駒郡平群町、同郡三郷町、同郡斑鳩町、同郡安堵町、磯城郡川西町、同郡三宅町、同郡田原本町、宇陀郡曽爾村、同郡御杖村、高市郡高取町、同郡明日香村、北葛城郡上牧町、同郡王寺町、同郡広陵町、同郡河合町、吉野郡吉野町、同郡大淀町、同郡下市町、同郡黒滝村、同郡天川村、同郡野迫川村、同郡十津川村、同郡下北山村、同郡上北山村、同郡川上村、同郡東吉野村
和歌山県(全域)和歌山市、海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、岩出市、海草郡紀美野町、伊都郡かつらぎ町、同郡九度山町、同郡高野町、有田郡湯浅町、同郡広川町、同郡有田川町、日高郡美浜町、同郡日高町、同郡由良町、同郡印南町、同郡みなべ町、同郡日高川町、西牟婁郡白浜町、同郡上富田町、同郡すさみ町、東牟婁郡那智勝浦町、同郡太地町、同郡古座川町、同郡北山村、同郡串本町
岡山県 岡山市、倉敷市、玉野市、笠岡市、井原市、総社市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、浅口市、和気郡和気町、都窪郡早島町、浅口郡里庄町、小田郡矢掛町
広島県 広島市、呉市、竹原市、三原市、尾道市、福山市、府中市、大竹市、東広島市、廿日市市、安芸高田市、江田島市、安芸郡府中町、同郡海田町、同郡熊野町、同郡坂町、豊田郡大崎上島町
山口県 下関市、宇部市、山口市、防府市、下松市、岩国市、光市、柳井市、周南市、山陽小野田市、大島郡周防大島町、玖珂郡和木町、熊毛郡上関町、同郡田布施町、同郡平生町
徳島県(全域)徳島市、鳴門市、小松島市、阿南市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦郡勝浦町、同郡上勝町、名東郡佐那河内村、名西郡石井町、同郡神山町、那賀郡那賀町、海部郡牟岐町、同郡美波町、同郡海陽町、板野郡松茂町、同郡北島町、同郡藍住町、同郡板野町、同郡上板町、美馬郡つるぎ町、三好郡東みよし町
香川県(全域)高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、小豆郡土庄町、同郡小豆島町、木田郡三木町、香川郡直島町、綾歌郡宇多津町、同郡綾川町、仲多度郡琴平町、同郡多度津町、同郡まんのう町
愛媛県(全域)松山市、今治市、宇和島市、八幡浜市、新居浜市、西条市、大洲市、伊予市、四国中央市、西予市、東温市、越智郡上島町、上浮穴郡久万高原町、伊予郡松前町、同郡砥部町、喜多郡内子町、西宇和郡伊方町、北宇和郡松野町、同郡鬼北町、南宇和郡愛南町
高知県(全域)高知市、室戸市、安芸市、南国市、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、香南市、香美市、安芸郡東洋町、同郡奈半利町、同郡田野町、同郡安田町、同郡北川村、同郡馬路村、同郡芸西村、長岡郡本山町、同郡大豊町、土佐郡土佐町、同郡大川村、吾川郡いの町、同郡仁淀川町、高岡郡中土佐町、同郡佐川町、同郡越知町、同郡梼原町、同郡日高村、同郡津野町、同郡四万十町、幡多郡大月町、同郡三原村、同郡黒潮町
福岡県 北九州市、行橋市、豊前市、京都郡苅田町、築上郡吉富町、同郡築上町
熊本県 宇城市、阿蘇市、天草市、阿蘇郡高森町、上益城郡山都町、球磨郡多良木町、同郡湯前町、同郡水上村、同郡あさぎり町、天草郡苓北町
大分県 大分市、別府市、中津市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、東国東郡姫島村、速見郡日出町、玖珠郡九重町
宮崎県(全域)宮崎市、都城市、延岡市、日南市、小林市、日向市、串間市、西都市、えびの市、北諸県郡三股町、西諸県郡高原町、東諸県郡国富町、同郡綾町、児湯郡高鍋町、同郡新富町、同郡西米良村、同郡木城町、同郡川南町、同郡都農町、東臼杵郡門川町、同郡諸塚村、同郡椎葉村、同郡美郷町、西臼杵郡高千穂町、同郡日之影町、同郡五ケ瀬町
鹿児島県 鹿児島市、鹿屋市、枕崎市、阿久根市、指宿市、西之表市、垂水市、薩摩川内市、日置市、曽於市、霧島市、いちき串木野市、南さつま市、志布志市、奄美市、南九州市、伊佐市、姶良市、鹿児島郡三島村、同郡十島村、薩摩郡さつま町、出水郡長島町、姶良郡湧水町、曽於郡大崎町、肝属郡東串良町、同郡錦江町、同郡南大隅町、同郡肝付町、熊毛郡中種子町、同郡南種子町、同郡屋久島町、大島郡大和村、同郡宇検村、同郡瀬戸内町、同郡龍郷町、同郡喜界町、同郡徳之島町、同郡天城町、同郡伊仙町、同郡和泊町、同郡知名町、同郡与論町
沖縄県 名護市、糸満市、豊見城市、うるま市、宮古島市、南城市、国頭郡国頭村、同郡東村、島尻郡与那原町、同郡渡嘉敷村、同郡座間味村、同郡南大東村、同郡北大東村、同郡伊平屋村、同郡八重瀬町、宮古郡多良間村
Tumblr media
猛暑のせい?広島の夏の交通事故、死者数が倍に 警察が注意呼びかけ(朝日新聞)
7月以降に広島県内で起きた交通死亡事故数が、昨年の同時期を大幅に上回っている。県警によると、連日の猛暑による集中力や注意力の欠如が原因の一つと考えられるといい、注意を呼びかけている。
県警交通企画課によると、7月1日~8月4日の交通事故死者数は12人で、昨年同時期の5人から倍以上に増えている。
このうち、バイクや自転車、歩行者の死者数は計9人。日中の事故で亡くなった人は9人で、夜間は3人だった。
同課は、気温が高くなり、運転などに集中できないことが事故につながっている可能性があると分析。運転する場合はこまめに水分補給したり休憩をとったりし、体調に異変を感じる時は運転を控えるなどの対策が必要としている。
担当者は「交通事故を防ぐためにも、熱中症警戒アラートが発せられるような暑い日は不要な外出を控えて」と呼びかけている。
気象庁によると、広島市内では35度以上の猛暑日が8日まで10日間続いている。(遠藤花)
Tumblr media
「1990年に天皇の戦争責任を論じ始めたとき不安はなかったか、ですか? なかったと言えばウソになります」=吉本美奈子撮影
(インタビュー)昭和天皇の戦争関与 歴史学者・山田朗さん(朝日新聞)
「昭和天皇は戦争への主体的な関与をしなかった」「最後まで対米英戦を回避しようとした」。こうした昭和天皇像に、実証的な研究を通じて見直しを迫ってきた歴史学者がいる。明治大学教授の山田朗さんだ。「天皇の戦争指導」の実態はどうだったのか。その歴史を直視してこなかった戦後日本社会とは。
 ――昭和天皇(1901~89)が戦争中にどう行動し、そのことを戦後にどう考えていたのか。実証的に調べる研究を30年以上も続けていますね。
「きっかけは、昭和天皇の健康が悪化した88年から日本社会を覆った『自粛』現象でした」
「天皇が戦争にどうかかわったかについての先行研究はすでにありましたが、私には『昭和天皇には戦争責任がある』という結論ありきの研究に見えました。他方には『戦争責任などない』との意見もあったけれど、どちらも戦争中の実態を踏まえた議論とは思えなかった。史料を踏まえた実証的な研究が必要だと思いました」
 ――日本が米英に対する戦争を始めたのは41年12月でしたね。「昭和天皇は最後まで日米開戦を避けようとしていた」という話が広く信じられていますが、事実でしょうか。
「違います。41年9月6日に開かれた御前会議の時点までは、確かに天皇は開戦を躊躇していました。しかし側近の日記や軍の記録などから見えてきたのは、そのあと天皇が戦争への覚悟を決めていく姿でした」
「10月には宣戦布告の詔書の作り方を側近に相談しており、11月には軍の説く主戦論に説得されています。最終的には天皇は開戦を決断したのです」
 ――昭和天皇は戦争に主体的に関与することがなかった、という理解も広がっていますね。
「事実ではありません。大日本帝国憲法では天皇は大元帥、つまり日本軍の総司令官でした。形式的発言をするだけだったというイメージが広がっていますが、記録によれば、大元帥として出席した大本営御前会議では活発に発言しています。軍幹部への質問や注意を通じて作戦に影響を与えていた実態も、史料から見えてきました」
 ――昭和天皇が具体的に変えた事例を挙げてください。
「42年のガダルカ��ル島(南太平洋ソロモン諸島)攻防戦で、航空部隊を現地へ送るよう天皇は3回にわたって、出撃をしぶる陸軍に督促していました。3度目の督促の翌日、陸軍は派遣を決めています」
「45年の沖縄戦では『現地軍は何故攻勢に出ぬか』と言って、積極的な攻撃に出るよう要求しました。現地軍は持久戦でいくと決めていたのですが、天皇の意思が現地まで伝わったため中途半端な攻勢が行われ、無用な出血につながりました」
「天皇の言葉が作戦を左右する影響を与えた事例は、満州事変から敗戦までの間に少なくとも17件確認できます。国家意思に影響を与えていた形です」
 ――作戦指導だけにとどまらず「戦争指導」も行っていたと著書で主張していますね。
「ええ。戦争指導は単なる軍事作戦指導とは異なり、外交などの政治戦略と軍事作戦を束ねた、より高次の指導です」
「昭和天皇は43年のソロモン諸島などの攻防で、戦い方が消極的だと侍従武官長を厳しく叱責し、こんなことでは敵国の士気が上がって第三国にも動揺が広がってしまうと言って積極攻勢を求めました。国際情勢をにらんだ上で国家としてどう作戦を立てるかという戦争指導の領域にこのとき昭和天皇は立ち入っていたと、私は思います」
 ――昭和天皇はなぜ作戦指導や戦争指導をしたのでしょう。
「大日本帝国という国家の抱えていた構造的な問題が背景にあってのことだったと思います。天皇を好戦的な指導者だったとみなすのは間違いです」
 ――構造的な問題とは?
「ガダルカナル戦で天皇が指導に踏み込んだのは、どちらが航空機を出すかでもめていた陸軍と海軍の対立を解くためでした。大日本帝国では陸軍も海軍も天皇に直属していて、両者を統合して指揮する統合幕僚長のような指導役が不在でした。陸・海軍の対立を調整できるのは当時、天皇だけだったのです」
「軍事戦略と外交戦略の双方を統括しえたのも天皇だけでした。軍の最高指揮権にあたる『統帥権』は天皇にあり、統帥権は行政から独立していました。首相ですら軍事行動の詳細を知ることはできない構造です。外交や予算をつかさどる行政が軍部と分立していた中で、両者を架橋しえたのは実質的に天皇だけだったのです」
 ――「昭和天皇は戦争指導をしたのか否か」と問う以前に、「そもそも戦争指導をできる指導者は当時いたのだろうか」と考えさせられる話です。
「ええ。戦況の悪化に直面したことで昭和天皇は大日本帝国が抱えた構造的欠陥の深刻さに気づき、自らが動くしかないと考えた可能性があります。陸軍と海軍が持つそれぞれの経験値では解決できない事態があり、政治が軍事を制御できる仕組みも見当たらない。そんな状況下での戦争指導だったのです」
 ――昭和天皇に戦争責任はあった、と主張していますね。
「実態を踏まえれば、昭和天皇には戦争責任があったと考えるべきだと思います。あれだけの悲惨な結果を招いた戦争において、大日本帝国の軍事と政治の双方を統括できる国家指導者だったのであり、すべての重要な政策決定の場にいたのですから、およそ責任がなかったと言えるものではありません」
 ――連合国が戦後に日本の戦争指導者を裁いた東京裁判(極東国際軍事裁判)で、昭和天皇は訴追されませんでした。米国が占領統治のコストを下げるために見送ったとされます。
「裁判が始まる前から日本国内では、昭和天皇は平和主義者であって戦争責任を問われるべき人物ではないとのイメージづくりが、政府などによって進められました。天皇を守るためだったと語られがちですが、それだけではなかったと思います」
「戦争は陸軍の強硬派が進めたものであって天皇には止める権限がなかったというストーリーをつくることで、海軍主流派や外務省・内務省の官僚らは自らを『天皇の側にいた者』とし、責任追及を回避できました。その人たちが戦後日本の権力を担っていったのです。このシナリオを最終的に追認したのが米国主導の東京裁判でした」
 ――その歴史は現在に何か影響を与えているでしょうか。
「責任をとるべき人がとっていないという巨大な前例が今も生き続けています。宮内庁が編纂して今から10年前に公開された『昭和天皇実録』も、天皇は平和主義者だったというイメージを強化する内容でした」
 ――ウクライナ侵攻などが起きた影響もあって、今、日本政府はかつてない規模での防衛力増強に乗り出しています。
「戦争期の近代日本史が教えるのは、軍を政治的にコントロールすることの難しさです。軍事は軍事の専門家だけが理解できるものだという論理のもと、閉じられたサークルの中で『自己展開』していってしまう傾向が、軍事にはあるからです」
「昭和戦前期と違って今は一応、行政府が外交も安全保障もあわせて統括できる体制には変わっています。しかし、国民の代表である国会のチェックが安全保障政策に反映されているかといえば、答えはノーです」
 ――5年前に公開された新史料「拝謁記」に注目するよう訴えていますね。なぜですか。
「昭和天皇があの戦争のことを『戦後に』どう考えていたのかを、今までにない生々しさで伝えている史料だからです。拝謁記���は、初代宮内庁長官だった田島道治が昭和天皇の戦後の肉声を記録したものです」
 ――何が分かったのですか。
「昭和天皇の中で戦後、『誰がどうやっても戦争の流れを止められなかった』という考えが次第に強まっていった事実です。田島の耳に最後には言い訳だと聞こえてきたほどでした」
「陸軍が戦争の牽引者だったのは事実です。しかし昭和天皇はブレーキの壊れたジェットコースターの単なる乗客だったのではなく、操縦する側でした。ブレーキが壊れていたわけでもなく、実際、天皇の聖断という形で戦争は終わっています」
 ――その歴史からどんな教訓をくみとるべきでしょう。
「戦前は天皇が国家の主権者でした。その主権者が戦後、『自分にはどうしようもなかった』という考えに至っていた。現在の日本では国民が主権者です。再び戦禍に見舞われたあとで『自分にはどうしようもなかった』という総括をまた繰り返すのか。主権者としての選択が問われていると思います」(聞き手 編集委員・塩倉裕)
やまだあきら 1956年生まれ。専門は日本近現代史。軍事史や天皇制論に詳しい。著書に「大元帥 昭和天皇」(94年)、「昭和天皇の戦争認識」(2023年)など。
3 notes · View notes
indigolikeawa · 19 days
Text
2024年9月6日金曜日
病院の待合室にて26
九月の水
朝/晴れ/パン/トラ/ミケ/CIAOちゅ〜る/身支度/ストレッチ/日焼け止め/お母さん/ミケ/お見送り/ちょっとひとりぼっち/軽自動車/高松空港/売店/山田屋のうどん/喫茶店/鶏のみぞれ唐揚げ定食/保安検査場/飛行機/飛行機から空港へのバス/羽田空港/東京モノレール/浜松町駅/大門駅/大江戸線/麻布十番駅/警察/迷子/護送車/ビジネスホテル/チェックイン/ズボンに汚れ/着替える/麻布十番駅/南北線/四ツ谷駅/中央線/よかったら座りますか?/大丈夫です/三鷹駅/折りたたみ傘/ビル/スペース/新千円札/友達/エル・デスペラードのTシャツ/烏龍茶/歌/ギター/ジャガー/コントラバス/ドラム/12弦ギター/鍵盤/本気/unrest/歌/ジャズマスター/フルート/EB/クラリネット/バスーン/ドラム/ソプラノサックス/鍵盤/二十年/DNA/アンサンブル/成立/ちょっとひとりぼっち/雨/三鷹駅/中央線/NHK-FM/アーマッド・ジャマル/四ツ谷駅/南北線/麻布十番駅/雷雨/消防車/ゴッサム・シティ/ローソン/ビジネスホテル/ネバネバそば/サラダ/シャワー/YouTuber/LGBTQ+/寛容/不寛容/差別/チャット欄/睡眠導入剤/ベッド/川岸が語る/九月の水/人生の約束/心の喜び/
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
朝/晴れ/納豆巻/サラダ/ストレッチ/身支度/麻布十番駅/南北線/四ツ谷駅/中央線/吉祥寺駅/友達/中華料理屋/味付き卵/春巻/豆苗炒め/青島ビール/ジャスミンティーみたいな味の烏龍茶/夏になると茄子を読む/吉祥寺って自転車乗ってると/パンケーキ/コ��ヒー/禁物/外/クィアたち/ボーイズ・テクスチャー/完成するまでの過程/短歌/フェスセット/Arcaかわいい/高速移動/免許/北海道とかにある標識とか何もない真っ直ぐな道/事故った時にヘラヘラしないこと/Aka/透明ドロップ/be master of life/300部/版元の人/権利関係をややこしくする人/探偵/トぶ人/仕事中に飲酒する人/仕事中に大麻吸う人(CBD的な合法的なやつかも)/吉祥寺駅/井の頭線/ミーのカー/どんなものでも君にかないやしない/渋谷駅/工事/利権/消費者に皺寄せ/日本すぎる/ログアウト・ボーナス/仕事辞めたひと前来て?/失恋したひと前来て?/プライベート・スーパースター/曲先?詞先?/浮いてる/代引/慣れろ、おちょくれ、踏み外せ/本屋/バッジ/生きる演技/ノット・ライク・ディス/翻訳/あなたがたに話す私はモンスター/講演/抗議/連帯/波打ちぎわのものを探しに/鍵/商品と私物のあわい/細かく話を聞いたら全然私物/アイスコーヒー/オレンジジュース/親切人間論/これってデザイン誰/祖父江慎/クッ…/元ネタ?/アイドルの部屋/アイドルヲタの部屋/天才/ヴァレリー 芸術と身体の哲学/引用/装置/どもる体/本屋の人しか開けられない下の棚/いいんですか?/……/本に写真がない/なくてもみんな分かるから/じゃがたらも?/ジョン・ケージ 著作選/ケージ - 通路 - デュシャン/誰もわかってくれない/でしょうね/ケージとキノコの写真/ケージかわいい/面白い人の誤解は面白い/つまんない人の誤解はつまんない/ナボコフ読んで蝶大丈夫になった/チェス・プロブレムはわからない/詰将棋も/どうぶつの森/気のせい/料理本を戦わせる/これがフリー素材の/鳴き声以外食べれる/ベケットは読まれていない(ゴドー以外)/お会計/ポッドキャスト/配送できますけど?/絶対お願いしたいんですけど/これも買っていいですか?/生きる演技/お支払い方法とか聞いた?/ベトナム料理屋/フォー/生春巻き/ロータスティー/今日はパクチーありません/どうして?/台風で/ショック療法/Over Drive/YUMEGIWA LAST BOY/ラズベリーB面説/後輩を集めて読書会/カラオケとか行かないと思った/どうして?/私が行かないから/犬いっぱい/月曜日お店休みかと思ったー/最近は開けてるんですよ/月曜日お店休みかと思ったー/あー最近は開けてるんですよ/谷/ビル/しゃぶったチンポの長さの合計フィート数vsエンパイア・ステート・ビル/警察近くて便利だったのに移転した/店が?/警察が/喫煙所/男根ロゴス中心主義/六本木駅/ちょっとひとりぼっち/六本木一丁目駅/南北線/麻布十番駅/ローソン/ビジネスホテル/シャワー/一番搾りロング缶/一番搾りロング缶/一番搾りロング缶/スーパーサンクス11800円/思いの丈をぶつける/ベッド/四時頃/睡眠導入剤/川岸が語る/九月の水/人生の約束/心の喜び/
Tumblr media Tumblr media
(2日目の写真これだけ…)
朝/曇り/身支度/納豆巻/サラダ/チェックアウト/麻布十番駅/大江戸線/大門駅/浜松町駅/東京モノレール/各停/羽田空港/かけそば/ミニ天丼/東京ばな奈/ANA BAGGAGE DROP/あらゆる場所にアルコールが……/アカシアあるんや/展望デッキ/コーヒー/読書/保安検査場/空港から飛行機までのバス/三十分以上の待機/書類の不備により飛行機にご案内できません/飛行機から空港までのバス/ご案内の準備が整いました!/空港から飛行機までのバス/飛行機/予定より一時間ほど遅れての出発となりまして誠に…/高松空港/予定より二十分くらい早く着いたので結果四十分の遅延/荷物受け取りレーン/軽自動車/家/トラ/CIAOちゅ〜る/お茶漬/真鰯の焼いたん/揚げ出し豆腐/シャワー/睡眠導入剤/ベッド/川岸が語る/九月の水/人生の約束/心の喜び/
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
何もかも/記憶しておくことは/不可能だけれど/歌にしておけば/歌うたびに/思い出せるのかも/しれない/最後に一曲/作詞作曲/アントニオ・カルロス・ジョビン/歌/エリス・へジーナ/三月の水/
youtube
2 notes · View notes
demonslayerscript · 1 month
Text
Episode 11 : Tsuzumi Mansion / 第十一話『鼓の屋敷(Tsuzumino Yashiki)』
*Green-colored words are only in anime, not in original manga, and we usually call them “ani-ori(anime-original)".
鎹鴉の天王寺松右衛門「南南東、次ノオ場所ハァ南南東!!」
Tennoji-Matsuemon (Kasugai-Garasu) “Nan-nan-to, tsugino bashowa nan-nan-to!!”
Matsuemon Tennoji(Kasugai Crow) “South-southeast! Your next location is south-southeast!”
竈門炭治郎「わかった!! わかったから、もう少し黙っててくれ。頼む、もうわかったから、頼むよ~」
Kamado Tanjiro “Wakatta!! Wakatta-kara, mo sukoshi damattete-kure. Tanomu, mo wakatta-kara, tanomuyooo.”
Tanjiro Kamado “I heard you! I heard, so give me a break and quiet down! I’m begging you! I got the message, so please!”
我妻善逸「頼むよ!!」
Agatsuma Zen’itsu “Tanomuyo!!”
Zenitsu Agatsuma “Please!”
炭治郎「え?」
Tanjiro “E?”
善逸「頼む頼む頼む…結婚してくれ~!いつ死ぬかわからないんだ俺は!! だから結婚してほしいというわけで!! 頼む!頼むよォ~!」
Zen’itsu “Tanomu, tanomu, tanomu… Kekkon shite-kureee! Itsu shinuka wakaranainda orewa!! Dakara kekkon shite hoshiito iu wakede!! Tanomu! Tanomuyoooo!”
Zenitsu “Please! Please! Please! Please marry me! I could die any day, you know! That’s why I want you to marry me! So please! Please, I’m begging you!”
炭治郎「な…なんなんだ、一体…」
Tanjiro “Na… Nan-nanda, ittai…”
Tanjiro “Wh-What’s up with that? What on earth?”
チュン太郎「チュン、チュン、チュン…」
Chuntaro “Chun, chun, chun…”
炭治郎「おっと」
Tanjiro “Otto.”
Tanjiro “Hey.”
チュン太郎「チュンチュン…チュンチュン!チュン…」
Chuntaro “Chun, chun… Chun, Chun! Chun…”
炭治郎「ええっ?」
Tanjiro “Ee?”
チュン太郎「チュンチュン…」
Chuntaro “Chun, chun…”
――――――――――――――――――――――――――――――
チュン太郎「チュン、チュン、チュン…」
Chuntaro “Chun, chun, chun…”
善逸「頼むよ!俺には君しか…君しかいないんだ!」
Zen’itsu “Tanomuyo! Ore-niwa kimi-shika…kimi-shika inainda!”
Zenitsu “I’m begging you! There’s no one else! You’re all that I have!”
チュン太郎「チュン、チュン…」
Chuntaro “Chun, chun…”
炭治郎「うん、うん。そうか、わかった!何とかするから!」
Tanjiro “Un, un. Soka, wakatta! Nantoka suru-kara!”
Tanjiro “I see! Gotcha! I’ll do something about it!”
チュン太郎「チュン!」
Chuntaro “Chun!”
善逸「助けてくれ~、結婚してくれ~、お願―」
Zen’itsu “Tasukete-kureee, kekkon shite-kureee, onega―”
Zenitsu “Please help me! Please marry me! I’m begging―”
炭治郎「何やってるんだ、道の真ん中で!その子は嫌がっているだろう!! そして雀を困らせるな!!」
Tanjiro “Nani yatte-runda, michino mannakade! Sono kowa iyagatte-irudaro!! Soshite suzumeo komara-seruna!!”
Tanjiro “What do you think you’re doing right in the middle of the road? Can’t you see she wants no part of you? And don’t go making trouble for your sparrow, either!”
善逸「あっ、隊服!お前は最終選別の時の…」
Zen’itsu “A, tai-fuku! Omaewa Saishu-Senbetsuno tokino…”
Zenitsu “That uniform! You’re that guy from Final Selection!”
炭治郎「お前みたいな奴は知人に存在しない!知らん!!」
Tanjiro “Omae-mitaina yatsuwa chijinni sonzai shinai! Shiran!!”
Tanjiro “No one I know is anything like you! I don’t know you!”
善逸「え―――っ!! 会っただろうが!会っただろうが!お前の問題だよ!記憶力のさ!」
Zen’itsu “Eeeeeeeee!! Atta-daroga! Atta-daroga! Omaeno mondai-dayo! Kioku-ryoku-nosa!”
Zenitsu “But we met, remember? We met, remember? You’re the one with the problem! Like your memory!”
炭治郎「さぁ、もう大丈夫です。安心して家へ帰ってください」
Tanjiro “Saa, mo daijobu desu. Anshin-shite ie’e kaette kudasai.”
Tanjiro “All right, it’s been take care of. You can head home now without any worries.”
女の子「はい、ありがとうございます」
Onna-no-ko “Hai, arigato gozaimasu.”
Girl “I will. Thank you very much!”
善逸「おい―――っ!! お前、邪魔すんじゃねぇよ!その子は俺と結婚するんだ!俺のことが好きなんだから…おっ、ぶえ~っ!」
Zen’itsu “Oiiiiiiiii!! Omae, jama-sunja neeyo! Sono kowa oreto kekkon surunda! Oreno kotoga sukinan-dakara… O, Bueee!”
Zenitsu “Hey! Stay out of my way! That girl is going to marry me! Because she’s in love with me, all ri―”
善逸「あっ、痛い…痛いよ!やめ…やめて、痛い痛い…」
Zen’itsu “A, itai…itaiyo! Yame…Yamete, itai, itai…”
Zenitsu “Hey! Ouch! That hurts! Stop it! Stop it! Ouch! Ouch! Ouch!”
炭治郎「おっ、落ち着いて!」
Tanjiro “O, ochi-tsuite!”
Tanjiro “H-Hey, calm down!”
善逸「うわぁぁん!」
Zen’itsu “Uwaaan!”
女の子「いつ私があなたを好きだと言いましたか!! 具合が悪そうに道端で蹲(うずくま)っていたから、声をかけただけでしょう!!」
Onna-no-ko “Itsu watashiga anatao suki-dato iimashitaka!! Guaiga waru-soni michi-batade uzukumatte-itakara, koeo kaketa-dake-desho!!”
Girl “When did I ever tell you that I love you? You were crumpled up on the side of the road looking ill, and all I did was speak to you!”
善逸「えっ、ええ~っ!俺のこと好きだから、心配して声かけてくれたんじゃないの~?!」
Zen’itsu “E, eeee! Oreno koto suki-dakara, shinpai-shite koe kakete kuretanja nainooo?!”
Zenitsu “You mean you didn’t reach out to me out of love because you were worried?”
女の子「私には結婚を約束した人がいますので、絶対ありえません!それだけ元気なら大丈夫ですね!さようなら!!」
Onna-no-ko “Watashi-niwa kekkon’o yakusoku-shita hitoga imasu-node, zettai arie-masen! Sore-dake genki-nara daijobu desune! Sayonara!!”
Girl “I already have a fiancé, so not on your life! With all that energy, you must be fine now, right? Goodbye!”
善逸「あっ、ま…待って。待っ…」
Zen’itsu “A, ma…matte. Ma…”
Zenitsu “W-Wait, come back! Come…”
炭治郎「お前、もうやめろ」
Tanjiro “Omae, mo yamero.”
Tanjiro “Look, cut it out!”
善逸「何で邪魔するんだ、お前には関係ないだろ!…何だよ、そ��顔!」
Zen’itsu “Nande jama surunda. Omae-niwa kankei naidaro! …Nan-dayo, sono kao!”
Zenitsu “Wh-Why’d you get in my way? This has nothing to do with you! What’s with that look on your face?”
善逸「やめろ――っ!! 何でそんな別の生き物を見るような目で俺を見てんだ~!お前、責任とれよ!! お前のせいで結婚できなかったんだから!」
Zen’itsu “Yamerooooo!! Nande sonna betsuno ikimono’o miru-yona mede oreo mitendaaa! Omae sekinin toreyo!! Omaeno seide kekkon deki-nakattan-dakara!”
Zenitsu “Stop that! Why are you staring at me like I’m a creature or something? Hey you! You’re responsible for it! Since it’s your fault that I missed out on getting married!”
善逸「何か喋れよ!! いいか、俺はもうすぐ死ぬ!! 次の仕事でだ!! 俺はな!もの凄く弱いんだぜ、舐めるなよ!俺が結婚できるまで、お前は俺を守れよな!」
Zen’itsu “Nanika shabereyo!! Iika, orewa mo-sugu shinu!! Tsugino shigoto-deda!! Ore-wana! Mono-sugoku yowain-daze, nameru-nayo! Orega kekkon dekiru-made, omaewa oreo mamore-yona!”
Zenitsu “Jeez, say something! Listen up! I’m going to die soon! During my next job! The thing is, I’m horribly weak, okay? I’m not kidding! You gotta protect me until I manage to get married, all right?”
炭治郎「俺の名は竈門炭治郎だ!!」
Tanjiro “Oreno nawa Kamado Tanjiroda!!”
Tanjiro “My name is Tanjiro Kamado!”
善逸「そうかい!! ごめんなさいね!俺は我妻善逸だよ!助けてくれよ、炭治郎~!」
Zen’itsu “So-kai!! Gomen-nasaine! Orewa Agatsuma Zen’itsu dayo! Tasukete kureyo, Tanjirooo!”
Zenitsu “Is that right? My apologies! I’m Zenitsu Agatsuma! Please save me, Tanjiro!”
炭治郎「助けてくれって何だ?なんで善逸は剣士になったんだ?なんでそんなに恥をさらすんだ!」
Tanjiro “Tasukete kurette nanda? Nande Zen’itsuwa kenshini nattanda? Nande sonnani hajio sarasunda!”
Tanjiro “What do you mean, save you? What was your reason for becoming a swordsman, Zenitsu? Why are you being so blatantly shameless?”
善逸「言い方ひどいだろ!女に騙されて借金したんだよ!借金を肩代わりしてくれたジジイが‘育手’だったの!!」
Zen’itsu “Iikata hidoi-daro! Onnani damasarete shakkin shitan-dayo! Shakkin’o kata-gawari shite-kureta jijiiga ‘sodate’ dattano!!”
Zenitsu “That’s a harsh way to put it! I got swindled by a woman and racked up all this debt! The old geezer who took it over for me was a cultivator!”
善逸「毎日毎日、地獄の鍛錬だよ!死んだ方がマシだってくらいの!最終選別で死ねると思ったのにさ!! 運良く生き残るから、いまだに地獄の日々だぜ!あ――怖い怖い怖い怖い!」
Zen’itsu “Mai-nichi mai-nichi, jigokuno tanren dayo! Shinda-hoga mashitte kuraino! Saishu-Senbetsude shineruto omotta-nonisa!! Un-yoku iki-nokoru-kara, imadani jigokuno hibi daze! Aaaaa, kowai kowai kowai kowai!”
Zenitsu “Day after day, I had to go through hellish training! It was so bad that I thought I’d be better off dead! I was hoping I could die during Final Selection! But since I was lucky enough to survive, I’m still going through hell every day! I’m so scared! Scared! Scared! Scared!”
善逸「きっともうすぐ鬼に喰われて死ぬんだ!生きたまま耳から脳髄を吸われて~!イィヤァアア――ッ!! いやぁあああ!助けてェ―――ッ!!」
Zen’itsu “Kitto mo-sugu onini kuwarete shinunda! Ikita-mama mimi-kara nozui’o suwareteee! Iiyaaaaaaaaa!! Iyaaaaa! Tasuketeeeeeeee!!”
Zenitsu “I just know that I’m gonna get devoured and killed soon by a demon! My brains are gonna get sucked through my ears while I’m still alive! No! No! Please save me!”
炭治郎「どうしたんだ、大丈夫か?」
Tanjiro “Do-shitanda, daijobuka?”
Tanjiro “What’s the matter? Are you okay?”
善逸「ヒィ――ッ、ヒィ――ッ」
Zen’itsu “Hiiiii, hiiiii…”
チュン太郎「チュン、チュンチュン」
Chuntaro “Chun, chun chun.”
鎹鴉の天王寺松右衛門「カア~」
Tennoji Matsuemon (Kasugai-Garasu) “Kaaa.”
―――――――――――――――――――――――――――――――
炭治郎「どうだ?」
Tanjiro “Doda?”
Tanjiro “How are you?”
善逸「うん…落ち着いたら腹減ってきた」
Zen’itsu “Un… Ochi-tsuitara hara hette-kita.”
Zenitsu “Yeah. Now that I’m calmer, I’m getting hungry.”
炭治郎「何か食べるもの持ってないのか?」
Tanjiro “Nanika taberu mono motte-nainoka?
Tanjiro “Don’t you have any food on you?”
善逸「ない…」
Zen’itsu “Nai…”
Zenitsu “Nope.”
炭治郎「ほら、これ、食べるか?」
Tanjiro “Hora, kore taberuka?”
Tanjiro “Here, take this. Would you like to eat it?”
善逸「ああ、ありがとう。ん?炭治郎は食わないのか?」
Zen’itsu “Aa, arigato. N? Tanjirowa kuwanai-noka?”
Zenitsu “Hey, thanks. You’re not eating, Tanjiro?”
炭治郎「うん。それしかないから」
Tanjiro “Un. Sore-shika nai-kara.”
Tanjiro “No, since that’s all I’ve got.”
善逸「ほら、半分食えよ」
Zen’itsu “Hora, hanbun kueyo.”
Zenitsu “Here. You eat half.”
炭治郎「えっ、いいのか?ありがとう」
Tanjiro “E, iinoka? Arigato.”
Tanjiro “You sure? Thanks!”
炭治郎「鬼が怖いっていう善逸の気持ちもわかるが、雀を困らせたらダメだ」
Tanjiro “Oniga kowaitte-iu Zen’itsuno kimochimo wakaruga, suzumeo komarase-tara dameda.”
Tanjiro “I know what you mean when you say you’re scared of demons, but you can’t make trouble for your sparrow.”
善逸「えっ、困ってた?雀?なんでわかるんだ?」
Zen’itsu “E, komatteta? Suzume? Nande wakarunda?”
Zenitsu “Was it distressed? The sparrow? How can you tell?”
炭治郎「いや…善逸がずっとそんなふうで仕事に行きたがらないし、女の子にすぐちょっかい出す上に、イビキもうるさくて困ってるって…言ってるぞ」
Tanjiro “Iya… Zen’itsuga zutto sonna-fude shigotoni ikita-gara-naishi, on’nanokoni sugu chokkai dasu ueni, ibikimo urusakute komatterutte… itteruzo.”
Tanjiro “Well, he says that you’re always whining about not wanting to got to work, and you’re always hitting on girls, and that you snore so loud, he’s had it! So he says.”
チュン太郎「チュン!」
Chuntaro “Chun!”
善逸「言ってんの?! 鳥の言葉がわかるのかよ?!」
Zen’itsu “Ittenno?! Torino kotobaga wakaruno-kayo?!”
Zenitsu “He’s saying that?! You can understand bird language?”
炭治郎「うん」
Tanjiro “Un.”
善逸「嘘だろ?! 俺を騙そうとしてるだろ!」
Zen’itsu “Uso daro?! Oreo damasoto shiteru-daro!”
Zenitsu “You’re lying, right? You’re just trying to trick me!”
鎹鴉の天王寺松衛門「カァァ!! 駆ケ足!! 駆ケ足!! 炭治郎、善逸、走レ!! 共に向カエ、次ノ場所マデ!! 走レ!走レ、炭治郎、善逸!」
Tennoji Matsuemon (Kasugai-Garasu) “Kaaa!! Kake-ashi!! Kake-ashi!! Tanjiro, Zen’itsu, hashire!! Tomoni mukae, tsugino basho-made!! Hashire! Hashire, Tanjiro, Zen’itsu!”
Matsuemon Tennoji (Kasugai Crow) “Start running! Start running! Tanjiro, Zenitsu, run! Both of you head over to your next destination! Run! Run, Tanjiro, Zenitsu!”
善逸「ギャ―――――ッ!カラスが喋ってる!」
Zen’itsu “Gyaaaaaaaaaaa! Karasuga shabetteru!”
Zenitsu “That crow is talking!”
―――――――――――――――――――――――――――――――
善逸「なあ炭治郎、やっぱり俺じゃ無理だよ。俺がいたって何の役にも立てないしさ…」
Zen’itsu “Naa Tanjiro, yappari oreja muri dayo. Orega itatte nanno yaku-nimo tatenai-shisa…”
Zenitsu “Hey, Tanjiro, on second thought, I’m not gonna make it. Even if I go along, I’m gonna be totally useless.”
炭治郎(鬼の匂いが少しずつ強くなってる。この��に何かある… あれは��)
Tanjiro (Onino nioiga sukoshi-zutsu tsuyoku natteru. Kono sakini nanika aru… Arewa?)
Tanjiro (The demon scent is getting stronger little by little. There’s something up ahead. What’s that?)
炭治郎「血の匂いがする… でも、この匂いは…」
Tanjiro “Chino nioiga suru… Demo, kono nioiwa…”
Tanjiro “I can smell blood. But this particular scent…”
善逸「えっ?何か匂いする?」
Zen’itsu “E? Nanika nioi suru?”
Zenitsu “You smell something?”
炭治郎「ちょっと今まで嗅いだことない…」
Tanjiro “Chotto ima-made kaida koto nai…”
Tanjiro “Something I’ve never smelled before.”
善逸「それより何か音がしないか?あと、やっぱ俺たち共同で仕事するのかな?」
Zen’itsu “Sore-yori nanika otoga shinaika? Ato, yappa ore-tachi kyodode shigoto suruno-kana?”
Zenitsu “I don’t know about that, but do you hear that sound? Also, are you and I gonna work together, after all?”
炭治郎「音?あっ!」
Tanjiro “Oto? A!”
Tanjiro “Sound?”
善逸「こっ、子供だ…」
Zen’itsu “Ko, Kodomoda…”
Zenitsu “K-Kids…”
炭治郎「どうしたんだろう…」
Tanjiro “Doshitan-daro…”
Tanjiro “I wonder what’s wrong.”
炭治郎「君たち、こんな所で何してるんだ?」
Tanjiro “Kimi-tachi, konna tokorode nani shiterunda?”
Tanjiro “Hey, guys, what are you doing here?”
正一「あっ…」
Shoichi “A…”
炭治郎(かなり怯えているな…)
Tanjiro (Kanari obiete-iruna…)
Tanjiro (They seem really spooked.)
炭治郎「よ~し、じゃあ兄ちゃんがいいものを見せてあげよう!じゃじゃ―――ん!手乗り雀だ!!」
Tanjiro “Yoooshi, jaa niichanga ii mono’o misete-ageyo! Jajaaaaaaan! Tenori-suzumeda!”
Tanjiro “Okay, wanna see something cool? Ta-da! It’s a tame sparrow!”
チュン太郎「チュン、チュン」
Chuntaro “Chun, chun.”
炭治郎「な?可愛いだろ?」
Tanjiro “Na? Kawaii-daro?”
Tanjiro “See? Isn’t he cute?”
チュン太郎「チュン!」
Chuntaro “Chun!”
炭治郎「教えてくれ。何かあったのか?ここは二人の家?」
Tanjiro “Oshiete-kure. Nanika atta-noka? Kokowa futarino ie?”
Tanjiro “Please tell me. Did something happen? Is this your house?”
正一「違う…違う…こ…ここは…ば…化け物の…家だ…」
Shoichi “Chigau…chigau…Ko…Kokowa…ba…bakemonono…ieda…”
Shoichi “No. No, it’s not. This… This is… A-A monster’s…house!”
正一「兄ちゃんが連れて行かれた…夜道を歩いていたら、見たこともない化け物が現れて…俺たちには目もくれないで、兄ちゃんだけ…」
Shoichi “Niichanga tsurete-ikareta… Yomichio aruite-itara, mitakotomo nai bakemonoga arawarete… Ore-tachi-niwa memo kurenaide, niichan-dake…”
Shoichi “Our big brother got taken away. When we were walking down the road at night, this monster we’d never seen before showed up. It didn’t give us a glance. Just our brother.”
炭治郎「あの家に入ったんだな?」
Tanjiro “Ano ieni haittan-dana?”
Tanjiro “And they went inside that house, right?”
正一「うん、うん…」
Shoichi “Un, un…”
Shoichi “Yeah. Yeah.”
炭治郎「二人で後をつけたのか?えらいぞ、頑張ったな」
Tanjiro “Futaride ato’o tsuketa-noka? Eraizo, ganbattana.”
Tanjiro “Did you two follow them here? You did good! Great job!”
正一「兄ちゃんの血の痕を辿ったんだ。怪我したから…」
Shoichi “Niichanno chino ato’o tadottanda. Kega shita-kara…”
Shoichi “We followed the traces of his blood. Because he got hurt!”
炭治郎(怪我…)「大丈夫だ。俺たちが悪い奴を倒して、兄ちゃんを助ける」
Tanjiro (Kega…) “Daijobuda. Ore-tachiga warui yatsuo taoshite, niichan’o tasukeru.”
Tanjiro (Hurt…) “Don’t worry! We’re going to defeat the bad guy and rescue your brother!”
てる子「ほんと?ほんとに…?」
Teruko “Honto? Hontoni…?”
Teruko “Really? You really will?”
炭治郎「うん、きっと…」
Tanjiro “Un, kitto…”
Tanjiro “Yeah. For sure!”
善逸「炭治郎。なぁ、この音何なんだ?気持ち悪い音…ずっと聞こえる。鼓か?これ…」
Zen’itsu “Tanjiro. Naa, kono oto nan-nanda? Kimochi-warui oto… Zutto kikoeru. Tsuzumika? Kore…”
Zenitsu “Tanjiro… Hey, what is this sound? This creepy sound never stops. Is it a tsuzumi?”
炭治郎「音?音なんて…」
Tanjiro “Oto? Oto nante…”
Tanjiro “Sound? I don’t hear any.”
炭治郎「見るな!! 大丈夫ですか?! 大丈夫ですか!しっかり!」
Tanjiro “Miruna!! Daijobu desuka?! Daijobu desuka! Shikkari!”
Tanjiro “Don’t look! Are you all right? Are you all right? Stay with me!”
炭治郎(傷が深い。これは…)
Tanjiro (Kizuga fukai. Korewa…)
Tanjiro (The wound is so deep. Is this…)
男「出ら…せっかく…出られ…たのに…外に…出られたのに…死ぬ…のか…俺…死ぬのか…」
Otoko “Dera…sekkaku…derare…tanoni… Sotoni…derareta-noni…shinu…noka…ore…shinunoka…”
Man “Even though… I got out… Even though I made it out… Made it outside. Still… Am I gonna die? Am I still gonna die?”
炭治郎(ああ、死んでしまった…痛かっただろう…苦しかったろう…)
Tanjiro (Aa, shinde-shimatta… Itakatta-daro… Kurushi-kattaro…)
Tanjiro (And now he’s gone… It must’ve hurt a lot. You must’ve suffered.)
善逸「炭治郎、もしかして、その人…この子たちの…」
Zen’itsu “Tanjiro, moshika-shite, sono hito…kono-ko-tachino…”
Zenitsu “Tanjiro, by any chance, is that guy these kids’…”
―――――――――――――――――――――――――――――――
炭治郎(助けられなかった…。俺たちがもう少し早く来てれば、助けられたかもしれないのに…)
Tanjiro (Tasuke-rare-nakatta… Ore-tachiga mo sukoshi hayaku kitereba, tasuke-rareta-kamo shirenai-noni…)
Tanjiro (We couldn’t save him. If only we’d gotten here a little sooner, we might’ve managed to save him.)
炭治郎「ねぇ、この人は君たちの…」
Tanjiro “Nee, kono hitowa kimi-tachino…”
Tanjiro “Hey, is this man your…”
正一「兄ちゃんじゃない…兄ちゃんは柿色の着物を着てる」
Shoichi “Niichanja nai… Niichanwa kaki-irono kimono’o kiteru.”
Shoichi “I-It’s not Brother. Brother’s wearing a persimmon-colored kimono.”
炭治郎(そうか。何人も捕まっていたんだ。戻ってきたら、必ず埋葬します…すみません、すみません…)
Tanjiro (Soka. Nanninmo tsukamatte-itanda. Modotte-kitara kanarazu maiso shimasu… Sumimasen, sumimasen…)
Tanjiro (I see. So, it’s captured more than one person. I promise to bury you when I return. Forgive me. Forgive me.)
炭治郎「よし、善逸!! 行こう」
Tanjiro “Yoshi, Zen’itsu!! Iko.”
Tanjiro “All right. Zenitsu, come on!”
炭治郎「でも、今助けられるのは、俺と善逸だけだ」
Tanjiro “Demo, ima tasuke-rareru-nowa, oreto Zen’itsu dakeda.”
Tanjiro “But no one else can help them now but you and me.”
善逸「ヒイイ…」
Zen’itsu “Hii…”
炭治郎「そうか、わかった」
Tanjiro “Soka, wakatta.”
Tanjiro “Really? All right, then.”
善逸「ヒッ!ヒャ―――ッ!何だよォ――!! なんでそんな般若みたいな顔すんだよォ――ッ、行くよォ――ッ!」
Zen’itsu “Hi! Hyaaaaaaa! Nandayoooooo!! Nande sonna hannya mitaina kao sundayooooo, ikuyoooooo!”
Zenitsu “Hey, come on! Why are you making that ogre face at me? Okay, I’ll go!”
炭治郎「無理強いするつもりはない」
Tanjiro “Murijii suru tsumoriwa nai.”
Tanjiro “I have no intension of forcing you to.”
善逸「行くよォ―――ッ!」
Zen’itsu “Ikuyoooooooo!”
Zenitsu “I said I’ll go!”
炭治郎「もしもの時のために、この箱を置いていく。何かあっても、二人を守ってくれるから。じゃあ、行ってくる」
Tanjiro “Moshimono tokino tameni, kono hako’o oite-iku. Nanika attemo, futario mamotte-kureru-kara. Jaa, itte-kuru.”
Tanjiro “In case of an emergency, I’m leaving this box behind. Even if something happens, you two will be protected. Okay, we’re going now.”
善逸「炭治郎… なぁ炭治郎。守ってくれるよな?俺を守ってくれるよな?」
Zen’itsu “Tanjiro… Naa Tanjiro. Mamotte kureru-yona? Oreo mamotte-kureru-yona?”
Zenitsu “Tanjiro! Hey, Tanjiro! You’ll protect me, right? You’ll protect me, right?”
炭治郎「善逸。ちょっと申し訳ないが、前の戦いで俺は、肋(あばら)と脚が折れている。そしてまだそれが完治していない。だから…」
Tanjiro “Zen’itsu. Chotto moshiwake-naiga, maeno tatakaide orewa, abarato ashiga orete-iru. Soshite mada sorega kanchi shite-inai. Dakara…”
Tanjiro “Zenitsu, I hate to put you on the spot, but…I’ve got a broken rib and leg from my previous battle. And neither are fully healed yet. So―”
善逸「えっ?えええ―――ッ!何折ってんだよ骨!折るんじゃないよ骨!折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ!ししし死んじまうぞ!ヒャッ!どうすんだどうすんだ?死ぬよこれ!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…ヒィ――ッ!骨折してるなんて酷い、あんまりだぞ!死んだよ俺!! 九分九厘死んだ!死ぬ死ぬ死ぬ…」
Zen’itsu “E? Eeeeeeeee! Nani otten-dayo hone! Orunjan aiyo hone! Oreteru Tanjiroja oreo mamori-kirenaize! Shishishi, shinjimauzo! Hya! Dosunda dosunda? Shinuyo kore! Shinu shinu shinu shinu… Hiiiiii! Kossetsu shiteru-nante hidoi, anmari-dazo! Shindayo ore!! Kubu-kurin shinda! Shinu shinu shinu…”
Zenitsu “What do you mean, broken bones? Don’t go breaking any bones one me! If you’ve got fractures, you can’t possibly protect me! I-I-I’m gonna die! What am I gonna do? What am I gonna do? I’m gonna die now! Gonna die, gonna die, gonna die! Broken bones? How could you? I’m a dead man now! 99.9% dead! I’m dead! I’m dead! I’m dead!”
炭治郎「善逸、静かにするんだ。お前は大丈夫だ」
Tanjiro “Zen’itsu, shizukani surunda. Omaewa daijobuda.��
Tanjiro “Zenitsu, quiet down! You’ll be all right.”
善逸「気休めはよせよォ――ッ!!」
Zen’itsu “Kiyasumewa yoseyoooooo!!”
Zenitsu “Don’t sugarcoat it!”
炭治郎「違うんだ。俺にはわかる。善逸は…あっ…」
Tanjiro “Chigaunda. Ore-niwa wakaru. Zen’itsuwa… A…”
Zenitsu “I’m not! I can tell, all right? Zenitsu, you’re―”
炭治郎「駄目だ!!」
Tanjiro “Dameda!!”
Tanjiro “No good!”
善逸「ギャ――――――ッ!!」
Zen’itsu “Gyaaaaaaaaaaaaa!!”
炭治郎「入ってきたら駄目だ!!」
Tanjiro “Haitte-kitara dameda!!”
Tanjiro “You shouldn’t be here!”
正一「お…お兄ちゃん、あの箱カリカリ音がして…」
Shoichi “O…Oniichan, ano hako kari-kari otoga shite…”
Shoichi “M-Mister, we heard scratching sounds from inside that box!”
炭治郎「だっ…!! だからって置いて来られたら切ないぞ。あれは俺の命よりも大切なものなのに…」
Tanjiro “Da…!! Dakaratte oite-koraretara setsunaizo. Arewa oreno inochi-yorimo taisetsuna mono nanoni…”
Tanjiro “E-Even still, it pains me that you left it behind! I mean, it’s more precious to me than my own life!”
善逸「キャアアア!あっ、ごめん…尻が」
Zen’itsu “Kyaaaa! A, gomen…shiriga…”
Zenitsu “Sorry! My butt…”
炭治郎(ハッ!…部屋が変わった!! いや、俺たちが移動したのか?鼓の音に合わせて)
Tanjiro (Ha! …Heyaga kawatta!! Iya, ore-tachiga ido shita-noka? Tsuzumino otoni awasete.)
Tanjiro (…It’s a different room. No. Were we the ones that moved? To the beat of that tsuzumi?)
てる子「うっ、うう…」
Teruko “U, Uu…”
炭治郎「お兄ちゃんと離れ離れにしてごめんな。でも必ず守るから。お兄ちゃんのことも、善逸が守るよ。大丈夫。名前は?」
Tanjiro “Oniichanto hanare-banareni shite gomenna. Demo kanarazu mamoru-kara. Oniichanno kotomo, Zen’itsuga mamoruyo. Daijobu. Namaewa?”
Tanjiro “Sorry you got separated from your brother, okay? But I’m gonna protect you no matter what. And Zenitsu is gonna protect your brother. Don’t worry! What’s your name?”
てる子「てる子…」
Teruko “Teruko…”
Teruko “Teruko.”
炭治郎「そうか、てる子。いい名前をつけてもらっ…ハッ!」
Tanjiro “Soka, Teruko. Ii namaeo tsukete moratt… Ha!”
Tanjiro “Is that right? Teruko? That’s a fine name you have―”
炭治郎(いくつかの匂いの中でも、この屋敷に染みついたきつい匂いだ!かなり人を喰ってる!! こいつがこの屋敷の…主!!)
Tanjiro (Ikutsukano nioino naka-demo, kono yashikini shimi-tsuita kitsui nioida! Kanari hito’o kutteru!! Koitsuga kono yashikino… Nushi!!)
Tanjiro (Even among all these scents, This is the strongest one that this house is stepped in! This one’s devoured a whole slew of humans! This one’s the master of this house!)
―――――――――――――――――――――――――――――――
善逸「死ぬ~!死ぬ死ぬ、死んでしまうぞ、これは死ぬ!! 炭治郎と離れちゃった~!」
Zen’itsu “Shinuuu! Shinu shinu, shinde-shimauzo, korewa shinu!! Tanjiroto hanare-chattaaa!”
Zenitsu “I’m gonna die! Gonna die, gonna die, gonna die, I’m telling you! Tanjiro and I got split up!”
正一「てる子!! てる子!!」
Shoichi “Teruko!! Teruko!!”
Shoichi “Teruko! Teruko!”
善逸「だめだめだめ、大声出したらだめ!大声出して悪い奴に聞かれたら大変だよ!ちょっと外に出よう!」
Zen’itsu “Dame dame dame, oogoe dashitara dame! Oogoe dashite warui yatsuni kikaretara taihen dayo! Chotto sotoni deyo!”
Zenitsu “No, no, no, no! Don’t yell like that! If you yell and the bad guy hears you, it won’t be pretty! Come on, let’s step outside!”
正一「なんで外に?自分だけ助かろうとしてるんですか?」
Shoichi “Nande sotoni? Jibun-dake tasukaroto shiterun-desuka?”
Shoichi “What… Why outside? Are you trying to escape all by yourself?”
善逸「えっ…」
Zen’itsu “E…”
正一「死ぬとかそういうことずっと言って恥ずかしくないですか?年下にすがりついて情けないと思わないんですか?あなたの腰の刀は一体何のためにあるんですか?」
Shoichi “Shinu-toka so-iu koto zutto itte hazukashiku-nai-desuka? Toshi-shitani sugari-tsuite nasake-naito omowa-nain-desuka? Anatano koshino katanawa ittai nanno tameni arun-desuka?”
Shoichi “All this constant yammering about dying… Aren’t you ashamed of yourself? Clinging onto a younger person… Don’t you feel pathetic? What are you wearing that swords on your hip for anyway?”
善逸「ぐっは…すごい切れ味の言葉が…ぐはっ」
Zen’itsu “Guhha… Sugoi kireajino kotobaga… Guha!”
Zenitsu “Those words cut so deep.”
善逸「違うんだよ!俺じゃ役に立たないから人を…」
Zen’itsu “Chigaun-dayo! Oreja yakuni tatanai-kara hito’o…”
Zenitsu “That’s not it! I’m not gonna be of any use anyway,”
正一「放して!」
Shoichi “Hanashite!”
Shoichi “Let me go!”
善逸「大人を呼んで来ようとしているんだよ!」
Zen’itsu “Otonao yonde-koyoto shite-irun-dayo!”
Zenitsu “so I’m gonna summon a grownup here, okay?”
正一「放してください!」
Shoichi “Hanashite kudasai!”
Shoichi “Let me go!”
善逸「子供だけでどうにかできることじゃないから、これは!」
Zen’itsu “Kodomo-dakede donika dekiru kotoja naikara, korewa!”
Zenitsu “Because this isn’t something us kids can resolve on our own!”
善逸「あっ…嘘だろ嘘だろ嘘だろ!ここが玄関だったのに!! 外はどこに行ったの?だってこの戸が…こっちか?! ここは?こっちは?」
Zen’itsu “A… Uso-daro uso-daro uso-daro! Kokoga genkan datta-noni!! Sotowa dokoni ittano? Datte kono toga… Kocchika?! Kokowa? Kocchiwa?”
Zenitsu “You’re kidding me, kidding me, kidding me! I’m sure this was the front door! Where’d the outside go? I mean, this door was… Is it this one? How about this one? What about this one?”
善逸「化ケモノだァ―――――ッ!ギャアアア!」
Zen’itsu “Bakemonodaaaaaaaaaaaaaa! Gyaaaa!”
Zenitsu “It’s a monster!”
善逸「何だよォ、その目なに?! やだそんな目!」
Zen’itsu “Nandayoo, sono me nani?! Yada sonna me!”
Zenitsu “What the heck? What’s that look in your eyes? Stop looking at me like that!”
―――――――――――――――――――――――――――――――
響凱「あいつらさえ邪魔しなければ…」
Kyogai “Aitsura-sae jama shinakereba…”
Kyogai “If it hadn’t been…If it hadn’t been for their meddling…”
炭治郎「てる子、叫ぶのは我慢だ。部屋は動くから廊下に出るな。退(さ)がって棚の後ろに隠れるんだ」
Tanjiro “Teruko, sakebu-nowa gamanda. Heyawa ugoku-kara rokani deruna. Sagatte tanano ushironi kakurerunda.”
Tanjiro “Teruko, you gotta try not to scream. The room’s going to flip around, so don’t go into the hall. Step back and hide behind the shelves.”
響凱「おのれおのれ…あいつらのせいで取り逃がした。小生の獲物だったのに。なぜだ。どいつもこいつも余所様(よそさま)の家にづかづか入り込み、腹立たしい……小生の獲物だぞ。小生の縄張りで見つけた小生の獲物だ……」
Kyogai “Onore onore… Aitsurano seide tori-nigashita. Shoseino emono datta-noni. Nazeda. Doitsumo koitsumo yoso-samano ieni zuka-zuka hairi-komi, haradatashii…… Shoseino emono dazo. Shoseino nawabaride mitsuketa shoseino emonoda……”
Kyogai “Curses, curses! Thanks to them, he got away! When he was my prey! Why is it? Why do they all keep barging into someone else’s home? It’s infuriating. That was my prey! My own prey, discovered on my own turf!”
響凱「あいつらめ…あいつらめ!」
Kyogai “Aitsurame… Aitsurame!”
Kyogai “Curse them! Curse them!”
炭治郎「おい!お前!! 俺は鬼殺隊、階級・癸!! 竈門炭治郎だ!今からお前を斬る!!」
Tanjiro “Oi! Omae!! Orewa Kisatsu-Tai, kaikyu: Mizunoto!! Kamado Tanjiroda! Ima-kara omaeo kiru!!”
Tanjiro “Hey! Listen! I’m with the Demon Slayers Corp. Rank 10, Tanjiro Kamado! I’m going to slay you now!”
響凱「俺が見つけた‘稀血’の子供なのに!!」
Kyogai “Orega mitsuketa ‘marechi’ no kodomo nanoni!!”
Kyogai “A child with rare blood that I found myself!”
炭治郎(とった!)「えっ?てる子!! ハッ!」
Tanjiro (Totta!) “E? Teruko!! Ha!”
Tanjiro (Got him!) “Teruko!!”
炭治郎(畳が側面にある… 部屋が回転したんだ。これがこの鬼の血鬼術!屋敷全てが鬼の縄張り…!!)
Tanjiro (Tatamiga sokumenni aru… Heyaga kaiten shitanda. Korega kono onino kekki-jutsu! Yashiki subetega onino nawabari…!!)
Tanjiro (Now the tatami floors are on the sides! The room’s been flipped! So, this is that demon’s Blood Demon Art! This Entire house is this demon’s territory!)
炭治郎(何だ?! 妙な匂いが迫ってくる。鬼じゃない!)
Tanjiro (Nanda?! Myona nioiga sematte-kuru. Onija nai!)
Tanjiro (What’s this? An odd scent is wafting this way. It’s not a demon!)
嘴平伊之助「ウハハハ…!猪突猛進!! 猪突猛進!! 猪突猛進!!」
Hashibira Inosuke “Uhahaha��! Chototsu-Moshin!! Chototsu-Moshin!! Chototsu-Moshin!!”
Inosuke Hashibira “Comin’ through! Comin’ through! Comin’ through!”
炭治郎(な、なんだあの男!猪(いのしし)の皮をかぶって――…日輪刀を持っている!!)
Tanjiro (Na, Nanda ano otoko! Inoshishino kawao kabutte――…Nichirin-To’o motte-iru!!)
Tanjiro (Wh-Who’s that guy? He’s wearing a boar’s hide! And he’s wielding Nichirin Swords!)
伊之助「さァ化け物!! 屍(しかばね)を晒(さら)して、俺がより強くなるため、より高く行くための、踏み台となれェ!!」
Inosuke “Saa bakemono!! Shikabaneo sarashite, orega yori tsuyoku-naru-tame, yori takaku iku-tameno, fumidaito naree!!”
Inosuke “All right, you monster… Die on the battlefield and serve as my springboard! So that I can become more powerful and soar even higher!”
響凱「腹立たしい、腹立たしい…」
Kyogai “Haradatashii, haradatashii…”
Kyogai “Infuriating! Infuriating!”
伊之助「行くぜ!猪突…猛進!!」
Inosuke “Ikuze! Chototsu…Moshin!!”
Inosuke “Here goes… Comin’…through!”
―――――――――――――――――――――――――――――――
大正コソコソ噂話 ―Taisho Secret―
善逸「なあ炭治郎。さっきお前が無理やり引き剥がした女の子…やっぱり俺のこと好きだったと思うんだよ」
Zen’itsu “Naa Tanjiro. Sakki omaega muriyari hiki-hagashita onna’noko… Yappari oreno koto suki-dattato omoun-dayo.”
Zenitsu “Hey, Tanjiro, I think that girl you forcibly pulled away from me loves me after all.”
炭治郎「何言ってるんだ!明らかに彼女は嫌がっていただろう」
Tanjiro “Nani itterunda! Akirakani kanojowa iyagatte-itadaro.”
Tanjiro “What are you talking about? It was so obvious that she wasn’t into you!”
善逸「そんなことないよ!ああは言ってたけどさ、実は俺に追いかけてほしかったんじゃないか?思い返すと、俺の頬をぶったときも、どこか愛があったみたいに思うし、その後俺をぶっている時も一回一回すごく気持ちがこもっていたし、これは絶対絶対俺のことが好きなのでは~?」
Zen’itsu “Sonna koto naiyo! Aawa itteta-kedosa, jitsuwa oreni oikakete hoshikattanja naika? Omoi-kaesuto, oreno hoo’o butta-tokimo, dokoka aiga atta mitaini omoushi, sono ato oreo butte-iru-tokimo ikkai ikkai sugoku kimochiga komotte-itashi, korewa zettai zettai oreno kotoga suki-nano-dewaaa?”
Zenitsu “That’s not true! She might’ve said all those things, but she could’ve really wanted me to chase after her, right? I think there was love in her eyes when she slapped me, and then all the other times she hit me, she was really putting her heart into it every single time! She must be in love with me for sure, for sure, for sure!”
炭治郎「あ…」
Tanjiro “A…”
善逸「なんか喋れよ!」
Zen’itsu “Nanka shabereyo!”
Zenitsu “Say something, will you?”
炭治郎「ここで大正コソコソ噂話。善逸は、基本的に女の子ならどんな子でも意識してしまい、ソワソワするらしいですよ」
Tanjiro “Kokode Taisho koso-koso uwasa-banashi. Zen’itsuwa, kihon-tekini onna’noko nara donna ko-demo ishiki shite-shimai, sowa-sowa suru-rashii desuyo.”
Tanjiro “Now, it’s time for a Taisho secret! I hear that Zenitsu gets self-conscious in front girls, and his heart starts fluttering.”
善逸「仕方ないだろ?女の子は可愛らしいし柔らかいし、いい匂いするんだから!ああ、女の子のことを考えてたらさっきの子のことを思い出しちゃったよ。この屋敷から出られたら、すぐにでも追いかけて頬ずりして~」
Zen’itsu “Shikata naidaro? Onna’nokowa kawaiishi yawarakaishi, ii nioi surun-dakara! Aa, onna’nokono koto’o kangaete-tara sakkino kono koto’o omoi-dashi-chattayo. Kono yashiki-kara deraretara, suguni-demo oikakete hoozuri-shiteee”
Zenitsu “Well, I can’t help it! Girls are so adorable, so soft, and they smell so nice! Oh, man, now that I’m thinking about them, I just remembered that girl! If I make it out of this house, I’m gonna go right after her and rub my cheek against her!”
炭治郎「次回、第十二話『猪は牙を剥き、善逸は眠る』」
Tanjiro “Jikai, dai juniwa, ‘Inoshishiwa kibao muki, Zen’itsuwa nemuru.’”
Tanjiro “Next, Episode 12, ‘The Boar Bares Its Fangs, Zenitsu Sleeps.’”
善逸「無視しないでくれよ炭治郎~!」
Zen’itsu “Mushi shinaide kureyo Tanjirooo!”
Zenitsu “Hey, don’t just ignore me, Tanjiro!”
(Continue to episode 12)
2 notes · View notes
foucault · 10 months
Text
Tumblr media
今日は店は休みです。久しぶりに奈良に来ています。本籍を奈良に置く身としては、故郷へ戻る嬉しさです。仕事があるとはいえ、合間に興福寺で八部衆の御顔でも拝めるとなおなお嬉しいところですが。
そういえば、本日2023年12月12日はちょうど小津生誕120年、没後60年。小津で奈良、といえば『麦秋』の最後、ふっと差し込まれる麦畑の中をゆく嫁入り風景のシーンですが、あれ、どこなんでしょうか。後ろに耳成山のような山が見えるので、橿原のどこかかな。
ついでの話。このごろ書きものの仕事が多くて、頼まれもの以外の文章なぞつらつら書いている場合ではないのですが、小津についてふと気になってしまったことがあり、書いておかないと本来の仕事ができなさそうなので、合間合間に記していた雑文をここに置いておきます。長いですし、結論はないし、ほとんどの方が興味のない内容かと思いますが…。
ちょっとした調べものがあって雑誌『みすず』2001年12月号を読んでいたら、木村伊兵衛が小津安二郎を撮影した写真と文章「上海で小津安二郎氏をうつす」が掲載されていた。時期は1938年1月なので第二次上海事変の翌年。小津は1937年9月に出征して中国に渡り、事変の直後12月から上海にいたようで、その時に偶然木村と出会っている(その後小津は南京・漢口と転戦する)。写っている小津が携えているカメラは、木村の稿に続いて掲載されている田中眞澄氏の文章「ライカという”近代”」によればライカA型。小津関係の文章を読むと、小津は「ご愛用のライカ」をいつも手にしていたと多くの人が書いているので(同文によると山中貞雄はコンタックスだったらしい)さもありなんと思うのだけれど、田中氏の文章を読んでいくなかで、ちょっとしたことが気になるようになった。
小津は1942年から軍の依頼で記録映画撮影のためにシンガポールに滞在し、ただまあ映画製作などできる状況でもないため、自国内では上映が禁止されていたアメリカ映画をひたすら見続け、敗戦を当地で迎えている。そしてそのまま捕虜となり、抑留生活を終え1946年1月に帰国する際に小津はライカを手放しており、「彼が再びライカを所有するのは一九五四年のことである」とある。買った件の典拠はどこにあるんだっけ、と思いつつ近所の図書館に置いてある『全日記 小津安二郎』を紐解くと、なるほど1954年3月22日の項に、
> 「出京 サンにてライカを買ふ 135.000 アメリカン フアマシー 明治屋(燻製)によつて帰る」
とある。と、ここで急に話は脇道に逸れるのだが、ちなみに隣のページ、同年4月8日の項には、
> 「駒場の東大教養学部 民芸館 青山の花屋 それから 車にて銀座に出て なごやかに夕餐を喫す 野田夫妻と江原氏同道」
と日本民藝館に行った旨の記載がある。他にも、1951年11月10日に
> 「宿酔 森昌子さん達と 陶哉 たくみに寄って大船に帰る」
や、1955年5月17日には
> 「駅にて野田氏と待合せ 上野松坂屋の民芸展にゆく」
とも。ほか、パッと目を通しただけでも1952年4月8日、同年6月15日、1953年2月9日、1961年2月2日に銀座たくみに行った記載があるし、志賀直哉や里見弴についての言及は多すぎるので略す。こういうものを読むとつくづく民藝誌において特集「小津と工藝」を組みたいなと思う。白樺派との関係や小津の映画における「巧藝品考撰」について取り上げる特集。『秋日和』で原節子の後ろにかかっている暖簾は芹沢銈介だろうか、『秋刀魚の味』で中村伸郎の後ろに置かれたやちむん?はたくみで求めたものなのだろうか、やちむんであれば誰の仕事だろうか。佐田啓二と吉田輝雄がとんかつ屋で食事をするシーンには確かに芹沢カレンダーが掛かってるな、などといつも気になるので。松竹から写真借りるといくらぐらいかかるかな…。
それはさておき。この時購入したライカが、前掲日記の1961年3月23日の項に「夕方会社帰りの秀行くる ライカ借(貸)してやる」とある通り、のちに小津の甥が譲り受け、現在は茅野駅前「小津安二郎・野田高梧コーナー」に寄贈展示されているライカIIIfとズマリット5cmF1.5なのだろう。と、ここまで長々と記して、まだ前提です。
そこでふと思い出したのが厚田雄春・蓮實重彦著『小津安二郎物語』(筑摩書房・リュミエール叢書)の冒頭。ここには小津が『東京物語』と『早春』のロケハンをしている写真が2葉掲載されているのだけれど、どちらにおいても小津はバルナック型のカメラを携え、光学ファインダーをのぞいたりしている。沈胴レンズにフードをつけている様子から、あれはライカなんだろう、レンズは厚田雄春が『父ありき』において75mmを一場面で使った以外はすべて50mmだったと言っているぐらいだから同径のエルマーやズマール、ズミタールとかかな、などとうっかり思い過ごしていた。むろん『早春』については、製作年やロケハンの写真に記載されている「1955.7.20」という日付からするとまったく問題はない。しかし『東京物語』は1953年製作公開だから「再びライカを所有した」1954年では間に合わない。そう気がついて見直すと、小津が構えているカメラは、ライカIII型に似ているがファインダーの位置が違うし、そもそも1954年にあわせて手に入れたと思しきズマリットは沈胴レンズではない。
妙なことに気がついてしまったと思いつつも、ひとまずは日記記載の「サン」を手始めに調べてみようとしたが、何の会社かわからない。名取洋之助が企画編集した「週刊サンニュース」と関係はあるのだろうか。対外宣伝誌の専門家であり、銀座に店を構える森岡さんに聞いたらわかるだろうか。いずれにせよ1949年以降の小津の日記に「サン」が登場するのは、「1951年1月17日・3月21日・4月24日・11月10日、1952年4月17日、1953年6月16日、1954年3月22日(前述のライカを買った日)・10月14日、1955年4月6日、1960年7月14日、1961年2月2日(”たくみ サンに寄って三越”)」。1953年6月16日は、ちょうど『東京物語』ロケの最中だったことが気に掛かる。ほか、関係しそうな記載としては1953年3月30日に「アサヒカメラ座談会」、1954年11月5日の「シュミットに寄ってから」(当時ライカの総代理店だったシュミット商会か)、1955年2月15日「昼寝をしてゐると小尾がくる ニッコールの85m(ママ)のレンズを頼む 四万五千円を預ける」、同年3月11日「小尾に会ひ105mmのレンズを見る」、同年6月27日「小尾から電話ライカピッド(ママ。入手したライカがIIIfであれば、ライカビット SYOOMか)を頼む」ぐらいか。この「小尾」という人は何者なんだろう。
次に小津が構えているカメラの形状から何かわからないかと思い、あらためて細部を見れば、写っているカメラは戦後キヤノンが作っていたコピーライカであることがわかる。決め手はファインダーの位置。同時期の国産コピーライカであるニッカやレオタックスはライカそっくりに作っているのだが、キヤノンは誠実と言っていいのか「打倒ライカとコンタックス」の心意気の現れか、多少スタイルが違う。なお、小津が用いている機種については、この時期のレンジファインダー機は輸出用に作っていたせいか勢いがあり、すぐ新型が出るうえに、外観がどれも似すぎていて小さな写真では区別がつかない。時期を考えれば、1946年発売のSIIから1952年のIVSbの間のいずれかで、III型以降のように見受けられる。レンズもやはり形状から判断するとズマールに似ているので、1949年発売開始のキヤノン Serenar 50mmF1.9か。そう気づいて改めて調べると、「カメラ毎日」1954年6月号に掲載されている座談会「カラーは天どん 白黒はお茶漬の味」ではカメラの話がもっぱらで、その時に手にしているのはキヤノンである。このキヤノンのカメラとレンズ、そして外付けのファインダー、この時期どういう経緯で小津は使っていたのだろう。いずれにせよ、1953年の『早春』はともかく、なぜ1955年に「ご愛用のライカ」ではなく、キヤノンを用いているのか。
ついでに言うと、小津が鏡の前でカメラを向けて撮っているセルフポートレートに用いているカメラはコンタックス。日記をざっと読んだ限りではわからないけれど、これもいつ手に入れたのだろう。レンズはゾナーの5cmF1.5。明るいレンズがお好みと見える。こちらは姪が譲り受けたとのことで、今は先のライカと同じく茅野駅前にある。
長々と書いてきましたが、つまりはこれらが今回生じた疑問です。小津に詳しい人、どうか教えてください。
7 notes · View notes
kyokocanary777 · 2 years
Text
落ち葉おちる東京駅
昨日は、関東に行ってました。京都の長岡京市から東京行きの夜行バスに乗って。
東京駅あたりはまだ銀杏が黄色くなくて、、、一番撮りたかった絵が撮れませんでした。。。
だけど、落ち葉入れた正面の写真と駅舎の南側は銀杏が黄色かったのでなんとか撮れました。
Tumblr media Tumblr media
ところで、京都の長岡京市からも高速バスが乗れて便利になりました。
何年か前にできた「西山天王山駅」から直結してる乗り場です!
私の実家は京都の向日市なので、長岡京は隣りなのです。
向日市はオムロンの本社があります。
そして、長岡京市は紅葉が綺麗な「光明寺」に「柳谷観音」、今や全国的に有名な百人一首がモチーフのおかき専門店「小倉山荘」があります。
西山天王山(大山崎)あたりは、サントリーのウイスキーの工場が近いです。
あの辺は水が美味しいので、サントリーが目をつけたのもわかる気がします。
待合室はエアコンもあるし、京都駅より環境がいい♪
たぶん、横浜行きもあるので、調べてみようかと思ってます。
なぜか、バスの方がよく寝られる私。
子供の頃からそうです。車に乗るとすぐ寝て、目的地に着く5分くらい前に起きます笑。
2022/11/17 10:44
カナリヤ響子
39 notes · View notes
brownie-pics · 10 months
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
'23.11.26 東大寺南大門~勧学院、中門付近にて
日中は観光客でごった返すこのエリアも早朝ならゆっくり歩けます。
南大門から中門までは距離として200m位でしょうか。色づく季節は色々目移りして、歩みの速度が大幅に緩みます。
226 notes · View notes
lierrelearns · 1 year
Photo
Tumblr media
春日東西両塔跡 春日塔跡は春日大社の一の鳥居を入った参道の左側 (現在の奈良国立博物館構内) に、東西に並ぶ2基の塔跡である。神仏習合思想にもとづいて神社にも仏教の塔を建立した代表的遺構であり、両塔のありし日の偉容は多くの春日宮曼荼羅に描かれている。 西塔(現在地より西へ約90m)永久4年(1116)に関白藤原忠実により造営され、東塔(現在地)は鳥羽上皇の本願により保延6年(1140)に建立された。そのため西塔は"殿下の御塔"、東塔は"院の御塔"と称されていた。ところが治承4年(1180)に平重衡の南部焼打にあって焼失し、相次いで再建されたものの、応永18年(1411)の雷火にあって再び焼失した。その後は再建されることなく今日におよんでいる。 両塔は、1965年(昭和40)の発掘調査によって規模や構造が明確になった。その規模は興福寺五重塔とほぼ同じであり、高さ約50m、初層の一辺長約8.6mで、東塔の初層には裳階がつけられていた。また塔の南正面には複廊を築いて数門を設け、東、西、北の三方には一辺約100mの築地をめぐらしていた。 奈良国立博物館
東塔跡 (東より 1965年発掘時) 西塔跡 (西より 1965年発掘時)
現在地 東塔 西塔
春日宮曼荼羅 部分 (奈良市南市町自治会蔵 鎌倉時代 重要文化財)
Vocab 春日 (かすが)Kasuga 東西 (とうざい)east and west 塔跡 (とうあと)ruins of a tower 春日大社 (かすがたいしゃ)Kasuga-taisha 参道 (さんどう)road approaching a shrine 構内 (こうない)premises, grounds 神仏習合 (しんぶつしゅうごう)Shinto-Buddhist syncretism 建立 (こんりゅう)(act of) building (temple, monument, etc.) 遺構 (いこう)(archaeological) remains ありし日 (ありしひ)the olden days, days of yore 偉容 (いよう)dignified/majestic/imposing appearance 宮曼荼羅 (みやまんだら)shrine mandala 永久 (えいきゅう)Eikyuu era (7.13.1113-4.3.1118) 関白 (かんぱく)chief advisor to the Emperor 藤原忠通 (ふじわらの・ただざね)Fujiwara no Tadazane 造営 (ぞうえい)building (a temple, palace, etc.) 鳥羽天皇 (とば)Emperor Toba (じょうこう)retired emperor 本願 (ほんがん)Amida Buddha’s original vow/Primal Vow 保延 (ほうえん)Hoen era (4.27.1135-7.10.1141) 殿下の御塔 (てんかのみとう)Tenka no mitou 称す (しょうす)to take the name of 治承 (じしょう)Jisho era (8.4.1177-7.14.1181) 平重衡 (たいらの・しげひら)Taira no Shigehira 南部 (なんぶ)southern part; the south (of a region) 焼打 (やきうち)setting on fire 焼失 (しょうしつ)destruction by fire 相次いで (あいついで)one after the other, successively ものの although, despite the fact 応永 (おうえい)Oei era (7.5.1394-4.27.1428) 雷火 (らいか)fire caused by lightning 及ぶ (およぶ)to befall, to happen to, to go on (for, until) 発掘調査 (はっくつちょうさ)excavation, dig 規模 (きぼ)scale, scope, plan, structure 興福寺 (こうふくじ)Kofuku-ji 一辺 (いっぺん)side of a geometic shape 裳階 (もこし)pent roof (below the true roof of a pagoda, etc.) 複 (ふく)multiple 廊 (ろう)corridor, passage, hall 築く (きずく)to build, construct 設ける (もうける)to set up, establish 築地 (ついじ)mud wall with a roof 巡らす (めぐらす)to enclose (with), surround (with) 自治会 (じちかい)neighborhood council 蔵 (ぞう)possession, ownership
14 notes · View notes
myonbl · 1 year
Text
2023年7月29日(土)
Tumblr media
高齢男子と妙齢女子の凸凹コンビ、酷暑の中で3ヶ月ぶりの京都ツアーを敢行した。以前から宿題であった<松尾大社>をスタート、<鈴虫寺>は空振り、<魚問屋ととや>で美味しくランチを頂き、<安井金比羅宮><八坂神社>と経めぐって、いつもの<キリンシティ新京極店>で打ち上げ。酷暑に打ち勝つには麦酒でなければと、美味しくグラスを空けたとさ。
Tumblr media
午前4時起床。
日誌書く。
Tumblr media
朝食。
洗濯。
久しく使っていなかったEvernoteにログインできず、パスワードをリセットする。
今日は妙齢女子と3ヶ月ぶりの京都ツアー、阪急桂駅で待ち合わせ、松尾大社駅まで移動してまずはお詣り。
Tumblr media
風鈴祈願 招福除災の音
~夏の境内を彩る 600個の風鈴~
“鈴” は神代の昔より神事にも用いられ、音の “涼しき” より名付けられました。その音色は神様をお慰めすると同時にご自身の罪穢れを祓い、清々しくするものと伝えられます。
日々の穏やかな願いを短冊に記し、風鈴の音色と共に皆様の祈りを松尾山の風が松尾(まつのを)の大神様にお届けします。短冊祈願料500円 当社、授与所にて受付中。
皆様よりお預かりした風鈴は、松尾大社八朔祭9月3日まで境内にお供え致します。
とても綺麗で涼やか。
本来のターゲットは<鈴虫寺>、ところが門前の列に恐れをなしてすごすご退散、上桂駅まで汗をかく。
桂駅まで戻ってバスへ、七条千本で下車して<ととや>、15分程度待ってからの入店、日替わりの刺身定食+🍺を美味しくいただく。
タクシーで東山まで移動、安井金比羅宮へとやって来た。
Tumblr media
なんとこちらも<縁切り縁結び碑>にお詣りする人が長蛇の列、とっとと退散して八坂神社へと向かう。
疫神社夏越祭 素戔嗚尊が南海に旅をされた時、疫神社の御祭神蘇民将来に手厚くもてなされたことを喜ばれ、疫病流行の際、蘇民将来之子孫は疫病より免れしめると誓約された故事により鳥居に大茅輪を設け、参拝者は之をくぐって厄気を祓い、又「蘇民将来之子孫也」の護符を授かります。
夏越の祓は他では6/30だが、こちらは祇園祭の最後に執行される。茅の輪をくぐって邪気を払っていただいた。
Tumblr media
よく歩いて汗びっしょり、仕上げはやはり美味しい麦酒。
Tumblr media
<SOU・SOU伊勢木綿店>に立ち寄る、相変わらず圧倒的に女性客で賑わっている。
阪急で桂駅まで移動して解散、本日もお疲れさまでした。
帰宅してすぐに<鈴本演芸場>にアクセス、8/12(土)の夜席チケットを無事に確保できた。
Tumblr media
ツレアイが買い物してくれていたので適当に見繕っての夕飯、彼女も美術展めぐりから汗だくで帰宅、早い時間にみなでいただく。
録画番組視聴。
(59)「鳩(はと)のなかの猫」
世界が愛した名探偵、エルキュール・ポワロ。アガサ・クリスティー原作の人気ドラマシリーズ。名門女子校で教師が殺害される事件が起きる。さらに学園の生徒が行方不明に…
名門女子校のメドウバンクを訪れたポワロは、校長のバルストロードから「次期校長の人選で悩んでいるので助言してほしい」と頼まれ、しばらく学校に滞在することに。そんな中、体育教師のスプリンガーが、深夜に体育館で殺されるという事件が起きる。スプリンガーは嫌みな性格で、教師や生徒たちから好かれていなかった。さらに学園の生徒でラマット国から来た王女が行方不明になる。ラマット国は政変で揺れていた。
片付け、入浴、体重は2日前から450g増、まぁよく食べてよく飲んだからね。
Tumblr media
さすがによく歩いた、水分は2,060ml。
7 notes · View notes